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メリー「私メリーさん。人助けに目覚めたの」
URL:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1337351501/
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 23:31:41.73 ID:P24pvNl10
メリー「私メリーさん。今あなたの後ろにいるの」ゴシゴシ
お婆さん「すまないねぇ……わざわざ背中洗ってもらって」
メリー「大丈夫、気にしないで」ゴシゴシ
お婆さん「いやぁ……親切なお嬢さんじゃ……」
メリー「人に感謝されるのって気持ちがいい」
メリー「もっといろんな人を助けよう」
お婆さん「すまないねぇ……わざわざ背中洗ってもらって」
メリー「大丈夫、気にしないで」ゴシゴシ
お婆さん「いやぁ……親切なお嬢さんじゃ……」
メリー「人に感謝されるのって気持ちがいい」
メリー「もっといろんな人を助けよう」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 23:41:29.71 ID:P24pvNl10
女「……」キョロキョロ
プルルルルル……ピッ!
女「はい……」
メリー『私メリーさん。今デパートの一階にいるの』
女「え?」
メリー『私メリーさん。今二階のアイス屋さんにいるの』
女「あの……」
メリー『私メリーさん。今三階のオモチャ屋さんにいるの』
・
・
・
メリー『私メリーさん。今あなたの後ろにいるの』
女「……!」クルッ
幼女「あ、おかーさん!」
女「あ、幼女! どこに行っていたの……心配したんだからね?」
幼女「ごめんなさい、まいごになってたの……でも、しんせつなおねーちゃんがこっちだよっておしえてくれたの!」
メリー「子供は目を離すとすぐどこかにいっちゃうから、ちゃんと見てないと」
プルルルルル……ピッ!
女「はい……」
メリー『私メリーさん。今デパートの一階にいるの』
女「え?」
メリー『私メリーさん。今二階のアイス屋さんにいるの』
女「あの……」
メリー『私メリーさん。今三階のオモチャ屋さんにいるの』
・
・
・
メリー『私メリーさん。今あなたの後ろにいるの』
女「……!」クルッ
幼女「あ、おかーさん!」
女「あ、幼女! どこに行っていたの……心配したんだからね?」
幼女「ごめんなさい、まいごになってたの……でも、しんせつなおねーちゃんがこっちだよっておしえてくれたの!」
メリー「子供は目を離すとすぐどこかにいっちゃうから、ちゃんと見てないと」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 23:52:42.71 ID:P24pvNl10
プルルルル・・・ピッ!
メリー『私メリーさん。今あなたのマンションの前にいるの』
男「あぁ? メリーさんなんか俺の知り合いにはいねぇよ!」
メリー『私メリーさん。今エレベーターの中にいるの』
メリー『私メリーさん。今あなたの部屋のある階についたの』
男「おいおい……」
メリー『私メリーさん。今あなたの家の前にいるの』
男「冗談もいい加減にしろよ・・・・・・たくっ」
男「……一応、確認してみるか……」
ガチャ、バン!
男「……なんだ、やっぱ誰もいねぇじゃねえか……」
プルルルル・・・ピッ!
メリー『私メリーさん。今あなたの後ろにいるの』
男「……ま、まさかな」クルリ
メリー「私メリーさん。あなたの誕生日をお祝いしに来たの。はい、プレゼント」
メリー『私メリーさん。今あなたのマンションの前にいるの』
男「あぁ? メリーさんなんか俺の知り合いにはいねぇよ!」
メリー『私メリーさん。今エレベーターの中にいるの』
メリー『私メリーさん。今あなたの部屋のある階についたの』
男「おいおい……」
メリー『私メリーさん。今あなたの家の前にいるの』
男「冗談もいい加減にしろよ・・・・・・たくっ」
男「……一応、確認してみるか……」
ガチャ、バン!
男「……なんだ、やっぱ誰もいねぇじゃねえか……」
プルルルル・・・ピッ!
メリー『私メリーさん。今あなたの後ろにいるの』
男「……ま、まさかな」クルリ
メリー「私メリーさん。あなたの誕生日をお祝いしに来たの。はい、プレゼント」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 23:54:30.55 ID:bQnA04sX0
泣いた
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/18(金) 23:58:55.66 ID:P24pvNl10
メリー「私メリーさん。今ゴミ捨て場にいるの」
メリー「可燃ゴミの日なのに不燃ゴミを出す人がいないように見張ってるの」
メリー「あと、カラスに荒らされないようにネットをしっかり掛け直してるの」
メリー「ぐちゃぐちゃだと気分が悪いから……ってそこの人。今日は燃えるゴミの日だから不燃ゴミは出しちゃダメ」
業者1「あの女の子が来てからゴミの分別がしっかりしてきたな」
業者2「誰なんだろな、あの女の子」
業者1「まぁ、なんでもいいんじゃないか? 今時珍しいしっかりした子ってだけで」
業者2「そうだな」
メリー「可燃ゴミの日なのに不燃ゴミを出す人がいないように見張ってるの」
メリー「あと、カラスに荒らされないようにネットをしっかり掛け直してるの」
メリー「ぐちゃぐちゃだと気分が悪いから……ってそこの人。今日は燃えるゴミの日だから不燃ゴミは出しちゃダメ」
業者1「あの女の子が来てからゴミの分別がしっかりしてきたな」
業者2「誰なんだろな、あの女の子」
業者1「まぁ、なんでもいいんじゃないか? 今時珍しいしっかりした子ってだけで」
業者2「そうだな」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 00:03:37.72 ID:yvwv71gR0
可愛すぎるだろ
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 00:07:12.52 ID:TW4l5HAs0
メリー「私メリーさん。今交差点にいるの」
メリー「小学生の登校時間に立って、旗を持つの」
メリー「あ、皆。信号が青になったから、手をまっすぐ挙げて、右見て左見て渡りましょう」
子供「はーい!」
先生「すみませんねぇ、いつもいつも」
メリー「いえいえ」
メリー「小学生の登校時間に立って、旗を持つの」
メリー「あ、皆。信号が青になったから、手をまっすぐ挙げて、右見て左見て渡りましょう」
子供「はーい!」
先生「すみませんねぇ、いつもいつも」
メリー「いえいえ」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 00:13:06.47 ID:wkk60s5Q0
メリー「私メリーさん。今駄菓子屋さんにいるの」
メリー「たまには自分へのご褒美に甘いものが食べたい」
メリー「……おまんじゅう……」ジー
・
・
・
メリー「お金がないから買えなかった。別に悲しくなんかないもの」グスン
メリー「たまには自分へのご褒美に甘いものが食べたい」
メリー「……おまんじゅう……」ジー
・
・
・
メリー「お金がないから買えなかった。別に悲しくなんかないもの」グスン
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 00:18:10.77 ID:N5a/+z1j0
饅頭ならいくらでも買ってあげよう
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 00:18:53.82 ID:wkk60s5Q0
メリー『私メリーさん。今あなたの家に向かっているの』
男「え、あ、はぁ……」
メリー『私メリーさん。今あなたの家の前にいるの』
男「あの……」
メリー『私メリーさん。今あなたの家の中にいるの』
男『私今出かけてるんですが……メリーさん?』
メリー『私メリーさん。今付けっぱなしのテレビを消しておいたの』
男「え? あ……そういえば消してなかった」
メリー『電気を大切にね』
男「え、あ、はぁ……」
メリー『私メリーさん。今あなたの家の前にいるの』
男「あの……」
メリー『私メリーさん。今あなたの家の中にいるの』
男『私今出かけてるんですが……メリーさん?』
メリー『私メリーさん。今付けっぱなしのテレビを消しておいたの』
男「え? あ……そういえば消してなかった」
メリー『電気を大切にね』
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 00:27:09.33 ID:wkk60s5Q0
メリー「私メリーさん。今駐車場にいるの」
メリー「駐車場は車上荒らしとかも怖いけど……やっぱり私としては」
メリー「……こう、車の中に置いていかれた子供がいないか気になるの」
子供「……」グッタリ
メリー「……あぁ、やっぱりいた。本当に親は子供のことを考えているのか疑問で仕方ないの」
メリー「あ、もしもし、私メリーさん。今○○スーパーの駐車場にいるの。車の中で子供が放置されて危険だから救急車をお願いしたいの」
メリー「駐車場は車上荒らしとかも怖いけど……やっぱり私としては」
メリー「……こう、車の中に置いていかれた子供がいないか気になるの」
子供「……」グッタリ
メリー「……あぁ、やっぱりいた。本当に親は子供のことを考えているのか疑問で仕方ないの」
メリー「あ、もしもし、私メリーさん。今○○スーパーの駐車場にいるの。車の中で子供が放置されて危険だから救急車をお願いしたいの」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 00:32:18.93 ID:qRfPlqYa0
メリーさんええ子や…
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 00:37:57.77 ID:wkk60s5Q0
メリー「私メリーさん。今空き地にいるの」
子猫「にゃあん」
メリー「……あなた、捨てられたのね」
子猫「なぁお」
メリー「可哀想だけれど、私はあなたを飼う事はできないの……ごめんね?」
子猫「にゃあ?」スリスリ
メリー「そ、そんなに甘えてきても飼えないものは飼えないの……」
子猫「なぁお?」ウルウル
メリー「そ、そんな目で見つめてきてもだめなものは……」
子猫「みゃあみゃあん」
メリー「……」
・・・
プルルルルル・・・・ピッ!
男「はい、もしもし?」
メリー『私メリーさん。今子猫の引き取り手を探してるの。かわいい子猫なの。あなた育ててみない?』
子猫「にゃあん」
メリー「……あなた、捨てられたのね」
子猫「なぁお」
メリー「可哀想だけれど、私はあなたを飼う事はできないの……ごめんね?」
子猫「にゃあ?」スリスリ
メリー「そ、そんなに甘えてきても飼えないものは飼えないの……」
子猫「なぁお?」ウルウル
メリー「そ、そんな目で見つめてきてもだめなものは……」
子猫「みゃあみゃあん」
メリー「……」
・・・
プルルルルル・・・・ピッ!
男「はい、もしもし?」
メリー『私メリーさん。今子猫の引き取り手を探してるの。かわいい子猫なの。あなた育ててみない?』
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 00:44:26.52 ID:wkk60s5Q0
メリー「結局、誰も引き取ってくれなかった」
子猫「にゃあお」
メリー「どうしよう……今更見捨てることなんてできないし……」
子猫「なぁおなぁお」スリスリ
メリー「この子も私に懐いてしまったし……仕方ない」ハァ
・
・
・
メリー「私メリーさん。今本屋にいるの。猫の育て方の本を読んでいるの」
子猫「にゃあお」
メリー「どうしよう……今更見捨てることなんてできないし……」
子猫「なぁおなぁお」スリスリ
メリー「この子も私に懐いてしまったし……仕方ない」ハァ
・
・
・
メリー「私メリーさん。今本屋にいるの。猫の育て方の本を読んでいるの」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 00:51:27.59 ID:wkk60s5Q0
メリー「私メリーさん。今夜の幼稚園にいるの」
メリー「明日は七夕だから、晴れるようにてるてる坊主をたくさん作って吊るしておくの」
メリー「イタズラ好きな子が逆さまに吊るしているのもあるから、それを直して、吊るしなおして・・・・・・ってあぁ! 子猫、てるてる坊主かじっちゃダメ!」
翌日
メリー「私メリーさん。今昨日の幼稚園にいるの。子猫も一緒」
子猫「にゃん」
メリー「空は雲ひとつない青空。綺麗に晴れた。てるてる坊主が効いたわね」フフン
メリー「子供達がワイワイ騒ぎながら短冊に願い事を書いている」
メリー「私は短冊を昨日のうちに吊るさせてもらった」
メリー「……一番乗り」
メリー「明日は七夕だから、晴れるようにてるてる坊主をたくさん作って吊るしておくの」
メリー「イタズラ好きな子が逆さまに吊るしているのもあるから、それを直して、吊るしなおして・・・・・・ってあぁ! 子猫、てるてる坊主かじっちゃダメ!」
翌日
メリー「私メリーさん。今昨日の幼稚園にいるの。子猫も一緒」
子猫「にゃん」
メリー「空は雲ひとつない青空。綺麗に晴れた。てるてる坊主が効いたわね」フフン
メリー「子供達がワイワイ騒ぎながら短冊に願い事を書いている」
メリー「私は短冊を昨日のうちに吊るさせてもらった」
メリー「……一番乗り」
24: 忍法帖【Lv=27,xxxPT】 2012/05/19(土) 00:58:55.54 ID:oG8H0E3o0
こんなメリーさんにマジであいたい
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 01:04:29.18 ID:wkk60s5Q0
メリー「私メリーさん。今真夏の公園にいるの」
メリー「草むしりのボランティア。最近は参加する子供が少なくなってきているらしいから、私が代わりに頑張るの」
メリー「それにしても……暑い。そして蝉がうるさい」イライラ
メリー「痛っ……葉っぱで手を切ってしまった。軍手があればよかったのに……」
おばちゃん「あらあらあんた大丈夫かい?ほら手出して」
メリー「あ、はい」
おばちゃん「……はいこれで大丈夫! 全く、軍手もなしに何やってんのさ!」
メリー「実は、その……」
おばちゃん「なんだあんた軍手持ってないのかい!? しょうがないねぇ、おばちゃんの貸してあげる!」
メリー「え……いいの?」
おばちゃん「こんなかわいい子が頑張ってるんだ、ほっとくなんて出来るかい!」
メリー「……ありがとう」
おばちゃん「いいっていいって!」
・・・
メリー「人の親切とボランティアに配られたジュースが身にしみる」チューチュー
メリー「草むしりのボランティア。最近は参加する子供が少なくなってきているらしいから、私が代わりに頑張るの」
メリー「それにしても……暑い。そして蝉がうるさい」イライラ
メリー「痛っ……葉っぱで手を切ってしまった。軍手があればよかったのに……」
おばちゃん「あらあらあんた大丈夫かい?ほら手出して」
メリー「あ、はい」
おばちゃん「……はいこれで大丈夫! 全く、軍手もなしに何やってんのさ!」
メリー「実は、その……」
おばちゃん「なんだあんた軍手持ってないのかい!? しょうがないねぇ、おばちゃんの貸してあげる!」
メリー「え……いいの?」
おばちゃん「こんなかわいい子が頑張ってるんだ、ほっとくなんて出来るかい!」
メリー「……ありがとう」
おばちゃん「いいっていいって!」
・・・
メリー「人の親切とボランティアに配られたジュースが身にしみる」チューチュー
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 01:11:58.98 ID:wkk60s5Q0
メリー「私メリーさん。せっかく電話を持っているのに誰からもかかってこないのは少し寂しいの」
メリー「……」
メリー「公衆電話で私の電話の番号を押せば……」
メリー「いやいや、それは流石に悲しすぎるから、うん」
メリー「いや、でも……着信履歴が真っ白なのも……」
メリー「……一回だけなら、うん。これは実験だもの。大丈夫、悲しくなんかない」
・・・
メリー「私メリーさん。そもそも公衆電話を使うお金がなかったの。貧乏は辛いわ」
メリー「……」
メリー「公衆電話で私の電話の番号を押せば……」
メリー「いやいや、それは流石に悲しすぎるから、うん」
メリー「いや、でも……着信履歴が真っ白なのも……」
メリー「……一回だけなら、うん。これは実験だもの。大丈夫、悲しくなんかない」
・・・
メリー「私メリーさん。そもそも公衆電話を使うお金がなかったの。貧乏は辛いわ」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 01:20:23.80 ID:wkk60s5Q0
メリー「私メリーさん。子猫に名前をつけてあげていないことに気づいたの」
子猫「なお?」
メリー「ごめんね、名前つけてあげないと可哀想だよね」
子猫「にゃあ!」
メリー「ふふ……さて、なんて名前を付けてあげようかな」
メリー「うーん……見た目はふわっとしていて、色は白め……」
子猫「にゃあ?」
メリー「何かを連想させるような……うーん……」
メリー「……お饅頭?」
メリー「……いや、さすがに饅頭は名前として……」
子猫「にゃん! にゃあ♪」
メリー「……え、嘘饅頭気に入ったの?」
子猫「にゃあん!」
メリー「……まぁいいか、この子が気に入ったのなら、饅頭で」
子猫「なお?」
メリー「ごめんね、名前つけてあげないと可哀想だよね」
子猫「にゃあ!」
メリー「ふふ……さて、なんて名前を付けてあげようかな」
メリー「うーん……見た目はふわっとしていて、色は白め……」
子猫「にゃあ?」
メリー「何かを連想させるような……うーん……」
メリー「……お饅頭?」
メリー「……いや、さすがに饅頭は名前として……」
子猫「にゃん! にゃあ♪」
メリー「……え、嘘饅頭気に入ったの?」
子猫「にゃあん!」
メリー「……まぁいいか、この子が気に入ったのなら、饅頭で」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 01:25:48.00 ID:wkk60s5Q0
メリー「私メリーさん。今紅葉狩りに来ているの」
メリー「ひらひらと舞っていく紅葉はとても綺麗……だけど」チラッ
ゴミ「」
メリー「……心無い人がゴミをポイ捨てしていくのは許せない」
メリー「持ち込んだものは持ち帰る。それかちゃんとゴミ箱へ。観光に行くときのお約束」
メリー「……飲みかけのペットボトル捨てていくなんて、本当勿体無い……」
メリー「ひらひらと舞っていく紅葉はとても綺麗……だけど」チラッ
ゴミ「」
メリー「……心無い人がゴミをポイ捨てしていくのは許せない」
メリー「持ち込んだものは持ち帰る。それかちゃんとゴミ箱へ。観光に行くときのお約束」
メリー「……飲みかけのペットボトル捨てていくなんて、本当勿体無い……」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 01:34:10.96 ID:wkk60s5Q0
男「……入院して1週間。誰も見舞いなんか来やしねぇ」
男「……はは、泣きたくなって来たわ」
プルルルル・・・ピッ!
メリー『私メリーさん。今病院の中にいるn』男「馬鹿野郎病院の中で電話してんじゃねぇよっ!」
メリー『あっ……ごめんなさいすぐ切るわ』ピッ
男「……たく、今時メリーさんの電話とか、いつの時代のイタズラだよ」
コンコン
男「ん? あぁ、検診の時間か……どうぞーあいてますよー」
メリー「私メリーさん。あなたのお見舞いに来たの」
男「……え?」
メリー「さっきは病院で電話かけてごめんなさい。私としたことが迂闊だったわ」
男「お、おう」
メリー「ここにお見舞いの品置いておくから。早くよくなってね? じゃあ、私行くね」
男「……はは、泣きたくなって来たわ」
プルルルル・・・ピッ!
メリー『私メリーさん。今病院の中にいるn』男「馬鹿野郎病院の中で電話してんじゃねぇよっ!」
メリー『あっ……ごめんなさいすぐ切るわ』ピッ
男「……たく、今時メリーさんの電話とか、いつの時代のイタズラだよ」
コンコン
男「ん? あぁ、検診の時間か……どうぞーあいてますよー」
メリー「私メリーさん。あなたのお見舞いに来たの」
男「……え?」
メリー「さっきは病院で電話かけてごめんなさい。私としたことが迂闊だったわ」
男「お、おう」
メリー「ここにお見舞いの品置いておくから。早くよくなってね? じゃあ、私行くね」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 01:39:33.72 ID:wkk60s5Q0
メリー「私メリーさん。今冬空の下を歩いているの」
メリー「……寒いから冬は嫌い」
メリー「……何かあったかい物が食べたい」
子猫「にゅあ……」
メリー「……お前もおいしいもの食べたいよね? ごめんね、お金がなくて何も買えないの。ごめんね……」
子猫「にゃあん……」
メリー「……夏のときのジュース、また飲みたいなぁ……」
メリー「……寒いから冬は嫌い」
メリー「……何かあったかい物が食べたい」
子猫「にゅあ……」
メリー「……お前もおいしいもの食べたいよね? ごめんね、お金がなくて何も買えないの。ごめんね……」
子猫「にゃあん……」
メリー「……夏のときのジュース、また飲みたいなぁ……」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 01:44:03.08 ID:wkk60s5Q0
メリー「私メリーさん。もう1週間何も食べていないの」グゥー
メリー「子猫にご飯をあげるのが精一杯」
メリー「最後にお腹一杯になったのはいつだったかなぁ……寒さがお腹にまでしみる」ハァ
メリー「……町のあちこちにサンタがいる。そっか、もうすぐクリスマスか」
メリー「……おいしそうなケーキ……いいなぁ……食べたい」
子猫「にゃあん……」
メリー「……あ、雪まで降ってきた」
メリー「……雪でも、お腹は膨れるのかな……」
メリー「子猫にご飯をあげるのが精一杯」
メリー「最後にお腹一杯になったのはいつだったかなぁ……寒さがお腹にまでしみる」ハァ
メリー「……町のあちこちにサンタがいる。そっか、もうすぐクリスマスか」
メリー「……おいしそうなケーキ……いいなぁ……食べたい」
子猫「にゃあん……」
メリー「……あ、雪まで降ってきた」
メリー「……雪でも、お腹は膨れるのかな……」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 01:50:46.76 ID:wkk60s5Q0
メリー「私メリーさん……とうとう子猫にもご飯をあげられるのが厳しくなってきたの」
メリー「……明日はクリスマスかぁ……サンタさんは私にプレゼントを運んできてくれるのかな」
メリー「……お腹一杯ご飯が食べたい。おいしいお饅頭が食べたい……」
メリー「……あはは、都市伝説の類の私に、サンタさんが来るわけないよね」
メリー「……あっ」バタッ
メリー「私メリーさん、今転んじゃったの……お腹が減って立つ力も出ないの」
メリー「……もう、疲れちゃったなぁ……」
?「おや、あんたは……」
メリー「え……?」
メリー「……明日はクリスマスかぁ……サンタさんは私にプレゼントを運んできてくれるのかな」
メリー「……お腹一杯ご飯が食べたい。おいしいお饅頭が食べたい……」
メリー「……あはは、都市伝説の類の私に、サンタさんが来るわけないよね」
メリー「……あっ」バタッ
メリー「私メリーさん、今転んじゃったの……お腹が減って立つ力も出ないの」
メリー「……もう、疲れちゃったなぁ……」
?「おや、あんたは……」
メリー「え……?」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 01:56:41.16 ID:wkk60s5Q0
お婆さん「あぁ、やっぱり私の背中を洗ってくれた子だ。懐かしいねぇ、一体どうしてこんなところで倒れてるんだい」
メリー「お婆さん……」
お婆さん「おや、よく見たらお嬢さんずいぶんと汚れているねぇ……ほら、立てるかい? 手を貸すよ」
メリー「ありがとう……」
お婆さん「あのときのお礼がしたくてねぇ……今から私の家に来ないかい? 孫がこなくなって寂しいんだよ」
メリー「……いいの?」
お婆さん「一緒においしいご飯食べようかぇ、あ、お饅頭好きかい? おいしいお饅頭があるのよ。ほら、猫ちゃんも一緒に連れてきていいから」
メリー「お饅頭……」
お婆さん「あぁ、でもその前にお風呂に入れてあげないとねぇ。女の子がそんなに汚れていたら可哀想だからねぇ」
・・・
メリー「お婆さん……」
お婆さん「おや、よく見たらお嬢さんずいぶんと汚れているねぇ……ほら、立てるかい? 手を貸すよ」
メリー「ありがとう……」
お婆さん「あのときのお礼がしたくてねぇ……今から私の家に来ないかい? 孫がこなくなって寂しいんだよ」
メリー「……いいの?」
お婆さん「一緒においしいご飯食べようかぇ、あ、お饅頭好きかい? おいしいお饅頭があるのよ。ほら、猫ちゃんも一緒に連れてきていいから」
メリー「お饅頭……」
お婆さん「あぁ、でもその前にお風呂に入れてあげないとねぇ。女の子がそんなに汚れていたら可哀想だからねぇ」
・・・
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 02:01:31.87 ID:wkk60s5Q0
メリー「私メリーさん。今お婆さんの家にいるの」
メリー「お婆さんと一緒に食べた久々のご飯はとってもおいしかったの」
お婆さん「はいよ、お嬢さん。お饅頭だよ、お食べ」
メリー「あ、ありがとう」
お婆さん「はい、猫ちゃんにはお魚だよ」
子猫「にゃおん!」
メリー「……」モグモグ、
メリー「……」モニュモニュ、
メリー「……」ゴクン
メリー「……幸せ」
お婆さん「気に入ってくれたかい、よかったよかった」
メリー「……お婆さん、饅頭」
お婆さん「ん?」
子猫「むゃあ?」
メリー「……メリークリスマス」
メリー「お婆さんと一緒に食べた久々のご飯はとってもおいしかったの」
お婆さん「はいよ、お嬢さん。お饅頭だよ、お食べ」
メリー「あ、ありがとう」
お婆さん「はい、猫ちゃんにはお魚だよ」
子猫「にゃおん!」
メリー「……」モグモグ、
メリー「……」モニュモニュ、
メリー「……」ゴクン
メリー「……幸せ」
お婆さん「気に入ってくれたかい、よかったよかった」
メリー「……お婆さん、饅頭」
お婆さん「ん?」
子猫「むゃあ?」
メリー「……メリークリスマス」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 02:06:29.83 ID:wkk60s5Q0
メリー「私メリーさん。人助けをして、そして人に助けられたの」
メリー「私メリーさん。今とても幸せなの」
メリー「私メリーさん。これからも、人助けをしていくつもりなの」
メリー「私メリーさん。今、あなたの近くに向かっているの」
メリー「私メリーさん。だから……あなたも周りの人を助けてあげて欲しいの」
終わり
メリー「私メリーさん。今とても幸せなの」
メリー「私メリーさん。これからも、人助けをしていくつもりなの」
メリー「私メリーさん。今、あなたの近くに向かっているの」
メリー「私メリーさん。だから……あなたも周りの人を助けてあげて欲しいの」
終わり
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 02:08:23.06 ID:wkk60s5Q0
疲れた 寝る
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 02:19:29.45 ID:d8m4lXcti
こんな時間に乙
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 02:26:11.93 ID:B6mygx4N0
なんでこんなメリーさんがうちに来ないのか
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/19(土) 02:43:26.12 ID:pkBgDCSK0
乙乙
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