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京子「あかり×結衣のエロ同人誌書いてしまった…」

引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344254382/
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:13:02.03 ID:fB1FjLUa0

京子「……どうしよう、勢い余って製本してしまった」

京子「フルカラー、全420ページ……ジャンプより存在感あるぞこれぇ」

京子「そして、ああ、なんでわたしは……ごらく部の机の上にこの本を置いてしまうんだあああ!」

京子「ああ、ダメ……こんなとこに置いておいて、見られたら身の破滅だ!」ゾクゾク

結衣「おはよー」ガララ

京子「チェストー!」バババッ

あかり「ど、どーしたの? 京子ちゃん」

京子「い、いやあ、ちょっとね」

あかり「もう、へんな京子ちゃん」

結衣「……ん? なんだその本」

京子「しまった、はじき飛ばしただけだった!」

結衣「ずいぶん分厚い本だな……なになに?」ペラ

京子「結衣……だめえええええ!」


みたいな


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:18:03.07 ID:kI+4lmsT0

>>3
はよ


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:22:10.67 ID:fB1FjLUa0

結衣「また京子の漫画か……ずいぶん力作だな」

京子「結衣、だめ! かえせー!」

結衣「なになに? 世界は破滅の危機を迎えていた……おお、ずいぶん本格的なはじまり方だな」グイッ

京子「あぶぅ!? あかりからもなんか言ってよ!」

あかり「わあ、これって結衣ちゃんだよね? ヨロイ着て馬乗ってる……ナイトさんだぁ」

結衣「ふふ、けっこうかっこいいな……そして、さらわれた姫君を助けるのだ……」

あかり「……この、遠くの山に浮かんでるのって、お姫様の顔?」

結衣「お姫様の見た目の記憶は、魔王がみんなから盗んでしまっているらしい」

あかり「へー……だから輪郭だけなんだ……おもしろいね」

京子「く……面白いとか言われると、取り返せなくなるじゃんかあ……」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:26:34.89 ID:fB1FjLUa0

結衣「騎士は平和と姫を取り戻すため、魔王に単身戦いを挑む」

あかり「……どきどき」

結衣「あ、あぶない!」

あかり「……よかった、さすが結衣ちゃん。ドラゴンも一撃だ」

結衣「でも、不意打ちで傷を負って動けない……毒が回って……ああ……」

あかり「あ、魔法使いのおばあさんが出てきた」

結衣「よかった……良い魔法使いだったな。助けてもらって……予言?」

あかり「本当に大切なものは何か、よく考えることだな……って……」

京子「はうはう……読みすすめてるぅ」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:33:00.98 ID:fB1FjLUa0

結衣「大グモを倒し、聖なる泉の加護を受けて……ついに魔王城」

あかり「でもでも、捕まっちゃたよ!?」

結衣「武器も奪われて、魔王の目の前、崖っぷちの二本道……どちらかを選べって……」

あかり「鳥かごに入れられたお姫様と、世界を破滅させる火山の噴火っ!? どっちかを選べって……そんな!」

結衣「おお!? そこでわたしは振り向いて……魔王! 私は騎士だ! 騎士は敵に背を向けない! おまえが私の後ろに居るなら、お前を倒すまでだ!」

あかり「何もない手に、光が集まって……こ、これは……」

結衣「エルフと聖なる魔法使いと、天使と地底人とアンドロメダ星人と未来人の力が集まって……」

あかり「ひとつの輝く剣に……いっけええええ! 結衣ちゃあああん!」

結衣「うおおおおおお! ……やった、魔王を倒した」

あかり「うん……うん……よかったね」ポロポロ

京子「読んでる……読んじゃってるよおおお!」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:35:02.89 ID:kI+4lmsT0

エロ漫画なのに壮大やな


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:37:21.40 ID:fB1FjLUa0

結衣「で、ふたりは王国に帰って……え!? 帰らないの!?」

あかり「なんか、宿屋に泊まって……え……ええっ!?」

京子「……あちゃー」

結衣「うわ、ちょ……これ、すごすぎ」

あかり「……ごくり」

京子「ごめん! それ返して!」

結衣「うるさい、京子!」ドシーン

京子「あうっ……」

結衣「うわ……ナイトってやっぱり女の子だったんだ……」

あかり「わっ! わあっ! そんな、女の子同士なのに……」

結衣「……」ドキドキ

あかり「……」ドキドキ

結衣「まあ、助けたお姫様がかわいかったら仕方ないよな」

あかり「そうそう。騎士様がやさしくてかっこよかったら仕方ないって……」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:38:24.93 ID:wqcUv9Y+O

うん、仕方ないね


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:39:29.67 ID:y0twS3q90

その通りだな


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:40:44.17 ID:wRVxFIlOO

これは京子ちゃん恥ずかしい


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:43:23.31 ID:faoZWh7E0

さてどうなる


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:44:19.26 ID:fB1FjLUa0

結衣「仕方ないよな、うんうん」

あかり「あはは……そうそう」

結衣「それで……一夜を明かして、宿屋の主人に『お楽しみでしたね』って冷やかされて」

あかり「あ、あれ? 騎士様って言われるのに、お姫様には挨拶なしなの!?」

結衣「そういや……あかり鋭い。魔王がお姫様の美しさを独り占めしようとした封印のオーブが騎士の手にある限り、お姫様の呪いは解けないんだ」

あかり「えっ!? それじゃあ騎士様以外、だれも姫のことが誰かわからないし、だれも姫のかわいらしさを思い出せないの?」

結衣「うん……それで、騎士がこのまま姫を連れ帰っても、姫は隣国との政略結婚に使われるだけ……」

あかり「だから、オーブをそのままにして……逃げて……」

結衣「……ふぅ、ハッピーエンド……なのかな?」

あかり「うーん……どうなんだろ? 姫にも騎士様にも帰る国はなくなっちゃったんだよね」

京子「うわわ……感想談義が始まってる……作者としてはうれしいけど、ふくざつすぎるぅ……」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:48:10.66 ID:fB1FjLUa0

結衣「でも、しあわせなんだろ……好きな人といっしょに居られるんだ」

あかり「そうだよね……好きな人と……///」

結衣「好きな……おい、あかり!」

あかり「へ?」

結衣「そんなにじっと見るなよ……はずかしいじゃないか///」

あかり「ご、ごご、ごめん! 結衣ちゃん! そんなんじゃ……///」

結衣「……え? そ、そうだよな、京子の描いた漫画に影響されるなんて……」

あかり「……」

結衣「……」

あかり「……影響、されちゃったかも」

結衣「おい! 何バカなこと言って……」

あかり「結衣ちゃん、姫と騎士様みたいに……しよ?」

京子「お? ををををっ!? いかんふたりを止めないと!」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:52:31.86 ID:fB1FjLUa0

結衣「こら!」ポカリ

あかり「あいたっ」

結衣「だめだろ、あかり、そんなことしちゃ」

京子「……ほっ」

結衣「タチは騎士様だったろ?」

あかり「あ、そうだね」

京子「そうだね……じゃなあああい!」

結衣「もう、宿屋の親父、冷やかすなら朝にしてくれないかな?」

あかり「そうですわご主人……いまは下に降りていらしてくださらない?」

京子「ちょちょちょい! ……ふたりとも口調変わってるよ!?」

結衣「好きだ……姫」

あかり「ああ……騎士様♡」

ちなつ「ストーップ!」

あかり「きゃあ! 魔王!」

ちなつ「だれが魔王かッ!」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:57:36.83 ID:fB1FjLUa0

ちなつ「京子先輩、その本です!」

京子「へっ!?」

ちなつ「いま、世間でその本が大問題になっています。ふたりで一緒に読んだら、必ず恋仲になってしまう本」

京子「そ、そんな効果があったのか!? わたしの才能、おそるべし」

ちなつ「効果には限度があるそうですが……危険です。わたしが管理します!」

京子「ん、たしかに危険だよね……でもさ」

ちなつ「なんですか?」

京子「わたし、騎士と姫の顔、結衣とあかりは逆で描いたはずなんだ」

ちなつ「え……でも、たしかに結衣先輩は騎士様役で……」

京子「おかしいよね、見てよほら、騎士の顔」

ちなつ「え……それって」

京子「あかりでしょ?」

ちなつ「騎士様の顔……京子先輩になってます」

京子「え……そんなバカな!?」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:00:12.31 ID:fB1FjLUa0

ちなつ「ほら、見てください。姫様の顔は……あれ? わたし……」

京子「と、とにかく内容を確認するぞ!」

ちなつ「そうですね……まずはこのドラゴン退治から……」

京子「自分で描いて何だけど……面白いな」

ちなつ「たしかに……そうですね」

京子「読むの止まらない」

ちなつ「はい……」

………………
…………
……


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:06:47.78 ID:fB1FjLUa0

……
…………
………………

綾乃「まったく……ごらく部の連中、なにしてたのかしら?」

千歳「ほんとに、4人とも全裸で気絶して……なにしてたんやろなぁ?」ツツー

綾乃「騒ぎになるまえに見つけられたから良かった……茶室を調べるわよ」

千歳「ほいな」

綾乃「……うわ、何この匂い……///」

千歳「女の子の匂いやねえ///」

綾乃「まさかあの子たち……いやいや、そんなこと……ん?」

千歳「どしたん?」

綾乃「漫画本みたい……見て」

千歳「あらほんと。この騎士、綾乃ちゃんにそっくりやわぁ」

綾乃「……あら、けっこう面白いわよ」

千歳「そうやなぁ……読むの止まらんわぁ」

……end


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:09:21.95 ID:wqcUv9Y+O



51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:26:54.64 ID:GgPKwa280



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:08:16.67 ID:fB1FjLUa0

>>10
どーぞ




10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 21:24:42.59 ID:WTRk/z1X0

結衣「おぉ? なんだ、今回は私達を漫画にしたのかー?」

京子「そ、そうなんだよー(まだ導入部の日常場面だ……)」

結衣「へぇー。ちょっとじっくり読んで見るか~」

京子「あ、いや、だ、ダメだよ!」パシッ

結衣「なんで? 良いだろー?」ガバッ

京子「あぁ……(しばらくは日常場面だけど……)」

結衣「ふむふむ。私とあかりが街に遊びに行ってるんだな」

京子「そ、そうだね~(あんまり絵をじっくり見ないで~……)」

結衣「? でもなんで、手をつないでるんだ?」

京子「(あぁぁぁ……)ほらあかりって存在感無いじゃん? だから、迷子になりやすいっていうキャラ付けの一環だよ~」

結衣「なるほどなー。読者はまだこの時点では知らないわけだからなー」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:33:09.17 ID:WTRk/z1X0

結衣「でもやっぱり京子って絵上手いなぁ~。細部までしっかり描いてあるよー」

京子「あ、ありがとう~(今回は特に気合い入れて書いちゃったからね~……)」

あかり「すごいねぇ~」ギュッ

京子「!」

京子(あかりと結衣が……密着して一緒に読んでる……)

京子(うっ……)

京子「……」ゴクッ

京子(私、オタク・歳納京子、今まであまたの作品や同人誌に触れてきましたが……)

京子(一番萌えるCPは……)

京子(ものすごく身近にいたという事に気が付いて早半年あまり……)

京子「実際に今度、こうやって二人で街におでかけするかー」

あかり「良いね、良いねぇ」ニコニコ

京子「……」キュンキュン

京子(萌える……)


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:37:05.98 ID:wqcUv9Y+O

だ…第二波だと…!
俺得


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:39:09.09 ID:WTRk/z1X0

結衣「お? 二人で裏路地に入っていったぞ?」

京子(ま、まだ大丈夫だよね……)

あかり「ちょっと暗くて恐い道だねぇ……」

結衣「く、暗がりから誰か出て来たぞ!」

あかり「あぁ!!」

  暴漢「おい! その赤髪の女をこっちに寄こせ!」

  結衣「な、なんだお前は!?」

  あかり「結衣ちゃん、あの人ナイフ持ってるよぉ……」

結衣「ナイフを持った暴漢だと……?」

あかり「こ、恐いよぉ……」ギュッ

京子「!」

京子(くっ……)


58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:39:52.03 ID:WTRk/z1X0

京子(は、早い所読むのを辞めさせたいけど……)

結衣「ど、どうなるんだ……?」

あかり「ナイフは危険だよぉ。結衣ちゃん、立ち向かっちゃだめだよぉ!」ギュッ

結衣「よし。ページをめくるぞ……」ゴクッ

あかり「う、うん」ギュッ

京子(くっ……密着してる二人も見ていたい……)


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:46:11.14 ID:WTRk/z1X0

結衣「あぁ!」

  暴漢「うるせぇ! よこせって言ってんだろ!」ダッ ブンブン

あかり「ナイフ振り回しながら襲ってきたよぉ!」

  結衣「!! あかり、逃げろ!」

  あかり「ダメだよ結衣ちゃん!」

  暴漢「おりゃあ~!!」ブンブン

あかり「結衣ちゃん危ないよぉ!」ギュッ

  暴漢「おりゃあ!」ブンッ!

  結衣「!」

  あかり「結衣ちゃん、危ない!」バッ

  ピッ

結衣・あかり「「!」」


62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:48:27.58 ID:WTRk/z1X0

結衣「あ、あかり!」

あかり「あ、あかりのほっぺから……」


  ポタポタ

  結衣「あ、あかり! 大丈夫か!」

  あかり「う、うん! ちょっと、ほっぺ切れちゃっただけだから……」ポタポタ


あかり「あ、あかり痛そうだよぉ~……」

結衣「あかり、やつ……私をかばって……」

京子(結衣のやつ……話にめっちゃ入り込んでる……)


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:52:35.73 ID:nvgllZTs0

この結衣は間違いなくレーシングゲームで体を傾ける


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:52:52.68 ID:WTRk/z1X0

  結衣「ちょっとじゃないだろ……」

  あかり「だ、大丈夫だよぉ。後で唾つけて、帰ってからちゃんと絆創膏貼ればさ!」ポタポタ

  結衣「あかり……」


あかり「あかり、実際にこんな風に切れたらきっと泣いちゃうよぉ……」

結衣「あかり……無茶しやがって……」

京子(ゆ、結衣……なにマジな顔してるんだ……)


  結衣「あかり……」

  あかり「……?」

  結衣「とりあえず、応急処置だ」

  あかり「応急処置?」


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:55:24.68 ID:WTRk/z1X0

  結衣「あぁ」スッ

  あかり「……?」

  結衣「……」ほっぺにチュッ

  あかり「!」


あかり「わぉ! (この結衣ちゃん大胆だよぉ……!)」

京子(こ、この場面はまだセーフよね? 医療行為だもんね?)ドキドキ

結衣「あかり」

あかり「? どうしたの?」

京子「……?」

結衣「応急処置だ」スッ

あかり「え?」

京子「! (ま、まさか……)」

結衣「……」ほっぺにチュッ

あかり「!」

京子「!! (キマシタワー!!)」


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 22:58:49.46 ID:WTRk/z1X0

あかり「ゆ、結衣ちゃん!」カァッ

結衣「?」

結衣「!」

結衣「あ、あれ!?」

あかり「こ、これ漫画だよぉ!」アセアセ

結衣「あ……私、な、なにやってんだ……! (入り込み過ぎた……)」アセアセ

京子「……」キュンキュン


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:02:27.98 ID:WTRk/z1X0

結衣「ご、ごめん。ちょっと気を落ちつけて……」ドキドキ

あかり「そ、そうだねぇ……」ドキドキ

結衣「……ふぅ」

あかり「……ふぅ」

結衣「続きを読もう」

あかり「うん」


  暴漢「おい、お前ら!」


結衣「お、しばらくフレームアウトしてた暴漢がまた出て来たな」

あかり「すっかり忘れてたよぉ」


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:03:03.03 ID:WTRk/z1X0



  暴漢「ふっ」ニヤッ

  暴漢「……」ガサゴソ

  結衣・あかり「!?」


結衣「おい、暴漢の奴、だっさいウエストポーチからなにか出そうとしてるぞ……!」

あかり「なにかな? 新しい武器かなぁ?」プルプル

京子(あ……この辺からちょっとやばいかな……)アセアセ


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:07:28.87 ID:WTRk/z1X0



  暴漢「へ!」スッ

  結衣・あかり「……?」


結衣「なんだこれ? 塗り薬の入れ物?」

あかり「まさか、あかりのほっぺに塗る薬をくれるのかなぁ……?」

京子(そろそろ読むのとめた方が良いかな……)


  暴漢「……」ヌリヌリ

  結衣「ナイフに……」

  あかり「塗ってる……?」


あかり「ナイフさんが怪我したのかなぁ?」

結衣「いやいや、ナイフに塗るって事は、きっと毒なんだろ!」

あかり「えぇ~!? 毒~!?」


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:11:29.89 ID:WTRk/z1X0

  暴漢「これはな、毒だ!」

  あかり「ど……」

  結衣「毒だと!?」


結衣「やっぱり……」

あかり「えぇ……?」


  暴漢「さっきみたいに、かすっただけでもアウトだぞ!」

  結衣「な、なに~!」

  あかり「え、えぇ~……?」プルプル


結衣「あかり、さっきみたいな無茶するなよ……!」

あかり「恐いよぉ……」ギューッ

京子「!」

京子(そろそろとめなきゃだけど……とめられないー!!)キュンキュン


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:14:54.78 ID:WTRk/z1X0



  暴漢「血液中に少しでも入ったら、10分で死ぬ!」

  結衣「な……」

  あかり「し、死ぬ……?」


結衣「おいおい、マジな毒じゃねぇか!」

あかり「二人共、逃げて~!」


  暴漢「解毒方法は……」

  結衣「お、教えてくれ!」

  あかり「是非!」


結衣「な、なんでこいつ自分から解毒方法バラそうとしてるんだ!?」

あかり「なんだかんだ優しい暴漢さんなんだねぇ」

京子(作家・歳納京子の技術の無さが露呈してる……)ショボン


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:15:48.89 ID:X+xpsDfz0

良い奴じゃねーか


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:16:36.04 ID:wqcUv9Y+O

これは京子ちゃん恥ずかしい


89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:17:26.65 ID:WTRk/z1X0



  暴漢「解毒方法は……」


京子(あ……やばい。そろそろとめた方が……)

結衣「解毒方法は一体なんなんだ!」

あかり「気になるよぉ!」

ペラッ


  暴漢「他人の唾液を口から摂取する事だ!」


あかり・結衣「「」」

京子(あちゃー……)


90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:20:00.47 ID:kI+4lmsT0

随分都合のいい毒やな


93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:21:24.22 ID:WTRk/z1X0



  結衣「た、他人の唾液……!?」

  あかり「つ、つばって事……!?」

  暴漢「英語で言うならsalivaだな!」


京子(ど、どうしよう……明らかにおかしいでしょこんなの……)

京子「……」ゴクッ

京子「……」チラッ

結衣「……良かった」

あかり「……良かったね」

京子「!?」

結衣「そんな簡単な方法だったのか……」

あかり「やっぱり優しい暴漢さんなんだね……」

京子「」


96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:27:16.21 ID:WTRk/z1X0


  暴漢「しゃあ! 行くぞ~!!」ダッ

  あかり「!!」

  結衣「くっ……!」


結衣「結局襲ってきやがるのか!」

あかり「やっぱり生粋の暴漢さんなんだねぇ!」プルプル

結衣「あかり、さっきみたいに私をかばうなんて事するなよ……!」ギュッ

あかり「ううん、結衣ちゃんこそ、早く逃げて!」

京子(ダメだ……読むのをとめようとする手が出ないよもう……)キュンキュン


  暴漢「おりゃあ!」ブンッ

  結衣「あかり! 危ない!」

  あかり「結衣ちゃん!」

  ブシュッ


あかり「結衣ちゃん!!」


99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:33:53.06 ID:WTRk/z1X0

  ポタ ポタ

  結衣「うっ……」ポタ ポタ

  あかり「結衣ちゃん!」

  結衣「だ、大丈夫だ……二の腕がちょっと切れただけだよ……」ポタ ポタ

  あかり「ちょ……」


あかり「ちょっとじゃないよぉ!」ギュッ

京子(か……完全に……)


  結衣「早く逃げろ、」


結衣「あかり!」ギュッ

京子(物語とシンクロしちゃってるよ……)


100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:34:42.49 ID:WTRk/z1X0



  暴漢「早くしねぇと、10分経っちまうぞ? ほら、時計だ」ポンッ

  あかり「……」パシッ

  結衣「あかり……早く逃げろ……」

  あかり「結衣ちゃん」スッ

  結衣「……」

  あかり「……」肩カシッ

  あかり「……」スッ


あかり「……」チュッ

結衣「!」

あかり「……」チューッ

京子「!!」

京子(も……もう萌え死ぬ……)ピクピク


104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:41:50.79 ID:WTRk/z1X0

結衣「あ、あかり」

あかり「?」

あかり「!」

あかり「あっ……!」

結衣「……」カァッ

あかり「ご、ごめん! ごめんごめん! (あかりってば……物語に夢中になり過ぎて……!)」アセアセアセアセ

結衣「い、いや……」カァッ

あかり「あっ……」カァッ

京子(あsんだjんだjなk)


106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:45:17.67 ID:WTRk/z1X0

あかり(は、恥ずかし過ぎるよぉ……)カァッ

結衣(さすがに口でキスは照れるな……)カァッ

あかり・結衣「……」テレテレ

あかり(ど、どうしよう……この空気……原因作っちゃったあかりがどうにかしなきゃ……)アセアセ

結衣(恥ずかしくて、あかりの顔が、しっかり見れない……)

あかり「……」チラッ

あかり(そ、そうだ!)

あかり(も、もう一回、漫画に没頭すれば良いんだ)カシッ

あかり「ゆ、結衣ちゃん! 続き読もう!」

結衣「! (確かにその方が今は……) そ、そうだな!」

京子「……」グッ


108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:50:18.09 ID:WTRk/z1X0

あかり「えぇっと……これで、結衣ちゃんの毒は……」

結衣「解毒されたんだよな……」

ピラッ


  暴漢「ひゃっはっはっはっは」

  あかり・結衣「!?」


結衣「またフレームアウトしてた暴漢が……大笑いしだしたぞ?」

あかり「笑顔可愛いねぇ」


109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:53:12.10 ID:WTRk/z1X0



  暴漢「馬鹿め!」

  あかり・結衣「!?」

  暴漢「言ってなかったが……」

  あかり・結衣「い、言ってなかったが……?」

  暴漢「最低3分は口をつけてなきゃ効果がねぇんだよ!」

  あかり・結衣「!」


結衣「こ、こいつ、情報の後だしなんて卑怯な!」

あかり「……」


  暴漢「だから時計を渡したんだ!早くしろ! 手遅れになってもしらねぇぞ!」


あかり「……」カシッ

結衣「!?」

京子「……」時計サッ

あかり「……」パシッ


112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:53:43.63 ID:WTRk/z1X0

あかり「……」スーッ

結衣「!」


あかり「……」チュッ


結衣「!!」


あかり「……」チューッ

結衣「んっ……」


京子(今日で死んでも良いや)


113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:55:58.17 ID:wqcUv9Y+O

俺も今、京子さんと同じ気持ちだと思います


114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:56:16.93 ID:y0twS3q90

右に同じ


115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:57:49.59 ID:TzWfQIIn0

右には何もないぞ


116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/06(月) 23:58:03.73 ID:WTRk/z1X0

結衣「んっ……」

結衣「ぷはっ」パッ

結衣「あ……あかり……」

あかり「まだだよぉ。まだ、1分半しか経ってないよぉ」スッ

結衣「あ……」

あかり「……」チュッ

結衣「んっ……」

あかり「……」チューッ

京子「……」ビクン ビクン


117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:01:19.50 ID:B9rwEf0+O

暴漢「傷口の手当は俺がしておいてやる」


118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:04:34.93 ID:IFeF9pb80

あかり「……」チューッ

結衣「んっ……」

あかり「……ふぅ」パッ

結衣「はぁ……はぁ……」

あかり「これで解毒出来たよぉ」ニコッ

結衣「あ、あかり……それは漫画の」

あかり「わかってるよぉ」

結衣「!」

あかり「途中からわかってたけど、なんかやめられなかったんだよぉ。ごめんね」シュン

結衣「……」

あかり「……」シュン

結衣「……ううん、良いよ」ナデナデ

あかり「んっ……」カァッ


京子(ぴゃー)


120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:06:56.23 ID:IFeF9pb80

結衣「……」ナデナデ

あかり「……」

結衣「……」ジーッ

あかり「……」カァッ


あかり・結衣「……」テレテレ


あかり「じゃ、じゃあ続き読もっか」

結衣「う、うん。そうだね」


京子「ちょっと待ったー!!」


122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:13:09.34 ID:IFeF9pb80

京子「ちょ、ちょっとその先は、加筆したい箇所あるから、読むのはまた今度にして欲しいんだよね~(……この先はさすがにまずい)」

あかり「え、えぇ……? (漫画が無いと……照れ臭くて……結衣ちゃんと……)」

結衣「マ、マジか……(あかりと……どう接して良いかわからないよ……)」

京子「だからここまで! ね! (このまま公園で事に及んじゃうからなぁ……)」バッ

あかり「きょ、京子ちゃん!(恥ずかしくて結衣ちゃんの方見れないよ……)」アセアセ

結衣「読ませてよ!(漫画無しでこの後どう過ごせば良いんだ……)」アセアセ


京子「漫画なんかよりさ……」

あかり・結衣「……?」


京子「あの入り口で立ちつくしてる子をどうにかした方が良いと思うよ~?」

あかり・結衣「!?」


ちなつ「……」デデーン


126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:15:10.11 ID:IFeF9pb80

ちなつ「ずっと見てましたけど……」ギロッ


あかり「あっ……」

結衣「その……」


ちなつ「私も混ぜて下さいよ!」ダイブッ


あかり・結衣「!!」




京子(えぇっと……やっぱ結あか最高……っと)スマフォ ポチポチ





128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:18:27.10 ID:FZijEv/30

おつ
結あか最高


131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:19:45.28 ID:ba6BN1bv0

二人とも乙


135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:27:28.14 ID:KdcwQ40cO

おつおつ


138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/07(火) 00:30:15.89 ID:f4T9oMc80

2本とも乙


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