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真尋「クー子が風邪を引いたので看病する」クー子「・・・いぇい」
クー子「・・・少年?」ケホケホ
真尋「クー子、起きてるの?」
クー子「うん、あまり寝付けなくて」
真尋「そっか、部屋入ってもいい?」
クー子「いいよ」
――ガチャ
真尋「具合はどう?」バタム
クー子「昨日よりは、楽になったかも」ボー
真尋「よかった。おかゆ作ってきたんだけど、食べれそう?」コト
クー子「・・・ええと」チラ
真尋「あー、まだ食欲出ないか。無理はしなくても」
クー子「そうじゃ、ないんだけど」モジモジ
クー子「・・・じゃあ、ふーふーして」
真尋「・・・へ」
クー子「私は猫舌だから、冷ましてから食べさせてあげるべき」
真尋「ええ? そこに置いておけば自然に冷めるんじゃ」
クー子「少年はわかってない」フルフル
真尋「な、なにをだよ」
クー子「色々と。それに、今遠慮しないでなんでも頼めって言った。私は聞いていた」
真尋「う・・・」
クー子「・・・くすん」
真尋「わ、わかったよ。それくらいなら」ハァ
クー子「うん、いいと思う」
真尋「じゃあ、口開けて」
クー子「・・・・・・」
真尋「どうしたんだ? 食べるんだろ?」
クー子「・・・あーん、は?」
真尋「ばっ、ぼ、僕のキャラじゃないだろ!」
クー子「くすん、少年はさっき何でも遠慮しないで――」
真尋「ぬぐ・・・あ、あーん」
クー子「約束を守る少年は実に微笑ましい」
真尋「うるさい、はよ食べろ」スッ
クー子「・・・いただきます」アーン
クー子「・・・・・・」グッ
真尋「そりゃよかった。・・・ふー、はふー」
クー子「・・・あーん」
真尋「はいはい、催促ね」スッ
クー子「・・・・・・」モグモグ
真尋「それだけ食欲あるなら、心配なさそうだな」
クー子「・・・お水」
真尋「ええ? せめて水差しくらい・・・・・・わかったから、そんな目で見るなって」
クー子「・・・以心伝心」グッ
真尋「そう呼びたくないのは、なんでかな」フゥ
真尋「そりゃ何よりだ。じゃあ僕は下にいるから何かあったら・・・善処する」カチャカチャ
クー子「くすん、あからさまなトーンダウン」
真尋「う、うるせーよ」ガチャ
クー子「・・・あ、少年」
真尋「うん?」
クー子「外に干してある着替え、持ってきて欲しい」
真尋「ああ、それくらいならお安い御用だ」
クー子「・・・下着も」カァ
真尋「・・・・・・」カァ
クー子「入っていい」
真尋「・・・ほれ、持ってきたぞ。着替え一式」
クー子「ありがと。・・・少年」
真尋「なんだよ」
クー子「その、どうだった? 私の下着」
真尋「ど、どうだったって聞かれても、どんな返事期待してるんだよ」
クー子「・・・印象は? かわいい感じとか」
真尋「ま、まぁ思ったより大人っぽい下着ではあったかな」
クー子「・・・そう」
真尋「あくまで僕の印象としては、だぞ」
クー子「・・・嗅いだ?」チラ
真尋「んなわけあるかぁッ!」カァ
クー子「冗談なのに」クス
クー子「少年、ストップ」
真尋「・・・今度はなんだ」ウンザリ
クー子「その、汗びっしょりだから」
真尋「だから、こうして着替え持ってきただろ」ビシッ
クー子「うん。その前に、汗を拭いて欲しい」
真尋「・・・え」ポッ
クー子「少年は実に素直」クス
真尋「ち、違っ、別にお前の考えているようなことは何にも」
クー子「心配しなくても、背中だけ。少し関節が痛むから、お願い」ググ
真尋「そんなら、初めからそうと」
クー子「・・・少年はどこまで期待した?」チラ
真尋「なにもしてねーし!」
真尋「ああ、水道水だからちょっと冷たいかもしれないぞ」ギュー
クー子「大丈夫。こう見えても私は火の化身」
真尋「猫舌のな」
クー子「くすん」
真尋「じゃあ、拭くぞ」スッ
クー子「いつでも――んひゃうッ!?」ビクン
真尋「おわっ、って、ご、ごめん。冷たすぎたかな」
クー子「ちょ、ちょっと。・・・大丈夫、やっているうちに慣れる」
真尋「じゃ、じゃあ続けるぞ」ソォ
クー子「――んっ、・・・ふぁっ、あっ!」ゾクゾク
真尋「ばっ、おま、変な声出すなって!」ドキドキ
真尋「・・・おまえ、発熱しすぎ」ダラー
クー子「だ、だって、風邪なんて引いたの初めてだし、それに」
真尋「・・・それに?」
クー子「少年に拭かれると・・・くすぐったい」モジモジ
真尋「もう自分でやったらと何度も言っただろ!」
クー子「それは、その、止めるのもなんだかもったいない気がして」
真尋「・・・拭いてるうちに乾いちまったぞ、このタオル」カラッカラ
クー子「・・・それは、少年がいやらしい手つきで私を辱めたから」
真尋「その物言いには断固として抗議させてもらう!」ウガー
クー子「うそうそ。・・・あの」ジー
真尋「・・・なんだよ」
クー子「ありがと・・・とても気持ちよかった」
真尋「・・・・・・ほんと、ずるいやつだな」プイ
真尋「みたいだな。顔色がずっといいよ」
クー子「後はなにを頼もうかな・・・」
真尋「・・・無理に頼みごとひりださないでくれ。それより、少しでも長く寝た方がいいぞ」
クー子「ん、今なら寝れそう、かな」
真尋「夕飯ができたら起こしにくるから、それまで休んでろ」スクッ
クー子「・・・うん、そうする」
真尋「早く元気になってくれよ。クー子がそんなんだとこっちも調子狂っちまうからさ」ポリポリ
クー子「うん。・・・・・・ふふ」
クー子「今日の少年は素直で、とても優しい。・・・悪くない」
真尋「や、やめろよ。むず痒くなるだろ」
クー子「照れることないのに」クス
真尋「あるの! ・・・・・・じゃあ今度こそ、お休み、クー子」
クー子「うん・・・お休み、少年」ギュ
――バタン
クー子「・・・・・・あ・・・まだひとつ頼めそうなことあった」パチ
クー子「おやすみのちゅーしてってせがんだら、どんな顔するだろ。・・・今から楽しみ」ボスッ
クー子「ごはんできたら起こしてくれるって」プー
真尋「ご、ごめん。あまりにぐっすり寝てたから、その」
クー子「くすん」
真尋「で、でもさ、おかげでもうほとんど治ってるんじゃないか。すっきりした顔してるし」
クー子「話をすり替えない」ジロ
真尋「はい」ビシ
クー子「・・・なんて、看病してくれた手前、怒るわけにもいかない」
真尋「・・・」ホッ
クー子「でも、いつか必ず埋め合わせはしてもらう」
真尋「わかってるよ。――ああ、そういえばさ」
クー子「ん」
真尋「どんな夢みてたんだ? なんだかとても楽しそうだったけど」
「・・・・・・」ボシュ
真尋「え、なんでそこで赤くなるんだ?」
fin
お前のせいでおならにしか見えなくなった…
乙
Entry ⇒ 2012.07.25 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
真尋「最近ニャル子が可愛くてしょうがない」
ニャル子「ねー真尋さんってばー」
ニャル子「呼んでみただけですよぅ」
ニャル子「えへへ……まひろ……さん……///」
ガバッ
真尋(夢、か……)
真尋(またニャル子の夢だ)
真尋(最近こんな夢ばかり見るな……)
ニャル子「真尋さ~ん!朝ですよ~!」
真尋(まだ早いだろ……寝たふりでやり過ごすか)
ニャル子「真尋さ~ん?」
真尋「……」
ニャル子「むむっ……これは嫁として直接起こすしかないようですね……いざ参らん!!」ガチャ
真尋「すぅ……すぅ……」zZZ
ニャル子「はうぅ……寝顔も可愛いですぅ……///」
真尋(なんだよさっさと出ていけよ……)
真尋「……」
ニャル子「んー……起きてくれませんねぇ……余程お疲れのご様子」
真尋(そうだ、だからそのまま放置してくれ……)
ニャル子「ここはお目覚めのキスしかありません!」
真尋(なんでだよ!しょうがない、起きるか……)
ニャル子「では早速……真尋さ──」
真尋「ん……ニャル子?」
ニャル子「……だからなんでここで起きちゃうんですか……」シクシク
ニャル子「妻として夫を起こすために這い寄ったまでですが」
真尋「……まだ結婚は早いだろ」ボソッ
ニャル子「ん?聞き取れなかったのですが」
真尋「なら何度でも言ってやるよ、勝手に部屋に入んなよ鍵の意味考えろよ」
ニャル子「いいじゃありませんか別に」
真尋「お前が良くても僕は良くない」
ニャル子「嫌……ですか……?」ウルウル
真尋(そ……そんな顔すんなバカ)
真尋「嫌とかそういう問題じゃなくてだな……」
ニャル子「嫌じゃないならOKですね!」
真尋「まったくお前は……」
真尋「そんなん……だから……」ボソッ
真尋「ん?」
ニャル子「今日の朝ごはんはニャル子が作って差し上げたのですよ」
真尋「そうか、で?」
ニャル子「で?」
真尋「産地はちゃんと地球だろうな?」
ニャル子「もちろんですよプロですから」
真尋「ん、そうか」
ニャル子「それに……」
真尋「それに?」
ニャル子「真尋さん、地球産じゃないと喜んでくれないので……」
真尋「当たり前だバカ」
真尋(結構……気を使ってくれてるんだな……)
真尋「いただきます……って朝にしては妙に豪華だな」
ニャル子「それは真尋さんに美味しいって言ってもらいたいですから!」
真尋「ったくそんな理由かよ……」
真尋(お前が作ったってだけで十分……って何考えてるんだろうな……)
ニャル子「私にとっては重要課題です!どうですか味は!?」
真尋「ん……まあ普通だな」
ニャル子「普通ですか……」
真尋「可もなく不可もなし」
ニャル子「真尋さんはもっと素直になってよろしいかと」
真尋「うるさいな」
真尋(素直になれなくて……ごめんな)
真尋「いったい何がそんなに楽しいんだよ」
ニャル子「だって愛しの真尋さんとお食事ですよ~」
真尋「いつも食ってんだろ」
ニャル子「きゃっ……夫婦みたいだなんて……」
真尋「誰も言ってねえだろ」
ニャル子「でも真尋さんも満更だもないご様子でしたが」
真尋「そんなことあるわけないだろ」
真尋(と思う……)
ニャル子「そんなこと言っちゃって~このこのぅ」ふにっ
真尋「くっつくなバカ!」
真尋(む、胸が……胸が……)
真尋「な……なんだよ」
ニャル子「ちょっと顔が赤くなってますね」
真尋「なってねえよ!」
ニャル子「うふふ~ニャル子のおっぱいがいいんですか~?」ふにふに
真尋「やめっ……やめろバカ!」フォーク
ニャル子「にゃふぅ!?」ビクッ
真尋「……」
ニャル子「うぅ……」ウルウル
真尋「……ったく」
ニャル子「さ、刺さないのですか……命拾いしました……」
真尋「どうせ刺しても学習しないからなお前」
真尋「それに……まぁ言っても判らないか」
ニャル子「し、失礼な!」
真尋(それに……そんな顔されたら刺せないだろ……)
真尋「ん……そうだな」
ニャル子「では久しぶりに二人きりですので」
真尋「なんであいつらが居ないんだ」
ニャル子「幻夢郷の仕事とお父さんのお手伝いですが」
真尋「……またそれか」
ニャル子「はい、非常にご都合的ですが」
真尋「……まぁいいか、お前ら宇宙人は都合よく動いてるんだろう」
ニャル子「それはつまり……真尋さんにとっても二人きりは都合がよいと?」
真尋「んな事は一言も言っとらん」
真尋「しても僕にメリットがないだろ」
ニャル子「私も真尋さんに優しくしてあげます」
真尋「っ!……け、結局僕には利点がないじゃないか」
ニャル子「うぅ……最近の真尋さん……冷たいです……」ウルウル
真尋「ほ、ほら!遅刻するだろ!さっさと行くぞ!」
ニャル子「あぁ~ん引っ張らないでくださいよぅ……あっ!でも手繋いじゃってますね!」
真尋「っ!」パッ
ニャル子「なんで離しちゃうんですか……」
ニャル子「はいです……」シュン
真尋「……そんな顔してもなにもないからな」
真尋(だからそんな顔するなよ……)
ニャル子「真尋さんが優しくしてくれれば解決しますが」
真尋「ったく……分かったよ……ほら、手繋げばいいんだろ」
ニャル子「おぉ?真尋さんがデレましたね」
真尋「嫌ならいいけど」
ニャル子「嫌ではないですよ!でもどうせなら……えいっ♪」
真尋「ばっ……バカ!腕を組むな!」
ニャル子「いいじゃありませんか♪」
真尋「……まったく」
ニャル子「あぁ珠緒さん、おはようございます」
珠緒「見たよ見たよ!今日腕組んじゃって登校してたね!見せつけてくれちゃって!」
ニャル子「いや~自慢の彼ですからね、見せびらかしたくもなりますよ」
真尋「誰が彼氏だ」
ニャル子「じゃあ夫?」
真尋「さらに遠くなったな」
珠緒「でも八坂くんも嬉しそうだったよ?」
ニャル子「そっ……そうだったので!?」
真尋「んな訳あるか」
ニャル子「っと……忌々しい授業が始まってしまいましたね」
真尋「忌々しいのかよ、お前確か高学歴だっただろ」
ニャル子「だからですよ、大学も出てますから今さら未開惑星の高校の授業ですか」
真尋「そういうもんなのか」
ニャル子「ではお休みなさい……」
真尋「お前は何しに学校きてんだよ……」
真尋(寝付くの早すぎるだろ……)
ニャル子「ん……すぅ……すぅ……」zZZ
真尋(黙ってれば可愛いのにな、なんて本人に言えたらな……)
ニャル子「まひろ……さん……だいしゅき……でしゅ……」寝言
真尋(お前も僕の夢ばっか見てるよな……)
ニャル子「待避……ちょい……ごーへい……ごーへい……」寝言
真尋(ごめん、何の夢だか分からない)
真尋(ホントに気持ち良さそうに寝るよなお前……)
ニャル子「じぎり……よし……」寝言
真尋(なに言ってんだこいつ)ツンカン
ニャル子「ゃぁ……」ムニャムニャ
真尋(可愛い……って何やってんだ僕は!?)キョロキョロ
珠緒「……♪」ニタァ
真尋(うわ……めんどくさいのに見つかった……)
真尋「ほら授業終わったぞ」ツンツン
ニャル子「んぁ……あぁ……もう昼休みですか」
真尋「まだ1限目が終わっただけだ」
ニャル子「……くかー」zZZ
真尋「お前は何しに学校きてんだよ……」
珠緒「八坂くん八坂くん!」
真尋「……忘れてた」
真尋「さっきのって何だよ」
珠緒「惚けちゃって~ニャル子ちゃんの寝顔に見とれてたでしょ~」
ニャル子「にゃんですと!?」
真尋「お前さっきまで寝てただろ……」
ニャル子「そんな事は今どうでもいいんです!そんな事は今どうでもいいんです!」
真尋「いやよくな──」
ニャル子「珠緒さん!どういう事で!?」
珠緒「さっき授業中にね──」
ニャル子「ほほぅ……真尋さん?」
真尋「……なんだよ」
ニャル子「私に……見とれちゃった……んですか……?///」
真尋「あれ?ポケットにフォークが入ってるぞ?」
ニャル子「すんませんもう言いません……」
珠緒「……フォーク?」
真尋「ほら、次の授業が始まっちゃうな!」
ニャル子「逃げないでくださいよぅ……」
真尋「逃げるも何も学生の本分は勉学だろ」
ニャル子「そりゃあそうですが……」
真尋「まぁ仕事しない社会人に言ってもしょうがないか」
ニャル子「今だって仕事してるじゃないですかー!真尋さんをお守りする事も──」
真尋「……なら仕事じゃなかったら守ってくれないのか」
ニャル子「そ、そんな訳無いじゃないですか!護衛を止めろと言われたら仕事辞めますよ!」
真尋「……そっか」
ニャル子「当たり前田のニャルラトホテプですよ!」
真尋「語呂悪すぎだろ……」
真尋「……何かがおかしい、今2限目が始まったばかりだったよな?」
ニャル子「こまけぇこたぁいいんですよ……」
真尋「全然細かくねえよ」
ニャル子「そんな事よりも二人きりのランチタイムを楽しみましょうよ!」
真尋「……まぁそうだな……」
ニャル子「ん?何か言いましたか?」
真尋「いや、別に」
ニャル子「はい?」
真尋「なんで屋上なんだ」
ニャル子「だって、人目を気にせず二人きりになるにはここしかないので」
真尋「人目を気にしていたのか、お前」
ニャル子「いえ、私は見せびらかしたい派ですが……真尋さんは気にするようですので」
真尋「妙な所に気を使うなお前」
ニャル子「旦那様に心配りするのも妻の勤めですから」
真尋「だからまだ旦那でも夫でもない!」
ニャル子「うぅ……いいじゃないですか……ひとつ屋根の下なんですから……」
真尋(……まだ、な)
真尋「今日は唐揚げ弁当か」
ニャル子「真尋さんの好みのようでしたので」
真尋「よくそんなもん覚えてたな」
ニャル子「だって……真尋さんが美味しいって……言って下さいましたから……」
真尋「そ、そっか」
ニャル子「さぁさぁ食べてください食べてください!」
真尋「そう急かすな」
真尋「いいよ」
ニャル子「いいのですね!?よいのですね!?」
真尋「僕は否定の意味で言ったんだが……」
ニャル子「そんなの知りません……はい、あーん?」
真尋「だからやらない……」
ニャル子「あーん?」
真尋「だから……」
ニャル子「あーん?」
真尋「……」
ニャル子「あーん!?」
真尋(まあ……少しくらい……)
ニャル子「ぁ……」
真尋「……」モグモグ
ニャル子「ど……どうですか?」
真尋「うん、悪くない」
ニャル子「美味しいですか!?」
真尋「お、美味しい……と思う」
真尋(……とっても)
ニャル子「良かったです……お口に合って……」
真尋「お前が不味いもん作った事なんて無いんだから自信持てよ」
ニャル子「そう言っていただけると……嬉しいです……」ポロポロ
真尋「な……なんで泣いてんだよ」
ニャル子「真尋さんに誉めてもらえて……幸せなんです……」
ニャル子「うぅ……だってぇ……あんまり優しくしてくれないんですもん……」ウルウル
真尋「……ったくしょうがないな」なでなで
ニャル子「ふえっ……?」
真尋「今回限りだからな?」なでなで
ニャル子「えへへ……まひろさん……」ギュー
真尋「だからってだきつくな」
ニャル子「いいじゃないですか……」
真尋「まあ……いいか」なでなで
ニャル子「えへへ……」
ニャル子「はい……?なんですか」
真尋「そうくっつかれると食べずらい」
ニャル子「あ……なら私が全部食べさせてあげますので」
真尋「それなら……このままでも食べれるな……」
ニャル子「では……あーん?」
真尋「あーん…」
ニャル子「美味しいですか?」
真尋「うん、美味しい」
ニャル子「えへへ……もっともっと食べて下さいね……はい、あーん──」
ニャル子「幸せいっぱいです……///」
真尋「そっか……まあニャル子が良いなら……いっか」
ニャル子「ふふっ……なんですかそれ」
真尋「なんでもないよ……ふぁぁぁ……」
ニャル子「お腹いっぱい食べたら眠くなっちゃいましたか?」
真尋「まぁそんなところ……」
ニャル子「ならお休みになってください」
真尋「ここで?でも……」
ニャル子「膝枕してあげますから……」
ニャル子「嫌……ですか……?」
真尋「嫌じゃない!嫌じゃないけど……その」
ニャル子「人目なら気にせずとも平気ですよ?」
真尋「なら……いいか……」
ニャル子「今日の真尋さんは甘えん坊さんですね……」
真尋「……なんでだろうな」
ニャル子「私が可愛いからですか?」
真尋「……そうかもな」
ニャル子「ぇ……?」
真尋「お、おやすみっ!」
真尋「……///」
ニャル子「……照れる暇があったら告白してくださいよ」なでなで
真尋(できたら今まで苦労しなかったよ……)
ニャル子「照れてる真尋さんも素敵ですが……」なでなで
真尋(だんだん気持ちよくなってきた……)
ニャル子「真尋さん、顔が赤いですよー」なでなで
真尋「すぅ……すぅ……」zZZ
ニャル子「……寝ちゃいましたか」なでなで
真尋「すぅ……すぅ……」zZZ
ニャル子「えへへ…」ツンツン
真尋「にゃる……こ……」zZZ
ニャル子「ニャル子はここですよー」なでなで
真尋「んふぅ……すぅ……すぅ……」zZZ
ニャル子「私も眠くなってきちゃいましたね……」
ニャル子「今寝たら……きっと真尋さんとイチャイチャする夢ですね……えへへ」
ニャル子「素敵な夢が見られそうです……」
ニャル子「では……お休みなさい……真尋さん……」チュ
真尋「すぅ……すぅ……」zZZ
ニャル子「真尋さんは……まだお休み中ですか……」
真尋「にゃるこ……ってばぁ……」zZZ
ニャル子「えへへ……私の夢を見てくださってるんですね……もう……」なでなで
真尋「だい……しゅき……」zZZ
ニャル子「っ!///ま、真尋さん……///」
ニャル子「そういうのはちゃんと起きてる時に言ってくださいよ……///」
真尋「すぅ……すぅ……」zZZ
ニャル子「……もう時間ですし……起こしちゃいましょう」
ニャル子「こういう時は……お目覚めのキスに限りますね……」チュ
ニャル子「お目覚めですか真尋さん」
真尋「ん……ここ……どこ……?」
ニャル子「学校の屋上です」
真尋「……昼休みからずっと寝てたのか」
ニャル子「そうなりますね」
真尋「まあ……いいか……」
ニャル子「おや、学生の本分は勉強では?」
真尋「まあそうだけどさ……色々と良い夢見れたし」
ニャル子「ふふっ……私の夢ですか?」
真尋「まあ……うん」
真尋「……なんか余計なこと言ってた?」
ニャル子「いえ、『余計な』事はなにも」
真尋「そ、そうか……あのさ」
ニャル子「はい?」
真尋「最近、なんかお前の夢ばっかり見るんだよ……」
ニャル子「最近……ずっと?」
真尋「うん、最初はお前の仕業かと思ってた……」
真尋「僕がそうさせているんだって……何となく思う」
ニャル子「真尋さん……?」
真尋「夢って、記憶の整理なんだってな」
真尋「僕の記憶には……ニャル子ばっかりだ」
真尋「むしろ……最近、ニャル子の事ばっかり考えてて……ニャル子で頭がいっぱいで」
ニャル子「ま、真尋さん……」
真尋「その……何言ってるのか僕にもよく分かんないんだけど……」
ニャル子「……私には分かりますよ」
ニャル子「四六時中真尋さんの事ばっかり考えてます」
ニャル子「……それは、真尋さんの事が大好きだからです」
ニャル子「真尋さんの事が……大好きだから……」
ニャル子「真尋さんは……ニャル子の事、どう思ってるんですか」
真尋「ぼ、僕は……」
真尋「あのニャルラトホテプだし、宇宙人だし、一目惚れとかいう理由で付きまとってきて」
真尋「でもお前は……原典に登場するような嫌な奴じゃないし……」
真尋「地球人とか宇宙人とか関係なくお前は普通の女の子で……」
真尋「今は僕の色んな所を好きになってくれている……」
真尋「だから今は……」
真尋「なら……そういうのもアリかなぁと……ってなんだよ」
ニャル子「いえいえ、随分と話が長いなぁと……」
真尋「そ、そんな言い方ないだろ!かなり恥ずかしかったんだぞ!?」
ニャル子「そういう意味ではなく……もっとハッキリ言って下さい」
真尋「ハッキリ……?」
ニャル子「真尋さんがニャル子の事を想ってくれている……確かにそれで満足ですが」
ニャル子「この際、もうちょっと踏み込んでもよいかと」
ニャル子「もっと分かりやすく簡潔に、かつ大胆に」
真尋「それは……その」
ニャル子「しょうがないですね……私がお手本を見せてあげますから……おほん」
ニャル子「真尋さん……私は、真尋さんの事が大好きです……愛しているんです……だから」
真尋「……」
ニャル子「だから……私と赤ちゃん作りましょう!!」
真尋「お前ってさ……」
ニャル子「はい?」
真尋「空気読めないっていうかなんというか……ホント台無しだな……」
真尋「これは悪化したというんだ……まあいいや」
ニャル子「わくわく」
真尋「あの……その、ニャル子」
ニャル子「はいなんでしょう」
真尋「えっと……その……僕はだな……」
ニャル子「僕は?僕はなんなんですか!?」
真尋「急かすなバカ!……っあ~もう!ニャル子!」
ニャル子「は、はい!」
真尋「お、おお、お前が好きだ!!愛してる……と思う!だから……その」
ニャル子「……」
真尋「赤ちゃん……いっぱい作ろうな………」
ニャル子「はい♪」
おわり
最近残業と休日出勤のオンパレードでSS書くの久し振りだったよ……
では寝る
真尋になりたい
面白かったです、
Entry ⇒ 2012.07.15 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (1) | Trackbacks (0)
真尋「丁寧語じゃないニャル子か…」
ニャル子「さあ、真尋さん!今日こそ私たちの愛を!」
真尋「おっ、おい!服を脱ぐな!!」
クー子「ニャル子…私と…一つになろう…」
ニャル子「なんであんたなんかと!私には真尋さんという人がいるんです!!」
ハス太「真尋くん…僕でもいいんだよ?」
ニャル子「ハスター君まで!真尋さんは私のものですよ!」
真尋「(……あれ?)」
真尋「なあ、ニャル子」
ニャル子「なんですか、もしかしてやる気になったんですか!?」
クー子「抜け駆けはダメ」
真尋「そんなわけないだろ!ちょっと気になることがあるんだ」
ニャル子「私のスリーサイズなr
真尋「とりあえず黙りなさい」
ニャル子「…はい」
クー子「ニャル子、早く…ハァハァ」
真尋「お前もだよ!!」
ニャル子「それで、気になることってなんですか?」
真尋「ああ、それは…」
ニャル子「……」ドキドキ
真尋「ニャル子ってなんでいつも丁寧語なんだ?」
ニャル子「…は?」
真尋「いや、だってお前が丁寧語で喋ってないところは見たことないし」
クー子「それは気づかなかった…不覚」
ハス太「僕も聞いたことないなあ」
真尋「で、なんでいつも丁寧語なんだよ」
ニャル子「え~、それはですね…」
ニャル子「…職業病?」ペロッ
クー子「ニャル子可愛い…抱きしめたい」
真尋「だから、お前は黙ってろよ!!」ザクッ!
クー子「エマージェンシー、エマージェンシー…」
真尋「ったく…」
クー子「痛い…少年は鬼という名の鬼畜」
真尋「いや、それは違いが分からん」
ハス太「それよりニャル子ちゃんのことは…」
真尋「話がずれたけど、じゃあ本題n
クー子「修正してやるっ!」
真尋「……」
クー子「これは定番だから…大丈夫、問題ない」
真尋「…でさ、職業病ってどういうことだよ?」
ニャル子「えっと、それはですね…」
クー子「(放置プレイ…イイ)」
ニャル子「課長とかと話してると、自然に丁寧語になったんですよ!」
真尋「嘘だろ」
ニャル子「……答えはWEBで!」
ハス太「無理しなくていいよ、ニャル子ちゃん…」
真尋「言いたくないんならまあいい」
ニャル子「ホッ…」
真尋「その代わりしばらく丁寧語を使うな、ニャル子!」
ニャル子「ええっ!?」
ニャル子「いやいや、状況が掴めないんですが」
真尋「だから、丁寧語じゃないニャル子を見たいんだよ!」
ニャル子「!!」
真尋「もし、やってくれたら添い寝してやるよ」
ハス太「そ、添い寝!?ずるいよニャル子ちゃん!」
真尋「まあ、嫌ならいいんだけど」
ニャル子「分かりました、やります!」
真尋「じゃあ、どんな感じのキャラでするんだ?」
ニャル子「そこまでは決めてませんよ…」
クー子「もうすぐ新しい世界が見える…」
真尋「さあ、どんな感じにするかな…」
真尋「とりあえず、普通でいいか…」
ニャル子「普通って言われても、これが普通ですよ…」
真尋「お前はやたらとテンションが高いから、元気なキャラでいいや」
ハス太「真尋くんを呼ぶときはどうするの?」
真尋「じゃあ、真尋くん、でいいか…単純に」
ニャル子「いつから始めるんでしょうか…?」
真尋「明日の朝からかな…そっから寝るまで」
ニャル子「えっ!?学校でもするんですか!?」
真尋「当たり前だろ」
ニャル子「うう…私のキャラが崩壊しますよお…」
真尋「そんなことを気にするなよ」
クー子「気にしたら負け」
ニャル子「あう…」
ガチャ
ニャル子「おはようございます!真尋s…じゃない、真尋くん!」
真尋「ああ、おはよう、ニャル子」
ニャル子「さあさあ、一緒に学校行きまs…行こうよ!」
真尋「あ、うん(かなり無理してるな…)」
クー子「ニャル子…イイ」
ニャル子「ね、手を繋いで行きm…行こう?」
真尋「え?」
ニャル子「ダメ…かな…?」
真尋「いや、いいよ(ヤバい、可愛い)」
ニャル子「えへへへ…真尋くん大好き!!」
クー子「ニャル子…私にも言って」
ニャル子「やだ」
クー子「意外と傷つく…くすん」
真尋「そこは変わらないのか」
ニャル子「もちろん!口調変えてるだけだから!」
ハス太「口調変えただけでこんなに変わるんだね…」
真尋「それだけ定着してたんだろうな」
真尋「(ニャル子にとってはここからが大変だな…)」
余市「おはよう、八坂君」
真尋「おはよう、余市」
余市「ところで、彼女はどうしたんだい?かなり変わった気がするけど」
真尋「ニャル子のことか?…ああ、あれは…」
真尋「なんというか…ゲームみたいな?」
余市「丁寧語を使わないニャル子さんって新鮮だね」
真尋「まあな」
珠緒「ねえ、八坂君!ニャル子ちゃんどうしたの!?」
真尋「次はお前か…」
珠緒「いや、だってなんかキャラが違うじゃん!」
真尋「ただの気分転換だから気にするな」
珠緒「?…でもそれはそれで楽しそうだね~!」
真尋「…だろうな(お前と同じようなタイプの口調だし)」
真尋「ここで食べるのも定番化したな…」
ニャル子「真尋くん!あーん」
真尋「ちょっと待てニャル子。変な食材使ってないよな?」
ニャル子「当たり前だよ、真尋くんには美味しいもの食べてほしいもん!」
真尋「あ、うん、それならいいんだ(なんなんだこのドキドキは!?)」
クー子「ニャル子、私にもあーんして…」
ニャル子「うん、それ無理♪」
クー子「」
真尋「やっと帰れるな(なんで僕がこんなに疲れてるんだ?)」
ニャル子「手…繋いで?」
真尋「分かった」ギュッ
ニャル子「えへへへ…真尋くんの手、あったかい…」
ハス太「ニャル子ちゃんばっかりずるいよ、僕もキャラ変えようかな…」
真尋「お前が変えると混沌(カオス)になりそうだからやめろ」
クー子「ああ、もうすぐ一日が終わる…」
ガチャ
真尋「ただいま~」
ニャル子「じゃあ、私は晩ご飯作るね」
真尋「ありがとう、助かるよ」
ニャル子「愛する真尋くんの為ならなんでもするよ!」
真尋「(やっぱり変わらないな、これだけは)」
真尋「晩ご飯も食べたし、風呂に入ってくるよ」
ニャル子「行ってらっしゃーい」
真尋「…手は振らなくてもいいぞ」
ニャル子「体が勝手に動いちゃうんだよ」
真尋「はいはい(こんな仕草、今まであったか?)」
真尋「やれやれ…」
真尋「口調を変えただけであんなにキャラって変わるんだな…なんか行動も変わったし」
真尋「ニャル子のやつ、なんか可愛くなったし…」
真尋「って、何を考えてるんだ僕は!!」
ガラッ
ニャル子「やっほ~」
真尋「なんで入ってきたんだよお前!」
ニャル子「その……ね?」モジモジ
真尋「(ニャル子が照れた…だと……)」
ニャル子「一緒に入りたかったんだよ、真尋くんと」
真尋「……」
ニャル子「どうせ結婚するんだからいいでしょ?」
真尋「いや、まだそれは…」
ニャル子「私は真尋くんのこと大好きなんだけどな…」
真尋「(どうすればいいんだよ!?いつものニャル子ならフォーク刺すけどさ!)」
真尋「(なんというか、刺そうにも刺せないし…)」
真尋「(…今更だけど、丁寧語のニャル子も可愛いのかもしれないな…)」
ニャル子「ゴメンね、無理ならいいんだよ」
真尋「いや、いいよ。お前が居たいんなら」
ニャル子「お~、真尋くんがデレた~!」
真尋「デレてないっ!!」
ニャル子「可愛いなあ、真尋くんは」
真尋「(くそっ!こういうところは変わってねえ!!)」
真尋「うん、もう丁寧語に戻っていいぞ」
ニャル子「え~、もう終わり?」
クー子「そんな…新しい扉が消えてゆく…」
真尋「ニャル子、いろいろ付き合わせて悪かったな。もう元に戻れよ」
ニャル子「……」
ニャル子「はいっ!這いよる混沌、ニャルラトホテプだよっ!!」
真尋「……え?」
ハス太「あれ?ニャル子ちゃん?」
真尋「おーい、ニャル子~?もういいんだよ」
ニャル子「え?これが素じゃないの?」
真尋「え?」
ニャル子「え?」
真尋「おい、ちょっと待てよ。もしかして…」
クー子「ニャル子は元のキャラを忘れた…」
ハス太「ギャップがすごすぎたのかな…」
真尋「おい、マジかよ…」
ニャル子「ね、なんでみんな難しい顔してるの?」
ルーヒー「あなたたち、困っているみたいね」
真尋「ルーヒー!?なんであんたが?」
ルーヒー「なんか説明役らしいわ、だからわざわざ来たのよ」
真尋「何の説明だよっ!?」
クー子「少年…亀の甲は歳の功…ふふっ」
ルーヒー「どういう意味かしら、それ?」
ルーヒー「まあ、いいわ。それより彼女を治す方法だけど…」
真尋「あるのか!?」
ルーヒー「一応あるわよ」
真尋「教えてくれよ!僕は元のニャル子に戻したいんだ!」
ハス太「真尋くん…かっこいい…」
ルーヒー「どうやって白雪姫が眠りから覚めたか…分かるわよね」
真尋「つまり、どういうことなんだよ!」
ルーヒー「それと同じことをすればいいだけよ。これで私の役目は終わったわ、後はあなた次第ね」
クー子「なんという出落ち…」
ハス太「それ、言っちゃダメ!」
真尋「……」
ニャル子「難しい顔してるけど、大丈夫?真尋くん」
真尋「…なあ、ハス太。つまり…キスしろってこと…だよな」
ハス太「ぼ、僕は知らないよっ!」
クー子「私がニャル子の初めてをもらう…」
真尋「お前はキスだけじゃ済まないだろ」
真尋「まあ、そういうことだから…部屋に行くよ」
ニャル子「行こう、まっひろくん!」
真尋「やれやれ…」
バタンッ
クー子「……」
ハス太「……僕たちも出落ちっぽいね…」
クー子「気にしたら負け」
真尋「ニャル子…」
ニャル子「なあに?真尋くん」
真尋「僕は元のお前が好きだ、だから…」
ニャル子「……」
真尋「目を…瞑っててくれないか?」
ニャル子「……うん」
真尋「ごめんな…僕の勝手で」
真尋「……」
チュッ
ニャル子「……」
真尋「ニャル…子?」
ニャル子「…真尋さん?」
真尋「元の…ニャル子なのか?」
ニャル子「はい、私は這いよる混沌、ニャルラトホテプです」
真尋「それなら…いいんだ」
ニャル子「それにしても…真尋さんとやっとキスできて…死にそうです…」
真尋「…はあ?」
真尋「おい、お前。どういうことなんだよ?」
ニャル子「今日の朝から寝るまで、って真尋さんが言ったでしょう?まだ寝てませんよ?」
真尋「はあっ!?」
ニャル子「それにしても…真尋さんからしてくれるなんて…私、嬉しいです」
真尋「つまり、全部演技だったと…」
ニャル子「そりゃあもちろん、私は無貌の神ですから」
真尋「ニャル子ぉぉ…」スッ
ニャル子「ご、ごめんなさい!フォークはやめてください!」
真尋「…分かったよ、その代わり条件がある」
ニャル子「条件…?」
真尋「今夜は僕と一緒に寝よう」
ニャル子「……はいっ」
終わり
ニャル子の声の脳内再生って難しいな
見てくれた人ありがとう
よかったよ乙
乙、よかった
Entry ⇒ 2012.07.09 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (1) | Trackbacks (0)
真尋「ニャル子をかわいがってみよう」
真尋「最近、僕が真酷と呼ばれつつあるけど…これはなんとかしたい」
真尋「僕に猛アタックしてくるニャル子をかわいがるとどうなるかな」
真尋「まあ、最初は>>5でもしようか」
イイ…
真尋「後ろから抱きしめるか」
真尋「居間にいるかな…あっ、いたいた」
真尋「一人か…クー子とかいたら気まずいからちょうどいいや」
真尋「(よしっ!)」ガバッ!
ニャル子「ひゃあっ!?」
ニャル子「真尋さん!?何してるんですか!?」
真尋「見れば分かるだろ、ニャル子に抱きついてるんだよ」
ニャル子「それはわかりますよ…でもなんで急に…」
真尋「僕は…ただニャル子に抱きつきたかったんだ!」
ニャル子「!!」
真尋「もしかして、嫌だった?」
ニャル子「いえ、とんでもない!逆に真尋さんからアタックしてくれて嬉しいですよ!」
真尋「…まだやってもいいのか?」
ニャル子「もっとやってください!ぎゅ~って!」
真尋「いきなり抱きついた時の反応は可愛かったな」
真尋「次は>>16でもしよう」
真尋「次は耳を甘噛みしてみよう」
真尋「あのさ、ニャル子。ちょっと目を瞑ってくれ」
ニャル子「え?真尋さん、また抱きしめてくれるんですか!?」
真尋「いいから目を瞑れよ」
ニャル子「はいは~い」
はむっ
ニャル子「ふあっ…」
真尋「(もうちょっと噛んでみるか)」
ニャル子「ひゃうんっ!」
ニャル子「…真尋さあん…今日は攻撃的ですねえ…」
真尋「攻められてばかりも嫌だからな」はむっ
ニャル子「はうっ…」
真尋「みんなのチョイスのセンスが良すぎて感動するよ」
真尋「んじゃ、次は>>31でも」
GJ
真尋「愛でも囁くか」
真尋「あいつに逆に言ってみたらどんな反応するかな」
真尋「ニャル子~、耳貸してくれないか?」
ニャル子「さっきのもう一回してくれるんですか?」
真尋「いいから、誰にも聞かれたくないことなんだ」
ニャル子「ほうほう、気になりますねえ」
真尋「じゃあ、言うぞ…」
ニャル子「ドンとこいです!」
真尋「ニャル子、好きだ」
ニャル子「え…!?」
真尋「聞こえなかったか?ニャル子、好きだよ」
ニャル子「あの…それ、ホントですか?」
真尋「嘘なんかつくもんか、ニャル子じゃあるまいし」
ニャル子「ああ…私、真尋さんに好きって言われた…」カアッ
真尋「ニャル子が真っ赤になって部屋に戻っちゃった…」
真尋「あいつ、押すのは得意なのに押されるのは苦手なのかな」
真尋「珍しい反応だったな、次は>>65だ」
真尋「耳掃除でもするか」
真尋「今更だけど、いじめるような無茶苦茶な安価だったら下をとるぞ。ここはあくまでかわいがるところだ」
コンコン
真尋「ニャル子~、部屋入ってもいいか?」
ニャル子「…はい、どうぞ…」
真尋「失礼します」
ニャル子「あの、何ですか真尋さん?」
真尋「(まだ顔が赤いな…)耳掃除でもしようかなと思ってさ」
ニャル子「み、耳掃除!?」
真尋「そうだよ、ニャル子にさ」
ニャル子「ありがたいですけど…なんで?」
真尋「僕はニャル子の耳掃除をしてあげたいだけなんだ、ただそれだけだよ」
ニャル子「……」
真尋「嫌ならいいんだ、急にごめん」
ニャル子「あっ!是非お願いします!!」
真尋「じゃあ、寝転べよ」
ニャル子「どこに寝転べばいいんでしょうか?」
真尋「僕の膝の上に決まってるだろ、やりにくいじゃないか」
ニャル子「ひ、膝の上…(これって思いっきり膝枕じゃないですか!)」
真尋「早くしないとクー子たちが帰ってくるぞ」
ニャル子「わかりました…じゃあ、お願いします」
ニャル子「失礼します…」スッ
真尋「あ、ああ…(いい匂いがするな…)」
ニャル子「うう…真尋さんの膝枕…(恥ずかしくて死にそう…)」
真尋「耳掃除するけど…いいか?」
ニャル子「オッケーですよ」
真尋「動くなよ」
ニャル子「はい…」
真尋「(人に耳掃除するのは初めてだな…)」
ニャル子「(ああ…気持ちいいよお…)」
真尋「もう一度言ってみるか…」
ニャル子「……」
真尋「ニャル子、大好きだよ」
ニャル子「……」
真尋「…ニャル子?」
ニャル子「…すーすー……」
真尋「寝ちゃってるよ…」
真尋「ニャル子が寝たから今日はこれぐらいか…」
真尋「意外な反応で可愛かったな…」
真尋「もうそろそろ僕も寝ようか」
真尋「んじゃ、そろそろ学校に行くか…」
真尋「行きながらニャル子に>>120でもしよう」
真尋「手でも繋いでみよう」
ニャル子「まっひろさ~ん!」
真尋「あ、来たか…よしっ!」
ギュッ
ニャル子「えっ?真尋…さん?」
真尋「ニャル子、早く行こう」
ニャル子「(手…繋いでる…しかもこれって恋人繋ぎじゃ…)」
真尋「どうかしたか、ニャル子?」
ニャル子「いえっ!なんでもないですから」
真尋「ならいいけど…行こう」
ニャル子「はい(真尋さんの手、暖かいな…)」
クー子「二人で…何してるの?」
真尋「クー子…恋人繋ぎだよ、ニャル子とさ」
ニャル子「(真尋さん、恋人繋ぎだって知ってたんだ…)」
ハス太「二人だけでそういうのはずるくない?」
クー子「私もニャル子と恋人繋ぎ…したい」
ニャル子「誰があんたなんかとするもんですか!」
クー子「結局してくれなかった…ニャル子ひどい」
ニャル子「だからあんたなんかとしないってんです!」
真尋「それより早く入らないか…」
クー子「ダメ、私の愛が入るなと言ってる」
真尋・ニャル子「いや、その理屈はおかしい」
ニャル子「まひろさ~ん…えへへへ…」
真尋「また寝てるのか…>>142でもしてやるか」
空気読めカス
真尋「ニャル子って言いながらオナニーでもするか」
真尋「ちょっと悩んだが、いじめじゃないからいいか」
真尋「みんなは授業に集中してるな…大丈夫だよな」
真尋「ニャル子…ニャル子…」
ニャル子「ふにゃ…ま…ひろさん?」
真尋「ニャル子…ニャル子…」
ニャル子「真尋さん…なんで私の名前を…?」
真尋「ニャル子…」
ニャル子「なんか恥ずかしいですよ…」
真尋「(また顔が赤くなってる…可愛いな)」
真尋「ニャル子のやつ、よくまた寝られるな…」
ニャル子「うへへ…まっひろさん…それはダメですよ…」
真尋「どんな寝言だよ…頭でもなでてやる」
真尋「みんなに気づかれそうだけど…まあいいか」
ナデナデ
ニャル子「ふあ…気持ちいいですよお…」
真尋「寝てても感触は感じるのか…」
ニャル子「もっと…もっとして…ください」
クー子「私もニャル子の頭…ナデナデしたい」
ハス太「なんでニャル子ちゃんだけ…!僕も真尋くんになでなでされたい…」
真尋「次は体育か…」
珠緒「ねえ、ニャル子ちゃん。あれから八坂くんと進展は!?」
ニャル子「ありましたよ!昨日の間にだいぶ!」
珠緒「へえ~、詳しく教えて欲しいな」
ニャル子「えっと、昨日は…耳掃除してもらいました」
珠緒「」
珠緒「(なんでそこまで進んでるの!?もう恋人同然じゃん!)」
珠緒「こうなったら八坂くんに直接…!」
真尋「…嫌な予感が」
珠緒「八坂くん!ニャル子ちゃんとはどんな関係!?」
真尋「それは…>>175かな」
恋人同士って言えないんだよな恥ずかしくて
そうなんだろ?
真尋「友達かな」
珠緒「友達…そうだよね!それ以外あり得ないよね!」
真尋「まあ…ね(こいつに言うと全校生徒に知られるからな…)」
珠緒「安心したよ、ああいう関係かと思った…」
真尋「何を考えてたんだよお前は」
真尋「今度は起きてるのか」
ニャル子「ずっと寝るわけにもいきませんよ」
真尋「まあそうだけど」
ニャル子「でしょう!?」
真尋「(昼休み前だから元気なのか…起きてるから>>209でもするかな)」
神とはなんですか?
(邪)神を弄くる?
サーセン
真尋「髪でも弄るか」
真尋「それっ」クイッ
ニャル子「ひゃあっ!そこはあんまり弄らないでください!」
真尋「なんでだよ、このアホ毛可愛いじゃないか」
ニャル子「か、可愛い……まあ…そういうなら触ってもいいですけど…」
真尋「(これはツンなのかデレてるのか…可愛いからまあいいか)」
真尋「もう屋上が定番化してるよな…」
クー子「少年…気にしたら負け」
ニャル子「さあ、食べましょう!」
真尋「変な材料使ってるんじゃないだろうな」
ニャル子「普通に地球の材料を使ってますよ、心配性ですねえ真尋さんは」
クー子「私は…ニャル子が…食べたい…」
ハス太「それはダメだよ、クー子ちゃん…」
ニャル子「はい、真尋さん、あ~ん」スッ
真尋「(また恋人じみたことを…これは>>229しとくか)」
真尋「(ニャル子にキスするか、あいつもかなりしようとしてきたし)」
真尋「まず、箸を置いてくれ」
ニャル子「え?あの…普通のお弁当ですよ?」
真尋「そういうことじゃないんだ」
ニャル子「…?…置きましたよ…」
チュッ
クー子・ハス太「!?」
ニャル子「え?…これは……?」
真尋「お前が散々やろうとしてきただろ。逆に僕がニャル子にしただけさ」
ニャル子「…///」カアッ
クー子「…少年」
ハス太「…真尋くん」
真尋「あの…なんか二人とも怖いんだけど」
クー子「ニャル子にキスするなんて…許すまじ…」
ハス太「そういうことを僕たちの前でするものじゃないよ!」
ニャル子「クー子!あんたなんかとキスするつもりなんて一切ないですよ!!」
クー子「なら…無理やり…」
真尋「それはやめろ」
真尋「ニャル子がいろんな反応して可愛かったな…」
真尋「みんなの協力に感謝するよ」
見てくれた人ありがとう
Entry ⇒ 2012.07.08 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (2) | Trackbacks (0)
ニャル子「えへへ……私たち新婚さんみたいですね……///」
ニャル子「真尋さ~ん、朝ですよ~」ユサユサ
真尋「んぅ……」
ニャル子「ほーら、起きてください?」
真尋「ん……すぅ……すぅ……」
ニャル子「なんでそこで寝ちゃうんですか……おはようのキスしちゃいますよ?」
真尋「んぁ……ニャル子……おはよう……」
ニャル子「なんでそこで起きちゃうんですか……」シクシク
ニャル子「何故と言われましても……夫を起こすのは妻の勤めですので」
真尋「誰が夫だ……って何か静かだな」
ニャル子「あぁ、クー子とハスター君が居ないからですね」
真尋「またそれか……どうせ幻夢郷とお父さんだろ」
ニャル子「まぁ、ぶっちゃけそうですが」
真尋「……登場させるのがめんどくさいだけなんじゃ──」
ニャル子「真尋さん、それ以上言うと究極の混沌の中心送りですよ?」
真尋「お前の実家じゃねえか……」
真尋「ん?ただのエプロンじゃないか」
ニャル子「ただのとは失礼な……可愛いのを選んできたんですよ?」
真尋「可愛い……のか、それ?御大が描かれてるんだが……」
ニャル子「ベリッシモ可愛いっしょ!似合いますか?似合いますかねえ!?」
真尋「可愛いかは別としてお前にはお似合いだな」
ニャル子「いゃん♪真尋さんに誉められちゃいました♪」
真尋「全然誉めてねえよ……」
真尋「なんだよ」
ニャル子「私は意味もなくエプロンを着るような趣味の持ち主ではないのですよ」
真尋「そんな趣味の奴はそんなに居ねえよ」
ニャル子「普段真尋さんに朝食を作っていただいているので、今日は私が」
真尋「まあ僕だってたまには楽をしたいからな……で、地球の食材だよな?」
ニャル子「当たり前です!真尋さん、地球産じゃないと喜んでくれないので……」
真尋「ん、そうか」
ニャル子「さあ!召し上がれぇ!」
真尋「なぁ、ニャル子」
ニャル子「はい、なんでしょう」
真尋「これがお前の用意した朝ごはんか?」
ニャル子「そうでしょうが」
真尋「牛乳かけるだけじゃねえか……」
ニャル子「し、失礼な!栄養も取れますし美味しいですし、立派な朝食ですよ?」
真尋「そのエプロン無意味だったじゃねえか!!」
真尋「何をどう頑張ったんだ言ってみろ」
ニャル子「この場で一から作った苦労が真尋さんに分かりますか!?」
真尋「シリアルを……この場で……作っ、た……のか?」
ニャル子「はい♪」
真尋「ダメだ……意味が分からない……こいつの存在理由が」
ニャル子「……おきに召しませんでしたか?」
真尋「いや……ごく普通の料理を期待しただけなんだ……」
真尋「いつも弁当食ってんだろ……まぁいいか」モグモグ
ニャル子「美味しいですか?」
真尋「まあ一から作ったとは信じられない、悪くない」
ニャル子「素直に美味しいって言ってくれればいいのに……」
ニャル子「なんですか真尋さん」
真尋「なんで起こしに来たんだ?」
ニャル子「何故と言われましても朝ですから」
真尋「今日日曜日だぞ?」
ニャル子「それがなにか」
真尋「学校休みなんだぞ?」
ニャル子「そうですね」
真尋「無理に早く起きる必要無かったよな?」
ニャル子「そうは言うがな大佐……」
真尋「僕もお前らに振り回されて疲れてるんだけど」
ニャル子「だって朝早くから夜遅くまでイチャイチャしたいんですもん……」
真尋「しないから安心しろ」
ニャル子「いつまで待てば振り向いてくれるんですか……」
真尋「一生待ってろ」
ニャル子「一生待ったら振り向いてくれるんですか!?」
ニャル子「一生待ったら結婚してくださいね?」
真尋「……待てたらな」
ニャル子「おお?ついにデレました?」
真尋「いや……まあ、いいや」
ニャル子「あれ?なんか変なこと言いましたかね?」
真尋「なんでもない」
真尋「今度はなんだよ」
ニャル子「せっかくの日曜日ですが、ご予定は?」
真尋「家でゆっくりしたい」
ニャル子「まあたまには良いですね」
真尋「珍しく素直じゃないか」
ニャル子「毎度毎度連れ回してたら真尋さんも疲れちゃうかなと思いまして」
真尋「自覚あるなら日頃からそうしてくれ」
真尋「この時間帯は面白いのやってないだろ」
ニャル子「ん~……あ、新婚さんの特集やってますよ!」
真尋「だからなんだよ」
ニャル子「憧れちゃいますね~……ね?真尋さん」
真尋「何がだよ」
ニャル子「いつか、結婚しましょうね」
真尋「当分しないから安心しろよ」
ニャル子「当分、ですか……えへへ」
真尋「勘違いすんな!」
真尋「人の話聞けよ」
ニャル子「真尋さんはやっぱり地球がいいですよね?」
真尋「まあそうだな」
ニャル子「結構ノリ気ですね……ハワイとかグアムですかね?」
真尋「南の島っていうのには行ってみたいよな」
ニャル子「えへへ……いつか二人で行きましょうね!」
真尋「いや一人で行くよ」
ニャル子「そんな冷たいこと言わないでくださいよ……」
ニャル子「大丈夫ですよ、真尋さんに苦労はかけさせません」
真尋「どの口が言うか……」
ニャル子「それともそんなに私が嫌ですか……?」
真尋「……そこまでは言ってないから安心しろ」
ニャル子「もぅ、やっぱり私のこと愛してるじゃないですか♪」
真尋「どこにそんな要素が……」
真尋「話が飛躍し過ぎてついていけない……」
ニャル子「真尋さんは何人くらい欲しいですか?サッカーチームくらいですか?」
真尋「そんなに要らないだろ……」
ニャル子「そんなに、ってことは赤ちゃんは欲しいんですね♪いゃん!」
真尋「そ、そういうつもりで言ったわけじゃない!」
ニャル子「じゃあどういうつもりですかー?」
真尋「ぅぐ……」
ニャル子「んもー照れちゃって///」
真尋「うるさいうるさいうるさい!」
真尋「そしてなんだよ」
ニャル子「そうこうしてるうちにお昼ですが」
真尋「さっき朝飯食べたばかりだろ」
ニャル子「気にしたら負けです」
真尋「負けていいから追及したい……」
ニャル子「そんな事よりお昼ご飯のご用意をしましょかね」
真尋「いいよ僕が作るから」
ニャル子「なら二人で共同作業といきましょう」
真尋「結局お前も居るのか」
ニャル子「いいじゃないですか、どうせ暇ですし」
真尋「まあいいか……何作ろうかなと……あ」
ニャル子「どうしました?赤ちゃん欲しくなっちゃいました?」
真尋「お前が朝ごはんを謎シリアルで済ませたからご飯が大量に余ってるぞ」
ニャル子「まだ根に持ってるんですか……」
真尋「チャーハンでいいか」
ニャル子「おおー、作れるんですか」
真尋「ただ炒めるだけだろ」
ニャル子「……本当にもったいないほどの料理の才能ですね」
ニャル子「あ、はい」
真尋「卵取って」
ニャル子「はい」
真尋「ネギとかチャーシューとか切っといて」
ニャル子「はーい♪」
真尋「……」
ニャル子「……」
真尋「醤油と鰹節取って」
ニャル子「あ、はい」
ニャル子「……真尋さん」
真尋「ん?」
ニャル子「今の私たち、新婚さんみたいですよね」
真尋「んーそうかもな」
ニャル子「結婚したら毎日がこんな感じですかねー」
真尋「んーそうかもな」
ニャル子「……聞いてます?」
真尋「んー?」
ニャル子「……なんでもないです」
ニャル子「うはー!美味しそうです!」
真尋「じゃあ食うか……いただきます」
ニャル子「いただきまーす」
真尋「……うん、醤油と鰹節でいい具合に誤魔化せてる」
ニャル子「共同作業の結晶……美味しいです……!」
真尋「変な言い方すんなよ」
ニャル子「でも共同作業じゃないですか」
ニャル子「それでも真尋さんのお手伝いした内に入るでしょう」
真尋「まあそうだけどさ」
ニャル子「なら二人の初めての共同作業ですね♪」
真尋「ケーキ入刀じゃなくて残念だったな」
ニャル子「いえいえ、真尋さんと一緒ならなんだってOKです」
真尋「ん、そうか」
ニャル子「はい♪そうですよ」
ニャル子「いえいえ、ここは私がやりますので」
真尋「いいのか?」
ニャル子「はい!真尋さんのお役に立ちたいです!」
真尋「ん、なら頼む」
ニャル子「それに……こういうのは妻の仕事ですよ?」
真尋「さぁて、頑固な油汚れちゃんはどいつかな」
ニャル子「すんません冗談ですから私にやらせてください」
真尋「珍しい事もあるもんだな……さてと──」
ニャル子「真っ尋さーん!終わりましたよー!」
真尋「はえぇ!」
ニャル子「クロックアップです」
真尋「相変わらず便利な能力だな……」
ニャル子「そんなわけで真尋さん」
真尋「今度は?」
ニャル子「耳掃除の時間です!」
真尋「初めて聞いたぞそれ……」
真尋「いいよ自分でやるから」
ニャル子「私にやらせてくださいよぅ」
真尋「なんで急に耳掃除なんだよ」
ニャル子「いいじゃないですか」
真尋「いや……まあいいかたまには」
ニャル子「今回は素直ですね……では」
ニャル子「当たり前じゃないですか!膝枕しないと出来ませんよ!」
真尋「だよなあ……」
ニャル子「さささ、おいでおいで」ぽんぽん
真尋「分かったよ……ったく……」
ニャル子「では失礼して……あ、痛かった言ってくださいねー」
真尋「痛くする予定でもあんのか」
ニャル子「そんなわけないじゃないですか、ただの定型文ですよ」
ニャル子「どうですかー?気持ちいいですかー?」カキカキ
真尋「ん……まぁ」
ニャル子「ふふっ……もっと素直になって結構ですよ?」
真尋「うるさいな」
ニャル子「えへへ……っと、おっきいの取れましたよ」
真尋「ん、そうか」
真尋「はいよ……っ!」
ニャル子「どうしました?」
真尋「いや……なんでもない」
ニャル子「私のお腹が気になりますか?」
真尋「うるさいな」
ニャル子「お望みはらお腹と言わずに全て見せてあげますよ?お触りOKで」
真尋「いいからとっととやれ」
ニャル子「はいはい分かりましたよぅ」
ニャル子「……んふふ」なでなで
真尋「おいこら」
ニャル子「ああっ、暴れちゃダメですよ危ないですから!」
真尋「なに撫でてんだよ」
ニャル子「膝枕といえばなでなでは付き物でしょう?」
真尋「知らないよ」
ニャル子「付き物なんです!えへへ~」なでなで
真尋「耳掃除はどうしたんだよ」
ニャル子「そうでしたね」
ニャル子「……」カキカキ
真尋「……」
ニャル子「……もう取れるもんは取れましたかね」
真尋「……」
ニャル子「真尋さーん、終わりましたよ」
真尋「……」
ニャル子「真尋さん?」
真尋「すぅ……すぅ…」
ニャル子「……寝ちゃいましたか」なでなで
真尋「すぅ……すぅ……んぅ……にゃる……こぉ……」
ニャル子「ふふっ……おまけにわたしの夢ですか……真尋さんってば」なでなで
ニャル子「寝顔も可愛いですよ……真尋さん」なでなで
ニャル子「おやすみなさいのキスですよ……」チュ
ニャル子「えへへ……」
ニャル子「さて、このままというのも魅力的ですが疲れちゃいますからね」
ニャル子「それに真尋さんが風邪でも引いたら大変です」
ニャル子「ベッドまで運んであげましょう」
真尋「んぁ……?いつの間にか寝ちゃったのか……」
真尋「って何でニャル子の部屋なんだ……」
ニャル子「んむぅ……すぅ……すぅ……」
真尋「っ!?……なんだニャル子か」
ニャル子「まひろ……しゃん……」
真尋「……普段から真尋さん真尋さんうるさい上に夢の中まで僕かよ」
ニャル子「だいしゅき……でしゅ……」
真尋「……ばか」なでなで
真尋「いったいどんな夢見てんだろうな……」なでなで
ニャル子「しゅふっく……ちょい……ごーへい……ごーへい……」
真尋「……なんの夢なんだ……」
真尋「ま、いっか……夕飯の支度しないと……」
ニャル子「すぅ……すぅ……」
真尋「また起こしにくるからな……」なでなで
真尋「ん?ご飯が用意されてる?」
真尋「……なんか紙が置いてある」
真尋さんが気持ち良さそうにおやすみなさっていたので
代わりに私が夕食を用意しました
お口に合うか分かりませんが、愛情たっぷりです!
どうぞ召し上がってください
byニャル子
真尋「ったく……ニャル子のやつ……」
真尋「……」
真尋「何で夏に鍋なんだ……」
真尋「ニャル子起こすか」
──ニャル子部屋
ニャル子「ゃん……まひろ……さん……」
真尋「気持ち良く寝てるとこ悪いな」
ニャル子「……だめ……でしゅ……」
真尋「起きろ」ユサユサ
ニャル子「……やさしく……して……」
真尋「ほら、起きろ」ユサユサ
真尋「……今一瞬起きただろこら」デコピン
ニャル子「にゃぅ……?んぁ、まひろしゃん……おはようございましゅ……」
真尋「寝惚けてんじゃねぇ」デコピン
ニャル子「にゃあ!?痛いでふよぅ……」
真尋「起きたか?」
ニャル子「起きてますよ……」
ニャル子「晩ごはん……なら私が用意しましたよ」
真尋「だから一緒に食べるぞ」
ニャル子「先に食べてくださってよかったのですよ?」
真尋「鍋を一人で食べても寂しいだろ?」
ニャル子「私が居ないと寂しいですか?」
真尋「そうだよ、早くこい」
真尋「そ、そういう意味で言ったんじゃない勘違いすんな!」
ニャル子「ふふっ、そういうことにしておきます」
真尋「なっ……絶対勘違いしてるだろ!」
ニャル子「いいじゃないですか別に」
真尋「……ったくお前は……」
ニャル子「えへへ~」
真尋「ふんっ!」デコピン
ニャル子「痛っ!痛いですよぅ……」
真尋「ほら、さっさと行くぞ」
真尋「何で夏に鍋なんだよ」
ニャル子「あれ?いけないんですか?」
真尋「普通は食わないだろ」
ニャル子「夏にお鍋は一般的ではないのですか」
真尋「そりゃそうだろ」
ニャル子「むぅ……季節によって料理が変わるというのがよく分からなかったです……」
真尋「そういえば宇宙人だったな」
ニャル子「……迷惑……だったですか……?」
真尋「そ、そんな事はないぞ!冬にアイス食べたりするだろ、そんな感じだ」
ニャル子「ならいいのですけど……」
ニャル子「いただきまーす」
真尋「随分と手の込んだ鍋だなおい」
ニャル子「真尋さんに美味しいって言っていただきたかったので頑張っちゃいました!」
真尋「そ、そっか」
ニャル子「そうです!では……はい、あーん?」
真尋「……は?」
ニャル子「はい、あーん?」
真尋「……なにやってんだ」
真尋「なにをだよ」
ニャル子「あーんすると倍以上美味しくなるそうですよ!」
真尋「そりゃ夫婦だからだろ」
ニャル子「私は真尋さんに美味しいって言って貰いたいんです……」
真尋「分かった分かった、やればいいんだろやれば」
ニャル子「はい♪あーんして?」
真尋「あーん……」
ニャル子「美味しいですか?」
ニャル子「えへへ……良かったです」
真尋「良かったな」
ニャル子「はい!じゃあ今度は真尋さんの番ですね」
真尋「……何が」
ニャル子「あーん」
真尋「……食べさせろと」
ニャル子「……嫌ですか……?」
真尋「分かったからそんな顔するな……」
真尋「うるさい、とっとと口開けろ……ほれ、あーん」
ニャル子「あーん……美味しいです……」
真尋「これで満足か?」
ニャル子「もっとして貰いたいです!」
真尋「もうやらん」
ニャル子「いいじゃないですかぁ!」
真尋「僕だって恥ずかしいんだからな!?」
真尋「まだしてないだろ」
ニャル子「まだ、ということは今後に期待にしても?」
真尋「まぁ……いつかな」
ニャル子「ま、真尋さん!」ダキツキ
真尋「こ、こら!抱き着くな!」
ニャル子「だって嬉しいんですもん♪」
真尋「だから言いたくなかったんだ……」
真尋「それはお前次第だろ」
ニャル子「私、真尋さん好みのお嫁さんになれますかね?」
真尋「だからお前次第だろ」
ニャル子「えへへ……お嫁さん……」
真尋「なんだそのだらしない顔は……」
ニャル子「えへへ……真尋さん……」
真尋「……ほらっ」チュ
ニャル子「にゃぅ!?///」
俺「にゃぅ!?///」
ニャル子「き……キスされて落ち着けるわけないですよぅ……///」
真尋「落ち着いてるじゃないか」
ニャル子「うぅ///」
真尋「なんだよ、言いたいことがあるならはっきり言え」
ニャル子「結婚してください!」
真尋「だからまだ早いって……まぁ、いつかな」
ニャル子「えへへ……言ったからには幸せにしてくださいね?」
真尋「……お前次第だろ?」
おわり
最後の行が見えない
続けてもいいのよ
ニャル子虐めSSがよく立つ中、俺は最後までイチャラブを続けていきたい
そして膝枕なでなでを布教するのだ
膝枕なでなでいいな
そのままお腹に顔を押し付けたい
Entry ⇒ 2012.07.07 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (4) | Trackbacks (0)
真尋「最近ニャル子が冷たい」
真尋「ニャル子、おはよう」
ニャル子「ん?ああ、おはようございます」
真尋「あれ、ハス太とクー子は?」
ニャル子「ああ、その二人なら幻夢郷のお仕事とお父さんのお手伝いだそうです」
真尋「毎回そのパターンだから突っ込むのがめんどくさくなってきたな……」
ニャル子「毎朝作ってもらってすいませんねえ……ではいただきます」
真尋「いただきます」
ニャル子「……」モグモグ
真尋「……」モグモグ
ニャル子「……醤油取ってもらえますか」
真尋「ん」
ニャル子「あ、どうも」
ニャル子「……あぁ、今日は一足先に学校へ行きたいのでもう行きますね」
真尋「ん?何かあるのか?」
ニャル子「いえ、真尋さんには関係のない事です」
真尋「ふーん」
ニャル子「ではごちそうさま……行ってきます」
真尋「ん、いってらっしゃい」
真尋(ニャル子が一人で登校なんて珍しいな……)
………
真尋(家に誰も居ないのに言っちゃうのは僕だけじゃないはず……)
真尋(っていうかニャル子、今日は静かだったな)
真尋(必要最低限の会話しかしてないというかなんというか)
真尋(大人しくなってくれることに越した事はないけどさ……)
真尋(……なんなんだろう)
余市「おはよう八坂君」
真尋「おはよう余市」
余市「あれ?今日はニャル子さん達と一緒じゃないのかい?」
真尋「ニャル子は一人で早めに出てったよ、ハス太とクー子は風邪」
余市「ふーん……」
真尋「あれ?まだニャル子来てないのか?」
余市「ん~僕は見てないかな」
珠緒「ほうほう、それで──あ、八坂くんおはよー」
真尋「ん?あぁおはよう……ってニャル子も居るのか」
ニャル子「ええ、珠緒さんと少々お話があったもので」
真尋「ふーん……」
珠緒「おやおや?内容が気になるのかな?」
真尋「どうせ僕には関係ないだろ」
珠緒「んーまあそうなんだけど」
真尋「ならいいじゃないか」
珠緒「んふふーじゃあねぇーん」
真尋「はいはい」
担任「連絡事項は特にないが試験が──」
真尋(……)チラッ
ニャル子「zZZ...」
真尋(もう寝てやがる……)
真尋(いつもこうだといいんだけど……)
真尋「おいニャル子、さっさと食いに行くぞ」
ニャル子「ああ、すみませんが今日は珠緒さんと食べるので……」
真尋「え?」
ニャル子「お弁当も用意してないので購買でパンでも買ってください」
真尋「あぁ、そうなんだ……」
ニャル子「それで次はどうしたら──」
珠緒「んー……そうだねぇ──」
真尋(久し振りに余市と食うか)
余市「あれ?今日はニャル子さんと食べないのかい?」
真尋「今日はあの二人で食べたいんだと」
余市「へぇ~珍しいねぇ」
真尋「まぁ、なんかあの二人妙に仲良いしな」
余市「いいじゃないか、日本での友達が出来てニャル子さんも嬉しいんだよ」
真尋「そんなもんかねえ……」
教師「つまり、力こそパワーであるからでして──」
真尋「……」チラッ
ニャル子「zZZ...」
真尋(こいつが静かだとここまで授業に集中できるのか)
教師「力の象徴だな、つまりは──」
真尋「……」チラッ
ニャル子「zZZ...」
真尋(なんか落ち着かないな……)
真尋「なんか妙に疲れたな……さっさと帰るか……おい、ニャル子」
ニャル子「ん?はい、なんでしょう?」
真尋「何って……さっさと帰るぞ」
ニャル子「あぁ、今日は珠緒さんと帰りますので」
真尋「え、あぁ……そう、なんだ」
ニャル子「ではお先に失礼します、真尋さん」
珠緒「じゃあねー……それでニャル子ちゃん、どうなの──」
ニャル子「それが中々──」
真尋「……」
真尋(まあそういう日もあるだろう)
真尋(一人で帰るの久し振りだな……)
真尋(あいつらが来てからは毎日うるさかったのに……)
真尋(まあ、たまには静かで落ち着いた日があったっていいだろう……うん)
真尋(たまには……ね)
真尋(……)
真尋(……弁当、食べたかったな)
真尋「ただいまー」
…………
真尋(あれ、まだニャル子帰ってきて無いのか)
真尋(まあいいや、夕飯の準備をしよう)
真尋(今日は何がいいかな……たまにはニャル子の好きなもんでも……)
真尋(……そういえばニャル子の好きな食べ物って知らないな)
真尋(今度聞いておくか)
真尋(まだ帰って来ないのか……先に食べちゃうか)
真尋「いただきます」
真尋「……」モグモグ
真尋「……」モグモグ
真尋「…………」
真尋「……いつになったら帰ってくるんだよ」
真尋「遅くなるなら連絡しとけっての……」
真尋「……!ず、随分遅かったじゃないか」
ニャル子「あぁすみません、色々あったので」
真尋「まあとりあえずさっさと食えよ、冷めちゃうから」
ニャル子「あー……連絡しておくべきでしたね……」
真尋「ん?」
ニャル子「夕飯ならもう済ませてきました」
真尋「…え」
真尋「え……あ、うん……あ、風呂ならもう沸いてるから」
ニャル子「ああ、お風呂も済ませてきましたので結構です」
真尋「……は?」
ニャル子「では失礼しますね」
真尋「……え……」
真尋「………」
真尋(せっかく作ったのにもったいないな……)
真尋(前にあいつが美味しいって言ってくれたのを用意してあげたんだけどな……)
真尋(………)
真尋(……風呂を済ませてきたってなんだろ)
真尋(銭湯でも行ってきたのか……?)
真尋(僕なにかしたかなぁ……)
真尋(朝ごはんに嫌いなもんでも入ってたのかな)
真尋(それとも邪神にも生理とかあるのかな)
真尋(………)
真尋(……直接聞いてみるか)
ニャル子「え?あ、はいどうぞー」
真尋「……相変わらず意外すぎるほどまともな部屋だな」ガチャ
ニャル子「なんですかそれ、文句でもあるんですか」
真尋「いや文句はないけど……ってなに読んでるんだ?」
ニャル子「ああ、これですか?お勧めのデートスポットを見てるんですよ」
真尋「デート?」
ニャル子「今度の日曜日にデートがあるのもで~えへへ」
真尋「僕は聞いてないぞ」
ニャル子「え?真尋さんには関係ないですよ?」
ついに俺の時代が来たのか
は?俺だよ
>>43
いまニャル子は俺の腰の上だぜ
ニャル子「あれ……あ、言ってませんでしたね」
真尋「な、何を」
ニャル子「私、好きな人ができたんです」
真尋「……は?」
ニャル子「隣のクラスの男子なんですけどね、いや~情熱的な告白でして」
真尋「………」
ニャル子「今度の日曜日には彼の家に泊まろうかと思ってますので夕飯は要らないです」
真尋「………」
ニャル子「丁度よく両親が不在だそうなので……その、最後までしちゃおうかなぁと……いゃん///」
真尋「………」
ニャル子「真尋さん?」
真尋「……あ、お、お幸せに」
となりのクラスの男子っておれだから
真尋「あ……あはは、良かったな……」
ニャル子「ありがとうございますぅ~♪真尋さんも、早いとこ彼女捕まえるんですよ?」
真尋「う、うん……善処する……」
ニャル子「そうですよ、前向きに検討したほうがいいですよ」
真尋「じゃ、じゃあな……しっかり計画立てるんだぞ……」ガチャ
ニャル子「どうもでーす」
ニャル子「……」
ニャル子「……泣いてましたね」
真尋(そっか……彼氏が出来たのか……そうだよな……)
真尋(きっといい人なんだろう……)
真尋(僕なんか、好きって言ってくれてるのにフォークだもんな……)
真尋(そりゃあ他の男に行くよな)
真尋(ま、まあ、ニャル子の事は僕には関係ないじゃないか!)
真尋(ニャル子にはニャル子の人生があるんだし、ニャル子が誰と付き合おうが……)
真尋(……関係……ない……よな……)
真尋(……じゃあなんで……こんなにも泣きそうなんだろうな……)
真尋「……!!ど、どうぞー……」
ニャル子「ちょっと話があるのですが」
真尋「なんだよデートの計画でも立ててろよ」
ニャル子「いえ、その事なのですが」
真尋「なんだよ僕には関係ないだろ二人でお幸せによろしくやってろよ……」
ニャル子「ま、真尋さん落ち着いて」
ニャル子「とても慌てているように見えますが……」
真尋「う、うるさいな!」
ニャル子「そんなに私に男が出来たのが気になるんですか?」
真尋「僕には関係ない!ニャル子がそうしたいならそうすればいいだろ!」
ニャル子「そ、そうですか」
真尋「そうだよ!一々言ってくんな」
ニャル子「……あのー、お話があるから来たのですが……よろしいですか?」
真尋「……言ってみろ」
真尋「もういいよその話は二人仲良く結婚でもすればいいだろこれ以上──」
ニャル子「……さっきの話、全部嘘ですよ?」
真尋「どうせ僕には一生縁のない──え?」
ニャル子「日曜日にデートはありませんし、隣の男子とはなんともありません」
真尋「……は?」
ニャル子「いやだからですね、全部嘘です」
真尋「ごめん意味がわからない」
ニャル子「じゃあ分かりやすく説明しますね」
真尋「三行で頼む」
珠緒さんに相談したところ
冷たく突き放して反応を伺えと言われたものでして……
拗ねた真尋さん超可愛いですぅ///」
真尋「……は?」
ニャル子「えーっとですね……要するに気を引きたかっただけと言いますか……」
真尋「……はぁあああああああ!?」
ニャル子「ひぅ!?」
真尋「お前ふざけんじゃねえよ僕がどんだけ悩んだと思ってんだよ僕の気持ち考え──」
ニャル子「と、とりあえず落ち着いて」
真尋「バカ野郎これが落ち着いていられるか!?」
ニャル子「うぅ……」
吊ってくる
ニャル子「ま、真尋さん?」
真尋「気軽に……そういう事……言うなよな……」
ニャル子「私も信用ないんですねぇ……」
真尋「……?」
ニャル子「私が真尋さん以外を愛する訳がないじゃないですか」
真尋「……ニャル子……」
ニャル子「真尋さん……」
真尋「……ったく……だったら二度とそういう事言うな……」
真尋「それとこれは話が別だ」
ニャル子「うぅ……真尋さん、怒ってます?」
真尋「当たり前だろ喧嘩売ってんのか」
ニャル子「ひぅ……ご、ごめんなさい……」
真尋「謝って済むなら保護機構なんざ要らないんだよ」
ニャル子「ならどうしたら許してくれるんですか……」
ニャル子「………はい?」
真尋「膝枕」
ニャル子「……真尋さん」
真尋「なんだよ」
ニャル子「色んなSekaiSenで膝枕なでなでを見たことがあるのですが」
真尋「それが?」
ニャル子「いえ……なんでも」
ニャル子「そ……それが人にものを頼む態度ですか……」
真尋「うっさい」
ニャル子「分かりましたよ……ほら」ぽんぽん
真尋「ん」
ニャル子「……真尋さん」なでなで
真尋「……なんだよ」
ニャル子「膝枕好きなんですか」なでなで
真尋「今はその話関係ないだろ」
ニャル子「大いに関係しているような……」
真尋「手止まってる」
ニャル子「あぁすいません」なでなで
ニャル子「……」なでなで
真尋「……ニャル子」
ニャル子「は……はい?」なでなで
真尋「……本当にさっきの話は嘘なんだよな?」
ニャル子「本当ですって信じてください」なでなで
真尋「そっか……」
ニャル子「そんなに心配だったんですか?」なでなで
真尋「……うん」
真尋「当たり前だろ……バカ……」
ニャル子「えへへ……ありがとうございます……」なでなで
真尋「………」
ニャル子「ですが……これだけは誓います」
真尋「……なんだよ」
ニャル子「私は真尋さんだけを愛しているんです……他の人に興味はありませんよ……」
真尋「……ならいいよ」
ニャル子「ふふっ……ありがとうございます……」なでなで
ニャル子「あれー?そんなに寂しかったですかー?」
真尋「……お前が大人しいと調子狂うんだよ」
ニャル子「んふふ~大丈夫ですよ、真尋さんの、頼みですからね」
真尋「なら明日は弁当作ってくれるよな?」
ニャル子「……あ」
真尋「なんだよ」
ニャル子「お弁当の事なのですが……」
真尋「ことなのですが?」
ニャル子「あれ……素で作り忘れてました……」
真尋「……おい」
おわり
乙だ
Entry ⇒ 2012.07.05 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
ニャル子「真尋さんを見つめ続けたらどうなるのか」
真尋「ん?どうした?」
ニャル子「……」ジー
真尋「なんだよ僕の顔に何か付いてるのか?」
ニャル子「……」ジー
真尋「ふんっ」プイッ
ニャル子「……えへっ」ニコッ
真尋「なっ……なんだよ……///」
ニャル子(可愛い……///)
ニャル子「用なんてないですよ?」
真尋「じゃあこっち見んなよ」
ニャル子「……」ジー
真尋「だから止めろって」
ニャル子「……」ジー
真尋「だ……だから止めろって……」
ニャル子「……んふっ」ニパー
真尋「ぅ……///」
ニャル子(はうぅ……恥じらってる真尋さん可愛いですぅ……///)
ニャル子「何がですか?」
真尋「やけに大人しいなと思ったらずっと見てくるじゃないか」
ニャル子「見つめちゃダメですか……?」
真尋「ダメとは言わないけど落ち着かない」
ニャル子「ダメじゃないならいいじゃないですか」ジー
真尋「……楽しいか?」
ニャル子「……」ジー
真尋「ぅ……な……なんか言えよ……」
真尋「ぁ……そ、そうか」
ニャル子「んふ~♪」ジー
真尋「……///」
ニャル子(珠緒さんが押してダメなら引いてみなとは言ってましたが)
ニャル子(ここまで効果的だとは思いませんでしたよ!)
ニャル子(真尋さんも何故かしおらしくなっちゃってますが……)
ニャル子(このまましおニャル子を続けてみましょう)
真尋「今度はなんだよ」
ニャル子「一緒にお出掛けしませんか?」
真尋「……なんだよ急に」
ニャル子「デートとは言いませんから……その、一緒にどこか行きたいです」
真尋「わ、分かったよ」
ニャル子「えへへ……ありがとうございます」ニコッ
真尋「~っ///」
真尋「……どうせお前が都合よくなるよう仕組んだんだろ」
ニャル子「……手牌を全て赤く染めるより容易いですね」
真尋「ったく……で、どこいくんだ?」
ニャル子「……決めてなかったです」
真尋「なんだよそれ、出掛けたかったんじゃないのか」
ニャル子「真尋さんと、お出掛けしたかっただけです……」
真尋「ん……そうか」
真尋「僕だってデートなんてしたことないからな」
ニャル子「……デート///」
真尋「なっ……違うからな!?こう女の子と出掛けた事がないって意味で!」
ニャル子「いえ、真尋さんがお望みならデートという事でもいいですよ?」
真尋「だから違う!」
ニャル子「えへへ……真尋さんとデート……」
真尋「……ああもう!さっさと行くぞ!」
ニャル子「あ、待ってくださいよぅ~真尋さんっ!」
ニャル子「ん~……あ!これ見たいです!私これがいいです!」
真尋「『コマンドー』……?なんでこんな古いのがやってるんだ……」
ニャル子「早く見ましょうよ!上映まで後15分ですよ!」
真尋「これ男女で見るもんじゃないだろ……まぁいっか、券買ってくるから待ってろ」
ニャル子「私が払いましょうか?一応社会人ですが」
真尋「こういうのは男が払うもんだろ」
ニャル子「で……では、お、お願いします……」
ニャル子(自然にああいう事言えちゃうのは素敵ですね///)
ニャル子(いい旦那様になりそうです……ふふっ///)
真尋「ほら、買ってきたからさっさと行くぞ」
ニャル子「はーい♪」
真尋「映画館内は静かにしろ」
ニャル子「えへへ~分かってますよ♪」
ニャル子(こっ、これが噂に聞くコマンドーですかっ!)
ニャル子(無駄に派手なアクション!面白いセリフ回し!そして無慈悲な殺戮!)
ニャル子(さすが地球のエンタメです!さすがです!!)
ニャル子(……真尋さんがチラチラとこちらを見ているのが気になりますが)
ニャル子(今は映画に集中しましょうかね)
ニャル子「すっごい面白かったです!さすが地球ですね!」
真尋「まぁ楽しかったならいいか」
ニャル子「……真尋さんは楽しくなかったですか?」
真尋「少なくとも男女で見る映画ではないな」
ニャル子「え///男女で見るようなラブロマンスが良かったですか?いやん///」
真尋「……今度余計な事言うと口を縫い合わすぞ」
真尋「怖いのか?当然だな、邪神ハンターの息子である僕に敵うもんか」
ニャル子「…!た、試してみますか?私だって惑星保護機構ですよ」
ニャル子「ぷっ、あははっ!なんですかそれ。真尋さんも楽しかったんじゃないですか」
真尋「割と好きな映画だしな」
ニャル子「まぁぶっちゃけ、私は真尋さんと一緒ならなんだって楽しいですが」
真尋「はいはい」
真尋「そういえばもうお昼近いな、ハンバーガーでも食べていくか?」
ニャル子「はい!そうしましょうそうしましょう!」
真尋「お前、ハンバーガー好きなのか?」
ニャル子「ん~、真尋さんと初めて食べに行ったのがハンバーガーでしたからね」
真尋「……太るぞ」
ニャル子「無貌の神ですよ!?太るなど──」
真尋「……なんだよその慌てようは」
真尋「そ、そんな話しは今関係無いだろ!」
ニャル子「答えてくださいよぅ」
真尋「ん……まぁ、その、痩せてはいるけど太ももはムチっと……ってどうだっていいだろ!」
ニャル子「ほうほう、上半身はバランスよく、下半身には安定感ですね!」
真尋「う、うるさいな!」
ニャル子(おっといけない……今日はしおニャル子で通すんでした)
ニャル子「……私、ちょうどいいですよ……?」
ニャル子「……私じゃダメですか?」
真尋「……お前の問題は性格だろうが」
ニャル子「じゃあ体は……?」
真尋「なんでそういう話になるんだよ!さっさと食いに行くぞ!」
ニャル子(う~ん……たまに赤くなったりはしますがデレませんね……)
ニャル子「はい、なんでしょう」
真尋「……なんでハンバーガーが20個以上あるんだ」
ニャル子「だって地球のお料理は美味しいですからね」
真尋「そうなのか?」
ニャル子「人を楽しませるという意味では娯楽に通じるものがありますからね」
真尋「だからってそんなに食うと……太るぞ」
ニャル子「大丈夫です、真尋さんから太ったニャル子も愛せるはずです」
真尋「いや無いから」
真尋「い、いや、無理に我慢してダイエットするのはよくないと思うぞ?」
ニャル子「お?」
真尋「無理をするくらいなら素直に食事を楽しんだほうが人は魅力的だと思ってだな……」
ニャル子「私、魅力的ですか!?」
真尋「そんな事は言ってないだろ!」
ニャル子「言いましたよ!えへへ……真尋さんが魅力的だなんて……」
真尋「っ……とっとと食えバカ」
真尋「……何やってんだお前は」
ニャル子「何って食べさせてくださいよぅ」
真尋「いやなんでだよ」
ニャル子「だってデートですよ?デートって最初に言ったのは真尋さんですよ?」
真尋「っ!へ、変なこというなバカ!」
ニャル子「いいから早く!あーん」
真尋「……はぁ、ほれ、あーん」
ニャル子「あ~ん♪んふふ~♪」
ニャル子「不満と言ったらもう一回やってくれるんですか?」
真尋「やるわけないだろ!け、結構恥ずかしいんだからな!?」
ニャル子「えへへ、冗談ですよ♪大満足です♪」
真尋「そうかよ……じゃあ大人しく食ってろ」
ニャル子「いえいえ、お返しですよ。はい、あーん?」
真尋「……やらねえよ」
真尋「そんなに見てもやらないからな」
ニャル子「……」ジー
真尋「やらないぞ?」
ニャル子「……」ジー
真尋「……」
ニャル子「……」ジー
真尋「あ、あーん……///」
ニャル子「んふっ、もっと素直になったほうがいいですよ?」
まひろ には こうかばつぐん だ !
ニャル子「えへへ……真尋さんとあーんしちゃいました……///」モグモグ
真尋「って聞けよ!」
ニャル子「えへっ、なんですか?真尋さん♪」
真尋「っ!な、なんでもない」
ニャル子「そうですか……」モグモグ
真尋「……」
ニャル子「……」ハムハム
真尋「……ほら、口にケチャップ付いてる」フキフキ
ニャル子「え……あ、どうも……」
ニャル子(真尋さんが……優しい……だと……)
ニャル子(しおニャル子は効果あるようですね……!)
ニャル子(たまに素の私が出ちゃうのは仕方ないですが)
ニャル子「はい、お腹いっぱいです」
真尋「じゃあ先に外で待ってて」
ニャル子「いえいえここは私が払いますよ、ほとんど私が食べましたから」
真尋「いやいいよ」
ニャル子「さっきの映画代の埋め合わせというか、そんなのでいいですから」
真尋「ん、まあそういうことなら」
ニャル子「それとも愛しの女の子に奢ってあげたかったですか?」
真尋「ち、違うわ!」
ニャル子「んふっ、では待っててください♪」
真尋「さ、さりげなく手を繋ぐな!」
ニャル子「嫌……ですか……?」
真尋「っ、その、嫌では、ないぞ?」
ニャル子(こうか は ばつぐん だ)
ニャル子「じゃあいいじゃないですか……」
真尋「……ならいいか」
真尋「んじゃあ……適当にその辺の店でも回って買い物でもするか」
ニャル子「そうですね♪そうしましょう♪」
真尋「……なんかやけに嬉しそうだな」
ニャル子「だって、なんだかんだで真尋さんにエスコートしてもらってますから……」
真尋「してないしてない」
ニャル子「照れなくてもいいじゃないですか……」
真尋「さすがに宇宙から持ってきたのにも限りがあるだろ?」
ニャル子「まあそれもそうですが……真尋さん?」
真尋「なんだよ」
ニャル子「よくこんなお店知ってましたね、女の子の服ばかりですが」
真尋「た、たまたまだ!偶然偶然」
ニャル子「それにしては自然に入ったというかなんというか……」
真尋「……」
ニャル子「私に着せたい服でも?」
真尋「んなわけあるか!」
真尋「僕は外で待ってようかな、女物ばかりみたいだし」
ニャル子「いえいえ、真尋さんに選んで貰いたいので」
真尋「なんでだよ」
ニャル子「真尋さん好みのものを選びたいので……見せる相手は真尋さんしか居ませんし」
真尋「見せる相手なら他にも居るだろ」
ニャル子「真尋さんに、見て欲しいんです……」
真尋「……分かったよ」
ニャル子「……それとも着てないほうがいいですか?お望みなら……」
真尋「わ、分かった!分かったから服を選ぼうか!」
真尋「どっちだっていいだろ」
ニャル子「選んでくださいよぅ……それともどっちも似合っているとか……?」
真尋「ん~こっちがいいんじゃないのか」
ニャル子「軽くスルーですか……ほうほう、真尋さんはこういうのがお好みだと」
真尋「そ、そういうのじゃない!こっちのほうが似合うかなぁと……勘違いするなよ!?」
ニャル子「えへへ……似合いますかね……真尋さんに可愛いって言って貰えますかね……///」
真尋「聞けよ!」
真尋「じゃあ次どこ行くか」
ニャル子「何言ってるんですか真尋さん」
真尋「なんだよ、もう終わっただろ?」
ニャル子「いえいえ、まだ下着を選んで貰ってないですよ?」
真尋「な、なんで下着まで!」
ニャル子「だって……見せるのは……真尋さんですから……///」
真尋「僕は見ないから安心しろ!」
ニャル子「何度も見てるくせに……」
真尋「~っ///」
ニャル子「うふふ♪真尋さんに下着まで選んで貰っちゃいました♪」
真尋「恥ずかしくて死にそうだ……」
ニャル子「恥ずかしがってる真尋さんも可愛かったですよ?」
真尋「ちっとも嬉しくない」
ニャル子「照れちゃって……もう///」なでなで
真尋「なっ!?ばっばか!撫でるな!」
ニャル子「いいじゃないですか撫でるくらい」なでなで
真尋「うぅ……///」
ニャル子(照れちゃってもー可愛いですね♪ふふっ♪)
ニャル子「えいっ♪」ギュー
真尋「う、腕を組むな……!人が見てる……」
ニャル子「人目がなければいいんですか?」
真尋「そ……そういう……意味、じゃ……///」
ニャル子「人目なら結界で誤魔化してるんで気にしなくていいですよ?」
ニャル子「だから、周りの目は気にせずとも結構ですよ♪」
真尋「そ、そうか……」
ニャル子(真尋さんが……腕を組んでくれている……!?)
ニャル子「真尋さん真尋さん」
真尋「な、なんだよ……」
ニャル子「ちょっと公園に行かないですか?」
ニャル子「いいじゃないですか公園くらい」
真尋「まあいいけど……」
ニャル子「ふふっ……じゃあ行きましょうか」
真尋「あぁ、うん」
ニャル子「……」
真尋「……」
ニャル子「……腕、組んでくれるんですね」
真尋「どうせ離したところでしつこく迫るんだろ」
ニャル子「まぁそうですが」
ニャル子「ここがあの噂の……」
真尋「どんな噂があるんだ」
ニャル子「この公園で膝枕すると、その男女は結ばれるそうです」
真尋「………」
ニャル子「……どうしました?」
真尋「膝枕なんてしないからな……」
ニャル子「まあいいじゃないですかないですか、噂はあくまで噂です」
真尋「そうだな……」
ニャル子「ちなみにこのベンチで膝枕すると──」
真尋「だからしない」
ニャル子「うぅ……残念……でもまぁ、別にいいですが」
真尋「珍しく引き際がいいな」
ニャル子「そんなことしなくても結ばれる気がしますから」
ニャル子「そうですか?真尋さんも割と満更でもなさそうですが」
真尋「そ、そんな事はない……と思う……」
ニャル子「ふふっ、思う、ですか?じゃあ実際はありえるかもですね!」
真尋「まあ……それは、お前次第……だろ」
ニャル子「……今のは告白と受け取って宜しいですか?」
真尋「かっ、勝手にしろ……」
ニャル子「ふふっ、勝手にそう受け取っておきますね……」
ニャル子「……真尋さん」
真尋「なんだよ」
ニャル子「今日は、その、ありがとうございました」
ニャル子「私……とっても嬉しかったです……」
真尋「そ、そうか……楽しかったなら良かった」
ニャル子「ふふっ、今日の真尋さん優しいですね……」
真尋「そうか?」
ニャル子「そうですよ、とっても優しいです……///」
ニャル子「そうですか?」
真尋「今だってそうだろ……なんかこう、大人しいというかしおらしいというか」
ニャル子「だって真尋さんと二人ですから……私だって恥ずかしいんですよ?」
真尋「……」
ニャル子「でも……こうしていられるなら恥ずかしさもあんまり嫌じゃないですね……」
ニャル子「じゃあもうデートしてくれないんですか……?」
真尋「……お前が行きたいなら行ってやってもいいぞ」
ニャル子「ふふっ、やっぱり優しいじゃないですか……」
真尋「う……うるさいな……」
ニャル子「真尋さん」
真尋「……なんだよ」
真尋「なっ……」
ニャル子「今日ずっと真尋さんと一緒に居て……やっぱりそう思ったんてす」
ニャル子「私は……真尋さんが大好きです……」
真尋「だ、だからってお前のそれはただの一目惚れだろうが……」
ニャル子「ダメですか?ちゃんとした理由がないと愛しちゃダメですか?」
真尋「……」
ニャル子「実を言うとですね……私もなんで真尋さんが好きなのか分かんないんです」
ニャル子「目線があっただけで恥ずかしくなっちゃうんです」
ニャル子「ただ一緒に居るだけでこんなにいとおしく思っちゃうんです」
ニャル子「それは……好きって事なんじゃないんですか?」
真尋「……」
ニャル子「私は……ただ真尋さんとずっと一緒に居たいだけです……」
ニャル子「……」
真尋「ニャル子に好きだと言われるのは嬉しく思う、これは本心だ」
真尋「けど……僕自信がニャル子をどう思っているか、これがはっきりしないんだ」
ニャル子「はっきり……しない……?」
真尋「確かにニャル子と居ると騒がしいけど楽しいし」
真尋「ニャル子が居ると落ち着くし」
真尋「……ニャル子が居ないと寂しい」
ニャル子「ふふっ……それ以上言わなくてもいいですよ?」
真尋「……」
ニャル子「真尋さんがそこまで想ってくださるだけで結構ですよ……」
ニャル子「というか、私が居ないと寂しいなんて……好きって言ってるようなもんですよ」
真尋「……」
ニャル子「それでもまだ自分の気持ちに納得いかないなら……話は簡単です」
真尋「……」
ニャル子「真尋さんが好きって言ってくれるまで、私が大好きですって言い続けるまでですよ」
ニャル子「そうですよ……ふふっ……」
真尋「なあ……ニャル子」
ニャル子「はい、なんですか」
真尋「……膝枕、して欲しい」
ニャル子「噂はただの噂だって言ったのは真尋さんですよ?」
真尋「なら……その噂が本当かどうか試せばいいだろ」
真尋「そうかもな……」
ニャル子「いいですよ……ほら、おいで……」ぽんぽん
真尋「うん……」
ニャル子「気持ちいいですか?」なでなで
真尋「落ち着くよ……」
ニャル子「ここまでしといてまだ分からないんですか?」
真尋「もうちょっとしないと分からないな」なでなで
ニャル子「ならもっと撫でてあげますね……」なでなで
ニャル子「真尋さん……大好きですよ……」
真尋「……その、僕も……好き、かもしれない」
ニャル子「かもしれないじゃ嫌です」
真尋「……じゃあ……その、好き、だ」
ニャル子「えへへ……ありがとうございます……」
真尋「……」
ニャル子「……」なでなで
真尋「……もうそろそろ晩ご飯作らないと」
ニャル子「……そうですね、もう帰らないとですね」
真尋「……」
ニャル子「……名残惜しそうですね」
真尋「……当たり前だろ」
ニャル子「当たり前、ですか……えへへ……」
ニャル子「そうですね……」ギュ
真尋「ん……こら」
ニャル子「手を繋いでいれば寂しくないです」
真尋「……そっか」
ニャル子「……真尋さんは私に好きってって言ってくれたんですよね」
真尋「ああ、言ったぞ」
ニャル子「なら……その、恋人同士という事でいいですよね……?」
真尋「……ああ、いいぞ」
真尋「ん?」
ニャル子「せっかく恋人になったのにさん付けは他人行儀ですかね?」
真尋「そうかもな」
ニャル子「じゃあ……真尋って呼んでいいですか?」
真尋「……いいぞ」
ニャル子「じゃあその……ま、真尋……」
真尋「なんだよ」なでなで
ニャル子「ぁぅ……」
ニャル子「……そうですね、我が家を焼かれたりでもしたら大変ですから」
真尋「当たり前のように我が家って言うな」
ニャル子「夫の実家も私の家ですよ?」
真尋「まだ夫じゃないだろ」
ニャル子「確定しているから大丈夫ですよ」
ニャル子「……そうですね」
真尋「……なあ、ニャル子」
ニャル子「なんですか、真尋」
真尋「……明日も、その、いいか?」
ニャル子「ふふっ…いいですよ……?」
真尋「なら明日まで我慢な」
真尋「……病み付きになりそう」
ニャル子「へへ……ありがとうございます……でも」
真尋「でも?」
ニャル子「私も……膝枕して貰いたいです…」
真尋「好きなだけしてやるよ……」なでなで
ニャル子「んっ……ありがとうございます」
真尋「……じゃあそろそろ家に上がるか」
真尋「ん?」
ニャル子「大好き……」ダキツキ
真尋「こ……こら……」
ニャル子「愛してます……」ギュー
真尋「……僕もだよ」なでなで
ニャル子「えへへ……まひろ……///」
ニャル子「……そうですね、忘れかけてました」
真尋「家ではさん付けだからな?」
ニャル子「分かってますよまひろ……」
ガチャ
真尋「ただいまー」
ニャル子「ただいまニャル子が帰りましたよ!」
ニャル子「真尋さん真尋さん!今夜のごはんは!?」
真尋「……お前の好きなもんでいいよ」
おわり
膝枕なでなでが好きなんだろうか……?
可愛いニャル子だった
Entry ⇒ 2012.07.01 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (2) | Trackbacks (0)
ニャル子「なんでしょうか、この黒猫……?」
真尋(という冗談は置いといて、これは一体どういう状況だ?またニャル子がなんかやったのか?)
ニャル子「まっひろさーん!朝ですよー!……あれ?」
真尋(ニャル子が来た、とりあえず布団に潜っておくか)
ニャル子「あれ?真尋さん?隠れてるんですか?」
真尋(……ニャル子がなんかしたにしては様子がおかしいな)
ニャル子「あ、あれ?真尋さん、どこ行っちゃったんですか?まさか布団に潜ってるわけじゃ」バサッ
真尋「ふにゃん」
ニャル子「うわわっ!なんでしょう、この黒毛玉は」
クー子「……ニャル子、少年。朝ご飯がもうできてる、早くしないと私が……ニャル子?」
ニャル子「く、クー子!この黒い生き物は何なんですか!」
クー子「……ネコ。直接的な戦闘力は高くないものの、そのかわいらしい見た目とツンデレなしぐさで見る者の多くを骨抜きにする恐ろしい生き物」
クー子「……こちらから危害を加えない限り、基本的には無害だが、耐性の無い者が見ると悩殺される」
ニャル子「なんですか、その胡散臭い説明は」
クー子「『うちゅうどうぶつずかん 地球編』に書いてあった」
真尋(だから何でも宇宙付けりゃいいってもんじゃないって)
ニャル子「じゃ、じゃあとりあえずこの生き物は無害なんですね」
ニャル子「それにしても、真尋さんは一体どこに行ってしまったんでしょうか?」
クー子「……この家からはまだ誰も出ていないはず。少年はいったい」
真尋「んにゃー」
クー子「……可愛い」ダキッ
真尋(……普段は熱いだけなんだけど、なんだか温かくて気持ちいいな。猫ってこういう生き物なのか?」
ニャル子「なるほど、近くで見ると私ほどじゃないにしろ可愛いですね、ネコ」
クー子「……可愛い。ニャル子には敵わないけど」
クー子「……あっ」
ニャル子「わっ、こっちに飛んで来ちゃいましたよ」
クー子「そのまま抱っこしてあげて」
真尋(ここぞとばかりに全身の毛と尻尾をなすりつける)
ニャル子「ちょ、落ち着いてくださいよ、息できませんよこれじゃ」
クー子「可愛いものに飛びつかれてるさらに可愛いニャル子、これはいい絵になる」
真尋(もふもふ……あれ?僕ってこの場合もふもふされる側じゃないのか?)
真尋(くすぐったいな、尻尾とか触られると)
クー子「……猫が気持ちいいと思うのは耳の後ろと顎の下、らしい」
ニャル子「へえ、そうなんですか。どれ……」
真尋(あ、ほんとだ。肩もみとかに匹敵する気持ち良さがあるな)ゴロゴロ
クー子「……それは猫が気持ちいいと思ってる証拠。自信持っていい」
真尋「うにゃー……」ゴロゴロ
ニャル子「なんか癒されますね」
クー子「……この地球上において猫はもう一つの宗派であるとある生き物と人気を二分する」
真尋(宗派って大げさな。犬派と猫派がいるだけだろ)
ニャル子「もう一つのほうも見てみたいですね」
クー子「……あれはやめた方がいい。あれは恐ろしい生き物」
ニャル子「でも地球で人気なんでしょう?」
クー子「……ニャル子。大きな声で吠えかかられる覚悟、ある?」
真尋(犬は幽霊とかに敏感とかいう話もあるから、クー子は邪神だと気付いたのかもな)
真尋(それについては僕も同感だ。……なんだか撫でられてるうちに眠くなってきたぞ)
ニャル子「……あ、寝ちゃいました」
クー子「……そっとしておいてあげて。猫はよく眠る生き物。語源が寝子という説もあるくらい。うろ覚えだけど」
ニャル子「そーいうもんですか」
バタッ
ハス太「ニャル子ちゃん、クー子ちゃん、真尋くん?起きてる?」
ニャル子「それが……」
~説明中~
ハス太「そんな……真尋くん、どこ行っちゃんたんだろう?」
ニャル子「そーですよ、こんな事してる場合じゃありませんでした」
ハス太「ところで、ニャル子ちゃん。その猫、どうしたの?」
ニャル子「真尋さんのベッドで丸くなって寝ていました」
ハス太「可愛い黒猫だね。僕にも抱っこさせてよ」
ニャル子「いいですよ。はい……と行きたいところなのですが、現在この猫はお休み中で、起こすには忍びないんですよ」
ハス太(……猫って、知らない人には結構警戒心強い生き物だと思ってたんだけどな)
ニャル子「そうですねえ。早いとこ真尋さんを探さないと」
ニャル子(雰囲気がどことなく似てるんですよね、この猫と真尋さん)
真尋「zzz……」
クー子「……じゃあ、猫にはわるいけどこのクッションに移ってもらって」
ニャル子「そうですね、ちょっとごめんなさい」
真尋(……ん、寝ちゃってたな。この体だと、習性も猫っぽくなっちゃうんだろうな)
ニャル子「さ、朝ご飯食べに行きましょう」
ニャル子「ハス太君も、猫と戯れたいんですか?」
ハス太「まあ、そんなとこかな」
ニャル子「じゃあ、先に行ってますね」
バタン
ハス太「さて、猫ちゃん……ううん、真尋くん?真尋くんでしょ?」
真尋(ハス太に見抜かれた!?)
ハス太「もし本当にそうだったら、尻尾を立てて振ってみて?」
真尋(バレてちゃしょうがないな)フリフリ
ハス太「やっぱり。おかしいと思ったんだ」
真尋(まあ、確かにそういう面もあるな)
ハス太「でも知ってる人で、危害を加えないってわかってる人に対しては、猫は甘える」
真尋(だな)ニャーン
ハス太「僕が猫を真尋くんだと思ったのはそこなんだ」
真尋(知らない人の膝の上で寝たりする猫は居ない、ってことか)
ハス太「安心して。今すぐニャル子ちゃんたちに言ったりしないから」
真尋(いや、むしろ言ってくれた方が助かるんだけど)フニャン
ハス太「とりあえず、よく見たら机の上に『今日一日出かけます。探さないでください』って手紙があったことにしておくよ」
真尋(お、おい……ニャル子たちなら元に戻る方法知ってるかもしれないのに)
ニャル子「まあ、誰にでも一人になりたいときはありますよね。私は一人より真尋さんと居たいんですけどね」
クー子「……じゃあ今日は、黒猫をみんなで愛でる日に」
ハス太(それは実は真尋くんを愛でてることになるんだけどね)
ニャル子「いい加減猫じゃ呼びづらいですよ、名前を考えましょう」
クー子「……ミー」
ニャル子「却下です、なんかありきたりすぎる気がします」
ハス太「……ニャル子ちゃんなら、なんてつける?」
ニャル子「……どうしましょうね。真尋さんのベッドから出てきましたし真尋mk2とか」
ニャル子「我ながらセンスがないですね」
クー子「……じゃあ、省略してヒロくんで」
ニャル子「なんかお義母さまからの真尋さんの呼び方と被りますが、クー子としてはセンス良い方でしょう」
真尋(突拍子もない名前で呼ばれるよりましだな)
クー子「……ほら、猫も賛成してる」
ニャル子「ただ鳴いただけじゃないですか?」
クー子「……ロマンがない」
ニャル子「うっせーですよ。ほらヒロ、こっち来なさいな」
真尋(ニャル子の体温が心地いいんだよな、エロくない意味で)
ニャル子「可愛いですね、この子は」
クー子「……同意する」
ハス太「毛並みがきれいでもふもふだね」
ニャル子「あんたら触り過ぎですよ!最初に見つけたのは私ですよ!」
真尋(頼むから取り合いなんかしないでくれ……)
クー子「……にんじん、食べる?」
真尋(猫がそんなもの食べるわけないだろ)プイ
クー子「……しゅん」
真尋「……」
ハス太「猫って何食べるんだろう?」
ニャル子「こういう時は私の勘で」
真尋(マズイ、このままいくとなんか妙なもの食べさせられそうだ)
真尋(うまく誘導して、猫缶くらい買ってもらおう)スルッ
ニャル子「あっ、どこ行くんですかヒロちゃん!」
ニャル子「……捕まえましたよ」
真尋「……」カリカリ
ニャル子「……?ドア引っ掻いてどうしたんですかね」
クー子「……たぶん、外に出たい」
ニャル子「もしかして、ヒロちゃんは自分の食べたいものがある場所を知ってるんですかね?」
真尋「……にゃー」
ハス太「そうみたいだね」
ニャル子「じゃあここは道案内を任せて、ヒロちゃんについていきましょうか」
クー子「……それがいい」
真尋「にゃうん」
ハス太「ペットショップかあ……どんな生き物がいるんだろう」
クー子「……」ガクガクブルブル
ニャル子「クー子、どうかしたんですか?」
クー子「ここには奴がいる、猫と人気を二分する……」
ニャル子「それは楽しみですね、じゃあ私はそれを見ますからクー子とハスター君はヒロちゃんの食べ物を」
クー子「……了解した」
ハス太「分かったよニャル子ちゃん」
犬「ばうっ!がうがうっ!」
ニャル子「ひゃっ!な、なんなんですか一体」
犬「グルルルルルルル……」
ニャル子「なんで威嚇されてるんですか……まだ何もしてないじゃないですか」
客「あ、この犬可愛い……」
犬「わん♪」
ニャル子(私だけ咆えられてるんですか)ガーン
クー子「……たぶん、こんなの」
真尋(至って普通の猫缶だな)ニャーオ
クー子「……これを何個か買っておく」ドサドサッ
真尋「♪」
ハス太「なんか嬉しそう」
クー子「……空腹が満たされれば、幸せを感じる……全宇宙共通の法則」
ニャル子「クー子!なんか私だけ咆えられたんですけど!」
真尋(やっぱり、邪神部分に反応してるのか?)
ニャル子「ご飯食べて、寝ちゃいましたね」
クー子「……本能に忠実」
ハス太(真尋くん、可愛い……)
ニャル子「……なんか私も眠くなってきちゃいましたよ」
ハス太「僕も……」
クー子「……私も。猫の催眠能力、恐るべし」
真尋「zzz」
ニャル子「おやすみなさい……」
真尋「次目が覚めたら、元に戻っていた」
真尋「ところで、ニャル子たちは……」
銀猫「にゃー」
赤猫「にゃー」
金猫「にゃー」
真尋「酷いオチだ」
全部連れて帰ります
Entry ⇒ 2012.06.26 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
真尋「寝たふりしてクー子をやり過ごそうとしたらキスされた」 前半
コンコン
クー子「……少年?」
ガチャ
クー子「……少年、起きて、朝ごはん作って」
真尋(もうちょっと横になっときたいんだ、スルースルー)
クー子「……起きないなら仕方ない」
チュッ
真尋「」
コンコン
ニャル子「真尋さんおはようございます、ウェイクアップですよ、今日も一日キバっていきましょう」
ニャル子「はやく起きないと三日月を背にダイビングしますよ」
真尋「・・・起きてるよ、起きなかったら封印するつもりかよおまえ」
ニャル子「いえ、滅相もございません、お持ち帰りするだけです、それより顔ちょっと赤くないですか、風邪ですか」
真尋「え・・・ああ、違う違う、なんでもない、なんでもないから、さぁ僕は朝ごはんの準備をしないとだからさっさと行くぞ」
ニャル子「そうですか、なら気のせいですね、たぶん」
ニャル子「聞いてなかったんですか、旦那酸が足りないとかで補給に行くらしいですよ」
真尋「…まぁ夫婦仲がいいのは喜ばしいことだな」
ニャル子「そうですね、そうですよね、じゃあ真尋さん、お目覚めのキッスを」
真尋「しないし、させねえよ」
ニャル子「相変わらずいけずですね・・・」
ハス太「おはよう真尋君、ニャル子ちゃん」
クー子「……ニャル子、少年、おはよう」
真尋「ん、おはよう二人とも」
クー子「……少年の作ったものなら何でも」
真尋「ん・・・そうか」
ニャル子「私は真尋さんの愛情をたっぷりください」キリッ
真尋「あーはいはい」
ハス太「僕はなんでもいいよ」
真尋「わかった」
ニャル子「気持ち私だけぞんざいじゃありません?」
真尋「気のせいだろ」
ニャル子「夢か何かで見たんですか?」
真尋「いや、たぶん気のせいだと思いたい」
4人「いただきます」
クー子「……少年、今日の朝ごはんもグー」
ニャル子「いやーこれならいつ嫁に貰っても大丈夫ですね」
真尋「僕貰われるほうかよ」
ハス太「そうだよ、真尋君、僕が養うよ」
真尋「いや、その理屈はおかしい」
ニャル子「男の甲斐性って奴ですか?本当にいちいち真面目ですね、真尋さんはまったく、そこら辺がいいんですけど」
クー子「……家事全般私はできないし、少年がこのまま家事してくれると助かる」
真尋「クー子はそうかもしれないけど、うーん・・・まぁとりあえず全部食おう、な?」
クー子「……少年、私の顔、何かついてる?」
真尋「ああ、いやそういうわけじゃ・・・いやご飯粒ついてる」
クー子「……とって」
真尋「いや、自分で取れよ、まぁいいけど、ほれ」ヒョイ
クー子「……パクってしないの?」
真尋「そう言われるとすごくやりにくいんだがこの米粒どうすればいいんだ」
クー子「……パクってすればいい」
ニャル子「……前々から思ってたんですけど何か真尋さん、クー子の扱い微妙に良くありませんか?」
ハス太「そうだよ、なんだかちょっとゆうぐうしすぎてるよ」
真尋「んーそうかなぁ、でもまぁニャル子よりはいいかもしれないけど、ハス太とは大差ないんじゃないか?」
ニャル子「どうしてそこで私だけ絞られるんですか」
真尋「いや、まぁなんかこう、ハス太は弟っぽいし、クー子は妹っぽいけどニャル子はなんかこう、近所の知り合いが一緒の家に住んでる感じが」
ニャル子「…真尋さんってたまに結構ひどいこといいますよね」
ハス太「えー弟なの?恋人じゃなくて」
クー子「……妹」
真尋「まぁいいから早く食え、学校あるんだから」
真尋「何がというわけなんだ」
ニャル子「こまけーこたぁいいんですよ、そんなことよりお母様がいないと火打石のようなものでカンカンする人がいませんね」
真尋「今までそんなことやったことあったか?」
ニャル子「いえ、ちょっとやってみたらテンションとか違うんじゃないかなと」
真尋(というか某極道の娘が先生するドラマのせいでそういうイメージが)
ニャル子「おーっとこんなところに火打ち石が・・・やりましょうよ真尋さん、なんで露骨にいやそうな顔してるんですか」
真尋「やるとして、4人のうち、誰がやるんだ」
ニャル子「そりゃあもちろん・・・」ガシ
真尋「・・・僕がやれってか、まぁいいけど、早く済ませて学校いくぞ、3人ともならべ」
クー子「……少年、意外とノリがいい、嫌いじゃない」
ハス太「」ワクワク
真尋「はぁ」カンカン
ニャル子「行って来ます、シュッ」シュッ
ニャル子「あ、私用事ありますので先に行きますね」
真尋「そうか、まぁがんばれよ」
ニャル子「はーい」
真尋「ふぅ、またよからぬこと考えてないだろうな、ところでハス太、やっぱり今日もシャンタッ君は入ってるのか?そのスポーツバッグ」
ハス太「もちろんだよ、一人だと寂しいもんね」
真尋(バッグがもごもご動いてるし、まぁ結界あるから大丈夫か)
真尋「それよりクー子」
クー子「……何、少年」
真尋「ニャル子についていかなくてよかったのか?」
クー子「……どうして?」
真尋「ああいや、別に」
真尋(前のクー子なら私もとか言って付いて行きそうなもんだったんだがなぁ)
クー子「……急にどうしたの少年」
真尋「いや、別に」
ハス太「…やっぱりクー子ちゃんだけ特別扱いしてない?」
真尋「またその話か、うーん、まぁ僕に四六時中がっついてこないしな、直接的な被害はでないし」
ハス太「僕ひがいだしてるの?!」ガーン
真尋「いや、ニャル子に比べれば随分とマシだぞハス太は、まぁ合体しようだとかはちょっとやめて欲しいけど」
ハス太「ダメだよ、真尋君、ちゃんと合体はするよ」
真尋「いや、しないから」
真尋「おはよう余市」
余市「おはよう、八坂君、今日は珍しくニャル子さんとは別なんだね」
真尋「ああ、道の途中で急に『用事があるから』って走っていったんだが・・・暮井と話てるのか」
余市「駆け込んでくると同時に暮井さんのところにいって『真尋さの私に対する扱いが3人の中でひどいんですー』って言ってたからてっきり別れたのかと心配したよ」
真尋「よしてくれよ、まだ付き合ってもいないのに」
余市「ははは、またまた」
…
ニャル子「というわけでお昼です」
真尋「また紅王症候群って奴か?」
真尋(ちゃんと授業受けれているのか心配になってきたけど周りみんな違和感なさそうだし大丈夫なんだろうきっと)
ニャル子「例のごとく私がクロックアップして料理しておきました」
真尋「前々から気になってたんだが、高速移動で料理って火の通りとかどうなってるんだ?」
ニャル子「大丈夫です、3倍早い時間なら3倍熱い熱を通せばいいんです」
真尋「何が大丈夫なんだよそれ」
真尋(どこかでカップ面に100℃のお湯3分なら300℃のお湯いれれば1分じゃね?って奴をみたが、そういう超理論なんだろうか)
ハス太「それより、早くいこ?」
真尋「ああ、そうだな」
ニャル子「どうしてさっきから食事シーンばっかりなんでしょう」
クー子「……おじいちゃんが言っていた、食事は一期一会。毎回毎回を大事にしろって」
ニャル子「あんたはただの大食漢でしょうが、食いすぎなんですよ」
クー子「……ぐすん」
真尋「まぁ仕方ないだろ、これだけ常時熱発してるんだから」
ニャル子「仕方なくありませんよ、何のための消炎ジェルですか、毎回くっ付かれる私の身にもなってくださいよ」
真尋「お前が言うなよ」
ニャル子「テヘッ」
真尋「いちいちあざといなおまえは本当に」
ニャル子「それより食べてくださいよ、早く早く」
真尋「ちゃんとそこらの近所のスーパーで市販の肉なんだろうな?」
ニャル子「大丈夫です、タジャドルコンボのから揚げなんかもう作りません、普通の鶏の肉です」
クー子「……とって」
真尋「結局こうなるのか」
クー子「……んー」
真尋「…いやそんな近寄ってこなくても届くからじっとしてろ」ヒョイ
真尋(そういや朝のあれは結局何だったんだ)
ニャル子「まったく、いつまでそんな風に餓鬼っぽくしてるんですか、あざといですね」
真尋「おまえも大概あざといだろうが」
ハス太「でもそういうのってかんせつきすみたいだよね」
真尋「」カァ
ニャル子「え?ちょっと、真尋さん?」
ニャル子「朝も少し顔赤かったですし、やっぱり風邪か何かじゃ」
真尋「なんでもない、なんでもないから、とりあえず飯食おう、な?」
ニャル子「クー子の熱に当てられたとかじゃないんですか」
クー子「……ニャル子のお弁当もおいしいけど、少年の作ったお弁当も食べてみたい」
真尋「あ、ああ、ああわかった、早く起きれたらな?弁当作るの時間かかるし」
ニャル子「弁当作るのに時間かかるんですから困ったもんですよね、これだから虚弱貧弱無知無能の地球人は」
真尋「ニャル子の分は作らなくていいのか?」
ニャル子「すいません、冗談です、すっげー食べたいですので作ってくださいお願いします」
真尋「本当にこれで試験とか通るんだろうか」
ニャル子「私は一応宇宙マーチを主席合格ですよ、いまどき高校生の授業くらいで・・・」
真尋「結局おまえら何歳なんだよ」
ニャル子「クロス」
クー子「……ボンバー」ドゴォ
真尋「ゲホッゲホ・・・おまえら殺す気か?!」
ニャル子「大丈夫です、今のはまだ本気の2%もだしておりません、というか本気だすとマスクどころか首が飛びます、わかりましたね?」
真尋「なんで僕が怒られてるんだ」
クー子「……言っていいことと悪いことがある」
真尋「別におまえら見た目が見た目だし、精神年齢もアレだから別にいいんじゃないのか、単純に興味もあるし」
ニャル子「真尋さん、好奇心は人を殺します、気をつけたほうがいいです」
クー子「……少年、おなかすいた」
真尋「こんだけ雨降ってるとルーヒーの屋台も出してないだろうしなぁ、前あげた飴あったろ?それで我慢しろ」
ハス太「ルーヒーさんのお店、やってないの?」
真尋「普通、雨降ってる中屋台はやらないんじゃないか?」
ハス太「そっかー・・・」
クー子「……少年、足りない」
真尋「わかった、家帰ったら何か軽く作ってやるから我慢しろ」
クー子「……わかった」
真尋「・・・・・・しかし傘なんか持ってないぞ」
ハス太「大丈夫だよ、僕に任せて」
ハス太「んーそれもできるけど手っ取り早く雲に切れ目をいれて僕らの周りだけ晴れに出来るよ」
真尋「本当便利だなおまえは、じゃあさっさと帰るか」
ニャル子「えー、寄り道しないんですかー?高校生の放課後ですよー?」
真尋「一応雨降ってるんだし、あんまり歩き回るのはな、それに晴れ間がスポットライトみたいになって余計目立つじゃないか、ただでさえおまえらカラフルなのに」
ニャル子「ちっ」
ニャル子「真尋さんもそういう便利なのとか好きなんですか」
真尋「そりゃあまぁ、好きと言えば好きだぞ」(僕だって一応男の子だし、そういうのに憧れる事はあったし)
クー子「……」ピク
真尋「まぁいいや、とりあえずクー子に何かだな」
ニャル子「私も食べたいです」
ハス太「僕も」
真尋「とりあえず、手洗って来い?」
ニャル子「大丈夫です、邪神ですから」
真尋「何が大丈夫だ、風邪引いたことあるくせに」
ニャル子「そう言われると反論できませんねぇ・・・」
真尋「あーもうすぐできるからそう急かすな」
クー子「……」チンチン
真尋「ほら、みたらし団子だ」
クー子「……串に刺さってない」
真尋「いや、丸く作るの難しいからな、粉から作ると」
クー子「……でもおいしい」
真尋「ん、そうか、よかったな」
クー子「……少年、あーん」
真尋「なんだ?」
クー子「……あーん」
真尋「いや、僕は晩飯作るし、そこまでお腹すいてないし」
クー子「……そう、残念」
真尋「いやいやそこまで僕ひどくないだろ、どんだけ卑下してるんだよ」
ニャル子「じゃー、はい、あーん」
真尋「だからいらないって言ってんだろ」
ニャル子「んもー照れちゃって」
真尋「僕もう晩御飯の準備するからとりあえず食い終わったら誰か風呂にお湯入れてきてくれ」
真尋「何だこの箱・・・素麺・・・いや流石に晩飯に素麺は」
真尋「魚介類中心か、1品か2品にサラダに素麺で吸い物でいいかな、うん」
真尋「なんか見たことない妙なもの入ってるけど気のせいだよな、うん、気のせいだ、気にしたら負けなんだ」
ハス太「うん、はこべばいいんだよね?」
真尋「ああ、それよりニャル子、何やってんだ」
ニャル子「いえ、別に、怪しい薬を盛ろうだなんて思ってません」
真尋「思ってんじゃねえかよ、それ、捨てとけよ」
ニャル子「おーっと手が滑って真尋さんの口の中に直せt」ザクッ
ニャル子「」
真尋「ったく、いちいちフォーク引っこ抜いて洗いなおすの大変なんだ、あんまりはしゃぐなよ」
ニャル子「段々人間離れしてませんか?真尋さん」
クー子「……若者の人間離れ」
真尋「別にうまくねえぞ」
4人「いただきます」
シャンタッ君「みー」
ニャル子「いやー真尋さんの料理は最高ですねぇ」
真尋「そうか」
クー子「……気に入った、一生私に料理を作ってくれる権利を上げる」
真尋「別にいらねえよ」
クー子「……そう・・・」
真尋「あ、おいクー子、素麺ごと髪食ってんぞ」
クー子「……ん、問題ない」
真尋「問題あるとかないとかいう問題なのか?」
クー子「……ないったらない」
真尋「……ひょっとして拗ねてる?」
クー子「……拗ねてないっすよ」
ニャル子「なんです、そのラブホテルで言われたい台詞5本に入りそうな」
真尋「いいからさっさと入って来い、後がつかえてんだ」
ニャル子「はーい」
ハス太「真尋君、なにかてつだえることない?」
真尋「んー、別にいいぞゆっくりしてて」
クー子「ハス太君、一緒にダゴモンしよう」
ハス太「うん」
真尋「クー子かハス太、どっちか入れ」
・・・・・・・・
真尋「ふう、じゃあ僕もう寝るからな、おまえらも早く寝ろよ」
ニャル子「おやすなさいませ」
ハス太「おやすみまひろくん」
クー子「……少年、おやすみ」
真尋「Zzz」
クー子「……」ゴソゴソ
真尋「ぁあああああああ、ああ!?なんだ夢か、てか本当に暑!?なんだこれ、布団が尋常じゃない熱さに」
真尋「まだ4時か・・・弁当作る約束してたっけな、あと1時間は寝ても大丈夫だな、よし寝なおそう」
真尋「……暑い」
コンコン
クー子「……少年、弁当作る時間、起きて…」
クー子「……起きないなら仕方ない」
クー子「……んー」
真尋「何やってんだクー子」パチッ
クー子「……おはよう少年、お弁当作ってくれる約束」
真尋「あーうんそうだな、いやそうじゃない、何をしようとしていたか、だ」
クー子「……別に、起きなかったから少年が起きる最善策を探してただけ、他意はない、少年が悪い」
真尋「なんでそうなる、普通に揺さぶれば起きるから」
クー子「……小一時間抱きついても起きなかった」
真尋「は?」
真尋「2回も繰り返さなくていい」
クー子「……大事なことなので」
真尋「てことは大体3時頃から起こそうとしてたのか」
クー子「……そうなる」
真尋「どうなってんだよ、そんな時間に起こされても困るぞ僕は、何時から起きてたんだよ」
クー子「……ずっと夜からスタンディンバイしてた」
真尋「いやおまえも眠れよ」
クー子「……ネトゲ廃人の朝は早い」
真尋「そういう問題じゃないと思うんだけどな」
クー子「……少年、1000倍速で動ける私やニャル子はその気になれば20秒で6時間眠れる」
真尋「いやその理屈は・・・ただしいのか?」
クー子「……そんなことより少年、夜更かししてたらお腹すいた」
真尋「やっぱりそうなるのか・・・弁当作るついでに何か作ってやるからそれまで待ってろ」
クー子「……おかわり」
真尋「残りは弁当だ」
クー子「……楽しみ」
真尋「ちょっと小さめのハンバーグだ、味見してくれ」
クー子「……美味」
真尋「もちろんおかわりはないけどな、というかまだ食い足りないのか?」
クー子「……大体満足、ネルベント」
真尋「アクセル弁当じゃなかったのか」
クー子「……少年はあんまり細かいこと気にしないほうがいい、宇宙ではこの先生きていけない」
クー子「じゃないと困る、少年のご飯食べられない」
真尋「あ、ああ、うんそうだな」
クー子「……照れなくていい、少年は誇っていい」
真尋「ん・・・というか寝なくていいのか」
クー子「……なでなでしてくれたらすぐ眠れる、暇ならして欲しい」
真尋「まぁ弁当もできたし別にいいか、ほらソファに横になれ」
クー子「……ん、zzz」
真尋「寝るの早いな、さて朝食の準備するか」
・・・・・
ニャル子「おっはよーございます真尋さん、今日はウェイクアップしてますね」
真尋「そりゃあ弁当作るって約束だからな」
ニャル子「そういえばそうでしたね」
ハス太「おはようまひろくん」
真尋「あーおはよう、そろそろクー子も起こすか」
ニャル子「ったく居間でねてんじゃねーですよ、まったく」
クー子「zzz」
真尋「いや、さっきまで起きてたんだ」
ニャル子「さっきまで?さっきまで何やってたんですか!?」
真尋「朝っぱらから大声だすなよ、何もしてねえよ」
クー子「……おはよう、少年」
真尋「ほら、朝ごはんの用意できたぞ、さっさとおきt」グイ
チュッ
クー子「……おはようのキス、ぽっ」
真尋「お、おい」
ニャル子「おいいいいいいいいい、何やってんですかこの邪神は!私の怒りが有頂天ですよ!この怒りはしばらく収まることを知りません」
ハス太「ふぉおおおおお」
真尋「お、おい?おまえら?」
ニャル子「大体真尋さんも何まんざらじゃない表情なんですか、なんでいつもクー子とばっかりフラグ立っちゃってるんですか!ちくしょおおおお」
ニャル子「はあああああ?」
真尋「まて、いつした?」
クー子「……一生食事作ってくれるって」
真尋「いったっけ」
クー子「……」
真尋「……」
クー子「……大丈夫、減るもんじゃない」
ハス太「え?何?ニャル子ちゃん」
ニャル子「今なら合体できる気がします、私がジョーカー」
ハス太「僕がサイクロンだね」
真尋「まてまてまて、ここ家のなかだぞ」
ニャル子「大丈夫です、ジョーカーエクストリームでクー子を『しゅんころ』してやります」
クー子「……少年、朝ごはんまだ?」
真尋「おまえも少しは止めてくれよ頼むから」
真尋「あーあ、根元まで刺さっちゃった」グイグイ
ニャル子「・・・ちょっと真尋さん、それ」
真尋「あー?これか、100均で大量買いしたフォークだ」
ニャル子「いや、あのその、ちょっと、いえ、そのですね、ちょっとどうすれば壁にそこまで深々と刺さるんですかね」
真尋「細かいことはいいじゃないか、ほら、朝食だぞ」
ニャル子「え、はい、いただきます」
真尋「そんな言うほどのものか?普通じゃないかこれくらい」
クー子「……少年、料理やっぱり教えて・・・いや、やっぱりいい」
真尋「ん、どうしてだ」
クー子「……少年のご飯を食べる口実がなくなる」
真尋「別に食べたいなら食べたいって言えばいいじゃないか」
クー子「……少年はやっぱり優しい」
真尋「だからってもう迂闊にキスするなよ、荒れるから」
真尋「まさかと思うけどニャル子にもそういうのやってないだろうな」
真尋(それはそれでニャル子怒りそうだし)
クー子「……ニャル子は不思議な結界で寝ている最中に接近すると勝手に防御行動を取る、隙がない、成功したためしがない」
ニャル子「……あんた、夜這いかけてたんですか」
クー子「……ここまでチュッチュしたのは少年が初めて」
真尋「お、おう・・・」
ニャル子「だからなんで微妙に照れてるんですかおかしいでしょうに!ハスター君もいつまで魂抜けてんですか!」
真尋「絶対おまえのおじいちゃん別の世界線でおでん屋やってるぞ」
クー子「……ニャル子は落とす、少年は手篭めにする、両方やらなきゃいけないのがクトゥグア星人のつらいところだな、覚悟はいいか、私は出来てる」
ニャル子「上等ですよ!真尋さんは私だけのもんです、渡しませんからね!今からでも決闘を申し込む」ベシ
ザクッ
真尋「いいから飯を食え」
ニャル子「ま、真尋さん、机にフォーク、机にフォークが、机に、机に」
真尋「返事は?」
ニャル子「はい、ほらハスター君も、食べないと遅刻しますよ」キリッ
ハス太「え、え、うん、いただきます」
ニャル子「今日も火打ち石にしますか、火打石にしますか、やっぱり火打石ですか?」
真尋「どんだけ気に入ってんだよ昨日の奴」
ニャル子「いいじゃありませんか、別に、めりはりがついて」
真尋「まぁそうかもしれんが」
クー子「……少年、いってらっしゃいのキス」
真尋「っておい」チュッ
ニャル子「待たんかぁぁぁぁっキエエエエエエエエ!!」
ハス太「真尋君、僕もやってもいいんだよね?ね?」
真尋「ハス太は、ほら、女の人と健全なお付き合いをするべきだ、うん」
ハス太「ちぇ」
クー子「……少年の手作り」
ニャル子「愛妻弁当ですね、いっただきっまーす」
真尋「いつ僕が妻になったんだよ」
ハス太「おいしいよ、これ」
ニャル子「真尋さんは最高です」クワッ
真尋「なんだよいきなり立ち上がって」
ニャル子「いえ、早く私ルートに戻さないと、と思いまして」
真尋「だからルートとかなんとか一体何の話なんだ」
ニャル子「なんですか真尋さん、エロゲやったことないんですか」
真尋「そういうおまえはどうなんだ」
ニャル子「そりゃあもちろんありますよ」
真尋「ん、そうか、とりあえずあれは18歳にならないと出来ないからな、結局何歳なんだよ」
真尋「おまえらこういうときだけ動き早いよな、どうなってんだ、とりあえず放してくれ、羽交い締めはちょっと」
クー子「……心配ない、死なない程度に折檻するだけ」
真尋「何をするつもりだ」
ニャル子「なーにちょっとくすぐるだけですよ、クー子、しっかり捕まえときなさいよ」
クー子「……OKスタンディンバイ」
ニャル子「じゃ、いきますよ真尋さん、とりあえず昼休み終わるまではわき腹を弄らせて頂きます」
真尋「やめろやめろおいやめ・・・アーッ!」
ニャル子「真尋さん、分りましたでしょう、私達は宇宙10代です、何の心配もありませんよ」
クー子「……少年、色々メチャメチャ」
真尋「……おかげさんでな」
ハス太「真尋君大丈夫?」
真尋「ちょっと腹痛い、笑いすぎて、大体クー子もがっちりホールドしすぎなんだよ、冗談抜きで逃げられないじゃないか」
クー子「……暴れる少年もなかなかかわいい」
ニャル子「……なんであんた微妙に絶好のポジションだったんでしょうかね」
真尋「ゲホッさぁ、昼休みも終わりだ、教室戻るぞ」
真尋「相変わらずだな」
ニャル子「授業なんてあってないようなもんです」
真尋「おまえら本当に試験とか大丈夫なんだろうな」
ニャル子「なーにいざというときは結界で」
真尋「カンニングした瞬間に刺すぞ」
ニャル子「……」
ニャル子「いやぁでも大丈夫ですよ、ええ、これでも勉学は達者ですし」
真尋「こっちの世界じゃ人肉屍食じゃなくて弱肉強食だぞ?わかってるのか?」
ニャル子「ピューピュー」
真尋「いい加減吹けるようになれよ口笛」
真尋「ん、そうだな」
ニャル子「真尋さんの上の上の弁当を頂けたんです、いまさらあんなたこ焼きなんてぶたのえsゲフッ」
ハス太「だめだよ、ニャル子ちゃん、そんなこといったら」
ニャル子「いえ、冗談です、言葉のあやです」
真尋「口は災いの元って言葉を知らないのか」
ハス太「ルーヒーさん、こんにちは」
ルーヒー「今日も食べるわよね」
真尋「ああ、1パックだけな、頼むよ」
ルーヒー「300円よ」
真尋「はい」
ルーヒー「八坂真尋は相変わらず食べないのかしら」
真尋「いや、まぁ食欲ないし、帰ったら夕飯だしな」
クー子「……作りたては流石にまだ食べれない」
ニャル子「あんたは後で食えばいいでしょう、ちょっとこっちゃよこしなさい」
ハス太「はい、あとは真尋君とクー子ちゃんの分だよ」
クー子「……相変わらず少年は私のフラグポイントを貯めに来る」
真尋「だからフラグってなんだよ」
クー子「……少年は相変わらず鈍感」
真尋「そうか?」
クー子「……じゃああーんって」
真尋「何故そうなる」
クー子「……いいからいいから、テリーを信じて」
真尋「ほら、口あけろ」
クー子「……あーん、モグモグ、うん、一粒で二度おいしい」
真尋「そりゃあよかったな」
ニャル子「言い分けありませんよ、しかしどうやっても止まらないのでどうしたものか」
真尋「何やってんだおまえら、さっさと帰るぞ」
ニャル子「はーい」
ハス太「はーい、ルーヒーさん、またね」
ルーヒー「またいらっしゃい」
ニャル子「珍しいですね、手紙だなんて」
真尋「いまさらなんだが惑星保護機構に許可貰ってるか職員以外は地球に入っちゃいけないんだよな」
ニャル子「え、ええ、そうですとも・・・なんですかその目は」
真尋「いや、それなら宇宙から手紙ってわけでもなさそうだし大丈夫かなと」
ニャル子「で、なんて書いてあるんです、読みなさいよほら」
真尋「ちょっと待て、何語だよ」
ニャル子「ここでは地球人の言葉で喋りなさいと言ったでしょうに」
真尋「いや、もうどっちでもいいから僕にもわかるように読んでくれ」
クー子「……『お元気ですか、私達は元気です、早速ですが本題です、クー音ちゃんに聞きました、婚約したそうですね、早く孫の顔がみたいです、式はいつですか、お元気で』」
真尋「……」
ニャル子「……」
ハス太「……」
クー子「……フリーズベント?」
真尋「両親も大概なんだな」
ニャル子「怒りを通り越してあきれるレベルですよ」
ハス太「……」
ニャル子「もしかすると溺愛されてたんじゃないですかね」
真尋「まぁこっちきてすぐお見合い写真送ってくるくらいだし…」
クー子「……一人っ子政策の弊害」
真尋「本当に宇宙規模で地球規模なことしてんな」
クー子「……じゃあニャル子、赤ちゃんつくろ?」
ニャル子「どーしてそうなるんですかあんたは!」
クー子「……じゃあ仕方ないから少年と」
ニャル子「どーーしてそうなるんですか!」
クー子「……じゃあどうすればいいの、ぐすん」
クー子「……残念だけど仕方ない、まだ我慢する」
真尋「まだってなんだよまだって・・・」
クー子「……いずれは少年とニャル子と3Pして2人の子供を」
ニャル子「いやに決まってんでしょうがお断りします」
真尋「まぁ、手紙はもういいだろ、ご飯作るからまってろ」
クー子「……ご飯がご飯が進む君」
ニャル子「あんたは何言ってんですか」
真尋「あー、誰でもいいけど風呂と洗濯物頼む」
ニャル子「じゃあ負けた2人がやるってことで」
クー子「……望むところ」
ハス太「ジャン拳だよね?」
真尋「ん?」
クー子「……無傷」
ハス太「グーにチョキで勝つってどうやってるの」
ニャル子「大体クー子がずるいんですよ、両手パーなんて」
クー子「……ルールでは禁止されてない」
ニャル子「暗黙の了解にきまってんでしょうが」
クー子「……勝ちに行っただけ」
真尋「おまえら何やってんだ」
真尋「あれはたぶん違うと思うぞ」
ニャル子「流行ってしまったから仕方ないんです」
真尋「まぁいいから行って来い、なんか知らないけどおまえ負けたろ」
ニャル子「…はーい」
クー子「……」ジー
真尋「クー子が勝ったのか」
クー子「……パーは防御面で最強、グー相手なら握りつぶせる握力があれば勝てる、チョキ相手なら先につかめば勝てる」
真尋「ジャンケンって普通RPGの戦闘みたいなもんだろうに、完全に格ゲーか何かじゃないか」
クー子「……そんなことより少年、晩御飯は?」
真尋「いや、今作ってるんだろうが」
真尋「んー、ほら食ってみろ」
クー子「……あづ」バタバタ
真尋「ああ、しまった、ほら水だ」
クー子「……ハムッハフハフハフッ、少年ひどい…」
真尋「ごめんごめん」
クー子「……味見できてない、少年ふーふーして」
真尋「はぁ・・・わかったよ」フーフー
真尋「ほら口あけろ」
クー子「……あーん、うんおいしい」
ニャル子「まーたイチャイチャして・・・その命、神に返しなさい」
クー子「……神は死んだ」
真尋「こっちもできたぞ、ほら飯だ、ニャル子もクー子も席座れ」
ニャル子「ったく覚えときなさいよ」
クー子「……ニャル子のことは卒業してから一日たりとも忘れたことはない」
ニャル子「一々癪に障りますねあんたは」
真尋「いいからとっとと食え」
真尋「ふぅ、やっとゆっくりできる」
コンコン
真尋「誰だ」
クー子「……少年、これやろう」
真尋「64の・・・爆ボン2だと」
クー子「……ラスボスの強さに定評がある」
真尋「小さい頃に買ったはいいけどモロクあたりで積んだ記憶しかないぞ」
クー子「……大丈夫、私がついてる」
クー子「……大丈夫、ファイルは3つもあるんだから、どっちが先か後かだけ」
真尋「じゃあジャンケンで勝ったほうが1Pで」
クー子「……最初はグー」
真尋「ジャンケンポン」
パー パー
真尋「っていたたたたたたた、指と指で指挟むんじゃねえ、いたたたたたやめろおお」
クー子「ジャン拳じゃないの」
真尋「宇宙のジャンケンなんぞ知るか!」
クー子「……さっき見てたのに」
真尋「いや、この流れでやるのはおかしいだろ」
クー子「……まぁいい、私が先にボンバーマンやる、少年は2P」
真尋「わかったよ」
④
クー子「……大体最初から即死攻撃使うボスってのが面白い」
真尋「うまいもんだな」
クー子「……それほどでも、雷までは余裕」
ニャル子「……楽しそうですね」
クー子「……ニャル子もやりたいの」
ニャル子「いえ、別に私は対戦派ですので」
クー子「……残念」
ニャル子「ってそうじゃありませんよ、何二人だけでいちゃいちゃしてんですか、私だって真尋さんといちゃいちゃしたいですよ」
真尋「ゲームくらいでそう言われても」
ニャル子「ゲームだけじゃないじゃないですか、まったくもう、正ヒロインは私ですよ、私!」
真尋「おまえにしては気が利くな」
ニャル子「そうでしょうそうでしょう」
真尋「妙なもんいれてないよな」
ニャル子「やだなぁ妙なものなんて入れてませんよ」
真尋「本当だな」
ニャル子「私嘘はつきませんから」キリッ
真尋「まぁいいか、とりあえずひとつだけ」モグモグ
ニャル子「効果テキメンみたいですね」
真尋「やっぱり何か入れたんだろ!」
ニャル子「私は何も入れてません、ただの黄金の蜂蜜酒の成分配合です」
真尋「なんて奴だ」
ニャル子「大人は嘘をつくわけではないのです、間違いをするだけなのです」
真尋「くそ、もう意識が、とりあえず刺しとこう」ザク
ニャル子「カタキリバッ」
真尋「もう・・・だめだ」バタッ
クー子「……少年、膝枕なんて大胆」
真尋「ごめんクー子・・・しばらく頼んだ・・・・Zzz」
ニャル子「」チーン(笑)
クー子「……どうしてこうなった」
真尋「zzz」
ニャル子「」
クー子「……もうラスボスのステージ選べるのに」
クー子「……私も眠る」
真尋「って朝かよ、あのまま寝ちゃったのかよ僕」
クー子「……ん、少年、おはよう」
真尋「おはよう、ってなんだこの体勢」
クー子「……少年が私を枕にしたから
私がニャル子を枕にする、
ニャル子がかわいそうだから
ニャル子の枕は少年に」
真尋「そこまでいうならフォークくらい抜いてやれよ」
クー子「……触ると聖なる力で蒸発するかもしれない、怖かった」
真尋「いやねーよそんなもん100均のフォークがそんなんあったら怖いわ逆に」
真尋「おいこらニャル子起きろ」ユサユサ
ニャル子「うぇえ、ええなんですかこれ、なんですかこれ!真尋さんの膝枕ひゃっほー」
真尋「いいからとっとと起きろ、おまえが起きないと僕ら動けないんだよ」
クー子「……やわらかくて最高」
ニャル子「どーきなーさい、どきなさい、どきなさいってんですよ」
クー子「……そんな態度も嫌いじゃないわ、嫌いじゃないわ」
ガチャ
ハス太「真尋くーん?何やってるのニャル子ちゃんずるいよ!」
クー子「……」ゴトン
真尋「やっと開放された、ごめんなクー子」
クー子「……痛い」グスン
真尋「ハス太がひっぱった勢いで頭打ったのか」
クー子「……」ムクリ
真尋「たんこぶできてるじゃないか」ナデナデ
クー子「……んん」
真尋「いいからほら、行くぞ学校、昼までだし」
ニャル子「なんで土曜日にまで学校あるんですかね、ゆとり教育とはなんだったのか」
真尋「いまどきの高校なんてこんなもんだぞ」
ニャル子「エロゲやギャルゲでみたのと違う、違うんです」
真尋「しらねえよそんなもん、遅刻するから早く食え」
クー子「……少年おかわり」
真尋「朝から良く食うなお前は」
真尋「まだ諦めてなかったのかその火打石」
ニャル子「シュッってやりたいんですよシュッって」
真尋「ほら」カンカン
ニャル子「やけにぞんざいですね」
真尋「満足したろ、いくぞ」
真尋「なんだ、どうした」
ニャル子「…ひだまり荘ってどこにあるんですかね?」
真尋「聞いたことないぞ」
ニャル子「ひだまり荘ですよひだまり荘、学校の目の前にあるらしいんですけど、どこの学校なのか分らなくてですね」
真尋「そんなこといわれてもなぁ」
ニャル子「……うわさでは住人に鎌をもったおじいさんがたくさんいるそうで、付いて行ったら私も住人になれますかね」
真尋「どう考えても危ないだろそれ、どうなってんだよ」
ニャル子「え、愉快そうじゃないですか」
真尋「でも一度見てみたいかも」
ニャル子「じゃあ帰ったら見ます?ちょうどBD-boxも発売されましたし」
真尋「は?」
ニャル子「いえ、ですからBDです」
真尋「なんだよアニメかよ、まじめに聞いて損したよ」
真尋「普通人間にあそこまでの機動力はねえよ」
ニャル子「おかしいですねぇ、普通に宇宙性ドラマならワイヤーすら使いませんのに」
真尋「いつも虚弱貧弱だの言ってるじゃないか、宇宙基準でいったら本当に弱いぞ地球人は」
ニャル子「え、でも真尋さんは忍者の末裔か何かじゃないんですか」
真尋「いやいやないだろ」
ニャル子「…じゃああのフォークその他の投擲術とか何ですか、明らかに忍者か何かでしょう」
真尋「そういわれてもなぁ、学校着いたか、もういいだろ、この話は」
ハス太「真尋君が忍者かー」
真尋「ハス太もぼけっとするな、さっさと教室いくぞ」
真尋「んー、そういや昼飯どうするか考えてなかったな」
ニャル子「ファミレス行きましょう、ファミレス」
真尋「別にいいけど、高いんだよなぁ」
ニャル子「大丈夫です、収入も蓄えもたっぷりです、だから結婚しましょう真尋さん」
真尋「いきなりどうした」
ニャル子「いえ、こうでもしてないと私がヒロインということを忘れそうなので」
クー子「……少年早く」グー
真尋「ああ、ファミレスでいいよな、クー子もハス太も」
クー子「……オールオッケー」
ハス太「大丈夫だよ」
ニャル子「ガイアが私にいけと囁く」
クー子「……ニャル子の属性は土/地面という高度なギャグ」
ニャル子「今誰か私の事笑いませんでしたか」
真尋「別に誰も笑ってないぞ」
ニャル子「今ならホッパーになれます」
真尋「誰に向かって話してるんだよ」
クー子「……すいませんパフェ追加」
ニャル子「あんたほんとどうなってんですか」
クー子「……私の胃袋は宇宙だ」
真尋「理由になってないだろそれ」
クー子「……もいっこパフェ」
ハス太「成長してるもん」
真尋「あと何年成長期なんだ」
クー子「……少年的には大きいほうが好きなの?」
真尋「ブフッ」
クー子「……少年、顔に噴出すなんて汚い」
真尋「いやごめん、けど変なこというお前も悪い」
クー子「……?ハス太君が大きくなったほうがいいのかなって思っただけ」
ニャル子「真尋さん・・・」
真尋「そんな目で僕を見るんじゃない」
クー子「……支払いは私に任せろー」バリバリ
ハス太「やめて!」
クー子「……どうして?」バリバリ
ニャル子「みっともないからやめなさいってんですよ」
クー子「……」バリバリ
ニャル子「そのバリバリするのをやめなさい!」
クー子「……現金で」バリバリ
ニャル子「あーーーもう」
ニャル子「まぁいいでしょう、ついでにやっぱりBD見ますか?」
クー子「……少年は私とボンバーマン」
真尋「そういや昨日のニャル子の介入で僕が寝てしまったのか」
ニャル子「なんだそういうことですか、だったら大丈夫です、真尋さんの部屋なら2つテレビあるじゃないですか」
真尋「いやまぁ別にいいけどさ」
ニャル子「そういえばハス太君は妹でしたね」
ハス太「え?」
ニャル子「いえ、なんでもないです」
クー子「……私の愛の巣」
ハス太「僕の愛の巣」
真尋「おまえら人の家をなんだと思ってるんだ」
ニャル子「じゃあ10分後真尋さんの部屋で」
クー子「……少年」クイクイ
真尋「どうした」
クー子「……おやつほしい」
真尋「さっき充分食ったろうが!」
クー子「……ぐすん」
クー子「……少年、光と闇のエレメンタルはもちろん取りにいく」
真尋「クー子の腕なら普通にクリアできるんじゃないのか」
クー子「……完全クリアするのが私の流儀」
ニャル子「じゃあ再生開始、ぽちっとな」
真尋「ん、光の惑星も終わりか」
グー
ニャル子「宮子ってこんなに効果音だしましたっけ」
ハス太「どうだったっけ」
クー子「……少年おなかすいた」
真尋「おまえかよ、だからなんでそんなに腹減るんだよ」
クー子「……最近熱量大サービスしすぎた、興奮しすぎた」
真尋「興奮って、そうか、3時のおやつくらい作ってやるから、とりあえず興奮しなくなることからはじめろ、な?」
クー子「……がんばる」
クー子「……」モシャモシャ
ニャル子「なーーんかいいきもっちーなーっれば、いいかんじー」
真尋「なんか声そっくりだな」
ニャル子「あすみんですから」
真尋「だからあすみんって誰なんだよ一体」
ニャル子「あすみんはあすみんです」
クー子「……補給完了、闇のほうにいく、少年準備して」
真尋「闇って地味にめんどくさいよな」
クー子「……エンディングのために倒さないといけない」
クー子「……テンション上がってきた」
ニャル子「さて、2期行きますかハスター君」
ハス太「うんそうだね」
ニャル子「2期からなら出番もありますよ」
真尋「やっぱ飛行できると便利だな、足場気にしなくていいし」
クー子「……とりあえず中ボス」
真尋「こいつはあれだろ、シャンタッ君小さい状態と僕みたいなもんだろ、戦えねーよ」
クー子「……でも少年この間秘密兵器倒してた」
真尋「なんで僕が倒した奴だけ死体消えなかったんだよ、ある意味生々しいぞ」
クー子「……少年も属性攻撃を覚えればいける」
真尋「いけるじゃねえよ、いけねえよ人間には無理だ」
クー子「……ハイパースピリットエヴォリューションすればなんとか」
真尋「できねえから」
クー子「……正直舐めてた」
ニャル子「まだやってたんですか、こっちはもう2期終わりましたよ」
ハス太「僕おなかすいちゃった」
真尋「もうこんな時間か」
ニャル子「今日くらい私も台所に入れてください、真尋さん、入れて!中に!」
真尋「だーうるせええ、わかったから少し静かにしろ!」
真尋「だから邪神を料理に混ぜようとするな!」
真尋「ったく普通に料理すればうまいのになんで変なことをしようとするんだ」
ニャル子「いやーんてれますねえ」
クー子「……少年とニャル子楽しそう、やっぱり私も料理覚えたいかも」
ニャル子「あんたどさくさにまぎれてつまみ食いしてんじゃねーですよ」
真尋「まぁ自分で食えば料理練習しても無駄にはならんだろうしな」
真尋「お前味噌汁しか作ってないだろうが」
ニャル子「……いいんですよ別に」
クー子「……少年、水、水」ハフハウ
真尋「おまえも一瞬で味噌汁飲んで猫舌設定忘れるんじゃない」
真尋「ほんと良く食うなお前は」
真尋「ところでニャル子、味噌汁の具、なんだこれ」
ニャル子「普通に豆腐にわかめに油揚げですよ」
真尋「なんか硬くないかこの豆腐」
ニャル子「江戸時代の豆腐です、角に頭をぶつけて死ねますよ」
真尋「なんでおまえがもってんだよこんなもの」
ニャル子「禁則事項です」テヘペロ
真尋「うるせえ、話して見ろ」
ニャル子「真尋さんとクー子の仲が良かったのであわよくば撲殺しようかと、証拠も食べればなくなりますし」
クー子「……宇宙のなまらすごい技術ならたぶん蘇生可能」
真尋「ここ地球だからな?救急車とかくるのか?こっちまで」
ニャル子&クー子「・・・・・・」
真尋「え、まさか来るのか?呼べば地球に来るのか?」
ニャル子「いやぁ、どうでしょうね、レスキューソルジャーがいるくらいですし、いけるんじゃいですか」
真尋「その前に風呂入れよおまえら」
ニャル子「時間もったいないですし、一緒に入りましょう真尋さん」
真尋「何しでかすかわからんからやだ」
クー子「……じゃあニャル子、私と」
ニャル子「何やらかすつもりですか、お断りですよ」
ハス太「じゃあ僕と入ろうよ真尋君」
真尋「身の危険を感じるからやだ」
クー子「……じゃあ私は?」
真尋「んー・・・いや、一応男と女だしダメだろ」
ハス太「僕一応男だよ真尋君」
ニャル子「なんなんですかね、この差は」
クー子「……じゃあ次は私が」
真尋「おう、入れ入れ」
ハス太「シャンタッ君おいで」
シャンタッ君「みー」
真尋「しかし本当、ニャル子意外になついてないか、シャンタッ君は」
シャンタッ君「みー!?」
真尋「まぁ見捨てられたりしたし、仕方ないのか、ところでシャンタッ君以外のカプセル怪獣ってどうなってるんだ」
シャンタッ君「みーみみみー」
クー子「……ここではリントの言葉で話せ」
真尋「それが言いたかっただけだろ」
クー子「……しょぼん、でも言ってることが分らないのは本当」
ハス太「ぼくもよくわからないんだけどね」
真尋「この中で一番なついてないニャル子しかわからないというジレンマだな」
真尋「なにやってんだ、ちゃんと拭いて来い、クー子、次お前だろ、一緒に行ってこい」
ニャル子「ちょ、ちょ、真尋さん!くそう、私が着替える前に入ってきたら1,2,3でライダーキックかましますよ!」ダッ
クー子「……ちょっと行って来る」
真尋「家は壊すなよ」
クー子「……覚えておく」
真尋「そんだけ元気なら大丈夫だろ」
ニャル子「そんなこといって婚期逃して誰か貰ってやれよって言われるのはいやです、絶対いやです」
ハス太「何の話なの?」
真尋「いや、僕もよくわからん」
クー子「……あがった」
真尋「早かったな」
クー子「……なんとなく早く上がらないといけない気がした、名誉のために」
シャンタッ君「みー」
ニャル子「カーッ風呂上りはこの一杯」
真尋「親父かよ、腰に手まで当てやがって」
ニャル子「何いってんですか、ギャップ萌えですよ」
真尋「自分でそういうこというなよ、あざといな」
クー子「……コーヒー牛乳こそ至高」
真尋「まぁいいや皿洗い皿洗い」
真尋「ハス太、髪ちゃんとふけてないぞ」
ハス太「あれ、そうかな」
真尋「ちょっと来い」
ハス太「んー」ワシャワシャ
真尋「よし、これでいい」
ハス太「じー」
真尋「どうした、僕もう風呂はいるんだけど」
ハス太「うん」ジー
真尋「だから、そのなんか脱ぎにくいんだけど」
ハス太「大丈夫だよ、男同士だもんね」
真尋「え、ああ、それはそうだけども、流石に凝視されると」
ハス太「えー」
ニャル子「あー真尋さーん」
真尋「どうした」
ニャル子「お湯加減どうですか」
真尋「ガス給湯の時代にその台詞はどうなんだ」
ニャル子「ダイナミックエントリー!」
真尋「うおおおおおい」
真尋「ん、なんだこの流れ」
クー子「……人力給湯器」ガラッ
ニャル子「……」
真尋「……」バッ
クー子「……」
ニャル子「ナズェミデルンディス」
真尋「前くらい隠せぇ!」
クー子「……別に見られても減らないし、困らないし」
真尋「そういう問題じゃないだろ、こんな浴室いられるか!僕は部屋に戻る!」
クー子「……まだだ、まだ終わらんよ」グイ
真尋「」
ニャル子「真尋さーんこっちみていいんですよ、クー子はどさくさにまぎれてどこ触ってんですか」
クー子「……すきあらば3P、なくても3P」
真尋「どうしてこうなった」
クー子「……ねーえしょーうねん、こっちむーいて」
真尋「歌ってもダメだ」
ニャル子「コッチヲミロオオ」
真尋「新手のスタンド使いかお前は」
ニャル子「なんです?」
クー子「……何」
真尋「こういうこともあろうかとフォークをな、風呂釜の蓋の内側に入れておいたんだ、そして今2本持ってる、この意味が分るな」
ニャル子「本当に忍者か何かじゃないんですか真尋さん」
クー子「……ニャル子、逃げよう」
ニャル子「分ってますよ、せーの!」
真尋「逃がすか、説教くれてやる」
※「以下は真尋がフォークで2人めがけて突き刺す動作を完了するまでの一瞬の出来事である」
ニャル子「流石0フレームですね、もうこんなところまで、クロックアップが無ければ死んでいたところです」
ニャル子「クー子が動いてません、奴はこの戦いにはついて来れそうもないので置いてきた」
クロックオーバー
クー子「……ニャル子、ひどい、ぐすん」
真尋「あ、あれ、クー子?おまえ一緒に逃げたんじゃ」ズボッ
クー子「……カードもしくは腕時計のような形をしたアレが必要、今の私にそれはない、痛い」
真尋「ああ、ごめんごめん、本気で刺さなくて良かった」
クー子「……本気じゃなくてこれなの?」
真尋「そういや変な声が聞こえたような」
クー子「……天の声」
真尋「天の声?」
クー子「……天の声」
真尋「ところですっごいお湯熱いんだけど」
クー子「……沸かしすぎた」
クー子「……少年がのぼせた」
クー子「……少年?少年?」ペチペチ
クー子「……仕方ない、私がプットオンする」
クー子「……少年はのぼせたのだ、残念ながら犯人は私」
真尋「あーこれきもちいいな」
クー子「……アフーム=ザーは夏場に重宝」
真尋「本当便利だよおまえ」
真尋「ところでこれ、服とか全部クー子が?」
クー子「……うん」
真尋「……」
クー子「……」
クー子「……怒ってないの?」
真尋「いや、なんというか、いつものことだし」
クー子「……そう」
ニャル子「真尋さーん、まだ怒りは有頂天ですか」
真尋「いや別に怒ってはいないけどさ、一人だけ逃げるのってどうなんだおまえ」
ニャル子「やだなぁ、足の遅いほうにそろえると高機動力は活かせませんよ」
真尋「そういう問題じゃないだろ」
クー子「……でもある意味おいしかった」
ニャル子「何がです」
クー子「……少年と二人でお着替え、気絶してたけど」
ニャル子「」チーン
ニャル子「ウンメイノー」
ニャル子「そうです、思い出しました、3期みましょう3期、ハスター君も首を長くして待ってますよ」
真尋「そういやそうだったな」
クー子「……少年、コーヒー牛乳」
真尋「ああ、ありがとう」ゴクゴク
ニャル子「って、あんたそれさっき飲んでませんでした?」
真尋「ブフッ」
クー子「……少年、せっかくお風呂入ったのに、汚い」ビチョビチョ
真尋「ああ、ごめん」
クー子「……どうかした?」
真尋「どうかしたって・・・・いやなんでもない」
クー子「……少年、行こう・・・どうしたの少年」
真尋「あ、いや、別になんでもない」
ニャル子「ほーらー、はやくしてください」
クー子「……少年」クイクイ
真尋「どうした」
クー子「……お腹すいた」
真尋「結局そうなんのかよ!」
真尋「え、いきなり何」
ニャル子「えーなんかあるでしょう、何かこう、こみ上げてくるものが」
真尋「そういわれてもなぁ」
ニャル子「面白くありませんねぇ、ぶーぶー」
クー子「……個人的には吉野屋先生押し」
ニャル子「何処がいいんですか」
クー子「……17歳なところ」
真尋「おいおい」
クー子「……どうしたの少年」
真尋「いや、ちょっと気になることが」
クー子「……何」
真尋「いや、ニャル子のアホ毛なんだけど、あれ、どうなってんだ?」
クー子「……わからない」
真尋「いや、まぁ動くのはアニメや漫画でたまにいるけどあそこまで動く奴はなかなか・・・しかも実際にいるとなると」
クー子「……そう言われると気になってくる」
ハス太「どうしたの2人とも」
真尋「ああ、ハス太、ちょっと耳貸せ」
真尋「ニャル子のあのアホ毛、どうなってるか知らないか?」
ハス太「んーわかんない、でもにゃるらとほてぷ星人の人は大体はえてるかなぁ」
真尋「ん、そうなのか、そういえばニャル夫も生えてたな」
ハス太「え?これ?」
真尋「触ってもいいか」
ハス太「いいけど」
真尋「別に普通の髪か」さわさわ
真尋「そういやクー子もその髪ほどいたところ見たことないんだけど、何かあるのか?」
クー子「……え」
真尋「え、じゃないだろ、いや普通ツインテールとかって寝るときとか風呂のときとか解くもんじゃないのか」
クー子「……そういうものなの?」
真尋「もしかして僕が細かいこと気にしすぎなのか?」
クー子「……少年はきっと疲れている、さっきものぼせたばっかりだし」
真尋「なんだ?」
クー子「……さっきのは私にも非がある、膝枕する権利を与える」
真尋「される権利じゃないのか」
クー子「……細かいところを気にしすぎている、やっぱり少年は疲れている」グイ
真尋「お、おい」トス
クー子「……よーしよしよしよしよし」
真尋「どこのムツゴロウさんだよ」
ニャル子「なーに後ろでいちゃついてんですか、ラジオ体操しますか?強制的に」
真尋「あーなんかねむ・・・zzz」
ハス太「真尋君寝ちゃったね」
クー子「……さっきまで気絶してたし仕方ない」
ニャル子「そんなもんですかねぇ」
ニャル子「はーいなんですか」
真尋「ちょっと、動くなよ、目瞑れ」
ニャル子「えっ、まさか・・・」
真尋「よし」ガシッ
ズボッ
プチニャル子「キィエエアアアアアアア」
真尋「」
真尋「アホ毛の根元にちっこいのついてるううう」
プチニャル子「知ったな!実はこの小さいのが本体だって、知ったな!」
真尋「」
④
ハス太「どんな夢みてるんだろう」
ニャル子「ちょっとクー子、そこ代わりなさいよ」
クー子「……だめ、少年起きちゃう」
ニャル子「これを引っこ抜くことでハイパークロックアップできます、いわゆるハイパーキャストオフ用のアホ毛です」
真尋「どうなるんだ」
ニャル子「こうなります」ブチッ
ニャル子「キイイイエエエアアアアアアアア」
真尋「」
ハス太「一体夢で何が」
ニャル子「ちょっと、誰も一緒に私とアニメみてくれないんですか、もう終わりますよこれ、トマトパーティ回ですよ」
クー子「……ちゃんと見てる、見てるけど少年と半々」
ニャル子「本当あんたそこかわんなさいよ」
ニャル子「えーなんですか」
真尋「そぉい」ブチッ
ニャル子「ありがとう、やっと私は解放されました、これは実は毒電波アンテナでこれのおかげで妙なことになってたんです、ありがとう少年」
真尋「なんだこのきれいなニャル子」
ニャル子「何かお礼しないといけませんね、何が良いやら・・・・あ、そうですちょっとこちらへ・・・」
チュッ
ニャル子「フフ・・・ありがとうございました」
クー子「……少年途中までうなされてた、けど途中からなんか微妙ににやけてた」
真尋「そうなのか・・・なんかひどい夢を見ていた気がするのは覚えてるけど」
ニャル子「お目覚めですか真尋さん、さあ一緒にアニメを!もう最終回ですし!さあ!さあ!」
真尋「ハァアア」
ニャル子「なんですかそのため息は」
真尋「いや、別になんでもないよ」
ニャル子「え、アホ毛ってこれですか、さあなんでしょうね、親戚一同みんな生えてましたし」
真尋「引っこ抜いたら綺麗になったりしないのか」
ニャル子「いやもしかしたら黒化するかもしれないですけど」
真尋「どこの腹ペコ王様だ」
クー子「……少年、夜食の準備を」
真尋「おまえはどこに食いついてるんだ」
クー子「……おもいっきり肉に食いつきたい」
クー子「……だってアニメでご飯とか食べてたらお腹すく」
真尋「言われてみれば、確かに食ってるな」
クー子「……日朝8時から料理番組としか思えないライダーもあった、あれは朝飯食べてなかったら死ねる」
ニャル子「いや確かにあれは料理番組ですけど」
クー子「……というわけで何か食べたい」
真尋「なんかキリが悪いからとりあえずアニメ終わってからな」
真尋「続編あるのかこれ」
ニャル子「サザエさん時空に突撃しないと終わっちゃいますけどね」
真尋「なんだその胡乱な時空は」
クー子「俗にいう無限ループ5回クリスマスをやっても1年も年を取ったことになってない」
真尋「なんだおまえらみたいなもんか」
ニャル子「HAHAHAこやつめ」
クー子「……HAHAHA」グリグリ
真尋「わかった悪かったから高速でコメカミにグリグリするのはやめろ」
クー子「……少年、話が分る」
ハス太「」うとうと
真尋「ほらハス太、部屋戻って寝たほうがいいぞ」
ハス太「んーつれてって」
真尋「仕方ないな、ついでにつれてくよ」
ハス太「だっこ・・・」
真尋「どこの幼稚園児だ」
真尋「ああ、おやすみ」
真尋「さて食料か、毎年母さんが缶詰を大量に旅行帰りに持って帰ってきていたけど、これも邪神ハンティングの物資なのか」
真尋「やけにスパム缶が多い…僕あんまり好きじゃないんだけど、あいつら食うかな、まぁ食わんだろうな」
真尋「まぁ桃缶でいいか」
クー子「……よくやった名誉勲章を与える」
真尋「いらんいらん」
クー子「……缶きりは?」
真尋「ほら」
ニャル子「まったくなんでこんだけ食ってこんなに細いんですかねこいつは」
真尋「おまえはおまえでどんだけ食っても見た目変わるんだし妬む必要あるのか」
ニャル子「ありませんねまったく」
クー子「……ニャル子くらいおっぱい欲しい」
ニャル子「ここまでくるとあんたの場合遺伝か何かで無理なんじゃないですか」
クー子「……そんなことない、一族郎党大体大きい」
ニャル子「じゃああんたは特異点です」
真尋「こういうガールズトーク始まったらどうすりゃいいんだろうな」
クー子「……女装に目覚めてたらもっといい」
真尋「目覚めたくないよ絶対に」
ニャル子「ウェイクアップフィーバーしましょうよ」
クー子「……ためしにこのリボンを」ファサァ
真尋「クー子のツインテールが解けた・・・?」
ニャル子「だと・・・?」
クー子「……2人ともそんなに見つめたら照れる」
真尋「ああ、いや、別に、うん、新鮮だなと思って、うん」
ニャル子「ここにきて本当にあざとい邪神ですねこいつは」
真尋「というかとれたんだなそれ」
クー子「……少年カモン、リボンを装着する」
真尋「大丈夫なんだよなそれ、僕の髪燃えないよな」
クー子「……熱量は抑えてある」
真尋「熱量ってなんだよおい」
ニャル子「んーまぁこれでもかわいいですけどねぇ」
真尋「もういいだろ?ほらリボンとってくれ」
クー子「……少年、つけて」
真尋「え?自分でつけるもんじゃないのか?」
クー子「……はずそうと思ったことすらなかった」
真尋「ニャル子できないか?」
ニャル子「いや私はツインテールなんてやったことないですし」
真尋「僕だってまれにハス太の三つ編み結わうくらいだし」
クー子「……早く結んで、何か知らないけどバランス取れない」
真尋「櫛は?」
ニャル子「はいこれ」
真尋「というかこれニャル子がやったほうがいいんじゃ」
ニャル子「いやですよ、突然燃え出したりしたら私の手がえらいことに」
真尋「そんなこと言われたら怖いわ」
クー子「……大丈夫大丈夫、クー子を信じてー」
真尋「逆に信じられないだろそれ、間違いなく前振りの類だ」
ニャル子「なんかコレジャナイですね」
クー子「……これはサイドテール」
真尋「んー意外と難しいなこれ」
・・・
真尋「こうか?」
クー子「……もうちょっと上」
……
真尋「こうか?
クー子「……下の髪もまとめてツインテールのほうに」
……
真尋「おおできた、これだこれ」
クー子「……コンプリート」
クー子「……そう」
真尋「予想外に時間かかったな、そろそろ寝るか」
ニャル子「ああ、終わったんですか」
真尋「ああ、おやすみ」
ニャル子「おやすみなさいませ」
クー子「……おやすみ」
真尋「なんでここでゲームやってんだよ!まだ朝の8時だろうが」
ニャル子「いえね、昨日64やってたのでちょっと無性にやりたくなったんですよ」
ハス太「それに特番でみるものないし」
真尋「あーそういう」
クー子「……戦え・・・戦え・・・」
ニャル子「4人揃いましたね、ククク闇のデュエルの始まりです」
真尋「は?何?」
ニャル子「いや、簡単なことです、ビリが朝飯作るんです」
真尋「いやちょっとまて」
ニャル子「なんです?」
真尋「こいつらがまけたらどうなるんだ」
ニャル子「そのときはそのときでしょう」
真尋(戦う前から破綻してやがる)
ニャル子「ここはやはりレインボーロードで、もちろんショートカットはなしで」
真尋「ん、ショートカットなしでいいのか、ニャル子のことだからつかいまくるんだと思ってたが」
ニャル子「いえ、大丈夫ですよ」
真尋「どうした、クー子とハス太、小刻みに震えて」
クー子「……少年は知らない、ニャル子の恐ろしさを」
ニャル子「じゃ、いっきますよー」
ニャル子「ひゃっふー、何人たりとも私の前は走らせねえ!」
真尋「おかしいだろ、絶対おかしいだろ、なんでニャル子1位の癖に取る?ボックス全部スターからのスーパーキノコなんだよ、どんだけ加速してんだこいつ」
クー子「……これがニャル子の恐ろしいところ、まず追いつけない、しかもショートカットを使用封じすることで完全なる独走」
真尋(ふむ・・・しかし、これはあくまで4位にならなければいいだけのこと)
クー子(ニャル子に視線を向けさせることで2位3位を蹴落とせばいいだけのこと)
ハス太(ラス回避が基本だよ)
クー子(……と、なるとこの際、最善の策は)
ハス太(真尋君がどべになること)
クー子&ハス太(何せ私(僕)は料理ができない!)
クー子&ハス太(朝飯のために!)
クー子「……」チラッ
ハス太「……」コクコク
真尋(非常にやばいオーラを感じる、いや、この際負けても普段と変わらないといえば変わらないが、負けるのはなんか癪だ)
ニャル子「3人仲良く横並びですね」
真尋「ああそうだな」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
クー子(……さて、少年はどうでるか)
ハス太(……とりあえず真尋君には消えてもらうよ)
真尋(純粋な速さはほぼ互角だ、おそらくバナナ一本の差で負ける世界だ、なら)
クー子「……なぜここでブレーキ、まさか」
真尋「4位なら大体スターがくるからな」
ハス太「無駄だよ、スターが切れると同時にこの赤こうら×3を2セット叩き込むだけだもん」
クー子「……こっちとしては朝ごはんを食べるためにきているようなもの、少年とは覚悟が違う」
真尋「くそう、やっぱり組んでやがったか、アイテムもないしぎりぎりおいつけねえ」
ハス太「残念だったね、真尋君、ジ・エンドだよ」
真尋「ちくしょう、あと3メートルの差があああ」
クー子「……!?なぜ、なぜこんなところにバナナが」
ニャル子「あ、そういやきまぐれでバナナひいてたんですよね、一応黄色い場所に巻いとくセオリーくらいは守りましたが」
1ニャル子 2ハス太 3真尋 4クー子
次→真尋「寝たふりしてクー子をやり過ごそうとしたらキスされた」 後半
Entry ⇒ 2012.06.25 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
真尋「寝たふりしてクー子をやり過ごそうとしたらキスされた」 後半
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クー子「……無茶ぶり」
ニャル子「さっさと作ってきなさいよハッハー」
真尋「何キャラだよおまえは」
ハス太「ごめんね、クー子ちゃん、流石にあの状況でバナナは気づかなかったよ」
クー子「……勝利を確信した私が悪い、確信した瞬間負けていた、でもでも少年手伝って」
真尋「まぁそうなるだろうな、むしろ一人で好き勝手やられたほうが怖い」
クー子「……ありがとう少年」
ニャル子「ちっ・・・」
真尋「まぁそういうなら後ろから見とく程度にしとくか」
クー子「……少年、卵を握って卵焼きってできる?」
真尋「それどっちかというとゆで卵だろ」
クー子「……じゃあもう少年に任せる」
真尋「諦めるの早いな本当に」
クー子「……諦めが肝心だっておじいちゃんが」
真尋「あー僕がちゃんとサポートするからもうちょいがんばろう、な?」
クー子「……そこまでいうなら」
真尋「じゃあ簡単なところからベーコンエッグでも作るか」
クー子「……手順は?」
クー子「……卵を割って」グシャア
クー子「……」
真尋「……」
クー子「……料理べたの設定ではよくあること、ハイパーバトルビデオでもやってた」
真尋「ああもうわかった、僕が作るよ」
クー子「……しょぼん」
真尋「そうだな」
クー子「……ぐすん」
真尋「嫁にいけるのかこれ」
クー子「……元々嫁になる予定がなかった、ニャル子は昔から料理できたし」
真尋「開きなおってるな」
クー子「……でももう安心、少年もいるし」
真尋「寿命の長さに気づけよ、僕だっていつまでも生きてるわけじゃないんだし」
クー子「……不死の薬で強制的に私のコックに」
真尋「いやその理屈はおかしい」
真尋「・・・本音は」
ニャル子「私も得します、もっとやれ」
真尋「ハァ・・・」
ニャル子「さぁもう朝飯も終わったんですし、今度はディーディーコングレーシングです」
真尋「まだやんのかよ、本当どこからそんな元気がわいてくるんだ」
ニャル子「何か足りないものでも」
真尋「いや、流石に食料がもう底を付いてるからとりあえず今日の分と明日の朝昼分くらい買っておかないと」
ニャル子「では私も」
真尋「いやいいよ別に、すぐ済ませるし、何よりおまえらが付いてきたらそのほうが時間かかる気がする」
ニャル子「なんか含みのある言い方ですね」
真尋「ゲームしてろゲーム」
真尋「ただいま」
ニャル子「おかえりなさいませ、タオルもってきますね」
クー子「……少年ずぶ濡れ」
真尋「あーシャワー浴びたほうがいいかもしれない」
クー子「……それくらい問題ない、乾かせる」
真尋「といっても両手でアイロンがけされても時間かかるよ、やっぱりシャワーに」
クー子「……まどろっこしい」ギュッ
真尋「だー抱き付くな」
クー子「……これならすぐ乾く」
真尋「そうじゃない、そうじゃないんだ」
ニャル子「なーにやってんですか二人とも」
クー子「……まだ半乾き、ダメ」グイグイ
ニャル子「おのれクー子ォォォォォ!あんたのせいで私と真尋さんのラブラブ世界も破壊されてしまいましたよ!」
ニャル子「世界を破壊してその瞳は一体何を見ているんですか」
真尋「おまえも何言ってんだよ」
クー子「……終わり」
真尋「本当にパリッパリだよ」
クー子「……クリーニング屋のバイトなら出来る気がする」
ニャル子「いっそ住み込みでバイトやったらどうなんです、猫舌ですし、無愛想ですし」
真尋「黒いオーラ出しながら言うんじゃない」
真尋「クー子とか普通に好きだろ、おまえのこと」
ニャル子「……いつになったらこの家をでていくのかなぁ?」
クー子「……ニャル子、それ以上いけない、首を折られて死ぬことになる」
ニャル子「けっ、首を折られて死ぬのは人間くらいですよ」
真尋「いやいや動物とか普通に折れたら死ぬから」
クー子「……それより少年、お腹すいた、お昼、お昼」
真尋「そういやそうだったな、でもお昼分買うの忘れてた」
クー子「……じゃあ何、断食なの?」
真尋「いや、素麺がまだあったはず・・・」
クー子「……少年もそのうち麦茶量産しつつ昼には素麺を振舞うようになる」
真尋「田舎のおばあちゃんかよ」
ニャル子「まだ上じゃないんですか」
真尋「しょうがない、呼んで来る」
ニャル子「さきに食っちまっても構いませんよね」
真尋「別にいいけど・・・全部食うなよ?」
クー子「……保障は出来ない」
真尋「いや保障しろよ、ったく」
真尋「ハス太ーできたぞ」
ニャル子「真尋さんは行きましたね、素麺といえばやっぱり」
クー子「……あれをやるしか」
真尋「いや、素麺だけど」
ハス太「素麺かぁ、素麺といえばやっぱりあれやるんだよね」
真尋「あれ?あれってなんだ」
ハス太「えー、素麺といえばやっぱり」ガチャ
ニャル子「あ、真尋さん戻りましたか、でははじめましょう、流しソーメンを」
真尋「なんじゃこりゃああ、僕が出る前は竹すらなかったよな、なんでこんな大規模ウォータースライダーみたいに入り組んだ流しソーメンセット作れるんだよ」
ニャル子「言いましたでしょう、クロックアップしたニャルラトホテプ星人は人間を遥かに超えたスピードで活動する事ができると」
真尋「だからってやりすぎだろ、せめて常識的に1つで作れよ、なんだよこれ、本当になんだよこれ」
クー子「……少年、もっと褒めて」
真尋「褒めてねーよ!」
クー子「……少年はそうやって子供の自由な発想を潰していく」
真尋「おまえらは自由過ぎるんだよ」
真尋「う、うるさいよ・・・終わったらちゃんと片付けろよな」
ハス太「流し素麺一度やってみたかったんだ」
クー子「……ハス太君は話がわかる、やはり地球のアニメでやってるの見るとやりたくなる、うちではやったことなかった」
真尋「普通地球の一般家庭でもやらないからな」
ニャル子「・・・?今やってるじゃないですか」
真尋「不思議そうな顔するなよ、おまえの発想のほうが不思議だわ」
ニャル子「別にいいじゃないですか、普通に食べるより楽しいじゃないですか」
真尋「どうでもいいけど流し素麺に分岐路とか必要なのか?」
ニャル子「何いってるんですか、一本道だとただのタイミング勝負じゃないですか」
クー子「……少年には遊び心が足りない、張り詰めた糸はすぐ切れる」
真尋「ぐ、わかったよ」
真尋「どうした」
ニャル子「やっぱり素麺足りません、クー子の奴が大量に食いやがりますので」
真尋「あー、だろうな」
クー子「……私の半歩以内に全てのソーメンが集まる、クー子ゾーン」
ニャル子「交差点に居座ってんじゃねーですよ!」
真尋「まぁ僕とりあえず茹でるから、もうちょっと仲良くやれ、喧嘩して破壊とかするなよ、水浸しになったら困るからな」
ニャル子「真尋さん・・・フラグですか?前振りですか?」
真尋「やるなよ?絶対やるなよ?フォークで刺すからな」
ニャル子「わ、わかってますって、いやだなぁ、流石にそこまでやんちゃしてませんよ」
クー子「……私の半径1メートルは聖域、何人たりとも入らせない」
ニャル子「こうなったら実力行使です」
クー子「……どうするつもり」
ニャル子「なーにあんたが食えなくなるまで素麺流すだけです、真尋さーん、素麺追加ですお願いします」
真尋「おまえら一箱全部食うつもりかよ」
ニャル子「覚悟なさいクー子、あんたの胃袋の限界を突破してみせます、ほーれほれほれ」
クー子「……望むところ」
ハス太「結局こっちまでこないよ」
ニャル子「認めざるを得ませんね、若さゆえの過ちを」
真尋「ただの構造上の欠陥だろうが」
クー子「……おかわり」
真尋「ほらもう半分だ」
ニャル子「そぉい!」
真尋「あ、こら、全部流すな!」
ニャル子「かまいません、これだけ流せば取りきれません、胃袋に限界はなくても皿のほうに限界が・・・限界が・・・」
ミシミシ
ニャル子「げん・・・」
バキバキバキ
真尋「あーあ」
クー子「……ニャル子、鉄骨抜いたのはまずかった」
ニャル子「まさかこんな程度の衝撃で、あ、ちょっと、フォークは出さないで下さい掃除はしますから」
真尋「ったく、ほらハス太、こっち来い、残りの素麺食べるぞ」
ハス太「うん」
クー子「……私も」
真尋「お前はダメだ」
クー子「……ぐすん」
真尋「一口だけな」
ニャル子「ありがてえ!ありがてえ!」
真尋「じゃ、ほら掃除しろ」
ニャル子「畜生、畜生めぇ、真尋さんが振り向いてくれないのも、今こうして掃除してるのも全部クー子のせいです」
クー子「……人のせいにするのはよくない、でも責任取れって言うのなら責任はとる、結婚しよ?」
ニャル子「あんたって奴は・・・」
真尋「いいからほら、掃除しろ」
ニャル子「あーもう、決壊したせいでびしょびしょですよ」
クー子「……私が乾かしてあげる」
ニャル子「抱きつこうとしてんじゃねーですよ!私の半径1mに寄るんじゃねーです!このっこのっ」ゲシゲシ
クー子「……ニャル子痛い、でも気持ちいい」
真尋「近寄るなっていいつつなんで足蹴にしてるんだろうな」
ハス太「ごちそうさま」
ニャル子「さて掃除も終わりましたしびちゃびちゃですので私はお風呂に」
真尋「床ちゃんと拭いたか?」
ニャル子「もちろんです、もちろんですとも、ところで真尋さん」
真尋「なんだよ」
ニャル子「見に来たっていいんですよ、私の入浴シーン」
真尋「いかねーよ、入るならとっとと入れ」
ニャル子「……なーんでここでガッツリきてくれないんですかねぇ」ブツブツ
クー子「……じゃあ私が」
ニャル子「あんたは黙っときなさい」
クー子「……」
ハス太「うん、おやすみ」
クー子「……暇を持て余す」
ハス太「うーん、やることないね、でもたまにはゆっくりしてもいいんじゃない?」
シャンタッ君「みー」
ハス太「僕たちも昼寝しよっか」
シャンタッ君「みー」
クー子「……暇」
クー子「……もしもし、ドッピオです」
クー子「……」
クー子「……暇」
クー子「……ニャル子入浴中、レッツゴー」
ニャル子「何奴!?もしかして真尋さーん?」
クー子「……かわいい男の子だと思った?残念クー子ちゃんでした」
ニャル子「帰りなさい、ぶっとばされんうちにな」
クー子「……さきっぽだけ、さきっぽだけだから」
ニャル子「なんの先っぽですか、回れ右してさっさと帰りなさい」
クー子「……みーせーてーニャル子の体みーせーてー」
ニャル子「くにへかえるんだな おまえにもかぞくがいるだろう」
クー子「……ぐすん」
クー子「……また暇になった」
クー子「……この際少年で」
クー子「……少年」
真尋「Zzz」
クー子「……寝てる」
クー子「……暇を持て余す」
クー子「……」
クー子「……仕方ない、私もお昼寝」
クー子「……Zzz」
真尋「んん・・・」Zzz
クー子「……んー」Zzz
真尋「あつ・・・」Zzz
クー子「……」Zzz
真尋「・・・何やってんだこいつ」
クー子「……」
クー子「……ぐーぐー」
真尋「起きてんだろ」
クー子「……ぐ、ぐーぐー」
真尋「まぁいいや、めんどくさいし、寝なおそう、ほどほどにしとけよ?」
真尋「すりすりするな」
クー子「……知ってる?少年、実はさっき少年とお楽しみだった、麺つゆに含まれるアルコールで少年のタガが外れて」
真尋「アルコールなんか入ってないだろ」
クー子「……昔の少年なら少しくらい取り乱したのに」
真尋「馴れたくないけど慣れちゃったからな」
クー子「……暇」
真尋「だから寝させろよ、そしておまえも勝手に寝るかゲームするかお菓子でも食ってろ」
クー子「……お菓子作ってくれるの?」
真尋「いや、だから寝かせろよ」
クー子「……仕方ない、起きたらもう一度頼む」
真尋「あーはいはいそれでいいからもう」
クー子「……んんっ」スリスリ
真尋「ん・・・?」
クー子「……んん」スリスリ
真尋「……おいこら、何やってんだ」
クー子「……起きてしまった」スリスリ
真尋「暑苦しかったからな、ってそうじゃない、そうじゃないだろ、なにをして・・・いや言わなくていい、SAN値下がりそうだから言わなくていい」
クー子「……あと少しでクライマックスジャンプできたのに」スリスリ
真尋「聞きたくない聞きたくない!やめろ!お菓子作ってやるから言うな!」
クー子「……別に何もしていない」スリスリ
真尋「じゃあ今やってるこれはなんだ」
クー子「……少年肌すべすべ」
真尋「ごまかすな」
クー子「……お菓子をくれなきゃイタズラするぞ」
真尋「もうしてんじゃねえか」
クー子「……少年、なんだか女の子みたい」
真尋「文句あるなら僕が全部食べてもいいんだぞ」
クー子「……ない、ないからごめんなさい」
真尋「ほら食え」
クー子「……」ポリポリ
クー子「……美味」モシャモシャ
真尋「そうか」ポリポリ
クー子「……やっぱり嫁に」
真尋「もらわねーよ、というか女じゃねえよ」
クー子「……でも私が産む側だとニャル子の赤ちゃん産めない」
真尋「そんなこと言われても」
ニャル子「何故でしょう、妙な鳥肌が」
真尋「あーしかしさっき怒ったせいで寝付けそうにないや」
クー子「……じゃあお礼」ポンポン
真尋「なんだよ、また膝枕か」
クー子「……少年の落ち着きのなさが無くなる、じっとしてるしかわいい」
真尋「僕は猫か何かかよ」
クー子「……ウルタールの猫、相手は死ぬ」
真尋「素手で邪神が倒せるようになってしまうのか僕は」
クー子「……ならないの?」
真尋「ならないし、やりたくもない、あの妙な感触はできれば2度と味わいたくない」
真尋「そんなに膝枕したいのか?」
クー子「……来いよベネット、プライドなんか捨ててかかって来い」ポンポン
真尋「誰だよベネット、別にそんな無理しなくても」
クー子「……ぐすん、少年なでなでしたい」
真尋「何だよそれ」
クー子「……少年は受け、間違いなく受け、ハムスターとかそんな感じ」
真尋「動物じゃねえか」
クー子「……愛でたい」
真尋「どっちかというとクー子のほうが可愛がられそうだけどなぁ」
クー子「……どういうこと」
真尋「いやなんとなく」
クー子「……ニャル子もついでにいただく」
ハス太「何をいっているの、真尋君は僕のものだよ!」
真尋「いたのかハス太」
ハス太「うん、ずっと」
クー子「……全員揃った」
ハス太「勝負」
ニャル子「祭りの会場はここですね」
真尋「お、おい、何をするつもりだ」
ニャル子「そこは『僕のために争うのはやめろー!』とかじゃないんですかね」
真尋「なんで僕がそんなヒロインみたいなことを」
ニャル子「違うんですか?」
真尋「ちが・・・違うと言い切れそうに無いのは何故だろう」
ハス太「ヒロインだよ、僕の」
クー子「……少年を愛で倒す」
ニャル子「いっきますよーロボトルーファイト!」
クー子「……へんしん」
ハス太「ヘシン」
ニャル子「全員本気モードですか、面白い、今日は試作品としてスーパーゼクターがあります、過去や未来へは行けませんが超々高速移動はできますよ」
クー子「……フォーマルハウトを召喚すればまだ…」
ハス太「速いだけでは何も出来ん」
ニャル子「ハイパーゼクターさえ完成していれば過去にいってボコすだけなんですけどね、スーパーキャストオフ!」
ハス太「ふん、王の判決を言い渡す、私の勝利だ」
クー子「……さて1兆度の炎で・・・少年?」
ニャル子「何が黄衣の王ですか、王が怖くて邪神ができますかってんだ、スーパークロック・・・」
真尋「おまえら・・・」ブチッ
ニャル子「アップ!」
ニャル子「・・・・よ、避けらんねぇ」
スーパークロックオーバー
ザクザクザク
真尋「なんなんだよおまえらは、家を破壊するつもりか?」
ハス太「なんだこれは、何がどうなっている、痛いではないか真尋」
真尋「おまえは元に戻れ」
ハスタ「ぐすん、いたいよ真尋君」
ニャル子「どうなってんですか・・・普通の1000倍の更に1000倍ほど早い世界なのに避けられないフォークって」
真尋「おまえは反省しろ」
クー子「……少年、怒っちゃいや」
真尋「おまえも反省しなさい」
クー子「……先に喧嘩売って来たのはあっち」
真尋「関係ない一緒に正座」
ニャル子「えらく軽いですね」
真尋「なんだ、もっとしたいのか?」
ニャル子「いやです、もう放置プレイはいやです」
クー子「……少年、慈悲を」
真尋「おまえいつも正座でゲームしてなかったか」
クー子「……たぶん気のせい」
真尋「……」
ニャル子「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
真尋「怖いからやめろ」
クー子「……ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
真尋「やめろって」
ハス太「もうしないから体を持っていくのはやめて」
真尋「何の話だ」
真尋「なんだ、言って見ろ」
ニャル子「急なバトル展開って原作的にもう終わりって感じですよね」
真尋「何の話だ」
クー子「……私が『少年』じゃなくて名前で呼ぶ」
ニャル子「やめなさい、それテコ入れしてバトル展開になってそのまま変身せずに終わる展開ですよ」
クー子「……でも私だけ名前呼びじゃない」
真尋「いや別に僕は気にしてないし」
クー子「……真尋」
クー子「……真尋君」
クー子「……真尋さん」
クー子「……だーりん」
真尋「いやそれはおかしい」
真尋「そうなのか」
クー子「……コレジャナイ感がする」
クー子「……少年、うん少年、少年少年、これが一番しっくりくる」
ニャル子「ダーリン」
ハス太「真尋君は僕のダーリンだよ」
真尋「なんだおまえら急に」
ニャル子「これ見よがしにクー子がダーリンって言っていたので」
真尋「おまえ普段から『マイダーリン』とか言ってるじゃないか」
ニャル子「気のせいです」
真尋「え?」
ニャル子「気のせいです」
ニャル子「ふぅ」
真尋「さてそろそろ晩飯作らないとな」
???「その必要はないわ!」
真尋「母さん?!」
頼子「ただいまヒロくーん」ニョキッ
ニャル子「お母様何故床から!」
頼子「帰ってきたけど驚かせようと思ったらなんだか妙なオーラがでてきたのよね、だから床下から入ってきたの」
真尋「いや、だからって普通床下とか入れるもんなの?」
頼子「とりあえずムスコニウム~、あの人が忍者屋敷に憧れてたから妙なところに変な機能ついてたりするわよ」
真尋「えっ17年も暮らしてきたのに」
頼子「うっそでーす」
頼子「んー?」スリスリ
真尋「晩御飯作らないの?」
頼子「もうちょっとだけねー」スリスリ
クー子「……愛でられてる少年かわいい」
真尋「それよりニャル子」
ニャル子「なんです」
真尋「>>229は伏線なんだろうか」
ニャル子「いや、どうなんですかね、私もよく覚えてなかったので」
頼子「何の話?あ、それとヒロ君、あんまり喧嘩とかしちゃだめよ」
真尋「いや、僕は止めたほうであって」
頼子「あら?そうなの?ニャル子さん」
ニャル子「喧嘩の原因が真尋さんです」キリッ
真尋「母さん、そんな年甲斐も無く」
頼子「何を言っているの、私はまだ17歳よ」
真尋「え、ええっと」
頼子「17歳よ」
真尋「あ、あの、母さん?」
頼子「17歳よ」
真尋「はい」
クー子「……お腹すいた」グー
頼子「じゃあ私がご飯作るわね、冷蔵庫にあるの使っちゃっていいんでしょう」
真尋「うん、お願い」
クー子「……でも少年のご飯食べられない」
真尋「そんなにうまいか?僕の作ったご飯、母さんに比べれば大分見劣りしてるけど」
クー子「……わからない、けどおいしい」
真尋「んー?」
ニャル子「何二人でまたイチャついてるんですか」
真尋「何がなんだかわからんぞ」
ニャル子「いちゃつくんなら、是非、私と」
真尋「いらんいらん」
ニャル子「くあーなんでですか!」
真尋「いや、そもそもイチャついてるつもりなんか」
クー子「……」
頼子「ヒロくーん?馬に蹴られて死ぬわよ?」
頼子「ほら出来たわよ、ちょっとヒロ君手伝って」
真尋「はいはい」
ニャル子「じゃ、いっただきまーす」
クー子「……いただきます」
ハス太「いただきまーす」
真尋「さてと、いただきます」
クー子「……やっぱりおいしい、味は」
頼子「んふふ」ニコニコ
頼子「ヒロくんは本当に罪作りな男ね」
真尋「え、何が」
頼子「本当に馬に蹴られて死んじゃうんじゃないかしら、心配だわ」
頼子「さて、明日は月曜日だし、もうねなさいね」
真尋「うん、おやすみ」
真尋「本当に疲れた、やっと眠れる」
真尋「なんだ、もう朝か、シャンタッ君、起こすときは小突くだけでいいって言ったろ」
クー子「……」
真尋「何やってんの」
クー子「……少年、おはよう」
真尋「お、おはy」チュー
真尋「んー!んー!」
クー子「……ぶは、ご馳走様」
真尋「お、おま、おまえ・・・」
クー子「……口通しは初めて」
ニャル子「(0M0)」
真尋「ニャ、ニャル子・・・?」
ニャル子「私の精神はボドボドだ」
クー子「……まだ目覚めてないの?目覚めよその魂、んー」
真尋「まてまてまてまて」
クー子「……いやなの?」
真尋「いやじゃな・・・じゃなくて、ダメだダメだ、論理的に」
クー子「……少年は真面目すぎる、もっと踏み外す若さが必要」
真尋「若さ、若さってなんだろうな」
クー子「……振り向かないこと、さぁレッツパーリィ」
真尋「やめろやめろ、キスはもうやめろ」
クー子「……じゃあ何ならいいの、ハグ?それとも子作り?」
真尋「一応女の子が朝っぱらから何言ってんだ、急にどうしたんだ一体」
クー子「……愛に目覚めた」
クー子「……ニャル子は初恋、初恋は叶わないもの、だから大丈夫」
真尋「何がだ、何が大丈夫なんだ」
ニャル子「って、こんなことでへこたれるニャルラトホテプ星人じゃありませんよー!」
ニャル子「と、いうわけでおはようございます真尋さん」
真尋「あ、ああ・・・」
ニャル子「で、どうしてこうなったんです」
真尋「クー子が何かに目覚めたらしい」
クー子「……これからは少年を愛で倒す」
ニャル子「…つまりどういうことだってばよ?」
真尋「いや、知らん」
真尋「あ、おいニャル子」
クー子「……それで、少年、何ならいいの」
真尋「さっき言ってたのは全部ダメだ」
クー子「……じゃあ手からはじめる」
真尋「手?手くらいならまぁ」
クー子「……なんだかんだで少年はデレてる」
真尋「う、うるさいよ、からかうならやらないぞ」
クー子「……冗談、じゃあそういうことで」
真尋「なんだったんだ一体」
頼子「ヒロ君おはよう」
クー子「……少年早くここここ」
真尋「あ?あ、ああ」
ハス太「何がどうなってるの?ニャル子ちゃん?」
ニャル子「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」
クー子「……少年あーん」
真尋「え、おいちょっと」
頼子「ふふふ、クー子さん、だめよ、あんまりイチャイチャするのは」ニコニコ
クー子「……少年のお母さん、目が怖い」
頼子「そんなことないわよー」
頼子「はい、お粗末様」
ニャル子「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」
ハス太「」
真尋「二人とも動け、動けってほら、遅刻するぞ」
クー子「……少年、ラブラブ登校タイム」
真尋「おまえも少しは手伝え」
クー子「……行って来ます」
ニャル子「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」
ハス太「」
クー子「……少年、手ならいいって言った」
真尋「いや、言ったけど、言ったけどもさ」
クー子「……答えは聞いてない」ギュッ
真尋「あ、おい、引っ張るな」
ニャル子「何やってんですかあああクー子!」
クー子「……愛を確かめてる」
ニャル子「だったら愛を取り戻すだけです、ショックなのは私だけじゃありませんよ、目覚めなさいよハス太君」ベシベシ
ハス太「はっ」
ニャル子「さあいきますよ!ってこら逃げるんじゃありません待ちなさい」
真尋「こらひっぱるな」
クー子「……鬼は外、少年だけうち」
ニャル子「絶対に許さない、絶対ニダ、まちなさいこらああああ」
ハス太「王の判決、真尋君をかえしてー」
クー子「……念願の少年は手に入れた」
ニャル子「殺してでも奪い取りますよ!」
真尋「とりあえずとまれえええ」
終わり
ひとまず乙
起きたらまた書いてね(にっこり
これからが楽しみだ
クー子「……到着」
真尋「ハァハァ・・・ゲホッゲホ」
珠緒「あら、お二人さん、どうしたのさ、そういえばニャル子ちゃんは?」
真尋「あ、ああ、あいつならそのうち来るんじゃないか」
ニャル子「だーれがよんだかニャル子ちゃんかめーん…ていうか足速すぎでしょうよ、お二人とも」
ハス太「ま、待ってよ・・・ハァハァ」
珠緒「で、遅刻してるわけでもないのになんで走ってるの」
ニャル子「それが真尋さんが私というものがありながら、ありながら、チクショオオオオ」
珠緒「何々、何があったの」
真尋「めんどくさそうだから逃げよう、おはよう余市」
余市「今日も朝から賑やかだね、ところでそれ」
真尋「どれ?」
真尋「え?」
クー子「……少年、なかなか大胆」
真尋「おわあああああ」
クー子「……ああん・・・ひどい」
余市「ニャル子さんと付き合ってたんじゃないのかい?浮気はよくないなぁ」
真尋「いやいや、そもそも付き合ってたわけじゃないし」
余市「ダメだよ八坂君、馬に蹴られて死んじゃうよ」
真尋「なぁ、それ流行ってるの?」
余市「何がかな」
真尋「いやなんでもない」
真尋「だーから、もう、説明がめんどくせえ、もうそれでいいよもう」
珠緒「へー、そんなこといっちゃうんだ・・・」
真尋「な、なんだよ」
珠緒「全校生徒通り越して町中に言いふらしちゃうよ」
真尋「カンベンシテクダサイ」
珠緒「じゃあ喋ってくれるよね」
真尋「ニャル子に大体聞いたんじゃないのか、あいつ何ていったんだ」
珠緒「『真尋さんが何を血迷ったかクー子とラブコメし始めました、絶対に許されざるよ』だって」
真尋「ん、まぁでも大体あってるかラブコメはしてないけど」
珠緒「浮気物!」
真尋「だからなんで浮気に」
珠緒「むしろアレで付き合ってなかったの?とんだ女ったらしだよ」
珠緒「べっつにー」
ニャル子「私とあっついキスしたくせに」
クー子「……今朝キスしたばっかり」
珠緒「おまわりさーんこの人です」
真尋「おまえらあることないこと・・・って全部事実じゃないか反論できねえ・・・」
真尋「いや、だからそれは」
先生「ほらー席につけー」
珠緒「ちぃ」
真尋「助かったか・・・ん?」
ニャル子「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ハス太「……」ゴゴゴゴゴゴゴ
真尋「ニャル子はともかくハス太まで妙なオーラを・・・」
ハス太「ヨミチニキヲツケヨウネマヒロクン」
ニャル子「ツキヨニハキヲツケマショウネマヒロサン」
真尋「どこのホラーゲームだよこええよ、やめろよ」
真尋「やめろっていってんだろその喋り方」
ニャル子「ベン・トーの時間です」
真尋「いつから僕の母さんお手製弁当が半額になったんだ」
クー子「……お腹すいた」グー
ニャル子「あんたはそこで野垂れ死になさい」
真尋「いいからほらいくぞ」
シャンタッ君「みー」
クー子「……ご飯、ご飯」
真尋「やっとゆっくりできる、暮井の奴もここまではこないし」
クー子「……少年、少年」
真尋「どうした」
クー子「……あーん、あーん」
ニャル子「アアアン?何やってんですかあんた、ぶちのめしますよ」
真尋「飯くらい静かに食えんのか」
クー子「……少年、食べて、あーんあーん」
真尋「いや自分で食うから」
クー子「……ぐすん」
ニャル子「んーどうすれば真尋さんは正気を取り戻すんですかね」
真尋「なんだそれ、僕のSAN値いつの間に0になってたんだ」
ニャル子「0どころかマイナスですよマイナス、何をどうすりゃそういう選択ができるんですか」
真尋「僕は何も選んでないぞ」
ニャル子「嘘おっしゃい、じゃあなんでクー子にはされるがままなんですか」
真尋「別にそんなことないだろ」
ニャル子「私が求婚したら拒否するくせに!」
真尋「年を考えろ僕はまだ17だ」
真尋「だからなんでお前は過程をすっ飛ばすんだよ、段階を踏めよ段階を」
ニャル子「クー子の奴とは婚約したじゃありませんか」
真尋「だからあれは演技だったろうが」
クー子「……えっあのキスの時点で婚約成立」
真尋「えっ」
ハス太「えっ」
クー子「……えっ」
真尋「何それ怖い」
真尋「返事しないとダメだったのか、急すぎて分らなかったし対処しようがなかった」
ニャル子「じゃあついでに私とも婚約を」
ハス太「僕も僕も」
真尋「おまえら考え直せ、3人と婚約なんて無理に決まってるだろう」
ニャル子「ならばやはり、戦うしかありませんか、戦うことでしか語り合えない」
クー子「……やめたほうがいい、ジョーカー」
真尋「あーもう、昼休み終わるから帰るぞ」
真尋「いや、いつもどおりだけど」
珠緒「それで、結局どうなの?今度こそ話を」
先生「はーい、席についてください」
珠緒「ちぃ」
クー子「……この先生吉野屋先生そっくり」
ニャル子「……いわれてみれば」
真尋「あれ?授業は?」
ニャル子「何言ってんですか、真尋さん」
クー子「……少年は疲れてる」
ハス太「早く終わったし、たこやき、たこ焼き食べたいな」
真尋「あーはいはい」
珠緒「ちょーっとまったー」
真尋「なんなんだよさっきから」
珠緒「放課後だからもう邪魔は入らないよ、さあ話を聞かせてもらいましょうか」
クー子「……少年たこ焼きたこ焼き」クイクイ
ハス太「僕も」
真尋「あー、暮井、外でいいか?」
真尋「こいつらすぐ腹すかせるからな」
ハス太「今日は早く終わったし、いつもより多くてもいいよね」
真尋「あーどっちにしろ人数多いし」
クー子「……多々買え・・・多々買え・・・」
真尋「わかったわかったから」
ルーヒー「それで?」
真尋「とりあえず2パック」
ルーヒー「600円」
真尋「はいよ」
ハス太「こんにちは、ルーヒーさん」
ルーヒー「こんにちは」
ニャル子「珠緒さんちょっとちょっと」
珠緒「ほいほい」
ニャル子「ちょっとこっちで一緒に作戦、もといたこ焼き食べましょう」
クー子「……まだ食べられない温度」
ルーヒー「あなたこそ食べないの、八坂真尋」
真尋「ああ、いや」チラッ
ルーヒー「別に何も入ってないわよ、地球のもの以外」
真尋「いや、それはわかってるんだけど」
クー子「……少年は我侭、私が食べさせる、はいあーん」
真尋「あ、おい」
クー子「……あーん」ガシッ
真尋「あ、熱、やめろ、食うから、食うから!ほっぺた摘むな!」
珠緒「ありゃー、本当にできちゃってるの、あれ」
ニャル子「まったく妙な横槍ですよ、本当に、たまったもんじゃありません、どうにかしてください」
珠緒「任せて・・・おーいちょっとお二人さん、お熱いですね」
真尋「ほんとだよ、唇火傷しかけたわ」
珠緒「いや、そうじゃなくて、そうじゃなくてね、お二人さんのお仲が多少よろしいから、何かあったのかなーって」
真尋「いやまぁ色々あって」
珠緒「色々って何さ、クー子ちゃんもニャル子ちゃんはどうしたの?」
珠緒「え、愛人?恋人とかならわかるけど、愛人?」
クー子「……少年は私に愛で倒される運命、だから愛人」
真尋「本気で言ってたのか、やめろよ本当に」
クー子「……少年は照れすぎ」
珠緒「そういえばさっきのたこ焼き食べさせられてる八坂君ちょっとかわいかったかも」
真尋「やめろよおまえまで変なこと言うの、ニャル子に毒されたか」
珠緒「え?あ、ごめんね、うふふ…ニャル子ちゃん、ごめんね、何も出来なかったよ」
ニャル子「くそう、どうすれば、どうすれば」
真尋「だから自分で食えるって」
クー子「……よーしよしよしよーしよしよし」
真尋「だーもう、やめろってば」
ニャル子「私の怒りが有頂天に」
ハス太「ニャル子ちゃん、そのネタはもうやったよ」
ニャル子「そうでしたっけ、うふふ」
ニャル子「私はこれでまた一人ぼっちですか」
真尋「そろそろ帰るぞ」
クー子「……少年最後の一個あーん」
真尋「クー子がくえ・・・いた、いたたたた、腕はそっちに曲がらん、間接極めるなぁ!」
ハス太「クー子ちゃんだめだよ、それ以上いけない」
真尋「んぐっ、ゴクン、ほら、もういいだろ放せ、帰るぞ」
クー子「……なんだかんだで食べる少年、満足」
ハス太「ルーヒーさんまた今度ね」
ニャル子「ぐぬぬぬぬ・・・」
頼子「あらあら、おかえり、早かったわね、それで何その状況」
クー子「……私が少年と手をつないだら」
真尋「ニャル子がおかしくなってもう片方の手をとって」
ニャル子「あまったハスター君が真尋さんにおんぶを」
ハス太「ごめんね、真尋君」
真尋「ほんとだよ、疲れた・・・」
クー子「……少年、水」
真尋「あ、ああ」
クー子「……少年、肩揉む」
真尋「え、ああ・・・」
クー子「……私は愛する乙女」モミモミ
真尋「ああでも結構気持ちいいかも・・・」
ニャル子「真尋さんも大概ですよね」
真尋「何が」
ニャル子「いえ、たぶん初期真尋さんなら私達がマッサージでもしようものなら『何が望みだ、いやな予感しかしねーぞ』って言いそうですし」
真尋「娘に物をねだられる親父か僕は、でもなんか言いそうな気はするな」
クー子「……単純に感謝の気持ち」
真尋「ほら、こう言ってるじゃないか」
ニャル子「真尋さんも案外ちょろいですね」
クー子「……少年がそういうのなら」ナデナデ
真尋「どうしてそうなる」
クー子「……愛で倒してるだけ」
真尋「そうか、まぁいいけど」
ニャル子「な、何故!?私が這い寄ったらいつも拒否するのに!」
真尋「だって襲われてるわけじゃないし、おまえみたいに下心丸見えなわけでもないし」
ニャル子「どうみても篭絡しにかかってるじゃないですか」
真尋「そうなのか?」
クー子「……そのような事実はない」ナデナデ
真尋「らしいぞ」
ニャル子「えぇー・・・」
真尋「最初のほう妙なもの食わせようとしてたのはお前のほうだろ」
ニャル子「ぐぬぬ・・・」
ニャル子「じゃ、じゃあ妙な薬を」
真尋「盛ろうとするのはいつもおまえだろ」
ニャル子「ぐぬぬぬぬぬ・・・」
クー子「……ニヤリ」ナデナデ
ニャル子「あー!今クー子がニヤッて!ニヤッてしましたよ!」
真尋「んー?全然いつもの無表情じゃないか」
クー子「……あまり突っかかられても困る」ニヤ
ニャル子「あー!なんでそんな勝ち誇った顔を!キィーッ」
真尋「ん、そうか、母さんご飯は?」
頼子「まだかかるわよ」
真尋「んー」
クー子「……少年、ゲーム」
真尋「爆ボンならもうやらんぞ」
ニャル子「はいはいはい!私も!私もやります!」
ハス太「僕もやるよ!」
真尋「とりあえずこっちに持ってくるか、ちょっとまってろ」
ニャル子「マリオパーティ!マリオパーティやりましょう!」
真尋「おまえが青マス踏むたびに隠しブロック拾いそうでいやだ、勝負にならん」
クー子「……全盛期のニャル子は20ターンで20スターは当たり前、20ターンで30スターもあり得る」
真尋「スターは9個でカンストしなかったか?」
クー子「……ニャル子だから、仕方ない」
真尋「そういわれたら仕方ないな」
クー子「……思い出補正、主に小学校帰りの友達との熱いバトル」
真尋「本当に高校生なんだろうな、というか友達いたのか」
ニャル子「やだなぁ真尋さん、友達くらい・・・」
真尋「友達くらい?」
ニャル子「いえ、何でもないんです、何もなかったんです」
真尋「まぁいいけど、で、何やるんだ」
クー子「……テニス、ゴルフ、ゴールデンアイ」
真尋「まぁメジャーだな」
ハス太「カスタムロボなんかも面白いよね」
真尋「意外と男の子してたんだな」
ハス太「??」
真尋「いやなんでもない」
ニャル子「私はわるかねえです、なんせ勝手にああなるんですもの」
真尋「わざとじゃなくても問題あるだろあれは」
ニャル子「別に私は乱数調整なんてしてませんし、クロックアップして目押ししてるわけでもないんですよ、ええ」
真尋「何かそう言われると途端に怪しくなるのはなんでだろうな」
ニャル子「なんでそうなるんですか、ちったー信用してくださいよ」
クー子「……無難なところでテニス」
真尋「まぁ時間もあんまりなさそうだしな」
ニャル子「チームはルーレットでいきますかね」
真尋「ん?ルーレット?」
クー子「……少年こっち見て」ゴキッ
ニャル子「あんた真尋さんを砂浜の一部にするつもりですか」
クー子「……少年ストップって」
真尋「あ、ああ・・・ストップ」
真尋&ニャル子 クー子&ハス太
真尋「んーニャル子か」
ニャル子「あんまり普通にやってもあれですし、勝ったほうは負けたほうを自由にってことで」
真尋「まぁあんまり行き過ぎたのはダメだけどな」
ニャル子(ん・・・?この組み合わせだと旨みが・・・ない!しまったあああ)
クー子「……」ニヤ
ニャル子「あー!またニヤッて!」
ハス太「」ニヤ
ニャル子「ハスター君まで!?」
ニャル子「んなもん基本でしょう」
ハス太「だよね」
真尋「えっ」
ニャル子「まさか持ってないんですか、真尋さんともあろうお方が、普通のキャラでやってもバイオレンス感たりないでしょう」
真尋「…ちょっと掘り起こしてくる」
ニャル子「そうですか」
真尋「あー、やっぱりというか、データ消えてるな」
ニャル子「…死にますよ、真尋さん」
ハス太「真尋君・・・」
クー子「……勝った」
真尋「まさかそんな決まるほど・・・」
ニャル子「保存データlv99は基本」
クー子「……さまざまな相手に対応できるよう複数ソフト持ってる人もいる、もちろん全部lv99」
真尋「宇宙人って何なんだろうな・・・どんだけ暇なんだよ」
真尋「ああ、すまんな」
クー子「……私のカセットは108個まであるぞ」
真尋(そんだけあって何か意味はあるんだろうか)
ハス太「じゃあはじめよっか」
真尋「あー母さん?あとどれくらいかかりそう?」
ニャル子「んじゃあ6ゲーム1セットでいいんじゃないんですかね」
真尋「まぁそんなもんだろうな」
クー子「……フォーマルハウト、READY?」
真尋「燃やそうとするな」
クー子「……少年、かもーん」
真尋「ほい」
クー子「……遅い」
ニャル子「抜かしません」
ハス太「甘いよ!」
ニャル子「そい」
・・・
真尋「いつまで前衛で打ち合ってんだお前ら」
ニャル子「流石ですハスター君」
ハス太「まだまだ甘いなニャル子」
真尋「なんでライジングハス太になってんだよ、ここ本気出すところかよ」
真尋「どうしたものか」
ニャル子「おっと、動いちゃダメですよ、いきなりロブ撃ったり流し打ちしたり急にスルーパスだしたりとハイレベルな読みあいなんですから」
真尋「夕飯前に終わるのかこれ・・・」
ニャル子「そう思うなら仕掛けますよ」
真尋「え、ちょ、あぶなっ」
ニャル子「こんな風にたまにスルーしますけど、ちゃんと取ってくださいね」
真尋「普通前衛がとれるなら取ったほうがいいんじゃねえのか」
ニャル子「普通にやってもこいつらには勝てませんよ」
ニャル子「真尋さんも意外とやりますね」
真尋「最初はサーブ返せなかったからな、なんだよ230キロって」
クー子「……でももう普通に返してくる」
真尋「自分でもびっくりだよ」
ハス太「なんだかんだでタイブレークまで持ち込んだしね」
クー子「……タイブレークだし少年も大分馴れてきたようだしそろそろ私も本気を出す」
ニャル子「私はその倍強い」
ハス太「実は実力を隠していた」
ニャル子「真尋さんもまだきっと本気ではないです」
ニャル子「ならば私はこのパワーリストをはずします」
ハス太「秘められた力が覚醒するよ」
ニャル子「真尋さんは特殊な一族の血を引いていて、ピンチになると覚醒します」
クー子「……覚悟によって過去を断ち切ることで無意識に押さえ込んでいた力が解放される」
ニャル子「愛する人の想いが私を立ち上がらせます」
真尋「なんだよおまえら、パワーリストとか間違いなく関係ないだろ、体に負担かかるゲーム技ってなんだよ」
ニャル子「真尋さんの進化は日々加速しています」
ハス太「進化が加速なんかしないよ!」
真尋「なんで僕を引き合いにだすんだよ」
クー子「……何が来ようと五感がなくなるまで打ち返す」
真尋「何をする気だお前は」
ニャル子「これもダメですか・・・」
ハス太「といってもこれで何回目のマッチポイントだろうね」
ニャル子「1,2、めんどくさいわ!来るなら来なさい!」
真尋「んーでも流石に負けるのもアレだからな」
クー子「……これで勝てばきっと飯がうまい」
真尋「何かそう言われると余計に・・・」
ハス太「ジエンドだよ」
ニャル子「あ、やべ、真尋さん」
真尋「……ああ、無理届かない」
クー子「……win」
頼子「ご飯出来たわよー」
真尋「とりあえず飯にするか」
クー子「……罰ゲームはCMの後」
頼子「やーねー褒めても何もでないわよ」
クー子「……食後に何か欲しいかも」
頼子「んーでもデザート何もないわね、確か」
クー子「……それは残念」
ニャル子「ほんと食い意地はってますね、あんたは」
真尋「よくわからない原理で太らないし」
ハス太「んー」
真尋「どうしたハス太」
ハス太「罰ゲームどうしようかなって」
真尋「そういやそうだったな」
真尋「おまえが考えてもどうしようもないだろ、取らぬ狸の皮算用だ」
ハス太「じゃあ、もっと僕を笑顔にしてよ」
真尋「漠然としすぎだろ」
ハス太「もっと僕を楽しませてよ」
真尋「だからもうちょっとわかりやすいのでな、もうちょっと考えろ」
クー子「……ごちそうさま、やっぱり食後に何か欲しい・・・」
クー子「……じゃあニャル子、私にプリンを」
真尋「そんなんでいいのか?」
クー子「……食後はやっぱりデザート」
真尋「本当にニャル子のこと吹っ切れてんだな」
ニャル子「喜ばしい限りです」
真尋「そんなんでいいのか」ナデナデ
ハス太「で、ニャル子ちゃんはこれ」
ニャル子「え、なんですかこれ」
ハス太「ハストゥール製薬で作られた乾汁完全再現版だよ、これ飲んでみて」
ニャル子「結構鬼ですよね、ハスター君」
真尋「ほら、プリン作ってるし飲ませてやるよ」
ニャル子「う、うれしいです!うれしいですけど、うれしくないです!」
真尋「ほれ」
ニャル子「ではいただきます」グビ
ニャル子「うぼぉぇぁああ」
真尋「きたなっ」
真尋「目を覚ませ」ペシ
ニャル子「はっ」
ハス太「結構危ないね、これ」
ニャル子「結構ですか、これ、相当ひどい味ですよ、形容しがたい味です」
ニャル子「ほら、プリンです」
クー子「……どうも」
真尋「で、僕の罰ゲームは」
クー子「……まだ決めてない」
ニャル子「薄汚れたので私はお風呂に」
ハス太「僕もちょっと食べていい?」
クー子「……どうぞ」
ハス太「ありがとう」
真尋(こうしてみてれば普通にかわいいもんだけどな)
クー子「……少年、そんなに見つめて、食べたいの?」
真尋「いや別に僕は」
クー子「……食べたいの?」
真尋「だから僕はお腹すいてない」
クー子「……食べたいの?」
真尋「何で無限ループ入った、わかったよ食べたいよ食べたいです」
真尋「なんで結局こうなるんだ」
クー子「……餌付けは基本」
真尋「むしろ餌付けされてるのはクー子のほうじゃ」
クー子「……気のせい」
真尋「え、でも」
クー子「……少年、胃袋に乾燥わかめぶち込むよ」
真尋「普通に殺害予告だろそれ」
クー子「……大丈夫、しなない程度」
真尋「パク・・・意外とうまいな」
クー子「……少年の照れがなくなってきた、死活問題」
真尋「何でだよ」
クー子「……んー」
真尋「なんだ」
クー子「……間接キス、ぽっ」
真尋「口でいってもあざといだけだ」
クー子「……もう倦怠期・・・?」
真尋「いや、そんなこといわれても」
クー子「……ぐぬぬ」
真尋「聞き間違いか?もう一回」
クー子「……一晩だ・き・ま・く・ら」
真尋「おかしいな、さっきやりすぎなのはダメだって言ったんだけどな」
クー子「……大丈夫手は出さない」
ハス太「普通その台詞って逆じゃないの」
真尋「まぁ普通ならな」
クー子「……出さないから一晩だけ、一晩だけギュッとしてたい、ムスコニウムも今なら作れる気がする」
真尋「余計怖いわ」
クー子「……大丈夫、怖くない、怖くない」
真尋「不審者かおまえは」
クー子「……じゃあ何ならいいの」
クー子「……うん」
真尋「あーじゃあ、フォーク完全装備でいいならいいぞ、これなら襲われる心配もない」
クー子「……妥協のラインがなんだかおかしい気がする」
真尋「何か言ったか、いやなら全然いいいんだぞ僕は」
クー子「……何でもない」
ニャル子「ナンノソウダンシテルンデスカ」
真尋「いたのかニャル子」
ニャル子「ええ、ずっと」
クー子「……人聞きの悪い、愛を確かめるだけ」
真尋「……充分卑猥じゃないか、その言い方」
ニャル子「絶対ダメです2人っきりだなんて」
真尋「本音は」
ニャル子「私も混ぜてください、2人っきりとはいいません、3Pでも構いませんから!」
頼子「ひろくーん、だめよ、その年で乱交パーティなんて」
真尋「母さんまで何言ってんの!」
クー子「……大丈夫、私は籍入れて式挙げるまで襲わないから」
真尋(日が浅い頃にソファで寝てたニャル子を本気で襲ってたきがする)
ニャル子「気が利くじゃないですか、んくっんくっ、プハー、たまりませんねぇ」
真尋「相変わらず親父くさいな」
ニャル子「良いんですよ、別に、気持ちよければそれで、ってあれ、足元がふらふらと・・・」
真尋「お前、何か入れたろ」
クー子「……ただの宇宙牛乳、黄金蜂蜜酒配合、寝る前の一杯に最適と好評」
ニャル子「おのれ、クー子・・・おまえもか」ガクッ
真尋「まったく同じようなことやってたから同情できねえ」
クー子「……さぁ少年、これでお尻かじり虫もいない、ラーントゥギャザー」
真尋「お邪魔虫でいいだろ、何歳の保健体育だよ、ツッコミがおいつかねえよ」
真尋「ってあれ、ハス太?母さん?」
クー子「……取り出したるは空き瓶2本、お風呂上りに必殺仕事人」
真尋「ほんとにやる気満々だな」
クー子「……じゃあ実行、誰も邪魔できない」
真尋「あのさぁクー子、もう一つだけいいか」
クー子「……何」
真尋「僕にもその牛乳くれないか」
真尋「いや、なんか抱き疲れてたら暑くて眠れないだろうし」
クー子「……おでこに貼るアフーム=ザーあるよ」
真尋「あ、えと、いや」
クー子「……わかった上げる」
真尋「ああ、ありがとう」
クー子「……少年顔真っ赤、緊張してるの?」
真尋「うぐっ」
クー子「……ドキドキして眠れないから下さいっていえない少年、上の上」
真尋「ち、違う、絶対そんなことない」
クー子「……じゃあこれいらない?」
真尋「か、からかうなよ」
クー子「……そう、まぁそれでいいってことにしとく」
真尋「で」
クー子「……で?」
真尋「いや、どっちの部屋で眠るのかと」
クー子「……じゃあ私の部屋で」
クー子「……」
真尋「部屋の様子大分変わったな、あれだけニャル子グッズまみれだったのに、ニャル子の部屋張りにすっきりしてる」
真尋(ハス太の部屋はまだ角にパテで90度にならないようにしてるんだろうか)
クー子「……少年のフィギュアだけ残ってる」
真尋「喜んでいいのか分らん情報だなそれは」
クー子「……喜べ少年、君の願いはもうじき叶う」
真尋「おまえの願いだろうが」
クー子「……聖杯戦争があったら少年に永遠の命を」
真尋「……ないからな?聖杯なんて」
クー子「……ないの?60年後あたりにあるんじゃないの?」
真尋「おまえらが存在ほのめかすとありそうで困るんだよやめろよ」
真尋「ゴクゴク、味は悪くないんだがな、おいしい部類だ」
クー子「……じゃあはい、横になって」
真尋「絶対超えちゃいけないライン超えるなよ」
クー子「……大丈夫」
真尋「信じてるからな」
クー子「……明かり消す」カチッ
真尋「ん・・・というか効き目遅いなこれ」
クー子「……個人差」ギュッ
真尋「あーでも眠くなってきたかも、というか相変わらずあったかいなおまえは」
クー子「……少年、しぶとい」スリスリ
真尋「意識消えないんだけど」
クー子「……深呼吸すればいい」
真尋「いやおかしいだろ、あれだけ即効性あったのに」
クー子「……間違えた可能性もなきにしもあらず」
真尋「なんだよそれ・・・まぁ眠ればいいんだ、眠れば、僕が手を出さなければ問題ないんだ」
クー子「……Zzz」
真尋「眠るのはや」
クー子「……Zzz」ギュウウ
真尋「肋骨が、肋骨が」ギシギシ
クー子「……逃げちゃダメ、戦えZzz」ギュウウ
真尋「いたたた、どんな寝言だよ、なんつう夢見てんだ」ナデナデ
クー子「……Zzz」
真尋「落ち着いたか・・・寝よう」
真尋「羊が一匹羊が二匹羊が三匹・・・黒山羊は来るんじゃねえ・・・」
クー子「……3匹逃げた・・・Zzz」
真尋「寝言で突っ込むんじゃねえよ、余計眠れないじゃないか」
クー子「……んう・・・Zzz」
真尋(遊んでる場合じゃない、寝よう、寝るんだ)
真尋「・・・Zzz」
真尋「・・・え、ああ、おはよう」
クー子「……少年、昨夜はお楽しみだった」
真尋「え?」
クー子「……私が寝ている隙を突いて寝ぼけた少年があんなことやこんなことを、気づいたときには遅かった」
真尋「え、まじで・・・いや、そういわれると自信が・・・」
クー子「 * *
* + うそです
n ∧_∧ n
+ (ヨ(* ´∀`)E)
Y Y * 」
真尋「よーし、おまえの罪を数えろ」
クー子「……焦る少年も可愛い、とりあえずまだゴールしたくないからフォークはやめて」
クー子「……仕方ない、やってみたかった」
真尋「腕痺れてるんだけど」
クー子「……抓っても?」
真尋「ダメだ許可しない」
クー子「……残念」
真尋「もう起きないか?」
クー子「……あと10分」
クー子「……大体満足」
真尋「ん?早くしろよ」
クー子「……しかし少年、これで一晩寝たという事実はできた、式はいつにする?」
真尋「いや確かに寝たけども、そういう意味じゃないだろ」
クー子「……確かに寝ただけ、しかし、皆がその意味をどう解釈するかはわからない」
真尋「それもそうだが、とりあえず言いふらすなよ、誰にも、特に暮井なんかにばれると社会的に殺される気がする」
クー子「……それもそう、しかしこの状況で他の女の名前を出すのはよくない」
真尋「そういうものなのか?」
クー子「……そういうもの、教育する」チュー
真尋「」
真尋「あああ、またおま、キス、キスしやがって」
クー子「……一緒に寝ても全然動じないから困った、やっと赤面した」
真尋「そりゃ誰だっていきなりキスされたら赤くもなるわ」
クー子「……じゃあ少年が倦怠期に入ったらキスする」
真尋「え、いや、いろいろ危ない気が」
クー子「……答えは聞いてない」
真尋「じゃあ僕に同意を求めるな」
クー子「……少年がでれた、嬉しい」
真尋「でも四六時中とかになってくると割と真面目にフォークで刺してでもとめるからな」
クー子「……わかってる」
真尋「あとむやみに言いふらすのもダメだ、確実に争いが起こる」
クー子「……何の?」
真尋「いや、たぶん何かしら起こる、間違いなく、学園炎舞録のときよりひどいことになる(主にニャル子とハス太あたり)」
クー子「……よくわからないけど分った」
真尋「まだ何かあるのか、そろそろ腕の感覚ないぞ」
クー子「……愛の言葉がまだ」
真尋「・・・言わなきゃダメか?そもそも僕がクー子のこと好きかどうかもわからないだろう」
クー子「……大丈夫、少年はもう落ちている」
真尋「なんだよその自信」
クー子「……それにこの前大好きって」
真尋「そういえば言ったな」
クー子「……ここで愛の言葉がないと締りがない、キバから名護さんいなくなるレベル」
真尋「なんだその例え」
クー子「……大好きからレベル下がった、ぐすん」
真尋「いや、そもそもあれは」
クー子「……あのときすごく嬉しかったのに」
真尋「うぐ・・・ああもう、好きだ、好き、大好きだ、愛してる」
クー子「……その言葉が聞きたかった」チュー
真尋「あ、おい・・・」
クー子「……少年おはよう」ニコニコ
真尋「笑顔・・・」
クー子「……起きないと遅刻する」
真尋「ああ、うん」
頼子「朝ごはんもう出来てるわよ」
真尋「ああ、うん、いただきます」
ニャル子「おはようございます、真尋さん、昨日の記憶ないんですけどなんなんですかね」
真尋「なんだろうな」
クー子「……少年に告白された、結婚する」
真尋「ぶふぅ」
ニャル子「」
ハス太「」
頼子「あらあら」
クー子「……少年、汚い」
クー子「……だって、ニャル子が聖闘士倒してくれたときより嬉しかった、ぽっ」
真尋「ああもう、朝っぱらから・・・ちょ、おいニャル子、ハス太、何をするつもりだ」
ニャル子「前置きは一切ありません、最初からクライマックスです、ファイナルアタックライド!」
ハス太「マキシマムハイパーサイクロン!」
ザクザク
頼子「居間で大技出しちゃダメじゃない」
ニャル子「そ、そうは言いますが大佐、いえお母様」
頼子「ダメなものはダーメ、ちゃんと勝ち取らないとね、もちろん武力行使以外で」
頼子「それで、いつのまにこんなことに」
真尋「ええっと・・・今朝?」
クー子「……1億年と2000年前から」
真尋「ちょっと口挟むんじゃないややこしくなる」
頼子「別に反対はしないけど、大人になるまでちゃんと節度をもってね?」
クー子「……大丈夫、私は大人の女性」
真尋「そうじゃないだろ、そういう問題じゃないだろ」
真尋「色々危ないからだめだ」
ニャル子「真尋さん考え直して下さい、こんなチンチクリンのどこがいいんですか!?」
真尋「いや、そんなこといわれても」
頼子「あら、これ火打石のようなものじゃない、やってみたかったのよね」
カンカン
頼子「はい、行ってらっしゃい、車に気をつけるのよー」
ニャル子「刻むしかないようですね、クー子、貴様の名を」
真尋「むしろ、今まで覚えてなかったのか」
ニャル子「絶対結婚するのは私なんですからね」
クー子「……この際重婚でもいいけど」
真尋「なんで微妙に上から目線なんだよ」
クー子「……少年、逃げよう」ギュッ
真尋「おい、だから腕組んだらあぶな」
クー子「……大丈夫」
ニャル子「待ちなさいコラアアアア」
ハス太「ま、まってよ3人ともー」
終わり
お疲れ様!
よくぞここまでやってくれた
本当にお疲れ様
またの機会も宜しく頼む
お疲れさん!
すげぇスレだったな、乙
乙
乙
Entry ⇒ 2012.06.25 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
真尋「クー子、ちょっと変身してみてくれ」クー子「…?」
クー子「…別に構わない」
真尋「よし、じゃあ早速」
クー子「…わかった」
ボワアアァァァ
クー子「…変身した」
真尋「じゃ、ちょっとそのまま楽にしててくれ」
クー子「…?」
真尋「…」カチャカチャジィィィ
クー子「」
クー子「…少年」
真尋「…」シコシコシコ
クー子「…少年」
真尋「ッ…」シコシコシコ
クー子「…少年」
真尋「フーッ…フーッ…」シコシコシコシコシコシコ
クー子「…少年、待って」
クー子「…少年」
真尋「なんだよ…」
クー子「…おかずにして良いとは言っていない」
真尋「いいだろ別に…減るもんじゃないし」
クー子「…そういう問題じゃない」
真尋「いつも僕の夕飯のおかず掠め取ってるくせに」
クー子「…うまいこと言っても駄目」
真尋「…」シコシコシコ
クー子「…少年、少年」
ちょっと参考画像ください
真尋「なんだよ今忙しいんだ。後にしろ後に」シコシコシコ
クー子「…事を終えてからじゃ遅い」
真尋「わかったよ…で?」
クー子「…今の私は原作張りに少年にデレ始めているのは確か」
真尋「うん」
クー子「…でも目の前で勝手におかずにされるのは不愉快」
真尋「でもお前ニャル子の前で結構オナってるよな」
クー子「…」
真尋「…」
クー子「…」
真尋「………」シコシコシコ
クー子「…少年、少年」
真尋「わかってくれたか」シコシコシコシコシコ
クー子「…私が性的すぎて少年が我慢できないのも分かる」
真尋「あぁ、そうだなセクシーセクシー」シコシコシコ
クー子「…でも条件がある」
真尋「条件?また無理な事じゃないだろうな…」シコ
クー子「…ニャル子のパンツと引き換え」
真尋「…」
クー子「…それが無理なら私をおかずにするのは諦めて」
真尋「うーん…」
クー子「…どう?」
真尋「僕が今履いているので良いんならあるけど」スルスル
クー子「…少年、少年」
クー子「…待って」
真尋「なんだよ。持ち逃げは駄目だぞ」
クー子「…なんで少年がニャル子のパンツ履いてるの?」
真尋「あいつが僕のパンツ全部盗みやがったんだよ」
クー子「そう…」
真尋「あぁ」
クー子「…」
真尋「じゃちょっと四つん這いになってくれ」
クー子「…少年」
クー子「…説明が足りない」
真尋「何が?」
クー子「…少年のパンツが盗まれることと、少年がニャル子のパンツを履いている事がうまく繋がらない」
真尋「だから、僕のパンツが手元に一枚もないんだよ」
クー子「…うん」
真尋「じゃあ手近にあるものを履くしかないだろ?」
クー子「…うん?」
真尋「それじゃもうちょっと足広げて」
クー子「…少年」
クー子「…手直にあるパンツなら他にもあるはず」
真尋「他って…例えば?」
クー子「…ハス太君のとか」
真尋「…ハス太のパンツはいっつもガビガビなんだよな」
クー子「…じゃあ私のとか」
真尋「お前のはいっつも湿ってるじゃないか」
クー子「…少年」
真尋「なんだよその通りだろ」
クー子「…なんで知ってるの?」
真尋「…」
クー子「…」
真尋「…」シコシコシコ
クー子「…少年」
真尋「いいだろ、どうせすぐ洗濯するんだから…」
クー子「…それでも不愉快」
真尋「わかったよ、悪かった。次からはちゃんと許可取るから」
クー子「…そういう問題じゃない」
真尋「さっそく僕の渡したパンツ被ってるお前に言われたくないよ」
クー子「…」
真尋「…」
クー子「…これは変態仮面のコスプレ」
真尋「そっか」シコシコシコ
クー子「…少年」
真尋「しつこいなぁ…」
クー子「…このパンツは既に少年の匂いしかしない」
真尋「まぁ、そりゃそうだよな」
クー子「…価値は半減」
真尋「ニャル子のパンツに僕の匂い付きだぞ?レアものだろ?」
クー子「…」
真尋「…」
クー子「…っ…私には難しい領域」
真尋「じゃちょっとここ顔近づけて、顔」シコシコシコ
クー子「…少年」
クー子「…そう」
真尋「じゃあ今から回収してくるから」
クー子「…本当に?」
真尋「あぁ、僕に任せておけ」
クー子「…少年、信じてる」
ニャル子「はーい!どうぞっ!私の脱ぎたてパンツィーです!」スルスル
真尋「おっ…お前っ!なっ何を!///」
ニャル子「えっへっへぇ真っ尋さぁん!シコってもいいんですよ!ここで!!」
真尋「ば、馬鹿言うな!誰がシコるか!///」
ニャル子「んも~う、素直じゃないんだからぁ!!なんなら私が直接…」
真尋「フン!」グサッ
ニャル子「エンッ!」
・
・
・
真尋「ほらよ、クー子」ファサ
クー子「…少年、いつになく輝いてる」
クー子「…わかった」
・
・
・
クー子「…はい、これ」
真尋「そこに置いといてくれ」
クー子「…うん」
真尋「よいしょっと…」ガサガサ
クー子「…ニャル子、ニャル子……」クンカクンカ
真尋「あ、クー子。パンツ借りるぞ」
クー子「…」
真尋「…」モグモグ
クー子「…少年」
真尋「…じゃちょっとこっちにお尻むけてくれ」シコシコシコ
クー子「…少年、少年」
クー子「…何食べてるの?」
真尋「…」
クー子「…」
真尋「いや、何も?」
クー子「…そういえば最近パンツの消費が早い」
真尋「食べてないって」
クー子「…」
真尋「…」モグモグ
クー子「…少年、口を開けて」
真尋「…」ゴクン
クー子「…少年、少年」
クー子「…少年、飲んだ」
真尋「…何の事だよ」
クー子「…お気に入りだったのに」
真尋「…」
クー子「…くすん」
真尋「…」シコシコシコシコシコ
クー子「…少年」ポロポロ
真尋「…?」シコシコ
クー子「…思春期真っ盛りの少年を誘惑してしまっていた私にも責任はある」
真尋「そうか。それじゃあそこに手をついて…」シコシコ
クー子「…今回に限り手伝ってあげても良い」
真尋「わかった。それじゃあ上体をテーブルに預ける形で」シコシコ
クー子「…少年」
真尋「なんだよ。片足を椅子に乗せる感じで」シコシコ
クー子「…口でしてあげてもいい」
真尋「…」
クー子「…」
ニャル子「さーてと…ちょっと小腹がすきましたねぇ」
ニャル子「あ、そういえば真尋さんのパンツがまだ残ってましたっけ…」
ニャル子「えーっと…」ガサガサ
ニャル子「ありましたありました…」
ニャル子「さて、さっそく頂きますか!」
<熱ッ!!!?
ニャル子「…?」モグモグ
~おわり~
クー子「…わはひのはんふをはえたふぉはえひ」
真尋「く、クー子っ!おまっ…!!」
クー子「…はんへいふぃは?」
真尋「…!!」ガシ
クー子「…っ!」
真尋「………!!」ガグガグガグ
クー子「…!?んぐっ…んっ!…んおっ!」ツァトグァ
真尋「…っ!!イグ!」
クー子「…んぶっ!?ぐっ…!!」シュブニグラス
クー子「…げほっ!げほっ…ぐっ…んえっ…!!」
真尋「あちち…流石はクトゥグアだな」
クー子「…少年、ひどい」
真尋「人のちんこ火傷させといてよくも…でも、まぁ…ありがとうな」ナデナデ
クー子「…」
クー子「…召喚」
真尋「!?」
フィーン
真尋「…おっ?」ヒンヤリ
クー子「…」
クー子「…少年のちんちんが使えないと、困る」
真尋「…え?」
クー子「…少年の赤ちゃんを産めなくなる」
真尋「そっ…そうか…」ナデナデ
クー子「…うん」
クー子「…でも反省は必要」
真尋「えっ」
クー子「…」
真尋「冷っ!!?あ、痛い!!痛ッ!!!!」
クー子「…」
~おわり~
Entry ⇒ 2012.06.24 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
ニャル子「ふふふ…ついに手に入れましたよ…宇宙媚薬っ…!」
ニャル子(ここは地球なのでだいじょぶですねっ!)ワーイ
ニャル子(これを真尋さんの晩御飯に混ぜて…)ドバッ
ニャル子「ぐふふ…」
ニャル子「さぁ、真尋さん!ご飯でっすよーぅ!」
ニャル子「…」ニヤニヤ
ニャル子「さぁさぁ、真尋さんっ!冷めないうちにどうぞっ!」
真尋「あぁ、うん」
ニャル子「…」ワクワク
真尋「…お前さ、また変なもん入れたりしてないだろうな?」
ニャル子「へっ!?」ギクゥッ
ニャル子「そそそ、そんなわけないじゃないですかぁ!だいじょぶですよぅ!むしろ逆に元気になるくらいですって!」アセアセ
真尋「ホントに大丈夫なんだな?」
ニャル子「はいっ、そりゃもう私が腕によりをかけて作りましたからねっ!」
真尋「ふーん…」
真尋「そんなに言うんだったらまずお前が食べてみろよ」
ニャル子「はぇっ!?」ビクゥッ
ニャル子「ぁ…ぅ…そ、その…まず一番最初に真尋さんに食べてもらいたいなー…なんて…」ゴニョゴニョ
真尋「ニャル子」
ニャル子「は、はいっ…」
真尋「あーん」ニコッ
ニャル子「!?」
ニャル子(真尋さんが食べさせてっ…!?な、なんてレアなっ…でもあれを食べたら…でもでも真尋さんのあーんが…)
ニャル子「いただきますっ!」パクッ
ニャル子「…」モグモグ
ニャル子「しまった!」ハッ
真尋「おい、しまったってなんだよ!?」
ニャル子「ち、ちがっ…ぁっ…」フラッ
ニャル子(さ、さすが宇宙製…即効性も…すご…)フラッ
真尋「お、おい…ニャル子…?」
ニャル子「えへへ…だ、だいじょ…ぶ…です…よ…?」ハァハァ
ニャル子(っていうか入れすぎ…ました…かね…?頭がクラクラ…し…)ドサッ
真尋「に、ニャル子っ!?」
真尋(コイツは僕を殺す気だったのかっ!?)
ニャル子「ここ…は…?真尋さんの…お部屋…?そっか…私、倒れて…」
ニャル子「ぅ…はぁっ…はぁっ…身体がっ…熱っ…」ハァハァ
ニャル子「はぁ…はぁ…」ゴロン
ニャル子「ぁ…」
ニャル子「真尋さんの匂い…です…真尋さんの…お布団…」クンクン
ニャル子「真尋…さ…ん…」クンカクンカ
ニャル子「はぁっ…はぁっ…」キュン
ニャル子「はぁ…ふぁ…」
ニャル子(真尋さんのお部屋でこんなこと…ダメだけど…身体がっ…疼いてっ…)
ニャル子「んっ…」クチュッ
ニャル子「ぁっ…んぁっ…!」ビクッ
ニャル子「まひろさっ…まひろさんっ…」スリスリ
ニャル子「気持ちぃっ…ですっ…真尋さんっ…」
ニャル子「っ!」
真尋「ば、馬鹿っ!何やってんだっ!」バッ
ニャル子「えへへ…本物の真尋さんだぁ…」ポーッ
真尋「な、なに言って…」ドキドキ
ニャル子「真尋さん…」ギュッ
真尋「わーっ!わーっ!」アセッ
ニャル子「…」ギューッ
真尋「は、離せよっ…」
ニャル子「や、ですぅ…」ギュゥゥ
真尋「だったらフォークで無理やり正気に…!」ゴソ
ニャル子「真尋さぁん…」ウルウル
真尋「う…」
ニャル子「熱くてジンジンして苦しいんです…切ないんです…」ハァハァ
ニャル子「お願いです、この体の疼きを真尋さんの手で沈めてください…」ハァハァ
真尋「ハッ…い、嫌だ! お前がそうなったのはお前自身のせいだろ!」
真尋「何で僕がその尻拭いをしなくちゃならないんだ」
ニャル子「そ、それは…でも真尋さんがあーんなんてするから…」
真尋「とにかく、自分がまいた種なんだから自分で解決するんだな」
ニャル子「そんな…うぅ」
ニャル子「……ふぇ」ジワ
真尋「ふぇ?」
ニャル子「ひ、う、ぐすっ、うぅぅ…」ポロポロポロ
真尋「!」
ニャル子「そ、その言い方、は、ひどいです…」ヒック グス
ニャル子「くすり、を…盛ろうとしたのは、悪いですけどぉ…な、なにも、そんな邪険に…」グスグス
ニャル子「ひ、ひっ、えぐっ、うぅぅ…」ポロポロ
真尋「にゃ、ニャル子、なぁ……くっ、ええい!」ガバッ ギュー
ニャル子「! まひろ、さん?」
真尋「落ちつけ…いい子だから」ポンポン
ニャル子「えへへ……まひろさぁん」スリスリ
真尋(お、女の子の匂い――って、ダメだダメだ意識するな! 平常心だ、目を瞑って無心になれば……)
ニャル子「んー」
真尋「って、うわぁっ! 何キスを迫ろうとしてるんだお前は!」
ニャル子「だってぇ……」
真尋「だって、じゃない! 少しは落ち着き――って、おい馬鹿、服を脱ごうとするな!」
真尋(くっ……このままじゃまずい、誰か応援を呼ばないと)
真尋(クー子……いやダメだ。このニャル子を見たら何をしでかすか分かったもんじゃない)
真尋(それなら……)
真尋「ハス太! ハス太ー!」
ニャル子「うわぁん、ベッドの上で他の女の名前を呼ぶなんてひどいです真尋さん!」
真尋「いやいやハス太は女じゃないだろ!」
ハス太「わぁ、おいしそうなごちそう!」
ハス太「これ、食べちゃだめなのかな?」
ハス太「……ちょっとだけ」パクッ
ハス太「……あれ?」フラッ
ハス太「なんだか……へんなきもち……」
>ハス太!
ハス太「まひろ、くん……?」
>ハス太-! ハス太-!
ハス太「ぼくをよんでるの……?」
ガチャ
ハス太「まひろくん……?」
真尋「ハス太! いい所にきてくれた!」
ハス太「まひろくん、だぁ……」
真尋「ハス太……?」
ハス太「えへ、まひろくん……」ギュッ
真尋「は、ハス太!?」
ハス太「ん……」スリスリ
真尋「おい、こんな時にふざけるな――って、まさかハス太、お前も……」
ニャル子「真尋さぁん……」ギュウゥゥ
真尋「ッ!?」
真尋(し、下着姿!? じょ、冗談じゃないぞ!)
クルリ
ニャル子「あっ」
真尋(う~忘れろ忘れろ忘れろ)
ニャル子「真尋さん、こっち向いてくださいよぅ……」
真尋「無茶言うな、そんなあられもない姿を直視なんてできるわけ――」
ニャル子「ぐすっ……」
真尋「!?」
ニャル子「うっ、ひくっ、ふぇえ……」
真尋「ちょっ、おい、このくらいの事で泣く奴があるか」
ニャル子「だって……だってぇ……」グスングスン
クルリ
ガバッ
ニャル子「ふぇ……?」
真尋「……泣くなよ、バカ」ギュッ
ニャル子「だって、だって寂しかったんですもん……」クスン
真尋「元はと言えば自分のせいじゃないか、全く……」
ニャル子「それでもこんな風にぎゅってしてくれる真尋さんが大好きです……えへへ」
真尋「……」
真尋(う~やばいやばいやばい何か柔らかいしすべすべしてるし良い匂いするしうわあああああ)
真尋(あーあー何も見えない何も聞こえない何も感じない)
ニャル子「真尋さん……」
真尋(あーもう、話しかけるなよ僕の理性が――)
ニャル子「……」
ニャル子「んっ……」チュッ
真尋(!?)
ニャル子「ん、ふっ……んぅ」
真尋「~~!」
ニャル子「……ふぁ」
真尋「お……おま……」
ニャル子「真尋さんに……キス、しちゃったぁ……えへ、えへへ」ポロポロ
真尋「!」
真尋(ああもうふざけんなよ何いきなりキスしてくるんだ馬鹿ニャル子
こっちの気も知らないで勝手なことしやがって
しかも何だよその反応お前は薬か何かで欲求不満になってただけなんだろだったらさっきみたいに
一人で僕の布団にくるまって勝手に盛ってればいいだろどうしてキス一つでそんなに嬉しそうなんだ
涙流して喜んでるんだふざけんなよいい加減にしろあああ)
クイクイ
真尋「?」
ハス太「まひろくん……」
真尋「ハス太……」
ハス太「おねがい、ぼくのことも……ぎゅって、して……?」
真尋「……」
ハス太「……だめ?」ウルウル
真尋(おかしい……男であるハス太を抱きしめていれば少しは平静さを取り戻せると思ったのに、
なんだかむしろ逆効果になってるような……)
ハス太「ん……」
真尋「!」
真尋(おいおい、何で眼を閉じるんだ? まさかキスしろってことじゃないよな?)
ハス太「んー」
真尋(待て待て、できるわけないだろ常識的に考えて……)
ハス太「んっ……」ジワッ
真尋(う、泣きそうになってる……し、仕方ない。ひ、額になら)チュッ
ハス太「んっ」ビクッ
真尋「こ、これで満足か」
ハス太「……まひろくんに……キス、されちゃった……」てれてれ
真尋(……ま、まあ、額にキスしただけでこんなに喜んでくれるなら、悪い気は――)
真尋(はっ、いかんいかん何考えてるんだ僕は!)
真尋(おかしい、何だかさっきから自分の思考回路が変になっているような……気分もフワフワしてきたし……)
真尋(もしかして、二人の吐息に混じって薬の成分が……?)
真尋(もしそうだとすれば、このままだと僕も薬にあてられて、こいつらみたいに……)
真尋(まずいぞ、とりあえず部屋の換気を……!)
ニャル子「真尋さぁん」ガシッ
ハス太「まひろくぅん」ガシッ
真尋「!? お、おい、二人ともちょっと放してくれ!」
ハス太「やぁだ」ギュウ
ニャル子「やですよぅ」ギュウゥ
真尋「おいばかやめろ、このままじゃ本当にシャレにならなく――」
ふにっ
真尋「!?」
真尋(何だ、僕の手をほっぺたに宛がってるだけか)ホッ
真尋(しかし、ハス太のほっぺたって随分柔らかくてすべすべしてるんだな)フニフニ
真尋(この感触って、まるで――)
真尋(――って、何考えてるんだ!)
むにっ
真尋「ニャル子、お前もか――」
ニャル子「ぁんっ……」
真尋「!?」
真尋(に、ニャル子の、胸、に……)
ニャル子「んっ、真尋さん……真尋さぁん……」
真尋「お、お前……なにやっ……て……」
ニャル子「ほら、真尋さん……私の心臓、こんなにドキドキしてるんです……」
真尋「……い、いかがわしいゲームの演出じゃあるまいし、こんなので鼓動なんて分かるわけ――」
ニャル子「それじゃあ」
スルリ
むにゅ
ニャル子「んっ……こうやって、直接触れれば……わかりますよ、ね」
真尋「」
ニャル子「お願いです、まひろさん――」
真尋「よ、よせ……それ以上は……」
真尋(本当に……取り返しがつかなくなってしまう……!)
ニャル子「――触れてください、さわってください。もう私、切なくて苦しくてたまらないんです」
ハス太「ほら、ぼくのむねも、どきどきしてるでしょ」ピタ
真尋「ハス太、お前までっ……」
真尋(だめだ落ち着けよく考えろいくら可愛くたってこの二人は邪神なんだ人間じゃないんだ
おまけにハス太は男だ だからいかがわしい気持ちなんて抱いちゃダメなんだ……!)
ハス太「まひろくん……」ペタペタ
ニャル子「まひろさん……」ムニムニ
真尋「~~っ!」
プツン――
真尋「……」
真尋「お前らの、せいだからな……」
ニャル子「ふぇ!?」
ハス太「ひゃぅ!?」
真尋「いいよ……望みどおり……触ってやる」
ギュウウゥ
ニャル子「あぁっ!」
真尋(ブラが……邪魔だ……)ズリズリ
ムニュムニュ
ニャル子「んぁ! あっ、あうぅ……まひろさんっ、だめ、それ、強っ……」
キュッ
ニャル子「ふああぁぁっ!」ビクン
ハス太「やぁっ……まひろくん、そこ、つままないでぇ……んっ」
真尋(ハス太……耳まで真っ赤だな)
はむっ
ハス太「はぅ……みみたぶは……」
チロチロ…
ハス太「ひっ! な、なめちゃ、やだっ……」ゾクゾク
ハス太「う、ぅん……」
スルスル
ハス太「うぅ……はずかしい……」
真尋(尻も太ももも、女の子みたいだ)
ツツー
ハス太「あ、それやだ……おしりのとこ……ぞわってなる……あ、だめ……やだぁっ!」ガクガク
真尋「(まだ少し、胸を触り足りない気分なんだけどな……)分かったよ」
真尋「それじゃ、下着脱がせるぞ」
スルスル
真尋(うわぁ……糸引いてる)
ニャル子「あ、あんまり見ないでくださいっ!」
真尋「無茶いうな、見ないと分からないだろ」
ニャル子「だ、だって……」
真尋「……っと、ここか。じゃあ、挿れるぞ」
グチュリ…
ニャル子「ふぁ……」
ズブブ…
ニャル子「まひろさんの……指が、中に! 中にぃ……んっ! ふぁあ! あぁん!!」
ニャル子「あっ……」ガクッ
真尋「ハァ、ハァ……」
真尋「二人とも……気を失った、か……」
真尋「ハァ、ハァ……なんとか最後の……一線、だけは……守っ、た……な」ガクリ
ニャル子「おはよーございまーすっ、真尋さん!」ツヤツヤ
ハス太「おはようまひろくん!」テカテカ
真尋「ああ、おはよう……」ドンヨリ
ガチャリ
クー子「……」
真尋「ああ、クー子か。おはよう」
クー子「……おはよう。ニャル子とハス太君、ゆうべは見かけなかったと思ったら、少年の部屋にいたの……?」
真尋「ん、ああ、まあな」
クー子「……なにを、していたの?」
ニャル子「そりゃあもちろん、真尋さんと愛を確かめ合っていたに決まってるじゃにですか!」
ハス太「ほくも、きのうはまひろくんにいっぱい愛してもらったよ!」
真尋「おまっ……!」
クー子「」
ニャル子「そんなぁ! ひどいですよ真尋さん! 昨日はあんなに激しく熱い夜を過ごしたのに――」
ハス太「そうだよまひろくん! きのうはあんなにやさしくしてくれたじゃない!」
真尋「」
クー子「……少年」
真尋「……はい」
クー子「……正直に答えて。貴方は本当に、昨日二人に手を出したの……?」
真尋「……いや、一線は越えてないから出してないというか……でも何もしていないと言えば嘘になるというか……」
クー子「……わかった」スッ
真尋「ク、クー子?」
真尋「おい待て、早まるなクー子」
クー子「……私も少年と愛し合う」
真尋「は?」
クー子「そうすれば……ニャル子と間接愛が成立するはず」にじりにじり
真尋「よしちょっと落ち着いて話し合おうかクー子。いや、ちょ……待て寄るな、やめ……」
真尋「アッ――!!」
以上でおしまいです。長らくお付き合いありがとうございました
皆様の保守のおかげで、何とか書き終えることができました。感謝です
それからID:r82jHLXq0様とsF6yDVax0様、勝手に作品の続きを書かせてもらってすみません
後日談かいてもいいのよ…?
Entry ⇒ 2012.06.19 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
クー子「…少年と精神を入れ替えた」
真尋「ふわぁ~あ…」ムクッ
真尋「あ、あれ?なんか体がヘンな感じだぞ…」
クー子「…おはよう、少年」ガチャッ
真尋「あぁ、おはようクー……えぇっ!?」
真尋「ぼ、僕!?僕が…いる!?」
クー子「…少年と精神を交換してみた」
真尋「何やってんだお前!?」
クー子「…私の体、大切に扱って欲しい」
真尋「うわあああああああああああああ!!!」
真尋「本当に何やってんだよお前!?一体何をどうやって…!!」
クー子「…イースの偉大なる種族を脅したら割と簡単に精神交換機を貸してくれた」
真尋「何やってんだあいつ!?」
真尋「あぁもう…!せっかくニャル子の体から解放されたのに…!!」
クー子「…少年は、私の体…イヤ?」
真尋「嫌に決まってんだろ!!」
クー子「…でも、私は少年の体…意外と気に入った」
真尋「え?」
クー子「…流石男の子、なかなか力もあるし…」ニヤリ
クー子「…少年の見た目なら、ニャル子も」ボソッ
真尋「…え?ちょ…お前、何を考えて…?」
クー子「…少年、ニャル子と私のらぶらぶちゅっちゅのために犠牲になって欲しい」
真尋「ふざけんなあああああああああああああ!!!」
クー子「…ふざけてない、私は真面目にニャル子と唾液の交換とかしたい…!」
真尋「それをふざけてるってんだよ!!」
真尋「そんな目で見るなよ…!」
クー子「…少年、協力してくれるなら私の体をあげてもいい」
クー子「…私の体をどう扱うも少年の、自由」
クー子「…だから、少年の体…ちょうだい?」
真尋「やらん!!返せ!!」
クー子「…そう」
クー子「なら…!ころしてでもうばいとる……!」ギランッ
真尋「!?」ビクッ
真尋(や、やばいっ…!フォーク…!)ガサガサ
真尋「あっ…!!」
真尋(お、落ち着け僕…!ニャル子の体だった時はニャル子みたいに動けたんだ!)
真尋(今の…クー子の体なら宇宙CQCが使えるはず…!)
真尋(なんとかして反撃をッ…!)
クー子「えいっ」サクッ
真尋「うわあああああああフォーク痛いいいいいいい!!!?」
クー子「…体は私でも精神は少年、所詮戦いを知らぬこども…」フッ
真尋「いってえ…!」ゴロゴロ
真尋「う、うわ!?なんで縛るんだよ!?」
クー子「…ニャル子と私のスーパー明るい家族計画タイムを邪魔されたら、困る…」
クー子「…だからしばらくここで大人しくしていてほしい」
真尋「止めろー!!誰の体だと思ってるんだよ!!」
クー子「…さっき、くれるって」
真尋「言ってねえ!!」
クー子「…よし拘束完了、じゃあね…少年」ガチャッ
真尋「ま、待って…!!待てええええええええええええ!!」
クー子「………♪」バタン
真尋「ちくしょう!急いでこの縄をとかないと!……ん?」ジタバタ
真尋「…しめた!フォークが落ちてる!」
真尋「なんとかしてアレを拾って、縄を切らなくちゃ…!」ジタバタ
真尋「…あ、あともう少し…!!」ジタバタ
ヒョイッ
真尋「あ!?フォーク…!」
ハス太「…………」
真尋「…ハス太?」
ハス太「まひろくんっ!フォークが落ちてたよ、危ないよね!」
ハス太「……………」
真尋「早くしないと僕の体が危な……ハス太?」
ハス太「…クー子ちゃんに言われたんだ!」
ハス太「『…少年をこの部屋から出しちゃダメ』って」
真尋「…冗談だろ?」
ハス太「『…少年をこの部屋から出さなければ何をしてもいい』って…」
ハス太「……今のまひろくんはクー子ちゃんの、女の子の体なんだよね?」
ハス太「これで僕もまひろくんと、ちゃんとした形で合体できるッ…!!」
真尋「お、落ち着けハス太!これ、クー子の体だぞ!?」
ハス太「クー子ちゃんだけど中身がまひろくんなら関係ないよねっ☆」
真尋「ニャル子ー!!助けてえええええええええええ!!!ぎゃあああああああああ!!!」
ハス太「まひろくぅん…!」ハァハァ
クー子「…今のうちにニャル子の部屋にっ」ダッ
…
クー子「ニャル子っ!」ガチャッ
ニャル子「あ、真尋さんっ!!何かあったんですか!?」
クー子「…え?」
ニャル子「クー子の悲鳴が聞こえたんですよ!何かあったんじゃねーかと思いまして…!」
クー子「…べ、別に問題ない」
ニャル子「はい?」
クー子(おっと…ちゃんと少年らしくしなくちゃ)ゴホン
クー子「…別に何もなかったよ、ニャル子」ニコッ
ニャル子「?まぁそれならいーですが」
クー子「え?」
ニャル子「いえ、てっきり悲鳴の件で私の部屋に来たのかと思いまして…」
ニャル子「他に何か用事があるんじゃねーですか?」
クー子「あ、あぁ!うん!そうだったよ…」
ニャル子「…?」
クー子「ニャル子、実は…」
ニャル子「はい?」
クー子「僕は…ニャル子の事が…!」ドキドキ
ニャル子「えっ?」ドキッ
ニャル子「……………」ドキドキドキ
クー子「くっ…!」ガクッ
ニャル子「ま、真尋さん!?大丈夫ですか!?」
クー子(む、むねが爆発しそう…!うまく言えない…!)ゼェハァ
クー子「にゃ、ニャル子…!」ハァハァ
ニャル子「真尋さん…落ち着いてください」ギュッ
クー子「……!」ドキッ
ニャル子「…なんとなく、何を言いたいのかは分かります」
ニャル子「えへへ…夢みたいです」グスッ
ニャル子「私って幸せ者ですねぇ、真尋さん…!」
ニャル子「私も真尋さんと同じ気持ちですよ…?」
クー子「……………」
クー子「…………!」ドキドキ
クー子(ニャル子…!ニャル子がこんなに近くに…!!)ドキドキ
クー子(あぁ…!ニャル子柔らかい…!かわいい…!!)ドキドキ
クー子(ちゅっちゅしたいぺろぺろしたいくんかくんかしたいぎしぎししたいあんあんしたいちゅーちゅーしたいけっこんしたいよニャル子ぉ…!)ドキドキドキ
ニャル子「…静か、ですね」
クー子「あ、あぁ…クー子とハス太はゲームでもしてるんじゃないかな?」
クー子「…二人っきりだな」
ニャル子「はい…そうですね」ドキドキ
クー子(にゃ、ニャル子の手…あったかいよぉ…)ギュッ
ニャル子「あっ…?」ビクッ
ニャル子「えへへ…こ、これっていわゆる恋人繋ぎって奴ですかね?」
ニャル子「実はずっと憧れちゃったりしてたんですよねー…」
ニャル子「…真尋さんからしてくれるなんて、本当に嬉しいです…」
ニャル子「………真尋さん」
ニャル子「…大好きですっ」
クー子「………………」
クー子(ちがう)
クー子(ニャル子が、私の手を握ってる…)
クー子(でもこれは、少年の体…少年の手…)
ニャル子「真尋さん?顔色が悪いようですが…?」
クー子「………ッ!!」
クー子(私の事を『真尋』だなんて呼ばないで…!)
クー子「…………ニャル子っ!」ガバッ
ニャル子「わああ!?」ドサッ
クー子「ニャル子、ニャル子っ…!!」
ニャル子「ま、真尋さんっ!?」アタフタ
クー子(こんなことをしても何にもなりはしない…)
クー子(私じゃ、少年には…八坂真尋にはなれない)
クー子(この体で何をしても、ニャル子は私の名前を呼んではくれない…!)
クー子(でも私の…クトゥグアの体じゃ…!ニャル子と触れ合うことすらできない…)
クー子(ニャル子と抱き合えない、ニャル子と手を繋げない、ニャル子と結婚できない)
クー子(私の想いは届かない)
クー子「ニャル子ぉ…!」グスッ
ニャル子「……………?」
クー子「好き…すきなの、ニャル子…!」ポロポロ
ニャル子「……ひょっとして、クー子……ですか」
クー子「…………うん」
ニャル子「あ、あんた何やってんですか!?それ真尋さんの体じゃ…!!」
クー子「だって!!こうでもしなきゃニャル子は…!!」
クー子「…ニャル子はいつでも少年の事ばっかり…!」グスッ
クー子「なんで…?なんで少年なの?なんで私じゃないの?」
クー子「もし私が男の子だったら、クトゥグアじゃなければ…!」
クー子「ニャル子は…!ニャル子は…!私のこと…!」
ニャル子「好きになんてなりませんよ」
クー子「え………」
ニャル子「………」
ニャル子「もしあんたが男の子で、クトゥグアじゃなかったとしても」
ニャル子「私はあんたの事を好きにはならないと思います」
クー子「…ニャル子は、私の事嫌いなの?」
ニャル子「…違いますよ」
ニャル子「私は、真尋さんが好きなんです!!」
クー子「……………!」
ニャル子「もしクー子が、私好みの超絶イケメン御曹司のニャルラトホテプ星人だったとしても」
ニャル子「それでも、私は真尋さんに恋をしていたと思うんです」
クー子「そこまで、少年の事を…?」
ニャル子「はい…私は真尋さんが大好きですっ!」
ニャル子「クー子、ごめんなさい…」
ニャル子「私には真尋さんしかいねーんです、クー子とは付き合えないんですよ」
クー子「………うん」
ニャル子「…私の事は諦めてください」
クー子「……やだ」
ニャル子「は?」
クー子「なぜなら…私はニャル子が好きだから…!!」クワッ
ニャル子「はあああ!?あんた今盛大にフラれたんですよ!?」
クー子「…私にはニャル子しかいない…!」ハァハァ
ニャル子「鼻息荒い!!」
クー子「例えニャル子が私を好きになってくれなくても…!」
クー子「…私はニャル子が好きっ…!」
クー子「…うん、勝手にする」ピトッ
クー子「…勝手に、ずっと好きでいる」
クー子「諦めないよ、ニャル子」
ニャル子「真尋さんの体で引っ付かないでください!っていうかさっさと元の体に…!」
クー子「…あー、それは無理」
ニャル子「ってなんでですかー」
クー子「あっちが一段落つかないと…私、馬に蹴られて死にたくない」
ニャル子「?」
ハス太「まひろくううううううううううううううううん」
真尋「来るなああああああああああああああああ」
おしまい
Entry ⇒ 2012.06.15 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (2) | Trackbacks (0)
真尋「ニャル子を前から抱きしめたらどうなるか」
ニャル子「わひゃっ!?ま、真尋さんいきなりどうしたんですか!?」
真尋「………」ギュッ
ニャル子「あ、あーなるほど!遂に真尋さんもデレ期に突入したんですね分かります」
真尋「………」ギュゥゥ
ニャル子「あ、あの……」
真尋「…………」
ニャル子「え、えーっと、この状態は何といいますか、ちょびーっとだけ恥ずかしいかなーって」
真尋「…………」
ニャル子「あ、あぅぅ………」
真尋(可愛い)
真尋「………」
ニャル子「もしもーし」
真尋「………」
ニャル子「な、何か反応してくださいよぅ……」
真尋「………」
ニャル子「な、何か言ってくれないと襲っちゃいますよーっ!」
真尋「………」
ニャル子「真尋さんの貞操の危機、です、よー……」
真尋「………」
ニャル子「あうあうあう……」
真尋(可愛い)
真尋「………」
ニャル子「そろそろ私としましても、このままの態勢はキツくなってきたといいますか……」
真尋(そろそろ離してやるか)スッ
ニャル子「あっ………」
真尋「あー、すまなかったな、いきなり変なことして」
ニャル子「い、いえいえいえ!!あの!私は全然OKといいますか!寧ろばっちこぉいって感じで!その!」
真尋「……ぷっ、耳まで真っ赤だぞ?お前」
ニャル子「ふぇ?…いや、これはあの、そのぉ……」プシュゥゥ
真尋「もうすぐみんなも帰ってくるな、夕食作るから着替えてこいよ」
ニャル子「は、はいぃ……」
真尋(普段積極的に攻めてくる女の子は逆に急なこちらからの攻めに対しては弱い事がある)
真尋(どうもニャル子もそうらしい)
真尋(最近僕ばっかりあいつにドキドキさせられてて癪だからな)
真尋(偶にはこっちから攻めてドキドキさせてやるとするか)
真尋「そうか?」
真尋(もう復活したか…流石の速さだな)
真尋(さて、次の攻め手は……ん?)
真尋「おいニャル子、ご飯粒ついてるぞ」
ニャル子「ふぇ?何処にですか?」
真尋「ほら、ここだよ……ん」ペロッ
クー子「!!!!!」ガタッ
ハス太「!!!!!」ガタガタッ
頼子「あらあらうふふ」
クー子「し、少年、なんということを……」
頼子「今日のヒロくんは中々大胆さんね」
ニャル子「……ま、真尋さんが私の頬をぺ、ペロッて……えっ?」
真尋「なんだ、ご飯粒ついてたからとってやっただけだろ?」
真尋(正直かなりこっちもドキドキしたけどな)
ニャル子「いや、そりゃそうなんですけど、あの、その……はぅぅ」
クー子「に、ニャル子が赤くなってる…これは殺人的な可愛さ…ハァハァ」
ハス太「あ、あー!僕もご飯粒が口元についちゃったー(棒)」
真尋「いや、やらんからな」
ニャル子「ふぅ……」
ニャル子「今日の真尋さんは一体全体どうなさったんでしょう」
ニャル子「急に私に抱きついてきたり私の頬をぺ、ペロッて、したり……」
ニャル子「………えへへ」ニヘラ
ニャル子「…はっ!私とした事が何をこの程度の事で喜んでるんですか!」
ニャル子「私が目指すのはあんなことよりもっと先の先!」
ニャル子「真尋さんとのゴールイン!」
ニャル子「なんだかよく分かりませんが真尋さんもデレてくれたみたいですし明日からは更に頑張っちゃいますよーっ!」
ニャル子「………」
ニャル子「真尋さんがペロッて…えへへ」
ニャル子「はっ!いけないいけない…」
ニャル子「……えへへ」
ニャル子「はっ!いけない、素数でも数えて落ち着きましょう2、3、5、7……」
・
・
・
クー子「…少年、私が様子を見てくる…」ハァハァ
真尋「おいまて」ガシッ
クー子「……どうして止めるの」
真尋「お前に行かすのは色々と心配過ぎるからな」
クー子「……離して、早くしないとニャル子の一糸纏わぬ姿が拝めない」
クー子(…私はニャル子がのぼせてないか心配なだけ)
真尋「本音と建前逆になってんぞ」
クー子「…ちぇ」
真尋「…仕方ない、母さんはまたバイトで出てるし僕が見に行くか」
真尋「扉の外から話しかければ問題ないだろ」
真尋(まさかさっきので本気になって体を念入りに洗ってるとか…ない、よな…)
真尋「おーい」
真尋「………」
真尋「まさか本当にのぼせてたりして……」
「うぅぅ……」
真尋「!ニャル子!?」ガラッ
ニャル子「きゅう……」グッタリ
・
・
・
・
真尋「気がついたか?」
ニャル子「あれ…ここ……」
真尋「僕の部屋だよ」
ニャル子「あれ…私……」
真尋「中々風呂から上がってこないと思ったらのぼせてたんだよ」
ニャル子「…それで真尋さんが部屋まで?」
真尋「服着せるのは偶々運よく母さんが忘れ物したとかで帰ってきたからやってもらったけどな」
ニャル子「…ありがとう、ございます」ニパッ
真尋「う、べ、別にそれくらい構わねーよ」
真尋「なんだ?」
ニャル子「その…お願いが…」
真尋「一緒に寝たりはしないからな」
ニャル子「な、なんでですかぁ!」
ニャル子「ほら、私今フラフラなんですよ?今一人で寝たらクー子に襲われちゃうかもしれません……」ヨヨヨ
真尋「十分過ぎるほど元気じゃねーか」
ニャル子「うぅ……」ウルウル
真尋「うっ………」
ニャル子「………」
真尋「…何もしないってんなら、別にいいぞ」
ニャル子「本当ですか!?」
真尋「…あぁ」
ニャル子「やったー!ありがとうございます真尋さん!」
真尋「ただし何かしたらフォークで刺すからな、絶対だからな!」
真尋「おい、狭いからもう少し詰めろよ」
ニャル子「おっとこれは失礼しました」ピトッ
真尋「うわっ!こ、こっちにくっつくなよ!」
ニャル子「えー?いいじゃないですかー、へるもんじゃなし」
真尋「…離れないとフォークで」
ニャル子「…それとも、真尋さんは私にくっつかれるの、嫌、ですか?」
真尋「うっ……」
ニャル子「真尋さんが嫌なら、いいんですよ?離れますし、なんならベッドからだって出て行きます」
ニャル子「…無理は、してほしくないですから」
真尋「…あーもう分かったよ、今日は特別に認めてやる」
ニャル子「……ありがとうございます」
ニャル子「えへへ…♪」ギュッ
真尋(なんかもう単に僕がデレてるみたいになってる、ような……)
真尋「……結局本当に何もしてこなかったな、意外だ」
ニャル子「……」スヤスヤ
真尋「…黙ってりゃ、可愛いのにな」
真尋「………」ホッペツンツン
ニャル子「………んぅ……」
真尋「…はっ、何をやってるんだ僕は」
真尋「…いや、お前の考えてるような事実は一切なかったからな?」
クー子「…でも少年、ニャル子と一緒に寝たんでしょ?」
真尋「あー、まぁ…成り行きでな」
クー子「…なのに何もしなかったの?」
真尋「僕はお前とは違うからな」
クー子「……少年、もしかしていーd」
真尋「それ以上いけない」
真尋「うぉわっ!?」
ニャル子「んふふー、真尋さーん♪」スリスリ
真尋「だっ!ちょ、離せよ!」
ニャル子「えへへ、お断りします♪」
真尋「あ、おまっ、どこ触ってんだ!」
ニャル子「ふへへ、ここかー?ここがええのんかー?」
真尋「だーもういい加減に…しろっ!」グサッ
ニャル子「バイアランっ!?」
真尋「ふんっ」
ニャル子「デレたんじゃなかったんですか?真尋さーん……」
真尋「べ、別にデレてなんかねーよ!あれくらいで調子に乗るなよ!」
ニャル子「ぐぬぬ…道のりはまだ長いようですね……」
真尋「……あ、そうだこれ」スッ
ニャル子「ふぇ?これは?」
真尋「何って見りゃわかるだろ、弁当だよ」
ニャル子「…もしかして真尋さんが?」
真尋「か、勘違いするなよな!毎日お前の作った得体の知れない弁当ばっかりだと、ほら、アレだから偶には僕が作っただけなんだからな!」
ニャル子「真尋さん……」ジーン
ニャル子「お昼は絶対一緒に食べましょうねっ!」
真尋「お、おう」
クー子(…しかし少年がニャル子にデレたとなると、これは由々しき事態)
クー子(……というか、私のこの蚊帳の外っぷりは一体…)
ハス太(…僕は更に蚊帳の外なんだよ…クー子ちゃん……)グスッ
珠緒「おはよーニャル子ちゃん、今日はなんだか機嫌いいね?」
ニャル子「んっふふー、それがですね珠緒さん、今日のお昼はなんと…」
珠緒「なんと?」
ニャル子「真尋さんのぉ!愛妻弁当なのですよ!」
珠緒「な、なんだってー!」
余市「おはよう八坂くん」
真尋「あぁ、おはよう」
余市「ニャル子さん、なんだか今日はいつもに増して元気だね」
余市「何かいいことでもあったのかい?」
真尋「あーまぁほっとけほっとけ」
アイサイベントウナノデスヨー!
余市「あ、お弁当作ってあげたんだね」
真尋「あ、あいつ……」
ニャル子(早くお昼になりませんかねー♪)
真尋(ったく……あいつ、喜び過ぎだろ…)
ナイトゴーント「」チラッ
ニャル子「さぁ真尋さん待ちに待ったお昼休みですよ!早く屋上に行きましょうよぅ!」
真尋「わかったわかった、だからちょっと落ち着けって…」
ニャル子「これが落ち着いてられるかってんですよ!」ガシッ
真尋「うわっ、ちょ、引っ張るなって、うぉわぁぁ!」
珠緒「…なんか真尋くんとニャル子ちゃん仲良くなった?」
余市「そうかい?僕は前からああだったと思うけど」
珠緒「ま、喧嘩するほどなんとかって言うもんねー」
ニャル子「さぁて、いよいよ真尋さんの愛妻弁当の御開帳ですよ!」
真尋「大袈裟だなぁ、食事ならいつも作ってやってるだろ?」
ニャル子「いえいえ!このお弁当は真尋さんがわざわざ私の為に早起きして作ってくれたんですから!」
ニャル子「こんなに嬉しいことはありません!」
真尋「ったく…」
ニャル子「ではでは!いっただきまーs」
ドゴォォ
ナイトゴーント「グルルルルル」
真尋「ナ、ナイトゴーント!?なんでいきなり……」
ナイトゴーントB~Z「グルルルルル」バッサバッサ
真尋「お、おいニャル子!」
ニャル子「………」
真尋「…ニャル子?」
ニャル子「………」
ベン・トー「」グシャグシャ
ニャル子「……いや、そんなことどうでもいいです」
ニャル子「……よくも真尋さんの折角作ってくださったお弁当をこんなにしてくれやがりましたね」
ニャル子「…………る」
真尋「に、ニャル子?」
ニャル子「塵一つ残さず消滅させてやる……!」ギリッ
真尋「……!」ゾクッ
その姿はまさしく戦鬼というか、狂戦士というか、覚醒した初号機というか…
兎に角今まで見てきた中でも一番凄惨だった
真尋「お、おいニャル子…大丈夫か?」
ニャル子「……うぅ」
真尋「?」
ニャル子「グスッ、ふぇぇぇぇん………」
真尋「!!」
ニャル子「うぁぁぁぁぁぁん……!」
ニャル子「ヒック、違う…違うのぉ……!」
真尋「じゃあ一体……」
ニャル子「真尋さんの、真尋さんの作ってくれた、お弁当がぁ……」
真尋「…なんだ、そんなことか」
ニャル子「でも、でもぉ…グスッ」
真尋「それなら……ほら」
ニャル子「…ふぇ?」
真尋「僕の分があるから二人で分けよう、な?」
ニャル子「…真尋さぁん……」
真尋「は、はぁ!?なんで僕がそんな」
ニャル子「うぅ……」
真尋「ぐっ……わ、分かったよ!」
真尋「…ほら、あーん」
ニャル子「あー……んっ」
ニャル子「もぐもぐ……えへへ、私今、
とっても幸せです♪」ニパッ
真尋「!……そ、そーかよ、そりゃよかったな」
真尋(…くそっ、またドキっとさせられてしまった……)
真尋「んぁ、昼休みも終わりか」
真尋「急いで戻らないと…」
ニャル子「あ、ちょっと待って下さい真尋さん!」
真尋「あぁ?どうしたんd」
チュッ
真尋「!!!!!」
ニャル子「今日のお弁当と私のわがままを聞いてくれたお礼と…昨日の仕返しです!」
真尋「お、お前…っ!」
ニャル子「じゃ、先に戻ってますねーっ!」
真尋「あ、おい!……」
真尋「…結局僕は受け体質なのか」
真尋(ぐぬぬ…こっちがドキドキさせるつもりがドキドキさせられっぱなしだ)
真尋(何か手はないものか……)
ニャル子「真っ尋さーんっ!一緒に帰りましょう!」
真尋「ん?あ、あぁ…クー子とハス太は?」
ニャル子「クー子の奴は新作ゲームの発売日、ハス太君はルーヒーの手伝いか何かで先に帰っちゃいましたよ」
真尋「そうか…」
真尋(二人きりか…これはチャンス、だな…)
真尋(上機嫌だなぁ、ニャル子の奴……)
真尋(あ、そうだ)
真尋「えいっ」ギュッ
ニャル子「ひゃっ、ど、どーしたんですか真尋さん!?急に手なんて握って」
ニャル子「い、いえいえいえ!嬉しいに決まってるじゃないですか!…ただちょっとびっくりしただけですよぅ!」
真尋「ん、そうか……」
ニャル子「………」
真尋「…………」
通行人B「これ見よがしに手なんて繋ぎやがって……爆発しろ」
真尋(い、勢いでやったが…恥ずかしい……)
ニャル子「か、カップルですって真尋さん…たはは、照れちゃいますね」
真尋「お、おう……」
真尋(かと言って今更離すのも……そうだ)
真尋「な、なぁニャル子」
ニャル子「あ、なんでしょう?」
真尋「今日はちょっと回り道して帰らないか?」
ニャル子「え……は、はい!」
真尋「………」
ニャル子「………」
真尋(き、気まずい……)
ニャル子「…あの、真尋さん?」
真尋「な、なんだよ」
ニャル子「えっと、昨日今日とどうなさったんですか?」
真尋「!…何のことだよ」
ニャル子「いつも私につっけんどんな態度の真尋さんがどう言う訳か私に抱きついたり頬を舐めたり、朝からお弁当作ってくれたり…」
ニャル子「それに私がその、ほ、ほっぺにちゅーしても、何時もならフォークが飛んでくる筈が何もなかったり…」
ニャル子「最初は本当にデレたかと思いました…けど真尋さんのガードが祖龍の皮膚より硬い事は誰よりも私がよく知ってますから」
ニャル子「…何か、あったんですか?」
真尋「な、何もねーよ!」
ニャル子「まぁ、私としてはデレた真尋さんも大歓迎なのですが」
ニャル子「…でも」
ニャル子「でも、無理してるなら、止めて下さいね?」
真尋「え……」
ニャル子「私は真尋さんが大好きですから、優しくしていただけるのはとっても嬉しいです」
ニャル子「けど、無理したり気を遣ってそうなさってるのなら…嬉しくなんてありません」
ニャル子「大好きな人に無理させてるのは辛いですから、ね?」
真尋「ニャル、子……」
真尋(確かにこいつは宇宙人でいつも振り回されっぱなしだけど、それでも僕の事をこんなに好きでいてくれてるのに)
真尋(それなのに、僕は……)
ニャル子「…じゃ、帰りましょっか」
真尋「……ッ」ガバッ
真尋「違うから!」
ニャル子「え……」
真尋「別に…ええと、少なくともこれは、無理とかしてないから」
真尋「僕の、純粋な気持ちだから…!」
ニャル子「……真尋さん……」
真尋「……ぐっ、そ、それは…」
ニャル子「…冗談ですよ、ちょっと意地悪でしたかね?」
真尋「お、お前……」
ニャル子「…じゃ、本当に帰りましょっか?」
真尋「あ、うん…」
真尋「?なんだよ」
ニャル子「手、繋いで帰りましょ?」
真尋「………そうだな」ギュッ
真尋「なんだ?」
ニャル子「私、真尋さんの事が大大大大だーい好きです!」
真尋「……そうかよ」
ニャル子「…あれ?いつもみたいに『僕はお前の好きじゃない』とか言わないんですね?」
真尋「うっ、うるせーよ!」
ニャル子「おやおやぁ?もしかして本当にデレ期到来ですかー?」
真尋「だー!違う!違うからな!」
真尋(…今は)
真尋(いつか、僕の気持ちに整理がついた時には)
真尋(こいつみたいに、素直に気持ちを表現出来るようになれたら、いいな)
ニャル子「真尋さん!だーい好きです!」
真尋「あーはいはい…ったく」
つづく(?)
ニャル子さんエンドはまた改めて自分でスレ立てして書きたいと思います
というか保守してる人にニャル子さんへの愛を見た…乙ですた
ん?続きがあるみたいだしそんとき期待する
ニャル子かわいい
Entry ⇒ 2012.06.13 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
ニャル子「ほほー、ここが見滝原ですか!」
ニャル子「真尋さんが突っ込んでくれないとボケが飽和して世界が崩壊しちゃうんですよ?」
真尋「な、なんだってー」
ニャル子「とにかく、見滝原市に出現したイレギュラーとやらの調査、付き合ってもらいますからね!」
真尋「僕じゃなくてもさぁ…クー子とかハス太でも突っ込みはできるだろ」
ニャル子「クー子たちは置いてきた…今回の戦いについていけそうにない」
真尋「僕の方が足手まといだろうに」
ニャル子「いつかクー子が言ってたでしょう。真尋さんは支援ユニットなんです」
ニャル子「ほら、もっと隣接して支援深めてエンディング変えましょう?ね?」スリスリ
真尋「前作の主人公が竜人と人間のハーフということになるあのシリーズか」ゴツン
ニャル子「そう考えるとロイ×ソフィーヤは正義ですね。ハーフ同士で」ヒリヒリ
真尋「あ?レイ×ソフィだろ」
ニャル子「レイなんて双子で絡んでればいいんですよ!」
真尋「エンディング変わるのリリーナだけだから」
ニャル子「ぐぬぬ」
ニャル子「作戦を説明する。雇い主はいつものGA」
真尋「どのGAだよアートデザインなのかギャラクシーなのか」
ニャル子「グローバルでアーマメンツのGAですよ」
ニャル子「こほん、グンマー県見滝原市でイレギュラーと呼ばれる魔法少女が確認されたんです」
ニャル子「魔法少女の管理・調査はとあるエネルギー団体の管轄なんですがどうも連中の手には負えないようで」
ニャル子「そこで私の出番というわけですよ」
ニャル子「イレギュラーの調査および対処が目標。見滝原市はエネルギー団体の活動も激しい場所で迂闊な行動はできません」
ニャル子「こんなところですか。真尋さんにとっても、悪い話ではないと思いますが?(笑)」
真尋「いい要素がこれっぽっちもねーよ」
ニャル子「世に平穏のあらんことを」
真尋「お前が言っていいセリフじゃねーな」
杏子(何だ…?うるせーなァ)
真尋「それなんだけどさ…一体何者なんだ?その、団体って」
ニャル子「宇宙特別非営利法人インキュベーターです」
真尋「なんでも宇宙ってつければいいわけじゃねーぞ」
QB「こんにちわ、惑星保護機構の人かな」ヒョコ
真尋「うわっ!な、なんだこいつ」
ニャル子「そいつがインキュベーターの団体員です。キュゥべえでしたっけ」
真尋(SAN値の下がる外見じゃなくて良かった)
真尋「エネルギー団体って、具体的に何をしてるんだ…?」
ニャル子「ぶっちゃけると地球人の感情エネルギーを搾取しているド畜生団体です」
QB「ぶっちゃけるねぇ」
ニャル子「いますぐにでも縮退砲ぶち込みたい連中なんですが、宇宙全体のエネルギー問題を傘にしてるせいで惑星保護機構も手が出せず…ぐぬぬ」
QB「そんなこと言ったって仕方ないじゃないか」
ニャル子「うるせーですよこのド外道がっ!」
真尋「お前が言うな、お前が」
QB「やあ、杏子。見滝原に来てたんだね」
杏子「ちょっとね」
真尋「えーと、彼女も団体のかた?」
ニャル子「いえ、地球人ですよ」
杏子「魔法少女…じゃねーな。何者だ?キュゥべえが見えるのか?」
ニャル子「よくぞ聞いてくれました!では自己紹介を」ゴホン
ニャル子「いつもニコニコあなたの隣に這い寄る混沌ニャルラトホテプです!」
ニャル子(だが断る。このニャルラトホテプの最も好きな事の一つは、自分で正しいと思ってるやつに『NO』と断ってやる事だ…)
QB(えぇー………)
杏子「あんたら、なんでキュゥべえが見えてるんだ?」
ニャル子「あ、地味に自己紹介を無視されましたね…」
真尋「そりゃあなぁ…」
ニャル子「私の名はニャルラトホテプ。地球は狙われています!」
真尋「僕は八坂真尋。地球人だ。こっちは気にしないで」
杏子「なんだぁ?地球人って、まるで宇宙人がいるみてぇな言い方だなぁ」
ニャル子「そのまさかなんですよ(チラッ」
真尋「見滝原市に妙な魔法少女が現れたっていうんだけど。何か知っている事があれば教えて欲しいな」
杏子「ハン、知らないな。魔女ならいくらでもいるけどな」
真尋「魔女?」
QB「こんなところか」
真尋「それがエネルギーと何の関係があるんだ?」
杏子「エネルギー?」
ニャル子「ヒャア 我慢できねえ ネタバレだ!」
~惑星保護機構、インキュベーターの目的解説~
杏子「なん…だと…そんなの、信じられるわけが…」
杏子「キュゥべえテメエ!そんな大事なことをry」
QB「説明を省略ry」
真尋「うわぁ」
ニャル子「これだから胡散臭い団体は」
真尋「この町の魔法少女に会ってみるしかないな」
ニャル子「あの淫獣によると近くのマンションに一人いるそうですよ」
ニャル子「むむん!?」ポンピン
真尋「どうした、髪の毛が跳ねてるぞ」
ニャル子「センサーに反応です!魔女の結界が近くにありますよ!」
真尋「お前の髪の毛って宇宙人センサーだったよな」
ニャル子「こまけぇこたぁいいんですよ!!さぁ!この結界の中です!!」
ニャル子「既に交戦中のようですね!魔法少女側に加勢して信頼を得て情報を洗いざらい絞りとりますよ!!」
ニャル子「英語で言うとエクスプレッションオブミルク!!」
真尋「搾乳してどうする」
真尋「あと酷い手段は使うなよ?」
ニャル子「前向きに検討します」ケロリ
マミ「ティロ・フィナー…」
「必殺! 私の宇宙CQCパート2ダッシュ!」
マミ「えっ!?」
まどか「なに?」
さやか「あ、あそこ!」
ブン
グシャ
ゲルト「!?」
ガスガスガスガスブシャァァァァァ
まどさや「………」
マミ「何…誰が…」
真尋「そう かんけいないね」
ほむら「………これは、どういうこと?」シュタッ
さやか「あっ、転校生!!」
まどか「ほむらちゃん?」
真尋「ん?おいニャル子、魔法少女って杏子ちゃん除いて二人だけだよな。あそこの二人って」
ニャル子「巴マミさんに同行している一般人でしょう。それより、いましたよ。イレギュラーです」
真尋「あの娘か」
マミ「誰だかわからないけど、助かったわ」ホゥ
マミ「あなたも、わざわざ助けに来てくれたのかしら?」チラッ
ほむら「………」サッ
まどか「あっ…行っちゃった」
ニャル子「いえ。私は契約してませんよ?魔法なんて使えません」
真尋「もっとヤバいもん使えるよな、お前」
マミ「では、魔法少女ではない…?」
ニャル子「はい!」
真尋「もっとタチの悪い存在だよな、お前」
ニャル子「失敬な!否定はしませんが失敬な!」
~~~説明中~~~
ニャル子「というワケなのです」
真尋「便利だなお前」
マミ「…ソウルジェムがグリーフシードに…?」
マミ「そんな…嘘だと言ってよ!キュゥべえ!」
QB「君たちはいつもry」
まどか「マミさん…」
ニャル子「このグリーフシードはマミさんに差し上げますね。このまま持ってても仕方ないですし」
真尋「空気嫁」
ニャル子「英語で言えばエアリアルブライド?」
真尋「刺すぞ」グサッ
ニャル子「いえいえ、お構いなく」ヒリヒリ
さやか「宇宙人…か」
ニャル子「英語で言うとスペースノイドです!」
真尋「こんなやつだけど、実力は保証するよ」
さやか「じゃ、じゃあさ、その…」
さやか「地球の医学じゃ治せない怪我とかも…治せちゃったりして…」タハハ
ニャル子「ほむ、万能とは言いませんが、少なくとも地球よりは凄いですよ?」
さやか「ほ、本当?」グィッ
真尋「やめといた方がいいと思うな…僕は」
さやか「ど、どうして」
真尋「こいつの種族が核兵器の開発に関与してる、って話、知ってるか」
まどか「核兵器…?」
真尋「たぶんインキュベーターよりも厄介な奴だよ、コイツ」
真尋「手は手でも触手だったりするだろお前の場合」
ニャル子「じゃあこうしましょう、皆さん私の目的を手伝ってくれる、その代わり私が宇宙的ぱわぁで恩返しする。俺に良しお前に良しでしょう?」
真尋「手口がインキュベーターと変わらねえよ」
ニャル子「むむむ」
真尋「何がむむむだ」
マミ「まぁ、私としても彼女の正体は知りたいわ」
さやか「うーむ、転校生がまどかを契約させないようにしてたのって」
まどか「契約のデメリットを知っていたから、なのかな」
ニャル子「ほむぅ、どうやら悪い子ではなさそうですねぇ」
真尋「暁美ほむら、か…」
ニャル子「べえさんに詰め寄った後は苛々しながら立ち去っちゃいましたね」
さやか「マミさん、そいつと知り合いなんですよね」
まどか「そうだよ、一緒に魔女を倒せば」
マミ「難しいわね。彼女とは喧嘩別れのようなものだから…」
まどか「そうですか…」ショボン
ニャル子「さて、そろそろいい時間ですが皆さん大丈夫ですか?」
さやか「うっわぁ、もうこんな時間。すみません、あたしもう行かないと」
マミ「そうね、ここで一度解散しましょう」
真尋「おい、ニャル子、俺たちはどうするんだ?」
ニャル子「予約済みですよ。安心してください」
真尋「何が予約済みなんだ?」
ニャル子「やだなぁ、ホテルですよホテル」クネクネ
ニャル子「まぁホテルはホテルでもラ・ブ・ホ・t…痛い痛い痛い!!!」グサグサ
ニャル子「うふふ…ま・ひ・ろ・さぁ~ん」
真尋「何かしたら、刺す」キラーン
ニャル子「さて、今後の予定。ほむらさんに接触した後で、さやかさんに頼まれた怪我人を看ましょう」キリッ
真尋「………、今回はやけに親切だな」
ニャル子「治すとは言ってませんよ?凄く今更ですが、地球人との接触は最小限にとどめなければいけませんし」
真尋「本当に今更だな。うまくやれないか?」
ニャル子「手間暇かかりますねー。まぁ、後日なんとか時間をみつけて行きましょう」
ニャル子「センサーによると見滝原総合病院付近に微弱な反応が見られまして」
ニャル子「近いうちに魔女が現れるかと。そっちが本命です」
真尋「そんな先の事もわかるのか。相変わらずチートだよなお前」
ニャル子「まぁまぁ。私も宇宙の概念まで捻じ曲げることはできませんよアハハ」
真尋(疑わしいもんだがな…)
~~~
まどか「ハックシュン。うー、風邪かなー」
ニャル子「あら?誰が転校手続きを取ってないといいましたか?」
真尋「」
ニャル子「明日からは見滝原中学生・八坂ニャルラトホテプです」
真尋「いや、お前、あの、うちの高校」
ニャル子「二重学籍くらいなんくるないさー」
真尋「二重国籍みたいに言うな。僕は行かないからな?」
ニャル子「あら、でも真尋さんの分の学籍も…」
真尋「僕は高校生だからな?」フォーク
ニャル子「ハイ、ソウデスネ」
真尋「やっぱり僕は帰っていいんじゃないかな。学業を怠るわけにはいかないし」
ニャル子「ちゃんと私たちも学校に通ってるふうに偽装工作してきましたので」
ニャル子「欠席にはなりませんよ?」
真尋「そういう問題じゃないんだよ」
和子「今日はまたまた転校生を紹介しまーす」
ニャル子「フンス」
まどか「」
さやか「」
ほむら「」
仁美「あら、綺麗なお方」
和子「ニャル子さんはご両親の都合でちょっとだけこのクラスに加わりまーす」
ニャル子「ふつつか者ですがよろしくお願いします。ニャル子とお呼び下さい」フカブカ
まどさやほむ「」
ニャル子「さてさてほむらさん。貴女は一体何者ですか?」
ほむら「その言葉、そのままそっくり返すわ」
ニャル子「私はニャル子と申します」
ほむら「そういう意味じゃなくて」
ニャル子「私はあなたの調査にきたんです。暁美ほむらさん、調査ですよ、調査!」
ほむら「インキュベーターの差し金ということかしら」
ニャル子「まぁ近からず遠からずというところでしょうか」
ほむら「…なら、話す事はないわ。さようなら」プイ
ニャル子「そ、そんなぁ。少しくらいいいじゃないかぁ」
ニャル子「目的があるのなら、力になれるかもしれませんよ!」
ほむら「あなたに頼るほど困ってはいないわ」
ほむら「っ………ワルプルギスの夜のことは知ってるのね」
ニャル子「ああ、やっぱりですか」ニヤニヤ
ニャル子「私の髪の毛はちょっとしたレーダーなんですよ」
ニャル子「しかし、この魔女の気配は前兆の前兆みたいなもので、まだまだ何週間も先にならないと現れないように思えますが…」
ニャル子「なんであなたはそんな先の魔女を警戒出来るのでしょうかねぇ」
ほむら「その言葉、もう一度お返しするわ」
ニャル子「地球の有史以来、何度もあの魔女は観測されてます。前兆のパターンくらいわかってますよ」
ほむら「まるで、何千年も前から地球を見てきたかのような言い方ね」
ニャル子「そりゃあもう、一万年と二千年前から!」
ほむら「………インキュベーターの同類なら納得できなくもない、か」
ニャル子「問題はあなたなんですよ。まるで時間を加速させて一巡したかのように、未来を知ってる節がある。コレガワカラナイ」
ニャル子「それがあなたの目的ですね」
ニャル子「まどかさんが契約する事はないと思いますよ。私が全部ゲロっちゃったので」
ニャル子「ついでにさやかさんの悩みも解決する予定なので、彼女が契約することもありません」
ほむら「それは…あなたはインキュベーターの仲間ではないの?彼らの不利益になることをするなんて」
ニャル子「あなたの秘密を教えてくれたら、私の秘密もお教えしますよ?」
ほむら「あなたがインキュベーター寄りである以上、慣れ合うつもりはないわ」
ニャル子「そんなお硬い事言わずに~、ね?一回だけ、先っぽだけでいいから~」
ほむら(………真面目なのか、ふざけているのか、全然わからない)
ニャル子「うーむ、困りましたね。あなたの正体を掴まないと上になんて言っていいやら」ブツブツ
ほむら「私は魔法少女…インキュベーターと契約した。それ以上でも以下でもないわ」
ニャル子「だーっ!そのインキュベーターの身に覚えがないからこうやってわざわざ真尋さんと別行動してまで探り入れてるんでしょうがぁ!!」
ほむら「話は終わりかしら?失礼するわ」ファサ
ニャル子「ほむぅ」
ニャル子「問題は、彼女が完全に『もう誰にも頼らない』体勢でいることですね」
ニャル子「彼女、何か知ってます」
ニャル子「しかしワルプルギスの夜は強大です。単独じゃぜったい勝てません」
ニャル子「せめてさやか編魔女化回避√くらい勝利エンドでもいいじゃないですか…だめなんですかゲーム版スタッフ!」
真尋「魔法少女は魔女を倒すための存在なんだろ?その魔法少女が敵わないなんて…」
ニャル子「ヤツはもはや概念に近いレベルの存在ですよ」
真尋「お前でも敵わないのか?」
ニャル子「いくら私ニャルラトホテプでもアザトースやヨグソトス先生には頭が上がらないですし」
真尋「ワルプルギスって魔王級かよ!!」
ニャル子「惑星保護機構も過去に何度もヤツを討伐しようとしてきました」
ニャル子「しかし地球への過度な干渉は許されず、幾度となく地球の魔法少女がやられるのを指をくわえて見てきたんです」
ニャル子「ちょっと因果を捻じ曲げたくらいじゃ敵いません。おもいっきり捻じ曲げないと」
ニャル子「それがですね。この案件は私一人で解決するように言われてまして」
真尋「はぁ!?」
ニャル子「実はクー子とハス太君を置いてきたのは上からの命令なんですよ」
ニャル子「ていうか魔王級呼んだら地球のSAN値がマッハでしょう」
真尋「お前らで既にマッハだよ。地球の危機なんだから許されるだろ」
ニャル子「確かに私たちは地球外の連中には容赦しませんがね」
ニャル子「ワル夜ちゃんたち、いわゆる魔女は地球産なんです」
真尋「ワル夜ってなんだよ可愛くねーから」
ニャル子「ワル夜ちゃんの強制排除はおおごとですし、多大な介入が必要になります」
ニャル子「しかし災厄とはいえ地球の一部。それを排除するのは上から圧力がかかっちゃって」
ニャル子「平たく言うと、機構の全力を投じる事はできないんです」
ニャル子「地球由来の災厄は地球人の手で克服される。それが本来あるべき姿でしょう?」
ニャル子「たとえそれが畜生団体が介入した結果だとしてもです」ギリ
ニャル子「心配ご無用。私も全力を投じます」
ニャル子「どうせ現場に行くんでしょう?私の身命を賭して真尋さんはお守りしますから!」
真尋「そか………ありがとな」ボソ
ニャル子「え?」
真尋「なんでもない!」
真尋「ほら、さやかちゃんと合流して病院にいくんだろ」
ニャル子「はい。さやかさんとまどかさんの契約の動機は全て潰して回りましょう」
真尋「インキュベーターから苦情が来そうだが…今回は止めない。やれ」
ニャル子「イエッサー!」
恭介「へえ。さやかが男の子を連れてくるなんて珍しいね」
さやか「あはは。いつもまどかや仁美と一緒だからね」
ニャル子「寝取りの心配はいりませんよ。真尋さんは私が唾つけて確保してますからね」
真尋「お前の唾、強酸性だったりしそうだな」
恭介「寝取り…?」
さやか「わー!わー!何でもないから!」
真尋(なんかさやかちゃんには親近感を感じる)
ニャル子(声とか似てますよね、真尋さんと)
真尋(こいつ、直接脳内に…!)
さやか「本当!?」
恭介「腕が…治る?」
真尋「まさかミ=ゴを呼ぶのか?」
ニャル子「いえ。彼らの対人インターフェースであるリトルグレイを呼びます」
さやか「リトルグレイ?」
真尋「いわゆる銀色のよく想像される宇宙人だよ」
ニャル子「ミ=ゴ本人よりSAN値へのダメージは小さいでしょう」
真尋「リトルグレイならよくあるオカルトにカモフラージュできるし、最悪テレビの撮影とか言えば見られても困らないな」
ニャル子「ちょっと時間はかかりますが、何の問題もなく治りますよ♪」
さやか「ありがとう…!」
さやか「本当に、ありがとう!」
真尋「何もしてない僕が言うのも変だけど、さやかちゃんは恭介君についてあげて」
真尋「魔女はなんとかする。こいつが」
ニャル子「おまかせあれ!さやかさんは安心して子作りに励んでください!」>ワ<
さやか「こ、子作り!?」
真尋「ああ、気にしないでいいから」グサグサ
ニャル子「ああ…この甘刺しがたまらない」ビクンビクン
ニャル子「ありましたよ、ほら、そこに結界」
真尋「………な!?」
ニャル子「病院に近い…まずいですね。周囲に影響を与える前にSAKUりたいところですが」
真尋「よし、じゃあさっさとSAKUるぞ」
ニャル子「しかしですね」
真尋「なんだよ」
ニャル子「先日はマミさんたちに取りいるために加勢しましたが、アレが上にバレてさきほどちょっと怒られまして」
ニャル子「私から能動的に魔女を攻撃するのは禁ずる、と」
真尋「えっ。なんで?」
ニャル子「言ったでしょう。魔女は地球由来の災厄だと」
ニャル子「魔女を倒すのはインキュベーターと契約した魔法少女。私ではありません」
ニャル子(にしてもこれは…インキュベーターめ、上に圧力をかけましたね…?)
ニャル子「本当にヤバい場合は私でカバーいたしますが…」
真尋「じゃ、じゃあはやくマミちゃんに連絡を!」ピピピ
マミ「おまたせ」
ニャル子「お待ちしてました~。ほら、あそこですよ!」
真尋「あっ…孵化する!」
シャル「―――」
マミ(鹿目さんも美樹さんも契約させたくない)
マミ(おかしいわね。最近まで二人にこの道を示していたようなものなのに)
マミ(見滝原の魔女は…私が狩る)
マミ「一気にいくわ」
マミ「レガーレ!」
シュルシュル
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
ドーン
マミ「っ!?」
シャル「―――」ゴゴゴ
ニャル子(マズイ!!)ダッ
シャル「―――」クパァ
マミ「ぁ…」
真尋「ッ…」
ニャル子(間に合ってください…ッ)
マミ(私が…守らなきゃ…)
―――カチッ―――
マミ「―――」
ニャル子「―――」
シャル「―――」
真尋「――――――え?」
真尋「な、なんだ、これ」
真尋「まさか時間凍結(オーバーフリーズ)?」
真尋「い、いや、惑星保護機構の時間凍結じゃニャル子は止まらないはずだし」
真尋「時間を止める…ニャル子ごと…」
真尋「これって」
ほむら「何故…?」
ほむら「あなたは何故止まっていないの…!?」
真尋「あ、暁美ほむら!?」
ほむら(下手を打った…あっちはただの人間だと踏んでいたのに)ギリッ
真尋「ええい!この際なんでもいい!!マミちゃんを助けるのが先決だ!」ダッ
ほむら「………わけがわからないわ」つ手榴弾
ほむら「死にたくなければ二人を連れて魔女から離れなさい」
真尋「ああ、そうするさ!」ガシッ
―――カチッ―――
シャル「!?」
マミ「…えっ」
ニャル子「はわわっ!?」
真尋「大丈夫かっ!?」
ニャル子「え、ええ、私はなんとも…」
ほむら「あとは任せなさい」
ドーンドーン
ニャル子「今、真尋さん瞬歩してました?」
真尋「僕じゃねえ、あっちだよ!」
マミ「暁美さん…」
―――カチッ―――
―――カチッ―――
ドーン
真尋(時間が進んだり止まったり…)
ほむら「…」チラッ
ほむら(彼はどうして…)
真尋「前にもあったな、こんなこと」
ニョグ太『お前は時間干渉を受け付けない異常体質なのさ』※第9巻参照
真尋(暁美ほむらの時間干渉を僕が受け付けないからこうなるのか…)
真尋「ニャル子の話じゃ、未来に現れる魔女を予知してるんだってな」
真尋「もしかしてお前、タイムリープしてね?」
真尋「そんな言い方っ」
―――カチッ―――
ドーン
ニャル子「ほえほえー!まるでドラゴンボールの世界ですな!」
真尋(あいつはあいつで能天気すぎるっ!)
シャル「―――」ドサッ
マミ「やった…の?」
ほむら「グリーフシードは差し上げるわ。私はまだ余裕があるから」ファサァ
真尋「待ってくれ!これはループなのか?それとも―――」
ニャル子「…???」
ほむら「私はまどかを救う。そのためになら何度でもやり直すわ」
ニャル子「やり直す…つまり、ほむらさんは何度か時間を巻き戻してるということですね」
マミ「加えてあの技。時間を止めることもできるようね」
ニャル子「彼女は何度もワル夜に挑んでいたのでしょうか…」
ニャル子(まどかさんを救うため、負けるたびに時間を巻き戻す?)
ニャル子(そんなことをしていたら、まどかさんの因果は強くなるばかりではないでしょうか…?)
ニャル子「ああ―――だからインキュベーターはまどかさんを…」フム
マミ「そういえば、真尋くんは?」
ニャル子「真尋さんは用事がある、と言ってどこかに行ってしまいました」シュン
真尋「マミちゃんと協力してほしい」
杏子「断る」
真尋「ワルプルギスの夜の事は知ってるはずだ」
杏子「あたしとマミは一度訣別してるんだ。やり方があわなくてな」
杏子「マミは甘すぎる。使い魔なんて放っておいて、何人か人間を食うまで待った方がいい」
杏子「狩るのはグリーフシードを孕んでからだ」
杏子「じゃなきゃ、魔法少女なんてやってられっか…!」
真尋「誰かのために戦う魔法少女だっていてもいいと、僕は思う」
杏子「はん、あまっちょろい考えだ」
杏子「わざわざこの教会まで来たんだ、せっかくだし昔話のひとつでもしてやるか」
~~~
杏子「…ってわけさ」
杏子「誰かのためにと願った結果、それがこれなんだよ」
杏子(ったく、あたしは何をしゃべってるんだ。魔法少女でもないただの男に…)
真尋(なるほど、子供のころにそんなことがあったらトラウマにもなるか。でも)
真尋「でも、やり直せる」
杏子「あ?」
真尋「確かに君の考えは独善の押しつけだったかもしれない」
真尋「その結果君のお父さんは狂ってしまったかもしれない」
真尋「でも、それで君は気づけたんだろう?」
杏子「ああ、魔法は徹頭徹尾自分のためだけに使え、ってな」
真尋「違うっ!」
杏子「っ」
真尋「君の失敗はたしかに取り返しのつかないことをしてしまった」
真尋「でも、人間は失敗から学べるはずだ」
真尋「その力を人のために正しく使う方法を、君は学んだはずだ!」
杏子「ふざけんな!」
真尋「ふざけてない!」
杏子「テメエ…」
真尋「誰かのために祈って…正義のために戦う。いいじゃないか」
真尋「たとえ報われなくたって、気づいてもらえなくたって」
真尋「自分の力で誰かが笑顔になれたら、それはとても素敵だなって、僕は思う」
杏子「正義の魔法少女か…はは、青臭くて笑っちまうよ」
真尋(はぁ。こんな説教が押し通るのはラノベくらいなもんだな)
杏子(正義………本当に、青臭)
杏子「―――ワルプルギスの夜だけだ」
真尋「え?」
杏子「その時だけは協力してやるよ。マミにそう言っておけ」
真尋「あ、ありがとう!」ニコッ
杏子「か、勘違いするな!見滝原はいい土地だからな。餌になる人間がいなくなったら困るんだよ!」
杏子「マミにも勝手に死なれちゃ寝覚めがわるいんだ」
ほむら「今度は、何かしら」
ニャル子「手を組みましょう」
ほむら「お断りするわ」
ニャル子「インキュベーターを潰すための同盟、といっても?」
ほむら「(本気?)そんなの、不可能だわ」
ニャル子「ネタはあるんですよ」ニヤニヤ
ほむら(スキャンダル?)
ニャル子「現在下ごしらえ中です。ほむらさんにお願いしたいのは、ワル夜ちゃんとの戦闘における協力」
ニャル子「正直、私とマミさんと杏子さんでもキツイ。ていうかあなたがいてもキツイ」
ニャル子「利害は一致してるはずです」
ほむら「私は、あなたを信じる事が出来ない。よって申し出はあくまで断るわ」
ニャル子「信じてもらえなくて結構。ですがね」
ニャル子「誰かを頼るのは、弱い事ではありませんよ」
ほむら「あなたは、信じて欲しいのに誰も信じてくれない、そんな状況に陥った事があるの?」
ニャル子「ありませんよ?」
ほむら「なら、口出ししないで」
ニャル子「私なら、信じてもらえなくても、一方的に信頼しちゃいますね」
ほむら「私はそんなに強い人間じゃない」
ニャル子「わたしもです(非人間的な意味で)」
ほむら「もう、なんでもいいわ。ワルプルギスは倒す。でも協力はしない。それだけよ」
マミ「佐倉さん…!」
杏子「この一回ぽっきりだ。いいな」
マミ「ええ!」フフッ
ニャル子(フルフォースフォーム)「最初っからクライマックスです!」
まどか「わ、わたしも何かできないかな…」
さやか「まどか!私たちじゃ足手まといだよ」
まどか「でも!」
真尋「ニャル子は確かにふざけてばかりだけど、やる時はやる奴だからさ」
真尋「まどかちゃんも、彼女たちを信じて待とう」
まどか「は、はい…」
ニャル子(真尋さんのおかげで根回しは完璧、最善を尽くしました)
ニャル子「なぁに、すぐにやっつけてやりますよ。パインサラダでも作ってて下さい!」
真尋「敵につかまって振り回されるフラグが立つからやめろ!」
4
ニャル子「さぁ、来ますよ!」
2
1
ワル夜「キャハハハハハハハハハ!!」
真尋「あれがワルプルギスの夜…!」
ほむら(初めは私一人でも倒すつもりだったけれど…)スタッ
マミ「こんにちは、暁美さん」
杏子「ようイレギュラー。話は後だ。今はこいつを狩るぞ!」
ほむら「無論よ」
ニャル子「おや、ほむらさんもやる気ですね!」
ほむら「サポートくらいはしてあげるわ。でも私には不要よ」
ダダダダダ
ティロ・フィナーレ!
ハァッ!
ワタシノウチュウCQCエンハンサー!!
キャハハハハ!
真尋「す、すごい…勝てるぞ!」
さやか「ここまで互角だよ…」
まどか(でも、なんだろう、嫌な予感がする)
QB「まどか、さやか。契約したいときはいつでも言ってね」
真尋「その時はニャル子に契約させるよ」
QB「それは頼もしい」フフン
マミ「いける!」
杏子「ああ!これなら…」
QB「まさかこれほどとはね。彼女も本気になったようだ」
グルゥン
ほむら「えっ?」
マミ「ワルプルギスの夜が…」
杏子「回転する…」
ほむら「こんなの、知らない。初めて…」
ニャル子「ほほう、汝(ワタシ)を敵と認めましたか?」
グォォォン
ニャル子「ハン!今更ビルの一つや二つ!」
マミ「気をつけて!!」
ニャル子「え?」
杏子「後ろだ!」
ニャル子「なっ」(使い魔が寄り集まって―――)
使い魔達「―――」シュシュシュシュシュ
ニャル子「くっ…うぉぉぉぉぉ!!」キンキンキンキン
ニャル子「よし、しのぎましたよ!」
ほむら「危ない!!」
ワル夜「キャハハハハ!!」
ニャル子「次は…隕石ぃ!?」
ドォォォォォォォォォォン
真尋「にゃ…ニャル子ォーッ!!」
真尋「どういう事だ」
QB「あれは僕らの作り出した魔女だからね。僕らの本星から半永久的にエネルギーが供給されている」
まどか「なにそれ…」
QB「定期的に魔法少女の数を減らさないと、契約がコンスタントにとれないだろう?」
QB「魔法少女が増えすぎた地区には、あの子を呼んで掃除してもらってるのさ」
QB「今日一日で三人分のエネルギーが回収できる。ワルプルギスの夜に供給したエネルギーも、これで数倍のリターンだ」
さやか「あんた…最低だ!」
QB「どうする?彼女たちを助けたいなら、早く契約するといい」ニヤニヤ
真尋「ふざけんな…ふざけんなぁ!!」
「…少年、熱くならないで、負けるわ」
「遅くなってごめん!もう大丈夫だよ!!」
真尋「ハス太…」
QB「馬鹿な、僕らの圧力で、君たちはここに来る事を…」
クー子「……目には目を。政治的圧力には武力的制裁を」
ハス太「宇宙特別非営利法人インキュベーター、先ほど本星に家宅捜索が入ったぞっ!」
QB「家宅捜索!?」
真尋(宇宙なのに家宅なのか)
クー子「…姉さんが火力で制圧している。もうすぐワル夜たんへのエネルギー供給はストップする」
QB「家宅捜索で制圧だって?」
ニャル子「ようやくですかッ…待ちわびましたよ」
真尋「どういう事だ?」
ニャル子「今回の二人への待機命令、連中の圧力なのは言うまでもありません」
ニャル子「機構にそんなことができるのは、連中の掲げるエネルギー問題ゆえ」
QB「そうだ、宇宙全体のエントロピーが」
ニャル子「黙れ小僧!!」
QB「黙るのは君たちだ。エネルギーなくしてエンタメなどど」
ハス太「たしかに地球の女の子の感情エネルギーは莫大だ。でも」
クー子「………感情からエネルギーを得るなら、エンタメは欠かせない」
ニャル子「なにせ地球人だけじゃありません」
ハス太「地球のエンタメで、宇宙人みんなが感情を動かされてるんだっ」
クー子「…この調子で宇宙人が地球のエンタメともっと触れあえば、やがてエントロピーを凌駕することも可能と試算された」
ハス太「インキュベーターが地球人に契約を無理矢理にでも迫るのは、エンタメに自身の存在価値を脅かされてるからっ」
クー子「……自身の存続のため、惑星保護機構上層部に賄賂を贈っていたのはわかってる。あっちでは現在証拠がぽろぽろでてきている」
ニャル子「大昔ならいざしらず、現代じゃ地球人の絶望より宇宙全体の笑顔なんですよ」
真尋(いい話なのかくだらないのかよくわからない)
ニャル子「諦めなさい。あんたらの不正は、このニャルラトホテプが暴きましたよ!」
クー子「…暴いたのは、私とハス太君」
マミ「止まった!?」
杏子「チャンスだ!」
ほむら「攻撃を!!」
ニャル子「いきますよ、二人とも」
クー子「………うん」
ハス太「そうだねっ!」
ニャル子「必殺、私たちの!」
クー子「……宇宙CQC、AtoZ」
ハス太「ヨグソトス先生直伝っ!」
ニャ・ク・ハ『一にして全、全にして一なるトリプレットマキシマム!!!』
ドォォォォォォォォオオオオーーーンンッッッ!!!!!
ほむら「やっと、まどかを…」ウウッ
まどか「ほむらちゃん…」
さやか「なんだ、あんたそんな顔出来るんじゃん」
ほむら「う、うるさいっ!」グズッ
まどか「ありがとう、ほむらちゃん」
ほむら「まどかぁ…」
杏子「じゃあ、な」
マミ「ええ。またね」
杏子「っ!?」
マミ「また、会えるわよね」
杏子「そ、そんなの!」
杏子「………、わかんねーよ」
ニャル子「ええ!課長によると宇宙特別非営利法人インキュベーターは宇宙贈賄容疑で検挙されたそうです」
クー子「魔法少女への宇宙詐欺罪も適用されるかもしれない」
真尋「だから宇宙つければいいと思ってんじゃねーよ」
ハス太「順次魔法少女のソウルジェムを魂に戻してあげてねっ!」
真尋「できるのか?」
クー子「…本星よりテクノロジーを押収した。今の技術で無理なら私たちが開発する」
ニャル子「魔法少女なんてさっさと陳腐化させますよ!」
QB「………心しておくんだね」
QB「君たちの惰弱な発想が」
QB「宇宙全体を壊死させるんだ」
ニャル子「人々の知恵はそんなものだって乗り越えられますよ」
真尋「ニャル子…」
ニャル子「そう安室玲も言ってます」
真尋「あのさぁ…」
さやか「また、会いましょうね!」
マミ「今度は私たちがお邪魔するかもね」フフ
ニャル子「おお!それは楽しみですね!」
クー子「…少年のハーレムがまた拡大する」
ハス太「ええっ!?」
真尋「ねーよ」
まどか(ハーレム?)
・
・
玉緒「真尋君!一ヶ月の新婚旅行はどうだった!?」
真尋「えっ!?」
真尋「おいニャル子!偽装工作はどうなってるんだ!!」
ニャル子「いやぁもう毎日毎日真尋さんったら激しくてぇ~」
真尋「こんっの…」
真尋「馬鹿宇宙人がぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
おわり
支援ありがとうございました
ニャル子SSはイチャラブばかりでクロスが少ない気がします
もっとみんな書くべき
Entry ⇒ 2012.06.11 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (2) | Trackbacks (0)
真尋「ニャル子を無視し続けたらどうなるか」
真尋「大体ニャル子が原因でいままで事件に巻き込まれてきたし、土日の間くらい強行的に無視したら何も起きないんじゃねえかな…」
真尋「大丈夫、2日くらい、土日くらいなら何も起きないはずだ、無視すれば何とか休めるはず、明日起きたら決行だ」
真尋(・・・・・・目が覚めたはいいがやばくね、これ無視できなくね、ツッコミいれないとキス・・・されてしまう・・・)
ガチャ
クー子「……少年、おはよう・・・・・・もうご飯だから早く起きて、私お腹すいた」
真尋(よし、なんか知らんがナイスだクー子)
ニャル子「チッ、クー子も来ましたか仕方ないですね、さぁ真尋さん起きてくださいな」
真尋「おはようクー子、先いっといてくれ」
クー子「・・・・・・うん」
ニャル子「あれれ・・・つれないですね真尋さん、おはようございます」
真尋「さてご飯ご飯」
ハス太「はい、シャンタッ君、にんじんだよっ」
シャンタッ君「みーみー」
真尋(相変わらずこの小動物コンビは心が癒されるなぁ、ニャル子もこれくらいとは言わないがクー子くらいに落ち着いて・・・はいないか、まぁ静かにしてくれればいいのに・・・)
頼子「おはようヒロ君、さぁ朝ごはんは準備できてるから」
真尋「ありがとう、母さん、いただきます」
ニャル子「今日は私もご一緒にお手伝いさせて頂きましたからね、どれを作ったか当ててみてくださいな」
クー子「・・・・・・それはききづてならない、少年のお母さん、いただきます」
頼子「はーい」
ニャル子(おかしいですねぇ、いつもならこのあたりで「今度はいったい何の宇宙生物をつかったんだー」とかツッコミがはいるんですがねぇ)
ニャル子(まぁ最近色々ありましたし、疲れてるんでしょうかね)
ニャル子「おーっと待ってください真尋さん、幻夢郷行きましょう、温泉とか如何ですか、ここにチケットがあるんですけど」
真尋「ゲームするから部屋に戻っとくね」
ニャル子「えー温泉行きましょうよ温泉、英語でいうとホットウォーター」
クー子「・・・・・・少年、私も久々に一緒にゲームやりたい」
真尋「ん、そうか、別にかまわないぞ」
クー子「・・・・・・ありがとう少年、愛してる」
真尋(こいつもなんか段々僕に対する好意のレベル上がってないか、まぁいいか、妹みたいなもんだし)
ニャル子「なーんか怪しいですねぇ、まさかクー子と・・・?」
ニャル子「あの二人どーも怪しくないですかねぇ、真尋さんに至っては私がキスを迫ったらとっさに起き上がってフォーク突き刺すレベルでしたのに」
ニャル子「そして何よりあの愛しのツッコミスキルがまったく発動されません、これは一体・・・」
ハス太「うーん、でもなんか北極行ったり宇宙に意識ある状態で行ったりしたし、疲れてるんじゃないかなぁ」
ニャル子「それにしたって変ですよ、やっぱり、ちょっと覘いてきます」
ハス太「だめだよ、ニャル子ちゃん!覘きなんて・・・ああでも真尋君の部屋、たまには入りたいかも、僕も一緒に行くよ」
ニャル子「そうと決まれば善は急げです、いきますよハスター君」
ハス太「ああっ、待ってよニャル子ちゃん」
クー子「・・・・・・少年はRPGが好きって言ってたけど、RPGは2人じゃできない、残念」
真尋「いやいや、流石に2人でやるもんじゃないだろう」
クー子「・・・・・・MMORPGなら2人どころか6人くらいざらに協力プレイできる」
真尋「さり気なく僕をネトゲ廃人の道に導かないでくれ」
クー子「・・・・・・ネトゲを馬鹿にしてはいけない、少年、この繋がりはなかなか深い・・・・・・」
真尋(そういえばこいつのネトゲ仲間はどうしてこう便利な人ばかりなのだろう、宇宙で人気のケーキ屋の店員やってたりするし)
真尋「まぁネトゲはまた今度な、この中にあるのから適当に選んでくれ」
クー子「・・・・・・協力プレイ、最近じゃネットでつないだ顔も知らない人ばっかりだったから2人で並んでやるのもいい」
真尋「といっても僕も最近あんまりゲームやる暇なかったからな、高校生でなんだかんだ忙しかったし、余市とどこかに行くことも多かったし」
ニャル子(なにやらいい感じですねあの二人・・・)
クー子「・・・・・・じゃあ少年、この赤い帽子かぶったパーティやろう」
真尋「あれ、協力プレイじゃなかったのか、いやまぁ別にいいけど」
ニャル子「ちょっと会話の内容ききとれませんねぇ、宇宙盗聴器を私の部屋から取ってくるべきでしょうか」
ハス太「僕が空気操ってききとりやすくするよ」
ニャル子「つくづくチートキャラですね、ハスター君は・・・ってあー!あの二人キスしてませんか!してませんか!」
ハス太「おちついてニャル子ちゃん、ばれちゃうよ・・・」
ニャル子「キーー、突入しますよハス太君、ダイナミックエントリー」バキッ
ハス太「ちょ、ニャル子ちゃん!」
真尋「ああコラ、ハス太、ドア壊すなよ」
ニャル子「ああ、すいませんつい早合点で、すいません、今すぐ直しますんで、クロックアップして直しますんで許してください」
ニャル子「ってあれ?」
ハス太「えーっとえーっと、うんごめんね真尋君」
真尋「ああ、うんまぁ用がないならたまにはゆっくりしたいからあんまり騒がしくしないでくれな」
ニャル子「真尋さーん?真尋さん?おーい、おーい、あれ真尋さん?」
ハス太「う、うん・・・」
ニャル子「どーにも腑に落ちませんねぇ、私もしかしてステルスモードにでもなってるんでしょうか、ハスター君、私のこと見えてますよね」
ハス太「うん、見えてるよ、どうかしたの?」
ニャル子「いや、億が一にもありえないことなんですけど、真尋さん私の事スルーしてません?」
ハス太「気のせいじゃない?」
ニャル子「いやこれもしかして気のせいじゃないかもですよ、私なんて大体土属性なんていわれてますからねぇ」
ハス太「いきなりどうしたの?」
ニャル子「フンッ、風属性はいいですよ、思いっきり主人公ポジじゃないですか、あのクー子の奴にしたって炎属性でバリバリ目立ちまくりですよ」
ニャル子「おかしいんですよ、主人公の私が土属性なんて、地面とか岩とかどうしてあんな微妙なポジションが多いんですか」
ニャル子「序盤で攻撃力と耐久もっててちょっといいポジなんて思わせて起きつつ、中盤にでてくる速い敵に翻弄されてやられるかませポジで落ち着くじゃないですか」
ハス太「ちょっと何いってるかわかんないんだけど・・・」
ハス太「え?何の話?」
ニャル子「いやなんでもありません、フルフォースフォームが不評なはずありませんよ・・・私が一番テンションあがる格好なんですから、格好よさ満点ですよ」
ニャル子「とにかく、今の状況、逆に使わないとだめですね、真尋さんがいつまで無視できるか逆にもてあそぶチャンスですよ、我慢比べです」
ハス太「えーっと、協力しないと・・・だめ?」
ニャル子「当たり前田のクラッカーに決まってるじゃないですか」
珠緒「あーもしもし?ニャル子ちゃんどうしたの?どこか甘いものでも食べに行く?それともまた八坂君が何かやらかした?」
ニャル子「いえ、そのちょっと倦怠期みたいなもので、刺激がほしいんですよ、何かいい案ありませんか、反応の鈍くなった彼氏が燃え上がるようなこう、何か」
珠緒「んーー、そうだねぇ、じゃあたまには緩急つけてみたらどうかな?」
ニャル子「緩急ですか?具体的にはどうすれば?」
珠緒「いつも押せ押せだしたまにはこう、控えめに行ってみるとか」
ニャル子「なるほど、わかりました、ありがとうございます、ニャル子いっきまーす」
珠緒「うん、がんばってねーおあついの期待してるよー」ブチッ
ニャル子「さて行きますか、真尋さんの部屋に」
クー子「・・・・・・A連打しすぎて爪が・・・・・・」
真尋「宇宙でもその連打方なのか?アクセル弁当使えよ」
クー子「・・・・・・あれは大事なときだけしか使わない、使いすぎると体から灰がでる」
真尋「ん、ああそうなのか・・・まぁどうせその設定もどこかに放り投げるんだろう?」
クー子「・・・・・・少年はいつまでも細かいことまで覚えすぎ、そんなだと女の子に嫌われる」
ガチャッ
ニャル子「・・・」
真尋「・・・」
マンマミーヤ
クー子「・・・・・・ニャル子?」
ニャル子(どうしましょう、何も考えてませんでした、引くってどういうことなんですかねぇ)
ニャル子(で、何で服ひっぱってるんでしょうかね私は・・・これだから喪女とかネタにされちまうんでしょうか)
ニャル子「クッ、一時撤退です」スタスタ
マンマミーヤ
クー子「・・・・・・少年?イージーミスなんて珍しい」
真尋「いや、大丈夫、ちょっと集中力が途切れただけだ」
ニャル子「だめです、珠緒さん、引くってなんですか、万有引力の中心にでも成ればいいんですか?」
珠緒「えーっと、何?バミューダ?」
ニャル子「いや、すみません取り乱しました、とりあえずいつもと違う感じでせめて見ましたけどうんともすんともいいませんでした」
珠緒「うーん、じゃあもういつもどおりやるしかないんじゃないかなぁ」
ニャル子「そんなぁ、今戦争中ですよ!相手に計画ばれたまま作戦開始なんて下の下です」
珠緒「っていわれてもなぁ、どうして八坂君はあれでコロリと言っちゃわないのか不思議だよ」
ニャル子「そうですよねえ、不思議ですよねぇ、私の体のどこに不満があるんでしょうか」
ニャル子「もしかして胸控えめのほうが好きなんですかねぇ」
珠緒「えーっと、私はどうリアクションとれば、小さいほうからは何も言えないんだけど」
ニャル子「大丈夫、私は光の角度で大きさの変わる胸のニャルラトホテップです、すいません、もう一度仕掛けてきます、また電話しますそれではアデュー」
珠緒「・・・切れちゃった」
ハス太「えーっと何をすればいいの?」
ニャル子「ちょっと胸小さくするので、クー子と同じくらいになったら教えてくださいな、客観的な判断で」
ハス太「うん、いいけど、どうして?」
ニャル子「いやもしかしたら真尋さんが貧乳好きかもしれないじゃないですか」
ハス太「それじゃあ僕にもチャンスが」
ニャル子「いやそれはないですね、流石にそれはまずいでしょう色々」
ハス太「・・・グスン」
ハス太「ああ、うんストップ、それくらいだと思うよ、がんばって・・・はいシャンタッ君、にんじん」
ニャル子「さて次はどうせめましょうかねぇ」
クー子「・・・・・・8コイン差、私がこのまま勝つ」
真尋「なーにこのミニゲームで勝てば逆転だ」
ニャル子「まっひろさーん、いつもニコニコあなたの隣に這い寄る混沌あなたの嫁ですよー」
ニャル子「えい」
ニャル子(さぁ、あなたの大好きな(たぶん)ナイチチですよ、どうですか、たまらんでしょう)
・・・
真尋(うん・・・?なんかいつもより硬いな、ちょうどクー子にヘッドロックかけられたときのような感触・・・)チラッ
クー子「・・・・・・少年余所見してる場合じゃない、羨ましい、そこ代わって」
真尋「ああ、いや別にそういうわけじゃ・・・」
真尋(いかんいかん、思い出して赤面してる場合じゃない)
ニャル子(もしかして本当に貧乳好き・・・?まじですか・・・ナンテコッタイ)
スタスタバタン
真尋「え、いつそんな約束・・・」
クー子「・・・・・・1億年と2000年前に決めた」
真尋「ハァ、別にいいけどさ、プリンくらい」
クー子「・・・・・・それにしても少年はおかしい、ニャル子と何かあった?」
真尋「いや別に、たまにはゆっくりしたいから面倒なことに巻き込まれないように無視してみたらどうなるかなって」
クー子「・・・・・・そう、じゃあそれで愛想付かされたらニャル子は本格的に私の本妻、もちろん少年は愛人」
真尋「あーはいはい、じゃあ次別のやろう」
珠緒「ええ!?そうなの?」
ニャル子「なんか嬉しそうですね」
珠緒「き、気のせいだよ、それでどうするの?」
ニャル子「とりあえず真尋さんとクー子がラヴコメをはじめる前に阻止したいです、断固阻止」
珠緒「んー、でも邪魔すると邪険に扱われかねないしなぁ、やっぱり誘惑するしかないんじゃないの」
ニャル子「といわれてもなんだか今日は、真尋さん私の事をスルーしようとするんですよ、もしかして放置プレイかと思ったんですけど」
珠緒「放置プレイ・・・?なにそれ」
ニャル子「すみません何でもないです」
ニャル子「私もその手の経験は皆無ですからなんとも」
珠緒「んー、あ、そうだ、知人の人にどうやって迫ったか聞いてみるね、ちょっと切るね」
ニャル子「あーはい、すいませんね」
トゥルルルル
クー音「はい、もしもし、師匠どうしたんですか」
珠緒「あーあの悪いんだけど、好きな人が他に好きな人がいるって言ってたけど、あのときってどうしたの?掘り返すようで悪いんですけど」
クー音「あ、あの件はちょっと思い出したくも・・・えーっと素直に負けを認めて・・・グスン」
珠緒「あーごめんね、本当ごめん、ありがとう、じゃあまたね」ブツッ
クー音「どうして私が虚弱貧弱無知無能の人間に負けなければ・・・」ブツブツ
ニャル子「最初から負けなんて認めませんよ、何度だって這いよってやります」
頼子「えーっと、ニャル子さんはなんだか忙しそうね、ハス太君、2人呼んできてくれない?もうお昼だから」
ハス太「はーい、いこっシャンタッ君」みー
真尋「ああ、うんわかった、いくぞクー子」
クー子「・・・・・・少年、また負けたから何か条件足す」
真尋「あーわかったわかった、いいから早く行くぞ、飯食ってる途中で考えろ」
クー子「・・・・・・少年のお母さんのご飯はやっぱりおいしい」
頼子「そう?ありがとう、おかわりもあるからね」
シャンタッ君「みーみー」ガツガツ
ニャル子「真尋さんがクー子と・・・いやまだ放置プレイの可能性も」ブツブツ
ハス太「にゃ、ニャル子ちゃん・・・?怖いよ・・・?」
クー子「・・・・・・少年、思いついた、私にプリンあーんして」
ニャル子「はああああああ?」ガタッ
クー子「・・・・・・何、ニャル子、これは少年が負けたから罰ゲーム、ついでに少年の分のプリンもくれる約束」
ニャル子「いやいやそうじゃないでしょう、それは不公平でしょう、私もまだ片手で数えるほどもしてもらってませんのに!」
クー子「・・・・・・罰ゲームは絶対、安価と同じくらい絶対、これは宇宙の真理」
ニャル子「やっかましいですよ!大体おかしいんですよなんで真尋さんはクー子とばっかりおいしいイベントするんですか、私にだってたまにはくださいよ!」
真尋「まぁそれくらいなら別にいいか」
ニャル子「」
クー子「・・・・・・かまわない」
真尋「あーん」
クー子「・・・・・・うん、おいしい」
ニャル子「くううううううううう」ギリギリ
ニャル子「覚えときなさいよ!」ダッ
ニャル子「珠緒さん・・・クー子の強さで私が泣いた・・・」
珠緒「どうしたの?ニャル子ちゃん」
ニャル子「すみませんこっちの話です、ちょっと真尋さんが強敵すぎます、目の前で私以外との甘々イベントまで見せ付けられました」
ニャル子「この屈辱、あのポケモンもらいにきた女の時以来ですよ」
珠緒「え、ポケモン?」
ニャル子「すいませんそれもこっちの話です」
珠緒「うーん、それじゃあちょっと一緒にどこかでお茶しない?一回頭冷やしたほうがいいよ」
ニャル子「そうですね、ええ、七森喫茶店で、ええわかりました、すぐ行きます」
真尋「おまえも結構はずかしいことさせるのな」
クー子「・・・・・・少年のお母さんごちそうさま、少年、ゲーム続きしよう?」
頼子「はい、お粗末様、ひろ君もあんまりニャル子さんのこといじめちゃだめよ?」
真尋「あーはいはい、別にいじめてないってば、行くぞクー子」
ニャル子「こんにちは珠緒さん、またバウムクーヘンとラムレーズンですか?」
珠緒「ニャル子ちゃんもどう?」
ニャル子「いえ、遠慮しておきます、私は普通に何か冒涜的な炭酸飲料でも」
珠緒「それで、八坂君はどうなの?電話越しだとニャル子ちゃんよりクー子ちゃんのほうに気があるみたいにとれたけど」
ニャル子「珠緒さん、もしかしてエスパーか何かですか?」
珠緒「いや自分で言ってたよ・・・ニャル子ちゃん・・・」
珠緒「フォーク?それって刺さるものなの?」
ニャル子「すいませんなんでもないです、それはおいといて、今日は完全スルーなんですよね」
ニャル子「で、あの電話の前に抱きついたときはまぁ少しは反応してくれたんですけど」
珠緒「うーん・・・」
珠緒「じゃあやっぱり、夜這いしかないんじゃないかな、流石に何らかのリアクションとるでしょ」
ニャル子「あーでも朝、お目覚めのキスしようとしたら軽く回避されたんですよ」
珠緒「だからこそだよ、八坂君が寝た隙にこっそり入っちゃって突っ込みを入れさせればニャル子ちゃんの勝ちってことで」
珠緒「うん、じゃあそれで、それでもだめなら明日もどうせやることないし電話してね」
ニャル子・珠緒「「ぐっへっへっへ」」
真尋「なんかよからぬこと考えてないだろうかニャル子の奴」
クー子「・・・・・・少年?」
真尋「いやなんでもない」
ハス太「あ、あれ?」
ニャル子「どうしたんですか、ハスター君、あなたまで紅王症候群ですか、ボスなら今頃無限に死に続けてるはずですよ?」
ハス太「え?え?ああごめん」
真尋「じゃあおやすみ母さん」
頼子「ちょっとまって、寝る前にムスコニウム補給させて」ダキッ
真尋「もういいでしょ、今度こそおやすみ」
頼子「尋君おやすみなさい」
ニャル子「さてとりあえず部屋に戻りますかね」
クー子「・・・・・・ニャル子、一緒に寝よ?」
ニャル子「あんたはさっさと自分の部屋で寝なさい!」
クー子「・・・・・・グスン」
真尋「zzz」
ニャル子「ニッシッシ、明日が楽しみです、おやすみなさいマイダーリン」
クー子「・・・・・・そうは問屋が卸さない、ニャル子・・・」
ニャル子「真尋さん、今お腹の子が動きましたよ」
ニャル子「真尋さん・・・」
ニャル子「真尋さん・・・」
真尋「うわああああああああああああああああああ夢にでやがったあいつうううう」
真尋「ってか暑いななんだこれ、まだ6月だってのに、ああもう朝か、完全に目が覚めてしまった」
真尋「っておいクー子何やってんだ、この暑いのはおまえのせいか」
クー子「・・・・・・少年が寝相で襲ってくれるのを期待したのに、残念、少年はToloveれない」
真尋「何の話だ、まぁいいやとりあえず顔洗ってリビング行こう」
ニャル子「・・・」
ニャル子「改心の作戦だったのにこれじゃあ無視だとかそういう以前の問題じゃないですか、完全に気づかれてないじゃないですか」
ニャル子「あ、ちょっとひっかかって出れないですねこれ」
ニャル子「・・・どうすれば真尋さん元に戻ってくれるんですか・・・」
クー子「・・・・・・ニャル子が特撮タイムに起きてこないのは珍しい、起こしてくる」
真尋「ああ、うん任せた」
真尋(にしても昨日はなかなかゆっくりできたかもしれない、あいつ等来てから初じゃないかこれ)
真尋(あいつら常に這い・・・もといハイテンションだからなぁ休むときはしっかり休んでほしいものだ、また風邪でも引かれたら困るし)
クー子「・・・・・・いない」
<ガタン
クー子「・・・・・・どうしてニャル子が少年の部屋で布に絡まってるの?食べていいの?」
ニャル子「だめにきまってんでしょーが、ちょっと手を貸してくださいな」
クー子「・・・・・・私のせいにしないでほしい、ニャル子はもっと引くことを覚えるべき、遊びじゃないんだよ」
ニャル子「けっこれだからネトゲ廃人の言うことは・・・引くこと?」
クー子「・・・・・・ニャル子はがっつきすぎ、少年は疲れてる」
ニャル子「あんたが人の事言えるんですか、一日中真尋さんとゲームしてたじゃないですか」
クー子「・・・・・・そうじゃない、少年は優しいからなんだかんだで危険も承知で宇宙なんかまで付いてきてくれている」
クー子「・・・・・・たまには休ませてあげるべき」
クー子「・・・・・・何の話?とりあえずご飯たべよう、もうすぐあれが始まる」
ニャル子「そうですよ、真尋さんも大気圏突破したときくらいもうちょっとテンション上がってもいいもんですよ、宇宙キターくらいノリノリで言ってくれてもいいじゃありませんか」
クー子「・・・・・・うん、いつものニャル子に戻った」
ニャル子「おはようございます真尋さん」
真尋「n」ピクッ
真尋(あぶね)
ニャル子「まーだ放置プレイ続行ですか、かまいませんよ、一日くらいなら待ちますから」
真尋(放置プレイってなんだよこいつ、あんまり堪えてないのか)
真尋「母さん、ご馳走様、ちょっと変な夢みてよく眠れなかったからちょっと寝てくる」
頼子「あんまり食べてすぐ横になるのはだめよー?」
真尋「ごめんごめん、30分くらいは寝ないから」
真尋(それにしても最近余市とも遊びにいってないな、たまにはあいつとも遊びたいけど、また気を使うだろうし、どうなんだろう)
真尋「zzz」
クー子「・・・・・・どうしたのニャル子、少年は私の愛人、ニャル子は本妻」
ニャル子「だーかーらそれですよ、それ、真尋さんは私のものですー誰にもこれっぽっちもあげたりしません」
クー子「・・・・・・ニャル子が悪い、ニャル子が私のものにもっと早くなっていれば少年に興味はわかなかった」
ニャル子「そんなのお断りです、誰があんたなんかに貰われますか」
クー子「・・・・・・ニャル子は欲張り、やっぱりがっつきすぎ」
ニャル子「・・・私だって駆け引きの仕方を知ってればこうはなりませんよ、大体おかしいじゃないですか、なんで私がこの中で一番扱いひどいんですか」
ニャル子「言うようになりましたね、本妻の余裕ですか」
クー子「・・・・・・本妻はニャル子」
ニャル子「埒があきませんね、私は結局どうすればいいんですか」
クー子「・・・・・・私は添い寝されればそれでいい、たぶん少年もそれでいい」
ニャル子「そんなうまい話があるもんですかねぇ」
ニャル子(結局やってることはひたすら夜這いじゃないですかこれ)
真尋「zzz」
ニャル子「寝ている顔も格好いいですよね、本当・・・」
ニャル子「ではちょっと失礼して」
ニャル子「だからこんな風に突き放したんですよねつれない態度だったんですよね、謝ります」
ニャル子「ではおやすみなさい真尋さん・・・」
真尋「んーそろそろ起きるか・・・ってニャル子、なんでこいつ添い寝してやがるんだ」
ニャル子「んー真尋さんごめんなさい、ごめんなさい、真尋さん」
真尋「ん・・・」
真尋「にしてもこの体勢ちょっとまずいな離れられない」
真尋「おい、起きろニャル子」ユサユサ
ニャル子「んん、おはようございます、真尋さん」
真尋「いいからとりあえず離れろ」
ニャル子「!」
真尋「はやくしろ」
真尋「なんだそのテンションは」
ニャル子「ああ、いえいえ、なんでもないです」
真尋「それより早くこのホールド状態解除してくれ」
真尋(非常にいかがわしい絵になってそうだ)
ニャル子「あ、すみません、えへへ」
ニャル子「それでーその・・・どうして無視したりしたんですか」
真尋「う、あーそのあれだ、うん、おまえがなんか話す度に妙なフラグ立てやがるから、しゃべらなければ何もおきないかなって、その・・・」
真尋「僕も最近色々あって疲れたから、まぁたまにはゆっくり自分の部屋で休みたいかなって」
ニャル子「・・・クー子の言ったとおりじゃないですか、なんですかそれ・・・」ブツブツ
真尋「え?なんだって?」
ニャル子「うう・・・グスン」
真尋「おい、ニャル子?」
真尋「おいだから泣くなって」
ニャル子「すいませんすいません」
真尋「ほらティッシュ」
ニャル子「チーン」
真尋(なんだか台無しな気がする)
ニャル子「大体真尋さんが貧乳好きだなんてことにも今まで気づかずにこんなに胸まで盛っちゃって」
真尋「は?」
ニャル子「は?」
ニャル子「だっておかしいじゃないですか、唯一反応したのがあの時なんですもの」
真尋「いやごめん、意味わかんない」
ニャル子「えー・・・じゃあ大きいほうが好きなんですか?」
真尋「うっ・・・いや普通そういうこと聞くか?」
ニャル子「言わないなら今からでも二人で混浴温泉いきますか?真尋さんの好みのサイズになるまで調整しますよ」
真尋「だぁもうわかったよ・・・・大きいほうが好き・・・だと思う・・・」
真尋「普通逆じゃないか?僕恥ずかしい思いしただけじゃないか」
ニャル子「私だって結構はずかしいんですよ、ええ、恥ずかしいついでにひとつです」
ニャル子「納得いかないので私にも食後にプリンあーんしてください」
真尋「なんだそういうことか・・・わかったよ、やればいいんだろ、ほらもうちょうどお昼だし、下いくぞ」
ニャル子「ふふ・・・はーい」
真尋「ぐ、あ、あーん」
ニャル子「あーん、モグモグ、おいしいですね、真尋さん」
真尋「あああああ冷静になってみると結構恥ずかしいなこれ」
クー子「・・・・・・少年、ずるい、私もニャル子にあーんってしたい」
ハス太「僕も真尋君にあーんってされたい」
ニャル子「ふふ・・・真尋さん・・・」
真尋「なんだよ・・・」
ニャル子「なんなら今からでも子作りしますか!もう恥ずかしいついでにどこまでも行きましょう!」
ニャル子「久々にでぃーっぷなキスでもかまいませんよ!ええ、バッチコイですよ真尋さん!」
ニャル子「・・・真尋さん?あのちょっと・・・真尋さん?ねぇ、ちょっとなんでフォークだしてんですか、さっきまでスプーンだったじゃないですか」
ニャル子「ええーっとすいません調子乗りすぎましたー!」
真尋「ニャル子おおおおおおお」
ニャル子「ぎゃあああああ」
終わり
良いものを見せてもらった
ニャル子がだんだんおかしくなっていくのも見たかったけど
この終わり方もニャル子っぽくて好き
面白かった
Entry ⇒ 2012.06.06 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (1) | Trackbacks (0)
クー子「……少年、今夜だけ、いっしょに寝る」真尋「え、え?」
クー子「……うん、卵の名前を冠した、豆もやしに変形する生物も多用してくる」
真尋「意味がわからない……」
クー子「……とにかく、一緒に寝て?」
真尋「うっ……」ドキドキ
クー子「……狭い」モゾモゾ
真尋「し、仕方ないだろ、僕一人用なんだから!」
クー子「……わたしもお布団に入りたい。でも当然少年も入りたい」
真尋「うん」
クー子「……妙手がある」
……
クー子「……横が駄目なら縦。わたしが下で少年が上。少年が地震の落下物からも守ってくれて完璧」
真尋「いや……この体勢はやばいだろ……」
クー子「……少年、どうして産まれたての仔鹿の体勢なの?」
真尋「おま……僕が両手足を曲げたらどうなるかわかるだろ……」
クー子「……持ち上がっちゃったお布団が降りてくる」
真尋「違う!」
真尋(持ち堪えろ僕の両手足!)
クー子「……少年、どうしたの?」
真尋「ぐ……!そ、そうだ!僕が床で寝れば
クー子「……少年が視界に入ってないと安心できない」袖ひっぱり
真尋「」
〜20分後〜
クー子「……少年、寝ないの?」
真尋「く、クー子こそ……早く寝たらどうだ……?」プルプル
クー子「……地震怖くて眠気が飛んだみたい」
真尋(僕は出来るなら筋肉的にも睡魔的にも倒れこみたいよチクショウ!)
クー子「……?」
真尋(僕は倒れたい。けど倒れたらクー子にのしかかる格好になる)
真尋(よって僕は四肢を踏ん張らせて起き続けなくてはならない)
真尋(でもなんかクー子から甘いいい香りがして引き寄せられる……)
真尋(でもそうして引き寄せられるとクー子にのしかかる格好になってしまう)
真尋(なんだこの嫌なループは)
真尋(息を止めても目からクー子の姿が入ってくるし……)
真尋「え!?き、気にしないでくれ……」
真尋(くそ……至近距離すぎる!なんでクー子はそんな普通でいられるんだ……!)
真尋(ニャル子みたいに下心で潜り込んできたわけじゃないから、フォークも使えない……!)
真尋(しかし、炎の神性が地震を怖がるとはなぁ……なんだかんだでこいつも女の子……って意識しちゃ駄目だ!)
〜さらに30分経過〜
真尋「うぐぐ……(人間、頑張れば意外と耐えられるもんだな……)」プルプル
クー子「……少年、もしかして僕は悪い魔物じゃないよごっこ?」
真尋(もはやツッコミを入れる気力が……)
クー子「……少年が仲間になりたそうな目でわたしを見ている。仲間にしますか?」
真尋「見てないよ!ついでに遊んでもない!」プルプル
クー子「……じゃあもしかして寒いの?それなら……」グイツ
真尋「うわっ!?」
クー子「……ほら、わたしの身体あったかいよ。これで寒くない」
真尋(うわああああああああああああぁぁぁぁぁ!?)
真尋(柔らかいあったかい気持ち良いいい匂いじゃなくて早く起き上がれ僕っ!)
真尋(この状態は最愛だ!このままじゃ僕のSAN値が削り取られた挙げ句SON値を上げてしまう!)
ぐらり……
真尋「っ!また地震か!?」
クー子「……!」ギュッ
真尋「な、なんでここで抱きつくクー子ぉぉぉ!?」
……
クー子「……くすん。またあるかもしれないから、このままがいい」
真尋「ちょ……」
クー子「……少年抱き枕、ニャル子抱き枕とはまた違った抱き心地。悪くない……」ギュ
真尋「クー子、くっつきすぎだ……!」
クー子「……ぴったりくっつけば、二人でもお布団かぶれるよ?」
真尋(くそぉ!なんでこいつは平気でこんなことできるんだ……!)
真尋(多分クー子だから何も考えてないんだろうけど……)
真尋(ある意味ではニャル子よりたちが悪いな……おかげでフォークも……)
クー子「……?……少年、何かお腹に当たってる……?」
真尋「あ」
クー子「……!……少年……溜まってる?」
真尋(僕の方が欲情してどうするんだ……もういっそ誰か僕をフォークで刺してくれ……)ドンヨリ
真尋「…………」
クー子「……少年………………わたしとえっち、する?」
真尋「し、しないよ!てかごめん!すぐに離れるから……!」エビゾリ
クー子「……少年、そんな超人的な動きで拒否されると、さすがに傷つく……」
真尋「し、仕方がないだろ……っ!?(このまま後ろに反って……!)」
クー子「……少年、わたしの身体、やっぱり魅力がないの?」
真尋「え……?」
クー子「……わたしはニャル子の裸を見ると凄く興奮する」
クー子「……でもニャル子はわたしの裸を見ても、全然興奮してくれない……」
クー子「……少年も駄目。興奮したのは、お姉ちゃんだけ……」ションボリ…
クー子「……少年?」
真尋「お前、もうちょっと自分が魅力的って自覚持った方がいいぞ!?」
クー子「……魅力的?わたしが?」
真尋「あーそうだよ、僕が普段からどれだけ我慢してると思っているんだ!」
真尋「戦闘時も裸に近いわ、風呂でも仁王立ちするわ、所構わずニャル子に発情するわ……」
真尋「今だってそうさ!夜中に男女で一緒の寝床なのに、警戒心0で……!」
真尋「僕だって男なんだ!毎回可愛い子のそんな姿見たら、嫌でもこうなるよ!」
クー子「……少年」
真尋「はぁはぁ……だからクー子、もっと自信をもて」
クー子「……少年……ありがとう」
真尋(……慰めるためとはいえ、なにかとんでもないことを口走ったような……)
クー子「……少年の口からそんなこと聞けるなんて、意外だった」
真尋「〜〜っ!う、うるさいな!……ほら、わかったら早く寝た寝た!」
クー子「……少年、それはどうするの……?」
真尋「うっ……まあ少し本音ぶちまけて楽になったし、眠れば朝には落ち着いてるだろ……」
クー子「……わたしにえっち、しないの?」
真尋「ばっ……だからお前なぁ、なんで軽くそんなことを……!」
クー子「……でも少年、かなり辛そう」
真尋(クー子の誘惑攻撃は無自覚のようだ……こうなったら……>>39してこの場を切り抜けるしか!)
おでこにちゅ。
クー子「……してるよ?」
真尋「とにかくだ、ハス太がいれば僕のこの愚息も落ち着くと思うんだ」
クー子「…………!わたし、ハス太君に負けた……!?」
真尋「違う違う!さすがに(見た目)子供の前なら自重するだろってこと!」
クー子「……なるほど」
真尋「そういやクー子、なんで僕の部屋に?ハス太でもよかったんじゃ……」
クー子「……少年の方がよかったから」
真尋「……そ、そうか」
クー子「……うん」
真尋「(意識したら駄目だ!)ハス太ー、悪いんだけど僕たちと」ガチャ
ハス太「だ、ダメだよシャンタッ君……そこは……!」
バタン……
真尋「…………」
クー子「…………」
真尋「…………」
クー子「…………少年、戻ろう?」
真尋「ああ…………」
むしろ松来さんだから良いんだろ
あ?
クー子「……よく考えたら、ハス太君もくるとお布団が狭すぎる」
真尋「……」
クー子「……やっぱり、少年だけの方がいい」ギュッ
真尋(むしろSAN値を下げる結果になろうとは……)
クー子「……少年、あのハス太君もえっちしてた」
クー子「……少年もしていいと思う」
真尋(というか追い込まれた……)
真尋(いくら本人がいいって言っているからって……)
真尋「なあクー子、お前、ニャル子が好きなんだよな?」
クー子「……うん、愛してる」
真尋「だったら……さ、やっぱり、ニャル子のためにも……」
クー子「……少年、優しい」
クー子「……でも、そんな優しい少年だから……えっちしてもいいんだよ……?」
真尋「」
クー子「……むしろ……………して欲しい」
クー子「……少年すごい汗。熱かった?」
真尋「クー子……悪いけど僕の身体は孕めたりは……」
クー子「……少年なら……わたしが孕まされる側でも構わない……」
真尋「……!」
クー子「……大丈夫。最初に言ったけど、一緒に寝るのは今日だけ……」
クー子「……少年がいずれニャル子を選ぶのはわかってる。だからえっちも今日だけ……」
クー子「……でも少年は今は楽になる。あとは黙ってれば今日のことは二人だけの秘密……」
クー子「……樹海に生息するじゃれてくるワニに甘噛みされたと思えばいい……」
クー子「……前にも言った。少年なら、構わない」
真尋「……クー子」
クー子「……少年」
真尋(僕は……)
真尋「……それはできない」
クー子「……ッ!しょうね
真尋「そんな軽い気持ちで抱けるわけないだろ……?」
クー子「……ごめんなさい」
真尋「……謝るのはこっちだ、クー子。本当に虚弱貧弱無知無能の僕で構わないのか?」
クー子「……え?」
真尋「ニャル子じゃなくて……僕で」
真尋「……地球人の性欲は凄いぞ。特に今の僕は」
クー子「……うん」
真尋「……もうすぐ、僕のSAN値が無くなる。自制心なんてものも、多分なくなる」
クー子「……うん」
真尋「多分ニャル子からの制裁が下る」
クー子「……う、うん」
真尋「……今日限りなんて言わないなら……地球人と付き合う覚悟があるなら……」
真尋「クー子……お前を抱いてもいいか?」
クー子「……少年こそいいの?ニャル子じゃなくて……」
真尋「……クー子だからだ」
クー子「……少年」
真尋「……クー子」
クー子「……少年…んっ……ちゅ……」
真尋「仕方がないだろ……面と向かってキスなんて……」
クー子「……」
真尋「……お前だって、顔赤いぞ……」
クー子「……わたしはクトゥグアだから」
真尋「答えになってないぞ……」
クー子「…………わたしだって、姉さん以外の人に触れられたことないもの……」
真尋「クー子……」
クー子「……できれば、優しくしてほしい」
クー子「……うん」
真尋(……なんだろうこの背徳感は)プチプチ
クー子「……ん……」
真尋「……っ!」
クー子「……少年……どう?」
真尋「クー子……その……綺麗……だ……」
クー子「……!」
真尋「……触っても、いいか?」
クー子「……あんまりないけど……」
真尋「いや、十分だよ」フニッ
クー子「――ッ!」
真尋「お、おい大丈夫かクー子!?」
アニメでは転入時にマニア心をくすぐるAカップとスピーカーが言ってた
真尋「わ、悪い……痛かったか?その……こういうのは、初めてで……」
クー子「……痛くない。けれど、妙な感覚……」
真尋「クー子……」
クー子「……ひぅ!?しょ、少年……いきなり吸いつかないでほしい……」
クー子「……ッ!?あっ……やぁ……!?しょ、少年……!?」
真尋「クー子の胸……小さいけど柔らかくておいしい……」
クー子「……んっ……んん……!少年、まだミルクはでな……ふぁ!?」
クー子「……ぁぅ……少年?」
真尋「………止まれそうにない」
クー子「……え?あ、んっ!はぁ……ぁ……んっ!」
真尋「クー子……もっと、声を聞かせてくれ……」
クー子「ん……あっ!…ふっ……くぅぅ……!少年……!急に全身撫でるのはずるい……!」
真尋「クー子の身体、すべすべだな……」
クー子「……ちょっ……待って……少年……!」
真尋「言っただろ、止まれないんだ……!」
真尋「ん……ここが気持ちいいのかクー子?」
クー子「……うん。でも待っ……ひん!?」
真尋「なら、念入りに触ってやらないとな」コリコリ
クー子「んっ……!やぁ……そこ弄っちゃ、駄目……!」
真尋「じゃあ、こっちはいいか?」
クー子「〜〜っ!反対も、だめ……!」
真尋「クー子……なんで顔を隠すんだよ?」
クー子「……わからない。でも、少年に見られると……なんだか恥ずかしい……」
クー子「……うぅ、少年の手、ニャル子じゃないのに這いよってくる……」
真尋「……嫌か?」
クー子「……ううん……気持ちいい」
真尋「ならよかった……」
クー子「でも……」
真尋「でも?」
クー子「少年の手つき…………姉さん以上にいやらしい」
真尋「」
クー子「……少年が真っ白に!?ごめん、嘘。……優しくてあたたかい……とても……」
真尋「あの人よりいやらしい=犯罪者なんだぞ……冗談でもやめてくれ……」
クー子「……待ってて言ったのに待ってくれなかったお返し。それより少年、そろそろ……」
クー子「……わたしの……ここに…………」
真尋「……」
クー子「……少年の焼きごてを入れてスクリュードライバーして……大丈夫、見切りは閃いてない」
真尋「なんでそこでネタを挟むんだよ!」
クー子「………………ニャル子には平気なのに、少年だと恥ずかしいから。あまり……見ないで?」
真尋「クー子……こんなに濡れて……」
クー子「〜〜っ!少年に言われなくても、わかってる……!」
真尋「ご、ごめん……」
クー子「……少年、今度はわたしが少年のズボンを引き摺り降ろす」
クー子「……問答無用。えいっ」ズルリ
ベチン
クー子「んぅ!?……こ、これが少年の……!?」
真尋「なあ、クー子、悪かった。悪かったからその……僕のもそんなに凝視しないでくれ」
クー子「……少年、わたしの計算と違う」
真尋「なんの計算だよ……」
クー子「……こんなに大きいのは想定外」
真尋「んー……まあとりあえず、野良ニャルラトホテプに短小と言われても、即否定できる程度ではあるな……」
クー子「……」ゴクリ
真尋「クー子、無理は……」
クー子「大丈夫だ、問題ない……!」ギュッ
ぶつり
クー子「―――――――ぁっぅ!」
真尋「うっ……!きつ……!クー子、大丈夫か!?」
クー子「……!だい、じょう、ぶ……!……動いて、いいよ?」
真尋「クー子……!」ヌプッ
クー子「……んっ……!ぁ……!」
真尋「クー子の膣内……すごくあたたかくて気持ちいい……!」
クー子「よかっ……たっ……!少年のも、苦しいけど、気持ちいい……!」
真尋「はぁ……はぁ……クー子、クー子ぉ!」
クー子「あっ……ふぁぁ……!少、年……キス、して……!んぅぅ……!」
クー子「ん……!わた、しも……!少年、膣内に出して……いいよ?」
真尋「ぐっ……ぅ!さ、さすがにそれは……!駄目だ、抜くよクー
グラグラグラ!
クー子「……!?」ガッシリ
真尋「な、なんでここで地震が!?じゃなくてクー子離――あああああ!?」
クー子「〜〜〜!!」
………
クー子「……ん、少年もわたしと一緒」
真尋「その……ごめんなクー子。大丈夫だったか?」
クー子「……ちょっと痛かったけど平気。少年のおかげで地震も平気だった」
真尋「いやそれもそうなんだけど……」
クー子「……ごめんね少年、今日は安全な日。次はちゃんと大丈夫な日で赤ちゃんつくろ?」
真尋「逆だろ普通!?」
クー子「……少年、まだこのままでいい?」
真尋「ん、あぁ……構わないよ」
クー子「……今日はありがとう少年。また少年に迷惑をかけた……」
真尋「いや、僕もその……なんというか……色々ごめん」
クー子「……少年、あらためて……不束者ですが、これからよろしく」
真尋「……ああ、こちらこせ、クー子」
ニャル子「まっひろさーん!今日も元気に……這いよる……」
真尋「ん、おはようニャル子」
クー子「……ニャル子、おはよう」
ニャル子「な、なんであんたが私の真尋さんと一緒にご飯を作っていやがるんですか!?」
クー子「……花嫁修業?」
ニャル子「はあ!?とうとう脳みそ完全燃焼したんですか!?」
クー子「ファイアブランドが共鳴する……この卵を叩き斬れと……」
真尋「だからそれ出すな!手で割れ!あー……ニャル子、言いにくいんだが……」
ニャル子「え、なんですか真尋さん!まさか愛の告白ですか!うっひょー
クー子「……少年は、わたしの夫になった」
ニャル子「」
ニャル子「クゥゥゥゥゥコォォォォォォ!真尋さんの陰からでてきやがれってんですよぉ!?」
クー子「……ぐすん。ニャル子、痛い。大丈夫、わたしはニャル子の妻でもある……」
ニャル子「黙れってんですよ!真尋さんどいてください、その可燃物をすり潰せません!」
真尋「落ち着けニャル子!……僕の方が先に手を出した」
ニャル子「なんですと!?私の熱烈アタックを断り続けた真尋さんが!?」
クー子「……ニャル子、わたしに熱烈アタックしてもいいんだよ?」
ニャル子「うぐぐ……!認めません、認めませんよこんなの!」
真尋「……ハス太はそこで気絶してるよ。シャンタッ君も」
ハス太「」ツヤツヤ
シャンタ「」ツヤツヤ
クー子「……わたしも少年と熱い夜を過ごしたけど、二人はそれ以上……」
真尋「こいつらになにがあったんだ……」
クー子「……少年、今度は………お尻の方で究極合体する?」
ニャル子「あんた今すぐに最新型蕃神に取り込まれて駄女邪神になっちまいやがれです!」
真尋「少し落ち着けよ、ニャル子……」
ニャル子「だ、だって……だって……」
真尋「おいクー子!?」
クー子「……奪いかえせばよい。……できるものなら」
ニャル子「……!じょ、上等じゃねーですかクー子のくせに!」
真尋「おい、よくわからんが、喧嘩すんだったら容赦なくフォークがいくぞ」
クー子「……大丈夫。より少年に相応しい家庭的な奥さんで勝負」
ニャル子「はっ!まともな料理も作れないあんたになにができますか!」
真尋「お前も普通の食材使ってくれればいいのにな……」
クー子「……少年、確かにわたしはニャル子ほど料理が上手くないけど……」
真尋「ん、どうした?」
クー子「わたし、素手でアイロンがけもできるし、ほら目玉焼きやおにぎりも焼ける」ジュー
クー子「水もすぐお湯にできるし、冬はストーブ。昨夜もしたけどゆたんぽにもなる」
クー子「……眷属の力で冷蔵庫やクーラーもいらない。光熱費大幅カットで家計に優しいよ」
真尋「あ、それはかなり助かるな」
ニャル子「ひ、卑怯すぎるでしょこのクトゥグアァァァ!」
ニャル子「つ、束の間の天下を楽しむといーですよ!最後に真尋さんを手に入れるのはこの私です!」
クー子「……負けない」
ニャル子「真尋さん……!不甲斐ない私をお許しください……!すぐにクー子の魔の手から解放を!」
真尋「待ておまえら、僕の意思無視してんだろ!」
ニャル子「完璧なニャル子ちゃんになって、クー子の存在なんて忘れさせてあげますから!」
ニャル子「……もちろん、物理的にもクー子を消してやりますとも!」
真尋「お前はまず少しクー子を受け入れる努力からだな……」
真尋「ニャル子のやつ、本屋行ってくるって何を買うつもりだ……?」
クー子「……わからないけど、少年のため」
クー子「……ニャル子が少年のことを第一に考えてるのは間違いない。そこはわかってあげて」
真尋「う、うん……しかしクー子、さっきのニャル子との話は……」
クー子「……ニャル子がどう頑張っても勝てないくらい、わたしも頑張ればいい」
クー子「……少年……真尋は、ニャル子には渡さない。絶対だよ」
真尋「ク、クー子……」ドキドキ
クー子「……これからもよろしくね」
真尋「ああ、こちらこそ」
クー子「……そして、わたしに勝てなくて落ち込むニャル子も隙をみて頂く、まさに完璧な作戦」
真尋「やっぱりか!」
人様のスレを勝手に乗っ取ったり、ぐだったり、拙かったりで色々申し訳ない。
ここまで付き合ってくれた人、どうもありがとう!
乙
Entry ⇒ 2012.06.01 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
クー子「……ニャル子ラブホテル行こ?」
クー子「……そんなことを言わずに」
ニャル子「しつこいですね!私がラブホテルに行く相手は真尋さんだけですよ!」
クー子「……残念」
ニャル子「いいですか!私がラブホテルに行く相手は真尋さんだけですからね!」 チラッ
クー子「……ニャル子、もうわかったから」
ニャル子「いいえ、わかってません!私が行く相手は真尋さんだけなんです!ね、真尋さん!」 チラッ!チラッ!
真尋「え?なんだって?」
ニャル子「……そうですか、どこぞの友達が少ない主人公のように聞こえないフリでスルーですか」
真尋「いや、本当に聞いてなかった。おまえの声そのものを」
ニャル子「もっとひどいじゃないですか!」
真尋「腕をからめるな!胸をおしつけるな!」 バッ!
ニャル子「おや〜? 顔を赤くしちゃって、満更でもないご様子」
真尋「う、うるさいうるさい!」
クー子「……少年、こうなったら三人で行こう。ニャル子と私と少年でくんずほぐれつ……ハァハァ」
真尋「ややこしくなるからおまえは黙ってろ」
ハス太「み、みんなが行くならぼくも行くよ!」
真尋「いや、その理屈はおかしい」
みー!みー!
真尋「うん、シャンタッ君もちょっと静かにしてようか」
ニャル子「ええい、意気地のない!いいから行きますよ!ホラ!」
真尋「あ、おい!引っ張るなって!」
ニャル子「なんですか!ここまで来て!もうラブホテルは目の前ですよ!」
真尋「ここまで来て、っておまえが連れてきたんだろーが!」
ニャル子「いやん、抵抗しようと思えば出来たはずですのに」
真尋「あんな万力のようなパワーで抵抗なんか出来るか!」
クー子「……少年、往生際が悪い」
真尋「いいか、おまえら大事なこと忘れてるぞ」
ニャル子「はて?何でしょう?」
真尋「鏡の前で自分の姿をよく見てみろ」
ニャル子「誰が見ても愛らしい美少女ですが?」
真尋「自分で言うな」
ニャル子「チッチッチッ。YES I AM」
真尋「どこのエジプト人だよ」
ニャル子「真尋さんこそお忘れですか」
真尋「何をだよ」
ニャル子「シャンタッ君が周囲からどのように見えているかを!
我々もまたその技術により服装が違うように見せるぐらい容易いですよ」
真尋「相変わらずムチャクチャな設定だよな……って呆れてる場合じゃない!駄目なもんは駄目だ!」
真尋「どうしてもだ」
ニャル子「絶対に駄目ですか?」
真尋「絶対にだ」
ニャル子「もう許してもいいのでは?」
真尋「絶対に許さない。絶対にだ。ってなんの話だ? とにかく駄目だ」
ニャル子「そうですか、しかたないですね……」
真尋「どっか他のところで遊ぶならいいけどな」
ニャル子「ではでは、違うラブホテルで遊びましょうか!」
真尋「そろそろ刺すぞ」
真尋「あたりまえだろ」
ニャル子「仕方ないので、強制連行しましょう」 ガシッ!
真尋「はあああああ!?」
クー子「……賛成」 ガシッ!
真尋「おい!」
ハス太「まひろくん、ごめんねっ!」 ガシッ!
真尋「おまえもかよ!」
みー!みー! ガシッ!
真尋「いや、どこも掴まれてないから」
みー…
ニャル子「さあ!レッツラゴーです!」
真尋「うああああああ!はぁぁぁぁぁぁなぁぁぁぁぁぁせェェェェェェ────ッ!!」 ジタバタ
ニャル子「ほう、これがラブホテルというものですか」 ガチッ!
真尋「はぁぁぁぁぁぁなぁぁぁぁぁぁせぇぇぇぇぇ!」
クー子「ここでニャル子と私がアレをソレしたりソレをナニしたり……ハァハァ」 ガチッ!
真尋「はぁぁぁぁぁぁなぁぁぁぁぁぁせぇぇぇぇぇ!」
ハス太「わー、すごいねー。このボタンはなにかな? うわっ、ベッドが動いたよ」 ガチッ!
真尋「はぁぁぁぁぁぁなぁぁぁぁぁぁせぇぇぇぇぇ!」
ニャル子「真尋さん、空気読んでください」
クー子「……少年、空気読んで」
ハス太「まひろくん、さすがのぼくもようごできないよ」
真尋「頼むから僕の嫌がってる空気をおまえらが読めよ!」
クー子「……どれ?」
ハス太「ん?」
ガッ!ゴッ! バタリッ×2
真尋「お、おい……」
ニャル子「さあ、シャンタッ君。たまにはカプセルの中に帰りなさい」
みー!
真尋「お、おいってば……」
ニャル子「ふふふ、これで部屋には2人きり」 ジュルリ…
真尋「……ニャ、ニャル子……さん……?」
ニャル子「私はいつだって落ち着いてますよ。タバコだって逆さまに持ったりしません」
真尋「ぐぐ……なんで僕は動けないんだ!? もうおまえらの拘束は解かれてるのに!」
ニャル子「ふっふっふ、我々ニャルラトホテプ星人は影を踏むことで動きを止めることができます」
真尋「え、なにその設定。今まで踏まれたことなかったっけ」
ニャル子「最近目覚めたんですよ。穴の影響で」
真尋「ごめん、意味がわからない。おまえがこの宇宙に生まれた意味が」
ニャル子「愛を確かめ合う場所でツンな真尋さんもまた素敵です……ぽっ」
真尋「口で言うな」
ニャル子「一つだけ何でも言うことを聞いてくれるなら解放しましょう」
真尋「オチが読めるからそれはイヤだ!」
ニャル子「なんてノリの悪い」
真尋「クー子!ニャル子とエッチなことしたいだろ!起きろ!」
ニャル子「無駄です」
真尋「ハス太!黄衣の王形態で助けてくれ!」
ニャル子「無駄無駄無駄無駄」
ニャル子「さあ、真尋さん」 するっ
真尋「う…」
ニャル子「私と」 するするっ
真尋「うう…///」
ニャル子「愛しあいましょ?」 すとんっ
真尋「寄るな!這い寄らんでいい!」
ニャル子「どうしたんですか?言葉のわりにはお顔が真っ赤ですよ?期待してらっしゃるのでは?」 ずい…
真尋「や、やめろ!」
ニャル子「わからないんですか? 真尋さんは『運命』に負けたんです。
私と『愛の道』を歩むことこそ『運命』なんです」 ずい…
ニャル子「さあ、邪魔な服なんて脱いでしまいましょうね」
真尋「ううう…」
ニャル子「はうん、真尋さんの肌、とってもお綺麗です…」
ニャル子「お断りします」
ズルッ!
ニャル子「ああ、これが夢にまで見た真尋さんのご子息」
真尋「くぅ……見られた……ニャル子に見られた」
ニャル子「これはまた元気でご立派なお子さんですね」 じゅるり
真尋「もうやめて…」
ニャル子「むふふ……SAN値は下がったかもしれませんね、サンを見られただけに」
真尋「ああ、色々な意味で最低だ……」
真尋「ううっ」 ビクゥ!
ニャル子「んはぁむ……おいひいです、真尋さん、とっても……んちゅば」
真尋「ニャ、ニャル子、や、やめ…」
ニャル子「ん〜?なにをですか〜?んちゅ……はむ…じゅる…ちゅ〜〜、ちゅばっ」
真尋「う、ううう……だから、僕の…」
ニャル子「じゅるるるるるぅぅぅっ!」
真尋「はぁう!くっ!」
ニャル子「ぅぅぷぱぁっ! おやぁ?最後までよく聞こえませんね〜。んちゅ…」
真尋「く、この…」
ニャル子「んふ、かわいいリアクションしちゃって…ちゅぶっ、はむっ…」
真尋「うぁ…っ!」
ニャル子「んちゅぷっ……そんな顔されると、もっといじめたくなっちゃいます!」
じゅっぽじゅっぽじゅっぽ!
真尋「うあぁぁあ…!ぁは…っ!はぁ!」
ニャル子「ぷぱッ!どうでふ…?きもひいいんでしょう? ほらほらぁ!」
じゅるっぽ!じゅるっぽ!じゅるっぽ!
真尋「くっ!ニャ、ニャル子!だ、ダメだ……もう、ホントに…」
ニャル子「いいんですよ!出しちゃってください!私のお口の中に!いっぱい出しちゃってください!」
真尋「うぅ……ダメだ…!出るぅ……ッ!」
ビュ!ビュル!ビュルルル…!
ニャル子「んむぅ!?んん……!」
真尋「うぁぁ……出しちゃった…」
ニャル子「……ん…ぷはぁ!ご馳走様でした!」
真尋「…飲まれちゃった…」
ニャル子「もう最高に美味しかったですよ!やめられないとまらない!クセになる味ですね!」
真尋「くっ、抵抗さえ出来れば……!」
ニャル子「むふふ……出来ますよ?」
真尋「えっ!って、あれ、動くぞ……いつのまに」
ニャル子「途中から解放してましたから」
真尋「う、嘘つくな!今やったんだろ!」
ニャル子「本当ですってば。それでも私のなすがままにされてたのは…」
真尋「う、うううう……」
ニャル子「どういう意味でしょうかねぇ?」 ニヤニヤ
ニャル子「なんだか、さっきから唸ってばっかりですね」
真尋「誰のせいだと思ってるんだよ!だいたいおまえが──」
ニャル子「はい?」 くぱぁ…
真尋「お、お、おまえが……」
ニャル子「なんですか?」 くちゅ…
真尋「だ、だから、お、おまえ……が……」
ニャル子「私が?」 くちゅ…
真尋「お、おまえが悪いんだ!」 ガバッ!
ニャル子「きゃあ!?」
ニャル子「ああ、真尋さんのが!」
真尋「こ、こんな可愛いくせに僕のこと一途に想いやがって!」
ニャル子「ああ、中に!中にぃ!」
真尋「こっちまで、す、好きになっちゃったじゃないか!」
ずっ!ずぷっ!
ニャル子「ッ! こんな時にそんなこと言われたら、嬉しすぎておかしくなっちゃいますぅ!」
真尋「ゆ、許さないからな!おまえが悪いんだ!責任取れよ!」
ニャル子「は、はい!もちろん……ですっ……!はぁん!」
真尋「ニャル子!」
ニャル子「真尋さん!キスしてください!」
真尋「んっ!」
ちゅっ ちゅぶっ ぶちゅっ れろれろれろれろ
ニャル子「ああ!最高です!そのサクランボを舐めまわすような舌遣い!脳がとろけます!」
真尋「どういうっ!たとえッ!だよっ!」
じゅ!じゅぶ!じゅっぶ!
真尋「ニャル子!好きだ!大好きだ!ずっと前から好きだったんだ!」
ニャル子「っ!またそんなこと言われたら……私、もう、もう……!」
じゅっぽ!じゅっぽ!じゅっぽ!
真尋「くっ、僕も……また……」
ニャル子「ください!はぁんっ!真尋さんの遺伝子!ぁん!たっぷりと中にください!」
真尋「い、いいのか!後悔すんなよ!」
ニャル子「さ、砂漠の砂の!ん!一粒ほども!後悔なんて!しません!ぁん!」
真尋「ニャル子ぉぉぉ!」
ニャル子「真尋さぁぁん!」
真尋「ううううぅぅ〜〜〜!」
ニャル子「イ、イッちゃいますぅぅぅ〜〜〜〜!」
ビュルルルルルル……!
ニャル子「はぁはぁ……」
真尋「はぁはぁ……」
ニャル子「ひっひっふぅ……」
真尋「その呼吸法はまだ早いだろ」
ニャル子「そうですね、『まだ』早いですよね。うふふ」
真尋「ば、ばか!調子のんな!///」
ニャル子「……調子に乗りたくもなりますよ。ようやく、結ばれたんですから」 うる…
真尋「なにも泣くことはないだろ…」
ニャル子「だって、本当に嬉しいんですもの。あの真尋さんがようやく……」
ニャル子「はい、なんですか?」
真尋「その、なんだ……今まで悪かったな、その、キツくあたったりして…」
ニャル子「……」
真尋「なんていうか、恥ずかしかったんだよ、認めるのがさ……」
ニャル子「……」
真尋「ニャル子?」
ニャル子「もうっ!」 ぎゅうぅ!
真尋「お、おい!?」
ニャル子「反則ですよ!そこまでデレるなんて!罪ですよ罪!ますます惚れちゃうじゃないですか!」
真尋「そ、そうか。なにかわからないけど悪かったよ」
ニャル子「惚れたついでに、今度は私が真尋さんのを掘るというのはどうですか?」
真尋「調子にのんな!」 ガンッ!
ニャル子「うう、短いデレ期でした……」
真尋「ん、そうだな」
ニャル子「愛してますよ、真尋さん!」 ギュッ!
真尋「ん…」
ニャル子「僕もだよ、とか言ってくれないんですか?」
真尋「さすがに何度も言うのは恥ずかしいんだよ」
ニャル子「えへへ…」
クー子、ハス太「……少年(まひろくん)、わたし(ぼく)たちのこと置いて帰るなんてひどい」
真尋「あ、ごめん」
クー子「……ちなみに地域最安のご休憩で6万円。払ったの私だから後で返してね、少年」
真尋「完全にぼったくりだろ!というか最後の最後にそこを回収すんのかよ!」
完
支援してくれた人ありがとうでした
さあ、もうみんな寝ようぜ(性的じゃない意味で)
こんな時間によくやってくれたものだ
中に!中に!を言いたかっただけだろwwww
乙
Entry ⇒ 2012.05.16 | Category ⇒ ニャル子さんSS | Comments (0) | Trackbacks (0)