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ディケイド「るろうに剣心の世界か……」
引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1343048811/
関連記事:オダギリジョー「クウガのベルト……?」
次→ディケイド「ドラえもんの世界か……」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:06:51.91 ID:o/DomUHE0
士「……どうやら、新しい世界に来たみたいだが」
町人「陸蒸気に乗ってきたぜ! これがもう凄いんだよ!」
町人「うらやましい限りだねえ。俺なんか人力車にも乗ったことがない」
士「随分、古臭い街だな……」
町人「陸蒸気に乗ってきたぜ! これがもう凄いんだよ!」
町人「うらやましい限りだねえ。俺なんか人力車にも乗ったことがない」
士「随分、古臭い街だな……」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:08:04.49 ID:o/DomUHE0
士「オイ、お前。今は西暦何年だ?」
町人「せいれき? 難しいことは良くわかんねーけど、今は明治十年だよ」
士「……なるほど、な」
士「明治時代の世界か。だが、俺はここで何をすればいい……?」
「キャーッ!」
士「!」
町人「せいれき? 難しいことは良くわかんねーけど、今は明治十年だよ」
士「……なるほど、な」
士「明治時代の世界か。だが、俺はここで何をすればいい……?」
「キャーッ!」
士「!」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:10:46.54 ID:o/DomUHE0
ごろつき「へっへっへ、上玉じゃねえか……」
ごろつき「大人しく俺達の言うこと聞きな!」
町娘「や、やめてくださいまし……!」
士「おい」
ごろつき「あ? 何だてめーは」
士「そのくらいにしておけ。嫌がってるだろうが」
ごろつき「な、何だてめえ、警官なんざ怖かねえよっ!」
士「警官?」
士(今気付いたが、この恰好は……。クウガの世界を思い出すな)
ごろつき「大人しく俺達の言うこと聞きな!」
町娘「や、やめてくださいまし……!」
士「おい」
ごろつき「あ? 何だてめーは」
士「そのくらいにしておけ。嫌がってるだろうが」
ごろつき「な、何だてめえ、警官なんざ怖かねえよっ!」
士「警官?」
士(今気付いたが、この恰好は……。クウガの世界を思い出すな)
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:12:59.29 ID:o/DomUHE0
士「まあ、やめとけって」
ごろつき「んだとォ!? 俺達とやろうってのか――」
ガシッ!
ごろつき「!」
ギリギリギリ……
ごろつき「い、痛てぇ!」
ケンシン「そのくらいにしておくでござる……」
ごろつき「んだとォ!? 俺達とやろうってのか――」
ガシッ!
ごろつき「!」
ギリギリギリ……
ごろつき「い、痛てぇ!」
ケンシン「そのくらいにしておくでござる……」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:14:59.25 ID:o/DomUHE0
ごろつき「な、何だこの野郎っ、刀なんか差しやがって!」
ケンシン「この刀は抜かぬよ。抜く必要もない」
ごろつき「あまり俺らをなめてっと――」
士「! 危ない、短刀だ!」
ケンシン「……」
ブン!
ごろつき「ぐわあっ!」
士「……刀を鞘に差したままの……峰打ち、だと……」
ケンシン「この刀は抜かぬよ。抜く必要もない」
ごろつき「あまり俺らをなめてっと――」
士「! 危ない、短刀だ!」
ケンシン「……」
ブン!
ごろつき「ぐわあっ!」
士「……刀を鞘に差したままの……峰打ち、だと……」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:15:59.67 ID:o/DomUHE0
ごろつき「ひ、ひええっ!」
ごろつき「すんませんでしたーっ!」
ケンシン「……ふん」
町娘「あ、ありがとうございました!」
ケンシン「構わんでござるよ。気を付けるでござる」
町娘「はいっ!」
士「お前、強いな……」
ケンシン「……おぬし」
ごろつき「すんませんでしたーっ!」
ケンシン「……ふん」
町娘「あ、ありがとうございました!」
ケンシン「構わんでござるよ。気を付けるでござる」
町娘「はいっ!」
士「お前、強いな……」
ケンシン「……おぬし」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:18:21.46 ID:o/DomUHE0
士「俺の出番を奪ったことは、その強さに免じて許して――」
ケンシン「今さら、拙者の前に現れて何の用だ?」
士「……は?」
ケンシン「しらばっくれても無駄でござる。新撰組三番隊組長、斎藤一!」
士「え?」
士(斎藤一……って言えば、確か史実の人物……)
士「どうやら、また面倒なことに巻き込まれたみたいだな……!」
ケンシン「今さら、拙者の前に現れて何の用だ?」
士「……は?」
ケンシン「しらばっくれても無駄でござる。新撰組三番隊組長、斎藤一!」
士「え?」
士(斎藤一……って言えば、確か史実の人物……)
士「どうやら、また面倒なことに巻き込まれたみたいだな……!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:20:15.45 ID:o/DomUHE0
士「どういうことだ? 俺はお前の敵なのか?」
ケンシン「……維新が成り、曲がりなりにも平和な世が訪れた今、無用な争いを繰り返したいとは思わん」
ケンシン「だが、そちらが掛かってくるというなら……拙者も手加減はせんでござる」
士「持って回った言い方しやがって。要するに――」
士「戦えばいいって事なんだろ!」
【カメンライド――】
士「変身!」
【ディケーイ!】
ジャキーン!
ケンシン「……維新が成り、曲がりなりにも平和な世が訪れた今、無用な争いを繰り返したいとは思わん」
ケンシン「だが、そちらが掛かってくるというなら……拙者も手加減はせんでござる」
士「持って回った言い方しやがって。要するに――」
士「戦えばいいって事なんだろ!」
【カメンライド――】
士「変身!」
【ディケーイ!】
ジャキーン!
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:21:49.85 ID:o/DomUHE0
ケンシン「な!? そ、その姿は一体――」
ディケイド「行くぜ」
【アタックライド――スラァッシュ!】
バッ!
ケンシン「!」
ガキィンッ!
ディケイド(! 速い――!)
ディケイド「行くぜ」
【アタックライド――スラァッシュ!】
バッ!
ケンシン「!」
ガキィンッ!
ディケイド(! 速い――!)
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:23:54.02 ID:o/DomUHE0
ギィンッ!
ギギギ……
ケンシン「なぜ、拙者の前に現れた……!」
ディケイド「知るかよ。俺が教えて貰いたいぜ!」
バッ!
ディケイド「! どこだ!?」
ケンシン「飛天御剣流――」
ディケイド「上っ!?」
ケンシン「龍槌閃ッ!!」
ズガァッ!!
ギギギ……
ケンシン「なぜ、拙者の前に現れた……!」
ディケイド「知るかよ。俺が教えて貰いたいぜ!」
バッ!
ディケイド「! どこだ!?」
ケンシン「飛天御剣流――」
ディケイド「上っ!?」
ケンシン「龍槌閃ッ!!」
ズガァッ!!
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:26:49.39 ID:o/DomUHE0
ディケイド「くっ……! 生身だからって、油断できないようだな……!」
ケンシン「幕末の動乱の中、おぬしらと切り結んできた飛天の技……片時も衰えさせてはおらんでござる」
ディケイド「だから、俺が知ってるていで話すなって!」
ケンシン「……どうした? 来ないなら、こちらから――」
カオル「ケンシンっ!」
ケンシン「!」
ケンシン「幕末の動乱の中、おぬしらと切り結んできた飛天の技……片時も衰えさせてはおらんでござる」
ディケイド「だから、俺が知ってるていで話すなって!」
ケンシン「……どうした? 来ないなら、こちらから――」
カオル「ケンシンっ!」
ケンシン「!」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:29:02.18 ID:o/DomUHE0
カオル「もうやめて、戦いなんて!」
ケンシン「カオル殿。しかし……」
ディケイド「……やれやれ」
ジャキーン!
士「女に水を差されちゃ、どうも気が乗らないな」
ケンシン「! おぬし、どこへ行く!?」
士「さあな。どこへでも行かせてもらうさ。明治時代ってのもなかなか面白そうだ」
ケンシン「カオル殿。しかし……」
ディケイド「……やれやれ」
ジャキーン!
士「女に水を差されちゃ、どうも気が乗らないな」
ケンシン「! おぬし、どこへ行く!?」
士「さあな。どこへでも行かせてもらうさ。明治時代ってのもなかなか面白そうだ」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:30:32.29 ID:o/DomUHE0
カオル「待って!」
士「?」
カオル「あ、あなた、知ってるの? ケンシンの……昔のこと」
士「……知らないって言ってるだろ」
カオル「――で、でも、待って!」
士「……まだ何か?」
カオル「力を、貸してほしいの……」
士「?」
カオル「あ、あなた、知ってるの? ケンシンの……昔のこと」
士「……知らないって言ってるだろ」
カオル「――で、でも、待って!」
士「……まだ何か?」
カオル「力を、貸してほしいの……」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:32:16.95 ID:o/DomUHE0
~~~
カオル「もうすぐ、私達の家、神谷道じょ――」
カオル「えっ!? な、なんで写真館に?」
士「いつものパターンだな……」
ケンシン「カオル殿。道場はとうとう売り払ったでござるか」
カオル「そんなことするわけないでしょ!」
士「いいんだよ、ここはこれで。入るぞ」
カオル「もうすぐ、私達の家、神谷道じょ――」
カオル「えっ!? な、なんで写真館に?」
士「いつものパターンだな……」
ケンシン「カオル殿。道場はとうとう売り払ったでござるか」
カオル「そんなことするわけないでしょ!」
士「いいんだよ、ここはこれで。入るぞ」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:35:39.72 ID:o/DomUHE0
ユウスケ「……つまり、ここは明治十年の世界で」
夏海「ケンシンさんは、幕末を戦った維新志士の生き残り、ってことですか……」
ケンシン「ああ。拙者は、今は戦いを捨てた流浪人として生きているでござる」
士「よく言うぜ。あれだけ派手に戦っておいて」
カオル「まあまあ、喧嘩はもうやめて――」
栄次郎「皆さん。牛鍋でもいかが」
士「じいさん。……スキヤキか? これ」
栄次郎「ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする、ってねえ」
夏海「ケンシンさんは、幕末を戦った維新志士の生き残り、ってことですか……」
ケンシン「ああ。拙者は、今は戦いを捨てた流浪人として生きているでござる」
士「よく言うぜ。あれだけ派手に戦っておいて」
カオル「まあまあ、喧嘩はもうやめて――」
栄次郎「皆さん。牛鍋でもいかが」
士「じいさん。……スキヤキか? これ」
栄次郎「ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする、ってねえ」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:39:13.18 ID:o/DomUHE0
グツグツ……
士「……それで? 何なんだ、そのシシオマコトってのは」
ユウスケ「おい士、肉ばっか取るなよ」
ケンシン「シシオは……この平和になった明治の世に、再び動乱をもたらそうとしている者でござる」
士「お前の敵、なのか?」
ユウスケ「士、肉ばっか取るなって」
ケンシン「いずれは拙者が戦わねばならんかも知れぬ、が……」
カオル「そんなの駄目、ケンシンが戦うなんて」
ケンシン「……と、ひどく反対されてしまって。居候の身としては、カオル殿の意に反するようなこともなかなか」
士「ふうん……」
士「……それで? 何なんだ、そのシシオマコトってのは」
ユウスケ「おい士、肉ばっか取るなよ」
ケンシン「シシオは……この平和になった明治の世に、再び動乱をもたらそうとしている者でござる」
士「お前の敵、なのか?」
ユウスケ「士、肉ばっか取るなって」
ケンシン「いずれは拙者が戦わねばならんかも知れぬ、が……」
カオル「そんなの駄目、ケンシンが戦うなんて」
ケンシン「……と、ひどく反対されてしまって。居候の身としては、カオル殿の意に反するようなこともなかなか」
士「ふうん……」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:42:52.94 ID:o/DomUHE0
士「で? 俺に力を貸せってのは?」
カオル「……み、見せてもらったわ。あなたのさっきの力」
士「……」
カオル「その力があれば、ケンシンが戦わなくても、シシオを倒せるかも――」
ケンシン「! カオル殿、何を言い出すでござる!?」
夏海「士くんを代わりに戦わせるつもりですか!?」
カオル「だ、だって……ケンシンがまた居なくなっちゃうのは、私……」
士「……」
カオル「……み、見せてもらったわ。あなたのさっきの力」
士「……」
カオル「その力があれば、ケンシンが戦わなくても、シシオを倒せるかも――」
ケンシン「! カオル殿、何を言い出すでござる!?」
夏海「士くんを代わりに戦わせるつもりですか!?」
カオル「だ、だって……ケンシンがまた居なくなっちゃうのは、私……」
士「……」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:45:51.46 ID:o/DomUHE0
海東「いいじゃないか、士。そのくらい手伝ってあげなよ」
士「! お前、海東! どこから入ってきた!?」
海東「このくらいお茶の子さいさいさ。それに――これも」
ケンシン「! 拙者の逆刃刀を!」
海東「武士の魂たる刀を、腰から離しちゃいけないよねえ」
士「海東、お前――」
海東「僕はしばらくこの世界を楽しませてもらうよ。それじゃね、諸君」
【アタックライド――インヴィジボゥ!】
士「!」
ケンシン「消えた……」
士「! お前、海東! どこから入ってきた!?」
海東「このくらいお茶の子さいさいさ。それに――これも」
ケンシン「! 拙者の逆刃刀を!」
海東「武士の魂たる刀を、腰から離しちゃいけないよねえ」
士「海東、お前――」
海東「僕はしばらくこの世界を楽しませてもらうよ。それじゃね、諸君」
【アタックライド――インヴィジボゥ!】
士「!」
ケンシン「消えた……」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:47:50.14 ID:o/DomUHE0
ユウスケ「ど、どうするんだ!? 俺が食べない内に肉もなくなっちゃってるし!」
士「取り戻しに行くしかないだろ。あの刀、大事なものなんだよな?」
ケンシン「……いや……」
ケンシン「これで……良かったのかも知れんでござる」
士「はあ?」
ケンシン「カオル殿がそこまで拙者の事を思いつめておったとは」
カオル「……ケンシン……」
ケンシン「かくなる上は、拙者、二度と刀など持たぬ方が良いのかもしれんな……」
士「取り戻しに行くしかないだろ。あの刀、大事なものなんだよな?」
ケンシン「……いや……」
ケンシン「これで……良かったのかも知れんでござる」
士「はあ?」
ケンシン「カオル殿がそこまで拙者の事を思いつめておったとは」
カオル「……ケンシン……」
ケンシン「かくなる上は、拙者、二度と刀など持たぬ方が良いのかもしれんな……」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:51:58.86 ID:o/DomUHE0
ドカーン!
夏海「! な、何!?」
ユウスケ「外から聞こえたぞ!」
ケンシン「――まさか!」
~市街~
ウスイ「今こそ計画実行の時!」
アンジ「この帝都に動乱を引き起こすのだ!」
ショッカー戦闘員「イーッ! イーッ!」
夏海「! な、何!?」
ユウスケ「外から聞こえたぞ!」
ケンシン「――まさか!」
~市街~
ウスイ「今こそ計画実行の時!」
アンジ「この帝都に動乱を引き起こすのだ!」
ショッカー戦闘員「イーッ! イーッ!」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:53:08.96 ID:o/DomUHE0
人々「キャーッ! ワーッ!」
人々「た、助けてくれーっ!」
士「こ、これは!? なぜショッカーの戦闘員がここに!」
戦闘員「イーッ! イーッ!」
鳴滝「すべては貴様のせいだよ、ディケイド……」
士「鳴滝!」
人々「た、助けてくれーっ!」
士「こ、これは!? なぜショッカーの戦闘員がここに!」
戦闘員「イーッ! イーッ!」
鳴滝「すべては貴様のせいだよ、ディケイド……」
士「鳴滝!」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:53:43.51 ID:LwSXeHdH0
おのれ…
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:55:51.67 ID:o/DomUHE0
鳴滝「貴様がこの世界に来たことで、全てのバランスが乱れてしまった!」
士「またいつものパターンか。大ショッカーが来るのまで俺のせいなのかよ」
鳴滝「大ショッカーは次元の壁を破り、この世界の悪党――“シシオマコト”と手を組んだのだ」
鳴滝「間もなくこの世界は、地獄の炎で蹂躙される……」
士「どうだか。俺が乱した世界なら、俺が変えてやる」
鳴滝「無駄だ、ディケイド! ふはははは!」
士「……言うだけ言って消えやがって……」
士「またいつものパターンか。大ショッカーが来るのまで俺のせいなのかよ」
鳴滝「大ショッカーは次元の壁を破り、この世界の悪党――“シシオマコト”と手を組んだのだ」
鳴滝「間もなくこの世界は、地獄の炎で蹂躙される……」
士「どうだか。俺が乱した世界なら、俺が変えてやる」
鳴滝「無駄だ、ディケイド! ふはははは!」
士「……言うだけ言って消えやがって……」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:57:38.05 ID:o/DomUHE0
カオル「! な、何これ!?」
ユウスケ「街の人々が……!」
戦闘員「イーッ! イーッ!」
士「結局、どの世界もこうなる定めか……。変身!」
【カメンライド――ディケーイ!】
ディケイド「――はあぁっ!!」
ユウスケ「街の人々が……!」
戦闘員「イーッ! イーッ!」
士「結局、どの世界もこうなる定めか……。変身!」
【カメンライド――ディケーイ!】
ディケイド「――はあぁっ!!」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 22:59:46.01 ID:o/DomUHE0
ウスイ「むっ。何だ、あれは?」
アンジ「さあな。何であろうと排除するまで」
ディケイド「ハッ!」シュバァッ!
戦闘員「イーッ!」
ドカーン!
ディケイド「お前らが親玉か?」
アンジ「ふん、馬鹿な。我らはシシオ様の命に従うまで」
ディケイド「……なら、そのシシオとかいう野郎に伝えておけ。俺が全てを破壊してやる……とな」
アンジ「さあな。何であろうと排除するまで」
ディケイド「ハッ!」シュバァッ!
戦闘員「イーッ!」
ドカーン!
ディケイド「お前らが親玉か?」
アンジ「ふん、馬鹿な。我らはシシオ様の命に従うまで」
ディケイド「……なら、そのシシオとかいう野郎に伝えておけ。俺が全てを破壊してやる……とな」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:01:11.47 ID:o/DomUHE0
戦闘員「イーッ! イーッ!」
人々「た、助けて……!」
ユウスケ「くっ……変身!」
ギュピーン!
クウガ「――はっ!」
カオル「あ、あなたも変身できるの!?」
クウガ「忘れられがちだけど、一応ね!」
クウガ「こないだのSSでは、知らない方がいい呼ばわりされてたけど……」
人々「た、助けて……!」
ユウスケ「くっ……変身!」
ギュピーン!
クウガ「――はっ!」
カオル「あ、あなたも変身できるの!?」
クウガ「忘れられがちだけど、一応ね!」
クウガ「こないだのSSでは、知らない方がいい呼ばわりされてたけど……」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:02:53.31 ID:o/DomUHE0
クウガ「行くぞっ!」
戦闘員「イーッ!!」
バシッ! バキィッ!
カオル「わ、私も何か――」
戦闘員「イーッ!」
子供「キャーッ!」
カオル「!」
カオル「させない――ッ!」
バッ!!
バシィッ!
カオル「うっ……!」
戦闘員「イーッ!!」
バシッ! バキィッ!
カオル「わ、私も何か――」
戦闘員「イーッ!」
子供「キャーッ!」
カオル「!」
カオル「させない――ッ!」
バッ!!
バシィッ!
カオル「うっ……!」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:04:02.74 ID:o/DomUHE0
戦闘員「イーッ。イーッ」
カオル「あ、くっ……!」
戦闘員「……」じり……
カオル「!」
ケンシン「――待てっ!」
バッ!
戦闘員「イーッ!」
バキッ!
ケンシン「ぐっ!」
カオル「ケンシンっ!!」
カオル「あ、くっ……!」
戦闘員「……」じり……
カオル「!」
ケンシン「――待てっ!」
バッ!
戦闘員「イーッ!」
バキッ!
ケンシン「ぐっ!」
カオル「ケンシンっ!!」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:06:16.28 ID:o/DomUHE0
ケンシン「カオル……殿」
カオル「ケンシン! ち、血が……」
ケンシン「無事で、よかったでござる」
カオル「バカ……! どうして、刀も無いのに来たのよ!?」
ケンシン「おぬしがそれを言うでござるか……?」
戦闘員「イーッ。イーッ」
ザッ……ザッ……
ケンシン「刀が無くとも。力が無くとも。男には、戦わねばならん時があるでござる」
ケンシン「今の拙者には――逆刃刀なんかより大事なものがあるでござるよ」
カオル「……!」
カオル「ケンシン! ち、血が……」
ケンシン「無事で、よかったでござる」
カオル「バカ……! どうして、刀も無いのに来たのよ!?」
ケンシン「おぬしがそれを言うでござるか……?」
戦闘員「イーッ。イーッ」
ザッ……ザッ……
ケンシン「刀が無くとも。力が無くとも。男には、戦わねばならん時があるでござる」
ケンシン「今の拙者には――逆刃刀なんかより大事なものがあるでござるよ」
カオル「……!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:07:43.03 ID:o/DomUHE0
ディケイド「ハッ!」
アンジ「むん!」
ガキィィィッ!!
ディケイド「くっ……何だ、こいつ、この力……!」
アンジ「鎧を纏ってその程度か?」
ウスイ「そして――背中ががら空きだ」
バキッ!
ディケイド「ぐわあっ!」
ディケイド「く、くっ……」
アンジ「むん!」
ガキィィィッ!!
ディケイド「くっ……何だ、こいつ、この力……!」
アンジ「鎧を纏ってその程度か?」
ウスイ「そして――背中ががら空きだ」
バキッ!
ディケイド「ぐわあっ!」
ディケイド「く、くっ……」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:09:58.60 ID:o/DomUHE0
ソウジロウ「くすくす。くすくす」
ディケイド「! 誰だ!?」
ソウジロウ「僕達に歯向かう者があると聞いて来てみれば……なんのことはないですね」
ディケイド「何だ、お前は……」
ソウジロウ「その程度なら、シシオ様が出るまでもありません」
シシオ「いや……」
ソウジロウ「!」
シシオ「俺も久々に力を振るわせてもらう。幸い、役者は揃ってるようだしな」
ディケイド「! 誰だ!?」
ソウジロウ「僕達に歯向かう者があると聞いて来てみれば……なんのことはないですね」
ディケイド「何だ、お前は……」
ソウジロウ「その程度なら、シシオ様が出るまでもありません」
シシオ「いや……」
ソウジロウ「!」
シシオ「俺も久々に力を振るわせてもらう。幸い、役者は揃ってるようだしな」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:12:58.48 ID:o/DomUHE0
ケンシン「! あれは――シシオマコトっ!?」
シシオ「抜刀斎か。クク……無様な姿だな。戦闘員に囲まれ、満身創痍で」
ケンシン「おぬしの知ったことではないでござる……」
シシオ「どうした。逆刃刀とかいう生ぬるい刀も無えじゃねえか。そんなんで俺と戦えるのかよ」
ディケイド「おい。お前の相手は俺がしてやるぜ」
シシオ「うるさいハエだな……」
ガシッ!
ディケイド「!」
シシオ「これでも食らえっ! 二の秘剣――紅蓮腕っ!」
ゴオォォォッ!!
ディケイド「うっ、ぐわあああぁっ!!」
シシオ「抜刀斎か。クク……無様な姿だな。戦闘員に囲まれ、満身創痍で」
ケンシン「おぬしの知ったことではないでござる……」
シシオ「どうした。逆刃刀とかいう生ぬるい刀も無えじゃねえか。そんなんで俺と戦えるのかよ」
ディケイド「おい。お前の相手は俺がしてやるぜ」
シシオ「うるさいハエだな……」
ガシッ!
ディケイド「!」
シシオ「これでも食らえっ! 二の秘剣――紅蓮腕っ!」
ゴオォォォッ!!
ディケイド「うっ、ぐわあああぁっ!!」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:15:26.48 ID:o/DomUHE0
クウガ「士っ!?」
ケンシン「士殿っ!」
士「う……ぐっ」
バタッ……
シシオ「邪魔者は消えたようだな。見ているがいい抜刀斎、俺がこの時代を作り変えてやるよ」
ソウジロウ「くすくす」
ウスイ「フフフ……」
アンジ「……ふん」
ケンシン「くっ……」
ケンシン「士殿っ!」
士「う……ぐっ」
バタッ……
シシオ「邪魔者は消えたようだな。見ているがいい抜刀斎、俺がこの時代を作り変えてやるよ」
ソウジロウ「くすくす」
ウスイ「フフフ……」
アンジ「……ふん」
ケンシン「くっ……」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:17:43.32 ID:o/DomUHE0
【アタックライド――ブラァストッ!】
ズキュゥン!
シシオ「ッ!」
シシオ「だ……誰だ!」
ディエンド「僕の存在を忘れて貰っては困る……」
シシオ「まだ居たか、煩いハエが……。ウスイ、アンジ!」
アンジ「御意」
ディエンド「手下を戦わせようというのかい? 舐められたものだ」
ズキュゥン!
シシオ「ッ!」
シシオ「だ……誰だ!」
ディエンド「僕の存在を忘れて貰っては困る……」
シシオ「まだ居たか、煩いハエが……。ウスイ、アンジ!」
アンジ「御意」
ディエンド「手下を戦わせようというのかい? 舐められたものだ」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:20:23.37 ID:o/DomUHE0
ウスイ「食らえ! ティンベーとローチンの基本戦法!」
バキィッ!
ディエンド「く……」
ズキュゥン!
ウスイ「遅い遅い!」
ディエンド「チッ……!」
カオル「ケンシン、逃げなきゃ……逃げなきゃ!」
ケンシン「カオル殿!」
シシオ「生かして帰すと思うのか? やれ、戦闘員共!」
戦闘員「イーッ!」
バキィッ!
ディエンド「く……」
ズキュゥン!
ウスイ「遅い遅い!」
ディエンド「チッ……!」
カオル「ケンシン、逃げなきゃ……逃げなきゃ!」
ケンシン「カオル殿!」
シシオ「生かして帰すと思うのか? やれ、戦闘員共!」
戦闘員「イーッ!」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:22:50.57 ID:o/DomUHE0
戦闘員「イーッ!」
バシィッ!
ケンシン「うっ! くぅ……っ!」
クウガ「助けに――」
ソウジロウ「おっと、あなたの相手は僕ですよ?」
ガキィンッ!
クウガ「うぐあっ!」
戦闘員「イーッ、イーッ!」
カオル「ケンシンっ、無茶よ、素手でこんな奴らと戦うなんて――」
ケンシン「カオル殿……だ、大丈夫でござるよ……」
バシィッ!
ケンシン「うっ! くぅ……っ!」
クウガ「助けに――」
ソウジロウ「おっと、あなたの相手は僕ですよ?」
ガキィンッ!
クウガ「うぐあっ!」
戦闘員「イーッ、イーッ!」
カオル「ケンシンっ、無茶よ、素手でこんな奴らと戦うなんて――」
ケンシン「カオル殿……だ、大丈夫でござるよ……」
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:26:20.33 ID:o/DomUHE0
バキッ!ズバァッ!
ケンシン「ぐっ!」
ケンシン「く……」
カオル「ケンシン!」
ケンシン「拙者は……拙者は、誓ったでござる。カオル殿を、守ると……」
ケンシン「己の目に映る者を、ただ守ると――!」
シシオ「クク、ははははっ、無駄だな抜刀斎! 貴様には何も守る事なんて出来やしねえ!」
シシオ「刀一つで名を馳せてきた人斬りのてめえが、刀を手放して何ができる……」
シシオ「てめえの無力を噛みしめて、死ねえ! 抜刀斎ッ!!」
ケンシン「ぐっ!」
ケンシン「く……」
カオル「ケンシン!」
ケンシン「拙者は……拙者は、誓ったでござる。カオル殿を、守ると……」
ケンシン「己の目に映る者を、ただ守ると――!」
シシオ「クク、ははははっ、無駄だな抜刀斎! 貴様には何も守る事なんて出来やしねえ!」
シシオ「刀一つで名を馳せてきた人斬りのてめえが、刀を手放して何ができる……」
シシオ「てめえの無力を噛みしめて、死ねえ! 抜刀斎ッ!!」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:31:49.75 ID:o/DomUHE0
士「いや……」
士「そいつは、違うな……!」
シシオ「!? てめえ、まだ生きて――」
士「人の強さは……剣の強さで決まるんじゃねえ!」
シシオ「何だと!?」
(あの音楽)
士「刀はただの道具に過ぎない……それを振るうのは、いつだって、刀を持つ人間の心だ」
士「この男は、戦いを捨て、刀を手放しても……誰かを守ろうとする心の強さを、決して失うことがなかった!」
士「本当の強さってのは、そういうことじゃねえのか!」
士「そいつは、違うな……!」
シシオ「!? てめえ、まだ生きて――」
士「人の強さは……剣の強さで決まるんじゃねえ!」
シシオ「何だと!?」
(あの音楽)
士「刀はただの道具に過ぎない……それを振るうのは、いつだって、刀を持つ人間の心だ」
士「この男は、戦いを捨て、刀を手放しても……誰かを守ろうとする心の強さを、決して失うことがなかった!」
士「本当の強さってのは、そういうことじゃねえのか!」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:34:20.64 ID:o/DomUHE0
ケンシン「本当の……強さ」
カオル「ケンシン……」
ケンシン「拙者は……拙者は今。カオル殿を守りたい!」
ディエンド「……やれやれ」ポイッ!
ケンシン「!」
ケンシン「拙者の、逆刃刀……」
ディエンド「見せてくれ。その刀よりも大切なもの、とやらを」
シシオ「……クッ! 貴様、一体何者だ!?」
士「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけっ!」
士「ケンシン、行くぞ!」
ケンシン「――ああ!」
士「変身っ!!」
【カメンライド――ディケーイ!!】
カオル「ケンシン……」
ケンシン「拙者は……拙者は今。カオル殿を守りたい!」
ディエンド「……やれやれ」ポイッ!
ケンシン「!」
ケンシン「拙者の、逆刃刀……」
ディエンド「見せてくれ。その刀よりも大切なもの、とやらを」
シシオ「……クッ! 貴様、一体何者だ!?」
士「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけっ!」
士「ケンシン、行くぞ!」
ケンシン「――ああ!」
士「変身っ!!」
【カメンライド――ディケーイ!!】
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:38:59.50 ID:o/DomUHE0
シシオ「チッ……ソウジロウ。相手をしてやれ!」
ソウジロウ「はい。シシオ様には近づかせません」
ディケイド「いいぜ、来い!」
ソウジロウ「――ハッ!」
シュバァッ!!
シシオ「抜刀斎……少しはまともな面構えになったじゃねえか」
ケンシン「行くぞ、シシオマコト――!
ケンシン「飛天御剣流――龍翔閃ッ!!」
シシオ「甘ェ!」
ガキィンッ!!
シシオ「その程度の技、俺に通用すると思ってるのかよ……?」
ギリギリ……!
ソウジロウ「はい。シシオ様には近づかせません」
ディケイド「いいぜ、来い!」
ソウジロウ「――ハッ!」
シュバァッ!!
シシオ「抜刀斎……少しはまともな面構えになったじゃねえか」
ケンシン「行くぞ、シシオマコト――!
ケンシン「飛天御剣流――龍翔閃ッ!!」
シシオ「甘ェ!」
ガキィンッ!!
シシオ「その程度の技、俺に通用すると思ってるのかよ……?」
ギリギリ……!
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:41:33.80 ID:o/DomUHE0
ソウジロウ「縮地――!」
ヒュカカカカカッ!!
ディケイド「!?」
ソウジロウ「どうです、あなたに追いつけますか!?」
ディケイド「ふん……」
【カメンライド――カブト!】
【アタックライド――クロックアァップ!】
ディケイド「はっ!!」
ヒュババババババッ!!
ソウジロウ「!? 縮地の速さに追いついて――いや、それ以上!?」
ディケイド「アアアアアッ!!」
【ファイナルアタックライド――カカカカブト!!】
ディケイド「はあぁっ!!」
ズドォォォォン!!
ソウジロウ「がふっ……! め、滅茶苦茶だ……!」
ディケイド「悪いな。破壊者だからな」
ヒュカカカカカッ!!
ディケイド「!?」
ソウジロウ「どうです、あなたに追いつけますか!?」
ディケイド「ふん……」
【カメンライド――カブト!】
【アタックライド――クロックアァップ!】
ディケイド「はっ!!」
ヒュババババババッ!!
ソウジロウ「!? 縮地の速さに追いついて――いや、それ以上!?」
ディケイド「アアアアアッ!!」
【ファイナルアタックライド――カカカカブト!!】
ディケイド「はあぁっ!!」
ズドォォォォン!!
ソウジロウ「がふっ……! め、滅茶苦茶だ……!」
ディケイド「悪いな。破壊者だからな」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:45:36.30 ID:o/DomUHE0
ウスイ「ティンベーで弾き――」
クウガ「っ!?」
ウスイ「ローチンで突く!」
クウガ「ぐああ!」
ウスイ「どうだ! これぞ私の戦術」
クウガ「な、なら……超変身っ! タイタンフォームっ!」
シュィィン!
ウスイ「無駄だよ! 貴様の剣など、ティンベーで――」
バキッ!!
ウスイ「何っ!?」
クウガ「それごと砕けばいいんだろ!? りゃあああぁっ!!」
ウスイ「ぐああああ、馬鹿なっ!!」
ドガアアァァァン!!
クウガ「っ!?」
ウスイ「ローチンで突く!」
クウガ「ぐああ!」
ウスイ「どうだ! これぞ私の戦術」
クウガ「な、なら……超変身っ! タイタンフォームっ!」
シュィィン!
ウスイ「無駄だよ! 貴様の剣など、ティンベーで――」
バキッ!!
ウスイ「何っ!?」
クウガ「それごと砕けばいいんだろ!? りゃあああぁっ!!」
ウスイ「ぐああああ、馬鹿なっ!!」
ドガアアァァァン!!
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:47:58.43 ID:o/DomUHE0
アンジ「食らえ、二重の極みっ!」
ディエンド「!」
【アタックライド――バーリア!】
アンジ「ふぬぅぅぅうっ!」
バキィッ!!
ディエンド「さすがだね、バリアをも壊すとは……。でも」
【ファイナルアタックライド――ディディディディエーンッ!!】
ズキュウゥゥゥゥッ!!
アンジ「ぐっ!? があああぁぁっ!!」
ディエンド「接近できなければ……意味がない」
ドカアァァァンッ!!
ディエンド「!」
【アタックライド――バーリア!】
アンジ「ふぬぅぅぅうっ!」
バキィッ!!
ディエンド「さすがだね、バリアをも壊すとは……。でも」
【ファイナルアタックライド――ディディディディエーンッ!!】
ズキュウゥゥゥゥッ!!
アンジ「ぐっ!? があああぁぁっ!!」
ディエンド「接近できなければ……意味がない」
ドカアァァァンッ!!
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:50:59.67 ID:o/DomUHE0
シシオ「一の秘剣、焔霊っ!」
ボォォオッ!
ケンシン「うっ!?」
ケンシン「ク……無駄でござるよ、そんな、こけおどしの炎など!」
シシオ「ほう。だが、炎だけじゃねえぜ?」
ズバァッ!
ケンシン「ぐっ!」
シシオ「どうした。てめえの剣で俺に勝てるのか、抜刀斎ィ!?」
ガキィンッ! キィィンッ!!
【カメンライド――デンオー!】
【アタックライド――デンガッシャー!】
シシオ「! 後ろか!?」
ガキィンッ!
ボォォオッ!
ケンシン「うっ!?」
ケンシン「ク……無駄でござるよ、そんな、こけおどしの炎など!」
シシオ「ほう。だが、炎だけじゃねえぜ?」
ズバァッ!
ケンシン「ぐっ!」
シシオ「どうした。てめえの剣で俺に勝てるのか、抜刀斎ィ!?」
ガキィンッ! キィィンッ!!
【カメンライド――デンオー!】
【アタックライド――デンガッシャー!】
シシオ「! 後ろか!?」
ガキィンッ!
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:55:56.34 ID:o/DomUHE0
ディケイド「俺、参上……ってな」
ケンシン「な、何でござるか、その桃みたいな顔は……」
シシオ「二人がかりか。いいぜ、一人じゃ余りに物足りなかったところだ……かかって来いっ!」
ケンシン「ああっ! 龍巻閃――凩ッ!!」
ディケイド「俺の必殺技っ! パート・2っ!!」
ヒュバァッ!!
シシオ「まだまだぁ!」
バキィィィッ!!
シシオ「二人まとめて焼き尽くしてやるぜ! 終の秘剣・カグツチっ!!」
ボッ! ゴォォォォォッ!!
ケンシン「!」
ケンシン「な、何でござるか、その桃みたいな顔は……」
シシオ「二人がかりか。いいぜ、一人じゃ余りに物足りなかったところだ……かかって来いっ!」
ケンシン「ああっ! 龍巻閃――凩ッ!!」
ディケイド「俺の必殺技っ! パート・2っ!!」
ヒュバァッ!!
シシオ「まだまだぁ!」
バキィィィッ!!
シシオ「二人まとめて焼き尽くしてやるぜ! 終の秘剣・カグツチっ!!」
ボッ! ゴォォォォォッ!!
ケンシン「!」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/23(月) 23:59:42.75 ID:o/DomUHE0
ディケイド「怯むな、あんな炎に!」
ケンシン「ああ! わかっているっ!」
ケンシン「幕末の血風は――あんなものより、もっとずっと、激しかったでござる!」
ダッ!!
ケンシン「飛天御剣流! 龍槌――翔閃ッ!!」
ギィィィン!!
シシオ「チィ……抜刀斎ィィッ!!」
ギャリギャリギャリッ!!
カオル(ケンシン……)
カオル(必ず、必ず勝って――!)
ケンシン「ああ! わかっているっ!」
ケンシン「幕末の血風は――あんなものより、もっとずっと、激しかったでござる!」
ダッ!!
ケンシン「飛天御剣流! 龍槌――翔閃ッ!!」
ギィィィン!!
シシオ「チィ……抜刀斎ィィッ!!」
ギャリギャリギャリッ!!
カオル(ケンシン……)
カオル(必ず、必ず勝って――!)
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/24(火) 00:04:27.50 ID:WImaa1aJ0
【クウガ! アギト! リュウキ! ファーイズ! ブレーイ! ヒビキ! カブト! デンオー! キバ!】
【ファイナルカメンライド――ディケーイ!】
ディケイド「こいつで行くぜ……!」
【ファイナルアタックライド――デデデデンオー!】
シシオ「っ!?」
ディケイド「電車斬りッ! アアアァッ!!」
シュバァァァッ!!
シシオ「ぐ……う……!」
ケンシン「飛天御剣流奥義――」
シシオ「!」
ケンシン「天翔【あまかける】龍閃【りゅうのひらめき】っ!!」
ズバァァァ!!
シシオ「ぐああああああ!」
【ファイナルカメンライド――ディケーイ!】
ディケイド「こいつで行くぜ……!」
【ファイナルアタックライド――デデデデンオー!】
シシオ「っ!?」
ディケイド「電車斬りッ! アアアァッ!!」
シュバァァァッ!!
シシオ「ぐ……う……!」
ケンシン「飛天御剣流奥義――」
シシオ「!」
ケンシン「天翔【あまかける】龍閃【りゅうのひらめき】っ!!」
ズバァァァ!!
シシオ「ぐああああああ!」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/24(火) 00:08:40.61 ID:WImaa1aJ0
シシオ「ぐ……ぅ、ば、馬鹿な……」
シシオ「……抜刀斎ィ……! てめえらごときに、俺が、ここまで……!」
ケンシン「シシオ……おぬしの負けでござる。人斬りの時代は、もう終わりだ!」
シシオ「お、終わるかよ……! 俺がこの無間刃を手にしている限り……!」
ケンシン「終わっているんだ。拙者がこの逆刃刀を手にした時に!」
ディケイド「いや。俺がこの世界を訪れた時に……かな」
ケンシン「!」
ディケイド「ケンシン。ちょっとくすぐったいぞ」
ケンシン「え?」
【ファイナルフォームライド――ケケケケンシン!】
ひゅぃぃ!
ケンシン「お、おろーっ!?」
ガシッ!
カオル「け、ケンシンが……刀になっちゃった……」
シシオ「……抜刀斎ィ……! てめえらごときに、俺が、ここまで……!」
ケンシン「シシオ……おぬしの負けでござる。人斬りの時代は、もう終わりだ!」
シシオ「お、終わるかよ……! 俺がこの無間刃を手にしている限り……!」
ケンシン「終わっているんだ。拙者がこの逆刃刀を手にした時に!」
ディケイド「いや。俺がこの世界を訪れた時に……かな」
ケンシン「!」
ディケイド「ケンシン。ちょっとくすぐったいぞ」
ケンシン「え?」
【ファイナルフォームライド――ケケケケンシン!】
ひゅぃぃ!
ケンシン「お、おろーっ!?」
ガシッ!
カオル「け、ケンシンが……刀になっちゃった……」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/24(火) 00:13:11.50 ID:WImaa1aJ0
ディケイド「覚悟、シシオマコトっ!!」
バッ!
シシオ「なっ!? ば、ば、抜刀斎が刀に――」
【ファイナルアタックライド――ケケケケンシン!】
ディケイド「飛天御剣流ッ!!」
シシオ「!」
ディケイド「九頭龍閃――ッ!!」
壱
捌 弐
漆 玖 参
陸 肆
伍
シシオ「ギャアアアァァアァッ!!」
ドカアァァァァン!!
バッ!
シシオ「なっ!? ば、ば、抜刀斎が刀に――」
【ファイナルアタックライド――ケケケケンシン!】
ディケイド「飛天御剣流ッ!!」
シシオ「!」
ディケイド「九頭龍閃――ッ!!」
壱
捌 弐
漆 玖 参
陸 肆
伍
シシオ「ギャアアアァァアァッ!!」
ドカアァァァァン!!
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/24(火) 00:16:49.03 ID:WImaa1aJ0
………。
ケンシン「シシオの一派も全て捕縛。奴の企みは崩れ去ったでござる」
士「そうか。この世界にもようやく、本当の平和が訪れた……ってところかな」
ケンシン「士殿。おぬし、これからどうするでござる」
士「さあな……」
士「流浪人というなら、俺こそ流浪人さ。また、どことも分からない世界へ……流れるだけだ」
ケンシン「そうでござるか……」
ケンシン「シシオの一派も全て捕縛。奴の企みは崩れ去ったでござる」
士「そうか。この世界にもようやく、本当の平和が訪れた……ってところかな」
ケンシン「士殿。おぬし、これからどうするでござる」
士「さあな……」
士「流浪人というなら、俺こそ流浪人さ。また、どことも分からない世界へ……流れるだけだ」
ケンシン「そうでござるか……」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/24(火) 00:19:57.72 ID:WImaa1aJ0
ケンシン「おぬしと拙者は、案外、近い者同士だったのかもしれんでござるな」
士「かもな……。だが、俺と違って、お前には」
カオル「ケンシン――っ!」
士「帰るべき居場所がある。だろ?」
ケンシン「……ふっ」
カオル「もう大丈夫なの? ケンシン」
ケンシン「ああ、カオル殿」
「ただいまでござる」
(おしまい)
士「かもな……。だが、俺と違って、お前には」
カオル「ケンシン――っ!」
士「帰るべき居場所がある。だろ?」
ケンシン「……ふっ」
カオル「もう大丈夫なの? ケンシン」
ケンシン「ああ、カオル殿」
「ただいまでござる」
(おしまい)
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/24(火) 00:20:21.39 ID:+3FBH6Uu0
乙
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/24(火) 00:21:00.31 ID:ptFgoX0t0
乙
ディケイドの親和性は異常だな
ディケイドの親和性は異常だな
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/24(火) 00:26:05.64 ID:WImaa1aJ0
次回、仮面ライダーディケイド!
「生意気だぞ! ノビタのくせに!」
「僕が自分だけの力で君に勝たないと――」
「何者かが歴史を書き換えようとしている……」
「ノビタさんなんて、きらいっ!」
「ディケイドが……安心して元の世界に帰れないんだ!」
次回、『のび太と世界の破壊者』
――全てを破壊し、総てを繋げ!
「生意気だぞ! ノビタのくせに!」
「僕が自分だけの力で君に勝たないと――」
「何者かが歴史を書き換えようとしている……」
「ノビタさんなんて、きらいっ!」
「ディケイドが……安心して元の世界に帰れないんだ!」
次回、『のび太と世界の破壊者』
――全てを破壊し、総てを繋げ!
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/24(火) 00:32:37.86 ID:WImaa1aJ0
ありがとうございました。
予告は半分ネタですが、ストーリーは考えてあるので、いずれ書きたいと思いますw
ディケイド関連はこちらも見ていただけると幸いです。
http://www.geocities.jp/hibikigaiden/figma.html
それではー。
予告は半分ネタですが、ストーリーは考えてあるので、いずれ書きたいと思いますw
ディケイド関連はこちらも見ていただけると幸いです。
http://www.geocities.jp/hibikigaiden/figma.html
それではー。
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/24(火) 00:30:25.77 ID:Mx74WdKJ0
うおっつ
なにそれみたい
なにそれみたい
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/24(火) 00:37:37.16 ID:twcyy00l0
>>96
やっぱこないだのライダーSS書いた人だったのか
擬音の書き方が似てるなと思ってたんだ
今回も乙でした!
やっぱこないだのライダーSS書いた人だったのか
擬音の書き方が似てるなと思ってたんだ
今回も乙でした!
関連記事:オダギリジョー「クウガのベルト……?」
次→ディケイド「ドラえもんの世界か……」
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