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ルルーシュ「シスコンで何が悪い!!」
引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343352446/
スザク「別に兄妹の仲が良いのは悪い事じゃないよ、ただルルーシュは度が越えている…」
ルル「スザァァァアク!!!」
リヴァル「まぁまぁ、落ち着けよルルーシュ」
スザク「そこで僕からの提案なんだけどさ、そのシスコンを改善しない?」
ルル「はぁ…はぁ…改善だと……?これ以上、俺はナナリーに何をすればいいんだ……」
リヴァル(こりゃもう末期だな……中毒者を見てる気分だ……)
スザク「僕なりに色々考えてみたんだけど、ナナリーと別々に暮らすっていうのはどうだい?」
ルル「俺とナナリーが……別々に暮らす……?」
スザク「うん、ナナリーのお世話は咲世子さんができるし…ルルーシュも良い経験になると思うんだ」
ルル「一晩……一晩だけ時間をくれ」
リヴァル「お、おいルルーシュ……そんな死んだような顔をしてまで……」
ルル「いや、いいんだリヴァル……俺も薄々気付いていたよ」
ルル「ナナリーに対する扱いが過保護すぎるとな……」
リヴァル「ルルーシュ……」
スザク「過保護すぎて少し気持ち悪いかな」
リヴァル「おい」
ルル「また明日の放課後だ、生徒会室に集まろう……」
―
―――
――――――
― 放課後 ―
ルル「――――、遅くなって悪いな」
リヴァル「おっ、ルルーシュか……昨日より大分顔色が良くなったなぁ」
ミレイ「昨日、私が居ない間に何か面白い事でもあったの?」
リヴァル「あはは、まぁ色々と深い事情がありまして……」
スザク「それでルルーシュ、結論は決まったのかい?」
ルル「あぁ……スザク、俺は……!!」
ルル「克服のために一人暮らしを始める!!!」
スザク「ルルーシュ……!僕も多少なりとも力になるよ!!」
リヴァル「これで本当に良かったのか……?」
ミレイ「え?え?ねぇ、どういうこと?」
― クラブハウス ―
ルル「ナナリー……すまないが少しの間、離れて暮らす事になる」
ナナリー「そんな……」
ナナリー「…………でも、ちゃんと帰ってきてくれますよね?」
ルル「当たり前だろ、ちゃんとナナリーの元へ戻って来るさ」
ナナリー「はい……寂しいですけど…私、頑張りますね」
ルル「あぁ、俺もちゃんと頑張るから……」
ルル「……咲世子、ナナリーをよろしく頼む」
咲世子「……」ペコリ
ルル「それじゃー俺は部屋の荷物を整理するから……またあとで」
ナナリー「はい」ニコッ
プシュッ
ルル「…………」
ルル「クッ……ナナリーィ……!」ポロッ
C.C.「おい、急に部屋で泣くな」
ルル「黙れ!!」
C.C.「はぁ……それで、住む場所は決まっているのか?」
ルル「あぁ……」ゴシゴシ
ルル「ここのアパートの部屋を貸してもらう」
C.C.「…………まったく、こんな狭い部屋に2人で暮らさないといけないのか」
ルル「…?なにを言っているんだ、お前は留守番に決まっているだろ」
C.C.「……なに?」
ルル「逆に聞くが、どうしてお前を連れていかないといけないんだ?」
C.C.「お前と私は共犯者だろ?」
ルル「あぁ、確かに俺とお前は共犯者だ……が、婚約者でも側近でもなんでもない」
C.C.「まぁ待て、落ち着いて話そうじゃないか」
ルル「俺は十分に落ち着いている、それにこれから荷物をまとめたりで忙しいんだ」
ルル「わかったなら俺の部屋から少しの間出ていろ」
C.C.「お前、私を見捨てるのか?」
ルル「お前の世話は咲世子に任せてあるから心配はいらない」
C.C.「……ふん、勝手にしろ!」
― 一週間後 生徒会室 ―
リヴァル「ルルーシュ、そろそろ一人暮らしも慣れてきたか?」
シャーリー「えぇ!!ルル、一人暮らししてるの?!」
ルル「正確には2人暮らしだが……あの魔女め!!」
シャーリー「え?2人?それって女の人じゃないよね?」
ルル「女だがシャーリーの考えているような関係じゃない、絶対にな」
シャーリー「……ほんとにー?」ジト
ミレイ「でも、"あの"ルルーシュが一人暮らしなんてねー?」ニヤニヤ
スザク「順調なら何よりだよ」
カレン「―――遅くなってごめん!!」
ミレイ「……そうだ!今日は生徒会の皆でルルーシュの家でパーティってのは、どう?」
カレン「……へ?」
リヴァル「あ!いいですね!しましょうよ!」
シャーリー(こ、これはルルと一緒に住んでいる女の人を見れるチャンス!!)
ルル「ま、待て!!俺は良いとは言っていない!!」
スザク「……あ、もしもしピザ○ットですか?…はい、ここの住所にピザを……」
ルル「スザァァァアク!!」
カレン「ねえちょっと、どういう事?」
リヴァル「今日はルルの部屋でパーティだってさー」
ニーナ「……」カタカタ
ミレイ「もちろん、ニーナも来るわよね?」
ニーナ「え……?私は……その……」
シャーリー「ニーナもおいでよ!絶対楽しいって!!」
ルル「だから俺はまだ良いと言ってないだろ!!」
スザク「……はい、はい…マルゲリータで……」
ルル「スザァアアアク!!」
カレン「……とりあえず、飲みものだけ買っておこうかしら」
― ルルの住んでいるアパート ―
スザク「へぇー、ここが新しく住んでるルルーシュの家か」
リヴァル「なんか随分とボロくなっちまったな」
ルル「一時的に住み込むだけだからだよ、あんまり広い部屋でも掃除が大変だからな」
ミレイ「一時的に?っていうか、克服とか言ってたけどなんで一人暮らししてるの?」
シャーリー「私もそれ気になってた!!」
ルル「あぁ、それはまた中で話すよ……」
カレン「あの、飲み物重いんだけど……」
ガチャッ
C.C.「おや?遅かった……ってなんだ、客でも来たのか?」
リヴァル(うおー!!なんかすげー美人!!)
スザク(確かこの人は……ルルーシュと一緒に住んでいる……)
カレン(C.C.……やっぱりか)
シャーリー「あ、あの!!」
C.C.「なんだ?」
シャーリー「る、るるるルルとは、一体どんな関係なんですか?!」
シャーリー(ちゃんと聞いておかないと……!ルルとの関係を!!)
C.C.「ん……ほうほう、なるほどな」
C.C.「ルルーシュ、お前も罪作りな奴だ」
ルル「?」
シャーリー「それで……ルルとの関係は……」
C.C.「私はルルーシュの婚約者だ」
「「「「「……」」」」」
ルル「この馬鹿ッ!!違う!!それは違うぞ!!おいシャーリー!!泣くな!!」
シャーリー「だ、だって……ルルにはもう婚約者が……」
―
――
――――
シャーリー「なんだ……ただの同居人だったの」
シャーリー「って!!男の一人暮らしに女の人が同居してるってダメですよ!!」
C.C.「そこらへんは安心しろ、あいつはまだ童貞だ」
ルル「俺は童貞じゃない!!」
シャーリー「ど、どうッて……!」
ミレイ「あらー?シャーリー、強敵が現れちゃったわね」
ミレイ「それでルルーシュ、どうしてナナリーと別の場所で住んでるの?」
ルル「それはこの間、生徒会室でこんな事があって……」
(回想中)
ミレイ「なるほどねー…ルルーシュのシスコンを直す、か……」
ニーナ「でも、それって無理に直す必要あるのかな……?」
ミレイ「それよそれ!別に直さなくてもナナちゃん大好きー、でいいじゃない」
スザク「会長、ルルーシュのシスコンはもう度を超えてるんですよ」
ルル「…………」
カレン「ちょ、スザク……!」
C.C.「ぷふっ、言えてるな」
スザク「これからナナリーがお嫁に行ったりしたらルルーシュはどうするのさ?」
ルル「お嫁……だと?」
ルル「スザァァアアク!!そんな奴は国外追放、そして生き埋めだ!!」
カレン(うわぁ……)
スザク「ほらね?これはもう妹Loveっていうレベルじゃないよ、病気だ」
ミレイ「ま、頑張りなさいよルルーシュ……寂しくなったらいつでも電話してね☆」
シャーリー「あ!会長ずるい!!ルル、私にも電話してね!!」
ルル「あ、あぁ……ありがとう」
C.C.(……いいのか、お前は?言わなくて)
カレン(う、うるさい!!)
リヴァル「ま、でも今の所離れていても平気そうだしすぐに矯正できそうだな」
ピンポーン
スザク「ピザが来たみたいだね」
C.C.「ピザだと?」
リヴァル「よっしゃ、今日はたくさん食べようぜ!!ルルーシュの奢りらしいし!!」
― 一週間後 生徒会室 ―
ルル「…………」
リヴァル「お、おいルルーシュ?」
ルル「リ、リヴァルか……生徒会室に来るのが早いな」
リヴァル「お前、どうしたんだ?なんか老けたような……」
ルル(……くそっ、まさかナナリーに会えないのがこれほど辛いとはな)
ルル(授業中にノート1Pにナナリーと書いたがそれでも収まらなかった……)
シャーリー「ルル、本当に大丈夫?」
ルル「あぁ……俺は大丈夫だから、今はそっとしておいてくれ」
ルル「…………」
シャーリー「ルル、本当に平気かな……」
リヴァル「体調が悪いだけかもしれないしさ、3日くらいしたらルルーシュも元に戻るだろ」
― 更に一週間後 ―
シャーリー「ちょっとルル!!どうして白髪が生え始めてるのよ!!」
ルル「シャ、シャーリーか……」
リヴァル「おいおい、これは流石に不味いんじゃ……」
スザク「……ルルーシュ、今日は先に帰って寝ていなよ」
ルル「……しかし……俺には生徒会の仕事が……」
スザク「それは僕達でやっておくから、今すぐ帰って布団に入り寝るんだ」
ルル「そ、そうか……じゃあよろしく頼む……」
バタン
スザク「これは何か対策が必要だね……」
スザク「よし、皆揃ったね」
スザク「これより!!第1回『ルルーシュシスコン克服会議』を始めようと思う!!」
カレン「はぁ……また訳の分からない事を……」
スザク「僕の大誤算だったよ……まさかルルーシュがあんな症状になるなんてね」
ミレイ「それで、どうするの?」
スザク「カレンにしか頼めない僕からの提案があるんだけど、いいかな?」
カレン「?」
スザク「カレン、君にはお兄さんが居たね」
カレン「……」
スザク「ルルーシュの!妹になってあげてくれないか!!」
カレン「はぁ?!」
スザク「妹属性を持っているカレンなら、ルルーシュを楽にしてあげられるかもしれない」
カレン「ちょ、ふざけないでよ!!どうして私があいつなんかを……」
スザク「カレン!!これは遊びじゃないんだ!!」
カレン「……」ビクッ
カレン「で、でも私……他の人の妹なんて……」
シャーリー「わ、私じゃダメかな?!」
スザク「……ダメだ、シャーリーにお兄さんは居ない」
ミレイ「羨ましいわねー、ルルーシュの妹になれるなんて」
カレン「ま、待ってください!私はまだやるなんて……!!」
スザク「決まりだね!!」
カレン「ちょっと!!」
― 次の日 ―
ルル「……」フラッ
カレン「ほら、大丈夫?」
ルル「カレン、か……」
カレン(な、なんて言えばいいのよ!!お兄ちゃん?お兄様?おにい?)
カレン(あー、もう!!わからないわよー!!)
ルル「カレン、迷惑を掛けてすまないな……」
カレン「………………しゃ、」
カレン「シャンとしなさいよ!!お兄ちゃん!!」
ルル「……!!」
カレン「…………ルルーシュ?」
ルル「ふ………ふはははははは!!!行くぞカレン!!!」
― 生徒会室 ―
ルル「おはようございます!!」
シャーリー「ルル?!顔色良くなってるじゃない!!」
ルル「ああ、心配を掛けて悪かったな」
スザク「……カレン、成功したんだね」
カレン「も、もう……2度とやらないわよ……」
ルル「カレン!!喉が渇いたりしていないか?!」
カレン「それ、何度目よ?乾いてないから平気」
ルル「そうか!!困った事があったらいつでもお兄ちゃんを頼るがいい!!」
カレン「わ、わかったからあまり大きな声を出さないでよ!!」
ニーナ「……なにがあったの?」
― 一週間後 ―
ルル「うぅ……ナナリー……!」
シャーリー「ちょ、ルル!!早く泣き止んでよ!!男の子でしょ!!」
リヴァル「ルルーシュ、マジ泣きじゃねえか……」
ルル「でもっ……やっぱり俺にはナナリーが……!!」
カレン「ちょっと!スザク!!悪化してるじゃない!!」
スザク「あはは、こりゃ参ったね」
カレン「笑ってる場合か!!」
スザク「……カレン、ルルーシュにもう一度お兄ちゃんと言ってあげてくれないか?」
カレン「ッ……!仕方ないわね……」
ルル「うぅ……!!」
シャーリー「あ、カレン!!」
カレン「コ、コホン……」
カレン「お、お兄ちゃん!!見っとも無いから泣かないの!!」
リヴァル「……なんだかんだ言ってカレンもノリノリだな」
ルル「…………」
カレン「…………」
ルル「……良く考えてみたら、高校生はババアだ」ボソッ
カレン「はぁ!?」
ルル「うぅ……!!ナナリィー……!!」
カレン「ちょっと!!今すごい失礼な事言ったでしょ?!」
ミレイ「あららー、やっぱりナナちゃんじゃないと妹は勤まらないのかしらね」
スザク「妹……そうか!!」
カレン「さっき言った事を前言撤回しなさい!!ルルーシュ!!」
リヴァル「ま、まぁまぁ!少し落ち着けって!!」
スザク「皆!!もしかしたら解決できるかもしれない!!」
ミレイ「え?」
スザク「逆の発想だよ!」
スザク「今、ルルーシュは弱っている……妹がダメなら、支えてくれるお姉さんが必要だ!!」
ミレイ「あ、姉なら年上の私とか?いやー、もう仕方無いわねー!」
シャーリー「こ、今度こそ私が……!!」
スザク「いや、もっと適任の人を僕は知っている……」
ミレイ「……?」
ギルフォード「……との事ですが」
コーネリア「……」
コーネリア「……ギルフォード!!」
ギルフォード「はッ!!」
コーネリア「私は少し用が出来た、しばらくここをお前に任せても平気だな?」
ギルフォード「ご安心を、姫様」
―
―――
―――――
ルル「シスタァー……シスタァー……」
リヴァル「おいスザク、適任が居るとか言ってあれから一週間だけど……」
スザク「大丈夫、あの人なら必ず来てくれるはずさ」
ザッ ザッ ザッ ・ ・ ・
スザク「来たみたいだね……リヴァル、一応背筋を伸ばして立っていてくれ」
リヴァル「?わ、わかった……」
ガチャッ
コーネリア「枢木スザクは居るかぁ!!」
リヴァル(コ、コーネリア総督……!!)
スザク「はい!!お忙しいなk」「そんな話はどうでもいい!!」
コーネリア「私の弟、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアはどこだ!!枢木スザク!!」
リヴァル「ん?ブリタニア?弟?」
スザク「はい!!あそこに座っているのがルルーシュ・ヴィ・ブリタニアです!!」
ルル「ナナリィ……!」
コーネリア「ん?どれだ?」
スザク「あそこで伸びてるのがルルーシュです!!」
コーネリア「な、なんだと……!!」
コーネリア「おい!!しっかりしろ!!ルルーシュー!!!」
ルル「あ、姉上ですか……?」
コーネリア「そうだ!わかるか?!」
ルル「うぅ……姉上……!!」
コーネリア「話は枢木スザクから聞いている……辛かったな」ナデナデ
リヴァル「なぁスザク……あれ、本当にエリア11の総督、コーネリアだよな?」
スザク「そうだけど……」
リヴァル「あと、ブリタニアとか弟とか言ってたけど……」
スザク「そこらへんは聞かない方が良いよ」
―
――
――――
ルル「姉上!今日の晩御飯はうちで食べていってください」
コーネリア「ふはははは、ルルーシュはお姉ちゃんとご飯を食べたいのか?」
ルル「積もる話もたくさんありますからね、今日は色々とお話したいです!」
コーネリア「いいだろう!ルルーシュ!!今日はお前とずっと一緒に居てやろう!!」
ルル「お姉ちゃん!!」ダキッ
コーネリア「ルルーシュ!!」ダキッ
シャーリー「あの……なんで生徒会室に総督が?」
ミレイ「さ、さぁ……?」
カレン「それより今、お姉ちゃんって言わなかった?」
コーネリア「さぁルルーシュ!今日は背中流しから睡眠まで1日付いているぞ!!」
ルル「姉上!流石に背中流しは恥ずかしいです!」
コーネリア「照れるな!!弟の発育を見るのも姉の仕事だからな!!」
シャーリー「ちょ、そんなの絶対ダメ……!」
コーネリア「……何か文句があるのか?」
シャーリー「う……無いです、けど」
コーネリア「決まりだな、では行くぞ!!ルルーシュ!!」
ルル「そういうわけだから、また明日に会おう!皆!!」
ガララッ
ニーナ「な、なんだったの……?一体……」
― 一週間後 ―
ルル「……」
リヴァル「とうとう言葉すら発しなくなったな……」
スザク「これは重傷だね……」
ルル「…………」
シャーリー「ルル?平気?」
ルル「…………」
スザク「さて、どうするか……」
カレン「どうしてあのおばさんが良くて、私がダメなのよ……」
ミレイ「まだ言ってるの?」
スザク「そろそろ、ナナリーに会わせても良いと思うんだけど……」
ルル「それは本当かっ……!!スザク!!」
ナナリー「お兄さま……!!」
スザク「ナナリー!!どうして!!」
ナナリー「ごめんなさい!!その、やっぱり寂しくて……」
ルル「あ……あぁ……」
ナナリー「お兄さま?」
ルル「ンナナリィィイイイイイイイイ!!!!!」
ナナリー「きゃあ!!」
ルル「良かった……本物のナナリだー……!」クンクン
ナナリー「も、もう……くすぐったいですよ」
― 次の日 ―
ナナリー「うふふ」
ルル「あはは」
リヴァル「スザク……なんか前にも増して酷くなってないか」
スザク「おかしいな……僕の計算だと矯正できてるはずなんだけど……」
カレン「ちょっと!!私の努力はなんだったのよ!!」
シャーリー「でも、元に戻ったんだね……良かった」
ミレイ「ちぇー、面白かったのにー」
ルル「ずっと一緒だぞ、ナナリー!」
ナナリー「はい!お兄様♪」
完
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 10:27:26.67 ID:KvXEh+WQ0
スザク「別に兄妹の仲が良いのは悪い事じゃないよ、ただルルーシュは度が越えている…」
ルル「スザァァァアク!!!」
リヴァル「まぁまぁ、落ち着けよルルーシュ」
スザク「そこで僕からの提案なんだけどさ、そのシスコンを改善しない?」
ルル「はぁ…はぁ…改善だと……?これ以上、俺はナナリーに何をすればいいんだ……」
リヴァル(こりゃもう末期だな……中毒者を見てる気分だ……)
スザク「僕なりに色々考えてみたんだけど、ナナリーと別々に暮らすっていうのはどうだい?」
ルル「俺とナナリーが……別々に暮らす……?」
スザク「うん、ナナリーのお世話は咲世子さんができるし…ルルーシュも良い経験になると思うんだ」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 10:32:00.39 ID:KvXEh+WQ0
ルル「一晩……一晩だけ時間をくれ」
リヴァル「お、おいルルーシュ……そんな死んだような顔をしてまで……」
ルル「いや、いいんだリヴァル……俺も薄々気付いていたよ」
ルル「ナナリーに対する扱いが過保護すぎるとな……」
リヴァル「ルルーシュ……」
スザク「過保護すぎて少し気持ち悪いかな」
リヴァル「おい」
ルル「また明日の放課後だ、生徒会室に集まろう……」
―
―――
――――――
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 10:39:47.95 ID:KvXEh+WQ0
― 放課後 ―
ルル「――――、遅くなって悪いな」
リヴァル「おっ、ルルーシュか……昨日より大分顔色が良くなったなぁ」
ミレイ「昨日、私が居ない間に何か面白い事でもあったの?」
リヴァル「あはは、まぁ色々と深い事情がありまして……」
スザク「それでルルーシュ、結論は決まったのかい?」
ルル「あぁ……スザク、俺は……!!」
ルル「克服のために一人暮らしを始める!!!」
スザク「ルルーシュ……!僕も多少なりとも力になるよ!!」
リヴァル「これで本当に良かったのか……?」
ミレイ「え?え?ねぇ、どういうこと?」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 10:47:06.50 ID:KvXEh+WQ0
― クラブハウス ―
ルル「ナナリー……すまないが少しの間、離れて暮らす事になる」
ナナリー「そんな……」
ナナリー「…………でも、ちゃんと帰ってきてくれますよね?」
ルル「当たり前だろ、ちゃんとナナリーの元へ戻って来るさ」
ナナリー「はい……寂しいですけど…私、頑張りますね」
ルル「あぁ、俺もちゃんと頑張るから……」
ルル「……咲世子、ナナリーをよろしく頼む」
咲世子「……」ペコリ
ルル「それじゃー俺は部屋の荷物を整理するから……またあとで」
ナナリー「はい」ニコッ
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 10:51:48.00 ID:KvXEh+WQ0
プシュッ
ルル「…………」
ルル「クッ……ナナリーィ……!」ポロッ
C.C.「おい、急に部屋で泣くな」
ルル「黙れ!!」
C.C.「はぁ……それで、住む場所は決まっているのか?」
ルル「あぁ……」ゴシゴシ
ルル「ここのアパートの部屋を貸してもらう」
C.C.「…………まったく、こんな狭い部屋に2人で暮らさないといけないのか」
ルル「…?なにを言っているんだ、お前は留守番に決まっているだろ」
C.C.「……なに?」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 10:57:55.35 ID:KvXEh+WQ0
ルル「逆に聞くが、どうしてお前を連れていかないといけないんだ?」
C.C.「お前と私は共犯者だろ?」
ルル「あぁ、確かに俺とお前は共犯者だ……が、婚約者でも側近でもなんでもない」
C.C.「まぁ待て、落ち着いて話そうじゃないか」
ルル「俺は十分に落ち着いている、それにこれから荷物をまとめたりで忙しいんだ」
ルル「わかったなら俺の部屋から少しの間出ていろ」
C.C.「お前、私を見捨てるのか?」
ルル「お前の世話は咲世子に任せてあるから心配はいらない」
C.C.「……ふん、勝手にしろ!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 11:12:31.73 ID:KvXEh+WQ0
― 一週間後 生徒会室 ―
リヴァル「ルルーシュ、そろそろ一人暮らしも慣れてきたか?」
シャーリー「えぇ!!ルル、一人暮らししてるの?!」
ルル「正確には2人暮らしだが……あの魔女め!!」
シャーリー「え?2人?それって女の人じゃないよね?」
ルル「女だがシャーリーの考えているような関係じゃない、絶対にな」
シャーリー「……ほんとにー?」ジト
ミレイ「でも、"あの"ルルーシュが一人暮らしなんてねー?」ニヤニヤ
スザク「順調なら何よりだよ」
カレン「―――遅くなってごめん!!」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 11:18:23.03 ID:KvXEh+WQ0
ミレイ「……そうだ!今日は生徒会の皆でルルーシュの家でパーティってのは、どう?」
カレン「……へ?」
リヴァル「あ!いいですね!しましょうよ!」
シャーリー(こ、これはルルと一緒に住んでいる女の人を見れるチャンス!!)
ルル「ま、待て!!俺は良いとは言っていない!!」
スザク「……あ、もしもしピザ○ットですか?…はい、ここの住所にピザを……」
ルル「スザァァァアク!!」
カレン「ねえちょっと、どういう事?」
リヴァル「今日はルルの部屋でパーティだってさー」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 11:22:28.95 ID:KvXEh+WQ0
ニーナ「……」カタカタ
ミレイ「もちろん、ニーナも来るわよね?」
ニーナ「え……?私は……その……」
シャーリー「ニーナもおいでよ!絶対楽しいって!!」
ルル「だから俺はまだ良いと言ってないだろ!!」
スザク「……はい、はい…マルゲリータで……」
ルル「スザァアアアク!!」
カレン「……とりあえず、飲みものだけ買っておこうかしら」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:04:29.79 ID:KvXEh+WQ0
― ルルの住んでいるアパート ―
スザク「へぇー、ここが新しく住んでるルルーシュの家か」
リヴァル「なんか随分とボロくなっちまったな」
ルル「一時的に住み込むだけだからだよ、あんまり広い部屋でも掃除が大変だからな」
ミレイ「一時的に?っていうか、克服とか言ってたけどなんで一人暮らししてるの?」
シャーリー「私もそれ気になってた!!」
ルル「あぁ、それはまた中で話すよ……」
カレン「あの、飲み物重いんだけど……」
ガチャッ
C.C.「おや?遅かった……ってなんだ、客でも来たのか?」
リヴァル(うおー!!なんかすげー美人!!)
スザク(確かこの人は……ルルーシュと一緒に住んでいる……)
カレン(C.C.……やっぱりか)
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:08:41.44 ID:KvXEh+WQ0
シャーリー「あ、あの!!」
C.C.「なんだ?」
シャーリー「る、るるるルルとは、一体どんな関係なんですか?!」
シャーリー(ちゃんと聞いておかないと……!ルルとの関係を!!)
C.C.「ん……ほうほう、なるほどな」
C.C.「ルルーシュ、お前も罪作りな奴だ」
ルル「?」
シャーリー「それで……ルルとの関係は……」
C.C.「私はルルーシュの婚約者だ」
「「「「「……」」」」」
ルル「この馬鹿ッ!!違う!!それは違うぞ!!おいシャーリー!!泣くな!!」
シャーリー「だ、だって……ルルにはもう婚約者が……」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:17:48.10 ID:KvXEh+WQ0
―
――
――――
シャーリー「なんだ……ただの同居人だったの」
シャーリー「って!!男の一人暮らしに女の人が同居してるってダメですよ!!」
C.C.「そこらへんは安心しろ、あいつはまだ童貞だ」
ルル「俺は童貞じゃない!!」
シャーリー「ど、どうッて……!」
ミレイ「あらー?シャーリー、強敵が現れちゃったわね」
ミレイ「それでルルーシュ、どうしてナナリーと別の場所で住んでるの?」
ルル「それはこの間、生徒会室でこんな事があって……」
(回想中)
ミレイ「なるほどねー…ルルーシュのシスコンを直す、か……」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:24:50.36 ID:KvXEh+WQ0
ニーナ「でも、それって無理に直す必要あるのかな……?」
ミレイ「それよそれ!別に直さなくてもナナちゃん大好きー、でいいじゃない」
スザク「会長、ルルーシュのシスコンはもう度を超えてるんですよ」
ルル「…………」
カレン「ちょ、スザク……!」
C.C.「ぷふっ、言えてるな」
スザク「これからナナリーがお嫁に行ったりしたらルルーシュはどうするのさ?」
ルル「お嫁……だと?」
ルル「スザァァアアク!!そんな奴は国外追放、そして生き埋めだ!!」
カレン(うわぁ……)
スザク「ほらね?これはもう妹Loveっていうレベルじゃないよ、病気だ」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:30:15.63 ID:KvXEh+WQ0
ミレイ「ま、頑張りなさいよルルーシュ……寂しくなったらいつでも電話してね☆」
シャーリー「あ!会長ずるい!!ルル、私にも電話してね!!」
ルル「あ、あぁ……ありがとう」
C.C.(……いいのか、お前は?言わなくて)
カレン(う、うるさい!!)
リヴァル「ま、でも今の所離れていても平気そうだしすぐに矯正できそうだな」
ピンポーン
スザク「ピザが来たみたいだね」
C.C.「ピザだと?」
リヴァル「よっしゃ、今日はたくさん食べようぜ!!ルルーシュの奢りらしいし!!」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:37:04.46 ID:KvXEh+WQ0
― 一週間後 生徒会室 ―
ルル「…………」
リヴァル「お、おいルルーシュ?」
ルル「リ、リヴァルか……生徒会室に来るのが早いな」
リヴァル「お前、どうしたんだ?なんか老けたような……」
ルル(……くそっ、まさかナナリーに会えないのがこれほど辛いとはな)
ルル(授業中にノート1Pにナナリーと書いたがそれでも収まらなかった……)
シャーリー「ルル、本当に大丈夫?」
ルル「あぁ……俺は大丈夫だから、今はそっとしておいてくれ」
ルル「…………」
シャーリー「ルル、本当に平気かな……」
リヴァル「体調が悪いだけかもしれないしさ、3日くらいしたらルルーシュも元に戻るだろ」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:49:47.38 ID:KvXEh+WQ0
― 更に一週間後 ―
シャーリー「ちょっとルル!!どうして白髪が生え始めてるのよ!!」
ルル「シャ、シャーリーか……」
リヴァル「おいおい、これは流石に不味いんじゃ……」
スザク「……ルルーシュ、今日は先に帰って寝ていなよ」
ルル「……しかし……俺には生徒会の仕事が……」
スザク「それは僕達でやっておくから、今すぐ帰って布団に入り寝るんだ」
ルル「そ、そうか……じゃあよろしく頼む……」
バタン
スザク「これは何か対策が必要だね……」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 15:58:10.45 ID:KvXEh+WQ0
スザク「よし、皆揃ったね」
スザク「これより!!第1回『ルルーシュシスコン克服会議』を始めようと思う!!」
カレン「はぁ……また訳の分からない事を……」
スザク「僕の大誤算だったよ……まさかルルーシュがあんな症状になるなんてね」
ミレイ「それで、どうするの?」
スザク「カレンにしか頼めない僕からの提案があるんだけど、いいかな?」
カレン「?」
スザク「カレン、君にはお兄さんが居たね」
カレン「……」
スザク「ルルーシュの!妹になってあげてくれないか!!」
カレン「はぁ?!」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:06:07.18 ID:KvXEh+WQ0
スザク「妹属性を持っているカレンなら、ルルーシュを楽にしてあげられるかもしれない」
カレン「ちょ、ふざけないでよ!!どうして私があいつなんかを……」
スザク「カレン!!これは遊びじゃないんだ!!」
カレン「……」ビクッ
カレン「で、でも私……他の人の妹なんて……」
シャーリー「わ、私じゃダメかな?!」
スザク「……ダメだ、シャーリーにお兄さんは居ない」
ミレイ「羨ましいわねー、ルルーシュの妹になれるなんて」
カレン「ま、待ってください!私はまだやるなんて……!!」
スザク「決まりだね!!」
カレン「ちょっと!!」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:13:29.38 ID:KvXEh+WQ0
― 次の日 ―
ルル「……」フラッ
カレン「ほら、大丈夫?」
ルル「カレン、か……」
カレン(な、なんて言えばいいのよ!!お兄ちゃん?お兄様?おにい?)
カレン(あー、もう!!わからないわよー!!)
ルル「カレン、迷惑を掛けてすまないな……」
カレン「………………しゃ、」
カレン「シャンとしなさいよ!!お兄ちゃん!!」
ルル「……!!」
カレン「…………ルルーシュ?」
ルル「ふ………ふはははははは!!!行くぞカレン!!!」
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:18:35.48 ID:KvXEh+WQ0
― 生徒会室 ―
ルル「おはようございます!!」
シャーリー「ルル?!顔色良くなってるじゃない!!」
ルル「ああ、心配を掛けて悪かったな」
スザク「……カレン、成功したんだね」
カレン「も、もう……2度とやらないわよ……」
ルル「カレン!!喉が渇いたりしていないか?!」
カレン「それ、何度目よ?乾いてないから平気」
ルル「そうか!!困った事があったらいつでもお兄ちゃんを頼るがいい!!」
カレン「わ、わかったからあまり大きな声を出さないでよ!!」
ニーナ「……なにがあったの?」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:19:30.55 ID:OwAaor9q0
それでいいのかルルーシュw
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:25:58.98 ID:KvXEh+WQ0
― 一週間後 ―
ルル「うぅ……ナナリー……!」
シャーリー「ちょ、ルル!!早く泣き止んでよ!!男の子でしょ!!」
リヴァル「ルルーシュ、マジ泣きじゃねえか……」
ルル「でもっ……やっぱり俺にはナナリーが……!!」
カレン「ちょっと!スザク!!悪化してるじゃない!!」
スザク「あはは、こりゃ参ったね」
カレン「笑ってる場合か!!」
スザク「……カレン、ルルーシュにもう一度お兄ちゃんと言ってあげてくれないか?」
カレン「ッ……!仕方ないわね……」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:31:02.87 ID:yetBp0Us0
中毒者じゃねーかww
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:31:32.24 ID:KvXEh+WQ0
ルル「うぅ……!!」
シャーリー「あ、カレン!!」
カレン「コ、コホン……」
カレン「お、お兄ちゃん!!見っとも無いから泣かないの!!」
リヴァル「……なんだかんだ言ってカレンもノリノリだな」
ルル「…………」
カレン「…………」
ルル「……良く考えてみたら、高校生はババアだ」ボソッ
カレン「はぁ!?」
ルル「うぅ……!!ナナリィー……!!」
カレン「ちょっと!!今すごい失礼な事言ったでしょ?!」
ミレイ「あららー、やっぱりナナちゃんじゃないと妹は勤まらないのかしらね」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:32:28.00 ID:tJOvHEII0
おいロリコンかよwwww
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:33:11.15 ID:j7VXwI0p0
シスコンにロリコンが付加されました
120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:38:11.59 ID:KvXEh+WQ0
スザク「妹……そうか!!」
カレン「さっき言った事を前言撤回しなさい!!ルルーシュ!!」
リヴァル「ま、まぁまぁ!少し落ち着けって!!」
スザク「皆!!もしかしたら解決できるかもしれない!!」
ミレイ「え?」
スザク「逆の発想だよ!」
スザク「今、ルルーシュは弱っている……妹がダメなら、支えてくれるお姉さんが必要だ!!」
ミレイ「あ、姉なら年上の私とか?いやー、もう仕方無いわねー!」
シャーリー「こ、今度こそ私が……!!」
スザク「いや、もっと適任の人を僕は知っている……」
ミレイ「……?」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:42:14.95 ID:KvXEh+WQ0
ギルフォード「……との事ですが」
コーネリア「……」
コーネリア「……ギルフォード!!」
ギルフォード「はッ!!」
コーネリア「私は少し用が出来た、しばらくここをお前に任せても平気だな?」
ギルフォード「ご安心を、姫様」
―
―――
―――――
ルル「シスタァー……シスタァー……」
リヴァル「おいスザク、適任が居るとか言ってあれから一週間だけど……」
スザク「大丈夫、あの人なら必ず来てくれるはずさ」
129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:48:22.73 ID:KvXEh+WQ0
ザッ ザッ ザッ ・ ・ ・
スザク「来たみたいだね……リヴァル、一応背筋を伸ばして立っていてくれ」
リヴァル「?わ、わかった……」
ガチャッ
コーネリア「枢木スザクは居るかぁ!!」
リヴァル(コ、コーネリア総督……!!)
スザク「はい!!お忙しいなk」「そんな話はどうでもいい!!」
コーネリア「私の弟、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアはどこだ!!枢木スザク!!」
リヴァル「ん?ブリタニア?弟?」
スザク「はい!!あそこに座っているのがルルーシュ・ヴィ・ブリタニアです!!」
ルル「ナナリィ……!」
132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:53:15.50 ID:xWISVATpP
バラしていいのかよww
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 16:54:46.42 ID:KvXEh+WQ0
コーネリア「ん?どれだ?」
スザク「あそこで伸びてるのがルルーシュです!!」
コーネリア「な、なんだと……!!」
コーネリア「おい!!しっかりしろ!!ルルーシュー!!!」
ルル「あ、姉上ですか……?」
コーネリア「そうだ!わかるか?!」
ルル「うぅ……姉上……!!」
コーネリア「話は枢木スザクから聞いている……辛かったな」ナデナデ
リヴァル「なぁスザク……あれ、本当にエリア11の総督、コーネリアだよな?」
スザク「そうだけど……」
リヴァル「あと、ブリタニアとか弟とか言ってたけど……」
スザク「そこらへんは聞かない方が良いよ」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:01:12.66 ID:KvXEh+WQ0
―
――
――――
ルル「姉上!今日の晩御飯はうちで食べていってください」
コーネリア「ふはははは、ルルーシュはお姉ちゃんとご飯を食べたいのか?」
ルル「積もる話もたくさんありますからね、今日は色々とお話したいです!」
コーネリア「いいだろう!ルルーシュ!!今日はお前とずっと一緒に居てやろう!!」
ルル「お姉ちゃん!!」ダキッ
コーネリア「ルルーシュ!!」ダキッ
シャーリー「あの……なんで生徒会室に総督が?」
ミレイ「さ、さぁ……?」
カレン「それより今、お姉ちゃんって言わなかった?」
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:08:26.31 ID:KvXEh+WQ0
コーネリア「さぁルルーシュ!今日は背中流しから睡眠まで1日付いているぞ!!」
ルル「姉上!流石に背中流しは恥ずかしいです!」
コーネリア「照れるな!!弟の発育を見るのも姉の仕事だからな!!」
シャーリー「ちょ、そんなの絶対ダメ……!」
コーネリア「……何か文句があるのか?」
シャーリー「う……無いです、けど」
コーネリア「決まりだな、では行くぞ!!ルルーシュ!!」
ルル「そういうわけだから、また明日に会おう!皆!!」
ガララッ
ニーナ「な、なんだったの……?一体……」
151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:16:33.13 ID:KvXEh+WQ0
― 一週間後 ―
ルル「……」
リヴァル「とうとう言葉すら発しなくなったな……」
スザク「これは重傷だね……」
ルル「…………」
シャーリー「ルル?平気?」
ルル「…………」
スザク「さて、どうするか……」
カレン「どうしてあのおばさんが良くて、私がダメなのよ……」
ミレイ「まだ言ってるの?」
スザク「そろそろ、ナナリーに会わせても良いと思うんだけど……」
ルル「それは本当かっ……!!スザク!!」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:19:38.82 ID:Q34St96M0
あれ?
ネリ姉ちゃんフられたん?
ネリ姉ちゃんフられたん?
155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:21:57.47 ID:cmI5CiQs0
ネリ姉さん総督だしずっとは一緒にいられないでしょ
ユフィとか駄目なのか?
ユフィとか駄目なのか?
158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:25:09.32 ID:KvXEh+WQ0
ナナリー「お兄さま……!!」
スザク「ナナリー!!どうして!!」
ナナリー「ごめんなさい!!その、やっぱり寂しくて……」
ルル「あ……あぁ……」
ナナリー「お兄さま?」
ルル「ンナナリィィイイイイイイイイ!!!!!」
ナナリー「きゃあ!!」
ルル「良かった……本物のナナリだー……!」クンクン
ナナリー「も、もう……くすぐったいですよ」
163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:29:13.43 ID:KvXEh+WQ0
― 次の日 ―
ナナリー「うふふ」
ルル「あはは」
リヴァル「スザク……なんか前にも増して酷くなってないか」
スザク「おかしいな……僕の計算だと矯正できてるはずなんだけど……」
カレン「ちょっと!!私の努力はなんだったのよ!!」
シャーリー「でも、元に戻ったんだね……良かった」
ミレイ「ちぇー、面白かったのにー」
ルル「ずっと一緒だぞ、ナナリー!」
ナナリー「はい!お兄様♪」
完
165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:32:07.95 ID:psWUin8J0
乙
167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:32:36.44 ID:OxPC/VKc0
乙
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:41:19.48 ID:92FG6ki20
乙
ナナリー視点はよ
ナナリー視点はよ
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 17:41:55.21 ID:UPHlH12c0
乙
176: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 18:03:48.21 ID:jNLJ/q/O0
乙
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 18:08:50.57 ID:147U4+3P0
ネリ姉との濃厚な1週間をはよ
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