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島村卯月「私、アイドルになります!トップアイドルに!」
島村「島村卯月、17歳です。私、精一杯頑張りますから、よろしくお願いしますっ!」
P「えっ」
島村「えっ?」
P「えーっと、ここはアイドル事務所だけど・・・」
島村「えっ、はい そうですよね?私、書類選考で選ばれて・・・」
P「えっ」
島村「えっ?」
P「ちょっと待ってね、ちょっと調べてみるから……」
島村「あ、はい」
P(……あー。今見てみたら、多分これ、あれだ)
P「選考ミスだわ……」
島村「えっ?今なんて……」
P「選考ミス」
島村「」
無個性勢期待の星
P「選考ミスっていうか……選考の通知が、本来の人じゃなくて君に届いちゃったんだよね」
島村「えっ?えっ?」
P「いや、本当にごめん!こっちのミスだから!本当にごめん!」
島村「……あ、あは、そうですよね!私、ちょっと早とちりしちゃって……」
島村「ちょっと考えればわかりますよね!私みたいな取り柄もない子がアイドルなんて」
島村「アイドルになんて……」
島村「……アイド、っぐ、アイドルになん、て、ズズッ んぐ……」
P「ちょ、泣かないで!」
P「わかった!本当は選考を通過しなきゃダメなんだけど、面接しよう。面接」
島村「んぇ……面接……?」
P「そう!面接!だから泣き止んで!!とりあえず泣き止んで!」
……
…………
島村「すみません、お見苦しいところを……」(ズビビー
P「落ち着いたみたいだし、面接始めようか」
P(とりあえず、本来の選考者や所属アイドル達が来る前に終わらせてしまおう……怒られるの俺だし)
P「えーっと、まず、君の事を教えて欲しいな。経歴とか」
島村「は、はい!島村卯月、17歳です。モバマス高校に通っています」
島村「あの、趣味は友人との長電話で……」
P(……この後十数分、彼女の事を聞いてみた)
P(昔からアイドルに憧れて、いくつもの事務所に応募してはいたんだが)
P(良くて書類選考通過、面接に漕ぎ着ける事も稀だったらしい)
P(その理由……俺には凄くわかる。誰の目にも止まらなかった理由)
P「島村さん」
島村「ダンスの方は……えっ、あっ、はい!」
P「君に、一つ聞きたい事がある」
P「君の長所を、ここだけは負けないという、長所を教えてくれ」
島村「個性……ですか」
P「そう、個性だ」
島村「………………」
P「少し俺の話になるが、ここの事務所は俺が独立して作った事務所だ」
P「前の事務所でも、何人かのアイドルを担当した」
P「その女の子達は、例えば歌が上手かったり」
例えば、ダンスが上手かったり
例えば、自身のビジュアルに自身があったり」
P「彼女たちには、これだけは負けないという自信が、各々にあった」
P「君には、それがないんだ」
やめろ・・・
島村「……」
P「君には、アイドルになる要素が欠けてる……厳しいことを言うけど」
P「そうだね、そろそろ面接は終わりに」
島村「 …ですか」
島村「個性が無くて、なんで悪いんですか!」
島村「私は……そりゃ、取り柄もないし、可愛くないかもしれません」
島村「でも、アイドルになりたいって、思う、気持ちは!誰にも゛!負けまぜん゛!」
きらり「……」
楓「……」
かなこ「……」
P・島村「!?」
きらり「おはーしゃー☆Pちゃん真面目な話してるカンジー?」
楓「真面目な話をしているようだったので……あ、おはようございます」
かなこ「え〜っと、その子が事務所の選考に受かった子ですか?」
P「えっと」
島村「あ゛い゛!!今日からお世話になりま゛す!!島村卯月です!!!」
P「!?」
楓「ほら、涙と……鼻水も拭いて」
島村「あ゛……ずみまぜん」(ズビビビビ
かな子「じゃあ、Pさんの面接受かったんですね〜。おめでとうございます!」
きらり「うきゃー!じゃあ今日から仲間だにぃ!おにゃーしゃー☆」
P「ちょ、おま」
P(……!待てよ、こいつ……)
P(俺が選考ミスをした、という事実をばらされたくなければ、このまま入社させろという……脅し……?)
P(あの一瞬でこいつそこまで……もしかしてとんでもない逸材なのか……?)
島村(勢いで言っちゃった、どうしよう……昨日ワンピース読んでたからかな……)
P(その後の俺の行動は早かった)
P(流れで島村卯月を俺のプロダクションに即加入、そして本来送るはずの子に選考通過の旨を伝え)
P(選考ミスをした証拠を全て抹消、『島村卯月ともう一名が選考通過』という結果に書き換えた)
P(これで俺と……島村以外にはばれない!ばれないはず……!)
律子「プロデューサー、あの子、選考通った子と違くないですか?」
P「ドッキーーーン☆」
P「やぁ、律子!今日はいい天気だね!」
律子「瞳孔開いてますよ」
P「マジで」
律子「そんなことより、あの子ですよ。この前の書類の子と違うんじゃないですか?」
P「えっ、ん〜どうだったかなぁ?そんなはずはないよねぇ〜」(チラッ
島村「えっ?」
P(合わせろや島村ァァァァア!!選考ミスったと知られたらドヤされるだけじゃ済まねェェェ!)
島村(!! ここで私にプレッシャーをかけて、入社の事実をなかった事にするつもりですね!)
島村(ここまできたら引けません!私は図太くいきますよプロデュサー!)
P・島村「選考通過して無事本日入社した島村卯月です!今後ともよろしく!!」
律子「2人とも瞳孔開いてますよ」
P・卯月「マジで」
社長のハーレムか
律子「ん〜……釈然としませんけど、選考の件は一任してますから私は何も言いません」
P「そうだよな!さすが話が分かるエビフライだぜ!」
律子「ブチ殺すぞ」
P「ごっめ〜ん!今はパイナップルだったわ!ごっめ〜ん!」
律子「実は他の事務所からヘッドハンティングされてるんですよね」
P「ごめんマジで」(額を床にこすりつけながら)
かな子「プロデューサーさん、いっつもあんな感じだよねぇ」
きらり「んにゃー!りっちゃんに頭があがらないPちゃんもかわいい!ずっきゅん☆」
楓「こんな感じの事務所だから……今日からよろしくね」
島村「あ、はい!よろしくお願いします!」
楓(まだ鼻水ついてる……)
後日の密会にて、第一次 P⇔島村共同戦線が張られる事となった――――
…
……
………
P「うづきん!初仕事とってきたぞ!」
島村「待ってましたプロデューサー!」
楓(いつのまにあんな仲良くなったんだろう……)
P「とは言っても、初仕事だからな。事務所のみんなと一緒の仕事にしておいたぞ」
島村「ありがたいです!緊張しますね〜!で、初仕事の内容っていうのは……」
P「フードファイトだ」
島村「えっ?」
P「フードファイト」
島村「えっ」
…
……
………
きらり「お仕事で美味しいモノ食べれるってラッキー☆きらりん☆」
かな子「個人戦らしいですよ〜。今日はよろしくおねがいしますね!」
島村「どうして……こうなった……?」
P「仕事があるだけありがたいんだからな。文句は聞かん」
P「ほら、始まるぞ」
小鳥「……さぁぁ!今回も始まりました!アイドルの血糖値が気になるこの番組!」
小鳥「題して、『アイドル・フード・サバイバル』ッ!!」
小鳥「食って食って食った奴が勝ち!早速本日のメンバーを紹介だァーー!!」
…
…
小鳥「そして、最後に新鋭、バンナム事務所からは3人!」
小鳥「ガタイもデカけりゃ胃もデカイッッ!!進撃の巨人、諸星きらりーーーーッッ!!」
きらり「おっすおっすばっちし☆」
小鳥「3度の飯よりメシが好き!!人間パックマン、三村かな子ーーーッッ!!」
かな子「今日も、がっつり頑張ります!」
小鳥「そして期待の新人、無知のポテンシャルはきらり→かな子ラインを止められるか!?」
小鳥「島村卯月ーーーーーーーーッッ!!」
島村「想像してたんと違う……」
小鳥「すでに目が死んでいるゥゥゥッーーーー!!!!」
P「小鳥さん調子いいなぁ」
小鳥「今回の品はこちら!」
小鳥「こってりとんこつラーメンに、胸焼けがしそうな生クリームその他をたっぷり乗せた……」
小鳥「一杯カロリー3000kcal!スイーツラーメンの登場だァーーーー!!!」
かな子「美味しそうですねぇ」
きらり「ん〜今回はあかな子ちんにちょ〜っと部があるかにゃぁ」
島村「いや、おかしいでしょ!?女性の一日の摂取カロリー2000kcalだよ!?」
小鳥「ルールはシンプル!30分でどれだけの杯をカラに出来るか!?」
小鳥「前置きは不要!早速サバイバルの始まりだァァーーー!!」
ドォォッォーーーーン!!
小鳥「ドラの合図と同時にッ!スターァァァト!」
きらり「ズゾゾゾゾッゾ」
島村「やべぇ、大口開けて流し込んでる!!」
かな子「おかわりください」
島村「早いよ!お前らアイドルよりも適任の仕事あるよ!!」
「ふふ……すいーつとらぁめんの融合、なんと面妖な……」
島村「!」
「時に……島村卯月殿、アイドルとは、なんと心得ますか」
「アイドルとは……どんな場面でも可憐で、なおかつ情熱的でなければならない」
「ファンの前に堂々とした姿で、牽引し、魅了する」
「私たちは望まれてここにいるのでは?そして、大衆が望む理想のアイドルとは」
島村「あ、あなたは――――」
デブ子「おかわりください」
高嶺「――――どんな時でも、優雅に食事をするものですよ。卯月殿」
小鳥「Aランクアイドル、四条貴音ッ!既に3杯目を完食してるぅうぅぅぅう!!!」
かな子「おかわりください」
小鳥「かな子選手4杯目突入ッ!これは壮絶な喰らい合いになるかぁぁーー!」
高嶺「ふふ……新感覚 とでも言うのでしょうか。中々に、美味」
小鳥「高嶺選手、4杯目完食!」
島村「…………」
島村(私だって、食べてる、食べてるけどっ)
島村「もう……食べれないよ゛ぉ……」
小鳥「おぉ〜〜っと!!島村選手の箸が止まるッ!まだ一杯目で脱落かぁ!」
P「…………」
P(卯月……お前にこの仕事をあてがった理由)
P(お前に足りないものの一つ……それは目立とうとする『意志』)
P(大食いの場では卯月が目立てる訳がない。それくらい俺だって解ってる)
P(そして隣には『銀色の女王』四条貴音……)
P(この状況で、どうする……?)
卯月「……うっ……う゛……っぐぅ……えぐ……」
卯月「もうこれ以上は……無理だよ……」
卯月「私には無理だったんだ……最初から……アイドルなんて……」
貴音「諦めるのですか。島村卯月」
島村「えっ……」
貴音「確かに、アイドルとは厳しいもの。大衆の前でも虚勢を張らなければいけないこともありましょう」
貴音「それでいて、凛と立ち続けなければならない……」
貴音「島村卯月、あなたはアイドルのステージにすら立てていない」
島村「……! ……そんなこと……私にだって……」
貴音「ですが」
貴音「今、卯月殿が出来る事はまだあるはずです」
貴音「カメラはまだ、回っています。あがくことすら辞めてしまうのですか」
小鳥「貴音・かな子両選手、共に10杯完食ゥゥゥッゥーーーーーー!!!」
島村(私はアイドルにすらなっていない……)
島村(この場にいるのに、カメラすら、向けられていない!)
島村「アイドルですらない、私にできること」
島村「カメラに映るために、あがくこと!」
島村「それは――――」
P「……!!!」
ビチョォァ
小鳥「島村卯月選手!突如、ラーメンに顔を突っ込んだァァァーーーーーーー!!!」
ゴッゴッゴッゴッ
P「汁を……吸ってる……!!」
島村「ゥェァ!お代わり下さい!」
島村(収録が終わったら、井が破裂したっていい!)
島村(今……食べ続ける……!)
ビチョォァ
小鳥「2杯目にも即顔を突っ込んだァァァーーー!!」
グチョ…ムシャ……ムシャ……ズルルルッルル
小鳥「そのままクリームと麺とスープを啜るっ!3つの難関を一気に食べ進めるっ!!」
グチョ…ズルルルッル
「おがわりぐだざい゛っ!!」
…………
…………
…………
…………
白い天井……
薬品の匂い……スリッパの音……
ここは……
島村「病院?」
P「お、起きたか」
島村「プロデューサー……?収録は……」
かな子「それがね〜、私 結局負けっちゃったよ〜」
かな子「さすがはAランクアイドルだよね!」
P「別に食うのが早いからAランクなわけじゃないけどな」
島村「……」
P「そうだな、お前の事だ」
P「お前が4杯目に顔をぶち込んでた時な」
P「途中でお前の動きが止まったんだ」
P「でな、ガバっと顔をあげたと思ったらマーライオンのように」
「ゲロがな」
島村「」
P「大丈夫!後からCG処理して、口から出てるのをところてんに見える様にしたから」
島村「大丈夫じゃないですよそれ……」
P「……そうだな、大丈夫じゃない。かな子、ちょっと席外してくれるか」
かな子「あ、はい」
P「……なぁ卯月、お前は、まだアイドルしたいか?」
P「お前には酷なことをしたと思っている」
P「最初の仕事にしては……ちょっとヘビーだったな……はは……」
島村「私は、その」
P「……いいんだ、結論は焦らなくていい。病院で休んでる間に、じっくり考えてくれ」
P「正直、お前の顔を器に突っ込んだ時な、大物になると思った」
P「こいつは、もしかしたらとんでもないものを持ってたんじゃないかって」
P「でも……お前が限界なら、俺は止めないよ」
P「またな」
島村「……」
島村「……アイドルかぁ」
島村「アイドルになろうと思って、ようやくなれたと思ったら」
島村「仕事先でマーライオンになって色んな人に迷惑かけて……」
島村「あなたは、アイドルのステージにすら立てていない!」(キリッ
島村「……なーんて」
島村「私って、個性もないし、歌も、ダンスもヘタ。外見だって……」
島村「…………そういえば、私以外病室にいないなぁ。個室?」
島村「小さな事務所だけど、案外お金は持ってたりして、ね」
島村「リモコンどこだろ」
…
……
………
『はい、今度の新曲は、女性に向けてエールを……』
島村「あ、新曲出るんだ!買わなきゃ……」
島村「……私は一曲も出せなかったけどね!なんて……」
『私自身、この曲に共感する部分があって、夢を叶えるっていうことの……』
島村「夢……夢かー……」
島村「私は、アイドルになりたい……なりたかった」
島村「ダンスもできて、歌も上手くて、ファッションショーにも出て」
島村「色んな人に、笑顔を咲かせるような人になりたかった」
島村「なにの、私はいつも目立たなくて……没個性で……」
島村「アイドルになれたら、何かが変わるとでも、思っていたのかなぁ……」
島村「う……う゛ぅ……最近の私、泣いてばっか……だなぁ……っぐ……ずずっ」
『新曲、【乙女よ大志を抱け!!】聞いてください!!』
http://www.youtube.com/watch?v=nS2K5RUyT6A
コンコン
島村「!」
島村「あ、ちょ、ちょっと待って!」
島村(プロデューサーか、事務所のみんなかな?)(ズビビビー
「え、えっと、こ、こんにちはー」
島村(帽子を目深に被ってるから誰かわからない……)
「あなたの事、四条さんから聞いて、お見舞いっていうのもあるんだけど」
「そう、プロデューサーからもあなたの事聞いてるよ」
「あんまりプロデューサー、担当してる人の事は話そうとしないんだけどね」
「話してるとあなたの話もよく出てきて、プロデューサーもあなたに」
島村「ちょ、ちょっと待って下さい!あの、プロデューサーの知り合いの方ですか?」
「あ、ごめん!これじゃあわからないよね。伊達眼鏡もしてるし」
『来週リリースの【乙女よ大志を抱け!!】歌っていただいたのは――』
誰だよこの天使を無個性とか言ったやつ
かわいすぎるっ
島村「あ、天海 春香……さん……!」
島村(FからAまである”アイドルランク”……その中から、たった一人だけに与えられる称号……)
島村(アイドルの頂点”Sランクアイドル”その前年度受賞者が、私の目の前に……!!)
島村「あ、あ、あ、あの、今日はどうして、こちらなんかに」
春香「そんなに緊張なんてしなくていいよ!確か私達、同い年だよね?春香でいいよ!」
島村「えー……そんなー……」
春香「あはは、あのね、今日来たのは、理由があるんだ」
春香「今日は、お見舞いと、昔の私の話」
春香「これからのアイドル、島村卯月ちゃんの話だよ」
P「やっちまったなぁー……」
律子「初回に無茶な仕事を入れるのは前からですよね。プロデューサー」
律子「だからうちの事務所、所属アイドルが増えないんですよー」
P「そうかなぁ。俺向いてないのかなぁ」
律子「今更ですねぇ……」
P「いや、今回はちょっとやりすぎたよ」
P「なんだろうな、似てたんだよ……春香に」
律子「春香に?」
P「そ。昔の春香だって、今の卯月と対して変わらなかったさ」
P「春香は先へ進んだ。でも、卯月は多分……ダメだろうな」
P「だからもう、あいつに無理強いは」
島村「おはようございます!!」
P「!?」
律子「あら、おはよう。休日なのに朝早いのね」
島村「はい 今日は、プロデューサーに伝えたいことがあって」
島村「一晩考えました。これからの事を」
島村「私、アイドルになれたら、自分が変われると思ってました」
島村「アイドルになれば、没個性で、取り柄のない自分から変われるって、そう思ってました」
島村「でも、違いました。アイドルって、そういうものじゃないって」
島村「アイドルになって、皆を笑顔にしたい。皆にエールを送りたい」
島村「私だけじゃなく、ファンになってくれた皆を笑顔にする」
島村「それが私の、アイドルになりたい理由です」
島村「プロデューサー、どうか」
島村「どうか、私を、トップアイドルにして下さい!」
P「…………」
律子「大きく出たわねぇ。で、どうするの?プロデューサー殿?」
P「……卯月」
島村「はい」
P「お前の、誰にも負けない長所はあるか?」
島村「……私は、夢を諦めそうになりました。夢を捨てて、逃げ出そうとしました」
島村「でも、そんな私に、夢を諦めるなと、もう一度夢を与えてくれたアイドルがいます」
島村「そんなアイドルに、私はなりたい」
島村「夢を与えるアイドルなる。その気持は、誰にも負けません」
P「……お前の意志は、よーく分かった」
P「全身全霊をかけて、島村卯月を、トップアイドルにしてやる。約束だ」
島村「……!ありがとうございます!!」
P「ふぅ……ほらな言ったろ?絶対うづきんは戻ってくるってさ!」
律子「うわぁ……なにこいつぶん殴りてぇ」
P「そうだ。先駆けて、お前に合わせたい奴がいるんだ」
P「ほら、卯月に選考通知が届いたのも……ゴホンゴホンだったじゃん?」
島村「あー……まぁ」
P「それでな、その子も昨日面接して、入社させることにしたんだ」
P「その相手と、卯月。2人をデュオとして、しばらくしたら正式にデビューさせようと思ってる」
島村「えっ!デュオ!?」
島村「っていうか、私まだデビューしてなかったんですか!?」
P「まぁ、この前の大食いも無理矢理ねじ込んだ感じだし」
島村「ねじ込んだ!?」
P「コネで」
島村「コネで!?」
律子「ごめんね……こういう人なのよ……」
島村「いいんです、大体分かって来ましたから……」
P「で、合わせたい子って言うのはだな」
P「しぶりんちゃんだ!」
「…………」
P「……渋谷凛ちゃんです」
凛「……あんたが私のパートナー?まぁ、悪くないかな。今日からよろしくね」
……
………
凛「この前のロケ、楽しかったね。シンガポール」
卯月「あー、マーライオンの……」
凛「?」
P「ほら、今日は正念場だ。LIVEバトル、気合いれてこうぜ」
凛「わかってるんだけどさ、なんか、落ち着かなくてさ」
凛「今日は珍しく、卯月の方が落ち着いてたりするんだよ」
P「へぇ……」
卯月「へへ……プロデューサー、私だって緊張してるんですよ?」
卯月「でも今日は、プロデューサーさんの方が緊張してるんじゃないですか?」
P「ババババカってんじゃないよよよ」
凛「……いつも通りじゃない?プロデューサー」
卯月「えへへ、そうやっておちゃらけて、すぐ誤魔化そうとしてもわかりますよ」
卯月「わかりますよ。私だって同じです」
卯月「でも、私、凄く楽しみなんです。ついに!って感じですかね!」
卯月「真冬の寒中水泳企画で体を作り、大食いでエネルギーもしっかりとって」
卯月「未開の地トカチ族に、祝福の踊りと秘伝の美容効果のある薬の作り方を教わり…」
卯月「かと思えば、ウイーン少年合唱団に1ヶ月間弟子入り……本当に充実した日々でした」
凛「卯月、ピンの仕事でそんな事やらされてたんだ……」
卯月「プロデューサーが私にくれた仕事、一つも無駄ではなかった」
卯月「アイドルという舞台に、私を立たせてくれた」
卯月「私は、このLIVEのバトルに勝ちます。買って証明してみせます」
卯月「プロデューサーが、私をトップアイドルにしれくれた事を!」
P「……時間だぞ!」
凛「行こう、卯月」
卯月「任せて、凛ちゃん!」
小鳥「ついにやって来ました!LIVEバトル、タッグ部門最終決戦!」
小鳥「栄光を手に入れるのは、期待の新鋭か、不動の王者か!」
小鳥「選手入場;ッ!!」
小鳥「ステージに羽撃くは幸せの蒼い鳥!【孤高の歌姫】 如月千早!!」
千早「久しぶりね。渋谷さん」
小鳥「静かに燃やすは不屈の闘志!【ニュージェネレーション】 渋谷凛ッ!!」
凛「……何度でも向かいます、勝つまでね」
小鳥「言わずと知れたアイドルマスター!【王道アイドル】 天海春香!!」
「卯月ちゃん やっと、会えたね。私、待ってたよ」
「春香さん、私、あなたと勝負して――」
小鳥「ガラスの靴は砕けない!道が無いなら作ればいい!――――
Entry ⇒ 2012.05.11 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (1) | Trackbacks (0)
P「それじゃあ弓道してみるか」 雪歩「弓道?」
P「どうした雪歩?また何か落ち込むことでもあったのか?」
雪歩「……はい…今日もダンスのレッスンで皆の足を引っ張っちゃって…」
P「そうか…最近は前以上に雪歩もダンス上手くなったと思うんだけどな」
雪歩「でも…私おっちょこちょいでのろまだから…皆についてくことさえ出来なくて…」
P「うーん…」
雪歩「それに最近、体のバランスも上手く取れないし…よくもたついちゃうし……やっぱり私が居たら皆に迷惑が…」
P「………」
雪歩「うぅ…ありがとうございましたプロデューサー…私もう今日は帰って穴を掘って…」
P「分かったよ雪歩、俺と一緒に弓道をしよう」
雪歩「……えぇ?」
P「バランスが上手く取れないって言ってたろ?だからそれを矯正するために弓道でもどうかなって」
雪歩「……プロデューサーは経験あるんですか?」
P「ああ、中学高校、ずっと弓道部だったよ」
雪歩「ほ、本当なんですかぁ!?」
P「まあな、万年補欠だったけどな、だから一回雪歩の身体的問題と精神的問題を解決するために弓道をやろう」
雪歩「……プロデューサーと一緒にですか?」
P「ああ、実力は無いけど知識だけはまあまああると自負してるからな」
雪歩「…分かりました……私…プロデューサーと弓道やりますぅ…」
P「そっか、それじゃあ色々しなくちゃいけないことがあるから待っててくれ」
雪歩「……はい」
雪歩(プロデューサーと……一緒に……)
オッサン「今日は自信がなくてね〜、一体何本外れるのか、怖くてたまりませんよ」
爺「最近はさっぱり弓が引けなくて勘弁してほしいわ」
オバサン「あらあら、私は毎日の労働のおかげで弓のキロ上げしましてよ」
雪歩「」
P「ごめんな、近所ではここしか取れなくてさ、それじゃあ最初は基本から…」
雪歩「プ…プロデューサー…」ガクガク
P「……あー…分かった、外でも一通り出来るから、出ようか?」
雪歩「はい…ありがとうございますぅ…」
オッサン「お!今日は彼女連れかい?粋な真似するじゃねえか兄ちゃん」
P「彼女なんかじゃないですって、それじゃあ雪歩、そこの雪駄履いてくれ」
雪歩「は、はいぃ…」ガクガク
P(……先が思いやられるな)
だいたいは高校からスタートだろ
さあ弓を引いて手の内が下手くそなせいで押手をバシバシ痛め付ける涙目ゆきぽを見せてくれ
雪歩「これって…ゴムですか?」
P「ああ、ゴム弓って言って練習用の簡易弓ってところかな」
雪歩「それでこれを…私が引くんですか?」
P「そういうことだ、どれだけ引けるか確認したくてな、ほら、やってみてくれ」
雪歩「は、はいぃ…」
グググ…
雪歩「うぅ……何だかすごく強いですぅ…これ…」
P「まあ引きすぎてるから大丈夫かもな、それじゃあ基本から教えるか」
雪歩「お、お願いしますぅ…」
オッサン「うらやましいね〜、あんなカワイイ娘に弓道教えるなんてね」
爺「ふむ…」
雪歩「姿勢……ですか?」
P「ああ、弓を引くだけじゃあ矢は的には当たらないからな、体全体を使わないと当たらないもんなんだよ、弓道って」
雪歩「……やっぱり私じゃ無理じゃあ…」
P「そんなことはないよ、確かに最初は覚えることがたくさんあるけどそれをちゃんと覚えて、自分にあった射は見つければそこからはもう楽しいってもんじゃない」
雪歩「そ、そんなに…」
P「ああ、だから弓道は止められないんだ……その魅力に雪歩も早く気づいてほしいな」
雪歩「!は、はい!私…プロデューサーの期待に応えられるか分からないけど……やれることは全部…頑張ってみます…」
P「うん、頑張ってくれよ雪歩、すごく期待してるからな」
雪歩「……でもあんまりハードルは上げないでください…」
P「いや、足の先が揃っていない、それに足はもっとピッタリ合わせて」
雪歩「はいぃ……こうですか?」
P「それと手はちゃんと腰骨に、無様に見えるぞ」
雪歩「ぶ、無様……こうですか?」
P「うーん……よし、まあいいな」
雪歩「あ、ありがとうございますぅ…えへへ…なんとか出来ました…」
P「それじゃあ次は歩き方を教えるか」
雪歩「……こういう場合はすり足ですか?」
P「ああ、その通りだ、それじゃあ歩いてみてくれ」
雪歩「はい…」ススス…
P「そうじゃない雪歩!」
雪歩「うぇぇ!?」ビクゥ
P「足裏は見えないように歩くんだ、次からちゃんと意識してくれ」
雪歩「……はいぃ」
雪歩(今日のプロデューサー…いつもよりもとっても厳しいですぅ…)
雪歩「でも…15分も掛かりましたよプロデューサー…」
P「そのたった15分でしっかり覚えたなら儲けもんだ、こういう基本をすぐ忘れる輩も少なくはないんだからな」
雪歩「……そうなんですか?」
P「ああ、部活に入ってた頃はよく忘れる奴らがいたもんだよ……なぜか当たってたけどな」
雪歩「プ、プロデューサー?」
P「ああいう基本をおろそかにする奴らがポンポン当てやがって…俺のほうが射も綺麗だし、ちゃんと引けてるっていうのに…」ブツブツ
雪歩「………」
P「どうしてそんな愚か者が弓道というスポーツで上手くいくんだろうな?雪歩?」
雪歩「えぇ!?えっと…その…ご、ごめんなさい…プロデューサー…私には…」
P「けどそういう奴に限って、段々と射が乱れたり、会が保てなくなったりして堕落していくもんなんだよ、ざまあないよな」
雪歩「………」
P「だから俺は最初から間違ってなかったのに…なんでレギュラーがアイツらだったんだよ…」ブツブツ
雪歩「……基本姿勢…基本姿勢」スス…
雪歩「射法八節…?」
P「ああ、矢を射るときの動作だ、ここがとっても重要だからな、しっかり覚えてくれ」
雪歩「は、はい…」
P「まずは足踏みだ……といってもここは外だからな、板目を数えることができないな」
雪歩「?」
P「まあいいか、それじゃあ雪歩、足を開いてくれ」
雪歩「?……こうですか?」ス…
P「うん、出来ればもうちょっと広げてくれ」
P「そして次は胴作りだな、そのゴム弓を弓と見立てて姿勢を作るか……雪歩専用の弓準備するか…いや、借りたほうがいいのか」
雪歩「えっと…その胴作りってどう作るんですか?」
P「ん?ああ、そうだな、右手は腰骨に当てたまま、左手はこうだ」グイッ
雪歩「ひゃっ!?」ビクゥ
P「あっ!ごめん雪歩…いきなり触って悪かったな」
雪歩「……えっと…だ、大丈夫です…」
P「そうか…それなら少しの間我慢しててくれ」グイッ」
雪歩「っ…」
雪歩(私の後ろに…それにすごく近い……ど、どうしよう…全然集中できないよぉ…)
雪歩「は、はいぃ」ギュッ
P「ああ、そう力むな、これは練習だから…リラックスだリラックス」
雪歩「はいぃ…ふぅ…はぁ…ふぅ…」
P「ん?おっとダメだぞ雪歩、肩の力もちゃんと抜いてな」モミモミ
雪歩「ひぃあっ!…んっ…ふぁぁ…」ポワワ〜
P「よし、それじゃあ顔はこっちに向けてくれ」
雪歩「こ、こうですか?」
P「はは、顎が斜め上向いておもしろいな雪歩」
雪歩「!……うぅ…笑わなくたって…」
P「ああ、ごめんごめん、顔向けは結構難しいからな、ここの位置だ、覚えてくれ」ピタッ、クイッ
雪歩「ひゃふっ!?」
P「うん、そうそうこの位置、ここからは顔向け崩すなよ」
雪歩「えっと…もう!何が何だかわ、分かんないですぅ!」
P「?……そんなに難しかったかな?」
雪歩「はいぃ…頑張ります」
P「はーい、腕上げますよぉ」
雪歩「……プロデューサー…こ、これ以外の教え方は…」
P「うーん、俺はこうやって教えられたからな、見て覚えたり、やりながら指摘される教え方もあるけど」
雪歩「…じゃあこのままで…」
P「そっか、じゃあ続けるぞ」
雪歩「………」カァ…
P「そして会だ、ここは無理に引かなくてもいいからな」
雪歩「は、はい…」グググ…
P「ああもう、だから引かなくてもよかったのに……それじゃあ俺が支えてるからな」
雪歩「うっ…あっ…や…やっぱり強い…ですぅ…」グググ…
雪歩「は、はいっ…」スッ
パァァッーーーンッ!
雪歩「〜〜〜っ!」
P「はは、手に当たったな」
雪歩「ど、どうして手に当たるんですか…?プロデューサー…?」ヒリヒリ
P「引き方や手の内って言って弓を持ってる左手の形が悪いと当たっちゃうんだよ、俺も昔よく痛い思いしたもんだ」
雪歩「………」ガクガク
P「大丈夫だって、俺の教え通り綺麗な射を覚えればそんなこともなくなるから」
雪歩「……自信無くなってきました」
P「誰もが通る道…でもないかもしれないけど、よくあることなんだから、そう落ち込むなって、な?雪歩?」
雪歩「……はい…もう少し頑張ってみます」
P「うん、その調子その調子」
雪歩「反省は…手の内が悪かったことですぅ」
P「いや教えてないから悪いも糞もないんだけど…後、立っている時は基本喋っちゃダメだからな雪歩」
雪歩「そうなんですか?」
P「ああ、それに弓道って静かにやるっていうイメージあるだろ?」
雪歩「……はい…確かにそうですぅ」
P「後、喋っている=雑念があるってことだからな、雑念を抱えたまま的を射たって当たるもんも当たらないんだ」
雪歩「で、でも…雑念を消すって…」
P「ああ、そういうのは意識すればするほどいけないからな、とにかく目の前の的だけに集中していれば雑念なんて勝手に消えてくれるさ」
雪歩「……集中ですか」
P「そう、地面を掘っているときみたいな集中力をだな」
雪歩「!…プロデューサー…いじわるですぅ」
P「はい、物覚えが良かったのでスムーズにいきましたよ」
オッサン「ふーん、今度からはおいさんがその役目を担ってもいいんだぞ?」
P「いやあ…俺の教え子なんでそれは勘弁してください」
オッサン「なんだいつれねぇな、それじゃあ一緒に立つか?」
P「はい、それじゃあ自分弓張って少し馴れるまで素引きを」
オッサン「おう、後二立て以内に終わらしてくれよ、巻き藁も」
P「はい、出来るだけ努力しますね」
雪歩「すびき?…まきわら?」
P「うーん、それじゃあ雪歩はあそこの隅であの人たちの射を見ててくれ」
雪歩「えっ…でも……私はプロデューサーのすびき…とまきわらを…」
P「……そうだな、じゃあそこに座って見ててくれ」
雪歩「…は、はいぃ」ニコッ
雪歩「う、うわぁ…」
P「ん?どうした雪歩?」グググ
雪歩「プ、プロデューサー…すごいです…なんだか……すごいですぅ…」
P「そんなことないって、ただ弓引いてるだけなんだから」グググ…
雪歩「でも!……いつものプロデューサーさんじゃないような感じがして…」
P「うーん、いつもはもう少し不甲斐なく見えてるのか?」グー…
雪歩「あっ…終わり…ですか?」
P「ああ、後は巻き藁だけだからな、雪歩はあっちで座って待っててくれ」
雪歩「……はい」
雪歩(プロデューサーの弓道……はやく見てみたいですぅ…)
オッサン「大前はもっと責任重大だぞ、流れ作らなくちゃだからね〜」
オバサン「もうおしゃべりはいいから早くやるわよ」
爺「ほほほ…若い子が見てると思うとやる気が出てきたわい」
雪歩「」ビクゥ
オッサン「よし、それじゃあ…始めっ!」
雪歩「!…は、始まりました…」
P「ふぅ…」
雪歩「………」ドキドキ
P「………」
オッサン「………」グググ…ビュンッ
ドスッ!
オッサン「っ……」スッ…
雪歩(あの人…外れました…)
オバサン「あちゃ〜…」
オッサン「喋るの厳禁だぞ」
オバサン「……分かってるわよ」
爺「………」グググ…ビュンッ
カッ!
爺「むぅ…けったか」
雪歩「け…った?」
P「的のすぐそこに当たることだよ、はずれだけど」コソコソ
P「それじゃあ…次は俺か」
雪歩「………」ドキドキ
雪歩(…打起し)
P「………」スッ…グググ…
雪歩(引分け…な、なんだか私も緊張してきました…)
P「………」グググ…
雪歩(…会……私じゃ出来そうにないですぅ…)
P「………」グググ…
P「っ」
ヒュッ!
雪歩「っ!」
スパァンッ!
―――
――
―
雪歩「一本目は当たったんだけど、二本目からは一本も…」
亜美「えー!兄ちゃん不甲斐な〜い」
P「仕方ないだろ、最近はお前たちの仕事が増えてきて引いてなかったんだから」
律子「プロデューサー、言い訳は良くないと思いますよ」
P「…弓道にはその日の調子とかが関わってくるものなのに」
雪歩「……でも」
雪歩「でもプロデューサーの弓道する姿……とってもカッコよかったです」カァ…
P「!…そっか、それじゃあ雪歩、今週末も行こうか?」
雪歩「はい!……今度もちゃんと教えてくださいね、プロデューサー」
終わり
スポーツ系アイマス書きたかったけど難しすぎた
というか弓道自体書きにくかった
支援などありがとうございました
それではおやすみなさい
弓道人もっと増えてほしいです、切実に
Entry ⇒ 2012.05.11 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
貴音「…お待ちしておりました。あなた様」
貴音「あなた様の『めいど』で、ございます」
貴音のメイド篇2〜
貴音「…?何を驚いておられるのです?めいどたるもの、旦那様であられるあなた様に支えるのは当然の事、」
貴音「…ふふふ。楽しいものなのですね、めいど、というのは」
貴音「…それとも…ふふふ」スッ、キュッ
貴音「…わたくし…に、なさいますか?」ウワメヅカイ
貴音「…わたくしとて、時には冗談もよろしいかと思いまして」クスッ
――湯浴み後
貴音「…ふふふ。湯浴み後のあなた様も、素敵です」
貴音「いえ、事実です。さ、あなた様…いえ、今この一時は、旦那様、とお呼びいたしましょう」
貴音「…では改めて。旦那様、夕餉の支度が整っております。どうぞ、こちらへ」
貴音「…わたくしとしては、らぁめんでもよかったのですが」ボソッ
貴音「…コホンッ。ふふふ。何でもございません」
貴音「では旦那様、どうぞお召し上がりください」
貴音「…食事とは、至極大切な行為なのです。食事中にてれびなど、なりません!」
貴音「…ふふふ。それでよいのです、旦那様」
貴音「…」
貴音「…旦那様。あの…」モジモジ、モジモジ
貴音「…わたくしは、今この一時は旦那様の『めいど』でございます。聞くところによれば、『めいど』とは、旦那様の身の回りのお世話を行うそうです」
貴音「…ですので」スッ、
貴音「…わたくしが、食べさせてあげとうございます…」
貴音「よろしいで…しょうか」キュッ、モジモジ
貴音「…では…ど、どうぞ。旦那様…あ、あーん…」スッ、アーン
貴音「…ふふ、ふふふ。。これはなんとも…幸せな気分になれます」
貴音「…ぽっ///」ポッ
貴音「…旦那様。今宵の事、わたくしは忘れません。旦那様から、『ぷろでゅうさあ』に戻ったとて…わたくしの心は変わりません」
貴音「…お慕い申しております…あなた様…」
貴音「…ふふふ。今の言葉は、『めいど』としての言葉ではございませんよ?」クスクス
貴音「では、また明日から…改めてよろしくお願いいたします。あなた様」
貴音のメイド篇2〜
おわり
小鳥さんと飲む篇〜
小鳥「いっ、いえ!嬉しいんですよ?嬉しいんです!」
小鳥「でも、プロデューサーさんはアイドルの皆との約束もあるんじゃないのかなーって」シュン
小鳥「えっ?」ポッ
小鳥「でも、そんなところも素敵だから困っちゃいます」ボソッ
小鳥「いえいえ!何も言ってませんよ!?」ブンブン
小鳥「って…ここ…」キョロキョロ
小鳥「…へっ?」
小鳥「プロデューサーさんのおうちですか!?」ピヨッ
小鳥「うふふ、プロデューサーさんのおうちで宅飲み…うふふ…」ポー
小鳥「ひゃあっ!待ってくださいよぅ〜!プロデューサーさーん!」トテトテトテ
小鳥「…んっ、んっ」コクッコクッ
小鳥「…ぷはっ!仕事の後のお酒は美味しいですねぇ!」
小鳥「あははっ!も〜!プロデューサーさんったらぁ!おじさんみたいですよ〜?」イチャイチャ
小鳥「でも、プロデューサーさんのおうちで飲めるなんて…ふふっ」
小鳥「…ねぇ、プロデューサーさん…」ドキドキ
小鳥「どうして…おうちに呼んでくれたんですか?」ドキドキ
小鳥「しかも…」
小鳥「他のアイドルもいない。二人っきり」ドキドキ
小鳥「これじゃ…勘違い…しちゃいますよ?」ウワメヅカイ
小鳥「ぷぁッ!プロデューサーさん!?キッ、キス…いまキス…」ドキドキ、ドキドキ
小鳥「えっ?えっ?ちょ、ちょっと待ってくださいね?」ドキドキ
小鳥「…」
小鳥「……」
小鳥「…本気、ですか?」
小鳥「…あ…」ポロポロ
小鳥「…いえ…嫌じゃない…嫌じゃ、ないんです…プロデューサーさん…」
小鳥「ずっと…ずっと、好きでした」
小鳥「…私の、あなたの妻としてのプロデュース…お願いしても、いいですか?」
小鳥さんと飲む篇〜
おわり
やよい「うっうー!お兄ちゃんですかぁ?」
やよいのお兄ちゃん篇〜
やよい「じゃあ今日は、プロデューサーのこと、お兄ちゃんって呼んでもいいんですよねー?」ピョコンッ
やよい「うっうー!やったー!じゃあ、お兄ちゃん!」
やよい「はいっ!たーっち!」パチンッ
やよい「えへへ…おなか、空いちゃいました」ペロッ
やよい「えっ?ほんとですかー?わーい!ありがとうございます!」
やよい「楽しみだなぁ。お兄ちゃんとごはん…」ワクワク
やよい「…凄いです!ぎゅうにくですよ!ぎゅうにく!」
やよい「…えっ?どうした?、ですか?」
やよい「えへへ。弟や妹たちにも食べさせてあげたいなーって…」
やよい「はいっ!いっぱいお仕事頑張って、お姉ちゃんの私が食べさせてあげたいです!」キラキラ
やよい「えへへ。お兄ちゃん!ごちそうさまでした!」ペコリ
やよい「…あのっ!お兄ちゃん!」
やよい「…今日はほんとにありがとうございました!」
やよい「…次は…私がプロデューサーのお姉ちゃんに…なってあげますね!うっうー!」
やよいのお兄ちゃん篇〜
おわり
亜美「兄(C)ってさー」
好奇心篇〜
これってトリビアになりませんか?
亜美「兄(C)ってさ、カノジョいるの→?」
亜美「いないなら、さ。亜美なんかど→よ!」
亜美「んっふっふ→!」
亜美「え→?なんで→?兄(C)まさか…女の子好きじゃないの→!?」
亜美「これは皆に知らさなければ!あ→!なんで今日は真美がいないんだよ→!」
亜美「…兄(C)?なんだか、顔が怖いよ?」
亜美「あ→!ごめんなさい!くすぐったいって→!兄(C)のエッチ→!」コチョコチョコチョ
亜美「兄(C)…やる時はやるんだね…」
亜美「んっふっふ→!これからも、い→っぱい兄(C)で遊んじゃうかんね→?」
亜美の好奇心篇〜
おわり
今夜はひとまずここでお開き
ありがとうございました。意見とか、ほんとありがとうございます
良かった
また頼む
Entry ⇒ 2012.05.10 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
高垣楓「プロデューサー、今夜飲みにいきません?」
楓「グイグイと速いペースで終わっちゃいましたからね。グイっと一杯いきましょうか」
P「……」
楓「?」ニコニコ
P「ええ……いきましょうか。この前穴場の店を見つけたんです」
楓「まぁ」
楓「それは楽しみです……今からお腹がなっちゃいそう」
P「あまり量は多くないですけど、味は保証しますよ。楓さんの舌にあるものも多いかと」
楓「ふんふん、わくわくしてきちゃいました♪」
P「店長さんも美人ですしね」
楓「……ふーん…」
楓「これは?」
P「楓さんも有名になってきましたし。ちょっとした変装です」
楓「ああ、なるほど……なるほど、こうしてみると私、凄くアイドルっぽいですね♪」イソイソ
楓「どうです? 似合ってます?」
P「ええ、普段と違ってまた格好良いです……しかしこれじゃぁ、変装の意味もないかもですね」
楓「え?」
P「格好良くって。正体は隠せても目立っちゃいますね」
楓「……お上手ですね、プロデューサー♪」
P(楓さんまじ天使)
楓「あらら……」
張り紙「申し訳ありませんが、GW中、出かけるので閉店します。」
P「すいません、期待させといた結果がこれで……」
楓「いえいえ……でも、このまま変えるのも勿体ないですよね」
P「うーん……この時間だと、どこも混み始めてるかなぁ」
楓「そうですねー……あっ」
P「?」
楓「折角変装してますし……普段できないこと、しちゃいましょう♪」
P「こうして楓さんと一緒に買い物とかするの、初めてですかね?」
楓「仕事の合間に一緒にコンビニとか行くのを除けば、確かに初めてかも?」キョロキョロ
P「はは、これってなんだか…………」
楓「なんだか……?」
P「……いえ、なんでもないです」
楓「?」
楓「そうですか……あ、この試食品のブドウ美味しい」
楓(……このぶどう、一つぶどうだい?)
楓「……イケル」グッ
P(……お忍びでデートしてるみたい、とか一瞬思っちゃったけど流石に言えないよな)
P「ちょっと前が半額タイムだったみたいですね。凄い勢いで無くなったようで」
楓「あら残念……なんだか、微妙に高い食材ばかり残ってますね」
P「まぁ、予算は気にしなくてもいいですよ。さっきがダメだった分、奮発しますから」
楓「ふふ……それじゃぁお言葉に甘えて」
P「どんな高い肉だってどんとこいですよ。なんなら松阪牛だってどんとこいです」
楓「今からそれ買いに行ったらGW中につき終わっちゃいますよ、プロデューサー」
P「まぁ、気持ちはそれぐらいということで」
楓「ええと、お酒は…」コレトコレト……
P「楓さんは日本酒派でしたっけ?」
楓「ええ、ビールも飲みますけど……一番好きなのは、日本酒です」ヒョイヒョイ
P「それなら、ウチにとびっきりのがありますので。楽しみにしててくださいよ」
楓「あら……じゃあ、今度こそ、期待してますね?」クス
楓「……そういえば私。男の人のお家に上がり込むの、初めてです」
P「あはは、狭いとこですいません。あ、袋はそこの机の上に」
楓「あ、はい」
P「それじゃ、料理始めますんで。テレビでも何でも見ながら暇を潰しておいてください
DVDはそこの棚に入ってますんで……あ、ちなみにそっちの部屋に行くとシャワールームです」
楓「なるほど……つまり『先にシャワー浴びてこいよ』ってことですね。男らしい」
P「……今はオフですけど、アイドルがあんまり男の人にそういうこと言っちゃダメです」
楓「はーい…」
楓(もう、ちょっとくらい乗ってくれてもいいのに……こんなこと、プロデューサーにしか言えないし)
P(やばい凄い言って見たい)
P(一昨日にいかがわしい物は全て売り払ったから大丈夫……なハズ)グツグツ
P(お腹を空かせて待ってる楓さんの為にささっと済ませちゃおう)シュタタタ
楓(……DVD、映画の他にはアイドルのライブ映像ばっかり)
楓(私たちの事務所のものから、ライバルのところや……名前を聞いたことが無いようなアイドルのDVDもある)
楓(オフの日にも、仕事のことばかり考えているのかしら?)
楓(あ、あっちのドア開いてる)
楓(で、こっちがトイレ……ってあれ)
楓(トイレットペーパー、三角に折られてる)
楓(プロデューサー、以外と几帳面なのかしら?)
楓(それとも……)
P「…っ!?」ゾク
P「今、なんか寒気が」
楓(あ、あっちに洗濯物落ちてる……このTシャツ、オフの日に着るのかしら)
楓(……匂いは…)クンクン
楓(…当たり前だけど、洗剤の匂いだけね……ちょっと残念かも、なんて)パサッ
楓(あれ?今何か小さいものが落ちて………これは…)
楓「小さい、靴下」
楓(そしてこの柄……黄色い縞々で、花の模様がついている)
楓(ちっちゃな女の子が履きそうな……)
楓(誰、だろう)ギュウッ
P「っ!!?」ゾゾゾクッ
P「さっきより遙かに強烈な寒気が……っ」トントン
P「嫌な予感がするしさっさと仕上げないと……って痛!?」ドンドンドンドンザシュッ
楓「!?」スタタッ
楓「プロデューサー、どうしたんです!?」
P「いや、ちょっと手を滑らせて指切っちゃって……あいたた」ドグドグドグ……
楓「た、大変……!」
楓(血、止めなきゃ――)グイ
P「すみませんが、ちょっとそこの絆創膏をとって……楓さん?」
楓「じっとしてて下さい」
楓「――ぱく」チュウゥッ
P「か、かえっ!?」
P(ゆ、指がががが)
楓「…………んー」チュウチュウ
楓「……んっ」ペロペロ
楓「んぅ……」チュパチュパ
楓「……っぷはぁ」
P「 」
楓「……ドラマとかで、ちょっと憧れてたんです、こういうの…」
楓「絆創膏、取ってきますね」
P「 」
楓「はい、プロデューサー。絆創膏貼りましたけど、大丈夫です?」
P「 」
楓「……プロデューサー?」ユサユサ
P「はっ!?」
楓「もう、大丈夫ですか? お料理、替わった方が」
P「い、いえ大丈夫ですから!? 楓さんは座って待っててください!」
楓「ダメ、です。全然大丈夫そうに見えませんもん……せめて、包丁は私に握らせて下さいね」
P「はい……すいません」
P「それじゃ、大きな仕事も終わりましたし」
楓「私たちのがんばりに」
P・楓「乾杯!」
楓(ようやく、食事が始まりました)
楓(お酒の効果もあり、ついついペースを考えずにパクパクと)
楓(……体重とか、今は考えないでおこうっと)
楓「肉だけに贅肉が憎い……」ボソッ
P「?」
楓「あ、そういえばプロデューサー」
P「あ、すいません散らかってて……なにしろ急でしたから」
楓「いえ、そういうことじゃなくて」ゴクゴク
楓「あの靴下、明らかに女性のでしたよね」
楓(それも、小さな女の子の)
P「……あっ」
楓「ねぇ、プロデューサー」
楓「あれは一体、誰のですか?」
楓「………」ジー
P「どうしても言わないと、ダメですか?」
楓「……」ジー
P「……あの」
楓「……」ジー
P「あの、ですね……」
楓「……」ゴクリ
楓「……え?」
楓(プロデューサーのお家に莉嘉の靴下? 洗濯物として?)
楓(ここで、莉嘉の服を洗濯するようなことが? あったってこと?)
P「ちょっと前に、撮影がよ夜遅くまで伸びちゃって」
楓(つまり、それって……)
楓「プロデューサー、えっちですね」
P「ええ!?」
楓「だってつまり……その、夜遅くに…」
楓「お家に、あの子を連れ込んで……?」
P「えいやいやいや!! そういうコトは一切してませんから!!」
楓「ふぅん?」
P(楓さんが怖い)
楓「なら、どういう?」
その時に、『何でも一つ言うことをきく』的な約束をしたんですよ」
楓「ああ、そういえば……」
P「それでこの前の仕事の後に、莉嘉がそのことを持ち出してきて……」
楓「あぁ……」
P「どうしてもウチに泊まりたい、とか言い出したんですよ。勿論止めようとしましたけど」
P「莉嘉も何故だか粘ってきて、結局こっちが折れることに」
楓(ちょっと、情けないような)
P「大人はウソツキだーっとか言われたくないですし」
P「誓って一切、してないです。ハイ」
楓「そう……」
P「なんとか親御さんに説明して、一晩泊まらせましたけど、流石に手を出したりは……」
楓「彼女、まだ幼いですもんね」
P「ええ……それに、プロデューサーとしてそれは有り得ないですよ」
P「寝る場所が無かったので、俺がソファで寝て、莉嘉がベッドで寝て、それで終わりです」
楓「……」
楓「……わかりました。おかしなことをきいてすいません」
P「いえいえ、きちんと片付けなかった俺が悪いですから………ささ、じゃ、飲み直しの一杯を」トクトク
楓「えぇ……いただきます」
P(秘蔵の日本酒も、あっと言う間に半分ほどに)
P(そして……)
楓「ふふ、プーロデューサー♪」
P「はい?」
楓「呼んでみただけです♪」コツン
P「はは……」
楓「プーローデューサー♪」クイクイ
P「はい?」
楓「呼んでみた、だーけでーす♪」コツン
P「はは……」
P(可愛いけど酔ってる。酔ってるけど可愛い。けど可愛い)
楓「その辺り、わかってますー?」
P(むしろ他の人たちに見られてたら結構な問題です)
楓「もう、なんかいってくださいよー」
P「ええ、ああ、はい、スンマセン」
楓「もー」ツンツン
P(楓さんのこういう顔、新鮮だな)
P「はぁ……」
楓「私も口下手な方ですけど……」
楓「言わずにわかって貰いたいことだって、あるんですよ?」
P「はぁ……」
楓「あともう一つですねー…………」
P(……こうして、彼女の愚痴のようなちょっとだけループしてる話は一晩中続いた)
P(俺がスカウトしたばかりの頃の彼女とは比べものにならないくらい饒舌であった)
――チュン、チュン……
楓「……んっ…」
楓「……この、ベッド…?」フカフカ
楓「……」クンクン
楓(……)
楓(そういえば、私)
楓「プロデューサーの家に、泊まったんだっけ……」
楓「……」クンクン
楓「……ええ。おはようございます、プロデューサー」
楓(プロデューサー…寝癖ついてる……)
P「あれだけ飲んでたからちょっと不安でしたけど……二日酔いの心配もなさそうです?」
楓「ええ……」
P「シャワー、好きに使っていいですから」
楓「はい……」フラフラ
楓「はい……」フラフラ
――サァァ……
楓(私…昨日は……)
楓(たしか…プロデューサーと飲んで……)
楓(……)バシャバシャ
楓(プロデューサー…このシャンプー使ってるんだ……)カシュカシュ
楓「あ、シャンプーとボディソープ間違えた……」
ガチャ
P「あ、さっぱりしました?」
楓「ええ…お陰様で」
P「コーヒーいれてあるんで、良かったらどうぞ」
楓「はい…ありがとうございます」
P(風呂上がりの楓さん…しっとりした髪……上気した頬……気怠げな眼差し……)
P「…ゴクリ」
楓「?」ゴクゴク
P「いやぁ、昨日はいい飲みっぷりでしたねぇ」
楓「……飲むのに、最適な気分でしたから」
P「あはは……誰にも言わないで下さいね。莉嘉から『みんなには内緒だよ☆』とか言われてるんで」
楓「妙に意味深な……」
楓「はい?」
P「やっぱりすっぴんでも凄い美人ですよね」
楓「……ありがとうございます…」
楓(……少し不意打ちだけど、嬉しい)
P(朝起こしに行ったら違うお姉ちゃんが寝てた、とか言われる人もいるこの業界で)
P(この素顔は、もう)
楓「……」
P(まじ女神)
P「ああ、はい」
楓「私も、プロデューサーにお願いがあるんです」
P「お願い?」
楓「はい、莉嘉のお願いと、同じような感じで」
P「ええまぁ……あまりムチャなものじゃなければ」
P(楓さんなら余り無茶振りは無いだろ…多分)
楓「それじゃ、言いますね」
楓「一緒に温泉に行きませんか?」
P「温泉?」
楓「ええ、いいところがあるんです」
楓「そこで温泉たまご、作るんです」
楓「温泉たまご作るの、結構大変なんですよ?」
楓「そして、勝負するんです……どっちのたまごの方が美味しいか」
楓「ね、どうでしょう」
楓「ふふ……良かったです」
P「それでは、ちょっとした決意表明を」
楓「?」
P「不肖、プロデューサー! 今度のCD、全力を持って応援する次第であります!」ビシイッ
楓「……なんですか、それ」クスッ
P「あはは…楓さんが可愛くてつい」
楓「……もう」
P「はい、お疲れ様でした……っとコレ、忘れないで下さいね」っ帽子とサングラスとスカーフ
楓「あ、忘れてた」
P「ファンが見たら、CDで一位を取るどころじゃなくなりますからね」
楓「それは困っちゃいますね……では、また職場で」
P「はい、お疲れ様でした」
楓「……デビューしたての新人アイドル達が、トップアイドルを目指しながらアイドル力を高めるべく、精一杯頑張る番組」
楓「目指せ、シンデレラNO1」
楓「皆様の応援もあって、久しぶりに私がパーソナリティを勤めさせていただくことになりました」
楓「――ありがとうございます」ペコリ
楓「それでは、早速……本日は、お便りが来ているみたいですね」
楓「ペンネームは『MIKI』さん」
楓「『こんばんは。シンデレラNO1、いつも楽しく聴いてるよー』――ありがとうございます」
楓「『最近……ミキね、悩みがあるんです』」
楓「ふむふむ、悩み……ですか」
楓「『別々に買いに行くのは何かスッキリしなくてイヤなの』」
楓「『何かいい方法ないかなーって』――ふむ、なる程」
楓「確かに、そういうのってありますよね」
楓「別にいいかなーって思ってる時は何も問題ないのに」
楓「いざ必要になると無くなってたり」
楓「それでは次の――ってあら、このお便り。まだ続きがありました」
楓「『あともう一つあって』」
楓「『最近ね、ある人のことを考えてると、胸がドキドキするの』」
楓「『苦しいのにイヤじゃないの……どうすればいいかなぁ』……おお」
楓(学生時代、思い出すなぁ)
楓「……MIKIさんが、きちんとその人のことを見ているなら、答えはきっとすぐに出ます」
楓「大事なのは、今すぐどうこうしようってことじゃなくて……」
楓「その気持ちを長く持ち続けることが、解決への近道……なのかな?」
楓「コホン、それでは、次のお便りです」
楓「ペンネームは『ののワ』さんですね――こんばんは」
楓(こんな感じで)
楓(入ってきた仕事を成功させたり失敗させたりで、中々似忙しくアイドル生活を続けてる)
楓(そうそう、ランキングの結果は――)
社長「あとくれぐれも、マスコミには気を付けるように……」
P「わかってますって社長。ウィッグもサングラスもバッチリです」
楓「ええ……なんだか、スパイになった気分です♪」
社長「頼んだぞ、人の目はどこにでもあるからな……」
楓「いって、きますね」
社長「ああ、お土産も頼んだぞ――」
P「道案内はお任せしましたよ」
楓「ええ、今日は私がプロデューサーをガイドしますね」
楓「どーんと、大船に乗ったつもりでいてください」
楓「温泉たまご、一緒に頑張りましょうね」
P「楽しみです」
温泉行きたい
P「ふむふむ……」 ピラッ
楓「まず、汗の出方が――」
楓(ってあれ、プロデューサー、今何か落とした……?)ピタッ
P「楓さん……?」
楓(えっと、確かそこら辺に……)テクテク
楓(………)ピタッ
P「楓さん……?」
楓「このハンカチ、誰のですか?」
楓(絶対にプロデューサーの物じゃないし、莉嘉の趣味でもなさそう)
楓(あとは……?)
P「あ、これは……」
楓「……」
P「――確か、幸子に貰ったやつだ」
P「ええ、確かあれは――」
幸子『プロデューサー……納得がいきません』
P『ん?』
幸子『高垣さんと莉嘉は確か、今日は水着を着て写真撮影でしたよね?』
P『うん』
幸子『――だったら』
幸子『だったら何で!ボクだけ朝の四時から!!タケノコ掘りなんですか!?』
幸子『断って下さいよそんなの!』
P『いやでも意外と多いみたいだぞ、この声』
幸子『……え?』
P『いつも自信満々な幸子が苦労しながら頑張る姿を見たい!っていう声』
幸子『はぁ……』
P『幸子が裏でいつも悩みながら必死に頑張ってるのは知ってるけど』
幸子『なッ!?』
P『気になるあの子の意外な姿を見てみたい!って思うのは当然なんじゃないかな』
幸子『それにしたって……』
P『それにさ』
幸子『……なにか?』
P『幸子はどんな姿でも魅力的だから、で土に汚れた姿も様になると思うんだ』
幸子『えぇー……』
P『幸子のあらゆる表情を見てみたい。俺はその全てが魅力になるって信じてる』
P『だから、今回のロケでその証明をしたいんだよ』
幸子『……まぁ、プロデューサーさんがそこまで言うなら、特別に出てやらなくもないです』
幸子『頑張ってボクの魅力を引き出して下さいね♪』
P『(チョロい)』
幸子『うう……』ゴシゴシ
P『眠そうだけど、大丈夫か?』
幸子『ちょっと昨日、近所がうるさくて……』シパシパ
P『……大丈夫か?』
幸子『問題ない……です』カクン
P『(ちょっとこれはマズいかも……)』
スタッフ『ここら辺、滑りやすいから気を付けて下さいねー』
幸子『(今頃、あの二人は布団の中……)』フラフラ
P『幸子、ちゃんと足元見ないと足元傾斜だから――』
幸子『絶対理不尽でっ、つうわぁ!?』ツルッ
P『危なっ!?』
ガシィッ
幸子『うわわわわわっ!?』ズザザザザ
幸子『あいたたた……ってプロデューサーさん!?』
P『……お…おう。無事か?』ダラダラ
幸子『こんなの掠り傷です! それよりプロデューサーさん!頭!血!血が!』
P『あつつ……切ったみたいだな』
幸子『は、はやく!はやく止めなきゃ――!』
P『幸子、お疲れ様』
幸子『……』
P『ロケは良い画が撮れたって……スタッフの人、喜んでたよ』
幸子『……でも、プロデューサーさんが…』
P『これは名誉の負傷って奴。それに撮影にアクシデントはつき物。幸子のハンカチのおかげで止血も出来たし』
幸子『……』
幸子『!?』ビクッ
P『気にしない気にしない!次から気をつければいいの!』グワシャグワシャ
幸子『ちょ、プロデューサーさん!?』
P『そらそらそらー!』グワシャグワシャワシャワシャ
幸子『ちょ、ちょっま――』
P『ほれほれほれー!?』グワシャワシャワシャ
幸子『――止めてくださいってば!』
P『だから心配し過ぎだって。そういう幸子も可愛いけどさ』
幸子『茶化さないで、くださいよ!』
P『本心本心。今回の失敗は次の機会に活かせばいいさ……それにちょっとぐらいハプニングがあった方が番組は盛り上がるって』
幸子『もう……呆れました』
幸子『……もう、何も言いません』
幸子『ですけど!今度埋め合わせはさせて貰いますからね!』ガシッ
幸子『覚悟しておいて下さいね? ボクの本気は凄いですから』
P『お、おう……あ、ハンカチは今度洗って帰すな』
幸子『いや、いいです』
幸子『……プロデューサーさんはボクたちの玩具です。だから、そんなのは許しませんからね』
P「……という、ことがありまして」
楓「はぁ……」
楓(とりあえず、私の心配は杞憂だったのかしら……?)
楓「というかプロデューサー……随分はっちゃけてませんでした?」
P「ええまぁ、幸子が相手だとついなんか、こう」
楓「まぁ確かにその気持ちはちょっと……」
P「ですよね」
楓(やっぱり要チェック、かしら)
P(温泉旅館につく頃には、ぐったりと疲れていた)
P(楓さんは、機嫌が良いのか悪いのかよくわからないけど)チラッ
楓「箱根の旅館で下駄を履こうね……クッ」
P(まだまだ元気があるみたいだ)
楓「ええ……プロデューサーの温泉たまご、楽しみにしてますね♪」
カポーン
P(俺は楓さんに勧められた露天風呂へ)
P(少し狭いけど、時間帯の割に客が俺しかいない)
P(くつろぐには、最適な湯だ)
P「ふー……」ポカポカ
P「長いけど、楽しみだなー」ツンツン
楓「ええ、本当ですね」ツンツン
P「まったくです……ってえぇえ!?」ドバシャァッ
楓「浴槽で騒ぐのはマナー違反ですよ?」
楓(あ、卵ひっくり返った)
P「かかかか、楓さん!?どうしてこっちに!?」
楓「ここの旅館のこの露天風呂、予約を入れれば貸切に出来るんです」
楓「つまり、今ここに入れるのは、私たちだけなんですよ」
P「な、な――」ズルリ
楓「……プロデューサー?」
P「 」バシャン
楓「……気絶しちゃった」
楓「あ、起きました?」パタパタ
P「ここは……」
楓「予約してた部屋です……プロデューサー、いきなり倒れちゃうんだから」パタパタ
P「あ、すんません……って!?」
P(この状況は……)
P(楓さんの、膝枕……!!)
楓「あ、あんまり動かないで下さい……」
楓「私、夕飯を遅らせられないか、少し聞いてきますね」スッ
P「ああ……はい、すいません。お願いします」
楓「――ああ、それと」
P「?」
楓「幸子が、プロデューサーにハンカチをあげたのも」
楓「私が、ああいうことをしたのも」
楓「全て意味があってのことですから」
楓「ちゃんとその意味――考えておいて下さいね」スタンッ
P(結局あの後、少し遅めの夕飯を食べて、寝た)
P(今は、楓さんにお勧めされて朝の男湯に浸かっている)
P(意味……)ツンツン
たまご()
楓「プロデューサー……」ツンツン
たまご(……)
楓(たまご……)
楓「……たまごを作るのに、まごついている」
楓「……これはダメ、ね」フルフル
楓(……私たちが、東京に帰る日)
楓「温泉たまご、美味しかったですね」
P「ええ……楓さんのには、適いませんでしたけど」
楓「だてに温泉巡りしてませんから♪」
P「また、来ましょうか」
楓「そうですね、みんな連れて……」
P「……」
楓「……」
P「……行きましょうか」
楓「……はい」
楓「お疲れ様でした……とても、楽しかったです♪」
P「ええ、こちらこそ」
楓「では、私の電車はあっち方面なので……」
P「あの、楓さん」
楓「はい?」
P「この後、ウチに来ませんか? 車回しますので」
楓「……あら」
P「二回目ですしね……あ、俺はちょっと腹ごしらえになるもの作ってるんで」
P「楓さんは、先にシャワー浴びてて下さい」
楓「はい、それではお言葉に甘えて……」
楓(あれ、今のどこかで……?)
P「……」
楓(プロデューサー、雰囲気がちょっと変……?)
楓(……)バシャバシャ
楓(こっちはシャンプー、ね)カシュカシュ
楓(……見えないところまで、よく洗っておかないと)
楓(もしかしたら……)
楓「ふぅ……お待たせしました」
P「さっぱりしたみたいですね」
楓「ええ、あんなこと言われたら」クスッ
P「……楓さん」
楓「もしかして――意味、わかりましたね?」
P「……はい」
楓「もう……あまりに遅いじゃないですか」
P「…すいません、自分、鈍いもので」
楓「あはは……でも、それでこそ」
楓「私のプロデューサー、ですね……」 ギュッ
楓「楓って。呼んで下さい。じゃないと嫌です」
楓「私、ずっと我慢してきたんですから」
楓「温泉にいって。露天風呂にいっしょに入った時も」
楓「私、待ってたんですよ?」
楓「答えを出すの――こんなに遅いなんて」 チュッ
楓「信じられないです」 クスッ
楓「じゃなかったら取られちゃったかもしれませんもん、他の子に」
楓「みんな狙ってたの、気付かなかったんですもんね」
楓「だから、もういいんです――こうして私に、触ってくれてれば」
楓「もっと、触ってください――もっと、私の深いところまで」
楓「きてください――私の中に」
…
……
………
…………
……………
………………
…………………
……………………
パーフェクトコミュニケーション!!!!!
楓(腰が痛くて、ダンスなんて踊れそうになかった)
楓(その後も色々致して、結局一週間後から仕事に復帰したんだけど……)
楓「おはようございます」
莉嘉「……おはよー」ジトー
幸子「おはよう、ございます……」ジトー
楓(空気が、なんだかおかしい)
楓(プロデューサーも、なんだか居心地が悪そうだ)
楓「あ、社長」
P「……」
社長「君、これを見たまえ」
楓「――え?」
『朝帰りの真相は!?』
『人気アイドルに一体ナニが!?』
社長「一応、詳細は知られていないようだが」
社長「私たちには、この写真の男性に非常に見覚えがあるのだが……」チラッ
莉嘉「……」チラッ
幸子「……」チラッ
P「……」ダラダラダラダラダラ
楓「あ、あははー」タラー
幸子「 こ の 男 性 、 ダ レ で す か ? 」
この後どうなったか気になるじゃないですかやだー!
この後の修羅場も気になるんだぜ
楓さんすばらしす
Entry ⇒ 2012.05.09 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
やよい「でーと、してくれますか?」
やよい「えと……、夕ご飯の買い物はおっけーで……。わあ! あれは、福引かなあ?」
やよい「すみませーん。お肉屋さんのおじさん、これは何ですかあ?」
肉屋オジ「おーやよいちゃんかい。いやあ、商店街でやってる福引でねえ。券は持ってるかな?」
やよい「ちょと待ってくださいっ。あ! これですね! 一枚だけもらいましたー」パアア
肉屋オジ「よーし。ならやよいちゃん! このガラガラを回してみな! 何事も、挑戦だよ?」
やよい「よおーっし。がんばりますっ! 集中、しゅーちゅう」ガラガラ
やよい「ええい!」コロンコロン
肉屋オジ「お、お、大大大当たりいいいいい〜〜〜!!!」カランカラン
やよい「え、え〜!? ほんとうですかあ?」
肉屋オジ「やよいちゃん一等だよ一等! はい、やよいちゃんにはこれ!」ピラリ
やよい「わああ! ありがとーございますぅ! んと……」
やよい「でぃ〇にーしー、ぺあちけっと?」ハテナ
…………
……
やよい「ねえ伊織ちゃん。わたし、どうすればいいかなぁ?」
伊織「あんた運いいわね〜。で、誰と行くつもりなのよ?」
やよい「お父さんとお母さんにプレゼントしようとしたんだけど……、
やよいが当てたんだから、久しぶりに誰かを誘って楽しんできなさいって……」
伊織「よかったじゃない。この伊織ちゃんが付き合ってあげてもいいけど、
ペアチケットだし、せっかくだし男を誘いなさいよ」ビシィ
やよい「え〜!? そ、そんな人どこにも……」オロオロ
P「あ〜。仕事疲れたなあ〜。たまには気分転換にどこか遊び行きたいよなあ〜。夢があるところが良いな〜」
伊織「…………」
やよい「……」
やよい「へっ!? それは……その、め、迷惑になると思うし、わたしと行ってもつまらな」ショボン
伊織「んなこと無いわよ。それにこれはチャンスなのよ、やよい!」
やよい「ちゃんす?」
伊織「そうよ。これはあんたに課せられた試練なの。
アイドルとして、今の自分に無い、新しい魅力を引きだすためのね」
やよい「新しい、みりょく?」
伊織「あんたは可愛いわ。それはもう、この伊織ちゃんが認めるくらいにね。
でもね、可愛いだけじゃトップアイドルにはなれないわ。
私たちには“オトナの魅力”が圧倒的に足らないのよ!」
伊織「あっ……。と、とにかく、やよいはプロデューサーとデートして、
アイドルとしての自分を開拓しなきゃならないのよ。ねえ、絶好の機会だと思わない?」
やよい「それは……、そうだけど……」
伊織「まあ、あまり重く考えずに……。ほら!
日頃から世話になっているプロデューサーへの感謝の気持ちってことでね? どうよやよい?」
やよい「……。じゃ、じゃあ、誘ってみるね!」トテテ
伊織「……。にひひ……」
P「おお。やよいか。お疲れ。何か用か?」
やよい「えと……、次のお休みって、何か予定はありますかあ?」
P「え? えーと、そうだな……」ペラリ
P「うん。特に無いぞ。どうしてだ?」
やよい「実は……、その……。ぷ、ぷろでゅーさー」
P「ん?」
やよい「でーと、してくれますか?」
P「!?!?!?!?」
のワの「!?!?!?」
ゆとり「なの!?!?!?」
P「いや待て待て! な、何がなんだか……」
やよい「これ、ぺあのチケットなんですけど……、
ぷろでゅーさーにはいつもお世話になってますし……」
P「ま、まあ。やよいが行きたいって言うなら構わないんだがな」
やよい「ほ、ほんとですか? わたしと、でーとしてくれるんですかあ?」
P「で、デートかどうかは別にして、
せっかく誘ってもらったんだしな。俺でよければ付き合うよ」
やよい「う、うっうー! ありがとございます!
あの、ふつつか者ですが、よろしくお願いしますっ!」
P「なんだか妙なことになったなあ……」
のワの「…………」
ゆとり「…………」
…………
……
真「いったいどうしたのさ伊織。いきなり屋上に連れてきて」
雪歩「い、伊織ちゃん。何か危ない顔してるよお」
伊織「実は、アンタたち二人を見込んで頼みがあるのよ……」
真「頼み? へえ、伊織にしては珍しいね……」
雪歩「そ、それで何をすればいいんでしょうか……」
伊織「それがね……」ゴニョゴニョ
真「えええ〜〜!? やよいとプロデューサーがで、デートおお?」マッコマッコリーン
雪歩「ふ、二人を尾行するんですか〜!?」ユキピョーン
それに、プロデューサーが万が一を起こしたあかつきには……」
真「た、確かにアイドルをプロデュースする立場で、親密にさせてはいけないよね……」
雪歩「き、禁断の恋ですか……、んん〜! 気になりますう〜」><
伊織「ま、言うなれば、保護者として同伴ね!
もちろん、ディ〇ニーシーのチケットはこの輝ける美貌の持ち主、
スーパーアイドル伊織ちゃんが手配したげるわ。悪い話じゃないでしょ?」
真「それは……。まあボクも久しぶりに遊びたいけど……。雪歩はどうしたい?」
雪歩「わたしは……真ちゃんと一緒ならどこへでも着いて行きますぅ」
真「そ、そう……。はあ、分かったよ伊織。今度の休みだね?」
伊織「決まりねっ! 当日の早朝、家に使いを向かわせるわ。楽しくなってきたわねっ!」
…………
……
デート前日/18:00/やよい帰路
やよい「なんだか、緊張してきましたあ……」トボトボ
やよい「プロデューサー、わたしと一緒で楽しいのかなあ?」
やよい「そだ! 明日どんな服来て行くか決めなきゃ……」オロオロ
やよい「いつものパーカーも可愛いし大好きだけど……。
もっと違う方がプロデューサーは嬉しいのかも……」
やよい「伊織ちゃんに相談してみようかな……」
電話ボックス「ガラリ」
やよい「えと……テレホンカードと、電話番号……」ガサゴソ
公衆電話「ピポパ、ポ、パ、ピ」プルルル
やよい「あ、あのう……。伊織さんいらっしゃいますかあ?
わたし、同じ事務所のアイドルで、高槻やよいっていうんですけど……」
???「高槻やよい様でございますね。
少々お待ちくださいませ。お嬢様にお取次ぎ致しますので」
伊織「もしもしやよい? どうしたのよウチに電話してくるなんて。
ていうか、何で水瀬の番号知ってるのよ」
やよい「事務所の連絡網で……、そ、それどころじゃなくって……。
伊織ちゃん。あの、明日のことなんだけど……」
伊織「明日? ああ。やよいはプロデューサーとデートだったわね」
伊織「何恥ずかしがってんのよ。自信持ちなさいよ。何か心配事でもあるの?」
やよい「その……、いつもの服で行っていいのかな。
もっと可愛くなった方が、プロデューサーも喜ぶかなって……」
伊織「んー。そうね……。ねえやよい。あんたは可愛くなりたい?」
やよい「へ? それはモチロンだよ」
伊織「……わかったわ! この世界4大美女候補の
伊織ちゃんにすべて任せなさい! とびっきり素敵にしてあげるわ」
やよい「そ、そんなこと出来るの?」
伊織「出来るわよ。私に出来ないことなんか何一つないのよ!」
やよい「あ、ありがとう、伊織ちゃん!」
…………
……
やよい「わあ〜! 可愛い洋服がこんなにいっぱい……」
伊織「ドレスルームってやつ? まあ、社交用の服も多いけど、
オシャレで大人っぽいのもたくさんあるわ。これでプロデューサーの心をばっちりつかめるわね!」
やよい「そ、そうかなあ? でも伊織ちゃん。本当に、ありがとう!」
伊織「いいのよやよい。さ……、それじゃコーデ始めましょ」
やよい「うっうー! がんばりますっ!」
伊織「うん! 最高にキュートね」
やよい「わ、わああ〜」パア
伊織「やっぱり“オトナの魅力”って言ったら、ある程度の『露出』よね!
遊園地ってことも考慮して、下はホットパンツにニーソ、オーダーメイドのブーツね。
それは私のだけど、サイズが合って良かったわ」
伊織「んで、上はアプリコットカラーの薄カーデね。
ま、やよいの髪にも合うし、いつもの元気百倍のやよいとは、
ちょっと違うぞっていう意気を感じさせられると思うわ」
伊織「これで反応ナシだったら伊織ちゃんがぶん殴ってあげるわよ」
やよい「ええ? 伊織ちゃんもでぃ〇にーしー行くの? それならそれで嬉しいかもです」
伊織「い、行かないわよ! せっかくのデートを邪魔したりなんかするもんですか。
ほら、今日はもう寝ましょう。朝は忙しくなるわよ。
それに、髪もおろしてセットしてあげるんだから」
やよい「ありがとう伊織ちゃん。お世話になっちゃって……」
伊織「いーのよ。私が手伝いたいだけなの。さ、お風呂入るわよ」
やよい「うんっ!」
…………
……
癒されるなぁ
春香「美希。いよいよ明日だね……」
美希「春香。やよいには負けられないの」
春香「うん。ほんと、思わぬ伏兵が居たものね……」
美希「明日のデート、見張り尽くしてやるの」
春香「美希。今日は作戦会議も早めに切り上げて寝ようね。
明日お昼寝とかできないから」
見たくないけど……。美希、がんばるね」
春香「そう……。抜け駆けは、許せないよね」
美希「ハニーはわたせないの」
春香(プロデューサーはわたしの)
美希(ハニーは美希の)
春香&美希((ダーリンなの))
…………
……
伊織「それじゃ、行ってらっしゃい」
やよい「伊織ちゃん。わたし、頑張ってくるねっ」ノシ
伊織「最高に可愛いわよやよい! 気合入れていきなさいっ!」
やよい「ほんと〜に〜、ありがと〜〜〜」
伊織「はいはい。ふう……。さてと、それじゃ……」
携帯「ピプポ」
伊織「もしもし真? 起きてる?」
雪歩「うーん……真ちゃん、あったかいよお……」
伊織「あんたたち一夜を共にしていたのね」
真「別に特別なことはないからっ! どうせ朝早いし、雪歩が泊まりたいって……」
伊織「ま、いいけどね。それより、
後三十分後に着くように車向かわせるから。急いで準備しなさいよね」
真「ええ!? まだ寝癖とか……、メイクとかしなきゃだし……
ってわあ? どこ触ってるのさ雪歩お!」
雪歩「ふぇ〜、何も、聞こえませえ〜〜ん」スヤスヤ
伊織「とにかく! 光の速さで支度しなさい! じゃあね」
真「あ、ちょまっ、伊織〜〜〜!」
携帯「ブチッ、ツーツー」
伊織「さてと……、わたしも荷物の確認くらいしとこうかしら?」
…………
……
やよい「うわああ〜! すごい人ですねっ! プロデューサー!」
P「そうだなあ。ま、ここはいつも混むからな。
何しろ全国から人が集まるアミューズメントだし」
やよい「わたし、こういう所来るの初めてなんです〜」
P「そうだったのか……。んじゃあ、めいっぱい楽しまないとな!」
やよい「はいっ! よろしくお願いします! プロデューサー!」
やよい(はっ……忘れてましたぁ。きょ、今日のわたしは、オトナの……)
やよい「…………」
P「んー? どしたやよい?」
P「ん……。そうだな。いつもと違う感じで、新鮮だし、とっても可愛いよ。
やよい。髪もおろしたんだな。似合ってる」
やよい「……///」
P「やよい〜。早くファストパス取りに行くぞー」
やよい「あ、あの……。は、はいっ」
やよい(な、なんだろうこのキモチ……わたし嬉しい、のかな)ドキドキ
P「おーい、やーよーいー!」
やよい「はっはい! 待ってください〜プロデューサ〜!」トテテ
…………
……
春香「ここを甘く見てたわ」ズゥーン
美希「人、多過ぎ……、なのぉ」ヘローン
春香「入口で張ってれば見つかると思ったんだけどねぇ……」
美希「やよいの髪は目立つからすぐ見つかるって言ったの、春香だよ〜?」
春香「ええ〜? ていうか、美希が中々起きないから準備が……」
美希「そ、それより、今はやよいとハニーを探すのが先だよ!」
春香「そう、だね。よーっし。歩きながら策を練ろうっ!」
美希「おーっなの! あっ! 〇ッキーだああ! わーいっ」ペタリ
春香「もお、美希ぃ〜〜〜」
…………
……
伊織「さてと、ようやく到着ね」
真「なんか朝から疲れちゃったよ……」
雪歩「ね、眠いですう〜」
伊織「あんたたちシャキッとしなさいよね?
尾行するのよ? び・こ・う!」
真「わっ! あんまり大きい声で言わないでよ伊織。
注目浴びちゃったらどうするのさ」
伊織「ちゃんと変装してるんだし。大丈夫でしょ?
それより雪歩。あんた何よそのサングラスは」
雪歩「こ、これは響ちゃんが貸してくれて……」
まあいいわ。それじゃあ行きましょうっ!」
真「ちょっと待ってよ。もうプロデューサーたち見えないけど、どこに行くのさ?」
伊織「伊織ちゃんに任せといてって言ったでしょ?」
携帯「brrr」
伊織「来たわ。ターゲットは“火山”の方へ移動中……。
なるほど、初っぱなからアレに乗るつもりね」
雪歩「アレって、何ですかあ?」
真「ていうか、いったい誰からのメールなのさ……」
伊織「“火山”と言えばひとつしかないでしょ!」
伊織「地球の、中心よ!」
P「しっかし、人気アトラクションだけあって、密度がすごいな」
やよい「そーですねえ。でもでも、こういう時間も楽しいですよねっ! えへへ」
P「“恐怖の塔”のファストパスはとったし、ひとまずゆっくり並ぼうか」
やよい「そうですねっ!」
やよい(こういう時、デートなら何の話をするんだろう……?)
やよい(そ、そうだ……。他のひとを見て考えよう……)
カップル男「あんまりくっつくなよ〜。歩きにくいだろ〜?」
カップル女「え〜? だってぇ、出来るだけ触れてたいんだも〜ん」
カップル男「仕方ねーなあ。ったくう可愛いやつめ」
やよい「……///」プシュー
やよい「ふぇっ!? だ、だいじょうぶですっ! はいっ」
やよい(どーしよう、あんなに近づけない……けど)
伊織『これはあんたに課せられた試練なの。
アイドルとして、今の自分に無い、新しい魅力を引きだすためのね』
やよい(もっと、頑張らなくっちゃ……。恥ずかしいけど……でも)
やよい「ぷ、プロデューサー?」
P「んー?」
やよい「そのう……腕を組んでも……いても、イイ、ですか?」
やよい「 えと……、人も多いし、わたしドジだから転んじゃうかもだし……」
P「ま、まあ、やよいがそうしたいなら……」
やよい「…………」コクッ
ギュッ……
やよい「歩きにくく、ないですか?」
P「だ、大丈夫だ。やよいこそ、平気か?」
やよい「わ、わたしも。あ、列進みますね」
やよい(男の人の腕って、おおきいなあ。プロデューサー、迷惑じゃ、ないかなあ?)
P(ど、どうしたんだ今日のやよいは……。
服装といい、髪型といい、なんだかオトナっぽいぞ……)
やよい(ドキドキするけど……、これが、わたしの為になるんだよね、伊織ちゃん……)
…………
……
伊織「やっぱりやよいは可愛いわねぇ」
真「ていうか、すっごく積極的……、少女漫画みたいで羨ましいかも」
雪歩「男の人とあんなにくっつくなんて、私には考えられないですう〜」
真「いーなあ。ボクも女の子以外に好かれればなあ」
伊織「なら、今度プロデューサーに頼んでみればいいじゃない」
雪歩「そ、それはダメです! 真ちゃんは、みんなの王子様だからっ」
伊織「まっこまっこりーん! でしょ? 恥ずかしいからやめなさいよねあれ」
真「なっ! ば、バカにするなよ伊織〜!」ガシッ
伊織「ちょっ! 押さないでよ真っ! きゃ、きゃあ〜〜」
真「う、うわああ〜〜!」
雪歩「きゃ、真ちゃんと伊織ちゃんが……」
…………
……
美希「…………」
春香「っていうか、ほんと人多過ぎるよねえ。ちょっと休憩しようよ美希」
美希「…………」
春香「美希? どおしたの?」
美希「ハニーの匂いがするの」
春香「ハニー? あ、ああハチミツ的な意味で? そういえばお菓子も美味しいんだよね……」
美希「違うの。ハニーの匂いが、あの山の方からするの」
春香「は、はい?」
美希「だから、ハニーがあっちに居るの! 行くよ! 春香」ガシッ
春香「え、え〜〜? 美希ィ、ちょっと引っ張らないでよ〜、あーれー」クルクル
…………
……
P「やっと乗れるなー」
やよい「ちょ、ちょっと怖いかもです……」ガクブル
P「ははは。大丈夫だよやよい。精一杯楽しもうな」
やよい「は、はい! プロデューサー」
船員「それでは、快適な旅を、祈っております」ペコリ
ギィィイイ……
やよい「そ、そうなんですか? あ、安全バーとか壊れてたら……」
P「心配症だなやよいは。それより、ちゃんと両手挙げて「わああああ」ってやらないとダメだぞ?」
やよい「手を放すなんて、できませんよお」
P「やよい。右見てみな」
やよい「へ? 右……。な、なんですかこの大きな恐竜さんっ!? 火を吹いてます〜」
P「あははは。やよいは怖がりだなあ」
やよい「ば、バカにしないで下さい〜」
伊織「とりあえず一つ後ろのに乗れたわね」
真「まあ、ここからじゃよく見えないし、素直にアトラクションを楽しもうか。ね? 雪歩?」
雪歩「な、なんかここ無性に掘りたくなりますね……」
真「雪歩……、危ないからちゃんと座ろうよ」
伊織「そろそろ速度も上がってきそうね」
雪歩「ま、真ちゃん。ちょっと私怖いかもしれないです〜」ブルブル
真「ぼ、ボクも身震いしてきたよ……。手つなごうか。雪歩」
雪歩「う、うん。離れないように……」ギュッ
真「ほらっ。伊織も」サッ
伊織「ば、バカいってんじゃないわよっ! なんで伊織ちゃんがあんたと……」
真「まあまあ、そう言わずに……」
伊織「ちょ、ちょっとぉ……。ま、まあ? どうしてもって言うなら……。特別よ、トクベツ。ふんっ」
ガタン、ガタン……ゴゴゴゴゴオ
やよい「は、はい……。心の準備はできてます!」グッ
P「一気に加速したら、すぐに落下するからな。タイミング逃すんじゃないぞ」
やよい「コワイけど……、がんばりますう!」
ゴゴゴゴゴ……ゴアアアアア
真「うわああ!! 速いよこれ〜〜!!」
雪歩「こ、怖すぎますよお真ちゃーーん」><
伊織「ちょ、あんまり手強く握らないでよお! そんなにされたら……」
真「あれ!? なんだか前が煙で見えないよ!?」
雪歩「も、もしかして……」
伊織「落下するわよっ! 真! 雪歩!」
真&雪歩&伊織「イヤアアアアアアア!!!」
P&やよい「ウーーーワッホーーーイ!!!!」
…………
……
美希「あっ! 春香。ハニー達出てきたの」
春香「うわあ……ほんとに居たよ」
美希「ちょっと見て春香! あれっ!」
春香「や、やよいとプロデューサーさんが……」
美希&春香「「腕を組んで歩いてる!」
美希「……」
春香「……」
春香「とりあえず、後を追いましょう」
美希「がってんしょうち、なの」
…………
……
伊織「とりあえず休憩と、早めの昼食ってとこかしら?」
真「そうみたいだね。でもやよい、楽しそう」
雪歩「真ちゃん。この、はちみつシュークリーム美味しそうだよ〜」
伊織「私たちも、お昼にしましょう。真、メニューは?」
真「えーと、これだ。うわあ! 可愛いのが多いねここ」
雪歩「あ……これも美味しそうだなあ。うーん、迷っちゃうよお」
伊織「ゆっくり決めなさいよ雪歩。それより、やよいとプロデューサーは何を食べてるのかしら?」
真「んー。ここからじゃあよく見えな……!?」
伊織「……どうしたのよ真。ヘンな顔して……」
真「伊織! みて! あれ見てよっ!」ビシィ
やよい「はいっ! とっても美味しいです! もう、こんな贅沢しちゃっていいのかなって……」
やよい「…………」
P「ん? どうしたやよい? 俺の顔に何かついてるか?」
やよい(プロデューサーのほっぺ、マヨネーズがついてる……)
やよい(こういう時、“オトナ”だったらどうするんだろ……?)
やよい「……」
P「や、やよい?」
やよい「ぷ、プロデューサー」
P「な、何だ?」
やよい「じっとしてて……下さい」スッ
P「!?」
やよい「……ペロリ」
真「思わずツッコミを入れちゃったんだね……」
雪歩「やよいちゃんって、実は大胆なんですねえ」
真「こっちまでドキドキしちゃうね。あーいうの見せられると」
伊織(やよい……。可愛すぎるわねやっぱり)
真「これが、巷で最近話題の“ギャップ萌え”ってやつなのかな」
雪歩「でも真ちゃんは男の子の格好が素敵だと思うなあ」
真「ボクもふりふりファッションしたいよ〜」><
やよい「……///」
P「やよい。今日、なんかいつもと違うな」
やよい「へっ!? そ、そんなことないですよう」アセアセ
P(思わずときめいてしまった……。いつもの子供っぽさが抜けて……何か、可愛い……)
やよい「ぷ、プロデューサー?」
P「あ、ああ。もう少し休憩したら、出ようか……」
やよい「そ、そうですね……」
…………
……
美希「は、春香ぁ〜〜。お、落ち着くの」ガシイ
春香「カレのほっぺについたものをぺろり、は私がプロデューサーにやってあげたかったのにぃ……」
美希「み、見つかっちゃうってば。春香あ〜」
春香「あ! お店出ていくよ美希。早く追いかけよっ!」
美希「春香が熱くなってきちゃったの……」
…………
……
P「次はここな。ファストパスとってあるし、今度は並ばずに済むぞ」
やよい「なんだか特別な気がして、良いですね」
P「そうだな。足元、気をつけて進めよ。アイドルに怪我されちゃ困るしな」
やよい「は、春香さんじゃないんだから、そんなに転びませんよう」
のワの「!?」
やよい「わっ! わわ」ヨロッ
P「おっと」ガシッ
P「ほら言わんこっちゃない。大丈夫か? やよい」
やよい「……///」
やよい(手、握られちゃった……。恥ずかしいかも……)
やよい「だ、大丈夫です! すみません支えてもらっちゃって」
P「いや、それは構わないんだが……その、手……放さないのか……?」
やよい(オトナだったら……ここは?)
やよい「その……、手つないでもらっても、いいですか?」
P「……///」
やよい(も、もう何がオトナでなにがコドモなのか分かんない)
P(こ、これは……。いったいやよいに何が起きてるんだ…!)
P「と、とにかく、先に進もうか」
やよい「は、はいい!」
ギュッ……
雪歩「なんだか、やよいちゃんが乙女です」
伊織「これは予想の範疇を超えてきてるわね」
真「ていうか伊織。ボクたちのファストパスいつ用意したの? 自然にプロデューサーの尾行続けてるけどさ」
伊織「手を回したに決まってるじゃない」
真「水瀬財閥カッケーっすね!」
雪歩「真ちゃーん。私たちも手つなごう?」
真「そうだね。中は暗いし、転んじゃったら大変だからね。ほら、伊織も……」
伊織「ま、またなの!? し、仕方ないわねぇ……」
ギュギュッ……
美希「これは、帰ったらお仕置き決定なの……」
春香「それにしても、ここの中は暗いねえ……。美希、転ばないようにね?」
美希「春香にそれを言われてちゃ、おしまいなの」
春香「ぐぬぬ。あ、それにしてもファストパス、取っておいて良かったね」
美希「美希はね。ハニーのことならなんでも分かるの〜」
春香「あはは。流石に嗅覚で居場所察知はできないと思うけど……てわわっ!?」ステン
美希「あーあ。だから言ったのに……春香ってほんとドジっ娘なの」
春香「いたたた……。災難続きだよう〜」><
美希「ほら。つかまって? 手つないで歩こ」
春香「美希……うん。ありがと」
ギュ……
P「だから垂直落下に耐えられるかどうか。俺が前に乗った時は結構内蔵にキちゃったからな」
やよい「怖いです……怖いですけど」
やよい(プロデューサーに手を握ってもらうと、安心する……どうしてだろ)
エレベーターガール「シートベルトを、お締めください」
ガチャ……
P「さ、そろそろ動き出すぞ……」
やよい「はいっプロデューサー!」
真「へえ。意外だなあ。絶叫系はめっぽう強いのかなあと思ってた」
雪歩「真ちゃーん。暗くて怖いよお」><ブルブル
真「あはは。雪歩はこわがりだなあ」
伊織「それより、やよいとプロデューサーはどう?」
真「やよい達は最前列に座ってるから……ここからじゃ良く見えないなあ」
伊織「まあ、い、いいわ。耐えましょ」
『のワのウトゥンドゥの呪い』
P「うわーーーーーーー!!!」
やよい「ζ*'ヮ')ζきゃあー!」
伊織「イヤアアアアアアア!!!」
真「マッコマッコリーーーーン!!」
雪歩「ミスドリラアアアアア!!!」
ゆとり「ナノーーーーーーーーーーー!!」
のワの「…………」
P「はあ〜〜。やっぱりアレはこたえるなあ」
やよい「わ、わたしも足に力がはいりません〜」
P「ちょっとそこのベンチで休憩しようか。お! ソフトクリーム売ってるな。ちょっと買ってくるよ」
やよい「あっ……行っちゃった」
やよい「…………」
やよい(結局プロデューサーに甘えっぱなしだなあ。オトナっぽいところ、出せてるのかな?)
やよい「…………」
やよい(何か、ドキドキしてる。どうしちゃったんだろ……)
やよい「…………」
やよい(何からなにまで……、プロデューサーさんに迷惑かけちゃってるよね)
やよい「…………」
やよい「あっ……。あの、そふとくりーむ、プロデューサーが食べてください」
P「え? いや、俺はお腹いっぱいだし。やよいのために買ってきたんだしさ……」
やよい「わたしは、オトナ……ですから……」
P「や、やよい?」
やよい「ご、ごめんなさい。何でもないんです」
P「そっか」ハムッ
P「おー。これ美味しいなあ。これ、バニラと……アンズが混ざってるのかな? すげーウマイ」
やよい「…………」
やよい「ず、ずるいですプロデューサー」
P「あはは。ごめん。でもさ、俺はやよいに食べて欲しいんだよ」スッ
やよい「は、恥ずかしいので……その、あまり見ないでください」///
P「はいはい。んじゃ、落とすなよ?」
やよい「……ペロ」
やよい「あまいです……。とっても、美味しいです」
P「だろ? 食べてよかっただろ? それよりもさ、夜になったら、中心の海でショーがあるんだ。よかったら観ないか?」
やよい「はいっ! すっごく楽しみです!」
伊織「あくまでも自然なカンジね」
雪歩「き、昨日の晩わたし真ちゃんと……」///
伊織「雪歩は相変わらずなのね……」
真「そ、それよりもさ。水上ショーだって! ボクたちも観ようよ! きっとキレイだと思う」
雪歩「幻想的で素敵だと思いますう」
伊織「ま、やよい達も観るでしょうし、変わらず近くで張ってればいいでしょう」
伊織「い、一線って? まさか」
雪歩「き、キスですかあ?」
真「幻想的風景に魅せられて、二人はアイドルとプロデューサーという立場を顧みずに、禁断の領域へと足を踏み入れ……」
伊織「なんて事になったら流石にマズイわね。それは阻止しないと」
雪歩「じゃあ、万が一が起きてしまったら、穴掘ってでも止めてみせますう」グッ
真&伊織「「相変わらず(だ)ね、雪歩は……」」
春香「わたしも呪い過ぎて体力が……」
美希「ハニー、ミキの元に帰ってきて〜」
春香「諦めちゃだめよ美希。それより、今日の夜の水上ショーが山場ね。ロマンチックな雰囲気に当てられて、もしかしたらチューとかしちゃうかも……」
美希「そ、それはダメなの! ハニーのファーストキスはミキの……」
春香「いや……、プロデューサーさんも学生時代に一回ぐらいは……」
美希「……」
春香「……」
美希&春香「「あるのかなあ?」」
やよい「プロデューサー? そろそろショー始まっちゃいますよ?」
P「わかってる。実はさ、あのショー観るための穴場があるんだ」
やよい「穴場、ですか?」キョトン
P「そう。すごくキレイに見えるんだ」
やよい「それは、楽しみですねっ」
伊織「いえ、違うわ。多分、二人きりになれる場所を探しているのよ!」
雪歩「ふ、二人きりですか〜」アセアセ
真「そ、そうなのかな……。ボクたちもショーみたいけど、とにかく追いかけるしかないよね!」
伊織「雪歩! 置いていくわよっ!」
雪歩「ま、待ってください〜」><
美希「ま、マズイの……。どうしよ〜春香あ」
春香「ぐぬぬ……。とりあえず追いかけるしかないわね。もしイイムードになった時は、身体を張ってでも阻止するしか……」
美希「ハニー……美希のこと忘れてないよね?」
春香&美希「ゼッタイ、ユルサナイ!」ゴゴゴゴゴゴ
やよい「とってもよく、見えますね」
中央に広がる、暗い海に、ショーの始まりを告げる陽気な声が響く。楽しげに、水上で踊る〇ッキーさんに、わたしは釘づけになってしまった。
「ようこそ! この素晴らしい、魔法の世界へ!」
P「このショーはな、やよい。相容れない存在である、“水の精”と“火の精”が出会い、恋に落ちるストーリーなんだ」
やよい「あい、いれない存在?」
P「要は、決して一つになることの無い二人が、結ばれる話ってとこかな?」
やよい「ロマンチックです」
幻想的なオーケストラと共に、何本もの水の線が弧を描いて、水の精の登場を演出する。
こうしてプロデューサーと並んで、ショーを見ていると、今、こうして二人きりで居るコトが、すごく特別な気がして、少し気恥ずかしかった。
やよい「…………」
P「なあ? やよい」
やよい「はい。なんですか? プロデューサー」
名前を呼ばれて、プロデューサーの顔を見あげてみる。淡いブルーのライトに照らされた、穏やかな顔。
やよい「えっ!? そ、そんなこと……ないですよぅ」
P「俺の目はごまかせないぞ。やよい。なんたって、プロデューサーなんだからな」
やよい「……っ」
いつも、プロデューサーはわたしや他のみんなを、ちゃんと見てくれる。きっと、たぶん、ずっと気づいてたんだろうな。
やよい「……いつごろから、バレてたんですかあ?」
P「まあ、最初から少し変だな、とは思ったけど。さっきソフト買ってきた時にさ」
やよい「ご、ごめんなさいプロデューサー」
結局、わたしは空回りしてばかりで、プロデューサーに迷惑ばかりかけちゃったと思う。
でも、プロデューサーは優しいから、ちょっと変なわたしでも、自然に受け入れてくれたんだ。
P「何か、思うところがあったのか? よかったら、話してほしい」
暖かさをたたえた目をして、わたしの頭をプロデューサーが撫でた。
くすぐったいような、それでも気持ちよくて、胸がどきどきと高鳴る。
やよい「実は……伊織ちゃんが……」
真「す、すごいや……。み、見て! 少しづつ花火が上がってくよ」
雪歩「真ちゃんとこんなショーが見られて、わたし、幸せです〜」ピトッ
真「ちょ、ちょっと雪歩……。あまり近づかないでよ。は、恥ずかしいよ」デレデレ
伊織「ほんと幻想的よね〜……ってちがーう! あんたたち、自分たちの本分を忘れたわけ!? やよいとプロデューサーの……」
真「って伊織っ! ちょ、やよいとプロデューサーが……」
伊織「へっ? ま、まさか……」チラリ
真「…………」
伊織「…………」
真&伊織「まずい、かも?」
雪歩「真ちゃ〜ん」スリスリ
美希「すっごいの! 美希、こんなにキレイなの見たことないの!」キュン
春香「火って……、すごく美しいものなんだね……」トローン
美希「水と火の、ちょーわなの……。美希、心が震えてる……」
春香「…………」
美希「…………」
春香(はっ! ショーに見とれてる場合じゃなかった! プロデューサー達は……)チラリ
美希(……。ハニーの、隣で見たかったなあ……)チラリ
のワの「!?!?!?」
みき「!?!?!?!?」
不思議な火の灯りと、海と風だけが知っている水の力が、混ざり合って、まるで魔法の世界に誘われているようだった。
P「なるほどな。伊織の入れ知恵だったわけか……まったくあいつは……」
やよい「でもでも! 伊織ちゃんはわたしのことを思って……。わたし、子供っぽいし……。元気だけが取りえだから、新しい自分を見つけるために……」
P「そういう事か。今日は服装もそうだし、髪も下ろしてるもんな。それに……、いろいろ、あったし」
やよい「あ、あれはそのっ! オトナの魅力って……わたし、どんなのかわからなくって……プロデューサーに迷惑をかけちゃって……」
P「いや、別に責めてるわけじゃないさ。それにやよい。俺も嬉しかったよ。普段と違う、新しいやよいの一面が見れてさ」
やよい「ほ、ほんとですかあ? それは……わたしも嬉しいです」
それと、プロデューサーの言葉に、胸がふるえる。鼓動が速くなって、足に力が入らなくなってしまう。
P「でもな、やよい。無理しなくて、いいんだ」
やよい「わたし、ムリなんて……」
P「確かに、アイドルとしての自分を磨きたいって気持ちはわかるよ。家族のために頑張っているやよいを見てるとさ、ほんとうに尊敬する」
やよい「尊敬されるような、こと……」
P「だけど、やよいの魅力はやっぱり、“人を元気にする力”だと思うんだよ」
P「ああ。事務所に届くファンレター、読んでるだろ? やよいのファンはみんな、たくさんの元気をくれるやよいに感謝してる。もちろん俺だって、やよいと居ると、楽しくなるんだ」
やよい「わたしが、みんなを楽しくさせる?」
P「ゲンキを与えられる人なんだ。もちろん、オトナなやよいも可愛いと思うんだ。でも、やっぱり俺が好きなやよいは……」
言葉を耳にするのと同時に、よろめくようにわたしは、プロデューサーにしがみついた。
大きな身体に、包み込まれて、優しい暖かさを感じる。
P「やよい? 大丈夫か?」
やよい「ご、ごめんなさい……わたし……」
頭では、わかっているのに。離れなくちゃいけない事、わかっているのに。
何かを求めるように、わたしはプロデューサーにすがり付いていた。
たくさんの光が弾ける海で、水と火の精がゆっくりとその距離を縮めている。
やよい「プロデューサー……その……」
P「やよい?」
やよい「…………///」ググッ
P「なっ……」
ああ。わたしは何をしているんだろう?
ショーは最後の盛り上がりを迎えて、高揚感あふれる音楽と、いくつもの花火が舞い上がる。
真っ暗だった空は途端に彩られて、淡く、あわく、光を受け入れる。
やよい「ぷ、ろ、でゅーさー……す……」
言ってはならない言葉が、わたしの口から漏れるのと同時に、祝福するように、火山の噴火のように、花火が上がる音が聞こえた。
目を閉じていても、何色もの光の線が空へとのびてゆくのが見えるようだった。
ショーが……終わる。
伊織「そ、それはダメーーー!!!」バタバタ
美希「ハニーは、ミキの、なのーーーー!!!」ダダダ
伊織「きゃうっ!?」ゴッツン
美希「やんっ!」ガッチン
春香「み、美希〜。だ、大丈夫!? って……あれ?」
真「い、伊織〜! すごい音したよ? あの……大丈夫ですか? って……」
雪歩「ま、真ちゃん。伊織ちゃん。待ってよ〜」><
美希「……なの?」ジーッ
のワの「……」
真「……」
雪歩「あれ? 春香ちゃんに美希ちゃん。奇遇だね〜」
伊織「な、なんであんたが居るのよ美希!」
美希「あ〜! でこちゃんっ! もう、痛いよお〜」サスリ
真「これはいったい……?」
のワの「ど、どういうことなの……?」
P「お、おまえら……何、してるんだ……?」
…………
……
P「荷物、忘れ物ないかー?」
春香「はいっ! ばっちりおっけーです。プロデューサーさん!」
真「すみません……、僕たちまで乗せてもらっちゃって」
雪歩「でも、ちょっと狭いかもです……」
伊織「まったくよ……、どうしてこのスーパーアイドル伊織ちゃんが、こんな車ですし詰めにされなきゃいけないのよ」
美希「でこちゃんうるさいの。美希もう眠たいから寝るね〜」スピー
伊織「あ、ちょっと! 寄りかかって来ないでよ暑苦しいじゃない……もうっ!」
春香「そ、そうだよね〜。たまたま美希と行こうって約束してて……」
真「ほ、ホントにね〜。ボクと雪歩は伊織に誘われただけで……」
伊織「ちょっと! わたしが悪いみたいな言い草じゃないのっ!」
雪歩「でも……とっても満足な一日でした〜」ポワン
真「ん? 雪歩も寝るの? じゃあボクも寝かせてもらおうかなあ……」
P「みんな寝て構わないぞ……。プロデューサーとして、責任もって送り届けてやるからな」
春香「さ、さすがにそれは申し訳ないというか……」
P「春香も、気にするなよ。仕事のために、パワー蓄えておいてくれな」
春香「じゃ、じゃあ……お言葉に甘えて……」クタッ
ブロロロロ…………
伊織「……」スウスウ……ニヒヒッ
真「……」マッコマッコ……リーン
雪歩「……」アナ……ウマッテ…スー
春香「……」ヒザマズキ……ナサイ
P「見事に全員寝ちまったな」
やよい「皆さん、お疲れみたいでしたから」
P「やよいも起きてなくていいんだぞ?」
やよい「そ、そんなわけにはいきませんっ!」
P「ははは。やよいは本当に元気だなあ」
P「やよい、声のトーン、落としなさい」
やよい「はうっ! す、すみませんプロデューサー」ヒソヒソ
P「そこまで小声じゃなくても大丈夫だよ」
やよい「えへへ。すみません」
P「……」
やよい「プロデューサー?」
P「なんだ? やよい」
『でーと、してくれますか?』
FIN
やよいはかわいいなぁあああああ
朝からいいもん見れた
乙!
Entry ⇒ 2012.05.08 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
春香「千早ちゃん、子守歌うたって?」
春香「うん。ちょっとだけお昼寝したいから」
千早「ふふ…良いわ、歌ってあげる」
春香「えへへ。ありがとう千早ちゃん」
千早「気にしないで。おやすみ春香、良い夢を」
春香「おやすみ、千早ちゃん」
千早「コホン…」
春香「…」
千早「あおいぃぃぃとりひぃぃぃぃ!!!!」
春香「千早ちゃん?」
千早「何かしら?」
千早「ごめんなさい。MAXでやってしまったわ」
春香「寝たいの、私」
千早「ええ、分かっているわ」
春香「お願いね?」
千早「おやすみ春香、良い夢を」
春香「おやすみ千早ちゃん」
千早「コホン…」
春香「…」
春香「…」スヤ…
千早「ままままじめにラブ みーつけて未来のぷりぷりプリンセス 『胸が大きいと肩が凝るわ…』」
春香「千早ちゃん?」
千早「何かしら?」
千早「私にもいろいろあるのよ」
春香「お昼寝したいの」
千早「ええ、分かっているわ」
春香「よろしくね?」
千早「おやすみ春香、良い夢を」
春香「おやすみ千早ちゃん」
千早「コホン…」
春香「…」
春香「…」スヤ…
千早「はにかみながら 目をふせてー パッと舞って ガッとやって チュッと吸って ん…あん…はぁ…」
春香「千早ちゃん?」
千早「何かしら?」
千早「感情を込めすぎでしまったわ」
春香「うん、その気持ちは大事だけど」
千早「ええ、ありがとう」
春香「いまは寝させて?」
千早「ええ。おやすみ春香、良い夢を」
春香「おやすみ千早ちゃん」
千早「コホン…」
春香「…」
春香「…」スヤ…
千早「でも私は ドキドキ 不器用引きつり 笑顔」
春香「…」スヤスヤ…
千早「でもおけちょうして おちゃれして 背伸び」
春香「千早ちゃん?」
千早「何かしら?」
千早「口の中が乾いていたのかしら?」
春香「そこら辺は歌う前に確認してくれるかな?」
千早「ええ、分かったわ」
春香「よろしくね」
千早「ええ。おやすみ春香、良い夢を」
春香「おやすみ千早ちゃん」
千早「コホン…」
春香「…」
春香「…」スヤ…
千早「あー どうしてー わーたーしー こーこーろーがまーえー 無しーでーはー あーえーなっいっの」
春香「…」スヤスヤ…
千早「ねぇ!」
春香「千早ちゃん?」
千早「何かしら?」
千早「コール&レスポンスよ。律子のパフォーマンスを真似てみたの」
春香「それはまた今度にしてくれるかな?」
千早「ええ、分かったわ」
春香「お願いね?」
千早「おやすみ春香、良い夢を」
春香「おやすみ千早ちゃん」
千早「コホン…」
春香「…」
春香「…」スヤ…
千早「本能! うーずまくさなかに墜ちてくときめき こーよーいだけの夢 踊るわ 激しく!」
春香「…」スヤスヤ…
千早「ダンダンダ!ダンダンダ!」
春香「千早ちゃん?」
千早「何かしら?」
千早「繋ぎの部分よ」
春香「必要?いまそこ必要?」
千早「曲を作った方に対する敬意よ」
春香「うん、その気持ちは大事だけど」
千早「ええ、ありがとう」
春香「寝るね?私、寝るね?」
千早「おやすみ春香、良い夢を」
春香「おやすみ千早ちゃん」
千早「コホン…」
春香「…」
春香「…」スヤ…
千早「キラリーキラリー プッと 『ポチっとな』」パシッ
春香「痛っ!千早ちゃん?」
千早「何かしら?」
千早「幸せのボタンよ」
春香「私は不幸せなんだけど」
千早「あら、ごめんなさい」
春香「寝てもいいかな?」
千早「ええ。おやすみ春香、良い夢を」
春香「おやすみ千早ちゃん」
千早「コホン…」
春香「…」
春香「…」スヤ…
千早「ちーずにーはー 無いからいまをしんじーてー ヨーイ ドン」
春香「…」スヤスヤ…
千早「ひゃうぃご ひゃうぃご」
春香「千早ちゃん?」
千早「何かしら?」
千早「ひゃうぃご」
春香「違う違う。ヒァ ウィ ゴゥ」
千早「ヒァ ウィ ゴゥ」
春香「オッケー。じゃあ寝るね?」
千早「ええ。おやすみ春香、良い夢を」
春香「おやすみ千早ちゃん」
千早「コホン…」
春香「…」
春香「…」スヤ…
千早「Shine かーがーやーいーてー ねぇ幸せあーれー いま明日がうまーれーるー」
春香「…」スヤスヤ…
千早「終わらないMy song…」
春香「むにゃ…」スヤスヤスヤ…
千早「幸せです…」グスッ
春香「千早ちゃん?」
千早「何かしら?」
千早「あれはとても感動的だったわ」
春香「うん、とっても。というわけで寝るね?」
千早「ええ。おやすみ春香、良い夢を」
春香「おやすみ千早ちゃん」
千早「コホン…」
春香「…」
春香「千早ちゃん?」
千早「何かしら?」
千早「いえ、違うわ」
春香「百パー私だよね間違いないよね」
千早「おやすみ春香、良い夢を」
春香「おやすみ千早ちゃん」
千早「コホン…」
春香「…」
春香「…」スヤ…
千早「日に日にんーんが キュンキュンてー」
春香「千早ちゃん?」
千早「何かしら?」
千早「放送コードよ」
春香「胸だよね?」
千早「良い夢を」
春香「おやすみ千早ちゃん」
千早「コホン…」
春香「…」
春香「えっ?」
千早「あら、もうそんな時間なのね」
春香「ぜんぜんお昼寝できなかった…」
千早「そんなこともあるわ」
春香「じゃあ、仕事行ってきます…」
千早「ええ。行ってらっしゃい春香」
…
……
………
千早「やっぱり゙ひゃうぃご゙だわ」
お し ま い
ネタ切れですすいません
読み返してきます
面白かった
やっぱこういうシュールなノリはいいもんだな
Entry ⇒ 2012.05.07 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
P「ん?誰のアルバムだ、これ・・・」
URL:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333013628/
P「うーん」
P「・・・」
P「よ、よし中を見て見ようかな!誰のかわからないし!」
P「一番写ってる人が持ち主のはずだよな」パラ
【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】
【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】
【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】
【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】【Pの写真】
P「」
P「しかもほとんど目線が外れてる」
P「知らないうちに撮られてるっぽいな・・・」
P「・・・こわっ」
P「一体誰のなんだ・・・」
ピリリリ ピリリリ
P「!」ビクッ
P「け、携帯か・・・」
P「・・・もしもし」
???『もしもし?』
P「み、美希か。どうした?」
美希『うーんとね』
P「うん」
美希『事務所に忘れ物しちゃったの』
P「」ビクッ
P(まさか美希の・・・?いや、美希は俺にべったりだからない話しでもない・・・)
美希『どうしたの?』
P(まさかこんなことまで・・・)
美希『ハニー』
P(どうすれば・・・)
美希『ハニー!!!!』
P「うぉっ」ビクッ
美希『ちゃんと聞いてるのハニー?怒るよ?』
P「す、すみません」
P「!」
P(やっぱりか・・・)
美希『見つからないと困るの』
P「そ、そうか。悪いけどもう事務所にいないんだ!ごめんな!」
美希『えー!早く言ってよハニー!』
P「す、すまん」
美希『じゃあこれから自分で取りに行くの』ガチャ
ツーツー
P「・・・逃げよ」
P(結局あのあと美希から連絡はなし)
P(出勤したときにはアルバムは消えていた)
P「美希・・・」
美希「呼んだ?」
P「うおっ」ビクッ
美希「失礼なの」
美希「うん!命拾いしたの!」
P「そ、そうか。よかったな」
美希「もしも見られたらやばかったの」
P「!」
美希「ハニーにもし見られてたら・・・」
P「み、見られてたら?」
美希「・・・」ニコォ…
P(oh...)
P「ふう、今日も疲れ・・・ん?」
P「この前のアルバムがある・・・」
P「また忘れたのか美希・・・」
P「・・・」
P「新しいの増えてるかな」ペラ
P「!?」
P「美希と話してるときの写真・・・なのに」
P「美希の顔が、塗り潰されてる・・・!?」
P「美希のアルバムなのに、なんで美希の顔を消すんだ・・・?」
P「持ち主は、美希じゃなかったのか・・・!?」
P「・・・」
P「わかんねえ・・・」
真「何がですか?」
P「!?」
真「?」
真「? 今ですけど」
P(気づかなかった)
真「あれ?それ・・・」
P(しまった)
真「何を隠したんですか?」
P「や、プロデュース案をまとめた分析ノートで」
真「へえ」
P(やったか・・・?)
P「」
真「はー。しっかりしてくださいよプロデューサー」
P「すみません・・・」
真「いくらプロデューサーでも、他の人の持ち物を漁ったら駄目ですよ。それじゃ」
ガチャ バタン
P「・・・」
P「・・・まただよ」
P「・・・」ペラ
P「え・・・?」
P「昨日真と話してたときの写真・・・!」
P「まさか」
P「昨日犯人があの場所に潜んでたのか・・・!?」
P「真は後ろ向きで、しかもピンボケしてるし」
P「それにしてもなんでこんな高いところからのアングルなんだ・・・?」
P「・・・」
P「帰ろ・・・」
伊織「ねえプロデューサー。最近私との仕事が少ないんじゃない?」
P「いや、他の子との兼ね合いもあるし」
伊織「・・・」
P「め、目がこわいよ伊織」
伊織「・・・わかった。我慢する」
P「すまん・・・埋め合わせはするから」
伊織「・・・約束だからね」
ガチャ バタン
P「・・・ふぅ」
響「プロデューサー」
P「! お、おはよう響」
P(どいつもこいつもなんでステルス機能付きなんだよ)
響「?」
響「いや、スケジュールの確認」
P「あ、ああ。今日は午前にグラビア、午後にラジオで変更なしだ」
響「ふむふむ」カキカキ
P「終わったら直帰していいからな」
響「えっ・・・」
P「?」
響「・・・」ジワッ
P「!?」
響「うぇぇ・・・」ポロポロ
P「」オロオロ
響「だっでプロデューサーが会いに来るなって・・・」ポロポロ
P「誰も言ってないだろ・・・」
響「じゃあ仕事終わったら会いに来ていいの?」グスッ
P「あ、ああ」
響「やったぁ・・・」グスッ
P(情緒不安定すぎる・・・)
P「昨日は結局仕事終わってから響と何時間もおしゃべりする羽目になった」
P「眠い・・・げ」
P「まただよ・・・」
P「・・・」ペラ
P「俺と響が話してるところだな」
P「相変わらず相手はピンボケ、か」
P「昨日はすぐ寝られたから今日は調子がよかったな」
P「・・・・・・はぁ」
P「今日もか・・・」
P「こっちも調子よく犯人がわかればいいのに・・・」ペラ
P「え」
P「部屋にいる俺の写真・・・!?」
P「カーテン閉めてたはずだぞ・・・!?」
P「なんなんだよ・・・」
P「盗撮でもされてんのか・・・?」
P「・・・」
P「・・・帰ろ」
P(結局、写真をとったと思われる場所を調べてみたが)
P(それらしいものは見つからなかった)
P(犯人はどうやって・・・?)
P「・・・」ペラ
P「俺が部屋でカメラを探してる写真・・・」
P「・・・くそっ」
P「・・・カーテンは閉めた。鍵も閉めた」
P「・・・」
P「無駄なんだろうなぁ」
P「はぁ・・・」
P「今、この部屋にいるかもしれないんだよな」
P「・・・」ブルッ
P「!」ビクッ
P「玄関のほうから・・・」
P「・・・」
P「一応、バットを・・・」
???「・・・」
P「・・・」ソロソロ
P「・・・」
P「・・・よし」バッ
???「!!!」
P「さあ!観念・・・・・・・・・えっ」
???「・・・」
P「ハム蔵・・・!?」
ハム蔵「ぎゅいっ」
ハム蔵「ヴァイ?」
P「・・・ん?ちょっと待てハム蔵」ヒョイッ
ハム蔵「チュイッ」
P「頭に何か・・・」
ハム蔵「」ジタバタ
P「これは・・・」
P「小型カメラ・・・」
P「俺の部屋の写真も・・・」
P「妙に高いアングルからの写真も・・・」
P「全部ハム蔵カメラから取り出したものだったのか・・・!?」
P「・・・ということは犯人は」
P「響・・・」
P「・・・」
ガチャ
響『はいさーい!』
P「もしもし俺だ」
響『おー!どうしたんだー?』
P「響・・・」
響『?』
P「ハム蔵のことなんだが」
響『・・・!』
響『・・・』
P「なんでハム蔵にあんなこと・・・」
響『・・・仕方なかったんだぞー』
P「仕方ないことあるか!!!!」
響『』ビクッ
P「なんてことしてるんだお前は!!」
響『』ブルブル
P「いや、駄目だ」
響『そんな・・・』
P「やっていいことと悪いことがある」
響『だ、だって!大好きだからこうするしか』
P「見苦しいぞ響」
響『!』
P「しばらくお前との付き合い方を考えようと思う」
響『! い、嫌だぞ』
P「・・・」
響『ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・』ポロポロ
P「・・・」
響『許して・・・』ポロポロ
P「よし」
響『・・・?』ポロポロ
P「じゃあ、やったことを洗いざらい話したら許す」
響『ほ、本当?』
P「ああ」
P「ああ」
響『最初は自分の力でなんとかしようと思ってたんだ』
P「うん」
響『でもうまくいかなくて・・・』
P「それで、ハム蔵を?」
響『・・・うん』
P「馬鹿なことを・・・」
響『自分でも今思えば軽率だったさー・・・』
P「そうだな」
響『うん・・・ハム蔵を他の子に預けるなんてこと・・・』
P「そうそう」
P「えっ」
響『えっ?』
さてどうなることか
響『? だからハム蔵を765プロのメンバーに預けたって』
P「・・・なんで?」
響『イヌ美とハム蔵が喧嘩しちゃって・・・』
響『最初は自分が間に立とうと思ったんだけど』
響『どうもお互い距離を置いたほうがいいみたいで』
響『イヌ美は大型だから・・・小型のハム蔵を預けたんだ』
P(あれれー?)
響『まさかこんなに怒られるとは・・・』
P(どういうことなの・・・)
響『? カメラ?なにそれ』
P(あれー)
響『さっきから話が噛み合ってないぞー』
P「す、すまん」
P「そ、そうだな」
響『やったぁ・・・』
P「ははは・・・」
P(また振り出し・・・)
P「!」
P「そ、そうだ響。ハム蔵は誰に預けたんだ!?」
響『え?ハム蔵を預けてるのは』
P「うんうん」
ガツンッ ドサッ
響『・・・のところだぞー!ん?何の音だプロデューサー?もしもし?もしもーし!プロデ』
ピッ ツーツー ツーツー
P「」
???「・・・」
???「駄目ですよ、プロデューサー。浮気したら」
???「ふう・・・」
???「それにしても、ハム蔵は賢いなぁ」
???「飼い主の名前を出したら、快く走り回ってくれたしね」
???「それにしても、動物さんが仲を取り持ってくれるなんて・・・」
???「まるで、おとぎばなしのお姫様みたいですよね、プロデューサー」
ハム蔵「!」ビクッ
真「やだなぁ、こわがらないでよ。ちゃんと生きて響に返してあげるから」
ハム蔵「」ブルブル
真「さ、いきましょう。プロデューサー。僕の家に」ヒョイッ
P「」
真「・・・プロデューサーもニブいですよね」
真「アルバムをちょっと見ただけで、プロデューサーの持ち物じゃないってわかるはずないじゃないですか」
真「ふふふ・・・」
P「」
美希「ねぇーハニーは?」
律子「プロデューサーさんは有休でリフレッシュよ」
真美「ちぇ→」
亜美「いおりんも兄ちゃんがいないと素直だねぇ→」
伊織「そ、そんなんじゃないし」
千早「ふふっ」
あずさ「あらあら〜」
春香「そ、そうだ!私プロデューサーさん家に遊びに行こうかな〜」
雪歩「プロデューサーの家に行きましたけど、帰省するって貼紙がありました〜」
貴音「・・・雪歩?抜け駆けですか?」
雪歩「あ」
美希「・・・」ニコニコ
小鳥「え?真ちゃんならインフルエンザじゃない」
雪歩「そ、そうでした〜。あはは・・・」
響「真がうつしに行くわけないからなー・・・ん?」
ハム蔵「」ブルブルブルブル
春香「どうしたんだろ」
千早「ハムスターでも病気がこわいのかしら」
〜〜〜
真「はい、チーズ」パシャッ
真「で、パソコンに・・・」カタカタカタ
ウィーン
真「できた〜」キャピッ
真「どうですかプロデューサー?いい2ショットでしょ?」
P「う、うう・・・」
真「・・・」
P「」ビクッ
真「・・・どうですか?」
P「す、すごくいいよ真」
真「えへへ///」
真「もうプロデューサーの写真で壁が埋まっちゃいましたね」
P「・・・」
真「天井に貼ろうかな。あ!スカート見ちゃ駄目ですよ?」
P「・・・」
真「〜♪」ペタペタ
P「・・・」
真「はい、おしまい」
P「・・・・・・なあ真」
真「はい?」
真「え?僕にプロポーズするだけだから簡単じゃないですか」
P「・・・」
真「・・・不服なんですか?」
P「」ビクッ
真「へぇ・・・」
P「いや、そういうわけじゃ」
真「ま、有休はまだありますし。絶対いい返事をしてもらいますよ」
P「・・・」
真「僕だけの、王子様」ニコォ…
HAPPY END
Entry ⇒ 2012.05.07 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
P「ん?誰のノートだ、これ・・・?」
P「裏表紙もだな・・・」
P「うーん・・・」
P「よ、よし!落とし主が困ってるだろうし!中を確認して持ち主を割りだそう!」
P「これは決してやましくないぞー」パラ
P「どれどれ」
○月1日
プロデューサー好き好き好き好き好き好き好き
好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き
好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き
P「」
意外性を突いて響ということもある
今日はプロデューサーと別々。ショック
でも急いで仕事を終わらせればプロデューサーに会えると思って頑張った
事務所に帰ると・・・あの女が私のあの人にベタベタしていた
許せない
許せない許せない許せない許せない許せない許せない
P「え、俺ってこの人の所有物なの」
今日はプロデューサーはお休み
なので私も休んでプロデューサーさんの家の向かいのビルからじっくり観察した
妻のつとめは大変だけど、やり甲斐があるので頑張る
○月4日
あの女ああああああああああああああああああああああああ
P「・・・・・・荒れてるな」
P「プロデューサー・・・ってことは春香や亜美真美は違うのか・・・?」
P「うーん・・・」
ピリリリ ピリリリ
P「!」ビクッ
P「電話か」
???『もしもし』
P「・・・どうしたんだ、雪歩」
雪歩『あの・・・ちょっとノートの忘れ物したかもしれなくて』オドオド
P「!!!」
P「い、いやしらない!」
雪歩『?』
P「というかもう事務所から出てるんだ!ごめん!」
雪歩『・・・わかりました。事務所に行くことにしますぅ・・・』
P(良心が痛む)
雪歩『あれは決して見られてはいけないものだから・・・』
P(やっぱりこのノートか・・・?)
雪歩『ありがとうございました』ガチャ
ツーツー
P「雪歩のか・・・」
P「帰ろ」
P(結局あの電話のあと逃げるように事務所を出てしまった)
P(朝来たらなくなってたし)
P(やっぱり雪歩のか・・・?)
雪歩「おはようございます、プロデューサー」
P「!」ビクッ
雪歩「?」
P「お、おう雪歩。おはよう」
P「!」
雪歩「あのあと見つかりました」ヒソヒソ
P「そ、そうか」ヒソヒソ
雪歩「はい、よかったです。もし見られたら口封じしなきゃならないレベルでしたから」ヒソヒソ
P「」ビクッ
雪歩「プロデューサー?」
P「や、なんでもない」
雪歩「そうですか。・・・でも見つかってよかったですぅ。私の詩集」
P「詩・・・集?」
雪歩「? はい」
P「日記じゃなくて?」
雪歩「オリジナルの詩集ですよ?恥ずかしいから誰にも見られたくなかったんですぅ」
P(あれれー?)
P「そ、そっか」
雪歩「はい」ニコニコ
P(じゃあ誰のなんだ・・・)
雪歩「それよりさっき日記って」
P「! いやいや、見られたくないって言ったからてっきり日記なのかなーと!」
雪歩「ああ、なるほど」
P「ははははは」
真「何の話?僕も混ぜてくださいよ!」
P「」ビクッ
真「びっくりしすぎですよ」
P「す、すまん」
P(そういえば真も俺のことをプロデューサーって呼ぶよな・・・)
真「プロデューサー?」
P(こう見えて乙女チックだからな・・・日記だとあえて私とか)
真「プロデューサー・・・?」
P(意外と独占欲が強い・・・とか?うーん)
真「プロデューサー・・・」
雪歩「真ちゃん。目が濁ってるよ」
真「ふーん。もういいですー」
P「悪い悪い。今度ケーキでも買ってやる」
真「本当ですか!?やーりぃ!」
雪歩「わ、私も!」
P「はいはい、わかったわかった・・・・・・ん?」
伊織「・・・」ジー
P(壁の陰から伊織が見てる・・・こええ・・・)
伊織「べっ別にあんたのケーキなんかほしくないけど!買いたいならもらってあげる!」
真「素直じゃないなあ」
雪歩「ふふ」
伊織「な、何よ」
P「じゃとりあえず3人分だな」
3人「「「はーい」」」
P「はあ、今日も疲れた・・・げ」
P「またあのノート・・・」
P「・・・」
P「昨日のは・・・」ペラ
▼月10日
あの女がプロデューサーにベタベタしまくってた
許さない
楽しそうに話していいのは私だけ
P「oh...」
P「昨日って言ったら・・・」
P「!」
P「・・・あのとき伊織はのぞき見してたな」
P「まさか・・・」
P「いや、他の子の可能性も」
ピリリリ ピリリリ
P「!」ビクッ
P「い、伊織か。どうした?」
伊織『ううん。ちょっと声が聞きたくて』
P「!」
伊織『駄目・・・・・・かな?』
P「いや、大丈夫。むしろうれしい」
伊織『本当!?』パァァ
P「ああ」
伊織『えへへ』
P(下手に刺激しないほうがいいよな・・・)
P「ああ」
ガチャ ツーツー
P「・・・」
P「可能性が上がった気がする」
響「何が?」
P「!?」ビクッ
響「?」
響「? 自分は今きたばっかりだぞー?」
P「そ、そうか」
P(なんで音もなくドア開けられたんだよ)
響「プロデューサー。その手に持ってる本、何?」
P(やばっ)
響「ふーん」
P「決して怪しいものではないぞ!」
響「そっかー」
P「うんうん」
響「でも」
響「そのノートからは、プロデューサーの臭いがあんまりしないんだよね」
P「!?」
P「た、多分事務所に置いてるから臭いが混ざるんじゃないかな!」
響「いや、それはないな」
P「え?」
響「だって」
P「?」
響「それ、自分のノートだもん」
響「あはは。意外って顔してるぞー」
P「まさか響が・・・!?」
響「その様子だと中を見ちゃったみたいだなー」
P「!? い、いや違うんだ決して冗談で見たんじゃなくて」
響「どうだった?」
P「え」
響「中身を見てどう思ったか聞いてるんさー!!!」
P「」ビクッ
響「もっと具体的に」
P「えっ」
響「・・・」ジー
P「目が濁ってるよ響・・・」
響「・・・もういい。見られたからには」
P「!」
響「ふふふふふふふふふふ・・・」ジリジリ
P「ひぃっ!」
響「あーっはっはっはっ!プロデューサー!嘘なのにビビりすぎさー!」
P「・・・・・・・・・へ?」
響「そのノート、自分見たこともないぞー!」
P「騙された」
P「すみません・・・」
響「ま、あんまり人のノートを見るのはよくないぞー。それじゃ」
ガチャ バタン
P「・・・」
P「・・・心臓に悪い」
P「帰ろ・・・」
P「まただよ・・・」
P「・・・」ペラ
▼月11日
今日もプロデューサーと楽しくコミュニケーション
でも 別の女とも話してたみたい
同じ事務所だからあんまりなんかしたくないけど
アクションを起こさないとプロデューサーが駄目になってしまうかも
対策対策対策対策対策対策対策対策対策対策対策
対策対策対策対策対策対策対策対策対策対策対策
対策対策対策対策対策対策対策対策対策対策対策
P「この日記のせいでで駄目になりそうです」
P「しかしなんとかしないと他のアイドルが危ないな・・・」
P「!」
P「そうだ、このノートを隠してしまえば・・・」
P「犯人が俺に接触してくるはず・・・!」
P「よし、じゃあ俺のデスクに隠して・・・」ゴソゴソ
真美「ふふ・・・」ニコォ…
P「ふう」
P「今日は誰も聞いてこなかったなー」
P「・・・まだ俺のデスクの中にあるし」
P「日記だからすぐ気づくと思ったんだけど・・・」ペラ
P「え」
▼月12日
P「なんで昨日の日記が書いてあるんだよ・・・!?」
P「隠してたはずだぞ・・・?」
P「・・・」
P「・・・とりあえず内容を見よう」
P「・・・うわ」
▼月12日
無 駄 だ よ
P(結局あのあとどこに隠しても日記は続き)
P(俺は隠すのを断念した)
P(日に日に好きの文字が増えてきて、正直こわい)
小鳥「プロデューサーさん。元気ないですね?」
P「いえ・・・大丈夫です」
小鳥「無理しちゃだめですよ?あ、そうだ!今度おかゆでも作りに行っちゃいましょうか?なーんて!」キャピッ
春香「・・・」
伊織「・・・」
千早「・・・」
小鳥「」ビクッ
P「いつの間に・・・」
小鳥「なーんて、嘘ぴよ・・・てへへ」ビクビク
P(直接対決だ!)
P(ハイリスクだが・・・)
P(日記を家に持って帰る!!)
P(やってやるぜ!)
???「ふ、ふふふふ・・・」ニコォ…
P「戸締まりOK。カーテンOK」
P「・・・ノートもOK」
P「さすがに今日のは書けないだろう。うん、書いてない」パラパラ
P「万が一に備えてロープも出しとこう」ゴソゴソ
ピンポーン
P「」ビクッ
P「・・・」スタスタ
ガチャ
P「・・・どちら様ですか?」
???「こんばんはー」
P「その声は・・・」
真美「真美だよ→」
P(いや、でも・・・)
真美「兄ちゃん、寒いからとりあえず上がらせてよ」
P(・・・服装は普通だな。そこまで荷物もないし)
真美「兄ちゃーん」
P「わかったわかった、今開ける」
真美「わーい」
P「なんでもじもじしてんだ・・・普通にしていいぞ」
P(しかし・・・真美がノートの持ち主なら何をされるかわからんな・・・注意しないと)
真美「」キョロキョロ
P「落ち着きないな」
真美「だって兄ちゃん家だし→」
P「理由になってなくないか?」
真美「なくなくないです→」
P「なんで急に?」
真美「だって兄ちゃん最近元気ないし」
P「!」
真美「おかゆくらいなら真美でも作れるし!兄ちゃんに元気になってほしいから・・・///」モジモジ
P「真美・・・お前ってやつは・・・。ありがとう・・・」ジーン
真美「へへへ///」
P「普通にうまい」
真美「よっしゃ」
P「上達したなぁ」
真美「努力家だからね!」
P「自分で言うな」
真美「へへっ」
真美「おそつまさましでた」
P「お粗末様、な」
真美「面妖な・・・」
P「難しい言葉でもないだろ。それより今日はどうしたんだ?」
真美「ああ、忘れてた」
真美「兄ちゃんが隠してるモノに用があるんだよね」
P「!!!」
P「まさか・・・真美が・・・!?」
真美「毎日違う場所に隠しちゃって・・・見られてたとも知らずに」
P「そんな・・・」
真美「正直家に持って帰るのを見たときは『チャンスだ!』と思ったよ→」
P「いやだ・・・」
真美「さあ、観念しろ→!」
P「う、うわああああああああああああ」
真美「おとなしく隠してた秘蔵のH本を渡すのじゃー!」ババーン
P「ああああああああああああ・・・・・・は?」
真美「え?」
P「うん」
真美「おっかしいな→。隠してたからてっきり・・・」
P「どんな推理だよ」
真美「どうりで普通のものしか見つからないはずだよね。ファイルとかノートとか」
P(真美は違ったのか。よかった)
真美「あれ?じゃあ何を隠してたの?」
P「うっ」ギクッ
P「何もないから!よ、よし、真美!遅いから帰ろう!タクシー呼ぶから」
真美「え→、真美泊まりたい→」
P「駄目だ駄目だ!帰ろう!うん」
真美「ちぇ→」
P「よしよし!真美はいい子だな!」ナデナデ
真美「はふぅ・・・」
P「おう」
バタン
P「はぁ・・・」
P「真美は違ったか・・・」
P「じゃあ誰なんだ・・・?」
イヤァァァァ ニィチャァァァァァン タスケ
ドサッ
P「!?」
真美「」
P「真美!・・・よかった、息はあるみたいだ」
P「でも一体誰が」
ガツンッ
ドサッ
「プロデューサー・・・駄目だよ。私以外の女の子を上げたら」
「それに・・・」
「ノートを持って帰ったら書けないじゃないですか」
「プロデューサーへの、私の愛のポエムが」
律子「はー。プロデューサー殿がいないから仕事が大変・・・」
小鳥「まあまあ。いいじゃないですかまた過労になっても困りますし」
美希「ハニーも意外と人の子だったの」
小鳥「あ、そうだ!私がプロデューサーさんの家にお見舞いに」
真「・・・」
貴音「・・・」
やよい「・・・」
亜美「・・・」
小鳥「」ビクッ
小鳥「う、嘘ですてへぴよっ」ブルブル
律子「なんか一週間ぐらいかかるの仕事があるのよ。遠出だから他の仕事はお休みさせてくださいって」
真「へえー」
真美「真美も旅行行きたい→!」
貴音「また皆で行きたいものですね」
春香「うん!」
千早「そうね」
カツカツカツカツ
トントン
P「・・・どうぞ」
雪歩「おはようございますぅ」ガチャ
P「・・・おはよう雪歩。今日もかわいいな・・・」
雪歩「は、恥ずかしいですぅ///」
P「本当だ。かわいいよ雪歩かわいいよ雪ホかワいいよユキ歩」
雪歩「///」
P「ありガトうゆキほ」
雪歩「私もお父さんに頼んで架空のロケを入れてもらいましたし」
P「手間をかケタな」
雪歩「とんでもないですぅ。私は一緒にいるだけで幸せですから」
P「でモ、休みはアト3日」
雪歩「はい。だからここで2人で一緒に過ごして仲を深めて、他の子たちに見せつけましょう!」
P「オう」
雪歩「ここは地面の下の楽園、ゆきぽランド。誰も見つけられません」
〜〜〜
小鳥「そういえば真美ちゃん、包帯とれたのね」
真美「そ→なんだよ→!兄ちゃん家に行ったときにいつの間にかタンコブができててさ→」
春香「え?」
美希「ハニーの・・・家」
真美「あ、やば」
真「詳しく聞きたいかな」ニコニコ
伊織「にひひっ・・・」ニコォ…
あずさ「あらあら〜・・・」
真美「あ、ああ・・・」
ヤダーーーー
好き好き好き好き好き好き好き好き好き
好き好き好き好き好き好き好き好き好き』・・・どうですか?今日のポエム」
P「最高ダ」
雪歩「えへへ。じゃあ明日も頑張っちゃいますね」
HAPPY END
あとはボ、真ちゃんのスレにすればいいと思うな
はよ
Entry ⇒ 2012.05.06 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
春香「え?ポケモンバトル?」
春香「今遠まわしにお前は暇人だって言われた気がする」
真美「事実だからしょうがないっしょ?」
真美「…それよりさー、やろうよーはるるーん」
春香「だってポケモンって小学生の男の子がやるようなゲームでしょ?」
真美「いやいやいや、ポケモンは今や老若男女問わず…いや、人種すら問わず楽しめるグローバリーなゲームだよ」
真美「そして6月には最新作、BW2が発売予定!乞うご期待!」
春香「いやいやいやいや、宣伝はいいです」
春香「…そもそも私はほら、連打とか苦手だしね」
真美「いやいやいやいやいや、心配ご無用!ポケモンは連打とか早押しとかそういう要素は殆どないから」
真美「強いていうなら、必要なのは頭…かな」キリッ
春香「いや、そこ多分カッコつけるところじゃないと思うよ」
春香「な…何故突然の上目使い」
真美「どーしてもやりたくない?真美のこと、きらい?」
春香「えと…そういうわけじゃないんだけど…お仕事とかあるし、ね?」
真美「…そっか、じゃあいいや、他を当たらせてもらうよ」
春香「そ、そう?なんかごめんね、真美」
春香「まぁみぃちゃん♪」ガシッ
真美「痛っ、は、はるるん!痛い、痛いよ!肩が砕ける!」
春香「んもー、私そんなに力強くないってば」
春香「…それよりさ、私、やるよポケモン!」キラキラ
春香「えと…つまり、種族値っていうのの合計が高ければ強いポケモンってこと?」
真美「まあ間違っちゃいないね、とことんなまでに種族値の無駄遣いしてるポケモンは稀にいるけど」
春香「ふーん…それで、努力値っていうのを振り分けて苦手をカバーしたり得意を伸ばしたりって認識でいいのかな?」
真美「おー!さすがはるるん!理解が早くて先生助かるよ!」
真美「それでね、次に出てくるのが個体値の差なんだけど」
春香「ちょ、ま、待って亜美!…まだあるの?」
真美「…あ、重要なこと忘れてた!タイプ相性もバッチリ抑えとかないとね!」
春香「あのー…それで、私はいつゲームが始められるようになるんでしょうか」
真美「状態異常の効果とか、天候による恩恵や弊害、それに特性とか持ち物についても最低限抑えてほしいから…」
真美「最短であと2日くらい?」
春香「もう嫌になってきた…」
小鳥「さっきから黙って聞いていれば…」
小鳥「大丈夫よ、今日はそんなにお仕事多くなかったから」
小鳥「それよりも…真美ちゃん」
真美「な、何、ぴよちゃん?いつもより何かちょっと怖いよ、年のせい?」
小鳥「物事には順序ってものがあるのがわかってる?」
真美「ぴよちゃんが歳の話を無視するとは…まさか、これはマジなテンションなのか…?」
小鳥「せっかく新しいポケモントレーナーが生まれようとしているのに、何なの?さっきのつまらない話は」
小鳥「確かに真美ちゃんの言ってたことは重要だし、最低限知っていないといけない知識よ」
小鳥「でもね、ゲームっていうのは楽しみながらできないと本末転倒なの」
小鳥「そんな前提すら忘れてしまうなんて…真美ちゃん、あなたはポケモントレーナー失格よ」
真美「ぁ…あの…」
春香「(あれ?もしかして話の流れ的に小鳥さんもやってるのかな、ポケモン)」
小鳥「違うわよね?何の知識もなく、純粋な気持ちで…どきどきわくわくしながら進めたはず」
小鳥「次はどんなポケモンが出てくるんだろう、どんな町に着くんだろうって。違う?」
真美「ぁぁ…ぅ」グスッ
春香「(どうしよう…何故か小鳥さんが物凄く怒ってる気がする…)」
春香「(真美は今にも泣きそうだし…ホントにどうすれば…)」
春香「ぃ、ひゃい!」ビクッ
小鳥「ポケモンを始めたいのなら、まずは実際にプレイしてみるのが一番よ」
春香「えと、そう、なんですか」
小鳥「春香ちゃんはDSは持ってる?」
春香「あ、はい、昔亜美と真美から誕生日に貰ったやつなら」
小鳥「初代かしら?まあポケモンをやる分には何の問題もないから大丈夫よ」ニコッ
真美「……」
春香「ほら、もうそんなに気を落とさないで?」
春香「小鳥さんだってきっと本気怒ってたわけじゃないと思うよ?」
真美「真美…全然わかってなかった…」
春香「…え?」
真美「ぴよちゃんにお説教されてようやく気づいたよ、ごめんね、はるるん」
真美「ゲームは楽しめなくちゃね!ちょっとぴよちゃんに謝ってくる!」タタタ
春香「あ、いっちゃった」
春香「さて…真美も機嫌直ったみたいだし…やってみよう、かな」
小鳥「そしてそれから一週間が経った」
小鳥「春香ちゃんは初めての連続に戸惑いつつも、プレイ中に快楽を得られる程度には上達した」
春香「小鳥さん、誰と話してるんですか?…というかなんかちょっと卑猥です…」
真美「はーるるん、基本はおkみたいだね」
真美「てか、よく1週間でパーティできたね…うぅ、先生は嬉しいよ…」
春香「プロデューサーさんにも手伝ってもらったからね」
春香「はじめてだからって優しくしてもらっちゃった、キャ」///
小鳥「春香ちゃん、あんまり人のこと言えないわね」
小鳥「(アイドルとしては最低な会話だけれど…この感じ、大好きかも…!)」
真美「ルールは4vs4のダブルバトル、見せ合いはなし、それ以外の大まかなルールは大会に準拠!おげい?」
春香「おげい!」
小鳥「どこの地方の人よ…」
まみ☆☆ が しょうぶを しかけてきた!
ミキミキ を くりだした!
小鳥「ドリュウズとカバルドンね…ダブルでは最近殆ど使われないカバを使う辺り、オリジナリティがあっていいわね」
春香「それよりも、そのニックネームはどうなんだろう…」
はるか は くれせたん と
ばってん を くりだした!
真美「ほほぅ、クレセグロスとな」
小鳥「あら?そのクレセリアはどうしたの?」
春香「えへへー、プロデューサーさんから貰っちゃいました!」
春香「厳選に三ヶ月かかった良個体だとかなんとか」
小鳥「その紳士どこに売ってますか」
まみ☆☆ の ゆきぽん の
じしん!
ばってん には こうかはばつぐんだ!
春香「なんとか耐えた…」
小鳥「ねえ春香ちゃん、もしもここでメタグロスが守るを使っていたらどうなるかわかるかしら?」
春香「え?えと、ばってんにはダメージなくて、くれせたんは浮遊だから…」
春香「…あ!真美の美希にだけダメージが入ります!」
春香「え?」
小鳥「…じゃなくてその通りね、そんな風に、技や特性なんかを上手く使えば相手の自滅を誘うことだってできるのよ」
小鳥「今回みたいなケースは滅多にないんだけれど、守るを使うことによる『縛り』の解除はダブルの基本戦法ともいえるわね」
春香「えぇと…縛りってなんですか?」
小鳥「あら?てっきり教えてもらっているものだと思ってたから、復習のつもりだったんだけど…」
小鳥「そうね、今は練習とはいえバトル中だから、また今度教えてあげるわね」
ばってん の こうげきりょくが ぐーんとあがった!
…ラムのみ で こんらんが なおった!
ばってんの じしん!
…ドリュウズ は たおれた!
真美「これまた常套手段だね、わかってたとはいえ、今のはズキュンズキュンきたよ…」
春香「えへへー、これもプロデューサーさんに教えてもらったんだ」
真美「さーて、春香くん、次のターン例え守るで居座ってもばってんちゃんは眠っちゃうよ?んふふ〜どうするー?」
小鳥「(真美ちゃん、意外と接待プレイ上手…?)」
春香 残り4匹
クレセリア 砂ダメのみ
メタグロス HP残り1/4程度 攻撃2段階上昇 欠伸状態
真美 残り3匹
カバルドン HP残り1/4程度
ラグラージ 死に出し
小鳥「(真美ちゃん、やっぱり意外にもちゃんと練習になるように考えながらやってるのね)」
真美「ぶぇっくしょん!」
真美「んぁ…誰か真美のイケてる噂話でもしてるのかな」ズズ
小鳥「……」
真美「ま、いいや。んふふ〜、さて、真美のりっちゃん(ラグラージ)に勝てるかな…?」
春香「(だってあの律子さんだよ?)」
春香「(だったら、くれせたんのいばるでもっと攻撃力を上げる…?んーん、だめだ、さっきラム消費しちゃったからそれだと混乱しちゃう……)」
春香「(だったらここは…!)」
はるか は くれせたん を ひっこめた!
…はるか は でりあ をくりだした!
小鳥「ここでシャンデラ…?」
真美「ふっはっはっはー!勇者春香よ!ついにヤケになったかー!」
ばってんの だいばくはつ!
真美「んなっ!」
でりあ にはこうかがないようだ…
…まみ☆☆ の りっちゃん と
ミキミキ は たおれた!
小鳥「大爆発が弱体化したとはいえ、攻撃2段階アップは大きかったわね」
真美「うー、これは予想外の展開だよぉ」
シャンデラ 砂ダメのみ
カポエラー 死に出し
真美 残り1匹
ブルンゲル 死に出し
真美「真美の切り札…あずさおねーちゃん!」
春香「ニックネームが91cmて…千早ちゃんが見たら怒るよ、きっと」
小鳥「(ぶるんって擬音語、やけにエロいわよね)」
91cm にはこうかばつぐんだ!
カポエラー の いわなだれ!
…91cmは ひるんで動けない!
真美「積んだあああ」
こうさんがえらばれました
春香「やった!」
真美「手加減してたとはいえ…やるな、はるるん!」
小鳥「普通、初心者が1からパーティ作るだけで一か月はかかるものよ」
春香「プロデューサーさんがたくさん助けてくれたおかげですよー」
春香「孵化余りっていうんですか、そういうのもたくさん貰っちゃいました」
春香「それでそれで、私(のポケモン)とプロデューサーさん(のポケモン)で沢山小作りに勤しんで…///」
真美「ちょ、はるるん!?ついに…ついににーちゃんに手を出しちゃったの!?」
春香「プロデューサーさん(のポケモン)、(タマゴ生むの)早かったなぁ」
春香「もう一晩に何回も何回も…///」
春香「はる・・・?なんですか、それ」
小鳥「んーん、何でもないのよ、なんでも!…そんなことより、その4匹以外のポケモンは何か育てたのかしら?」
春香「えっと、それがまだこの子たちの他には2匹しか…」
小鳥「1週間で6匹なら十二分よ」
小鳥「育てたいポケモンがもしもホワイトで手に入らなかったら、気軽に言ってね」
小鳥「孵化余りくらいなら私も分けてあげられるから」
春香「はい!ありがとうございます!」
小鳥「しーっ!真美ちゃん、そういうことは言っちゃダメなの」
春香「あのー、ところで、小鳥さんと真美の他にはポケモンできるアイドルっていないんですか?」
小鳥「それが…」
真美「んふふ〜、それについては真美から説明しよう!」
真美「実は、765プロのアイドルは大体できるよ」
真美「千早おねーちゃんとお姫ちんは日曜朝のポケモン番組のレギュラーだし、竜宮はCMやってるし…」
真美「他のみんなも亜美と真美で結構勧誘してるかんね」
真美「ん?実際いっつも事務所にいて、いっつも対戦できる相手はいないよ?」
春香「ごめん、それ以上言わないで…心折れそう……」
真美「んふふ〜、それでどうする、はるるん?他の誰かとも対戦してみるー?」
春香「んー、確かにせっかくならやってみたいかも…」
小鳥「でも、その前にもうちょっと使えるポケモンを増やす必要はありそうね」
小鳥「好きなポケモンを育てたり、タイプ統一パーティみたく、何かコンセプトがあればより一層ポケモンを楽しめるわ」
春香「なるほど、確かにプロデューサーさんも似たようなこと言ってました」
春香「好きなポケモン、か…」
春香「『ばってん』とか『くれせたん』とかも嫌いじゃないんだけど…」
春香「確かにもっとかわいいポケモンも使ってみたいかな」
春香「んー、どうしよ…」
春香「今日は真美と対戦しただけで帰ってきちゃったけど…」
春香「明日誰かに対戦の予約だけしてみよっかな、来週あたりにやろうねーって」
春香「んー、誰にしよう…あ、そうだ!とりあえずお風呂入りながら考えてみよっと」
千早「竜宮組はやっぱり忙しいみたいですね…」
貴音「はて…どうしたものやら…」
春香「ねえねえ、千早ちゃん、ポケモンバトルやらない?」
貴音「春香、あなたはもう少し空気を読むということを」
千早「待って、四条さん!春香、あなた今なんて?」
春香「え?だからポケモンバトルを…」
千早「決まりね!」
貴音「左様ですね」
ラッキーもかわいいよな
・・・あれ?
千早「ええ、簡単に言ってしまえばそんなところね」
貴音「実は、来週収録予定の視聴者様が来られなくなりまして…つまりはその代役、ということになりますね」
春香「なるほど…何たる都合のいい偶然」
千早「それで…ポケモン、できるのよね?」
春香「先週始めたばっかりだけど、一応できるつもりだよ」
貴音「一抹の不安は残りますが…この際仕方無いでしょう」
千早「日曜朝とは言っても、子供から大きなお友達まで、幅広い層に支持されているということは覚えておいて頂戴」
春香「子供にもわかりやすい対戦かつ、コアなプレイヤーにも飽きさせない様にってことだよね、私、頑張るよ!」
春香「とは言ったものの…どんなパーティで行けばいいんだろ?」
小鳥「…あら?春香ちゃん、いたの?」
春香「え、さっきから真横に座ってましたよ?変なキャラづけはやめてください」
春香「あ、ところで、かくかくしかじかなのですが…」
…
小鳥「子供にもわかりやすくて廃人にも飽きさせない…」
小鳥「まだまだひよっこの春香ちゃんにとっては難しいバトルになりそうね」ピヨッ
春香「そうなんですよ…」
小鳥「でも、実はそれ、割と難しくもないわ」
小鳥「要は、単純だけれど強い、そんなパーティで行けばいいのよ…天候パみたいなね」
春香「えと…名称とか全然知りませんでした」
小鳥「スタンパっていうのはね、どんな相手が来ても、それにそれなりに順応できるように作られたパーティなの」
小鳥「場の影響を極端に受けることのない、安定したバトルができるパーティ、そういった方がわかりやすいかしら」
春香「どっちにしろよくわかんないんですが、要は子供にとってはよくわからないパーティってことですよね?」
小鳥「そういうことになるわね、それに対し、真美ちゃんの使っていたパーティのコンセプトって何だかわかるかしら?」
春香「それくらい私にだってわかりますよー、765プロパーティです!」
小鳥「間違ってはいないんだけれど…真美ちゃんの使っていたのは、『砂パ』ね」
小鳥「どう?とってもコンセプトがはっきりしていてわかりやすいでしょう?」
春香「あ、確かにそれなら私にもわかります」
小鳥、「天候に限らずとも、トリパ、重力パ、追い風パ…他にも色んなコンセプトを持ったパーティがあるわ」
春香「なるほど、その中から自分に合ったパーティを見つけ出していくんですね」
小鳥「ただ、テンプレ通りのパーティでは面白くないわ」
春香「はい!それはプロデューサーさんから耳にタコができるほど聞いたので大丈夫です!」
春香「『アレンジを加えて自分だけの闘い方をマスターしろ』ですよね」
小鳥「インターネットの掲示板やサイトの情報を鵜呑みにして、そのまま作るだけでは正直闘ってても面白くないものね」
小鳥「このポケモンはこの技しか使ってこない、このパーティなら先発二匹は決まってる…」
小鳥「そんな相手の意表を突くことができるパーティこそ本当の意味で『強い』のよ」
春香「本当の意味での強さ…か」
小鳥「…と、ここまで長々と話してきたんだけれど、初めの内は型通りのスタイルに慣れた方がいいわ」
春香「基本あっての応用、ってことですね」
小鳥「そういうこと!だから、取りあえずは好きな天候パで臨んでみたらどうかしら?」
千早「春香、明日の収録は大丈夫?」
春香「うん、ありがとう千早ちゃん、大丈夫だよ」
春香「明日のバトル、楽しみだね!」
千早「ええ、正直小学生が相手だと、接戦に見せるのに苦労したのだけれど…」
千早「春香なら全力のバトルで大丈夫よね」
春香「酷いなぁ、私まだ初めて2週間だよ?ちょっとは手加減してよー」
千早「ふふ、善処するわ」
貴音「ごきげんよう、今週もこうして無事に番組を始められること、心より感謝いたします」
千早「おはようございます、冒頭でいきなりなのですが、今日は特別ゲストに来てもらっています」
千早「では、早速登場してもらいましょう、ブレイク寸前のアイドル、天海春香さんです!」
春香「みなさーん!おはようございまぅわああああ」どんがらがっしゃーん
千早「実は、春香さんにはこの後のコーナーで、私、如月千早とポケモンバトルもしてもらう予定になっています」
千早「では、春香さん、意気込みを一言」
春香「コケたことすら無視するそのスルースキルに今驚いているのですが…」
春香「まだまだひよっこなので、胸を借りるつもりで頑張らせてもらおうと思います!」ぺこり
貴音「わたくし、この後のばとるを見るのがますます楽しみになって参りました」
千早「…くっ」
春香「いや、誰も胸の話はしてませんって」
千早「コホン…では、最初のコーナーに入りましょう、昔のポケモンのアニメを振り返る、『ポケモンm@sterへの道』です」
貴音「今週はどんならぁめんが出てくるのでしょうか、楽しみです」
春香「いや、ラーメン出てくる話はあんまりないと思いますよ?」
スタッフ「はいカット、じゃあ10分の休憩の後、実際に対戦してもらいますのでー」
千早「準備はできた?私はいつでも大丈夫だから、準備出来たら教えて頂戴」
春香「うん、私もいつでも大丈夫だよ!」
千早「そう、じゃあ、始めましょうか」
千早「スタッフさん、準備オッケーです、始めましょう」
スタッフ2「ウーィ、リョーカイッス、ホンバンハイリャース」
はるか は ゲロゲロ(ニョロトノ) と
せんたくき(Wロトム) をくりだした!
千早「…!」
チハヤ は ニョロトノ と
ドククラゲ をくりだした!
春香「ち、千早ちゃんも雨パなの!?」
貴音「なんということでしょう…!両者雨を軸としたパーティです」
貴音「申し遅れましたが、実況、解説はわたくし、四条貴音がお送りいたします」
楽しみだ
春香「(…でも、効果抜群の雷は雨のおかげで必中だもんね、何とか倒せるはず…)」
はるか の せんたくき の
かみなり!
ドククラゲには こうかばつぐんだ!
千早「耐えるわ」
春香「一致雷だよ?耐えるはずが…って硬っ!」
千早「私の使うポケモンを視聴者投票で決めるコーナーが昔あってね、なぜか圧倒的な票を勝ち得たのがこのドククラゲなの」
千早「ドククラゲのことなら並大抵のトレーナーよりはわかっているつもりよ」
アンコール!
しかし うまくきまらなかった!
千早「甘いわ、春香。特性が発動した時点で素早さの優劣はわかったはず…」
春香「えぅ、そうだったんだ…」
チハヤの ニョロトノ の
ほろびのうた!
春香「う…」
春香「残るはドククラゲ…何をしてくるんだろ…」
千早「ふふ」
チハヤ の ドククラゲ の
ミラーコート!
春香「んなっ!」
…せんたくき は たおれた!
ニョロトノ 無傷 滅び3
カイリュー 死に出し
千早 残り4匹
ニョロトノ 無傷 滅び3
ドククラゲ HP残り1/4程度 滅び3
貴音「さて、1たあん目から激しい勝負が繰り広げられております」
春香「千早ちゃん…さすがに強いね…!」
千早「ふふ、簡単には負けないわよ」
アシッドボム!
はるか の おっきいの(カイリュー) の
とくぼうが がくっとさがった!
春香「嘘!さっきは一番遅かったのに何で!?」
千早「ミラーコートの優先順位はマイナスよ…割と常識だと思うのだけれど」
はるか の おっきいの の
かみなり!
…ドククラゲは たおれた!
春香「と、取りあえず一匹…」
はるか の ゲロゲロ の
アンコール!
チハヤ の ニョロトノ の
ほろびのうた!
ニョロトノ 無傷 滅び2
カイリュー軽微なダメージ 特防2段階下 滅び3
千早 残り3匹
ニョロトノ 無傷 滅び2 アンコール状態
キングドラ 死に出し
春香「(キングドラ…特性は確か、すいすい…だったよね)」
春香「(どうにかしてキングドラを倒さないとカイリューは何もできずに倒れちゃう…)」
春香「(…あ、そっか、これが小鳥さんの言ってた『縛り』状態なんだ…)」
ひっこめた!
チハヤは やよ(エルフーン)を
くりだした!
春香「…何故『やよ』?」
千早「だって…似てるんだもの…」
千早「う…ぅっぅー」ボソッ
キングドラ の れいとうビーム!
…カイリューは みをまもった!
ゲロゲロ の さいみんじゅつ!
キングドラ は ねむってしまった!
春香「少しは巻き返せそう…かな?」
春香
ニョロトノ 無傷 滅び1
カイリュー 軽微なダメージ 特防2下 滅び2
千早
エルフーン 交代
キングドラ 無傷 眠り
おっきいの は しびれてわざがでにくくなった!
千早「…かわいい」
キングドラはぐうぐうねむっている
おっきいの は しびれて
わざがだせない!
春香「う…」
ニョロトノ の 気合玉!
千早「あっ、だめっ!高槻さああああん」
やよ は たおれた
千早「ああああああああ」
千早「…春香……許さない…」
春香「ぇ?うぇ??」
ゲロゲロ の ほろびカウントが
0になった!
春香「うわ!千早ちゃんの怨念がゲームにまで影響を!」
貴音「春香、それは滅びの歌の効果ですよ」
カイリュー 軽微なダメージ 滅び1
ボルトロス 死に出し
千早 残り2匹
キングドラ 眠り
ニョロトノ 無傷
キングドラ は めをさました!
キングドラ の りゅうせいぐん!
ドラゴンジュエルが りゅうせいぐんの
いりょくを つよめた!
春香「ぼるたんはギリギリ耐えた…」
ぼるたん の かみなり!
ニョロトノ には こうかばつぐんだ!
千早「ニョロトノだって、そうやわらかくないわ!」
…ぼるたん は たおれた!
おっきいの の りゅうせいぐん!
キングドラにはこうかばつぐんだ!
…キングドラは たおれた!
春香「これで二人とも1匹ずつ…!」
千早「いいえ、それは違うわ」
春香「えっ」
ほろびカウントが 0になった!
春香「…あ」
貴音「ばとる終了、千早の勝利、ですね」
千早「春香、こんなに楽しいバトルは久々だったわ」
春香「えへへ、千早ちゃんにはかなわないや」
千早「そんなことはないわ、本当にどちらが勝ってもおかしくないバトルだったもの」
千早「またいつか…バトルしましょうね」
春香「(そのお蔭か否か、最近では休む暇さえ殆どないくらいに仕事が舞い込んでくる)」
春香「(自分で言うのはくすぐったいけれど、名実共にトップアイドルに相当近づいていると思う)」
春香「(それでも、仕事の合間を縫って、事務所でみんなとバトルしたりはしている)」
春香「(ポケモンをやりすぎて本業を疎かにするなよってプロデューサーさんは言うけれど、やっぱり楽しいことは楽しいから仕方ないよね?)」
春香「(だから、今日も仕事終わりに事務所の階段を駆け上がる。皆と、少しでも楽しい時間を過ごしたいから)」
春香「みんな!ポケモンバトル、しよ!」
迷ったけれど、これで終わります もう寝ないと今日きついので…
また書きたくなったら、キャラ変えて同じようなスレ立てるので、見つけたら生ぬるい目で見守ってやってください
もし何か質問でもあれば7:30くらいまではいますよー
長い間お疲れ様でしたー
>>1はポケモンどんくらいやってんの?
プレイ時間でいうなら、600時間にも満たないクズだけど
おやすみ
やめろ
やめろ
B72だと…!?
くっ
そして乙
2も出るし久々にブラックやるかな
Entry ⇒ 2012.05.05 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (1) | Trackbacks (0)
P「ミキ、お前お尻ペンペンの刑な」 美希「わかったの!」プリン
美希「ドンと来てほしいな!」
P「いや……冗談だよ」
P「ほ、ほら!冗談だから仕舞ってくれよ!!」
美希「や!!ハニーにお尻叩いて貰うまでズボン履かないの!」
P「ば、馬鹿!そんな所誰かに見られてら即クビだ!!」
美希「ハニーが叩いてくれたらズボン履く!」
P「……あー!もう!1回だけだからな!!」
バシン!!
美希「あっ…!」
P「これでいいか…?」
美希「あふぅ…ハニー、ミキの初めて…奪っちゃったね……」
P「ほら、早くズボンを履いてくれ」
美希「むぅ…続きはしてくれないの?」
P「後でしてやるから……」
―――――
―――
―
美希「…ていう事があったの!」
「「「「「「!」」」」」ガタッ
春香「プ、プロデューサーにそんな趣味が……」
美希「『美希のお尻は最高だ、またペンペンさせてくれ』って言ってたよ」
美希(これでハニーは美希にメロメロって事を皆に思い知らせるの!)
貴音「面妖な……」
俺にお任せください
あずさ「でも困りましたねぇ…まさかプロデューサーにそんな趣味が……」
伊織「ド変態!!」
響「うー…やっぱり変態プロデューサーだったんだなぁ……」
雪歩「ぷ、ぷろでゅーさぁ……」
やよい「お尻ペンペン…怖いです〜……」
千早(高槻さんかわいい…)
亜美「お尻ペンペンだってさ真美〜……」
真美「兄ちゃん、さどすてぃっく?だったんだね」
美希「ハニー、ミキのお尻じゃないと満足できないらしいから、今日からハニーはミキの物に…」
春香「ま、待って!!私達のお尻もプロデューサーに叩いてもらおうよ!!」
「「「「「「…!」」」」」」」
春香「私のお尻も…も、もしかしたらプロデューサーの好みかも知れないよ?」
あずさ「そうですね〜…美希ちゃんだけ叩いてもらうなんて……」
響「そ、そうだぞ!!美希だけしてもらったなんて、不公平さー!!」
貴音「…そうですね、響の言う事も一理あります」
美希「え?ちょ、ちょっと待っ…」
雪歩「わ、私!男の人は苦手だけど、ぷ、プロデューサーなら……」
伊織「ま、まぁ?プロデューサーのお尻も叩かせてくれるなら伊織ちゃんのお尻も…」
千早「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!本当に言ってるの?」
やよい「皆さん、お尻赤くなっちゃいますよー……?」
春香「そうと決まれば…」
ガチャッ
真「ただいまー…」
春香「早速プロデューサーさんにお尻を叩いてもらおう!!」
真「え?ちょっと急にどうしたの春香……」
―――――
―――
―
P「はぁ……あとはこの事務所の階段を昇れば今日の仕事は終わりか」
P「……やっと真達も売れてきたし、気合入れないとな」
ワーワー キャーキャー
P「……嫌な予感がする」
美希の一人勝ちじゃないのかよ!!
…続けてどうぞ
ガチャッ
P「……」
春香「あ!おかえりなさい!プロデューサーさん!」
P「ただいま春香、何を騒いでるんだ?」
春香「プロデューサーさん!スパンキングですよ!スパンキング!」
P「……は?」
あずさ「あらあら?とぼけても無駄ですよ〜…」
貴音「あなた様……美希のお尻を叩いたというのは…本当ですか?」
P「……美希」
美希「あ、あはっ!何かなハニー?」
P「どういう状況か、説明できるよな?」
美希「え、えっとね?話すとながーくなっちゃうんだけど…」
真「ぷ、プロデューサー!どうして僕に言ってくれないんですか!!」
P「え……」
真「ぼ、僕なら…その…いつでもいいですよ……?」
P(美希のお尻を叩いて叱られると思ったが…なんだこの状況……)
P「待ってくれ、真…話が見えないんだが……」
響「プロデューサーはやっぱり変態さー!だ、だから自分が…」
P「ま、待て響!一体どういう…」
亜美「兄ちゃ→ん、亜美達のお尻も叩くの→?」
真美「痛いのやだけど…兄ちゃんの為なら……」モジモジ
貴音「皆、一度落ち着きましょう…これでは話が見えなくなる一方です」
―――――
―――
―
美希「あ、あはっ?」
P「美希…俺がいつ『美希のお尻は最高だ、またペンペンさせてくれ』って言ったんだ?」
美希「み、ミキの耳にはそう聞こえたよ?それよりハニー、オニギリ食べたい…」
P「話を無理やり変えるな!!」
春香「だから、美希だけじゃ不公平じゃないですか?」
P「なにが不公平なんだ…」
伊織「う、うるさいわね!アンタは黙って私に尻を向ければいいのよっ!!」
P「俺が叩かれる側なのかっ!?」
貴音「コホン…私達のお尻を叩かないで、美希のお尻を一番に決めつけるのは……」
P(どうしてこうなったんだ……)
千早「……プロデューサー、美希のお尻を叩いたのは本当なんですね」
美希「うんっ!本当なの!!」
P「お前が答えるな!!」
千早「……軽蔑します」
P「う……冗談で言ったら美希が言う事を聞かなくてだな……」
やよい「美希さん、お尻平気なんですかー……?」
美希「平気だよ?ミキのお尻はハニー専用のお尻だから…」
伊織「ちょ、ちょっと!やよいに変な言葉教えるのやめなさいよ!!」
――――――
―――
―
月曜日 朝 【響】 昼 【×】 夜 【雪歩】
火曜日 朝 【真】 昼 【伊織】 夜【あずさ】
水曜日 朝 【×】 昼 【やよい】 夜【千早】
木曜日 朝 【美希】 昼 【亜美】 夜【真美】
金曜日 朝 【貴音】 昼 【×】 夜【春香】
春香「……という訳で、スケジュールはこうなりました!!」
P「って!やよいや亜美達もやるのかよ!!千早まで……」
千早「だ、ダメなんですか?」
P「だ、ダメって訳じゃないが……お前、軽蔑するとか言って無かったっけ?」
千早「ぷ、プロデューサーが内緒でしてた事に軽蔑しただけですっ」
P(そんな馬鹿な……)
美希「春香は最後で良いの?」
春香「うん、私は順番なんてどうでもいいよ?」
真「ふーん…春香が譲るなんて珍しいね」
春香「も、もう!ひどいなぁ〜…」
春香(ふふふ、最後にプロデューサーさんを貰うのは私です……)
…こうして、プロデューサーのスパンキング日和が始まった。
【我那覇 響】
― 月曜日(朝) ―
P「……それで、最初はお前か…響」
響「うー…これでも、自分だって恥ずかしいんだぞー……」
P「あのなぁ…無理にやらなくったっていいんだぞ?」
響「べ、別に嫌じゃないさ…それに、美希には負けたくないんだ!」
P「はぁ……そんな所で意地張らなくても……」
響「う、うがー!!やるったらやるんだ!!変態プロデューサー!!ほら!」
P「わ、わかったわかった……やるからズボンとパンツを脱げよ」
響「え……」
響「ぬ、脱がないといけないのか……?」
P「あ、あぁ……脱がないと直に叩けないからな」
響「そ、そっか…そうだな!プロデューサーは頭良いな!」
P「それじゃ、脱いでくれるか……?」
響「う、うん……ちょっと待ってて…今脱ぐから……」
パサッ
響「うー…なんだか恥ずかしいぞ…本当にパンツも脱がないとダメか?」
P(正直、パンツをこう…くいっと上に上げれば解決だが…)
P「ダメだ」
響「……プロデューサーはやっぱり変態さー……」
スルッ スルッ
P(褐色の肉まんが二つ……ブリリアント)
才能溢れる…
響は天才だなぁ
P(褐色肌の子のお尻がこんなに魅力的だったなんて……盲点だった)ジー
響「ぷ、プロデューサー…そ、その……そんなに見られると恥ずかしいぞ」
P「わ、悪い……あの、本当に良いのか?」
響「やっていいから、は、早くしてくれー!」
P「……よし、叩くぞ」
響「う、うん……」
バシン
響「ひゃん!!」
ベシッ
響「いぁっ……!」
パシン
響「あぁ…っ…!」
P「……ど、どうだ?響」
響「ど、どうって言われても……」
P「結構大きい声出してたけど…まだ続けるか?」
響「ふ、ふん……こ、これくらい…なんくるないさー!」
P「そうか……まぁ、もう少し時間あるし……」
バシン
響「あぁっ……!」
バシン
ペシン
パシン
・
・
・
響「うぁっ……いぃっ……」ビクンビクン
プシャアアアア…
P「あ……」
――――――
―――
―
響「…………」
響「……プロデューサーの変態」ボソッ
P「だ、だから悪かったって……まさか響がお漏らしするなんて…」
響「ぁ…あぁぁぁああああもう!!言わないでくれー……」
P「少しやり過ぎた……ほんとごめん」
響「……それで、どうだった……?」
P「ん?」
響「じ、自分のお尻はどうだった!?」
P「あ、あぁ……大変よろしゅうございました……?」
響「そ、そっか……良かったんだな」
響「へ、変態プロデューサーはちゃんと責任取ってほしいぞ…」ボソッ
P「え?」
響「むー……なんでもない」
P「そうか…じゃあ響……俺、そろそろ行くぞ」
響「あ、うん…ぷ、プロデューサー」
P「なんだ?」
響「い、一緒に床を掃除してくれて…その…ありがとう……」
P「ん、気にするなよ?俺がやりすぎたからあんな風になった訳だし……それじゃ、またな」
― 月曜日(昼) ―
P(はぁ……それにしても、響がお漏らしか)
P(やりすぎたか……?)
P(いやぁ、でも喜んでたっぽいし…結果オーライ……なのか?)
小鳥「何か考え事ですか?」
P「あ、いえ……なんでもないですよ、ちょっと考え事をですね……」
小鳥「……アイドルのお尻でも考えてたんですか?」
P(ば、バレてる……!?)
P「じゃ、じゃあ俺、仕事言ってきまーす!!」
バタン
小鳥「ふっふっふ……私のお尻も後でちゃんと叩いて貰いますよ」ピヨッ
【荻原 雪歩】
― 月曜日(夜) ―
P「…………」
雪歩「あ、あの……」ソワソワ
P「雪歩…無理しなくていいんだぞ?」
雪歩「え……」
P「ほら、響や春香達は変な意地張って変な事してる訳だし…」
雪歩(……変な、意地って……)
雪歩「そ、それなら……尚更しなくちゃ…」
P「え?」
雪歩「ぷ、プロデューサーぁ…私のお尻…よろしくおねがいします!」
P「お、おぉ……雪歩、気合入ってるな」
雪歩「え!?そ、そんな事は……」アタフタ
P「よし……じゃあズボンとパンツを脱いでくれるか?」
雪歩「は、はいぃ……って、パンツもですか!?」
P「あ、あぁ…直に触らないと気持ちいいかわからないし……」
雪歩「……わ、わかりました」
パサッ
スルッ
P(ふむ……なるほど、なるほど……雪歩のお尻はこうなってるのか…)ジー
雪歩「あ、あのぉ……そんなに見ないでくださいぃ」
P「あ…ご、ごめん……」
P「よ、よし……それじゃあいくぞ」
雪歩「は、はいぃ……」
パシン
雪歩「あう……」
ペシッ
雪歩「んっ……」
バシッ
雪歩「いっ…」
P「へ、平気か?雪歩」
雪歩「だ、大丈夫…ですぅ……」
P(響の時はすこしやり過ぎたからな…手加減しておかんと……)
雪歩「あ、あの…プロデューサぁ……?」ウルウル
P「……!」
その時、プロデューサーに悪魔の心が芽生えるっ・・・!
バシン!
雪歩「いっ!?」
パシン!!
雪歩「あぁっ!!ま、待っ…」
パシン!!
ペシン!!
パシン!!
・
・
・
雪歩「あっ…あぐ……」ビクッ…ビクッ…
プシャアアアア…
P「あ……」
―――――
―――
―
雪歩「……」プイッ
P「わ、悪かったって!」
雪歩「出ちゃう、って…言ったのに……」
P「あ、あはは……すまん、つい夢中になっちゃって」
雪歩「もう……知りません」
プロデューサー・・・ダメとわかっていても調子に乗った・・・!
乙女に恥をかかすっ・・・!許されない行為っ・・・!
雪歩「ひどいですぅ……」
P「……そ、それじゃ!床は拭いておいたから…俺は戻るぞ?」
雪歩「せ、責任取ってくださいね……」
P「ん?何か言ったか?」
雪歩「なんでもありません……」
――――――
―――
―
P「ふー、これで1日目が終了か」
P「……まだまだ終わりは長いな」
【菊地真】
― 火曜日(朝) ―
真「あ!プロデューサー!」
P「おう、朝は真だったか」
真「もう、酷いなぁ…おはようございます!今日も良い天気ですね」
P「おはよう、そうだな……真、ちゃんと確認するけど本当にするのか?」
真「し、します……響や雪歩もしたんですよね?」
P「昨日だけどな……はぁ、それじゃ今日もするか」
真「はい……あ、あの…僕、お父さんに昔されたくらいで、その、初めてなんで……」
真「……優しくしてくださいね?」チラッ
P(昔されたのか……でも、真のお父さんならやりかねないな)
P「よし……それじゃ、真…ズボンとパンツを脱いでくれるか?」
真「はい、わかりました…って、ぱ、パンツもですか!?」
P「あぁ…面倒くさいからもう説明しないぞ」
真「雪歩達も…パンツを脱いでやったんですか?」
P「響も雪歩もパンツを脱いだが…別に無理しなくてもいいんだぞ?」
真「…………」
真「……脱ぎます」
P「ま、真?」
真「雪歩や響に負けてられませんから…脱ぎます!!」
パサッ
スルッ
P(ふむ……過度な運動によって引き締められたお尻……)ジー
真「ちょ、ちょっと!そんなに見られてら恥ずかしいじゃないですか!」
P「ご、ごめん……よし、それじゃあ始めるぞ」
真「はい……いつでも来てください」
パシン
P「いって!!」
真「え?」
P「お前……普段どんな運動してるんだ?」
真「…………」
P「……という訳で、特大ハリセンを持ってきました」
真「どこから持って来たんですか?そんな物……」
P「よし、いくぞ真……」
真「ちょ、ちょっと…そんなゴルフクラブ振る姿勢で……」
パーン!!!
真「あぐぅ!!」
パッシーン!!
真「ひぃ…ま、待って……」
スパーン!!!
・
・
・
真「あ…ぁ……」
ピチョ…ピチョ……
P「ぜぇ……ぜぇ……!」
P「こ、これが噂のアヘ顔か……」
――――――
―――
―
真「…ハッ!ここは……!」
P「おはよう、随分と寝てたな」
真「プロデューサー…あれ、お尻がなんかヒリヒリするな……」
P(あれだけハリセンで叩いてヒリヒリする、で済むんだ……流石だな)
真「そ、そうだ!プロデューサー!どうでしたか!?僕のお尻!」
P「あ、あぁ……いい…んじゃない……?」
真「な、なんですかその曖昧な答えは!」
P「いや…お尻ぺんぺんが出来ない尻なんて、前代未聞だし……」
真「むー、じゃあやられ損じゃないですかー……」
P「あー…なんだ…そのだな……」
P「でも安心しろ、真の尻は1位、2位を争うくらい綺麗だったぞ」
真「…!へへっ、やーりぃ!」
P(なんだこいつ、可愛いな)
【水瀬 伊織】
― 火曜日(昼) ―
P「……」
伊織「……何よ?」
P「いや…伊織も春香が考えた企画(?)に参加するなんて、意外だなー…って思ってな」
伊織「この伊織ちゃんのお尻を触れるのよ!?なんか文句あるわけ!?」
P「い、嬉しいけど…本当に良いのか?」
伊織「変態!変態!ド変態プロデューサー!」
P(この企画に参加してる時点で、お前も立派な変態だよ伊織……)
伊織「ほら…早くさっさと脱ぎなさいよ」
P「わかった……って、え?俺が脱ぐの?」
伊織「ほらどう!?伊織ちゃんにお尻を叩かれるのは!!」
パシン!
P「いった!お前、もう少し優しく…」
伊織「ほら!喋ってる暇があったら、吠えなさいよ!!」
P「いって!!なんでお前そんなノリノリなんだよ!!」
P(だが…気持ちいいのなぜなんだ……)
―――――
―――
―
P「……」ビクンビクン
伊織「いつまでへばってるのよ」
P「あふ」
伊織「……次は、あ、へ、へっぽこプロデューサーの番よ……?」
P「……さて、気を取り直して、と」
P「それじゃ、伊織…ズボンとパンツを脱いでくれ」
伊織「は、はぁ!?パンツも脱ぐなんて、信じられない…」
ヌギヌギ
P(あ、でも脱ぐんだ……)
伊織「…ど、どう!?伊織ちゃんのこのパーフェクトボディーは!!」
P「伊織……なにも全部脱ぐこと無いだろ」
伊織「う、うるっさいわね!!早く叩きなさいよ!変態!!」
P「はいはい……ちょっと強めな」
伊織「は?」
パシン!!
伊織「きゃひん!?」
伊織「ちょ、ちょっ…なにいきなり強く…」
スパン!!
伊織「いぃっ!?」
P「どうした?伊織」
伊織「ふ、ふん……全然痛くなんて無いんだから……!」
P「そうかそうか」
スパーン!!
伊織「あぁっ…!だめぇ……」
パシーン!!
スポポーン!!
・
・
・
伊織「あ…あひ……」ブルブル
チロチロ…
P「ふぅ……こりゃやよいと亜美真美には手加減しないとダメだな」
―――――
―――
―
伊織「信っじられない!あんな強く叩く馬鹿がどこに居んのよ!?」ゲシッゲシッ
P「いてっ、だから蹴るなって…それに真なんてハリセンだぞ?」
伊織「アイツの尻は青銅かなんかで出来てるのよ!!」
伊織「……はぁ、もう最悪…ちょっとこっち来なさい」
P「ん?」
チュッ
P「なっ!」
伊織「せ、責任取りなさいよね!?水瀬財閥の娘をあんな格好にしたんだから……」
【三浦あずさ】
― 火曜日(夜) ―
あずさ「はい、今日は私ですね」
P「そ、そうですね……あずささん、本当に良いんですか?」
あずさ「あ…やっぱり若い子のお尻の方がいいんですか……?私、まだ21なのに……」
P「そ、そんな事ないですよー!あずささんは魅力的です!」
あずさ「あらあら……///」
P「…………」
あずさ「……しないんですか?」
P「あ、いえ……しますよ」
P「え、えっと……じゃあズボンとパンツを脱いでもらえますか?」
あずさ「え?し、下着もですか……?」
P「あ、嫌なら別に平気ですよ?ていうか、この企画の参加も…」
あずさ「平気です…脱ぎますね……」
ポサッ
スルッ
P「お、おぉ……」
P(まるで白桃の様な巨大な尻…そして見るだけでわかるあの弾力……)ジー
P(……エクセレント)ジー
あずさ「も、もう…!恥ずかしいです……」
P「そ、それじゃ…行きますよ?」
あずさ「は、はい…お願いします……」
スパン!
あずさ「あっ……」
P(吸いつく…吸いつくぞ……!手のひらが吸い込まれていく……!)
P(…そしてエロい、…エロすぎる……なんだこの人妻の様な美女は……)
パチン!
あずさ「やんっ……」プルン
P「あずささん……上着とブラを脱ぎましょうか」
あずさ「え?上着と下着ですか……わかりました」
ヌギヌギ パチッ バイヨエーン!
あずさ「あ、あの…ど、どうですか……?」
P「ふぅ……」
パチン!
あずさ「あんっ!!」
プルルン…
パシン!
あずさ「きゃっ…!」
プルルルウン…
あずさ「はぁ……はぁ……!」
P(……眼福です)
・
・
・
あずさ「んっ…ふぁ……」ビクッ、ビクッ
ジョロロロロ…
P「あ、あずささん…大丈夫ですか?」
―――――
―――
―
あずさ「……あんなになるまでするなんて……ひどいです、プロデューサーさん」
P「す、すいません……」
あずさ「もう…それに、上着まで脱ぐ必要あったんですか?」
P「そ、それは男のけじめというか…そのですね……」
あずさ「……ふふっ、嘘ですよ…怒ってないです」
P「そ、そうですよねー、怒ってたら裸で膝枕とか普通してもらえませんよねー……」
ポヨン ポヨン
P「…………」
あずさ「ふふっ……気になりますか?」
P「え?あ…、いや……どちらかというと下のおけけの方が…」
あずさ「プロデューサーさんが、私のお尻が一番って言ってくれたら触らせてあげます」
P「は、はひ……えっと、それじゃ、俺は仕事に戻るんで……」
あずさ「もう……」
P「あ、ありがとうございました」
【音無 小鳥】
― 水曜日(朝) ―
小鳥「ついに私の出番がやってきました!!」ピヨッ
P「あの……本当に音無さんもするんですか?」
小鳥「え?しないんですか?」
P(正直、年上のお尻を叩くのはちょっと気が引けると言うか……)
P(ていうか、30手前の女の人の尻を叩くのか……)
小鳥「さぁ!さぁさぁ!!」
P「わかったからお尻を向けてこっち寄らないでください」
P「…………」
小鳥「さぁ、いつでも構いませんピヨ」
P「…音無さん、ちょっとこれ付けてもらえますか?」
小鳥「ぴよ?これは目隠し……」
小鳥「きゃーっもう!プロデューサーさんのえっちー!」
小鳥「目隠しプレイだなんてー!…はい、付けました」
P「えーっと……」ゴソゴソ
小鳥「さぁさぁ!!早くお尻を叩いてください!準備万端ですよ!!」
P「ふー……ハリセンは……」
小鳥「あっ!焦らしプレイなんですね!?そうなんですね!?」
P「ふー……さて、いきますよ」
スパーン!!!
小鳥「……」ビクッビクッ
ジョロ…ジョロ……
P「……なるほど、真以外でこれを使うと1発でこうなるんだな」
――――――
―――
―
小鳥「……ハッ!私は……!」
P「えぇ、はい…そうです…はい、ありがとうございます……では、失礼します」
ガチャッ
P「起きましたか?まさか、1発手で叩いただけで気絶しちゃうなんて……」
小鳥「えぇ?私、手で1発叩かれただけで気絶しちゃったんですか?」
小鳥「って、いたた……お尻がヒリヒリします〜」
P(真の尻……本当に青銅で出来てるのかもな……)
P「大丈夫ですよ、唾付けておきましたんで」
小鳥「え!?つ、唾ですか!?」
P「はい、そりゃもうぺろぺろと満遍なく塗りました」
小鳥「……」ボッ
P(面白いな……この人)
P「はは、嘘ですから……それじゃ、俺仕事行きますね」
小鳥「あ……もう…」
P「寝顔の小鳥さん、可愛かったですよ」
小鳥「そ、そうやって年上をからかって!そんな事言っても許してあげませんから!!」
【高槻 やよい】
― 水曜日(昼) ―
P「さて……遂にやってきてしまったか」
やよい「ぷ、プロデューサー……私、お尻ペンペンなんですかー……?」ブルブル
P「やよい……嫌なら別にやらなくてもいいんだぞ?」
やよい「で、でも…じゃあどうして皆さんはやるんですかー?」
P「それは……なんでだろうな……」ガクッ
やよい「うー……」
P「それで、どうするんだ?俺は辞めておいた方が良いと思うけど…」
やよい「…………」
やよい「ぷ、プロデューサー……私、今日コップを割っちゃったんです……」
P「え……や、やよい?手とか怪我しなかったか?」
やよい「はい……高槻やよいは悪い子です……だから」
やよい「私に、お仕置きしてください……」ニコッ
P「やよい……」
P「よし……それじゃ、お尻ペンペンだ」
やよい「は、はい……」
ヌギヌギ
P「あ、脱がなくても別に……」
やよい「え?でも、私の家だと服を脱いでますよ?」
P「あー……まぁいいか」
P(光が透きとおる様な美尻……これがやよいの本気か……!)
やよい「は、恥ずかしいです……プロデューサー……」
P「よーし、行くぞー」
やよい「うぅっ……」
パフッ
やよい「……?」
P「はっはっは、どうだやよい?これが俺の思いっきりだぞ、痛いか?」
やよい「い、いたくないですーけど……」
P「やよいのお尻はすごいなー、全然痛くないのかー」
パフッ
ポフッ
やよい「うぅー……」
P「やよい?どうしたんだ?」
やよい「も、もう少し強くしても大丈夫ですよ……?」
P「え?」
やよい「……」
ペシン!
やよい「あぅ!」
P(流石にやよいをあそこまで出来ないな……)
やよい「お尻がヒリヒリしますー」
P「でもよく耐えたな、偉いぞ」ナデナデ
やよい「あ……」
P「よし、やよい!今からご飯でも食べ行くか!奢るぞ!!」
やよい「うっうー!いいんですかー!?」
P「あぁ、それくらいなら出してやるよ…それじゃ、行こうか」
やよい「はーい!プロデューサー!!」
P「ん?」
やよい「ハイ、ターッチ!」
P(やよいは天使だなぁ!!)
【如月 千早】
― 水曜日(夜) ―
P「やっと折り返し地点か……」
千早「折り返し?」
P「いや、こっちの話だ……それより、本当にしていいんだな?」
千早「はい、構いません」
P「正直、千早は嫌がると思ったんだけど…」
千早「それは……」
千早「……美希に、負けたくないから」ボソッ
P「ん?」
千早「と、とにかく!早くしちゃいましょう!!時間が勿体ないです!!」
P「そ、そうだな…それじゃ、ズボンと下着を脱いでくれ」
千早「し、下着もですか……?」
P「あぁ、直に云々」
千早「……わかりました、脱ぎます」
パサッ
スルッ
P(これは…中々……)ジー
千早「あ、あの……そんなにジロジロみないでください」
P「ご、ごめん……それじゃ、するぞ」
千早「……はい、いつでもどうぞ」
パシン!
千早「きゃあっ!」
P「だ、大丈夫か……?」
千早「は、はい……少しビックリしただけです」
P「そうか……よし、続きをするぞ」
スパン!
千早「んぐっ……!」
スパコーン!
千早「あぁっ!」
パチーン!
千早「ひっ…」
スパーン
パチーン
パチチチチーン
・
・
・
千早「あっ…あぁっ……」ビクッビクッ
P「ふぅ……なんか、慣れてきたな」
―――――
―――
―
P(……その後も何事も無く、千早のお尻ペンペンは終わった)
千早「……ありがとうございました」
P「ど、どういたしまして……なのか?」
千早「あの…その……また頼んでもいいんですか?」
P「え?」
千早「……」
P「あー…わかったわかった、暇な時にでもやってやるよ、これから仕事だろ?」ポン
P「あ、こっち背中じゃな――――――」
ドガッ!!
【星井 美希】
― 木曜日(朝) ―
美希「ハニー!なんだか久しぶりなの!!」
P「……どうして美希が入ってるんだよ」
美希「え?だって、ミキもハニーにお尻ペンペンされたいし……」
P「元はと言えば、お前が言い触らさなければこんな事にはならなかったんだぞ!?」
美希「もーう!難しい事はいいの!はい、ハニー!」
プリン
P「…………」
美希「……」ワクワク
P「美希、力を抜け」
美希「え?なんで?」
プツッ
美希「――っ!」
P「どうした?美希」
美希「あ、あれ…美希のお腹の中に何か入って来るの……」
美希「は、ハニー……?美希のお尻になに入れたの?」
P「これだ」
美希「なにこれ?」
P「イチジク浣腸」
美希「…………」
P「…………」
美希「は、ハニー?嘘だよね……?」
P「嘘じゃない……使わないつもりだったんだがな……」
―――
――
―
?る?「あ、これプロデューサーさんにあげますよ!」
は??「え?どうして?」
??か「もしも誰かにイラッとしたり、ムカッとしたりした時はこれを使って調教しちゃってください!」
―
――
―――
P「……という訳で、美希にこれを使用させてもらいました」
美希「…………」
美希「…や、やだやだやだやだ!!!離して、ハニィイイイ!!」
P「さて、美希…お尻ペンペンされたかったんだよな?」
美希「ま、待ってハニー……じょ、冗談キツいと思うな……?」
ゴロゴロゴロゴロ……
美希「……」ゾッ
P「さて…美希、スパンキングの時間だ」
パシーン
美希「あ…やだぁ…」
スパーン
美希「あぅ…お、お願い…やめてよハニぃ……」
P「反省するには良い機会なんじゃないか?」
スパコーン
ゴロゴロゴロゴロゴロ……
美希「だめっ…!ハニー!本当に出ちゃうよ!!」
パッチーン!
美希「ハニー!お願い!なんでも言う事聞くからぁ!!」
P「そうか、ならそのまま反省するんだな」
ゴロゴロゴロゴロ……
パッーン!
美希「待って!お願い!!ハニー!ハニー!!」
ガンセキゴロゴロゴロゴロゴロ……
スパコーン!
美希「いやあああああ!!!ハニー!!!ハニー!!!」
肛門『クッ…もうダメだ!こちら最終ゲート、門を開くぞ!!オーバー!』
―――――
―――
―
美希「ウッ…ヒック……ハニーのばがぁ゙……」
ブッ…ブリュ…ブリュリュ……
P「この音は俺が終わり掛けの生クリームを出してる音だぞ!」
―――――
―――
―
美希「ハニー……美希ね、もうお嫁にいけないよぉ」
P「そうか……なら一生独身だな」
美希「そんなのってないの!!」
P「でも、もうこれで懲りたろ?わかったら、もうあんな嘘言っちゃダメだからな」
美希「グズッ…いいもん、美希、ハニーのお嫁さんに絶対なるんだから!」
P(前向きだな……可愛い)
【双海 亜美】
― 木曜日(昼) ―
テーンテーンテーンテーンテッテッテーッテーッry
P「……あ…そこを体力、サブタンクに全部エネルギーあると昇龍拳が取れるぞ」
亜美「え、なにそれ?亜美そんなの知らないよ→」
P「貸してみ……ここに入って……」
亜美「えっ!?こんな場所に入れる場所なんてあったんだ→!」
P「それで亜美……本当にするのか?」
亜美「う→ん……亜美は正直どっちでもいいんだよね→」
亜美「このまま兄ちゃんとこれをやってても、面白いし」
P「はぁ……どうしたもんか……」
亜美「兄ちゃん、これ出しづらいよー」
P「その先に行けば練習台のボスが居るから、倒して来いよ」
亜美「……それで、するの?」
P「……とりあえず、尻だけ叩いておくか」
亜美「了解しやした!兄ちゃん隊長!」
パサッ
スルッ
P「お前、抵抗無いんだな……ていうか、どうして脱いだ」
亜美「失礼な!亜美は防御力が高い乙女なんだYO!」
P「はいはい……ガードな」
パーン
亜美「いたーい!もっと優しくしてよー!」
パチン!
亜美「兄ちゃん!亜美のお尻がお猿さんになっちゃうよ→!」
P「猿になったら亜美を動物園に連れて行ってやるよ」
亜美「え→、そこは兄ちゃん、俺が…亜美の面倒を見る…!とか言うところっしょ→」
P「はぁ……なんのドラマを見たんだよ?」
亜美「んっふっふ〜、秘密だYO!」
P(……亜美はスパンキングのスケジュールを決めてる時、あまり興味無さそうだったからなぁ)
スパーン!
亜美「やんっ!兄ちゃんさんのえっち→!」
P(……ま、これはこれで面白いけど)
そのレスがリアルでワロタ
【双海 真美】
― 木曜日(夜) ―
真美「……」モジモジ
P「次は真美か……」
真美「に、兄ちゃん……」
P(亜美と違って、なんかソワソワしてるな…どうしたんだ…)
P「真美、嫌だったらやらなくてもいいんだぞ?」
真美「あ…嫌、じゃないけど……」
P「そ、そうか……」
真美「……」
P「……」
真美「えっと……兄ちゃんは真美としたいの…?」
P「お、俺か?俺はどっちでもいいぞ……」
真美「ふ、ふーん……そうなんだ→……」
真美「に、兄ちゃんがどうしてもって言うなら…その……」
真美「ま、真美がお尻ペンペンさせてあげる…けど」モジモジ
P「ま、真美はやめておくか!!そもそも、こんな企画自体がおかしい訳だし…」
真美「えっ……!」
P「そうなると、これから暇だし俺とゲームでもするか?」
真美「……ま、真美…してほしい!!」
P「そ、そうか……」
P(なんか今日の真美は少しおかしいな……)
P(思春期って奴なのか……?)
P「じゃ、じゃあそのままでするか……脱ぐと真美も恥ずかしいだろ」
真美「…亜美は、どうしたの?」
P「あいつはなんの抵抗も無しにポイポイッと脱ぎ捨てた」
真美「じゃ、じゃあ真美も脱ぐよ!!」
ズルズル ポンッ!
P「お、おい!上は脱がなくていいんだぞ?」
真美「だって…亜美は脱いだんでしょ?」
P「亜美は下だけだ!!」
真美「……」
真美「…ぁ……」ボッ
真美「に、兄ちゃんのスケベ……」
P「お、俺はなにもしてないだろ?」
真美「……兄ちゃん、その…寒いから早くして!」
P「わかった……それじゃ、真美…やるぞ?」
真美「う、うん……」
スパン!
真美「あ…っ…!」
パシン!
真美「あっ!」
P(……亜美と違って…なんだこの反応は)
スパコーン!
真美「やんっ!」
真美「っ……!」ビクッ…ビクッ…
P「も、もう止めておくか……」
真美「う、うん……」ビクッ…
―――――
―――
―
P「…………」
真美「…………」ソワソワ
P「…さ、さぁて!今日は遅いし、真美!なにか奢るぞ!!」
真美「ほ…本当!に、兄ひゃん太っ腹ですな〜!」
P(……噛んだ)
真美「……」
【四条 貴音】
― 金曜日(朝) ―
貴音「おはようございます……あなた様」
P「とうとう貴音が来てしまったか……GOD尻」
貴音「ごっど尻……!面妖な……一体、どういう意味なんでしょうか?」
P「いや、なんでもない……それより、本当にいいのか?」
貴音「はい…覚悟は決めてきました」
P「そ、そんな重く考えなくても……」
貴音「では……いきますよ?」
P「あ、あぁ……」
貴音「……」
パサッ
P「……」ゴクリ
貴音「あなた様……」
スルッ
P「……!」
P「こ、これは……!」
P(まるで…真珠だ……!大きい真珠が二つ……!)ジー
P(そしてこのスケール……今でも零れそうな肉!!)ジー…
貴音「あ、あなた様……そんなに見られては、恥ずかしいです」
P「俺が探していた物は…ここにあったのか……」
貴音「あ、あなた様……さぁ、早く……」
P「ほ、本当に良いんだな……?」
タプン
P「……」ゴクリ
貴音「……覚悟を決めた、と言いましたよ?」
P「…よし、じゃー叩くぞ」
貴音「はい……」
スパーン!!
貴音「あっ……」
モミモミ
貴音「え…?あっ、あなた様…ぁ…!」
P(指が…指が吸い込まれていく……!)
モミモミモミ
貴音「あっ…ダメです……!それは……」
スパーン!
貴音「いっ…!」
モミモミモミモミ
貴音「ふぁっ……あなた様……!」
スパーン!パチン!!パチン!!!
貴音「あんっ!貴方、様の、いけずぅ…です…!」
P(……ダメだ、止まらない!)
・
・
・
貴音「ふ、んぅ……ふ、ぅ……!」ビクッビクッ
P(俺のシャツに顔を埋めて…お姫ちんは可愛いなぁ!!)
―――――
―――
―
貴音「あなた様……」
P(うっとり貴音か……)
貴音「私は今、とても幸せです」
P「お尻を叩かれて?」
貴音「も、もう……あなた様は…いけずです……」
P「はは……そうか、俺はいけずなのか…」
チュッ
P「ちょ、貴音……」
貴音「これは……悪人への罰です…云わば、私の呪いです」
【天海 春香】
― 金曜日(夜) ―
春香「プロデューサーさん!私ですよ!私!」
P「……そうか」
春香「なっ……何かあったんですか?」
P「いや……春香、俺はヴァルハラを見てしまったんだ」
春香「えぇっ!?どういう事ですか……貴音さんのお尻、そんなに良かったんですか?」
P「あぁ……オーディンが俺と貴音を見守っていたよ」
春香(貴音さんのお尻……私のデータだと、でかいだけでそんなにすごくなかったのに……)
P「ていうか、もう帰っていいか?」
春香「私が企画の発案者なのに〜……」
―――――
――
―
春香「うぅ……結果発表ですよ…結果発表……」
やよい「何の結果ですかー?」
真「春香…何かあったの?」
美希「ハニー!もちろんミキだよね!?ミキを選ばないと許さないの!!」
あずさ「あらあら、私ですよね……?プロデューサーさん……」
真美「ま、真美だよね!?」
亜美「んっふっふ〜、兄ちゃん亜美のお尻が一番だってさ→」
雪歩「わ、私ですよ…ね……?」
伊織「ちょっと!!この伊織ちゃんを選ばなかったらどうなるかわかってるんでしょうね!?」
千早(……私、マグロって思われたかも)ズーン
貴音「あなた様……」
小鳥「ぴよ……」
P「お、俺は……」
P「やっぱり律子のお尻かな!!」
律子「ぷ、プロデューサー殿……とうとう仕事のしすぎで熱が出たんですか?」
「「「「「「…………」」」」」」
P「いやー、黙ってたけど、やっぱり律子の尻が一番だよ」
律子「ちょ、急にどうしたんですか!!」
「「「「「「…………」」」」」」ゴゴゴゴゴゴゴ……
P「あ、あれ……?」
美希「ミキ、浣腸10箱買ってくるの」
貴音「あなた様……?」ニコッ
あずさ「あらあら……」ゴゴゴゴゴ…
P「あ…はは……」
おわり
はるるん愛してる
やっと寝れるぜ
Entry ⇒ 2012.05.04 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
P「ヒマなのか」 亜美貴音「はい」
URL:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1334671878/
亜美「ヒマだね」
貴音「そうですね」
亜美「なんかしようよ、お姫ちん」
貴音「亜美、そもそも何故、おふなのに事務所に来ているのですか?」
亜美「真美はお仕事でいないし、ウチにいてもヒマなんだYO!そういうお姫ちんだって」
貴音「そう言われるとそうですね。わたくしもひまなのです」
亜美「二人ともヒマって事だね。アイドルとしていいのかな」
貴音「休む時にはしっかり休む。それもぷろとしての心得です」
亜美「そりゃそ→だけどさ。でもヒマだね」
貴音「そうだ!あれをやりましょう」
亜美「あれ?」
貴音「亜美たちがよくやっている、『いたずら』です」
貴音「いつもは見ている側でしたが、実は少し、興味があるのです」
貴音「何かを企んでいる時の亜美は、とても楽しそうなので」
亜美「そっか→。お姫ちん、いたずらに興味がおありですか…」
亜美「じゃあ今日は、いたずらをする日にしよう!」
貴音「やった!亜美、まずは何を用意すればいいのですか!」
亜美(はしゃぐお姫ちんかわいい。ビデオ用意すればよかった)
小鳥(ナイスよ亜美ちゃん。貴音ちゃんの姿は私がビデオに収めておくわ!)
貴音「はい、亜美先生」
亜美「一番大事なのは、相手に気づかれてはいけない という事であるぞ」
亜美「いたずらの内容はもちろん、仕掛けた事も気づかれてはならん!」
貴音「なるほど…」
亜美「だから、いつも通りの姿でいないといかんのじゃ…」
貴音「演技も必要 というわけですね」
亜美「そう、平常心を忘れずにな…」
貴音「普段通りにする。きっと大丈夫だと思います」
亜美「ちょっと待ってお姫ちん。誰にいたずらしかけるの?」
貴音「誰に…?そうですね、考えていませんでした」
亜美「ある程度、相手を絞っておいた方が、成功すると思うよ」
貴音「確かにそうかもしれませんね。覚えておきます」
亜美「でも、なんだか楽しそうだね」
貴音「もちろんです。おふの楽しい遊びを見つけたのですから!」
亜美「いつも以上に目がキラキラしてるYO!」
貴音「ほら、亜美、行きますよ!善は急げです!」
亜美(ヤバい。予想以上にやる気だ、お姫ちん)
貴音「そうですね…。いたずら初心者ですから、なかなか思いつきません」
亜美「そんなに難しく考える事はないYO!」
貴音「やるからには、楽しみたいものです」
亜美「とりあえずお店で、作戦会議しつつ物を見てまわりますかね!」
〜モン・キホーテ〜
貴音「ここは…!亜美たちはここでいたずらぐっずを買っていたのですか!?」
亜美「そうだYO!いろんなものがあるからね!」
貴音「こんな…こんな楽しそうな場所があるなんて!」キラキラ
亜美(お姫ちんめっちゃ目立ってるよ)
亜美「ええっ!?何に使うのさ」
貴音「あの大きさならば、わたくしが中に入る余裕もあるはずです!」
亜美「入りたいだけ!?」
貴音「そうです!そして事務所の中で一日中座っていたいのです!」
亜美「いや、お姫ち」
貴音「ああっ!あちらにはなにやら不思議な箱が!」タタタッ
亜美「あ、ちょっとお姫ちん!?」
貴音「ご覧なさい亜美!この箱をかぶると、ほら頭がぐるぐると回るように見えるでしょう!」グルグルー
亜美「だから、お姫」
貴音「はっ!あそこにあるのは!?」テケテケー
亜美「…一番連れてきちゃいけないタイプの人だ、あれは」
亜美「亜美じゃなくて、お姫ちんがいたずら考えないと意味ないよね」
亜美「どこにいるんだろお姫ちん」ココココレハメンヨウナー
貴音「ふふふっ、これは面白いですね、ふふふっ、ふふっ」
亜美「なにやってんの…?」
貴音「亜美、いいところに!この目覚まし時計、わたくしの声を覚えてくれるのです!」オキルノデスヨー
亜美「もしかして、全部に録音してたの?」
貴音「ふふっ、いっせいに喋ると、自分の声といえどなんだかかわいらしく思えます」アサゴハンデスヨー
亜美「あー。ちょっと店員さん、この時計なんですけどかくかくしかじか」
亜美「お姫ちんのおかげだよ?あの時計、お姫ちんスペシャルって事で売り出すみたいだし」
亜美(2980円の時計をいきなり12980円に値上げするなんて…。あの店員のにーちゃんはやり手だね)
貴音「わたくしもはしゃぎすぎました。いたずらぐっず探しを再開しましょう」
亜美「うん!」
貴音「…」ジー
亜美「あれ?お姫ちんどうしたの?」
貴音「ぐっずもいいですが、お菓子などもたくさん売っているのですね」
貴音「…」テケテケー
亜美「やっぱりダメだ!ここはお姫ちんを刺激するものばっかりだ!」
亜美「疲れた…」
貴音「亜美、休んでいる暇はありませんよ。誰がいつ戻ってくるかわかりません」
貴音「速やかにいたずらを実行する体勢を整えておかないと」
亜美「は〜い…」
貴音「…」ドキドキ
亜美「ねえねえお姫ちん。そんなにギラギラした目をしてたら怪しいよ」
貴音「そう言われましても、胸の高鳴りが抑えきれないのです」
亜美「四条や、いたずらで大切な事は?」
貴音「! 相手に気づかれない事です。わたくし浮き足立っておりました、双海師父」
亜美「そうじゃ、ゆめゆめ忘れてはならんぞ」
ガチャッ
亜美「お、りっちゃんおか→!」
貴音「律子嬢、おかえりなさい」
律子「あら?二人とも来てたの?オフのはずなのに」
亜美「うん!お姫ちんがね、りっちゃんにプレゼントを持ってきたんだって!」
律子「貴音が?なんでまた」
貴音「最近、竜宮小町のめんばーではないわたくしたちと律子嬢は、すれ違いがちです」
貴音「少しでも交流を と思い、事務所に来たのですが、会えるとは運がいいようです」
律子「そんな、会おうと思えば仕事のある日でも会えるのに…。でも、ありがとう、貴音」
貴音「いえ。わたくしからの気持ちです。これを」スッ
律子「これ…って話題になってる、汚れが綺麗に落ちる眼鏡拭きじゃない!いいの!?」
貴音「はい。もとより律子嬢に渡すために買ったのですから」
律子「貴音、ありがとう…。こんな高いものを。大切に使わせてもらうわ」
貴音「ええ。喜んでもらえると、こちらとしても嬉しいものです」
亜美「でもさお姫ちん。いたずらするつもりだったんだよね?」
亜美「普通にりっちゃんにプレゼント渡しただけじゃないの?」
貴音「亜美、ちゃんと見ていたではないですか。あのぷれぜんとがいたずらですよ」
亜美「ん?眼鏡拭きが?」
貴音「あれは色かたちが似た、40円のにせものです」
亜美「えっ」
貴音「その事実を明かさねば、律子嬢はあれが本物だと思い、使い続けるでしょう」
貴音「そう、秘密にしたままならば、誰も傷つかない、みんな幸せないたずらです!」
亜美「うわぁ…お姫ちん、結構エグい事するねえ」
貴音「ふふっ。次は誰が帰ってくるのでしょうか」ワクワク
亜美(きっと天然だ。天然は残酷だ…。ていうか、いたずらになるのかなぁ)
貴音「やよい、お疲れ様です」
亜美「やよいっち、おつかれ→しょん!」
やよい「あれー?今日はお休みじゃなかったんですか?」
貴音「やよいに会いたくて、来てしまいました」
やよい「えっ、そんな、おだてても何も出ませんよー」
亜美「照れるやよいっちもかわいいですな」ンッフッフー
やよい「そんな、二人してからかわないでくださいー!」
〜〜〜〜〜
やよい「あっ、そろそろタイムセールがはじまります!」
亜美「スーパーの?」
貴音「やよい、わたくしたちも同行してよろしいですか?」
やよい「もちろんです!みんなでお買い物、楽しそうですー」ウッウー!
亜美「やよいっち、真剣だねえ」
貴音「試食は楽しいですね…。あちらにはぱいなっぷるが…」
やよい「牛乳も買わないと…」ブツブツ
亜美「お一人様一個まで に協力してあげられるYO!」
貴音「すみません、このぱいなっぷるをください」
〜〜〜〜〜
やよい「目的のもの、全部買えましたー!」
亜美「よかったね、やよいっち」
貴音「これで本日の晩御飯もきっちり作れますね」
やよい「うっうー!今日はどうもありがとうございました!」ガルーン
貴音「気をつけて帰るのですよ」
やよい「今日もご飯作り、頑張るぞー」ガサガサ
やよい「キャベツ!」キャベーツ!
やよい「小麦粉!」コムギッコ!
やよい「焼きそば!」ヤキソバーン!
やよい「そして主役のぶたにく!」ギュウニク!
やよい「ぎゅうにく…」
やよい「…?」ガサガサ
やよい「」ガクガク
やよい「」ブクブク
「姉ちゃん!?姉ちゃんどうしたの!ってこれ、ぎゅうにく…」ガクガクブルブル
貴音「やよいの買い物袋には、わたくしが買っておいた食材もぷれぜんとしておきました」
亜美「でもお姫ちん、早めに連絡しておいた方がいいよ。やよいっちびっくりして泡吹いちゃうよ」
亜美「どこへ?」
貴音「テレビ局です。美希は本日、生放送のためにあちらへ行っていたようなので」
亜美「そんなところまで追い込みかけるんだ」
貴音「散歩も兼ねてです。美希に『さしいれ』も渡したいですし」ナデナデワシャワシャ
亜美「なんで亜美の頭なでるのさ。お姫ちん、ずっとウキウキさんだね」
〜テレビ局・楽屋〜
貴音「美希、入りますよ」
美希「あれ、貴音に亜美、どうしたの?」
亜美「近くに来たから、ちょっと寄ってみたんだ」
貴音「これから生放送の美希のために、さしいれも持ってきたんですよ」
美希「でもそれ、ミキはいいんじゃないかなって思うよ?」パリパリ
貴音「確かに、美希の言う通りかもしれません」ブスブス
スタッフ「星井さーん!そろそろスタンバイ、お願いしまーす!」
美希「あっ、じゃあ、ミキ行ってくるの!お菓子、ありがとね!」ポリポリ
亜美「うん、頑張って!」パリパリ
貴音「いってらっしゃい、美希」ブスブス
バタン
亜美「お姫ちん…」
貴音「なんでしょうか」
亜美「止めない亜美もいけないんだけど、あれは大丈夫なの?」
貴音「大丈夫です。美希はあの程度、なんなく跳ね返すでしょう」
美希「こんにちはなの!」
司会「星井さんの、最近驚いた話とは!?」
美希「おにぎりを食べてたらね、落っことして転がっちゃったの」
美希「追いかけたんだけど、躓いて、ミキ、池に落ちちゃって」
美希「さあ大変!って状況なのに、どじょうが出てきて、チャオ☆お嬢さん一緒に遊びましょう なんて」
美希「ミキは溺れて、そんな状況じゃないのー!って驚いたんだ」
司会「それはそれは、そこまでしてナンパしてくるどじょうも、なかなかやり手ですね!」
司会「ところで星井さん、気になっている事があるのですが」
美希「なにが?」
司会「あのですね、髪の毛に何か刺さっているように見えるんです」
美希(これ芋けんぴ…!?)
美希「…」
美希「おいしいっ!」ポリポリポリッ!
美希「ミキね、生放送中でも食べたいくらい、芋けんぴが大好きなの!」
美希「それで、どこに隠そうかと悩んだんだけど…」
美希「バレなかったらこっそり、バレちゃったらごめんなさいして食べればいいかなって!」
司会「そうなんですか!いやあ星井さん、いつでも素直というか、ストレートでいいですね!」
美希「うん!ミキも、そういうのがミキのいいところだと思ってるんだ!」
〜〜〜〜〜
美希「…」ダダダダダダッ バァン!
美希「いない…!逃げられたの! ん、書置き?」
『わたくしも たまにはおちゃめ したいのよ たかね』
千早「あら…、誰もいない」
千早「音無さんも…?どうしたのかしら、一体」
千早「でも事務所を空けるわけがないわよね。きっと飲み物でも買いに行ってるんだわ」
千早「それにしても…」チラッ
大きなクマのぬいぐるみ
千早「あんなぬいぐるみ、なかったわよね…?」
千早「あれだけ大きいから見逃すはずが無いし…。誰かが持ってきたのかな」
千早「事務所のマスコットみたいになるし、かわいくていいじゃない」フフッ
クマ「」
千早「台本のチェックでもしましょう」
クマ「」
千早(目の端に映るから気になるわ、あのぬいぐるみ)ペラッ
クマ「」
千早(そんな事は無いと思うけれど、少し動いたような…)ペラッ
クマ「」
千早(気になる…)スッ スタスタ
クマ「」
千早「おまえはかわいいね」ポンポン
クマ「」
千早「名前は何ていうのかな?」ナデナデ
クマ「」
千早「そうなんだ、よろしくね、くまざぶろう」
クマ「」
クマ「」
千早「そう…自分からは言い出さないのね。今ならまだ、許してあげるわよ?」
クマ「」
千早「…あなた『見てる』でしょう?この声も『聞いてる』でしょ?わかってるのよ」
クマ「」
千早「…」
クマ「」
千早「…」ポンポン グイグイ
クマ「」
千早「中に亜美あたりが隠れているかと思ったけど、普通のぬいぐるみみたいね」
千早「私はね…大変な事も辛い事もあるけど、毎日が楽しいよ」
千早「私だけじゃ倒れちゃうような事も、みんながいてくれるから頑張れるんだ」
千早「でも私、そういう感情をうまく伝えられる自信がなくて」
千早「ねえくまざぶろう、私の気持ち、事務所のみんなに届いてるのかな」
クマ「」
千早「ふふ、ありがとうくまざぶろう。やさしいんだね」ダキッ
クマ「」
千早「誰も戻ってこないけれど、時間だし帰らなくちゃ。また明日、くまざぶろう」スタスタ ガチャ バタン
〜隣の部屋〜
亜美「ちょっとピヨちゃん、今のちゃんと撮った!?」カサカサ
小鳥「バッチリよ亜美ちゃん!まさか千早ちゃんのあんなかわいい一面が見られるなんて!」ヒソヒソ
貴音「いたずら準備が、まさかこのような素晴らしいものを見るちゃんすに…!」
亜美「そりゃお姫ちん、買い物行ったり、テレビ局まで散歩したからねえ」
貴音「そろそろ帰りましょうか」
亜美「そ→だね。怒りのミキミキもダッシュで戻ってきてるかもしれないし」ワサッ
貴音「大丈夫ですよ。美希にはちゃんと書置きを残しましたから」
亜美「明日からまたお仕事だ→!頑張るYO!」
貴音「わたくしも今日、楽しんだ分、明日から頑張らねば」
タッタッタッタッ
貴音「おや…?」
亜美「おや、はるるんなんだか慌ててる?」
貴音「春香、おかえりなさい」
春香「あれ、二人とも来てたの!?」
亜美「うん。それにしてもど→したの?そんな髪の毛もぼっさぼさにして」
春香「見たいテレビがあって…」
貴音「ふふっ、そうでしたか。では一緒に見ましょう」
亜美「あ、はるるん!さっきお姫ちんとお菓子買ってきたんだ!食べながら見ようYO!」
春香「え!じゃあごちそうになろうかなあ」
亜美「グミはおいしいですな」モギュモギュ
春香「お煎餅おいしいなあ」ボリボリ
貴音「こうして、おいしいものを食べながらテレビを見るのは楽しいですね」
亜美「誰かと一緒だと、より楽しいね!」
春香「そうだね。二人が事務所にいてくれてよかったよ」
貴音「そうだ春香、髪の毛を整えて差し上げます」
春香「えっ?あ、そういえば、走ってきてぼさぼさのままだっけ…」
貴音「たとえ事務所の中といえど、あいどるなのですからね」
春香「えへへ…。じゃあお言葉に甘えて、お願いしちゃおうかな」
貴音「わかりました」
春香「今回は貴音さんがスタイリストだね」
貴音「春香は髪の毛が綺麗ですね」
春香「そんな…。貴音さんに比べたら」
貴音「いいえ。本当に綺麗ですよ、春香の髪は」
春香「そう言ってもらえると嬉しいなあ」
〜〜〜〜〜
貴音「あとはりぼんですが、これは春香自身がつけるべきでしょうね」
春香「うん、私のトレードマークだからね!」
貴音「では、りぼんです」ドウゾ
春香「こうして…っと」キュキュッ
春香「天海春香です!765プロでアイドルやってます!なーんちゃって」テヘヘ
貴音「ふふっ、やはり春香は笑顔が似合いますね」
春香「じゃあ私、今日はもう帰るね。貴音さん、亜美、また明日!」
亜美「うん!はるるん気をつけて帰るんだYO!」
貴音「春香、また明日」
ガチャッ バタン
亜美「さてお姫ちん…」
貴音「なんでしょうか」
亜美「あなた、悪魔ですね」
貴音「悪魔ではありません」
亜美「リボンじゃないじゃん」
貴音「春香は自身であれをつけました。ですから、あれはりぼんと言えるのでは」
亜美「いや、あれ、超ひもQじゃん」
亜美「うん。はるるんがどうなったか気になるけど…」
貴音「気をつけて帰るのですよ」ばいばい
亜美「お姫ちんも、気をつけて帰るんだぞ!」バイバイ!
〜〜〜〜〜
亜美「たっだいま→!」
真美「おっ亜美、一体どこへ行っていたのだ…ってなにそれ!!」
亜美「どうしたの?」
真美「ぷぷぷぷ、ちょっと鏡見てきなって!」
亜美「ってなにこれ!パイナップルの葉っぱ!なんで亜美にまで!いつ!?お姫ちんめ!!」
ピロリロリーン
『from お姫ちん:わたくしも たくさんおちゃめ したいのよ たかね』
おわる
乙
Entry ⇒ 2012.05.03 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
P「ピーッ!ピピッ!ピッ!ピピーッ!」
律子「何ですか、急に改まって」
社長「ふふふ、実は我が765プロの新しいプロデューサーを見つけてきたんだよ!」
春香「新しいプロデューサーかぁ……どんな人なんだろうね!」
千早「そうね、ちゃんとした人だと嬉しいんだけど……」
社長「さあて、というわけで入ってきてくれたまえ!」
ガチャピン「はーい!ガチャガチャピンピン!ガチャピンで〜す!」
ムック「よろしくお願いしますぞ〜」
Pちゃん「ピピーッ!」
アイドル「 」
ガチャピン「んふふ、よろしくね〜」
あずさ「あらあら」
社長「ガチャピンさんは恐竜の子供でムックさんは雪男の子供なんだよ、みんなよろしく頼む」
春香「ひ、人ですらないんだ……」
律子「ち、ちなみにこっちの人(?)は……」
Pちゃん「ピピーッ!」
社長「ああ、Pちゃんはアルファベット星の宇宙生物だよ、仲良くしてあげてくれ」
Pちゃん「ピピッ!ピーッ!」
貴音「面妖な……」
ガチャピン「よろしくね〜、君は確か響ちゃんだったっけ?」
響「もう名前覚えちゃってるのか!すごいぞ!
亜美「んっふっふ〜、こいつはタダ者じゃありませんなあ」
真美「なんか怪しげな臭いをプンプン感じるねぇ〜」
ムック「わわわ、私はそんなに臭くはありませんぞ」
やよい「うっうー!でもなんだか良い人そうですー!」
伊織「全くもう、こんなので本当に仕事できるのかしら」
ガチャピン「プロデューサーは初チャレンジだけど僕も頑張るよ、よろしくね伊織ちゃん!」
伊織「ふ、ふん!仕事できなかったら承知しないんだからね!」
あずさ「あらあら」
ガチャピン「うわぁ〜、プロデューサーって大変だぁ」
ムック「あわわ、私は覚えられる気がしませんぞ」
伊織「ちょ、ちょっと、本当に大丈夫なんでしょうね!?」
ムック「大体の仕事をこなすのは私じゃなくガチャピンだから、きっと大丈夫ですぞ!」
春香「えっ、じゃ、じゃあムックさんは何をするの?」
ムック「私はガチャピンの手助けや事務所の片付けなどをやりますぞ〜」
真「それってプロデューサーじゃなくて単なる事務員じゃ……」
小鳥「わ、私の仕事が……」
マジチートキャラで汚いですぞ
モップは黙ってろよ
ガチャピン「んふふー、これはエネルギーボールっていってエネルギーが入ってるんだ〜」
亜美「おお〜、これまたイカす響きですなぁ〜」
真美「なんか必殺技って感じだよね!」
やよい「うっうー!かっこいいですー!」
P「ピーッ!ピピッ!」
貴音「なんと……その様に差し迫った事情が……」
雪歩「た、貴音さん何の話してるのかな……」
真「さ、さあ……」
春香「で、でもみんな仲良くできそうで良かったよね!」
千早「そうね、悪い人(?)ではなさそうだし……」
春香「うんうん!よぉーっし!これから頑張るぞー!」
ムック「ほほほ、了解ですぞ〜」
かくしてガチャピンチャレンジ・プロデューサー編が幕を開けたのであった
真「はい!よろしくお願いします!」
ガチャピン「えへへ、僕もはじめてだから間違っちゃうかもしれないけど、よろしくね」
雪歩「うう〜、が、頑張りますぅ……」
ガチャピン「よーし、それじゃ早速チャレンジしてみよう!」
やよい「はーい!」
ムック「ほほほ、頑張るんですぞー!」
ガチャピン「それじゃムック、曲を再生してくれるかな?」
ムック「分かりましたぞ」 カチッ
< 食べちゃーうぞ 食べちゃうぞー ♪
雪歩「ひぃっ!」 ビクッ
ムック「あわわわわ、ま、間違えましたぞー」
ガチャピン「うん、真くんは上手いなぁ〜!すごいよ〜!」
真「へへっ、やーりぃ!」
ガチャピン「雪歩ちゃんとやよいちゃんは……うーん、少しミスが多かったかなぁ」
やよい「あうぅ……す、すいません……」
雪歩「う……や、やっぱり……ダンスって苦手で……」
ガチャピン「うーん、でもそこまで下手ってわけじゃないと思うけど……」
雪歩「駄目なんですぅ……私体力も無くって、いつも真ちゃんの足引っ張ってばかりで……」
真「ゆ、雪歩!そんなことないってば!」
ムック「そうですぞ!私だっていつもガチャピンの足を引っ張ってばかりですぞ!」
真「それはあんまり大声で言うべきじゃないと思います」
小鳥「プロデューサーさん頑張ってますねー、はい、お茶どうぞ」
ガチャピン「うわあい!ありがとうございます!」
小鳥「うふふ、一体どこに電話してたんですか?」
ガチャピン「えへへ、いやイベントでのバックダンサーを任せてくださいって」
ガチャピン「それで電話して仕事を引き受けたんだ〜」
小鳥「仕事をって……ええ!?昨日の今日ですよ!?」
ムック「いやぁ〜、ガチャピンは本当に何でもこなして素晴らしいですぞ!」
ガチャピン「えへへ、早いに越したことはないからね」
小鳥(ひょっとしてこのプロデューサーすごい有能なんじゃ)
雪歩「だ、ダンスって私ですか……?」
やよい「ううぅー、ふ、不安ですー……」
真「大丈夫だよ雪歩もやよいも、練習すれば……」
雪歩「だ、だって私……ま、真ちゃんみたいなダンスなんて……」
ガチャピン「大丈夫大丈夫、雪歩ちゃんもやよいちゃんも下手じゃないよー」
ガチャピン「少し練習すれば出来る筈なんだ、だからまずは苦手意識を払拭しよう!」
雪歩「で、でも……」
ガチャピン「それに小さい会場だからね、そんなに気負わなくても大丈夫だよ、さあ練習しよう!」
やよい「はっ、はい!」
雪歩「うぅー……」
真(だ、大丈夫かなぁ……)
雪歩「あっ、ま、またタイミングが……」
やよい「ううー……やっぱり私達じゃ……」
ガチャピン「そんなことないよー、真くん!さっきのとこもう一度お願い!」
真「あっ、はい!」 カチッ
ガチャピン「ほら雪歩ちゃん、ここでこう手を……」
雪歩「あっ、は、はいぃっ」
ガチャピン「はい、タンタン、タタン!」 スッ 〜♪
雪歩「たんたん、たたん……」 スッ 〜♪
ガチャピン「ほら、できるじゃないか〜!うふふ、やっぱり苦手なんかじゃないよ〜!」
雪歩「は、はい!」
やよい「うっうー!雪歩さんすごいですー!」
ガチャピン「よーし、やよいちゃんはここで足をこう……」 〜♪
やよい「やりましたー!プロデューサーすごいですー!」
真「はあ、たった一日でここまで形に出来るなんて……」
ガチャピン「えへへ、役に立って良かったよ!」
真「ははっ、ひょっとしてプロデューサーってダンスやってたんですか?」
ガチャピン「少しだけね〜、色々とチャレンジしたことはあるよ〜」
やよい「どんなことやってたんですかー?」
ガチャピン「うーん、色々やったからなあ、空手とかボクシングとかカートとか……」
ガチャピン「あ、そうそう、宇宙に行ったこともあるよー」
雪歩「す、すごいですぅ……」
真「へぇー、じゃあひょっとしてムックさんも……」
ムック「お茶がおいしいですぞ」 ズズズ
真(あ、無いな)
雪歩「そ、そんな……全部プロデューサーさんのおかげだよぉ……」
ガチャピン「いやいや、雪歩ちゃんが苦手を克服して頑張ったからだよー」
春香「そうそう!もっと自信持とうよ!」
雪歩「う、ううー……」
真美「いいなー、ゆきぴょんは仕事があってー」
美希「ねー、プロデューサー、ミキ達にも何かこうキラキラした仕事無いのー?」
ガチャピン「そうだなぁ、バラエティ番組のゲストの仕事なら取って来たけど」
真美「おー!さっすがガッちゃん!やりますなー!」
ガチャピン「後はイベントのコンパニオンとカタログの写真撮影の仕事と、あと……」
春香「な、なんか一気に予定が埋まりそうだね」
美希「ミキあんまり疲れちゃう仕事は嫌だなあ」
ガチャピン「大丈夫大丈夫、ちゃんと割り振るよー」
千早「歌は無いんですね……」
美希「テレビに写れるんならミキ頑張るの!」
真美「ミキミキ!視聴者の心をグッ!と掴んじゃおうね!」
ガチャピン「あはは、まあBSの地味な番組だから精々5分ぐらいだけどね〜」
千早「いえ、それでも仕事としてやるからには全力を尽くします」
ムック「あわわわ、千早ちゃんは真面目ですな〜」 もぐもぐ
美希「ミキ的にはもっとダラダラしててもいいと思うの」 もぐもぐ
ガチャピン「あっ、お昼のおにぎり食べちゃダメだよー」
美希「ん〜、ミキはやっぱりオシャレな店が好きかな〜、それでおにぎりがあれば文句無いの!」
司会「オシャレなおにぎりの店ですかー、そういうのはなかなか無いなぁー」
真美「んふふ〜、真美はやっぱりゲームとか楽しいところが良いかな〜」
司会「ゲームセンターってことでしょうか」
真美「んもー、違うよー、もっとこう、ワーって感じでギャーッ!って楽しめるとこー!」
司会「これまたよく分からない表現ですねー、765プロは個性的な感性のアイドルが多いんですね」
美希「ふふーん、だってミキはミキだもーん」
司会「いやはや、それでは如月さんはどのような」
千早「いえ、特にこだわりはありませんけど……」
司会「……」
千早「家の近くのコンビニです」
司会「oh...」
美希(千早さんダメダメなの……)
真美「で、でも最近はコンビニにも色々あるもんねー!」
司会「そ、そうですね!最近ではもうコンビニといってもオシャレな物が沢山です!」
司会「例えばコンビニスイーツ等ですね、765プロの皆さんはスイーツを買ったりしますか?」
美希「ミキはよくプリンとか買うよー、もう本当においしいの!」
千早「私はお弁当しか」
司会「ええいもう!カーット!!」
ガチャピン「うーん、千早さん……その……」
ムック「うむむむ、千早さん、今のはいけませんぞ」
千早「どういうことでしょうか」
ムック「視聴者が求めているのは単なる受け答えではなく面白さなのですぞ」
ムック「その為には時にアイドルとはいえピエロになることも必要でありますぞ」
ムック「まずは面白いことを言おうと努力しなければ、良い物は作れないのですぞ!!」
真美「おおー、すごいカッコいいこと言ってる……」
美希「ミキ少しあの人を見直したの」
ムック「おやおや?今まではどう思ってたのですかな〜?」
美希「んー、ちょっとカッコ悪い用務員さんって感じかなー」
ムック「あわわわわ、これはひどいですぞ〜」 アワワワ
千早「……」
司会「その名もミラクルホットケーキです!」
美希「わー、このケーキすっごいおいしそうなのー!」
真美「んぅー、このシロップの臭いがたまりませんなー!」
司会「さあて、若者に大人気のこのホットケーキ、果たして味の方は……」
美希「すっごいおいしいのー!ミキこれだったら何枚でも食べられるって思うな!」
真美「うーん、これだけ美味しいとミキミキ食べ過ぎて太っちゃうかもねぇ〜」
美希「ミキはいくら食べても太らないよーだ」
司会「いやぁー、実においしそうですねえ、如月さんはどう……」
千早「ええ、おいし……!」
ムック『面白いことを言おうと努力しなければ!』
千早(面白いこと……そうね、私も面白いことを言わないと……)
司会「如月さん?」
千早「ほ……ホットケーキのことは、ほっとけーい!!」
司会「おいちょっとカメラ止めろ」
亜美「へんじがない ただのしかばねのようだ」
律子「縁起でもないこと言わないの!!」
あずさ「あらあら、どうしたんですか〜?」
ガチャピン「いやー、それがかくかくしかじか」
伊織「ちょっと!それってあの赤いモップのせいじゃない!何してるのよ!」
ムック「アワワワワワ、申し訳ありませんぞ〜!」
真美「うーん、面白いこと言おうって頑張るのは良かったんだけどね〜」
美希「ちょっと方向を見失いすぎたの」
春香「ち……千早ちゃん……ドンマイ……」
ガチャピンプロデューサーは短期間の間に765プロの知名度を一気に上げ
そして夏、アイドル水泳大会への出場が決定した!
美希「プールなのー!」
やよい「うっうー!おっきいですー!」
春香「あっ、ねえねえ!あれってひょっとしてアイドルの……」
真「うわあ!あっちにもトップアイドル、こっちにもトップアイドルだよ!」
真美「んむぅー、まるでトップアイドルのバーゲンセールだね!」
雪歩「わ、私達こんなところにいて良いんでしょうか……」
ガチャピン「ははは、大丈夫だよ、僕たちだってもうトップアイドルに近付いてるんだからね!」
Pちゃん「ピーッ!」
貴音「ええ、Pちゃん様の言う通り、ここは心を落ち着け、堂々と勝負に臨みましょう」
律子「い、今の一言にそこまでの意味が込められてたとは思えないんだけど」
真「お、お前は!」
律子「黒井社長っ……!」
黒井「おお、怖い怖い、躾のなってない犬どもは人に対する態度を知らんなあ」
真「なんだと!?」
ガチャピン「なになに?どうしたの?」
ムック「何かありましたかな〜?」
黒井「!?」
春香「あっ、ぷ、プロデューサーさん!」
黒井「プロデュ……えっ?」
ガチャピン「はじめましてー、765プロのプロデューサー、ガチャガチャピンピン、ガチャピンです!」
黒井「お、おあ、あ、おあう」
律子(うわ、すごい戸惑ってる)
ガチャピン「そんなことないですよー、みんな良いアイドルばかりです!」
黒井「ククク、そうか?私の目にはゴミクズにしか見えんがねぇ」
真「なっ、誰が!」
黒井「クク、一つ忠告してやろう、プロデューサー生命が惜しければ我々には逆らわないことだ」
黒井「もしも調子に乗るようなことがあったら、どうなっても仕方ないと思え、あのプロデューサーのようにな!」
黒井「はーっはっはっはっは!!」
ガチャピン「あのプロデューサー?」
春香「……」
律子「例の黒井社長に対しても強気の態度で頑張ってたんですけど……」
律子「突然事故で重症を負って入院、それから事務所を辞めてしまったんですよ……」
ガチャピン「へぇー、そんなことが……」
真「あいつ僕たちを目の敵にしてくるんです!僕ああいうの許せませんよ!」
貴音「しかし下手な行動を取ればガチャピン様の身が危ういのもまた事実……」
ガチャピン「あはは、僕なら大丈夫だよ、これでも格闘技にチャレンジしたこともあるんだ!」
律子「とにかくプロデューサーも気をつけてくださいね」
ムック「あわわわわ、なんとも恐ろしい相手ですぞ〜」
ガチャピン「心配しないでもムックは襲われたりしないよー」
ムック「それはどういう意味ですかな」
着実にポイントを取り続け、成績上位で終盤を迎えた
黒井「ふうむ……奴らめ、脅しに屈しないとでも言うつもりか?」
黒井「良いだろう……それならば私にも考えがある……ククク……」
司会「水中ボール拾い!優勝者は765プロの四条貴音選手でーす!!」
春香「わあ!貴音さんやったね!」
響「よーし!次は自分だな!行ってくるぞー!」
貴音「ええ、頑張っ……きゃっ!」 ドンッ
スタッフ「うわっ!とと、し、失礼!」 ダッ
春香「あの人なんか急いでたけど、どうしたんだろうね?」
貴音「はて……何かあったのでしょうk」 ポロリ
真美「ああーっ!」
亜美「うわあ、お姫ちんの水着が切れたーっ!」
ムック「アワワワワ、ととと、とにかく急いで隠しますぞー!」
千早「くっ」
春香「ど、どうしよう……」
伊織「きっとさっきのスタッフが水着を切ったのよ!汚い真似するわ!」
律子「うーん、誰か代わりの水着持ってきてないかしら?」
千早「私は持ってきましたけど」
律子「……誰も持ってきてないわよね、貴音は最終競技の水中騎馬戦にも出る予定なのに……」
千早「くっ!」
あずさ「あらあら、どうしましょう……」
ガチャピン「ただいまー、あれ?どうかしたの?」
律子「プロデューサー……実はかくかくしかじかで……」
真美「ねぇガッちん!水着が無くても大丈夫な方法とか知らないの!?」
ガチャピン「うーん、僕は水着とか以前にいつも裸で泳いじゃうからなー」
亜美「てゆーか常に全裸だよね」
ガチャピン「水着じゃなくても水の中で平気な……水着じゃない……そうだ!」 ピコーン
貴音「?」
それ以上はいけない
黒井(ククク……出場選手の変更はルール違反、水着が無い今765プロは棄権せざるを……)
司会「さて、勝ったら有償の765プロチーム!出場選手は四条……なっ!?」
黒井「!?」
貴音「……」 シュコー
司会「ダッ、ダイビングスーツ!四条選手なぜかダイビングスーツです!」
司会「これは男性陣がっかり……じゃなくてなぜ最終種目で急にダイビングスーツを!」
貴音「実は水着が切れてしまって……」
司会「なら全裸で出ればいいじゃんチクショウ!!あっ、ちなみにダイビングスーツは別にルールには引っかかりません!!」
律子「なんとかなりましたけど……プロデューサーなんでダイビングスーツなんか持ってたんです?」
ガチャピン「えへへ、実は前にスューバダイビングにチャレンジしたことがあってね」
ガチャピン「もう夏だし今度またパラオにでも行こうかなって思って車に積んでおいたんだ〜」
真美「ヒューッ!」
亜美「さっすがはガッちんだねぃ!」
春香(ていうかプロデューサーさんは別にダイビングスーツ必要ないよね)
黒井「クソがぁっ!」
司会「さて、それではこの後はアイドル達の水着でライブです、皆さん最後までお付き合いください」
黒井「!」
黒井「クク……そうか、今に見ていろ765プロ……くはーっはっはっは!」
春香「プロデューサーさん!優勝ですよ!優勝!」
ガチャピン「んふふー、みんなが頑張ってくれたからだよー!」
やよい「えへへへ、嬉しいですー!」
スタッフ「あのー、765プロさんですか?」
律子「あ、はい、そうですけど……」
スタッフ「実は機材の不調で……765プロさんのやる筈の音源が飛んじゃったんですよー」
スタッフ「なのでライブでは765プロさんだけ飛ばして次のアイドルっていう形に……」
響「えー!?折角優勝したのにそれって無いぞ!」
律子「い、急いで直せないんですか!?」
スタッフ「え、えっと、まあ時間があれば……で、でも無理でしょう?」
スタッフ「あ、ほ、ほら、765さんの前のアイドルももう曲終わっちゃうんで……」
律子「ちょ、ちょっと!待ってください!」
スタッフ「い、いやでも」
ガチャピン「大丈夫だよ、僕に良い考えがある」
スタッフ「え?」
ガチャピン「何分ぐらい時間を稼げばいいのかな?」
スタッフ「え、え〜っと……じゃ、じゃあ10分ぐらい……」
ガチャピン「10分か……よし、行くよムック!」
ムック「了解ですぞ〜」
律子「えっ、ちょ、ちょっと!?プロデューサー!?」
「きぐるみ引っ込めやあ!!」 ざわざわ
「いおりん出せやゴラァ!」 ざわざわ
律子「ああもう!どうするつもりなのよプロデューサーったら!」
ガチャピン「はじめまして、僕ガチャピン!」
ムック「私はムックですぞ〜」
ガチャピン「今日は特別にみんなの前で歌います!ムック!」
ムック「ワンツースリーフォー!」 〜♪
律子「!?」
千早「ギター……楽器が弾けたのね……」
春香「い、意外だね……ええと、それでこの曲って……」
ガチャピン「なーつーやすみはー、やっぱりーみじかいー♪」
http://www.youtube.com/watch?v=dJV3ZHpSj0U&feature=related
夏に聞くと涙が出る
ガチャピン「ありがとうございました!」
ガチャピン「……」 チラッ
スタッフ「!?」 ブンブン
ガチャピン「よーし次の曲だ!ムック!」
ムック「わかりましたぞ!」 〜♪
真「まだやるの!?」
伊織「まだ私達の曲の準備ができてないのよ、ど、どうするのかしら……」
ガチャピン「まーいーにーち まーいーにーち 僕らは鉄板のー♪」
千早「……だけど、何だかどれも心に染みる歌ね」
春香「うん、なんだか懐かしいよね」
スタッフ(この歌……ああ、なんだこの懐かしい感情……)
スタッフ(そうだ……俺はどうしてこの業界に来たんだ、歌が好きだからじゃないのか?)
スタッフ(俺が……俺が従うのは……社長なんかじゃねえ!) カタカタ
スタッフ(俺が従うのはアイドルだ!その歌だ!圧力なんざ知ったこっちゃねえ!!) カタカタカタ ッターン
ガチャピン「じゃーんけんぽんよ 勝ったら食べろ〜 巻けたら逃げろ〜♪」
ワアアアアアアアアアアアアアア……!!
ガチャピン「ありがとうございましたー!」 チラッ
スタッフ「……!」 グッ
ガチャピン「さあ!それじゃあ次はお待ちかねの765プロだよ〜!みんなお楽しみに〜!」
ガチャピン「ふう、じゃあみんな!頑張ってね!」
やよい「はい!行って来ますー!」
伊織「みんなー!おまたせー!」 ワアアアアアアアアア!!!!
春香「それじゃ行っくよー!GO MY WAY!!」 〜♪
黒井「チッ」
ガチャピンの手腕もあり一気にトップアイドルへと上り詰めた
そして……
春香「小鳥さん!ライブですよ!ライブ!」
やよい「うっうー!すっごい大きいところでやるみたいですー!」
小鳥「そりゃそうよ、なんといっても、もうみんな立派なトップアイドルなんだから!」
伊織「ま、この伊織ちゃんが歌うんだからこのっくらいの会場は当然よね!」
あずさ「あらあら、楽しみねー」
真美「ふっふーん、それもこれもガッちゃんのおかげだね!」
亜美「うんうん、ありゃあ将来大物になるね〜!」
春香「あはは、そういえば恐竜の子供って言ってたっけ……」
雪歩「あれよりもっと成長するなんて凄いですぅ……」
黒井「あの三流プロダクションめ……高木め……!」
黒井「調子に乗りおって……くく、だがしかし、そのライブが命取りだ!」
黒井「大きいライブで重大な問題が発生したとあっては問題にならざるをえまい」
黒井「ククク、見ていろ高木!ライブ会場が貴様の墓場だ!ハーッハッハッハ!!」
社長「へっくしゅん!」
ガチャピン「風邪ですか?」
ムック「あわわ、それはいけませんな〜」
社長「いやいや、心配無用だよ、それよりライブの方はどうだね?」
ガチャピン「順調ですよ〜、もうみんな立派なトップアイドルですね!」
社長「いやいや、それというのも君のおかげだよ、ありがとう」
Pちゃん「ピーッ!ピッピーッ!」
あずさ「あら〜、春香ちゃんどうしたの?」
春香「えへへ、プロデューサーさんからあずささんを迎えに行ってくれーって」
あずさ「あらあら、流石の私でも一人で大丈夫よ〜?」
春香(それはどうだろう)
タクシー運転手「三浦あずさ様と天海春香様ですね?」
春香「あっ、はい、そうですけど……」
タクシー運転手「ライブ会場までお連れします、どうぞお乗りください」
あずさ「はぁ〜い、ありがとうございます〜」
春香「あはは、流石はプロデューサーさん……準備がいいなあ……」
タクシー運転手「ええ、それはもう……フフ……」
ガチャピン「うーん……迎えにやった筈なんだけどなあ……」
律子「ひょっとして黒井社長がまた何か……」
貴音「その可能性も有り得なくはありませんね……」
真美「そんなぁ!もうリハ始まっちゃうよ〜!?」
亜美「一曲目は全員参加だからはるるんもあずさ姉ちゃんもいないと駄目だし〜!」
ガチャピン「う〜ん……仕方ないなあ、よし!探しに行ってくるよ!」
響「あっ、じ、自分も一緒に行くぞ!」
律子「見つかったらすぐ連絡くださいね!」
ムック「頼みましたぞ〜!」
春香「あ、あの、これって道は合ってますか?」
運転手「ええ、これが近道なんすよー、本当っすよー」
トゥルルルルル
春香「あっ、もしもし?プロデューサーですか?」
ガチャピン『あっ、春香ちゃーん!今どこにいるの!?』
春香「ど、どこって、ええと、何だか田んぼとか畑が多くて……山に近く……」
運転手「うおおおおおおおおおおっ!!」 キキィーッ
春香「きゃあっ!」 ガクンッ
ガチャピン『春香ちゃん!どうしたの!?はr』 プツッ
運転手「あぶねぇあぶねぇ、めったなこと言うんじゃねーよ、ヘヘヘ……」
あずさ「あらあら」
春香「うあー、どど、どうしよう……」
響「や、やっぱり黒井社長に捕まってるんだな!くっそー!」 ダッ
ガチャピン「あっ、待ってよ響ちゃん!居場所わからないでしょー!?」
響「なんくるないさー!自分の鼻であずさ達の居場所を突き止めてやるさー!」
響「ふむふむ……」 クンカクンカ
響「えーっと……うう……うがーっ!やっぱり分からないさー!!」
ガチャピン「うーん、どうしよう……んっ、あ、あれは……!」
コニー「ジャカジャカジャン!ジャカジャカジャン!」
ガチャピン「わあ!コニーちゃんじゃないか!」
ガチャピン「うーん、実はかくかくしかじか」
コニー「なるほどね、その二人なら見たわ、でも……」
響「なんだよ!早く教えるさー!」
ガチャピン「ジャカジャカジャンケンだね……久しぶりじゃないか……」
コニー「ええ、ジャカジャカジャンケンで私に勝ったら教えるわ!行くわよ!」
響「え、え?」
コニー「ジャカジャカジャン!ジャカジャカジャン!ジャカジャカジャカジャカジャカジャカジャン!」
ガチャピン「ジャカジャカジャン!ジャカジャカジャン!ジャカジャカジャンケン!」
コニー「ジャンケン!」
ガチャピン「ホイ!」
コニー「……私の負けね、二人はそこでタクシーに乗せられて向こうに行ったわ」
ガチャピン「ありがとうコニーちゃん!行こう響ちゃん!」
響「今のやりとりは一体なんだったのさー!!」
ガチャピン「大丈夫だよ、黒井さんの連れて行きそうなところの目星は尽くし……」
ガチャピン「それに相手がタクシーならもっと早い車で行けばいいんだよ!」
響「え?それってどういう……」
ケイン「やあガチャピン、持ってきましたぞ!」 ブロロロロ
響「うわっ!な、なんだこれ!」
ガチャピン「スーパーカーだよ!これで相手を追おう!」
響「う、運転できるのか!?」
ガチャピン「大丈夫だよ!ジムカーナにだってチャレンジしたことあるんだから!」
響(じ、ジムカーナ……?)
ジムカーナhttp://www.youtube.com/watch?v=ez-dcEwplgc&feature=related
春香「も、もう完全に山だよう……どうしよう……」
あずさ「そうね、みんな心配してるわよね〜」
運転手「なあに、心配しないでもどうせもう事務所には戻れないしアイドルにも……」
ギュオオオオオオオオオオオオオン
春香「あれ?なんだろうこの音?」
運転手「あ……あれは……!?」
ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
響「あっ!プロデューサー!きっとあの車だぞ!」
ガチャピン「よぉーし!前に回り込んで止めてやるぞー!」 ギャギャギャ
運転手「う、うおおおおおおおおお!!」
春香「うわっ!」 ガタガタ
あずさ「きゃあっ!」 ガタガタ
響「あっ!プロデューサー!あいつ山道に入ったぞ!急いで追いかけるさー!」
ガチャピン「いや、車高の低いスポーツカーじゃあんなに荒れたところは走れないよ!」
響「えーっ!じゃあどうするんだよー!」
ガチャピン「大丈夫!こんなこともあろうかと……」
ケイン「マウンテンバイクがあるからな!」 チャキーン
ガチャピン「よーし!これで追いかけよう!」
響「ぷ、プロデューサーその体格で乗れるのか?」
ガチャピン「なんくるないさ!」
響「それは自分のセリフだぞ!!」
響「うう、車を見失ったぞ……一体どこに……」
ガチャピン「危ない!」 ガシッ
響「う、うわっ!だ、断崖絶壁だ!」
ガチャピン「あっ、車がいたよ!あそこの下の方を走ってる!」
響「ううー、きっと近道か何かしたんさー!どうするんだよー!」
ガチャピン「大丈夫だよ、一流のロッククライマーにとってはこのくらいの崖は大した事ないからね」 グッ グッ
響「ロッククライマーって……プロデューサーってそういう仕事してたのか?」
ガチャピン「いや、ちょっと趣味でやってみただけだよ、ほら響ちゃんも気をつけて」 グッ グッ
響「わ、分かったさー……」 グッ グッ
響(なんかますますプロデューサーの謎が増えていくさー……)
運転手「ふう、お前ら動くんじゃねーぞ、ここまで来れば……」
ガチャピン「突撃ーっ!」 バキーッ
響「うがーっ!!」 ガシャーン
春香「プロデューサーさん!」
運転手「なっ、なにぃ!?」
ガチャピン「僕が来るのが早過ぎたかい?悪いけど僕は100mを5秒フラットで走れるんだ」
運転手「こっ、この恐竜野郎がぁっ!!」 ブンッ
ガチャピン「ふんっ!でやぁっ!!」 ボゴォッ
運転手「ごほぁぁぁっ!!」
あずさ「あらあら、プロデューサーさんってお強いんですねぇ」
ガチャピン「えへへ、まあ武道も空手とかボクシングとか色々やってたからね」
響「万能すぎるのにも程があるぞ」
響「げっ!マズいぞー!リハどころかもうライブ始まっちゃうぞ!!」
あずさ「あらあら、どうしましょう」
ガチャピン「うーん、いくらスポーツカーでもこの山から間に合うかどうか……」
ガチャピン「山……そうだ!ケインさーん!」
ケイン「どうしたガチャピン!!」
響「また出たぞ!!」
春香「えっ、だ、誰!?」
ガチャピン「ケインさんちょっと、ゴニョゴニョ」
ケイン「なるほど……よし!みんなこっちだ!」
ガチャピン「ようし!急ぐぞー!」
春香「よ、よく分からないけど着いていけばいいのかな?」
響「どのみちそれしかないさー……」
あずさ「あらあら」
真「ううーっ、プロデューサーまだなんですか!?」
やよい「あううー……し、心配ですー……」
貴音「しかし今は信じて待つ以外にありません……心を落ち着かせるのです」
真美「大丈夫だって!ガッちゃんならきっとすぐに来るよー!」
亜美「そうそう、こう空から降ってきたりとかしちゃってー!」
律子「バカねー、そんなことあるわけ……」
ガチャピン「おーい!」
律子「プロデューサー!?どこですか!?」
美希「あ、律子……さん!上!プロデューサーなの!」
律子「上って……」
ガチャピン「おーい!」 バサーッ
律子「は、ハンググライダー!?」
律子「な、なんで飛んできたんですか……」
響「なんでも前にハンググライダーもやったことあるらしいさー……」
春香「はあ、遅れてごめんなさい!」
あずさ「ごめんなさいね〜、大丈夫だったかしら〜」
真美「はるるんギリギリセーフだよーん!」
亜美「いやー、まさか本当に飛んでくるとは思わなかったね〜」
美希「かっこいいの!ミキも今度やりたいのー!」
律子「後にしなさい!それよりもみんな急いで準備準備!!」
ムック「そうですぞ!仕事が山積みですぞー!」
ガチャピン「そうだそうだ!急がないと!」
黒井「ふふふ、少しの間だけ勝利の喜びをかみ締めるが良い!ハーッハッハ!!」
ガチャピン「ええっ!?コンピュータの故障!?」
スタッフ「え、ええ、照明や曲の再生も全てパソコンで自動再生する筈でしたが……」
律子「そんな!ここまで来て……」
美希「プロデューサー!どうにかならないの!?」
ガチャピン「……そうだ!コンピューター管理が駄目なら手動で動かせば良いだけだよね!」
スタッフ「そ、それはそうですけど……」
ガチャピン「よし、そうと決まれば僕は照明の管理をやるよ!ムックは曲を……」
真「ちょ、ちょっと待ってください!プロデューサーそんなのやったことあるんですか!?」
ガチャピン「やったことなんてないよ、だけど……今までやってないからこそ、新しくチャレンジするんじゃないか!!」
千早「プロデューサー……」
ガチャピン「それがガチャピンチャレンジだよ、さあ!みんな!」
春香「……よーし!行くよ、みんな!765プローッ!ファイトーッ!!」
ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア……
ムック「ええと、一曲目はTHE IDOLM@STERですな、ポチッと」
「もう伏し目がちな昨日なんていらないー♪」 〜♪
ガチャピン「照明は、ええっと……」
小鳥「プロデューサーさん、頑張ってください!」
ケイン「ああ!ファイトだ!ガチャピン!」
ガチャピン「大丈夫だよ!これぐらいヒマラヤに登った時と比べたらどうってことないさ!」
「ほんの些細な言葉に傷ついてー」 〜♪
黒井(ふん……無駄なことを……)
7曲目にして遂に事件が起きる!
ガチャピン(7曲目は千早ちゃんの蒼い鳥だ、ええと、照明は青にして……)
千早「……」 スゥー……
ガチャピン(よし、ここで曲を……)
チャッチャッチャッチャチャッ チャッチャチャッチャ チャッチャッチャッチャチャッチャッチャッ
ガチャピン(!!?)
千早(!?)
ガチャピン(このイントロッ……これは……)
千早(これは……高槻さんの『キラメキラリ』!)
ガチャピン(曲のミスだ!む、ムック!!)
ムック「アワワワワワワ、ままま、間違えてしまいましたぞ〜!!」
千早「……どんな種も蒔けば目立つんです☆ まーるまるスーパースター☆」 〜♪
ガチャピン(!?)
ムック(!?)
千早「どんな芽でも花になるんです☆ はなまるスーパースタート☆」 〜♪
千早(キラメキラリで良かったわ……何故なら高槻さんの持ち歌なら全部覚えてるから……)
千早(とはいえ練習してない曲を最後までは……くっ……)
やよい「キラメキラリ☆ ずっとチュッとー地球で輝く光☆」 〜♪
千早(高槻さん!)
やよい「トキメキラリ☆ ぐっとギュゥッと私は私が大っ好きっ☆」 〜♪
千早・やよい「フレッフレッ!がんばれっ!さあ行こう♪ フレッフレ!がんばれ!最っ高♪」
ガチャピン(千早ちゃん……やよいちゃん……ありがとう!)
ムック(ふうー、やれやれ)
お互いのフォロー、仲間同士の助け合いにより、なんとか乗り切っていた!
黒井「ちぃっ、しぶとい奴らめ……こうなったら……」
社長「もうやめたまえ」
黒井「たっ、高木!」
社長「君のやったことは全て彼が話してくれたよ、来たまえ」
Pちゃん「ピーッ!ピピッ!ピーッ!」
黒井「ふん、誰かと思ったらそんなもの……」
Pちゃん「忘れたんですか?俺ですよ黒井社長」
黒井「!!?」
P「あんたに再起不能にされた……765プロ・プロデューサーだーっ!!」 バリバリーッ
黒井「悪事か……ふん、確かに私のやったことは悪事だろうな、だが……」
黒井「証拠はあるのか?全て私がやったという証拠は!!」
P「くっ……」
黒井「ふふふ、あるまい?所詮貴様ら3流事務所のやることなど……」
P「ふ……ふふ……はーっはっはっは!!残念だったなあ!証拠ならたった今できた!!」
黒井「なにぃっ!!?」
P「テープレコーダーだ!これにさっきまでの会話は全て入っている!!」
P「そしてあんたは悪事をしたと自ら認めた!これが証拠で無くしてなんとする!!」
黒井「くっ……!」
P「分かったらもう765プロに手を出すな!約束を破ったらこのテープは警察に提出させてもらう!!」
黒井「ご……ゴミムシ共が……!!」
今までずっと裏で頑張ってたんだな
社長「ははは、しかし驚いたよ、君がきぐるみを着て私に会いに来たときは」
P「黒井社長に俺だと怪しまれないで色々と調べるには変装するのが一番だったんですよ」
社長「ふうむ、で、気になってたんだがガチャピンさん達の中にも……」
P「そんなことはどうでもいいじゃないですか社長、彼らは単なる恐竜と雪男の子供ですよ」
社長「……ああ、そうだったな」
P「さあ、後はライブを楽しみましょう」
律子「えっ!?機材が直ったんですか!?」
スタッフ「え、ええまあ」
亜美「やったね!これで予定通りにちゃんとできるよ!」
真美「うんうん!それじゃありっちゃん!これ!!」
律子「えっ、ちょっ」
ムック「次の曲は律子さんで『魔法かけて!』ですぞー!」
律子「き、聞いてないわよ!ちょっとー!!」
イエェェェェェェイ!!!!!
あずさ「ふふっ、さて、それではここで再びゲストの登場でーす」
美希「ゲストって言っても今度は律子……さんじゃないの!」
律子「えっ、ちょ、ちょっと!あんた達ひょっとして……」
響「きっと見たらビックリしちゃうぞー!」
伊織「ま、意味はともかくビックリすることは確かね」
亜美「なんといっても見た目が凄いからねぇー」
真美「中身はもーっと凄いけどねー」
雪歩「で、でも765プロでとっても大切な人なんです!」
真「ダンスも上手くて何でもできて……すっごい人なんです」
貴音「ええ、あの方がいなければ私達はここまで来れなかったでしょう」
千早「彼等は私達になくてはならない人です、それでは……」
やよい「いっくよー!せぇーのっ!」
「「「プロデューサーさーんっ!!」」」
ムック「あわわわわわ、私達こんなところに出て良いんでしょうか」
亜美「んもー、良いに決まってるじゃーん、ガッちゃん達ファンの間で超有名なんだよー」
真美「なんてったって恐竜と雪男だもんねー」
春香「そうです!特別ゲストは私達のプロデューサー!ガチャピンさんとムックさん!!」
千早「今日は二人のよく歌っている曲を私達が一緒に歌います!」
ガチャピン「ええー?聞いてないよー!?」
真「へへーっ、何事もチャレンジなんでしょ、プロデューサー!」
あずさ「それじゃ行きますよー」
響「曲名は『歩いて帰ろう!』いっくぞー!」
チャッチャッチャッチャ チャッチャッチャチャッチャ
http://www.youtube.com/watch?v=Psfh-riBsE0
美希「わーい!ハニーありがとうなのー!」
春香「いたんだったらそう言ってくれれば良かったじゃないですか!」
律子「本当ですよ、私にまで黙って……」
響「貴音は知ってたのか?」
貴音「ええ、ですが他言無用ということでしたので……」
真「まったくもー、騙した罰に今日はみんなに焼肉奢ってもらいますからね!」
伊織「そうね、それっくらいは当然だわ!」
P「うぇぇ、ちょっ、ちょっと、それは……」
ガチャピン「あははは、良かったねぇ〜」
小鳥「ええ、本当にみんなで揃って……うふふ、何だか嬉しいですね」
亜美「えーっ!なに言ってんのさー!」
律子「そうですよ、うちはプロデューサーがいてこその765プロなんですよ!?」
真美「それに兄ちゃんだけじゃちょっと頼りないよー!」
貴音「確かに、真美の言うとおりですね……」
P「お、おい、お前ら……」
春香「ねっ、だからプロデューサーさん!これからもプロデュースよろしくお願いします!」
ガチャピン「みんな……よぉーし!僕もまだまだ頑張っちゃうぞー!」
ムック「ほほほ、私も一緒に頑張りますぞー!」
やよい「うっうー!嬉しいですー!」
雪歩「本当にずっと一緒にいてくれるんですか!?」
ガチャピン「そうだよ!だって僕たちみんな……仲間だもんね!!」
おしまい
ポンキッキまたやんねーかな…
乙
Entry ⇒ 2012.04.29 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (1) | Trackbacks (0)
小鳥「微妙に若返る薬」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1335003782/
小鳥「ふふふ・・・ついに念願の若返り薬を手に入れたわ!!これでPさんと・・フヒッ。」
社長「あー音無君ちょっといいかね。今月の予算の話なんだが・・」
小鳥「ピヨッ!!ちょ、ちょっと待って下さい!今行きますー!」コトッ
・・・・・・・・・・・・
P「邪っっ!おはようございます!!・・・って誰もいないのか?・・・ん?なんだこのドリンク」
P「ちょうど喉乾いてたし有難く飲んじゃおう。」ゴクゴク
P「うっ・・か、体が・・・・・あつぃ」バタッ
春香「おはよーございまーす!」ガチャ
P「おう!春香おはよう!今日も可愛いな!」ニコッ
春香「ん?えーっと・・どちら様ですか?もしかして新入さんですか?」
P「は?何言ってんだよ?俺だよ俺、Pだよ」
春香「は?え?」 ピヨー!!!
春香「いや、今来たばっかりなんで・・何のドリンクなんですか?」
P「あーあれ小鳥さんのだったんですか。喉乾いたんで飲んじゃいました」アハハ
小鳥「(え・・何このイケメン・・ってあのドリンクを飲んだ!?ってことは・・)」
小鳥「・・・もしかしてあなたPさん?」
P「ええ。」
春香「」小鳥「」
P「まぁ仕事が出来ない訳じゃないんで取り合えずいつも通りで仕事は頑張るから、改めて皆よろしく!」
貴音「(年の頃は17,8と言ったところでしょうか、、にしてもこれは・・)」
美希「(信じられないイケメンさんなの・・ドキドキが止まらないの・・)」
千早「私のことはちー姉と呼んでください!」
P「お、落ち着け二人とも。それより今日の予定は真と響きのレッスンの付き添いだったな。」
響「そ、そうだぞー!さぁ早速出発するさぁー!!」ギュッ
真「あ!ずるいぞ響!(ギュッ) じゃあ行きましょう!」
P「あ、こら引っ張るな!って二人とも胸が当たってるって!」バタン
美希「ぐぬぬ」
雪歩「・・・」
千早「ふふ・・照れちゃって」
真「きゃるるーん!」シュタクルクル
P「二人とも相変わらず凄いキレだなー。これなら次のライブも成功間違いなしだ」ウンウン
真「プロデューサー!折角だから一緒に踊りませんか?しゃるうぃーだんす!なんちゃって☆」
P「お!いいのか?これでも昔は結構運動神経良かったんだぞ。リズムに乗るぜ!!」
真「ははは!お手柔らかにお願いします!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
P「フハハハ!!体が軽い!軽いぞぉー!」シュバババババ
響「ぜぇ・・ぜぇ・・二人がかりでも付いて行くのがやっとさぁ・・」ハァハァ
真「も、もうだめー」
真「ホント凄かったですよ!途中から見とれてましたもん!」シャツドウゾ
P「はは。おだてても何も出ませんよっと。んしょんしょ。」ヌギヌギ
真・響「!!!!!!!?」
真「(何て綺麗な腹筋!!ってか体綺麗すぎでしょ!)」
響「(あのイケメン顔でこの体は卑怯だぞ)」ジュン
P「んどうした?顔真っ赤だぞ。ちょっと今日は飛ばし過ぎたかな。無理はいけないからな、今日終わりにしよう。」
亜美「にしても兄Cホントにイケメンさんだったんだね→。」
真美「うん///かっこよかったね///」
あずさ「思春期特有のフレッシュなオーラがたまらなかったわねぇ〜。誘惑しちゃおうかしら〜」
春香「あれだけイケメンならアイドルとして十分通用しそうだよね。」
貴音「ええ、不本意ながら見惚れてしましました。」
千早「(ああっ!だめよプロデューサー君!!横の部屋には弟がいるの!!)」ハァハァ
雪歩「ち、千早ちゃん?」
美希「ハニー!!どうしたのその格好?」
P「ん?これか、なんか折角若くなったんだし昔の服着てみたんだよ。つっても学生服だけどね。」
美希「すっごーくカッコイイの!ねぇねぇ、美希も今日は制服だしこのままデートに行くの!」
P「ん〜悪い。今日は千早と春香のボイトレに付き合うことになってんだ。埋め合わせは今度するよ」ニコッ
美希「はうっ///分かったの。・・ちょっとトイレなの」
P「さてと、じゃあ千早、春香行こうか。」 ハニー!ハニー!モットハゲシク!・・ンアーナノ!
千早「宜しくお願いします(キタ―!!!)」
春香「宜しくお願いしまーす!!」
千早「んあー」
P「おいおい、どうした二人とも。今日は声の張りがないぞ。」
千早「(くっ!いつものプロデューサーなら大丈夫だけど同年代の男の子に見られてるのは恥ずかしい!)」
春香「え?どこか悪かったですか?」
P「う〜ん。何て言ったらいいかなぁ、ちょっと俺が歌ってみるな。」
P「〜〜〜〜♪」
千早「(天使の歌声だよぉぉぉ)」ビクンビクン
春香「ふわぁぁ」
P「〜〜〜〜♪ってな感じかな。ん?どうした二人とも」
春香「凄いですよプロデューサさんの歌声!ね、千早ちゃん!」
千早「(しゅごいのぉぉぉPの声しゅごぃぃぃ)」ビクンビクン
春香「ち、千早ちゃん!?」
P「久々のオフがぁ・・・きたー!!今日は体からカビが生えるまで寝てやる!!」ベッドイン
ガンガン!!!
P「うるせ―!!俺は今日ベッドと一体化してんだ!押し売りはかえれYO!」
ガチャガチャ・・・ギィー・・バタン
P「え・・今ドア開いた・・・」
黒服「」ゾロゾロ
P「え!?ちょ、ちょっと何!!何入ってきてんの!!」
黒服「ターゲット発見。連れて行け。」
P「な、何をするだーーー!!」
伊織「おはようだーりん。パジャマ姿も素敵ね。」
P「何だ伊織か。ってから用があったなら普通に呼べよ。」
伊織「だって・・その・・恥ずかしいじゃない。」
P「(やべぇちょっとドキッっときた)」キュン
P「あー、んんっ!で、何の用なんだ?」
伊織「今日は折角のオフなんでしょ?この伊織ちゃんが買い物に付き合ってあげるわ!感謝しなさい!」
伊織「なにブツブツ言ってんのよ。次はこれを着なさい!」
P「さっきから試着させすぎだろ。てかなんで写真撮ってんだよ。」
伊織「フヒヒ。もちろん部屋中に張る為よ(何勘違いしてんの!アンタを撮ってるんじゃなくて服を撮ってるの!)」
P「もう好きにして・・・ってあれは貴音?あ、こっちに気づいた。」
貴音「こんにちはP君!こんな所で会うなんて運命的だねっ!これから一緒にお昼ご飯でもどうかな?」
伊織「ちょ、ちょっとアンタがなんでこんな所に居るのよ!てかキャラがブレブレじゃない!」
貴音「はっ・・。申し訳ありません。少々取り乱してしまいまして。改めておはようございます貴方様。いえ、P君。」
P「お、おう。おはよう。貴音は今日はオフだっけか?」
貴音「ええ。らあめんを食べに来たのですが、貴方様・・いえP君の気配がしたものですから。」
P「そうか。ならこの後一緒に飯でも食うか?いいよな、伊織。」
伊織「しょ、しょうがないわね!じゃあさっさと行くわよ」ギュッ
貴音「ふふ。では参りましょうか。」ギュ
P「わっほい!」
P「おはようやよい!はいたーっち!」
やよい「たーっち!えへへお兄ちゃん会いたかったです!」
P「ああ、俺も会いたかったぞ。やよいは可愛いなぁー」ナデナデ
やよい「えへへお兄ちゃん大好きです!」
律子「今までは犯罪臭のする光景だったけど流石にあの見た目だと微笑ましいですね」
あずさ「ええ、とっても良い光景ですね(青い果実って良いわねぇ。)」
P「ちょ抱きつくのはやめて下さいって!!な、撫でますから放して下さい!」アセアセ
律子「あ、ずるいですよ。私もお願いします。」
P「はいはい。んじゃあいきますよ。まずはあずささんから」ナデナデ
あずさ「ん・・・あっ・・ふぁ・」
P「(エロい・・・)じゃ、じゃあ次は律子な」ナデナデ
律子「こ、これは中々良いですね。癖になりそうです。」
P「ははっ。こんなのでよければ何時でもやってやるよ。律子には世話になってるしな。」
律子「えへへ。ありがとうございます。」ギュッ
P「おうふ」
春香「どうしたんですか?何かあったんですか?」
小鳥「それがプロデューサーさんがあの姿になってからやたら仕事がはいるようになってね。まぁそれ自体はいいんだけど。」
小鳥「依頼主が女性ばっかりなのよね。明日の打ち合わせも別にメールで済むような内容なのに。」
春香「イケメン恐るべしですね。」
小鳥「むぅ。私のプロデューサーさんに色目を使わないでほしいピヨ」
春香「ですよねー。あとプロデューサーさんは私のです。」
小鳥「ピヨ・・」
社長「いやぁやっぱり私の目に狂いは無かったよ!」
P「ありがとうございます。自分でもびっくりですよ。」
律子「まさかのアイドルデビューですもんね。しかもあのジュピターを抑えてまさかのデビューシングル200万枚ですもん。」
美希「これで一緒のステージで美希とラブラブ出来るね!ハニー!」
伊織「何言ってんの。ダーリンは私と二人でユニットを組むのよ!」
あずさ「あらあら〜。じゃあ私とは夜のデュエットをおねがいしようかしら〜」
貴音「ふふ。もちろん本妻はわたくしですよね。貴方様(はぁと)」
響「ずるいぞ貴音!じゃあ自分はプロデューサーのぺ、ペットになるぞ!」
真「流石にそれはないんじゃないかな?ところで腹筋舐めさせてください!」
やよい「うっう〜!妹は譲らないですよー。」
亜美「いーや、妹枠は亜美で決まりだね!」
真美「真美に決まってるよね?兄(C)」
春香「あ、えーとんじゃあ私はー」
小鳥「こうして伝説のアイドルが誕生しましたとさ。おしまいピヨ」
妄想吐き出せてすっきりです。
雪歩出番なくてごめんな!
後は好きに書くなり落とすなりしてくれ。
おやすみ。
Entry ⇒ 2012.04.27 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
P「プロデューサー争奪戦企画書……?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1334409566/
Entry ⇒ 2012.04.26 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
P「あずささんの腋汗がやばい」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1334757128/
あずさ「え、えぇと…なんでもないです」
あずさ「ち、ちょっと化粧室いってきますね…」
P「わかりました でももうそろそろ収録再開するんで急いでくださいね」
───────────────────
P「腕組みによってより強調されるな…」
P「でも手を腋に挟んでいたってことは…ってそんなことないよな」
P「それよりあずささん迷子になってないよな」
────────────────
あずさ「あら?ここはどこかしら?」
あずさ「えっと…スタジオは5階…だったかしら」
あずさ「携帯電話でPさんに…ってそういえば控室においてるのよね…」
P「探しにいかなきゃ間に合わない気もするし…いくか」
収録再開まであと10分
あずさ「えっと…案内板みたいなものはどこかしら」テクテク
────────────────────
P「スタジオは5階で控室は7階だったよな…」
P「たぶん登ったり降りたりってのはわかると思うんだけど…大丈夫か?」
P「やべっ 時間内に見つけ出せるか不安になってきた」汗タラーン
あずさ「収録再開まであと8分しかないのね…」
あずさ「早く戻らないとプロデューサーさんに迷惑かけちゃうわね」ジワジワ
────────────────────
P「さすがに下には行ってないと思うから登っていこうと思う」
P「まずは6階だな できればここにいてほしいんだが…」
P「あずささーーーん!いたら返事してくださーい!」
シーン
あずさ「少し覗いてみようかしら プロデューサーさんの声に少し似てた気もするし」
────────────────────
P「いないみたいだな…一応この階を見回っておこう」
あずさ「少し覗いてみようかしら」ソー
あずさ「ここってスタジオ…?小道具とか見覚えあるし…」
────────────────────
P「あずささんが控室にもいなかった」
P「収録再開まであと2分しかないってのに…」
P「しょうがないギリギリまで探すか」
ディレクター「あ、三浦さんどこにいってたんですか?もうそろそろ収録再開するんで急いでくださいね」
あずさ「はい~ ところでプロデューサーさんの姿がみえないんですけれど…」
ディレクター「?そういえばいませんね トイレじゃないですか?」
あずさ「そうなんでしょうか…?」
ディレクター「おっと すぐに収録再開するんで早く入ってください」
あずさ「は、はい」
あずさ(結局何もできずに休憩終わっちゃったわ…どうしようかしら)
────────────────────
P「くそ…全然見当たらない」
P「もう収録始まってるかな…一度戻るか」
P「仕方が無いスタジオに戻るか 最悪俺が怒られたらいい」
────────────────────
司会「三浦さんの失敗談とかってあります?」
あずさ「そうですねぇ…」
あずさ(もしかしてプロデューサーさん私を探しにいってるんじゃ…)
あずさ(悪いことしちゃったな…)
────────────────────
P「戻ってきたらあずささんいるじゃないか」
P「心配するだけ無駄だったみたいだな」
P「ん?」
P(もしかして腋汗?それをなんとかしようとしてたのか)
あずさ(プロデューサーさん戻ってきたのね…迷惑かけてごめんなさい)
あずさ(ってこっちを凝視してる?もしかして気づかれちゃったのかしら…)
P(腋汗なら上に一枚薄手のものを着れば良いのになぁ)
P(それよりあずささんの腋汗か…少し嗅いでみたい気もするな)
あずさ「すみませんプロデューサーさん 私を探してくれてたんですか?」
P「そのことなら気にしないでください 自分が勝手にやったことですから」
あずさ「いえ…それでもなぜそんなに私のために?」
P「なぜって俺の大事な事務所のアイドルですからね 攫われたりしたら大変でしょう?」
P(あずささん腋を隠すの忘れてる それにしてもすごいことになってるな)
あずさ「それだけ…ですか」
P「えっと…」
P(やばい見てる場合じゃなかった 何か考えなきゃ…)
あずさ「え…それって」
P「ウチの事務所の中で1番な大切な人です」
あずさ「そ…そんなこと言われたら私どうしたらいいか…」
P(上手くかわせた気がするがとんでもないこと言ったようなきがする)
あずさ「私も…」
P「え?」
あずさ「私もプロデューサーさんは私にとってい…と、とても大切な存在なんですよ?」
P「は…はぁ…」
P(あれ?もしかしてあり得ない方向に話が進んでないか?)
P「あずささん…」
あずさ「プロデューサーさんどうしたんですか?」
P「俺が大切な人…なんですか?」
あずさ「はい…王子様のようにも思っていたかもしれません」
P(よし、今ならいける気がするぞ!)
あずさ「え?ええええぇぇぇぇぇぇ!!!?」
あずさ「そ、それはまだ早いと思います! それにこんなところで…」(控室)
P「いいじゃないですか 逆に言えば誰もいないし鍵さえかければ誰も入ってこれないですし」
あずさ「で、でも…」
P「それでこそあずささんです!さぁ目を瞑ってください」
あずさ「は、はい…」スッ…
P(よし…これで…)
P「いきますよ…あずささん」
あずさ「はい…」
P(グヘヘ…あずささんの腋汗…)ススス…
ピト←鼻を腋に当てた音
P(うわあああああぁあぁぁぁぁぁぁぁぁあぁ!凄く蒸れてる!少しツンとした匂いが凄くいい感じを醸し出してる!一生嗅いでいたいほどの良い匂いだ!)スーハー
あずさ「あ、あの~…プロデューサーさん?何をしてるんですか?」
P「何って腋の匂いを嗅いでるんですよ」スーハー
あずさ「え…えっと…目を瞑ってって言ってましたよね?」
P「はい言いましたね」スーハー
あずさ「き…キス…とかするんじゃなかったんですか?」
P「いやだなぁあずささん アイドルがプロデューサーとキスなんてしたら名前にキズが付くじゃないですか」スーハースーハー
P「はい」スーハー
あずさ「恋愛感情じゃないんですか?」
P「いや あくまで事務所の中で、っていう話ですから」スーハー
あずさ「…」
P「どうしたんですか?あずささん」スーハー
あずさ「い…いえ…なんでも」
あずさ「も、もうそろそろやめてもらえませんか?」
P「えー」スーハー
P「それはやめてください」スーハー
あずさ「やめてください」
P「すごく良い匂いだから惜しいんですよねぇ…」スーハー
あずさ「…の………た…ん」
P「え?」スー…
あずさ「この変態さん!」
P「!」ビクンッ
あずさ「ふぅ…やっと離れてくれましたか…」
P(少し気持ちよかった…?もしかして…)
P「すみませんあずささん もう一度」
あずさ「え?」
あずさ「えっと…言ってる意味がよく…」
P「そのままの意味です おねがいします!」
あずさ「でも…」
P「叱ってくれないならもう一度嗅ぎます」
P「…」スッ
あずさ「!」ピクンッ
P「…」ジリジリ
あずさ「…」ススス…
P「…」
あずさ「…」
あずさ「!?」
ピト
あずさ(お…押し倒された上に腋に鼻をくっつけられてしまったわ…)
P(ふわぁぁぁぁあぁああぁあぁぁぁあぁぁあぁ!この匂いクセになる!ヤバイ!一生嗅いでいたい!)スーハースーハー
あずさ「やめなさい!この犬!」
P「ハァハァ…」ビクンビクンスーハースーハー
あずさ(そんな…離してもくれないなんて…)
あずさ(どうすればいいのかしら…)
P「あずささん」スーハー
あずさ「はい…」
P「好きです(この匂いが)」スーハー
あずさ「え…え?」
P「一生一緒にいたいです(この匂いと)」スーハー
あずさ「…」
P(反応がない…怒らせちゃったか?それでもいいんだけど)
P「はい」スーハー
あずさ「私覚悟を決めました」
P「はい?」スーハー
あずさ「私はプロデューサーさんのことが1番好きです」
P「はい」スーハー
あずさ「プロデューサーさんの1番はなんですか?」
P「あずささんの腋汗の匂いです」スーハー
あずさ「はっきりきましたね…」
P「なんですか?」スー
あずさ「結婚しましょう」
P「えっ」ハ…
あずさ「それなら私は好きな人と一緒になれてプロデューサーさんは好きなものと一緒にいられる…」
あずさ「どうですか?いい条件だと思いませんか?」
あずさ「…」
P「あずささん」スー
あずさ「はい」
P「これからお願いします」
あずさ「!」グッ!←拳を握る音
周りに悟られずに理由を説明するのは大変だった
あずささんはアイドルをやめて俺は765プロでマネージャーとして働いている
あずささんはというと…
あずさ「あなた…早く寝ないと…ン…仕事が…」
てな具合に腋を嗅がれることが気持ち良くなってきたみたいだ
俺は腋の匂いを嗅ぐだけでドピュッとできるまでに到達した
これから先もあずささんと2人で頑張っていこうと思う
こんなん書いたのはじめてだし即興だったから適当だったわ
感動した
Entry ⇒ 2012.04.25 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
千早「私、みんなにニックネームを付けたいのだけれど」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1335093322/
千早「私、本当はみんなともっと打ち解けたいのだけれど、社交性が無くて…」
真「そんなこと無いと思うけどなぁ」
千早「いえ。自分で良く分かっているの」
律子「それでニックネームを?」
千早「ええ。亜美や真美のようにみんなを可愛いニックネームで呼べば、もっと仲良くなれるんじゃないかって」
亜美「亜美たちが呼んでるのと同じじゃダメなの?"はるるん"とか"まこちん"って」
千早「真似はしたくないから」
真美「なるほどね→」
やよい「はい!可愛いニックネーム付けてくださいね、千早さん!」
千早「ええ、任せて。自分で言うのも何だけど、自信があるの」
美希「まずは誰のニックネームからなの?」
千早「そうね…やっぱり春香かしら?」
雪歩「えへへ。2人は親友だもんね」
春香「えへへ…じゃあ千早ちゃん、可愛いニックネーム付けてね!」
あずさ「うふふ。春香ちゃんのトレードマークよね~」
千早「はい。それから…よく転ぶわ」
貴音「それはにっくねーむと関係があるのでしょうか?」
千早「よく転ぶ、リボン…」
小鳥「あ、あの、千早ちゃん?」
千早「転ぶリボン…」
雪歩「嫌な予感がしますぅ…」
千早「すってんころりんリボン…」
春香「ち、千早ちゃん?
千早「"すってんリボン"なんてどうかしら?」
春香「えっ!?」
伊織(ヒドイわ…)
響(ヒドイぞ…)
真(ヒドイや…)
春香「え、えっと…」
千早「…」ジーッ
春香「か、可愛いと思うな!すっごく!」
千早「…良かった。じゃあ、これからは春香のことを"すってんリボン"って呼ぶわね」
春香「う、嬉しいよ千早ちゃん!」
千早「もちろんよ」
真「嫌な予感しかしないんだけど」ヒソヒソ
伊織「私に言わないでよ」ヒソヒソ
あずさ「お次は誰かしら~?」
千早「そうね…ニックネームを付けられた人に、次の人を指名して貰おうかしら?」
春香「私が指名すれば良いのかな?」
千早「ええ。お願い、すってんリボン」
春香「じゃ、じゃあ…やよいで」
やよい「私ですかぁ?」
響「ああ。それは分かるかも」
千早「そして高槻さんと言えば…もやし」
伊織「ものすごく短絡的ね、それ」
やよい「たしかにもやしは美味しいですけど…」
千早「高槻さんには○○ちゃんって付けたいから…」
真「まさか…」
千早「"もやしちゃん"?」
やよい「えっ!?」
律子「やよい」ヒソヒソ
響「ここは空気を読むべきだぞ」ヒソヒソ
やよい「う、うっうー!とっても可愛いですぅ!」
千早「良かった…あらためてよろしくね、もやしちゃん」
やよい「は、はい!こちらこそ!」
亜美「可愛いってなんだっけ?」ヒソヒソ
真美「真美、分かんなくなってきたよ…」ヒソヒソ
やよい「えっと…じゃあ、伊織ちゃんで」
伊織「まぁ、そうなるわよね…」
千早「水瀬さんか…おでこのことは触れたくないわね。本人も嫌がってるみたいだし」
美希「でこちゃん可愛いのになぁ」
伊織「でこちゃんゆーな!」
千早「水瀬さんの特徴は…ツンデレ、お嬢様、うさぎのぬいぐるみ、ピンク」
響「全く予想がつかないぞ…」
春香「なんかいかがわしいね…」
千早「気が散るから黙ってて、すってんリボン」
春香「ご、ごめんなさい」
千早「…"ピンク嬢"?」
伊織「えっ!?」
伊織「む、昔のポルノ女優」
真「伊織」ヒソヒソ
律子「こらえて」ヒソヒソ
伊織「ぐ…ま、まぁまぁ可愛い…んじゃない?」
千早「ありがとうピンク嬢」
伊織「むきーっ!」
春香「伊織、我慢だよ、我慢!」ヒソヒソ
千早「ではピンク嬢、次の人を指名してちょうだい」
真「ボ、ボク?」
千早「次は真か…」
真「お手柔らかに…」
千早「真は…とっても凛々しくてダンスが上手だわ。そしてイメージカラーは黒」
貴音「今回は何やらまともですね」
律子「楽観するのはまだ早いわ」
雪歩「嫌な流れですぅ…」
真「ボ、"ボク"っていうのは無視してもらっても…」
千早「凛…ボク…」
春香「考えてる考えてる…」
千早「"凛太郎"!」
真「えっ!?」
真「太郎…」
やよい「真さん」ヒソヒソ
伊織「ピンク嬢よりマシでしょ?」ヒソヒソ
千早「…」ジーッ
真「…とっても…可愛いです」
千早「良かった。ダンスマンと迷ったのだけれど」
真「り、凛太郎が良い!」
貴音「不憫な…」
真「じゃあ…雪歩で」
雪歩「ふわぁ!」
真「ごめん雪歩」
雪歩「き、気にしないで真ちゃん」
千早「萩原さんも小動物のイメージなのよね」
あずさ「あら~。○○ちゃん、になるのかしら~?」
雪歩「う、ううん、気にしないで千早ちゃん」
響「気にするべきだと思うぞ…」
千早「穴はホール…はっ!ホールを堀る!ふ、ふふふ…」プルプル
真「なんか1人でツボってるけど…」
やよい「大丈夫ですかぁ?」
千早「はぁ…もう大丈夫よ。ありがとうもやしちゃん」
やよい「う…」
伊織「やよいが引くって相当ね」
千早「萩原さんは…」
雪歩「は、はい!」
千早「"白子"ちゃん」
雪歩「えっ!?」
麻痺してるな
千早「それは"しらこ"。萩原さんは"しろこ"よ」
伊織「漢字にすると紛らわしいのよね」
亜美「でもけっこうマトモだね→」
雪歩「し、白子ちゃんですね?」
千早「ええ。気にいってもらえたかしら?」
雪歩「と、とっても…」
真美「アニメキャラにそんな名前いたような」
美希「気にしたら負けなの」
雪歩「う、うん、ありがとうすってんリボンちゃん」
千早「では白子ちゃん、指名をお願い」
雪歩「じゃあ…四条さんに」
貴音「わたくしの番ですか…」
千早「四条さんは古風でミステリアスなイメージ。それから月が好きみたいね」
律子「ここまでは悪くないのよね」
伊織「頭の中でどう変換すればああなるのかしら、まったく」
亜美「思考タイム入りました→」
千早「月と…麺」
真「なんでそっちに飛ぶんだよ…」
千早「月…麺…月麺…」
雪歩「はわわ…」
千早「"月麺着陸"!」
貴音「なんと!?」
律子「ひょっとして月面着陸とかけてる?」
千早「よく気付いたわね。さすがだわ、律子」
小鳥「ニックネームに"着陸"はちょっと…」
千早「そうでしょうか?」
響「なんか芸名みたいだぞ…」
貴音「わたくしは…あなたの意志を尊重いたします、如月千早」
伊織「どんだけ器デカいのよ…」
貴音「ふふ…何やら面映ゆいですね」
真美「お姫ちんもけっこう独特なセンスしてるからねぇ」ヒソヒソ
春香「本気で気にいってたりして」ヒソヒソ
千早「では次の指名をよろしく、月麺着陸」
貴音「はい。響、あたなの番ですよ?」
響「りょ、了解!」
響「う、うん…」
千早「動物…アニマル…アニ丸…
伊織「なんでそんな発想になるのよ…」
千早「沖縄…琉球…アニ丸」
春香「まさか…」
千早「"琉球アニ丸"…」
響「えっ!?」
真「いいな響、フルネームだよ」
千早「あら?凛太郎も名字が欲しかったのかしら?」
真「り、凛太郎で十分です!」
千早「そう、残念だわ。それで、どうかしら?琉球アニ丸は?」
響「う、うん!気に入ったさー!」
千早「自分で言うのも何だけど、自信作なの」
響「は、ははは…」
響「じゃあ…あずささん」
あずさ「あら~」
千早「あずささんの特徴は…くっ…」
春香「ち、千早ちゃん?」
伊織「なに勝手に凹んでるのよ」
あずさ「?」
千早「お姉さん、迷子、それから…くっ…」
やよい「千早さん辛そうですぅ…」
は?
あずさ「楽しみだわ~」
亜美「あずさお姉ちゃんも器広いからねぇ」
真「たいていのことなら許してくれそうだけど…」
千早「やはりあずささんには"○○さん"と付けるべきよね…」
響「そこはちゃんとするんだね…」
千早「紫…パープル…胸…くっ…」
律子「苦しんでる苦しんでる」
千早「パープル…胸…姉さん」
あずさ「あら~?」
千早「"プルプル姉さん"…」
あずさ「えっ!?」
こんなの考えてたら頭沸騰するだろwwww
あずさ「え、ええっとぉ…」
伊織「意味分かって無いわよね、あずさ」ヒソヒソ
雪歩「う、うん」ヒソヒソ
あずさ「か、可愛いと思うわ~。柔らかそうで」
千早「…良かった」
真「何ひとつ良くないよ…」
あずさ「そうねぇ…それじゃ、律子さんに」
律子「う…いよいよ私ですか」
千早「律子は…やっぱり眼鏡よね」
春香「そこは予想通りだね」ヒソヒソ
真美「問題はここからだよね」ヒソヒソ
真「思考タイム入ったね…」
千早「意外と可愛い物が好きだから、"○○ちゃん"って付けたいわ…」
響「お、それは予想外だぞ」
千早「機械…メカ…」
伊織「いま千早の頭の中はどうなってるのかしら…」
千早「眼鏡…メガネ…メカ…はっ!」
亜美「なんか閃いたみたいだねぇ」
千早「"メカネちゃん"!」
律子「えっ!?」
律子「え、えっと…」
やよい「メカネって言いにくいですぅ」ヒソヒソ
伊織「知らないわよそんなの」ヒソヒソ
律子「と、とっても良いんじゃないかしら!」
千早「ふふ…律子ならそう言ってくれると思ったわ」
貴音「何ゆえそう思ったのでしょう…」
律子「そ、それじゃあ…小鳥さんに」
小鳥「わ、私もですか?」
千早「当然です。765プロの仲間なんですから」
春香「仲間にすってんリボン…」
千早「音無さんにもやはり"○○さん"を付けるべきですよね…」
小鳥「お、お任せするわ」
雪歩「すでに悪い予感しかしないですぅ…」
千早「小鳥…ひよこ…」
律子「そういう風に連想するのね…」
千早「ひよこ…テンパりやすい…」
亜美「亜美、ワケがわからないよ…」
伊織「奇遇ね。私もよ」
千早「ひよこ…雛…テンパり…」
響「長考してるぞ…」
千早「"雛テンパさん"…」
小鳥「えっ!?」
千早「いえ、"雛テンパさん"よ」
亜美「亜美、やっぱりワケがわからないよ…」
伊織「残念ね。私もよ」
千早「いかがですか?」
小鳥「い、良いんじゃないかしら!」
千早「良かった…今回は苦労しました。やはり雛テンパさんは最年長者ですから、失礼に当たらないように」
響「そこまで気を回しておきながら、雛テンパ…」
小鳥「えっと…」
美希「あふぅ…」
小鳥「美希ちゃんは寝てるから…真美ちゃんに」
真美「とうとう来ちゃったね…」
春香「でも、亜美と真美に別々のニックネームを付けるのは難しそうだね」
千早「ええ…だけど頑張るわ、すってんリボン」
春香「う、うん、頑張って…」
真「言ってることはマトモなんだけどね…」
千早「真美…マミー…」
雪歩「いきなり飛んじゃったね…」
千早「マミー…マミー…」
響「マミーってミイラじゃなかったっけ…?」
千早「マミーポコ!」
真美「えっ!?」
千早「"マミーポコ"…とても可愛いと思うわ」
伊織「そりゃあ、名前の響きは可愛いけど…」
千早「どうかしら、真美?」
真美「う、うんとね→…」
真「真美」ヒソヒソ
律子「真美」ヒソヒソ
真美「ま、真美、ちょ→気に入っちゃったよ!」
千早「そう。良かったわ」
これはひどい
真美「じゃあ、亜美で」
亜美「だよね…」
千早「亜美…アミ…アミノ酸…」
亜美「えっ!?」
千早「さすがにそれは無いわよね…」
亜美「あ、危ないとこだった…」
真「セーフだね…」
律子「何やらいかつい方向に…」
千早「双海…アーミー」
真「名字付きなのかな…?」
千早「双子は考慮したくないから、"双"を外して…」
真美「は、外して?」
千早「"海アーミー"…」
亜美「えっ!?」
律子「"海アーミー"って言葉のリズムはいいんだけど…」
千早「アミノ酸の方が良いかしら?それともアミダくじ?」
亜美「あ、亜美、海アーミーがいい!」
千早「ふふ…亜美ならそう言うと思ったわ」
響「いや、亜美じゃなくても」
千早「何か言ったかしら、アニ丸?」
響「な、なんでもないさー!」
春香「すでに名字を省略してるし…」
あずさ「美希ちゃん?出番ですよ~?」
美希「あふぅ…美希の番?」
あずさ「そうよ~」
千早「ありがとうございます、プルプル姉さん」
あずさ「いえいえ~」
真「ボク、プルプル姉さんってけっこうツボなんだけど…」ヒソヒソ
律子「実は私も…」ヒソヒソ
伊織「すでに良くなる要素が無いわよね、それ…」
千早「寝る…ねる…」
雪歩「なんでひらがなに…」
千早「ねる…ねる…」
真美「ねるねる言いすぎだよ…」
千早「!それよ、マミーポコ!!!」
真美「へ?」
千早「"ねるねる寝るね"よ!」
美希「えっ!?」
 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
/⌒⌒\ (
_<ヽ/>_ \ _>──- 、 , --──- 、
/´ \ ヽ / \ / -===@\
/ / / /| \ ヽ | / ′/ ||ヽ ヽ /:/:::i:::::::i:::::::i::::::::ヽ:::
| | /|/ i人|\∧ | | И ∧/ |ノ\|\ ヽ ヽ| |:||:::||::::::||::::::||::::::|::|:::|
ヽi ┃ ┃ヽ| | | ヽハ ┃ ┃ヽ|\L .~ハ ┃ ┃ヽ|八:〉
八 ヮ ,6)/ | (( _ノ{''' ゚~( ''' ,6) く 八 ヮ 6)::::〈
|.ヽ-r f´ ∧| `Z`ー/) f´ ヽ _ゝ 〉ノ:>__ <´:|:::::〉
|八0□と_) /´ ム ( ∪ く ヽ:¢\_ と_)∧/
し─、_|V´ Vし─、_|V´ ̄` し─、_|'"
琉球アニ丸 ねるねる寝るね 月麺着陸
┏━◎┏━┓ ┏□ ┏━┓┏┓ ┏━┓ ┏━━┓┏┳┓
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┃┃┃┃┃┣┫┃┏━━┓┃┃┃┃┃ ┃┃┏━━┓ ┃┃┃┃┃┃┏━┓
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┗┛ ┗━┛┗━┛┗━━┛ ┗┛┗┛ ┗┛ ┗━━┛ ┗┛ ┗━┛
律子「駄菓子よね、確か」
千早「どう?"ねるねる寝るね"。寝れば寝るほど味が出るのよ?」
美希「えー。ミキ、もっと可愛い」
亜美「みきみきぃ」ヒソヒソ
伊織「ちょっとは耐えるってことを学びなさいよね」ヒソヒソ
美希「むー」
千早「気に入らなかったかしら?それなら"寝にぎり"という選択肢も」
美希「ね、ねるねる寝るねが良いと思うな、ミキ!」
すってんリボン「うん…」
凛太郎「まぁ、ね…」
マミーポコ「やよいっちはもやし業界からタイアップしそうだよね」
もやしちゃん「たいあっぷぅ?」
雛テンパさん「どうして私まで…」
メカネちゃん「仲間だからです」
琉球アニ丸「すぐに飽きてくれることを願うぞ…」
月麺着陸「わたくしはなかなか気に入っているのですが…」
海アーミー「お姫ちん…」
ピンク嬢「訴えたら勝てそうな気がするわ…」
白子ちゃん「ま、まぁまぁ伊織ちゃん…」
ねるねる寝るね「あふぅ…」
千早「そうそう。私のことは"ちぃちゃん"と呼んでもらえるかしら?」
一同「おいっ!!!」
お し ま い
ぴよちゃんが一番苦労した
読み返してきまーす
個人的には、すってんリボンと琉球アニ丸が好きだwww
Entry ⇒ 2012.04.24 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
杏「ん、ここは一体……?765プロ?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1334921569/
杏「(CDが発売したからって外回りで宣伝だなんて……そんなのプロデューサーだけで行けばいいじゃないか!私のスタミナはもう限界だぞ!)」
杏「うう~もうダメ、もう一歩も動けない……こりゃスタミナドリンクでも回復しない……多分」ヘタリ
杏「んん……にしてもここはどこなんだ、本当に……あとお腹もすいた……」ぎゅるる……
杏「お食事処……たるき亭?お腹も減ったけど…お金も無い。上に書いてるのは……765プロ?どっかのプロダクションかな……なんでもいいけどアメなめたい」
杏「ああ~~~早く誰か私にお金を!CDを買った人はいないのか!!」
春香「あの~……大丈夫、ですか?」
春香「あ、えっと、私は天海春香といいます。あなたはもしかして……双葉杏さん?」
杏「私の名前を知っているのですか!?もしやCD買ってくれました!?」バッ!
春香「わっ!ほんとに双葉さんなの!?すごい!はい!買いましたよ~!」パァァァ
杏「おお……ありがとう、ありがとう!私の夢の印税生活へ惜しみない投資をありがとう!」
杏「私のことは杏でいいぞ!見た感じ、歳も近いだろうし!敬語もいらない!」
春香「(み、見た感じ……?)」
春香「じゃ、じゃあ~……杏、ちゃん!」
杏「私も春香って呼ぶ!春香!」
春香「ところで杏ちゃんはこんな所で何してたの?」
杏「そ、その事で実は……もうここからうg」ぐぎゅるぅぅ~~……
杏「……ご覧のとおり、お腹も減ってもうここから一歩も動け……ない」ペタリ
春香「あはは……良かったら、どこかご飯でも食べにいかない?私もお昼ごはんまだだし」
杏「食べたいけど……あと、1ミリも動けない……もうだめだ……おしまいだぁ……」バタン
春香「わーっ!と、とりあえず事務所に!」
春香「あ、起きた?ここ、私が働いてる事務所!いきなり倒れちゃったからびっくりしちゃって」
杏「おお……それはありがとう。ん?765プロ……?」
春香「そう、765プロ!」
杏「ってことは、春香もアイドルなのか!!」
春香「そうだよ~!天海春香、トップアイドル目指してます!なんてね!えへへ」
春香「ここに来る前に杏ちゃんのCD買った所なんだよ~!まさか買ってすぐ本人に会えるなんて思わなかった!ねぇ、握手していい?」
杏「もちろん、私のCDを買ったからその権利はある!」ぐっ
春香「あ、お腹減ってるんだったね。そこのお菓子で良かったら食べて!」
杏「お、おお~~!ありがとう!春香は杏の命の恩人です!」はむっ
春香「あはは……大げさだよー」
杏「んむ……むぐ……うまい!なんだこれは!!」パァァァ
春香「おいしいよね!それを食べると、すごい元気が出るんだ~」
杏「今ならソロでLIVEバトルができるといっても過言じゃないぞ!!あっでもやっぱりめんどくさい」
春香「そういえば、杏ちゃんはここらへんに何しにきてたの?」
杏「ああ、そうそう。実は……」
ガチャッ
美希「あ、春香~!ただいまなの!」
真「ん?そっちの人は……」
春香「あっ!みんな~!おかえり~!」
杏「おお(見たことある顔ぶれな気がしないでもない……)」
真「双葉杏さん、であってるよね?」
杏「双葉杏、一昨日CD発売しました!『あんずのうた』買ってね!」ドヤッ
真「ちょうどよかった!今さっき杏さんを捜してるって人に会って」
杏「んん?救世主、来た!?」
真「渋谷さ~ん!」ガチャッ
凛「杏、こんな所にいたの…… あっごめんなさい、お邪魔します」
杏「おお~、久しぶり」
凛「あ、はい……そういうあなたは、天海春香さん!?」
美希「凛に会えるなんてラッキーだったの!そしたら、なんだか人を捜してたみたいで」
凛「杏……いきなりはぐれたからプロデューサーびっくりしてたんだよ?」
杏「そ、そう……(実はちょっとした気持ちで逃げただなんて今更言えない)」
杏「で、でも!杏はもう働いたからな!もう活動なんてしないぞ!印税で生きる!」
凛「とりあえず一度戻らないと、その印税もプロデューサーのものになっちゃうかもよ?」
杏「はぅっ!それはまずい!」ドタッ
凛「私も、765プロの人たちに会えてすごい嬉しいです」
美希「凛のあの歌、ミキも聴いたの!」
凛「あ、ありがとう……ございます」
杏「春香は凛のCDも買ったの?」
凛「あ、アンタ……呼び捨てでなんて」
春香「あはは、気にしないで!私の事は春香でいいよ~!」
凛「そ、そうですか?え、えと……じゃあ 春香、さん」
春香「さんもいらないよ~!私も、凛ちゃんって呼んでいい?」
凛「は、はい……」ドキドキ
凛「杏、ちょっと失礼すぎるよ!」
凛「(いい?この人たちは今アイドル最前線で活躍してる方たちなのよ)」ボソボソ
凛「(特に天海春香は、ちょっと前はバランスのとれた超ステータスで『鬼春香』なんて呼ばれていたし……)」ボソボソ
杏「なにそれつよそう」
真「あはは……春香も、双葉さんと会ったのはさっき?」
春香「うん!765プロの入り口近くで倒れてる杏ちゃんを見つけて~」
杏「自由!とてもいい言葉!じゃあ戻らなくてもいいかな!ふへへ」
凛「今日がんばったら明日と明後日は休みにしてもいいってプロデューサー言ってたかも」
杏「マジで!?じゃあちゃんと帰ります!……もうちょっと休憩してから」
真「そっちのプロデューサー、双葉さんの扱いを心得てるね……」
美希「もう帰っちゃうの?ミキ、凛ともっとお話したいの!」
真「美希は渋谷さんの事、気に入っちゃったみたいだね」
凛「は、はい……」
杏「ほほう?憧れのメンツに出会って、柄にも無く照れてるんですか?」
凛「う……///」
美希「凛、かわいいの~!」
ガチャリ
貴音「ただいま戻りました……あら?そちらの方は」
杏「(す、すごいオーラ……間違いなく、この人はお嬢様!イコール、お金を持っている!)」
貴音「一昨日、新曲を発売した……渋谷凛 双葉杏 両名ですね。存じております」
凛「覚えていただいて、光栄です」
杏「私のCD買ってくれた?ねえ買ってくれた?」
貴音「二枚ずつ、確保しておきました」
凛「!?」
貴音「ふふ、普段より安めの価格設定によりセット購入を促進させる……そちらには大変利口な策士がいるようですね」
凛「あ、ありがとうございます……」
杏「あのプロデューサーにそんなほめられるほどの手腕があるとは思えないなあ」
凛「帰ったら言うよ、それ」
杏「待って!私の収入がいくらかカットされるかもしれない!やめて!」
杏「やはりプロデューサーの差か……それに比べこっちは、ケータイとPCを常にいじってばかりで……」
凛「なんて失礼な事を聞いてるの……その辺にしときなよ。それにこっちのプロデューサーもちゃんと走り回ってるよ」
杏「私に与えるのは何か得体の知れない特製のドリンクばっかだよ!?杏を金稼ぎの道具としか見てないんじゃない!?」
凛「まあ、私もよく飲むけどね……アレ」
凛「あの星井美希さんが同い年だなんて、すごいです……私なんてまだまだで」
美希「凛~…… 春香を呼び捨てにするなら、ミキも呼び捨てにしてくれなきゃヤなの!」
凛「で、でもそんな」
美希「りーんー!そのお堅い性格をそろそろ崩してあげるの!」ガバッ
凛「きゃあっ、そ、ちょっと、そこは」
凛「ちょ、ちょっと何を」ムズムズ
美希「名前で呼ぶまでやめないの~♪」コチョコチョ
凛「ひゃっ!そ、そこは……やめ、あっん///」
凛「あっ、あっ……も、わかっ、わかったから、やめて美希!」
美希「ふふっ!やっと呼んでくれたの!」
凛「はぁ、はぁ……(あのテレビにも出てる星井美希が、こんな人だったなんて)」
杏「何かに目覚めそう?」
凛「ごほん……そ、そそのかさないで」
春香「本当だ、女の子を連れてる?」
ガチャッ
P「おお、みんな。おつかれ」
春香「お疲れ様ですー!後ろの方たちは……あ!」
楓「みなさん……こんにちは」
かな子「はじめまして~おじゃまします」
莉嘉「おはー☆失礼しまーす!」
春香「プロデューサーさん!これは一体……?」
P「ああ、さっきそこで彼女たちに会ってさ。向こうのプロデューサーもいたんだけど、ちょっと用事で離れてる」
P「彼女たちが765プロのみんなと話がしたいって事だから、近場だし来てもらったんだ」
真「そうだったんですかー!わー、昨日新曲発売したモバプロの面々が勢揃いじゃないですか!」
かな子「わ、私なんて本当に、なんで今回CDのお話が来たのか今でも夢じゃないかって……」
春香「みんなのCD聞いたよー!すごいいい歌ばっかりで、感動しちゃった!」
杏「そうだろうそうだろう」
かな子「ああーっ!このお菓子、あの有名なクッキー屋さんの!?」
P「ああ、小鳥さんが買ってきてくれたものだな」
かな子「わ、私、これすごい好きなんです!」キラキラ
美希「食べてもいいの!」
かな子「ほっほんとですか!それじゃ、いただきま~す……」ハムッ
かな子「……ん~~っ!おいしいふぇす~~~!!」ニコニコ
春香「良い笑顔だね~」
凛「お菓子の話題には目がないんですよ」
莉嘉「終わった後はほぼ確実に泣いてるよね!」
かな子「あぁ!あれはそのぉ……うう……思い出したら恥ずかしい……////」
莉嘉「でも、この柔らかいお腹はかな子だけの武器だよーっ!」
ふにっ
かな子「ひゃぁあっ!な、なな!やめてよぉ莉嘉ちゃ~んっ!!」
莉嘉「うははは!みんなも触っていいですよ~!!」ふにふにゅ
かな子「やぁめっ…てぇ~///」
貴音「愛されているのですね」
凛「いいように遊ばれてる気も……」
真「それだけ喜んでもらったら買ってきた小鳥さんも嬉しがるね」
楓「その、小鳥さんという方は?(かわいい名前……)」
春香「いつも765プロの事務を担当してくれて……私たちを全面的にサポートしてくれる、とても良い人です!」
莉嘉「ふ~ん……トレーナーさんとかプロデューサーみたいな感じかな」
美希「裏方さんにはもったいないプロポーションなの!」
真「言われてみればそうだよね~」
凛「確かに、こっちのトレーナーさんと似通ってるね」
楓「私も……あの人のお着替えシーンを見てしまったので知っています」
かな子「トレーナーさんをプロデュースしたい!って意見をどここから聞いたことあります」
凛「実は、もともとアイドルだったとか?」
杏「そうだったらすごいなあ、よくあんなめんどくさい事やってられるよ……私には絶対にムリ!」
美希「なんだか話を聞いてたら、律子の方が似てると思うの」
ガチャッ
千早「お疲れ様です」
春香「千早ちゃん!今あのモバプロのみんなが来てるよ!」
千早「ええっ? すごい……みなさん、はじめまして。如月千早です」
楓「この方が、『歌姫』……」
莉嘉「………」じーっ
千早「……?ど、どうしました?」
杏「何をブツブツと」
美希「千早の胸を見て言ってるの……」
千早「なっ!」バッ
莉嘉「ま、いいや!アタシまだJCだしね!よろしくおねがいしまーす♪」
春香「あ、あはは……」
千早「なんだか何も言われてないのに負けた気がする……」
貴音「高垣楓……私より背丈が上なのですね」
楓「いえ、貴音さんの方こそ……ほとんど同じぐらい、でしょうか」
春香「近くで見たらすごーい!楓さん、背が高いんですね!スレンダーでカッコいい~」
楓「高いんですね……背が、高いね、貴音……」ブツブツ
春香「えっ?」
楓「いえ……今のはいまいちでした。忘れてください」
春香「????」
……
………
凛「もうこんな時間。そろそろこっちのプロデューサーが来るかな……」
杏「うーん、やっぱり正直帰りたくないかも……ここの雰囲気も悪くない……」ぐだぐだ
かな子「だ、ダメだよ~杏ちゃん!」
プルルルルル
P「はい、もしもし……ええ、はい。わかりました」
P「そっちのプロデューサーさん、すぐそこまで来てるらしい。そろそろお別れの時間かな」
美希「え~!もうお別れなの?」
春香「うん!絶対いこうね!」
真「お互いのプロダクションがそんなに遠く離れてないのもわかったし、会おうと思えばいつでも会えますね!」
貴音「楓……いつか機会があれば、こちらもらぁめん巡りの旅に参りましょう」
楓「旅だなんて、発想がイケメンですね……ラーメンだけに」
凛「千早さん、あなたの強い歌声、どういった練習から出せるものか……興味があるんです。また、色々と教えてください」
千早「私でよければ……」
莉嘉「同じ年代として、あの双子にも会いたかったけど……それはまたでいっか!」
杏「私はなんだか眠くなってきた……」
~~~~~~~~~~~~
モバP「あ、お疲れ様です、どうも」
P「いえ、こちらこそ今日はどうも」
杏「出迎えご苦労。さあ!杏はもうここから一歩も動けない!おぶっていくことを許可しますよプロデューサーさん!」ドヤッ
モバP「あっ、杏、お前なあ……!まあ、それも今日は許してやらんこともない」
凛「何か、いいことでもあったの?」
モバP「そ、それがだな……おち、落ち着いて聞いてくれ!おと、おとと、おとととい発売したみんなのCDについてだだが……」
莉嘉「プロデューサーくん慌てすぎ~!」
かな子「ど、どうしたんですか?まさか、私のCDだけ全く手に取られてないとか……」
モバP「全員まとめて、オリコンデイリートップ10入りしたぞ!!」
かな子「わ、私達のCDが……?」
楓「まとめて?」
莉嘉「トップ10に?」
杏「きたぁあああ!!!!どやっ!!!どやっ!!!こんなもんや!!」ドヤッキリッ
P「おめでとうございます。プロデューサーとしても、こんなに嬉しいことは無いですね」
モバP「ありがとうございます!しかも杏……お前に至ってはトップ3入りしてたぞ!」
杏「マジで!?」
楓「(驚いた時のドラえもんみたいな顔になってる…)」
r "
マジで!? \ _
r-''ニl::::/,ニ二 ーー-- __
.,/: :// o l !/ /o l.}: : : : : : :`:ヽ 、
/:,.-ーl { ゙-"ノノl l. ゙ ‐゙ノノ,,,_: : : : : : : : : :ヽ、
ゝ、,,ヽ /;;;;;;;;;;リ゙‐'ー=" _゛ =、: : : : : : : :ヽ、
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...-''"│ ∧ .ヽ. ________ / ____ ---‐‐‐ーー \: : : : :
! / .ヽ ゙,ゝ、 / ________rー''" ̄''ー、 `、: : :
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杏「きた……夢の印税生活……まっしぐら……じゅるり」
凛「杏が違う世界へトリップしちゃった……」
モバP「まあ何だ、凛も杏も楓さんも莉嘉もかな子もおめでとう!今日は俺のおごりでパーっと行くか!」
「「「わーーーい!」」」
杏「ふふ……これが杏の実力よ。その気になれば世界進出、ハリウッドへだっていけちゃうね」
凛「それって映画のジャンルじゃない」
かな子「わー、私、バイキングとか行きたいなー……楓さんは何食べたいです?」
楓「らぁめんとかで適当に、よしなに」
莉嘉「あのお嬢様のうつってるよ……!」
モバP「そうだな……特に杏、ちょっとこっちへ来てくれ」
杏「ん?何かな?今ならな~んでも聞いちゃうかもしれないこともないよ?」
杏「ふふふ……もっとほめてくれてもいいんだよ?言っとくけど全力出せば1位も可能だと思う杏だお?」
モバP「そこでだ、俺からプレゼントを用意したんだ」
杏「マジですか!気が利くぅ!!プロデューサーさんかっくい~!」
モバP「さあ、この箱をあけてくれ」キリッ
杏「えへへ……なになに?」グッ
モバP「スタミナドリンクだ」
杏「 」
モバP「ふふっ、俺の後ろにある箱全てに同じものが入ってある。全て杏のものだぞ」ドヤ
杏「 」
モバP「いやぁ……辛かったな。今までよくがんばったが、これからが本番だぞ、杏!俺と一緒にがんばろう」キリッ
杏「あ…がが……」
モバP「杏のCDの売上、昨日と今日の分のおおよその収入も計算して全て替えてあるぞ!あと、今までの杏の分の頑張りや、俺からの感謝の意も込めてエナドリもあるかr
杏「ふ……ふざけるなぁぁああああああああ!!!111」
おわり
あんずのうたはみんなで歌うのに最適やで
印税入ったらためらわず引退するキャラだから仕方ないな
モバマスのキャラはかわいいよな
Entry ⇒ 2012.04.23 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
千早「優かわいいよ優」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1334926099/
千早「優かわいいー。」ギュー
優「お姉ちゃん…苦しいよ。離して…」
千早「やだ。離さないもん。」
優「えい!」コチョコチョ
千早「きゃー!」
優「今だ!にげろー!」
千早「こら!待ちなさい!」
優「待たないよー。」
千早「ッ!!優!危ない!車が来てる!!」
優「えっ」
車に轢かれそうになった優を抱えて、反対側の歩道に向かって転がりこんだ
「怪我はないか?」
優「う、うん……」
「そうか。良かった。もう道路に飛び出すんじゃないぞ。」
優「ありがとう。お兄ちゃん。」
千早「優!大丈夫?」
優「うん……でも、怖かった……」
千早「あれ?優を助けてくれた人は?」
優「もう行っちゃったみたい。」
優「お姉ちゃん。朝だよ起きて。」
千早「…………」
優「まだ寝てるのかな?」
千早「隙あり!」ガバ
優「わ」
千早「捕まえたわ」
優「離してよお姉ちゃん!」 ジタバタ
千早「やだ。優可愛いから離したくない」
千早「少しくらい平気よ。」
優「ダメだって!!」バタバタ
千早「こら、暴れないの。」
ドン!!
千早「…………」
優「隣から壁ドンされたね……」
千早「そうね。近所迷惑になるし、そろそろやめようかしら。」
優「へー。いい人だったらいいね。」
千早「そうね。前のプロデューサーはアイドルにセクハラしすぎてクビになったし、今回のプロデューサーはまともな人がいいわ。」
優「セクハラって……お姉ちゃん大丈夫だったの?」
千早「ええ大丈夫よ。」
千早(巨乳アイドルを狙ってセクハラしてたから……くっ)
千早「あ、もうこんな時間。そろそろ事務所に行かないと。」
優「いってらっしゃい。」
春香「千早ちゃんおはよう。」
千早「まだ春香しか来てないようね。」
春香「うん。そんなことより、聞いてよ千早ちゃん。」
千早「どうしたの?」
春香「今朝、事務所に来る途中道路で転んじゃったの。」
千早「それは大変ね。」
春香「起き上がっている間に信号が変わって危うく車に轢かれそうになったよ。」
千早「軽く言ってるけど結構危ないわね。」
春香「本当に危なかったよ。通りすがりの人に助けてもらわなかったら今頃轢かれてたよ。」
社長「あーコホン。彼が今日から君たちのプロデューサーだ。」
P「初めまして。」
千早(この人前にどこかで会ったような……あ!!)
千早 春香「あー!あなたはあの時の!」
社長「おや?既に知り合いだった者がいるようだが……」
P「あー。そこのリボン付けている子なら、今朝会いました。」
春香「はい。この人は今朝車に轢かれそうになった私を助けてくれたんです。あの時はありがとうございました。」
P「いや、礼には及ばないよ。それより怪我がなくて良かった。」
P「でも、そこの髪の長い子は……ごめん思い出せそうにない。」
P「んー。」
千早「ほら、車に轢かれそうになっていた時に…」
P「そんなこと言われても、俺3日に1度くらいのペースで車に轢かれそうな人を助けてるし。」
千早「えっ」
社長「実は私も3日前に彼に助けられたのだよ。」
P「その縁でプロデューサーにさせて頂いたという経緯があるのさ。」
P「あー段々思い出してきたぞ。なんか、姉のセクハラから逃げようとして道路に飛び出した子を助けたような……」
千早「あれはセクハラじゃなくてスキンシップです!!!」
律子「セクハラする人は決まってそう言うのよ。」
あずさ「前のプロデューサーも同じ言い訳してましたよね~。」
P「如月さんの現場までの送り迎えと監督か。」
千早「千早でいいですよ。」
P「ん?そうか。よろしくな千早。」
千早「はい。」
P「そういえば、弟さんは元気なのか?」
千早「はい、お陰様で。」
P「それは良かった。」
千早「今は弟と二人暮らしをしています。」
P「それは弟さんの貞操が危ないんじゃ……」
千早「危なくないです。むしろ、私が監視してないとどこかの泥棒猫に奪われる心配があります。」
P「なにそれこわい」
P「こら、事務所の車を叩くんじゃない。」
P「でも、それだけモテているなら彼女の一人くらいいても……」
千早「ありえません。」
P「えー」
千早「実際、今まで告白されてきても全部断っているそうです。きっと私のためです。」
千早「ちなみに私も告白されたことありますけど、優のために断ってます。」
P(この子怖い)
千早「はい。」
P(それにしても、お笑い番組の収録か……)
千早「ずっとこの番組に出るの楽しみにしてたんです!」
P(見た目はクールそうだったのにお笑いが好きとか意外……でもないか。千早と話してみると結構盛り上がったし……殆ど弟に関する話題だったけど)
千早「いませんよ。」
芸人「またまたー。そんなこと言っても本当はいるんやろ?」
千早「本当にいませんよ。でも、弟とは結構仲がいいんですよ。」
芸人「ほいきたー!アイドルの言う弟は彼氏のことに決まってる。彼氏って単語を弟に摩り替えただけちゃうかと。」
千早「違いますよ。本当に仲がいいんですよ。この前だって――」
P(千早に限っては本当に弟のことしか言わないから困る。)
千早(家で優が待ってるって考えると……早く帰りたい帰りたい帰りたい帰りたい)
P「はい、Pです。今収録が終わりました。え?今日はもう遅いから直帰でいい?わかりました。はい、失礼します。」
P「千早。今日の仕事はこれで終わりだ。」
千早「まあ、なんでもいいですけれど。」
千早(っし!!来た!!これで優に会える!!!)
P「事務所に車を返しにいくついでに家まで送っていくよ。」
千早「ありがとうございます。」
千早「本当はアイドルよりも歌手になりたかったんです。でも……」
千早「優がテレビに映っているアイドルの衣装を見て、お姉ちゃんが着たらもっと似合うのにって言ってくれて……フフフフ」
千早「歌も歌えるし、アイドル衣装で優を悩殺できるアイドルになりたいと思ったんです!」
P(行動理由の殆どが弟絡みじゃねーか!)
千早「あ、ここが私の家です。」
P「よし、それじゃお疲れ。また明日な。」
千早「待ってください。折角だから家に寄っていきませんか?」
P「what!?」
P「あ、ああ。そういうことね。別に構わないけど。」
P(初日からアイドルに手を出してクビコースに入るかと思って焦った……)
千早「ただいまー。」
優「おかえりお姉ちゃん!!」
P「ど、どうもお邪魔しまーす。」
優「あ、どうも。」
優(誰だこの人。まさかお姉ちゃんに彼氏?いや、そんなはずない。お姉ちゃんは僕のものだ。誰にも渡さない。)
P(な、なんか殺気を感じる。)
優「そうなんだ。弟の優です。姉がお世話になっております。」
優(なんだ彼氏じゃないのか……あれ?冷静に見るとこの人どこかで……)
優「あ!!あの時の!!!」
千早「気づいたの?」
優「僕を助けてくれた人だ……」
P「ハハハ。まさかまた会う日が来るとは思わなかったよ。」
P「そろそろ帰らないとな…」
優「え?もう帰るんですか?また来てください。」
優「お姉ちゃんの彼氏にならない限りは歓迎しますから…」ボソ
P(優君もシスコンだな……)
P「おはようございます。」
小鳥「おはようございます。昨日はどうでしたか?」
P「まずまずです。まだ不慣れで大変でしたよ。」
小鳥「そうですか。頑張ってください。」
P「はい。あ、そういえば、昨日千早の弟に会ってきました。」
小鳥「千早ちゃんの弟ですか!!!いやあ、優君いいですよね。」
P「は?」
小鳥「こう抱きしめたくなるくらい可愛いっていうか、お姉さんが色々イケナイこととか教えたくなるような魅力があるんですよ!」
千早「……」ゴゴゴゴゴゴ
P「ヒイ!千早いつからそこに?」
千早「優は私のもの……」ギチギチ
小鳥「ピヨー……千早ちゃんヘッドロックやめてー」
P「それ以上いけない」
千早「ごめんなさい。つい、頭に血が上って……」
美希「小鳥も懲りないの。この前も結婚相手には千早さんの弟みたいなタイプがいいって言ってヘッドロックかけられてたの。」
小鳥「あれは物の例えです。本当に手を出すわけがないじゃないですか。そもそも年齢差が……ウッ」
美希「自爆したの。」
P(休憩がてらちょっと過去のライブのDVDでも見るか。)
――
P「うーん……」
春香「どうしたんですか?プロデューサーさん。」
P「ああ。ちょっと、過去のライブ映像見て気づいたことがあったんだ。」
春香「気づいたこと?」
P「千早の表情の違いだよ。こっちのDVDだと心から笑って歌っているような気がするけど、逆にこのDVDだとそうじゃない。なんていうか、何か笑顔の裏に不安を抱えているような……」
春香「言われてみれば……確かにそうですね。千早ちゃんいつも笑って歌ってるけど、そこまで細かく見たことはなかったです。」
P「また弟……」
律子「ライブに弟が来ていると張り切っていつも以上の力が出るんですよね。逆にいないと緊張で少し固くなってしまうですよ。」
P「なるほど。」
春香「確かに優君はいつも千早ちゃんのライブに来ているのに、この日は来れなかった。」
律子「でも、よく気づきましたね。結構プロデューサーとしての才能があるのかも。」
P「いや、そんな大袈裟な…」
・某日
千早「うぅ…緊張してきた。」
P「そんな緊張しなくてもいい。いつも通りにしていれば絶対に上手くいく。」
千早「は、はい!」
P(本番前で緊張しているな。よし、あの手を使うか。)
千早「あ、携帯が鳴ってる。もしもし」
優「お姉ちゃん?」
千早「優!」
優「これから本番だよね。がんばって。」
千早「どうしてそれを……」
優「プロデューサーさんからメールで教えてもらった。緊張しているから励ましてやれだってさ。」
千早「そうなの。お姉ちゃん頑張るからね!」
P(でも、ここまで効果があるなら、もう優君が千早のプロデューサーやった方がいいんじゃね?)
P「ありがとう優君。お陰で助かったよ。」
優「いえ、大したことはしていません。それにお姉ちゃんのためなら僕は何だってできますからね。」
P「そういえば、優君は将来何になりたいとかってあるの?」
優「僕は、お笑い芸人になりたいです。」
P「えっ」
優「その……なんというか……小さいころ、僕のギャグでお姉ちゃんがよく笑ってくれたから、それで芸人を目指したいって」
P「そのルックスで芸人目指すなんてもったいないような。」
優「でも、お姉ちゃんはいつも僕のギャグで大爆笑しているし、才能あると思うんです!」
P(そもそも千早の笑いの沸点は相当低いらしいし、参考にならないと思う。)
P「まあ、いいけど。」
優「相方はこの子です。」ドン
P「そのまな板で作った人形は何?」
優「まな板ちゃん人形です。彼女の他にも洗濯板ちゃん人形もいますが、今回はお休みです。」
P「どことなく、雰囲気が千早に似ているのは?」
優「気のせいです。」
優「なんだい?まな板ちゃん。」
優「この前、曲がり角を曲がったら男の子とぶつかったの。(裏声)」
優「そうなんだ。怪我はなかった?」
優「うん。大丈夫よ。それよりも、私ぶつかった男の子が結構好みのタイプだったの。それでさっきから心臓がドキドキしっぱなしよ。(裏声)」
優「それはまな板の恋だね。」
優「どうもありがとうございました。」
P(終わった!?)
P「はは…まな板の鯉と恋をかけているのね。」
優「その通りです。結構自信作なんだけどどうですか?」
P(反応に困る……)
P(中性的な美少年だし、しっかり者の弟キャラだし、千早の弟だけあって声もいいし……)
P(優君がうちの事務所でアイドルになってくれれば、職場でも千早と一緒にいられて千早のテンションも上がり続けるし……)
P(あれ?もしかして千早と姉弟ユニットとか結成したら売れるんじゃね?)
優「え?アイドル?僕がなりたいのは芸人…」
P「いいか?よく聞くんだ。厳しい芸能界で、現状のまま優君が芸人としてやっていけるとは正直思えない。」
優「そうですか…」
P「なぜなら、優君には芸人向きのキャラじゃないからインパクトが足りない。何か他の芸人にないようなものが飛びぬけてないと生き残れる世界じゃない。」
P「そこでだ。もし、元トップアイドルの芸人がいたら話題になると思わないか?」
優「元トップアイドルの芸人?そういうのもあるのか!」
P「そうだ。そうすれば最初からキャラで目立てる。だから、一度アイドルを経由してから芸人目指す方がいいと思う。」
優「確かに…プロデューサーさんの言う通りだと思います。」
P「だから、俺と一緒に一度トップアイドルを目指さないか?」
優「断る理由なんてありません。元はプロデューサーさんに助けてもらった命ですから、この命はプロデューサーさんと共に歩むために使います。」
P(なんとか説得できたか。)
千早(仕事でも優と一緒にいられるなんて……いけない。鼻血が出そう。)
小鳥(間近で見るとやっぱりかっこいい。でもうっかり手を出したら千早ちゃんに制裁されちゃいます…)
律子「千早。わかってると思うけど、仕事では優君を甘やかさないようにね。」
千早「わ、わかってるわよ。」
雪歩「お、男の人……」
真「大丈夫だよ雪歩。千早とのユニットが主体だから雪歩とはそんなに絡む機会はないと思う…多分」
P「順調に力を付けていってます。歌唱力は姉の千早にはまだ劣りますが、素質はありますので本人の努力次第では千早を超える可能性があります。」
社長「やっぱりか。私の目に狂いはなかった。キミが優君を連れてきた時はティンティンと来たからな。」
P「下ネタですか…」
社長「いや、そうじゃないよ。通常は1ティンなのに優君には2ティン感じるような何かがあったんだよ。」
P「はあ…」
社長「秋月涼君に会った時も同じようにティンティンきたな。」
P「やっぱり下ネタじゃないか(憤怒)」
優「どうしたのお姉ちゃん?」
千早「何でもないわ。ただ優のそばにいたいだけ。」
優「そっか。よしよし。」
小鳥(うぜえ…事務所にいるバカップルがうぜええええええ!!!あー壁とか殴りてえええええ!!!)
律子「ほら、そこ人前でイチャつかない。」
千早 優「はーい。」
小鳥(律子さんGJ)
律子「そういうあんたもプロデューサーから離れなさい。」
美希「嫌なの。」
P「マジで離れてくれ…仕事にならない。」
真「いつの間に美希はプロデューサーに懐いたんだ?」
美希「プロデューサーが車に轢かれそうになっているミキを…」
真「またそのネタ!?」
律子「あずささんが道に迷うのとプロデューサーが他人の交通事故に遭遇するのも日常茶飯事なのよ。」
春香「だったら、私もプロデューサーに助けられてますからイチャついてもいいと思います!」
美希「春香はダメなの!」
千早「…………」チラッ
優「そんな目で見なくても別に僕は助けられたからってプロデューサーに抱きついたりしないよ。」
伊織「仲が良いのを通り越して病気よ。兄弟間でイチャつくなんてありえない。」
千早「高槻さんも弟に抱きついてみるといいわ。きっと喜んでくれるわ。」
やよい「うっうー!わかりました!今日帰ったら長介に抱きついてみます!」
伊織「やめなさいよ!」
優「抱きつく時は少し力を弱めてあげてね。お姉ちゃんは毎回全力で抱きついてくるから結構苦しい…」
千早「優が可愛すぎるのがいけないのよ。」
優「受けないんですか?」
P「いや…内容が内容なだけにな……」
千早「どんな内容なんですか?」
P「3人の女の子の中に1人だけ女装した男の子を入れて、誰が男なのかを当てるクイズだ。」
千早「なんですかそれ…」
P「3人のメンバーを送りこむ必要があるんだけど…まあ、1人は確定だな。」
優「へー女装かー……って、この事務所にいる男は僕だけじゃないか!」
P「受けるかどうかは優の意思次第ってことだな。」
千早「優の女装……いけない、鼻血が……」
P「他は……正答率を下げるためには真が確定か。後は胸が大きいアイドルは使えないから……」チラッ
千早「くっ」
優「お姉ちゃんが出るなら出ます。」
P「決断早いな。」
優「別にお姉ちゃんと一緒がいいとかそんなんじゃなくて、姉弟ユニットとして売り出していくためには共演の機会を逃しちゃいけないと思っただけです。」
千早(ツンデレ!?ツンデレなのね…おいしすぎるわ)ジュルリ
P「楽屋に入ったら指定された衣装に着替えるんだぞ。」
真「はい。」
優「…………はい」モジモジ
千早「優の着替えは私が手伝うわ!」
P「着替え部屋は男女別となっております。」
千早「くっ」
P「俺は男だから優の着替えに立ち会うけどな。」
千早「じゃあ、このビデオカメラに優の着替えシーンを……」
P「犯罪はお断りします。」
千早(見ることが敵わないならせめて聞き耳を立てるまで!)
優「本当にこれに着替えるんですか?」
P「そうだ。」
優「し、下着まで……」
千早(下着!?下着ってことは、優の××××が!!)
千早「んあー(歓喜)!!!」
ドン!
千早(ここでプロデューサーからの壁ドン…少し大きな声を出しすぎたようね。)
優「…な、なんか変な感じがする。」
千早「んあー(興奮)!!!!!」
P(こうして見ると誰が男か本当にわからないな。優は女装アイドルとしてもいけそうだな。)
司会「この3人の中に1人だけ女装した男性が混ざっております。」
観客「えー!!」
司会「今回のクイズは誰が男なのかを当てるクイズですねー。」
司会「それでは自己紹介をして頂きましょうか。まずは1番の子からお願いします。」
優「き、如月優です…」
司会「緊張しているのかな?可愛いねー。」
優「いえ…そんな。ありがとうございます。」
司会「はい。では続いては2番の子お願いします。」
千早「如月千早です。」
司会「ほう。彼女も如月って苗字ですか。偶然か、はたまた血縁関係があるのか。それは後で明らかになるでしょう。」
司会「では、3番お願いします。」
真「まっこまこりーん。菊地真でーす。よろしくお願いしまーす。」
司会「元気がいいですねー。」
回答者(1番は流石に女だろう……2番も名前からして女か……?男でもありえないことはないが……。消去法で考えれば3番……?いや、そんな安易な考えでは掬われる……!足元を……!)
司会(ククク……!悩むがいいさ…!イケメン王子とまな板に隠れた中性的な美少年っ……!これだけのメンツが揃っていれば当てるのはほぼ不可能っ……!)
司会「では、お答えを……!」
回答者「さ、3番だ!」
司会「なぜそう思いますか?」
回答者(んなこと聞くんじゃねえ……!勘に決まってんだろ……!しゃあねえ適当に答えるか)
回答者「3番が一番女っぽいって思ったからだ。こういうのは一番ありえなそうなのが案外正解だったりするから……」
回答者(こう言っておけばもし外れても3番の子に対して失礼じゃないだろう……!)
司会「なるほど逆転の発想ですか……が、不正解です……!」
回答者「なんだと……」ぐにゃ~
観客「えー!見えなーい!」
司会「1番の如月優君は2番の如月千早さんの弟ですね。実はこの2人は」
真「ねえ、聞きました?今、ボクのことを女っぽいだって!やーりぃ!」
司会「元気なのはいいけど、司会が喋ってるときはお静かに願います。」
真「す、すみません。」
観客「アハハハハハ」
司会「えーこの2人は姉弟でユニットを組んでいるんですよ。」
観客「へー」
優「は、はい!まだ結成したばかりですがよろしくお願いします!」
観客「かわいいー!」
千早(観客席のメスブタ共め!私の優に色目使ってんじゃないわよ!!)
P「お疲れ。」
真「最初にこの仕事が来た時は正直ちょっと嫌だって思ってましたけど来て良かったです!」
P「最初に3番って言い出した時は冷や冷やしたけど、回答者の機転に助けられたな…」
千早「女装した優が可愛すぎて生きるのが辛い。今度優に着せるために女物を服を買ってこようかしら」
P「自分は着ないのかよ!」
真美「兄ちゃんが散歩にいくの」
亜美「じゃあ、亜美たちは事務所に引きこもってるね」
P「なんでだよ。」
真美「だって兄ちゃんが散歩にでかけると交通事故に遭う確率が…」
P「人を死神みたいな扱いしやがって…」
亜美「だって、はるるんとミキミキも被害にあってるし」
P「むしろ助けたのに酷い言われようだ…」
雪歩「あ、プロデューサー。」
P(ん?あの車様子がおかしい。赤信号なのに減速する気配がない。)
P「雪歩!危ない!」
雪歩「えっ…きゃあ!!車が」
P(く…間に合わないか?一か八か突進だ!)
雪歩「きゃっ」
Pの突進で雪歩は車に轢かれずに済んだ。
P(な、なんとか助かった。)
チンピラ「てめーらジャマなんだよ!チンタラ道路を歩いてんじゃねえ!」
P「なんだと!信号無視したのはそっちだろ!」
チンピラ「あ?てめー俺を舐めてんの…か………」
P(何だ?様子がおかしい…)
チンピラ「すいやせんでした!!!」
P(雪歩に向かって土下座しただと……)
雪歩「だ、大丈夫ですぅ。」
チンピラ「良かった……本当に良かった。こ、このことは、どうかお父様には……」
雪歩「別に言いつけるつもりはありませんよ。」
チンピラ「あ、ありがとうございます。では、失礼します。」
雪歩「プロデューサー?さっきのことは何も見てませんよね?聞いてませんよね?」
P「え?」
雪歩「何も見てませんよね?そもそも事故なんてありませんでしたよね?ね?」
P「ハ、ハイ。確かに事故なんてありませんでした。」
P(なんだろうこの感覚は。社会の暗部が見えそうだったよ。)
千早「まあなんでもいいですけれど。」
優「僕たちを呼び出した用件はなんですか?」
P「ああ、実は2人に地方のライブイベントに出てくれないかって要請があったんだ。」
千早「2人だけですか?優と2人っきりですか!?」
P「765プロからは2人だけだ。でも、他の事務所からもイベントに参加するアイドルはいる。」
優「ってことは、僕たちとそのアイドルで対決するようなものですか?」
P「まあ、そうなるだろうな。地方のイベントとはいえ、ここで手を抜くわけにはいかない。他の事務所に大きく負けるようなことがあれば、今後の仕事に支障が出る可能性だってある。」
千早「大丈夫です。私と優の愛の力があれば負けません。」
P「そうか。俺も全力でサポートさせてもらうぞ。」
P「こだまプロの新幹少女だ。事務所も大きな力を持ってるし、強敵だぞ。」
P「後もう1組出る予定のグループがあるんだが…これは当日まで明かさないらしく、俺にも何のグループが伝わってないんだ。」
千早「誰が来ても同じことよ。私と優以上にラブラブなユニットなんているはずがないわ。」
P(確かに愛の重さだけで言ったら千早に勝てるやつなんていないな。)
優「僕ライブやるの初めてだけど大丈夫かな……」
千早「優の初めての相手は私なのね。」ニヤニヤ
優「ユニットの話だよね?」
千早「別の初めても奪ってもいいのよ。」
優「お姉ちゃんだったら…」
ひかり「あなたたちが噂の姉弟ユニット?」
千早「何?誰ですか?邪魔しないでくれます?」
ひかり「…………」イラッ
優「新幹少女さんですよね?」
ひかり「そうよ。」
つばめ「あたし達と同じステージに立つ相手の様子を見にきたの。」
のぞみ「弱小765プロだからどうせ大したことなさそうだけど」チラッ
のぞみ「!!!!」メトメガアウー
優「あの…どうかしましたか?」
のぞみ「な、なんでもないです!(裏声)」
千早「<●><●>」
優「あ…はい。」
ひかり「のぞみ!?あんた何やってんの!」
つばめ「そうだよ。男の子と手を握っているところを誰かに見られたらスキャンダルにされるよ。」
千早「……ったな」
のぞみ「え?」
千早「優の手を握ったなあああ!!!んあー!!!!」
のぞみ「ヒイイイイ!!!」
優「ちょっとお姉ちゃん。よその事務所にアイドルに手を出すのはまずいって!」
千早「んあー!!!んあー!!!」ジタバタ
P「この声は千早……って何やってんだ!!!」
こだまP「全く。おたくの事務所のアイドルはどうなってるの?」
P「すみません。」
こだまP「幸い怪我がなかったからいいものの大事なライブ前にアイドルに襲いかかろうとするなんて。」
P「本当に申し訳ありませんでした。千早、お前も謝れ。」
千早「くっ…すみませんでした。」
こだまP「ウチの大事な商品が傷ついたら責任問題だからね?アイドルの教育くらいちゃんとして欲しいよ全く。」
千早「プロデューサー。すみません。私のせいで……」
P「そんなに落ち込むな。千早が優のことで暴走する可能性があったのに目を離していた俺も悪い。」
千早「プロデューサーは悪くないです。悪いのは全部……」
千早「あの女狐……!」ギリッ
P(千早はブレないなぁ!!!)
優「そういえば、あののぞみって人に手を握られた時にこっそり紙を渡されてたな…」
優「携帯の番号とアドレスだ。」
千早「それこっちに頂戴……」
優「はい。」
千早「んあー!!!」ビリビリ
千早「絶対に負けない絶対に負けない絶対に負けない絶対に負けない…………」ブツブツ
P「闘志が感じられるのはいいことだけど、ちょっと怖いです。」
優「これがいつものお姉ちゃんです。」
P「平然としていられる優もすげー!」
ひかり「みんなー。今日は来てくれてありがとー。」
観客「わああああ!!」
つばめ「一生懸命がんばるので応援して下さいねー。てへ☆」
観客「うおおおおおお!!!」
のぞみ「それじゃあいっくよー!」
千早「んあー(憤怒)」
P「そこ、ステージ裏で変な声出さない。観客に声聞こえたらどうするんだよ。」
P(闘志に燃えている千早はともかく、優は萎縮してないといいけど……)チラッ
優「凄い……こんな近くでステージに立つアイドルを見れるなんて。」
優「僕ももうすぐあの舞台に立てるんだ。」
P「緊張しているのか?」
優「正直言うと少しだけ緊張してます。でも、早くステージに立ちたいって気持ちの方が強いです。」
P(心配なさそうだな。)
P「そろそろ出番だな。よし、全力でぶつかってこい!」
千早 優「はい!」
優「今日はお越しいただきありがとうございます!」
観客「今日は女装じゃねえの?掘らせろー!」
千早「思う存分楽しんでいって下さいね。」
観客「え?両方胸ないぞ。どっちが姉なんだ?」
P(観客が全然自重しない…大丈夫かな…)
優「実は僕、交通事故に遭いそうになったことがあるんですよ。」
P(なんかトークが始まった!?)
優「その時、助けてくれた人がいて、なんとその人が今の僕たちのプロデューサーなんです!」
観客「マジかよ!」
優「それにしても、交通事故って怖いですよね。僕も車が近くにくるまで気づきませんでしたし。」
優「車がくるまで。」
千早「ブフォ!!ちょwww車がくるまでってwwww」
観客「アハハ…」
P(優ドヤ顔。千早爆笑。会場半笑い。俺冷や汗。)
P(千早と優のライブは新幹少女に負けないくらいに盛り上がった。)
P(正直、新幹少女に太刀打ちできるかどうか不安だったけど俺の不安は杞憂に終ったようだ。)
P(尤も最初のトークのせいでこちらが判定負けしている感は否めないが……)
優「プロデューサー!僕のトークどうでしたか!?」
P「ライブが終って一番最初に言うことはそれか!」
千早「最高でしたよね。優のあのギャグは……プフ…車がくるまでwwww」
P「下手したら命を落としていたかもしれない状況なのにギャグにする前向きさは凄いと思います。」
P(後、残っている演目は当日までシークレット扱いされている枠だけだ…一体誰が出るんだ?)
観客「キャアアアアア!!」
P「黄色い歓声だと……。」
北斗「チャオ☆」
観客「鬼ヶ島羅刹ー!こっち向いてー!」
冬馬「ヶしか合ってねぇじゃねぇか!」
翔太「冬馬君また名前間違えられてるwwww」
観客「アハハハハハ」
P「あ、あれは961プロのジュピター!シークレット枠はジュピターだったのか!」
P(ボーカルもダンスもこちらより圧倒的に上回る現実を叩きつけられた。)
優「負けた……」
優「僕よりトークが盛り上がってたじゃないか(嫉妬)」
P「そっちかよ!!」
優「だって、僕芸人を目指しているんですよ!」
P(そういえばそうだったな。)
優「ファンに名前を間違えられて爆笑されるなんて……そんな勝手にネタが向こうからやってくるなんて汚いですよ!」
P「優の最終目標は芸人だとしても、まず最初はトップアイドルにならなきゃ始まらないだろ?そのためには、ジュピターよりファンを獲得しなければならないことはわかるな?」
優「はい。そっちも悔しかったです。」
優「もっと歌もダンスも上手くなりたい。次こそは絶対ジュピターに負けたくないです。」
P「よし、その意気だ!」
冬馬「おい、おっさん。何で俺達がこんな地方の小規模のライブに出ないといけないんだ。」
黒井「不満か?」
冬馬「当たり前だろ!俺達はもっとでかいことをしたいんだよ!」
黒井「折角、主催者に無理言って枠を作ってもらったんだがな。」
黒井(これで、客に対するこのライブの印象は完全にジュピター一色に染まった。765プロのアイドルなんて誰の記憶にも残らない。)
黒井(売り出し中の状況でこの打撃は痛いだろ?高木ィ!!)
黒井「フハハハハハ!!!」
冬馬「なんだ急に笑い出して気持ちわりいな。」
ひかり「ちょっと!どういうことよ!」
つばめ「あたし達が完全に当て馬みたいじゃない!」
こだまP「いや、このことは私も知らなかった……」
千早「自分達の実力不足を棚に上げてプロデューサーに当たるなんて新幹少女も案外大したことないわね。」
ひかり「はぁ!!あんただってジュピターに負けてたじゃないの!」
千早「少なくても私はプロデューサーのせいにしたりしないわ。どんな状況でも誰が相手でも勝つつもりで挑まなかったらトップアイドルになんてなれない。」
ひかり「ぐぬぬ…」
千早「私達はもっとレッスンを積んで必ずジュピターにリベンジする。」
千早「もちろん。貴女たちにも負けるつもりはないわ。」
ひかり「い、言うじゃない。私達だって負けないから!」
優「えっと…最初から最後まで喧嘩ばかりだなんて…なんかすみません。」
つばめ「あたし達も悪いところはあったし、気にしないで。」
ひかり「弟は常識人みたいね。姉と違って。姉と違って。」
千早「何で2回言うの!それに貴女には言われたくないわ!」
のぞみ「優さま……」ウズウズ
のぞみ(優さまに近づきたいけど、もし近づいたら妖怪ぬり壁が襲ってくるジレンマ。)
千早「<●><●>」
のぞみ(明らかにこっち見てる……)ガクブル
「765プロのプロデューサーさんですね?」
P「そうですが…貴方は?」
黒P「私は961プロ所属ジュピターのプロデューサーです。」
P「ジュピターの?あ、初めまして。」
黒P「今日のライブは大盛り上がりでしたね。」
P「そうですね。ジュピターに全部持っていかれた感じはありますが。」
黒P「実はジュピターの参戦は765プロを潰すための作戦だとしたら?」
P「え?」
黒P「売り出し中のアイドルに不意打ちで人気アイドルをぶつける。そうすれば、売り出し中のアイドルが明らかに負けますよね?」
黒P「最初からジュピターが来ることがわかっていれば、ジュピター目当てで来たファンにも売り出し中のアイドルを認知させることができる効果もある。」
黒P「でも、今回はシークレットだからそういった効果も望めない。」
黒P「明らかに悪意があるは思いませんか?」
黒P「さぁ?黒井社長の考えていることは私にもわかりません。でも、私が765プロ潰しに加担する理由はあります。」
黒P「復讐ですよ。私をクビにした765プロに対する……」
P「まさか、貴方はアイドルにセクハラしてクビになった人じゃ…」
黒P「あれはスキンシップです!」
黒P「とにかく、潰されたくなかったら大人しくしていることですね。」
黒P「目ざとく行動しようとするとアイドル人生を終らせることになりますよ?」
P「悪いけど俺は961に屈するつもりはありません。どんな手を使ってこようとも絶対に勝ってみせます。」
黒P「そうですか。残念です。私は巨乳信仰ですから、貧乳と男には容赦しませんよ。例えば、あの姉弟ユニット……」
P「千早と優には手出しさせない!」
黒P「流石若いだけあって熱いですね。……おっと、そろそろ私は失礼させて頂きます。」
P(961プロ……絶対に負けるもんか。)
社長「そうか。彼は961に拾われていたんだ。」
P「はい。そして、今は俺達の敵です。」
社長「彼は優秀なプロデューサーだった。才能はあったが、セクハラする癖があるのがアイドルと接するプロデューサーとして致命的な弱点だった。」
P「ジュピターは男性アイドルだから弱点を克服してますね。」
律子「千早のライブでの表情変化に一番最初に気づいたのもあのプロデューサーだったわ。」
P「優がいると表情が変化するやつか。あれは律子が気づいたわけじゃなかったんだ。」
律子「ええ。私にプロデューサーとしての心得を教えてくれたのもあの人だったわ……その分セクハラされましたが。」
律子「セクハラすることを除けばいい人でしたからね。」
P「俺は過去のあの人を知らないから何とも言えません。」
P「とにかく765プロのアイドルは俺が全員守ってみせます。」
社長「うむ。心強いな。」
P「もちろん。律子もな。」
律子「わ、私もですか!?」
P「ああ。プロデューサーとはいえ、女の人なんだ。標的にされる可能性はないとは言い切れない。」
律子「そうですね。何かあった時は期待させて貰いますよ。プロデューサー殿。」
黒P「私にいい考えがあります。」
黒井「ほう。いい考えとは?」
黒P「如月優を引き抜くんです。千早の原動力の殆どは優と言っても過言ではありません。」
黒P「優を失えば千早のテンションは負のスパイラルに陥り、2度とアイドルとしてステージに立てることはできなくなるでしょう。」
黒井「なかなか面白い考えだな。元765の人間だからこそ分かる弱点を突く作戦か。だが、問題はどうやって優を引き抜くかだが?」
黒P「それは……これから考えます。」
黒井「チッ。」
黒P「申し訳ありません。優は私がクビになった後に入ってきたので、弱点とかの情報が殆どなくて……」
黒井「まあいい。引き抜く方法は私が考えるから、貴様は引き抜いた後の如月優をどう使うか考えてろ。折角引き抜くんだからジュピターにも劣らぬアイドルに仕立て上げなければな!」
黒P「わ、わかりました。」
店主「もう勘弁してください。材料がなくなってしまいます。」
貴音「そうですか……それでは致し方ありませんね。お会計お願いします。」
貴音(少し物足りませんね。また別のお店でらぁめんを……)
貴音「……!なにやつ!」
車「Booooo」
貴音「止まりなさい!ここは歩道です!」
貴音(止まる気配はないようですね。)
P「でぇあ!!」
貴音「あなた様……!」
貴音「しかし、ここは歩行者が優先される歩道というものです。避けるなら車の方が……」
P「もし車が貴音を避けなかったらどうするんだ!怪我じゃ済まないんだぞ!」
貴音「歩道なのに歩行者優先ではないことも考えられるのですか?」
P「運転手が全員善良な人間とは限らないだろ。」
貴音「なるほど。その考えには至りませんでした。」
P「貴音はどこか抜けているんだよな。」
運転手「もしもし、黒井社長ですか?すみません。四条貴音を轢き損ねました。」
黒井「まあ良い。轢かれそうになった事実だけでも十分牽制になる。では次の標的を狙いにいけ。」
運転手「かしこまりました。」
黒井「いくらあのプロデューサーが交通事故からアイドルを守ったところで、間髪入れずに連続で轢こうとすれば流石に対応できまい。」
黒井「人間の足では車には追いつけないからな!」
響「いぬ美ー!道路側に出たら危ないぞー!」
いぬ美「がるるるる」
響「どうしたんだ?いぬ美?」
運転手「ターゲット発見。」
響「え?ちょ!どうして車がこっちに突っ込んでくるのさー!」
運転手「死ねぇぇぇ!!」
警察「そこの車止まりなさい!」
運転手「げ、パトカー!?まずい!こんなやつに構ってる暇はない!さっさと逃げなければ。」
P「響ー!大丈夫か?」
響「プ、プロデューサー…怖かったぞ。ぐす…」
P「偶然近くにパトカーが通りかかったんだ。貴音を轢きそうになった車のことを話したら、その車を追跡しようって話になってな。」
P「それにしても、ウチのアイドルたちが同じ車に連続で狙われるなんて…明らかな故意犯だな。」
P(961の仕業か?でも、プロデューサーの方は巨乳信仰だから貴音と響を狙うわけがない。だとしたら、黒井社長の差し金か。)
真美「やっぱり兄ちゃんはなにか持ってますな→」
P「君らどうしても俺のせいにしたいの?」
響「本当に怖かったんだぞ!プロデューサーがいなかったら自分は今頃……」
貴音「わたくしもあなた様に助けられました。」
優(もし、事故が961の仕業なら……名指しで指定された僕やお姉ちゃんはあんなものじゃ済まないんじゃ……)
P「優?どうかしたのか?」
優「いえ、なんでもありません。」
P「そうか。悩みがあったらいつでも言えよ?俺に出来る範囲なら何でも協力するからさ。」
優「誰ですか?」
黒井「私は961プロの社長の黒井という者だ。」
優「961プロが何の用だ!」
黒井「そんな喧嘩腰でこられても困るな。嫌われる覚えはないんだが?」
優「四条さんや我那覇さんを襲ったんじゃないのか?」
黒井「何を証拠に言っているんだ?」
優「証拠はないけど……」
黒井「まあいい。本題に入ろう。私は君の才能を高く評価している。その才能を活かすために961プロに移籍しないか?」
優「断る!」
黒井「姉がどうなってもいいのか?」
優「お姉ちゃんを人質にとるつもりか?」
黒井「そんなつもりはない。ただ、如月千早の身にいつ交通事故じゃ済まないようなことが起きるか心配しているだけだ。」
優「くっ」
優「961プロに移籍すればお姉ちゃんには手を出さないんだろうな?」
黒井「それは君の心がけ次第だ。」
優「…………」
黒井「先に言っておくが、961プロにいる間はこちらが用意した宿泊施設で暮らしてもらう。当然、如月千早がいる家には帰れると思うな。」
優「そ、それは無理!」
黒井「そろそろ姉離れをしたらどうだ?」
優「…………」
黒井「さあ早く決断したまえ。私はこれでも忙しいんだ。」
優「僕は…………」
千早(優遅いな……もう帰ってきてもいい頃だと思うのだけれど。)
千早(優に電話しても繋がらないし、プロデューサーに電話してみよう。)
P「もしもし。どうした千早?」
千早「優がまだ帰ってきてませんけど、知りませんか?」
P「え?まだ帰ってないのか?もうとっくに帰したはずだぞ。」
千早「そんな……」
P「優の携帯にも電話してみたか?」
千早「はい。でも、全然繋がりません。」
P「まさか……俺は今から優を探す。」
千早「私も…」
P「千早は家にいろ!もし、961の仕業なら千早が狙われる可能性がある。」
千早「でも…」
P「心配するな。俺が必ず優を見つけるから。」
千早「はい。わかりました。優をお願いします。」
優「あ!」
黒井「どうした?」
優「今プロデューサーの声が…」
P「優!見つけたぞ!」
優「プロデューサー!」
黒井「遅かったな。高木の犬め。」
P「黒井社長!優をどうするつもりだ!」
黒井「自社のアイドルをどうしようと私の勝手だろ?」
P「自社のアイドル?どういうことだ?優は765プロの…」
優「ごめんなさい。プロデューサー。僕、961プロに移籍することになりました。」
P「な……」
黒井「そういうことだ。わかったら、さっさと事務所に戻って社長にこのことを報告するんだな。」
P「すまない……俺の力じゃどうすることも出来なかった。」
社長「優君自らが選んだ道だ。こうなってしまった以上は仕方ない。」
千早「そ、そんな優が………」
春香「千早ちゃん。大丈夫だよきっと。優君も何か考えがあって……」
千早「ごめん春香……しばらく独りにして……」
美希「千早さん可哀想なの。」
律子「千早はもうダメね……ただでさえ、優の移籍は辛いことなのに、よりによって移籍先が敵対している961プロだなんて。」
貴音「如月千早のめんたるでは、如月優と戦うことは適わないでしょう。」
やよい「優さんは家にも帰ってないですし、家族と離れ離れは寂しいです。」
雪歩「優君は男の人で怖かったけど、いなくなるとやっぱり寂しいですぅ」
真「ボクは961と戦うよ。それしか優君を取り戻す方法はないと思う。」
真美「全面戦争ってやつですな→」
亜美「765プロを怒らせるとどうなるのか思い知らせる必要がありますな→」
律子「言っておくけど遊びでやるんじゃないんだからね。」
律子「やるからには、こっちが961をぶっ潰す気でやらないと!」
美希「律子も結構ノリ気なの。」
律子「律子さんでしょ!」
優「…………」
冬馬「てめえシカトかよ!」
黒P「やめろ冬馬。彼は私達の新しい仲間だ。」
冬馬「どういうことだよ。」
黒P「黒井社長が引き抜いてきたんだ。お前達の後輩になるかな。」
冬馬「だったら、尚更先輩にはちゃんと挨拶しやがれ。」
優「どうも、天ヶ崎竜馬さん」
冬馬「ちょっとずつ間違えてんじゃねぇ!」
冬馬「チッなんだ演技だったのか。紛らわしいな。」
黒P「ちなみに私は名前間違えるところまでは指示していない。」
冬馬「ってことは、アドリブか。やるじゃねえか。」
優「普通に間違えただけですよ。ピピン板橋さん。」
冬馬「って、文字の数しか合ってねぇじゃねーか!大体、どこから来てるんだ、その名前は!?」
千早「今まで迷惑かけてごめんなさい。こんな時だからこそ、私がしっかりしないといけないのに。」
P「気にすることはない。それより大丈夫か?今日の番組の収録の共演者に……」
千早「優がいますね。」
P「優は961に入ってから印象が変わったというか……悪役に撤している感じがするんだ。」
P[千早相手にも悪役を演じるようなことがあるかも知れない。それでも耐えられるか?」
千早「…………大丈夫です。優と向き合ってみます。」
P「そうか。無理はするなよ。」
千早「はい。」
ひかり「はーい。よろしくおねがいしまーす。」
司会者「続いて如月千早さん。」
千早「よろしくお願いします。」
司会者「最後に如月優さん。」
優「……………」
司会者「あの何か一言。」
優「んあー(挑発)」
司会者「…………だそうです。」
ひかり「私はボイスレコーダーに自分の歌声撮って聴いて、改善点があるかを探してますね。」
ひかり「ボイスレコーダーもいつも持っているんですよ。」
司会者「なるほど。」
千早「私は毎日腹筋を1000回してます。」
司会者「多すぎでしょwwwそこまでやるとかえって逆効果な気もしますが」
優「基本的に口パクなんでボイストレーニングはしてないっすわ」
司会者「それテレビで言っちゃダメでしょwwwwww」
ひかり(え?嘘でしょ?あの時のライブでは汗だくになりながらも本気で歌ってたのに。)
千早「嘘よ!優はそんなこと言わない!」
司会者「…………」ポカーン
優「……!」
優「い、い……いつまで姉貴面してんだよ……」
千早「!!!」
優「もうあんたとは住む家も事務所も違う!もう関係ないだろ…」
P(な…まさか優がそんなこと言うなんて……)
黒P(いいぞ優。千早の精神をアイドルとして再起不能まで叩き込むんだ!)
千早「くっ」
黒P(よし。ここでもっとキツい罵声を浴びせるようにカンペを出して……)
優「あーあ。なんか白けちまった。もう帰るわ。」
司会者「え…ちょっと!」
黒P(お、おい!私はそんな指示出してないぞ!)
千早「ぁ……」
千早(声が出ない……)
P「千早!大丈夫か?」
黒P(お、千早に十分ダメージが通ってるな。いいぞ。優を悪役として育て上げたのは、千早と優が共演した時に、優が千早に罵声を浴びせても不自然じゃなくするためだったのさ。)
黒P(これで千早潰しは完了だ。早速、黒井社長に連絡をしないと。)
司会者「どうすんだよこれ…放送事故レベルじゃねえか。」
優「…………」
ひかり「どうしてあんなこと言ったの?あんなに仲が良かった姉弟だったのに。」
優「……って…」
ひかり「え?」
優「僕だってお姉ちゃんにあんなこと言いたくなかった!!!」
ひかり「なにそれどういうこと?」
優「今なら黒井社長とプロデューサーがいないから言うけど、僕は事務所に脅されているんだ。移籍したのも脅されたから。」
ひかり「脅されてるって…」
優「僕が事務所の言うことに逆らうとお姉ちゃんの身に危険が及ぶ。現に、黒井社長は交通事故に見せかけて他のアイドルに危害を加えようとしてたし。」
ひかり「そういうことだったのね。」
優「でも、僕はお姉ちゃんを守るどころか傷つけてしまった。僕はどうすればいいんだ。」
P(やっと千早の活動が再開できると思ったのに、振り出しに戻るどころかマイナスからのスタートだな。)
律子「もうすぐ定例ライブですね。」
P「ああ。」
律子「千早は出られますかね?」
P「わからない。携帯も繋がらないし、家を訪ねても居留守を使われる。」
ひかり「すみません。如月千早さんはいますか?」
P「君は新幹少女の……悪いけど千早は最近事務所にすら来てないんです。」
ひかり「そうですか…」
P「何かご用ですか?」
ひかり「いえ、なんでもありません。失礼しました。」
律子「なんだったんでしょうね。」
P「さあ?」
春香「プロデューサーさーん…わあ!」 ドンガラガシャーン
春香「いてて…転んで壁にぶつかっちゃいました。テヘ。」
千早「…………」
春香「ああ!これ壁じゃなくて千早ちゃんだった!プロデューサーさん!千早ちゃん来ましたよ!」
P「何本当か?」
千早「…………」
P「その様子だとまだ声を出せないみたいだな。」
千早「…………」コクリ
P「ステージに立つのは無理そうだな……」
コンコン
「入るよー」
千早「…………」
ひかり「やっと会えた。あんたにこれ届けるためにずっと探し回ったんだから。」
千早(ボイスレコーダー?)
ひかり「それ、再生してみて。」
千早「…………」
『お姉ちゃん…』
千早「!!!」
『あの時はひどいこと言ってごめんね。僕も本当はお姉ちゃんにあんなこと言いたくなかったんだ。』
千早「こ……れ……は……?」
ひかり「いつもボイスレコーダー持ち歩いてるって言ったでしょ?あの後、あんたの弟を追いかけて声を録音したの。」
『だから、ひかりさんにボイスレコーダーを借りて声を録音してお姉ちゃんに僕の声を届けてもらうことにしたんだ』
『僕が言うことを聞かないとお姉ちゃんに危害を加えるって黒井社長に脅された』
『961プロに移籍したのも、悪役に撤してお姉ちゃんにひどいこと言ったのも全部脅されてやったことなんだ』
『脅されたやったこととはいえ、本当にごめん。僕はお姉ちゃんを嫌いになったりなんかしないよ』
『大好きだよ。お姉ちゃん』
千早「…………」ポチッ
『大好きだよ。お姉ちゃん』
千早「…………」ポチ
『大好きだよ。お姉ちゃん』
千早「…………」ポチポチポチポチ
ひかり「ちょっと連打はやめて!壊れる!」
ひかり「!!」ビク
千早「復活ッ!」
ひかり「ま、まあこれで私の役割終ったし帰るわ。」
千早「待って!そのボイスレコーダー売って!!」
ひかり「なんで?」
千早「優の声が録音されているからに決まってるでしょ!!」
ひかり「無茶言わないでよ。これには私の声も入ってるの。」
千早「大丈夫。それは消すから。」
ひかり「えー」
ひかり「言ったでしょ?あんた達には負けないって。今のあんただと勝ち負け以前に勝負にすらならないからよ。」
ひかり「このライブ絶対成功させなさい。そのくらいじゃないと張り合いがないわ。頑張ってね千早。」
千早「わかったわ。ありがとう。ひかり。」
春香「千早ちゃん!」
伊織「あんた声出せるようになったの?」
千早「ええ。優の愛が私の魂を再び呼び覚ましてくれたわ。」
律子「また訳のわからないことを…」
貴音「そのようなことがあったのですか。」
響「貴音は今ので通じたのか!?」
やよい「よくわからないけど復活おめでとうございます。うっうー!」
P「千早。大丈夫なのか?」
千早「今まで迷惑かけてごめんなさい。でも私はもう大丈夫です。」
P「ステージに立てるか?」
千早「はい!!」
千早(私は961プロなんかに屈しない!その姿を見せ付ければ優はきっと帰ってくる!)
P「よし、そろそろ開演の時間だ!いくぞ、みんな!」
『ハイ!!』
黒P「………はい。」
黒井「如月千早も完全復活したようだが?」
黒P「…………」
黒井「なーにが如月千早の弱点だ!貴様の作戦は失敗しているではないか!」
黒P「申し訳…」
黒井「この作戦は打ち止め!如月優は961プロから脱退させるし、貴様はクビだ!」
黒P「そ、そんな!見捨てないで下さい社長!」
黒井「私はもう貴様の社長ではないわ!」
優「お姉ちゃんもかわいいよ。」
千早「もう言ったな~この!この!」
ドン!
社長「音無君!事務所の壁を殴るはやめたまえ!」
小鳥「じゃあ、壁殴り代行頼んでください(血涙)」
P「なんか前よりイチャつき度が上がってる気がするんだけど。」
律子「もう何も言う気はおきない…」
美希「じゃあ、ミキはハニーとイチャつくね!」
律子「あんたはダメ!それに、いつの間にプロデューサー殿のことをハニーって…」
美希「ふぇー律子…さんのいじわる~」
終わり
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美希「ハニーの日記」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333281650/
春もうららかなこの季節。
一人目の担当アイドルである天海春香のプロデュースが一段落した。
結局Bランクという、惜しいところで任期が来てしまったのが悔やまれる。
春香はアイドルを続けるらしい。
一年という長いようで短かった時間を思い返すと、いろいろと思うこともあった。
ありがたいことに社長は俺との契約を続行してくれるとのことだったので、
次の担当アイドルからはこのノートに観察日記を付けていこうと思う。
次の次のアイドルやそれ以降のアイドル、はたまた関係者各位の趣味趣向を漏れなく記載すれば、
今後の役に立つだろうとおもったからだ。
じゃあ、明日の新しいアイドル(候補生)との会合に備えて、今日は寝るか。
明日からが楽しみだ。
この子が俺の新しい担当アイドルだった。
ウェーブのかかった長い金髪に、歳相応のかわいらしい顔がとても魅力的な子だ。
ただ、どうも礼儀を知らないようだ。
会って早々に、そこの人呼ばわりをされてしまった。
何とも前途多難なことだ。というか社長が話してるときに寝てんじゃねーよ。
というか社長も怒れよ。
あぁ、春香が恋しい。
俺の星井美希の第一印象は、
生意気ボディの礼儀知らずだった。
星井美希のプロデュースを頑張ろうと、気合を入れて出社した。
だが待てど暮らせど、美希が来ない。
当初予定していた時間から1時間程過ぎていた。
もしかして、事故か? 何て一人焦っていたら、美希がひょっこりと顔を出した。
美希に何かあったのかを聞くと、
「寝坊したの」
だそうだ。
俺の胃がやばいことになる気がしてきた。
まぁ、いい。初日だし今回は見逃してやろう。
美希に今度から遅刻するときは連絡しろと、注意だけですませた。
「はーい。わかったの。そこの人」
あくびの後の気の抜けた返事だった。
ていうかそこの人じゃねーよ。プロデューサーと呼べと、これまた注意した。
どうも先行きが不安で。
俺は自分の教育方針を見誤りそうな気がした。
これを見返す、何年後かの俺よ。先に謝っておく。
アイドルたるもの歌えることが大前提と、俺は思っているので、
とりあえず、美希の歌唱力を確認したかった。
するとどうだ。美希のやつ言うに事欠いて
「や」と一蹴しやがった。
どうやら、今日はダンスがしたいらしい。候補生のくせに。
今日は怒らない日と決めてしまっていたので、仕方なく美希にダンスをやらせてみた。
曲は春香の「I Want」
あれ、ダンスうまくね?
というか歌ってるし、それに春香より歌上手く(線で消されている)
今日のレッスンの収穫は、踊るのが好きみたいということだった。
どうもカッコいいのもイケるらしい。
これも今日の収穫。
社長が、あの子は原石だとか言っていた。
磨けば光りそうなのは確かみたいだが、いかんせんなめられている気がしてならない。
明日からはびしっと決めてやろう。
今日は寝る。
今日は営業に行ってきた。
音楽家や音響のお得意さんに、星井美希の売り込み挨拶をするつもりだったのだが。
案の定、遅刻しやがった。
しかも2時間。
さすがにこれはいかんだろと、美希をしかりつけたら
少し泣きそうになりながら、謝った。
さすがに謝れないほど、ゆとりではないらしい。よかった。
今日の収穫。
泣き目だったから、顔を洗ってこさせにいってる間に、社長に怒られた。
何故だ。
顔見知りが多いから緊張しなくていいぞって言ったら、
「緊張なんかしないよ」
と、何で緊張しなきゃいけないのって顔をしてたのが印象的だった。
見栄を張ってるわけでもなかった。これは大物なのか大バカなのか。
音響家さんたちとの挨拶はつつがなく終了。する訳がなかった。
美希のやつ、どでかいミキサーに興味を持ったと思ったら、ミキサーのつまみを引っこ抜きやがった。
それだけに飽き足らず、最近テレビでよく見る、新幹線少女(だっけ?)がレコーディングしているのを発見すると、
「生で聴きたい!」といって、スタジオに突撃しやがった。
俺は、関係各位に謝り倒して腰が痛くなった。
それに、君のとこのアイドルはホント面白いねーと、美希のことも覚えてもらえそうだった。
怪我の功名だよ。ほんと。
美希を注意すると、
「うるさいのー。別に美希悪くないもん」と悪びれた様子がなかった。
こいつは・・・・・・。
事務所でお説教すると、また社長の過保護で怒られそうなので、車の中でお説教してたら
やっぱり寝てやがった。
それと、これは悪いニュースで新幹線少女がいる事務所(こだまプロだった気がする)に、目を付けられてしまったみたいだ。(そりゃそうだよ)
事務所に帰ってから調べてみたんだが、ここの事務所は中堅どころで芸能界でもそこそこ幅が利くらしい。
これはやばいなー。
まぁ、くよくよしたって仕方ないからな。今日はもう寝る。
これまでの星井美希の失態を数えると憂鬱になりそうだ。
ただ、最近わかったことなのだが、どうやら美希は春香にあこがれているらしい。(ダンスも歌も春香の持ち歌ばかりを練習するからな)
それに、俺が春香のプロデュースをしていたと知ると、俺へのまなざしにちょっとだけ尊敬が含まれるようになった気がする。
それと、その日を境に俺への呼称が「そこの人」から「プロデューサー」に変わった。
だけど、基本的には面倒くさがりなのは変わらなかった。
これは、春香に協力してもらって、美希を更正させるしかないな。
これも最近知ったんだが、イチゴのババロアとおにぎりが大好きみたいだから、それを使って美希を釣ってやろうと思う。
結局春香の真似をするだけじゃ、アイドルとしては大成しないだろうしな。
近々アイドル活動の登竜門である「The Debut」が開催される。
どうにかしてこのオーディションに出してやりたい。
いつまでもアイドル候補生じゃ、モチベーションも上がらないだろうしな。
このオーディションで華やかなデビューをさせてやりたいもんだ。
さて、寝るか。
この間、書いた美希に他の曲をやらせてみようという計画を実行した。
結果だけで言うと、度肝を抜かれた。
レッスン時に、今日頑張ったらイチゴババロアの入ったおにぎりをくれてやろうと言ったら、
美希の目の色が変わった。(というかおにぎりにババロアってどうなんだろうか)
美希に我が765プロの楽曲である「THE IDOLM@STER」を躍せてみた。
トレーナーが美希の前で、一通りの流れを教える目的でダンスを踊ると、美希はすぐさま踊り始めた。
美希は荒削りながらも、「THE IDOLM@STER」を一回で踊りきりやがった。
当の美希は、
「結構簡単だね。あはっ☆」と笑っていた。
おいおい。これはひょっとするとものすごい子なんじゃないのか。
美希にもうすぐあるオーディションに参加しないかと持ちかけてみた。
すると美希は「めんどくさいから、や」と拒否してきた。
「そんなことより、約束のおにぎり! ちょうだい!」と。
ここで機嫌を損ねるのもアレなので、言うとおりにおにぎりとババロアを買ってやった。
俺の財布から一葉が消えた。
毎回、エサで釣ってると俺の財布が死んでしまうしなー。
ま、いいか。
そんなことは明日から考えよう。
オーディションは裏で進めて、当日バーンとやらせるのも最終手段としてとっておこう。
よし。美希の可能性を見ることが出来たし、やる気が出てきたぞ!
今日は寝る!
美希のオーディション参加の意欲を向上させるために、デビュー曲を作ることにした。(というか逃げ道を塞いでるだけ)
これで美希もやる気を出してくれるだろう!
美希にデビュー曲はどんなのが良いかと聞いてみると
「太陽のジェラシー!」と間髪入れずに言った。
ダメに決まってんだろ。
美希にケチと言われながらも、デビュー曲は可愛らしいものにするとこで落とした。
ちなみに美希のアイドル像は決まっていたりする。
美希のデビュー曲デモが完成した。
タイトルは「ふるふるフューチャー」ってこっぱずかしい名前のラブソングナンバー。
歌詞を見ても、口から砂糖がでそうなくらい甘ったるい。
まぁ、俺の想定だと最初の美希は可愛らしければ可愛らしいほど良い。
これを美希に聞かせてみたら
「カワイイの! ミキこの曲気に入っちゃたな。あはっ☆」とのことだった。
ご満悦のようだったが、「でも、ここの歌詞はミキ的にはちょっとなしかな」
どうやら「教えてダーリン 未来は何色?」の「ダーリン」が気に入らなかったらしい。
「ここ、ぜったい【ハニー】の方がカワイイの。プロデューサーもそう思うよね?」
と、聞かれたから、いいんじゃなかって答えておいた。
美希のアイドル像
・デビュー曲をカワイイのにする
・アイドルとしてそこそこ知名度が出たら、カッコいい曲に方向転換
・カッコいい美希を定着させる
⇒バカ売れ
わろた
前々から春香に合わせろとせっつかれていたので、スケジュールを見て、美希と春香を会わせてみた。
いったいどんな粗相を起こすかと不安ではあったが、思いのほか美希と春香は意気投合していた。
まぁ、歳も近いしこんなもんなのか。
ただ、春香と美希のジュースを買いに行って、戻ってきたら先ほどの和気あいあいとしたムードがなくなっていた。
何があったんだろうか。
先に出て行った春香を美希はにらんでるし。春香は春香で不適な笑みを浮かべてるし。
春香に聞いても美希に聞いても教えてくれなかった。
なんだなんだ? 年頃の娘さんはよくわからんな。
デビュー曲の練習を始めてから、美希に変化が出てきた。
遅刻がかなり減ってきたし、レッスンにもきちんと取り組むようになってきた。(というかそれが普通なんだよな)
そして何より大きな変化は、オーディションを受けたいと言い出したことだろうか。
前まで、どんな手を使っても「や」の一点張りだった美希がどういった心境の変化だろうか。
いや、俺としても事務所的にも嬉しいのに変わりは無いんだけど。
まぁ、美希がやる気を出してくれたんだったらそれでいいか。
そういえば、春香がメールなんでくれないんですかって怒ってたな。
可愛いやつめ。
春も終わりに差し掛かって、雨のにおいが近づいてきた気がする。
学生諸君は新学年になってから初めてのテストがあるみたいだ。
我が765プロの学生諸君も例に漏れず、事務所でテスト勉強に躍起になっている。
うーうーうなってるやよいの勉強をみてやった。
そういえば美希はテスト、大丈夫なんだろうか。
大丈夫じゃない気がするんだが。
大体の子のテストが帰ってきたらしい。
やよいは、教えたかいあって良い点数が取れたみたいだ。
伊織に頭をなでてもらってるやよいがとても可愛くて(線で消されている)
美希は当然のように、赤点をもらってきやがった。
そのことで、美希の姉にこっぴどくしかられたらしい。
今度から俺がテスト勉強を見てやると言ったら、
「ありがと」って照れながら言った。
なにこれ可愛い。
オーディションに向けて本格的なレッスンを開始した。
今日はボーカルレッスンをして、美希の声を調整する。
美希のセンスの良さは、前のダンスの時で知っていたし、歌も春香の歌の時に聴いていたから心配していなかったのだが、
「ふるふるフューチャー」を歌わせるとどうもぎこちない。
というかロボットみたいな抑揚のない状態だった。
なんでだ。
急遽予定を変更して、歌詞レッスンに切り替えた。
美希の歌についてトレーナーさんとうんうん言いながら考えていて、ひとつの仮定が出た。
・美希は春香の曲しか歌ってない(というか聴いていない)
・春香への憧れから、曲の情念を感じ取り、歌っていた
・今回の「ふるふるフューチャー」は一切春香が関与していない
つまり、美希の表現力はそこまで優れていない状態だということだった。
あながち間違ってない気がする。
予定を変更して、明日から表現力レッスンを行うことにするか。
美希の表現力を補うために、表現力レッスンと歌詞レッスンを並行して行うことにする。
表現力レッスンで美希の引き出しを増やし、歌詞レッスンでこの歌詞が伝えたいことは何かを考えさせる目論見だ。
美希自身、歌って踊りたいみたいだが、ここは我慢してもらった。
というか美希がわがままを言ってるときに、春香の名前を出すと言うことを聞くようになっていた。
なにこれ、春香バッジ最強じゃねーか。わるいみきはいうことをきいた!
美希に足りないものを伝えるときに渾身の一撃を放ってみた。
「お前に足りないものは、それは~ 情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!そしてェなによりも、表現力が足りない!!」
「なにそれ」
通じなかった。
今日は美希と二人で歌詞レッスンをしていた。
首をかしげながら歌詞に自分なりの注釈を入れていく美希が娘の(線で消されている)
妹のように感じた。
「ねぇ、ここってどういう意味なの?」美希が指差したところは「いっぱい ねぇ たくさんしてあげる」だった。
なんでこんなピンポイントの箇所だけ聞いて来るんだよ。
わざとか。
と思っていたら違うみたいで。美希は純粋だなぁ。
今日は予定を変更してから、初めてのボーカルレッスンを行った。
歌詞の意味を一言一言考えて歌ってみろ、と専門家ぶって美希に言ってやると。
素直に「はいなの」と返事してくれた。
最近、美希と良好な関係が築けている気がする。
美希が歌って俺とトレーナーはまた驚かされた。
甘ったるいだけと思っていた、「ふるふるフューチャー」が少し切なく聞こえた。
歌い終わった後に一番驚いていたのは美希のようだった。
美希自身、前の自分の「ふるふるフューチャー」に何の疑問も持っていなかったみたいだが、
歌に感情を乗せることがどれだけ、歌を変化させるのかを知ることができたみたいだ。
レッスン終了後に美希が唐突に
「ありがとプロデューサー! 実はすごい人なんだね!」と褒めてくれた。
美希の笑顔がまぶしかった。
美希はボーカルレッスンの出来の良さに気を良くしたみたいで、一層、表現力レッスンに打ち込んでいた。
「ふるふるフューチャー」を自分の解釈でどんどんアレンジしていた。
今日の「ふるふるフューチャー」は、少し思い込みの激しい女の子が勘違いから男の子に迫るという内容らしい。
・・・・・・ヤンデレ?
今まで、結構な数のアレンジを聞いてきて、美希は経験豊富で恋愛上手だと思っていたが、そうではないらしい。
休憩中の美希曰く「だって学校の男の子ってソーショクケーばっかりだもん」とのこと。
「それに・・・・・・」といった後に、さっさとレッスンに戻りやがった。
それに、なんだよ気になるじゃないか
「ふるふるフューチャー」もだいぶ形になってきたので、今日はレコーディングに行った。(前回美希が粗相を起こしたところだ)
この前の美希の破天荒な行動を覚えてる方が多いようで、大半のスタッフが美希を覚えていてくれたみたいだ。
美希ははじめてのレコーディングに少し戸惑っていて、やつも人の子かとか思っていたら、春香が現れた。
どうやら隣のブースでレコーディングしていたらしい。
美希がいることを聞いて、応援に駆けつけてくれたそうだ。やっぱり春香はいい子だなぁ。
春香が来てからというもの、美希は鬼気せまる勢いで、レコーディングを行っていき(そんな曲じゃないのに)、
当初予定していた時間よりも早くに収録が完了した。
美希はスタジオからブースから出てくると、「春香は?」と聞いた。
お前の歌を聞いて満足そうに帰ったぞ、と伝える。
美希はどこか悔しそうにしていた。
とうとう明日は「The Debut」のオーディションだ。
あのレコーディング以来、美希はいつにも増して、レッスンに取り組んでいた。
憧れの春香に見てもらうためなのだろう。
みるみる完成度が上がっていく美希を、傍らでずっと見ていた俺としては、感慨深いものがあるな。
いや、それは明日のオーディションに合格してからにしよう。
それに、このオーディションに合格して初めて、アイドルとしてのスタートラインに立つんだからな。
まだまだ先は長い。
美希にはさんざん振り回されたが、明日どういう形であれ、一区切りが付くんだ。
明日に備えて今日は寝る!
今日はオーディションに行ってきた。
美希はいつもどおり、緊張もあまりしていないようで一安心だ。
春香とともに何回もお世話になったTV局へ到着すると、例のごとく突風が吹き、美希のスカートを捲り上げた。
思わぬ眼福にまじまじと美希のライムグリーン(線で消されている)
美希に「突風アイドルー。なんちて」というと、ごみでも見るような目で見られた。
素直に謝ると、ぷりぷり怒りながらも許してくれたので良しとしよう。
美希も女の子なんだなーと改めて感じた。
初めてのオーディション受験者が多いのだろう、室内はとてもぴりぴりしていた。
美希は余裕の表情を浮かべて更衣室に向かった。俺は美希の勝利を確信した。
ジャージに着替えた美希が姿をあらわした直後に、審査員が控え室へ入ってきた。
俺の知っている審査員の人で、春香のデビュー時も彼女が審査をしていたはずだ。
オーディションの流れとルールを事細かに説明していく。
美希も真剣な表情で審査員を見ていた。
ここ一番でしっかりできる子なんだなと感心した。
最後に審査員は恒例の一言を美希にお願いした。(俺の顔が見えたからかもしれない)
「美希、余裕で合格すると思うな」
自信満々すぎて、審査員が顔を引きつらさせていたのが印象的だった。
「あれ? 美希なんか変なこと言った?」
本人は気づいていないようで、仕方なく美希のビックマウスっぷりを教えてやった。
すると、「美希、ウソついてないよ。この中だったら美希負けないって思うな」
周りから視線が痛い。
馬鹿やろー! 余計なことを言うんじゃない!
一気に空気の悪くなった控え室で、針のむしろ状態で出番を待つこと数十分。
ついに美希の番が回ってきた。
舞台袖で美希に、俺たちは一心同体だ! と声をかけるも
「イッシンドータイってなに?」と返された。
今度から国語の勉強も教えようと思う。
ただ、美希の余裕の表情が崩れていたのが気になった。
少し声が上ずっている。なんだ、やっぱり緊張してるんじゃないか。
照明が落とされて、音楽が流れると美希はいつも通りのように歌っていた。
歌いだしたら緊張がなくなったんだろうか。
美希の歌にダンス以外の審査員は、首を縦に振っていた。(そんなダンサブルなナンバーじゃないしな)
それすなわち、美希の表現力が万人に受け入れられる可能性があるということだ。
曲が終わると、美希は頭を下げて舞台袖に戻ってきて、俺に詰め掛けた。
「何で春香がいるの?」と。
春香が来ているらしい。
だから美希は、歌う前に緊張していたのか。
美希にとっても春香に見てもらえることは嬉しいことだろう。
どうも腑に落ちていない美希に、歌の出来は良かったぞと声をかけるも、
「そんなんじゃないの」と冷たく返された。
控え室に戻って、審査員の発表を待っていると、春香が入ってきた。
春香が今回の発表者らしい。
春香は俺の視線に気づくと、あぞとくもウインクしてきた。
可愛いやつめ。
美希の機嫌は晴れない。
美希は・・・・・・。
合格した。
詳しい点数はわからないが、少なくとも一位ではあるらしい。
春香は美希を連れて、番組の収録に向かった。
俺も春香の後を追って、スタジオへ行く。
美希は、ステージ衣装を着て、初めての舞台に立った。
スポットライトを浴びて笑う美希は、とてもキラキラしていてまるでお姫様に見えた。
今日この日から、美希はアイドルとしてのスタートラインに立つことが出来た。
明日からはもっとびしばししごいていこう。
これだからプロデュースはやめられない。
今日はもう寝る!
今日は本当に寝ます。
スレはまた立て直しますのでよろしくお願いします。
楽しみにしてる
Entry ⇒ 2012.04.21 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
P「あぁ小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん」クンクン
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1334313327/
P「小鳥さんあぁ小鳥さん小鳥さん小鳥さん美しい小鳥さん可愛い小鳥さん愛しい小鳥さん
小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん
小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん」ハフハフ
P「小鳥さんのデスク小鳥さんのチェアー小鳥さんのゴミ箱小鳥さんのペン」クンクン
P「あぁ小鳥さんどうしてあなたは美しいんだ小鳥さん小鳥さん」ペロペロ
小鳥「(どうしよう……物凄い現場に遭遇してしまったわ)」
P「小鳥さんのデスク小鳥さんのデスク開け開け開け開け開け開け開け
あけあけあけあけあけあけあけああけあけあけあけあけあけあけあけあけあけあけあけあけあけ
中身を中身中身中身中身中身中身中身」ガンガン
小鳥「プ、プロデューサーさん!」バッ
P「!」
P「え……?音無、さん……?」
小鳥「……私の持ち物をそんな風に……見損ないました……!」
P「……違う、違うんです音無さん」ヨロッ
小鳥「プロデューサーさんの事、男性として信じていたのに……」
P「違う……んです……」
小鳥「……最低です!」
P「!」
小鳥「素敵ー」
P「だから結婚しよう、小鳥!」
小鳥「はい!」
P「ちゅっちゅ!」
小鳥「あんあん!」
P「俺達の未来はこれからだ!」
ーーーーーーーーーーーーーーー
P「(こうなるはずだったのになんで小鳥さんこんなところにいるんですか俺の事を見てしまったんですか小鳥さんどうして????どうして???????ねぇ???????)」フラフラ
P「……」
小鳥「……私、帰ります。さようなら」ダッ
P「嫌だ待って行かないで!小鳥さん!小鳥さん小鳥さん!小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん小鳥さん!」ガシッ
小鳥「!?」ビクッ
P「好きです小鳥さん愛しているんですねぇ俺の気持ち受け止めてくださいよ小鳥さんお願いします小鳥さん!!!!!!!!!
大好きです死ぬ程好きです愛しすぎておかしくなりそうなんです小鳥さんねぇ小鳥さん分かって下さいよ小鳥さん!!!!!!!!!!」バンッ!
小鳥「ひっ!」ビクッ
P「小鳥さんは俺の事が嫌いなんですか???????俺はこんなにも貴方のことを愛しているのに???????
ねぇ???????おかしくないですか???????
小鳥さん???????小鳥???????」ギリギリ
小鳥「……っ、く、るし……ぃ」ギリギリ
俺の事を愛せよ!!!!!!!!!!不公平だろ!!!!!!!!
小鳥!!!!!!!!!!ふざけるなよ小鳥!!!!!!!!!!」ギリギリ
小鳥「……っ……か……はっ……」ピクピク
P「小鳥さん大好きです!!!!!愛してます!!!!!」ギュッ
小鳥「けほけほ!はぁ、はぁ……」
P「小鳥って俺の事どう思ってるの???????教えて???????」ジーッ
小鳥「(これ……本当にあのプロデューサーさんなの……?
怖いよ……)」ケホケホ
偉いよね??????????????
思いやってるよね?????????????????????」ジーッ
小鳥「……っ」ビクビク
P「どうして黙ってるの????????
おかしいよね??????????????
ねぇ??????????????
なんか言えよ!!!!!!!!!!」バンッ
小鳥「ひぃっ!ごめんなさい!」ビクッ
P「うぅん、良いんだよ。小鳥のペースで話して♪」ニコニコ
小鳥「(誰か……助けて……)」グスッ
P「……、……この本…………」ペラペラ
P「小鳥さんの……机から……」ペラペラ
小鳥「ふんふーん……♪ってきゃあっ!
ぷ、プロデューサーさん……手に持ってるそれって……」ガクガク
P「あっ……いや……落ちてたので……事務に関する事でも書いてあるのかなー……って……」ドンビキ
小鳥「いやぁっ!返してぇっ!」パシィッ
P「あっ……すいません……」
小鳥「違うんです!これはただの創作なんです!だから別にプロデューサーさんから死ぬ程愛されたいとかそんなのじゃあ!」アタフタ
P「わかりました仕事に行ってきます」ダッ
小鳥「ああっ!」
小鳥「(惹かれすぎた結果引かれたわ、なんて上手いこと言ってる場合じゃない……)」シクシク
小鳥「どうしようどうしよう」シクシク
小鳥「あっ、そうだ!メールで説明すれば良いのよ!」ポチポチ
小鳥「『さっきのはただのドッキリです!プロデューサーさんのリアクション最高でしたよ!』」ポチポチ
小鳥「『まさか本気で引いてませんよね?起こりますよ(笑)』」ポチポチポチポチ
小鳥「えぇと、それから……」ポチポチポチポチポチポチポチポチ
小鳥「それからそれからそれから」ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ホンバンハイリマース
P「美希、頑張れ!」ニコッ
美希「ハニーが居れば幾らでもなの!」スタタタ
P「こ、こら!人前でハニーはやめろって何度も……全く」ハァ
ヴーッ!ヴーッ!
P「ん?メール……小鳥さんからか」
P「……正直今は小鳥さんとは距離を置きたいんだけど……なになに?」ポチポチ
【from:音無 小鳥】
【件名:無題】
【本文】
さっきのはただのドッキリです!プロデューサーさんのリアクション最高でしたよ!
まさか本気で引いてませんよね?怒りますよ(笑)
全く、あんなのはただのフィクションなんですからね!めっ♪
プロデューサーさんったらいつもそうなんですから!いつもそうやってはやとちりして、一人で突っ走って……いつか大きなミスをする前に治さなくちゃだめですよ(笑)
それに……
P「……メールサイズの限界近くまで文字が……」ゾクッ
P「……た、ただいまー……」ガチャッ
小鳥「お帰りなさいプロデューサーさん……まったくもう、メールくらいちゃんと返信してくださいよ」プンプン
P「……すいません、メールに気付いたのがついさっきだったので」
小鳥「しっかりしてくださいね」ニコニコ
P「は、はい……」
小鳥「引いてますか」
P「え?」
小鳥「私の事気持ち悪いと思ってますか」ガタッ
P「え……急に何を」ジリッ
小鳥「どうなんですか」ジリッ
P「(怖い、恐い。音無さんが、こわい)」
P「っ! やだなぁ、そんなわけ無いじゃないですか!音無さんみたいな良い人を嫌うだなんてそんな」
小鳥「引いたんですか」
P「ひ、引いてませんよ!あはは……」
小鳥「私の事が好きですか」
P「そんなわけな……え?」
小鳥「……」ギリッ
P「あ、いや!音無さんは人として好きですよ!だからそんな風に睨んだり」
小鳥「女としては魅力が無いんですか」ジー
P「え、いや、そんな事……」
P「(! 音無さんの手、柔らか……)」ドキ
小鳥「どうなんですか」ジー
P「え?えと…………す、素敵な、人だと……」ドキドキ
小鳥「うふふ♪恥ずかしいですよプロデューサーさん♪」ニコニコ
P「い……いえ……あはは」ドキドキ
小鳥「じゃあ付き合いませんか」ジー
P「えっ!?」
P「え……い、いや」
小鳥「嫌なんですか!?」バンッ
P「そういうわけじゃあっ!」ビクッ
小鳥「じゃあ付き合いましょうよ」ジー
P「その……音無さんの気持ちは嬉しいんですけど、やっぱり社内恋愛は色々と支障が出るというか」
小鳥「内緒にすれば良いんです」
P「いや……それは流石に」
小鳥「それなら私が辞めます」
P「えっ!?」
P「いや、いくらなんでもそこまでするのは!」
小鳥「そうやって私の事を拒絶するんですね!?」バンッ
P「!」ビクッ
小鳥「やっぱり引いたから関わりたくないと思ってるんですね」ジー
P「い、いや」
小鳥「それなら私はもう」
P「分かりました!皆には内緒で付き合いましょう!」
小鳥「う……嬉しいです」カァッ
P「(どうしたら良いんだ……!)」ダラダラ
社長「さて、それでは私も帰る事にするよ。また明日」ガチャッ
P「はい、お疲れさまでした」
小鳥「お疲れさまです」ニコニコ
バタン
P「!」グッ
小鳥「ん、っ……」チュッ
P「っ……」チュッ
小鳥「……っ。はぁ、はぁ……」プチプチ
P「小鳥さん……やっぱりこういうことを事務所で……」タジタジ
小鳥「そうやって私の事を拒むんですか」ジー
P「んーっ!ちゅーっ!」ムニムニ
小鳥「あんっ……」ニコニコ
P「……」ムニムニ
P「……っ、はぁ、はぁ……」ペロペロ
小鳥「ひぁっ!ぷ、プロデューサーさん!刺激が強すぎて……」クチュクチュ
P「す、すいません……」ピタッ
小鳥「やめないで……」チュッ
P「……」チュッ
ーーーーーーーーーーーーーーー
P「小鳥さん……やっぱり今日はゴムが無いんだし、こんな」
小鳥「嫌なんですか」
P「くぁっ……凄い、気持ちいい……」ヌプッ
小鳥「あぁっ……!」ヌプヌプ
小鳥「あっ!ら、らめぇっ!」パンパン
P「っく、イく……!」ヌポッ
小鳥「どうして中を拒むんですか」
P「あぁっ!」ヌプッ ドピュッ
小鳥「あああっ!」ドクドク
P「はぁ、はぁ……」
小鳥「はぁ、はぁ……プロデューサーさんのが中に……」
P「……と、とりあえず掻きだした方が」
小鳥「どうして」ジー
P「帰りましょうか」
小鳥「はい」ニコニコ
小鳥「できちゃいました!」
P「結婚します」
アイドル一同『』
社長「いやぁ、素晴らしいものだね……うんうん!
うれしくて、涙が出てきたよ……!」ポロポロ
小鳥「社長……ありがとうございます」
社長「小鳥君……幸せになるのだよ!キミも、彼女を全力で幸せにしてあげてくれたまえ」ガシッ
P「えぇ、分かっています!」ガシッ
アイドル一同『』
子供「おんぎゃーおんぎゃー」
P「やったぁ男の子だ!」
小鳥「これからも素敵な家庭を築きましょうね!」
P「あぁ!」
キャッキャ……
ーーーーーーーーーーーーーーー
小鳥「……はっ」ガバッ
小鳥「なんだ、夢か……私ったら事務所で眠っちゃうなんて」
ブツブツ
小鳥「ん……?社長室から声が……」テクテク
ガチャッ
P「高木社長高木社長高木社長高木社長高木社長高木社長高木社長高木社長高木社長」クンクン
小鳥「」
END
とりあえず読んでくれた人に謝罪しながら次はちゃんとした話を作れるようになりたいなぁ
小鳥さん大好き!ピヨピヨ!
お前ーっ!
俺的にはよかった
小鳥さんSSもっと書いて!
Entry ⇒ 2012.04.20 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
やよい「私ももう二十歳かぁ…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1334326108/
私がアイドルを辞めて四年。
765プロのみんなはそれぞれの道を進んだ。
あの頃のアイドル仲間で、私が近況を知ってるのは春香さんと美希さんと伊織ちゃんくらいだ。
……場所があまりにも豪華すぎて、ちょっと気後れしてしまったのは内緒だ。
春香さんと美希さんは他のアイドルの皆さんがそれぞれの事情で惜しまれつつも辞めていく中、いまだに765プロの看板トップアイドルとして頑張っている。
そして私は今、会社の事務員として日々反省を重ねる日々だ。
美希さんには、似合わないと笑われてしまったけれど、私は今の自分は嫌いじゃない。
ある程度のお給料も貰えて、長介達も養っていけているし。
…しかし、今日は実家に帰る前に、"ある人"の家に寄り道だ。
そんなことを考えながら歩いて居れば、ほら。
彼の家が見えてきた。
ピンポーン
P「はーい…ってやよいか、待ってたよ」ニコッ
やよい「こんばんは、プロデューサー」
P「あぁ、度々すまないな。さぁ上がってくれ」
やよい「はい。おじゃましまーす」
この人は、私が現役だった頃のプロデューサーだ。
今も765プロで、小鳥さんと共に頑張っている。
そんな彼の家に、私は時々ご飯を作りに来ていた。
始まりは、私が18の時、街でたまたまプロデューサーと会ってから。
仕事が大変で毎日カップ麺生活だという話を聞いて、見かねた私が夕食を作りにいったのだった。
私が作った料理を、笑顔で美味しい、美味しいと食べてくれる彼を見て、私はとても嬉しかった。
……それから二年、今日もまた、私は彼の家の台所へお邪魔している。
やよい「今日はハンバーグですよ、プロデューサー」
P「おっ、いいなぁ。俺ハンバーグ大好きだよ」
やよい「それはよかったです。ふふっ」
キッチンで彼に背を向けながらの会話。
…聞こえて来た"大好き"の単語に、少しだけ顔が赤くなってしまっているのは秘密だ。
P「しっかしほんと、俺って幸せ者だよなー……」
やよい「何言ってるんですかーもう。そんなに褒めても何も出ないかなーって」
P「いやいや本心だよ。俺はもうやよいのプロデューサーじゃないのに、こうして今も世話になってる……あの頃とは立場が逆だな」
プロデューサーが苦笑混じりに言う。
…幸せ者なのは、私の方なのに。
ただの事務員とは言え、それなりに辛いこともある社会人としての生活。
そんな中で、私がどれだけこの時間を大事に、暖かく思っているか、彼は知らないのだ。
やよい「さ、そろそろ出来ますよー。プロデューサー、」
P「はいはい、食器の用意だな。よっ、と」
やよい「くすっ、ありがとうございます」
P「それは俺のセリフだよ」カチャカチャ
こんな風に息の合ったやりとりをしてくれる彼の事を、私がどれだけ心地良く思っているか、なんて。
P「……うん!美味い!やっぱり何度食べてもやよいの料理は最高だな!」ニコニコ
やよい「もう、何回目ですかー?、それ。…でも、ありがとうございますね」ニコニコ
P「…ところでやよい、仕事の方はどうだ?順調か?」
やよい「ただの事務員に順調も何も……楽しくやらせてもらってますよ?」
P「そっか、ならいいんだ」
やよい「プロデューサーの方はどうなんですか?春香さんと美希さん、元気ですか?」
P「もちろん元気さ。…まぁ美希は毎日、疲れたのーっ!て言っては俺に抱きついてくるけど」
やよい「美希さん…変わってませんねぇ」
言いつつも、私の心にはロウソクのように小さな嫉妬の炎が灯っていた。
筋違いだとは、分かっているけれど。
あれだけお世話になったプロデューサーに、今になってそんな感情を抱いたって…。
その度私の頭に浮かぶのは、皆が辞めていく中、堂々と『プロデューサーが残るなら私も残る』と言った春香さんと美希さんの顔だ。
あの二人は、恋をしていた。
だからってだけではないだろうけど、それもあって、事務所に残ることを決めたのだろう。
やよい「(それに比べて、私は何ー?)」
やよい「はぁーーーー」
P「や、やよいっ?どうしたんだいきなり?」
やよい「いえ、なんでもないですー…」
P「…そうか?ならいいんだけどさ。それでな、春香のやつがまたドジでーーー」
やよい「(うーーーー)」モヤモヤ
プロデューサーが春香さんの話をしている。
私はそれを、素直に聞くことができずにいた。
プロデューサー、やっぱり毎日大変なのかな…。
こんなにしょっちゅう私に付きまとわれたら、迷惑なのかな……。
ご飯作りに通うのも、もうやめたほうが…
P「ーーい! やよい! …聞いてるか?」
やよい「ーーは、はい!プロデューサー、聞いてますよ?」
P「ウソつけ。目が遠くを見てたぞー?」
やよい「なっ、そっ、そんなことないですよー!ちゃんと聞いてました!……たぶん」
P「ほら見ろー」
むぅー。だってプロデューサーが他の子の話ばっかりするから……
…今一緒に居るのはわたしなのに。
ーーダメだ。私、嫌な子になってる。
やよい「プロデューサー」
P「ーーん?どうした?」
やよい「…あの、私、迷惑ですか?」
P「……え?」
やよい「こんな、もう二年も、勝手にご飯作りに来て。忙しいのに、プロデューサーの手を煩わせて。お仕事大変なのは知ってるのに…」
やよい「…ほら、私の家って貧乏ですから、ウチでは誰かと一緒に居るのが当たり前だけど、プロデューサーは違うのかな、とか、それなら、グスッ、それなら私、もうこういうの、グスッ、やめたほうがいいのかな、とかーー」
何時の間にか涙が出ていた。
なんでだろう、駄目、止めなきゃいけないのに…
P「ーーーーやよいは、こういう生活、嫌か?」
やよい「グスッ…ーーえ?」
P「こんな風に時々俺の家へ来て、こんな風に一緒に飯を食べる。…こういうの、嫌か?」
やよい「私、私はーー」
やよい「嫌じゃ、ありません。むしろ安らぎになってました。こういう毎日が。ーーーープロデューサーとの、日々が」
P「そっか……」
P「俺もだよ」
やよい「えーー?」
P「俺もだ。やよいが来る日は、仕事中もにやけちゃうぐらいにな。よく春香にからかわれるよ」
やよい「ホント、ですか…?」
P「あぁもちろん。本当さ。だからやよい、もう泣くな。大丈夫だから、やよいが泣くような事なんて、最初から無かったんだよ」
ギュウッ
やよい「あ……」
プロデューサーの身体、あったかい…
私の全部、不安も何もかも、包み込んでくれる、あたたかさ。
やよい「ふえぇ……」
やよい「ごめんなさい、プロデューサー、私、ちょっと変でした」
P「んーまぁ、誰にでもあることだ。気にするな」
そう言って、プロデューサーは大きな手で、私の頭を撫でてくれる。
すごく嬉しかった。
やよい「えへへっ」
やよい「ごめんなさい、プロデューサー、もう二十歳になるのに、私ってばこんなので…」
P「いいんだよ、そんなの。俺からすれば充分いつもの可愛いやよいさ」
やよい「か、かわっーー!」
P「ん?」
やよい「ぷ、ぷぷプロデューサー」
P「お、おう、どうした…」
やよい「い、今の、もう一回言って欲しいなーって…」
P「俺からすればーー?」
やよい「は、はいっ、そこですっ!つ、つつ、続きをどうぞ…」
P「充分いつものーー」
やよい「………」ゴクリッ
P「かわいいやよい、だよ…」
やよい「」
P「……?」
やよい「はあぁううぅ………」テレテレ
やよい「う……」
P「う?」
やよい「うっうー!嬉しいですー!」
P「おわっ!?」
やよい「あ…いけない、私ってば取り乱しちゃって…!」アセアセ
P「クスッ(やよいも変わらないな…)」
やよい「そ、それじゃ!私、今日はそろそろおいとましますね!それでは!」
バビューン
P「あっ、ーーおい!やよい!」
P「行っちゃったよ……そんなに恥ずかしかったのか…?」
P「まぁ、でもーー最終的には元気になってくれたみたいで、良かったな。途中、少し恥ずかしかったが…」
P「まぁ、いいかーーー」
やよい「あううぅぅぅ!」
ガチャン!
やよい「ただいま!」ハァハァ
全速力で家へと帰った私は、全力で扉を開け、帰宅を知らせる。
長介「お、おう…お帰り姉ちゃん…ってどうしたんだよ、その汗?」
やよい「な…なんでも…ない……」ぜぇぜぇ
長介「いやなんでもなくねぇだろ…」
かすみ「お姉ちゃんおかえりー」
やよい「た、ただいまぁ」
長介「ーーほら、姉ちゃん水」
やよい「あー、ありがとぉー」ゴクゴクゴク
長介「…それでさ、姉ちゃん」
やよい「?どーしたの長介?」
長介「……い、伊織ねーちゃん、今度いつ来んの?」
やよい「あー…いつ来れるかなー…」
やよい「っていうか…」
やよい「長介の伊織ちゃん好きも長いねぇ」クスッ
長介「なっ…別にいいだろ!俺がどんなアイドル好きでも姉ちゃんにはーー!」
やよい「ホントにそれだけー?」
長介「……それだけ、だよ…それ以外なんて、無理だろ、実際」
やよい「んー、まぁねー」
話を聞くだけで忙しいのが伝わってきて、私なんかの相手をしてもらっちゃっていいのかなーとも思う。
伊織ちゃんにそう言ったら、『やよいと今でも友達で居られる事は、私の誇りよ』なんて、とても嬉しいことを逆に言われてしまった。
つまるところ、忙しい中でも、私達は変わらないのだと思う。
けどその忙しさで、私はともかく、長介やかすみ達とはもうしばらく会っていない。
どうやら長介は六年前、響さんと伊織ちゃんがウチに遊びに来て以来、伊織ちゃんのファンのようで。
長介「ま、まぁしょうがないよなっ忙しいのはわかってるし…」
やよい「長介は…」
長介「ん?」
やよい「高校で、彼女とか出来ないの?」
長介「…んーまぁ、彼女はいないよ。何度か告白されはしたけど」
やよい「えーっ?なんで断っちゃったのー?」
長介「いや、だって俺は……あぁもういいだろ!姉ちゃんはどうなんだよ?」
やよい「へっ?わたし?」
長介「そうだよ!姉ちゃんこそ、二十歳にもなって、未だに恋人の一人も居ないじゃんか!」
やよい「あ、あぅ……長介のばかー」
長介「だって、姉ちゃんが高校生の時なんて、それこそ毎日のように告白されまくってたのに…」
やよい「いや、あれはだって、私がアイドルだった頃の名残りというか…」
テレビに出てる女の子に、興味本位で声を掛けてみる、みたいな。
そんな感じ。
高校の友達には、も、もてもてでうらやましいとか言われたけど。
そんな事は決してないのだ。
長介「ふーん……まぁ確かに、俺も友達にめちゃくちゃ聞かれたけどさ。"あの"高槻やよいってお前の姉ちゃんなのか?って」
やよい「あはは……」
長介「じゃあ、今働いてる会社は?誰かいい人とかいないの?」
やよい「今の会社はー……若い女の人はたくさんいるけど、男の人は奥さんとかお子さんがいたりする人ばっかりだよー?」
長介「あー、そっか…」
やよい「まぁ、私はいいの!」
二十歳になって、恋人の一人もできた事ない、なんて。
そんなのいいんだもん。
やよい「ん?」
長介「Pさん」
やよい「っ!」
長介「今日もご飯作りに行ってあげてたんでしょ?」
その言葉に、先程あった一件を思い出してしまう。
プロデューサー、あたたかかったなぁ。
やよい「あぅ……」カアアァ
長介「(あー、これは…)」
長介「(…当たり引いたなぁー)」
やよい「ぷっ、ぷろでゅーさーわ!」
長介「お、おう…」
やよい「ちがうの!」
長介「………」
やよい「ほんとにちがうからね!?」
長介「………」
やよい「なんか言ってよぉ…」
長介「いや、なんていうか…」
かすみ「お姉ちゃん、どう見てもPさん本命じゃない」
長介・やよい「「かすみっ!?」」
あと、ゲスト出すので安価
>>170
やよい「そ、そそそそそんなことないよ!」
かすみ「お姉ちゃんもう二十歳だよ?そろそろ自分の気持ちに向き合ってもいいと思うな」
長介「女の意見こえぇな…容赦ねぇ」
やよい「あうぅ…」
やよい「あ、あれーもうこんな時間!」チラッチラッ
やよい「ほら、二人ともそろそろ寝ないと!」チラッチラッ
かすみ「もぉ、またそうやって」
長介「あーでも、俺明日部活の朝練あるから早いんだった」
やよい「ね?ほら、かすみもー」チラッチラッ
かすみ「………もぉ。とにかく、お姉ちゃん。明日にでもPさんに気持ちを伝えること!」
やよい「う、うっうー…」
そうして、今日の夜はふけていきました。
明日は日曜日。仕事はお休み。
ベッドの中、私はさっきのかすみの言葉を考えながら、眠りについたのでした。
時刻はお昼。
やよい「プロデューサーの家の前まで来ちゃった…」
自然と足が向いてしまったのは、プロデューサーの家。
でも今日は、特に行くって連絡もしてないし…
そんな事を考えながら、家の前で立ち止まっていたら。
雪歩「……あれ?…もしかして、やよい、ちゃん?」
やよい「……えっ?」
やよい「雪歩さん…ですか?」
雪歩「そうだよー!うわー、久しぶり、やよいちゃん!」
まさかの雪歩さんとばったり!
雪歩さん、すっごく綺麗になってる…
やよい「お久しぶりですー!えと、雪歩さんもプロデューサーのお家に?」
やよい「三人、って…?」
雪歩「あ、ほらあそこ!…真ちゃーん!美希ちゃーん!」
真「雪歩ー!うわー久しぶり!すっごく綺麗に…ってやよい!?」
やよい「真さん…!?」
美希「みんな久しぶりー!あれ、やよいも?」
雪歩「そうなんだよ!今そこでばったり!」
美希「それは奇遇なの!ね、ね、やよいもハニーの家でご飯食べようよ!」
突然の再開に驚きが追いつかない。
雪歩さんも真さんも美希さんもすっっっごく綺麗になってるし!
やよい「はわー、皆さん綺麗になってますー…」
真「あははっ、ありがと。やよいもすっごく可愛くなってるよ」
美希「ね!美希、ちょっとびっくりしたの!」
やよい「そんな…美希さんにはとても敵いませんよぉ…」テレテレ
美希「まぁ私は今もアイドルやってるからねー!でも、雪歩も真もやよいも、すっごくキラキラしてるって思うな!」
やよい「えへへ、ありがとうございます!」
雪歩「立ち話もなんだし、プロデューサーの家、お邪魔しない?」
真「そうしよっか」
やよい「あ、あの!じゃあ、私が皆さんの分のご飯作ってもいいですか…?」
真「えっ、やよい、いいの?」
やよい「はいっ!久しぶりに会えたんだし、ご馳走させてください!」
美希「やったーなの!早くいこ、みんな!」
雪歩「うんっ。じゃあ行こうか!」
ピンポーン
P「はーい……おぉ、雪歩!真!久しぶり!」
真「へへっ、お久しぶりです、プロデューサー!」
雪歩「お邪魔してもいいですか…?」
P「もちろん。待ってたよ」
美希「ぶぅー。ハニー、ミキはー?」ムスッ
P「はいはい、美希もな。いらっしゃい。……と、やよい…」
やよい「えっと、こんにちは、プロデューサー」
雪歩・真・美希「「「!!!!!」」」
真「(この雰囲気…これはもしかして…)」チラッ
雪歩「(うん、これは…)」コクリ
真・雪歩「「(この二人、デキかけてる!!!)」」ズバアアアアアン!!
雪歩「(ど、どうする…真ちゃん?)」
真「(と、とりあえず僕達は、部屋に入ってようか)」
雪歩「(う、うん…)」
美希「(やよい……)」
P「あー…昨日あの後は…大丈夫だったか?」
やよい「は、はいっ。もう全然。…突然帰っちゃってすいませんでした…」
やよい「あの……」
P「ん?どうした?」
かすみ『とにかく、お姉ちゃん。明日にでもPさんに気持ちを伝えること!』
やよい「う、うっうー…」
やよい「(この後…お時間…)……」
P「…?どうしたんだよ?やよい」
美希「…ハニー!」
P「!…お、おう美希…」
美希「なに話してるのー?ミキ、もうお腹すいたかも!」
P「…あぁ、すまないな。…悪いやよい、話は後ででもいいかな?」
やよい「あ…はいっ、全然大丈夫ですー…」
美希「やよいも、早く行こっ?」
やよい「う、うんっ」
美希「(やよい…ごめんなさいなの…)」
真「さて!それじゃ……」
真・雪歩・P「「「いただきまーーす!」」」
やよい「はーい召し上がれー」ニコニコ
真「…んんっ!やよい、美味しいよこれ!」モグモグ
美希「きくらげ炒飯、だっけ?すっごくすっごく美味しいって思うな!」パクパク
雪歩「やばいですぅ…手が止まらないですぅ…」ムシャムシャ
やよい「えへへ…美味しくできたみたいで、良かったですー」パクパク
P「いやー、それにしても、真と雪歩は本当に久しぶりだな!今、何やってるんだ?」
雪歩「真ちゃん今、夢の国で働いてるんですよ!」
美希「うっそ!真くん凄いの!」
雪歩「ジャングルク○ーズの船員さんなんだよねー♪」
やよい「あーでも、似合ってますねー」
美希「すごーい!ね、ね!アレって実際どうなの?台本とかあるの?」
真「あーあれはね、台本に数種類のパターンがあって、それを組み合わせて使ってマンネリを回避してるんだよ」(ガチです)
やよい「真さん…消されないでくださいね…」
真「あはは…まぁホントはダメなんですけど、プロデューサー達ならいいかな、と」
雪歩「真ちゃん…」キラキラ
P「…雪歩は今なにを?」
真「雪歩はあれだよね、任○堂のサポートセンターの対応係」
P「す、すすすすっげー!」
美希「ハニー驚きすぎなの…確かに凄いけど」
やよい「雪歩さんいい声ですもんねー…適任って気がします」
P「いやお前…○天堂ってちょっと半端ないぞ…」
P「(俺より安定してるんじゃないか…?)」
真「やよいは今なにを?」パクパク
やよい「私は全然…しがない事務員ですよー」モグモグ
雪歩「どこの事務所なの?」
やよい「えと、MAVERICK DC GROUP、ってところなんですけど…わかります?」
美希「わかる!わかるわかるの!」
P「美希興奮しすぎなの…」
美希「だってMAVERICK DC だよ!?そりゃ興奮もするってもんなの!」
雪歩「…そんなに凄いところなの?」
美希「そりゃもう!…って事はやよい、hydeさんとかに会ったことあるの?」
やよい「あー、あのすっごいカッコいい人ですよね?はい、事務所付き合いで何回か」
美希「うーらーやーまーしーいー!!!この話、貴音が聞いたらきっと卒倒するの!」
やよい「美希さんがロック好きなのはなんとなくわかりますけど、貴音さんですかー?」
真「あー、確かに。貴音のラルク好きはちょっとびっくりするぐらいだよね…」
P「っていうか三人とも凄いな…いや、この場合ウチの社長が凄いのか…?」
そして夜も更けて、片付けも終わった頃。
真「あ、ごめんね皆、ボク、そろそろ帰らなきゃ…」
雪歩「そっか、真くん明日早いんだっけ…」
真「そ。夢の国は遅刻には厳しいんだよねー」
美希「…ハニー、ミキ達はそろそろお暇するの!また明日ね!んんーっ!」
P「別れのキスをせがもうとするなっ!お前酒飲んだだろ!?」
美希「ちぇっ、なの」
やよい「………美希さんっ」
美希「んー?どうしたのやよい?」
やよい「帰る前に、ちょっとだけ、お話いいですか…?」
美希「……うん、いいよ。…えと、ごめんね真くん、雪歩。先に帰っててなの」
真「うん、わかったよ美希。じゃあ雪歩、行こっか」
雪歩「あ、はいっ。それじゃ、やよいちゃん、美希ちゃん、プロデューサー、また」
P「うん。たまには事務所にも遊びに来てくれ。いつでも歓迎する」
雪歩「クスッ。はい、必ずいつか」ニコッ
真「それじゃ、お疲れさまでした!プロデューサー!」
ガチャッ バタン…
美希「じゃあ、私達も行こっか」
やよい「あ、はいっ。それじゃプロデューサー、また…」
P「おう。またいつでも来てくれ」
美希「ハニー、また明日なの!」
P「明日も仕事が詰まってるからなー。頑張ってくれよ、美希」
美希「もちろんなの!それじゃあね!」
……そうして、私達はプロデューサーの家を後にする。
美希さんの、"また明日" という言葉に、少しの羨ましさを感じながら。
…何もしないでも会う理由があるって、いいなぁ。
…帰り道。
雪歩「真ちゃん、あの二人を置いて先に帰って、本当に大丈夫だったのかな…?」
隣を歩く雪歩が、僕にそう聞いてきた。
真「うーん、どうだろうねぇ…」
ケンカになって、仲違いして、このままもう会わなくなってしまう、とか。
そんな事を全く考えなかったわけではないけれど。
真「…でも、二人とも良い子だから。大丈夫じゃないかな」
雪歩「でも…うぅー、心配ですぅ…」
不安そうな顔をして、おろおろする雪歩。
真「あはは。雪歩は本当に心配性だなぁ」
そんな彼女の手を、僕はギュッと握る。
雪歩「…!真、ちゃん…」
少しだけ驚いて、けれど雪歩は僕の手を握り返す。
真「頑張ったね。雪歩」ニコッ
誰も彼女の本心に気づかないのなら、せめて僕だけは笑顔を向けてあげるのだ。
…やよいと美希を、辛いだろう、大変だろうと言うなら。
そんな彼女達をとても心配し、そして…
雪歩「…ありがとう」グスッ
静かに恋敗れた彼女もまた、大変に辛いことを僕は知っているから。
何もできない僕は、ただただ彼女の手を握る。
雪歩「…あはっ、バレバレだったかな?私の気持ち…」
真「…いや、多分誰も気付いてなかったと思うよ」
雪歩「そっか。…なら、いいんだ」
真「……雪歩」
雪歩「なに?真ちゃん」
真「今日は、ボクのウチに泊まる?」
雪歩「え、でも……いいの?」
真「もちろん。雪歩ならいつでも構わないよ?」
そう言うと、雪歩は立ち止まり、少しの間うつむいて。
雪歩「……うえぇーん!ありがとう真ちゃぁーん!!」バッ!
…感極まったように、僕の胸に飛び込んで来たのだった。
…帰り道。
タタッ クルッ
美希「…それで、話ってなにかな?やよい。…なーんて、大体分かるけどね」クスッ
しばらく無言で歩いた後、美希さんは私の数歩前に躍り出ると、立ち止まり、そう聞いた。
自然と私も立ち止まり、足音が消え、静寂が訪れる。
やよい「…あの、わたし…」
いくら年を重ねようと、こういう事にはいつまでも慣れないものなのだろうか。
もっとも、慣れるというほどこんな経験は無いのだけれど。
やよい「わたし、私…」
なかなか言葉が出ない。
言わなければいけない事が、悲しいから。
美希「……分かるよ、やよい。ハニー……ううん、違ったね、 "プロデューサー" の、事でしょ?」
やよい「……!」
"プロデューサー"。
そう言った瞬間の美希さんの切なそうな表情に、思わず私は息を呑む。
月明かりに照らされた彼女は、状況を忘れて見惚れかける程、美しかった。
美希「あはっ。やよい見てれば分かるの。だってやよい、しばらく見ないうちに、春香や雪歩と同じ目をするようになってた」
少しだけ下を向いて、乾いた笑いを零し、そう語る美希さんは、とても綺麗だった。
ずっとずっと、ひたすらに長い間、ただ一人を好きであり続けた、美希さんは。
誇張でも何でもなく、他の誰よりも美しく見えた。
やよい「(こんな、こんな綺麗な人に、私は……)」
それは、思わず私が、これから覚悟を持って言おうとしている事に疑問を感じてしまうくらいに。
私を、春香さんや雪歩さんと同じ、と言う美希さんは、うつむきながら話を続ける。
美希「…それはね、 "恋をしている女の子の目"。 ご飯を食べてるときも、食器の片付けを手伝ってもらってるときも。…やよいがプロデューサーを見る時はいつも。そんな…… キラキラして、凄く可愛い顔を、してたんだよ」
やよい「美希、さん……」
美希「私は…私と春香は、みんなが765プロを辞めてからもずっと、プロデューサーの事を見てきた。お仕事も頑張ってやった。でもね、でも…それ以上に……」
美希さんが顔を上げる。
やよい「………っ!」
その頬には、一筋の涙が、月明かりに照らされていて。
美希「それ以上に、私は…私達はっ! 」
それは、最高に美麗な化粧に見えた。
美希「"恋をしてた"っ!プロデューサーが、大好きだったっ!」
それは、テレビを付ければその姿を見ない日は無い、スーパーアイドル星井美希の、慟哭だった。
そして、美希さんは眉尻を下げ、真剣な顔をくしゃくしゃに歪めて、切なそうに、言った。
美希「…でもね、ダメみたい。私じゃあ……多分、春香でも。プロデューサーの一番には、なれないの」
美希「それでね、今日一日、やよいとプロデューサーと、みんなと過ごして思ったんだ」
やよい「………」
美希「"あ、ハニーの一番はこの子なんだな" って。それが、やよい。…貴女なの」
やよい「ですけど美希さん、私は…っ!」
いくら恋愛経験の無い私でも、それくらいは分かる。
こんなの、完全に後出しの横取りだ。
美希「……私の事は気にしないで。…たぶん春香も、おんなじ風に言うと思うな」
やよい「でも…でも……!」
やよい「…なら、美希さんの六年間の想いはどうなるんですか!ちゃんと決着も着けないで、私の事は気にするな、って…そんなの!」
私が言うと、美希さんは困った様な表情を浮かべ。
美希「……本当に本当に、やよいは良い子だなぁ、なの」
そう呟いて、吹っ切れた様に笑った。
そして。
美希「……よし!そんなに言うなら、決着、ここでつけちゃおうなの!」
突然、そんな事を言い出した。
やよい「えっ……?」
美希「とりあえず私が自分にケリを付ければ、やよいは前に進もうーっ!てなるんだよね?なら、やる事は一つなの!」
言うが早いか、美希さんはケータイを取り出して、耳に当てる。
やよい「ちょ、ちょっと美希さん、もしかしてそれ…!」
美希「…あ、もしもし、ハニー?」
やよい「えええぇぇぇぇ!?」
P『美希?どうした、何か忘れ物か?』
美希さんが携帯をスピーカーモードにしてくれているので、私にもお互いの声が聞こえてくる。
美希「ううん違うの。忘れたのは物じゃなくて、言葉。……それも、六年越しの、ね」
P『?お前、何言って、、、』
美希「…プロデューサー!」
P『……どうした?』
美希「美希の言葉…聞いてくれる?」
普段じゃ聞けない真剣な声色に、自然とプロデューサーも真剣になっていくのが伝わってきた。
P『…あぁ、わかった。状況はまだよく飲み込めていないけど、聞かせてもらうよ。美希の言葉』
美希「…そっか。ありがとうなの。…じゃあ、言うね」
雰囲気が、変わる。
美希「……ミキね、プロデューサーのこと、大好きなの!」
とびっきりの笑顔で、美希さんは受話器の向こうへと、想いを伝えた。
P『…………知ってたよ』
美希「…そうだよね。…でも、ちゃんと言葉にして伝えたのはこれがはじめてなの」
P『……うん』
美希「実は、誰かを好きになったのもはじめてだったんだ」
P『……うん』
美希「最初はわがまま言えてラクな人、ぐらいの印象だったけど」
P『……うん』
美希「いつのまにか、好きになってた」
P『……うん』
美希「なんだかライバルも多くてね?ミキ、正直ちょっと焦ったの」
P『……うん』
美希「……その間、色んな男の人にたくさん告白されたの」
P『……うん』
美希「でもね、ミキが好きなのは、いつでもプロデューサーだけだった」
P『……ははっ、……そりゃ、ありがたい話だな』
美希「でしょ?プロデューサーに振り向いて欲しくて、すっごく積極的になったの」
P『……うん』
美希「……プロデューサー」
いつのまにか、私は泣いていた。
P『………』
溢れる涙が、止まらなかった。
美希「好き」
P『……うん』
美希「…好きっ」
P『……うん』
美希さんも、泣いていた。
端正な顔を、くしゃくしゃにして。
美希「だい…すきぃっ」
P『……うん』
泣きながら、愛を語っていた。
P『……ありがとう』
美希「…グスッ、最後に、聞かせて?」
P『……何だ?』
そして、美希さんは最後の質問をする。
美希「…ずっと、これから、ミキの事だけを見ていてくれますか…?」
プロデューサーは今、どんな顔をしているのかが、気になった。
P『…っ!……すまない、美希。それは……それは、できない』
その言葉を聞いて、美希さんは静かに笑った。
美希「…………そっか。…あーあ!振られちゃったの!まぁ、分かってたけどね」
P『え……?』
美希「プロデューサーの一番は、もういる、ってこと。今日会って分かったの」
P『じゃあ、美希はなんでこの電話…』
美希「…もう!この鈍感プロデューサー!なの!」
美希「…けじめを、付けたかったからだよ。それだけ」
P『……そう、か…』
美希「…ふんっ!もうプロデューサーなんて知らないの!これで区切りは付いたんだし、さっさと新しい人見つけて、次の恋探すの!」
P『……そっか。それも少し…残念だな…』
美希「………っ!…プロデューサーのバカっ!!」
美希「……今日はもう、切るね…?」
P『あ、あぁ、また明日な。美希…』
美希「うん。また明日」
…最後に美希さんは携帯を耳から離し、顔の前に画面を持って来、笑顔で叫んだ。
美希「……さよならっ! "ハニー" っ!!」
満足気な顔で携帯をしまい、私へ向き直る美希さん。
美希「……ふぅっ。…終わったよ、やよい。長くなっちゃってゴメンね?」
やよい「あ、いえ、私こそ……聞いちゃってごめんなさい…」
美希「あはっ、いいのいいの。それより、これで私の気持ちにピリオドは打ったよ?…あとは、やよい次第なの」
やよい「はい…わかってます」
さすがの私も、ここまでされたら……こんなきれいなものを見せられたら、決心が着いた。
やよい「…今からプロデューサーの家、戻っても大丈夫ですよね」
美希「さっすがやよい!それでこそ765プロのアイドル、なの」ニコッ
やよい「あはは…"元"ですけどねー」
美希「それじゃ、行ってらっしゃい。お二人の幸せを、祈ってるの」
やよい「……はい。本当に、ありがとうございました、美希さん」
美希「…なんか、やよいももうすっかり大人だねぇ。感慨深いの」
やよい「むっ、なんですかそれー。私そんなに子供っぽかったですかぁ?」
美希「んー、まぁね。でも、あの時のやよいも可愛かったよ」
やよい「…あぅ。あ、ありがとうございます……」
美希「こんなに可愛ければ、プロデューサーなんて全然余裕、って思うな」
やよい「…だといいです」
美希「まぁ悩んでても仕方ないよ!ほら、早くいかないと!」
やよい「……はいっ。…それじゃ美希さん……また、一緒に遊んでくれますか…?」
美希「もっちろん!むしろ今日の事でミキ達、すっごく仲良くなれたって思うな!」
やよい「うぅ…ミキさん大好きですー!」バッ
ダキッ
美希「キャッ!…もうやよい、抱きつかないでなのー」
やよい「…美希さん、私行きますね…」ボソッ
美希「……うん。いってらっしゃい。やよい」
…抱きつきながら耳元で囁くように呟いた言葉は、ちゃんと美希さんに届いたみたいだ。
ギュッと私を抱きしめて、言葉を返してくれた。
やよい「私、最後までご迷惑を…」
美希「いいってことなの!ミキ、やよいには目の前の幸せだけを見てて欲しいって思うな!」
やよい「美希さん……」
…本当に、この人は。
どこまでかっこ良く、秀麗であれば気が済むのだろう。
そう言うと美希さんは、右手を挙げて、私を見た。
やよい「…あー、アレですか……」
それは、私が大人になるに連れて自然とやらなくなった、アレだ。
あの頃に戻って、目の前にいる素敵な人の "またね" を受け取ろう。
やよい「…わっかりましたっ!それじゃ、行っきますよ~っ!」
私も右手を挙げ、美希さんの目を見て息を合わせ、
美希「……はいっ!」
振りかぶった手の平を、小気味良く合わせる。
美希・やよい「「ターーーッチ!!」」パンッ!!
そして。
美希さんとの "またね" を終え、私は今。
やよい「…………ぅー…」
再び、プロデューサーの家の前まで来ていた。
やよい「(緊張がマッハでヤバいですぅ…)」
しかしだからと言って、逃げ帰るわけにはいかない。
美希さんから連絡もいってるだろうし……何より私自身が、それを絶対によしとしない。
やよい「(………よーし…!)」
緊張を振り切り、インターホンを押す。
ピンポーン
P「はい……あぁ、やよい。さっきぶりだな…」
やよい「は、い。こんばんは、プロデューサー」
P「……あぁ」
さっきの美希さんの一件が尾を引いて、上手く喋れない。
P「……あー、まぁとりあえず上がってくれ。さっきの今で、まだ少し散らかってるが」
やよい「あ、はいっ。お邪魔します…」
雰囲気が、どこか重い。
そりゃそうだろう。美希さんのあんな劇的な告白の後だ。
断ったとは言え……いや、断ったからこそ、なのか。
プロデューサーも、思うところがありそうな顔だった。
P「美希から連絡は受けてたが……どうしたんだ、やよい?」
けれどプロデューサーはそんな顔を隠して、私に用件を聞く。
…これからする "話" の内容を考えると、気が重い。
P「なんだかよくわからないが、大事な話見たいじゃないか?」
…けれど、そう、大事な話だ。
私が今ここに居れるのは、美希さんのお陰なんだから。
ここまで来て、当の私が、気後れしてるわけにはいかない。
やよい「はい。大事な、話です。…とっても」
P「ははっ、なんか怖いな…なんだ?」
…プロデューサー、真面目な顔してる。
"私" の大事な話を、始める前に。
やよい「えと、まず……さっきの美希さんとの電話、ごめんなさい、私も聞いてました」
聞かなくちゃいけない。
P「…なんだ、やよいもそこにいたのか……」
やよい「…はい。それで、プロデューサーに聞きたいことがあります」
プロデューサーが美希さんを、振った理由を。
やよい「どうして、プロデューサーは…美希さんを、振ったんですか?」
P「………!」
プロデューサーの顔に驚きが浮かぶ。
P「それが、お前の "大事な話" か?……いや、それより、やよいがそれを聞いてどうする…?」
やよい「私の大事な話に、必要なんです。お願いします、教えてください、プロデューサー…」
P「俺が…美希を振った理由…」
プロデューサーが迷ってるのが分かる。
でも、聞かなくちゃ。
美希さんのために。
私の、ために。
P「……俺と美希はプロデューサーとアイドルだ…それに」
プロデューサーが真剣な顔で、けれどどこか遠くを見て、言う。
P「好きな人…いるんだよ。俺」
……私だと、いいな。
美希さんの事は分かっているけれど、私は素直にそう思った。
思って、しまった。
やよい「…そう、ですか。…わかりました。ありがとうございます」
P「……俺の理由はこれだけだ。次は、やよいの "大事な話" だぞ?」
そして、この時が来た。
やよい「(緊張する…)」
心臓がバクバク言ってるのが分かる。
やよい「…はい、そうですね。私の、大事な話……」
やよい「えと、あの……」
ぷ、プロデューサーの顔が見れない…!
そして私今絶対顔赤い…!
プロデューサーの部屋が暑いとかじゃ、なくて…。
やよい「実は私、私は……」
緊張と恥ずかしさの極みの私がその時思い出したのは、さっきの美希さんの言葉。
美希『ミキ、やよいには目の前の幸せだけを見てて欲しいって思うな!』
そう、だよね。
…頑張らなくちゃっ。
やよい「私は…じゃないです。 "私も" 、プロデューサーが……好きなんです」
P「………っ!」
プロデューサーが見れない。
顔が熱い。
胸がドキドキしてる。
P「……それは…知らなかった、な」
やよい「それで、そのー……よ、よよ、よろしければ、わた、私と、お付き合いして、ほしいかなー、って……あぅ」
下を向きながら、必死に紡ぎ出した言葉、ものすごいカミカミだった。
P「………まじか」
やよい「ま……まじです」
やよい「こっ、これわですね!」
P「お、おう…」
やよい「プロデューサーの好きな人が!」
P「おう…」
やよい「わ、私だといいなーっ、と、いう可能性に賭けての告白ですので!」
P「おう…」
やよい「こ、断っていただいてもそれわ!」
やよい「か、賭けに負けた、というだけの、話、ですので…」
P「おう…」
やよい「わ、私は、一向に、かま…構わな……えぅ…えぐっ、グスッ……」
私、泣いてる……
告白って、こんなに胸が詰まることなんだ…
今、プロデューサーがどんな顔をしているのか、見れない。
困ったような顔だったらどうしようかな、とか。
でも、嬉しそうな顔かもしれないし…とか。
なんだか色々な気持ちが駆け巡って、涙が止まらなかった。
やよい「うぁぅ…ぷろでゅーさー……好きです…ぐすっ、ほんとに、ほんとに……好きですよぉ…」
P「やよい……」
あーもう、いつまで泣いてるのよ、私…
こんなの、二十歳の大人の態度じゃないのにぃ…
P「…やよいっ!」バッ!
ギュッ…
やよい「……え…?」
気がつけば、優しく包まれていた。
やよい「…ぷ、プロデューサー、これ、って……」
P「俺も、やよいが好きだ」
やよい「う……あぅ……ひぅー」
し、信じられない。
冷静に考えられない。
ほんとかな。
やよい「ま、まじですか…?」
P「……マジですっ!大マジです!」
やよい「うぅ…私、信じちゃいますよ?そしたら、撤回は、めっ、ですよ?」
P「構わないよ。…むしろ、信じてくれ」
やよい「じゃあ、信じます。…だから……」
P「…うん?」
やよい「もっと、ギュッ、て、してください…」
P「……あぁ」ギュウッ
やよい「ぁう……」
P「これでいいか…?」
やよい「ぷ、プロデューサー」
P「…なんだ?」
やよい「わたし、幸せです」
プロデューサーのぬくもりを身体いっぱいで感じながら、私は伝える。
やよい「すっごく、すっごく幸せです」
P「……やよい」
やよい「はい?」
P「俺で、いいのか…?」
やよい「ふふっ、もぉ…」
やよい「…プロデューサーじゃなきゃ、ダメなんです」
P「うん。俺もだ」
やよい「これからも、ずーっと一緒です」
P「もちろん。俺たちはずっと…だろ?」
やよい「…私、その曲好きです」クスッ
P「えと、やよい…」
やよい「はい?」
P「えと、そろそろ離しても、よろしいでしょうか…これ、結構体勢が…」
やよい「あっ、ごめんなさいっ」
やよい「でも、最後に一つだけ、いいですか…?」
P「?なんだ…?」
私は、少しだけ身体を離して、プロデューサーの目を正面から見据える。
…すっっっごい近くて緊張するけど。
…私の憧れ、この人に叶えてもらわなきゃ。
やよい「……んっ」
目を閉じて、少しだけ唇を上に向ける。
P「……っ!」
P「やよい……」
プロデューサーの顔が近づいてくるのを感じる。
………そして。
P「……」チュッ
プロデューサーと私の唇が、重なった。
やよい「んぅ……ちゅ…ぅん……」
私の、ファーストキス。
やよい「んん……ちぅ…」
って、あれ、これ、息が…続かな…
やよい「……ぷはっ!…あぅぅー」
P「……やよい、大丈夫か…?」
……かっこわるいぃ…
二十歳のくせに、キスもできない自分が、腹立たしかった。
やよい「あぅ、ごめんなさい…私こういうのはじめてで、やり方とかあんまりよくわからなくて……」
恥ずかしさと申し訳なさで、縮こまってしまう。
P「……いいんだよ。これから、二人で何回でもできるんだから。気にすることない」
やよい「……ぷろでゅーさぁ…!」
ギュッ
プロデューサーの優しい言葉が嬉しくて嬉しくて、思わず抱きついてしまった。
やよい「ね、プロデューサー……?」
P「…ん?なんだ?」
やよい「じゃあ、もぅいっかい、キス、して……?」
P「あぁ、やよいが望むなら、何度でもするよ…」
チュッ
やよい「んっ……んぅ…ちゅぅ……ぁぅ……」
やよい「ふ…んぁ……ちぅ……んんん!」
やよい「……ぷぁっ!……ぷ、ぷろでゅーさー…」ジトー
やよい「…べろ入れたー……」
やよい「いや、さすがにとぼけても無駄ですよっ!? 分かるに決まってるじゃないですか!」
P「うぅ…すまん、やよい」
やよい「い、いや、まぁ、私たちもう恋人同士ですから、ダメ、では無いんですけどぉ…」
やよい「とりあえず、き、今日は、普通のちゅーでお願いします……」
P「……わかった。ごめんな、やよい」
やよい「……うぅん。もういいの。許してあげます」
やよい「……だから、もう一回…」
……そんな感じで、今日の夜は更けていった。
…そして、一週間後。
やよい「…プロデューサーっ!」ダキッ
P「うぉわっ!」
あの夜から私たちは付き合う事になったけれど、お互いに次の日からの仕事が忙しくて以来会えずにいた。
なので、今日は丸々一週間振りの再開、というわけだ。
P「や、やよいっ…部屋に入るなり抱きついてくるとは思ってなかったよ…!」
やよい「だってだって、あれから一週間ずーっと会えなかったんですよ?私がどんなに今日をどれだけ楽しみにしてたかっ!」
P「ははは…まぁ、俺も楽しみだったけどさ」
やよい「ですよねっ!…プロデューサー大好きですーっ!!」 チュッ
P「んんっ!…やよい……お前はほんとに、なぁ…」
やよい「……?なんですか?」
P「可愛いやつだな、と思ってさ」
やよい「あぅ……」
P「そうやって照れるところも、な?」
やよい「……んもぅ」
P「ははっ。…それで、今日の晩ご飯は、やよいが作ってくれるんだっけ?」
やよい「あ、はいっ!…へへー、もう食材も買ってあります!」
プロデューサーの話によると、あれから美希さんは更に頑張って仕事をこなすようになったらしい。
今度会ったら、お礼を言いたいと思う。
美希さんだけじゃなくて、他のみんなにも、いつかちゃんと伝えなきゃ。
やよい「今日のメニューは…じゃかじゃん!」
でも、今は。
やよい「うっうー!もやし祭りですー!」
プロデューサーとの幸せを、噛み締めよう。
終わり
途中のラルクネタは完全趣味で、美希の電話でのPとのやり取りは、ハチクロの真山と山田のパクリです
保守と画像支援ありがとう
次はアフターってことで、長介と伊織の話を765プロ総出演で書きます
それじゃ、このスレは落としてやってください
乙
Entry ⇒ 2012.04.17 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (1) | Trackbacks (0)
美希「やよいってキスしたことあるの?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1334155719/
美希「えっ?」
やよい「えっ?」
やよい「はいっ!」
美希「やよい…以外とあなどれないってカンジ…
ま、まさかカレシとかいたりするの!?」
やよい「えっ?彼氏はいませんよ?」
美希「カレシもいないのにキス…ま、まさか……ダメだよやよい!そういうのはやっちゃダメ!」
やよい「うー…話が見えません…」
やよい「えっと、弟たちですけど…」
美希「そっちなの!?」
やよい「えっ?そっちってどっちですか?」
美希「そういうのもダメーッ!!やよいはアイドルなんだよ!?」
やよい「あぅ…美希さんがよくわからないことになってますー…」
美希「聞きたくない、聞きたくないの」
やよい「うー…でも、勘違いされたままは嫌です!話を聞いてください!」
美希「ドロドロした世界は、や!ミキにはカンケーないってカンジ!」
やよい「さっき音無さんからおにぎりを貰ったんですけど…」
美希「聞く。いくらでも聞いてあげるの!」ミキッ
美希「うん」はむはむ
やよい「高槻家の決まりで、新しい子が生まれたらみんなでキスするんです!」
美希「へっ?なんで?」もぐもぐ
やよい「この子が幸せに、大きく健康に育ちますようにって願いを込めるんです!
最近もこうぞうが生まれたときにしたんですよー。えへへ~♪」
美希「…やよい……」ごっくん
やよい「はい?」
美希「ごめんなさい…ミキが間違ってたの…」
美希「ありがとう、やよい。うぅ…ミキは心が汚れちゃってるの…」
やよい「そんなことないですっ!」
美希「えっ…?」
やよい「美希さんはとーってもキレイですよー!優しいから大好きだし
一緒にお仕事したら、気合いがわーってなってうっうーって感じですー!」
美希「やよい…。ミキもやよいのこと大好きなの!」
やよい「えへへー♪じゃあいつものをやりましょう!」
美希「うんっ!」サッ
やよい「それじゃあいきますよー…はい、たーっち!」サッ
やよい・美希「いぇいっ!!」
パァン!
やよい「私も特売の時と同じくらい、メラメラ~って感じですっ!」
美希「…今日は仕事…無いけどね……」
やよい「うぅ~……」
やよい「トレーナーさん、肉離れって言ってましたよね?大丈夫なのかな…」
美希「うーん…それにしても、肉離れってなんだろ?」
やよい「肉が逃げちゃうんでしょうか?うぅ~…特売品が逃げちゃったら耐えられないかも…」
美希「ミキ的には、身体の肉がちぎれて…こう血がいっぱい…」
やよい「はわっ!こ、怖い話はやめてくださいーっ!!」
美希「あはっ☆やよいは怖がりなの!」
やよい「………」ムスッ
美希「やよいってばー!」ユサユサ
やよい「………」つーん
美希「…かわいいのーっ☆」ガバッ
やよい「はわっ!?だ、抱き付くのはやめてくださいー!!」
美希「ん~♪」ぎゅーっ
美希「そうだねー。なんか勝手に大きくなっちゃったの!」
やよい「うー…ちょっとうらやましいかも…」
美希「やよいはそのままの方がいいって思うな」
やよい「なんでですかー?」
美希「その方がみんな幸せなの」
やよい「…う~…?」
やよい「そうですかー?でも新幹少女の人に…」
美希「あの後春香と千早さんとデコちゃんと響がやってくれたから、そこは心配しなくてもいいよー」
やよい「????」
美希「気にしなくていいの☆
特に、千早さんに好かれてるのがちょっと羨ましいかな…」
やよい「あれ?美希さんも千早さんと仲いいですよね?」
美希「ミキは…千早さんにライバルみたいに見られてるの
ミキも千早さんに抱きついたりしたいのに、なんか…ふいんき?的に出来ないっていうか…」
美希「そうなの?」
やよい「はいっ!今日のダンスはすごかったとか、音程が完璧だったとか…」
美希「お仕事のことばっかりなの…」
やよい「え、えっと…他には……ありました!
いい匂いがしたから、どんなシャンプー使ってるんだろう、とか…」
美希「ミキに直接聞いてくれれば教えてあげるのに~…」
やよい「きっと照れてるんじゃないかなーって!」
美希「あっ……そうかも。あはっ☆じつに千早さんらしいの♪」
美希「ありがとうなの!ミキ、おしゃれには気を遣ってるから、そう言ってもらえるのは嬉しいな☆
やよいはおしゃれとかあんまりしないの?」
やよい「してみたいですけど…うちはお金が…」
美希「あ、そっか。ん~……決めた!今度ミキがやよいのおしゃれをプロデュースしてあげるの!」
やよい「えっ!?で、でも私…」
美希「お金のことは心配しなくていいの!今度のオフにデコちゃんも誘って行こう!」
やよい「伊織ちゃんもですか?うぅ~…そんな急に決めて怒らないかなあ…」
美希「デコちゃんは優しいから大丈夫だと思うな♪」
やよい「でも……」
美希「じゃあ…いつでもいいから、やよいの家のもやし祭りにミキも参加したいな!」
やよい「はいっ!それなら大歓迎ですー!」
やよい「うわ~…すごいですー…」
美希「どたぷ~んなの…。さすがみんなの憧れのお姉さんってカンジ」
やよい「美希さんにとってもお姉ちゃんなんですか?」
美希「うん!あずさはお姉ちゃんと歳も近いし、ミキ的には新しいお姉ちゃんみたいな?」
やよい「私はお姉ちゃんって言うより…」
美希「お母さん?」
やよい「はい!」
美希「それ、本人の前で言わない方がいいと思うな…」
やよい「???」
美希「そうなの!ミキもあずさの…ビブラート?を真似してみたことあるんだよ!」
やよい「ええっ!?真似できるんですか!?」
美希「うん!えっと、CDは…あった!ほら、これだよ!」
やよい「わぁ~…すごく大人っぽいです!うっうー!美希さんすごいですー!」
美希「ミキは意識して真似してみただけだよ?」
やよい「真似できるだけでもすごいです…」
美希「ん~?」
やよい「美希さんって、お姉ちゃんいるんですよね?」
美希「そうだよー?」
やよい「次女ですよね?妹ですよねっ?」
美希「うん。そうだけど……はっ!?」
やよい「私は長女です!お姉ちゃんなんですっ!えっへん!」ドヤッ
美希「む~!なんだか悔しいの~っ!!」
やよい「べろちょろです!」
美希「かわいいよね、べちょろろ」
やよい「もうそれでいいですー…。べろちょろは春香さんに作ってもらったんですよ!」
やよい「べろちょろになる前は普通のポシェットだったんですけど、それがボロボロになっちゃって…
春香さんと春香さんのお母さんが一緒に作り直してくれたんですっ!」
美希「そうだったんだ…。優しいね、春香は」
やよい「はい!私も春香さんのこと、お姉ちゃんみたいだなーって!」
美希「ミキにもいっぱいお菓子とかくれるし、ミキも春香が大好きなの!」
美希・やよい「えへへ~♪」
やよい「うー…そういうのはまだよくわからないかも…
美希さんはプロデューサーのことが好きなんですよね?」
美希「そうなの!ハニーはミキをいっぱいキラキラさせてくれて、感謝してもしきれないってカンジ!」
やよい「私もプロデューサーのことは頼りにしてますけど、そういうのとはちょっと違うかなーって」
美希「やよいの友達とかはどうなの?」
やよい「友達の中子ちゃんも右子ちゃんも、テニス部の先輩がかっこいいって言ってますけど…私は……」
美希「やよいは?」
やよい「真さんの方がかっこいいかなーって!」
美希「うん、真クンなら仕方ないの」
やよい「う~…好きな人っていうのが、どうやって判断したらいいのかわかりません~…」
美希「んーと…家族以外で一緒にいて楽しい人とか」
やよい「友達とか事務所のみんなです!」
美希「一緒にいることの多い人とか…」
やよい「事務所の誰かかなー?」
美希「一緒にいるとドキドキする人とか…」
やよい「伊織ちゃんといると、いつツッコミをされるかドキドキします!」
美希「それも違うって思うな」
やよい「うー…どうなんでしょうか…」
美希「じゃあもうミキが当てちゃうね?えっと、やよいの答えを合わせると…
……やよいの好きな人はデコちゃんなの!」
やよい「そ、そうだったんですかー!?」
美希「ミキ的には違いないって思うな。愛に性別はカンケーないの!」
やよい「そっか……私、伊織ちゃんが…」
美希「なーんて♪もちろん冗談なのー!」
やよい「伊織ちゃん…うぅ…伊織ちゃんのことを考えたらドキドキしてきたかも…」
美希「えっ」
美希「む~……」
やよい「あのっ、美希さん!私…どうすればいいんでしょうか?
伊織ちゃんに気持ちを伝えたいんですけど、ちょっと怖くて……」
美希「ダメーっ!」
やよい「えっ?」
美希「伊織を取っちゃ、や!ひとりじめしちゃダメなの!」
美希「えっ?」
やよい「美希さんの冗談に、私も冗談で返してみましたー!」
美希「ひっ、ひどいの!やよいに美希のジュンジョーを弄ばれたの!!」
やよい「じゅんじょー?ってなんですか?」
美希「と、とにかくあんまりだよ!」
やよい「はわっ、ごめんなさい~…」
美希「…反省したなら許してあげるの」
やよい「ふわぁ~…。美希さんのあくびを見てたら、何だか私も眠くなってきちゃいましたー……」
美希「やよい、一緒に寝よっか?」
やよい「ソファーでですか?」
美希「うん。狭くても、くっつけばきっと平気なの!」
やよい「じゃ、じゃあ…失礼しますね…」
ぎゅっ
美希「あはっ☆やっぱりやよいはあったかいの!」
やよい「うぅ~…私は抱き枕なんですね……」
やよい「うぅ…ちょっとドキドキします~…」
美希「あふぅ…ミキはドキドキより眠いの…。おやすみ~」
やよい「み、美希さん?」
美希「すぅ…すぅ……」
やよい「はわっ、もう寝ちゃったー…。ちょっと羨ましいかも…
ふわあ~…。私も眠くなってきたかも……よいしょっと」ぎゅっ
やよい「美希さん、おやすみなさーい…」
伊織「ただいまー!…ってあら?」
やよい「すぅ…すぅ……」
美希「むにゃむにゃ…貴音ぇ…おにぎりをラーメンに漬けたら崩れちゃうの……」
伊織「まったく…人が一仕事終えて帰ってきてるのに、気楽なものね!
…美希…よだれ垂れてるわよ……」フキフキ
美希「…ん~……なんだかデコちゃんのデコ圧がするの…」ムクッ
やよい「ふわぁ~あ……伊織ちゃんの匂い……あ、伊織ちゃん!お帰りなさい!」ムクッ
伊織「な、何で私が来たら起きるのよ!?あと美希!デコちゃん言うなっ!それとデコ圧って何なの!?」
伊織「今日はもう家に帰るだけだけど…」
やよい「美希さんはどうですか?」
美希「ミキも大丈夫だよー?」
やよい「じゃあ二人とも、私の家にご飯を食べに来ませんか?もやし祭りをごちそうしたいかなーって!」
美希「行く!行くの!!おにぎりもいっぱい買って行こっと♪」
伊織「あら、そういえば今日はちょうど木曜日ね。いいの?」
やよい「うんっ!みんなで食べた方がおいしいからね!」
伊織「あのソースは絶品よ!ウチのシェフにも負けないんだから!」
やよい「伊織ちゃん、褒めすぎだよ~」
伊織「あら、私は料理に関して嘘は付かないわよ」
美希「デコちゃんがそんなに褒めるなんて…ますます楽しみになっちゃったの!」
やよい「うぅ~…なんだか恥ずかしいですー…」
美希「ミキもー!」
やよい「じゃあ今から私の家に行きましょー!」
伊織「ええ。あの味が楽しみだわ。にひひっ♪」
美希「楽しみ過ぎてなんだか緊張ぎみなの…。ね、早く行こ?」
やよい「はいっ!楽しい楽しいパーティの始まりですっ!!」
やよい、あのソース最高だったの!」
伊織「でしょ?うちのシェフにも覚えさせてあげたいくらいだわ!」
やよい「えへへ…お粗末さまでした!」
美希「それにしても、デコちゃんのポスターが貼ってあったのにはびっくりしちゃった!」
やよい「あれは長介が……や、やっぱりなんでもないですっ!」
伊織「何よ。長介がどうかしたの?」
美希「……あはっ☆デコちゃんは罪な女なの!」
伊織「はぁ?」
やよい「…長介、伊織ちゃんのファンになっちゃったみたいなんです」
美希「デコちゃんいいな~。じゃあ次は、ミキのファンにしてあげるの!」
やよい「はわっ!それだと私を応援してくれなくなっちゃいます~!」
伊織「それは無いから安心しなさい」
美希「なの!やよいの家族は最高に仲良しってカンジ!」
やよい「あぅ…な、なんだか照れちゃいます~……」
やよい「うん!伊織ちゃん、今日は楽しかったよ!」
伊織「私も……。じゃあやよい、おやすみなさい。ほら美希、アンタもついでに送ってあげるわ」
美希「えっ、いいの!?デコちゃんのおでこが光り輝いて見えるのー!」
伊織「そういうのは余計だって言ってるでしょ!?」
やよい「あはは…。それじゃあ伊織ちゃん、美希さん!おやすみなさーい!」ガルーン
美希「やよい、今日はありがとね!おやすみなの!」
伊織「おやすみ、やよい。また明日ね♪」
でもすっごく楽しかったし、ますますやる気出てきたかもー!
うっうー!明日からもがんばろーっと!!」
おわり
だが続きを読みたい
乙。
Entry ⇒ 2012.04.14 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
美希「あふぅ……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333889871/
ぽかぽかしてて、気持ちいいし
これは眠るなっていう方が無理なの
事務所には小鳥しかいないし、とっても静か
うん、寝ちゃおう
小鳥、おやすみなさい
そういえば、この前の夢は面白かったな
また見れたら面白いのに……
頭がまだ起きてないみたい
ぼーっとしながら、辺りを見回すと誰もいない
窓から外を見ると、お日様の光
まだお昼くらいかな?
……お腹減ったの
何か食べ物は無いのかな
ソファから飛び降りて、探すことにする
机の上は何もない
戸棚を開けても、からっぽだった
テーブルの上には……あ、おにぎり発見!
とっても良いものを発見できたの
何味かな?
あ、たらこなの。良いチョイスだね
包装をはがして、いただきまーす
かぷっと一口
噛んでいくうちに、たらこの食感が加わる
こんなに美味しい食べ物を発見した人は、凄いと思うな
一口、また一口と食べ進めて、最後の一口
ごちそうさまでした
ふぅ、満腹なの
お腹も膨れたし、次は何をしようかな
暇つぶしできるものはないかなっと
ダンボールから寝息が聞こえる
これは、獲物発見の予感なの
誰なのか予想はつくけどね
中をそっと覗き込んでみると
「……」
ゆきぽが気持ちよさそうに寝てる
今日は暖かいし、絶好のお昼寝びよりなの
どうしよう、悪戯しちゃおうかな
……やっぱりやめよ
今はお腹いっぱいで機嫌が良いの
そのかわり、起きたら悪戯しちゃおっと
おやすみ、ゆきぽ
1巻だけ読んだけど、2巻も似たペース?
んー、机の中に何かないかな
手当たり次第、机の引き出しを開けてみる
何個目かの引き出しを開けた時
何かが飛び出してきた
「かっかー!」
あ、はるかさんなの
はるかさんには、ちょっとキツイみたい
夕方になれば出てこれるかな?
じゃあ、それまで待っててなの
「ナノ」
ばいばい、はるかさん
「ヴぁーい」
誰か遊び相手になってほしいな
「おはようございます」
「くっ」
がちゃりとドアが開いて
千早さんと、ちひゃーが入ってきた
二人とも、ナイスタイミングなの!
ちひゃー。もう冬毛じゃなくなっちゃったんだ
猫の耳みたいで可愛かったのに
「くっ?」
じーっと見ていると
こっちの視線に気づいたのか
ちひゃーが可愛らしく、首をかしげた
「ナノー」
うん、皆が来るの待ってたの
「あら、今日のあふぅは随分と静かなのね」
「ナノッ! ナノッ!」
遊び相手がいなくて退屈なの
ぴょこりと飛んで、アピールしてみる
「退屈なのかしら?」
少し、考える素振りをして
「ちひゃー。遊んであげなさい」
と、言い足した
さすが千早さん。話がわかるの
ちひゃーも、その気みたい
ぺしぺしと千早さんの頭を叩いてから
ひょいっと飛び降りてきた
「気をつけて遊ぶのよ」
そう言って、千早さんはソファに座って書類を見始めた
今度遊ぼうね、千早さん
何はともあれ、ようやく遊び相手ができたし
「ナノ」
「くっ」
ようやく遊べるの!
「くっ?」
「ナノ」
ちひゃー。何かいい考えある?
「くっくっ」
歌を歌うの?
でも、ちひゃーは演歌しか歌えないんじゃ……
「くっ!」
楽器もできないよ?
ちひゃーの歌を聞くだけになっちゃうの
「くっ……」
ゆきぽがいればいいんだけど
まだお昼寝してるし
やっぱり違うことで遊ぶの
ぱんっと手を打つ
「あらー」
あれ? 今誰かいたような気がする
「くっ?」
ううん、きっと気のせいなの
なかなか難しいの
おにごっこもいいけど
かくれんぼも二人だとつまらないし
うーん……
せめて、もう一人いればいいのに
え、あっちを見てって?
くるりと方向転換してみる
「ぽぇー」
ゆきぽが、ふらふらしながら寄ってきた
今日は皆、良いタイミングなの
「くっ」
おはよう、ゆきぽ
挨拶をしてみたけど、まだ寝ぼけてるみたい
起こしてあげるの
「ぷぃー」
ゆさゆさと揺らすと、変な声を出すゆきぽ
「ぽー」
ゆさゆさ
「ぽぇー」
あはっ! 楽しくなってきちゃった
何かこう、悪戯心に火が付いたの
ゆさゆさ、ゆさゆさ、ゆさゆさ
「ナノ?」
ちひゃーに手をつかまれた
「くっくっ」
あ、やりすぎちゃったかな
ゆきぽー、大丈夫?
「ぽえ……」
ゆきぽが、つい面白い反応するから
「くっ!」
うぅ……そんな怖い目で見ないでほしいの
ちゃんと謝るから
「ナノ……」
ごめんなさい、ゆきぽ
ゆきぽの手が伸びてきて
びくりとしちゃったけど
「ナノッ」
頭の上に、ぽんと置かれただけ
「ぽぇー」
許してくれるの?
ゆきぽは優しいの
「ナノ」
今度からは気をつけるの
あっ、たまには許してね?
「ぽ、ぽぇー」
少し困ったような表情のゆきぽ
あはっ、悪戯しがいがあるの
今日二回目のドアの開く音
この声は春香かな
ん? 良い匂いがするの
「ナノー」
春香に勢いよく飛びつく
「こら、あふぅ。駄目でしょ」
甘くて、とても良い匂い
「くっ」
「ぽぇー」
ほら、みんな気になってるみたい
「みんな、食いしん坊さんだね」
袋を開けると、その中にあるのはクッキー
色々な形、美味しそうに焼けたクッキーがいっぱい
「ナノッ!」
いっぱいあるし、ちょっとくらい良いよね?
いただきまーす
ちひゃーに止められた
うぅ……意地悪なの
「慌てないの。お茶入れてくるから待っててね」
くすりと笑って、春香は給湯室へ
「ぽー」
あ、ゆきぽも行っちゃった
二人が淹れてくれるお茶は美味しいだろうし
少し待つことにするの
「くっ?」
ちゃんと待ってるってば
そのかわり
準備できたら一番乗りさせてもらうの
春香たちが帰ってきたの
ゆきぽが、頭にお盆とお茶を乗せて歩いてる
あれでこぼさないのが不思議なの
近くに来ると、紅茶の良い匂いがする
「千早ちゃんも休憩しようよ」
春香からの提案
うんうん、休憩も大事だよね
みんなでお茶会なの
早くクッキー食べたいな
「待たせちゃってごめんね。はい、どうぞ」
お皿に盛られたクッキーは、さっきより美味しそうに感じる
ここで仕掛けるしかない
「ナノッ!」
一番に食べようと手を伸ばす
ちゃんと待ってたんだから、良いよね?
手に取ったクッキーは
あー!!
はるかさんに食べられた
いつの間に……クッキーの匂いにつられたのかな
それはともかく
もう! はるかさん酷いの!
こんな事しちゃ駄目なの
「かっかー!」
うぅ……伝わってない気がする
「ヴぁーい」
うん、伝わってないの
そうだね、怒ってもしょうがないし
「ぷぃー」
クッキーはまだいっぱいあるもんね
じゃあ、気を取り直して
いただきまーすなの!
一口かじると、サクサクの食感と程よい甘さ
すごく美味しいの!
いくらでも食べられそう
やっぱり春香はお菓子作りの名人だね
「くっくっ」
ちひゃーも美味しそうに食べてるの
はるかさんは……言うまでもないって感じ?
「あはは、気に入ってもらえたみたい」
一生懸命に食べているゆきぽを、春香が撫でる
ちらりとゆきぽを見てみると
少しだけほっぺが赤くなってる
あはっ、照れてるのかな
凄く気持ちよさそうなの
ちょっと羨ましい
でも、自分から「撫でて」なんてアピールするのも恥ずかしい
んんー……
あっ……
始めに、千早さんの優しい声
それから、頭を撫でられた
とっても優しい手つき
千早さんの手、暖かいの
暖かくて、優しくて、とっても気持ちいい
「ナノッ」
クッキーもお茶も美味しいし
撫でられるのも気持ちいいし
「あふぅ……」
なんだか眠くなっちゃったの
みんな、おやすみなさい
今日も楽しかったの
んん、誰かに呼ばれてる気がする
せっかく気持ちよく寝てたのに……
「美希! そろそろ起きてくれ」
ん……ハニー?
ここどこ?
「寝ぼけてるのか? 準備して行くぞ」
ぽかぽかしてて、寝ちゃったんだ
「んんー」
ぐーっと背伸びをする
「ハニー、おはようなの」
「ああ、おはよう」
ちょっと苦笑いしてる
こんなにぽかぽかしてるんだし
「本当に美希は眠ってばっかりだな」
……むぅ
「寝る子は育つって言うの」
それにお仕事はきちんとやるから、問題ないと思うな
「ははは、悪かったよ」
ハニーは、もっとミキの事を知ったほうが良いと思うの
「面白い夢?」
うん、とっても面白い夢
ミキたちが小さくなって
楽しく遊んでる夢
「そういえば、あの夢の中でミキはいるのかな?」
「うん? どういうことだ」
あはっ! 秘密なの
それも近いうちに
案外、もうすぐ出会えたりして
「にいちゃーん! ちっちゃいゆきぴょん拾ったー」
ほら、やっぱりね
おしまい
ちひゃーにぺしぺしされたい……
冬毛のちひゃーをもふもふしたい……
美希可愛い
Entry ⇒ 2012.04.12 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
小鳥「やっと今日の仕事が終わった……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333204677/
小鳥「えっ?」ガタンッ
P「都合が悪いならいいですけど……」
小鳥「行きます!」
P「そうですか。なら帰り支度して来ますね」
小鳥「ハッハイ!それじゃ私も急いで支度して来ます!」
続かない
小鳥「それにしても、まさかプロデューサーさんに誘われるとは思ってませんでした!」
P「たまにはいいかと思いまして。もしかして迷惑でしたか?」
小鳥「そ、そんなことありませんよ! じゃあどこに行くかさっそく決めませんか」
P「あ、それならちょうど美味しい処を知ってるんで」
小鳥「いいですね! 私、帰る準備するんで少し待ってて下さい」
P「解りました。急がなくて大丈夫ですんで」
なんか違うわ、すまん
小鳥「うぅ、まだ冷え込みますね~」
P「そうですね。もうすぐ春だと言うのに、まだ寒いですよ」
小鳥「とりあえず、早くお店に行きましょうよ!」
P「そうですね。じゃあタクシーを呼ぶんで」
小鳥「へぇ、こんな居酒屋があったんですね」
P「ええ。この前、社長に連れられて」
P「丁度、お座敷が開いてたみたいです」
小鳥「うわぁ、運が良かったんですね!」
P「こちらですよ」
小鳥「はい、プロデューサーさん!」
P「かんぱぁーい」
小鳥「かんぱぁーい。お疲れさまです、ふふっ」
小鳥「ゴクゴク、ぷはぁー! 美味しいですね!」
P「そうですね。ほら、このタコのから揚げとか、チーズのかりかりとか絶品ですよ」
小鳥「どれどれー。……お、美味しい!」
P「ま、こんなものはどこでも味に大差ないかもしれませんが」
小鳥「ふふ、そうかもですね」
P「ところで、最近はすごく忙しそうでしたが、本当に誘って大丈夫でしたか?」
小鳥「ええ。ちょうど明日はお休みだったんで!」
P「奇遇ですね、俺もオフなんですよ」
小鳥「最近はみんな、アイドルのお仕事がすごく忙しいですよね。プロデューサーさんも大変じゃないですか?」
P「ええそりゃもう。特に美希や、亜美と真美には手を焼かれます、はは」
小鳥「美希ちゃん、一気にやる気が出ましたよね! ハニー、とか言われて嬉しいんじゃ……」
P「ま、まさか! そんなことないですよ、本当に!」
小鳥「……うへへ」
P「……あ、あのぉ」
小鳥「はっ!?」
P「ど、どうしました音無さん?」
小鳥「い、いえいえ! べ、別に何もないですよ!」
小鳥「でも、美希ちゃん本当にすごいですよねぇ」
P「何がですか?」
小鳥「ファッション雑誌とか、いろんな場所で表紙を飾ってたりとか」
P「あいつは、そういう仕事がお似合いだから」
小鳥「それに、ライブでのトークなんてお客さんに受けがすごくいいです」
P「それに関してはやっぱり才能を感じます。そういうの、勉強して学んで、それでも普通は中々手に入れられない技術ですから」
小鳥「以前は才能があるのに頑張らない子でしたもんねぇ」
P「でも、やたらと俺に甘えてくるのは……あはは」
小鳥「そういうお年頃なのよね美希ちゃん、ふふ」
P「音無さんにもそういうの、ありました?」
小鳥「それはえーっと……トップシークレットです。なんてね」
P「ああ、貴音のものまねですか! でも、似てない……」
小鳥「えぇっ!?」ピヨッ!
小鳥「貴音ちゃんは、最近ドラマに出てるんでしたっけ?」
P「そうですよ」
小鳥「貴音ちゃんは、歌声もなんだか色っぽいしうらやましいなぁ」
P「でも、あのラーメン好きはどうにかしたいですね」
小鳥「いいんじゃないですか、それくらいなら」
P「いやいや。なにしろあいつ、お昼にカップラーメンを2個も食おうとしてたんですよ?」
小鳥「あー」
P「それで、貴音に『アイドルなんだからそういうのばかり食べるな。肌に出るぞ』って言ったんですよ」
小鳥「プ、プロデューサーさんって意外と厳しいというか、鬼というか……。女の子にそういうの言っちゃだめだと思います」
P「まぁ、確かにそうですよね。だってあいつ、『あ、貴方様がそうおっしゃるのであれば……。こちらは、差し上げましょう……』って涙声で言ってました」
小鳥「うわぁ、貴音ちゃん……可愛い……」
小鳥「でも、女の子に肌のことを言ったらだめですからね! そういう繊細な問題は本当に重、要、なんですから!」
P「は、はいっ。反省します」
小鳥「いいでしょう。……わぁ! なすびのぬか漬けだぁ。もぐもぐ、んー! 美味しい!」ピヨピヨ
P「どれどれ」
小鳥「だーめ! 女の子に冷たいプロデューサーさんにはあげません!」
P「そんなぁ」
小鳥「……なんてね! はい、どうぞ!」
P「ありがとうございます!」
小鳥「……」
P「……」
小鳥「ふふふ」
P「ははは」
小鳥「そうそう。その貴音ちゃんの出てるドラマをですね、響ちゃんが食い入るように見てましたよ」
P「へぇ。事務所のテレビでですか?」
小鳥「そうなんですよぉ! なんかですね『貴音……これ、本当に貴音なのか……?』とかつぶやいてました」
P「そ、そのときの貴音がどういう演技をしていたのか気になるな……」
小鳥「響ちゃん、バラエティーに引っ張り凧ですもんねぇ」
P「響はいじられやすいし、突っ込みのセンスもありますからね」
小鳥「動物といっしょに出演すると本当に可愛らしいですよねぇ」
P「ところで動物好きと沖縄出身って関係あるんですかね?」
小鳥「……」
P「……」
小鳥「わかんないですねぇ」
P「イリオモテヤマネコですかねぇ」
小鳥「そういえばプロデューサーさん。美希ちゃん、貴音ちゃん、響ちゃんで何か社長とお話ししてませんでしたか?」
P「ああ。実は、この3人でユニットを組もうかなと思ってまして」
小鳥「へぇー! どういうユニットにするつもりなんですか?」
P「俺としては、ミステリアスな貴音、才能輝く美希、躍動感溢れる響、この3人を混ぜ合わせることで何かこう、新しいモノが見えるかもと思いまして」
小鳥「なるほどぉー。それはなにか見えそうかも」
P「でもまだまだ企画段階ですので、今後どうなるか解りませんけどね」
小鳥「私はいいなぁと思いますが」
P「音無さんもそう思いますか!?」
小鳥「わぁっ!?」ピヨヨッ!
P「あ、すみません。つい興奮してしまって」
小鳥「び、びっくりしたぁ。でも、こういうときのプロデューサーさんの目ってすごく輝いてて、いいなと思いますよ」
P「あはは……」
小鳥「あ、プロデューサーさん。アルコール何かいりますか?」
P「そうですね。俺は生中で」
小鳥「私もそうします! すみませ~ん!」
小鳥「牛筋がすっごく柔らかくて美味しいーっ!」
P「こっちのたまねぎのスライスも捨て難いですよ」
小鳥「うまうま」ピィ♪
P「音無さんって本当においしそうに食べますね」
小鳥「最近は美味しいものに目がないんですよぉ。でも……体重が……」
P「……そ、そういえば今日は千早のレコーディングでした!」
小鳥「あからさまに話題を変えなくてもいいですよぉー……」
P「うっ」
P「千早、近頃はすごく楽しそうに歌えていて、変わったなぁと思いませんか」
小鳥「あっ、それ私も思いました!」
P「あのライブでの出来事は本当にあいつを変えたんだと思います」
小鳥「そうですよね。乗り越えるってすごいですね」
P「はい」
小鳥「そういえば、以前……もじぴ」
メールダヨ
小鳥「あ、すみません」メルメル
P「ええ構いませんよ」
小鳥「えーっと……<千早:あの歌のこと、プロデューサーには秘密にしていてください>」
小鳥「(千早ちゃんってエスパーっ!?)」ガタッ
P「……?」
小鳥「べ、別になにもないですよー?」
P「それならいいんですが」
小鳥「そういえば、やよいちゃんがこの前『うっうー! 今日はもやしの特売日なので早めにかえらせていただきますー!』って言ってました」
P「売れっ子になっても特売日を気にしているのかあいつは……」
小鳥「でも、それがやよいちゃんらしくっていいじゃないですか?」
P「確かにそう言われてみればそうかもしれませんね。やよいは基本的に良い子ですから」
小鳥「弟君たちも元気って言ってました」
P「あいつの家族は本当に仲良しだからなぁ。やよいの元気がそうさせてるんですかね」
小鳥「そうかもしれませんね。やよいちゃん、いっつも家族のこと大切に思ってますもんねぇ」
小鳥「あ、いま流れている曲って!」
P「おお、これは竜宮小町の曲ですね」
小鳥「律子さん、竜宮小町のプロデュースにすっごく熱入れてますもんねー」
P「確かに。そろそろ律子も休んだほうが良いと思うんですけどね」
小鳥「でも律子さんの性格だと体調管理もしっかりとしてそうですよね」
P「そうかもしれません、あはは」
小鳥「それにしても竜宮小町もすっかり有名になっちゃいましたね!」
P「最初のうちはこっちが焦るくらいでしたよ」
小鳥「そうでしたね」
P「あの頃は俺もまだまだでした」
小鳥「それに、竜宮小町のリーダー。伊織ちゃんも今じゃレギュラー番組まで持ってますもんね」
P「あいつの努力の賜物です」
小鳥「そう言えば知ってますか? 最初のライブのとき、台風の影響が出て」
P「あー。あのときですね。あのライブは本当に冷や冷やしました」
小鳥「……実は、遅刻した車の中で伊織ちゃん、泣いてたんですよぉー!」
P「ほ、本当ですか? あの伊織が……。まぁ、伊織の性格なら」
小鳥「亜美ちゃんに聞いたんですよ。やっぱ、すっごく悔しくて、情けなかったんでしょうね」
P「伊織は何も悪くないのにな。でも、そういうところがあいつの良い所でもあるのかもしれないですね」
小鳥「ツンデレですね!」
P「は、はい?」
小鳥「い、今の発言は忘れてくださいぃ……」
小鳥「それに、あずささんも最近は迷子に」
P「なってます」
小鳥「え?」
P「この前、俺が迷子になったあずささんを迎えに行きました。それも××まで」
小鳥「うえええ!?」
P「……あの方向音痴はどうにかなりませんか」
小鳥「あ、ああ、プロデューサーさんが頭を抱えちゃった」
P「迎えに行くこっちの……身にも……」
小鳥「ま、まぁまぁプロデューサーさん。落ち着いて」
P「……そうですね。せっかくのお酒が勿体ないです! 飲みましょう音無さん!」
小鳥「は、はいっ!」
P「生中追加ぁ!!」
小鳥「ひえぇー、落ち着いてプロデューサーさん」
P「と、とにかく! そうそう、ついでで思い出しましたが、亜美と真美も手を焼かされてます!」
小鳥「あ、そういえばさっきも言ってましたもんね」
P「そうなんですよ。この前なんて、事務所で過眠している間に……」
小鳥「ぷっ」
P「音無さん?」
小鳥「い、いえ……くくっ、あの……アレですよね? ぷぷっ、おでこに……お肉」
P「し、知ってたんですか!?」
小鳥「あの子たちからメールで、ふふっ」
P「あーいーつーらー!」
小鳥「でもまぁ、いつも通りでいいじゃないですか」
P「……ごくごく、ぷはぁー! 幸い、水性のペンだったんですぐに消せましたが」
小鳥「本気で嫌がることはしない、あの子たちも考えてるんですねぇ」
P「そういうところで知恵を働かせて欲しくないですねっ!」
小鳥「ふふ、いいじゃないですか」
小鳥「あ、私も生中追加でお願いしますー!」
小鳥「そうそう、ところで雪歩ちゃんと真ちゃんはどうですか? 最近は舞台の練習でしたっけ?」
P「そうなんです。確か、真が王子様で、雪歩がお姫さまって感じですね」
小鳥「へぇー。真ちゃん、何か言ってました?」
P「そうですねぇー。『またこんな役なんですかぁー!? もっと僕にも、ふりふりお姫さまーって感じの役を下さいよー!』って」
小鳥「あら、やっぱり」
P「でも、舞台稽古を見るとすごく役にはまってましたけど。むしろ、これぞほんとの役不足、って感じがするくらいでしたね」
小鳥「あー、知ってますよそれ。役不足の意味って、一般的に受け入れられているものと違うんですよねぇ」
P「あはは、そうなんです。知ってましたか」
P「それと、雪歩のほうは真よりも舞台慣れしている感じがしましたね」
小鳥「そういえば雪歩ちゃん、前から舞台の経験ありましたもんね」
P「はい。それに、相手役が真ってことで気合とかテンションが違うみたいで」
小鳥「なんだか想像できますね」
P「でもまぁ、雪歩ってライブとか舞台では本当に人が変わったと思えるくらい、何と言うか……活発的、って言ったらいいんでしょうかね?」
小鳥「そうなんですよ! 雪歩ちゃん、日頃はあんなに大人しいのに」
P「舞台には魔物が住む、と言われますが。あいつはその魔物をむしろ追い払っちゃってますよ」
小鳥「それはすごいです!」
P「あれも一つの才能かもしれないですね」
小鳥「雪歩ちゃん、本人が言うほどだめだめじゃないのになぁ」
P「いち早くそれに気付いて欲しいもんですねぇ」
P「あ、お茶漬けと熱いお茶をお願いしまぁす!」
小鳥「おお、そろそろ〆に入りますか!」
P「ええ。お互い、明日はお休みでもそろそろ休まないとしんどいでしょ?」
小鳥「そうですね、ふふ」
P「そういえば知ってますか? 春香のシングルがオリコンで初週1位になりました」
小鳥「こう言うのもなんですが、一番アイドルらしいって感じの活動をしているのが春香ちゃんですね」
P「歌が下手だったあの頃を思い出すと、オリコン1位ってすごいと思いませんか」
小鳥「それ言っちゃいますか……」
P「あ、つい。嬉しくて」
小鳥「でも、本当にすごいですよね。それだけ努力したってことなんですから」
P「ここだけの話し、あいつの歌を初めて聞いたときはどうしようかと思いましたよ……はは」
小鳥「レッスン、本当にすっごく頑張ってましたよね」
P「うんうん、本当に感慨深いものがあります」
小鳥「……私も、頑張らなきゃなぁ」
P「どうしました?」
小鳥「い、いえいえ! なんでもありません!」
P「お、お茶漬けきたきた」
小鳥「ずず……はぁ。プロデューサーさんは梅ですかぁ。ちなみに私はシャケです!」ピヨ
P「さてと、そろそろ帰りますか」
小鳥「うぅ、やっぱり外は寒いですねー……」
P「ところで音無さん」
小鳥「はい」
P「家まで送りましょうか?」
小鳥「……んー。えっと、お任せします」
P「じゃあ送りますね。こんな夜中、女性一人ってのは危ないですもんね」
小鳥「じゃあお願いしますプロデューサーさん」
P「また、いっしょにお酒を飲みましょう」
小鳥「そうですね。また事務所の子たちのお話とかしたいですよね」
P「はい。お願いします」
小鳥「ふふ、そんなかしこまらなくてもいいじゃないんですか?」
P「あ、いえ、つい」
小鳥「ところで……」
P「はい」
小鳥「……な、なんでもないですよ!」
P「なんですかそれ。何かあれば」
小鳥「いえいえ! そろそろ眠たいので、この辺りで!」
P「えーっと、はい。おやすみなさい」
小鳥「……はぁ。せっかくのチャンスだったのになぁ」
小鳥「まぁいっか。今度またいっしょにお酒飲みにいけるかもしれないもの!」
小鳥「頑張れ、頑張るのよ小鳥っ!」
お、わ、り
アイマスSSは難しいぞ、上手に書ける人は本当にすごいって思うな!!
酒のみてー!
お茶漬け食べたくなった
明日は昼から酒飲むか
Entry ⇒ 2012.04.11 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
春香「千早ちゃん、携帯忘れてるよ?」千早「私のじゃないけど?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333724048/
目の前にある古めかしい携帯は絶対千早ちゃんのだと思ったのに…
千早「ほら、私のはここに…」ヒラヒラ
確かに千早ちゃんの手にはいつもの携帯…
春香「ってこれ千早ちゃんの携帯と全く同じ!?」
千早「ほんとね…」
こんな携帯を千早ちゃん以外が使っているなんていったい
春香「誰のだろう…?」
千早ちゃんは軽く言う…軽く言うけどきっと持ち主は困ってると思う…
私だって携帯がないと困っちゃうから
春香「この事務所の人の持ち物なのはわかってるんだけど」
P「すまん!春香、千早この辺で携帯見なかったか?」
春香「プロデューサーさん?あっ…この携帯、プロデューサーさんのだったんですね」
よかった…一安心、そっか…プロデューサーさんのだったんだ
春香「良かったですね!」
千早「あの…プロデューサー?」
P「なんだ?千早」
千早「プロデューサーは何故そのような古い携帯を使ってるんですか?」
えっ!その質問、同じ携帯を使ってる千早ちゃんが聞いちゃうんだ!?
P「あぁ…そんなことか?」
千早「同感です」スッ
同型の携帯をポケットから出す千早ちゃん、なんだかいつもよりにこやかなのは気のせいだろうか?
春香「もう!プロデューサーさんも千早ちゃんもそんなんじゃ時代に取り残されちゃうよ!」
千早「大丈夫よ春香!あと十年は」
P「戦える…」
この人たちは何と戦っているのだろう…きっと私には一生分からないと思う
春香「引き留めてごめんなさい!お仕事がんばってください!」
千早「いってらっしゃい」
P「おう!春香、携帯ありがとな!いってくる」
そういうとプロデューサーさんは一心不乱に事務所から飛び出て行ってしまいました。
本当に忙しいんだ…
千早「春香?私たちも急がないとレッスンに遅れるわ」
春香「そうだった!えへへ…すっかり忘れてた」
千早「相変わらず抜けてるわね」
春香「千早ちゃん…ひどぅい」
けど私は千早ちゃんの性格は大好きだからなんの不満もないのだ
千早のアレだとキャリア本社の在庫すら無さそう
_____
千早「アーアーアーアーアー…」
春香「アアアアアー」
トレーナー「天海さん、今の場所もう一度いいかしら?」
春香「えぇ!?は、はい!」
春香「アアアアアー」
トレーナー「違います。如月さんは上手くできているようなので真似してみてください。如月さん、お手本でいいですか?」
千早「はい」
千早「アーアーアーアーアー」
さっすが千早ちゃん。トレーナーさんにも褒められてすごいなぁ…それに比べて私は…
トレーナー「天海さん!」
!!!??
春香「は、はい!?」
トレーナー「じゃあ今のところもう一度」
春香「アアアアアー」
トレーナー「天海さん…今ちゃんと聞いていましたか?」
春香「す…すみませんでした…」
最悪…私のドジ…馬鹿…はぁ…もっといろいろうまくなりたいなぁ…
トレーナー「今日はここまでにしておきましょう。天海さんは疲れているようなのでゆっくり休むように」
春香「はい…」
春香「うん?そんなことないよぉ」
そんなこと…ある!!しかも千早ちゃんにまで言われるなんてよっぽどだよぉ…
千早「そうかしら」
春香「そうそうっ…っとあれ?」ツルンッ
おっと…っとこんな何もないところで転ぶか!
千早「あっ…」
春香「よっと!」ガチャン
ん?何かが手にあたった感覚があったような?
チャポン!!!
ひぃぃッ…千早ちゃん怒ってる?なんで?
千早「…」スッ
指?あっ指先?あれって…
春香「あああっ!!」
なんと…転びそうになった私の手は見事千早ちゃんの携帯に直撃!水の張ってあった洗面台に…
春香「ち、千早ちゃんの携帯って生活防水…」
千早「そうだと思うの?」ゴゴゴゴゴ
春香「ご…ごめんなさい!!!」
______
春香「本当にごめんね…千早ちゃん」
千早「もう謝らなくてもいいわ、別に家族と事務所の番号しか入ってなかったもの」
ううう…やっぱり千早ちゃん怒ってるよ……!
春香「そうだ!千早ちゃん、明日はオフだよね?」
千早「そうね」
春香「今日はもう閉まっちゃって無理だけど明日携帯ショップ行かない?」
千早「…でも最近の携帯ってよく分からないわ…」
春香「じゃあまずは修理できるかどうか聞いてみよ!そうしよ!」
とりあえず新しい携帯でも、今の携帯の修理でもいいから行動しないと…私…
千早ちゃんの威圧感で死んでしまいます!
千早「春香がそうまでいうなら…わかったわ。明日ね」
千早「………」
春香「ほら千早ちゃん!『キター!!!』ってやらなきゃ!」
千早「………は?」
春香「ごめんなさい」
どうやら失敗のようだ…睨まれちゃった!(ペロ☆
春香「それじゃ千早ちゃん、とりあえず入r 千早「………」ウィーン
春香「まって!無視しておいていかないで!!!」
春香「良かった!空いてる」
携帯ショップって混んでるとき説明とかで何時間も待たされるから…空いててよかった
千早「あの…すみません。この携帯の修理か同型のものの取扱いってありますか?」
店員「は、はい?あっすみません…確認してまいります!少々お待ちください!」
店員さん…頑張って…私を救ってください!
春香「私のせいです!ごめんなさい!」
心を読まれた!千早ちゃんの底が知れないよぉ…
店員「お客様!お待たせいたしました」
春香「『キターーーー!!!』」
店員「!?」
千早「…」ギロッ
春香「ごめんなさい!!!」
店員「大変申し上げにくいのですが…こちらと同じ型番のものは製造終了となっておりまして…あと…一部の部品の方も…」
千早「つまり…修理も無理だということですね」
店員「申し訳ございません」
千早「いえ、いいんです。分かってましたから」
春香「オワタ\(^o^)/」
千早「春香は黙ってて!」
ごめんなさい!
店員「今なら新規会員無料の特典が適応されますので新規ご購入の方ご検討ください」
千早「はぁ…?分かりました」
春香「……」コクッコクッ
よし!機種選びとなれば現代っ子の私の出番だよ!千早ちゃん!
千早「………喋っていいわよ春香」
春香「イエス!マム!」
千早「春香?これボタンがないわ…不良品ね…」
春香「違うよ!千早ちゃん、これはね…タッチパネル!」
千早「たっちぱねる?」
春香「そう………」クドクドクドクド
春香「どう!?」
千早「私には使えないのがわかったわ」
チッ…この機械音痴めっ!
千早「………」ビシッ
春香「ヴぁいた!冗談だよ!チョップはやめて」
千早「無理」
_______
_______
春香「つぎいいいいい」
千早「無駄」
_______
_______
春香「つぎだお!」
千早「だめだお!」
_______
_______
春香「ひぎいいいいいいい」
千早「らめえええええええ」
千早「ほう…申してみよ…」
春香「らくらくフォン!!!!!!!!!!!!!」
千早「なん…だと…」
春香「アドレス帳!メール機能は通常の携帯さながら!普段よく電話する相手を登録するとワンタッチで電話をかけれる優れもの」
千早「ほぅ…」
春香「さらに!無駄な機能は一切持たず!シンプルイズベスト!コイツがアンタの相棒だ!」
千早「もらおうか」
店員「ありがとうございます」
_________
千早「………」ウィーン
春香「………」ウィーン
千早「春香?携帯買うのって疲れるのね…」
春香「そうだよ…当たり前だよ…」
こんなのわたしもはじめてだよ…レッスンより消耗してるよ…
千早「当たり前なのね…」
春香「そう…」
千早「春香…今日はありがとうね…」
春香「うん…っとそうだ!」
えへへ!いいこと思いついちゃったぁ!
千早「なに?春香」
千早「いいけど…」
春香「えい!」カチカチカチ
春香「はい!返します」
千早「何をしたの?」
春香「千早ちゃん!一番のボタン押してみて?」
千早「いいわよ?」ポチッ
春香「………」<ワタシマーメイッ
春香「来た来た!もっしもーし」ポチッ
千早「すみません間違えました」プツッ
春香「ひどいよ!」
春香「ごめんね?千早ちゃん…怒っちゃった?」
千早「馬鹿ね?春香…最初から春香を登録するつもりだったわ」
春香「千早ちゃーーーーん!」
千早ちゃんの着信音を『蒼い鳥 天海春香』に変えておいたのは黙っておこう…
千早「それじゃあまた明日」
春香「うん!また明日!」
________
千早「おはよう春香!」ギシギシギシ
春香「ヴァヴァヴァヴァヴァ…」ミリミリ
千早「謝罪は?」ギシィギシィ
春香「ごめんなさい…いいい?」ミシィ
千早「受け取らない」ゴツン
春香「ふぇぇん!」
この鬼畜ぅぅぅぅ!
春香「………」ピクッピクッ
P「おはようー」ガチャ!
千早「おはようございますプロデューサー」
春香「………」ピクッピクッ
P「………」
千早「なにか?」
P「おい春香…生きてるか?」
春香「………」ピクッピクッ
P「キスするぞぉ…」
春香「………///」
千早「それ踏んでくださいプロデューサー」
春香「あん
春香「あん!プロデューサーさんったら強引///」
千早「………チッ」
春香「………うーん!」プルプルプル
P「おい!なんで唇をこっちに向ける…?」
春香「キス…するんですよね?」
P「するか馬鹿」
なんだってー!?乙女の純情をかえせー!
春香「おはよう千早ちゃん」
千早「………チッ」
春香「手厳しいなぁ…」
P「元気そうでよかったよ…何事かと思ったよ…」
春香「おはようございます♪プロデューサーさん!お騒がせしてすみません!」
騒がせたのは千早ちゃんだけd…オフゥ!?
春香「千早ちゃん!?」
千早「ムカついただけよ?他意はないわ」
千早「わかりました」
……千早ちゃんってプロデューサーさんのいうことはやけによく聞くんだよなぁ
P「ん!いい子だ、あれ?千早、携帯替えたの?」
千早「あ…はい…壊れてしまって…」
……もしかして千早ちゃんって…プロデューサーさんのことが?いやぁありえないありえない
春香「私が落としちゃって…」
P「やっぱり春香か」
春香「やっぱりってなんですかー!」
悔しい!
P「…そうだなぁ…コイツもそろそろ休ませてやるべきか…」
春香「そうですよぉ替えましょうよぉ」ウリウリ
P「うざい!」
春香「ヴァイ!?」
P「まぁ…とにかく近いうちに替えようかな」
春香「そうしてください」
______数日後
P「春香ー!いるか?」
春香「なんですか?プロデューサーさん」
P「うわ…いたよ…ダメもと呼んだのに…」
春香「泣いてもいいんですよね…」
P「うそうそ!なんでオフのはずなのにいるのかは意味わかんないけど」
春香「プロデューサーさんに会いに来たんですよ?」
P「はいはい」
ホントなのに相手にされない…もう私はどうすれば相手にされるんだろう?
P「あぁ、前に言っただろ?携帯替えたいって」
春香「なるほど…お供します☆」
P「うざ…」
春香「(´;ω;`)」
P「すまんかった」
________
店員「いらっしゃいませ!」
春香「また来ちゃいました!」
店員「あっ!以前いらっしゃったお客様ですね!今日は彼氏さんと一緒ですか?」
春香「そうです!」
P「違います、全然違います」
春香「そんなに否定しなくても(´;ω;`)」
P「まだ…違います」ボソ
P「最近の主流は?」
春香「またそこからなんですね…OK!」
春香「この天海春香に任せてください!」
春香「今の主流はスマ(以下略」
P「以下略」
_____
春香「わーわー!」
P「ぎゃーぎゃー!」
_____
_____
春香「あうあうあー!あうあうあー!」
P「ぱしへろんだすー!ぱしへろんだすー!」
_____
_____
春香「ガッとやって チュッと吸って」
P「はあああああああああああああああああああああああん///」
_____
_____
春香「そうですね…私もなんだか良くわからない言葉しかしゃべってないような気すらします」
P「…そういえば千早が使ってるやつは…」
春香「あっ…」
P「………」
春香「………」
春香「えへっ☆」
P「まぁいい…1000歩譲って許そう」
春香「ごめんなさい」
いや…私のせいではないのだが先に謝っておくのが吉だろう
_____
P「何とか買えたな…」
春香「はい…」
P「疲れたな…」
春香「はい」
P「元気ないのか」
春香「はい」
P「キスするぞ?」
春香「はい!!!!!!!!!!!!!」
P「するかアホ」
春香「プロデューサーさんのアホー!」
_____数日後
千早「春香、レッスンいくわよ」
春香「うん!千早ちゃんってあれ?」
千早「どうしたの?」
春香「千早ちゃん、携帯忘れてるよ?」
千早「私のじゃないけど?ほら!」
春香「じゃあプロデューサーさんのか…」カパッ
P「すまん…春香!千早!この辺で携帯見なかったか?」ゼェゼェ
春香「あっこの携帯プロデューサーさんのだったんですね?」
P「良かった…事務所にあって…」ホッ
春香「プロデューサーさん?」
P「なんだ?春香?」
春香「プロデューサーさんの携帯の待ち受け!なんで私なんですか?」ニッコリ
おわり
Pさんかわいいじゃねぇか、おい。
Entry ⇒ 2012.04.10 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
美希「おにぎりの具?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333894289/
美希「ミキはおにぎりならなんでも好きなの」
伊織「なんでもって、チョコレートとかババロア入りでも良いって言うの?」
美希「でこちゃんはそういうのどう思うの?」
伊織「でこちゃん言うな!食べたくないわよ」
美希「ミキも、チョコもババロアも普通に食べたほうがいいと思うの」
伊織「そうじゃなくてぇ…」
伊織「そんなに難しい話はしてないわよ…」
美希「ミキが、765プロのみんなに、おいしいおにぎりを食べさせてあげればいいってことなんだね!」
伊織「どうしてそうなるのよ!」
☆☆☆☆☆ 後日 765プロ 給湯スペース ☆☆☆☆☆
美希「手を洗ってー…と。あのね、ミキ、おにぎりを作るの得意なんだよ!」ゴシゴシ
伊織「事務所に炊飯器持って来てまで…。あの話まだ続いてたの…?」
美希「でこちゃんが言い出したことなの」フキフキ
伊織「だからでこちゃん言うなってば!それにそんなこと言ってないわよ!好きな具を聞いただけよ!」
伊織「聞きなさいよ…」ハァ…
美希「ほかほかご飯をサンカクに握ってるだけなのに、
温かいおにぎりも冷めたおにぎりも美味しいんだよ!」
伊織「まぁ…そうかもね。コンビニのおにぎりとかも冷たいまま食べたりするし」
美希「まずはでこちゃんにミキ特製のホカホカの美味しいおにぎりを作ってあげるね!」
伊織「いや、別に私はいいわよ…」
美希「熱いご飯だから手を水で冷やしてお塩をすこし馴染ませて…この量も重要なの!」ジャリ
伊織「聞いちゃあいないわね…」
美希「おにぎりにする分のご飯をとぅっ!」パカッ
ホカホカ
美希「ちゃっちゃっちゃっと握るの!」ギュックルッギュッギュッ
伊織「手馴れてるわね」
美希「今回はすぐ食べるからふんわりと握るの。はいできた!」ホカホカ
伊織「ふむ…綺麗なおにぎりね」
美希「さ、でこちゃん!食べてみて!」ズイッ
伊織「あれ?具は?入れてないじゃない」
美希「具が無くてもおにぎりはおにぎりだよ!」
伊織「えー…?しょうがないわね」パク
伊織「…ご飯に丁度良く塩味がついてて、具がなくても…美味しい…」モグモグ
美希「ミキ的にはおにぎりは、具があっても無くてもおいしいの!」
伊織「確かに…現場とかで食べるおにぎりは
具が絶対入ってたから具が無いおにぎりは考えなかったわ…」モグモグ
美希「ケータリングは残りにくいように人気のあるメニューになりがちなの」
伊織「なるほど…」
美希「そうこう言ってる間に完食だね!」
伊織「美味しかったわ」
美希「ミキね、好きな具って言われたらいろいろ思いつくけど
おにぎりは具が無いのも、おにぎりはおにぎりだから選べないの」
伊織「それはまぁ、わかったわ」
伊織「む!具も用意してるのね…ちょっと楽しみになってきたわ!」ワクワク
ガチャ
??「ただいまー!っと、二人とも何してるの?」ヒョコ
伊織「あら真、レッスン終わったの?」
真「うん。春香と響ももうすぐ来るよ。なにそれ?炊飯器?」
美希「真クンにもおいしいおにぎり作ってあげるね!」
真「へぇー!おにぎり作ってるんだ!嬉しいなー!レッスン終わってちょうどお腹空いてたんだ!」
美希「2個分の具だけ作るのは難しいからまとめて何個か作っちゃうの」チョキチョキ
真「かつおぶし?おかかおにぎりかな。おかか美味しいよねー」
伊織「かつおぶし以外にも使うの?」
美希「うん。まずはおかかをお皿にだして少しレンジにかけるの」パタン ピッ
真「どうして?」
美希「熱が入ると香りもするし調味料の味が染み込みやすい気がするの」ガチャ
伊織「へぇー。そうなのね…」
レンジで温めたからお砂糖もちゃんと混ざってくれるの」マゼマゼ
真「おかかの匂いが…」フワ
美希「仕上げに白ごまを和えておしまいなの!」コト
伊織「ちょっと…それだけでも美味しそうじゃない…」ゴクリ
真「確かに…ふりかけにしたいかも…」
美希「確かにおいしいけど、このご飯でおにぎりにするからちょっと待っててなの」パカッ
真「その炊飯器、美希の?」
伊織「あー…うん。もうそういうことでいいわ…」
真「あはは…美希のおにぎりかー楽しみだなー」
ガチャ
??「戻りましたー!」
??「戻ったぞー!」
伊織「あら春香に響、お疲れ様」
春香「ただいまー。あれ?何してるの?」
響「おにぎりじゃないか?」
春香「へー!あ、美味しそう!」
響「レッスン終わってちょうどお腹空いてたぞ!」
美希「もうすぐできるの!最後に海苔をつけてっと…」ピリピリ
伊織「板海苔まで用意して…本当に一式持ってきてるのね…」
真「美希、握るの上手だし早いね!すごいや!」
美希「ミキ的にはおにぎりならアイドルの中じゃ誰にも負けないかなって思うの」ペタ
伊織「早く食べたいわ…」ワクワク
真「やーりぃ!いっただっきまーす!」パクッ
春香「大きさも綺麗に揃って…すごい…。いただきまーす!」パク
響「自分ももらうぞー!ハム蔵!はんぶんこだぞー!美味しそう!いただきまーす!」パク
伊織「私、さっき塩おにぎり1個食べたけど…」パクッ
真「おいしーい!ご飯の塩加減とおかかの甘さがすごくちょうどいいよ!」モグモグ
春香「ご飯の湯気で柔らかくなった海苔の歯ごたえとフワフワご飯の食感もすごくいいよ!」モグモグ
響「自分はおかかの甘さ、胡麻とご飯の相性の良さもすごくうれしいぞ!」モグモグ
食べる場所によって違う割合の味が楽しめてこれは…
ケータリングであるような派手な具じゃないけど…すごく美味しい…」モグモグ
美希「ミキも食べるのー。はむっ」モグモグ
ガチャッ
??「コンビニから戻りましたー。あら?あなた達何をしてるの?」
春香「あ、小鳥さん、買い出しだったんですか?」
美希「もぐもぐ」
小鳥「はぁ…まぁいいわ。それで、その炊飯器のご飯が炊ける良い匂いで
お腹すいちゃってコンビニ行ってたのよ」
ガチャ
??「あ、小鳥さん、おかえりなさい。買い出しありがとうございますー。ってあなた達…。何それ」
美希「律子、さん、これはね、ミキがおにぎりを作って振舞ってるの。二人も食べて食べて!」
律子「あぁ、それでご飯炊いてたのね…」
小鳥「美希ちゃん、おにぎり上手なのねぇ」
真「美希のおにぎり、すごく美味しいですよ!」
伊織「正直、おにぎりとは言え、美希がこれだけ作れるとは驚きだわ…」
小鳥「私、こういう軽食にはうるさいんですよ。どれどれ…」パクッ
美希「おかかおにぎりなの。どうかな?」
律子「へー、これは意外…おいしー!温かいおにぎりって久しぶりかも…」モグモグ
小鳥「このおかか甘い…美味しい…
私が夜食に作る時はいつもお醤油多すぎちゃって失敗するのよね…」モグモグ
春香「夜食におにぎり…炭水化物ですか…」
小鳥「い、いいでしょ!美希ちゃん!あとで作り方教えて!」
美希「まかせてなの!」
美希「んー。もうさっきのでご飯使っちゃったの」パカッ
真「何合炊いたの?」
美希「ミキの炊飯器は5合までいけるから5合炊いたんだけど…」
真「それだけ炊いても結構使っちゃうんだね」
伊織「もう1回炊けばいいんじゃないの?」
美希「炊けるまでに50分くらいかかっちゃうし、お米は持ってきてないの」
春香「事務所にお米なんてないもんね…」
??「みなの衆、なにやらお米をお探しですかな?」
響「亜美に真美!帰ってたのか?」
亜美「今帰ってきたところだよー」
真美「あずさお姉ちゃんと兄ちゃんも今階段上がってきてるよー」
美希「はっ!そういえば、ハニーの分のご飯、残してなかったの…」
春香「亜美と真美は先に事務所に着いたの?今日、あずささんも同じ現場じゃなかった?」
真美「そうだよはるるん。で、タクシーで下に一緒に着いたけど
兄ちゃん達がすごく時間かかってるだけかな!」
亜美「エレベーターがまだ故障中じゃ、しょうがないけどね!」
玉子焼きもあれば最高
??「おーい!誰か開けてくれー!」
??「プロデューサーさん、もうすぐですよ!頑張ってくださいね。うふふ」
小鳥「あら?プロデューサーさん?どうしたのかしら?」
ガチャッ
P「はぁっ…!はぁっ!お、音無さん、助かります…」
真美「兄ちゃん、息を荒くして、変態さんっぽいよ」
亜美「きゃー!おまわりさーん!この人ですー!」
P「おまえら…!俺達を置いて自分たちだけ先に戻っておいて…」
あずさ「小鳥さんお疲れ様です。プロデューサーさん、助かりました~」
春香「え?プロデューサーさん、それ担いで登ってきたんですか…?」
あずさ「小鳥さん、プロデューサーさんが持ってくれてるお米
よかったら事務所のみんなで食べてもらえたらーって」
響「なんだなんだー?おー!それ、米俵じゃないか!?」
ゾロゾロ
P「待てみんな!ぞろぞろ出てこられても困る!悪いけど道あけてくれ!」
春香「それ、どうしたんですか?」
あずさ「それがね、今日は午前中からバラエティ番組の収録だったのだけれど」
真美「ほら、ブーブーエスでやってた!」
亜美「メダルを稼いで最後にダーツで商品もらえるやつ!」クールーマ!クールーマ!
真美「その番組自体は結構前に終わっちゃったけど、今日は特番で呼ばれたんだー!」
P「よいしょっと…」ドサッ
律子「そういえばプロデューサー、今日はその現場に向かってましたね」
P「あぁ、後から向かったから、着いた時は収録のほとんど後半だったけどな」フラフラ
真美「そうだよ!」
亜美「亜美も真美もゲームソフトの山盛りセットを狙ってたんだけどねー」
真美「二人で同じ物を希望すれば狙う場所も二人分に広くなるっていい作戦だと思ったのにねー」
亜美真美「二人ともコントロール良すぎてド真ん中のタワシをバケツいっぱいに2つもゲットだぜ!」ガチャン
小鳥「たわしがこんなに…事務所で使うにしても多すぎるわね…」
亜美「まーまー、ピヨちゃんそう言わずに」ガチャ
真美「これ、つまらないものですが…」ガチャ
小鳥「持って帰っていいわよ…。やめて持たせないで…」
あずさ「そうなのよー。事前アンケート書いた時、ダイエット中で炭水化物抑えてたからかしら…?
【お腹いっぱいのご飯】って希望商品に書いてたのよね、私」
P「希望通りのものを獲得したんですね。すごいじゃないですか」
伊織「んーでも、そういう賞品って後日、郵送されるんじゃないの?」
真美「いおりん、それはね!そこの番組ディレクターさんが」
亜美「『こーのお米はね!うちの実家で作ってるお米でーね!
すっごーく美味し~いから!新鮮なうちに持って帰りなさい!美味し~いから!』」
真美「って言うもんだから、あずさお姉ちゃんも喜んでおっけーしちゃって」
あずさ「貰ったはいいけど持って帰るにも重くてどうしよう
って時にプロデューサーさんがいてくれて助かりました」ペコリ
タクシーの運転手さんにはトランクに藁が少し散らばって睨まれましたけど」ハハハ
美希「あずささん!そのお米、みんなで食べてもいいかな!?」
あずさ「えぇもちろん!そういえば、みんなで何をしていたのかしら?」
美希「ミキがね!特製おにぎりを作ってみんなに振舞ってたの!」
真美「ぬわんですと!」
亜美「おにぎりソムリエとして名高いミキミキ特製のおにぎり…」
亜美真美「これは是非食べたいですな!」
響「ところが、ちょうどお米が無くなっちゃってどうしようかって話してたんだ」
真美「じゃあこのお米があればモーマンタイだね!」
あずさ「うふふ。番組ディレクターさんも美味しいお米って言ってたし、私も食べてみたいわねー」
美希「やったやったやったあ!じゃあさっそく炊くの!ミキは炊飯器洗ってるからハニーはそれ開けて!」
P「ちょっと待ってくれ、休ませてくれ…」グッタリ
美希「もー、それくらいでだらしないの」
真「じゃあぼくが開けるよ!って、これ、どこから開ければ…」キョロキョロ
ガチャバターン!
??「まずは米俵の側面を上に!米俵を立てるのです!」
P「お、おう…貴音…?」
貴音「雑誌の取材より只今戻りました。米俵の開け方でお困りのようでしたのでつい叫んでしまいました」
響「貴音は米俵の開け方、知ってるのか?」
貴音「最近はびにぃる包装が多いお米ですが、俵になっているお米は、まこと、上品な外観です」
伊織「そういうもんかしら…?」
真「とにかく立てるんだね…」ヨイショ
貴音「上に来たその縄を結び目からほどいてゆけば蓋がはずれます。私も手伝います」
真「へぇー、こうなってるんだね!」ゴソゴソ
みんなの分にたくさん炊くには時間もかかるの」
P「ガス炊飯器でもあれば電気炊飯器の半分位の時間で、結構早く炊けるんだけどな」
春香「炊飯器ってガスのもあるんですか?」
P「あぁ、業務用とか、大きな炊飯器は
ガスくらいの火力じゃないとダメだからほとんどそうだろうし、家庭用サイズのでもあるみたいだぞ」
小鳥「業務用…」
響「でもそんな都合の良い物、ここには無いから何回も炊くしかないのか?
んー…どっかで借りられないかー?」
小鳥「あ!ガス炊飯器、ありますよ!」
P「え?あるんですか?」
小鳥「といっても、貸してくれるかわかりませんけど…」
貴音「状況も把握せずにいましたが、これからご飯を炊くというお話なんでしょうか?」
響「そうだぞ。美希がおにぎり作ってくれて、おにぎり大会してたんだ」
貴音「なんと…!そのような心惹かれる催し物が行われていたとは…」
P「音無さん、ガス炊飯器、借りられそうなら、俺、頼みに行ってみますよ。みんなも食べたそうだし」
亜美「兄ちゃん一人じゃ心細いだろうし!」
P「そうだな、二人がいれば俺だけよりずっとお願いを聞いてくれそうだ。
音無さん、心当たりあるんですよね?どこですか?」
小鳥「それは、たるき亭です」
律子「おおっ!なるほど!確かにありそう!でもこの時間、使ってるんじゃないかしら…?」
小鳥「どうでしょう?従業員の人が前に2つあるような話をしてたので、
もしかしたら1つは空いてるかもしれません」
P「ふむ、とにかく聞いてきますよ!」
亜美真美「いってくるねーん!」ガチャコガチャコ
ガチャ
??「ただいま戻りました、ってみんな、なんで私をみてるの?」
響「なんだ千早かー!」
千早「『なんだ』って…何かあったの?」
春香「千早ちゃんおかえり!今、プロデューサーさん達を待ってたから
千早ちゃんがドア開けた時にプロデューサーさんかと思っちゃったんだよー」
千早「プロデューサー?話が見えないんだけど…」
伊織「たるき亭に亜美達が行ってるはずなんだけど、すれ違わなかったみたいね」
普通の炊飯器じゃ小さいから、貸してくれないかなーって頼んでみることになったの」
千早「おにぎり…?」
美希「ミキね、おにぎり得意なの!千早さんにも食べて欲しいな!」
千早「そうなの…?帰って新曲の仮歌を聞き直そうかと思ってたんだけど…」
春香「千早ちゃん、今日の晩御飯はおにぎりでいいよね!」
千早「え、と…たまには…いいかな?」
春香「じゃ、決まり!」
亜美真美「たっだいまー!」
??「ただいまですー!」
??「ただいま戻りましたー」
P「おーい!オッケーでたぞー!」
真「あ!プロデューサーほんとですか!雪歩にやよいもおかえりー!」
雪歩「なんか、おにぎり作ってるって聞いたよ…?」
やよい「あの!余ったおにぎりは持って帰ってもいいですか!?」
春香「ふふふ、多分持って帰る分くらいはあると思うよ」
小鳥「さすが、プロデューサーさんは交渉上手ですね!」
真美「うんうん!」
P「その話はあとでいいから、まずはお米を運ぶぞー。お、千早おつかれ、千早も食べていけるだろ?」
千早「あ、はい。話は聞いてます。せっかくなので…」
真美「えー聞いてよ!これから大スペクタクルな交渉活劇が始まるのに!」
亜美「2時間枠じゃ収まらないよ!これは放送枠の再編成が必要ですな!」
伊織「出てってから10分くらいしか経ってないわよ」
P「亜美と真美が持ってたタワシをあげるかわりに貸してくれることになった。
バケツはからっぽにしてきたからここにお米を入れて運ぼう。
炊く工程はお店の営業のついでにやってくれるらしい」
亜美「いおりんツッコミ厳しいよ!」
真美「兄ちゃんもそんなあっさりばらしちゃうの!?」
P「んー、どうなんだろうか…。バケツ2個あるからこれに入れられるだけでいいんじゃないか?」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
P「よし、これくらい持っていくか、炊けたら大きい保温ジャーも貸してくれるみたいだからそれに入れて持ってくるな」
真「行ってきまーす!」
貴音「私もお供いたします」
バタン
伊織「材料はまだあるの?」
美希「さっきのご飯でいろいろ食べてもらうつもりだったから種類はたくさん持ってきてたの!」ガチャ
やよい「わあー!冷蔵庫におかずになりそうなものがたっくさんですー!」
美希「重かったけどハニーに食べてもらうことを考えたらへっちゃらだったの!」フフン
伊織「あの男、まだひとつも食べてないじゃない」
美希「これからたっぷり食べてもらうの!」
やよい「ここにあるものをおにぎりの具にするんですか?」
美希「そうだよ!おかかも美味しいけど、でこちゃんの言う派手な具も美味しいから持ってきてるの」
美希「ツナ!ミキもツナマヨ好きなの、じゃあ、ツナマヨからさっそく作ろうかな!」
やよい「私も手伝いますね!」
春香「んー、こんなに手伝う人数いてもやることないかなー?」
千早「(じぃー…)」
春香「千早ちゃん、私、あっちで台本チェックしてよっかなって…、?…千早ちゃん?」トントン
千早「えっ?な、なに春香?」
春香「どしたの千早ちゃん?」
春香「え?」
千早「ううん!なんでもないの!」フルフル
春香「ふふーん♪一緒に作ってみたら?」
千早「でも…、私、邪魔しちゃうかも…」
春香「大丈夫だってっ♪みんなで作れば楽しいよ!」
千早「でも…」
春香「美希!千早ちゃんもなにか作るって!」
千早「ちょ、ちょっとはるかっ!」
春香「いいからいいから♪」
千早「もう…わ、わかったわ…」
ガチャリ
響「冷蔵庫にまだまだ材料入ってるぞ…
鮭フレークにー、たらこと明太子は別々に持ってきてるんだな…
昆布、海苔の佃煮、うぅ…これ見てるだけでお腹空いてくるさー…」グー
ハム蔵「ヂュイヂュヂュイ」グー
響「ハム蔵…食べたいからってそれはおにぎりに入れちゃダメだと思うぞ」
ハム蔵「ヂュー?」
響「いや、それもダメなんじゃないか?」
亜美「ハム蔵はどんなものを混入しようとしているというのか!」
亜美真美「謎は深まるばかり!正解はCMのあと!」ビシッ
伊織「CMってなによ…」
雪歩「じゃあ私、お茶の準備しておこうかな?」
春香「あ、そうだね!私も手伝うよ!」
雪歩「ありがとうー。お茶っ葉と急須…あ、お茶っ葉無いかも?」カラッ
春香「あららー、ホントだ…これで終わりだっけ?」ゴソゴソ
雪歩「どうだろう?」
春香「じゃあ私達、買ってきます!」
雪歩「えっと、銘柄は…」
春香「缶持っていく?無くても売ってるのでいいかも!行こっ」
雪歩「うん、一缶くらいならなんでもいいよね」
春香「いってきまーす!」
雪歩「いってきますー」
小鳥「はーい、気をつけてねー」
バタン
(春香ちゃん大丈夫?)
(えへへ、平気平気!)
小鳥「気をつけてって言ったばかりなのに…」
パカッ
美希「ツナ缶を深めのお皿に開けて、味付けには麺つゆが楽チンなの。こんくらいかな?
はい、千早さん混ぜてね」
やよい「うちでも麺つゆはよく使いますよ!
お醤油とは違う味付けになるし、手間もはぶけていいですよね!」
千早「混ぜるだけなら私でも…」マゼッマゼッ…
やよい「うっうー!マヨネーズ入れますね!」スチャ
千早「わ、わかったわ!」ビクビク
美希「構えなくても大丈夫だよ…?」
千早「え、えぇそうね…」
美希「マヨネーズの分量は多すぎないほうがいいかも。酸っぱくなっちゃうし」
やよい「はーい!じゃあ様子見ながら少しずつー」ウニュー
美希「おにぎりの具って調理せずにそのまま使うことが多いし、調理したとしても混ぜるだけの物も多いの」
響「自分もだぞ…」
ハム蔵「ヂュイーヂュヂュー」
響「留守番してるみんなの夜ご飯分しか用意して出かけなかったから
今日は急いで帰ってもハム蔵の分はウチにはないぞー」
ハム蔵「ヂュー!」
響「そういう予定だって言ったじゃないか、それにさっきのおにぎりも半分食べたじゃないかー!」
亜美「まぁまぁお二人さん、ここは兄ちゃん達がご飯を持ってくるのを待とうじゃないかい」
真美「ホカホカのご飯でおにぎりパーティなんて滅多にありゃーせんぜぃ」
さすがにミキ一人じゃみんなの分のおにぎり作るの大変だから、みんなで作る?」
伊織「まー、そうなるわよね」
美希「じゃ、でこちゃん、これ、そっちのテーブルでお皿に開けておいてね!」
伊織「なんで私が…」
美希「開けて並べておいて、みんなで好きな具をおにぎりにすれば楽しいと思うな!」
伊織「だからぁ…はぁ…、もう、わかったわよ」
響「よーし!伊織!自分も手伝うぞ!」
あずさ「ふふふ!私もお手伝いするわね伊織ちゃん」
伊織「はいはい、じゃあ持って持って、あっち行くわよ」
小鳥「楽しそうですねっ」
律子「じゃあ私は出来るまで仕事進めておかないとー!スケジュール確認確認!」
小鳥「そういえば事務仕事の途中でした…。私も楽しみなので頑張って仕事しちゃいますよ!」
亜美「じゃあ亜美もご飯ができるまで素材でも集めますか」
真美「そうだね!真美もまだ出てないクエストがあるし!」
伊織「そこっ!ゲームしてないで手伝いなさい!」
亜美真美「あーい」
伊織「こうして並べてみると…」
響「壮観だぞ…」
ハム蔵「ヂュー…」
伊織「どんだけ材料持ってきてるのよ…」
あずさ「ちょっとだけなら食べてもいいかしら…」
亜美「あずさお姉ちゃん、我慢しようよ」
真美「我慢した時、ご飯がさらに美味しくなるんだね」
美希「うん!これであとはご飯だけだね!」
春香「お湯もしばらくすれば沸くからお茶もばっちり!」
バターン
貴音「皆様、大変長らくお待たせいたしました!」ズズイ
P「大丈夫か?入り口通るかこれ?」ヨイショ
真「プロデューサー、一回向き変えちゃいましょう!」ドタバタ
伊織「さすが業務用ね…」
雪歩「真ちゃん、大丈夫?」
P「よし、通った、どこ置くんだー?」
美希「ハニー!こっちこっちー!」
P「よーし、真、下ろすぞ!」セーノ
真「ふー!みんなお待たせ!あ、コンセント、保温保温っと」
P「おうっ!いいぞ!」
美希「それー!」パカッ
ホカホカホカホカホカホカ…
みんな「「「おおおおー!」」」
響「おにぎりじゃなくて、もうこれで食べてもいいくらいだぞ…」キラキラ
雪歩「こんなに大量のご飯、見たことないよ!」キラキラ
春香「プロデューサーさん!メガネ曇ってますよ!メガネ!」
P「あぁ、なんも見えん!」マッシロ
亜美「テンション、超あがりますなー!」
小鳥「うーん!良い匂い!」
貴音「たるき亭で、焼き鳥もお土産に頂きました。こちらも具に使ってみてはいかがでしょうか?」
真美「さっすがお姫ちん!抜かり無いですな!」
亜美「それじゃ、それはこっちに並べるよ!」
美希「さあ、ハニーたちも手を洗ってきて!みんなでおにぎり作るよ!
お皿もたくさんあるからじゃんじゃんおにぎりを並べるの!」
貴音「なるほど、自らの手で作るおにぎり…まこと、良き催しですね」
美希「じゃあ、みんなでおにぎり作るのー!好きな具を入れてね!」
みんな「おー!」
美希「柔らかい具を入れるときはね、こう包むようにご飯で具をくるんで…」
小鳥「ふむふむ…!」
やよい「形がうまく出来なくて難しい時は
お椀かお茶碗を2つ用意してご飯をいれて用意したお椀2つを合わせていっぱい振ると簡単に形ができるんだよ!」
伊織「へぇー!なるほど…それはアイデアね…」
千早「そ、そう?どうかしら?」
春香「できたできた!」
千早「あ、崩れた…」
春香「あっ…」
P「おにぎりは柔らかく握っても崩れちゃうからな、結構ギューギューやっちゃっていいと思うぞ」
千早「なるほど…。もう一度!」
春香「うんうん!」
真美「じゃーん!完成!明太子とマヨネーズの合わせ技!」
亜美「おむすびころりんに出てくるおにぎりくらいネズミが亜美達のおにぎりに喜んじゃうね!」
真美「ゆきぴょんが掘った穴も真美達のおにぎりをバンバン飲み込んじゃうよね!」
雪歩「おむすびころりんのおむすびが落ちた穴は私が掘ったわけじゃ…」
真「おおっ…お皿たくさん用意したのにどんどんおにぎりが並んでいく…」
響「すごいぞハム蔵!ラップに包んだご飯をこんなに綺麗な形にできるハムスターは他にいないぞ!」
ハム蔵「ヂュウッ!」ドヤァ…
あずさ「うふふ…確かにそうね~!それにしても、おにぎりの具、たくさんあって迷っちゃいますね」
律子「あずささん、鮭フレークとかどうですか?」
あずさ「あら、それも美味しそうですね!」
ワイワイガヤガヤ
P「綺麗に使ったなー。保温ジャーからっぽだぞ」パカッ
美希「でもこれだけあればお腹いっぱい食べられるの!」
春香「みんな、いろんな大きさしてて食べるの楽しみ!」
響「早く食べたいぞー!」
美希「そうだね!じゃあ、みんなで、好きなの食べるのー!」
みんな「「「いっただっきまーす!」」」
響「お、これは昆布だぞ!歯ごたえもよくて美味しいなー!」モグモグ
雪歩「私もだ!んー!甘い味付けでおいしー!」モグ
小鳥「焼き鳥が具に…こんなお夜食がうちでも作れたら私、カロリーとか…考えるのも恐ろしいわ…!」
千早「自分で作ったおにぎり…!」モグ
春香「どう?千早ちゃん?」
千早「春香!」キリッ
春香「ど、どうしたの…?」タジッ…
千早「美味しい…!」ウルウル
春香「うふふ!そっか!よかったね千早ちゃん!」
あずさ「うふふ…あら、これはキムチね。辛いものってダイエットに効果あるのよねー。うふふ」
真「ツナマヨおにぎりもおいしい!」モグモグ
やよい「うっうー!これは海苔の佃煮が具でした!とってもおいしーですー!」モグモグ
貴音「これは、芽かぶですね…。美味です…。いくつでも食べられます」
P「オーソドックスな塩にぎり…。うまい!」モグモグモグ
亜美「こ、これは!明太マヨ!」ピシャーン!
真美「こ、これは!梅こんぶ!」ピシャーン!
亜美真美「うーまーいーぞぉぉぉぉ!!」ゴゴゴゴゴゴゴ!
伊織「たらこおにぎり…おいしー!」モグモグ
美希「でこちゃんにおにぎりの美味しさを伝えるためにやったけど」
伊織「もぐもぐ…。そういえばそうだったわね、っていやいや!そもそもそんな話じゃなかったでしょ!」
美希「みんなに喜んでもらえてよかったの!」
伊織「まぁ、それはそうね…」モグ
伊織「言われなくても食べるわよ!それとでこちゃんでこちゃん言うな!」
765プロでのおにぎりパーティはみんなが笑い、お腹いっぱいでとっても幸せになりました。
久しぶりに事務所のみんなが揃っての楽しいひととき…。
彼女たちはこれからさらに団結して活動に熱が入るのでした。
ガチャ
高木「ふふ…今夜はアイドルたち、久しぶりにみんなで楽しく過ごせたみたいじゃないか…」
高木「最近忙しかった彼女たちにこういうイベントができて…息抜きができたようでよかったよかった」
高木「ん?これは…。ははは!」
『美希ちゃんが社長にも食べてもらおうって
おにぎりをみんなで1つずつ作りました。
みんなで作ったら結構な量になっちゃいましたけど、
是非食べてくださいね。 美希ちゃん曰く、
「冷めても美味しいからおにぎりはすごいの!」だそうですよ! 音無』
高木「はっはっは!これは!豪華な夜食だ!どれさっそく…」パクッ
おしまい。
おにぎりのステマな
美希が握ったおにぎりが食べたいこの時間に猛烈に腹減った
明日おにぎり作ります
明日美希に握ってもらうわ
見事マーケティングに引っかかったわ
お詫びとして後日またお願いします
Entry ⇒ 2012.04.10 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
P「ヒマだって?」 亜美雪歩「はい」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333379690/
亜美「ヒマだね」
雪歩「そうだね」
亜美「しりとりしようよ」
雪歩「じゃあ、スコップ」
亜美「ぷ プリン体。意味わかんないけど」
雪歩「ど ドルマゲス」
亜美「違うよゆきぴょん。プリン体だから、『い』だよ」
雪歩「よかった。亜美ちゃんがボケを拾ってくれて」
亜美「さすがに、これだけ明らかなボケをされたらツッコみますって」
雪歩「えーと、ドリトス」
亜美「ボケを重ねる事で破壊力をあげる。笑いの基本ですな」
雪歩「ドリトス買ってあるよ」
亜美「ボケをそうやって活かすゆきぴょんって素敵」
亜美「あず散歩に」
雪歩「海と、お寺のある古い町を歩いたの」
亜美「それは楽しそうですな」
雪歩「私、穴掘るの得意でしょ?スタッフさんに、少し砂浜掘ってもらえない?って頼まれちゃって」
亜美「ほうほう」
雪歩「軽い気持ちで掘ったら、深さが40メートルくらいまでいっちゃって、大変だったんだ」
亜美「えーと、直径を1メートルとすると、ゆきぴょんの掘り出した砂の量は」
雪歩「亜美ちゃん」
亜美「円周率は3だから」
雪歩「ごめんなさい私は嘘つきです」
亜美「わかればよろしい」
亜美「なにが?」
雪歩「円周率」
亜美「 3 です」
亜美「・3・」
雪歩「パイ って記号で表す事もあるんだよ」
亜美「ぱい とはまた、面妖な」
雪歩「なんで四条さん?」
亜美「おぱいちん」
雪歩「亜美ちゃん、今のはアイドルとしてNGだよ」
亜美「ゆきぴょんの胸だけに収めておいてください」
雪歩「パイだけにね」
亜美「亜美よりひどいよ、今の」
雪歩「お土産買ってきてくれてありがとね」
亜美「新幹線、りっちゃんが窓側、亜美が通路側だったの」
雪歩「うんうん」
亜美「りっちゃんがね、外眺めてて」
雪歩「窓際に肘ついて?」
亜美「そのポーズで」
雪歩「絵になるね」
亜美「外眺めて何を考えてたの?って聞いたら」
亜美「過ぎていった風景と同じで、時も流れ去っていくだけなのよね って」
雪歩「詩人だね」
亜美「すぐに 727 って看板を数えだして、台無しにしてたけど」
亜美「どのようなことを」
雪歩「あんまり共感してもらえた事がないんだけど」
亜美「聞くだけ聞かせてもらいましょう」
雪歩「外の、流れてく風景にね」
亜美「マリオを走らせたりするの?」
雪歩「!」
亜美「おやおや~?まさかの正解?」
雪歩「ち…違うよ!」
亜美「んじゃ、いったい外を見ながら何を」
雪歩「忍者を走らせてるんだ」
亜美「マr」
雪歩「忍者」
雪歩「うん」
亜美「なんで動くんだろうね」
雪歩「脳が、動かしてって命令を出してるから、動くんだよね」
亜美「でもさ、なんていうか、そういうの実感できないじゃん」
雪歩「そうだね」
亜美「指を動かしてるのを見ても、自分で動かしてるのはわかってるけど」
亜美「どう動かしてるのかよくわからないというか…」
亜美「言葉でも表現できないくらい、色々ワケがわからなくなってくるんだよ」
雪歩「寝る前に考えたりしちゃダメだね」
亜美「ダメですな」
亜美「考えれば考えるほど、泥沼にはまるお題ですな」
亜美「宇宙と似たにおいを感じるよ」
雪歩「考え始めると、眠れなくなるところとか?」
亜美「うん、宇宙もヤバいですからな」
雪歩「地球と太陽の大きさの比較とか、すっごいよね!」
亜美「太陽って、あんなに大きかったんだね」
雪歩「信じられないよ、本当に」
亜美「太陽万歳!」
雪歩「太陽万歳?」
亜美「いつかあんなふうに、熱くでっかくなりたいんだよ…」
雪歩「なあにそれ?」
亜美「太陽の戦士ソラールの真似」
雪歩「よくわからないけどかわいいね」
亜美「うん」
雪歩「『夜更かしの猫惑わす』ってところの猫ポーズかわいいよね」
亜美「にゃーん!」ネコッ!
雪歩「にゃーん!」ネコッ!
亜美「歌ってさしあげましょう」
雪歩「え、歌ってくれるの!本物だぁ!」
亜美「やっぱり、亜美は自分を安売りしたくないから歌わない」
雪歩「コースモースコスモス」
亜美「あっ」
雪歩「トービダーシテユークー」
亜美「わかったよ!歌うよ!歌うから自分の安売りはやめてよ!」
雪歩(亜美ちゃんやさしいなあ)
雪歩「ふふっ。亜美ちゃんのソロコンサート、タダ見しちゃった」
亜美「本当ならお金取りたいところだけどね!」
雪歩「にゃーん!」ネコッ!
亜美「にゃーん!」ネコッ!
雪歩「んふふ」
亜美「くっ、うまく乗せられている気がする」
雪歩「女は天下のまわりものだからね」
雪歩「あっ」チョイチョイ
亜美「ん?」
雪歩(あのお客さん、お金払っていませんよ)
亜美(お!これは料金を請求せねば!)テケテケー
ピヨー!!
亜美「なにを?」
雪歩「お土産持ってきたんだ」
亜美「気が利きますな」
雪歩「はい、これだよ」
亜美「…これ、オレンジ?甘夏?」
雪歩「デコポンっていうんだよ」
亜美「え?」
雪歩「デコポン」
亜美「いおりん?」
雪歩「きっと怒るよ、伊織ちゃん」
雪歩「ね?すごく甘いんだよ」
亜美「ヘンテコな名前と形なのに、なかなかどうして、侮れんのう」
雪歩「一度食べたら、忘れないよね」
亜美「うん。インパクトあるね、でこぴょん」
雪歩「たくさんあるから、事務所に置いておくよ」
亜美「せっかくだから、亜美がポップ作ってみる」
~~~~~
そこのあんた!騙されたと思って食べてみなさいよ!
え、何ですって?あたしの言う事が信用できない…ってどういう事!
おいしくなかった時はどうしてくれるなんてよく言えるわね!どの口が言ってんの!?
あーもう、わかったわよ!信じてくれないなら、それでいいわよ!
せっかく、あんたのためにおいしく育ったのに
別に何も言ってないわよ!え、聞こえた?嘘っ/// とにかく!今のは忘れなさい!
雪歩「きっと怒るよ、伊織ちゃん」
亜美「ちょっと長すぎたかな」
雪歩「うん」
亜美「すごろくやろうよ」
雪歩「ふたりじゃ面白くないよ、きっと」
亜美「ピヨちゃんもいるよ?」
雪歩「お仕事中だし、邪魔しちゃいけないよう」
雪歩「ほら、いまはすっごく忙しいみたいだし」
亜美「そうかな?」
雪歩「よく見たら忙しそうでもないね」
亜美「ひとりじゃんけんしてるよ」
雪歩「常に左手が負けるようにしてるね」
亜美「あ、左が勝った」
雪歩「自転車、しばらく乗ってないなあ」
亜美「久しぶりだけど、当たり前のように乗れるんだね」
雪歩「体で一度覚えた事って、なかなか忘れないみたいだよ」
亜美「買い物に使ったんだけど、あっという間にお店に着いちゃって」
雪歩「真美ちゃんは時速3キロの速さで、歩いてお店に向かいました」
亜美「ん?」
雪歩「その15分後、亜美ちゃんも同じお店に、分速200メートルの自転車で向かいました」
亜美「え」
雪歩「それに気づいた真美ちゃんは、秒速9メートルの速さで走って逃げました」
亜美「なんで逃げるのさ!おかしいよ!」
雪歩「すごく速いね」
亜美「もしかして真美、オリンピック狙えるんじゃないかな」
雪歩「アイドルでオリンピック選手って、かっこいい!」
亜美「でも、真美がオリンピックに出たら、亜美はちょっと嫉妬するかも」
雪歩「亜美ちゃん…?」
亜美「喜ばなきゃいけないんだけど、真美にできて亜美にできないのは悔しいよ」
雪歩「…」
雪歩「真美ちゃんは、秒速9メートルの速さで走って逃げました」
雪歩「亜美ちゃんはそれを止めるため、80メートルほどやりを投げました」
雪歩「こうして双子のアイドルが、オリンピック選手になりました」
亜美「やったね!」
雪歩「やったね!」
雪歩「うん」
亜美「あの時の頑張ってくれたみんなには、感謝しきれないよ」
雪歩「そんなぁ。自然相手じゃしょうがないし、みんなで頑張るいい体験だったよ」
亜美「それでね、亜美たちが来るまでの映像を見たんだけど」
雪歩「うんうん」
亜美「ゆきぴょん、いいタイミングでウインクしてたよね~」ムフフ
雪歩「あ、あれはステージで必死だったし、でも楽しかったしで、ね、そのね!」
亜美「本当に、THE アイドルって感じで」
雪歩「ふえぇ、そんな、あの時は頑張って、お客さんに楽しんでもらいたくて、それで」
亜美「あのウインクで、いったいどれだけのファンが、心を撃ち抜かれた事か…」
雪歩「もう亜美ちゃん、恥ずかしいからやめて!あ、にゃ、にゃーん!」ネコッ!
亜美「普段、そういうしぐさを見せないからこそ、あのウインクの破壊力は…」
雪歩「もうやめてよう…」
亜美「明らかに話題を変えたがっているし、乗ってあげよう」
雪歩「みんなかっこよかったよね!ほら、あの、ユキドリルとか!」
亜美「キサラギの続編とか、そういうお話来ませんかねえ」
雪歩「あっ、続編来たら、私もロボット乗ってみたいかも」
亜美「ゆきぴょんは…逃げ惑う一般人だね。防空壕作ってみんなを助ける役」
雪歩「えぇっ?せめてドジっ子オペレーターとか、話にかかわるのにしてよ」
亜美「キサラギ発進!あ!通路開いてませんでした!テヘッ とかやるの?」
雪歩「うん!それでね、実は元凄腕パイロットで、ピンチに颯爽と駆けつけるの」
雪歩「おっと、もう好きにはさせないよ…」 (お、お前、ハギワラか…!)
雪歩「久しぶりだけど、まだまだ負けないからね」 (ユキホさんってパイロットだったんですか!)
雪歩「本当のオーバーマスターっていうのを見せてあげるよ!」 (ハギワラぁ!決着つけてやる!)
亜美(お菓子取ってこよ)
亜美「おお!ゆきぴょんとランチデートだ!」
雪歩「ふふっ、楽しみだなあ」
亜美「何食べよっか?」
雪歩「んー、私はなんでもいいよ」
亜美「ダメだよゆきぴょん!!」クワッ!
亜美「男の人に、『自主性ないから簡単についてくる女』って思われるよ!」
雪歩「あああ亜美ちゃんごめ…ん?亜美ちゃん詳しいね?そういう経験あるの?」ニヤニヤ
亜美「ちちち違うよ!そんな事ないよ!」
雪歩「そうなんだ~亜美ちゃんはオトナだな~すごいな~」ニヤニヤ
亜美「…ピヨちゃんから聞いたんだよ」
雪歩「え?」
亜美「ピヨちゃんが言ってたんだよ」
雪歩「ああ…なんかごめんね」
亜美「お、あれはお姫ちんではありませんか」
雪歩「しじょうさ」「ダメだよゆきぴょん!」
亜美「お姫ちんが並んでる列の先をよーく見てよ」
雪歩「列の先?黄色い看板のお店?ラーメン屋さんだね」
亜美「…生っすかで、お姫ちんと一緒にあの店に行ったんだよ」
亜美「あの店は『ヤバい』んだ…。お姫ちんは普通に食べてたけど」
雪歩「味が合わないって事?」
亜美「んーん、味は大丈夫なんだけど、量がね、ホントに常識ハズレなの」
雪歩「四条さんだから、食べられる量って事かぁ」
亜美「うん。亜美たちが行ったらきっと、全部食べきらないと思うよ」
雪歩「そこまで言われちゃうと怖いなあ…。じゃあ別のお店にしよっか」
亜美「うん」
雪歩「本当だ。これからお昼みたいだね」
亜美「イタリアン!これは偶然を装ってゴチになるしか」「ダメだよ!」
雪歩「ほら、あの真ちゃんの嬉しそうな顔を見て!」
雪歩「きっと、午前中のお仕事で頑張ったところをほめられて」
雪歩「『頑張ってる真に、うまいお昼ご飯ご馳走するぞ!』」
雪歩「『本当ですかプロデューサー!やーりぃ!プロデューサーの選んでくれるお店なら、何でもいいですよ!』」
雪歩「『そうか。じゃあ、俺が知ってるとっておきの店に行くか!誰かと一緒なんて初めてだけどな』」
雪歩「『えっ、い、いいんですか、初めて連れて行くのがボクなんかで…』」
雪歩「『真?なに言ってるんだ?いいに決まってるじゃないか』」
雪歩「『えっと、その、ありがとうございますっ!』」
雪歩「『んふふー、どんなお店かなー楽しみだなー』」
亜美「はいはい、じゃああっちのお店に行きますよ」
亜美「うん、これはいいお店を見つけた気がするよ!」
雪歩「じゃあ、事務所に戻ろっか」
~事務所~
亜美「あ」
雪歩「小鳥さん寝てるね」
亜美「きっとひとりじゃんけんが脳に負担をかけたんだ」
雪歩「ブランケットかけてあげよう」
亜美「ゆきぴょんは本当に天使さまだねー」
雪歩「んー、でも小鳥さんも色々大変みたいだし、しょうがないよ」
亜美「そっか、亜美たちも今日は遊んでるしね」
雪歩「うん!私たち 今日は だけどね!」
prrrrr
亜美「! ででで、電話だよゆきぴょん電話!」
雪歩「あわわわ、どうしよう電話だよ!」
亜美「ゆきぴょん出て!」
雪歩「亜美ちゃん出てよう!」
亜美「じゃ、じゃんけんだ!」
雪歩「負けないよ!」
亜美「じゃーんけーん」
雪歩「ぽん!」
亜美「あーいこーで」
雪歩「しょ!」
亜美「しょ!」
雪歩「しょ!」
亜美「しょ!」
小鳥「はい、765プロでございます」
亜美「あっ」
雪歩「あっ」
亜美「おはようピヨちゃん」
雪歩「おはようございますぅ」
小鳥「私、寝ちゃってたけど、いつもは違うのよ!いつもはちゃんと起きてるから!」
雪歩「うんうん」
亜美「わかってるよ、ピヨちゃん、そんなにあわてないで」
小鳥「本当よ!私はデキる事務員、音無小鳥なのよ!」
雪歩「みんな知ってますよ。小鳥さんがいつも頑張ってくれているの」
亜美「ピヨちゃんがいるから、亜美たちは安心して活動してるんだよ」
小鳥「雪歩ちゃん、亜美ちゃん…」
雪歩「だから、あの、よだれの跡、拭いた方がいいですよ?」
亜美「ほっぺの腕の跡は…お肌の力で消えるのを待つしかないかー」
雪歩「そうだね」
亜美「しりとりしよっか」
雪歩「午前中もやったよ?」
亜美「環境が変われば、勝負の展開も変わるものです」
雪歩「そういうものかなあ」
亜美「午前中のしりとりで出た、なんだっけ、ドリ?ドル?なんとか」
雪歩「ドリームクラブ?」
亜美「それじゃない…。なんだっけ、亜美がプリン体って言った後にゆきぴょんが返してきた」
雪歩「ドリルテンペスト?」
亜美「そんなかっこいい響きじゃない…」
雪歩「ドンファン?」
亜美「あ!『ん』だ!『ん』!ゆきぴょんの負けだ!」
雪歩「ンジャメナって街があるんだよ」
亜美「」
雪歩「アフリカのどこかだったけど、場所までは覚えてないなあ」
亜美「事務所には…さすがに世界地図は置いてないよね」
雪歩「じゃあ、お散歩もかねて本屋さんに行こうよ」
亜美「お!それはすんばらしいアイデアですぞ!」
亜美「ピヨちゃん!ちょっと亜美たちは本屋デートに行ってきます!」
雪歩「ちょっと出かけてきます~」
小鳥「行ってらっしゃーい。三分でやるアンチエイジングって本、あったら買ってきてね」
亜美「はーい」
~~~~~
雪歩「いい天気だね」
亜美「春本番も、もうすぐって感じですな~」
亜美「みんなで予定あわせてやろうYO!」
雪歩「そうだね、プロデューサーたちに相談してみようか」
亜美「あ!でもあずさお姉ちゃんにお酒飲ませると大変なんだよ…」
雪歩「ふふっ。亜美ちゃんたち捕まってたよね」
亜美「いおりんあたりに押し付けようとしたけど、うまくいかなくて」
雪歩「あずささんの腕に挟まれてる亜美ちゃんを、プロデューサーは羨ましそうに見てたっけ」
亜美「その姿をピヨちゃんに盗み撮りさせて、ゆするのが一番…」
雪歩「その目線に気づいた律子さんも、プロデューサーに文句言ってたっけ」
亜美「そうだ!これからお花見ポイントを探しにいこうYO!」
雪歩「賛成!じゃあお菓子と飲み物も買っていこっ!」
雪歩「もう少しで桜も満開だし、今度はみんなで一緒に。ね」
雪歩「何か一発芸とか、準備したほうがいいのかなー」
亜美「最近は忙しかったから、少しののんびりは許してもらえるよね」
小鳥「休むのも仕事のうちよ。だから私も、時間をうまく使って休んでいるの」
小鳥「あなたたちも、私を見習ってうまく体を休めるのよ!サボりじゃないのよ!」
雪歩「…亜美ちゃん」
亜美「そうだねゆきぴょん、ダンスの自主トレ行こっか」スタスタ イッテキマース
小鳥「えっ、ちょっと、なにいまの顔!ねえ、なにいまの残念な人を見る顔!」
小鳥「…」
小鳥「春眠暁を覚えず って言葉もあるし、ね、仕方ないわよ、眠くなるのは」
小鳥「午後から!午後から本気出すの!そのための充電よ、充電!」
小鳥「…たまにはちゃんと仕事しよっと」 おわり
ねむい
>>1
乙!
Entry ⇒ 2012.04.07 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
やよい「事務所でパンツなくなっちゃいました・・・」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333244214/
響「さっきやよいがお茶を飲んでたらやよいの足元にハム蔵がいたんだぞ。」
響「それで踏みそうになっちゃって、慌てたやよいがお茶をこぼしちゃったんだ。」
やよい「そのせいでズボンとパンツが濡れちゃって、しょうがないから事務所で干してたんですけどなくなっちゃったみたいなんです・・・。」
真美「亜美探偵!これは事件ですぞ!天才少女真美と亜美の出番だね!」
亜美「亜美達に任せてよやよいっち!亜美達がばっちし事件解決して犯人見つけちゃうかんね!」
律子「犯人って言ったてこの事務所にやよいのパンツを取るような人なんて・・・・あっ・・・」(チラッ
千早「・・・・なんですか。」
伊織「・・・・なによ。」
亜美「二人ともやよいっちにぞっこんですからなー。」
千早「そんなわけないじゃない!私は高槻さんが嫌がるようなことは絶対にしないわ!しても抱きつくくらいよ!」
伊織「私もそうよ!やよいのことはこの伊織ちゃんが1番大切にしてるんだから!」
千早「何言ってるの水瀬さん。高槻さんのことは私が1番大切にしてます。」
伊織「なによ。」
律子「まぁまぁ二人とも落ち着いて。今はやよいが困ってるんだから皆で助けてあげないといけないでしょ。そういう話は後でしなさい。」
伊織「ふんっ。」プイ
千早「それにしても大変ね。そういえば高槻さんズボンはジャージを代わりに履いてるみたいだけどその下はどうしてるの?まさかノー・・・・ジュルリ」
律子「あんた本当に盗ってないんでしょうね?」
やよい「下は撮影用の水着があったので今はそれを下に履いてますー!」
小鳥「えぇ実は今度撮影で使うから試着するために今日用意しておいてくれって響ちゃんが」
響「自分今度海で撮影があるんだぞー!とっても楽しみさー!」
千早「スタイルがいい人はいいわね。まぁ私はグラビアの仕事がしたいわけじゃないけど」
伊織「あんたはしたくてもできないんじゃない?」
千早「くっ・・・・」
やよい「二人とも喧嘩しないで下さい・・・・もっと仲良くしましょうよ・・・・」
千早「分かったわ!仲良くしましょうね!水瀬さん!」
伊織「もちろんよ!あたし達ほど仲の良い人なんていないくらいよね!」
やよい「千早さんとーっても優しいんですよー!実はこの前近所のスーパーで特売をやってたんですけど、卵がお一人様限定一つだったんですー!」
やよい「長介も友達と遊ぶ約束があって私一人しかいなかったんですー!そしたら偶然千早さんがスーパーにいて一緒に並んで買ってくれたんですー!」
春香「やよいの近所のスーパーって千早ちゃん家からかなり遠いよね?」
千早「たまたまよ!たまたま!」
春香「・・・・・」
やよい「伊織ちゃんもとーってもやさしいんですー!伊織ちゃんはこの前私に事務所で御飯を食べさせてくれたんですー!」
やよい「しかも伊織ちゃんがぜーんぶ用意してくれて食器は私が片付けるって言ったんですけど、休んでなさいって言って片付けまでしてくれたんですー!」
律子「そういえば最近事務所のスプーンとかお箸が無くなってるんだけど、伊織あんた知らないわよね?」
伊織「しっ・・・知るわけないじゃない!」(ドキドキ
伊織「それにあたしがもし、やよいのパンツを盗るにしてもちゃんとやよいに迷惑がかからないように替えのパンツを用意してから盗るわよ!」
律子「・・・・・。」
真美「あと怪しいのはやっぱ男だし兄ちゃんかな?そういえば兄ちゃんは?」
律子「プロデューサーは今営業に行ったわよ。」
亜美「いないなんてますます怪しいですなー。」
真美「これは兄ちゃんが帰ってきたら尋問ですな。んっふっふー」
春香「みんな待ってよ!プロデューサーさんがいないからって犯人扱いするのはおかしいよ!」
春香「まずはやよいがとった行動を振り返ってみよう!そしたら何か分かるかもしれないし!」
律子「それもそうね。パンツがなくなるまでの過程を教えて頂戴やよい。」
やよい「それで小鳥さんが替えの服を用意してあげるから1回洗ってきなさいってって言ってくれたんですー!」
やよい「だから私お洗濯してきて、日当たりの良いところに干しておこうと思ったんで窓際に干しておいたんですー!」
やよい「それからお昼を食べようと思って春香さんと一緒に御飯を食べに行きました!」
やよい「そして1時頃帰ってきたらなくなってたんです・・・」
亜美「なるほどー。ってことは11時から1時の間に事務所にいた人が犯人ってことだね!」
真美「亜美探偵さえてますなー!」
律子「当然でしょ!小鳥さんその時間帯に事務所に居た人分かりますか?」
小鳥「えーっとその時間帯に事務所にいたのは、
私、律子さん、美希ちゃん、千早ちゃん、伊織ちゃん、響ちゃん、
亜美ちゃん、真美ちゃん、あずささん、社長、プロデューサーさんですね」
真美「これは決定的ですなー!」
律子「それじゃあやよいに思い出してもらった意味がないでしょ!」
律子「時間を絞ったんだから次はその時間帯のみんなのアリバイを検証するわよ」
春香「すごーい!律子さん探偵みたい!」
響「できる女は違うぞ!まぁ自分も完璧だけどな!」
律子「はいはい。じゃあ確認するわよ。」
小鳥「私は電話対応をしてました。場所は私のデスクです。あとはお茶を組んだりもしてましたけど、窓際に近づいた人には気づきませんでしたね。」
律子「美希は寝てるみたいだけど、いつから寝てるか分かる人いる?」
春香「真希は私が事務所に来た時からずっと寝てたと思いますよ。時間は10時くらいです。」
律子「ありがとう。じゃあ他の皆は何をしてたの?」
千早「私はipodで歌を聴いてました。場所はソファーです。」
響「自分はハム蔵がいなくなってたから探してたぞ!給湯室にいたのを見つけたさー!本当よかったぞ!」
伊織「私は亜美とあずさと一緒に竜宮小町の話をしてたわ。」
亜美「これは本当だよー!まぁずっと話してたわけじゃないけど。」
真美「真美は暇だったからゲームしてたよー!」
律子「ありがとう。社長は部屋から出てきてないとして、じゃあプロデューサーさんが何してたか分かる人いる?」
真美「兄ちゃんは電話かけたりしてるところ見たよー!」
律子「曖昧ね。一人でいる時間が多かったってことかしら」
伊織「もしプロデューサーが犯人だったら伊織ちゃんが懲らしめてあげるわ!」
真美「それいいね!いおりーん!んじゃんじゃどうやって兄ちゃんを虐める!?」
伊織「そうね・・・・まずは普通に罵ったり叩いたりしちゃうだけじゃ逆効果だわ・・・・」
伊織「プロデューサーを罵ったところで喜ぶだけなんだからもっとキツくしないと・・・・」
亜美「でも亜美達が考えられるくらいじゃ限界があるよー!こういうのが得意そうな人に聞かないと」
伊織「あんた達以上にイタズラしてる人間がうちにいるわけないで・・・・」
伊織「春香ーちょっといい?」
春香「なに?伊織」
伊織「あんたもしムカつく奴がいたらどうやって懲らしめる?」
春香「でもそうだねーもしそういう人がいたらとりあえず無視する程度じゃダメだよね」
春香「そもそも無視っていうのは自分も相手もそれぞれが同じ環境にいないような状況になっちゃうよね?」
春香「そんなんじゃダメ。しっかりこっちが上だって理解させてやらないと」
春香「上下関係を付ける方法もいろいろあるけど分かり易いのは力で上下関係をはっきりさせることじゃないかな」
春香「伊織が誰を虐めたいのか分からないけどぬるいことしちゃダメだよ?絶対に歯向かいたくないっていうくらいに痛めつけなきゃ」
伊織「ごくりっ・・・・」
春香「まぁ今回の件でプロデューサーを懲らしめたいならとりあえず熱湯かけるあたりから始めればいいんじゃないかなぁ?」
春香「火傷とかは体に傷が残るから効果的だよ!」
腹黒い
真美「いおりんどーすんの?なんかはるるんやる気満々で給湯室にこもっちゃったよー!」
伊織「なっなにビビってるのよ!私達も行くわよ!」
亜美「亜美怖くなってきたよー!」
伊織「今更何言ってるの!もう春香についていくしかないわ!」
・・・・・・・
小鳥「プロデューサーさんの調教動画が取れそうね!準備しておかないと・・・・」
・・・・・・・
律子「みんなパンツの話はもう飽きちゃったみたいね。」
律子「でもそういうわけにもいかないわ。」
律子「アイドルのしかも下着が無くなるなんて大変なことよ。もし売られでもしたら大変だわ。」
千早「私なら高槻さんのパンツだったら言い値で買うわね。」
律子「まぁもうすぐプロデューサーが帰ってくるはずだからそしたら話を・・・」
P「ただいま戻りましたー。」
律子「あっプロデューサー!大変なんですよ!実は・・・・」
春香「律子さんちょっと待ってもらってもいいですか?」
律子「えっ?」
春香「プロデューサーさーんちょっとこっちに来てくださーい」
P「ん?どうしたんだ春香ー?」
P「何言ってるんだ春香(笑)こんなタイルの上に正座したら足が痛いだろ?」
春香「・・・・正座♪」
P「はいっ!」
春香「プロデューサーさんやよいのパンツを盗むなんてイイ度胸してますね♪」
春香「ちょっとこの事務所でのプロデューサーさんの立場を分からせてあげないといけないかなー♪」
P「やよいのパンツ?なんのことだ?俺は知らないぞ?」
春香「またまたとぼけちゃって♪伊織、亜美、真美持ってきて」
真美「本当にやるのはるるんーこれ結構どころじゃなくて熱いよ?」(ブルブル
伊織「私もちょっとやりすぎな気が・・・・」
春香「やりなさい♪」
3人「はい!」
P「ありがとうございます!!!!」
春香「!!!!!!!??」
春香「まさかこれでも快感を得るだけだっていうの・・・?」
春香「そんなこれ以上どうすれば・・・・・これ以上だと障害が残るのしか思いつかないんだけど・・・・」
真美「ねー兄ちゃんこれ嬉しいの?」
P「あー嬉しいぞ!!まさか真美達がこんなことしてくれるなんて思ってもいなかった!」
真美「じゃあ真美が足舐めてって言ったら舐めてくれる?」
P「当然じゃないか!ペロペロペロペロ」
真美「・・・・ゾクッ」
真美「・・・・靴下ごしでいいの?素足のほうが嬉しいんじゃない?」
P「嬉しいです!よろしいんですか!?」
真美「いいよー(ニヤッ)ついでに踏んであげるからズボン脱いでもいいよー?」
P「・・・・・いえ!それは遠慮しておきます!」
真美「・・・・?(ん?あれ?なんで?)」
真美「楽しいよ!亜美もやってみなって!!いおりんも!!」
亜美「兄ちゃん亜美も兄ちゃんのこと虐めてあげるね///」
伊織「(正直春香にはついていけなかったけどここからくらいなら私でもついていけるわね)」
伊織「私も虐めてあげるわ変態プロデューサー?」
・・・・・・・
小鳥「これは・・・・正直伊織ちゃんと春香ちゃんだけかと思ってたら亜美ちゃんと真美ちゃんもSに目覚めるなんて・・・」
小鳥「これは永久保存物よ!しっかり撮りなさい小鳥!」
・・・・・・・
響「律子。プロデューサーが大変だぞ。」
律子「ほっときなさい。いつものことでしょう。」
律子「春香ーそろそろプロデューサー返してもらっていい?」
春香「いいですよー!充分楽しんだんで!」
P「どうしたんだ律子?用事があったんだろ?」
律子「はぁ・・・・上半身裸で体中真っ赤にして真顔で話しかけてこないでください。」
律子「やよいのパンツが盗まれたんらしいんですけどプロデューサーさん何か知らないですか?」
P「うちの事務所にそんなことする奴いないだろー」
P「それにそんなことしたらやよいが大変じゃないか」
P「やよいに替えのパンツでもあれば別だけどな」
P「なーやよいー!」
律子「それはさっき誰かも言ってました!」
律子「ん?替えのパンツ?そういえばやよいが今履いてるのは響の水着なのよね?
律子「それで音無さんが準備したのは響に言われたから?」
律子「もしかして犯人は・・・・」
響「違うぞ!自分はそんなことしてない。」
千早「なるほど。それはありえますね。もともとやよいがお茶をこぼしたのはハム蔵のせいですし。」
千早「響なら故意的にやよいちゃんにぶっかけることができる・・・」
千早「うらやましい。私もハム蔵が欲しいわ」
やよい「えー響さんが私のパンツを盗ったんですかー?ショックですー!」
響「本当に違うぞ!そもそも水着を頼んだのだってそもそもプロデューサーが持ってくるようにって言ったからで・・・・」
律子「えっ?それ本当ですかプロデューサー?」
律子「そういえばいつもは伊織や春香にパンツ1枚で罵られたり叩かれたりしてるのに今日はズボン脱ぎませんでしたね?」
律子「今日は二人の度が過ぎてたんで1枚の布でも防護に使ったのかと思ってましたがちょっとそれ脱いでもらっていいですか?」
P「えっ?脱げなんて律子さんのえっち!」
律子「響あなたの無実のためよ!力づくでプロデューサーのズボンを脱がせなさい!」
響「えっ?自分が?」(チラッ
P「(ニヤッ)響とイチャイチャするのは久しぶりだなー!」
P「いつもは俺から無理やりだけど今日は響からしてくれるのかー!?」
響「律子!まだ自分汚れたくないぞ!」
律子「自分のためだと思って我慢しなさい!」
響「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
P「響!俺の胸に飛び込んでおいでー!!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
律子「で、なんでやよいのパンツ履いてるんですかプロデューサー?」
P「ちょっとやよいのパンツの強度が充分か確かめたくて」
P「やよいの大切な部分を守るものだし」
律子「どうして響に水着持ってくるように言ったんですか?」
P「さっきも言ったけどパンツがいきなり無くなったらやよいが大変だと思って」
律子「つまり計画的犯行なんですね。」
律子「弁解の余地はありません。」
律子「やよい。あなたのしたいように処罰しなさい。どうするかは任せるわ」
P「俺やよいが心配で・・・・・」
P「やよいの家はちょっと貧乏だからもしかしたらパンツに穴があいてたりするんじゃないかと思って」
やよい「プロデューサーさんは私のことを思ってしてくれたんですねー?」
やよい「うっうー!じゃあしょうがないですー!許してあげまーす!」
P「やよいは可愛いなぁ」
律子「なんか納得いかないですけど、やよいがそれでいいならしょうがないですね。今回は不問とします。」
千早「待って律子!私納得いかないわ!」
千早「だってそうでしょう!そういうことなら別に響さんのを使わなくったって私の水着でも良かったじゃないですか!」
千早「そうですよね!プロデューサー!?」
一同「・・・・・・」
P「あーそんなのないぞー?」
響「・・・・・・グスン」
終わり
こんなに大変だと思ってませんでした。
今度からはちゃんと準備して話練ってから書きます。
クソ文章ですが読んでくださった方ありがとうございました。
おつかれ
次回も期待
Entry ⇒ 2012.04.05 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
響「沖縄ではお姉ちゃんのことをねぇねって呼ぶんだぞ!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333035113/
響「あれ?あんまし興味ない感じ?」
貴音「そ、そういうわけではありませんが…」
響「貴音が姉ちゃんだったら"貴音ねぇね"になるんだけど…」
貴音「けど…何です?」
響「なんか言いにくいなぁ、"貴音ねぇね"って」
貴音「そう申されましても…」
響「あっ!じゃあさじゃあさ!」
貴音「今度は何です?」
響「"たかねぇね"はどうかな?」
貴音「…ほう」
貴音「わ、わたくしは別に…」
響「…」ジー
貴音「な、何なのです?」
響「ね」
貴音「」ピクッ
響「ほらー!反応してるぞ!」
貴音「き、気のせいです!」
貴音「…」プイッ
響「ね」
貴音「」ピクッ
響「ほらほらー!明らかに反応してるぞ!」
貴音「し、知りません!」
貴音「…何です?」
響「ちょっと呼ばれてみたいとか思ってる?」
貴音「な、何を面妖なことを…」
響「ねぇね」
貴音「…」プイッ
響「たかねぇね?」
貴音「」ピクッ
貴音「こ、声が大きいです!」
響「大丈夫さー。ここは自分の部屋だから」
貴音「そういう問題では…」
響「怒ったの、たかねぇね?」
貴音「…」プイッ
貴音「…」プイッ
響「たかねぇね?」
貴音「…」
響「ねぇねぇたかねぇね、ねぇたかねぇね。アハハ、なんか早口言葉みたいだぞ!」
貴音「…ふっ」
貴音「笑っていません」プイッ
響「嘘つきは泥棒の始まりだぞ」
貴音「始まりません」
響「…」
貴音「…」
響「…」
貴音「…ふふっ」
貴音「いまのはのーかんです」
響「えっ?そこは英語なの?」
貴音「…」
響「…」
貴音「…」
響「…ふふっ」
響「ぜんぜん」プイッ
貴音「嘘つきは泥棒の始まりなのですよ?」
響「始まらないぞ」
貴音「…」
響「…」
貴音「6-4-3のげっつー」ボソッ
響「…ふふっ」
響「スリップスリップ」
貴音「それは何のことなのです?」
響「へ?ボクシングだぞ」
貴音「…」
響「…」
貴音「…ふふっ」
響「…ふふっ」
貴音「…」プイッ
響「…」プイッ
響「…」
貴音「…」
響「…たかねぇね?」
貴音「…何です?」
響「呼んだだけ」
貴音「そうですか」
響「あれ?たかねぇねを認めるの?」
貴音「今のは無しです」
貴音「気のせいです」
響「たっかねぇねっ!たっかねぇねっ!」
貴音「…」
響「たかねーえねー もーししあわっせー」
貴音「…ふふっ」
貴音「…」
響「…」
貴音「おしえてひーびきー みらいはなーにいーろー」
響「えっ?それで笑わせようとしてる?」
貴音「…」
響「そういうセンスはあんまし無かったんだね…」
貴音「…失敬な」ボソッ
貴音「秘密です」
響「ふーん」
貴音「…」
響「…ふんっ」
貴音「わ、わたくしは別に」クルッ
響「わーい!たかねぇねがこっち向いたぞー」
貴音「…」プイッ
貴音「…」
響「四条さーん」
貴音「…」
響「お姫ち→ん」
貴音「…ふふっ」
貴音「や、矢印が…」プルプル
響「どう?似てたでしょ?」
貴音「ふ、双海亜美…」プルプル
響「いや、真美だぞ?」
貴音「えっ」クルッ
響「えっ」
貴音「…」プイッ
響「…」プイッ
響「どしたの?」
貴音「しゃいき」
響「えっ」
貴音「…」
響「いま噛んだ?最近って言おうとして噛んじゃった?」
貴音「も、黙秘致します」プルプル
貴音「ふ…ふふ…」プルプル
響「そして自分でツボっちゃうんだね…」
貴音「ふ…ふぅ…」プルプル
響「…」
貴音「すぅー…はぁー…すぅー…はぁー」
響「落ち着いた?」
貴音「ええ」クルッ キリッ
響「そういえばしゃいきん」
貴音「ふふぅ…」プイッ プルプル
貴音「ふ…ぅ…げほっ!」プルプル
響「むムリせずに…ひひ…笑った方が…」プルプル
貴音「ぐぇっほ!うぇっほ!…く…ふぅ…」プルプル
響「ぷ…ぷぷ…ふふ…あーはっはっ!ひぃー!あふぇっほ!」ゲラゲラ
貴音「ふふ…ふふ…ふふふ」クスクス
響「…腹筋が痛いぞ」グッタリ
貴音「響は笑いすぎです」
響「貴音はこんなときでも上品なんだね」
貴音「淑女の嗜みです」
響「たかねぇね?」
貴音「…何です?」
貴音「さすがに根負けしてしまいました」
響「へへ」
貴音「ふふ」
響「自分、お腹空いたぞ」
貴音「わたくしもです」
響「奇遇だね」
貴音「真に」
貴音「やはりここはこってりとした豚骨らぁめんを…」
響「え?そこは"響の食べたい物を"じゃないの?」
貴音「…」
響「…うん。自分も豚骨ラーメンの気分だったぞ」
貴音「奇遇ですね」スタッ
響「ホントにね。ヨイショ、っと」スタッ
響「もうすぐ3月も終わるからね」
ガチャ
バタンッ
貴音「外でもねぇねなのですか?」
響「んー。どうしよ?」
貴音「知りません」
響「じゃあ…2人のときだけにしとく」
貴音「…ふふ」
響「へへ」
貴音「本当にまだ明るい」
響「うん。もうすぐ4月だからね。桜も咲くさー」
お し ま い
カンペキに自己満足でしたすいません…
読み返してきます
今日も安眠できそうだ
Entry ⇒ 2012.04.01 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
千早「カラオケでボーカルレッスン……ですか?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333110907/
千早「はあ、まあなんでもいいですけれど」
P「しかも今日は全員でレッスンだ」
千早「全員予定が合うなんて、最近では珍しいですね」
P「皆ボチボチアイドルランクもEとかDに上がりだして、
ちょっとずつ忙しくなってるからなー」
P「というわけで、コレのために全員無理やり予定合わせた」
千早「なんでそこまで……まあなんでもいいですけれど」
P「テンション高いなー」
春香「だって、みんなで遊びに来るなんてなんだか楽しいじゃないですかあ」
P「一応レッスンだからな?」
春香「プロデューサーさんの歌、早く聞きたいな☆」
P「……部屋割りするぞ~」
講師:律子
B:千早、あずさ、真、貴音、伊織、響
講師:P
P「ああ、流石に1部屋だと全員歌えないからな」
伊織「それなら一人1部屋にすればいいじゃない」
P「……予算の問題で。あと、一応これにも狙いがあるんだぞ」
真「まあ、メンバー見れば何となく分かるような……」
美希「律子…さん、厳しいから嫌なの」
亜美、真美「兄(C)と同じ部屋がいい~」
律子「今文句言ってる人!今日はビシビシしごきますからね!」
雪歩「真ちゃーん……」
P「まあ、雪歩はもうちょっと歌の安定感が欲しい。そうするとA部屋がちょうどいいんだ」
P「美希は……こっちに入れるとグダグダになるからな……」
伊織「ちょっと!それじゃあ伊織ちゃんが余りものみたいじゃない!」
P「いや、伊織の部屋割りにも狙いはあるんだ」
響「自分、歌も完璧だぞ!いまさらプロデューサーに教わることは無いさー」
P「ほう、凄い自信だな」
あずさ「あらあら~」
やよい「うっうー、今日も元気に頑張りまーす」
P(やよいマジ天使)
律子「どうしてこっちの部屋か、大体わかってるわね?」
春香「のヮの」
雪歩「……ふえ~ん……」
美希「少なくともミキはこっちじゃないと思うな」
律子「危険な発言をするな!じゃ春香、早速、太陽のジェラシーから」
春香「ハイ!天海春香、いきまーす!!」
―そぉっともぐる、わたしマーメイッ―
真美「音程外しまくりだね☆」亜美「ズコーだね☆」美希「寝れないの」
やよい「とっても元気でしたー」雪歩「とっても個性的だね!」
律子「採点機能ONにしてあるから、よく見なさい」75.132点
春香「何だか……五角形、すごく、小さいです……」
律子「この機種は五角形で評価を示してくれるけど、気にするのは一番上の音程だけでいいわ」
春香「音程、すごく、低いです……」
春香「えーん……あ、そうだ!機械がおかしいんですよ、きっと!」
律子「じゃあ、音程を見えるようにしましょ。設定変えるわ」
律子「次、美希、適当に何か歌って」
美希「よーし、ここ早く抜けてあっちの部屋に行くの!」relations!
―よーるの、駐車場でー、あなたは、何も言わなーいまま―
真美「それに歌った音も線になって表示されますな!!」
律子「……実に説明的な会話をありがとう」
律子「この機種は採点演出表示で後ろのビデオ消せるから、音程に集中できるわ……」
律子「アンタたち、歌った音の推移をよく見てなさいよ」
やよい「うっうー、すごいですー!」亜美「やりますねえ…」
真美「これは私たちもうかうかしてられませんなあ」雪歩「すごーい!」
春香(ずーん……)
律子「聞いた感じ、機械は正常ね。ちなみに、歌った結果は、もっと詳細に分析できるわ」
律子「出だし若干音外してるわね」
美希「むー、無理やりけなさなくていいの!ミキここ卒業するの!」
律子「では、私が同じ歌を歌うわ。美希の点が上ならあっちにいっていいわよ」
―夜のショーウインドーに―
美希「嘘……」
春香「美希、ドンマイドンマイ!
持ち歌で負けたなんて気にしちゃダメ!あはははは!」
亜美真美やよい「……」
律子「どう?何か気づいたかしら」
美希「ズルなの!何か細工したの!」
律子「何もしてないわ。
むしろテクニックを封印して美希の土俵で歌ったのよ?」
途切れなくてするするーと歌ってたきがしますー」
律子「そうね。自分勝手に息継ぎしちゃダメ。
ここぞというとき思いっきり吸うのよ」
真美「あとあと、なんだか最初から丁寧に歌ってたよねー」
亜美「サビじゃなくてもしっかり歌ってたねー」
律子「亜美には普段から言ってるわね。
歌はサビだけ頑張ってもちぐはぐな印象になるわ」
律子「美希は基本的に音程は取れてるから、
ちょっと気を付ければ格段に歌の質が上がるわよ」
美希「むー。わかったの……」
雪歩「えっ?二人とも同じなんですか?」
律子「そうよ!」
―ごまえ×2―
律子「真美は後だから結構わかって来てたみたいね」
律子「こぶしを回すと、どうしても音程が乱れやすくなるわ。
正しい旋律からどうしても外れてしまう」
律子「かといって、演歌でもないのに自由自在にこぶしを回せる実力は、
今のアンタ達には無い。とりあえず封印が正解」
律子「そんなことはないわ。自由自在に使えれば、他にはない特徴になる。
でも、中途半端なこぶし回しは、ただの不安定な歌唱にしかならないわ」
やよい「えーっと、こぶしってなんですかー?
手を握り締めて歌うんですか―?」
律子「そうね。音程をしっかり取るところからね」
律子「じゃあ次やよい、行ってみましょう」キラメキラリ!
やよい「うっうー、頑張りまーす!!」
―東京特許許可局 許可却下どっちか?―
―神様!!のの様!!お願い♪―
やよい「うう……頑張りました!」
亜美(かわいい)真美(かわいい)雪歩(かわいいですぅ)美希(かわいいの)律子(かわいい)
春香「……(かわいい…けど…!)」
律子「これはプロデューサーとも意見が一致してるんだけど……」
律子「やよいはある意味完成品ね」
やよい「はわっ!」
律子「歌い方をいじると持ち味を消してしまう」
律子「でもある意味全く未完成……」
律子「あなたは、そのままの声で、きちんと音程を合わせてすべての歌を歌えるようになりなさい」
やよい「うっうー?」
律子「春香と一緒に、基礎レッスンを頑張ってやりなさいってこと」
春香「……」
やよい「うっうー、それなら分かります!頑張りましょうね!春香さん!」
雪歩「緊張しますぅ……」
律子「自分REST@RT!」
雪歩「は、激しすぎますぅ……」
―輝いたステージに立てば最高の気分を味わえる―
亜美「おお!」真美「いつものゆきぴょんじゃないみたい!」やよい「かっこいいですー!」
春香(なにこれ?イジメ?)
美希「雪歩、すごく苦しそうなの……」
律子「雪歩は、ウィスパーボイス気味に歌うからね」
春香「ウィスパー……?」
律子「歌声に息を混ぜるように、ささやくように歌うってことよ」
律子「どうしても音が小さくなってしまうし、慣れないととても疲れるわ」
律子「待ちなさい!ダメじゃないわ!」
律子「確かに難点もあるけど、利点もあるの」
律子「雪歩の消えそうな儚さ、ステージに立つと見られる堂々とした姿」
律子「雪歩の声は、この矛盾する2つを同時に表現できるの」
亜美「確かに、歌ってるゆきぴょん(E)→!!」真美「E→!!」
雪歩「///」
使い方次第で大きな財産になる」
律子「だから、何があっても、その声で歌を歌えるように、
地道な訓練が必要なの」
律子「例えば、春香の声は、訓練次第でアイドルとして頂点を狙える才能よ」
春香「……いまさらフォローしなくたっていいですよーだ……」
春香「えー?!普段そんなこと言わないのに照れちゃうなーあはは!!!」
律子(音程さえどうにかなればね)
美希(チョロいの)亜美(チョロ過ぎ)真美(はるるん……チョロい)
雪歩(私もプロデューサーに褒めてほしいですぅ)
やよい「うっうー、よくわからないですけど、春香さんすごいですー!!」
律子「じゃあもう少しレッスンするわよー」
みんな「はーい!!!」
A部屋おわり
響「みんなでカラオケなんて初めてだぞー」
P「さて」
P「こちらのカラオケ機種は最新機種だ」
P「始めから採点していくぞ」
伊織「前置きはいいから早く始めなさいよ!」
あずさ「……」
響「あ、自分からだなー」
P「いや。さっき俺から教わることは無いと言っていたな」
P「勝負だ」
響「お、なんか楽しそうだぞ!」
P「まず俺が歌う!」
―どっかのデュオの曲―
千早(…!)貴音(これは……)伊織(カッコいい……)真(凄い……)
P「さあ響、97点より上で勝ちだ」
響「わ、分かってるぞ……。も、持ち歌で行くさー!」
―私 shiny smile―
P「残念。やってない」
響「う、うぎゃー!プロデューサー上手過ぎだぞー!」
千早「確かに……意外でしたね……」
P「そうでなきゃこの面子のレッスンなんてやらないさ」
P「プロの肩書だけで勝手に歌が上手くなったりしないってことだ」
真「どういうことですか?」
貴音「どんな時でも不断に訓練を続け、より高みを目指さなくては……」
持ち歌だから、そんなことで歌は上手くならん!下手は下手だ!」
響「うう……」
P「あ、響は上手いぞ?テクニックを意識せず90点出せればかなりの実力だ」
??「へっくし」ハルルンカゼー?
P「ああ。いい機会だし、おさらいするか」
P「基本的な歌のテクニックとして、カラオケで判定してくれるのは、
ビブラート、しゃくり、フォール、こぶし」
音程が外れない程度に小刻みに上下に音を揺らすテクニック」
P「しゃくりは、
半音程度低い音から本来の音へなめらかに上げるテクニック」
P「フォールは、逆に半音上からなめらかに下げるテクニック」
P「こぶしは、本来の音から一音程度、
一瞬だけなめらかに上げてまた戻すテクニック」
P「ま、こぶしに関しては定義がいろいろだ。
亜美真美専用という気がしないでもないが」
P「みつゆりとか、ちりめんとかいろいろあってなかなか面白いぞ、
採点はされないけど」
P「他にも、抑揚、ロングトーンの美しさ、リズム感が重要だな」
響「うぎゃー、おぼえきれないぞー!!」
真「いや、そこはプロとして憶えておこうよ」
P「まああまり気にしなくていい。音程が一番重要だ」
P「じゃあ次……」
伊織(ドキッ)
P「貴音!Do-Dai!」
伊織「へ?」
千早「あまりその……四条さんのイメージでは……」
貴音「……行きます……!」
―突然告られちゃったぞ! どーしよ! (どーしろと?)―
響「あれ?」あずさ「とってもかわいいわ~」
真(いいなあ……)伊織「やるわね…」
千早「四条さん……凄い!」
P「ふむ。あまりなじみがないはずだが、よくできたな!」
P「貴音と……あと響もそうだが、何でも歌える。」
P「それこそ、イメージに合わないような歌でもな」
P「まあ、器用貧乏になってしまう可能性もあるが……」
P「大人しくて悲しげな響、元気でかわいい貴音」
P「本来のイメージにこういった要素を混ぜ込んでいければ、かなりプラスになる」
千早「……!!」
貴音「成程……そのような考え方もあるのですね……」
響「なんか照れるぞ///」
真「は、ハイ!」
P「きゅんっ!ヴァンパイアガール!」
伊織(それ、私だと思ってたのに……)
真「へへっ、ここでいい所見せて、ボクもかわいい歌歌わせて貰いますよ!」
―パッと舞って ガッとやって チュッと吸って haaaaaaaan!―
真「どうでした?!ボクも何でも歌えますよ!
もっとかわいい歌とか!!」 89.121点
P「おう。まず……」真「まず?」
P「こういう激しい曲だとどうしても音程が取りにくくなる」
P「特に、ライブではダンスもやりながらだからな」
P「言いにくいですが、あずささん。体力のほうは、
しっかり維持してくださいね」
あずさ「は、はい。頑張ります~」
P「そうダンスだ!!」
真「うわっ、びっくりした!今まであからさまに無視してたのに!」
P「真といえばダンス、ダンスと言えば激しい曲」
千早(やっぱり無視してるわね……)
P「そして真の持ち味は、ハスキーな低い声だ!」
P「そうなると、歌うのはカッコいいダンスチューン……」
真「……そうですよね、持ち味を生かさないと……」
P「ではあるが……」
真(?)
P「酒やたばこでかすれたような低さではないからな」
P「別れを歌う寂しげな歌が映えるんじゃないかな?」
P「それと、コミカルな表現も体当たりでこなす度量がある!」
交互に出したいと思ってる」
P(それに日本だと、カッコいいだけのダンスチューンって
あんまり売れないんだよね)
真「……へへっ、期待してますよ」
伊織「すすすスーパーアイドル伊織ちゃんの力を見せてあげるわ!!」
(なんでみんな点数高いのよ……何歌わせる気よ……)
P「フタリの記憶を歌ってくれ」
伊織「へ?割と普通ね……」
―何も言わずにサヨナラするよ キミと出会えてすごく嬉しかったな―
千早「やっぱりいい曲ね」貴音「真……良き歌です」
響「普段からこのくらいしおらしいといいさー」
真(それでもかわいいのがあきらめきれない)あずさ「かわいいわ~」
P「伊織、点数を気にし過ぎだ。いつもより上ずっていたぞ」
伊織「そ、そんなことないわよ~」
貴音「目が泳いでいますよ」
P「分析してみようか……。サビ以外で、
低めが低くなりきらなかったようだな……」
P「ああ、伊織は低めも甘い声で伸ばせるからな。
この癖はいい特徴だと思う」
伊織「冷静に解説されるとなんだか変な気分ね……」
伊織「まあ、こうして目で見えるといいわね」
伊織「ボイストレーンングで指摘されても、ピンとこないこともあるし」
P「ああ、そうだな。相手が機械だから、
機械的に判定してくれるし、目に見えやすい」
P「伊織はもうしばらくボーカル系のレッスンだなー」
何だボイストレーンングって
P「俺は伊織を、765プロNo.1のオールラウンダーだと思ってる」
伊織「なななな何言ってんのよいきなり///」
P「伊織は、この歌を歌えば変だ、という歌がない」
P「どんな歌でも、自分のイメージに引きこんでしまえるんだ」
P「しかも、誰かの歌声と喧嘩する声質でもない」
響「立ち直ったぞ……」あずさ「あらあら~」
P「まあそれも、きちんと歌えてこそだからな」
伊織「わかったわよ……」
P「A部屋は、ボーカルに難がある奴ら……と共に、
既にコレという特徴がある奴らが集まってる(美希以外)」
P「一方こちらは、割と完成度が高く、何でも歌える、
いろいろとチャレンジできる奴らを集めた」
P「今日この機会に、何か新たな自分を掴んでいってくれ」
P「千早」
千早「はい……」
P「魔法をかけて!何か掴むんだ!!」
千早「はい!!」
―(Cast a spell on me!)ふふっ
(Cast a special spell on me!)―
伊織「今私は何を見たの?」真「いいなあ…」あずさ「かわいいわね~」
貴音「何か別の次元を垣間見ました……」響「凄い!凄いぞ!」
P(帰ったらすぐにアレンジバージョンの企画書提出だな)
千早「……点数はあまり伸びませんでしたね……」
P「かなりアレンジしていたからな(でも93点、化け物だな)」
千早「でも……」
どういうものか、聞かせてやろう」
P「隣に……だ。俺が歌う」
あずさ(来ましたね)
―私の隣にいて 触れてほしい―
P「どう思った?」
皆「……でも……」
P「正直に言え」
伊織「う、上手いんじゃない?」響「でもなんか、こんなもんかーって感じだぞ」
真「なんだか不自然……なのかな?」貴音「正直申し上げて……それほどとは」
千早「皆の歌のほうが明らかにいい歌です」
千早「今の歌は……まるでロボット。機械的に音を揺らしているだけで、
感情の欠片もありません」
P「所詮は採点するのは機械。俺は機械を騙しただけだ」
P「お前たちが相手にするのは、何十万、何百万という人間だ」
P「機械を相手にするんじゃない。感情を伝えろ」
P「ありとあらゆる方法で、ファンの感情を揺さぶるんだ」
お前たちの実力は途方もないものになるだろう」
P「でも、聞いている人間がいる、ということを忘れるなよ」
P「では、最後だ。本当に感情豊かな歌とはどういうものか」
P「あずささん。隣に…。本気でお願いします」
あずさ「あらあら、本気で、ですね~」
千早(採点を切った……?)
―そばにいると 約束をした あなたは―――嘘つきだね……―
伊織(なんとなく気づいてたけど、アイドルの枠じゃ収まらないわよね)
P「あずささんは、アイドルのように歌ってもらう、ただそれだけのために
レッスンをしてもらってる」
P「本当はシンガーで十分いけるんだが……」
あずさ「でも私は、アイドルがしたいですから」
P「……千早」
千早「……はい!」
P「最終的には、お前には今の歌の上を行ってもらう」
P「もちろん、あずささんもね」
P「そのうえで、ありとあらゆる歌を、歌わせよう」
P「……さて、目標の話はこれくらいで……
もうちょっとやったら、向こうの連中も呼んで騒ぐか!」
社長「お?ついに歌う気になったかね?」
終わり
支援してくださった皆さん
読んで下さったみなさん、ありがとうございました
あとは適当に、アイマスいい曲スレにしちゃってくださいな
あと初代MAは名曲ぞろいだよな
ラジオで歌った曲とかカオスすぎて笑う
いや上手いんだけどさ
お姫ちんの星のかけらを探しに行こうが好き
Entry ⇒ 2012.03.31 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)