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ミカン「なんかセリフが増えてる……」
ミカン「」
ミカン「恥ずかしい」
ミカン「たぶん無駄でしょうけど一言文句でも言っときましょうか」
ミカン「えっと社員さんの番号は……」
プルルルルルルルルル
プルルルルルルルルルガチャッ
ゲーフリ社員「はいもしもしこちらゲームフリークです」
ミカン「えっと……ミカンです」
ゲー社「おっとミカンちゃん、何のようだい?」
ミカン「実は……」
ミカン「そうですか……」
ゲー社「ほら、上には逆らえないし」
ミカン「それは私もですよ……ジム戦でハッサム使わせてほしいって何度言ってることか……」
ゲー社「わかってくれると助かるよ……本当に」
ミカン「確かにガチのはがね統一パ作るのならあんな感じにはなりそうですけど」
ゲー社「とにかく、明後日の収録までにはセリフとか覚えてきてね」
ミカン「わかりました」
ゲー社「俺も怒られたくはないからさ……」
ミカン「下っ端がつらい世の中ですよね」
金銀時代から俺の嫁
ミカン「ありがたいですね」
ゲー社「社内にもファンは多いんだし、可愛いところ見せなきゃだめだよ」
ミカン「はい、がんばります」
ゲー社「それじゃあね」ピッ
ミカン「ポーズかあ」
ミカン「(`・ω・´)」シャキーン
ミカン「」
ミカン「恥ずかしい」
ミカン「けどこんな感じでやっとけばベタだしスベらなさそう」
ミカン「はあ……」
ゲー社「おっすミカンちゃん」
ミカン「こんにちわ」
ゲー社「ジムトレ戦は灯台で終わってるからいきなりバトルだから」
ミカン「わかりました、じゃあ定位置ついときますね」
ゲー社「おう、頼むよ」
とっても かたくて つめたくて
するどくて つ つよいんですよ?
ほんと なんですよ?」
ゴールド「(冷静に考えるとこれジムリーダーがいきなり話しだしてバトル吹っかけてくるんだよな……)」
ミカン「(ドキドキ)」
ミカン「つかうポケモン は シャキーン!!… ははがねタイプです!!」
ミカン「(`・ω・´)」シャキーン
ゴールド「」
ゴールド「プッ」プルプル
ミカン「(´・ω・`)」ショボーン
ミカン「……………………」
「VSミカン」デデーン
ゴールド「いけ!バクフーン!」
ミカン「画面の向こうから変な眼で見られてたりしないかな?」
ミカン「はぁ」
ミカン「今回もかなり売れてるみたいだし公開処刑じゃん……」ジジジジジジジジ
ミカン「あれ?ポケギアにメールだ」
ミカン「えっと…………」
ミカン「」
ミカン「嘘でしょ?」
ミカン「シャキーンシャキーン」
観客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
ミカン「みなさん今日もありがとうございまーーす」
ミカン「シャキーン」
客「ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
ミカン「私のシャキーンが可愛いという声が多くて」
ミカン「シャキーンアイドルとしてデビューしないかという内容でした」
ミカン「いまはジムリーダーとアイドルを両立して生活しています」
ミカン「大変だけど楽しい毎日です」
ミカン「最初は恥ずかしかったですが、もう慣れてきました」
ミカン「今となってはゲーフリの方々に感謝していますね」
おわり
ミカンのやつときたから次は男キャラでスレ建てようと思う
dionだからいつ規制食らうかわからんが
たぶんいないけどもしナツメのやつ見たい人いたら
ナツメ「イメチェン……ですか……」的な感じでググれば過去ログ見つかると思う
和んだ
ミカンちゃんちゅっちゅ
Entry ⇒ 2012.11.11 | Category ⇒ ポケモンSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
ナツメ「イメチェン……ですか……?」
ナツメ「とりあえずどんな感じになればいいんですか」
ゲー社「一応参考画像がこちらになります」
ゲー社「どうしましたか?」
ナツメ「なんか随分とはっちゃけてるというか……」
ゲー社「まあそうですね」
ナツメ「(男ができたみたいな勘違いされそう)」
ナツメ「お互い上には逆らえませんからね」
ゲー社「とりあえず新作ではこんな感じになるってことで」
ナツメ「わかりました」
ゲー社「じゃあ今日の打ち合わせはこれで」
ナツメ「お疲れさまです」
ナツメ「なんか絶対に許さないって声が聞こえてくるわね」
ナツメ「美容室の予約でもしておきましょう」
ナツメ「(失敗する未来なんて見えないわ)」
ナツメ「(見えないわ…………)」
ゲー社「あっナツメさん」
ナツメ「こんな感じでいいのかしら」
ゲー社「はい」
ナツメ「えっとジムのセットはどこ?」
ゲー社「こっちなのでついてきてください」
ゲー社「(ジムトレの人たちには絶対に誰ですかなんて言わないようにいってあるけど……)」
ゲー社「(空気読める子たちだから大丈夫だよね)」
ナツメ「あら、あなたもちょっと衣装変わったのね」
ジムトレB「そりゃあリメイクですし」
ジムトレA「ナツメさんも似合ってるじゃないですかー」
ナツメ「そっ……そうかしら……?」
ジムトレC「それはそれで可愛いですよ」
ナツメ「」←まんざらでもない
ゲー社「おっと、もう時間だから配置についてね」
ナツメ「はーい(どうやっていくんだったかしら)」
ゴールド「(収録なのにバトルはガチとはこれいかに)」
ゴールド「ナツメさんの前にポケセン行こう」
ナツメ「(FRRGのときはレッドが来てくれるのかしら……)」
ゴールド「行きますよナツメさん!」
vsナツメ
レッド「(収録場所近いし久しぶりにナツメのところにでも顔出すかな)」
ナツメ「お疲れさま」
ゴールド「そういえばナツメさん」
ナツメ「なにかしら?」
ゴールド「しばらくはその格好でいるんですか?」
ナツメ「まあ……そうね。でもどうしてそんな」
ゴールド「いえ、愛しのレッドさんには見せないのかと」
ナツメ「いっ愛しの……」←顔真っ赤
ナツメ「でも変だと思われたりとか……」
ゴールド「大丈夫ですって」
ナツメ「(アタック……)」
ゲー社「ゴールドさん、ちょっといいですか」
ゴールド「あっはい」
ゲー社「実はレッドさんが……」ごにょごにょ
ゴールド「わかりました、じゃちょっと行ってきますね」
ゲー社「すいません私もこれで、ナツメさんはそこで待っていてください」
ナツメ「わかりました」
ゲー社「それではこれで失礼しまーす」
ナツメ「暇nレッド「おじゃましまーす」えっ?」
ナツメ「(何でレッドが……)」
ナツメ「(とりあえずなんて話しかければ……)」レッド「あれ?ナツメさんは?」
ナツメ「えっ?」
レッド「ごめん……俺が悪かった」
ナツメ「」
レッド「結構印象変わってたからさ……」
ナツメ「やっぱり変?」
レッド「どこが?」
ナツメ「こう……いろいろ外見が」
レッド「どこも変じゃないよ」
ナツメ「……本当?」
ナツメ「レッド……」
ナツメ「(いつもと違う私か……)」
レッド「どうしたの?」
ナツメ「レッド、この後食事でも行かない?」
レッド「いいけどいきなりどうしたの?」
ナツメ「女の子にはいろいろあるのよ」
……………………
………………
…………
……
ゲー社「BWのリメイクで……」
おわり
ナツメさん可愛い
正直ナツメはロングの方が好きだな
Entry ⇒ 2012.11.11 | Category ⇒ ポケモンSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
サトシ「ピカチュウ!最大パワーで10万ボルト!」ピカチュウ「……」
サトシ「よーし!イッシュリーグに向けて今日もガンガン特訓するぞー!」
デント「んん~wwww気合い充分だね~wwサトシ」
サトシ「あぁ!早くイッシュリーグで戦いたくてワクワクしてるんだ!」
アイリス「そんなにはしゃぐなんてほんと子どもね~」
サトシ「うるさいなアイリスは」
デント「うるさいよアイリス。……あ!そうだサトシ。特訓がてらボクとポケモンバトルしないかい?」
アイリス「……」
サトシ「お!いいな!じゃあ、早速やろうぜ!」
サトシ「行くぞビカチュウ!」ダッ
ピカチュウ「……」タッタッタッ
アイリス「じゃあ、これからサトシ対デントのポケモンバトルを始めるよ!使用ポケモンは一た」
デント「さぁ、サトシ!早速始めようか!使用ポケモンは一体でどちらかのポケモンが戦闘不能の時点でバトルは終了!これでいいかい?」
サトシ「さすがデント!それでいいぜ!」
アイリス「……」
アイリス「……それじゃーはじ」
デント「じゃあ、行くよ!出てこい!マイ・ビンテージ、ヤナップ!」ポン
ヤナップ「ナップ!」
サトシ「よし、こっちはお前だ!いけ!ピカチュウ!」
ピカチュウ「……」タッタッ
ヤナップ「ナー、ププププププププ!」ププププ
サトシ「かわせ!ピカチュウ」
ピカチュウ「……」サッ
デント「逃がさないよ!ソーラービーム!」
ヤナップ「ヤーーー……」キュイイイイ
ヤナップ「ナッ!」カッ
サトシ「ピカチュウ!かわして10万ボルト!」
ピカチュウ「……」バリバリバリ
ヤナップ「ヤナー!」ビリビリビリ
デント「あぁ!ヤナップ!」
ピカチュウ「……」バチバチバチ
ピカチュウ「……」シュッ
デント「ヤナップ!あなをほるでかわすんだ!」
ヤナップ「ヤナッ!」ガゴッ
サトシ「ピカチュウ気をつけろ!どこから来るか分からないぞ!」
ピカチュウ「……」
デント「今だよヤナップ!」
ヤナップ「ナップ!」ボゴコッ
サトシ「ピカチュウ後ろだ!」
ピカチュウ「!?」バキッ
ピカチュウ「……」コクッ
サトシ「よし!10万ボルトだ!」
ピカチュウ「……」バリバリバリ
デント「ヤナップ!ソーラービーム!」
ヤナップ「ナッ!」カッ
バリバリバリ ドゴーン
アイリス「相変わらず二人共すごいパワー!二人共ー!がん」
デント「ヤナップ!タネマシンガン!」
サトシ「ピカチュウ!でんこうせっか!」
ヤナップ「プププププププ!」ププププ
ピカチュウ「……」シュッサッシュッサッ
ピカチュウ「……」ドカッ
ヤナップ「ヤナッ!?」ドゴッ
ヤナップ「ヤナッ!」コクッ
デント「ボク達の味わい深い強力なテイストでフィニッシュだよ!」
デント「ヤナップ!ソーラービームッ!!」
ヤナップ「ヤーーー……」キュイイイイ
サトシ「こっちも全力で迎え撃つぞ!」
サトシ「ピカチュウ!最大パワーで10万ボルト!」
ピカチュウ「……」
ピカチュウ「くだらんな」
デント「何がくだらないんだいピカチュウ?」
ヤナップ「ヤナ……?」ピタ
アイリス「ちょっと、一体どうし」
ピカチュウ「実にくだらん……何もかもがだ」
アイリス「……」
サトシ「具体的に言ってくれよ?」
ピカチュウ「全力」
サトシ「え?」
ピカチュウ「気合い」
サトシ「え?」
ピカチュウ「根性」
サトシ「え?え?」
ピカチュウ「そして、かわせ」
ピカチュウ「サトシ、お前は今まで何回この言葉を使ってきた?」
ピカチュウ「お前はこの軽い言葉で何回ポケモンに無理をさせてきた?」
ピカチュウ「いい加減にしてもらおうか」
サトシ「……いや、でも、俺は今まで気合いと根性でタイプの相性の壁さえ乗り越えて……」
ピカチュウ「それだよ」
サトシ「え?」
ピカチュウ「お前は気合いだの根性だのでタイプ相性の壁を無理矢理ぶち破ろうとしているが」
ピカチュウ「なぜお前はもっとそのようなことを戦いの中で学ばない?」
サトシ「……」
ピカチュウ「お前は気合いと根性で数々のピンチを乗り越えてきたと思っているだろうが……違う」
サトシ「違う?何が違うんだよ?」
ピカチュウ「主人公補正」
アイリス「主人公補正も知らないの?サトシってほんと子ど」
ピカチュウ「黙れ雌が」
アイリス「……」
ピカチュウ「話を戻す。いいか、お前は今までピンチの後に大逆転を果たして勝ったことが何回かあるだろ?」
サトシ「あぁ、毎回気合いと根性でなんとか……」
ピカチュウ「まだ言うか。……とにかく、それは少なくともお前お得意の気合いや根性のおかげではない」
サトシ「じゃあ、何なんだよ?」
ピカチュウ「それはお前が主人公だからだよ」
サトシ「主人公?」
サトシ「あぁ、でも俺と主人公って何の関係があるんだ?」
デント「(ピュアなのか単なる馬鹿なのか……わからないねぇ)」
ピカチュウ「……まぁいい。とにかくだ。お前の気合い根性論は普通は通用しない。お前は特別だからというのをよく覚えておけ」
サトシ「俺って特別だったのか……(神とかかな?)」
ピカチュウ「あぁ、そうだ。そして、お前が特別じゃなかったらさっきのバトルなんて一瞬で負けていた、ということも覚えておけ」
サトシ「つまりピカチュウの弱さを俺の特別な力で補っているのか……フフッ」
ピカチュウ「」イラッ
シリーズが変わる度にレベルをリセットされるピカチュウさん…
サトシ「えぇ!?俺は優勝する気でいるんだぜ!?」
ピカチュウ「無理だ」
サトシ「無理じゃない!気合いと根性で全力最大フルパワーでかわしまくれば……」
ピカチュウ「無理だ。ていうかさすがに詰め込みすぎだろ」
サトシ「そんなぁ……じゃあどうすりゃいいんだよ!」
ピカチュウ「まずは何でも気合いと根性で片づけようとするな。タイプ相性を勉強しろ。もちろんそれぞれのポケモンのタイプや特性も頭に入れておけ」
サトシ「そんな難しいこと考えられないよー!」
ピカチュウ「じゃあ、優勝は諦めるんだな?」
サトシ「!?」
サトシ「……したいさ。でも……」
ピカチュウ「ならば努力しろ。お前がポケモンについての知識を増やし、それにお前の今までの経験、そして俺達のチームワークが加われば」
ピカチュウ「優勝も夢じゃない」
サトシ「……分かったよ」
サトシ「俺……これから沢山勉強して……そして、必ずイッシュリーグで優勝してみせる!」
ピカチュウ「……フッ。いい心がけだ」
アイリス「その意気よ!分からないことがあっ」ドンッ
デント「分からないことがあったらボクに聞きなよ!なんたってボクはポケモンソムリエだからね!」
サトシ「ありがとうデント!遠慮なく聞いていくからなデント!」
デント「お手柔らかに」
アイリス「……」
ピカチュウ「サトシ。お前が勉強している間は、俺達もそれに見合うように自分達で特訓しているからな。頑張れよ」
ヤナップ「やれば、上がる」
サトシ「ありがとう……ピカチュウ!ヤナップ!」
アイリス「……」
それからというもの、サトシは一日のほとんどを勉強の時間にあてた
サトシ『ルリリは……水タイプだ!』
デント『ブーッ!ノーマルタイプなんだよこれが』
サトシ『えぇーっ!?』
―――――――――――――――
一方ピカチュウ達も一日中特訓に明け暮れていた
ピカチュウ『動きが遅い!そんなんじゃ、相手にすぐ捕らえられてしまうぞ!』
チャオブー『きっついわー……』ハァハァ
ミジュマル『文句言うなよ焼き豚が』
そして時は流れ──
―――――――――――――――
ワーワー ワーワー
実況『さぁー!今年のイッシュリーグの決勝戦も白熱しております!』
実況『サトシ選手対シューティ選手による決勝戦もいよいよ大詰め!』
実況『シューティ選手のポケモンは残すところあと一体!エースのジャローダのみとなりました!』
実況『対するサトシ選手は未だ六体残っております!』
実況『トップバッターのエンブオーだけで既に五体を倒しているという圧倒的な実力!』
実況『そしてなおもジャローダを追い詰めております!』
実況『シューティ選手の大逆転はあるのか!?』
シューティ「くっ……」
シューティ「(強い、強すぎる……。以前とは比べ物にならないほどの圧倒的な強さ)」
シューティ「(一体あいつに何があったんだ!?)」
エンブオー「……」ゴゴゴゴ
ジャローダ「ローダ……」ハァハァ
シューティ「(ジャローダの体力も限界に近い……。次の攻撃をまともに食らったらアウトだ……)」
サトシ「……ぞ」
シューティ「……?」
サトシ「いきますぞwwwwwwww」
シューティ「!?」
シューティ「(何だあいつ……しゃべり方がおかしいぞ……?)」
シューティ「……とにかく今はやるしかない!ジャローダ!にらみつける!」
サトシ「にらみつけるwwwwんんwwフルアタ以外ありえないwwwwwwww」
サトシ「ヤンブオー、とどめですぞwwww」
サトシ「フレアドライブwwwwwwww」
エンブオー「んんwwww」ゴオォォォォ
シューティ「かわせぇ!ジャローダぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ドゴーーーン
シューティ「ジャローダ!」
ジャローダ「ロォ……ダ…………」ガクッ
審判「ジャローダ戦闘不能!よって勝者、サトシ選手!!」
ワアアアアァァァァァァァ
ヤトシ「やりましたぞwwwwぺゃっwwwwwwww」
ヤンブオー「んんwwwwwwww」
シューティ「……お疲れ様、ジャローダ」バシュッ
ワアァァァァァァァ
アイリス「やったわね!サト」グイッ
ヤント「やりましたなヤトシ殿wwwwwwww」
ヤナップ「んんwwwwwwww」
ヤンブオー「んんwwwwwwww」
サトシ「我はただ迷える子羊を導こうとしただけですぞwwwwwwww」
アイリス「(……なにこれ)」
アナウンス『サトシ選手。表彰式を行いますのでバトルフィールド中央におこし下さい』
ヤンブオー「んんwwwwwwww」
ヤント「胸を張って行くんですぞwwwwwwww」
ヤナップ「んんwwwwぺゃっwwwwwwww」
ワアァァァァァァァ
ピカチュウ「……」
アイリス「……」
アデク「えー、サトシ君本当におめでとう!」
ヤトシ「ヤトシですぞwwwwwwww」
アデク「ヤトシ……?ま、まぁ、とにかくおめでとう!何か一言あるかね?」
ヤトシ「じゃあ、一言だけ言わせてもらいますぞwwwwwwww」
シーン
ヤトシ「……トレーナー全員にヤーティ神の御加護があらんことを!」
ワアァァァァァァァ ワアァァァァァァァ
ピカチュウ「(どうしてこうなった)」
おしまい
最後まで見てくれて非常にありがたいですなwwwwwwww
ニャースとピカチュウのSSの続編は希望があれば近い内に書きますぞwwwwwwww
⇒ニャース「おミャーらを許さないニャ……」ピカチュウ「……」
んんwwwwwwニャースとピカチュウの続きを期待する以外ありえないwwwwwww
>>68ですぞwwwwwwwwwwwwww
Entry ⇒ 2012.10.13 | Category ⇒ ポケモンSS | Comments (4) | Trackbacks (0)
ニャース「もう騙されないニャ……」ピカチュウ「……」
引用元: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1349354114/
ピーガシャンガシャンプシュー
ニャース「」ジジジジ
ガシャン
ニャース「」シュウウウウウ
プシュー
ニャース「完成ニャ……」ニヤリ
サトシ「はぁ~、腹減った~」
デント「それじゃ、この辺でお昼にしようか」
アイリス「さんせーい!」
サトシ「ピカチュウ達も疲れただろうから、そこら辺を散歩でもしてこいよ」
ピカチュウ「」コクッ
ピカチュウ「」タッタッタッタッ
アイリス「ピカチュウは元気ねー」
ヒュッ
ピカチュウ「!?」バッ
ドゴーーン
ピカチュウ「……?」ハァハァ
「……チッ、外したニャ……」
ピカチュウ「!」
ガサガサッ
ニャース「久しぶりだニャ。ピカチュウ」ニヤリ
ニャース「おミャーに騙されて、倒されてから約2年……」
ニャース「ニャーはあの時から復讐を誓ったニャ……」
ピカチュウ「……」
ニャース「おミャーらが新しい仲間と旅をしている頃……」
ニャース「ニャーはずっとおミャーらへ復讐することばかり考えていたニャ」
ニャース「毎日毎日研究に明け暮れて……」
ニャース「死んでいったムサシやコジロウの分の仇をとるのも含めて」
ニャース「ニャーはこの2年を過ごしてきたニャ」
ニャース「あとソーナンスの分もニャ」
ピカチュウ「……」
ピカチュウ「……」
ニャース「でも……あそこで裏切られた分、おミャーらに対するニャーの憎しみはもっと強くなったニャ」
ニャース「そして……その憎しみをこの2年にぶつけたことで」
ニャース「おミャーらを倒すための最終兵器が完成したニャ」
ピカチュウ「……」
ニャース「今更後悔しても遅いニャ」
ニャース「おミャーはあの時トドメを刺さなかった時点で……」
ニャース「負けが確定してたのニャ」ニヤリ
ニャース「相変わらずだんまりかニャ……」
ニャース「……まぁいいニャ。おミャーはこれから一言も発する暇もないまま死ぬことになるんニャから……」ニヤリ
ピカチュウ「……」
ニャース「それじゃあ、早速始めるニャ」
ニャース「ムサシとコジロウの仇をとる……最後の戦いを!」
ピカチュウ「……」
ニャース「もちろんソーナンスもニャ……」
ニャース「出でよ!ジャリボーイ御一行殺戮兵器!」
ニャース「ソーナンスロボ!」
ソーナンスロボ『ソォーーナンス!!』
ピカチュウ「!?」
ニャース「そう!これこそがすべての攻撃を自動ではね返す!」
ニャース「ロケット団史上最強のメカニャ!」
ピカチュウ「……」
ニャース「驚きで声も出ないようだニャ……」
ニャース「でも、それだけじゃないニャ!」
ニャース「このソーナンスロボには、死んだソーナンスの脳細胞の中のデータをインプットしてあるニャ!」
ニャース「よって、このソーナンスロボは、生きてた頃のソーナンスと同じ思考なのニャ!」
ピカチュウ「!」
ニャース「まさに死角なし!最強のメカニャ!」
ピカチュウ「……」
ニャース「どうしたのニャ?あまりの恐怖に恐れをなしたのかニャ?」
ニャース「でも残念だったニャ。さっきも言った通り、今更後悔してももう遅いニャ!」
ニャース「この完璧なメカの前に屈服するといいニャ!」
ピカチュウ「……」
ニャース「……最後に何か言い残すことはないニャか?」
ピカチュウ「策士策に溺れるとはこのことだな」
ピカチュウ「確かにお前は凄いよ。すべての攻撃を跳ね返すなんてメカを作るあたりはな」
ニャース「そうニャ!ニャーは天才なのニャ!」
ピカチュウ「まぁ、それをもっと早く作ってればあいつらも死ななかったかもな」
ニャース「」
ピカチュウ「そして、一見完璧なメカに見えるが、実は一カ所致命的ミスがある」
ニャース「ミス!?なんニャそれは!」
ピカチュウ「ソーナンスの脳細胞を入れたことだ」
ニャース「……は?何を言ってるニャ?ソーナンス自身が考えて勝手に行動してくれるのがこのメカ最大のウリニャ!」
ピカチュウ「だってあいつアホじゃん」
ニャース「…………あっ!」
そこはキレる所だろ
ニャース「しまったニャ……。最大の誤算ニャ……」
ソーナンスロボ『ソォーナンスゥ……』
ニャース「確かにソーナンスはアホニャ……。何がアホかは分からないけど、顔がアホニャ……」
ピカチュウ「そう。顔もさることながら、歩き方もアホだ。もうどうしようもない」
ニャース「……!!で、でも、あいつは勝手にボールから出てこれるニャ!それって頭がいいってことにはならないのかニャ」
ニャース「それは知ってるニャ」
ピカチュウ「じゃあ、これも知ってるだろ?そのカスミにはコダックというポケモンがいた」
ニャース「あぁ、あのいかにもアホそうなポケモンかニャ?」
ピカチュウ「……そいつも勝手にボールから出られた」
ニャース「……!!」
ピカチュウ「分かったか?……つまり、勝手にボールから出られるポケモン=アホが成立するわけだ」
ピカチュウ「ちなみに今のサトシの手持ちにミジュマルというアホがいるが……」
ピカチュウ「そいつも勝手にボールから出られる」
ニャース「」ガクッ
ピカチュウ「決定的だな……」
ニャース「おミャーなんか、それさえあれば充分ニャ!!」
ニャース「いくニャ!ソーナンスロボ!」
ソーナンスロボ『……』シーン
ニャース「……?何やってるニャ!早くあいつをやっつけるニャ!」
ソーナンスロボ『…………はぁ』
ニャース「!?」
ソーナンスロボ『それはないっすわ先輩』
ニャース「なっ……!」
ピカチュウ「……計画通り」ニヤッ
ソーナンスロボ『いやいや……だからないっすって』
ニャース「何でニャ!?どういうことニャ!!」
ピカチュウ「拗ねたんだよ」
ニャース「拗ねた……?」
ソーナンスロボ『ピカチュウの言うとおりっすよ先輩。そりゃ、目の前であんなに自分のことを罵倒された後にホイホイ命令聞く奴がいます?』
ニャース「なっ……!!」
ソーナンスロボ『ないっすわー。自分ならあり得ないっすわー。機械にだって心はあるんすよ?』
ニャース「それは……まぁ、悪かったニャ……」
ソーナンスロボ『えー?聞こえないなぁ?もっと真剣に謝ってもらわないと、機械的には許しを出すことはできませんわー』
ニャース「くっ……!」
ピカチュウ「」ニヤニヤ
ソーナンスロボ『……まっ、いいでしょう』
ピカチュウ「!?」
ニャース「……じゃあ、いっちゃって下さいニャ!」
ソーナンスロボ『ソォーナンス!』ゴゴゴゴ
ピカチュウ「(くそっ!意外に和解が早かった!計算外だ!)」
ピカチュウ「くっ!」バッ
ニャース「ニャハハハハ!このソーナンスロボは自分から攻撃することができるのニャ!」
ソーナンスロボ『まぁ、技出せないから突進することしかできないんすけどね』ゴゴゴゴ
ニャース「ピカチュウにはそれで充分なのニャ!」
ピカチュウ「くっ!」バッ
ピカチュウ「(逃げ回っててもラチがあかない……一か八か攻撃してみるか)」
ピカチュウ「ピィ~カァ~チューー!」バリバリバリ
ソーナンスロボ『ソォーナンス!』ミラーコート
バリバリバリ
ピカチュウ「くそっ!」
ピカチュウ「(やっぱり跳ね返ってきやがる……これじゃ迂闊に攻撃できない!)」
ニャース「ニャハハハハー!おミャーもここでおしまいニャー!」
ピカチュウ「」タタタタ
ニャース「ニャハハ!逃げても無駄ニャ!」
ソーナンスロボ『ソォーナンス!』ゴゴゴゴ
ピカチュウ「」タタタタ
ニャース「無駄ニャー!」
ピカチュウ「」タタタタ
ニャース「無駄ニャー!」
ピカチュウ「」タタタタ
ニャース「無駄ニャー!」
ソーナンスロボ『ソォーナンス!』
ピカチュウ「」タタタタ
ニャース「しつこいニャ!」
ソーナンスロボ『ソォ……ガガッ……ナン……ガガッ……スゥ』
ニャース「ソーナンスロボ!?」
ピカチュウ「はぁ……はぁ……逃げてばかりじゃ……ラチが、あかないなんて……ことは、はぁ、なかった……」ハァハァ
ソーナンスロボ『』プシュー
ニャース「バ、バッテリー切れ……」
ピカチュウ「そうだ……そのメカはまともな攻撃ができない……つまり、突進さえかわしてればいつかはバッテリーが切れる……」
ニャース「まさか、おミャーはそれを狙って……」
ピカチュウ「あぁ……まぁ、正直3時間もバッテリーが持つとは思わなかったが……(サトシ達何やってんだ?)」
ピカチュウ「じゃあな……俺はもう行くぜ……飯も食ってないしな」
ニャース「……」
ピカチュウ「はぁ、はぁ……」テクテク
ピカチュウ「」テクテク
ニャース「待つニャ……」
ヒュッ
ピカチュウ「……ん?」クルッ
バキィッ
ピカチュウ「ぐあっ!」ズザアアア
ニャース「……これは」
ピカチュウ「……??」
ニャース「……これは本当に最後の手段だったんだがニャ……」
ピカチュウ「!!……そ、そいつらは……」
ニャース「……そうニャ」
ピカチュウ「お前っ……!ソーナンスだけじゃなく、そいつらまでメカに……」
ニャース「……」
ピカチュウ「そいつらにも脳細胞を……?」
ニャース「いや……それはやってないニャ……」
ピカチュウ「……なぜだ?」
ニャース「例え、口調や思考はムサシとコジロウでも……所詮は機械ニャ……」
ニャース「だから、そんなことをしても虚しくて……余計に悲しくなるだけニャ……」
ピカチュウ「(ソーナンスはいいのか……)」
ニャース「これは、ムサシとコジロウの身体能力をそのまま数十倍にまで引き上げたメカ……」
ニャース「MUSASHIとKOJIROHニャ!」
ピカチュウ「……プッ」
ニャース「何がおかしいニャ……」
ピカチュウ「……いや、何でも、グフッない」プルプル
ニャース「このメカはできればあんまり使いたくなかったニャ……」
ピカチュウ「……?何でだ?身体能力があいつらの数十倍なんだろ?さっきのソーナンスより全然使えるじゃねーか」
ニャース「まぁ、確かにそれはそうだニャ……。でも、もしまたバラバラにされたら……ニャーは……」
ピカチュウ「(やりにくいなぁ)」
ニャース「……でも、もう決めたニャ。ニャーはこのMUSASHIとKOJIROHでおミャーらを殺す!」
ピカチュウ「そうか……ブフッ」
ニャース「いくニャ!MUSASHI!KOJIROH!」バッ
MUSASHI「ピカチュウコロス」ギュオッ
KOJIROH「ナーッハッハッハーイ」ギュオッ
ピカチュウ「(速い!)」
MUSASHI「ハッ!」シュッ
ピカチュウ「ぐっ!」バキッ
KOJIROH「ナーッハッハッハーイ!」シュッ
ピカチュウ「うん」コキッ
ピカチュウ「(KOJIROHの方は大したことないがMUSASHIが厄介だな……)」
MUSASHI「フンッ!」シュッ
ピカチュウ「おわっ!」バッ
KOJIROH「ナーッハッハッハーイ!」シュッ
ピカチュウ「うん」サッ
ニャース「ピカチュウもなかなか粘るニャ……。しょうがない、次の手段を使うニャ……」ポチッ
MUSASHI「」ブルブル
KOJIROH「ナーッハッハッハーイ」ブルブル
ピカチュウ「!?」
KOJIROH「ナーッハッハッハーイ」ナーッハッハッハーイナーッハッハッハーイナーッハッハッハーイ
ピカチュウ「なっ、何だこれは!?」
ニャース「第二段階ニャ……」
ピカチュウ「段階二段階?」
ニャース「そうニャ……MUSASHIは髪が硬質化して針のように飛ばすことができるニャ」
ニャース「KOJIROHは大音量の笑い声で相手を怯ませることができるニャ」
ピカチュウ「(髪の硬質化は厄介だな……)」
ニャース「さぁ!グレードアップしたおミャーらの力をピカチュウに見せてやるニャ!!」
KOJIROH「ナーッハッハッハーイ!!」キーン
ピカチュウ「くっ!」タッタッタッタッ
ピカチュウ「(笑い声の方は正直何ともないが……。髪の方は刺さったら致命傷になりかねない……)」
ニャース「ニャハハハハ!避けるので精一杯のようだニャ!」
ピカチュウ「(髪攻撃に集中するために、先にKOJIROHを潰すか……)」
ピカチュウ「ピ~カ~チューー!!」バリバリバリ
KOJIROH「ナーッハッハッハーイ!?」
MUSASHI「」スッ
MUSASHI「ハッ!」バチバチバチバチ
ピカチュウ「(電気を吸収された!?)」
ニャース「ニャハハハハ!MUSASHIの方は例のごとく電撃対策はばっちりなのニャー!」
MUSASHI「ハッ!」バリバリバリ
ピカチュウ「ぐあああ!」バリバリバリ
ニャース「吸収した電気を倍にして返すのニャ!」
KOJIROH「ナーッハッハッハーイ!」
ピカチュウ「ぐっ……」ヨロ
ニャース「さらにレベルを引き上げるニャ」ポチッ
MUSASHI「」ゴゴゴゴ
KOJIROH「ナーッハッハッハーイ」ゴゴゴゴ
ピカチュウ「今度は何だ……」
KOJIROH「ナーッハッハッハーイ」ドッドッドッドッ
ニャース「第三段階は、MUSASHIがロックオン機能付ミサイルを搭載、KOJIROHは笑い声が重低音になるニャ!」
ピカチュウ「くっ……地味に脳に響く……!」
ニャース「いくニャ!MUSASHI!」ポチッ
MUSASHI「ロックオンカイシ」ピッピッピッピッ
ピカチュウ「(やばい!)」
ニャース「逃げても無駄ニャ……」ニヤ
MUSASHI「ミサイルハッシャ」シュバッ
ゴオオオオオオオオ
ピカチュウ「うわああああああああああ!!」
ドゴーーン
ピカチュウ「」シュウウウ
KOJIROH「ナーッハッハッハーイ!」ドッドッドッドッ
ニャース「ニャハハ……ニャハハハハハハ!!ざまあないニャ!MUSASHIにかかればピカチュウなんてこんなもんニャ!」
ニャース「さて……トドメはニャーが刺すとするニャ……」
ニャース「」スタスタ
MUSASHI「……」
KOJIROH「ナーッハッハッハーイ!」ドッドッドッドッ
ピカチュウ「」
ニャース「よくも……よくも今までニャー達を痛みつけてくれたニャ……」ドゴッ
ピカチュウ「ぐっ」
ニャース「ニャー達の苦しみはおミャーには分からないだろうニャ!」ゴッ
ピカチュウ「ぐおっ」
ニャース「でも……ニャーもやっと苦しみから解放されるニャ!」バキッ
ピカチュウ「っ……」
ニャース「おミャーらを殺して……ニャーは二人の仇をとるニャ!」ゴスッバキッ
ピカチュウ「……」
ニャース「はぁ、はぁ……」
ピカチュウ「ニャー……ス……」
ニャース「!?まだ生きてたのかニャ!?」ゴッ
ピカチュウ「ぐっ!……なぁ、ニャー、ス……最後に……頼み、が……」
ニャース「その手には乗らないニャ!前もそれで騙されたんだからニャ!」
ニャース「ニャーは……もう騙されないニャ……」
ピカチュウ「……」
ピカチュウ「……なぁ、たの、むよ……聞いて、くれ……ひと、つだけ……」
ニャース「……」
ピカチュウ「おれ、を……ころす……かわ、りに、サトシ……は、たす……けてく、れ……」
ニャース「!?何を言ってるニャ!?ニャーはおミャーら全員に恨みがあるニャ!」
ニャース「ジャリボーイも殺すに決まってるニャ!!」
ニャース「ぐっ……な、泣いても無駄ニャ!」ガッ
ピカチュウ「うっ……たの、む……た、のむ……た……の、むよ……」ボロボロ
ニャース「……っ!何でそうまでしてジャリボーイを……!」
ピカチュウ「それ、は……おまえ、が……いち、ば……ん、わかって……る、だろ……?」
ニャース「……」
ピカチュウ「なぁ……たの、む……た、の……」ガクッ
ピカチュウ「」
ニャース「……」
MUSASHI「」コクッ
KOJIROH「ナーッハッハッハーイ……」コクッ
ニャース「……」テクテク
ニャース「……」チラッ
ピカチュウ「」
ニャース「」
ニャース「……」テクテク
―――――――――――――――
体が軽い……
あぁ、俺死んだんだな……
ニャース、俺の頼み、聞いてくれたかなぁ……
聞いてくれるわけないか……
ニャース……ごめんな……
サトシ……
―――――――――――――――
「…………ウ」
え?
「……カ……ウ!」
誰だ?
「……カチュウ!」
俺を呼んでる……?
「ピカチュウ!」
ピカチュウ「……」パチッ
サトシ「ピカチュウ!ピカチュウ!大丈夫か!?」
ピカチュウ「(サトシ……!?それにどこだここは……病院か?)」
アイリス「ピカチュウ!よかった!」グスッ
デント「ピカチュウー!よかったねぇ!」
ピカチュウ「ピカッチュー!」
ピカチュウ「(どういうことだ……?)」
サトシ「ピカチュウ、お前何があったか覚えてるか?」
ピカチュウ「……?」
アイリス「私達、ピカチュウがいなくなって探してたのよ」
デント「そしたら近くの草むらで音がしたから近寄ってみたんだ」
サトシ「そしたらボロボロで気絶した状態でお前が見つかったんだよ」
サトシ「で、すぐにポケモンセンターに連れてって、治療してもらったんだよ」
アイリス「ジョーイさんが言うには1週間も入院してれば治るだろうって!」
サトシ「見つけた時はびっくりしたけど本当によかった!」
ピカチュウ「(……おかしい)」
ピカチュウ「(俺はあの時完全に意識を失ったはずだ……)」
ピカチュウ「(サトシ達のいるところからも大分離れてた)」
ピカチュウ「(自分一人で歩くことは不可能なはず……)」
ピカチュウ「!!」
ピカチュウ「(まさか…………)」
ピカチュウ「(……ニャース……?)」
―――――――――――――――
―アジト―
ニャース「……」
ニャース「(……これで、よかったのかニャ……)」
ニャース「(あの時、ピカチュウを置いてくこともできた)」
ニャース「(ピカチュウがいなくなって混乱してるジャリボーイ達を殺すこともできたはずニャ……)」
ニャース「(でも……)」
ニャース「(何かが、それにブレーキをかけて……決心を鈍らせた……)」
ニャース「(ピカチュウ達は憎い……けど……)」
ニャース「(仲間を失う辛さを……ニャーは知ってるニャ……)」
ニャース「(ニャーは……ニャーは……)」
ニャース「……ムサシ……コジロウ……」ポロポロ
おしまい
勝っても負けても切ないな…
乙
Entry ⇒ 2012.10.07 | Category ⇒ ポケモンSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
ニャース「おミャーらを許さないニャ……」ピカチュウ「……」
ピカチュウ「……」
ニャース「毎回毎回同じパターンで飛ばされながらも考えてきたけど……」
ピカチュウ「……」
ニャース「やっぱりおミャーらはやりすぎニャ」
え?
え?マジで?
ロケット団に捨てられてサトシに飼われてたことがあった
今は知らん
いつの話だよ
ニャース「挙げ句の果てに電撃を浴びさせられてメカが爆発して吹き飛ばされる……」
ニャース「普通の人間ならバラバラになって即死だニャ」
ピカチュウ「……」
ニャース「ニャー達も今までそれに耐えて、おミャーを捕まえる為に来る日も来る日も汗水流して頑張ってきたニャ……」
ピカチュウ「……」
ニャース「だけど……やっぱり人間には限界があったニャ。……この前飛ばされた時にムサシとコジロウは……」
ニャース「死んでしまったニャ」
ドゴーン
ニャース『はぁ、またこうなるのニャ』ヒュー
ニャース『やーニャかんじーwwww』ヒュー
ソーナンス『ソォーナンス!』
ムサシ『』ヒュー
コジロウ『』ヒュー
ニャース『あれ?二人ともどうしたのニャ?』ヒュー
ニャース『ムサシー?コジロウー?』ヒュー
ムサシ『』ヒュー
コジロウ『』ヒュー
ドサッ
ニャース『毎回のことながら痛いのニャ……』
ムサシ『』
コジロウ『』
ムサシ『』
コジロウ『』
ニャース『まさか……』ピト
ムサシ『』
コジロウ『』
ニャース『し、心臓が動いてないニャ……』
ニャース『と、とにかく病院!早く病院に連れてかニャイと……!』ダダダダ
―――――――――――――――
ニャース「……その後急いで病院に連れて行ったけど……」
ニャース「病院に着いた頃にはもう手遅れだったニャ……」
ピカチュウ「……」
ニャース「ソーナンスも落ちた時に木の幹に心臓を貫かれて即死だったニャ……」
ピカチュウ「……」
ニャース「ニャーはしばらく立ち直れなかったニャ……」
ニャース「一時期はみんなのあとを追おうかとも考えたニャ」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
『……ス!……ース!』
ニャース『んん……誰ニャ……?』
ムサシ『ニャース!』
ニャース『ム、ムサシ!?』
コジロウ『お、やっと起きたか!』
ニャース『コジロウも!』
ニャース『ニャンで……?二人とも死んだはずじゃ……』
ムサシ『バッカねー。私達があの程度で死ぬわけないでしょー』
コジロウ『そうだそうだー!』
ムサシ『そうよ!さ、さっさと準備してジャリボーイ達の先回りをするわよ!』
コジロウ『今度こそピカチュウゲットするぞー!』
ニャース『そうニャ!そしてピカチュウをボスに献上すれば……』
『かんぶーしょうしん!じむちょうしゅうにん!』
『いいかんじー!』
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
BWになってからつまらなくなったのは間違いない
それは君が大人になったからだよ…
大人になると純粋に楽しめなくなるし、思い出補正も付くからなあ
大人になるって悲しいね
も一度子供に戻ってみた~い~
ニャース「……もちろん夢だったから、起きた時には誰もいなかったニャ……」
ピカチュウ「……」
ニャース「そして、気づいたニャ」
ニャース「もうああやって、借金してまでメカを作ったり、落とし穴を掘ったり、昼ご飯のビスケットを三人で分けたり……」ポロポロ
ニャース「そんなことは……そんなことはもうできないのニャ!」
ニャース「おミャーらの!おミャーらのせいで!」
ニャース「ムサシと……コジロウは……」ポロポロ
ピカチュウ「……」
ピカチュウ「……」
ニャース「二人を殺した後ものうのうと生きてるおミャーらを……」
ニャース「ニャーは絶対許さないニャ!!」
ピカチュウ「……」
ニャース「おミャーを殺した後は、ジャリボーイ達も殺してやるニャ……」
ニャース「ニャーの憎しみは……苦しみは……おミャーらを殺すまで……」
ニャース「消えることはないのニャ!!」
ピカチュウ「……」
ピカチュウ「……」スクッ
ピカチュウ「……」スタスタ
ニャース「な、何ニャ!やるニャーか!?く、来るなら来いニャ!」
ピカチュウ「」ポン
ニャース「!!」
ピカチュウ「辛かったな……」
ピカチュウ「そう構えるな……俺は今お前に危害を加えたりはしないさ」
ニャース「な、何ニャ急に!?」
ピカチュウ「まぁ、待ってくれ。まずは俺の話を聞いてくれ」
ニャース「ふざけるニャ!おミャーの話なんか聞きたくもないニャ!いいからとっととニャーと……」
バッ
ニャース「!?」
ピカチュウ「……すまなかったっ……!」
ピカチュウ「すまなかった……!今の俺にはこんなことぐらいしかできないが……」
ピカチュウ「今はただ、こうやって誠心誠意謝ることが……」
ピカチュウ「死んでしまったお前の仲間にできるせめてもの弔いだ……!」
ニャース「や、やめるニャ!そんなことしたって二人は帰ってこないニャ!」
バキッ
ニャース「……っ!?」
ピカチュウ「現実を見ろおぉぉぉぉぉ!!」
ニャース「いや、今のはそういうんじゃなくて……その、比喩っていうか、決まり文句みたいな……」
ピカチュウ「…………!!」
バッ
ピカチュウ「すまなかったっ……!」
ピカチュウ「すまない……!とんだ早とちりをしてしまったっ……!」
ニャース「まったく……いきなり殴ってくるから何事かと思ったニャ……」
ピカチュウ「すまんっ……」
ニャース「いいから頭をあげるニャ……まぁ、謝ったところでニャーはおミャーを許すつもりはないニャ……」
ピカチュウ「待て……。さっきも言ったが、まずは俺の話を聞いてくれ……」
ニャース「……何ニャ」
ピカチュウ「二人は確かに俺の電撃のせいで死んだ……」
ニャース「……あぁ、そうだニャ」グッ
ニャース「……どういうことニャ」
ピカチュウ「よく考えてくれ。人に飼われているポケモンは誰かの指示で攻撃を出す……」
ニャース「トレーナー……」
ピカチュウ「そう。そして俺のトレーナーは……」
ニャース「……ジャリボーイ!!」
ピカチュウ「そう……サトシだ」
ピカチュウ「とんでもない……。俺はむしろお前らの仲間になりたかったぐらいだ」
ニャース「……は?」
ピカチュウ「よく考えてみろよ。お前らは何でいつもいつも、すぐに俺達を見つけられると思う?」
ニャース「そりゃあ、ニャー達が必死に探して……」
ピカチュウ「違うな。逆だよ。俺がサトシ達をお前らから見つけやすいような道にわざと誘導させてたんだよ」
ニャース「なっ……!」
ニャース「で、でも!いつもニャー達には威嚇してるような態度で……」
ピカチュウ「それは演技だ。お前らに媚びてるような顔をしたら、サトシが警戒してお前らとの接触回数が減るかもしれないからな」
ニャース「……それでも……毎回あんなにフルパワーで攻撃することはないんじゃニャいか!?」
ピカチュウ「わかんねぇ奴だな。だからそれも演技だ。力をセーブしたりしたら不審に思われるかもしれないだろ?」
ニャース「でも……」
ポン
ニャース「!!」
ニャース「……?」
ピカチュウ「縛り付けられた生活、毎日同じ食事、やりたくもないジム戦の特訓」
ピカチュウ「……そして、強要されるお前らとの戦い」
ニャース「……」
ピカチュウ「俺はお前らが羨ましかった……いつも仲がよくて、助け合って、それでいて自由気ままで……」
ピカチュウ「いつも楽しそうだった」
ニャース「……」
ピカチュウ「こっちはダメだ。ポケモン同士の過剰な馴れ合い、根性だの気合いだのでごり押しさせる単細胞トレーナー」
ピカチュウ「心から楽しいと思えることなんて……一つもなかった」
ニャース「……」
ピカチュウ「お前は、一人じゃない」
ニャース「……っ」ポロポロ
ピカチュウ「今日から俺はあいつらの元を抜けて、お前と一緒に行く」
ピカチュウ「それが、お前や、死んでいった二人にできるせめてもの償いだ……」
ピカチュウ「あとソーナンスもな」
ニャース「……本当に信じていいニャか?」グスッ
ピカチュウ「あぁ……」
ニャース「おミャーは、かつての仲間を殺されても、いいのか?」
ピカチュウ「さっきも言ったろ。俺は元々お前らの仲間になりたかったんだ。仲間になったらあいつらは敵だ。憎むべき相手だ。未練はない」
ニャース「……その言葉、信じるニャ」
ピカチュウ「ありがとう」
ピカチュウ「……じゃあ、仲間になるのを誓っての握手だ」スッ
ニャース「!……何だか恥ずかしいニャ……」ギュッ
ピカチュウ「」ギュッ
二人が固い握手を交わしたその時――
ガサガサッ
「あれー?ピカチュウ!こんなとこにいたのか!」
ニャース「!?」
サトシ「ピカチュウ!探したぞー!」
ニャース「(ジャリボーイ……!)」ギリッ
サトシ「さぁ、行くぞピカチュウ……って、ん?」
ニャース「!?」
サトシ「お前……ロケット団のニャースか!?」
サトシ「お前ピカチュウと一緒にいるってことは……!またピカチュウを連れて行こうとしてたな!」
ニャース「……そんなとこだニャ」
サトシ「他の二人はどうした?」
ニャース「!!……二人は……いない、ニャ」
サトシ「いない?何でだ?捨てられたのか?」
ニャース「……っ」ギリッ
サトシ「じゃあ、なん……」
ニャース「うるさいニャアァァァァァ!」
サトシ「!?」
ニャース「二人は死んだニャ!おミャーのせいで!」
サトシ「ど、どういうことだ……?」
ニャース「分からないならいいニャ……。その代わり、死んでもらうニャ」
サトシ「え?」
ニャース「ピカチュウ!やるニャ!」
ピカチュウ「」コクッ
サトシ「……え?」
ニャース「いけニャアァァァァァァァァァァ!!!!」
ピカチュウ「チューーー!!!」カッ
ドシャァァァーン
ニャース「ニ゛ャア゛ァァァァァァァァァァ!?」ビリビリ
ピカチュウ「ピッカァ!」
ニャース「……にゃ、んで……」ピリピリ
サトシ「よし、じゃあ行くぞピカチュウ」
ピカチュウ「ピカァ!」
タッタッタッタッ
ニャース「……や、やにゃ、かん……じ」ガクッ
~~~~~~~~~~~~~~~
ピカチュウ「(すまんなニャース)」
ピカチュウ「(でも、俺の演技も結構イケるもんだな)」ニヤリ
サトシ「おーい、行くぞーピカチュウ?」
ピカチュウ「ピッカァ!」
おしまい
即興で書き進めてって、もしもしだから書き溜めもしてなかったけど無事完結できてよかったわ
初SSだったけど、楽しんで読んでもらえれば光栄っすわ
最後まで付き合ってくれてありがとう
ニャースがわりかし本気で殺そうとしてきそうだったから隙を作るためにこんなことした
まぁ、そんなことしなくても10万で一発KOだけども
次⇒ニャース「もう騙されないニャ……」ピカチュウ「……」
Entry ⇒ 2012.10.03 | Category ⇒ ポケモンSS | Comments (2) | Trackbacks (0)
インドぞう「もう我慢できないからポケモン殺す」
引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344216025/
インドぞう「このような暴虐が許されるだろうか、いや許される筈が無い」
インドぞう「見ているがいい我が同胞よ、貴様らの敵はこの俺が必ずや……!!」
ライチュウ「らーい」 バリバリバリッシュ
インドぞう「うぐああああああああああああああああ!!!!」
ライチュウ「らいらーい」
マチス「オゥ、ナニナニ?インドぞうにアタックされた?」
マチス「HAHAHA!バカな動物ネ!インドぞう如きがライチュウに勝てる筈ナイネ!!」
ライチュウ「らーい」
インドぞう「……」 ひんし
インドぞう「だが現状の俺では奴らに勝てないのは確か……くっ……!」
インドぞう「修行をしよう……地道にポケモン共を狩り続け、レベルを上げるのだ!」
インドぞう「せいっ!」 パオーン
ポッポ「くぽー」 グチョン
ポッポを たおした!
インドぞうの レベルが あがった!
インドぞう「ふふふ、雑魚共が…!!」
だが……
ビードル「びー」
ビードルのどくばり!
インドぞう「うぐああああああああああああっ!!」 どく
インドぞう「ぐふっ……こ、この毛虫風情が……!」 どく
インドぞうの ふみつけ!
やせいの ビードルは たおれた!
インドぞう「ぐぐ……ど、毒だと……汚いマネを……ゲフゥッ!」 どく
インドぞう「こ、この程度の毒ぐらい我らが自然界でも普通に……オゴッハァァ!!」 どく
インドぞうは ちからつきた!
インドぞう「うぐぐ……む、無念……おのれポケモン共……ハッ!?」
ピカチュウ「ぴかー」
インドぞう「で、電気ネズミめ……貴様……貴様ああああああ!!!!」
やせいの ピカチュウの でんきショック!
インドぞうは たおれた!
虫取り小僧「うわ!なんだアレ!すっげーポケモン!」
インドぞう「たとえこの身が砕け散ろうとも、この熱い魂までは……!」
虫取り小僧「大分弱ってるみたいだし……チャンスだ!いけっ!キャタピー!」
キャタピー「ぴー」
インドぞう「インドぞうとしての誇りを失ってたまるものかぁぁぁ!!!」 ブチンッ
キャタピー「 」
インドぞうの ふみつけ!
キャタピーは たおれた!
虫取り小僧「キャタピィィィィーーーーー!!!!」
トランセル「とらー」
虫取り「トランセル!たいあたりだ!」
トランセル「とらー」 ドカッ
トランセルの たいあたり! こうかは いまひとつの ようだ…
インドぞう「たいあたりだと……笑止!」
インドぞう「本当の体当たりとは強大な重量を持ってブチかます荒技!!」
インドぞう「貴様ら如き虫けらが当たってきたところで……痛くも痒くもないわぁぁぁ!!!」
インドぞうの たいあたり!
あいての トランセルは たおれた!
虫取り「と、トランセ……ウボァー!!」 ボゴォォッ
インドぞう「ふう……しかし一つ学習したぞ」
インドぞう「ポケモンの技とはいえ、何ら特別だというわけでもない」
インドぞう「やろうと思えば我らインドぞうも軽く真似できる技もあるということだ」
インドぞう「例えばこのように!」 グオッ
ピカチュウ「おいかっ!?」
インドぞうのとっしん!
やせいの ピカチュウは たおれた!
インドぞう「ふふ……ポケモンとインドぞうの間に違いなどない!!!」
「遺体は損傷が激しく、何か獰猛なポケモンに襲われたのではないかと……」
タケシ「ふむ……物騒な世の中だな……」
イワーク「いわー」
タケシ「しかしそんな獰猛なポケモンがいるのか、トレーナーとして少しは気に……」
インドぞう「頼もう!!」 パオーン
タケシ「む!?インドぞう!?なぜインドぞうがジムに!?」
短パン「おっと待ちな!インドぞう程度がタケシさんに挑むなんて100万光年早いぜ!」
サンド「さんどー」
インドぞう「失せろ小僧!」
インドぞうの すてみタックル!
あいての サンドはたおれた!
タケシ「……なるほど、並のインドぞうではないらしいな」
インドぞう「ジムとやらでは強いポケモンがいる、そしてトレーナーは腕試しに訪れる……」
インドぞう「俺はトレーナーでは無いが……だが何も問題は無い!!」
インドぞう「どのみち腕試しには丁度良い相手だ!!!」
タケシ「ぐ……こ、このプレッシャー……このインドぞう……!」
タケシ「だが俺も負けられん!いけっイワーク!!」
イワーク「いわー」
インドぞう「ふん、岩の蛇か……蛇程度がこのインドぞうに勝てるか……見せてもらおう!!!」
タケシ「ポケモンファイト!!レディィィィ!!!ゴォォォォ!!!!!」
「被害者のタケシさんは意識不明の重態で病院に搬送されています」
「なお、現場の状況から近頃相次いでいるポケモン被害との関連も指摘されています」
マチス「oh……タケシ……ナンテコトネ……」
ライチュウ「らいらーい」
マチス「サンキューライチュウ……ソウネ、ミーが元気出さないとイケナイネ」
「うおっ!な、なんだこいつ!」
「いけっ!コイル……うぐあああああ!!」
「ゴミ箱のスイッチを……ギャアアアアア!!!」 バゴォォォォォン
マチス「ワッツ!!?」
インドぞう「地獄の底から戻ってきたぜ」
マチス「そんなものサプライズする必要はナイネ、マルマイン!」
マルマイン「まるまいーん」
マチス「マルマイン!電気ショッ……」
インドぞう「しゃらくせぇぇぇぇ!!!!」 ベギャァッ
インドぞうの でんこうせっか!
あいての マルマインは たおれた!
マチス「マイガッ!!?」
インドぞう「俺を舐めるなよ軍人!ライチュウで来い!!」
とっしん
すてみタックル
でんこうせっか
マチス「仕方ないネ……ライチュウ!ゴー!」
ライチュウ「らーい」
インドぞう「来たか電気ネズミめ……今日こそは貴様に殺された仲間の敵を……!」
マチス「ライチュウ!10万ボルト!」
ライチュウ「らーい」 バリバリバリッシュ
ライチュウの10まんボルト!
インドぞう「うぐあああああああああああああああああ!!!!!」
ライチュウ「いや、まだだ……」
インドぞう「ふふふ……なんのこれしき……!!」
インドぞう「散っていったインドぞう達の痛みに比べればなんてことはないわ!!」
インドぞうの すてみタックル!
ライチュウ「うぐぅっ!!」 ベキィッ
インドぞう「ふふ、電気ネズミめ……貴様も今日が年貢の……」
インドぞうは しびれてしまって うごけない!
インドぞう「うぐ……な……」
ライチュウ「ららーい」
インドぞう(奴らは妙な技を使う……そう、相手を眠らせたり麻痺させたり……)
インドぞう「ぐ……この卑怯者めぇ……!!」
ライチュウ「ふん、何をバカなことを……勝てばいいのさ、自然界はな!」
ライチュウ「そもそも貴様はそういうルール無用な舞台で生き延びてきた筈だ」
ライチュウ「貴様らインドぞうが殺られまくったのは俺達のせいじゃない、貴様らが弱かったからだ!」
ライチュウ「弱肉強食さ、俺たちポケモンが貴様ら劣等動物に恨まれる筋合いはねぇな!!」
インドぞう「ぐぅ……!」
インドぞう「だがしかし……それでも……!!」
インドぞう「それでも俺は貴様を倒さないわけにはいかん!!」
ライチュウ「ふ……無駄なことを……そういうことなら見せてやるぜ!ポケモンの本気をな!!」
インドぞう「ぬっ……!」
ライチュウ「貴様ら動物がいくら頑張ろうがこれだけの電気は産み出せん!!」
ライチュウ「くらえッ!インドぞう!!これが俺の『かみなり』だァァァーーーッ!!!」
バリバリバリッシュ
インドぞう「うおおおおおおおっっ!!!」
インドぞう「だがしかし!!」
ライチュウ「ラララララララララララーイ!!!」 バリバリバリッシュ
ライチュウの かみなり!
マチス「yeaaaaaaaaaaaaaaa!!!!!ライチュウ!!ベリーグッドよ!!ライチュ……」
ライチュウ「ば……バカな……貴様……!!」
インドぞう「だが……雷程度……耐えることはできる!!!」
ライチュウ「くっ、インドぞう風情が生意気に……」
インドぞう「意地があるんだよ……インドぞうにはなァァァァ!!!!」
インドぞうの すてみタックル!!
インドぞう「一つ教えてやろう、俺達インドぞうの体重は約4~5トン」
インドぞう「そして走行速度は最大時速50キロ近くに及ぶ」
インドぞう「貴様らポケモンの軽い体重とは比べ物にならん、これが……」
インドぞう「これがインドぞうの、渾身の突撃というものだ!!!」
ライチュウ「ぐふっ……へ、や、やるじゃねぇか……シビれたぜ……」
ライチュウ「だが俺を倒したからっていい気になるなよ……ポケモンにはまだ……」
インドぞう「ふん……言われずとも分かってるさ……」
インドぞう「待っていろゴース……次は貴様の番だ!!!」
インドぞう「ここが奴らの根城か……」
インドぞう「ゴース……奴らに一体何匹のインドぞうが殺されたのか……」
インドぞう「待っていろ仲間達よ……今こそ……この恨みを晴らす時だ!!」
ゴース「ごー」
インドぞう「くらえ!俺の練達したすてみタックルを!!」
インドぞうの すてみタックル! しかしゴースには こうかが ないようだ……
インドぞう「ふみつけ!」
こうかが ないようだ
インドぞう「つのでつく」
こうかが
インドぞう「なん……だと……!?」
インド「くっ、や、奴め……ゲホッ!」
インド「ぐ……こ、このガスは……毒か!」 どく
ゴース「ククク……何を考えて乗り込んできたか知らないが……」
ゴース「貴様らインドぞう如き、俺達は2秒もあれば殺せるんだぜ?」
ゴースB「ごーっすっすwwwwwwwwww」
ゴースC「ごごごごごwwwwwwwwwwwwww」
インドぞう「ぐっ……し、しまった……まさか奴らに俺の技が通じないとは……」 どく
ゴース「ふふ、貴様はしぶといようだが……所詮はインドぞう」
ゴース「ガス状ポケモンの俺達に勝てるわけがねぇんだよ!!」
インドぞう「ぐ……い、いかん……意識が……」
インドぞう『ポケモン?』
インドぞうB『ああ、なんか最近すごい増えてるらしいぜ』
インドぞう『そうなんだ、僕達みたいなのとは違うのかなあ』
インドぞうB『ああ、全然違うらしいぜ、何でも氷とか火とか出せるらしい』
インドぞう『なにそれこわい』
インドぞうB『ははっ、とはいえ所詮は同じ生き物さ』
インドぞうB『もし襲ってきたりしても俺が追い返してやるよ!』
インドぞう『そうだよね……うん!インドぞうBは強いもんね!』
インドぞうB『へへっ、よせやい、よせやい』
インドぞうB『ぐふっ……へへ、やられちまったぜ……』
インドぞう『そんな…どうして……どうしてインドぞうBが……』
インドぞうB『へ……お、俺が弱かったからさ……弱肉強食って奴だ……』
インドぞう『インドぞうB……』
インドぞうB『へへ……なあ、お前はポケモンには……関わるなよ……奴らは……』
インドぞう『インドぞうB……!!?』
インドぞうB『……』
インドぞう『い……インドぞうBィィィーーーッ!!!!』
ゴース「!!?」
インドぞう「俺は……俺は負けられん、貴様らに負けて散って行った同胞の為にも……」
インドぞう「そしてインドぞう以外の動植物の為にも!!」
ゴース「ちっ……いいぜ、ならテメェもガスで殺してやる!あの動物のようにな!!」
インドぞう「あの動物だと……インドぞうBのことか……」
インドぞう「インドぞうBのことかーーーーーっ!!!!」
インドぞうの すてみタックル!
しかし こうかは ないようだ……
ゴース「ははは!結局はすてみタックルかよ!効くわけねえだろうが!!」
インドぞう「うぐ……うおおおおおおおおお!!!」 バゴォォン
インドぞうの とっしん!
しかし こうかは ないようだ……
ゴース「はっはっは!まあそりゃそうだな!テメェはノーマル技しかできねぇもんなぁ!」
インドぞう「オオオオオーーーーン!!!」 ドゴオオンッ
インドぞうの あばれる!
しかし こうかは ないようだ……
インドぞう「うぐおおおおっ!!」 ギュリーン
ゴース「へっへっへ、見ただろ、これがポケモンの力だ」
ゴース「てめぇらみたいな普通の動物とか何もかも違うんだよ!!」
インドぞう「ふ……ふふ、分かっていないな……ポケモンも動物も同じ生き物だ……」
インドぞう「そこに差なんてものは大して存在しない……どちらも同じだ!!」
ゴース「同じなわけねぇだろバーカ、実際お前はポケモンに手も足も鼻も出ねぇ!!」
インドぞう「いいや……同じさ……なぜなら……」
インドぞう「ただの動物の俺でも……お前に勝つことは出来るからな……!!」
ゴース「!!?」
ゴース「ああ?今更何を分かりきったこと……」
インドぞう「俺はさっきまで貴様に向かってすてみタックルやとっしんを仕掛けた……」
インドぞう「結果、俺は何度も壁に激突する羽目になったわけだ……」
ゴース「……テメェ、まさか!!?」
インドぞう「ふふ、今更気付いたところでもう遅い!!」
ゴース「うおおおっ!!お前ら!!そいつを壁に近付けさせるなァァーーッ!!」
インドぞう「さらばゴース!地獄でまた会おうぞ!!」 ブンッ
インドぞうの ずつき!
これによって起こるポケモンタワーの崩壊、すなわち……
インドぞうの いわなだれ!!
ゴースB「グズ……ギャアアアアム!!!」
ゴースC「うごごごごごごごごご!!!」
きとうし「ぎゃああああああああ!!!」
インドぞう「思った通りだ……貴様らがすり抜けられるのは俺自らが体を使った攻撃のみ……」
インドぞう「何故かは知らんが、落ちてくる岩や木は無効化できんと見える」
ゴース「テメェ正気か……こんなことしたら……自分自身も……」
インドぞう「はっは……だからさっき言っただろうに……」
インドぞう「地獄でまた会おうとな」
その日、ポケモンタワーは倒壊した
タマゴ「カタカタ」
エリートトレーナー「あ、卵から音が聞こえる!もうすぐ孵りそうね!」
ライチュウ「らーい」
2年前、ポケモンタワー倒壊から間もなくインドぞうが絶滅した。
ゴース「ごーす」
エリートトレーナー「こらこら、焦らないの……あっ!ほら!」 パキッ…
タマゴ「ピキー!」 パキーン
それから2年が経ち、新たに発見されたポケモンがいた、それは……
エリートトレーナー「生まれた!ふふ、やったあ!!」
エリートトレーナー「これからよろしくね、ゴマゾウ!」
ゴマゾウ「ごまー!」
おわり
意識してなかったけどラジオ塔とか意外と辻褄が合ってて吹いた
つまり何が言いたいかっていうと赤緑時代以降にインドぞうが絶滅して
ゴマゾウ→ドンファンという種族に生まれ変わったんだよ!!
人類は滅亡する!!
いい話だった。
Entry ⇒ 2012.08.06 | Category ⇒ ポケモンSS | Comments (1) | Trackbacks (0)
ミュウツー「友達・・・?」
先生「それでは日直の人、号令をお願いします」
虫捕り少年「気をつけ、礼!」
サヨーナラ!
短パン小僧「ねえ後でポケモンバトルしよーよ!」
少年「いいよ!じゃあ4時にトキワの森集合ね!」
小僧「わかった!それじゃまた後でねー」
少年「ただいまー!」
母「おかえり、今日もトキワの森にいくの?」
少年「うん、今日こそポケモンバトルで勝って見せるんだから!」
母「あらあら、怪我には気をつけるんだよ?」
少年「わかってるって、それじゃ行ってきます!」
ラッキー「ラッキー!」ノシ
少年「まだ早かったかなー?小僧くんも来てないし、ちょっと特訓でもしようかな」
少年「でてこい!キャタピー!」ピ-
少年「小僧くんのコラッタに勝つために特訓しなきゃ!」
・・・・・・・・・・・
少年「よし、じゃあいったん家に帰ってキャタピーを休ませようかな」
トキワの森周辺
ドカーン・・・
少年「!?なんだ今の音!ちょっと見てこよう・・・」
少年「これは・・・ポケモン?」
少年「うん、大丈夫。だけど・・・これってポケモン?」
父「これは・・・ミュウツー・・・?」
少年「え、なにそれ?」
父「ミュウツーというのは、人工的に作られたポケモンで、いろいろなポケモンを元に作られたポケモンらしいが、詳しくは父さんもわからない」
少年「そうなんだ・・・。けどミュウツーすごい苦しそうだよ?助けなきゃ!」
父「だめだ!ミュウツーはとても凶暴なポケモンで、人やポケモンを襲うポケモンだ、とにかく危ないから逃げよう、警察に電話するんだ」
少年「う、うん・・・」
(でも、このポケモンとても苦しそうだよ・・・あとで警察が来る前にこっそり行ってみよう)
少年「わかった・・・」
少年「父さんは町のみんなに知らせに行ったみたい。いまからこっそりミュウツーのとこに行ってみよう」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
少年「うわぁ、すごい怪我だよ・・・苦しそうだからこのモンスターボールに入れてお母さんに診てもらおう」
少年「よし、モンスターボールに入れれた!急いで家に帰らないと!にしてもこのミュウツーってポケモン、人間みたいな姿してるね・・・」
あっさりモンスターボールに入ったなwwww
少年「じゃあ僕のベッドで休ませておこう、お母さんが帰ってくるまで大丈夫かな・・・」
30分後
少年「!気がついたの・・・?」
ミュウツー「ここはどこだ・・・?」
少年「よかった!ここは僕の家だよ!ポケモンセンターなんだ!」
ミュウツー「ポケモンセンター・・・?それはなんだ?」
少年「ポケモンセンターっていうのは、傷付いたポケモンを休ませたり、治してくれるところだよ!ミュウツーもひどい怪我してるから後でお母さんに診てもらおう!」
ミュウツー「そうか・・・このモンスターボールは?」
少年「このモンスターボールでここまで連れてきたんだよ!」
ミュウツー「ということは、お前が私のマスターということか・・・」
ミュウツー「お前がこのボールを使って私を捕まえたのだ、なら私はお前のポケモンになるということだろう」
少年「一応そうだけど・・・そういうつもりで捕まえた訳じゃないし、ミュウツーだって僕みたいなのに従うのはいやでしょ?」
ミュウツー「マスターが誰であろうと、マスターの言うことには絶対遵守、私はそのために作られたのだ」
少年「へんなの・・・って、ミュウツーが作られたポケモンってほんとのことなの?」
ミュウツー「ああ、私はある研究所で作られ、そのまま戦闘用として鍛えられたポケモン、それが私が作られた理由だ」
少年「そんな・・・」
少年「征服!?そんなことしたい訳ないじゃん!確かに僕はポケモントレーナーでポケモンバトルが好きだけど、そういうことじゃないよ!」
少年「それに、僕は虫ポケモン使いなんだ!ミュウツーは虫ポケモンに見えないし、ミュウツーをポケモンバトルに使うつもりはないよ!」
ミュウツー「では、なんで私を・・・」
少年「だって、すごく苦しそうだったし、助けなきゃ警察に連れて行かれそうな予感がしたから・・・父さんだってミュウツーが凶暴なポケモンだって言ってたし」
少年「それに、僕の将来の夢は医者になることなんだ!だから何も理由もなくポケモン達を倒したり、カントー地方を征服するだなんて全然考えてない!」
少年「もちろん!目の前で困ってる人やポケモンを見つけたら助けてあげるのがあたりまえでしょ?」
ミュウツー「まったく理解ができん、そもそも私は戦うために作られたポケモンであって・・・」
少年「だからそんなの関係ないって!目の前でミュウツーが困っていたから助けた、それだけだよ」
少年「あ、そうだ!ミュウツーは僕の言うことはなんでも聞いてくれるんだよね?」
ミュウツー「ああ、マスターであるお前の言うことは絶対だ、なんでも聞いてやろう」
少年「じゃあ・・・
僕の友達になってよ!」
??「よし・・・これでとうとう出来上がるぞ・・・!いろいろなポケモンのデータを使って作り上げた、最強のポケモン、ミュウツーが!」
??「さまざまな戦闘データを元に完璧なポケモンに鍛えあげたのだ、こいつさえあれば・・・!」
手下「大変です!ミュウツーが暴走してどこかへ逃げてしまいました!」
??「なんだと!今すぐ追え!絶対に逃がすんじゃないぞ!」
??「くそッ・・・!あと少しですべて終わろうとしていたのに・・・!いったいなぜ・・・」
少年「うん、友達!ミュウツーはすごく強いポケモンなんだよね?でも僕がいきなりミュウツーを使ってポケモンバトルして勝っても、相手の人はつまらないと思うし、僕だってそんな勝ち方はしたくないんだ」
少年「さっきも言ったように、僕は虫ポケモン使いなんだ!だからこのキャタピーとビードルでいつもポケモンバトルしているんだ!」
ミュウツー「そうか・・・それで、友達とはなんだ?」
少年「友達というのはね、一緒に遊んだりする人だよ!」
少年「だから、これから一緒に遊ぼうよ!」
少年「やった!あと、その命令とかマスターとかいうのやめようよ!友達なんだから!」
ミュウツー「そ、そうか・・・それでは・・・ッグ?!」
少年「大丈夫!?さっきの怪我が・・・とりあえずモンスターボールの中にいれるね!父さんと母さんが帰ってくるまで待ってて!」
ミュウツー「すまない・・・」
1時間後
母「ただいまー」
少年「おかえりお母さん!お父さんは?」
母「お父さんはまだ町よ、まだ町のほうが騒がしいからね。あと、ミュウツーは警察の人が着てくれたんだけど、到着したころにはもういなくなっていたみたい」
少年「そのことなんだけど・・・実はこっそりミュウツーを連れて帰ってきちゃったんだ」
少年「だって!すごい怪我していたし、助けるのはあたりまえでしょ!それより、ミュウツーのこと診てあげてよ!このモンスターボールの中にいるから!」
母「わ、わかったわ・・・で、治ったらミュウツーはどうするつもりなの?」
少年「友達になるんだ!さっきミュウツーもいいよって言ってくれたし!」
母「友達に?だってミュウツーはポケモンよ?それにあのミュウツーだよ、何してくるかわかったもんじゃないわ・・・」
少年「ミュウツーはそんな悪いポケモンじゃないよ!襲ったりなんて絶対しないんだから!って、とりあえずミュウツーの怪我を治してあげてよ!」
母「そうね・・・でも、ミュウツーのことは、お父さんと話し合って決めましょうね?」
少年「わかったよ・・・」
母「終わったよ、これでミュウツーの怪我も完治したわ」
少年「ありがとうお母さん!それじゃあミュウツーを出すね、ミュウツー!」
母「ってここで!?ほんとに大丈夫なの?」
少年「大丈夫だって!お母さんもミュウツーと話してみたいでしょ?」
母「ま、まぁ・・・」
少年「じゃあモンスターボールから出すよ」
母「私よ、トキワシティのポケモンセンターをやっているの」
ミュウツー「そうか・・・礼を言う」
母「!ど、どういたしまして・・・」
(思っていたよりも穏やかね、この子がいう通りに、ほんとに危なくないのかしら・・・)
少年「ミュウツー!大丈夫だった?」
ミュウツー「ああ、平気だ。このように扱われるのは初めてだな」
母「あなたが作られたってのは本当なの・・・?」
ミュウツー「そうだ。どのポケモンにも負けないように作られた」
母「では、戦うために作られたということなのかしら?」
ミュウツー「そうだ、ポケモンはポケモン同士が戦うためにいるのと同じようにな」
母「そうでもないわよ。あなたはポケモンは戦うために存在してると思っているけど、ポケモンにだっていろいろな生活があるし、ここにいるラッキーのように人と共存しているポケモンもいるわ」
母「このラッキーはね、私が若い頃に捨てられていたのを預かって、ずっと世話をしていたのよ」
母「そしてポケモンセンターを開いて夫と働いているうちに、ラッキーも仕事を手伝うようになってくれたの」
母「だからポケモンが戦うために生きているってのは間違いよ」
母「このラッキーだけじゃない。町に出てみればわかるけど、いろんなとこで人とポケモンが共存していることがわかるわ」
少年「僕のキャタピーとビードルもポケモンバトルだけしてる訳じゃないよ!よく一緒に遊んでいるんだ!」
母「あなたは戦うために作られたんだよね?確かにあなたが戦うために作られたのかもしれないけど、それは作った人がそうしたいだけ。そこからどう生きるかはあなた次第よ」
母「それに、今はこの子のポケモンっていうことなのよね?友達になったって聞いたけど、私からもこの子の友達になってほしいって思うわ」
母「なら、これからよろしくね?私はこの子の母親よ」
ミュウツー「わかった。ではこの私、精一杯少年の友達として生きてみせよう」
母「ふふ、かわいいところもあるんじゃない・・・ってお父さんが帰ってきたみたいね」
父「ただいまーってミュウツー!?どういうことだこれは!」
母「落ち着いて、この子が連れて帰ってきて、さっきまで治療していたのよ。今日からミュウツーはこの子の友達になったの」
父「はぁ・・・?言っていることがわからないのだが・・・」
少年「だから、今日からミュウツーは僕の友達なんだって!」
父「あのミュウツーだぞ・・・?本気でいっているのか?」
母「さっきまでミュウツーと話をしていたのだけれど、きっと大丈夫よ。きっといい子よ」
父「きっとって・・・じゃあ、とりあえずはお前がミュウツーを持ってていいぞ、でももし何かあったらすぐに警察に預けるからな?」
少年「やったー!それじゃあミュウツーを家に住ませていいってことだよね!」
父「ああ、ってお前ミュウツーをモンスターボールに入れないつもりか?」
少年「うん!ミュウツーは特別だからね!」
父「はいはい・・・でもさすがに外に出るときはモンスターボールに入れるんだぞ?」
少年「はーい」
少年「よーし、学校も終わったし帰ってミュウツーと遊ぼう!」
少年「でも何して遊ぼうかなぁ?どうせならどこかに出かけたいなー・・・」
少年「そうだ!今度行く虫取り大会にミュウツーも出てみないか言ってみよう!」
少年「でもお父さんは外ではミュウツーを出すなと言っているし、どうしようかなぁ・・・?」
少年「あ、そうだ!いいこと思いついたぞ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
少年「ってことなんだけど、お母さんお願い!」
母「あらまぁ・・・そういうことならお母さんに任せて!明日にでも買いにいく?」
少年「うん!ありがとう!」
母「明日が楽しみねえ・・・」
少年「こんなにたくさん、ありがとう!」
母「いいのよ、お母さんもミュウツーのこんな姿見てみたいし、さっそくミュウツーをモンスターボールから出してみて?」
少年「わかった!出てきてミュウツー!」ボワーン
ミュウツー「呼んだか?」
少年「今日はね、ミュウツーにプレゼントがあるんだ!じゃじゃーん」
ミュウツー「これは・・・?」
少年「これはね、服だよ!人間が着ている服で、ミュウツーにもどうかな?って思ったんだけど・・・」
ミュウツー「なるほど・・・これはなんだ?」
少年「これは帽子!頭にかぶるものなんだ!」
ミュウツー「そうか・・・でもなんで私に?」
少年「ミュウツーはこのままじゃ外に出れないし、何かいい方法がないか考えていたんだ、それでね」
ミュウツー「人間に化けるということか、でも大丈夫か?すぐばれると思うんだが・・・」
少年「それは着てみないとわからないよ!じゃあ早速着てみようよ!」
少年「すごい!すごく似合っているよ!これで一緒に外に出られる!」
ミュウツー「服というものはどうも・・・それに靴というのか?これはちょっと履き心地が悪い」
少年「ミュウツーの足に合う靴が無くてね・・・我慢できる?」
ミュウツー「ああ、問題ない。これも少年のためならな」
ミュウツー「で、なぜ一緒に外に出たいのだ?家の中ではダメなのか?」
少年「遊ぶのには外がいいし、それに今度土曜日にジョウト地方のしぜんこうえんというところで虫取り大会が開かれるんだ!それで一緒にミュウツーと出たいなって思って・・・」
ミュウツー「虫取り大会?それに出ればいいのか?」
少年「別にいやならいいんだけど・・・ミュウツーはどうしたい?」
ミュウツー「そうだな・・・虫取り大会というのがどういうものかわからないが、少年と一緒に出るのならいいだろう」
ミュウツー「がんばる、か・・・最善を尽くそう」
父「ただいまー」
少年「おかえりお父さん!ねえミュウツーの服にあってるでしょ!」
父「これは驚いた・・・普通の人と見分けがつかないな。すこし背が高い気がするが」
少年「細かいことはいいの!でね、今度の虫取り大会はミュウツーと一緒に出ようと考えてるんだけどダメ・・・?」
父「そうだな・・・確かにこれではばれないだろうし、いいぞ」
少年「それじゃ一緒に出るって事で!楽しみだなー!」
土曜日
父「よーし用意はできたか?それじゃ出発するぞー」
少年「はーい!」
母「お父さんも楽しみなのね、今回はミュウツーが出るしね」
ミュウツー「本当に大丈夫なのだろうか・・・?」
母「あら、心配しているの?見た目だけじゃポケモンだとはわからないわ」
ミュウツー「そういう問題なのだろうか・・・」
母「でもミュウツーが心配するなんて、すこし意外だわ」
少年「僕も思ったよ!ミュウツーが心配事なんて、らしくないね!」
父「そうだそうだ。それにポケモンが出てはいけないなんてルールは無いぞ?」
ミュウツー「はぁ・・・」
少年「ルールは昨日教えたみたいに、時間内に公園の中にいる虫ポケモンで一番珍しいポケモンを捕まえたら優勝なんだ!」
少年「もちろん人が捕まえるのだから、ポケモンに攻撃したらだめだよ?というかそんなことしたらミュウツーがポケモンだってことバレちゃうね」
少年「ははは、理由になってないよ?まあいいや!」
しぜんこうえん
少年「うわー、人がいっぱい・・・優勝できるかな?」
ミュウツー「そうだな、こんだけ人がいるならそう簡単には優勝はできないだろうな」
ミュウツー「それに少年とは敵同士だろう?私に勝てるかな?」
少年「そうだった・・・でも勝ってみせるよ!」
母「ほらほら、そろそろ始まるわよ?お母さんとお父さんは外で応援しているからがんばってきてね」
父「どっちが勝つかな?俺としてはミュウツーに勝ってもらいたいな!」
少年「ちょっとお父さん!でも絶対負けないよ!」
ミュウツー「私もだ、それでは会場に行こう」
少年「うん!」
母「がんばるのよー!」
少年「はーい!」
少年「ふう・・・ミュウツーにあんなこと言ったけど、まだパラスしか捕まえてないよー・・・」
少年「勝たないと・・・!ってあれは・・・ストライク!?」
少年「初めて見た・・・ストライクを捕まえればミュウツーに勝てるかも・・・?」
少年「よーし・・・そうとなればさっそく!」
ミュウツー「虫取り大会とだけあって虫ポケモンしかいないな・・・」
ミュウツー「それにポケモン達も私に気づいているのか、すこし怯えているみたいだ・・・」
ミュウツー「でも私は危害を加えるつもりはない、なんとかしてそのことを伝えなければ少年に勝つどころか、ポケモンを捕まえられもしないぞ」
ミュウツー「と、あれはカイロスか・・・?よし、あのカイロスを捕まえるとしよう」
ミュウツー「カイロス・・・怯えているのか?」
カイロス「・・・」ガクブル
ミュウツー「安心しろ、私は危害を加えるつもりはない、ただこの大会に参加している一人のポケモンだ。一緒に私と優勝してくれないか?」
カイロス「・・・」コクコク
ピピー!
母「終わったみたいね」
父「どのポケモンを捕まえてきたかな?」
少年「おつかれミュウツー!ミュウツーは何捕まえてきたの?」
ミュウツー「内緒だ、結果発表のときにわかるだろう」
少年「僕も内緒にしようとしたんだ!負けないよー!」
結果発表
少年「みんな得点が低いね・・・お、次はミュウツーのポケモン発表だよ!」
ミュウツー「私か、では・・・」ボワーン
カイロスダー スゴーイ ハジメテミター
少年「カイロスかぁ!僕も初めてみたよ!」
ミュウツー「次は少年の順番だぞ」
ス、ストライクダー スゲー カッコイイー
ミュウツー「ストライクか、よくがんばったな」
少年「へへーん、すごいでしょー?僕も初めて捕まえたんだ!」
ミュウツー「ストライクとカイロスじゃ、ストライクのが得点は高いな。このままだと少年が優勝だな」
少年「まだわからないよ、ほかのひともまだ発表が残っているし」
ミュウツー「そうだな、全員分の発表が終わるまで待っていよう」
10分後
ミュウツー「結局ストライクとカイロスを超えるポケモンは出てこなかったから、少年の優勝だ」
少年「やったぁ!優勝だー!」
ミュウツー「よかったな、おめでとう」
少年「ありがとう!ミュウツーも2位だよ!」
ミュウツー「ああ、優勝は逃してしまったが」
(勝てなかった・・・?そうか、私は負けたんだ。どんなものにも勝てるように作られた私があの小さい少年に負けてしまったんだ)
(いくら虫取り大会とはいえ、私は負けてしまった・・・)
(本当だったら負けることは許されない、けど負けてしまった・・・)
(だが・・・悪い気はしない。むしろ嬉しいと思えてしまっている。)
(なるほど・・・こういう生き方も悪くない。)
(私はもう勝たなくてもいいのだ・・・)
少年「楽しかったー!優勝できたし、ミュウツーと一緒に出れたし!」
母「おつかれさま、優勝おめでとう!」
父「すごいなー、まさか優勝してしまうとは」
少年「すごいでしょ!このストライクも大事にしないと!ミュウツーもカイロス大事にするんだよ!」
ミュウツー「けどこのカイロス、私は少年に渡そうと思っているのだが・・・」
父「せっかくだし、ミュウツーが育ててみたらどうだ?」
母「いいわね、初めての自分のポケモンね」
ミュウツー「私が・・・?」
少年「それがいいよ!そうしたらミュウツーともポケモンバトルできるし!」
ミュウツー「そうか、なら私が育ててみよう」
少年「うんうん!じゃあ僕とミュウツーは部屋に戻るね!」
少年「あ、笑った!そんなに嬉しいの?」
ミュウツー「よくわからないが、そうなのかもしれない」
少年「きっと嬉しいんだよ!・・・で、ミュウツーに話があるんだ」
ミュウツー「なんだ?」
少年「ミュウツーと初めて会った日、僕の将来の夢は医者になることって言ったの覚えてる?」
ミュウツー「ああ、覚えているぞ」
少年「でね、もし僕が医者になったら、世界を旅しながら怪我や病気に困っている人とポケモンを助けようとしているんだ」
少年「そうしたら、一緒にミュウツーにも来てほしいんだ」
ミュウツー「なるほど・・・」
少年「別にミュウツーも一緒に医者になってとは言わないから、ただ一緒に来てほしいんだ!」
ミュウツー「友達だからか?」
少年「うん!ミュウツーと一緒に旅をすると、どこまでも行けるような気がするんだ!」
ミュウツー「そうか、なら約束だ、少年が医者になったらこの私も少年についていこう」
少年「ありがとう!約束だからね!」
「ミュウツーだとはっきりとはわからなかったが、あれは確かにミュウツーだ」
「そうか、ならあの方に伝えとくべきだな・・・」
「そうだ、私たちのミスでミュウツーを逃してしまったんだ、絶対に研究所に連れて帰らないと」
「それではいったん研究所に戻って、あの方に報告しよう」
ミュウツー「カイロスもだいぶ私に懐いてきたようだな」
少年「僕のストライクもすごく強くなったよ!それにキャタピーとビードルも進化して今はバタフリーとスピアーだよ!」
ミュウツー「すごいな少年は・・・おっとストライクもみんな疲れているみたいだ、家に戻って休ませてきてはどうだ?」
少年「そうだね、すこし戻るね!ミュウツーはどうする?」
ミュウツー「私は残ってカイロスの特訓の続きでもしている」
少年「わかった!じゃあすぐ戻るね!」
??「ずいぶん平和ボケしているみたいだねミュウツー」
ミュウツー「!、誰だ!?」
??「僕たちは君を作った人の手下だよ」
手下A「悪いけど、一緒に研究所に戻ろうか、ミュウツーよ」プシュー
ミュウツー「!?なんだこれは!・・・」ガクッ
手下B「これはあの方が作ったミュウツーにだけ聞く睡眠薬だよ。っていってもこの声はもう聞こえないか」
手下A「っと、これはモンスターボールだ。中身は・・・カイロスか。どうする?」
手下B「捨てておけ、ミュウツーだけ持ち帰ればいいのだ」
手下A「そうだな。じゃあここに捨てておくか」
少年「あれ、モンスターボールだ、誰か落としたのかな?」
少年「中身は・・・カイロス!?」
少年「しかもこれミュウツーのカイロス・・・もしかして誰かに・・・?」
少年「大変だ・・・!探さないと!」
少年「いないよ・・・ミュウツーどこいっちゃったの?・・・」
少年「あ、あれは・・・船?」
少年「ってあの尻尾・・・もしかしてミュウツー!?」
少年「誰かに連れて行かれているのかな・・・よし、あの船にこっそり乗ってみよう!」
少年「ミュウツーは絶対助けてみせるんだから!」
少年「船が止まった・・・どこかに着いたのかな?」
少年「ここは・・・なんかの研究所かな?っと、ミュウツーがあの二人に運ばれてる・・・」
少年「もしかしてここってミュウツーが作られた・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
??「よくやったぞ!お前らのミスではあるが、連れて帰ってきたのだから今回は許してやろう」
手下A「ありがとうございます・・・!」
手下B「ですがこのミュウツー、カイロスを連れていたり、服を着ていたり、なんだかミュウツーらしくなかったですよ?」
??「ほう・・・誰かにそうするように教えられたのだろう・・・」
??「そういいらん知識は邪魔になるだろう。」
??「そうとなればあの逃げ出した日から今日までの記憶をすべて消し去るとするか」
少年「あの二人の後をつけてみたのはいいけど、途中で見失っちゃよ・・・」
少年「どこいったんだろう・・・って声が聞こえる・・・!」
逃げ出した日から今日までの記憶をすべて消し去るとするか・・・
少年「!!もしかして記憶を消すってミュウツーの・・・?」
少年「そんなことしたらあの約束だって、ミュウツーがカイロスを捕まえたことだって」
少年「僕と会ったことまで忘れちゃうじゃん・・・!」
少年「そんなこと・・・ダメだよ!」
ミュウツー「お前は・・・!」
??「そうだ、私はお前を作った博士、お前の親だ、ミュウツー」
ミュウツー「そんな・・・なぜお前が私を・・・?」
博士「それはだな、私を追放した憎いロケット団に復讐するためだ」
博士「あいつらは私のことロケット団から追放し、私の功績や手柄をすべて奪ったのだ」
博士「しかもあいつらは征服征服と唱えているがやり方がまるでお子ちゃまのおままごとだ」
博士「ああいうのは嫌いなんだよ・・・だから私はお前を作った、どのポケモンにも負けない最強の"兵器"をな!」
博士「お前はポケモンではない、ただの兵器だ。兵器が感情や知識を持ってはいけないのだよ」
博士「だからお前の記憶をすべて消させてもらう」
少年「ひっ・・・」
博士「ほう、あの少年がお前の保護者ということか・・・」
博士「だが保護者は二人も要らない。どちらがミュウツーを兵器として使えるかな?」
博士「お前はミュウツーにくだらないことばかり教え込んできたようだな。まるでミュウツーが人間になったみたいだ」
少年「く、くだらなくなんてない!僕はミュウツーとただ友達になりたかっただけで・・・!お前こそミュウツーを道具として使うなんて、親失格だ!」
博士「道具として・・・?馬鹿を言え、道具として生んだんだ、当たり前だろう」
少年「ミュウツーは道具なんかじゃない!ポケモンだ!作られたかどうかなんて関係ない!」
博士「そうかそうか、なら力でわからせるしかないようだな」
博士「お前を兵器として使いこなし、ロケット団を壊滅させ・・・そうだな、ついでにロケット団が成そうとしていたこともしよう」
博士「だからまずはその少年から・・・!でろ、カイリュー!」
カイリュー「・・・」ギャオー
博士「カイリューよ、あの少年に向かってしんそく!」
カイリュー「・・・」シュン
少年「え・・・?」
ドカン!
ミュウツー「・・・!おい少年、大丈夫か・・・!」
ミュウツー「貴様・・・ポケモンを人に攻撃させるなんて・・・!腐っている・・・!」
博士「手段は選ばない、そういうことだ」
ミュウツー「くそ・・・!こんなやつ、私が・・・!!」
少年「だめ、だッ・・・よ、ミュウツー・・・」
ミュウツー「!」
少年「ここでミュウツーが戦っちゃったら・・・ミュウツーが・・・うっ・・・」
ミュウツー「少年・・・だがこのままでは・・・」
少年「ミュウツーが戦っちゃったら・・・ほんとに兵器になっちゃう気がするんだ・・・」
博士「貴様・・・生みの親である私を敵に回すつもりか・・・!」
ミュウツー「お前には感謝している。目的がどうであれ私を作ってくれたこと、ここまで強くしてくれたこと」
ミュウツー「だがお前の子供は反抗期みたいだな」
ミュウツー「お前が親のセンスが皆無、こんな化け物を生み出してしまったことを、後悔するんだ!!」
ミュウツー「すまない少年、いまだけは許してくれ・・・」
カイリュー「・・・!」
博士「効かん!わしのカイリューは強いぞ・・・!」
博士「カイリュー!げきりん!」
カイリュー「・・・!」グオー
ミュウツー「くッ・・・!まだだ!シャドーボール!」
カイリュー「・・・!」グアー
博士「だから効かぬわ!げきりん!」
カイリュー「・・・!」
ミュウツー「ぐはッ・・・!くそ・・・もう・・・!」
「なってやろう、お前の友達に」
「よかったな、おめでとう」
「なら約束だ」
このままだとミュウツーの記憶が消されちゃうのかな・・・
仲良くなって、友達になって、一緒に旅する約束までしたのに・・・
これじゃ全部無かったことになっちゃうよ・・・
そんなの・・・いやだ・・・!
少年「ミュウツー・・・これ・・・使って・・・!」
ミュウツー「少年!?これは私のカイロス・・・」
ミュウツー「わかった・・・相手のカイリューも消耗しているみたいだ・・・」
ミュウツー「カイロスのデビュー戦だ・・・!」
ミュウツー「ゆけっ!カイロス!」
カイロス「ギシャー!」
カイリュー「・・・?」グアー
博士「何をしているカイリュー!はやくしんそくを使わないか!」
ミュウツー「こんらんしているんだよ、自分のポケモンのこともわからないとは、トレーナー失格だな!」
博士「何・・・!?くそッ動け!早く動けカイリュー!」
カイリュー「・・・?」グアー
ミュウツー「運にも見放されてるみたいだな!カイロス!ハサミギロチンだ!」
カイロス「ギシャー!」
カイリュー「!!!」
博士「そんな馬鹿な・・・こんなことが・・・」
博士「くそう・・・もはやこれまでか・・・」
少年「あれ・・・終わったの・・・?」
ミュウツー「大丈夫か?歩けるか・・・?」
少年「うん、平気みたい、そしてミュウツー!初めての勝ちだね!」
ミュウツー「ああ、カイロスもよくやってくれた」
少年「で、このおじさんはどうするの?」
ミュウツー「そうだな、少年の父さん母さんに言って後は任せよう」
少年「わかった、・・・ミュウツーが無事でよかった」
ミュウツー「私も、少年が無事で本当によかった・・・!さあ、帰ろう」
博士「・・・・させるかァ!」
キュイーン・・・バシュウウウン!!!
少年「え・・・・ミュウツー・・・?」
博士「私ももうダメみたいだな・・・ミュウツーは誰にも渡さんぞ・・・ぐッ!」バタン
少年「ミュウツーが・・・石に・・・?」
少年「う、うあああ・・・・!!!」
その後、少年は急いで家に戻り、一通りのことを親に説明して、ミュウツーを助けに親と研究所に向かったのだが、
ミュウツーの石化は博士の作った機械によって石化したみたいで、戻し方はわかってないようだ。
博士のほうは心臓発作で死んでしまったようだ。元から長くはなかったみたいだ。
複雑な心境だった。あの人はミュウツーの戻し方を知ってるのかもしれない
そして何よりも目の前で人が亡くなったってのが一番ショックだったのだ
そしてミュウツーはその研究所に放置することにし、研究所は立ち入り禁止になった。
そして10年後
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「先輩!卒業おめでとうございます!」
「ああ、ありがとう。君も元気でね」
「はい!ありがとうございます!」
「にしてもあの先輩すげえよなー。主席で卒業、毎日研究に明け暮れてたみたいだぜ?」
「憧れの先輩だったよね、でも研究内容については教えてくれなかったよね・・・?何の研究していたんだろう?」
「あらおかえり!そして卒業おめでとう!」
「ありがとう。卒業できたのも母さんのおかげだよ」
「あんたの実力でしょ?それで、あの研究はどうなったの?」
「完成したよ、いまからにでもあの研究所に行くつもりだよ」
「そう・・・じゃあ、応援してるからね!この日のためにがんばってきたんだものね」
「大げさだよ・・・それじゃ、いってきます!」
「着いた・・・ミュウツーはどこだっけな・・・」
「いた!・・・ミュウツー・・・」
ミュウツーが石化した時と変わってない、あの時のままのミュウツーがそこにいた。
石になったミュウツーを見ただけで泣きそうになったが、まだ堪えた。
ガサ・・・ゴソ・・・
少年は高校、大学とずっとミュウツーを治すための方法を研究しつづけて来た。
でも医者になる夢も捨てずに、医者になるための勉強も両立してきた。
そして研究の成果が実るときが来た・・・
ギュイーン…
「・・・ん?・・・」
「ここは・・・どこだ?」
「み、ミュウツー!!」
「ああ・・・!やっとミュウツーが・・・!!」
「あの日からいったい何が・・・?」
「えっと、あのとき博士がミュウツーを石化させたんだ。それで父さんや母さんにも診てもらったんだけど治らなくてね」
「それで僕が研究しつづけて、やっと今日ミュウツーを元に戻せたってことなんだよ」
「なるほど・・・それでは、いままでずっと私のために・・・?」
「あたりまえじゃないか!っと、そうだ!僕ね、大学を卒業して医者になったんだ!あの日の約束、覚えてる?」
「ああ、もちろんだ」
「それじゃあミュウツー・・・これからも僕と一緒にいてくれる?」
「もちろん、少年は私のマスター、いや、友達だからな」
イッシュ地方 フキヨセシティ
「やっと、ミュウツーと旅に出る日が来たね」
「そうだな、昨日はずっとワクワクしていた」
「ふふ、ミュウツーも変わったね」
「いってらっしゃーい!ミュウツーも元気でねー!」
「何かあったらすぐに連絡しろよー!」
「ここの飛行機は『ぶっとんでる』ってことで有名だけど大丈夫かな?」
「旅の最初はすこし派手なほうがいいだろう」
「・・・そうだね!」
旅の順番は決めておらず、気まぐれに旅をして困ってる現地の人やポケモン助けることにしてある。
そして、最初に飛行機に降りた場所で、怪我をしたポケモンがいたのを発見した。
このポケモンを治療している途中、初めてミュウツーに会った日のことを思い出した。
でもその答えは、今はミュウツーが知っているんじゃないかな。
「ありがとうございます・・・でも、なんで私たちなんかを治療してくれるんですか?お金も持っていません・・・」
「 目の前で困ってる人やポケモンを見つけたら助けてあげるのがあたりまえだろう? 」
おわり
即興で考えたネタなんで変なところがいっぱいです。
最後のほう投下が遅かったのはネタ切れとおさるさんに規制されていました
それでは!
いい話だった、二人に幸あれ
Entry ⇒ 2012.07.14 | Category ⇒ ポケモンSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
アカギ「ククク……ポケモンでハワイだ…」
神の見えざる力で引き寄せられるかの様に……
とある少年の元へ……!
少年「……」ピラ
チラシ『ポケモンワールドチャンピオンシップス 開催地:ハワイ』
開催地…ハワイ……!
地上に残された唯一の理想郷…ハワイ……!
少年「ククク……」
後にポケモン界を震撼せしめる少年……赤木しげる…
……これがその始まり
アカギ「ククク……ポケモンでハワイだ……」
そして見つける……
棚に陳列された廃人への片道切符……ポケットモンスターBW2
だが……!
アカギ「……」テクテク
アカギ意外にもこれをスルー……!
まさに狂気……!
店を出たアカギが手にしたのは……ポケットモンスター『赤』……!
赤木の……『赤』……!
アカギ「ポケットモンスター赤木」ニヤ
アカギ、無法の一人ボケ……!
ハワイへ行くための第一関門…ジャパンカップ…
上位2名のみが日本代表としてハワイへの切符を手にする狭き門…!
欲望渦巻く幕張メッセに、アカギが降り立った…!
アカギ「……」
このときアカギはポケモンを数分プレイし、
オーキドから「ポケモンを持たずに草むらに入るな」という簡単な説明を受けただけで
ポケモンバトルなど一切知らない、ド素人以前の状態だったという……
アカギ「ああ…」
黒服「では、こちらに必要事項を記入して下さい」
アカギ「はいはい…」カキカキ
このときアカギ意外に素直
男B「ハッサムに交代!」
アカギ「……」ジー
他の参加者の試合を見物するアカギ……
そして……
アカギ「!?」
アカギ、その類稀なる感性で微かな違和感に気付く……!
①なんか過去に自分がプレイしたポケモンより画面が綺麗(白黒じゃない)
②なんかゲームボーイの形が違う(画面二つ)
この二つの符号が意味するものはひとつ……!
荷物をその場に残し席を立つ男……
無用心…!
アカギ「……」スッ
アカギ、ソフトごとDSを奪取……!
これじゃ泥棒……!
アカギ「……」スッ
なんとアカギ自分のGBを荷物へ投入……!
無法の免罪符……!
格差の等価交換……!
アカギ「……」ダッ
一目散にその場を離れるアカギ……人混みの中へ消える……
使用するポケモンを選ぶため、入手したROMを起動……!
『つづきから カイジ プレイ時間999:59』
『5V1Uメタグロス』
『めざ草ニョロトノ』
アカギ「ククク…なるほど……凡夫だ…」ピコピコ
『ラティアス達をまとめて逃しますか?』
アカギ「人をはめることばかり考えてきた人間のボックス…痩せたポケモン…」ピコピコ
『ばいばい ラティオス達』
悪魔…!!
黒服「それではアカギさん、スタンバイお願いします」
アカギ「ああ……」
結局アカギが選んだポケモンは
『スピアー』
『クイタラン』
『ゴローニャ』
『リーフィア』
『バイバニラ』
『カモネギ』
ゴミ……!!
アカギの初バトル……
アカギの前には最初の供物…生贄…
黒沢「よろしくお願いします」
アカギ「よろしく……」
黒服「それでは、バトル開始!」
ついに始まる…最強伝説アカギ……!!
アナウンス『ピンポンパンポーン』
アナウンス『伊藤カイジ君のDSを見つけた方は至急係の者へお知らせ下さい』
蓋を開けてみればアカギ怒涛の16連勝……!
参加者100万人を押し退け、決勝進出……!
この時点でハワイ確定……!
アカギ「……」ニヤ
アカギうれしそう…!
しかしここで不可解な疑問……
何故あのゴミポケ共でアカギはここまで勝ち残れたのか……?
黒服(実況)「いやーアカギ君のバイバニラはすごいですねー」
黒服(解説)「はい。なんせ先制の爪の発動率と絶対零度の命中率がここまで10割ですからねー」
狂気の沙汰……!!
黒服「準備はいいですか?」
カイジ「ああ…始めてくれ…」
アカギ「いつでもどうぞ…」
黒服「決勝戦!赤木しげるvs伊藤開司!ファイッ!」
テレレレレレレレ…
アカギ画面『えんどう が しょうぶ を しかけてきた !』
カイジ画面『カイジ が しょうぶ を しかけてきた !』
カイジ「!?」
アカギ「ククク…どうしました…『えんどう』さん…」
カイジ「これ…これは俺の……!」
黒服「何をやっているんだ!離れろ!」ガシ
カイジ「こいつ…盗んだんだ…!俺のROMを…今日のために地下でコツコツ育てた俺のポケモン達を…!」
ざわ… ざわ…
試合一時中断…!
アカギのROMを調べるカイジと黒服……
カイジ「いない…!俺のメタグロス…バンギラス…!マルチスケイルカイリューも…!」
カイジ「半分以上逃がされてやがる……!」
アカギ「ククク…元々これは俺のROM…最初からそんな奴らはいなかったのさ……」
白を切る悪魔……!
黒服「相手の戦術を盗み見る行為と見なし、カイジ、お前を失格にするぞ!」
カイジ「ふ…ふざけるなよ…!戦争だろうが…」
カイジ「疑ってるうちはまだしもそれを口にしたら…戦争だろうがっ…!」
アカギ「あらら…」
カイジ「俺は育て屋に6vメタモンとロトムを預けている…!」
アカギ「?」
黒服「ふむ、それが確認出来れば、これがお前のROMだと認めて」
黒服「アカギを失格にする!」
アカギ「!」
このときアカギに電流走る…!
カイジ「あ」
刹那…ROMを奪い取るアカギ…そして……!
パ キ ッ
カイジ「あ…ああ~~~~~…!」
アカギ…ROMを割る…!!
違法ダウンロードのことではない…!
物理的にROMを割る暴挙……!!
物理割れ厨……!!
アンタ鬼や
どっちにしろ失格じゃねーかwwwww
アカギ掴む…失格を躱す無法の理…!
黒服「カイジ選手!不戦勝!」
勝負有り……!
優勝カイジ
準優勝アカギ
二人揃ってハワイへ……!
黒服「Congratulation…!」
黒服「おめでとう…!」
黒服「おめでとう…!」
すべてのポケモントレーナーに……おめでとう……!
第一部 ジャパンカップ編 完
第一部wwwww
改造じゃ大会には出られんし
トリックなどない・・・!
10割の秘訣・・・それはアカギの持つ天運・・・・・・!
ここはその開催地…常夏の楽園ハワイ……!!
今、その大地に二匹の魔物が降り立った……
カイジ「ついたぞ…ハワイだ…!」
アカギ「……」ウキウキ
優勝賞品のBW2を二人で分け合い、今日までポケモンを語らい…共に励む仲…
カイジ「まずは…ホテルへ向かおう…!」
アカギ「……」ウン
カイジ「俺達の試合は明日だ…それまで自由行動にしよう…!」
アカギ「……」ヤッタ
アカギと別れたカイジ……部屋に篭り最後の調整……
戦術の推敲……勝利への飽くなき執念……!
一方アカギ……猛ダッシュでビーチへ……
無表情でハシャギ狂う……自己の開放……!
ポケモンワールドチャンピオンシップス…当日……!
がっ…!
カイジ「あいつ…どこにもいねぇ…!」
カイジ「俺のROMを持って…どこかへ消えやがったっ…!」
アカギ消失……!
カイジのROMもろとも消失……!!
覚めない悪夢……疑心に満ちる心……
カイジ「…はっ!ひょっとして…もう会場に向かったんじゃ…!」
カイジ藁をも掴む思いで会場へ……
カイジ「はぁ…はぁ…」
会場の隅々まで探索するすカイジ……だがっ……!
カイジ「うっ……ううっ……」ボロボロ
遂にアカギ現れず…!
それもそのはず……何故ならアカギは……!
アカギ「ククク…」ビュイーン
ここ……!!
飛行機の中……!!
日本へ帰る飛行機の中……!!
勉強、仕事を返上し、卵を産み続けた大きいお友達…
そんな彼らが、夢焦がれたポケモンワールドチャンピオンシップス…
ポケモンファン夢の舞台……それを……
あろうことか放棄……!!
常軌を逸したドタキャン……!!
アカギ「クク…どうするんだ…この木刀…」ブンブン
アカギ機内でお土産の木刀を振り回す……!
迷惑……!
それが達成されれば…ポケモンバトルなど用済み……!
しかし……
アカギ「ポケモン…面白い……狂気の沙汰ほど面白い……!」ピコピコ
アカギ、ポケモンを気に入る……
機内でプレイ……音量MAX……
迷惑……!
アカギ「へぇ…6vか……」ピコピコ
ポケモンはその面白さ故…幾人もの人生を喰い物にしてきた魔物……
例えばアカギがポケモンではなく……麻雀……!
仮に麻雀に興味を示していたのなら……
アカギは間違いなく、裏社会の伝説として君臨したであろう……!
ポケモンが麻雀界の逸材を奪ったのだ……!
アカギ「今度は素早さ逆vか……」ピコピコ
アカギ「?」ピコピコ
少女「き、機内でそんな大音量でゲームをしたら、他のお客さんに迷惑ですっ!」
注意されてしまったアカギ……
アカギ「あらら…」パタン
このときアカギ以外に素直……
少女「え…?」
アカギ「やるよ……」グイグイ
なんとさっきまで遊んでいた自分のROMを差し出すアカギ……!!
少女へのサプライズプレゼント……!
常人には理解不能……!!
困惑する少女……
アカギ「俺はROMをもう一つ持ってるから……」
微妙に会話が噛み合わないアカギ……
しかもそれはカイジのROM……!
少女「で…でも」
少女姉「おーい、咲!何をしている、早くこっちに来い!」
咲「あ、お姉ちゃんが呼んでる…」
咲「……」
咲「じゃあ、このゲーム貰ってくね……」
咲「ありがとう……」タッタッタッ
アカギ「ククク……」
後に咲と呼ばれたあの少女は…ポケモン界で『魔王』の称号を手にし……
アカギの前に立ちはだかる……!
アカギがそのことに気付いていたかは定かでは無い……
もし、咲がポケモンではなく麻雀を好きになっていたら……
間違いなく麻雀界の魔王となっていたであろう……
ポケモンが麻雀界の逸材を奪ったのだ……!
カイジ「くそっ…くそっ…何で俺ばっかり…こんな目に……!」ボロボロ
カイジ号泣……
人目も憚らず大の大人が号泣……
たかがゲームごときで号泣……
これには現地のハワイアンも失笑……
ハワイアン「HAHAHA!」
カイジ「あっ…あんたは……!」
まさに僥倖……!
カイジの前に現れた人物……
それは……!
ジュンイチロー「そんなに泣きじゃくって、どうかしたのか?」
カイジ「小泉ジュンイチロー元総理……!」
それはまさに各国の威信をかけて戦う場所……戦場……
当然応援に来る…各国のお偉いさん……!
カイジ「……!……!」カクカクシカジカ
事のあらましを説明するカイジ……
ジュンイチロー「話は分かった…」
ジュンイチロー「カイジ君、君にこれを託そう」スッ
カイジ「こ…これはっ……!」
手渡された『真っ白』なROM……
ただのポケットモンスターホワイトではない……
総理専用ROM…ポケットモンスター『純白バージョン』……
その名も『ポケットモンスタービギニングオブザコスモス』……!
カイジ感涙……
カイジ「ありがとうございます……ありがとうございます……」ボロボロ
ジュンイチロー「もう泣くなカイジ君。君は国民の期待を一身に背負った戦士(ポケモン廃人)だろ」
カイジ「はい……!」ボロ…
ジュンイチロー「さあ行け!世界に日本男児のポケモン魂をしらしめてこい!」
カイジ「はい……!」タッタッタッ
カイジ駆ける…未来はカイジの手の中……!
波乱に満ちたポケモンワールドチャンピオンシップスは
カイジの優勝で幕を閉じた……
小泉ジュンイチロー元総理……
彼も本来なら麻雀でライジングサンとかをしていたはずの人物……
ポケモンが麻雀界の逸材を奪ったのだ……!
そしてその運命に翻弄された麻雀界の逸材(になる予定だった人)達の物語……
後に語られる狂気のポケモンバトル……
雀卓を囲んだアカギ・カイジ・咲・ジュンイチローによる狂気のポケモンバトル……
その行く末を、このときアカギ今だ知らず……!
おわり
乙
なかなか面白かったぜ
Entry ⇒ 2012.06.16 | Category ⇒ ポケモンSS | Comments (1) | Trackbacks (0)
エリカ「お久しぶりです、レッドさん」
レッド「……」
エリカ「ゴールドさんに聞かなければずっと探し続けてました」
レッド「…………」
エリカ「なにも言ってくださらないのですね」
レッド「…… …… …… ……
…… …… …… ……」
エリカ「バトル……でもしましょうか」
エリカ「モンジャラお願いします」
レッド「……」
ピカチュウのあまえる!モンジャラの攻撃ががくっとさがった
エリカ「それでも電気タイプの技は効きにくいのですからなんとかここは……」
ピカチュウは倒れた!
レッド「……」
エリカ「ですが、ここまでですね」
レッドはリザードンをくりだそうとしている!
エリカ「あらあら……」
レッドはリザードンをくりだした!
エリカ「モンジャラ、ウツボット、ワタッコ、キレイハナ……」
エリカ「みんな、ごめんなさい」
モンジャラは倒れた!
リザードンの火炎放射!
ウツボットは倒れた!
リザードンの火炎放射!
ワタッコは倒れた!
リザードンの火炎放射!
キレイハナは倒れた!
エリカは目の前が真っ暗になった!
……
エリカ「また来てしまいました」
レッド「……」
エリカ「なにか言ってください」
レッド「…………」
エリカ「バトル……ですか」
レッド「…… …… …… ……
…… …… …… ……」
…………
……
エリカは目の前が真っ暗になった!
…… …… …… ……」
エリカは目の前が真っ暗になった!
レッド「…… …… …… ……
…… …… …… ……」
エリカは目の前が真っ暗になった!
レッド「…… …… …… ……
…… …… …… ……」
エリカは目の前が真っ暗になった!
レッド「……」
エリカ「女の子が山を登るなんて大変なことなんですよ?」
レッド「……」
エリカ「私の服装って動きにくいんです」
レッド「…… …… …… ……
…… …… …… ……」
エリカ「はい、お相手いたします」
エリカはモンジャラをくりだした!
エリカ「私、色々と考えたんです」
ピカチュウのあまえる!モンジャラの攻撃ががくっと下がった!
エリカ「私、賭け事とか嫌いなんですけど」
モンジャラのねむりごな。ピカチュウは眠ってしまった!
エリカ「でも、今回だけは引けません」
エリカはウツボットをくりだした!
レッド「……」
エリカ「ピカチュウ、ごめんなさい」
エリカ「何度も何度も倒してごめんなさい」
ピカチュウは倒れた!
レッド「……」
エリカ「……」
レッドはリザードンをくりだそうとしている!
エリカは目の前が真っ暗になった!
ピカチュウは倒れた!
レッドはリザードンをくりだそうとしている!
エリカは目の前が真っ暗になった!
…………
……
エリカはウツボットをくりだした!
ピカチュウは倒れた!
レッドはリザードンをくりだそうとしている!
エリカは目の前が真っ暗になった!
レッド「……」
エリカ「覚えていませんか?」
レッド「……」
エリカ「私はちゃんと覚えてます。これで28回目」
エリカ「貴方に会いに来たんです」
ピカチュウのあまえる!モンジャラの攻撃ががくっとさがった!
モンジャラの眠り粉!ピカチュウは眠ってしまった!
エリカはウツボットをくりだした!
ピカチュウは倒れた!
レッドはエーフィをくりだそうとしている!
エリカ「!」
エリカ「くさタイプはほのおタイプに弱い。常識です」
エリカ「でも、どくタイプはエスパータイプにも弱いですよね?」
エリカ「モンジャラじゃダメだったんです」
エリカ「ウツボットはくさ・どくタイプですから」
エリカ「さぁ、おいで。イーブイ」
レッドはエーフィをくりだした!
エリカ「タマムシのマンションで手に入れたイーブイ」
エリカ「こんなに強くなったんですね」
エリカ「でも、イーブイ……いいえ、エーフィ」
エリカ「あなたはこのままでいいのですか?」
エーフィはいうことをきかない!エーフィはそっぽをむいている!
エリカ「正直ですね、ポケモンは」
エリカ「ごめんなさい。今は倒れてください、エーフィ」
エーフィ「ピカチュウによろしくね」
エーフィは倒れた!
レッドはリザードンをくりだそうとしている!
エリカ「一歩前進です」
エリカは目の前が真っ暗になった
レッド「……」
エリカ「返事ぐらいしてくれてもいいじゃないですか」
レッド「……」
エリカ「もう……拗ねちゃいますよ?」
レッド「…… …… …… ……
…… …… …… ……」
エリカ「では、いきます!」
エリカはモンジャラをくりだした!
ピカチュウのあまえる!モンジャラの攻撃ががくっと下がった!
モンジャラの眠り粉。ピカチュウは眠らなかった!
エリカ「あらあら」
ピカチュウはいうことをきかない!ピカチュウのあまえる!
エリカ「ピカチュウもレッドさんについていけないと言ってますよ」
レッド「……」
エリカ「もう……バトルは結構でしょう」
エリカ「あなたはいつから強さのみを追い求めるようになってしまったのですか?」
エリカ「マサキさんに無理を言ってあなたのボックスを見させていただきました」
エリカ「メタモンと卵ばかりで……」
エリカ「オーキド博士に聞いたら図鑑は230匹ほどとの事」
エリカ「ほかのポケモンはどこへ行ったのですか?」
エリカ「ですが、それでもまだそのピカチュウやエーフィを使っているのは……」
エリカ「貴方がポケモンマスターを目指した頃の気持ちを忘れていないからでしょう?」
レッド「……」
エリカ「はい」
レッド「強くなれば全てのポケモンを守れると思った」
レッド「強くなれば悪いことに使われるポケモンを救えると思った」
レッド「だから強くなった」
レッド「ジムで勝った。ポケモンリーグでも勝った」
レッド「グリーンにも勝った」
レッド「それでもすべてのポケモンは救えなかった」
レッド「強さが足りなかったんだ」
レッド「だからシロガネ山に来た。ここなら強くなれると思った」
レッド「でも、どこまで強くなればいいのか分からなかった」
レッド「たまに来るトレーナーと勝負をした。勝った」
レッド「強くなった。そう思った」
レッド「山をおりた」
レッド「でも、少し人が多いところに行けばポケモンを使った悪事があった」
レッド「バトルをした。倒した」
レッド「そこで気がついた」
レッド「そもそも人がポケモンを使っていること自体がおかしいということに」
エリカ「そう……ですか」
レッド「ボックスのポケモンは殆ど逃がした」
レッド「強くなるために必要なものだけを残して」
レッド「だけどそれもエゴだった」
レッド「個体の厳選はかなり前にやめた」
レッド「でも、ポケモンセンターに行く機会がなくてメタモンを逃がしてあげられてないけどね」
レッド「そう。でも、ピカチュウもエーフィも愛想をつかしちゃったみたいだけど」
レッド「いや、カビゴンもフシギバナもリザードンもカメックスも実際はそうなのかもしれない」
レッドはエーフィ、カビゴン、フシギバナ、リザードン、カメックスをくりだした!
レッド「さぁ、みんな。好きなとこに行くといい。もう誰も命令しない」
エリカ「……それは違うと思います」
エリカ「ポケモンの幸せとはなんでしょう?」
レッド「それは自由なこと。誰にも利用されることがなく」
エリカ「そうでしょうか?」
レッド「そうだと思います」
エリカ「それは違うと思います。トレーナーと一緒にいることが幸せなポケモンもいます」
レッド「良いトレーナーの場合はね。僕はそうじゃない」
レッド「戦わせて、戦わせて……ずっとその繰り返し」
レッド「良いトレーナーのわけがない」
エリカ「みな、レッドさんが好きなんですよ」
レッド「みんな、遠慮はしなくていいよ。どこへども好きなところへ……」
ピカチュウ「ピカ!ピカピ!」
エリカ「昔からピカチュウは貴方の後ろをずっとついてきました」
エリカ「ボールにいれることもなく……」
エリカ「貴方はそんな優しい心を持っているんです」
レッド「そう……僕の事を好きな人がまだいたんですね」
エリカ「はい。私だけじゃないです。ここのポケモンはみんなレッドさんが好きです」
レッド「遅くないですかね?」
エリカ「やり直しは誰でもできます」
エリカ「一度、ゲームコーナーに来てください。すごく治安がよくなったんですよ」
エリカ「いいえ、そこだけじゃない。カントー全体が良くなりました」
エリカ「はい」
レッド「一緒についてきてくれますか?」
エリカ「是非」
レッド「おりよう、シロガネ山を」
エーフィ、カビゴン、フシギバナ、リザードン、カメックスは引っ込んだ!
エリカ「ポケモン自ら……」
レッド「ありがとう……」
ピカチュウ「ピカ?」
レッド「ピカチュウ……一緒に行こう!」
ピカチュウ「ピカピ!」
レッド「困った……」
エリカ「どうしたのです?」
レッド「空を飛ぶを覚えているポケモンがいない」
エリカ「あらあら」
レッド「遠いけど、歩いていこうか」
エリカ「わかりまし……あら?」
バサバサッ
レッド「ピジョット?」
エリカ「前にレッドさんがお持ちになっていたポケモンですね」
レッド「乗せていってくれるみたいだ」
レッド「本当にありがとう」
エリカ「着きました」
レッド「ありがとう、ピジョット」
エリカ「ゲットはしないのですか?」
レッド「え?」
エリカ「ピジョットも一緒にいたいのでは?だから逃げずにずっと待っているんですよ」
レッド「そうか。それじゃあ、ピジョットまたよろしく頼むよ」
おめでとう!ピジョットをつかまえた!
レッド「活気があるね」
エリカ「はい」
男「うーっす、過去のチャンピオン!」
レッド「久しぶり」
男「もうアドバイスする事はない!ポケモンを信じて突き進め!」
レッド「……うん!」
エリカ「ふぅ、私の旅もこれでおしまいですね」
レッド「ありがとう、エリカさん。エリカさんがいなかったら僕はずっとあそこでみんなに心配をかけ続けていた」
エリカ「いえいえ、これもひとえに愛がなせる技です」
レッド「じゃあ、一度マサラタウンに戻るよ」
エリカ「はい」
レッド「色々とやることがあるから遅くなるけど、また来るよ」
レッド「だから、それまで待っていてください」
エリカ「はい。今度は私が待つ番ですね」
エリカ「あ、そうだ。このわざましんを……」
レッド「これは……。ありがたくいただくよ」
レッド「それじゃあ……」
エリカ「いってらっしゃい」
レッド「久しぶりだな」
グリーン「お!レッドじゃねーか!久しぶり!」
レッド「うん」
グレーン「なんだなんだ。うんしか言わねーとか。もっと言うことがあんだろ」
レッド「うん……」
グリーン「ま、そんな事はいいや。ポケモン勝負しようぜ!」
レッド「うん!」
レッド「いけ!ピカチュウ!」
グリーン「さっさとライチュウに進化させろよ!」
レッド「ずっとピカチュウはピカチュウのままだよ」
グリーン「そうかよ!サンダース!でんこうせっかだ!」
レッド「ピカチュウ!おんがえしだ!」
ピカチュウ「ピカ!」
END
乙
おつおつ
なんでラブラスなんだ
エーフィさんはクビになった
Entry ⇒ 2012.06.03 | Category ⇒ ポケモンSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
エリカ「タマムシはいかがですか?」カミツレ「良いところね」
スタッフ「ハイ。終わりでーす」
カミツレ「お疲れ様」
スタッフ「カミツレさんお疲れ様です」
カミツレ「ええ。お疲れ様」
スタッフ「カミツレさん。次の撮影場所決まりました」
カミツレ「どこなの?」
スタッフ「カントー地方のタマムシシティです」
カミツレ「カントー?」
スタッフ「はい」
スタッフ「さ、さあ……僕も良くわからなくて……」
カミツレ「そう……いつから?」
スタッフ「えっと……明後日には飛行機でカントーに行きますね」
カミツレ「ジムは……お休みにしとかないと」
スタッフ「思ったんですけどカミツレさんってマネージャーさんっていないんですか?」
カミツレ「秘密。じゃあお疲れ様」
スタッフ「おつかれさまでーす」
カミツレ「……というわけなの」
フウロ『へぇ〜カントーに行くんだ。お土産お願いね』
カミツレ「……何が名物なの?」
フウロ『えっと……さ、さぁ?』
カミツレ「……と、まあしばらくいないから」
フウロ『もしかしたら向こうで会えるかもね』
カミツレ「フウロも行くの?」
フウロ『配達で……だから仕事で行くから楽しめないんだよ』
カミツレ「ああ」
カミツレ「……」キョロキョロ
カミツレ「……カントー地方って思ったより田舎ね」
カミツレ「と、思ったけどヤマブキシティってところは随分と都会」
スタッフ「あ、カミツレさんこっちです」
カミツレ「あ、良かった」
スタッフ「えっと……ここがヤマブキシティなんで西に行くとタマムシシティがあるので行きましょう」
カミツレ「はぁ……撮影は?」
スタッフ「そうですね……明後日ですね」
スタッフ「明日はですね……練習を」
カミツレ「練習?」
スタッフ「ハイ。雑誌でカミツレさんに着て欲しい服装で和服がアンケートで1位だったので」
カミツレ「そうなんだ」
スタッフ「ハイ。だからタマムシシティのジムリーダーエリカさんに着かたを教えてもらってください」
カミツレ「……着させてもらえば」
スタッフ「ライモンでもショーとかやると着て欲しいとか言われると思いますよ。その時自分で着れたら素敵とかなんとか」
カミツレ「なんとかって……」
スタッフ「まあ上の話で……」
カミツレ「そう」
スタッフ「じゃあホテルはここですので、今日はこれで自由行動です」
カミツレ「わかったわ」
スタッフ「明日は朝8時からお願いします」
カミツレ「わかった。じゃあちょっと散策してくるわ」
スタッフ「わかりました。あんまり遠くに行かないでくださいよ。迷子になっちゃいますよ」
カミツレ「大丈夫大丈夫」フリフリ
カミツレ「あ、あれ?」
カミツレ「こっちはさっき通った」スタスタ
カミツレ「こっちは自転車がないと言われた道だし……」スタスタ
カミツレ「……ちっ地図があったの思い出したわ!」ガサガサ
カミツレ「……」ジー
カミツレ「……どの方向が北なのかしら?」ムムム
カミツレ「こっち? いや、あっち?」
???「まぁ、ここでは見慣れない方。どうかしましたか?」
???「そうでしたの? では、一緒に行きましょう」
カミツレ「貴女も?」
???「いえ、でも案内した方が迷子にならないでしょう?」
カミツレ「ぐ…」
???「さあさあ、行きましょう」
カミツレ「はい」
???「うふふ」
???「……」スタスタ
カミツレ(……あれが和服)
カミツレ(じゃあ、あの人が明日教えてくれる人かな?)
???「……? 何か?」
カミツレ「あ、いえ……えっと……いつも和服を着ているんですか?」
???「そうですね……ごく稀に和服以外のも着ますわよ」
カミツレ「そうなんですか」
???「はい♪」
???「……」スタスタ
カミツレ(はっ、話が続かない)
???「あ、ここですわね」
カミツレ「あ、本当だ。どうもありがとう」
???「いえいえ、どういたしまして。ではわたしは明日の準備があるので」
カミツレ「明日何か?」
???「イッシュ地方のカミツレさんに着物の着方を教えて差し上げますの。だから着物の準備をしておかないと……」
カミツレ「……そっ、そうなんですか」
???「では、また会えるといいですわね。さようなら」フリフリ
カミツレ「さっさようなら」
カミツレ「……ばっばれてないよね?」
カミツレ「……」ドキドキ
スタッフ「あれ? 緊張してます? リラックスしていいですよ」
カミツレ(昨日の事で緊張してるのよ)
スタッフ「あ、エリカさん来ました」
カミツレ「!」ピクッ
スタッフ「あ……はい。じゃあお願いします」
エリカ「はあーい。今日は良い天気ですね……あら?」
カミツレ「……きっ昨日はありがとう」
カミツレ「……」
エリカ「ああっ! 昨日の迷子の方! まあ、気付きませんでしたわ」
カミツレ(そりゃ変装してたし)
エリカ「では、改めましてわたくしタマムシジムのジムリーダーと今日の和服の着方の指導をするエリカですわ」
カミツレ「どうも……ライモンジムリーダーとモデルのカミツレです」
エリカ「カミツレさんってあのカミツレさんですわよね?」
カミツレ「? おそらく」
エリカ「まぁ! 後でサインもらえます? ジムトレの方がファンなんです」
カミツレ「それくらいなら……」
エリカ「まあ優しいお方」
カミツレ(どういう人か予測がつかない)
エリカ「実はですね。カミツレさんってモデルのお方とは知っていたのですがどういう色や柄が合うのか全然が付かなくて……」
カミツレ「付かなくて?」
エリカ「とりあえず、用意出来るだけ用意してきましたの」
エリカ「カミツレさんはどういうのが良いのでしょう? これですか?」
カミツレ「えっと……」
カミツレ(たくさんあり過ぎて……選べない)
エリカ「どれも同じレベルですよ」
カミツレ「……じゃあ私は電気タイプ専門だから黄色とかが良いかな」
エリカ「黄色ですね……ではこれとか如何ですか?」
カミツレ(なんかファッション店の店員さんみたい)
カミツレ「良いと思います」
エリカ「じゃあこれにしましょう」
カミツレ「ハイ…」
エリカ「……そんなに緊張しなくても良いんですよ」
ガタッ
エリカ「……! ワタッコ、眠り粉」
カミツレ「え?」
ワタッコ「いしいおめあたわ」ファサー
バタバタバタリ
エリカ「……」スタスタ
ガラッドサッ
カスミ「ZZZ」
ナツメ「ZZZ」
エリカ「まあ、お2人ともいけませんわね」
エリカ「同じくジムリーダーのカスミさんとナツメさんです」
カミツレ「なんで?」
エリカ「きっとカミツレさんに会いたくて来たのでしょう。ささ、着物の着付けを早く行いましょう」
カミツレ「えっとまずは何から…」
エリカ「えっとですね……まずはこれを……」
―――――
――――
―――
――
―
エリカ「一応これで着付け方は以上ですわ。お疲れ様です」
カミツレ「……そう…なの?」
エリカ「はい。後はカミツレさんが練習して頂ければ手が覚えてくれますわ」
カミツレ「そう…」
エリカ「……あ、もうこんな時間」
カミツレ「あ……本当だ」
エリカ「カミツレさん、わたくしでよろしければ一緒にご飯でも如何ですか?」
カミツレ「……お言葉に甘えて」
エリカ「そうなのですか」
カミツレ「でもどっちも楽しいから続けてられるの」
エリカ「まあ……ところでいつイッシュにお帰りに?」
カミツレ「えっと……まだなんとも明日は撮影だし……あ、エリカさんも一緒に撮影参加しませんか?」
エリカ「え? でもわたくしは他の服なんてあんまり……」
カミツレ「えっと和服でさ……その一緒に共演なんて……」
エリカ「でも……ジムの方が……」
カミツレ「う〜ん。じゃあえっとまだ私着付けが不安だから……そういうことで……出来ないかしら?」
カミツレ「……ダメかしら?」
エリカ「なんという名案でしょう。カミツレさん凄いですわ」
カミツレ「」ズルッ
エリカ「どうかしましたか?」
カミツレ「……あ、あははは。ありがと。大丈夫、なんでもないから」
エリカ「カミツレさんって可笑しな方ですわ」クスクス
カミツレ(エリカさんの方だけどなぁ)
カミツレ(エリカさん遅いなぁ)
スタッフ「カミツレさんいいですか?」
カミツレ「もうちょっと待って……エリカさんが……」
スタッフ「でも時間押してて……」
カミツレ「……ちょっと行ってくる」ダッ
スタッフ「あーちょっと……カミツレさーん!」
カミツレ「伸ばした分遅くまでやるからー!」タタタ
スタッフ「えー」
じいさん「……」ジー
カミツレ「邪魔! エモンガ!」
エモンガ「がんもえー!」バチッ
じいさん「ぬわーーーっ!!」
カミツレ「……とりあえず、この人はジュンサーさんに任せるとして」
カミツレ「エリカさんは……いるけど……」
カミツレ「直接行った方が早いわね」
ウィーン
挑戦者「じゃあバッジくれ」
エリカ「それはいけませんわ。ジムバッジは……」
挑戦者「それは聞いたよ。でも昨日待ったんだから勝負してくれよ。ドタキャンとか聞いてないぞ」
エリカ「ですが……わたくしにも時間が」
挑戦者「ジムリーダーがサボりかよ」
カミツレ「エリカさん!」
エリカ「カミツレさん」
カミツレ「これは?」
カミツレ「……しちゃえば」
エリカ「え?」
カミツレ「だってその人だけなんでしょ」
エリカ「どうなのですか?」
ジムトレ「そうですね。その人だけです」
カミツレ「じゃあパパッと終わらしちゃってよ」
エリカ「……本当に申し訳ありませんわ」
カミツレ「私は言い訳しておくから」
エリカ「お願いします……ではポケモンバトルと行きましょう」
挑戦者「……なんかサーセン」
挑戦者(あの人、モデルのカミツレさんだよな?)
エリカ「いえいえ、待たしておくのもまた悪い事なんですから……」
カミツレ「えっと……あれ? ちょっとごめん。着付け方わかんなくなっちゃった♪」テヘッ
スタッフ「え〜でも見た目は完璧な気がするんですけど……」
カミツレ「完璧に着こなさないとモデル失格よ」
スタッフ「しかしですねぇ〜」
エリカ「こんにちは」
スタッフ「あ、どうも。実はですねカミツレさんが……」
カミツレ「出来た」
スタッフ「ええっ! さっきはまだ……」
カミツレ「これで良いわよね?」
エリカ「はい。バッチリですわ」
スタッフ「あ、じゃあこちらが撮影場なので……お願いしまーす」
エリカ「きっ緊張しますわね」ドキドキ
カミツレ「そんなに緊張しなくても良いんですよ」
エリカ「そうですわね……あら? 昨日聞いたような」
カミツレ「ふふふ。昨日のエリカさんの台詞」
エリカ「まあ」クスクス
スタッフ「じゃあおねがいします。ポーズは……」
カミツレ「お疲れ様。今日はありがとう」
エリカ「いえ、朝の方が申し訳ありませんでしたわ」
カミツレ「でも予定がなくなった方が良いとおもうから」
エリカ「はい。おかげさまで」
カミツレ「……今日でなんとか撮影終わったからさ、明日はフリーで明後日帰るんだけど…」
エリカ「お早い帰宅ですね」
カミツレ「私もジムリーダーだから」
エリカ「そうでした」
エリカ「良いですわよ。わたくしでよければ」
カミツレ「本当!? ありがとう」ガシッ
エリカ「いえいえ、こちらこそ……イッシュの方とはこう話すのは初めてなもので……」
カミツレ「あ……じゃ、じゃあえっと……」ゴソゴソ
エリカ「何を……」
カミツレ「……電話番号」スッ
エリカ「え?」
カミツレ「電話番号交換しない? また私で良かったら遊ばないかしら?」
エリカ「……」
エリカ「わたくしでよろしいんですの?」
カミツレ「ええ。カントーにはエリカさんくらいしか知り合いがいなくてね」ニッ
エリカ「……喜んで」ニコッ
カミツレ「……って言う事なの」
フウロ『良かったね』
カミツレ「で、お土産なんだけど……」
フウロ『あーじゃあエリカさんのオススメで』
カミツレ「はい?」
フウロ『カミツレちゃん仲良しなら教えてくれるよ』
カミツレ「フウロ」
フウロ『それにカミツレちゃんなら電気玉とか持ってきそう』
カミツレ「……ピカチュウか…」
フウロ『ポケモンならフリーザーがいいなぁ』
カミツレ「え?」
フウロ『じょっ冗談だよ。それじゃあカミツレちゃんお休み』ガチャ
カミツレ「……明日聞いた方が良いわね」
カミツレ「……変装してきたし…周りには大丈夫よね」チラッ
カミツレ「しかし、エリカさん遅いな」
???「だ〜れだ?」ガバッ
カミツレ「ちょっ! エリカさん!?」バッ
エリカ「あら? やっぱりわかっちゃいます?」
カミツレ「あ」
エリカ「うふふ。わたくしは今日はジムをほったらかしてお忍びなのです」
カミツレ「……私服だ」
カミツレ「……いや、完璧。モデルの私が見習うくらい」
エリカ「良かった。では今日はタマムシを案内しますわ」
カミツレ「お願いします」
エリカ「ではまずはデパートから行きましょう」
カミツレ「ああ、そう言えばありましたね」
エリカ「ここで大体の品物が揃いますのよ」
カミツレ「へぇ〜」
へぇ〜
ここは〜
―――――
――――
―――
――
―
エリカ「それで、この建物の地下にロケット団のアジトがありましたの」
カミツレ「……ああ、こっちでもニュースでみたかな」
エリカ「以上ですわ」
カミツレ「ありがとう。楽しかったわ」
エリカ「タマムシは如何でしたか?」
カミツレ「良いところね」
カミツレ「あちゃーそれじゃあ私はこれで」
エリカ「カミツレさん」
カミツレ「ん?」
エリカ「もしわたくしがライモンシティに行くことになったら……案内してくださいね」ニコッ
カミツレ「ええ……必ず」グッ
エリカ「ではごきげんよう」フリフリ
カミツレ「バイバイ」フリフリ
カミツレ「そう」
フウロ「……う〜ん。これ生ものだよね」
カミツレ「生け花ね」
フウロ「……う〜ん。カーゴサービスに飾っとくかな。ありがと」
カミツレ「それじゃあ私は帰るからジムもあるし」
フウロ「お疲れ〜カミツレちゃん」
カミツレ「お疲れ」
スタッフ「おつかれさまで〜す」
カミツレ「お疲れ様」
スタッフ「カミツレさん凄いですよ。あのツーショットが写ってるファッション雑誌」
カミツレ「へ〜」
スタッフ「で、今度もまたロケで撮影して欲しいんですよ」
カミツレ「どこ?」
スタッフ「ジョウト地方です」
カミツレ「ジョウトかぁ……」
カミツレ「まあお疲れさま」
スタッフ「お疲れ様でーす」
カミツレ「……ジョウトねぇ…」
カミツレ「でも面白うそうだし」
カミツレ「モデルとしても頑張るかな」
カミツレ「さーて帰ってエリカさんと電話しよっと」
終わり
やっぱり難しいや
出来ればジョウト、ホウエン、シンオウとカミツレさんを連れてその地方キャラと絡ましたかった
読んでくれた人ありがとうございました
エリカさんの私服はポケスペみたいな服装で
Entry ⇒ 2012.04.29 | Category ⇒ ポケモンSS | Comments (0) | Trackbacks (0)
フウロ「ハヤトさんってお父さんのポケモン使ってるんですね」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1333677068/
ハヤト「何か言いたそうだな、遠慮はいらないよ」
フウロ「どろかけって誰に打つんですか?イマイチ見えてこないんですよね、弱点のポケモンに打つんですか?(そんな耐久で何ができるの?やばい耐えなきゃ(笑))」
ハヤト「うむ、ずばり火だ」
フウロ「アッハッハハアハハハ」
ハヤト「なにがおかしい!」
フウロ「ギクッ…あーあーあれはその若かったっていうかなんていうか」
ハヤト「サトシ君に負けたんですってね それで心を入れ替えたつもりですか?」
ハヤト「そしてもう一つ 俺は彼のリザードンと戦った、本当に熱い勝負だった」
フウロ「サトシ君ってそんなポケモン持ってたの?戦ってみたいな」
ハヤト「彼の手持ちの中でおそらく最強、あの伝説のエンテイでさえ、リザードンにひるんだそうですよ」
ハヤト「俺の必殺どろかけを笑った君を俺は許さない、すなかけとのコンボそれこそが俺の狙い」
フウロ「だーから何でどろかけとすなかけなの?技スぺもったいないと思わないの?それでもジムリーダーですか?」
ハヤト「フーッハッハハハ 相手が飛行タイプを使ってきたらどうする!そのためのすなかけだ」
フウロ「言っても分からないようですね、アタシがそのすなかけいらないって、言ってるんだから消しなさい」
ハヤト「それじゃあポケモン勝負決めようか フキヨセシティジムリーダーフウロ!顔に泥を塗ってやろう!」
フウロ「絶対負けないから!」
明らかに最強に見えてしまう不思議な存在
ハヤト「うむ、手持ちは2体どちらのポケモンも使用不能になった時点で負けだ」
フウロ「本当の電気対策は電気でぶつかる、カミツレちゃんに教わったのよね!
ハヤト「ちょっと待てよ…めざぱ?お前乱数厨か!」
フウロ「残念でした!アタシは飛行機や電車の中でもポケモンをするぐらい、ポケモンが大好きなの」
フウロ「そしてこの勝負 電気タイプのサンダーがいる時点でアタシの勝ちは確定してるわ、あきらめるなら今のうちよ!」
ハヤト「これだから困る どろかけ すなかけの恐ろしさを今教えてやる」
ハヤト「羽ばたけ!ポッポ!」 フウロ「ぶっとべ!サンダー」
ハヤト「命中率が仇となったな!ポッポすなかけだ!」
フウロ「たまたまよ…次は当てるわサンダーかみなり!」
ハヤト「ポッポォオオオオオオ!!良く頑張った君の砂かけ無駄にはしないよ」
フウロ「どうかしら、これがアタシの実力よ、すなかけ一回でポケモン勝負が変わるほど甘くはないの(命中運ゲ入らなくてよかった)」
ハヤト「羽ばたけピジョン!」
フウロ「だから無駄って言ってるでしょ!サンダーこれで決めて、かみなり!」
ハヤト「よけろ!!絶対に負けられない闘いが今ここにある!」
フウロ「まずいな…かみなり はねやすめ めざパ 熱風さて、どうする…」
ハヤト「ピジョン!急所にかぜおこしだ!」
フウロ「そんな攻撃!が急所に入るわけ…ってサンダー!」
ハヤト「俺のするどいめがあってこそのかぜおこし…相手が伝説だろうが関係ない」
フウロ「サンダー!熱風と行きたいところだけど意地でも当てて見せるわ、かみなり!」
フウロ「ってかみなりのPPが後一回しかない…サンダーならポケセンいいかって思ったんだけどやばいわね」
ハヤト「舐められたものだな 気に入らんPPエイドで6だけ増やせこれは俺がやる」
フウロ「いいって!そんなのなくてもアタシのサンダーが負けるわけないから!」
ハヤト「まったく、ポッポそのままかぜおこしだ!」
フウロ「かみなりを全く見ないでよけた!?」
ハヤト「すなかけの準備だピジョン…」 フウロ「スワンナなみのりで仕留めて!」
フウロ「何で外すのよ!一回のすなかけで!そんなに命中率変わらないでしょ」
ハヤト「ピジョンかぜおこし」
フウロ「また急所…確実に攻めてくる…」
ハヤト「ピジョン続けてかぜおこし連打」
フウロはさらに波乗りをはずしスワンナはダウン
どうするフウロ
ハヤト「ピジョン!急速上昇!」
フウロ「こっちも急速上昇サンダー!絶対当てるわよ命中率70%なんてブッ飛ばせ!か み な り!」
ハヤト「かわせェ!!」
フウロ「はい、終わりー!私の勝ち!ちょっと熱くなりすぎたシャワーでも浴びようっかな、ふぅ」
ハヤト「ちょっと待ちなよ…」
フウロ「え!?なんで!?」
フウロ「フフフ…このパターンはもう知ってるわ、サトシ君とのバトルで経験した」
フウロ「サンダー!70%なんてブッ飛ばせ!か み な り!」
ハヤト「ピジョット!オウム返しだ!」
フウロ「そんな耐久で耐えられるとでも!」
ハヤト「そういう振り方してるんだよ!!」
ハヤト「その時を待っていたぞ!どろかけだ!」
フウロ「しまっ…アタシ馬鹿だどろかけの存在すっかり忘れてた、こんなところで使われるとは」
ハヤト「決めろ!ブレイブバード」 フウロ「熱風で決めて!(お願い絶対当ててこんなところで負けたくない)」
ピジョット戦闘不能 サンダーの勝ち
ハヤト「久しぶりに熱い勝負をしたよ 負けたけど不思議と悔しくない…不思議な気持ちさなんだろうこの気持ち」
フウロ「どろかけとすなかけを馬鹿にしてごめんなさい、やっぱりポケモン勝負ってやってみなきゃ分からないわね」
フウロ「ありがとうハヤトさん」
フウロ「それを使いこなせるのがハヤトさんですよ、次やるときはもっと熱いバトルをしましょう!」
ハヤト「で、サンダーのめざぱのタイプは何なんだい?」
フウロ「タイプはドラゴン!てへへ、なんかかっこいいから入れちゃった」
ハヤト「ハッハハハッハハ」
フウロ「ちょっとハヤトさん!そんなに笑わないで下さいよアタシだってがんばったんだから!本当はめざぱ飛行が欲しかったけど4Vだったからつい」
ハヤト「なんだか君とは気が合いそうだよ、飛行タイプ使いとしてともにがんばろう」
フウロ「はい!ニコッ」
すなかけと目覚めるパワーを抜いてピジョットには熱風 サンダーにはボルトチェンジを入れたのでした
終
なんだこのあっさりは
Entry ⇒ 2012.04.07 | Category ⇒ ポケモンSS | Comments (1) | Trackbacks (0)