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ルイン「遊戯王OCG第一回女神の会」
カオス・ゴッデス「すまぬ、意味分からぬ」
逆転の女神「女子会みたいなものですか?」
ルイン「そうとも言うわね」
エルザェム「でも…何について議論を重ねるの?」
きまぐれの女神「帰りたーい」ファア
ルイン「黙れ黙れ下級モンスター共!ただでさえ私達はロリ成分が足りなくてイラストアド取れないのよ!」
カオス・ゴッデス「今それ関係無かろう…あと、そなたは充分人気もあろうが」
ルイン「あら、そう思う?」ドヤァ
カオス・ゴッデス(昔はこんなウザい奴ではなかったのだがな…)
カオス・ゴッデス「全部我の事ではないか!無礼にも程があるぞ破滅の女神よ!」
ルイン「あーん?あんたのデッキ作ったヒトの何人が『あぁ、開闢ソーサラーデッキね』って言われたと思ってんのよ!」
カオス・ゴッデス「むぐぐ……!コンマイが悪いのだ!確かに我らカオス一族は昔悪さもした!だが!あの召喚条件は面倒すぎる!」
逆転の女神「効果持ってるだけいいじゃないですかー」
カオス・ゴッデス「いいのであれば我の採用率はもっと上がっているわ!」
ルイン「ないないそれはない」
カオス・ゴッデス「」
カオス・ゴッデス「理想を崩すようで悪いが、奴はDQNだぞ」
ルイン「大丈夫よー、私の旦那なんて終焉の王よ?」
カオス・ゴッデス「旦那ではない、血族よ血族」
エルザェム「でもそうよねー、ルインの旦那さん、ペットの昆虫にしか興味なさそうよね」
ルイン「誰がセックスレスだオラァ!!」
カオス・ゴッデス「下品極まりないなそなた」
きまぐれの女神「ねぇねぇ、セックスってなに?」
逆転の女神「えっ…」
カオス・ゴッデス「しとらんわアホ」
ルイン「もう!さっきから話の腰を折らないでよ混沌!!」
カオス・ゴッデス「いや、そなたのツッコミ所が多すぎてだな…」
心眼の女神「ご、ごめんなさい!遅れちゃいましたぁ!!」
きまぐれの女神「あ、心眼ちゃんだー」
逆転の女神「お疲れさまです、お忙しかったのですか?」
心眼の女神「先程そこで破壊神ヴァ・サーゴさんに会ったので立ち話を…」
エルザェム「ずっと立ち話してればよかったのに」
心眼の女神「え?」
カオス・ゴッデス「此処に来るよりは有意義であった、という事よ」
逆転の女神「いい子ですねぇ、心眼さんは…」ホロリ
ルイン「私らをよいしょしたってデッキの採用率はあがらないわよー」
カオス・ゴッデス「…悲しきかなそれは事実よな」
きまぐれの女神「年増は心がすさんでるなぁ、心眼ちゃんはそんな子じゃないよーだ!」
ルイン「んなっ!なんて生意気な子!二回殴ってあげるんだから!!」
エルザェム「まぁまぁルインさん。それじゃ全員が揃ったところで始めようかしらね」
ルイン「遊戯王OCG第一回!女g」
きまぐれの女神「第一回女神の会!!」ワーパチパチ
ルイン「ちょ、私の台詞!!」
カオス・ゴッデス「知らぬな。…まさか本当に愚痴大会にするつもりではあるまい?」
ルイン「それも考えたんだけどー…やっぱり此処は現状ノリにノッてる女の子について語る?」
逆転の女神「一体誰がいるのでしょう?」
カオス・ゴッデス「筆答すべきはやはりエフェクト・ヴェーラーであろう」
ルイン「あぁ、あの貧乳ね」
カオス・ゴッデス「…………」
ルイン「こっち見んな!何よ!」
きまぐれの女神「ルイン姉さん人の事言えないよねー」
ルイン「!?」
カオス・ゴッデス「うむ、慎ましやかよ」
ルイン「や、やかましいわよ!」
ルイン「貧乳とかって話じゃないでしょ!無乳でしょ!?あれで陥没してたら目も当てられないわよ!?」
心眼の女神「そんな事言ってたら怒られますよ!他方から!!」
ルイン「女子会って…大体こんなもんじゃない」ファサッ
カオス・ゴッデス「否定はせんが妙にリアルな事を言うでない」
逆転の女神「ですが、ひたむきで真面目な気立てのよい子と聞いておりますよ」
逆転の女神「ルイン姉さんと真逆だね!」
ルイン「私は常に等身大なのよ!カマトトぶらないの!そもそも破滅の女神が気立てよかったらキモいわ!」
カオス・ゴッデス「あー、それは確かに」
逆転の女神「ご、ごめんなさいねきまぐれの女神ちゃん…」アセアセ
ルイン「でも最近メインフェイズ以外で出てくるエフェクト・ヴェーラー多くない?」
カオス・ゴッデス「うむ、そこまで万能ではない筈なのだがな」
心眼の女神「転んで出てきちゃうんですよ!可愛らしいじゃありませんか!」
ルイン「じゃ、あんたはそういう時どうするのよ」
心眼の女神「今はまだタイミングじゃないよって教えてあげて、手札に返してあげますよ」
逆転の女神「あら、優しいですねぇ」
エルザェム「そしてマインド・クラッシュね」
心眼の女神「バレましたか」
カオス・ゴッデス「外道ではないか」
エルザェム「時代は変わるのよ、残酷な話ね…」
カオス・ゴッデス「今や引っ張り凧であるからな…が、何にせよ女が活躍すると言うのに悪い気はせんがな」
逆転の女神「えぇ、全くですね」
きまぐれの女神「あと最近強いなーって女の人、誰がいるの?」
心眼の女神「そうですねー…ティアラミスさんとかは?」
カオス・ゴッデス「おぉ、マドルチェ達であるか」
ルイン「可愛い顔をして夜な夜な血の儀式を繰り返しているあの…」
カオス・ゴッデス「コラ」
ルイン「展開の為の代償に毎回マジョレーヌが血を贄として捧げるあの…」
カオス・ゴッデス「コラ!!」
エルザェム「あなたは銃の撃鉄がいつでも抱き締めてくれるわよ」
逆転の女神「酷いです瀬人様!?」
きまぐれの女神「でもどう?ティアラミスさん強くない?」
ルイン「確かにねー、ありゃ戦うと分かるわ…『あらあらうふふ』とか言いながらポンポン吹っ飛ばしていくし…ウェムコが泣いてたわよ」
カオス・ゴッデス「さすがに死ぬわけでも次元へと消すわけでもなく、ただただ振り出しに戻すのは恐るべき所業よな」
心眼の女神「娘のプディンセス様は脳筋……げふふん!勇ましいんですけどね」
ルイン(脳筋って言ったわ)
カオス・ゴッデス(今脳筋と言った)
エルザェム「おてんばな娘っ子ねぇ」
ルイン「将来有望な跡取りじゃない、触るもの皆傷付ける軍事国家とか築けるわよ」
カオス・ゴッデス「そなたはマドルチェになんぞ恨みでもあるのか」
ルイン「無いわ!けど此処でなら言うだけタダじゃない!」ドォヤァ
カオス・ゴッデス「あーそうか、そなたはアホであったな」
ルイン「誰がアホよ!愚かな埋葬で埋め立てたダークシムルグを呼び戻すだけのお仕事のくせに!」
カオス・ゴッデス「やかましいわ!強力な流れではないか!キィーッ!!」
逆転の女神「話が進みませんね…」
エルザェム「誰よあの2人を司会進行みたいな役にした奴は…」
カオス・ゴッデス「水精鱗にも女子は多いぞ」
心眼の女神「出たばかりの取れたてで」
エルザェム「しかもピチピチ」
きまぐれの女神「活きがよくて」
逆転の女神「今が旬の女の子達ですね」
ルイン「あんたらわざと言ってるでしょ?空腹感を出すために言ってるんでしょ?ん?」
カオス・ゴッデス「メガロアビスの生け作りとかあまり旨そうには思えぬぞ」
ルイン「そっちじゃないわよ!!」
カオス・ゴッデス「曰く、弱点は多いそうだがのう」
ルイン「知るか!私だってわからん殺しでもいいから一度くらい大会で入賞したいわよ!」
逆転の女神「切実ですね、ルインさん…」
ルイン「そうよ切実よ…旦那の名前ばっかり一人歩きしてるのよクソが…今は家庭内の立場と一緒で成りを潜めたけど…」
カオス・ゴッデス(段々デミスが可哀想になってきたわ)
きまぐれの女神「いいじゃーん、私達なんてもう大会出場すら不可能なレベルなんだよ?」
逆転の女神「誰も使いませんしね…」
エルザェム「ヴァリュアブル・ブックで紹介された事もあるのに…」
エルザェム「うるさいわね!いいじゃない!!」
カオス・ゴッデス「はいはい、他の話題に移るぞそなたら」
ルイン「むぐぐ…」
心眼の女神「他にはどんな方々がいたでしょうか…」
きまぐれの女神「強さとか関係ないなら、ジュノンさんとかもだよね!」
ルイン「ジュノン…」ピク
カオス・ゴッデス(む、まずいなこれは)
逆転の女神「あぁ、あの魔導書の方ですか?」
心眼の女神「あぁ!聞き及んでおります、何やらかなり新しいテーマで…かなりの豊満だとも!」
ルイン「………」
心眼の女神「はい!それはもう胸部にたわわな果実が…こう、ドンッと!」
エルザェム「あらあら」ジーッ
ルイン「うわぁあ!こっち見んな!私を見るなぁ!重要なのは感度よそう思うだろアンタも!」
カオス・ゴッデス「何処のアルター使いか。しかし確かに巨乳よな、あの娘は」
逆転の女神「しかも可愛らしいんですよ、うふふ!」
きまぐれの女神「フォルスってお姉さんも可愛いんだよ!」
エルザェム「胸は?」
きまぐれの女神「大きい!!」
心眼の女神「………」
ルイン「フォルス…フォルス…あ、フォルクスワーゲンの略?」
カオス・ゴッデス「気を落とさず現実を見よ貧乳」
ルイン「あんたに言われたくないわ!!」
カオス・ゴッデス「奴は今どこぞの鴉と仲良く終身刑を宣告されてもう我らの元には戻って来ぬわ」
ルイン「なんでよ全く!旦那と対して効果変わらないくせに情けないわね!」
カオス・ゴッデス(居なかったから知らぬのだルイン、混沌帝龍の恐ろしさを…)
エルザェム「あと…少し古いけどフォーチュンレディなんかも居たわね、あれこそまさに女の子のテーマよ」
逆転の女神「そうですね、女の子しかいませんからね」
きまぐれの女神「たまにRAI-MEIさんが居たりするわよね!」
カオス・ゴッデス「RAI-MEIか、我も時々頼りにするのう」
カオス・ゴッデス「行方不明になって、最終的には金華猫が探しに行くからのう」
きまぐれの女神「それでもまたどっか行っちゃうもんね」
逆転の女神「休みたいんですよ…そっとしといてあげましょうよ…」
エルザェム「でもファイリー辺りはライティーとコンビみたいなものじゃない、片割れがいなくなったらきっと辛いわよ?」
カオス・ゴッデス「旦那が居なくなるのが寂しい、というのと似ておるのかもしれぬな…なぁルイン」
ルイン「え?私別に寂しくはないけど」
カオス・ゴッデス「おい」
逆転の女神「若いと言えば、海外からまた若い女の子がいらっしゃいますね」
きまぐれの女神「へぇ!そうなの!?ねぇ、どんな子どんな子!?」
逆転の女神「確か名前は…デスガイドさん、だったような」
ルイン「……なんか変な名前ね」
エルザェム「ダサいわ」
心眼の女神「デスとか付ければ子供が喜ぶとでも思ったのでしょうか…」
きまぐれの女神「随分浅はかね!!」プンプン
逆転の女神「貴方達たまに満場一致で手厳しいですよね…」
カオス・ゴッデス(危ない危ない、今ちょっとカッコいいと言いそうになっていた…)
逆転の女神「こんなです」コトッ
ルイン「………」
カオス・ゴッデス「………」
きまぐれの女神「………」
エルザェム「………」
心眼の女神「………」
ルイン「可愛いじゃない」
ルイン「……私の次に」
カオス・ゴッデス「その自信は何処から来るのだ」
ルイン「胸の奥からよ!」
カオス・ゴッデス「成程、でっぱりがないから早く飛び出るのであるな」
ルイン「おい、デュエル(物理)しろよ」
ルイン「おのれぇぇえ…!出しにくい年増のくせにぃぃい……!」
きまぐれの女神「でも、新しい子って強いの?」
逆転の女神「様々な場所からお呼びがかかっているらしいですよ」
きまぐれの女神「そうなんだぁ、私達も頑張らなきゃってワケね」
エルザェム「道のりは遠そうよ」
心眼の女神「大丈夫ですよ!紫炎の影武者さんの出世をご覧ください!」
エルザェム「あぁ、あれは確かに吃驚したわ」
きまぐれの女神「ねー、下級効果無しの弱小だったのにね」
逆転の女神(この子抜きん出て口が悪いなぁ…)
カオス・ゴッデス「飽きぬのう、そなたも」
ルイン「モチのロン」グッ
逆転の女神「お疲れ様でした」
心眼の女神「ではまたー」
きまぐれの女神「じゃあの!」
エルザェム(じゃあの……?)
……………
………
…
心眼の女神「あーぁ…寄り道してたら雨が降ってきちゃった…」
心眼の女神「傘なんて持ってきてないしなぁ…」
ヴァ・サーゴ「あれ?心眼の女神さん」
心眼の女神「…ヴァ・サーゴさん!」
ヴァ・サーゴ「いやぁ、参りましたよ。さっき雨に降られちゃいましてね!あれ、心眼の女神さんは女神会終わったんで?」
心眼の女神「はい、先程…」
ヴァ・サーゴ「どうでしたか?何か実りのある話は」
心眼の女神「そんな堅苦しい集まりじゃないですからねぇ」
ヴァ・サーゴ「あ、そうでしたか!いやぁすみません、ははは……」
心眼の女神「雨、止まないですね」
ヴァ・サーゴ「…はい…」
心眼の女神「………」
心眼の女神「…あの、何処か喫茶店とか入りません?」
ヴァ・サーゴ「!?は、はい!是非お願いします!はい!」
心眼の女神「ふふ、じゃあ行きましょうか」
………
…
きまぐれの女神「ふぁあ~、なんだか退屈だったなー、しょうがないかなぁ」
ドンッ
きまぐれの女神「痛っ」
???「あぁ!す、すみません!急いでいたものですから、その、つい…!」
きまぐれの女神「あれ?貴方デスガイド?」
デスガイド「え、えぇ…そうですが、何か…」
きまぐれの女神「…………」
きまぐれの女神「♪」ピコン
デスガイド「?」
きまぐれの女神「許すか許さないかコイントスで決めよっかなぁ~、どうしよっかなぁ~」クルクル
デスガイド「ぇえ!?そんな適当な!」
きまぐれの女神「じゃあさぁ…海外の事教えてほしいな、いいでしょ?」ニヘラ
デスガイド「え、えぇー!?」
………
…
月の使者「月の女神エルザェム様、お迎えに上がりました」
エルザェム「来ていたのね」
月の使者「はい、今すぐにでも屋敷へ帰ることができます」
エルザェム「そ、ご苦労様。………ねぇ、貴方」
月の使者「はい?」
エルザェム「私の事、好きになったことある?」
月の使者「…私はただの家来です」
エルザェム「………あー…はいはい、言うと思ったわ」
エルザェム(ルインの奴のノロケばっかり聞いてるからこんな事言うのよ、そうに決まってるわ)
エルザェム「帰るわよ、月の使者」
月の使者「御意に」
………
…
逆転の女神「ふぅ……」
青眼の白龍「どうした逆転の女神!暗そうな顔して!」
逆転の女神「ブルー、いたんですか…」
青眼の白龍「おう、俺はいつでも神出鬼没だ!」
逆転の女神「そうですね、ふふ…。いえ、少し考え事を」
逆転の女神「また海馬様に使っていただくにはどうすればよいかな、と」
青眼の白龍「……おいおい、わざわざ戦場に戻りたいってのか?」
逆転の女神「はい」
青眼の白龍「酔狂な事だぜ」
逆転の女神「根拠のない話ではありませんか」
青眼の白龍「いや、ある!」
逆転の女神「…と、仰いますと?」
青眼の白龍「俺の言う事だからだ。…ハッハッハッハッハ!!」
逆転の女神「……ふ、ふふっ…あははははは…!」
……………
………
…
場所:禁止牢
コンマイ「おい」
コンマイ「貴様のような壊れモンスターに面会者だぞ」
混沌帝龍「…………」
混沌帝龍「……また、アンタか」
カオス・ゴッデス「ふ、相変わらず不機嫌そうよな」
混沌帝龍「…………」
カオス・ゴッデス「開闢の奴め、俺を出所させるなら混沌帝龍も出所させろと散々喚いたらしいのう」
カオス・ゴッデス「袋叩きの簀巻き状態で送り届けられてきたわ」
混沌帝龍「馬鹿な野郎だ」
カオス・ゴッデス「全く以て同感よ、そなたが……」
カオス・ゴッデス「戻れる筈もあるまいに」
混沌帝龍「………チッ」
カオス・ゴッデス「まぁ安心しろ、我はこうして定期的に会いに来てやるゆえ」
混沌帝龍「やめてくれ…迷惑なんだよ」
カオス・ゴッデス「………」
カオス・ゴッデス「………」
混沌帝龍「開闢の野郎もだ!『俺も出所したから次はテメェだ』とか毎回抜かしに来やがる!」
混沌帝龍「カオス・ソーサラーもだ…まだ俺に、先輩に憧れてるだなんだ……」
混沌帝龍「もうほっといてくれ!俺はアンタ等が思ってる程上等な奴じゃねぇんだよ!札付きの極悪人なんだ!」
カオス・ゴッデス「…うむ、そうだな」
混沌帝龍「だったら……!」
カオス・ゴッデス「だが、同じ混沌の中に生まれた仲間ぞ」
混沌帝龍「…………!」
カオス・ゴッデス「また来るぞ札付き、せいぜい風邪には気を付けよ」
バタン
混沌帝龍「……ません…」
混沌帝龍「すんません……ありがとう、ございます……!」ポロポロ
………
…
ルイン「たっだいまー」
デミス「おぉ、お帰りー。どうだった女神の会」
ルイン「皆変わらないわねー、いい事だけどさ」
デミス「そうかそうか」
ルイン「……あれ?デビルドーザーは?いつもソファ陣取ってるじゃん」
デミス「今日は外で寝てるぞ」
ルイン「ふーん、珍しい事もあるもんだわ」
デミス「……な、なぁルイン」
ルイン「?」
デミス「これを…その、お前に…」スッ
ルイン「………」
デミス「最近全然構ってやれなかったから…な…」
ルイン「…《黒いペンダント》?」
ルイン「あぁ、ノースウェムコとガーランドルフの」
デミス「趣味にばかり気を取られてると…嫁さんの心が離れてくぞって…で、まぁその、なんだ…うーん」
ルイン「…歯切れ悪いわねぇ、ホント」
デミス「す、すまん」
デミス「えーっと……」
ルイン「……………」
─Chu
デミス「…………」
デミス「!!?」
ルイン「こういう時は、黙ってこれでオーライなのよ馬鹿亭主」
デミス「……そ…そうか」
ルイン「待ってて、夕飯作るからさ」クルッ
デミス「待て」ガシッ
ルイン「?」
デミス「…あれだけじゃ俺は足りんぞ」
ルイン「………」カァッ
ルイン「馬鹿ね」クス
デミス「馬鹿でいい」
ルイン「うん…私も…」
そうして女神達の1日は更けていく。
終わり
ウェムコは女神じゃなく美神なので出せませんでしたファック
カオス・ゴッデスかわいいよカオス・ゴッデス
エロは各々補完してくれ!
では
Entry ⇒ 2012.09.18 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (2) | Trackbacks (0)
遊星「シンクロvsエクシーズ」
遊戯「解説の武藤遊戯です」
十代「同じく解説の遊戯十代です」
遊戯「今回は各チームのデュエリストにそれぞれ戦ってもらい」
十代「シンクロとエクシーズどっちが強いかを見せてもらうぜ!!」
遊戯「という企画になっています」
全選手入場ッッッッッ
今日も出るのかマジックコンボ
水属性は俺が育てる、神代凌牙!!
産廃といわれ俺は変わった
DPで俺はガチになる、天城カイト!!
デュエルしなくてもいいじゃないか、かわいいんだから
そんなヒロインが今日初デュエル、観月小鳥!!
今回はOCG効果でナンバーズは弱体化だが大丈夫か?
4代目主人公、九十九遊馬!!
圧倒的な火力で相手と家計に大ダメージ
元キング現ニート、ジャック・アトラス!!
歴代ヒロイン1の巨乳、でかい!
今日もだんなとSMプレイ、十六夜アキ!!
2年近くも環境上位に君臨し世界すらも取った
ガチデッキと言えばこの男、クロウ・ホーガン!!
今日も炸裂するか初手クェーサー!
3代目主人公、不動遊星!!
遊戯「僕らのデッキはエクシーズ主体だけど解説は公平にしていきます」
十代「HEROにガジェじゃヴェーラーしか入らないですもんね」
遊戯「出すのはカタスぐらいだしね」
十代「あとはスタロでスタダですね」
ATM「AIBO!ここは俺に・・・」
遊戯「君は神3体でギャラクシーデストロイヤーでもエクシーズしてなよ」マインドクラッシュ!!
ATM「AIBOOOOOOOOOOOOOOOO!!」
遊戯「変なのもいなくなったのでルールを説明します」
十代「ここでは効果はOCGにのっとっているのでNO,も普通に戦闘破壊されます」
遊戯「ただしライフはアニメと同じく尺の都合から4000として進行しています」
十代「今回は2012年9月の制限でデュエルします」
遊戯「ブリュは死んでいます」
十代「デュエルの組み合わせや順番は>>1が書いてる時サイコロで適当に決めています」
遊戯「あとは,細かい突っ込みはなしでお願いします」
十代「それではデュエルを始めましょう」
遊星「まずはジャックの出番だな」
ジャック「さっさと終わらせてやる,お前たちもとっとと準備を済ませておくんだな!」
遊星「ああ期待しているぞ」
クロウ「負けんじゃねぇぞ!」
アキ「頑張ってきてね」
ジャック「ふっ,任せておけ」
遊星「ジャック・・・」
遊星(何ターンで負けるかな?)
小鳥「いきなりわたしなの~!?」
遊馬「なんだよ,俺じゃねえのかよ」
シャーク「なんだ遊馬,早くデュエルがしたいってか?」
カイト「ふっ,こいつらしいな」
遊馬「当たり前だろ,あんなに強そうな奴らとデュエルできるんだぜ」
遊馬「デュエリストならわくわくして仕方ないってもんだろ!!」
小鳥「初心者の私にはそんな気分になれないよぉ・・・」
シャーク「まあ負けを気にせずに行って来いよ」
カイト「俺たちがいくらでも挽回してやる」
小鳥「うん!」
1戦目 ジャックvs小鳥
ジャック「貴様が俺の相手か」
小鳥「えっと・・・初心者なんですがよろしくお願いしますね」
ジャック「初心者とはいえチーム戦である以上手加減はできんぞ」
小鳥「そうですよね,それでもできる限り頑張りたいと思います」
ジャック「せめて先行ぐらいはくれてやろう,始めるぞ」
デュエッ!!
小鳥「私のターン,ドロー」
小鳥(大丈夫よ小鳥,あの時の事を思い出して)
------------------------------------------------
小鳥「私にもデュエル始められるかな?」
友達M「だったら私に任せておいて」
友達M「このストラクチャーデッキなら構築済みのデッキだから初めてのあなたでも大丈夫!」
小鳥「・・・でもルールなんてわかるかしら?」
友達M「ルールブックやスターターガイドも入っているから安心して」
小鳥「これなら私でもデュエル楽しめちゃうねっ!!」
友達M「まずはこのストラクチャーデッキを3つ買って必要なカードを3枚そろえるの」
友達M「そうすれば強い人とも十分に戦えるから」
小鳥「ストラクチャーデッキって便利なのね」
友達M「そしたらデッキの使い方を教えてあげるね,頑張って覚えようね」
小鳥「うん!!」
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小鳥(大丈夫,きっと私でも戦えるはず)
ジャック「いい顔をしているな・・・」
ジャック(しかし運が悪かったな,今のおれの手札は最高の初手だ!)
ジャック(まずは貴様がモンスターを召喚したら)
ジャック(バイスリゾネーターで一気にレッドデーモンズをシンクロする)
ジャック(さらに手札からクリエイト・リゾネーターを特殊召喚し)
ジャック(手札からバリア・リゾネーターを捨て死者蘇生で特殊召喚すれば)
ジャック(いきなりスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンをシンクロすることができる)
ジャック(初心者相手に大人げないが一気に終わらさせてもらおう)
小鳥(えっとこの手札の時は・・・)
小鳥「私は手札からヘカテリスを墓地に送って神の居城ヴァルハラを手札加えて発動します」
ジャック「いきなり上級モンスターを出してくるか!」
ジャック(だが俺のスカーレッドノヴァの攻撃力には及ぶまい)
小鳥「私はヴァルハラの効果で大天使クリスティアを特殊召喚します」
ジャック「」
十代「ジャック固まってますね」
遊戯「先行クリス来たらよほどのデッキじゃない限り固まると思うよ」
十代「そういう遊戯さんはどうなんです?」
遊戯「僕はガジェ出して強制転移で交換してもらうかなぁ~」
十代「なかなかえげつないことしますね」
遊戯「十代君はどうするんだい」
十代「ヒロビは除去多いからどかしてもう一度出される前に1Killですね」
遊戯「君こそえげつないじゃないか」
小鳥「さらに神秘の代行者アースを召喚して効果で女神の代行者ヴィーナスを手札に加えます」
ジャック「」
小鳥「えっと,カードを1枚伏せて終わりますね」
ジャック「」
小鳥「あのー?」
ジャック「ああ,俺のターンか」
ジャック(ダイジョウブダマダジョキョヒケレバナントカナルッテ)
ジャック「ドロォォォオォォ!!」
大嵐<ブラホカトオモッタカ,オレダヨ
ジャック「」
ジャック(大丈夫だ,ダークリゾネーターをセットすればいきなり死ぬことは無いはずだ・・・)
ジャック「俺はモンスターをセットしてターンエンドだ」
ジャック(ダイジョウブダイジョウブダイジョウブ・・・・・・)
小鳥「私のターンドロー」
小鳥「女神の代行者ヴィーナスを召喚しますね」
ジャック(よしこれならなんとか・・・)
小鳥「そして精神操作発動してそのモンスター借りますね」
ジャック「」
遊星「あっ,ジャック死んだ」
小鳥「じゃあみんなでジャックさんを攻撃です!」
ジャック「グワアァァァァアァァアァァアア!!!」LP4000→0
遊戯「デュエル終了,1戦目はチームZEXALの勝利です」
十代「あっけなかったですね・・・」
遊戯「先行クリスはきついけどさすがにこれはねぇ」
十代「カードも伏せないとか1Killしてくれって言ってるようなものですよね」
遊戯「だよねー」
十代(てかシンクロもエクシーズもしてなくね)
遊星「ジャック・・・」
ジャック「すまなかったと思っている」
アキ「さっさと終わらせてやる(笑)」
ジャック「」
クロウ「まあ気にすんなよ,ジャック」
ジャック「クロウ・・・」
クロウ「お前なんてはなから頭数に入れてねぇからな!」
ジャック「貴様あぁぁあぁぁあああぁあぁ!!!」
元キングは有言実行だからな
遊馬「小鳥おまえいつの間にあんな強くなっつたんだ!」
小鳥「えっと,3日前に友達に特訓してもらっただけなんだけどね」
シャーク「とりあえず思わぬ1勝で余裕ができたな,残りのお前らが1回でも勝てれば最悪でも引き分けだ」
カイト「それは俺のセリフだ,貴様らが足を引っ張らなければ勝てる」
シャーク「でかい口聞いておいて後で後悔しないようにするんだな!」
アストラル「観察結果その72,ストラクチャーデッキは強い」
ジャック「」
遊星「次は俺か、ジャックの尻拭いをしなくてはな」
アキ「遊星、がんばってね」
アキ「もし負けたら今夜はソーンウィップ50回ね//」
クロウ「」
遊星「」
遊星(この戦いは負けられない・・・)
クロウ(こいつも大変だな・・・)
遊馬「おっしゃ!俺の番だぜ!」
カイト「とっとと終わらせて来い」
シャーク「少しは成長したのか見せてもらうぜ!」
遊馬「行くぜアストラル!」
アストラル「ああ!」
小鳥「遊馬がんばってね!!」
アストラル(だがなんなんだ、この胸騒ぎは・・・)
2戦目 遊星vs遊馬
遊星「エクシーズやシンクロなんて気にしないで」
遊星「お互い気持ちのいいデュエルをしよう!」
遊馬「ああ,面白いデュエルをしようぜ!」
遊馬(遊星ってガチデッキ厨とか色々言われたりしてるらしいけど・・・)
遊馬(なんだ,遊星っていいやつじゃん!)
遊星「俺の先行,ドロー!」
遊星「最初から全力でいかせてもらうぞ!!」
十代「・・あの遊戯さん」
遊戯「・・・十代くん」
十代「遊星の全力って嫌な予感しかしないんですけど」
遊戯「十代くんもそう感じるんだね」
十代「遊馬くんのトラウマにならないといいんですけど」
遊戯「あの子はメンタルは強いから大丈夫だと思いたいね」
十代「そうだといいですけど・・・」
遊星「スティーラーキッテクイックssスティーラーss」
遊星「ジャンク・ウォリアーssジャンクタイショウスティーラーss」」
遊星「エクスプローラーnsefクイックssロードssロードefアンノウンssロードタイショウスティーラーss」
アストラル「えっ!?」
遊馬「何言ってるのかさっぱりわかんねぇ・・・」
遊戯「遊馬くん,何されているのか全く理解できていないようです」
十代「恐ろしいことをされている自覚すらなさそうですね」
遊星「フォーミュラssef1ドローロードタイショウスティーラーss」
遊星「リミットオーバー・アクセルシンクロ,シューティング・クェーサードラゴン!!」
遊馬「」
アストラル「」
遊星「俺はカードを2枚伏せてターンエンド!!」
遊星「さあ遊馬くん,全力でぶつかってくるんだ!!」
遊戯「これはひどい」
遊馬「おい!アストラル」
アストラル「ああ」
遊馬「どうすりゃあいいんだよこんな強力なモンスターを!」
アストラル「・・・」
遊馬「おい!」
アストラル「・・・これを書いているときに新しいZWさえOCG化していればッッッ」
遊馬「あきらめんなよ!」
アストラル「・・・遊馬」
遊馬「かっとびんぐを忘れたのかよ!」
遊馬「どんなに困難な事にもあきらめずに立ち向かう心」
遊馬「それを忘れたらどんなデュエルにも勝てなくなっちまうぞ!」
アストラル「・・・ああ,すまない」
遊馬「アストラル!」
アストラル「どんなデュエルも最後まであきらめない」
アストラル「君はそんなやつだったな」
アストラル「とりあえず今は逆転できる手が来るまで耐えるしかない!」
遊馬「俺は手札からガガガマジシャンを召喚!」
遊馬「そして俺は手札のカゲトカゲを特殊召喚!」
アストラル「出すモンスターエクシーズは分かっているな」
遊馬「ああ、分かってるさ!!」
遊馬「俺はレベル4のガガガマジシャンとカゲトカゲでオーバーレイ!」
遊馬「2体のモンスターでオーバレイネットワークを構築,エクシーズ召喚!!」
遊星「遊馬くんもいきなりエースを出してくるのか?」
遊馬「交響魔人マエストローク!!」
遊星「おい,ホープだせよ」
十代「ホープじゃなくてマエストロークか」
遊戯「まあ実際は効果で簡単に破壊できるホープより数段硬いからね」
十代「2回目になりますがここではホープも普通に破壊されますしね」
遊戯「ちなみに>>1は基本的にデッキにはマエストローク>アシゴ>ガンマンの順で入れてます」
十代「ガンマンは箱買いで当てたわいいけど弟が満足ループに使っただけだったそうです」
遊馬「俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」
遊星「おれはエンドフェイズにサイクロンを発動,破壊させてもらうぞ」
遊馬「うえっ!」
十代「サイク3枚だとエンドサイク多すぎて1伏せじゃフリチェでも割られるからな」
遊戯「ナイショはいいからサイクは規制してほしいよね」
遊戯「ちなみにこのSSではそのキャラが使ったカードのみでデッキ組むことにこだわってません」
十代「それだとどう考えても5D'sの圧勝になりそうで」
遊星「俺のターン,ドロー!」
遊星「俺は手札からジャンクシンクロンを召喚,墓地からフォーミュラシンクロンを特殊召喚」
遊星「さらにおれは手札からドッペルウォリアーを特殊召喚」
遊星「俺はレベル2ドッペル・ウォリアーにレベル2フォーミュラ・シンクロンをチューニング!」
遊星「シンクロ召喚!アームズエイド!」
遊星「さらに俺はレベル4アームズエイドにレベル3ジャンク・シンクロンをチューニング!」
遊星「集いし叫びが木霊の矢となり空を裂く!光さす道となれ!」
遊星「シンクロ召喚!いでよ、ジャンク・アーチャー!」
アストラル「何だと!!」
遊馬「マエストロークが!」
遊星「バトルだ!全モンスターでダイレクトアタック!」
遊馬「手札からガガガガードナーの効果発動!」
遊星「クェーサーで無効で」
遊馬「・・・」
遊馬「うわぁぁあぁあぁあぁぁ!」LP4000→0
十代「デュエル終了!勝ったのはチーム5D's!!」
遊戯「長いように見えてとてつもなく短いデュエルだね」
十代「遊星がソリティア長かっただけですしね」
遊馬「クェーサーコワイクェーサーコワイクェーサーコワイクェーサーコワイクェーサーコワイクェーサーコワイ」
小鳥「遊馬・・・」
シャーク「・・・敵はとってきてやるさ」
カイト「おれもあいつらには負けられないな」
シャーク「遊馬がこんなになるなんて恐ろしいやつらだ」
カイト「ああ,俺たちはとんでもないやつと戦っているのかもしれん」
小鳥「遊馬!いつまでもいじけてるともうデュエルメシ作ってあげないわよ!!」
遊馬「そりゃひどいぜ小鳥!!」
シャーク「」
カイト「」
アストラル「・・・やれやれ」
遊星「遊馬くんはいいデュエリストだな、これからの成長が楽しみだ」
ジャック(そんなこと言ってる割にはトラウマになるほど叩き潰したような・・・)
アキ「遊星かっこいい//」
ジャック(だめだこいつ、早く何とかしなくては・・・)
クロウ(お前が言うなよ)
ジャック(こいつ…直接脳内に!?)
遊戯「では3戦目に移りましょうか」
十代「ここまでは1勝1敗でいい感じに進んでますね」
遊戯「デュエル自体はすごくあっさり終わっているけどね」
十代「ここからは1キルするようなデッキは少ないから平気だと思うんですけど」
遊戯「BF、植物、水属性、フォトンか」
十代「どれも1キルはしにくいですしね」
アキ「遊星、行ってくるわ//」
遊星「・・・ああ、がんばって来てくれ」
アキ「うん!」
クロウ「お前も大変だな・・・」
ジャック「・・・まったくだ」
遊星(そろそろ逃げようかな・・・)
クロウ(もし逃げて見つかればソーンウィップ程度じゃすまないぞ・・・)
シャーク「ようやく俺の出番か」
遊馬「気をつけて行ってこい、相手は相当強いぞ!」
シャーク「分かっているさ」
カイト「貴様が負けても俺が勝てば何の問題もない」
シャーク「さっきからごたごた言ってるがびびってんのか?」
カイト「何だと!!」
小鳥「はいはい、喧嘩しないの!」
3戦目 アキvsシャーク
シャーク「俺の先行!ドロー!」
シャーク「俺はモンスターをセット、カードを1枚セットしてターンエンド!」
アキ「私のターン、ドロー!」
アキ(先行エアロシャークはやってくれないのね)
アキ「私はボタニカル・ライオを召喚してバトルフェイズに入る!」
アキ「ボタニカル・ライオでセットモンスターに攻撃する!」
シャーク「はっ!かかったな!」
アキ「何ですって!」
シャーク「セットされていた水精鱗-アビスリンデだ」
シャーク「フィールドから破壊され墓地に送られたことでアビスリンデの効果が発動するぜ!」
アキ「えっ!?」
シャークさんえっ
アキ「ちょっと待ってもらえるかしらっ!!」
シャーク「ん、ダメステに聖杯で使いたかったか?」
アキ「いや、そうじゃなくて・・・」
アキ「あなたのデッキは水属性のはずよね?」
シャーク「こいつも水属性だが?確認するか?」
アキ「いやいやいや!」
アキ「それは水属性だけど水精鱗よね!」
アキ「あなたはシャークって名前のカード使う設定でしょ!!」
シャーク「ああ、そうだ」
アキ「ならなんで・・・」
シャーク「なんでだと?」
シャーク「アニメで使ったシャーク系列のカードだけでどうお前らに勝てって言うんだ!」
シャーク「大体ジャンド、BF、植物にまともに組めるのかすら怪しいデッキで勝てるかよ!!」
シャーク「切り札扱いのシャークドレイクも微妙すぎんだよ」
シャーク「あいつ出すならショックルーラー出す方がよっぽど安定するぜ!!」
シャーク「大体お前だってボタニカル・ライオってなんだよ!」
シャーク「そんなカードアニメじゃ1回もつかってねえじゃねえか!」
シャーク「どうせお前のデッキもアニメで使ったことないギガプラ植物なんだろ!!」
アキ「DTで使っているからいいのよ、私は」
シャーク「自分だけ特別扱いしてんじゃねぇ!イラッとくるぜ!!」
遊戯「あー、そろそろデュエルに戻ってくれるかな」
十代「お互いそんなに戦いたくないならガジェとHEROが相手になるぜ」
遊戯「>>1は初めて水精鱗を見たときはパック的にシャークが使うと思ってました」
シャーク「・・・」
アキ「・・・」
シャーク「水精鱗-アビスリンデの効果でデッキからアビスパイクを特殊召喚!」
シャーク「海皇の重装兵を捨ててアビスパイク効果、狙撃兵を手札に!!」
シャーク「重装兵の効果でボタニカル・ライオ破壊!!!」
アキ「カード2枚伏せてターンエンド」
シャーク「俺のターン、ドロー」
シャーク「俺は手札の狙撃兵と竜騎隊を捨ててメガロアビスの効果発動!」
シャーク「メガロアビスを特殊召喚しチェーン1狙撃兵、2竜騎隊で効果発動!」
シャーク「海皇の重装兵を手札に加え右の伏せカードを破壊する!」
アキ「くっ!」
アキ(散々言っておいてあなたが1番のガチデッキ使ってるじゃない!)
アキ「そうはさせない、攻撃宣言時に和睦の使者を発動するわ!」
アキ(もっててよかったわ、さすが困ったときのフリーチェーンね)
シャーク「ちっ、ターンエンドだ!」
アキ「私のターンね、ドロー!」
アキ「私は手札からローンファイア・ブロッサムを召喚!」
アキ「私はローンファイア・ブロッサムをリリースしてギガプラントを特殊召喚」
アキ「さらにスーペルヴィスをギガプラントに装備してギガプラントの効果発動」
アキ「もう一度ローンファイア・ブロッサムを蘇生させる」
アキ「ローンファイア・ブロッサムをリリースして椿姫ティタニアルを特殊召喚!」
遊戯「やっぱり今の時代じゃあどんなデッキでもソリティアが始まるんだね」
十代「この中じゃ1番おとなしいと思ってたシャークですらあれですからね」
遊戯「植物デッキはギガプラントとローンファイア・ブロッサムが過労死するね」
十代「俺のエアーマンよりひどいですしね」
遊戯「あれだけ展開できるのに環境取れないなんて今の時代は恐ろしいね」
十代「まったくです」
遊戯「ソリティアできないのなんてジャックくらいだね」
アキ「じゃあバトルフェイズにはいろうかしら」
アキ「椿姫ティタニアルでメガロアビスを攻撃」
シャーク「くっ!」LP4000→3600
アキ「続いてギガプラントでアビスパイクを攻撃!」
シャーク「ぐはっ!」LP3600→2800
アキ「カードを伏せてターンエンド」
シャーク「やりやがったな!俺のターンドロー!」
シャーク(ティタニアルは対象をとる効果を植物をリリースして無効にできる)
シャーク(ブラホで一掃できれば早いが俺の手札にはない)
シャーク(ギガプラントを処理しないと次のターンにまたモンスターを量産される)
シャーク(しかもスーペルヴィスのせいで破壊してもまた蘇ってくる)
シャーク(そうとなればこの方法しかない!)
シャーク「俺は手札から大嵐を発動する、何かチェーンするカードはあるか?」
アキ「いや通るわ」
シャーク「なら俺はチェーンして伏せてあるアビスフィアーを発動する」
シャーク「まずアビスフィアーの効果でデッキからアビスリンデを特殊召喚する」
シャーク「そして大嵐の効果でフィールドの魔法、罠はすべて破壊される」
シャーク「そしてお前のスーペルヴィスの効果が発動するが」
アキ「私の墓地に通常モンスターはいない・・・」
シャーク「よってスーペルヴィスの効果は不発に終わる!」
シャーク「そして俺のアビスフィアーが破壊されたことでアビスリンデも破壊される」
シャーク「アビスリンデがフィールドで破壊され墓地に送られたことで効果が発動」
シャーク「俺はデッキからアビスタージを特殊召喚する!」
シャーク「そしてアビスタージの効果発動、重装兵をコストに墓地から重装兵を手札に」
シャーク「そして重装兵の効果でティタニアルを破壊する!」
アキ「私はティタニアルの効果発動!ギガプラントをリリースして重装兵の効果を無効にする!」
シャーク「俺は竜騎隊を召喚する」
シャーク「俺はレベル4の海皇の竜騎隊と水精鱗-アビスタージをオーバーレイ!」
シャーク「吠えろ未知なる轟き!深淵の闇より姿を現わせ!!エクシーズ召喚!バハムート・シャーク!!」
シャーク「俺はバハムート・シャークの効果発動!」
シャーク「オーバーレイ・ユニットを1つ使い潜航母艦エアロ・シャークを特殊召喚」
シャーク「さらに墓地に送られた竜騎隊の効果が発動する」
シャーク「俺はデッキからメガロアビスを手札に加える」
シャーク「そして重装兵と狙撃兵を捨てメガロアビスの効果発動!」
シャーク「メガロアビスを特殊召喚しアビスフィアーを墓地から手札に」
シャーク「そしてもう一度重装兵の効果が発動する」
シャーク「今度こそティタニアルは破壊させてもらおう!」
アキ「私のフィールドが・・・」
シャーク「バトルフェイズだ、メガロアビスでダイレクトアタック!」
アキ「きゃっ!」LP4000→1600
シャーク「終わりだ!エアロシャークでダイレクトアタック!」
アキ「いやあぁぁぁぁあぁあぁぁぁぁ!!!」LP1600→0
遊戯「デュエル終了!勝ったのはチームZEXAL!!」
遊戯「いやぁ、いいデュエルだったね」
十代「また1killでしたけどね・・・」
遊戯「まあデュエルの内容自体は別にいいと思うけど」
十代「それでも5ターンで速攻終わるのも今の環境じゃ仕方ないか」
遊戯「むしろこれでも遅い方だと感じるけどね」
十代「虫のときなんて2~3ターン目で終わるなんてよくありましたしね」
アキ「遊星ごめんなさい・・・」
遊星「アキ、お前はよくがんばったさ」
クロウ「ああ、いいデュエルだったぜ!」
アキ「2人とも・・・」
ジャック(あれ?俺のときと扱いちがくね?)
クロウ「あんな無様に1killされたやつにかける言葉なんかねーよ!!」
ジャック「」
シャーク「はっ、たいしたことなかったぜ!」
カイト「その割には焦っていたように見えたが」
シャーク「そう見えたんならお前の目が節穴だってことだな」
小鳥「2人とも喧嘩しないの!!」
遊馬「まあまあ勝ったんだから喧嘩すんなよ」
アストラル(勝ったことは勝ったが何かに負けたような気がするが気のせいだろうか)
遊戯「そろそろ最後のデュエルの時間です」
十代「BFとフォトンの戦いですか、いや今はギャラクシーか?」
遊戯「BFと光属性じゃダメージ計算が忙しくなりそうだね」
十代「カルートにオネストですね、どっちもトラウマになった人は多いですね」
遊戯「耐えられると思ったらそれらでライフを持っていかれることはよくあるからね」
十代「2つともアニメ発のテーマとしてはトップクラスですから期待ですね」
カイト「これで俺たちの勝ちが決まるわけか」
シャーク「相手は世界すらも制したガチデッキだ、油断はするなよ」
カイト「油断などしない、全力で叩き潰すだけだ」
小鳥(なんだかんだでこの2人は仲いいのかしら?)
カイト「DPで強化される俺の新しいデッキを見せてやる!」
シャーク「ところで俺のDPはいったいいつ出るんだ?」
クロウ「ちょいとガチデッキの先輩として少し指導してくるぜ!」
遊星「お前のデッキなら銀河眼も簡単に対処できるだろう」
アキ「ジャックのデッキと違ってね」
ジャック「お前たち!俺をいじめて楽しいか!」
クロウ「まあわりと」
ジャック「」
最終戦 クロウvsカイト
クロウ「俺の先行だ、ドロー!」
クロウ「俺は手札から黒い旋風を発動、そしてBF-蒼炎のシュラを召喚!」
クロウ「そして黒い旋風の効果でBF-極北のブリザードを手札に加えるぜ」
クロウ「カードを3枚伏せてターンエンドだ!」
クロウ「さあ、どっからでもかかってきな!!」
カイト「俺のターン!ドロー!」
カイト(さすがBFだ、旋風で簡単にアドが稼がれる)
カイト(しかも4伏せでは確実に大嵐は通らないだろう)
カイト「俺は銀河の魔導師を召喚し効果発動!レベルを4上げる」
カイト「さらに手札から銀河遠征を発動!俺はデッキから銀河目の光子竜を特殊召喚!」
カイト「何か発動するカードはあるか?」
クロウ「いや、なにもねぇ」
カイト「なら俺は銀河の魔導師をリリースしもう1つの効果を使う!」
カイト「デッキから銀河騎士を手札に加える」
カイト「そしてターンを終了する」
カイト(おそらくゴットバード・アタックがあの中にはある)
カイト(下手に伏せたところですべて吹き飛ばされるだけだ)
カイト(ここはこのまま耐えるしかない)
クロウ「俺のターンだ、ドロー!」
クロウ「精鋭のゼピュロスを召喚し黒い旋風の効果だ」
クロウ「デッキから月影のカルートを手札に加える」
クロウ「そしてバトルだ!シュラでギャラクシーアイズを攻撃する!」
カイト「ならギャラクシーアイズの効果でお互いのモンスターを除外する!」
クロウ「だがこれで開いたぜ!ゼピュロスでダイレクトアタック!!」
カイト「くっ!」LP4000→2400
クロウ「俺はこれでターンエンドだ!」
カイト「エンドフェイズに除外されたモンスターはフィールドに戻る」
カイト「そして俺のターン、ドロー!」
カイト「俺は、手札からナイトショットを発動!お前の伏せカードを1枚破壊する!」
クロウ(ちっ、ゴトバが割られやがった!)
カイト(スターライトロードではない・・・なら!)
カイト「俺は続けてサイクロンを発動!伏せカードを破壊する」
クロウ(スターライトロードが!)
カイト(やはりスターライトロードがあったか!)
カイト「最後に俺は大嵐を発動し貴様の魔法、罠をすべて破壊する!!」
十代「いやぁうまくスターライトロードに当てられましたね」
遊戯「もし外して大嵐だったらスタダ出てゲームエンドまで見えたね」
十代「世界大会ではたしかジュニアの決勝で同じようなことありましたね」
遊戯「兎ラギア相手に抜けなかったあれだね」
十代「ええ、生で見てたけどあれは悔しかったですね」
遊戯「ジュニアも日本人が制覇したらよかったね」
クロウ「なっ!伏せカードが!」
カイト(最後の1枚は奈落の落とし穴か、ガチカードしかない・・・)
カイト(ここは攻めたいが相手の手札にはカルートがいる、これは使わせるしかないか)
カイト「俺はギャラクシーアイズでゼピュロスを攻撃する!」
クロウ(カルートがあるのに攻撃してきた!)
クロウ「ならお望みどおり使ってやるよ!ダメージ計算時カルートの効果を発動!」
クロウ「これで攻撃力は3000になり相打ちだ!」
カイト(許せ、ギャラクシーアイズ・・・)
カイト「俺はカードを1枚伏せターンエンド!」
クロウ「俺のターン、ドロー!」
クロウ「BF-空風のジンを召喚!」
カイト「召喚成功時に激流葬を発動!モンスターをすべて破壊する!」
クロウ「ならカードを1枚伏せてターンエンドだ!」
カイト「俺のターン、ドロー!」
カイト「俺はトレードインを発動、銀河騎士を捨て2枚ドロー!」
カイト「フォトン・スラッシャーを特殊召喚しバトル!」
クロウ「おっと待ってくれよ、バトルフェイズ開始時に月の書発動だ!」
クロウ「フォトン・スラッシャーは裏側守備表示にさせてもらうぜ!」
カイト「カードを伏せてターンエンドだ!」
クロウ「俺のターンドロー!」
クロウ「俺は手札から極北のブリザードを召喚し効果発動!」
クロウ「空風のジンを墓地から特殊召喚だ!」
カイト「つまり今引いたのは・・・」
クロウ「ああ、おれは手札から黒槍のブラストを特殊召喚!」
クロウ「そしてブラストを手札に戻しゼピュロスを特殊召喚!!」
クロウ「ゼピュロスの効果で俺は400のダメージを受ける」LP4000→3600
クロウ「そしてもう一度ブラストを特殊召喚!」
クロウ「レベル4BF-精鋭のゼピュロスにレベル1BF-空風のジンをチューニング!」
クロウ「シンクロ召還!TGハイパー・ライブラリアン!!」
クロウ「レベル5TGハイパー・ライブラリアンにレベル2BF-極北のブリザードをチューニング!」
クロウ「シンクロ召還!アーカナイト・マジシャン!!」
クロウ「アーカナイト・マジシャンの効果!魔力カウンターを2つのせる!」
クロウ「そしてカウンターを取り除き効果発動!」
クロウ「お前の伏せカードを破壊する!」
遊戯「僕このコンボ初めて知ったときはけっこう驚いたね」
十代「BFでアカナイっていう発想がなかなか出てこないですもんね」
遊戯「墓地にジンがいて手札にブリザードとブラストがないといけないんだけど・・・」
十代「シュラでジンを持ってきておけるから思ったよりやりやすいんですよね」
遊戯「>>1もBF使いだったけどこのコンボはお気に入りだったらしいよ」
十代「この後六武に浮気したんですけどね・・・」
カイト「未来への思いが!!」
クロウ「なんだブラフだったか、まあいい次だ」
クロウ(親父からもらったカード割るとか少し罪悪感・・・ないな)
クロウ「1つカウンターを除きフォトン・スラッシャーも破壊だ!」
カイト「おれのフィールドが空に・・・」
クロウ「さあバトルフェイズ!」
クロウ「ブラストでダイレクトアタックだ!!」
カイト「ぐわっ!」LP2400→700
クロウ「俺はこれでターンエンドだ!」
カイト「俺は負けられないんだ」
カイト「ハルトオォォォオォォォォオォ!!」
クロウ(はい、ノルマいただきましたー)
カイト「俺に力をくれ!ドロー!!」
カイト「俺は銀河零式を発動!墓地から銀河騎士を特殊召喚!!」
カイト「そして手札から銀河騎士をリリースなしで召喚する!」
カイト「この方法で召喚に成功したとき墓地のギャラクシーアイズを特殊召喚する!!」
カイト「レベル8の銀河騎士2体と銀河眼の光子竜でオーバーレイ!!」
カイト「逆巻く銀河よ、今こそ、怒涛の光となりて姿を現すがいい、降臨せよ我が魂!超銀河眼の光子龍!!」
カイト「さあバトルだ!超銀河眼の光子龍で黒槍のブラストを攻撃!!」
カイト「アルティメット・フォトン・ストリーム!!!!」
クロウ「ぐわあぁぁあ!」LP3600→800
カイト「これで俺はターンエンドだ!」
クロウ「俺のターン、ドロー」
クロウ「こうなりゃ俺も自重はしねぇ!極北のブリザードを召喚して効果発動!!」
クロウ「墓地から月影のカルートを特殊召喚!」
クロウ「そしてレベル3BF-月影のカルートにレベル2BF-極北のブリザードをチューニング!」
クロウ「シンクロ召還!A・O・Jカタストル!!」
クロウ「バトルだ!A・O・Jカタストルで超銀河眼の光子龍に攻撃!」
クロウ「カタストルの効果、光属性の超銀河眼の光子龍はダメージ計算を行わず破壊する!」
カイト「なっ・・・超銀河眼の光子龍が」
クロウ「俺はこれでターンを終了する」
カイト「俺のターン、ドロー」
カイト「俺は手札から死者蘇生を発動!ギャラクシーアイズを蘇生する!!」
カイト「これで俺はターンエンド」
クロウ「これで俺がモンスターを引ければ勝ちだな」
カイト「・・・」
クロウ「なら行くぜ、俺のターン、ドロー!」
クロウ「・・・」
カイト「・・・」
クロウ「俺はBF-疾風のゲイルを召喚!!」
カイト「引いたのか!!」
クロウ「バトル、カタストルでギャラクシーアイズを攻撃!ダメージ計算を行わず破壊する!!」
クロウ「疾風のゲイルでダイレクトアタックだ!!」
カイト「・・・俺の負けか」LP700→0
十代「デュエル終了、勝者はチーム5D's!!」
遊戯「いやぁようやく1キルじゃないデュエルが見れたね」
十代「最後しかまともにデュエルになってないってどうなんです・・・」
遊戯「仕方ないんじゃない、全部悪いのはコンマイだよ」
十代「たしかにそうですね」
遊戯「この戦いだと超銀河眼の光子龍の効果生かせないのがきつかったね」
十代「5レンダァ!!見たかったんですけどね」
遊戯「それはこれからのアニメに期待しようよ」
遊戯「これで、2-2の引き分けだね」
十代「決着をどうやってつけましょうか・・・」
遊星「お互いに代表者を1名ずつ出し合ってデュエルするのはどうです」
遊馬「いいじゃんそれ!俺もう一度デュエルしてえぞ!!」
遊星「ここまで来たらシンクロのために負けられない!!」
遊馬「俺だってエクシーズのために負けらんねぇさ!!」
??「待ちな!お前らっ!!」
遊馬「誰だお前は!いきなりなんだよ!!」
遊星「なっ!鬼柳!!」
鬼柳「別にけりつけなくてもいいじゃねぇか!!」
鬼柳「俺のインフェルニティには両方とも必要なんだよ!!」
鬼柳「アイドラ、オガドラ、今は死んだブリュ達シンクロモンスター!」
鬼柳「エメラル、チェイン、リヴァイエール達エクシーズモンスター!」
鬼柳「両方あって俺のデッキは成立してんだよ!!」
やめろ
鬼柳「シンクロもエクシーズも両方使って満足しようぜ!!」
遊星「・・・鬼柳」
鬼柳「すまねぇ、つい熱くなっちまったな」
遊戯「いや、僕達が間違ってたのかもね」
十代「少し熱くなってたのかもな」
遊馬「どっちが強いなんて決める必要なかったんだな」
鬼柳「ああようやくわかったかてめぇら!!」
鬼柳「ならいくぞ、お前達!!」
俺 達 の 満 足 は こ れ か ら だ ! !
鬼柳さん本編出したかったけどそうするとアキさんアウトで負ける枠足りなくなるんだ
あとインフェは考えたり書くのがめんどくさすぎる
乙でした
エキシビジョン書くと代償から1キルかブレハカリバーで1キルになるしかかない
遊星、十代、遊戯に優劣はつけたくないんだ
満足だ
あとシンクロエクシーズとか入れてもどうにもならん奴が多くて
翼神龍「いやー特殊召喚は強敵でしたね」
Entry ⇒ 2012.09.15 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (1) | Trackbacks (0)
デスガイド「右手に見えますのは精気を吸う骨の塔…キャァッ!?」
TOUR BUS「いや…ちょ、落石があったのか車輪が乗り上げちゃった」
デスガイド「えぇー!?どうするんですか!こんな所で!」
デスガイド「来るべき10月の為に、こうして1人寂しく日本語ガイドの練習してたのに…」
TOUR BUS「ゴメン、俺まだ日本じゃ出ないからモチベーション上がらなくて…」
デスガイド「ちょ、初耳なんですけど!」
TOUR BUS「いや…言ったら怒るじゃん?」
デスガイド「当たり前じゃないですかー!どうするんですか!こんな所で立ち往生なんて…」
TOUR BUS「住人に説明するしかないんじゃないかな」
場所:アンデットワールド
TOUR BUS「そうだね、アンデッドじゃなくてアンデットだね」
デスガイド「誤植ネタは結構です!…アンデットって…正直、あんまりいい印象ないんですけど…」
TOUR BUS「なんで?」
デスガイド「いや、なんか頭悪そうだし…見境無く襲って来て食べられそうな…」
TOUR BUS「あー、確かにそういうイメージあるわ」
TOUR BUS「でも此処にはそいつらしかいないぞ?」
デスガイド「うぅ…石をどかせるのにどれくらいかかりそうですか?」
TOUR BUS「まぁどんなに頑張っても丸1日はかかっちゃうかな」
デスガイド「オウフ…」
TOUR BUS「おいおい、ATK1000が笑わせてくれるよwwww」
デスガイド「アナタもATK1000じゃないですか!棚上げしないでください!」
デ・ザード「?もし、そこの」
デスガイド「うひゃい!?」
デ・ザード「この辺りは地盤が弱くなっている、あまり長時間居ない方がいい」
デスガイド(ひ、ひぃい…!アンデット族の……あれ?)
デスガイド「アンデットじゃ…ない?」
デ・ザード「ふむ、私は確かに魔法使い族だが…仕えるべき君主は不死王唯1人と定めている」
デ・ザード「どうだね、一先ず安全な場所に移動しないだろうか」
デスガイド「は、はぁ…」
リッチー「ほう、それは災難であったな」
デスガイド(め、メッチャ使われた…あんな高い塔を歩かせる奴があるか…!!)
デスガイド「実はバスが巨石に乗り上げてしまってどうにもこうにも動けず…」
リッチー「ふむ、それは災難であったな…」
デ・ザード「如何でしょう、動けるようになるまで此処で暫し休んでもらっては」
デスガイド「はいぃ!?いえいえ結構です!そんな悪いですから!」
リッチー「む、遠慮する事はないのだぞ?」
デスガイド「え、遠慮じゃありませんし!!」
リッチーロード「王よ、彼女は男達だらけの空間で泊まる事に身を感じているのでは?」
リッチー「おぉ、成程!!」ポン
リッチー「安心するがよい、此処にいる男共は皆枯れておる!」ハッハッハッハ
デ・ザード「枯れ果てすぎて骨でありますからな」
リッチー「ウワッハッハッハッハッハッハ!」バンバン
デスガイド(な、何が面白いんでしょう…!)
パンプキング「ほっ、愛しの妻が居る男が言ってくれるのう」
ワイトキング「ふ、私は妻一筋の男ですゆえ」
キング☆スカル「でもデスガイドちゃんよぉ、こんな骨の家なんざ行きたくねぇよな?」
ワイトキング「骨の塔とて骨でありましょう!」ガタン
蘇生ハ・デス「それだけではない、お前の住居は蜘蛛の巣が張っておろう」
ワイトキング「…何か問題がありましょうか?」
蘇生ハ・デス「汚いわ!!掃除をしろ掃除を!!」
パンプキング「じゃからこうして骨の塔に集まっとるワケじゃからのう」
リッチー「おいお前達!種族違いの客人がいる前で麻雀を続ける無礼はやめよ!」
パンプキング「自分がハコって抜けたからと言って何を当たりちらしとるんじゃwww」
リッチー「むっぎぃー!!」
デスガイド「……あ、あのー…私TOUR BUSの中で寝泊りしますから…」
リッチー「いや待たれよ、客人を追い出したとあってはアンデット王族としての沽券に関わる!」
キング☆スカル「じゃあアレだ、吸血鬼連中の家はどうだ?ヴァンパイア・レディは女だろ?」
パンプキング「屋敷も清潔にじゃしのう」
ワイトキング「こちらを見るのは止めて頂きたいゴースト王!」
蘇生ハ・デス「どうかな…?ヴァンパイア・レディはバイセクシャルと聞いた事があるが」
キング☆スカル「ハハwwじゃあデスガイドちゃん食われっちまうなァ!」
デスガイド「く、食われる!?」ビクゥ
キング☆スカル「おうよ、食われちまうぜぇ?怖ぇだろ?ケッケッケッケ!」
リッチー「スピード王よ!悪戯に客人を怖がらせるでないわ!」
デスガイド「あわわわ…」
蘇生ハ・デス「…あ」
蘇生ハ・デス「ゾンビ・マスターに預けるのはどうだ?」
リッチー「あー…アレも確かに女子であったな」
ワイトキング「忘れておられたのですか…」
リッチー「覚えておるわッ!!」
パンプキング「嘘じゃよ、絶対嘘。嘘ダメ、絶対」
リッチー「ちと記憶から飛んでいただけに過ぎぬ!!」
ワイトキング「ゴホンッ、しかし…ですなぁ…」チラッ
デスガイド「………?」
蘇生ハ・デス「育ちも良さそうで礼儀正しいこの娘を」
キング☆スカル「あの悪ガキに預けるってのか…?」
リッチー「一番住んでいる場所は無難であろう…」
キング☆スカル「…まぁ…」
デ・ザード「委細承知」ザッ
リッチー「というワケじゃ、これからお主にはゾンマスの所へ行ってもらう」
デスガイド「えぇ!?ちょっと!別に私は…」
リッチー「安心するがよい、皆気のいい連中ばかりでな」ニコッ
リッチーロード「ニコッとしておりますが、骨ゆえ分かりませぬぞ」
リッチー「おぉ!そうであった!!」ハッハッハッハッハ
デスガイド(だから全然笑いのツボが分からない…!!)
……………
………
…
ゾンマス「クソ面倒臭ぇ…」
龍骨鬼「何言ってんだよ…超役得じゃねーか!!女の子泊められるなんて!!」
ゾンマス「俺にはなーんの得もねぇよボケ!!」
龍骨鬼「俺に言われても困るって言うかー、不死王に言ってほしいって言うかー」
ゾンマス「その間の抜けた喋り方やめろクソッタレ!!」ゲシッ
龍骨鬼「あーもちょっと右、右の後頭部お願いしまーす」
ゾンマス「ッ…このこの!バカ!バーカ!バァーッカ!!」ドガドガドガッ
龍骨鬼「あーATK1800の頭皮マッサージ気持ちいいわー…」
ゾンマス(疲れた……)ハァハァ…
デスガイド「あ、あの…」
ゾンマス「あ゙?」
龍骨鬼(ウホッ!いい悪魔…)
デスガイド「やっぱり…迷惑ですよね…?」
ゾンマス「…………チッ」ボリボリ
ゾンマス「いいよ、別に。狭いけど文句言うんじゃねぇぞ…」
デスガイド「はい?」
ゾンマス「…いや、乗れよ。コイツの上に」クイクイッ
龍骨鬼「そうそう、俺の背中に股を開いて跨r」ドムッ
ゾンマス「それ以上喋るんじゃねぇこのクソ強姦野郎!!」
龍骨鬼「もごっふ!上唇を引っ張るな上唇を!!」
デスガイド「あのー…ほ、本当に乗るんですか?」
ゾンマス「早くしろっつってんだろボケ!!」
デスガイド「ひ、ひぃっ……!」ビクゥ
ゾンマス「……。その代わり、頭は俺の特等席だからお前その後ろな」
デスガイド「は、はい…」イソイソ
龍骨鬼(ふぁっふぁー!!役得役得!!!)
龍骨鬼「よォ、馬頭鬼」
ゾンマス「よォ馬頭鬼」ニタニタ
馬頭鬼「おぉ…お前らホントにセットだよな」
ゾンマス「いやいや、今日はトリオなんだぜ?ほら、出て来いよ」グイッ
デスガイド「ど、どうも…」
馬頭鬼「」
馬頭鬼「惚れた」
ゾンマス「ぶっふwwwww」
馬頭鬼「あ、新しいアンデットの方ですか!どうもっす!俺、馬頭鬼って言います!!」ズザザッ
デスガイド「ど、どうもです…デスガイドです、あと…悪魔族です」
馬頭鬼「!!?こ、効果は!効果はアンデットと関係ありますか!?」
デスガイド「ないです…」
馬頭鬼「」
ゾンマス「ひゃっひゃっひゃっひゃwwwは、腹痛ぇwwww」
龍骨鬼「ヴァンパイア・レディとかワイト夫人とかゾンマスがいるじゃん」
馬頭鬼「誰一人として『おにゃのこ』って感じがしねーよ!!」
ゾンマス「別にまんま『女の子』が来たってテメェにゃ靡かねぇっつーの」ケラケラ
馬頭鬼「分からないだろぉ!分からないだろぉー!!」
デスガイド「あの…よく分かりませんけど…頑張って下さいね!」
馬頭鬼「LP4000 → LP0」トゥトゥトゥトゥトゥ…ティトゥン
ゾンマス「うっは!オメェ結構えげつねぇなァ、ガイドちゃんよォ」ニヤニヤ
デスガイド「え、えぇ!?」オロオロ
龍骨鬼「お前らどっちもド悪党だよ…ホレ、お前の家着いたぞ」
ゾンマス「おーう、ご苦労ご苦労」
デスガイド「は、はい…」ヨイショヨイショ
龍骨鬼「なぁなぁ、俺も入っていい?」
ゾンマス「はぁ?テメェ入れたらますます家が狭くなっちまうじゃねぇかよ」
龍骨鬼「いいじゃねーかよ、別に減るモンじゃねぇだろ?」
ゾンマス「減りはしねぇが狭くなるンだよ、馬鹿が!」
デスガイド「あの…そう喧嘩しないで…!」
ゾンマス「別に喧嘩じゃねぇよ、いつもこんなモンだ」
龍骨鬼「そうだな、いつもこんなモンだな」
デスガイド(やっぱりアンデット族怖いです…)
ゾンマス「まぁ来いって、寝床くらいは用意できっからよ」ガチャ
………
…
馬頭鬼「…はぁ、デスガイドちゃん…可愛かったなぁ…」トボトボ
馬頭鬼「龍骨鬼の野郎…あんな可愛い子を背中に乗せやがって……!!」
茫漠の死者「誰が可愛い子だって?」
馬頭鬼「うおぁあッ!?な、なんだよ茫漠かよ…」
茫漠の死者「なぁなぁ、誰が可愛い女の子だって?」
馬頭鬼「うっせーなぁ…悪魔族の可愛い子が来てるんだよ」
茫漠の死者「マジかよ、どうして?」
馬頭鬼「知らねぇけど…今はゾンマスの家に居るんじゃねぇか?」
茫漠の死者「へぇ…見に行ってみようかなー、マジで可愛いの?」
馬頭鬼「マジで可愛いよ、マジで」
死霊「…聞いちゃったぜェ…?」
馬頭鬼「うおっ!?魂を削る死霊!」
死霊「俺が広めに広めてやるぜェ!!」シュバッ
茫漠の死者「うわ、面倒な奴に聞かれたな…」
馬頭鬼「お、おい待て!!どうして居るのかも分からねぇんだぞ!!」
死霊「居る事、それ自体が重要じゃねぇか!なぁ兄弟!」
馬頭鬼「兄弟じゃねーよ!!ふざけんな!俺が疑われるんだぞ!?」
茫漠の死者「疑われるも何もお前が言い出したんじゃねぇか」
馬頭鬼「そりゃそうだけど!!」
死霊「諦めろ!兄弟ィ!!」シュババババッ
馬頭鬼「だから兄弟じゃねーっつってんだろぉぉお!!」
……………
………
…
ゾンマス「けっ、殺風景なだけだぜ」
デスガイド「え?…そ、そうでしょうか…」
ゾンマス「つーかその敬語を止めろ、俺ァ慣れてねーんだよ、その敬語ってのに」
デスガイド「そ、それは…申し訳ありません…」
ゾンマス「やめろっつってんだろ!分からねぇのか!!」
デスガイド「ひっ…」ビクリ
ゾンマス「…………」
ゾンマス「…チッ、悪かった!悪かったよ…!」
デスガイド「あの…やっぱり迷惑ですよね?」
ゾンマス「………」チラッ
デスガイド「………?」
ゾンマス「そんな事ねぇって。…今から予備の布団持ってくるからよ」
ゾンマス「…………」ガサゴソ
ゾンマス「…………」ガサゴソ
ゾンマス「…可愛いなァ、あの子…」
ゾンマス「女の子っぽい恰好してっからかな?いや、でも顔立ちもかなり…」
ゾンマス「……髪の毛もサラサラだったな…」
ゾンマス「じゃあ俺は?…服装も素っ気無ぇ、髪の毛は整えてねぇし」
ゾンマス「…そもそもバリバリに硬いしなー、髪の毛…」
ゾンマス「…………」ハァ
デスガイド「あのー、準備手伝いますか?」ヒョコ
ゾンマス「ひゅい!!?テ、テメェ急に入って来るんじゃねぇよ!!」
デスガイド「ひぃ!すみませんすみません!!」
ゾンマス「敬語やめろォ!!」
デスガイド「すみませーん!!」
デスガイド「でも…」
ゾンマス「俺は他人の家に行ったらなーんにもしねぇぜ?客として当然のように振舞う」ケケケ
ゾンマス「だからテメェもそれでいいんだよ、分かったかタコ」
デスガイド「ううぅ…タコかボケかどっちかにしてください…」
ゾンマス「んじゃボケタコだ、1つンなったろ」
デスガイド「まとまっただけじゃないですか!!」
ゾンマス「にひひひひひひ!!…ん?」
デスガイド「どうしました?」
ゾンマス「…なんか…地鳴りが聞こえねぇか?」
デスガイド「へ?」
ゴブゾン「可愛い女の子は何処だぁー!!」
黒騎士「ゾンマスちゃんの家に居るって話っすよゴブリン・ゾンビ先輩!でもゾンマスちゃんもかわいっすよね!!」
ゴブゾン「おうよ闇竜の黒騎士!ただしゾンマスは性格が最悪だ!!」
黒騎士「えぇー!そこがいいんじゃないっすか!!」
再生ミイラ「逞しすぎるよお前!!」
不乱健(女……!女………!!)
黒騎士(つーかコイツ、誰っすかね…)
~・~・~
ゾンマス「うわぁなんか来るよなんか来る、アホな男共が」
デスガイド「ひえぇ…」
デスガイド「ゾンマスさん!あんな量一度に相手できませんよ!!」
ゾンマス「え……?1人なら大丈夫なの…?」
デスガイド「え、えぇ…1人くらいならあしらえるかと…」
ゾンマス「あ、あぁ!そういう事な!!」
ゾンマス(やべぇやべぇ、実はヤり手なのかと思っちまった…俺の馬鹿…)
デスガイド「?」
ゾンマス「しゃーねぇなァ…追い出すか…おい、そこの本棚からそれ取ってくれ」
デスガイド「?これですか?」
ゾンマス「あぁそっちじゃねぇよ、その右だ」
デスガイド「これですか?お、重っ……!なんですかこの本…!」
ゾンマス「んー…」
ゾンマス「生者の書だ」
デスガイド「えぇー…」
ゾンマス「んん…アロロロ ホロロウ アロロ ロロカロア…ア、アールニーロ…アルル エリ…」
デスガイド「なんか最後人名じゃありませんでしたか!?」
ゾンマス「エロイムエッサイム!!」ズアァアッ
デスガイド「きゃぁああー!?」
~・~・~
黒騎士「な、なんすかアレ!!」
ゴブゾン「うぐぉお!?」
絶望「突如として闇より出だしました」ズモオォオオ
再生ミイラ「ぜ、絶望さんだァー!!」
リターン・ゾンビ「俺達が100回死んでも勝てやしねぇ!!」
絶望「ダメだよー、こっちに来ちゃダメ…ん?」
不乱健「……通せ…!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…
絶望(参ったねぇ…あの不乱健って子、僕のATKとDEFどちらでも太刀打ちできないじゃないか)
絶望「でもねー、僕もゾンビ・マスターちゃんに生者の書で呼ばれた手前後には引けないんだよね……!!」ゴォォオッ
不乱健「俺、女の子、会う…!!お前、倒す……俺も、引けない………!!」ズオォォオオッ
ドゴォォォォオオオ…ン……!!
絶望「…グフッ……!!」ズッシャァア
ゴブゾン「ぜ、絶望先生が!!」
再生ミイラ「押し負けた!?」
不乱健「ウォォオオオオオオオッ!!!」ダッダッダッダッダ
ゾンマス「う、うわ!来ちまった!!」
デスガイド「ひぃいい!!?」
不乱健「デ、デスガイド!俺と!付き合っt」
デスガイド「無理です」
不乱健「」
ゾンマス(あ、前より食い下がらなくなってやがる)
デスガイド「えぇー…」
再生ミイラ「お、俺からもお願いします!こいつゾンマスにもガガガ・ガールにも振られて傷心なんです!」
デスガイド「えぇ!?そ、そうなんですか…?」
ゾンマス「………あー、どうだったろ…」視線ソラシ
ゴブゾン「女の子と仲良くなるって不乱健じゃなくフランケン・シュタインからのこいつの夢なんです!」
ピラタ「俺からも頼むよ!ゾンマス、ほらお前も!!」
ゾンマス「んな!?なンで俺が巻き込まれてんだ!勝手にドガドガ家の中入ってきやがって!」
ワイト「アタシからもお願いです、こいつに希望を持たせてやってくだせぇ!」
王族親衛隊「デスガイド殿!どうか不乱健氏にお慈悲を!!」
デスガイド「え、えぇー……じゃあ、お友達から…」
下級アンデット「うおおおぉぉぉおぉおおおおー!!」
不乱健「お、おお…おおぉぉおお…!!」
さまようミイラ「俺も居るぜ!」シュバッ
ピラタ「何処彷徨ってたんだよお前」
不乱健「お、お前ら…優しい…!」グスッ
ゴブゾン「なに言ってんだ不乱!水臭いぜ!…で」
デスガイド「え?」
ゴブゾン「こいつと友達になっておいて俺等とは友達にならないって事はないんでしょ?」
デスガイド「え?え??」
黒騎士「あー、そうっすね、そりゃそうっすね!マジっすね!!」
再生ミイラ「あるわー、そういうのってあるわー」
デスガイド「え、ええええ!?」
さまようミイラ「じゃあそういうワケっどへ!?」ゲフゥッ
ゾンマス「そこまでにしとけテメェ等……」ゴゴゴゴゴゴゴ
下級アンデ「ひぃ!?」
黒騎士「いやゾンマスちゃんも下級アンデットじゃないすか!」
ゾンマス「俺はいいンだよ俺は!!」ドゲシッ
黒騎士「ご褒美キマシタワっす!!」ドゴホォ
ゾンマス「つーか別に永住するワケじゃねぇんだよデスガイドは!!さぁ帰れ帰れ馬鹿共!」
ゴブゾン「ちぇー、折角可愛い女の子がアンデットワールドに来ると思ったのになぁ」
ゾンマス「来るのはペインペインターだ、せいぜい嘆けアホ」
ハーヤレヤレ
帰リニファミレス寄ロウゼ
暑イワー、プールトカ行キテェー
ゾンマス「はぁ…行ったか…」
デスガイド「…あ、嵐みたいな人達ですね…」
ゾンマス「そうかァ?あんなモンだろ」
デスガイド(アンデット族はやっぱり過激なんですね…)
ゾンマス「……でもオメェ、マジで可愛いよなぁ…」
デスガイド「え?」
デスガイド「可愛いと…思いますよ?」
ゾンマス「へっ、バーカバーカ」
デスガイド「んな、なんでですか!本当の事を言ったのに!!」
ゾンマス「俺はそういうんじゃねーんだよ」
デスガイド「じゃあどういうのなんですか!」
ゾンマス(…どういうのなんだろ…)
ゾンマス「とにかく、布団敷いたから夕飯にしようぜ、なぁ?」
デスガイド「むー…」
ゾンマス「そんなムクれんじゃねぇよボケ、色々話しようぜ?」
ゾンマス「なんせテメェはガイドらしいからなァ、さぞかし旅して回ってんだろォ?」
………
…
レディ「というワケで、ゾンマスちゃんの家に行きましょぉ?」
ロード「…何が『というワケ』なのかね、レディ」
レディ「嫌だわぁ、天下のヴァンパイア・ロード様がそんな事もお分かりにならないの?」
ロード「その妻のヴァンパイア・レディが堂々と浮気をしようとしているのだが」
レディ「浮気じゃないわよぉ、私は決して浮ついた気持ちで女の子を手篭めにしたりしないもの」キリッ
ロード「キリッではないよ、キリッでは」
レディ「いいじゃなぁい、ケチな旦那様ねぇ」
ロード「普通だと思うがね」
銀ゾンビ「てか普通に屋敷の外に出ないでくだせぇ…」
ロード「おや…青眼の銀ゾンビ、居たのかね」
レディ「夫婦のいちゃこらを出歯亀はよくないわねぇ」クスクス
銀ゾンビ「それなら見えない所でやってくだせぇや!!」
レディ「貴方だってご存知でしょう?」
ロード「海外では随分と暴れたという話は聞き及んでいるよ。だが我々アンデットとは無縁な力だ」
レディ「そんな事無いわよぉ、今は誰がどんな悪用方法を考えるか分からないんだから」
ロード「…その辺りの話はプレーヤーにお任せするとするよ」
銀ゾンビ「あっしらOCG組には関係のねぇ話ですからね…」
レディ「ねぇねぇ、会いに行きましょうよぉ」
ロード「明日にはバスの調子も良くなるだろう。その時の見送りで顔を合わせればいいのだよ」
レディ「もう!本当ケチね!」ムスゥ
ロード「そんな顔をしてもダメだ」スッ
レディ「あんっ…もう、顔が近いわよ…」
銀ゾンビ「あーもー部屋ん中でやってくだせぇよ…」
黒い貴族「盛んですなカース・オブ・ヴァンパイア殿」
カース「そうですなぁノーブル・ド・ノワール殿」
銀ゾンビ(ほら見られてるし)
………
…
ゾンマス「へぇ、暗黒界って場所があんのか」
デスガイド「はい、皆さん顔は怖いんですが凄くいい人達なんですよ」
デスガイド「ジェノサイド・キング・サーモンの卵を取りに行くのに全員が力を合わせて…」
ゾンマス「卵でかよwwww」
デスガイド「サーモンを討ち取れる暗黒界の方は極少数らしいのです…」
デスガイド「特に狩人のブラウさんって方と仲良くなりまして…えへへ!」
ゾンマス「んだよ、惚れてんのかァ?」ケケケケ
デスガイド「そ、そういうんじゃありません!!」
ゾンマス「あーそーでーすかー」
デスガイド「もう!ゾンマスさん!!」
ゾンマス「へぇー」
デスガイド「魔轟神という方々らしいのですが…あまりにも紛争が絶えないので、近々停戦協定を結ぶとか」
ゾンマス「どこも大変だなァ、オイ」
デスガイド「アンデットの方々は争いは…?」
ゾンマス「別に何もねぇよ、俺達はただ生き返って馬鹿やっての繰り返しだからな」
ゾンマス「そりゃ戦う時もあるが…別に死んだりしねぇから真面目にやらねーしよ、ケケ」
デスガイド「ほへー…」
ゾンマス「昔はハ・デスのおっさんは敵勢力だったみてぇだけど…」
ゾンマス「裏切りにあって、アンデット側に着いたんだよ」
デスガイド「あれ?裏切ったのってもしかして深淵の冥王さんですか?」
ゾンマス「知ってるのか?」
デスガイド「えぇ、あの人とも割りと仲がいいので…」
デスガイド「え、えぇえ!?」
ゾンマス「『受けよ我が新たなる奥義!デストラクト・ポーション!』とかなんとか言ってやがったぜ」
デスガイド「い、嫌ですよ!そんなの喰らいたくありません!」
ゾンマス「じゃあ黙ってた方が無難だ。………」
ゾンマス「でも俺が言っちまうかもしれねぇなぁ、ひゃっひゃっひゃww」
デスガイド「ゾ、ゾンマスさーん!!」
ゾンマス「ひっひっひっひっひ…!オメェからかい甲斐あるよ、俺が保証してやんよ」
デスガイド「ひ、酷いですー!!」
ゾンマス「知ってるぜェ?ケケケケケケ!!」
ゾンマス「!…………」
デスガイド「…ゾ、ゾンマスさん?」
ゾンマス(女扱い…された時…アレは…)
ゾンマス「嫌だったなぁ…」
デスガイド「え?な、何がですか?」
ゾンマス「俺は別に女らしくなりたいとも思ってねぇし、女扱いがいいとも思ってねぇよ」
ゾンマス「ただ馬鹿共と一緒に馬鹿がやれりゃそれでいい、分かるか?」
デスガイド「…うーん……」
デスガイド「確かにそれは本心っぽいですけど…」
ゾンマス「本心に決まってんだろ、バーカバーカ!」
デスガイド「『服装も素っ気無ぇ、髪の毛は整えてねぇし…そもそもバリバリに硬いしなー、髪の毛…』」
デスガイド「と言って落ち込んでいたのも本心ですよね?」
ゾンマス「ブフッ!!!」
デスガイド「んぎゃぁ!お米飛ばさないでくださいお米!!」
ゾンマス「つーか言ってねぇし!捏造すんじゃねぇクソッタレ!!」
デスガイド「ちょ、苦しいです苦しいです!あと『いつ聞いてた』と言った後に『言ってない』は無理があります!」
ゾンマス「あっ」
ゾンマス「と、とにかく俺は知らねぇよ!!」
デスガイド「具体的に言うとお布団を用意していt」
ゾンマス「あーあー!聞こえねぇー!なんも聞こえやしねー!!」
デスガイド「恥ずかしい事じゃないですよ?」
ゾンマス「俺にとっちゃあ裸を見られる以上に恥ずかしい事なんだよボケ悪魔!!」
デスガイド「そうなんですか?じゃあ、裸見せてくださいよ」ガシッ
ゾンマス「え?ちょ、…いやいや嘘嘘、冗談だからちょっと待ってマジでごめんマジで…!」
デスガイド(思った通り…)
デスガイド(ATK1800ですがDEFが0の為…)
デスガイド(ゾンマスさん、押しにめっちゃ弱いです…!)
ゾンマス「オメェ馬鹿か!?食われてたまるか!つーか見ても楽しくねぇよ!胸そんなでかくねぇし!!」
デスガイド「胸、ですか…」
デスガイド「ふふ」ドヤァ
ゾンマス「てんめぇええ……!!」プルプル
デスガイド「でかくないって言うより、ほぼ無いですよね?」
ゾンマス「あるわボケェ!!A寄りのBだよ文句あるかクソッタレ!!」
デスガイド「うはぁ可愛らしい☆」
ゾンマス「ッ~~~~~!!テメェでてけ!寝床没収!もう知らねぇ!!」
デスガイド「嫌ですよーっと!」
ゾンマス「くォのッ…クソ女ァァア……!!」
~・~・~
ロード「楽しそうにやっているではないかね」
レディ「…………」カシャカシャカシャカシャカシャカシャ
ロード「もう写真を撮るのはやめたまえよ…」
デスガイド「ねぇゾンマスさん」
ゾンマス「ん?なんだ?」
デスガイド「本当に私の髪の毛がサラサラで羨ましかったんですかー?」
ゾンマス「うっせうっせ!バーカ!!」
ゾンマス「……そうだよ」
デスガイド「…ふっふっふっふ…」
ゾンマス「テメェ何がおかしいんだコラ…!」
デスガイド「そうやってふとした時に見せる女の子っぽい所で、きっと他のアンデットさんはメロメロですよ!」ガバチョ
ゾンマス「はぁ?馬鹿を言うな…って、くっつくな暑ィ!!まだまだ夜中も猛暑だよクソッタレー…!!」
……………
………
…
よ く じ つ 。
デスガイド「スースー…スースー…」
ゾンマス「んん~…ッ!シャワーでも浴びて寝汗流すか……」
デスガイド「では私も」ススッ
ゾンマス「ギャァアッ!?テ、テメェ起きてたのかよ!!」
デスガイド「シャワー浴びるんですよね?私も寝汗かいちゃいました」
ゾンマス「一緒に入るワケねぇだろ!!このボケ悪魔!!」
デスガイド「あれあれ?いいんですか?そういう事言うとサラサラへの憧れを皆さんにバラしますよ?」
ゾンマス「テメェ…最初は俺等アンデットにビビってたくせになんだその態度の変わり様は…」
デスガイド「慣れというやつですね!」
ゾンマス「クソ迷惑だぜバッキャロウ…」ゲンナリ
デスガイド「同性同士で恥ずかしがる事なんてありませんよー?」
ゾンマス「ある!少なくとも俺ァあるんだよ!」
―ガラガラッ
龍骨鬼「オーッス、ガイドちゃんはおるかねー?」
ゾンマス「助かったぜ龍骨鬼…後でフォーチュンレディの里行こうな…」
龍骨鬼「うわっほーいマジで!?とりあえずおはよう!!」
龍骨鬼「まぁそれはともかくとして!TOUR BUSが乗り上げた岩の撤去終わったらしいぞ!」
デスガイド「え、ホントですか!?」
龍骨鬼「うん、マジマジ。いつでも出発できるってよ」
デスガイド「うーん…」チラッ
デスガイド「もう一泊しちゃおっかなー」
ゾンマス「帰れ!」
デスガイド「酷いですゾンマスさん…昨日はあんなに抱き合って…」
龍骨鬼「え?」
ゾンマス「誤解を生む言い方すんじゃねぇ!」
ゾンマス「テメェも鼻の下伸ばしてんじゃねぇよコラァ!!」ドガスッ
龍骨鬼「痛くありませーんwwwww」
ゾンマス「あぁあああああ昨日ッからイライラが全然取れやしねぇえ…!!」
ゾンマス「悪魔族だったテメェを呪うがいいぜ」
デスガイド「いや、別に呪いはしないですが…およ?」
龍骨鬼「おー、総出でお見送りか」
黒騎士「どうっすか!どうっすか真紅眼の不死竜さん!マジかわいくねっすか!?」
不死竜「だから俺は人型じゃ欲情しねーんだって。なぁバーサーク・デッド?」
バーサーク「俺に言うんじゃねぇよ」
ワイトメア「おやおや、あれは確かにお美しい方ですな」
レディ「デスガイドちゃーん!初めましてー!」ブンブン
ロード(此方は一方的に会いに行っているがね…)
デス・ラクーダ「ブルルゥン」
ネクロフェイス「バーブー!バブバブー!」
酒呑童子「おーよしよし…」
デスガイド「1日振りです!いつでも発進できますか?」
TOUR BUS「大丈夫そうだね、全速前進ってやつさ!」
デスガイド「そうですか…では、気を取り直して行きましょう!」
デスガイド「ゾンマスさん…改めて本当に有り難う御座いました」
ゾンマス「んな…何を畏まってやがんだいきなり…」
デスガイド「…顔、赤くなってますよ?お礼言われなれてないんですか?」
ゾンマス「う、うるっせェ!!バカボケ!タコ!!」
ゾンマス「……………」
ゾンマス「……またな」
デスガイド「はい!精気を吸う骨の塔は観光名所ですから!ガイドコースですしまたきっと会えますよ!」
デスガイド「その時はまた泊めてくださいね!」
ゾンマス「嫌だよバーカ」
デスガイド「いつでもどうぞ、という意味で受け取っておきまっす!」
ゾンマス「ざっけんな!!」ギャーギャー
龍骨鬼「元気でなーデスガイドちゃーん!」
不乱健「俺、ずっと友達…!」
ゴブゾン「ゾンマスとどんな会話したか教えろー!!」
馬頭鬼「後でゾンマスの弱点とか教えてくれー!!」
ゾンマス「黙れー!!」
デスガイド「それでは皆さん!!」
デスガイド「またお会いするその時まで!!」
ブロロロロロォォォー…
龍骨鬼「…行っちまったなー…」
ゾンマス「…………」
ゾンマス「…ありがと、楽しかったよ…」
……………
………
…
クリッター「アンデットって怖い場所ってイメージがあるんですけど」ハイハーイ
デスガイド「そんな事はありませんよ、暗黒界の方々も怖いと一般的に言われていますが、そうでないでしょう?」
ダーク・リゾネーター「それはそうだけど、頭悪そうじゃないかー?」
デスガイド「それも偏見です、皆さんホントにいい人達ばかりですし…」
デスガイド「私も沢山の友人がおります!!」
フレア・リゾネーター「え、そうなんですか?」
デスガイド「はい、それはもう!…あっと…、」
デスガイド「さぁ、右手を御覧くださーい!」
デスガイド「右手に見えますのは精気を吸う骨の塔…キャァッ!?」
ドガンッ!!
クリッター「うわぁ!?な、なになに!?」
TOUR BUS「いやーゴメンゴメン…なんかまた乗り上げちゃったみたい…」
デスガイド「えぇー!?」
ダーク・リゾネーター「なんだなんだ?」ゾロゾロ
フレア・リゾネーター「どーしたんだぁ?」ゾロゾロ
……………
………
…
ゾンマス「…………」
デスガイド「お久し振りです」ニヒッ
ゾンマス「…………」バタン
デスガイド「あぁ!ちょっと!酷いですゾンマスさん!開けてくださーい!」
デスガイド「私だけわざわざ他の観光客とは別に「ゾンマスさんの家でお願いします」って言ったんですよー!」ガチャガチャ
ゾンマス「ざーけーんーなーよーもーう!!」
デスガイド「…クスン、さすがにアンデットワールドで野宿する勇気はありません…」さめざめ
デスガイド「お腹空いたよぅ…」
デスガイド「…………」チラッチラッ
―ガチャリッ
ゾンマス「…入れよクソッタレ……」バリバリ
デスガイド「!」
デスガイド「では!お邪魔しますゾンマスちゃん!」
ゾンマス「『ちゃん』付けするんじゃねェッ!!」
-・-・-
デスガイド「右手に見えますのは精気を吸う骨の塔…キャァッ!?」
おしまい。
無限ループってこわくね
Entry ⇒ 2012.09.11 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (1) | Trackbacks (0)
遊星「やはりブリューナク禁止はおかしい」
遊星「ああ……」
アキ「どうしたの遊星? なんだか浮かない顔をしてるけど」
ジャック「レッドアイズダークネスメタルドラゴンが制限なのが気に入らんのだろう」
クロウ「それはお前だろ! なんで8月入ってから3枚も買ったんだ!」
ジャック「我が魂を容易に蘇らせる事が出来るからだ!」
クロウ「制限に引っ掛かりそうな事くらい最近の環境見りゃ分かるだろ! わざわざ高いウルトラ版で揃えやがって!」
アキ「スポーア制限のお祝いですって。私もあとで行くつもりよ」
遊星「……おかしい」
アキ「え?」
遊星「やはりブリューナク禁止はおかしい」
ジャック「フン、先程から何を悩んでいるのかと思えば……そういう事か」
ジャック「俺のスカーレッド・ノヴァ・ドラゴンを何度も……奴の禁止は当然だ!」
クロウ「ブリザードから出せなくなっちまったのは残念だが、俺も仕方ないと思うぜ」
遊星「だが、ブリューナクは最近の環境には一切影響を与えていないだろう?」
アキ「それは確かにそうだけど……」
遊星「寧ろ、採用率は低くなっていた筈だ。それにも関わらず禁止……おかしいと思わないか?」
クロウ「そう言われると何かおかしく思えてきたぜ……」
ジャック「シンクロを抑え込もうとしているだと? まさか……」
遊星「そうだ……俺は今回の改定に、イリアステルが絡んでいると睨んでいる」
クロウ「おいおい、そりゃちょっと飛躍しすぎなんじゃねえか?」
アキ「確かにブリューナクは禁止になったけど、スポーアや緊急テレポート、それに遊星のデブリ・ドラゴン等は緩和されているわ」
クロウ「アキの言う通りだ。シンクロを抑えこむなら、この辺を緩和する必要はねえだろ?」
遊星「それはそうだが、いくらシンクロしやすくなっても、肝心のシンクロ先のパワーが低くなればシンクロは使われなくなる」
遊星「目先にチューナー緩和をちらつかせ、強力なシンクロモンスターを規制……確かに考えすぎかもしれないが、調べてみる価値はあるだろう」
クロウ「レダメは関係ねえだろ」
アキ「でも、どうやって調べるの? 禁止制限を決定しているKCのコンピュータにハッキングするとか?」
遊星「恐らく奴らは歴史を改竄し、禁止制限を管理する地位に就いている」
クロウ「禁止制限を管理って、相当上の地位なんじゃないのか?」
遊星「だろうな。そしてそれだけ高い地位にいれば、自分達に不利な情報を全て握りつぶす事が出来る」
遊星「普通に調べても証拠は出ないだろう。ならば、手段は一つ……」
アキ「まさか……直接KCに侵入するつもり!?」
遊星「その通りだ。禁止制限を管理する権限のある人物は、特定の部屋で常に作業していると聞く」
ジャック「その部屋に直接乗り込み、イリアステルを見つけ出すというわけか」
クロウ「でもよ、それでイリアステルが関係なかったら、俺達確実に御用だぜ?」
アキ「遊星……」
遊星「勿論、侵入も確認も1人で行くつもりだ。勿論、見つからないように注意は払うがな」
クロウ「遊星、お前……水臭えぞ!」
遊星「何?」
クロウ「俺はセキュリティに何度も侵入してる、言わば侵入のプロだぜ? KC本社だって、俺がいれば余裕で最深部まで入り込める!」
ジャック「イリアステルの仕業であろうとなかろうと、俺も今回の改定は気に入らんのだ。その作戦、乗らせてもらう」
遊星「ジャック、クロウ……ありがとう」
アキ「3人共……決意は固いみたいね。なら私も……」
遊星「いや、この作戦には危険が伴う。アキはここで待っていてくれ」
クロウ「ヘッ、こういう事すんのは久々だ! 腕が鳴るぜ!」
遊星「決行は明日の夜だ。その間、俺はKCへの侵入ルートや警備の位置等の情報をブルーノと一緒に集めておく」
アキ「遊星、ジャック、クロウ……無理はしないでね」
そして次の日の夜
~KC本社内部~
クロウ「上手く潜り込めたな」
ジャック「このまま例の制限管理者の部屋まで行けるのか?」
遊星「ああ、このダクトを通っていけば……よし、ここで降りるぞ」
ジャック「たかだか5人だ。増援さえ呼ばれなければ片付けられるだろう」
クロウ「結構な無茶だろ……遊星、催涙ガスとかねえのか?」
遊星「生憎だが、そのようなものを準備する時間はなかった。ジャックではないが、ここは無理やり突破するしかない」
クロウ「なら仕方ねえな……よし、行くぞ!」ガコン!スタッ!
警備員A「むっ、何m」
クロウ「オラッ!」バキッ!
警備員A「ぐあっ!」バタッ
警備員B「し、侵入者!? 応援を……」
ジャック「させん!」ドガッ!
警備員B「あの位置から……な、なんて足の長さだ……」ガクッ
警備員C「ぐあっ!?」
遊星「ハッ!」(左、右パンチからの回し蹴り)
警備員D「1ターンに2人を……ワンターンツーキゥ……」バタッ
クロウ「お前で最後だ!」バキィ!
警備員E「へぶ」
ジャック「よし、突入するぞ!」
バタン!
「……ほう、貴様らか」
「思ったよりも早かったね! キィヤハハハ!」
「ふむ、まだ気付かれぬと思っていたが……甘かったようだな」
ジャック「貴様ら! シンクロを規制し、あまつさえレッドアイズダークネスメタルにまで手を出すとは……」
ルチアーノ「いや、レダメは妥当だろ」
ホセ「それだけではない。私達は環境を見据えた上で、的確な制限改定を行っている」
遊星「強力なシンクロを規制し、シンクロの滅びを加速させる事も的確だと言うのか!」
ホセ「当然だ。世界を滅ぼすシンクロモンスター等、必要のないもの」
プラシド「そもそも、ブリューナクは十分禁止級の力を持ったふざけたモンスターだ! トリシューラ同様、どこにも問題はない」
クロウ「てめえら、まさかトリシューラの時から……!?」
ルチアーノ「今更気付いたのかよ! まあ、今回も禁止制限は適応されちゃった後だから、遅いんだけどさあ!」
ジャック「黙れ! これ以上、貴様たちの好きにはさせん!」
遊星「禁止になってしまった者は、もう戻らないかもしれない……だが俺達は、シンクロの未来を救う為にここに来ている!」
プラシド「不動遊星! 不本意だが決着をつけてやる! 俺の剣の錆となるがいい!」ダッ!
ガキィン!
プラシド「何ィ!?」
遊星「俺のデュエルディスクは手作りでね!」
ルチアーノ「へー、中々やるじゃん。ならこれは……」
クロウ「おっと、させねえぜ!」シュバッ!
ルチアーノ「くっ、カード手裏剣か……ナメやがって!」
ホセ「何とも血の気の多い連中だ。何故こうも好戦的なのか」
ジャック「お前の相手はこの俺だ! 王者の蹴りを喰らうがいい!」ドカッ!
ホセ「……どうやら死にたいらしいな」
プラシド「ぐっ……貴様ァ!」
ルチアーノ「二度とD・ホイールに乗れなくしてやるよ!!」
クロウ「鉄砲玉のクロウ様がそう簡単にやられるかってんだ!」
ホセ「フン!」ズガァン!
ジャック「どうした? 図体がでかく、攻撃も大振り。威力があっても、当たらなければ意味はないぞ!」
遊星「いいだろう!」
クロウ「お、あっちもデュエルを始めたみたいだぜ!」
ルチアーノ「知るか! ボクはスカイ・コアを召喚、カードを1枚伏せてターンエンドだ!」
クロウ「あ、それエンドサイクな」
ジャック「我が魂、レッド・デーモンズ・ドラゴンの攻撃! アブソリュート・パワー・フォース! そしてデモン・メテオ!」
ホセ「ワシの守備表示モンスターはグランド・コア……よって、機皇帝が降臨する!」
ジャック「ほう、我がレッド・デーモンの効果を利用してくるか。カードを1枚伏せ、ターンエンドだ」
遊星「罠カード、トゥルース・リィンフォース発動! スピード・ウォリアーを守備表示!」
過労死「ホウアッ! グアア!」バーン!
クロウ「俺のターンな。黒い旋風を発動してシュラ召喚! ブラストサーチして特殊召喚!」
ルチアーノ「くっ……!」
クロウ「バトル! シュラで攻撃だ! ダメステいいですか!」
ルチアーノ「畜生! どうぞ!」
クロウ「カルート発動! スカイ・コアの攻撃力は0! 3200ダメージ!」
ルチアーノ「スカイ・コアは戦闘では破壊されないけどだから何って感じ」LP4000→800
クロウ「ブラストで攻撃! ダメステいいですか!」
ルチアーノ「ふざけんな! どうぞ!」
クロウ「カルート!」
ルチアーノ「うぎゃあああああああああーーー!!!」LP800→0
クロウ「やっぱカルート準は最高だぜ!」
ジャック「おのれ……!」
ホセ「砕け散るがいい! グランド・スローター・キャノン!」
ジャック「聖なるバリア-ミラーフォース-! 破壊だ!」
ホセ「ワシのフィールドは焼け野原だ……カードを1枚セットしてターンエンド」
ジャック「俺のターン! ドロー! ナイト・ショットで伏せカードを破壊!」
ホセ「何と」
ジャック「更にインフルーエンス・ドラゴンを召喚! 除外! レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン!」
ホセ「これが絶望か……」
ジャック「レッドアイズブラックメタルの効果! 蘇れ! 我が魂! レッド・デーモンズ・ドラゴン! 2体で攻撃だ!」
ホセ「これが神の意思だと言うのならば……ささやかな犠牲だ……」LP4000→0
遊星「そういうお前も目の前にシューティングスタードラゴンが立ってるがな! 効果発動!」
プラシド「くっ……なんだこの脳内に流れ込むBGMは……Clear Mind……!?」
遊星「1枚目! チューナーモンスター、クレボンス!」
遊星「2枚目! チューナーモンスター、エフェクト・ヴェーラー!」
遊星「3枚目! チューナーモンスター、ニトロ・シンクロン!」
遊星「4枚目! チューナーモンスター、サイコ・コマンダー!」
遊星「5枚目! チュー……チッ、ロード・ランナーか」
プラシド「お前緊急テレポート入れてたのか……」
遊星「使わなかったがな。喰らえ! スターダスト・ミラージュ! ヨンレンダァ!」
プラシド「ぐああああああああああーーーーー!!!」LP0 ボカーン!
ジャック「観念するんだな!」
クロウ「お前達の制限改定で俺をパワーアップさせちまったのは失敗だったな!」
ルチアーノ「ぐぐ……畜生!」
ホセ「我々の負けか……認めざるを得ないな」
プラシド「」
遊星「KCに巣食い、シンクロを規制するのはこれきりにしてもらうぞ」
ホセ「デュエルに負けた以上、我々も身を引こう……しかし、次はこうはいかん」
プラシド「」
ルチアーノ「プラシドまたぶっ壊れてんのか……回収めんどくせ……お前ら、覚えてろよ!」
クロウ「消えやがったか……」
遊星「これで制限改定によるシンクロの消滅は免れた。だが、奴らとの戦いはまだ終わっていない……」
ジャック「ああ。しかし、何度戦おうと、勝つのは俺達だ!」
クロウ「当たり前だぜ!」
遊星「イリアステル……必ず決着をつけてやる!」
一方その頃
~サティスファクションタウン~
ウェスト「制限改定でブリューナクが禁止になっちゃったね……」
ニコ「鬼柳さん、ループが出来なくなって落ち込んでないかしら……」
鬼柳「ようお前ら! いい所で会ったな! 新作ループを見てくれよ!」
ウェスト「新作ループ!? ブリューナクが禁止になっちゃったのに?」
鬼柳「おうよ! 大体ブリュの禁止はトリシューラが禁止になった時点で何となく予想はついてたさ」
鬼柳「禁止になっちまったブリュはどうやったって使う事は出来ねえ。だったら、他のループで満足するしかねえ!」
鬼柳「名付けてドゥローレンループだ! 早速実演するぜ!!」
ウェスト「凄いや! 流石チームサティスファクションのリーダーだ!」
鬼柳「やめろ」
ウェスト「ご、ごめんなさい……」
鬼柳「ともあれ、満足はこの程度じゃ終わらねえ! 俺達の満足は、これからだ!!」
end
なぜ満足民はいくつもループを思いつくのだ
Entry ⇒ 2012.09.02 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
馬頭鬼「ゾンビ・マスターって女の子?」
馬頭鬼「いや、だからゾンマスって女の子なの?」
ゾンマス「なに言ってんだテメェ」
馬頭鬼「いや、だってお前いつも一緒に風呂入らないし」
馬頭鬼「着替えてる最中に部屋覗くとキレるし」
馬頭鬼「1ヶ月に一回凄い不機嫌な時期が来r」
ゾンマス「死ねオラァ!!」ドスッ
馬頭鬼「死んでますが!?」ドグシャアッ
ゾンマス「お前は俺が気紛れなの知ってんだろ、不機嫌な時もありゃ機嫌のいい時もあンだよ」
馬頭鬼「なら、あの妙に不機嫌な時は何なの?」
ゾンマス「……貧血…とかだろ、知るか」
馬頭鬼「?」
ゾンマス「俺が女だったら龍骨鬼のアホが黙っちゃねぇだろ」ケケケケ
馬頭鬼「あぁ、あの性欲骸骨」
ゾンマス「『今度魔法使いにジュノンってマブい奴が出たんだろ!?ATK2500だろうが俺は無理心中ファックをキメるぜヒョォイ!!』って言ってたレイプ野郎がだぜ?」
ゾンマス「同族の女に手を出さねぇ筈あるかよ、ボケ」
馬頭鬼「ヴァンパイア・レディは?」
ゾンマス「あいつ人妻には興味ねぇとさ」
馬頭鬼「ワイト夫人は?」
ゾンマス「だから人妻には興味ねぇって言ってんだろ!二度言わせるんじゃねぇ!!」ゲシッ
馬頭鬼「オップス!?」ゴハッ
馬頭鬼「ちゃんと異次元に行っても埋葬してくれよ…?」
ゾンマス「もしくはコイツ等な」クイッ
ネクロフェイス「バブー」
酒呑童子「報酬は来週の飲み代な」ゴキュゴキュ
ゾンマス「既に飲んでるじゃねーか」
馬頭鬼「今度は誰と飲むんだよ…」
酒呑童子「魂の解放ちゃんとサシ飲みだけど?」
馬頭鬼(マジでリア充氏ねよ…)
馬頭鬼「お前ホント除外されっちまえよぉぉぉおお!!」
ゾンマス「アホらし…勝手にやってろ」ヒラヒラ
馬頭鬼「おい!どこ行くんだよ!」
ゾンマス「言うかバーカ」スタスタ
馬頭鬼「全く、唯我独尊野郎め」
ネクロフェイス「チャーン」
ゾンマス「………」スタスタ
ゾンマス(…バレてない、よな?)ソワソワ
……………
………
…
ゾンマス「何がおかしいんだクソッタレ!この強姦野郎ォ!!」
龍骨鬼「それよりなんでお前は俺の頭の上に座ってんの?」
ゾンマス「……俺の特等席だ」フンスッ
龍骨鬼「さいですか」
龍骨鬼「いやー、しかしお前が女かどうか、ねぇ…」
龍骨鬼「俺から言わせりゃどっから見ればお前が男に見えるのかって感じだけど」
ゾンマス「うっせうっせ!!バーカバーカ!」ゲシゲシ
龍骨鬼「ATK1800乙、超乙」
ゾンマス(かかと痛い…)
ゾンマス「あーそーかい」
龍骨鬼「残念?」
ゾンマス「ちんこもげろ」
龍骨鬼「」タマヒュン
龍骨鬼「お前にはちんこもげる気持ちが分からねぇのかよ……!」
ゾンマス「知るか!!」
龍骨鬼「…わかった、この話はやめよう。ハイ!やめやめ」
ゾンマス「テメェが始めたんだろうが」
龍骨鬼「それより早くフォーチュンレディと戦わせてくれよ!!ヒィヒィさせてくれよ!」
ゾンマス「うっせーよ!!」
ゾンマス(助けに来たファイリーに吹っ飛ばされてたくせに…)
龍骨鬼「お前、今俺をエロ戦車だと思っただろ?」ドヤァ
ゾンマス「そんな可愛いもんじゃねーだろオメェ」
龍骨鬼「屈辱と恥辱にまみれたダルキーたんの睨み顔もたまんねぇわ」
ゾンマス「クズ極まりねぇなお前」
ロード「オマケに下品だね」
ゾンマス「……お、ヴァンパイア・ロードじゃねぇか」ヒョコッ
龍骨鬼「もう降りろよお前」
ロード「………」クラッ
ロード「………」フラァッ
ロード「失礼、醜すぎて立ち眩みが」フゥ
ロード「息災かい?龍骨k…間違えた、ブ男君」
龍骨鬼「よし分かった、やっぱりお前とはしっかり白黒着けなきゃならねぇって事だな?喧嘩売ったんだよな?」
ロード「何故私のような貴族階級が君のような乞食ブードゥーに喧嘩を売らねばならんのかね?」
ゾンマス「テメェ等まだそんな仲悪ィのかよ」
ロード「なんと醜悪な嫉妬心だろう、感動すら覚えるよ」
龍骨鬼「うるせぇ!ATK俺が勝ってんだからなオラァ!」
ロード「ふむ、つまり君は筋肉と性欲だけが取り柄という事か…私の眼を見たまえ、この憐れみの眼差しを」
龍骨鬼「どう見ても威圧する魔眼じゃねーか!!生き返ったカースに攻撃力負けるくせによぉ!」
ロード「彼は吸血鬼界の武道派なのだよ」
龍骨鬼「ジェネシスになったお前も超肉体派じゃんwwwww」
ロード「ブッ飛ばすぞ?あ?」
ゾンマス「『お嬢さん』はやめろ、キメェ」
ロード「失礼、では女史。予々疑問だったのですが、何故貴女は女性である事を新顔のアンデット達に隠すので?」
ゾンマス「ん…」
龍骨鬼「そうだよ、言っちゃえばいいじゃんか!確かに昔と比べたらお前の性別知ってる古株ゾンビも影薄くなったり少なくなったりしたけどよぉ」
ロード「我等1人と1匹以外には誰が居たかね?」
龍骨鬼「誰が1匹だクソが!…あー、不死王様とかその辺は知ってるんじゃね?あとはピラタくらいだろ、知ってる奴でまだ皆と関わりあるのは」
ロード「あぁ、王族達か…彼等は広い情報網をお持ちだからね。亀はどうでもいいが」
龍骨鬼「俺とお前とスカル・フレイムはかなり世話になってるだろ、あのカメ公には」
ゾンマス「……んー、なんだろうな。今更女だったとか言ったせいで周りの環境とか対応が変わったら嫌だしな…」
ゾンマス「『ゾンビ・マスターは男』って前提でアイツ等会話してきやがったからよぉ、そりゃあこんな口調の俺も悪ィが…適当に合わせてたらかなり時間が経っちまって」ポリポリ
龍骨鬼「つまりタイミングを逃したのか」
ロード「遊戯王だけに」
ゾンマス「テメェ等ほんとは仲いいだろ?なぁ?」
ロード「しかしいつまでも隠しておく事はできませんよ」
龍骨鬼「そうだよ、言って楽になっちまえよ」
ゾンマス「あー……まぁ、考えとくさ」ケッ
デ・ザード「………」フーム
………
…
場所:髑髏の寺院
デ・ザード「……と、ゾンビ・マスター女史は自らの性別を明かせぬ事に少なからずストレスを感じているようです」
リッチー「ふむ、そうであろう…奴はあれでいて繊細であるからな」
パンプキング「ふぉっほっほ!あの娘っ子もなかなか愉快な事で悩んどるもんじゃい!どうじゃ、1つ性別を勘違いしておる奴等の前で衣服をひん剥いて…」
ワイトキング「ゴースト王、戯れが過ぎますぞ」
蘇生ハ・デス「ふ、しかしあの性格で生娘というのも中々……あ、ツモ。イーペーコータンヤオドラ2」
パンプキング「おっほ、さすがは火力押し至上主義者じゃな」
蘇生ハ・デス「勝てばいい、それが全てだ!勝ち方に卑怯などないのだ骸骨王!」
リッチー「さすがは効果至上主義者」
パンプキング「ところで不死王、お主ビリじゃろ」
リッチー「……日が悪い…」ジャラジャラ
リッチー「しかしゾンビ・マスターか、確かに我等不死の軍勢内で隠し事があるのは由々しき事態だ」
デ・ザード「不死王、隠しているのとはまた違う様子ですが」
リッチー「知られていないならば同じ事よ」
パンプキング「暴論ジジイじゃな」
リッチー「貴殿もジジイであろうがゴースト王!」タンッ
ワイトキング「ロンです不死王、リーチ一発純チャンドラ1…おぉ、裏も乗りましたぞ!ドラ2!」
リッチー「」
リッチー「とにかく!一度彼女とは話をしておかねばなるまいな」
デ・ザード「ではそのように手配致します」
リッチー「うむ」
ワイトキング「不死王、早く点棒を」
リッチー「分かっておるわ!」ジャラジャラ
キング・スカル「さっさと卓代われよ…退屈だぜ…」
………
…
ゾンマス「はぁ?リッチー様がお呼びだぁ?影武者の方じゃなくて?」
ゴブゾン「おう、リッチーロードじゃねぇぞ」
ゾンマス「んだよ…俺ァ別に悪い事なんざしちゃねぇぞ」
ゴブゾン「素行不良ってやつじゃね?」
ゾンマス「誰が素行不良だコラァ!!」ゲシッ
ゴブゾン「今まさにだよ!」ゴハッ
ゴブゾン「お前頭悪いだろ」
ゾンマス「んだとテメェ…墓地に突き落とすぞこの野郎…」
ワイトメア「まぁまぁ落ち着きたまえ、お茶でも飲んでから考えるというのはどうだね?」
ゴブゾン「ぅお!?急に出てくんな!」
ワイトメア「正体不明で神出鬼没、我等の名前は」
ゾンマス「ワイトだろ」
ワイトメア「」
ゴブゾン「クソDQNだなお前」
ワイトメア「紅茶のお代わりはどうかね?」
ゴブゾン「お前ちっとは話合わせろよ!」
ワイトメア「だが私は謝らない」ゴクゴク
ゾンマス(紅茶が顎から滴り落ちてやがる…)
ワイトメア「ではこういうのはどうだろう、ジャンケンで負けた者が不死王の下へ行く」
ゴブゾン「なんでだよ!!」
ゾンマス「ヒャッハ!さすがは骨紳士!話が分かる!いくぜぇ?せーの、」
ジャーンケーン…
………
…
ゴブゾン「なんでだよ」
ゴブゾン「なんでッ!だよ!!」
ゴブゾン「なんで俺が行かなきゃならねぇんだよ…ったくゾンマスの野郎…。チワーッス」
場所:精気を吸う骨の塔
リッチー「ふむ、来たk…あれ?」
ゴブゾン「…ど、どうも」
リッチー「ゾンビ・マスターはどうした?」
ゴブゾン「用事があるそうなんで、俺が代理で…」
リッチー「………」ハァ
ゴブゾン「ですよね?あ、じゃあ俺もう帰っていッスか?」
リッチー「うむ、本人が来いと託を…む?」
リッチー(いや待て、本人に言った所であの娘が聞くだろうか?)
リッチー(それよりも…こやつに真実を話した方がよいのではないか)
リッチー(『前と変わらぬよう接して欲しい』とでも言えば)
ゴブゾン「…あの、不死王様?帰りますよ?」
リッチー「いや、待たれよ!」
ゴブゾン「はぁ………」
……………
………
…
ゴブゾン「」
ゴブゾン「え?」
リッチー「分かったな、つまりそういう事なのだ」
ゴブゾン「え」
ゴブゾン「ちょ」
ゴブゾン「…オンナ……!?」
リッチー「そういう事になるな」
ゴブゾン(オンナ女おんなON-NA…おん…)
ゴブゾン「マジすか!?」
リッチー(な、何事だこやつ……)
リッチー「うむ、何度も言うが事実なのだ」
リッチー「どうかこれからも、性別の分け隔てなく奴と接してもらいたい」
リッチー「よいな?」
ゴブゾン「はぁ…まぁ、オッケです…」
リッチー「用件はそれだけだ、行くが良い」
王族親衛隊「出口までご案内致します、御客人」
ゴブゾン「は、はい…」
ゴブゾン(やっべやっべ、どうするよコレ、マジどうするよ)
王族親衛隊「……何をブツブツと喋っているのですか?」
ゴブゾン「うぇい!?」
………
…
ゴブゾン「あーやべぇ、知っちゃったよスゲェ事」
ゴブゾン「今までと変わらずって…無理だろ…」
ピラタ「お、ゴブリンゾンビじゃん」
ゴブゾン「ピラミッド・タートル…」
ピラタ「暗い顔してるけどどうかしたのか?」
ゴブゾン「いや、実はな…ゾンマスが女だったんだよ…」
ピラタ「えっ」
ピラタ「お前知らなかったの?」
ゴブゾン「えっ」
ピラタ「結構俺の周り(龍骨鬼ヴァンロetc)じゃ常識だぞそれ」
ゴブゾン「…マ、マジで?」
ピラタ「おうよ」
ピラタ「声でかいなお前!あとはー…んー…達人キョンシーとか」
ゴブゾン「うわ…居たなそんなの…」
ピラタ「龍骨鬼とヴァンロの旦那は知ってるぜ?」
ピラタ「後は…リボーン・ゾンビとワイトか」
ゴブゾン「なんでアイツ等が知ってんだ!?」
ピラタ「ゾンマスが生き返ってから初めて甦らせたアンデットだからな」
ゴブゾン「…俺も結構昔の馴染みなんだけど…」
ピラタ「教えたくなかったんだろ、口軽そうだし」
ゴブゾン「結構傷付くぞそれ…」
ピラタ「どうすんだよ」
ゴブゾン「どうするも何も…とりあえず皆に知らせるわ」
ピラタ「ふーん」
ゴブゾン「止めないんだな…」
ピラタ「アレだろ?不死王様になんか言われたんだろ?」
ゴブゾン「あ、あぁ…皆に教えて、尚且つ今まで通りに接してほしいって…」
ピラタ「楽勝じゃん」
ゴブゾン(楽勝じゃねーよ…)
ゴブゾン「とりあえず…噂好きのアイツに頼んで皆にタレ込むわ…」
ピラタ「死霊か」
ゴブゾン「死霊だ」
死霊「あンだってェ!?ゾンマスが娘っ子だとォ!?」
死霊「驚きのあまりにテメェの魂を削ッちまいそうだぜェ!?」
ゴブゾン「やめてくれ!!それで…」
死霊「おうよ、ゾンビの噂は千里を駆けるってヤツだ!!なぁ相棒!」
悪夢馬「ヒヒィイ~~~~ン!!」
ゴブゾン「ナイトメア・ホースのやる気も満々だな」
死霊「おうよ!馬並みだぜェ!?」
悪夢馬「ブルルゥン!!」
死霊「アレだな?ゾンビッ娘にゃァ知られないように流せってこったな?」
ゴブゾン「そうだn」
悪夢を駆る死霊「よっしゃァ!!俺にィ!まっかせとけぇええいッ!!ハイヤーッ!!」ズザァアーッ
ゴブゾン(やっべぇメチャ不安)
バーサーク・デッド・ドラゴン「ふーん…あ、おいお前殴らせろよ」
―噂は
ゾンキャリ「ちょっとゾンマスちゃんとシンクロして来る」
―瞬く間に
馬頭鬼「俺すげぇ前に否定されてたんですけど…」
―広がっていった
ヴァンパイア・レディ「…あら、しかも生娘なの…?」ジュルリ
龍骨鬼「何が?」
ゾンマス「最近…周りの連中が俺を避けてる気がする」
龍骨鬼(あー、女耐性無いからねアイツ等)
ゾンマス「なんでだよ!チクショウ気にいらねぇ!!」ガンガンガンッ
ゾンマス「いってぇえ!硬いんだよお前…!!」
龍骨鬼「そりゃお前が裸足だからだろ?つーか頭踏むなよ…」
ゾンマス「…テメェ余裕だな…今度ブラマジと戦う予定あったんだけど呼ばねぇぞ…?」
龍骨鬼「ご、後生だ!!呼んでくれ!!!」
龍骨鬼「お、めずっちじゃん!整いました?」
馬頭鬼「凄い古いだろその生者芸人!!…と、」
馬頭鬼「よ、よぉゾンマス」
ゾンマス「おぃーっす。……!」
ゾンマス「おいおいおい馬頭鬼ちゃんよォ」ガシッ
馬頭鬼「え!?ちょ、なんだよ離せよ近いって…!」
馬頭鬼(やべぇ、こいつ体やっこいんですけど…今まで気付かなかったんですけど…)
ゾンマス「オメェ等よォ、最近俺に冷たいじゃねぇか?あぁ?」グリグリ
馬頭鬼「いやいやいやそんな事ねーって!!はは!HA☆HA!!」
馬頭鬼(あー駄目だ距離近ぇよこれもうマジ前屈みだわやっべぇわ天国のような地獄、まさにライロ)
ゾンマス「………」
ゾンマス「嘘つけボケェ!!」ゲシッ
馬頭鬼(女の子の素足とかご褒美なんですけどッ!?)ゴッブッフゥ
ゾンマス「は?掴めてないだけって何がだ?」
馬頭鬼「いや、なんでもねーからマジで!!」
蒼血鬼「おーい馬面ァ、早くこっち来…あ、あれ…ゾンマスじゃん」
ゾンマス「よォ、青コウモリ。…なんでテメェも余所余所しいんだよ」
蒼血鬼(…あー…コイツすげぇいい匂いする、ゾンビのくせに…)
蒼血鬼「な、なんでもねぇって…行こうぜ馬頭鬼!」
馬頭鬼「あ、あぁ」
ゾンマス「あん?どっか行くのか?だったら俺も…」
馬頭鬼「悪ィ!ちょっと急用でよ!また今度な!!」
ゾンマス「あぁ?」
蒼血鬼「あぁ、そういう事だから!じゃまたな!」
ゾンマス「っ…………」
ゾンマス「…ぁ、あぁ…またな!」
龍骨鬼「…………」
ゾンマス「んだよアイツ等!ムカつくぜ畜生ォ!気にいらねぇ!!」ガンガンガンッ
龍骨鬼「ちょ、止めて止めて!!執念の剣はヤバいから!ギリだから!マジでギリだから!!」
ゾンマス「ハァ…ハァ…あぁクソ、クソッタレだ馬鹿野郎、空気の読めねぇクソ鬼共!」
ゾンマス「…………」
ゾンマス「…………」ダキッ
龍骨鬼「…ん?」
ゾンマス「なぁ、龍骨鬼……」
ゾンマス「俺、なんかしちゃったのかなぁ…分からねぇよ…全然…」
ゾンマス「調子に乗って…蹴ったり殴ったり、しすぎたのかな…」グスッ
龍骨鬼「……ゾンマス…」
龍骨鬼(拝啓、不死王様。事態の悪化が止まりません)
バーサーク「おうよ、知ってたか?」
不死竜「知らね、どうでもいいわ」
バーサーク「マジかよ、意識して見ると結構可愛いって言われてるぜ?」
不死竜「へぇ…でも人型じゃ全然そそらねぇしなぁ…」
不死竜「闇竜の黒騎士、お前はどうだ?」
黒騎士「ぶっちゃけ今すぐ会いに行きたいです」
不死竜「マジかよ…行って来ればいいじゃん…」
黒騎士「マジっすか!行って来ちゃいますよ俺!!」
バーサーク「ホントお前ら変わってなくて安心するよ」
黒騎士「俺の騎士道がスパイラル・アローですよ」
黒騎士「全然雨が降らないのにゾンマスのあれは梅雨入りですよ」
不死竜「お前最低すぎるだろ」
黒騎士「マジっすか!」
不死竜「マジだよ」
バーサーク「でもなぁ、黒騎士みたいに意識しちゃう奴が増えすぎると」
不死竜「あぁ、絶対に当人は混乱するよな」
黒騎士「混乱なんかさせたら準強姦ですよ!俺は和姦を目指しますよ!」
不死竜「心底最低だなお前」
黒騎士「マジっすか!」
バーサーク「なんでお前こんな奴舎弟にしたの?」
不死竜「見誤ったんだよ言わせんな恥ずかしい」
黒騎士「マジっすか!」
不死竜「…………」フゥー
不死竜「とにかく、こういう事態を王様共は理解しちゃいねぇだろうからな」
不死竜「ちょっくら説明に行ってやるか」バサッ
バーサーク「あ、俺も俺も」バサッ
黒騎士「じゃあ自分も!!」ザッ
不死竜「俺等と方向逆じゃね?」
黒騎士「ゾンマスちゃんトコ行くんで!!」
バーサーク「お前もこっちな」
黒騎士「マジっすか!」
……………
………
…
カース「聞いていますともノーブル・ド・ノワール氏、今まで男と偽って生活をしていた、と…」
黒い貴族「フ、下級アンデットの事は理解し難い事の多い事…一体何故性別を偽ったのか」
カース「大勢の男達に自然と囲まれる環境を整えていたのでは?」
黒い貴族「成程成程!ハッハッハ、いやはやなんとも浅ましい売女…」
カース「まぁ、下級アンデットの娯楽など所詮はその程度の…」
ガタンッ!!
二者「!?」
ロード「…………」
ロード「今しがた貴殿等が交わしていた会話と彼女、果たしてどちらが浅ましいですかな」
ロード「よく考えておくと良いでしょう、『上級アンデット』のお二方」スタスタ…
黒い貴族「チッ…若造が」
カース「………」
ロード「ゾンビ・マスターの所へだ」
青眼の銀ゾンビ「えぇ!?だ、駄目ですぜお坊ちゃま!また勝手に下々の連中と…」
ロード「やかましい、この城の君主は誰だ?」
青眼の銀ゾンビ「そりゃロード様ですが…あっしはジェネシス様からきつく言われとりますんで…」
ロード「フン、初代君主の亡霊にいつまで縋り付いている、アンデットのくせにな」
青眼の銀ゾンビ「他の貴族の皆様方の面子もありやす……!」
ロード「なんだ、そんなものクソ喰らえではないか」
青眼の銀ゾンビ「ロ、ロード様!?お屋敷に皆様がいる中でそんな…」
レディ「シルバー」
青眼の銀ゾンビ「お、奥様!?」
レディ「君主の命令は絶対、でしょう?」
青眼の銀ゾンビ「ぅ………」
レディ「………」ウィンクパチン
ロード「………」フッ
獄炎「ゴォォォァァァアアアアアアッ!!」ボゥゥッ
ロード「フン、貴様もこの理不尽さに対して怒りに燃えるか」
ロード「全く、揃いも揃って下級共は頭が弱すぎるのだよ……!」
獄炎「ゴゥウゥゥウウウオオッ!」シュバッ ヒューン…
青眼の銀ゾンビ「あぁ…行ってしまわれた…」
レディ(行ってらっしゃい、うふふ…)
レディ「いいのよ、ところでゾンマスちゃん?今度うちの屋敷に招待しなぁい?」
青眼の銀ゾンビ「お、奥様までそんな事を!!」
レディ「あらぁ、冗談よぉ?」
カース「…ノワール氏よ」
黒い貴族「はて?」
カース「確かに、噂を飛躍させすぎたやもしれませんな」
黒い貴族「……えぇ、それは全く。…後で詫びねばなりますまい」ヤレヤレ…
リッチー「なんと」
不死竜「つーワケだジジイ、お前のやった事は完全に裏目だよ」
リッチー「…むむむぅ…まさかそんな筈は…」
バーサーク(天然だったのか…)
蘇生ハ・デス「クハハッ、予定が外れたなぁ不死王よ」ナデナデ
ゾンキャリ「モットナデナデシテー」
黒騎士「あ、ゾンビキャリアじゃねっすか!久々にシンクロしますか?」
ゾンキャリ「引っ込んでろ」
黒騎士「手厳しっす!」テヘペロ
ワイトキング「ゾンビ・マスターの噂は我等の領地にもちらほら…今回ばかりは失策でしたな」
キング☆スカル「へ、今更どうかしても遅いんじゃねぇかぁ?速さが足りねぇよ、速さが!」
リッチー「ぐぅ……こうなったら…!」
リッチー「リッチーロードの所為にしよう!!」
パンプキング(こいつアホじゃ)
パンプキング「いやその理屈はおかしいじゃろ」
蘇生ハ・デス「自分の非を認める事も名君の条件であるぞ」
キング☆スカル「それをしなかったせいでテメェはヘイトなバスター喰らっちまったワケだしな」
蘇生ハ・デス「黙れ黙れィ!!」
ワイトキング「おやおや、古傷が抉られたようですな魔王よ」
蘇生ハ・デス「ぐぬぬ」
黒騎士「すげぇ!!『ぐぬぬ』なのに全然萌えねえっす!」
バーサーク「お前の遠慮の無さも凄いわ」
不死竜「俺も遠慮なんざしてねーけどな」
不死竜「どうすればって…謝るしかないんじゃねぇのか?」
リッチー「ゾンビ・マスターにか」
不死竜「それしかねぇだろ」
リッチー「………そうよな…」
リッチー「分かった、さっそく謝罪の方を…」
バタンッ!!
スピリット・オブ・ファラオ「その必要は無いぞッ!!」ドギャァアン
リッチー「………」
ワイトキング「………」
パンプキング「………」
キング☆スカル「誰?」
ファラオ「ちょ」
ファラオ「ファラオのしもべや王家の守護者を部下に持つ王の中の王!それが俺だ!」
ファラオ「そう」
ファラオ「つまり」
ファラオ「俺だ!!」
ファラオ「その俺が来たのにどうしたお前ら!!」
キング☆スカル「なんだこのうっせー馬鹿は…」
ファラオ「俺」
ファラオ「が馬鹿だって!?」
パンプキング(だから呼びたくないんじゃコイツ)
ファラオ「ヘイ不死王よ、お前は別に謝る必要なんざねぇ」
リッチー「む?」
不死竜「おい、いきなりやって来てなんだそりゃお前」
ファラオ「まぁまぁ落ち着け」
ファラオ「俺」
ファラオ「の話を聞け」
バーサーク(おいコイツ超殴りてぇぞホントに王族かよ)
ファラオ「実は最近新顔のアンデットがこっちの勢力に加わってなぁ」
ファラオ「そいつ、体はでけぇけど心は純粋で素朴で超いい奴なんだわ」
ファラオ「今そいつをゾンマスん所に向かわせた」
蘇生ハ・デス「それがどうした?」
ファラオ「おいおい…俺の部下が問題解決に赴いたんだぜ!?俺の部下だぜ!?俺だぜ!?」
ファラオ「あいつなら…ゾンマスの心を溶かせられるさ!」
………
…
龍骨鬼「大丈夫だったゾンマスよぉ、いきなり皆がお前を嫌うワケねぇだろ?」
龍骨鬼(つーか逆なんだよね)
ゾンマス「だってよぉ…あいつ等…や、やっぱり…ちゃんと今までの事謝ってくる!」
龍骨鬼「や、やめろ!!(それでオちる奴絶対いるから)それだけは駄目だ!」
ゾンマス「なンでだよ!離せ馬鹿!クソ野郎!!テメェ!!」
龍骨鬼「離さねぇぞ!あーそうだお前に突然欲情してきたわ犯しちゃおっかなHAHAHAHA!」
ゾンマス「っ………!?」
龍骨鬼「おい冗談だよマジで絶望顔すんなよ、そういうのは魔法使いか戦士で見たいんだよ俺は」
不乱健「…………」ノッソノッソ
ゾンマス「?」
龍骨鬼「ん?…うわ!何こいつ攻撃力超高ぇ!!」
ゾンマス「し…新入りの死人かぁ…?」
ゾンマス「お、おう…俺がそうだが…なんだよ…」
不乱健「俺の名前、不乱健」
不乱健「最近ファラオに仕え始めた新顔」
ゾンマス「ファラオって…あの、なんか顔が金色のあのアンデットか?」
不乱健「皆、言ってた」
不乱健「お前、女」
ゾンマス「」
ゾンマス「……あぁ…!?」
龍骨鬼「!?」
不乱健「お、俺と…付き合ってくれ…!」
ゾンマス「嫌だ!!つーか、オイ!なんでお前がそれ知ってんだよ!皆って誰だ!!」
不乱健「」
龍骨鬼(色んな意味で惨すぎる…)
ゾンマス「あぁ!?」
龍骨鬼「実はな…かくかくしかじか」
ゾンマス「な…」
ゾンマス「なんだとぉぉおおッ!!?」
ゾンマス「つまりあいつ等、もう俺の本当の性別を知ってて…」
ゾンマス「うッ…、うわぁあああああああぁあ!!」バリバリバリバリバリバリ
龍骨鬼「お、落ち着けゾンマス!髪の毛抜けるぞ!!」
ゾンマス「超恥ずかしいじゃん俺…嫌われてると思ったから、いつもより過度にスキンシップ取ってたぞ…!」
龍骨鬼「うわぁ」
不乱健「」
絶望「絶望の香りがして、闇より出でました」
不乱健「」
絶望「お、コイツか」
ロード「ゾンマス、ブ男君!」スタッ
ゾンマス「うぅぅううぐぐぐぐぅ……!」ゴロゴロゴロ
ロード「……何してるのかね、彼女は」
龍骨鬼「あぁ…今しがた自分が女である事が皆にバレていると悟ったんだ」
ロード「一足遅かったか…」
龍骨鬼「つーかお前、また俺をブ男と言ったろ?なぁ?言ったよな?」
ロード「…小さい男だ、何をそんなに怒っているのだね?この世には鏡があるという現実にかね?」
龍骨鬼「テメェにだよこのクソ貴族!!」
ロード「フ、下賎の民が愉快な事を言ってくれる」
不乱健「ふられた…」
絶望「失恋かぁ、辛いねー…いいねーこれは絶望してるねー」
龍骨鬼(つーか絶望さん嬉しそうだな…)
ゾンマス「俺も今絶賛絶望中だよクソッタレ……!!」
龍骨鬼「顔真っ赤だぞ」
ロード「綺麗な色白が台無しだよ?血色が良くなってしまったのかね?」
ゾンマス「うるせぇうるせぇ!黙れバーカ!このッ…」
ゾンマス「…………」
ゾンマス「…よかった」
ゾンマス「私、嫌われてたワケじゃなかったんだ…よかっだぁ…」エグエグ
龍骨鬼「………」
ロード「………」
龍骨鬼「バーカ、同族同士でマジのマジに嫌い合ってる奴なんかいるかよ」ヒョイ
ゾンマス「ゔん゙……」
ロード「そうとも、少なくとも私と龍骨鬼以外ではね」
龍骨鬼「ブ男君じゃねぇのかい?」
ロード「…フフ、そうとも言う」
不乱健「俺、立ち直ってなi」
龍骨鬼「はー…全く、泣かれた時はヒヤヒヤしたぜ」
ゾンマス「バカ言え!泣いてねぇ!!」
ロード「嘘だろう?」
ゾンマス「嘘じゃねぇ、強がりだよ」
ロード「…成程」フフフ
ゾンマス「しっかしアレだよなぁ…俺のいねぇ所でそんなにも話が展開してたってのは気に入らねぇ」
龍骨鬼「…ゾンマス?」
ゾンマス「ちっとは俺抜きで楽しみやがった連中に復讐してやらねぇと…だろ?」ニタニタニタ
ゴブゾン「ふ、ふぉおお!?ちょ、なんだよいきなり!離せ!!」
ゾンマス「とぼけんなよ…お前もう知ってんだろ…?俺の性別、さ…」
ゴブゾン「え……」
ゾンマス「まぁバレちまったモンは仕方無ぇ…だから、俺の…俺の本当の気持ちも…」
ゾンマス「お前にバラそうと思ってよ。…なぁ…こっち、見ろよ…ゴブゾン…」
ゴブゾン(え!?嘘、マジで!?いやでも間違いない、この流れは告白!!)
ゴブゾン「ゾ、ゾンm」
パシャッ
ゾンマス「ハイ頂きマシター、女に言い寄られて鼻の下ァ伸ばすマヌケ面しっかり頂きマシター」
ゴブゾン「な、ななななななあぁぁあ……!」
ゾンマス「ピラタァ!これも焼き増しして死霊に配っとけ!!」
ピラタ「悪く思うなよゴブゾン、今回はこの悪戯で色々チャラにしようぜ」
ゴブゾン「」
ゾンマス「ひゃっひゃっひゃっひゃっひゃwww」
ピラタ「えーっと、再生ミイラとか茫漠の死者とか、ピラミッド系のゾンビはまだだね」
ゾンマス「よっしゃ!じゃあそっち行くぞ!最後に死霊だ!!」
ピラタ「どうやって写真撮るの?」
ゾンマス「『こうやって他の奴等の恥ずかしい写真撮ったのは…お前のライバルを蹴落とす為なんだぜ…?』」
ゾンマス「みたいな感じでイケるだろ!ケケケケケケ!」
ピラタ(悪い顔してるなぁ)
ゾンマス「行くぞーッ!!」
ゴブゾン「」
絶望「なんだか最近絶望の香りがプンプンするねー」ニュッ
ワイト夫人「いいじゃありません事。あの歳の子はあれくらい元気が丁度いいわ」
ワイトメア「夫人、紅茶は如何ですか?」
ワイト夫人「ありがとう、メア」
ワイト「そもそもアタシがいるから此処の連中は全員性別知ってましたしねェ」
ワイト夫人「そうね、貴方は最初に彼女に蘇生されたアンデットの1人だものね」
ワイト「へへ、役得でさァ」
ワイトキング「何にせよ、平和に解決してよかった」
ワイトメア「いや全く」
不死竜「解決はしたが男共が各々深い心の傷を負ってるぞ」
黒騎士「俺も写真撮られたっす!ツーショットお願いしたら断られてショックっすよ!!」
不死竜「お前だけ元気だよな、マジで」
黒騎士「失恋程度でへこたれてたら騎士やってけねっすよ!」
バーサーク「ある意味凄いよお前、俺達より」
黒騎士「マジっすか!じゃあバーサークさんちっとパン買って来いよ!」
バーサーク「あ゙?」
黒騎士「ちょ、こえぇえ~…!ごめんなさウィッシュ☆」
バーサーク「なんかもーお前怒る気にもならねぇ」
黒騎士「DAIGO効果すげっすね…!」
ロード「……まぁ、それだけ彼女としては安心したという事なのだろうが」ヤレヤレ
龍骨鬼「まぁいいんじゃねーの?元気なら」
ロード「…ブ男君、どうやら不相応に君は彼女に惚れているのではないかね?」
龍骨鬼「……いやいやいや、お前の方こそどうなんだよ」
ロード「フ…答える義理はない」
龍骨鬼「なら、俺にもねぇ」
ゾンマス「おいテメェ等!何ボサっとしてやがんだ!まだ写真撮り終わってねぇんだからな!!」
ロード「…ま、どうあれやはりアレだね」
龍骨鬼「あぁ、アレだ」
二者「アイツは笑ってる顔が一番だ」
-・-・-
馬頭鬼「ゾンビ・マスターって女の子?」
おしまい。
面白かった
Entry ⇒ 2012.08.29 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (2) | Trackbacks (0)
カイト「君とイェイ……」ハルト「プリキュアな兄さんは嫌いだ」
カイト「いっつだってわーくわっく! ドッキドキ! プーリキュアっ☆」
カイト「ひとりじゃないよ。隣をみればっ、世界はきらめっく!」
カイト「空の太陽、語りかけるよ。あしたはハレル~ヤ♪」
カイト「何よりも大切なもの~。ウォウ、大切な~もーのっ」
カイト「信じる気持~ちがここにあるううううううっ!!」
カイト「い~っえええい!!」
ハルト「……」ジー
カイト「ハ、ハルト!?」
ハルト「……兄さん、今のはなに?」
カイト「ち、違うんだハルト! 今のは……!!」
ハルト「そんなフリフリの服を着て、さむくないの?」
カイト「だからこれはな、ハルト……」
ハルト「プリキュアだよね?」
カイト「プリキュアだ」
ハルト「……」
ハルト「……」
カイト「ハ、ハルト?」
ハルト「……18にもなってプリキュアを観る兄さんは嫌いだ」スタスタ
カイト「ま、待てハルト! 違うんだ! 俺はただ……」
カイト「ハルトぉおおおおおっ!!」
ドロワ「……」ジー
~ハルト部屋
カイト「ハルト! ハルト! 開けてくれー!!」ドンドン
カイト「クソ……、どうしてこんなことに」
オービタル「カイト様! どうされました?」
カイト「オービタル……。ハルトが部屋に篭って出てこないんだ」
オービタル「ハルト様が?」
カイト「……」シュン
オービタル(カイト様が落ち込んでいる! これはカイト様のハートをキャッチするチャンス!!)
オービタル「カイト様! ここは私にお任せください!!」
カイト「頼んだぞ、オービタル7!」
オービタル「カシコマリ!!」
オービタル「そもそも、何故ハルト様は篭ってしまわれたのですか?」
カイト「知らん、俺の管轄外だ……」
オービタル「それが分からないとなると、説得で解決は出来なさそうですね」
カイト「なら、強行突破だオービタル!!」
オービタル「なりません! 私がハートランド様に叱られてしまいますー!!」
カイト「この役立たずが……」
オービタル「ウウ……」
カイト「強行突破も無理なら、どうやってハルトを部屋から出すというんだ。ハルトぉ……」
オービタル「……。ところでカイト様。気になっていたのですが」
カイト「なんだ?」
オービタル「そのフリフリの服はなんでしょうか……?」
カイト「見て分からないのか? プリキュアだ」
オービタル(コレダーーーーーーーー!!)グルグル
オービタル「カイト様! それですよ!!」
カイト「何の話だ?」
オービタル「そのプリキュアが原因ですー!!」
カイト「はあ? 何を言っているんだ、貴様は」
オービタル「いいですか、カイト様! ハルト様が今スマイルプリキュア!に夢中なのは知っていますね?」
カイト「ああ。俺が勧めたからな」
オービタル「ハルト様はプリキュアが好きなんです! だから、カイト様のそのお姿を見てショックを受けたのです!!」
カイト「シ、ショックだと!?」
オービタル「はい。なぜならプリキュアは女の子しかなれないのですから」
カイト「じゃあ、……じゃあ!!」
カイト「俺はプリキュアじゃないと言いたいのか!?」ドン☆
オービタル(ダメだコイツ)
ドロワ(カイトはプリキュアが好き、と)メモメモ
カイト「嘘だ! 俺はプリキュアなんだ!! 俺だってプリキュアになれる!!」
オービタル「諦めください、カイト様。プリキュアは女の子にしかなれません……。そもそも女の子であるとしても、中学生という年齢制限があるかぎりカイト様は……」
カイト「貴様あああああああっ! ゆりさんディスってんのか!!」ガシイイッ
オービタル「お、お許しをー!!」バタバタ
カイト「プリキュアに性別も年齢も関係ない!! 清く誠実で、正義感あふれる心があれば誰でもプリキュアになれる!!」
カイト「俺だってプリキュアになれるんだ!!!」
オービタル「……いえ。ひとつ、大事なことが抜けていますよ」
カイト「なに……?」
オービタル「仲間を思いやる心! 友人を大切に思う心! それがプリキュアの絶対条件です!!」
カイト「…………ッッ!!!」
オービタル「カイト様にはその心が欠けています」
カイト「ば、かな……。なら、お、おお俺は?」ブルブル
オービタル「プリキュアにはなれません。悔しいでしょうねえ」
カイト「うわああああああああああああ!!」
カイト「嘘だ! 嘘だああああああ!!」
オービタル「カイト様……」
カイト「俺がプリキュアじゃない? そんなの、認めないぞ!!」タタッ
オービタル「カ、カイト様ー!?」
ドロワ「ヒラヒラ舞い散る魅惑の鱗紛、キュアパピヨン!!」キュパン
ゴーシュ「なにしてんだドロワ」
ドロワ「ゴーシュか。何の用だ」
ゴーシュ「その言い草はねえだろ。つうかその格好はなんだよ」
ドロワ「プリキュアだ」
ゴーシュ「プリ……? おいおい、ドロワ。お前もいい歳なんだ、そろそろ……」
ドロワ「黙れ、キュアノリノリ」
ゴーシュ「ノリノリ!?」
ドロワ「いや……アカノーリの方がお前の性に合うかもしれない」
ゴーシュ「まるで意味がわからんノリ!!」
ドロワ(これでカイトも振り向いてくれる……)
タタタ
カイト「クソ、クソ!!」
ドテッ
カイト「うわあっ!?」ドシャア
カイト「くっ……」
カイト(どうしてだ、ハルト……)
カイト(Mr.ハートランドのもとに行くまでは、一緒に楽しくプリキュアを観ていたのに……どうしてこんなことに!)
カイト「ハルトぉおおおおおっ!!!」
カイト(……いや手がないわけじゃない。ナンバーズを集めれば、ハルトを元に戻すことができる)
カイト「ハルト! お前と再び、日曜の朝にプリキュアを観るために! 俺は戦うんだ!!」
オービタル「カ、カイト様ー!」タタッ
カイト「行くぞ、オービタル7!!」
オービタル「えっ。あ、はい。カシコマリ!!」
~~
トロン「へえ~。これは美味しい記憶だよ」
カイト「何を言っている?」
トロン「こっちの話。君たち兄弟にこんなストーリーがあったとはね。泣けてくるよ」
カイト「貴様の戯れ言に付き合うつもりはない。さっさと決闘場につけ」
ハートランド「ハートバーニイイイイッング!! ついに始まったー! WDC準決勝戦!!」
ハートランド「カイトvsトロン! どんな白熱した戦いになるのでしょうか? それは君たちの目で確かめたまえ!! デュエル開始だー!!」
カイト「狩らせてもらおう、貴様の魂ごと!」
カイト・トロン「決闘(デュエル)!!」
遊馬「カイトー! トロンを倒せば、決勝で俺とデュエルだ!! かっとビングだぞー!!」
カイト「遊馬……」
凌牙「ふっ。遊馬、次は負けないぜ」
遊馬「へへ、シャークがナンバーズに取り込まれなくてよかったぜ!」
凌牙「カイト! 俺の代わりに、そいつを倒せ!!」
カイト「当たり前だ。お前たちに言われるまでもない! 俺は勝つ! ハルトに仇なす奴は誰だろうと、狩る!!」
カイト「先攻は俺がもらう! ドロー!!」
カイト「俺はフォトンクラッシャーを召喚! カードを二枚セットしてターンエンドだ!」
トロン「僕のターン、ドロー。あれれー? いいのかなー、そんな守りでさあ」
トロン「そんな守りじゃあ、紙より薄いよおっ!!」
トロン「僕は紋章獣・星空みゆきを召喚する!」
みゆき「……」【ATK0】
凌牙「! あのモンスターは!?」
カイト「俺のみゆき……!!」
トロン「ふふっ、面白いでしょう~? これスマイルプリキュアってアニメのキャラクターなんだ~」
カイト「何故貴様がプリキュアのカードを……」
トロン「ハルトの頭の中にあったプリキュアの記憶のおかげでね」
カイト「き、貴様!! ハルトの記憶を!?」
トロン「完全には奪えなかったけどねえ! でもハルトのおかげで、僕はプリキュアの力を手に入れることができた!!」
トロン「プリキュアの力を得た僕に、敵う者はいないよ!」
カイト「そのために、ハルトをさらったのか!!」
観客<プリキュアなんてカード、初めて見た!
トロン「僕は星空みゆきの効果を発動するよ」
トロン「このカードがフィールドに存在する時、手札から紋章獣を特殊召喚できるんだ! 僕は手札から紋章獣・日野あかねを特殊召喚!」
あかね「……」【ATK0】
カイト「また新たなプリキュア……!」
トロン「僕はカードを二枚セットしてターンエンドだ」
カイト「俺のターン、ドロー!! 俺はフォトンリードでデイブレーカーを特殊召喚する!」
デイブレーカー「……」【ATK1700】
カイト「デイブレーカーの効果により、もう一体のデイブレーカーを特殊召喚!」
遊馬「おお! カイトのフィールドにモンスターが三体も!?」
アストラル「レベル4のモンスターが三体……」
カイト「俺はフォトンクラッシャーとデイブレーカー二体でオーバーレイ!」
カイト「三体のレベル4モンスターでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚!!」
カイト「現れろ! No.10 白輝士イルミネーター!!」
イルミネーター「……」【ATK2400】
トロン「すごいなあ! もうエクシーズ召喚をするなんて!」
カイト「俺はイルミネーターで、日野あかねを攻撃だ!」
トロン「ふふ。速効魔法、プリキュアスマイルチャージを発動! デッキから紋章獣・黄瀬やよいを特殊召喚する!」
やよい「……」【ATK0】
カイト「そんなモンスターを召喚してどうなる!」
トロン「まだだよ。僕は永続罠、プリキュアガードを発動! フィールドに三体以上の紋章獣がいる場合、相手の攻撃を一度無効にできる!」
カイト「く……ターンエンドだ」
トロン「僕のターン、ドロー! ふふ。見せてあげるよ、プリキュアの力を!」
トロン「星空みゆきの効果で手札から、紋章獣・緑川なおを特殊召喚!」
なお「……」【ATK0】
トロン「緑川なおが特殊召喚された時、デッキから紋章獣・青木れいかを手札に加えることができる」
トロン「僕は紋章獣・青木れいかを召喚!」
れいか「……」【ATK0】
アストラル「プリキュアが五人揃った……!」
トロン「さらに僕は手札からフィールド魔法・バッドエンド空間を発動する!!」
グアアアッ……
遊馬「な、周りが闇に包まれていく……!?」
トロン「バッドエンド空間の効果で、紋章と名のついたモンスターの攻撃力は2000ポイントアップする!!」
カイト「なんだと!?」
みゆき「ヒヒヒヒ……」
カイト「! プリキュアの様子がおかしいぞ!」
トロン「あははは!! バッドエンド空間は攻撃力をあげる代わりに、モンスターの精神を食い尽くすのさ! もうプリキュアは黒く染まったんだ!!」
カイト「き、貴様!!」
トロン「くく、もっと苦しめ! もがけ! 闇に染まれ! もっと、もっとだああああああ!! あはははははははは!!!」
トロン「僕はこれでターンエンド!!」
カイト「トロン、よくもプリキュアを……!!」
トロン「モンスターをどうしようが、僕の自由じゃない。あははははははははははははは!!」
カイト「貴様は俺が倒す! ドロー!!」
カイト(出来ればプリキュアに攻撃はしたくない。だが!)
カイト「バッドエンドに染まるプリキュアなど見たくはない! 俺はイルミネーターの効果を発動する!!」
カイト「手札を一枚墓地に送り、デッキからカードを一枚ドローする!」
トロン「そんなに悪い手札だったのかなあ?」
カイト「違う。俺が墓地に送ったのはライトサーペント! こいつは手札から墓地に送られた時、墓地から特殊召喚できる!」
ライトサーペント「シャアアア」【ATK1200】
カイト「さらに俺は強欲な壷でカードを二枚ドローする!」
カイト「くくっ」ニヤリ
カイト「手札より、プラズマボールを通常召喚! プラズマボールとライトサーペントでオーバーレイ!!」
カイト「現れろ、No.30 アシッド・ゴーレム!!」
アシッド「コアアアッ」【ATK3000】
遊馬「すげえぜ、カイト! モンスターエクシーズが二体になった!」
カイト「バトルだ! アシッドゴーレムで黄瀬やよいを攻撃!!」
アシッド「コアアアッ」
やよい「アハッ……!!」
ドシャアアッ!!
アストラル(トロンはプリキュアガードを使わない……?)
カイト(すまない、やよたそ……)
トロン「ふふっ、ありがとう。攻撃してくれて!」
カイト「なに……?」
トロン「プリキュアには共通の効果があるんだ! 黄瀬やよいが相手モンスターと戦闘を行う時、このカードをリリースして、デッキから紋章天使・キュアピースを特殊召喚する!!」
ピース「ぴかぴかピカリン」【ATK1200】
トロン「バッドエンド空間の効果で攻撃力は2000アップするよ!」
ピース「ウヒヒ」【ATK3200】
カイト「攻撃力3200だと!?」
トロン「さあ、キュアピース! アシッドゴーレムを返り討ちにしてやりなあっ!!」
ピース「ピース・サンダー!!」
アシッド「ギャオオオ」
トロン「ナンバーズはナンバーズじゃないと倒せない。でも、ダメージは受けてもらうよ!」
カイト「ぐううっ……!?」【LP4000→3800】
遊馬「カイトー!!」
アストラル「先にライフを削ったのはトロン……」
凌牙「油断したらこのデュエル、負けるぜ!」
遊馬「カイト! 油断するなよ!!」
カイト「うるさい。貴様に心配される謂われはない!」
トロン「あははっ、どうするのカイト? イルミネーターで他のプリキュアに攻撃しないのかなあ?」
カイト「誰が……」
トロン「そう。つまらないなあ。でも賢明だと思うよ! だって他の四体を攻撃しても、同じ結果になるんだからね!」
カイト「せいぜい今のうちに勝ち誇っていろ。バッドエンドに黒く染まった貴様に、未来はない!」
カイト「見せてやる! 俺の切り札を!!」
カイト「俺はイルミネーターとアシッドゴーレムをリリースして、手札からこのモンスターを特殊召喚する!!」
トロン(やっとお出ましか……)
カイト「光の化身、今降臨! 現れよ、銀河眼の光子竜!!」
銀河眼「ビイアアア」【ATK3000】
遊馬「出たぜ、カイトの十八番!」
アストラル「アシッドゴーレムのデメリットもこれでなくなった」
カイト「どんなモンスターだろうと、俺の銀河眼の前では無力に等しい! ターンエンド!!」
トロン「ふふ。その自信、僕がかみ砕いてあげる」
むしろ本人がつけてる
トロン「僕のターン、ドロー!」
トロン「アハハッ! 僕の引いたカードは、永続魔法・ジョーカー襲来!!」
トロン「このカードが有る限り、相手モンスターは紋章と名のつくモンスターに攻撃しなければならない!」
カイト「なに……!?」
トロン(バッドエンド空間の効果で、僕のモンスターは一度しか攻撃できないからね。君に攻撃してもらうよ、プリキュアを)
トロン(君の大好きなプリキュアをね、ふふ)
トロン「バトルフェイズだ! 僕はキュアピースで銀河眼に攻撃だー!」
ピース「ピース・サンダー!」【ATK3200】
カイト「銀河眼の効果で、二体を除外! そして再びフィールドに戻る!」
ピース「ふええ……」
銀河眼「ビイイイアッ」
トロン「あー! 銀河眼の効果を忘れていたよー! まいったなー!」
トロン「僕はこれでターンエンド……」
カイト「俺のターン、ドロー!」
アストラル「カイトはこのターン、紋章モンスターを攻撃しなければならない」
遊馬「って、攻撃したら、デッキからプリキュアを召喚されちまうんだろ?」
凌牙「いや、トロンの戦略には穴がある」
遊馬「穴ぁ?」
カイト「バトル! 俺は銀河眼でキュアピースを攻撃だ!」
トロン「……!」
遊馬「って、ええ!? キュアピースの攻撃力の方が銀河眼より高いのに攻撃!?」
アストラル「銀河眼の効果だ」
遊馬「! そうか!」
凌牙「二体とも除外して、結局ダメージを食らわずにバトルも終えるってわけだ」
カイト「俺は銀河眼の効果を発動!」
トロン「無駄だよ!」
カイト「!?」
トロン「キュアピースの効果、発動!」
トロン「このモンスターが攻撃される時、他の紋章モンスターに攻撃対象を移す!」
カイト「! そんな効果を……!」
トロン「そうだねえ、どれにしよう? ど・れ・に・し・よ・う・か・な? あ、これー! 僕これがいいなー!!」
トロン「僕は星空みゆきに攻撃を移し替える」ニヤリ
カイト「……!!」
銀河眼「破滅のフォトン・ストリーム!!」
みゆき「……!」
トロン「ふふっ、ああ! まずいなあ! これじゃあやられちゃうよ~!」
カイト(! こいつ、効果を使わない気か!?)
トロン(ふふ、知ってるよ。スマプリの君のイチ押しは、みゆきちだってねえ!)
カイト「く……! 銀河眼の効果を!」
トロン「だから無駄なんだよおっ! 星空みゆきは戦闘時、相手モンスターの効果を無効にする!!」
ドオオオオンッ!!
カイト「みゆきいいいいいいいっ!!」
トロン「ああ、痛いなあ、もう」【LP4000→3000】
カイト「トロン! 貴様ああっ!! どうしてみゆきを見殺しにした!?」
トロン「見殺しだなんてひどいなあ。これも戦略のひとつだよ」
トロン「星空みゆきが破壊され墓地に送られた時、フィールドの紋章獣をすべてリリースして、リリースされたモンスターのテキストに書かれた紋章天使をそれぞれデッキから特殊召喚する!」
サニー「太陽さんさん!」【ATK3200】
マーチ「直球勝負!」【ATK3200】
ビューティ「ガッチャ!」【ATK3200】
トロン「すごいすごい! すごい光景だなあ! プリキュアが全員揃ったよおっ!!」
トロン「あっ、キュアハッピーがまだだったね? 忘れてたよ、あははははははっ!!」
カイト「トロン……!!」
トロン(キュアハッピーが好き、か。さすがは親子……似ているね)
トロン(フェイカーも、キュアハッピーが好きだと言っていたよ)
トロン(ふふ、憎たらしいほどに……趣味が似ているよ)
トロン「フェイカー! 見ているかなあ? 君の目の前で、君の息子を潰してあげるよおっ!!」
トロン「君に! 復讐するために!!」
トロン「僕は! キュアサニー、キュアピース、キュアマーチ、キュアビューティでオーバーレイ!!」
トロン「四体の光属性モンスターでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚!!」
トロン「現れろ! No.01 紋章大天使・キュアトロン!!」
キュアトロン「アハハッ」【ATK3000】
カイト「キュア、トロン……!!」
トロン「これが僕のプリキュアの力! 爪弾くは復讐の調べ、キュアトロン!!」
トロン「僕はこれでターンエンドだあっ!」
カイト「俺のターン、ドロー!」
カイト「ふっ、俺の銀河眼の目の前でエクシーズ召喚をすることは死を表すぞ!」
カイト「伏せカードオープン! リビングデッドの呼び声!! 墓地からデイブレイカーを復活させる!」
デイブレイカー「……」
カイト「そして手札からデイブレイカーを特殊召喚!」
カイト「二体のデイブレイカーをリリースし、手札よりフォトンカイザーを召喚する!」
フォトンカイザー「はあっ!」
カイト「フォトンカイザーは二体分のエクシーズ素材となる!」
カイト「俺は二体分となったフォトンカイザーと、銀河眼でオーバーレイ!」
カイト「三体のレベル8モンスターでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚!!」
カイト「光の化身、ここに降臨!」
カイト「逆巻く銀河よ! 今こそ怒涛の光となりて、姿を現すがいい!」
カイト「降臨せよ! 我が魂!!」
カイト「超銀河眼の光子龍!!」
超銀河「キエアオオオッ」【ATK4500】
カイト「ハルト、お前がくれたこの力で! 今、奴を狩る!!」
カイト「超銀河眼の第一の効果を発動! フォトン・ハウリング!!」
超銀河「ブウウウウンッ」
カイト「このカード以外のカードの効果をすべて無効にする!」
アストラル「これでバッドエンド空間、ジョーカー襲来!の効果も無効になる」
カイト「さらに、超銀河眼の第二の効果! フィールドのモンスターエクシーズのオーバーレイユニットをすべて吸収する!」
遊馬「よっしゃ! もうキュアトロンも恐くねえ!!」
トロン「それはどうかな?」
ファンサービスのテーマ<トゥーン トゥーン トゥーン
トロン「残念だけど、僕はキュアトロンの効果を発動していた!」
トロン「キュアトロンの第一の効果! オーバーレイユニットをひとつ使い、相手のモンスターの効果を無効にする!」
超銀河「ゴオオオオッ……」
カイト「! フォトンハウリングを、無効に……!」
トロン「あははっ! これでバッドエンド空間の効果も続き、キュアトロンの攻撃力は5000だ!」
カイト「攻撃力、5000……!!」
カイト(第二の効果も、無効にされた……! キュアトロンのオーバーレイユニットを奪えない!)
トロン「ほらほらあ~! 攻撃しなよおっ! ジョーカー襲来!の効果も継続中なんだからさあっ!!」
カイト「くそ……!!」
遊馬「このままじゃあ、カイトが!!」
凌牙「超銀河眼も破壊されちまう!」
トロン「ふふ……」
トロン(所詮、スマイル厨はこんなものさ)
カイト「く……、超銀河眼! キュアトロンを攻撃だ!」
カイト「アルティメット・フォトン・ストリーム!!」
超銀河「キエアオオオッ!!」
トロン「返り討ちだあっ! キュアトロン!!」
キュアトロン「アハハハハアッ!!」
ドオオオオッ
カイト「ぐああああっ!?」【LP3800→3300】
遊馬「カイトおおおっ!!」
カイト「く、そ……超銀河眼…………すまない」
カイト「ハルト……」
トロン「それで、君のターンは?」
カイト「俺は、カードを一枚伏せて……ターンエンド……」
遊馬「カイト……!!」
トロン「あっそう。じゃあ僕のターン、ドロー」
トロン「もう、君の負けだよ。君にはキュアトロンを倒せない」
カイト「……」
トロン「カイト、せめて一思いに……一撃で仕留めてあげるよ。ただし」
トロン「とどめを刺すのは、キュアトロンじゃないよ」
トロン「キュアトロンの第二の効果を発動。オーバーレイユニットをひとつ使い、墓地のモンスターの名前を得る」
トロン「僕は墓地の星空みゆきを選択! キュアトロンの名前は星空みゆきになる!!」
みゆき「アハハハハアッ」【ATK5000】
トロン「さて、君の大好きなキャラクターで一思いに潰してあげるっ!!」
カイト「……」
トロン「……。もう何か言う気力もないのかな」
遊馬「カイト……!」
カイト「俺は……」
遊馬「立てよ、カイト!! お前が負けたら、誰がハルトとプリキュアを守るんだよおおっ!!」
トロン「僕は星空みゆきで、プレイヤーにダイレクトアタックだ」
カイト「ハルト……プリキュア……」
カイト「ハルト、俺はまたお前を……」
~何年か前
ジョーカー「うっふふふうんっ? んあっなたあがったんがあああっ、天城カイトさんとハルトさんでっすねええっ!?」
カイト「誰だ、お前は!?」
ジョーカー「んっふふうん? 私はハートランドの使い、ジョーカーでっすううっふうへえええんっ??」
ジョーカー「今日はハートランド様のご命令で、ハルトさんをお迎えにあがりましたああああっ」
カイト「ふざけるな! ハルトは誰にも渡さない!!」
ジョーカー「そうもいかないんですよねえんっ。これは世界の危機……、ハルトさんはこの世界のきゅうせいいいいんっしゅううううっんんん~~!!」
カイト「救世主だと?」
カイト「救世主……? ハルトに何の用なんだ!」
ジョーカー「まあ、そんなことはどうでもいいではありませんかああっ?」
ジョーカー「とりあえず、ハルトさんは連れていきますよおっん?」ガシッ
ハルト「や、いやだ! 兄さん!」
カイト「ハルトぉおおおおおおおおっ!!」ダダッ
ジョーカー「ふんんっ!」ドガッ
カイト「うわあっ!?」
ジョーカー「カイトさん、あなたにも仕事がありますよ。大っ切なお仕事がねええんっ!? あひゃっひゃはははは~~~~!!!」
カイト「き、さまあ……!!」
ジョーカー「今のあなたでは我々に抵抗すらできな~い。従っておいた方が身のためか、と♪ もちろん、ハルトさんの身のためにもねえ?」
カイト「く……」バタリ
~~
カイト(今思えば、奴はプリキュアの……)
カイト「ハルト、プリキュア、もうお前たちを傷つけさせない!」
カイト「ハルト、俺がお前を! お前が好きなプリキュアを! 守ってみせる!!」
カイト「ハルトぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
<ニイ…サン……!!
カイト「うおおおっ!!」ピカアアッ
トロン「なんだ……!?」
カイト「俺は、伏せカードオープン! 攻撃の無力化!!」
カイト「星空みゆきの攻撃を無効にする!!」
みゆき「……!」ピタッ
カイト(お前も、俺が守る!!)
トロン「く……足掻いたって無駄だ! 次のターンで……!!」
カイト「トロン!! 貴様に……俺のハルト! プリキュアを傷つけた貴様に!! 次のターンも、明日も! 未来永劫、そんなものはないと思え!!」
カイト「俺のターン! ドロー!!」
カイト「このカードは……」
未来への想い<ドン☆
カイト「俺は手札から魔法カード、未来への想いを発動する!」
トロン「そのカードは、フェイカーの……!?」
カイト「そうだ! これは親父がくれたカード!!」
カイト「俺は墓地から銀河眼、フォトンクラッシャー、プラズマボールを特殊召喚! さらに伏せカード、シフトアップを発動!」
カイト「銀河眼のレベルに合わせる!」
アストラル「レベル8のモンスターが三体……」
トロン「超銀河眼は倒した! なら何をエクシーズ召喚する気なんだ!?」
カイト「自分の墓地を見てみろ。一人、足りないモンスターがいるはすだ!」
トロン「! まさか……!!」
カイト「俺は銀河眼とフォトンクラッシャーとプラズマボールでオーバーレイ! 三体の光属性モンスターで、オーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚!!」
カイト「光の天使、今降臨! 現れろ、No.80 キュアハッピー!!」
キュアハッピー「ウルトラハッピー!!」【ATK3000】
トロン「キュアハッピー……!!」
カイト「これも、親父からもらったカードだ!」ドン☆
トロン「フェイカー、にい……? ふふははあははは……。あはっ、ハハハハハハハハハハーーーッッ!!」
トロン「やっぱり! そっくりだ!! 君たち親子は!! 僕のバッドエナジーを駆り立てる!! 僕のネガトーンを!! 奮い立たせてくれる!!!」
トロン「でも、好都合だよ! フェイカーへの復讐も!! 君を倒すだけでなく、フェイカーの大好きなキュアハッピーを潰すこともできる!! 一石二鳥だよ!!」
カイト「キュアハッピーを……? どういうことだ!?」
トロン「なにって、フェイカーへの復讐だよ」
カイト「親父に……?」
トロン「あははっ、いいよ~。教えてあげるっ! 僕が何故フェイカーに復讐するのかをねえっ!!」
遊馬「何故って……トロンはフェイカーに裏切られて……」
トロン「違う。そんなことよりも! フェイカーを許せないことがある!!」
遊馬「なんだって……!?」
トロン「元々はフェイカーと僕はプリキュア好きの仲間で、それはそれは仲良しだったよ……あの時まではね」
トロン「僕はスイートプリキュアが好きだった、フェイカーも同じさ。スイートプリキュアが終わった時は二人で悲しんだよ」
トロン「僕はこれからどうやって生きていこうか悩んでいたくらい。だけど、フェイカーはどうだ?」
トロン「フェイカーはスマイルプリキュアが放送されたと同時に、スマイルプリキュアに夢中になった! スイートプリキュアが終わった悲しみなんてもうどうでもいいかのように!」
トロン「フェイカーはスマイルプリキュアに魂を売った!!」
トロン「僕はそれが許せなかった! フェイカーは僕を裏切った、スイートプリキュアを裏切ったんだ!!」
トロン「そうして僕の心に闇が生まれた。僕の心はフェイカーへの復讐の闇で染まった」
カイト「トロン、貴様……」
トロン「スイートじゃないプリキュアなんて! 全部全部なくなってしまえばいいんだ!! フェイカーも、スマイルプリキュアも! みーんなみんな!! あはははははあっ!!!」
「「「そいつは違うぞ、トロン!」」」
トロン「なに……?」
V「……」ドン☆
Ⅳ「……」ドン☆
Ⅲ「……」ドン☆
トロン「V、Ⅳ、Ⅲ! どうやって眠りから覚めたんだ!?」
V「プリキュアの叫び声が聴こえた……!」
Ⅳ「あんたに苦しめられた、プリキュアたちの声がな!」
Ⅲ「トロン、もうおやめください! 復讐なんて悲劇を生むだけです!」
トロン「復讐をやめる……? 何を言っているんだ!? フェイカーは許せない! 僕を、スイートプリキュアを裏切ったフェイカーは許せない!!」
トロン「君たちもこの憎しみがわかるだろう!!」
V「私はカイトと戦って、気づいたのです」
カイト「クリス……」
V「マックスハートが終わった時の絶望感は相当なものだった。SSを憎んだりもした……だが!」
Ⅳ「凌牙とのデュエルが俺を正気に戻した!」
凌牙「イラッとくるぜ!!」
Ⅳ「フレッシュは俺に希望を与えてくれた。だがすぐにそれを奪われた! あの流れで一年で終わるなんておかしいだろ!?」
Ⅳ「次のハートキャッチを見た時は俺、堪忍袋の緒が切れました! ……だが!!」
Ⅲ「遊馬、君とのデュエルで大事なことを思い出したよ、ありがとう」
遊馬「おう!」
Ⅲ「5もいつか別れの時が来るのは知っていました。フレッシュはプリキュアではない、と否定した覚えもあります……ですが!!!」
「「「どれも同じ、プリキュアなんだあああっ!!!」」」
Ⅳ「俺たちは何が好きなんだ!? それぞれの作品に愛を注ぐ、それはいい! だがそもそも俺たちの愛する物はなんなんだ!?」
V「私たちはプリキュアが好きなんだ! ならば作品という小さな隔てに縛られてはいけない!」
Ⅲ「オールスターズは壮観! 最高です!!」
Ⅳ「イースに会えない悲しみも、えりかに癒してもらった!」
V「百合百合最高!」
Ⅲ「いつの間にか、すべての作品を好きになっていたんです!!」
Ⅳ「俺たちが好きなのは、プリキュアそのものなんだからなあっ!!!」
V「原点に戻ってください。あなたはプリキュアが好きではないのですか?」
トロン「くっ……黙れ! 黙れえええっ!! 僕は、僕は!! スイートプリキュアが好きなんだ!!」
トロン「スイートを亡きものにしたスマイルは、絶対に許さない!! すべて潰れちゃいなあああああっ!!」
トロン「うおおおっ!!」ゴアアアッ
アストラル「! トロンの身体から相当な量のバッドエナジーが!!」
トロン「世界よ!! 最悪の結末、バッドエンドに染まっちゃいなあっ!!」
トロン「白紙の未来を! 黒く塗り潰すんだああっ!!」
Ⅲ「このままでは世界が……! バッドエンドに!!」
Ⅳ「くっ……! 父さん!!」
凌牙「一体なにが起こってやがる!?」
トロン「フフフフ……」ゴアアアッ
カイト「っ、いるのか!? ジョーカー!!」
ジョーカー「呼ばれて飛び出て、はあいジョーカー! カイトさん、どうしましたあっ?」
カイト「……このバッドエナジー、貴様の仕業か!?」
ジョーカー「いやああん! 言い掛かりはよしてくださいよおおおんっ!? あれはあのお方の心の闇が作り出してるんですよんっ?」
ジョーカー「た~だぁ? 私は~、それを刺激しただけ~なんですううっ」ニヤリ
カイト「やはり貴様か……!」
ジョーカー「うっふふふ! フェイカー様に仇なす者は始末しませんとね~? では、アディオ~~~~ス!!」シュンッ
V「カイト!!」
カイト「! クリス……」
V「君に言うのはおこがましいことだと思う……だが、頼む! 父さんを救ってくれ!!」
カイト「貴様……」
Ⅳ「カイト、俺からも頼む! サインならいくらでもくれてやる! ファンサービスも、あとでしてやる!!」
Ⅲ「えっと、僕のとっておきのマシュ=マック枕も!」
遊馬「カイト! トロンはただ、プリキュアが好きなだけだ! 確かに色々ひどいことはしたけど……でも、それはただ……。お前もプリキュアが好きなら……!!」
カイト「全員、黙れ!!」
カイト「トロンがどうなろうと、俺の知ったことじゃない。だが! 奴にプリキュアの力があるなら……俺はハルトの好きなプリキュアを守る!! 救ってみせる!!」
遊馬「カイト……!!」
カイト「俺は装備魔法、スマイルパクトを発動! キュアハッピーに装備!!」
カイト「このカードの効果により一ターンに一度、デッキから『デコル』と名のつくカードを手札に加えることができる!」
カイト「俺はイチゴデコルを手札に加える! そのままイチゴデコルを発動!! こいつはプレイヤーの装備カードとなる!!」
カイト「スマイルパクトにイチゴデコルをセット!!」
スマイルパクト<レッツゴー! イ・チ・ゴ!!
カイト「うおおおおっ!!」ピカアアッ
遊馬「カイトの頭が赤く光って……!?」
カイト「遊馬! キャラメルを持っていないか!?」ピカアアッ
遊馬「え、ああ……おらよ!」ブンッ
カイト「ありがとう!」ガシッ
遊馬「え……、カイトがありがとう?」
アストラル「彼にも仲間を思う気持ちが出来たのかもしれない。今の彼なら……プリキュアになれる!!」
カイト「」ガブッ
ピカアアアアッ!!
カイト「今、キュアデコルとキャラメルの力がひとつになった!! いくぞ、トロン!!」
レディー!
カイト「プリキュア、スマイルチャージ!!」
ゴー!
ゴーゴーレッツゴー!!
カイト「光の化身、今降臨!!」
カイト「逆巻く銀河よ! 今こそ希望の光となりて、姿を現すがよい!!」
カイト「躍進せよ! 我が魂!!」
カイト「……ハルト。お前がくれたんだな、この力を!」
ハルト「兄さん……!!」
オービタル「カイト様ーーーー!!」グルグル
ストロベリー「フォトンと弾ける真っ赤な果実! キュアストロベリー!!」
ストロベリー「遊馬!」
遊馬「?」
ストロベリー「お前は前にデュエルをしたら決闘者はみんな友達だ、と言っていたな? だったら俺に共鳴してみろ!!」
遊馬「……! わかったぜ、カイト!!」
遊馬「おい! V、Ⅳ、Ⅲ、そしてシャーク!! 俺たちはみんなカイトとデュエルをした!」
遊馬「だから全員、カイトの仲間ってことだぜ!!」
凌牙「……まったく、いつもいつも意味の分からねえことばかり言いやがって」
Ⅲ「でもそこが遊馬のいいところでもあるよね」
V「笑止」フフ
Ⅳ「オマケの分際で勝手なことを……。だがまあ、乗ってやらねえこともない」
凌牙「素直じゃないな」
Ⅳ「黙れ」
遊馬「行くぜ、みんな! 五つの光の力をカイト、いやキュアストロベリーに届けるんだあああっ!!」
レディー!
Ⅲ・Ⅳ・V・凌牙「プリキュア、スマイルチャージ!!!!」
ゴー!
ゴーゴーレッツゴー!!
Ⅲ「うざいんだよ! 目障りなんだよ! 淫獣の一々が!!」
オーパーツ「古代に咲く一輪の花! キュアオーパーツ!!」
Ⅳ「希望を与えられ、それを奪われる。その瞬間こそ敵幹部は一番美しい顔をする……それを与えてやるのが、プリキュアのファンサービスさあ」
サービス「ギミックパペット じゃんけんポン☆ キュアサービス!」
V「まだ私が変身する時ではない」
笑止「奈落の太陽サンサン労働ぱうわぁ! キュア笑止!!」
凌牙「バッドエンドって言葉は……ハプッとくるぜ!!」
シャーク「爪弾くは瑠那とリオとの調べ! キュアシャーク!!」
遊馬「よっしゃ! プリキュアが四人も……ってまだ一人足りない?」
アストラル「遊馬、我々も変身するぞ」
遊馬「オッケー! 俺は俺自身とアストラルでオーバーレイ!!」
アストラル「遠き二つの魂が交わるとき、語り継がれし力が現れる!」
ゼアル「エクシーズチェンジ! キュアゼアル!!」
オーパーツ「カードの光が!」
笑止「導く未来!」
サービス・シャーク「輝け!!」
ゼアル「キュア決闘者たち!!」
ストロベリー「どういう……ことだ……」
オービタル「プリキュアが六人も! もう恐いものなしですー!!」
ストロベリー「俺はキュアハッピーの効果を発動!」
トロン「無駄だよおおっ! キュアトロンの効果で……」
ストロベリー「ふ……無駄なのは、貴様の方だ!! キュアハッピーは星空みゆきとも扱い、同名モンスターの効果を受け付けない!」
ストロベリー「今の貴様のキュアトロンは、星空みゆきだということを忘れていたか!?」
トロン「……しまった!」
ストロベリー「キュアハッピーのオーバーレイユニットをひとつ使い、すべての墓地に存在するキュアと名のついたモンスターの数だけ、デッキからカードをドローする!!」
トロン「僕の墓地にはプリキュアが二体……!!」
ストロベリー「つまり、二枚ドローできる! オーバーレイユニットをすべて使えば、六枚ドローできる!!」
トロン「……!!」
ストロベリー「俺はキュアハッピーのオーバーレイユニットをすべて使い! デッキからカードを……」
アストラル『待て、キュアストロベリー』
ストロベリー「! アストラル……!?」
アストラル『君が言ったように、ここは我々で共鳴してみよう』
ストロベリー「! ……わかった。やってみろ!!」
ゼアル「行くぜ、みんな!!」
アストラル『キュア決闘者のデュエルはすべて必然! 仲間のドローは仲間たちのドローでもある!』
ストロベリー「キュアハッピーの効果で、デッキからカードを六枚ドローする!!」
ゼアル「シャイニングドロー!!」シュバッ
オーパーツ「縄文ドロー!!」シュバッ
サービス「サービシングドロー!!」シュバッ
笑止「レイジードロー!!」シュバッ
シャーク「シャークビングドロー!!」シュバッ
ストロベリー「破滅のフォトン・ドローーーーー!!!!」
シュバッ……!!
ストロベリー「……」ニヤリ
ストロベリー「俺は手札から、魔法カード・デコルデコールを発動! 手札を一枚捨て、自分の墓地の魔法カード一枚を手札に加える!!」
ストロベリー「俺が加えるのは、魔法カード・未来への想い!!」
トロン「……! また、そのカードか……!! だが! そんなカードを使っても!! 僕には勝てない!!!」
ストロベリー「……哀れだな」
トロン「! なに!?」
ストロベリー「貴様の苦しみをすべて、浄化してみせる!!」
アストラル『キュアストロベリー、ドローカードだけではない。カードの効果も決闘者が創造する!』
ストロベリー「ああ、わかっている」
ゼアル「みんなの力をひとつに!!」
ストロベリー「俺は未来への想いと、五人のキュア決闘者の魂でオーバーレイ!!」
ストロベリー「五つの光の力で、このカードに新たな希望の炎を燈す!!」
ストロベリー「俺はっ!! 手札から魔法カード、未来への想いⅡを発動する!!」
観客<なんだあのカード!? 見たことない!!
ストロベリー「未来への想いⅡの効果、フィールドのキュアハッピー、手札のキャンディ三体を墓地に送り」
<クルー!!
ストロベリー「プリンセスハッピーを特殊召喚する!!」
プリンセスハッピー「ウルトラハッピー!!」【ATK4500】
トロン「プリンセス、ハッピー……! プリンセスフォーム……!!」
ストロベリー「プリンセスハッピーは、フィールドのキュアと名のつくオーバーレイユニットをすべて吸収する!」
ストロベリー「そしてその数だけ、攻撃力を500ポイントアップする!」
プリンセスハッピー「ハアアアッ」【ATK5500】
ストロベリー「さらに、墓地のキャンディの数だけ攻撃ができる!!」
トロン「そんな……!」
ストロベリー「プリンセスハッピーでキュアトロンを攻撃! そして、プレイヤーにダイレクトアタック!!」
ストロベリー「トロン!! 懺悔の用意は出来ているか!?」
トロン「っ……!!」
ストロベリー「プリキュア・破滅のプリンセス・ストリーーーーーーム!!!!」
トロン「あっ、ああああああああああああああああああ!?」【LP0】ビー
トロン(この、技の光は……浄化の……! これが、プリキュアの力……!!)
トロン(心が……洗われていくようだ……)
トロン「……」バタリ
ハートランド「ここで決着ーーー!! 決勝進出は、天城カイトだーーーー!!」
トロン「……僕、いや私は……」
Ⅳ「! 戻ったのか? 父さん!!」
トロン「トロトロとろける復讐の心……キュアバイロン……!!」カッ
バイロン「すまなかった、お前たち。今まで……随分と苦労をかけた」
V・Ⅳ「父さんっ!!」
Ⅲ「父様……っ!!」
カイト「……ふん」スタスタ
遊馬「おい、カイト!」
カイト「……遊馬」
遊馬「待ってたぜ! 俺たちの決勝戦、始めようぜー!!」
カイト「ふん、勘違いするな。アストラルとの決勝戦だ」
遊馬「なんだとお!? 大体お前は……」
カイト「……遊馬、いいデュエルをしよう」
遊馬「……おう! かっとビングだ、俺ー!!」
~次の日曜
オービタル「いやあ、今更になって身体にガタが来るとは。トンマに負けてしまいましたね、カイトさ……」
カイト「黙れ、ポンコツ」
オービタル「カシコマリッ!!」
ハルト「兄さん!」タタッ
カイト「ハルト、寝ていなくて大丈夫なのか?」
ハルト「だって今日はスマイルプリキュアがやるんだよ! 寝てなんていられないよ!」
カイト「ふふ、本当にプリキュアが好きなんだな、ハルトは」ヨシヨシ
ハルト「えへへ……」
カイト「さあ、もう始まるぞ」
カイト「おひさまっ みたいに~ 照らすわっらい顔!」
カイト「消えないっきらめき~ みんなが持ってる!」
カイト「いっしょう! けんめい! 進め、お・ん・な・の・こ!!」
カイト「ひたいのっ 汗さえ! ダイヤモンド☆」
オービタル「サンサン!」
カイト「負けなーい勇気束ね~たら~ いっつつうの光! 導く未来~」
カイト「ハッピー! ハッピー! ハッピー! ハッピー! ハッピー!!」
カイト「レッツゴ……」
ハルト「プリキュアな兄さんは嫌いだ……」スタスタ
カイト「ハルトぉおおおおおおおおっ!?」
ドロワ「キュアパピヨン!」キュパン
フェイカー「わし出番なしかよ」
ゴーシュ「ノリだよノリ」
おわり
ドロワさんェ・・・
まさか全員変身するとは
気難しいハルト(意味深)
Entry ⇒ 2012.07.15 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (2) | Trackbacks (0)
凌牙「スマイルプリキュア?」Ⅳ「イェイイェイイェイですねえ」
凌牙「またふざけたことを言いやがって! お前の発言すべてがイラッとくるんだよ!!」
Ⅳ「まあまあ。あ、ジャイアントキラーの効果発動しますね。あとダイレクトアタック」
凌牙「チッ、エアロシャークが!」
Ⅳ「フハハハ! お前はすでにウルトラハッピーの糸に操られたデク人形だ!!」
凌牙「え?」
Ⅳ「え?」
Ⅳ「何かおかしなことを言いました?」
凌牙「いや……ウルトラハッピーの糸ってなんだよ」
Ⅳ「ウルトラハッピーの糸でしょうねえ」
凌牙「……。俺のターン、ハンマーシャークの効果でキラーラブカを特殊召喚。シャークサッカーの効果発動」
Ⅳ「教えてあげようか凌牙。気になるんだろう?」
凌牙「うるせえ! お前に教わることなどない! 沈め!!」
凌牙「魔法カード・浮上を発動! ビッグジョーズを復活させる!」
凌牙「ブラックレイランサー! アニメ版エアロシャークをエクシーズ召喚!!」
Ⅳ「ふはは、手加減ないねえ凌牙。そうでこないとなあ! ぶっ倒しがいがないってもんだぜ!!」
凌牙「ほざいてな! 俺はエアロシャークの効果を発動する!」
エアロシャーク「クケエエエエッ」ドドドッ
Ⅳ「ぐおおおっ!?」【LP4000→3200】
凌牙「どうだ! そのおかしな頭も、少しはスッキリしただろ!」
Ⅳ「くく、言うようになったもんだな凌牙。この程度のダメージ、なんてことはない!」
凌牙「ふっ。ならバトルだ! 俺はアクアジェットでエアロシャークの攻撃力をあげ、ジャイアントキラーに攻撃する!!」
エアロシャーク「クケエエエエッ」【ATK2900】
ジャイアントキラー「……」【ATK1500】
ドオオオオッ
Ⅳ「うおおおおっ!!」【LP3200→1800】
凌牙「思い知ったか、Ⅳ!! これが俺の復讐の力!! 怒りが、憎しみが、俺の糧となる!!」
Ⅳ「フフハハハ!! 煮えたぎってきたぜえっ!! シャァアアーク!!!」
凌牙「……!」
Ⅳ「悪いが、ジャイアントキラーが戦闘に敗れたことで手札からモンスターを召喚させてもらう」
凌牙「モンスターだと?」
Ⅳ「このモンスターは、自分のモンスターが戦闘に敗れた時にそのモンスターをリリースすることで、手札から特殊召喚できる!!」
Ⅳ「現れろ! キュアピース!!」
キュアピース「ぴかぴかピカリン じゃんけんポン♪」チョキ!
キュアピース「キュアピース!!」
シャーク「きゅ……なんだって?」
凌牙「なんだそのモンスターは! 見たことないぞ!」
Ⅳ「当たり前だ。このカードはトロンが俺のために作ってくれたカードだからな」
Ⅳ「このカードで凌牙! 貴様を倒す!!」ドン☆
凌牙「くっ……卑怯な奴だぜ」
Ⅳ「なんとでも言え! トロン……いや、あの人のためなら!! 俺はこの手をいくら汚しても、かまわない!! 俺のターン!!」
Ⅳ「メインフェイズ時、キュアピースの効果を発動する!!」
凌牙「!」ゴクリ
凌牙(トロンが奴のために作ったカード……一体どんな強力な効果なんだ……!?)
Ⅳ「俺はお前とジャンケンをする!!」
凌牙「……は?」
凌牙「おい、どういうことだ!」
Ⅳ「そういう効果だ。キュアピースの」
凌牙「誰がお前なんかとジャンケンをするかよ!」
Ⅳ「効果だから仕方ないだろ。さあ、ジャンケンだ」
凌牙「チッ、しょうがねえ。だが絶対に勝つ! 最初は……」
Ⅳ「ぴかぴかピカリン!」
凌牙「!?」
Ⅳ「じゃんっ、けんっ、ぽおんっ☆」パー
凌牙「なっ、え? うっ」グー
Ⅳ「フハハハ!! 俺の勝ちだな!」
凌牙「ジャッジー!!」
Ⅳ「今度はなんだ」
凌牙「今の掛け声はなんだ! 意味がわからねえし、痛すぎるぞ!」
Ⅳ「俺の家ではああやってやるんだよ」
凌牙「どんな家だ!」
Ⅳ「うるせえな。Vなんてノリノリだぞ」
Ⅳ「とにかく俺の勝ちということで、効果を発動させてもらう」
凌牙「チッ、しょうがねえ。だが次は勝つぜ」
Ⅳ「ピカリンじゃんけんに勝利したプレイヤーは、デッキからカードを三枚ドローできる! ドロー!!」
Ⅳ「さらに、ドローした中に『キュア』と名の付いたモンスターがある場合、そのモンスターを特殊召喚する!」
シュワン
キュアサニー「キュアサニー!」
キュアマーチ「キュアマーチ!」
凌牙「一気に二体のモンスターを……」
Ⅳ「まあ残りは墓地に送られるがな」
Ⅳ「キュアサニーの効果を発動! このカードは、このカード以外のフィールドに存在する『キュア』と名の付いたモンスターの攻撃力の合計、攻撃力があがる!」
キュアサニー「ハアアアッ」【ATK1300→3000】
凌牙「攻撃力3000だと!?」
Ⅳ「いけえ、キュアサニー! エアロシャークを攻撃!! サニー・ファイヤー!!」
キュアサニー「ファイヤアアッ」
凌牙「くうっ!!」【LP2500→2400】
Ⅳ「さらにキュアマーチでブラックレイランサーを攻撃! このカードは戦闘時、攻撃力が倍になる!」
キュアマーチ「ウオオオッ」【ATK1200→2400】
Ⅳ「プリキュア・マーチ・シュート!!」
キュアマーチ「シュウトオオッ」
凌牙「ぐああああっ!?」【LP2400→2100】
Ⅳ「まだだ! キュアピースの攻撃が残っているぞ、凌牙!!」
凌牙「く、このままじゃあ……」
凌牙(俺は、負けるのか? 復讐のために、これまでどんな手を使ってでもハートピースを集め、本選にも出場したのに……)
凌牙(俺は、負けちまうのか!?)
凌牙(嫌だ嫌だ! 負けるなんて、あいつに負けるなんて! あいつは、Ⅳだけは俺が倒さなくちゃならねえんだ!!)
凌牙(俺は! 俺は!!)
リョウガ……
凌牙(! この声は……シャークドレイク!?)
シャークドレイク「俺を受け入れろ、凌牙。そうすればお前はこのデュエル、勝利を得ることができる」
凌牙(嫌だ! 俺はナンバーズを、お前を使うわけにはいかねえ!!)
ドレイク(何故だ。俺を使えば、お前は絶大な力を手に入れられるというのに。俺と一つになれ!)
ドレイク(お前には力が必要なのだろう? ならば、俺を使え! 俺を使って、奴を倒すのだ!!)
凌牙(黙れ!! 俺はもう、ナンバーズに飲み込まれない!!)ドン☆
ドレイク(チィッ……)スウウ
凌牙(消えたか……)
???「ならよお、バッドエンドはどうだ?」
凌牙「お前は!?」
ウルフルン「ウルッフフ、俺はウルフルン! 世界をバッドエンドにするために働いてる!」
凌牙「バッドエンドだと……?」
ウルフルン「お前、いいバッドエナジーを出してるじゃねえか。見込みがある」
凌牙「何を言ってやがる!」
ウルフルン「お前に力をくれてやる、って言ってんだよ!!」バッ
ウルフルン「世界よ! 最悪の結末、バッドエンドに染まれええ!!」
ウルフルン「白紙の未来を、黒く塗り潰すのだあああっ!!」
凌牙「シャー子、すまねえ。お前を守れなかった……」
ウルフルン「ウルッフフ!! 鮫の発したバッドエナジーが! 悪の皇帝ピエーロ様をっ! 蘇らせていくのだあああああっ!!!」
Ⅳ「おい、凌牙!」
凌牙「……」
Ⅳ「くくっ、恐怖のあまり声も出なくなっちまったか? まあいい」
Ⅳ「キュアピース! プレイヤーにダイレクトアタックだ!! ピース・サンダー!!」
キュアピース「ヒャアッ フオオオオッ」【ATK500】
凌牙「……伏せカード、オープン」
Ⅳ「なにいっ!!」
凌牙「永続罠、『バッドエンドへのカウントダウン』!!」
凌牙「このカードは相手の攻撃を無効にする! その後、プレイヤーの装備カードとなる!!」
Ⅳ「プレイヤーの装備カードになる罠だと!?」
凌牙「うおおおっ!! 俺の白紙の心が、黒く塗り潰されていくぜええええっ!!」ゴアアアッ
凌牙「このカードを装備したプレイヤーは、ハッピーエンドを受け付けない!!」
Ⅳ「……!!」
Ⅳ(どういう……ことだ……)
凌牙「俺のターン! 強欲なアカンベェを発動!! デッキからカードを二枚ドローする!!」
凌牙「そして手札から、ウルフルンを召喚するぜ!!」
ウルフルン「ウルッフフ」【ATK2000】
Ⅳ「ウルフルンまじウルフルン!!」
凌牙「ウルフルンの効果発動! 攻撃力を200下げて、デッキからアカンベェを特殊召喚する!!」
アカンベェ「あかんべえ~!」
凌牙「ウルフルンはアカンベェをリリースすることにより、攻撃力が700ダウンする! 俺はアカンベェをリリース!!」
Ⅳ(馬鹿かこいつ!)
Ⅳ「俺にダメージを与えられないコンボに何の意味がある!!」
凌牙「意味ならあるぜ! ウルフルンの効果でもう一度アカンベェを召喚!!」
アカンベェ「あかんべえ~!」
凌牙「そしてアカンベェをリリースする!!」
ウルフルン「ウルッフフ」【ATK1100→200】
凌牙「そしてまたアカンベェをデッキから特殊召喚」
アカンベェ「あかんべえ~!」
Ⅳ「これでウルフルンの攻撃力が0に……。何がしたい、凌牙!?」
凌牙「分からないのか?」
Ⅳ「なに……?」
凌牙「ウルフルンには隠された効果があるんだ!」
Ⅳ「隠された、効果……だと……?」
凌牙「ウルフルンの攻撃力が0になった時! ウルフルンの真の力が目覚める!!」
凌牙「ウルフルンは攻撃力が0の時、ぶっ壊れる!!」
ウルフルン「ウルファアア……」ドバッ
凌牙「そしてウルフルンがこの効果で破壊された場合、デッキからこのモンスターを特殊召喚する」
凌牙「現れろ、ウルフルン―oresama saikyo u―!!」
ウルフルン―oresama saikyo u―「I'm your o-kami」
凌牙「ウルフルン―oresama saikyo u―が特殊召喚に成功した時、フィールド上の『キュア』と名の付いたモンスターを全て破壊する!」
Ⅳ「なんだと!?」
凌牙「ウルフーズブレス!!」
ウルフルン―oresama saikyo u―「ウルファアアアッ」
キュアピース「イヤアアッ」
キュアサニー「ヌアアッ」
キュアマーチ「ウアアッ」
Ⅳ「馬鹿な! 俺の、プリキュアが!! ぜん、めつめつめつめつ……」
凌牙「ウルフルン―oresama saikyo u―でプレイヤーにダイレクトアタック!!」
ウルフルン―oresama saikyo u―「ウルファアアアッ」
Ⅳ「チッ、罠カード! ギミックボックス!!」
ギミックボックス「ヒヒヒヒヒヒヒヒ」ATK2400
凌牙「俺はカードを伏せてターンエンドだ」
Ⅳ「く……俺のタ」
トロン「命拾いしたね、Ⅳ」
Ⅳ「トロン!?」
トロン「見ていたよ、君のデュエル。僕のあげたカードを使ってくれているみたいで何よりだ」
Ⅳ「ああ。あんたの言うとおり、プリキュアのカードで凌牙を……」
トロン「倒せないよ、凌牙は。君ではね」
Ⅳ「どういう意味だ! トロン!!」
トロン「君の知っているとおり凌牙の使っているカードは、僕が今一番はまっているアニメ『スマイルプリキュア!』の悪役であるウルフルンだ」
Ⅳ「見ればわかる、それがなん……まさか!?」
トロン「うん。察しの通り、僕が凌牙のデッキにあのカードを入れたのさ」
Ⅳ「……ッ!!」
Ⅳ「……なんでだよ」
トロン「君より凌牙の方が、プリキュアが似合うからね」
Ⅳ「トロォオオオン!!! どうしてだああああ!!!!」
Ⅳ「俺はわざわざチャンピオンの仕事も休んで、プリキュアのショーを見に行って動画を撮った!! なのにあんたはⅢが録画したアニメの方に夢中だった!!」
Ⅳ「年甲斐もなく、毎日コンビニに通いプリキュアの商品を買いあさった! だがVがボックス買いをしてて、あんたは俺に目もくれなかった!!」
Ⅳ「ゲーセンにも行った! チャンピオンがUFOキャッチャーに十万も注ぎ込むってなんなんだよ!!」
トロン「僕がいつそんなことを頼んだんだい? 君はただ、僕がプリキュアにはまっているのを見て勝手にやっただけだろう」
トロン「そういうのを独りよがりと言うんだ。君は少々やりすぎるところがあるよ、反省した方がいい」
Ⅳ「くっ……、だがトロン! わかってくれ!! 俺がやったのはあんたのためだ!! あんたのために、グッズをかき集めたんだ!!」
Ⅳ「そして、俺もいつの間にかプリキュアにはまっていた!」
Ⅳ「キュアハッピーかわいい! キュアサニーかっこいい! キュアピースあざとい! キュアマーチイケメン! ビューティさんまじビューティ!!」
Ⅳ「俺はプリキュアが好きなんだよぉおおおお!!!」
Ⅳ「トロン! 凌牙より、あんな奴なんかより、俺の方がプリキュアを愛してる!! プリキュアが似合うのは俺だ!!」
Ⅳ「トロォオオオオオオオオオオオン!!!」
トロン「……気持ち悪い」
Ⅳ「っ!!?」
トロン「君、何も分かってないよ。僕はプリキュアが好きなんじゃない」
トロン「僕は女子中学生が悶え苦しみ、絶望に堕ちるバッドエンドが見たいだけだよ? キャラが好きだなんて、誰も言っていないじゃないか」
トロン「だから君が買ってきたフィギュアも食玩もキュアデコルも、全部捨てたよ。おしゃれキャンディなんか、今はアストラル世界で愉し~く暮らしているんじゃないかな?」
Ⅳ「ト、ロン……嘘……だろ?」
トロン「本当だよ! 西村ちなみに僕は凌辱モノ、だぁ~いすきっ!!」
Ⅳ「テメエエエエエエエエエエエエ!!!」
Ⅳ「ふざけるなあっ! ふざけるなよおおおっ!!」
Ⅳ「みゆきちが! あかねが! やよやよが! なおちゃんが! れいかさんが!! バッドエナジーを放出してるところが見たいっていうのか!! トロォオオオオオン!!!!」
トロン「見たいよおっ! 最高じゃないか! それこそウルトラハッピーだろう!?」
Ⅳ「ふざけるなあああああああっ!! ウルトラハッピーなんて軽々しく口にするんじゃねええええ!!!」
トロン「いいじゃないか、誰がどう使おうと。……恐い恐い、君みたいなプリオタを怒らせるとこれだ」
Ⅳ「黙れええええええ!! あんたにっ! プリキュアをどうこう言う権利はない!!」
Ⅳ「今まで、俺はあんたの言うとおりに動いてきた! おかしいと思うことも、どんなに非道なことも、なにもかもだ!!」
Ⅳ「だがなあ、気付いたんだよ!! あんたの命令通りに働くのは間違っているって!!」
Ⅳ「何故だと思う!? それは、プリキュアを観たからだ!!」
Ⅳ「プリキュアを観ていると、心が癒される! まばゆい光に照らされる! この闇の精神が浄化されいくんだ!!」
Ⅳ「プリキュアのおかげで、俺は間違いに気付いた! だからあんたにもプリキュアの力で間違いに気付いてほしかった!! でも、駄目だったみたいだ!!」
Ⅳ「プリキュアの浄化の力でも、あんたを昔の優しい父さんに戻せない!! なら、こうするしかないだろ!?」
トロン「ふふ、どうするんだい? この僕を亡きものにしてしまうとか?」
Ⅳ「違う!! プリキュアの力が駄目なら……!!」ピカアアッ
トロン「この光は……!?」
Ⅳ「俺が希望を与え、人々の一番美しい顔を守る存在に……父さんの優しさを取り戻せる存在に……」
Ⅳ「俺がプリキュアになればいいんだぁあああああああああああ!!!」カッ!!
レディー!
Ⅳ「プリキュア、スマイルチャージ!!」
ゴー!
Ⅳ「お前たちの変身は素晴らしかった! 決め台詞もかわいさも!」
Ⅳ「だが! しかし! まるで全然!! この俺のあざとさには程遠いんだよねえ!!!」
サービス「ギラギラさんざめく銀河美少年! キュアサービス!!」
Ⅲ「……!」ピクッ
Ⅲ(Ⅳ兄様、ついになったんですね……プリキュアに!)
V「ありえない」
トロン「Ⅳ……いや、キュアサービス……。君は……」
サービス「見ていてくれ、トロン。凌牙は俺がこの手で倒す!」ドン☆
サービス「待たせたな、凌牙! デュエルの続きだ!!」
凌牙「来い! フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
サービス「俺の名前はⅣじゃない! 本当の名前は、キュアサービスだぁああああ!!!」
サービス「俺の、ターン! サービシング・ドロー!!」
キャンディ『キュア決闘者のデュエルはすべて必然! ドローカードさえも、決闘者が創造するクルぅー!!』
サービス「勝利もまた、俺の手の中に!!」
サービス「俺は手札から魔法カードを発動! 『五つの光が導く未来』!!」
サービス「このカードの効果により、ギミックボックスをリリースしてデッキから攻撃力0の光属性モンスターを五体特殊召喚する!!」
みゆき「ウルトラハッピー」
あかね「オチナイヤーン」
やよい「ズバットサンジョウ」
なお「ムシイヤー」
れいか「ヒトノイッショウハ」
凌牙「そんな雑魚モンスターで何ができる?」
サービス「雑魚モンスターなんかじゃない! 女の子は誰だって、プリキュアになれるんだよおおっ!!」
サービス「手札から速攻魔法! 『目覚める力! プリキュア、スマイルチャージ!』を発動!!」
サービス「フィールドのそれぞれのモンスターをリリースすることにより、手札デッキ墓地からプリキュアたちを特殊召喚する!! プリキュア、スマイルチャージ!!」
キュアハッピー「ハッピー!」
キュアサニー「サニー!」
キュアピース「ピース!」
キュアマーチ「マーチ!」
キュアビューティ「ビューティ!」
凌牙「五人のプリキュアが、揃った……!!」
ウルフルン―oresama saikyo u―「イギャアアアッ」
凌牙「! どうした、ウルフルン!?」
サービス「プリキュアが五人揃った時、闇属性モンスターの攻撃力は半分になる!」
ウルフルン―oresama saikyo u―「イギャアアアッ」【ATK2400→1200】
サービス「そしてプリキュアは攻撃するときに一体となる!! ゴプリキュア、ウルフルン―oresama saikyo u―に攻撃だああっ!!」
ゴプリキュア「レインボーヒーリング!!」【ATK3200】
ウルフルン―oresama saikyo u―「イギャアアアッ」
凌牙「うがあああっ!!?」【LP2100→100】
凌牙「ぐ、があっ……」ビクビク
サービス「立て、凌牙。お前のターンだ!」
凌牙「ぐっ……もう、俺に勝ち目は……」
サービス「っ、……ふざけるな! 立て! まだ可能性はあるだろ!?」
凌牙「笑わせるな、キュアサービス。もう沸騰して、蒸発しちまったぜ……俺の戦意は……」
サービス「なんだ、その弱気は! どうした凌牙! 俺が憎いんじゃないのか!? お前の妹を傷つけた俺を倒すんじゃないのかあっ!!?」
サービス「お前の心は、いつもいつでも煮えたぎってるだろうがああああああっ!!」
サービス「いい加減立ち上がれよ、立ち上がれええっ!! 今こそ浮上の時だろおお!?」
凌牙「キュアサービス……てめえ……」
サービス「お前のターンだ、凌牙」
凌牙「俺の、ターン……ドロー!!」
サービス(それでいい)
サービス「この瞬間、キュアハッピーの効果を発動する! バッドエンドと名の付いたカードをすべて破壊するッ!!」
サービス「破壊するカードは……『バッドエンドへのカウントダウン』!!」
凌牙「……っ!」パリイイン
サービス「凌牙、ハッピーエンドは目の前にある!!」
凌牙「う、おおおっ!! 俺は手札からエネミーコントローラーを発動! アカンベェをリリースして、キュアビューティのコントロールを得る!!」
キュアビューティ「コレモマタヒトツノミチ」
凌牙「キュアビューティの効果、発動おおっ!! 手札が五枚になるようにデッキからカードをドローする! そして手札を全て捨てて、墓地のモンスターを全て除外する!!」
凌牙「除外したモンスターのうち、一体のモンスターエクシーズを特殊召喚する! キュアビューティはそのモンスターのオーバーレイユニットとなる!!」
凌牙「俺が復活させるモンスターは……」
トロン「ふふっ、ここはブラックレイランサーあたりが妥当なんじゃないかなあ?」
凌牙「トロン……!」
トロン「アニメ版エアロシャークでも構わないよ。ただし、あのモンスターだけはやめた方がいい」
凌牙「……黙れ。あいつは今まで俺とともに戦い、何度も俺のピンチを救ってきた。俺がここまで勝ち残ってこれたのは、あいつのおかげだ!」
凌牙「俺はこのモンスターを! 復活させる!!」
凌牙「浮上せよ! 潜航母艦エアロ・シャーク!!」
エアロシャーク「クケエエエエッ」
トロン「馬鹿な……! モンスターエクシーズの中でも飛び抜けて弱い産廃の糞モンスターを、わざわざ復活させるなんて!!」
サービス「嬉しいぜ、凌牙。本気で戦ってくれて」
凌牙「ああ、お前は俺が倒す! そしてトロン!!」
トロン「!」
凌牙「エアロシャークを糞モンスターと言ったな! 俺のモンスターを侮辱することは、絶対に許さねえ!!」
エアロシャーク「リョウガ……」ウルッ
凌牙「エアロシャークは俺の、エースモンスターなんだ!!」パアアアッ
レディー!
凌牙「プリキュア、スマイルチャァアアアアージッッ!!」
ゴー!
凌牙「俺は誰にも負けねえ。誰にも操られねえ」
凌牙「俺は俺だあああああああっ!!」
シャーク「イライラと煮えたぎる憎き心! キュアシャーク!!」
トロン「凌牙、君もまた……」
サービス「プリキュアだったようだなあ! 凌牙あああっ!!」
V「メラメラ働く 地獄の労働者、キュアイケメンの私も!」
Ⅲ「おやめください、キュアニート!」
シャーク「力が漲ってくる……! 今なら誰にも負ける気はしねえ!!」
サービス「俺もだ! かかってこい、凌牙! いやキュアシャーク!! 愉しいデュエルをしようぜ!!」
シャーク「ふっ、望むところだ! 俺はこの日のために!! すべてを捧げてきた!! 行くぞ、エアロシャーク!!!」
エアロシャーク「ああ、相棒よ!!」
シャーク「俺は、俺自身とエアロシャークでオーバーレイ! 二人の光が導く未来でオーバーレイネットワークを構築!!」
シャーク「カオス・エクシーズ・チェンジ!!」
エアロシャーク「クケエエエエエエエッ」
シャーク「シャークビングだ! 俺ええええっ!!」
ビュワアアアアッ!!
シャーク「すべてを深き海に包み込め! その双頭でなにもかも食い尽くすがいい!!」
シャーク「爆誕せよ! キュアカオスNo.00! 潜航母艦エアロシャーク・オメガ!!」
エアロオメガ「ピギエエエエエエエエエエッ」
サービス「……こい、キュアシャーク!!」
シャーク「ああ! エアロシャーク・オメガのモンスター効果発動!! オーバーレイユニットを一つ使い、ゲームから除外されているモンスターの数×100ポイントのダメージを相手に与える!!」
シャーク「さらに! それに加えて、このカードの攻撃力分のダメージを相手に与える!!」
エアロオメガ「ピギエエエエエエエッ」【ATK1900】
シャーク「プリキュア・エアロ・ブリザァアアアアドッッ!!!」
ドドオオッ!!
サービス「ぐう、ああああああああああああっ!!?」【LP0】ビー
サービス「ぐはっ……」バタリ
シャーク「ほら、立てよ」
サービス「……キュアシャーク、俺は……」
シャーク「もういいんだ、キュアサービス。俺は気付いた……」
シャーク「真に倒すべきは、お前にあんな命令をしたトロン! あいつってことに!! お前の、プリキュアの浄化の力で気付けたんだ!!」
サービス「シャーク……すまなかった」
シャーク「だがサービス、罪は償ってもらう。全身火傷の妹だ、貰ってくれる奴はそういないだろ?」
サービス「ああ、すまない……ふつつか者だが!」
シャーク「ふっ、お前はビューティのグッズを献上すればそれでいい」
サービス「……ビューティ派か」
シャーク「あなたの一番のファンの顔を忘れたか! キュアビューティ!!」
サービス「俺はキュアピースが好きだ」
V「私はあかなおを推そう」
Ⅲ「みゆれいが至高です、V兄様!」
トロン「高貴なウルみゆを忘れてはいけないよ」
サービス「……もう、俺は深い眠りにつくだろう。シャーク、お願いだ」
シャーク「分かっている。俺が救う! お前もお前の家族も! トロンも!!」
シャーク「すべてが終わったら、一緒にプリキュアでも見ようぜ! フォオオオオ!!」
サービス「ああ、凌牙……」バタリ
シャーク「……俺は救う。すべてを! この命に代えても!」
キャンディ「クルぅ~!」ドンッ
シャーク「ぐおっ!?」
シャーク「なんだ、テメエは!」
キャンディ「キャンディはキャンディクル! そりより、チミが七人目のプリキュアだったクルぅー!」
シャーク「そうか、お前がキャンディ……」
キャンディ「キュアシャーク、キャンディと一緒にメルヘンランドを救ってほしいクルぅ!」
シャーク「分かったぜ。すべて救うと決めたばかりだ! 世界だって救ってやる!!」
キャンディ「頼もしいクルぅ~! じゃあまず他の五人に合流するクルぅー!!」
キャンディ「今戦ってるところクルぅ!!」タタッ
シャーク「ああっ!」タタッ
ウルフルン「ウルッフフ、お前たちは今日で終わりだ! プリキュア!!」
アカンベェ「あかんべえー!」
サニー「くうっ……」
マーチ「今日のアカンベェは、強すぎる……」
ピース「五人が力を合わせても、勝てないなんて……」
ビューティ「必殺技も使い果たしてしまいました……」
ハッピー「大丈夫だよ、みんな! 今キャンディが新しいプリキュアを迎えに行ってくれてる! 六人いれば、絶対に勝てる!!」
ウルフルン「六人いようが、百人いようが! 俺様がお前らなんかに負けるかよ!!」
アカンベェ「あかんべえ~!」
キャンディ「ハッピー! みんな~!!」
ビューティ「キャンディ!」
サニー「戻ってきたんか!」
ハッピー「あっ、その人が新しいプリキュア?」
シャーク「キュアシャークだ」
ハッピー「よろしくね! 仲間が増えて、ウルトラハッピー!!」
ウルフルン「テメエは……」
シャーク(ここから俺の物語が始まる……。Ⅳ、お前ならこんな時こう言うだろう)
『俺たちのファンサービスは、まだ始まったばかりだ……!!』
シャーク「煮えたぎってきたぜ! デュエル!!」
<更なるファンサービスへ!!>
おわり
あの世界にプリキュアがいれば、先週はこうなってたはずクルぅ!
ありがとござましたクルぅ
デュエリストは誰でもプリキュアになれるんだな
案の定のキュアシャークェ…
Entry ⇒ 2012.06.15 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
マリク「現世に戻れたと思ったらラーがクソカードになってた」
マリク「えっ…………」
マリク「マジで…………?」
マリク「遊戯の魂が神のカードと共に冥界に行ったことが原因で」
マリク「ラーになんらかの変化が起きたのか………?」
マリク「落ち着け、活用法を考えろ…………!」
マリク「ライディングデュエルとか意味不明な物が流行っていたが、それは今関係無いな」
マリク「ただ、シンクロ召喚という召喚方法があったが…………」
マリク「俺は二回目以降のラーの召喚には回復と他のモンスターを生け贄にしての攻撃力の上昇を狙っていたが………」
マリク「シンクロモンスターは特殊召喚扱いになるため、俺が死者蘇生でラーを召喚するのと同じだが…………」
マリク「つまり………」
死者蘇生
ラーの翼神竜(一ターンで消える)
適当なモンスター
自分のライフ
マリク「これが俺の従来の戦い方だが…………」
現環境
適当なモンスター
チューナー
シンクロモンスター(ずっといる)
マリク「…………」
マリク「…………挫けそうだ」
三体リリース必要←シンクロは二体でもいい上に通常召喚したターンでも出せる。二重召喚を使えばまだ救えるが手札消費が痛い
特殊召喚出来ない←現環境には致命的
効果耐性←召喚時のみ。それ以外は死者への手向けでも死ぬ。
マリク「こんなところか…………」
マリク「…………改めて酷い」
遊星「スティーラーのSSワーウルフSS」
遊星「スティーラーワーウルフクイックロンでデストロイヤーシンクロ」
遊星「相手フィールド上のカードを2枚破壊」
遊星「シンクロキャンセルでシンクロ素材を蘇生」
遊星「俺はこのターンまだ通常召喚を行っていない」
マリク「時間を与えてはいけないということか………」
マリク「妨害…………ロックバーンがいいか?」
マリク「幸い俺のデッキはロックバーンだ。前のデッキでちょっと試すかね…………」
モブ「うああああー…………」
マリク「楽しいデュエルだったぜ………」
マリク「なるほど、戦えないことは無いわけだ」
マリク「次は…………ラーを入れて戦うか………」
マリク「…………頼むぞ」
相手:LP 1400
相手「ターンエンド!」
マリク(チッ……シンクロモンスターを並べてきやがったか………)
マリク「ドロー!」
マリク(ライトニングボルテックス………!基本的に表側表示で召喚されるシンクロモンスターには効果的だ)
マリク(コストは………)
ジュラゲド
レクンガ
ラーの翼神竜
痛魂の呪術
マリク(一番不要なカードを捨てるのが定石………ここはレクンガか………?)
マリク(…………)
マリク(不要なカード…………)
マリク(…………)スッ
マリク(いやいや…………)
マリク(…………)
マリク「俺は手札からライトニングボルテックスを発動!手札から痛魂の呪術を捨て、キサマのフィールドの表側表示モンスターをすべて破壊する!」
相手「なんだと!」
マリク「俺は手札からジュラゲドを召喚!伏せモンスターを攻撃!」
相手「ダイスポット。サイコロ振ります。6出ました」
マリク「」
ワロタwww
<ライディングデュエル!アクセラレーション!
マリク「ライディングデュエル………?」
マリク「………」
マリク「ちょっと試してみるか………」
――――――
マリク「手札から魔法カード死者蘇生を発動!俺は墓地のラヴァゴーレムを特殊召喚!」
相手「スピードワールド2の効果を発動!」
マリク「えっ」
マリク「…………」ペラッ
マリク「スピードワールド2…………魔法カードを発動すればライフを2000持っていかれるカードか………」
マリク「…………ん?」
マリク「これはダメージを与える効果だから…………?」
マリク「…………!ククク………あったぜ……ライディングデュエルの裏をついたこの上なくえげつない策がなぁ…………!」
相手「えっ、ラー?あっその前にスピードワールド2の効果により、2000ポイントのダメージを与える!」
マリク「カウンター罠地獄の扉越し銃を発動!このカードは自分が効果ダメージを受けた時、相手にそのダメージを移し変える!」
相手「なっ、ぐあああああ!」
マリク win!
マリク「奴の絶望に染まった顔………思い出すだけでも快感が走るぜ!」ウヘァー
マリク「…………ん?」
マリク「結局ラーの翼神竜はどう使えばいいんだ…………?」
マリク「…………」
マリク「『振り出し』か…………」
マリク「ロックバーンよりはキュアバーンの方がいいな」
マリク「いや、何もバーンの必要は無いな」
マリク「キュアビートなんて合ってるんじゃないか……?」
店員「アッシャァッセェー」
マリク(とにかくカードだ。何か戦力になるカードを………)
マリク「オイ、ライフに関連するコンボの組みやすいカードは無いか」
店員「ェァイ、ショッショオァチクァサイ」
店員「オチラニナリアッス」
友情YU―JO
マリク「…………」
アリァッシター
マリク「あれだけは…………あれだけは使うわけにはいかねぇ………!」
マリク「どうする…………このままじゃ翼神竜がマジでよく死ぬ竜になるぞ………」
マリク「デュエル雑誌でも読んでみるか…………」
ペラッ
今でも使える!昔の嫌われたコンボ!
マリク「お……」
一つ目《八汰ロック》言わずと知れた最悪のコンボ!まずクリッ
マリク「これは別にいいな…………」
マリク「ダークキメラジャッジキル……脳トレデッキかよ」
マリク「レオウィザードパーミッション………なんでこんな微妙なのしか無いんだよ………!」
マリク「…………」ペラ
マリク「………これは……」
マリク「そうと決まれば…………」
マリク「そこのお前、デュエル(ただし闇のゲーム)しろよ」
相手「おk」
マリク「デュエル!」
――――…………
マリク「邪帝ガイウスでダイレクト・アタック!」
相手「ぐああああ」
マリク「罰ゲームは………お前が昔考えたオリカのテキストを読み上げるとしようか」
相手「や、やめてくれぇ!」
マリク「うっわwwwwww混沌の創造神カオス・ゼウスとかwwwwww神属性で攻撃力守備力無限でwwwwwwwwwww魔法罠モンスター効果を受けないwwwwwwwww星は10wwwwwwきもすぎだろwwwwww」
相手「いやぁぁぁぁぁ」
これは酷いwwwwwwww
マリク「だが、こんなものではこのデッキの真価は測れない!さらなる相手を探すぜ!」
マリク「ギラザウルスのダイレクトアタック!」
相手1「ぐああああ」
マリク「ザボルグでダイレクトアタック!」
相手2「みぎぃっ!」
マリク「ハードアームドラゴンでダイレクトアタック!」
相手3「イクッ!」
マリク「………クククク」
マリク「このデッキは実に使い心地が良い」
マリク「強いて問題点をあげるとするならば………ククク」
マリク「まだ一回もラーの翼神竜を召喚出来てない事だな…………」
マリク「ハードアームドラゴンも抜いて問題ないから4枚のデッキ圧縮になるし………」
マリク「いや何を言ってるんだ俺は…………!」
マリク「ラーの翼神竜は三幻神の頂点のはずだ………」
マリク「それがこんな結果になるなど…………!」
マリク「おい!そこのお前!デュエルだ!」
?「」
>>73までの中から対戦相手を選ぶ
マリク「そうだてめえだ!てめえは因縁染みてるのか知らねぇか妙に気に食わねぇ!デュエルだ!」
遊星「最近ここらを荒らし回ってるヤツか!いいだろう!デュエルだ!」
マリク&遊星「「デュエル!」」
マリク「えっ」
遊星「ダンディ切って中略クェーサー召喚!ターンエンドだ」
マリク「は?」
マリク「」
マリク(引いたぜ………!奴を惨殺たらしめ、俺を勝利に導くキーカードを)
遊星「はたき落とし」
マリク「サレンダーする………」パサッ
遊星「そうだな」
マリク「普通に次元帝のほうが強いしな…………」
――冥界――
ATM「こないだ冥界(ここ)の王どっか行ったよな」
ゾーク「あれシグナーとかナスカがどうしたって話らしいぞ」
ダーツ「どっか行ったって話ならマリクどこ行ったんよ」
ATM「どうしても現世行きたいらしいから闇の中からサルベージしてきた。ラーの翼神竜あげたけど弱体化したんだよなあれって」
ゾーク「へー」
マリク「カードは土産にしよう」
――冥界――
マリク「あ゙ー……」
ダーツ「お帰りー」
パラドックス「誰よコイツ?」
ATM「マリク。お前パラドクスドラゴンに乗ってたけどそれより先にこいつラーに乗ってたからな。あの時俺吹きそうになってたわ」
パラドックス「マジかwwwwww」
ダーツ「お前らモンスターと合体とか何やってんだよwwww」
ATM「お前もオレイカルコスと一体化してたろwwwww人の事言うなwwwwww」
マリク「あ、これお土産。シンクロモンスターだって」
ATM「お前今まで知らなかったのかよwwwwwwアホだろwwww」
ダーツ「ゲーがいれば基本負けないから興味無いわ……」
マリク「黙ってろオリカ厨wwww張り倒すぞwwwwww」
Z-ONE「時械神使えば普通にバウンスおいしいです」
ゾーク「やめろ。シンクロに限った話じゃねーからそれ」
マリク「うわっ遊星なんでいるんだよ…………つーか老けたな」
Z-ONE「別人だよ。よく似た」
ATM「Z-ONE知ってる?」
Z-ONE「コズミックブレイザードラゴンのはずなんだけど…………あのカード無くしたわ」
パラドックス「え?効果気になるんだけど。なんだっけ忘れたわ」
Z-ONE「いや、ちょっと俺も忘れたわ………なんだっけな………」
アンチノミー「MtGやる奴いるー?」
ATM「うーい」
ダーツ「お前ChanceEncounterで特殊勝利してくるだろ。出禁だ出禁」
ATM「えー」
終われや
面白かった
ラーへの愛を感じるいいSSだった
でもあんまでてなかったようなうわr
結論:ラーっていらなくね?
Entry ⇒ 2012.04.30 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
ヤリザ「遊戯王OCG界の見聞を広める為旅をしようと思うでござる」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328177462/
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1000/守 500
自分フィールド上に「六武衆-ヤリザ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する限り、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
このカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の
「六武衆」と名のついたモンスターを破壊する事ができる。
ザンジ「本気でござるか?」
ヤリザ「本気でござる」
イロウ「寂しくなるでござるな……」
ヤリザ「ここの護衛は任せるでござるよ」
ヤイチ「シエン殿もキザン殿も居られるから心配無用でござる」
カモン「思う存分見聞を広げてくると良いでござる」
ニサシ「ヤリザ爆発しろでござる」
ヤリザ「では行って来るでござる……最初の行き先は>>5にするでござる」
シエンとキザンは別の時代の六武衆・・・
>>41
ヤリザ「細かい事気にしてるとハゲるでござるよ」
ヤリザ「長い旅路になりそうでござるな……準備は入念に行うでござる」
ヤリザ「よし……>>12と>>15を持って行くでござる!これで準備は万端、出発でござる!」
戦士族モンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
自分のメインフェイズ時、自分の墓地に存在する
戦士族モンスター2体をゲームから除外する事で、
このカードを自分の墓地から手札に加える。
自分フィールド上に表側表示で存在する
「ナチュル」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで3000になり、
効果は無効化される。
ヤリザ「旅路は長く辛いモノでござるが……これを乗り越えてこそ人間的に大きく成長できるのでござる」
ヤリザ「……む?あそこに座り込んでいるのは誰でござるか?」
ヤリザ「もし、そこの御方。こんな所に座り込んでどうしたでござるか?」
>>20「え……?」
星4/地属性/獣族/攻2000/守1000
このカードが召喚に成功した時、このカードを破壊する。
このカードが「スクラップ」と名のついたカードの効果によって
破壊され墓地へ送られた場合、
「スクラップ・コング」以外の自分の墓地に存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。
ヤリザ「行き成り自壊したでござる。一体何だったんでござるかあのモンスターは……」
ヤリザ「こんな身近にもまだ見ぬ未知の世界があったんでござるな……武者震いが止まらんでござる」ワクワク
スクラップコング「」ガラガラ...
ヤリザ「……ここからは峠でござるな……少し早めにここで腹ごしらえをするとするでござる」
ヤリザ「屋敷から>>25を持って来てるでござる。早速食べるでござる」
このカードの発動時に、自分のライフポイントが
相手より下の場合、自分は2000ライフポイント回復する。
自分のライフポイントが相手より上の場合、
自分は1000ポイントダメージを受ける。
ヤリザ「……うむ、やはり至高だけあって実に美味でござる」
ヤリザ「鳥も焼き鳥にして食べるでござる」ピギャアアアァァァ!!!
ヤリザ「腹も膨れたしそろそろ行くでござる」
ヤリザ「……分かれ道でござるな……上に行くか下に行くか……」
ヤリザ「よし……では>>34に行くでござる」
1.上(男性型モンスターと遭遇)
2.下(女性型モンスターと遭遇)
遭遇するモンスターは>>38で決定、性別が違う場合下
ヤリザ「……あそこに誰か居るでござるな、もし。ここは一体何処でござるか?」
>>38「……」
星4/光属性/戦士族/攻1500/守1600
このカードが相手モンスターと戦闘を行った時、
そのモンスターとこのカードをゲームから除外する事ができる。
ヤリザ「拙者、六武衆の里から見聞を広げる為、旅をしているヤリザと申すでござる」
異次元♀「六武衆……?あー……!あのガチ集団の!」
ヤリザ「流石に名が知れ渡ってるでござるな。誉れ高いでござる」フフン
異次元♀「でもヤリザなんて名前聞いた事無いわね」
ヤリザ「無念でござる」
異次元♀「あら、アナタ知らないでここに来たの?ここは除外ゾーンよ」
ヤリザ「除外……?拙者除外されたでござるか?」
異次元♀「ここに居るって事はそういう事になるわね」
ヤリザ「むむむ……海馬ランドという場所に行きたいのでござるが……」
異次元♀「海馬ランド……?聞いた事無いわね……」
異次元♀「でも、ここは次元の歪みが集う空間。何かの拍子で行けるかもね」
ヤリザ「本当でござるか。ならば少しここを散策するのもアリでござるな」
ヤリザ「例を言うでござる。ではこれで拙者は失礼するでござる」
異次元♀(ヤリザ……か。礼儀正しい人だったなぁ……)
ヤリザ「……ん?あそこに何か見えるでござる。行ってみるでござる」
フィールド魔法名>>50
1ターンに1度、手札から「おジャマ」と名のついたカード1枚を墓地へ送る事で、
自分の墓地に存在する「おジャマ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
自分フィールド上に「おジャマ」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、
フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの元々の攻撃力・守備力を入れ替える。
イエロー「いやーん!何かイカした殿方が来てるわよーん!」
グリーン「マジかー!誰だー!」
ヤリザ「何かちっこいのが来たでござる。言葉は通じるみたいでござるな、ここは一体何処でござるか?」
イエロー「ここぉーん?ここはオジャマの楽園、オジャマカントリーよぉー」クネクネ
グリーン「お前は誰だー?」
ヤリザ「拙者は六武衆ヤリザと申すでござる」
イエロー「いやーん!六武衆とかこーわーいー」クネクネ
ヤリザ(凄く潰したいでござる)
イエロー「あーん。私は知らないわよーん。ねぇグリーンは知ってるぅー?」
グリーン「俺も知らねーぞー!」
ヤリザ「そうでござるか……なら知ってそうな人とかは知ってるでござるか?」
グリーン「頭良さそうな奴等なら知ってるぞー!」
ヤリザ「本当でござるか」
グリーン「おーう!確かそこの先に行くと>>66っていう奴等の集落があるぞー!」
ヤリザ「ならそこの方々に聞いてみるとするでござる。情報感謝でござる」
グリーン「おー!じゃあなー!」
イエロー「また来てねぇーん!歓迎するわよぉーん!」
自分のスタンバイフェイズ時に、このカードのレベルを1つ上げる
(最大レベル12まで)。
ヤリザ「着いたでござる。日が沈む前に到着出来て良かったでござる」
ライティー「あら?こんな時間にどちら様かしら?」スタスタ
ヤリザ「む。少しお尋ねして宜しいでござるか?ここはフォーチュンレディという方々の集落で間違い無いでござるか?」
ライティー「はい。ここはフォーチュンレディの里ですよ」ニコッ
ヤリザ「む……む。そうでござるか。ハハハ、良かったでござる」(可憐な方でござるな……)
ライティー「所で、こんな時間にわざわざこんな所に何用でしょうか?」
ライティー「これはこれはご丁寧に。私、ライティーと申します」
ヤリザ「ライティー殿でござるか。どうぞお見知り置きを、でござる」ドキドキ
ヤリザ「拙者、海馬ランドなる場所に行こうと思っているのでござるが、中々見付からなくて困っているのでござる」
ライティー「海馬ランド……ですか」
ヤリザ「ライティー殿はご存知でござるか?」
ライティー「……うーん、私はちょっと……もしかしたら長なら知ってるかも……」
ヤリザ「今からその長に会う事は……むぅ、流石に厳しいでござるな。もう日が暮れてしまったでござる」
DD烏「カー!カー!」
ヤリザ「後日会えるか聞いてみるでござる。この里で一晩過ごしたいのでござるが、宿は何処でござるか?」
ライティー「宿ですか……?す、すみません……この集落に宿は無いんです……」
ヤリザ「なんと」
ヤリザ「いやいや、それなら仕方ないでござる。野宿するでござる」
ライティー「だ、駄目ですよ!この辺りには危険なモンスターが……」
ヤリザ「拙者、これでもあの強カテゴリに属する六武衆の一員でござる!そこいらの野党如きに遅れは取らないでござる!」
ライティー「それでも駄目です!……仕方ないですね、今日は私の家に泊まっていって下さい」
ヤリザ「なんと」
ライティー「いえいえ、私これでも成人してますから。もう一人暮らしですよ」
ヤリザ「!なら、拙者はその言葉に甘える訳には行かないでござる。若い女性が男を家に招くなど……」
ライティー「……。あぁ、そういう事ですか。意外とヤリザさんって硬派なんですね」クスッ
ライティー「でも、そんな風に考えるって事はもしかして期待とかしちゃってます?」クスクス
ヤリザ「め、滅相も無いでござる!期待など、拙者、そんな、微塵も……ではなく」
ライティー「安心して下さい、部屋は別々にしますから。……それとも一緒に寝ますか?」クスクスクス
ヤリザ「い、いやいや結構でござる!寝所を提供に感謝するでござる!」ワタワタ
―――――――――――――――
「やめろ!ライティーを離せ!!」
「………!」
「ライティー!!!」
―――――――――――――――――
ヤリザ「……む、何やら外が騒がしいでござるな。何かあったでござるか?」ガチャッ
ファイリー「―――!誰だ手前!」ブンッ!
ヤリザ「おっと!行き成り何をするでござるか!」
ファイリー「お前もさっきの奴等の仲間なんだろ!!ライティーを返しやがれ!!」ブンブン
ヤリザ「一体何の事でござるか!ライティー殿が一体どうしたでござるか!」
ファイリー「だ、ダルキー……だって」
アーシー「止めろと行っているのだ、ファイリー」
ファイリー「……長がそう言うなら……」ギリッ
ヤリザ「何が何だか全然解らないでござる」
ヤリザ「襲撃……!?一体何が起きたでござるか?」
アーシー「実は明朝に>>95の奴等が襲ってきてな……その戦いで、ライティーが……」
ヤリザ「ライティー殿が!?ライティー殿に何かあったというのでござるか!?」
>>95
何かそれなりに悪っぽそうな奴で。
アーシー「我らも抵抗しようとはしたのだが……如何せん相手は強力で……」
ヤリザ「何という事でござる……!」
ファイリー「何て言おうとアタシはライティーを助けに行くぞ!!」
ダルキー「やめなさいファイリー!アンタに勝てる訳無いでしょ!」
ウィンディー「ふ、二人とも落ち着いて……ね?」
ヤリザ「…………」ライティードノガ...
アーシー「……今、何と?」
ヤリザ「ライティー殿には、一宿一飯の恩義があるでござる」
ヤリザ「六武衆として、この恩義には答えねばならぬでござる」
ヤリザ「そのヴェルズというモンスター達は何処へ向かったでござるか……!」
アーシー「……本当に、行くつもりなのか?」ジッ...
ヤリザ「当然でござる……!この恩に報いずして、何が武士でござるか!」キリッ
アーシー「……この山道を抜けた先に、ヴェルズの連中は居る」スッ
ファイリー「お、長!こんな奴信用するのかよ!?」
アーシー「あの者の眼を見れば解る。あの眼は、真の漢の眼だ……嘘偽りは、微塵も無い」
アーシー「……見ず知らずの行きずりの者にこんな事を頼むのは気が引けるが……申し訳ない、頼まれてくれるか?」
ヤリザ「とんでも無いでござる!尽力させて貰うでござる!」
ヤリザ「……それに、袖振り合うも他生の縁でござる。ほんの一晩の出来事でも、既にライティー殿は知人でござる」
ヤリザ「知人の危機に立ち上がらぬ者は、漢にあらず!でござる!」
アーシー「……私達も微力ながらお力添えしよう……これを、持って行くと良い」
ヤリザ「……これは?」
アーシー「我が里に代々伝わる伝説のアイテム……>>110じゃ。どうぞお使い下され」スッ
ヤリザ「そ、そのようなモノは流石に受け取れないでござる……!」
アーシー「使って下され。こういう時に使わずして、何が伝説の武器だと言うのだ」
ヤリザ「……そういう事なら……かたじけない、使わせて貰うでござる!」
アーシー「―――そうだ、それから……」
ヤリザ「……?」
>>110
何か凄い魔法罠キボンヌ
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
―――――――――――――
ヤリザ「……アーシー殿はああ言っていたでござるが……この魔法は一体何処で使うんでござるか?」
ヤリザ「相手を破壊出来る訳でも無く、攻撃力や守備力を変える効果も無いでござるが……」
ファイリー「……おい、お前!」
ヤリザ「……む、お主はさっきのファイリーという娘でござるか?」
ファイリー「アタシはお前なんか信用しないからな!ライティーはアタシが助けるんだからな!」ダッ!
ヤリザ「あ、ファイリー殿……行ってしまったでござる」
ヤリザ「ライティー殿……それに走っていったファイリー殿が心配でござる……先を急ぐでござる!」ダッ
アザトホース「ナンオ ナクズカチ」ブンッ
ファイリー「―――!!ひっ―――!」
ヤリザ「瞬迅槍!でござる!」ドスッ!!
アザトホース「ゴ……ゴウ」ドスン
ヤリザ「……間一髪だったでござるな」
ファイリー「―――」
ヤリザ「……ファイリー殿?」
ファイリー「―――う……」ポロッ
ファイリー「うえええぇぇぇ……!こわ……怖かったああぁぁぁ!!」ウエーン!!
ヤリザ「……怖かったんでござるか……もう大丈夫でござるよ」ヨシヨシ
ヤリザ「……ここから先は危険でござる。皆の元に帰るでござるよ」
ファイリー「……嫌だ……ッ!」
ヤリザ「なんと」
ファイリー「ライティーは、ちっちゃい頃からの私の友達なんだ!!絶対、助けに行くんだ!!」
ヤリザ「……友達……で、ござるか……」
ファイリー「友達が攫われたのに、黙って見てるなんて―――絶対出来ない!!」
ヤリザ「……強い目をしているでござるな……」
ヤリザ「……解ったでござる……一緒に行くでござるよ」
ファイリー「え……良いのか……?」キョトン
ヤリザ「友達を、助けたいんでござろう?なら、行くでござるよ」スッ
ファイリー「う、うん……」///
ファイリー「……お、おい……ヤリザ……!居たぞ……!」
カストル「? タミ ルアゼ ノ ウユシンコ」
サラマンドラ「! イタキ イゲオカ ノ イカジ」
ヤリザ「……むっ、あの連中でござるか……流石に数が多いでござるな……マトモに相手をしていては勝ち目が無いでござる……」
ファイリー「……一体、どうするんだよ?」
ファイリー「えっ?」
ヤリザ「良くある常套手段でござるが……この方法はどちらにしろ双方に命の危機があるでござる」
ヤリザ「その覚悟が無いなら、別の手段を考えないといけないでござるが……」
ファイリー「……覚悟……」
ファイリー「……」ゴクッ
ファイリー「―――何だよ、その方法って?」
ヤリザ「二手に分かれるでござる。一人があの連中の目を引き付ける陽動役」
ヤリザ「もう一人が、中に進入してライティー殿を救助する……良くある兵法でござる」
ファイリー「……」
ヤリザ「侵入役は、内部が判らない場所に攻め込まねばならないという危険」
ヤリザ「どちらにしろ、危険は付き纏うでござる」
ファイリー「……」
ヤリザ「勿論、無理強いなどしないでござる」
ファイリー「……いや、やる……!」
ヤリザ「……そう言うと思ったでござる」フッ
ヤリザ「陽動役は逃げ回って相手の目を引き付けるのが仕事でござる、ならこの周辺の土地勘があるファイリー殿が適役でござる」
ファイリー「……解った」
ファイリー「だけど……!絶対、絶対ライティーを連れ戻して来いよ!約束だぞ!!」
ヤリザ「勿論でござる。レディーの約束は守るでござるよ」
ファイリー「絶対だぞ!」
ヤリザ「武士に二言は無いでござるよ」
ファイリー「……じゃあ、行ってくる」スッ
ヤリザ「……」
ヤリザ(一番危険な仕事は男の役目でござる……さぁ、行くでござるよ……!)
カストル「! スデビウホゴ」
ファイリー「こっちだよーだ!!」ベーッ
カイトス「! ロエマカツ」
ザッハーク「! コノヤニオ ! コノヤニオ」
オランタ「! ヘヘグ ウボソア ニ ヨシツイ ト ンサジオ」
サンダーバード「…… ラカダ リビビ レオ」
マンドラゴA「! ーピ」
マンドラゴB「! ーピ」
マンドラゴC「! ーピ」
マンドラゴD「! ーピ」
マンドラゴE「! ーピ」
マンドラゴF「! ーピ」
マンドラゴG「! ーピ」
ヤリザ「―――よし、頃合でござるな……!」
ヤリザ「迅雷天翔撃!でござる!」
ウィスプ「…… ジウヨヒ キゲウコ ウゴツゴ」バタッ
ヤリザ「……この奥でござるか……?」ギイッ
ライティー「―――――」
ヤリザ「!ライティー殿!!」
ライティー「―――――」フラッ
ヤリザ「!?」タッ!
ヤリザ「ライティー殿!拙者でござる!ヤリザでござる!!」
ライティー「―――――」グオッ!
ヤリザ「!」ガキーンッ!
ヤリザ「ライティー殿―――!」
ヤリザ(ライティー殿の目が暗いでござる……!もしや、何者かに操られて……!?)
ドカーン
ヤリザ「魔術でござるか―――!何か―――何か手は無いでござるか―――!?」スタッ
アーシー「ライティーを救うのに、この魔法の力が必要になるかもしれん……これも持って行って下され」
―――――――――――――
ヤリザ「アーシー殿から貰った、もう一つの魔法!目を覚ますでござる!ライティー殿!魔法発動!でござる!」キュピーン
《所有者(しょゆうしゃ)の刻印(こくいん)/Owner's Seal》 †
通常魔法
フィールド上に存在する全てのモンスターのコントロールは、
元々の持ち主に戻る。
コッペリアル「!!! ォォォォオオオオオグ」プシュー
ライティー「―――――」フッ
ライティー「―――や……ヤリザ……さん……」
ヤリザ「!正気に戻ったでござるか!?」
ヤリザ「良いんでござるよ……さぁ、帰るでござるよ」スッ
ライティー「―――ヤリザ……さん」///
ライティー「―――でも、まだ帰る訳には行きません……!」グッ
ヤリザ「……!何故、でござるか?」
ライティー「この奥に、私達の村を何度も襲い続けてきたヴェルズのボスが居るんです……!」
ライティー「ここで何とかしないと、また私達の里に被害が出ます……この争いの元を、断ち切る必要があるんです……!」ググッ
ヤリザ「……しかし、勝ち目はあるのでござるか?」
ライティー「……ここのボスに、私が戦うのに必要なモノを取られてしまいました……」
ライティー「でも、それさえ取り戻せれば……勝ち目はあります……!」
ヤリザ「……我に秘策アリ、でござるか」
ライティー「―――ヤリザさんにお願いがあります。一瞬だけ、一瞬で良いのであのボスの目を引き付けて下さい」
ライティー「それを取り戻せば、私達の勝ちです」
―――――――――――――
ヽ`
´
´.
__,,:::========:::,,__
...‐''゙ . ` ´ ´、 ゝ ''‐...
..‐´ ゙ `‐..
/ \
.................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´ ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
.......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙ .' ヽ ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
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゙゙゙゙゙;;;;;;;;............ ;゙ ゙; .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;............................. ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
/゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li ' ; .` .; il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
ヤリザ「やったか!でござる!?」
《侵略(しんりゃく)の汎発感染(はんぱつかんせん)》 †
速攻魔法
自分フィールド上の全ての「ヴェルズ」と名のついたモンスターは、
このターンこのカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。
オピオン「…… カラマサキ ハ ンインゲ ノ ギワサノコ」
ヤリザ「無傷……だと……!?でござる……」
ヤリザ「―――!(避けられないでござる―――!?)」
ライティー「待ちなさい!!」バッ!
オピオン「…… ハマサキ」
ライティー「ヤリザさん……無事取り戻せました……これで、終わりです」
ライティー「」フッ
ヤリザ「き……」
オピオン「? …… タエキ」
ヽ`
´
´.
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ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
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´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
オピオン「?!!! …… ニ メスムコ …… ナンコ ガ シタワ !!ォォォォォオオオオオグ」
ヤリザ「」( ゚д゚)ポカーン
ファイリー「ライティー!!無事だったんだな!!」ダキッ
ライティー「うん……!ヤリザさんのお陰で、何とかね……」ギュッ
ヤリザ「一体……何が起きたでござるか……?」
ライティー「ヤリザさんのお陰で、亜空間物質転送装置を取り戻せたのよ……」
ファイリー「そうなのか……あ……」
ファイリー「ありが……とう……な……ヤリザ……」///
ヤリザ「……これで、もう御主達の里にも手が及ぶ心配も無いでござろう。さぁ、帰るでござるよ二人とも」スッ
ファイリー「う……うん……」///
ライティー「はいっ……!」///
タテガミ「」
ヤリザ「二次の橋……ビフレスト……で、ござるか?」
アーシー「そうだ……異なる次元を繋ぐ……二次元と三次元の架け橋、虹の橋ビフレスト……」
アーシー「これが、御主の言う海馬ランドへ行く為の唯一の方法だと思われる」
ヤリザ「虹……二次の橋ビフレスト……でござるか……」
アーシー「……虹の橋ビフレストは、光の加護を受けし都市にあるという言い伝えが残っている……」
ヤリザ「光の都市……でござるか?」
アーシー「この条件が当て嵌まる場所は、ここしか無い」スッ
ヤリザ「ジャスティスワールド…でござるか」
アーシー「ここからかなり遠いの……旅立つなら、今日ここに泊まって……早朝に旅立つと良い」
ヤリザ「……情報感謝でござる、長」フカブカ
アーシー「何、御主はライティーの恩人じゃ。この程度で良ければ何時でも協力するぞ」
――――――――――
ファイリー「あ」バッタリ
ライティー「……ねぇファイリー、私のウチに勝手に入り込んで何する気だったのかな?」
ファイリー「いや……その……ほら、ヤリザ……さん……に、まだお礼してなかったからさ……あはは」
ライティー「お礼を言うなら、日が明けてからでも良いよね?ひょっとしてナニする気だったのかな?」キラーン
ファイリー「ナ……ナニって……何だよ……そういうお前は何だよ?お前もう普通寝てる時間だろ?」
ライティー「あら、私は……明日旅立っちゃうって話だし……最後の一夜は……ヤリザ様と一緒に……」ポッ///
ファイリー「はぁ!!!!?」
ヤリザ殿の攻撃力じゃ他の六武衆が爆発するだけでござる
汚いなさすがヤリザ汚い
ライティー「え……?……ひょっとして、ファイリー……」マサカ
ファイリー「う……」///
ライティー「……一緒に、とか……?」
ファイリー「一緒って……お前……」
ライティー「私は……ライティーが良いなら……」
ファイリー「……」///
ガチャッ
ヤリザ「むっ……何かと思えばライティー殿とファイリー殿ではござらんか。どうしたでござるかこんな夜更けに」
ライティー「その……お、恩返しに……」///
ファイリー(うわー……うわー……ナンダヨコレ……ライティーのこんな顔初めて見た///完全に女の顔じゃんかー///)
ファイリー「///」
――――――――――――
ヤリザ「だ……駄目でござるよ……ファイリー殿、ライティー殿……!こんな……」
ライティー「殿、じゃなくて……名前で……呼んで下さい……ヤリザ様……」///
――――――――――――
ヤリザ「あ―――ああぁぁぁ……!!」
ファイリー「ん―――」チュプッ
――――――――――――
ライティー「はあっ……!ヤリザ様―――素敵―――ッ!!私、ずっと貴方の事をお慕い申しますわ……ッ!」ギシギシ
ファイリー「んああぁっ―――!!ヤダ!なんかヤダ!!クる!!何か―――クるううぅぅ!!」ジュプジュプ
――――――――――――
朝チュン
DD烏「カー!カー!ソンナビョウシャアルトオモッタカザマァwwwwwwwwwwwww」
ゴヨウさんこっちです
ライティー「―――ふふっ、おはよう……ファイリー」
ファイリー「―――!!や、ヤリザさんは……!?」ガバッ
ライティー「……私が起きた時には、もう出発した後だったわ」
ファイリー「……そ、そうか……」
ライティー「……凄かったね……ヤリザ様のヤリ捌き///」
ファイリー「う、うん///」
ライティー「ファイリーってば気持ち良過ぎて……気失っちゃってたね///」
ファイリー「う……それは、ライティーだって一緒だろ!?」
ライティー「うん、そうだね……」
ライティー「……また何処かで、会えるよね?」
ファイリー「……当たり前だろ。もし会いに来なかったら、酷いぞ!」
ヤリザ「さぁ、海馬ランド目指して出発でござる!!」
終わらないよ、まだ続きます。
ヤリザ「!いかんいかん!精神鍛錬が足らんでござる!」ブンブンッ
>>290「あ、あの―――すみません……!」
ヤリザ「む?何でござるかそこのお嬢さん?」
>>290「この荷物持って頂けますか?少し重くて……」
ヤリザ「構わぬでござるよ。どちらまで運べば良いでござるか?」
>>290
女性型モンスター限定安価。違う場合下。但し、ライトロードはこれから出るのでそれ以外で。
ランク1/闇属性/魔法使い族/攻 500/守 500
レベル1モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。
次の相手のエンドフェイズ時まで、
自分フィールド上に存在するモンスターは戦闘では破壊されず、
守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
>>282
俺もそうしたかったけどそれやってると何時までも終わんないwwwww
この簡易デュエルもどきで勘弁wwwww
ヤリザ「むぅ、それは良かったでござる。拙者も丁度ジャスティスワールドまで用事があってでござるな」
銀河女王「そうなんですか!それじゃあお願いしますね!」
ヤリザ「う……結構重量があるでござるな……一体何が入ってるんでござるか……?」ズシッ
銀河女王「ライトロードの都だと高く売れるって噂の動植物とかです、見てみますか?」スッ
ゾンキャリ「オア゙ア゙ア゙ア゙」グニグニ
スティーラー「カサカサカサ」
バルブ「ピギャア゙ア゙ア゙ア゙」ワサワサ
ダンディ「うー☆」
スポーア「スポーゥ」フワフワ
銀河女王「おっと危ない、危うくスポーアが逃げる所でしたね」パシッ
ヤリザ「見なきゃ良かったでござる」
ヤリザ「いやいや、構わんでござるよ(アッチ持つより幾分気が楽でござる)」
銀河女王「~♪」オア゙ア゙ア゙ア゙
ヤリザ「地図によるともうそろそろ見えてくる筈でござるが……」スタスタ
銀河女王「あ……!あそこがそうじゃないですか?」ユビサシ
ヤリザ「むっ……どうやらあそこで間違いないようでござるな」
銀河女王「よーし!養育費稼ぐぞー!!」ダッシュ!
ヤリザ「あっ!?―――行ってしまったでござる……まるで漆黒の名馬並みでござるな……」
ヤリザ「やっと着いたでござる……実際に見えてても到着するまで大分掛かったでござるな……」
オネスト「……」ジー...
オネスト「……チッ、何だ光属性じゃないのか……俺の管轄外だ……」スタスタ
ヤリザ「入って早々何か勝手に値踏みされて勝手に見切られたでござる」(´・ω・`)
エイリン「おりゃー!!待て待てー!!」ハシレハシレ!
ライコウ「キャン!キャン!」
ライラ「こらぁー!!エイリン!!ライコウ追い回すのやめなさーい!!」バタバタ
開闢「よぉオネスト!こんな所に居たのか!」
オネスト「かっ―――開闢さん―――」ドキッ
ヤリザ「人が多いでござるな……流石、都市を名乗るだけあるでござる……」
ヤリザ「むっ……そこの御方、少しお尋ね……」
オネスト「開闢さん―――!ま、不味いですって―――こんな所で―――!」
開闢「お前の身体はそうは言って無いぜ……?」カチャカチャ...ボロッ
オネスト「」
、 ヽ
|ヽ ト、 ト、 ト、 、.`、
/|l. l. | |l l | | l |l.| |l. l
/' j/ ノ|ル'/レ〃j/l |
-‐7" ヾー---┐|_.j
 ̄ ./゙ニ,ニF、'' l _ヽ
:: ,.,. |ヽ 」9L.` K }.|
l' """ l ) /
h、,.ヘ. レ'/
レ′
r.二二.) /
≡≡ ,イ
. / !
\ / ├、
::::::` ̄´ / !ハ.
_,r'´::::::::::::::::::::::::::`'、. / 入 遠 ほ
{::::::::rr-‐-‐'^i::::::::::::::i. ! れ 慮 ら
゙l'´゙《 __,,,ゝ:::r、:::::l | て し
ト=r;、 ゙"rィァ‐リメ }:::::} ヽ み .な
゙i`"l  ̄ ソ::::ヽ l′ ろ い
゙i. ゝ^ , /ヾヾヾ、 ヽ, よ で
ヽ ゙こ´ / ヽ、 ∠_
ヽ、 /__,∠、 `'-、 ^ー――
`゙ク'゙´ ` ゙'、 ヽ
/ 〉 ヽヽ
ィ ヽヽ
_,,-'´::: ゙i
/ ` }
/ ,-ィ‐r'´´ / l
__r'〈 ,ノ / ```l / l
-‐ ´ ‐ '' ´ /l::: l ー'´ l
ヤリザ「……武士の間では男色の気を持つ者も多いと聞いたでござるが……拙者にそのケは無いでござる!」ダッシュ!
ヤリザ「……むぅ……そこの>>345に尋ねてみるでござる……」
>>345何かライロに入ってて不自然じゃなさそうなヤツ
星12/神属性/創造神族/攻 ?/守 ?
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上の、元々のカード名が「オシリスの天空竜」
「オベリスクの巨神兵」「ラーの翼神竜」となるモンスターを
それぞれ1体ずつリリースした場合のみ特殊召喚できる。
このカードの特殊召喚は無効化されない。
このカードを特殊召喚したプレイヤーはデュエルに勝利する。
>>345デッキに入らねーよwwwwwwwでも確かにイラスト的には……うん、実行。
ホルアクティ「―――北東300m、十字路右折、その先左折、そこに居ります……」スウッ
ヤリザ「何か絶対に出会っちゃ駄目な方と出会ってしまった気がするでござる」gkbr
ヤリザ「……取り敢えず行ってみるでござる」スタスタ
ジェイン「あ……いえ、結構です」(あれ確か庭に生えてたよな……)
ヤリザ「あ、居たでござる」
銀河女王「ならそこの厳ついお兄さん!このダンディライオンは如何!?見て癒されてみては!?」
ダンディ「う……う~……」ビクビク
ガロス「あ……あー……い……い……です、いーです」ババアチカヅクンジャヌェーオレハルミナスタソヒトスジダッ!
ヤリザ「もし、ご婦人。勝手に走って行ったら困るでござるよ」
銀河女王「あ、兄さん持って来てくれたんだねー!ありがとサンキュー!」
ヤリザ(何か性格変わってるでござる……これが商売人の魂という奴でござるか……)
雑貨「ガタッ」
スポーア「スポーゥ」
ヤリザ「それから、ガオドレイクのたてがみを何かカップ麺みたいなのと交換して貰ったでござる」
ヤリザ「とても強い魔法とは聞いたでござるが……ここぞと言う時まで取って置くでござる」
ヤリザ「それはそうと、そろそろ虹……二次の橋ビフレストを探すでござる。>>373に聞くとするでござる」
>>373ホルアクティ以外のライロに入ってそうなカード
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
このカードは特殊召喚できない。
自分のメインフェイズ時にライフポイントを半分払う事で、
このカード以外のフィールド上に存在するカードを全て破壊しゲームから除外する。
さらに、この効果で破壊したカード1枚につき、
このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
このカードが召喚・反転召喚したターンのエンドフェイズ時、このカードを墓地へ送る。
ヤリザ「ちょっ!除外は勘弁して欲しいでござるwwwwww」
裁きの龍「見付けたぞこの虫ケラがああああぁぁ!!!今度という今度は負けん!!!」
ダンセル「またカモが来たぜ」
ホーネット「またハチの巣にしてやるぜ」
センチピード「ふひひwwwwww」
ヤリザ「横槍入れ辛い空気でござる」
黒光り「やぁ」
ヤリザ「………ゴキブリが喋る訳無いでござるね」スタスタ
黒光り「スルーは酷いと思うんだ。(´・ω・`)」
全部やったぞ!!!再安価>>385だ!!!
星4/光属性/戦士族/攻2100/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる。
自分フィールド上にこのカード以外のモンスターが存在する場合、
このカードは攻撃できない。
/「むっ、ツワモノのニオイ……何用ですかな?」
ヤリザ「二次の橋ビフレストに行きたいのでござるが……ご存知でござるか?」
/「それならば、ここの長に聞くのが早いでしょうな……長はこの先の長屋に居られる、見れば直ぐに判るでしょう。それでは」スッ
ヤリザ「裁きの龍でござるか……名前からして凄まじい威圧感を感じるでござる……!」
ヤリザ「……貴方が、裁きの龍殿ですな……?」
裁きの龍「如何にも……何用ですかな、六武衆の者よ」
ヤリザ「知っていたでござるか……拙者、ヤリザと申す者でござる。以後、お見知り置きを……」スッ
裁きの龍「面倒な社交辞令など省け、用件は何だ?」
ヤリザ「実は―――」
エイリン「ルミナスぱーす!」ポイッ
強欲で謙虚な壺「ワタシハナゲステルモノ」ピュー
ルミナス「きゃーっち!」パシッ
シャイア「やめろよー!せっかく直したのにまた割れるだろー!」バタバタ
エイリン「ここまでおいでー!」ダッシュ
シャイア「待てー!!」
ライラ「アンタ達!!お客様が来てるんだから静かになさい!!」
ガロス「……」ルミナスタソノワキペロペロシタイヨオオォォォ!!!
ヤリザ「…………」
裁きの龍「…………」
裁きの龍「二次の橋ビフレスト……確かに、奥にそれは存在するが……」
ヤリザ「……何か、問題でも?」
裁きの龍「いや、通る事は自体は可能なのだが……今、二次の橋ビフレストでは……少々厄介事が……」
ヤリザ「……ハッキリしないでござるな。ハッキリ言うでござる」
裁きの龍「……判った、ハッキリ言おう……」
裁きの龍「今、二次の橋ビフレストで……『甲虫装機』と『TG代行天使』と『カラクリ』と『兎ラギア』が決闘と言う名の戦争中だ」
ヤリザ「」
シエン「―――で、紆余曲折を経て戻って来た……と」ゴゴゴゴゴ
キザン「……流石に、その相手は骨が折れそうだ……」ドドドドド
ニサシ「ヤリザ流れろ」
ヤリザ「勘弁して欲しいでござるwwwww拙者単身じゃ突破は10000%不可能でござるwwwwwご助力をwwwww」
シエン「―――良かろう」
参謀「将軍殿!?」
シエン「何……配下の育成と考えれば良い。先行投資だ……」
シエン「出撃準備だ!奈落、警告他テンプレ魔法罠を直ちに用意しろ!」バッ
キザン「……御意」シュッ!
ヤリザ「シエン殿―――!」
シエン「ヤリザ、世界を見据えよ!見聞を重ね、真の武士、真の漢となるのだ!」
ヤリザ「了解でござる!!!」ビシッ!
「ダンセルホーネットオラァ!センチピードホーネットオラァ!ギガマンティスシネエエェェェ!!!」
「ヴィーナスタマタマタマワーウルフフェニクスブリリアントヒュペオラァ!!!」
「小町商人小町サーチナチュビ4伏せドヤァ...」
「兎セイバーセイバーラギア5伏せエンドドヤァ...」
シエン「門結束結束カゲキカゲムシャシエンキザンキザンキザン4伏せエンド...」
「ナンダアイツ!?」
「ロクブダトォ!?」
シエン「活路は開いた!行け!ヤリザよ!!」
ヤリザ「シエン殿!!この大恩、必ずや報いるでござる!!」ダッ!
ニサシ「ヤリザ除外されろ」
ライラ「私は出張で結構見てるけどね……相変わらず酷い潰し合いだわ……」ウンザリ
ケイコクダ!ナナツダ!オオアラシダァ!!スタロダァ!サセントラスタダァ!シエンコウカ!
ヤリザ「風になれー!舞い踊れー!闇をー!引き裂いてー!」
ヴェーラー!ラギアコウカ!ナラクダァ!ナチュビコウカ!サイク!ミラフォダァァ!ウルセェブラホダァ!!
ヤリザ「走り出せー!その足でー!何もー恐れずにー!」
ユウヘイダァ!!グアアアァァ!!スタダダァ!ダッシュツダァ!ダグレコウカァ!ニマイメノダッシュツダトォ!?
ヤリザ「未来へー続くこーのーみーちーをー!!」
―――――――――――
ヤリザ「む―――ここは……?」
ヤリザ「何奴でござるか!?」バッ!
???「人に名を尋ねる時は自分から名乗るのが礼儀ではないのか?」フゥン
ヤリザ「拙者、六武衆が一の槍使い!名はヤリザと申す!」
???「―――愚民に名乗る名など本来持ち合わせていないが……特別に教えてやろう」バッ!
カイバーマン「正義の味方!カイバーマン!!」ドンッ!
ヤリザ「カイバー……!もしやここは、海馬ランド……!?」
カイバーマン「知らずして迷い込んだとでも言うつもりか……?まぁ良い」
カイバーマン「デュエルだ!この俺に勝てれば、この不法侵入には特別に目をつぶってやろう……」
カイバーマン「しかし!このデュエルに負けたら、貴様は不法侵入者として警備に突き出してくれる!!」
ヤリザ「……拒否権は、無いようでござるな……!その勝負、受けるでござる!」
『デュエル!!』
カイバーマン「俺のターン!ドロー!正義の味方、カイバーマン!自身を生贄に……伝説を見せてやる……!」
カイバーマン「出でよ!!我が胸中に眠る―――」
ヤリザ「奈落でござる」
カイバーマン「古のルールの効果により、手札から特殊召喚!出でよ!青眼の」
ヤリザ「警告でござる」
カイバーマン「死者蘇生を発動!墓地から蘇れ……青眼の白」
ヤリザ「脱出でござる」
カイバーマン「ぐあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――」LP500→0ピピピピピチュイン♪
ヤリザ「あっけなかったでござる」
カイバーマン「ふ……ふぅん……良いだろう、今回の事には目をつぶってやろう……」
カイバーマン「それで、貴様は一体何の目的で此処に来た?」
ヤリザ「見聞を広げる為でござる」
カイバーマン「ほう……世界中を放蕩していると言う事か……」
ヤリザ「これで、海馬ランドも訪れたでござる」
カイバーマン「……なら、訪れた記念にこれをくれてやろう。有り難く受け取るが良いウエアッハッハッハッハ!!!」
『復讐のソードストーカー』
ヤリザ「すごくいらないでござる」
ヤリザ「そろそろ次の場所に行くでござる」
ヤリザ「次は>>418に行くでござる!」
今までに行った場所は無効
ヤリザ「そこら辺に居た不良学生からくすねたこの時の魔術師のカードで時を越えるでござる」
アーッ!オレノカードガネェー!!
イッタイドウシタノジョウノウチクン!
ヤリザ「たいむまじっくでござる!」シュイーン!
―――――――――――
ヤリザ「頭がくらくらするでござる……」
ヤリザ「……周りの風景が大幅に変わってるでござる……どうやら成功でござるな……」
ザッザッ...
ヤリザ「何奴でござるか!?」スチャッ
>>423
ヤリザ「……(異様な雰囲気を感じるでござる……)」
パラドックス「デュエルモンスターズ界の精霊か……何故現出しているか不思議でならないが……」
パラドックス「時を越える力……それはお前にとって過ぎた代物だ……」
パラドックス「大人しく元の世界へ帰るが良い……!」
Sinサイバー「あんぎゃー。と、言ってみるテスト」
パラドックス「行けッ!Sinサイバー・エンド・ドラゴン!!エターナルエヴォリューションバースト!!!」
Sinサイバー「フィールド使うデッキにいかがッスかー」ゴウッ
ヤリザ「ぐああああぁぁぁぁ!!……で、ござる……」バタッ
ヤリザ「……む……」
ヤリザ「こ、こは……?」
>>432フィールド魔法。既出無効
自分または相手が魔法カードを発動する度に、
このカードに魔力カウンターを1つ置く。
魔力カウンターが乗っているカードが破壊された場合、
破壊されたカードに乗っていた魔力カウンターと
同じ数の魔力カウンターをこのカードに置く。
1ターンに1度、自分フィールド上に存在する魔力カウンターを
取り除いて自分のカードの効果を発動する場合、
代わりにこのカードに乗っている魔力カウンターを取り除く事ができる。
このカードが破壊される場合、代わりに
このカードに乗っている魔力カウンターを1つ取り除く事ができる。
ヤリザ「……?ここは…魔法都市エンディミオン……でござるな……」
>>436「○霊使い」、○に正しく当て嵌まる文字を入れよ。
星3/炎属性/魔法使い族/攻 500/守1500
リバース:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手フィールド上の炎属性モンスター1体のコントロールを得る。
ヤリザ「痛いでござる」
ヒータ「おぉ、悪いな!でも本当生きてて良かったな!」
ヤリザ「……そうでござるな」
ヒータ「んじゃー、アタシちょっくら買い物行ってくるから!大人しく寝てろよー!」ガチャッ
ヤリザ「……元気な娘でござるな……」
ヤリザ「元気に寝るって表現おかしいでござるよ」
ヒータ「細かい事気にすんなってー!ハゲるぞー!」
ヤリザ「ハゲないでござる」
ヒータ「ちょっと待ってろー、今リンゴ剥いてやっからなー」シャリシャリ...
―――――――――――
ヤリザ「……広い家でござるな……ご家族と一緒に過ごしてるでござるか?」
ヒータ「―――ん……まぁ、そんな感じかな……今は、ちょっと色々あって誰も居ないんだけどね……」シャ...
ヤリザ「そう……でござるか……」
ヒータ「……」シャリシャリ
ヤリザ「……」
ヤリザ(何でござろうか……この歯痒い空気……)
ヒータ「……出来たぜー♪」コトッ
ヤリザ「う、兎の形でござるか……また手が込んでるでござるな……」
ヒータ「何時も義妹達に切ってやってたからな!」
レスキューラビット「兎と聞いて」
デスウサギ「でしゃばんなよ」
バニーラ「かじりたい」
ヒータ「……もう怪我は大丈夫みたいだな」ウンウン
ヤリザ「ヒータ殿の介抱の御蔭でござる……!この御恩には必ず報いるでござる!」
ヒータ「良いって良いってんなの!んじゃ、もう怪我すんじゃねーぞ!」バイバイ
ヤリザ「かたじけないでござる……!」
ヒータ「…………」
ヒータ「……もう怪我しても、助けられないからな……」ポツッ
―――――――――――――――――――
カサカサ
ヒータ「―――ライナ……」
カチャカチャ...
ヒータ「ダルク兄さん……」
コトッ...
ヒータ「絶対、助けてやるからな―――!」カチャッ...
―――――――――――――――――――
ヤリザ「……除外ゾーンへ迷い込んで……流れ着いた先が……おジャマカントリーだったでござるなぁ……」
ヤリザ「それで、その次はフォーチュンレディ達と出会って、ヴェルズを共に討伐し……」
ヤリザ「そして……」
ヤリザ「!いかんいかん……欲よ去れ……欲よ去れ……!」セイシンシュウチュウ
ヤリザ「……そして、ジャスティスワールドを経て、虹……二次の橋ビフレストを越えて、異世界へも行ったでござる……」
ヤリザ「……む、こんな所に食堂が。ここで一休みして行くでござる」
>>454「いらっしゃいませー」
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1000
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手はデッキからカードを2枚ドローする。
ヤリザ「ハングリーバーガー一つ頼むでござるよ」
調理師「あいよー!御代はここにお願いしますねー」
ヤリザ「どうぞでござる」
「オイアノハナシキイタカヨ」
「キイタキイタ...ヒデェハナシダヨナ...」
ヤリザ「……」
「アンナトシハモイカナイコヲショケイダナンテナァ...」
ヤリザ(エンディミオンでござるか……ヒータ殿は元気でござるかな……)
「タシカヒータッテイッタッケ?アノカミノアカイ...」
「ビジンナノニモッタイナイヨナァ...」
ヤリザ「!!?」ガタッ
魔導戦士B「うわっ!?何だよお前!?」
魔導戦士D「行き成り何だ!?」
ヤリザ「お前達!さっきヒータと言わなかったかでござる!?」
魔導戦士B「そ、そうだけど……それがどうかしたのか?」
ヤリザ「ヒータが処刑されるなんて何かの間違いでござる!!」
魔導戦士D「……お前、そいつの友人か何かか?……やめとけ。今日の日暮れには殺される……今から……」
ヤリザ「そんな事……させないでござる!」ダッ!
調理師「あっ!お客さん料理……!」
ヤリザ「こんなペースじゃ……間に合わないでござる……ッ!」
ヤリザ「!そうだ……ギャラクシークィーン殿から貰ったこれを開けるでござる!」ベリッ
融合召喚!
ドラゴンに乗るワイバーン「ノレヨキョウダイ」グッ
ヤリザ「乗せていってくれるでござるか!?」
ドラゴンに乗るワイバーン「オンナノキキニサッソウトカケツケテコソヒーローッテモンダ」クイッ
ヤリザ「かたじけないでござる!」バッ
ドラゴンに乗るワイバーン「イクゼクリアマーイン!」ゴウッ!!
ヤリザ「きっと時間切れか何かだったんでござろうな……」
ヤリザ「!そんな事よりヒータ殿でござる!今助けに行くでござる!!」ダッ!
―――――――――――――――――――
ヒータ「―――――」
「これより反逆者の処刑の儀を執り行う」
ヒータ(ゴメンネ...ミンナ...ワタシニチカラガタリナイカラ...)
「魔法カード、魔女狩りの用意!」
ヒータ(ゴメンナサイ...ゴメンナサイ...!ゴメンナサイ...!!)
ヒータ「―――――」
「待つでござる!!!」バッ!
ヤリザ「助けに来たでござるよ……ヒータ殿!」スパッ!
ヒータ「な……何で……?」
???「何だあの者は!!取り押さえろ!!」
見習い魔術師1「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師2「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師3「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師4「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師5「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師6「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師7「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師8「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
ヤリザ「良いから早く逃げるでござる!こっちでござる!」ギュッ
ヒータ「あ……うん……」
ヒータ「……ここまでされたら、もう無関係じゃないしな……全部―――話すよ……」
―――――――――――――――――――
ヤリザ「―――ヒータ殿の御兄弟が、エンディミオン王に……!?」
ヒータ「アイツは……アタシ達兄弟を奴隷として城に誘拐したんだ―――!」
ヒータ「アタシは襲われたその日、偶然買い物に出てて……」
ヒータ「助けようと―――したけど―――駄目だったんだ……!」グスッ...
ヒータ「アタシ一人じゃ、家族も守れなかった―――!」
ヤリザ「……(あの時感じた、変な感じは……そうか……ヒータ殿の心の闇だったんでござるな……)」
ヒータ「―――助けてくれて、ありがとう……でも、もう貴方だけで逃げて……」
ヤリザ「……ヒータ殿はどうするんでござるか?」
ヒータ「アタシは……もう一度城に乗り込む……!」
ヤリザ「……そう言うと思ったでござる」
ヤリザ「拙者も、一緒に行くでござる……!」
ヒータ「え―――?」
ヤリザ「関係なら大有りでござる!」キッ
ヤリザ「怪我を負い行き倒れていた拙者を看病してくれた……その恩人が困っている」
ヤリザ「拙者が助太刀する理由は、それで十分でござる!」
ヒータ「……判ってるのか?死にに行くのと一緒だぞ?」
ヤリザ「承知の上でござる」
ヒータ「……後悔するぞ……」
ヤリザ「義を貫いた上で死ぬならば、そこに後悔などある訳無いでござる!」
ヒータ「……お前って……御人好しなんだな……」クスッ
ヤリザ「拙者はただ、恩義に報いたいだけでござるよ」
―――――――――――――――――――
ヒータ「それが出来れば苦労なんてしないよ……!あの王の城は沢山の兵に守られてて……」
ヤリザ「真正面からやる気は無いでござる。目標はエンディミオンの王、その一人のみでござる」
ヒータ「……闇討ち……ってヤツか……?」
ヤリザ「ダイレクトアタックと言って欲しいでござる」
―――――――――――――――――――
ヒータ「おかしい……!こんなの絶対不自然だ……!」
???「待っていたよ……」
バタンッ!
ヒータ「!?扉が―――」ガチャッ!
ヤリザ「閉じ込められたでござるな……」
神聖魔導王「まんまと罠にネズミが引っ掛かったようだな……ククク」
ヤリザ「落ち着くでござる!このまま戦っても無駄死にでござる!」ガバッ
神聖魔導王「そうとも……!お前達ネズミを私自らが始末してやろうというのだ!光栄に思いたまえ!」
ヤリザ「……想像以上の強敵でござるな……これでは勝ち目が無いでござる……」←攻撃力1000
ヒータ「それでも―――アイツだけは許さない―――!」ゴウッ!
ヤリザ「こ、これは……!」
憑依装着ヒータ「絶対に―――お前だけは倒す!」
ヤリザ「ヒータ殿の攻撃力が大幅に上がったでござる……!でも、これだけじゃ……」
神聖魔導王「ほう……やはり貴様も兄妹同様の力を持っているか……だが、それでも所詮はその程度……私には及ばんよ」
憑依装着ヒータ「くうっ……!」←攻撃力1850
神聖魔導王「ふふふ……さぁ、どちらが先に死にたいのかな?それ位は選ばせてあげよう……私は寛大だからなぁ!ふっははははは!」←攻撃力2700
神聖魔導王「おおぉ!どうした!?死を前にして気でも動転したか?」
ヤリザ「―――拙者がさっきから抱えているこの風呂敷の中身、教えてやるでござる!」バッ!
スポーア「スポーゥゥ」フワフワ
神聖魔導王「何だ……何かと思えばそんな弱小モンスターが一体如き……」
ヤリザ「行くでござるよ、ヒータ殿……」
ヤリザ「確かにヒータ殿一人でも、拙者一人でも、あの王に勝つのは不可能でござる」
ヤリザ「だが、二人(あとスポーア)一緒なら、あの王も倒せるでござる!力を合わせるでござるよ、ヒータ殿!」スッ
憑依装着ヒータ「―――あぁ……!判った!!」ギュッ
ヤリザ「悪政を強いる王よ、覚悟でござる!!」
>>480エクストラは無制限でござる!スポーアと拙者とヒータ殿を使い、エンディミオンを倒すでござる!
スポーア「スポーゥ!」キュピピン
シンクロ召喚!
腕(ヤリザ)「シンクロ召喚でござる!アームズ・エイドでござるよ!」←攻撃力1800
神聖魔導王「ふん!何かと思えばその程度!私の攻撃力には遠く及ばんわ!」
腕「これが腕の力でござる!拙者をヒータ殿に、装備でござる!」ガチーン!
憑依装着ヒータ「―――!こ、これは―――!力が溢れてくる―――!?」攻撃力1850→2850
神聖魔導王「ばっ……馬鹿な!?攻撃力2850だとォ!?」
腕「悪を討てと轟き叫ぶ!でござる!」
憑依装着ヒータ「ばあああぁぁぁぁくねつ!!!」
ヒータ&ヤリザ「ゴッド―――――フィンガーアアアァァ!!!」
神聖魔導王「ひっ―――!?こ、こんな馬鹿なああぁぁぁ!!!」
チュドーン
あの戦いから、1週間が過ぎた。
地下に幽閉されていたアタシ達の兄妹は、全員無事で見付かった。
皆痩せこけていたけど、それ以外は何事も無く、本当に良かった。
魔法都市は王が斃れたと言う事で慌しくなってはいるが、
住民は内心悪政が討たれたと喜んでいる。
ウィン「ねぇヒータお義姉ちゃん。ヤリザさんって格好良いよねー」
ヒータ「……そうだな、私と……お前達の命の恩人、だしな……」
エリア「ヒータお義姉ちゃんはヤリザさんと結婚しないの?」
ヒータ「ぶふーっ!?な、何言ってんだおまいら!?」
ライナ「ヒータお義姉ちゃんがヤリザさんと結婚したらヤリザさんがお義兄さんかぁ……」
ヒータ「お、おまえら好い加減に……!?」///
ダルク「おい、ヒータ」
ヒータ「ん?何、義兄さん?」
ダルク「『偶然』、俺とアウスとライナとエリアとウィンは今日の夜用事が出来てな。明日の昼過ぎまでは帰れそうに無い」ニヤリ
アウス「そうだよねー、『偶然』。用事が出来たから仕方ないよねー」ニヤニヤ
ヒータ「へ……?」
ライナ「そうそう、『偶然』ね」ニヤニヤ
ヒータ「な、何が……」
ダルク「ヤリザさんは明後日に此処を発つんだろ?」
ダルク「ヤリザさんが一生忘れられないような激しい夜にしてやれ……!」ボソリ...
ヒータ「んな……あ……!?」//////
ヒータ「い!いや、その……何か、今日は用事が……あるとかで……今夜は戻らないみたい……」///
ヤリザ「そうでござるか……では、お先に失礼して寝所へ行ってるでござるよ」スタスタ
ヒータ(馬鹿馬鹿馬鹿///アニキがあんな事言うから変に意識しちゃうじゃんかよぉ!!)//////
ヒータ「」//////
ヒータ「明後日には……か」
ヒータ「///」ドキドキ
―――――――――――――――――――
ヤリザ「む、ヒータ殿でござるか?どうぞでござる」
―――――――――――――――――――
ヤリザ「ひ、ヒータ殿……!駄目でござるよ……」
ヒータ(わっ―――こ、これが、ヤリザの……)//////
―――――――――――――――――――
ヒータ「ん―――っ……本で見た知識だけだけど……」チュプ...
―――――――――――――――――――
ヒータ「ふあっ―――!!?ふっ―――!」ズプッ
ヒータ(ヤダぁ………!これ……すご……ッ!)ズンッ
―――――――――――――――――――
ヒータ「あぁ―――ッ!ヤリザぁ―――アタシ……も……もう―――ッ!!」パンッパンッ
ヒータ(頭の中が蕩けて……あ……ッ……も、何も考えられない―――ッ!)パチュンパチュン
ヒータ(うあっ―――ま、また―――イ……くううぅぅっ―――――!!!)プシャッ
―――――――――――――――――――
ダルク「帰ったぞ」
ヒータ「……おかえり」ヒョコッヒョコッ
アウス「……」ニヤニヤ
エリア「……」ニヤニヤ
ライナ「……」ニヤニヤ
ヒータ「な、何だよぉ……何だよその目はぁ……!?」
ダルク「……ま、取り敢えず昼飯にするか。ヒータ、作ってくれ」
ヒータ「わ、判った……」ヒョコッヒョコッ
ライナ(歩き方変)
アウス(ヤったわね)
ダルク(ヤったな)
エリア(ヤったんだね)
ウィン(大人の女ってやつかぁ~)
ヒータ「……そっか、もう行くのか……」
ヤリザ「まだまだ拙者は若輩者でござる。もっとこの世界を目に焼き付ける必要があるでござる!」
ダルク「……寂しくなるな」
ダルク(主にヒータの夜が)ボソッ
ヒータ「―――フンッ!」ゴスッ!!
ダルク「―――――!!!」ヒータナニシヤガル...!!?
ウィン「また来てくれるんだよね?」
ヤリザ「勿論でござる。近くに寄った時は、必ず来るでござるよ」
ヒータ「ま……また……」
ヤリザ「ん?」
ヒータ「また……来いよ……?絶対だからな……!約束だぞ!!」
ヤリザ「……勿論でござるよ」グッ
―――――――――――――――――――
ヤリザ「さぁ、次は何処へ行くとするでござるかな……!」
┼ヽ -|r‐、. レ |
d⌒) ./| _ノ __ノ
これの続きをやるかは気分とお休み次第でござる。
パーデク相手をヤリザビートで追い詰めた時はまだまだヤリザは捨てたモンじゃないと思ったでござる。
結局日が昇るまでやってしまったでござる。
おやすみなさいでござる。
是非続きもお願いしたいでござる
今度は剣闘も出してほしいでござる
参考→遊戯王カードWiki
Entry ⇒ 2012.02.24 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
遊星「アキからチョコ貰った」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329220509/
クロウ「……」イライラ
遊星「……」ニヤニヤ
クロウ「……」イライラ
ジャック「む、何だこの雰囲気は」
ジャック「ど、どうしたクロウ! 落ち着け!」
クロウ「どーせジャックも貰ってんだろぉぉぉおおおお!?」
ジャック「何をだ!?」
クロウ「カーリー辺りからさぁあああああああチョコレートとかさぁあああああああ!」
ジャック「チョコレート? そう言えば朝カーリーから渡されたが……」
クロウ「死ねえええええええええええええええええええ!」
クロウ「お前ら二人まとめて死ねえええええええええええ!!」
ジャック「何故だ!?」
遊星「相手がいないからな」
クロウ「黙れ」
遊星「ジャック、ちなみにお前何個?」
ジャック「カーリーと御影とあのウェイトレスで三個だ」
遊星「俺はアキから一個」
クロウ「ざまぁwwwwwwwwww遊星ざまぁwwwwwwwwwww」
ジャック「クロウ、そう言うお前は0……」
クロウ「攻撃宣言時に和睦ー! 俺ダメージ受けないー! アーアーキコエナーイ」
クロウ「はい来たー! リア充特有の面倒くせーポリシー来たー!」
クロウ「周りの女性からの好意ドブに捨てる外道の発言来たー!」
遊星「いや、そうじゃなくて」
遊星「アキ以外の女性からチョコレートを貰ったら、アキに殺される」
クロウ「……ああ、そっち……」
ジャック「お前も大変なんだな、遊星……」
龍亞「え、ちょ……これって……」
龍可「う、うん……」
龍亞「で、で、でも、これ……その、好きな人にあげるもんじゃあ……」
龍可「だ、だって……」
龍可「私は……龍亞が、好きだから……///」
龍亞「……えええええ!?」
龍可「……龍亞は、私じゃ、イヤ?」
龍亞「え……あ、その、イヤってわけじゃ……」
龍可「龍亞ーっ!」///
龍亞「わっ、ちょっ! 抱き着くなよ龍可ぁ!」///
ニコ「あ、あの、鬼柳さん、これ……」
鬼柳「……俺に?」
ニコ「そ、その……うまく手作りで作れなくて、結局市販のになっちゃったんですけど……」
鬼柳「何言ってんだよ。俺はお前から貰えればそれで満足だぜ」
ニコ「鬼柳さん……」
鬼柳「……包装、開けていいか?」
ニコ「は、はい!」
鬼柳「どれどれ……」ガサガサ
「1本満足バー」
シェリー「ミゾグチ? どこにいるの?」
ミゾグチ「む。お嬢様、何か御用で?」
シェリー「ああ、やっと見つけたわ。はい、これ」
ミゾグチ「これは……?」
シェリー「別に深い意味は無いわ。いつも私に尽くしてくれているお礼よ」
ミゾグチ「そんな……私などに勿体ない」
シェリー「そう……ならばこうしましょう。命令よ。受け取りなさい」
ミゾグチ「……フ……お嬢様には敵いませんな」
ミゾグチ「お申し付け通り、ありがたく頂戴いたします」
クロウ「そんでまさかのミゾグチ辺りもさぁー、貰ってたりするんだろーなぁー?」
ジャック「まあ、そう落ち込むなクロウ。人生は長い。これから一生を付き合える人を見つければいい」
クロウ「うるせー! 俺は、今、この瞬間に愛が欲しいんだよ!」
コンコン
遊星「? こんな時間に客人……?」
遊星「今、開ける。どちら様――」
少女「クロウ兄ちゃーん!」
クロウ「あ?」
ジャック「む? あの子は確か、お前が面倒を見ていた孤児の……」
クロウ「まあな……ここにも俺の居場所はなかったけどな……ハハ」
少女「はい、これ!」
クロウ「?」
少女「バレンタインデーのチョコ! クロウ兄ちゃんにあげる!」
クロウの癖にロリっこからなんて許せねええええええええええええ
少女「うん!」
クロウ「……」
クロウ「っしゃぁぁあああああああああ!!」
ジャック「復活したな」
遊星「死者蘇生を使われたかのように復活したな」
クロウ「デッキ的にはブリザード召喚された気分だぜヒャッハァァアア!!」
クロウ「ヴァーユで墓地からシンクロォォォォォオオオオオオ!! 手札と墓地から罠発動ォォォォォオオオオオオオ!!」
クロウ「インチキ効果も大概にしやがれイェェェエエエエエエエエエ!!!」
遊星「なにこいつうざい」
クロウ「お? 何だ?」
少女「……///」
クロウ「ん? 顔赤いぞ? 熱でもあるのか?」
少女「……ほ」
クロウ「ほ?」
少女「本命だからねっ!///」
クロウ「……えええええ!?」
少女「私、おっきくなったらクロウ兄ちゃんと結婚するからね!///」
少女「私がおっきくなるまで、浮気したら許さないんだからねっ!///」
クロウ「どえええええ!?」
少女「そ、それじゃっ!」タタタタタ バタン
クロウ「は!? え!? えええええええ!?」
ジャック「とんでもないことになってるぞ」
遊星「ちょっと牛尾呼んでくる」
クロウ「待て遊星はやまるな! 俺は無罪だ!」
クロウ「セキュリティに捕まらねえよう気を付けるわ」
ジャック「まあ、あの子が成長する頃には気持ちも変わってるかもしれんがな」
クロウ「……それはそれで辛いな」
遊星「……大変だな、クロウ」
クロウ「……ま、いーや。とりあえずチョコ食ったらデュエルしようぜ」
遊星「ああ」
ジャック「カードが汚れんように、食ったらちゃんと手を洗うんだぞ」
終わり
遊星「ただいま」
アキ「おかえりなさい、遊星」
遊星「ん? このチョコレート、まだ固まってないのか? 朝から随分経ったと思うが……」
アキ「ああ、それ、固まらないやつなの。ちょっと、別のに使いたくて」
遊星「チョコレートフォンデュでもするのか?」
アキ「は、半分は正解、かしら……」
遊星「?」
アキ「指先に付けて、遊星に舐めて欲しいかなー、なんて……」
遊星「……」
アキ「……」///
遊星「いつのまにそんな変態になったんだ、アキ?」
アキ「だ、だって遊星がこの間、そんなことしてみたいって……」
アキ「ベッドで……言ってたから……」///
遊星「ああ、あれか」
遊星「あれは冗談だ」
アキ「っ!?」
アキ「ちょ、ちょっと遊星っ!」
遊星「あれは冗談……俺が本当にやりたかったのは……」
アキ「え? ちょ、遊星、顔近―――んっ」
遊星「……」
アキ「……」
遊星「こっち、かな?」
アキ「……チョコレート、舌に塗れってこと?」
遊星「チョコレート無しでも十分だけどな」
アキ「……ばか」
今度こそ終わり
Entry ⇒ 2012.02.15 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
遊星「アキは本当に可愛いな」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1327844935/
遊星「最初はびっくりしたらしく怒られたんだが」
遊星「数日してから、アキの方からまた撫でてくれと言われてな」
遊星「それ以来アキに撫でられ癖が付いたと言うか、ことあるごとに頭撫でることになってな」
遊星「迷惑には感じていない。むしろ嬉しい」
遊星「何より撫でられているときの恥ずかしがりながらも嬉しそうにするアキの表情がだな」
クロウ「TFおもしれー」
ジャック「WCSも悪くは無いぞ」
遊星「おい、聞けよ」
遊星「聞いていて胸にグッと来るものはないのか?」
クロウ「無い」
ジャック「無い」
遊星「そうか……」
遊星「ああ、クロウには結局フラグなかったな、そういえば」
クロウ「ジャックに至っては3人フラグ立ってるんだよな
クロウ「御影さんとカーリーと……あのウェイトレス名前なんて言ったっけ」
遊星「名前あったのか、あの人」
ジャック「一応あるぞ。忘れたが」
クロウ「ひでえwwwwwwwwwww」
ジャック「カーリー」
遊星「即答だな、ジャック」
クロウ「ちなみにその理由は」
ジャック「まあ、ここだけの話だが」
遊星「ああ」
クロウ「何だよ」
ジャック「俺の童貞は奴に奪われたからな」
クロウ「ちょwwwwwwwwwwwww」
ジャック「数か月前……」
クロウ「割と最近wwwwwwwwwwwwwwwwww」
遊星「? 奪われた、という表現に引っかかりを感じるのだが」
ジャック「まあ、その……何だ」
クロウ「おい言えよwwwwwwwww何があったのか言えよwwwwwwwww」
ジャック「いや、だから……な」
遊星「ああ。そう言えば、確かに数週間前に集まったな」
クロウ「同窓会みてーなノリでな」
ジャック「そのとき、カーリーが飲み過ぎて酔っただろう?」
遊星「そうだったな……それで、眠りこけたカーリーをジャックが家に送ると言って……」
クロウ「おい、じゃあ、まさか」
ジャック「家に着いた辺りでカーリーが目を覚まして……」
ジャック「酔っていたせいか、カーリーが妙に積極的で……無理やり……」
クロウ「逆レイプされてんじゃねーよ元キンwwwwwwwww拒めよwwwwwwwwww」
ジャック「まあ、何だ。俺も少しそんな気分だったというか」
クロウ「こwwwwのwwww野wwww郎wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
遊星「遅かったな、鬼柳」
鬼柳「悪いな。ちょっと道に迷っちまってよ」
鬼柳「ま、迷った先にコンビニがあったから、遅れた詫びも兼ねて土産持ってきたぜ」
ジャック「土産?」
鬼柳「1本満足バーだ」
クロウ「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
クロウ「チーム・サティスファクションの復活だなwwwwwwwwww」
鬼柳「やめろwwwwwwwww俺の黒歴史wwwwwwwww」
クロウ「wwwwwwwwwwwwww」
ジャック「その黒歴史に付き合った俺たちも俺たちだがな」
遊星「今ではいい思い出だな」
鬼柳「何がだ?」
クロウ「さっきまで嫁の話してたからな」
遊星「ジャックに関しては逆レイプの話だがな」
ジャック「ちょ、遊星」
鬼柳「おいwwwwwwwwwwその話ちょっと詳しく聞かせろwwwwwwww」
鬼柳「wwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
ジャック「笑うな! 半分は互いに合意の上だ!」
クロウ「半分てwwwwwwwwwww」
鬼柳「残り半分やっぱり無理やりヤられてんじゃねーかwwwwwwwwww」
ジャック「黙れ!」
遊星「おい、クリームチーズケーキ味、最後の1本みたいだが、食べてもいいか?」
クロウ「あ、ちょっと待て。俺まだその味食ってない」
鬼柳「何で嫁の話してんだよwwwwwwwwwwwwww」
クロウ「もうお前も話せよwwwwwwwwwあのニコって女の子とヤってんの?wwwwwwwww」
鬼柳「ヤってねーよwwwwwwwwww俺ロリコンじゃねーよwwwwwwwww」
遊星「え? 鬼柳、お前この間あの子とキスしてたはずじゃ……」
ジャック「なんと」
鬼柳「ちょ、遊星何で知ってんだよ!?」
遊星「……すまない。でまかせを言ってみただけなんだ」
鬼柳「」
クロウ「wwwwwwwwwwwwwwww」
鬼柳「や、その、ほら、ウェストとニコの奴ら、目の前で父親死んじまってるからよ……」
鬼柳「たまに、何か、滅茶苦茶寂しくなるときがあるらしくて……」
クロウ「あー……」
ジャック「なるほど……」
鬼柳「ウェストの場合は男だしまだ子供だし、大泣きする程度で済むんだが……」
鬼柳「ニコの方は、俺に抱き着いて静かに泣くわけよ」
遊星「ちょっとアキ泣かせてくる」
ジャック「おい」
鬼柳「俺のことを“良い人”じゃなくて“男”として見始めたというか……」
鬼柳「この間……何か、キス迫られて……」
クロウ「お前も女の方からかよwwwwwwwwwwwwwwww」
ジャック「人のこと笑っていられる立場ではなかったな」
鬼柳「うるせーな! 仕方ねーだろ!?」
鬼柳「女の子に抱きしめらて泣かれてキス迫られて断れるか!?」
遊星「ちょっとアキにそのシチュで頼んでくる」
ジャック「止まれ」
鬼柳「お前が世話してた孤児の中に女の子いたろ!?」
クロウ「子供すぎるわwwwwwwwwww流石に無理wwwwwwwwww」
クロウ「つーかあいつら俺のこと家族的な扱いでしか見てねーからwwwwwww」
遊星「しかし世間には近親相姦というジャンルがだな」
ジャック「落ち着け遊星」
遊星「しかも血の繋がってない家族とかまさに」
ジャック「落ち着け」
遊星「いや、そこは『おい、デュエルしろよ』とだな」
クロウ「お前しか言わねーよそれwwwwwwwwww」
ジャック「どうする? 2つに分かれるか? タッグにするか?」
遊星「せっかくだからタッグでやってみないか」
クロウ「俺もタッグに賛成」
鬼柳「俺もタッグで構わねぇぜ?」
ジャック「ならタッグで決まりか。では、そうだな……どういう組み合わせにする?」
遊星「コンビニ袋の中にシリアルチョコとシリアルホワイトの満足バー2本ずつ入れてクジにしよう」
ジャック&クロウ
シリアルホワイト組
遊星&鬼柳
ジャック「先攻後攻はどうする?」
遊星「10円玉でコイントスしよう」
ジャック「では俺は数字が書いてある方に賭ける」
遊星「じゃあ俺は平等院鳳凰堂が描かれてる方に賭けるぞ」
ピーン カランカラン
鬼柳「平等院鳳凰堂が表だ。先攻はこっちで行くぜ?」
クロウ「上等だ! かかって来やがれ!」
遊星&鬼柳VSジャック&クロウ「デュエル!」
両者ライフ 4000
遊星「モンスターをセットし、カードを1枚セットして、ターンエンドだ」
クロウ「俺のターン、ドロー!」
クロウ「俺の場にカードが存在しねーから、BF-逆風のガストを特殊召喚! 守備表示でな!」
クロウ「BFがフィールドに存在するとき、BF-漆黒のエルフェンはリリース無しで召喚できるぜ!」
クロウ「この瞬間、エルフェンの効果で、お前のモンスター1体の表示形式を変更だ!」
クロウ「そのセットモンスターを攻撃表示にするぜ!」
遊星「俺がセットしていたのは、ロードランナー! 攻撃力1900以上のモンスターとの戦闘では破壊されない!」
クロウ「だが、攻撃表示ならダメージは入る! エルフェンでロードランナーに攻撃!」
遊星「くず鉄のかかし!」
クロウ「だと思ったよ! カードを1枚伏せてターンエンドだ!」
鬼柳「インフェルニティ・デーモンを召喚! ロードランナーを守備表示に変更!」
鬼柳「バトルだ! デーモンでガストに攻撃!」
クロウ「ガストの効果で、BFに攻撃してきたモンスターの攻撃力は、ダメージステップの間300ポイントダウンする!」
鬼柳「それでもデーモンの攻撃力は1500! ガストの守備力は1400! ブッ倒すには十分だぜ!」
クロウ「くそっ……」
鬼柳「カードを2枚セットして、ターンエンドだ」
ジャック「チューナーモンスター、ドレッド・ドラゴンを召喚!」
ジャック「自分フィールド上にドラゴン族モンスターが存在するとき、手札からスタンピング・クラッシュを発動できる!」
ジャック「お前たちの魔法・罠を1枚破壊する! 当然、セットされていることが判明しているくず鉄のかかしを破壊だ!」
ジャック「さらに、破壊したカードのコントローラーに、500ポイントのダメージを与える!」
鬼柳「ちっ……」
遊星&鬼柳残りライフ 3500
ジャック「バトルだ! 漆黒のエルフェンでデーモンに攻撃!」
遊星&鬼柳残りライフ 3100
鬼柳「甘いぜジャック! インフェルニティが戦闘で破壊されたとき、手札をすべて捨て、インフェルニティ・リフレクターを発動!」
鬼柳「戦闘破壊されたモンスターを特殊召喚し、相手ライフに1000ポイントのダメージを与える! 戻って来い、デーモン!」
ジャック「くっ……!」
ジャック&クロウ残りライフ 3000
鬼柳「特殊召喚とバーンは同時扱いだ! 手札が0のときに特殊召喚されたデーモンの効果で、デッキからインフェルニティと名のつくカードを手札に加える!」
鬼柳「俺はインフェルニティガンを手札に!」
ジャック「ならば、ドレッド・ドラゴンでロードランナーに攻撃!」
ジャック「そしてロードランナーを戦闘破壊した直後、クロウの伏せていた罠カード、緊急同調を発動!」
鬼柳「緊急同調だと!?」
ジャック「レベル6のエルフェンに、レベル2のドレッド・ドラゴンをチューニング!」
ジャック「王者の鼓動、今ここに列を成す! 天地鳴動の力を見るが良い!」
ジャック「シンクロ召喚! 我が魂、レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
ジャック「そして、再びデーモンに攻撃する! アブソリュート・パワーフォース!」
鬼柳「くそっ、最初っからこれが狙いでメインフェイズにシンクロしなかったのか……」
遊星&鬼柳残りライフ 1900
ジャック「カードを2枚セットし……ターンを終了する!」
遊星「自分フィールドにモンスターが存在しないとき、ジャンク・フォアードを特殊召喚できる!」
遊星「そしてチューナーモンスター、ドリル・シンクロンを召喚!」
遊星「さらに鬼柳の伏せていたリミット・リバースを発動し、墓地から攻撃力1000以下のモンスターを特殊召喚!」
遊星「攻撃力800のインフェルニティ・ドワーフを特殊召喚!」
ジャック「あのとき、インフェルニティ・リフレクターで墓地に送ったモンスターか……」
遊星「レベル3のジャンク・フォアードと、レベル2のインフェルニティ・ドワーフに、レベル3のドリル・ウォリアーをチューニング!」
遊星「集いし願いが、新たに輝く星となる! 光差す道となれ!」
遊星「シンクロ召喚! 飛翔せよ! スターダスト・ドラゴン!」
遊星「そして装備魔法、ファイティング・スピリッツをスターダストに装備!」
遊星「相手モンスター1体につき、攻撃力を300ポイントアップさせ、戦闘破壊される場合、このカードが身代わりとなる!」
ジャック「フン、スターダストの戦闘破壊を防ぎ、守りを固めたか……」
遊星「バトルフェイズ!」
ジャック「何っ!?」
ジャック「バカな!? スターダストの攻撃力は、上昇しているとはいえ2800! 俺のレッド・デーモンズの方が高いはずだ!」
遊星&鬼柳残りライフ 1700
遊星「戦闘破壊の身代わりに、ファイティング・スピリッツは破壊される」
遊星「そして、通常召喚を行ったターン、ワンショット・ロケットを特殊召喚できる!」
ジャック「!」
遊星「そして……ワンショット・ロケットをリリースすることで……」
遊星「俺のモンスターと戦闘を行った相手モンスターを破壊する!」
ジャック「わ、我が魂レッド・デーモンが、こんな方法で!?」
クロウ「ちっ、遊星までハンドレスコンボってか? 俺のターン!」
クロウ「俺は、手札抹殺を発動!」
クロウ「互いに手札を全て捨て、捨てた枚数分ドローする!」
遊星「俺の手札は0……ドローはできない」
クロウ「俺は3枚捨てて、3枚ドローだ!」
クロウ「……ヘッ、悪いなジャック! 使わせて貰うぜ! 罠カード、ロスト・スター・ディセント!」
クロウ「墓地からシンクロモンスターを、レベルを1つ下げ、守備力0にした状態で、守備表示で特殊召喚する!」
クロウ「戻って来い! レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
クロウ「レベル7となったレッド・デーモンズ・ドラゴンに、レベル1の空風のジンをチューニング!」
クロウ「黒き疾風よ! 秘めたる想いをその翼に現出せよ!」
クロウ「シンクロ召喚! 舞い上がれ! ブラックフェザー・ドラゴン!」
ジャック「フン、俺のレッド・デーモンズを素材にするとは、いい度胸だな、クロウ」
クロウ「っせーな。バトルフェイズだ!」
クロウ「ブラックフェザー・ドラゴンで、スターダスト・ドラゴンに攻撃! ノーブル・ストリーム!」
遊星「スターダスト・ドラゴン……!」
遊星&鬼柳残りライフ 1400
鬼柳「俺のターン、ドロー!」
鬼柳「インフェルニティガン発動! そして効果で、手札のインフェルニティ・ネクロマンサーを墓地に送る」
鬼柳「インフェルニティガンの第2の効果! このカードを墓地に送り、墓地からインフェルニティモンスター2体を特殊召喚する!」
鬼柳「来い! インフェルニティ・デーモン! インフェルニティ・ネクロマンサー!」
鬼柳「そして、手札が0のときにデーモンが特殊召喚されたため、デッキからインフェルニティカードをサーチ!」
鬼柳「サーチしたモンスター……チューナーモンスター、インフェルニティ・リベンジャーを召喚!」
鬼柳「ネクロマンサーの効果! 手札が0のとき、墓地のインフェルニティ1体を特殊召喚できる!」
鬼柳「インフェルニティ・デストロイヤーを蘇生!」
鬼柳「レベル3のネクロマンサーと、レベル4のデーモンに、レベル1のリベンジャーをチューニング!」
鬼柳「死者と生者、零にて交わりし時、永劫の檻より魔の龍は放たれる!」
鬼柳「シンクロ召喚! 出でよ! インフェルニティ・デス・ドラゴン!」
鬼柳「デス・ドラゴンの効果! 手札が0のとき、相手モンスター1体を選択し破壊!」
鬼柳「破壊した相手モンスターの攻撃力の半分のダメージを与える!」
鬼柳「インフェルニティ・デス・ブレス!」
クロウ「くそっ……ブラックフェザー・ドラゴンのダメージの代わりに黒羽カウンターを乗せる効果は、破壊されちまったら使えねえ……!」
鬼柳「ブラックフェザー・ドラゴンの攻撃力は2800……その半分、1400ポイントのダメージだ!」
ジャック&クロウ残りライフ 1600
鬼柳「デス・ドラゴンが効果を発動したターン、デス・ドラゴンは攻撃は行えない……」
鬼柳「だが、俺にはまだデストロイヤーが残っている!」
鬼柳「バトルフェイズ! デストロイヤーでダイレクトアタックだ!」
鬼柳「この攻撃が通れば、俺たちの勝ちだ!」
クロウ「相手のバトルフェイズ中、俺の場にモンスターが存在しない場合」
クロウ「このカードを墓地から除外して、俺の墓地のシンクロモンスターを蘇生する!」
鬼柳「バカな!? そんなモンスターは今まで1度も場に出て……いや」
――クロウ「俺は、手札抹殺を発動!」――
鬼柳「あのときか……!」
クロウ「ただし、この効果で特殊召喚したモンスターは、バトルフェイズ終了時に除外される!」
クロウ「甦れ! レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
鬼柳「ちっ……バトルを中断! そしてバトルフェイズを終了させる!」
クロウ「レッド・デーモンズ・ドラゴンは除外される……」
鬼柳「俺はこのまま、ターンエンドだ」
クロウ「除外されている闇属性モンスターを特殊召喚する!」
鬼柳「何!?」
クロウ「戻って来い! レッド・デーモンズ・ドラゴン!」
鬼柳「くそっ……墓地だの除外ゾーンだの……いろんな所から復活して来やがって……」
遊星(何故だろう、俺のスピード・ウォリアーを思い出すな……)
クロウ「さあ、後は任せたぜ、ジャック!」
ジャック「任せておけ! 俺のターン!」
ジャック(というか……このセットカード……どちらも通常魔法ではないか)
ジャック(つまり、ブラフを2枚も伏せていたということか……フン、クロウらしい)
ジャック「リバースカードオープン! 死者転生!」
ジャック「俺は手札のビッグ・ピースゴーレムを墓地に送り、墓地からBF……この際何でも良い。逆風のガストにでもするか。手札に加える!」
ジャック「そして魔法カード、エネミー・コントローラーを発動! デス・ドラゴンを守備表示にする!」
ジャック「リバースカードをさらに発動! ブラックフェザー・シュート!」
ジャック「手札のBFを墓地に送り、相手フィールドの守備表示モンスターを墓地に送る! デス・ドラゴンには消えて貰おう!」
鬼柳「デス・ドラゴンが!?」
ジャック「アブソリュート・パワーフォース!」
鬼柳「ぐぅっ……!」
遊星&鬼柳残りライフ 700
ジャック「もはやお前の立ちのライフも風前の灯! そしてお前の場にあるのは、1枚のセットカードのみ!」
ジャック「そして、次の遊星の手札は0!」
ジャック「このデュエル、貰った!」
ジャック「ターンエンドだ!」
遊星(このドローに……すべてがかかっている……)
遊星「俺の……」
遊星「ターン!」
遊星「ジャンク・シンクロンを召喚!」
ジャック「!?」
遊星「そして、墓地からレベル2モンスター……インフェルニティ・ドワーフを特殊召喚!」
遊星「レベル2のインフェルニティ・ドワーフに、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!」
遊星「集いし星が、新たに輝く星となる! 光差す道となれ!」
遊星「シンクロ召喚! ジャンク・ウォリアー!」
遊星「シンクロ召喚に成功したため、ジャンク・ウォリアーの効果が発動する……」
遊星「自分フィールドのレベル2以下のモンスターの攻撃力の合計が、ジャンク・ウォリアーの攻撃力に加算される」
ジャック「だが、お前の場に、レベル2以下のモンスターなど……」
遊星「そして、ジャンク・ウォリアーの効果にチェーン発動!」
ジャック「このタイミングでチェーン発動だと!?」
遊星「罠カード、星食-レベル・クライム-!」
遊星「俺の場に星食トークンを呼び出し、トークンをレベルを、選択したモンスターと同じレベルにする!」
遊星「そして、選択したモンスターのレベルは、1になる!」
遊星「そして……この効果で、俺の場には……」
遊星「レベル1となったジャンク・ウォリアーにいることになる!」
ジャック「ま……まさか……!」
クロウ「攻撃力……」
鬼柳「4600……!」
遊星「バトルだ! ジャンク・ウォリアーで、レッド・デーモンズ・ドラゴンに攻撃!」
遊星「 ス ク ラ ッ プ ・ フ ィ ス ト ! 」
ジャック&クロウ残りライフ 0
ジャック「また腕を上げたな、遊星……」
遊星「いやまあ、アキから貰ったカードで勝ったわけなんだがな」キリッ
クロウ「リア充爆発しろ」
鬼柳「グレイモヤ発動」
遊星「スターダストの効果で無効! ヴィクティム・サンクチュアリ!」
鬼柳「くそっ!」壁ドン
ジャック「やめろ。隣に迷惑だ」
遊星「ああ、いいだろう」
ジャック「ならば鬼柳、俺とやるか」
鬼柳「おう!」
四人「デュエル!」
チーム・サティスファクションの同窓会は、まだまだ終わらない。
終わり
乙
乙
遊星「また料理の腕を上げたな、アキ」
アキ「そ、そう?」
遊星「ああ。日に日に美味しくなってる」
アキ「ホ、ホントに?」
遊星「俺がアキに嘘をつくはずないだろ?」
アキ「遊星……」
遊星「しかし……前から思ってたんだが、どうしてテーブルを挟んで向かい合ってじゃなくて、横に並んでるんだ?」
アキ「だ、だって、その……」
遊星「……ああ、そうか」ナデナデ
アキ「あぅ……」
遊星「すぐ隣にいないと、上手く撫でられないものな」
アキ「……うん」
遊星「アキは本当に可愛いな」
これでいいですか
Entry ⇒ 2012.02.03 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「マジで!?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1327489788/
前→遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「本当に?」
龍亞「じゃー、>>5! このカードの使い方を教えてよ、遊星!」
通常モンスター
星8/水属性/爬虫類族/攻2950/守2800
既に精神は崩壊し、肉体は更なるパワーを求めて暴走する。
その姿にかつての面影はない…。
遊星「確かに効果は無いが、攻撃力は2950……かなり強力な攻撃力を持ったカードだが……」
龍亞「でも、そんなの使うんなら青眼でいいじゃん! 攻撃力3000! バニラの最高打点!」
龍亞「しかも、レダメの効果で手札と墓地からガンガン出てくるし!」
遊星「確かに青眼に劣る点もあるが……勝る点もあるぞ」
龍亞「そうなの?」
遊星「ああ。まずこいつは爬虫類族だ。ヴァイパー・リボーンに対応しているため、4枚目以降の思い出のブランコ感覚で使用できる」
遊星「さらに水属性だからスクリーチで素早く墓地に送れるな。スクリーチも爬虫類族だからさっきのヴァイパー・リボーンの邪魔にならないのもポイントだ」
遊星「ヴァイパー・リボーンはエンドフェイズに蘇生モンスターを破壊してしまうが、爬虫類族なら毒蛇の供物を使えば無駄が無い」
遊星「そして、ごく稀なケースだが、爬虫類族の戦闘で2950以上のダメージを受ければ、デッキからダメージ=レプトルで特殊召喚できる」
遊星「さらに元々の攻撃力では爬虫類族最高だからライオ・アリゲーターの恩恵が大きいモンスターと言えるな」
遊星「手札に来たところでレベル8バニラだからトレードインおよび凡骨の施しに対応しているから問題ないぞ」
龍亞「そっか! 例えバニラでも攻撃力だけで考えちゃダメなんだね!」
遊星「さあ、次はどのカードの使い道を教えて欲しい?」
龍亞「うーんと……じゃあ、>>18の使い方を教えてよ!」
効果モンスター
星6/地属性/天使族/攻2500/守2000
このカードは、自分のフィールド上に「王家の神殿」が存在しなければ破壊される。
このカードが戦闘でモンスターを破壊する度に、
破壊されたモンスターはゲームから除外され、
このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
こいつの効果自体は今から見てもかなり優秀なんだよな、それだけに惜しい
遊星「禁止カードである王家の神殿が復帰すれば……なんて話はアレだからやめておこう」
遊星「もちろんスキドレを使えば破壊される効果はなくなるが、同時に戦闘破壊したモンスターを除外して攻撃力を500ポイントアップする効果も失われてしまう……」
遊星「つまり、どうにか破壊効果だけを無効にすればいいわけだ」
遊星「一番やりやすいのはおそらくアンデット・スカル・デーモンとアンデットワールドまたはDNA移植手術のコンボだな」
遊星「要するに種族を操作してアンデット族にし、アンデット・スカル・デーモンの効果で、カードの効果では破壊されないようにしてしまうわけだ」
遊星「そのターンだけでいいならDNA改造手術で水属性にし、レベルを下げて海竜神の加護を使っておくという方法もある」
遊星「天使族だからアテナで蘇生し、直後に自壊し、手札の機皇帝を出すなんていう変則的な使い方も不可能ではない」
遊星「その場合は天使族に多い回復性能を利用してグランエルがオススメだ」
龍亞「自壊効果を利用するときは機皇帝が便利だね!」
アポリア「機皇帝と聞いて」
龍亞「あ、アポリア!」
アポリア「どうやら使用方法が難しいカードの解説を強引に行っているようだな……それならば私も一つ聞いておきたい」
遊星「何だ?」
アポリア「>>36はどう使えばいい?」
通常罠
相手ライフが3000ポイントよりも多い場合、
手札を2枚墓地へ送って発動する事ができる。
相手ライフに2000ポイントダメージを与える。
このカードが墓地に存在する場合、
自分のドローフェイズ時に通常のドローを行う代わりに、
このカードを手札に加える事ができる。
アポリア「相手ライフが3000ポイントよりも多い場合にしか使用できず、手札を2枚も墓地に送らなければ発動できない」
アポリア「それもダメージは2000だ。これならばカード消費量的に昼夜の大火事を3枚使って2400ダメージの方がマシだ」
龍亞「そ、そんな……」
アポリア「少年よ……これが絶望だ。使い道の無きカードに未来などない!」
遊星「そうとも言えるが……手札から捨てるカードがこれならばどうだ」
アポリア「! ……おジャマジック……!?」
遊星「これは墓地に送られたとき、デッキからオジャマ3体を手札に加える」
遊星「さらにプロミネンスは墓地にあるとき、ドローの代わりに自信を手札に加えることができる」
遊星「おジャマジックで稼いだ手札を利用して、さらに再びプロミネンスを使用できる!」
遊星「さらに、手札に罠が毎ターン戻るということは……成金忍者のコストを毎ターン稼げるということだ!」
アポリア「バ、バカな……そんな戦術が……!」
遊星「そして俺は、相手ライフが3000より多く、4000以下のとき、このカードの発動に自業自得、仕込みマシンガン等のフリーチェーンバーンを2回チェーンし、最後に連鎖爆撃!」
遊星「これで相手のライフを4000程度ならば一気に削り取れる! これが俺たちの絆の力だ!」
アポリア「これが……希望……」
龍亞「また会えるといいね!」
龍可「ねえ、さっきアポリアが空飛んでたけど何かあったの?」
龍亞「あ、龍可! また遊星に使い方のわからないカードの使い方を教えて貰ってたんだ!」
龍可「へえ、そうなの。じゃあまた私も教えて貰おうっかな」
遊星「構わないぞ。何のカードについて教えて欲しいんだ?」
龍可「あのね、>>57についてなんだけど……」
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 400
このカードは通常召喚できない。
「進化の繭」が装備され、自分のターンで数えて2ターン以上が経過した
「プチモス」1体をリリースした場合に特殊召喚する事ができる。
龍亞「そ、その召喚条件でレベル2、攻撃力500、守備力400って……」
龍可「使いにくいってレベルじゃないわ……」
遊星「確かに、ただ戦闘を行うだけではあまり向いているとは言えないが……」
遊星「低ステータス故にゴキポン等でサーチしやすく、レベル2の昆虫族が特殊召喚できると考えれば使えないこともない」
遊星「例えば……このカードを特殊召喚し、そのご相手のリビデ等の永続罠を利用し、トラップ・イーターを特殊召喚」
遊星「その後地底のアラクネーをシンクロし、相手モンスター1体を吸収すれば……」
遊星「通常召喚を一切行わずして相手フィールドのカードを2枚除去できるぞ」
龍亞「で、でも、プチモスで自分のターンを2ターン持たせる時点でかなりの難易度が……」
遊星「ワン・フォー・ワンで守備で出して進化の繭を装備、そうすれば少なくとも守備力2000を場に出せる」
遊星「それに、これをデッキの中で集中的に狙うのでなく、特殊召喚のギミックの一つとして考えればどうだ?」
遊星「一度出してしまえば墓地から蘇生可能な攻撃力500ならばデブリドラゴン対応だ。進化の繭もデブリで釣れる」
遊星「そこからC・ドラゴンやブラックローズに繋げられる」
龍可「ご、強引……だけど、不思議とまだ使い道があるカードに見えてこなくもないわ!」
アキ「ねえ、さっきアポリアが空飛んでたけど……何があったの?」
龍亞「あ、アキねーちゃん!」
龍可「今、遊星に使い方のわからないカードについて教えてもらってたの!」
アキ「あら、そうなの。ねえ遊星、私にも教えてくれるかしら?」
遊星「ああ。アキは何について教えて欲しいんだ?」
アキ「そうね……じゃあ、>>81について教えて欲しいわ」
永続罠
「死者蘇生」の効果によって特殊召喚したモンスターを全て墓地へ送る。
このカードがフィールド上に存在する限り、
お互いに「死者蘇生」を使用する事はできない。
アキ「特殊召喚メタならもっと良いカードがある気がするのだけれど……」
遊星「そうだな……だが、このカードの利点は“破壊”ではなく“墓地へ送る”だということだ」
遊星「破壊効果を無効にするカードは多いが、墓地へ送る効果を無効にするカードは少ない……」
遊星「俺のスターダストでも無効にできない……こいつは俺にとって非常に厄介なカードになるかもしれない……!」
遊星「そしてもう一つ重要な点は……永続罠だということだ」
遊星「お互いに影響する死者蘇生使用不能効果だが……マジック・プランターのコストにしてドローに変える、スクドラのコストで破壊する、ウリアの特殊召喚に使用する等、自身で除去するのは容易い」
遊星「このカードならば相手のサイクロンで破壊されることは少ないだろうから、永続罠として利用する前にサイクロンで破壊される、ということは少ないだろう」
遊星「死者蘇生妨害用、そしてマジック・プランター用も考えると3枚入れても問題無いかもしれないな」
龍亞「……いや、流石に3枚はちょっと」
アキ「そうね。今度入れてみるわ」
龍亞「えっ」
龍可(自分のカードであるマジック・プランターを押されて嬉しいのね、アキさん……)
龍可(あと単純に遊星のことが好きなんだろうな、アキさん……)
アキ「あら、クロウ。もう配達は終わったの?」
クロウ「ああ。佐○急便は速さが命だからな!」
クロウ「それより、お前ら集まって何してんだ?」
龍亞「遊星に使い方のわからないカードについて教えてもらってたはずなんだけど段々苦しくなってきたんだ!」
クロウ「へぇー。そりゃ面白そうだな。俺も混ぜてくれよ」
遊星「クロウ、お前はどんなカードについて教えて欲しい?」
クロウ「よーし、そんじゃ俺は、>>105について教えてもらうぜ!」
儀式モンスター
星7/地属性/獣族/攻2300/守2100
「ライオンの儀式」により降臨。
クロウ「ライオンの儀式で降臨する、レベル7の効果なし儀式だ」
遊星「獣族、地属性、攻撃力2300、守備力2100か」
クロウ「流石にこんな微妙なカードは使えな――」
遊星「レベル7だから儀式の準備に対応しているな。さらに地属性だから大地讃頌に対応している」
遊星「儀式の方のカオスソルジャー、ライカン・スロープと共に【地属性儀式】を作ってみるのも面白いかもしれないぞ」
遊星「儀式の準備をフルに使うならばレベル6のライカン・スロープのみにし、獣族・獣戦士族サポートを増やして【儀式ビースト】にしてもいい」
遊星「さらにレベル1チューナーと組み合わせれば即座にライトニング・トライコーンを出せるな」
遊星「効果なし儀式である点を考えればエメラルで蘇生できるのも魅力だ」
遊星「さらに守備力2100というのは守備表示でサイドラを耐える中々の守備力だ」
遊星「野生解放で攻撃力4400になれるというのも見逃せない」
遊星「獣族だから墓地に落とした後ベヒーモス妥協召喚で回収し、そのまま攻撃力の下がったベヒーモスを利用して儀式なんていう戦術もできる」
クロウ「なんてモンスターだ! インチキ効果も大概にしろ!」
龍亞「えっ」
遊星「おかえり」
龍亞「あれ? どうしたの?」
アポリア「未来に帰ろうとしたら突然空を飛んでいる人間と衝突した」
アポリア「しかもその後“狩らせてもらおう! 貴様の魂ごと!”とか言われてデュエルに挑まれた。流石に断って逃げてきた」
遊星「会話のキャッチボールができていないな……」
アポリア「それはそうと遊星。また聞きたいカードを思いついたので質問させて貰おう」
遊星「そうか。さあ、何のカードについて教えて欲しい?」
アポリア「>>134だ」
効果モンスター
星3/闇属性/悪魔族/攻1100/守 700
リバース:相手フィールド上に存在する表側表示モンスター全ての表示形式を変更する。
遊星「リバース効果モンスターで相手フィールドの表側表示モンスターの表示形式をすべて変更するというものだな」
遊星「相手モンスターが攻撃表示のみなら、このカードがセットされてる状態で攻撃されれば相手モンスターはすべて守備表示になり、攻撃を回避できるな」
アポリア「だが守備力は700……持ちこたえられるはずがない」
アポリア「相手ターンで戦闘破壊され、できることは表示形式の変更のみ……これならばイタクアの暴風で済む話だ」
遊星「確かにそうかもしれない……だが、攻撃されたときに和睦の使者を使用し、フィールド上に留まらせることができる」
遊星「その後ニトロ・シンクロンを召喚し、墓地からボルト・ヘッジホッグを蘇生!」
遊星「レベル3のグラビティ・ボールと、レベル2のボルト・ヘッジホッグに、レベル2のニトロ・シンクロンをチューニング!」
遊星「集いし思いが、ここに新たな力となる! 光差す道となれ! シンクロ召喚! 燃え上がれ! ニトロ・ウォリアー!」
遊星「そして相手モンスターを戦闘破壊後、グラビティ・ボールで守備表示になっているであろう相手モンスターを、ニトロ・ウォリアーの効果で攻撃表示にして追加攻撃だ!」
アポリア「だ、だが、リバースモンスターならばリクルートではなくサーチした方が良い! そんなモンスターではクリッターしかサーチ法があるまい!」
遊星「いや、ボール繋がりで混沌球体を召喚すれば、デッキからレベル3モンスターをサーチできる! さらに混沌球体はレベル5モンスターだからこいつもニトロ・シンクロンでウォリアーを呼べる!」
遊星「このカードは、ニトロ・シンクロンにさらなる力を分け与える、希望のカードなんだ!」
アポリア「こんな……ことが……!」
遊星「そうだ! 俺たちが諦めない限り、必ずすべてのカードに明るい未来が待っている!」
アポリア「フフフ……また会おう不動遊星。素晴らしき未来で」
遊星「ああ!」
おわり
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 250/守 300
機械族以外のモンスターがこのカードを攻撃した場合、
そのモンスターは(相手ターンで数えて)
3ターン目のエンドフェイズに破壊される。
儀式モンスター
星8/水属性/水族/攻2550/守2500
「亀の誓い」により降臨。
フィールドか手札から、レベルが8以上になるよう
カードを生け贄に捧げなければならない。
遊星「鉄のサソリは種族操作で機械族以外にし、破壊を確定」
遊星「その後相手はリリース、シンクロ、エクシーズのいずれかを狙って来るだろうから」
遊星「リリースには生贄封じの仮面、シンクロ・エクシーズには特殊召喚メタを張ってやろう」
遊星「さらに鉄のサソリはレベル1だからワン・フォー・ワンに対応、機械族で低レベルだからマシン・デベロッパーで簡単に蘇生できるぞ」
遊星「クラブ・タートルは水属性・水族でレベル8の効果なし儀式、攻撃力2550、守備力2500か」
遊星「2550ならば意外と曲者の2500ラインを倒せるな。わかりやすく言うとスタダ、ヴォルカザウルズを戦闘で破壊できる」
遊星「水属性の儀式故にシャドウ・リチュアでリリースを減らせる。リチュア・ビーストでレベル4を蘇生してもいいので【リチュア】に入れてもいいだろう」
遊星「手札に余らせてもレベル8ならトレードインでドローに変えられるから問題ない」
今度こそ終わり
乙
なんとか理解できた
サンクス
乙、またやってくれよ
参考:遊戯王カードWiki
Entry ⇒ 2012.02.02 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「本当に?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1327133704/
次→遊星「どんなカードにも使い方はあるんだ」龍亞「マジで!?」
※ 遊戯王OCG以外だった場合安価↓
通常モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1400/守1200
剣術を学んだエルフ。素早い攻撃で敵を翻弄する。
龍亞「効果を持たない通常モンスターで、攻撃力も1400しかないじゃん!」
遊星「いや……通常モンスターだからこそ、通常モンスター専用のサポートが受けられる」
遊星「正統なる血統、黙する死者、思い出のブランコ、蘇りし魂……蘇生方法は多彩だ」
遊星「さらに例のウサギからの特殊召喚もできる。これを狙うならばデッキに2~3枚は当然だな」
遊星「さらに地属性・戦士族故に、巨大ネズミ、荒野の女戦士でデッキから特殊召喚ができる」
遊星「さらにさらに、レベル4だからサモプリで特殊召喚もできるな」
遊星「つまり……特殊召喚手段が非常に豊富なモンスターの一体、と考えられる」
遊星「儀式、シンクロ、エクシーズと色々な使い方が考えられるぞ」
龍亞「すげー! エルフの剣士って万能素材なんだね!」
遊星「普通にバトルにつかうならば……このカードが生きるぞ」
龍亞「え……それって……?」
遊星「ジェム・マーチャントだ。こいつを手札から捨てれば、地属性・通常モンスターの戦闘のダメージステップ時に攻撃力・守備力を1000アップできる」
遊星「さっき言った特殊召喚から、一気に攻撃力2400で攻め込めるのは大きいぞ」
龍亞「すげー! あんな特殊召喚多彩なエルフの戦士は戦闘にも強いんだね!」
龍亞「そーだなぁ……あ! じゃあさ、>>29の使い方を教えてよ、遊星!」
通常モンスター
星1/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200
どこにでも出てくるガイコツのおばけ。攻撃は弱いが集まると大変。
龍亞「何言ってんだよ遊星! 今じゃワイト夫人やワイトメアを入れれば十分じゃん!」
遊星「フフフ……じゃあ龍亞、これを使ったことは無いのか?」
龍亞「あ! これは……」
遊星「高等儀式術だ。こいつを使って、レベル3以上の儀式モンスターを儀式召喚する……」
遊星「すると、レベル3以上になるように通常モンスターをデッキから墓地に送る必要性が出てくる……」
龍亞「って、ことは……」
遊星「場合によっては……一気に墓地にワイトが3体溜まるぞ」
龍亞「すげえ! ワイトキング攻撃力3000が一瞬で出せるじゃん!」
遊星「それだけじゃない。こいつは攻撃にも面白い使い方があるぞ」
龍亞「え? 攻撃力300なのに?」
遊星「通常モンスターでレベル1……だっから、これを使ってみるのが一番面白い」
遊星「下克上の首飾りだ。これならトリシューラが相手フィールドにいても、攻撃力4300で戦闘破壊できる」
遊星「カタストルも闇属性だから問題ないな。攻撃力2300で戦闘破壊できる」
龍亞「すげえ! ワイトにそんな使い方があったなんて!」
龍亞「あ、龍可! 今、遊星に、使い方のわからないカードの使い方を教えて貰ってるんだ!」
龍亞「龍可もどうだ? 遊星に何か聞いておくこと無いのか?」
龍可「うーん……使い方のわからないカードか……」
遊星「モンスターはもちろん、魔法や罠でも構わないぞ」
龍可「それじゃあ……遊星、>>68の使い方を教えてくれる?」
融合・効果モンスター
星12/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0
「神炎皇ウリア」+「降雷皇ハモン」+「幻魔皇ラビエル」
自分フィールド上に存在する上記のカードをゲームから除外した場合のみ、
融合デッキから特殊召喚が可能(「融合」魔法カードは必要としない)。
このカードは戦闘によっては破壊されない。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードの攻撃力は自分ターンのみ10000ポイントアップする。
龍可「ええ……強力なカードだっていうのは知ってるわ。でも、出しにくくてしょうがないのよ」
遊星「なるほど……確かに、普通に幻魔を出していたら、出しにくいだろうな」
遊星「だから、こういったカードを使うんだ」
龍可「E・HERO プリズマー?」
遊星「こいつを使って、デッキから幻魔を墓地に送り、そのモンスターと同じ名前を得ればいい」
遊星「こいつはレベル4だから出しやすく、融合素材に使うだけなら戦闘する必要な無いから、サモプリの特殊召喚でも問題は無い」
遊星「さらにHEROだから増援、エマージェンシーコール、エアーマンによるサーチ、ヒーローシグナルやフェイクヒーローによる特殊召喚も可能だ」
遊星「そして……同名カード扱いにするなら忘れてはいけないファントム・オブ・カオス……」
遊星「攻撃力0だから地獄の暴走召喚に対応しているのは大きいな。これを3体出して一気にデッキから幻魔を落としてコピー、除外融合という流れは強力だ……」
遊星「なお、コピーするなら、デッキにもよるがハモンとウリアを優先したいな」
遊星「意外とラビエルは出しやすいんだ。ジャイアントウイルスを使ったり、終焉の焔を相手ターンのエンドフェイズに出したりすれば、後は悪魔族を1体出せればいいからな」
ジャック「戦闘破壊耐性を持つダーク・リゾネーターを使うのもありだろう」
遊星「そうだな」
遊星「さて……召喚条件ならこの程度……Wikiにも載っている有名な召喚方法ばかりだろうから、次は召喚後の使い方を説明しよう」
龍可「えっ!? そうなの!?」
遊星「ああ……そして、元々の攻撃力が0……これを生かすとなると、こいつを使うのが一番だ」
龍亞「そ、それは!」
遊星「リミット・リバースだ。攻撃力1000以下ならどんなモンスターでも特殊召喚できる」
遊星「こいつを使えば、例え幻魔が破壊されても、何度でも復活できる」
遊星「もちろん、普通にリビデや死者蘇生を使っても構わないが……」
遊星「リミット・リバースならジャイアント・ウイルスやクリッターとの相性も良い。悪魔族を中心にして、ラビエルデッキも兼ねた幻魔デッキなら、1~2枚入れておいて損はないだろう」
ジャック「だが遊星、こいつは攻撃力10000になるのは自分のターンのみだ! 相手ターンに回った瞬間、攻撃力が0になるぞ! これではサンドバックだ!」
遊星「フッ……ジャック……お前にディメンション・ウォールをくれてやろう」
ジャック「なっ……戦闘ダメージをそのまま相手に与えるカードだと!?」
遊星「幻魔には戦闘破壊耐性もある……こいつとの相性は抜群だ」
遊星「さっき挙げた、ジャイアント・ウイルスやクリッターとの相性も良い……」
龍可「戦略を考えれば、ある程度出しやすくなるだけじゃなく、その後も色んな使い方ができるのね……」
龍亞「っていうか、ジャックいたんだ」
ジャック「当然だ! 使い方のわからないカードを教えているというのに、この俺が出てこないわけにはいかん!」
遊星「そうか……じゃあ次はジャックに頼んでみようか」
ジャック「良いだろう! 俺のデュエルタクティクスを教えてやる!」
ジャック「さあ! 次はどんなカードの使い方を教えて欲しい!?」
龍亞「じゃあ、>>110はどうやって使えばいいの!?」
さすが遊星さんやwww
永続罠
お互いのプレイヤーはドローフェイズ開始時に手札が0枚だった場合、
通常のドローに加えてもう1枚ドローする事ができる。
このカードのコントローラーは自分のターンのエンドフェイズ毎に
700ライフポイントを払う。
この時にライフポイントが700未満だった場合、ライフポイントは0になる。
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードがフィールド上から離れた時、
自分は3000ポイントダメージを受ける。
龍亞「うん。互いのプレイヤーは、ドローフェイズ時に手札が0だった場合」
鬼柳「通常のドローに加えてもう一度ドローし、満足することができる」
龍亞「えっ」
鬼柳「さらに、自分のターンのエンドフェイズ毎に700ポイントライフを払って満足する必要があり、ライフポイントが700未満だった場合、満足できずにライフが0になる」
龍亞「えっ、ちょっ……」
鬼柳「さらに! 表側表示のこのカードがフィールドを離れたとき、自分は3000ものダメージを受け、満足できなくなる!」
鬼柳「さあどうするジャック! このカードをどうやって使いこなして満足する!?」
ジャック「知れたことだ! 永続罠発動! ハンドレス・フェイク! このカードの効果により、次の自分のターンのスタンバイフェイズまで、手札をすべて裏側表示で除外する!」
ジャック「さらに永続罠発動! 神の恵み!」
ジャック「カードをドローするたび、俺はライフを500回復する! クイック・ドローの効果で2枚引くことになり、ライフは1000回復になり、ライフコストをカバーできる回復力を得る!」
ジャック「さらに俺はマテリアル・ドラゴンを使用することで、このカードが除去された際のダメージを0にするだけでなく、ライフを回復する!」
ジャック「永続罠が増えるため、宮廷のしきたりで破壊を防いだり、ウリアを使用したデッキにするのもありだろう!」
鬼柳「フ……流石だなジャック……お前ならこのカードで満足できるぜ!」
龍亞「え、ちょ……あれ?」
龍亞「え、いや、それよりも、さっき……あれ? どっか行っちゃった……」
遊星「さあ、次はどんなカードの使い方を教えて欲しい?」
龍亞「え、や、何で遊星スルー!? さっきまでいたよね!? ねえ龍可!?」
龍可「じゃあ、>>155の使い方を教えて」
龍亞「え!? 何で!? 何で皆スルーなの!?」
通常罠
自分の手札・墓地に存在するカードを全て持ち主のデッキに戻してシャッフルする。
デメリットの塊すぎる
遊星「局地的大ハリケーンか……」
龍可「墓地、手札のカードをデッキに戻してシャッフル……これじゃあ、ゾンキャリでデッキトップにインフェデーモン戻してドローなんて真似もできない……」
龍可「手札もデッキに戻るから、せっかく墓地が0、つまりは墓地のモンスターが0になったのに、エアトスも発動できない……」
龍可「しかも、罠カードだから、一度セットしてからじゃないと発動できない……使いづらいってレベルじゃないわ」
遊星「惜しいな……」
龍可「え?」
遊星「エアトスに目を付けたのは良かった……墓地のモンスターは確かに0になる」
遊星「だが、このカードの最大の価値は……墓地のカードを、モンスターだろうと、魔法だろうと、罠だろうと、完全に0にすること……」
遊星「そして……墓地と手札にしか影響しないこと……」
龍可「どういうこと?」
遊星「このカードは……マクロコスモスなど、すべてを除外するカードを搭載したデッキにおいて……」
遊星「迂闊にも、僅かながら墓地にカードを置いてしまい、しかしマクロコスモスの発動自体には成功しているとき……」
遊星「そんなとき……どうしてもこのカードの使用を求められたとき……真価を発揮する」
遊星「次元の歪みだ」
遊星「マクロコスモス等の全体除外カードと相性抜群の次元の歪みだが……」
遊星「一枚でもカードが墓地に存在すると使用できない」
遊星「次元の歪みを搭載した除外デッキに限って、全体除外カードが中々引けず……墓地にモンスターが行ってしまった」
遊星「その後、やっとマクロコスモスが来たところで……次元の歪みはただの紙になる」
遊星「だが、局地的大ハリケーンがあれば話は別だ」
遊星「まず、特殊召喚したいモンスターを除外しておく……使いたいモンスターが相手の奈落で落とされていても良いな」
遊星「マクロコスモス、局地的大ハリケーン、次元の歪みをセット……」
遊星「マクロコスモスを発動し、手札にとっておきたいカードがあるなら使用、またはセット……」
遊星「その後極地的大ハリケーンを使用し、墓地と手札のカードを0にする!」
遊星「そして……極地的大ハリケーンは、通常なら墓地に行ってしまうが……」
遊星「マクロコスモスの効果で除外される! つまり、墓地のカードは0になる!」
遊星「その後……セットしておいた次元の歪みを発動!」
遊星「除外されてしまった、使いたいモンスターを、完全蘇生ならぬ完全帰還する!」
龍可「そんな……そんな方法があったなんて!」
龍亞「うん! また教えてね! 遊星!」
龍可「ありがとう! 遊星!」
ジャック「フ……どんなカードにも使い方がある……か」
ジャック「ひょっとしたら、最大の使い道は……ああいった子供たちの笑顔を作ること、なのかもしれんな」
遊星「ああ……」
おわり
気が向いたらまたやってくれ
リバイバルスライムで安価狙うから
乙
参考:遊戯王カードWiki
Entry ⇒ 2012.02.01 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
遊星「スターダストが、100円……?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1326119310/
クロウ「1月7日に発売したGOLD SERIES 2012でお前のスターダスト・ドラゴンが再録されたからだよ」
遊星「何!?」
クロウ「おまけにスターダストのサポートカードであるスターライト・ロードも一緒に再録されたからな」
遊星「そんな馬鹿な!」
遊星「これはノーマルだから安いんだ、ゴールドレアならもっと高いはずなんだ…」
クロウ「遊星…」
クロウ「GS2012のノーレアは《カオス・ソルジャー -開闢使者-》と《強欲で謙虚な壺》なんだ…」
クロウ「スターダストはれっきとした、ノーマルなんだぜ…」
遊星「嘘だ!!」
クロウ「!?」
遊星「俺はそんな再録は信じない!!」
遊星「現実の遊戯王OCGでも、エクストラデッキの☆8シンクロ必須枠として必ずと言っていいほどの投入率を誇っていた!」
遊星「なのに…なのに…」ポロポロ
クロウ「遊星…」
遊星、クロウ「「ジャック!」」
ジャック「散々250円とコケにされてきた我が魂レッド・デーモンズ・ドラゴンよりも下になるとは…」
ジャック「スターダストも地に落ちたものだな!」
クロウ「ジャック!」
クロウ「だいたい100円も250円も大した差じゃねぇだろ!威張るようなことじゃねぇぞ!」
ジャック「フン、貴様のブラックフェザー・ドラゴンもワンコインで買えるくせに何を…」
ジャック「それにお前も口に気をつけたらどうだ?遊星を見ろ」
クロウ「何ィ?あっ…」
遊星「大差…無い…」ショボーン
遊星「……」ショボーン
ジャック「貴様、そんなにスターダストが俺のレッド・デーモンズと同レベルに言われたのが悲しいのか!」
遊星「コクリ」
ジャック「遊っぅぅ星ぇぇぇ!!!」ガタン!
クロウ「うおっ、落ち着けジャック!」ガシッ
ジャック「何だと!貴様のブラックフェザー・ドラゴンもお情けで1枚だけ脳開発研究所軸のサイキック族デッキのエクストラに入れられてるくせに!」
ジャック、クロウ「「んぎぎぎぎぎ…」」
アキ「ちょ、ちょっとどうしたの2人とも!」
龍可「こ、これは一体何の騒ぎ!?」
龍亞「何々喧嘩?何があったの?」
遊星「龍可、龍亞、実は……」
遊星「ああ…」
龍可「はぁ…そんなことでいちいち喧嘩して…」
ジャック「なんだと!?」
ジャック「お前のエンシェント・フェアリー・ドラゴンもワンコインなんだぞ!ここは怒るべきだ!」
龍可「なっ!?エンシェント・フェアリー・ドラゴンは【神風植物】のキーカードなんだから!」
龍可「今年の9月にEXP5で《Reborn Tengu》が来日したら環境を荒らしてやるんだから!」プンプン
ジャック「フン、DT本やフィギュアで再録されてなお1000円近くするブラック・ローズ・ドラゴンを持つお前にはわかるまい」
龍可「そういえば私たちの中で唯一規制された経験があるのはアキさんのブラック・ローズだけね」
アキ「えっ?えっ?」
アキ「いや…その…」
ジャック「その出しやすさからかなりのデッキに投入されている」
アキ「あ、あのっ…」
遊星「これじゃあまるで、ブラック・ローズの専用チューナーだな…ハハッ」
アキ「うぅ…ごめんなさい…」
龍亞(なんだかみんな怖いよ~…)
ジャック「なんだと!?貴様のパワー・ツールなど【ギガプラビート】の1kill要員くらいしか出番が無い、」
ジャック「お前の新たな切り札であるライフ・ストリームに至ってはその出しにくさから採用すらされていない!」
龍亞「…で、でもっ!」
ジャック「何!?」
龍可「スライが?」
龍亞「スライだけじゃない!」
昨日初めて遊戯王のパック買ってセイヴァー・スター・ドラゴン当てて喜んだけど50円とかで売られてて何とも言えない気持ちになった
アキ、クロウ「「子供たちが?」」
龍亞「新しく遊戯王を始めた子供達にとってエクストラデッキの必須カードが安くなることはとっても良いことだ!」
遊星「……龍亞」
龍亞「この世界のデュエリストみんなの希望になったんだ!」
遊星「俺のスターダストが…希望?」
龍亞「うん!」
アキ「遊星…?」
遊星「このノーマルのスターダストは、破滅のシンボルなんかじゃない!」
遊星「デュエリスト達の、未来を切り開く光指す道なんだ!」
遊星「ああ!」
ジャック「フン、現金な奴め…」
クロウ「まぁいいじゃねぇか、元気になったんだしよ!」
遊星「ライディングデュエル、アクセラレーション!」
おわり
遊星「だが俺はゴールドレアだぜ、ノーマルより当たりにくいぞ…」
Entry ⇒ 2012.01.12 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
不動遊星「ここが見滝原か……」
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1325048282/
遊星「プロジェクトも一段落ついて、一月程休みが出来た」
遊星「同僚にいいところだと勧められて来てみたが」
遊星「かなり栄えている街だな。ネオドミノに勝るとも劣らない……」
遊星「だが……」
ズズズ
遊星(街の人たちも皆いつもの日常を送っているように見えるのに)
遊星(なんだ、この雰囲気は……)
遊星「?」
「た……て……どか」
遊星「なんだ……?」
キョロキョロ
遊星(頭の中に直接声がしている!?)
「たすけて……まどか」
遊星「……まどかが誰かは知らないが、待ってろ!」
タッタッタッタッ
遊星(……この雰囲気、おかしなにおいがする……)
遊星「だが、行くしかない!」
遊星「この扉か!」バンッ
遊星「おい、大丈……!?」
QB「まどか!……あれ?」
遊星「……俺はまどかじゃないが、語りかけてきたのはお前か?」
QB「う、うん。そうだけど……」(彼は僕の声が聞こえていたのか……?)
遊星「……怪我をしているのか」
QB「そ、そうなんだ。それよりこのあたりで」
ほむら「そいつから離れなさい!」
遊星「!?」
QB「……しつこいね君も。僕は君に襲われるようなことをした覚えはないんだけれど」
?「黙りなさい。そこのあなた、今すぐここから立ち去って今日ここで見たことを忘れなさい」
遊星「こいつを傷つけたのは君か?何故こんなことをする!」
ほむら「……あなた、そいつの姿が見えるの?」
ほむら「……QB、どういうことかしら」
QB「知らないよ。それに知っていても教えたくはないね」
ほむら「あなた、何者?私達のことを知っているの?」
遊星「俺は不動遊星、決闘者だ。むしろこっちの方がこの状況について質問したいんだが」
ほむら「不動……!」
QB(遊星……。確かモーメント開発者の息子だったかな)
QB(そして赤き竜とやらの加護を受けていたとか……)
QB(ふむ、僕が見えるのもそのせいかな?断定はできないが)
遊星「その前に俺の質問に答えてもらおうか。君は何者だ?」
ほむら「……答える意味はないわ」
遊星「何?」
ほむら「話してもあなたには理解出来ないでしょうから」
遊星「どういう……」 バタン!
さやか「まどか、声がした方ってこっち?」
まどか「うん、さやかちゃ……ほむらちゃん!?」
マミ「QB、ここにいたのね!……あら、新顔ね」
遊星(……どうなっているんだ)
まどか「えっ、不動遊星って……そ、それよりほむらちゃん、その格好は一体」
ほむら「……学校で話したわね、違う自分になろうとしてはいけないと」
まどか「う、うん……」
ほむら「それを絶対に忘れないで」クルッ
マミ「待ちなさいっ!」
「」カチッ
マミ「……えっ」
遊星「消えた……?」
さやか「えーと、変な声に誘われてCDショップの通用口に行ったら不動遊星と変な格好の転校生と変な生き物がいて……」
さやか「……何がどうなっとるのやら」
遊星「君たちもこいつの声が聞こえたのか?」
まどか「あ、はい。この近くのCD屋さんにいたら頭の中に声がして……」
マミ「キュウベエ、一体何があったの?って怪我してるじゃない!すぐに……」
QB「マミ、その前に一仕事有りそうだよ」
マミ「……そうね」
遊星「っ!?景色が……」
まどか「歪んで……?」
まどか「さやかちゃん……」ギュッ
マミ「下がってて、来るわ!」
遊星「……!!」
ドンッ☆
魔女「」キャハハハハハ……
遊星「なんだ、こいつは……」
遊星(今まで見てきたどんなカードとも違う、禍々しいフィール……)
遊星「魔女……?」
QB「絶望を撒き散らす、君たち人類の敵だよ」
QB「魔女の口づけ……呪いといえばいいかな。それを受けた人間は絶望に心を浸し、死を選ぶ」
遊星「なんだと……!?」
QB「とは言えこの場は安心していいよ。彼女は、マミはその魔女を狩る」
QB「魔法少女だからね」
マミ(無関係の人もいるし、さっさと決めるわ!)
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
マミ「そうだ、キュウべえ!」パアアア
QB「助かるよ、マミ」
まどか「傷が治っていく……!」
さやか「マミ、さん?あなたは何者なんですか?すっごい強いし、さっきもあんな銃をいっぱい出したりして」
マミ「うーん……QBが呼んだのなら無関係ってわけじゃないのよね」
マミ「良ければうちに来ない?そこでゆっくり話すわ」
遊星「……俺もいいのか?」
マミ「ええ、キュウべえもあなたが気になってるようだし」
さやか「魔法少女になったら、何でも一つ願いを……ねえ」
まどか「すごい……」
マミ「ええ、でもどうしてもというのでなければ安易にお願いしちゃダメよ?」
マミ「ゆっくりと考えて、それから答えを出すべきだと思うから」
マミ「私には、考える時間すらなかったから……」
さやか「そう、ですか……」
まどか「そういえばキュウべえは?」
マミ「遊星さんと話したいって、外にいるわ」
遊星「特に理由があるわけじゃない。少し休みが出来ただけだ」
QB(ふむ……見た限りだと僕らの存在に勘づいたわけではないようだ)
QB(ここにいるのはただの偶然……)
QB(いや、彼の経歴からすると、むしろ運命と言えるかも知れないね)
遊星「キュウベエだったか、お前はなんなんだ?俺はお前のような生き物を見たことがない」
遊星「イリアステルの奴らのように、俺達の前に立ちはだかるなら容赦はしない……!」
QB「そんなにいきり立たないでくれ。僕はただ力を与えてあげるだけだよ」
QB「魔女に立ち向かうための力をね」
遊星「ふう……」ドサッ
遊星(今日は色々なことがあった……)
遊星(彼女たちは魔法少女で、魔女を倒すために戦っている……)
遊星(そのための力をキュウべえから授かった……)
遊星(わからない……どんな技術を用いればそんな事が出来る?)
遊星(見滝原にはそんなとんでもないテクノロジーがあるというのか?)
遊星(サイコデュエリストだってカードを媒体に似たようなことはできるが)
遊星(昔のアキにだってそんな変身したりするようなことが出来たとは思えない……)
遊星「……殆ど眠れなかったな」
遊星(眼を閉じても昨日の光景が頭に浮かんで離れないな)
遊星「……暁美、ほむらだったか」
遊星「何故彼女はキュウべえを狙った……?」
遊星「マミは縄張り争いのためだといったが、それだけとは思えない……」
遊星(それに、あの眼。俺はあんな眼をどこかで見たことがある気がする)
遊星「彼女に会えば、何かわかるかも知れない」
遊星(中学校の前で待ち伏せは流石に不味い。間違いなく不審者扱いだろう)
遊星(魔女の気配を探していれば、そこではち合わせるかも知れない)
遊星(だが万一誰も現れなければ……)
ゾワッ
遊星(却下だな)
遊星(となれば……)
遊星「休暇なのだし街を見て周るか」
遊星(賑やかだな、魔女なんてむしろ離れていきそうなぐらいだ)
少年A「なあ、あれって」
少年B「そうだな、髪型もそれっぽいし」
少年C「あのー、もしかして、不動遊星さんですか?」
遊星「ああ、そうだが」
「うおーすっげ!生遊星だ!握手してもらお!」
「サインもらおうぜサイン!」
「いやデュエルだろ!」
「じゃあ俺からな!」
「ずりーぞオイ!」
遊星(……元気だな)
「遊星さん!サインお願いします!」
「あのー、一緒に写真撮ってもらっていいですか?」
「スターダスト見せてー!」
その次の日
「なんか見滝原に不動遊星が来てるらしいぜ」
「マジで?ってなんかあの人それっぽくね?」
「キャーユウセイサーン!」
遊星(この街はいい街だ。それは疑う余地が無い)
遊星(こんな街に魔女が潜んでいて、絶望をまき散らしているなど信じられない……)
遊星「ん、病院か。結構歩いたみたいだな」
ドクン ドクン
遊星「!!」
遊星「この感覚は……!?」
遊星(まさか!)ダッ
遊星「さやか、まどか!二人もこの気配を感じて来たのか?」
まどか「え、ええ。そうなんです」
QB「君も来たのかい、遊星」
遊星「キュウべえ……一体どういう状況なんだ?」
QB「これは魔女の卵だ。まだ孵化してはいないが、もうじきに魔女へと変わるだろう」
まどか「そうしたら、どうなっちゃうの……?」
QB「病院でそんなことになれば……わかるだろう?」
遊星「……ッ」ギリッ
QB「マミなら僕らの位置を感知して、すぐに飛んでこれるからね」
QB「万一危険な状況になっても、その時は僕と契約をすれば」
遊星「待て、結界の中には俺が行く。二人はマミを呼んできてくれ」
さやか「そんな!それだと遊星さんが危ないよ!」
遊星「俺なら大丈夫だ。それより時間が惜しい、早く行くんだ!」
さやか「……わかりました。行こうまどか!」
まどか「う、うん!……遊星さん、気をつけて!」
遊星「ああ!……さて、行くぞキュウべえ」
QB「……しようがないね、じゃあ行こうか」
QB「何かな?」
遊星「魔女はどこから生まれてくる?」
QB「人の心の絶望さ。それが形を成したのが魔女だよ」
遊星「そうか。ならばそれをより大きな希望で塗り替えることは可能か?」
QB「……魔女を生み出さないで済むか、と言う意味なら可能といえるかな」
遊星「行き着く所は同じ、か」
QB「?……おや、使い魔だ。ここで隠れて去るのを」
遊星「フッ!」ドゴオ
QB「……何でもない、行こうか」
QB「おそらくはこの向こうだね」
遊星「まだ孵化はしていないか?」
QB「うん。でももう時間がないようだ……」
遊星「……行くぞ」
ギイイ……
QB「……今まさに孵化するところのようだね」
マミ「キュウべえ!遊星さん!」
QB「マミ!」
マミ「ごめんなさい、ちょっとヤボ用があって。二人は危ないから外においてきたわ」
マミ「速攻で、決めさせてもらうわ!」
マミ「せいっ!」ボゴオ
マミ「それそれえっ!」ドンドンドンドン
マミ「はあっ!」シュルルル
遊星「すごい、リボンと銃を使った連続攻撃か……!」
QB「彼女得意のマジックコンボさ、もう決着を付ける気だね」
マミ「とっとと消えなさい!」
マミ「ティロ・フィナーレッ!!」ズドォン
QB「終わったようだね」
遊星「いや、まだだ!マミ!!」
遊星(魔女の口から……なんだ!?)
遊星(何かが……出てくる!)
ズルン オオオオオオ
マミ「えっ」
QB「!!」
ガチン
QB「まさか、マミが……」
遊星(俺が……いや、彼女が勝てなかった相手に……)
遊星「何か武器になりそうなものはないのか!?」
遊星(ドライバー、レンチ……こんなものじゃ……!)
遊星(スターダスト……いや、これは闇のデュエルじゃない。おそらくダメージは与えられない……!)
遊星(俺は、ここで死ぬのか……?)
QB「残念だったね、遊星。この結界じゃ魔女を倒さない限りここから出るのは不可能だ」
遊星「くっ……!」
ほむら「させないわ」
ほむら(マミ……)
QB「随分と重役出勤じゃないか、弱った相手からグリーフシードを掠め取ろうって気かい?」
ほむら「黙りなさい。……あいつは私が片付けるわ、あなたは下がってて」
遊星「ほむら……」
ほむら「何かしら」
遊星「いや……気をつけるんだ、奴は強い」
ほむら「わかっているわ、安心なさい」
ゴオオオオ ガチン!
遊星「っ!!」
遊星「……いない?」
ほむら「こっちよ、うすのろ」
ガチン!! ガチン!!
ほむら「遅いわ……邪魔ね、この人形」ゲシッ
遊星「なんだ、瞬間移動しているのか!?」
QB「ふーむ、これが彼女の能力なのかな」
グオオオオオオオ ガチンッ!!!
遊星「また消え……」
ほむら「ふう……」スタッ
遊星「うわっ!?」
ほむら「大丈夫よ、もう終わっているわ」
ドンッドゴッドガガガガガガ
遊星「奴の体内で爆発が!?」
プシュウ…… ドサッ
遊星「終わった……のか」
ほむら「……」
遊星「ほむら……」
まどか「ほむらちゃん、遊星さん!」
さやか「良かった、二人とも無事で……マミさんは?」
遊星「……」グッ
ほむら「……魔女に負けて、消えてしまったわ」
さやか「……は?」
まどか「うそ……だよね?」
遊星「ああ……っ!?」
遊星「っぐぅ……うえっ、ゲホゲホッ!」
さやか「遊星さん!?」
ほむら「……ごめんなさい。思い出させてしまったようね……」
まどか「そんなに、ひどかったの……?」
QB「そうだね、あまり君たちには聞かせたくないかな」
遊星(そうだ、俺は思い出してしまった)
遊星(俺の目の前で、一人の女の子の命が奪われる瞬間を)
遊星(魔女に、首から上を……!)
まどさや「「……」」
遊星「絶対に魔法少女にならないでくれ」
遊星「例えどんなに叶えたい願いがあったとしても」
遊星「それが命よりも大切なモノだとしても……」
遊星「……少しベンチで休んでいく。三人とももう帰ったほうがいい」
まどか「はい……」
さやか「マミさん……ごめんなさい」ポロポロ
ほむら「……」
ほむら「はい」ペトッ
遊星「わっ!?」ビクッ
ほむら「あなたもそんな顔をするのね、ちょっと意外だわ。コーヒー、飲む?」
遊星「帰っていなかったのか……俺も、君がそんな悪戯をする子だとは思わなかったが。助かる」
カシュッ ゴクゴク
遊星「……礼を言っていなかったな。助かった、君が来てくれなければ今頃俺は……」
ほむら「あなたを助けに来たわけではないわ。あのまま放っておけば、何人が犠牲になっていたか知れないもの」
遊星「……そうだな、助けてくれてありがとう」
ほむら「……ふん」
遊星「俺に、何かできることはないか?」
遊星「直接戦うにしても、魔女を探すにしても」
遊星「仲間を殺されたのに、今の俺には何も出来ることがないんだ……!」ギュッ
ほむら「無いわ」キッパリ
遊星「……!」
ほむら「そもそも、何故かキュウべえが見えて、魔女の気配を少しだけ感じ取れる以外、あなたは普通の人間なのよ」
ほむら「その普通の人間が何故魔女と戦う必要があるのか、私には理解に苦しむわ」
遊星「……」
ほむら「あなたにはあなたにしか出来ないことがあるのではないの?」
遊星「そうかもしれない……」
ほむら「なら早くネオドミノに帰ることね。そしてこの街であったことは忘れなさい」
遊星「……」
ほむら「魔女と戦うのは魔法少女の役目。そこに踏み込めば、今日のようなことがまた起こるでしょう」
遊星「ああ……」
ほむら「わかってくれたようね。それじゃあ私は行くわ」
遊星「それでも!」
ほむら「!」
遊星「お前を、仲間を見捨てていくことなどできない!」
遊星「そうだ、共に戦ったのならばそいつは仲間だ」
遊星「俺は何があろうとも仲間を捨てて逃げないと誓ったんだ!」
ほむら「私には……仲間なんて必要ない!」
ほむら「私は、もう誰にも頼らないって決めたのよ!」
遊星「ほむら!」
ほむら「……さよなら、もう会わないことを祈ってるわ」
スクッ カツッカツッカツッ
遊星「ほむら……何故そんなに頑なに……」
遊星(あれから街をずっと歩き回っているが、魔女の気配には至らない……)
遊星(確かに、そんなすぐ見つかるくらい沢山の魔女がいるなら今頃大勢の死者が出ているか……)
遊星(俺が探すまでもなく、彼女たちのような魔法少女が退治してくれているのかも知れない)
遊星(何より、俺が見つけたって何が出来るわけでもない……)
遊星(皆は、アキは元気でいるだろうか……)
遊星(アキのようなサイコパワーを持っていれば、俺も戦えただろうか……)
遊星「……自分が無力だと感じるのは、辛いな」
遊星「あっ、済まない……」
「ってーな、気を付けろよ……あんた、大丈夫か?顔色わりいぜ」
遊星「ああ、心配してくれてありがとう」
「ったく、寝不足かよ?寝たいんなら公園にでも行きな、天気も悪くないしさ」
遊星「……優しいな、君は」
「ふん、袖触れ合うも他生の縁って言うからな。いいからとっとと……」
遊星「これは……」
「けっ、タイミングわりーったらありゃしねえ。あんた、死にたくなきゃ隅っこでうずくまってな!」
遊星(変身した!?この子も魔法少女なのか!)
「さっさとやられろよ、おーりゃっ!」ザシュッ
「そらそらぁ!」バキキキッ
遊星(槍の柄がいくつにも別れて、使い魔と魔女を同時に攻撃している……!)
遊星(彼女も相当の使い手のようだな……)
「これで逝っちまいなァ!!」ドッギャアアアアン
遊星「結界が……」
「楽勝だったなー。おいアンタ、今のことは夢でも見たと思って忘れたほうがいいぜ。じゃ!」
遊星「待ってくれ、君も魔法少女なのか?」
「あん?」
遊星「ああ、何度も命を救ってもらった」
「そうかい、難儀な人生送ってるなあんた。今もあたしに助けられたし」
遊星「はは、本当だな」
「まあこれに懲りたら人気のない場所とかは避けたほうがいいぜ、そういう陰気なとこに魔女は集まるんだ」
遊星「そのようだな……忠告感謝する」
遊星「それにしても、この街には魔法少女が3人もいる、いやいたのか……」
「?そんなにいねえぞ、この風見町にはあたし一人のはずだけど」
「あんた、どこから来たんだ?つーかなにもんだよ」
「ああ、見滝原の隣町だよ。あんたよそ者か?」
遊星「俺は不動遊星。ネオドミノシティから来たんだ」
「へー、あのデュエルキングがこんな辺鄙なとこにいるとは。あたしは佐倉杏子、この街で魔法少女やってる」
遊星「杏子か、危ないところを助かった。礼を言う」
杏子「別に。魔女を倒すのはあたしの役目だし、気にするこっちゃないよ」
遊星「……君たちは皆そう言うな。命を懸けて戦っているのに、それに恩を着せようとはしない」
遊星「俺もそんな風にやっていけたらいいんだがな……」
杏子「そうかあ?あんただってネオドミノシティを救った英雄だろ?」
杏子「あたしからすれば、あんたのほうがよっぽど立派に見えるよ」
杏子「あーいいからいいから。あんたみたいな聖人にへりくだられるとどうしていいかわかんなくなっちゃうよ」
杏子「ま、どういう理由でやったか知らないけどさ、褒め言葉は素直に受けとりゃいーんじゃないの?」
遊星「……そうか、やはり凄いな。君たち魔法少女は」
遊星「俺がもっと強ければ、マミも死なずに済んだかも知れないのに……」
杏子「おい、ちょっと待て。今なんつったオイ!マミが死んだって言ったのか!?」
遊星「マミを知っているのか?」
杏子「……まあな、昔の仲間、さ」
遊星「済まない、俺もその場にいたんだ……」
遊星「きっと、俺にも何かできることがあったはずなのに……」
杏子「別にあんたは悪くないさ。あたしたちはそういう運命なんだよ」
遊星「杏子……」
杏子「あんたには仲間がいるんだろ?あたしはカードはやらないけど、あんたがどんな風に戦ってきたかは知ってる」
杏子「こんな危ない場所にいるこたないんだ。さっさと故郷に帰りな」
杏子「……マミのこと、伝えてくれてサンキューな。気をつけていけよ」スタスタスタ
遊星(……そうはいかない。俺は、俺に出来ることを見つけるまで帰るわけにはいかないんだ)
遊星(ようやくホテルの近くまで戻ってこれた、あの角の先だったな)
ドンッ
「キャッ」
遊星「あっ、済まない……ほむら!」
ほむら「遊星!……まだ帰っていなかったのね」
遊星「ああ、お前を残してはいけないからな」
ほむら「誰も助けが必要とは言っていないけれど」
遊星「本当に、そう思っているのか?」
ほむら「……」
ほむら「……答える必要はないわ」
遊星「誰かに裏切られたりしたのか?」
ほむら「そんなんじゃないっ!!」
遊星「!」
ほむら「……あなたと話すことなんてない、どいて」カツッカツッカツッ
遊星「……ほむら」
ほむら(失ってしまうのなら、最初から仲間なんて……)
遊星「ん……朝か」
遊星(昨日は帰ってすぐ寝てしまったんだったか……)
遊星(結局、何も問題は解決できていないな)
遊星(依然として魔女の結界を探知するのは運に頼るしかない)
遊星(そして戦おうには、実用的な武器がない……)
遊星(誰かを呼んでも戦えないのは皆同じだ。それにこんな危険なことに巻き込む訳にはいかない)
遊星「となると……」
さすがデュエル脳
遊星「ほむら!」
ほむら「……遊星、何故私の家を?」
遊星「悪いな、昨日後を付けさせてもらった」
ほむら「……ストーカーも真っ青ね。そうまでして私につきまとう理由は何?」
遊星「話がしたい」
ほむら「はあ……もういいわ、上がって頂戴」
遊星「感謝する」
遊星「すまない、頂こう」ズッ
ほむら「それで、話って?まだ仲間がどうとか言うのなら出て行ってもらいたいのだけれど」
遊星「いや……それもあるが、ほむらの能力の話だ」
ほむら「……何が言いたいの?」
遊星「魔法少女としての能力は、一人ひとり違うものだと聞いている」
遊星「そしてお前の戦い方を思い返していて、気づいたんだ」
遊星「お前の能力は時間を操ること、そうじゃないのか?」
ほむら「…………驚きね」
遊星「いいや、俺は『時間を操ること』と言ったんだ」
ほむら「……」
遊星「お前は……時間を遡ることが出来るんじゃないか?」
ほむら「……!!」
遊星「どうやら当たっているようだな……」
ほむら「……なぜ?時間を止めることに気づくのはまだわかるわ」
ほむら「どうして時間遡行のことがわかったの!?」
遊星「……お前と同じような眼をしている奴を思い出したんだ」
遊星さんならまったくかまわないけど
ほむら「……」
遊星「俺はお前の仲間として認めてもらいたいんだ!」
ほむら「……仲間なんて……必要ない……っ!」
遊星「ほむら!」
ほむら「もう嫌なのよ!!私がどんなに想っても、どんなに傷つこうとも、時間を返してしまえば皆忘れてしまうもの!」
ほむら「そんな仲間なら、最初からいらないわ……」
遊星「……吐き出してくれ、お前の思いを。全部受け止めてやる」
ほむら「…………今日の所は、帰ってくれないかしら」
ほむら「ちょっと今は、落ち着いて話せそうにないわ……」ウルウル
遊星「ああ、待ってる」
ゴソゴソ
遊星(WRGPで皆で取った写真……)
遊星(ジャック、クロウ、プロリーグでもお前たちにそうそう敵う奴はいないみたいだな)
遊星(アキ、大学生活でまた綺麗になったかもしれないな)
遊星(龍亞、龍可、ご両親と仲良くやっているか?)
遊星(ブルーノ……)
遊星(アポリア、パラドックス、ゾーン、お前たちの目指した未来、必ず俺達が築いてみせるからな……)
遊星「時間遡行か……」
遊星(あの口ぶりだと、ほむらは自分だけが記憶を残したまま時間を戻しているんだな)
遊星(ゾーン達でも4人いたんだ。それを一人で、誰にも話せずに……)
遊星(お前は、どれだけ辛い思いを……)
プルルルルルル
遊星「部屋の電話か。はい、もしもし」
『不動様ですね、フロントに暁美ほむらという方がお見えになっていますが』
遊星(ほむらが……!)「はい、すぐ行きます」ガチャ
ほむら「遊星……」
遊星「……大丈夫か?」
ほむら「ええ、もう心の整理はついたわ」
遊星「……ここじゃ人目が多いな、どこか喫茶店にでも」
ほむら「いえ、あなたの部屋でいいわ」
遊星「……いいのか?」
ほむら「何、もしかしてそういう趣味なのかしら?」
遊星「……ハア、行こう」(大丈夫みたいだな)
ほむら「ありがとう。ついでにコーヒーも頂けるかしら?」
遊星「……やけに饒舌だな」
ほむら「話すことがいっぱいありすぎて、長くなりそうだから飲むものが欲しいのよ」
遊星「ふ……」
ほむら「何?」
遊星「いや。前のしかめっ面より今のほうがずっといい」
ほむら「な、何を馬鹿なこと……」
遊星「コーヒーだな、少し待っててくれ」
ほむら(全く、変な人……)
ほむら「魔女は人々の絶望から生まれるとキュウべえに聞いたと言っていたわね?」
遊星「ああ」
ほむら「それは間違ってはいないけど、答えには程遠いわ」
遊星「そうなのか?」
ほむら「ええ、魔法少女になるとこのソウルジェムが魔法少女の証として生まれる……」
ほむら「でもその実、ソウルジェムというのは魔法少女の魂そのものなの」
遊星「!?なら、それがもし壊れたら……」
ほむら「ええ、死ぬわ。逆に言えばどれだけ傷ついてもこれが無事なら生き延びられるけど、まあ無理な話ね」
ほむら「そして魔法を使ったり、心がネガティブな感情で満たされるとどんどん黒く濁って……」
ほむら「最後に黒く染まった時、魔法少女は魔女になる」
さすがデュエル脳
ほむら「ええ、あれは全て元は魔法少女、人間だった」
ほむら「そしてこのソウルジェムの穢れを吸ってくれるグリーフシード……」ジャラッ
ほむら「これも魔女になるときにソウルジェムが変質したものよ」
遊星「……それは、魔法少女なら誰もが知っていることなのか?」
ほむら「いいえ、こんなことキュウべえは問い詰められない限り絶対に話さない」
ほむら「私がこれを話した時、錯乱して暴走してしまった子もいたわ……」
遊星「……なんてことを」
遊星「つまり、魔法少女が魔女になり、魔女を倒すためが魔法少女が生まれる……無限ループか」
ほむら「やつらはこの地球上の生物じゃないの。ずっと遠くの、地球よりもすごく文明の発達した星から来た、異星人なの」
遊星「……」
ほむら「あなたならエントロピーって知ってるわよね?そのために宇宙における総エネルギー量は目減りしていて」
ほむら「地球の第二次性徴を迎えた少女の絶望が、奴らのテクノロジーで莫大なエネルギーに変換できる、と言う話よ」
遊星「……なんだか気の遠くなる話だな」
遊星(感情がエネルギーに……モーメントに通じる部分があるが……)
ほむら「ええ、でも現実に魔法少女は奴らの手で生み出され、そのサイクルが完成している……」
ほむら「奴らは私達人間、いえ、原人の時代からこの星に目をつけていて」
ほむら「文明の発達すら奴らが促したとか……正直、あまり信じたくはないけれど」
遊星「……!」
遊星「……いや、大丈夫だ」
ほむら「そう。なら次は……私の話かな」
ほむら「私の能力が時間を操る、というのは知ってるわね」
ほむら「でもその能力も幾らでも、どこまでも操れるわけではないの」
ほむら「私が時間を戻せるのは……今日からだと、おおよそ3週間前」
ほむら「私は、その日から1ヶ月間を何度も繰り返している……何度もね」
遊星「……何のために?」
ほむら「……仲間との約束を果たすために」
ほむら「だからお見舞いにも誰も来てくれないし、どんどん引っ込み思案になっていったわ」
ほむら「この見滝原に引っ越してからもそれは変わらないと思ってた……」
ほむら「……コーヒーのおかわり、もらえる?」
遊星「……」コポポポ
ほむら「ありがとう……」
ほむら「でも、そんな私に話しかけてくれたのがまどかだったの」
ほむら「嬉しかったな、あの時は……」
ほむら「学校の行き帰りにはずっと落ち込んでたわ……」
ほむら「そしてある日、私はその感情につけ込んだ魔女の結界に取り込まれた」
ほむら「それを助けてくれたのが、魔法少女になったまどかとマミさんだったの」
遊星「……」
ほむら「それからは私にとって、一番楽しかった一ヶ月だった……」
遊星「だった……?」
ほむら「ええ。この1ヶ月を何度も繰り返す事になった、元凶がいるの」
ほむら「……ワルプルギスの夜」
ほむら「……少し違うわ。ワルプルギスの夜は凄まじく強大な魔女で、街一つが簡単に消し飛ぶほどの存在なの」
ほむら「結界なんて必要ない、この世界にそのまま出てくるぐらいの力を持ってる……」
ほむら「普通の人には見えないから、ハリケーンとかの自然現象としか思われないけれど」
ほむら「そいつを倒すためにマミさん、そしてまどかは戦って、命を落とした……」
遊星「……」
ほむら「その時に私はキュウべえに願った」
ほむら「『まどかとの出会いをやり直したい』と」
ほむら「……契約が終わった時、私は病院のベッドの上にいたわ」
ほむら「でもカレンダーを見たら、退院する1日前で、枕元にソウルジェムがあって。ああ夢じゃなかったんだって」
ほむら「その時は本当に喜んだわ。これで2人と一緒に戦えると思うとね」
ほむら「私には1ヶ月後が勝負だってわかってたから、2人と一緒に必死で戦う訓練をしたわ」
ほむら「そして3人でワルプルギスの夜に立ち向かい、勝った……」
遊星「……だが、駄目だったのか」
ほむら「……まどかのソウルジェムが真っ黒に染まって、私の目の前で魔女になった……」
遊星「くっ……」
ほむら「その時にはさやかと、隣町の佐倉杏子という魔法少女もいたわ」
遊星「佐倉……ああ、俺も会ったことがある」
ほむら「そうなの。……ぶっきらぼうだけど、いい子だったわ」
遊星「ああ、魔女から助けてもらった時、ほむらと似たようなことを言っていた」
遊星「魔女を助けるのは魔法少女の役目だ、感謝されることじゃない、と」
ほむら「ふふ、彼女らしいわね」
遊星「ほむらもな」
ほむら「?」
遊星「ぶっきらぼうだけどいい奴、というところだ」
ほむら「も、もう……」
ほむら「その時は皆半信半疑だったけれど、後になってさ……魔法少女が魔女になる瞬間に遭遇したの」
ほむら「そしたら……1人が前言ったみたいに錯乱してしまって」
ほむら「『魔女になるのなら、もう皆死ぬしかない』と叫んで、私達のソウルジェムを壊そうとしたの」
ほむら「私はすんでのところで助かったけれど、さやかと杏子、マミさんはもう……」
遊星「……おかわり、いるか?」コポコポ
ほむら「……頂くわ」ズズッ
ほむら「それでも私たちはワルプルギスに2人で精一杯戦って、奇跡的に勝てたけれどもうソウルジェムは限界だった」
ほむら「そうしたらまどかが隠してたグリーフシードで私を助けてくれて……」グスッ
ほむら「『魔法少女になる前の私を助けてあげて』って……!」ウルウル
ほむら「まどかを魔法少女にせずワルプルギスを倒すという、たった一つの道しるべを頼りに……」
ほむら「……こんなところかしらね」
遊星「ほむら……」
ほむら「……何?」
遊星「……よく話してくれた」ナデナデ
ほむら「な、何をするの!」
遊星「こんなこと、誰にも話せなかっただろ……」ヨシヨシ
ほむら「や、やめなさいよ……」
ほむら「……泣きそう、だか、らっ……」
遊星「ホットミルクだ、飲むといい」
ほむら「ありがとう……」
遊星「……何故不機嫌なんだ」
ほむら「……人前であんな姿を晒すなんて、みっともない」
遊星「俺は、嬉しかったぞ?」
ほむら「あなたの意見は求めてないわっ!」
遊星「ふっ、最もだ」
遊星「なんだいきなり」
ほむら「あなたの思惑通りなのはしゃくだけど、確かに話して……泣いたら、ちょっとすっきりしたわ」
遊星「別にそこまで考えちゃいない、俺はお前の力になりたかっただけだ」
ほむら「どう違うのかわからないのだけど……まあいいわ」
ほむら「私はこれからワルプルギスの夜の準備をする、今日はこれで失礼するわ」
遊星「どうするんだ、何か策はあるのか?」
ほむら「……私の用意できるありったけの武器で、撃墜してみせる」
遊星「……1人でか」
ほむら「……」
ほむら「……あるわけがないわ」
遊星「なら、それが絆だ」
ほむら「絆……?」
遊星「ああ。例え時を超え、相手がお前を忘れてしまっても、お前はずっと想っているんだろう?」
遊星「そばにいなくても、記憶が無くても」
遊星「想いやる気持ちがあるのなら、そこに絆は生まれるんだ」
ほむら「……」
遊星「ほむら、今までお前が過ごしてきた時間は決して辛いものばかりだったわけじゃないはずだ」
遊星「思いだせ、仲間達と共にあった時間を!」
ほむら「仲間と……まどか、さやか、マミさん、杏子……!」
ほむら「違う、まどかだけじゃない……私は、誰一人だって失いたくない!!」
ほむら「ええ……」
ほむら「私は、誰も死なせたくない」
ほむら「4人を、いえ見滝原の誰一人だって見殺しになんてしたくない!」
遊星「戻るんだな、3週間前に」
ほむら「ええ、今までも何人もで協力して戦ったことはあったわ。それでも勝てはしなかった……」
ほむら「でもきっと今ならやれる、もう何も恐くないって。そう思えるの」
ほむら「遊星、本当にありがとう……」
遊星「見えなかっただけで、答えは最初から持っていたんだ。それを手助けできて、俺も嬉しい」
ほむら「……同じ時間を繰り返すといったけれど、毎回同じ時間、同じ人に出会うわけではないわ」
ほむら「もしかしたらあなた以外にも、私が変わるきっかけを持っている人がいたかもしれないけれど」
ほむら「あなたはとびきりのイレギュラーね」
遊星「そうか……時間を戻せば俺もほむら達のこと、この街のことを忘れてしまうんだな」
ほむら「大丈夫よ、私達には絆があるのでしょう?」
ほむら「あなたが忘れても私は絶対に忘れはしないわ」
ほむら「絶対にね」
遊星「デュエルか?いいぞ」
ほむら「……台詞をとらないでくれるかしら?」
遊星「そんなかしこまる必要はない、仲間なんだからな」
ほむら「そう……ありがとう」
遊星「ふっ……」
ほむら「じゃあお別れデュエルと行きましょう。入院中でも唯一カードだけは私の友達だった、そう簡単に負けはしないわ!」
遊星「俺もカードとの絆には自信がある。来い!」
「「デュエル!!」」
ほむら「……私の負けね」 1800→0
ほむら「やっぱりデュエルキングね、歯が立たなかったわ……」
遊星「そんなことはない、お前のプレイングも見事なものだった」
ほむら「……もし、私がワルプルギスの夜に勝って、また貴方に会えたら」
ほむら「その時はまた……」
遊星「ああ、いつでも、何度でも戦ってやる。約束だ」
ほむら「……きっと私が勝ってみせる、それまでに腕が落ちていたら承知しないわ」
遊星「安心しろ、俺は約束は守る。特に仲間との約束はな」
なん・・だと・・・
遊星「自分を、仲間を信じろ。俺が言えるのはそれだけだ」
ほむら「ええ……遊星、あなたと出会えて良かった」
ほむら「何度でも言うわ、ありがとう。私の道を照らしてくれて」
ほむら「絶対に絶望なんてしない、きっとこの悪夢から抜けだしてみせる」
ほむら「だから、また会う日まで……待ってて」
遊星「ああ、その時を俺も楽しみにしてる。」
遊星「きっと絆が導いてくれる……」
ほむら「じゃあ……行ってくるわ、遊星。さよなら」
カチッ
さやか「着いたーッ!いやー流石にずっと電車だと体固まるわー」
杏子「すげーな、ネオドミノシティって……あたしら完全にお上りさんだぜ」
マミ「こらこら騒がない。皆見てるじゃない」
まどか「マミさんありがとう。私達の卒業旅行について来てもらっちゃって……」
マミ「いいのよ、大学もこの時期はお休みだし」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら(遊星……やっと来たわよ)
杏子「あたしネオダイダロスブリッジ見たい!」
マミ「それは後のほうじゃなかったかしら……?」
さやか「ここってさ、不動遊星とジャック・アトラスにクロウ・ホーガンの出身地なんだよね!」
まどか「そうだね、ジャックとクロウは海外のリーグで活躍してるけど、不動遊星はこの街の研究開発してるんだよね」
ほむら ピクッ
マミ「そうね、もし会えたらサインとか貰いたいわ」
杏子「あたしはDホイールで勝負だな!」
さやか「あたしはー……うーん、握手できたらいいや」
ほむら「遊星……デュエル……」
まどか(どうしたんだろ、ほむらちゃん)
マミ「入り口に青眼の白龍の像……カッコいいけど、企業としてどうなのかしら?」
ほむら「……」キョロキョロ
まどか(ほむらちゃん……)
杏子「ネオダイダロスブリッジ……やべえ、超でけえ……」プルプル
さやか「車両しか入れないから、あたしらはね……すまん」
杏子「いいさ、今度来たらおもいっきりかっとんでやる!」
ほむら「……」ソワソワ
まどか(……)
さやか「流石って感じの街だったねー、見滝原とじゃスケールが全然違うわ」
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん、今日ずっと浮かない顔だったけど……楽しくなかった?」
ほむら「いえ、違うの。楽しかったわ、うん……」
ほむら(楽しかった、けれど……)
杏子「……なあ、さやか。あれって……」
さやか「……うん、あれは……」
ほむら「ッ!?」バッ
杏さや「「おみやげ屋さん!」」
ほむら「」ガクッ
「……ほむら?」
「もしかして、暁美ほむらか?」
まどか「あなたは……み、みんなこっち来て!」
ほむら「不動、遊星……」
遊星「また、会えたな」
マミ「鹿目さん、どうしたの……あらまあ」
さやか「何々なんかあった?……なんですとー!」
杏子「んだよ皆して……マジで?マジで生遊星?」
ほむら「あ……」ウルッ
遊星「?どうしたほむら」
ほむら「遊星えーーーっ!!」ガバッ
絆powerでなんとでもなる
赤い龍の力云々
杏子「なんだ、感激しすぎて飛びついちまったのか?」
マミ「そんなに会いたかったのかしら……」
まどか「ううん、きっと違います」
まどか(ほむらちゃん、今日様子がおかしかったのは、ずっと遊星さんを探してたんだね……)
ほむら「遊星、やっと、やっと会いにこれた……!」
遊星「ああ、俺もずっと待ってた。ライバルがやってくるのをな」
遊星「……これが、この仲間達がお前の絆か」
ほむら「うん、うん……!」
遊星「ああ、お別れデュエルの内容も全部な」
ほむら「そんな、なんで……」
遊星「さあな。もう痣はないが、赤き竜が力を貸してくれたのかも知れない」
まどか「……もしかしたら」
遊星「?」
まどか「きっと、ほんの少しだけ、本当の奇跡が起こったんですよ」
まどか「だって、魔法少女は夢と希望を叶えるんだから……」
まどか「あ、私のことも覚えてるんですね」
遊星「ああ、金髪の子がマミ、赤い髪の子が杏子、青い子がさやかだったな」
マミ「凄い……!私達のことまで」
杏子「遊星!あたしとDホイールで競争してくれよ!」
さやか「あんた今Dホイール無いでしょ!それよりあたしと握手してもらえませんか!?」
ほむら「待って……先約があるわ」
遊星「その通りだな。悪いが少し待っていてくれ」
ガチャン キュィィイイイイン
ほむら「遊星、腕は鈍ってはいないのよね?」
遊星「当然だ。この5年間で、お前がどれだけ成長したか見せてもらう!」
「なんだなんだ、草デュエルか?」
「うおっ、不動遊星だ!」
「あっちの女の子、すげー美人だな……」
「お嬢ちゃん、頑張れよー!」
杏子「うわっ、ギャラリーが集まってきやがった!」
マミ「2人とも目立つ外見だし、1人は伝説クラスのデュエリストだものね」
さやか「ほむらー、負けんなよー!」
まどか「2人とも、準備はいいですか?」
「ええ!」「ああ!」
まどか「では。すう……デュエル開始イイイッ!」
「「デュエル!!」」 ドンッ☆
終われ
だけどデュエルシーン一回でいいからやってほしかった気もする
これは遊星ならほむらをいかにして救うかというのを考えただけのSSなんだ
もうね、途中のレスと考えてることがかち合いすぎて俺の考え浅すぎワロタ
遊星がもし戦うとすればモーメントが動力の銃とか出そうと思ってたし
多分力がないならないで誰かを助けようと一生懸命になってくれるはずだ、と思ってこのスレを立てたんだ
モーメントは人々の感情によって左右されるから、多分あちらの星では使えないんだと思って欲しい
支援と保守してくれて本当にありがとう。良いお年を
あとデュエルパートとか書いてくれる人がいたらいいなーチラッチラッ
Entry ⇒ 2011.12.29 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (0) | Trackbacks (0)