スポンサーサイト
一夏「実は俺・・・オルコッ党なんだ」
一夏「実は俺・・・オルコッ党なんだ」
一夏「メシマズとか言うな!セシリアはやれば出来る子なんだ!」
一夏「たとえ料理が壊滅的、破滅的に下手でも他の部分でカバー可能だ!」
鈴「ふーん?例えば?」
一夏「そうだな。まずグラマラススカイなプロポーション。そして余りある財力。お淑やかで、気品のある性格。結婚相手としてこれに勝るものはないだろう」
鈴「でもさ。仮にセシリアと結婚するとするじゃん」
一夏「うん」
鈴「仕事で疲れた一夏はこう思うのよ「ああ・・・早く帰って女房の美味しいご飯が食べたい。ビールとあうつまみもあれば最高だ」
一夏「はぁ」
鈴「それがあんた。帰宅してみなさい。あるのは悪臭を放つ何か。料理とは呼べない化学兵器よ」
一夏「・・・・・・」
一夏「・・・・・・」
鈴「あーあ。かわいそうに。セシリアと結婚したら、一生"美味しい愛妻弁当”は味わえないでしょうね」
一夏「セシリアの悪口はそこまでだっ!」ダンッ
鈴「っ!」ビクッ
一夏「違うんだ鈴。発想の逆転が必要なんだよ」
鈴「はぁ・・・どういうこと?」
一夏「セシリアが料理を作るというのがそもそも間違いなんだ」
鈴「ん?」
一夏「つまり、俺が料理を作ればいいんだよ」
鈴「なるほどね。あんたが台所の長を務めるわけだ」
一夏「そうだな。俺が専業主婦をやってもいい。例え共働きでも、夫がご飯を作っている家庭もある」
鈴「バットだがしかし、その論理には穴があるわ」
一夏「む?完璧だと思うが」
鈴「セシリアとの間に子供が生まれたらどうするのよ。いい?母親は離乳まで子供と一緒にいなきゃいけないのよ?」
一夏「む?なにか問題があるのか?」
鈴「セシリアが哺乳瓶の煮沸消毒とか出来ると思う?離乳食とか作れる?」
一夏「むむ・・・離乳食は・・・さすがに無理だが・・・哺乳瓶の煮沸くらいならできるだろ?」
鈴「あら?火事が起きない保証は?」
一夏「えー?セシリアってそのレベルだっけ・・・原作ではメシマズではあるものの俺んちで普通に・・・」
鈴「そもそも元栓という概念があるのか疑問ね」
金髪で可愛い子がさ
シャル乙
鈴「いやー・・・でも大変よねー・・・あんたが風邪の時は?単身赴任のときは?」
一夏「あー・・・あー・・・」
鈴「コンビニ弁当じゃまずいわよねー。子供の栄養的にも」
一夏「・・・・・・」
鈴「いい?あんたに言っておくわ」
一夏「・・・ん?」
その点フレンチ作れるし和食も勉強し始めた
従順で健気で家庭的な子が居た気がするけど?
鈴「経済的にも!栄養的にも!そして愛する夫のためにも!妻は夫のために尽くすべし!家のために尽くすべし!」
鈴「其は女の義務であり!魅力であり!定められた宿命!男女平等の風潮でも其は健在!」
鈴「女は何のために鍋を振るう!何のために箸を折る!愛する夫は何のために戦う!家を出る!」
鈴「全ては相互の関係!この社会に生まれたときから定められた共同作業だ!」
鈴「ボーヴェワールは言った!女は生まれながらにして女ではない!女となるのだ!」
鈴「女として生きる!其れは即ち、女としての義務を果たすこと!料理をすること!」
鈴「料理をしない女は、女ではない・・・性に甘んじる牝豚だ!」
鈴「生きよ!女として!生きよ!料理こそ汝の手に!」
一夏「・・・」
セシリア「そ、そうでしょうか・・・」
チェルシー『いいですか、恋は早いもの勝ちです。油断していると、どこぞの泥棒猫にカッさらわれます』
セシリア「は、はぁ・・・」
チェルシー『そうですよ、想像してご覧なさい、一夏様が他の女とキスしてるところを』
セシリア『い、いやっですわ!』
チェルシー『誘惑されて、ベッドでまぐわい、一夏様の上で腰を振る他の女』
セシリア『いやぁあああああ!聞きたくありませんわっ!』
チェルシー『ならばさっさと行動することです』
セシリア「でも・・・どうすれば・・・」
チェルシー「そうですね。とりあえず料理でも振舞ってみたらどうでしょう」
セシリア「料理ですか?私、料理は自信ありましてよ」
チェルシー「お嬢様、自分の料理を食べたことはありますでしょうか?」
チェルシー「・・・・・・お嬢様。料理は諦めたほうがいいかと」
セシリア「なにをおっしゃるの!?」
チェルシー「まずはご自分の料理を味見してからお電話お掛けください」ガチャ
ツー ツー ツー
セシリア「あっ!ちょっと・・・どういうことですの?」
セシリア「仕方ありませんわ。とりあえずシャルさんに言って、お料理部部室を使わせてもらいましょう」
セシリア「シャルロットさん。ごきげんよう」
シャル「あれ?セシリア?ごきげんよう」
セシリア「ちょっとお願いがあるのですけどよろしいでしょうか」
シャル「え?僕に?どうかしたのかな」
セシリア「ちょっとお料理がしたくて・・・料理部の部室を使わせてもらえないでしょうか」
シャル「ええ!!??セシリアが料理をするのっ!?」
セシリア「?何か問題でも?」
シャル(問題しかないとは言えない・・・)
シャル(さすがに一夏に死んで欲しくないからね・・・)
セシリア「いえいえ。自分で食べようかと。料理の練習も兼ねますし」
シャル「そ、そっか・・・それはよかった」ボソッ
セシリア「・・・何か言いまして?」
シャル「いやぁ・・・何も!それじゃあ部室に案内するよ」
セシリア「恩に着りますわ」
シャル「うわぁ・・・」
セシリア「できましたわ!」
何か「できたよー」
シャル「セシリア・・・念の為に聞くけどこれ何?」
セシリア「見てわかりませんか?日本のカリーアンドライスですわ」
シャル(あ・・・これカレーだったんだ・・・汁っ気全く無いから分からなかった)
セシリア「むー。少し水分が足りませんわね・・・コーヒーでも混ぜましょうか」
シャル「ちょ、ちょい!?どうしてそうなるの!?」
セシリア「え?なぜって水分が足りませんので」
シャル「普通に水を入れればいいんじゃないの?」
セシリア「それでは隠し味になりませんわ。料理は工夫こそ大切なのです」キリッ
シャル(うわぁ・・・)
セシリア「それでは・・・」サッ
シャル「た、たべるの!?それを?」
セシリア「はぁ・・・シャルロットさんも食べたいのですか?それならそうと」
シャル「いやいやいや遠慮します!」
セシリア「あらそうですの?それでは・・・」サッ
シャル「・・・・・・」ゴクッ
セシリア「あーん」
セシリア「・・・」パクッ
シャル「・・・・・・」
シャル(あ・・・これは・・・)
セシリア「・・・・・・っ」プルプル
シャル「セ、セシリア・・・無理しなくてもいいからね」
セシリア「・・・・・・っ!」ガタッ
シャル「・・・」ビクッ
セシリア「シャルロットさん・・・少し失礼しますわ・・・」
シャル「あ・・・うん・・・わかった。うん無理もないよね」
セシリア「お願いします」スタスタ
シャル(可愛そうに・・・・・・セシリア・・・)
セシリア「・・・・・・」スタスタ
セシリア「まさか・・・私の料理があんなに・・・」
セシリア「・・・あんなに・・・」
セシリア「・・・・・・
セシリア「美味しいなんて!」
セシリア「今まで食べたどんな料理より美味しいですわ!」
セシリア「そういえば、私の料理を食べた一夏さんが失神していましたけど、もしかして・・・」
セシリア「美味しすぎて失神していたのではありませんこと?だとしたら納得行きますわ!」
セシリア「これからは毎日一夏さんに料理を振舞ってあげなくては!」
セシリア「そうでないと宝の持ち腐れですわ!ああ!早く一夏さんの笑顔が見たい!」
セシリア「そうですわ。レシピを増やさなくては・・・将来の一夏さんの妻として・・・レパートリーを・・・それから・・・」
―――――――
――――――
箒「一夏。私と・・・」
ラウラ「嫁!私と飯を食うぞ!屋上で!」
一夏「おっ。屋上かぁ・・・久しぶりに外の空気を吸いながら食べるか」
箒「(ちぃ・・・二人きりで食事を摂るチャンスを・・・)
セシリア「あら。私もご一緒してよろしくて?」
一夏「ああいいぞセシリア。じゃあ購買に言ってパンを・・・」
セシリア「それには及びませんわ。私が一夏さんの分を作ってまいりました」
ラウラ「!!」
箒「!!」
一夏「うっ・・・」
セシリア「あら?一夏さん?嬉しいのかしら、顔が笑顔でひきつってますわよ」
一夏「ああ・・・そうだな・・・うれしいよセシリア」
箒(それは違う意味で引きつってるんだぞ・・・)
ラウラ(セシリアのバスケットから異臭が・・・そうか・・・これが新手の生物兵器)
セシリア「・・・それでは」パカッ
モーン
一夏「ううっ・・・」
箒「ああ・・・」クラッ
ラウラ「・・・・・・精神がやられる」
セシリア「さぁ!たーんと召し上がれ!今日の昼食はちゃーんとつくりこんできましたわ!」
箒「セシリア・・・時に聞くが、お前それ自分で味見したのか?」
セシリア「?当たり前じゃないですか。改心の出来ですわよ?」
ラウラ(味見しただと・・・)
箒(それでよく生きていられるな・・・)
セシリア「はい、あーん!」
一夏「うう・・・・・・」
箒「・・・・・・」ジー
ラウラ「・・・・・・」ジー
セシリア「あーん」
一夏(頑張れ俺!心鬼に!今俺は修羅となる!)
一夏(オルコッ党員の一員として俺は・・・セシリアの全てを受け入れる・・・)
一夏(風に身を任せろ。大地の地動を感じろ・・・地球と一つになるのだ)
一夏「・・・」パクッ
セシリア「ど、どうですか?」ドキドキ
一夏「・・・」
箒「一夏?」
ラウラ「・・・」サッ
ラウラ「・・・・・・息してない」
一夏「・・・・・・」
一夏「あ、ああ・・・ありがとう」
シャル「ねぇ・・・鈴・・・」
鈴「ええ、わかってるわシャルロット。言いたいことはわかる」
セシリア「今日のお弁当は煮込みフライドチキンですわ!」
一夏「ああ・・・うん・・・楽しみだな。ははは」
シャル「い、一夏が死んじゃうよぉ・・・」プルプル
鈴「無理よシャルロット。一夏は言ったの。俺が行く道が例え死につながっていても、決してセシリアを悲しませる真似はしない、と」
シャル「そ、そんなぁ・・・」
セシリア「一夏さん!屋上へ!」
一夏「ああ・・・セシリア・・・嬉しいなぁ。嬉しいなぁ」
一夏「・・・・・・」フラフラ
のほほん「ねぇ・・・最近のおりむー大丈夫かな」
クラスメイトA「そうよね・・・声かけても空返事しか返ってこないこともあるし」
一夏「・・・・・・ぁ・・・」フラフラ
箒「なぁ・・・一夏・・・大丈夫か?」
一夏「・・・・・・ん?お前誰だ?」
箒「はぁ?私は篠ノ之箒だ。忘れたのか?」
一夏「ん・・・ああ・・・箒か・・・いかんな。最近物忘れが激しくて」
箒「大丈夫かお前・・・」
セシリア「あ!一夏さん!」
一夏「ひっ!」
一夏「あぁ・・・・・・セシリア」ガクガク
箒(う・・・一夏の体が拒否反応を・・・)
一夏「俺は・・・もう限界だ・・・セしりあぁ・・・」
セシリア「あら?実習で疲れてらっしゃるのね。私のお弁当で癒されてくださいな」グイッ
一夏「あぁ・・・助けてぇ」ビクビク
シャル「あっ!一夏。織斑先生が呼んでたよ!」
一夏「はぁ・・・はぁ・・・え?」
シャル「至急連絡することがあるんだって!」
セシリア「あら・・・そうですの・・・仕方ありませんわね」
シャル「ははは。ごめんね。一夏行こっ」
箒「ほら。一夏。しっかりしろ」
一夏「ぁあ・・・・・・ぁあ」
一夏「ぁあ・・・あれ・・・ここは?」
シャル「ごめんね一夏嘘ついちゃった。織斑先生が読んでたって言うのは嘘なんだ」
一夏「え・・・?」
鈴「いーちか」
ラウラ「嫁・・・辛かったな」
一夏「お、おまえら・・・どうしたんだ一体」
箒「お前をセシリアから解放させてたくてな」
シャル「皆でご飯作ったんだ」スッ
モクモク ホクホク
一夏「あぁ・・・・・・ここは・・・天国かぁ・・・」
箒「和食は私」
鈴「中華は私よ」
ラウラ「私も微力ながら汁物を少々な」
「たーんと召し上がれ!」
一夏「・・・」パクッ
一夏「・・・・・・」パクパク
一夏「・・・ぁうう・・・」パクパクパク
シャル「ど、どうかな?」
箒「む、無理しなくてもいいんだぞ」
一夏「ぇぐ・・・うぅ・・・」ポロポロ
ラウラ「よめぇ・・・」
一夏「おぃしいなぁ・・・おいしいなぁ・・・えぐ・・・」ポロポロ
鈴「一夏・・・」
箒「て、照れるなぁ」
一夏「この洋食・・・味付けも最高で・・・全然しつこくない・・・母性を感じる、シャルの料理だなァ・・・」
シャル「あはは」テレテレ
一夏「この中華、熱々で、頬張るたびに唾液が止まらなくなるよ。鈴の親父さん、元気かなァ・・・」
鈴「元気でやってるわ」
一夏「この汁物。無骨だけど、仲間を大切にする想いが伝わるよ、これがドイツ軍仕込みなんだなァ・・・」
ラウラ「べ、別に・・・材料を切り刻んで放り込んだだけだ・・・誰でもできる」
一夏「うぅ・・・旨いぞぉ・・・最高だぁ・・・俺はこんな料理が食べたかったんだぁ・・・」
箒「一夏・・・お前が我慢することはない」
ラウラ「そうだ。私たちからセシリアに直接言う」
鈴「そうね。一夏。あんたはもっと自分を大事にすべきだわ。あんたの優しさは時に残酷よ。もちろんセシリアにとってもね」
一夏「だが・・・俺は」
シャル「元はといえば僕がセシリアを止められなかったのが悪いんだ」
シャル「セシリアの料理はまずいって、あの時ちゃんと言えていれば・・・」
ラウラ「シャルロット。お前のせいではない。それにこれは皆で解決すべき問題だ」
一夏「ち、千冬ねえ」
千冬「オルコットの味覚は筆舌に尽くしがたい。舌だけにな。既にこいつにはわからせておいた」
セシリア「あう・・・」
一夏「セシリア・・・お前」
セシリア「すいませんでした、一夏さん。私、一夏さんがそんなに苦しい思いをしていたとは知りませんでしたの」
一夏「・・・・・・」
千冬「オルコット。お前は謝罪ではなく、別のもので織斑に返す必要がある」
千冬「おいおい、ここにいるじゃないか。お前に必要なものを補ってくる奴らが」
シャル「・・・」
箒「・・・」
鈴「あら」
ラウラ「ほう」
セシリア「あぁ・・・皆さん」
千冬「ほら、さっさと土下座でもなんでもしろ」
セシリア「皆さん・・・この私めに・・・
料理を教えてくださいまし!」
箒「ばかかっ!どうして味噌汁にゼリーを入れるやつがある!」
セシリア「は、はい!」
グツグツ
シャル「ちょ、ちょっと!ちゃんと火を見て!吹きこぼしちゃってるよ!」
セシリア「は、はい!ただいま!」
ジュー ジュー
鈴「ちょっと!練習もしないうちに手首でフライパン返ししないの!下手くそ!」
セシリア「はひぃ!」
ラウラ「いいか・・・ナイフの持ち方はこうだ」
セシリア「こ、こうでしょうか」
ラウラ「ちなみに相手の後ろを取ったときはこう、逆手に持つ」
セシリア「はぁ・・・こうですか」
ラウラ「そうだ・・・そして相手に向けて突き刺すときは」
鈴「ちょっとラウラ。関係ないでしょそれ」
一夏「お、おい・・・セシリア。お前最近疲れてないか?」
セシリア「・・・一夏さん。そんなことありませんわ。私はもっと頑張らなくては」
一夏「あんまり頑張りすぎも良くないんじゃ・・・」
セシリア「一夏さんのためを思うなら・・・こんなもの屁でもありませんわ」
一夏「屁ってお前・・・」
セシリア「それでは、失礼します」フラッ
セシリア「・・・・・・ほうれん草を茹でる時間は・・・」ブツブツ
一夏「・・・セシリア」
一夏「ああ、正直心配だ。セシリアが倒れでもしたら」
のほほん「あれれ~?おかしいぞ~?おりむーだってあんな感じでふら~としてたよー」
一夏「え?そうだったのか?」
のほほん「むしろあれよりひどかったかも。人を見ているようでみていなかったよー」
一夏「のほほんさんは知らないのさ・・・あの時のセシリアの料理を」
のほほん「あははは。セッシーの頑張りは、その時のツケをとりかえしてるのかもねー」
一夏「ははは・・・」
一夏「いや・・・わからないな」
のほほん「好きな人のためなら。なんだってやれちゃうからだよ!女の愛は男のそれよりもずっと深いんだから!」
一夏「へぇ・・・それとセシリアと何の関係が?」
のほほん「おりむーはダメだなー」
一夏「えー?なんだよ」
のほほん「しらなーい」
一夏「えー」
一夏「ん?あるぞ。どうした?」
セシリア「私の料理を・・・」チラッ
シャル「・・・」グッb
ラウラ「・・・」謎のサイン
セシリア「た、たべてください!」
一夏「(ついに来たか)」
一夏「ああ。いいぞ」
セシリア「ほ、本当ですの!では・・・一夏さんのお部屋で待っていてください」
一夏「ああわかった。待ってるよ」ニコッ
セシリア「が、がんばりゅ、がんばりますわ!」ガチガチ
箒「・・・(噛んだな)」
鈴「・・・(かわいい)」
一夏「はい・・・ああセシリアか」
セシリア「はい!ご、ご飯を持ってまいりましたわ」プルプル
一夏「おい、大丈夫か・・・なんかちょっと零れてる気が」
セシリア「すみません・・・途中で緊張から転びそうになって・・・」
一夏「ああ・・・(大丈夫かな)」
セシリア「それじゃあ・・・召し上がってください」
一夏「ああ、そうだな・・・」スッ
セシリア「・・・・・・」ドキドキ
一夏「あー」アー
セシリア「・・・」ドキドキドキドキ
一夏「あむ」
セシリア「・・・」ゴクッ
一夏「・・・・・・」パクパク
セシリア「・・・どうでしょうか・・・」
一夏「んー・・・普通に旨いんじゃないか」
セシリア「本当ですのっ!?」パァッ
一夏「うん。味付けをもうちょっと工夫したほうがいいけど。全然食べられる」
セシリア「はふぃ・・・よかった」ヘナヘナ
一夏「うん。なかなかだ」
セシリア「うぅ・・・えぐ」ポロッ
一夏「え?セシリア?」
セシリア「また嫌われたら・・どうしようかと」ポロポロ
一夏「え?鈴お前どっから出てきた?お前まさか・・・ずっとベッドの下に」
ラウラ「ふむ。練習の成果だな」ドン
一夏「えー・・・・・・机の下に・・・」
箒「これで料理音痴も卒業だ」ガチャ
一夏「クローゼット・・・」
シャル「ボンジュール」ガチャ
一夏「シャワールームですね。わかります」
セシリア「皆さん」カァ
シャル「まったくだね。本当に片時も目が離せなかったよ」
鈴「まあまだ人参をみじん切りににするのに10分くらいかかるけど、いい調子よね」
ラウラ「ああ、確かに以前包丁の切れ味を生かしきれてないが、及第点といったところか」
一夏「よく頑張ったなセシリア」ナデナデ
セシリア「あう・・・///」
箒(う、羨ましいぞ・・・)
シャル(ずるい・・・)
ラウラ(私も頭を撫でて欲しい)
鈴(まあ今くらいはいいかな)
セシリア「い、一夏さん!これを気に・・・私を・・・一夏さんのよ、よめこうほ
四人「それはダメ(だ)」
一夏「えっ」
箒「そんなわけがなかろう」
ラウラ「嫁は私のだ、異論は認めん」
セシリア「何をおっしゃいますの?教えてくださったことは心より感謝しますが、欠点のなくなったわたくしに敵はございませんでして
シャル「セシリア。それは料理で僕たちを追い越してからいいなよ」ニコッ
セシリア「ひっ」ビクッ
鈴「あらあら。まだまだ出藍の誉れと呼ぶには道のりが遠いんじゃないかしら」ニヤリ
一夏「まぁ・・・まだ和食では箒には適わないな」ボソッ
セシリア「え?」
一夏「洋食もシャルの味付けには達してないかな」ボソッ
セシリア「ん?」
一夏「中華も鈴の腕には遠いかなぁ」
セシリア「・・・」ズーン
ラウラ「嫁っ、私は?」
一夏「ああラウラはかわいい」
ラウラ「よめぇ・・・///」
セシリア「」
箒「ふむ?あのセシリアが?」
セシリア「そうです!英国淑女たるもの、全てにおいて優秀でなければなりませんわ!」
シャル「セシリア・・・無理しなくていいんだよ」
セシリア「むきー!今に見ていなさい!」ダッ
鈴「あらあら。いっちゃったわね」
ラウラ「よめぇ・・・///」ナデナデ
一夏「まぁ・・・味噌汁はこの中で一番美味かったかなぁ」ボソッ
四人「「「「!!」」」」
セシリア「チェルシー!特訓ですわ!」
セシリア「世界一のシェフを呼びなさい!私絶対にギャフンと言わせてみせます!」
セシリア「もう二度とメシマズとはよばせませんわーーーーー!!!」
完
乙
「ああ・・・綺麗だねセシリア」
リゾート地に借りたコテージの二階、遠くまで広い海と、煌くように光る砂浜が見渡せるバルコニーで、俺とセシリアは肩を寄せ合っていた。
「ふふふ、私を娶っていただいたのに・・・こんな旅行まで計画してくれるなんて」
「綺麗な君には、綺麗なリゾートがもってこいだろ」
「お上手ですわね。一夏さんたら」
澄み渡る青空。
カモメの影がバルコニーの隅を横切る。忘れていた感覚が蘇る。以前、修学旅行で俺はこんな海を見たんだった。
セシリアの艶かしい肌にサンオイルを塗った感触を思い出す。
柔肌を滑らせた手のひら。蹂躙しつくしたい感覚を押し切って、恐る恐るオイルを肌になじませたものだ。
「あっ・・・どうしましたか、一夏さん」
「別に・・・セシリアに触りたくなった」
「もうっ・・・」
「なぁ・・・セシリア」
「なんですの」
「今ここでお前を抱きたい」
「・・・・・・」
無言の肯定。目をつぶる。ふと脳裏にあることが浮かぶ
最初にキスした時、俺は首を右に傾けたか、左に傾けたか。
「んっ、ちゅ・・・んむっ」
「はぁっ!あぁつっ!いっ、ちかぁさん!ああ!」
パンパンパン!パン!
セシリアに腰をぶつける。いや、叩き込むと言ったほうがいいかもしれない。
既に俺の理性は消滅していた。ただ一心不乱に、セシリアの膣肉を貪り、彼女の乳房を手で変形させる。
さながら、遺伝子の命令。ただこの女を蹂躙し、相手を欲するだけのセックス。
「んあぁあっ!!もっ・・・ぉう!だっめぇええ!」
ズチュン!ズチュン!
口は乾きを求める。後背位で思う存分腰をセシリアに叩き込んでいた俺は、セシリアの顔を振り向かせ、舌を口内に侵入させる。
「んっ・・・ちゅっ・・・んふぅ!」
温かい。舌の感触はさながら、美味しい霜降り肉。最高に脂身の乗った特上ステーキだ。
思う存分舐めまわす。美味しい。セシリアの歯の裏。歯茎。舌の奥。すべてを蹂躙する。
俺は足首を伸ばし、自身の顔をセシリアの唇により接触させる。
唾を飲ませる。唾液をセシリアの喉に流し込む。
「んぐっ・・・ごくっ・・・ちゅ・・・はぁ・・・」
俺の唾液で喉鳴らすセシリア。なんとも艶めかしい。男の征服欲が満たされる感覚。セシリアの体内に俺の体液が、唾液が、今なお送り込まれる。密着する身体。腕で足で、全身で、セシリアを抱きしめ、口を犯す。喉を犯す
「はふぅ・・・んんっ!!んっ・・・んむぅうう!」
それでも腰を振るのを忘れない。右手はセシリアの腰に手を回し、左手は乳房に思い切り鷲掴む。体はセシリアの背に密着させ、唇を貪る。合体という言葉で言いあらせない。男と女の根源的な交配だ。
パンパンパンパン!!
セシリアは体を状態にそらし始める。立っていられないのか。セシリアの腰から下の方へと力が抜けていいく。
腰で交わるのが男と女のまぐわいだとすれば、俺とセシリアのものは全身での交わりだ。
互の汗が目に入り、耳に入り、胸板にふれ、乳房に触れ、俺のペニスとセシリアの膣内で体液が交換される。
ああ最高だ。官能的とはこのことだ!
後ろから犯しているために、激しく揺れるセシリアの乳房を間近で見れないのが少し悔しい。
豊満な胸を両手をクロスさせて揉みしだく。
右手で左の乳首をつまみ、左手で右の乳房を掻き抱く。
大きな胸だ。Fカップはあるだろうか。この大きく、道行く男を振り返らせる胸が俺の手の中にある。
セシリアは・・・俺のものだ。誰にも渡さない。セシリアの胸を掻い抱く手に力を込める。
腰を持って黙らせる。セシリアの尻の感触が俺の下腹部に伝わり、その性の信号が脳を興奮へと誘う。
この大きな尻。忘れるものか。思い切り腰をぶつける。やわらかく、すさまじい弾力。
どうして女の尻はこうもエロいのか。子供をお腹で育てるだけに発達した訳ではないのだろう。
男を、理性を、性欲を掻き立てるためだけにあるような尻。
吸い付きたい。おもいきりしゃぶりつきたい。その衝動を代わりに腰をぶつけることで昇華させる。
膣内を蠢く俺の陰茎。締まる膣。ひだをひきずりまわす俺。それに呼応するように腰をくねらせるセシリア
「ああ!っ!ぁう!ぅ!ああ!!っ・・・ああ!!」
ズン!ズン!ズン!パン!
汗が頬を伝う。
prrrrrr prrrrrr
「はぁ・・・hぁ・・・え?」
突如電話が鳴った。セシリアの携帯。おそらく、彼女の会社の者からだ。
「いいさ。とればいい。重要な電話かもしれないだろ?」
「えっ・・・はぁ・・・はぁ・・・でも・・・」
「ほら・・・俺は動かないから」
pi
「えっ・・・あっもしもし・・・なんですの」
ゆっくり、ゆっくり腰を動かす。陰茎の皮が、着々と膣壁の抵抗でひろげられていく感触。
「その件でしたら・・・んっ・・・事前に連絡したはずでっ、すわ・・・ぁ・・・」
セシリアがキッと俺の方を睨む。なんともそそられる。こういう時の女の目は、悪戯に男の加虐心を煽るだけだというのに。
俺はそっとセシリアの胸に手を伸ばし、腰を小刻みに動かし始めた。
「んっ・・・ぁ・・・ぉ・・・はい。・・・ぁ・・・はい・え?なんです・・・っ!」
舌でセシリアの背中のなぞる。文字を書くように舌を転がす、縦に舌をゆっくり動かすと・・・膣内が急に激しく締まり出す。感じている証拠だ。
「ん・・・はあ・・・・・・・その件はですから事前にっ・・・いいましたようにで・・・んん!!!!」
しまった・・・つい強くピストンしてしまった
(やめてください!)
セシリアは電話口を抑え、俺に小声で非難する。
(ははわかったよ)
俺はピストンをやめ、セシリアの膣奥を中心に、陰茎を子宮に押し付ける運動に変えた。
「んっ!(ちょ、っちょ!)・・・そ、それで・・・?次の件は・・・」
子宮口に、ペニスを擦りつける。俺のカウパーをその入口になすりつけるように。
俺が右に子宮口をつくと、それに対応して右前に腰を逃げるように動かす。嫌がる腰をさらに引き寄せ。ぐりぐりと。
このまま精液をぶちまけてしまいたい衝動。セシリアという一人の女の中に精を放ち、女として孕ませる。そうできたらなんと最高なのだろう。
そろそろいいかな!
パン・・・パンパン・・・パンパンパン!!!
セシリア「!!!っ~~~~~!!!っ~~!!」
必死に声を抑えるセシリア。せまりくる感覚は洪水のような快感だろう。頭は真っ白。既に電話口を手で押さえ、目を瞑り、快感に抗っている表情。
声を抑えるセシリアと対照的に、腰と腰を激しくぶつける速度を上げ、肉と肉が弾ける音がバルコニーに響く。
既にその肉音は先ほどの比ではない。もはや打ち込む腰に加減というものがなかった。
そのはちみつ色の髪を揺らし、バルコニーの手すりに手を預け、俺にされるがままに。携帯電話の電話は入ったまま。
「っ~~~っぁ~~~!!!~~~っ・・・~~~!!」
ああ・・・最高だ。声を我慢する反動で、腰はひくひく動き、俺の陰茎を思い切り締め上げてくる。体全体で膣に集中しているかのようだ。よく声を我慢できているな、セシリア。俺はもう我慢の限界だ。
こんな青空の下で、これほどまでに背徳的な快感を得られることに俺の脳は酔いしれている。
セシリアの腰に向かって、ななめ下から上へと突き上げる。力強く、体液が飛び散る。その際、思い切りセシリアを抱きしめ、その背中の汗をおもいきりすする。
「~~~っっっっ!!!ぁあ~~~~~っっっ!!あああ!!」
『もしもし!?セシリア専務??もしもし!?」
パンパンパン!!パンパンパン!
「ああぁ~~~!!!っぃううああ~~~んんああっっっ!!!」
もはや電話など関係がなかった。ここに居るのは男と女。仕事上の立場など無視し、快感に身を委ねるだけのセシリアと俺だけだった。
パンパンパンパンパンパンパン!
ズチュン!ズン!ズパン!
腰の駆動率、セシリアの膣を摩擦するペニスのピストンを速める。日差しが眩しい。そよ風が二人の汗を持っていく。
「出すぞ!セシリアアアアアッッッ!」
「ああッッッ!んぁああ~~~ッ!はぁあ~~~ッ~~~~ッ!!!」
もうセシリアに思考能力など残っていなかった。よだれをたらし、ただ吐精に向けて待ち構えるだけの存在。
女として男の遺伝子を己へと吸い上げる搾取機。
膣内が俺を欲するかのように躍動する。セシリアの腰もすでに力なく俺のピストンを受け入れる。
俺はセシリアの腰に回してに力を込めた。
汗。汗。汗。
たまらなくしたたり落ちる汗。セシリアの尻が弾けるたびに飛ぶ汗。偉大な汁感。肉体の交錯。頭がとろけ落ちる。
パンパンパンパン!!
「いくぞっ!!ああああッッッ!!!!!!!」
「んあああ~~~~ッッッ!!だめええええッッッ!!」
パンパンパン!・・・・・・パン!!!
ドクン・・・ドクン・・・
「ぁあ・・・あっ・・・ぁあ・・・」
ビュルル!ビューーー!!ビュクンビュクン!ビュルルルル!!!
「はぁ・・・ふああぁ・・・ふあ・・・~~ッッ!!」
思い切りセシリアの中に射精する。精液がセシリアの子宮にこびりつく、汚す。匂いを残す。
送り込める精子。子宮の壁に当たる勢いで射精する。一突きするたびに漏れるセシリアの声。
すでに二人は、孕み孕ませるだけの関係だった。
搾り取られる精液。刈り取られる意識。なおも収縮を続ける陰茎がセシリアの腰に搾取される。
崩れ落ちるセシリアの腰。それを逃すまいとバルコニーの手すりに俺のピストンでセシリアを追い詰める。
孕みたくないと逃げる腰に止めを刺すような一突き。最後の射精。
ドクン ドクンドクン
ああぁ・・・なんとも最高な気分だ。
『・・・セシリアさん!大事な会議が迫ってるんですよ!応答願います!』
「ふぁわああ・・・っ・・・ぁああ」
俺の耳にも、セシリアの耳にも、そんな携帯の声など微塵もはいらずに
ただ、セシリアは続く絶頂に。俺は気だるい、最後の一滴を絞り尽くす射精感に身をゆだね、ただただ性を貪る動物へと還っていったのだった。
「ぁあ・・・いちかさん・・・すきぃ・・・」
完
Entry ⇒ 2012.11.16 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
箒「一夏ー」
箒「うむ」ジト
一夏「そんなに時間かからないから先に待っててよ」
箒「……」
一夏「じゃあもうちょっと待ってて」
箒「あぁ」
箒「お前のタオルなら置きっぱなしだったから洗っておいたぞ」
一夏「ん、ありがと」
箒「タオルの一つや二つ変わらないさ」
一夏「でも悪かったなって」
箒「いいさ、いつものことだ」
一夏「それもそうか」
一夏「箒」
箒「ん、醤油」ホラ
一夏「ん、ありがと」
箒「一夏」
一夏「からあげ」
箒「ピーマンの肉詰め」
一夏・箒「ん」コウカン
シャル(ボクもああいうふうにすれば一夏わかってくれるのかも!)
シャル「一夏ー!」
一夏「お、どうかしたかシャル」
シャル「えっとね、あれが欲しいなって」エヘヘ
一夏「おいおい、アレじゃわかんないって」
シャル「え、でも……」
箒「一夏」
一夏「ノート?教室に忘れたんじゃないのか?」
箒「むぅ……」
一夏「まぁ無ければ俺も一緒に探すからさ」
箒「ん」
シャル「……」
箒「?」
一夏(今日のリボンも俺があげたやつとは違う……)
一夏「いや、なんでもない」
箒「…………?」
一夏(週二回くらいは付けてくれてるなって思ってたけど、最近はあんまりしてくれないな……)チクッ
箒「どうした?」
一夏「なんでもないって。呼び止めてごめんな」
箒(気付かれたか……?)
箒(あいつ、普段は鈍感なくせに妙に目敏いところがあるからきっと……)
箒(…………)
一夏(気に入ってくれてると思ってたのに……付けてるところ見るだけでじんわりと嬉しい気持ちになってたのに……)
一夏(何かの意思表示かな? もうおまえの世話にはならないぞーって言いたいのかな?)
一夏(俺、何かしたか……? 箒……)
箒「……今日は中庭に探しに行こう」
箒(洗濯して外に干していたら風に飛ばされてしまったとは言えない……)
箒「どうしよう……もしどれだけ探しても見つからなかったら……」チクリ
箒(嫌だ。せっかく一夏がプレゼントしてくれたのに……!)
箒「だ、大丈夫さ。きっと見つかるはず」
箒「んっ……風が強いな」
箒「…………」キョロキョロ
箒「ん? あれは!」ダッ
箒「あった! 木の枝に引っかかっている!」
箒「あれ……でも……泥だらけだ……すこし破けてもいる……」
箒(あそこに飛ばされる前に土の汚れが付いたんだ……)
箒(一夏……ごめん……)キュウゥゥ
箒(待っていろ。今木に上るからな!)
~木の上~
箒「はあ……はあ……も、もう少し」グイ~…
ビュウウゥゥゥ!!
バサッ!!
箒「ああ!」
ビュウゥゥゥゥゥゥ!!
箒「きゃっ!」グラッ
ドサァッ!!
箒「いた……いたた……」
箒「リボン……確か向こうに」ムクッ
ズキッ…!!
箒「う、あ、足を挫いてしまったか」
箒(一夏がくれたリボンなんだ……これくらい……)
箒「方向はあっちだな……くっ……うっ!……」ヒョコヒョコ
箒(足が痛くて移動に時間が掛ってしまった。また飛ばされてなければ良いのだが……)
箒「……あっ」
鈴「ねえ、これ……あんたが箒にあげたリボンでしょ?」
シャル「泥だらけでゴミ捨て場の近くに転がってたけど……」
ラウラ「……ひどいな」
セシリア「何故このような事になったのかは分かりませんが、一夏さん、気を落とさずに」
一夏「………………………」
箒「あ、あああ………」
ラウラ「いたのか!?」
シャル「……箒」
セシリア「まさかとは思いますが、箒さん……あなたが捨てたという訳では」
箒「ち、違う!」
一夏「………………」
箒「一夏、私は―――うっ」ズキッ
一夏「……!」
ビュウゥゥゥゥゥゥ!
箒「ううぅ……つぅ……」グラッ
一夏「!!」バッ!
ギュゥ
箒「あっ……」
一夏「…………」
箒「い、一夏、私は―――」
一夏(箒……何でそんな目をしてるんだ……)
一夏「―――――――――!」
箒「う、うう、私は、捨ててなんか、決して―――」
一夏「分かってる」
箒「!?」
一夏「全部言わなくていい。箒がそんなことしないってことは、誰より俺が知ってるから」
箒「―――――――――――――!!!!」
一夏「みんな分かるから。何が言いたいか、どういうことがあったのかくらい、箒の顔を見れば」
箒「…………うぅ」ジワッ
一夏「昔っから顔に出るんだよおまえは。嘘つくの苦手で分かり易い奴だったし」
箒「私……大切に、してた……これから何年も身に付けようと、決めてた……」
箒「そ、それなのに、こ、こんなことになってしまって……ごめん、ごめん一夏……プレゼントを……」ポロポロ
一夏「いいっていいって。そこまで大切にしてくれたのが凄く嬉しいよ」
シャル「……」
ラウラ「良かったな。箒」
鈴(今回はまあ、いっか)
一夏「おまえ、足挫いてるだろ?」
箒「あ、ああ」
一夏「大方、木に引っ掛かったリボン取ろうとして地面に落ちちゃって、そのときに痛めたんじゃないのか~?」
箒「ふぇっ!?」
一夏「何だ~? まさか図星か? しょうがねえなっと」ヒョイ
箒「きゃっ!」
箒(お、お姫様抱っこ……)ドキドキドキドキ
箒「?」
ラウラ「二度と無くすなよ」スッ
箒「あ、ああ……」
鈴「汚れも洗えば落ちるでしょ」
セシリア「私も子供の頃お洋服に染みを作ってしまったことはありますけれど、翌週にはまた元の美しさを取り戻せましたし」
シャル「ところどころほつれてるけど、修繕できる範囲だよ」
箒「ありがとう、ありがとうおまえたち……」
一夏「よーし。じゃあ食堂に行くか。腹減ったよな!」
全員「おー!」
箒(…………どうなることかと思ったが……よ、良かった……)
一夏「~~♪」
箒(こんなお気楽そうな顔して、私のことを心配してくれていたのかも知れない)
一夏「箒、医療室に寄るぞ」
箒「……うん」
箒「……何でもない」
一夏「ふーん……ま、良いか!」
箒(……一夏は私のことを考えてくれていたに違いない。こいつはずっと私に目を掛けてくれていた)
箒(今、こんなに上機嫌なのも、私へのプレゼントが大切にされていると知ったからだ)
箒(私にだって分かる……本当にありがとう……)
一夏(多分、俺が箒のリボンをずっと気にしてたって事は、多分こいつに気付かれてるだろうなあ……)
一夏(ちょっと気恥ずかしいぜ。プレゼントの現在を一々気にしてる軟弱者だって思われるかも)
一夏「……」チラッ
箒「……」チラッ
一夏「!」カアァァァ
箒「あ……」カァァァァ
箒(一夏はすぐに私の事情に気付いてくれた)
箒(リボンはボロボロになってしまった。皆はああ言ってくれたが、傷の痕跡を完全に消すことはできず、所々まだダメージが残っている)
箒(しかし、私はそれでも構わないと思っている)
箒(小さなほつれを見つめるたびに、抜けきらなかった染みあとを数えるたびに―――)
―――全部言わなくていい。箒がそんなことしないってことは、誰より俺が知ってるから
箒(あの日の一夏の優しさが、温かな気持ちと共に思い起こされるからだ)
箒「……」
ポタッ
おしまい
乙
Entry ⇒ 2012.10.25 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (1) | Trackbacks (0)
一夏「箒、家の掃除手伝ってくれてありがとうな」
箒「れ、礼には及ばんさ」
一夏「今お茶淹れるよ。ソファに座っててくれ」
箒「は、はい!」
一夏「なんだその返事……? まあいいか」
箒「ふう……一夏の家で二人きり、か……」
箒(普段は千冬さんもいるんだろうが……そういえば部屋は書類やら服やらが散らかっていたな。
案外だらしない部分があるというか
一夏「箒! おまたせ」コトッ
箒「ありがとう」
箒「いや、大丈夫だ! 私はおまえが思っているよりは丈夫だぞ!」
一夏「そっか」ゴク
箒(……居心地がいいな……こうして二人で座ってお茶を飲んでいると、夫婦のような……)
一夏「……よし!」
箒「な、なんだ!?」
一夏「今日は俺が晩飯ごちそうしてやるよ! 掃除手伝ってくれたお返しだ」
箒「なっ……!」
買い物に行きたいけど付き合ってくれるか?」
箒「なんだ、仕方ないな。付き合ってやっても、まあ構わんが」
箒(ああ、またいらない強がりを言ってしまった……)シュン
一夏「そうか! 助かるよ!」
箒「では、行くとするか……」
箒(まだだ! まだチャンスはあるはず……私もいい加減素直にならなければ……)
―――
―
箒「〜〜♪」
箒(二人っきりで買い物か……)
一夏「何にしようかな。箒、なんか食いたいもんあるか?」
箒「え、えっとだな……鯵の塩焼きなどがいいな」
一夏「そうか! じゃあそれにしようぜ!」
箒「う、うむ」
箒(ああ、ここで気の利いたおしゃれなメニューでも言えていたら……
女の子らしい面もあるとを思ってもらえたかも知れないのに……)シュン
一夏「……箒、どうした?」
箒「え? 別にどうもしないぞ」
一夏「いや、さっき寂しそうな顔してたからよ。家を出る前も同じ表情してたろ?」
一夏「? 当たり前だろ、箒のことはよく見てるからな」
箒「〜〜〜!」カアァァァ
一夏「具合でも悪いのか? 俺、無理して掃除に付き合わせちまったんじゃ……」
箒「そ、そんなことはないぞっ! ささ、早く買って帰ろう!」
一夏(何か俺機嫌損ねちまったかな……あ、そうか!)
一夏(箒も女の子だから、掃除のあとはどっかに遊びに行きたかったんだな。
スーパーで食材買うだけなんて気が進まないよな……)
一夏(箒、おまえの気持に気付かなくてごめんな。
文句一つ言わず付き合ってくれるから、なかなか気付かなかったぜ)
箒「鮮魚コーナーは向こうだぞ!」
箒「新鮮なものにしよう……ふむ、これがいい」スッ
一夏「分かるのか?」
箒「ああ、目の透明度が高く身に弾力があるものを選ぶのが鮮魚選びの基本だ」
一夏「へえ」
箒「豆腐やかぼちゃの煮つけもあった方がいいな。栄養が偏ってしまう。
酢の物をつけても良いな。具は胡瓜としらすがいいな」
一夏「やるなあ、箒! 俺も今度からもっと意識してみるよ」
箒「そうしろ。千冬さんにも配慮の行き届いた食事をたまには作ってやれ」ニコリ
一夏(もっと色気ある場所に行きたかったと思ってたけど……存外楽しそうだな)
箒「……な、何をぼーっとしている? 何か変なことを言ってしまったか……?」アセアセ
一夏「いや、箒はいいお嫁さんになるなって思ってさ」
箒「え! な、何を言い出すんだおまえは!」カアァァァ
一夏「ごめんごめん。でも料理もうまいし、掃除だって手際が良かったしさ。
今だって良い食材の選び方を知ってるところを見せてくれたし」
箒「そ、そうか。ありがとう、褒めてくれて……」
一夏「!」ドキッ
一夏(今の赤らめた顔……ヤバかったなあ)
箒(……ここが、チャンスだ! 勇気を出して、さりげなく手を……!)スッ
一夏「ああ、行こう」パシッ ギュッ!
箒「きゃっ!」
箒(い、一夏から手を繋いできた……! あ、あわわわ!)
――――――
―――
―
一夏「さあ、ちょっと早いけどもう作ろうか。門限もあるしな。
箒はゆっくりしててくれ」
箒「ああ、頼む」
箒「ふう〜〜」
箒(一夏ももっと可愛らしい女の子が良いのだろうな……
今の世は私のような女は男からしたら扱いに困るばかりだろうに)
箒(この手の感触……繋がれたときの一夏の体温がまだ残っている感覚がある)
トサッ
箒「少し横にならせてもらおう」
――――――
―――
―
一夏「箒ー、もうすぐできるぞー」
シーン
一夏「ん? どうしたー箒?」
箒「すー……すー……」
箒「っん……ぅん………」コロッ
一夏「!」
箒「……うぅん…………すー……すー」
一夏「気持ち良さそうに寝てるなあ」ジー
箒「すー……すー……」
一夏「……やっぱ胸でかいよな。それに黒髪も乱れてるし服も着崩れてて、なんか……」
一夏「…………」ムラムラ
普段とのギャップもあるし、自分の安全を信じ切ってるのか、無防備な寝姿を晒して……)ムラムラ
一夏「……誰も見てねえんだ。ちょっとくらい……」スッ
箒「うぅん……!」
一夏「!」
箒「お父さん……一夏ぁ……」ジワッ
一夏「!!」ズキッ
一夏「箒……!」
箒「はっ!」ガバッ
箒「…………」キョロキョロ
一夏「よ、よう。おはよう」
箒「ゆ、夢だったか」ホッ
一夏「最後の方、なんかうなされてたぜ? 怖い夢でも見たのか」
一夏「どうしたんだ?」ギュッ
箒「父親とおまえが私を見離して去ってしまう夢を見てな……
焦って声を掛け続けるんだが、いつの間にか足元は沈んでいくし、それでまた焦ってしまってな」
一夏「そうか。親父さんはいないけど、とりあえず俺はいるぞ。俺だけで我慢してくれ」
箒「…………」ギュッ
一夏(箒からこんなに抱きついてくるなんて……寂しがりだったのかな?)
箒「一夏……しばらく……こうしてていいか?」
一夏「ああ」
箒「………」ギュウッ
一夏「………」ギュウゥ
一夏「なんかさ、箒も普通の女の子なんだな。芯が強い印象があったけど……
人並に傷付くし寂しい思いもする。でも、当たり前だよな」
箒「私は強くないよ。むしろ人より弱い方だ。他愛ないことで心が揺れる、幼い泣き虫なんだ……」
一夏「寂しがり屋な面もあったんだな……俺もそうだから、箒の寂しい気持ちは分かるよ」
箒「え!?」
一夏「簡単に会長にあしらわれたり、模擬戦で良い機体貰ってる癖に負け続けたりするとな……
強いことを自慢にしてた小学校時代の俺が恥ずかしくなって、それからあの日の強い気持ちがないことに寂しくなってさ」
箒「そ、そんなことはないぞ! おまえは強い男だ!」
こういう気持ちはあんまり他に相談できないんだよ。『情けない』って笑われそうでさ」
箒「一夏……」
一夏「プレッシャーと不安が少しずつ溜まってたんだ。でも千冬姉は俺には厳しいし弱々しいことは言えない。
こういうときは親父にでも相談できればと思うんだけど、それもいないし」
箒「……」ギュッ
一夏「でも、今箒に打ち明けてちょっと楽になった。ごめんな、俺のくだらない話なんか聞かせてよ」
箒「一夏、おまえの両親は行方知らずだったな……」
一夏「ああ。でも、それを負い目に思ったことはないぜ。ありがたいことに友人には恵まれる方だしな」
一夏「!」
箒「ずっと姉が憎かったさ……しかしおまえを見てると、おまえを一緒のときを重ねていくと……
わずかながら憎しみが薄らいでいることに気付いたんだ」
一夏「……うん」
箒「おまえの優しさに再び触れて、私もあてられてしまったのかも知れないな」
一夏「箒っ……!」
一夏「俺たちってさ、家族がいないことが原因で暗い気持ちになることがあるよな。
箒「……」コクッ
一夏「でもそのおかげといったらおかしいけど、弱さに気付けたり、強くなるきっかけができたり……」
箒「必ずしも悪い側面ばかりではない、ということだな。
確かに、今だってお互いの苦しみを分かち合えているしな……」
一夏「家族か……箒……」
箒「?」
ギュウッ!
箒「ん……!」
一夏「支え合っていこうな……!」
一夏「さてと。飯はもう少しで完成するから、ちょっと待っててくれるか?」
箒「いや、私も手伝おう。いつまでもじっとしているというのは退屈だ」
一夏「そっか、悪いな箒」
箒「気にするな。おいしい料理を食べて寂しい気持ちを追い払おう!」
一夏「ああ!」
――――――
―――
―
一夏「よし、門限には間に合いそうだな」
箒「そうか、よかった」
一夏「食器洗いまで手伝わせてちまって、すまなかったな」
箒「いいんだ。御馳走してもらったんだからこれくらいはしないとな」
一夏(箒は洗い方も手際良かったな。やっぱり、箒は良いお嫁さんになるよなあ)
箒「……時間が時間だけに乗客はほとんどいないな、よし」
一夏「どうした?」
トスッ
箒「……」カアァァ
一夏「な、なんだよ。俺の肩に頭を載せて……」
箒「こ、これくらいはいいだろう! 少しは私に楽をさせてくれ!」
一夏「いや、おまえにはいろいろ世話になったから全然構わないんだけどな。
ちょっと驚いちまって」
箒「そうか、悪いかったな……」
箒(心地いいな……こうしていると胸の内に安心感が広がってくる……)
箒「んっ………」
一夏「…………」ドキドキ
箒「すー……すー……」
一夏「寝ちまったよ。家で少し寝たから、却って眠気が増したのかな?」
箒「一夏ぁ……」
一夏「やっぱり寝顔もかわいいな。なんか今は嬉しそうだし」
箒「……すー……すー……」
一夏(こうしてると俺まで嬉しくなってくるなあ……幸福感っていうのかな?
ずっと続いて欲しいな……)
箒「………すー………」
一夏(俺、家で箒が寝てるところを見たとき、襲おうとしたんだよな……
でも今はそんな気がまったく起こらない。それより守ってやりたい気持ちが圧倒的に強い)
一夏(手を出さなくてよかった。寂しがりの箒に一生残る傷を付けてしまう可能性もあったんだ)
いない者の話はよせ!!
箒「……」
一夏「寝たままでいいから聞いてくれよ。俺、今日はおまえと一緒に過ごせて本当に良かった。
たくさんの気付きがあったし、元気づけられて溜めこんでた不安もなくなった」
箒「くぅー……ぅん……」
一夏「ありがとうな……家の中だけでなく、俺の心まで掃除してくれてさ……
そっか、だからおまえの両親は箒って名前を付けたのかな?
人の心の暗部を、きれいに清めてやれる人間になるように」
一夏「……今は凄くおまえが愛しいよ。手を握らせてくれな」ギュッ
箒「…………」ポッ
―――
―
一夏「着いたぞ、箒! 起きてくれ」ユサユサ
箒「んっ……そうか、では行くか」
一夏「おう」
箒「〜〜♪」
一夏(うん……? 嬉しそうだな)
箒「一夏っ! はやく行くぞ!」
一夏「……! ああ。すぐ追いつく」
一夏「箒、おやすみ。今日は迷惑掛けたな」
箒「いやいや、私こそおまえの世話になってしまった」
一夏「また明日だな」
箒「うむ、おやすみ」
バタン
箒「ふふっ……」
鷹月「お帰りなさい。ずいぶん遅かったわね」
鷹月「なにか嬉しいことがあったみたいね。今の篠ノ之さん、自然な笑顔でとても可愛らしいわ」
箒「そ、そうか? そんな顔をしているか?」
鷹月「きっと織斑くんになにかいいこと言われたんでしょう?」
箒「なんと……そこまで見抜かれてしまうのか」
鷹月「良かったわね! 一歩前進じゃない!」
箒「ありがとう、静寂」
鷹月「ふふ、今日はいい夢見れそうね」
鷹月「どういうこと?」
箒「だって、夢より現実の方が喜びに満ちていると感じるんだ!」
鷹月「そうなんだ。よく分からないけど……
じゃあ、いつも篠ノ之さんが抱いて寝てる『一夏ぬいぐるみ』を借りていい?」
箒「そ、それは!」
鷹月「あはは! 冗談よ!」
箒「し、静寂!」
―――
―
〜〜〜〜〜〜〜
一夏「あんまり遠くまで行くなよ」
少年「はい!」
少女「は〜い」
箒「元気いっぱいで嬉しい限りだ」
一夏「ああ。いつまでも続けばいいな」
少女「お父さんとお母さんもこっちに来て遊ぼうよ〜!」
少年「こらっ! 二人とも僕らの面倒を見て疲れているんだぞ!」
一夏「いいよ! すぐ行く!」
箒「ふふ、待っていろ!」
箒「もちろんだ!」
少女「お父さん!」
少年「お母さん!」
アハハハハ アハハハ ハハハ………
〜〜〜〜〜〜〜
一夏「ぅ……ぅう〜む……」ムクッ
一夏「ふあぁぁ……夢か、いい夢だった。もっと見たかったぜ」
一夏「でも………」
一夏「どうぞ」
ガチャ
箒「朝の稽古に行くぞ!」
一夏「ああ!」ニコッ
箒「ふふっ」ニコッ
一夏(現実だって捨てたもんじゃないってことに気付いたから、そんなにがっかりしてねえんだ)
箒「すぐ準備をしろ!」
一夏「ああ!」
おしまい
見てくれた皆、ありがとう
ちゃんとお付き合いしだした後の二人とかも読んでみたいのう
おつおつ。良いほのぼの感
Entry ⇒ 2012.05.31 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
一夏「安価で女の子の機嫌を取る!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1335091611/
一夏「ここらで挽回しないと命が危ぶまれるからな」
一夏「まずは>>5に会いにいこう」
一夏「思えばラウラほどではないにしろ、初対面の印象は悪い方だったからなぁ」
コンコン ハーイ
一夏「セシリアいるかー?」
セシリア「い、一夏さんですか!? 急にどうされましたの?」
一夏「ちょっとな、部屋に入ってもいいか?」
セシリア「どうぞどうぞ、入ってください!」
セシリア「あ、あのう、一夏さん?」ソワソワ
一夏「なんだ?」
セシリア「今日はどのようなご用件でこちらへ?」
一夏「ああ、>>13」
セシリア「え? わ、わたくしの手料理をシャルロットさんに? どういうことですか?」
一夏(いきなり何言ってんだ俺ーー!)
一夏「い、いやぁ、これにはわけがあってだな?」
一夏 >>20
1.「お前の飯がまずいからシャルに教わってこい」
2.「シャルとご飯でも食べようと思ってたんだ」
GJ
一夏「だからさ、おすそ分けってことでシャルに渡せばみんな幸せだろ?」
一夏(はい逝った、俺の胃袋逝った!)
セシリア「いいい一夏さん!? ラブラブだなんて、そんな……///」キュン
セシリアの好感度が上がった
一夏「そういうわけだから、料理作ってもらえないかな?」
セシリア「喜んでお作りいたしますわ♪」
一夏「いや、奇跡が起きてうまい飯が食えるかも……ねーよ」
一夏「セシリアが料理作ってる間に誰かと時間潰してくるか」
一夏「お、あそこにいるのは>>31」
束さんに白式を(最終回に出てきた)女の子にしてもらう
束「おやおや〜? いっくんだー!」
一夏「こんなところで奇遇ですね」
束「んー、箒ちゃんに会いに来たんだけどね? なかなか見つからないんだよね〜」
一夏「そうでしたか、もしよければちょっと俺と>>39でもしませんか?」
なにしたいんだよwww
一夏(う、視線がどことなく冷たくなった気がする……)
一夏「じょ、冗談ですよ冗談! 束さんならできるのかなーって思って、つい」
束「それはもうお安い御用だね、ちーちゃんがいなければあっという間だと思うよ!」
一夏「さすが千冬姉――ってほんとにできるんですか!?」
束「まあね〜。……ねえいっくん?」
一夏「?」
束「いっくんが本気なら実践してみようか?」
一夏「>>46」
一夏(誰のことだよ! てかどんな奴だよ!)
束「ふんふん、なるほどねー。他ならぬいっくんの頼みだし、ちょっとばかし頑張っちゃおうかな?」
一夏(やる気だーー!!)
束「ではいっくん、私は早速準備してくるよ!」
一夏「え、ちょ、たb」
束「用意ができたら呼びに行くからね! じゃーねー」タタタタタッ
一夏「」
束の好感度が??した
一夏「束さんのことだから今日中にまた会えるだろ。その時までに考えておこう」
一夏「もう少し時間潰してくるか。>>56のところに行ってみよう」
あと原作4巻まで読んでる途中だから簪よくわからんけどいいかね? 無口キャラだっけ
原作でしか出てないキャラだったと思う
簪「あ……一夏」
一夏「突然悪いな、邪魔だったらすぐ出て行くけど」
簪「別に……どうしたの?」
一夏「ちょっと暇でな。>>68しようぜ」
一夏(さっきから死亡フラグだらけじゃねーか!)
一夏「ま、まあな! あの千冬ね、織斑先生から一本取れたら大したものだろう?」
簪「……」
一夏「馬鹿なこと言ってるように思ってるだろうけど、ちょっと手を貸してくれないか?」
簪「一夏のお手伝い?」
一夏「ああ、蹴るのは俺だ。お前はサポートでいいから、ちょっと付き合ってくれ」
簪「つ、つきあ……///」ポッ
簪の好感度が少し上がった
一夏「よし、じゃあ付いてこい!」
一夏(ええいヤケだ!)
簪(……一夏)
一夏(なんだ?)
簪(私は何をしたらいいの?)
一夏(そうだな、囮になってくれたらいい。単純だけど、織斑先生に話しかけてきてくれ)
一夏(その隙に俺がやってやる)
簪(……わかった)トテトテ
一夏(そろそろかな。気配を殺して……)
一夏(いまだ!)
>>81
1.防がれる
2.まさかのクリーンヒット
なにやったらそうなるんだよwww
ズガアアアアアンッ――!!!
千冬「がっ――!」
簪「……!」ビクッ
一夏「一夏くん、相手のゴールネットを突き破りましたー!」
一夏「もの凄い威力です……」
一夏「ってキャプツバごっこやってる場合じゃねぇ! 大丈夫か千冬姉!」
千冬「く、一夏……貴様っ――」
一夏「うわー!! ごめんなさいごめんなさい!! てっきり軽く防がれると思ってたんだ!」
千冬「言い訳はあとだ、まずは、抜けッ……!」
一夏「>>92」
千冬「ぐあっ! い、一夏、何を――」
一夏「今までの暴力の分、きっちり返させてもらうぜ千冬姉!」
一夏「うおおおおおおおおおおおお――」
千冬の好感度がかなり下がった
簪の好感度が下がった
一夏(まあ千冬姉のことだ、明日には元気になってる、よな?)
一夏(そろそろセシリアのところに行こう)
セシリア「お待たせいたしました! 料理はできてますわ!」
一夏「そうか、ちょうどよかったみたいだな」
一夏(見た目は大丈夫そうか……?)
セシリア「ところで一夏さん、せっかくですので他の方にも味わっていただきませんか?」
一夏「え?」
セシリア「わたくし達の愛でできた料理を、シャルロットさんにだけ召し上がって頂くのは勿体ないですわ!」
一夏「あー、>>104」
セシリア「そ、そうですわね。ふふっ、わたくし達の愛を生徒のみなさんに……♪」
セシリアの好感度が少し上がった
一夏「じゃあ俺はシャルを呼んでくるから、セシリアは食堂に少し置いてきたらどうだ?」
セシリア「わかりました! では後ほど、一夏さん♪」
一夏(さて、シャルを呼ぼう)
>>114
1、電話
2、部屋まで呼びにいく
――――
――
一夏「シャルー、いるかー」コンコン.........ガチャッ
ラウラ「嫁か。シャルロットに用事でもあるのか?」
一夏「まあな。シャルいないのか?」
ラウラ「今はな。急ぎの用事であれば、シャルロットは今頃>>121にいると思うぞ」
ラウラ「先程向かったばかりだ。追いかければ間に合うと思うぞ」
一夏「そっか、サンキュー。あれ、でもラウラは何してたんだ?」
ラウラ「私がどうかしたのか」
一夏「お前がいるのにシャル1人で飯食いに行くって珍しいなと思ってさ」
ラウラ「……そうだな。今私は>>128をしていて手が離せなかったから仕方ない」
ラウラ「まあ、クラリッサに勧められてな。これも社会勉強の一環らしい」
一夏(ドイツ軍って暇なのか?)
ラウラ「そうだ、嫁もやらないか? 金さえ積めばすぐ私のキャラのレベルに追いつくぞ」
一夏「ちなみにそれってどういうゲームだ?」
ラウラ「>>136」
一夏「」
ラウラ「私のレベルでようやく一晩に5人孕ませられるのだ」
ラウラ「今はスキルをあげて『くやしい、でも感じちゃう』と言わせるために戦っていた」
一夏(何と戦うんだよ!)
一夏「そ、そうか。でも俺PC持ってないし、今急いでるからまた今度な」
ラウラ「そうか……気が向いたら私に言うのだぞ?」シュン
ラウラの好感度が少し下がった
一夏「それじゃあシャルを探してくる」
ラウラ「ああ、またな」
?(>>145)「試食品? 美味しそう――」パクッ
セシリア「お昼時ですものね、シャルロットさんがまだお昼を食べていなくてよかったですわ♪」
シャル「……ねぇ一夏、どうして僕はセシリアの部屋に連れてこられたの?」
一夏「ちょっとな、セシリアの作った料理を食べてみてほしくて」
セシリア「一夏さんのリクエストですの♪ わたくし達の愛をあなたに召し上がって頂こうって♪」
シャル「へー、そーなんだー。ふうん……」
一夏(う、シャルの視線が明らかに冷やかだ……)
シャルの好感度が下がった
シャル「まあいいけど。変なものじゃないよね?」
セシリア「そんなはずはありませんわ! 一夏さんのために腕によりをかけましたもの!」
シャル「……ばか一夏。もういいよ、いただきます」パクッ
シャル(これは……>>155)
セシリア「ちょ、突然何を仰いますの! そんなはずがありませんわ!」
シャル「じゃあ一夏、これ食べてみなよ! セシリアとの愛なんでしょう?」
一夏「青酸カリって、そんな大げさな……あれってアーモンドみたいな臭いがするんだろ?」
一夏「……」スンスン
一夏(oh...)
一夏「……これ、食堂に置いてきたんだよな?」
セシリア「そうですけど、青酸カリだなんt」
一夏「ちょっと俺食堂行ってくる!」 ガチャッ バーン!
一夏(よし着いた! なんだ、人だかりができてる?)
一夏「まさか……! あそこに倒れてるのって鈴じゃないか!」
一夏「鈴! どうした鈴! おい、目を開けてくれ!」
一夏「鈴ーーーー!!!」
>>165
1.急いで医務室へ
2.実はただの死んだふり
てめぇの血は何色だぁぁぁ
よく見ろ、まだ死んでないぞ
悪かった
素直でよろしい
一夏「……え? 鈴? 大丈夫なのk」
鈴「いいから、そのままあたしを抱っこしてここから離れなさいよ馬鹿」ボソボソ
一夏「お、おう」 オレ、イムシツツレテイキマス! キャーオリムラクンカッコイイ! ガヤガヤ
鈴「ここなら人気も無さそうね。さて、一夏? なんであんなものが食堂にあったのかしら?」
一夏「そ、それはだな……」
鈴「あんなもの作れるのセシリアしかいないでしょ? あんたまた女の子たぶらかして何してんのよ」
一夏「くっ……ごめん。まさかこんな劇薬が出来上がってたなんて思わなかったんだ」
鈴「あたしはともかく、他の子が食べてたらどうなってたかしらねぇ」
一夏「悪かったよ、これは俺の責任。……ごめんな」
鈴「ま、まあ>>178してくれた許してあげてもいいけど?」ゴニョゴニョ
鈴「ああ、あとで教えるからまずはセシリアのところに行くわよ! まったく、どうしてくれようかしら?」
一夏「なんだ、元気そうだな。それじゃあそろそろ抱っこしなくても平気か?」
鈴「ふぇっ? あ……そうだった///」カァーッ
鈴「だ、だめよ! 一夏のせいでもあるんだから、このまま連れてきなさい!」
一夏「そう言われると弱いな……ほら、暴れるなよ?」
鈴「う、うん……(お姫様だっこ、お姫様だっこ♪)」
鈴の好感度が少し上がった
シャル「ある意味才能だよね、これ……」
鈴「お花畑が見えたわよ、もう」デレー
一夏(心なしか幸せそうな顔してるな鈴、なんでだ?)
一夏「ま、まあその辺で許してやってくれ。セシリアも悪気はなかったんだ、きっと」
セシリア「反省してますわ……」
鈴「ま、あたしはもう気にしてないけどね。一夏、あんたの部屋でさっきの話の続きしましょ?」
一夏「ああ、おちb」
鈴「シーッ!」
シャル「……、待って一夏。僕には何もないの?」
一夏「え? あ、ああそうだな。鈴ばっかりじゃ不公平だもんな」
シャル「そうだよ。>>190とかしてほしいなぁ」
シャル「サッカーの方ではないかな。えっと、すぐ終わるからさ、だめ?」
一夏「わかった。じゃあ鈴には先に俺の部屋に行かせておくよ」
ワイワイキャピキャピ キャッキャウフフ アーオリムラクンダー サッキカッコヨカッタヨネー
一夏「周りの視線を感じる……」
シャル「この辺でいいかな。さあ一夏、僕に向かってタックルしてきてね」
一夏「なあシャル、なんでそんなことさせたがるんだ?」
シャル「いいから早く。全部一夏が悪いんだからね?」
一夏(仕方ないか、女の子にタックルとか気が引けるけど)
一夏「それじゃあ、いくぞ!」
ドンッ!
一夏「うわっ!」 ドテーン
一夏(こ、これは――)
一夏(もしかしなくても、俺がシャルを押し倒してるかのような構図になってる!?)
キャー! オリムラクンガデュノアサンヲオソッテルワー! ソコニシビレル、アコガレルゥッ!
一夏「うわぁ、みんなこっち見てる! 今どくからなシャr」キュッ
シャル「も、もう少しだけ……もう少し、ね?///」
一夏(まさか俺を性犯罪者にしたてるつもりなのか、シャルーー!)
シャルの好感度がかなり上がった
好感度
鈴「おそーい! シャルロットと何してたのよ!」
一夏「なあ鈴、俺はもうこの学園にいられないかもしれない」
鈴「は? それよりさっきの話なんだけど、その……///」
一夏「ああ、おちビンだっけ。どうすればいいんだ?」
鈴「まずは……一夏が服を脱ぎます」
一夏「」
鈴「うん、そうそう。もっと腰使って?」
一夏「こんな感じか?」バチーン
鈴「あふっ、そ、そうね。もっと力を込めて」
一夏「……なあ鈴」バチコーン
鈴「ひゃんっ! な、なによ?」
一夏「どうしてこんなことさせるんだ?」ズバーン
鈴「んくっ// そ、それくらい自分で考えなさいよ!」
一夏(鈴にはこういう性癖があるってことか?)
鈴(ふ、ふふっ、こんなことされちゃったら、一夏には責任取ってもらわないとね!)
一夏「なあ、もういいか?」バチバチーン
鈴「あはぁっ/// も、もうちょっと……」ゾクゾクッ
鈴の好感度がかなり上がった
一夏(こんなんで機嫌なんて取れるのか?)
trrrrrrrr trrrrrrrrr
一夏「ん? 誰かだろう」 pi
束『やっほー! いっくんいっくん、IS学園潰しのことなんだけどねー?』
一夏(忘れてたーー!)
束『準備ができたから>>211まで来てくれるかな?』
今はイオンに変わっちまってるよ!
束『そうだよ、学園内にいたら巻き込まれちゃうからね〜』
一夏(それはそうとなぜジャスコ?)
束『それとね? いっくん言ったよね、学園を潰さないと守れない人がいるって』
一夏「ええと、たしか、はい」
束『先にジャスコで待ってるから、いっくんの大事な人をちゃんと連れてきてね!』
一夏「あ、あの束さん?」
束『じゃーねー♪』
『ツー ツー ツー』
一夏「切れちまった。と、とりあえずジャスコに行かないといけなさそうだ」
一夏(俺の大事な人か……>>222ならとりあえず一緒にきてくれるかな?)
trrrrrrrrr trrrrrrrrr trrrr pi
弾『おう、一夏か?』
一夏「よう。悪いけど蘭にかわってもらえるか?」
弾『はあ? い、いいけどよ、変な真似すんなよ?』
ナーニーアニキー エッイチカサン!? ハヤクカセッ!
蘭『い、いいい一夏さん!? どどどどうしたんですか!?』
一夏「急に悪いな。実は頼みたい事があるんだけど――」
一夏「学園潰すために一緒に来てくれなんて言われて困惑してたしなぁ」
一夏「あまり束さんを待たせるのも怖いし、時間をかけてられないな」
一夏「今日の様子で俺と一緒に来てくれそうな人……>>229」
一夏(ほんとにIS学園潰されても困るしなぁ、あの人ならやりかねないし、なんとかごまかそう)
一夏「よし、急いでジャスコに行くぞ! ……というか今ジャスコなんてあるのか?」
IS学園付近、ジャスコ店内
一夏「探せばあるもんだなぁ」
束「――っくーん、こっちこっち〜」
一夏「束さんの声だ。行ってみよう」
束「あれ? いっくん1人で来たの?」
一夏「じ、実は俺の大事な人は束さんだったんだ……」
束「私? へー、いっくんが私を、ふーん」
一夏(おかしいな、笑顔のはずなのに目が笑ってない気がする……)
一夏「え? あ、はい……そう言われるとそうですね」
一夏(言われなくても変なことしかしてないぞ今日の俺!)
束「いっくんの事は私も好きだよ? でもね、どうしてちーちゃんにはあんな酷いことしたのかなぁ」
一夏「あれは、その――」
束「それに箒ちゃんとは今日一回も会ってないよね。いっくんはちーちゃんも箒ちゃんも嫌いなのかな」
一夏「う……」
束「いつもの優しいいっくんはどこにいっちゃったんだろうね? それとも君はいっくんじゃないんじゃない?」
一夏「た、束さん?」
束「そんないっくん、いや、君に学園潰せなんて言われても、はいそうですかーってなると思う?」
束「ちーちゃんが大好きなはずの君はどこにいるんだろう?」
束「箒ちゃんが一番大切に想ってる君はどこへいっちゃったのかな?」
一夏「……」
一夏「どういう、意味ですか?」
束「んー、やっぱりナノ単位まで分解してみればわかるんじゃないかな?」 ガシッ
一夏(! しまった、束さんの移動型ラボか! アームに身体を拘束されちまってる!)
束「優しかった君なら、こんなところでIS使うわけにもいかないよね? ねー♪」
一夏「く、くそっ! 待ってくれ束さん! 俺はそんなつもりじゃ――」
束「うーん、でも万が一暴れられたら困っちゃうな。ちょっと薬で眠っててね」 プシュッ
一夏(な、なんだこれ! まさか催眠……ガス…………?)
束「君のことは隅々まで調べてあげるからゆっくり眠ってるといいよ」
束「なにせ私は天才だから。この程度夕飯前なのさっ」
束「まあ、私がいかに天才だったとしても」
束「分解したら元に戻せないけどね」
安価とか伏線?とか全部回収したからゆるしてヒヤシンス
そんなわけでシャルを無理やり高くあげたのは正直すまんかった
モッピーエンドとか観たかったな、箒じゃなくてモッピー
一夏「なんだか全身がスースーする。悪い夢でも見たのか俺は……」
一夏「そ、それより大事な人を連れていくって約束だったな!」
一夏「俺と一緒に来てくれそうな人は……>>272」
のほほん「ほえ? おりむーそんなに急いでどうしたのー?」
一夏「はあっ、はあっ……ごめん、ちょっと俺の話を聞いてくれないか?」
のほほん「いいよ〜♪ なにかななにかな〜?」
一夏「ああ、実は束さんに――」
一夏「というか俺の話が理解できてなかったんじゃないか?」
一夏「まあ、いきなりあんな話されてから俺についてきてくれなんて言われてもな……」
一夏「っと、まずい。束さんを待たせるわけにはいかない!」
一夏「誰かを探すのは>>281で最後だ」
一夏「くそっ、どこにいるんだよ……箒」
一夏(もう時間がない。俺一人で行くしかないのか)
一夏「ちくしょう……!」タッタッタッタッ
束「おやおやいっくん、そんなに慌ててどうしたの?」
一夏「うわっ! って、束さんか……」
束「束さんだよ〜♪ それよりもいっくん、ここへは1人で来たのかな」
一夏「……すみません。大事な人なんてわからなくて」
束「そうなんだ。じゃあ、いっくんにはあの学園にいる必要はないみたいだね」ポチッ
一夏「た、束さん? 今何か、変なことしませんでした?」
束「これのことー? いっくんも押してみる?」
一夏「いや……それよりも」
「それ、何のボタンなんですか?」
「んー? これはね――」
もちろんその事を知っているのは、俺と束さんだけになる。当然だ。
どこの国の仕業か、どこの機構の陰謀か。世界は揺れに揺れ、治安は乱れに乱れた。
俺は今や、どこの軍事組織からも狙われる身へとなってしまった。
それはそうだ。俺はどこの国の候補生でもなかったのだから。帰る場所などどこにもなかった。
力はより強い力を恐れ、俺と白式を求めての争奪戦は、いつからか織斑一夏の殲滅へと変わっていった。
時折、思う。今もどこかで俺を笑いながら見てるであろう天才は、この世界をどう思っていたのだろう。
こんな簡単に世界を2度も変えてしまった天才のことなんか、俺には理解できないかもしれない。
そう、俺には――
「あーあ、また退屈になっちゃったなぁ」
一夏・BADEND
やり直しはもうないのかい?
1.セシリア
2.鈴
鈴「ん、一夏? あたしに何か用?」
一夏「今から大事な話をする。よく聞いてほしい」
鈴「ちょ、い、いきなり何言いだすのよ馬鹿一夏!///」
一夏「いいから聞いてくれ。IS学園の命運がかかってるんだ」
鈴「……はあ? ねえ、あんた何言ってるの?」
一夏「いいから聞けって。まずは今からジャスコに行くぞ」
鈴「ジャスコ? ジャスコなんてまだ残ってたっけ」
一夏「ある、はずだ。そこで束さんが待ってる」
鈴「ますますわけがわからないわね。ま、まあ、あたしと出かけたいってならついてってあげるわよ?」
一夏「よし、それじゃ来てくれ!」ガシッ
鈴「あ……(手、繋がれてる……)///」
一夏「わからない。けど、束さんのことだからひょっとしたらと思って」
鈴「あー、あの人ならやりかねなさそうよね。何か変だし、IS作るような天才だし……」
一夏「そうだ。だから、束さんの言う通りにしてお前を連れてきたんだ」
鈴「それって、その……一夏の大事な人、のこと?」
一夏「ああ。お前なら来てくれると思ってな。……嫌だったか?」
鈴「い、嫌なわけないでしょ! あんたがあたしを頼ってくれたんだもん」
鈴「嫌なわけ、ないじゃない」
一夏「そっか。ありがとな」
鈴「//// この話はもうおしまい! ほら、あれがジャスコなんじゃないの?」
一夏「そうみたいだな。中に入って束さんを探そう」
一夏「そうみたいだ。っ、束さーん」
束「おー、いっくんさっき振り〜! それと、この人誰?」
鈴(うわっ、本気でどうでもよさそうな扱いね……あたし候補生なんだけど)
一夏「俺の大事な人だよ。一緒に来てもらった」
鈴「一夏……///」
束「そっかー。ふーん、この人がね〜。おっぱい小さい子が好みなの?」
鈴「ぶはっ!!」ゲホッゲホッ
一夏「なんですか?」
束「今もいっくんはIS学園を潰したいと思ってる? その子と一緒に過ごしたIS学園を」
束「私もあんまり勝手なことするなってちーちゃんに怒られちゃうからね〜」
一夏(千冬姉に怒られるだけじゃ済まないだろ!)
束「それで、どうするの? もし潰せるものなら、潰したい?」
鈴「一夏、よく考えなさいよ。あたしはあんたが決めるなら大人しく従うから」
一夏「……。俺は、>>319」
1.IS学園を潰す
2.そんなことできない
3.
鈴「俺はそんなことできない、だっけ? あの時あんたが言ったの」
一夏「そりゃそうだろ。もし束さんが冗談のつもりだったとしても、そんなこと口が裂けても言えるかってんだ」
鈴「ふーん。じゃあさ、他に理由はないの? 潰れたら困る理由っていうか」
一夏「いろいろあるけど、真っ先に考えたことならあるぜ」
鈴「なによ、言ってみなさい。聞いてあげようじゃないの」
一夏「……お前と」
鈴「……えっ?」
一夏「いや、何でもない。さーて腹減ったな、料理という名の青酸カリじゃなければ何でもこいだ」
鈴「ちょっと、続きは? 今なんて言おうとしたの! ねえ!」
一夏「何でもないよ。ほらっ、先に食堂行ってるからな!」
鈴「あ、ちょっと待ちなさい、一夏! 待ちなさいってば、いちかぁぁぁ――――」
鈴・GOODEND
気が向いたらまた安価スレやろうかね、今さらISハマっちまって色々つらい
読んでくれた人と安価してくれた人乙乙。おやすみ
IS学園潰すなんて出たから束さんラスボスになっちゃった
次回も期待してるぞ
Entry ⇒ 2012.04.26 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
一夏「俺がホモだという風潮」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1334459983/
一夏「でもホモじゃないなんてどうやって証明したらいいんだ?」
一夏「>>25に相談してみるか……」
――
―
ラウラ「どうした嫁よ、急に呼び出したりして」
一夏「折り入って相談したいことがあるんだ」
ラウラ「そ、そうか。一夏に頼ってもらえるとは夫して鼻が高いな」
ラウラ「それで、相談とは何のことだ?」
一夏「実はな……」
ラウラ「むう……なかなか難しい相談だな」
ラウラ「>>32をすればいいんじゃないか?」
一夏「なん……だと……?」
ラウラ「嫁はまだホモではないからホモの烙印を押されるのが嫌なのだろう?」
ラウラ「ならば、ホモになってみて実際にどう感じたかを経験するのは悪くないと思うのだ」
一夏「食わず嫌いはいけないってことか……」
一夏「言われてみればそうかもしれないな。参考にするよ」
ラウラ「うむ。またいつでも私を頼ると良いぞ」
――
―
一夏「とは言っても、これで解決ってわけにはいかないよなぁ」
一夏「もう少し意見が欲しいな」
一夏「>>41にも相談してみよう」
――
―
一夏「あ、千冬姉。探してたんだ」
千冬「一夏か。私に用事か?」
一夏「用事っていうか相談事があるんだけど」
千冬「ほう、言ってみろ」
一夏「実は……」
千冬「何かと思ったらそんなことか、下らん」
一夏「俺にとっては大事なことなんだよ!」
千冬(この学園にいて気にする必要があるのか?)
千冬「わかったわかった、答えてやろう。>>49だ」
一夏「……え?」
千冬「わからんのか? いつでも受け入れ態勢を作っておけということだ」
一夏「」
千冬「お前は鈍いの一言では尽くせないほど鈍感だからな、突然襲いかかられることもあるだろう」
千冬「そんな時、心に傷を負わないように身構えておけと言っているんだ」
一夏「で、でもそれホモと何も関係ないんじゃ……」
千冬「馬鹿を言うな。ここをどこだと思っている?」
一夏「IS学園、だけど」
千冬「つまりお前がここにいる間、お前を襲うような不貞の輩は女しかいないということだ」
一夏「!!」
一夏「そうか……ここで誰かに襲われてしまえば、俺のホモ疑惑もなくなるんだな!」
千冬「まあ、お前に万が一そんなことをしでかす奴がいたら」
千冬「この学園にいられなくしてやるがな」
一夏「」
千冬「ではな。あまり下らないことで悩むんじゃないぞ」
――
―
一夏「よく考えればホモ疑惑がなくなってもM疑惑が浮上しそうだなこれ……」
一夏「もっと建設的な意見が欲しい」
一夏「>>59にも聞いてみよう」
trrrrrrrrrrr pi
弾『もしもし、一夏か?』
一夏「突然悪いな。弾に相談したい事があるんだ」
弾『おう、珍しいな。女の悩みじゃねーだろうな?』
一夏「ばーか違うよ、実はな……」
弾『え、お前ホモだったの?』
一夏「違う! 人の話はちゃんと聞けよ!」
弾『冗談だよ、冗談。とはいっても、お前にしてはナイーブな悩みだな』
一夏「まあな。……なぁ、何か良い方法教えてくれよ」
弾『そうだな……>>66』
一夏「」
弾『俺さ、お前が女に対して異常なまでに鈍感な理由がようやくわかったんだよ』
弾『お前ほんとは男にしか興味がなくて、わざとやってるんだろ?』
一夏「」
弾『だったらさ、いっそ俺とくっ付いちまえば平和に――』
pi
一夏「あいつに聞いたのが間違いだった……」
一夏「千冬姉の言う通り、身構えておく必要があるのかもしれない」
一夏「……」
一夏「>>75に相談してみよう」
――――
おっすおっす弓弦です。
最近は桜が咲き始めましたね。
でもまた明日から気温がぐーんとさがるらしいですね。
さてと、仕事ですがいくつか順番に片付けていっています。
仕事あきらかにいれすぎたので反省しよう。
これとか全部片付いたら、またいろいろやらないといけないんですけどね……
今年もすでに超忙しいけど、来年はさらに忙しくなるので、
今年のうちにできるだけ書きだめしておかないといけないけど、
そのためには今年の仕事を早く終わらせないといけないわけで……うーん。
忙しい!
今はただただそんな感じです。
それじゃーまたねー。
――――
一夏「……」
一夏「何の仕事で忙しいんだろう。IS続刊出るのかなぁ」
一夏「ってホモと関係ないな、>>82に相談だ」
あのさぁ…
trrrrrrrrrrr pi
バナージ『……もしもし』
一夏「突然すまない。俺は織斑一夏って言うんだけど」
バナージ『どうして君は俺の番号を』
一夏「そんなことより相談に乗ってくれないか? 他人の意見も聞いてみたいんだ」
バナージ『俺に聞かれてもな……』
一夏「頼むよ、声が似てるよしみでさ」
バナージ『しかたないな。>>88』
一夏「そうなのか? わかったぜ。突然知りもしない相手の相談に乗ってくれてありがとな」
バナージ『別にいいさ。それじゃ切るぞ』
一夏「おう。じゃあな」 pi
一夏「さて、>>94だったな……」
一夏「のほほんさんちょうどいいところに!」
本音「どうしたのー? わたしに何か用事ー?」
一夏「実は相談したい事があって……」
本音「んーー、おりむーも大変なんだねぇ。いいこいいこー」ナデナデ
一夏「難しい問題なのは承知で、頼む! バナージのお墨付きなんだ!」
本音「バーナビー? まあいいやぁ、えっとねー>>105」
胸の無い千冬の完成だな
一夏「はい?」
本音「だからねぇ、おりむーが女の子になればぁ、男の子からアプローチされてもおかしくないでしょー?」
一夏「女装しても中身は男のままだよ!」
本音「んー? でもおりむーなら女の子の服似合うと思うなぁ」
一夏(話が通じてない……!)
一夏「ま、まあ参考にはしてみるよ。ありがとな」
本音「えへへー♪ おりむーが困った時はぁ、いつでも呼んでねー?」
――
―
一夏「これじゃ女装癖を疑われちまう……ホモじゃなくて変態扱いされるんだろうな」
一夏「結構相談に乗ってもらえたし、一旦部屋に戻って整理してみるか」
一夏(本末転倒な気もしなくはないけど、未知の世界に足を踏み入れることも大事……なのか?)
一夏(千冬姉からは尻穴をほぐしておけって言われたっけ)
一夏(解決策にはなってないけど、なんだか凄くためになったな。まさか弾がホモだったとは……)
一夏(弓弦イズルは仕事してくれ。ああ、仕事はしてるんだっけ)
一夏(バナージには悪いことしちまったな、でもおかげでのほほんさんから意見を貰えた)
一夏(にしても女装か、最悪ホモで女装好きって思われるんじゃないか?)
一夏(くそっ、俺はどうしたらいいんだ!) >>116
1、ラウラの意見を取り入れてみる
2、千冬姉の助言を心に刻む
3、のほほんさんに女装を手伝ってもらう
4、自分で意見を出してみる(その場合は>>121)
一夏「うわっ! なんだお前、どこから出てきやがった!」
モッピー「モッピー知ってるよ。一夏がホモって思われてて悩んでること」
一夏「どうしてそれを……」
モッピー「モッピー知ってるよ。一夏はもうモッピーにメロメロだって」
モッピー「モッピーも、一夏のことが大好きだよ」
一夏「モッピー……」
モッピー「モッピー知ってるよ。次に一夏は俺と付き合ってくれって言うって」
一夏「俺と付き合ってくれ! ……はッ!」
モッピー「一夏のことは何でも知ってるよ。モッピーのことも一夏に何でも知ってほしいよ」
一夏「ああ、俺もお前のことを知りたい。これからよろしくなモッピー!」
エンダアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
モッピーエンド 終
一夏「何か悪い夢を見ていた気がする……なんだあの生き物」
一夏「それより誰かに相談してみよう>>147」
安価ならラウラ
一夏「お、いたいた。ラウラー、ちょっと待ってくれー」
ラウラ「嫁の声? む、どうした一夏」
一夏「お前に相談したい事があるんだよ」
ラウラ「私にか。いいぞ、力になろう」
一夏「実はな……」
一夏「そうなんだよ。だから見返してやりたいんだ」
ラウラ(嫁は誰と戦っているんだ?)
ラウラ「ふむ、ならば>>154」
一夏「え?」
ラウラ「何度も言わせるな! だから、私と……ゴニョゴニョ」///
一夏「悪い、はっきり言ってくれ。何だって?」
ラウラ「わ、私と付き合えと言っている!」
一夏「」ポカーン
ラウラ「だから、その……えっと、つまり……そういうことだ」
ラウラ「私としても、一夏と付き合えるなら本望というか……」
ラウラ「一夏のことが……す、好きだから……っ」
ラウラ「そういうことなのだ!」
――シーン..――
一夏「……そっか」
ラウラ「……」
一夏「ごめんな、お前の気持ちに気付いてやれなくて。俺もラウラのこと――」
ラウラ「私のこと……?」
一夏「好きだよ」
エンダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
ラウラエンド 終
一夏「さすがに何度も夢落ちするのはきついだろ……」
一夏「>>165に相談するか」
鈴「何寝ぼけてんのよ、ほら起きた起きた!」ツネー
一夏「いでで、もう起きてるよ」
鈴「それより人の名前呼んでおいて何よ? 用事でもあるんじゃないの?」
一夏「まあな。ちょっとお前に相談したい事が――」
一夏「ちげーよ! ったく、相談相手間違ったぜ」
鈴「冗談よ冗談、なにムキになってんのよ!」
鈴(昔から唐変木のくせに……)
鈴「それで、ホモと思われたくないんだっけ? じゃあ>>178」
一夏「弾か。たしかに……あれっ、一瞬寒気がしたぞ」
鈴「風邪でも引いたんじゃない、いつまでも寝ぼけてるからよ」
一夏「だから寝ぼけてないって。じゃあ俺弾に電話してみるから」
鈴「はいはい、またあとでねー」ヒラヒラ
――
―
一夏「さて弾に電話しよう」
trr pi
弾『よう、一夏か。どうした?』
一夏(出るの早すぎないか?)
弾『ちょ、ボケる前にそういうこと言うなよ!』
一夏「ボケとか求めてないんだよ、なあ良いアイデアないか?」
弾『まあそう焦るなって……そうだな、>>186でどうだ』
一夏「切るぞ」
弾『まてまてまて、話は最後まで聞けっつの!』
弾『お前のことをどう思ってるのか知らねーけどよ、お前がホモだって言いふらしてる奴がいるんだろ?』
一夏「そういうことになるのか? なんかショックだ……」
弾『だから、そういう奴は現場を押さえようとするだろ、理由はどうあれな』
一夏「……かもな」
弾『だからそいつをおびき寄せて、ホモだなんて言わせないようにとっちめるんだよ』
弾『だろ? キスはするけどな』
一夏「何でだよ! その作戦でいけば振りだけで十分じゃねーか!」
弾『お前とキスすれば、お前とキスした俺の唇を蘭がだな』
一夏「ん? 最後よく聞こえなかった、何だって?」
弾『いや、なんでもねぇ! それよりお前のことホモって言いふらしてる奴に心当たりあるか?』
一夏「心当たりか……」
一夏(>>196、かな?)
弾『なにぃ! 鈴ってあの鈴だろ?』
一夏「ああ。お前に相談する前に鈴に相談したんだけど」
一夏「お前と同じボケしてた……。いや、あれは本気で言ってたのかもしれない」
弾『なんてこった……』
一夏「まだ決まったわけじゃないけどな、今のところ一番怪しいのが鈴ってだけで」
弾『それで、どうする? 他に心当たりがいなければ鈴をおびき寄せてみようぜ』
一夏(他に心当たりは――)
>>203
1、いる〈キャラ名〉
2、いない
弾『シャル?』
一夏「ああ、シャルロット・デュノアっていうんだけど」
一夏「ここだけの話だが、あいつ最初は男としてIS学園にやってきたんだよ」
弾『でも男でIS使えるのってお前だけだろ?』
一夏「そうなんだけど……」
一夏(本当のことは黙ってよう)
一夏「わけあって男として入学させられたんだ。でも結構さまになっててさ。全然気付かなかったぜ」
弾『女だけど男前ってことか?』
一夏「そういうわけじゃないけど、先生達すら誤魔化せるほど男っぽく振るまってたんだ」
弾『あー、たしかにそんなこと普通の奴にはできねーよなぁ』
一夏「今となっては女の子にしか見えないけどな。たまに大胆すぎてよくわからないけど」
弾『ふーん。で、他に心当たりはいるのか?』
一夏(>>214)
1、いる(キャラ名)
2、もういない
弾『ぶはっ!!』
一夏「だってキスさせろとかどう考えてもおかしいだろ!」
弾『それを言われちゃ何も言い返せねーけど、俺とお前の仲だろ?』
一夏「そんな仲になるつもりはねーよ!」
弾『まあそう怒るなよ、それでもう他にはいないんだな?』
一夏(流されちまった……)
一夏(>>221)
1、いる(キャラ名)
2、さすがにもういない
一夏「一番怪しいのはお前だけど」
弾『何でだよ! って言えた口じゃあねーわな』
一夏「自覚してるのかよ! で、さっきの作戦だけど本当にやるのか?」
弾『当たり前だろ。今度どこか人気のないところにでも行く素振りを見せて待ち合わせようぜ』
一夏「気が乗らないな……でもしかたない。どこで待ち合わせするんだ?」
弾『>>228でどうだ?』
弾『そうだ。どうせ大した作戦でもないし、怪しいのがお前の同級生ならおびき寄せやすいだろ?』
一夏「たしかにな。……お前ちゃんと考えてるんだな、ホモなのに」
弾『お前今ホモを馬鹿にしたか? まあいい、善は急げだ。作戦は今夜決行な』
一夏「わかった。また夜にかけ直すよ」
弾『おう、じゃあな』 pi
一夏「今夜か……」
一夏「ラウラに初めてを奪われておいて良かったのかもしれないな……」
一夏(みんなの前でさりげなく話題にするか。鈴もシャルもいるし)ソワソワ
シャル「? どうしたの一夏、何か落ち着きがないね」
セシリア「お腹でも痛いのですか?」
鈴「ヘンなものでも食べてきたんじゃないのー?」
ラウラ「そうなのか?」
モッピー「モッピー知ってるよ。一夏は――」
一夏「いや、ちょっとな。きょ、今日は弾と遊びに行く用事ができて」
一夏(自然を装え、自然を……!)
一夏「IS学園の前で待ち合わせしてることになっててさ。男友達と遊ぶのって久し振りだから、つい」
シャル「あー、抜け駆けはずるいよ! 僕も一夏と2人っきりで遊びに行きたいな」
鈴「勝手に話進めないでよ! ……ねぇ、弾に会うならあたしもついてっいっちゃだめ?」
ラウラ「貴様も勝手に話を進めるな! こいつがついてくなら私も行くぞ」
一夏「きょ、今日は男同士水入らずな気分なんだ! 悪いな鈴」
鈴「えー? ま、まあ一夏がそういうんなら仕方ないわね……」
モッピー「モッピー知ってるよ。一夏は弾と――」
一夏「そういうわけだからさ! あーもう夜の7時が待ち遠しいぜ!」
一夏(こんなとこか……?)
弾「待たせたな一夏」
一夏「ああ。こんなに嬉しくない再会は初めてだ」
弾「そう言うなよ、で? どうだ? 怪しい視線とか感じるのか?」ゴニョゴニョ
一夏「それなんだけど……>>244」ゴニョゴニョ
弾「ん? 誰だそれ」ゴニョゴニョ
一夏「とにかくのほほんさんがいる、気がする」ゴニョニョ
一夏(のほほんさんは知らないはずなんだけどな……)
弾「それで、他には?」ゴニョゴニョニョ
一夏「他? ああ、>>250」ゴニョゴーニョ
弾「どういうことだ?」
一夏「俺はシャルと鈴、そしてお前が怪しいと思っていた」
一夏「ところが箒もセシリアもラウラも、そしてのほほんさんまで」
一夏「俺達を監視している――気がするんだ」
弾「男にとっちゃ羨ましいような、羨ましくないような状況だな」
一夏「他人事だと思いやがって。とにかく、この中に犯人がいるのかもしれない」
弾「だな。それじゃあもう少し人気の無さそうなところに移動するか」
一夏「ああ」
ガサガサ
一夏「どうだかな……。それで、本当にするのか?」
弾「キスのことか? 言わせんな恥ずかしい」
一夏「気持ち悪いこと言うな! ま、まずは少しお互いの距離を縮めてみるぞ」
弾「おう……」
??(>>258)「…………」
黛(あれって織斑君だよね? こんな時間にこんな場所で男同士で密会だなんてー!)
黛(……あれ、でもなんで私ここにいるんだっけ?)
黛(えっとー、>>267)
黛(このバレそうでバレない距離感、たまらないね!)
黛(織斑君に気付かれちゃうかなぁ、声が出なければ大丈夫だよね?)
黛(まずは胸から……んっ)
一夏「なあ、誰か近くにいるんじゃないか?」
弾「そうか?」キョロキョロ
弾「暗くてよく見えないし、尻尾を掴むにはまだ早いだろー」
一夏「じゃあ今度は抱きつく素振りだ。いいか、素振りだぞ?」
弾「へいへい」
??(>>275)「…………」
千冬(それも……あれはうちの生徒ではなさそうだ。しかも男だと)
千冬(一夏には厳しく接してしまったからな……私を恐れたが故男に走っても不思議ではないか)
千冬(保護者として見過ごすわけにはいかないが、さてどうしたものか)
千冬(>>283)
千冬(多少無理があるかもしれないが、男装した上で一夏と熱い夜を過ごしてやるか)
千冬(そうすれば私も満足……じゃなかった、一夏も満足するだろう)
千冬(そうとなれば段取りを考えねばな――)ブツブツ
一夏「!?」キュッ
弾「どうした?」
一夏「よくわからないけど、尻が引き締まった……なんだこの殺気にも似た感覚は」
弾「なんだかんだ俺のこと意識してるんじゃねーの?」
一夏「してねーよ! ったく、じゃあ、そろそろ腹を決めるか……」
弾「キス、だな?」
一夏「できれば振りでお願いしたい、ってうわなにするやm」 chu
??(>>301)「…………」
シャル(やっぱり一夏は男の子にしか興味なかったんだね。そりゃ朴念仁にもなるよ……)
シャル(でも、これで僕が男装すればみんなより一夏に近付けるよね?)
シャル(……明日から制服を前のに戻そうかなぁ)ショボーン
シャル(あ、そうだ。証拠をとっておかないとね。これでみんな一夏がホモだって分かってくれるはず)
一夏「」
弾「ふっ、青春の味がしたぜ……」
一夏「」
弾「これで蘭にこのことを話せば……っておい、一夏。あそこ見ろ」ゴニョゴニョ
一夏「お嫁にいけない……」
弾「馬鹿なこと言ってんじゃねぇ、誰だかわからねーけどあいつが犯人っぽいぞ」
一夏「もうどうにでもなーれ」
弾「いっせーのでいくぞ……いっせーの!」
??(>>317)「!?」
弾「鈴じゃねーか!」
鈴「いや、これは、そのー……あはは」
弾「やっぱりお前だったのか! しらばっくれてももう遅いぞ」
鈴「ちょ、やっぱりってなによ! 私はたまたまここを通りすがっただけよ」
一夏「こんな時間にこんなとこまで、何の用でここに来るんだ?」
鈴「そ、それは……>>324」
一夏「怪しい」
弾「怪しいな」
鈴「嘘じゃないってば! た、例えばほら、あそこ見てみなさいよ」
鈴「来る途中に変な音がすると思って覗いてみたら――」
黛「んっ、あっ、はぁっ……ぁ、んんっ//」ビクンビクン
鈴「ね? 今来なきゃあんなのに気付かないわ」
一夏「oh...」
弾「」
一夏「いや、まだだ。お前の話が本当ならここにシャルがいるはずだ」
弾「ふぅ……」
鈴「ほ、ほんとだってば! あ、ほらそこに人影が!」
一夏「ほんとか? あれは――」
一夏「>>337」
鈴「」
弾「往生際が悪いぜ、鈴。観念するんだな」
一夏「さて、このことは千冬姉に相談してみるとするか」
鈴「い、いやあああああああああああああああ!!!!!!!」
こうして俺は、俺がホモだと言いふらしていた真犯人を捕まえることに成功した。
先輩の淫らな性癖を知ってしまったり男友達とのキスといった、尊い犠牲のもとに掴み取った勝利だ。
あの後なぜかすぐ近くにいた千冬姉に鈴を引き取られ、この件は片付いた。
弾との別れのキスさえなければ、何事もなく俺のホモ疑惑は晴らされたんだ。
悩みも解消され、俺は久し振りに気持ちよく朝を迎えることができた……はずだった。
――翌朝
一夏「ん……なんだ、メールが来てる。千冬姉からだ。なぜだか男装してる写メもついてる」
一夏「メールの内容は――」
『今晩ホテルでや ら な い か』
エンダアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアイアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
シャルはなんだったんだ
>>345 さすがに全部は回収できなかった。すまぬ……すまぬ……
安価で書くのって大変なんだな、日付ももう変わりかけてるし
おもしろかった
何か書きためて投下していくスタイルのほうが楽そうだけど
Entry ⇒ 2012.04.16 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (1)
千冬「一夏に甘えてほしい」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333623551/
千冬「昔は「千冬おねーちゃん」っておもいっきり甘えてきたのに」
千冬「時の流れは残酷なものだな」
千冬「私はいつだって一夏に甘えてほしいのに」
千冬「昔のように呼んでもらえないかなあ」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
束「ちーちゃんどうやらお困りのようだね」
束「確かに小さい頃のいっくんはかわいかったなあ」
束「でも天才束さんに任せればこんなの朝飯前」
束「ちーちゃんどんな反応するかな」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
シャル「キャー カワイイー」
ラウラ「でもなんで学園内に子供が?」
セシリア「先生の子供なのかしら?」
千冬「お前ら何朝から騒いでる!」
箒「織斑先生、実は教室に来たらなぜか子供が」
いちか「あ、千冬おねーちゃん!」
千冬「い、一夏!?」
みんな「「「「工工エエエエ(´Д`)エエエエ工工」」」」
シャル「僕はてっきり女の子かと」
ラウラ「私もだ」
ラウラ「しかし、幼馴染のお前がなぜ見抜けないんだ?」
箒「こんなに可愛い一夏を見たのは初めてだ」
箒「それに女の子の服装をしているし」
千冬「まあお前が知らないのも無理はない」
千冬「家ではよく私のお下がりを着せてたからな」
みんな「「「工工エエエエ(´Д`)エエエエ工工」」」
シャル「でも一夏可愛い」
セシリア「何で一夏さんは幼くなってしまったのですの?」
箒「こんなことするのはあの人しかいない」
千冬「ああ、あいつだろうな」
千冬「私だ」
束「はろはろー、みんなのアイドル篠ノ之束さんだよー」
千冬「お前は一夏に何をした!」
束「どーだったちーちゃん」
千冬「何をしたんだと聞いてるんだ!」
束「わかったよお」
束「いっくんには束さんの作った装置で少しの間小さくなったもらったんだ」
束「ちーちゃん、いっくんが昔のようにならないかなあとか思ってたでしょ」
千冬「な、なぜそれを」
束「天才束さんにはそんな事お見通しなのです」
束「そこでいっくんを小さくしてちーちゃんに可愛がってもらおうかと」
千冬「一夏は体が小さくなっただけなのか?」
束「精神的なものもすべて幼くなってるよ」
束「どこかの漫画みたいに見た目は子供頭脳は大人ってわけじゃないから」
千冬「矛盾が生じないのか?」
束「大丈夫だよちーちゃん」
束「そこらへんは束さんがちゃんとしてあるよ」
千冬「それで一夏はいつになったら元に戻るんだ?」
束「明日になったら元のいっくんに戻ってるよ」
束「今日1日いっくんを目一杯可愛がってあげてね」
束「それじゃあねー」
千冬「おい」
ケータイ「ツーッツーッツーッ」
ラウラ「つまり嫁は今日1日はこの状態か」
シャル「可愛い一夏 ぐへへ」
セシリア「それで一夏さんはどうしますの?」
千冬「とりあえずこのまま授業に出てもらう」
箒「大丈夫ですかね?」
千冬「大丈夫だ、一夏はいい子だ」
いちか「なあに、千冬おねーちゃん」
千冬(か、可愛い 今すぐ抱きつきたい!)
千冬(そ、そうじゃなくて)
千冬「一夏、よく聞くんだ」
いちか「わかった」
~~~~中略~~~~
いちか「わけがわからないよお」
千冬(やっぱりわかってもらえないか)
千冬「とりあえず授業の邪魔にならないように静かにしておいてくれ」
いちか「はあい」
千冬(くうぅ、可愛すぎて授業がまともにできそうにない)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ラウラ「とても普段の教官と同じ人とは思えなかった」
セシリア「一夏さんが授業中に泣き出したら抱っこしてあやしていましたし」
箒「泣かしたシャルロットは校庭100周されられてたからな」
ラウラ「それにしてもシャルロットはなぜ嫁に「いちかだお!」って言わせようとしたのだろうか?」
シャル「一夏ちゃん ぐへへ」
3人「……」
セシリア「シャルロットさんは完全におかしくなってしまいましたわね」
箒「そりゃもちろん」
3人「「「2組だから(ですわ)」」」
箒「授業中にほかのクラスに行くのはおかしいだろ」
鈴「どいつもコイツも2組2組って、そんなにあたしをいじめて楽しいの!?」
鈴「あたしだって可愛い一夏を見たかったのに!」
鈴「肉?じゃないわよ!」
鈴「大体それ別のキャラじゃない!」
鈴「まあいいわ、それより一夏は?」
セシリア「さっき織斑先生が散歩に連れて行きましたわ」
箒「ここには禁断症状が出てるやつがいるからな」
シャル「一夏ちゃん ぐへへ」
鈴「……」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
いちか「千冬おねーちゃん」
千冬(一夏と一緒に散歩するのは何年ぶりだろうか)
千冬(小さい頃は近くを一緒に散歩してたのになあ)
いちか「おねーちゃん?」
千冬「な、何だ一夏?」
いちか「どうかしたの?」
千冬「な、なんでもないぞ」
千冬「そうだな」
いちか「ぼくも大きくなったら入れるかな?」
千冬「ああ、入れるさ」
いちか「でも"あいえす"って女の人しか動かせないんだよね?」
千冬「大丈夫だ」
千冬「お前は私の弟だからな」
千冬「そう言う物だ」
いちか「えへへ、ぼくおねーちゃんの弟でよかった」
いちか「大好きだよおねーちゃん」
千冬(だ、大好きだなんて)
千冬「私もだよ、一夏」
千冬「ところでだが一夏」
いちか「なあに、おねーちゃん?」
千冬「さっきのお姉ちゃんたちと遊んでてくれるかな?」
いちか「で、でも」
千冬「どうかしたか?」
いちか「ふえぇ……」
いちか「だってさっきのお姉ちゃん、ぼくになんか言わせようとして怖かったんだもん」
千冬(はあ、デュノアのことか)
千冬(何であいつ、あそこまで壊れてしまったんだろうか?)
千冬「次一夏に変な事したらフランスごとこの世から消し去ってやる」
いちか「ど、どういうこと?」
千冬「一夏は何も心配しなくていいぞ」
いちか「わかったよ」
いちか「でもおねーちゃんもあんまりへんなことしないでね」
千冬「わかったよ、一夏」
千冬(さて、まともに仕事ができるだろうか?)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
鈴「カワイイー」
鈴「この子本当に一夏なの?」
ラウラ「教官に昔の写真を見せてもらったが確かに幼い頃の嫁と同じだった」
箒「確かに一夏だった」
鈴「へえー、一夏ってこんなに可愛かったんだー」
シャル「……一夏ちゃん…… 」しくしく
ラウラ「何でも教官に「次一夏に変な事したらフランスごとこの世から消し去ってやる」とか言われたようだ」
ラウラ「教官なら本気でやりかねない」
セシリア「そうでしたの……」
鈴(そういやシャルロットは深夜アニメをよく見てたわね)
鈴(その中に大学生の主人公が3姉妹と一緒に暮らすってやつがあったわ)
鈴(何か関係するのかしら)
いちか「なあに鈴おねーちゃん?」
鈴「一夏ちゃんは何歳なのかな?」
いちか「5さいだよ」
鈴「そっかー、5歳なんだ」
箒「鈴、一夏に歳なんか聞いてどうかしたのか?」
鈴「いや、なんでも」
いちか「カルタやりたい!」
鈴「カルタかー」
鈴「誰か持ってない?」
ラウラ「ん?カルタなら持ってるぞ」
鈴「何であんたが?」
ラウラ「それに昔教官に嫁は小さい頃からカルタが好きだったと聞いててな」
ラウラ「今度やり方を教えてもらおうと買っておいたのさ」
鈴「そうだったんだー」
鈴(でもなんでドラ○もんカルタなんだろう?)
箒「稽古のあとよくやったものだ」
セシリア「カルタって何ですの?」
鈴「カルタってのはね」
~~~~説明中略~~~~
セシリア「なるほど」
セシリア「で、一番多く絵札をとった人が勝ちなのですね」
鈴「そゆこと」
いちか「わあー」
いちか「ドラ○もんカルタだー」
千冬「一夏はどうだ?」
いちか「あ、おねーちゃん!」
箒「織斑先生仕事のほうは?」
千冬「今終わったところだ」
千冬(一夏が心配でまともに仕事なんて出来る訳がないよお)
千冬(実際、真耶に仕事を押し付けてきたからな)
セシリア「はい、一夏さんがカルタをしたいとのことでして」
千冬「ドラ○もんカルタか、懐かしいな」
千冬(昔はよく二人でやったものだ)
いちか「ねーねー、おねーちゃんもいっしょにやろうよ」
千冬「わかったわかった、ちゃんとやってあげるから」
千冬(甘えてくる一夏が可愛いお)
千冬「それと?」
いちか「あのお姉ちゃんも入れてもいい?」
千冬「いいのか一夏?」
千冬「あいつはお前に変な事言わせようとしたんだぞ?」
いちか「もういいよおねーちゃん」
いちか「ちゃんとはんせいしてるみたいだし」
いちか「それになかまはずれはかわいそうだよ」
いちか「えへへ」
千冬(一夏はこの頃から優しかったんだよな)
千冬(そのおかげかとってもいい子に育ったし)
千冬(ただ唐変木なのはあれだが)
シャル「……どうしたの?一夏ちゃん」シクシク
いちか「いっしょにカルタやろうよ」
シャル「でも僕は君に酷いことをしたんだよ?」
いちか「もういいよ」
いちか「それよりはやくやろうよ」
シャル「わかったよ……一夏ちゃんって優しいんだね」
いちか「えへへ」
いちか「はやく!、はやく!」
千冬「では私が読んでやろう」
千冬「あっという間に『どこ○もドア』で世界旅行」
いちか「どこだー」
千冬(一夏、あれだ!)
ラウラ「はい!」
千冬(ボーデヴィッヒめ……)
千冬(今度はドイツごと消し去ってやろうか……)
ラウラ「たまたま、目の前にあったからな」
鈴「次は負けまないわ!」
シャル「僕だって!」
千冬「次行くぞ」
千冬(一夏!がんばれ!)
いちか「んーと」
箒・セシリア「はい!(ですわ)」
箒「私のほうが早かったぞ!」
セシリア「いえ、私のほうが早かったですわ」
箒「何だと!」
セシリア「何ですの!」
箒・セシリア「ぐぬぬ」
千冬「まあ、二人とも落ち着け」
千冬(お前らなあ……)
千冬「篠ノ之のほうが少し早かったな」
箒「よし!」
千冬(……さすがに日本ごと消し去ったら住む所がなくなるからなあ)
いちか「ぼくも!」
千冬「次ぎ行くぞ!」
千冬(今度こそがんばれ!一夏!)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
千冬「寝ちゃったか」
千冬(あれだけはしゃいだからなあ)
千冬(一夏は負けたけどよく泣かなかった、偉い!)
千冬(一夏に免じてドイツ・フランス・中国・イギリスを消し去るのはやめておくか)
千冬(明日になったら元の一夏に戻るんだよな)
千冬(もう少し一夏に甘えてほしかったお)
いちか「むにゃむにゃ、…大好きだよ…千冬おねーちゃん…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
一夏「ふう、よく寝た」
一夏「あれ、昨日は何してたんだっけ?」
一夏「……まったく覚えてない」
一夏「千冬姉、実は俺昨日の記憶が……」
ゴツン
千冬「学校では織斑先生だ!」
千冬「でも……」
一夏「でも?」
千冬「でも今日は千冬おねーちゃんって呼んでほしいかなって……」ボソッ
一夏「た、大変だーみんな!」
一夏「千冬姉がぶっ壊れたー!!」
ゴツンゴツン
千冬(一夏の馬鹿……)
千冬「馬鹿はほっといて授業始めるぞ!」
一夏「馬鹿ってなんだよ、千冬おねーちゃん!」
千冬(きょ、今日もまともに授業できそうにないかな?)
END
姉はいいものだ
Entry ⇒ 2012.04.06 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
一夏「エイプリルフールだし安価で嘘をつくか」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333257164/
>>5
一夏「おーい、鈴」
鈴「あら一夏じゃない。なんか用?」
一夏「>>12」
鈴「……え?」
一夏「最初は男だと思ってたのに騙されるし」
一夏「危うく機体のデータだけ盗まれそうになったし」
一夏「でも女の子の結束って強いから男1人じゃそんなこと言えないから優しくしてるけど」
一夏「鈴にしか言えないんだ、こんな愚痴」
鈴(こ、これは信頼されている……?)
一夏「それとなく鈴から伝えてくれよ、俺がシャルのことを嫌いだって」
鈴(これでライバルが減った……!)
鈴「分かった、任せなさい」
鈴(一夏はシャルのことを嫌いだったのね)
鈴(いっつもべたべたしてたからそんなことはないと思ってたんだけど)
鈴(あ、いたいた)
鈴「ねぇシャルロットー」
シャル「え? あ、鈴」
シャル「どうしたの?」
鈴「あのね……>>22」
鈴「もう一生顔も見たくないから部屋変えてもらえるように交渉してるんだって~」
鈴(あっ、シャルって同部屋じゃないじゃない。まぁいっか)
シャル「えっ」
シャル「い、一夏が本当にそんなことを……?」グスッ
鈴「ええ。あたしに愚痴ってたわ」
シャル「そ、そんなぁ……」ウルウル
鈴「用はそれだけよ。じゃあね」
シャル「……うわーん!」ダッ
鈴「あっ、ちょっと……走り去ってった」
鈴(よーし、これでライバルが減ったわね)
シャル「いちかっ!」
一夏「お、シャルか。どうしたんだ?」
シャル「い、一夏……僕のこと嫌いって、本当?」ウルウル
一夏「……シャル、今日が何の日だか知ってるか?」
シャル「え? 何かあったっけ……」キョトン
一夏「今日はな、>>30だよ」
シャル「ひっ……」ビクッ
一夏「なぁ……シャル?」ニヤリ
シャル「たっ、助けて、誰かっ……!」
鈴「ヤッホー一夏、伝えてきたわよー……ってシャルロットじゃない」
シャル「り、鈴、助けっ」
一夏「鈴、お前からもシャルに今日が何の日か教えてやれよ」
鈴「今日? 今日って4月1日……はっ、ま、まさか>>36ね!」
鈴「今日は妾の日ね!」
シャル「鈴……ひどい……」グスッ
一夏「ああそうだ、だからお前は出て行け」ゲシッ
パタン ガチャッ
鈴「いたっ! ちょ、何すんのよ、って一夏!? あけなさい!」
一夏「さて邪魔者はいなくなったな」
一夏「シャル、今日が何の日かわかるか?」
シャル「鈴が言ってたけど4月1日……あっ」
一夏「そう、エイプリルフールだ」
シャル「って言うことは……」
一夏「今までのは全部ウソってことだよ」
シャル「一夏……一夏っ!」ダキッ
一夏「おわっ……」
シャル「……>>42」
一夏「おい、シャル、そんなナイフどこから取り出して……!?」
シャル「ふふ……一緒に地獄へ行こう?」ニコッ
一夏「や、やめろ、くるなっ!」
シャル「じゃあ……バイバイ、一夏」
ヒュンッ
一夏「うぐっ……」
一夏「げほ、げほっ」
一夏(み、みぞおちにシャルの頭が)
シャル「僕、一夏のことなんか大嫌い」
シャル「だから一緒に不幸になろう?」ギュゥッ
一夏(……?)
一夏(あ、そういうことか)
一夏「俺もシャルなんか大嫌いだ、だからこれからは2人で不幸になろう」ナデナデ
シャル「……うんっ♪」
HAPPY END
お疲れさんでした
Entry ⇒ 2012.04.02 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
一夏「千冬姉は毎朝一回はキスしないと不機嫌になる」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328406372/
女性客A「ねえ、キスの経験っていつからだった?」
女性客B「うーん、実は15で……初恋の人と」
女性客A「それくらいかあ。私は1年遅かったけど、相手は今何してるんだろうね」
女性客B「何って……私と結婚の準備進めてるけど……」
女性客A「はあ!?今まで続いて、しかも結婚の相手なわけ!?超レアケースじゃん」
千冬(隣客が騒がしいな)
女性客B「私たち、小さな島の出身でね。お年寄りばっかりで子どももあんまりいなくてさ」
女性客A「ふんふん」
女性客B「街の子どもより物を知らない分素直だったからかな。お互いに遠慮しなかったし、向こうもこっちを想ってくれてて……」
千冬(ふむふむ)
女性客A「そういうのいいなあ。私は今まで何人かと付き合ってきたけど、ほとんど思い返さないもん」
千冬(見た目は25前後だが、もう何人かと……)
女性客A「学校の先輩と。卒業式の後で体育館裏でね」
女性客B「Aの方がロマンチックじゃない」
女性客A「うーん……でも、なんか演技してる気分だった。『こういうのが理想ですよ』っていう刷り込みをなぞってるだけっていうか」
千冬(……まったく心境が理解できん)
女性客B「でも、初めては忘れないものよね!」
女性客A「うん!」
千冬(………)
千冬「マスター。勘定だ」
千冬(……キス、か。やはり良いものなのだろうな。長い歴史を持つのだからな)
千冬(好きな相手とのキス……)キュン
千冬(!?私はなにを生娘のようなことを……)
千冬「帰ったぞ」
一夏「おかえり千冬姉。遅かったな」
千冬「ああ、心配掛けたな」
一夏「顔赤いぞ。酒飲んできたんだな」
千冬「うむ……もう休む……」フラッ
一夏「!危ない」ガバッ
ドサァ!
千冬「!」
一夏(!千冬姉と唇が触れ合って……)
千冬「す、すまん!酔っていたようだ」ドキドキ
一夏「あ、ああ!大事なくて良かったな!」ドキドキ
千冬「シャ、シャワーを浴びてくる」
シャアアァァァ
千冬(……まさか……初めての相手が一夏とは………)ドキドキ
千冬(バーで話を聞いてしまったのが原因だ!下らん妄念が湧いてきたから、忘れようと更に酒を飲んでしまった)ドキドキ
千冬(しかし……胸の高鳴りが収まらないのはなぜだ?)ドキドキドキドキ
千冬(鏡を除いても、まったく上気した顔が戻っていない。酒のせいか、それとも……)ドキドキ
一夏「千冬姉、長風呂だな……ダメだ、俺もまだドキドキいってる。水飲もう」ドキドキ
千冬(今こんな真っ赤な顔を一夏に見られたら、どう思われるか……)
千冬(引いてくれ、頬の赤み!……こんな顔じゃ出られない!)
―――
―
一夏「あ、千冬姉上がったんだ。ずいぶん長かったな」
千冬「ああ」
一夏「………」
千冬「………」
一夏千冬(沈黙が痛い)
一夏(俺と同じように、千冬姉もさっきのキスのことをどう折り合い付けようか悩んでるんだ)
千冬(一夏もさっきの事故のことが頭から離れないようだな、分かってしまう……)
一夏「俺もシャワー浴びようかな!千冬姉おやすみ!」ソソクサ
千冬「ああ」
千冬「……明日あいつとまともに顔を合わせられるだろうか?」
千冬「もう寝てしまおう。まだ心臓が落ち着かんが、横になれば平常時に戻るはずだ」
一夏「お、おはよう、千冬姉」
千冬「うむ、おはよう……」
一夏「朝飯作っといたぜ。なんか早起きしちゃったからさ」
千冬「……一夏よ、昨日は悪かったな」
一夏「!いや、気にしてないって!千冬姉もすぐ忘れろよ」
千冬「それと、済まんがもう一度キスしてくれないか」
一夏「あんなのノーカンだよ。ただのハプニング……って、え!?」
一夏(顔が赤くなってる……)
千冬「私も、まあ一応女性だ。だが、こういった行為の意味するところを人並に考えて来なかった」
一夏「う、うん(顔赤くしてうつむいてる……可愛い)」
千冬「しかし、昨日おまえとその……あの……キス、をしたあとに妙に心臓が高鳴ってな」
一夏「それで?」
千冬「この脈拍の速度上昇がキスという行為によるものなのかどうか、確かめたいんだ」
千冬「本心を打ち明けさせて貰うならば、私は女性的な魅力に欠けているのではないかと思っていてな」
一夏「全然そんなことねえよ!」
千冬「女の癖に女心が分からんのではないかと、常々思っていてな。IS学園の教師がそれではいかんだろう」
千冬「高校位の年の娘は、どの国も同じ傾向を備えている。だから、せめて女心を理解していなくては正しい指導もできんだろう」
一夏「……つまり、キスしたときの気持ちがどれいったものか知ることは、生徒の気持ちを理解することに繋がる、って言いたいんだな」
一夏「うん、良いよ。千冬姉は俺を育てるのに大変で、そういったことには縁がなかったんだし」
一夏「だからそれくらいのことはしなくちゃな。俺のせいで生徒の相談に乗ることができなかった、ってことが起きたら嫌だし」
千冬「そうか!じゃ、じゃあいくぞ」
一夏「うん」
千冬「……っん」チュ
一夏「……ぅむ」
一夏(………柔らけえ……あったかいし……)
千冬「……ぅん……んっ……」
一夏(……もっと……こうしていたい)
千冬「……ぅん!?」キュゥゥゥン
一夏(千冬姉ぇ!)ギュウ!
千冬「!?……ぅうぅん!……ゅぅん!」ドキドキドキドキ
一夏(離したくねえ!!)ギュウゥゥ
千冬「ふぱぁっ……!」バッ
一夏「あっ!!」
一夏「あ………」
千冬「ふう……はぁ……」チラッ
一夏「!」
千冬「……!」プイッ
一夏(最低だ俺……今千冬姉に何しようとしたんだ)
一夏(信頼して協力を求めてきたのに、あんなことを……家追い出されるな)
千冬「……おい」
一夏「!」ビクッ
千冬「協力してもらって済まんな。今から私は少し出掛けてくる……」
バタン
一夏「てっきり怒鳴られるかと……意外だ」
一夏「でもさっきの千冬姉、また顔が真っ赤になってたな……」
千冬(……まずい。気持ちを整理するんだ。息を整えろ)ドキドキドキドキ
千冬(ここまで心臓が震えるのは未体験だ。どうしてあれだけのことで)
箒「あ、千冬さん。こんにちわ」
千冬「!ああ、おまえか。そうか、いつの間にか神社まで歩いてきたんだな私は」
箒(付け加えるならより色っぽい……)
千冬「そ、そうか?寒い風が吹きつけてくるからそのせいだろうな」
千冬(まずい。傍目から見ても分かってしまうほど紅潮しているのか)
箒「ところで、一夏は今家にいるのでしょうか?」
千冬「私が出るときにはいたが、今はどうかな」
箒「そうですか………はっ」
箒(こんなあからさまに一夏のことを聞いては、またなじられてしまう!)
千冬「わ、私はもう行く。おまえも風邪をひかぬよう用心しろ」
箒「はい!(あれ?いつもなら余裕を持ってからかってくるのに……)」
千冬(気持ちを整理してみよう。私は一夏とキスをしたら心音が高まった)
千冬「……!」ドキドキ
千冬(ダメだダメだ!思い出したらまた鼓動が速くなってくる)
千冬(大体、キスという行為そのものに対しては昨日ほど興奮しなかったんだ)
千冬(だが……相手が血の繋がった実弟だと意識した途端、急に心臓が締め付けられ、背中がゾクゾクして……うぅ!)
サラリーマン(色っぽい人だなあ。顔真っ赤にして……痴女かな?)
普通は「熱があるのかな?」と思うだろwww
千冬(良心の呵責か……?でもそれであんな気持ち――いや、身体への反応が引き出されるものか?)
千冬(分からん……それで、そのあとあいつに強く抱きしめられてっ……)ゾクゾクッ
千冬(このまま行っては確実に何かが壊れると感じて、思わず振り払ったが……認めなくてはならないな)
千冬(私は抱かれたとき、あのまま続くことを求めていたのだと……)カァァァ
サラリーマン(確実に痴女だな)
千冬(こんな危険なこと、続けていてはダメだ……今回限りで止めにしないと。だが……)
千冬「一夏っ……!」
千冬(切ないっ……キスの効果を確かめようとしただけなのに、どうしてこんなことになるんだ)
一夏(もしかして、もう家に戻るつもりはないのかも……)
一夏(俺が……あんなことしたからだ……怒るよりも怯えてたんだ、あの千冬姉が)
一夏(探しに行こう!そんで、許されるかどうか分からないけど土下座しよう!)
♪アテモーナク オチテイクホシノー
一夏(こんなときに着信か)
一夏「はいもしもし」
山田「あ、織村君ですか?今、先生が酔いつぶれてですね!」
一夏「はい!場所はどこですか?」
>>72
私服です
―――
―
【織斑宅】
一夏「よいしょっと……山田先生、ご迷惑をお掛けしました」
山田「いえいえ。でも、先生のことを気遣ってあげてくださいね。何か悩んでる風でしたから」
一夏「すいません。こんな時間から付き合わせちゃって申し訳ありません」
山田「はい。では失礼しますね」
千冬「……ううぅ」
一夏「千冬姉、ごめんな……俺のせいだよな」
千冬「一夏か……?」
一夏「!おう、俺だよ。どうしたの?」
千冬「……私とのキスは嫌じゃなかったか……?」
一夏「え?」
千冬「私は、あの後ずいぶん悩んでな……高々あれだけのことで、どうしようもなくなってしまってなあ」
千冬「ひょっとして、私が巻き込んだキスのことで、おまえも思いつめてるかも知れんと思ってなあ」ポロポロ
一夏「千冬姉、泣くなよ。俺は、悩んでない……って言ったら嘘だけど、嫌だったわけではないぞ!」
一夏「俺こそ、途中で抱きしめてごめん。怖がらせちゃったよな」
千冬「いや……私は嬉しかったぞ?ふふふ」
一夏(酔ってるのかな……?)
一夏「ち、千冬姉。一回寝たら?疲れてるだろ、精神的に」
一夏「テーブルの上に夕食用意してるからさ。夜中に起きたら食ってくれよ」
千冬「ぅむ……」
一夏「じゃあな……」
―――
―
~夜3時~
千冬「うむ……ん?いつの間に家に戻っていたんだ」
千冬「!そうだった、一夏に運ばれた記憶があるぞ」
千冬(そう言えば余計なことを口走ったような……明日からどう接すればいいんだ!?)カァァァ
千冬(ひょっとしたら一夏に嫌われたか……)
千冬(……!)チクリ
千冬(なんだ……今の胸を刺すような痛みは?あいつとキスしたときのものともまた違う……)
千冬(分からん……私は分からないことだらけだったんだ……)
一夏「あ、おはよう。千冬姉」
千冬「……」チラッ
一夏(やっぱり、昨日のことでまだ怒ってるのかなあ)
千冬(良かった……一夏から声を掛けてくれた……まだ元通りにできそうだ)
一夏「あのさ、俺昨日寝る前に考えたんだけどさ」
千冬「う、うむ。何をだ?」
一夏「自分の本心は何なんだろうかってさ。昨日いきなり抱きしめたことを謝ろうと思ったのがきっかけなんだけど」
一夏「じゃあなんで俺はあんなことをしたんだろうってもう一回振り返ってみてさ。答えは凄くシンプルだったんだよ」
千冬「……」
一夏「俺はさ、千冬姉のことが好きなんだよ。女として」
千冬(!また、慣れない妙な気持ちに…………)
一夏「うん。とんでもないこと口走ってるのは分かってる。でも、正直に言わなきゃ千冬姉に悪いと思ってさ」
一夏「理由も分からず抱きしめましたって訳じゃないことを、分かってほしかったんだ」
千冬(一夏が精いっぱい思いを伝えてくれている……嬉しい……!)
一夏「千冬姉、ごめんな。びっくりしたと思うし、気持ち悪いと感じてると思う。でもどうしても言いたかったんだ」
一夏「俺、もう同じ場所には住めないよな。今日から寮に戻って、それっきりこの家には足を踏み入れないよ」
一夏「学校ではお世話になるけど、極力迷惑かけないように頑張るよ」
千冬(………こんなことになるとは……どうすれば……)
千冬(!『答えは凄くシンプルだったんだよ』)
千冬「待ってくれ、私はおまえに出ていって欲しくない!」
一夏「!!」
一夏「え!?」
千冬「私は、小賢しくもより良い教育のために必要な行為だと説明した。が―――」
千冬「本当は、好きな男とキスしたいと願っていただけだったんだ。しかしその気持ちを押し込めて、ご立派な建前で自分を納得させた」
一夏「千冬姉……」
千冬「一昨日事故でキスしたあとずっと心臓の高鳴りが止まなかった」
千冬「かなり戸惑ったが……それはキスという行為そのものではなく、おまえが相手だったからだと今は思っている」
千冬「でも、分からん!この二日というもの、初めての気持ちになることが多すぎたんだ」
千冬「弟という関係だったからか?それとも―――おまえという一人の男が好きだからか?」
一夏「……」
千冬「昨日、自分の気持ちを整理したときは前者だと思った。しかし、思い返してみれば別の気持ちも存在していた」
一夏「別の気持ち?」
千冬「昨日初めて唇が触れ合ったときだ。心臓が締め付けられるのでもなく、鼓動が速くなるのでもなく……とても安らかで温かい気持ちになったことを」
一夏「!」
千冬「頼む!もう一度…………」
千冬「もう一度っ!その、キスを……んむっ!?」
一夏「ん……ぅう……むぅ」
千冬(一夏ぁ!!)
一夏「はっ……んぅ……(千冬姉……凄く愛しい)」ギュウ…
千冬「んんっ……ぅぅん……ぅむぅ……」ギュウ
千冬「ん……穏やかな気持ちだ……興奮は確かにしているが……それより胸を充たすものがある……」
一夏「そっか……んっ!?……」
千冬「うん……ぅうん…………」
一夏(千冬姉の方から……)
突然だが私用で抜ける
落とすなり残すなりしてくれ、
もし10時ごろまで残ってたら続き書く
一夏(千冬姉が強く抱いてくれてる……俺も……)ギュウゥゥ
千冬「っはぁ……はぁはぁ……一夏、頬が火照っているぞ」
一夏「千冬姉こそ顔真っ赤だぜ。色っぽくて、可愛いぞ」
千冬「馬鹿者!姉をからかうなっ!大体おまえは―――んむっ…」
千冬「……ぅんっ!?(舌が入って……?)」
一夏(ちょっと黙らせようか)
千冬(なんだこれはっ!?舌同士が絡まって……)
一夏「………」
千冬(水音に脳が焼かれるようだ……だが……息が……)
千冬「ぅうん……んんぅっ!!」トントン!
一夏(おっと!)バッ
千冬「はぁっ……!ぜぇ……はぁはぁ……」
一夏(可愛いなあ。服も乱れて来てるし、身体全体がうっすら汗かいてるし)
一夏(もっと…愛したい……)スッ
千冬「や……やめろっ……」フルフル
千冬「………最初の内は良かった……息が苦しくなる前に止めてくれたしな」
千冬「だが舌を入れてきたときは、こちらのペースを考えなくなって……急におまえが捕食者のように感じてしまったんだ」
千冬「正直、さっきはおまえが怖くなったぞ。さっきのまま続けるなら私は……嫌だっ!」フルフル
一夏「!」
一夏「ごめんっ!千冬姉!俺が馬鹿だった。もうしないよ……」
一夏「ああ!」
千冬「良かった。私もおまえのことを気遣うと約束しよう。お互いに尊重し合ったほうが幸せだろう」
一夏「じゃあ、さっきのお詫びで千冬姉のリクエスト聞くよ!」
千冬「そうか!じゃ、じゃあ、ベッドに寝てそこでキスしてくれないか?昔の映画でそういうのを見て、印象に残ってるんだ」
一夏「うん!」
千冬(そのシーンでキスしたのは、田舎出身の『恋人同士』だったな……)ドキドキ
一夏(千冬姉、なんか子どもみたいに目を輝かせてるな……ラウラと似てる)
千冬「ああ」
一夏「よし……」
トス パサッ
一夏「ほい、千冬姉。入りなよ」ポンポン
千冬(布団を持ちあげてスペースを作り、軽く手で叩いて誘導……エスコートを任せても大丈夫そうだな)
千冬「ああ……失礼するぞ」モゾモゾ
一夏「……千冬姉。さっきはごめんな」
千冬「ふふ。そう思っているなら行動で示して貰いたいな」
一夏「よし……じゃあ、目をつむってくれよ」
千冬「?ああ」
一夏(よし……)スッ
一夏「……好きだよ」ボソッ
千冬「ひゃんっ!?(耳元でささやきだと?)」
一夏「びっくりしちゃったかな?ごめん」
一夏(耳まで赤くなってら)
一夏「じゃあ、キスしよっか」
千冬「うむ……んっ」チュ
一夏「………」スッ キュウッ
千冬(一夏の奴、抱きしめるのではなく腕で包み込むように……)
一夏「はっ……へへ」ニコッ
千冬「はあっ……はっ」フフッ
千冬(憧れの映画のシーンにそっくり……感動だ)ポロッ
一夏「あっ……俺、またどうかしたかな?」
千冬「いや、この涙は違う。嬉しくて泣いているんだ」
千冬(ああ……嬉しい。どんどん喜びが内から湧いてくるようだ)
一夏「にしても暑いな。火照ってきたからかな」
千冬「……一夏、さっきはああ言ったが……心の内に優しさを持ってくれれば、多少強引にしてくれても構わんぞ」
一夏「え?」
千冬「……確かに暑いな。すまないが上を脱がせてもらうぞ」ガバッ
一夏「!!」
一夏(千冬姉……胸が当たって………)
千冬(見かけによらず、厚めの胸板だな……心臓の音が聞こえるぞ)
千冬(早く気付いてくれっ……ヒントは出したぞ)
一夏(千冬姉の胸……きめ細かい白できれいな形だ……)ギュウ
千冬「んっ!!」
一夏「ダメだ。千冬姉が可愛いから仕方ない」モミモミ
千冬「んっ……!あんっ……」
千冬「大丈夫だっ……続けてくれっ」ニコリ
一夏「千冬姉……!ううう」ガバッ
千冬「んん!うん……ぅぅうううぅん!」ギュッ
一夏(キスしながら千冬姉の身体触ってたらもう収まりきらない……)
千冬姉「あっ……ん!!」
一夏(!!そうだ……こういうときこそ千冬姉のことを考えなくちゃな)
千冬「はぁ……はぁ……」
一夏「千冬姉。もっと、先に進んでいいかな?」
千冬「……その前にキスしてくれ」
一夏「よし、分かった……んっ」チュ
千冬「………」ギュウゥゥゥ
一夏「はっ……千冬姉……(ズボンいらねえ)」ヌギヌギ
千冬「その……優しく頼むぞ……」
一夏「分かってる。じゃあ……」
ピンポーン
一夏千冬(!!)
箒「一夏か千冬さん、どちらか居られますか?」コンコン
一夏(居留守使おう!)
千冬(ああ。止むを得ん)
箒「出ないか……昨日姉さんから
【しばらく前からいっくんとちーちゃんの生活ウォッチしてまーす!まとまったらいっしょに見よーね♪】
こんな内容のメールが送られてきたから、注意を与えようと思ったんだが……仕方ない、出直そう」
千冬「ああ」
束「敵は去りなん、だね♪」
一夏「ふう……」
千冬「こんなこと知られたら……」
束「姉弟揃って学級追放もさもありなん、だね♪」
一夏千冬「……何いぃぃぃぃいいい!!??」
千冬「貴様……何をしている!!」
一夏「た……束さん……いつの間に」
束「いやー………箒ちゃんのために情報か仕入れてあげようと思ってウォッチしてたら、予想以上のものを見せていただきました♪」
千冬「……………」ガタガタ
束「まさかねえ……この束さんが口をあんぐり開けちゃったんだよ!すごいことだよ、人類史に残るよ」
千冬(……万事休す、か)
束「お二人はこの束さんに重大なことを教えてくれました!」
束「だから、今まで二人の生活を撮ってきたビデオ装置は……こうだ!」ガシャン!!
一夏「ん?」
束「ありがとね、いーくん、ちーちゃん!大切なことに気づけたよ!お礼が言いたくてこの私がわざわざ姿を現したんだよ!」
束「誇っていいよ!じゃあねーアデュー!!」スタコラサッサ
千冬「やつの気まぐれに助けられたか………」
一夏「……寒いな、ズボン履こう」
千冬「私も上を外していたんだった」
一夏「……そろそろ夕食作ろう」
――――――
―――
―
一夏(数日経って、俺たちは普段通りの生活を続けていた。)
一夏(俺も千冬姉も……積極的に身体を求めあうこともないが、あの日を境にお互いを違った目で見るようになったと感じる)
一夏(俺は家事をし、千冬姉は仕事へ行く。俺はたまに勉強し、千冬姉はたまに飲んで帰ってくる。この夏休みのパターンに、ある工程が差し込まれた以外は普段通りと言って良かった)
一夏(その工程とは……)
一夏「おう……ちょっと待ってくれ」タタ
千冬「うむ……じゃあ、頼む……んっ」
一夏「よし………」チュ
千冬「ん……ぅん……」
一夏「む……ん」
千冬「はぁ……も、もう一回」チュ
一夏「んっ」
千冬「ふう、じゃあ行ってくる」
一夏「気をつけて」
一夏(その日以来、朝に千冬姉とキスすることが日課になった)
一夏(一日だけすっぽかしてしまった日もあって、その日はずっと不機嫌そうだった)
一夏(俺自身千冬姉とキスするのは好きだ。お互いに嬉しさを分け合える気がするからだ)
一夏(身体を求めることがないのは、愛を確かめるにはこの行為一つで十分だと俺たちは考えているからかも知れない)
一夏(そう。俺と千冬姉は、恋人同士と言える仲まで変化したのかも知れない)
ガチャ
箒「はぁはぁはぁ……すまん一夏、かくまってくれっ!!」
一夏「え?」
束「箒ちゃーん!!どこかなーー!?むむっ!箒ちゃんの匂い!こんなところに隠れてやがったかあ!」ガチャ
箒「ひいっ!!」
一夏「うわっ!!」
束「キースキスキス!箒ちゃん!姉妹の絆を確かめ合おうよーー!!」
箒「一夏助けてくれぇ!!」
一夏「ちょっと落ち着いて……うわぁ!!」
一夏(束さんのこの変化を生み出したことを考えると、俺は少しあの日のことを後悔するのだ)
〈 終 わ り 〉
途中で抜けたとき保守してくれた方々、感謝します
おもしろかった
てかお前天才だな
Entry ⇒ 2012.02.18 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
一夏「飯にしようぜ」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1329093431/
鈴「はいはい」ドッコイショ
一夏「冷蔵庫は……と。うわほとんど空っぽだな」
鈴「どれどれ。野菜は使いかけのカケラばっかりね」
一夏「こっちに半分使ったひき肉があった」
鈴「うーん……あ!豆腐あるじゃん!」
一夏「えーと…使うのはこれとこれと……ああ、『アレ』だな」
鈴「そ」
鈴「りょーかい。アタシはスープの用意しとくね」ゴトゴト
一夏「おう。……えーと」
一夏「まずは生姜とニンニクのカケラをみじん切りにして……」トントントントン
一夏「ゴマ油をしいたフライパンで炒める…と」ジュウウワッ
一夏「うんうん良い感じだ」
鈴「美味しそうじゃん」
一夏「誰がやっても変わらないよ」ヘヘヘ
鈴「言ってみただけー」
一夏「なんだよそりゃ」
鈴「へへ。あたしは適当に……春雨を茹でて……」
鈴「鶏ガラとウェイパーで味付ければいいか」
一夏「なんかズルイなぁ」
鈴「いいからいいから」
一夏「あとは軽く炒める」ジャンジャンジャン
鈴「はいはいどいて!豆腐いくよ!」
一夏「あいよ」
鈴「ほいほいほい」
一夏「相変わらず包丁さばきいいなぁ」
鈴「中華料理屋の娘ですから」
一夏「…………親父さんと仲直りしたか?」
鈴「い、いいから料理に集中しなさいよ」
鈴「少しくらい順序逆になっても大丈夫よ」ジョポポ
一夏「ま、いっか」
一夏「あとはダイスに切った豆腐を崩さないようにかき混ぜて……」
一夏「水溶き片栗粉でトロミをつけたら完成だな!」デンッ
鈴「スープもこれだけだと寂しいから溶き卵入れよっと」トロロロロ
一夏「じゃあ盛り付けとくぞー」
鈴「はーい」
鈴「さーていただきm……一夏ぁ?」
一夏「なんだよ」
鈴「麻婆豆腐っていったらこう!こうでしょうが!」ドバッ
一夏「あ!おま!」
鈴「麻婆丼に決まってるでしょ!!」
一夏「ほんとに中国人かよコイツ……」
鈴「何よ悪い?」
一夏「……いや。じゃあ熱いうちに食おうぜ」
鈴一『いただきまーす』
濃い目の味付け。ピリリとしていておいしい。
酒のつまみになりそう。
スープ:中華風味の溶き卵スープ
インスタントの鶏ガラ出汁とウェイパーで適当に作ったスープ。
ちょっと味が濃い。はるさめと溶き卵入り。
鈴「はぐはぐはぐ」ガツガツ
一夏「なるほど、麻婆丼だとちょうどいい味になるんだな」ヨソイヨソイ
鈴「あ、ちょっと!何真似してんのよ」
一夏「いいだろ別に」パクッ
一夏「うーん美味い」
鈴「へっへっへ、どう?鈴ちゃんのアレンジ」
一夏「あーうまいうまい」パクパクッ
鈴「なによそれ」ゲシッ
鈴「えいえい!」ゲシゲシ
一夏「こらっ…鈴!」ガタッ
鈴「へっへー」ガツガツ
一夏「まったくもう……ほら、米つぶがついてるぞ」ヒョイ パク
鈴「んっ……もう!自分で出来るったら///」
一夏「へっへー」
鈴「ふんっ……///」
一夏「食べてすぐ寝たら太るぞ……ほら」クイッ
鈴「んあっ…枕ありがと」
一夏「たくもう」
鈴「にへへ~」
一夏「…………」ナデナデ
鈴「あー、洗い物片付けないと」
一夏「いいからいいから。俺がやっとくよ」
鈴「ありがと」
一夏「代金いただきまーす」チュッ
鈴「ちょ……///」
鈴「…………バカ」ギュッ
鈴「えー寒いからパス」
一夏「そんなこと言わないでさ~」ギュッ
鈴「あ、そのままね。暖かいから」
一夏「えー」
鈴「コタツって足は暖かいのに背中寒いわよね」
一夏「いやあの、寒いんですが」
鈴「もっときつく抱いてもいいよ?」
一夏「そういう事じゃなくてさぁ」ギュウウウ
鈴「ちょ…いちか……さすがに締めすぎ……って」
鈴「いだだだだだだだ!!ギブギブギブ!!」
一夏「へっへーん」
鈴「もう……なにすんのよっ」ダキッ
一夏「こらこら」ナデナデ
-----
---
鈴「…………ん」
鈴「ありゃ、寝ちゃってたのか」
鈴「ん~~~~っ、あれ?一夏は?」
鈴「おーい一夏ー」トテトテ
鈴「……庭のほうから音がするわね」
一夏「かまくら作り」
鈴「おーさむさむ。アタシ中に入ってるね」
一夏「って無視かよおい」
鈴「温まるもの作っとくからアンタはそっち作っときなさいよ」
一夏「へーい」
鈴「あ、もちろん二人が入れるくらいね」
一夏「…………そんなに雪あるかな」
鈴「土鍋~土鍋~」ゴソゴソ デンッ
鈴「うっし。作りますか」
鈴「たまには出汁からとってみよ」
鈴「けっずりぶし~けっずりぶし~~」
千冬「ただいまー」
鈴「あ、千冬さんだ」
鈴「いや~一夏が鍋食べたいって張り切っちゃって」
千冬「張り切る?」
鈴「裏庭見てくればわかりますよ」
千冬「ほう」トテトテ
『何やってるんだ馬鹿者』
『げっ千冬姉』
鈴「さーて、昆布を漬けたら削りはじめますか!」フンスッ
鈴「一気に削り節を投入」ドササササ
鈴「差し水をして……と。あとはもう一度煮立ったら火から下ろして完成!」
鈴「…………だよね?」
鈴「和出汁なんてめったに取らないからな~」
鈴「おっ、そろそろね……火をとめて、と」グツグツ
鈴「よっこいしょ」ジャアアアア
鈴「うん!いい色いい色!」
鈴「へっへ~、昨日買ってきた鶏肉をさっそく……ま、解凍するだけだけど」ゴソゴソ
鈴「あとは、と。長ネギ~」サクッサクッサク
鈴「まいたけ~、しめじ~~」ムシリムシリ
鈴「春菊~春菊~」ザクザクザク
鈴「お、大根もいいわね」トントントン
鈴「そしてなんといっても…豆腐!」
鈴「…………最近豆腐食べ過ぎかな」
鈴「せっかくだからつけダレもつくろ」
鈴「さっきの出汁をちょっとと醤油、みりん、砂糖……」サッサッ
鈴「軽く煮立てて……うん!おいし」
鈴「薬味は、と……」
鈴「大根おろしの残りに穴を何箇所かあけて」グリグリ
鈴「そこに七味を詰めて……」
鈴「あとは普通におろす」ガシガシガシガシ
鈴「紅葉おろしの完成~」
一夏「ん、こんなもんだろ」ポンポン
鈴「結構いいじゃない。あ、畳も敷いたんだ」
一夏「去年の春先に和室の畳交換しただろ。アレの古いやつが残っててさ」
鈴「へへ、上出来上出来!」
一夏「そっちは?」
鈴「鍋だよ~」
一夏「完璧だな」
一夏「だから厚着してこいって言っただろ。しょうがいないな」ゴソゴソ
一夏「ほら、一緒に毛布かぶろうぜ」
鈴「はーい」
一夏「……ちょっと短いな」
鈴「もっとくっつこうよ」
一夏「おう」モソモソ
鈴「あったかー」
一夏「鍋の方はどうかな」グツグツグツ
鈴「ちょっと、鶏はよく火を通しなさいよ」
一夏「分かってるって」
鈴「じゃあアタシは豆腐からね」
一夏「はーい」ヨソイヨソイ
鈴「あ、これがつけダレでこっちが紅葉おろし」
一夏「うまそうじゃん」
鈴「へへ~」
野菜と豆腐、鶏肉のシンプルな鍋。
紅葉おろしをのせて甘辛いつけダレで食べる。
酒:山形の出羽桜
住吉と人気を二分する山形の銘酒。
今回は吟醸を選んだ。すっきりした辛口で飲みやすい。
鈴「はふっ!はふっ!」
一夏「風流だなぁ~」グビッ
鈴「あ!あんた何飲んでんのよ」
一夏「酒」
鈴「ずるい!あたしにも!」
一夏「もちろん用意してます」ズイッ
鈴「どれどれ」キュッ
鈴「くぅうううう!!!」
一夏「お見事な飲みっぷり」
鈴「ほんとだ」
一夏「キレイだなぁ」
鈴「ほんと……だね」ギュッ
一夏「ん」チュッ
鈴「幸せの味がする」
一夏「何を言ってるんだ君は///」
鈴「へっへ~」グイッ
鈴「くひうつひ」チュッ
一夏「んむっ」ゴクッ
鈴「ぷはっ…………どう?」
一夏「酒の味がする」
鈴「……」ゲシッ
一夏「いや。逆に気を使わせちゃったかも」
鈴「……マジで?」
一夏「まじまじ」
鈴「そっか」
一夏「山田先生と飲みに行くってさ」
鈴「……さっぱりした梅粥でも作っておこっか」
一夏「それがいいな」
鈴「眠い~」ゴソゴソ
一夏「俺は寒い……でも腹減った……」
鈴「んがっ」zzz
一夏「こりゃ駄目だな」
一夏「俺が作るかー」ガバッ
鈴「毛布とらないでってばぁ」グイグイ
一夏「悪い悪い」
一夏「うー、寒い寒い。まずは暖房だな」ピッ
一夏「トーストトースト」ゴソゴソ
一夏「焼くだけ~」ジジジジ
一夏「やっぱこれだけだと寂しいしもう一品いくか」
一夏「ここに切ったウインナーを入れて」パララ
一夏「砂糖で甘めに味付け…と」
一夏「お手軽スクランブルエッグ~」ジャアアアアア
一夏「ほいほいほいほい」ジャッジャッジャッ
一夏「ほい完成~」
一夏「あとはレタスを敷いて、よっと」トロッ
一夏「うん、やっぱ朝はこれだな!」
一夏「コーヒーでも持ってくか」トポポポポ
------------
コンコン
一夏「鈴起きてるか?」
鈴「ん~~」
一夏「ほら、コーヒーだぞ」
鈴「あふ……あひがと」
一夏「ちょっと熱いぞ」
鈴「ふーふー…………おいひ」ズズズ
鈴「うん」ウトウト
一夏「ありゃりゃ……もしかして疲れてる?」
鈴「ほとんどアンタのせいでしょ」
一夏「面目ない」
鈴「んんん~~~、コーヒーで少し目が覚めたわ」
一夏「じゃあ飯にしようぜ」
鈴「うっし、じゃあ行きますか!」ガバッ
一夏「ほいシャツ」
鈴「……冷たい。あっためて」
一夏「おいおい」
鈴「う、ごめん……」
一夏「いいっていいって。あっため治すからそこ座ってて」
鈴「アタシがやるわよ」
一夏「んじゃお願いしよっかな」
鈴「あ、なんかズルイ」
一夏「へへ、お願い~」
鈴「はいはい」
一夏「俺はカリカリのも好きだぞー」
鈴「分かってるわよ……ん、固いのは塩味のほうが合うよね」
鈴「塩を軽く振って……残り物のほうれん草のおひたしを混ぜて」
鈴「板状に成形しながらきっちり焼いていく」ジュウウウ
一夏「こっちはトーストをすぐ食べられるようにしておこう」
一夏「今日は蜂蜜でいこっか」ヌリヌリ
鈴「あたしはさっぱりした方がいいな」
一夏「あいよー……じゃあマーマレードにしよ」
鈴「こっちもできたわよ」ジュウウウ
一夏「お、うまそう」
鈴「ベーコンの切れ端も載せたから二枚目のトーストに使いましょ」
一夏「はいはーい」
お好みのトッピングで食べる。
焼きたては何も塗らなくてもいいくらいおいしい。
コーヒー:ブレンド
千冬が近くの焙煎屋で買ってくるお気に入りブレンド。
苦味強め、酸味弱めでコクのある味わい。
ほうれん草のおひたしを混ぜ込んだ卵焼き。
細かく刻んだほうれん草がしゃきしゃきの食感を楽しませてくれる。
鈴「目が覚めたら一気にお腹すいてきた」ハグハグハグ
一夏「ま、昨日はカロリー消費したからなぁ」
鈴「お下品お下品ー」
一夏「すいません」
鈴「にひひ……あ、そっちのトーストも少しちょうだいね」ヒョイ パクッ
鈴「……蜂蜜もいいわね」モグモグ
一夏「だろ?そっちももらうぞ」ヒョイ パクッ
鈴「蜂蜜どこから買ってきたの」
一夏「シャルからもらった」
鈴「フランスの?」
一夏「フランスの」
鈴「へー!へー!」ヒョイ パク
一夏「おい」
一夏「あー…久しぶりにいい天気だしなぁ」ズズズ
鈴「映画でも見にいこっか」
一夏「いいな。たまには帰りがけに外食も」
鈴「ぬおーテンション上がってきた」
一夏「ははは。じゃあシャワー浴びたら行こうか」
鈴「うん!」
鈴「はーい」ガチャッ
箒「やあ」
鈴「箒じゃん!上がって上がって」
箒「お邪魔するぞ」
一夏「誰か来たのかー?」
鈴「箒が来たよー」
箒「ははは、久しぶりだな一夏」
箒「仕事でこっちの方に来てな……顔を出させてもらった」
一夏「顔を出させてもらったなんて水くさいぞ」
鈴「そーだそーだ」
箒「む、しかし友人とは言え用事もないのに来るわけにも……」
一夏「いいから暇な時はもっと遊びにこいよ」
鈴「うんうん。アタシ達も時間ができたらお邪魔しに行くからさ」
箒「ふっ……ああ、そうだな」
箒「ん、ああ。手ぶらと言うわけにもいかないからな」サッ
箒「ケーキを買ってきたんだ」
鈴「やったっ!ねねね、開けてもいい?」
箒「もちろんだ」
鈴「へっへ~~」ゴソゴソ
一夏「どれどれ…お、うまそう」
鈴「あたしこれもーらい」
一夏「んじゃ俺はこれとこれと……」
箒「こらこら。逃げないからゆっくり選べ」
一夏「ん」
鈴「お?」
箒「む」
鈴「一夏おねがーい」
一夏「ほいほい」タッタッタ
箒「誰か来る予定だったのか?」
鈴「んーん。通販か何かじゃない?」
『お、いらっしゃいセシリア!』
箒「…………千客万来だな」
箒「やあ。先にお邪魔している」
セシリア「まぁまぁ!お久しぶりですわね」
鈴「やっほーセシリア」
セシリア「鈴さんもお久しぶり」
鈴「今箒がおみやげに持ってきてくれたケーキ選んでるんだ」ニヘヘ
セシリア「あら、それは調度良かったですわね」
一夏「ちょうどいい?」
セシリア「ええ……こちら」スッ
箒「これは…紅茶か?」
セシリア「そうですわ」
一夏「ずいぶん高そうだなー」
セシリア「これでも国家代表ですからね。いろんなコネで…おほほ」
一夏「悪いやつー」
鈴「悪いやつー」
箒「悪いやつー」
セシリア「うふふ」ペロ
一夏「む、アレか……」ニヤッ
セシリア「なんですの?」
箒「ふむ。アレだな」
鈴「そそ」
一夏「じゃあ持ってくるな」
鈴「おねがーい」
セシリア「??」
セシリア「まぁまぁ……素晴らしい紅茶セットですわね」
箒「これはあれだな。学園を卒業した時に千冬さんからお祝いでもらった……」
鈴「そ。でも紅茶飲む習慣がなくてさ」
一夏「今まで埃をかぶってきたんだよな」
セシリア「それはもったいないですわっ」
セシリア「この機会にぜひこの素晴らしいティーセットを使う習慣をつけていただきませんと」
鈴「じゃあセシリアに淹れ方をコーチしてもらおう」
箒「それはいいな」
一夏「賛成だ」
鈴「ごくろー」
一夏「割らないかひやひやだったぜ」
セシリア「うふふ……では早速始めましょうか」
箒「よろしく頼む」
鈴「お願いしますせんせー」
一夏「お願いしまーす」
セシリア「あらあら」
一夏「え、そんなにお湯を使うのか?」
セシリア「いえ。これはティーポットを温めておくためのお湯ですわね」
セシリア「お紅茶はなるべく100度近いお湯で淹れるのが鉄則ですわ」
箒「なるほど」
セシリア「ティーポットが冷たいだけでお湯の温度が下がりますの」
鈴「一夏、ごー!」
一夏「あいあいさー」ゴトッ シュボ
セシリア「次は淹れるためのお湯ですわね」
一夏「ほーい」シュボッ
セシリア「沸騰させることは大前提ですが長時間沸かし過ぎてもいけませんわ」
一夏「ふむふむ」
セシリア「では鈴さん、こちらの温めたポットに茶葉を」
鈴「はーい。えーと……」
箒「確か人数分+1杯だったか」
セシリア「それでかまいませんわ」
セシリア「一般的なティースプーン一杯分では茶葉が足りませんの」
鈴「へー」
セシリア「かと言って二杯では多すぎる…そこで」
箒「人数分+1杯というわけか」
セシリア「そうですわ」
一夏「なるほどなぁ」
セシリア「そこまで一度に大量に作れるティーポットはないと思いますが」
鈴「だよねー」チラッ
一夏「うっ」
セシリア「もしこだわりたいのでしたらグラムを量って淹れるのが一番ですわね」
セシリア「さて、じゃあお湯をいれまして」トポポポポポ
セシリア「三分ほど待てば完成ですわ」
鈴「わくわく」
一夏「わくわく」
箒「わくわく」
一夏「いいぞー」
鈴「………」ターッ ターッ ターッ
一夏「緑茶を入れる手つき……!」
鈴「う、うるさいわね」ターッ
箒「まぁまぁ」
セシリア「うふふ」
鈴「よっと……」
セシリア「あとはお好みでミルクと砂糖を加えて召し上がって下さいまし」
鈴「いいじゃんいいじゃん」
セシリア「それではいただきましょうか」
箒「いただきます」パンッ
一鈴セ『いただきま~す』
生クリームとフルーツを使ったケーキ。
生地がべちゃりとするほどたっぷりシロップを使っている。
紅茶:セシリアがもってきたお茶
セシリアがコネで手に入れたお高い茶葉。
淹れ方もセシリア直伝で文句なし。
鈴「お」
箒「ほう」
セシリア「うん、美味しい」ニコッ
一夏「おおおおおおお」ズズズ
鈴「おいしー!」
箒「良いものだな」
セシリア「良かったですわ……ではケーキも」サク パクッ
箒「すぐ帰るつもりがしっかり落ち着いてしまった」モグッ
鈴「あ、一夏!それアタシが狙ってたケーキ!」
一夏「そっちにもあるだろ」
鈴「アタシはみかんのがよかったの!」
一夏「へっへーん」パクッ
鈴「むぅ」
一夏「…………よっと…はいあーん」
鈴「えへへ……」アーン
箒セ「…………」ニコニコ
鈴「ちょ、あんまり見ないでよっ///」
箒「また遊びにこよう」
一夏「ああ。それじゃあな」
鈴「絶対また来てよね」
セシリア「はい」
箒「うむ」
ガチャッ バタン
鈴「はぁあああ……なんか懐かしかったね」
一夏「だなぁ」
鈴「セシリアなんてしょっちゅう会ってるのになんでだろうね」
一夏「…………」
鈴「一夏?」
一夏「なぁ鈴、ちょっとIS学園の制服着てみないか?」
鈴「はぁ?…………まぁいいけど///」
鈴「え?もう終わったよ」
一夏「んなっ」
鈴「まー包丁さえ使えれば楽だしね」
一夏「おおー」
鈴「どうどう?」
一夏「やっぱりこう、大皿にドカンというのは壮観だな」
鈴「へへへ~」
一夏「焼いてるとこ」
鈴「どうりで暇そうなのね」
一夏「ま、否定できないけどさ」
鈴「メインディッシュが焦げたりしたらシャレにならないよ~?」
一夏「…………ちょっと見てくる」
鈴「はーい頑張って~」ニヤニヤ
鈴「……そろそろ時間だしソーセージでも茹でますか」
一夏「なんか、細かいもの作っておくか」ゴソゴソ
鈴「およよ?なに始めてるの」
一夏「何かつまめるものをつくろうと思って」
鈴「ふーん。じゃ、あたしもやろ」
一夏「そっちはいいのか?」
鈴「サラダは出来てるし今ソーセージ茹でてる」
一夏「そっか」
一夏「塩コショウとマヨネーズ、と……あとはひたすらつぶす」グニグニ
一夏「大体まざったら刻んだゆでたまごを……」バラッ
鈴「ポテトサラダかぁ……じゃあアタシは和風でいこ」
鈴「ほうれん草あったよね」カパッ
一夏「あ、こっちで茹で上がったのあるぞ」
鈴「準備いいじゃない。あとは適当にゴマと醤油で……と」
鈴「これを和えて…かんせーい」
一夏「胡麻和えか…いいな、千冬姉の好物だ」
一夏「きんぴらごぼうか」
鈴「ちょっと、いきなり当てないでよ」
一夏「ごぼう使うのなんてそれくらいしかないだろ」
鈴「まぁね」ジャアアアア
一夏「ゴマ醤油もいいけど練りゴママヨネーズも捨てがたい」
鈴「両方作りましょ?」
一夏「やっぱそうなるよねー」
一夏「お、きたきた!」
鈴「アタシが見てくるから一夏は盛り付け続けてて」
一夏「りょうかーい」
一夏「といってもパーティー料理だからな。大皿並べて終わりだぜ」
一夏「……おっと、メインの鶏ちゃんは焼きあがったかな~」タタタタタッ
一夏「うん、焼きいい色!」
『いらっしゃーい!!』
一夏「役者がそろったみたいだしそろそろ開始だな」
一夏「堅苦しいあいさつはなしなし!」
鈴「そうそう」
箒「ほら、乾杯の音頭を」
ラウラ「あ、む…分かった。それでは」
ラウラ「乾杯!」
一夏「かんぱーい」
セ鈴箒千「かんぱーい!!」
ラウラ「あ、ありがとう///」
箒「これは私からのプレゼントだ」
セシリア「おめでとうラウラさん。あ、こちらがわたくしのプレゼントでしてよ」
一夏「これが俺たち二人からな」
鈴「あとは料理もね!」
ラウラ「うっ…私のために…その……ありがとう」グシッ
一夏「おいおい泣くなよ」
ラウラ「教官……」
千冬「私はもうお前の教官ではないぞ」
ラウラ「えっ……」
千冬「そうだな、千冬さん、とでも呼んでもらおうかな」
ラウラ「…………///」
ラウラ「ち、千冬さん」
千冬「うむ」
内蔵をとりネギをつめ、表面には粗塩とコショウを塗りこみ
ナイフで切れ目を入れてニンニクをつめ、じっくり時間をかけて焼いたもの。
パリパリの皮とジューシーな肉の組み合わせが美味しい。
サイド:たくさん
鈴が飾り切りをしたサラダにたっぷりのソーセージ。
それからポテトサラダやきんぴらごぼう、和え物から
フライドポテトや鶏の唐揚など盛りだくさん。
ラウラ「…………」キョロキョロ
千冬「どうしたラウラ」
ラウラ「え…あ、あの……」
千冬「主役がつまらなそうな顔をしていてはいかんぞ」
ラウラ「いえ!つまらないなんてそんな……!!」ブンブン
千冬「ふっ……わかっているよ」
ラウラ「はい……」
千冬「お前が何を待っているかも」
ラウラ「え?」
ピンポーン
一夏「やっときたかー」
鈴「まぁ忙しいからね」
箒「だいぶ遅れたな……心配したが間に合ったようだ」
セシリア「今日だけは死んでも来るって必死でしたからね」
ラウラ「……も、もしかして」ダダダッ
ガチャッ
シャル「こんばんわ~…あ、ラウラ!誕生日おめでt……わぷっ!」
ラウラ「シャルロット……!!」ダキッ
ラウラ「シャルロット…シャルロット……」グスッ
シャル「……泣いてるの?ラウラ」
ラウラ「…………!」ブンブン
シャル「……ほんとにごめんね、遅れちゃって」
ラウラ「い、いい。来てくれたからな」
シャル「それじゃ僕もみんなと一緒にお祝いさせてもらおうかな」
ラウラ「あ、ああ。こっちだ。すごいぞ!一夏と鈴が料理を作ってくれたんだ!」
ラウラ「鶏をまるごと焼いたのとか、動物の形をしたサラダとか……それから……」
シャル「ふふふっ」ニコニコ
鈴「遅かったじゃない!」
箒「みんな待ってたんだぞ」
セシリア「ともあれ、お疲れ様ですわ」
シャル「ありがとセシリア……みんなも、遅れちゃってごめんね」
箒「忙しいのは知ってるからな。来てくれただけで充分だ」
一夏「そうそう。腹は減ってるか?腕によりをかけて作ったんだ」
シャル「うんもうぺっこぺこ!いただきまーす!」
ラウラ「わ、私も食べるぞ!」
鈴「ほらほら、すぐには無くならないから」
一夏「ん?」ゴシゴシ
鈴「みんな寝ちゃったわね」ジャアアア
一夏「そうだな」ゴシゴシ
一夏「鈴も疲れたら寝ていいぞ?俺がやっておくから」
鈴「そういうわけにはいかないわよ」ゴシゴシ
一夏「でもま、みんな喜んでくれたみたいで良かった」
鈴「そうだね」
一夏「だいたいラウラが乗り気じゃなかったからなぁ」
鈴「『私には誕生日などない~』だもんね。説得が一番大変だったかも」
鈴「うん」
一夏「シャルロットが来てくれて良かったぜ」
鈴「途中まで見るからに沈んでたもんねー」
一夏「ラウラはシャルロットが好きなんだな」
鈴「学園の時は同室だったし……ま、シャルロットはお姉さんみたいなとこがあるから」
一夏「優しいし可愛いしなんでもそつなくこなすしな」
鈴「随分持ち上げるじゃない」
一夏「俺は鈴が一番好きだけどな」チュッ
鈴「……ふ、不意打ちは駄目だって」
一夏「うおっ!」
鈴「きゃっ!」
一夏「ち、千冬姉……」
千冬「手伝ってやろうと思ったが……お邪魔だったようだな」
鈴「そんなこと……ない、デスヨ?///」
千冬「ふっ……おい、一夏!」
一夏「ん?どしたの」
千冬「こっちにこい」チョイチョイ
一夏『うっ……』
千冬『みんな待ってるんだぞ』
一夏『わかってるよ。実はもう用意してあるんだ』
千冬『そうか。……ってきり姉として最後の後押しをしてやらんといけないかと思ったぞ』
一夏『大丈夫。近々決めるよ』
千冬『期待してる』ポンッ
鈴「?」
鈴「んー?」
一夏「結婚しようぜ」
鈴「そうだなぁ、今日のお昼は………………え?」
一夏「結婚しよう」
鈴「」
鈴「………………」
鈴「~~~~~~~っ!!?」ジタジタ
一夏「嫌か?」
鈴「そ、そんな……こと………」
鈴「………………お、オネガイシマス」
一夏「ん?なんだって?」
鈴「おねがいしますっ!!」
一夏「鈴の言葉で聞きたいなぁ~」ニヤニヤ
鈴「くっ……あ、アタシと結婚してくださいっ!!」
千冬「よーし聞いたなお前たち!!」バッァーンッ!
セシリア「聞きましたわっ!!!」ドバァーンッ!
箒「まったくいつまで屋根裏に居させるつもりだ」ズッバッァーン!
クラリッサ『了解』ザザッ
ヒューーーーン
鈴「な、何アレ」
一夏「結婚記念の空中演舞だってさ」
鈴「あ、え?え?」
一夏「ラウラのドイツの部下がやってくれてるらしいぞ」
鈴「あれがドイツの第4世代?……ってそうじゃなくてさ」
鈴「思いっきり街中に見えてるんですけど」
一夏「一夏♥鈴音ときたか……ハハハ、難しい漢字まで凄いな」
一夏「まだまだくるぞー」
バララララララ
鈴「え?え?え?ヘリコプター?」
シャル『いちかーーー!!りんーーーー!!結婚おめでとおおおお!!!!!』
『なんだあれ』
『一夏って織斑さんとこの?』
『へぇ~結婚かぁ。おめでとさん』
一夏「最初はウェディングドレスプレゼントしてくれるってきかなくてさ」
一夏「悪いから断ってたら結局フランスの有名デザイナーだかを連れてくるって」
鈴「」
一夏「ば?」
鈴「一夏のばかあああああ!!!!!!」
一夏「うおっ!」
鈴「こんな、…アタシに秘密で何をして……っ」グスッ
一夏「お、おい泣いてるのか?」
鈴「バカ!!」ギュッ
一夏「おっと」
鈴「なんでもっと早く言ってくれないのよ……!!」チュッ チュッ
一夏「ゴメンな…断られたらと思ったら緊張して」チュッ
鈴「アタシが断るわけないじゃない!」チュッ
セシリア「あら千冬さん?目が赤いですわよ?」
千冬「な、これはその」グイッ
箒「おめでとう一夏。鈴。私は感動したぞ。うんうん」ズヒッ
ラウラ「おめでとう!二人共」
シャル『おーい開けてよーー』ドンドン
鈴「ああーーーーもう!!」
一夏「へへへ」
一夏「おおーー凄い花束だ」
鈴「あ、ありがと」
セシリア「式場もおさえてありますわ!」
箒「先導は学園の三年生がISを使ってやってくれるらしい」
千冬「私がつい口を滑らせたら三年の奴らがな……」
ワイワイ ワイワイ
鈴「…………ねぇ一夏」
一夏「ん?」
鈴「どこまで計画できてるの?」
一夏「んー、……ほい。とりあえず結婚届け。俺のとこは全部書いてあるから」
鈴「」
一夏「あともう一つサプライズが」
鈴「もうなんでもきなさいよ」
千冬「いい度胸だな」
シャル「びっくりするよ~鈴」
ラウラ「なんでも来いという言葉に二言はないだろうさ」
箒「よし、私が案内してこよう」
鈴「案内?」
一夏「ああ、来てくれたんだよ」
鈴「??」
鈴「えっ……!」
シャル「そしてなんとっ!」
『さぁさぁ早く』
『おいおい押さないでくれ』
『そんなに急がなくてもあの子は逃げませんよ』
鈴「ま、まさか……」
千冬「そうだ。両親一緒だぞ」
ラウラ「まったく、説得に苦労したぞ」
一夏「いろいろ思うとこもあるだろうけどさ……一緒に祝ってもらおうぜ」
一夏「おいおい泣くとこじゃないだろ」
鈴「うわぁああああああ…………」ギュッ
一夏「…………」ナデナデ
鈴「あ、ありが…ひっく、ありがとう………」
一夏「鈴が喜んでくれることならなんだってするさ」
シャル「かっこいいぞ一夏っ」
セシリア「ひゅーひゅーですわ!」
一夏「冷やかすなよ///」
千冬「さて、お祝いの準備をするか」
ラウラ「鈴のご両親が腕を奮ってくれるそうだ」
一夏「ほら鼻かめよ」
鈴「ん」チーンッ
一夏「はははっ」
シャル「ははっ!」
セシリア「うふふ」
ラウラ「ふむ」
千冬「おめでとう二人とも」
一夏「あ、俺も」
セシリア「わたくしもですわ!」
箒「私もだ」
ラウラ「こっちも」
シャル「僕も!」
千冬「もちろん私もだ」
一夏「というわけで……」
一夏「鈴、飯にしようぜ」
おわり
実に素晴らしい
Entry ⇒ 2012.02.17 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
一夏「セシリアって弱いよな・・・」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328232835/
鈴「山田先生と模擬戦した時も足引っ張ってたし」
箒「無人機が乱入した時は一夏が囮になって敵の動き止めてから射撃していたな」
ラウラ「それ以降は出番があったか?」
シャル「一応福音の時に居たような・・・」
鈴「ま、はっきり言って弱いわね」
一夏「でもそこが可愛いんだよな・・・」
鈴ラ箒シ「!!!??」
ラウラ「……り、料理!料理はどうだっ!?」
箒「そうだ、セシリアの料理と言えばアレだな!マズイ!」
シャル「確かにそうだよね。マズイというかヤバイ……」
鈴「アレは破壊的な不味さね!その点私は……」
一夏「でもそこが可愛いんだよな…」
鈴ラ箒シ「!!!??」
一夏「家事なんて俺がやればいいし案外セシリアと家庭を持ったら上手くいくかも……」
シャル「……で、でも!最初の頃は一夏にもひどい事をたくさん言ってたって聞いたよ!」
箒「そうだな。よく知りもせず目の敵にして突っかかって来てたし」
鈴「そのくせ一夏に負けたら急に色目使ってきて」
ラウラ「修学旅行の時は狙いすぎのエロい下着をつけて来て教官に笑われていたしな」
一夏「でもそこが可愛いんだよな…」
鈴ラ箒シ「!!!??」
箒「しかし逆に高慢すぎないか?」
ラウラ「確かに。無意味に自分を過大評価する傾向があるな」
鈴「セシリアの部屋は一人だけ物凄い豪華な家具並べてるらしいじゃない」
シャル「イギリス人特有の貴族趣味だけは僕にも理解できないなぁ」
一夏「でもそこが可愛いんだよな…」
鈴ラ箒シ「!!!??」
一夏「もし行き過ぎたら俺が諫めればいいだけだしさ」
箒「う、うぅ……」
鈴「なによなによ……」
シャル「ずるいよセシリアばっかり……」
ラウラ「……で、結局セシリアの事が好きなのか?」
一夏「あー……どうなんだろうな、この感情……」
箒「うっ」キュンッ
一夏「鈴は元気で周りを引っ張ってくれるカリスマ性があるよ」
鈴「いちか……」キュンッ
一夏「シャルは凄く優しい子だな。一人でなんでも抱え込んじゃいそうで目が離せないよ」
シャル「そそそそそんなこと……」キュンッ
一夏「ラウラはその無邪気な所が誰からも好かれると思うよ。俺も好きだし」
ラウラ「よめ……」キュンッ
箒「そ、そうだぞ。これではただの八方美人ではないかっ」
シャル「うんうん。僕もそれが気になるな」
ラウラ「まぁ私だろうけどな」フフン
一夏「えー……誰っていうかなぁ…みんな好きなんだよなー」
箒「そういう好きではなくてな……」
シャル「ほら、男女の感情というか」
鈴「ごくっ」
ラウラ「じーっ」
箒「……」
シャル「わくわくっ」
一夏「そうだな、この中なら……」
ガラッ
セシリア「あらっ?みなさんおそろいで何を……」
一夏「セシリアっ!!!」ガタタッ
鈴ラ箒シ「!!!??」
セシリア「わ、わたくしの話?」
一夏「うん」
セシリア「どういう話ですの?」
一夏「んーーー、ナイショ」
セシリア「えぇぇぇ!?お、教えて下さい一夏さんっ!」ポカポカッ
一夏「ハハハ、どうしようかなぁ」
セシリア「もぉおおお!!!」
箒(なんだこの空気は)
千冬「家に帰ってくるなり何を言っているんだ馬鹿者が」ぽかっ
一夏「いてっ!家にいる時くらいしか千冬姉とこう言う話できないじゃないか」
千冬「…………ふむ、言われてみればそうだな」
一夏「という訳で一緒に考えてくれ」
千冬「一夏おまえ、女を口説くのに他人のやり方をそのまま真似るのか?」
一夏「ぐっ」
千冬「だろう?それにお前は私の弟だ。女の一人くらい地力で口説いてみせろ」
一夏「む、そういうなら千冬姉は経験豊富なんだよな?」
千冬「…………今は私の話ではなくてだな」
一夏(千冬姉に相談しても無理か……)
千冬「そもそも最初から他人に頼ろうとする気構えがだな、」クドクド
一夏「え?」
千冬「いやまてまてまてまて」
一夏「ど、どうしたんだよ千冬姉」
千冬「せ、セシリアの攻略法って言ったかお前?」
一夏「え?」
千冬「え?」
一夏「うん」
千冬「一夏、お前オルコットが好きなのか」
一夏「うん」
千冬「…………………えっ」
一夏「あれ?」
千冬「」パシーンッ
一夏「いってぇえ!!!何するんだよいきなり!!」
千冬「あ、すまん」
一夏「うん」
千冬「地 力 で な ん と か し ろ」
一夏「えぇ~~~……」
千冬「この件では何があっても協力しないぞ!いいか、何があってもだ!!」
一夏「ま、まぁいいけどさ……」
ーーーーーーー
ーーーー
千冬「…………という事があったんだ…」グビッ
山田「お、織斑先生?ちょっとペース早くないですか?」
千冬「なんのころら?」グビグビグビ
山田「ちょ、それストレートのウイスキーですよ…ビールじゃないんですから」
千冬「ふんっ、この程度…………ひっく」グビグビ
山田(荒れてるなぁ……)
一夏「セシリア攻略法か」
一夏「さすがに今いきなり告白ってのもなぁ」
~~~~~~~~~~~~~~~
セシリア『突然何をおっしゃってるの一夏さん』
セシリア『わたくしはお友達としてお付き合いしていたつもりですが』
セシリア『それにわたくし、女性に媚びへつらうような男は大っキライですの』
~~~~~~~~~~~~~~~
一夏「あ、ありそうだ」
一夏「…………この場合男から告白というのもNGなのか?」
一夏「セシリアの魅力に誰よりも詳しいと思ってた俺が」
一夏「まさかのノープラン!!」ババーン
一夏「こりゃセシリアとの会話からヒントを得るしかないな」
一夏「という訳で今週末一緒に出かけよう」ピポパピピポ
TRRRRRR TRRRRR ガチャッ
一夏「あ、セシリアか?すまん突然。え?いやいや、ははは。うん。それでさ、今週末なんだけど…………」
セシリア「箒さんもシャルロットさんもラウラさんも鈴さんもいませんわね」
セシリア「…………」
セシリア「まさか今日は本当に二人きり!?」
セシリア「いやいやいや……冷静になるのですわ。セシリア・オルコット」
セシリア「きっと一夏さんが皆さんを連れてやってくr……」
一夏「お~~~いセシリア!!」ブンブン
セシリア「!?」
セシリア「一夏さん!いえ、わたくしも今来たところでしてよ?」
一夏「そっか。良かった」ニコッ
セシリア「うっ……笑顔がヤバいですわ……」
一夏「?」
セシリア「それで…ほ、他の方たちは……?」
一夏「他?今日は二人で遊びに行くつもりだったけど」
セシリア(や、やりましたわ!正真正銘一夏さんからのデートのお誘いですわっ……!!!)
一夏(ううぅう……となると待たせたのもポイント減だな…今後のプランを練り直さないと)
セシリア(意識したら一夏さんの顔が…………はうんっ!!)カァッ
一夏(ちくしょう……気まずいぜっ……)
一夏「」モジモジ
セシリア「」モジモジ
セシリア「はいっ……」ソッ
一夏「ぐおっ!!?」
セシリア「え?ど、どうなさいました一夏さん?」
一夏(ナチュラルに腕を組んでくるなぁ……まかり間違っておっぱいで勃起したら……やばいよ、やばいよ……)
セシリア(やはりいきなり腕を組むのは日本の慣習から言ってもまずかったですわね……ううぅ……)
セシリア「一夏さん、本日はどちらへ連れて行ってくださるのかしら?」
一夏「お、おうそうだな、今日はまず映画を見に行こうと思う」
セシリア「まぁ…素敵ですわね!」
一夏「えーと、次は喫茶店で少し休憩してその後紅茶葉の専門店へ。そして昼食をとりその後は」チラッ チラッ
セシリア「ず、ずいぶん細かいですわね」
一夏「へ?あ、あわわわわいやそうなったらいいなぁって……はは、ははははは」
セシリア「おほ、ほほほほほ」
セシリア(これって…これって…………ガチデートプランじゃないですのっ!!??)
一夏(うぅぅぅううう!!!)ジタジタ
セシリア(くうぅうううう!!!!)ジタジタ
山田「あの二人……休日に道の真中で何をしてるのかしら」
山田「……はっ!それより織斑先生との約束がっ!!」タタタタタタッ
セシリア「意識しすぎて疲れましたわ……はっ!!」
一夏「ん?」
セシリア「な、なんでもありませんわっ!」
一夏「そ、そうか?」
セシリア「ええ」
一夏「んじゃ早速チケット買うか…………さて、何を上映してるかな~」
セシリア「面白そうなのがあればいいですわね」
一夏(な~んてな、当然チェック済みだ。今とびきり泣けるイギリス人と日本人の遠距離恋愛をテーマにした映画が……)
一夏「セシリアもそう思うか?実は俺も今それに目をつけていたんだよね」
セシリア「そうですわね…この」
一夏「世界の果てで愛を叫ぶ」
セシリア「魔法天使マジカル☆メルル」
一夏「…………え?」
セシリア「…………え?」
一夏「あ、ああ。実は俺もこれが見たかったんだけど恥ずかしくて……」ボソッ
セシリア「それならいいのですけど」
一夏(ま、まさかイギリス人の超お嬢様と日本のアニメを見ることになるとは思わなかったぜ)
セシリア(なんでしょうこの……やらした感が半端じゃない感じは)
『そ、そんな……!』
『それしかないポ。今やらなきゃ地球が無くなっちゃうポ!』
『でも、でも…私にはできない………』グスッ
『何をしているんだ!!君は地球を守る正義の魔法天使、マジカルメルルだろ!!!』
『………うるさい男だ!』
『ぐわぁぁあああ!!!!』
『やめてぇぇえ!!!』
『どうした娘よ。撃たんのか?ククク……地球を救うには撃つしか無い。しかし撃てば男が死ぬ』
『小娘には少し難しい選択だったようだな……ハハハハハハハ!!!!』
一夏「セシリア!!落ち着いて、ほら…他のお客さんが困ってるから」
セシリア「でも一夏さん!あんな年端も行かない女の子になんて……なんてヒドイ仕打ちを!」
一夏「しーっ!しーっ!」
『いいんだメルル……僕一人が死ぬだけで…地球が助かったんだから』
『でもっ!』
『がはっ……泣かないでくれ……』
『そんな……こんなこと、ひどい……』
『君の決断を僕は誇りに思うよ…だから……なか…ない………』
『…………キョウスケさんっ!?キョウスケさあぁああああん!!!!』
セシリア「うぉおおおおああああああああっっっっっ!!!!!!!!!!!」
一夏「うわっ!セシリア!!ちょ、まて…立ち上がるなって!!」ガバッ
セシリア「うおおおおおあぁぁぁああああ!!!!!!!!」
一夏「ちょ!!……すいません、今落ち着けますんで、はい……」
セシリア「ぐすっ……うぅぅ……一夏さん……」
一夏「いや、その気持はわかるけどさ。いい話だったな」
セシリア「ええ。最後にメルルの涙が奇跡を起こしてキョウスケを生き返らせた時は、わたくし…わたくし……」グスッ
一夏「うんうん」
セシリア「ほんとに素晴らしいアニメでしたわっ!あれを見た女の子たちはきっと……」
セシリア「大切な物を守るために何かを犠牲にしなきゃいけない事を学んでちょっぴり大人になったでしょうね」
セシリア「そして優しい気持ちが何よりも大切だという事も……」
一夏(…………セシリアのまだ見ぬ一面を知ることができた。結果オーライか)
セシリア「あ、はい。どうぞごゆっくり」
セシリア「…………」
セシリア「あぁぁあああ……わたくし、なんて恥ずかしい事を……」
セシリア「…………でも本当に良いアニメでしたわね。BDで出てるかチェックしないと」
鈴「あれ?セシリアじゃない?やっほー」
箒「む、珍しいな。こんなところで」
鈴「なーに慌ててんのよ」
セシリア「べべべ、別に慌ててなんか……」
箒「……ふむ。今日のセシリアは何やらめかしこんでるようだな」
鈴「ほんとだ!なにこの服、めちゃめちゃ高そうな生地じゃない!」
セシリア「ちょっと…さわらないで、くださいましっ……」
鈴「いいじゃんいいじゃん」ニシシ
セシリア「な、なんですのっ?」
箒「誰とお楽しみだ?」
鈴「へ?……あっ」
セシリア「な、なんのことやら」
箒「だ れ と お た の し み だ ?」
セシリア「ひぃっ!」
箒「私もそう考えていたところだなぁ」
セシリア「ち、違いますの。今日はイギリスから……その、親族が日本まで来るので」
鈴「嘘ね」
箒「嘘だな」
セシリア「ぐっ」
箒「誰だ?」
セシリア「むぅ……な、なんと言われても親族に会いに行くとしか答えられませんわっ」
鈴「強情ね……」
箒「こうなったら体に聞くしかないようだな」
セシリア「へ?へ?あの、お二人さん?乱暴な真似は……」
鈴「ウヒヒ……」
箒「フフフ……」
鈴「…………ぷっ」
箒「…………ぶはっ!そんなに怖がるな、セシリア」
セシリア「…………え?」
鈴「冗談よ。本気で嫌がってるのに無理やりなんてするわけないじゃない」
箒「そうだ。今日のところはお前の話を信じてやるよ」
鈴「さーて、そろそろ行こっか」
箒「そうだな。だいぶ時間を押している」
セシリア「あの……お二人はどちらへ?」
鈴「んー、昔の学校の先生のところへね」
箒「そうだ。私と鈴は学園に来て初めて会ったが、小学校の先生に共通の人がいてな」
セシリア「なるほど」
箒「本当は一夏も呼ばれていたんだが。あいつ、肝心な時に連絡がとれなくてな」
鈴「なるべく全員で会いに行きたかったけどね」
箒「ま、仕方ないさ」
鈴「それじゃ、ばいばーい」
箒「また学園でな」
セシリア「あ、はい……ごきげんよう……」
一夏「セシリアおまたs……セシリア?どうかしたのか?」
セシリア「い、一夏さん……わたくし……」
一夏「どうしたんだよ」
セシリア「実は……その…」
一夏「……そっか」
セシリア「鈴さんと箒さんに嘘までついて…うぅ……」グスッ
一夏「…………あんまり自分を攻めるなよ」
セシリア「一夏さん」
一夏「お、俺は今日…その、セシリアと二人っきりで楽しみたかったし、さ」
一夏「俺がその場にいてもこっちを優先してたと思う。うん。たぶんそうだな」
セシリア「一夏さんっ……」ギュッ
一夏(……………あれ?いい雰囲気じゃね?)
セシリア「一夏さん……はいっ!」
タタタタタッ
一夏「…………」
セシリア「…………」
一夏「…………」
セシリア「…………一夏さん?」ハァハァ
セシリア「つぎ、どこ行きますの?」
一夏「あ」
一夏「ふんふん」
一夏(そっか…セシリアもちゃんと楽しみにしててくれたんだな)
一夏(俺もセシリアに自分の気持をしっかり言わないとなぁ……)
一夏(なんて言うか、うん。会ってないけどあの二人に教えられた気分だぜ)
セシリア「……かさん?一夏さん?」
一夏「はっ」
セシリア「もう!聞いてませんでしたの?一夏さん」
シャル「あっれーー?一夏っ!?」
ラウラ「むっ…あの後ろ姿は間違いない、嫁……とオルコットだな」
一夏「へ?あ、よう!外で会うなんて珍しいな!」
セシリア「あ、あら。ごきげんよう二人とも」
セシリア(ぴ、ぴんち再び……ですわ)
一夏「いやいや素人同然。今はセシリアに教えてもらってる段階だよ」
セシリア「うふふ……(どうやって切り抜けようかしら)」
シャル「でもさー……二人揃って休日にって、珍しいよね」
一夏「まぁな」
シャル「も、もしかして、デート…………なんちゃって」
セシリア「!!」
一夏「!!」
セシリア「うっ」
セシリア(…………)
セシリア(…………わたくし、もう嘘はつかないって決めましたわ!)
セシリア「実はその」
一夏「俺たち今デート中なんだ!」ギュッ
シャル「や、やっぱり……」ハハ、ハハハ
ラウラ「なんだとっ……!!」ワナワナ
セシリア「一夏さんっ…!」
シャル「そ、そんな。悪いよ……」チラッ チラッ
ラウラ「悪いも何もあるか。セシリアがデート中というのに私達が蚊帳の外という道理はない」
シャル「むぅ~…そ、そうかな」
ラウラ「そうだ!というわけで嫁よ……」
一夏「ごめん!」
ラシ「!!?」
支援
ラウラ「なっ……」
シャル「えっ……」
一夏「な?セシリア!」ギュッ
セシリア「は、はいっ!」ギュッ
一夏「そういうわけでごめんな!また学園で!……行こうぜ」タタタタッ
セシリア「一夏さん……」タタタタッ
セシリア(し、幸せすぎて死にそうですわ……)
シャル「……しょうがないよ、僕達はまた今度ってことでさ」
ラウラ「ぬぅ……オルコットめ、覚えていろ」ギリリ
シャル(これはもう決まっちゃったかな……ま、結婚までは諦めないけどね)
ラウラ「どうして止めた、シャルロット」
シャル「今追いかけても逆効果なだけだよ」
ラウラ「そ、そうか……」
シャル「それにしても…セシリアかぁ……はぁ」
--------
----
一夏「今日は遊んだなー!!」
セシリア「ウフフ……そうですわね」
一夏「お、ここからだとIS学園も見えるぞ!セシリアもこっちに来てみろよ!」
セシリア「はい……」ソッ
一夏「綺麗だよな。夜景」
セシリア「はい……」ドキドキドキドキ
一夏(こ れ は イ ケ る)ドキドキドキドキ
セシリア(デートの締めくくりに高台の夜景)
セシリア(ムードは完璧!ですわ)ドキドキドキドキ
一夏「…………」
セシリア「…………」
一夏「…………セシリア」
セシリア(これは……間違いなくこの間合いは……)ドキドキドキドキ
一夏(今なら絶対拒絶されない自信がある……落ち着け俺、今もらうんだ…セシリアの……)ドキドキドキドキ
セシリア(キス……!!)
一夏(初チュー!!!)
セシリア「一夏さん………」
一夏「セシリア…………」
一夏(いかん恥ずかしくて顔がめちゃ熱いぞ……)
セシリア(あと15センチ……も、もう目を開けていられませんわっ!)ギュッ
一夏(セシリア……セシリアセシリアセシリアセシリア……)
----------------------------------
千冬「いやぁ~いい夜景だなぁ!!」
一夏「うわぁぁああああああああああああ!!!!!!」
セシリア「きゃああああああああああああ!!!!!!」
千冬「ん?急に夜景が見たくなってな」ハァハァ
セシリア「す、すごい汗ですわね……」
一夏「どうしたんだよ?まるで街中を走りまわったみたいな汗かいてるぞ?」
千冬「気のせいだ。それよりお前たち、こんなところで何をしている?」
一夏「あ、いや。それは……」
セシリア「いえ…ほほほ、まだ何も……」
千冬(山田先生に聞いてすぐに探し回った甲斐があったな……どうやら事後ではないようだ)ニヤリッ
一夏「なっ……!」
千冬「教師命令だ」キリッ
一夏(な、なんてかっこ悪い姉だっ!!)
セシリア「…………ふぅ~~~~~」
一夏「セシリア?」
セシリア「一夏さん、今日は非常に楽しかったですわ」
セシリア「なんだか今日一日で一夏さんにずっと近づけたみたいですわね」
一夏「俺も今までよりもっとセシリアの事を知れた気がする」
千冬「あー、お前ら私の言うことを理解してるか?」
セシリア「もちろんですわ。じゃあ、帰りましょうか一夏さん」
一夏「お、おう」
一夏「え?」
……………チュッ
一夏「~~~~っ!!!!?」
千冬「」
セシリア「………………ぷはっ!……ムードがなくてごめんなさい」
一夏「せ、セシリア……」
一夏「いやいやいや………そうじゃないんだ。セシリア。俺と付き合ってくれ。ずっと好きだったんだ」
チュッ
セシリア「一夏さんっ」
チュッ
セシリア「わたくしも以前からずっと……」
チュッチュッ
一夏「うれしい……うれしいよセシリアっ!」ダキッ
セシリア「一夏、さん………」
チュッ
千冬「」
一夏「放っておこう。虎より強い人だから」
一夏「あんなものより、セシリア……」
セシリア「一夏さん」
一夏「何かお祝いしよう。帰ってさ、俺料理作るから」
一夏「記念日にしようよ。酒もあけちゃうか?千冬姉のがたくさんあるから」
セシリア「まぁ…浮かれすぎですわよ」クスクス
一夏「いやその、今になって嬉しくなってきた。はははっ!やったぞ!!」ダキッ
セシリア「きゃっ」
セシリア「わたくしも……ですわよ」チュッ
一夏「学園の三年間も、卒業後も、ずっと好きだからさ」
一夏「明日からたくさん、想い出作っていこうな」
セシリア「はい……」
一夏「それじゃ行こうか」ギュッ
セシリア「うふふ……一夏さんのお家へ?」ギュッ
一夏「……いや、冷静に考えたらやばい。絶対に我慢がききそうにないからな」
セシリア「…………わたくしも、ですわ」
一夏「え?」
セシリア「なんでもありませんわっ!!」タタタタッ
一夏「あ、待てよセシリア!!!」タタタタタッ
千冬「」
---------
----
一夏「ただいまー」
セシリア「はーいおかえりなさーい」パタパタ
一夏「おーただいまー」
セシリア「うふふ……ほら、パパにお帰りは?」
一夏「ははっ、まだしゃべれないだろ」ナデナデ
セシリア「あらあら、わたくしは撫でてくださらないの?」
一夏「ごめんごめん」ナデナデ
一夏「おっと」
セシリア「あら、おかえりなさいませお姉さま」
千冬「ただいま。お前ら、玄関先でいちゃつくなと言ってるだろ」
一夏「ごめんごめん」
セシリア「あら。いくらお姉さまと言えどそれは聞けませんわ」
一夏「おいおい」
セシリア「あなた、おかえりなさい」チュッ
一夏「…………でへへ」
二人は晴れて結婚し、新たに居を構えるに至る。
なぜかそこに二人の姉が転がり込むのはまた別の話……。
おわり
乙
Entry ⇒ 2012.02.10 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
ラウラ「すこーん……?」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328182778/
ラウラ「すこーん……?」
セシリア「イギリスでは、お茶の時間にスコーンを食べるんですの」
ラウラ「……」
セシリア「とってもポピュラーなお茶菓子ですのよ」
ラウラ「……」
セシリア「このあいだ一夏さんに作って差し上げたら、とても美味しいといって食べて下さいましたわ…///」
ラウラ「……」
セシリア「こうしている間にも一夏さんはわたくしが来るのを今か今かと心待ちにしているに違いありませんわ///」
セシリア「それではラウラさん、ごきげんよう」
ラウラ「……」ノシ
―――
―
ラウラ「(すこーん…すこーん…すこーんか…)」
ラウラ「(嫁が喜んで食べるお菓子…いったいどのようなものなのだ)」
鈴「やっほーラウラ!難しい顔して、どうかしたの?」
ラウラ「鈴か、いや、なんでもない、なんでもないのだ」
鈴「ふーん、ならいいけど!」モグモグ
ラウラ「……っ!」( ゚д゚)ハッ!
ラウラ「り、鈴!おまえが食べているそれはなんだ!」
鈴「ん、これ?何って、酢こんぶだけど…」モグモグ
ラウラ「(すこんぶ→酢こんぶ、すこーん→酢コーン)」ホワンホワン
ラウラ「(コーン→corn→とうもろこし)」ホワンホワン
鈴「分かったって、何が?」モグモグ
ラウラ「鈴よ、ありがとう!」ガシッ
鈴「へ?あ、うん、どういたしまして……」
ラウラ「こうしてはいられん、早速材料の調達に行かねば!待っていろ嫁!」シュタッ
鈴「……どうしちゃったのよあの子……」
―――
―
―ラウラルーム―
ラウラ「酢コーンというくらいだからな、材料はこのくらいなものだろう」
ラウラ「さて、あとはどのように調理するのかだが……」パカッ
ラウラ「うっ!」ケホッケホッ
ラウラ「うぅ……酢というのは臭いがきついな」グスッ
ガチャッ
シャル「ふぅーただいまー……って、うっ!」ゲホッ
ラウラ「おかえりシャルロット」
シャル「ラウラぁ…どうしちゃったのこのにおい」ツーン
シャル「酢…?こんなもの買ってきて、どうしたの?」
ラウラ「うむ、一夏にスコーンを作ってやろうと思ってな」
ラウラ「セシリアより美味しく作ってやろうと思って材料を揃えてみたはいいものの、どう調理すればよいか分からんのだ」ウーム
シャル「材料って、まさかそのお酢と、そこにあるとうもろこしの山のこと?」
ラウラ「うむ」
シャル「え、えっと…もう一度聞くけど、ラウラはスコーンを作ろうとしてたんだよね?」
ラウラ「そうだ」
シャル「じゃあラウラ、スコーンって何かな?」
ラウラ「?文字通りコーンと酢を使った菓子のことだろう」
シャル「……ぷっ」
ラウラ「な、なぜ笑う!」
シャル「ご、ごめんごめん、でも可笑しくってさ…」クスクス
ラウラ「な、何がおかしいというのだ!」
ラウラ「私の、嫁に美味しいお菓子を作ってやろうという気持ちが…そんなに、可笑しいというのか……」グスッ
シャル「えっ、ちょっ!ち、ちがうよラウラ!」オロオロ
ラウラ「私が、少女らしさの欠片もない私がお菓子を作るのは、そんなに可笑しいことなのか……」グスッ
シャル「ちがうよ、ラウラ…ラウラが一夏にお菓子を作ってあげようっていう気持ちはとても素敵だよ」ナデナデ
シャル「それに、ラウラは十分女の子だし、とっても可愛いと僕は思うな」ニコッ
ラウラ「グスッ…で、ではなぜ笑ったりしたのだ…///」
ラウラ「むっ、調べてはいないが、名前からしてそのようなものだろうというのは分かったぞ」エッヘン
シャル「はぁ……ラウラ、まず、スコーンに対する認識をちゃんと改めないといけないね」
ラウラ「どういうことだ?」
シャル「スコーンっていうのはね……」
~シャル説明中~
ラウラ「……///」
シャル「ま、まぁ誰にでもそういう間違いはあるよ!」
シャル「うーん…それじゃあ、今から僕と一緒に作りに行かない?」
ラウラ「…できるのか?」
シャル「うん、材料は家庭科室とかにある分で足りるだろうし、スコーンはまえに料理部で作ったことがあるから…」
シャル「作り方は僕が教えてあげる!」
ラウラ「シャルロット…ありがとう」
にしても原作どうなるやら
―――
―
―シャルのお料理教室―
シャル「ふぅ…それじゃあ早速始めよっか」
ラウラ「よろしくおねがいします、教官」ケイレイ
シャル「ふ、ふつうでいいよ、ふつうで…リラックスしていこ?」
ラウラ「むぅ……」
シャル「まずは材料だね…」
~スコーンの材料(12個分)~
薄力粉...250g
ベーキングパウダー...小さじ2と1/2
三温糖...20g
塩...ひとつまみ
バター(食塩不使用)...70g
溶き卵...1コ分
牛乳...約70g
つやだし用牛乳...適量
シャル「ざっとこんなものかな…」
ラウラ「こ、こうか?」
シャル「そうじゃなくて……ちょっと後ろ向いて」マキマキ
シャル「よし、できたよ!」
ラウラ「ど、どうだ……?」
シャル「(か、かわいいー!!!///)」キューン
参考画像
http://blog-imgs-49.2nt.com/s/s/h/ssh123/vB5GI.jpg
ラウラ「おー」
シャル「えっと、まず、薄力粉、ベーキングパウダー、三温糖、それと塩をボウルに入れます」
ラウラ「こうか?」
シャル「そうそう、次に、そのボウルに1cm角に切ったバターを入れて指先でつぶしながら粉と混ぜ合わせ、そぼろ状にします」
ラウラ「そぼろ…?」
シャル「こんな感じだよ」マゼマゼ
ラウラ「ふむふむ」
ラウラ「こうか」ドボドボ
シャル「そうそう、慎重にね」
シャル「で、全体を切るようにして混ぜ合わせて、ひとまとめにします」
ラウラ「……」マゼマゼ
ラウラ「……」ペロッ
シャル「あっ、舐めちゃダメだよラウラ」メッ
ラウラ「むぅ……」
シャル「十分に混ぜ合わせたら、ラップに包み冷蔵庫で約30分間休ませます」
シャル「そうだねー……しりとりでもする?」
ラウラ「そうだな」
シャル「じゃあ僕からね、しりとり!」
ラウラ「リンカーン」
シャル「ええ!まだ始めたばっかりだよ!」
ラウラ「そうだな」
シャル「じゃあ仕切りなおしね……しりとり!」
ラウラ「リービッヒ冷却器」
シャル「キンカン!」
ラウラ「ンジャメナ」
ラウラ「(あれ……?)」
―――
―
―30分後―
シャル「そろそr出してみよっか」ガチャッ
ラウラ「おお、さっきより硬くなってるぞ」
シャル「丸いのが一般的だね、型抜き器がないから、だいたい直径5cmの位の円に形を整えて」
ラウラ「面白いな」ニギニギ
シャル「ふふっ♪」ニギニギ
ラウラ「あとはこれを焼けば良いのだな?」
シャル「そうそう、シートを敷いたオーブン皿に間隔をあけて並べます」
ラウラ「できたぞ」
シャル「そしたら、仕上げに表面につやだし用の牛乳をハケで塗ります」
ラウラ「……」ヌリヌリ
シャル「よし、それじゃあ焼いてみよー!」
ラウラ「ファイアッ!」スイッチオン
シャル「ちなみにガス高速オーブンで、200℃-約12分だよ」
―――
―
―12分後―
シャル「焼きあがったみたいだね」
ラウラ「開けてみてもいいか」ワクワク
シャル「うん、でも熱いから気をつけてね」
ラウラ「(……ドキドキ)」ガチャッ
ラウラ「おおっ!」
シャル「うわぁ!綺麗に焼きあがってるね!」
ラウラ「味見してみてもいいか?」ソワソワ
シャル「あっ、ちょっと待ってて!」ゴソゴソ
シャル「じゃーん!クロテッドクリームとイチゴジャム!」
シャル「これをつけるだけでスコーンが何倍も美味しくなるんだ」
ラウラ「おお!」キラキラ
シャル「お好みでバターを付けても美味しいよ」
ラウラ「おおー!」パチパチ
シャル「この時のために紅茶も準備しておきました!」
ラウラ「さすがシャルロット、準備がいいな」
シャル「えへへ♪スコーンはこうやって横から割って、そこにクリームとかをつけて食べるのがオーソドックスな食べ方だよ」
ラウラ「こうだな」パカッ ヌリヌリ
ラウラ「いただきます」パクッ
シャル・ラウラ「(!!!)」
シャル「(外はサクっとしてて、それでいて中はふわふわ……)」
ラウラ「(甘すぎないクロテッドクリームと、甘いイチゴジャムとの絶妙なハーモニー……)」
シャル「(そして何より!)」
シャル・ラウラ「(スコーンでモソモソした口の中を潤してくれるアールグレイが奏でるセレナーデ!)」
シャル・ラウラ「美味しいっ!!!」
シャル「美味しい……」
シャル「よかったねラウラ、これなら本場のセシリアのスコーンとも互角かそれ以上に戦えるよ!」
ラウラ「ありがとう、シャルロットのお陰だ!」
シャル「ううん、僕はただ作り方を教えただけ」
シャル「ここまで美味しくできたのは、ラウラが頑張ったからだよ」
ラウラ「シャルロット……」ジーン
シャル「ラウラ……」ジーン
ラウラ「……顔にクリームがついているぞ」ペロッ
シャル「ひゃっ///」
ラウラ「ん、すまないな」モグモグ
シャル「それに……」
シャル「ラウラの顔にも、クリームついてる」ペロッ
ラウラ「あうっ///」
シャル「ふふっ♪」
ラウラ「ふふふっ」
キャッキャウフフ
―――
―
ラウラ「嫁!」
シャル「一夏ー!」
一夏「おっ、ラウラにシャル!どうしたんだ、そんなに急いで?」
シャル「あのね、ラウラが一夏に食べさせたいものがあるって」
一夏「ラウラが、俺に?」
ラウラ「こ、これだっ!」ズイッ
一夏「おっ、スコーンじゃん!」
シャル「ラウラったら、最初スコーンのことを酢でつけたとう…ムガッ!フゴッ!」ンー!
ラウラ「(それは言わないでくれー!)」グググッ
シャル「(く、くるしい……)」
一夏「どうしたんだ?」
ラウラ「い、いや、なんでもない…とにかく、早く食べてみてくれ!」
一夏「わざわざありがとうな、んじゃ、いただきまーす」パクッ
ラウラ「……どうだ」ドキドキ
一夏「……」モグモグ
一夏「……う、美味い!すごく美味いぞラウラ!もう一個いいか?」パクッ
ラウラ「ほんとうか一夏!?じゃあセシリアのとどっちが美味しかったのだ!?」
一夏「セシリアのと比べてか?うーん、どっちも甲乙つけがたいけど……」
ラウラ「……」ジーッ
一夏「と、とにかく、ラウラのはすげー美味いぞー!俺のためにありがとうなーラウラ」ナデナデ
ラウラ「ふ、ふふふっ、嫁にお菓子を作ってやるのも夫の役目だからな///」
シャル「(でも、とっても嬉しそう)」
シャル「(僕が手助けしたことでラウラが笑顔になれたなら、それはとっても嬉しいな)」
シャル「(良かったね、ラウラ!)」ニコッ
ーーー
ー
ーその夜ー
ラウラ「シャルロット……?」
シャル「……」zzzz
ラウラ「寝たか……」モゾモゾ
ラウラ「シャルロット、今日はありがとう」
ラウラ「お前がいなければ、わたしはスコーンを作ることなど出来なかった」
ラウラ「だが、お前が教えてくれたから、一夏に美味いと言わせることができた」
ラウラ「シャルロット、お前はわたしの最高のと、友達だ///」
ラウラ「……」ギュッ
ラウラ「おやすみ、シャルロット」チュッ
ラウラ「……///」
シャル「……」zzzz
おわり
シャル「へっ?なんで僕のベッドでラウラが寝てるの?///」
ラウラ「……」zzzz
おわれ
関係ないけど、材料にバター食塩不使用ってあるけど
使用品があるとして、それを買って食塩減らせば同じになんないの
同じだと思う
前作った時はそうやって作った、気がする
Entry ⇒ 2012.02.09 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
一夏「…またヤるんですか?」 束「うん♪」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328103835/
束「いいの、いいの♪ 束さんが注入した特製ナノマシンのおかげで、いっくんの疲れは一日で消えちゃうし」
束「それに、束さんには避妊用のナノマシンがあるし」
一夏「…分かりましたよ。束さんには敵いません」
束「やった~。好きだよ、いっくん♪」
一夏「な、何スカートを破いて…」
束「えへへ、これで束さんのスカートはミニスカになりました。これで束さんが立てば…」ムクッ
束「いっくんからは、束さんのパンツが丸見えだね~」
一夏「(今日は青紫、か……)」
一夏「はいはい、分かりました…」スルスル
束「わっ、もう大きくなってる…束さんのパンチラだけでもうこんなになっちゃったんだね」
一夏「…すみません」
束「こんな単純ないっくんには、最初はこれがお似合いだね」
グリグリ
一夏「うぁっ!」
束「ふふふ、どう~?束さんの黒ニーソによる足コキは?」グリグリ
束「いっくんってば可愛い~。…あれ?もう先っちょから何か出てるよ?」グリグリ
一夏「くっ……すみません、もう出ちゃいそうです…」ビクン ビクン
束「分かった。じゃあ、一気にいくよ!」グリグリグリ
一夏「ちょ、そんな急に早くやられたら―」ビクッ
一夏「うあぁぁっ…」ドピュ ドピュ
束「きゃん!黒ニーソにいっくんの白いのがかかっちゃったよ」
一夏「あぁぁ……」ビクビク
束「休んでる暇は無いよ?次いくよ~」
束「残念だけど、まだまだ先だよ」スルスル
一夏「ぱ、パンツを脱いで何を…」
束「…こうするんだよ」ニチュ
一夏「あぁっ!こ、これは俗に言うスマタっ!」
束「束さんのアソコ、既に濡れてるから気持ち良さも倍増だよ!」ニチュ ニチュ
一夏「暖かい感触とヌメヌメした感触が、気持ぢいぃぃ!!」
一夏「束さん、もう限界ですっ」ビクビク
束「わ、分かったよ!我慢しないで出してっ!」
一夏「っ…ぁ……ああああぁぁ!!」ビュル ビュル
束「束さんのアソコに…いっくんの熱いのがいっぱいかかって……はぁ……はぁ…」ベタァ…
束「分かったよ。パージスイッチ、ON!」ピッ
ビリィッ
一夏「服が破けて、一瞬で全裸に…」
束「ふふん、素早さを心がける為に服に細工をしておいたのだ!」エヘン
一夏「あの…代わりの服は…」
束「大丈夫!ステルス迷彩で帰るから誰にも見られないし、いっくんのYシャツがあるし!」ユサッ
一夏「………(おっぱいに目が…)」ジー
一夏「はい、束さんのおっぱいで俺のアソコを挟んでほしいんです」
束「ストレートに言うねーいっくん。じゃあ、リクエスト通りに…」ムニュン
一夏「ぅぁ………やべぇ、すげぇ気持ちい…」
束「いっくんのアソコ、まだ硬いよ?」ムニュ ムニュ
一夏「そりゃあ、束さんの裸は…魅力的ですし、それにエロいから……性欲が絶え間無く、出てくる…というか」
束「誉めても何も無いよ?」ズニュ ズニュ
一夏「ぁ……はぁ…本当の事を、言って……うっ!」ビクビク
束「きゃあん!」ビチャ ビチャ
一夏「はあぁぁ……ふぅ……」
束「おっぱいと顔が汚れちゃったよ~」ペロ
一夏「そう言いながら舐めてますね」
束「だって、いっくんのだもん♪」ペロペロ
束「…なんだか、いっくんの精液飲みたくなっちゃった」
一夏「!」ドキン
一夏「うぁっ、いきなり先を舐めないでください…」ビクン ビクン
束「あはは、面白~い♪」はむっ
一夏「っ!まだ射精したばかりなのに、いきなり根本まで口に入れられたら―」
束「んふ……んふっ…」
一夏「っあ!そ、そんな激しく…」
一夏「だっ…ダメだ……もう…!」ドピュ ドピュ
束「んぐっ!…ん…んぅ……」ヂュウウゥゥ
一夏「ああっ……そんな強く吸わなくても…」ガクガク
束「ぷはっ、いっくんの精液、たっぷり頂きました♪」
束「あぁ、もういいよ~。次はいっくんのターンだから」ガバッ
一夏「精液まみれの股やおっぱいを見せつけますか…」
束「だって拭くの面倒くさいんだもん。このままヤろうよいっくん♪」
一夏「仕方ありませんね…拭いてる時間を使いたくないし、このままいきますよ?」
束「うん!いいよ」
束「んっ、あっ……あん……いっくん……いっくん…」
一夏「束さんの中、いつ挿れても気持ちいです…」
束「いっくんのも、何回も出してるのに凄く硬いよっ……敏感になってる束さん、いつも以上にビクビクしちゃうなっ……」
一夏「束さん、束さん…っ」
束「せ、セックスしてる時は、呼び捨ての上で束姉って呼ぶ約束したよ、ね…」
一夏「分かった。……束姉」
束「いっくん……いっくん…」ギュッ
束「れろ……ん…にちゅ…いっくん…」
一夏「束姉、そろそろ出る…」
束「うん…いっくん、奥で出して……」
一夏「………っ!!」ビュル ビュル ビュル
束「あっ、あ…あああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
束「いっくん、激しすぎだよ~」
一夏「束さんだって、あんなに俺のを出させてだじゃないですか」
束「それは、いっくんが単純だからだよ」
一夏「いや、束さんのテクニックが巧すぎるんですよ」
束「え~?そうかな~」
一夏「それに…」ムニュ
束「ひゃん!」
一夏「おっぱいも…」スリスリ
束「あんっ…」
一夏「お尻も…」チュッ
束「ん…」
一夏「唇も、最高に魅力的ですし」
一夏「残念ですが、今は俺のターンです」
束「ちょっ、待っ……あんっ」ビクッ
一夏「…束姉、動くぞ」
束「心の準備がまだ……あぁんっ!」
――――――
――――――
束「いっくん…」
一夏「何ですか?」
束「いつまで束さんのおっぱいに顔を埋めてるのかな?」
一夏「だって、明日の朝になったら束さんいなくなってますし…」
一夏「それに…」
束「それに?」
一夏「俺、束さんの事が好きですから」
一夏「今、赤くなりましたね?」モニュ モニュ
束「直球で言われると、流石の束さんでめ照れちゃうな……って、何お尻触ってるのかな?」
一夏「あぁ、すみません。つい癖で」
束「…シャワールームの件もあるし、もう一試合行こうか」
一夏「えっ?」
ガバッ
一夏「ちょ、またヤるんですか?」
束「調子に乗った罰だよ。もう一回束さんと付き合ってもらうからね♪」
一夏「…またシャワー浴びる事になりますよ?それに、明日もー」
束「いっくんの体は束さんの特製ナノマシンがあるから大丈夫!」
束「シャワーは何回でも浴びたいな。いっくんの裸も見れるし♪」
一夏「はぁ…降参です。束さんが飽きるまでヤっていいですよ」
束「うん。じゃあいくよー!」
―――――――――
チュン チュン
一夏「ん…朝か…」
一夏「…体の疲れが無い。束さんのナノマシン、すげぇ…」
一夏「………」
ドンッ
箒「一夏!朝の鍛錬を始めーー」
一夏「あ、箒。おはよう」
箒「なっ…」
一夏「えっ?」
箒「何、裸で寝てるんだあぁぁぁぁ!!」バシーン
一夏「うわらばっ!!」
―束の研究所―
束「あぁ、早く夜にならないかなー」
くーちゃん「…また性交の計画を立ててるんですか?」
束「だって、いっくんとラブラブになれるなんて夢のようなんだしー」
くーちゃん「それよりも、ボロボロになった服を作り直すこっちの身にもなってください…」ヌイヌイ
束「えへへ、ありがとうくーちゃん♪」
おわり。
補足でくーちゃんというキャラは、7巻の最後に出てきます。
また束姉SS書くかも
じゃ
Entry ⇒ 2012.02.09 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
俺「なぁ」 一夏「ん?」
興味なさげに携帯いじりながらもチラチラ見そうだよな」
一夏「あー、わかるわ それ」
手で顔を覆うけれど指の間からチラ見しそうだよね」
一夏「確かに」
おホモだちです
俺「それと教室でヤンジャンのグラビア見てる時に、『こんな破廉恥な物見るなんて信じられませんわ!』とか言いながら
取り上げて教室出て行くじゃん?」
一夏「うん」
俺「それで返して貰う為にセシリアの部屋に行ってノック無しに部屋に入ると、そのグラビアこっそり見てそうだよね」
一夏「見てそうだよな」
俺「その後、帰して貰おうとして」
一夏「そういう所が可愛いよな」
俺「知識に乏しいと言えばラウラだな」
一夏「だな」
一夏「昔、友達が『オナニー』って言ってて千冬姉に意味聞いたら殴られたなぁ」
俺「ラウラが聞いたら殴らないんだろうね」
一夏「だろうな」
一夏「ラウラが『お前は私の嫁だ』って言ってきた時何事かと思ったよ」
俺「俺達、クラリッサとも良い酒が飲めそうだよな」
俺・一夏「HAHAHA」
一夏「何が?」
俺「ほら、良く腹黒腹黒言われるじゃん」
一夏「言われるな」
俺「どうして腹黒って言われるようになったんだろうな」
俺「確かにあの変な生き物の言い放った台詞は有名だよね」
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,
i;;;;;::::'''''''';;;,;;;;;; ;;;,;;;;;; ;
;;;;;;;;ハヽ/ ヽ.ヘ===ァi;;;;;
;;;;;;;;;;;;{ /;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;> ヽ;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;γ ヽi;;;;;::::
;;;;;;;;_/ ハ;;;;;;;
. ;;;;;;| i;;;;;;;
;;;;;;;;ヾ:| };;;;;;;
. ;;;;;;;;;ヾ /;;;;;;;
;;;;;;;;; ∧ /!/;;;;;;;
;;;;;;;;;/:::::\ /;;;;;;;
;;;;;;;;;;;;;:,チ''゛ :`::::::':': ゙゙Y;;;;::::
::;;;;y'´ , `{;;;;;:::::
::;;;.(, ″ '(;;;::
;;;;;:`,ll'-〟 ll |:::
::::| ゙;,_ ,: ゙ i;;;;,,,,,,,,,
:::::i :::: .'-、;;;;;;;;;;;:::::
;;;;;;;;ハ i::::: ....::::'' `'<;;;;;::::
::;;;;;.ハ '(i|||||lllllllliiii=''′ .,};;;;''''
_,,,,,lllllllシ ,,illllllllll″ ,__,,,,,,,,,iiillllllllllllll)
.(lllllllllllll、,,,ィ'illlllllllllllli, ゙lllllllllllllllll!゙゙゙゙゙゙
`”゙゙゙゙゙゙llllllllllllllllllllllュ,,j'lllll゙
鋼の錬金術師の真理思い出した
一夏「何が?」
俺「だから、シャルが腹黒いって言われる理由」
一夏「うん」
俺「例えば男の前では、しゃべり方や声のトーンが変わる、とか」
一夏「千冬姉とかの前だと『私』、俺の前では『僕』っていうよな」
一夏「『そうなんだぁ』とか『すごいねぇ』とか言うって事?」
俺「そゆこと」
一夏「なるほどね」
一夏「抜け駆け?」
俺「ほら、休みの日にお前の家に箒とか鈴とかのいつもの5人組来た事あるだろ?」
一夏「あったな」
俺「あの時、一番最初に来たのは誰だよ」
一夏「・・・シャルだな」
俺「シャルだよ」
一夏「てかなんで知ってるんだよ」
俺「まぁな」
一夏「シャルも大変だなぁ…」
一夏「大変と言えばさ」
俺「ん?」
一夏「箒と鈴だよ」
俺「照れ隠しってやつだよ」
一夏「いや、それでもちょっと嫌だなぁ」
一夏「特に鈴なんてISでぶん殴ってくるんだぜ」
俺「あー・・・」
一夏「一歩間違ったら死ぬよな」
俺「だな」
一夏「ん?」
俺「確かに最近のツンデレキャラって言うのは暴力暴言はつきものだ」
一夏「桐野とかな」
俺「でも、俺はやっぱり友人以上の親密さ、信頼があるから成り立つ行為だと思うんだ」
一夏「ふむ」
一夏「確かに、セシリアとシャル、ラウラからは殴られたことはあまりないな」
俺「つまり、アニメを見てる人はそういう『親密な行動』に飢えているわけさ」
一夏「あー… なるほどね」
俺「ただ、それが少々行きすぎちゃってるのが問題なわけ」
俺「『親密の証』として取った行動がさ」
俺「ただのドメスティックバイオレンスになっちゃうのは残念だよね」
一夏「ナニ事もやり過ぎは良くないってことだな」
俺「誰が上手い事言えって言った」
一夏「…だなぁ」
俺「例えば箒」
俺「取りあえず、ポニテは卒業させるじゃん」
一夏「うん」
一夏「それもそうだけどあくまでIS学園内の個性として、じゃないか」
俺「あぁ、じゃあ良いか」
一夏「続けて」
一夏「はい」
俺「それで『ただいまー』って言うじゃん?」
俺「で、箒は『おかえりなさい、あなた』って言うのよ」
俺「もうこの時点でちょっとグッと来るよね」
俺「だから、今までのように『一夏』とは呼ばないわけですよ」
一夏「いいな」
俺「だろ?」
一夏「うん」
一夏「うむ」
俺「で、『うーん、じゃあまずは箒かな!(ニカッ』って言ってみるだ」
一夏「おいおい、大丈夫かよ」
俺「絶対に大丈夫 少なくとも不機嫌になったり殴ったりはしないさ」
一夏「良いな」
俺「たしなめられたいよね」
一夏「たしなめられたいな」
俺「それで、夕飯の用意が出来て二人で『いただきます』だろ?」
俺「で『んー、やっぱり箒の飯は上手いな!』って言うと『いつも同じ事言うじゃありませんか』って言ってくれるんだよ」
一夏「言うね」
俺「『も、もう!昔の事は良いじゃありませんか!』ってちょっと怒ってくれる」
一夏「怒られたいな」
俺「暴力の無い怒りはいいね 可愛い」
一夏「おいおい、ベッドシーンは無しかよ」
俺「馬鹿、エロは場違いだろ」
一夏「でも」
一夏「かーらーのー?」
俺「手、繋いじゃうね」
一夏「繋いじゃうかー」
俺「あ、大切なこと言うの忘れてたわ」
一夏「何よ」
一夏「おぉ」
俺「和服って言うか浴衣って言うか…」
一夏「言いたい事はわかるぞ」
俺「それならさ」
俺「耳掃除、頼みたいよね」
一夏「わかってるじゃないか」
一夏「来たか」
俺「来たぜ」
一夏「どうした?」
俺「ツインテなんだけどさ、無い鈴ちゃんもまぁまぁ可愛いのよ」
一夏「無いって?」
俺「http://blog-imgs-49.2nt.com/s/s/h/ssh123/1.jpg」
俺「アリだよな」
一夏「結婚したらショートとか」
俺「恋人の間はツインテールでいいか」
一夏「いいよ」
一夏「なるね」
俺「多分、付き合い始めてから、殴る所を千冬さんに見られて、怒られたら治る」
一夏「治るね」
俺「なんていうか、こうロリっぽいし」
一夏「ラウラの次にロリだね」
俺「だからひょい、とお姫様だっこして『も、もう!何してるのよ!』って言いながらも頬を赤らめる鈴ちゃんを見たい」
一夏「俺も見たい」
一夏「待ってました」
俺「鈴ちゃん、体軽いじゃん」
俺「駅弁、したいよね」
一夏「俺もそう思った」
俺「勿論」
俺「キスしながらしたいよね」
一夏「うん」
俺「でも、敢えて俺からは『キスしよう』とは言わない」
一夏「なんでや」
一夏「『ねぇ… キスして…?』みたいな?」
俺「まぁ、普通はそう想像するよな」
一夏「え、違うのか」
俺「『キスして…?』じゃなくて『ちゅーして…?』って言うぜ、鈴ちゃんは」
一夏「あー、なるほど」
俺「まぁ、セシリアはちょっと言い回しは違うけど『ちゅー』とは言わないだろ」
一夏「だねぇ」
俺「あ、でもセシリアに『ちゅーしてやろうかw』みたいに冗談めいた感じで言って
『え、え、ちゅ、ちゅー…?』みたいな感じであたふたさせたい」
一夏「お主も悪よのう」
一夏「あぁ」
俺「セシリアにさ」
一夏「うん」
俺「初めてのエッチで中に出してあたふたさせたい」
一夏「ほう」
俺「『え、あ、あの… 本当に中に出しましたの…?』みたいな感じで」
一夏「それ結婚してから?」
俺「いや、在学中に」
一夏「誠乙」
一夏「おう」
俺「鈴ちゃんって貧乳って事が凄くコンプレックスみたいだよね」
一夏「らしいな」
俺「だからさ」
一夏「ちょっと待て」
俺「何よ」
一夏「流石に、結婚してからでも胸の事で弄るのは駄目だぞ?」
俺「胸は弄るのにな」
俺「どうしたら貧乳って事を褒められるか」
一夏「素直に『俺は小さい方が好きだぞ?』とか」
俺「うーん…」
一夏「もう、敢えて触れないって言うのはどうよ」
俺「それが一番無難かなぁ…」
一夏「うん」
俺「でもさ」
一夏「うん」
俺「それで、抱きしめると『ほら、胸はないけどその分くっつけるでしょ?
一夏とこれだけぴったり寄り添えるなら… おっぱいなんていらないもん…』って顔を赤らめながら言われてみなよ」
一夏「俺、貧乳の方が好きだな」
俺「まぁそうなるよな」
一夏「まぁ、そんな所だな」
俺「じゃ、また今度何かあったら」
一夏「待ってくれ」
俺「何よ」
一夏「千冬姉とかその他のキャラは?」
俺「また明日にでも」
一夏「了解」
第一部 -完-
需要がありそうならまた明日立てます
俺「よぉ」 一夏「来たか」
一夏「うん」
俺「で、鈴ちゃんは照れると暴力を振うんじゃないかって言ったけど」
俺「実はそんな事無いんじゃないか?」
一夏「詳しく聞こうか」
俺「夢に鈴ちゃんが出てきたわけですよ」
一夏「どんだけ鈴の事好きなんだよ」
俺「結構好きだよ」
一夏「そうか」
俺「そうだよ」
支援
昨日のおホモだちです
俺「で、その夢を元に推測したんだよね」
一夏「いいから早く話せよ」
俺「まぁまぁ」
一夏「ほう」
俺「それで、鈴ちゃんと俺と後モブ二人でなんか話してる時にさ」
俺「おもむろに『鈴、ちょっとこっち来いよ』って言ってモブ二人には死角になる所に呼ぶわけですよ」
一夏「続けて」
俺「鈴ちゃんの顎を掴んで持ち上げてキスしようとしたらさ」
俺「『ひゃっ///』みたいな感じで驚いてちょっと後ろに下がっちゃったんだよね」
一夏「それお前に引いてるだけじゃね」
一夏「で、何が言いたいわけよ」
俺「当たり前っちゃ当たり前だけど、二人だけの空間が出来ているとさ」
俺「ちょっと素直になれるんじゃない、そういうキャラって」
一夏「なるほどね」
俺「デレがあれば暴力も許すよ」
一夏「とら○ラの大河とかヤバいよな」
俺「ヤバいよ」
俺「公共の場でも、ほんの少しで良いから…っていうね」
一夏「わかる」
俺「後、昨日ちょっと雑になっちゃったシャルとラウラの事も少しだけ」
一夏「どうぞ」
一夏「何か妄想したいもんな」
俺「そうだなぁ…」
一夏「頑張れよ」
俺「例えばさ」
一夏「うん」
一夏「そうだね」
俺「でも、家庭の事情で仕送りがストップしてしまったとしよう」
一夏「ほう」
俺「で、シャルが学校で禁止されているバイトを始めるわけですよ」
一夏「バイト?」
俺「そう、メイド喫茶でね」
俺「『え、えーっと… こ、これはね!』って弁明しようとした所で
『デュノアさん、ご主人様ご案内してあげて』って先輩メイドさんに言われるわけですよ」
一夏「ほう」
俺「で、注文取りに来るじゃん」
俺「そこで『別に、シャルならいつも通りで良いぜ』って言ってあげたい」
一夏「そこで『え…で、でもぉ…』って言いながら他のメイドさんを気にしながらも
小さな声で『織斑先生に言っちゃダメだからね…?』って耳元で囁かれたい」
俺「わかってるね」
俺「抱っこしたい」
一夏「うむ」
俺「高い高いしてあげたい」
一夏「うむ」
俺「それで恥じらいを知ってもらって『裸でベッドに入ってたなんて…』って思わせたい」
俺「で、『お前、昔は裸で俺のベッドに入ってきたよねw』ってからかって顔真っ赤にさせたい」
一夏「それいいな」
一夏「待ってました」
俺「間違いなくお前が入った後のお風呂のお湯飲みそうだよね」
一夏「えー、それはちょっとキツイな…」
一夏「まぁ俺も好きだし」
俺「臨海学校の水着姿、良かったよね」
一夏「一番そそったよ」
一夏「紺色ってだけでエロいのに」
俺「肩紐が普通のデザインとちょっと違う」
一夏「ポイント高いよね」
俺「高いね」
俺「それで『あぁ…一夏な可愛いなぁ…』とか言いながらぎゅうぎゅうしてそう」
一夏「されたいなぁ」
俺「俺もされたいよ」
一夏「俺より小さいんだな」
俺「お前が172だから、同じかもうちょっと高い方が良いよね」
一夏「だよなぁ…」
一夏「確かに」
俺「まぁ、基本的に服装が黒っぽいってのもあるけどさ」
一夏「OVAは結構胸の所はだけてたよね」
俺「そうそう、多分夏休みで生徒がいないってのと暑いってので流石の千冬さんもダメだったみたいだね」
一夏「ギャップ萌だな」
一夏「うん」
俺「でも、内心『すごく一夏の事甘やかしてあげたい…』って思ってるよ」
一夏「ほう」
俺「てか、滅茶苦茶お前の事良く見ていると思う」
一夏「なんでそう思うんだ?」
俺「だってお前が自分で気付かないような癖を知ってるんだもん」
一夏「癖?」
俺「それは内緒」
なんすかそれ
一夏はテンション上がると左手をグーパーする癖がある
へー知らんかった
一夏「千冬姉にはいつも鉄拳喰らってるから鉄拳以外が良いな…」
俺「ゆーて、お前は千冬さんの事をマッサージって名目で触れるから良いじゃん」
俺「俺なんか触れもしないんだぞ」
一夏「仕方ないよな」
俺「仕方ないね」
一夏「超えちゃいけないライン、考えろよ」
俺「例えばさ」
一夏「どうぞ」
俺「マッサージしている時に勃起したチンコをさり気なく足にあてがいたいよね」
俺「んで『ん…』って言うけど『ここで言うのも変に意識させてしまうのではないか
私たちは姉弟だ 確かに一夏の事は好きだが性交渉までは…』みたいな事を考えさせたい」
一夏「まぁ、実際千冬姉の裸はそそらないよね」
一夏「エロ同人で見た事あるけど、服着てる方がエロい」
一夏「うん」
俺「エロ同人って、自分が好きなキャラじゃあんまり抜けないよな」
一夏「あー、わかるわ、それ」
俺「でしょ?」
一夏「どういう事?」
俺「回想シーン、あれ来ていたのがIS学園の制服じゃなかったからさ」
一夏「確かに」
俺「というわけでこのようなものを用意しました
http://blog-imgs-49.2nt.com/s/s/h/ssh123/2.jpg」
一夏「いいね」
俺「だろ」
一夏「俺は無理だけどな」
俺「家事、頑張ってもらいたいよね」
一夏「でも、千冬姉本当に苦手なんだぜ」
俺「それは知ってるけど、だからこそ」
『どうした千冬、何かわからない事でもあるのか?』って言いたい」
俺「そして、『そ、その… 回し方が分からないんだけれど…』って困ったような表情をして斜め下を向いている千冬さんを眺めていたい」
一夏「勿論、洗濯機は回してやるんだよな」
俺「『ほっぺにちゅーしてくれたら教えてあげるよ』って言うね。
そして『馬鹿…』って言った所で『冗談冗談w』って言いかけた所でほっぺにキスして貰いたい」
俺「そりゃね 年上ブラコンは希少価値っすから」
一夏「へぇ」
俺「まだあるよ」
一夏「うん」
俺「で、山田先生とバーに言ってべろべろに酔って帰ってきた千冬さんを介抱してあげたい」
一夏「たまにあるね」
俺「で、『仕方ねえな、千冬はw』ってちょっとからかったような感じで言って
『か、からかうんじゃない…』みたいな感じで弱弱しくぶたれたい」
一夏「今度やってみるか」
一夏「例えば?」
俺「ほら、晩酌のつまみに一品作らせたりヒロインズに『一夏はやらんぞ』と言ってみたり」
一夏「あったなぁ」
俺「その反面、お前が普通に女の子と接するのは構わない…みたいな」
一夏「どういうことだ?」
俺「休みの日にヒロインズが全員押しかけてきた日、仕事があると言ってもう一回家出たじゃん」
一夏「うん」
俺「多分、あれは気を利かせて家を出たんじゃないかなーって」
一夏「あー…」
一夏「だな」
俺「さて、布仏さんですが」
一夏「いきなりですね」
俺「いきなりです」
一夏「わかるよ」
俺「ヒロインズには無いゆる系キャラってので人気沸騰だね」
一夏「だな」
俺「袖の余る服着てたり、動物パジャマ着てたりさ」
俺「なんか凄くリアルだよね」
一夏「リアルだね」
俺「しかも、意外と良い体してる」
一夏「参考資料は?」
俺「http://blog-imgs-49.2nt.com/s/s/h/ssh123/3.jpg」
俺「なんていうか、こう、着ぐるみの中に手を突っ込んで揉みしだきたいよね」
一夏「わかる」
俺「でも、実際に結婚まで考えると大変そうだよね」
一夏「あくまでも癒しの為って言うかなんというか…」
俺「例え方は滅茶苦茶悪いけど『ペット』みたいな感じだよね」
一夏「それそれ」
一夏「山田先生」
俺「山田先生はちょろそうだよね」
一夏「ちょろそうだな」
俺「多分、セシリアよりちょろいと思う」
一夏「今度頼んでみようかなぁ」
俺「千冬さんにばれたら死ぬけどね」
一夏「やめておくか」
一夏「いいね」
俺「頭なででそのままスポッって入れたい」
俺「多分嫌がらない」
一夏「なんで?」
俺「お前が揉んだ時は嫌がってなかったからさ」
一夏「なるほどね」
一夏「だね」
俺「次は蘭ちゃん」
一夏「蘭か」
俺「なかなか学園外だと出番少なくて可哀そうだよね」
一夏「まぁな」
俺「普段の格好で出てきて、お前がいる事を知って顔赤くしてもっかい服装整えちゃう辺り可愛い」
一夏「可愛いよな」
俺「しかも今作では珍しい年下キャラ」
一夏「希少価値だな」
一夏「まぁな」
俺「でも2期が無いと蘭ちゃんは活きない」
俺「これマジで」
一夏「わかってるよ」
俺「ありましたね」
俺「でも、OVAは箒ちゃんの為にあったようなものだしさ」
一夏「それもそうだなぁ」
俺「とにかく今後に期待です 可愛いのにモブ扱いは残念」
一夏「でもIS学園の子、みんな可愛いじゃん」
俺「可愛くなかったら虐められちゃうだろ!」
一夏「?」
俺「腐女子」
一夏「あー…」
俺「『ここ、こんな不埒な物いけませんわ!』って顔真っ赤にさせたい」
一夏「それ、昨日も言ってたよね」
俺「セシリアはちょっと汚してあげる位が丁度良いんだよ」
一夏「持ってそうだねー」
俺「『一夏の…こんなに大きいんだ…』みたいな」
一夏「そういうのやめてくれよ 明日からそういう目でしか見られなくなるだろ」
俺「それもそうだな」
一夏「じゃあまた今度機会があったら来てくれ」
俺「おう」
第2部 -完-
俺「おす」 一夏「始めますか」
一夏「誰だ?」
俺「束さん」
一夏「あー」
俺「そうだな」
俺「でさ、ポジション的には束さんって幼馴染の姉じゃん」
一夏「まぁ、箒の姉さんだからな」
俺「エロポジションだよね」
一夏「幼馴染のお姉さんはエロいよね」
一夏「してそうだな」
俺「その、歯医者に置いてある診療用の椅子みたいな奴」
俺「アレに触手型のアームが搭載されてる奴」
一夏「自分用に?」
一夏「俺、アナル掘られるのは嫌だなぁ」
俺「そうだろうな」
俺「例えばさ、束さんに拉致されるとするじゃん」
一夏「あり得そうで嫌だね」
一夏「はい」
俺「『今日はいっくんの為にこんなのを作ったんだよー!』ってニコニコしながらスイッチオン」
俺「椅子の横から触手アームが出てきてアナルに入れられちゃうんですよ」
俺「勿論、先端部分はシリコンに覆われているしちょっと暖かいローションも染み出す仕様」
一夏「IS作ったならそれ位作れるもんな」
そこで少し喘ぐと『いっくん、お尻で気持ち良くなるなんてえっちだねー』みたいな感じで言葉の甘攻め」
俺「『いっくんの為にもうちょっとだけ強くするね』ってピストンの速度が少しあげられる」
俺「もう耐えられない、『あ… だめっ、出ちゃう…』って射精寸前で急に触手マシーンの動きが止まるわけですよ」
俺「これが、Japanese culture ”寸止め”」
俺「なるほどな」
俺「まぁまぁ」
俺「でも、寸止めって本当に被虐嗜好にとっては定番だよね」
一夏「だな」
俺「良くあるパターンが手コキされて、射精直前で『まだ出しちゃダメ』って囁かれて思いっきり握られるやつ」
一夏「それで『出すならこっちに出して』っておまんこくぱぁってするんだよな」
一夏「まぁね」
俺「『いっくんは貴重だからねー いっくんの子供が男の子だったらISを動かせるのか気になるのだよ』って言う」
一夏「言うね」
俺「それに加わって幼馴染の姉ポジション」
俺「もうこれはセックスの匂いしかしないよね」
一夏「ほう」
俺「まず、『幼馴染の姉がからかってくる』」
一夏「『いっくんの体に興味があるんだよー』って言ってきながらちんちん触られたりするのか」
俺「その通り」
素晴らしいな
一夏「それはちょっと嫌だな」
俺「次に『主人公の勢いに負けてしまい仕方なく』」
一夏「俗に言う『1回だけで良いからヤらせて下さい!』だね」
俺「そうそう」
俺「『もー、いっくんは仕方ないなぁ、だけど束さんにお任せ!
ちーちゃんには内緒にしておいてあげるね!』みたいなノリで快く快諾してくれると思うよ」
一夏「言うよなぁ」
一夏「どっぷりのめり込んじゃうよね」
俺「それなのに彼女じゃないって所がポイントだね」
俺「彼女はいるのに性処理は束さんにやってもらうっていう」
一夏「男のロマンだな」
俺「束さんだと難しそうだけどね」
一夏「そうだな」
俺「でも、幼馴染の姉って言うジャンルはまだまだ幅広いし、発見されてないジャンルもあるんじゃないかな」
一夏「それを探し求める事が大切だよな」
一夏「どうぞ」
俺「昨日一昨日色々なヒロインズで妄想したじゃん」
一夏「うん」
俺「でも、暴力振るわない箒ちゃんとか、鈴ちゃんは果たして本当に箒ちゃんや鈴ちゃんなのだろうか」
俺「と、思ったわけですよ」
一夏「と、言いますと?」
俺「俗に言う『見た目は変わらないけど、
他のキャラクター(性格っていう意味で)を借りただけなんじゃないかと指摘されたわけですよ』」
一夏「ふむ」
俺「妄想ってそんなもんじゃん」
俺「自分の好きなキャラがこんな感じになってくれれば…とかそういうのは大事だと思うんだよね」
一夏「なるほどなぁ」
俺「だから俺は鈴ちゃんを公共の場で思いっきり甘やかしたい」
一夏「なんで鈴に話が飛ぶんだよ」
俺「いわゆる近年の『ツンデレ』キャラ特有の『公衆面前で無くても素直になれない』って言うのを治したいんだよね」
一夏「と、言いますと?」
俺「ほら、本来のツンデレって『皆の前ではツンとした態度をとるけれど、二人っきりだとデレデレ』じゃないですか」
一夏「ですな」
俺「でも、最近『ツンデレ』とされているのは『素直になれないから暴言や暴力で照れを隠す』人々の事じゃないですか」
一夏「確かに」
一夏「ん?逆じゃないのか」
俺「逆じゃないよ」
一夏「いや、逆だろ」
俺「まぁ、聞いてくれよ」
俺「そこでシュンとした表情で『わ、悪かったな… 鈴…』と呟き部屋に戻る」
俺「他のヒロインからの鈴への評価はここで下がるよな」
一夏「まぁ、そうなるな」
一夏「うむ」
俺「『あ、あのね!さっきはごめんなさい!皆の前だからあんな態度とっちゃって…』ってね」
俺「でも、ここで甘やかしちゃいけない」
一夏「ほう」
俺「いわゆる近年の『ツンデレ』キャラは主人公と親しいという設定の傾向が見られる」
俺「『親しいから暴力は許される』 この概念を崩してやるんだ」
一夏「なるほどね」
俺「『お前の顔なんか見たくない』これはNG 『今は一人にさせてくれないかな…』これが正解」
一夏「この二つの差に何か違いはあるのか?」
俺「あんまり突き放し過ぎるとさ、向こうが避けるようになっちゃうんだよ」
一夏「あぁ、よくありがちな」
俺「そう、まぁ向こう側に避けさせて最後の最後で想いを伝える→デレデレって言うのもあるけど、
今回は正しい『ツンデレ』への矯正だし、ここでは割愛」
俺「多分『そんなに酷い事やってたんだ…』って気付くよね」
俺「だって今までは『我慢してくれている』って心のどこかで思っていたわけだから」
一夏「まぁな」
俺「で、次の日鈴ちゃんと顔を合わせるよな」
現段階でISに勝る妄想作品が自分にとっては無いので
俺「鈴ちゃんは当然俺の事を避けようとする」
俺「で、ニカっと笑って『よぉ、鈴 今日も元気か?』って頭なでるんだよ」
一夏「うん」
俺「ここで鈴ちゃんは『あれ、許してくれたのかな』と思うんですよ」
俺「でも、暴力を振るったらまた昨日みたいになってしまう=暴力は振るわないけれど、ちょっと冷めた態度をとる」
俺「に、繋がると思うんですよね」
一夏「思いっきり甘えてくるっていう可能性は?」
一夏「シャルだったらベタベタに甘えている所を他のキャラに見せつけそうだよなぁ」
俺「でもそれは『腹黒い』っていう設定に毒されてるからあんまり良くはない妄想だね」
俺「で、ここからどうやって二人っきりの時にベタベタにさせるかが問題なんだ」
『もし昨日みたいに暴力を振っちゃったら多分二度と喋れなくなる』とか『怒ったのに優しくする』という行動に頭を悩ますんだ」
一夏「続けて」
俺「鈴ちゃんは『どう接すればわからない』状態だろう」
俺「ここで教えてやるんだ」
一夏「何を?」
俺「『二人っきりの時は素直になってもいいんだよ?』ってね」
一夏「臭いけどその台詞カッコいいね」
一夏「でも、公共の場でデレデレしてくる可能性はないかな?」
俺「ズルみたいな感じになるけど、それも伝えるのが良いんじゃないかな」
一夏「と、言いますと」
俺「『皆の前でベタベタすると俺が恥ずかしいからさ…?』って困ったように笑いながら言えば良いんじゃない?」
俺「で、皆の前で話しかけたりすると『な、なんで皆の前で話しかけてくるのよ!』っていう心理が働いてツンになる」
一夏「ははぁ」
俺「まぁ全部妄想ですけど」
一夏「そうだな」
俺「まぁISキャラは全員可愛いんだけど」
一夏「そうだよな」
俺「シチュエーション萌えみたいな」
一夏「セシリアにエロ本が見つかるとかか」
俺「そうそう」
俺「セシリアは『背伸び』してた方が可愛かったんだけどね」
俺「なんて言えば良いんだろうなぁ」
俺「その、最初の方、セシリアって高飛車だったじゃん」
一夏「うん」
俺「俺はそっちの方が好きだったなぁって」
俺「でも、個人的な嗜好で言わせて頂くと『肩でも揉んでくださいな』って言われたい」
一夏「でも、それじゃセシリアには好かれないぞ」
俺「ばっか、セシリアの彼氏になりたいわけじゃないんだよ セシリアに尽くしてあげたいんだ」
俺「セシリアの夫になると間違いなく亭主関白になっちまうんだ」
俺「前も話したけど、亭主関白なら箒ちゃん、これ絶対ね」
俺「箒ちゃんには『今日もお疲れさまでした、あなた』って肩揉んでもらいたいけど
セシリアには『あら、お上手なのですね』って肩を揉んで言われたいんだ」
俺「セシリアは学級委員長やってもらいたいな」
一夏「まぁ、エロ本の件だな」
俺「そうそう、セシリアにエロ本取り上げられたい」
一夏「さっきと言ってる事違くね?」
俺「なんて言えばいいのかな、小学校のあの感じ」
俺「『うわー!セシリアは一夏の事が好きなんだー!』って大きな声で言って『ちちち、違いますわ!誰があんな人を!』って言わせたい」
一夏「懐かしい感じだな」
俺「でしょ」
一夏「>>56でクラリッサの事聞いてるけれど」
俺「クラリッサは強いて言うならこっち側でしょ」
俺「絶対にラウラでエロい事考えているよ」
俺「クラリッサは日本のアニメとか漫画をしっかりと見ているらしいしな」
一夏「『あぁ、なんて可愛いんでしょう!』とか言いながらラウラのいちゃラブ本書いてるよ」
俺「クラリッサは俺たちに混ざって妄想するべき」
一夏「わかるわ」
一夏「まぁいつまでもダラダラしてても仕方無いしな」
俺「お疲れ様」
一夏「おつかれ」
第三部 -完-
第四部はゲストにクラリッサ呼んで、ラウラ妄想繰り広げて欲しい。
俺「やぁ」 一夏「久しぶり」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328598996/
俺「やぁ」 一夏「久しぶり」
一夏「まぁな」
俺「冬ならではのイベントもいくつかあるわけですよ」
一夏「例えば?」
俺「マフラー、セシリアと一緒に二人で巻きたいよね」
一夏「わかる」
俺「『セシリア…暖かいな…』って耳元で囁いて、セシリアをうっとりさせたい」
一夏「『まぁ…一夏さん…』みたいな」
俺「俺は一夏じゃないけどな」
一夏「そうでした」
俺「俺も一夏になりたい」
一夏「はぁ」
一夏「炬燵?」
俺「そう、千冬姉と一緒に炬燵に入りながら蜜柑を食べたい」
一夏「そんなSSあったなぁ」
俺「あったね」
一夏「わかるかもしれない」
俺「ギャップ萌えだよね」
俺「普段はパリッとしている千冬姉のだらしない所を想像するとキュンと来る」
俺「欲を言うと炬燵の中で足を絡めて『な、何をしている…』を怒らせたい」
一夏「べろんべろんに酔ってると『そうか… お前も思春期だからなぁ』ってニヤニヤしながら言ってくれるんでしょ」
俺「そう、そのまま甘攻めして貰いたい」
一夏「ほう」
俺「箒ちゃんに『振り袖、凄い似合っているよ』って言ってあげたい」
俺「そして『そうか、似合っているか… そうか!』って言わせたい」
一夏「独り言良いよね」
俺「その独り言をずっと耳に残しておきたいからね」
一夏「でも、箒は巫女側じゃなかったっけ?」
俺「そしたら箒ちゃんからおみくじ引いて『ほら、身近な人と結ばれるって書いてあるぜ』って見せ、
『これって… もしかしたら箒の事かもな』って良い笑顔で言ってあげたい」
俺「『ななな、何馬鹿なこと言っている!』って反論させて『えー、箒は俺の事嫌いなのかー?』ってからかいたい」
原作読む時間が無くて… 読んだら原作キャラもちゃんと補完するよ!
俺「そして、なによりも鈴ちゃんですよ」
一夏「お前鈴ちゃん好きだな」
俺「まぁね」
俺「大混雑する参拝客の中で『ま、待ちなさいよ!』って袖を引っ張ってくれると思うんだよね」
一夏「ふむ」
俺「だから、『そんなこと言わなくても一緒にいてやるよ』って言って腕を組んであげたい」
俺「で『は、話しなさいよ!』って言われたら『離すもんか』ってより密着したい」
一夏「強引なんだな」
俺「男は度胸 なんでもためしてみるものさ」
一夏「あぁ、何となくわかるかもしれない」
俺「お年玉という習慣を知らないラウラちゃんにクラリッサが『大人が子供にあげる物』と説明した所で
『私は子供では無いぞ』って拗ねて膨らませた頬をつんつんしたい」
一夏「軟らかそうだもんな」
俺「シャルはもうあざとい事だけしていてもらいたい」
一夏「例えば?」
俺「んで、炬燵入る時1人余るからちゃっかり隣に入ってきて体密着させたり」
俺「炬燵の布団の中で手を握ってきたり、太もも乗せてきたり」
一夏「見えないあざとさか」
俺「彼女はそういうが一番生えそうだし」
俺「あざとくないシャルってよくよく考えたらシャルじゃないし」
一夏「それもそうだな」
一夏「アレ?」
俺「バレンタイン」
一夏「!」
俺「多分vipでもその手のSSはめちゃくちゃ立つんじゃない?」
一夏「楽しみだな」
俺「楽しみだね」
一夏「あれ?もう終わりなのか?」
俺「まぁ、今日も用事があるわけで」
一夏「はいよ、おつかれさん」
おわり
色々捗った
Entry ⇒ 2012.02.07 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
千冬「二人組になれ」 ラウラ「・・・」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1328076437/
セシリア「抜け駆けは無しですわ!」
一夏「はぁ… 今日はセシリアの日だろ」
ワーワー
ラウラ「・・・」
ラウラ(いままではそのような物は無かったから作り方が分からない)
千冬「ボーデヴィッヒ、どうした」
ラウラ「教官!」パシーン
千冬「織斑先生と呼べ」
ラウラ「Ja!」
千冬「その掛け声もやめろ」
ラウラ「はい、しかし教官がいれば」パシーン
千冬「織斑先生と呼べ… 篠ノ之、お前もあぶれたのか」
箒「あ… は、はい…」
千冬「ボーデヴィッヒ、篠ノ之と組め」
ラウラ「わかりました」
ラウラ「よろしく頼んだ」
箒「あ… あぁ、こちらこそ」
箒(気まずい…)
ラウラ(初めての友達だ!)パァァ
ラウラ「また今度も頼む」
箒「え… わ、わかった」
箒(懐かれたのか…?)
ラウラ「では」
一夏(あの二人が一緒にいるなんて珍しいな)
かわいい
一夏「なぁ、さっきラウラと一緒にいたよな」
箒「あ、あぁ… それが何かあるのか?」
一夏「いや、別に何かってわけじゃないけど…」
一夏「ようやく箒にも友達が出来たんだなーってさ」
箒「!?」
一夏「ほら、箒って微妙に気難しいからな」ハハハ
箒「そうか… そう見えていたのか… 覚悟!」ビュッ
一夏「って、どこからその竹刀を出したんだよ!」
ラウラ(初めての友達…)
ラウラ(嬉しいというのはこういうことだったのか)
シャル「ラウラ?何をニヤニヤしているの?」
ラウラ「え… いや… 何もない…」
シャル「…何にもありません、でしょ?」
ラウラ「は、はい…」
ラウラ(最初はシャルロットも優しかった)
ラウラ(しかし、一夏の部屋に入った事を知ると急につらく当たってくるようになった)
ラウラ(嫁の部屋に入る行為はフランスでは非常識的な事なのだろうか…)
ラウラ「む」
一夏「お、ラウラ 一緒に食うか?」
ラウラ「良いのか?」
一夏「勿論だよ 友達なんだしな」
ラウラ「いや、お前は嫁だ」
一夏「またそれかよ… 箒もいいよな?」
箒「え、あ、あぁ 私は一向に構わない」
一夏「決まりだな」
ラウラ「郷に入りては郷に従えという言葉があると聞いてな」
一夏「食べ物位は好きにしていいと思うぞ?」
ラウラ「食物に関しては好き嫌いは無い 食べれればそれで良い」
一夏「へー、やっぱ軍人上がりは凄いな」
箒「…」
一夏「あ、千冬姉 どうしたんだ?」パァンッ!
千冬「織斑先生と呼べ 何度言ったらわかる」
一夏「あ、あぁすみませんでした」
千冬「わかれば良い この間行った試験の事だ 今すぐついてこい」
一夏「はい」
一夏「つーわけで、ちょっとの間だけ二人でいてくれ 食い終わったら先に戻ってて構わないからさ」
箒「…」モグモグ
ラウラ「あ、あの!」
箒「!」ビクッ
ラウラ「メールアドレスを交換しないか?」
箒(え… なんで…?)
箒「う、うん… 構わないぞ…」
ラウラ「では、私から赤外線を送る」
ラウラ(やった!言えたぞ!)
箒「あ、あぁ」
箒(たいして仲が良いわけでもないのに、なぜメールアドレスを交換しているのだ?)
ラウラ(クラリッサの言うとおりだ、なんでも挑戦してみるものだな)
箒「送れたみたいだぞ」
ラウラ「うむ、確かに届いている」
ラウラ「では、これで」
箒「ま、またね」
ラウラ「も、戻りました…」ガチャ
シャル「フンフンフーン」シャー
ラウラ(シャルロットはシャワーを浴びているのか?)
ラウラ(よし、メールを送るなら今だな)ピッピッ
―――――― 箒の部屋
箒「はぁ…」
箒「苦手だな…」
ピロリーン
箒「ラウラからメール…」
Sub:はじめまして
―――――――――――――――
今日はいきなりあんな事を言ってごめんなさい
私にとって、篠ノ之さん(って呼んでもいいかな?)は初めての友達なので
これからも宜しくお願いします
―――――――――――――――
箒「友達だと思われているのか…」
箒「一夏の唇を奪って、初対面ではビンタして…」
箒「うーん…」
―――――――― ラウラの部屋
ラウラ「返事はまだかな 返事はまだかな」ソワソワ
ピリリリ
ラウラ「!」
Frm:篠ノ之 箒
Sub:Re:はじめまして
―――――――――――――――
こちらこそよろしくお願いします
―――――――――――――――
ラウラ「おぉ!初めてクラリッサ以外とメールした!」
ラウラ「これからが本番…とクラリッサも言っていたし頑張るぞ!」
ガチャ
シャル「あ、いたんだ」
ラウラ「は、はい…」
シャル「早くシャワー浴びちゃってね ラウラ臭いよ?」
ラウラ「ご、ごめんなさい…」
千冬「二人組を作れ」
一夏「えーっと、今日はラウラの日だったっけ?」
ラウラ「そうだ」
一夏「じゃあ、一緒に組むか」
ラウラ「いや、今日は別の奴に譲ってやってくれ」
箒「…」
ラウラ「篠ノ之さん、一緒に組まないか?」
箒「あ… うん、組もうか」
一夏「へぇ」ニヤニヤ
箒「なっ、何をニヤニヤしている!」
一夏「別にぃ」ニヤニヤ
箒「ね、ねぇ…」
ラウラ「なんだ?」
箒「なんで一夏とのペアを組まなかったんだ?」
ラウラ「うむ、特に理由は無いが」
ラウラ「嫁とはいつでも一緒にいられるが、友達は一緒にいる時間が少ないからな」
箒「そっか…」
ラウラ「篠ノ之さん、一緒にご飯を食べよう」
箒「食べるか」
一夏「本当に仲が良いですな」
箒「い、いつの間に!」
一夏「今来たところだ」
シャル「あれ、ラウラもいたんだ?」
ラウラ「…はい」
シャル「まぁいいや 今日はみんなで食べるから賑やかになるね♪」
一夏「まぁ、飯は皆で食った方が美味いからな」
一夏「え?いきなりどうしたんだよ」
箒「?」
シャル「えー、せっかく一夏がみんなで食べようって言うのに一緒に食べないの?」ジッ
ラウラ「…」
箒(む… 怯えているのか?)
シャル「いいでしょ?一緒に食べようよ?」
ラウラ「あ、あぁ…」
シャル「なんでああいう態度をとるの?」
シャル「まるで僕が何かしてるみたいじゃない」
ラウラ「いや… 嫁と一緒にいると怒ると思って…」
シャル「その、『嫁』って言うのやめて貰えない?」
シャル「誰が吹き込んだか知らないけど、結婚もしてないのに『嫁』って言うのは気持ち悪い人たちだけだからね」
シャル「あ、でもラウラも十分気持ち悪かったねw」
ラウラ「…」
ラウラ「シャルロットは寝たか…」
ラウラ「…」ピッピッピ
――――― 箒の部屋
箒(何故、今日の昼にラウラはあんな態度をとったのか…)
ピロリーン
■■■■■■■
Frm:ラウラ・ボーデヴィッヒ
Sub:今度
―――――――――――――――
休日、一緒に買い物をしませんか?
友達と一緒に買い物に行くのが夢なんです
勿論、嫌だったら大丈夫です
―――――――――――――――
■■■■■■■
箒「…」ピッピッピ
ラウラ「昨日より早い返事だ!」キラキラ
ピッ
Frm:篠ノ之さん
Sub:Re:今度
―――――――――――――――
大丈夫です
今週末一緒に行きましょう
所で、お昼はどうしたんですか?
いきなりあんな事を言ったので驚きました(笑)
―――――――――――――――
ラウラ「…」ピッピッピ
箒「…」ピッ
Frm:ラウラ・ボーデヴィッヒ
Sub:RE:Re:今度
―――――――――――――――
本当ですか!?
凄くうれしいです!
お昼の事は気にしないでください(笑)
―――――――――――――――
箒「・・・まぁいいか」
ラウラ「あ、篠ノ之さーん!」
箒「あ…」
ラウラ「その、迷惑では無かったか?」
箒「うん…」
ラウラ「そうか…」
ラウラ・箒「…」
ラウラ・箒(なんか気まずい!)
箒「じゃ、じゃあ行こうか?」
ラウラ「あ、あぁ…」
箒「…」
ラウラ「あっ、あの!」
箒「は、はい!」
ラウラ「いや、やっぱりなんでもないです…」モンモン
箒「は、はい…」モンモン
ラウラ(こういう時はどうすればいいのだろうか…)
箒(ラウラの事を何も知らないから話す話題もわからない…)
箒「ついたね」
ラウラ「そ、その可愛い服を買いたくて…」
箒「そ、そうなんだ」
ラウラ「・・・」
箒「・・・」
箒「見に行こうか」
ラウラ「うん…」
箒「白いワンピース… に、似合ってるぞ!」
ラウラ「本当か!」パァァ
箒(か、可愛い…)
ラウラ「篠ノ之さんが可愛いと言ってくれるならこれを買うとしよう!」
箒「良いと思うよ」
ラウラ「そうか… えへへ…」
箒「え?」
ラウラ「篠ノ之さんは何も買わなくて良いのか?」
箒「あ、あぁ… えっと…」
箒(私も可愛い服なんて…)
ラウラ「一緒に探してみようか?可愛い洋服」
箒「…ありがとう」
ラウラ「中々気にいる物は無いのか?」
箒「そうだな…」
ラウラ「じゃ、じゃあお揃いのブレスレットを買わないか…?」
箒「え…」
ラウラ「あ、いや、嫌だったら良いんだ…」シュン
箒「…いや、買おうか」
ラウラ「本当に?」パァ
箒「本当だ!」
ラウラ「今日は楽しかったぞ」
箒「うん」
ラウラ「その… よかったらまた今度一緒に遊びに行こう」
箒「こちらこそ 宜しくねラウラさん」
ラウラ「ラウラさん… いい!凄く良い!」
箒「・・・」ニコッ
ラウラ「♪」
シャル「随分ご機嫌だね」
ラウラ「あ… も、戻りました…」
シャル「今日、一夏はセシリアと買い物に行ったと思うんだけど何処に行っていたのかな?」
ラウラ「その… 服を買いに…」
シャル「へぇ 軍人上がりでも女の子らしい所はあるんだ」
ラウラ「は、はい…」
シャル「まぁいいや 課題、やっておいてね」
ラウラ「わかりました…」
ラウラ「…」ピッピッピ
―――――― 箒の部屋
ピロリーン
箒「…」ピッ
Frm:ラウラ・ボーデヴィッヒ
Sub:今日は
―――――――――――――――
ありがとうございました!
一緒に買ったブレスレット大事にします!
今度はみんなで遊びに行きましょう!
―――――――――――――――
箒「ふふっ」ピッピッピ
ピリリリリ
ラウラ「…」ピッ
Frm:篠ノ之さん
Sub:Re:今日は
―――――――――――――――
こちらこそありがとう
私もブレスレットを大切にしますね
今度みんなで遊びに行くのも楽しみにしています
また、明日
―――――――――――――――
ラウラ「えへへ…」ピッ
ラウラ「あ、篠ノ之さん」
箒「ラウラさん」
ラウラ「ラウラさん…」ポワワン
箒「一緒に食べようか」
ラウラ「そうだな、そうした方が良い」
箒「…そのさ」
ラウラ「?」
ラウラ「…」モグモグ
箒「いきなり一夏にビンタしたりして凄く嫌な人だと思ったんだよね」
ラウラ「…すまない」
箒「でも、こうやって付き合ってみると意外と良い人なんだなーって」
箒「だからこれからも宜しくね?」
ラウラ「本当に友達でいてくれるのか…?」
箒「もちろん!」
ラウラ「凄く嬉しい…」
箒「今度、みんなで何処に遊びに行こうか?」
ラウラ「プールとか…」
箒「ぷ、プール…」
ラウラ「だ、駄目?」
箒「い、一夏が…」
一夏「お、今日も仲が良い事で」
箒「いっ、いつから居たんだ!」
一夏「プールに行くのか?」
ラウラ「よm… 一夏も来るか?」
一夏「あぁ、喜んで」
箒「お、お前は同年代の女子の水着姿を見たいというのか!」
一夏「え、そりゃ見てみたいよ」
箒「破廉恥な奴は成敗してくれる!」ビュン
一夏「だ、だから何処からその竹刀出したんだよ!」
一夏「あー、シャル 週末ラウラと箒が皆でプールに行かないかって」
シャル「あー… 今週末は良いかなぁ」
一夏「あ、なんか用事でもあるのか?」
シャル「うん、ちょっとね」
一夏「うーん、そりゃ残念 セシリアと鈴も誘ってみるか」ダッ
ラウラ「…」ジッ
シャル「…」チラッ
箒「…?」
一夏「おーい、セシリアー」
セシリア「一夏さん! 何かありましたの?」
一夏「今週末(皆で)プールに行かないか?」
セシリア「まぁ!一夏さんって意外と大胆な方でしたのね////」モジモジ
一夏「? まぁ、これるみたいだな 詳しい時間とか今度伝えるわー」
セシリア「お待ちしていますわ!」
一夏「あ、鈴 ちょっといいか?」
鈴「なぁに?」
一夏「今週末、プールに行かないか?」
鈴「な、何言ってんのよ!エロ一夏!」
一夏「え、来ないのか?」
鈴「来ないって、他に誰かいるの?」
一夏「箒とセシリアとラウラ」
鈴「わ、私も行くわ」
一夏「そっか、じゃあ後々連絡する」
一夏「まだ誰も来てないか」
一夏「脱ぐだけだからな」
一夏「お、おぉ…」
セシリア「ど、どうですか?一夏さん…?」ババーン
一夏「凄い良いと思うぞ」
鈴「ちょっと!私も見なさいよ!」
一夏「見られたがり屋なのか?」
鈴「ば、バカ一夏!」
一夏「箒も似合ってるぜ」
箒「あ… そ、そうか…///」カァァ
一夏「あれ?ラウラは?」
箒「あ… 急に用が出来ちゃったみたいで…」
一夏「そうか… まぁ、今いる人だけでも楽しもうか」
シャル「・・・」バシッ
ラウラ「痛い!」
シャル「一夏とプールに行くつもりだったの…?」
ラウラ「ち、違う!嫁が後から…」
シャル「『嫁』っていうのやめろって言ったよね!」バシィ
ラウラ「うぅ…」ポロポロ
シャル「じゃあ誰と行こうとしたの?ラウラに友達なんかいないよね?」
ラウラ「そ、それは…」
シャル「いえないんだ」
ラウラ「・・・」ポロポロ
シャル「…まぁいいや 人前で服を脱がないでね」
シャル「後に残らないと思うけど」
シャル「万が一知られた時は… わかってるよね?」ニコォ
ラウラ「は、はい…」
おい
ラウラ「うぅ…」ポロポロ
ピリリリリ
Frm:篠ノ之さん
Sub:無題
―――――――――――――――
今日は残念だったね
また今度みんなでどこか遊びに行きましょう
―――――――――――――――
ラウラ「うぅぅ…」ポロポロ
――――――― 箒の部屋
ピロリーン
Frm:ラウラさん
Sub:ごめんなさい
―――――――――――――――
自分から誘ったのに本当にごめんなさい
今度こそは絶対に行きます
―――――――――――――――
箒「…」ピッ
ラウラ「・・・」モグモグ
箒「あ… ラウラさん一緒にご飯食べない?」
ラウラ「・・・」ボーッ
箒「ラウラ…?」
ラウラ「あ、あぁ… 篠ノ之さんか…」
箒「?」
箒「い、いや… 用があったのなら仕方が無い」
ラウラ「・・・」モグモグ
箒「・・・」
箒「あ、あの…」
箒「何かあったのか…?」
ラウラ「!」
ラウラ「い、いや… 何も無い…」
箒「そうか…」モグモグ
シャル「ねぇ」
ラウラ「!」ビクッ
シャル「酷いなぁ… そんなに驚かなくてもいいのに」
シャル「最近、仲良さそうだね」
シャル「篠ノ之さんと」
ラウラ「関係…無い…」
シャル「?」
ラウラ「篠ノ之さんは関係ない…」
シャル「あー、そういう事なんだね」
シャル「でも、大丈夫だよ」
シャル「僕だって」
シャル「ラウラの友達なんだからね」ニコォ
ラウラ「ひっ…」ビクビク
シャル「怖がる必要はないよ じゃ、課題やっておいてね」
ラウラ「は、はい…」
ラウラ「・・・」
ピリリリリ
ラウラ「・・・」ピッ
Frm:篠ノ之さん
Sub:無題
―――――――――――――――
何かつらい事があったら相談してください
―――――――――――――――
ラウラ「…」グスン
ラウラ「…寝よう」
ラウラ「…」
ラウラ「・・・」zzz
シャル「・・・」ピッ
シャル「・・・」ピッピッピ
シャル「・・・」ピッ
ピロリーン
ピッ
Frm:ラウラさん
Sub:無題
―――――――――――――――
友達になろうとしたのは篠ノ之束に関しての情報を聞き出すため
しかし、それが織斑先生にばれて厳重注意を受けました
今後は私に関わらないでください
―――――――――――――――
箒「…」
ラウラ「あ… 篠ノ之さん」
箒「…」
ラウラ「一緒にご飯…」
箒「話したい事がある 放課後、道場に来い」
ラウラ「…?」
箒「失礼する」
ラウラ「あ…」
ラウラ(ま、まさか昨日のメールに返信してないから…?)ピッ
ラウラ(え… 返信した事になってる…)
ラウラ(でも、返信メールは無い…)
ラウラ「あの…」
箒「…」
ラウラ「篠ノ之さん?」
箒「話せ」
ラウラ「?」
箒「どうして、あんなメールを送った」
ラウラ「あ、あの… 何の事だかわからないんだ」
ラウラ「返信をしたマークは付いていたのだが、メールが消えてて…」
箒「…」ピッ
箒「見ろ」
ラウラ「え… 何これ…」
箒「わかっている」
ラウラ「え?」
箒「話すべき事があるんじゃないのか?」
箒「わざわざ買おうといったブレスレッドを壊すわけが無い」
箒「誰だ?」
箒「誰が壊したんだ?」
箒「教えるんだ」
箒「私はラウラの友達なんだ」ニコ
ラウラ「!」
―――――――――
シャル「ラウラの友達なんだからね」ニコォ
―――――――――
ラウラ「だ、だめだ… いえない…」ダッ
箒「ま、待て!」
箒「なんとか出来ないものか…」
――――――――― ラウラの部屋
ガチャァッ!
ラウラ「どういうことだ!」
シャル「え?何が?」
ラウラ「何がじゃない!人の友達まで…」
シャル「仕方ないよ」
ラウラ「え…」
シャル「みんなに迷惑かけたよね?」
シャル「一夏に初対面で暴力を振ったよね?」
シャル「正直さ、一夏の近くに居て貰いたくないんだ」
シャル「だから一夏の友達にも近寄らないでよ」
シャル「ラウラは今まで1人だったでしょ?」
シャル「だから友達なんていらないよね?」
ラウラ「…そう…だな」
ラウラ「私に友達を持つ権利なんてないんだ…」
ラウラ「ははは…」
シャル「本ッ当に面白いよね!あははははは!」
シャル「じゃあ今日も課題宜しくね」
バァァァァン!!
ラウラ「ド、ドアが…」ビクッ
シャル「誰!? こんな事したら織斑先生に怒られるよ!」
箒「…そういうことか」
シャル「で?」
箒「織斑先生に全て話して部屋割を変えて貰う」
シャル「信じると思うの?織斑先生が?」
箒「あぁ、信じると思う 絶対に」
箒「ラウラは私の友達だ、友達を傷つける奴は許さない」
シャル「どうぞ、僕がラウラを虐めていたって証拠も無いし痛くもかゆくも無いよ」
箒「そうか、そうか…」スッ
シャル(携帯…?)
箒「篠ノ之博士、今の音声は録音出来ましたか」
シャル「!」
束「もちろんばっちしオーケーだよ!この音声データをちーちゃんに渡せばいいんだよね?でもその呼び方はいただけないなぁ」
箒「というわけだ、痛くも痒くもないようなので報告に行く」
箒「待つような義理は無い」
箒「ラウラ、一緒に来るんだ」
ラウラ「で、でも…」
ラウラ「シャルロットも最初は優しかったんだ…」
ラウラ「一夏に暴力を振った私が悪いんだ…」
箒「…恥ずかしい話、私も時々手を出してしまう」
箒「一夏はラウラの事をもう許しているのではないか?」
箒「そういう事だ」
箒「つらい時、相談する相手が居なかったから1人で抱え込んでいたのだろう?」
箒「でも、今は私がいるじゃないか」
箒「今までの生き方がどうであろうと」
箒「今だけは私を頼ってくれ」
ラウラ「…あぁ!」
こうしてイジメをしていたシャルロットは謹慎処分になった
謹慎が解かれた後、自らの身の置き場の無さからシャルロットは孤立していった
シャル「・・・・」モグモグ
一夏「まさかシャルがラウラを虐めて居たなんてな…」
セシリア「最悪ですわ…」
鈴「あたしも流石にそこまで性格曲がってないわ…」
シャル「・・・あ」ビチャッ
上級生A「ごめーんw手が滑って水が掛かっちゃったw」
上級生B「あんた、まだこの学校に居るんだ?」
上級生C「よく居られるよねーw」
ラウラ「申し訳ない、手が滑って水を掛けてしまった」
上級生A「誰がそんなバケツいっぱいの水を掛けるのよ!」
上級生B「あんた調子に乗ってるんじゃないよ!」
千冬「…ボーデヴィッヒ、何をしている」
ラウラ「教官」
パァンッ
千冬「織斑先生だ」
ラウラ「申し訳ありません、私の友人が虐められているのでつい」
千冬「ほう、お前を虐めていた奴を助けると」
ラウラ「私は、許しました」
千冬「そうか… 放課後にゆっくり話を聞かせて貰う」
ラウラ「はい」
千冬「お前たち、後でボーデヴィッヒに謝罪をさせる だからこの場は私が預かるぞ」
千冬「で、何故許した」
ラウラ「私は、今まで孤独でした」
ラウラ「当時はそれが当たり前だと思っていました」
ラウラ「しかし、それは違います」
ラウラ「人はつらい事にぶつかった時、1人では乗り越えられない事もあります」
ラウラ「しかし私は、友人のおかげで救われました」
ラウラ「一夏にも、篠ノ之さんにも」
ラウラ「シャルロットが私にしてきた行為は確かに許されるものではないかもしれない」
ラウラ「しかし、それ以前に」
ラウラ「私はシャルロットの友人です」
千冬「…そうか」
千冬「グラウンド2週だ」
ラウラ「はい!それでは失礼します!」
千冬「…」
千冬「…ふ、どこぞの馬鹿のような優しさだな」
千冬「その優しさ、大事にすると良い」
-Fin-
Entry ⇒ 2012.02.05 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
一夏「私立IS幼稚園・・・」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1327280703/
セシリア「あー!鈴ちゃんずるいですわー!私もー!」
シャル「僕もだっこして、せんせ?」
ラウラ「一夏はわたしとけっこんするのだ!」
箒「ふ、ふん!別にほうきは抱っこしてもらわなくてもいいもん!」
ギャーギャー
一夏「なんでこんな事になったんだ…」
―――
―
二日前、弾の家にて
一夏「杏ちゃんぶひぃいいいいいい」
弾「お前、久々に親友の家に来てロリアニメ観賞ってどうなのよ…」
一夏「仕方無いだろ?同室の子にこんな趣味があったなんて知られちゃまずいし」
弾「まぁな… お前がロリコンだなんて知られたら学園内で白い目で見られるだろうに」
一夏「だからこうやってお前の家でTUTAYAで借りてきたはなまる幼稚園観賞してるんだよ」
弾「俺の家はそういう所じゃないっつーの」
弾「今度来る時は蘭と一緒にどっか行こうな」
一夏「まぁ、考えておくよ 俺はアニメ見たいし」
弾(妹よ、まだ先は長いな…)
-----
一夏「あぁ、俺も子供に囲まれた生活を送りたいなぁ」
一夏「大学で教育の方向に進もうと思ったらIS学園にいれられるわ」
一夏「IS学園は子供なんかとはかけ離れてるし…」
一夏「はぁ…」
一夏「引っ張ってね… よし」グイッ
ヒュー
ドカァン!
束「おっはー!いっくんが大好きな愛しのお姉さん、篠ノ之束さんだよ!」
一夏「」
束「いっくんがロリコンだったなんて束さん知らなかったよぉ…」
一夏「な、なんでその事を…」
束「でもね、大丈夫!箒ちゃんがいっくんに好かれるように手を打っておいたから!」
束「本当はね、箒ちゃんだけで良かったけれどいっくんの為に特別サービスで他の子にもいたずらしておいたからね!」
一夏「えっと、何の事だかさっぱり…」
束「まぁまぁ、いっくんは取りあえず学園に戻ってくれたまえ!」
束「じゃあねいっくん!また今度ー!」
一夏「行っちゃった…」
一夏「束さん、何をしたんだろうなぁ」
コンコン
千冬「入るぞ」
一夏「お、千冬姉 何か用…」
千冬「ここでは織斑先生と呼べ」ガスッ
一夏「いてっ、わかったよ で、何か用でもあるのか?織斑先生」
千冬「…束に会ったり、何か言われたりはしたか?」
一夏「あ、あぁ 手を打っておいたとかいたずらしたとか… てか、なんで知ってるんだ?」
一夏「あ、あぁ…」
―
千冬「入れ」
一夏「お邪魔しまーす… って… え?」
鈴「あー!いちかだー!」
セシリア「いちかさんですわ!」
シャル「いちか、どうしたの?」
ラウラ「きょうかん!いつまでここにいればよいのでしょうか?」
箒「なんでこんな姿に…」
千冬「ご覧のありさまだ」
一夏「えーっと、なんでみんなこんなに小さくなってんだ?」
千冬「でだ、今すぐ束に元に戻すように伝えろ」
一夏「え、でも…」
千冬「でも、なんだ?この小娘達が小さいままでもお前は構わない、とでも言うのか?」
一夏「そ、そういうわけじゃないけどさぁ…」
千冬「なら、今すぐ束に戻すように伝えるんだ」
一夏「わかったよ…」
束「やっほー、ちーちゃんどうしたの?」
一夏「あのー、束さん?」
束「あれ、いっくんだ 何か箒ちゃん達について聞きたい事はあるのかな?」
一夏「その、千冬姉が『すぐに元に戻せ』と言ってるんだけれども」
束「うーん、それだといっくんが残念なんじゃないかな?」
束「それに、束さんは元に戻す装置は作ってないのだ!」
一夏「え… じゃあ箒たちは一生あのまま…」
束「でもだいじょーぶ!束さんの手にかかれば元に戻す装置を作るのだって朝飯前だよ!」
一夏「じゃあ、千冬姉にはそう伝えて置きます」
束「りょーかい!じゃあちーちゃんにもよろしく伝えておいてね!」ガチャ
一夏「というわけだそうです」
千冬「束め…」
千冬「なので、その間授業には出ずに面倒を見ていろ」
一夏「おう、任せてくれ」キラキラ
千冬「…任せたぞ」
―――――
―――
―
一夏「子供は可愛いけどさ…」
鈴「ねー!いちかー!きいてるのー?」
セシリア「鈴ちゃん、いちかさんにめいわくをかけたらだめですのよ」
シャル「そうだよー いちかはぼくたちのために頑張ってくれてるんだから」
ラウラ「いちかはわたしのよめだ!わたしのことをだっこするべきだ!」
箒「ああもう…」
一夏「やっぱ子供は二次元だけなのかな…」
一夏「まずは朝の体操」
一夏「はーい、みんな横一列に並んでー」
鈴「なにするの?」
セシリア「わからないですわ」
シャル「あさのたいそうをするんだよ」
一夏「はい、いっちにーさんしー」
ラウラ「じゅんびたいそう、もといからだをあたためるのはおこたってはいけないからな」
箒「ごーろく、しちはち」
―――
一夏「はい、終わりー」
一夏「次は自由遊び… 自由遊び?」
鈴「だっこー!」
セシリア「わたくしも!」
シャル「ぼくもだっこしてもらいたいな!」
ラウラ「わたしもだ!」
箒「・・・」
一夏「よし、じゃあみんなおいで」キラキラ
鈴「うわー!たかーい!」
一夏「そうかー、高いかー」
鈴「うん!すっごくたかいよ!」
セシリア「鈴ちゃんばっかりずるいですわー!わたくしもはやくー!」
一夏「まーまー、順番だから待ってなきゃ駄目だぞ?」
鈴「ふん!セシリアにはかわってあげないもんねー」
セシリア「むー」プクー
一夏「こら鈴、そういういじわるな事言っちゃだめだぞ」
鈴「はーい…」
セシリア「きゃあ!」
一夏「どうだーセシリア、高い高ーい」
セシリア「たのしいですわ!」キャッキャ
鈴「あー!わたしのときやってくれなかったのにー!」
一夏「ちゃんと後でやってあげるから良い子で待ってるんだぞ?」
鈴「わかった…」
シャル「いちかー、つぎはぼくね?」
一夏「大丈夫、わかってるからな」
シャル「うわー!すごいね!」
ヒシッ
一夏「ラウラ…」
ラウラ「いちかはわたしのよめだもん… うわきしちゃだめだもん…」ウルウル
一夏「だー!ごめん、ごめんな!後で膝の上に座っていいから!」
ラウラ「ほんとうか!」
一夏「あぁ、本当だ」
鈴「ずるーい!わたしもー!」ヒシッ
セシリア「わたくしもー!」ダキッ
一夏「あぁ、やっぱり幸せだ… ありがとう… 束さん…」
箒「・・・」ムスー
箒「いい…」
一夏「なんだよ、遠慮すんなって」
箒「そうじゃない!わたしはこんな姿をいちかにみられたくないんだ!」
一夏「…そっか」ヒョイ
箒「なっ なにをする!はなせー!」ジタバタ
一夏「危ないから暴れるなって」ギュ
箒「あぅ…」
一夏「俺は(小さくなった)箒の事、好きだぜ?」ボソッ
箒「」プシュー
一夏「あ、あれ?箒?大丈夫か?おーい」
一夏「『※人数が多いと大変なので1人ずつ』か…」
一夏「よーし、じゃあ1人ずつおさんぽに行くぞー」
鈴「はいはいはーい!わたし!わたしと!」
一夏「じゃあ鈴からな」
セシリア「ぐぬぬ・・・」
シャル「だいじょーぶ、あとからのほうがいいかもよ?」
セシリア「それもそうですわね」
一夏「じゃあ、ちゃんといい子にしてるんだぞー」
セシリア、シャル、ラウラ「はーい」
箒「」プシュー
一夏「今日はやけに機嫌が良いなー」
鈴「だってね!いちかとふたりっきりなんだよ!」
一夏「そうかそうか、(小さくなった)鈴は可愛いなぁ」ナデナデ
鈴「な、なにすんのよ!」ポカポカ
一夏「ははは、痛くない痛くない」ニヘラ
一夏「どうしたー、鈴」
鈴「あいすたべたい…」ジー
一夏「よし、じゃあ俺が買ってあげよう」
鈴「わーい!いちかありがとー!」
――
一夏「ほい」
鈴「ありがとう!」ペロペロ
鈴「つめたーい!おいしー!」ペロペロ
一夏「あぁ、ちょっとだけお金が足りなくてな」
鈴「もー、しかたないなー ひとくちあげる!」
一夏「大丈夫だよ、鈴が1人で食べて良いぞ」
鈴「だーめ!いちかもたべるの!」
一夏「ありがとう、鈴は優しいな」ナデナデ
鈴「えへへ////」
ちょっと出掛けてくる
ロリ束とか天才かお前は
鈴「えー…」
一夏「えー、じゃありません」
鈴「はぁい…」
――――
一夏「ただいまー」
ラウラ「おそい!おそいぞ!」
セシリア「ですわ!」
一夏「まぁまぁ、30分くらいじゃないか」
一夏「次は誰と行こうかな?」
ラウラ「わたしだ!さっきそうきめたんだ!」
一夏「よし、次はラウラだな」
セシリア「そのつぎはわたくしですからね」
一夏「OK、わかった じゃあ、行ってくるな」
シャル「いってらっしゃーい」
一夏「全くラウラは甘えん坊だなぁ ほら、背中乗って」
ラウラ「む」ヒシッ
一夏「よっこらしょっと」
ラウラ「おぉ!」
一夏「どうだー、ラウラ?」
ラウラ「いい!すごくいいぞ!」
一夏「そっか、良かったな」
ラウラ「うむ、とくにこまるようなことはないな」
一夏「そっか」
ラウラ「きょうかんはとてもおどろかれていた」
一夏「まぁ、そうだろうな」
ラウラ「そして『一夏は?一夏はどこにいるんだ?』とすぐにへやをでていってしまった」
一夏「そっか、俺の事も心配してくれたんだな」
ラウラ「『もしかしたら一夏も…』とうれしそうにしていたぞ」
一夏「千冬姉…」
一夏「なんだ?」
ラウラ「らうらね、おおきくなったらいちかパパとけっこんする!」
一夏「」ズキューン
ラウラ「どうだ?」
一夏「も、もう一度お願いします」
ラウラ「らうらね、パパのことだーいすき」
一夏(いい、凄く良い)ツー
ラウラ「む、はなぢがでているぞ」
ラウラ「くらりっさに、れんらくしたらこういわれたんだ」
―――――
―――
―
クラリッサ「で、体が小さくなったと」
ラウラ「そうだ」
クラリッサ「それは『ロリ』というジャンルですね」
ラウラ「ろり?」
クラリッサ「そう、ロリです」
ラウラ「ふむ」
お送りいただいた写真を拝見する限り今回は幼児レベルまで委縮したと」
ラウラ「そうだ」
クラリッサ「もしかしたら、織斑一夏の母性本能が目覚めるのではないのでしょうか」
ラウラ「どういうことなのだ?」
クラリッサ「織斑一夏に『おおきくなったらパパとけっこんする!』や『パパだいすき!』と言えばコロリと落とせるかもしれません」
ラウラ「ふむ… よくわからないがそうしたほうがいいのだな」
クラリッサ「はい、それと一応日本のアニメに出るスタンダードな幼稚園の制服もお送りいたしますのでそれを着用されるのも宜しいかと」
ラウラ「わかった、わざわざごくろうであった」ガチャ
クラリッサ「はぁあああん隊長かぁいいよぉおおおおお」ハァハァ
―――
―
一夏「なるほどね」
ラウラ「どうだ?ころっとおちたか?」
一夏「まぁ、嬉しかったよ そろそろ帰ろうか」
ラウラ「うむ、まってるやつもいるからな」
一夏「ラウラは偉いな」
ラウラ「あとでなでなでしてくれ」
一夏「おうよ」
シャル「おかえりなさい」
セシリア「つぎはわたくしのばんですわ!」
一夏「おう、じゃあ行こうか」
ラウラ「よめよ…」
一夏「わかるって」ナデナデ
鈴「あー!なにやってんのよー!」
一夏「さっき鈴にもやってあげただろー」
鈴「それはそうだけど…」
一夏「じゃあ行こうか?」
セシリア「はい!いちかさん!」
一夏「おいおい、散歩だけだぞ」
セシリア「でも、りんちゃんはあいすかってもらったっていってましたわ」
一夏「あー、うん 買ってあげたんだけどさ…」
セシリア「おかねならわたくしがだしますわ!」
一夏「でも、それじゃ俺が買ってあげた事にはならないぞ?」
セシリア「うーん… じゃあいちかさんがわたくしににあうとおもうあくせさりーをえらんでくださいな」
一夏「まぁ、それならいっか」
一夏(情けないなぁ…)
一夏「じゃあ、セシリアはボールプールとかある所で遊んで待っていてくれ」
セシリア「えー、わたくしはいちかさんといっしょにいたいですわ!」
一夏「一緒に来てもいいけど、それじゃプレゼント探すのにどれ貰うか分かっちゃってつまらないだろ?」
セシリア「それもそうですわね…」
一夏「じゃあ、選んでくるからな!」
一夏(キャッシュカード持ってて良かったぜ、これでお金をおろしておこう…)
一夏「ネックレス… 高い…」
一夏「イヤリング… いや、セシリアが好むかどうかも…」
一夏「あ、そうだ あれにしよう」
アリガトウゴザイマシター
一夏「よーし、プレゼント買ったしセシリアの所戻るかー」
セシリア「きゃー!ひっぱらないでください!」
男の子「なんでこんなところにチョココロネつけてるんだよー」ぐいぐい
セシリア「チョココロネなんてありませんわ!」
一夏「こら!髪の毛を引っ張っちゃだめだろ!」
男の子「うわー!にげろー!」
一夏「全く…」
セシリア「わたくしのかみのけが…」
セシリア「チョココロネ…?」
一夏「いや、なんでもない」
セシリア「むー…」プクー
一夏「まぁまぁ、これで機嫌を直してくれよ」
セシリア「これは?」
一夏「まぁ、開けてみろって」
一夏「前、セシリアが雨の日は髪が広がっちゃって大変だって言ってたからさ」
セシリア「いちかさん…」
一夏「俺、セシリアみたいにお金持ちじゃないからネックレスとかそういうもん買ってあげられなくてごめんな」
セシリア「いちかさんのぷれぜんとならなんでもかまいませんわ
ありがとうございます、いちかさん!」ギュ
一夏「はは、じゃあ帰ろうか」
セシリア「はい!」
シャル「おかえりなさい!」
一夏「次は誰と行こうかな」
シャル「しのののさん、さきにいっていいよ」
箒「」プシュー
一夏「まだ駄目みたいだから、先に行こうか、シャル」
シャル「はーい」
一夏「ん?なんだ?」
シャル「いちかはさ、ぼくたちがこのままでもいいとおもう?」
一夏「え…」
シャル「どうしたの?」
一夏(ここで良いよなんて答えたらロリコンだと思われるし)
一夏(かといって、このシャルに嘘を言ってそれは見破られないのか…?)
一夏「まぁ、たまにはこういうのもいいと思うぜ」
シャル「ふーん」
一夏「どうして急にそんな事聞いたんだ?」
シャル「ちいさくなったぼくたちへのたいおうがいつもとちがうから」
一夏「シャル…」
シャル「ぼくね、いちかにすきでいてもらうためならずっとこのままでいい」
シャル「だから、ぼくのことをいちかのいえにとめてよ」
シャル「おりむらせんせいにはまいごになったってつたえてさ」
一夏「あのなぁ…」
シャル「え…」
一夏「俺はな、確かに子供は好きだよ」
一夏「だけど、それは可愛らしい物っていう対象でしかないんだよな」
一夏「だから、そういうベクトルで『好き』でいられる方がつらいと思うんだよな」
シャル「いちか…」
一夏(な、なんとか切り抜けられた…)
シャル「…うん、そうだね!」
一夏「どうすっかなー シャルにもアイス買ってやろうか?」
シャル「うーん… ぼくはいいや」
一夏「じゃあどうすっかな…」
シャル「こうえんであそびたいなー」
シャル「ぼくがちいさかったころはひとりだったから…」
一夏「おう、じゃあ公園に行くか」
シャル「まぁ、けがしたりするとあぶないし」
一夏「ほい、ジュース」
シャル「ありがと」
一夏「・・・」
シャル「・・・」
一夏・シャル(さっきの事で気まずい…)
一夏「だな…」
シャル「帰ろうか…」
一夏「じゃ、おんぶしてやるよ」
シャル「うん…」
一夏「…」
シャル「…」
一夏(ちょっと、悪い事したかもなぁ…)
一夏「シャル、そろそろ着くぞ」
シャル「…」
一夏「シャル?」
シャル「…」スー スー
一夏「寝ちゃった、か」
一夏「起こさないようにしないとな」
―
一夏「ただいま」
鈴「おかえりなさーい!」
一夏「しっ、シャルが寝てるから大きな声出しちゃだめだぞ」
鈴「はーい」
一夏「で、箒は?」
箒「うぅ…////」
一夏「うん、いけそうだな 行くぞ」
箒「わ、わかった…」
箒「う、うん…」ギュ
一夏「箒の手、暖かいな」
箒「い、いちかのてがつめたいんだ」
一夏「手の冷たい人は心が暖かいんだぜ?」
箒「…つまり、わたしはこころがつめたいと」
一夏「あー、違う違う 手の暖かい人は心はもっと暖かいんだ」
箒「ふん…」
箒「むかし…?」
一夏「あぁ、剣道を一緒にやってた時の事」
箒「なつかしいな…」
一夏「ほら最初は箒、ずっとむすーっとしてたから取り付く島が無いっていうか」
箒「あ、あれはだな…」
一夏「まぁ、良いって こうやって今は仲良くやれてるんだしさ」
箒「ゆうえんち…」ボソッ
一夏「え?」
箒「ゆうえんちにいきたい…」
一夏「あー…、流石に散歩だからさ…」
箒「そうだ、そうだな…」ズーン
一夏「じゃ、じゃあ、元に戻ったら行こう」
箒「え…」
一夏「確かに遊園地にはあまり行かないからな」
箒「ほんとうか!」
一夏「おう!皆と一緒に行こうな!」
箒「…ばかいちか!」ポカポカ
一夏「え、なんだよ?なんで怒ってるんだ?」
束「お邪魔してるよー!この部屋ちーちゃんの匂いがするよぉ」クンクン
一夏「人の姉のベッドに顔うずめて匂いをかがないでください…」
箒「まったく…」
一夏「で、ここに来たという事は元に戻せるようになったという事で良いんですね?」
束「うん!ただちっちゃい箒ちゃんが見たくてね!ちっちゃい箒ちゃんも可愛いなぁ」スリスリ
箒「やっ、やめてください!」
一夏「じゃあ、束さん お願いできますか」
束「はいはーい!じゃあ箒ちゃんはこの中に入ってね!」ガチャ
一夏「あぁ、その変なカプセルみたいな所に入れると元に戻るっていう…」
束「そうだよー じゃあ、スイッチオン!」
一夏「うわっ…眩しい…」
プシュー パカッ
束「はーい!元に戻ったよー!」
箒「全く… 人に迷惑ばかりかけて」
一夏「」
箒「ん?一夏、どうかしたか?」
一夏「そ、そのな… 服が…」
束「あー、体が元に戻っても服は小さいまんまだからねー」
箒「みっ、見るなぁあああああああ!」バキッ
一夏「ぐへっ!!!」
鈴「あ、目覚ました」
セシリア「一夏さん、大丈夫でしたか?」
一夏「あ、あぁ…」
箒「あ、あれは一夏が悪い!」
シャル「まぁ、目が覚めて良かったね」
ラウラ「篠ノ之が一番心配していたからな」
一夏「心配する位なら殴らないでくれよ…」
―――
―
束「こうして、いっくんとロリヒロインズの3日間は幕を閉じたのでしたー!おしまい!」
Entry ⇒ 2012.01.23 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
一夏「ISの待機状態が女の子に?」
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1326371058/
束「またおもしろいものを作ったよぉ♪」
千冬姉「はぁ・・・・このまま行くと、お前の発明の数はキテレツ大百科を超えるぞ・・・・・。」
束「まぁまぁ、そう言わずにぃ♪」
千冬姉「で、なんなんだ?言ってみろ。」
束「まずぅ、このスイッチを押してみてぇ♪」
千冬姉「どうせ下らんものなんだろう・・・・・・ほれ。」ポチッ
束「・・・・押したね?押したねぇええ?ふふふふふぅ、これで共犯だねぇ♪これからもよろしくねぇ♪」
千冬姉「な、なんのスイッチだったんだ!何も起きないぞ!?」
束「今のスイッチで、世界中の専用機が、搭乗者そっくりの女の子になりましたぁ!」
束「ちなみに性格は搭乗者の煩悩をかなり拡大させた状態になってるよぉ♪(いっくんのは特別だけどねぇ・・・ふふふ)」
千冬姉「・・・・アホか。帰る。」すたすたすた・・・
束「朗報待ってるからねぇ~!」
ガヤガヤガヤガヤ・・・・・
千冬姉「・・・・・悪夢だ。」
一夏「や、やめてくれぇええええ!」
箒機「い、一夏ぁ、好きだぁ・・・・///」すりすり
箒「き、貴様何を言っている・・・・!!一夏から離れろ!!」
鈴機「私があんたの酢豚になってあげるわよ!ほら、食べなさいよ!!」
鈴「あんたなんかより私の方がおいしいわよっ!!」
シャル機「一夏の体って逞しい・・・・///」
シャル「えっ!えぇぇぇええっ!?」
セシリア「ちょ、ちょっと止めて下さいな!私が恥かしいじゃありませんのぉ!!」
ラウラ機「嫁!レスリングだ!柔道だ!えぇい、まどろっこしい!総合格闘技だぁぁあああああ!!」
ラウラ「ほぉ、貴様なかなか言うな。良い友人になれそうだ。」
白式「・・・・・・・なにこれ怖い」
千冬姉「はぁ・・・・・・・」
一夏「千冬姉・・・・これどういうこと?」
千冬姉「あぁ・・・・・すまん。」
千冬姉「お前ら全員聞けっ!!」
千冬姉「・・・・・っということだ。」
一夏「っていうことは、こいつら全員搭乗者の煩悩の塊ってことか?」
一夏「しっかし、制服まで同じじゃ全然見分けがつかねぇなぁ・・・・」
箒「や、やめろ!バカものっ!服を脱ぐな服をっ!!」
一夏「・・・・・・いや、すぐ分かりそうだな。」
千冬姉「当分の間我慢してくれ、としか言えないな・・・・夜は施錠を怠るなよ、一夏。」
千冬姉「本気の話だ・・・特に『ラウラの』がな・・・・・。」
ラウラ機「嫁!相撲もいいぞっ!今から弟子入りに行くぞ!あぁ、その前にちゃんこ鍋を食わねばな!!」
ラウラ「相撲に寝技は無いが、良い提案だ。」 ピコッ「クラリッサ、新弟子検査の手配を頼む」
一夏「・・・・・あれは元からヤバイって。」
束『いやぁ、ごめんごめん。世界中からクレームが来ててねぇ♪国連に呼び出されちゃったぁ♪』
束『元に戻す方法を「今から考える」からもうちょっと待っててねぇ♪』
千冬姉「ほぉ・・・・貴様はよっぽど死にたいらしいな。」
束『ふぇーん。ちーちゃん怖いよぉ・・・・。でもぉ、一端を担ったのは覚えておいてねぇ~♪」
千冬姉「・・・・今度会った日が、貴様の墓石に刻まれることになるぞ。早くしろ。」ぷちっ
千冬姉「この事件の一番の被害者は一夏だな。はぁ・・・すまん・・・・・。」てくてくてく・・・
千冬姉「あぁ、一夏なら寮の部屋に・・・・」
山田先生「言っちゃダメですぅぅうううう!!」
山田機「ありがとうございま~す♪」ダダダダダダ・・・・・
山田先生「待ちなさぁぁああああああい!!」ダダダダダダ・・・・・
千冬姉「あぁ・・・・・早速やってしまった。」
千冬姉「仕方ない、緊急事態だ!」
千冬姉『教師の織斑だ。全校生徒に告ぐ、緊急事態だ。』
千冬姉『各学年の生徒は全員学年ごとに集合しろ!集合場所はアリーナ。』
千冬姉『始業式の通りに並べ!急げ!全員死ぬほど走れぇ!!』
IS学園 アリーナ
千冬姉「よし、集まったな!聞け!現在専用機が搭乗者の姿へ外見を変化させ、あちこちで暴走している。」
千冬姉「各学年で暴走していると思われる者を捕縛しろ!」
千冬姉「例を見せる!一夏来い!!」
一夏「5人に乗っかられて、いけるかよぉ・・・・」
千冬姉「這ってでも来い!!男を見せろ!!」
一夏「うぅ・・・・」ずるずる・・・・
千冬姉「その者が所属するクラス全員に食券一ヶ月分と、私とのディナーをご馳走してやる!!」
千冬姉「ものども、かかれー!!」
「キャーーーーー!!」ダダダダダダ・・・・・
「委員長!組になって動くべきだわ!!」ダダダダダダ・・・・・
「千冬お姉様とのデートよぉ!!」ダダダダダダ・・・・・
シーン・・・・・・
白式「あ、あのぉ・・・僕はどうすれば・・・・・?」
千冬姉「(僕っ娘か!かわいい・・・しかし、一夏には似ても似つかんな)貴様、白式か・・・・」
千冬姉「あぁ、そうだな。一夏の部屋へ行って茶でも飲んでいろ。」
千冬姉「夜になっても連絡が無ければそのまま寝ていい。」
白式「わかりました」すたすた・・・
千冬姉「ばかもの、周りを見てからモノを言え。助っ人が大量にいるだろうが。」
1年女子「にへへへへへへ」 目がキラリーン
一夏「なぁ・・・・どうしてみんな俺と目が合うんだ?目的が変わってるような・・・・」
千冬姉「ばかを言うな、私とのディナーだろ?」にやり
千冬姉「全員・・・・・かかれー!!」
「織斑君の体触り放題よぉおお!!」
「やだぁ、いい体してるぅ♪」
「この、こいつ織斑君から離れなさいよ!」
「偽物だろうと、積年の恨みを晴らす時よぉっ!!」
「引き剥がせぇえええっ!!」
一夏「や、やめてぇええええ!!それ、パンツ引っ張ってるってぇええ!!」
一夏「いやぁああああああ・・・・・・・あん♪」
千冬姉「尊い犠牲だな・・・・・束の奴めぇっ!」
白式「ここ・・・どこぉ・・・・・・?」おろおろ
ガチャッ・・・バタン・・・・・・
一夏「し、死ぬかと思った・・・・・既にもう死んでるのか?」
ガチャ
千冬姉「おい、一夏。忘れ物だ。」ぽいっ
ぽふっ
白式「あっ、部屋だ。」
千冬姉「じゃあな。」 バタン
白式「一夏だ♪」
一夏「えっ、ちょっと・・・・・白式か?」
白式「いつもありがとうね♪」ぎゅぅ~
一夏「(見た目も声も・・・・なぜか某1万3千冊の魔道書を記憶している
シスターに似ているな・・・・そして、なぜこいつらは既に制服を着ているんだ?)」
白式「いつも優しく使ってくれてありがとう、一夏ぁ♪」ぎゅぅ~
一夏「そ、そうか?結構激しいと思うんだが・・・。」
白式「うぅん、搭乗者とISは心が通じ合ってるんだから、何を考えてるかよくわかるんだよ?」
白式「「この姿じゃ難しいけどね」ぎゅぅぎゅぅすりすり
一夏「そりゃなによりだ・・・。」
千冬姉「はぁ・・・・これで全部か・・・・・縄で縛るのは忍びないが、まぁ許せ。」
シャル機「一夏はぁ、ねぇどこぉ?えっちぃえっちぃ!」
シャル「ちょ、ちょっと黙って!!」
シャル機「ンー!ンー!」もがもが
ラウラ機「レスリングはな、こう腰を低くしてだな、勢いよく相手の腰に食らいくんだ!」
ラウラ「ほぉほぉ・・・・なかなか勉強になるなぁ・・・・・・。」
ラウラ機「今からやるか!?」
ラウラ「ふふふ、私に勝てるかな?」
千冬姉「こら、ラウラ。いい加減にしろ・・・・で、まずは・・・・。」
山田機「まぁ、こんなになってしまって・・・。」
千冬姉「山田先生、どうしたんですか・・・・はっ!まさか!!」
山田機「えいっ♪」しゅるるる♪
箒機「一夏ぁああ、好きだぁぁああ♪」
セシリア機「一夏すわぁぁああああん♪」
シャル機「一夏ぁああ!!えっちえっちいいいい!!」
鈴機「酢豚よ酢豚ぁあああああああああ!!」
ダダダダダダダダダダ・・・・・
山田先生「はぁ・・・はぁ・・・・・すみません、遅かったみたいですね・・・・。」
山田機「生徒の自由は私の願いと希望ですから♪」
山田先生「とりあえずこの子を縛りますね。」
千冬姉「・・・・(山田先生の煩悩があれか。教師の鑑だな)」
ラウラ機「そっちこそっ!はっ!」
千冬姉「(こいつらは勝手に自滅するな・・・・だが)」
ラウラ機「なっ!」
縛り縛り、ぎゅっぎゅっ
千冬姉「ふぅ」
ラウラ「きょ、教官!」
千冬姉「悪いな・・・・・。」
千冬姉「おい、ラウラ。お前の大事な大事な嫁が助けを求めているぞ?」
千冬姉「こいつと遊んでいる暇があるのか?」
ラウラ「そ、そういえばっ!私の!私による!私のための!嫁ぇぇえええええ!!」
ダダダダダ・・・
ドンッ!ドンッ!ドンッ!
箒機「い、一夏ぁ・・・・開けてくれぇ、もうここがこんなにぃ・・・」
箒機「はぁはぁ・・・見たいんだな?そうかそうかぁ・・・・」
箒「脱ぐんじゃない!こらこら!!」
シャル機「一夏ぁ!あけてぇええ僕とえっちぃえっちぃいい!!」
シャル「や、やめてってばぁ!恥かしいよぉ!!」
鈴機「酢豚1か月分よぉおおお!!」
鈴「腐るわよ!!」
セシリア機「い、一夏さん・・・?その・・・・前から・・・・お慕いしておりましたのぉおおおお!!」
セシリア「は、恥かしいことを大声で言わないでくださいなぁああ!!」
「ちょっとなんの騒ぎ!?」
「あれって、さっき捕まえたわよね!?」
「えっ、再チャンス!?」
「いけいけええええ!!ひっ捕らえろー!!」
「ディナーだ!デートだぁあああ!!」
白式「ひぃぃいいいい!!」がたがたぶるぶる
一夏「大丈夫だって、こんなことだろうと思って、ちゃんとドアをベッドで押し当てただろ?」
白式「う、うん・・・・」ぎゅぅ
一夏「・・・・なぁ白式?胸当たってるんだけど。」
白式「き、気にしないでぇぇ、それより、あれ怖いよぉおお」がたがたぶるぶる
一夏「(なんか俺の白式だけ、他の専用機と違うんじゃないか?)」
ラウラ「嫁、大丈夫か?」
一夏「ラウラ、お前・・・・窓から・・・・・。」
ラウラ「私は本物だ。で、そっちが白式か?」
白式「こくこく・・・・・・」ぎゅぅ
一夏「大丈夫大丈夫。ラウラはいい奴だよ。」なでなで
ラウラ「・・・・おい、嫁。私にもしろ。」
一夏「えっ、何を言ってっていやぁあああ!!」
ラウラ「『なでなで』をしろと言っている」ギリギリ
ラウラ・一夏「あっ」
白式「ひっく・・・・ひっく・・・・・・」
ラウラ「す、すまん・・・怖かったんだな。その・・・・すまん。」
白式「う、うん・・・・ひっくひっく・・・・・・・」
一夏「ラウラ、とりあえずシャワー浴びせてやってくれ。」
ラウラ「承知した。こっちだ、白式。」
一夏「はぁ、これ掃除するのかぁ・・・・。」
ラウラ「貴様は戸締りをしっかりしろ。窓の鍵が開いていたが、閉めておけ。」
ラウラ「そんな調子では私の嫁失格だぞ?」バタン
一夏「はぁ・・・・とりあえず俺のジャージとラウラの下着で寝巻きは問題なさそうだな。」
一夏「・・・・・ジャージのサイズが合ってないけど。」
白式「・・・・・・」ぎゅぅ
一夏「手なんか握って、どうした?」
白式「なんでもないよ?」ジー・・・・
一夏「俺の顔になんかついてるのか?」
白式「うぅん、付いてないよ?」ジー・・・・
一夏「じゃあ、何してるんだ?」
白式「一夏の思考を読んでるの」ジー・・・・
白式「あっ、あと顔も見てないと・・・・・・。」ジー・・・・
一夏「そ、そうか・・・ちょっと照れるな・・・・・。」
白式「やっぱり一夏は優しい。僕、こんな人に乗ってもらえて嬉しいよ。」
白式「さっきから僕のことばかり心配してる。」ジー・・・・・
一夏「(もしかして、今の状態でも零落白夜も使えるのか?)」
白式「・・・・・使えるよ?」
一夏「えっ?(本当に思考を読んでる)」
白式「読んでるよ?やってみる?言ってくれたらするよ。僕は一夏のISだもん。」
白式「うん。じゃあ、いつもみたいにやってみて。手を繋いだまま・・・・。」
一夏「行くぞ・・・・・零落白夜、発動!」
一夏「おおおお!スーパーサイヤ人みたいだ!」
白式「楽しそうで嬉し・・・い・・・・・よ・・・・・・・・」ばたっ
一夏「お、おい!どうした!白式!大丈夫か!? 」
一夏「そ、そうだ!千冬姉のところに連れて行けばなんとかしてくれるはずだ!」
千冬姉絶対こいつらにエネルギー充填するなよ、お前ら。こいつらは当分このままだ。」
箒「も、もしかして・・・・死んでるんですか?」
千冬姉「ただのエネルギー切れだ。例えるなら冬眠みたいなものか、永眠して欲しいくらいだが・・・・。」
千冬姉「その役割は全てあいつに押し付けてやる・・・・束めぇ・・・・・。」
千冬姉「充填方法の資料はさっき取り寄せた。」
千冬姉「今日はお前らももう寝ろ。明日も早い。後は私がやっておく」
千冬姉「だから何度言ったらお前は・・・・・・白式を負ぶって何をやっている・・・・・・・」
一夏「白式が動かなくなった!死んじゃったんだ!助けてくれっ!」
千冬姉「落ち着け、死んだわけじゃない。落ち着け。」
一夏「本当か?嘘じゃないよな?」
千冬姉「あぁ、だから涙目になるな(可愛すぎるだろ、一夏・・・・)」
千冬姉「そこに寝かせろ。ただのエネルギー切れだ。」
千冬姉「今エネルギー充填の準備をしてやる。白式は特に害が無いからな。」
一夏「ありがとう。千冬姉・・・」
千冬姉「はぁ・・・・今夜だけはその呼び方を許してやる。だから泣くな。」
一夏「うん、ありがとう。千冬姉・・・」
千冬姉「・・・・準備はできた。後はお前の仕事だ。さぁ、このプラグを説明書通りに・・・・・『ココ』に挿せ。」
一夏「えっ・・・・?」
千冬姉「私はこいつらを縛って、保健室に運ばなければならん・・・・・ふんっ!」ずるずるずるずる
千冬姉「充填は10分ほどで完了する。その間離れるなよ。じゃあな・・・・」ずるずるずるずる
一夏「えっ、千冬姉・・・・?」
チラッ
一夏「マジかよ・・・・・。でも俺の責任だし・・・。」
一夏「白式は俺なんだよな。今、さっき『僕』って言ってたし。」
一夏「本当は男なんだ!そうだよ!あはは、そうに決まって・・・」
ズルッ!
一夏「・・・・女じゃん。」がくっ
一夏「いやいや、そういうことじゃない。あぁ、う、後ろを向かせよう。」
一夏「うつぶせにして・・・・股を開かせて・・・・・・・理性がぁ・・・俺の理性を返せぇ・・・・」
『 白式「僕、一夏に乗ってもらえて嬉しいよ♪」 』
一夏「はっ!そうだった、俺はこいつのパートナーだ。こんなところで怯んでたまるか!おりゃ!」
一夏「ケツを突き出させて、お尻の穴・・・穴・・・・・えっとぉ・・・・」ふにふに
一夏「あぁ、お尻の肉が柔らかすぎてよく見えないなぁ・・・・。あった!おりゃ!」
ブツッ キュィィイイイイン・・・・・・
一夏「ふぅ。」
白式「あ、あれ?いつのまにか寝ちゃって・・・・」
一夏・白式「あっ」
白式「あ、あれ?エネルギーが入ってきてる。」
一夏「あぁ、エネルギー切れを起こしてな・・・・。」
一夏「俺が零落白夜をお前に使わせちまったばっかりに・・・・すまん。」
一夏「そしてこれも・・・・すまん。とりあえずコードだけ出して、服を着せるよ。」
白式「うん・・・・・・」ぎゅぅ ジー
一夏「なんだ?また思考読んでるのか?」
白式「うん・・・・・・」ジー
一夏「(白式、良いお尻だったよ)」
白式「むすぅ・・・・・」ジー
一夏「冗談冗談、あはははは・・・・えっと、ごめんなさい」
白式「あっ、終わったよ?えいっ」プツッ
白式「ふぅ・・・・おなかいっぱい」 ぽてっ
白式「おぶって。」
一夏「はぁ・・・・わかった。ホイッ」てくてくてく・・・・
白式「すぴーすぴー」
一夏「呑気なもんだな・・・・・。」
一夏「ほら、部屋についたぞ?」
白式「ん・・・・ねるぅ・・・・・・」
一夏「・・・そうだな。ほら、よいしょっと。」ぽすっ
白式「ん~」ぎゅぅ
一夏「なんで俺の腕を離さないんだ?」
白式「一緒に寝る。今までもそうだった。」
白式「零落白夜使うよ?」
一夏「それだけは勘弁してください。お尻はもう、その・・・・」
白式「交渉成立♪」
一夏「ほら、早く寝ろ」
白式「えへへぇ、一夏と一緒ぉ」ぎゅぅ~すりすり
白式「腕枕して頭撫でて・・・・・」
一夏「・・・・・」
白式「あれ、エネルギーが切れそう・・・・またお尻に挿されるのかなぁー」
一夏「半ば脅迫だな・・・・・・よいしょ」なでなで
白式「一夏ぁ・・・・ありがとう・・・・・」
IS学園
束「ち・・・ちーちゃん・・・・できたよぉ・・・・・・・。」バタンッ
千冬姉「良い気味だ。少しは今回の件で懲りたか?」足でガシガシ
束「うぅ・・・・やめてぇ・・・・・もう4日は寝てないんだからぁ・・・・・。」
束「はい、このスイッチ押して・・・・」バタッ
千冬姉「そのまま死んでしまえ・・・・・ポチッ」
ガタガタガタガタッ
千冬姉「なっ!? 保健室のあたりが騒がしい・・・・・・・・・?」
起動スイッチでしたぁ♪ほぼ10年は充電が自動で・・・」
千冬姉「余程死にたいらしいな、ちょっと待ってろ」足でガシガシ
束「ふがふが、ふがふがぁ・・・」じたばた
千冬姉「・・・・あぁ、もしもし?ターゲットを1名射殺して頂きたいのですが・・・・。」
千冬姉「お金は例の銀行にお振込みします。はい・・・はい・・・・・ではお願いします。」
山田機「ふぅ・・・縄は解けましたねぇ。さぁ、皆さんがんばってくださいねぇ~♪」
ドドドドドドドドド・・・・・・
IS学園寮 一夏の部屋
白式「あれ?なんか常にエネルギーが湧き上がってくるよ?」
一夏「どうしてだろう?」
白式「ん~、わかんないけど、1つだけ分かったことがある」
一夏「なんだ?言ってみろ。」
白式「僕は当分、一夏にお尻を見せなくて良いってことだよ♪」ぎゅぅ
ドドドドドドドドド・・・・・・
白式「一夏、IS展開して!逃げなきゃ!!」
一夏「わ、わかった!こい、白式!!」
箒機「い、一夏ぁ、どこだぁ?この豊満な胸をお前に独占させてやるぞぉ!」
鈴機「女体盛りの酢豚版よ!私ごと食べなさいよぉ!!」
セシリア機「一夏さぁん♪もう、私のここがこんなにびちょびちょなんですのぉおお♪」
シャル機「一夏ぁ、早く一夏のをぶち込んでめちゃくちゃにしてぇ~」くねくね
一夏「死ぬより恐ろしいな・・・・逃げるか。」ブォオオオ!パリーン!
一夏「窓ガラス割っちまったけど、なんとか逃げられたか。」
白式「そうだね。とりあえずアリーナへ行こう?」
一夏「えっ、白式の声が聞こえる?」
白式「もっと一夏と仲良くなりたいです、って。」
一夏「それで、拡大解釈した束さんが暴走して、こんなことになったのか・・・・。」
白式「うん。恐らく、ね。僕はこんなになるまでお願いしてないからね?信じて?」
白式「ただ一夏ともっと仲良くなりたくて・・・・」
一夏「普通に信じるよ。ほら、アリーナについたぞ。」
白式「ありがとう・・・解除」
白式「一夏ぁ・・・これからもよろしくね♪僕のことは、妹みたいに思ってもらえると嬉しいんだぁ」
一夏「あぁ、いいぞ?これからもよろしくな!白式」なでなで
白式「えへへへぇ・・・・これからは腕輪になっても喋れるからよろしくねぇ・・・・・」ぎゅぅすりすり
千冬姉「ぼさっとしてないで、しゃきしゃき働け。」
殺し屋「・・・・・・・・」ジャキッ
束「M16を突きつけられながら仕事なんてできないよぉ・・・」
千冬姉「そういう態度か、わかった。」
千冬姉「あっ、すみません。葬式の手配をお願いしたいのですが・・・・・・・」
束「やりますぅ、やらせてくださぁい・・・・ふぇぇええええん・・・・」
おわり
これは素晴らしい!
一夏にとって最高のパートナーだな
この一夏は幸せ者
新しく出来たSS深夜VIPのSSです
いろんなSSがあるので是非見てください!
SS深夜VIP
Entry ⇒ 2012.01.22 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
一夏「ハーイ今開けます」ガチャ 鈴「ハハ…き、来ちゃった…」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1326730291/
鈴「な、なんでもないよ」
鈴(なにやってんだろう私)
鈴(やっぱり盗撮されて脅されてるなんて相談できないよ……)
鈴(でも不安に押し潰されそうになって……そしたらこいつの顔が見たくなって……うぅ)
鈴「あ!い、いいよ。ちょっと寄っただけだもん」
鈴(盗撮犯に指定された場所にいかなきゃ……ううぅぅ)
一夏「ん、そっか」
鈴「うん!じゃ、じゃあね」ジワ
一夏(涙?)
一夏「ちょっと待てよ、おい」
鈴「う……ううぅ…ぐすっ、一夏ぁ」
続きどうぞ
続けてください
鈴(誰かに相談したら名前付きでネットに流すって……)
鈴「な……なんでもないよっ……心配させてごめんね、さよならっ」
一夏「あ、おい」
タッタッタッ……
一夏「……」
一夏「なんでもない。そんなわけねえよな」
一夏(多分俺には言いにくいことだったんだろうな)
一夏(……後を追うか)
一夏(街外れの廃工場か……ずいぶんと寂しいところだな……)
鈴「……」キョロキョロ サッ
鈴「……約束通り来たわよ」
男「こんにちわ、鈴ちゃん。もし来なかったらどうしようかなって思ってたんだよ」
鈴「………」
男「あれっ、なんか目が腫れてない?泣いてたの?」
鈴「うるさいわね!」
男「まあいいや。約束の物は?」
鈴「……」スッ
男「おお!鈴ちゃんの下着!ちっちゃくて可愛いね!」
鈴(くそう……公衆トイレにカメラが仕掛けられてたなんて……)
一夏「……!!」
男「……それはもう一つ頼まれごとをしてくれたらね」
鈴「!」
男「おっと、ISで殴っても良いけど、そのときは僕の仲間が流す手はずになってるって言ったよね」
鈴「……なによ、お願いって」
男「それはね、鈴ちゃんの通ってる学校にカメラ設置して欲しいんだ」
鈴「!!!」
一夏「あのやろう……!」
男「更衣室と、トイレだけで良いからさ。つけ方も教えるよ」
男「学校の大体の構成は把握してるんだ。だから鈴ちゃんの寮の部屋も分かったんだよ」
鈴(封筒が部屋に届いたときのは不思議だったわ……何で部屋番知ってんのよ!)ブルッ
男「だからさ、君の友達の可愛いところを撮って、僕に渡して欲しいんだ」
男「もちろんこれは僕だけのコレクションにする。鈴ちゃんもこれで解放されるよ」
鈴「ふざけないでよ!友達を売れって言うの」
鈴「!」ブルッ
男「かっこいいねー。でもネットに流されたら守った友達からは引かれちゃうねー」
男「好きな相手にも距離とられちゃうな、こりゃ。こういう事件に関わった子ってめんどくさいんだ」
鈴(ど、どうすれば……)
鈴「……う、うぅぅ……」ポロポロ
一夏(鈴!)
男「泣いてないでさあ……どっちにすんのか教えてよ」
鈴「うわぁぁん……!ぐすっ……ひぐっ……う……」
男「……」
男「泣いてるところも可愛いね」スッ……
ドンッ
鈴「!?かはっ……?」ガクッ
男「あまりにも可愛いから腹パンしちゃったよ♪」
男「膝折ってないでさあ……」
鈴「はぁ…ううぅ」
男「ちっ。しばらく会話できそうにねえな」
男「おい、来週の火曜日の12時にここに来い。それまで返事は待ってやる」
鈴「はぁ…はぁ…」
男「変な気は起こすなよ。おまえの写真のデータはしっかり残ってんだからな」
男「ま、一週間せいぜい悩んでくれや」
スタスタ
鈴「……来週までに……」
鈴「う、うわぁぁぁぁぁん!」
鈴「げほっげほっ、ぐすっ……うぅぅうううぅぅぅ…ひくっ…ひくっ」
一夏「鈴」
一夏「……」
ギュウウウ
鈴「ふぇっ!?一夏がわたしを抱きしめ…」
一夏「後をつけたんだ。鈴があんな顔するなんて、心配でさ」
鈴「はぁ……うっうっ……ぐすっ……いぢがぁあ」
一夏「おまえは俺に知られたくなかったとは分かってたんだ。でもさ、気づいたら今こうしてるよ」
一夏「ごめんな……もっと強引にでも話を聞いてやるべきだったよ」
鈴「ごほっ……いちかぁ、私、わたし、どうすればいいのぉ……?」
一夏「安心しろ。手は打つよ。鈴だけに苦しい思いをさせない。後は俺たちに任せとけ」
鈴「俺たち……?」
弾「おう、どうした?」
一夏「弾か?今日店休みだろ?ちょっと何も聞かずに協力してくれないか」
弾「……女がらみか?」
一夏「まあ、そうだけどさ」
弾「いつもおまえの騒動には女が絡んでっからなあ。で、なによ」
一夏「工場の方角からな、薄汚れたパーカー着た痩せぎすな男が街に来ると思うんだ」
一夏「その男をこっそりつけて、何してるか連絡くれ。俺もすぐ向うからさ」チラッ
弾「はいはい、OKよ」
一夏「……」チラッ
鈴「ぐす……ううぅぅ」メソメソ
一夏「あ、ごめん。すぐ行くって言ったけど多分時間かかるかも」
弾「……それも女の用だろ?」
一夏「まあな。でも頼んだぜ」
こんなに気の利いて手際のいいやつがワン様だと?
鈴「ううっ」
一夏「鈴、おまえばかり苦労してたんだな」
鈴「一夏っ……私、ずっとこんな陰の中で生きていくのかな?」
鈴「お父さんも、いなくなっちゃうし……ISだって、箒たちと差が付いてるし」
鈴「もう、嫌だよ……疲れたよ……」
一夏「……とりあえずここを出よう。そうだ、帰り道でジュース買ってやるよ」
一夏「ほい、来いよ」
背中を見せてしゃがむ一夏
鈴「え、おんぶ?」
一夏「ああ。鈴は軽いから平気さ!」
一夏「どうした?遠慮はいらないぞ」
鈴「じゃ、じゃあ……」ポスッ
一夏「よし、行くか!」
鈴「一夏あ……」ギュッ
鈴(……なんだか、お父さんみたい)
一夏(足腰が強くなってるから、鈴ぐらいの重さならずっと歩けるな。稽古してくれた箒に感謝だな)
一夏「あ、そうだ。鈴」
鈴「なに?」
一夏「さっき俺が協力者に電話したろ?そいつにおまえが盗撮にあったことを話さなきゃいけなくなるかも知れん」
一夏「もちろん絶対に漏らさせないし、そもそもこういうことを他言するような奴でもないんだ。そこは安心してくれ」
鈴「……一夏が信頼してるなら、私も信頼するよ」
鈴「……ごめんね。一夏は今頃家でのんびりしてるはずだったのに……」
一夏「気にするなよ!そんなこと言うより、いつも通りの元気な鈴に戻ってくれる方がずっと嬉しいぞ」
鈴「……う、うん!」
一夏(お、ちょっと元気出てきたな!よしよし)
――――――
――
―
弾「よう。ターゲットはパチンコ屋に寄った後、6時半ごろに出てるぜ」
一夏「そんで仲間一人と合流した後、このスーパーで買い物中……って訳だな」
弾「出てきた後はどうする?家までつけるのは当然として」
一夏「部屋に入る前に勝負を決めるよ」
弾「お、出てきたぞ!」
一夏「追うぞ!」
一夏「なんだ?」
弾「おまえが助けようとしてる女の子ってどういう子なんだよ?」
一夏「悪いけど、その子の気持を考えると、あまり言いたくはないんだ」
一夏「でも、おまえは協力してくれてるわけだし、まったく教えないっていうのもどうかと思ってる」
一夏「どうしてもっていうなら、教えてもいいんだ。その子の許可は取ってるし、おまえが絶対に他言しないという条件付きでだけどな」
弾「いや!わかった!皆まで言うな!」
一夏「?」
一夏「え?」
弾「おまえが羨ましいぜ、そんな美少女から頼られるって、気分いいだろうなあ」
弾「いや、まて、俺もその子を助け出す十字軍の一員なんだよな……よし、なにがなんでもやり遂げるぜ!」
一夏「おいおい……ってそろそろ奴らがマンションに着くぞ」
一夏(どうする……やはり奴らが部屋に入る直前に確保するか?)
一夏(いや、そのあとはどうする?あいつが騒いだら、マンションの住人からしたら俺たちが悪者に見えるかも)
弾「よしっ!ここらで俺のマル秘テクを見せてやっか!」ピッピッピッ
弾「もしもし、警察ですか!?ちょっと○○っていうアパートの前で、喧嘩が始まってるんですけど!」
一夏「!」
―――
―
鈴「一夏、大丈夫かなあ」
鈴(あのとき、一夏がいてくれなかったら……)
鈴(一夏って、辛いときにいつもそばにいてくれるのよね)
鈴(ありがとう……)
鈴(でも、本当に私が盗撮されたことを知られることなく収めてくれるのかな?)
鈴(帰ってきたら、一夏と弾にお礼を言おう)
―――
―
一夏「通報するのは早いんじゃないのか?」
弾「いいから。おまえは奴らを押さえたあとのことを心配してるんだろ?住人に俺らが悪いと勘違いされるのをさ」
弾「今俺が通報したから、まもなく警官がここにくるだろう。それと並行して、上の階で俺らがあいつらを捕まえる」
一夏「そうか、警官も怪しく思って上の階に来る。ここで俺らが『こいつ盗撮してるんです』って大騒ぎするわけか」
弾「そう!奴らもとっさに知らん顔に声かけられて、すぐ警官が来るんだからうまく対処できないぜ」
一夏「それでいこう!でも、……おまえ、いつもこんなことやってるのか?手慣れてるな」
弾「こ、細かいことはいいんだよ。ほら、奴らエレベーターに乗ったぞ」
一夏「しまった!弾は回数表示を見て電話で何回に止まったか教えてくれ、俺は階段でいく!」
一夏「おう!」ダンダンダン!
一夏(あいつ……鈴をあんな目に合わせやがって……絶対に許さねえ!)ダンダンダン!
弾「5階だ、5階に止まった」
一夏「行き過ぎたか、くそ」タンタンタン
男「いや~今日は良いもん手に入ったわ」スタスタ
中年「お、例の女子高生のパンツですか?」
男「おう!あとな、良い経験もさせてもらったわ」
中年「なんですなんです?」
男「おまえ、女の腹殴ったことあるか?あれは癖になるぞ~~」
中年「ええ~~外道っすねえ」
男「まあまあ、今度おまえにも殴らせてやるよ。結構クルぜ、あの感覚は」ガチャ…
男「!」ビクッ
中年「なんだ、おまえ」
一夏「どっかで見た顔だなあと、思ったんですけどね」
男「……帰れ。餓鬼が、警察に通報するぞ」
中年「こいつ、どっかで見ませんでしたか?昔ニュースになってたような」
一夏(警官が来るまでの時間稼ぎだ……)
>>55
ほら、リアルでもよくごっちゃになるじゃない……
弾「ほら、こっちっすよ!大声でやってるでしょ」
警官「確かに」
一夏「(来たか!)でも、先輩に盗撮の趣味があったなんて、意外だなあ!!」
男「なっ!」
警官「!」ピク
中年「な、何言ってやがる!」
一夏「女子高生のパンツがどうとか言ってたじゃないですか。持ってるんでしょ」
一夏(俺が注意を惹く!弾は奴のかばんを奪い取れ!)アイコンタクト
弾(OK牧場の決闘)アイコンタクト
男「なにをこいつ……あっ!」バッ
弾「中を検めてください、おまわりさん」スッ
男「きさまら……あの娘の仲間か……あいつ、ばらしやがったなあ!」
一夏「!」
男(ち、ちくしょう。こうなったら、あの女も道連れにしてやる……)
男「ああ、そうさ!俺はちゅうごっ」ドゴォ!!「………!!」
男「ぐっ……がっ……(こいつみぞおちに……息が)」
一夏(鈴のお返しだ、変態野郎)
警官「君、これはどういうことかね」
男「……」フルフル
弾「都合が悪いから黙ってますね」
中年(こいつ、相棒のみぞおちに的確に決めて……)ブルブル
一夏「……」ギロッ
中年「は、白状します!俺たち盗撮してました!許してください!」
警官「ち……まず交番まで来い」
――――――
―――
―
一夏「ふう、終わったか」
弾「俺の機転があってこそだな。おまえの突きも見事だったけど」
一夏「事情聴取に付き合ってたらこんな遅くなっちまったな。千冬姉に電話したら不機嫌そうだったよ」
弾「へっへっ、俺も蘭の奴が『お兄どうしたの』だってよ。だが俺は黙して語らず!カッコよすぎるな」
弾「まあ良いってことよ。これはすべて、邪悪な毒牙にかかった弱きお嬢様のための……」
「「「「ああーー!」」」」
箒「一夏!おまえこんなところにいたのか!」
シャル「今日のお昼に皆一夏の家に行ったのに!」
セシリア「要件も言わずに出て行くなんて、先生も心配していましてよ!」
ラウラ「連絡の徹底はすべての組織の基本だぞ!」
一夏「あっ!」
弾「おお、美女ばかり!」
箒「千冬さんに『上がって待っていろ』と言われたのはいいものの、落ち着かなかったんだからな!」
シャル「先生、ソファに座ってる僕たちを審査するような目で見てくるんだもん」
ラウラ「あれはいいものだった……久々に教官分を補充できた」
一夏「あ、ええと」
弾「……じゃあな一夏!邪魔しちゃ悪いから帰るわ!また似たようなことあったら言えよ!」
一夏「あ、おい!」
一夏「あいつがねえ……セシリアたちに話しかけずに帰るとは」
弾(今はお嬢様を救出した英雄の気分に浸ってたいんでな!)
箒「一夏、おまえはこんな時間まで何をしていた?」
セシリア「ええ!ずっと遊んでたわけですの!?」
一夏「遊びっていうか、シミュレーションだよ!ズンダとかタッグプレイの呼吸の感覚とかを勉強する機械!」
ラウラ「ほう、そんなものが娯楽施設にあるのか!」キラキラ
一夏「まあな、こんどラウラも連れていってやるよ」
箒「……貴様には呆れたぞ」プイッ
セシリア「少々幻滅しましたわ……」スタスタ
シャル「んー、ゲームばっかりしてちゃだめだよ?僕も遅いから帰るね。ラウラもおいで」
ラウラ「おう」スタスタ
一夏「あっ…」
一夏「でも本当のこという訳にはいかないしな……」
一夏「結構家まで遠いな。ゆっくりと歩いて帰ろう……」トボトボ
タッタッタッ
一夏「ん?向こうから誰かが……」
一夏「箒に弾に……ていうか皆!?」
箒「はぁはぁ、おまえ!話は聞いたぞ!」
セシリア「さすが私の見こんだ男性ですわ!」
シャル「一夏!さすがだね!」
ラウラ「ふふん、それでこそ私の嫁だ!」
一夏「え……?」
鈴「一夏」
鈴「一夏、私、もう一回一夏に会いたくなって探し回ってたの」
一夏「安心しろ、俺たちはうまくやったぜ」
鈴「うん、弾から聞いた!ありがとう!」
弾「……………………………」
鈴「そんでね、探してる途中で箒たちに会ってさ」
鈴「そしたら皆『一夏はずっと気楽に遊んでた』って言うのよ。それで、一夏がわたしを気遣って黙ってくれたってことがわかってさ」
鈴「でも私のせいで一夏が皆の信用失っちゃうのが耐えれなくてさっ……」
弾「自分から告白してしまいましたって訳よ。帰る途中でこいつを見かけて何やってんだと思いながら目で追ってたらこれだよ」
一夏「鈴……優しい奴だな、おまえは」
箒「急に涙ぐんで訴えてくるから何事かと思ったぞ」
セシリア「鈴さんも今まで誰にも相談できなくて、お辛かったんでしょうに」
弾「まあ、こいつとは結構付き合い長いしな。そりゃ最初はお嬢様はこいつだったのかと思ったけどな」
弾「このちんちくりんが泣かされてたんだとわかったときは、なぜか捕まえたはずの犯人への怒りがもう一回燃え上ってきたんだ」
ラウラ「む!貴様、少々口が悪いぞ!」
シャル(一夏はお友達も良い人なんだね)
鈴「ずっと、悩んで生きていくのかと思ってたけど……周りには皆がいたのよね」
鈴「変な目で見られちゃうかと思ったけど、皆全然そんなことなかった……うぅ」ポロッ
箒「鈴!」
シャル「大丈夫!?」
セシリア「どうかなさいましたか?」
ラウラ「もう泣かなくてもいいんだぞっ!」
鈴「う、ううう……」ポロポロ
一夏「鈴」
一夏「ほい、おんぶ」スッ
鈴「う……う……」トサッ
鈴「うわぁぁぁん……!」
一夏「よいしょっと」
弾(良いショット)
ラウラ「泣いているのは、まだ心の傷が癒えていないということか?」
シャル「違うよ、あれはさ………」
一夏(こんな小さい体に、世の中ってやつは厳しい仕打ちをするんだな……)
一夏(これからも俺が守っていかなきゃな)
一夏「そうだ、皆、晩飯はまだか?俺の家に来るなら作ってやるぞ!」
箒シャルラウラ「行く!」
セシリア「ふふ、私も料理してさしあげますわ」
弾「(お嬢様の料理!)よっし、おれも行くぜ!一夏、おまえのはいらねえぞ!」
一夏「鈴もおなか空いてるだろ!腹いっぱい食ってくれよな!」
鈴「……う、うん!ねえ、一夏!」
一夏「おう!どうした?」
鈴「その、ね………あの……えいっ!」チュッ
一夏「!」
鈴「えへへ!さあ、一夏!家に向かってゴーゴー!」
一夏(やっと、元気が戻ったな)
終わり
Entry ⇒ 2012.01.18 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
一夏「ラウラ、お前のことが好きだ。」 ラウラ「・・・私もだ。」
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1325415552/
,-'"´-,‐t'''x―─‐- ̄""''''─ ,,_ i \
´-‐''''7 `、 \ 、 i. i ヽ
i 入.ヽ 、 \ 、 _`,| ! ,
. | i |三、ヽミヘ 、\::X"....,,,_| | ',
. | i∀ーェ`、ヽ斤ヘ`、::::::::::::| | i
| | | Nイテ可; \弋:::::::::::::::::;;i !. |
| !.| i《ゝ''"く ー--‐''/ ト, |
. | i !.| | / / , ! i |
| | i| i / / i i.ノ | エロは無い
. | /| 'ヘ '⌒ヽ / / ,| ! | | 繰り返す、エロは無い
| / ! ,丶 / /| /| | | |
i/ ! | i `,、 // i / i / |. |
| |ヘ | ヽ ,.. - ! / ソ |. |
| | 〉〈|. ー," _! / ! , | ',
', i/ /| i-‐''"´/ /i_,,....,,_ i ! ',
ヽ 〈 /.| i / /'" ヽ .| i ',
冫 〈.i _ ,r-' ‐'"´/ / ヽ .| ト、 ',
/ 〉, ',´ ." ,イ/ i .| i `, '.
// \i / " | | | |. i
今日も俺はいつものようにIS学園へ登校した。
ホームルームの時間になると同時に、その少女は山田先生の隣へ歩いてきた。
目を瞑り少し不機嫌そうに、しかし何か威厳のようなものを感じさせる銀髪の少女。
眼帯をしているのが少し気になるが、とても可愛い・・・。
山田先生が少し困ったような、生徒の反応を予測しているような口調で話はじめる・・・・。
山田先生「えっと、今日も嬉しいお知らせがあります。またひとり、クラスにお友達が増えました。」
山田先生「ドイツから来た転校生のラウラ・ボーデヴィッヒさんです。」
「どういうこと?」
「二日連続で転校生なんて・・・」
「いくらなんでも変じゃない?」
すると、千冬姉がその少女へ挨拶をするよう促す。
ラウラ「はい、教官。」
ドイツからの転校生、そして千冬姉のことを『教官』と呼ぶその少女は
恐らくドイツ軍の関係者なのだろう。
ラウラ「ラウラ・ボーデヴィッヒだ・・・・・以上だ。」
威厳を感じさせるが、その中に何か不機嫌そうな、
まるで部屋で見つけた虫に苛立つような口調を含ませて、彼女は短い自己紹介を済ませた。
そして俺を威嚇するような目つきで睨みつけるラウラ。
俺はほぼ反射的にその腕を掴んだ。箒に毎日特訓をされている成果だろうか。
クラスの空気が一瞬にして凍りつく。
彼女の顔を見ると、少し狼狽していたが、すぐに不機嫌そうな顔に戻って、勢いよく俺の腕を振りほどく。
俺も負けじと彼女の綺麗な瞳を睨み返す。
一体彼女は何を考えているのだろうか、と思考を巡らせていると・・・
ラウラ「き、貴様が織斑教官の弟などと、私は認める・・・・ものか・・・・・。」
何か、拍子抜けしてしまいそうな口調で決め台詞を言うラウラ。
明らかに動揺している。
こちらが困った顔をしているにも関わらず、まるで食い下がるようだ。
少しイライラしてきた。
そこへ助け舟を出すようにシャルが俺に訓練を申し出る。
俺は逃げるようにシャルと特訓を開始する。相変わらず分かりやすい説明だ・・・。
するとなにやら周りがざわつき始める。転校生のラウラが現れたのだ。
黒いISに乗り、標的を探すようにアリーナを見渡す。
そして、俺のことを見つけると、文字通り上から目線でにらみ付けてきた。
日の光を浴びて、綺麗な銀色の髪が黒いISとのコントラストにより、
不思議な雰囲気をかもし出しとても綺麗に俺の目には映った。
「ドイツの第三世代だ」と、周囲のギャラリーが騒ぎ出す。
無理も無い。今日転校してきたばかりの、それも専用機持ちであるとは、
同じクラスの俺でさえ知らなかったのだから・・・。
俺をビンタしようとした事に対する執念とでも言えるような目だ。
だが、そんな事を気にすることなくラウラは俺に話しかける。
「織斑一夏。貴様も専用機持ちだそうだな・・・・。」
まるで再確認をするかのように俺に問いかける彼女。
「ならば話は早い、私と戦え。」
あまりに突拍子も無い提案。俺は心の動揺をラウラに悟られぬよう、睨み返しながら答える。
「嫌だ、理由がねぇよ。」
この一言で「はい、そうですか」と引き下がってくれるほど、
柔でないことは重々承知しての返答だった。
想像通りの答えが返ってくる。少し不機嫌そうな口調と態度。俺の本能が、
『何かまずい。気をつけろ。』と注意を促す。
「今で無くてもいいだろう?もうすぐクラス対抗マッチなんだから。その時で・・・・」
俺はラウラの機嫌を損なわないように、腫れ物に触るような口調で返答する。
目を瞑り、俯き加減で俺の返事を聞いていたラウラだったが、一気に態度が急変した。
「ならば・・・!」
ほとんど予測できていた事態とはいえ、『まさか』と思っていたことが起きた。
俺は、一気にブーストを吐き出し、横へスライドする。
ラウラの攻撃はアリーナへ大きな穴を作った。
巨大な砲台のようなその砲撃は止まない。
俺は右往左往して、必死に逃げているようにラウラに見せかけ、
彼女の攻撃パターンと、再装填までの時間に思考を集中させる。
まるで憂さ晴らしでもするかのように攻撃を続けるラウラ。
シャル「大丈夫?!一夏!」
途中でシャルから通信が入るが、軽くあしらうように『大丈夫だ。手を出すな』と答えておいた。
『罠ではないか』という考えも浮かんだが、今のラウラは、
突然攻撃を始めた時点で非常に直情的なのは明白。
射角が狭い武装の為か、彼女は今、トーチカのような存在だ。
そのため、可能な限り俺を正面に捕らえるように俺の回避先を攻撃してくる。
ただでさえ、ラウラの居る場所は高台。『近づかれてはならない』とばかりに
俺との距離を一定以上保ち続けての攻撃。
武器の連射力は相当早い。
俺はその隙を見逃さず、一気に間合いを詰める。
攻撃が一瞬止まる。ラウラは少し怯んだ顔をしつつ慌てて攻撃を再開するが、もう遅い。
一気にラウラに向かってブーストをかけ真正面に飛び上がる。
余裕の笑みを見せながら・・・・。
俺は腕で砲塔を真上に跳ね上げる。
弾は空中へ、当ても無く飛び去っていった。
ラウラは狼狽した顔で一瞬、弾の行き先を目で追う。
相手を目の前にして致命的なミス。
すぐ我に帰るラウラの顔を横目に俺は真後ろに回り込み、
ラウラをISごと思い切り抱きしめ行動不能にさせる。
ISの行動不能と共に、ラウラは一気に戦意を消失させた。
問いただす為、ラウラの耳元へ顔を近づける。とても良い匂いがする・・・・。
目的を果たせなかった少女は、俯き、聴き取れるか聴き取れないかの小さな声で
搾り出すように言った。
ラウラ「いずれ、分かる・・・・・」
そう言うと同時に、ISを解除するラウラ。
俺の腕は空を掴み、ラウラはそそくさとアリーナから出て行ってしまった。
俺はそんなラウラの背中を見つめながら、ラウラの答えた言葉の意味をずっと考えていた。
その間、シャルや箒、セシリア、鈴の心配そうな声が聞こえたが、耳を素通りしていた。
明らかに優勝を確信されていた、IS世界大会での千冬姉の敗退は、俺が原因だった。
そして原因の解決のため情報提供を行ってくれたドイツ軍に千冬姉は恩義を感じ、約1年ドイツ軍で指導をしていた。
どうやらラウラと千冬姉はその時に知り合ったようだ。
部屋に戻るとシャルはシャワーを浴びていた。
・・・・・そういえばボディソープが切れていたことを思い出し、シャワールームに向かう。
中に入るのは嫌がるだろうと思い、洗面台の上に置いておくことをシャルに伝え、
俺はベッドに座り、でラウラについて考え事をしていた。
風呂上りだからの暖まった体には普通だな。
すぐに思考をラウラに向ける。
シャルはそれを気遣ってか、「あまり深く考えないようにね。」とだけ気休め程度に言って寝てしまった。
晩御飯は抜くタイプなのだろう。
俺はラウラのことで食欲がなく、就寝することにした・・・・。
ドアをノックするような音が聞こえたような気がしたが、、意識が遠のいていき、
どんどん音が小さくなって行く・・・・。
休み時間になるとすぐに周りの女子たちが俺の元へ群がる。
どうやら他の組の生徒も来ている様だった。
ガヤガヤと俺をまくしたてる女子たち。悪い気分では無いが、酸欠になりそうだ。
チラリと後ろを見ると、ラウラが教室から出て行くのが見えた。
この状況を見て、あきれ果ててしまったのだろう。少しイライラした横顔をしている・・・・・。
「すまない、俺はもう組む相手を決めているんだ。」
そういうと、周りの女子が問い詰めてくる。
「誰なの!?」
「教えて!」
俺は少し呼吸を置いて、机を真剣な目で見つめながら、つぶやくように答える。
一瞬にして女子たちが静まり返る。
分からないでもない。
転校早々俺に暴力を振るおうとし、さらにアリーナでの騒ぎ。
そしてあの言いようの無い、周りを突き放すような雰囲気。
女子達から話かけることなど絶対に無かった。
それをあろうことか俺が率先して指名したのだから・・・。
俺は立ち上がり、女子達を押しのけラウラの後を追う。
女子達はそんな俺を呆然と見つめていた・・・・。
俺は少しでも情報が欲しかった。
ラウラが俺を嫌う理由、そしてなぜか俺はラウラを見ていると何か分からない、
これまで体験したことが無い体の置くから湧き上がる、焦りにも似た『何か』を確認する為にも・・・・。
俺のことを考えているのだろう。それは、ラウラの背中を見ているだけで明白だった。
「おい、ラウラ!」
その声にビクッと背筋を伸ばすラウラ。動作が可愛いらしい。
俺は自然と笑みを浮かべていたが、それを忘れてしまうほどラウラと話すことで頭の中は一杯になっていた。
ラウラ「・・・・・何だ?」
ラウラがくるりと振り返り返答する。相変わらず無愛想な返事だが、
なぜだろう、俺の顔を一瞥するや少し俯いてしまった。
けてこない。俺の胸元の辺りを見つめて、視線をそらしているかのようだった。何
かあったのだろうか・・・・体調が悪いのか・・・・。俺が心配していると
ラウラ「何の用だ?用件は。」
ラウラに返答を促される。次の瞬間、ラウラの顔は固まった。
「学年別トーナメントで、俺と組んで欲しい。」
周りを歩いていた女子達も同時に固まった。
ラウラはぽかんと口を開け、驚愕した顔をして俺の顔を3秒程見続けた。俺は追い込みをかける。
「俺と是非組んでくれ!お前じゃなきゃダメなんだ!」
周りの生徒がそそくさと退散していく。恐らく噂話として学校中に広めるのだろう。好きにしてくれ。
ラウラ「な、なぜだ・・・・理由を説明してもらおう・・・・・」
俺は嫌われない程度に思っていることを話した。
こんなの生まれて初めてなんだ!それの理由を確認するためにも、ラウラ、お前ともっと一緒に居たいんだ!」
ラウラは完全に狼狽していた。俺が話しながらどんどん近づいて行ったせいもあるだろうが、
上半身を後ろに仰け反らせ、俺の顔を見つめてくる・・・・・まただ、胸の奥が締付けられる。
心拍数がどんどん上がる・・・・理由が分からない。
ラウラは何も答えてくれない・・・・・俺は手段を選ぶ余裕さえ無くなっていた。
ラウラの右手を取り、俺はあろうことか自分の心臓に押し当てた。
「分かるか?明らかに変だろう?頼む、チームを組んでくれ」
ラウラは勢い良く俺の腕を振りほどく。一番初め、出会ったときを思い出すようだった。
ラウラ「し、仕方無い・・・・わかった・・・・・。」
最後までこのやり取りを見届ける衝動に駆られていた数名の女子が、
全速力で走り出す。初めから分かっていたことだ。断られていたとしても、同じ様に走って行っただろう・・・。
何か言いたげな顔で見つめられたが、受け取ってもらえた。
そして、もちろん周りからは猛反対を受けた。
箒「き、貴様!自分のやったことがわかっているのか!」
鈴「あ、あんた・・・一体あいつとどういう関係なわけ!?はっきり言いなさいよ!!」
セシリア「い、一夏さん・・・?・・・・・私とペアになって頂けるとものとばかり思っていましたのに。」
シャル「ぼ、僕どうなっても知らないよ?一夏ぁ・・・・。」
理由が言葉で説明できないのだから、回答することができない。
「確かめたいことがあるんだ。」
ただそれだけしか答えることができず、俺は困り果てていた。
ラウラが現れたのだ。
ラウラ「・・・・織斑一夏、こっちへこい。」
その一言で、全員が黙る。箒が何か言い出そうとしたが、俺が手を挙げ制止させる。
「あぁ、わかった・・・・。」
俺の前を歩くラウラ。背筋を伸ばした華奢な体が上下に揺れる。
一体どこへ向かっているのだろう・・・それにしても良い匂いがする・・・・。
気がつくと食堂に来ていた。
ラウラ「め、飯にするぞ・・・・」
そういえば昼休みだったことを思い出した。
「そうだな、何を食おうか・・・・」
右手を顎に当ててキョロキョロとメニューを見て、焦っているようだ。
そんな中、列はどんどん進む。
遂にあと3人になったところで、ラウラは俺の方を向いて言った。
ラウラ「お、おすすめはあるか?」
予測していた内容だ。もちろん答えは用意してある。
「スパゲッティなんてどうだ?旨いぞ。」
ラウラの顔から不安が消え、少し笑みがこぼれる。
ラウラ「す、すまないな・・・・まだここに来て日が浅くてな・・・・。」
俯きながら頬を赤らめるラウラ。なんて可愛いのだろう。
だが腕を伸ばせば頭が掴める程の位置に座るラウラ。特に会話はなく、
スパゲッティを食べ始めるラウラ。
ラウラ「おい、旨いぞこれは・・・・」もぐもぐ
少し興奮気味に言ったラウラは、そんな自分に気付いたのかフォークがピタッっと止まり、
また頬を赤らめて俯く。
会話のキャッチボールを止めてはいけない。
「これも旨いぞ?ほら」
俺は箸で鯖焼きをラウラの口元に持っていく、周りがざわつき始める。
何が珍しいのだろう。
「あぁ、もちろんだ。」
ラウラと交流を深める。
やはり同じ釜の飯を食わなければ始まらない。
「ほら、あーんしろ。あーん」
ラウラ「あ、あーん・・・」ぱくっ
キャーッ!キャーッ!
黄色い声が聞こえる。気絶する生徒まで現れ始めた。
「だろ?もっと食うか?」
ラウラ「な、なんだと・・・だが、お前の分がなくなってしまう。」
「じゃあ、後でスパゲッティ貰うよ」
なんとなくの昼食だが、心が休まる。
気がつくと心のもやもやが無くなっていた。
千冬姉「貴様ら、何をやっている・・・・・」
騒ぎを聞きつけた千冬姉がやってきた。
さすがに数人も気絶者が現れるとなると、教師も見逃すことができないようだった。
すぐ立ち上がり敬礼するラウラ
千冬姉は少しため息をつき
千冬姉「そういうことを言っているんじゃない・・・・もういい、さっさと食べて教室に戻れ」
ラウラ「了解です!」
「・・・・わかりました」
そんな日々がトーナメントまで続いた。
ラウラとは会話の頻度が上がった。昔に比べれば、だが。
しかし、確実にラウラの俺に対する態度が急変しているのが分かった。
時折、少しぎこちない笑顔を見せてくれるようになっていた。
そしてトーナメント当日・・・・・。
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
モニターに映し出されるトーナメント表・・・・
「1回戦からか・・・・相手は、セシリアと鈴ペア!?」
鈴が近接戦闘、セシリアが援護だ。あまりに堅実なコンビネーション。
ラウラ「ペアで動かれるとまずい。各個撃破が得策だ。」
「あぁ、俺もそう思っていた。余裕があるなら援護を頼む。俺も可能な限りはやってみるが期待はしないでくれ。」
少し緊張しながら2人で作戦を練っていると、試合の時間が近づいてきた。
準備を始める。アドレナリンが分泌され始め・・・・興奮を覚える。
勝手に笑みがこぼれ、どんどん集中力が高まっていくのが分かる。
先に俺に出ろということだ・・・・・俺はラウラと共にアリーナへ飛び立った。
いつも授業や訓練をしているアリーナとは確実に違う。
同じ部屋であって違う部屋。まるでマンションで隣の部屋へ迷い込んだような違和感。
セシリア「ふふふふふ、一夏さん?私とペアを組まなかったこと、後悔させてあげますわ!
そして優勝して・・・・ふふふふふ」
鈴「あんた、何考えてんのかわかんないけど、負っけないんだからねぇー!!
優勝してあんたと・・・・!」
何のことを言ってるのかさっぱりだが、負けるわけには行かない。
ろ。
3・・・2・・・・1・・・・0!
俺はすぐさま真横にブーストをかけスライドする!
それと同時に縦一列に並んだ鈴・セシリアにラウラがカノン砲を連射!
いきなりの先制攻撃に鈴はギリギリ避けることができたものの、
俺の動きに目を捕られたセシリアに2発浴びせることができた。
セシリアは完全に後手後手だ。ラウラの方は問題無さそうだな・・・・だが、こちらが少し問題だ。
鈴は近距離・中距離タイプ。常に近距離での戦闘を強いられる白式としてはかなりの強敵になる。
近づくだけでも相当ストレスがかかるというのに、
もし攻撃を当てられ、隙を作ってしまえば龍砲の餌食だ。
「へっ、その程度で代表候補生とはな!正々堂々、接近戦で勝負しろ!」
鈴「そんな挑発に乗るわけないじゃない!ほらほらほらっ!!」
そんな手に惑わされるほど鈴もバカじゃないのは重々承知はしていた。
龍砲の連射が始まる・・・・かわすので手一杯だ。
周辺視野でラウラを確認・・・・苦戦してる・・・・・?!
ラウラは学年トップクラスのはず・・・・ラウラから通信が入る。
ラウラ「大丈夫・・・・か?」
ラウラは明らかに俺の状態をみて集中力が途切れているようだ。
さっさと片付けてこっちに・・・なっ!」
龍砲の攻撃がさらに激しさを増し、被弾してしまう。
それに気付いたラウラが100m先からこちらへ突っ込んでくる。
ラウラは感情的になって、判断力を見失っている。
俺のことを心配しているのだろうか・・・・。
セシリア「私に背中を向けるなんて、どうぞ撃って下さいと言っているようなものですわね!」
鈴「あら、何?助けに来たの?それとも龍砲の餌食になりたいわけ?」
ラウラ「う、うわぁぁああああああ!!」
止めろ、ラウラ逃げろ。
「くそったれぇっ!」
俺は鈴に特攻をかけるように見せかけて、ラウラを回収・・・・・これが仇になった。
ラウラはパワーゲージがほとんど残っていない・・・・AICが使えない。
ラウラ「は、早く逃げろ・・・・何をやっている・・・・・・。」
「何を言って・・・くっ!・・・・・やがる・・・・・!」
「お前は・・・・俺の・・・・・仲間だろうがぁあああ!!」
セシリア「止めですわっ!」
鈴「一夏、悪いけどとりあえず負けてもらうからねぇ!」
間髪入れない息の合った攻撃。まずい、もう保たない・・・・。
そう思った矢先、ラウラが何かを呟く。
すると、突然ラウラのシュヴァルツェア・レーゲンが暴走を始めた。
俺は吹き飛ばされ地面に落下した。落下する途中で苦しみからか、悲
鳴のような・・・・叫んでいるラウラの声が聞こえた。
すると、シュヴァルツェア・レーゲンが液状化を初め、ラウラを取り込む。
アリーナにはランクDの警戒態勢が敷かれた。
ラウラ「一夏を・・・・助ける・・・・・・・」
ラウラの声が聞こえた様な気がした・・・・。
液状化したシュヴァルツェア・レーゲンは、ISのような形になる。
まるで雪片・・・・千冬姉と同じ武器を使うそのISに向かって、攻撃を仕掛ける鈴。
鈴「よくも一夏を!!」
だが、機動性があまりに違いすぎる。
まるで猫がネズミを追いかけてハンティングをするように、あまりに一方的だ。
セシリア「大丈夫ですの?!一夏さん?」
「あぁ・・・・ISは解除されちまったけどな・・・・・・・。」
「しかし・・・奴は一体・・・・・それに、ラウラが中に!助けないと!」
鈴のエネルギーが尽き、ISが解除される。
「セシリア、俺にエネルギーバイパスでエネルギーを送ってくれ!」
セシリア「い、一体何を・・・・」
「急いでくれ、鈴が死んじまう!」
急いでコアバイパスからエネルギーを供給するセシリア
供給が終わると同時に俺はコードを金繰り捨てて、走りながら一極限定で右腕と雪片弐型を展開する。
鈴「む、無茶よっ!」
「うぉぉおおおおおおおっ!!ラウラを返しやがれぇ!!」
こちらの声に気付いたのか、ゆらりと俺の方向を向くISのような何か。
そしてものすごい加速で俺に迫りながら、雪片を振りかざす。
絶対にラウラを助ける!その決意を両腕に込め零落白夜を発動!
奴の雪片を弾き飛ばす。俺は、奴が仰け反った瞬間を見計らって・・・ど真ん中を切り付ける!
裂け目からラウラがゆっくりと飛び出してくる。俺はラウラを抱え、
「大丈夫か?」
と心配そうに、優しく声をかける。
ラウラは、俺の目を見て、少し笑みを浮かべた後・・・眠るように気絶した。
ISはまるで黒い霧のように、風に吹かれて消えてしまった。
土で作られた人形のようだった・・・。
俺も付き添うことにする。とても心配だ。
俺は保健室の外、廊下のベンチで待たされる。ラウラは女の子なのだから、当然だろう・・・。
俺は俯き、ラウラの体調を心配する。
そこへ聞き覚えのあるヒールの音が廊下にこだまし、近づいてくる・・・千冬姉だ。
千冬姉は俺を一瞥すると、そのまま何も言わず保健室へ入って行った。
そして、俺とラウラを引き離すかのようにドアを閉めた。
数分後、教師達がぞろぞろと保健室から出て行く。
その中に千冬姉の姿は無い。まだ、ラウラと何か話しているようだった。
また数分が経ち、千冬姉が保健室から出てくる。
千冬姉「入っていいぞ。」
いつもの教師の口調だ。だが、少し笑みを浮かべて
千冬姉「いい太刀筋だった・・・。」
俺は、千冬姉に褒められたことで数秒思考が停止したが、すぐにラウラの元へ走っていった。
「ラウラ、大丈夫か!?」
物思いに耽るように窓の外を眺めていたラウラは、突然の訪問者に目を見開き急いで眼帯を付けた。
目の色が違う・・・何か知られたくないことでもあるのだろう。あまり詮索はしない方が良さそうだ・・・。
ラウラ「大丈夫だ。少し体が痛むが、軽い打撲だ。2・3日で授業に復帰できる」
軽い笑みを浮かべ、俺に答えるラウラ。だが何かおかしい。少女のあどけなさの様なものを感じる。
「良かった。心配したんだぞ?」
俺はラウラを気遣いながらも、少し興奮気味にラウラに心情を打ち明ける。
ラウラ「気にするな・・・・・それよりも・・・・・・・」
初めてみる表情だ。
ラウラ「た、助けてくれて・・・・済まなかった。迷惑をかけたな・・・・。」
気恥ずかしそうにお礼を言うラウラ。とても可愛く、愛おしい。
気がつくと、俺はそんなラウラを両手で優しく抱きしめていた。
「気にするな。仲間だろう?」
ラウラの華奢な体を包み込む。ラウラは黙っていた。
何か話してしまうと、俺の抱擁が終わってしまうのを恐れるかのように・・・・。
ラウラが授業に参加できるようになるまで、俺は保健室に通った。
別に義務感では無い、何かが俺を突き動かしていた。
ラウラのいない授業は退屈だった。前と同じ、焦りや不安ばかりが募る。
それがラウラと話をしている間だけは忘れることができた。
そして、話をしていくうちに、ラウラは普通とは少しズレた感性を持っているが、
いたって普通の女の子であると思うようになっていた。
同じ男子のシャルが良い。
話しやすくて、いつも率直な意見、的確な指摘をしてくれる。
就寝前、シャルにお茶を渡しつつ、問いかける。
「大事な話があるんだ」
・・・・シャルは動揺していた。いつも表情豊かなシャルだが、尋常ではない。
シャル「な、な、な、何かな?」
動揺を隠せないほど狼狽しているのは一目で分かるが、こちらも引くに引けない状況だ。
「最近、胸がドキドキしたり、締付けられるような感覚に襲われるんだ・・・・。」
シャル「えっ、えっ、えっとそれって・・・・・・こ、恋なんじゃないかなぁ?」
って、恋!?
「こ、これが・・・・恋なのか・・・・・・」
俺はすぐに勘付いた。ラウラだ。原因はラウラ。
っということは俺ってラウラのことが・・・・。
「俺、好きなのか・・・・・・」
シャル「す、ストレートだよぉ、一夏ぁ!」
「ストレートはよくないことなのか?ど、どうすれば良いんだ?」
俺はシャルの肩に掴みかかる。
シャル「い、いや。わ、悪くは無いよ?でも、相手の心の準備ってものがさ・・・・・」
いつもなら的確なアドバイスをくれるシャルの意見がまったく的を得ていない。
理解に苦しむ。
そう言った瞬間、シャルは我に帰ったようになってしゅんと元気をなくしてしまった。
俺はますます混乱してしまう。そんな俺にシャルは言う。
シャル「一夏・・・・ごめん、今日はもう寝るね・・・・・お休み」
俺は天にも見放された気持ちになった。
だが、『恋』というキーワードが手に入っただけでも良しとしよう。
明日確かめればいい。
「シャル、ありがとう。お休み。」
向こうを向いて元気をなくしているシャルに向かって、つぶやくように言う。
「なぁ、ラウラ・・・・・」
ラウラ「どうした、改まって。」
「俺、お前に恋しているようなんだ。」
俺がそう言うと、耳まで真っ赤にしたラウラはあっちを向いてしまった。
そして、搾り出すような声で呟くラウラ。
ラウラ「きょ、今日はもう帰ってくれないか?」
『ストレートはよくない』というシャルの言葉が頭をよぎる。
しまった、こういうことだったのか・・・・。俺はラウラに嫌われてしまったのだ。
「わかった・・・・・」
そう言葉を残し、俺は席を立った。
後ろを振り向きながら歩いていると、何か急いで通信機の様なものを
取り出しているラウラが目に映った・・・・。
( ゚д゚ ) ガタッ
.r ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
俺は昨日の出来事で、教室へ向かう足取りが重い・・・。ラウラに嫌われてしまっ
た・・・・。
昨日のことを打ち明けると、なぜかシャルは嬉しそうだ。ますます混乱する。
ホームルームが始まる。ラウラはまだ来な・・・・・・・来た!
つかつかと俺の元へ、勇み足で歩いてくるラウラは俺の真横に立ち、俺を見下ろす形になった。
しかし、目をあわせない。顔が高潮している。何を考えて・・・・俺の思考が止まる。
俺の後頭部に腕を回し、俺を持ち上げながらキスをしてくるラウラ。
俺「・・・・・・・ぷはぁ」
唇を離す時に、唾液が糸を引く。ほとんどディープキスだ。
ラウラ「お、お前は私の嫁にする・・・・決定事項だ!異論は認めん!」
教室が静まり帰る。まるで訳が分からない。俺の告白が上手く行ったと考えていいのだろうか・・・・。
ラウラと一緒に寮へ帰る。周りの視線がなんだか痛い。
特に後ろから4人の視線が俺達を品定めをするかのように見ているようだ。
ラウラはそんなことをまったく気にもしていない様子だ。
『肝が据わっている』とはこのことなのだろう・・・。すると、突然俺の裾を引っ張るラウラ。
ラウラ「おい、嫁。こっちへこい。」
ラウラが俺を連れてきた先にはベンチがあった。
ラウラが腰掛ける。俺も少し距離を置いて腰掛けた。
ラウラ「あ、明日の休日、買い物に付き合え。」
デートということだろうか。結構強引なところがあるとは思っていたが、
ラウラから申し出てくるとは少し予想外だった。そういえば俺達は既に両思いという奴だったな。
「あぁいいぜ。じゃあ校門に朝10時集合でどうだ?」
買い物ついでに昼飯も食える。朝もゆっくり寝られる。
午前10時というものを作ってくれた神様にお礼を言いたい。
ラウラは俺に念を押すように言うと、そそくさと寮へ向かって歩いて行った。
クラリッサに相談してみるか。
ラウラ「聞こえるかクラリッサ。」
クラリッサ「ラウラボーデヴィッヒ隊長!どうされましたか!?」
黒ウサギ部隊のざわつきが電話越しで分かるほど聞こえてくる。
ラウラ「例の、私の嫁についてだが・・・・作戦は成功した。」
クラリッサは少し申し訳無さそうな声で答える。
クラリッサ「隊長・・・・非常に申し上げにくいのですが、ここからが正念場なのです・・・・・。」
ラウラは興奮気味に答える。
クラリッサは、さらに落胆したような声で
クラリッサ「あ、明日とは・・・・作戦準備ができません・・・・・。隊長の現在の装備を教えてください。」
ラウラ「学校の制服のみだ。」
ラウラは少し胸を張って答える。最小限の装備。そして何よりも持ち運びが・・・などと考えていると
クラリッサ「な、何をバカなことを!!デートに制服で行かれるおつもりですか!?」
クラリッサは何かを諭すようにラウラに食い下がる。
ラウラ「どういうことだ、理解できない。詳細な説明を求める。」
いわば戦場に手ぶらで行かれるおつもりで・・・・・」
興奮気味にそう言いかけた途端、クラリッサはあることに気付いた。
クラリッサ「隊長、作戦の詳細を今組み上げました。」
ラウラ「ふむ、言ってみろ。」
クラリッサ「織斑一夏に、服を選んでもらうのです!!」
ラウラ「ほ、ほぅ・・・それは名案だな・・・・・」
クラリッサ「はい、是非明日、口頭にて洋服の購入の話をすることを提案いたします。」
ラウラ「承知した。では作戦結果については後日報告する。すまないないつも。」
クラリッサ「了解いたしました。礼には及びません。」
ラウラ「なんだこの気持ちは・・・・まるで戦場に行く前の・・・・いや、それ以上か!」
ラウラ「まったく眠れない・・・・。」
ラウラはベッドの上でくるくると布団に巻き付いては離れ、巻きついては離れを繰り返し、
気がつくと朝を迎えていた。
翌日 午前10時
ラウラ「け、結局一睡もできなかった・・・。」
ラウラが何か言った様な気がしたが余り気にせず声をかける。
一夏「すまないな、ラウラ。待たせたか?」
ラウラ「い、いやまったく待っていないぞ・・・・。」
焦りながら両手を俺に向けて手を振る動作をするラウラ。
かなり眠そうにしているな。10時だと少し早すぎたのだろうか?
ラウラ「ところで嫁。今日の予定だが・・・・。」
一夏「あぁ、何か買い物でもしにいこうか。」
やはり女の子は買い物が好きだろう。ウィンドウショッピングでも問題ないはずだ。
ラウラ「ふ、服を買いに行かないか?」
唐突な申し出だったが、逆に目的が出来て助かる。それにラウラが服を買いたいと言ってくれたのだから、
それを果たせばラウラは喜んでくれるのだ。余計に助かる申し出だ。
一夏「そうしようか。」
俺は少しにこりと笑い、ラウラを見つめる。
相変わらず目を合わせてくれないが仕方無い。照れ屋なのだろう。
一夏「そうだなぁ・・・・ラウラに似合う服でも探そうか」
ラウラ「ふ、ふむ・・・嫁に選んでもらってもいいか・・・・・?」
女性の洋服選びはしたことなどまったく無いが、折角の買い物だ。俺は張り切ってラウラの洋服選びをすることにした。
一夏「あぁ、いいぞ!」
ラウラの銀髪に似合う服となると、やはり黒系の服が似合うだろうな。
このワンピースなんか似合いそうだな。
一夏「ラウラ、このワンピースなんかどうだ?試着してみろよ」
ラウラ「う、うむ。試着してみるか・・・。」
ラウラ「(な、なんだこれは・・・肩の辺りがとても・・・・露出が多いぞ・・・・・・。しかし
嫁の薦めてくれた服だ・・・)」
ラウラ「ど、どうだ・・・・嫁?に、似合ってるか?」
くるくると回ってみせるラウラ。少し照れながら、無邪気な顔をしている。
もじもじと体を震わせながら顔を俯かせ、耳まで真っ赤にしているラウラ。
一夏「とても似合ってる・・・。それを買おう!」
ラウラ「う、うむ・・・・。」
一夏「俺が買ってやるよ。」
ラウラは少し固まったあと、俺に向かって申し訳無さそうに言う。
ラウラ「そ、それはよくない!ダメだ!嫁に奢ってもらうなど・・・」
予想通りの反応だ。相変わらず可愛らしいな。
一夏「そういうと思って、既に精算を済ませてある。」
そう言って俺はレシートをヒラヒラと泳がせる。
そこへ間髪入れずにラウラに提案をする。
「そうだ、靴も買いに行かないか?」
ラウラ「く、靴か・・・・」
学校指定の靴を見つめるラウラ。この靴では良くないのだろうか?そういうものなのか?
などと考えていることが手に取るように分かる。
「とりあえず制服に着替えて、靴屋へ行こう」
俺は制服に着替えるようラウラに促し、店の入り口で待つことにした。
店員に先ほど買ったワンピースを見せると、
そそくさと似合う靴を数種類持ってきた。
ラウラと俺は似たような靴、3種類とお辞儀をするような形で睨めっこしていた。
するとラウラは何かを見つけたように、いきなり1つの靴を選んだ!
ラウラ「これにする。」
「どうしてアレにしたんだ?」
真偽を確かめるようにラウラに問いかけると、自身たっぷりにラウラは答えた。
ラウラ「最も安かったからだ!!」
胸を張るラウラ。周りのお客さんの視線が痛い。
靴選びも終わり、昼食も簡単に済ませた。
相変わらずスパゲッティばかり食べるラウラ。
「偏食は良くないぞ?」
そう注意を促すが、聞く耳を持たない。
何か執着心でもあるのだろうか?
俺達はウィンドウショッピングを済ませ、近くにある公園へ行くことにした。
そこには大きな湖があり、その畔で休むことにする。
ラウラは三角座り。俺はあぐらをかいて座った。
周りを見ると、家族連れやカップルが遊びに来ているようだった。
すると、突然ラウラが言い出す。
ラウラ「少し、疲れた・・・・」
ラウラが眠そうな声を出し、俺にもたれかかってくる。
湖の方を向き、体を丸めて寝るラウラ。
か弱い呼吸が一定の間隔で続く。
永遠にこんなことが続けばいいと思いながら、ラウラの頭を撫でてやった・・・・。
ラウラが起きたのだ。
ラウラ「わ、私は何をやって・・・!」
俺はラウラの顔を覗き込む。
「おはよう、ラウラ」
ラウラは自分のおかれている状況が理解できていない様子で
俺の目をじっと見つめていた。そして周囲を確認する。
周りには家族連れは既におらず、カップルが一定の間隔を置いて、
湖の向こうに光る夕日を観ている。
俺のことを気遣ってだろうか。時間を聞いてくるラウラ。
あまり気を使わせたくなかった俺は、
「ほんの少しだよ?」
と言いながら頭を撫でてやった。
頭を撫でられたラウラは、まるで猫のように嬉しそうに目を瞑って笑っていた。
俺の首に両手を絡ませて、目を瞑った。
俺はすぐにラウラが何をしたいのか勘付いた。
夕日に染まる湖の畔で、ラウラの唇にゆっくりとキスをした。
「ラウラ、お前のことが好きだ。」
ラウラ「・・・私もだ。」
おわり
ラウラはかわいいなぁ!
もう少し周りも絡ませた方が良かったな
Entry ⇒ 2012.01.07 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
一夏「こ、この気持ちは....恋!?」
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1325320345/
一夏「このもやもやは....きっと恋だ!」
一夏「だが俺は一体誰に恋しているんだろう?」
>>5
選択肢
1.ラウラ
2.ドイツの娘
3.眼帯の娘
4.銀髪の娘
5.ボーデビッヒ
∧_∧
( ´・ω・`) ∧_∧
/ \ ( )そうだったのか!
.__| | .| |_ / ヽ
||\  ̄ ̄ ̄ ̄ / .| | |
||\..∧_∧ (⌒\|__./ ./
||. ( ) ~\_____ノ| ∧_∧
/ ヽ カッコイイ \| ( )
| ヽ \/ ヽ. 詳しいなお前
| |ヽ、二⌒) / .| | |
.| ヽ \∧_∧ (⌒\|__./ /
かっこいい……///
~回想~
デパ地下にて
一夏(今日は食堂が使えないからなぁ~)
一夏(晩飯どうしようかな~)
一夏「おっ半額弁当みっけ!」
ピト
一夏が弁当を取ろうとした瞬間、隣の男と手が重なった
男「いや、いいんだ」
一夏「俺、あっちの弁当でいいんで..それじゃあ」
スタスタ
男「ちょっと待ちな!」
一夏「え?」
男「この弁当、おまえにやるよ」
一夏「で、でも」
男「お前さん学生だろ?こんな中年オヤジなんかよりよっぽど未来があるじゃねえか」
男「将来のあるお前さんの飯を奪うほど俺は野暮じゃねえよ」
男「だからこれはお前が食べな」
一夏「......はい」
男「じゃあな」スタスタ
一夏「......」
一夏「あの!」
一夏「お名前を!」
男「そーだな.....>>5とでもよんでくれ」
>>5は振り返らずそう言った...
一夏「でもどうやって気持ちを伝えたらいいんだ?」
一夏「ってか何処にいるかもわかんねーし」
コンコン
一夏(こんな時間に誰だ?)
一夏「はーい、今開けますよ」
>>30誰がきた
>>5「よっ」
一夏「なんでここに?」
>>5「未来のある青少年が悩んでたら助けるのは当たり前だろ?」
一夏「はぁ?」
>>5「デパ地下で会ったときから分かってたんだ」
一夏「な、何を?」
>>5「お前は今、俺に恋をしている」
一夏「な、なんでそれを?ってかなんでここにいるんですか?」
>>5「言ったろ?未来のあるお前さんの飯を奪うほど俺は野暮じゃねぇって」
>>5「それと同じで、俺は未来のあるお前さんから愛奪うほど野暮じゃねぇんだよ」
一夏「!...>>5さん////」プシャァァァ
>>5「おっといきなり抱きつくなよ」
一夏「でも、俺!耐えられなくて!」
>>5「わかってるさ.....今夜だけは俺もお前を愛してやるよ」
サワッ
一夏「ど、どこ触ってんですか!?」
>>5「楽しませてやるよ...」
一夏「うぅ///」
~部屋前~
ラウラ「.....?」
ラウラ(だれかいるのか?)
一夏「やば!この時間に俺の部屋に来るといえば多分ラウラだ!」
一夏(どうすれば...)アセアセ
>>5「安心しろ.....俺が出る」
一夏「え?ちょ」
ガチャ
ラウラ「入るぞよm......って誰だ貴様?」
>>5「やぁ嬢ちゃん」
ラウラ「........」ピポパポ
プルルル ガチャ
ラウラ「もしもし教官ですか?」
ラウラ「........はい......はい...すぐ来てください」
ラウラ「貴様に教える義務はない」
ラウラ「それより嫁はいるn...
ウーン ウーン
>>5「警報だと?」
千冬「動くな!!」
>>5「チッ!侵入は完璧なハズなのに」
千冬「貴様、最近噂の性犯罪者だな?」
千冬「幼児誘拐から強姦、婦女暴行、最近では男にも手を出してるらしいな」
>>5「ばれちゃ仕方ねぇ!そうだ!俺がその事件の犯人だ」
>>5「そしてこの部屋の少年は被害者って事だな」
千冬「貴様一夏を!」
>>5「だが俺に惚れてはいるがな!」カチャ
バンッ シュワー
千冬「ゲホッ.....スモークだと?」
ラウラ「教官!ヤツは屋上に逃げました」
千冬「よし!追うぞ」
~屋上~
>>5「チッ!パラシュートが故障してやがる」
タッタッタ
千冬「そこまでだ!」
>>5「ったく、もう追いついたのかよ」
千冬「警察にも連絡してある」
千冬「大人しくしとけ」
千冬「一夏!貴様....」
一夏「確かに>>5は犯罪者かもしれない!」
一夏「でも俺が初めて心から愛した人なんだ!」
>>5「ふ!何を感じがいしてる」
>>5「俺はお前を利用しただk
一夏「それでも好きなんだよ!!」
一夏「俺は>>5さんが......どうしようもなく好きなんだよ....」
千冬「一夏....」
>>5(....若い時の俺にそっくりだ)
>>5(なにひとつ曇りの無いまっすぐな目...)
>>5「フッ!ハッハッハッハ!」
一夏「な、何がおかしい!?」
>>5「いやな、お前があまりにも面白かったんでな」
一夏「な、何を!?」
一夏「!?.....(泣いてる.....>>5さんが泣いてる)」
>>5「おい坊主!」
一夏「....」
>>5「俺もお前が好きだったぜ」
一夏「!」
>>5「あばよ」スッ
一夏「>>5さぁぁぁん!!」
そう言って>>5は屋上から飛び降りた
泣いてる
号泣してる
>>5さぁあああああんん!!!!
千冬(あれ以来一夏は塞ぎ込んでしまった)
千冬(かろうじて授業は受けているがまったく精気がない)
~教室にて~
セシリア「一夏さんどうなされたんでしょうか?」
鈴「確かにおかしいわ!私の酢豚も食べなかったし」
シャル「それは鈴のがマズいからじゃ...」
鈴「何か言ったぁあ?」
箒「それより何か知ってるんじゃないか?
ラウラ」
ラウラ「...」
箒「こ、恋!」
鈴「そ、それって一夏が誰かにフラれたってこと!」
セシリア「まぁ!」アセアセ
シャル「た、確かにあの落ち込み様は....」
シャル(で、でもこれってチャンスなんじゃない!?)
シャル(失恋には新しい恋が1番だっていうし)ウヘヘヘ
この時シャルロットは気付いていなかった。みんなも同じ結論にたどり着いたということに。
「俺、好きな人がいるから」
と全員フラれた。
その後も一夏は何かに取り憑かれたように「>>5さん、あぁ>>5さん」と叫び続けた。そして一夏は>>5の後を追うように屋上から飛び降りた。
一夏はその時初めて愛の重さを知ったのだ。
END
Entry ⇒ 2012.01.05 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
一夏「俺…もしかしたらホモかもしれない……」
http://engawa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1324964367/
一夏「転校してきたシャルルっているだろ……?俺…どうやらあいつの事が好きみたいなんだ……」
箒「なんだと!?」
一夏「シャルルの事を考えるだけで胸が苦しくなるんだ…あいつの顔を思い浮かべるだけで心臓がドキドキするんだよ……」
箒「でもあいつは男じゃ……」
一夏「そうなんだよぉぉぉぉぉ!!!!!」
一夏「そこがっ!一番のっ!問題なんだよっ!!!!」
一夏「だからあいつが女だったら何の問題も無かったんだ……」
一夏「なぁ箒……世間では男で男が好きな奴の事をなんていう?」
箒「……ホモ」
一夏「うわああああぁぁぁぁ!!!!違う!!違うんだよ箒!!!俺はホモでもゲイでもねぇんだよ!!!」
一夏「でもっ…でも……俺はシャルルっていう男が好きになっちまったんだよォォォォォォォォ!!!!!」
一夏「うわぁぁぁぁぁぁァァァァァァ!!!!」
箒「おっ、落ち着け一夏!!……そうだ、勘違いではないのか?」
箒「私も同姓の美人を見るとたまにドキっとすることがある。だが私はレズではない」
箒「お前もそういう感じなのではないか?」
箒「……それで?」
一夏「……匂い嗅いだ」
箒「えっ」
一夏「匂い嗅いじまったんだよぉぉぉォォォォ!!!すげぇいい匂いしたぁぁぁぁァァァァァ!!何やってんだ俺はァァァァァァァ!!!!!????」
箒「だっ、大丈夫!!それくらいならまだ大丈夫だから!!セーフだから!!!」
一夏「本当か!?そのいい匂いのするジャージを嗅ぎながらオナニーしたんだがそれもセーフなのか!?」
箒「それは完全にアウトだな」
一夏「ちくしょぉぉぉぉぉォォォォォォォォォォ!!!!!!!!」
一夏「箒さんっ!?なんで急に俺から距離をとったの!?」
一夏「頼むっ!!俺を見捨てないでくれよぉぉぉぉォォォォォォォォ!!!!!!」
箒「いや、見捨てたりはしないぞ。織斑君は友達だからな」
一夏「呼び方がよそよそしくなってるぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!」
箒(……私しかいないだと?///)
箒「し、仕方のないやつだ///」
一夏「俺を…見捨てないでくれるのか……?助けてくれるのか?」
箒「ああ」
一夏「うぅ…ありがとう……えぐっ…ありがとうぅ………」
一夏「ああ……部屋が一緒なのを最大限利用してシャルルの寝顔を一晩中見てたり、シャルルがいない時に枕の匂い嗅いだり、シャルルの使用済みティッシュをゴミ箱から回収して食べたりしてるんだよ……とんだ変態だぜ……」
箒(うわぁ……)
箒「まぁそれは置いておいてお前は私と一緒だった時にもそういう事をしたりしていたのか?」
一夏「は?んな事するわけねーだろ」
箒「このホモ野郎がっ!!!!」バキッ!!
一夏「げふぅっ!?」
箒「何故女の私にはそういう事をしないで男のシャルルにはしてるんだ!!」
一夏「俺もなんでなのか分かんねぇんだよ……箒と二人の時は別になんでも無かったんだけどシャルルと二人きりになったらすげぇ胸がドキドキするんだ」
箒「ちくしょおおおおぉぉぉぉォォォォォォ!!!!!!!」
一夏「俺がホモなのは確定なの!?」
箒「当たり前だ!!」
一夏「でも箒に相談してよかったよ。ちょっといつもと箒のテンションが違うけど、頼んだぞ!!」
箒「私に任せろ!!」
一夏「お、おう!!」
ギュッ
箒「あっ……///」
一夏「……こ、これでいいか?」
箒「どんな感じだ?」
一夏「箒の体すげぇ柔らかい……それでいい匂いがする…ずっと抱きしめていたいかも……な」
箒「そうか……///ならもうちょっとだけ抱きしめていてもいいぞ///」
一夏「ああ…何だか照れるな…///」
箒「ふふっ……///」
箒「なんだ?」
一夏「俺、前にシャルルに事故を装って抱きついた事あるんだよ」
箒「それで?」
一夏「そっちの時の方が今より興奮したな」
箒「………」イラッ
箒「………」ギリギリ
一夏「いだだだだっ!?箒!?痛い痛い痛いって!!!」
箒「………」ギリギリ
一夏「いだいいだいいだい!!!これはハグじゃなくてベアハッグ!!!今はプロレスやってるんじゃないだろ!?折れる折れる折れるって!!!」
ノ l Jヽ レ/::/ /:イ:\/l:l l::l u !. l / ';:::l ', ';:::::l. ';::::l:::::
ノヌ レ /:l l:::::lヽ|l l:l し !/ ';:l,、-‐、::::l ';::::l::::
/ ヽ、_ /::l l:::::l l\l ヽ-' / ';!-ー 、';::ト、';::::l:::
ム ヒ /::::l/l::::lニ‐-、`` / /;;;;;;;;;;;;;ヽ! i::::l:::
月 ヒ /i::/ l::l;;;;;ヽ \ i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;l l::l:::
ノ l ヽヽノ /:::l/:l /;;l:!;;;;;;;;;', ';;;;;;;;;;;;;;;;;ノ l:l::
 ̄ ̄ /::::;ィ::l. l;;;;!;;;;;;;;;;;l `‐--‐'´.....:::::::::!l
__|_ ヽヽ /イ//l::l ヽ、;;;;;;;ノ.... し :::::::::::::::::::::ヽ /!リ l
| ー /::::l';!:::::::::::::::::::: u ', i ノ l
| ヽー /イ';::l ’ し u. i l l
| /';:';:!,.イ し 入 l l U
| /,、-'´/ し / ヽ、 u し ,' ,' l
| /l し _,.ノ `フ" ,' ,' ,ィ::/:
| /::::::ヽ ヽ / し ,' ,' / l::
| /::::::::::::`‐、 し ', / u ,、-'´ l,、-
| ``‐-、._::::::::::` ‐ 、 ',/ , -'´`'´ ,-'´
| _,、-‐'"´';:::::::::イ:l';:::` ‐ 、._____,、-‐'"´ u /
| | | | \ l::/ l::::::/リ ';:::::lリ:::::l';:::l l:l:::::l\ u /
| | | |
一夏「いてぇ…これ絶対背骨にひび入ってるよ……」
一夏「なんだよ…俺のホモを直してくれるんじゃないのかよ……けがさせてどうすんだよ……」
箒「……思ったより重症のホモだなお前は」
箒「死んだ方がいいかもしれない」
一夏「ええっ!?治療のはずが俺に対するホモ認定がどんどんひどくなってない!?」
箒「こうなったら質より量作戦だ!!私についてこい!!!」
一夏「おうっ!!」
箒「バニーコスでもダメか……」
一夏「ああ……実物の箒のバニーよりもシャルルのバニーを想像した方が興奮したぜ……」
箒「『お兄ちゃん』って呼んでもダメか……」
一夏「ああ……俺はどっちかっていうと姉萌えなんだ……」
一夏「でもシャルルに『お兄ちゃん』って言われたらすごく嬉しいけどな……」
箒「もうダメだ……お前は完全にホモだな……」
一夏「箒さんっ!?諦めないで下さいよっ!!」
箒「今までありがとう」
一夏「見捨てないでくれよぉぉぉぉォォォォォォ!!!!」
一夏「あの手って?」
箒「シャルルのち〇こを切断する」
一夏「お前……天才かっ!?」
箒「私としては不本意な行動だが仕方あるまい。お前をホモにする訳にはいかないのでな」
一夏「箒っ!!俺お前に相談して良かったよ!!!」
箒「〇んこがあるのなら切っちゃえばいいじゃない」
一夏「確かに…シャルルが女になってしまえば俺がホモと言われることもない……!!なんなんだお前!!天才か?天才なのか!?」
箒「我ながらナイスアイデアだな」
箒「私にもいろいろと準備がある。今すぐには無理だ」
一夏「それもそうだな……じゃあ楽しみにしてるせ!!」
箒「それでは私は準備あるから」
一夏「ああっ!!頼んだぞっ!!」
一夏「ただいまー」ガチャ
シャルル「どうしたの一夏?ずいぶん機嫌がいいみたいだけど」
一夏「ちょっとなー」
シャルル「……?」
一夏「……!!」
一夏(ああああぁぁぁぁ!!!この不思議そうにして首をかしげるこの仕草!!可愛すぎるだろう!!!)
一夏(なんでだ……?なんでこいつが男なんだよぉぉォォォォ!!!!)
一夏(最後に一応シャルルの〇んこ見とくか)
一夏(でも今までの経験からしてシャルルが素直にちん〇を見せてくれるとは思えない……)
一夏(あの手でいくか……)
一夏「シャルルー、日本茶入れたんだけど一緒に飲まないかー?」
シャルル「うん、じゃあ頂こうかな」
一夏(ああ…この睡眠薬入りの日本茶をな!!)
一夏「さてと…とりあえずズボン脱がすか」ズルッ
一夏「こっ…これは……!!女物のパンツだと!?」
一夏「どうなってるんだ…?」
一夏「パンツを脱がしてみよう」スルスル
一夏「ああああぁぁぁぁ!!!???」
一夏「ひいいいいぃぃぃぃ!!!!」
一夏「しかも無い!!ち〇こが無い!!シャルルのち〇こが無いぞ!?」
一夏「一体どうなってるんだ……何がなんだか……」
一夏「……はっ!!」
一夏「まさか…箒のやつ……この短時間でもうシャルルのち〇こ切っちまったのか!?」
一夏「そうか…それならこの出血やシャルルのちん〇が無いのも説明がつく」
一夏「だが箒と別れてから俺の部屋に着くまで5分と経ってないはず」
一夏「この短時間でシャルルのち〇こを切断しただと……!?」
一夏「篠ノ之箒…俺はどうやらものすごい女を幼なじみに持ってしまったらしい……」ゴクリ
箒「さてと…一夏とシャルルの部屋に忍びこんでさっさとち〇こを切断しないとな」
箒「ピッキングでドアを開けてと……」
ガチャッ
一夏「Zzz……Zzz……」
シャルル「すぅ…すぅ……」
箒「二人ともよく眠っているな」
箒「……ん?」
箒(なっ、何だとぉぉぉォォォォォォ!?)
箒(ち〇こが無い!!シャルルにちん〇が着いていないではないか!!)
箒(どっ…どういう事だ……?)
箒(しかもこの出血…なぜ股間からこんなに血が出ている……!?)
箒(……ま、まさか)
箒(私が切断する前にもう切ってしまっていたというのかッッッッ!?)
箒(シャルルが自分で自分のちん〇を切断する訳はない…一夏は私に頼むくらいだ……自分でシャルルのち〇こを切ろうなどとは思わないはず……)
箒(分からんっ……!!一夏は私以外には相談はしていないと言っていた……)
箒(一体何が起きているんだ……!?)
シャルル「う…うーん……」ゴロリッ
箒(まずいっ!!シャルルが起きてしまう……!!)
箒(一時撤退だッ!!!)スタコラサッサ
シャルル(うぅ…昨日から生理だから具合悪いなぁ……)
シャルル(でもいつも通りにして一夏に女の子だってことばれないようにしなきゃ……)
一夏「おはようシャルル。具合悪そうだな」
シャルル「!?」
シャルル「おっ、おおおはよう一夏!!そんな事ないよ?僕はいつも通りだよ!!」
一夏「だけど(ち〇こを切断してから)2日目だからまだ辛いんだろう?」
シャルル「えっ」
シャルル「う、うん……」
ガチャッ
シャルル(な、なんで……?)
シャルル(なんで一夏は僕が生理二日目だって事知ってるの?)
シャルル(まさか…女だってことがばれた…!?)
一夏「おっす!!箒!!」
箒「あ、ああ…おはよう一夏……」
一夏「お前やっぱすごいな!!あんなすぐにシャルルのちん〇切断しちまうなんて!!」
箒「……えっ?」
一夏「何とぼけてんだよ!!昨日シャルルのち〇こ切ってくれたんだろ?」
箒「あ、ああ…まぁな……」にへらっ
一夏(何だその微妙な笑顔ーーー!!!!) ガビーン
一夏(やってねぇ!!こいつ絶対シャルルの〇んこ切ってねぇぞ!!)
箒「私ではない…私が行った時にはもうシャルルにち〇こは着いていなかった……」
一夏「じゃあ一体誰かシャルルのち〇こを……?」
箒「その事なんだがな……」
一夏「ん?」
箒「昨日一晩考えたんだが…シャルルは……あいつは実は女なんじゃないのか?」
一夏「えっ」
箒「ち〇こが無いのは女の子だからで……多分あの出血は生理によるものだと思う」
一夏「なんだってぇぇぇェェェェェェ!!!!!???」
一夏「そうか…そうだったんだな……ははっ」
箒「よかったな、ホモじゃなくて」
一夏「ああ……そっすね」
箒「一応本人に確かめに行くか?」
一夏「あー…うん、別にいいんじゃないかな」
箒「え、さっきから何すか?私何か気に入らないこと言ってますかテンション低っ」
一夏「いやそういう訳ではなく……なんか冷めたっていうか」
箒「冷めた?」
箒「ほう」
一夏「だから女の子のシャルルにはまるで興味が無くなってしまった」
箒「お前、あれだけシャルルが男じゃなかったらよかったのにって言ってたじゃないか」
一夏「そうなんだよなー…なんなんだこれは。あんなに可愛い子が女の子なはずがないんだが」
箒「訳の分からない奴だな」
蘭「一夏さん、話ってなんですか?」
一夏「ちょっと蘭に相談があるんだが……」
蘭「なんですか?悩みがあるんなら聞きますよ!!」
一夏「俺…もしかしたらホモかもしれない……」
蘭(お兄ちゃんのケツが危ない!?)
おしまい
Entry ⇒ 2011.12.27 | Category ⇒ インフィニット・ストラトスSS | Comments (0) | Trackbacks (0)