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セイバー「エクスカリバーをなくしました」切嗣「え?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1330180430/
セイバー「だからインビジブルエアも使えません」チラッ
切嗣「・・・・・(どうしよう どうしよう)」オロオロ
セイバー(焦ってるwww焦ってるwww)
セイバー「剣がないとマスターを守り抜く自信がありません」
切嗣「・・・(探しに行こう)」ガタッ
セイバー「探しに行くんですか?私も同行しましょう」
切嗣「・・(無視)」スタスタ
セイバー「一つ言っておきますが、インビジブルエアが発動しているので探すのは非常に困難ですよ」
切嗣「・・・・・・・」
セイバー(これでかまってもらえるはず)チラッチラッ
切嗣「・・・(ヤバい どうする?)」オロオロ
セイバー「どうしました?切嗣」
切嗣「・・・・」レイジュキュイン
セイバー「!!・・・くっ」
切嗣「・・(ん? 令呪が効かない?)」
セイバー(なんとか対魔力で持ちこたえました・・)
切嗣「・・(くそっ、もう一個使うか?ああ でも)」
切嗣「・・探すぞセイバー(しかたないセイバーと二人で探すか)」orz
セイバー「はい」ニヤニヤ
セイバー「ニヤニヤ」ニヤニヤ
切嗣「・・・(セイバーの視線が気持ち悪いんだが)」スタスタ
セイバー「このあたりです切嗣、このあたりでなくしました」
セイバー(嘘ですけどwwwwwwww)ニヤニヤニヤ
セイバー(そもそもなくしたこと自体嘘なんだしww)ニヤニヤニヤニヤ
切嗣「探すぞセイバー(うぅ・・なんだセイバーの視線・・)」
セイバー「はい切嗣(焦っている切嗣かわいいよハアハア)」ニヤニヤニヤニヤ
切嗣「・・(早く見つけないと)」ガサガサ
セイバー(絶対焦ってるwww絶対焦ってるwww)ニヤニヤニヤニヤニヤニヤ
ランサー「そこで何をしているセイバー!!」
切嗣「な・・!?(しまった)」
ランサー「我が主に命じられセイバーのマスター、お前の命を奪いにきた」カチャ
セイバー「ちっ(せっかく切嗣を攻略しようとしてたのに)」
セイバー「ほ・・宝具をなくしまして・・(はよ帰れよks)」
切嗣(馬鹿!!なんでしゃべるんだよ)
ランサー「むっそうであったか」
ランサー(武器を持たぬ敵をどうして攻撃できようか・・)
ランサー「分かった私も探そう」
切嗣(え・・?)
セイバー「う、うむ」
切嗣「・・・(応援?)」ガサガサ
セイバー「早く探しましょう切嗣、イヤな予感がします」
切嗣「・・・(なんかもう早く帰りたい)」
ランサー「すまない待たせた」スタッ シュバ スト
切嗣「・・・・(ふぇ!?)」
キャスター「おぉジャンヌ 私めも手伝いしまする」
バーサーカー「■■■・・・(なんで俺も)」
アーチャー「べ・・別にセイバーの為に探しに来たんじゃないんだからな」
セイバー(・・・ランサーェ・・・)
ランサー「皆すまない、セイバーの宝具探しに協力してくれ」
切嗣「・・(聖杯・・戦争・・?)」
一番探索向きのやついねえぞ
ウェイバー「わああああ服が伸びる!!そこを掴むなライダー」バタバタ
ウェイバー「探せばいいんでしょ?探せば!!」
キャスター「言われるまでもなく わが身は性処女の為」
バーサーカー「■■■■」
アーチャー「ふんっ今日だけだからな」
切嗣「・・(まぁいいや)」
セイバー(どうしよう 今頃持ってるなんて言えない)アセッアセッ
ランサー「だってお前が最初に消したじゃん」
アーチャー「そ・・そうか・・(妄想心音は秘密だったな)」
ライダー「アーチャーよ何か探し物に便利な道具もっておらぬか?」
アーチャー「ほらよ」ガサッ
ライダー「おお。これは取り寄せバッグ」パシッ
切嗣「・・(あのアーチャーの真明はドラ○もんか・・・)」
セイバー「させるか!!!」シュバ
ライダー「ぬっ!?」
セイバー「はぁ!」バキッ
ライダー「取り寄せバッグが・・・」
セイバー「はぁ・・はぁ・・みんなで探した方が楽しいじゃないですか」グシャッグシャッ
ライダー「それもそうか」
セイバー(はぁ・・はぁ・・あと一秒遅れていたらバレてた)
セイバー「お・・おぅ・・」
キャスター「おまかせ下さい、螺湮城教本(マニフェスト)!!」
セイバー「・・・(オ、オエーAA略)」
キャスター「これで使い魔を数多く呼びました どうですジャンヌ?」
セイバー「い・・いいんじゃないかな?」
切嗣「・・(あれがキャスターの宝具か)」
切嗣「・・(な・・なんだ!?膨大な魔力がライダーに集まっている!?)」
ライダー「王の軍勢!!」ギュオオオオオオオオオオオオオオオ
ランサー「なに!?」
セイバー「な・・・」
切嗣「・・・(あれがライダーの宝具か)」
切嗣「・・(固有結界を使うなんてなんてサーヴァントだ・・)」
バーサーカー「■■■■(これからもアーサーをよろしく頼みます)」コレアゲル
切嗣「ラーメン一杯無料クーポン?」
ランサー「なかなか見つかりませんね」
ライダー「ああ、これだけ探してもないのなら別の場所に移動した可能性が高い」
ヘタイロイ「然り 然り 然り」
キャスター「龍之介が心配になってきました、失礼ですがこのあたりで。」バシュン
バーサーカー「■■■■■■(そろそろおじさんが心配してるかな)」バシュン
アーチャー「我はまだ探してもよいぞ」
セイバー「あ。。ありがとう(早く帰ってくれないかな)」アセアセ
セイバー(否っ騎士としてそんなことができるわけない)グウウウウ
ランサー「お腹がすいたのか?セイバー」
セイバー「そのようです(汗」
ライダー「無理もない、ずっとエクスカリバーを探していたんだからな」
切嗣「セイバー」
セイバー「なんですか?切嗣」
切嗣「・・・」コレヲツカエ
セイバー「麺無料券?宝具化されていて10人までならいけますよ」
切嗣「!?」
アーチャー「いやぁ・・なかなかこの中華そばという物は珍味だな」
ランサー「このチャーシュー・・いい味を出している」
セイバー「おいしいですね」
切嗣「・・・(うまい)」
ライダー「酒が飲みたくなってきたわい・・」
アーチャー「ほらよ」ポイッ
セイバー「私もいただいていいですか?」
アーチャー「残すなよ」
ウェイバー「お前ら戦争する気ないだろ」
セイバー「ヒック・・・」
セイバー「まずい・・もう一杯・・」グビッ
ランサー「まだ飲むのか?セイバー」
セイバー「これが飲まずにいられるか・・グビッ」
セイバー「切嗣には無視されるし、幸運ヒックいし・・・」
ライダー「なあアーチャー・・この小娘のどこが可愛いのだ?」
アーチャー「そうか?アレに罵倒されればなかなかいいと思わんか?」
セイバー「・・・ヒック・・・ランサーには親指斬られるし・・」ゴクゴク
ランサー「ご・・ごめんなさい」
切嗣「・・(帰っていいのかな?)」
セイバー「ああ。くそぉ!!切嗣の気を引くために宝具なくしたフリして・・ヒック」
セイバー「二人きりの時間を・・ヒック、過ごそうとおもっていたのに・・グビッ」
セイバー「あの・・糞ランサーが・・・グヒッ」
ランサーライダーアーチャーウェイバー「何!?」
切嗣「・・(そういうことか・・・)」
セイバー「うえーヒック」
アーチャー「まさかこんな下らんことの為に我を使役したのか!」
セイバー「・・・うーい」
アーチャー「いくらセイバーといえど生かしてはおけぬ・・」
セイバー「知らねえよ・・・・ペッ」ペチャ
切嗣「・・・(つば飛ばした)」
アーチャー「・・・・・・」
ライダー「どうした?アーチャー」
アーチャー(セイバーのつば・・・セイバーのつば・・・)ニヤニヤ
セイバー「ウリウリ・・何顔赤くしてんだ・・」ツンツン
アーチャー(くそっなんて可愛いんだ・・)ハアハア
セイバー「・・・ヒック」
アーチャー「ライダーあとは頼む、トイレをさ・・さっきまで我慢していたからな」シュン
ライダー「てっ・・おいトイレで帰るな」
切嗣「・・・(アーチャー・・・まさか!?)」
ライダー「さ・・さあな(お前分かってるだろ)」
セイバー「糞ランサーここに・・ヒック星座しろ」ビッ
ランサー「は・・はぁ・・」スタッ
切嗣「ライダー」クルッ
ライダー「なんだ?セイバーのマスター?」
切嗣「アーチャーの後を追わないか?」
ライダー「お・・おう」
切嗣「でもさ性格がツンデレじゃん?」
ライダー「う・・うむ」
切嗣「絶対告白できねーじゃん・・ヒック」
ライダー(お前もかwwww)
切嗣「だから俺達がフォローしてやるんだよ」
ライダー「うむ」
切嗣「俺のセレナじゃ追い付けないからお前のチャリオットが必要なんだよ」
ライダー「しかたないか・・(割とおもしろそうだけどな)」
切嗣「・・・zZzZZ」バタン
ライダー「寝てしまったか」
ライダー「ここまで来たら性服王として引き下がれんな」
ライダー「余一人でもアーチャーを助けてやるぞ」
ライダー「お、アーチャーめ海辺に戻っていたか」
アーチャー「ん?ライダーか」ザッ
アーチャー「何用だ?何もないなら早々と去れ」
ライダー「単刀直入に言う」
ライダー「アーチャー・・おぬしセイバーのことが好きだろ?」
アーチャー「!・・いや、あんな奴のどこが・・・」
ライダー「でも好きなんだろ?」ニカッ
アーチャー「・・・・」
ライダー「たまには素直になれよ」サスッ
アーチャー「・・・・」
ライダー「いつも強がってるけど、それは本当の自分を見せたくなかったからだろ?」
アーチャー「!」スクッ
アーチャー「そんなこと」
ライダー「誰よりも孤高で誰よりも王らしくあらねばならぬと」
ライダー「適当な理由を付け自分を正当化し、誰よりも性格が悪い己を隠した」
アーチャー「ちが・・う・・・」
ライダー「本当にか?」
ライダー「そんなことはあるまい、余もそんな時があったのだからな」
ライダー「アーチャーよおまえは昔の余に似ている」
ライダー「素直になれ・・と・・」
アーチャー「ライダー?」
ライダー「いくら性格が悪かったってツンデレだって」
ライダー「あのセイバーが素直な者の心を拒むはずがないだろ?」
アーチャー「・・・しかし」
ライダー「あまったれるなァ―――!」バシン
アーチャー「ぐっ・・」ドサッ
ライダー「何が孤高だ?何が法だ?」
ライダー「全て自分を隠すためではないか!!」
ライダー「なあ英雄王・・・一度でもいい・・」
ライダー「セイバーに気持ちを伝えたらどうだ?」
アーチャー「・・俺に・・俺にできるかな?」
ライダー「ああ・・殴られてすっきりしただろ・・」
アーチャー「うあ・・ライダー・・うわああああああああああああああん」
ライダー「泣くな英雄王・・昔の余を思い出してしまう・・」
ケイネス「このたびはランサーがご迷惑をかけて申し上げません・・・」
ランサー「すいません」
セイバー「いやっ、酔ってしまった私も悪いんだ」
ランサー「騎士として、このようなことはもうしません」
セイバー「そ・・そうか・・では達者でな」シュパ
セイバー(麺屋でランサーに説教をしてしまった気がするのだが・・・)
セイバー(まったく覚えていない)
セイバー「・・・説教?」
セイバー「マスターがいない!?探さなくては!?」シュタン
セイバー「切嗣!!」
切嗣「zzzzzz・・・」
セイバー「良かった無事で」
切嗣「ん・・・ふあ、セイバー?」
セイバー「目をさましましたか切嗣」
セイバー「私がランサーを説教している間何があったのですか?」
切嗣「ん・・んあ・・・・え・・と(言えるわけない 言えるわけない)」
セイバー「さあアインツベン城に帰りましょう」
切嗣「・・・・(話した方がいいのかな)」
切嗣「・・(いやっその前に・・)」
セイバー「へ・・」
切嗣「エクスカリバーをなくしたなどと嘘をついて」
セイバー「それは・・」
切嗣「令呪を持って命ずる 契約を破棄しろセイバー」
セイバー「キ・・切嗣ううううううう」
セイバー「アーチャー・・ですか・・」
セイバー「私はもうダメです。契約を切られ現界していられるのも残り数分・・」
アーチャー「・・聞いてくれセイバー」
アーチャー「我はお前が・・お前が好きだ」
セイバー「ふぇ?」
アーチャー「聖杯戦争を勝ち抜き受肉をすれば問題ない」
セイバー「え・・?」
アーチャー「よく見ておけセイバー・・これから見せるのが一生に一度の本気だ」グゴゴゴゴ
ブゥゥゥン
アーチャー「はぁああああああああああ!!」
ランサー「ぐほっうええええげええええええええ」ズバッシュパッバシュウ
ライダー「があっああああああああああうあああああああああ」ズッシュサックズバッガシュッ
キャスター「ひえええええええ」ズバンバシュ
アサシン「うあああああああああああああああああ」スザッシュグシャズゴッ
アーチャー「エヌマ・エリシュ!!」
バーサーカー「■■■■■・・・・・・・・!!!」シュンンンンンン
アーチャー「さあセイバー聖杯だ・・・」
聖杯(アイリ)「ちょwwwwおまwwww」
アーチャー「セイバーに受肉させてやってくれ」
聖杯「あいよっ」
セイバー「なんだこの黒い泥は・・うわああ・・ああああああああああ」ゴクゴク
アーチャー「ど・・どうなってるんだ!?」
聖杯「願いはかなえたわ」
アーチャー「セイバー・・?」
オルタ「誰に口を聞いていると思っている」
オルタ「だが中々かっこよかったぞギルガメッシュ」
アーチャー「は・・はい」
オルタ「貴様・・私を好きだと言ったな?」
アーチャー「・・そうだ我はお前が好きだ、その気持ちは揺るがない」
オルタ「そうか・・・覚悟はできているな?」
オルタ「私に罵倒される日々をな!」
アーチャー「喜んで・・」
オルタ「ギルガメッシュ・・そこのマヨネーズを持て」
ギル「は・・はい」ササッ
オルタ「ふふ・・褒美だ四つんばいになれ」スタッ
ギル「はい!」シュバ
オルタ「ウリッ、ウリリリ気持ちいいか?ギルガメッシュ」ドスッドスッ
ギル「あ・・ありがとうございます!!!!!」ハアハア
オルタ「フフフ・・」
ギル「ハハハ・・・」
オルタ「ギルガメッシュ・・」
ギル「なんだ?セイバー?」
オルタ「たまには・・私も・・罵倒してくれないか///」
ギル「まかせるがいい、我の罵倒はお前の比じゃないからな」
オルタ「楽しみにしてるぞ AUO」
-完ー
速攻で作ったからクオリティ低くてすいません
今度は第五回の方でヨロ
Entry ⇒ 2012.02.29 | Category ⇒ FateSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
ほむら「まどか……会いたい……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329304560/
ほむら「朝ね…」
ほむら「布団から出たくない…」
ほむら「でもまどかに会いたい……」
ほむら「朝起きて、すぐまどかが隣にいたらどんなに素晴らしいだろう。」
ほむら「そして、ぎゅっと抱きしめて……おはようって」
ほむら「……」///
~1時間後~
ほむら「結局こんな時間までぼーっとしてしまったわ。」
ほむら「なんとか、合法的に朝起きてまどかにすぐに会える方法はないかしら…」
TV「今朝のニュースです。24歳無職の男が中学女性徒の家に押し入り……」
ほむら「……なんですってっ!?」
続けます。
ほむら(わ、私は決して悪いことをしようとしているわけじゃない)
ほむら(暴漢がまどかの部屋に押し入ったりしたら、私がまどかを守らなきゃいけないもの)
ほむら(そ、それにいつQBに出し抜かれるわけにはいかないわ。)
これは(そういう正当な理由があるから、ただの夜這いではないわ)
ほむら「というわけで、さくっと忍び込みましょう。」
ほむら(まどかの部屋はこの先ね…)
ほむら(カギが掛かっていないようね)
ほむら(なんて無用心な……)
ほむら(待ってなさい、まどか…今行くわよ!)
ほむら(中の様子を確認してからでないと、怖くてとても入れないわ)
ほむら「時よ止まれ!」
ガチャッ!
早速まどかの部屋へ忍びこんだ。
すぐにドアを閉めると、まどかの姿を確認した。
ほむら「ベッドで横になっているみたいね」
まどかの部屋の外も念のため調べてみたが、家族が起きている様子もなかった。
ベッドに向かってゆっくりと距離を詰める。
時間停止しているのでまどかが起きているかどうかが分からない。
寝息すら聞こえない。
「わ、ほむらちゃん、どうしてここに?」
などということも十分あり得る。
ほむら(そうなったら、目も当てられないわ…)
そんなことにならないため、慎重にことをすすめなければならない。
無邪気な寝顔。
まどか(……)
ほむら(ああ…今すぐ布団に潜り込みたいわ……)
ほむら(布団の中で、護衛をするというのもアリよね)
ほむら(ゴクリ……)
もぐり込むなら今しかない…
ほむら(まどかの隣で寝れたのなら、私の人生もう何も怖くない)
そうなった場合、再び魔法で時間停止するだけの魔力はもう残っていない。
ほむら(逃げることができなかったときは、一生物の恥ね)
ほむら(ああ……どうすれば…)
ほむら「しまった…時間が……!」
時が再び動き出す。
私は慌てず、息を殺した。
ほむら「……」
ほむら(寝てる…)
まどかの寝息が聞こえてきた。
ほむら(しまったわ。せっかくチャンスだったのに…)
ほむら(これだけぐっすり眠っているのなら、潜り込んでいても気付かれなかったわ)
ほむら(い、いやいや。惜しいってなんだ、惜しいって…)
ほむら(私の目的は、あくまでまどかの護衛だもの)
ほむら(チャンスとか、やましいこととか、微塵も、これっぽっちも思ってないわ)
私は音を立てないように、横になった。
ほむら(……かわいい)///
11月の夜だけに何もかぶらないと肌寒い。
それでも私の胸の中は春の息吹を感じているように温かかった。
まどか「スー…スー……ん……スー」
ほむら(まどか……)
大好きな人の寝息を、側で感じられる。
それだけで胸がいっぱいだった。
ほむら(今日はもうこれくらいで帰りましょう)
いつもよりうんと眠い。
夜の外出をしたせいで睡眠時間が減っただけではない。
結局あの後、興奮して眠れなかったのだ。
目をつぶる度にまどかの顔が浮かんでくる。
ほむら(まどか……)
学校への道をフラフラと歩く。
「おはよう、ほむらちゃん!」
後ろから聞きなれた声がして、ドキっとした。
ほむら「ま、まどか」///
まどか「ん?わたしの顔に何かついてる?」
ほむら「い、いえ…そうではなくて」///
ほむら「何でもないわ。」
無邪気な笑顔が眠気を吹き飛ばしていく。
ほむら「ちょっと遅くまで勉強してて」
まどか「そうなんだ。わたしはいっつも11時には寝ちゃうから、遅くまで勉強できないんだ」
ほむら「結構早いのね…ご家族も早いのかしら?」
なるほど。それはいいことをきいた。
ほむら「そうね。私もだいたい12時ぐらいに寝るかしら…」
ほむら「昨日はかなり遅くまで起きてたのだけど」
ほむら(あなたの隣で…)
ほむら(今日は……まどかの布団に入って見張りをしましょう)///
ほむら(ほ、ほら……もう11月だし、私も風邪を引いてしまったらいけないものね。)
ほむら(べ、別にいやらしいことをする為にやるわけじゃないもの)
ほむら(私の目的はまどかの護衛)
ほむら(悪漢や、QBの魔の手から、まどかを守ること)
まどかの部屋に侵入する際、一切魔法を使用しない。
まどかと鉢合わせする危険が伴うが、
その代わり、もしまどかが起きだしたり、家族が来た際には時間を止めて安全に抜け出すことができる。
ほむら「それじゃ、早速いってみましょう」
昨日と同じ手口で侵入を試みる。
懐中電灯は目立つので今日は持ってきていない。
ほむら(よし、今日もまどかは寝ているわね…)
全身の神経を耳に集中させ、家族の誰かが寝静まっていることを確認した。
ほむら(よ、よし……ここまで順調ね)
ほむら(こんなに寒かったら、毛布の1枚ぐらい欲しいものよね……)
ほむら(……///)チラッ
ほむら(ごめんね、まどか。絶対に起こさないから入れてちょうだい……)
ほむら(まどかには触れないように……)
そぉ~~
ほむら(よし、毛布の中に入れたわっ!?)
ほむら(な、なんだか順調過ぎて怖いわね……)
ほむら(ここで、今日はまどかを守りましょう)
まどかの体温のせいか、毛布があったかいのだ。
ほむら(まどか……)
目の前でまどかが寝ている。
私には時間停止魔法が使えてしまうのだ。
ほむら(時間を止めてしまえば…)
ほむら(この日のためだけに、時間ループしてきたと思えばつらいことなんてなかったわ)
ほむら(言ってみれば、神様が頑張った私に与えてくれたご褒美ってところかしら)
ほむら(けれど、私……そんなことをしていていいの?
ほむら(で、でもちょっと触るぐらいなら不可抗力よ)
ほむら(肌が触れるとか、護衛にはつきものだものよね…)ウンウン
ほむら(たまたま。そう、たまたま手を伸ばしたら当たってしまったのよ)
ほむら(で…では早速…)
頭
背中
そ、それから……
お尻…
お尻……!?
ほむら(……そんな、そんなのはダメよ……)
はぁ…はぁ……
ほむら(いくらなんでもやりすぎよ……ね?)
ほむら(まどかの安全と身を守ることよ)
ほむら(いやらしいことをするためではないわ)
ほむら(それに……まどかと同じベッドで寝られているのだしこれ以上は……)
小さな曲線が私を誘惑する。
ほむら(ああ…触れたい…まどかのせなか)ホムホム…
よじ…
ほむら(さ、触っちゃった…)///
ほむら(お願い、起きないで……)
まどか「ん…ん……」
ほむら(お願い!!)
まどか「すー……すー……」
ほむら(よ、よし。起きなかったわ)
緊張が抜けると、幸福感だけが私を包み込んだ。
ほむら(ああ…ずっとこのままでいたい…)
ほむら(パジャマ越しにまどかの体温が伝わってきて温かいわ…)
ほむら(えへへ…あったかい…)
ほむら(それに……いい匂いがする)
ほむら(うふふ……)
ほむら(起こさないように、そっとね…)
すり…………すり…………
ほむら(……)///
ほむら(こんなことやっておいてなんだけど、とても恥ずかしいわ)///
ほむら(……)///
ほむら(まどかに甘える姿、誰にも見せられないわ…)///
ほむら(でも、もっと触ってみたい…)
ほむら(背中とか、頭をなでたら起きちゃうかしら?)
ほむら(!?)
ほむら(起こしちゃった?)
い、いや違う。
ほむら(寝返りかしら?)
ほむら(と、とりあえず避けて顔に当たらないように…)
クルッ
ギュッ
ほむら「ひゃっ!?」
ほむら(せ、背中にまどかの腕が…)
ほむら「寄せられたらむ……む」
ぷにっ……
ほむら(まどかのむ…胸…)///
ほむら(か、顔にまどかの胸が!?)
ほむら(そりゃあ、あなたの隣であなたの体温を感じながら眠りたいと思ったわ)
ほむら(あなたの側にいたいと思ったからよ)
ほむら(いろんな妄想はしたものの、決して。決して私はあなたに多くを望んだわけではないの!)
ほむら(キスなんてもってのほか。抱き合って眠るのも、正直恥ずかしいと思ってるんだからっ!)///
ほむら(わ、わかったかしら、まどか!)///
スリスリ…スリスリ……
ほむら(ちょ……まどか、顔…顔スリスリって…)///
ほむら(これは私の身体であって、抱きまくらではないのよ!)
ほむら(あなたは、毎晩使っている抱きまくらと、人の区別もできないの!?)
まどか「むにゃむにゃ……」
ほむら(ああ…どうしよう…)ホムー!
ほむら(このままじゃいろいろとまずいわ)アワアワ…
おもに私の心臓と、理性が……
まどか「ウェヒヒ……」
ほむら(笑ってる……のかしら?)ドキドキ
ほむら(どんな夢を見ているの?)
ほむら(今更だけど大変なことに気付いたわ)アワワ
ほむら(このままじゃ、まどかが目を覚ましても私にはみえないじゃないの!)アセアセ
ほむら(私にはまどかの胸しか見えていないのよ)
ほむら(少なくともまどかの目が開いているかどうかを確認できるような体制じゃないと困るわ!)
ほむら(……)///
ほむら(気持ちいい……)///
ほむら(息はできるのだけど、興奮して鼻息が心配ね)
ほむら(なんにしても、やはりこの状況はまずいわ)
ほむら(時間停止を使ってでも、切り抜けるべきかしら?)
ほむら(もし使うのであれば、まどかが違和感で起きだす可能性があるわ)
ほむら(護衛ができなくなってしまう……)
ほむら(それに…こんなチャンス、もといラッキーは今後あるのかしら?)
ほむら(今後忍び込んだとしても、まどかがこんな風に抱きしめてくれることなんて…)
ほむら(……離れたく……ない)
ほむら(なんとかやってみましょう)
顎を使って慎重に体制を立て直す。
ほむら(よいしょ、よいしょ……)
ほむら(ね、胸が当たる……)
なんとかまどかの口元が確認できる位置まで移動できた。
ほむら(まどかの目は見れないけど、表情が少し見れる分安心ね)
ほむら(あとはまどかが目を覚まさないことを祈りながら、少しずつ角度を変えていけばいいかしら…)
ほむら「ひっ!?」
ほむら(まどかの寝息が、額に)///
ほむら(額に……かかってる……)///
ほむら(まどか、あなたはどこまで私を苦しめるというのっ!?)
ほむら(いいこと! 私はあなたを守りにきた言わば、ナイト)
ほむら(決してあなたを襲いにきたわけではないの!)
ほむら(あなたの布団に勝手に入ったことは、悪かったと思ってるわ)
ほむら(でもね、私も風邪をひいたらあなたを守ることができないの)
ほむら(わかるかしら? 全ては正当な理由があって、この行為に及んでいるのよ)
ほむら「っ~~~~~!!」///
ほむら(おでこ……キスされ……)
まどか「ウェヒヒwwww、ほむらちゃんは、えっちだよ~」
ほむら(どっちがよ!!!)
ほむら(ていうか、あなた、どんな夢みてんのよっ!!)
ほむら「も、もうダメ…」
ほむら(ダメ……もう、あなたを守れそうにないわ……)
ほむら(またね、まどか……)サッ
時を止め、私はまどかの家を去った。
さやか「おっす、まどか」
まどか「おはよう、さやかちゃん」
さやか「転校生、まだ来てないみたいだね。いつも早いのに…」
まどか「本当。どうしたんだろうね?」
ほむら(3日も学校を休んでしまったわ……)
ほむら「それもこれも、全部私のせいね…」
ほむら「はぁ…明日こそはちゃんと学校に行かなくちゃ」
ほむら(別に、顔を見られた訳でもないのだものね……)
ほむら(あんなことされてしまっては…)
ほむら(……)///
ほむら(いけない、キスのこと思いだしてしまった)
ほむら(まどか……会いたい)
ほむら(何の音かしら?)
すた……すた……
すた……すた……すた……
ほむら(こっちに歩いてくる?)
ほむら(泥棒?いや、もしかしてこれが噂の暴漢?)
ほむら(ふふふ……魔法少女の家に忍び込むなんていい度胸ね)
ほむら(返り討ちにしてやるわ)
ほむら(時よ止まれ!)
ザッ!!
ベッドから乗り出して、電灯に手を伸ばす。
カチッ! パァ~
ほむら(さぁ、観念しなさい…って……)
ほむら(まどか?)
ほむら(だとしても、こんな時間に来るのは不自然だわ)
ほむら(どういうこと?)
ほむら(……とりあえず、まどかの思う通りにしてみましょう)
ケシッ…
電灯を消して、何もなかったかのように布団に戻る。
すた……すた……すた…………す。
ほむら(き、きた……)
ほむら(立ち止まって、何をしてるのかしら?)
まどか「……」
ほむら(……もしかして、私が寝ているかどうか、確認しているの?)
ほむら(なら、期待に答えてあげるわ)
ほむら「Zzzzzzzz」
まどか「ホッ……」
ほむら(それから、どうするのかしら?)
ほむら(なんだか、顔を近づけてくるようだけど…)
まどか「クンクン…クンクン……」
ほむら(匂いを嗅いでる?)
まどか「………この匂い」
まどか「……やっぱり、ほむらちゃんだったんだ」
ほむら(!?)
つまり、まどかは気づいていたのだ。
私がまどかの家に忍び込んでいたことを。
暗闇で確信が持てなかったまどかは、
私の家に来てそれを確かめに来たのだろう。
ほむら(終わった……)
ほむら(完全にまどかに嫌われたわ……)
ほむら(なんて終わり方だろう。)
ほむら(これまでのどんな終わり方よりひどい)
ほむら(こんなことなら、まどかの家に忍び込んだりするんじゃなかった……)
ほむら(いっそのこと、もう……
ほむら(時間を戻してしまおうかしら……)
ほむら(終わった……)
ほむら(完全にまどかに嫌われたわ……)
ほむら(なんて終わり方だろう。)
ほむら(これまでのどんな終わり方よりひどい)
ほむら(こんなことなら、まどかの家に忍び込んだりするんじゃなかった……)
ほむら(いっそのこと、もう……
ほむら(時間を戻してしまおうかしら……)
ほむら(せめて侘びの言葉と、自分の気持ちを伝えてから…)
ほむら(それが今のまどかにできる精一杯の謝罪だわ)グスッ
ほむら(まどか……ごめんなさい……)
まどか「怖い夢、見てるのかな……」
ほむら(違うわ……そんなんじゃない)
背後で絹が擦れる音がした。
ほむら(えっ…)///
ほむら(まどか……一体何をしてるの?)//
まどか「……もう大丈夫だよ」
ほむら(まど…か…?)
まどか「私の家に来てくれたのは、怖くて一人で眠れなかったからなのかな?」
まどか「えへへ、だったらうれしいな……」
まどか「苦しい時に、私を頼ってくれたんだよね。」
まどか「部屋の鍵あけておいてよかったな……」
まどか「一瞬、泥棒さんが来たと思ってびっくりしたんだよ」
まどか「ずっと怖くて、目を閉じてたの」
まどか「でもその人は何も盗らないで、じっとしてて…」
まどか「ベッドの横でずっと私を見てた…」
ほむら(ごめんなさい…怖い思いをさせてしまって)
まどか「ほむらちゃんが、どうして魔法少女をやっているのかわかんないけど」
まどか「なんだか、私のことばかり気にしてるみたいで…」
まどか「すごくうれしいのに、胸が苦しくなるときがあるんだ」
ほむら(私…あなたに心配してもらう資格なんてないのに……)
まどか「なんだがほむらちゃんが、すごく特別な気がするの…」
まどか「だから……あんまり遠くに行かないでほしいな。」
ほむら(行ったりしない…)
ほむら(どこにも行ったりしないわ…)
ほむら(だからお願い……まどか)
ほむら(涙が止まるまで……もう少しだけ……ここにいて…)
おしまい
乙
前に長いやつ書いたから、短くしたらこうなってしまった。
まどか「最近、私寝不足なんだ…」
まどか「私、毎日待ってたんだよ……」
まどか「ほむらちゃんが来てくれるのを……」
ほむら(まどか?)
まどか「私、何時まで待ってればいいのかな?」
ほむら(まどか……)
まどか「ごめんね……」
まどか「私が、あんなことしちゃったから…」
まどか「きっとびっくりしちゃったんだよね……」
ほむら(あの日もずっと、起きてたの?)///
ほむら(てことは、あのすりすりしたのも…いや、死にたい)////
まどか「私…すごく嬉しかったの」
まどか「ほむらちゃんが前から、私を気にしてくれてくれてること知ってて…」
まどか「もしかしてたら、窓を開けておいたら、ほむらちゃんが来てくれるんじゃないかって…」
まどか「そしたら、本当にほむらちゃんが来てくれたの。」
まどか「サンタさんも、もう信じてないのにね……」
まどか「ほむらちゃんがじっとしてるから、きっとほむらちゃんだって…」
まどか「寒そうだから、一緒に寝ようよ…って」
まどか「声をかけようか、ずっと悩んでたんだよ…」
まどか「覚悟が決まった頃には、ほむらちゃんはいなくって…」
まどか「……寒かったよね?ごめんね」
背中に柔らかい膨らみを感じる
ほむら(ど、どうしよう…起きてるってすごく言いづらい雰囲気になってしまったわ)///
まどか「次の日、ほむらちゃんが私のベッドに入ってきたよね」
ほむら(ドキッ)///
まどか「私ね、すごくドキドキしたんだ……」
まどか「もしかしたら、ほむらちゃんが私をって…少し思って…」
まどか「なんかすごいことされちゃうのかなって」///
まどか「すごくドキドキして…」
まどか「ちょっとだけ、そういう想像しちゃった…」///
まどか「ほむらちゃんが、そういうつもりじゃないってことは、わかってたんだけどね」///
まどか「あの時ほむらちゃんはどういうつもりだったのかな?」
まどか「やっぱり、寂しかったから?寒かったから?」
まどか「それとも……」
まどか「私だったから……?」////
ほむら(そんなの決まってるわ!まどか!)
ほむら(ああ、喋りたい!喋りたいわ!!)
まどか「でもね、なんだか子供みたいに甘えてくるほむらちゃんがすごく可愛くって…」
ほむら(ひ、ひぃ~~~)///
まどか「それがすごく嬉しくって…」
まどか「自分でもよくわからないうちに、ほむらちゃんのこと抱きしめてた…」
ほむら(…まどか)
まどか「……だから、魔法使って逃げちゃったんだもんね」
ほむら(……まどか?)
まどか「自分でもやり過ぎたかもって……」
まどか「………」
まどか「ごめんなさい」
まどか「抱きしめるのも、これで最後にします」
まどか「だから……お願い…」
まどか「ほむらちゃん、私のこと嫌いにならないで…」グスッ
背中からまどかの温もりが伝わってくる。
嬉しい……
こんなに想われて、こんなにまどかに想われて…
時間を繰り返す度に、私たちの心は離れてしまった。
離れてしまった。
なのに…
ほむら(こんなことって…あるんだ……)
まどか「……ほむ……ら……ちゃん?」
結局ダメだった。
まどかがいるうちに、涙を止めようとしていたのに…
全然ダメ。
あふれてくる…
嬉しくて。
本当に嬉しくて。
まどか「…また泣いてるの?」
まどかは、私が起きていると知ってもさして驚いた素振りは見せなかった。
ほむら(途中から気づいていたの?)
それとも、最初から聴かせるつもりで話していたのだろうか?
出会った時から、私がずっと憧れだった。
でも、私はダメ……
こんな時に何を話していいか、言葉がみつからない…
ほむら(それでもどうかずっと私と……)
「どうか朝、目が覚めたら、まどかがそこにいますように」
と。
いつの間にか、私たちは目を腫らし、眠りについていた。
おしまい
盛大に乙乙!!
素晴らしかった
Entry ⇒ 2012.02.29 | Category ⇒ まどかマギカSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
京子「結衣が頭打ったらどんな性格になるのかな」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329625769/
京子「えーだって気になるじゃん」
ちなつ「き、気にならないと言ったらウソになりますけど」
あかり「京子ちゃんは大人しい優等生キャラだったよね」
京子「うむ、そうだったらしいな」
ちなつ「普段と真逆の性格になるってことですね」
京子「ちょっとその言葉にはトゲがある気がするよちなちゅ~」スリスリ
ちなつ「あーもう暑苦しいですから!!」
あかり「京子ちゃんは頭打ってる時の記憶はあるの?」
京子「ん~断片的というか曖昧なんだよな」
京子「ただみんな驚いてる顔はしっかり覚えてる」
あかり「そうなんだぁ」
ちなつ「なんです?」
京子「結衣が泣きながらさ、私は京子が好きなんだよ…って」
京子「へへへ、まさかあの結衣がなぁ…」ポッ
ちなつ「なに勝手に改変してるんですか!?」
ちなつ「正確には、私は京子のくれる楽しいが好きなんだよ、です!!」
京子「えーそうだっけ?」
あかり「すごい迫力だったよぉ」
あかり「普段の結衣ちゃんからは考えられなかったよね」
あかり「…あかりもちょっと興味出てきたかも」
ちなつ「あかりちゃんまで…」
京子「うーんキャピキャピのぶりっ子になるとか?」
ちなつ「えぇ…」
結衣『やぁ~~ん、結衣虫さんきら~いっ☆』
結衣『誰かとってぇ~~』
京子「…とか」
ちなつ「なしですね」
京子「ぷぷ、面白いと思うけど3分でお腹いっぱいだよな」
あかり「あはは…」
ちなつ「結衣先輩って感情をため込みそうですよね」
ちなつ「頭打ったら一気に爆発したりとか…」
あかり「そうだねぇ」
結衣『ちなつちゃん、もう我慢できないよ』ギュッ
ちなつ「ゆ、ゆ、結衣先輩!?」
結衣『結婚しよう、外国の教会で2人だけの結婚式をして』
結衣『庭付きの広い真っ白なお家を買って』
結衣『誰にも邪魔されない、2人だけの秘密の場所…』
ちなつ「…うふふ、結衣せんぱ~い」クネクネ
京子「おーい帰ってこいちなつちゃん」
あかり「すごく幸せそうだね…」
あかり「ええっと…」
あかり「なんか結衣ちゃんあかりに冷たい気がするから」
結衣『あかり、はいミカンあーん』
あかり「あ、あ~ん…」モキュモキュ
結衣『ふふ、美味しそうに食べてくれるね』
結衣『良い子だなあかりは』ナデナデ
あかり「ん、ぇへへ、ありがと結衣ちゃん」
京子「…微笑ましいな」
ちなつ「仲良し姉妹って感じですね」
京子「普段の結衣でも頼めばそれくらいやってくれるだろ」
あかり「そ、そうかな…えへへ」
ちなつ「階段から落ちて頭を打つこともないですよきっと」
京子「だろうねぇ、だからコレだよ」
あかり「ば、バナナの皮…?」
京子「これを部室のドアの前にセットして…」イソイソ
ちなつ「ちょ、ちょっとさすがにベタすぎますって!」
京子「えーだって綾乃のダジャレで笑う人間だぞ?」
京子「わりとベタなところあるんだよ結衣って」
あかり「うーん…」
京子「まぁまぁ、とりあえず観察しよう」
あかり「だよねぇ…」
京子「うーむ」
ガラッ
結衣「ごめんなみんな、ちょっと遅れ…」
結衣「うわわっ!?」ツルッ
ゴチンッ!
結衣「う……」
ちなつ「ゆ、結衣先輩!!」
京子「うわ、モロにいったな…」
あかり「結衣ちゃん大丈夫なの!?」
結衣「なんでこんなところにバナナの皮なんてあるんだよ…」
京子「ありゃ、いつもの結衣だ」
あかり「あのね結衣ちゃん実は京子ちゃんが…」
ちなつ「そうです、京子先輩のイタズラなんです…」
京子「お、おい2人とも!!」
結衣「…京子、こっち向け」
京子「は、はひ…」
結衣「………ん」チュッ-
京子「ぅ!?…………」
結衣「……ん……ちゅっ………」チュッ
京子「…ゃ……ゆ……ぃ」
京子「あぅ……はぅ………」ペタッ
結衣「おいコラちゃんと立て京子」
京子「や、う、無理だよぉ…腰ぬけちゃって…」
結衣「毎回毎回いろんな人にちょっかい出してさ」グイッ
京子「あう、ゆ、結衣……」
結衣「やれちなつちゃん、やれ綾乃だの、やれ千鶴だの」
結衣「……たまには私の事も見てよ」ギュッ
京子「なっ!?」
結衣「私はこんなに京子を想ってるのに…」チュッ
京子「んぅ………」
結衣「ん、顔真っ赤にして可愛いよ京子」
京子「んぅ、ゆ、結衣……」
結衣「よく分からないけど今なら面と向かって言える」
結衣「大好きだよ、京子」
京子「そ、それ以上…うっ、言うなぁ……」
結衣「嫌だ、今言わなきゃもう言えない気がするから」
結衣「ずっと好きだったんだ、他の誰より」
結衣「女の子どうしおかしいって分かってるけど」
結衣「それでも…」ギュッ
京子「うぐぐぐぐぐぐぐ…」
結衣「どんな答えだろうと覚悟は出来てる」
京子「わ、私は…」
結衣「うん」
京子「結衣が…」
ガツンッ!
結衣「うぐっ!?」
ちなつ「ッハァー、ハァー…」
京子「ち、ちなつちゃんそのバール」
ちなつ「…すみません結衣先輩、でもこれで元に戻れますから」
あかり「あわわ、結衣ちゃん…」
結衣「……」
あかり「ゆ、結衣ちゃん大丈夫なのかな」
京子「まぁ大丈夫だろ」
京子「…にしてもまさかの展開だったな~」
ちなつ「…京子先輩もまんざらじゃない感じでしたね」
京子「ば、バカ言っちゃいけねえよちなっちゃん!」
京子「てやんでぇ、結衣とはただの幼なじみでさぁ!!」
ちなつ「…分かりやすい人」
あかり「ふふふ、そうだねぇ」
ちなつ「チッ、あんなの本心じゃありませんよ」
京子「あれ、ちなつちゃん妬いてるの?」
京子「私はちなつちゃん一筋だよ、ウェルカムウェルカム!!」
ちなつ「あーもうやかましいですっ!」
あかり「…結衣ちゃん、コブになっちゃったね」ナデナデ
結衣「…」
あかり「ふふ、よしよし」
結衣「ん、あれあかり…」
あかり「おはよう結衣ちゃん、頭痛くない?」
結衣「んーちょっとガンガンするかも」
結衣「うんありがと」
結衣「…あかりのひざ枕気持ちいいな」
あかり「ぇへへ、ちょっと恥ずかしいね」
結衣「…」ジッ
あかり「な、なぁに結衣ちゃん?」
結衣「あかりとこうして2人で話すの久し振りだなぁって思って」
あかり「ふふ、確かにそうだね」
結衣「…可愛くなったな、あかり」
あかり「えぇ!?…も、もぉー冗談上手いんだから結衣ちゃん」
結衣「あかり、ひざ枕ありがと」
あかり「う、うん…」
あかり「あまり急に頭動かしちゃダメだよぉ…」
結衣「心配してくれてありがと、やっぱり優しいなあかりは」
結衣「…でもひざ枕だとあかりとハグ出来ないからな」ギュッ
あかり「あぅ、ゆ、結衣ちゃん!?」
結衣「存在感がないなんて言うなよ、あかり」
結衣「人に気配りができて、いつもニコニコしてて」
結衣「それにこんなに可愛い」
あかり「ほ、ほんと…?」
結衣「あぁホントだよ、きっと将来いいお嫁さんになるよ」ギュッ
あかり「ぇへへ、お嫁さん…」
結衣「…まぁ、相手は私だけどな」チュッ
あかり「!?……んぅ……」
結衣「ん、可愛いよあかり」
あかり「こんなのダメだよ、あかりと結衣ちゃんは…」
結衣「なんでもない普通の幼なじみ?」
あかり「う、うん…」
結衣「ゴメンそれじゃ満足できない」チュッ
あかり「や…ぁ、首にキスしちゃ…だめぇ……」
結衣「ふふ、ほんと可愛いな」
結衣「あかりは私だけのあかりだよ…」
あかり「うぅ、結衣ちゃん…」
結衣「………ん…」チュッ
あかり「ひゃ………ん…」
結衣「ふふ、良い子良い子」ナデナデ
あかり「んっ、結衣ちゃんのナデナデ大好き」
結衣「ナデナデが好きなの?それとも私が好き?」
あかり「うぅ、イジワル言わないでよぉ」
あかり「…どっちも大好きだよ」ギュッ
結衣「…知ってる」
結衣「ゴメン、いっぱいキスしちゃったな」
あかり「…ううん、ゆ、結衣ちゃんとなら何回でもしたい」
結衣「ふふ、あかりって結構おませさんだな」
あかり「結衣ちゃんがそうさせたんだよぉ」
結衣「…ふふ」
あかり「…ぇへへ」
京子「…うん分かってる」
ちなつ「どうももう一回叩く必要があるみたいですね」
京子「このタラシが…」
結衣「あかり…」
あかり「あっ!結衣ちゃん、後ろ!!」
スパァン!!
結衣「ッ!?」
京子「安心せい、ハリセンの峰打ちだ…」
あかり「ハリセンは峰打ちのほうが痛いよ絶対…」
あかり「だ、だって結衣ちゃんの力が強くて…」
京子「それなら大きな声でも出せば良かっただろー?」
京子「ったく結衣もさんざん私に好きだなんて言ってさ…」
京子「まったく!まったく!!」
あかり「…京子ちゃん、もしかして妬いてるの?」
京子「や、妬いてねーよ!!バーカ、あかりのバーカ!!」
ちなつ「な、流れ的に次は私ですよね」
京子「いや、元に戻るでしょさすがに」
結衣「……」グッタリ
京子「やべ、強く叩きすぎたかな」
ちなつ「なかなか起きませんね…」
あかり「うぅ、結衣ちゃん」
ガラッ
綾乃「歳納京子!!アナタまたアンケート出し忘れたでしょ!?」
綾乃「まったく、ホント仕方ないんだから!」
京子「おっ綾乃じゃん、ヤッホー」
ちなつ「杉浦先輩こんにちは」
あかり「こんにちはー」
綾乃「こ、こんにちは赤座さんに吉川さん…」
京子「最近ごらく部に馴染んできたよな~綾乃も」
綾乃「そ、そんなワケないじゃない!」
あかり「そうだねぇ」
綾乃「いいのよ、ほんとにお構いなく」
京子「いや、客人をもてなすのがごらく部のモットーだからね」
ちなつ「そんなの初めて聞きましたけど…」
あかり「それなら駄菓子でも買ってくるねあかり」
京子「お、いいなそれ」
ちなつ「あ、私も行きたいです」
京子「えーちなっちゃんが行くなら私も行かなきゃだな」
綾乃「え?え?」
ちなつ「無理して付いてくる必要ありませんけど…」
京子「というわけで綾乃、ちょっと待っててくれ!」
ガラッ
綾乃「…」ポツン
綾乃「にしてもおこたあったかいわね」
結衣「…」
綾乃「あら、おこたに隠れて分からなかったけど船見さん…」
綾乃「寝てるのかしら…」
綾乃「ふふ、ツッコミ役も疲れるでしょうね」
綾乃「…ふぁ、私もちょっと寝させてもらおうかしら」
綾乃「おこたあったか、あったか高田馬場よ…」zzz
結衣「ぷふっ!…ふぁ…ん、あれ綾乃だ」
結衣「…綾乃」
結衣「……」
綾乃「……ふにゃ」
綾乃「あ、あれ私寝ちゃったのかし…」
結衣「おはよう、綾乃」
綾乃「お、おはよう船見さん…」
綾乃「…あの」
結衣「うん?」
綾乃「どうして私に抱き着いてるのかしら」
結衣「…」ギュッ
結京
結あか
結綾
結ちな
違和感がない
そして全部攻めだな
綾乃「んっ、だ、だからなんで私に…」
結衣「綾乃が好きだから、かな」
綾乃「なっ!?」
結衣「でもさ、綾乃が京子を好きなのは知ってる」
綾乃「そ、そんなわけ…!」
結衣「…いいんだよ隠さなくて」
綾乃「…」
結衣「だから、5分、いや3分だけでも綾乃の温もりを感じたいんだ」
結衣「それでもう私は諦められるから…」グスッ
綾乃「…どうして簡単に諦めるのよ」
綾乃「船見さんらしくないわ、そんなの」ギュッ
結衣「…綾乃」
綾乃「そんなことないわ、あのね船見さん…」
綾乃「私のことなんか好きになってくれてありがと」
綾乃「人に面と向かって好きって言われるの始めてで…」
綾乃「あ、頭の中熱くてぐるぐるしちゃって…」
結衣「…」ジッ
綾乃「そ、そんなに見つめないでお願いだから」
結衣「綾乃は私のこと、好き?」
綾乃「…分からないけど、船見さんに好きって言われて」
綾乃「とても嬉しかった……」
綾乃「多分…わ、私も船見さんのことが」
結衣「………ん」チュッ
綾乃「んぅ………ゃ、ん」
綾乃「ふぁ……船見さん」
綾乃「あ、謝らないで、私のこと好きなんでしょ」ギュッ
綾乃「ならこれでいいのよ…」
結衣「綾乃、ありがと、大好きだよ」
結衣「…」カプッ
綾乃「ひゃう、みみ噛んじゃだめなの…」
結衣「ふふ可愛い、耳弱いんだね綾乃」
綾乃「そ、そんなこと…」
結衣「…」フーッ
綾乃「っ!………だ、だめぇ」ギュッ
綾乃「そ、そんなに見ないでお願いだから…」
結衣「顔真っ赤にして、私に抱き着いてさ」
結衣「本当に可愛いよ綾乃」
結衣「…愛してる」
綾乃「ふ、船見さん…」ギュッ
結衣「ふふ、綾乃はハグが好きなんだね」
結衣「…ちょっと舌出してくれる?」
綾乃「ほ、ほうかひら…?」ンベッ
結衣「ちゅっ………んむ……」チュッ
綾乃「あっ……ぅ………ふなみ…さ…」
結衣「あやの、……ちゅっ……」
綾乃「っは……ぅ……やぁ…」
綾乃「っはぁ……わたひが初めて…?」
綾乃「船見さんの初めて?」
結衣「うん、そうだよ」
綾乃「…嬉しい、船見さん大好き」ギュッ
結衣「続き、してもいいかな」
綾乃「…怖いけど船見さんとならいいわ」
結衣「うん、ありがと」
結衣「この制服脱がすの面倒、ジャケットに、ワンピース…」
綾乃「うぅ、やっぱり恥ずかしいわ」
結衣「…寒いだろうし、まだワンピースは着てていいよ」
結衣「上からでもなぞれるから」
綾乃「やぁ……胸小さいからだめ…」
結衣「とっても魅力的だよ、綾乃の体」チュッ
綾乃「っは…耳だめぇ」
結衣「…」ソッ
綾乃「っ!!……ふ、船見さんそこは…」ビクッ
結衣「太ももなぞっただけなのに反応しすぎだよ綾乃」
結衣「優等生なのにエッチな体なんだね」
綾乃「いや…私そんなエッチなんかじゃ」
結衣「…ほんとに?」
結衣「ならどうして綾乃のココは湿ってるの?」
綾乃「っあ…や、やめて!そんなところ触らないで…」
結衣「はい、バンザイして」
綾乃「ん……」
綾乃「……お願い、見ないで」フルフル
結衣「とっても綺麗だよ綾乃の体」
結衣「白くてお餅みたいにすべすべな肌に」チュッ
綾乃「んっ…」
結衣「綾乃のタイツってなんかそそられるな」
結衣「破くのはもったいないからね、失礼するよ」ソッ
綾乃「うぅ…」
結衣「ふふ、白の下着が良く似合ってるよ綾乃」
綾乃「船見さん…」ギュッ
結衣「ふふ、分かってるよ」
綾乃「ん…」
結衣「控えめだけどとっても可愛いよ綾乃の胸」チュッ
綾乃「んっ…やぁ…」
結衣「…」カリッ
綾乃「ひゃぅ……、先っぽ噛んじゃだめぇ」
結衣「…そう言えばみんなどこ行ったんだろ」
綾乃「お菓子を買いに行くって…」
結衣「そっか、なら帰って来る前に済まさないとね」
綾乃「…ふふ、そうね」ギュッ
ガラッ
あかり「…」
京子「…」
ちなつ「…」
綾乃「…」
京子「何してんの2人とも」
あかり「す、杉浦先輩が裸だよね…」カァー
ちなつ「…」
結衣「お、お帰りみんな」
結衣「ちょっと綾乃の制服の中にネズミが入っちゃって…」
綾乃「そ、そうなの…よ」
京子「綾乃、早く服着て」
綾乃「は、はい…」
結衣「…あ、私ちょっと用事あるから先に上がるね」
京子「待てやコラ」ガシッ
結衣「ひっ、なんで手錠と足枷なんかあるんだよ!!」ガシャッ
京子「あかり、あとアイマスクしておいて」
あかり「…結衣ちゃんが悪いんだからね」スッ
結衣「あかり、た、助けてよ!暗い…見えないよ…」
京子「ちなつちゃん、さるぐつわもよろしく」
ちなつ「それでも私は結衣先輩が大好きですよ♪」ソッ
結衣「んんんふごも、もごごが!!!!」
綾乃「ふ、船見さん…」
京子「さーてと、今回で戻ればいいけど」
京子「バット、バール、ハリセン…ふふ」
あかり「ゆ、結衣ちゃん…」
京子「さすがにこんだけやれば治るだろ」
綾乃「こんなのあんまりよ…」
ちなつ「さすがにちょっとやりすぎじゃ…」
京子「…かもね」
結衣「…」
結衣「…いったいなー」ムクッ
一同「…」
京子「結衣は私のこと好き?」
結衣「な、な、なに言ってるんだよ急に!?」
あかり「あ、あかりとキスしたこと覚えてる?」
結衣「あかりにキスなんてまだ早いだろ!!」
綾乃「ふ、船見さんは白い下着が好きなのかしら?」モジモジ
結衣「何の話だよ綾乃まで!?」
結衣「…ホント頭痛い」グスッ
京子「治ったみたいだな…」
あかり「そうだねぇ」
綾乃「はぁ、そういうことだったのね結局…」
ちなつ「(っしゃー!何も覚えてない、全部チャラよチャラ!!!)」
結衣「(聞いた話だと私がタラシになったとかならないとか)」
結衣「(どういう事なのかさっぱり分からない)」
結衣「へ?あぁ、ありがと綾…」
綾乃「……あむっ」チュッ
結衣「なっ!?」
京子「お、おい綾乃何してるんだよ!?」
綾乃「し、仕方ないじゃない両手は箸と皿で塞がってるんだもの!」
京子「なら机に置けばいいだろ!!」
<ギャー!ギャー!
結衣「…」
千歳「…ふむふむ」
千歳「結京綾もありやな」
結衣「あ、あの、あかり…?」
ちなつ「ちょ、ちょっとあかりちゃんくっ付きすぎ!!」ベター
結衣「ちなつちゃん、む、胸当たってるんだけど」
ちなつ「…当ててるんです」
京子「ちなつちゃんも結衣にくっ付きすぎだって!!」
ちなつ「いいじゃないですか、別に京子先輩に関係ないです」ンベッ
京子「か、関係あるもん!!」
京子「結衣は私のモノなの!だから私以外触っちゃだめっ!!」
あかり「そんなの横暴だよぉ、不公平!!」
ちなつ「そうですよ、あかりちゃんの言うとおりです!」
京子「むむむ…」
結衣「おーい…」
京子「嫌なの…?」ギュッ
あかり「…」ギュッ
ちなつ「えへへ」ムギュッー
結衣「ふぐぐ、温かいから嫌じゃないけど…」
結衣「ちょっと疲れるかな」
あかり「疲れてるの?ならあかりがマッサージしてあげる!」
ちなつ「ず、ずるいあかりちゃん、私がするもん!」
京子「いーや私がするんだ!」
結衣「…はぁ」
結衣「…これはこれで幸せかも」
結衣ハー編完!
さあ次
途中でもしもしに変わると思うし、これ以上ローペースになるけどいい?
結衣「……」
京子「結衣が私を好き、か」
京子「へへへ」
ちなつ「むむむ…」
ちなつ「で、でも頭打ってる時のことなんて覚えてないですよきっと!」
京子「そうかなぁ、まぁ目が覚めた時の反応で大体分かるよね」
京子「覚えてるなら顔真っ赤にするだろうな」
京子「あーんなねちっこいキスしたんだもん、えへへ」
ちなつ「ぐぎぎ…」
あかり「大丈夫かなぁ結衣ちゃん」
結衣「…ん」
結衣「……いったぁ、頭ガンガンする」
あかり「あ、結衣ちゃん大丈夫?」
ちなつ「ゆ、結衣先輩ごめんなさい、私…」
結衣「…よく分からないけど、ちなつちゃん大丈夫だよ」ナデナデ
京子「チェー、その様子じゃ全部忘れたみたいだな」
結衣「京子…」
結衣「あっ!……うぅわああああああああああ!」モゴモゴ
あかり「座布団に顔うずめちゃった…」
京子「もしやしっかり覚えてるパターン…?」
結衣「ぷはっ、な、な、な、なななんでもない!」
結衣「ははは、今日は暑いよな」
あかり「今日は記録的な大寒波だよぉ結衣ちゃん…」
京子「むむっ…結衣、さっきのこと覚えてるんでしょ!?」
結衣「な、なんのことだよ京子、ははは」
京子「どうして目合わせてくれないんだよっ!」
結衣「あ、ちなつちゃん、お茶もらえる?」
ちなつ「はーい♪」
京子「おい、結衣!!」
結衣「う……」
結衣「な、なんだよ京子さっきから人の顔見て」
京子「別に」
結衣「……」
ちなつ「な、なんか険悪だねあかりちゃん」コソッ
あかり「うん、きっとさっきのことだよね」
結衣「さっきのことってなんだあかり?」
京子「うーわ、なにそれわざとらしい」
京子「私は何も覚えてませんよアピール?」
結衣「うっ……」
結衣「な、なんだよその言い方っ!!」
あかり「ふ、2人とも、落ち着いてよ」
結衣「…ふん」
京子「…」ムスッ
あかり「うぅ、ケンカなんかしちゃダメだよぉ…」
ちなつ「…バカップル」
あかり「結衣ちゃんも頭痛むだろうし…」
結衣「ん、頭は大丈夫だけどね」
結衣「…1人不機嫌な奴がいるから、そのほうがいいかもな」チラッ
京子「むっかあ!!」
京子「…あーもう今日は終わりだな、たらしなくせにへたれな奴の顔なんて見たくないし」
結衣「っ!…いちいち一言多いんだよ」
ちなつ「ふふ…」
あかり「ふ、2人とも止めてよぉ…」
ちなつ「結衣先輩、京子先輩さよーなら」
結衣「うんまたね2人とも」
京子「じゃーねー」
あかり「…ほんとに大丈夫かなぁ」
ちなつ「どーせキスして仲直りだってあの2人は」
ちなつ「心配するだけ無駄だよ」
あかり「あはは…」
京子「……」
結衣「……」
京子「……」
結衣「おい、京子お前あっちの道だろ」
京子「私がどの道で帰ろうが結衣には関係ないだろ」
結衣「…あっそ、勝手にしろ」
京子「勝手にするもん」
京子「……」
結衣「ずーっとそうしてるつもりかよ」
京子「……」
結衣「勝手にしろ」
ガチャ バタン
京子「あ……」
京子「結衣、どうして…?」グスッ
京子「わた、わ、私は……えぐっ……結衣ぃ……」ポロポロ
京子「う、う、う……」グスッ
ガチャッ
結衣「き、京子泣いてるの?」
京子「……」クシクシ
京子「な、泣いてなんかない…」
結衣「…」グイッ
京子「あっ…」
バタン
京子「飲まないから帰らない」
結衣「お、お前なあ…!」
京子「ねえ、結衣最後にもう一度だけ聞くね」
結衣「…」
京子「今日のことなにも覚えてないの?」
結衣「…お、覚えてない」
京子「…そっか」
京子「適当に聞き流して」
結衣「…」
京子「私はね、結衣に面と向かって、可愛い、大好きって言われて」
京子「結衣にいっぱいキスされて」
京子「…とっても嬉しかった」
京子「で、でも…」グスッ
京子「…ひっく…ゆ、結衣は…えぐっ…わ…忘れたいみたいだ…ね」ポロポロ
結衣「…っ」
京子「そ、それならわ、私も今日起きたこと忘れるから…」ニコッ
京子「…頭きっとこぶになってるからちゃんと冷やしてね」
京子「…じゃあ、また明日」
結衣「ま、待って京子…」
結衣「自分が京子に何を言ったのか、何をしたのか…」
結衣「しっかり覚えてる…」ギュッ
京子「ん…」
結衣「で、でもそんなことして京子に気持ち悪がられたら…」
結衣「……そう思うとほんとに怖くて」
結衣「…それならいっそ無かったことにしようって」
結衣「こんなの都合がいい考えって分かってる」
結衣「ご、ごめんな京子…」ポロポロ
結衣「…」クシクシ
京子「こらこら、あとになるから手でこすらないの」
結衣「あ、あまりこっち見るなよ…」
結衣「京子に泣いてるところは見られたくないんだ」グスッ
京子「…どうして?」ギュッ
結衣「…京子を守るって言ったのに、私が泣いてたら頼りないだろ」
京子「ふふ、可愛い…結衣大好きだよ」チュッ
結衣「ん……」
結衣「な、なんだよ…」
京子「さっきの仕返しだ、結衣可愛い、だーい好き」スリスリ
結衣「っく…」
結衣「ほ、他の娘と浮気なんかしたら許さないからな」フイッ
京子「し、しねーよそんなこと!!」
結衣「どーだか…」
京子「むむむ」
:.:.:.::...:.:.::.:::.: ::..:::...... ..:...:. __i___
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┐┐┐ || |"|Xil二ilXil二ilX |:.:..ロ ロ ロ ロ |;i.:.:| lコ lコ lコ ||Li|Li.|
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大都市 木間市(国連安保理常任理事国)
京子「ひっくしょん!…だね」
結京「……」ノソノソ
結衣「て、隣に座るのかよ」
京子「正面に座って結衣と見つめ合うのもいいけどさ」
京子「えへへ」スリスリ
京子「隣に座ってスリスリするのもいいよね」
結衣「まぁ、な」
結衣「…」ニギッ
京子「おろ?ちゃっかり手握ってやんの」
結衣「っるせえな」フイッ
京子「へへへ」
結衣「……」
結衣「……楽しい?」
京子「割と楽しい」
結衣「読書してる私の横顔見てもツマランだろ」
京子「綺麗な顔だよなーほんと」
結衣「藪から棒になんだよ…」
京子「そしてこのナイスバディだよ…」フニッ
結衣「や、やめろこら!」
京子「うぅそれに引き替え、私の貧相な体…」
結衣「な、泣くなよ、京子のも可愛いって」
結衣「さぁ、どうだろな」
京子「むぐぐ…」
結衣「冗談だって、京子の胸だからいいんだよ」
結衣「…大きさなんて関係ないから」チュッ
京子「む、キスは嬉しいけどなーんか複雑だよ」
結衣「ふふ」
結衣「…うるさい」
結衣「だいたいあんな場所になんでバナナの皮なんてあるんだよ」
京子「さ、さぁ~」
結衣「そう言えばちなつちゃんが京子のイタズラって…」
京子「ギクッ」
結衣「口でギクッて言っちゃったよコイツ」
京子「うぅぅ…怒ってるよね」
結衣「とても怒ってるよ」
結衣「…けどそのおかげで自分の気持ち京子に伝えられたし」
結衣「別にいいかな」チュッ
京子「んっ……イケメンだ」
結衣「イケメンて…」
京子「へ、なにが?」
結衣「…今日頭打たなきゃ京子と結ばれなかったんだろうなって思うと」
京子「そうかな~?なんだかんだで私たち結ばれると思うけどね」
結衣「京子が違う誰かと付き合ってる姿を思い浮かべると…」
結衣「…」ブルブル
京子「ゆ、結衣大丈夫?」
結衣「……」チュッ
京子「んっ……」
結衣「…浮気したらほんと許さないからな」
京子「…結衣の方が心配だよ私は」
結衣「し、しねーよ!」
結衣「いや普通だと思うけど」
結衣「仮に私が知らない誰かとイチャイチャしてたら京子はどう?」
京子「…」グスッ
結衣「涙ぐむのはえーよ!」
結衣「ちょっとは私の気持ち分かっただろ?」ギュッ
京子「結衣ぃ…」
京子「な、なんか心配になってきた…」チュッ
結衣「ん……」
京子「お願い、好きって言って」
結衣「好きだよ、大好き京子」チュッ
京子「……ん」
結衣「まぁ当たり前なんだけどな…」
京子「結衣が他の娘とイチャイチャするの見たら多分私病むよ」
結衣「えぇ…ちょっとヤンデレは重いぞ」
結衣「でも逆のパターンでも私も病むな」
京子「…結衣はマジで刺しそうだからね」
結衣「いやさすがに京子を傷つけることはないだろ…」
結衣「たぶん四六時中泣いてると思うな」
京子「…泣かせない」ギュッ
結衣「ふふ、期待してる」チュッ
京子「へへへ、このイチャラブっぷりなら大丈夫だろ」
結衣「まぁお互い依存してるっぽいしな」
京子「うむ!」
京子「…」スンスン
結衣「……」
京子「……」スンスンスン
結衣「あーもう暑苦しいっての、何してんだよ」
京子「結衣の匂いを嗅いでるワケさ」
京子「…へへへ、甘くて石鹸のいい匂いするー」ギュッ
結衣「んぐっ、匂いフェチってやつか」
京子「いやフェチなのかな、好きな人の匂いを嗅ぐのは普通だと思うよ」
結衣「ふ、普通なのか?」
京子「た、多分」
結衣「ふむ…」
京子「くっ、くすぐったいよ結衣!」
結衣「さんざん人にやっておいて何言ってるんだ」スンスン
京子「ぅ……ん…恥ずかしい」
結衣「…これはちょっとくせになるかも」
京子「ま、真顔でなに言ってるのよ!結衣のえっち!!」
京子「うぅ、朝にしっかりお風呂入ったから大丈夫だよね…」
結衣「うん、いい匂いだったよ、くせになるというか」スンスン
京子「ぎゃ、ぎゃあー!!もうダメ、おしまい!」
結衣「えぇ…」
京子「も、物足りないって顔してもダメだからな!!」
結衣「……」
京子「ふふ~ん♪」
結衣「……」スンスン
京子「はっ!?…今嗅いだでしょ」
結衣「か、嗅いでない」
京子「あれ、気のせいかなぁ?」
結衣「うん、気のせいだよ」
京子「……」
結衣「……」スンスン
京子「だーかーら!!」
京子「うぐぐ、嫌なんてなんて言ってないだろ!?」
京子「ただ、好きな人に変な匂いだなぁって思われたら…」
京子「そう考えるとちょっと…ね」
結衣「そんなことない、とってもいい匂いだよ京子は」
京子「ほ、ほんと…?へへへ、ってとにかくもうおしまい!」
京子「…ま、またお風呂上がったら嗅がせてあげるから」
結衣「私って匂いフェチなんだろうか…」
京子「まぁ結衣の気持ちは分かるけどね」
結衣「そもそも最初にやったの京子だしな」
京子「てへへ」
結衣「腹に虫でも飼ってるのか」
京子「結衣~お腹空いちゃった」
結衣「食材切らしてるし、スーパーでも行くか」
京子「えーお外寒いよ」
結衣「働かざる者食うべからず」
京子「むぅ」
京子「…あっ手袋忘れちった」
結衣「なら手繋いでやるよ、それなら寒くないだろ」
京子「サラッとかっこいいこと言うもんなぁ、結衣は」
結衣「冷静になるとすごい恥ずかしいこと言ってるな…」
京子「へへへ」ニギッ
京子「どったの結衣?」
結衣「京子が昔に比べて身長伸びたな、と思ってさ」
京子「へへ、よく寝てるおかげかもね」
結衣「…ふふ、昔はよく私の背中をちょこちょこ付いて来てたけどさ」
結衣「今じゃ逆だよな」
結衣「…それがちょっと怖かったんだ」
結衣「このまま私を置いてどこか行ってしまうんじゃないかって」
京子「…結衣」
結衣「なんからしくないなぁ、今の話は忘れてくれ」
京子「違う、やっと追いついたんだよ結衣の背中に」
京子「これからはお互いが追い抜くことはない」ギュッ
結衣「…あぁ」
京子「へへ、これなら2人一緒のペースで歩けるでしょ?」
結衣「…うん」
結衣「なんか思ったほど寒くないかもな」
京子「2人一緒だから、かな」
結衣「…そうだな」
京子「…私を好きになってくれてありがと、結衣」
結衣「お互い様だよ、いつもありがとな京子」
結衣「ぷっ、たかがスーパー行くのになんか語っちゃったな」
京子「あはは、そうだね」
結衣「ずーっと一緒だよ、京子」
京子「ずーっとじゃ足りない、ずっとずーっとかな」
結衣「はいはい」
おしまい!
おつ
乙
Entry ⇒ 2012.02.29 | Category ⇒ ゆるゆりSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
澪「もし律が男の子で私の事大好きだとするだろ?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329566249/
澪「そういうのって良いよな」
律「なにが?」
澪「ちょっと私に告白してみてよ」
律「何を言ってんだ?」
澪「いいから」
澪「最近どうも不調なんだ。なんにも思いつかない」
律「なんの話?」
澪「歌詞」
律「あぁ」
澪「頼む!律が私をドキドキさせてくれればきっと良い歌詞が書ける筈なんだ!」
律「なんで私が…」
律「……」
澪「……」
律「しょうがないなぁ…」
澪「そう言ってくれると思ったぞ」
律「何言えばいいんだよ?」
澪「それは律が考えないとダメだよ」
律「なんでだよ!」
澪「私が考えたセリフじゃ全然ドキドキしないだろ?」
澪「ちゃんと私をドキドキさせるセリフを言わないとダメだぞ?」
律「なんで上から目線なの?」
澪「ほら、早く」
律「え…えぇ?」
澪「……」
律「ん~…」
澪「ほら」
律「今考えてるって」
澪「…」ドキドキ
澪「…うん」
律「ご、ごめんな?突然呼び出して…」
澪「平気だよ。話ってなに?」
律「えーと…あの……」
澪「うん?」
律「その……なんていうか…」
澪「……」
律「えっと…」
澪「……」
澪「……」イライラ
澪「全然ダメだよ律」
律「はっ?」
澪「そんな気弱な男子じゃ私はドキドキしないぞ?」
律「そんな好み知らないし」
澪「もっとちゃんとやってくれなきゃダメじゃないか
なんでそんなになよなよしてるんだよ」
律「は、恥ずかしいんだよ…」
澪「まったく」
澪「これ」カサッ
律「ん?なにこの紙」
澪「書いてきたから」
律「はい?」
澪「私が告白文書いてきたからそれに沿って演じてみて」
律「準備周到すぎだろ…結局私、澪が考えたセリフ言わないといけないんだ」
澪「はやく」
律「うっ…」
律「でも澪。これ細かすぎるんだけど。
仕草とか行動とかまでびっしり書いてある」
澪「昨日夜更かしして書いたんだ」
律「なにやってんの?」
澪「ほらっ。余計な事言ってないで読む」
律「わかったよ」
澪「……」
澪「ん?」
律「ラストのシーンなんだけどさ」
澪「あぁ」
律「『二人は固く抱き合いながら口づけを交わす
永遠のの二人の愛を約束するように』って書いてあるんだけど」
澪「……」
律「どういう事?」
澪「そういう事だ」
澪「形式じゃなくてちゃんと演じる」
律「……」
澪「……」
律「ん…?」
澪「なにか?」
律「つまり澪と私がキスするって事?」
澪「そういう事になるな」
律「ちょっと待ってくれ」
律「色々とおかしいと思う」
澪「えっ?」
律「えっ?じゃないだろ。そういうのは演技でするもんじゃないだろ
女優がドラマ撮ってる訳じゃないんだぞ?」
澪「じゃあどうすればいいんだよ」
律「こういう事は好きな人としなきゃダメだ」
澪「当たり前だろ?さっきから何言ってるんだよ律」
律「えっ?」
澪「私律の事好きなんだ」
律「……」
律「なにぃ!?」
律「えっ…いや……えっ?」
澪「ほら、さっさと台本読んでくれよ。時間がもったいないぞ?」
律「い、いや…でも…」
律「さすがに…キスは……」///
律「女…同士だし……」
澪「律は男の子演じるんだぞ?何も問題ないだろ」
律「(…そういう事か!)」
律「まだ」
澪「……」
律「……」
澪「ねぇ」
律「まだ」
澪「……」
律「……」
澪「律」
律「まだだよ。なに?」
澪「ラストシーンだけでも…いいかも」
律「」
律「あぁ」
澪「ちゃんと真面目にやらないとだめだぞ!」
律「わかったよ」
澪「……」ドキドキ
律「……」ドキドキ
澪「『じゃあ律…私たち今日から……恋人同士だね?』」
律「『あぁそうだな澪。絶対澪を幸せにするよ』」
澪「『ねぇ…』」
律「……」
律「(ここで澪を抱きしめる…っと)」
ぎゅ
澪「あっ…」///
澪「『私も…私も律の事大好きだよ…?もう律しか見えない』」
律「『……』」
澪「『……』」
律「『澪…いいよね?』」
澪「『……』」
澪「『…うん。…いつでもいいよ?』」
スッ
律「……」ドキドキ
澪「……」ドッキンドッキン
スー
律「(5cm…3cm……1cm…)」
澪「……」
律「(澪の吐息が…)」
バタン!
唯「みんなおつかれー!」
律「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ガタン!
唯「あれ?りっちゃん澪ちゃんなにやってるの?」
律「な、なんでもないぞ!なんでもない!」
澪「……」
澪「ちっ」
紬「チッ」
唯「(ムギちゃんまで?!)」
澪「(ムギ…?!)」
律「ってムギ!いつの間に?!」
紬「おつかれさま~♪」
澪「ムムムムギ!!…いつからそこにいたんだ?!」
紬「ずっといたけど…なんだか声かけづらくて机の下に隠れてたのー♪」
律「な、なんだってぇぇぇ!?」///
紬「ふふふ♪」
律「……」
律「(終わった…なにもかも…)」
唯「ちょっと待って…まさか!」
澪律「?!」
唯「みんなでかくれんぼしてた?なんで私も混ぜてくれないのさー」
紬「りっちゃん澪ちゃん、この事はみんなには黙っておくね?」ボソッ
澪「……」
律「……」
唯「ねーねー」
律「よ、よし!かくれんぼするか唯!」
澪「な、何言ってるんだ!れれれ練習するぞ!」
終わり
乙だ!
Entry ⇒ 2012.02.29 | Category ⇒ けいおん!SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
マリ「んふふ、さっきから声を出しちゃって、カワイイなぁ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328441779/
アスカ「ミサト! 何なのよこいつは!」
ミサト「何なのって、今日から一緒に住む事になったマリよ」
マリ「初めまして、エヴァンゲリヲン・パイロットの真希波・マリ・イラストリアスです」
シンジ「あっ!?」
マリ「やぁ、わんこ君に会うのは二度目だね」
アスカ「『わんこ君』? 一体どういう事よバカシンジ!」
シンジ「ど、どういう事って言われても……」
マリ「あれェ? もしかして気になっちゃう?」
アスカ「バカな事言ってんじゃないわよ! このメガネ!」
マリ「うっわ!? メガネって……そのまんまじゃない。もうちょっとひねって欲しいなぁ」
シンジ「ちょっと、やめなよアスカ……」
ミサト「あら、もう皆仲良くなったみたいね♪」
アスカ「全然っ仲良くなってないわよ!!」
マリ「にゃはははは♪」
アスカ「ユーロぉ? あたしはこんな奴、知らないわよ」
マリ「そりゃそうですよ。支部の全員の名前なんて、知ってる訳ないんですから」
ミサト「まぁ、それはそうよね。私だって本部の全員の名前を知ってる訳じゃないし」
マリ「それに、私は大尉さんみたいに、表舞台で活躍してた訳じゃないですから」
シンジ(あれ? 『大尉さん』ってアスカの事だよね?)
シンジ(マリさんはアスカの事を知っているって事……かな?)
ミサト「どうかした、シンちゃん?」
シンジ「あ、いえ。なんでもありません……」
アスカ「ふん! それはわかったけど、何でここに住まなきゃいけない訳?」
ミサト「幾らなんでも、知らない土地でいきなり一人暮らしさせる訳にもいかないでしょ?」
シンジ「……確かにそうですね」
アスカ「でも、別にここじゃなくてもいい訳でしょ!?」
ミサト「二人も三人も似たようなものだしさ。人数が多いほうが楽しくていいじゃない?」
アスカ「……それで、このメガネの部屋はどうするつもりなの?」
アスカ「……何よ?」
ミサト「同じユーロ同士って事で、一緒の部屋にっていうのは……」
アスカ「バカ言わないで! あたしはイヤよ!?」
マリ「ちェ~ キラわれてるなぁ」
ミサト「えっと、どうしても?」
アスカ「どうしてもに決まってるでしょ! 相部屋なんてあたしはイヤ!」
ミサト「……ここ、一応私の家なんだけど」
アスカ「だったら、あたしがここから出て行くわよ!」
シンジ「あ、アスカ……何もそこまで言わなくても」
アスカ「うっさいわね!」
ミサト「しょうがない。それじゃ、シンちゃんと一緒に……」
シンジ「そ、そんな、困るよ!?」
アスカ「ミサト、あんたそれ本気で言ってる訳?」
ミサト「まぁ、やっぱダメよね~」
シンジ&アスカ&ミサト「「「へっ!?」」」
マリ「わんこ君がいいンなら、私はそれでもいいよ」
アスカ「あんた、一体何考えてる訳? そんな事が許される訳ないじゃないの!?」
マリ「別に許してもらう必要はないと思うな~」
アスカ「はぁ?」
マリ「なら、大尉さんがわんこ君と同じ部屋で寝る?」
アスカ「なっ!? 寝る訳ないでしょ!!」
マリ「にゃはは♪」
ミサト「えっと……マリはああ言ってるけど。どうする、シンちゃん?」
アスカ「ミサト!?」
シンジ「え、えっと……」
マリ「わんこ君は私の一緒の部屋……イヤ?」
シンジ「い、イヤとかそういう問題じゃなくて……」
マリ「うん?」
ミサト「まぁ……普通に考えたらダメよね」
マリ「なぁんだ、残念♪」
アスカ「当たり前でしょ!? バカシンジも何デレデレしてんのよ!」
シンジ「べ、別にデレデレなんかしてないよ!?」
ミサト「そんなに怒らなくてもいいじゃない」
シンジ(えっと……どうしたら……?)
シンジ「あの……」
ミサト「何?」
シンジ「僕、リビングに布団を敷いて寝ますから、マリさんは僕の部屋で寝てください」
アスカ「……ふん、まぁそれが妥当ね」
マリ「うーん、別に一緒の布団で寝る訳じゃないんだから、気にしなくていいのに」
アスカ「……ミサト、このエロメガネを今すぐ叩き出して!」
ミサト「……それは難しい相談ね」
アスカ「どうしてよ!?」
アスカ「だからって、ここに住む必要はないでしょ!」
ミサト「それについては、さっき説明したと思うけど」
マリ「私、大尉さんに嫌われるような事したっけ?」
アスカ「あんたは黙ってなさいよ!」
ミサト「それに碇司令の指示でもあるの」
シンジ「……父さんの?」
ミサト「そう。だから彼女をここで預かるのは決定事項」
アスカ「そんな……」
ミサト「制限された状況に対応するのも、優秀なパイロットには必要な資質よ」
マリ「優秀かそうでないかを判断するのは第三者なんだけどね~」
アスカ「なんなの……こいつ」
ミサト「……そういう訳だから、マリはしばらくの間この家で暮らす。わかった?」
シンジ「は、はい」
アスカ「ふん。勝手にして!」
シンジ「はい」
ミサト「あなたは大事なエヴァのパイロットなの」
シンジ「エヴァの……ですか?」
ミサト「だから、リビングなんかで寝て風邪でもひかれたら、私の監督責任になるわ」
シンジ「…………」
ミサト「……まぁ、それは建前なんだけど、ぶっちゃけシンちゃんがいないと家は食事が壊滅的でしょ?」
アスカ「あ、あたしだって少しぐらいなら出来るわよ!」
ミサト「マリはどうなの?」
アスカ「ミサト! 何、無視してんのよ!」
マリ「ん~私は食べられればそれでいいかなぁ」
ミサト「要するにマリも料理は不得手って事ね」
マリ「えへへへ~」
ミサト「仕方ない……シンちゃん、ちょっと手伝ってくれる?」
シンジ「は、はい」
ミサト「……こうやって、使ってないカーテンで部屋を仕切って」
アスカ「ミサト、あんた本気でこれでいいと思ってる訳?」
ミサト「何もしないよりはマシじゃない?」
シンジ「まぁ、確かにそうですけど……」
ミサト「それに、シンちゃんがわざわざカーテンをめくって、マリのスペースを覗くなんて考えられないし」
シンジ「そんな絶対に事しませんよ!」
マリ「しないの? 覗きたくならない? 私って魅力ないのかなぁ?」
シンジ「そ、そういう意味じゃなくて!?///」
アスカ「エロメガネ……あんたいい加減にしなさいよ!」
マリ「お~怖い怖い♪」
ミサト「ほら、じゃれるのはそれぐらいにして」
アスカ「じゃれてないわよ!」
ミサト「ほら、シンちゃんは今のうちに必要な荷物を自分のスペースに運んでね」
シンジ「……はい」
マリ「はぁ~久しぶりのお風呂、気っ持ち良かったぁ♪」
シンジ「あ……もう少しで荷物の移動、終わりますから」
マリ「そんなの気にしなくていいよ。元々はわんこ君の部屋なんだから」
シンジ「でも……」
マリ「必要なら、好きな時にこっちに入ってくればいいって」クンクン
シンジ「な、何か臭いますか?」
マリ「ん~この部屋、わんこ君のニオイがするね~」
シンジ「そ、そうですか?///」
マリ「うん。わんこ君とL.C.Lのいいニオイ……」クンクン
シンジ「は、恥ずかしいからやめてください///」
マリ「私は好きだよ、このニオイ♪」
シンジ「ぼ、僕もお風呂に入ってきます///」ダッ
マリ「にゃはは♪ 照れちゃってカワイイなぁ~」
シンジ「ふぅ……これから一体どうなるんだろ……」
アスカ「……ねぇ?」
シンジ「あ、アスカ!? 入ってるよ!?」
アスカ「そんな事わかってるわよ」
シンジ「そ、そう……だったらいいんだけど……」
アスカ「あんたって、ああいうのが好みな訳?」
シンジ「ああいうのって?」
アスカ「あのエロメガネの事よ! デレデレと鼻の下を伸ばして、みっともない!」
シンジ「別に鼻の下なんて伸ばしてないよ!」
アスカ「伸ばしてたじゃない!」
シンジ「……別に伸びてたってアスカには関係ないだろ!」
アスカ「……っ!?」
シンジ「…………」
アスカ「…………」
シンジ「えっ?」
アスカ「あんなのと一緒の部屋なんて、何考えてんのよ!」
シンジ「……だってしょうがないじゃないか」
アスカ「何がしょうがないのよ!」
シンジ「だったら、アスカがマリさんと一緒の部屋になればいいだろ!」
アスカ「あたしはイヤよ! あ、あんたとだったら少しは考えてやらないでもないけど……」
シンジ「えっ!?」
アスカ「なっ、何でもないわよ!///」
シンジ「そ、そう?」
アスカ「と、とにかく、この家で変な事したら許さないからね!」
シンジ「変な事って何なんだよ……一体」
アスカ「わかったの!」
シンジ「わかってるよ!」
アスカ「それだけよ!」タタッ
シンジ「……マリさん??」
マリ「すぅ……すぅ……」
シンジ「もう寝ちゃったのか……お風呂も久しぶりって言ってたし、疲れてたのかな?」
シンジ「……電気、消しますよ」パチッ
ごそごそ
シンジ(はぁ……何だか急に色んな事があって疲れたなぁ……)
シンジ(明日のお弁当どうしよう? マリさんの分も必要なのかな?)
シンジ(…………)
シンジ(さっきのアスカ、一体何を言いたかったんだろう?)
シンジ(…………)
シンジ(何だかいいニオイがする……)
シンジ(マリさんの……ニオイなのかな?)
シンジ(…………)
シンジ「すぅ……すぅ……」
シンジ「んっ……」
??「ァッ……ンッ……」
シンジ(……ん?)
??「ッ……んンッ……」
シンジ(……な、何の声だろう?)モゾ
??「あっ……あっあっ……っ……」
シンジ(ま、マリさん!? これって……)
マリ「んっ、あっあっアッ……んくっ……」
シンジ(……な、何が……)
マリ「んッ……わん、こ君……いいニオイ…・・・あン」
シンジ(……!?)ビクッ
マリ「あっ……ンン……っ……あっあっアッァん」
シンジ(はぁ……はぁ……)シコシコ
シンジ(ぼ、僕は……)シコシコ
マリ「アっ……ンッ……っ……ん」
シンジ(やめなきゃ……マリさんに気づかれたら……)シコシコ
マリ「わん、こ君……そこ……ァッ、あッッ…・・・アッ」
シンジ(!?)シコシコ
マリ「もっ、と……んッ……あっアン……」
シンジ(はぁ……はぁ……)シコシコ
マリ「あっ……あっアッアッアッァアァ……あんっ」
シンジ(も、もう……はぁ……はぁ……)シコシコ
マリ「……んンっ!?」
シンジ(……うっ!?)
マリ「はぁ……はぁ……はぁ……」
シンジ(さ、最低だ……僕は……)グッタリ
マリ「…………」クンクン
PiPiPiPiPi♪
シンジ「んっ……」
シンジ「朝、か……」
シンジ(昨日……あのまま寝ちゃったのか……)
シンジ(僕は、一体何をやってるんだ……)
シンジ「……マリさん?」
…………
シンジ「マリさん、朝ですよ?」
…………
シンジ「……入りますよ?」ソーッ
シンジ「……いない」
シンジ「…………」
シンジ「……朝ごはん、作らなきゃ」
シンジ(マリさん、リビングにもいなかった……)
シンジ(一体どこにいっちゃったんだろう?)
シンジ(もしかして、昨夜の事が……)
シンジ(……どうしよう)
ミサト「ふあぁ~おはよぉ……」
シンジ「おはようございます、ミサトさん。ご飯出来てますよ」
ミサト「いっつも悪いわねぇ、シンちゃん」
シンジ「……もう慣れましたから」
ミサト「ふぁ~アスカとマリを起こしてきて」
シンジ「マリさん、部屋というか家にいないみたいです」
ミサト「いない!? いないってどういう事?」
シンジ「僕が起きた時に声を掛けたら、もう……」
ミサト「こんな朝早くからどこに行ったのかしら? この辺りの土地勘はないはずだけど……」
マリ「たっだいま~」ガチャッ
マリ「え~っと、朝に走ると気持ちいいじゃないですか?」
ミサト「走ってたの?」
マリ「まぁ、クセというか習慣ですね~」
シンジ(そっか……)ホッ
マリ「ん~いいニオイ♪ これ、わんこ君が作ったの?」
シンジ「はい。良かったら先に食べていてください。僕はアスカを起こしてきますから」
マリ「うっひゃ~ ホッカホカの白いご飯♪ 久し振りだなぁ」
ミサト「あなた、日本食は大丈夫なの?」
マリ「はい。どっちかっていうと、こっちの方が馴染み深いです」
ミサト「そう。だったら良かったわ」
マリ「この味噌汁もちゃんとダシが効いてて美味しいなぁ♪ わんこ君、いい主夫になれるよ」モグモグ
シンジ「あ、アスカを起こしてきます///」タッ
ミサト「朝から凄い食欲ね……」
マリ「ほら、やっぱり食べられる時に食べとかないと」ムシャムシャ
シンジ「アスカ、もう朝ごはん出来てるよ?」コンコン
アスカ「……うぅ~ん」
シンジ「……学校に遅れちゃうよ」コンコン
アスカ「うっさいわねぇ……今起きるわよ……」ゴソゴソ
シンジ「先に食べてるからね」
アスカ「……わかった、すぐに行くわ」ゴソゴソ
シンジ「うん、冷めないうちにね」
アスカ「……ねぇ?」
シンジ「なに?」
アスカ「…………」
シンジ「……うん?」
アスカ「……なんでもないわよ」
シンジ「えっ?」
アスカ「何でもないって言ったのよ!」
アスカ「ちょっと! どうしてエロメガネがあたしの席に座っている訳?」
マリ「ありゃ? ここって座る場所とか決まってるの?」
シンジ「決まってるというか……何となくだけど」
ミサト「そうね、別に決まってる訳じゃないけど……何となくよね」
マリ「そっか、そんじゃこっちの席で……」
アスカ「そこはバカシンジの席よ!」
シンジ「ぼ、僕はどこでもいいから……」
マリ「……う~ん。もしかして、私ってケンカ売られてたりする?」モグモグ
アスカ「何よ、あんたやる気?」
ミサト「ちょっと二人共やめなさい!」
アスカ「ミサトは黙ってて!」
マリ「せっかく、わんこ君が作ってくれたご飯を美味しく食べてるのに……」ムシャムシャ
ミサト「アスカ、あなたマリの何が気に入らないの?」
アスカ「何って全部に決まってるでしょ!」
アスカ「あたしの席に勝手に座ったり! バカシンジに色目を使ったり!」
マリ「ん~もしかしてヤキモチ、かにゃ?」ニヤニヤ
アスカ「……コイツ、殺す!」ギリッ
シンジ「あ、アスカ!?」
ミサト「やめなさいアスカ! マリもアスカを煽らないの!」
マリ「は~い」
アスカ「とにかく! あたしの生活リズムを乱されるのがガマンならないのよ!」
ミサト「あなた達、私が昨日言った事憶えてるわよね?」
アスカ「…………」
ミサト「もう一度言うけど、これは碇司令の命令でもあるの」
マリ「私は寝泊りが出来れば、どこだっていいんだけどな~」
ミサト「仲良くしろとは言わないけど、せめてケンカだけはしないでちょうだい」
マリ「は~い」
アスカ「…………」
アスカ「……わかったわよ」
ミサト「そう? わかってくれたのなら良かったわ」
シンジ「ま、マリさんは今日はどうするんです? 一応お弁当も作ったんですけど……」
マリ「お弁当まで作ってくれたの? 至れり尽くせりだなぁ♪」
ミサト「マリは本部でテストがあるわ」
シンジ「テスト、ですか?」
マリ「そそ、新参者は色々と大変なんだよね~」
アスカ「…………」
シンジ「……アスカ、食べないの?」
アスカ「……いらない、先に学校に行くわ」
シンジ「ぼ、僕も一緒に行くよ。これアスカの分のお弁当」
アスカ「……ありがと」
ミサト「はぁ……アスカも困ったもんね。シンちゃんが上手くフォローしてくれればいいんだけど」
マリ「わんこ君も大変だなぁ♪」
リツコ「それじゃあ、テストのスケジュールはこの用紙の通りだから」
マリ「うわ~ こんなにあるの?」
ミサト「大変だと思うけど我慢して。あなたの適性や能力を見たいのよ」
マリ「う~ん、しょうがないかぁ」
リツコ「……まずは適性診断からだけど、日本語は大丈夫ね?」
マリ「あ、はい。問題ないです」
…………
冬月「大丈夫なのか、あれは?」
ゲンドウ「その為のテストだ」
冬月「確かにそうだが……」
ゲンドウ「エヴァの所有に制限がある以上……」
冬月「ふむ……」
ゲンドウ「使えるコマは多いに越した事はない」
冬月「そうだな……」
トウジ「センセ、式波の奴どないかしたんか?」
シンジ「えっ!?」
ケンスケ「うん、普段も不機嫌そうにしてるけど、今日は一段とイヤーンな感じ」
シンジ「う、うん……実は……」
…………
トウジ「なにぃ!? 式波とメガネ女子がセンセを取り合って喧嘩やてぇ!?」
アスカ「…………」ギロッ
ケンスケ「あわわわ」
シンジ「さっきの説明で、どうしてそうなるんだよ!」アセアセ
トウジ「軽いジョークやないか、ジョーク」
シンジ「家に帰ったら、僕が当たられるんだから勘弁してよ……」
ケンスケ「でも、その新しく来たって子のせいなんだろ、イヤーンな感じなのは?」
シンジ「うん。何だかリズムが乱されるのが気に入らないみたい」
トウジ「モテる男はツラいなぁ……センセぇ」
トウジ「そんで……どうやった?」
シンジ「どうって?」
ケンスケ「同じ部屋で寝たんだろ、何にもなかったのかよ?」
シンジ「な、何もある訳ないだろ!?///」
トウジ「なぁ」ニヤリ
ケンスケ「あぁ」ニヤリ
シンジ「な、何だよ……///」
トウジ「その面が何でもないって面かいな、このこの」ゲシゲシ
ケンスケ「そっかぁ……碇は俺達より先に大人の階段を登ったんだな……」
アスカ「…………」ガタンッ
シンジ「あっ……」
アスカ「……帰る」
シンジ「ま、待ってよアスカ!」
レイ「…………」
ミサト「ねぇ……」
リツコ「何かしら?」
ミサト「さっきから変じゃない?」
リツコ「そうね、ワザとだと思うわ」
ミサト「ワザと?」
リツコ「そう。ワザと直撃を受けて機体の損耗率を上げてるのよ」
ミサト「何の為にそんな事を?」
リツコ「さぁ? 午前中の適性もワザとおかしな回答をしているみたいだったわ」
加持「……さすがはリッちゃん、気づいてるみたいだね」
リツコ「……加持君?」
ミサト「何であなたがここにいるのよ!?」
加持「そりゃぁ、マリは僕の判断でこっちに連れて来たからね」
リツコ「あら、加持君の差し金だったのね」
加持「データ、見せてもらえるかな?」
加持「……ふむ、ヒドイなこれは」
ミサト「ヒドイって、あなたが連れてきたんでしょ!」
加持「まぁ、そうなんだけどさ」
ミサト「……それで、ワザとってどういう事なの?」
加持「マリの性格だよ。どうも彼女は物事を面白くしようとするクセがあってね」
リツコ「……面白く?」
加持「例えばこれ……射撃テストの時、マリはどっちの手を使ってた?」
リツコ「……左よ」
ミサト「彼女は左利きなの?」
加持「彼女、利き手も利き目も右なんだよ」
ミサト「はぁ?」
加持「要するに、ワザと利き手じゃない方でこのスコアを出してるんだよ」
ミサト「なんの為にそんな事をするのよ?」
加持「だから、面白くする為だよ。そっちの方が難しいって判断したんだろう」
ミサト「何?」
リツコ「彼女、戦闘シミュレーションの前に、テスト中止の機体損耗率を確認していたわ」
加持「一回目は全く攻撃をせずに、時間一杯敵の攻撃を避けてばかり……」ペラッ
リツコ「二回目は……遠距離兵装を一切使ってないわね」
マヤ「今回は近接戦闘用の兵装を一度も使用していません」
ミサト「……呆れた。遊びじゃないのよ」
加持「マリにとっては遊びみたいなもんさ」
ミサト「それじゃ、今日のテストなんて無意味じゃないの」
加持「……しょうがないな。ちょっといいかな?」
マヤ「え? は、はい」
加持「よぉ、やってるな」
マリ『あ、加持さーん。加持さんもこっちに来たの?』
加持「あぁ、遅ればせながらね。で、調子はどうだい?」
マリ『ん~『た・い・く・つ』かな』
マリ『何?』
加持「マリの為に新型のプラグスーツの準備をしているんだ」
マリ『えっ、それってホント?』
加持「あぁ、間もなくこちらに届くと思う。だからさっさと本気を出して、テストも終わらせちまえ」
マリ『そっかぁ~ 新型のプラグスーツかぁ~ 楽しみだ、にゃっ♪』
マヤ「……えっ!?」
リツコ「どうしたの、マヤ?」
マヤ「反応速度、18%上がりました!?」
リツコ「18%!? 何かの間違いじゃないの?」
ミサト「ちょっと……さっきまでと全く動きが違うじゃない!?」
マヤ「他のデータも……先程までと比べ物にならない位に上がっています!?」
マリ『はい、これでお終いっと♪』
マヤ「……凄いです。レイやアスカの戦闘データを上回っています」
加持「……これが彼女の実力だよ」
ゲンドウ「あぁ……」
冬月「扱いは少し難しそうだが」
ゲンドウ「今に始まった事ではない」
冬月「それはそうだが……どうして葛城一佐に預けたんだ?」
ゲンドウ「…………」
冬月「加持君かね?」
ゲンドウ「あぁ……」
冬月「確かに、何かあるだろうとは思うが……」
ゲンドウ「監視をするのには都合がいいからな」
冬月「ふぅ……」
ゲンドウ「どうした、冬月?」
冬月「いや、厄介事を招き入れる結果にならなければいいと思ってな」
ゲンドウ「それを含めてのコマだ」
冬月「そうだな」
シンジ「待ってよ!」
アスカ「…………」スタスタ
シンジ「待ってったら、アスカ!」
アスカ「…………」スタスタ
シンジ「ねぇ、ってば!」
アスカ「…………」ピタッ
シンジ「はぁ……はぁ……どうして、そんなに怒ってるんだよ」
アスカ「うっさい、エロシンジ」スタスタ
シンジ「え、エロってどういう事だよ!?」
アスカ「ついてこないで」
シンジ「僕が一体何をしたっていうんだよ」
アスカ「…………」スタスタ
シンジ「黙ってちゃわからないよ。言いたい事があるなら言ってよ」
アスカ「……なら言ってあげるわ!」
シンジ「…………」
アスカ「何事もないように、あいつを受け入れてるあんた達も気に入らないのよ!」
シンジ「そんな……」
アスカ「そういう事よ、わかった?」
シンジ「そんな事言ったら、アスカが来た時だって……」
アスカ「あたしは特別なの!!」
シンジ「…………」ビクッ
アスカ「あたしは特別なのよ!! あんなエロメガネと一緒にしないで!」
シンジ「……そんなのおかしいよ」
アスカ「何がおかしいのよ」
シンジ「確かにアスカはエリートで特別かもしれないけど、マリさんだって仲間じゃないか!」
アスカ「あんな奴、仲間なんかじゃない」
シンジ「そんな事を言うアスカは嫌いだ」ダッ
アスカ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」
マリ「ん~ふ~ん、ふふふん~ん~♪」ゴソゴソ
マリ「新型のプラグスーツ早く来ないかな~」ゴソゴソ
マリ「今のはちょっと胸がキツいんだよね~」ゴソゴソ
ガチャッ
レイ「…………」
マリ「やっ、こんにちは♪」
レイ「……誰?」
マリ「私? 真希波・マリ・イラストリアス。エヴァのパイロットだね」
レイ「……あなたがエヴァの新しいパイロット?」
マリ「そそ。で、あなたは?」
レイ「……綾波レイ」
マリ「あぁ、あなたが零号機のパイロットさん?」
レイ「……そう」
マリ「なんか暗い子だなぁ」
マリ「今から訓練?」
レイ「……そう」ゴソゴソ
マリ「ふ~ん」
レイ「……何?」ピタッ
マリ「うん、わんこ君は両手に花だったんだな~って思ってさ♪」
レイ「……わんこ君?」
マリ「初号機パイロットの碇シンジ君」
レイ「……?」
マリ「両手どころか、ここでも家でも周り中がお花畑かぁ♪」
レイ「…………」ピタッ
マリ「ここじゃあなたと大尉さん。まぁ、他にもいっぱいいるよね」
レイ「…………」
マリ「家じゃ大尉さんと葛城さん、それにわ・た・し♪」
レイ「……何が言いたいの?」ジィーッ
レイ「…………」
マリ「その割にはウブでカワイイよね~わんこ君は♪」
レイ「…………」ゴソゴソ
マリ「ねぇねぇ?」
レイ「……何?」ピタッ
マリ「あなたはワンコ君の事、どう思ってるの?」
レイ「……あなたには関係ない」
マリ「大尉さんもワンコ君の事、気に入ってるみたいだよね~?」
レイ「……そう」
マリ「一緒に暮らしている分、大尉さんの方が有利なのかなぁ?」
レイ「…………」ゴソゴソ
マリ「それとも一緒の部屋で寝ている分、私の方が有利なのかなぁ?」
レイ「…………」ピクッ
マリ「じゃ、私は帰ろっと♪ わんこ君のご飯が待ってるし。あっ、訓練頑張ってね~」
ミサト「ただいまぁ~ あぁ~今日も疲れたわ」
マリ「お腹空いたぁ~ ご飯ご飯♪」
ミサト「……って誰もいないの? シンちゃん? アスカ~?」
マリ「……ご飯の準備、出来てないね」
ミサト「二人共、靴はあるから帰ってきてるんだろうけど……もしかして、今度はシンちゃんとアスカなの?」
マリ「う~ん、ご飯……お預けかなぁ……」
ミサト「情けない声出さないの」
マリ「だってぇ~」
ミサト「しょうがない……確かここに……」ゴソゴソ
マリ「お腹空いたよぉ……ぐすん」
ミサト「あったあった♪ カップ麺だけど食べるでしょ?」
マリ「何もないよりはマシかぁ……」
ミサト「それじゃお湯を沸かすから、荷物を置いてきなさい」
マリ「は~い」
マリ「たっだいま~って、電気も点けないで何やってるのさ?」
シンジ「…………」シャカシャカシャカシャカ
マリ「わんこ君?」チョイチョイ
シンジ「……マリさん?」
マリ「わんこ君はご機嫌ナナメみたいだね」
シンジ「おかえり、なさい……」
マリ「もしかして、大尉さんとケンカでもした?」
シンジ「アスカなんて……知りません」
マリ「えっと、もしかしなくても私のせいだったりしちゃう?」
シンジ「マリさんは悪くありませんよ。アスカが自分勝手な事ばかり言うから……」
ミサト「マリ~お湯が沸いたわよ~」
シンジ「……お湯?」
マリ「にゃはは。晩ご飯がないからさ、カップ麺で空腹を満たそうかと♪」
シンジ「…………」
ミサト「あら、シンちゃん?」
シンジ「……ごめんなさい。晩ご飯の準備してなくて」
ミサト「まぁ、そういう気分の時もあるわよ」
マリ「葛城さ~ん、早くカップ麺にお湯入れちゃおうよ」
シンジ「ちょっと待っててください」ゴソゴソ
ミサト「何々?」
シンジ「カップでじゃなくて、この麺は鍋で煮ましょう」
ミサト「カップ麺じゃないの?」
シンジ「はい。余りのベーコンを細かく刻んで、少量のオリーブオイルで炒めて……」トントンジャーッ
マリ「うわぁ~いいニオイ♪」
シンジ「炒めたベーコンを白髪ねぎにラー油と一緒に絡めて……」トントンカシャカシャ
シンジ「煮込んだ麺を器に移して、スープの粉を入れて……さっきの白髪ねぎを乗せて……」
シンジ「……はい、ただのカップ麺よりはマシだと思います」
ミサト「うん、ちょっちビール取ってくる♪」
ミサト「ぷっはー♪ ラー油の辛さでビールが進むわ」ゴクゴク
シンジ「良かった。前にトウジ達とラーメンを食べた時に、これなら家でも出来るかなって思って……」
マリ「ホーントいい主夫になるよ、わんこ君♪」
ミサト「シンちゃ~ん、私のところに永久就職しない?」グビグビ
シンジ「からかわないでください。もう酔っ払ってるんですか、ミサトさん///」
マリ「葛城さんってそういう趣味だったんだ~ 意外意外」ズルズルパクパク
ミサト「私だっていい歳だからって……何言わせるのよ」カシュッゴクゴク
マリ「……あれ、何やってんの?」
シンジ「はい、アスカにも何か作ってあげようと思って……」
マリ「優しいねぇ、わんこ君は」
ミサト「……アスカと何かあった?」
シンジ「……ちょっと」
ミサト「んまぁ、シンちゃんがその調子なら大丈夫そうね……」グビグビ
シンジ「…………」
シンジ「アスカ……」
シンジ「今日は……ゴメン」
…………
シンジ「お腹……空いてない?」
シンジ「……サンドウィッチ作ったから、良かったら食べて」
…………
シンジ「……アスカがマリさんの事、キライなのは仕方ないかもしれないけど」
シンジ「それでも、エヴァのパイロットなんだし、やっぱり仲間だと思うんだ」
…………
シンジ「……マリさんも悪気はないと思うし」
シンジ「アスカもそれはわかってるんだよね?」
…………
シンジ「勝手にしゃべってゴメンね」
シンジ「それじゃ……」
アスカ(どうして……)
アスカ(どうして、バカシンジが謝るのよ……)
アスカ(…………)
アスカ(……わかってるわよ、あたしのワガママだって)
アスカ(それでも……)
アスカ(あんな奴より)
アスカ(あたしの味方をしてよ……)
アスカ(…………)グゥ……
アスカ「お腹……空いたな……」
アスカ「…………」ガラッ
アスカ「…………」モグモグ
アスカ「これ、あたしの好きな……」
アスカ「……美味しい」モグモグ
マリ「わんこ君起きてる?」
シンジ「……はい」
マリ「良かったぁ、何だか眠れなくてさ」
シンジ「どうか……したんですか?」
マリ「どうもしないよ~ たださ、私専用の新しいプラグスーツが楽しみでさ♪」
シンジ「プラグスーツ、ですか?」
マリ「うんうん、今まで着ていたやつはちょっと胸がキツくてね~」
シンジ「あ、は、はぁ///」
マリ「そういえばさ」
シンジ「はい?」
マリ「わんこ君はどうしてエヴァに乗ってるの?」
シンジ「どうしてって……」
マリ「何か目的とかさ、やりたい事でもあったりする訳?」
シンジ「…………」
マリ「ふ~ん」
シンジ「父さんが……乗れって言うから乗っているだけです……」
マリ「エヴァのパイロットってさ、やりたくて出来るもんじゃないんだよ?」
シンジ「……そう、みたいですね」
マリ「いわゆるエリート、富と権力も自由自在……って流石にそれは言いすぎか」
シンジ「…………」
マリ「ま、それなりの待遇はしてもらえるんだけど、いつ死んでもおかしくない」
シンジ「っ!?」
マリ「わんこ君はいつ死んでもおかしくないモノに、自分の意思じゃなく乗ってるんだ?」
シンジ「……僕の意思ですよ」
マリ「そうなの?」
シンジ「父さんに乗れと言われたけど、乗っているのは……僕の意思です」
マリ「へぇ~、そっかぁ……」
シンジ「マリさんは、マリさんはどうしてエヴァに乗っているんですか?」
シンジ「えっ?」
マリ「まぁ、詳しい事は言えないけどさ。楽しいからってのもあるかな~」
シンジ「……楽しい? エヴァに乗るのがですか?」
マリ「そうそう、どうせ一度きりしかない人生だしさ。楽しんだ者勝ちじゃない?」
シンジ「それは、そうかもしれませんけど……」
マリ「わんこ君はエヴァに乗っていて楽しくない?」
シンジ「……僕は楽しくありませんよ」
マリ「ふ~ん」
シンジ「マリさんだって言ったじゃないですか。いつ死んでもおかしくないって!」
マリ「うん、言ったね」
シンジ「それなのに楽しいなんて、おかしいですよ」
マリ「そうかな? スリルがあっていいじゃない?」
シンジ「そんなの……おかしいですよ……」
マリ「それじゃ……楽しい事、する?」
マリ「いつ死んでもおかしくないエヴァに乗ってて楽しくないならさ……」ゴソゴソ
シンジ「え、ま、マリさん!?」
マリ「乗ってない時に、楽しんだ方がいいんじゃないかにゃ?」
シンジ「ちょ、ちょっと……どうしてこっちに来るんですか!?」
マリ「昨日……」
シンジ「…………」ビクッ
マリ「……シてたよね?」
シンジ「えっ!?」
マリ「隠さなくていいよ。私のしてるの聞いて……君もシたでしょ?」
シンジ「な、何の事……///」
マリ「わんこ君のニオイが濃くなったからさ……すぐにわかったよ?」
シンジ「ぼ、僕は……」
マリ「いいんだって。キモチ良かったんでしょ、わんこ君も?」
シンジ「ぅ……ぁ……///」
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
シンジ「や、やめて……ください……」
マリ「やっぱり私?」
シンジ「ま、マリさん……冗談、ですよね」
マリ「冗談でこーいう事はしないと思うなぁ♪ 私じゃなかったら大尉さん?」
シンジ「ち、違い、ます……」
マリ「もしかして葛城さんとか?」
シンジ「ホントに止めてください……」
マリ「だって、こんなに硬くなってるじゃない? じゃぁ、零号機のパイロットさん?」
シンジ「っ!?」ピクッ
マリ「うわ~ショックだなぁ。私が側にいたっていうのに」
シンジ「うぁ……や、やめて……くだ、さい」
マリ「私はわんこ君の事思ってシたんだよ?」
シンジ「ぼ、僕……を?」
シンジ「ぁ……っ……」
マリ「悔しいからイジメちゃおう♪」
シンジ「んっ……っ……はぁ……はぁ……」
マリ「イヤなら逃げてもいいんだよ?」
シンジ「……くぅっ」ピクッ
マリ「逃げられる訳ないよね。ここはこんなに硬くなってるんだもん♪」
シンジ「ぁっ……」
マリ「……キス、しょっか?」チュッ
シンジ「!?」
マリ「んっ……っ……ちゅっ……」
シンジ「っ……ちゅっ……ぅっ……(す、凄くやわらかい……)」
マリ「はぁ……ちゅっ……ちゅっ……ちゅぱっ」
シンジ「ぁっ……んっ……んんっ!?」ゴクン
マリ「にゃはは♪」
マリ「今わんこ君が飲んだのはね、キモチ良くなるおクスリ♪」
シンジ「えっ!?」
マリ「あぁ、体に悪いモノは入ってないから大丈夫だよ。ほら、私も……」ゴクン
シンジ「あっ……」
マリ「……んっ。ね?」ニコッ
シンジ「は、はい……」
マリ「まぁ、おまじないみたいなもんだよ。さっ、続きしよ……んんっ……」
シンジ「はぁっ……ちゅっ……」
マリ「おいし……ペロッ……ちゅっちゅっ……んっ」
シンジ「んんっ……や、やっ……ぱり……ちゅっ……こん、な……事……」
マリ「そんな事……んっ……言う口は……こうしちゃおう♪ ちゅっ……ちゅぷっ……」
シンジ「んんっ!?(し、舌が……!?)」
マリ「ちゅぱっ……ちゅっ……くちゅっ……んんっ」
シンジ「ぅっ……んっ……ちゅっ……ちゅぱっ……(あ、頭がしびれて……)」
シンジ「はぁ……はぁ……はぁ……」
マリ「気持ち良くて……ボーっとして来ちゃったかにゃ?」
シンジ「…………(さっきの……薬のせい?)」コクコク
マリ「そっかそっか。それじゃあそのままでいいからね……」ゴソゴソ
シンジ「!? な、何するんですか!?」
マリ「何って……窮屈そうだよ……ここ?」
シンジ「あっ!?///」
マリ「おぉ~顔に似合わず立派だね♪」
シンジ「ぁ……///」
マリ「ピクピクして元気だね~ ちゅっ♪」
シンジ「ぅぁ!?」
マリ「ジッとしててね……ペロッ……ちゅっ……」
シンジ「あっ……ぁぁっ!?」
マリ「ちゅくっ……ちゅぱっちゅぱっ……」
シンジ「そ、そんな事……言ったって……あっ……」
マリ「んっ……勝手に出ちゃうって?」
シンジ「は、はい……んぁっ!?」
マリ「ちゅっ……ペロペロ」
シンジ(す、スゴイ……こんなにキモチいいの?)
シンジ(うぅ……部屋が薄暗いから、ハッキリと見えないけど……)
シンジ(……マリさんが……んんっ……僕の顔を見てる気がする///)
マリ「ふわ……どうかした?」
シンジ「い、いえ……何でも、ありません」
マリ「今は他の事考えちゃダメだよ?」
シンジ「ご、ゴメンなさい」
マリ「じゃ、仕上げいこうかにゃ……ちゅっ」
シンジ「うわっ!? そ、そんなに……激しく……あっ……」
…………
シンジ「はぁ……はぁ……はぁ……」
マリ「メガネもベトベト……うん……わんこ君のニオイ……」クンクン
シンジ「ご、ごめんなさい……」
マリ「何で謝るのさ。キモチ良かったんでしょ?」
シンジ「は、はい……///」
マリ「イク前にちゃんと言ってくれたら、全部飲んであげたんだけどね~」ペロッ
シンジ「そ、そんな///」
マリ「キレイにしちゃおっか……じゅるっ……ちゅぱっ……」
シンジ「うぁ……」
マリ「うわぁ、出てくる出てくる……」
シンジ「うっ……ぁぅ……くっ……」
マリ「んんっ……」ゴクリ
シンジ(ぜ、全部……飲んで……喉が……)ブルッ
マリ「んっ……イッた後だと敏感になってるから、刺激が強かったかな?
シンジ「は、はい……」
マリ「今度は私をキモチ良くして?」
シンジ「で、でも……どうしたらいいか……」
マリ「えっとだね……この手を私の胸に……」
シンジ「こ、こうですか?」
マリ「そうそう。ゆっくりと下から包み込むように……そう優しく」
シンジ「はい……」
マリ「んっ……その調子……ほら、勃ってきたでしょ……ここ」
シンジ「…………」
マリ「ここを……んっ……押したり、摘んだり……あァっ……」
シンジ「こ、こうですか?」
マリ「そう……っ……力を入れないで……くっ……ゆっくりと……」
シンジ「はぁ……はぁ……」
マリ「あっ……キモチいいよ……わんこ君……」
シンジ「は、はい……」
マリ「歯を立てないで……そう、唇と舌で好きなように……んんっ」
シンジ(スゴく……やわらかくて……いいニオイがする……)
マリ「キモチ、いいよ……わんこ君っ……」
シンジ(こ、こ……かな?)
マリ「んっ!?……それ……コリコリされるの……スゴくキモチいい……」
シンジ(こう……ここを……)
マリ「はぁっ!? ちょ、ちょっと……スゴいよ……」
シンジ(よ、よし……もっと……もっと……)
マリ「あっあっあっ……んンっ……」ギュッ
シンジ(あ、頭を抱きかかえられて……んっ)
マリ「ふぁ……もっと……もっとコリコリして……」
シンジ(マリさん……感じてくれてるんだ……)
…………
シンジ「だ、大丈夫ですか?」
マリ「もぅ……わんこ君、ホントに初めてなの?」
シンジ「は、はい……」
マリ「わんこ君のせいで、下がスゴい事になっちゃってるよ?」
シンジ「え、えっと……///」
マリ「見て……みる?」
シンジ「…………」コクコク
マリ「それじゃ……こっち……」
シンジ「……はいっ」
マリ「手を貸して……うん。ここ……わかる?」
シンジ「うゎ……スゴい……」
マリ「もう溢れちゃってるでしょ? わんこ君がこんなにしたんだよ」
シンジ「僕が……」
マリ「そう、わんこ君が上手だったから、すっごく濡れちゃった」
シンジ「こ、ここ……ですか?」
マリ「んンッ!?」ビクッ
シンジ「ま、マリさん!?」
マリ「もう……いきなり触っちゃだめだよ……」
シンジ「ご、ごめなさい……」
マリ「ここが女の子の一番大事なトコロだよ」
シンジ「ここが……?」
マリ「ここを触られると、勝手に声が出たり体が反応しちゃうの」
シンジ「は、はい……」
マリ「ね、私がさっきわんこ君にしてあげたように……わんこ君のお口で、して?」
シンジ「口で……」ゴクリ
マリ「歯を立てないのは胸と一緒……優しく、ね?」
シンジ(優しく……優しく……)
マリ「んっ……」
シンジ(スゴい……どんどん中から溢れてくる……)
マリ「あアンっ……あっあっあっ……んぁっ……」
シンジ(これって……L.C.Lのニオイ……?)
マリ「だ、大事な……んンっ……トコロも……はァっ……」
シンジ(マリさんの大事なトコロ……ここを……)チュッ
マリ「ンあっ!?」ビクッ
シンジ(ゆっくり……優しく……)
マリ「あっあっあっ……んんっ!?」
シンジ(吸って……舐めて……)
マリ「はぁっ……いいよ……もっとぉ!?」
シンジ(と、止まらない……)
マリ「そ、そこばっかり……ああっ!? もう……あっあっあっ!?」
シンジ(はぁ……はぁ……マリさんのニオイで頭が蕩けそう……)
マリ「あっ……も、もうっ……あっあァっ……アァァッ!?」ビクビクッ
マリ「はぁ……はぁ……はぁ……」
シンジ「……ま、マリさん?」
マリ「もぅ……わんこ君のエッチ」
シンジ「っ!?///」
マリ「まさか、わんこ君にイカされるとは思わなかったにゃ♪」
シンジ「えっ? 今のって……」
マリ「そう。今のがイッたの……」
シンジ「そうなんですか……良かった」
マリ「……良かった?」
シンジ「はい。マリさんにもキモチ良くなってもらって良かったなって」
マリ「も~カワイイなぁ~わんこ君は♪」グリグリ
シンジ「や、やめてください///」
マリ「いや~でも予定が狂っちゃったよ」
シンジ「……予定、ですか?」
シンジ「はい」
マリ「わんこ君と一緒にキモチ良くなろうかな~って考えてたの」
シンジ「一緒に……ですか?」
マリ「そそ、わんこ君の元気になってるモノを、私の中に挿れてもらってね」
シンジ「あっ……///」
マリ「でもね~ ほら、イッちゃったから、こんなになってるでしょ?」
シンジ「あっ……手が震えて……」
マリ「うん、体に力が入んなくなっちゃって……ゴメンね」
シンジ「大丈夫なんですか?」
マリ「大丈夫大丈夫♪ 少し休憩したら治ると思うからさ」
シンジ「そ、そうですか……」ホッ
マリ「休憩がてら、ちょっとお話しない?」
シンジ「いいですよ?」
マリ「わんこ君、大尉さんとケンカしてるんだよね?」
マリ「大尉さんと仲直りしたくない?」
シンジ「それは……したいですけど。でも、アスカが……」
マリ「大丈夫だよ。大尉さんはわんこ君の事好きみたいだから」
シンジ「あ、アスカが!? 僕の事をですか?」
マリ「ありゃ、やっぱり気づいてなかったか」
シンジ「だっていっつも怒ってばっかりなんですよ、アスカは」
マリ「これは、多分なんだけどね……」
シンジ「……はい」
マリ「わんこ君にはワガママを言っても大丈夫、って考えてるからだと思うよ」
シンジ「僕には、ですか?」
マリ「そう。わんこ君だからワガママを言いたいんだよ。他の人に対してはどう?」
シンジ「えっと……」
マリ「あの子、わんこ君に言うみたいに、他の人にもワガママ言ってる?」
シンジ「……文句は言ったり怒ったりはするけど、ワガママは言ってないかもしれません」
シンジ「でも……」
マリ「仲直りする方法、教えてあげよっか?」
シンジ「……はい」
マリ「今、私達がしたみたいにすればいいよ」
シンジ「えっ!?」
マリ「ほら、私とわんこ君、急に仲良くなった感じがするでしょ?」
シンジ「は、はい……でも、そんな事したら……」
マリ「お互いに触れ合って、キモチ良くなって、お互いの事を愛しく思って……」
シンジ「…………」
マリ「お互いの事をわからないと、私達みたいに仲良くなれないよ?」
シンジ「でも……」
マリ「そうだ♪」ゴソゴソ
シンジ「……?」
マリ「はい、これ♪」
マリ「うん、さっき私達が飲んだキモチ良くなるおクスリ」
シンジ「…………」
マリ「最初にこれを飲ませちゃえば大丈夫だよ」
シンジ「でも……」
マリ「最初は抵抗されるかもしれないけどさ、それは驚いてるだけだから」
シンジ「驚いてる……だけ」
マリ「誰だって、好きな人に触れられたいって思うもんだよ。わんこ君だってそうでしょ?」
シンジ「それは……そうですけど」
マリ「私はここで休憩してるから、今から行ってきなよ」
シンジ「い、今からですか?」
マリ「仲直りするなら、早い方がいいじゃない?」
シンジ「…………」
マリ「別に無理強いしてる訳じゃないよ?」
シンジ「はい……」
シンジ「…………」
マリ「仲直り……したいよね?」ボソッ
シンジ「はい……」
マリ「あの子もそれを望んでると思うなぁ?」
シンジ「アスカが……」
マリ「やり方はさっきのでわかったでしょ?」
シンジ「は、はい……」
マリ「最後はね……さっきの場所にわんこ君のを挿れるだけ」
シンジ「挿れるだけ……」
マリ「そしたら……さっきより、もーっとキモチ良くなって、仲直り出来るよ?」
マリ「あとは……って囁いてあげたら、大人しくなると思うな。ほら、行ってきなよ?」
シンジ「はい……」コクリ
…………
マリ「あはは。チョロイなぁ、わんこ君は♪」
アスカ「んんっ!?」ゴクリ
アスカ(な、何っ!?)
アスカ「げほっ!? げほっ!?」
シンジ「アスカ……」
アスカ「バカシンジ? 何の真似よ、一体! それに今何を飲ませたの!?」
シンジ「ご、ごめん……アスカと仲直りしたくて……」
アスカ「こんな事されて、仲直りなんて出来る訳ないでしょ!? ばっかじゃないのあんた!!」
シンジ「でも……」
アスカ「どきなさいよ!?」
シンジ「……アスカ、好きなんだ」
アスカ「……えっ!? あ、あんた何を……」
シンジ「好きだよ、アスカ……ちゅっ」
アスカ「んんっ!?」
シンジ「ちゅっ……んんっ……」
アスカ「あっ……んんっ……や、やめて、よ」
シンジ「アスカがさっき飲んだの……キモチ良くなるクスリなんだって」
アスカ「ちょ、ちょっと……どういう……んんっ!?」
シンジ「ちゅっ……ちゅぱっ……」
アスカ(な、何これ? 何がどうなってるの!?)
シンジ「アスカ……ちゅっ……カワイイよ……んっ」
アスカ(……えっ!? か、カワイイって……)
シンジ「アスカ……アスカ……ちゅっ……んンっ」
アスカ「んぁっ……ちゅっ……ンン」
シンジ「ペロッ……ちゅぱっ……ちゅっ……」
アスカ(バカシンジがあたしの事を……好き? カワイイ?)
シンジ(マリさんの言った通りだ……『好き』って言った途端にアスカが大人しく……)
アスカ「な、なに……よ?」
シンジ「僕、イヤなんだよ。アスカとケンカしてるのって……」
アスカ「だ、だからって……こんな、事……」
シンジ「こんな事かもしれないけど、アスカに触れられて……スゴく嬉しいんだ」
アスカ「ぁっ……///」
シンジ「昨日は……ホントにゴメン……ちゅっ……」
アスカ「んんっ!? ず、ズルいわよ……///」
シンジ「ズルくてもいいよ。ケンカしてるより……ちゅっ……んっ……」
アスカ「んンっ……バカ……シンジ……」
シンジ「うん?」
アスカ「さ、さっきあんたが言ったのって……本気なの?」
シンジ「さっき?」
アスカ「あ、あたしの事を『カワイイ』とか……『す、好き』とか……」
シンジ「うん……」
アスカ「そ、そう……///」
シンジ「ね、ねぇ、アスカ?」
アスカ「何よ?」
シンジ「顔が赤いけ……」ドスッ
アスカ「あ、あんた、もうちょっとデリカシーってもんがない訳!?」
シンジ「うぅ……ご、ごめん……」
アスカ「全く……どうしてこんなヤツを……」
シンジ「……僕が、どうかしたの?」
アスカ「な、何でもないわよ!?///」
シンジ「……ねぇ?」
アスカ「な、何よ!?///」
シンジ「アスカは……僕の事、キライ、かな?///」
アスカ「……あんた、そういう聞き方はズルいんじゃないの!?///」
シンジ「それじゃぁ……」
アスカ「んっ……あっあっあっ……」
シンジ「アスカ……キモチいいっ……はぁ……はぁ……」
アスカ「シンジ……っ……もっと……んンっ!」
シンジ「はぁ……はぁ……ここ?」
アスカ「そこっ……そこ、キモチいい……っ!?」
シンジ「はぁ……はぁ……ぼ、僕……もぅ……」
アスカ「あたしも……アッ……あたしも……あっあっアッっ……」
シンジ「……っ!? も、ダメっ!?」
アスカ「やぁっ!? あぁぁぁぁっ!?」
シンジ「ぅぁ……うっ……うぅっ……」
アスカ「し、シンジのが……中に……」
シンジ「はぁ……はぁ……はぁ……」
アスカ「温かい……」
シンジ「アスカの中も……温かい……」
アスカ「いるんでしょ?」
マリ「ありゃ、もう終わり?」
アスカ「……寝ちゃったわよ、疲れて」
マリ「そっかぁ、随分長い事シてたもんねぇ~」
アスカ「あんたでしょ、シンジをけしかけたのは?」
マリ「そうだけど?」
アスカ「……隠すつもりもないのね」
マリ「隠したって仕方ないからね~」
アスカ「……どういうつもり?」
マリ「う~ん、どういうつもりって言われてもなぁ」
アスカ「…………」
マリ「なぁんかさ、キライなんだよね~ 零号機のあの根暗ちゃん」
アスカ「……それで?」
アスカ「……そうみたいね」
マリ「大尉さんもわんこ君の事、キライじゃないよね?」
アスカ「…………」
マリ「で、わんこ君はあの根暗ちゃんの事を気に入っている?」
アスカ「……そう、ね」
マリ「だったら、大尉さんとわんこ君がくっついた方が面白いかな~って♪」
アスカ「……それだけじゃないでしょ?」
マリ「そうだね」
アスカ「……ふん」
マリ「何かあった時に、私の事を手伝って欲しいな~なんて?」
アスカ「何かって何よ?」
マリ「それはその時のお楽しみ♪」
アスカ「食えない女ね」
マリ「にゃはは♪」
アスカ「……やってやるわよ」
マリ「ありゃ? いいの?」
アスカ「あんたが何をする気か知らないけど、知らないトコロで引っ掻き回されるのだけはゴメンよ!」
マリ「そっかそっか~ それは助かるなぁ♪ あ、そうそう……」
アスカ「何?」
マリ「さっき、スる前におクスリ飲んだんじゃない?」
アスカ「飲まされたわよ。『キモチ良くなるクスリ』って」
マリ「あれ、ただの栄養剤だから♪」
アスカ「…………」
マリ「ほら、クスリのせいにしちゃえば、ココロの壁も取り払いやすいでしょ?」
アスカ「そうね、クスリにせいにしちゃえば確かに楽よね」
マリ「だから、大尉さんが腰を振ってたのは、クスリのせいじゃ……」ゲシッ
アスカ「あんた死にたいの?」
マリ「うわ~怖いなぁ」
アスカ「……まだあるの?」
マリ「私とわんこ君だけどね、最後の一線は越えてないから」
アスカ「はぁ?」
マリ「だから、わんこ君の初めては大尉さんだよ♪」
アスカ「だからなんだっていうのよ? あと……その『大尉さん』っていうのはヤメて」
マリ「じゃあ、何て呼べばいい?」
アスカ「……アスカ、でいいわ」
マリ「アスカね。じゃあ私もマリでいいよ」
アスカ「ふん。あんたなんかエロメガネでじゅうぶんよ」
マリ「にゃはは♪ ま、共犯者って事でヨロシクね」
アスカ「……ふんっ」
おわり
お疲れさまでした
乙でした
Entry ⇒ 2012.02.29 | Category ⇒ エヴァンゲリオンSS | Comments (1) | Trackbacks (0)
美希「最近ハニのボディータッチが激しいの//」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329578208/
P「よう、美希おはよう」タッチ
美希「ハニーは今日もかっこいいの!!!」ギュッ
P「お、おいいきなり抱きつくなよ!!離れろ!!」
美希「嫌なの!!絶対離れたくないの!!」ギュ-
美希(抱きついたらハニーがさりげなくお尻を触ってきたの//)
P(相変わらずいい尻してるな)サワサワ
美希「ハニーの...えっち///」
P「あ、ああ!ご、ごめん!!」
美希(最近ボディータッチが激しいと思ってたけど、これはもしかするとなの!)グッ
P(おおふ..今度はさらに胸が押し付けられきましたぞ)
P(えっち、と言っておきながら抱きつくのを離さない。そして胸を押し付けてくるとは..!!)
美希(名付けて パッと舞ってガッとやってチュッと吸って はぁぁぁぁん作戦なの )
P「さあさあ離れた離れた。アイドルがこんな事したらダメだろ?」
美希「イヤなの!!美希はハニーから離れたくないの!!」ギュ-
P「困ったなー。これじゃあ仕事が進まないじゃないか。」
P「あっ小鳥さんおはようございます」
美希「小鳥おはようなのー」
P「ほら小鳥さんも来たし抱きつくのをやめろって!」
美希「いーやーなーのー」
小鳥「美希ちゃん朝からPさんに抱きついてるなんて元気ね」
P「微笑ましい顔してないで美希を剥がすの手伝ってくださいよ小鳥さん」
P「こ、小鳥さん?」
小鳥「....ハッ!!私ったら夕飯のオカズについて考えてたらボーとしちゃって」
小鳥「オ、オホン!美希ちゃん!Pさんもこんなにも困ってる事だし離れてあげなさい?」
美希「...むー仕方ないの。離れるの」
小鳥「そうよ美希ちゃん。アイドルなんだから気を付けないと」
美希「...ハーイなの」
小鳥「その点では事務員はOKですからねPさん!!!」
P「え?あっすいません聞いてませんでしたもう一回言ってください」
小鳥「...いえ何でもないです...」
美希「...ひゃっ///わかったの」
美希(肩を軽く叩くついでに胸にさりげなくタッチしてきたの//これがπタッチってやつなの///)
P(美希のやつまた胸が大きくなったな)
P(あずささんも夢ではないな...フフッ)
小鳥(気づいてないつもりなんだろうけどなんてあからさまパイタッチなのかしら..)
P「....千早お前は数字なんか気にしなくてもいいんだ!!無理しなくてもいいんだぞ!」ポン
千早「い、一体なんの話なんでしょうか...?」
P「俺も無いからわかるぞ!!お前の気持ち!!数字に捕らわれるな!!己の道を進め!!!」
千早「お、おっしゃりたい事がよく分かりませんが、お言葉ありがとうございます」
P(初めて触ってみたが何も無いな。下敷きって例えがピッタリだな)
P(ん?下敷き?...ティンときた!千早下敷き税込み72円。これはヒットしそうだ!!)
千早「...あのそろそろ胸から手を離していただけないでしょう」
P「ああすまない。新商品のことを考えてたらつい。安心しろ印税はお前にもやるよ」
美希「ハニー、千早さんと何やってるの?」タユン
千早「くっ....」
P「ど、どうしたんだ美希その格好は!?」
美希「今日はセクシー路線でいってみようかと思って胸を強調した服に着替えたみたの!!」
美希「...ハニーどうかな?//」タユン
P「YESかNOかで言ったら....YESだ!!」タカスクリニック
美希(ハニーが美希に釘付けなの!!大成功なの!!)
P「良しそろそろ仕事に行くぞ美希」
美希「わかったの!今日も頑張るの!!
」
P「その前に今日の昼食を買いたいからスーパーに寄らせてくれ」
美希「別にいいけどどんな昼食を買うの?」
P「魚肉ソーセージと練乳だ」
P「美希今日の昼食は一緒に食べよう」
美希「ハニーから誘ってくるなんて嬉しいの!!大歓迎なの!!」
P「そうか俺も嬉しいよ」
美希(ハニーがウキウキしてるの。これはハニーゲットももう少しなの!!)
P(転んだフリで谷間に魚肉IN!練乳ON!こりゃー楽しみだぜ!!)
P「そういえばまだ言ってなかったな。貴音とあずささんだ」
美希「.......」
美希(かなり手強い相手なの!でも今のせくしー美希なら負けないと思うな)
P「貴音とあずささんば別の仕事で先に現場にいってるらしい」
P(あずささんと貴音か....二人の胸で同時に挟んで往復ビンタして貰えるよう後で頼んでみよう)
美希(貴音とあずさには悪いけどハニーは渡さないの!!)
貴音「貴方様星井美希おはようございます」プルンプルン
あずさ「美希ちゃんPさんおはようございます~」プルンプルン
美希「貴音にあずさおはようなの!」
美希(二人して相変わらずデカイの...)
P「おはよう二人とも」
P(こりゃあすげえ!!早く挟まれたいぞ!!)
あずさ「はい。わかりました~」
貴音「貴方様は仕事熱心でございますね」
美希「ハニーがあずさと貴音を連れてどっか行ったの。二人の胸をガン見してたの」
???「あら?美希、一人なの?」
美希「げげっ!!この声は律子!!!」
律子「人を悪者みたいに言うな!それとさんを付けなさいって言ったら何回分かるの!!」
<ワカリマシタ。ワタシガンバッテミマス~
<アナタサマガイウナラバ、ショウチシマシタ
<パチ-ン!!!
<YES!!That's right!!!!!
美希(あずさと貴音だけだと思ったら律子、さんまでいるなんて予想外だったの!!)
律子「ところで美希。あずささんと貴音見なかったかしら?二人とも見失うなんてプロデューサー失格だわ」
美希「それならハニーが二人を連れてどこかに行ったの。美希も今探してるの。律子、さんも手伝って欲しいなって思うの」
美希「こういう時は律子、さんは役立つの!!!」
律子「私は普段も役立ってるわ!ってこんな事してる場合じゃないわ。早く探すのよ!!」
美希「分かったの!!」ダッ
<HEY!!More,more,more!!
<アラアラ~
<メンヨウナ
律子「へ、変な音がするけど行ってみるしかないわね」
<パチ-ン!!
<OK!!Come o...
律子「......P殿?何をやってるのですか?」
P「り、律子。こ、これは違うんだ!!信じてくれ!!」
律子「信じてくれもなにも、目の前にこういう風景が広がってると何を信じたらいいのか分からなくなるのですが...」
あずさ「あらあら律子さん~。律子さんも大きい物を持ってるんだからやってみたらどうです~」
貴音「往復ビンタとはとても面妖なものです。秋月律子あなたも参加するべきです」
律子「P殿も二人がこんなことするなんて止めるべきだわ!!」
P「...律子、二人を責めるな。二人は何も悪くない。二人はアイドルである前に一人の女なんだ」
P「アイドルだっておっぱい往復ビンタをしたいに決まってる。ましてやあんな胸の二人ならなおさらだ。」
P「今回は二人を止められなかった俺が悪い。責めるなら俺を責めろ」
律子「.....ぷ、P殿」
あずさ(Pさんからせがんできたのに、まるで私達のせいみたいになってるわ~)
貴音(面妖な)
美希「ハニーどこなのー!!」
P「....律子。それは間違ってる。俺は二人を止められなかった罰を受けなければならないんだ」
P「律子、お前の手で..」
律子「ですからなかった事に...!」
P「罪は罰と同時に産まれる!!」
P「つまり、あずささんと貴音のおっぱい往復ビンタと同時に律子からのおっぱいが産まれたのだ!!!」
P「さあ!!!ビンタしろ俺を!!そのたわわに実った二つの果実で!!」
P「律子...お前しかいないんだ」
律子「ぷ、P殿////」
<ソ、ソレデハ
<ヒトオモイニコイ!
<パチ-ン!!
<EXCELLENT!!
美希「ハニーが見つからないの...」
P「いや~三人とも凄かったぞ!!」
律子「も、もうあんなこと頼まれてもしませんからね!!///」
あずさ「Pさん痛くはありませんでしたか?」
貴音「往復ビンタ...フフッ...なんて面妖な。今度響に手でしてみましょう」
美希「...あっ!!ハニーなの!!!ハニー!!!」
美希「それはこっちのセリフなの!!女の子三人と一緒にいて!!浮気なの!!」
P「ま、まあこれはかくかくしかじかさ」
美希「そんなので分かるわけないの!ズルイの三人とも!!」
スタッフ「765プロのみなさーん本番でーす!準備お願いしまーす!!」
P「ほら美希ふて腐れてないで準備しろ本番だぞ」
P「あずささんと貴音もがんばれよ」
あずさ「はい。わかりました~」
貴音「貴方様見ていてください。私達の力を」
美希(二人より頑張ってハニーを虜にするの!)
P(今日の美希は気合いが入ってるな。いいことだ)
P(おっ!!美希の隣のアイドルの子のおパンティがチラリと見えそう.....)カガム
P(見えたー!!白!純白!!オッスオッス!!)
P(カメラは他のアイドルを写していた!つまり俺だけのザ・パンチラ)ガッツポ-ズ
美希(美希が頑張ってるからハニーが凄い喜んでるの!!)
オツカレサマデシタ-
美希「ハニーどうだった?今日の美希?」
P「ああすごい頑張ってたと思うぞ」
美希「ホント!?それなら頭ナデナデして欲しいの!!」
P「お安い御用だ」ナデナデ
美希「...あふぅ//」
P「....」ナデナデ....サワサワ
美希(!?き、来たのー!!頭ナデナデからの自然なスライドでお尻を触ってきてるの)
美希(これは一気にメロメロにするチャンスなの!)
美希「ハニーあのね美希なんだか少し暑くなってきたの。少し あずさ「あら~二人ともお疲れ様です~」
美希「...」
P「あずささんお疲れ様です」
あずさ「ずるいわ~美希ちゃんだけ頭なでなでなんて」
あずさ「私にもしてく 貴音「お疲れ様です。貴方様、星井美希、三浦あずさ」
あずさ「....」
貴音「貴方様、頑張ったから頭をなでる、というなら私にも権利はあるはずです」
貴音「ですから私の頭をなで 律子「P殿、三人ともご苦労様」
P「ご苦労様律子」
律子「さあさあ、あずささん貴音。あなた達は次の仕事よ。765プロ自慢の二大巨乳として働いてもらうんだから」
P「......巨乳」ゴクリ
貴音「私は貴方様に頑張りを認めてもらい必ずや...!!」
律子「頑張りなら私も負けませんよP殿!」
P(巨乳。律子も入れて三大巨乳..。...挟まれて~)
美希(ハニーが全く話を聞いてないの)
美希「お腹ペコペコなの~!!」
P「じゃあ昼食にしようか」
美希「わーいなのー!!」
P(転ぶシュミレーションはバッチリだ!なんたって転び方は偽ズッコケの王女こと春香を参考にしてるからな)
春香「...ハクション!」
春香「誰か噂してるのかな私のこと」ズピ-
P「ああ俺も嬉しいぞ」ニタァ..
P(準備万端!アムロ行きまーす!)
P「うわわ、こんな所に石コロが~(棒」ガツッ
P「魚肉ソーセージを持った手が勝手に~(肉棒」
P「美希の胸に吸い込まれて、抜き差ししてしまう~(愛棒」フニュ
美希「...ん///ぎょ、魚肉ソーセージが....////」
P(ハハッ!!!すばらしい!!!ラピュタ王、いや、おっぱい王にでもなった気分だ!!)
美希(...///ハニーが魚肉ソーセージを動かすから何かえっちな気分になったの..//)
P「いや~美希ごめんな。転んでしまって仕方ないんだ、ハハッ!!」
美希「ハニーなら許すの!だから早く食べよ?」
P(ククク...まだ練乳があるのだよ小娘!ウィ)
美希「ひどいのハニー!!何も無い所で転ぶなんてまるで春香なの!!!」
P「ごめんよ美希。春香のドジが移ったみたいだ。」
美希「白い液体が服にかかったの...。ベタベタするの...」
P「白い液体....かかった.....ベタベタ.......ぶっかけわっほい!!」
美希「ハニー!!拭くの手伝って欲しいの!」
P「興奮してきたぞー!!帰りはBUKKAKE物でも借りて帰ろうかな!」
美希「ハニー!!聞いてるの!?」
美希「..もうハニーなんて知らないの!」ダッ
P「悪いが美希この魚肉ソーセージの先っちょにかかった練乳を舌先でペロペロして舐めてくれないか?」
P「美希。おい美希!.....って、あれ?」
P「美希がいない..!?おーい美希!!おーい!!!」
P「...まさか連れ去られたんじゃ..!!?」
P「....いや!十分有り得るな!美希のあの格好。そして「偶然」かかった練乳」
P「あの姿を見て「ぶっかけわっほい」なんて思う奴に連れ去られたに違いない!」
P「なんて最低の変態なんだ!!そんな奴に美希は渡さん!!」
美希「ハニーのせいで美希に白い液体がかかっても魚肉ソーセージと話してばかりだし....」
美希「胸の谷間に魚肉ソーセージを挟ませてくるし...」
美希「ハニーなんか魚肉ソーセージと結婚すればいいの!」
美希「..ってあれ?ここはどこなの?ハニーのこと考えてたら道に迷ったの」
美希「移動は車で来たし、ケータイはバックの中で置いてきたままだし...」
美希「完全に迷子なの....」シュン
美希「...夜になったの。誰も来てくれないの。このまま美希一人で死んじゃうのかな?」
美希「うぅ...そんなのって嫌なの」グスッ
美希「...ハクション!!なの。ハニーの為に着替えた服はセクシーな分寒いの」ズズ-
美希「よくよく考えたらハニーは美希じゃなくて美希の体ばかり見てたの」
美希「美希のこと心配してくれる人なんて誰もいないの...」グスッ
美希「....」ぐぅ~
美希「お腹も空いたの。満足にお昼ご飯も食べてなかったの...」
美希「....はあ、なの」
<オ-イミキ-!!!
美希「...ん、こ、この声はハニーの声なの!!!」
美希「でも、ハニーは美希じゃなくて美希の体の方が大事な変態さんなの」
P「おっ!!いたいた!!おーい美希ー!!」
美希「ふんっ!知らないフリなの」プイッ
美希「ハァハァ言う変態さんなんて知らないの!!」
P「俺は変態じゃないし息が荒いのは走ったからだ!」
P「まったく。それより美希急に居なくなるなんてどうしたんだ?心配したぞ」
美希「そんなの嘘なの。どうせハニーは美希の体目当てなの」
美希「本当なの?」
P「.....あ、ああ本当だ」
美希「ホントのホントに?」
P「ああ!!本当だ!!」
美希「うぅ....嬉しいの..ハニーが美希の心配してくれてるの..」グスッ
P「いきなり泣くなよどうした?」
P(泣いて上目使いでこっちを見るとは.....今日のオカズは決まりだな!)
P「だ、だから外では抱きつくなっていっただろ!は、離れなさい!!」
美希「むー、美希なりの感謝の気持ちを表したのに...」
P「感謝の気持ちの表しかかたっていっても抱き付くの以外でも出来るだろ?」
美希「じゃ、じゃあ美希が何でも一つ言うことを聞いてあげるの!!」
美希「確かにそう言ったの!!女に二言はないの!!さあ何か願いを言うの!!」
P「良し、じゃあ言うぞ」
美希「ドーンと来いなの!!」
P「......おっぱいに魚肉ソーセージを挟んで先っちょについた練乳をペロペロしてください」
終わり
やっぱりPが有能だからなのか……
>>1乙
Entry ⇒ 2012.02.28 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
月「粧裕……粧裕……」シコシコ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329901223/
※このSSは未完です
月「ハァ……ハァ……いいよ……そう…もっとねっとりと……」シコシコ
リューク「俺のいる前でオナニーなんてやめてくれないか」
月「ハァ……ハァ……興を削ぐような……ことを言わないでくれ……見たくないならどこかに行けばいい……」シコシコ
リューク「あぁ、それは良いが……テレビ付けっぱなしだぜ?」
月「後で消す…………粧裕の胸……まだ固いんだな……」シコシコ
テレビ「番組の途中ですがICPOからの全世界同時生中継を(ry」
リューク「何か始まったぞ? いいのか?」
月「重要な情報なら後でネットでも見れるだろ…………もう……トロトロだ……」シコシコ
テレビ「私は全世界の警察を動かせる唯一の人間 LIND・L・TAILOR 通称「L」です(ry」
リューク「クックック……まぁ、ゆっくりすればいい」
リュークは窓から外に行ったが、月は興味を持たなかった。ただ、妹の粧裕を対象にオナニーをしていた。
そこで初めて月はテレビ番組に興味を持ち、「L」をチラ見した。何やら癪に障ることを言っているので、一瞬裁こうかと思ったもののデスノートは机の引き出しにしまっていた。
月「面倒だな……今はいいか…………あぁ! 粧裕! 激しいよ……」シコシコ
デスノートを取り出すのが面倒に思えて、月はオナニーを続行した。ただ、彼は優秀な頭脳を持つ天才高校生である。性欲に支配される意識の片隅で一つだけ考えた。
月(後でだ。後でノートに名前を書けばいい。)
月「ハァ……ハァ……粧裕の中……すごく気持ちいいよ…………」シコシコ
彼はオナニーを長時間楽しむタイプだった。30分以上緩急をつけながら彼はチンコをしごいていた。
月「あぁ! もうだめだ……我慢できない…………イクよ! 粧裕の中でイクッ!」ドピュドピュ
彼は天才高校生である。性欲から解放され、冷静さを取り戻した頭脳で彼はまた考えた。
月(まずい。普段ならオナニーはトイレに籠ってやる僕がついつい部屋でしてしまった。精液の処理を考えなくては)
久しぶりのオナニーで排出された精液はチンコと右手で抑えきれる量ではなく、今は彼の体の上に汚くぶちまけられていた。しかし天才高校生である彼は無意識のうちに自分の体の上だけに精液を留まらせておくことに成功した。
月(椅子や机や床には精液はこぼれていない。まだ考える時間はある。そうだ、精液をこぼさないようにして急いでトイレに行くのはどうだ? ……これも止めた方がいい。床に落ちてしまった時や家族に見られたときにフォローできない。)
そのとき、彼の目にあるものが止まった。それは机の片隅に転がっていた。
嬉々として流せるティッシュで精液を拭きとって、トイレに流した。もちろん、尿を排出するのに必要な平均時間をトイレで過ごしてから水を流すと言った工夫も欠かさない。
そして何事もなかったように自室に戻った。
月(そういえば特別番組はもう終わったのか。今から早速名前を書くか)
月(まてよ? 自分の臭いは自分では気がつかない……今家族が入ったらどう思うだろうか。扉を開けた瞬間に立ち込める青臭い臭いに粧裕はともかく母さんは気がつくだろうな。)
月(クソッやっぱり早まってオナニーするんじゃなかった。と、とりあえず消臭だ。消臭剤をまこう。)
部屋に置いてあったスプレータイプの消臭剤を念入りに椅子の周りやベッド、さらに空気中にも散布した。その後に彼はさらに気がついた。
月(しまった! 普段僕はこんなに一度に消臭剤を使わない。家族が入ってきた場合いつもより強いエタノール臭とフローラルな香りに疑われるかもしれない。消臭剤は早計だった。)
彼はリビングに向かい、夕食を作っていた母親に、何事もなかったかのように夕食の内容を聞いた。普通の高校生であるならば、ここで交流は終わり、テレビに関心を向けるだろう。しかし彼は天才である。最近母親に愛想を振りまいていないことを思い出し、料理を手伝った。
その後、夕飯を食べたり、粧裕に勉強を教えたりなどが積み重なった。オナニー中の正常でない思考で考えた「後でLの名前をデスノートに書く」ということは完全に彼の頭から消え去った。
リューク「オナニーを悟られないようにあんなに頑張るなんて……やっぱり人間て面白――っ」
L「おかしいですね。97%の確率でキラは日本にいると考えたのですが」
ワタリ「一体なぜキラは囮の「L」を殺せなかったのでしょう?」
L「わかりませんでも、キラが特別番組を見ていたら「L」は必ず死んでいたでしょう」
ワタリ「なでそう思うのですか?」
L「あの特別放送はキラが「裁き」を行う時間帯に合わせて日本地域別の時間に放送されました。そして、キラはテレビ放送された被害者を短時間で必ず殺します」
L「さらに特別放送の時間帯が地域別だと悟られないように、主要な掲示板はその時間帯にサーバーエラーになるようにしておきました」
ワタリ「それが原因で怪しまれたのではないでしょうか?」
ワタリ「ではキラは日本にはいない……そう思われるんですか?」
L「完全に日本にいないとは言い切れません。ですが12%に大きく下がりました。今後は同じようにネットでの情報交換を規制しつつ、テレビ放送を全世界で時間をずらして行います。キラの潜伏している国だけでも特定したいと思います」
ワタリ「手配はどのように行いましょうか?」
L「囮の「L」を20人に増やしてください。これで効率は20倍です。そのうちの一人が殺された時点で止めます」
すぐに全世界での「キラ捜索テレビ放送」が開始された。主要国へ放送されても反応がなく、放送は次々に行われた。
一方月は学校から帰り、全世界の主要犯罪者をネットで検索した後に勉強を始めた。
月「次は微分方程式でも見なおs あれ?これは確か……」
勉強が進んだことで勉強用ノートが次のページへと進んだ。その端にLIND・L・TAILORと書かれていた。その文字を見た瞬間に彼はあのテレビ放送を思い出した。
すぐに机の引き出しからデスノートを取り出して名前を書いた。
その頃の特設スタジオ
LIND・L・TAILOR(これで同じ文面を読むのは4回目だ……でもこの調子ならもうすぐで釈放されるぞ! 少しの辛抱だ。そうすれば解放されて大手を振って町を歩けるってもんだ……)
LIND・L・TAILOR「しかしお前のしている事は……悪だ!!」
LIND・L・TAILOR「ウグッ!」
LIND・L・TAILOR(ち、ちくしょう……もう少し、もう少しだったのに……)
ワタリ「リ、LIND・L・TAILORが心臓麻痺で死んだそうです!」
L「! 本当ですか! ついにキラの尻尾をつかみましたね。それで「L」が出ていた放送が流されていた場所は?」
ワタリ「フィリピンです」
L「フィリピン……かつての太平洋戦争で日本に侵攻された上にバターン死の行進で大量の死亡者が出ている。日本に恨みを持つ理由としては十分です。」
L「そのことを考慮すればキラの犠牲者が日本に偏り気味なことも特別おかしいことではありません。時差も日本とほぼ変わらない-1時間。キラついに尻尾をつかみましたよ」
月「ふぅ……これでしばらく安泰だ。なんだかムラムラしてきたな」
おもむろにズボンを下げ、リュークにリンゴを渡すと窓から出て行ってくれた。この時すでに暗黙の了解である。
月「とりあえずこの画像でいいか」シコシコ
月「ダメだ……何かが違う…………これでは抜けない」シコシコ
月「何かないか。何か」カチカチ
そのとき月の目に「妹」の文字がとまった。月のチンコがそれに反応し、少し固くなったのを彼の手は感じ取っていた。
月「まさか……そんな……妹だぞ? 粧裕に欲情なんて……」
月(……この画像は「妹」設定だが、粧裕じゃない)
月「これじゃダメだ……これじゃ満足できるオナニーじゃない」シコシコ
天才的頭脳は何が必要かを瞬時に判断した。
月(そうだ。下着だ。出来ればパンツがいい。形状的に隠しきれる可能性が高い)シコシコ
月「パンツ……パンツ……くそっ性欲のせいで冷静な判断が出来ない。ここは無理にでも一回抜いておこう」シコシコ
月はすぐに適当なポルノ動画をサムネイルで即座に選びとり、再生した。
月(この判断に狂いはない。顔も割と好みの方だ……よしいいぞ……)シコシコ
とにかく早く抜いてしまいたい彼は前戯の段階であっても絶頂が来たら発射することを選んだ。
気分が高まってきた彼は一気にスパートをかけた。それと同時に動画の中で挿入が開始される。
月「ハァ……ハァ……そろそろだ………………イける! ウッ……あぁ!くそっやられた!」
無情にも彼が絶頂の直前。まさにその瞬間のことだった。アングルが変わり、男優の尻が画面のほとんどを占める画面になった。もう止められない。
彼は男優でイってしまったのだ。抜いたことで急に冷静になり、見知らぬ男優に大きな怒りを感じた。机を思い切り殴ることで落ち着こうとしたものの、苛立ちは完全には収まらなかった。
だが、彼は天才高校生である。苛立ちを理性で抑え、流せるティッシュで精液を拭きとり、トイレに流すと「粧裕の脱いだ直後のパンツ」を手に入れる方法を考え始めた。
時間が惜しい。リュークの帰還の前に考えを展開する。
月(単純に粧裕のパンツを入手するだけであれば粧裕が風呂に入った直後に入れば入手できる。しかしこの場合その後だ。母さんに粧裕のパンツが無いと怪しまれてしまう。それは避けなければいけない)
そこまで考えた時点でリュークが帰った。
リューク「終わったか。なんだ、また何か考えているのか? 「裁き」についてか?」
月「いや、もっと重要だ。僕の生活に直接関わってくる」
リューク「警察にでも調べられてるのか?」
月「違う。粧裕のパンツを手に入れる方法だ」
彼も死神とは言え、男だった。
月「洗濯機から単純にパンツを回収しただけでは母さんにも粧裕にもばれてしまう。これをどうすれば解決できると思う?」
死神はうろたえた。
リューク「お、俺なら洗濯機から取るだけだ」
月「もう少し考えたほうがいい。警戒されるとそれだけでやっかいだ」
月「……そうだ。取ったこと自体がばれなければ良いんだ。」
リューク「どういうことだ?」
月「つまり、粧裕が履いているパンツと全く同じパンツを僕が所有していればいい。僕の持っているパンツを洗濯機に入れれば全く問題がない」
リューク「お前……悪魔だな」
確かに自分がパンツを買うのはまずい。店員に冷ややかな目で見られてしまう上にどこから情報が漏れるか分からない。
月は深呼吸してさらに思考する。
月「デスノートだ……」
リューク「デスノート?」
月「女性犯罪者を利用すればいい。近辺にいる女性犯罪者ならパンツを買ってもその行為には全く怪しまれない。僕がキラだと特定されないようにその犯罪者には事故死でもしてもらう」
月(しかし、それで買ってこられたパンツが僕か粧裕の好みで無かった場合がある。その場合はパンツを得ても意味がない)
月「まずは粧裕が履くパンツの傾向を調べようかと思う」
月「確実に上質のパンツを得るためさ」
それから月は粧裕が風呂に入った直後に入浴し、履かれているパンツの傾向と粧裕の生活をチェックし始めた。
その結果、休日に友人と出かけるときには高確率で水色と白の縞パンを履いていることが分かった。
月(これは僕の好みにも合っている。このパンツしかない。)
二週間後の金曜日に待ちに待ったタイミングがやってきた。
粧裕「明日は友達と遊びに行くんだー。いいでしょー」
月「! じゃあ」
月「おしゃれしていくのか」
粧裕「言われなくてもおしゃれくらいしていきますーっ」
自然な演技でテレビを付けて日曜日の天気予報を見て晴れであることを確認し、切り出した。
月「ねえ母さん。大学生になったら通学用にカバンが必要だと思うんだけど、日曜日に一緒に買いに行ってくれないかな?」
幸子「えぇいいわよ」
月「粧裕のセンスもあてにしたいんだけど、来てくれるか?」
粧裕「んー?いいよ?」
リューク「今度は誰を「裁く」んだ?」
月「パンツ計画が進行しただけさ」
女性犯罪者の名前を躊躇せずに書き、死因を加えた
佐藤花子
四日後 事故死
二日後の日曜日午前11時からコンビニのカップ酒を数本のみ、酩酊する。同日1時半に(夜神家近辺の住所)近くの「夜神」という珍しい表札を見つけ、庭に侵入し何気なく洗濯物を見る。
そこに干されていた水色の縞模様のパンツが妙に記憶にのこる。同日4時までに非常に似たパンツを購入し、茶封筒に入れ夜神家の郵便受けに入れる。
四日後に急用で急ぎ、信号無視を犯し大型車両に轢かれる。
月「これで問題ない」
二日後に夜神家は外出し、通学用のカバンを選んだ。月はできるだけ時間をかけてカバンを選び、5時に帰宅することに成功した。
月(これで茶封筒が入っていれば成功だ!)
自然な演技で郵便受けを確認する。
月(!)
そこには茶封筒が入っていた。震える手で茶封筒をつかみ取り、新品のカバンの中に隠す。
あくまで普段通りの表情で自分の部屋に入ると焦る手でカギを閉めて茶封筒を取り出した。
月「見ていれば分かるさ」
中身を改めると、やはりそこには粧裕のパンツと全く同じパンツが入っていた。
月「ハハハ! アハハハハハ! やっぱり僕は間違ってなんかいなかったんだ! 僕の推理は正かった!」
リューク「後はパンツを交換するだけだな!」
月「それは違う。このパンツはどこからどう見ても新品だ。こんなに綺麗なパンツではばれる可能性がわずかだが存在する」
リューク「じゃあどうするつもりなんだ?」
月「僕が自分のパンツの上から履けば問題ない。幸い僕の体系は細めだ。そこまでパンツに無理をさせるわけじゃない。」
洗濯機の上に例のパンツが鎮座しているのを見た月は震える手で自分のパンツの上に履いている例のパンツを脱いだ。
月(これで……粧裕のパンツがついに手に入る!)
洗濯機の上のパンツと自分が履いていたパンツを交換し、着替えの部屋着の下に粧裕の履いていたパンツを隠した。
月(もし母さんや粧裕が急に脱衣所に入ってきてもこれで何とかしのげるだろう)
その日は気持ちが先走って、体を洗わずに風呂を出た。
自室のドアノブに手をかけたときに天才高校生は気がついた。
月(もし、もしもだ。粧裕が宿題を教えるように頼んできたら……オナニーがばれる可能性が存在する。)
月(先に聞いておくべきだろう)
粧裕の部屋の扉をノックした。
月「なぁ、粧裕。宿題でどこか分からない部分とかあるか?」
粧裕「急にどうしたのー? いつもはそんなこと言わないのに。機嫌でもいいの?」
月「そんなところだよ」
天才高校生にとって取るに足らないレベルの問題を解いているときにも、彼は既に少し興奮していた。妹のパンツを所持した状態で本人と交流しているのだ。
五分とかからずに宿題は終わり、自室に戻った月。ベッドに横になって早速パンツの臭いを嗅いだ。
リューク「どんな臭いだ?」
月「普段男子という枠の中で生活してる僕には未知の香りだ。すごく興奮する」
すぐにズボンをずらす。リュークは空気を読んで窓から外に出た。
月「粧裕……いい臭いだよ……」シコシコ
月「ここに粧裕のマ○コが触れてるんだ…………ハァ……ハァ……」シコシコ
月「もう出るっ」ドピュドピュ
月「ハァ……ハァ…………」
精液を処理するとばれないように引き出しの隠しの部分にデスノート本体と一緒にパンツをしまった。
以前リュークに「デスノートに一部でも触ると見られちゃうぞ☆」と言われて制作したものだった。
月(慎重すぎるようだが、そのくらいでちょうどいい)
フィリピンにて、Lはついにキラを捜索することをあきらめた。何をしてもキラらしき人物は姿を見せなかった
L(つまり……「全世界同時放送」がフェイクだと見破られていたのか?)
L「ワタリ、一度日本に飛びます」
捜査員たちにも気がつかれないようにこっそりとある犯人の情報を捜査員に渡した結果、捜査員に近い人間がキラである可能性が高いと結論付けた。
そこで捜査員全ての家に隠しカメラと盗聴器をつけることを宣言した。
「ば……馬鹿な!! ここは日本ですよそんなことは許されない」
「い……いくらなんでもそれは無理ですよ竜崎…」
L「首ではなく命まで懸けて捜査云々。5%云々」
捜査員一同「いいだろう……! 疑われるのは憤慨だ。付ければいい。ただし、トイレや浴室、脱衣所を見るのはその家族の捜査員と竜崎だけだ!」
山本(友人)「悪いなライト俺女子にしか出さない主義」
友人に突っ込みを入れるわけでもなく、普通に玄関のドアノブを回す。
月(ん? なんだ誰も帰ってないのか)
自室に入る直前に彼は異変に気がついた。シャーペンの芯が少しでていない。
月(誰かが侵入した……?)
リューク「なあライト家に誰もいないようだし久しぶりにマリオゴルフしない?」
月(父さんはキラ捜査をしている……家族を調べるために隠しカメラや盗聴器を仕掛けた可能性も考えられる……リュークに調べさせてみなければ)
リューク「なあライトマリオゴルフしようぜ」
しきりに話しかけてるリュークなどいないかのように振る舞いながら家を出た。
リューク「おいライトさっきから俺を無視しやがって怒るぞ」
月「リューク家に監視カメラか盗聴器。いや、どうせなら両方だろう。仕掛けられている可能性がある」
リューク「えっ!? だ……だから話しかけてもしゃべらなかったのか……」
月はリュークに侵入者がいたことを確実視する理由と、盗聴器などが仕掛けられていると読んだ理由を説明した
月「ところでリュークリンゴはどうなる? 僕の目には不思議じゃないが、カメラから見たら……」
リューク「あ!」
リューク「分かった」
月「じゃあ行くよ、リューク」
リューク「カメラ捜し、これももまた面白!だ!! その前に一つポテチのコンソメ味って絶対ライトしか食べないの?」
月「あぁ」
平然と自室に帰り、出かけたついでに購入したグラビア誌を読み始める。
その録画を、総一郎と竜崎は見ていた。
総一郎「あの真面目な息子があんな雑誌を……」
月(くそっ こんな媚びた雑誌なんかじゃダメだ。500円程度だったが正直金の無駄だ。しかしこれも粧裕のパンツで抜くためだ……我慢だ夜神月。ちくしょう……こんなBBA……)
月(やはりカメラはついていたか。となると盗聴器もだ。日本の警察がこんなことをするとは思わない……そういえばLとかいう奴がいたな……でも、あいつはデスノートで殺したはず……いや待てよ?)
リューク「お、ここにも発見。机の上はここからのカメラだけでバッチリだ」
月(僕がLの立場ならあんなに堂々と名前と顔を公表しない。それにあの「L」はご丁寧に名前の書かれたプレートまで用意していたぞ。普通顔はともかく名前は公表しない)
リューク「本棚に向けてもカメラがあったぞ」
月(つまりあの「L」は偽物で本物のLが日本の捜査に加わったのか? だとしたら早く片付けないとまずい。平気でカメラや盗聴器を仕掛ける奴だ。粧裕でのオナニーが今よりもっとしにくくなる可能性が高くなる)
リューク「クローゼットの中にも一台あった」
月(一番許せないのは粧裕の部屋にも仕掛けているだろうってことだ。この調子だと風呂場にもトイレにもあるかもしれない。粧裕の裸を見ている奴がいるってだけで殺したくなってくる)
その日の夜Lは総一郎とともに夜神家の浴室の録画を見ていた。
L(ここで夜神さんの娘、粧裕さんが入浴……中学生でまだ身体も発育中といったところでしょうか)
L(それにしても夜神家の子供は外見の水準が高いですね……)
L「夜神さんすみません。今のところが少し気になったので巻き戻して良いですか?」
総一郎「粧裕は女の子だぞっ!? 貴様何のつもりだ!」
L「これも捜査のためです。私に下心はありませんので、巻き戻しお願いします。」
夜神総一郎は不機嫌そうに巻き戻しボタンを押した。結局同じシーンを三回みてLは問題なしと告げた。
おかげで監視カメラが外れたとリュークから告げられた。その夜は溜まっていて、粧裕のパンツで大いにオナニーをした。
月(ふぅ……頑張ったかいがあった。オナニーが堂々と出来るのは気持ちがいいな。そもそも裁きだけなら今ストックしてあるノートにシャーペンで書いて、消しゴムで消して使い回せばいいし)
L「皆さんの家庭を監視した結果、怪しい人物はいません。盗聴器やカメラは外します」
L(夜神家の浴室だけは外したくないのが本音ですが……)
「はぁー結局容疑者はいずか……」
総一郎「気を抜くなこれで操作は振り出しに戻った」
L「あのなかにキラがいたとしてもボロは出しません。何もボロを出さずに今まで通り犯罪者を葬っているということです」
L「そもそも「全世界同時放送」をフェイクと見破るほどの人物です」
総一郎「では竜崎……やはりあの中にキラはいると」
L「ですから…………5%です」ドヤァ
Lは角砂糖を何個も入れた紅茶をかき混ぜながら考えた。キラが相当の頭の良い人物であるということ。精神がとんでもない領域に達していること
そこまで察した時点で彼は小学生でも分かりそうなことに気がついた。
L(頭の良い人物……どう見ても該当しそうなのは一人ですね)
L(偶然にも夜神家ですか……これで粧裕さんをまた見る口実にもなります)
試験序盤から早速注意を受ける者がいたことに月は反応した。
試験官「そこ……受験番号162番。ちゃんと座りなさい……」
つい後ろを振り向いてしまい、162番と目が合った。
月(何だあの座り方……)
それは机に足をかける座り方だった。試験官の注意に対して162番ことLは言い返した
L「普通の座り方をすると思考力が40%下がります」
試験官は少し頭のおかしい人物だと判断した。給料がもらえればそれでいい。そう考えた。
彼の座り方では机に振動が大きく伝わってしまう。Lの隣には全国模試50番以内の人物が座っていたのだが、Lの座り方と振動によって気が散り、マークシートのマークを一つずつずらしてしまったのはまた別の話である。
だからLと二人であいさつだと聞いたときに驚愕した。彼は自分と全く同じ点数をLも取ったのだと瞬時に理解した。
入学生「二人とも全教科満点だって噂だよ」
入学生「二人は対照的だな……一人は温室育ちって感じだが(ry」
入学生(あれ? あいつら確か試験会場同じだったような……注意されてたときにチラ見したけど二人ともモロにカンニングしてなかったっけ?)
挨拶が終わり、降壇の際にLは月に対して単刀直入に切り出した。
L「私はLです」
おまけに「全世界同時放送」のとき以来、日本のメディアから「L」は消えていた。
月(こいつがLなはずがない。しかし邪険にも扱えないだろう。彼は全教科が僕と同じであると考えられる……適当にあしらおう)
月「よく分からないが……素晴らしい挨拶だったのは確かだ。尊敬するよ」
L「どうも……名乗ったのはキラ事件解決の力になっていただけるかもしれないと思ったからです」
月(入試の学力が直接推理力につながるとでも考えているのか? だったらハーバードとかに協力してもらうべきじゃないのか? やはりこいつはおかしい)
L(夜神月……キラである可能性5%未満……しかしあの中では一番何かを感じさせた。そしてもしお前がキラであればこれ以上のプレッシャーは無いだろう……)
月(日本でのLの知名度なんて大したことはない。せいぜいネットでたまにネタにされるだけだ。仮にこいつがLで、僕をキラだと疑っているとしても今のところ何もできない)
月(せいぜい友人となって家に来るくらいだ。それに正しい開け方をしないとデスノートは燃えてしまう)
入学式後にLがコンタクトを取ってきても冷ややかな態度で接する月だった。
家に帰った月はパンツを取り出す際にあることに気がついた。
月(この引き出しを変な開け方されたらまずまちがいなく粧裕のパンツが燃えてしまう!)
月(何としてもそれだけは阻止しなければ……交友関係は間違っても持たないようにしよう)
L「では私もそのサークルを見学しようかと思います」
月「申し訳ないけど僕の好きにサークルを見させて欲しいんだ。どうしたって他人が付いていると完全な自由にならないから」
月「それに友達作りに必死になる時期だからと言って我慢はよくないよ。自分に納得のいくサークルに入った方がいいと思う。テニスに興味があるんだろ? 行った方がいい」
ごく自然な対応が出来たと自分でも実感した。これで今日はLを名乗る男。流河と離れる口実が出来た。
L「分かりました。今日はテニスサークルを見学したいと思います」
L(流石に疑っていますか。より慎重にいかなければなりませんね)
リューク「お前って意外とモテるんだな」
月「自信がないわけじゃない」
リューク「あのLって名乗った奴はどうするんだ?」
月「あの変人はこのまま放置だ。交流なんてない方がいい」
リューク「でも、妙に付きまとってくるぞ」
リューク「実は本物のLじゃないのか?」
月「だとしても僕は何もしない」
月「また自分がLだと主張するようならカマをかけるさ」
リューク「もう少しちゃんと考えてみろよ」
月「分かった。冷静に考えてみるから一度出ていってくれ」
リュークが窓の外に出る前に月があることに疑問を持った。
月「いつも同じ方向に飛んで行ってるが、何しに行ってるんだ?」
リューク「若いねえちゃんが一人暮らししてるアパートがあるんだ。俺は向こう見られないからいいもんだぞ」
それはそれで羨ましいと感じた月だったが何も追求せずに手を振った。リュークが窓からでていってすぐにカーテンを閉め、引き出しから粧裕のパンツを取り出しズボンを下げた。
月(昨日までこれを粧裕が履いてたんだよな……)
ついつい呼吸が荒くなってしまう。
月「このパンツ……少し臭う…………ハァ……ハァ……でも嫌じゃない…」シコシコ
月「あまり洗わなかったのかな…………」シコシコ
妄想が加速する。
月「粧裕が…………こんなに柔らかいなんて…………思わなかった……」シコシコ
月「この前より…………胸が少し……膨らんでる……」シコシコ
最近エスカレート気味なのは本人でも否定はできなかった。
月「女の子の臭いだったな……興奮した……」シコシコ
月「粧裕のすべすべなお腹に頬ずりしたい……」シコシコ
月「あぁ! 粧裕……粧裕ぅ!」ドピュ
月(またやってしまった。いつも粧裕ではもう抜かないと決めてるのに……)
精液の処理を終えて、パンツをしまい、消臭剤をまいてカーテンを開けた彼の頭はこの日一番冷静な思考が可能となっていた。
証拠が残ると言い逃れができなくなる可能性が出てくることを考え、彼はそれを字に起こしてまとめようとはしなかった。
月(二つ目は彼が本当にLだということだ。テレビのLは世界的名探偵を自称していた。少なくとも「全世界同時放送」が出来るくらいの地位、金のいずれか、もしくは両方を持っている可能性があり、相当頭の切れる奴だ)
月(全世界同時と言ってその地域の全てのチャンネルをジャックし、LIND・L・TAILORを始めとする囮のLが変死すればその地域にキラがいる可能性が高い)
月(切れものでなけば思いついても実際に実行しようとはしないだろう。そして流河は僕と同等か僕よりも頭がいい)
月(三つ目は彼が囮のLである可能性だ。だとすれば後ろに本物がいるだろう)
月(もし整合性があっても僕がまだ信用していない素振りを見せれば、もっと情報が出てくる。情報があまり出てこないで、彼が僕に付きまとわなくなったらそれはそれで結構な収穫だ)
月(粧裕の裸を見たLは消してやりたいのはもちろんだが、それは必然じゃない。奴を少しでも粧裕から遠ざけ、僕が粧裕に抱いてる気持ちに気付かせないためなら僕自身のプライドなんてどうでもいい)
月(副産物として僕がキラでないと思わせられるかも知れないしな)
L「月くん今日は私と一緒にサークルを回ってくれませんか? 月くんが昨日見たことで得た意見を聞かせてほしいのですが」
自分から話しかける手間が省けたことを少し喜びながら、月は「友人」たちの言葉を遮ってLに返す。
月「ごめん、ちょっといい?……うん、でなんだって?」
L「月くんの意見を参考にしながらサークルを回りたいんです」
月「じゃあ4時に正門のところで待っていてくれないか?」
L「分かりました。必ずその時間に行きます」
L「いえ私も少し前に来たところです。では行きましょうか」
月「あー……そのことなんだけど流河に聞きたいことがあるんだ。昨日回ったサークルの先輩に良い喫茶店を教えてもらったんだけど今日はそこに行かないか?」
L「構いません。どちらかというと月くんと交流することが目的ですから」
Lが許可を出してすぐに月は歩き始めた。流河が極端な猫背で、歩き方もどことなく普通でないのに自分の横に並んで歩けることに少し驚いた。
歩く最中も言葉が交わされる
月「交流が目的ってことはやっぱり流河も代表挨拶が二人だったことに興味を持ったんだ?」
それからどうでもいいような間を持たせるだけの、中身のない会話をするうちに喫茶店に着いた。
迷わず奥の席に対面するように座る。
月「先輩がこの喫茶店は彼女と来たり、内緒話をするときにうってつけだと言っていた」
L「良い場所を教えて頂きました」
月「ここならその座り方もそんなに気にする事もないしね。はは……」
親しみを感じさせる程度に踏み込んだ冗談を言うのも彼の考えからだった。こちらから擦りよる姿勢を見せて油断させられればそれで問題は無い。
L「で、月くん私に話したいこととは?」
月「流河が僕に「私はLです」って言ったことについてなんだ」
L(ついに本気にしてくれましたか)
L「ええ……そのことは否定しません。私はLです。そして私はあなたをキラではないかと疑っています」
月「! そんな……僕はキラじゃない」
L「否定するのは当然です。」
この状況に陥って冷静に言葉をかみ砕き、十分に相手の意図を理解してから静かに否定できる人物などそうそういないというのが彼の考えだった。
L「それで、月くんが言いたいことをどうぞ」
月「ああ、それは僕がキラじゃないとわかってからでいいよ疑われたままだと気分が悪い。流河の方から好きに話してくれ」
L「じゃあ……失礼とは思いますが月くんの推理力をテストしてみていいでしょうか?」
月「いいよ。面白そうだ。」
月はこの推理力テストが「夜神月がキラしか知りえないことを言わないかテスト」であることを見抜いていた。そして下手に考えずに自分がキラでないことをアピールしようと考えた
月(興味を失えばどこかに行くのは必然だろう)
月は飲むために口元に持ってきた紅茶を飲まず、カップの内側を見つめて制止することで考えている素振りを見せた。ときおり上斜め方向に視線を送ることも忘れない。
たっぷり時間をかけて口を開く。
月「そうだな……まずLは僕をキラだと疑っている。もしくは言うのは失礼だけど、君は変人だ。」
L自身が自分から言ったことをまるで自分が考えたことかのように言い、誰でも分かりそうなことを付け加える。
Lがそれで? といった顔をしたが気がつかないふりをして答えを導き出しました。という表情で見返した。
Lは期待外れそうな顔をしながらも口では月を肯定した。
L「正解です。しかし……もう少し考えられることもあったんじゃないでしょうか。」
月「そうかな? これが精一杯だと思う」
当然であるといった表情をする裏で、月はLが求めていたような答えを導き出していた。
やはりLは不満げな顔をするのだった。
L(月くんは予想よりもずいぶん推理力が低い……これでは夜神家では総一郎さんにしか近付けない。粧裕さんが遠ざかっていく……キラでないとすると振り出しにもなってしまう。)
月「不満そうじゃないか」
L「私はもっと月くんがより深い思考ができる人間だと思っていました。どうやら検討違いだったようです」
月「僕は勉強が人よりも出来るだけで、推理とかは苦手なんだ」
L「そうですか……今のところ月くんがキラである可能性は低いです」
月「良かった。僕から聞きたいことなんだけど、流河は自分がLだと言っていたけどどうやって証明するんだ?」
L「あなたのお父さんに私の風貌を聞けば信憑性のある答えが返ってくるでしょう。」
それでL自身の情報が増えることを期待した月だったが、Lは大胆にも自分の携帯からワタリを経由して夜神総一郎に電話をかけ、月に総一郎からの言葉を聞かせることで自分がLであることを証明した。
月(結局何も得られなかった……)
L(ここまで大胆なことをやらされるとは思いませんでした。…………ここから粧裕さんまで一気に近付けるかもしれません)
電話の向こうの総一郎に話しかけ始める
L「夜神さん。これで月くんは捜査本部のことを知ってしまいました。今は少しでも人出が必要です。彼をいっそ捜査本部に引き込んではどうでしょうか」
月(! くそっやられた! 逆に流河ことLと近くなってしまった)
L「ええ、そうです。はい。一室余っていると? それは好都合です。はい。それでは本部の場所を移動させていただきます」
月の耳に何やら不穏なことが聞こえ始めた。
自分が捜査本部にほぼ強制的に入れさせられたこと。
「ホテルに警察が毎晩集まる」ことでの@捜査本部の特定を恐れるという口実で夜神家に捜査本部を移動させられたこと。
Lが夜神家で寝食を共にすることになったこと。
これが主だった。これならば必要な時なら家にいる時間帯でもキラ対策の議論が行えるというのが理由だった。
L「月くんのお母様と妹さんに信じてもらえそうな理由は私が考えたので一切問題ありません。」
L(これで粧裕さんと非常に近くなれた。それにまた浴室にカメラを仕掛けられる!)
月(最悪の事態だ。Lが粧裕と近くなった上にキラとしての僕とも近くなってしまった!)
いいじゃないか
L「間違いなく本当です。それにまだ月くんがキラでないと完全に決まったわけではありません。その監視もあります」
Lは心の中だけで「もっとも粧裕さんに近づくことが最優先ではありますが」と付け加えた。
月「それは……住むのはいつからだ?」
L「今日帰ったらそのままです。必要な機材は一般的な家電製品に偽造して運び込みます」
月(今日からじゃ「裁き」もオナニーもやりづらくなってしまう……どうしたものか)
月「いきなりだから心の準備ができてない。明日からじゃダメなのか?」
L「夜神さんにすぐに家族に連絡するように言ってしまったので無理だと思います。」
どうしようもない状況に月はイラつき始めた。さらにLは粧裕の裸を見た可能性が非常に高いことを思い出し、そのこととオナニーがやりにくくなってしまった状況によって怒りは頂点に達した。
しかし彼は天才大学生である。表情には出さなかった。
L「言い忘れていましたが、ご家族といるときや一般人といるときは流河。捜査本部にいるときは竜崎と読んでください。両方偽名です。」
始めて流河という名前を聞いた時には特に何も感じなかったのだが、今は偽名が地味なかっこよさを追求していることに対してさえ快く思わないほどだった。
月(偽名なんて佐藤清とかでいいだろ! くそっ!)
十分に練られたら後日またスレを立てようかとおもう。
月監禁程度までを一気にすっとばせたのは良かった点だと思う。
じゃあお休みなさい
いいサユニーを
デスノの粧裕とヒカ碁のあかりはドストライクだった
Entry ⇒ 2012.02.28 | Category ⇒ デスノートSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
戦場ヶ原「安価で暇つぶしよ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329626007/
戦場ヶ原「まずは>>5をしましょう」
戦場ヶ原「しかし一体だれに…?」
神原「戦場ヶ原先輩はいらっしゃるだろうか!」バァン!
戦場ヶ原「神原!」
神原「無論!私は>>10しにきたのだ!」
戦場ヶ原「くっ…私の初めてが女性というのは中々トラウマよ?」
神原「なぁに!良い思いでになります!」
戦場ヶ原「くっ…」ジリ…
どうする?>>17
神原「こっこれは!戦場ヶ原先輩の服で私の身体を!」
戦場ヶ原「悪いわね、神原。縛らせて貰ったわ」
神原「しっしかし…これはこれで戦場ヶ原先輩の服が私の肉体を包み…うぉぉぉ」バタバタ
戦場ヶ原「今のうちに>>23に行きましょう」
羽川「何でもは知らないわ、知ってる事だけ…この問題は…」
戦場ヶ原「お邪魔するわ!」バァン
阿良々木「せ、戦場ヶ原!何しに来たんだ!」
戦場ヶ原「>>32」
阿良々木「何事!」
羽川「落ち着いて!阿良々木君!鳴子ならここに有るから!」
阿良々木「お前も落ち着けぇぇ!」
戦場ヶ原「>>48」
阿良々木「なに名場面みたいに言ってんの!?お前…神原ですら引くよ!」
戦場ヶ原「阿良々木…私は3pがしたいわ、それに…羽川さん?あなたはどうなの?」
羽川「>>57」
羽川「この羽川翼が最も好きな事のひとつは、自分がエロいと思ってるやつに「NO」と断ってやる事よ」
戦場ヶ原「ふふっ…流石は羽川さんね…ならば…勝負っ!」
勝負方法>>63
戦場ヶ原「もうわかっているでしょう?あなたのスタンドを出しなさいな…」
スタンド羽川>>75
戦場ヶ原>>80
戦場ヶ原「あわびレクイエムッッ!」
┣¨┣¨┣¨┣¨ ┣¨┣¨ ┣¨┣¨……
羽川・戦場ヶ原「「いくわよ」」
羽川「オラオラオラオラオラ!」
戦場ヶ原「無駄無駄無駄無駄ァ!」
阿良々木「なにこれぇぇぇ!!」
戦場ヶ原「ぐふっ…矢の力を得ただけあるわね…」
羽川「まだ続けるのかしら…?」
阿良々木君はどうする?>>90
忍「誰がスタンドじゃ!」ドガッ
阿良々木「ぐはっ!」
忍「なんか騒がしいと思ったらなんじゃ?この有様は…」
阿良々木「たすけてくれ忍、これじゃ地球が一巡しちゃうぜ」
忍「天国にはいきたくないしのぉ…」
どうする?>>101
prrr
神原「神原駿河だ!好きなプレイは浣腸…」
阿良々木「今すぐ来い!」
神原「しかし…阿良々木先輩、私は今縛られ…」
阿良々木「戦場ヶ原が羽川と絡んでるぞ!」
神原「来たぞ!」バァン
阿良々木「はえーよ!」
神原「スタンドはもっていないし私が憑かれていたのはレイニーデビルだ」
阿良々木「ともかくあいつらを止めないと今度は玄関どころか家がなくなっちゃうぜ」
神原「しかし先輩…あれをどう止めるのだ…?」
>>115
天才だなお前
阿良々木「正気か!?お前…」
神原「いや…開発も出来て一石二鳥かと…」
阿良々木「僕はお前の変態性に尊敬すら覚えるよ…」
神原「では…逝くっ!」ダッ
ドガドガサァワタシノアナル…グァァ!メメタァ
阿良々木「か、神原ぅぅぅ!」
阿良々木「僕は七咲派だが…八九寺、僕の名前は阿良々木だ」
八九寺「失礼、かみました」
阿良々木「違う、わざとだ」
八九寺「マグガイア!」
阿良々木「スパイダーマン!?」
八九寺「いや、忘れたたリュックを取りに来たんですけど…なんですかこの週間少年ジャンプもビックリの惨事は」
阿良々木「いや、話すと長いんだが…」
八九寺「まぁ結局阿良々木さんが原因なら良い解決策がありますよ」
阿良々木「お!なんだ!」
八九寺「阿良々木かんが死ねばいいんじゃないですかね?」
阿良々木「僕がなにしたんだよ!」
阿良々木「オーケー…ラスト安価だ、収集つけてくれよ」
>>145
阿良々木「……そうか!」
無駄無駄無駄オラオラオラ時よ…セイッ
阿良々木「戦場ヶ原!」
戦場ヶ原「なにかしら?今いそがs
ズキュゥゥゥン
戦場ヶ原「ふむっ!」ちゅ
ちゅるちゅる…ちゅー
戦場ヶ原「な、なに?いきなり…」
阿良々木「戦場ヶ原…僕はお前を愛してる…だから、自分の身体は大事にしてくれ…」
戦場ヶ原「阿良々木…」
阿良々木「羽川、お前もだ…」
羽川「ちょっと大人気なかったね」えへへ
八九寺「それにしてもキスとは、思い切りましたね」
阿良々木「そりゃあいつを止めるには…」
八九寺「そうですねー……じゃあ私が消えそうになったりしても阿良々木さんはキスしてくれるんですかねー?」
阿良々木「え?お前今なんて…」
八九寺「冗談ですよ、冗談、お馴染みの八九寺ジョークです」
阿良々木「何ていったんだよー」
八九寺(私も…いつか消えちゃうんですかね)
八九寺(でも、だからこそこうして一日一日を大事にしていこう、っておもえるんでですよ、貴方に会ってから)
おわり
終わりは鬼に繋がるってことでひとつお願いしますwww
無事終わってよかった!
>>1乙!
Entry ⇒ 2012.02.28 | Category ⇒ 化物語SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
あかり「もぉあかり怒ったよぉ~」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329644187/
キーンコーンカーンコーン
結衣「おい京子。部室行かないか?」
京子「あらら~どうちたの?ゆいちゅわ~ん?一人で行くのが寂しいんでしゅか~?」ワサワサ
結衣「寂しくねえよ。つかなんだ気持ち悪い」 グサッ
京子「ガーン!」
結衣「自分で言っといて落ち込むな」
結衣「」
京子「おいおい、京子ちゃんのハイレベルなギャグに言葉もでないかぁ~」ワハハ
結衣「」
京子「おーい 船見さんやーい」アセアセ
結衣「ほら、目あけて寝言語ってないで、さっさと部室行くぞ」
京子「ふぇ~い」ガックリ
結衣「あっ綾乃が来たぞ」
京子「おーいトシノーキョーコー呼ばれてるぞ~」
結衣「お前だろうが」
京子「むふふ、私の名前はゴーガン・ダンテス!幻魔界最強の剣士っ!」ドヤァ
結衣「うわぁなんだこいつ」
綾乃「歳納京子ー!あなたまた昨日締め切りのプリントにアンケートに……とにかく色々出してないわよ!」プンスカ
綾乃「あなた、いつものことで無くしちゃったんじゃないの?」
京子「もしかしてそーかもね~ プリントとかはあかりの次くらいに忘れそうなもんだし」
京子「じゃあ書くからプリントくれ綾乃ー」
綾乃「まったく、しょうがないわねぇ 書き終わるまで監視するんだからね!///」
京子「ふぇ~い」
結衣「仕方ないな んじゃあ先に行ってるぞ京子」
結衣(さて、今日は何しようかな。範馬刃牙の新刊でも…)
ユイセンパーイ
結衣「あっ、ちなつちゃんだ」アセ
ちなつ「結衣せんぱーい 部室に行くんですか~?」
結衣「そうだよ 京子と行こうと思ったんだけど、あいつは居残り」
ちなつ(これはチャンス あかりちゃんも放課後は見てないし、今日は結衣先輩とあんなことやこんなことや)ニヘラ
結衣「ところで、ちなつちゃん こんな所で何してたの?」
ちなつ「廊下掃除してたんですけど、結衣先輩の匂いがしたんで飛んできました~」キャピ
ちなつ「冗談ですよぉ~ あのですね、掃除してたら櫻子ちゃんと向日葵ちゃんが言い争いを始めちゃって…面倒くさいんで逃げてきたんですよー」
結衣「(冗談に聞こえない…)そうなんだ ちなつちゃんも大変だね」
ちなつ「結衣先輩に心配されるなんて…チーナもう/// 結衣先輩、私とけっこn…」キラキラ
ヨシカワサーン チナツチャーン
ちなつ「チッ、邪魔しやがって」
結衣(ちなつちゃん怖っ)
櫻子「ちなつちゃん私だよねー?おっぱい魔人なんかより断然わたしの方がふさわしいよねー?」ペタッ
向日葵「お…おっぱ…魔…なんですってー!!」
ワイワイガヤガヤ
結衣(あぁ…また始まった…三十六計逃げるに如かず…)スタスタ
ちなつ「う~んとね」アセアセ
ちなつ「結衣先輩はどう思います??」
\フッナミーン/
向日葵「さあ、どうなんです吉川さん!?」
ちなつ「…う~ん…そうだ、ちょうど掃除してたし、どっちが早くゴミを捨てに行けるかでいいんじゃない?」アセアセ
櫻子「よっしゃ、じゃあ私がいってくるよ!ミルタンクよりわたしの方が足速いもん」スタタタ
向日葵「ちょっ、お待ちなさい櫻子!その口縫い合わせますわよー」ドゴオォォォ
ちなつ「ふぅ 一件落着 結衣先輩おいかけなくっちゃ」
結衣(あの二人はいつもあんな感じなんだろうけど、実際は仲良いんだよな)
結衣(と言っても、時間軸の関係で副会長には…)
結衣(まあ良いか、あの関係が需要に繋がると思えば)
ガラガラ
結衣(いやー、冬だから部室もなかなか冷えるなー)
ジーー
結衣(誰もいないのかな?あかりが来てそうだけど…見つからないだけか?)
ジーー
ガタッ
結衣「はっ!?なんだ今の音??」ワナワナ
ジーー
結衣「この感覚、私にプレッシャーをかけるなんて・・・一体何者なんだ? 」
結衣「うおぉっ!なんだあかりか…いたなら声かけてくれよ」アセ
あかり「ごめんねぇ 驚かせたぁ?」
結衣「いや、誰かに見られてる気がしたり、ラップ音みたいのが聞こえたから…ちょっとびびってたよ」タラー
あかり「そのことなんだけど…結衣ちゃん…」モジモジ
結衣「?」
あかり「結衣ちゃん、おはなしきいてくれる?」
結衣「ああ、相談なら乗るよ」
あかり「うん…えーとね」
あかり「あかりって…主人公だよね?」
結衣「!?」
゙あかり「でも、毎回毎回、影が薄いとか空気だとかで…ひどい扱いうけてるんだよぉ」ウルウル
結衣「(自覚してる…不憫な子…)そ、それは…」
あかり「京子ちゃんとかちなつちゃんの方がわたしよりも存在感あって…あかりをいじりがひどすぎると思わない??」
結衣「確かに…否定はできないな」
あかり「だから、あかり…」プルプル
結衣「?」ゴクリ
あかり「仕返ししてやるよぉ」ニタァ
,ィ' ´::::`゙':レ´::::::::`ヽ、
_,ノヒ ,ィ-‐-、ィ'´::;ィ---:::::::::::::::::ヽ、--- .、
`ヽl´ ,イ/:;-/.::ィ'´:::::::::::::::::ヽ、:::::ヽ.:::l.lヽ,
l:l:'´/:;/:::::::::,:::::::i::::::ヽ.:::::iヽ、.l.l:::l
l:::/::/:::::::::::l:::::::ト、:::、:::ヽ::::l:ノ.ノ:ノl
ヽ/:/´::::::/:i::::l::::::::l ヽ::ヽ:::ハ::::l'ノ//
-,ィ´/::/::::::/l::l::::l::::::::l ヽ:ハ::::::::l__ノ´
'',ン'/::i:l::::/ l:ハ/:!::i、::::/、,_ _,、l:::::::::lヽ`,ヽ,
. ヽ//l:l:/l:::/ 、__ィl'´ヽ、:,:l ヽ::l `,,´,._ l:l、:::l:::::l::i:`、ゞ
. // l:l'::l::i. 〉ナllllllii;、 \ l \l ,7´llllllll l/ ヽ:l:::::l:;ィ‐'` `
. i' l:::::ゝl (__,.l!!!!!!!ト_) .(_ィ´ ̄`テ-' lノ::::lイ´
. ! ヘ:::l:::l /// l::::l:l
ヘ::l;::ノ /// 、 ,l ./:::/::l
lヘ、lヘゝ \ /,' ./:;l:/:::l
,,,...l---ヘゝ, ゝ`‐----‐´,/ ,,,/,/l/:/l:l 仕返ししてやるよぉ ニタァ
---‐‐‐‐ ´ ,,..==、`、ゝ、, `ゝ‐--- '´ , ィ'´/´:i,::/ l,/ .l、
l、_l_ i二二二,`ゝ- , ,,,,,,,... ィ.''´,、::::ノ.l:/ ’ -〈,`〉-
,.........,_ ,___`ニi/////l lllllllll|||-! ./l|||||lllllliiiiiiiiiiiiiiii;;;,, 'l'
,アィチ.´l .l///‐ l´V l//////l .llllllllllllll ,illlllllllllllllllllllllllllllllll!ヽ
l l/////l .l .l/////,l .llllllllllllllll ,illlllllllllllllllllllllllllll!" ヽ
. l l////ィ-i‐.、.__///l .llllllllllllllllill|||lliiilllllllllllllllllllllllllll!"/ ヽ
. !=/´/´i-ヽヽ、`ヽ,llllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!゙/ l'
,//ィ‐l.、`、 \ .lllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllllll!゙/ ./
l ´ ==ヘヘ l ゙'!llllllllllllllllllllllllllllll!!゙' /ィ´ 〈
l i-、l l、 ゙゙'!!lllllllllll!!゙゙ l´_________. i
(ヽ 'l !、 ィ!ヽ r' ̄、I lllll|||||||||||||||lllliil
このタイミングでそれは卑怯だwww
あかり「あかり、ギアナ高地で修行して秘技を会得したのぉ」ニコッ
結衣(あかりの笑顔が怖い…ってかギアナ高地ってどこだよ?)
結衣「で…秘技と言うのはいったい…」
あかり「むふふ~」
\アッカリーン/
結衣「!?」
ズキューン!
結衣「なっ…京子の…ポッピンアイが消えた」
アッカリン「ふぅ」グポーン
あかり「へへへ、明鏡止水の境地に達したあかりは、この体が透明になるんだよぉ」ドヤァ
あかり「あと、透明ビームが出るおだんごファンネルも使えるんだよぉ」ニコッ
結衣(あかり…恐ろしい子)
結衣「だけど、あかり。それはだめだ。そんな仕返ししたって悲しみしか生まない。逆にあかりのイメージが悪くなるぞ!」
あかり「結衣ちゃん…だけど、あかり…もう我慢できないの。こうでもしなければ真の主人公にはなれない。あかりには才能がないから」ポロポロ
結衣「あかり…」
あかり「結衣ちゃん…心配してくれてありがとう、あかりってほんと馬鹿」
\アッカリーン/
結衣「あかり、おまえまさか…あ、あかりーーーーーー」
櫻子「この国では成長途中の女性を「少女」って呼ぶんだろ…って言わせんなし///」
向日葵「何言ってますの櫻子?気持ち悪いですわ」タプンタプン
櫻子「うっさい!向日葵の奇乳の方が気持ち悪いもんね~」スタタタタ
向日葵「なんですって~ 喉笛掻き斬りますわよ!」ギロッ
櫻子「や~いおっぱ~い。悔しかったら追いついてみ…」
ドゴッ
アッカリン「あべし」
櫻子「痛ったーい」ドテン
向日葵「おまちなさ~い」パユン
アッカリン「たわば」
向日葵「きゃっ」
櫻子「いてててて~」グスン
櫻子「うん、大丈夫…向日葵は??」
向日葵「えぇ、大丈夫ですわ…怪我はありませんの??」
櫻子「大丈夫って言ってんの!」
向日葵(大丈夫なら良いのですけど…)ソワソワ
櫻子(向日葵こそ大丈夫なのか?…)ソワソワ
アッカリン(うう~痛いよぉ~ みんなには見えないから避けてもらえないんだったよぉ)シクシク
向日葵「赤座さんの?でもどこにも見当たりませんわよ」
櫻子「あかりちゃん?存在感が薄いから気づかないだけで、きっとそこらへんに転がってるよ」
アッカリン(もぉ~あかりが見えないからって、櫻子ちゃんあんまりだよぉ)プンプン
アッカリン「えいっ!」
ズキューン
ひまさく「!?」
向日葵「あ…あばば…あばばばばくぁwせdrftgyふじこlp」
櫻子「おい向日葵どうs…」
向日葵「櫻子、あなた…こんなところで下着になるなんて…///公然ワイセツですわぁ!」
櫻子「ぴぎゃーーーー///なんでなんで!??向日葵まさかお前が」シッタギーン
向日葵「いくら櫻子が…嫌いだからってそんなことしませんわ/// 赤座さんの悪口言うから罰が当たったんですわきっと」
櫻子「そ、そんな~あかりちゃんは天使じゃなかったのぉ~?」ガクガク
アッカリン(あかりだって怒るんだよぉ櫻子ちゃん!)プンスカプン
櫻子「うぃ~さむいよ~」ガクブル
向日葵「もう、仕方ありませんわね…わ、わたくしの上着でも羽織ってなさい 風邪をひかれて看病でもさせられたら、その、困りますから…///」
櫻子「向日葵…ありがと…」
向日葵「今回だけですわ…一応、次期生徒会副会長のライバル同士なんですし…」
向日葵「ちょっ…櫻子!その格好で行くのはおやめなさい…もう、聞き分けのない子ですこと」タッタッタ
アッカリン(あれれ~ちょっと意地悪したのに…なんか良い感じになっちゃったよぉ…)
アッカリン「まぁいいや、本名は京子ちゃんとちなつちゃんだしね!」ニヘラ
【廊下】
結衣「うーん、大変なことになったな…こうゆうのに詳しそうなのは…」
西垣「松本ぉ!この教室にセムテックスをたんまり仕掛けたぞぉ~コレを押せば爆発するぅ」
松本「…」モソモソ
西垣「そんなことをしてどうするかだとぉ?愚問!世界中の爆友に対する意思疎通・開戦の花火だよー」ヒャッハー
松本「…」シーン
結衣「失礼します…」ガラッ
松本「…」モソモソ!
西垣「気をつけろ、そこにはクレイモア地雷がセットされている。と言っている。」
結衣(なんだここ…めっちゃやばそう)タラー
西垣「用があるならホフク前進でここまで来るんだ。」
西垣「いやなに、紺碧の艦隊とのコラボに向けてミリタリーを取り入れてみた。」ダハハハ
西垣「ところで何をしに来たんだ?爆友申請か?うんっ?」
結衣「それがですね…」カクカクシカジカ
西垣「後輩が透明になって復讐だとぉぉ?船見?頭大丈夫かぁ?」ハッハッハ
結衣「その言葉、ノシを付けてお返しします。」
結衣「それで何か良い案は…?」
西垣「それならこの大量のC4で学校ごと爆…」
松本「…」モゾモゾ
西垣「なんだ松本?んっ、例の眼鏡?」
西垣「ああ、見えないものが見えるという胡散臭いアイテムか。私たちには必要ないから持って行け船見。」
結衣「あ…ありがとうございます。それでは失礼します」アセ
結衣(ふぅ…理科室やべぇなおい…はやいとこ逃…)
ジ・エンド! ボゴーン
結衣「!?」
チャンチャンチャチャンチャン♪チャン!チャン!!チャン!!!
オジイチャンオジイチャン
京子「えーとなになに。あなたの好みの女性のタイプ?おい綾乃ぉ、こんなアンケートあったかぁ?」
綾乃「さぁどうかしらね??」シラー
綾乃(そんなのあるわけナイナイナイアガラよ///私が作ったんだもの///)
京子「んーと… 自分 っと」カキカキ
綾乃「まじめに書きなさいよ!!」
京子「えぇ~。だって、好みのタイプなんて~。だけど、綾乃みたいな人は結構すきだぞ!」
綾乃「えっ!?な…な…」プシュー
綾乃(トシノウキョーコが私を隙って…私をスきって…好きってーーキャーキャー)モジモジ
京子「おーい綾乃ぉ~??頭から煙でてるぞー」
綾乃「ま…まぁ、一応生徒会副会長ですもの///」
京子「副会長って頭から煙がでるの!??そしたら、会長は…」スゲェー
綾乃「へっ??あ、いや、あなたの面倒を見るのも副会長の役目って言う意味よ!ちょっとは文脈を考えなさいよ!ほんとに、としの…」
ガラッー
京綾「ん?」
京子「な…なんだ!?誰もいないのにいきなり扉が開いたぞ??」
綾乃「キャーー」ギュー
京子「おぉ、綾乃 積極的だな」ポッ
綾乃「ふえ…?な…なななな」ポッポー
京子「おい、綾乃熱いぞっ!草タイプの京子ちゃんにこうかはばつぐんだぞ」
綾乃「だって…だって、いきなり扉が開くなんて…グスン 何かの霊よ、トイレに出るっていう自縛霊よぉぉぉ」フエェェ
京子「綾乃ー泣くなよ 大丈夫だって、誰かのいたずらだよきっと。ボケをスルーされたわたしも泣きたいけど…」
アッカリン(あれれー?? 京子ちゃんじゃなくって、杉浦先輩が腰抜かしちゃったよぉ…)
京子「よしきた!」
京子「悪霊退散♪悪霊退散♪ドーマン!セーマン!
ドーマン!セーマン!直ぐに呼びましょ陰陽師 レッツゴー!」キリッ
綾乃「他力本願じゃない!!」
アッカリン「ぶふぉ…」
京綾「!?」
アッカリン(京子ちゃんそれは駄目だよぉ 今のはあかりにはこうかはばつぐんだよぉ)クスクス
京子「わたしの祈祷が効いてるぞ~ 往生せい悪霊めぇー」ドーマンセーマン
綾乃「い、今の声…赤座さん?」
京子「えっ?あかり?ついにあかりも逝ってしまったか…」
アッカリン(やばいバレちゃうよぉ ええい、ままよ!)
ズキューン
千歳「綾乃ちゃんおる~?」
京子「うわっー!!?」
綾乃「眩しいっ!」
千歳「!? あかん…これはあかん」ポタッ
千歳(歳納さんと綾乃ちゃんが二人きりでおって、しかも綾乃ちゃんは歳納さんに抱きついてはる…)タラー
千歳「ここは桃源郷やなぁ~」ブシュ
京子「なんだ今の光…って…うぉお」スースー
綾乃「とととっとっとととと歳納京子…あああ…あなた、素っ裸になってるわよぉぉぉおおお//////」プシュー
京子「何だこりゃあ??おい綾乃どうゆうことだってばよー?」アセアセ
綾乃(トシノーキョーコガハダカトシノーキョーコノハダカトシノーキョーコノハダカトシノーキョーコノハダカ///)カー
京子「どぉした綾乃ぉ?おぉ千歳ー」
千歳「あまつさえ、歳納さんは裸なんや。綾乃ちゃんは一糸まとわぬ歳納さんとピーやピーやら…」ドバー
千歳( 綾『京子、私が暖めてあげる』ウフ 京『優しく抱いてね』 )
千歳「ナイスやで 歳納さん」ビチャビチャ
綾乃「はっ!歳納京子!まずは、体操着にでも…あっ!」ガツッ
京子「綾乃ぉー」
バタッ
京子「ふう、よかったよかった 私が下で受け止めなかったら、綾乃危なかったよ」ニヘッ
綾乃「歳納…京子…ありがとう///」
京子「怪我は無い?」
綾乃「えぇ/// ってキャーごめんなさいごめんなさい 今、体操着もって来るわね///」プシュー
綾乃「あっ千歳、歳納京子の体操着…」
千歳「それはあかん…反則やで、綾乃ちゃん! 宝具を開放するで…」カチャ パリン
【鮮血神殿~ブラッドフォート・アンドロメダ~】 ブワッシャーーーー
アレゴクミノフナミサンヨネ? ヘンナメガネカケテルヨー クスクス
結衣(/// くそっ! このメガネ、SM女王様仕様なんだよな…外しとこ)
結衣(まずは、京子に知らせないとだから、教室にでも…)
ピカー ビチャビチャ グチャー ウワー ズキューン ズキューン
結衣「うわっ!? 教室から…まさかあかりが」
結衣「京子おおおおぉぉぉ」スタタタタ
ガラガラッピシャ
結衣「おいっ京子!大丈夫…ってなんじゃこりゃあああああ」
綾乃「どうしよう東照宮」ポカーン
結衣「ぶふっ ってか、 何だこの血まみれの教室は!!?何があったの!?」
綾乃「えぇ、カクカクシカジカで、私と歳納京子が、その…お、覆いかぶさったら///」カー
京子「はっ、そういえば千歳は…」
結衣「なっ…!そこに千歳であっただろうものが…」ヒカラビ
綾乃「キャー!千歳ぇぇぇ」
結衣「ちょっとひどいってレベルじゃないぞ。机とかでろんでろんだし…」
京子「ははは…だけど、なぜか私たちは大丈夫だったんだよね~」キリッ
アッカリン(あかりのビームで少しは相殺できたからよかったけど…池田先輩、あれはやばいよぉ)
綾乃「そういえば、船見さんは歳納京子に用事があるんじゃないの?私は千歳を保健室に連れて行かないと…」
結衣「あっ、悪いね 千歳を頼むよ綾乃」
綾乃「分かったわ! あぁ、歳納京子!アンケートの続きは今度じっくり聞かせてもらうんだからね!」
結衣「あぁん?」
京子「ひぃ~機嫌悪かったのかーごめんよ結衣」
結衣「まぁいい このメガネは、あかりがカクカクシカジカで…ということだが、なんか被害はなかったか?」
アッカリン(まずいよぉ あのメガネを使われたら…早めにちなつちゃんの所に)
京子「あぁそういえば、知らないうちにマッパになってた。」
結衣「てか、今もマッパなわけだが…」
京子「うおっ!いろいろあって気がつかなかったぜ」テヘペロ
結衣「ポーズは良いから早く体操着を着ろ!見てるこっちが恥ずかしい」
京子「へいへぇ~い」
結衣「京子の制服に下着を消したのはあかりに違いないな だけど、マッパになるだけでよかったよ そうすると、次はちなつちゃんか…急ぐよ京子」
京子「おい待ってくれよ~ スースーするし、なんか擦れちゃうんだよ~」
ちなつ「あぁ~部室に来たのはいいけど、結衣先輩がいないなんて…」
ちなつ「入れ違えたのかな~」スー
ちなつ「やっぱし、一仕事終えた後の一本はいいね。」
ちなつ「この、深みある味 ワイルドなチーナも中々いけるんじゃないかしら?」キャピ
ちなつ「結衣先輩まだかな~」スーハー
ガラッ
ちなつ「あっ、結衣せんぱ~い」
シーン
ちなつ「えっ?」
アッカリン(むふふ、ちなつちゃんがポカンとしてるwww)
ちなつ「あかりちゃん?そんなことして目立とうったて、もはや無理だから出ておいでよ~」
アッカリン(ちなつちゃん…普通にそんなこと言うなんて!!!)
アッカリン「もぉ怒ったよぉぉぉぉ」
ズキューン
アッカリン(へへへ~ちなつちゃん 恐怖のどん底に落としちゃうよぉ)
ズキューンズキューン
ちなつ「うわーーーん誰かあああぁぁぁ」ワナワナ
ドタドタドタ
ちなつ「ひいいぃぃぃ、誰なのぉぉ 助けて結衣せんぱ~い」ビエー
アッカリン(結衣ちゃんはまだ京子ちゃんのところだから、いくら喚いても助けに来ないよちなつちゃん)ヒャハハ
ちなつ「グスン…こうなったら」ムクッ
アッカリン(!?)
アッカリン(うわぁ~結衣ちゃんのバールのようなもの振り回し始めたよぉ ここはひとまず退散)
ゴンッ
アッカリン「いてててて~(ふすまがあったんだ…)」バタッ
キラーン
ちなつ「いひひひ…ここねぇ~見つけたわよ化け物~」ウマノリ
アッカリン(あああぁぁ~ちなつちゃんに撲殺されるよぉーー)
ちなつ「チーナ☆デストr…」
結衣「まって!ちなつちゃん」
京子「おぉ間に合った わたしのちなちゅが前科者になるところだった」
ちなつ「ちなちゅ言うな」ブンッ
京子「うおっ」アブネー
結衣「おいっあかり、出てきたらどうなんだ?丸見えだぞ」
\モッドリーン/
あかり「ふえぇ…」
ちなつ「あ…あかりちゃん!?」
あかり「京子ちゃん、ちなつちゃん…ごめんなさい」グスン
京子「私は全然気にしてないぞ~」
ちなつ「ごめんって、私も撲殺しそうになってたから、ごめんね」
あかり「うんうん、ひどいことしちゃったあかりが悪いの…」
あかり「いつも、影が薄いだとか空気だとか言われて…ちょっと落ち込んでたんだ…」
あかり「そこを京子ちゃんやちなつちゃんにいじられちゃって…さすがに耐え切れなくなって…仕返ししてやろうって…」
京子「いやいやそれ程で…」
結衣「おいこらちょっとは反省しろ」ボゴッ
京子「ぐふっ…」
ちなつ「あかりちゃん…ごめん、わたし調子乗っちゃってて…でも、そんなに悩んでたのに何で相談してくれなかったの?わたしたち友達でしょ?ねえ…?あかりちゃん」グスン
あかり「うん…ちなつちゃんはそう思ってくれてて嬉しいけど、あかりはもう…取り返しのつかないことをしちゃったんだよぉぉぉ」ビエーン
結衣「あかりは空気なんかじゃない!」
あ京ち「!?」
結衣「あかりがいることで、京子にちなつちゃんに私のキャラが成立している部分もあるだろうし、出番がもらえたキャラがいたりする。」
結衣「今回だって、あかりが原因で千歳が幸せのうちに大往生したわけだし…とにかく、あかりは、自分の存在でみんなを幸福にしてくれる天使みたいな存在なんだよ!!」
あかり「ゆ…結衣ちゃん…」ウルウル
あかり「結衣ちゃん…ありがとう…あかり、みんなのために頑張るよ」グスン
結衣「そうだ、今のままで良いよ ほら、泣かないで、あかりは笑顔がいちばんだよ」ニコッ
ハムッ
チュッ
結衣「あっ…あかり…んん」
あかり「んんっ…ちゅっ…」
結衣「んぅ…」
あかり「はぁ…はぁ」ニコッ
ちなつ「ユイセンパイガユイセンパイガァァァアァァァ」ガクブル
京子「おーいおふたりさーんやーい」ニヘラ
結あか「…あ゛っ///」テレッ
京子「お取り込み中すみませんが~結衣はいつまでそのメガネつけてんだ?」ニヘラ
結衣「!?しまった///」
あかり「んふっ///ゆいちゃんかわいい~」ハハハ~
終劇
【保健室】
綾乃「千歳ぇ! しっかりなさい」グスン
千歳「綾乃ちゃん いいんや、もう天国は見させてもろうたから・・・」ガクッ
綾乃「いやぁぁぁぁ あなた、わ…私が歳納京子に告白するまで応援するって言ってたじゃない」
綾乃「その前に逝っちゃうなんて…」シクシク
千歳「な・・・なんやてぇー」ムクリ
綾乃「!?」
千歳「死んでなんておられへんわ!綾乃ちゃん、その気になってくれたんやなぁ~」タラタラ
綾乃「ち…千歳」ポカン
千歳「善は急げや!ほな、綾乃ちゃん ひじきとレバー買うてきてや!」
千歳「まだまだ、この世も捨てておけへんでぇ」ダバー
ほんとの終劇
カオスで稚拙な内容で、見苦しい部分もあったかと思いますが、お付き合いくださって感謝しています。
最後まで面白かった
Entry ⇒ 2012.02.28 | Category ⇒ ゆるゆりSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
妹「チョコもらって来た」 兄「なんでやねん」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329222467/
兄「なんで女がもらって来んだよ」
妹「だってくれるもんは仕方ねーし」
兄「あれか、友達同士でやり取りっていう」
妹「違うよ、私あげてないもん」
兄「もしかして男がくれたとか?」
妹「ううん、女の子」
兄「へ、へえ……ふ、ふーん」
兄「え?」
妹「どうだった?」
兄「なにが?」
妹「チョコだよ、もらえたの?」
兄「誰が?」
兄「なんで?」
妹「なんでってバレンタイン」
兄「え?なにそれ?」
妹「いやもうそういうのいいよ、面白くないし」
兄「……」
兄「今年もとか言うなよ」
妹「ホントのことだし」
兄「ぎ、義理チョコはもらわない主義なんだ」
妹「ふーん、義理チョコ断ったんだ」
兄「……まあな」
兄「は?」
妹「このチョコ、分けたげよか?」
兄「分けるって……」
妹「私じゃ食べきれないし」
兄「あのな」
妹「だってすげえ悲しそうな顔してるし」
兄「してねえよ!」
妹「ほら血の涙出てるよ」
兄「えっ?」
妹「嘘だけど」
兄「くっ……」
妹「ああっと、そんなにヘコむなって」
兄「もう今日はそっとしといてくれないかな」
妹「仕方ないなあ、じゃあ私がやるよ」
兄「だからもらったのなんか」
妹「違うって、そんな事だろうと思ってわざわざ用意したんだぜ」
妹「義理じゃないよ」
兄「え?」
妹「義理じゃなくて実の妹だし」
兄「そんなボケもいらん」
妹「まあそう言わずにさ、ほらほら一応手作りだぜ」
妹「素直になれよ、意地張るって」
兄「張ってねえっての、だいたいなあ」
妹「なんだよ」
兄「去年まではくれなかったくせに」
妹「え?欲しかったの?」
兄「違うけど、今年はなんでまた」
妹「それは……去年までは思春期だったんだよっ」
妹「あれ?違うの?なんかこう素直になれないみたいな」
兄「よく判らんけど、つまり素直になったんだ」
妹「うんまあ」
兄「それで俺にチョコくれてやると」
妹「だから兄ちゃんも素直に頂戴しときなよ」
兄「やだ」
兄「借りができる」
妹「うわめんどくせー、そんなだから義理チョコの一つももらえないんだよっ」
兄「いや義理チョコは……」
妹「もういいって、嘘は」
兄「……」
兄「な、なんだよ」
妹「それって借りが出来なきゃ欲しいってことだよな」
兄「うっ」
妹「そういうことだろ?元々いらないものなら借りって言わないし」
兄「あ……いや」
妹「だろ?」
妹「ぷっ」
兄「笑うなよ」
妹「よしじゃあ私の言うこと聞いたくれたらチョコをあげます。これでどうだよ?」
兄「交換条件か」
妹「そそ」
妹「そうだな」
兄「いやそこは否定して欲しいんだけど」
妹「んなこたないよ」
兄「おざなりだな」
妹「めんどくせー、そもそも黙ってもらっときゃいいのに文句ばっかり言うなよ」
兄「……わかったよ」
妹「え、えっと……あのほら」
兄「なんだよ急にもじもじして」
妹「ほらあの……小さい頃よくやってたあの」
兄「小さい頃?判んねえよ」
兄「よしぎゅ?吉牛?吉野家の牛丼?」
妹「ち、ちげーよ!ほら……よしよし、ぎゅうって……やつ
兄「あ、ああ……ええっ!?」
妹「……」
妹「い、いいだろ」
兄「はは、カラはでかくなってもやっぱりまだ子供だな」
妹「笑うな、ちゃんとセリフもだぞ」
兄「え?セリフって、えーと……ええっ?あれ言うの?」
妹「言うの」
妹「……ん」
兄「ほれ頭、よしよし」
ナデナデクリクリ
妹「んふふ」
兄「ほい」
ぎゅっと抱きしめっ!
妹「んん~」
兄「……」
妹「……セリフ」
妹「言わなきゃ終わんないよ、妹抱きしめてるとこ誰かに見られたらどうすんの」
兄「えっあっ、かっ、可愛い、妹ちゃん」
兄「お……お、お嫁さんにして……あげる、ね」
妹「ありがと」
chu!
妹「なんで?チューまでが1セットだろ」
兄「ま、まあそうだけど」
妹「何照れてんの、昔はいつもしてただろ」
兄「そりゃ小さかったから、今キスとかお前」
妹「ん?そんな大したことじゃないって」
兄「はあ、やっぱりまだ子供なんだな」
妹「……」
兄「お、さんきゅ」
妹「へへ……嬉しいか?」
兄「ん、まあ、な」
妹「兄ちゃん」
兄「ん?」
妹「ホントに結婚してやろうか?」
兄「はは、相手見つからなかったらお願いするわ」
妹「あはは」
兄「はいよ」
妹「それ義理じゃないよ、それに私もう子供じゃないし」
兄「ん?なんだって?」
妹「いいから早く開けて食べちゃってよ」
バタン
兄「さて、早く喰って美味かったとか言ってやらんとな」
ガサガサ
兄「ん?なんだよでかいな……」
ガサゴソ
兄「って『ずっと大好き』って、何だよこれ」
兄「チッ、まったくあいつは」
妹『トイレ~』
兄「お前これ渡すの間違ってんぞー!」
妹『なんでー!』
兄「メッセージがおかしいって!これ本命だろよー!」
兄「俺の分間違って誰かに渡したろー!」
妹『……』
兄「おーい、聞こえてんのー?」
妹『うっさいボケしね!!』
兄「へ?」
妹『いいから黙ってそれ食っとけ!』
兄「いいのか食べて、まあもう開けちゃったしな」
ポリポリ
ポリポリ
兄「ん……おいし」
おしまい
Entry ⇒ 2012.02.28 | Category ⇒ 兄弟姉妹「」SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
結衣「…ふぅ、今日も洗濯大変だなぁ~…特に京子の分が」チラッ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328537239/
綾乃「そ、そう…」
結衣「…」チラリッ
綾乃「て、手伝おうかしら?」
結衣「いいよ。綾乃はそこに座ってて。お茶でも飲んでて」
綾乃「う、うん…」
結衣「よっ、ほっ」バッバッ
綾乃「あの、なんで船見さんの家に歳納京子の服があるの?」
結衣「ああ、京子の奴がさ、泊まりに来るたびに服持って来るの面倒だからいくつか私の家に置いといて、って」
綾乃「そ、そう。ま、まったく、歳納京子って本当にわがままよね」
結衣「そうなんだよ。いきなりうちに来てまるで自分の家みたいに好き勝手やるしさ」
綾乃「へ、へぇ…」
綾乃(…これってのろけ話なのかしら)
結衣「京子のやつ本当に気まぐれだから、たまに期限危なくなった食材を私一人で食べないといけなくなったりするんだ」
綾乃「そ、そう。船見さん、苦労してるのね」
結衣「せっかく料理出してやっても、別の奴が食べたかったーとか言い出したりするし」
綾乃「へ、へぇ」
結衣「まあそれでもおいしそうに食べてくれるんだけど」
綾乃「そう…」
結衣「ごめん、退屈だったかな?」
綾乃「あ、いや、そんなことないわよ?」
綾乃(この屈託のない笑顔…。嫌味でやってるとはとても思えない)
綾乃(……天然?)
結衣「…綾乃?」
綾乃「へっ? な、なに?」
結衣「あ、いや、なんでもないけど。なんかぼーっとしてたからさ」
綾乃「あ、ああ…ごめんなさい」
綾乃「……」
結衣「……」
綾乃「……」
綾乃(き、気まずい……)
千歳「ふーやっと放課後やなー。ほな生徒会いこか、綾乃ちゃん」
綾乃「そうね」ガタッ
京子「ねー綾乃」
綾乃「ギャー! なななな何よ突然!?」
京子「週末さー、私達とお泊り会しない?」
綾乃「…!? と、歳納京子とっ、お泊り!?」
綾乃「えええっ!? ま、まあ、どうしてもって言うんなら…じゃなくて、えっと」
綾乃「……ん? 『私達』?」
京子「そだよー。ね、結衣」
綾乃「ふ、船見さん?」
結衣「…今週末、ちょっとしたパーティでも開こうかと思うんだけど、どうかな? 綾乃たちも」
綾乃「え? ええ、もちろん行かせてもらうわ」
千歳「そりゃもうもちろんやで。でも何のパーティなん?」
京子「えっ? えっと、なんだっけ?」チラッ
結衣「別に何かのお祝いってわけじゃないんだ。親戚からいいお肉をいただいて、それで」
京子「そうそう、焼肉パーティ、みたいな?」
千歳「へーそうなんやー」
綾乃「お肉…楽しみね!」
千歳「うちはいろんな意味で楽しみやわー」
綾乃「ええっと……船見さんの部屋ってここよね?」
ピンポーン
綾乃「…」
ガチャ
結衣「やあ、綾乃。いらっしゃい。どうぞ入って」
綾乃「お邪魔しまーす」
ピーッピーッピー
結衣「っと、ごめんね綾乃。洗濯物洗い終わったみたいだから。座ってて」
綾乃「ええ」
ガチャ タッタッタ
綾乃「……」
結衣「よいしょっと」テクテク
綾乃(…一人分の量じゃないわね、あれ)
綾乃「…歳納京子は昨日もここに?」
結衣「うん。わざわざ来るのが面倒くさいからって帰りにそのままうちに来てさ」
綾乃「そ、そうなの」
綾乃(どう反応すればいいのかしら、これ…)
綾乃「泊まってたなら今歳納京子はどこにいるの?」
結衣「食材の買出し。そういえば千歳は?」
綾乃「千歳は午前は予定があるから昼頃から来るって」
結衣「そっか」
綾乃「そうね…」
結衣「……」
綾乃「……」
京子「……ふむ」
京子「戦果は上々といったところか」キリッ
千歳「せやろか」
京子「なぬっ」
千歳「船見さん、雑談のつもりで歳納さんのこと話してたんやろうけど、あれじゃただののろけ話やで」
千歳「出会って最初にする会話が他のオンナの話ってはっきり言って最悪やで」
京子「くっ…。結衣めー。だから貴様は詰めが甘いというのだ」
京子「正直私も驚いたよ。全然気づかなかった。さすがババフェイスの結衣」
千歳「ババフェイス?」
京子「うむ。綾乃と他の子とで全然態度に差異が見られなかったしね。無表情すぎるでしょ、いくらなんでも」
千歳「せやな」
千歳(……)
千歳(他の子との態度、なぁ。それいうたら綾乃ちゃんなんてあからさまなんに歳納さん気づいてへんのやろうか?)
興味深いね
京子「ん? どゆこと」
千歳「ううん、なんでもないんや」
千歳(まさか『綾乃ちゃんは歳納さんのことが好きやから船見さんの作戦には協力できません!』なんていえへんし…)
京子「それにしても二人ともしゃべんないなー。どうしたんだろ」
千歳「綾乃ちゃんは人見知りする子やからなー。船見さんも無表情なりに緊張してるんちゃう?」
京子「なるほど……」
綾乃「……」
結衣(流石に失敗だったかな…口裏合わせて綾乃と二人っきりになるこの作戦)
結衣(いきなり二人っきりっていうのはかなりハードル高いなぁ…)
結衣(さっきの私、最悪すぎる…。会話のネタがないからって、なんでよりによって京子の話をしたんだ…)
綾乃「…遅いわねぇ」
結衣「…そうだね」
結衣(遅いって、やっぱり京子のことかな)
結衣(あかりやちなつちゃんだってわかってるだろうし)
結衣(京子は…京子はわかってるのか?)
京子「んぬぬぬ、勇気出せよ結衣いい」
千歳「…」
京子「ちょっとー千歳まで黙っちゃわないでよー」
千歳「…いきなりこんなこというのもあれやけど、うちなぁ」
京子「うん」
千歳「歳納さんと船見さん、てっきりデキてるんやと思ってたわ。ちょっとだけ」
千歳「まあそういうことやな」
京子「…」
京子「まァ、さ。こういうこと言うと、なんかナルシストみたいでアレだけど」
京子「綾乃が私のこと好きってことぐらい、流石に私もわかってるんだよ」
千歳「え」
京子「はぁぁぁぁそうだよねぇぇぇぇ。千歳も私達絶対付き合ってるって思うよねぇぇぇぇ」
千歳「ど、どないしたん…」
京子「そりゃあ言葉にしたことはないけどさぁ、私結衣のこと好きだったし、結衣も私のこと好きだと思ってたよ。っていうかもう付き合ってるつもりだったよ」
京子「なのにこれは……どういうことだよぉぉ結衣ぃいいいい」
千歳「なんと」
京子「そんな風に言われて協力を請われたら断れないじゃんかよぉぉぉ」オロオロ
京子「うううううう結衣ぃぃぃいいい」ボロボロ
千歳「ちょ、歳納さん、バレてまうて、バレてまうて。ここ押入れやで」
結衣「それって京子のこと?」
綾乃「えっ?」
結衣「来るのが遅いって、さ」
綾乃「ま、まあ…千歳は来るの昼頃のはずだしね?」
結衣「……そんなに京子が気になる?」
綾乃「えっ?」
結衣「そんなに京子の事が気になるの? 綾乃」
綾乃「ふ、船見さん?」
綾乃「!? それってどういう…」
結衣「今日の焼肉パーティさ、私が綾乃と二人っきりになりたいからって考えたものだって言ったら」
結衣「綾乃、どうする?」ズイッ
綾乃「え?え?」
結衣「綾乃…」
綾乃「ふ、船見さん? あの、ちょっと近い」
結衣「軽蔑されるかな? 誘うのにもわざわざ京子を利用して…綾乃の気持ち、知ってるのにさ」
綾乃「え、あ、あ、え?」
結衣「それでも私は」
綾乃「…ふなみ、さ」
京子「うおおおおおおおおおおおん!」
結衣「…」ビクッ
綾乃「!? これ…歳納京子の声?」
結衣(……)
結衣(う、うわああああああ! そういえばタイミングよく合流するために押入れに隠れててもらってたの忘れてた!)
結衣(告白するとしても夜の予定だったのに! 見られてたのかと思うと……!)カァァ
綾乃「…泣いてる?」
結衣「えっ?」
綾乃「……え」
結衣「……な」
京子「結衣ぃ!結衣ぃ! 綾乃と、幸せにねぇえええええ!」シクシク
京子「うぇぇぇん!」ボロボロ
結衣「きょ、京子?」
綾乃「」ポカーン
綾乃「」(気絶)
結衣「…」
千歳「あちゃあ…まさかこうなるとは」
結衣「千歳」
千歳「修羅場になるかもしれんとはおもっとったけど、まさか歳納さんがなぁ」
結衣「……京子」
千歳「とりあえず綾乃ちゃんを寝かせたげよ」
結衣「う、うん」
綾乃「…」ボーッ
結衣「…」
京子「…ふーっ」
千歳「落ち着いた?」
京子「…まーねっ」
結衣「京子…」
結衣「…悪い」
京子「そんなんじゃ、綾乃と付き合ってからもうまくいかないよ?」
京子「まったくー。悲しい思いをさせるのは、私で最後にしてよね……ッ」
京子「……。これからは綾乃の彼女なんだから、さ!」
結衣「京子…」
京子「じゃ、私帰るね。幸せに」
結衣「待て、京子!」
結衣「……京子」
京子「ああ、もうここにも泊まりに来ないよ。だって彼女は綾乃だもんね」
京子「じゃあ、今度こそ」
結衣「京…」
綾乃「待ちなさい!歳納京子!」
京子「あ、綾乃?」
綾乃「一度しか言わないからよく聞いて。私はね、歳納京子、あなたが好きなの」
京子「……」
綾乃「あなたのことが好きなのよ! 歳納京子!」
京子「……」
綾乃「船見さん」
結衣「綾乃…」
綾乃「さっきあなた、好きって言おうとしたわよね? これが、私の返事よ」
結衣「京子」
京子「なにさ」
結衣「おまえもさっき、私に好きって言ったよな」
京子「…」
結衣「私は、綾乃のことが好きだ。これが私の返事」
京子「…」
綾乃「なによ、歳納京子」
京子「さっき私に告白してくれたよね」
京子「でも私は結衣のことが好きなんだ」
京子「これが私の返事」
綾乃「……そう」
結衣「…」
京子「…」
綾乃「……ぷっ」
結衣「ふふっ…」
京子「はははっ」
千歳「ええはなしやなぁー!」グッ
あかり『こうして、三人の修羅場は、互いが互いの告白を断り、均衡状態になることで収まりました』
結衣「ねえ、綾乃、ちょっといい? この問題なんだけど…」
綾乃「ああ、これ? ここはこうして…」
結衣「なるほど。ありがとう、綾乃」
綾乃「いえいえ、どういたしましてよ、船見さん」
結衣「ところでさ」
綾乃「なにかしら?」
結衣「…いつになったら結衣って呼んでくれるの? 綾乃」
綾乃「!? ゴホッゴホッ!」
京子「な、なぬううう! 抜け駆けは禁止だぞぉ結衣!」
千歳「いや、それは別に抜け駆けとちゃうんちゃう?」
京子「だったら結衣も私のこと京子たんって呼べよ!」
結衣「意味わからんわ」
綾乃「だ、だったら歳……いや、きょ、京子も私のこと、綾乃にゃんって呼びなさいよ!」
結衣「なっ!」
京子「いいだろう!その代わり結衣は京子たんな!」
結衣「なら綾乃の私のこと結衣様って呼べよな!」
京子「よぅし!決まりだな!」
千歳「今日もうちは豊作ですぅ」ダバダバ
おわり
お休み
おやすみだお
Entry ⇒ 2012.02.28 | Category ⇒ ゆるゆりSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
岡部「ダルよ」ダル「なに?」 後半
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329118811/
前→岡部「ダルよ」ダル「なに?」 前半
ダル「さすがにやりつくしたと思うお。牧瀬氏。」
紅莉栖「まだ残ってるわよ」
ダル「まさかついに僕の番?」
紅莉栖「それはない」
紅莉栖「安価もいいかもしれないけど違うわ。」
ダル「なに?」
紅莉栖「ショタインズケートよ。」
ダル「…」
紅莉栖「ふふ、こんな事もあろうかとアポトキシン4869をつくっておいたのよ。」
ダル「すごすぎだろ牧瀬氏。ノーベル賞とれると思うお。」
紅莉栖「ノーベル賞より岡部のショタの方が興味あるわ。」
ダル「でも流石にアポトキシン4869はまずくね…。」
紅莉栖「それは大丈夫よ。だってこれ液体だし。向こうはカプセルでしょ。」
ダル「そこは関係ないようなきがするお…。」
ダル「で?どうやってそれをオカリンに飲ますん?」
ダル「ふーん、じゃ牧瀬氏頑張ってね」
紅莉栖「どこかいくの?」
ダル「メイクイーンに行ってくるお。ぼくショタには興味ないし。」
紅莉栖「あらそう、気を付けてね。」
紅莉栖(そうだ!ショタになった岡部に何するか妄想しとこうかしら。)
紅莉栖(うへへ…おかべぇ…)
岡部「助手よ!何を涎なんて垂らしてる。」
紅莉栖「ふぇ?岡部!いつの間に?」
岡部「さっき来たところだが…。さては助手よぉ~貴様はHENTAIな妄想をしていたな。」
紅莉栖「し、しとらんわ!あと助手じゃない!」
岡部「あぁ、実は実家から昔の服を処分してくれと言われてな。小学生位に着てた服だが。」
紅莉栖(タイミングよすぎだろ!――でも、裸のまま過ごさせるのもありだったけどね)
紅莉栖「あっ岡部、ドクペ用意しておいたわよ。」
岡部「ん?やけに気がきくではないか。そうか、お前も助手としての自覚がわいてきたのか。」
紅莉栖「ほら!はやく!グイッと!」
紅莉栖「いいじゃない。はやく!ほら!グイッといっちゃって!」
岡部「むぅ…」ゴクッ
岡部「うぐぁー…からだがあつい……」
岡部「うぐぅ…」バタン
――――――
岡部「うぅん……。何が起こったんだ。」
紅莉栖「」
岡部「なんで助手は鼻血を出して倒れているのだ?」
岡部「しかし、こんなにラボは広かったか?」
岡部「おい助手!助手よ!起きろ!」
紅莉栖「ん…岡部…?」
岡部「どうしたんだ助手よ!なにがあった?」
紅莉栖「……」
岡部「ん?助手よ!お前背でも伸びたか?」
紅莉栖「ショタ岡部が話してる!かわいすぎる!私もう死んでもいい!」ギュー
岡部「ちょ!離せ!ついに頭までイカれたか?メリケンHENTAI処女め!」
紅莉栖「こら!倫太郎!そんな言葉つかってはいけません!」
岡部「は?何を言っているのだ助手。」
紅莉栖「助手じゃないって言ってるでしょ!ちゃんと紅莉栖ママと言いなさい!」
岡部「訳が分からん。」
岡部「さっきからお姉ちゃんとか言ったりママって呼べって言ったりなんなんだ?――ていうかなにをシャワーを一緒に浴びようだ!そこまでHENTAIだったのかお前は。」
紅莉栖「あぁ、ショタ岡部ちゃん、もっと罵って!」
岡部「ダメだこいつ…。」
紅莉栖「鏡をみたら分かるわよ」ハァハァ
岡部「鏡?」
岡部「」
紅莉栖「びっくりして言葉がでないショタ岡部かわいいよぉ…はぁはぁ」
紅莉栖「おもいっきし机を叩くけど全然迫力のないショタ岡部とかやばいわ…。あぁ…また鼻血が…。」
岡部「助手!聞いているのか?」
紅莉栖「なによ!?」ドゴンッ
岡部「!!!?」ビクッ
紅莉栖「びっくりするショタ岡部とかやばい…うっ…鼻血が止まらない…また貧血で倒れちゃう……」
岡部「そのまま死ね!」
岡部「どこをみているのだ?」
岡部(………!!)
紅莉栖「ちんちんが見えてるのに気付くショタ岡部たん…はぁはぁ」
岡部「うるさい!見るな!さすがにそこまでHENTAIだとは思わなかったぞ」
紅莉栖「ただしショタに限る」キリッ
岡部「死ね!」
紅莉栖「倫太郎!汗だくなんだから先にシャワー浴びなさい。」
岡部「たしかにそうだな…。よしシャワー浴びるか…。」
紅莉栖「なにショタ岡部たん。」
岡部「なんでお前まで脱衣場についてくる…」
紅莉栖「一緒にシャワー浴びる為に決まってるじゃない。」
岡部「浴びんでいい!出ていけ!」
紅莉栖「溺れたらどうするの?」
岡部「溺れるか!さっさと出ていけ!」
紅莉栖「いやよ!お姉ちゃんは絶対に倫太郎ちゃんとシャワーに入るからな!」
岡部「誰がお姉ちゃんだ。このHENTAI!」
岡部(この助手、目が本気だ…)
岡部(一緒に入ったらなにされるか分からん…)
岡部(こうなったらやむを得ん。)
岡部「紅莉栖お姉ちゃん!」
紅莉栖「へ?いま紅莉栖お姉ちゃんって?うっ…また鼻血が…」
紅莉栖「くっ…これ以上鼻血がでると…やばい」クラッ
岡部「お願い紅莉栖お姉ちゃん」ウワメヅカイ
紅莉栖「」ブブー
岡部「鼻血吹いて倒れるとかシュールすぎるだろ…、亀仙人かコイツは!」
岡部(鼻血をださせて貧血で倒れさせようと思ったが、ここまでうまくいくとはな。)
岡部(しかしHENTAI助手の事だ5分程で目がさめるだろう。)
岡部(3分でシャワーあびて30秒で着替えるか。)
紅莉栖「んん……岡部?」
岡部「ふ、残念だったな助手よ!俺はシャワーを浴びてしまったぞ。」
紅莉栖「え?」
岡部「フゥハハハ」
紅莉栖「なにいってるの?」
岡部「え?」
紅莉栖「シャワーなんて何回でも浴びれるじゃない…。」
岡部「は?」
岡部(この助手ほんとうにやばいぞ)
紅莉栖「ふふふ…お姉さんが身体の隅々まであらってあげる。」ジリ
岡部(ぐっ、話をそらすか。)
岡部「そんな事よりクリスティーナ!このズボンだが、少し大きすぎると思わないか?」
岡部「そうか?」
紅莉栖「うん、似合ってるわよ、岡部ちゃん」
岡部「むぅ…大きいような気がしたのだが…」
紅莉栖「とても似合ってる。だからね岡部ちゃん。」
岡部「なんだ?」
紅莉栖「一緒にシャワー浴びましょう…はぁはぁ」
岡部「なぜそうなる!?」
岡部(くそっ、こうなったら逃げるしか)ダッ
紅莉栖「あぁ!待って岡部ちゃん!」
岡部(ブラウン管工房に隠れるか。ここはごちゃごちゃしてるし見つかりにくいはずだ。)
綯「きみ誰?」
岡部「!!」
岡部(しまった!小動物に見つかった。)
岡部「たのむ小動物!追われているんだ!ここに隠れさせてくれ!」
綯「追われてる?だれに?」
紅莉栖「ふふふ…岡部ちゃん…。店の中にいるのは分かっているんだから観念して出てきなさい。」
岡部(きた!?)
紅莉栖「綯ちゃん、ここに岡部に似た子供が来なかった?」
綯「オカリンおじさんみたいな子供?―来てないよ。」
紅莉栖「くっ―岡部の事だから店に隠れると思ったんだが…。」
紅莉栖「じゃあもし見かけたら教えてね綯ちゃん。」
綯「うん!」
綯「確かにきみオカリンおじさんに似てるね!名前はなんて言うの?」
岡部「おじ!?――ふん、小動物に名乗る名前などない。」
綯「助手のお姉ちゃんここにいt……」
岡部「分かった!名乗るから叫ぶな小動物!」
岡部「ふん、貴様など小動物で十分だ。」
綯「助手のお姉ちゃん!ここにいt…」
岡部「まてまて!悪かったから叫ぶな!綯!」
綯「きみの名前は?」
綯「え?凶真?」
岡部「あぁ…岡部おじさんにつけてもらった。」
岡部(なにを言っているんだ俺は。訳が分からんではないか…。)
綯「変な名前ぇ~」
岡部「やかましい!」
綯「ねぇ、一緒に遊ぼうよ凶真!」
岡部「なんで俺がお前と遊ばなければならないのだ?」
綯「叫ぶよ?」
岡部「ぐっ…貴様…俺を脅すのか。くそ、分かった遊んでやろうではないか!」
綯「えへへ、やったー!」
鈴羽「あれ?綯…その子は?」
岡部「いつから友達になった?」
鈴羽「え?凶真?確かにキミは岡部倫太郎に似てるね。」ジー
岡部(顔がちかいぞバイト戦士!)
綯「オカリンおじさんに名付けられたんだって」
鈴羽「へぇそうなんだ、たしかに岡部倫太郎らしいネーミングだね。」
岡部「……」
岡部(目線の高さがちょうどバイト戦士のお尻の部分にあたるんだが…)
岡部(そうだ。せっかくショタになったんだ。記念にバイト戦士のお尻をじっくり見るか。子供だし許されるだろう)
岡部(!!――これはすばらしい!頭を押し付けたくなるようなお尻。バイト戦士がこんなにエロい身体をしてるなんてしらなかったぞ。もしやこれがシュタインズゲートの選択か。)
鈴羽「どうしたんだい凶真?お尻をジーっと見て…。もしかして何かついてる?」
鈴羽「どうしたの急に抱きついてきて…。」
岡部(素晴らしい弾力。くそ押し付けるだけじゃ足りない。)
岡部「……」グリグリ
鈴羽「アハハ、もしかして凶真は甘えん坊さん?」
綯「……」ムスッ
岡部「ど、どうした綯?」
綯「そんな事するなんてえっちだよ!」
鈴羽「はは、違うって綯。甘えたいだけだよ凶真は。」
綯「と、とにかくあっちに行こう凶真!」
岡部「あ、あぁ…。」
鈴羽「綯のあんな楽しそうな顔、初めてみたよ。」
鈴羽「牧瀬紅莉栖…なに?」
紅莉栖「岡部に似た子供をみなかった?」
鈴羽「みたけどどうしたの?」
紅莉栖「一緒にシャワー…」
鈴羽「シャワー?」
紅莉栖「な、なんでもない!とにかくどこに行ったか教えて阿万音さん。」
鈴羽「……。――あっち」
紅莉栖「あっちね!ありがとう!」
鈴羽「牧瀬紅莉栖。悪いけどそっちは逆方向だよ。あんなに楽しそうな綯の邪魔は絶対させない。」
岡部「うごぉ!」ドン
フェイリス「にゃっ!」ドン
フェイリス(ふにゃにゃ、いたいにゃん…。ていうか何で、スカートの中に頭を突っ込んでるのにゃん!ラッキースケベにも程があるにゃ!)
岡部(スカートのなか?まさか…。)バッ
フェイリス(にゃ~!スカートを捲るな~!)
岡部(こ、これは…)
岡部「ドロワーズだと…。」
何回もごめん
フェイリス「小さいのに変態すぎるにゃ!」
フェイリス「むむ、なんか凶真に似てるにゃ……」
岡部「んな!」
フェイリス「やっぱり凶真にゃ!なんで小さくなってるにゃ!」
岡部「き、気のせいだ。俺は凶真じゃない。」
綯「凶真じゃないの?」
岡部「いや、凶真だが、そっちの凶真じゃない!」
フェイリス「なにを訳のわからない事言っているのにゃ?――凶真!フェイリスの目をみるにゃ。」
岡部「うぐっ…い、いくぞ!綯!」ダッ
綯「え?うん。」ダッ
フェイリス「ちょっと待つにゃん!凶真!」
綯「大丈夫?」
岡部「お前は大丈夫なのか?」
綯「凶真が体力なさすぎなんだよ。」
岡部「俺は研究でいそがしいからな。」
綯「研究ってなにをしてるの?」
岡部「……」
岡部(なんだか今までろくでも無いようなことばかり調べてるような気がするぞ。)
岡部「柳林神社か。るか子の様子でもみるか。」
岡部(素振りの最中か…)
岡部「るか子よ!ちゃんと修行してるではないか!しかしまだ妖刀・五月雨を扱い切れてないな。」
るか子「ふぇ…君は?」
岡部(しまった!自分の姿が小さくなっているのを忘れていた。)
綯「幼刀ってなに?」
岡部(めんどくさい、こうなったら。)
岡部「っぐわ!…くそ!…また俺の右腕が暴れだしやがった……」
るか子「へ?」
岡部「お祓いだ!…はやく…このままじゃ…秋葉原が俺の右腕の力によってなくなってしまう」
るか子「ひゃ!ひゃい!」
るか子「」バタン
岡部「こけている場合か!……いそげ!間に合わなくなってもしらんぞおおお~」
るか「は、はい!」
岡部(ていうかトランクスがちょっと見えたんだが…。)
岡部(るか子の父親のことだからパンツははかせてないと思ったんだがな…。しかし、ノーパンだといろいろ問題があるか。)
綯「凶真…」ジトー
るか「は…はい」
るか「でも君はだれ?」
綯「凶真だよ!」
るか「え?きょ、凶真さん?背縮みました?」
岡部(天然か?こいつ。)
るか「でも…小さい凶真さん、かわいい。あの…抱きついても…いいですか?」
岡部「に、逃げるぞ綯!」ダッ
綯「え?また?」
るか「あ…まって。」
るか「……」ショボン
岡部「何回でも逃げる。」
萌郁「………」
岡部(あれは閃光の指圧師)
岡部(しかし姿のかわった俺をみても気づかんだろう。このままやり過ごそう)
岡部「…」
萌郁「…」
岡部「……」
萌郁「…凶真」ボソッ
岡部「!?」
岡部(なんでこんな時だけ凶真と呼ぶんだコイツは。岡部くんなら無視できたのに!)
萌郁「やっぱり…岡部くんなの?」
萌郁「うそ…」ボソッ
岡部「ぐっ…」
萌郁「うちに…遊びにこない?…ふたりとも…」ボソッ
岡部「行くわけないだろう。」
萌郁「ボタンごと…破っていい」ボソッ
岡部「子供二人に何をいっているのだお前は。」
岡部「……」
綯「ねぇ、逃げようよ凶真。」
岡部「そ、そうだな。」ダッ
萌郁「ふられた…なんで?」
岡部「そうだな。」
まゆり「綯ちゃんトゥットゥルー!」
綯「あ!まゆりお姉ちゃんトゥットゥルー!」
岡部「……」
まゆり「あれ?その子は綯ちゃんのお友達?」
綯「うん!凶真っていうの!」
岡部「……」
まゆり「へ~凶真かぁ~。なんだか昔のオカリンにそっくりだね。」
岡部「……」
まゆり「どうしたの?」
岡部「どうして短パンとパンツをはいていない?」
岡部「パンツ全部おろしてトイレとか何歳だ…」
綯「え?おろさないの?」
岡部「お前もまだおろしてたのか。」
綯「お父さんがそうしろって…」
岡部「……」
まゆり「とりあえずまゆしぃはラボに戻ってはいてくるのです。」
岡部(どこの世界線でもまゆりは濃いような気がするぞ…。)
Mr.ブラウン「おぅ綯!戻ったか!」
岡部「Mr.ブラウン!」
Mr.ブラウン「なんだこの岡部に似たガキは。」
Mr.ブラウン「あぁ?そういうプレイだろうが!よそのガキが偉そうにそんな事いってんじゃね!」
綯「お父さん…」ジトー
Mr.ブラウン「違うんだ綯!いや違うくないが違うんだ綯!」
岡部「このMr.HENTAIめ!」
Mr.HENTAI「だれがMr.ブラウンだ!ぶっ飛ばすぞこのガキ!」
綯「私の友達をぶっ飛ばすんだお父さん」ジトー
Mr.ブラウンとHENTAIぎゃくだ
綯「お父さん最低」プイ
Mr.ブラウン「ごめんよ綯!アイス買ってやるから許してくれ。おい坊主!お前も買ってやるから車にのれ!」
綯「いこ!凶真!」
岡部「あぁ…」
紅莉栖「岡部たん!」
岡部「しまった…あいつを忘れていた。」
岡部「くるなHENTAI!」
紅莉栖「うへへ~岡部ぇ~一緒にシャワーに入りましょう」
岡部「もうダメだ捕まる!」
まっちょしぃ「紅莉栖ちゃんまっちょしいと入ろうよ!」
綯「カオス」
まゆり「はやくラボにもどろうね紅莉栖ちゃん、お姫様だっこをしてあげるのです」ダキ
紅莉栖「ちょ、岡部!助けて!」
まゆり「綯の邪魔をするな。ゲルバナにするぞ。」
紅莉栖「ひっ……」
岡部「…」
綯「凶真!いこう!」
岡部「あぁ」
岡部「綯と一緒でいいよ。」
綯「え?別のを頼んで二人で食べさせあいっこしようよ。」
岡部「あぁいいぞ。なら俺のも選んでくれ。」
綯「うん!」
岡部(しかし俺の身体は元に戻るんだろうか。)
綯「凶真!」
岡部「なんだ?」
綯「これからもずっと友達だよ!」
岡部「……」
岡部「あぁ」
岡部(このままでいいのかもしれないな…。)
岡部(なぜならそれがショタインズゲートの選択なのだから。)
おわり
よく頑張った
岡部「なんだ?」
ダル「なんかリーディングシュタイナーが発動したんだが…」
岡部「なに?どんなだ?」
ダル「なんか牧瀬氏のストッキングとか、阿万音氏のスパッツとか、フェイリスたんのガーターベルトととか、萌郁氏のシャツとか、ルカ氏のパンツとかまゆ氏の股関の毛が気になるとかオカリンと話してたお」
岡部「どんな世界線だ!そんなもの俺は知らんぞ!そんな見栄好いた嘘はやめろ!」
ダル「ほんとだお」
ガタン
紅莉栖「岡部!私のストッキングを破った世界線覚えてる?」
岡部「は?」
紅莉栖「え?岡部はリーディングシュタイナー発動してないの?」
岡部「してない。なんで助手のストッキングを破かにきゃならないのだ。」
鈴羽「やっほー岡部倫太郎!パンツやぶった責任とってもらうよ!」
岡部「んな、バイト戦士のパンツなど破ったことなどないだろう!それ以前にお前はパンツはいてないだろ!」
岡部「まさか、鈴羽までリーディングシュタイナーが発動したのか。だが俺は発動してないぞ、どういう事だ?」
ガタン
フェイリス「にゃにゃん!凶真ぁ~大好きにゃ!」ギュー
岡部「!?」
紅莉栖「!」
鈴羽「え?」
ダル「はぁ!?」
岡部「落ち着け!ダル!俺に覚えはない。」
フェイリス「にゃにゃ!?忘れたのにゃん?フェイリスを含めて好きだといったにゃん!そしてその後はニャンニャン愛しあったはずにゃん!」
岡部「んな?」
紅莉栖「岡部!どーゆ事だ!」
鈴羽「岡部倫太郎…私はお尻の穴まで見られたのにその後は口づけすらなかったよ!」
岡部「落ち着けお前たち!」
ガタン
萌郁「……」
岡部「何度も言うがおれにはそういった覚えがない」
萌郁「……」
タッタッタ――ギュー
紅莉栖「へ?」
萌郁「紅莉栖ちゃん…離さない…」ギュー
鈴羽「なんだ牧瀬紅莉栖は他に相手がいたんだ。じゃあ岡部倫太郎は別にいいよね。」
紅莉栖「んな?わたし萌郁さんとぜんぜん話したことないわよ。」
萌郁「わすれたの?…ひどい…」
フェイリス「あー紅莉栖にゃん泣かしたのにゃーいーけないんだー」
紅莉栖「ちょっと待って萌郁さん。泣かないで」
ガタン
まゆり「ラボメンのみんなトゥットゥルー!」
るか「お…お邪魔します。おかっ――凶真さん。」
まゆり「実は私たち重大な知らせがあるのです。」
岡部「なんだ?」
まゆり「ではどーぞ!ルカ君!」
るか「あ…あの僕たち…その…付き合うことになりました」
岡部「なに?ずいぶん急じゃないか。」
岡部「お前もリーディングシュタイナーが発動したのか…」
鈴羽「なんだ、ライバルが二人も増えるのかと思って心配したよ。」
フェイリス「おめでとうにゃん!」
まゆり「ありがとうフェイリスちゃん。ではまゆり達はこれからデートのいくのです。オカリンまたね。」
岡部「あぁ」
るか「あ…おかっ凶真さん…失礼します。」
岡部「まゆりをよろしく頼む。」
るか「はい。」
岡部「な!」
フェイリス「もちろんフェイリスだにゃん?」
萌郁「紅莉栖ちゃんは…渡さない」ボソッ
紅莉栖「ちょ、萌郁さん抱きつきすぎ…苦しい!」
ガタン
ダル「また誰かきたお」
ダル「オカリン、ラボメン以外にも手を出したん?」
岡部「まさか!そんな訳ないだろう」
岡部「んな!Mr.ブラウン」
ダル「さすがにオカリン…これはないわ…流石の僕でもひくわ…」
岡部「俺はノーマルだ!Mr.ブラウンなんてあり得ないだろ!」
ダル「ていうかすごいHENTAIオーラだお」
Mr.ブラウン「…」ゴゴゴゴゴ
ダル「は?」
Mr.ブラウン「こないだのプレイの続きするぞこら?」
ダル「え?」
Mr.ブラウン「おらこい」グイ
ダル「ちょ…助けてオカリン!」
岡部「すまない…ダル…」
ダル「見捨てるんオカリン!」
バタン
岡部「……」
岡部「なんだ?」
萌郁「紅莉栖ちゃん借りていい?」
鈴羽「いいよ」
フェイリス「いいにゃ!」
紅莉栖「なんでお前たちが決める!岡部~」
萌郁「紅莉栖ちゃん…私の家に…いこう…」
バタン
岡部「すまない…紅莉栖」
フェイリス「そうにゃ!鈴にゃんとフェイリスどっちを選ぶのにゃ?」
岡部「おれにはお前たちどっちかを選ぶなんてできない。」
鈴羽「……」
フェイリス「……」
鈴羽「身体で選んで貰うしかないようだね」グイ
岡部「んな!?お前たちなにを?」
岡部「うぐぁ…」
岡部「おいバイト戦士!これをほどけ!」
フェイリス「にゃんにゃにゃん!」ズルル
岡部「フェイリス!ズボンを脱がすな!」
フェイリス「嫌いならやめるにゃ~」ショボン
岡部「…別に嫌いではない…好きだが…」
鈴羽「ほんとうかい?」
フェイリス「好きなら続きをするにゃん!」ズルズル
岡部「好きだが…これは…やめろパンツは脱がすな!」
フェイリス「ふにゃ!?」
鈴羽「大きい…」
フェイリス「ふにゃ~フェイリスは幸せにゃん!」
鈴羽「お尻の穴までなんて激しすぎるよ、岡部倫太郎」
おわり
おい
フェイリス「ふにゃ~フェイリスは幸せにゃん!」
鈴羽「お尻の穴までなんて激しすぎるよ、岡部倫太郎」
綯「凶真がいないよ~…」グス
おわり
ダル「なに?」
岡部「>>795を>>798したいと思わんか?」
ダル「ネタがなくなったからって安価にたよるオカリンずるぅ~」
ダル「さすがにそれはMr.ブラウンに殺されるとおもうお…でも、たしかにいじめたい。」
岡部「やはり話が分かるなダルよ。」
紅莉栖「私はショタ岡部とイチャイチャしたい。」
岡部「>>808を全力でする。」
ダル「頭なんか撫でてイタズラになるん!」
岡部「頭なんか撫でると誰がいった?」
ダル「え?どこを撫でるん?」
岡部「股間だ!」
岡部「ダルよ!お前は幼女が股間をさわられてオシッコを漏らすところが見たいと思わないのか?」
ダル「…みたい。ものすごく。」
紅莉栖(私はショタ岡部とシャワーに入りたい。)
岡部「むぅ~そうだな。」
紅莉栖「私に考えがあるわ?」
岡部「なんだ?お前ロリに興味あったのか?」
すいません
岡部「どんな薬だ?」
紅莉栖「アポトキシン4869よ!」
ダル「牧瀬氏すごすぎだろ。」
紅莉栖「アポトキシン入りドクペよ!はい!おかべ!のんで!」
岡部「ぐいぐい来るな…しかしそれでどうするのだ…」
紅莉栖「小さくなって綯えちゃんと仲良くなってしまえば、どさくさに紛れて股間を触るくらいできるでしょ!」
岡部「そうかも、しれんが。普段のお前なら小動物の股間を触るなんて反対するだろう。」
紅莉栖「うっさい気にするな!はやく!のめ!」
岡部「うむ…」ゴク
岡部「うぐぁ…身体があつい…」
―――――
岡部「ここは?」
ダル「あ、オカリンおきた?」
岡部「あぁしかしダルよ。お前はそんなにデカかったか?」
ダル「オカリンが縮んだんだお。薬のんだの忘れたん?」
岡部「そういえばそうだったな。しかし本当に子供の姿になるなんて助手はやるな。」
ダル「相当ショタオカリンが見たかったんだとおもわれ」
紅莉栖「……」
岡部「なぜその見たかった本人が鼻血をだして気絶しているのだ?」
ダル「言っていいん?」
岡部「なんだ?」
ダル「実は」
ダル「すごいね牧瀬氏ほんとうに子供になったお。気絶しちゃったけど。」
紅莉栖「……」
ダル「牧瀬氏?」
紅莉栖「んあああかわいいショタ岡部たん」ギュー
岡部「……」
ダル「気絶してるオカリンいじるとかやめといた方がいいと思うけど」
紅莉栖「あ、キスマークついちゃった…ふふふ、色んなところにキスマークつけてあげるね岡部たん」チュッチュッチュッ
紅莉栖「!!」
紅莉栖「岡部たんの幼刀がコンニチハしちゃってる…はぁはぁ」
紅莉栖「ちょっと触ろうかしら」
紅莉栖「……」プニ
紅莉栖「」ブホーー
ダル「ってことが…」
岡部「一生起きるなこのHENTAI」
ダル「顔どころじゃないお、上から下までまんべんなく。」
岡部「くそ!シャワー浴びてくる」
ダル「ていうかオカリン着替えは?」
岡部「小学校のころきてた奴をだいぶ前にラボにもってきてある。」
岡部「しかし、助手が起きる前にシャワーを浴びないとな」
ダル「大丈夫だろ。こんだけ血を流せばしばらく起きないとおもうお。」
岡部「そうだな。」
紅莉栖「岡部たん私も一緒にシャワー!」バッ
ダル「うわ、牧瀬氏おきたん?」
紅莉栖「待ってて岡部たん!私もすぐに服を脱ぐからね!」
ダル「……」
紅莉栖「岡部たん!」ガララ
岡部「助手!もう起きたのか?本当にゾンビなのではないか?」
紅莉栖「こら!倫太郎!人に向かってゾンビとかいってはいけません!」
岡部「うるさい!でていけHENTAI!」
紅莉栖「断る!!」
岡部(くそ、このままでは俺が苛められるではないか。)
紅莉栖「うへへ、うへへへ」ダラダラ
岡部(いじめじゃすまないかもしれない…)
岡部「ママ!」
紅莉栖「へ?ママ?…うぅ…また鼻血が…しかし今回は倒れないわよ。私は本気なんだからな!」
岡部(ぐっダメか。)
岡部「ママだーいーすきー」ギュー
紅莉栖「」ブホーーブホホー
岡部(タオルをまいているとはいえ裸の助手に抱きつくとはな…。やはり気が引ける。)
紅莉栖「」
岡部「ラジ館の時より血を流してるな…。」
岡部「ダルよ。なぜ止めなかった。」
ダル「止めてたら僕が殺されてたお。」
岡部「まぁ確かにそうかもしれんが」
岡部「服を着れば隠せる。」
ダル「ていうかオカリン、テンション低いね。大丈夫?」
岡部「さすがに疲れた…」
ダル「でもオカリンには幼女の股間を撫でるという、使命があるお。」
岡部「あぁ、そうだな。ではいってくる。」
ダル「がんばれお!オカリン……。」
岡部(ん?なんだ?なんでこんなに、なつかれているのだ?)
綯「どこいってたの凶真…。ずっと探してたんだよ。」グス
岡部「…」
岡部(どういう事だ?)
綯「!!」
岡部「…」ナデナデ
綯「……」
岡部(膀胱あたりをおしてみるか。)グイ
綯「!?」モジモジ
岡部「……」グイ
綯「うぅ…」
岡部「……」グググ
綯「んあ…あ…」
綯「あぁ~」プシャー
岡部(やはり幼女のオシッコはすばらしい。)
おわり
フェイリス「乾杯にゃん!」
鈴羽「かんぱーい」
紅莉栖「かんぱい」
萌郁「かんぱい」ボソッ
るか「かんぱい」
紅莉栖「ゴク…これはアポトキシン4869!!」
一同「身体が…あつい」
みたいなね
岡部(イヤッッホォォォオオォオウ!)
岡部「計画通りだ!」
岡部「ロリがいっぱいではないか」
岡部「>>875を>>880しよう」
おとしてくれてもかまわないです…ほんと…
岡部(…)ビリビリ
ピーン
岡部「んな…こいつ俺よりデカイではないか!」
岡部「くそ、悔しいからなめてやる!」ペロ
岡部「見てわからんのか?おまえのおちんちんをなめているのだ。」
るか「ふぇ?岡部さんやめて…」
岡部「凶真だ!」グググ
るか「ご!ごめんなさい!だから金たま握らないで!」
るか「ちょ、凶真さん!壊れちゃう…僕の金たま壊れちゃう…それに…金たま握られたままだと…土下座なんてできない」
岡部「やれ」ググッ
るか「ひぎぃ…うぅ…ごめんなさい…凶真さん」
岡部「よくできた!るか子よ!ではもう一度なめてやろう」ベロベロ
るか「あ…もうだめです凶真さん…ぼく…ももう」
岡部「いってもかまわんぞるか子よ」
るか「ああああ」
ビュルル
岡部「つぎは>>895を>>900するか」
岡部「しかしこういうこともあろうかと、小学生用のスパッツを用意していたのだ。」
スルルーパチン!
岡部「小学校のくせになんてエロいお尻なんだ。」
鈴羽「……」
岡部「よし…破かずそのままお尻の穴にチンコを挿入してやる!」グッ
ブチ
岡部「くそ!スパッツが破けてしまった。」
鈴羽「!!」
岡部「鈴羽よ…起きたのか?なにをそんなに驚いている?」
鈴羽「ッタイ……なんで私のお尻の穴に岡部のチンチンが入ってるの?」
岡部「戦士の儀式だ…鈴羽よ」パンパン
鈴羽「ちょっと…やめてよぉ~…ていうかなんで私の身体縮んでるの」
岡部「これがシュタインズゲートの選択だからだ。しかしキツいな。鈴羽のお尻の穴は。」パンパン
岡部「どうした?気持ちよくなってきたのか鈴羽よ。」パンパン
鈴羽「きもちよく…なんか…」
岡部「素直になれ鈴羽。かわいいぞ。」パンパン
鈴羽「んな?岡部倫太郎?」
岡部「いくぞ!ラストスパートだ!」パンパン
岡部「いきそうなのか?鈴羽。しかしまだダメだ。」ピタッ
鈴羽「!?なんでとめるの?岡部倫太郎?」
岡部「バイト戦士の腸内に岡部倫太郎の精液ぶちまけてください。というのだ」
鈴羽「そんなこと言えるわけないじゃん」
岡部「ならこのまま動かないぞ。」
鈴羽「くっ…」
岡部「聞こえないぞ!」
鈴羽「バイト戦士の腸内に精液ぶちまけてください!」
岡部「よくいえたな、バイト戦士!」パンパン
鈴羽「あぁん…」
岡部「だすぞ!バイト戦士」
ビュルル
ダル「なに?」
岡部「性奴隷になりたいと思わんか?」
ダル「あぁわかる。」
岡部「ほんとうか?なら俺の性奴隷になってくれ」
ダル「断る!!」
ダル「フェイリスたんの性奴隷にはなりたいけどオカリンの性奴隷にはなりたくないお。」
岡部「なぜだ?どちらも一緒だろう!?」
ダル「全然ちがうお!」
岡部「頼む!この通りだ。」
ダル「土下座しても無駄だお」
岡部「ここまでやってもおれないのか…」
ダル「いや、おれるわけないだろ常考。」
ダル「やめろ~オカリン!」
岡部「きれいだ…ダル」
ダル「死ねよ、まじで。」
岡部「ふ、汗をかくなんて興奮しているのか?」
ダル「してねぇよ。まじでやめろよオカリン。」
岡部「…」ペロ
ダル「おい、やめろあばばばばば」
岡部「ダルの汗の味だ…」
ダル「」
吐き気してきた
Mr.ブラウン「さっきからうるせぇな。上でなにやってんだ。」
Mr.ブラウン「くそ、怒鳴り込んでやる」
Mr.ブラウン「おいこら!岡部!さっきからうるせぇぞこのやろう!家賃10万アップだ!」
岡部「それは困るMr.ブラウン!性奴隷をやるから許してくれ!」
Mr.ブラウン「……」
Mr.ブラウン「まぁ今回だけは許してやるが次はないからな。」
岡部「あぁ気をつける。」
ダル「」
おわり
この世界戦がさっきのブラウンがダルを連れていったのに関係してるのか
たぶんこれがラスト
岡部「貴様は絶対にゆるさん桐生萌郁」
萌郁「わたしがなにしたの?」
岡部「俺から紅莉栖を寝取ったではないか!忘れたとはいわさんぞ。桐生萌郁。」
萌郁「でも紅莉栖ちゃんは私を選んだ…」
岡部「だまれ!」
萌郁「」ビク
岡部「覚悟しろ萌郁」ブチブチ
なんだよwwwこれwww
萌郁「!!かえせ!!」
岡部「無駄だ。そのロープは絶対にほどけない。」
萌郁「くっ…かえせ!」キッ
岡部「睨み付けられたって何も怖くない。」ビリビリ
岡部「なんだ?部屋はこんなに汚いくせに股間の毛はしっかり処理しているではないか。」
萌郁「みるな!」
萌郁「!!」
岡部「もう我慢できなくなったのか?まだ少ししか塗ってないだろう。」
萌郁「ウアアアァァァア」ビクビク
岡部「なんだ?もういったのか?まだなにもしてないだろう。」
岡部「どれ、萌郁のクリスティーナでもなめてみるか。」ペロ
萌郁「アアアァアアァー」ビクビク
岡部(むちゃくちゃうるさい。なんか萎える。)
萌郁「………」
岡部「………」
萌郁「……ぐっ」
岡部「どうした萌郁?もしかしてもっと攻めてほしいのか?うん?」
萌郁「そんな訳…ない。」
岡部「そうか。ならばそのままでいるがいい。しかし、おねだりしなければ縛られたまんまだぞ。股間をムズムズさせたままな。」
萌郁「……く」
岡部「触ってほしければ。触ってくださいとおねだりしてみろ。」
岡部「断る!!」
萌郁「なんで?」
岡部「おれはお前を許さないと言っただろう。しばらく放置プレイだ。」
萌郁「あああぁあぁああああああああ」
岡部「……」
バタン
紅莉栖「もうやめて!岡部!」
岡部「なっ紅莉栖。」
紅莉栖「このままだと岡部ほんとうにおかしくなっちゃう……」
岡部「……すまない、紅莉栖。」
紅莉栖「岡部…」
岡部「すまないがお前も逝き地獄を味あわせてやる」
紅莉栖「な…岡部。」
紅莉栖「もう…やめて岡部」ピクピク
岡部「これがシュタインズゲートの選択だ」
おわり
最後は忘れて…
保守してくれたひと本当にありがとう
今気付いたがもしもしで書き続けてたのかよ
よく書き続けた!おまえはすごいやつだ!
パソコンつけるのめんどくさかった
楽しかった
Entry ⇒ 2012.02.28 | Category ⇒ シュタインズゲートSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
岡部「ダルよ」ダル「なに?」 前半
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329118811/
次→岡部「ダルよ」ダル「なに?」 後半
ダル「あぁ分かるかも。内モモの辺りをビリビリに破りたいね。」
岡部「ほぅ‥、ダルは内もも派か。」
ダル「オカリンはどこ派?」
岡部「俺は太ももの後ろだな。」
紅莉栖「聞こえてるぞHENTAI共!」
紅莉栖「最初からいたわこのHENTAI!」
岡部「俺だ機関の妨害が入った‥。なにぃ?全てのトラップを抜けてここにきただと!?」
紅莉栖「トラップなんかなかったし、最初からここにいたと言っとろうが!」
紅莉栖「まゆりを悲しませるなこのHENTAI」
まゆり「オカリンとダルくんは何も分かってないのです。パンツを脱がせて、そしてストッキングをはかせて股関をびりびりに破った方がいいのです。」
ダル「それはマニアック過ぎだろ常考。」
紅莉栖「」
まゆり「あっフェリスちゃんトゥトゥルー♪」
フェイリス「ところでみんなで何してるのにゃ?」
フェイリス「まさか?ついにあいつが攻めてきたのかにゃ?ならフェイリスも自慢の爪で戦うにゃ。」シュッシュ
まゆり「実は紅莉栖ちゃんのストッキングをどう破くか議論してたんだよ~。」
ダル「フェイリスたんは破くなら何処なん?」
紅莉栖「そんな事聞くなHENTAI!ていうか議論せんでいい!」
フェイリス「そんなのふくらはぎに決まってるにゃ!」
紅莉栖「フェイリスさんまで‥」
いいぞ
フェイリス「太ももなんてベタなとこより全然いいにゃ!」
岡部「ベタとはなんだ!一番エロくて素晴らしいではないか!?」
フェイリス「凶真はお子さまにゃ。ふくらはぎが一番いいに決まってるにゃ!」
岡部「フゥハハハハ!しかし、ここには太もも派が二人いるぞ‥。どっちが優勢か分かるかフェイリスよ!」
フェイリス「むむむ」
岡部「なっダルよ。裏切るのか?」
フェイリス「さすがダルにゃん!そういうとこがフェイリスは大好きにゃん!」ギュー
ダル「フェイリスたんに抱き付かれるなんて、もうぼく死んでもいいお‥。」
紅莉栖「さっさと死ねHENTAI!」
まゆり「股間が一番いいに決まってるのです‥。」
岡部「るか子か‥、今日はどうしたんだ?」
るか「あ、その‥おか――凶真さんに‥スイカをお裾分けしに‥。」
岡部「それはご苦労るか子よ。疲れただろう休んでいくといい。」
るか「はっ‥はい!」
るか「ふぇ?」
紅莉栖「ちょっとまゆり!聞かなくていいから!るかくん困ってるじゃない!」
るか「ぼ‥ぼくは‥太もも‥です」
岡部「るか子よ話がわかるではないか!」
まゆり「そんなぁ~股間が一番だよ~!」
フェイリス「むむー」
岡部「他のラボメンも呼んでおいた!ふくらはぎか太ももか決着をつけようではないか!」
紅莉栖「呼ばんでいいし決着もつけんでいい」
フェイリス「望むところにゃん」
まゆり「股間派を忘れないで欲しいのです。」
鈴羽「やっほー!岡部倫太郎!遊びにきたよ!」
萌郁「‥‥‥」
鈴羽「んー。私は太ももかなー。スパッツでも破けるし。」
萌郁『岡部くんには悪いけど私はふくらはぎ派かなp(^^)q』
岡部「また見事にわかれたな‥。」
フェイリス「どうするのにゃん?凶真」
岡部「こうなったら第24回 円卓会議で決めようじゃないか!」
鈴羽「円卓なんてどこにあるの?」
ダル「ていうか今までで23回も行われたっけ?」
岡部「やかましいお前たち、さっさと始めるぞ」
岡部「んな?そこまで変態だったのかメリケン処女め!」
ダル「さすがに牧瀬氏‥それはひくわ。」
フェイリス「くーニャンはフェイリスの事そんな風にみてたのにゃん?」
鈴羽「牧瀬紅莉栖‥やっぱり君はSERNの工作員だったんだね。」
萌郁「‥HENTAI‥」ボソ
まゆり「まゆしぃはがっかりなのです」
岡部「お前は助手だからな」
紅莉栖「だから助手じゃないと言っとろうが!」
Mr.ブラウン「うるせーぞ岡部!家賃5000円upだこの野郎!」
岡部「それは困る!Mr.ブラウン!」
Mr.ブラウン「あぁ?いたのかバイト。さっさと戻って働きやがれ。」
鈴羽「店長は牧瀬紅莉栖のストッキングをどうやって破くの?」
Mr.ブラウン「破くなんて勿体無いことできるか!破かず端から端までなめ回すプレイにするに決まってんだろ!」
Mr.ブラウン「いたのか綯!?」
綯「お父さん最低‥」
Mr.ブラウン「綯!違うんだこれはな‥待ってくれ綯!おいバイト!俺は出掛けるから店番やっとけ!」
鈴羽「はーい!じゃあ私はバイトに戻るよ岡部倫太郎!」
岡部「あぁ‥。」
るか「僕も神社にもどらないと‥」
萌郁「私も‥」ボソ
岡部「あぁ気を付けてな。」
岡部「あぁ、そうだな。」
紅莉栖「破かんでいいこのHENTAI!」
岡部「紅莉栖‥破ったらだめなのか?」
紅莉栖「だから破かせんと‥って、いま紅莉栖って‥」
岡部「破ったらダメなのか?紅莉栖‥」
紅莉栖「へ?いや、別に駄目っていうか‥その‥」
紅莉栖「なっ‥そんないきなり‥」
岡部「お前の語る理論にしびれて、お前の言葉を胸に刻んで、俺はお前のことを好きになっていった。」
紅莉栖「‥」
岡部「だから紅莉栖‥。」
紅莉栖「はっ‥はい。」
岡部「破かせてくれ。」
紅莉栖「台無しだ。この野郎。」
紅莉栖「え?まゆり?」
まゆり「さっきからぐだりすぎてるの分からないのかな紅莉栖ちゃん。さすがにイライラしちゃったよ。」
紅莉栖「ちょ‥まゆり‥」
まゆり「はやくパンツ脱いでよ紅莉栖ちゃん。股間が一番いい事を皆に教えてあげるから。」
まゆり「オカリンはだまって、ほら‥早く紅莉栖ちゃん。」
紅莉栖「え?でも恥ずかしいし。」
まゆり「早く脱げっていってるでしょ、まっちょしぃに変身するよ?」
紅莉栖「グスッ‥」ヌギヌギ
岡部「す‥すまん」
まゆり「オカリンなんで目をそらしてるの?見ないと変身するよ。ダルくんも帽子で前を見えなくしないでちゃんと見ないと紅莉栖ちゃんに失礼でしょ。」
ダル「ぼくは変態でも紳士だからいざというときは自重するんだお。」
まゆり「見ろっていってるんだよダルくん。」
ダル「はい。見させて頂きます。」
岡部「すまない‥紅莉栖‥これもシュタインズゲートの選択なんだ。」
紅莉栖「うぅ‥」グスッ
岡部「‥‥」
まゆり「あれー紅莉栖ちゃん研究とか忙しくてものすごい生えてると思ってたのに。ちゃんと処理してるんだ。しかもパイパンなんてHENTAIさんだね。」
紅莉栖「そんなこと言わないでよ‥まゆりぃ‥あと橋田は自重しろ!」
まゆり「パンツ脱いだね。じゃあさっさとストッキングをはくのです。」
紅莉栖「うぐ‥」
ダル「おっおっおー」ビュルル
岡部「は?」
紅莉栖「え?」
まゆり「ほらダルくんそんなところで倒れてないで、まゆしぃ達はラボからでていくよ」バタン
ダル「ふぅ‥。じゃあオカリン頑張れお」バタン
岡部「どういう事だ?」
岡部「なんだ‥紅莉栖?」
紅莉栖「その‥破かないの?」
岡部「いや、お前も嫌だっただろう。はやくパンツをはきなおせ。」
紅莉栖「いいよ‥その‥岡部なら‥」
紅莉栖「だから岡部なら破いていいよ」
岡部「俺だ‥機関から精神的ダメージをうけた。なにぃ破いてやれだと?ふっ仕方ないなそれもシュタインズゲートの選択か」
岡部「クリスティーナよ!」
紅莉栖「だからクリスティーナでも助手でもないと言っとろうが!」
岡部「破くぞ‥紅莉栖。」
紅莉栖「ひゃ‥ひゃい!」
紅莉栖「仕方ないでしょ。緊張してるんだから。」
岡部「まずは太ももの後ろから」ビリビリ
紅莉栖「んっ‥」
岡部「素晴らしい‥が何か足らないな‥」
岡部「待ってくれ紅莉栖、何かが足りないんだ。そうだ!ふくらはぎも破かせてくれ!」
紅莉栖「へ?でも‥」
岡部「頼む。紅莉栖。」
紅莉栖「は‥はい‥」
岡部(なっ!これは素晴らしいじゃないか。さすがフェイリス。)
岡部(しかしまだ何か足りない。何かが。)
紅莉栖「ねぇ?もういい岡部?」
岡部「そうか!分かったぞ!」
紅莉栖「え?」
岡部「股間を破かせてくれ紅莉栖。」
岡部「頼む‥。」
紅莉栖「‥いい‥よ‥」
岡部「本当か紅莉栖!」ビリビリ
紅莉栖「ちょっと‥急にやぶかないでよ!」
岡部「こっこれは‥」
紅莉栖「恥ずかしいよ‥岡部ぇ‥」
岡部「紅莉栖‥可愛いぞ。」
紅莉栖「なっ」///
岡部「好きだ‥紅莉栖」
紅莉栖「‥‥わたしも‥すぎだよ岡部‥」
おわれ‥‥
このやろう‥‥
詰まり続ける形になるな
ダル「なに?」
岡部「バイト戦士のスパッツをビリビリに破りたいと思わないか?」
ダル「あぁ分かるかも。内股をビリビリっとね」
岡部「内股もいいが太ももの後ろもいいだろ。」
ダル「というかスパッツの下ってパンツはいてるん?」
紅莉栖「私に聞くなこのHENTAI!」
ダル「でも阿万音氏パンツはいてるイメージなくね?」
まゆり「まゆしぃはがっかりなのです。」
紅莉栖「まゆりをがっかりさせるな。このHENTAI共。」
まゆり「スパッツなら破くより股間の部分に顔を埋めた方がいいに決まってるのです」
紅莉栖「だめだコイツら‥はやくなんとかしないと‥。」
岡部「ん?」
ダル「お?」
紅莉栖「……!!」
紅莉栖「何でもない!何でもないから忘れろ!」
ダル「まゆ氏、破った後に埋めるのはダメなん?」
まゆり「破った後だと恥ずかしさが薄れると思うんだよ!だから急に股間に顔を埋めて相手が恥ずかしがるしぐさを見れば興奮するとまゆしぃは思うのです。」
まゆり「だから破くなら匂いを嗅いだ後がいいとまゆしぃは思うよ。」
ダル「さすがまゆ氏。いつも僕たちの2つ上をいく、そこに痺れる!あk…」
紅莉栖「憧れないけどな。」
ご飯たべる
落としてくれても構わない
紅莉栖「うるさい!ネラーじゃない!」
岡部「ぬるぽ」紅莉栖「がっ」
岡部「」ニヤニヤ
紅莉栖「うぅ~不覚だわ。」
ダル「そんな事より阿万音氏パンツはいてるん?かなり気になるんだけど。」
ダル「でも阿万音氏がパンツはいてるイメージある?」
岡部「……ないな。」
まゆり「まゆしぃは流石にはいてると思うな~」
ダル「どんなパンツはいてると思うん?」
まゆり「ん~とね~縞パンとか?」
岡部「それはないだろ。」
まゆり「キャラクター物パンツとか…昔お父さんから買って貰ったとかで…。」
ダル「あぁ有るかも…」
紅莉栖・岡部「ねーよ」
紅莉栖「助手じゃないと言っとろうが、だいたい私はそんな事興味ない!ジョン・タイターにでも聞けばいいじゃない、鳳凰院凶真さん。」
岡部「ぐっ…」
岡部(しかしタイターか…。聞いてみるのもいいかもしれないな。)
ダル「え?でも阿万音氏のパンツどうするん?」
まゆり「そ~だよ~。せっかく盛り上がってきたのに~。」
岡部「俺が調べといてやるからお前たちはもう帰れ。それにまゆりはバイトだろう。」
まゆり「そうだったよ。メイクイーン+ニャン2でバイトがあるんだった。じゃあオカリン調べといてね!」
岡部「あぁ。気を付けてな。」
ダル「あ、ぼくもフェイリスたんに会いに行くお、んじゃオカリン後はよろしく。」
タイター『なるほどパンツをはいてるか分からない人ですか。それは困りますね。しかし未来でもパンツをはいてるか確認する方法なんて直接聞いてみる以外はないですよ。健闘を祈ります。』
岡部「直接か…。」
岡部「たしかにそれ以外ないな…。よし、聞いてみるか。」
綯「ひっ!」
Mr.ブラウン「おい、岡部!てめぇなに綯をビビらせてるんだ?家賃あげるぞこの野郎!」
岡部「誤解だ、Mr.ブラウン!ところでバイト戦士の姿が見当たらないのですが。」
Mr.ブラウン「あ?バイトならもうくるんじゃねぇのか?」
鈴羽「やっほー岡部倫太郎!」
鈴羽「なんだい?岡部倫太郎。」
岡部「お前に聞きたいことがある!」
鈴羽「聞きたい事?」
岡部「お前はパンツをはいているのか?」
鈴羽「んな!?」
岡部「私だったってなんの事だ?」
Mr.ブラウン「ほぅ…なんだノーパンプレイか?やるじゃねぇか。」
綯「お父さん」ジトー
Mr.ブラウン「なっ綯!違うんだ!これはな…。おいバイト!俺は出掛けるから店番しとけ!」
鈴羽「はいてるに決まってるじゃん!なにいってるのさ岡部倫太郎」
岡部「どんなパンツなんた?」
鈴羽「な?そんな事まで聞くのかい君は?」
岡部「鈴羽よ…。見せてくれないか?」
鈴羽(でも直接聞けばいいって言った私もわるいのか…)
岡部「どうなんだ鈴羽?」
鈴羽「う~仕方ないな~」
岡部「本当か?みせてくれるのか?」
鈴羽「私は戦士だからね!パンツみせる位お手のものさ!」
鈴羽「オーキードーキー」
岡部「まて鈴羽」
鈴羽「?」
岡部「そこのソファーに座ってくれないか?」
鈴羽「ソファーに?まぁいいけど。」
鈴羽「で?どうするんだい?」
鈴羽「足を広げるぅ~?なんで~?」
岡部「これは戦士として重要な事なんだ鈴羽…。」
鈴羽「戦士として重要!?じゃあ仕方ないか。よし!広げるよ!」
岡部「あぁ…頼む…」
岡部「」ガバッ
鈴羽「ちょっ、岡部倫太郎!なにを?」////
岡部(なんだこれは?鼻をさすようなツーンとした汗の匂いに数週間洗ってないスパッツの香り。素晴らしい!これがシュタインズゲートの選択か!)グリグリ
鈴羽「ちょっと岡部倫太郎!ぐりぐりしないでよぉ~!」/////
鈴羽「おかべりんたろぉ~恥ずかしいよ~」
岡部(ぬおー!恥ずかしさの余り涙目になっているバイト戦士だと!?これは素晴らしい!まゆりの言う事は本当に凄いな…。)
鈴羽「もういいでしょ~?ていうかパンツ関係ないじゃん!!」
鈴羽「ん~、儀式なら仕方ないか、まだあるのかい」
岡部「あぁ次の儀式にうつるぞ」
鈴羽「オーキードーキー」
鈴羽「ちょっと、何してるのさ!岡部倫太郎!」///
岡部(やはりスパッツが破れてさらけ出した内ももは素晴らしい!)
岡部(しかし俺は内ももより太ももの後ろ派。そして内ももは縦に裂くのがいいが後ろのももは横に裂くのがいいのだ!)
岡部「鈴羽…むこうを向いてお尻をつきだしてくれ。」
鈴羽「う~それも戦士として必要な事なのかい?」
岡部「あぁ頼む。」
鈴羽「む~必要な事なら仕方ないのか~。」
岡部(スパッツをはいたまま、つきだしたお尻がこんなに素晴らしいものとは知らなかったぞ…)
鈴羽「ねぇ~早くしてよ~流石に恥ずかしいよ~」
岡部「あぁ…」ビリビリ
岡部(やはり、後ろのももは素晴らしい!しかも鈴羽の鍛えられた筋肉がまたエロいぞ!これがシュタインズゲートの選択か)
鈴羽「あ~んも~そこも破くの?このスパッツ気に入ってるんだよ。」
岡部「後で買ってやるさ鈴羽」
鈴羽「本当?あっ、でも買って来てよね。私このままじゃ出歩けないし。」
岡部「もちろんだ」
岡部(もちろん破けやすそうで鈴羽が着るより少し小さいサイズを買うがな…。)
岡部(本命はいてない、相手に白、中穴が縞パン、大穴がキャラパンだな)
鈴羽「ねぇ~岡部倫太郎ぉ~もうこの体制はいいでしょ~?」
岡部「いやまて鈴羽よ!この体制のままパンツをみる」
鈴羽「え~また破くの~」
岡部「ここまで破ったんだ。これ以上破ってもなにもかわらんだろう。」
鈴羽「うぅ~それもそうかもしれないけどさ。」
岡部「それに破いた方が戦士らしいだろう。」
鈴羽「それもそうだね。よし破っちゃってよ岡部倫太郎!私は一流の戦士だからね!」
岡部「ではいくぞ!」
鈴羽「オーキードーキー」
岡部(!!)
岡部(こ、これは…)
岡部(はいてないだと…)
岡部(うそをついたのか?)
岡部(しかし、なんでそんなことを)
岡部(しまった!)
岡部(勢いあまってパンツごと破いてしまった!)
鈴羽「岡部倫太郎…なにをテンパってるの?」
岡部「いや!なんでもないぞ!バイト戦士!お尻の穴が見えてるとかそんな事は絶対ないからな。」
鈴羽「パンツはいてるのにお尻の穴なんて見えるわけないじゃん…。変なやつだね岡部倫太郎は。」
岡部(こうなったら鳳凰院凶真モードで見たふりをするしか)
岡部「フゥハハハハ、しかしバイト戦士よ!お前はこんなパンツをはいていたのか。」
鈴羽「うん…父さんのね…形見なんだ…。」
岡部(oh...)
鈴羽「父さんとは会った事ないんだけどね。」
岡部「…」
鈴羽「えへへ…変でしょ18にもなってキャラパンなんて。笑っちゃうよね。」
岡部「…」
鈴羽「私が生まれる前に父さんが娘が18になったとき、このパンツを娘にはかせるんだ!っていってね」
岡部「…」
鈴羽「笑っちゃうよねそんな父さん。」
岡部「…」
鈴羽「いいよ。パンツを馬鹿にしたことくらい、気にしてない。」
岡部「違うんだ。」
鈴羽「え?」
岡部「ほんとうにすまない!!鈴羽!!」
鈴羽「な!?いきなり泣き出してどうしたのさ岡部倫太郎。」
鈴羽「どうしたの?落ち着いてよ!」
岡部「お前のパンツを破ってしまったんだ!」
鈴羽「え?」
岡部「本当に…すまない…。」
鈴羽「……ぁ…」
鈴羽「……」
岡部「許してくれなんていわない。殴ってくれても構わない。本当にすまない鈴羽。」
鈴羽「いいよ…」
岡部「いい訳あるか!?おれはお前の大切なものを…」
鈴羽「いいっていってるでしょ!岡部倫太郎!」
岡部「なっ!」
岡部「おれは優しくなんかない!お前の大切なものを破いてしまったんだ。」
鈴羽「そんなものまた縫えば直るよ!」
岡部「しかし…」
鈴羽「いいんだって、それに君の好奇心はやがて未来を動かすんだからどうでもいいなんて言ったらダメだよ。」
鈴羽「だからいいって、許すよ!岡部倫太郎」ニコッ
岡部「ありがとう、鈴羽。」
鈴羽「でも一つ絶対に許せないことがあるんだけどー」
岡部「なんだ?なんでもお詫びするぞ。」
鈴羽「私のお尻の穴見たよね?」ジトー
鈴羽「えぇ~ひっど~い!お尻をつきだせって言ったのは君だよ!岡部倫太郎!」
岡部「たしかに言ったがあれは戦士として…」
鈴羽「へー言い訳するんだ」ジトー
鈴羽「べつに土下座までしなくていいけどさぁ~」
岡部「そうか、だかすまない!」
鈴羽「けど…」
岡部「なんだ?」
鈴羽「責任とってよね岡部倫太郎。」ニコッ
紅莉栖「私が聞きたいわよ!うぅ岡部ぇ~。」グスッ
まゆり「でもまゆしぃは嬉しいのです。二人がこんなに仲がいいなんて。」
岡部「茶化すな。まゆり。」
鈴羽「えへへ、あっ牧瀬紅莉栖!パンツぬってくれて有り難うね。」
ダル「で?阿万音氏のパンツってどんなん?」
鈴羽「それは秘密にしておくよ!」
おわり
なんつって
ダル「なにオカリン?」
岡部「フェイリスもストッキングをはいてるよな。」
ダル「はいてるけどそれがなに?」
ダル「そうだね、フェイリスたんは別にストッキングを破かなくても天使だし。」
岡部「しかしダルよ。」
ダル「なに?」
岡部「フェイリスはガーターベルトをつけているのか気にならないか?」
ダル「それは気になる。ものすごく。」
紅莉栖「だから助手じゃないって何度もいっとろうが!…そりゃ、はいてるでしょ。メイドなんだし。」
ダル「猫耳メイドだお」
紅莉栖「どっちでもいい!」
ダル「ていうか、これはまゆ氏に聞けばすぐ解決するだろ常考」
紅莉栖「まゆりなら出掛けてるわよ。」
岡部「くそ、なんでこんな大事な時にいないんだまゆりは。」
ダル「電話すればよくね?」
岡部「そうだな」
岡部「くそ、なんでこういう大事な時に繋がらないんだ!」
ダル「オカリン荒れてるね~」
岡部「お前は平気なのか?気にならないのか?」
ダル「うん、だって妄想するのが一番たのしいお。ガーターベルトなのかー。黒ストでその下は縞パンなのかとか~。はたまたドロワーズとか~。そしてストッキングの下はノーパンとかも。」ハァハァ
紅莉栖「自重しろHENTAI」
ダル「あっオカリン、メイクイーンにいくん?んじゃ僕も。牧瀬氏もくる?」
紅莉栖「私は遠慮しておくわ。フェイリスさんちょっと苦手だし。」
岡部「まゆりが帰ってきたら連絡してくれクリスティーナ!」
紅莉栖「クリスティーナっていうな!」
フェイリス「あっ、凶真にダルにゃん!いらっしゃいにゃん!」
岡部「うむ、フェイリスよ。席に案内してくれ。」
フェイリス「凶真!わたし遂にやったのにゃん!」
岡部「やったって何をだ?」
フェイリス「あれ言ってなかったにゃ?遂に奥義をマスターしたにゃんその名も―――」
岡部「はやく、案内してくれないか?後がつっかえてるぞ。」
フェイリス「これは失礼しましたにゃん!こちらに案内するにゃん!」
ダル「で?オカリンいつ聞くん?」
岡部「いつって?フェイリスがこの席にきた時でいいんじゃないか?」
ダル「フェイリスたん人気あるし忙しいからなかなか来ないと思うお。」
岡部「なに?ならばフェイリスがガーターベルトをはいているか聞けないかもしれないということか?」
フェイリス「フェイリスがなにかにゃ?」
岡部「!!…フェイリスいたのか?」
ダル「ありがとうフェイリスたん。」
岡部「あぁご苦労。」
フェイリス「で?フェイリスがなににゃん?ガーターベルトがどうとかいってたけど~。」
ダル「オカリンがフェイリスたんが何をはいているか知りたいんだって!僕は止める為に来たんだけどね。オカリン聞かなくて。」
岡部「んな…!ダル!貴様…!」
ダル「うん、オカリンのHENTAIパワーには困ったお」
岡部「貴様が言うな!裏切り者め!」
ダル「フェイリスたんの為なら神様だって裏切るお」キリッ
フェイリス「凶真はフェイリスが何をはいているのか見たいのにゃん?」
フェイリス「雷ネットでフェイリスと闘えば考えてあげてもいいにゃん!」
岡部「雷ネットで闘えば教えてくれるんだな?」
フェイリス「考えてやってもいいにゃ」
ダル「いや初心者のオカリンがフェイリスたんに勝つなんて無理だろ常考」
ダル「ふーん、どんなん?」
岡部「その名も作戦コードG!」
フェイリス「作戦コードG…。」ピクッ
岡部「いくぞ!フェイリス!」
フェイリス「こいにゃ!凶真!返り討ちにしてやるにゃ!」
フェイリス「ふふん…凶真はまだまだだにゃん。出直してくるにゃん。」
岡部「フゥハハハハ!ひっかかったなフェイリスよ!お前は闘えば教えてくれるといったな。」
フェイリス「言ったけどそれが何かにゃ?」
岡部「闘えば教えてくれると言ったが闘って勝てばなんていってないぞ。フェイリスよ。」
ダル「うわ…オカリンずるぅ~。でも、そこにしびれる、あこがれるぅ。」
岡部「んな?約束がちがうぞフェイリス!」
フェイリス「フェイリスは考えってやってもいいって言ったのにゃん。考えた結果おしえないのにゃん!」
岡部「うぐ!」
フェイリス「出直してくるにゃ!凶真!」
岡部「くそ!やはり気になるぞ。」
ダル「オカリンまだ気にしてたん?僕みたいに妄想する方がいいのに。あぁフェイリスたん…はぁはぁ…」
紅莉栖「岡部、タイムリープマシンできたわよ!」
岡部「そんなオモチャ後回しだ。」
紅莉栖「オモチャって…ほめてくれると思って頑張ってつくったのに…」グスッ
ダル「風邪でもひいたんかなまゆ氏」
岡部「いや、そういう連絡は来てない。」
紅莉栖「心配ね」
岡部「あいつも忙しいんだろ。そっとしておいてやれ。俺は少し出掛けてくる。」
岡部「バイト戦士か、実は気になる事があってな」
鈴羽「なに?気になることって。もしかしてスパッツとか?」
岡部「いや、スパッツには興味ない。」
鈴羽「なぁんだ。」
Mr.ブラウン「おいバイト!ぐだぐだしゃべってないで働けこの野郎!」
Mr.ブラウン「する事なんて一杯あるだろ、自分でさがせ!」
鈴羽「はーい」
岡部「Mr.ブラウン」
Mr.ブラウン「そのMr.ブラウンってのやめろっていってんだろ!家賃あげるぞこの野郎!」
岡部「ガーターベルトについてどう思う?」
Mr.ブラウン「あぁ?ガーターベルト?んなもんガーターベルトつけさせたままパンツだけ脱がせるプレイに決まってんだろうが」
綯「お父さん」ジトー
Mr.ブラウン「なっ綯!?違うんだよ。これはな…。そうだ!アイス買ってあげようか綯?」
綯「アイス食べたい!」
Mr.ブラウン「おーそうか、じゃあ一緒に買いにいこうな。おい、バイト!俺は出掛けるから店番しとけ!」
鈴羽「はいはい、わかってますよーだ。」
岡部(こうなったら無理やり…)
岡部(いや…それは人間的に)
岡部(くそ…凶器のマッドサイエンティストが人間的に…って)
岡部(やはり無理やりが一番なのか?)
岡部(よく考えればこっちにはタイムリープマシンがある。)
岡部(無理やりフェイリスのスカートを捲って確認した後に時間を遡ればなかったことになるんじゃないか?)
岡部(しかし、無理矢理なんて…)
岡部「もしもし…」
紅莉栖『岡部!まゆりが…まゆりがー!』
岡部「落ち着け助手よ。まゆりがどうしたと言うのだ?」
紅莉栖『まゆりが…死んじゃったー』
岡部「なに?」
紅莉栖『本当だって…ば…』
岡部「なんで死んだんだ?そんな馬鹿な話信じられる訳ないだろ!!」
紅莉栖『ひぐっ…実は…』
まゆり「紅莉栖ちゃんトゥットゥル-」
紅莉栖「まゆり!久しぶりじゃない!?今まで何してたの?」
まゆり「えへへ、なんかまゆしぃはネタキャラになってる気がしたので、主役になれるように修行してたんだよ。」
紅莉栖「ネタキャラってなんのこと?」
まゆり「紅莉栖ちゃんは気にしなくていいんだよ。ところでオカリンは?」
まゆり「へ~オカリンはそんな事きにしてたんだ。」ムキ
紅莉栖「ほんとあいつらのHENTAIには呆れるわ」
まゆり「まゆしぃも気になるのです」ムキムキ
紅莉栖「ちょっとまゆり?」
まゆり「気になりすぎてまっちょしぃになっちゃったのです」ムキムキ
紅莉栖「え?ちょ?」
まゆり「まっちょしぃになると長くはいきられないのです。」
紅莉栖「え?」
まゆり「うっ」バタン
紅莉栖『って事が…』
岡部「カオスすぎるだろ。」
岡部「紅莉栖…タイムリープマシンは完成してるんだな?」
紅莉栖『完成してるけど、実験してないからできるか分からないわよ』
岡部「大丈夫だ。おれは紅莉栖を信じる。」
紅莉栖『へ?岡部?』
岡部「タイムリープマシンで過去に戻り、お前をまゆりに会わせないようにすれば解決する話だ。」
紅莉栖『でも…』
岡部「おれはまゆりを助ける!今すぐラボに戻る。タイムリープの準備を頼む。」
岡部「紅莉栖…タイムリープの準備は?」
紅莉栖「できてるけど本当にするの?」
岡部「あぁ。」
紅莉栖「気をつけてね岡部。」
岡部「うぐぐ…とべよおおおお~」
ダル「どうしたんオカリン?」
岡部「なんでもない。」
紅莉栖「……」
岡部(紅莉栖はタイムリープマシンをつくってる最中か。そういえばフェイリスが気になりすぎて気づかなかったな)
岡部「紅莉栖…。」
紅莉栖「ふぇ?いま紅莉栖って…?」
岡部「頑張ってタイムリープマシンをつくってくれ。期待している。」
紅莉栖「なっ!そんな事言われんでもつくるわ!」
岡部「そうか…すまなかったな…」
紅莉栖「え?いや謝らなくても…あぅ…」
もぅ取り返しつかないのてこのままいきます。
岡部(確かに紅莉栖とまゆりが会わないようにすれば解決するかもしれない。しかし万が一というのも考えられる。フェイリスがなにをはいているのかまゆりに教えた方がいいんじゃないのか?)
ダル「んじゃ僕はこの辺で」
岡部「どこかいくのか?ダルよ。」
ダル「雷ネットの大会の決勝戦だお!フェイリスたんを応援しにいくんだお!」
岡部「おれもいくぞダル!」
ダル「オカリン雷ネット興味あったん?でも残念ながらチケットは1枚しかないんだお。」
ダル「いやだお」
岡部「たのむ!このままだとまゆりが死ぬんだ!」
ダル「え?まゆ氏が?」
岡部「あぁ…だからたのむ!」
ダル「いや、そんなん騙される訳ないじゃんオカリン。不謹慎すぎだろ常考。」
岡部「本当なんだ!ダル。」
紅莉栖「流石に不謹慎だぞ!自重しろバカ!」
岡部「ぐっ」
岡部(くそ…出待ちするしかないのか…)
岡部(いつ頃に終わるのか聞いておけばよかったな…。)
岡部(くそ…まだか…)
フェイリス「あ!凶真!逃げるにゃん!」ダッ
岡部「は?」
アタッカーズ「おら待て!」
岡部「な?あいつらは?」
フェイリス「早くするにゃん!捕まっちゃうにゃ!」
岡部「くっ…」ダッ
岡部「フェイリス説明しろ!あいつらは何者だ?」
フェイリス「ヴァイラルアタッカーズとかいう悪い連中にゃ。」
岡部「なんでそんなやつに終われてるんだ。」
フェイリス「フェイリスがあいつらを倒して優勝したからその腹いせにゃ!」
岡部「とんでもない奴らだな…。」
アタッカーズ「見つけたぜお前ら。逃げられると思うなよ。」
岡部「くそ…囲まれた…。」
岡部「ぐわぁ…やめろぉ…俺の右腕…くそぉこんな時に力が暴走するなんて…」
アタッカーズ「なんだ…こいつやばいぞ」
岡部「お前らぁ…俺の右腕の力が解放される前に逃げないとヤバイぞ…」
アタッカーズ「なっなんだと?」
岡部「うぐぉぉお」
アタッカーズ「って騙されるか馬鹿野郎!」ドコ
岡部「ぐはぁ」
フェイリス「凶真ぁ~」
アタッカーズ「おらやっちまえ!」
フェイリス「凶真ぁ~!お前たち凶真をいじめるな~!」
アタッカーズ「おら」ドカ
岡部「ぐふっ…おれは倒れるわけにいかないんだよ!」
アタッカーズ「なんだ?まだ倒れないのかよ」ドコ
岡部「うぐっ…俺は…フェイリスがなにをはいているのか確認するまでは倒れるわけにいかないんだ!まゆりのために!そして俺の為にも!」
フェイリス「きょ、きょうま~。」
アタッカーズ「なんだよこいつ!変態か?」
アタッカーズ2「なに?にげるぞ、おい!」バタバタ
岡部「ふぅ…助かった…か…」バタン
フェイリス「凶真ぁ!いやだにゃ!死んじゃ嫌だにゃおきるにゃ!」
岡部(くそ…意識が遠く…)
岡部「ん……ここはどこだ?」
フェイリス「あ!凶真!目を覚ましたにゃ!よかった、本当によかったにゃ!」グスッ
岡部「泣くなフェイリス…ところでここはどこなんだ?」
フェイリス「ここはフェイリスの家にゃ。」
岡部「そうか」
留未穂「倫太郎さん」
岡部「なっ?どうしたんだフェイリス?」
留未穂「今は留未穂ってよんでください倫太郎さん。」
岡部「どうしたというのだフェイリス。」
留未穂「倫太郎さん…」
岡部「ぐっ…る、留未穂…。」
留未穂「はい」ニコッ
岡部「!?」
岡部(こ…これは…やばいぞ。機関の精神攻撃か?グラッときた。)
岡部「なんだ留未穂?」
留未穂「私が何をはいているか知りたいですか?」
岡部(くっ…これは…鳳凰院凶真モードに入るしか)
岡部「フゥハハ 留未穂「倫太郎さん」」
岡部「はい。」
留未穂「今は凶真さんではなく倫太郎さんとして話して欲しい…。」
岡部「あぁ…」
留未穂「はい…私…恥ずかしいけど…倫太郎さんになら、見せてあげてもいいです。」ヌギ
岡部「まってくれ!留未穂よ…。」
留未穂「へ?」
岡部「その…メイド服に着替えてくれないか?」
岡部「たのむ…これは大事な事なんだ…」
留未穂「分かりました。でも一つお願いが。」
岡部「なんだ?」
留未穂「今はフェイリスにはなりたくないんです。留未穂のまま…でもいいですか?」
岡部「もちろんだ」
留未穂「では着替えてきます。」
岡部「あぁ…待ってる。」
岡部「…」
岡部(なんだ?いつものメイドの感じとちがうぞ。)
留未穂「どう?倫太郎さん…」
岡部「あぁかわいいぞ…」
留未穂「そんな、恥ずかしいよ倫太郎さん」
他のSS参考にしながら書きます
留未穂「う、うん。」ハラ
岡部「やはりガーターベルトをつけていたのか留未穂よ…。」
留未穂「うぅ…恥ずかしいよ倫太郎さん」
岡部「留未穂…こっちにきてくれ」
留未穂「え?」
岡部「今日は留未穂と一緒に寝たい気分なんだ。だめか?」
留未穂「いえ、むしろ倫太郎さんとなら一緒にねたい。」
岡部「なんだ留未穂?」
留未穂「その…腕枕をしてほしいの。」
岡部「ふっ、腕枕位してやるさ。甘えん坊なんだな留未穂は。」
留未穂「倫太郎さんだから甘えるんだよ…。」
岡部「なっ、それはどういう意味だ?」
留未穂「流石に鈍いよ…倫太郎さん。」
岡部「いや、分かってる。分かってはいるが、恥ずかしいだろ…」
岡部「馬鹿にするな。留未穂。」
留未穂「馬鹿になんてしてないよ。本当のことだよ。」
岡部「…」
留未穂「ねぇ倫太郎さん」
岡部「なんだ?」
留未穂「すきだよ。」
岡部「あぁ、俺も留未穂が好きだ。フェイリスも含めてな。」
紅莉栖「うぅ~岡部ぇ~」
まゆり「でもフェリスちゃんはガーターベルトをつけてたんだね。まゆしぃは知らなかったのです。」
ダル「あーあー聞こえないーフェイリスたんはドロワーズはいてるのー!」
フェイリス「にゃにゃん!大好きにゃ凶真!」
おわり
むちゃくちゃになった
ごめん
もう寝ます。
起きたときにスレ残ってたら続き書くけど需要なければ落としてください。
次は萌郁さんだな
よく頑張った
ダル「なに?」
岡部「閃光の指圧師だが…。」
ダル「は?だれ?」
岡部「桐生萌郁だ!」
岡部「あぁ、その桐生萌郁だが…」
ダル「スカートびりびりにでもするん?」
岡部「なんでスカートをびりびりにするとかいう話になるんだ?」
ダル「なんか3回位やってる気がするんだお。」
岡部「気のせいだろ。桐生萌郁のシャツをボタンごとブチブチに破きたいと思わないか。」
岡部「さすがダル!話が分かるな。」
ダル「そして破った時に見える黒いブラ。胸にはホクロがついてて…はぁはぁ」
紅莉栖「自重しろ!HENTAI!」
紅莉栖「助手っていうな!…ていうか私もシャツを着てるんだが、まさか私のシャツまで破きたいなんて思ってるんじゃないわよね?」
岡部「それはない」
紅莉栖「な…なんで?」
岡部「助手にはエロさが足りない。」
紅莉栖「うっさい!貧乳で悪いか?」
紅莉栖「……」グスッ
ダル「アブノーマルすぎだろまゆ氏」
まゆり「そうかな~、でもオカリンならできると思うな~」
紅莉栖「HENTAIだしね。」
岡部「なっ?」
紅莉栖「はいはい童貞乙」
岡部「ぐっ…」
ダル「そんな事より萌郁氏のシャツやぶくん?」
まゆり「そうだよ!バイトに行かないと。」
ダル「んじゃ僕もフェイリスたんに会いに行こうかな。オカリンおつかれ~。」
岡部(閃光の指圧師にメールを送るか。)
ピロリン♪
岡部「…」カチカ
ピロリン♪
ピロリン♪
ピロリン♪
岡部「一度にかえせ!この!」ピロリン♪
ピロリン♪
岡部「くそ…」ピロリン♪
紅莉栖「何をイライラしてるのよ…。」
紅莉栖「私はラボに用事があるの。」
岡部「なんだ?用事って?」
紅莉栖「何でもいいでしょそんな事!」
岡部(メールを返すのも面倒くさいな。直接会って話ができるようにかけあってみるか。)
岡部「助手よ!俺はでかけ…」グキッ
岡部「はぅ!!」
紅莉栖「え?岡部?どうしたの?」
岡部「足を…くじいてしまった。」
紅莉栖「大丈夫?すぐ病院に…」
岡部「待て!紅莉栖」
紅莉栖「え?」
紅莉栖「でも岡部が…」
岡部「俺の事より桐生萌郁のシャツを破く事の方が大切なんだ!」
紅莉栖「………」
岡部「頼む…紅莉栖…。俺のかわりに桐生萌郁のシャツを破ってくれ。」
紅莉栖「…分かったわよ。でも後で病院に連れていくからな。」
岡部「あぁ、ありがとう紅莉栖。」
紅莉栖(私が萌郁さんのシャツを破くなんて無理じゃないか?)
紅莉栖(うぅ~どうしよう~)
綯「助手のお姉ちゃん!」
ご飯たべる
需要なければ落としてください。
綯「助手のお姉ちゃんでかけるの?」
紅莉栖「……」
紅莉栖「ちょっとシャツでも買いにいこうかなって思ってね。」
Mr.ブラウン「シャツか、シャツといえばやっぱり裸Yシャツだな。女の子の恥ずかしがる顔を見ながらプレイなんてたまらんぜ」ブツブツ
綯「お父さん、聞こえてるよ」ジトー
Mr.ブラウン「綯!?聞こえたのか?いや、違うんだ!これはな、おいバイト!店番しとけ!」
シーン
Mr.ブラウン「くそ、なんでこんな時にバイトはいねぇだ。あぁ、待って綯、お父さんを見捨てないでくれ。」
紅莉栖「……」
紅莉栖(いた!)
紅莉栖「萌郁さん、こんにちは」
萌郁「………」
紅莉栖「岡部が怪我しちゃってかわりに私がきたんだけど…」
萌郁「……」
紅莉栖(気まずい…)
紅莉栖「え?あ。」
紅莉栖(くっ…出会った時の事を考えてなかったわ。)
紅莉栖(ここからシャツを破くなんて難題にも程があるわよ。)
紅莉栖(とりあえず仲良くなることから始めるか。)
紅莉栖「萌郁さん。」
萌郁「……」
紅莉栖「せっかくだし私と遊ばない?」
紅莉栖「だめ?」
萌郁「………」
紅莉栖(うぅ~むちゃくちゃ緊張するわ…。断られたらどうしよう。萌郁さんと私ってあまり仲良くないし断られるかも…。)
萌郁「いい…」ボソッ
紅莉栖(はい断らたー\(^o^)/わたしおわたー\(^o^)/って…え?)
紅莉栖「え?いいの?」
萌郁「いい…よ…」ボソッ
紅莉栖(キタ━(゚∀゚)━!!)
紅莉栖(くっ、落ち着け私!むしろ問題はここからじゃない!)
萌郁「どこ…いくの?」ボソッ
萌郁「………」コクッ
紅莉栖「じゃあいきましょう、萌郁さん。」
萌郁「…」コクッ
萌郁「…」ジー
紅莉栖「あれ?萌郁さんどうしたの?あぁUFOキャッチャーね。この人形が欲しいの?」
萌郁「…」コクッ
紅莉栖「なら…私がとってあげるわ!」
萌郁「ほんと?」ボソッ
紅莉栖「任せて。私こういうの得意だから。」
萌郁「……」
紅莉栖「待ってね、萌郁さん。次でとってみせるから!」
萌郁「……」
紅莉栖「ちょっとアームの力弱いんじゃないのこれ?」
萌郁「わたし…やってみる」ボソッ
紅莉栖「へ?うん、どうぞ。」
紅莉栖「な?一発で!?」
萌郁「……」ギュッ
紅莉栖「良かったわね萌郁さん。」
紅莉栖(くっ、なんか悔しい…)
萌郁「ありがとう…」ボソッ
紅莉栖「え?」
萌郁「わたしのために…頑張ってくれて」ボソッ
紅莉栖「へ?いや、気にしないでいいわよそんな事。」
紅莉栖「あ、萌郁さん!次はあれで遊ばない?」
萌郁「…」コクッ
萌郁「……」
紅莉栖(うぅ…ここからどうやってシャツを破けばいいんだろう?)
萌郁「うちに…こない?」ボソッ
紅莉栖「え?うちって萌郁さんの家?」
萌郁「うん…だめ?」ボソッ
紅莉栖(これってもしかしてチャンスだったり?)
紅莉栖「じゃあお邪魔しようかしら。」
萌郁「…」コクッ
萌郁「そうでもない…」ボソッ
ガチャ
萌郁「はいって…」ボソッ
紅莉栖「あ、じゃあお邪魔するわ。」
紅莉栖「あれ?鍵を締めるの?」
萌郁「戸締まりは…大切…」ボソッ
紅莉栖「電気はつけないの?」
萌郁「とまっててつかない…」ボソッ
紅莉栖「そう…なんだ…」
紅莉栖(あれ?もしかして私ヤバくない?)
紅莉栖「!!」
萌郁「……」ジリ
紅莉栖「どどどどうしたの?萌郁さん?」
萌郁「どうして私から離れるの?」ジリ
紅莉栖「だ、だって萌郁さんが急に近づいて来るから。」
紅莉栖「嫌いじゃ…ないけど…」
萌郁「……」ギュッ
紅莉栖「ちょ、ちょっといきなり抱きついてどうしたの?」
萌郁「……」バッ
紅莉栖「きゃっ!?」
萌郁「……」ブチブチ
紅莉栖「ちょちょっと!シャツ破かないで!」
萌郁「………」
紅莉栖「うぅ……」
萌郁「エロさが…足りない」ボソッ
紅莉栖「うっさい!」
紅莉栖「あぅ…」グスッ
萌郁「ごめんなさい」
紅莉栖「許さない。」
萌郁「……」
紅莉栖「私も萌郁さんのシャツを破かないと気がすまない!」
紅莉栖「さっさと寝転がれ!」
萌郁「……」
紅莉栖「えいっ」ブチブチ
紅莉栖(これは!?)
紅莉栖(悔しいけどむちゃくちゃエロいわね。)
紅莉栖(くっ、確かに私じゃエロさが足りないわ。)
萌郁「………」
紅莉栖「え?うん。」
萌郁「許して…くれる?」
紅莉栖「うぅ…仕方ないわね…」
紅莉栖「でもシャツが破れたままじゃ帰れないじゃない!」
萌郁「露出狂…」ボソッ
萌郁「冗談…私の貸してあげる。」
紅莉栖「それならいいけど…」
萌郁「けど…なに?」
紅莉栖「洗濯してるの?」
萌郁「………」
岡部「なんだ助手よ。閃光の指圧師とそんなに仲良かったのか?」
ダル「すごく…百合です」
まゆり「でもまゆしぃ、今回は物足りないのです。携帯取り上げるプレイがなかったよ。」
岡部「プレイとかいうな、まゆり。」
萌郁「紅莉栖ちゃん…絶対にだ離さない」ギュー
おわり
じゃぁ、次いってみようか
岡部「なんだ?」
ダル「巫女さんって下着をつけてないってしってる?」
岡部「それは都市伝説だろ。」
ダル「え?そうなん?」
岡部「なんでそんな話を切り出したんだ?」
ダル「いや、ルカ氏パンツはいてるのかな?って思って…」
紅莉栖「」ピク
ダル「違うお!普通の大学生だお!女の子大好きだお!――でも気にならない?もしその都市伝説が本当だとしたら…。」
岡部「仮に本当だとしても、ルカ子は男だぞ!パンツ位はいてるに決まってるだろ!」
ダル「でもルカ氏のお父さん、かなり本格的にルカ氏に巫女やらせてるから、パンツもはかせてないかもしれないお。」
岡部「それもそうだな…。確かに気になるな…。」
紅莉栖「…」
岡部「おいクリスティーナ!」
紅莉栖「………」
岡部「……」
紅莉栖「………」
ダル「牧瀬氏どったん?」
紅莉栖「……」
ダル「オカリンはホモ」
紅莉栖「!!」ピクピク
紅莉栖「うっさい!別に岡部とるか君がイチャイチャしてるとかそんなん全然、想像してないからな。」
岡部「んな!?」
ダル「牧瀬氏、いっちゃってるお。」
紅莉栖「はぅ…!忘れろ~~!!」
ダル「で、るか氏がパンツはいてるか調べるんオカリン?」
ダル「えー。でもるか氏ならオカリンが一番よくわかってるし適任だお!」
岡部「うぐっ…」
紅莉栖「私も岡部がいいと思う…」
岡部「だまれ!HENTAIメリケン処女め!」
まゆり「トゥットゥルー!だったらまゆしぃに任せればいいのです!」
まゆり「うん、全部聞いてたよ!まゆしぃに任せてよ。」
ダル「どうするんオカリン?」ボソボソ
岡部「どうするも何もまゆりは適任者だろう。なんかベタな気もするが…。」ボソボソ
ダル「確かにベタなのもあるかもしれないけど、まゆ氏の場合ネタに走りそうだお。」ボソボソ
岡部「まさか…まゆりがネタに走るわけないだろう。」ボソボソ
まゆり「さっきから二人でなにボソボソしゃべってるの~?全部聞こえてるんだよ~!」
岡部・ダル「!?」
ダル「どうするんオカリン?」
岡部「…」
まゆり「ねぇオカリン!!」
岡部「あぁ…頼むまゆり。」
まゆり「じゃあまゆしぃはオカリンの奴隷として頑張ってくるね!」
岡部「あぁ」
岡部(すまない、るか子。)
まゆり「綯ちゃん、トゥットゥルー!」
綯「どこか出かけるの?」
まゆり「ちょっと神社に用事があるんだよ。」
Mr.ブラウン「神社といえば巫女さんだよな。巫女装束を着させたまま野外でするプレイなんてたまらんぜ。」ブツブツ
綯「………」ジトー
Mr.ブラウン「な、綯!聞いてたのか?というかいつの間に!?」
綯「まゆりお姉ちゃんがお父さんが呼んでるよ!って教えてくれたから来てみたら…お父さんサイテー…」プイッ
Mr.ブラウン「んな?俺は呼んでねぇぞ!―――待ってくれ綯!アイス買ってあげるから、お父さんを見捨てないでくれ!」
るか「えぃ!えぇい!」ブンブン
まゆり「トゥットゥルー!遊びにきたよ~。」
るか「あ!まゆりちゃん。いらっしゃい。」
まゆり「ルカ君また素振りしてたの~?」
るか「うん、おかっ―凶真さんに言われているので。」
まゆり「ルカ君は真面目だねー。そういうとこまゆしぃは大好きなのです。」
るか「ふぇ?ま…まゆりちゃん…なにを…。」
るか「え…ちょ…ちょっと…まゆりちゃん…からかわないでよ………」
まゆり「まゆしぃは本気なのです。」
るか「え?……その…ありがとう…まゆりちゃん…」
まゆり「だからパンツを見せて欲しいのです。」
るか「ふぁい?」ビクッ
まゆり「まゆしぃはルカ君の事大好きだから、全てを見たいのです。だからお願いだよ!ルカ君。」
るか「へ…で…でも…その…ぼ…ぼく」
まゆり「?」
るか「巫女の格好をしてるときは、そ…その………ぱ…ぱ…ぱん…パンツをはいてないの!」
すいません
まゆり「気にしなくていいよルカ君。」
るか「ご…ごめんね……ぼ、ぼくのこと…好きって言ってくれたのに……」
まゆり「別にパンツをはいてなくても、まゆしぃはルカ君が大好きなのです!」
紅莉栖「はやく死ねHENTAI!でもまゆりにるか君おめでとう。」
まゆり「えへへ、ありがとうね紅莉栖ちゃん」
岡部(まゆりにこっそり教えて貰ったがパンツはいてないのだな。なにをやらしてんだよ、るか子の父親は……)
まゆり「これからも一緒だよ。ルカ君。」
るか「うん…まゆりちゃん。」
おわり
ダル「なに?」
岡部「まゆりだが…」
ダル「まゆりがどうかしたん?」
岡部「まゆりは…股関の毛が物凄く生えてそうじゃないか?」
ダル「あ、わかる。」
ダル「いやそこは葉加瀬太郎だろ常考」
紅莉栖「どっちも同じだHENTAI共!」
岡部「助手よ!いたのか?」
岡部「いや、これが初めてだろう。」
ダル「牧瀬氏デジャブ?」
紅莉栖「なっなんでもないわよ!わすれろ!」
岡部「むぅ…そうだクリスティーナよ!まゆりとシャワーに入って確認するのだ!」
紅莉栖「断る!こんな所で入ったら覗かれるに決まってる!それにお前らみたいなHENTAIにまゆりの股間の事なんか教えるか!」
岡部「ぐっ…貴様…助手のくせに…」
紅莉栖「わたしは助手じゃない!」
岡部「そんな事聞けるわけないだろう!」
紅莉栖「あら、凶器のマッドサイエンティストが弱気ね。」
岡部「うるさいセレセフ」
紅莉栖「セレセフいうな!?」
ダル「痴話喧嘩乙」
岡部・紅莉栖「痴話喧嘩じゃない!」
紅莉栖「私のせいにすんな!」
ダル「はぁ~まったく、このHENTAI夫婦は…。」
岡部・紅莉栖「お前が言うな!」
岡部「確かに無理に知らなくてもいいかもな…」
紅莉栖「最初からそんな事知る必要もないのよ。」
岡部「………」
岡部(しかし気になるな。)
凶真『突然ですがあなたに話があります。知り合いに股間の毛がどれくらい生えてるか気になる人がいるのですが、どうやって確認すればいいのでしょうか?』
タイター『なるほど、どれくらい毛が生えているか気になる人ですか。その解決方法は未来でも相手に直接きいてみる以外ないですよ。健闘を祈ります。』
岡部(直接か…。確かにそれ以外ないな。)
岡部(ん?またメールがきたぞ…)
タイター『ちなみに私のいた世界、すなわち未来では18になっても毛の生えない人もいましたよ。』
岡部(んな?18になっても毛の生えない人間だと。)
岡部「ふ、フゥハハハハハ。ジョンタイターと言う男は本当に馬鹿だな!18にもなって毛の生えない人間なんているわけないじゃないか!おお嘘つきだ!コイツは。」
紅莉栖「お、岡部?」
紅莉栖「え?うん、いってらっしゃい。」
岡部「しかしまゆりはどこにいるんだ?」
鈴羽「やっほー岡部倫太郎!」
岡部「バイト戦士か。」
鈴羽「どうしたの?何か悩み事…?もしかして股間の毛とか?」
岡部「ん?どうして分かるのだ?」
鈴羽「え?いや…。私は戦士だからね!勘だよ!」
岡部「…まぁいいが、ところでバイト戦士は生えているのか?」
鈴羽「へ?わたし?」
Mr.ブラウン「おい岡部ぇ!店の前でそんな卑猥な話してんじゃねぇ!客が来なくなるだろうが!家賃あげるぞこのやろう!」
Mr.ブラウン「ほぅ、お前ブラウン管を馬鹿にすんのか?」ポキパキ
岡部「ぐっ…」ダッ
Mr.ブラウン「あ、てめぇ逃げんなコラ!――ったく、おらバイト!お前もさっさと働け!」
鈴羽「はいはーい」
Mr.ブラウン「顔を股間の毛に埋めてウリウリするプレイとかたまらんだろうな。」
綯「……」ジトー
Mr.ブラウン「綯!違うんだこれはな!」
綯「……」ジトー
Mr.ブラウン「そんな目でみないでくれ綯!」
綯「……」ジトー
Mr.ブラウン「アイスかってあげるからそんな目をしないでいつもの天使な綯にもどってくれ!な?」
綯「アイスたべたい。」
Mr.ブラウン「そうか、じゃあ買いに行こうな。おいバイト!店番しとけ!」
鈴羽「……」
Mr.ブラウン「おいバイト!返事は?」
鈴羽「はいはい、聞いてますよーだ。」
岡部(…!あれはまゆりか。)
まゆり「……」
岡部(スターダストシェイクハンドか、終わるまで待つか。)
まゆり「……」
まゆり「あ!オカリン!トゥットゥルー!」
岡部「あぁ…。」
まゆり「フェイリスちゃんのところでバイトしてたんだよ。そういえばいってなかったね。ごめんね、オカリンの奴隷なのに。」
岡部「いや、構わないさまゆり。これから用事でもあるのか?」
まゆり「ないよ。今からラボに向かうところだったんだよ。」
岡部「そうか、なら一緒に向かうか。」
まゆり「うん…。えへへ~。」
岡部「どうしたまゆり?」
まゆり「なんだか今日のオカリンは優しいのです。」
岡部「……」
岡部「あぁ、そうだな。」
まゆり「誰もいないね。」
岡部「あぁ。そうだなまゆり。」
まゆり「なんか最初の頃を思い出すね。たまにまゆしぃが勝手に遊びに来て。そこからダルくんが来るようになって、紅莉栖ちゃんや萌郁さんにルカ君やフェリスちゃんに鈴羽ちゃんまで加わって賑やかになったよね。」
岡部「……」
まゆり「みんなでわいわいはしゃいでるオカリンをみてると、まゆしぃは嬉しいのです。あ、でも奴隷なのに嬉しいと思ったらダメだよね。ごめんねオカリン。」
岡部「いや、いいんだまゆり。」
まゆり「えへへ、今日のオカリンはやっぱり優しいのです。」
まゆり「なにオカリン?」
岡部「股間を見せてくれ。」
まゆり「え?」
すまん
ごめんなさい
岡部「頼む、まゆり。奴隷だろう?」
まゆり「たしかに奴隷だから仕方ないよね、じゃぁ脱ぐよオカリン。」
岡部「まってくれ。まゆり。」
まゆり「え?」
まゆり「わかったよオカリン!」ヌギヌギ
岡部「……」
まゆり「これでいいオカリン?」
岡部「あぁ、では捲るぞまゆり」バッ
岡部(これは!?)
まゆり「ねえオカリンもういい?」
岡部「待ってくれまゆり、まだやり残していることがある」
まゆり「なに?」
岡部「ジャングルに入らなくてはならない。」
まゆり「ジャングルってどこにあるの?オカリン。」
岡部「」グリグリ
まゆり「ちょっとオカリン!そんなとこ顔でグリグリしないで。」
まゆり「おかりんやめてよぉ~」
岡部(恥ずかしがるまゆりの声を聞いていたらもっとやりたくなってしまった。)
岡部(よし、もっと顔を押し付けて)グリグリグリ
まゆり「ちょっとおかりん!」
岡部(そう言えば臭いを嗅ぐのを忘れていた)
岡部「スゥーー」
まゆり「オカリンそんなとこ嗅いじゃだめ!」
岡部「ーウグッ!ゲホゲホ!」
まゆり「おかりん大丈夫?」
岡部(あまりの臭いでむせてしまった)ゲホゲホ
まゆり「……」グスッ
岡部「ま、まゆり!泣いているのか?」
まゆり「さすがにオカリン…ひどいよぉ…」
岡部(しまった調子にのり過ぎた。)
まゆり「………」
岡部「好きだ。奴隷などやめよう。恋人になってくれ。」
まゆり「!?」
岡部「たのむ…」
まゆり「…」ニコッ
紅莉栖「うっさい!おかべ…」グスッ
岡部「痴話喧嘩じゃないと言ったろうダル。」
まゆり「えへへ~まゆしぃは奴隷から恋人にクラスチェンジしたのです。」
おわり
乙
Entry ⇒ 2012.02.28 | Category ⇒ シュタインズゲートSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
さやか「あのさ、転校生って……キス…した事ある?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329039231/
続けろ
さやか「い、いや……なんとなく、気になって」
ほむら「仮にあったとして、それがあなたに何か関係あるのかしら?」
さやか「え、えぇっ!?あるの!?」
ほむら「仮に、と言ったでしょう?」
さやか「そ、それじゃないんだ。そっかそっか」ホッ
ほむら「ないとも言ってないわ」
さやか「ど、どっちなのさー!」ウガーッ
ほむら「あなたに話すことに意味があるのかしら?」
さやか「うぐっ……意味……は、ないけど」
ほむら「なら話すつもりはないわ」
ほむら「はぁ……それじゃ、あるってことにしておいて」
さやか「やっぱりあるんだ……」
ほむら「ええ、それはもう大人のキスを経験済みよ」
さやか「お、大人のキス……って…?」
ほむら「それは……えーっと……」
さやか「おや?答えられないのですかな?」ニヤニヤ
ほむら(ムカッ)
ほむら「し、舌を濃厚にからめ合うキスに決まっているでしょう?」
さやか(転校生が……舌をからめ合うキス?)
さやか「………//////」
ほむら「ちょっと、何かお赤らめてるのよ!?」
ほむら「あ、相手……って…」
さやか「転校してくる前に住んでたところの人、とか?」
ほむら「え、えぇまぁそんな感じね」
さやか「あ、相手はやっぱり……大人の、男の人?」
ほむら「な、何故そんな詳細なことまで言わなきゃならないのよっ!?」
さやか「だって気になるじゃん!」
ほむら「あ、あなたにそこまで答える理由も義理もないわよっ!」
さやか「むぅ……」
ほむら「はぁ、はぁ……」(言えない……ここまで来たら『したことがない』だなんて…!)
ほむら「元々あなたに話すつもりなんてないわ」
さやか「ま、これからは同じクラスで付き合いも長くなるだろうし?じっくりゆっくり話を聞きだして行くとしますか!」
ほむら「!?」
さやか「それじゃ、あたしは帰るわ!んじゃね、転校生!」タッ
ほむら「あ、ちょっと美樹さやか……行ってしまったわ」
ほむら「ほむぅ……」
ほむら「不味いわ……下手に見得を張ってしまった……」
ほむら「今後、ボロが出ないようにしなければ……」
ほむら「と、とりあえず帰ったらネットで調べて……いえ、それじゃ余計にボロが出てしまいそう……」
ほむら「どうしたものかしら……」
ほむら「………」カタカタ
ほむら「官能小説……」カタカタ
ほむら「……き、キスのところだけ読めばいいかしら?」カタカタ
ほむら「……や、やっぱり舌を絡ませるのが大人のキス、なのよね…///」カタカタ
ほむら「……えっ?あ、相手の口内を舐めまわす……って…」
ほむら「………//////」←妄想中
ほむら「~~~~~~っ!!」ジタバタ
ほむら「い、いけないわっ!か、仮にも中学生であるわたしがこんないかがわしいサイトを見るなんてっ!」
ほむら「と、閉じて……。……で、でも、ちょっと先が気になるわね……」
ほむら「しょ、消化不良は……体にも、よくない、わよね?」
ほむら「そ、そうよ!悶々としたままではゆっくり眠ることも出来ないわっ!」
ほむら「……あ、あれ?でも、最初の目的はもう達せられているんじゃ……」
ほむら「………」
ほむら「………」カタカタ
ほむら「っ!///」
ほむら「こ、ここまでにしておきましょうっ!」
ほむら「お風呂に入って、もう今日は寝ましょう!」
ほむら「……~~~…」ブクブク
ほむら(と、当然よね、あれは官能小説なんだもの……)
ほむら(あ、ああいう行為に及んでいるところを綿密に書いてあるのが当然なんだから……)
ほむら「……」ブクブク
ほむら(……き、気持ち、いい……のかしら?)
ほむら(わ、わたしったら何を考えてるのよっ!)バシャバシャ
ほむら(くそっ……それと言うのも美樹さやかが妙な事をわたしに聞いて来るから……)
ほむら(……一体何の意図があってあんなことを聞いて来たのかしら……)
ほむら(まさか、わたしの弱みを握って言うことを聞かせよう、とか?)
ほむら(ありえるわね……)
戦い以外に関してはメガほむのままだから、きっとこんな感じなんだろうな。
ほむら(他に考えられる意図としては……)
ほむら(………好意を寄せてる相手の、そういう経験には興味が湧くかもしれないわね……)ブクブク
ほむら(美樹さやかが、わたしに好意を?)
ほむら(まさか、ありえないわ)
ほむら(……………)
ほむら(こ、このままじゃのぼせてしまうわ。体を洗ってもう出ましょう)ザバァ
ほむら「~♪」ワシャワシャ ザバーッ
ほむら「ふぅ……」チャポン
ほむら(体を洗ったらすっきりしたわ)
ほむら「ほむ、布団の準備完了ね」
ほむら「………」チラ
ほむら「ノートパソコン……」
ほむら「ふ、布団の近くに置いておこうかしら。寝る前に、少しだけいじるのもアリよね?」
ほむら「べ、別にさっきのあれが気になるってわけじゃないのよ?」
ほむら「……わたしは誰に言い訳をしているのかしら……」
ほむら「やっぱりやめておきましょう」
ほむら「大丈夫よ、わたしはボロなんて出さないわ」カチカチカチ
ほむら「もし万が一仮にボロが出たとしても、わたしが少し恥を掻くだけ……」
ほむら「……ちょっと、癪に障るわね」
ほむら「い、いえいえそれでもやっぱりやめておきましょうっ!」
ほむら「無駄な好奇心は身を滅ぼすわ、暁美ほむらっ!」
ほむら「布団に入って横になれば眠気も来るわよね、ええそうに決まってるわっ!」
ほむら「はぁ……」フラフラ
ほむら「なかなか寝付けなかったわ……」
ほむら「やはり見ておくべきだったかしら……?」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「! ま、まどか、おはよう」
まどか「うん、おはよう!」
さやか「なんかフラフラしてたみたいだけど、大丈夫?」
ほむら「…美樹さやかも一緒だったの……」
さやか「ちょっと、何露骨に嫌そうな顔してんのよ!?」
さやか「あたしのせいなの!?」
ほむら「あなたが昨日の放課後、妙なことをわたしに聞いて来たからでしょう?」
まどか「昨日なにかあったの?」
さやか「えーと……ああ、昨日の放課後ねぇ」
さやか「そっかそっか?妙な事、だったか♪」
ほむら「何故そんなに嬉しそうなのかしら?」
さやか「うんにゃ、なんでもないって!」
まどか「ちょっと、わたしにも教えてよ~」
まどか「ほむらちゃん、一緒にお弁当食べよ?」
ほむら「ええいいわy」
さやか「あ、ごっめんまどか!転校生はあたしと約束があるから!」
ほむら「え?」
さやか「さ、行こ転校生っ!」グイッ
ほむら「あ、ちょっと美樹さやか!」タッタッタ
まどか「あっ……行っちゃった」
仁美「……危険な香りがしますわね」
まどか「え?仁美ちゃん?」
仁美「さやかさんとほむらさんは行ってしまいましたし、わたくしと二人で食べましょうか?」
まどか「う、うん、そうだね」
ほむら「一体なんのつもりかしら?」イライラ
さやか「ん?昨日の話の続き、聞きたいなーって思って♪」
ほむら「言ったでしょう?あなたに話す理由も義理もない、と」
さやか「そーんなこと言わないでさ、教えてよ?」
ほむら「くどいわよ、美樹さやか?」
さやか「んー……よし、わかった!あたしも話すから、転校生も話す!これでどう?」
ほむら「あなたの体験談を聞いてわたしに何の得があるのかしら?」
さやか「転校生は妙なところで律儀だからね、あたしが話したらきっと転校生も話してくれるって信じてるから!」
ほむら「ぐっ、聞かない、聞かないわよ!」
ほむら(本当に話し始めたっ!?)「や、やめなさい美樹さやかっ!」
さやか「にひひ、実はまだキスって経験したことないんだ」
ほむら「……え?」
さやか「さーあたしは答えたぞー!次は転校生の番だーっ!」
ほむら「ひ、卑怯じゃないの!あなたはただ『ない』と答えただけで、わたしの体験談を聞き出そうなんてっ!?」
さやか「交換条件は交換条件!さぁ、全てを告白するのだ転校生!」
ほむら(くっ……こうまで美樹さやかの思惑通りになるなんて……!)
ほむら(ここで拒否して逃げたら、今後は美樹さやかに対して引け目を感じ続けることになってしまうわっ……!)
さやか「ん~?どうした~?転校生もないならないって答えるだけでいいんだぞ~?」ニヤニヤ
ほむら「………わ」
さやか「うん?なんて?」
ほむら「キスなんて………したこと、ないわよ」ボソッ
ほむら「そ、そうよっ!昨日は、ちょっと見得を張っただけだものっ!そんな経験、わ、わたしにはないわよ!」
ほむら(こうなったらヤケクソだわ!正直に全てを言えばいいのでしょう!?ちょっと恥を掻くだけで済むんだから、安い物よっ!)
ほむら「これで、満足かしらっ?」
さやか「………そっか、ないんだ」
ほむら「え、ええそうよ?何か文句あるかしら?」
さやか「いや、ちょっとほっとした」
ほむら「……え?」
さやか「なんか転校生さ、妙に周りに壁?みたいなもん作ってるように感じたからさ。あたしたちと変わらないんだなって思って安心したよ」
ほむら「………」
ほむら「………」
さやか「ほむら……って、呼んでいい?」
ほむら「ええ、それは構わないけれど」
さやか「ん、じゃほむら」
ほむら「何かしら?」
さやか「あんま周りに壁作んなよ?友達出来ないぞ!」バンッ
ほむら「っ、大きなお世話よ!」
さやは「あっはは、そんじゃあたしは教室に戻って弁当食べよっかな!」タッタッタ
ほむら「………」
ほむら(あれ?わたし、美樹さやかに気を遣われただけ?)
まどか「あ、二人ともお帰り!」
さやか「いやーごめんね!ちょっと長く話しこんじゃってさ!」
まどか「ううん、気にしないで!ほむらちゃん!」
ほむら「ええ、何?」
まどか「ほむらちゃんも、一緒にお弁当食べよう?」
ほむら「いえ、わたしは……」
さやか「おーい、早速壁作ってるぞほむらー?」
ほむら「っ!」
さやか「ほらほら、いいから一緒に弁当食べよ?」
ほむら「え、ええそうね……」(何故かしら、この時間軸の美樹さやかはわたしに妙に友好的だわ)
ほむら(調子が狂うわ……)
さやか「んでさー、そん時あいつがさー……」
ほむら(何か裏が?いえ、でも……)
さやか「おーい、ほむらー?」
ほむら「っ!な、何かしら美樹さやか?」
さやか「……むー」
ほむら「…?」
さやか「あんたはいつまであたしのことをフルネーム呼びするつもりなのさ?」
ほむら「え?」
さやか「あたしだってあんたのこと『ほむら』って呼ぶようにしたんだから、ほむらもあたしのことは気軽に『さやか』って呼んでくれていいんだよ?」
ほむら「残念だけれど、もうこの呼び方で慣れてしまっているのよ」
ほむら「え、あ……」
さやか「んじゃ、また最初から慣らせばいいってことで!はい、まずは呼んでみる!」
ほむら「……え、ええと……」
さやか「さ・や・か!」
ほむら「……さ、さやか……こ、これでいいのかしら?」
さやか「ぎこちないねぇ」
まどか「ティヒヒ、まぁそうやって少しずつ慣れていけばいいんじゃないのかな?」
さやか「今後、あたしのことを『美樹さやか』って呼ぶ度に罰ゲームが必要かなこれは?」ニヤニヤ
ほむら「ば、罰ゲームっ?」
さやか「そうだねぇ……いつもまどかにはしてることだけど、「あたしの嫁の刑」かな!」
さやか「いつも受けているまどかから説明をどうぞ!」
まどか「まあ、お遊び半分だけど、さやかちゃんが「あたしの嫁になるのだー!」って言って抱きついて来るって感じかな?」
ほむら「え、ええっ!?」
さやか「ふふふ、それが嫌なら気をつけることだね?」ニヤニヤ
ほむら「い、嫌に決まっているでしょう!?」
さやか「おぉう、そこまで嫌うことないじゃん……」ショボン
ほむら「あ、いやその…」(なんでそこで落ち込むの!?)
さやか「なんてね!」パッ
ほむら「……」(演技だったのね…)
まどか「それじゃ、帰ろっか!」
さやか「おーいほむらー!一緒に帰るぞー!」
ほむら「え、えぇ」
仁美「わたくしは今日もお稽古事がありますの。みなさん、また明日」ニコッ
まどか「うん、仁美ちゃん!また明日!」
仁美「暁美さん……いえ、ほむらさんもまた明日」
ほむら「……え、ええまた明日」
さやか「ちっ……」
ほむら「…まさか、あなた以外にもあのルールを適用する、とかではないでしょうね?」
さやか「さぁ~?どうかな~?」ニヤニヤ
ほむら「……」(名字を呼ばなくて正解だったわ……)
まどか「うん、ほむらちゃん!また明日!」
さやか「じゃあね、ほむら!」
ほむら「ええ、まどかと美樹さやかも気をつけて」
まどか「あ」
ほむら「?」
さやか「罰ゲーム!」バッ
ほむら「っ!?」
さやか「ほむらはあたしの嫁になるのだー!」ダキッ
ほむら「ひゃっ、ちょっ……」ワシッ
まどか「わたし以外に受けてる人を見るのは初めてだよ、ウェヒヒヒ!」
ほむら「ま、まどかっ!見てないで助けっ…!」
さやか「逃がさんぞほむらー!」ワッシ
ほむら「ちょ、ちょっとっ……!」
―――
―
さやか「痛い……」
まどか「さすがに殴るのは酷いよ、ほむらちゃん…」
ほむら「ご、ごめんなさい……その、そういうことをされるのに慣れていなくて……」
さやか「罰ゲームを執行した方が酷い目を見るってどういうことさ……」
ほむら「そ、そんなに落ち込まないでよさやか……」
さやか「しかーし!さやかちゃんはめげないぞー!」ガバッ
ほむら「っ!?」
さやか「これで、ほむらも少しは打ち解けられたでしょ?」
ほむら「あ……」
まどか「じゃあねー、ほむらちゃん!」タッタッタ
ほむら「……」
ほむら「ええ、また明日、まどか………それに、さやか」
ほむら(どうやらさやかのあの様子は、ホントに裏が無さそうね)
ほむら(この時間軸でも、何度かすれ違いはあったけれど……)
ほむら(仲良く出来るなら、それはいいことよね)
ほむら(まぁ、深くは考えないことにしましょう。彼女のような直感型タイプには、隠し事は出来ないと考えた方がいいわ)
ほむら「……あ、ノートパソコン……」
ほむら「昨日のは……もう、いいわね」
ほむら「さて、明日も早いのだし、もう寝ましょう」カチカチカチ
ほむら(快眠、快眠だったわ)
ほむら(悩み事がひとつ減っただけで、ここまで快眠出来るなんて)
ほむら(さやかには……感謝、しなくちゃね)
さやか「おっはよーほむらっ!」ポンッ
ほむら「ええ、おはようさやか」
さやか「おっ、今朝はちゃんと言えたな?」
ほむら「ええ、また罰ゲームでさやかを殴ってしまったら大変だもの」
さやか「殴ること前提!?」
ほむら「あら、何か間違っていたかしら?」クスクス
さやか「ぐぬぅ……そう言われたら、こっちから抱きつくのがちょっと躊躇っちゃうじゃん!」
さやか「あ、ゴメンゴメンまどか!ほむらの姿を見たら、つい追いつきたくなっちゃって!」
ほむら「おはよう、まどか」
まどか「うん、おはよう!」
ほむら(この時間軸ではどうやらマミと接触したことはあるようだけれど、二人とも契約には踏み切っていない)
ほむら(いいのよ、それでいいの。わたしとマミ、それに杏子がいればワルプルギスの夜に……っ!)ピタッ
さやか「ん?どうしたのほむら?」
ほむら(忘れていた……杏子は、元々マミが死亡したからこの町に訪れるんだった……!)
まどか「ほむらちゃん……?)
ほむら「っ、ああ、ごめんなさい。ちょっと、考え事をしていたのよ」
さやか「考え事?ははぁん、あたしに抱きついて欲しかったのかなほむらは?」
ほむら「それだけは天地がひっくり返ってもありえないわ」
さやか「ひどっ!?」
まどか「……ほむらちゃん、なんだか急に考え事始めちゃったね?」ヒソヒソ
さやか「んー……なんか重要なこと、考えてるみたいだね。そっとしとこっか?」ヒソヒソ
まどか「うん、そうだね」ヒソヒソ
杏子「おっ、さやかにまどかじゃねえか」
ほむら(えっ!?)
まどか「あ、杏子ちゃん!おはよう!」
さやか「また魔女探しのパトロール中?」
杏子「ああ、そうだ。マミは日中は学校通ってるからな、その間はあたしがパトロールしてんだよ」
ほむら「きょ、杏子っ!?」
杏子「? 誰だ、お前?」
杏子「いや、なんでもなにも……っつーかあんた、前にどっかで会ったことあったっけ?」
ほむら「あ、え、ええと……」
杏子「…?おかしな奴だな」
さやか「えっと……ほむら?杏子のこと知ってんの?」
ほむら「え、ええ……」
まどか「そう言えば、杏子ちゃんはほむらちゃんに会うのは初めてだったっけ?」
杏子「ああ、あたしの記憶が確かなら初対面なはずだけど……どうやら、そっちの方はあたしのこと知ってるみてぇだな」
さやか「杏子はやり手の魔法少女だもんねー、有名なんじゃないの?」
杏子「あたしよりもマミの方が有名だと思うんだけどな……」
杏子「え?」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「行きましょ、杏子」グイッ
杏子「ちょっ、引っ張んなよ!」
さやか「あ……。行っちゃった……」ポカーン
まどか「なんだったんだろ……?」
さやか「さあ……?まぁ、ほむらも魔法少女みたいだし、なんかそっち関連の話でもあるんじゃないの?」
ほむら「と、とりあえず聞きたいことがあるのっ!」
杏子「あたしはあんたの名前すら知らねぇんだぞっ?」
ほむら「……自己紹介が遅れたわ。わたしの名前は暁美ほむら。ほむらでいいわ」
杏子「ほむら……ね。で?あたしになんの用だ?」
ほむら「ええ、聞きたいことが山ほど。とりあえず、あなたからの質問は後から答えるから、わたしの質問に答えて欲しいの」
杏子「ああ、わかったけど……」
~~~
ほむら「……大体わかったわ」
杏子「………お前、何もんだ?あたしとマミしか知らないようなことも色々知ってるみてぇだけど?」
ほむら「ええ、今度はわたしがあなたの疑問に答えるわ。信じがたいことも色々とあるでしょうけれど、全て事実だと思ってちょうだい」
ほむら「杏子?」
杏子「いや、ちょっと待ってくれ。今、頭ん中整理してるから」
ほむら「……ええ、わかったわ」
ほむら(わたしの方でも、杏子から聞いたことでわかった事実をまとめてみましょう)
ほむら(この時間軸では、杏子の家族がいなくなった後も杏子はこの町に残り続けたのね)
ほむら(今はマミと共に住んでいるみたいだけれど……今まで姿を見なかったのは、杏子は昼間だけで歩いているから)
ほむら(マミを通して、さやかやまどかとも知り合っている)
ほむら(さやかが契約に踏み切っていない理由は、杏子にしっかりと釘を刺されているから)
ほむら(そして肝心のインキュベーターは……今はこの町にいない、と)
ほむら(好条件が揃っているわ。これなら、まどかだけでなくさやかも契約させずに乗り越えることが出来るかもしれない……!)
ほむら「ええ、信じてくれてありがとう」
杏子「確かにちょっと信じられねぇことも多々あったが……ひとつだけ、有益な情報をもらった」
ほむら「ワルプルギスの夜……」
杏子「あたしもマミも、この町を守る魔法少女だからな。ワルプルギスの夜が来るってんなら、それからこの町を守らなきゃいけねぇ」
ほむら「なら……!」
杏子「ああ、手、組んでやるよ」
ほむら「ありがとう、杏子!」ガシッ
杏子「マミはあんたのこと、知ってんのか?」
ほむら「マミとは既に接触しているけれど、わたしのことは全て話してはいないわ」
杏子「なら、全部話したほうがいいと思うぜ?」
ほむら「ええ……その方がよさそうね」
ほむら「えっ?」
杏子「まどかとさやか、大切なんだろ?なら、側で守ってやるのが一番だ」ニカッ
ほむら「杏子……ありがとう、本当に」
杏子「あたしのことは気にすんなって!」
杏子「ああそうそう、放課後になったらマミと一緒にマミの家に来てくれな。そん時に話、してやればいいだろ?」
ほむら「ええ、そうね。そうするわ」タタタッ
杏子「……時間遡行者、か。本当に守りたいもんを守り抜くのは、大変なんだろうな…」
ほむら「すみません、遅れましたっ!」
早乙女「はい、遅刻ー!わたしは転校生だろうと容赦しないからねー?」カリカリ
ほむら「……」ストン
さやか「ね、ほむら」ヒソヒソ
ほむら「? なに、さやか?」ヒソヒソ
さやか「杏子と、なんの話してたの?」ヒソヒソ
ほむら「ええ、ちょっとね」ヒソヒソ
さやか「隠し事はよくないぞー?またそうやって壁作ってっ!」ヒソヒソ
ほむら「あ、後で話してあげるから!まだHR中でしょう?」ヒソヒソ
さやか「くっ……正論を言われちゃ黙るしかないじゃん……」ヒソヒソ
さやか「さて!それじゃ話をしてもらおうか!」
まどか「結局、杏子ちゃんとほむらちゃんは初対面だったの?」
ほむら「……あなたたちも、魔法少女のことは知っているわよね?」
さやか「いやまぁ…マミさんや杏子のことを知ってるからねぇ」
まどか「ほむらちゃんも、魔法少女なんだよね?」
ほむら「ええ。今からする話、全てを信じる自信はあるかしら?」
さやか「……う、うん……なんの、話?」
ほむら「魔法少女の真実、それにあと一週間後に訪れる魔女についてよ」
まどか「な、なんだか凄そうな話だね……」
―――
―
まどか「………」
さやか「………」
ほむら「全てを信じられなくても構わない。ただ、あなたたちは、キュゥべえとは絶対に契約してはダメよ。……いいわね?」
まどか「ご、ごめんほむらちゃん……」
ほむら「なに、まどか?」
まどか「わたしたち、魔法少女の華やかな部分しか見てなかったんだ……って思って」
さやか「そんな真実が隠されてたなんて……」
ほむら「……マミにも、この話をしようと思っているのだけれど……彼女の、精神面が不安だわ」
ほむら「よければ今日の放課後、あなたたちにも一緒に来てほしいの」
ほむら「!」
まどか「マミさん、校門前にいる……」
さやか「ほむら……」
ほむら「………」スタスタスタ
マミ「待っていたわ、暁美さん」
ほむら「その様子だと……杏子から、テレパシーで話は聞いているようね」
マミ「ええ。放課後、暁美さんを連れて帰ってきて欲しい、とだけ言われているわ」
ほむら「まどかとさやかも、同席させたいのだけれど構わないかしら?」
マミ「二人を?わたしは構わないけれど……」
ほむら「ありがとう。まどか、さやか、行きましょう」
ガチャ
杏子「おかえり、マミ。それに……いらっしゃい、ほむら、まどか、さやか」
マミ「ええ、ただいま」
ほむら「お邪魔します」
まどか・さやか「お、お邪魔します……」
マミ「待ってて。話をする前に、紅茶を淹れて来るから」タッタッタ
ほむら「……杏子。わたしがまどかとさやかを連れて来た理由……わかっているわよね?」
杏子「ん……ああ、まぁな。安心しろって、マミは心配するほど弱い奴じゃねぇから」
ほむら「……だといいけれど」
ほむら「ありがとう。それじゃ……しっかりと、話を聞いてちょうだい」
マミ「………なんだか、ずいぶんと深刻そうな話ね。わたしも、何の話かはわかってはいるつもりよ」
ほむら「………」
―――――
―――
ー
マミ「っ……」
ほむら「これが、私たち魔法少女の真実」
マミ「だいたい予想はしていたつもりだけれど……予想以上だったわ」
杏子「なんだよ、結構冷静だなマミ」
マミ「普段から真面目に話をしないあなたが深刻そうな面持ちで話をするから、ある程度は覚悟していたのだけれど……ね」
ほむら「ええ、構わないわ。杏子、マミに付き添ってあげて」
杏子「? あ、あぁ」
マミ「行きましょう、佐倉さんっ……」ギュッ
杏子「っ! マミ……」
スタスタスタ……
ほむら「……やっぱり、ショックは大きいわよね」
さやか「マミさん、大丈夫かな……」
ほむら「杏子が付いているもの、きっと大丈夫。心配ないと思うわ」
杏子「マミ……」
マミ「ごめんなさい、泣いちゃダメなのはわかっているんだけれどっ……」ポロポロ
杏子「いいよ、泣け泣け……あたしの前では、気丈な振る舞いはしなくっても大丈夫だからな」
マミ「ありがとう、佐倉さんっ……」ポロポロ
マミ「ごめんなさい、いきなり席を外したりして」
ほむら「構わないわ。……それだけ、ショッキングな話をした自覚はあるつもりだから」
ほむら「それよりも……わたしの話、信じてくれるの?」
マミ「あなたはそんな嘘をつく様な人には見えないわ。それに、わたしや佐倉さんしか知りえないはずの情報まで知っているんだもの」
マミ「あなたの言葉は、信じるに足るものだと思うわ」
ほむら「……ありがとう、マミ」
ほむら「そして、これから話すことが今日のホントの本題なのだけれど……」
マミ「ま、まだ何かあると言うの?」
マミ「!」
ほむら「その魔女が、一週間後にこの町を襲うわ」
マミ「……歴史上に語り継がれている、超弩級の大型魔女……」
ほむら「ええ。わたしと杏子、マミの三人で……これの迎撃に当たりたいの。力を……貸してくれないかしら?」
マミ「………今日はホントにショッキングな話が多いわね」
ほむら「ごめんなさい、一日にこれだけの話を持ちこんでしまって」
マミ「いえ、暁美さんは悪くないのよ」
さやか「さ、三人だけでその魔女に勝てるの?」
ほむら「勝てるわ。いえ、勝って見せる」
マミ「そう……ね。わたしたちは、見滝原を守る魔法少女ですもの。逃げるっていう選択肢は……ないわよね」
ほむら「それじゃあ……!」
マミ「ええ。わたしなんかでも力になれるのなら……一緒に頑張りましょう?」ニコッ
ほむら「ありがとう、マミ……」
さやか「あ、あたしたちは、どうしたらいいのかな?」
ほむら「まどかとさやかは、あくまで一般人よ。ワルプルギスの夜が来ると、この町はスーパーセルに襲われる」
ほむら「あなたたちは、避難所に逃げていればいい。大丈夫よ、わたしたちは、絶対に無事に帰ってくるから」
杏子「お前らは、あたしたちの健闘を祈っててくれりゃいいんだよ」
まどか「き、気をつけてね?マミさん、ほむらちゃん、杏子ちゃん」
QB「……少しの間、この町を離れている間に一体何があったんだ?」
QB「まさか、あの暁美ほむらが巴マミ、佐倉杏子と共闘する展開になっているなんて」
QB「とりあえず、マミのところに行こう」
マミの家―――
QB「久しぶりだね、マミ」
マミ「キュゥべえ!帰ってきてたのね」
QB「一体何があったんだい?暁美ほむらと共闘しているみたいだけれど」
マミ「え、えぇ……暁美さんから、色々と話を聞いたのよ。魔法少女の真実、それに……ワルプルギスの夜が訪れる、と言うことを」
QB「………まさかあの暁美ほむらがキミ達に助力を求めるとはね。意外だったよ」
QB「ほむらが話したことは恐らく全て事実だろうからね。弁解しようにもすることがないじゃないか」
マミ「わたしは……まだ、心のどこかであなたのことを信じていたのかもしれないわ」
QB「キミこそ、僕に聞きたいことはそれだけかい?」
マミ「……わたしは、騙されたなんて思っていないわよ?あの時、あなたが現れてくれなければ、今わたしがこうして生きていることも出来なかったのでしょうから」
QB「そうかい、そう言ってくれると僕としてもありがたいかな」
マミ「ただ……今は、キュゥべえの顔、あまり見たくないと言うのも本音ね」
QB「それは悪い事をしたね。まぁ、真実を知った魔法少女はみんな同じような反応をするからね、僕ももう慣れっこさ」
QB「それじゃあね、マミ。……ワルプルギスの夜は、強いからね、頑張ってくれ」トコトコトコ
マミ「キュゥべえ………」
QB「一人の魔法少女に、頑張れ、なんて言ってしまうなんて」
QB「僕という個体は、どうやら彼女に死んでほしくない、と思っているらしい」
QB「感情なんてものは存在しないはずなのに、おかしいね」
QB「まぁ、そんなことはどうでもいいか。暁美ほむらのところに行ってみよう」
ほむらの家―――
ほむら「何をしに来たのかしら、インキュベーター?」
QB「いや、特に何をしに来たと言うわけではないけれど。マミと杏子と共闘すると知って、キミの顔を見ておこうかなと思っただけさ」
ほむら「どういう風の吹きまわしかしらね?」
QB「……新しい魔法少女の契約は、取れなかったよ。残念だけれど、まどか、さやかとも契約は出来なさそうだね」
QB「だから、ワルプルギスの夜とはキミ達三人だけで挑むことになるだろう。準備は万全なのかい?」
QB「……そうだったね、悪かったよ」
ほむら「…なんだか妙に素直じゃない?インキュベーター」
QB「僕も、正直戸惑っているんだ。ここに来る前にマミのところへ行ったんだけれどね、何を思ったのか彼女に『頑張れ』だなんて言ってしまったんだ」
QB「僕は、一体どうしてしまったんだろう?」
ほむら「あなたたちのことなんて、わたしが知るわけないでしょう?」
QB「それは残念だ。イレギュラーであるキミならば、何かを知っているかもしれないと思ったのだけれど」
ほむら「話はそれだけかしら?」
QB「うん、そうだね。それじゃあ、キミにも一応言っておこうかな」
QB「ワルプルギスの夜は強いからね、頑張って欲しい」トコトコトコ
ほむら「………」
マミ「それじゃ、行ってくるわね」パァァァ
杏子「久々に大暴れしてやるぜ!」パァァァ
ほむら「今度こそ、ワルプルギスの夜を突破してみせる……!」パァァァ
まどか「気をつけてね、三人とも!」
さやか「あたしたち、応援するくらいしか出来ないけど……」
マミ「それで十分よ、鹿目さん、美樹さん」
杏子「なーに、さくっとぶちのめして帰ってくっから!」
ほむら「……ごめんなさい、マミ、杏子。先に行っていてくれるかしら?」
マミ「? ええ、構わないけれど……」
杏子「んじゃ、先に行ってるか、マミ!」タンッ
マミ「ええ、行きましょう!」タンッ
さやか「まさか、最後の言葉とか言わないよね?」
ほむら「………ごめんなさい、まどかもちょっと席をはずしてもらえる?」
まどか「う、うん…わかったよ。気をつけて……ね?」
ほむら「ええ、わかっているわ」
さやか(二人きりになっちゃった……)
ほむら「美樹さやか」
さやか「っ!は、はいはい何かな?」
ほむら「ありがとう、あなたには本当に感謝しているわ」
さやか「い、いきなりどうしたのさっ?」
ほむら「あなたがわたしの壁を払ってくれたおかげで、こうして万全の状態でワルプルギスの夜に挑むことが出来る」
ほむら「……罰ゲームは、ないのかしら?」
さやか「え?ば、罰ゲーム?」
ほむら「忘れたの?あなたから言って来たんじゃないの」
ほむら「あなたのことを『美樹さやか』と呼ぶ度に、罰ゲームを執行するって」
さやか「あ、あー……そいやそんなこと言ってたっけ」
ほむら「今わたしは、あなたのことを『美樹さやか』と呼んだのよ?なら、あなたはそれに対して罰を執行する権利があるはずよ」
さやか「……ほむら…」
さやか「あんたは、あたしの嫁になるのだ!」
ほむら「………」
さやか「ちょっ、ちょっとっ!なんとか言ってよ!黙ったままだとこっちが恥ずかしいじゃんっ!」
ほむら「………ふふっ」
さやか「? ほむら…?」
ほむら「ごめんなさい、卑怯だったわね、わたし」
さやか「え、え?」
ほむら「わたしも、そろそろ自分の気持ちに素直になるべきってことよね。それに気付かせてくれたのも、あなた」
さやか「………」
ほむら「それじゃ、行ってくるわ、さやか」
さやか「……ん。気をつけて、ね」
ほむら「ええ、わかっているわ」
ほむら「遅れてごめんなさい」スタッ
マミ「いえ、構わないわよ。まだ本体は来ていないし、ね」
杏子「あの嵐の向こうに、いるんだな」
ほむら「ええ。わたしも……もう、何度対峙したことか」
マミ「今度こそ、倒さなきゃね?」
ほむら「……ええ、もちろんよマミ」
―――
―
ワルプルギス「キャハハ……アハハハハハハハハ……………」シュウウウウウウウウウウ…ボロ……ボロボロ………
杏子「やった、のか……?」ハァ、ハァ…
マミ「ワルプルギスの夜の体が、崩れていくわ……」ハァ、ハァ……
ほむら「やった……ついに、ワルプルギスの夜を……っ!」ガクンッ
杏子「おっ、おいほむらっ!?」
ほむら「うぅっ……やったよっ……」ガシッ ポロポロ
杏子「はは…んだよ、気ぃ抜けただけかよ、心配させやがって……」
杏子「あー……こんなに体動かしたの久々だなぁ……」パァァァ
ほむら「わたしも、貰っていいの?」
マミ「当然じゃないの。今回の功労者はあなたなんだから」ニコッ
ほむら「っ……ありがとう、マミ」パァァァ
マミ「さて、と。それじゃ、避難所で待っている鹿目さんと美樹さんのところに戻りましょう?」
ほむら「そうねっ!勝利の報告をしなくっちゃ!」ガバッ
杏子「現金な奴だな、それだけで元気になるなんて……」
さやか「ちょっと落ち着きなよ、まどか」
まどか「だ、だってだって、今もほむらちゃん達は戦ってるんだよ?」
さやか「そりゃそうだけどさ……少しは落ち着いて、ね?」
まどか「うう、心配だなー……」ソワソワ
さやか「……あれ、そいや、雨とか止んでるみたいだね?」
まどか「え?」
さやか「スーパーセル現象が、止まってる……のかな?」
まどか「ほ、ほむらちゃん達はっ!?」
ほむら「さやかっ!まどかっ!」タタタタッ
まどか「ほむらちゃんっ!」
さやか「ほむら!それに、マミさんと杏子も!」
マミ「無事に帰って来たわよ」
杏子「あたしはもう筋肉痛確定だってーの……」
さやか「みんな無事だったんだねっ!」
まどか「そ、それじゃあワルプルギスの夜は……!?」
ほむら「ええっ!倒したのよっ!!」
さやか「いやったじゃんほむらっ!!」
ほむら「ありがとう、ホントにありがとうっ……!」ガシッ
さやか「ちょっ、ほむら!?」
まどか「ほむらちゃん……」グスッ
さやか「ちょっと、苦しいってほむらっ!」
ほむら「わたしがこうやって無事に帰ってこれたのも、みんなのおかげだよっ!!」ポロポロ
さやか「ほむら?……あんた、泣いてるの?」
ほむら「っ……うるさいわねっ!こんな時くらい泣かせてよっ!」ポロポロ
さやか「「あーあーもう子供みたいに泣いちゃって……」ナデナデ
ほむら「うぅっ……さやかぁっ……」ギュウッ
杏子「デジカメでもあれば取っておかなきゃダメだとこだな」ニヤニヤ
まどか「とにかく、みんな無事でよかった。よかったよっ……」
ほむら「……少し、落ち着いたわ」
さやか「んん~?もっとあたしの胸を貸してあげたっていいんだぞ~?」ニヤニヤ
ほむら「う、うるさいわねっ!美樹さやかの癖に生意気よっ!」
まどか「あ」
ほむら「……あ」
マミ・杏子「?」
さやか「罰ゲーム執行だぁ~!ガバッ
ほむら「っ!」
さやか「ほむらはあたしの嫁になるのだ~♪」ダキッ
ほむら「っ……うん、さやかっ!」
終わり
どう考えてもスレタイ詐欺です本当にありがとうございました
大層乙であった…
俺は百合を書く気マンマンだったのになぜかドンドンとシリアス方面に流れて行った…
どうしてこうなった・・・
___
/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ) どうしてこうなった・・・
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
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/ || ̄ ̄|| ∧_∧
|.....||__|| ( ^ω^ ) どうしてこうなった!?
| ̄ ̄\三⊂/ ̄ ̄ ̄/
| | ( ./ /
___ ♪ ∧__,∧.∩
/ || ̄ ̄|| r( ^ω^ )ノ どうしてこうなった!
|.....||__|| └‐、 レ´`ヽ どうしてこうなった!
| ̄ ̄\三 / ̄ ̄ ̄/ノ´` ♪
| | ( ./ /
___ ♪ ∩∧__,∧
/ || ̄ ̄|| _ ヽ( ^ω^ )7 どうしてこうなった!
|.....||__|| /`ヽJ ,‐┘ どうしてこうなった!
| ̄ ̄\三 / ̄ ̄ ̄/ ´`ヽ、_ ノ
| | ( ./ / `) ) ♪
さやかちゃんがすごくさやかちゃんでいいSSだった
Entry ⇒ 2012.02.27 | Category ⇒ まどかマギカSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
勇者「魔王ぶっ殺す!」魔王「ぶっころす!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328893239/
この星の、生きとし生けるものよ……
わが子らよ……
滅びなさい……
滅びなさい……
勇者「そろそろいい年齢なので冒険を始めたのはいいけど……」
勇者「まったくモンスターが現れないぞ、どうなっているんだ」
勇者「故郷を離れてもう4ヶ月はたつのに……スライム一匹すらでてこない」
勇者「……」
魔王「うーん……」
魔王「……わかんない!」ニコ
勇者「……」
勇者「はあ……お前にきいてもわかんないか」
魔王「うー! 今しつれいなことかんがえただろ!」
勇者「考えてないよ犬娘」
魔王「しつれいだろ! なんどいったらわかるんだ、わたしはいぬむすめじゃない!」
魔王「ほこりたかき『魔狼』、おおかみのおうさまなんだぞ!」がるるる
勇者「……」
勇者(はあ……4ヶ月たって仲間になったのはこの犬娘一人……いや、一匹か?)
勇者(仲間と言うよりペットといったほうがいいかもしれん……変なのになつかれちゃったな……)
勇者(他にも仲間が欲しいんだけど、一緒に行きたいと言ってくれる人が誰もいないし)
勇者(こりゃ想像以上に魔王の手がのびてるんだな、人っ子一人残さないとは……)
勇者(こんな辺境の町にまで……外道め、絶対にぶっ殺してやる!)
魔王「ゆうしゃ、ゆうしゃ」くいくい
勇者「……なんだ」
勇者「またかよ!」
勇者「……お前はホント食べるか寝るかのどっちかだな……ちょっとは働け! 働かざるもの食うべからずだぞ」
勇者(といったものの、『勇者』として働いてないのは俺も同じか……)
魔王「うー! どっちかじゃない! ゆうしゃがあそんでくれないからだ!」
魔王「あそべ、あそべ! わたしとあそべ!」じたばた
勇者「うるさいぞ、そういう意味じゃない」
勇者「働けといってるんだ! だいたいお前の『職業』はなんなのさ?」
勇者「遊び人か? 違うだろ? 犬ならちょっとはその鼻つかってモンスターの一匹でも探してくれよ!」
勇者「……じゃあお前って何なのさ」
魔王「……」
魔王「あう……」しゅん
勇者「……」
魔王「……」しゅん
勇者「はああ……俺も自分が何なのかよくわかんなくなってきたよ最近……」
魔王「あ……」
魔王「ゆ、ゆうしゃ! ゆうしゃは……ゆうしゃなのだ!」
勇者「……」
魔王(ゆうしゃ……わたしの、わたしだけのゆうしゃ……)
勇者「うわ、これはひどいな……」
勇者「完全に破壊されてるぞ、これじゃ……住人は絶望的、誰もいなさそうだな……」
勇者「いるには……いるんだよな、どっかに魔王が」ごくり
勇者(じゃあなんでモンスターの姿は見えないんだ……?)
魔王「……」
勇者「……」
魔王「……!」
魔王「う、うむ! きゅーん、きゅーん♪」ぱたぱた
勇者「……」
勇者「勝手に厨房に入り食材を使って料理……勇者だからこそ許される特権だよね」じゅーじゅー
勇者「……煙で涙がでてきたぞ……」じゅーじゅー
魔王(わたしはゆうしゃといっしょにたべるごはんがだいすきなのだ)
勇者「……犬娘、そっちにある肉をとってくれないか」
魔王「うむ!(……いぬむすめっていうな!)」とてとて
勇者「おい、おい犬娘」
魔王「んぶ、じゅるっ……な、なんだゆうしゃよ!?」
勇者「肉によだれが垂れてるんだが……ご飯抜きにするぞ」
魔王「あ…や…きゅ~ん、くぅ~ん(いや、いや、ごはんぬきはいや!)」ふるふる
勇者「……まったく(ばか犬にもほどがあるぞ……)」
勇者「ふう……腹もふくれたし、今日はもう寝るか」
勇者「かなりの距離を歩いたから疲れたぞ、久々の布団……今晩はぐっすり眠れそうだな」
勇者(次の町まではどのくらいあるんだろう……正直、荷馬車を調達したいんだが肝心のその馬さえいない)
勇者(魔王め……! 馬くらい残しておけよバカ!)
魔王「……」じー
魔王「いぬむすめって……! う、うぅ……」
勇者「?」
魔王「……いっしょに、いっしょにねてもいいか?」ちら
勇者「え、一緒にって……お前とか?」どき
魔王「う、うむ……だめか?」ちら
勇者「だって、お前一応女の子なんだろ……?(いや、メス……?)」
魔王「……」
魔王「ゆ、ゆうしゃはわたしを……お、おんなとしてみてくれているのか?」
勇者「え」どき
勇者「……と、隣の部屋にもベッドがあっただろ、そっちで寝ればいいじゃないか」
魔王「……」
魔王「……ひとりはいや」
魔王「よるは……よるにひとりはいやなのだ……」
魔王「……」
魔王「……ははうえが、ははうえがいつもいっしょにねてくれてた……」
勇者「……そ、そうか……(う、う~ん……)」
勇者(犬娘だろうが何だろうが、まだ幼いんだ……一緒に寝てやっても……問題はない……か)
魔王「……!」
魔王「ほ、ほんとうか!? やった! やった!」
魔王「わふ、わふん♪ いっしょに、ゆうしゃといっしょにねる! ねる!」ぬぎぬぎ ぽい
勇者「!?」
勇者「うわああああああああ!?」
魔王「!? ど、どうしたのじゃ、ゆうしゃ」びく
勇者「ど、どどどどどどうしたのじゃないだろ……! なんで、なんで服を脱ぐんだ!?」
魔王「?」
勇者「『?』じゃない! なんで寝るのに服を脱ぐのかときいてるんだ……ふ、服をきろ!」
魔王「ゆうしゃはふくをきたままねるのか」
勇者「ああ、そうだよ! 俺っていうか……人間は寝るときも服を着たまま寝るの!」
勇者(あわわわわわわ、い、犬娘とはいえ……女の子の、は、裸を初めて見てしまった……!)
魔王「……」ぱたぱた じー
勇者「は、はやく!」
魔王「ははうえはきょにゅうなのだ」
勇者「え」
魔王「ははうえはきょにゅうなのだ、わたしはははうえにだとみんなにいわれている」
勇者(あわわわわわわわわ……!!)
魔王「いまはちいさいけど、そのうちははうえみたいにきょにゅうになるぞ」
魔王「くぅん……」
勇者「ふ、服をきないと一緒に寝てやらないぞ!!」
魔王「!?」
勇者「裸で寝るなら一人で寝ろ! 隣の部屋で……さ、さっさと行け! 俺は寝ないぞ!」
魔王「……」しゅん
魔王「……」しゅん
がさごそ
魔王「ねる……いっしょにねる」
魔王「ふくをきたからゆうしゃといっしょにねる……ねたい、の……」
勇者「う……ま、まあそれなら……いい……」
勇者「も、もう遅いから、さっさと寝るぞ……」
魔王「……うむ」
魔王「……」
魔王「おやすみなさい、ゆうしゃ」
勇者「……お、おやすみ」
魔王「……」ぎゅ
(ゆうしゃ……)
――――
――
家来「――こうして勇者は世界を救ったのでございます……いかがでしたかお嬢様」
魔王「お、おー……かっこいい、かっこいいぞゆうしゃ、ゆうしゃかっこいいぞ!」
魔王「もっと、もっと! ゆうしゃのはなしがききたい! じい、もっとききたい!」
魔王「うー、ききたい、ききたい! ゆうしゃのはなしがききたい!」
家来「……お嬢様、お話をきかずともお嬢様には……いずれ勇者とお会いになられる日がくるかと存じます」
魔王「? あえるのか? わたしがゆうしゃにあえるのか?」
魔王「そ、そうなのか!? どこでだ? どこにいけばゆうしゃにあえるのだ?」
家来「……お嬢様が出向かれなくとも、ここにいればあえるのです」
魔王「?」
家来「ここでお待ちしていれば、勇者のほうから魔王さ……いえ、お嬢様に会いにこられます」
家来「……」ちく
魔王「で、ではゆうしゃがきたときでむかえの用意をしなくてはいけないな!」
魔王「おかし、おかしをいっぱい用意するのだ! 爺、おかしをいっぱい用意するのだ!」
家来「……ええ、そうしましょうお嬢様」
魔王「爺、わたしはさいしょになんていえばいいのだ?」
家来「……勇者は長旅できっと疲れておいでです、まずはねぎらいのお言葉をかけて差し上げればよろしいかと」
魔王「ねぎらい……」
魔王「『よ、よくぞここまできた! ほめてやろう!!』」
家来「……ええ……ええ、きっと勇者もお喜びになられます、お嬢様」ぽろ
魔王「爺? なんでなくのだ」
家来「……申し訳ございません。なんでも……なんでもござません……お嬢様」ぽろぽろ
魔王「?」
家来「……」
魔王(でも……あえるのか、ゆうしゃ)
魔王(たのしみだな、どんなかおしてるのだ、ゆうしゃ)
魔王(あいたい……はやくあたいぞ……ゆうしゃ♪)
――――
――
魔王「……ゆうしゃ……」ぎゅ
勇者「……」
魔王(あ……そうだった、ゆうしゃはいまねているのだ……)
魔王(おこしてはいけない)
魔王(うー、いけない、よなきはいけない、ゆうしゃがおきる)
魔王(ゆうしゃはつかれてる、いっしょに……いっしょにいっぱいあるいてくれてつかれてる)
魔王「……う、うぅ……くぅーん、きゅ、きゅぅう……」
魔王(いけない、いけない、よなきはがまん! よなきはがまん!)
魔王「……!」
ガバッ ダダダダダダダ バタン
勇者「……んん? うるさいなあ、何だ? ……犬娘?」
勇者「……」
勇者(おしっこか? ……まあ、いいや……寝よ……)
勇者「……」
犬娘「……」
犬娘「ゆ、ゆうべは……おたのしみだったの……」もじもじ
勇者「は?」
犬娘「……」ちらちら
犬娘「……ね、ねごとで、『いぬむすめ! いぬむすめ!』と、あんなにはげしく……」ぱたぱたぱた
勇者「……!」
犬娘「わ、わたしはなんかいはらまされたのだ?」ぽ
魔王「……くぅ~ん……ゆうしゃ……」
勇者「う、うるさい! は、ははははははらますってなんだ!」
勇者「俺はただ、お前が……犬娘が粗相して叱る夢を見ただけだ! は、はらますとか……意味がわからん!」
勇者「お、お前なんかと……お前なんかと……!」
勇者「……!」
魔王「えへへ♪」
魔王「ゆうしゃ……」
がぶ
勇者「おわっ!? い、痛ってえええええ……!?」
魔王「むー! むー!(いぬむすめじゃない! いぬむすめじゃない! なんどいったらわかるんだ!)」
勇者「……」
魔王「……」
勇者「……ここもか……(ひどいな……)」
勇者「前の町は建物がギリギリの形で残ってたけど……ここまで破壊しつくされてるとは……」
勇者「魔王……!」ギリ
勇者「ぶっ殺してやる! くそ魔王!!」
魔王「……!!」びくっ
勇者「……はあ、はあ……くそ!(また誰とも会えない……!)」
魔王「……」
勇者「……今日は……今日も野宿だ……」
勇者「……」
勇者「……(ふう……犬娘は気楽でいいよな……)」
魔王「……」しゅん
勇者「もう少し歩こう……次の町までたどり着けなくても、どのみち野宿には変わりないしね……」
勇者「……」
魔王「……」
勇者「……」てくてく
魔王「……」てくてく
魔王(ごめんなさい、ゆうしゃ……)
ごめんなさい――
――――
――
先代魔王「……寝たか?」
家来「……はい、泣き疲れたのでございましょう……今はぐっすりと寝ておられます」
先代魔王「……そうか」
先代魔王「……何だ」
家来「……差し出がましいとは思うのですが……少し早かったのでは……ないかと」
先代魔王「……」
先代魔王「爺、お前があいつに読んで聞かせてやってた『話』では、勇者は……魔王をちゃんと倒していたのか?」
先代魔王「いや、いい。それでいいのだ……勇者は世界を救うもの……魔王を倒すものでなくてはならん」
先代魔王「……で? あいつはその『話』の、どの登場人物に己を投影していたのだ?」
家来「……はい、お嬢様……いえ、魔王様は……常に勇者の傍らにはべり、自ら勇者の剣と、盾になり……」
先代魔王「そうか……」
家来「……」ぽろぽろ
先代魔王「……時間がないのだ、ついさっき入った報告だが……『嘆きの森』周辺の村や町が壊滅したそうだ」
家来「……!」
先代魔王「その範囲は徐々に狭まってきておる……」
先代魔王「……夢で見た『啓示』通りだ……」
家来「では、やはり……ここ数ヶ月、世界で起きている現象は……」
先代魔王「……」こくり
先代魔王「争うからだ」
先代魔王「我らは……人間は……争いすぎたのだ、人間など……同じ種族同士で争うとも聞く」
家来「……」
先代魔王「時間がないのだ……『啓示』にはこう続く……」
家来「……そ、その『魔王』とは……」
先代魔王「魔王の『系譜の儀式』は終えた、今は……あやつよ」
先代魔王「……できれば代わってやりたいのだが……ワシには、ワシにはもう時間が……う!? うぅ……!?」
家来「だ、大王様!!」
魔族「た、大変です! 大王様!!」
家来「ばかもの! 今、大王様は……!」
魔族「お、おじょう……魔王さまが、城をお出になられました!!」
先代魔王「!?」
家来「……な! ば、ばかもん貴様ら!! 目付け役の魔族はどうした!!」
魔族「残ったものの話によれば、な、なんでも『勇者に逢いに行く』と……」
家来「……!」
先代魔王「……はぁ……はぁ……」ぜえぜえ
家来「だ、大王様! すぐに追っ手を! 魔王様を保護しなくては!」
先代魔王「……放っておけ」
家来「……! し、しかし……」
先代魔王「遅かれ早かれ……あやつは勇者と逢う運命、『啓示』にすがるなら……その時は早いほうがいい」
先代魔王「なに、あいつのことなら心配いらん、あいつをどうこうできる者などこの世にはおらん……勇者を除いてな……」
先代魔王(ふふ、皮肉なものだ……敵である筈の勇者に『世界を救ってもらう』だの……)
家来「大王様……本当にそれで宜しいのでしょうか……」ぶるぶる
先代魔王「いうな」
(ワシも……魔族として、父として、心からそれを願ってはおらん、願わくば……)
――――――
――――
――
ぱち ぱち ぱち ぱち
魔王「……ん……(あれ、あったかい……)」
勇者「なんだ、起きちゃったか」
魔王「あ……(ちゃんといる……)」
ぱち ぱち ぱち ぱち
魔王「……ずっとおきててくれたのか?」
勇者「……まあね、火を絶やしたらモンスターに狙われちゃうから」
勇者「……なあ、犬娘……俺ずっと考えてたんだけど……」
魔王「?」
勇者「このまま旅を続けてても、誰にも会わない……というより会えない気がしてきたんだけど……」
魔王「……」
勇者「誰にも会えなきゃ、どこに何があるのかも……魔王の城でさえどこにあるのかわからない」
勇者「あてのない旅……このまま旅を続けてていいのかな……って」
ぱち ぱち ぼっ ぱち
魔王「……」
魔王「わたしはしってるのだ、ゆうしゃは、ゆうしゃはどんなときもよわねをはかない」
魔王「せかいをすくう……まおうをぶっころす、このせかいのえいゆうなのだ!」
勇者「……!」
魔王「だ、だから……だからこのままたび……いっしょにたびを……つづけたい」
魔王「きゅ、きゅ~ん……ゆうしゃ、ゆうしゃ、ずっとそばに……そばにいたいのだ」パタパタ
魔王「だから……!」
勇者「魔王ぶっ殺す!!」
魔王「……!」
魔王「……う、うん! うん!」ぱあああ
魔王「まおうぶっころす! ……えへへ♪」
勇者「……さて、犬娘はもう寝なよ、明日はまたたくさん歩くことになりそうだからね」
勇者「……次の町まで、どれくらいかな……(そもそも無事なのか……?)」
勇者「? なんだ、さっさと寝ないと……」
がぶ
(いぬむすめっていうな!!!)
(あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……!!!??)
勇者(いっしょにいたい……か……)ちら
魔王「……すぅ……すぅ……」
勇者「う……」どき
勇者「……! (ふ、不覚にも『また』ドキッとしてしまった……!)」
勇者(い、犬娘があんなこというから! 見た目は、可愛い女の子なのに!!)
勇者「女の子と二人きりで旅か……」
勇者(何故だろう、このまま……俺もこのままでいい気がして……)
ぱち ぼっ
勇者(!? な、何を思ってるんだ俺は……! さっき犬娘と気合を入れたばっかりじゃないか!)
勇者(今の状況に浸ってる場合じゃないぞ、しっかりしろ勇者!)
勇者「……」
勇者「うん、また明日から頑張らなきゃ……」
勇者(もうすぐ明け方か……火はもつよな、俺も……少し寝よ)
魔王「……くふぅん……すぅ……すぅ……」
勇者「……」
勇者「……」
(ゆうしゃのてのかんしょく、なでなでしてくれるてのかんしょく……)
(ゆうしゃのにおい……)
魔王「……!」ぱちっ
魔王「……」
魔王(ま、また……う、うぅ……)
魔王「うぅうぅうう、うううう……」がるるるる
魔王(は、はやく、はやくはなれなきゃ……ゆうしゃからはなれなきゃ!)
魔王「……はぁっ……はぁっ……」たったったったっ
魔王「……うぅ、ううう……うー!!」がる、がるるるるる
魔王(また……まただ……もうこれはいやなのに、もういやなのに……!!)
魔王「う、うう……おっ……」
魔王「あ、あお~~~~~~~~~~~~ん!!!!」
――――
――
先代魔王「む……今の声は……」ぴく
家来「はい、お嬢様でございます」
先代魔王「またか……この頃回数が増えてきたようだが……」
家来「お嬢様も多感なお年頃ですので……」
家来「あ……ち、父上様の前で……こ、これは失礼しました」あせあせ
先代魔王「ふふ……よい、よい。あれの母もそうであったわ……」
家来「……(お后さま……)」
先代魔王「簡単に言ってしまえば『性欲の発散』よ、ただのな……父として複雑ではあるが……」
家来「……」
先代魔王「后も昔は大変だったぞ、ひどいときは毎日だ」にや
家来「……」
先代魔王「……后のことか? いや、后のアレがなくなったのは年をとったからではない」
家来「では……」
先代魔王「契ったからだ、人間で言うところの……『女にしてやった』からなくなったのよ」にやにや
家来「……ご、ごほん。し、失礼しました……」
家来「……! ま、まだ早うございます!」
家来「そ、それに、お嬢様にふさわしい相手ともなるとそれなりの者でなければ!」
家来「……爺は未だそのような者の噂を聞いたことがございません」
先代魔王「そうか、そうか、ならばあやつの相手は爺に見つけて貰うとしようかの」くっくっ
先代魔王「あやつもいつかは誇り高き『魔王』の名を継ぐもの……伴侶ごとき己で見つけて貰いたいがな」
先代魔王「『英雄色を好む』と言うんだそうだ、先代勇者がそう言っておった」
先代魔王「ワシも若いころは先代勇者と女の奪い合いをしたことがある」
家来「ほう、それではその時奪い合いになられたのが今のお后さまで……?」
家来「……」
先代魔王「あやつは……先代勇者は今頃どうしておるのかの……」
家来「……(良く似ていらっしゃる……魔王様……)」
家来(勇者のお話をされるときの眼……お嬢様そっくりでございますよ……)
――――
――
勇者「……今のは……犬娘の声か?」
勇者「……そういえばあいつ、いつも寝てるとき途中でどこかに出歩いてるみたいだよな」
勇者「用を足すのにどこかへ行ってるものだと思ってたけど、今の声はなんだ……?」
勇者「……」
勇者「……様子を見てくるか(あっちの方角からしたよな、声……)」
勇者「……(まさに獣道だな……草が鬱陶しい、あいつこんなところで何やってるんだ?)」
勇者「……」がさがさ
勇者「……」がさがs
勇者「!? こ、これは……!!」
勇者「こ、こんな場所に町があったなんて……! 気が付かなかったぞ……」
勇者(あれだけ草木に囲われてたんだ、見えなくても不思議じゃないな……)
勇者「……でも、やっぱりここも破壊されたあとみたいだな」
勇者(人もいないか……ん? 人? ……あ、そうだ犬娘!!)
ズーーーーーーーン!! ズズズズズズ……!!
勇者「!? ……な、なんだ!?」
チュドーーーーーーン!! ズズズズズズ……!!
勇者「あの建物の向こうか、誰か……いるのか?」だっ
勇者(犬娘……? いや、もしかして他の人かもしれない……!)
勇者(人……犬娘以外で初めて会う人……!)どきどき
勇者(頼む……! 誰か、人間がいてくれ……!!)
バッ
……!!
ズシーーーーーン ガラガラガラ……
魔王「ウウー!! ウウウウーーーーー!!!!」ブン
ッドーーーーーーン メキメキメキ……
魔王「ウー、コワレロ! ミンナコワレロ!!」
勇者「……」
勇者「……犬……娘……?」
勇者「……!(い、犬娘なのか、本当に……?)」
魔王「ウウー、ウウウウ……」
勇者「お、おい……どうしたんだよ犬娘、それに……なんだよこの破壊のあとは……」
勇者「……犬娘が、全部やったのか……?」
魔王「ワレハ……ウ、ウウ……ワレハ……」
魔王「イダイナルマゾクヲスベル……ウウウ、マ、マ……」
魔王「『マオウ』ナリ!! オ、ア……アオーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!」
家来「ですが必要です」
先代魔王「ふむ、まあよい……ちゃんと近隣諸国、周辺の自然などは無事なのであろうな」
家来「抜かりありません」
家来「『町』周辺には常に結界を張っており、また万が一に備えて『回復』を得意とする魔族を周辺に配置しておりますれば……」
先代魔王「その代わり『破壊』には長けておる、やはり……これも『魔王』の宿命かの」
ズズーーーーーーーン ズズズズズ……
家来「お嬢様におかれましてもそのようで……」
先代魔王「くっくっくっ……」
――――
――
先代魔王「……! ぐはっ、がああ……!!!?」ビチャ ビチャビチャ
家来「だ、大王様!!!」
先代魔王「ぐぅうぅ……! き、きたようだな……時間が」ぜえぜえ
先代魔王「ぐぅ、ふ、ふふ……『神』からすれば『王』も『家来』もないのだ……」ぜえぜえ
先代魔王「この世に生を受けたものには等しく訪れる……もう、世界には時間がない……」
先代魔王「頼む……急いでくれ、勇者よ……はやく、はやく魔王を貫くのだ」
先代魔王「魔王を……!」
先代魔王「頼む……」ぽた
先代魔王「頼む……娘を、イヴを……」ぽたぽた
先代魔王「殺さないでくれ!!!!」
先代魔王「うおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」
先代魔王「とめてくれ!! 頼む、爺!! 止めてくれ!! 止m……ぐはっ!!!」びちゃびちゃ
家来「大王様……!!」ぽたぽたぽた
先代魔王「頼む……げほっ、勇者を……ひゅーっ、む、娘を……魔王を……」
先代魔王「か……み、よ……」
先代魔王「……」
先代魔王「……」
家来「お疲れ様でした、大王様……」ぽた
家来「すぐに……すぐに爺もそちらへ参ります……」ぽたぽた
……くぅーん……
……人間? いや、でもこの耳と尻尾は……犬?
……どっからきたの……?
……きゅ、きゅん、きゅん♪ ばっ
うわ! なんだこいつ!
――――
――
勇者「いぬ……むすめ……え……?」
勇者「……『まおう』?」
勇者「な、何を言って……」
勇者「……!」ごくり
勇者(し、信じたくないけど、今、実際にこいつが……犬娘が町を破壊してるのを見た)
勇者(あんな……あんな強大な魔法が使えるなんて……! 魔王……?)
勇者(じゃ、じゃあ行く先々で町が壊れていたのも、全部こいつの仕業か!)
ほこりたかき『魔狼』、おおかみのおうさまなんだぞ!
勇者「……!」
勇者「魔王……!」ギリッ
魔王「ぐるぅうう、ううううう……」
勇者「ずっと、一緒に旅をするフリをして……バカにしてたのか、俺を! 勇者を!!」
勇者「バカに! バカにして……!!」
ゆうしゃといっしょにねる……ねたいの
勇者「お、俺は……今まで……」
わ、わたしはなんかいはらまされたのだ? ぽ
だ、だから……だからこのままたび……いっしょにたびを……つづけたい
勇者「……続くと……ずっと続くって……そう思ってたのに(お前には言えなかったけど…)」
わ、わたしは……ずっと、ずっとゆうしゃのそばにいたい……
勇者「俺も……俺もお前とずっと……」ぎゅ~っ
勇者「……魔王の癖に、よく言えたもんだ」
魔王「ウウウウう……コワス……」
勇者(あの森ではお前の言葉に励まされたよ……覚えているか……魔王)
魔王「グルルルッル、ウウウウウウウ……コ、コロス……!!!」
勇者「……」チャキン
勇者「……いくぞ、魔王」カチャ
せかいをすくう……まおうをぶっころす、このせかいのえいゆうなのだ!
魔王「ウウウウウウウウウウウ!!!!!!!」
勇者「う、うおおおおおおおおおおおお!!」ダダダダダ
勇者「魔王!! ぶっ殺してやる!!!」
カラン カラン ……
魔王「う、ううう……ううううう」ぐるるるる
勇者「……」
勇者「……なんてね」
勇者「殺せるわけないだろ、やっぱり……」
勇者「これ、一度も店で変えなかった……故郷の木で作った剣だから……」
勇者「……ていうか、そもそもモンスター一匹も倒したことないから経験値……ゼロだし」
勇者「魔王に挑むのは早すぎちゃったか……」ニコ
勇者「うんうん、流石に降参です。またイチからやり直すよ」
魔王「ユ、ユウシャ……ユウシャ……」キュインキュイン……
勇者「こんな駄目な勇者で悪かったな……魔王、がっかりしたろ……犬娘……」
勇者(勇者はどんだけ強くなっても……もう、きっと……魔王を倒すことはできない)
勇者(俺の……たった一人の……たった一人『だった』仲間……)
勇者「うん、この冒険は……最高だったなあ!!!」
魔王「……シネ!!!」
ボッ
魔王「……」
魔王「……あれ?」
魔王「……ゆうしゃ?」
魔王「なんでそんなところでねているのだ?」とてとて
勇者「……」
魔王「ゆうしゃ、ゆうしゃ、かぜひいちゃう、ここでねてたらかぜひいちゃう」ゆさゆさ
勇者「……」
魔王「うー! おきろ! おきろ! 」ゆさゆさゆさゆさ
勇者「……」
魔王「……」
勇者「……」
魔王「ゆうしゃ……おきて……」ポタ
魔王「すごいじょうほう、きっとゆうしゃはよろこぶぞ」
魔王「なんとあのまおうのしろのばしょをおしえちゃいます!」
勇者「……」
魔王「あ、あとあと、まおうのしょうたいもおしえちゃいます!」
勇者「……」
魔王「……」
魔王「……!(そ、そうだ! 『かいふく』のじゅもん……!)」
魔王「じいにいっぱいおしえてもらったのだ、えーと、えーと……」
魔王「ど、どれだっけ……あれ? どうすればいいんだったっけ……」
魔王「うー、うー、おもいだせない、おしえてもらったのにおもいだせない……!」
魔王「はやく、はやく、ゆうしゃをおこさなきゃだめなのに……」
魔王「まりょくのかいふく、げどく、そせい……う、うぅ」
魔王「だれか……ゆうしゃをおこしてくれるひとは……」
勇者「……」
魔王「……おきて……おきてください、ゆうしゃ……」
魔王「……う、ひっく……おぎでぐだざい……ゆうじゃざま……」
魔王「もうわがままはいいばぜん、いっじょにだびがじだいなんてもういいばぜん」
魔王「いいばぜんがら……おぎで……おぎで……ゆうじゃ、おぎでよゆうじゃ!」
魔王「わだじのだいぜつなひと……ごのよでいちばんだいせつなじと……」
魔王「ゆうじゃああああああああああ」
勇者「うるさい! この……っ、ばか魔王が!!」ぽか
魔王「きゅん」
魔王「あ……あ……」
魔王「ゆうしゃあっ!!!!」だきっ
勇者「……! は、離れろこのくそアホ魔王!! 獣くさいんだよ!!」
魔王「ゆうしゃ! ゆうしゃ! ゆうしゃだ、えへへ♪」ぱたぱたぱた
魔王「ゆうしゃ、ゆうしゃ……わたしのゆうしゃ……」
勇者「だ、だれがお前の勇者だ人間の敵め……!(とかいいつつ顔が赤くなってるのが情けない……)」
魔王「てっきり、てっきり、しんでしまったのかとおもった、ゆうしゃがいなくなってしまったかとおもった!」
勇者「……」
勇者(でも声が聞こえた……どこかで聞いたことのある声……)
勇者「……なんか、『情けない、おお情けない』ってバカにされたし……」ぼそ
魔王「?」
勇者「まああれだ、『勇者は死なん』! 例え死んだとしても『何度でも生き返る』!」
魔王「お、おー……かっこいい、かっこいいぞゆうしゃ、ゆうしゃかっこいいぞ!」
勇者「……」
魔王「……」
勇者「……」
魔王「……」
魔王「……」
魔王「ゆ、ゆうしゃ……」
勇者「なんだ、魔王」
魔王「……」
魔王「ゆうしゃがすきです」
魔王「ゆうしゃがすきなので、いっしょにたびがしたいです」
魔王「……ずっと、ずっと、ゆうしゃのそばでたびがしたいです」
魔王「でも、でも……ゆうしゃはまおうをたおすのだな……」チラ
勇者「……さすが魔王……(今の『攻撃』は効いたぜ……)」
勇者「あー……」
勇者「俺は魔王は嫌いなんだ」
魔王「……」
勇者「だってあいつは人間の敵だし、町を壊すし、馬も残さない気のきかないヤツだし……」
勇者(じゅ、純情な勇者の男心を一度踏みにじったし……!)
勇者「勇者は魔王を倒す旅に出なきゃ……うん、でも仲間も必要なんだよな……」
勇者「……」
魔王「……」
勇者「また一緒に旅に行くか、『犬娘』」
魔王「……! う、うん、うん……!!」
魔王「ゆうしゃよ!!!」だきっ
魔王「あいしているぞ!!」
勇者「……俺もだ」
魔王「えへへ♪ うれしい」ぽ
魔王「でも……」
ガブ
いぬむすめっていうな♪
俺たちはまだ旅を続けている
相変わらず人にあうこともモンスターに出くわすこともない
(なので相変わらず経験値はゼロ、しかももはや武器すらない)
変わったことといえば……
こうして手をつないで歩くようになったことと……
勇者「……犬娘、大丈夫か?」
勇者「……お前が大丈夫でも中の子が大丈夫じゃないかもしれないだろ」
勇者「次の町くらいで、しばらく旅を中断しよう」
魔王「えー……きゅ~ん……」しゅん
勇者「そろそろ腰を落ち着かせるのもいいかもしれないしな」なでなで
魔王「くふ、ゆうしゃにはたしかにこしをおちつかせてほしいの」
魔王「まいばんいじめられるわたしのみになってみろ」ニヤニヤ
勇者「な……!」
勇者「お前だって毎回、毎回……!」
ガブっ
魔王「……ばつじゃ」
相変わらずの毎日
終わりのない旅……
だがそろそろ休憩が近づいている
魔王「ゆうしゃよ……ずっとわたしたちはいっしょじゃ」
魔王「あいしておるぞ……ゆうしゃ……」
風の音がきこえる
『最後の二人』よ……
海原を、天空を、大地を征く『最初の子』らよ……
幸せに……
幸せに……
とにもかくにも支援保守サンクス
色々いいたいことあったけど眠いのでもう落ちます でわノシ
よかった
こりゃ面白かった
Entry ⇒ 2012.02.27 | Category ⇒ 勇者魔王「」SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
千鶴「初恋は実らない」
http://hayabusa.2ch.net/news4vip/kako/1328/13287/1328713608.html
私の初恋は、実姉だった……
トントン…
千鶴『姉さん……』
千歳「はぁ~い、入ってええよ~」
ガチャ
千鶴「姉さん……今日は一緒に……」
千歳「ん?……あぁ、ええよ」
千歳「一緒に寝よか……」ニコッ
…………………
モゾモゾ
千歳「……」
千鶴「……姉さん、まだ起きてる?」
千歳「まだ起きとるよ……?」
千歳「けど……こうやって千鶴と一緒に寝るの、久しぶりやなぁ……」
千歳「前はよう千鶴が枕持って、布団の中に潜り込んできたのに……」フフッ
千鶴「も、もう、私たちも中学生だからさ……///」
千歳「せやけど……なら、今日はどしたん?怖い夢でも見た?」
千鶴「……うん///」
千歳「ほんまかぁ……そりゃ災難やったなぁ……ほら、もっとこっちおいで」ニコッ
千鶴「……う、うん///」
私の初恋は、実姉だった……
私の初恋は、きっと実らない……
千歳「……どんな夢やったん?」
千鶴「え……言わないとだめ……?」
千歳「あ、思い出すんも嫌なくらいやったらええよ……けど、怖い夢って誰かに話したら急に怖ぁなくなったりせぇへん?」
千鶴「あぁ、そうかも……」
千歳「せやろ?せやからうちも千鶴の怖いの、半分くらい肩代わりしたろかなぁって……」
千鶴「夢の中で……私の前から姉さんが急にいなくなったんだ……」
千歳「うちが?」
千鶴「すっごく探し回るんだけど全然見つからなくて……怖くて……寂しくて……」ウルウル
千歳「ふふっ、そない夢が怖かったん?」
千鶴「けど……だって……姉さんがぁ……」ポロポロ
千歳「千鶴、こっち向いてみ」
千鶴「えっ」
ギュッ
千歳「ほら、うちはここにおるから……」
千鶴「姉……さん……!」ブワッ
千歳「よしよし、怖かったなぁ……そない怖い夢ん中でも、うちのこと探してくれてありがとな……」
千鶴「……」シクシク
千歳「うちはいなくなったりせぇへんから……ずっと、千鶴の側におるからな……」ギュッ
私の初恋は、実姉だった……
私の初恋は、きっと実らない……
なぜなら、姉さんには好きな人がいるから……
千鶴「……ねぇ、姉さんは好きな人っている……?」
千歳「え、うちの好きな人?」
千鶴「うん……」
千歳「うーん、『おるよ』って言えばいいんかなぁ……」
千鶴「……」ズキンッ
千鶴「……もしかして、姉さんの好きな人って杉浦さん……?」
千歳「えっ?綾乃ちゃん?」
千鶴「うん……だって、杉浦さんと一緒にいる時の姉さんは……とっても楽しそうだから……」
千歳「え~?いつも変わらんやろ~?」フフフッ
千鶴「そんなことない……」
千歳「綾乃ちゃんは……そりゃ大切な人やけど、好きっていうか……言うならば大親友やね」
千鶴「え……」
千歳「付き合いたいとかは違くて、ずっと今みたいな関係が続けばなぁ……っていう」
千鶴「そう……なんだ……」
千歳「せやから、うちの好きな人は綾乃ちゃんやないよ」ニコニコ
千鶴「そ、そっか……」
千歳「それに……」
千鶴「……?」
千歳「……それより、なぁ……千鶴の好きな人って誰なん?」
千鶴「え……私……?」
千歳「ここだけの秘密やから……な、そっと教えてぇな」ニコニコ
千鶴「わ、私は……///」
千歳「うんうん」ニヤニヤ
千鶴「私は……私は、姉さんが好き……だよ///」ボソッ
うちの初恋は、実妹やった……
うちの初恋は、きっと実ることはなかった……
なかった……はずやのに……
千鶴「私は……姉さんが好きなんだ……///」ドキドキ
千歳「え……」
千鶴「……おかしなこと言ってごめん……やっぱり自分の部屋に戻――」
千歳「待ちぃ」
千鶴「!!」
千歳「ほんまに……うちのことが……好きなん?///」
千鶴「う、嘘はついてない……///」
千歳「……///」
千歳「うちら、血の繋がった実の姉妹やで……?」
千鶴「そんなのわかってる」
千歳「しかも、女の子同士や……」
千鶴「姉さんならそういうのも理解あると思ってた」
千歳「周りから変な目で見られるかも知れんよ……?」ウルウル
千鶴「私は他人の目なんて気にしない」
千歳「絶対……絶対に結ばれへんよ……?」ポロポロ
千鶴「……わかってる」
千歳「結婚も……身体の繋がりも……無理なんやで……?」ポロポロ
千鶴「……わかってるよ」
千歳「それでも……それでもうちのこと、好きでいてくれるん……?」シクシク
千鶴「……姉さんに、他に好きな人がいたって構わないから……」
千歳「そうか……せやったら、うちも同じや」ニコッ
千歳「うちも……千鶴が好きよ……」
千鶴「う、嘘……?」
千歳「ううん、嘘やないよ」
千鶴「なんで……」
千歳「なんでって……好きやから……///」
千鶴「私たち……ずっとおんなじ気持ちだったんだ……」
千歳「そやね……///」
千歳「うちなんか、産まれた時からずーっと、千鶴に恋しとったし……///」エヘヘ
千鶴「それは……私だってそうだよ///」
千歳「千鶴……」
千鶴「姉さん……」
チュッ
…………………
千歳「こ、これはおばあちゃんたちにも内緒にしとかななぁ……///」
千鶴「……///」コクリ
千鶴「明日から……姉さんとどう接していいか……///」
千歳「えー?いつもと変わらんやろ」フフッ
千鶴「そ、そうかな……」
千歳「うん、いつもと変わらんよ……けど気持ちは、いつだって繋がっとる……」
千鶴「……うん///」
千鶴「これから毎日……一緒に寝てもいい……?///」
千歳「当たり前やん」ニコニコ
私たちの初恋は、きっと実らない
おしまい
決して実る恋ではないけど、結び付きは恋人以上な
続きまして……
あかり「おねえちゃんだいすきっ!」
あかり「お姉ちゃん……本当に大丈夫?」
あかね「え、ええ……部屋で寝てれば良くなるわ……」ガクブル
あかり「お薬しっかり飲んだ?暖かいお茶用意しようか?」ワタワタ
あかね「ふふふ……ありがとう、あかり」
あかね「私はあかりのその優しさだけで十分よ……」ウフフ
あかり「ほんとぉ……?」ウルウル
あかね「!!」ドキッ
あかね「う、移しちゃいけないし……しばらく部屋で寝てるわね……///」
あかり「絶対安静だからねっ!何かあったらすぐ呼んでよ?」
あかね「……」
あかね(『じゃあ、あかりを抱きまくらにして寝たいな……』なんてね……)
あかね(あかりの部屋の『掃除』、全裸でやるんじゃなかったわぁ……)
あかり(あのお姉ちゃんが熱を出して寝込むなんて……けど、こんな時こそあかりの出番だよねっ!頑張らなきゃ!)
…………………
あかり(お姉ちゃんが部屋に入って2時間……もう寝ちゃってるよね)
あかり(おかゆ作ったんだけど……部屋に入ったら怒られちゃうかなぁ……)
あかり「ま、まぁ、おかゆ置いてすぐに出れば……怒られないよねっ!」グッ
トントン
あかり「お、お姉ちゃーん……おかゆ作ったんだけど食べるぅ……?」
シーン……
あかり「……寝てるみたいだから、部屋に入っちゃうね~っと……」ドキドキ
ガチャ
あかり「わっ……」
あかり(お姉ちゃんの部屋ってこんなに汚かったんだぁ……10年以上一緒に暮らしてるのに知らなかったよぉ……あれ?)
あかり「あれは、あかりのクマさんパンツ……無くしたと思ってたのに……なんでおねえちゃんの部屋に……?」
あかね「ううっ……ん……」ハァハァ
あかり「!!」ドッキーン
あかり「ね、寝返りうっただけかぁ……びっくりしたぁ……」ドキドキ
あかり「と、とりあえず、おかゆは机の上に……」
ドサッ
あかり「あっ……机の上の本をどけないと……」
『すきすき!おねえちゃん(18禁)』
『私はおねえちゃんに恋をした(成人向け)』
あかり「なに……この本……」
あかり「『成人向け』……え、えっちな本だぁ……///」
あかり「そ、そうだよね……お姉ちゃんはもう大人だもんね……えっちな本くらい、持ってて当然だよね……///」ドキドキ
ペラッ
あかり「う、うわぁ……お姉ちゃんとこんな……うわぁ……///」キョーミシンシン
あかり「女の子同士なのに……妹なのにぃ……!///」ペラッ
あかり(……お姉ちゃんはもしかして……あかりのこと……///)
あかり「お姉ちゃん……///」ドキドキ
あかね「うぅ……あ、あかりぃ……」ゴローン
あかり「!!」
あかり(ま、また寝返り……けど今……あかりって……///)
あかり(お姉ちゃん……すっごく苦しそうだな……)
あかり「あかりはここに……ここにいるよぉ……」モゾッ
ゴソゴソ…
あかり(そういえば、お姉ちゃんと一緒に寝たことなかったなぁ……初めてお姉ちゃんの布団に入るよぉ……///)モゾモゾ
あかり(お姉ちゃん……///)
…………………
あかね「うぅぅ……」パチクリ
あかね「あ……あら、ベッドが狭く……」
あかり「ふぅん……ふぅん……」スヤスヤ
あかね「ひ、ひぃっ!?」ビクッ
あかね(なななな、なんで私のベッドにあかりが寝ているのっ!?)
あかね(あぁ、あかりの寝顔は天使みたいだわ……って今はそんな場合じゃない!)
あかり「……あ、おねえちゃん……起きたのぉ……?」ゴシゴシ
あかね「!?」
あかね「ああああかり、な、なんでお姉ちゃんのベッドで寝てるのかしらぁ?」アセアセ
あかり「あ……勝手にお部屋に入ってごめんなさい……」シュン
あかり「おかゆ作ったから……部屋に置いてこようって思って……」ウルウル
あかね「べ、別に怒ってなんかないわよぉ?ただ、ビックリしただけで……」
あかり「だけど……」
あかね「だけど?」
あかり「あかりが前に無くしたと思ったクマさんパンツがお姉ちゃんの部屋に落ちてて……」
あかね「!?」ギクッ
あかり「机の上にはあかりの写真と……えっちな本がいっぱいあって……///」
あかね「!!??」ギクギクッ
あかり「お姉ちゃん……寝言であかりの名前を言ってて……///」
あかね「み、みかしーオワタ……」ガクガク
あかり「それにね……熱で苦しそうなお姉ちゃんの姿見てたら、なんだか一緒にいてあげたくなって……いつの間にか寝ちゃってた///」エヘヘ
あかね(な、なんなの……この子、大天使長かなんかなの……!?)
あかり「勝手にお部屋に入って……ほんとにごめんね……」
あかね「……引いたでしょ……?」ズーン
あかり「え……?」
あかね「お姉ちゃんのこんな姿見て……引いたでしょう……?」
あかり「そ、そんな……」
あかね「気持ち悪いわよね……こんな姉なんて……」
あかね「あーあ、あかりの前では……カッコイイお姉ちゃんでいたかったんだけどな……やっぱりダメだったかぁ……」ウルウル
あかり「そんなことないよっ!」
あかり「あかりにとって……どんなことがあったって、あかりにとってお姉ちゃんは……大好きなお姉ちゃんだもん!」
あかね「あ……あかり……!」
あかり「だけど……パンツだけは勝手に盗らないでほしい……かな///」
あかね「……///」
あかり「ずっと……ずっと、あかりのことが好きでも……我慢してたんだよね……///」
あかね「……」
あかり「『お姉ちゃん』だから……我慢してたんだよね……」
あかね「えぇ……そうね……」ウルウル
あかり「もう、我慢しなくていいから」
あかね「え……?」
あかね「今……なんて……?」
あかり「もう、お姉ちゃんだからって……好きって気持ちを我慢しちゃ……だめだから……///」
あかね「そ、それは……」
あかり「あかりのこと……好きでいてくれても……いいよ……///」
あかね「あわ……あわわ……///」ガクブル
あかり「お、お姉ちゃん!?大丈夫!?」
あかね「『姉妹だって大丈夫!』……35ページ……///」ガクガク
あかり「え?この本の35ページがどうかしたの?」ペラリッ
あかね「そのページ……一緒……///」
妹『お姉ちゃんだからって、好きって気持ちを我慢しないでっ!』
妹『私のこと、好きでいてよっ!!///』
あかり「あー……ほんとだぁ、おんなじこと言ってるね」
あかね「奇跡……奇跡ぃ……」ガクガク
あかり「ねぇ、あかりのこと……好きでいてくれる……?///」
あかね「///」プシュー
あかね「」バタンッ
あかり「あっ、お姉ちゃん!?大丈夫!?お姉ちゃーんっ!!」アセアセ
あかね「す、好きでいてあげるに決まってるじゃないっ!!」ブワッ
あかり「そんな泣くほど……だけど、えへへ……嬉しいなぁ///」
あかね「あかりこそ……こんなお姉ちゃんでも、好きでいてくれるかしら……?」
あかり「当たり前だよぉ!あかり、お姉ちゃん大好きだもんっ!///」
あかね「……天国よ……ここは天国だわ……///」
あかり「けど……あかりのパンツを盗るのだけはほんとに止めてね……?///」
あかね「ご、ごめんなさい……」ゲザァ
あかり「……パンツが欲しかったら、あかりに直接言ってよね……///」
おしまい
姉妹百合はほんといい
もっと姉妹百合栄えろ
綾ちとも栄えろ
百合ってバレンタインは友チョコ扱いなのかなぁ……
ではでは
2作とも良かった
そのへんの微妙なところがそのまま心情の微妙さの表現にも使えそう
そのネタいただきやでっ!
バレンタインこそは綾ちと降ってこい神様
Entry ⇒ 2012.02.27 | Category ⇒ ゆるゆりSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
ほむら「動くのめんどくさい…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328963634/
ほむら「3日も学校休んじゃったし、その間お風呂にも入ってない」ゴロゴロ
ほむら「あー……」ゴロゴロ
ほむら「……」ゴロゴロ
ほむら「……今日も欠席の連絡してネットやろ…」ゴロゴロ
ほむら「はぁ……何やってるのかしら、わたし」カチカチ
ほむら「ようやくまどかとの約束を果たしたのに、こんなだらけ切っていていいのかしら……」カチカチ
ほむら「……まぁ、今まで頑張って来たんだし、少しくらいいいわよね……」カチカチ
ほむら「お、良スレ発見。支援……っと」カタカタ1
まどか「ほむらちゃん、今日も学校休んでる……」
さやか「ダメだねぇ、ワルプルギスを倒したからってだらけ切ってるわ」
まどか「ま、まぁほむらちゃんは今までずいぶんと頑張って来たんだし、気が抜けるのはしょうがないと思うけど……」
さやか「ほむらの話を信じるなら、でしょ?あたしたちはあくまで普通に生活してる上であの弩級の魔女を倒した実感しかないし」
まどか「うーん……でも、ほむらちゃんが嘘をついてるとは思えないな」
さやか「あたしも、ほむらが嘘をついてるとは思ってないけどさ……現に、ほむらの話が事実だからこそ気が抜けきってるんだろうし」
まどか「今はゆっくり休ませてあげよう?さやかちゃん」
さやか「ん、そうだね」
杏子(……いいこと聞いちゃったぜ♪)←テレパシーで聞いた
ほむら「……誰かしら」カタカタ
ほむら「一人暮らしのわたしの家に、平日の昼間に来る人なんて……」カタカタ
ほむら「……新聞の勧誘か何かでしょう。放っておいても問題ないわ」カタカタ
ピンポーンピンポーン
ほむら「しつこいわね……わたしは良スレ支援で忙しいのよ」カタカタ
杏子「出てこねぇ……ホントにいんのか、ほむらの野郎」ピンポーンピンポーン
ピンポーン
ほむら「ふんふーん……」カタカタ
杏子「そうだ、テレパシーがあるじゃねぇか!」
杏子(おいこらほむら!いるんなら出て来い!)
ほむら「っ!?」
杏子(おら!聞こえてんだろうが!)
ほむら(杏子!?な、何の用?)
杏子(さやかとまどかから聞いたぞ?すっかり気が抜けきっちまってるって)
ほむら(うぐっ……なぜわたしがそうなっていると見抜いたのかしら……)
杏子(なんでも何も、事情知ってる奴らなら4日も学校休んでりゃ誰だってそう思うだろ!)
ほむら(と言うか、その話を聞いたのなら放っておいてくれてもいいじゃないの)
ほむら(ああ……そういえばそうだったわね……このキャラ付けは失敗だったかしら……)
杏子(っつーか誰かわかったんなら出て来いよ!このままじゃあたしがただの不審者だぞ!?)
ほむら(えー……だって動くのが面倒なんだもの……)ゴロゴロ
杏子(マジでだらけ切ってんなお前……)
ほむら(鍵は開いてるから勝手に入ってきていいわよ……)ゴロゴロ
杏子(そうか?んじゃ、あがらせてもらうぞ)
ガチャ
杏子「おじゃまー……って!めっちゃ部屋ちらかってんじゃねえか!?」
ほむら「ここ4日は布団から満足に動いていないもの……)ゴロゴロ
杏子(こいつ……ダメ人間道突っ走ってやがる……)
杏子「よし、まずはその人を舐め腐った態度をどうにかしろ」
ほむら「舐めてなんかいないわ。相手が杏子だからこそこうしてだらしない姿を惜しげもなく晒せるんじゃないの」ゴロゴロ
杏子「つまり相手があたしだからって舐めてかかってんだな?」
ほむら「舐めてるわけではないけれど、相手が杏子だからこうしてるって点は当たりね」ゴロゴロ
杏子「はぁ……おい、ゴミ袋はどこだ?」
ほむら「そこの棚、上から二番目のところに入ってるわ」
杏子「とりあえず部屋を片付けねーと話になんねぇよ、ったく……」ガサガサ
杏子「袋、ここに置いとくからな?ちゃんと捨てろよ?」ドサッ
ほむら「ええ、動く気が起きたら……」ダラダラ
杏子「……おいほむら」
ほむら「何よ……」
杏子「……はぁ。なんかもうなんも言う気が起きねぇよ……」
ほむら「部屋はとりあえず片付いたわね」ムクッ
杏子「あらかた片付け終わった後に起きあがるなよ……」
ほむら「どうでもいいじゃないそんなこと。で、わたしに何か用があって来たんでしょう?」
杏子「いや、特に用事はねぇけど?」
ほむら「え?」
杏子「え?」
杏子「お、おう……」(なんでだ…ほむらから殺気っぽい何かを感じる……)
ほむら「わたし、忙しいのよ」ゴロン カチカチ
杏子「とか言いながら横になってノートパソコンいじりだすなよ……」
ほむら「用がないなら帰ってくれないかしら?」
杏子「いや、あたしも暇を持て余してたんだよ。だからこうして遊びに来てやったんじゃねぇか」
ほむら「……まぁ、わたしのことを気にかけてくれるのはいいのだけれど、あいにくわたしは取り込んでるのよ」カタカタ
杏子「とてもそうは見えねぇけどな…」
杏子「よく見りゃ、お前髪もボサボサじゃねえか。風呂入ってんのか?」
ほむら「んー……と……前に入ったのはワルプルギス襲来前夜だったかしら」カタカタ
杏子「ちょうどその頃からかよっ!?」
ほむら「ええ、もう、とにかく気が抜けてしまって……」カタカタ
ほむら「まどかの契約は阻止できたし、あなたや美樹さやか、巴マミまで生存している状態でワルプルギスを倒せたのは本当に僥倖だったわ」カタカタ
ほむら「ここがわたしのユートピアなのよーっ!」ボフッ
杏子「ユートピアって……」
ほむら「ええ、あるわよー」ゴロゴロ
杏子「シャワーだけでも浴びて来いっ!」
ほむら「えぇー……」ゴロゴロ
杏子「仮にも女の子だろうが!?」
ほむら「仮にも何もわたしはどこからどう見ても可憐な少女じゃないの」ファサッ
杏子「そうやってなびかせようとしても髪ベタベタでなびいてねぇよ……」
ほむら「いいのよ、別に……どこに出かけるわけでもなし」
杏子「飯はどうしてるんだよ?」
ほむら「カップめんを箱買いして置いてあるわ」
杏子「おぉう…肌に悪そうだな……」
ほむら「わたし、シャワーだけを浴びるのは好きじゃないの。どうせなら湯船に浸かってゆっくりとしたいわ」ゴロゴロ
杏子「……今、暗にあたしに湯船張れって言っただろ?」
ほむら「別にそんな意図はないわよ?入らないと言う選択肢もあるのだし」ゴロゴロ
杏子「わーったわーったよ!湯船張りゃあいいんだろ?」タッタッタ
キュキュキュ ジャー……
杏子「ほれ、湯入れて来たぞ。これであと20分もすりゃ入れるだろ?」
ほむら「背中、流してくれるのよね?」
杏子「そこまで動くのが億劫なのかよ……」
杏子「ほむらーっ!風呂の準備出来たぞー!」
ほむら「はいはーい…よっと」ムクッ ヌギヌギ
杏子「って!そこで脱ぐのかよっ!?」
ほむら「別にどこだっていいでしょう?」ヌギヌギ
杏子「だらしねぇっ!?」
ほむら「あ、着替えはそこのタンスから適当に出して置いて」タッタッタ
杏子「あっ、おい!」
ほむら「四日ぶりのお風呂だわ~♪」ザバァ
杏子(本格的にダメかもしれねぇ……)
杏子「ああもう!今行くから待ってろっ!」ヌギヌギ
杏子(って、あたしは別に全部脱ぐ必要ねぇんだな。足と腕だけ捲っとくか)ガチャ
ほむら「はい、ボディタオル」
杏子「前くらいは自分で洗えよ?」
ほむら「それくらいは自分で洗うわよ、舐めないでくれるかしら」
杏子「背中を人に流してもらおうって時点で相当舐めてると思うけどな」ワシャワシャ
ゴシゴシ
ほむら「んっ~♪いい力加減だわ♪」
杏子「お前、楽しそうだよな……」ゴシゴシ
ほむら「そりゃもう!目的を達成したんだもの!楽しくないわけがないわっ!」
杏子「そりゃようござんしたねぇ」
ほむら「さて、と」ゴロン
杏子「おい」
ほむら「なにかしら?」
杏子「髪も乾かさねぇで寝っ転がる奴がどこにいる?」
ほむら「今現在あなたの目の前に約一名いるじゃないの」ゴロゴロ
杏子「ドライヤーくらい使えよっ!」
ほむら「あれ、結構面倒なのよ?」ゴロゴロ
杏子「あーもうっ!わかった、わかったよっ!あたしがかけてやればいいんだろ!?どこにあるんだ!?」
ほむら「脱衣所の棚の一番上に置いてあったはずね」
ほむら「ん~♪暖かい風が心地いいわ~……」ウトウト
杏子「どこかかゆいところはございますかほむら様?」
ほむら「特にないわー……そのまま掛け続けてちょうだい……」ウトウト
杏子「おい、頭揺らすなよ」
ほむら「なんだか眠たくなって来ちゃった……ふぁぁぁぁ……」のび~っ
杏子「あたし以上に自由そうな奴、同い年ではお前が初めて見たよ……」
ほむら「気がかりがないってこんなに開放感があったのね~……久しく忘れていた感覚だわ……」ウトウト
杏子「開放感満喫しすぎだろ……」
ほむら「お疲れ様~……」ゴロン
杏子「はぁ……あたし何やってんだろ……」ドッカ
ほむら「あなたが来てくれて助かったわ~……」ゴロゴロ
杏子「まぁ、あたしも基本暇してるからいいんだけどさ……」
ほむら「そう言えば、あなたってどこに住んでいるのかしら?」
杏子「あん?あたしは基本的にホームレスだぜ?」
ほむら「え?そうなの?」
杏子「言ってなかったか?今は教会の跡地に住んでるんだよ」
ほむら「……それは何と言うか……お気の毒ね」
杏子「同情するなら金よこせ」
杏子「お前、今後もあたしをこき使うつもりだろ……」
ほむら「そんなことないわよ?一人暮らしも退屈だもの、誰か一緒にいてくれたら楽しくなると思わない?」
杏子「……まぁ、そうだな。一人で生活するよりかはそっちのがいいかもな」
ほむら「あなた、学校には通っていないんだもの、昼間はどこかでアルバイトでもしてお金を稼げばいいし」
杏子「ん~……考えたこともなかったな……誰かと生活するなんて」
ほむら「無理強いをするつもりはないけれど、考えておいて損はないと思うわよ」
杏子「ここに住むことになったら今日一日の行動が当たり前になっちまいそうだな・・・・・・」
ほむら「あなた、わたしをなんだと思っているのよ?」
杏子「今日一日のお前の行動を見てれば、なんて思うか想像つかねぇか?」
ほむら「う~ん……」
ほむら「もしかしてわたし、かなりのダメ人間だったんじゃ……?」
杏子「むしろ今の今までその結論に至らなかったのがすげぇよ……」
ほむら「……いけないわね、これは」
杏子「ようやく危機感を持ったか……」
ほむら「そうよ!何故わたしはこんなにもだらけ切っていたの!?」
杏子「気が抜けたんだろ?」
ほむら「ぐっ……ま、まぁ確かにそうなのだけれど……」
杏子「ま、お前の話はみんな知ってっからな。気が抜けるのもしょうがねぇとは思うが……」
杏子「おう、そうしろそうしろ」
ほむら「礼を言うわ、杏子。あなたが来てくれなければわたしはホントにダメになっていたかもしれない」
杏子「礼を言われるようなことは何も……いや、結構してるか」
ほむら「だから、これはわたしからの僅かばかりのお礼よ」
杏子「あん?なんだよ?」
ほむら「あなたは今日からここに住むの。これは決定事項よ!」
杏子「さっきは無理強いをするつもりはねぇとか言ってなかったか!?」
ほむら「いえ、気が変わったのよっ!そうよ、それがいいわ!」
杏子「どうせならあたしもほむら達と一緒の学校に通いてぇな……」
ほむら「編入手続きくらいならわたしがやってあげるわよ?あなたがホントに学校に通う気があるのなら、ね」
ほむら「ええ、もちろん。で?どうするの?学校、通いたい?」
杏子「……そうだな…アリっちゃアリだよな」
ほむら「なら決定ね」
杏子「……ありがと、な、ほむら」
ほむら「え?」
杏子「いんや、なんでもねぇよ!」
ほむら「さて、そうと決まったらこうしちゃいられないわ!わたし、ちょっと学校に行ってくる!」
杏子「えっ?」
ほむら「担任の先生に話をしなくっちゃ!」キガエキガエ
ほむら「じゃっ!行ってくるわね!」バタン
杏子「おいほむらっ!……行っちまったよ……」
杏子「……あれ?もしかしてあたし、留守番?」
早乙女「それじゃみんな、気をつけて帰るのよー!」
ガララ
早乙女「? あ、暁美さんっ!?」
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「先生、大事な話があるんです」
早乙女「え、えぇ……?」
~~~
まどか「ほむらちゃん、先生となんの話をしてるのかな?」
さやか「さあ?なんかすごい生き生きとしてたけどねぇ」
まどか「あ、おかえりほむらちゃん!」
ほむら「まどか、さやか。待っていてくれたの?」
まどか「うん!」
さやか「先生と何の話してたのさ?」
ほむら「ええ、ちょっとね。あなたたちも、明日学校に来たら驚くと思うわよ?」ニコッ
まどか・さやか「?」
ほむら「とりあえず、帰りましょうか」
ほむら「ただいまー……」ガチャ
杏子「おう、おかえり」
ほむら「あら、待っていたのね杏子」
杏子「いきなり家飛び出してくんだもん、留守番しなきゃ不用心じゃねぇか」
ほむら「そうだったかしら?」
杏子「そ、そんなことより!学校の話はどうなったんだ!?」
ほむら「ああ。大丈夫よ、手続きとかは済ませてきたから。明日、一緒に学校行きましょう?」
杏子「おぉ……なんか、ほむらが女神さまに見えてきた……」
ほむら「もっと讃え敬いなさいっ!」ホムッ
杏子「今朝来た時はダメ人間まっしぐらだったのに、ずいぶんと態度変わってんなお前……」
杏子「なぁ、ホントにあたしここに住んでいいのか?」
ほむら「え?ええ、もちろんよ」
杏子「なら、あたしも家事とか手伝った方がいいんじゃ……」
ほむら「あら、やってくれるのかしら?」
杏子「…残念ながら、そんなスキルは持ち合わせてない……」
ほむら「なら、黙って座っていなさい。わたしが手料理をふるまってあげるから」
杏子「なんか、悪いなほむら」
ほむら「気にすることないわ。わたしが好きでやっていることだから」
杏子「おお……」
ほむら「感動したかしら?」
杏子「ほむらと結婚する奴は幸せもんだろうな!」ニカッ
ほむら「褒めてもこれ以上は何も出ないわよ?」
杏子「飯を出してくれるだけでも十二分だっての!いただきまーす!」モグモグ
ほむら「召し上がれ、ってね」モグモグ
杏子「ふぉーいや、ふふぉんふぉかはあふふぉか?」モゴモゴ
ほむら「口の中に入ってる物を飲み込んでから喋りなさいよ……」
杏子「ん、んぐ…ゴクンッ。布団とかはあんのか?」
ほむら「心配しなくてもいいわ。ちゃんとあるから」
杏子「ん、サンキュー」モグモグ
杏子「ずいぶんと規則正しい生活送ってんだな……」
ほむら「ま、まぁね」
杏子「どうせ、昨日まではそんなこともなかったんだろ?」
ほむら「そ、そんなことはないわよっ?」
杏子「目を逸らしながら言っても説得力ねぇよ……」
ほむら「う、うるさいわねっ!いいから寝るわよっ!」カチカチカチ
杏子「あ、豆電球くらいは付けといてくれよ」
ほむら「あら、暗いと眠れないの?」クスッ
杏子「そんなことはねぇけどさ。久しぶりに、豆電球の明かりの下で眠りてぇなって思って」
ほむら「……そう、だったわね」カチカチカチ
杏子「ん、サンキュ」
ほむら(なんだかそう考えるとなかなか寝付けないわ)
ほむら「き、杏子?まだ起きてるかしら?」
杏子「んあー……?なんだよほむら……」トロン
ほむら「もう眠い?」
杏子「そりゃ、暗いところで布団に横になってりゃぁな……」
ほむら「ごめんなさい、特に話すことはなかったのだけれど」
杏子「んじゃ、寝かせてくれ……Zzz……」
ほむら「あ……」
ほむら「寝ちゃったのね……」
ほむら「ゆっくり眠りなさい、杏子……」ナデナデ
杏子「ん……父さん……母さん……モモ……」
ほむら(昔の夢でも見てるのかしら?)
杏子「……あたしは…ムニャ……幸せモノだぁ……えへへ……」
ほむら(あなたも、随分と長い間苦労したものね……)
杏子「……Zzz……」
ほむら(その上、ワルプルギスの夜との戦いでも協力してくれて……)
ほむら「ありがと、杏子……」ナデナデ
杏子「……ンゥ……Zzz…」
ほむら「はい、とりあえず新しい制服が届くまではそれを着てちょうだい」
杏子「んー……」
ほむら「サイズはどうかしら?」
杏子「ちっとばっかし胸周りがきついかな……」
ほむら「なら大丈夫ね」ニッコリ
杏子「お、おう…」(殺気立った笑顔…怖い)
ほむら「ほら、まどか達が来る前に行かなきゃサプライズにならないわよ?」
杏子「いや、別にサプライズを狙わなくても……」
ほむら「どうせやるならサプライズを狙いたいじゃないの!」
杏子「そこは妙なこだわりがあるんだな…」
まどか「おはよう、ほむらちゃん!今朝は早いね?」
さやか「ようやく引きこもり生活も終わったか~?」
ほむら「わたしはユートピアに辿りついた感動を謳歌していただけよ!」
さやか「気が抜けたんだもんね~?」
ほむら「う、うるさいわねっ!」
まどか「それで、昨日言ってた、学校に来たら驚くって言ってたのは?」
ほむら「ええ。朝のホームルームが始まったらわかるわ」ニコッ
早乙女「今日は、なんとまた転校生が来ました!」
まどか「え?」
さやか「転校生?」
ほむら(ふふ……)
早乙女「入ってらっしゃい、佐倉さん?」
まどか・さやか「!?」
ガララ……
杏子「は、初めまして……」オズオズ
さやか・まどか「「杏子」ちゃん!?」
杏子「さ、佐倉杏子です、よ、よろしく……」
ほむら(照れてるわね、杏子)
早乙女「はい、それじゃ佐倉さん、暁美さんの隣が空いてるからそこに座ってちょうだい」
杏子「は、はい…」カチコチ
ほむら(ふふ、大丈夫杏子?)
杏子(だ、だだだ大丈夫だっ!あたしは、い、いいいいいつも通りだっ!)
ほむら(体カチンコチンよ?)
杏子(か、からかうなっ!あたしだって、こ、こうやって学校に来るのなんて久しぶりなんだからっ!)
さやか「杏子、なんでまた学校に!?」
まどか「驚くってこのことだったんだ!」
ほむら「ええ。昨日、わたしがいつものように部屋にいたら杏子がウチに来て、それでまぁなんやかんやあってこうなったのよ」
さやか「いや、なんやかんやってはしょりすぎだよほむら……」
杏子「っ……」
さやか「…あれ?杏子?」
杏子「なっ、なんだ?」カチコチ
さやか「………プッ」
杏子「?」
さやか「あ、あははははははははっ!?き、杏子緊張しすぎだってばっ!!」バンバン
杏子「わ、笑うなよさやかっ!!」
杏子「あーダリー……」モグモグ
ほむら「転校初日から授業中にしっかりと寝てたくせに、何がだるいのよ……」
杏子「いやーだってよー……あんな座って小難しい話なんて聞いてたら眠くなるだろうがよー…」モグモグ
ほむら「それにも少しずつ慣れなきゃね?」
杏子「あー……気ままなホームレス生活がなつかしい……」
ガチャッ
マミ「佐倉さんっ!!」ダッ
杏子「お?マミじゃねぇか」
マミ「話は鹿目さんと美樹さんから聞いたわ。この学校に編入したって!わたしにも知らせてくれたっていいじゃないの!」
杏子「いや、だってよぉ……ほむらが『サプライズ』だって言うから……」
ほむら「悪くない企画だったでしょ?マミ」
マミ「ええ、嬉しいわ!ようやく佐倉さんも帰って来てくれたって実感出来るもの!」
杏子「んー……まぁ、確かにこうして学校に通えるのは嬉しいけどな……なんか、早くもホームレス生活が恋しくなってきてるんだぜ?」
マミ「ダメよ、佐倉さん?これからはあなたも普通の学生としての生活を送って行くの!」
杏子「そのつもりだけどな……」モグモグ
マミ「勉強がわからなくなったら、わたしや暁美さんが教えてあげるから」
ほむら「うっ……」
マミ「? どうかしたの、暁美さん?」
ほむら「い、いえ……」(わたしも、あまり成績のいい方ではない……とは言い出せないわね……)
杏子「んーっ!終わったーっ!」ノビーッ
さやか「授業の半分以上を寝て過ごしたあんたが一番開放感を漂わすってどうなのさ……」
杏子「あたしは頑張ったよ、うん!」
まどか「ティヒヒ、杏子ちゃんもいて、学校生活が更に楽しくなりそうだねっ!」
さやか「よーし、それじゃ帰りにゲーセンでも寄ってくかーっ!」
杏子「おっ、いいねぇ!」
ほむら「ゲームセンターもいいけれど、魔女退治のパトロールも忘れないでよ?」
さやか「もう、ほむらは堅いってばっ!今日くらいは開放感に浸らせてあげなよっ!」
ほむら「あなたが楽しみたいだけでしょうに……」
さやか「あ、ちょっとそれは卑怯っ!?」ガチャガチャ
杏子「うはははは!気を抜く方が悪い!!」
さやか「あ、あ、あーっ!負けたぁーっ!?」
杏子「あたしに勝とうなんて10年早いっ!!」
さやか「くそーっ……さすがホームレスは強かった……!」
杏子「あたしはもうホームレスじゃねえ!」
まどか「あ、マミさんあれ可愛い!」
マミ「どれどれ……」ウィーン
ほむら「あなたたち、ずいぶんと楽しんでいるわね……」
杏子「んじゃ、今日はあたしとほむらでパトロールすっから!」
さやか「ん!頑張ってくれたまへ♪」
杏子「うっせぇ!早く帰れ!」
さやか「はいはい、んじゃ帰ろっか、まどか、マミさん?」
まどか「うん!」
マミ「気をつけてね、二人とも」
ほむら「ええ、わかっているわ」
杏子「今のあたしに敵はいねぇ!」
杏子「あー……ダリィ……」
ほむら「お疲れ様、杏子」
杏子「お前ら、普段からこんなに頑張ってたんだな……」
ほむら「ふふ、それが元々のわたしたちの年頃の生活なのよ?」
杏子「あー……くっそ、慣れなきゃダメかやっぱり……」ボフッ
ほむら「ちょっと、杏子?」
杏子「んー……」
ほむら「寝る前にお風呂くらい入りなさいよ」
杏子「もうねみぃ……」
杏子「Zzz……」
ほむら「寝付くの早いわね……」
杏子「ンー……Zzz……」
ほむら「……全く、しょうのない子ね」フワッ
杏子「……Zzz……」ファサッ
ほむら「お疲れ様、杏子……」
杏子「………あったけぇ……」
ほむら「さて、と。わたしもお風呂に入って寝ようかしら」
杏子「ほむらー……?」ガチャ
ほむら「あら、起きたの?」
杏子「風呂くらいには入っとこうかな―って思って……」
ほむら「わたしも今上がるから、もうちょっと待っててくれるかしら」
杏子「あー、わかった……」
ほむら(ホントに眠たそうね……風呂で寝たりしないかしら?)ザバァ
~~~
ほむら「お風呂、空いたわよ」
杏子「んー……」ノソ フラフラ
ほむら「……心配だわ」
杏子「クカー……」
ほむら「やっぱりっ!ほら、杏子!」ユサユサ
杏子「んあー…?なんだよほむら……」
ほむら「こんなとこで寝ちゃダメでしょう!?」
杏子「寝てねぇよ……」
ほむら「今いびき掻いてたじゃないの!?」
杏子「掻いてねぇって……」
ほむら「と、とりあえず湯船から出なさいっ!体だけ洗って、もう寝た方がいいわよ!」
杏子「そうするかぁ……?」ザバァ
ほむら「……なにかしら、このボディタオルは?」
杏子「え?背中流してくれるんじゃねーの?」
ほむら「……」
杏子「昨日はあたし流してやったんだし、今日はほむらの番だろ?」
ほむら「しょうがないわね……」ワシャワシャ
ゴシゴシ
杏子「誰かに洗ってもらうってのも気持ちいいもんだなー……」トロン
ほむら「途中で寝ないでよ?お風呂場から人を引っ張りだすのも結構大変なんだから……」ゴシゴシ
杏子「だから寝てねぇっての……」
ほむら「………」
杏子「っつーことで、なんかするか!」
ほむら「わたし、もう眠いのだけれど……ファーッ……」
杏子「おいおい、夜はこれからだろ?」
ほむら「明日もまた学校あるのよ……?」
杏子「あたしは一向に構わんっ!授業中寝るしな!」
ほむら「……あ、ダメだわ、限界」ボスンッ
杏子「あ、おいほむらっ!……寝ちまったか」
ほむら「スー……」
杏子「……なんかあらゆる意味で昨日とは立場が逆転してる気がするな……」
杏子「幸せそうな顔して寝やがって……」
ほむら「………やっと……約束……スー…」
杏子「ま、おめぇも頑張ったんだしな」
ほむら「…うん……まどかは、わたしの最高の………」
杏子「そのままだと、風邪引いちまうぞ、ほむら」ファサッ
ほむら「これが、わたしの欲しかった……世界……」
杏子「ん、わかってるよほむら。ありがとな、あたしのこと、気にかけてくれて……」
ほむら「……それは、お互い……スー……」
杏子「はいはい、お互い様だよな。……おやすみ、ほむら」
ほむら「おやす……杏子……」
杏子「ん……」
杏子(布団に入ったら、なんだかんだで眠気来ちまった……)
ほむら「クー……」
杏子「………スー…」
翌日―――
ほむら「んー……朝……?」モゾモゾ
ほむら「時計……時計……」ガサゴソ
ほむら「………―――っ!?」
杏子「んあー……なにすんだよほむら、寒いじゃねぇか……」ムクッ
ほむら「寝坊したわ!さぁ、学校行くわよ!!」
杏子「あたしは学校には通ってねぇだろ……」ボーッ
ほむら「寝ぼけてないで、目を覚ましなさいっ!!」
杏子「あたしはもうちょっと寝てから行くから……」ボフッ
ほむら「ちょっと、杏子っ!」
杏子「……Zzz……」
ほむら「あああああ、このままじゃ遅刻するわっ!!起きてよ、杏子ーーー!!」
とりあえず終わり
二人とも幸せそうで何より
Entry ⇒ 2012.02.27 | Category ⇒ まどかマギカSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
妹「はぁ?別に好きとか言ってないんですけど」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328661708/
妹「何でそうなるんですか?」
幼馴染「え、だって妹は、兄君を私に取られるのが嫌だから今駄々をこねてるんだよね?」
妹「べ、別にお兄ちゃんのことなんか好きじゃないし!」
幼馴染「うん、じゃあこれから私と兄君が二人きりで遊びに出かけても問題ないよね?」
妹「ううー・・・」
幼馴染「・・・」
妹「お兄ちゃんはこの女と、あああ、あ、あたし!どっちが好きなの!?」
兄「・・・幼馴染かな?好きって言ってくれてるし。あ、でももちろん妹のことも」
妹「うー・・・」ダンダン!!
幼馴染「はぁ(悔しがって地団太踏んでる妹可愛い)」
幼馴染「あ・・・」
兄「じゃあ、行こうか」
幼馴染「え?でも妹が・・・」
兄「ちょっと拗ねてるだけだよ。甘いものでも買って帰ればすぐに機嫌良くなると思う」
幼馴染「・・・」
兄「幼馴染は本当に優しいな。そういうところが好きだ」
幼馴染「へ?あ、ああ。私も兄君好きだよ。うん・・・」
兄「?」
妹「あ、あんな女・・・幼ちゃんを好きなって・・・」
妹「・・・」
妹「本当はあたしだって幼ちゃん好きだもん・・・」
妹「小さい頃から優しくて面白くてたくさん遊んでもらってお姉ちゃんみたいで」
妹「うー・・・」
トントン
妹「だ、誰!?」
幼馴染「私。入れて」
兄「二階にあがって行ったし部屋だろうな。行くか」
幼馴染「待って。妹と私、二人で話をさせて」
兄「どうして?」
幼馴染「妹と二人きりでいちゃいちゃしたいから」
兄「え?」
幼馴染「間違えた。やっぱり妹が今拗ねている原因は兄君にあると思うの」
兄「だからどうしてだよ」
幼馴染「兄君は本当に鈍いね。でもそういうところも好きだよ妹の方がもっと好きだけど早く妹と妹の部屋で二人きりになりたい」
兄「え?」
幼馴染「間違えた。とりあえず兄君はここで待ってて。それじゃあ」
兄「お、おい」
幼馴染「じゃあ、私があなたのお兄ちゃんと付き合っても問題ないんだよね」
妹「……」
幼馴染「どうしたの?」
幼馴染「やっぱり困るの?」
妹「……」
妹「……」
幼馴染「妹がお兄ちゃんに恋しちゃうなんて……、あり得るんだ」
妹「……」グスッ
幼馴染「まぁいいや、どっちにしろ今からお兄ちゃんとデートだから」
幼馴染「またね」
妹「……」
……
妹「……」
幼馴染「やほ」
妹「……」
幼馴染「楽しかったよ、デート」
妹「……」
幼馴染「仲良くお手手繋いで、肩が触れ合うような距離で歩いて……」
妹「……」
幼馴染「それも、ラブストーリーだよ」
幼馴染「二人で一つのポップコーン食べて……」
幼馴染「すごい、幸せな時間だったなぁ……」
妹「……」
幼馴染「帰りにちゅーしたの」
妹「……!」
幼馴染「裏路地で、抱き締め合って」
幼馴染「激しくキスして……」
妹「……」ポタ ポタ
幼馴染「あっ、ごめん、ごめんね」ナデナデ
幼馴染「それで、そのまま二人とも気分が乗ってきて……」
幼馴染「いっぱい交わっちゃったの……」
妹「……」
幼馴染「お兄ちゃんと、何回も一つになったの」
幼馴染「すっごい幸せで、気持ちよくて、二人で溶けちゃいそうだった……」
妹「……」
幼馴染「前かがみになって、立って抱きつかれながら、後ろから腰をいっぱい振られて……」
幼馴染「獣みたいに求め合って……」
幼馴染「気持ちよくて、気持ちよくて……」
妹「……」
……
コンコン
兄「おい、どうした」
兄「飯できてるぞ」
「…………」
兄「……」
兄「入っていいか」
「…………」
妹「……」
兄「お、おい」
兄(涙の跡が……)
兄「どうした、何があった」
妹「……」
妹「……」
兄「おいっ……」
妹「……」
兄「……」
ギュゥ
兄「……」ギュゥゥ
妹「っ」
兄「……」ナデナデ
兄「何があったか、お兄ちゃんに話してみ」
兄「な」
妹「……っ」
妹「うぅっ……」ポタ ポタ
兄「……」
兄「ほら、ゆっくりでいいから」
妹「う゛ぅ゛っ……、う゛っ」グスッ
妹「おに゛ちゃっ……、おざなっ……、う゛ぅっ」ギュゥゥ
兄「……」ナデナデ
兄「……」ナデナデ
兄「……」
兄「お兄ちゃんだけはお前の味方だ」
兄「……俺はお前が大好きだ」ギュッ
妹「う゛っ……ぅ……」
兄「だから……、な」
兄「ほんとにゆっくりでいいから、な」ナデナデ
妹「う゛ぅ゛ーっ……!」ギュゥゥ
兄「幼馴染……?」
妹「う゛んっ……、ぐすっ、ぐすっ」ギュゥゥ
兄「……?」
兄(幼馴染……?)
兄「俺には幼馴染なんていないぞ」
妹「……ぐすっ」
兄「……」
兄「そいつ、本当に俺の幼馴染だって言ってたのか」
妹「ぅ゛ん……っ、ぐすっぐすっ」
兄「……」
おい、こわいから!
Entry ⇒ 2012.02.27 | Category ⇒ 兄弟姉妹「」SS | Comments (2) | Trackbacks (0)
義妹「ふふっ、兄さんって鈍感さんなんですから」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328612821/
義妹「兄さん?もしよろしければ今日……お出かけしませんか……?」
兄「ん?別にいいけど」
義妹「はぁ……どうせなぁ…っぇあば?いいんですか……?」
兄「いや暇だし」
義妹「わかりましたっ、準備してきますっ!」
ダッタッタッタッタ
ガチャ バンッ
義妹「……ふぅ……」
義妹「うぅぅ……っやったっ!やったっ!デートだぁ……」テレテレ
義妹「でも、フリルが……これじゃ子供にしか見られないです……」
義妹「はぁ……でもこれにします」
チュルルル 約10分くらい
義妹「兄さーん!準備できましたよ!」
兄「あぁ玄関で待ってるから早くこいよー!」
義妹「はいー!」
義妹(どうしましょうか…緊張してきました)ドキドキ
義妹(化粧すればよかったかなぁ……でもやり方わからないし……)
義妹(……しかしあまり待たせるのはよくないですね、いきましょう)
スタスタ
どうしよ
超頑張れ
兄「あぁ、気にしないよ。それじゃあいこうか」
ガチャ
兄「ところで……どこいきたいんだ?」チラッ
義妹「あっ……えっとですね、久しぶりに遊園地に……」テレテレ
兄「ははっ、遊園地か。別にいいぞ。……それにしても久しぶりだなぁ」
義妹「はい、それに今日はイベントがあるらしいので」
兄「ん?何のイベント?」
義妹「ついてからのお楽しみですよー」
兄「はっは、意地悪だなぁ」ハハハ
<ワーイワーイ
<ンッギャアアアアアアアアアアアアアアアアア
兄「うーん、それにしても懐かしいなぁ……」
義妹「私が兄さんと始めて会ったとき以来ですからね」
兄「あぁ、あの時は本当に可愛かったからなぁ……」ホワワン
―――回想
従業員「さぁさぁ世にも恐ろしいお化け屋敷ですよー!なんとここは従業員の死体も埋まってるヤバーイ場所ですよー!」
男「おっ、おもしろそー!なぁいこうぜ?」
義妹「うぅ……」ガクガク
兄「大丈夫だってー!一緒に行けば怖くないからさっ!」ニコニコ
義妹「あぁ……ぁ……」
兄「だから緊張もするなって!兄妹になったんだからさー!」ギュ
義妹「ぁ……手……」テレテレ
兄「さっ!いこうぜー!」タッタッタ
義妹「うぅぅ……」ガクガク
男「怖がりすぎだって」スタスタ
義妹「……」
サッ
人魚人形「ギョギョギョーイ!!!!」バーンッ
義妹「やぁっ!!!」ビクッ
兄「おっ、と」ギュッ
義妹「ふぇぇ……」ギュー
兄「大丈夫か……?」
義妹「やぁ……ぃゃ……」ギュー
兄「まだ始まったばかりだぞ……あっ、そうだ。最後まで言ったらご褒美あげるよ!」
義妹「なに……?」ギュー
兄「終わってからのお楽しみだ」
義妹「……」フルフル
兄(それにしても可愛いよねこの子。ボディタッチも多いし……」
<オビャァ……
兄「ん……何か聞こえるな」チラチラ
義妹「やぁ……」ビクビク
<ナンデウメタテラレタノ
<マイソウシテクレタッテェ
兄「……そういえば従業員が埋まってる設定だったな」
兄「まぁゾンビかなぁ……」
義妹「やっ……やぁぁ……」ギュ
兄「守るから気にするなよな」
<ダレカキタミタイ
<タスケテモラオウヨ
肉塊B「クリックよろすー!」
肉塊C「ねぇ……助けてよ……てすけてよおおおおおおおお!!!!!!!」モコモコ
兄「ッ……!?」ビクッ
義妹「ァ……」ショワアアアア
兄「……ははっ……何ですか……」ヒキツッタカオ
肉塊「大人の……h…とたちに話を……きて…t」
兄「ヒアイ」
義妹「」ショワワワワ
兄「ごめん……ちょっといってくるよ。ハハ……ハハ」ダッタッタッタッタッタ
なんか展開わからないです
兄(その後、死体が埋められたことは周囲にバレてはいなかったようだが……)
兄(義妹はそれ以来霊的なものは心霊特集見るだけで失禁してしまうようだ)
兄(それなのにどうしてトラウマになったここに着たんだろ)
義妹「兄さん?どうかしましたか?」
兄「あっ、なんでもないぞ」
義妹「……そういえば兄さん、昔は可愛かったっていってましたけど今は可愛くないですか……?」
兄「あぁ、可愛いよ」シラッ
義妹「そうですか……」シュン
兄が鈍感ってこと忘れてたから軌道修正
兄「んー……それじゃ、お前が前着たときにやれなかったジェットコースターかな」
義妹「むー!あの時は小さかったから仕方ないですよ!」
兄「今でも小さいけどな」ククク
義妹「悪かったですねっ!」ムカムカ
兄「ごめんごめん。それじゃいこうぜ?」
スッ
義妹「えっ……」
兄「ほら、手」
義妹「……そういうのは恋人同士でやるものなんですよ?」
兄「別に俺とお前じゃ同じようなもんだろ」
義妹「何いってるんですか、もうっ!」ギュ
兄「ははっ、カップルだってよ。従業員さん、純粋な目してるからそう見えるんでしょうねー」ニコニコ
従業員E「へぁっ?ありがとうございます……」テレテレ
義妹「ムゥ……(こういうのが天然ジゴロなんですよねぇ……)」
従業員E「もうっ、彼女さん拗ねてますよー?しっかりしてくださいよ」
兄「っと、ごめんな義妹。それじゃいこうぜ?」
従業員E「ではこちらへー」
スタスタ
ガチャ
従業員E「全員座りましたかー?」
<ハーイ!
従業員「それでは地獄への特急便、レッツゴーです!」
ゴゴゴゴゴ
兄「へっ?今なんかすげー恐ろしい名前聞こえたんだけどっ!」
義妹「うぅ……気にしません、気にしません」ガクガク
兄「ふぅ……」
義妹「コワイコワイコワイコワイコワイコワイ」
兄「それにしても良い景色だなぁ……高くなるにつれて景色が映えるよ」
義妹「ヤメテクダサイオネガイシマスオネガイシオマスア」
兄「……それにしても1分くらい上ってるよなー、もう50mくらいじゃねーか?」
兄「おっ、下りに入るぞー」
ガシャン ガシャン ガシャ……キイィィィ
ピタ
兄「ん?故障か?」
義妹「ナニガアッタノ?タスケテタスケテ」メギュ
……ガタ ガッシャアアアアアアアン
シュイイイイイイイイイイイイイイイイ
兄「うっひょー!!!!!!気持ちいい風だぜっ!これは天まで行きそうな風ッ……」ハハハ
義妹「ふにゃあああああああああああああああああ」
義妹「 ,, -―-、
/ ヽ
/ ̄ ̄/ /i⌒ヽ、| オエーー!!!!
/ (゜)/ / /
/ ト、.,../ ,ー-、
=彳 \\‘゚。、` ヽ。、o
/ \\゚。、。、o
/ /⌒ ヽ ヽU o
/ │ `ヽU ∴l
│ │ U :l
|:!
U 」
兄「大丈夫か?少しベンチで休憩しようか」
義妹「はい……すみません兄さん」
義妹「ありがとうございます……」キュッキュ
義妹「……ンッ……ゴクッ…ゴクッ……ぷはぁ…」ハァハァ
兄「そんな急いで飲むなって……」ゴクゴク
義妹「それにしても兄さんはいつもエメマンですよねー」
兄「あぁ、男の飲み物だよ」ゴクゴク
兄「……でもそれだったらお前はいつもオレンジジュースだよなー」ニヤニヤ
義妹「っ……兄さんも子供みたいって馬鹿にするんですかっ!」プンプン
兄「んっ、俺ももってことは誰かほかにも言われたのか?」
義妹「はい……妹友ちゃんです。それにそんなんだから兄さんに……あっ」
兄「へっ?どうして俺の名前が出てくるんだ?」
義妹「なんでもないですっ!もう大丈夫なので遊びましょうよ!」
兄「そうだな、それじゃゴミば娘は……」
兄「あったな、っと」ポイ
義妹「ふふっ……それでは観覧車に!」
兄「はぁ?そういうのは最後にいくだろ普通……」
義妹「常識に捉われてどうするんですか!もちろん一番最後も乗りますよっ!」
兄「あぁ、そうか。それに前着たときも乗れなかったしな……」
義妹「そう……ですね」
兄(あれ?いきなり暗くなったぞ?もしかしてお化け屋敷を思い出して……?)
義妹「それより早く歩いてください!」スタスタ
兄「あぁ、わかったわかった」スタスタ
………………
…………
……
従業員A「いらっしゃいませー……巨乳な彼女さんですかー。いいですねー」ニコニコ
兄「ははっ、そりゃどうも。……でも貴方も綺麗な体じゃないですか」ニコ
従業員A「本当っ?……ってよりセクハラよっ!ぜんぜん嬉しくもないですし!!」
兄「ん……あれ?お前……」
従業員A「兄」
兄「誰だよ」
従姉「従姉よ!……って、そんなに影薄いの私っ?」
兄「あぁ……」
義妹「あの……久しぶりですね?従姉さん?」
従姉「なんで疑問系なの……?」
従姉「それにしても……ふぅん……?」チラチラ
従姉「義妹ちゃん、ちょっとこっちきてくれるー?兄は待ってて」
兄「うい」
義妹「はい……?」
従姉「ねぇねぇ、今日はデートなの?」ニヤニヤ
義妹「えっ……いやっ」テレテレ
従姉「ふっふ……がんばってねー?応援してるよ、あの天然ジゴロ相手だけど……」
義妹「はいっ!」
兄「いや別に……それより何はなしてたんだ?」
義妹「別になんでもないよ」
兄「そうか」
従姉「それにしてもさー兄ってムード考えないの?まだ昼なのに観覧車とか……」
兄「それは義妹が……」
義妹「はい」
従姉「ふぅん……まぁ考えがあるんでしょうね。それじゃあいたからどうぞー」
スタスタ
フゥン
義妹「ふわぁ……綺麗ですねー兄さん」キラキラ
兄「あぁ」
兄(それにしてもここに来るときのあいつの顔とは大違いだ。さっきのは杞憂だったかな)
兄「それじゃ中で考えようぜ?次どこいく?」
義妹「んー、そうですね……」グゥ~
兄「あぁ、そういえば昼時だったな。先に飯食おうぜ」
義妹「ありがとうございます、兄さん」オナカサスサス
―――――――その後何もなく昼食後
兄「ふぅ……食ったな」
義妹「もうおなかいっぱいです」パンパン
兄「んじゃ……」
義妹「乗り物全部制覇しましょう!」
兄「うわっ」ビクッ
兄「やけに元気になったな」
兄「はぁはぁ……ちょっと待てって……」
<キャッキャウフフ
<タノシイデスー
義妹「次はコーヒーカップにっ!」
兄「早いから!」
<キャアアアアアアアア サラマンダーヨリズットハヤーイ
<ヒャー
義妹「オエー……ちょっとやりすぎましたね、それにしても何で兄さん酔わないんですか?」
兄「あぁ……そういう体質なんだよ」
義妹「少し休憩したら次いきましょう?」
兄「あぁ」
遊園地でメジャーなものって何だろう・・・
バイキング
義妹「それじゃバイキング乗りましょうよ!」
兄「おいおい……お前大丈夫なのか?絶叫もの得意じゃないくせに……」
義妹「いいんです!早く行きましょうよ!」スタスタ
兄「はいはい」スタスタ
義妹(少しでも大人に近づくには怖いものをなくさないと……)スタスタ
従業員A(男)「ウホッ……そうとうな池面……おっと失礼。どうぞ」
兄「どうもー」
義妹(……今のは危なかったかもしれないですね。もうすこしでアッー!な展開に)
~~
兄「ちゃんと装着した?」ガシッ
義妹「大丈夫です!」
従業員A(男)「……」ピッ
義妹「なんですかこれ?あまりおもしろくないですね……」
兄「おいおい……(こいつまさかバイキング知らないの?さっきやってるところみてなかったのか…?)
ブワン ブワン ブワン
義妹「楽勝ですねー兄さん」
兄「あ……あぁ」
グォン グォン グォン
義妹「へっ……なんかどんどん……」ガクガク
ブォン ブォン ブォン
義妹「キャアアアアアアアアアアアアアア!外れる!外れるぅぅ!」ガクガクガク
義妹「助けて兄さぁぁん!許してくださいお願いします!ふぇぇん!」ギャーギャー
義妹「もう悪いことしないからぁぁ!」ガクガク
兄「やっぱりお子ちゃまだなぁ……」ボソッ
義妹「!?(いまお子ちゃまって……そうだ、兄さんにレディーにみられるように……)
義妹「すぅ……キャー!おもしろいですねー兄さん!!」ニコニコ
兄「へっ?怖くないのかよ?」
ブォンブォン
義妹「楽しいですよー?(コワイコワイコワイ早く終わってよぉ……)」ニコニコ
兄「そうか……それじゃあと一段アップするみたいだから楽しもうぜ」ニヤ
義妹「へっ……?」
ブォンブォン…ギャオンギャオンギャオン!
義妹「」
兄「はぁ……やれやれだなぁ」
ギャオンギャオン
兄「謝ることでもねーよ。それにしても成長しないなー心も体も」
義妹「むー!悪かったですねー!」
兄「ははは。……それじゃ次ゴーカートやろうぜ?」
義妹「ゴーカートですか?でしたらマリカで鍛えたこの腕で……」
兄「……ゲームの実力は関係ないぞ」
兄「っと、だから走るなって!」スタタタタ
義妹「早く来てくださいって!!」
―――着いて…
従業員B(美)「こんにちはー、カップルさんですね?でしたらこちらの二人乗りカートに」
義妹「いえっ、一人ずつ乗りたいです」
従業員B「そうですか、失礼しました」ペコリ
兄「いえいえ、こいつが文句いわなきゃよかっただけですから。……それにしても綺麗な髪ですねー」ニコニコ
従業員B「はぅ!……あっ、ありがとうごじゃいます!」テレテレ
従業員B「ふふ、噛んじゃいました」テヘペロ
ゴゴゴゴゴ
従業員B「うっ」ビクッ
従業員B「すみませんっ!それでは空きましたのでどうぞー!」
従業員B「彼氏さんは黒いので、彼女さんは青で」
スタスタスタ
兄「ふぅ」ドスッ
義妹「ククク……」ポスッ
義妹「なんかこれキノピオのに似てるな……」
義妹「まぁいい……やるか……」ニヤァ
兄「久しぶりだなぁ」チラッ
兄(あいつ……やる気か、咄嗟にマリカーの技量は本番ででないといったがそんなことはない、これでは負けるかもしれないな……)
もっとさり気なーく・・・
ブォンブォン……
義妹「いきますよ?準備はいいですか、兄さん?」チラッ
兄「ああ、おkだ」
義妹「それでは3」
兄「2」
義妹「1」
兄・義妹「「GO」」
ブオオン!!
兄「クッ!スタートはコンマ1秒ほど遅れてしまったッ!」
兄「カーブで追い越すか!」ブオオン
義妹「ふっ……カーレースはスタートが命……この勝負もらいましたっ!」ブオオン
その後、兄も追い上げ一歩も譲らない攻防が繰り広げられた…
そこで繰り広げられていたF1のような戦いは周りの空気は張り詰めていた
そして問題なのが緊迫とした空気
これは兄にとっての不安材料でしかなかった・・・
兄は本番で劇が佳境に入ったとき少し緊張していたせいか粗相してしまった
だから兄はそういう空気が嫌いなのだ
そのせいだろう―――兄は案の定負けた
義妹「やったー!勝ちましたよ兄さん!」ニヤニヤ
兄「クソッ……クソッ……」ウルウル
義妹「えっ!?兄さん泣いてるんですか?すみませんっ、謝りますから!」
兄「違う……いいから…さ」orz
義妹(負けたのが恥ずかしいのかな)
兄「うん」
義妹「それでは……」
兄「観覧車か?」
義妹「いえっ!お化け屋敷に行きましょう!」
兄「は……?」
兄「いやいや、おまえどうしたの?もしかして偽者かっ!?」
義妹「何いってるんですか?」
兄「だって……お前、前遊園地来た時あれ見てからそういうの大大嫌いになったんじゃ?」
義妹「なんのことですか?確かにあの時お化け屋敷には行きましたけど……」
兄「だからさ、肉塊……」
義妹「あぁ、あの人形ですか?すごいですよね、人みたいにしゃべってましたし」
兄「あ、ああ(まさかこいつ覚えてないのか……?でも心霊映像とかみると……)」
兄「でもさ、お前心霊映像とかみると前失禁してたじゃないか!」
兄「おかしいだろ!怖いから漏らしてたんだろ?」
義妹「勘違いしないでくださいよ!あれは気になってずっとみてたのでトイレいくの忘れてたんですよっ」
兄「あっ、そういえば……まじまじみてたような……」
義妹「ほらー本当やめてくださいよー」
義妹「それよりもういきましょう?閉まっちゃいますよ」
兄「あぁすまん」
スタスタ
<ドウゾー
<ハイ
兄「ふぅ……前来た時とぜんぜん違うな」スタスタ
義妹「はい、でも結構雰囲気でてますよね」スタスタ
人形「ウヒヒヒヒイイイイイイ」バーン
義妹「ッ……」ギュ
兄「なんだ、やっぱり怖いじゃないか」
義妹「違いますって、少し吃驚しただけですよ」
義妹(もしかしてホモとか……?いや、ないない。だってちゃんとPCにエロフォルダあったし!)スタスタ
兄「義妹?考え事か?」
義妹(やっぱり妹には興奮しないのかなぁ……)
義妹「はぁ……」スタスタ
兄「おいってば」ギュ
義妹「ひゃっ!?」ビクッ
兄「考え事か?危ないから気をつけろよ?」
義妹「は、はい……(び、びっくりしたぁ、兄さんってやっぱり優しいなぁ……)」ドキドキ
兄「おっ、光が見えてきたな。終わりだ」
義妹「ですね」スタスタ
義妹「はい」
義妹(今日です……今日しかないですもんね……たった一言です。「好き」といえれば)
義妹「兄さん、手繋いでいきません?」
兄「あぁ、いいぞ」ギュ
スタスタスタ
従姉「あーおかえりー?勿論最後に乗っていくんだよね?」
兄「あぁ」
従姉「それじゃ前に出てー」チラッ
義妹「……」コクン
義妹「微妙に分かり難い言い方ですね」
義妹(後20秒ほどで頂上……そこで言わなきゃ……」グッ
義妹「あの?兄さん、少しお話したいですけど……」
兄「ん?なんだ?」
義妹「えっとですね……」ドキドキ
義妹(やばいやばい!もう駄目です、頂上がぁ……)
義妹「あの…ですね……」
兄「ああ」
義妹「私、兄さんのこと好きです」
義妹「だから私は兄さんが大好きです、貴方を、一人の男として」
兄「そう……だったのか」ドキドキ
義妹「はい、私があなたと出会ったときからずっと、ずっと」ニコ
兄「そうか」
義妹「それで……返事は……?」
兄「勿論、俺も好きだよ」ニコ
義妹「ふぇっ?」
兄「俺も、あのお化け屋敷のときかな、お前が気になりだして……な」
義妹「ふふっ、そうだったんですか」
義妹「私も気づきませんでしたけど……」
義妹「ふふっ、兄さんって鈍感さんなんですから」
The End
支援してくださった方々、レスくださった方々ありがとうございましたー!
書き溜めもないしH描写などもなくて申し訳ありませんが・・・
こんな稚拙な文を読んでくださって本当にありがとうございました
では
非エロは非エロの良さがある
やはり、いちゃラブはええなぁ
Entry ⇒ 2012.02.27 | Category ⇒ 兄弟姉妹「」SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
兄「おっぱい枕で眠らせて」 妹「だめ!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328874066/
妹「妹に手出すなんて、ヤキが回っちゃってるね」
兄「ああ、何でもいいよ」
兄「それより、早くそのふくよかなおっぱいを……」
妹「だめ!」
兄「だから、な?」
兄「お前といたら、安心できるし」
妹「……」
妹「ほんと?」
兄「うん」
妹「……」
妹(私は、いつも可愛がってもらってる……)
妹(……)
兄「頼む」
妹「……」
妹「う、ん……」
兄「ほんとか!?」
妹「うん」
兄「お前は、いい子だなぁ」ナデナデ
妹「……っ」
兄「じゃあ早速、仰向けに寝ころんでくれ」
妹「うん」
兄「おお……」
タユ タユン
兄「寝転がるだけで、胸が揺れて……」
妹「は、はやくおいで」
妹「やめちゃうよ」
兄「!!」
兄「それでは失礼します!」
妹「ぅ……」ドキドキ
……モニュ
妹「んっ」
兄「はぁはぁ……」
兄「やわらか……っ」
妹「んぅ……」
兄「背中の上の方が、妹のお腹に当たって……」
兄「これもまた……」プニ
妹「……っ」ビクッ
兄「今ビクッてなった?」
妹「な、なってないっ!」カァァァ
妹「……っ」
兄「お兄ちゃんがお前のおっぱいと、赤ちゃんみたいに戯れて」
妹「う、うるさい!」
兄「はぁー、柔らかい……」モニュモニュ
妹「んっ、んんっ……!」
兄「あったかくて、柔らかくて、いい匂いで、安心して……」
兄「幸せだ……」
妹「わ、私も……」
兄「え?」
妹「……」
妹「え?」
兄「よいしょ……」モニュ
妹「んぅ」
兄「……」
兄「はは、可愛い音が聞こえる」
妹「え……?」
兄「とくん、とくんって」
妹「……えへへ、当たり前だよ」
兄「……」ナデナデ
妹「んっ……、おっぱいなでなで、だめ……」
兄「……」ナデナデ
兄「はぁ、女の子のいい匂いだ……」
妹「んっ……」キュン
兄「……」ナデナデ
妹「ん……、だから、だめ……」
兄「……すぅ」
妹「?」
兄「すぅ、すぅ……」
妹「……」
妹「……」ナデナデ
兄「ん……すぅ、すぅ……」
妹「……」キュンキュン
兄「すぅ、すぅ……」
妹「……」
妹「……」ポフ
妹「しょうがないから、妹毛布、使ってね……」ナデナデ
兄「ん……、すぅ……」
フニュ
妹「んっ……、はぁはぁ……」
兄「すぅ……」モゾ
妹「っ」
妹「……」ナデナデ
……
……
兄「くぁっ……」
兄「ふぅー……」
妹「……?」
兄「おー、起きたわ」
兄「お前も寝ちゃってたか」
妹「うん……」ウトウト
兄「なんか、やらしい匂いが……」
妹「う、うるさいっ!」カァァァ
兄「なんだ、お前まさか」
妹「ないから、ばかっ!」
妹「それよりっ」ギュッ
兄「うぁ?」バタッ
妹「……次は、お兄ちゃん掛け布団で寝るの」
ギュゥ
おわり。
妹「いいの、このまま」
兄「ん?」
妹「上から、私を抱きしめて……?」
兄「……」
兄「こ、こうか?」ギュゥ
妹「んぅ……っ」キュン
妹「うん……」
兄「重くないか?」
妹「大丈夫……」
妹「もっとぎゅってして……」
兄「……」ギュゥゥ
妹「……っ」ビクッ
兄(強く抱き締めて……)
妹「んっ……」ハァハァ
兄(顔が横にあるから、妹の呼吸が聞こえて……)
妹「お兄ちゃ……」
妹「気持ちいい……」ハァハァ
兄「……っ」
兄「……」
ギュ
兄「……」
兄(妹の吐息が聞こえる、ヤバいな……)
兄(このままじゃ……)
妹「お兄ちゃん」
兄「ん?」
妹「なんか、かたいよ……」
兄「……っ!」
兄「ぁ……」
兄(太ももを擦り付けられて……)
妹「……?」スリスリ
兄「っ、っ」ハァハァ
妹「……!」
妹(これ、お兄ちゃんの……)
兄「ん……?」
妹「もっとぎゅってして」
兄「……」ギュゥ
妹「ぁ」
妹「……っ」スリスリ
兄「っ」
兄「っ、っ」ハァハァ
妹「……」
「っはぁ、はぁ」
スリスリスリスリ
「んっ……」
「妹っ……」
スリスリスリスリスリスリ
「お兄ちゃんっ……」
「はぁっ、ぁっ……」
……
「お兄ちゃ、お兄ちゃ……っ」
スリスリスリスリスリスリ
「ぁっ、ぁっ……」
「ああっ!」
ビクンッ ビクンッ
「んんっ……!」キュン
「うん……」ビクッ ビクッ
「えへへ……」ナデナデ
ギュゥ
「お、おい、このままだと汚いぞ」
「いいの……」
「一緒に寝よう?お兄ちゃん……」
ギュ
おわり。
それからの眠りは。
途中、お兄ちゃんのズボンから、あったかいのが染み出してきたけど……
それはそれで、うん。
お兄ちゃんと、ぎゅって抱き合って眠れたのが、
何よりの幸せだった。
妹「お兄ちゃん……?」
兄「ん?」
妹「このまま二人で溶けちゃいたいね……」
兄「……うん」
妹「えへへ……」ギュゥ
チュッ
あ~妹ほしいなぁあああ
Entry ⇒ 2012.02.26 | Category ⇒ 兄弟姉妹「」SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
村娘「魔王軍との戦争で村は未亡人だらけです」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328891310/
はぐれ勇者「つまり、セックスしまくればいいんだな!?」
村娘「え?いや、それは……」
はぐれ勇者「とりあえず君、そこの茂みに行ってみようか」
村娘「はぁ、いいですけど…」
はぐれ勇者「はぁー、気持ち良かった…」
村娘「それはなによりです」
村娘「では、これから末永く可愛がってくださいね?」
はぐれ勇者「え?」
村娘「掟です。この村では、身体を許した相手と必ず結婚し、どちらかが死ぬまで愛し続けなければならないのです」
はぐれ勇者「マジかよ、俺のハーレムどこいった」
村娘「ただし、大物の魔物の首級を一つ上げる度に、男性は妻を一人増やす事ができます」
はぐれ勇者「この辺りで大物というと…」
村娘「ドラクエでいうボストロール的な奴ですね」
はぐれ勇者「………もしかして、この村に男がいないのって」
村娘「皆欲望に忠実な方達でした」
村長「ふぅん、お前が村娘の夫か」
はぐれ勇者「まぁ、一応」
村娘「一応?」ギロッ
はぐれ勇者「夫です、間違いありません」
村長「ふむ、そのヘタレっぷり、なかなか可愛いのう」
はぐれ勇者「えへへ」
はぐれ勇者「えっ、マジ?」
村娘「マジです」
村長「まぁの」
はぐれ勇者「多く見ても30代前半くらいなんですけど」
村長「触ったり舐めたり挿したりして確かめてみるか?」ヌギッ
はぐれ勇者「是非!」
村娘「殴りますね」
はぐれ勇者「ご、ごめんなさい…」
村長「私はいつでもウェルカムだぞ」
はぐれ勇者「ぐぬぬ…」
村娘「お帰りなさい、あなた」
はぐれ勇者「ただいま…」ヨロッ
村娘「今日もボロボロですね。回復呪文をかけてあげます」キラキラ...
はぐれ勇者「ふいぃぃ…。助かったぁ…」
村娘「毎日精が出ますね。そんなに村長を娶りたいのですか?」
はぐれ勇者「村長もそうだけど、出来るなら村の人全員と関係を持ちたいよ」
村娘「私だけでは不服だと?」
はぐれ勇者「村娘は一生手放したくないくらい愛してるよ」
村娘「そ、そうですか……」ポッ
はぐれ勇者「でも、男として生まれたからには、たくさんの女性とセックスしたいんだ」
村娘「はぁ…」
はぐれ勇者「さ、それは置いといて、早く晩御飯にしよう」
村娘「はい。今日もたっぷり精の出る料理を作りましたよ」
はぐれ勇者「うーん、惜しかったなぁ…」
女兵士「やぁ、毎日ご苦労さん」
はぐれ勇者「あ、こんにちは」
女兵士「あんたもしぶといね。必ず生きて帰ってくるじゃないか」
はぐれ勇者「まぁ、死んだら元も子もありませんから」
女兵士「全くだ。だから、あんたみたいな男がこの村に来てくれてよかったよ」
はぐれ勇者「そうですか?」
女兵士「ああ。だってあんた、そろそろ一匹くらい仕留められそうだろう?」
女兵士「そうやって堅実にやってくれる奴がいなかったから、この村から男達は消えちまったのさ」
女兵士「あんたには期待してるんだ、頑張っておくれ」
女兵士「それで、もし私を愛してくれたら嬉しいよ」
はぐれ勇者「任せてください。女兵士さんには、絶対に俺の子供を産んで貰いますから」
女兵士「ははっ、頼むよ、未来の旦那様」
はぐれ勇者「やった!遂に一匹狩ったぞ!」
村娘「おめでとうございます」
村長「ほう、流石は希望の星だ」
はぐれ勇者「希望の星?」
村長「一部の者達から、おぬしはこの村の希望だと」
はぐれ勇者「なるほど」
はぐれ勇者「もちろん」
村長「して、誰を…」
はぐれ勇者「村長」
村長「……いいのか?村娘も言っていたが、私の年齢は―――」
はぐれ勇者「むしろそれがいい」
村長「そ、そうか…」
はぐれ勇者「さぁ、脱いで脱いで」
村長「あ、あぁ―――末永くよろしくな、お前様」
村娘「むぅ…」
なるほど!なるほどー!
はぐれ勇者「うーん、次のはちょっと強敵だなぁ」
酒家「あれぇ?君が村娘と村長さん手込めにした勇者クン?」
はぐれ勇者「ええ、そうですけど」
酒家「ふぅーん…」ジロジロ
はぐれ勇者「なにか?」
酒家「……えいっ」
ムギュ
はぐれ勇者「うわっ!な、何するんだアンタ!」
酒家「何よぉ、ちょっとイチモツに触っただけじゃない」
はぐれ勇者「普通触らないだろ…」
酒家「はいはい。しかし、あんたなかなかいいモノ持ってるねー」
村娘「だめです」
酒家「うわっ、いたの」
村娘「旦那が妻以外とふしだらな事をしていないか、私は常に監視しています」
酒家「へいへい、私は選ばれるまで待ちますよー」
酒家「でも君、手軽に抜きたくなったらうちにおいで?」
酒家「いろいろサービスするから、さ」
はぐれ勇者「くそぉ、なかなか勝利の糸口が見えないぞ…」
はぐれ勇者「今日は流石に限界かな…。帰って休むか…」
漁師「よぉ兄ちゃん。今日もお疲れ!」
はぐれ勇者「あ、とーも」
漁師「毎日精が出るね!」
はぐれ勇者「まぁ、半分自分の為ですから」
漁師「それでもさ!どうだい、今しがた取れた魚、よかったら持って行きな!」
はぐれ勇者「いいんですか?」
漁師「おうよ!たっぷり栄養つけて、村の女達全員と子供作って貰わなきゃならんしなぁ!」
はぐれ勇者「それって、漁師さんも入ってますよね?」
漁師「あたぼうよ!大物しこたま倒して、早く迎えに来てくんな!」
はぐれ勇者「ははは…」
はぐれ勇者「よし!二匹目を倒したぞ!」
村娘「流石です」
村長「毎日たっぷり奉仕した甲斐があったね」
はぐれ勇者「その説はお世話になりました」
村長「まさか胃袋が精液でいっぱいになる日が来るとは思わなかったよ」
村娘「私はまだ腰が痛いです」
はぐれ勇者「ははは…」
村娘「それで?次は誰を?」
はぐれ勇者「酒家さん」
はぐれ勇者「早めに選んでおかないと、掟破らされそうだし」
酒家「選んでくれたのはいいけど、そこまで常識はずれてないって」
はぐれ勇者「今日は素面なんですか?」
酒家「ま、まぁ、めでたい日だし…」
はぐれ勇者「ようやく酒家さんに俺のものをお披露目か…」
酒家「ん…今夜は寝かさないからね」
はぐれ勇者「獲物が見つからない…」
はぐれ勇者「もう草原にはいないのかな…」
漁師「ん、希望の星か」
はぐれ勇者「ああ、こんばんは」
漁師「獲物が見つからないのか?」
はぐれ勇者「はい…」
漁師「それなら、この先の山に何匹か見た」
はぐれ勇者「本当ですか!?」
漁師「もちろん」
漁師「さっさと狩って、皆を幸せにしてやってくれ」
漁師「私は、最後でいいから…」
はぐれ勇者「…」
はぐれ勇者「なんかよく知らないけど強い奴倒してきた」
村娘「これはキングトロールですね」
はぐれ勇者「おぉ、凄そう」
村娘「凄いですよ。私も初めて見ました」
村長「これは重畳。お前様、特別に妻を一度に二人増やしてよいぞ」
はぐれ勇者「マジで!?誰選ぼうかな…」
女兵士「………」ドキドキ
はぐれ勇者「女兵士さん」
女兵士「あ、あぁ、なんだ?」ドキドキ...
はぐれ勇者「俺とセックスしたいですか?」
女兵士「………そ、そんなのっ!」
はぐれ勇者「……」ニヤニヤ
女兵士「うぅ…意地悪な奴め…」
女兵士「ふにゃ…もう中に入らないぃ……」スヤスヤ
はぐれ勇者「確かに入らなかった」
はぐれ勇者「それはさておき、もう一人妻を選べるんだよなー」
はぐれ勇者「うーん…」
漁師「やぁ、幼なじみの女兵士が抱かれたと聞いて見に来たよ!」
はぐれ勇者「漁師さん」
漁師「おぅ!なんだい、プレイボーイよ!」
はぐれ勇者「服脱いでください」
漁師「あ、えーと…」
漁師「抱かれちゃう、のかな?私も」
はぐれ勇者「はい」
はぐれ勇者「泣いて許しを請いてもやめません」
漁師「お、おう…!」ゾクゾクッ
猟師「ん…勇者…」
はぐれ勇者「何してるんですか?」
猟師「………」
猟師「…一人でも幸せになる呪いだ」
はぐれ勇者「見てていい?」
猟師「………」ハァ...
猟師「…好きにしてくれ」
はぐれ勇者「じゃあ、お言葉に甘えて」
猟師「………」
猟師「ん……ん……ぁ…」
はぐれ勇者「なんだか最近手強くなってきた」
シャーマン「おや、光の人」
はぐれ勇者「あ、えー、こんにちは」
シャーマン「うん、こんにちは」
はぐれ勇者「初めて会う方ですよね」
シャーマン「まぁね。僕は普段、人前には出ないから」
はぐれ勇者「何をしてるんですか?」
シャーマン「祈祷だよ。君の行いが万事上手くいくようにね」
はぐれ勇者「それはそれは」
はぐれ勇者「俺が貴女を自分の物にしようとしてるのも上手くいきますかね」
シャーマン「さぁ、君の頑張り次第だけど…」
シャーマン「きっかけさえあれば、それはたやすい事だと思うよ」
はぐれ勇者「そういえば、この村の宿屋を見てなかったな」
宿屋「あー……」
はぐれ勇者「何か呻いている。くさった死体のようだ」
宿屋「誰が死体だい。暇過ぎてぼうっとしていただけさね」
はぐれ勇者「そんなに暇ですか」
宿屋「脳にカビが生えそう」
はぐれ勇者「成る程」
はぐれ勇者「どんな?」
宿屋「従業員が全裸で各種サービスしちゃうの」
はぐれ勇者「それもう宿というか…」
宿屋「文句は体験してから言って欲しいね」
はぐれ勇者「じゃ、さっそく」
宿屋「よし、今脱ぐから待ってな」
はぐれ勇者「従業員て女将さんだけかー」
はぐれ勇者「なんか三匹まとめて倒せた」
女兵士「流石だな」
はぐれ勇者「壁の穴にお尻がはまって動けなくなった女兵士とセックスしてたら妙案が浮かんでさ」
女兵士「その話はしないでくれ…」
はぐれ勇者「とりあえず猟師の家行ってくる」
女兵士「早速か」
はぐれ勇者「行く前に準備しとくよう言ったから、今頃はもう」
女兵士「そこまでの確信が生まれたのか…」
猟師「勇者…好き、好きぃ…」
はぐれ勇者「こんにちはー」
猟師「勇者…!」
猟師「………!」ダキッ
はぐれ勇者「やぁ、お待たせ」
猟師「…待ってた」
はぐれ勇者「準備は?」
猟師「万端」
猟師「早く…!私を私物化して欲しい…!」
はぐれ勇者「喜んで」
はぐれ勇者「そうかい」
シャーマン「まぁ、そこに座って」
はぐれ勇者「ん」
シャーマン「僕が祈りを捧げた後、そこの台に寝そべるから、そこからはもう君の好きだよ」
勇者「何を祈るんだ?」
シャーマン「僕が生涯をかけて愛する人が幸せであらん事を」
勇者「幸せ以外に何があるのか」
シャーマン「そして、君が僕を幸せにしてくれる事も」
勇者「………頑張ります」
宿屋「おや、いらっしゃい」
はぐれ勇者「またあのサービスお願いします」
宿屋「…今更言うのもなんだが、こんなおばさんの裸で本当にいいのかい?」
はぐれ勇者「これから死ぬまでずっとサービスして貰いたいし」
宿屋「え?それって…」
はぐれ勇者「そのおばさんの裸は一生俺だけのサービスにしてよ」
宿屋「冗談だろ?」
はぐれ勇者「証拠が欲しい?」
宿屋「……それなら、今夜は貸し切りだ」
はぐれ勇者「とうとう村の女全員を妊娠させてしまった…」
はぐれ勇者「本当にハーレムになってしまった。何かいろいろ問題もありそうだけど…」
村娘「あなた」
村長「お前様」
女兵士「旦那様」
酒家「ダーリン」
漁師「お前さん」
猟師「勇者様」
シャーマン「光の人」
宿屋「あんた」
女達「必ず無事に帰って来て」
はぐれ勇者「とりあえず、家族の為にも魔王倒してくるとしますか!」
眠いからおわり
Entry ⇒ 2012.02.26 | Category ⇒ その他 | Comments (0) | Trackbacks (0)
佐々木「キョン、トイレを貸してくれるかい」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329546256/
佐々木「分かったよ、ありがとう」スタスタ パタン
キョン「……」
キョン「暇だな」ゴソゴソ
キョン「Lv10いったし安価スレでも立てるか」
佐々木「ふぅ…」
ガチャ
佐々木「……」
キョン「……」
さっき断ったようにここは使用中だ。悪いがもう少し待ってくれないか」
キョン「いや。俺が用があるのは便所ではなくお前だ」
佐々木「何の用だい、携帯を握りしめて。この状態で役にたてるようなことなのかな」
キョン「申し訳ないがお前の頭を便器に突っ込まなくてはならなくなった」
よかろう、まず水を流して」ゴソゴソ
キョン「いや、今すぐにだ」ササッ
佐々木「さすがにそれは困るな」ジタバタ
キョン妹「何やってるの、佐々木のお姉さんとキョンくん?」
佐々木・キョン「ハッ」
キョン「お、お前こそこんなところで何をやってる?
今日一日出かけてたんじゃないのか!」
キョン妹「友達が用事できちゃって、帰ってきたの。
そしたら騒がしくて。キョンくんたちは?」
佐々木「僕もそれを知りたいところだな」
キョン「ちょっと待て」ポチポチ
佐々木・キョン妹「え?」
キョン「お前、佐々木がどんなパンツを履いているか気になると言っていただろう」
キョン妹「そんなこと言ってない」
キョン「しかし佐々木お姉さんが好きだろう!それは佐々木のパンツに興味があるのと同義なんだよ!」
佐々木「キョン、それならば僕が便器に頭を突っ込むことも、
いや第一にトイレというロケーションは必須ではないのではなかろうか」
キョン「大いに必要だ!お前が俺の前でパンツをぬぐのは俺の倫理に反するぞ」
佐々木「語るに落ちたぞ、キョン」
キョン「違う!大事なのは結果じゃない。
なぜ佐々木がパンツを脱ぐという結果に至ったかという動機とその過程だ。
仮に俺の部屋であったならばこれは重大な事項に相当するであろう、
しかし客であってもトイレという用事であるならば生理的必然性がそこにはあり、
しかし俺の招かれざるトイレへの闖入という突発的事故の発生によってそれは不可抗力が働いていたのだと言える」
一度足もとに下げられたパンツは重力によって元の位置に戻る。
これで佐々木のパンツを最も自然な形で目にすることができるわけだ」
橘「おふぃたろこおmですっ」
佐々木・キョン・キョン妹「!?」
橘「…」
橘「お二人とも、そこまでです」
キョン妹「う、うん…?」スタスタ
クイ ジャーーッ…
キョン・佐々木「……」
橘「…あなた、これで水に流せたと思ってないでしょうね」
キョン「橘、とりあえず口の端から出ている血を拭ってくれ」カラカラ
橘「お気づかいありがとう。しかしそれであなたが許されるわけではありませんが」フキッ
佐々木「橘さん、血相変えてどうしたんだい」
あなたの両親がショッピングモールのキリ番を踏んでしまい、
本日中限定の商品券お食事券を使わなくてはならなくなりました。
それをたまたま見かけたあたしが佐々木さんの親しいご友人であるあなたと、
あなたの妹さんへ知らせる労を自発的に買って出たのです」
キョン「それはまた、色々すまなかったな」
キョン「じゃあどうすればいいのだ」
橘「やって」クイ
ゾロゾロ…
キョン「な、何だ、お前達は!」
キユイーン ガガガ…
橘「……これでこのドアは内からではなく外からカギがかかるようになりました。
佐々木さん、夜までのどが渇いたりお腹がすいたときはこちらを使ってください」ソッ
佐々木「どうもありがとう」
橘「では、失礼します」
キョン「ちょっと待て!どういうつもりだ橘!」
橘「妹さんをご両親のところへ連れていきます。
当選の件は伝えてあるのでしばらく忘れているでしょうし帰宅は夜遅くなるでしょう」
キョン「ちょっと待て!色々とややこしいことが起きるぞ!」
橘「それはあなたがなんとかしてください」バタン ガチャ
しかし、どうしたものか」
キョン「うむ……」ポチポチ
佐々木「そういえばキョン、その携帯で何をしてるんだい」
キョン「おわ、やめろっ!お前に見られたら色々な意味で……」
終わり
ヲイ
Entry ⇒ 2012.02.26 | Category ⇒ 涼宮ハルヒSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
亜美「2番と3番がガッとやってチュッとすってはーん」春香千早「」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328796899/
王の命令には絶対服従!!血で血を洗う地獄のサバイバル!!!
そんなゲームに、我等がスーパー超天使アイドル天海春香を始めとする765プロのアイドルたちが身を投じていた!!!!
春香「え、えっと、亜美…それってつまり…///」
亜美「そんなのちゅーするにきまってるっしょ!!」
千早「なっ!?あ、亜美…//////」
春香「うぅ、私3番…///」
千早「2番…///」
亜美「いえ→い!!!はるるん、千早お姉ちゃん、早く早くー!!!」
真美「ちゅーしれー!!!」
雪歩「あわわわわ/////」
伊織「ゲームが進まないからちゃっちゃと済ませなさいよ。にひひっ」
春香千早「~~~~~!!!」
春香「っ!!ごめん千早ちゃんっ!!!」
千早「えっ!?」
チュッ
春香「はいおしまいっ////次いこ次!!」
亜美「え~~~~~!!!ほっぺじゃーん!!!ずるいよ~!!」
律子「まあ確かに、口に、とは一言も言ってないわね」
亜美「む~」
真美「なんでもいいから、早く次やろっ」ワクワク
春香「ご、ごめんね、千早ちゃん…///」
千早「い、いいのよ…王様の命令は絶対なんでしょう?////」
真「みんな引いた?それじゃぁ」
みんな「王様だーれだ!!」
P「亜美、しくじったか…」
小鳥「ふふ…でもみんな楽しそうですね…」
P「ええ。久々に全員そろってオフですから。存分に騒ぐといいですよ…」
小鳥「…計画通り、真美ちゃんたちはみんなを王様ゲームに誘導してくれたみたいですしね」
P「お楽しみはこれからですよ」
P「くくく…」
小鳥「ピヨピヨピヨ…」
響「おー、美希はどんな命令するんだ?」
真美「ミキミキ、早く早くっ」
美希「んとね~。じゃあ、5番の人が、王様にひざ枕するの!」
春香「ひ、ひざ枕っ」
亜美「ミキミキ、なかなか大胆ですなぁ~」
伊織「単に眠いだけじゃないの?」
美希「さあ、ミキにひざ枕をしてくれるのはだれなの!」
あずさ「あら~、5番は私だわ~」
律子「なんかなるべくしてなった、って感じね」
あずさ「ふふ、さあ美希ちゃん、どうぞ♪」
美希「わーいなの!」ポフッ
美希「こ、これは…!なんていい寝心地くかー」zZ
響「早っ!?」
貴音「あずさのひざは、余程寝心地がよいのですね…」
真美「ミキミキいいなー」
あずさ「あらあら」
亜美「よしっ、次いくよ次ー!!次こそは口ちゅーさせてやるー!!!」
みんな「王様だーれだ!!」
真「ゲエー、伊織かぁ」
伊織「なによ、文句あるわけっ!?」
真「どうせろくでもない命令に決まってるよ…」
伊織「きぃーっ!なんですってー!!」
亜美「いおりーん、早く命令いこうよ~」
伊織「わ、わかったわよ…どギッツいのお見舞いしてあげるから、覚悟しなさいよね、にひひっ」
真「うわぁ、やだなぁ」
雪歩「うぅ…私じゃありませんように…」
伊織「4番が…」
やよい「っ!」ビクゥッ
伊織(あっ)
春香(やよいっ)
千早(高槻さんっ)
律子(ちょっと伊織っ)
伊織「え、えっと」
伊織「やっぱり3ば…」
響「伊織~?4番がどうするんだ~?」
伊織(我那覇ああああ!!!!)
伊織「えっと…4番が…王様の…肩を揉む…」
春香千早律子(ほっ…)
真美「えー!なにそれつまんないよー!!」
伊織「う、うるさいわねっ!さあ、4番はだれなのっ!?」
真「あ、ボクだ」
伊織「なんでよおおおおお!?!?!?」
伊織「ふ、ふんっ!そうよ!下僕みたいにかいがいしくこの伊織ちゃんの肩を揉みなさいよっ」
真「なんだとぉ!!」ギュリギュリギュリギュリ
伊織「痛だだだだだだだだだだた!!!!!」
やよい(王様ゲームって楽しいなぁ)
やよい(自分が当たらなくてもドキドキしちゃうかも!!!)
伊織「ひ…酷い目にあったわ…」
亜美「さー、次いってみよー!!」
みんな「王様だーれだ!!」
貴音「ふふっ、よかったですね、やよい」
やよい「はいっ!!!」
春香「やよいの命令なら安心だね」
千早「そうね」
やよい「えっとえっと、命令は~」
やよい「う~んう~ん…」
やよい「あうー…私、皆さんみたいにおもしろい命令が思い付かないかも…」
伊織「いいのよ、やよい。無理におもしろくしなくたって」
雪歩「そうだよやよいちゃん。気楽に、ね?」
真美(みんなやよいっちに甘いなぁ)
あずさ「どんな命令なの?やよいちゃん」
やよい「えっへへー。えっと、6番の人は~」
やよい「このゲーム中、ずっと王様と手をつないでください!!」
真「へっ?」
貴音「手を、ですか?」
やよい「はいっ!手をつなぎながら楽しいゲームをすれば、その人ともっとも~っと仲良しになれるかなーって!!」
春香「おお…」キュンッ
律子「ふふ、やよいらしいわね」
響「それで、6番は誰なんだ?」
千早「私よっ!!!!!」ガタッ
千早「そう、私よ!!!!!」
伊織「わ、わかったから座りなさいよ…」
やよい「えっへへー、それじゃあ千早さん、はいっ♪」
千早「え、ええ////」ドキドキドキドキ
ギュッ
千早「~~~~~!!!!」
千早「は、春香っ!つないでるわ////高槻さんと手、つないでるわっ!!!」
春香「ふふ、よかったね、千早ちゃん」ニコニコ
亜美「そろそろおいしいシチュエーション入れてかないと兄ちゃんが…」
真「ん?プロデューサーがどうかしたの、亜美?」
亜美「あっ、な、なんでもないよ!さあ次!次やろう!!」
やよい「えっへへ~♪」ギュッ
千早「は、春香!高槻さんが可愛いわっ!!」
春香「はいはい♪」
春香「あ~、やよい、千早ちゃんと仲良しでうらやましいな~。私も、えいっ」ギュッ
千早「ひゃっ///は、春香!?」
春香「私も千早ちゃんと手つないじゃおっと♪」ギュウッ
やよい「うっうー!三人で仲良しですね!!」
千早(来てる!!私の時代来てる!!!)
律子「じゃあ次行くわよ~」
みんな「王様だーれだ!!」
真「真美かー。真美も怖いなぁ」
雪歩「うう、お手柔らかにね、真美ちゃん…」
真美「んっふっふ~。まっかしといてよ~」
亜美(真美、わかってるよねっ)ヒソヒソ
真美(だいじょーぶ、まかせてよ)ヒソヒソ
真美「そんじゃねー」
真美「1番が4番に、πタッチいってみよーか!!!!」
みんな「えー!?」
小鳥「ナイス真美ちゃん!!!!」
P「真美にはあとで3V加速アチャモをあげよう」
小鳥「プロデューサーさん、録画は!?」
P「バッチリです」
小鳥「双子ちゃんたちを餌で釣り、みんなの嬉し恥ずかしなシーンをカメラに収めるこの計画…」
P「社長にバレたら首が飛びかねませんね!!」
小鳥「笑えませんね!!」
貴音「あの、真美…ぱいたっち、とはいったいなんなのでしょう…」
真美「いやだなぁお姫ちん、そんなのおっπにハイターッチ☆するに決まってるっしょ?」
伊織「そんなもんの説明にやよいを使うんじゃないわよっ!!」
真「あはは…なんか王様ゲームらしくなってきたね」
亜美「よーっし、そんじゃあ、πタッチされちゃう4番は誰かな→!?」
千早「私よ」
真美「えっ」
千早「まあ、なんでもいいですけれど」
真美「…」
亜美「…」
真「えっと、あはは…」
雪歩「ち、千早ちゃん…」
伊織(ど…どうすんのよ、この空気…)
響「それで、1番は誰なんだ?」
春香「あ、わ、私…///」
千早「っ!!春香…////」
真美(あぶねー!!!あずさお姉ちゃんとかじゃなくて本当によかった!!!)
亜美(むしろはるちは的にアリだよね、兄ちゃん、ピヨちゃん!?)
P(アリだ!!!)グッ
小鳥(アリね!!!)グッ
亜美「πタッチ!πタッチ!!」
律子「あんたたちは…」
春香「ご、ごめんね、千早ちゃん…////」
千早「いいのよ、春香…////」
あずさ「やよいちゃんは見ちゃダメよー///」
やよい「あぅー///」ドキドキ
春香「そ、それじゃ…」ペタッ
千早「ひっ…/////」ドキドキ
春香「わ…/////」ドキドキ
春香千早「…//////」ドキドキドキドキ
みんな「…」
千早「…////」ギュッ
やよい「お二人とも顔真っ赤です…」ドキドキ
律子「そっとしといてあげなさい…」
亜美「え、えーっと…次、行く?」
伊織「そ、そうね。次行きましょっ」
雪歩(えっ、続けるの!?)
みんな「王様だーれだ!!」
真美「あずさお姉ちゃんかぁ」
春香「平和的に終わりそうだね」
千早「ええ…///」
伊織(わかってないわね春香…あずさの天然っぷりを)
律子(無自覚でとんでもないことを引き込む人よね…)
亜美(これは期待大だよ!!)
やよい(なんだか千早さんの手…じっとりしてます…)
あずさ「それじゃあ…」
あずさ「7番の人に、次に王様になるまで、物まねで喋ってもらおうかしら~」
あずさ「ハム蔵ちゃんの♪」
みんな「うっわ…」
真「い、いや、ダメじゃないですよ全然!」
伊織「ただ、人によっては相当キツいわね…」
真美「んで、7番は誰?」
貴音「ヂュイッ」キリッ
みんな「!?」
千早「ぶふぅっ!!!」プルプル
貴音「ヂュッ」コクッ
千早「し、四条さん…くくっ…や、やめて…ふくく…」プルプル
貴音「ヂュヂュイッ」キリッ
千早「ひいぃっwwwww」プルプル
春香「千早ちゃんが楽しそうでなによりだよ」ホッコリ
律子「そういう問題かしら、これ…」
あずさ「盛り上がったみたいでうれしいわぁ///」
貴音「ヂュヂュヂュイッ」キリッ
響「私、ジョークは得意なのです(キリッって言ってるな」
春香「わかるの!?」
亜美「う~、そろそろ引きたい!王様引きたい!!」
真「亜美はもうやったじゃないか」
亜美「駄目なんだよこんなんじゃ~」
真「???」
律子(なんか企んでるのね…ふむ)
みんな「王様だーれだ!!」
亜美「あ!亜美だ!!やったー!!!」
亜美「さあ2番と6番口ちゅーいってみよ→☆」
真「早っ」
雪歩「どうしてそんなに口ちゅーさせたがってるの?」
亜美「王様ゲームといったら口ちゅーっしょ!!」
貴音「ヂュヂュッ」キリッ
響「そうなのですか?って言ってるぞ」
やよい「あうー…私6番です…///」
千早「」ガタッ
伊織「」ガタッ
雪歩「えっ…」
真「oh…」
伊織「に…2番は誰なのよ…」
春香「あの…また私なんだけど…////」
千早「」ガタタッ
律子「千早、椅子の上に立たないの…」
春香「こ、これやんなきゃ駄目…?」
やよい「えっ…?」
春香「えっ?」
亜美「王様の命令は絶対!!!絶対!!!」
真美「絶対!!!!絶対!!!!!」
律子「なんなのよあんたたちは…」
やよい「あの…春香さんがいやなら…その…」ショボン
春香「えっ、ちょっ、やよい?」
春香(な、なに伊織)ヒソヒソ
伊織(たぶんやよい、自分が命令されるのが始めてだからうれしいのよ…なんかこのゲーム、すごい楽しいみたいだし)
春香(なるほど…つまり…)
伊織(…やんなさい)
春香(うう…)
亜美真美「ちゅーう!!!ちゅーう!!!!」
貴音「ヂューウッ!!!」
笑死ぬ
やよい「!はいっ」ワクワク
春香「…」
やよい「!!」キラキラ
春香「うぅ…(やよいのお父さん、お母さん、ごめんなさいっ)」
春香「…ん」
チュー
やよい「んんっ…////あ…////」
亜美「えんだあああああああああ!!!!」
真美「いやあああああああああああ!!!!」
千早「春香…高槻さん…/////」ツヤツヤ
伊織(やよい…あんたは少し、大人になったのよ…)ホロリ
春香「あはは…///ノーカンね、ノーカン」
千早(春香と高槻さんが…ちゅー…)
千早「素敵…/////」ポー
亜美(よっしゃぁぁ!これで、ドラゴニックオーバーロード・ジ・エンドはゲットだよね、兄ちゃん!!)チラッチラッ
P(いいだろう)コクッ
真美「さあ、どんどんいこー!!!」
春香「ま、まだやるんだ…」
やよい(楽しいな、楽しいなぁ!!)キラキラ
みんな「王様だーれだ!!」
亜美真美「ゲエー!!律っちゃん!!!」
律子「なによそれ…私はあんたたちみたいな無茶な命令しないわよ」
律子「そうね…そろそろお昼だし、お菓子も飲み物も少なくなってきたから、3番の人に買い出しに行ってもらおうかしら」
真「無難だね」
真美「真美お腹空いたー」
律子「じゃあ、3番は誰?」
雪歩「あ、私ですぅ」
律子「えっ…」
伊織(雪歩が買い出しだと、なんかパシリみたいね…)
亜美(ゆきぴょん、パン買ってこいよ!とか言ったら泣いちゃうかな)
雪歩「えっと、何を買ってきたらいいですか?」
律子「えっ…あ、そうね…なにかリクエストは?」
亜美真美「から揚げ買ってこいよ!!!」
美希「おにぎりなのっ」ガバッ
春香「あ、起きた」
貴音「ヂュヂュイッ!!」
響「らぁめんって言ってるぞ」
みんな「それはわかった」
雪歩「ありがとう真ちゃん」
律子「あ、ちゃんと領収書もらってきてね」
雪歩真「はーい」
律子「さて、人数減っちゃったけど、続けるの?」
亜美「当たり前っしょ!!」
美希「ミキ、眠いから寝るね。おにぎりが来たら起こしてなのくかー」
千早「自由ね…」
律子「それじゃ改めて…」
みんな「王様だーれだ!!」
雪歩「から揚げ、おにぎり、らぁめん…ローソンでいいよね?」
真「うん。…ねえ雪歩、正直ラッキーだと思ってるでしょ?」
雪歩「あはは…うん、あのままだとちゅーさせられそうだったし…」
真「なに考えてるんだろうね、亜美真美は…」
雪歩(…)
雪歩(真ちゃんや春香ちゃんや四条さんとちゅー、か…)
雪歩(…/////)
雪歩「み、みんな待ってるから、急いで戻ろう!!」
真「えっ」
律子「千早の命令か…」
伊織「なんか想像つかないわね」
千早(確かに、自分でも何も思い付かないわ)
千早(そうね…亜美か真美に、「仕返し(重要)」したいかも)
千早(真と萩原さんは買い出し、美希は寝ているし…確率は9分の2か…)
千早(…)
千早「それじゃあ、3番と8番が、口ちゅーしてちょうだい」キリッ
みんな「!?!?!?」
貴音「ヂューッ!?」
やよい「千早さんかっこいいですっ!!」キラキラ
真美(この場合、報酬はどうなるんだろ…)
千早「どうしたの?王様ゲームって、こういうものなんでしょう?」キリッ
千早「さあ、3番は誰なの?」
亜美「ぎゃ→→→→!!!亜美だぁ→→→→→!!!!」
千早(よしっ)
律子「自業自得ね」ケラケラ
伊織「で、8番は?」
春香「ま…また私なんだけど…」プルプル
千早「」
真美「被弾率高すぎwwwww」ゲラゲラ
春香「うぅー…」
亜美「うあうあー…まさかこんなことに…亜美のじゅんじょ→がぁ…」
千早「…くっ」
真美「いーからほれ、ちゅーしれwww」
春香「うぅ、亜美ー…」
亜美「お…王様の命令は…絶対…!!」
亜美「南無三っ!!」ガッ
春香「ひゃっ///」
チュー
小鳥(見事よ亜美ちゃん!!がんばった亜美ちゃんにはシャイニングスコーピオンをプレゼントよ!!!)
春香「んっ…////うぅ…の、ノーカンだから…ノーカンだからね…」
亜美「は、はるるん…/////」ドキドキ
亜美「お、おのれ千早お姉ちゃん…絶対にはるるんとちゅーさせてやる!!////」
春香「な、なんでぇ…?」
千早「…」
千早「…さあ、次に行きましょう」キリッ
春香(もうやだよぅ…)
みんな「王様だーれだ!!」
伊織「あ、戻った」
亜美「お姫ちんの王様、かっこいい!!」
あずさ「イメージピッタリね~」
貴音「はて…しかし私も、この手のげぇむにはとんと疎いもので…いったい何を命じてよいやら」
真美「!」ピーン
真美「じゃあじゃあ!他の誰かの命令を真似してみたらいいんじゃないかなぁ!!」
春香「なっ!?」
律子「そうきたか…」
貴音「それでは、記憶に新しいこの命令にいたしましょう」
真美(よしっ)
亜美(真美ナイス!!)
貴音「4番の方は」
貴音「物まねをしてください、ハム蔵の」
亜美真美「そっちかーーい!!!!!」ズコー
律子「誰なの、4番は」
真美「…」
亜美「…」
やよい「…」ワクワク
あずさ「…」
千早「…」
春香「…ぢゅいっ」
千早「ぶばふぅー!!!!」
伊織「ちょwwwwwまたwwwwwww」
千早「ふっ…くく…は、春香…ひひっ…」
亜美「なんでwwwwはるるんwwwばっかwwwwwwww」
春香「ぢゅぢゅぃ…」
律子「な、なんか…びっくりするくらい似てるわね…」
春香「…」
亜美「はっwwwひひっwwww…あ、あれ、はるるん?」
真美「ど、どったのはるるん…?」
春香「…」
春香「(´;ω;`)ブワッ」
千早「!!!!!!!!????!?!???!!!!??」
伊織「は、春香!?」
律子「ちょっと春香!?」
響「なんで私ばっかりって言ってるな…」
亜美「は、はるるん…」
真美「あの…なんかごめん…」
やよい「春香さん…」
貴音「は、春香…私が泣かせてしまったのですね…」オロオロ
千早(は…春香を…泣かせるなんて…!!!)ゴゴゴゴゴ
あずさ「あらあら春香ちゃん…」
伊織「わ…悪かったわよ、笑ったりして…」
雪歩「ただいま帰りましたー」
真「いやー外さっむいねー。ゲームはどんな感じなの?」
雪歩「四条さんはシーフードヌードルでよかったですか?おにぎりもいろいろ買って…」
みんな「…」
春香「うっ…ぐすっ…」
真「えっ…なにこの空気…」
雪歩「は、春香ちゃん…?」
「…」
律子「…お開きに、しましょうか」
小鳥「…」
小鳥「ど、どうするんですか…プロデューサーさん…」
P「…」
小鳥「…プロデューサーさん?」
P「春香を…泣かせてしまった…」
小鳥「…す、すみません、私がこんな計画言い出したから…」
律子「なるほど、そういうことですか」
P小鳥「」
律子「社長にちゃーんと伝えておきますね♪」
P小鳥「わーお」
真美「はるるんごめんね…真美たち調子に乗っちゃって…」
亜美「ごめんなさい…」
春香「あはは…いいよ別に。私も泣いちゃったりして、大人気なかったよね…」
真美「でも…」
春香「んー…」
春香「…じゃあ、これで許してあげる」
真美「え?」
チュー
春香「これで亜美も真美も、私もおあいこねっ////」
真美「あぅ…//////」ドキドキ
亜美「はるるん…大人の貫禄だよ…////」ドキドキ
千早「ふふ、さすが春香ね…」
やよい「あの…千早さん…そろそろ手、離してほしいかなーって…」ジットリ
諸悪の根源であるプロデューサーと音無小鳥には、後日、高木社長からキツい制裁がくだったというが、それはまた別の話である!!!
乙女の純潔は失っても、大人の女に一皮剥けた我らがアイドル天海春香の躍進はまだまだ続く!!!
がんばれ春香!!!負けるな春香!!!!
響「あれ、そういえば自分、一度も王様になってないし、命令にも選ばれてないぞ」
おわり
途中で寝ちゃう癖なんとかしないとな…すんませんした
面白かったぜ
Entry ⇒ 2012.02.26 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
魔王「この俺を性奴隷にするだと?」少女勇者「ひぁ、はい!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329061886/
勇者「も、もちろんです!」
魔王「……まあ良い、所詮負けた身だ。好きにしろ」
魔王(本気か? この子供)
勇者「じゃあ、え、えぇっと……触ってもいいですか」
魔王「わざわざ聞くな」
魔王「男に言うことか」
勇者「そ、そんなじっとこっち見つめないでください///」
魔王「初々しいなお前」
勇者「わ……きんにくすごい」さわさわ
魔王「お前の細い体の方が強いがな」
勇者「ま、魔力で強化してるだけです。素はすごく脆いんです……」
魔王(面白いなこいつ)
勇者「え、えっと、その……」
魔王「何だ」
勇者「ふ、服の中に手を入れてもいいですか」
魔王「俺は性奴隷なんだろう? お前の好きなように弄べば良い」
勇者「も、弄ぶだなんてっ!」
魔王「お前、真面目に言っているのか」
勇者「もちろんです!」
魔王「お前が照れてどうする」
勇者「お父さんとお兄さん以外の男性に触るのは初めてで……」
魔王「兄がいるのにお前が勇者に選ばれたのか」
勇者「お兄さんは農家継がなくちゃいけなくて」
勇者「ふっ、服脱がしますよ」
勇者「ちk……胸を舐めても良いですか」
魔王「だから好きにしろと」
勇者「ん……」チロチロ
魔王(何なんだこいつは)
魔王「こそばゆいだけだな」
勇者「うう…………」
魔王「で、下は弄らないのか」
勇者「えっ、あっ、ええと…………いきなりそっちに触れるのは恥ずかしいです」
魔王「お前は性奴隷を一体何だと思っている」
勇者「じゃ、じゃあ……最初は足でします」
魔王「いきなりマニアックだな」
勇者「そ、そうなんですか?」
>>11 ロリですよ
魔王「もう少し優しくしろ、壊れたらどうする」
勇者「ご、ごめんなさい」
勇者「これで良いですか」クリクリ
魔王「そんなもんだな」
勇者「わ……硬くなってき……わひゃっ!」ステン
勇者「片足で立ってたから転んじゃった……」カアァ
魔王(……阿呆か)
勇者「……本当に触ってもいいですか」
魔王「いい加減聞くなと」
勇者「ご、ごめんなさ……」
勇者「ひぁ……すごい……おっきくなってる……」
魔王「手が震えているぞ」
勇者「だ、だって、男の人の……触るの初めてなんだもん…………」サスサス
勇者「わっ……もっと硬くなった…………」
勇者「ひゃっ、あっ……」
勇者(どうしよ……直視できない)
魔王(こいつは馬鹿か)
魔王「どうした? 怖気づいたか?」
魔王「俺が性奴隷ならば、お前は主人だろう」
魔王「さっさと辱めたらどうだ」
勇者「は、はいっ」
魔王「……下手だな」
勇者「ん……」ショボーン
魔王「もっと力を入れて握れ。それではただ撫でているだけだろう」
勇者「こ、こうですか?」
魔王「力み過ぎだ」
勇者「うぅ…………」
勇者「はっ、はい」
勇者「……子供相手では嫌ですか」
魔王「そもそも性奴隷は拒否権など持っていないだろう」
勇者「で、でもっ」
魔王(この勇者、一体何を考えている)
勇者「……貴方は、どうされれば気持ち良いですか」
魔王「とりあえず舐めてみろ」
勇者「っはい……っ!」
勇者(何処舐めれば良いんだろ……先っぽの方かな……)ペロペロチロチロ
勇者(透明なお汁出てきた……これ何だろ……?)///
魔王(こいつ…………可愛いな)
魔王「っ…………」
勇者「き、気持ち良かったですかっ?」
魔王「……奥まで咥えてみろ」
勇者「そ、そうしたら男の人って気持ち良いんですか?」
魔王「上手くやればな」
魔王「性奴隷相手にいちいち気持ち良いのか聞くのか、お前は」
勇者「だ、だめですか……?」
魔王「駄目というわけではないがな……」
勇者「あむっ……」
勇者(おっきい……思いっきりお口空けないと歯が当たっちゃって痛いよね)
勇者(顎がつらいけど、がんばらなくちゃ)
魔王(……良い眺めだな)
魔王(俺はロリコンか)
勇者「はっ、はふっ」
勇者(口がむずかゆい……何でだろ)
魔王「ぅ……く…………」
勇者「ぷは、はぁっ…………」
魔王「下手なりに頑張ったな」
勇者「うん……」
魔王「お前自身は快楽を得なくて良いのか」
勇者「え、ぼ、僕自身……? ///」
魔王「……お前、快楽というものを理解しているのか」
勇者「え、えっと、その…………」
勇者「あ、あまりわかってないです……」モジモジ
勇者「……こそばゆい感じがするけど、よくわからないです」ワサワサ
魔王「全く膨らんでないな」
勇者「こ、これでも最近膨らみ始めたんですよ!」
魔王「乳頭を軽く抓ってみろ」
勇者「ん……ちょっとわかったような、わからないような……」
魔王(……本当に子供だな)
勇者「えっと……脚の間?」
魔王「割れ目をなぞってみろ」
勇者「はい」
魔王「小さな突起があるのが分かるか」
勇者「一番前の方にあるやつですか?」
勇者「女の子には何もついていないはずなのに、どうして小さいのがあるのかなとは思っていたのですが」
魔王「初心で淫乱とはよくわからないな、お前」
魔王「それを触ってみろ」
勇者「ふあ……なんかへんなかんじ」
魔王「それが快楽だ、分かったか」
勇者「は、はい……」ビク
魔王「お前、自分の穴の位置は分かるか」
勇者「あ、穴……? お尻の穴じゃなくて……?」
魔王「その様子だと知らないようだな」
魔王「まあそうなるな」
勇者「え、えっと……」しどろもどろ
魔王「位置を教えてやるから手枷を外せ」
勇者「は、はいっ」ガシャッ
魔王「……お前は馬鹿か?」
勇者「あっ……」
勇者「に、にげちゃやだよ」
魔王「足枷まで外すとは親切だな、まったく……」
魔王「逃げたところでまた捕まえに来るだろう、お前は」
魔王「お前が飽きるまでお遊びに付き合ってやる」
勇者「ほんと? 逃げないの?」
魔王「ああ」
勇者「一緒に居てくれるの?」
魔王「お前が望む限りな」
勇者「ひゃっ……は、はい」
魔王「で、お前はこれからどうしたい?」
勇者「どうしたいって、ええと……」
魔王「俺はお前の性奴隷で、お前は主人だろう?」
魔王「次は何をしたいのかと聞いている」
勇者「え、えっと、じゃあ……」
勇者「魔王と、赤ちゃん作る時のことしたい」
勇者「そもそもまだ……せーりも来てないけど」
勇者「魔王と……してみたいの」
魔王「初めては痛いぞ、良いのか?」
勇者「魔王なら、良いの……魔王じゃなきゃいや……」
魔王「俺のよりも、他の短小に処女を奪われる方が痛くないぞ」
勇者「他の男の人なんて興味ないよっ!」
勇者「魔王のこと、好きなの……好きになっちゃったの」
魔王「……主人はお前だろう。お前が主導権を握れば良い」
魔王「これが欲しいなら早く使え。萎えるぞ」
勇者「は、はいっ!」
勇者「……ど、どうすれば上手く挿れられるかな」
魔王「……指、挿れてやる」
魔王「狭いな」
勇者「ん、ぁ、いひゃい」
魔王「かなり慣らさないときついぞ」
勇者「い、いた……んぁあ…………」
魔王「やめておくか?」
勇者「つ、続けて……がんばるから……!」
勇者「ん……」クニュ
勇者「ん……うぅ…………」
勇者「あ……う……」
魔王「力を抜け、ゆっくり腰を降ろせば良い」
対面座位。
勇者「ぜ、ぶ、はいっ、た…………」ブルブル
魔王「締め付けすぎだ、もっと気を抜け」
勇者「ぅ…………」ガクッ
魔王「お、おい」
勇者「…………」
魔王「……気絶したか」
魔王「目が覚めたか」
勇者「あれ? 僕……」
魔王「緊張の所為か戦闘による疲労の所為かは知らんが気を失っていたぞ」
勇者「ここは……?」
魔王「俺の部屋だ」
勇者「魔王の……」
魔王「言っただろう、お前が飽きるまで付き合ってやると」
勇者「うん……」
魔王「お前こそ俺を殺さなかったな」
勇者「だって、魔王は人を襲ってないし……」
勇者「王様達が魔王城の財宝を狙ってて」
勇者「それで魔王を倒せって言われたからここまで来たけど……」
勇者「何も悪くない魔王を倒すなんておかしいもん」
勇者「……何よりも、僕、魔王のこと……好きだから」
勇者「だからって、勇者と魔王が仲良くなるなんて聞いたことないし」
勇者「それなら、支配すれば……支配してしまえば良いのかなって」
勇者「それで、それで…………ふえ……」
魔王「……そうか」
勇者「殺したくなんて、なかったから…………」
勇者「対等の方が良いよ……」
魔王「人間の国の軍勢とお前、強いのはどちらだ」
勇者「僕だと思う」
魔王「ならば、お前が人間の王に逆らえない理由はあるのか」
勇者「別に平気なような……僕の国には反逆者の家族を罰する法律はないし」
勇者「村の皆は国より兄ちゃん達を信頼してるから、村八分になることもないし」
魔王「ならお前、いっそのこと俺の王妃になるか」
勇者「え…………?」
魔王「そうだ。嫌か?」
勇者「嫌じゃない! お嫁さんが一番良い!」
魔王「結婚するか」
勇者「うん!」
勇者「……魔王、僕のこと好き……?」
魔王「…………言わなければ駄目か?」
勇者「僕のこと、どう思ってるの? お願い、教えて」
魔王「…………」
魔王「……惚れた。愛してる」
魔王「……お前が望むなら」
終わ……らない
数週間後
魔王「……嫌な予感がする」
勇者「どうしたの?」
魔王「気のせいだと良いのだが」
魔兄「よう、久しぶり」
魔王「あ、兄上……!」
勇者「お兄さんがいたの?」
魔王「くっ……こんな時に戻ってくるとは……」
魔兄「お前が女娶ったって聞いたから帰ってきたんだがよ」
魔兄「まさかこんな子供だとはなぁ……」
魔王「……貴方には関係のないことです」
勇者「仲悪いの?」
魔王「この者は……」
魔兄「そうつれないこと言うなよぉ、俺とお前の仲だろ?」
魔兄「そのガキ貸せよ」
勇者「わっ!」
魔王「な、何を!?」
魔兄「俺のはデカ過ぎて、どんな淫乱な女でも一目で逃げちまうんだよ」
魔王「おやめください、兄上」
魔兄「お前勇者か? はは、勇者なら耐えれてもおかしくはないかもな」
勇者「ひっ」
魔兄「ガキだろうが見た目性別不明だろうが、ちゃんとした女の穴はあるんだろ?」
勇者「いやあああ」
魔王「兄上と言えども、勇者に手を出したら……」
魔兄「俺だって苦労してんだよ、まともに抱ける女いねぇんだから」
魔王「っこの……」
魔兄「じゃ、お前のケツ差し出すか?」
魔王「なっ…………」
勇者「え……えぇ?」
魔兄「教えてやろうか、こいつは俺の肉便器なんだよ」
勇者「う、うそでしょ……?」
勇者「ほんと、なの……?」
魔兄「久しぶりに後ろから犯してやるよ」
勇者「や、やめてください!」
魔王「っ勇者……手を出すな」
勇者「僕達が一緒に戦えばお兄さんにだって勝てるよ!」
勇者「戦おうよ!」
魔王「昔から……あったことだ」
魔王「手を出すな……! ぐっ……」
魔兄「ほら、挿れるぜぇ?」グチュ
魔王「あ……ぅ……」
魔兄「俺の動きに耐えられるのはお前だけだもんなぁ?」
魔兄「ガキのころから開発し続けてやったもんな」グッグッ
魔王「あっ……あ……」
勇者「い、いや……こんなのいやぁ……」ガクガク
魔王「勇者……見るなっ……は、ぁっ……」
魔王「ん、ぁ……っ……はっ……」
魔兄「気持ち良いだろ? 嬉しいだろ? なぁ? 可愛い弟ぉ」
魔王「くっ……はぁ、あっ……」
魔兄「おら、出すぜ」
魔王「っう……」ガクッ
勇者「まお……まおう……」
魔王「っ…………」
勇者「……さない」
魔兄「あ?」
勇者「許さない……許さない…………!」ゴゴゴ
魔王「ゆ、勇者!」
チュドーン
勇兄「城の一部が壊れている……だと……?」
勇兄「妹……いるのか!?」
魔兄「いって……ちっこいくせに破壊力半端ねぇな」
勇者「ぜ、はっ……ぜぇはぁ……」
魔兄「ま、いいや。疲れてるみたいだし、やっぱお前の体よこせよ」
魔王「やめろ……兄上、勇者には手を出すな!」
勇者「やば、魔力放出するの久しぶり過ぎて体に負担が……」
勇兄「妹おおおおおおお」
勇兄「妹、生きてたんだな! 良かった……」
勇兄「ごめんよぉ勇者なんて重責押し付けちまってぇ……まさか国王ども、魔王倒しにまで行かせるとは思ってなかったんだよぉ……」
勇者「畑はどうしたの!?」
勇兄「お前が心配だからそんなもん親に任せてきた」
魔兄「威勢の良いのが来たじゃなぇか。丁度良い、お前のケツ掘らせろよ」
勇兄「あ゛? 俺のケツを掘るだと……? 返り討ちにしてやるよ」
勇兄「農家ナメんなよおぉぉぉおおおおお」グッグッグッグッ
魔王「あの者がお前の兄か」
勇者「うん」
魔王「恐ろしいな」
勇者「お兄さんが男を相手にできるだなんて知らなかった……知りたくなかった」
勇者「おえぇ……」
勇兄「どうした? もう終わりか? 竿がでかい割には処女ケツはキツかったな」
勇兄「もっかい掘ってやるぜ」
魔兄「は、ぁ、っ…………」
魔王「兄上が凌辱されている……直接手を下したわけではないが爽快だ」
勇者「こんなお兄さん知らない……ノンケだと思ってたのに……」
勇兄「は? 魔王の嫁になった? それで王様達に財宝を渡してないと。手紙すら寄越さなかったと」
勇者「うん。心配してるとは思ってたんだけど、どう連絡して良いのかわかんなくて。ごめんなさい」
勇兄「元気なら良いけどよ。人間の国の方はもうすぐ革命が起こりそうだ」
勇兄「共和国制になる日も近いだろうな」
勇者「これで良かったのかな」
勇兄「腐ってるのは贅沢した上層身分だ。お前はそれで良い」
勇兄「魔王と一緒で幸せか?」
勇者「うん。近い内にこっそりお父さんとお母さんには挨拶しに行くよ」
勇兄「そうしとけ」
魔王「……去ったか」
勇者「あれ? 魔王のお兄さんは?」
魔王「勇兄以外で自分を満足させられる肉棒の持ち主を捜しに行くそうだ」
勇者「目覚めてしまいましたか」
魔王「そのようだ」
勇者「この間の一件で新しいプレイを思いつきました」
魔王「その結果がこれか」
勇者「はい。貴方が眠っている間に仕掛けました」
勇者「先端にローター、後ろにバイブ。成人した男性が幼い少女にあられもない姿で犯される」
勇者「どうです、興奮するでしょう」
魔王「少女にというか、お前にならどんなプレイでも興奮できるがな」
勇者「そ、そうですか///」
プレイ中は何故か敬語に戻る
魔王「幼少の砌より兄上に散々弄ばれていたからな。特に抵抗はない」
勇者「性奴隷にすると言った時も全く抵抗しなかった理由もそれですか」
魔王「それもあるな。何よりお前に興味が沸いたからだが」
勇者「きょ、興味?」
魔王「性奴隷という言葉を口にしておきながら、あまりにも初々しくて面白かった」
勇者「お、おもしろ…………」
勇者「とりあえずスイッチを入れます。準備は良いですか」
魔王「うっ、くっ……」ヴイィィィ
勇者「こうして眺めるのも良いですね」
魔王「お、まえっ、すっかり、穢れ、たなっ……っ……」
勇者「貴方のお陰です」
魔王「く、……ぅっ……っ……」
勇者「なんだか体がムズムズしてきました」
魔王「お前はっ、気持ち良くならなくて、良いのか……?」
勇者「でもそれじゃつまらないです」
魔王「俺に付けたローターを取れ」
勇者「それでどうするんです」
魔王「お前の最も良い所に付け直せ」
勇者「はい」
魔王「それでお前の中に俺を挿れれば良いだろう」
勇者「なるほど」
ローター+騎乗位+バイブ
勇者「僕っ娘ロリのアソコは気持ち良いですか」
魔王「最高だな」
勇者「あなたのおっきいのも最高です」
魔王「くっ…………」
勇者「振動……強くしますよ……?」カチッカチッ
勇者「んひぁっ!」
魔王「っ、勇者っ……」
勇者「魔王……好き……好き…………」ビクビクッ
ぐじゅっぐじゅっ
勇者「ひぁっ…………」
魔王「勇者っ……」
…………
……
勇者「魔王……」ぎゅ
魔王「勇者……おまえは本当に小さいな」なでなで
勇者「魔王が大きいだけだもん……成長期だからまだまだ伸びるもん」
勇者「あと数年経って、体がちゃんと大きくなったら」
勇者「魔王の赤ちゃん産むから……」
魔王「ああ……楽しみだな」
勇者「魔王、ずっといっしょにいて」
魔王「勇者……何処にも行くな。一生俺の腕の中に居ろ」
勇者「ん…………はい」
おわり
他の魔王勇者なロリSSとかたくさんネタはあるけど書き溜める時間がなかなか取れない。
そのうちまた立てる。
またいつかやってくれ
素晴らしい弾がまだまだ残ってるようだな
面白かった、また立ててくれ
多分次のスレタイはこんな感じ。多少変わるかもしれんが
勇者「妊娠しました」
魔王「よくやった」
魔兄「おい勇兄、お願いだから俺を掘ってくれ」
幼馴染「ちょっとやめてよ汚らしい! 勇兄ちゃんは私の夫なんですからね!」
勇兄「ちゃんとゴムして衛生には気をつけたから許してくれよぉ……」
幼馴染「子供達に申し訳ないとは思わないの!?」
勇兄「ごめんよおぉぉぉ」
魔兄「お前ほどのテクニシャンいねぇんだよおぉ」
勇者「忙しそうですね」
魔王「そうだな」
勇者「こっちもゆっくりできますね」
魔王「ああ」
勇者「えへへ、赤ちゃん……」
魔王「あまり無理はするなよ」
勇者「うん。頑張って、丈夫な赤ちゃん産むから!」
勇者「お父さんとお母さんも、結婚を認めてくれて本当に良かったです」
魔王「最初に挨拶に行った時は驚いた顔をしていたな」
勇者「肝だけは据わってますからね」
勇者「孫の顔見たら喜んでくれるかな」
勇兄「父さんと母さんなら大丈夫だろ。他の人間も、当代の魔王は怖れてねぇしうぎゃあ」
幼馴染「今度浮気したら許しませんからね!」
勇兄「あれは結婚前の出来事だうわああしかも妹守ろうとしただkうぐふぅ」
魔兄「勇兄ぃぃぃげふっ」
幼馴染「成敗します」
魔王「生まれるのはまだ先だ。気長に考えれば良い」
数か月後、元気な赤子が生まれた。
その後も子宝に恵まれたそうだ。
二人は子供が寝ている隙に、様々なプレイを楽しんでいるらしい。
子供たちが架け橋となり、互いに距離を置いていた人間と魔族は次第に近付き合い、
共存し繁栄していった。
子供「淫魔狩りさえなければですけど」
傭兵「ま、ほんとに平和な時代なら傭兵なんて職業なくなってるわな」
子供「……いつか、もっと穏やかな仕事に就けると良いですね」
傭兵「で、お前の胸はいつ成長するんだ」
子供「黙ってください」
終
思いついたばっかりで書き溜めしてないし明日忙しいから寝る。
おやすみ
いい夢みろよ!
Entry ⇒ 2012.02.26 | Category ⇒ 勇者魔王「」SS | Comments (0) | Trackbacks (0)
カイジ「いいぜ……ぷよ勝負だ……!」ぷよ…ぷよ
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329122476/
ぷよぷよ!!(公式サイト)
カイジ(こ、ここはどこだ……?俺は確か、一日外出券を得て……そうか、外に出られたのか!!)
カイジ「そうと決まれば金を得る手段を考えなければならないが……その前に、飯だな……
だがしかし、見知らぬ土地……飯屋を探す時間すら惜しい……誰かに聞くのがてっとり早いんだが……
いや、丁度良い所に人が来たな……!奴に聞くとしようか……!」
リデル(あの人……顎と鼻がとんがってる……ひょっとして、変わった角なのかな……?
だとしたら、すごいなぁ……私なんか、恥ずかしくて髪の毛で隠してるのに……)
カイジ「おいアンタ、ちょっとイイか?」
リデル「は、はい……?」
カイジ「この辺に飯屋ってないか?」
リデル「め、飯屋ですか……?(し、知らない人に話しかけられちゃった……ど、どうしよう……)」オロオロ
カイジ「ああ、あんまりこの辺に詳しくなくてな。出来れば案内して欲しいんだが……」
リデル「あの……そ、その……えっと……」
カイジ「?どうした?」
リデル「ぷ、ぷよ勝負で勝ったら教えます……!」
カイジ「……ぷよ勝負……だと……!?」ざわ…ざわ…
みたいな感じの話を誰か書いて下さい
リデル「え…?し、知らないんですか……?」
カイジ「ああ、生憎だが聞いたこともねえ……」
リデル(どうしよう……ぷよ勝負知らない人に勝負して勝っても、ずるいよね……)
カイジ「ルールは分からねえが…教えてもらえば出来ない事もねえ……!
だが、俺が勝ったら飯屋の場所を教える、それは構わねえが……アンタにそれをする利があるのかい……?
(無意味な賭けをふっかけるはずが無い……!この勝負、何か裏があるとみて間違いないだろう……このガキ、控えめな顔して何て悪なんだっ……!)」ざわ…ざわ…
リデル「あ、あの……ええっと……」オロオロ
アミティ「あっれー?リデルだ、やっほー!どうしたの、こんな所で?ってあれ?この人誰?」
リデル「あの……実は……ぷ、ぷよ勝負……」
カイジ「っ……!(早速仲間を呼びやがった……!このぷよ勝負、恐らく1対1と見せかけた頭脳戦っ……!麻雀の様に通しが利くような勝負とみて間違いないっ……!)」ざわ…ざわ…
カイジ「ッ……!そうか、なら2人でやってみたらどうだ……?生憎とルールも知らない初心者でな……見てやり方を学びたい所なんだ……!
(渡りに船って奴だ……!これなら違和感なく奴らのやり口を「見」する事が出来る……!)」
リデル「あの……そ、それじゃあ、よろしくお願いします」
アミティ「それじゃあ行くよ~レッツ!」
リデル「ぷよ勝負……」
カイジ(この掛け声は言わなきゃいけないのか……?は、恥ずかしいんだが……)
リデル「あの……えっと……あの……その……行きますね、ヴヴ・ヴェント、ララ・ランポ、ロロ・ロタヴェント、べベ・ベネランポ」
※臨場感が足りないけど実際はなんかすげえ嵐みたいなのの応酬が為されてます
リデル「ま、負けましたぁ……」
アミティ「やったね!」
リデル「……こんな風に、ぷよを消して……あ、あの……?」
カイジ「」
アミティ「あれ~?どうしたの、この人?あ、そうだ!私アミティ!よろしくね!」
リデル「あ……わ、私はリデルです……(そうだ、知らない人には名前を教えなくちゃ……)」
カイジ「あ、ああ……俺はカイジだ……(何だあれは……!?いや、恐らく名前から察するにぷよと言うのはさっきまで消していた謎の球体に違いないが……!)」ざわ…ざわ…
カイジ「あ、ああ……よろしく頼む」
リデル(凄いなあ、知らない人ともすぐ仲良くなってる……)
アミティ「あ、そうだ!カイジとリデルはどうしてぷよ勝負を?」
リデル「え?その……ご飯食べる所を教えて欲しいみたいで……」
アミティ「そっかあ!それでぷよ勝負なんだね!」
カイジ(どうしてそれでぷよ勝負に繋がるんだ……!?)ざわ…ざわ…
カイジ「な、なあ……ちょっと良いか?」
リデル「は、はい、なんですか…?」アミティ「なに?あ、ひょっとしてもうぷよ勝負したくて待ちきれないとか!?」
カイジ「違う……!あれだけの勝負なんだ、俺が負けた時の対価が何なのか……!知る権利があるはずっ……!
たかだか飯屋でエスポワールに連れていかれるなんて事態は避けたいところ……!!」
アミティ「んー……エスポワールが何なのかよくわからないけど、負けても特に何もないよ!」
カイジ(どういうつもりだ、このアマッ……!しらを切るつもりか……!
圧倒的力量差を見せつけ、俺の逃げ場を無くし、勝負を強要した所で甘い顔を見せ、俺が安心した所を殺るつもりかっ……!
狡猾っ……!こいつら、利根川に勝るとも劣らぬ程の蛇っ……!)
「馬鹿が1人罠にかかった」と……!そこに慢心は生まれる……!恐らく、ぷよ勝負初心者の俺にある勝ち目はそこだけっ……!)ざわ…ざわ…
アミティ「?どしたの、真剣な顔して?」
リデル「あう……カイジさんが初心者なのに、私が勝負何て言ったから……」
アミティ「気にしない気にしない!誰だって最初は初心者なんだから!何事も挑戦だよ!」
カイジ「良いぜ……何事も挑戦してナンボだ……!受けようっ……!ぷよ勝負……!」ぷよ…ぷよ…
アミティ「あ!そうだ私、アコール先生の補修を受けないといけないからコレで帰るね!ばいばーい!」
カイジ(何だと……!?どういうつもりだ……?俺ごとき、1人で十分ってことか……!慢心……!確実に慢心しているっ……!)
リデル「はいー。色々とありがとうございます」
アミティ「私も楽しかったからこっちこそありがとうだよー!カイジもぷよ勝負頑張ってね!」
カイジ「あ、ああ……胸を借りるつもりで頑張ろう」
リデル「行っちゃいました……」
カイジ「……よし、そうと決まれば……やろうじゃないか……ぷよ勝負……!」
リデル「は、はい。よろしくお願いします……」
カイジ「いくぜっ……!レッツ……!!」
「ぷよ勝負……」「ぷよ勝負っ……!」
リデル「いきますね、いきますね、いきますね、いきますね、テテテテンペスタ」
カイジ「墓穴っ……!ダブルで墓穴っ……Wボケっ……!止めろ……!ふざけるな……!よせっ……!」←大量のおじゃまぷよが送られている図
カイジ「また負けた……働いてないのに……また負けちゃった……」
リデル「あの……すみません、初心者の方にこんな……緊張しちゃって……」
カイジ「いや、良いんだ……アンタが勝ち、俺は負けた。それだけの事だ……(胸を張れっ……!手痛く負けた時こそ……!胸をっ……!)」
リデル「あ、ありがとうございます……(カイジさん、怖そうな人だと思ったけど、良い人なんだ……)」ドキドキ
カイジ「さあ、地下でもなんでも、好きな所に連れて行けっ……!敗者に情けは無用っ……!」リデル「そ、それじゃあ、近くのご飯屋さんに行きましょう」
カイジ「……」
リデル「……」
「「え……?」」
カイジ「済まなかった……!疑ったりなんかしてっ……!そもそもおかしかったんだ、高々飯屋の場所ごときに命を賭けるなんざ……!!」ガツガツ
リデル「い、いえ……私も急にぷよ勝負なんて……知らない人にそんな事言われたら……何かあるんじゃないかっておもいます……」
カイジ「いや、元はと言えば疑ったこっちが悪いんだ……せめてこの場の飯代位奢らせてくれ……!後、さっきのアミティって奴にも今度会ったら謝っといてくれ……!
俺はこの辺の人間じゃないから、次会えるかどうかわからねぇからな」ガツガツ
リデル「そ、そうですか……ありがとうございます(やっぱり、カイジさんは良い人だ…)」
しばらく飯食って
カイジ「ふう……腹も膨れたし、そろそろ出るか……悪いな、最後まで付き合ってもらって……思う存分飯を食うってのが久々でな……」
リデル「い、良いんです、私も楽しかったですから……あ、あの、ごちそうさまでした……」
カイジ「いや、気にするな。さっきも言ったがこれは詫びだからな……!おい、店員……会計を頼む……!」
ウィッチ「はーいですのっ!あんなに素晴らしい効き目をした魔法薬が全く売れませんので、こうして渋々ながら小汚い食堂でアルバイトをしている世界一美しくて宇宙一立派な魔法使いの私が会計をいたしますわ」
リデル「あ……あなたは……(魔法薬として私の角を取ろうとした人だ……)」
カイジ「……?何だかよくわからねえが、1万円から……」
ウィッチ「?何ですの、この紙切れは!こんなので私の目を欺けるとでも思ったのかしら?全く失礼な殿方ですの!!」プンスカ
カイジ「何……だと……?」ざわ…ざわ…
日本円が通じる所に帰すとは言っていない、一言も・・・・・・っ!
カイジ(通貨が違う……だと……!?ならここは日本では無い別の国……!?言葉が通じるのに、か……!?
だとしたら、これは帝愛グループの罠……!?通貨が日本円では無い国に俺を飛ばし金を稼げないように、俺を嵌めたと言う事か……!?)
リデル「あの……その……これは……違うんです……」
ウィッチ「何が違うと言うのですの?現にこの方は私を騙そうと……!」
カイジ「いいぜ……ぷよ勝負だ……!」ぷよ…ぷよ…
ウィッチ「へぇ……この強くて美しい魔法使いに、ぷよ勝負を挑もうと言うのですの?その意気だけは認めますの」
カイジ「俺が勝ったら……ここの飯代をタダにしてもらうっ……!」
ウィッチ「なら私が勝てばあなたは私の代わりにここでアルバイトをしてもらいますの!!」
カイジ「いいだろう……!そうと決まれば、レッツ……!」
「ぷよ勝負ですの!」「ぷよ勝負っ……!」
リデル(大丈夫かなあ……この人、凄く強いのに……)
ウィッチ「どんえーん!どんえーん!どんえーん!どんえーん!」
カイジ「止めろ……!ふざけるな……!貴様……!それでも人間か……!」
カイジ「負けた……また負けちゃった……」
リデル「あ、あうう……」オロオロ
ウィッチ「やはり私は最強の可愛い魔法使いのようですわね、これに懲りたら詐欺なんて止めることね」
カイジ「違う……!これは詐欺なんかじゃない……!騙されていたんだ……俺が……!」
リデル「その……カイジさんは、他の所から来た人みたいで……その……」オロオロ
ウィッチ「と・に・か・く!私の代わりに働いてもらいますの!その間私は魔法薬を調合していますので、お金は私の家まで届けるように!」ドタドタ
リデル「行っちゃいました……どうしよう……家の場所もわからないのに……」
カイジ(どうする……馬鹿正直に働くかっ……!?いや、しかし……通貨もわからぬ現状、ココが何処なのか把握するには食堂と言う場はうってつけっ……!
いくら稼いだかなど、奴にわかるはずもない……!つまり一部をくすね、残りをあの魔法使いとやらに渡せば種銭は出来るっ……!)
リデル「か、カイジさん…どうしましょう……?」
カイジ「あんたはもう帰るんだ……!」
リデル「え……?で、でも……」
カイジ「コレは俺が招いてしまった事……!この負債、アンタが抱える必要は無い……!」
リデル「カイジさん……(こんなに良い人なのに……私は何も出来ないんでしょうか……)」
リデル「カイジさん……その、少し、待っていてください……!」スタタタ
カイジ「行ったか……(少し待っていてください、ってのが気になるが……)オイ、店主!そう言う訳だから働かせてもらうぞ!」
しばらくして
カイジ「マグ定(マグロ定食)イチにサバミソイチ入りゃーっす!」
すけとうだら「ぎょぎょっ!?こいつは美味そうな定食じゃねーか!」
オニオン「オニオーン!」
ユウちゃん「幽霊だからご飯なんてたーべらんなーい!」
レイくん「冷やかしにも程があるよ、ユウちゃん」
カイジ(ふう……少し働いてわかったが……)
カイジ(本当にここはどこなんだ……!?)ざわ…ざわ…
あの時の勝負のひりつき……焦燥……そして絶望……!あれが夢であるはずが無い……!)
カイジ(そして何より、ここではぷよ勝負が全てらしいっ……!つまり、金を得るにもぷよ勝負……!負ければぷよ地獄……!)
カイジ「お会計1250Gになりゃーっす!」
カイジ(通貨は金貨、銀貨、銅貨の3種類……!紙幣は存在しないとなると……ここは中世ヨーロッパか何かか……!?いや、そんな事はあり得ない……!っと、新たな客だ……)
カイジ「りゃっさっせー!」
アミティ「あー!ホントにカイジが働いてるー!」
ラフィーナ「全く、急に呼ぶから何事かと思ったら……」ブツブツ
シグ「ムシーいないー」キョロキョロ
りんご「あ、見て見てまぐろ君!マグロ定食だって!」
まぐろ「困るなあ★僕の事じゃないのに★」
りすくませんぱい「ふぅーむ……何はともあれ、ここで食事をしていけばいいと言う訳だな?」
カイジ「何だ……これは……!」
リデル「あ……実は……せめて早くお金を稼げるようにって……アミティさんに相談したら……」
アミティ「学校に居た人と、街で見つけた人、皆を連れてきちゃいました!これなら一気にお金稼げるよね!」
カイジ(しまった……!あのウィッチとか言う奴がいくら欲しいのかは知らないが……!一気に目標額(不明)まで到達してしまえば……!情報はもちろん、種銭などもってのほか……!
そもそも、ここが日本では無いと言う事しか分かっていないと言うのに……!)
りんご「しっかし、通貨が未だに金貨とか銀貨なんて、何と非合理的な営業形態なんでしょう」
まぐろ「そうは言ってもりんごちゃん、日本みたいに綺麗な紙幣を作る機械がここには無いじゃないか★」
りすくませんぱい「とりあえず、サバミソ定食を頼む」
アミティ「私は何にしようかなー」
ラフィーナ「ここには紅茶もケーキもありませんの?」
シグ「あー、ひょっとしてー、ムシー、隠したなー?」
リデル「私には……この位しか出来ませんが……頑張ってください……」
カイジ「あ、ああ……頑張る。頑張るが……そこの2人、ちょっと良いか?」
りんご「ん?なんでしょう?私はメニューを選ぶので忙しい為、手短にお願いします」
りすくませんぱい「私はサバミソ定食と言っただろう?」
カイジ「いや、りすだかくまだかわからん奴には聞いてないっ……!そっちのりんごとやらと、お前だ……」
まぐろ「え?ボクの事かい?」
りんご「日本って、あなたも日本の人なんだ?」
まぐろ「どうやってここまで来たんだろうね★」
りすくませんぱい「大方、実験に失敗した爆発でここまで来たんだろうな。恐らくだが、その影響で鼻と顎が……実に興味深い」
カイジ「やかましい!「どうやってここまで来た」……つまり、通常の手段ではこんな所には来られないと、そう言う事か……!
だったら、俺はどうやって帰れば良いんだっ……!?」
りんご「うーん……これまた難しい質問ですね……そうだ、ぷよ勝負に勝ったら教えても良いかな?」
カイジ「本当か!だったら勝負してくれ!」
リデル「か、カイジさん……(この人も強いのに……)」
りんご「えー、どうしよっかなー?」
まぐろ「りんごちゃん……(帰り方なんて知らないのに……★)」
アミティ「決めた!私はチーズハンバーグミックス盛り!」
ラフィーナ「け、健啖家ですわね……」
カイジ「兎に角、勝負……!」ぷよ…ぷよ…
りんご「仕方ないなあ。それじゃあレッツ?」
「ぷよ勝負っ」「ぷよ勝負……!」
りんご「解けた!ビビって来た!興奮してきた!ぐふふふふっ!にゃははははー!にゃははははー!
サイン!コサイン!タンジェント!インテグラル!パーミテーション!」
カイジ「関係ねえ……!他人なんか……!関係ねえんだよ……!俺だ……俺なんだ……!
……止めろ……!ふざけるな……!猛省……!流石の俺も猛省……!」←途中までは頑張った図
カイジ「負けた……!何故だ……!」
リデル「惜しかったですよ、カイジさん…」
りんご「貴方も中々のお手前でした」
まぐろ「途中までは良かったんだけどね★りんごちゃん相手にはちょーっと詰めが甘かった……かな★」
りすくませんぱい「ふぅーむ……このサバミソ……赤味噌と白味噌の合わせ味噌と来たか……実に興味深い」
アミティ「おいしー!こんな店あるなんて知らなかったよー!」
ラフィーナ「そ、そうなんですのね……で、では私も……アミティさんと同じものを……」
アミティ「なーんだ、ラフィーナもハンバーグ食べたかったんだ!」
ラフィーナ「べ、別に私はこのようにカロリーが高いものを好き好んでなんて……!」
シグ「おーここにはムシはいないのかー……」ショボン
カイジ「仕方ない……負けは負けだ……好きにしてくれ……!」
りんご「え?良いんですか?じゃあここのご飯奢ってください!全員分!」
アミティ「えー!?カイジそんなことしちゃっていいの!?ってあれ?何か当初の目的と違うような……まあ良いか!」
カイジ「」
リデル「す、すみません…結局迷惑をかけてしまいました……」
カイジ「いや、結果として一気に稼げたんだから良しとしよう……!兎に角、奴の下にこの金を運ぶ……それが先決……!」
リデル「あ、でも……」
カイジ「どうしたんだ?」
リデル「あの人の住んでるおうちの場所、知ってるんですか?」
カイジ「いや……知らない……!知らない以上、探し出すほかあるまい……(その道中でこの金を賭ける事になっても、それは仕方のない事……!
なにせコレは勝負……!ぷよ勝負なのだから……!何、勝って増やした分だけを元手にしたら何の問題も無い……)」
リデル「そうですよね……でも、ここはとっても広くて、人を探すなんて……」
カイジ「人を探すには、人を頼るのが一番だ……故に地道の聞きこみ……聞きこみ調査っ……!だがリデル……!お前はもう帰れっ……!これ以上世話になるわけにもいかない……!」
リデル「で、でもさっきもの凄く迷惑をかけましたし……てて、手伝わせて下さい!」
カイジ「……すまんが……」
リデル「……そうですか……」ショボン
カイジ「いや、ここらの地理に疎いからな……道案内は任せた……!」
リデル「は、はい!」パァァ
カイジ「魔女と言えば森……!情報が無い今は、それらしい所を探る……!見つかれば儲けもの、見つからなければ人を頼る……!」
リデル「でも、この辺に人はそんなに……」
ドラコ「ふんふふんふふーん」スタコラ
リデル(あ、角のおねえさま……)
カイジ「丁度良い所に居たな……!おい、そこのアンタ、ちょっと良いか?」
ドラコ「ん?あたし?ひょっとして美少女コンテスト優勝を狙ってるあたしにスカウト!?」
カイジ「いや、違う……!人を探している……!ウィッチとか言う奴なんだが……!」
ドラコ「なーんだ、違うのかー……って、私じゃなくて、ウィッチを探してんの?」
カイジ「あ、ああそうだが……」
ドラコ「ひょっとして、あいつの事をスカウトするつもり?!ここに超絶美少女のドラコケンタウロス様がいるっていうのに!?」
カイジ「な、何の話だ……!?俺はスカウトなんかじゃない……!」ざわ…ざわ…
リデル「か、勘違いです、おねえさま……」
ドラコ「騙そうったってそうはいかないんだからね!!ぷよぷよで勝負だ!!」
カイジ「クソッ……!どいつもこいつも口を開けばぷよ、ぷよと……!」ぷよ…ぷよ…
カイジ「アンタ……!大した悪党じゃないか……!張らせて貰うぜ……!限界を超えてっ……!」
リデル「あ……(カイジさん……ぷよ勝負、上手になってる……)」
ドラコ「へぇ……中々やるじゃん!アンタ!」
カイジ「ククク……!悪いが……!思い通りにはいかせねぇ……!ぷよ無し惨敗だよ……!お前は……!」
ドラコ「言ったなー!!だったら本気でやってやる!!」
リデル(カイジさん……頑張ってください……)ドキドキ
ドラコ「ファイヤーブレス!バーニングブレス!ドラコスペシャル!ダイナソニック!グレートファイヤー!!」
カイジ「馬鹿なっ……!そんな馬鹿なっ……!どうして……何で……!こんな理不尽な事が……!俺ばかりに……!」
ドラコ「へへーん、実力が違うよ!」
カイジ「クソ……!また負けたっ……!」
リデル「惜しかったです……」
カイジ「次は負けないっ……!この借りは必ず返すっ……!」
ドラコ「あはは!楽しみにしてるからな!そんじゃーねー!」スタコラスタコラ
リデル「行っちゃいました……(結局何も分からなかったです……)」ショボン
カイジ「ククク……今、何も分からなかったと、考えなかったか……?」
リデル「え?ど、どうして分かったんですか……?」
カイジ「簡単さ……顔にそう書いてあった……!しかし、一つだけ分かった事がある……!」
リデル「な、何でしょう……?」
カイジ「適当に入った森……そこで偶然出くわした人……そいつがウィッチと言う名を偶然にも知っていた……!
この二つが意味する事は一つ……!ウィッチは顔が広い……!つまり、適当に人さえ見つけられれば、ウィッチの事を知っている公算大っ……!」
リデル「な、成程です……」
カイジ「兎に角、引き続きこのあたりを探そう……予想が正しいとは限らないからな……!」
リデル「はい!」
リデル「あ、ありがとうございます……」
カーバンクル「……」
カイジ「む……何だこの生き物……あっち行けっ……!」シッシ
カーバンクル「ぐぐ~?」
カイジ「何て言ってるんだコイツ……?リデル、わかるかっ……?」
リデル「い、いえ…お役に立てなくてごめんなさい……」
カイジ「いや、「ぐー」なんて言葉に意味が込められてるはずもない……気にするな……!」
カーバンクル「ぐぐ~?ぐーぐぐー!」
カイジ「やけに挑戦的な目をしてやがる……!こいつ、やろうってのか?ぷよ勝負……!」ぷよ…ぷよ…
カーバンクル「ぐぐぐー♪」
カイジ「良いだろう……ただし俺との勝負に勝ったら、教えてもらおうっ……ウィッチの居場所……!!」
カーバンクル「ぐぐー!」
リデル(知ってる事、前提なんですね……)
知らなかったらしょうがないな
カーバンクル「ぐっぐ・ぐーぐ!ぐっぐぐぅーぐっ!ぐっぐぐーぐー!ぐぐぐ~!ぐっぐぐ~!」
カイジ「クソ……!負けるのかっ……!?貴様……!それでも人間か……!人間じゃなかった……!」
カイジ「負けた……!人間でも無い小動物(?)にすら負けた……!」
リデル「カイジさん……元気出して下さい……この子も凄く強かったみたいですし…」
カーバンクル「ぐぐー?」
カイジ「確かに……こいつも強かった……!それはまごうことなき真実……!
しかし敗因は……小動物と侮った……俺の慢心っ……!勝てると思った……思ってしまった……!情けないっ……!」ボロ…ボロ…
リデル「で、でも……カイジさんも凄く強くなってますし……」
カーバンクル「ぐ~?ぐーぐぐー!」スタタタタ
カイジ「…………着いてこいと、そう言っている気がする……!」
リデル「……え?」
カイジ「俺にはわかる……あれに着いて行けば……何かがわかるはずっ……!」フラ…フラ…
リデル「カイジさん……」オロオロ
カイジ「来たっ……人……!人だっ……!あれほどの小動物を使役する存在……!ならばこそ、ウィッチと言う魔女も知っていて然るべきっ……!」
リデル(本当に人が居る所に行きあたるなんて……)
アルル「あれ、この人たちは?」
カーバンクル「ぐー、ぐぐぐー!」
アルル「え?遊んでもらってたの?そうなんだ、よかったね!」
カイジ「あー……その、なんだ……人を探してるんだが……」
アルル「それよりも、カーくんと遊んでくれてありがとね!お礼と言ったらなんだけど、何でも聞いて良いよ!誰を探してるの?」
カイジ「ウィッチとか言う魔法使いなんだが……魔法薬を作るとか言ってどっか行ったはいいが、居場所が分からなくてな……!」
アルル「ウィッチ?ウィッチなら知ってるよ!さっきシェゾがどうとか行ってあっちの洞窟に向かって行ったよ」
カイジ「何だと……!?僥倖っ……奇跡が起きたっ……!ありがてえ……感謝するっ……!」
リデル「凄いです……こんなにすぐ知ってる人に行きあたるなんて……」
アルル「このくらいお安いごようだよ!ねーカーくん♪」
カーバンクル「ぐぐぐー♪」
シェゾ「全く……何だったんだ、あの魔女と来たら……」ブツブツ
カイジ「ここか……」
リデル「うう、何だか暗くて怖いです……」
シェゾ「次から次へと……何なんだ!俺は静かに過ごしたいだけだと言うのに!」プンスカ
カイジ「な、何をキレてんだコイツっ……!ひょっとして危ない人か……!?」
リデル「か、カイジさん……怖いです……」
シェゾ「変態って言うな!!」
カイジ「そんな事言ってない……!俺はただ、人を探しているだけなんだ……!
ウィッチとか言う魔女……そいつの所在さえ知られれば、どこへなりとも消えようっ……!」
シェゾ「……魔女について知ってどうするつもりだ……?」
カイジ「何て事は無い……届けたいモノがあるだけだっ……!」
シェゾ「ほう……届けたいモノ…だと……?つまりウィッチと貴様は何かよからん魔法薬の調合でもしようとしてるんだな?」
カイジ「何だと……?」ざわ…ざわ…
俺のねぐらであるこの静かな洞窟を荒して回ったんだ!!そこにお前が図ったかのように現れると来た!
つまり、ウィッチとのぷよ勝負で力を摩耗した俺に止めを刺そうと言う訳だな!?俺の闇の力を恐れんがばかりに、最低でも足止めをしようと!!」
カイジ「」
リデル「あの……その……誤解です」
シェゾ「喧しい!我が闇の剣、さばき切れるか!?行くぞ、ぷよ勝負!!」
カイジ「クソっ……!やるしかないのかっ……!(しかしあの口ぶりからして、力量はウィッチと互角と見た……!どうする……どうする……?!)」ぷよ…ぷよ…
リデル「カイジさん……」
シェゾ「行くぜ!喰らえ!闇の剣よ…!切り裂け!!」
カイジ「がっ……!がっ……!がっ……!何をやってんだ、俺は……!」
カイジ「負けた……またしても……!」
シェゾ「勝負あったな……しかし、その程度の力量でウィッチと組むとはどういうつもりだ?」
カイジ「だから違うと言っているだろうがっ……!!」
カイジ「そうさせてもらえなかったからこその結果がコレだよッ……!!」
シェゾ「仕方ない……百歩譲って俺の勘違いだったとして、それの詫びに魔女について教えてやろう」
カイジ「何処か釈然としないが……感謝する……!」
シェゾ「奴の目的は"魔法薬"だ……俺の髪の毛を取って言ったのも「闇の力を持つ者」の身体の一部が欲しかったかららしい……」
リデル「なんだか……凄そうな薬を作るみたいですね……(前に私も角を取られそうになっちゃったですし……)」
シェゾ「ふん。奴のつくる薬はどれもこれもセンスがズレてるモノばかりだ。どうせ失敗するに決まってる。
材料は集めたとか行ったから、恐らくは街に戻って調合でもするんだろうさ。場所は確か……」
カイジ「……結局街に戻るのか……だがしかし、感謝だ……!お陰でもうすぐウィッチを見つけられそうだ……!」
リデル「ありがとうございます、よかったですね……カイジさん」
シェゾ「ふん。礼には及ばん。俺はただここで静かに過ごしたいだけだからな、さっさと行け」
カイジ「それでも言わせて貰おうっ……ありがとう……!ありがとう……!」ダダッ
リデル「それでは、失礼します……」スタタッ
シェゾ「ようやく静かになった……まずはこの荒れ果てた洞窟の中を整頓しようか……」ガックシ
カイジ「結局戻って来たが……奴の言う通りなら、恐らくはこの工房の中にウィッチは居るはず……!事実、何やら煙が上がっている……実験の証っ……!」
リデル「ようやくですね……長かったです」
カイジ「リデル……お前の道案内が無ければ俺は途方に暮れていた……改めて感謝……!」
リデル「い、いえ……そんな……私なんて……」
カイジ「いや、あの鬱蒼とした森……!あそこを抜ける事は至難の業っ……!あのあたりの地理に詳しい者でなくては……!」
カイジ(……待て、何かを忘れているような気が……)
カイジ(……そうだ、"種銭"っ……!あれが無くては、あいつらを……!三好達を救うための金を得られないっ……!!)
カイジ(ウィッチの居る場所は分かった……だったら、別に今じゃなくても良いんじゃないか……?
バイト代を元手に、少し増やした後でも……!)
どうする?
1、素直にウィッチに金を渡す
2、ぷよ勝負でお金を少し増やし、その分はくすねてウィッチに渡す
>>175
例え負けた所で失うのはあの魔女の金っ……!問題など無いっ……!)
カイジ「色々助かったぜ、リデル……だが今日はもう遅い。後日改めて礼をしたいから、今日の所はここで解散としようか……!」
リデル「そうですね……あ、でも……カイジさん、泊る場所は……?」
カイジ「心配はいらない……!いざとなればあの食堂に駆けこむっ……!」キラッ……
リデル「わ、わかりました……それでは、おやすみなさい」スタスタ
カイジ「ああ。じゃあな」
カイジ「……」
カイジ(コレで1人きり……!ここからは俺1人の力で乗り切るしかないっ……!)
カイジ「まずは……人を探そう……!条件は金を持っていそうな奴っ……」
1、クルーク
2、サタン
3、ルルー
4、レムレス
5、フェーリ
6、アコール先生
>>186
フェーリ(デートに誘うには打ってつけの条件……)
フェーリ(お菓子何ていくらでもレムレス先輩にプレゼント出来ると言う事をアピール出来れば……)
フェーリ(確実に私の願いはかなうはず……)
フェーリ(と言っても、まずは先立つ物がなければ……主に金銭面で)
カイジ「あんた、今ちょっと時間あるか?」
フェーリ「……何、私はいま考え事していて忙しいんだけど……?」
カイジ「そうか……だが、駄目元で尋ねてみるが……ぷよ勝負をしてくれないか……!
勝った方が5000G(今日の日当全額)払う……どうだ……!?(見た所学生位の少女に勝負を吹っ掛ける何て最低野郎だが……そうも言ってられねえんだ……!)」
フェーリ(成程、そんなやり方もあるのね……)
フェーリ「良いわ、勝負をしましょう」
カイジ「ッ……!ありがてえ……なら、早速、勝負だ……!」ぷよ…ぷよ…
カイジ「うんざりなんだ……!損だ…得だ…金だ…資産だ…そんな話はもうっ……!」
フェーリ「ちょっと、止めてよ!言ってる事と……やってる事……矛盾してるわよ……!」
カイジ(っ……!勝てる……初めて……!勝てるんじゃないか……!!?)ざわ…ざわ…
カイジ(いや……違う……!何だこの悪寒……!?確信めいた予兆のようなっ……!!)ぷよ…ぷよ…
フェーリ「 見 え た わ 」←フィーバー突入
カイジ「何だそれは……!聞いてない……!初耳だ……!」←今までは基本的に一方的にやられていた為に知らなかった
フェーリ「イングレス ホラリー ベネフィック コンジャンクション 来た来た来た…! シグニフィケーター」
カイジ「なんかずりぃ…!汚ぇぞこいつ……!何をしようとも……!とどのつまり……落とすんじゃねか……!」ぷよ…ぷよ…
カイジ「ま、負けた……!」
フェーリ「勝つのは判っていたわ……それじゃあ……」
レムレス「おっと、賭けぷよは駄目だよ。ぷよ勝負はみんな仲良く楽しくね」
カイジ「だ、誰だっ……!」
フェーリ「せ、先輩……!これは、違うんです……!」
レムレス「うんうん、2人とも、止むに止まれぬ事情があったんだよね?誰にも言わないから、この飴でも食べて落ちつきなよ」
レムレス「おやおや?いつもの元気が見当たらないよ?大丈夫?」
カイジ「……」
フェーリ「あ、あの……新しいお菓子屋さん……」
レムレス「あ!そうなんだ、あそこのお菓子屋さん、ケーキがとっても美味しいんだ!今度一緒に行く?」
フェーリ「は、はい!」パァァ
カイジ「……」
レムレス「それじゃあ帰ろっか。あ、お兄さんも、賭けぷよは駄目だからね?アコール先生に見つかったら大変な事になってたかもしれないよ?」
カイジ「……」
フェーリ「そう言う事だから、お金はいらないわ。それじゃあね(感謝……!いちゃつくきっかけとなったこの男に圧倒的感謝っ……!!)」ベタベタ
カイジ「……」
カイジ「……戻るか……」
カイジ「おい……!金を持ってきた……!開けてくれっ……!」ドンドン
ウィッチ「はいはい、どなたですの?こんな夜分遅くに……ってああ、貴方でしたか」
カイジ「感謝しろよ……ここに来るのにどれほど苦労したか……!」
ウィッチ「わざわざ律義にここを探してまでお金を持ってきて下さったのですか?御苦労さまですの」
カイジ「そうしろと言ったのは……アンタだろうがっ……!」
ウィッチ「まあ何にせよ、上がってくださいな。丁度新しい魔法薬も出来た事ですし……」
カイジ「魔法薬?あの闇の剣がなんとか言っていた男もそんな事を言っていたな……」
ウィッチ「まぁ、シェゾの所にまで行ったのですか?」
カイジ「ぷよ勝負に負けた手前、これ以上恥の上塗りは晒せなかったからな……!」
ウィッチ「へぇ……その根性だけは認めて差し上げるついでに、そのお金は差し上げますわ」
カイジ「……は?」
ウィッチ「見て下さる事!?これが新しい魔法薬ですの!コレがあれば大繁盛間違いなし!つまり何が言いたいのかというと、アルバイト何て最早不要ですの!」
カイジ「それはまあ……よかった、な……?」
カイジ「は、はぁ……?(何だ?寝床でも貸してくれるのか……?)」
ウィッチ「ですので、この新しい魔法薬の第一被験者として貴方を御指名してさしあげますの!」
カイジ「ひ、被験者……だと……?」
ウィッチ「コレを使えばどんな相手でも昇天間違いなし!これならきっと色んな層の人々に爆売れ間違いないですわ!」
カイジ「ま、待て……何だか嫌な予感がする……!金を置いて行くから、それを持ってこちらににじり寄るのをやめろっ……!!」
ウィッチ「ふ、ふふ……うふふふふ……」
カイジ「近づくなっ……それ以上……!俺の下へっ……!!」
ウィッチ「コレが新しい魔法薬……"メテオ"ですの!!」
カイジ「うわああぁあぁあぁぁ!!!」
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゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙i|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´
ウィッチ「……あら?あの殿方は……爆発の衝撃で吹き飛んでしまったのでしょうか……」
ウィッチ「……」
ウィッチ「まあ、ここまで来るのに物凄く苦労なさったようですし、これ位平気でしょう……」
カイジ「ん……うぅーん……こ、ここは……?」
カイジ「こ、公園……!?俺は、戻って来たのか……!?」
カイジ「やった……!ついに帰って来たっ……!!日本へっ……!」
カイジ(そもそも……あれは夢だったんじゃないか……?あり得ないだろう、あんな事!)
カイジ「兎に角……今は飯……飯だっ……!金はいくらあるんだ……?」ジャラリ
カイジ「……金貨……5000G分……?」
黒服「カイジ様……外出期限が現時刻を以って終了しました。これより地下へと戻って頂きます」
カイジ「」
 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
/⌒ヽ _,,-''"
_ ,(^ω^ ) ,-''"; ;,
/ ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': ,'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' ┼ヽ -|r‐、. レ |
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' d⌒) ./| _ノ __ノ
カイジの心理戦をぷよで再現するなんて無理だよォォォォ!!!!
大体最初の1レスしか書いてねぇんだからこんなんなんだよぉぉぉぉ!!!
そして見切り発車のくそすれにご付き合いいただきありがとうございました。
話の軸はぷよぷよ20thの奴なんで気になる方は買ってプレイしてみてね!
もっとアルル出して欲しかった
Entry ⇒ 2012.02.25 | Category ⇒ 版権物SS | Comments (1) | Trackbacks (0)
岡部「どうしたルカ子、浮かない顔をして」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328786110/
るか「あ、おか――凶真さん。今日はどうなさったんですか?」
岡部「お前の修行を見てやろうと思ってな。何か、悩み事か?」
るか「……いえ、大したことじゃ、ないんです」
岡部「困っているなら、遠慮せず言うがいい」
「これでも俺は、お前の師なのだからな! フゥーハハハ!」
るか「は、ハイ! その、実は昨日、学校でまゆりちゃんに――」
――――――
――――――――――――
――――――――――――――――――
るか「あ、おはようまゆりちゃん……なんか、機嫌よさそうだね」
まゆり「あのねー、実は、ルカくんにお願いがあって」
るか「(う……嫌な予感がする)」
まゆり「今度、アキバでイベントがあってね、コスプレのコーナーもあるんだー」ニコッ
るか「うん……それで?」
まゆり「実はね、ルカくんに着てほしいコスがあるの!」
まゆり「大丈夫だよ! ルカくん、もう海外でも話題なんだから」
「『こんな可愛い子が女の子のはずがない』って」
るか「で、でも……やっぱり恥ずかしいよ///」
まゆり「ルカくんも、だんだんコスプレの魔力に取りつかれちゃうって~」ジリジリ
るか「あの、なんでちょっとずつ近づいて……ひ、ひええぇぇ~」
るか「(うう、結局押し切られてしまった……)」
「(コスプレが嫌いってわけじゃないけど、やっぱり恥ずかしいんだよなあ)」
女生徒1「漆原くん、コスプレみたよー!」
女生徒2「うん、チョー可愛かったよね! 今度はどんなの着るの?」
るか「えっと、ありがとうございます。でもボク、コスプレは――」モジモジ
女生徒1「キャー!! 恥ずかしがっちゃって!」
るか「あ、あう……」
「(それに、岡部さんと初めて会った時みたいに、写真を取ろうとする人まで――)」
まゆり「ルカくーん、お昼食べよ!」ドンッ!
るか「う、うん……まゆりちゃん、お弁当大きくない?」
まゆり「学校の後バイトがあるんだー。だからいっぱい食べないと」モグモグ
るか「そ、そうなんだ」
るか「(ボクのお弁当より大きい……)」
「(まゆりちゃん、どこにその量が入ってるんだろう?)」
まゆり「えっへへー、クリスちゃんに教えてもらったからばっちりなのです!」エッヘン
るか「へえ……牧瀬さん、大学も出てるんだっけ」
まゆり「教えるのとっても上手なんだー。おかげでいい点とれそうだよ」
るか「やっぱり、すごく頭いいんだ」
まゆり「うん! クリスちゃんがラボメンになってから、オカリンも楽しそうなんだー」
「だから、まゆしぃも嬉しいのです☆」
「もう、見えるか見えないかのギリギリを攻めるのが楽しくて楽しくて!」
るか「それが、ボクに着てほしいコス?」
まゆり「自信作なんだー。まだ完成してないけど、絶対間に合わせるよ!」
るか「(またコスプレしたら、もっと怖い人たちに目を付けられちゃうかも……)」
「(せめてほとぼりが冷めるまで、コスプレは遠慮させてもらおう)」
るか「ま、まゆりちゃん?」
まゆり「んー、なに?」ニコッ
るか「えっと――ボク……今回は……」
るか「……ううん、何でもない……」
るか「(あんな風に楽しそうな顔されると断れないよ……)」
「(ボクもこういう時ぐらい、はっきりものを言えたら――)」
――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――
岡部「――で、結局断り切れなかった、ということか」
るか「ハイ……」
「お前には、まだ荷が重いか……」
るか「す、すみません。修行が足りなくて」シュン
岡部「そう落ち込むな。あの時のカメラ小僧たちみたいな輩は、お前にとってもトラウマだろう」
「――よし! 俺も、お前の力になってやろうではないか!」
るか「え、ええ!? そんな、いいですよ!」アセアセ
岡部「まゆりは、コスプレのことになると熱中しすぎるところがある」
「お前からも、一言注意した方がいいかも知れん」
岡部「――と、いうわけだ」
ダル「つーかさ、僕個人としてはそのコスメチャクチャ見たいのだが」
「るか氏が際どい星来たんのコスを着て究極生物となる――胸熱だお!」
岡部「黙れこのHENTAIが!」
「もしルカ子が心の闇にのまれ、封印されしもののけの血が暴走するようなことがあれば――」
ダル「また厨二病かよ……妄想乙!」
「でも、やっぱりまだ抵抗が……私生活でも、知らない人に声をかけられることも多くなって」
ダル「まあ、コスプレ写真とかから身バレすることもあるし、怖がるのも仕方ないか」
「るか氏なんて、海外まで画像が出回ってるからなおさらヤバい」
岡部「そ、それは怖いな……ストーカーが出没しそうだ」
ダル「僕みたいな紳士じゃなくガチで危ない奴らに目を付けられたら、それこそエロ同人みたいなことを――」
ガチャ
紅莉栖「はろー」
岡部「む、助手か。今日は遅かったな」
るか「牧瀬さん、こんにちは」ペコリ
紅莉栖「あれ、漆原さん? まゆりと一緒じゃないの?」
岡部「ああ、今日は他のコス仲間の衣装合わせだそうだ」
るか「(まゆりちゃんがいないと思ったら、そういうことだったのか……)」
紅莉栖「で、どうしたの。休日に男2人……3人で」
るか「はい、実は――」
紅莉栖「――ふむん。理由を説明したら、まゆりも納得するでしょうね」
「でも、まゆりって無邪気に頼むから、なんとなく断りづらいのもわかるわ」
るか「ボク、一体どうしたら……」
岡部「とりあえず、練習してみるか? 助手、頼む」
紅莉栖「頼むって何よ?」
岡部「お前がまゆり役になって、ルカ子の練習台になるのだ!」
紅莉栖「はあ? 何であたしが。あんたがやりなさいよ!」
岡部「俺がまゆりの真似をするとでも思ってるのか? これも、ルカ子のためだ」
「とぅ、トゥットゥルー! まゆしぃ☆です」
ダル「お、結構似てるじゃん! るか氏、牧瀬氏相手に断ってみ?」
るか「は、ハイ! 牧瀬さ――じゃなくて、ま、まゆりちゃん。ボク、今回のコスブッ」ガチン
るか「(き、緊張しすぎて舌噛んじゃった!)」ジタバタ
岡部「……ルカ子よ。クリスティーナですらその調子では、本人には勝てんぞ!」
ダル「いっそ、まゆ氏を口説くくらいのつもりでキメていったら?」
「見つめ合うと素直にお喋り出来ない、みたいな感じでまゆ氏を口封じしちゃうわけ」
岡部「あのな、そんなスイーツ(笑)丸だしの作戦が成功するか!」
「まゆりに限って、そんな手に引っかかるとは到底思えん」
ダル「でもさ、るか氏も素材は最高だから、服とか揃えりゃ案外イケメンになるんじゃね?」
紅莉栖「漆原さんが男の子っぽい格好……わ、わるくない、かな」ポッ
岡部「おい、なぜお前が顔を赤くするのだ?」
「別に男装の漆原くんとか、全然妄想してないんだから!」
ダル「……勝手に全部喋っちゃってる件について」
岡部「そもそもルカ子は男であって、男装も何もない。全く、すさまじい妄想力だなクリ腐ティーナ!」
紅莉栖「く、クリ腐ティーナとは何よ! ごちゃごちゃ言わないで、あんたも少しは意見を出しなさい」
岡部「フン、俺のIQ170の怜悧な頭脳は、今高速で働いているのだッ」
紅莉栖「それなら、早くしてもらいたいのだが。口だけじゃ信用されないわよ?」ニヤニヤ
るか「(……お2人とも、仲がよさそうだなあ)」
「(ちょっとだけ、うらやましい)」
岡部「まあ、その意見には同意しよう」
「ルカ子も、もっと堂々とするだけで気持ちも変わると思うぞ」
るか「堂々と……ですか?」
岡部「うむ、そこにこそ、清心斬魔流に隠された極意が存在する……!」
るか「そ、そうなんですか! 精進します!」
紅莉栖「……あんたも、よくそんな適当に設定作れるわね。素直に信じる方もどうかと思うけど」ハア
「それだけでも、ちょっとは気持ちが大きくなるんじゃない?」
るか「えと、や、やってみます」
「ぼ……じゃなくて、お、オレは漆原るか! 正真正銘の男で……だゼ」
ダル「無理して男言葉を使う可憐な美少女――萌える!」グッ
るか「あう……」
岡部「ダル、茶々を入れるんじゃない!」
岡部「いきなりだったからな。言葉遣いだけ変えても、すぐ態度にまで反映出来るはずもない」
「……結局、俺たちが意見したところで、最後はお前次第ということか」
るか「そうなんですよね――でも、あんな笑顔で頼まれると、中々断りづらくて」
岡部「だが、断りたいのならきちんと断った方がいいぞ」
「コスプレが原因でお前に危害が加わるようなことがあれば、まゆりはむしろ傷つく――」
ヴーン ヴーン
岡部「む、メールか」
Sub ゴメン><
ちょっとコスに手直しが必要
で材料を買わなくちゃならな
いの~!
だから、明日もラボに行けそ
うにないのです。
岡部「……あいつも大変だな」
るか「まゆりちゃんからですか?」
岡部「ああ、明日もラボには来ないらしい」
るか「あれ、ボクも電話……まゆりちゃんから?」ピッ
るか「もしもし、まゆりちゃん? え、明日? うん、空いてるけど……」
「うん――うん、じゃあ、駅前で……」
ピッ
岡部「まゆりからか?」
るか「は、はい。明日、買い物に付き合ってほしいって」
岡部「まさか――コスのか」
るか「買い物ついでに、採寸もさせてほしいと……」ガクッ
「今からなら、まゆりも諦めがつくだろうし」
るか「ボク……頑張ります」
岡部「そんな自信なさげな態度で大丈夫か?」
「まあ、健闘を祈ろう。というわけで、いつもの合言葉を」
るか「ハイ――えっと、エル・プサイ・コンガリィ?」
岡部「コングルゥだッ!」
まゆり「あー! ルカくん、トゥットゥルー♪」
るか「お、おはようまゆりちゃん」
まゆり「今日はありがとねー、付き合ってもらっちゃって」
るか「大丈夫、別に気にしてないから」
まゆり「……んー」ジロジロ
るか「な、なに? そんなにじろじろ見て……」
まゆり「なんか、いつもより男の子っぽい格好だなーって」
まゆり「だって、ルカくんがジーンズにパーカーなんて、今まで見たことないもん」
るか「ぼ、ボクだって、たまには……」
るか「(牧瀬さんたちの意見も参考にした、なんて言えない……)」
「(ボクもこれで、少しは強気に出れるかな)」
まゆり「でも、似合ってるねー。まゆしぃも、新しいコスを思いついちゃいそう!」
るか「(まゆりちゃんには悪いけど、今度こそハッキリと断らないと――)」
るか「な、何でいきなり手を!?」
まゆり「ルカくん、お肌すべすべだねー。えっへへー」ナデナデ
るか「そ、そんなことないと思うけど」
まゆり「クリスちゃんもすごくお肌きれいだし、まゆしぃは羨ましいのです!」
るか「ま、まゆりちゃんも、十分キレイだよ……」
「(まゆりちゃんには悪いけど、はっきり断ろう!)」グッ
まゆり「あれ、ルカくん何もってるの?」
るか「きょ、今日お弁当作ってきたんだよ。お昼になったら食べよ」
まゆり「おおー、気が利いてるね! いいお嫁さんになれるよー」
るか「お、お嫁さんって――ボク、男なんだけど」モジモジ
まゆり「冗談だよー。ルカくんとってもカワイイし!」
るか「うう、素直に喜べない……」
まゆり「……あれ、もうこんな時間! ルカくん。早く行こ! 買い物の前に、ちょっと寄り道したいの!」ダッ
るか「あ、急に走り出さないでー!」
るか「雷ネットの大会?」
まゆり「そう、フェリスちゃんが出てるの」
「だからね、試合前に差し入れしたいなーって思って」
るか「ボク、あんまり詳しくないんだけど、フェイリスさんってやっぱり強いの?」
まゆり「うん! 1度に10人くらい相手にして勝っちゃうんだよ!」
るか「(そ、それは凄い……)」
フェイリス「あれ、その声は――マユシィ! こんにちニャンニャン!」ヒョコッ
まゆり「フェリスちゃん、トゥットゥルー♪」
るか「こんにちは、フェイリスさん」
フェイリス「ルカニャン! もしかして、応援しに来てくれたのかニャ?」
まゆり「ごめんね、今日は用事があって……」
「でもね、差し入れ持ってあげたんだー」
まゆり「家の近くにあるケーキ屋さんの新製品なの」
「おいしそうだからいっぱい買っちゃって。えっへへー」
るか「(元はこれよりたくさんあったんだろうな……いくつ食べちゃったんだろう)」
フェイリス「でも、とってもおいしそうニャ! ありがたく頂くのニャ」
まゆり「フェリスちゃん、今日も頑張ってね!」
フェイリス「当然ニャ! 栄光のビクトリーロードを駆け上ってやるのニャ!」グッ
?「おいおい、随分と余裕じゃねえか、フェイリス・ニャンニャン」
るか「あの、フェイリスさん? この方は……」
?「俺は、雷ネット界に舞い降りた黒の貴公子――4℃(シド)」
4℃「知らないのなら覚えておけ。この俺が、雷ネットを漆黒に染め上げる男だ!」
るか「(何だろう……岡部さんみたいなことを言う人だなあ)」
「グランド・ジャッジメントは、もうそこまで近づいてるぜ」
フェイリス「……もういいかニャ? 試合前に集中したいのニャ」
取り巻きA「ああ? てめえ4℃さんの宣戦布告を無視する気か?」
取り巻きB「4℃さんの圧倒的なオーラにビビっちまったんじゃねえの」
ギャハハハハ!!
まゆり「な、なんだかこの人たち怖いよ……」
るか「あ、あの――」オズオズ
取り巻きA「ああ?」
るか「や、やめてください……嫌がってるじゃないですか……」
取り巻きC「なんだ嬢ちゃん、文句でもあんのか」
るか「(じょ、嬢ちゃんって)」
るか「ぼ、ボクは――男です!」
るか「ひっ――」ビクッ
取り巻きA「ああ、そういえばこいつ、見たことある」
「男なのに女の恰好するコスプレイヤーじゃねえか」
取り巻きC「はあ、なんだそれ? こいつそういう趣味か?」ニヤニヤ
るか「ぼ、ボクは……」
4℃「まあまあお前ら、それくらいにしておけ」
「この雌猫が、偽りの王座から引きずりおろされるのも時間の問題だからなあ」ニヤリ
フェイリス「……フェイリスは、絶対に負けないのニャ」キッ
るか「(すごく怖そうな人たちだった……)」
「(しかも、ボクのこと知ってる人もいたなんて)」
フェイリス「2人ともゴメンニャ。フェイリスのせいで、2人に迷惑を――」
まゆり「ううん、そんなことないよ。でもあの黒い人たち、ホント失礼しちゃう!」プンプン
「あの人たちも、大会に出るの?」
フェイリス「ヴァイラルアタッカーズっていう、ガラの悪いチームニャ」
「でも、多少は実力があるから油断はできないニャ」
フェイリス「いくらなんでも実力行使はされないと思うのニャ」
「全力で相手をしてやるのニャ!」
るか「えっと――頑張って、くださいね」
フェイリス「ありがとニャ! シュークリームも、ありがたく頂くのニャ」
まゆり「ルカくんも、元気出してねー」
るか「……うん」
るか「そういえば、ボクのコスの材料買いに来たんだっけ」
まゆり「うん、実はカエデちゃんのコスもちょっと破けてたんだー」
「ちょうどそこの部分の布切らしてたから、ついでにそれも買うの」
るか「普通に縫い合わせちゃダメなの?」
まゆり「ただ縫い合わせるだけだと、そこだけ跡が目立っちゃうんだよー」
「やっぱり、着てもらうからには完璧なコスにしないと!」
るか「……まゆりちゃん、コスのことになると気合が違うよね」
まゆり「んーと……あった! これこれー」ダッ
るか「あ、まゆりちゃん!」
るか「(裁縫店なんてあんまり来たことないけど、結構広いのか)」キョロキョロ
まゆり「えっへへー、これでもうばっちりだよ!……うわ!」コケッ
るか「あ、危ない!」ドン
まゆり「ふえっ!?」
まゆり「ご、ごめんね。足が引っかかっちゃって」
るか「うん、怪我はしてないよね」
まゆり「も、もう大丈夫だよ! だから、手を離しても……」
るか「え?」
るか「(あ、転ばないように手を肩に……)」
るか「ご、ゴメン!」バッ
まゆり「ううん、ありがとね。両手が塞がってたし、転んでたらまゆしぃは怪我しちゃってたと思うから」
るか「そ、それならよかった」
まゆり「さあ、早く行こっ!」
るか「(……まゆりちゃん、思ったより肩細いなあ)」
るか「まゆりちゃん、そんなに楽しみだったの?」
まゆり「うん、ルカくんお料理上手だからね!」ニコニコ
るか「そ、そこまで喜ばれるとちょっと照れちゃうな……」モジモジ
まゆり「まゆしぃも、これくらい上手だったらなー」
まゆり「ホント!? その時は、クリスちゃんも一緒ね!」
るか「(そういえば2人とも、料理全然できないんだっけ)」
るか「うん、今度、牧瀬さんも誘おう」
まゆり「そっか、楽しみだなー。クリスちゃんも喜ぶよ!」
まゆり「んー! この卵焼き、ふわふわでおいしいねー」
「ジューシーからあげナンバーワンもいいけど、ルカくんの料理は絶品なのです!」
るか「まゆりちゃん、よく食べてる割には全然太らないよね」
まゆり「まゆしぃだって、食べてばっかりじゃないんだよ!」プンプン
「バイトも楽しいけど大変だし、最近はコス作りで忙しいんだもん」
るか「ご、ゴメン――そんなつもりじゃ」
まゆり「せっかく作ったコスだし、クリスちゃんにも着てもらいたいなー」
るか「(あれ、また牧瀬さんのこと……)」
るか「そ、そういえばまゆりちゃん、最近牧瀬さんの話が多いよね」
るか「やっぱり、まゆりちゃんも嬉しいのかな」
「ほ、ほら! 牧瀬さんって大人っぽいし、お姉さんみたいだなーって」
まゆり「…………」シュン
るか「――まゆりちゃん?」
まゆり「あ……ご、ごめんね! まゆしぃボーっとしてて」
るか「大丈夫?……ボク、変なこと聞いちゃった?」
まゆり「る、ルカくんは悪くないよ! ただ、まゆしぃが……」
るか「(さっきのまゆりちゃん、すごく暗い顔してた)」
まゆり「……まゆしぃは、ちょっとだけ寂しくなっちゃったのです」
るか「寂しい――まゆりちゃんが?」
るか「(いつもニコニコしていて、そんな素振り見せたことないのに)」
まゆり「最近、ラボメンがたくさん増えたよね。クリスちゃん、萌郁さん、フェリスちゃん――それにルカくんも」
るか「(岡部さんが退院した日、神社にやってきてボクにラボメンバッジをくれたんだっけ)」
「(でも、どうしてまゆりちゃんが寂しいなんて……)」
「今みたいに賑やかじゃなかったけど、2人でいるのはとっても楽しかったの」
るか「(……それは、なんとなく想像できるな。ボクも、うちの神社の静かな感じ、結構好きだし)」
まゆり「で、でも、今みたいにみんながいるのが嫌なわけじゃないよ! ホントだよ!?」ユサユサ
るか「わ、わかっ、たから、か~た~ゆ~ら~さ~な~い~で~!」ガクガク
「ラボメンがたくさん増えて、まゆしぃも嬉しいんだよ?」
るか「そ、それはよかった……」
るか「(なんか、まだ視界がグラグラして気持ち悪い)」
まゆり「でもね、たまに考えちゃうんだ」
「まゆしぃは、みんなにとって必要なのかなーって」
るか「え――」
「ルカくんみたいにお料理もできないし、フェリスちゃんみたいに、オカリンの話について行ってあげられない」
「まゆしぃがいなくても、オカリンはみんながいるから――」
るか「まゆりちゃん、それって……」
まゆり「ご、ゴメンね! まゆしぃが勝手にそう思ってるだけで」
「ルカくんも、急にこんなこと話されても迷惑だよね。えっへへー」
るか「――迷惑なんかじゃない!」バッ
るか「ま、まゆりちゃんがそんな暗い顔してるの、今まで見たことないから」
まゆり「でも、まゆしぃは……」
るか「ボク、コスプレなんて恥ずかしいだけだって思ってたんだ」
「でも、それを見てたお客さんたちは――とっても楽しそうだった」
るか「(……まあ、恥ずかしいのには変わりないけれど)」
「それは、すごく素敵なことだよ……!」ポロッ
まゆり「る、ルカくん! 泣かないでー」
るか「だって、まゆりちゃんがぁー」シクシク
まゆり「ま、まゆしぃが悪かったよ……」
るか「ボクで良かったら、いつでもコスプレするから……だ、だから、もうそんな風に考えないで」グスッ
まゆり「うん、まゆしぃも、ちょっと元気が出たよ。ありがとね、ルカくん!」ニコッ
るか「(あれ、確かボク、コスプレを断ろうと思ってたのに――?)」
「(でも、まゆりちゃんが元気になってよかった)」
るか「フフ、岡部さんらしいね」
るか「(……いつものまゆりちゃんに戻ったみたいだ)」
「(やっぱり、まゆりちゃんはニコニコしてないと)」
まゆり「……あれ、もうこんな時間。ちょっとおしゃべりし過ぎたかなー?」
るか「そうだね。じゃあそろそろ――」
?「おい、てめえら!」
岡部「……もう3時か」
紅莉栖「ふあーあ。なんかもう疲れた」
「で、漆原さんに渡す未来ガジェット、何か思いついた?」
岡部「うむ……ルカ子のことだ、スタンガンのような痛みを加えるものは好むまい」
「モアッド・スネークは煙幕に使えるが、持ち運びに向かんし」
紅莉栖「漆原さんが断り切れなかった時のために、護身用の未来ガジェットか……」
「岡部って、ホントお人好しね。自称狂気のマッドサイエンティストの癖に」
岡部「……余計なお世話だ」
岡部「ずっと以前から、まゆりに目を付けられていたようだ……で、俺が入院してる間に折れたらしい」
紅莉栖「……入院」シュン
岡部「お、お前が気にすることではない! もう傷は癒えている」
紅莉栖「……ゴメン。たまに考えちゃうの。岡部って、ラジ館のこと全然話してくれないし」グスッ
岡部「いつか、お前にもきちんと話す。それまで待っていてはくれないか?」
紅莉栖「……うん、分かった」コクコク
萌郁「……」パシャ
萌郁「何だか……いい雰囲気だったから」
岡部「音もなく入ってくるな! それより、お前店はいいのか? 油を売ってるのが知れたらミスターブラウンが怒るぞ」
萌郁「今日はもう……店じまいって。綯ちゃんと買い物するらしいの……」
岡部「(そういえば、この3人だけというのも珍しいな)」
萌郁「うん……楽しい。綯ちゃんも……とっても可愛いし」
紅莉栖「桐生さんも、初めて会った時より大分話すようになりましたね」
岡部「うむ、メール魔だった時から比べたらはるかにマシになった」
萌郁「それは……岡部くんや、みんながいてくれたから。最近は、別のバイトも探してて……」
紅莉栖「そういえば、今日橋田は来ないの?」
岡部「あいつはフェイリスのところだろう。今日、雷ネットの大会があると言っていた」
岡部「噂をすれば――ダルからか」
ピッ
岡部「俺だ」
ダル『あ、オカリン? そっちにフェイリスたん来てない?』
岡部「来てないが――何かあったのか?」
ダル『さっき雷ネットの決勝戦でフェイリスたんが優勝したんだけど、負けたチームの奴らがいちゃもんつけてきたんだお!』
ダル『あれ、オカリン知ってるん?』
『あいつら、フェイリスたんに――』
岡部「(この展開、体験したことがあるような……)」
バンッ
フェイリス「凶真ー!!」
岡部「フェ、フェイリス!?」
岡部「急に抱き着くんじゃない! 一体何があったのだ?」
フェイリス「さっき雷ネットの大会で負かした相手に追われてるのニャ!」
「なんとかここまで見つからずに来れたニャけど……」
岡部「まあ、あいつらは何をしてきてもおかしくはないからな。賢明な判断だ」
岡部「(……俺も、散々殴られたからな)」
フェイリス「誰にも見つからないよう、細心の注意を払ってここに来たのニャ!」
萌郁「それなら……安心」
フェイリス「それよりも、マユシィたちが心配ニャ。今朝、マユシィたちもあいつらにからまれて……」
岡部「そ、それは本当か!? 一応、連絡を――」
プルルルル・・・
岡部「(くそ! 早く出てくれまゆり……!)」
まゆり「ルカくん、大丈夫ー?」
るか「ちょっと、疲れただけだから」
まゆり「さっきの人たち――今朝、フェリスちゃんとケンカしてた人だよね?」
るか「た、多分……まゆりちゃん、さっき、携帯が鳴ってたと思うけど」
まゆり「うん……でも、走るので精一杯だったから」
るか「岡部さんからかもしれないし、あとでかけ直そう……もう、暗くなってきたね。今何時かな」
るか「ど、どうしたの?」
まゆり「まゆしぃのカイちゅ~……」
まゆり「止まっちゃってる」
まゆり「み、見つかっちゃった!?」
るか「まゆりちゃん、早く逃げよ!」ダッ
取り巻きD「おらあ! 待ちやがれ!」
るか「はあ、はあ……」
まゆり「な、何で追いかけてくるのー!」
るか「と、とにかく、振り切らないと……」
タッタッタ・・・
4℃「おっと、逃げようったってそうはいかねえぜ?」
るか「(は、挟み撃ちにされた!)」
まゆり「……」
るか「あの、どうしてボクたちを追いかけるんですか」ビクビク
取り巻きA「ふん! あの雌猫、イカサマを使いやがった」
「でなけりゃ、あんな局面から4℃さんが負けるはずがねえ」
るか「(雌猫って――フェイリスさんのこと?)」
「(そ、そんなの負けたことに対するやつあたりじゃ……)」
「お前らには、あいつをおびき寄せる『エサ』になってもらうぜ」
まゆり「あ、あの……まゆしぃはそういうこと、いけないと思うのです」
るか「ま、まゆりちゃん! 危ないよ」
取り巻きA「ああ!? 口出しすんじゃねえよ嬢ちゃん」
取り巻きD「これは正義の鉄槌だ! イカサマじゃなきゃ、あんなぽっと出の新人が勝てるわけがねえ」
まゆり「でも、やっぱり痛いのはダメだよ――」ウルウル
るか「まゆりちゃん!」
まゆり「ひっ――」
ドゴォ!!
るか「ぐあっ!」
ドサッ
まゆり「あれ?――る、ルカくん!?」ダッ
るか「ま、まゆりちゃん……大丈夫?」
取り巻きA「おいおい、いきなり割って入るから思いっきり殴っちまったじゃねえか」
取り巻きB「一応、顔が商売道具なんだろ? ちょっとは加減しといてやれよ」ニヤニヤ
取り巻きA「フン、キモオタどもに媚びて女装するような奴だぜ? 少しくらい『教育』してもいいだろ」
まゆり「ルカくん、そんな――なんで、まゆしぃの代わりに」
るか「な、なんでだろう……体が、勝手に動いちゃって」
「(殴られるって、こんなに痛かったんだ)」フラ・・・
まゆり「ルカくん、無理して立たないで! 血も出てるのに――!」
るか「ゴメン、心配かけちゃって……でも、まゆりちゃんには手出しさせない」
まゆり「無茶言わないでよ! だって、ルカくんフラフラだし……」
るか「まゆりちゃんからあんな話聞いた後で、指をくわえてみてられないよ」
「ボクは、いつも笑顔で、みんなを明るくしてくれるまゆりちゃんが」
「……好きだから」
まゆり「へ――?」
るか「(こんな見た目でも、ボクだって男なんだ……)」
「(今まで、何のために凶真さんと修行してきたと思ってるんだ!)」
取り巻きB「お、やる気か? とっととおねんねした方が楽だぜ?」ポキポキ
るか「(勇気を出すんだ……凶真さんがいない今、ボクがしっかりしなきゃ)」
るか「う――あああああああああ!」
取り巻きA「おらあ!」
ドカッ バキッ
るか「く――ガハッ」ガクッ
まゆり「も、もうやめて! ルカくんが……ルカくんがぁ」
るか「(もうあんまり痛くなくなってきた……)」
「(い、意識がもう――)」
?「おまわりさん! こっちだこっち!」
取り巻きB「お、おい、サツだ!」
4℃「チッ、捕まると面倒だ。逃げるぞ!」
ダッダッダッ・・・
まゆり「ルカくん、しっかり!」ダキッ
?「おい、2人とも大丈夫か!?」
まゆり「あ――オカリン!」
岡部「済まん、遅くなってしまった」ダッ
るか「お、岡部さん……どうして」
岡部「フェイリスに話を聞いてな。まゆりに電話しても出なかったから、嫌な予感がしたのだ」
るか「(さっき叫んでたのは、岡部さんだったのか)」
まゆり「ルカくん! しっかりしてよ!」ユサユサ
るか「い、痛いって、まゆりちゃん」
まゆり「もうすぐ、ヒック、救急車来るから! し、死んじゃやだよー!」ウワーン!
るか「(そ、そんな大げさな)」
「(でも、今になって体中が痛くなってきた……)」
まゆり「ルカくん!? ルカくん――!」
――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――
ヒソヒソ・・・
「ねえ、あれって漆原くん?」
「すごい顔。ケンカしたって噂、ホントだったんだー」
るか「(うう……まだ登校中なのに、みんなの視線が痛い)」
「(せめて顔のガーゼが取れれば、少しは目立たないんだけど)」
まゆり「あ――」
るか「お、おはようまゆりちゃん!」
まゆり「……うん、おはよう、ルカくん」
るか「ボク、学校休んでたから」
るか「(あの時、目が覚めたら病院のベットの上だった)」
「(ずっと泣いてたまゆりちゃんをなだめるの、大変だったな……)」
るか「そういえばまゆりちゃん、いつもなら『トゥットゥルー♪』って挨拶するよね?」
まゆり「……だって、まゆしぃのせいで、こんな大怪我させちゃったのに」シュン
るか「も、もうあんまり痛くないって! でも、この顔じゃ、イベントには出れないかも……ゴメンね」
まゆり「う、ううん。ルカくんが元気なら、それで十分だよ」
まゆり「そ、そんなことないもん! あの時のルカくん、か……」
るか「か?」
まゆり「か――かっこよかった///」
まゆり「あ――な、なんでもないよ!」
「ほ、ほら、早くしないと遅刻しちゃう!」ピュー!
るか「まゆりちゃ――もう行っちゃった」
るか「(それにしても、何で顔が真っ赤に……?)」
まゆり「……」ボー
紅莉栖「ねえ、まゆり、どこかおかしくない?」ヒソヒソ
岡部「ああ、これは尋常ではない」ヒソヒソ
まゆり「…………」チクッ
紅莉栖「今ので3回目。針で指刺しても表情1つ変えてないわよ」ヒソヒソ
岡部「完全に上の空だな」ヒソヒソ
続けろください
まゆり「ほえ?……ああ、まゆしぃったらドジだなあ」ペタペタ
岡部「今日はもう帰れ。俺が送って行こう」
まゆり「ホントー? じゃあ、後片付けするから待っててねー」ガサゴソ
岡部「(よし、今のうちに)」
プルルルル・・・
岡部「ルカ子、俺だ」
るか『あ……岡部さん、こんにちは』
るか『す、すみません! それで、何かご用でしょうか?』
岡部「お前に、聞きたいことがあるのだ」
るか『……もしかして、まゆりちゃんですか』
岡部「なっ! お前も、気が付いていたか。まゆりの様子がおかしいことに」
るか『ハイ――今日、学校でも……』
――――――
――――――――――――
――――――――――――――――――
まゆり「え!? う、うん、分かったー」
るか「(まゆりちゃん、自分のせいでボクが怪我したと思ってるみたい)」
「(なんとか、元気づけられないかな)」
まゆり「……」モグモグ
るか「(さっきから、無言で食べてるし……)」
るか「――あれ、まゆりちゃん、ほっぺにご飯粒ついてるよ」ヒョイ
まゆり「!?」ボッ!
まゆり「トゥ……」
「トゥットゥルー!!」バターン
るか「ま、まゆりちゃーん!」
「おい、椎名がいきなり倒れたぞ!」
「は、早く保健室にー!」
ワーキャー! テンヤワンヤ!
――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――
岡部「……それはおかしいな」
岡部「(まゆりはそんなこと、一言も……)」チラッ
るか『まゆりちゃん、今朝も顔真っ赤にしてて』
『もし、ボクのことを気に病んで体調を崩したなら――』グスッ
岡部「お、おい! 電話越しで泣くんじゃない!」
るか『で、でも、ボク、まゆりちゃんが心配で……』シクシク
岡部「分かった! とりあえず、明日にでもラボに来い」
るか『グス……わ、分かりました』
ピッ
岡部「そ、そうか。紅莉栖、戸締りは頼む」
紅莉栖「オッケー……って、あんた、今名前で呼んだ!?」
岡部「(あ、む、無意識のうちに!)」
岡部「と、とにかく俺は帰るから、あとは頼んだぞ!」
バタン!
まゆり「2人ともラブラブだねー」
岡部「ちゃ、茶化すな! さっさと行くぞ、まゆり」スタコラ
まゆり「あー、待ってよオカリン!」
まゆり「オカリンと一緒に帰るの、久しぶり」
岡部「そういえばそうだな……なあまゆり。お前、何か変わったことはあったか?」
まゆり「変わったこと? んー、特にないよ」
岡部「ルカ子から聞いたぞ。学校で倒れたと」
まゆり「へ!? あ、あれは、まゆしぃが勝手に……」ポッ
岡部「おい、顔が赤くないか。熱でもあるのか?」
まゆり「な、なんでもない! なんでもないよ、えっへへー」アセアセ
岡部「(とてもそうは見えないが)」
岡部「どうした、やはり体調がすぐれないか」
まゆり「オカリンはクリスちゃんのこと、好き?」
岡部「ぶっ! お、お前は急に何を言い出すのだ!」
まゆり「えー、だってね、クリスちゃんがラボメンになってからすごく楽しそうだよ?」
岡部「フン、ラボメンに優秀な人材が加わって士気が上がっているだけだ」
まゆり「……そうだよね。クリスちゃん頭いいもん。オカリンとも、仲良しさんだし」
岡部「……まゆり?」フルフル
岡部「(眼前で手を振っても反応なし、か)」
岡部「俺だ。今、イリュージョンコンダクターからの精神攻撃を受けている」
「ああ、俺の人質にまで手を出すとは、機関もなりふり構っていられなくなったようだ」
「俺はヤツの捜索を続ける。エル・プサイ・コングルゥ」
まゆり「……」
岡部「(まゆり、本当にどうしたというのだ……)」
岡部「ルカ子、怪我の具合は?」
るか「もうほとんど治りました。顔の腫れが引けば、ガーゼも取れます」
「……でも、コレのおかげで顔が隠れて、あんまり声をかけられなくなったんですよね」
ダル「レイヤーの顔殴るとかマジで最低だお! 親父にもぶたれたことないのに!」
るか「あ、そういえばこれ、お父さんが持っていけって……残り物で、申し訳ないんですけど」
岡部「煮物か。いつも済まんな、ありがたく頂こう」
るか「い、いえ。岡部さんが、喜んでくれるなら……」モジモジ
「で、今日も、まゆりの様子はおかしかったの?」
るか「いえ、今日まゆりちゃん、学校休んだんです……」
岡部「なに、それは本当か!」
るか「一応大事を取って今日は休むって、先生が……岡部さん、聞いてないんですか?」
岡部「いや、初耳だ……」
ダル「確かに今日シフト入ってたのに、メイクイーンでも見なかった希ガス」
紅莉栖「ふむん、かなり重症ね。日常生活まで支障をきたすなんて、まゆりらしくない」
岡部「……ダル、お前なぜまゆりのシフトを把握しているのだ?」
ダル「メイクイーンの嫁たちのシフトぐらい基本情報だお! まあ、ボクの目当てはフェイリスたんだけど」
るか「まゆりちゃん、どうしてしまったんでしょう。ボク、すごく心配で」シュン
バンッ!!
フェイリス「話は聞かせてもらったニャ!」
岡部「お前、バイト中ではないのか!?」
フェイリス「休憩時間に、ちょっと抜け出してきたのニャ!」
「凶真……多分マユシィは、病に侵されているのニャ」
るか「や、病!? ど、どうしよう、まゆりちゃんが!」オロオロ
岡部「フェイリス、これ以上ルカ子を動揺させるんじゃない!」
「それに、あれは病気とはまた違う類のものでは……」
フェイリス「恋煩いニャよ!」バーン!
一同「「な、なんだってー!!」」
フェイリス「フェイリスは、いつだって大マジニャ」エッヘン
紅莉栖「だとしたら、完全にテンプレ通りの症状ね……」
るか「で、でも、恋煩いって――あの、相手は?」
フェイリス「そんなの、決まっているのニャ」ビシィ!
るか「へ――ぼ、ボクですか!?」
るか「あ、あれは、ただまゆりちゃんの代わりに殴られただけで……」
フェイリス「危ないところを身を挺して守られたら、女の子はイチコロニャ!」
「フェイリスもー、凶真にフェイリスの騎士(ナイト)になってもらいたいのニャー」スリスリ
岡部「ね、猫なで声ですり寄ってくるんじゃない!」バッ
フェイリス「ええー、凶真のいけずー」
「ニャけど、フェイリスも何となーく、凶真に危ないところを助けてもらったようニャ気が……」
岡部「そ、それは気のせいだろう! フフ、フハーハハハ!」
岡部「む? 何故俺をじーっと見ているのだ、助手よ」
紅莉栖「あ――な、何でもないからな!」プイッ
ダル「ふむふむ、見た目で忘れがちだけど2人とも高校生男女だし、ありえない話じゃ無くね?」
岡部「だが、それだけでは根拠としては弱い。ルカ子、お前には心当たりはないのか?」
るか「なにか……実は、あの時の記憶があいまいで」シュン
岡部「まあ、あれだけ殴打されれば記憶の混濁くらい――」
フェイリス「『好きだ』と言われたって、マユシィから聞いたのニャ」
一同「「!?」」
フェイリス「今日、バイト休むって連絡があったから、ちょっと電話でお話したのニャ」
「その時に、ポロッと」ニヤリ
岡部「お前……まさか鎌掛け(サイズハング)の使い手か!」
フェイリス「さあー? フェイリスは何のことか分からないのニャ」
るか「――あ! もしかして」
岡部「お、思い当ることがあるのか!」
るか「そんなことを、喋った気が……」
「で、でも、そういう、恋愛的な意味ではなくてですね!」アセアセ
紅莉栖「『like』という意味で口にした、ってこと?」
るか「は、はい、たぶん……」
フェイリス「だから、恋煩いっていうのも勘だけじゃないのニャ」
岡部「推測の域を出んが、確かにそう考えるのが妥当、か」
るか「(ど、どうしよう。ボクが、余計なことを言ったせいで)」
「(一体、どうしたら――)」
フェイリス「そろそろ戻らニャいと! というわけでー、ルカニャン、ファイト!」ダッ
るか「あ、ちょっと――!」
バタン
るか「(うう、沈黙がつらい)」
るか「あ、あの! ボク、今日はもう、帰ります」イソイソ
岡部「時間も遅い。送って行こう」
るか「い、いいんですか? ボク、1人でも大丈夫ですけど……」
岡部「気にするな。ほら、行くぞ」
るか「は、ハイ!」
るか「(お、岡部さんと2人きり……!)」
るか「はあ……」
岡部「どうしたルカ子、露骨にため息をついて……さっきのことか」
るか「……多分ボク、まゆりちゃんに勘違いさせちゃいました」
「そのことも、きちんと言わなきゃって思うと――」
岡部「コスプレを断るよりは、大変だろうな」
るか「ハイ……」
るか「(それに、ボクは――)」チラッ
るか「ひゃ!? な、なんでしょう!」
岡部「まゆりを、助けてくれたこと。感謝している」
るか「(び、びっくりした。盗み見してたのが分かったのかと……)」
岡部「あいつ、昨日呟いていたんだ。『俺やみんなに頼りっぱなしじゃいけない』と」
るか「まゆりちゃんが……ですか?」
「あいつのおかげで、俺だって救われているんだ」
るか「……なんとなく、分かる気がします」
るか「(まゆりちゃんはいつもニコニコしていて、ボクもあったかい気持ちになるから)」
岡部「俺は、この夏に自分の無力さを痛感した」
「狂気のマッドサイエンティストも、1人では世界の意志に逆らうことすらできなかっただろう」
「だが、俺にはラボメンのみんながいてくれた。こうして、『シュタインズ・ゲート』に到達できたのもお前らのおかげだ」
岡部「いや、分からなくてもいい。時にルカ子。お前実際のところ、まゆりをどう思っている?」
るか「え、あの――嫌いじゃ、ないです」
岡部「……そうか。ならば、1つ頼みごとをしていいか?」
るか「は、ハイ、何でしょう」
岡部「もしまゆりが俺の目が届かないところで苦しんでいたら、支えになってやってほしい」
岡部「謙遜などするな。仮にもお前は、俺の自慢の弟子なのだからな! フゥーハハハ!」
「本来なら俺が悩みを聞いてやればいいのだが……学校を休んだことまで秘密にするとは」
るか「そうですよね。岡部さんになら、何か一言あってもいいはずですし」
岡部「それにフェイリスの言葉を信じるなら、やはりお前に任せるしか……」
「……だから、頼む」ペコリ
るか「あ、頭を上げてください! ぼ、ボク、頑張ってみますから」アセアセ
るか「いえ、そんなこと……ないです」
岡部「全く、お前は奥ゆかしいな」
「俺もあの時Dメールを取り消していなければ、案外お前と――」ジーッ
るか「へ? あ、あの、岡部さん?///」
岡部「……だが、男だ」
岡部「そうか。それでは、修行に精を出すがいい。さらばだ!」ザッ
るか「(ボクが、まゆりちゃんの支え……)」
ガラッ
るか「ただいま……」
『ルカくん、トゥットゥルー♪』
『えっへへー、この衣装どうかなー? ルカくん絶対似合うって!』
『か――かっこよかった!』
るか「(まゆりちゃんのことが、どうしても頭から離れない……)」
「(ボクは、まゆりちゃんを――)」
るか「もしもし、まゆりちゃん?」
まゆり『る、ルカくん! トゥットゥルー』
るか「まゆりちゃん、大丈夫? 今日学校休んでたけど……」
まゆり『ま、まゆしぃは元気だよ!? でも、この間倒れたし調子が悪そうだから、今日は休みなさいって』
るか「うん、先生から聞いたよ」
るか「(平気だって言ってるけど、何だか声に元気がない)」
るか「……ねえまゆりちゃん、土曜日空いてる?」
まゆり『え? う、うん。バイトもお休みだよ』
るか「そ、それじゃあ――」
るか「(ここで悩んでいても仕方がない)」
「(いつもの明るいまゆりちゃんに戻ってもらわないと、ボクもすごく不安だから)」
――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――
るか「ううん。時間ぴったりだよ」
まゆり「ところで、今日はどうしたのかな? ルカくんから呼び出すなんて、珍しいよねー」
るか「うん……まゆりちゃん、最近元気ないから」
まゆり「そ、そんなことないよ! まゆしぃは――」
るか「とにかく、今日はボクの怪我が治ったお祝いも兼ねて、まゆりちゃんとお出かけしたいなって」
「この前は、ボクが怪我してまゆりちゃんにも迷惑かけちゃったし」
まゆり「そういえば、ガーゼとれたんだね」ホッ
まゆり「う、うん……」モジモジ
るか「(いつもなら、すぐ手を繋いできたりするのに……)」
るか「今日もお弁当持ってきたから、一緒に食べようね」
まゆり「そ、そうだね。楽しみだなー」
るか「(それに、笑顔がぎこちない)」
まゆり「ホントだー。ラボのより大きいのです」
るか「(値段は――大丈夫か)」
るか「まゆりちゃん、お土産に買ってこうよ」
まゆり「ほえ? で、でも、まゆしぃあんまりお金ないよ?」
るか「だ、大丈夫。お金はボクが出すから」
まゆり「ええ!? でも、ルカくんに悪いよ……」
るか「気にしなくていいよ。ボクもこういうクッション欲しかったから」
るか「(まゆりちゃん、ちょっとは喜んでくれたかな)」
るか「あとで、ラボに置いておこうか」
まゆり「うん。ありがとね、ルカくん」ニコッ
るか「え――そ、そう」ドキドキ
るか「(な、何だか動悸が……)」
まゆり「ホント? もう12時だし、楽しみだなー」ウキウキ
るか「あれ、携帯? まゆりちゃん、いつもの懐中時計は……」
まゆり「ああ、この前止まったままネジを巻いても動かなくて、修理に出してるの」
るか「早く直るといいね。おばあさんの形見なんでしょ」
まゆり「うん。でもね、何で動かないのか分かんないんだって」
「だから、しばらく預からせてほしいって言われちゃった」
まゆり「……そうだね、えっへへー」
るか「まゆりちゃん、飲み物欲しくない? 何か買ってくるから」
まゆり「あ、ありがとう……ルカくん、今日は何だか優しいねー」
るか「そ、そうかな! そんなことないよ! じゃあ、行ってくるから」タッタッタ・・・
まゆり「…………」
るか「そういえばまゆりちゃん、ボクの着るコスは完成したの?」
まゆり「……う、うん。でも、今回のイベントは出ないことにしたの」
るか「ど、どうして!? ボクの他にも、まゆりちゃんのコスを着てくれる人はいるはず――」
まゆり「と、とにかく! ルカくんはケガを治さないと、ね?」
るか「(まゆりちゃん、やっぱり様子がおかしい。ボクへの態度も、前よりよそよそしいし……)」
「(それに、大好きなコスプレのイベントに出ないなんて、絶対変だ)」
まゆり「え、あ、ルカくん!」
ガサゴソ…バンッ
るか「じゃ、じゃじゃーん! どうかな?」ヒラッ
るか「(ボクだって、一応コスプレイヤーだ)」
「(まゆりちゃんが元気になってくれるなら、女の子の服だって着て――)」
まゆり「……」ポカーン
るか「(あ、あれ? まさか外した!?)」
まゆり「……あ! うん、似合ってる! でも、ルカくんが自分からそういう服着るなんて……?」
るか「(よく考えたらボク、なんで男なのに堂々と女の子の服を試着してるんだろう)」
「(幸い店員さんは気が付いてないみたい……それはそれで、ちょっとへこむな)」ズーン
るか「で、でも! この服、まゆりちゃんに似合いそう」
まゆり「そ、そうかな。じゃあ、まゆしぃも試着してみようかなー」
るか「(でも、今日は女の子の服を着ても、そんなに恥ずかしくなかった……何でだろう?)」
「(まゆりちゃんを、喜ばせたかったから……?)」
まゆり「あー、いっぱい買い物したねー。お洋服も買っちゃったし」
るか「まゆりちゃんもこれから帰るの?」
まゆり「そうだよー。でも、荷物まで運んでもらっていいの?」
るか「全部1人で持ってくのは大変だろうから」
「で、でも、ちょっとだけ、休憩していい……?」
まゆり「る、ルカくん! 大丈夫? まだ怪我が……」ウルウル
るか「へ、平気だよ。腕が疲れただけだから」
「まゆりちゃんも、ベンチに荷物を置いたら?」
まゆり「そ、そう? じゃあ、まゆしぃも休憩するかな」ドサッ
るか「まゆりちゃんも座ったら? まだスペースはたくさん――」
まゆり「……ねえ、ルカくん」
るか「な、なに? まゆりちゃん」
まゆり「今日1日、ありがとね。なんだかデートみたいで、まゆしぃは楽しかったのです」
るか「で、デート!?」
まゆり「だから――無理しなくて、いいんだよ?」
るか「……へ?」
「恥ずかしがり屋さんなのに女の子の服着たり、まゆしぃにいろいろしてくれたり」
るか「ぼ、ボクは、気を遣ってなんて……」
るか「(それに様子がおかしいのは、まゆりちゃんもじゃないか)」
まゆり「昔ね、まゆしぃが困ってた時、オカリンに助けてもらったんだー」
「おばあちゃんのお墓で、助けて、助けてって心の中で考えてた時も、ずっとまゆしぃの傍にいてくれた」
「この前ルカくんがかばってくれて、ちょっとだけあの時のこと、思い出しちゃった」
るか「(ボクは、引っ込み思案で、見た目も女の子みたいだし)」
「(それに、岡部さんのことが――)」
まゆり「そんなことないって、まゆしぃは思うな」
「だって、ルカくんが助けてくれて、オカリンの時と同じくらい、まゆしぃは嬉しかったもん」スッ
るか「あ――」
るか「(まゆりちゃんの癖だ。たまに、空に手を伸ばして――)」
『まゆしぃがいなくても、オカリンはみんながいるから――』
るか「――まゆりちゃん!」ダッ
まゆり「ほえ? ルカくん――?」
ギュッ
るか「な、なんだか、まゆりちゃんが、どこかに行っちゃいそうだったから……」
まゆり「そんな! まゆしぃはどこにも行かないよ?」
るか「ご、ゴメン。でもボク、まゆりちゃんが心配で」グスッ
まゆり「まゆしぃは元気だから、泣かないでー」
るか「あの……怒らないで聞いてほしいんだけど」
まゆり「?」
「まゆりちゃんが、ずっと笑顔で隠してるモノがなんなのか」
まゆり「ほえ? まゆしぃは、別に何も――」
るか「今日のまゆりちゃん、絶対おかしいよ」
「いくら楽しかったて言われても、ボクはまゆりちゃんが心から笑ってくれないと……イヤだ」ギュウ
まゆり「る、ルカくん。痛いよ……」
るか「ボクなんかじゃ力になれないかもしれないけど、ボクは――!」
まゆり「……………………」
るか「ま、まゆりちゃん!?」
まゆり「ホントは、す、すごく怖かった」グスッ
「オカリンがクリスちゃんのこと大好きなのはわかってたし、それでいいと思ってたけど」
「……まゆしぃが、2人の重荷になってるの」
るか「そ、そんなことない! 岡部さんたちがそんなこと思ってるわけ……」
まゆり「実はね、ルカくんが助けてくれた時から、何だかルカくんと一緒にいるとドキドキしてた」
るか「(じゃあ、フェイリスさんの言ってたことは――)」
「でも、まゆしぃはルカくんのこと、オカリンの代わりくらいにしか考えてないのかなって」シュン
るか「か、代わりだなんて。ボクだって、岡部さんには助けてもらってばかりなのに」
まゆり「それにまゆしぃはずっと、ルカくんにムリヤリコスを勧めて、あの人たちにも、コスのことでいろいろ言われてたでしょ」
「まゆしぃは2人とも、とってもとっても大好きのに……」
「2人を困らせるなら、1人で我慢してる方がずっといいよう!」グスッ
「もし良かったら、ま、まゆしぃのこと、嫌いにならないでほしいな。え、えっへへー」ポロポロ
るか「(まゆりちゃん、ずっとそんなこと考えてたのか)」
「(ボクのことで自分を責めて、それでコスプレ作りまで止めようとして)」
るか「そんな顔で泣かないでよ! 嫌いになんて、なるわけない!」
『時にルカ子。お前実際のところ、まゆりをどう思っている?』
るか「(そうだ、まゆりちゃんの気持ちに、ボクはまだ答えてない)」
るか「――だ、だって」ゴクッ
るか「(自分の気持ちは、はっきりと伝えなきゃ――!)」
るか「愛してるから!」
まゆり「ふえっ!?」ビクッ
るか「(い、言ってしまった……! 言葉も全然気が利いてないし、ものすごく恥ずかしい///)」
まゆり「……」ポカーン
るか「あれ? まゆりちゃん?」ペシペシ
まゆり「ハッ!?……な、なんで? てっきりまゆしぃは、ルカくんオカリンのことが好きなんだって……」アセアセ
るか「……うん、ボク、岡部さんのこと、好きだったのかもしれない。変だよね。ボク、男なのに」
るか「(な、なにを言ってるんだろうボク!)」
「まゆしぃは腐女子じゃないけど、2人を見てるとドキドキするよ?」
るか「……そ、それはおいといて、ボクはまゆりちゃんのことが、ホントに好きなんだ」ギュウ
まゆり「ほ、ホントに? ま、まゆしぃのこと、あい、あいし――!」ボンッ
るか「いつも元気いっぱいなところも、食いしん坊なところも、コスプレやバイトに一生懸命なところも好き」
「それにまゆりちゃんのおかげで、少しだけ自分のことを好きになれたんだよ」
「何だか自分が自分じゃないみたいで、は、恥ずかしかったけど、すごく、楽しかった」
まゆり「へ……?」
るか「今回のイベント、ホントは断ろうと思ってたんだ」
まゆり「そ、そうなの!? じゃあ、やっぱり……」シュン
るか「ああ、違うの! コスプレ自体はそんなにイヤじゃないの!」
「ただ、自分が思った以上に反応がすごくて、逆に怖くなっちゃっただけで……」
「まゆりちゃんがいなきゃ、自分にあんなことができるなんて分からず仕舞いだったもの」
まゆり「ま、まゆしぃは、ルカくんに似合うんじゃないかなーって思っただけだよ?」
るか「まゆりちゃんがずっと笑顔でいられるように、そばにいてあげる……コスプレだって、もっと頑張ってみるから」ギュウ
まゆり「あ――///」
「(そう、ボクはやっぱり、まゆりちゃんのことが大好きだ……その、男として)」
「(ボク自身がちゃんと考えて、やっと気が付いたんだ)」
まゆり「――えっと、あの、ルカくん!」
るか「は、ハイ!」
まゆり「そ、その、お返事というか――ちょっと、目つぶっててくれない?」
るか「え、どうして?」
るか「わ、分かった……」パチッ
まゆり「………………んっ」
チュッ!
まゆり「ちょっと、しょっぱいね。まゆしぃ、さっき泣いてたから」
るか「ま、まゆりちゃん!? い、いきなりなにを」アセアセ
まゆり「ゴメンね、いきなりその――チュー、しちゃって///」
るか「いや、でも、これってファーストキ――」
まゆり「じ、実は、昔オカリンとふざけてしちゃったことがあるの」
るか「あ、そうなんだ……」
まゆり「でもね、でもね! さっきのは、悪ふざけじゃないよ」ギュッ
るか「え、えっと、それじゃあ――!」
今じゃルカまゆって素晴らしいとおもえるようになりました。
「ルカくんがいなかったら、まゆしぃはホントに1人ぼっちになってたかも」
「……また、助けてもらっちゃったね、えっへへー」
るか「助けるだなんて、そんな……」
まゆり「えっと、それであの――ま、まゆしぃは帰るよ///」イソイソ
るか「ああ、ぼ、ボクも、荷物運び手伝うから」
まゆり「……うん。ありがと、ルカくん」ギュッ
るか「ま、まゆりちゃん!? ひ、肘に胸が――!」
るか「こ、恋人!? う、うん、そういうこと……だね」
るか「(あ、改めて口にすると生々しいよ……)」
まゆり「うん、わかったー。あとで、オカリンにも教えてあげないと」
るか「……そうだね。岡部さんには、ちゃんと言わないとね。それじゃあ一緒に帰ろうか、まゆりちゃん」
まゆり「――うん!」ニッコリ
るか「(ああ、やっと戻ってきた)」
「(まゆりちゃんの、お日様みたいな笑顔が――)」
――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――
「ねえねえ聞いたー? 漆原くんのこと」
「女の子と歩いてたって? でも、漆原くんって女の子の友達多そうじゃない」
「そうだよねー、女の子同士に見えちゃうよねー」
キャッキャ
るか「(……早速、噂になってる)」ズーン
「(でも、まゆりちゃんとのことはバレてないみたいだ)」
まゆり「ルカくん、トゥットゥルー♪」
るか「あ、おはようまゆりちゃん」
るか「(そういえば、ボクたちもう付き合ってるんだっけ……実感が湧かないなあ)」
「ダルくんはずっと壁をドンドンって叩いて、店長さんに怒られてたけどね」
るか「でも、やっぱり恥ずかしい……」
まゆり「うん。まゆしぃも、ちょっと照れくさいな」
「と、ところでルカくん、実は、頼みごとがあるの」
るか「(……この前も、同じことを言ってたような)」
まゆり「今度のコスプレのイベント……まゆしぃと出てくれない?」
るか「ま、また――って、ええ!? まゆりちゃんもコスプレするの!?」
「ルカくんと一緒なら、まゆしぃも……///」
るか「(そういうことか……)」
るか「うん、いいよ」
まゆり「ほ、ホント!? イヤじゃない? 恥ずかしくない?」ズズイッ
るか「ま、まゆりちゃん、ちょっと近い!」
まゆり「あ、ご、ゴメンね。でも、断ってもまゆしぃは怒らないよ?」
まゆり「……ありがとう、ルカくん! 早速、カップル用のコス作らなきゃ!」ルンルン
るか「あ、まゆりちゃん、あんまりはしゃぐと転んじゃうよー!」
まゆり「平気だよ――キャッ!」フラッ
るか「まゆりちゃん!」パシッ
まゆり「いたた――」
るか「け、怪我してない!?」
るか「(あ、転ばないようにと思って、手を……)」
まゆり「ルカくんから手を握ってくれたの、これが初めてかもね。えっへへー」
るか「そ、そう言われれば……」
「じゃあ、このまま、学校行こうか」
まゆり「ほえ?……う、うん。まゆしぃも、それがいいかな///」
「ホントだー。かっわいいー!」
ヒソヒソ
まゆり「ちょ、ちょっと、目立ってるかな?」
るか「は、早く行こうよ、遅刻しちゃう」
まゆり「そうだね。チャイムが鳴っちゃうもんね」チラッ
るか「あ――懐中時計、直ったんだ!」
「でも、昨日いきなり動きだしたんだって。まゆしぃも驚いたのです」
るか「ふーん、不思議なこともあるんだね」
るか「(なんだか、まゆりちゃんに連動してるような……気のせいか)」
まゆり「でも、ちゃんと帰ってきてよかったよ。大切なものも、また1つ増えたしね」チラッ
るか「え? それって――」
「まゆしぃもルカくんのこと、大好きだよ! えっへへー」ニコッ
るか「あ――う、うん///」
るか「(そうだ。これからは、まゆりちゃんがずっと笑顔でいられるように、頑張らなきゃ!)」
「(ボクは見た目は女の子みたいで体力もないし、気も弱いけど――)」
るか「(……だが、男だ)」
(END)
乙
乙乙、またなんか書いてくれ
紅莉栖「まさか、あの2人が付き合うなんてね。お似合いというかなんというか」
ダル「どう見ても百合です。本当にありがとうございました」
「しっかし、オカリンたちのイチャコラだけでお腹いっぱいだってのに、思わぬ伏兵が現れたもんだぜい」フウ
紅莉栖「い、イチャコラなんてしてないわよ!」プンプン
岡部「しかも、2人して俺たちに報告しに来たしな……」
――――――
――――――――――――
――――――――――――――――――
まゆり「――というわけで、ルカくんとお付き合いすることになったのです☆」ニコニコ
るか「岡部さんには、ちゃんと報告しようって……」
まゆり「問題? んー、何かあったの」
岡部「お、お前は……! おバカさんにもほどがあるぞ!」
まゆり「……ごめんなさい、心配かけちゃって」シュン
岡部「ああ、全くだ。とても俺の人質とは思えん」
ダル「…………」ドンッ ドンッ
岡部「ダル、やかましいぞ!」
ダル「……オカリンに、僕の気持ちは分かるまい」
まゆり「……うん。ありがとう、オカリン」ニコッ
岡部「それにルカ子! これで浮かれてはいかん! 清心斬魔流の極意をお前はまだ学び切ってはいない」
「これからはその剣を、まゆりのために振るうのだ」
るか「は、ハイ! 師匠!」
バンッ
天王寺「おい岡部! さっきから何してやがる! 飯にホコリが入ったろうが!」
岡部「み、ミスターブラウン! こ、これは俺のせいではなく――」
天王寺「うるせえ、ちょっと歯ァくいしばれ……!」
岡部「ぬ、ぬわーーー!!」
――――――――――――――――――
――――――――――――
――――――
ダル「ホント悪かったってー。リア充目の当たりにして壁殴んないでいられなかったんだから」
「それにしてもあの時のオカリン、哀愁漂ってたぜ? まるで女の子2人から同時にフラれたみたいだったお」
岡部「(ルカ子とは別の世界線で、少しの間恋人になっていたからな……)」
「(その指摘も、あながち外れてないのかもしれん)」ハア
紅莉栖「でも、まゆりもまた元気になってよかったじゃない。漆原さんもいい子だし」
岡部「フン。まゆりのことも、これで一段落か」
岡部「……ああ、そうなのかもな」
ダル「牧瀬氏がいてくれれば俺は十分! ってことですね、分かります」
紅莉栖「は、橋田!? 何言ってんのよ、そんなわけ……」アセアセ
ダル「つーかさ、告ったのってるか氏からでしょ? だらだらハーレム続けてるオカリンよりよっぽど漢らしくね?」
岡部「は、ハーレムとはなんだ! それに俺は――」オロオロ
ダル「あー、口にしてから後悔しはじめた! リア充爆発しろ!」
「というわけで、僕はメイクイーンでこのダメージを癒してくるお……」ガチャ
岡部「(あいつもそのうち、子持ちのリア充になるというのに!)」
紅莉栖「…………」チラッ
岡部「おい、こちらを見るな! だ、ダルの言うことを本気にするとは、助手も中々のスイーツ(笑)だな!」
紅莉栖「だ、誰がスイーツ(笑)よ!」
岡部「………………」
紅莉栖「…………」
岡部「(か、会話が続かん!)」
岡部「は、はあ? お前、いきなり何を――」
紅莉栖「私はラボメンになってまだ日が浅いけど、これでも人を見る目には自信があるの」
「2人とも、ただの幼馴染には見えなかった」
岡部「……あいつは、妹みたいなものだからな。まゆりが幸せなら俺は構わん」
紅莉栖「そう……じゃあ、岡部は好きな人、いる?」
岡部「はい?」
紅莉栖「あ――た、ただ気になっただけだから!」プイッ
岡部「……ああ、いるさ」ナデナデ
紅莉栖「ふえっ!? い、いきなりなにを……///」
岡部「急におかしな質問をした罰だ。甘んじて受けるが良い」
紅莉栖「そんなことで頭をなでるなHENTAI!」
岡部「……その割には、かなり嬉しそうだが?」
紅莉栖「こ、こんなので喜ぶわけないじゃない! バカなの、死ぬの!」ムキーッ
「(紅莉栖に、自分の気持ちを――)」
ヴーン ヴーン
岡部「む、メールか……」
紅莉栖「あ、あれ? 私も」
2人「………………?」
るか「(ふう、お昼休みか)」
まゆり「る、ルカくん、これ見て!」ヒョイ
るか「なにこれ、メール?」
From 萌郁さん
Sub 見ちゃった!!!
大スクープだよ!ホントはど
うしようか迷ったけど、ガマ
ン出来なかった///
この前バイト探しの帰りにま
ゆりちゃんたちを見かけて…
…キャッ、これ以上は恥ず
かしくて言えない///
詳しくは添付した画像で!
萌郁
るか「添付画像……って、ええっ!?」
るか「(これ、まゆりちゃんがキ、キスしてきたときの!)」
「まゆしぃたち以外のラボメンみんなに送られてきたんだって」オロオロ
るか「(そんな、あの時周りに人気はなかったはずなのに……)」
「(桐生さん、忍者かスパイ? 特殊部隊のエージェント?)」
女生徒1「あれ、まゆりちゃんたち何見てるの?」ヒョイ
まゆり・るか「「!!」」ビクッ
女生徒2「す、すごーい! みんなー、大ニュース大ニュース!」ピュー
るか「あの、ちょっと――!」
まゆり「はわわー! ど、どうしようルカくん、あの写真見られちゃった!」オロオロ
ザッ!
クラス一同「「2人とも!!」」
るか「(か、囲まれた!?)」キョロキョロ
「うわーリア充かよ! こんな写真まであるなんて」
「女の子同士にしか見えねえ……いや、これはこれでアリか」
「バカ、お前何言ってんだよ!」
「ヒューヒュー! バカップル誕生!」
ワイワイキャーキャー!
まゆり「あの、これは――あれ、ルカくん? 大丈夫ー?」ユサユサ
るか「……こ、こんな」プルプル
るか「こんな終わり方、いやあーーーー!!!!」
(今度こそ、おしまい!)
EDテーマ School Food Punishment/in bloom
るかまゆは割とアリだと思ってたのにあんまりないから俺が書いちゃったよ!
こんな夜中まで付き合ってくれて、本当にありがとうございましたノシ
EDについてはこれを書いてる間ずっと聞いてた曲です。よろしければどうぞ。
Entry ⇒ 2012.02.25 | Category ⇒ シュタインズゲートSS | Comments (1) | Trackbacks (0)
P「765プロと言う通過点」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328704017/
トップアイドルこそは輩出出来なかったが
所属しているアイドルをそれなりの知名度まで押し上げる事に成功した
社長は俺にアメリカでの研修を提案してくれた
俺はその話を快諾し、単身アメリカへと渡った
律子もプロデューサーとして成長していたので安心して任せられると思ったのだ
アメリカでの1年は苦労と挫折の繰り返しだった
だが、着実に力が付いていた事を実感できる充実した毎日でもあった
どう言った訳かアメリカのレコード会社でのプロデュース業務を命じられた
765プロへ確認すると社長もその件に関しては了承していた
俺は社長の言葉を信じ、今出来る事を精一杯やりながら毎日を過ごした
プロデューサーとしての力量にも自信が付き、やはり日本で仕事をしたいと考えていたので俺は日本に帰る事となった
765プロに戻るのでは無く、独立する事を決めていた
後は帰ってから準備をするだけだ
そして…今日俺は懐かしい日本の地に足を踏み入れたのだ
新たな道へ…俺は踏み出した
最低限いつでも仕事を始められる準備だけはしておきたかったからだ
アメリカでの蓄えが少しはあるが、油断は出来ない
こちらでのコネは一切無いからだ
業務提携を結びたかったからだ
一人では何も出来ないので、最初は765プロを頼るしか無かった
問題ない。社長はきっと俺を受け入れてくれるはず
そう思いながら懐かしいビルに入り、古ぼけたドアを開けたのだ
その先には昔のままの765プロの風景があった
だが、俺はこの風景に不安を覚えた
時刻は午後14時
誰もいないのである
だが、余りにも生気が無い
すぐに理解した
この事務所は機能していない
もしかするとすでに新しい場所へと移転している可能性もある
スマートフォンで765プロを検索…そして検索結果は…
765プロ倒産について書かれた記事であったのだ
倒産と言う言葉の意味を思い出すのに少し時間がかかってしまった
そして倒産の意味を思い出した時、入り口のドアが開いた
「あの、プロデューサーさん…ですか?」
「はい、お久しぶりです。音無さん」
事務員の音無小鳥さんだった
3年経った今も変わらず綺麗だ
左手の薬指には指輪が光っていた
「はい」
「お祝いする事が出来なくて申し訳ありません」
「いえ、これはつい先月の事ですから…」
彼女は苦笑いで答える
それは俺が知っている彼女の笑い方では無かった
「はい、残念な事ですが2年ほど前に…」
俺が研修を終えた後の事だったらしい
「音無さんはここへはどう言ったご用で来られたんですか?」
「実は…このビル、取り壊されるんです。だから最後の思い出に…写真でも…」
倒産した当時の苦労を考えるといたたまれない気持ちになった
「あの、俺に撮らせてください。音無さんも撮っておきたいですから」
「もう私は音無じゃありませんよ」
「じゃあ、小鳥さん」
「はい、お願いします」
何一つ逃さない様に、この風景を一つでも多く残す為に
「最後に二人で並んで撮りませんか?」
彼女はそう提案してきた
椅子の上に本を何冊か積んで高さを調整し、タイマー撮影をした
「まるで夫婦みたいですね」
彼女が笑った
旦那さんに申し訳ない気持ちになる
「でも…これで本当に終わりなんですね…」
彼女の肩が震える
そしてすぐに嗚咽をもらし始めた
彼女は既婚者だ。他人である俺が簡単に触れて良い身体ではない
だが、そう考えている間に彼女は俺の胸へと飛び込んできた
俺はそれを振り払う事が出来るはずも無く…
彼女を抱き締め、泣き止むのを待った
旦那さんに申し訳ない気持ちになる
「小鳥さんは…事務員とかはやってないんですか?」
「こんな俺をご時世だから…本当は何かやりたいんですけどね」
先程と同じ苦笑い
今の俺に出来る事と言えば…
「一ヶ月、待っててくれませんか?」
「一ヶ月…ですか?」
「そんなに無理なさらなくても…パートでも探しますから」
「俺一人だと事務までは流石に出来ないんです。だからお願いします」
頭を下げ頼み込んだ
この人をこのまま行かせたく無かった
「わかりました。でも、無理はしないでくださいね?」
この笑顔は俺の知っている彼女の笑顔だった
連絡先を伝えてから彼女と別れ
俺は事務所へと戻った
そして懐かしい風景を思い出し
一人で泣いた
961社長と話をしておきたかったからだ
元765プロの俺と会ってくれるかは賭けの部分もあったのだが、すんなりと社長室に通された
「まあ、かけたまえ」
黒井社長は当時と変わらず若々しく、眼光の鋭さもそのままだ
「アメリカに渡っていたみたいじゃないか。どうだったね?」
「はい、少しは使い物になるプロデューサーに近付けたかと思います」
「そうかね。それは頼もしい限りだ」
威圧的な物言いは変わってはいなかったが、少しの違和感を感じた
ここに来た理由…それは765プロ倒産の原因を知りたかったからだ
765と961は敵対状態であった
だから俺は単純にこの件に961が絡んでいる可能性があると踏んだのだ
だが、黒井社長の口から発せられた言葉は
「残念だが私はこの件に一切関与していない」
あの時小鳥さんに聞けば分かったのかもしれない
だが、泣きじゃくる彼女にこれ以上辛い思いをさせたく無かったのだ
「だが、私の知っている範囲で良ければ話はするが、どうだね?」
「よろしくお願いします…」
俺はそう答えるしか無かった
俺がアメリカに行った直後?
そんな早い段階からだなんて…
「まず、君が去った月の終わりに如月千早が事務所を去った」
「千早が?何故です」
「新しく入ったプロデューサーとソリが合わないと聞いている。そして君以外の人とは組みたく無かったともね」
彼女のCDの売り上げは竜宮小町以上だ。その彼女が居なくなれば、その痛手はかなりのものになる」
「その後の話としては…君は素晴らしいプロデューサーでは無かったが、やはりそれなりに出来る男だったと言う訳だ」
「どう言う意味です?」
言っている意味が分からなかった
「新人と秋月律子では君の穴は埋められなかったと言う事だ。それによってアイドルたちの信頼を失った」
「その後は…どうなったんです?」
「お互いが信じられない状態が長く続き、仕事も減り、衰退の一歩を辿って行ったのだよ」
「たったそれだけの事だ。それすらが彼等には出来なかったのだよ」
「そんな…」
「そして、資金繰りに困った765プロは竜宮小町を876プロに売り払った。多額の移籍金を得るためにな」
竜宮小町は765プロの看板だ
それを売り払うなんて…信じられない
「はい…」
頭がどうにかなりそうだった
自分の無力さにも腹が立った
「そして…更に765プロは私に星井美希、我那覇響、四条貴音を売り払ったのだ」
「そんな…そんなバカな事が…あるわけ」
「事実だ。3人はウチでプロジェクト・フェアリーとしての活動を再開している」
「あちらに居た頃よりも笑顔で楽しく活動出来ているとは思うがね」
「それなら…良かったです」
「私が知っているのはこんなものだ。だが私にはもうどうでも良い話だ」
その通りだ。この人は765プロを敵対視していたのだ。
悔しい話だが、俺たちは負けたのだ
「はい、765プロが無い以上、私が一人でどうにか出来る状態ではありません」
俺には何一つコネクションが無い状態だ。今のままでは765プロの二の舞は目に見えている
「プロジェクト・フェアリーは私直轄のユニットだ。だが私は生憎多忙を極めている」
何の話だ?
いまいち見えてこない
だがこの人に抱く違和感だけは次第に大きくなって行った
「君にプロジェクト・フェアリーを任せたいと言っているのだよ。理解出来たかな?」
「私にですか…何故です」
「星井美希は君に好意を抱いている。当然君と組む事によって今まで以上の成果を期待できる」
「それと、フェアリーは後1年で解散の予定だ」
「解散…理由は何ですか?」
「彼女達の希望…とだけ言っておく事にする」
希望?それならば俺から言う事は無い。だが、まだ彼に対する違和感の正体が掴みきれない
「解散の時までに出来る限りの利益を上げてくれればそれで良い。帰って来たばかりの君にはちょうど良い腕慣らしだと思うが…どうかね?」
断る理由も無い。
繋がりを失ってしまった俺に救いの手が差し伸べられているのだ
「ありがとうございます。喜んでお引き受けさせて頂きます」
「結構。ではこれからよろしく頼む」
黒井社長は手を差し出してきた
俺は迷う事無くその手を握った
「あの、最後に私からの質問なんですけど」
「言ってみたまえ」
「あなたは何故、私を助けてくれるのですか?」
そう、これが違和感の正体だ
威圧的な眼光は相変わらずだが、その目には敵対心が一切含まれていなかったのだ
「あなたにとってはそうかも知れませんが、私にとっては大事な事です」
「そうかね…その答えは実に簡単だ。君も納得してくれると信じているよ」
彼は軽く目を閉じ、一呼吸置いてから話し始めた
「それだけ…たったそれだけの事であなたは私にチャンスを与えるのですか?」
「後は個人的にアメリカで学んできた君の力を知りたいと言う部分もある。君は今、私に試されているのだよ」
そう、俺は試されている
結果を出せば次の仕事を回すと言う意味だろう
「結果を出して私を楽しませてくれたまえ。ああ、そうだ…今日は星井美希が事務所に来ている。会って行きたまえ」
「はい、ありがとうございます」
「ロビーに向かう様に伝えておく。行きたまえ」
「わかりました。失礼します」
そこで座って待つこと20分
一人の女性が俺の目の前に立っていた
「ハニー、久しぶりだね」
「美希か、綺麗になったね」
「私ももう18歳だよ?子供じゃないよ」
美希は自分の事を「ミキ」では無く「私」と言う様になっていた
髪は短く、色も抑え目のものとなり、大人の雰囲気を纏った素敵な女性になっていた
「うん、また美希と一緒に仕事が出来て嬉しいよ」
「ハニー、少しだけ…良いよね?」
美希はゆっくりと俺に近付いてきた
そうだな、久しぶりの再会だ。抱きしめて欲しいのだろう
俺は腕を広げ、美希を受け入れる態勢を取る
美希はそのまま胸の中へ収まり、俺の頬を両手で包んだ
そして…美希は俺の唇に自身の唇を重ねたのだ
時間が経つと美希は俺の身体から離れた
「久しぶりなんだから、これくらいは良いよね?」
顔を真っ赤にしながら笑顔で言った
「お前は…こんな所を誰かに見られたらどうするんだ」
「ここは961プロの中だよ。だから…安全」
「そうか、お前はまだ俺の事を好きで居てくれていたんだな」
「一日も、一秒だって忘れた事は無かったよ。帰ってきてくれて本当に嬉しいの」
以前の美希にこんな事をされても何も思わなかっただろう
だが、今の美希は…余りにも綺麗で、俺の心臓の鼓動は激しくなっていた
俺はプロデューサーである律子と会っておきたかった。
彼女なら倒産の原因を知っている可能性が高いからだ
だが美希は
「律子なんかに会ってどうするの?」
「さん」が付いていない
何があった?
「何言ってるんだ。律子は仲間じゃないか」
「私には関係無いの。そんな事より私の事を見てて欲しい」
どうしたんだ…美希が律子に対して明らかな敵意を持っている
俺が居ない間に何があったんだ
「そうなのか?じゃあ、今は…」
「雑貨屋さんのオーナー」
美希はぶっきらぼうに答えた
そうか、プロデューサーは辞めたんだな
でも、きちんと自分の足で歩いている
俺は嬉しくなった
「場所、教えてくれるか?」
「途中までついて行くよ。後はハニーだけで会ってきて」
「分かった。よろしく頼む」
今は何も聞かない方が良い
時間が解決してくれる事もあるのだから
俺は美希に手を引かれ、律子の店の近くまで案内された
店が見えてくると
「あそこだよ。美希はここで待ってるから」
ここからは俺一人で店に向かった
海外から仕入れた雑貨を置いているみたいだ
店内に入るとすぐに見慣れた女性が居た
髪は下ろしているが律子に間違いない
「プロデューサー…帰って来たんですね」
笑顔ではあったが少し陰がある
色々とあったのだろう
これから何度でも会う事は出来る
だから今日は少しだけ話せればそれで良い
「久しぶり。良い店だね」
「ありがとうございます。皆とは会いました?」
「ああ、美希と小鳥さんには会ったよ」
「何も…聞いてないですか?」
「いや、特には」
「そうですか…時々で良いから来てくれたら、嬉しいです」
やはりどこか笑顔に陰がある
だが、まだ聞く段階では無い
ゆっくりと話を聞いていければ良いのだ
「いえ…あれからは全くです」
「環境が変わると会えなくなるもんね」
「はい…そうですね」
律子の顔が曇る
この話は終わりにしておこう
「今日は会えて良かった。また近い内に遊びに来るよ」
「はい…私、待ってます」
何だか今生の別れみたいな表情だな
いつでも会えるのに
俺は店を出て、美希の居る場所へと戻った
美希もとても複雑な顔だ
二人には何かがあるのだろう
だが、俺が口を挟む事では無いのだ
多分…そうなのだ
「いや、ただの世間話だよ。お前、律子が嫌いなの?」
軽く振ってみた
「嫌い…じゃ無くて失望だと思うの。私は裏切られた気分だよ」
「そうか、俺には話したく無いよな?」
「いつか…ハニーと私が結婚してくれた時に話すよ」
美希は試す様な目で俺の方を見た
以前とは違う大人の目だ
「そうか、じゃあそうなった時にでもゆっくりと聞くよ」
「うん、そうして欲しいの」
美希は満足した様に微笑んだ
「でも…嬉しいな」
「何が?」
「ハニー、今の私は子供扱いしないから」
「うん、だって…ハニーに綺麗って言ってもらいたかったから」
「美希、今は少しだけ時間をくれ。俺の心の整理がついたら必ずお前について答えを出す。俺ははぐらかしたり逃げたりしないから」
俺は言い切った
美希の好意をこのまま行き先の分からないままにしたく無かったからだ
「20歳までは待つの。だからゆっくり考えてね」
「そうさせて貰うよ」
「ハニー、すっごくかっこ良くなったね」
「何だそれ?」
「ハニーの事、好きになって良かったの…」
仕事が入って来たので事務員としてすぐに働いて貰いたかったからである
彼女は驚きながらも明るい声で快諾してくれた
当面は何とかなりそうだ
今まで敵であった黒井社長が手を差し伸べてくれた事によって俺は少しだけ前に進めたのだ
人生は本当に何が起こるか分からない
だから面白くもあり、苦しくもあるのだ
明日からは本格的に仕事が出来そうだ
俺は早く明日になる事を願い眠った
黒井社長は本当に小さな仕事ばかりだが、俺に回してくれる様になっていた
「プロデューサーさん。春香ちゃんには会いました?」
小鳥さんが話しかけてきた
「いえ、会っていないですね。あいつは元気にやっているんですか?」
春香、今はどうしているだろうか
素直な性格だから騙されたりとかしていないだろうか
「小さな事務所でタレントをやってますよ。とても元気そうです」
「そうですか、それは何よりです」
「良かったら連絡取りましょうか?私、今でも春香ちゃんとは仲が良いんです」
「是非お願いします」
そう言うと小鳥さんは携帯を取り出して電話を始めた
通話が繋がったのか、楽しそうに話している
彼女は全てを知っている
事務所の重要な部分を任されているのだ
知らないはずがない
そして美希もある程度の事は理解している
だが、口を割る可能性は極めて低い
それでも俺は知りたい
皆の笑顔で溢れていた765プロに何があったかを…
「プロデューサーさん。春香ちゃん、今近くに居るそうです」
「では、俺が出向きますよ。場所を教えてください」
俺は小鳥さんに教えて貰った場所へと足を運んだ
少しだけ細くなってずいぶん大人っぽくなっていた
リボンは…着いていない
「プロデューサーさん。お久しぶりですね」
笑顔はあの頃と変わらずとても素敵だった
「ああ、春香は元気そうで何よりだよ」
「えへへ、元気だとは言い切れないんですけどね」
少しだけ顔が曇ったが、すぐに元の笑顔に戻った
「少し話をして良いかな?」
「もちろんです。何でも聞いてください」
屋上
「私は、一年間お休みしてました。その後、765プロよりも小さな今の事務所から声が掛かって今に至る…こんな感じです」
「そうか、春香は765プロ倒産について何か知っているかい?」
そう言った瞬間、春香はとても悲しい顔になった
春香とってはとても辛い話なのだ
「プロデューサーさん。聞いてくださいますか?」
「ああ、覚悟は出来てるよ」
春香は俺の目を見つめたまま静かに
「あなたの後任のプロデューサーが事務所の資金を全て持ち逃げしました」
そう言ったのだ
「原因は他にもあります。ただ、それが最後のとどめになったんです」
持ち逃げ…それは確かに致命傷だ
765プロが潰れるのも分かる気がする
だが、まだ疑問は尽きないのだ
「春香は律子の事をどう思う?」
春香の周りの空気が凍る
ここでもこの話はタブーなのか
「何か聞いてるんですか?」
「いや、分からないから聞いてるんだ」
「私からは…ごめんなさい」
「良いよ、辛い思いをさせて済まなかった」
「いえ、そんな…」
春香から聞けるのはここまでだろう
俺はこの話をするのはやめる事にした
「プロデューサーさんって今は独立されているんですよね?」
「そうだよ、もう事務所もあるんだ。仕事も少しずつ入ってきてる」
すると
「余裕が出来たら…私もプロデューサーさんの事務所に入れては貰えませんか?」
それはそうだろう
慣れた相手と仕事をする方が精神的に良いはずなのだから
「またアイドルでもやりたいの?」
そう言うと春香は予想外の事を言った
「いえ、事務とか雑務で雇って欲しいんです」
「え?事務員?」
春香は疲れた様な笑顔を向けてきた
全然元気では無かったのだ
「そうだったのか…今までよく頑張ったな」
その言葉を聞くと、春香の目から涙が溢れ出した
「はい…私は、そろそろ限界です…普通に生きていきたい…プロデューサーさんのそばでお仕事がしたいです…」
俺は泣きじゃくる春香を抱きしめた
ずっと辛かった思いを胸にしまい込んでここまで来たのだ
「春香…少しだけ待っててくれよ…すぐにお前を雇える様に頑張るから」
「はい…はい…プロデューサーさん…」
「すっきりしました。プロデューサーさんに会えたから安心しちゃったんですね」
「そうか、俺が春香を癒せたのであれば良かったよ」
春香は一呼吸を置いてから俺に
「プロデューサーさん、美希の事…好きですよね?」
とてもストレートな質問だ
だが、皆大人になった。俺は人生の先輩として逃げる訳にはいかない
「そうだな、俺は美希の事が好きだ」
「残念、私は振られちゃいました」
「その割には冷静だな」
その問いに春香は
「とっくの昔に諦めてましたから」
と言ったのだ
「一応?」
「はい、別にこれで終わりじゃありません。人生は長いですから」
春香は俺が思っているより強く、たくましかった
倒産の話の時と表情が明らかに違って明るいからだ
「でも、好きで居続ける事は罪にはなりません。近くに居続ける事も同じだと思うんです」
「お前は強いな。頭が下がる思いだよ」
「男の人だとプロデューサーさん、女の人だと千早ちゃんが側に居る人生なら…私は幸せです」
それは春香の核になる部分なのだろう
それだけを胸に秘め、彼女は生きてきたのだ
「あと、真摯に答えてくれたプロデューサーさんにボーナスです」
「何だ?」
「律子さんについて…です」
それは今の俺にはかなりのヒントになるだろう
「春香、言える所までで良い。教えてくれ」
すると春香は
「はい、私はこの一件に関しては一生許す事が出来ません」
「そんなにひどい事なのか?」
春香は無表情になった
「それはそうですよ…だって」
「律子さん…運営資金を横領していたんですから」
春香は…そう言ったのだ
声に出そうだったが辛うじて押さえ込む事が出来た
「おい…それは本当か?何かに間違いじゃ無いのか?」
「これは事実です。それだけじゃありませんよ?」
春香の目が今まで見た事の無いくらいに冷たいものになっていた
「竜宮小町の予算だけでは売り込みが出来なかったらしくて、私たちの予算…プロデューサーさんが使えるはずの予算も何割か自分の方に回していたんです」
「そんな…春香、嘘だって言ってくれよ。なあ、頼むからさ…」
「本当の話です。今まで黙っててすみませんでした」
また話が噛み合わない
今まで黙ってて…どう言う事なんだ?
「竜宮小町は資金繰りに困ったからじゃ無いのか」
「違います。伊織は竜宮小町が皆の犠牲の下に成り立っていると知って律子に激怒したんです」
律子がそこまで…まだ信じられない
だが、春香が嘘をついているとは思えない
心から律子を恨んでいる
「私、今から本音を言います。聞いてください」
「分かった」
今から話す事は春香の軸になる話だ
俺は覚悟を決めて耳を傾けた
「本音を言えば、私は別にプロデューサーさんと結ばれなくても良いんです」
春香の様子がおかしい
これは春香の心の闇の部分なのかも知れない
「私は…私はただ大好きなプロデューサーさんと千早ちゃんに挟まれて笑顔で生きていきたかった!!ずっとそうしていきたかっただけなんです!!」
春香が大きな声で叫ぶ
「ねえ、私ってそんなにわがままですか?高望みしてますか?ささやかな幸せの中で笑っていたかっただけなのに…」
「春香…」
「律子さんは自分の都合でその大事な場所を、プロデューサーさんがいつ帰ってきてもいい様に守るべきだった場所を壊した張本人なんです!!」
だが、俺はアメリカに、千早は早々に離れてしまい、最後には受け入れる場所も失ってしまったのだ
「私、もうやだ…生きてるの…辛いよぉ…」
春香はその場に崩れ落ちた
春香はとっくの昔に限界が訪れていたのだ
俺に再会した事で心の箍が外れてしまったのだ
「プロデューサーさん…助けてください…前みたいに…助けて…」
このままではいけない
春香の思いに応えられない分、助けてあげたいと思った
「春香、今から俺の事務所に来ない?」
「ふぇ?事務所?」
「うん、場所も覚えられるだろ?」
子供の様な声で春香は答えた
先程と雰囲気も変わり、大人しくなった
「あまり大きい所じゃないけどな。着いておいでよ」
「はい…手、繋いでください」
春香のすがる様な目に俺は拒否できる訳も無く
「はい、ゆっくりで良いからな」
「はい…」
春香は幼い笑顔で俺に言った
事務所に戻ると小鳥さんが一瞬だが春香の様子を見て表情が変わったが、すぐにいつもの笑顔に戻り
「春香ちゃん、いらっしゃい」
そう言ってくれた
小鳥さんが大人の女性で本当に良かった
「あの、何で美希なんですか?」
「え?」
「プロデューサーさんの好きな人…美希何ですよね?」
「その事か…正確に言うと俺は受け身なんだよ」
「受け身?」
「やっぱり嬉しいもんだよ。15歳の女の子からでもあそこまで好きでいてくれてるって事は…すごく嬉しい事なんだ」
「じゃあ、やっぱりプロデューサーさんも美希の事が好きなんじゃないですか」
でも、今すぐ美希と俺が結ばれるべきかと言われると、それは違う様に思えたのだ
「あいつはね、大人っぽくなったし綺麗にもなった。でもやっぱりまだ18歳の女の子なんだ。これから先に素敵な人が現れるかも知れない」
「私は…美希はこのままプロデューサーさんに一直線だと思いますけど」
「時間が過ぎれば思いも変わるかも知れないだろ?美希は20歳まで待つと言った。だから俺もそれまでは美希を最優先にしようと思うんだ」
「そうなんですか…面倒臭いですね」
「でも、人生ってそう言うものなのかも知れないだろ?」
「私はもっと簡単なのがいいです」
「お前は馬鹿だからな」
「馬鹿じゃないでーす」
この日は夜遅くまで春香と話した
「おはようございます!!」
入ってきたのは春香だった
仕事は大丈夫なのだろうか?
「元気なのは良いけど仕事は大丈夫なのか?」
「はい!!全く問題ありません」
しっかりとした口調で答える
この様子だともう問題は無いだろう
「仕事に穴をあけるなよ?別にここにはいつ来ても良いんだからさ」
いつ来ても良い、その言葉を強調しておく
春香の居場所を作ってあげられるのであれば、それくらいの事は何でも無かった
だが、春香は
「仕事に穴は空きません。辞めて来ましたから」
晴れやかな笑顔で俺にそう言い放ったのだ
「結構貯金があります。だから半年は大丈夫ですよ」
逆に言えば半年しか保たないと言う事だ
バイトでもするのだろうか
「だから、それまでにプロデューサーさんが私を雇ってくれたら良いだけの話です」
簡単に言う。俺にこれから半年以内に春香を雇えるだけの稼ぎを要求しているのだ
しかも、俺はそれだけを稼いだとしても春香が持って行くのだから実入りが良くなる訳では無い
小鳥さんは苦笑するだけであった
「だから、頑張ってくださいね。プロデューサーさん!!」
黒井社長に相談してみよう
流石に甘え過ぎではあるが…
春香は皆と仲が良い筈だ。だから今ここに彼女がいる事は俺にとって大きな戦力なのである
だが…
「え?私は知りませんよ、興味無いですし」
あまりの予想外の返答に言葉を失ってしまった
「あ、でもこの前やよいには会いました」
高槻やよい、彼女もその後が気になる女の子の一人だ
「やよいは…どうなってる?経済的には問題無いんだろうか」
「私が会った時は、別に問題無さそうでしたね。もう芸能人でも無いですよ?」
「そうか、何か困ってそうじゃ無かったか?」
「アイドルの時より遥かに幸せそうでしたけど」
何かがおかしい…
俺は春香達に新しい違和感を抱いてしまったのだった
以前、高木社長と行った事のあるバーだった
「君も変なのに囲まれて災難だな。少しではあるが同情するよ」
可哀想なものを見る目で言われてしまった
「面目無いです…」
「君がこなせるのであれば、もう少し仕事を回しておこう。その辺の調整は君がやりたまえ」
これでしばらくすれば春香を雇える
俺はこの人に頭が上がらなくなった
「ありがとうございます。これで春香を雇えます」
「私は結果さえ残せば文句は言わん。好きなだけやれば良い」
タバコを深く吸い込み言う
「高木の忘れ形見だ…面倒くらい見てやるさ」
彼はいきなり話を切り出してきた
「私もプロダクションを経営する身だ。だからわかる事もある。暇潰しにでも聞くと良い」
「はい、聞かせて下さい」
「まずだ、君が入社した時、その時にはすでに崩壊が始まっていたと言う予測を立ててみた。そうすればしっくりくる所も多いからね」
「私が…入社した時点で、ですか?」
「そうだ、その時は事務所の仕事の数はどうだった?ほとんど閑古鳥が鳴いている状態じゃ無かったかね?」
「はい、仕事はまばらでレッスンの費用も捻出するのが難しかった時ですね」
「ですが、段々と仕事も入ってきて皆が力を合わせて頑張ってきたからこそ、ある程度まで皆が売れ出したんですよ?」
俺が言うと彼は少し額に手を当て考えをまとめている
数秒後、また話を再開した
「君、765プロのアイドルに告白された事はあるかね?」
いきなり方向性が変わった
何が言いたいのか分からない
「何を言ってるんですか?そんな事は…」
「良いから答えろ」
「……あります」
そう、別に美希に限った事ではない
俺はアイドルからの告白をされた事があるのだ
「でも、それがどう関係しているのですか?」
「私はね、765プロのアイドルは元々仲はあまり良く無かったと予想しているのだよ」
仲が良くない?
皆が?それはあり得ないだろう
黒井社長もまだまだなんだな
「皆はとても仲は良かったですよ。俺が見てる限りは」
すると社長はこの日初めて俺の方へと身体を向けた
そして
「それは単に君の目の前に広がっている風景だろう?君は神か?君の目が届かない世界がある事に何の疑問も持たなかったのか?」
それは俺が事務所に居ない時の事、俺がその現場に居ない時の事…
「私はね、皆は君への好意があるからこそ仕事に打ち込んだのだと考えている。そして好意があるからこそ悪いイメージを持たせたく無いと思い、仲が良い振りをしていたのでは無いのかとね」
言葉を失った
春香の言っていた興味が無いと言う発言も黒井社長の言う通りならば納得がいく
「君は悪くない。だが、女ばかりが集まる組織は殆どの場合、先ほど言った様になる。君は綺麗な部分しか見えて居なかったのだよ」
頭を鈍器で殴られたようだ
嫌な汗が止まらない
「ただ、皆が皆仲が悪いと言う事は無いと思うぞ」
「仲が良い者同士も居ると言う事だ。それくらいは君でも分かるだろう」
「そうか、春香と千早…真と雪歩…」
「私の経験上の話をしよう。私はね、プロジェクト毎にメンバーを分けたら、他のプロジェクトのメンバーとは交流を必要以上に持たせないようにしているのだよ。何故だか分かるかね?」
「いえ…分かりません」
「リスクの分散だ。簡単な事だと思うがね」
リスクの分散…そうか、俺たちはその時点で大きなミスを犯していたんだ
「小さな事務所だ。難しいのは分かるが皆を群れさせ過ぎたのではないのか?仕切りを設けておかないと、一つのプロジェクトが壊れた時に他のプロジェクトも道連れとなってしまう」
「いつも事務所で皆が簡単に会える状態が続いたのが腐敗の原因なのだよ。これこそが高木のミスだ」
「じゃあ、どうすれば良かったんですか」
「例えば竜宮小町、あれを他のアイドルと接触させない様にすべきだったのだよ。後はいつまでも事務所でダラダラと話をする機会を与えてはいけない」
そうだ、アメリカで学んだ事
その内容は
全て765プロを否定する様な内容ばかりだったじゃないか
「……分かりません」
そう言うと社長は大きなため息をついた
「君が765プロ以外で目を付けるのが私の所であると信じていたのだよ。そしてその予想は当たった…君は彼女と再会を果たしたのだ」
「そうだったんですか…」
「君に対する大きな愛があるからこそ彼女はその道を選んだ」
美希の俺に対する想いは
俺が考えていたものより遥かに大きかったのだ
「まあ、彼女に関しては君の考える事だ。後は、フェアリー解散時までに資金を貯めておけ」
「何かあるんですか?」
「星井美希は、フェアリー解散後、君の事務所へ移籍する事を希望しているからだ」
俺はそれに応えなければならない
「分かりました。助言頂きありがとうございます」
俺は深く頭を下げた
自分自身の甘さが原因でもあるのだ
「何度も言うが君は一切悪くない。年頃の娘の集団の中に少し年上の大人の男を放り込んだら当たり前に起きる出来事だ。高木の責任に他ならない」
「でも、俺にも出来る事が…」
「無いだろうね、男一人で女の集団に出来る事など些細なものだ」
「でも、俺が…」
「その失敗を生かして今の仕事に打ち込めば良い。まだ若い、気にするな」
そう言うと社長は財布から1枚札を取り出し置いた
「お前の人生も、彼女達の人生も始まってすらいない。もっと悩むがいい」
そう言い残して去って行った
「皆、お疲れ様。今から話す事は仕事の話じゃない。だが聞いて欲しいんだ」
3人は頷く。それを確認した後、俺は話を始めた
「まず、律子の横領の話だ。それが事実であるなら何故彼女は何のお咎めも無いのか知っているなら教えて欲しい」
響が手を挙げた
「社長が…それだと社会的な復帰が難しいからだって言ってたぞ」
「そうか、社長が…」
それはあまりに甘すぎる
だが、律子にも言い分はある筈だ
「その横領はいつ頃から始まったんだ。後、俺の予算の方に関してもだ」
美希が手を挙げた
「私が知ってる範囲だと竜宮小町の準備期間からずっとだよ。ハニーの予算は結成後すぐだったと思うの」
「ありがとう。俺は事実がわかれば十分だ。誰も恨まない。3人も律子を許せとは言わないが、もうこの件については考えるな」
自分の使える予算の把握すら出来ていなかった俺が言える事ではない
「後、仲が悪かった相手とかは居たのか?」
また響が手を挙げた
「自分と貴音は…正直ほとんど皆とまともに話した事は無いんだ。美希とは仲が良かったけど」
「貴方様、私も同じです。この2人以外だと死んだ様な目をした春香くらいでしょうか」
「え?そうなの?私が話した時は春香、結構普通だったの」
この時点で春香の評価が分かれる
黒井社長の言っていた事は当たっているのだ
俺は頭を下げた
今更だが勉強不足な自分が招いた事だったからだ
その後、俺達は会議室を出て貴音と響は事務所を出た様だ
「ハニー」
「どうした?もう行っていいぞ」
美希の顔が何処と無く暗い
何か話したい事でもあるのだろうか
「俺の事務所、来る?」
美希は小さく頷いた
美希は2人である事を確認すると静かに話し出した
「私は、貴音と響以外は特に誰とも仲が良かった訳じゃ無いの。春香とは少し話してたけど…」
「美希…」
「でね、私は仲が悪いって言うよりは皆から相手にされて居なかったんだ…貴音と響が居ない時はひとりぼっち…」
俺のイメージしてた美希とずいぶん違う
「衣装隠されたり、メイク道具ぶちまけられたり…散々だったな…」
「おい…お前、それって…」
「だから961プロに移籍した時は本当に天国みたいだった。ここならゆっくりハニーを待てるって思って…」
そして俺はそれに気付けなかった最悪の男なのだ
「ごめんね…こんな話、したく無かったのに…もっと楽しい話…したいのに…」
美希が泣き崩れる前に抱きしめた
目の前で泣く美希は俺の知っている美希とは違い、本当に弱々しい一人の女の子だった
「ハニー…私の事、見つけてくれてありがと…私、明日からは泣かないから…今だけ…いいよね?」
「うん、思い切り泣いて良いよ」
俺に言える事はこれくらいだった
俺は2人に声をかけた
「2人とも久しぶり。元気にしてたかな?」
「あっ!?プロデューサー!!久しぶりじゃないですか!!」
髪が肩まで伸びてはいるが、真は以前と変わらず元気そうだ
「プロデューサー…少し老けました?」
こちらも変わらず大人しそうな雰囲気の雪歩
2人はこの劇団で芝居をしながらアルバイトをしているらしい
以前と違い、逞しく頑張っている様だ
真が言った
「らしいね、俺も聞いた」
本人からね
「個性も無いし、続けていても意味が無いですよね」
雪歩が言った
「え?」
俺は意味が分からない
「まあ、僕達がそのうちドラマの主役で大活躍しますから見てて下さいね」
「そうですよ。プロデューサーもいいお仕事があったら私に声をかけてくださいね?」
雪歩はそう言いながら
俺の身体にもたれかかってきた
雪歩は元々男が苦手では無い事を
「美希も未だにアイドル(笑)をやってますね。あんなんじゃお先真っ暗ですよ」
真が言った。なるほど、俺は本当に何も見えていなかった
2人を責めてはいけない。
ケア出来なかった俺の責任だから
「プロデューサー…ドラマの仕事、とってきてくださいね?」
「僕もプロデューサーが有名になったらまた一緒にやりたいな」
「そうだね。考えておくよ」
俺はそう言って稽古場を後にした
女は逞しい
あの2人に俺は必要無いだろう
真と雪歩の本性が分かってしまい、女の恐ろしさを噛み締めながら
そしてふと気付く
この辺りにやよいの家がある筈だと言う事に
あの太陽みたいな笑顔をまた見たいなと思った
「あの、プロデューサー…ですよね?」
声がする方へ振り向いた
「プロデューサー。帰ってきてたんですね」
やよいが立っていたのだ
幼さよりもお姉さんの雰囲気の方が強くなっていた
「やよい、すっかりお姉さんだね」
「はい、プロデューサーもおじさんですね」
「お前に言われると少し傷付くよ」
やよいは少し笑うと俺を真っ直ぐ見つめて
「おかえりなさい!!プロデューサー!!」
そう言ってくれた
「ただいま…やよい」
俺はそう言い返した
「プロデューサーが居なくなって大変だったらしいですよ?」
やよいは「らしい」と言った
「やよいはいつまで765プロに居たの?」
「確か…プロデューサーがアメリカに行ってから3ヶ月ほど後ですね」
「その理由は?」
「お父さんが良い会社で働く事が決まって私が頑張る必要が無くなったからです」
やよいの家の経済状況が良くなったので、学業に専念したい考えから辞めたとの事だった
「学校は楽しい?」
「はい、友達といっぱい遊べて楽しいです」
「それは良かった。将来は何か夢でもあるの?」
「お料理がやりたいです。お店を持つのが夢ですね」
夢を見つけてそれに向かって進もうとしているのだ
「そうか、店を持ちたいと思った時は俺にも声をかけてくれ。協力するからさ」
「はい、やっぱりプロデューサーは私のお兄ちゃんですね」
やよいは変わっていない
俺は素直にそう思えた
「やよいって事務所では誰と仲が良かった?」
「伊織ちゃんですね」
ほら、変わってない
「でも…伊織ちゃんって少しエッチなんです」
あれ…
するとやよいは困った顔で言った
「私、今でも伊織ちゃんのお家に週1回は遊びに行かなきゃダメなんです」
行かなきゃダメ?
何でさ?
「伊織ちゃんは時々私の添い寝が無いとお仕事に影響するって言うんです」
「そう…」
「しかも寝る時はお互いに裸にならないといけないんですよ?おかしいですよね?」
「うん、ビックリするくらいにおかしいよ」
「朝起きるといつも身体に変な違和感があるんです。これって伊織ちゃんが私の事くすぐったり叩いたりしてるんです。きっと…」
伊織、俺はお前の評価を改めないといけない
「帰る時に伊織ちゃんが封筒をくれるんです。その中は平均で3万円くらい入ってますね。いじめたお詫びなんでしょうか?」
「うん、ある意味…いじめられたんじゃない?」
伊織はやよいを週1回呼び出してイタズラを繰り返す女の子だったのだ
「あ、プロデューサー。今だから言えるんですけど…」
「うん、もうなんでも聞くよ?」
「双海姉妹は…めちゃくちゃ仲悪いです」
聞きたく無かった…
女の演技力は凄いんだな
「後、菊地さんっていつも星井さんの衣装隠してました」
それは大体予想がついた
「私は伊織ちゃんと春香さんとあずささん以外はあまり話さなかったですから…」
それ以外は苗字で呼んでいると言う事だ
そこには事務員の小鳥さんと来週から出勤はずの春香、少し離れた所に美希が立っていた
「どうした?」
「プロデューサーさん!!テレビ!!テレビです!!」
「何か面白い番組でもやってるのか?」
「ハニー、ある意味面白い番組なんじゃないかな?」
美希が凄く冷めた目でテレビを見つめていた
そこには
竜宮小町解散のニュースが流れていたのだ
あずささんの結婚、亜美の海外留学であった
あずさはすでに876プロを退社しており
亜美はすでにアメリカへと飛びたった後だと言う事だ
今の俺には876プロとのラインが無い
だから竜宮小町のメンバーに連絡を取る事が出来ないのだ。
携帯の古いメモリーを呼び出してかけてみるが、全員番号を変えているらしく誰にも繋がらなかった
「あの3人には当分会えないか…」
俺がぼやくと
「別に無理して会わなくても良いって思うな」
美希が忌々しいものを見る目でそう言った
春香は小鳥さんに教えられてなんとか仕事についてきている
美希は変わらずフェアリーで奮闘中だ
俺は黒井社長に振られた仕事をメインに多忙な日々を送っていた
そして夕方になり、事務所には俺と小鳥さんの2人になった
「私、ちょっとゆっくりして行って良いですか?」
「ええ、俺も少し休んでから帰ります」
そう言って俺はテレビの電源を入れた
画面には芸人がネタを披露する番組が流れていた
そして
真が思い切り寒いネタを披露していたのだ
「はい、流石に私もキツイです…」
チャンネルを変えると音楽番組が流れていた。
そこには堂々とバラードを歌い上げる歌姫、如月千早がいた
「千早、頑張ってるな…」
見入っていると小鳥さんが突然
「今なら話せる事もあると思います」
そう言ったのだ
「何の話です?」
「あの頃の…765プロの事ですよ」
「俺はもう気が済みました。だから忘れましょう」
「いえ、少しだけ…少しだけですから」
「わかりました。聞かせてください」
「はい、では…」
小鳥さんはゆっくりと話し始めた
「765プロの内情はすでにご存知ですよね?」
「はい、皆に聞いたので大体は」
「何故、プロデューサーさんは独立を決めたんですか?」
「いや、アメリカのレコード会社から日本に帰る時は独立するべきだと勧められたんです。独立するのであれば、資金の援助もあると言う事だったので」
「それは全て高木社長の口添えだったんです。資金援助をしたのも社長です」
「え?じゃあ社長は今どうしてるんですか?」
「そうですか…何度連絡しても繋がらなかったからおかしいなとは思っていたんですが…どうしても信じられなかったんです」
「プロデューサーさんがアメリカに旅立つ時点で事務所はかなりの経営難でしたから戻って来たとしても何もしてあげられないと社長は言ってました」
そんな経営難の中、俺を送り出してくれた社長には頭が上がらない
俺は結局何一つとして守る事が出来なかった
そして今は黒井社長に助けられて生かされている
「律子の店に行ったけど、金持ちそうには見えませんでした」
「私は今でも良く遊びに行くんですけど、借金だらけらしいですよ」
「そうですか…」
開業してしばらくは仕方が無い
段々と軌道に乗せていければ良いのだから
「もう良いです」
俺は話を止めた
「でも…」
「泣いてまで話す事ではありませんよ」
「え?私…泣いて…」
小鳥さんは自分が泣きながら話している事に気付いていなかった
「もう終わった事です。俺も未熟でした。
だから…今はここで頑張らないといけないんです」
「はい…」
「失ったものをどこまで取り戻せるかはわかりませんが…俺たちにはもうここしか無いんです」
「はい…」
「だから…もう終わりにしましょう」
これからは前を向いて行かなくてはならない
俺の事を助けてくれた人達の恩に報いる為にもだ
もう、振り返るのは終わりにしよう
そして約束通りプロジェクト・フェアリーの活動は終了となった
響は沖縄に帰って行った
一度自分の故郷で将来の事を考えたいとの事だ
見送りを申し出たが…丁重に断られた
貴音は引き続き961プロに残るとの事だ
ただ、しばらくは休養を取る為に活動はしない
最後まで俺とはあまり話をしてくれなかった
翌日貴音の携帯にかけたが番号が変わっていた
そう言う事だ
美希は当初の約束通り俺の事務所へと移籍した
今は雑誌のモデルを中心に活動中だ
そして俺は今、961プロの社長室にいる
「はい、わかっています」
「ところで…どうだね、自分の居ない彼女達の世界は」
「まあ、驚きの連続でした」
「そうか、だがもう忘れた方が良い。765プロは無くなったが君はまだこの世界に居るのだからな」
「そうですね。俺も振り返るのはやめる事にしました」
「それが良い。それよりも面白いビジネスの話だ」
そう言うと黒井社長は薄いファイルをテーブルの上に置いた
「961プロは直接関わっている訳では無いが、面白い案件だったのでな。確認してみると良い」
「はい…」
千早が俺をプロデューサーに指名していると言う内容であった
「千早が?…何で」
「彼女はプロデューサーを立てずに音楽活動をやっているようだったのでな。私がちょうど良いプロデューサーがいる事を連絡したらすぐに飛びついて来たのだよ」
「社長…ありがとうございます」
「これはビジネスだ。きっちりと仲介させてもらう。どうだね、受けてみるか?」
「はい、喜んで…」
今まで連絡出来なかった千早と会う事ができる
俺は興奮を隠す事が出来なかった
「プロデューサー…お久しぶりです」
そこにはほんの少しだけ大人っぽくなった千早がいた。
「ああ、久しぶり」
「帰って来たのなら連絡をくだされば良いのに…」
拗ねたような表情で言う
以前より明るくなった感じがする
「ごめん、忙しかったんだよ」
「さあ、入ってください」
部屋の中は年齢に合わない豪華なものだった
「また凄い所に住んでるんだな」
「まあ、色々頑張ってますから」
千早は移籍後、爆発的に売れていたみたいだ
765プロを離れたのはある意味間違ってはいなかった
千早は元々春香以外との人間関係が希薄だったらしく、悲しい話ではあるが、765プロ自体に愛着がある訳では無かったらしい
「でもプロデューサーを立てずにやって来たなんて…なかなかの手腕だな」
「ふふっ、あなたを見て学びましたから」
「俺なんて全然駄目だったじゃないか」
「そうかも知れませんね」
彼女は笑いながら言った
俺もその通りだと思い釣られて笑った
「ですが…今は違います」
千早の顔が真剣なものへと変わった
千早は俺に手を差し伸べた
「今度こそ…貴方と世界を目指す為に歌いたいと思います。私には貴方と言う翼が必要なのです」
「千早…本当に俺で良いのか?」
「私はずっとこの日を待っていました。貴方はただ私の手を取ってくれれば良いのです」
俺は差し伸べられた千早の手を取った
「私を世界へ…連れて行ってくださいね」
こうして俺は4年振りに千早のプロデューサーとなった
これで仕事には困らなくなってきた
黒井社長には感謝しなければ
そう思いながら事務所の近くの喫茶店に入った
そこでコーヒーを飲みながら幸せな気分に浸っていると肩を叩かれた
美希か春香か小鳥さんか…
振り返ると
真美がいた
背はまた少し高くなったか…
真美は俺を見てにっこりと笑った
「真美なんだな…久し振りだな」
真美は笑顔のまま頷いた
「可愛くなったじゃないか…」
真美は何も喋らない
そして真美は右腕を大きく振りかぶる
「…?」
そしてそのまま…
俺の頬めがけて右ストレートが炸裂したのだ
俺は椅子から転げ落ちた
予想もしない事態に俺の思考は反応出来ていない
真美は俺のそばへしゃがみ込み胸ぐらを掴み上げた
「兄ちゃん、いつ帰ってきたの?」
俺はその質問に正直に答えた
「1年前だよ…もう殴らないで?」
真美は俺の言葉を聞くと
「帰って来たんなら早く連絡くれたら良いのに」
笑顔で言った後…
再び俺の頬に右フックを叩き込んだのだ
真美はしばらく俺を睨みつけた後、両手を取って起き上がらせてくれた
「兄ちゃん、おかえり」
笑顔でそう言ってくれた
「遅くなったけど…ただいま」
「もう、兄ちゃん遅いから765プロ無くなっちゃったよ」
頬を膨らませて言う
「はは…面目無い」
「兄ちゃん以外の人は嫌だったから真美はすぐに辞めちゃったんだけどね」
「そうなのか…」
「でさ、兄ちゃんって今何してるの?ニート?」
「独立してる。ちゃんと仕事もあるよ」
何が言いたいかは大体分かる
「じゃあさ、真美の事、もう一回面倒見てよ。ね?今が売り時だからさ」
クネクネと動いている姿が何とも言えない気持ちになる
「俺は構わないけどウチには春香と美希と小鳥さんが居るぞ?あと、メインのクライアントは961プロだ」
「げげっ!?」
真美はかなり動揺した
後ろめたい事でもあるのだろう
「それでも来るなら俺は良いぞ」
「ううっ…背に腹はかえられないね…」
真美は俺と事務所へ行く事になった
「もう何をしたかも覚えてないけどごめんなさい。許してください」
と頭を下げた
美希も
「私ももう覚えてないから気にしないで」
春香は
「事務員は満杯だよ?」
かなり興味が無いようだ
その中で小鳥さんだけが一人笑っていた
「真美、悪いけど当分売り込みは無理だわ」
そう言っておいた
真美はあからさまに不機嫌な顔になり
右腕に力を込め始めた
「おいっ!?そんな事したらクビだぞ!!クビ!!」
「…」
何とか真美の拳を食らう事だけは避ける事が出来た
「なんでさ~!!真美も早くデビューしたいよ~!!」
「いや、俺はさっき千早とプロデューサーとしての契約をして来た所なんだ」
「だから?」
「正直お前の相手をしてる暇は無い」
右ショートアッパーが顎に突き刺さった
俺は再び床を舐めるハメとなった
「真美!!俺が死んだらお前は一生デビュー出来ない。それでも良いのか?」
「兄ちゃん前はいっぱいプロデュースしてたじゃん!!」
「ちゃんと勉強して来たんだ!あんな無茶な事二度とするか!!」
「でも真美も早くしないと枯れちゃうよ~!!」
真美はその場で地団駄を踏む
あまり変わっていなかったようだ
「そのうちちゃんとするからさ。な?」
「う~」
真美が唸っていると
「じゃあさ、しばらくは雑用でもすると良いんじゃ無いかな?」
美希が言った
真美が懸命に食い下がるが俺の身体は一つしか無い
その時…
「961プロに頼めば良いんじゃ無いかな?」
春香が言った
真美をとても興味がなさそうな目で
俺はその案を聞いて
「それが良い。一年くらい修行して来い」
早速黒井社長に電話をかけた
「え!?え!?え!?」
真美はまだ状況がわかっていない
俺は社長に真美の事を話した
「真美、社長が話したいそうだ」
真美はゆっくりと受話器を受け取り耳を当てた
「もしもし…」
真美は小さな声で言った
すると…
「お前か?甘ったれたガキらしいがアイドルになりたいそうだな。私が直々に鍛えてやるから楽しみにしておけ」
そして電話が切れた…
真美は顔面蒼白で足が震えている
「よし、来年はちゃんと俺がプロデュースするからな。その間はあっちで頑張って来い」
真美はその場にへたり込んだ
部屋の明かりをつけテレビの電源を入れる
途中ではあるが、真の冠番組が流れていた
結局はタレントの道を選んだみたいだ
皆それぞれが今いる場所で頑張っている
俺も負けてはいられない
精々スタートラインに立ったくらいだろう
皆まだまだ若いんだから
近くのバーで一緒に飲もうと言う事だ
黒井社長が言う
「あれからはどうだね?」
「お陰様で仕事が切れずにやっていけてます。真美はどうですか?」
「心配するな。ボロ雑巾みたいにはなっているが生きてはいる」
「そうですか…引き続きよろしくお願いします」
「まだ皆の事が気になるかな?吹っ切れた様に見えても私の目は誤魔化せない」
「そうですね、これで良かったのか…と思う事はあります」
その通りだ
まだ結論を出すには皆若すぎる
「この一年で話を出来なかった者も居るだろう。だが、勘違いしてはいけない。君と再会出来なかったからと言って、それが不幸であると言うのはおかしいのでは無いかな?」
「ですが、私は皆を守りたかったんです。甘い考えではありますが」
「その通りだ。君は甘い。君が幸せに出来る人が居るとするならば、それは精々一人だろう。言っている意味は分かるな?」
「俺はそこまでは思っていません」
「だが、君は会えなかった者の事を考え過ぎている。結婚をした者を追いかけるのは絶対に止めろ。相手が嫌な気持ちになる。心の中で幸せを願っておけばそれだけで良い」
「はい…あずささんの事ですね」
「そうだ。後は水瀬の娘か…あれも同じだ。用があればあちらから勝手に来るだろう。それまでは放っておけば良い」
言う事はもっともだ
俺はもう一つ聞きたい事があった
「律子は…資金を使い込んだ律子の現状は不幸なんじゃ無いでしょうか?」
黒井社長はタバコを灰皿に置いた
そして目を閉じゆっくりと話した
「ですが、彼女はそれで全てを失いました」
「警察の世話にならないだけでもマシだと思うがね。だが彼女の罪は消える事は無い。一生背負い続けるだろう。そう言う意味では彼女は不幸だ。だが、それはどうしようも無い事だ」
そう、それだけは理解できる
さっきから何度も言われているのだから
「何度も言うが君が選べる女性は一人だ。それ以外で君に好意を寄せているものは全員不幸になる。少しの間ではあるが」
「はい、それはもう覚悟しています」
「そうか、そう言った者達はいずれ君の元を去るだろう。だが、それを追ってはいけない。次の幸せを掴めなくなる」
「はい」
「そう遠く無い時に選ばなければならない日が来るだろう。しっかりと考えておきたまえ」
「765プロは人生の序盤の通過点に過ぎん。皆勝手に自分の幸せを求めて進んで行く。君は一人で抱え込み過ぎだ」
そう言い残して去って行く
「そうだな、考え過ぎだ。俺は皆に良い顔をし過ぎてたんだ。これからはちゃんとしよう」
俺も店を出た
皆それぞれ自分の夢に向かっているはずだ
俺は困って助けを求めてきた時だけ動けば良いんだ
そう考えると心が軽くなった様な気がした
千早がツアーでの疲れを癒す為に休暇に入ったので、真美を1年間の修行期間を経て再デビューさせた
美希は変わらずモデルの活動をしている
仕事は今の所は途切れずにやってこれている
順風満帆と言って良いだろう
今日も仕事が終わり、一人になった事務所で少し休んでいた
時刻は午後10時
そんな時間にドアが開いた
「ハニー、ちょっと良いかな?」
ドアを開けたのは美希だった
美希は笑顔ではあるが返事は無かった
いつもと少し様子が違う
少しの間、見つめ合う時間が続き…
「ハニー、私…もう辞めるね」
やはり笑顔のままそう言ったのだ
「美希…どうしたんだ?何かあったのか?」
俺は美希の事が分からなくなった
何で急に辞めると言うのかが…分からない
だが、次に彼女の口から出た言葉は
「もう…疲れちゃった」
そう言ったのだ
天才的な資質を備えた美希にも限界はある
それがとうとう訪れてしまったのだ
顔は笑顔だが疲れきっている
20歳の女の子が浮かべて良い笑顔では無かった
「そうか、今までお疲れ様」
俺は美希を抱き寄せた
そして耳元で
「よく頑張ったね、偉いよ」
そう囁いた
すると美希は笑顔のまま
「うん、私…最後まで頑張った。だからハニー…」
美希は俺の目を見つめて
「……答え、欲しいな」
と言ったのだ
笑顔のままだが目は潤み、今にもこぼれ落ちそうだ
俺は早く目の前の彼女を安心させてあげたかった
「美希、今まで待っててくれてありがとう。ごめんな?こんなつまらない事に付き合わせて」
美希は首を横に振る
もう涙はこぼれ落ち始めている
「本当はさ、恋人の期間も必要だと思うんだけど…お前の事を出来るだけ早く支えてあげたいから…言うよ?」
美希は笑顔のままだ
顔は涙でぐしゃぐしゃだが…
「美希、俺と……結婚してくれ」
それは15歳からの5年間、ずっと一途に思い続け、蓄積された想いが全て開放されたかの様であった
「私…やっと届いた…大好きって…ハニーにやっと届いたの…もう、我慢しなくて良いんだよね?」
「そうだよ。ごめんな…今まで待たせて。俺はもう迷わない…お前だけを守るよ…」
俺は力の限り抱きしめた
結局俺の力で幸せに出来るのは目の前にいる美希だけだから…
「ねぇ…私、キスしたいよ…」
それを拒否する理由は既に無い
「うん、俺もしたい…目を閉じて」
美希は言われるままに目を閉じた
そして…
二人の唇は重なった
美希は俺の腕にしがみ付き離れない
まだ疲れた笑顔のままだが、とても安らかであった
「ハニー、皆が聞いたらどんな顔するかな?」
「さあな、修羅場になったりしてな」
「でも大丈夫、ハニーが守ってくれるもんね」
今度は俺の膝の上に向かい合う様に座り込んだ
「ああ、俺が守るよ」
俺はその身体を抱きしめた
美希もすぐに背中に手を回してから俺の耳元で
「今日、ハニーの部屋…泊まっていくね」
そう囁いたのだった
あれから更に一年が過ぎた
俺は今、事務所にいる
人数は3人だ
俺は企画書に目を通している
小鳥さんは毎日変わらず事務作業
美希はソファに寝転んでファッション雑誌を眺めている
左手の薬指には俺達が結ばれた証の指輪が光っていた
春香は俺達が結婚してしばらくすると辞めた
時々事務所に遊びにくる程度だ
千早は俺とのタッグを続行している
まだまだ俺と一緒に夢を追ってくれるみたいだ
真美は歌手としてデビューしたが、うちでは無く大手の961プロの方が何かと有利なのでそちらを選んだ
それ以外の事は今の俺にはわかっていない
相変わらずの鮮やかな手つきで事務作業を片付けている
しばらくその様子を眺めていると…
小鳥さんと目が合った
そして
「そんな顔しなくても大丈夫ですよ」
更に優しい笑顔で
「私は…辞めませんから」
そう言ったのだ
俺は不覚にも涙が出そうになったが何とかこらえる事が出来た
更に少しの時間が経つとカップを2つ持って、俺と小鳥さんのデスクに置いた
美希は時々こうして微妙な味のコーヒーを淹れてくれる
俺がそれを一口飲んだ事を確認すると
少し笑ってからまたソファに寝転んで雑誌を眺める
俺はこの微妙な味のコーヒーが好きだ
律子からは時々DMが届く
そこには彼女の直筆で少しだけ近況が書かれたりしていた
これで彼女が元気に過ごしているか確認している
美希が静かな空間の中、そう言った
「そうだね、でも…これで良いんだよ」
765プロのアイドル達全てのその後を知る事は出来なかった。
だが、これで良い。いつまでも同じ所に留まっていては幸せが逃げてしまう
「美希ちゃん、愛しの旦那様とゆっくり出来るんだから良いじゃない」
小鳥さんが言った
俺もその通りだと思う
「うん、私も今の方が好きだからこのままで良いの」
美希は笑顔のまま寝転がっている
765プロは人生の序盤の通過点だ
だから皆がそれぞれ自分の幸せに向かって進んでいるのであればそれで良い
俺たちはまだまだ若い
何でも出来るし何処にでも行ける
人生のスタートラインに立ったばかりなのだから
Fin
レスの気遣いありがとう
おかげで最後まで書けました
これでもうssは書かないと思います
パンツがチラッてるやつよりはマシに書けたんじゃないかと
バイバイ
面白かったよ
また気が向いたら書いてくれ
気が向いたらまた書いて欲しい
楽しかったよ
Entry ⇒ 2012.02.25 | Category ⇒ アイマスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
C.C.「フフフ、そんなに拘束着の下の格好が気になるのか?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328717724/
C.C「お前がどうしてめというなら、見せてやらん事もない」ニタァ
ルルーシュ「フッ、ざれ言を…」
ルルーシュ「俺の答えは既に決まっている」
ルルーシュ「>>16だ!」
ルルーシュ「やかましい!いいから早く見せろ…!」ゴゴゴ...
C.C「あ、あぁ…」
C.C(どうした事だ。今日はいつものモヤシ君らしからぬ迫力が…)
C.C(と、とりあえず脱いでやるか…)ヌギヌギ
C.C「ほら、脱いでやったぞ」ニヤニヤ
ルルーシュ「なっ…!」
ルルーシュ「糞、想定外だ、こんな事…」
ルルーシュ「貴様ッ!何故>>20を着ている!?」
C.C「拘束衣だけという約束だからな」フフン
C.C「なかなか素敵だろう?」
C.C「お前の妹とお揃いだ」
ルルーシュ「な…ッ!?」
ルルーシュ「ナ、ナナリーも着ているのか…」モジモジ
C.C「そうだ。私と同じデザインの物をな」
ルルーシュ「魔女め…無垢なナナリーに何と言う事を…」
C.C「だが、興奮するだろう?」
C.C「今日は本当に気分がいいからな。私を実の妹だと思って見てもいいぞ?」
ルルーシュ「ぐっ!」
C.C「それとも、お兄様、と呼んだ方がいいか?」
ルルーシュ「貴様ァ…!」
C.C「さぁ、何をして欲しいのか、言葉にしてみたらどうだ、ルルーシュ」
ルルーシュ「……」
ルルーシュ「>>30だ!」
C.C「………は?」
ルルーシュ「どうした、出来ないとでも言うつもりか?」
C.C「いや、出来なくはないが…」
C.C「本当にそんな事でいいのか?」
ルルーシュ「もちろんだ」
C.C「そ、そうか…」
C.C(改めてこういう事をするのは、少し恥ずかしいな…)
ギュウッ
C.C「これでいいのか…?」
ルルーシュ「そうだな…では次に…」
C.C「ま、まだあるのか…!?」
ルルーシュ「当然だろう。>>35もしてもらう」
ルルーシュ「拒むか?」
C.C「別に、童貞坊やとキスの一つや二つ…」
ルルーシュ「誰がその程度でいいと言った」
C.C「何?」
ルルーシュ「当然、口にするのも憚られるような濃厚なキスをして貰う」
C.C「貰う、とは、まさかお前…、私からさせるつまりか!」
ルルーシュ「察しがよくて助かる」
C.C「そ、そんな事は…」
ルルーシュ「他愛ない事だろう?童貞坊やにキスのお目零しくらい」ニタァ
C.C「くっ…!」
C.C「はぁ…はぁ…」
C.C(い、一生分のキスをした気がする…)
C.C「ど、どうだ?童貞坊やには刺激が強すぎたかな?」
ルルーシュ「ふむ…」
ルルーシュ「正直なところ、予想以上だったよ、C.C」
C.C「そ、そうだろう…!」
ルルーシュ「情けない話だが、今ので自制が効かなくなってしまったようだ」
C.C「え…?」
ルルーシュ「>>45もしてもらいたいな」
C.C「こ、これでいいのか…?」
ルルーシュ「ああ、申し分ない」ギュッ
C.C「ん…」
C.C(ル、ルルーシュの匂いがこんなに…!)
C.C(しかも、何だこの格好は)
C.C(お互いに抱き合って、まるで、まるで…!!)
ルルーシュ「…C.C」ボソッ
C.C「ひゃっ!?」
ルルーシュ「呼んでみただけだ」
C.C「そ、そうか…」
C.C(このタイミングで、しかも耳元で名前を呼ぶなぁ…!)
ルルーシュ「急にどうした」
C.C(も、もう限界だ…こうなったらもう…)
C.C「なぁ、ルルーシュ」
ルルーシュ「何だ?」
C.C「ここまでサービスしてやったんだ、次は私の願いも聞いて貰おうか」
C.C「私は>>55を要求する…!」
C.C「何だ?」
ルルーシュ「本当にこれでいいのか?」
C.C「ああ。この柔らかさ、実に素晴らしい」
C.C「頼むから、明日の朝までは硬くしてくれるなよ?」
ルルーシュ「ぬ……善処しよう」
C.C「ふふん」
C.C「男の急所を私に預けて、いい夢を見ろよ、ルルーシュ」ニタニタ
ルルーシュ「………」
寝る
おい
| ら っ に |/ l ,-、,/レ‐r、ヽ | /`K ,-、 < し
| ん て あ / | l``i { ヽヽ l | / , '/',` //`|_/ や
| ぞ も わ |> ヽl´、i '_ 。`、llィ'。´ _/ /,) /\ ろ
| | な |`/\ヽ'_i ,.,.,.⌒´)_ `_⌒ /__/l \ く
っ | く |/ / l´,.-― 、l`ー一'_冫 /l l | / っ
!!!! | \ ', / /`7-、二´、,.| /// | /
lT´ { / / ト、 |::| /// / / !!!!!
l´ ヽ、 > ー ,/ |ニ.ノ-' / / _
Entry ⇒ 2012.02.25 | Category ⇒ コードギアスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
hyde「ちょっと魔王倒しにいこうかな。」DAIGO「マジっすか。」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328878090/
hyde「何か人の心に残るようなことせなアカンなーって思うわけよ。」
DAIGO「いやいや、20年やってたら十分人の心に残ってるんじゃないッスか?」
hyde「いやー、まだまだだと思うって。」
DAIGO「っていうか、音楽でやればいいじゃないッスかー、なんでわざわざ魔王なんスか?」
hyde「魔王倒した騒ぎに便乗して、俺の身長161cmだって広めたくてさ。」
DAIGO「動機そっちなんじゃないスか…。」
hyde「もちろん、DAIGOもきてくれるよね?」
DAIGO「マジっすか。」
hyde「大丈夫だって。気にせんでも大丈夫だって。」
DAIGO「っていうか、二人でいくんスか?」
hyde「いやいや、yasu君あたり誘おうかなーって。」
DAIGO「あー、yasuさんなら絶対きますよ、あの人マジハンパねぇくらいhydeさん好きだし。」
hyde「やっぱ、関西人の勢いってイイと思うんだよね、俺。」
DAIGO「hydeさんもバリバリ関西人じゃないッスか。」
プルルルル
ガチャ
hyde「あ、yasu君?ちょっと頼みがあるんだけど…。」
yasu「何ですか?hydeさんのゆう事やったらなんでも聞きますよ!」
hyde「俺いまからDAIGOと魔王倒しにいくんだけどさ、一緒に来てくれない?」
yasu「俺を誘ってくれるんでしたらホンマどこでもいきますよ。」
hyde「ありがとー、じゃあちょっとこっち着てくれる?じゃねー。」
ピッ
hyde「これでよしっと。」
DAIGO「いや、こっち来てってちゃんと居場所いってないじゃないですか。」
yasu「hydeさーん!」
DAIGO(何でわかったの!?つか来るのはやいッスよyasuさん!)
DAIGO「え、普通パーティって4人じゃないんすか?」
hyde「ガっちゃんいれて4人も考えたけどさー、ドラクエ2って3人じゃん?」
DAIGO「いや、それ以降4人じゃないっすか…。」
yasu「hydeさんがおるんやったら俺は何人でもいいですよ。」
DAIGO「ていうか、GACKTさんいたほうが絶対いいですって。」
hyde「そうかな…。ローレシアとムーンブルクとメガンテでいいじゃない。」
DAIGO「GACKTさんはFFッスよ、HPのケタが違いますって。」
hyde「そういえばガっちゃんFF出てたんよね。DQのムードつぶれそうだから止めとこうかな。」
yasu「俺はもうhydeさんがゆうた通りにしますから。」
hyde「あ、yasuくんさー。ABCの方すごいみたいだね。」
yasu「はい!もうhydeさんのおかげッスよ。」
hyde「またまた、全部yasu君の実力じゃない。」
yasu「いやいや、俺のラブソング全部hydeさん宛てなんで…。」
DAIGO「っていうか、魔王ってどこにいるんですか?」
hyde「あー、それちょっと俺もわからないんだよね。」
DAIGO「ちょ、マジっすか!?」
yasu「大丈夫やって。最初から魔王の城わかるRPGそこまでないから。」
hyde「ドラクエの1ってすぐそこにあるけどね。」
yasu「そうっすよね。あれもう『泳いでいけるやろボケ!』ってくらい近いですよね。」
yasu「情報ってゆうてもなDAIGO。どないして集めんねん。」
DAIGO「それを今から考えるんじゃないッスか。」
hyde「その辺DAIGOに任せていいんじゃない?」
yasu「そうや、お前姉ちゃんおるやろ?漫画家やし、そういう漫画とかゲーム的なのに詳しいんとちゃうん?」
DAIGO「あー、だめっすね。いまちょっと姉ちゃんに電話したら殺されるんで。」
hyde「え、なんで?」
DAIGO「ちょっと土曜の6時はだめなんすよ。」
DAIGO「そうなんスよ。せめて8時くらいにしないと。」
hyde「なんで?6時半じゃだめなの?」
DAIGO「もしかしたら録画したの見直しまくってるかもしれないんで…。」
yasu「あー、そらアカンわ…。」
hyde「じゃあさ、各自自分の知り合いに聞いてみない?」
DAIGO「そうッスね、とりあえず手当たり次第きいてみるしかないっすね。」
ka-yu「ん、どないしたん?」
yasu「hydeさんと魔王倒しにいく事になったんやけど…。」
ka-yu「お前波乱万丈やなー、それで、俺に何の用なん?」
yasu「何か魔王の情報しらへん?」
ka-yu「俺がしるわけないやろ…。」
yasu「まあ、そう来ると思っとったわ。」
ka-yu「スエやったら何か知ってるんちゃうん?」
yasu「え、なんで?」
ka-yu「いやぁ、なんとなく。」
yasu「何なそれ、お前真面目にせぇや!」
ka-yu(しらんがな…)
shuji「魔王なー、この前ココイチでおうたで。」
yasu「え、それホンマなん!?」
shuji「なんかマントきて魔王ってかいた名札つけとったわ。」
yasu「それホンマに魔王なんか?」
shuji「聞いたら「魔王ですー」やって。」
yasu「絶対ウソやろそれ、お前ええ加減にせえよ!?」
shuji「ホンマやって、ウソやと思うんやったらココイチの店員に聞いてみたらええねん。」
yasu「魔王がココイチでカレー食うてたらしいですよとかhydeさんに怒られるわ・・・。」
yasu「どないしよ・・・、適当にそれらしい情報でっちあげよかな・・・。」
yasu「あかんあかん!それこそバレたらhydeさんに怒られるわ・・・。」
yasu「とにかく二人のところに戻ろらなあかんな。」
yasu「あ、ソレが・・・。」
hyde「何もわからなかったの?」
yasu「あ、いや・・・。なんかココイチでおったらしいんですけど・・・。」
DAIGO「マジっすか!?」
yasu「なんか名札つけてたみたいなんですけど・・・。」
hyde「それじゃあ一回ココイチいってみる?」
yasu「はあ、なんかすんません・・・、こんなアホみたいな情報しかなくて・・・。」
店員「はい、確かに魔王がきましたよ。」
yasu「ほんまかいな!?」
店員「はい。あの日は他に有名な方もいらっしゃいませんでしたし。」
yasu「いやいやいや、きとったやろ?」
店員「いや・・・、魔王だけでしたね。」
yasu「いや、ウチのドラマーが着てたはずなんですけど。」
店員「淳士さんはきてないですねー。」
yasu「・・・・・・・・・。」
DAIGO「流石にいまのは絶句っすねー。」
hyde「まあ、ABCになってからのファンとかも多いだろうしね。」
DAIGO「まあまあ、魔王ガチできてたじゃないっすか。」
hyde「shujiくんのおかげだねー。」
yasu「まあ、そうですけど・・・。」
DAIGO「っていうか、案外魔王ここに来るんじゃないですか?」
yasu「そうかもしれへんな。」
hyde「じゃあ、ちょっと様子みてみようよ。」
hyde「魔王らしき人はきてないね。」
DAIGO「shujiさんは3回ほどきてましたね。」
yasu「アイツどんだけココイチ好きやねん!」
DAIGO「もう魔王shujiさんでいいんじゃないっすか?」
yasu「なんでやねん!・・・ほんまにカレーばっか食うて…、kiyoみたいになったらどないすんねん。」
DAIGO「yasuさんも結構辛辣っすよね。」
hyde「はははは。ココイチにきたあたりからイライラしてるよね、yasuくん。」
DAIGO「相当店員さんがJanne知らないのがショックみたいっすね。」
yasu「うちのギターアッキーちゃうっちゅーねん!津田豊じゃぼけ!」
yasu「え、どこどこ?」
DAIGO「ほら、あのパチンコ屋っすよ。」
hyde「あ、あれ?」
yasu「おまえ、あれアッコさんやん…。」
hyde「さすがにアッコさんと戦う勇気はないね。」
yasu「お前な、アッコさんと美輪明宏とマツコだけは敵に回したらあかんぞ。」
DAIGO「っていうか、なんであの人パチンコやりながら殺気醸し出してんすか。」
hyde「そりゃゴッドねーちゃんだからじゃない?」
yasu「ゴットってゆうくらいですからね。」
DAIGO「ちょっと意味わかんないっす。」
hyde「魔王っていうくらいだから、やっぱモンスターなんじゃない?」
yasu「もしかしたら閣下みたいなんかもしれませんよ。」
hyde「はははは、あれ出てきたら俺もう降参しちゃうよ。」
DAIGO「なんでっすか、ぶっちゃけ志村けんのバカ殿とかわらないじゃないっすか。」
yasu「なにゆうてんねん…、目のところのメイク全然ちゃうやろ。」
DAIGO「いや、そこは大した問題じゃないっすよね。」
hyde「でも、出てくるならバカ殿がいいよね。」
yasu「流石に志村さん本人やったら倒されへんっすからね。」
DAIGO「ていうか、志村どうぶつ園終わっちゃうじゃないっすか。」
飲み仲間
DAIGOがhydeのファン
hydeの目の前で物真似やった(やらされた)らしい
DAIGOの手袋はhydeに貰ったとかなんとか
yasu「あ、あれ魔王やないですか?」
DAIGO「また大御所ってオチじゃないっすか…?」
店員「いらっしゃいませー。」
魔王「あ、すいません。いつものお願いします。」
DAIGO「魔王常連じゃないッスか!」
shuji「お、魔王ちゃんきとったん?」
魔王「おー、末松くんじゃない。」
yasu「ほんで何でまたアイツきとんねん!」
hyde「しかも仲よさそうだね。」
魔王「えー、本当に?まいったなー、俺退治されちゃうよ。」
shuji「でもまあ、琵琶湖埋めたりはやりすぎやとおもうで。」
魔王「そうかな?なんか西川とかいうヤツがブチギレてたけど。」
shuji「まあ、そろそろ観念したほうがええんとちゃうん?」
魔王「ちょっとまってよー。もうちょい日本を恐怖の底に陥れたいんだって。」
shuji「やめてーや、ココイチ閉店するやん。」
魔王「飲食業に手はださないよー。」
魔王「しったこっちゃないよー、俺魔王なんだしさ。」
shuji「それは分かるねんけど、こっちの事情もあるやん?」
魔王「しらないよー、俺だって仕事なんだし。」
shuji「分かる、分かるよ。でもココイチに免じて許してーや。」
魔王「もう、ココイチを引き合いに出すとは。卑怯だなー。」
shuji「そこを何とか。」
魔王「いやー、こればっかりはダメだわ。」
shuji「そうか、それやったらしゃーないな。」
魔王「悪いね。」
shuji「いや、ええねん。多分うちのボーカルがお前倒してくれるやろうし。」
魔王「ワオ、なかなか言うね。」
shuji「今日は俺が奢ったるわ、お前への手向けやな。」
魔王「うわー、やっすいな。」
DAIGO「ちょっと何いってるかは聞こえないっすけど…。」
hyde「あ、魔王でてきたよ。」
DAIGO「ちょっと城まで後つけましょうよ。」
yasu「やな、…っとその前にやらなアカンことあんねん。」
店員「いらっしゃいませー。」
shuji「おう、どないたん。」
yasu「ちょっとどうしてもやらなアカンことあってな。」
yasu「おいコラ店員、覚えとけよ。こいつがJanne Da Arcのドラムじゃぼけ!」
店員「!」
yasu「淳士とあわせて覚えとけ、わかったな!」
店員「は、はひ!わかりました!」
yasu「よし。…そんなら俺もちょっとカレー食うていこうかな。」
yasu「すまんすまん、カレー食うとった。」
DAIGO「hydeさん先にいっちゃいましたよ。」
yasu「えぇ!?置いてかれてもうた!?」
DAIGO「どーすんすか?」
yasu「まあええわ。hydeさんのおる場所やったらわかるし。」
DAIGO「ちょっと本気でキモイっすよ…。」
hyde「1人できちゃったけど…、どうしよう。」
hyde「──にしても、これでもかーってくらいに魔王がいそうな城だな。」
hyde「逆にこんなところにおれへんちゃうのってくらいに魔王城だなー。」
yasu「hydeさーん!」
hyde「お、yasuくん、DAIGO。遅かったね。」
yasu「すんません、ちょっとカレー食うてました。」
hyde「もう、しょうがないなー。」
yasu「エヘヘヘヘ。」
DAIGO「バカやってないでのりこみましょうよ。」
yasu「せやな。」
yasu「あ、hydeさん危ない!」
スライム「ピギー!」
hyde「おっと、もうちょっとで齧られるところだったよ、ありがとうyasuくん。」
yasu「いやあ、hydeさん守るのが俺の仕事ですやん。」
DAIGO「yasuさーん、俺は?」
yasu「自分の身は自分で守れや。」
DAIGO「ちょっと露骨過ぎませんか・・・その贔屓。」
yasu「冗談やって。DAIGOもあんま離れんなよ。」
DAIGO「yasuさん・・・・・・。」
hyde「だよねー、なんか違和感あるよね。」
DAIGO「もしかしてハナっから配置されてないんじゃないっすか?」
yasu「それはないやろー。hydeさんのオーラに気圧されてんやって。」
hyde「ちょっと照れるじゃない。やめてよー。」
DAIGO「なんでもいいっすから、早くいきましょうよ…。」
yasu「DAIGO、いまのツッコムとこやで。」
hyde「ねー、やっぱ東の人ってこういうとき冷めてるよね。」
DAIGO「西のノリもってこないで欲しいッスね。」
DAIGO「本当っすね。」
hyde「何かハゲてるね、あの人。」
yasu「誰やろ……。」
DAIGO「あれ、あの人。かおr…」
hyde「あー!やばいって!誰か俺と同じように魔王倒しにきてるよ!」
yasu「このままやったら先越されてしまいますよ!」
DAIGO「いや、だからあの人。」
yasu「何してんねんDAIGO、走るぞ!」
DAIGO「ああ、もう…。ちょっと待ってくださいよ!」
魔王「療養してから出直しといで。バシルーラ。」
バシュンッ ドコッ
魔王「おー、壁ぶちぬいていった。」
Die(いや、今ので死んだやろ…)
Die「やもちゃん、逃げよか。」
Shinya「……うん。」
Toshiya(え、俺は!?)
魔王「じゃあ手伝ってやんよ。バシルーラ!」
バシュンッ バシュンッ バシュンッ
yasu「しましたよね。」
DAIGO「なんか人が壁にぶつかる音しましたよね。」
hyde「ちょっとコレ急いだほうがよくない?」
yasu「そうですよね、ほらDAIGO、いくで!」
DAIGO「あ、ちょ…。」
hyde「さあ、まってろよ魔王め!」
魔王「お、hydeとDAIGOの姉の弟とyasuだ。」
DAIGO「何で俺そんな回りくどいんすか!?」
yasu「ほら、スターダストの頃は姉ちゃんのほうが有名やったやん。」
hyde「今DAIGOの方が人気あるからねー、そのへん皮肉ってるんじゃない?」
DAIGO「misonoさん扱いっすか。」
yasu「おい、やめたれ。」
hyde「なんか弱ってるね。」
魔王「くそ、やはり京はつよかった…。」
DAIGO「やっぱDIRの人ら着てたんすね。」
魔王「それにあのなんかハゲてるギターのメガンテが…。」
DAIGO「薫さん……。」
hyde「ていうか、メガンテやってよく体残ってたよね。」
魔王「そのおかげてこちらのダメージもある程度抑えられたが。」
hyde「わー!来る、来るって!」
DAIGO「ちょ、落ち着いてくださいよ!」
yasu「DAIGO、スタンドや、スタンド!」
DAIGO「じーちゃん攻撃力3%アップくらいしか能力ないっすよ。」
yasu「3%は微妙やなー。」
hyde「せめて5%だよね、やっぱ。」
魔王「何遊んでんだこら!メラ!」
yasu「威力もメラやな…。」
hyde「メラゾーマ級のきてほしいよね。」
DAIGO「熱!まじこれハンパねえっす!」
yasu「これちょっと本気でヤバないですか?」
DAIGO「すいませんけど消してくれませんか…」メラメラ
yasu「ごめん、DAIGO。ちょっとムリやわ。」
魔王「フフフ、さあ、そろそろ終わりにしてやるぜ!」
????「そうはさせない、っていったらどうする……?」
魔王「だ、だれだ!」
GACKT「つれないなァ、hyde。」
hyde「ガッちゃああああああああああん!!」
魔王「え、なにこのイケメン、GACKTじゃん。」
yasu「いや、でも誘ってきたのはhydeさん…。」
GACKT「うるさいよ。」
hyde「ガっちゃん!きてくれたのか!」
GACKT「当たり前じゃない…、〝GACKTはお米食べない〟それくらいに当たり前だよ。」
hyde「ガっちゃあああああん!」
yasu「あの、GACKTさん。」
GACKT「何?」
yasu「後は任せてもいいですか?」
GACKT「yasuくんさァ、……愚問なんだよね。はやく二人を連れて逃げなよ。」
yasu「は、はい!」
GACKT「〝愛してるぜ、セイラさん〟」
魔王「…?なんだ、いきなりモノマネなんかしやがって!」
ゴゴゴゴゴ
魔王「ん?」
魔王「な、な…何ィ!?モ、モビルスーツだとォ!?」
GACKT「……」 ニヤ
プチ
魔王「ぐ、ぐはぁ……!」
yasu「GACKTさーん、何か音してましたけど…。」
hyde「うわ、すげー!ガンタンクとガンキャノンだ!」
DAIGO「ていうか、魔王下敷きじゃないっすか。」
GACKT「DAIGO、お前は焦げてるよ。」
DAIGO「ちょっとyasuさんが消火活動もたつきやがりまして。」
yasu「おいDAIGO。なんやねんその言い方。」
hyde「まあ、流石にこれで魔王も倒せたでしょ。」
yasu「ていうか、これで押しつぶすとか鬼っすねー。」
悪い悪い。
魔王「ぐぐぐ…、この俺が人間にまけるなんて…。」
yasu「っていうか、お前ほんま何モンなん?」
hyde「そうそう、それ気になるよね。」
DAIGO「あれ、GACKTさんどこ行くんすか?」
GACKT「hydeも助けたし、帰るよ。」
hyde「ガっちゃん、本当ありがとうね。」
yasu「ホンマたすかりましたわ。」
GACKT「………」シュバッ
DAIGO「ねえ、いまあの人消えましたよ。」
魔王「おれの、俺の正体は…!」
キュピーン
yasu「これが魔王の真の姿…。」
DAIGO「えらく小さくないっすか?」
hyde「だね、だいたい5cmくらいじゃない?」
DAIGO「そうっすね、5cmくらいっすね。」
hyde「5cm……?ま、まさか…、お前は…。」
魔王「やっと気づいたか…。」
yasu「そうか!5cm1ゆうたら、hydeさんの実際の身長とネット上で噂されとった身長の差!」
yasu「つまり、その5cmの歪みが産んだ存在!」
魔王「そうだ、俺はネット上にいた156cmのhydeの虚像。」
魔王「俺はネット上で、イケメンで美声のhydeとして楽しくやっていた。」
魔王「しかし、お前が身長をぶっちゃけた所為で、俺の存在は否定されてしまった!」
魔王「そしておれは、その誤差5cmになってしまったんだ。」
魔王「たった5cmで俺の存在は否定されたんだからな。」
魔王「だから俺は決めたのさ!」
魔王「だったら、五センチの俺が世界を否定し、壊してやるって!」
DAIGO「それで背の低いVoつながりで琵琶湖埋めたんすか。」
yasu「そうか、DIRがここまで来たのも、魔王に導かれたからなんか。」
hyde「なんかナイトメアとかもきてたりしてね。」
魔王「しかし、…はやり161cm<オリジナル>には勝てないか…。」
hyde「そんなことないさ、未だにネットには156cmの俺が根付いている。」
hyde「だからこそ、お前は琵琶湖をうめるほどの力をもてたんだ。」
DAIGO「そうッスよね、っていうか156も161もかわらないっすよね。」
yasu「まあ、おれはhydeさんやったらそれでええし。」
hyde「いや、否定はしたよ。」
魔王「…・・ああ、俺はネットの世界でずっといればよかったんだな。」
魔王「5cmの姿でも、人々は156cmのhydeだと思ってくれていたのか。」
hyde「…ああ、きっとそうだよ。」
魔王「……ありがとう、hyde。いや161cmの俺。」
魔王「迷惑をかけてしまったお詫びに、俺の5cmをお前にあげよう。」
hyde「え、まじで!?」
DAIGO「これで166cmっすね!」
魔王『だが、お前達ならきっと乗り越えられると思う…。』
魔王『それじゃあ…、 またな。』
hyde「…ん、伸びた?ねえ、伸びた!?」
DAIGO「…あー、伸びてますね。」
hyde「まじで?やった!夢の四捨五入して170cmだよ!」
yasu「あの、hydeさん。伸びてるの髪の毛…なんですけど。」
hyde「へ?」
DAIGO「あちゃー、四捨五入しても160っすね。」
hyde「ふざけんなよ!」
hyde「だね。いやあ、ホント大変だったよ。」
DAIGO「でも、こんなことってあるんですね。」
hyde「いやあ、もうちょっとやんわり否定すればよかったよ。」
yasu「でも、ホント不思議ですよね。」
DAIGO「俺もプロフィールとか噂で食い違いうまれるとこうなるんすかね。」
yasu「改名とかしてもなったりするかもしれへんで。」
DAIGO「やめてくださいよ…魔王量産されるじゃないですか。」
yasu「まあ、そこへんは譲られへんっすよね。」
DAIGO「また面倒なことなりそうッスね。」
hyde「そんときはまた俺たちで魔王倒そうよ。」
DAIGO「ぶっちゃけマジで俺ら何もしてないっすけどね。」
yasu「まあ、ええやん。」
hyde「そうそう、これからのみにいこーよ。」
DAIGO「いや、ほんの数時間じゃないですか。」
yasu「でも、魔王倒したことやし、すがすがしいわー。」
???「フハハハハハ!」
hyde「!?」
小暮「吾輩は小暮である!」
hyde「そういえば、閣下って〝小暮〟省いてたよね。」
DAIGO「え、じゃああれ小暮ってことすっか。」
yasu「デーモンも閣下もないのにあのプレッシャーかぁ…。」
hyde「やっぱ10万年以上生きてる人の歪みだからハンパないんじゃない?」
DAIGO「まあ、省かれた小暮の恨みはほんとハンパねえっすね。」
yasu「それこそ閣下つれて来ーなあきませんて。」
hyde「じゃあさ、朝青龍に枕営業でもさせて仲間にしちゃう?」
DAIGO「そもそも角界とパイプなんてないっすよ。」
hyde「あー、じゃあやっぱガっちゃんかなあ、フジカラーのCMでてたし。」
yasu「いやー、フジカラーゆうたら樹木希林さんちゃいます?」
DAIGO「シェケナベイベーっすか。」
hyde「ほら、小暮さん凄い暴れてるよ?」
DAIGO「ほんとハンパないっすね。」
yasu「ちょっとシメたらなあきませんね。」
hyde「勝てそうにないけど、それじゃ戦いにいこうか。」
DAIGO「ほんと仕方ないっすね。」
yasu「hydeさんが行くんやったら俺もいきますよ!」
hyde「よし、それじゃいこうか!」
GACKT「やれやれ…、世話がやけるなhydeは。」
シュバッ
終
がっちゃんwwwwwwwww
おもしろかったよ!
Entry ⇒ 2012.02.24 | Category ⇒ その他 | Comments (0) | Trackbacks (0)
ヤリザ「遊戯王OCG界の見聞を広める為旅をしようと思うでござる」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328177462/
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1000/守 500
自分フィールド上に「六武衆-ヤリザ」以外の
「六武衆」と名のついたモンスターが存在する限り、
このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。
このカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の
「六武衆」と名のついたモンスターを破壊する事ができる。
ザンジ「本気でござるか?」
ヤリザ「本気でござる」
イロウ「寂しくなるでござるな……」
ヤリザ「ここの護衛は任せるでござるよ」
ヤイチ「シエン殿もキザン殿も居られるから心配無用でござる」
カモン「思う存分見聞を広げてくると良いでござる」
ニサシ「ヤリザ爆発しろでござる」
ヤリザ「では行って来るでござる……最初の行き先は>>5にするでござる」
シエンとキザンは別の時代の六武衆・・・
>>41
ヤリザ「細かい事気にしてるとハゲるでござるよ」
ヤリザ「長い旅路になりそうでござるな……準備は入念に行うでござる」
ヤリザ「よし……>>12と>>15を持って行くでござる!これで準備は万端、出発でござる!」
戦士族モンスターにのみ装備可能。
装備モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
自分のメインフェイズ時、自分の墓地に存在する
戦士族モンスター2体をゲームから除外する事で、
このカードを自分の墓地から手札に加える。
自分フィールド上に表側表示で存在する
「ナチュル」と名のついたモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで3000になり、
効果は無効化される。
ヤリザ「旅路は長く辛いモノでござるが……これを乗り越えてこそ人間的に大きく成長できるのでござる」
ヤリザ「……む?あそこに座り込んでいるのは誰でござるか?」
ヤリザ「もし、そこの御方。こんな所に座り込んでどうしたでござるか?」
>>20「え……?」
星4/地属性/獣族/攻2000/守1000
このカードが召喚に成功した時、このカードを破壊する。
このカードが「スクラップ」と名のついたカードの効果によって
破壊され墓地へ送られた場合、
「スクラップ・コング」以外の自分の墓地に存在する
「スクラップ」と名のついたモンスター1体を選択して手札に加える事ができる。
ヤリザ「行き成り自壊したでござる。一体何だったんでござるかあのモンスターは……」
ヤリザ「こんな身近にもまだ見ぬ未知の世界があったんでござるな……武者震いが止まらんでござる」ワクワク
スクラップコング「」ガラガラ...
ヤリザ「……ここからは峠でござるな……少し早めにここで腹ごしらえをするとするでござる」
ヤリザ「屋敷から>>25を持って来てるでござる。早速食べるでござる」
このカードの発動時に、自分のライフポイントが
相手より下の場合、自分は2000ライフポイント回復する。
自分のライフポイントが相手より上の場合、
自分は1000ポイントダメージを受ける。
ヤリザ「……うむ、やはり至高だけあって実に美味でござる」
ヤリザ「鳥も焼き鳥にして食べるでござる」ピギャアアアァァァ!!!
ヤリザ「腹も膨れたしそろそろ行くでござる」
ヤリザ「……分かれ道でござるな……上に行くか下に行くか……」
ヤリザ「よし……では>>34に行くでござる」
1.上(男性型モンスターと遭遇)
2.下(女性型モンスターと遭遇)
遭遇するモンスターは>>38で決定、性別が違う場合下
ヤリザ「……あそこに誰か居るでござるな、もし。ここは一体何処でござるか?」
>>38「……」
星4/光属性/戦士族/攻1500/守1600
このカードが相手モンスターと戦闘を行った時、
そのモンスターとこのカードをゲームから除外する事ができる。
ヤリザ「拙者、六武衆の里から見聞を広げる為、旅をしているヤリザと申すでござる」
異次元♀「六武衆……?あー……!あのガチ集団の!」
ヤリザ「流石に名が知れ渡ってるでござるな。誉れ高いでござる」フフン
異次元♀「でもヤリザなんて名前聞いた事無いわね」
ヤリザ「無念でござる」
異次元♀「あら、アナタ知らないでここに来たの?ここは除外ゾーンよ」
ヤリザ「除外……?拙者除外されたでござるか?」
異次元♀「ここに居るって事はそういう事になるわね」
ヤリザ「むむむ……海馬ランドという場所に行きたいのでござるが……」
異次元♀「海馬ランド……?聞いた事無いわね……」
異次元♀「でも、ここは次元の歪みが集う空間。何かの拍子で行けるかもね」
ヤリザ「本当でござるか。ならば少しここを散策するのもアリでござるな」
ヤリザ「例を言うでござる。ではこれで拙者は失礼するでござる」
異次元♀(ヤリザ……か。礼儀正しい人だったなぁ……)
ヤリザ「……ん?あそこに何か見えるでござる。行ってみるでござる」
フィールド魔法名>>50
1ターンに1度、手札から「おジャマ」と名のついたカード1枚を墓地へ送る事で、
自分の墓地に存在する「おジャマ」と名のついたモンスター1体を特殊召喚する。
自分フィールド上に「おジャマ」と名のついたモンスターが表側表示で存在する限り、
フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの元々の攻撃力・守備力を入れ替える。
イエロー「いやーん!何かイカした殿方が来てるわよーん!」
グリーン「マジかー!誰だー!」
ヤリザ「何かちっこいのが来たでござる。言葉は通じるみたいでござるな、ここは一体何処でござるか?」
イエロー「ここぉーん?ここはオジャマの楽園、オジャマカントリーよぉー」クネクネ
グリーン「お前は誰だー?」
ヤリザ「拙者は六武衆ヤリザと申すでござる」
イエロー「いやーん!六武衆とかこーわーいー」クネクネ
ヤリザ(凄く潰したいでござる)
イエロー「あーん。私は知らないわよーん。ねぇグリーンは知ってるぅー?」
グリーン「俺も知らねーぞー!」
ヤリザ「そうでござるか……なら知ってそうな人とかは知ってるでござるか?」
グリーン「頭良さそうな奴等なら知ってるぞー!」
ヤリザ「本当でござるか」
グリーン「おーう!確かそこの先に行くと>>66っていう奴等の集落があるぞー!」
ヤリザ「ならそこの方々に聞いてみるとするでござる。情報感謝でござる」
グリーン「おー!じゃあなー!」
イエロー「また来てねぇーん!歓迎するわよぉーん!」
自分のスタンバイフェイズ時に、このカードのレベルを1つ上げる
(最大レベル12まで)。
ヤリザ「着いたでござる。日が沈む前に到着出来て良かったでござる」
ライティー「あら?こんな時間にどちら様かしら?」スタスタ
ヤリザ「む。少しお尋ねして宜しいでござるか?ここはフォーチュンレディという方々の集落で間違い無いでござるか?」
ライティー「はい。ここはフォーチュンレディの里ですよ」ニコッ
ヤリザ「む……む。そうでござるか。ハハハ、良かったでござる」(可憐な方でござるな……)
ライティー「所で、こんな時間にわざわざこんな所に何用でしょうか?」
ライティー「これはこれはご丁寧に。私、ライティーと申します」
ヤリザ「ライティー殿でござるか。どうぞお見知り置きを、でござる」ドキドキ
ヤリザ「拙者、海馬ランドなる場所に行こうと思っているのでござるが、中々見付からなくて困っているのでござる」
ライティー「海馬ランド……ですか」
ヤリザ「ライティー殿はご存知でござるか?」
ライティー「……うーん、私はちょっと……もしかしたら長なら知ってるかも……」
ヤリザ「今からその長に会う事は……むぅ、流石に厳しいでござるな。もう日が暮れてしまったでござる」
DD烏「カー!カー!」
ヤリザ「後日会えるか聞いてみるでござる。この里で一晩過ごしたいのでござるが、宿は何処でござるか?」
ライティー「宿ですか……?す、すみません……この集落に宿は無いんです……」
ヤリザ「なんと」
ヤリザ「いやいや、それなら仕方ないでござる。野宿するでござる」
ライティー「だ、駄目ですよ!この辺りには危険なモンスターが……」
ヤリザ「拙者、これでもあの強カテゴリに属する六武衆の一員でござる!そこいらの野党如きに遅れは取らないでござる!」
ライティー「それでも駄目です!……仕方ないですね、今日は私の家に泊まっていって下さい」
ヤリザ「なんと」
ライティー「いえいえ、私これでも成人してますから。もう一人暮らしですよ」
ヤリザ「!なら、拙者はその言葉に甘える訳には行かないでござる。若い女性が男を家に招くなど……」
ライティー「……。あぁ、そういう事ですか。意外とヤリザさんって硬派なんですね」クスッ
ライティー「でも、そんな風に考えるって事はもしかして期待とかしちゃってます?」クスクス
ヤリザ「め、滅相も無いでござる!期待など、拙者、そんな、微塵も……ではなく」
ライティー「安心して下さい、部屋は別々にしますから。……それとも一緒に寝ますか?」クスクスクス
ヤリザ「い、いやいや結構でござる!寝所を提供に感謝するでござる!」ワタワタ
―――――――――――――――
「やめろ!ライティーを離せ!!」
「………!」
「ライティー!!!」
―――――――――――――――――
ヤリザ「……む、何やら外が騒がしいでござるな。何かあったでござるか?」ガチャッ
ファイリー「―――!誰だ手前!」ブンッ!
ヤリザ「おっと!行き成り何をするでござるか!」
ファイリー「お前もさっきの奴等の仲間なんだろ!!ライティーを返しやがれ!!」ブンブン
ヤリザ「一体何の事でござるか!ライティー殿が一体どうしたでござるか!」
ファイリー「だ、ダルキー……だって」
アーシー「止めろと行っているのだ、ファイリー」
ファイリー「……長がそう言うなら……」ギリッ
ヤリザ「何が何だか全然解らないでござる」
ヤリザ「襲撃……!?一体何が起きたでござるか?」
アーシー「実は明朝に>>95の奴等が襲ってきてな……その戦いで、ライティーが……」
ヤリザ「ライティー殿が!?ライティー殿に何かあったというのでござるか!?」
>>95
何かそれなりに悪っぽそうな奴で。
アーシー「我らも抵抗しようとはしたのだが……如何せん相手は強力で……」
ヤリザ「何という事でござる……!」
ファイリー「何て言おうとアタシはライティーを助けに行くぞ!!」
ダルキー「やめなさいファイリー!アンタに勝てる訳無いでしょ!」
ウィンディー「ふ、二人とも落ち着いて……ね?」
ヤリザ「…………」ライティードノガ...
アーシー「……今、何と?」
ヤリザ「ライティー殿には、一宿一飯の恩義があるでござる」
ヤリザ「六武衆として、この恩義には答えねばならぬでござる」
ヤリザ「そのヴェルズというモンスター達は何処へ向かったでござるか……!」
アーシー「……本当に、行くつもりなのか?」ジッ...
ヤリザ「当然でござる……!この恩に報いずして、何が武士でござるか!」キリッ
アーシー「……この山道を抜けた先に、ヴェルズの連中は居る」スッ
ファイリー「お、長!こんな奴信用するのかよ!?」
アーシー「あの者の眼を見れば解る。あの眼は、真の漢の眼だ……嘘偽りは、微塵も無い」
アーシー「……見ず知らずの行きずりの者にこんな事を頼むのは気が引けるが……申し訳ない、頼まれてくれるか?」
ヤリザ「とんでも無いでござる!尽力させて貰うでござる!」
ヤリザ「……それに、袖振り合うも他生の縁でござる。ほんの一晩の出来事でも、既にライティー殿は知人でござる」
ヤリザ「知人の危機に立ち上がらぬ者は、漢にあらず!でござる!」
アーシー「……私達も微力ながらお力添えしよう……これを、持って行くと良い」
ヤリザ「……これは?」
アーシー「我が里に代々伝わる伝説のアイテム……>>110じゃ。どうぞお使い下され」スッ
ヤリザ「そ、そのようなモノは流石に受け取れないでござる……!」
アーシー「使って下され。こういう時に使わずして、何が伝説の武器だと言うのだ」
ヤリザ「……そういう事なら……かたじけない、使わせて貰うでござる!」
アーシー「―――そうだ、それから……」
ヤリザ「……?」
>>110
何か凄い魔法罠キボンヌ
相手フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
―――――――――――――
ヤリザ「……アーシー殿はああ言っていたでござるが……この魔法は一体何処で使うんでござるか?」
ヤリザ「相手を破壊出来る訳でも無く、攻撃力や守備力を変える効果も無いでござるが……」
ファイリー「……おい、お前!」
ヤリザ「……む、お主はさっきのファイリーという娘でござるか?」
ファイリー「アタシはお前なんか信用しないからな!ライティーはアタシが助けるんだからな!」ダッ!
ヤリザ「あ、ファイリー殿……行ってしまったでござる」
ヤリザ「ライティー殿……それに走っていったファイリー殿が心配でござる……先を急ぐでござる!」ダッ
アザトホース「ナンオ ナクズカチ」ブンッ
ファイリー「―――!!ひっ―――!」
ヤリザ「瞬迅槍!でござる!」ドスッ!!
アザトホース「ゴ……ゴウ」ドスン
ヤリザ「……間一髪だったでござるな」
ファイリー「―――」
ヤリザ「……ファイリー殿?」
ファイリー「―――う……」ポロッ
ファイリー「うえええぇぇぇ……!こわ……怖かったああぁぁぁ!!」ウエーン!!
ヤリザ「……怖かったんでござるか……もう大丈夫でござるよ」ヨシヨシ
ヤリザ「……ここから先は危険でござる。皆の元に帰るでござるよ」
ファイリー「……嫌だ……ッ!」
ヤリザ「なんと」
ファイリー「ライティーは、ちっちゃい頃からの私の友達なんだ!!絶対、助けに行くんだ!!」
ヤリザ「……友達……で、ござるか……」
ファイリー「友達が攫われたのに、黙って見てるなんて―――絶対出来ない!!」
ヤリザ「……強い目をしているでござるな……」
ヤリザ「……解ったでござる……一緒に行くでござるよ」
ファイリー「え……良いのか……?」キョトン
ヤリザ「友達を、助けたいんでござろう?なら、行くでござるよ」スッ
ファイリー「う、うん……」///
ファイリー「……お、おい……ヤリザ……!居たぞ……!」
カストル「? タミ ルアゼ ノ ウユシンコ」
サラマンドラ「! イタキ イゲオカ ノ イカジ」
ヤリザ「……むっ、あの連中でござるか……流石に数が多いでござるな……マトモに相手をしていては勝ち目が無いでござる……」
ファイリー「……一体、どうするんだよ?」
ファイリー「えっ?」
ヤリザ「良くある常套手段でござるが……この方法はどちらにしろ双方に命の危機があるでござる」
ヤリザ「その覚悟が無いなら、別の手段を考えないといけないでござるが……」
ファイリー「……覚悟……」
ファイリー「……」ゴクッ
ファイリー「―――何だよ、その方法って?」
ヤリザ「二手に分かれるでござる。一人があの連中の目を引き付ける陽動役」
ヤリザ「もう一人が、中に進入してライティー殿を救助する……良くある兵法でござる」
ファイリー「……」
ヤリザ「侵入役は、内部が判らない場所に攻め込まねばならないという危険」
ヤリザ「どちらにしろ、危険は付き纏うでござる」
ファイリー「……」
ヤリザ「勿論、無理強いなどしないでござる」
ファイリー「……いや、やる……!」
ヤリザ「……そう言うと思ったでござる」フッ
ヤリザ「陽動役は逃げ回って相手の目を引き付けるのが仕事でござる、ならこの周辺の土地勘があるファイリー殿が適役でござる」
ファイリー「……解った」
ファイリー「だけど……!絶対、絶対ライティーを連れ戻して来いよ!約束だぞ!!」
ヤリザ「勿論でござる。レディーの約束は守るでござるよ」
ファイリー「絶対だぞ!」
ヤリザ「武士に二言は無いでござるよ」
ファイリー「……じゃあ、行ってくる」スッ
ヤリザ「……」
ヤリザ(一番危険な仕事は男の役目でござる……さぁ、行くでござるよ……!)
カストル「! スデビウホゴ」
ファイリー「こっちだよーだ!!」ベーッ
カイトス「! ロエマカツ」
ザッハーク「! コノヤニオ ! コノヤニオ」
オランタ「! ヘヘグ ウボソア ニ ヨシツイ ト ンサジオ」
サンダーバード「…… ラカダ リビビ レオ」
マンドラゴA「! ーピ」
マンドラゴB「! ーピ」
マンドラゴC「! ーピ」
マンドラゴD「! ーピ」
マンドラゴE「! ーピ」
マンドラゴF「! ーピ」
マンドラゴG「! ーピ」
ヤリザ「―――よし、頃合でござるな……!」
ヤリザ「迅雷天翔撃!でござる!」
ウィスプ「…… ジウヨヒ キゲウコ ウゴツゴ」バタッ
ヤリザ「……この奥でござるか……?」ギイッ
ライティー「―――――」
ヤリザ「!ライティー殿!!」
ライティー「―――――」フラッ
ヤリザ「!?」タッ!
ヤリザ「ライティー殿!拙者でござる!ヤリザでござる!!」
ライティー「―――――」グオッ!
ヤリザ「!」ガキーンッ!
ヤリザ「ライティー殿―――!」
ヤリザ(ライティー殿の目が暗いでござる……!もしや、何者かに操られて……!?)
ドカーン
ヤリザ「魔術でござるか―――!何か―――何か手は無いでござるか―――!?」スタッ
アーシー「ライティーを救うのに、この魔法の力が必要になるかもしれん……これも持って行って下され」
―――――――――――――
ヤリザ「アーシー殿から貰った、もう一つの魔法!目を覚ますでござる!ライティー殿!魔法発動!でござる!」キュピーン
《所有者(しょゆうしゃ)の刻印(こくいん)/Owner's Seal》 †
通常魔法
フィールド上に存在する全てのモンスターのコントロールは、
元々の持ち主に戻る。
コッペリアル「!!! ォォォォオオオオオグ」プシュー
ライティー「―――――」フッ
ライティー「―――や……ヤリザ……さん……」
ヤリザ「!正気に戻ったでござるか!?」
ヤリザ「良いんでござるよ……さぁ、帰るでござるよ」スッ
ライティー「―――ヤリザ……さん」///
ライティー「―――でも、まだ帰る訳には行きません……!」グッ
ヤリザ「……!何故、でござるか?」
ライティー「この奥に、私達の村を何度も襲い続けてきたヴェルズのボスが居るんです……!」
ライティー「ここで何とかしないと、また私達の里に被害が出ます……この争いの元を、断ち切る必要があるんです……!」ググッ
ヤリザ「……しかし、勝ち目はあるのでござるか?」
ライティー「……ここのボスに、私が戦うのに必要なモノを取られてしまいました……」
ライティー「でも、それさえ取り戻せれば……勝ち目はあります……!」
ヤリザ「……我に秘策アリ、でござるか」
ライティー「―――ヤリザさんにお願いがあります。一瞬だけ、一瞬で良いのであのボスの目を引き付けて下さい」
ライティー「それを取り戻せば、私達の勝ちです」
―――――――――――――
ヽ`
´
´.
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ノi|lli; i . .;, 、 .,, ` ; 、 .; ´ ;,il||iγ
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`;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `, ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
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ヤリザ「やったか!でござる!?」
《侵略(しんりゃく)の汎発感染(はんぱつかんせん)》 †
速攻魔法
自分フィールド上の全ての「ヴェルズ」と名のついたモンスターは、
このターンこのカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。
オピオン「…… カラマサキ ハ ンインゲ ノ ギワサノコ」
ヤリザ「無傷……だと……!?でござる……」
ヤリザ「―――!(避けられないでござる―――!?)」
ライティー「待ちなさい!!」バッ!
オピオン「…… ハマサキ」
ライティー「ヤリザさん……無事取り戻せました……これで、終わりです」
ライティー「」フッ
ヤリザ「き……」
オピオン「? …… タエキ」
ヽ`
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´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´
オピオン「?!!! …… ニ メスムコ …… ナンコ ガ シタワ !!ォォォォォオオオオオグ」
ヤリザ「」( ゚д゚)ポカーン
ファイリー「ライティー!!無事だったんだな!!」ダキッ
ライティー「うん……!ヤリザさんのお陰で、何とかね……」ギュッ
ヤリザ「一体……何が起きたでござるか……?」
ライティー「ヤリザさんのお陰で、亜空間物質転送装置を取り戻せたのよ……」
ファイリー「そうなのか……あ……」
ファイリー「ありが……とう……な……ヤリザ……」///
ヤリザ「……これで、もう御主達の里にも手が及ぶ心配も無いでござろう。さぁ、帰るでござるよ二人とも」スッ
ファイリー「う……うん……」///
ライティー「はいっ……!」///
タテガミ「」
ヤリザ「二次の橋……ビフレスト……で、ござるか?」
アーシー「そうだ……異なる次元を繋ぐ……二次元と三次元の架け橋、虹の橋ビフレスト……」
アーシー「これが、御主の言う海馬ランドへ行く為の唯一の方法だと思われる」
ヤリザ「虹……二次の橋ビフレスト……でござるか……」
アーシー「……虹の橋ビフレストは、光の加護を受けし都市にあるという言い伝えが残っている……」
ヤリザ「光の都市……でござるか?」
アーシー「この条件が当て嵌まる場所は、ここしか無い」スッ
ヤリザ「ジャスティスワールド…でござるか」
アーシー「ここからかなり遠いの……旅立つなら、今日ここに泊まって……早朝に旅立つと良い」
ヤリザ「……情報感謝でござる、長」フカブカ
アーシー「何、御主はライティーの恩人じゃ。この程度で良ければ何時でも協力するぞ」
――――――――――
ファイリー「あ」バッタリ
ライティー「……ねぇファイリー、私のウチに勝手に入り込んで何する気だったのかな?」
ファイリー「いや……その……ほら、ヤリザ……さん……に、まだお礼してなかったからさ……あはは」
ライティー「お礼を言うなら、日が明けてからでも良いよね?ひょっとしてナニする気だったのかな?」キラーン
ファイリー「ナ……ナニって……何だよ……そういうお前は何だよ?お前もう普通寝てる時間だろ?」
ライティー「あら、私は……明日旅立っちゃうって話だし……最後の一夜は……ヤリザ様と一緒に……」ポッ///
ファイリー「はぁ!!!!?」
ヤリザ殿の攻撃力じゃ他の六武衆が爆発するだけでござる
汚いなさすがヤリザ汚い
ライティー「え……?……ひょっとして、ファイリー……」マサカ
ファイリー「う……」///
ライティー「……一緒に、とか……?」
ファイリー「一緒って……お前……」
ライティー「私は……ライティーが良いなら……」
ファイリー「……」///
ガチャッ
ヤリザ「むっ……何かと思えばライティー殿とファイリー殿ではござらんか。どうしたでござるかこんな夜更けに」
ライティー「その……お、恩返しに……」///
ファイリー(うわー……うわー……ナンダヨコレ……ライティーのこんな顔初めて見た///完全に女の顔じゃんかー///)
ファイリー「///」
――――――――――――
ヤリザ「だ……駄目でござるよ……ファイリー殿、ライティー殿……!こんな……」
ライティー「殿、じゃなくて……名前で……呼んで下さい……ヤリザ様……」///
――――――――――――
ヤリザ「あ―――ああぁぁぁ……!!」
ファイリー「ん―――」チュプッ
――――――――――――
ライティー「はあっ……!ヤリザ様―――素敵―――ッ!!私、ずっと貴方の事をお慕い申しますわ……ッ!」ギシギシ
ファイリー「んああぁっ―――!!ヤダ!なんかヤダ!!クる!!何か―――クるううぅぅ!!」ジュプジュプ
――――――――――――
朝チュン
DD烏「カー!カー!ソンナビョウシャアルトオモッタカザマァwwwwwwwwwwwww」
ゴヨウさんこっちです
ライティー「―――ふふっ、おはよう……ファイリー」
ファイリー「―――!!や、ヤリザさんは……!?」ガバッ
ライティー「……私が起きた時には、もう出発した後だったわ」
ファイリー「……そ、そうか……」
ライティー「……凄かったね……ヤリザ様のヤリ捌き///」
ファイリー「う、うん///」
ライティー「ファイリーってば気持ち良過ぎて……気失っちゃってたね///」
ファイリー「う……それは、ライティーだって一緒だろ!?」
ライティー「うん、そうだね……」
ライティー「……また何処かで、会えるよね?」
ファイリー「……当たり前だろ。もし会いに来なかったら、酷いぞ!」
ヤリザ「さぁ、海馬ランド目指して出発でござる!!」
終わらないよ、まだ続きます。
ヤリザ「!いかんいかん!精神鍛錬が足らんでござる!」ブンブンッ
>>290「あ、あの―――すみません……!」
ヤリザ「む?何でござるかそこのお嬢さん?」
>>290「この荷物持って頂けますか?少し重くて……」
ヤリザ「構わぬでござるよ。どちらまで運べば良いでござるか?」
>>290
女性型モンスター限定安価。違う場合下。但し、ライトロードはこれから出るのでそれ以外で。
ランク1/闇属性/魔法使い族/攻 500/守 500
レベル1モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。
次の相手のエンドフェイズ時まで、
自分フィールド上に存在するモンスターは戦闘では破壊されず、
守備表示モンスターを攻撃した場合、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
>>282
俺もそうしたかったけどそれやってると何時までも終わんないwwwww
この簡易デュエルもどきで勘弁wwwww
ヤリザ「むぅ、それは良かったでござる。拙者も丁度ジャスティスワールドまで用事があってでござるな」
銀河女王「そうなんですか!それじゃあお願いしますね!」
ヤリザ「う……結構重量があるでござるな……一体何が入ってるんでござるか……?」ズシッ
銀河女王「ライトロードの都だと高く売れるって噂の動植物とかです、見てみますか?」スッ
ゾンキャリ「オア゙ア゙ア゙ア゙」グニグニ
スティーラー「カサカサカサ」
バルブ「ピギャア゙ア゙ア゙ア゙」ワサワサ
ダンディ「うー☆」
スポーア「スポーゥ」フワフワ
銀河女王「おっと危ない、危うくスポーアが逃げる所でしたね」パシッ
ヤリザ「見なきゃ良かったでござる」
ヤリザ「いやいや、構わんでござるよ(アッチ持つより幾分気が楽でござる)」
銀河女王「~♪」オア゙ア゙ア゙ア゙
ヤリザ「地図によるともうそろそろ見えてくる筈でござるが……」スタスタ
銀河女王「あ……!あそこがそうじゃないですか?」ユビサシ
ヤリザ「むっ……どうやらあそこで間違いないようでござるな」
銀河女王「よーし!養育費稼ぐぞー!!」ダッシュ!
ヤリザ「あっ!?―――行ってしまったでござる……まるで漆黒の名馬並みでござるな……」
ヤリザ「やっと着いたでござる……実際に見えてても到着するまで大分掛かったでござるな……」
オネスト「……」ジー...
オネスト「……チッ、何だ光属性じゃないのか……俺の管轄外だ……」スタスタ
ヤリザ「入って早々何か勝手に値踏みされて勝手に見切られたでござる」(´・ω・`)
エイリン「おりゃー!!待て待てー!!」ハシレハシレ!
ライコウ「キャン!キャン!」
ライラ「こらぁー!!エイリン!!ライコウ追い回すのやめなさーい!!」バタバタ
開闢「よぉオネスト!こんな所に居たのか!」
オネスト「かっ―――開闢さん―――」ドキッ
ヤリザ「人が多いでござるな……流石、都市を名乗るだけあるでござる……」
ヤリザ「むっ……そこの御方、少しお尋ね……」
オネスト「開闢さん―――!ま、不味いですって―――こんな所で―――!」
開闢「お前の身体はそうは言って無いぜ……?」カチャカチャ...ボロッ
オネスト「」
、 ヽ
|ヽ ト、 ト、 ト、 、.`、
/|l. l. | |l l | | l |l.| |l. l
/' j/ ノ|ル'/レ〃j/l |
-‐7" ヾー---┐|_.j
 ̄ ./゙ニ,ニF、'' l _ヽ
:: ,.,. |ヽ 」9L.` K }.|
l' """ l ) /
h、,.ヘ. レ'/
レ′
r.二二.) /
≡≡ ,イ
. / !
\ / ├、
::::::` ̄´ / !ハ.
_,r'´::::::::::::::::::::::::::`'、. / 入 遠 ほ
{::::::::rr-‐-‐'^i::::::::::::::i. ! れ 慮 ら
゙l'´゙《 __,,,ゝ:::r、:::::l | て し
ト=r;、 ゙"rィァ‐リメ }:::::} ヽ み .な
゙i`"l  ̄ ソ::::ヽ l′ ろ い
゙i. ゝ^ , /ヾヾヾ、 ヽ, よ で
ヽ ゙こ´ / ヽ、 ∠_
ヽ、 /__,∠、 `'-、 ^ー――
`゙ク'゙´ ` ゙'、 ヽ
/ 〉 ヽヽ
ィ ヽヽ
_,,-'´::: ゙i
/ ` }
/ ,-ィ‐r'´´ / l
__r'〈 ,ノ / ```l / l
-‐ ´ ‐ '' ´ /l::: l ー'´ l
ヤリザ「……武士の間では男色の気を持つ者も多いと聞いたでござるが……拙者にそのケは無いでござる!」ダッシュ!
ヤリザ「……むぅ……そこの>>345に尋ねてみるでござる……」
>>345何かライロに入ってて不自然じゃなさそうなヤツ
星12/神属性/創造神族/攻 ?/守 ?
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上の、元々のカード名が「オシリスの天空竜」
「オベリスクの巨神兵」「ラーの翼神竜」となるモンスターを
それぞれ1体ずつリリースした場合のみ特殊召喚できる。
このカードの特殊召喚は無効化されない。
このカードを特殊召喚したプレイヤーはデュエルに勝利する。
>>345デッキに入らねーよwwwwwwwでも確かにイラスト的には……うん、実行。
ホルアクティ「―――北東300m、十字路右折、その先左折、そこに居ります……」スウッ
ヤリザ「何か絶対に出会っちゃ駄目な方と出会ってしまった気がするでござる」gkbr
ヤリザ「……取り敢えず行ってみるでござる」スタスタ
ジェイン「あ……いえ、結構です」(あれ確か庭に生えてたよな……)
ヤリザ「あ、居たでござる」
銀河女王「ならそこの厳ついお兄さん!このダンディライオンは如何!?見て癒されてみては!?」
ダンディ「う……う~……」ビクビク
ガロス「あ……あー……い……い……です、いーです」ババアチカヅクンジャヌェーオレハルミナスタソヒトスジダッ!
ヤリザ「もし、ご婦人。勝手に走って行ったら困るでござるよ」
銀河女王「あ、兄さん持って来てくれたんだねー!ありがとサンキュー!」
ヤリザ(何か性格変わってるでござる……これが商売人の魂という奴でござるか……)
雑貨「ガタッ」
スポーア「スポーゥ」
ヤリザ「それから、ガオドレイクのたてがみを何かカップ麺みたいなのと交換して貰ったでござる」
ヤリザ「とても強い魔法とは聞いたでござるが……ここぞと言う時まで取って置くでござる」
ヤリザ「それはそうと、そろそろ虹……二次の橋ビフレストを探すでござる。>>373に聞くとするでござる」
>>373ホルアクティ以外のライロに入ってそうなカード
星8/闇属性/ドラゴン族/攻 0/守 0
このカードは特殊召喚できない。
自分のメインフェイズ時にライフポイントを半分払う事で、
このカード以外のフィールド上に存在するカードを全て破壊しゲームから除外する。
さらに、この効果で破壊したカード1枚につき、
このカードの攻撃力は300ポイントアップする。
このカードが召喚・反転召喚したターンのエンドフェイズ時、このカードを墓地へ送る。
ヤリザ「ちょっ!除外は勘弁して欲しいでござるwwwwww」
裁きの龍「見付けたぞこの虫ケラがああああぁぁ!!!今度という今度は負けん!!!」
ダンセル「またカモが来たぜ」
ホーネット「またハチの巣にしてやるぜ」
センチピード「ふひひwwwwww」
ヤリザ「横槍入れ辛い空気でござる」
黒光り「やぁ」
ヤリザ「………ゴキブリが喋る訳無いでござるね」スタスタ
黒光り「スルーは酷いと思うんだ。(´・ω・`)」
全部やったぞ!!!再安価>>385だ!!!
星4/光属性/戦士族/攻2100/守 0
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上にモンスターが存在しない場合に特殊召喚できる。
自分フィールド上にこのカード以外のモンスターが存在する場合、
このカードは攻撃できない。
/「むっ、ツワモノのニオイ……何用ですかな?」
ヤリザ「二次の橋ビフレストに行きたいのでござるが……ご存知でござるか?」
/「それならば、ここの長に聞くのが早いでしょうな……長はこの先の長屋に居られる、見れば直ぐに判るでしょう。それでは」スッ
ヤリザ「裁きの龍でござるか……名前からして凄まじい威圧感を感じるでござる……!」
ヤリザ「……貴方が、裁きの龍殿ですな……?」
裁きの龍「如何にも……何用ですかな、六武衆の者よ」
ヤリザ「知っていたでござるか……拙者、ヤリザと申す者でござる。以後、お見知り置きを……」スッ
裁きの龍「面倒な社交辞令など省け、用件は何だ?」
ヤリザ「実は―――」
エイリン「ルミナスぱーす!」ポイッ
強欲で謙虚な壺「ワタシハナゲステルモノ」ピュー
ルミナス「きゃーっち!」パシッ
シャイア「やめろよー!せっかく直したのにまた割れるだろー!」バタバタ
エイリン「ここまでおいでー!」ダッシュ
シャイア「待てー!!」
ライラ「アンタ達!!お客様が来てるんだから静かになさい!!」
ガロス「……」ルミナスタソノワキペロペロシタイヨオオォォォ!!!
ヤリザ「…………」
裁きの龍「…………」
裁きの龍「二次の橋ビフレスト……確かに、奥にそれは存在するが……」
ヤリザ「……何か、問題でも?」
裁きの龍「いや、通る事は自体は可能なのだが……今、二次の橋ビフレストでは……少々厄介事が……」
ヤリザ「……ハッキリしないでござるな。ハッキリ言うでござる」
裁きの龍「……判った、ハッキリ言おう……」
裁きの龍「今、二次の橋ビフレストで……『甲虫装機』と『TG代行天使』と『カラクリ』と『兎ラギア』が決闘と言う名の戦争中だ」
ヤリザ「」
シエン「―――で、紆余曲折を経て戻って来た……と」ゴゴゴゴゴ
キザン「……流石に、その相手は骨が折れそうだ……」ドドドドド
ニサシ「ヤリザ流れろ」
ヤリザ「勘弁して欲しいでござるwwwww拙者単身じゃ突破は10000%不可能でござるwwwwwご助力をwwwww」
シエン「―――良かろう」
参謀「将軍殿!?」
シエン「何……配下の育成と考えれば良い。先行投資だ……」
シエン「出撃準備だ!奈落、警告他テンプレ魔法罠を直ちに用意しろ!」バッ
キザン「……御意」シュッ!
ヤリザ「シエン殿―――!」
シエン「ヤリザ、世界を見据えよ!見聞を重ね、真の武士、真の漢となるのだ!」
ヤリザ「了解でござる!!!」ビシッ!
「ダンセルホーネットオラァ!センチピードホーネットオラァ!ギガマンティスシネエエェェェ!!!」
「ヴィーナスタマタマタマワーウルフフェニクスブリリアントヒュペオラァ!!!」
「小町商人小町サーチナチュビ4伏せドヤァ...」
「兎セイバーセイバーラギア5伏せエンドドヤァ...」
シエン「門結束結束カゲキカゲムシャシエンキザンキザンキザン4伏せエンド...」
「ナンダアイツ!?」
「ロクブダトォ!?」
シエン「活路は開いた!行け!ヤリザよ!!」
ヤリザ「シエン殿!!この大恩、必ずや報いるでござる!!」ダッ!
ニサシ「ヤリザ除外されろ」
ライラ「私は出張で結構見てるけどね……相変わらず酷い潰し合いだわ……」ウンザリ
ケイコクダ!ナナツダ!オオアラシダァ!!スタロダァ!サセントラスタダァ!シエンコウカ!
ヤリザ「風になれー!舞い踊れー!闇をー!引き裂いてー!」
ヴェーラー!ラギアコウカ!ナラクダァ!ナチュビコウカ!サイク!ミラフォダァァ!ウルセェブラホダァ!!
ヤリザ「走り出せー!その足でー!何もー恐れずにー!」
ユウヘイダァ!!グアアアァァ!!スタダダァ!ダッシュツダァ!ダグレコウカァ!ニマイメノダッシュツダトォ!?
ヤリザ「未来へー続くこーのーみーちーをー!!」
―――――――――――
ヤリザ「む―――ここは……?」
ヤリザ「何奴でござるか!?」バッ!
???「人に名を尋ねる時は自分から名乗るのが礼儀ではないのか?」フゥン
ヤリザ「拙者、六武衆が一の槍使い!名はヤリザと申す!」
???「―――愚民に名乗る名など本来持ち合わせていないが……特別に教えてやろう」バッ!
カイバーマン「正義の味方!カイバーマン!!」ドンッ!
ヤリザ「カイバー……!もしやここは、海馬ランド……!?」
カイバーマン「知らずして迷い込んだとでも言うつもりか……?まぁ良い」
カイバーマン「デュエルだ!この俺に勝てれば、この不法侵入には特別に目をつぶってやろう……」
カイバーマン「しかし!このデュエルに負けたら、貴様は不法侵入者として警備に突き出してくれる!!」
ヤリザ「……拒否権は、無いようでござるな……!その勝負、受けるでござる!」
『デュエル!!』
カイバーマン「俺のターン!ドロー!正義の味方、カイバーマン!自身を生贄に……伝説を見せてやる……!」
カイバーマン「出でよ!!我が胸中に眠る―――」
ヤリザ「奈落でござる」
カイバーマン「古のルールの効果により、手札から特殊召喚!出でよ!青眼の」
ヤリザ「警告でござる」
カイバーマン「死者蘇生を発動!墓地から蘇れ……青眼の白」
ヤリザ「脱出でござる」
カイバーマン「ぐあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――」LP500→0ピピピピピチュイン♪
ヤリザ「あっけなかったでござる」
カイバーマン「ふ……ふぅん……良いだろう、今回の事には目をつぶってやろう……」
カイバーマン「それで、貴様は一体何の目的で此処に来た?」
ヤリザ「見聞を広げる為でござる」
カイバーマン「ほう……世界中を放蕩していると言う事か……」
ヤリザ「これで、海馬ランドも訪れたでござる」
カイバーマン「……なら、訪れた記念にこれをくれてやろう。有り難く受け取るが良いウエアッハッハッハッハ!!!」
『復讐のソードストーカー』
ヤリザ「すごくいらないでござる」
ヤリザ「そろそろ次の場所に行くでござる」
ヤリザ「次は>>418に行くでござる!」
今までに行った場所は無効
ヤリザ「そこら辺に居た不良学生からくすねたこの時の魔術師のカードで時を越えるでござる」
アーッ!オレノカードガネェー!!
イッタイドウシタノジョウノウチクン!
ヤリザ「たいむまじっくでござる!」シュイーン!
―――――――――――
ヤリザ「頭がくらくらするでござる……」
ヤリザ「……周りの風景が大幅に変わってるでござる……どうやら成功でござるな……」
ザッザッ...
ヤリザ「何奴でござるか!?」スチャッ
>>423
ヤリザ「……(異様な雰囲気を感じるでござる……)」
パラドックス「デュエルモンスターズ界の精霊か……何故現出しているか不思議でならないが……」
パラドックス「時を越える力……それはお前にとって過ぎた代物だ……」
パラドックス「大人しく元の世界へ帰るが良い……!」
Sinサイバー「あんぎゃー。と、言ってみるテスト」
パラドックス「行けッ!Sinサイバー・エンド・ドラゴン!!エターナルエヴォリューションバースト!!!」
Sinサイバー「フィールド使うデッキにいかがッスかー」ゴウッ
ヤリザ「ぐああああぁぁぁぁ!!……で、ござる……」バタッ
ヤリザ「……む……」
ヤリザ「こ、こは……?」
>>432フィールド魔法。既出無効
自分または相手が魔法カードを発動する度に、
このカードに魔力カウンターを1つ置く。
魔力カウンターが乗っているカードが破壊された場合、
破壊されたカードに乗っていた魔力カウンターと
同じ数の魔力カウンターをこのカードに置く。
1ターンに1度、自分フィールド上に存在する魔力カウンターを
取り除いて自分のカードの効果を発動する場合、
代わりにこのカードに乗っている魔力カウンターを取り除く事ができる。
このカードが破壊される場合、代わりに
このカードに乗っている魔力カウンターを1つ取り除く事ができる。
ヤリザ「……?ここは…魔法都市エンディミオン……でござるな……」
>>436「○霊使い」、○に正しく当て嵌まる文字を入れよ。
星3/炎属性/魔法使い族/攻 500/守1500
リバース:このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手フィールド上の炎属性モンスター1体のコントロールを得る。
ヤリザ「痛いでござる」
ヒータ「おぉ、悪いな!でも本当生きてて良かったな!」
ヤリザ「……そうでござるな」
ヒータ「んじゃー、アタシちょっくら買い物行ってくるから!大人しく寝てろよー!」ガチャッ
ヤリザ「……元気な娘でござるな……」
ヤリザ「元気に寝るって表現おかしいでござるよ」
ヒータ「細かい事気にすんなってー!ハゲるぞー!」
ヤリザ「ハゲないでござる」
ヒータ「ちょっと待ってろー、今リンゴ剥いてやっからなー」シャリシャリ...
―――――――――――
ヤリザ「……広い家でござるな……ご家族と一緒に過ごしてるでござるか?」
ヒータ「―――ん……まぁ、そんな感じかな……今は、ちょっと色々あって誰も居ないんだけどね……」シャ...
ヤリザ「そう……でござるか……」
ヒータ「……」シャリシャリ
ヤリザ「……」
ヤリザ(何でござろうか……この歯痒い空気……)
ヒータ「……出来たぜー♪」コトッ
ヤリザ「う、兎の形でござるか……また手が込んでるでござるな……」
ヒータ「何時も義妹達に切ってやってたからな!」
レスキューラビット「兎と聞いて」
デスウサギ「でしゃばんなよ」
バニーラ「かじりたい」
ヒータ「……もう怪我は大丈夫みたいだな」ウンウン
ヤリザ「ヒータ殿の介抱の御蔭でござる……!この御恩には必ず報いるでござる!」
ヒータ「良いって良いってんなの!んじゃ、もう怪我すんじゃねーぞ!」バイバイ
ヤリザ「かたじけないでござる……!」
ヒータ「…………」
ヒータ「……もう怪我しても、助けられないからな……」ポツッ
―――――――――――――――――――
カサカサ
ヒータ「―――ライナ……」
カチャカチャ...
ヒータ「ダルク兄さん……」
コトッ...
ヒータ「絶対、助けてやるからな―――!」カチャッ...
―――――――――――――――――――
ヤリザ「……除外ゾーンへ迷い込んで……流れ着いた先が……おジャマカントリーだったでござるなぁ……」
ヤリザ「それで、その次はフォーチュンレディ達と出会って、ヴェルズを共に討伐し……」
ヤリザ「そして……」
ヤリザ「!いかんいかん……欲よ去れ……欲よ去れ……!」セイシンシュウチュウ
ヤリザ「……そして、ジャスティスワールドを経て、虹……二次の橋ビフレストを越えて、異世界へも行ったでござる……」
ヤリザ「……む、こんな所に食堂が。ここで一休みして行くでござる」
>>454「いらっしゃいませー」
星4/闇属性/悪魔族/攻1800/守1000
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手はデッキからカードを2枚ドローする。
ヤリザ「ハングリーバーガー一つ頼むでござるよ」
調理師「あいよー!御代はここにお願いしますねー」
ヤリザ「どうぞでござる」
「オイアノハナシキイタカヨ」
「キイタキイタ...ヒデェハナシダヨナ...」
ヤリザ「……」
「アンナトシハモイカナイコヲショケイダナンテナァ...」
ヤリザ(エンディミオンでござるか……ヒータ殿は元気でござるかな……)
「タシカヒータッテイッタッケ?アノカミノアカイ...」
「ビジンナノニモッタイナイヨナァ...」
ヤリザ「!!?」ガタッ
魔導戦士B「うわっ!?何だよお前!?」
魔導戦士D「行き成り何だ!?」
ヤリザ「お前達!さっきヒータと言わなかったかでござる!?」
魔導戦士B「そ、そうだけど……それがどうかしたのか?」
ヤリザ「ヒータが処刑されるなんて何かの間違いでござる!!」
魔導戦士D「……お前、そいつの友人か何かか?……やめとけ。今日の日暮れには殺される……今から……」
ヤリザ「そんな事……させないでござる!」ダッ!
調理師「あっ!お客さん料理……!」
ヤリザ「こんなペースじゃ……間に合わないでござる……ッ!」
ヤリザ「!そうだ……ギャラクシークィーン殿から貰ったこれを開けるでござる!」ベリッ
融合召喚!
ドラゴンに乗るワイバーン「ノレヨキョウダイ」グッ
ヤリザ「乗せていってくれるでござるか!?」
ドラゴンに乗るワイバーン「オンナノキキニサッソウトカケツケテコソヒーローッテモンダ」クイッ
ヤリザ「かたじけないでござる!」バッ
ドラゴンに乗るワイバーン「イクゼクリアマーイン!」ゴウッ!!
ヤリザ「きっと時間切れか何かだったんでござろうな……」
ヤリザ「!そんな事よりヒータ殿でござる!今助けに行くでござる!!」ダッ!
―――――――――――――――――――
ヒータ「―――――」
「これより反逆者の処刑の儀を執り行う」
ヒータ(ゴメンネ...ミンナ...ワタシニチカラガタリナイカラ...)
「魔法カード、魔女狩りの用意!」
ヒータ(ゴメンナサイ...ゴメンナサイ...!ゴメンナサイ...!!)
ヒータ「―――――」
「待つでござる!!!」バッ!
ヤリザ「助けに来たでござるよ……ヒータ殿!」スパッ!
ヒータ「な……何で……?」
???「何だあの者は!!取り押さえろ!!」
見習い魔術師1「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師2「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師3「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師4「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師5「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師6「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師7「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
見習い魔術師8「ヤツヲデュエルデコウソクシロ!」
ヤリザ「良いから早く逃げるでござる!こっちでござる!」ギュッ
ヒータ「あ……うん……」
ヒータ「……ここまでされたら、もう無関係じゃないしな……全部―――話すよ……」
―――――――――――――――――――
ヤリザ「―――ヒータ殿の御兄弟が、エンディミオン王に……!?」
ヒータ「アイツは……アタシ達兄弟を奴隷として城に誘拐したんだ―――!」
ヒータ「アタシは襲われたその日、偶然買い物に出てて……」
ヒータ「助けようと―――したけど―――駄目だったんだ……!」グスッ...
ヒータ「アタシ一人じゃ、家族も守れなかった―――!」
ヤリザ「……(あの時感じた、変な感じは……そうか……ヒータ殿の心の闇だったんでござるな……)」
ヒータ「―――助けてくれて、ありがとう……でも、もう貴方だけで逃げて……」
ヤリザ「……ヒータ殿はどうするんでござるか?」
ヒータ「アタシは……もう一度城に乗り込む……!」
ヤリザ「……そう言うと思ったでござる」
ヤリザ「拙者も、一緒に行くでござる……!」
ヒータ「え―――?」
ヤリザ「関係なら大有りでござる!」キッ
ヤリザ「怪我を負い行き倒れていた拙者を看病してくれた……その恩人が困っている」
ヤリザ「拙者が助太刀する理由は、それで十分でござる!」
ヒータ「……判ってるのか?死にに行くのと一緒だぞ?」
ヤリザ「承知の上でござる」
ヒータ「……後悔するぞ……」
ヤリザ「義を貫いた上で死ぬならば、そこに後悔などある訳無いでござる!」
ヒータ「……お前って……御人好しなんだな……」クスッ
ヤリザ「拙者はただ、恩義に報いたいだけでござるよ」
―――――――――――――――――――
ヒータ「それが出来れば苦労なんてしないよ……!あの王の城は沢山の兵に守られてて……」
ヤリザ「真正面からやる気は無いでござる。目標はエンディミオンの王、その一人のみでござる」
ヒータ「……闇討ち……ってヤツか……?」
ヤリザ「ダイレクトアタックと言って欲しいでござる」
―――――――――――――――――――
ヒータ「おかしい……!こんなの絶対不自然だ……!」
???「待っていたよ……」
バタンッ!
ヒータ「!?扉が―――」ガチャッ!
ヤリザ「閉じ込められたでござるな……」
神聖魔導王「まんまと罠にネズミが引っ掛かったようだな……ククク」
ヤリザ「落ち着くでござる!このまま戦っても無駄死にでござる!」ガバッ
神聖魔導王「そうとも……!お前達ネズミを私自らが始末してやろうというのだ!光栄に思いたまえ!」
ヤリザ「……想像以上の強敵でござるな……これでは勝ち目が無いでござる……」←攻撃力1000
ヒータ「それでも―――アイツだけは許さない―――!」ゴウッ!
ヤリザ「こ、これは……!」
憑依装着ヒータ「絶対に―――お前だけは倒す!」
ヤリザ「ヒータ殿の攻撃力が大幅に上がったでござる……!でも、これだけじゃ……」
神聖魔導王「ほう……やはり貴様も兄妹同様の力を持っているか……だが、それでも所詮はその程度……私には及ばんよ」
憑依装着ヒータ「くうっ……!」←攻撃力1850
神聖魔導王「ふふふ……さぁ、どちらが先に死にたいのかな?それ位は選ばせてあげよう……私は寛大だからなぁ!ふっははははは!」←攻撃力2700
神聖魔導王「おおぉ!どうした!?死を前にして気でも動転したか?」
ヤリザ「―――拙者がさっきから抱えているこの風呂敷の中身、教えてやるでござる!」バッ!
スポーア「スポーゥゥ」フワフワ
神聖魔導王「何だ……何かと思えばそんな弱小モンスターが一体如き……」
ヤリザ「行くでござるよ、ヒータ殿……」
ヤリザ「確かにヒータ殿一人でも、拙者一人でも、あの王に勝つのは不可能でござる」
ヤリザ「だが、二人(あとスポーア)一緒なら、あの王も倒せるでござる!力を合わせるでござるよ、ヒータ殿!」スッ
憑依装着ヒータ「―――あぁ……!判った!!」ギュッ
ヤリザ「悪政を強いる王よ、覚悟でござる!!」
>>480エクストラは無制限でござる!スポーアと拙者とヒータ殿を使い、エンディミオンを倒すでござる!
スポーア「スポーゥ!」キュピピン
シンクロ召喚!
腕(ヤリザ)「シンクロ召喚でござる!アームズ・エイドでござるよ!」←攻撃力1800
神聖魔導王「ふん!何かと思えばその程度!私の攻撃力には遠く及ばんわ!」
腕「これが腕の力でござる!拙者をヒータ殿に、装備でござる!」ガチーン!
憑依装着ヒータ「―――!こ、これは―――!力が溢れてくる―――!?」攻撃力1850→2850
神聖魔導王「ばっ……馬鹿な!?攻撃力2850だとォ!?」
腕「悪を討てと轟き叫ぶ!でござる!」
憑依装着ヒータ「ばあああぁぁぁぁくねつ!!!」
ヒータ&ヤリザ「ゴッド―――――フィンガーアアアァァ!!!」
神聖魔導王「ひっ―――!?こ、こんな馬鹿なああぁぁぁ!!!」
チュドーン
あの戦いから、1週間が過ぎた。
地下に幽閉されていたアタシ達の兄妹は、全員無事で見付かった。
皆痩せこけていたけど、それ以外は何事も無く、本当に良かった。
魔法都市は王が斃れたと言う事で慌しくなってはいるが、
住民は内心悪政が討たれたと喜んでいる。
ウィン「ねぇヒータお義姉ちゃん。ヤリザさんって格好良いよねー」
ヒータ「……そうだな、私と……お前達の命の恩人、だしな……」
エリア「ヒータお義姉ちゃんはヤリザさんと結婚しないの?」
ヒータ「ぶふーっ!?な、何言ってんだおまいら!?」
ライナ「ヒータお義姉ちゃんがヤリザさんと結婚したらヤリザさんがお義兄さんかぁ……」
ヒータ「お、おまえら好い加減に……!?」///
ダルク「おい、ヒータ」
ヒータ「ん?何、義兄さん?」
ダルク「『偶然』、俺とアウスとライナとエリアとウィンは今日の夜用事が出来てな。明日の昼過ぎまでは帰れそうに無い」ニヤリ
アウス「そうだよねー、『偶然』。用事が出来たから仕方ないよねー」ニヤニヤ
ヒータ「へ……?」
ライナ「そうそう、『偶然』ね」ニヤニヤ
ヒータ「な、何が……」
ダルク「ヤリザさんは明後日に此処を発つんだろ?」
ダルク「ヤリザさんが一生忘れられないような激しい夜にしてやれ……!」ボソリ...
ヒータ「んな……あ……!?」//////
ヒータ「い!いや、その……何か、今日は用事が……あるとかで……今夜は戻らないみたい……」///
ヤリザ「そうでござるか……では、お先に失礼して寝所へ行ってるでござるよ」スタスタ
ヒータ(馬鹿馬鹿馬鹿///アニキがあんな事言うから変に意識しちゃうじゃんかよぉ!!)//////
ヒータ「」//////
ヒータ「明後日には……か」
ヒータ「///」ドキドキ
―――――――――――――――――――
ヤリザ「む、ヒータ殿でござるか?どうぞでござる」
―――――――――――――――――――
ヤリザ「ひ、ヒータ殿……!駄目でござるよ……」
ヒータ(わっ―――こ、これが、ヤリザの……)//////
―――――――――――――――――――
ヒータ「ん―――っ……本で見た知識だけだけど……」チュプ...
―――――――――――――――――――
ヒータ「ふあっ―――!!?ふっ―――!」ズプッ
ヒータ(ヤダぁ………!これ……すご……ッ!)ズンッ
―――――――――――――――――――
ヒータ「あぁ―――ッ!ヤリザぁ―――アタシ……も……もう―――ッ!!」パンッパンッ
ヒータ(頭の中が蕩けて……あ……ッ……も、何も考えられない―――ッ!)パチュンパチュン
ヒータ(うあっ―――ま、また―――イ……くううぅぅっ―――――!!!)プシャッ
―――――――――――――――――――
ダルク「帰ったぞ」
ヒータ「……おかえり」ヒョコッヒョコッ
アウス「……」ニヤニヤ
エリア「……」ニヤニヤ
ライナ「……」ニヤニヤ
ヒータ「な、何だよぉ……何だよその目はぁ……!?」
ダルク「……ま、取り敢えず昼飯にするか。ヒータ、作ってくれ」
ヒータ「わ、判った……」ヒョコッヒョコッ
ライナ(歩き方変)
アウス(ヤったわね)
ダルク(ヤったな)
エリア(ヤったんだね)
ウィン(大人の女ってやつかぁ~)
ヒータ「……そっか、もう行くのか……」
ヤリザ「まだまだ拙者は若輩者でござる。もっとこの世界を目に焼き付ける必要があるでござる!」
ダルク「……寂しくなるな」
ダルク(主にヒータの夜が)ボソッ
ヒータ「―――フンッ!」ゴスッ!!
ダルク「―――――!!!」ヒータナニシヤガル...!!?
ウィン「また来てくれるんだよね?」
ヤリザ「勿論でござる。近くに寄った時は、必ず来るでござるよ」
ヒータ「ま……また……」
ヤリザ「ん?」
ヒータ「また……来いよ……?絶対だからな……!約束だぞ!!」
ヤリザ「……勿論でござるよ」グッ
―――――――――――――――――――
ヤリザ「さぁ、次は何処へ行くとするでござるかな……!」
┼ヽ -|r‐、. レ |
d⌒) ./| _ノ __ノ
これの続きをやるかは気分とお休み次第でござる。
パーデク相手をヤリザビートで追い詰めた時はまだまだヤリザは捨てたモンじゃないと思ったでござる。
結局日が昇るまでやってしまったでござる。
おやすみなさいでござる。
是非続きもお願いしたいでござる
今度は剣闘も出してほしいでござる
参考→遊戯王カードWiki
Entry ⇒ 2012.02.24 | Category ⇒ 遊戯王SS | Comments (0) | Trackbacks (0)