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P「思い出酒場」
引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343314670/
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/26(木) 23:57:50.50 ID:ClpOdnXPO
――765プロ事務所
――PM19:00
P「はぁ…今日も疲れた…」ハァ...
P「…こういう時は…よし。あそこに行くか」
―――
――
―
――PM19:00
P「はぁ…今日も疲れた…」ハァ...
P「…こういう時は…よし。あそこに行くか」
―――
――
―
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:04:59.86 ID:nmO7UUUSO
――BAR【レモン・ハート】
――PM19:30
P「マスター、久しぶり」
マスター「お?久しぶりだね。元気してたかい?」
P「ははっ。なんとか、身体を壊さない程度には元気ですよ」
マスター「うん。それならいいんだ。今は、芸能事務所のプロデューサーなんだって?すごいね」
P「ははっ。よく知ってますね」
マスター「君は常連さんだったからね。それに…ほら、」クィッ
P「ん?」チラッ、
小鳥「あれ?プロデューサーさん?」
P「小鳥さん?なんで小鳥さんが?」
小鳥「それはこっちのセリフですよ!」
――PM19:30
P「マスター、久しぶり」
マスター「お?久しぶりだね。元気してたかい?」
P「ははっ。なんとか、身体を壊さない程度には元気ですよ」
マスター「うん。それならいいんだ。今は、芸能事務所のプロデューサーなんだって?すごいね」
P「ははっ。よく知ってますね」
マスター「君は常連さんだったからね。それに…ほら、」クィッ
P「ん?」チラッ、
小鳥「あれ?プロデューサーさん?」
P「小鳥さん?なんで小鳥さんが?」
小鳥「それはこっちのセリフですよ!」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:06:24.49 ID:ClpOdnXPO
マスター「ねっ?彼女も、常連さんなんだよ。彼女から、やり手の若い男がいるって聞いてね。その話ぶりから、もしかしたら…って思ってたんだよ」
P「そうだったんですか」
マスター「じゃあ僕も、彼女に倣って、プロデューサーくんと呼ぼうかな」
P「なんか、マスターにそう呼ばれると、変な感じがしますね」
マスター「ははっ。僕もだよ」
マスター「じゃあ、プロデューサーくん。まずは、いつもの…でいいかな?」
P「あ、はい。お願いしますね」
マスター「うん。わかったよ」
小鳥「いつもの?」
P「そうだったんですか」
マスター「じゃあ僕も、彼女に倣って、プロデューサーくんと呼ぼうかな」
P「なんか、マスターにそう呼ばれると、変な感じがしますね」
マスター「ははっ。僕もだよ」
マスター「じゃあ、プロデューサーくん。まずは、いつもの…でいいかな?」
P「あ、はい。お願いしますね」
マスター「うん。わかったよ」
小鳥「いつもの?」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:10:22.53 ID:nmO7UUUSO
P「ははっ。昔、俺がここに通ってた時によく飲んでたサケです」
小鳥「ふふっ。プロデューサーさんのお気に入り…ですか」クスッ
P「…そう、なりますかね」フゥ...
小鳥「?」キョトン
マスター「…」
マスター「はい、プロデューサーくん。お待たせ。レモン・ハートだよ」
P「ありがとうございます」
小鳥「ふふっ。ラム酒、ですか?」
P「えぇ。ここのは、特に美味いんですよ」コクッ
小鳥「ふふっ。プロデューサーさんのお気に入り…ですか」クスッ
P「…そう、なりますかね」フゥ...
小鳥「?」キョトン
マスター「…」
マスター「はい、プロデューサーくん。お待たせ。レモン・ハートだよ」
P「ありがとうございます」
小鳥「ふふっ。ラム酒、ですか?」
P「えぇ。ここのは、特に美味いんですよ」コクッ
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:12:52.89 ID:nmO7UUUSO
マスター「そうだ、プロデューサーくん」ニヤニヤ
P「マスター?そんなニヤニヤしてどうしたんです?」
マスター「彼女に、君の話をしてあげようかと思うんだけど、どうかな?」
小鳥「昔の話?」
P「…」
マスター「嫌かい?」
P「ははっ。さすがに、もう引きずっていませんよ」
マスター「そうかい?じゃあ、話すとしようか」
小鳥「…」
P「マスター?そんなニヤニヤしてどうしたんです?」
マスター「彼女に、君の話をしてあげようかと思うんだけど、どうかな?」
小鳥「昔の話?」
P「…」
マスター「嫌かい?」
P「ははっ。さすがに、もう引きずっていませんよ」
マスター「そうかい?じゃあ、話すとしようか」
小鳥「…」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:19:21.68 ID:nmO7UUUSO
マスター「一時期、彼はここの常連さんでね。よく他の常連さんと、飲んでいたんだよ」
マスター「で、その中の一人と…恋仲になってね」
P「…」コクッ
マスター「その時の彼は、まだ学生さんだったんだけど、それはそれは似合っていてね?」
小鳥「プロデューサーさんの彼女さんだった人、ですか…」コクッ
マスター「うん。君によく似て、それは綺麗だったよ」
小鳥「…///」テレテレ
P「…」コクッ、カラン...
マスター「おや?サケが無くなったみたいだね。何にする?」
P「じゃあ、ウイスキーのウーロン茶割りで」
マスター「うん、分かった。音無さんは?」
小鳥「あ…じゃあ、私はレモンハートで」
マスター「で、その中の一人と…恋仲になってね」
P「…」コクッ
マスター「その時の彼は、まだ学生さんだったんだけど、それはそれは似合っていてね?」
小鳥「プロデューサーさんの彼女さんだった人、ですか…」コクッ
マスター「うん。君によく似て、それは綺麗だったよ」
小鳥「…///」テレテレ
P「…」コクッ、カラン...
マスター「おや?サケが無くなったみたいだね。何にする?」
P「じゃあ、ウイスキーのウーロン茶割りで」
マスター「うん、分かった。音無さんは?」
小鳥「あ…じゃあ、私はレモンハートで」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:23:01.14 ID:nmO7UUUSO
小鳥「あら…ほんとに美味しい」コクッ
マスター「ははっ。それは嬉しいね。僕の店の名前にもなってるだけは、あるでしょ?」
小鳥「ふふっ。えぇ」クスクス
小鳥「で、マスター?話の続きは?」
P「…」コクッ、
マスター「そうだったね。彼女には、ひとつの夢があったんだ」
小鳥「…夢?」
マスター「そう。大きな、大きな夢」
P「マスター?」
マスター「はははっ。大きな、っていうのは、彼女に失礼だったかな?」
マスター「ははっ。それは嬉しいね。僕の店の名前にもなってるだけは、あるでしょ?」
小鳥「ふふっ。えぇ」クスクス
小鳥「で、マスター?話の続きは?」
P「…」コクッ、
マスター「そうだったね。彼女には、ひとつの夢があったんだ」
小鳥「…夢?」
マスター「そう。大きな、大きな夢」
P「マスター?」
マスター「はははっ。大きな、っていうのは、彼女に失礼だったかな?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:25:23.30 ID:nmO7UUUSO
小鳥「どんな、夢だったんですか?」コクッ
P「…」コクッ
マスター「アイドルに、なること」
P「…」コクッ
P「…」コクッ
マスター「アイドルに、なること」
P「…」コクッ
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:31:12.75 ID:nmO7UUUSO
マスター「だけど、その夢は破れてしまったんだ」
P「…」コクッ
マスター「それから、彼女は姿を消した。この店からも、彼の前からも」
P「…昔の、話ですよ」
P「…」コクッ
マスター「それから、彼女は姿を消した。この店からも、彼の前からも」
P「…昔の、話ですよ」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:36:33.97 ID:nmO7UUUSO
マスター「それぐらいからだったかな?彼は、一時期酒浸りになってね」
P「ははっ…懐かしいですね」
マスター「それで、僕が叱ったんだ」
マスター「サケは飲むもの、だってね」
P「ははっ。あの時のマスターは、ホント怖かったですよ」
小鳥「…」コクッ
―――
――
―
マスター「じゃあ、僕の話はこれでおしまい。プロデューサーくんたちはどうする?」
P「時間も時間ですし、今日はもう帰ります」
小鳥「あ、じゃあ私も」
マスター「そっか。じゃあ、気が向いたらまた来てくれると嬉しいよ」
P「えぇ。必ず来ますよ」
小鳥「私もです」クスッ
マスター「じゃあ、二人に…スランジバール」
P「ははっ…懐かしいですね」
マスター「それで、僕が叱ったんだ」
マスター「サケは飲むもの、だってね」
P「ははっ。あの時のマスターは、ホント怖かったですよ」
小鳥「…」コクッ
―――
――
―
マスター「じゃあ、僕の話はこれでおしまい。プロデューサーくんたちはどうする?」
P「時間も時間ですし、今日はもう帰ります」
小鳥「あ、じゃあ私も」
マスター「そっか。じゃあ、気が向いたらまた来てくれると嬉しいよ」
P「えぇ。必ず来ますよ」
小鳥「私もです」クスッ
マスター「じゃあ、二人に…スランジバール」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:38:53.47 ID:nmO7UUUSO
――帰り道
――PM23:00
小鳥「ふふっ。ちょっと、飲みすぎてしまったみたい…」
P「大丈夫ですか?小鳥さん」チラッ、
小鳥「…ちょっと…ダメかもしれません。フラフラします…」フラフラ、フラフラ
P「…じゃあ、ウチに来ますか?」
小鳥「…えっ?」ドキッ
―――
――
―
――PM23:00
小鳥「ふふっ。ちょっと、飲みすぎてしまったみたい…」
P「大丈夫ですか?小鳥さん」チラッ、
小鳥「…ちょっと…ダメかもしれません。フラフラします…」フラフラ、フラフラ
P「…じゃあ、ウチに来ますか?」
小鳥「…えっ?」ドキッ
―――
――
―
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:43:19.13 ID:nmO7UUUSO
――Pの部屋
――PM23:40
小鳥「…お邪魔します」フラフラ
P「気を付けてくださいね?今、電気を付けますから」
――パチッ
小鳥「…ふふっ。ホントに…来ちゃいました」クスクス
P「小鳥さん、少し…話しましょうか」
小鳥「…はい」
P「…で、なんでベッドに座ってるんです?」
小鳥「…柔らかそうだった…から?」クスッ
P「そういう問題ですか?」
小鳥「ふふっ。いいじゃないですか」クスクス
小鳥「で、どんな話なんです?」
――PM23:40
小鳥「…お邪魔します」フラフラ
P「気を付けてくださいね?今、電気を付けますから」
――パチッ
小鳥「…ふふっ。ホントに…来ちゃいました」クスクス
P「小鳥さん、少し…話しましょうか」
小鳥「…はい」
P「…で、なんでベッドに座ってるんです?」
小鳥「…柔らかそうだった…から?」クスッ
P「そういう問題ですか?」
小鳥「ふふっ。いいじゃないですか」クスクス
小鳥「で、どんな話なんです?」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:45:46.16 ID:nmO7UUUSO
P「さっきの話、どう思います?」
小鳥「…さっきの?」
P「俺の、昔話です」
小鳥「…」
小鳥「ホントに、好きだったんですねぇ…」
P「…えっ?」
小鳥「だってね?」
小鳥「プロデューサーさん、泣いてるもの」
小鳥「…さっきの?」
P「俺の、昔話です」
小鳥「…」
小鳥「ホントに、好きだったんですねぇ…」
P「…えっ?」
小鳥「だってね?」
小鳥「プロデューサーさん、泣いてるもの」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:49:37.95 ID:nmO7UUUSO
小鳥「じゃなきゃわざわざ、私を部屋に入れたりはしないでしょ?」クスクス
小鳥「ふふっ。お酒が入るとダメですね。ついついしゃべり方が変わっちゃう」クスッ
P「…」
小鳥「あと、もうひとつ」スッ、
P「?」
小鳥「なんで、彼女さんが貴方の前からいなくなったか、分かります?」
P「…なんでって…夢が破れたから、ですよね?」
小鳥「はぁ…本当、プロデューサーさんはニブイんだから」
小鳥「ふふっ。お酒が入るとダメですね。ついついしゃべり方が変わっちゃう」クスッ
P「…」
小鳥「あと、もうひとつ」スッ、
P「?」
小鳥「なんで、彼女さんが貴方の前からいなくなったか、分かります?」
P「…なんでって…夢が破れたから、ですよね?」
小鳥「はぁ…本当、プロデューサーさんはニブイんだから」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:55:18.30 ID:nmO7UUUSO
小鳥「彼女さんは、あなたを本当に愛していたからですよ」
P「…えっ?」
小鳥「…愛していたからこそ、貴方の前からいなくなった。まったく…本当、不器用なんですから」
P「…あの…小鳥さん?」
小鳥「…私もね?昔は、アイドルだったんです」
小鳥「ふふっ。全く売れませんでしたけど」クスクス
P「…知ってますよ」
小鳥「…えっ?」
P「…花、空、光」
P「どれも、いい曲でした」
P「…えっ?」
小鳥「…愛していたからこそ、貴方の前からいなくなった。まったく…本当、不器用なんですから」
P「…あの…小鳥さん?」
小鳥「…私もね?昔は、アイドルだったんです」
小鳥「ふふっ。全く売れませんでしたけど」クスクス
P「…知ってますよ」
小鳥「…えっ?」
P「…花、空、光」
P「どれも、いい曲でした」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 00:58:47.22 ID:nmO7UUUSO
P「…でも、愛しているのにいなくなるのは、ヘンじゃないですか?」
小鳥「ふふっ。女はですね?いつもキラキラしてる自分を、見ていてもらいたいものなんです」
小鳥「…アイドルになれなかったから、キラキラ光れなかったから…」
小鳥「彼女は、そう思ったんじゃないでしょうか」
小鳥「…私も、そうでしたから」
P「…小鳥さん?」
小鳥「ふふっ。昔の、話です」クスッ
P「…」
小鳥「ふふっ。女はですね?いつもキラキラしてる自分を、見ていてもらいたいものなんです」
小鳥「…アイドルになれなかったから、キラキラ光れなかったから…」
小鳥「彼女は、そう思ったんじゃないでしょうか」
小鳥「…私も、そうでしたから」
P「…小鳥さん?」
小鳥「ふふっ。昔の、話です」クスッ
P「…」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:04:17.91 ID:nmO7UUUSO
小鳥「…昔ね、好きな人がいたんです。当時の、私の担当プロデューサーでした」
小鳥「鳴かず飛ばずな私を、決して見捨てないで、光らせてくれようとした人」
小鳥「とっても…とっても大切で、大好きで、愛していたんです。10代の、子どもなりに…ですけど」クスッ
P「…」
小鳥「…でも、私は諦めてしまったんです」
小鳥「キラキラ光る事」
小鳥「空を飛ぶ事」
小鳥「みんなの笑顔を咲かせる事」
小鳥「…ぜんぶ、ね」クスクス
P「…小鳥さん」
小鳥「鳴かず飛ばずな私を、決して見捨てないで、光らせてくれようとした人」
小鳥「とっても…とっても大切で、大好きで、愛していたんです。10代の、子どもなりに…ですけど」クスッ
P「…」
小鳥「…でも、私は諦めてしまったんです」
小鳥「キラキラ光る事」
小鳥「空を飛ぶ事」
小鳥「みんなの笑顔を咲かせる事」
小鳥「…ぜんぶ、ね」クスクス
P「…小鳥さん」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:08:44.85 ID:nmO7UUUSO
小鳥「そして、あの人の前から消えたんです」
小鳥「アイドル音無小鳥は」
小鳥「な~んて、ふふっ。お酒のせいかな?昔話が、スッと出てきます」
小鳥「…ねぇ、プロデューサーさん?」
P「はい?」
小鳥「なんで、プロデューサーさんはプロデューサーになろうと思ったんです?」
P「…それは…」
小鳥「社長にスカウトされたからとはいえ、断ることも出来たはずなのに」
小鳥「アイドル音無小鳥は」
小鳥「な~んて、ふふっ。お酒のせいかな?昔話が、スッと出てきます」
小鳥「…ねぇ、プロデューサーさん?」
P「はい?」
小鳥「なんで、プロデューサーさんはプロデューサーになろうと思ったんです?」
P「…それは…」
小鳥「社長にスカウトされたからとはいえ、断ることも出来たはずなのに」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:12:26.97 ID:nmO7UUUSO
P「…未練、でしょうか」
小鳥「未練?」
P「アイツが叶えられなかった夢を、俺が叶えてみたかったんです」
P「本当に…本当に好きでした。愛していたんです。心から」ポロッ...
小鳥「…」ギュッ
P「…小鳥さん?」
小鳥「さっき知っていると答えてくれたプロデューサーさんに聞きます」
小鳥「覚えていますか?私の、曲」
P「え、えぇ…」
小鳥「…すぅ」スゥ...
小鳥「未練?」
P「アイツが叶えられなかった夢を、俺が叶えてみたかったんです」
P「本当に…本当に好きでした。愛していたんです。心から」ポロッ...
小鳥「…」ギュッ
P「…小鳥さん?」
小鳥「さっき知っていると答えてくれたプロデューサーさんに聞きます」
小鳥「覚えていますか?私の、曲」
P「え、えぇ…」
小鳥「…すぅ」スゥ...
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:15:04.57 ID:nmO7UUUSO
小鳥「はじまりとおしまいなんて、繋がって巡るもの
大事なのは、止めないことと、諦めないこと」
大事なのは、止めないことと、諦めないこと」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:19:20.08 ID:nmO7UUUSO
小鳥「私は、諦めちゃいましたけどね」クスッ
小鳥「ねぇ、プロデューサーさん?」
P「…なんです?」ポロッ...ポロッ...
小鳥「未練でも、いいじゃないですか」
小鳥「貴方がいるから、光り輝けるあの娘たちがいる」
小鳥「貴方がいるから、みんなの笑顔を咲かせてあげられる…あの娘たちがいる」
小鳥「貴方がいるから、歌という翼で、空を舞えるあの娘たちがいる」
小鳥「それって、とっても素敵な事なんですよ?」ギュッ
小鳥「ねぇ、プロデューサーさん?」
P「…なんです?」ポロッ...ポロッ...
小鳥「未練でも、いいじゃないですか」
小鳥「貴方がいるから、光り輝けるあの娘たちがいる」
小鳥「貴方がいるから、みんなの笑顔を咲かせてあげられる…あの娘たちがいる」
小鳥「貴方がいるから、歌という翼で、空を舞えるあの娘たちがいる」
小鳥「それって、とっても素敵な事なんですよ?」ギュッ
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:22:26.25 ID:nmO7UUUSO
小鳥「それはですね?」
小鳥「奇跡でも、運でも無いんです」
小鳥「例え未練からだとしても、それは…」
小鳥「貴方がいたから、貴方が、あの娘たちを信じているから…なんです」
小鳥「違いますか?」
P「…」
P「そうです…」
小鳥「奇跡でも、運でも無いんです」
小鳥「例え未練からだとしても、それは…」
小鳥「貴方がいたから、貴方が、あの娘たちを信じているから…なんです」
小鳥「違いますか?」
P「…」
P「そうです…」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:25:11.09 ID:nmO7UUUSO
小鳥「はぁ…一気に喋ったら、酔いが醒めてきちゃいました」クスクス
P「…」
小鳥「じゃあ、私はそろそろかえりP「…」ギュッ
小鳥「…」
小鳥「…プロデューサーさん?」
P「…」ギュッ
P「あんな昔話してすぐに言うと、信じてくれなさそうですけど」
P「言っちゃいます」
小鳥「…えっ?」ドキドキ、ドキドキ
P「…小鳥さん」
P「…」
小鳥「じゃあ、私はそろそろかえりP「…」ギュッ
小鳥「…」
小鳥「…プロデューサーさん?」
P「…」ギュッ
P「あんな昔話してすぐに言うと、信じてくれなさそうですけど」
P「言っちゃいます」
小鳥「…えっ?」ドキドキ、ドキドキ
P「…小鳥さん」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:29:07.37 ID:nmO7UUUSO
――チュッ、
小鳥「あっ…」チュッ、
小鳥「…えっ?」
小鳥「…プロデューサーさん?その…ちゅって…えっ?」
P「は…ははっ…」
P「言葉よりも…先に行動してしまいました…」
小鳥「…ばか」
P「えっ?」
小鳥「ばかばか!」ポコポコ、ポコポコ
P「えっ?えっ?」
小鳥「…久しぶり、だったのに…」
小鳥「…久しぶりの…キスだったのに~!」グスッ
P「イ…イヤ…でした?」アセアセ、アセアセ
小鳥「…」ジー
小鳥「あっ…」チュッ、
小鳥「…えっ?」
小鳥「…プロデューサーさん?その…ちゅって…えっ?」
P「は…ははっ…」
P「言葉よりも…先に行動してしまいました…」
小鳥「…ばか」
P「えっ?」
小鳥「ばかばか!」ポコポコ、ポコポコ
P「えっ?えっ?」
小鳥「…久しぶり、だったのに…」
小鳥「…久しぶりの…キスだったのに~!」グスッ
P「イ…イヤ…でした?」アセアセ、アセアセ
小鳥「…」ジー
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:31:46.89 ID:nmO7UUUSO
小鳥「…」ジー
P「う…うぅ…」
小鳥「…ふふっ」
P「…?」ドキドキ、ドキドキ
小鳥「ねぇ、プロデューサーさん?」
小鳥「は、はい…」
小鳥「私、諦められなかったことが一つだけあるんです」クスクス
P「は、はぁ…」
小鳥「それはですね?ふふっ」
P「う…うぅ…」
小鳥「…ふふっ」
P「…?」ドキドキ、ドキドキ
小鳥「ねぇ、プロデューサーさん?」
小鳥「は、はい…」
小鳥「私、諦められなかったことが一つだけあるんです」クスクス
P「は、はぁ…」
小鳥「それはですね?ふふっ」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:33:25.73 ID:nmO7UUUSO
小鳥「大好きな人と、ずっといっしょにいること」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:38:48.53 ID:nmO7UUUSO
小鳥「春夏秋冬、大好きな人と…夢みたいな毎日を過ごすこと」
P「小鳥さん…」
小鳥「…ふふっ。こう見えても私…乙女なんですよ?」クスクス
P「は、ははっ…」ギュー
小鳥「…だから、ね?プロデューサーさん」スッ、
――チュッ、
小鳥「私と一緒に、夢を見てくださいますか?」
おわり
P「小鳥さん…」
小鳥「…ふふっ。こう見えても私…乙女なんですよ?」クスクス
P「は、ははっ…」ギュー
小鳥「…だから、ね?プロデューサーさん」スッ、
――チュッ、
小鳥「私と一緒に、夢を見てくださいますか?」
おわり
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:39:47.45 ID:nmO7UUUSO
はい。ここまでありがとうございました
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:45:26.97 ID:nmO7UUUSO
ちなみにスランジバールはゲール語で、
「貴方の御健康を」
という意味です。某サケ漫画のマスターが時々口にする言葉です
「貴方の御健康を」
という意味です。某サケ漫画のマスターが時々口にする言葉です
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:41:03.49 ID:+vmYWom/0
乙乙
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 01:42:02.41 ID:Fbrly9U00
乙ーん
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 02:14:06.19 ID:v333nrye0
おつ
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/27(金) 02:58:30.38 ID:C4izwL3F0
凄くいい雰囲気だった
乙
乙
この記事へのコメント
レモンハートとはまた懐かしい漫画だな
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URL :
- 餃子 - 2012年07月28日 19:17:35
書き手の技量が問われるけど