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照「私、病弱だし」菫「は?」

引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341661858/
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 20:50:58.79 ID:91uVueSH0

照「膝枕、して」

菫「……いきなりなんなんだお前は」

照「……ごほっごほっ。す、少し体調悪い。だから膝枕」

菫「体調が悪いなら帰れ。言うことはそれだけだ」

照「……」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 21:14:22.08 ID:91uVueSH0

照「……みんな冷たい」

菫「みんな?」

照「淡とかにも声かけたけどしてくれなかった」

菫「そりゃ、まぁそうだろうな」

照「咲にも電話でお願いしたけどだめだった」

菫「妹さん、まだ東京にいるんだっけ?」

照「大会終わったけど長野に帰るのは一週間後くらい。今は高校の人たちとホテル泊まってる」

菫「へぇ……で、なんてお願いしたんだ?」

照「太ももに頭載せさせてついでに舐めさせてくれる? って」

菫「……へぇ」

照「ふとも、まで言ったあたりで電話切られた」

菫「……へぇ」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 21:37:24.51 ID:91uVueSH0

照「ということで、菫の太ももを貸してほしい」

菫「いやだ」

照「貸してほしい」

菫「いやだ」

照「……ああ、もうだめ。タオレソウ」

菫「保健室行け」

照「……私は今、現代女子高生の無情を感じている」

菫「お前も現代の女子高生だろうに」

照「……菫、膝枕」

菫「……ああもううるさいな……五分だけだぞ」

照「やたー!」


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 21:42:26.05 ID:91uVueSH0

菫「……ほら」

照「それじゃ、失礼して……」

菫「……これ楽しいか」

照「予想以上に気持ちいい」

菫「そうか。それは良かった」

照「……」ツンツン

菫「何やってるんだ?」

照「いや、なんとなく」ツンツン

菫「くすぐったいだろ。あまり太ももをつつくな」

照「分かった」プニプニ

菫「つまむな」

照「……細すぎず太すぎず、中々の太もも」

菫「お前はどこの太ももソムリエなんだ……」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 21:49:45.20 ID:91uVueSH0

菫「もう五分だ。もう、満足しただろ?」

照「まだ」

菫「まだじゃない。ほら立て」

照「……もう少し」プニプニ

菫「だからつまむな」

照「……じゃあ、えい」パイタッチ

菫「……」

照「菫、なかなか良い成長してる」モミモミ

菫「……出て行け」

照「え?」モミモミ

菫「……部室から、出て行け」

照「え、でもまだ部活終わってな」

菫「出て行け?」

照「……はい」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 21:52:40.62 ID:91uVueSH0

照「怒られちゃった……まぁいいけど」

照「でも、もう一回誰かに膝枕してもらいたい……」

照「やっぱり淡か、それとも咲か……いや渋谷や亦野という手も……」

怜「……竜華ぁ、どこや?」

照「あれは、千里山の……」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 21:58:57.79 ID:91uVueSH0

怜「……竜華、どこいったんやろ」

照「」トントン

怜「竜華! ……み、宮永照! ど、どうしてこんなところに」

照「あなたにお願いがある」

怜「ああ、えっと……協力したいのは山々やけど、今、人探しとって時間が……」

照「余り時間はとらせない。それに協力してくれたら人探しも協力する」

怜「……分かりました。それで、うちに用って一体なんやろ?」

照「あなたの、太ももが欲しい」

怜「……は?」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 22:03:32.39 ID:91uVueSH0

怜「い、一体どういう……」

照「膝枕、させてほしい」

怜「ひ、膝枕? 膝枕ってあの……」

照「そう、膝枕」

怜「えっと……まぁええけど、そんなんでええんか?」

照「ええねん」

怜「……まぁええけど。でもそんな時間はないで? できても五分か十分くらい」

照「それで構わない」

怜「まぁそれじゃ、そこのベンチに座ってやろか」

照「うん!」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 22:17:14.33 ID:91uVueSH0

怜「……どうや?」

照「膝枕するには少し細すぎる気がするけど、悪くない」

怜「そうか……膝枕するなんて初めてかもしれんなぁ。ずっと竜華にしてもらってばっかりやったし」

照「そう……あなたの太ももも、気持ちいい」

怜「うん、ありがとう」

照「……」ペロ

怜「ひゃっ! な、何すんねん!」

照「いや、ちょっと」

怜「ちょっとって……まぁええわ。もうしないでな?」

照「分かった」

怜「しかし、竜華はどこにいるんやろか……?」

照「そこにいる」

怜「へ?」

竜華「……」

怜「りゅ、竜華!?」


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 22:20:14.77 ID:91uVueSH0

竜華「と、怜……あんた……」

怜「りゅ、竜華? なんや、なんでそんな唖然とした表情を……」

照「」ペロペロ

竜華「怜。怜って、膝枕できたん!?」

怜「そら出来るわ!」ガタッ!

照「うわちょ!」

怜「あ、すまん」

照「……痛い」


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 22:50:46.92 ID:91uVueSH0

照「ううっ……頭打った」

怜「す、すまんな。大丈夫か?」

竜華「そ、そんなことより怜! どういうことやねん!」

怜「な、何が?」

竜華「何で、宮永さんを膝枕してんねん」

怜「いや、それは竜華探すの手伝ってくれる言うから」

竜華「いや相手が宮永さんとかそんなん誰でもええ。なんで膝枕できてんねん!」

怜「せ、せやから、それくらい私でも出来るわ!」

竜華「……ほ、ほんまに?」

怜「当たり前やろ! 竜華は今までうちが膝枕できん思うとったんか?」

竜華「そ、そうか……それは盲点やった。私が怜に膝枕してもらえることもできるんか?」

怜「……ま、まぁ」

照「私も?」

怜「あんたはもうしたやろ」


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 22:59:18.30 ID:91uVueSH0

竜華「じゃ、じゃあ今してもらってもええか?」

怜「別にええけど……」

照「私も!」

怜「だからあんたはもうしたやろ……」

竜華「じゃあ、三人でこう三角形に寝てそれぞれの太ももを使って膝枕すれば……」

怜「いや、それどういう……」

照「それ、採用」

怜「あんたは一体何なん?」

竜華「採用ややったー!」

怜「竜華、喜ぶとこちゃうで」

照「いぇーい!」ハイタッチ

竜華「いやっほう!」ハイタッチ

怜「なんであんたら、そんなに仲ええねん……」コホッ


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 23:08:29.12 ID:91uVueSH0

竜華「あ、大丈夫か怜」

怜「大丈夫やで……」コホッ

照「休んだ方がいい。ほら、ちょうどいいところにベンチが」

怜「ありがとう……でもちょうどいいって、そのベンチ今までうちらが使っとったやつやで」

竜華「な、何てタイミングでベンチが……これこそ神の思し召しやで!」

怜「なんでそんなオーバーリアクション……?」

照「しかし、私たちは三人」

竜華「なん、やて……!?」

怜「……いや最初からわかっとったやろ」コホッ


85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 23:09:11.34 ID:91uVueSH0

竜華「そうか……つまり誰か一人が怜に膝枕をし、そしてもう一人は……どないしよ?」

怜「普通にすわっとれば……」

照「一人が二人の膝枕になるか、もしくは余った一人が怜さんの足膝枕になればいい」

怜「いや、そんなんせんでも普通に座れば」

竜華「ええな! それ、採用や!」

照「やたー!」

竜華「イエス!」ハイタッチ

照「きゃっほう!」ハイタッチ

怜「……なんであんたら、そんなハイテンションなん?」コホッコホッ


90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 23:15:59.95 ID:91uVueSH0

竜華「あ、怜。大丈夫か? 私が膝枕するから、ほらこっち」

怜「ありがとうな……」

照「……余った」

竜華「宮永さんもくるか? ……っていってもさすがに狭いな」

照「仕方ない。まぁ楽しめたからよしとする。それじゃ、また」

竜華「え? あ、もういくん?」

照「うん。それじゃ」

竜華「あ、またな」

怜「……あれは嵐やな」


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 23:16:54.63 ID:YNDU31HD0

次の獲物は誰や?


94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 23:20:27.93 ID:91uVueSH0

淡「宮永せんぱーい。どこですかー?」

淡「……はぁ、こんなことしても見つかるわけない」

淡「ていうか菫先輩。心配になるなら、出て行けなんて言わなきゃいいのに……」

淡「とにかく探さないと……宮永せんぱーいどこに……きゃっ!」

照「ふむふむ、なかなか良い」

淡「せ、先輩!」

照「なかなかいい太もも」プニプニ

淡「……先輩。スカートの中から出てきてくれますか?」

照「……」プニプニ


101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 23:30:31.03 ID:91uVueSH0

照「淡、膝枕」

淡「いやですよ。何で私がしなくちゃいけないんですか」

照「膝枕してくれなきゃ、部室には帰らない」

淡「別に帰ってこなくても」

照「菫に色々ねつ造して報告する」

淡「やめてください! 私が怒られるじゃないですか!」

照「じゃ、膝枕」

淡「うっ……し、仕方ありません。今回だけですよ。終わったらちゃんと帰って来てくださいね?」

照「よし!」グッ


105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 23:41:00.95 ID:91uVueSH0

淡「……これでいいんですか?」

照「うん、気持ちいい」

淡「そうですか」

照「……」ツンツン

淡「……何やってるんですか?」

照「つついてる」

淡「それは分かりますけど……」

照「ふむ、なかなかの太もも」

淡「ありがとうございます、って言った方がいいんですかね?」

照「」チュウ

淡「す、吸いつかないでください!」

照「なかなかの弾力」ペロペロ


108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 23:43:29.85 ID:91uVueSH0

淡「お、終わりですよ! ほら、部室に帰りましょう」

照「いやだ」ダッ!

淡「あ、ちょっと先輩! 約束が」

照「部室に帰るという約束を了承した覚えはない」

淡「ちょ、ちょっと! もう!」


111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 23:47:00.81 ID:91uVueSH0

照「もう夕方近くなってきた。さすがにもう帰るしか……」

咲「えっと……ここどこだろう。迷っちゃったよ」

照「あ」

咲「え?」

照「咲……」

咲「お姉ちゃん……」

咲「それじゃ、またね!」ダッ!

照「どうして逃げるの?」ガシッ

咲「……」


113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 23:53:13.26 ID:91uVueSH0

咲「お、お姉ちゃん離して。お願い」

照「大丈夫。今日は痛くしない」

咲「私は痛い事なんてされたことないよ! やめて、お姉ちゃんが言うと色々誤解されそうだから」

照「膝枕、させて?」

咲「い、いやだよ。膝枕って言いながら太もも舐めたりするんでしょ?」

照「そんなことしない」

咲「お姉ちゃん、即答してるけど目がこっち見てないよ」

照「やましい事なんて何もない」

咲「本当?」

照「やらしいことなら考えてる」

咲「だ、誰か助けて!」


116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 23:57:24.92 ID:t5mYBVU30

さすがてるてる


117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 23:57:30.32 ID:l/Ouwc640

お前さっきおもっきり舐めとったやんwwwwwwww


118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 23:58:06.19 ID:91uVueSH0

照「分かった。私が膝枕してあげるから」

咲「何が分かったのか分からないよ……」

照「私が膝枕をしつつやらしいことをすれば問題ない」

咲「問題しかないよ。それじゃ何も解決されてないよお姉ちゃん」

照「咲の胸はどれだけ成長したか確かめてあげる」

咲「た、確かめなくていいから」

照「いや、確かめる……舌で」

咲「おかしい。その発想はおかしいよお姉ちゃん!」

照「咲、反発するんじゃない。すべてを受け入れるの。そうすればきっと世界は明るく見える」

咲「お姉ちゃんの全てを受け入れたら、世界が大変なことになっちゃうよ!」


120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 00:01:55.81 ID:ghAXAiw/0

照「それ以上抵抗するなら、かついでホテルにつれて行く」

咲「わ、分かったから。分かったよ……もう逃げないから」

照「本当?」

咲「うん……膝枕。膝枕だけすればいいんでしょ?」

照「それと咲の胸を」

咲「それはだめ」

照「だめ……なんで?」

咲「なんでも」

照「……分かったぬ」

咲「それは分かったの? 分かってないの?」


122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 00:07:26.78 ID:ghAXAiw/0

照「とりあえずそこにベンチがあるから」

咲「分かったよ……」

照「……ここなら人目につかない」

咲「帰ろうかな」

照「大丈夫、変なことはしない」

咲「……本当に?」

照「うん。それに膝枕してくれたら、ちゃんとお小遣いあげる」

咲「いや、それは別にいらないけど……」

照「これぞ本当の膝枕営業」

咲「……絶対、変な事しようと思ってるよね?」


125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 00:12:09.71 ID:ghAXAiw/0

咲「……はい。どうぞ」

照「……気持ちいい」

咲「そう……」

照「……咲」

咲「何?」

照「このまま押し倒していい?」

咲「だめ」

照「……仕方ない。それはまた今度にする」

咲「今度も何も、だめだよ」

照「そう……それじゃ今度脱衣麻雀しようか」

咲「その話の流れはおかしいよ、お姉ちゃん」


126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 00:15:05.73 ID:ghAXAiw/0

咲「もうそろそろ帰らないと、みんな心配するから」

照「……分かった」

咲「あれ、お姉ちゃんにしては潔いね」

照「さすがに外で妹を犯すようなことはしない」

咲「外じゃなかったら犯すんだ……」

照「それはまた今度」

咲「今度会うときは、また外で会おうね」

照「分かった。デートしてそれからホテルに」

咲「それじゃまたねお姉ちゃん」ダッ!

照「あ、咲……行ってしまった」


128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 00:17:14.81 ID:ghAXAiw/0

照「ただいまー」

菫「おかえり……ってもう部活終わるぞ」

照「渋谷と亦野は?」

菫「とっくに帰った。迎えに行かせた淡にも、さっき電話を入れといたしな」

菫「一体何をしてきたんだ?」

照「太ももあさり」

菫「……何をしてきたんだ」

照「菫、もう一回膝枕して」

菫「は? ……仕方ないな。少しだけだぞ」

照「うん」


131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 00:19:00.03 ID:ghAXAiw/0

照「……気持ちいい。でも咲には負ける。暫定二位」

菫「何の話だ?」

照「こっちの話……少し、疲れた」

菫「そうか」

照「……」スースー

菫「……寝てるのか?」

照「……」スースー

菫「……またどこか行かれても面倒だし、寝かせてやるか」

照「……」スースー


終わり


135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 00:21:01.45 ID:YcLWwGGl0

よかった乙


140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 00:30:04.13 ID:eGBvIoRC0

最後は菫さんに帰るのか



141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 00:33:38.69 ID:2VUHaml00


面白かった


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