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デスガイド「右手に見えますのは精気を吸う骨の塔…キャァッ!?」

引用元: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347158887/

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 11:48:07.76 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「ちょ、ちょっとちょっと!どうしたんですか!」

TOUR BUS「いや…ちょ、落石があったのか車輪が乗り上げちゃった」

デスガイド「えぇー!?どうするんですか!こんな所で!」

デスガイド「来るべき10月の為に、こうして1人寂しく日本語ガイドの練習してたのに…」

TOUR BUS「ゴメン、俺まだ日本じゃ出ないからモチベーション上がらなくて…」

デスガイド「ちょ、初耳なんですけど!」

TOUR BUS「いや…言ったら怒るじゃん?」

デスガイド「当たり前じゃないですかー!どうするんですか!こんな所で立ち往生なんて…」

TOUR BUS「住人に説明するしかないんじゃないかな」


  場所:アンデットワールド



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 11:52:21.63 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「住民…って、確か此処アンデットワールドですよね?」

TOUR BUS「そうだね、アンデッドじゃなくてアンデットだね」

デスガイド「誤植ネタは結構です!…アンデットって…正直、あんまりいい印象ないんですけど…」

TOUR BUS「なんで?」

デスガイド「いや、なんか頭悪そうだし…見境無く襲って来て食べられそうな…」

TOUR BUS「あー、確かにそういうイメージあるわ」

TOUR BUS「でも此処にはそいつらしかいないぞ?」

デスガイド「うぅ…石をどかせるのにどれくらいかかりそうですか?」

TOUR BUS「まぁどんなに頑張っても丸1日はかかっちゃうかな」

デスガイド「オウフ…」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 11:58:09.05 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「他のアンデットに見付かる前にさっさと岩をどかせちゃいましょう!」

TOUR BUS「おいおい、ATK1000が笑わせてくれるよwwww」

デスガイド「アナタもATK1000じゃないですか!棚上げしないでください!」

デ・ザード「?もし、そこの」

デスガイド「うひゃい!?」

デ・ザード「この辺りは地盤が弱くなっている、あまり長時間居ない方がいい」

デスガイド(ひ、ひぃい…!アンデット族の……あれ?)

デスガイド「アンデットじゃ…ない?」

デ・ザード「ふむ、私は確かに魔法使い族だが…仕えるべき君主は不死王唯1人と定めている」

デ・ザード「どうだね、一先ず安全な場所に移動しないだろうか」

デスガイド「は、はぁ…」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 12:07:00.18 ID:eBMQIY2a0

  場所:精気を吸う骨の塔最上階


リッチー「ほう、それは災難であったな」

デスガイド(め、メッチャ使われた…あんな高い塔を歩かせる奴があるか…!!)

デスガイド「実はバスが巨石に乗り上げてしまってどうにもこうにも動けず…」

リッチー「ふむ、それは災難であったな…」

デ・ザード「如何でしょう、動けるようになるまで此処で暫し休んでもらっては」

デスガイド「はいぃ!?いえいえ結構です!そんな悪いですから!」

リッチー「む、遠慮する事はないのだぞ?」

デスガイド「え、遠慮じゃありませんし!!」

リッチーロード「王よ、彼女は男達だらけの空間で泊まる事に身を感じているのでは?」

リッチー「おぉ、成程!!」ポン

リッチー「安心するがよい、此処にいる男共は皆枯れておる!」ハッハッハッハ

デ・ザード「枯れ果てすぎて骨でありますからな」

リッチー「ウワッハッハッハッハッハッハ!」バンバン

デスガイド(な、何が面白いんでしょう…!)


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 12:14:20.21 ID:eBMQIY2a0

ワイトキング「しかしそうなると困った事ですな、アンデットワールドは男共が圧倒的に多いゆえ」

パンプキング「ほっ、愛しの妻が居る男が言ってくれるのう」

ワイトキング「ふ、私は妻一筋の男ですゆえ」

キング☆スカル「でもデスガイドちゃんよぉ、こんな骨の家なんざ行きたくねぇよな?」

ワイトキング「骨の塔とて骨でありましょう!」ガタン

蘇生ハ・デス「それだけではない、お前の住居は蜘蛛の巣が張っておろう」

ワイトキング「…何か問題がありましょうか?」

蘇生ハ・デス「汚いわ!!掃除をしろ掃除を!!」

パンプキング「じゃからこうして骨の塔に集まっとるワケじゃからのう」

リッチー「おいお前達!種族違いの客人がいる前で麻雀を続ける無礼はやめよ!」

パンプキング「自分がハコって抜けたからと言って何を当たりちらしとるんじゃwww」

リッチー「むっぎぃー!!」

デスガイド「……あ、あのー…私TOUR BUSの中で寝泊りしますから…」

リッチー「いや待たれよ、客人を追い出したとあってはアンデット王族としての沽券に関わる!」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 12:19:27.39 ID:eBMQIY2a0

デスガイド(沽券とかじゃなくて怖いんですよ…アンデット族…)

キング☆スカル「じゃあアレだ、吸血鬼連中の家はどうだ?ヴァンパイア・レディは女だろ?」

パンプキング「屋敷も清潔にじゃしのう」

ワイトキング「こちらを見るのは止めて頂きたいゴースト王!」

蘇生ハ・デス「どうかな…?ヴァンパイア・レディはバイセクシャルと聞いた事があるが」

キング☆スカル「ハハwwじゃあデスガイドちゃん食われっちまうなァ!」

デスガイド「く、食われる!?」ビクゥ

キング☆スカル「おうよ、食われちまうぜぇ?怖ぇだろ?ケッケッケッケ!」

リッチー「スピード王よ!悪戯に客人を怖がらせるでないわ!」

デスガイド「あわわわ…」

蘇生ハ・デス「…あ」

蘇生ハ・デス「ゾンビ・マスターに預けるのはどうだ?」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 12:23:29.41 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「ゾンビ・マスターさん?」

リッチー「あー…アレも確かに女子であったな」

ワイトキング「忘れておられたのですか…」

リッチー「覚えておるわッ!!」

パンプキング「嘘じゃよ、絶対嘘。嘘ダメ、絶対」

リッチー「ちと記憶から飛んでいただけに過ぎぬ!!」

ワイトキング「ゴホンッ、しかし…ですなぁ…」チラッ

デスガイド「………?」

蘇生ハ・デス「育ちも良さそうで礼儀正しいこの娘を」

キング☆スカル「あの悪ガキに預けるってのか…?」

リッチー「一番住んでいる場所は無難であろう…」

キング☆スカル「…まぁ…」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 12:29:10.49 ID:eBMQIY2a0

リッチー「デ・ザードよ、ゾンマスにこの旨伝えてはもらえぬか」

デ・ザード「委細承知」ザッ

リッチー「というワケじゃ、これからお主にはゾンマスの所へ行ってもらう」

デスガイド「えぇ!?ちょっと!別に私は…」

リッチー「安心するがよい、皆気のいい連中ばかりでな」ニコッ

リッチーロード「ニコッとしておりますが、骨ゆえ分かりませぬぞ」

リッチー「おぉ!そうであった!!」ハッハッハッハッハ

デスガイド(だから全然笑いのツボが分からない…!!)

……………

………


ゾンマス「クソ面倒臭ぇ…」

龍骨鬼「何言ってんだよ…超役得じゃねーか!!女の子泊められるなんて!!」

ゾンマス「俺にはなーんの得もねぇよボケ!!」


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 12:36:12.32 ID:eBMQIY2a0

ゾンマス「大体俺の家は一人暮らし用だぞ?なんでもう1人入れなきゃならねぇんだ!」

龍骨鬼「俺に言われても困るって言うかー、不死王に言ってほしいって言うかー」

ゾンマス「その間の抜けた喋り方やめろクソッタレ!!」ゲシッ

龍骨鬼「あーもちょっと右、右の後頭部お願いしまーす」

ゾンマス「ッ…このこの!バカ!バーカ!バァーッカ!!」ドガドガドガッ

龍骨鬼「あーATK1800の頭皮マッサージ気持ちいいわー…」

ゾンマス(疲れた……)ハァハァ…

デスガイド「あ、あの…」

ゾンマス「あ゙?」

龍骨鬼(ウホッ!いい悪魔…)

デスガイド「やっぱり…迷惑ですよね…?」

ゾンマス「…………チッ」ボリボリ

ゾンマス「いいよ、別に。狭いけど文句言うんじゃねぇぞ…」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 12:43:30.10 ID:eBMQIY2a0

ゾンマス「つーワケだ、乗れ」

デスガイド「はい?」

ゾンマス「…いや、乗れよ。コイツの上に」クイクイッ

龍骨鬼「そうそう、俺の背中に股を開いて跨r」ドムッ

ゾンマス「それ以上喋るんじゃねぇこのクソ強姦野郎!!」

龍骨鬼「もごっふ!上唇を引っ張るな上唇を!!」

デスガイド「あのー…ほ、本当に乗るんですか?」

ゾンマス「早くしろっつってんだろボケ!!」

デスガイド「ひ、ひぃっ……!」ビクゥ

ゾンマス「……。その代わり、頭は俺の特等席だからお前その後ろな」

デスガイド「は、はい…」イソイソ

龍骨鬼(ふぁっふぁー!!役得役得!!!)


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 12:54:33.05 ID:eBMQIY2a0

馬頭鬼「あっ」

龍骨鬼「よォ、馬頭鬼」

ゾンマス「よォ馬頭鬼」ニタニタ

馬頭鬼「おぉ…お前らホントにセットだよな」

ゾンマス「いやいや、今日はトリオなんだぜ?ほら、出て来いよ」グイッ

デスガイド「ど、どうも…」

馬頭鬼「」

馬頭鬼「惚れた」

ゾンマス「ぶっふwwwww」

馬頭鬼「あ、新しいアンデットの方ですか!どうもっす!俺、馬頭鬼って言います!!」ズザザッ

デスガイド「ど、どうもです…デスガイドです、あと…悪魔族です」

馬頭鬼「!!?こ、効果は!効果はアンデットと関係ありますか!?」

デスガイド「ないです…」

馬頭鬼「」

ゾンマス「ひゃっひゃっひゃっひゃwwwは、腹痛ぇwwww」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 12:59:33.95 ID:eBMQIY2a0

馬頭鬼「ウオォォオ!!待望の女の子だと思ったのにぃぃい!!」ガンガンガンッ

龍骨鬼「ヴァンパイア・レディとかワイト夫人とかゾンマスがいるじゃん」

馬頭鬼「誰一人として『おにゃのこ』って感じがしねーよ!!」

ゾンマス「別にまんま『女の子』が来たってテメェにゃ靡かねぇっつーの」ケラケラ

馬頭鬼「分からないだろぉ!分からないだろぉー!!」

デスガイド「あの…よく分かりませんけど…頑張って下さいね!」

馬頭鬼「LP4000 → LP0」トゥトゥトゥトゥトゥ…ティトゥン

ゾンマス「うっは!オメェ結構えげつねぇなァ、ガイドちゃんよォ」ニヤニヤ

デスガイド「え、えぇ!?」オロオロ

龍骨鬼「お前らどっちもド悪党だよ…ホレ、お前の家着いたぞ」

ゾンマス「おーう、ご苦労ご苦労」


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 13:08:11.43 ID:eBMQIY2a0

ゾンマス「ここが俺ン家だ、まぁ来いよ」スタッ

デスガイド「は、はい…」ヨイショヨイショ

龍骨鬼「なぁなぁ、俺も入っていい?」

ゾンマス「はぁ?テメェ入れたらますます家が狭くなっちまうじゃねぇかよ」

龍骨鬼「いいじゃねーかよ、別に減るモンじゃねぇだろ?」

ゾンマス「減りはしねぇが狭くなるンだよ、馬鹿が!」

デスガイド「あの…そう喧嘩しないで…!」

ゾンマス「別に喧嘩じゃねぇよ、いつもこんなモンだ」

龍骨鬼「そうだな、いつもこんなモンだな」

デスガイド(やっぱりアンデット族怖いです…)

ゾンマス「まぁ来いって、寝床くらいは用意できっからよ」ガチャ


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 13:14:36.10 ID:eBMQIY2a0

……………

………


馬頭鬼「…はぁ、デスガイドちゃん…可愛かったなぁ…」トボトボ

馬頭鬼「龍骨鬼の野郎…あんな可愛い子を背中に乗せやがって……!!」

茫漠の死者「誰が可愛い子だって?」

馬頭鬼「うおぁあッ!?な、なんだよ茫漠かよ…」

茫漠の死者「なぁなぁ、誰が可愛い女の子だって?」

馬頭鬼「うっせーなぁ…悪魔族の可愛い子が来てるんだよ」

茫漠の死者「マジかよ、どうして?」

馬頭鬼「知らねぇけど…今はゾンマスの家に居るんじゃねぇか?」

茫漠の死者「へぇ…見に行ってみようかなー、マジで可愛いの?」

馬頭鬼「マジで可愛いよ、マジで」

死霊「…聞いちゃったぜェ…?」

馬頭鬼「うおっ!?魂を削る死霊!」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 13:22:40.17 ID:eBMQIY2a0

死霊「女の子がいるだって!?その噂、しかと聞き届けた!」

死霊「俺が広めに広めてやるぜェ!!」シュバッ

茫漠の死者「うわ、面倒な奴に聞かれたな…」

馬頭鬼「お、おい待て!!どうして居るのかも分からねぇんだぞ!!」

死霊「居る事、それ自体が重要じゃねぇか!なぁ兄弟!」

馬頭鬼「兄弟じゃねーよ!!ふざけんな!俺が疑われるんだぞ!?」

茫漠の死者「疑われるも何もお前が言い出したんじゃねぇか」

馬頭鬼「そりゃそうだけど!!」

死霊「諦めろ!兄弟ィ!!」シュババババッ

馬頭鬼「だから兄弟じゃねーっつってんだろぉぉお!!」

……………

………


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 13:30:17.90 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「はへぇ…結構綺麗な家ですね…」

ゾンマス「けっ、殺風景なだけだぜ」

デスガイド「え?…そ、そうでしょうか…」

ゾンマス「つーかその敬語を止めろ、俺ァ慣れてねーんだよ、その敬語ってのに」

デスガイド「そ、それは…申し訳ありません…」

ゾンマス「やめろっつってんだろ!分からねぇのか!!」

デスガイド「ひっ…」ビクリ

ゾンマス「…………」

ゾンマス「…チッ、悪かった!悪かったよ…!」

デスガイド「あの…やっぱり迷惑ですよね?」

ゾンマス「………」チラッ

デスガイド「………?」

ゾンマス「そんな事ねぇって。…今から予備の布団持ってくるからよ」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 13:35:30.05 ID:eBMQIY2a0

ゾンマス「…………」ガサゴソ

ゾンマス「…………」ガサゴソ

ゾンマス「…………」ガサゴソ

ゾンマス「…可愛いなァ、あの子…」

ゾンマス「女の子っぽい恰好してっからかな?いや、でも顔立ちもかなり…」

ゾンマス「……髪の毛もサラサラだったな…」

ゾンマス「じゃあ俺は?…服装も素っ気無ぇ、髪の毛は整えてねぇし」

ゾンマス「…そもそもバリバリに硬いしなー、髪の毛…」

ゾンマス「…………」ハァ

デスガイド「あのー、準備手伝いますか?」ヒョコ

ゾンマス「ひゅい!!?テ、テメェ急に入って来るんじゃねぇよ!!」

デスガイド「ひぃ!すみませんすみません!!」

ゾンマス「敬語やめろォ!!」

デスガイド「すみませーん!!」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 13:42:11.95 ID:eBMQIY2a0

ゾンマス「ったく、客人は客人らしく踏ん反り返ってりゃいいんだよボケ」

デスガイド「でも…」

ゾンマス「俺は他人の家に行ったらなーんにもしねぇぜ?客として当然のように振舞う」ケケケ

ゾンマス「だからテメェもそれでいいんだよ、分かったかタコ」

デスガイド「ううぅ…タコかボケかどっちかにしてください…」

ゾンマス「んじゃボケタコだ、1つンなったろ」

デスガイド「まとまっただけじゃないですか!!」

ゾンマス「にひひひひひひ!!…ん?」

デスガイド「どうしました?」

ゾンマス「…なんか…地鳴りが聞こえねぇか?」

デスガイド「へ?」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 13:48:52.55 ID:eBMQIY2a0

ドドドドドドドドドドドドド┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


ゴブゾン「可愛い女の子は何処だぁー!!」

黒騎士「ゾンマスちゃんの家に居るって話っすよゴブリン・ゾンビ先輩!でもゾンマスちゃんもかわいっすよね!!」

ゴブゾン「おうよ闇竜の黒騎士!ただしゾンマスは性格が最悪だ!!」

黒騎士「えぇー!そこがいいんじゃないっすか!!」

再生ミイラ「逞しすぎるよお前!!」

不乱健(女……!女………!!)

黒騎士(つーかコイツ、誰っすかね…)


  ~・~・~

ゾンマス「うわぁなんか来るよなんか来る、アホな男共が」

デスガイド「ひえぇ…」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 13:56:09.68 ID:eBMQIY2a0

ゾンマス「どうすっかな…下級アンデの馬鹿と関わってもロクな事がねぇし…」

デスガイド「ゾンマスさん!あんな量一度に相手できませんよ!!」

ゾンマス「え……?1人なら大丈夫なの…?」

デスガイド「え、えぇ…1人くらいならあしらえるかと…」

ゾンマス「あ、あぁ!そういう事な!!」

ゾンマス(やべぇやべぇ、実はヤり手なのかと思っちまった…俺の馬鹿…)

デスガイド「?」

ゾンマス「しゃーねぇなァ…追い出すか…おい、そこの本棚からそれ取ってくれ」

デスガイド「?これですか?」

ゾンマス「あぁそっちじゃねぇよ、その右だ」

デスガイド「これですか?お、重っ……!なんですかこの本…!」

ゾンマス「んー…」

ゾンマス「生者の書だ」


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 14:02:19.29 ID:eBMQIY2a0

ゾンマス「あー、ゴホン!…えーっと…どう読むんだっけ…」

デスガイド「えぇー…」

ゾンマス「んん…アロロロ ホロロウ アロロ ロロカロア…ア、アールニーロ…アルル エリ…」

デスガイド「なんか最後人名じゃありませんでしたか!?」

ゾンマス「エロイムエッサイム!!」ズアァアッ

デスガイド「きゃぁああー!?」


  ~・~・~


黒騎士「な、なんすかアレ!!」

ゴブゾン「うぐぉお!?」

絶望「突如として闇より出だしました」ズモオォオオ

再生ミイラ「ぜ、絶望さんだァー!!」

リターン・ゾンビ「俺達が100回死んでも勝てやしねぇ!!」

絶望「ダメだよー、こっちに来ちゃダメ…ん?」

不乱健「……通せ…!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ…


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 14:11:40.14 ID:eBMQIY2a0

絶望「!」

絶望(参ったねぇ…あの不乱健って子、僕のATKとDEFどちらでも太刀打ちできないじゃないか)

絶望「でもねー、僕もゾンビ・マスターちゃんに生者の書で呼ばれた手前後には引けないんだよね……!!」ゴォォオッ

不乱健「俺、女の子、会う…!!お前、倒す……俺も、引けない………!!」ズオォォオオッ


   ドゴォォォォオオオ…ン……!!

絶望「…グフッ……!!」ズッシャァア

ゴブゾン「ぜ、絶望先生が!!」

再生ミイラ「押し負けた!?」

不乱健「ウォォオオオオオオオッ!!!」ダッダッダッダッダ

ゾンマス「う、うわ!来ちまった!!」

デスガイド「ひぃいい!!?」

不乱健「デ、デスガイド!俺と!付き合っt」

デスガイド「無理です」

不乱健「」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 14:16:14.64 ID:eBMQIY2a0

不乱健「お友達から!」

ゾンマス(あ、前より食い下がらなくなってやがる)

デスガイド「えぇー…」

再生ミイラ「お、俺からもお願いします!こいつゾンマスにもガガガ・ガールにも振られて傷心なんです!」

デスガイド「えぇ!?そ、そうなんですか…?」

ゾンマス「………あー、どうだったろ…」視線ソラシ

ゴブゾン「女の子と仲良くなるって不乱健じゃなくフランケン・シュタインからのこいつの夢なんです!」

ピラタ「俺からも頼むよ!ゾンマス、ほらお前も!!」

ゾンマス「んな!?なンで俺が巻き込まれてんだ!勝手にドガドガ家の中入ってきやがって!」

ワイト「アタシからもお願いです、こいつに希望を持たせてやってくだせぇ!」

王族親衛隊「デスガイド殿!どうか不乱健氏にお慈悲を!!」

デスガイド「え、えぇー……じゃあ、お友達から…」

下級アンデット「うおおおぉぉぉおぉおおおおー!!」

不乱健「お、おお…おおぉぉおお…!!」


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 14:21:28.85 ID:eBMQIY2a0

黒騎士「よっしゃお前ら!不乱健を胴上げっすよ!!」

さまようミイラ「俺も居るぜ!」シュバッ

ピラタ「何処彷徨ってたんだよお前」

不乱健「お、お前ら…優しい…!」グスッ

ゴブゾン「なに言ってんだ不乱!水臭いぜ!…で」

デスガイド「え?」

ゴブゾン「こいつと友達になっておいて俺等とは友達にならないって事はないんでしょ?」

デスガイド「え?え??」

黒騎士「あー、そうっすね、そりゃそうっすね!マジっすね!!」

再生ミイラ「あるわー、そういうのってあるわー」

デスガイド「え、ええええ!?」

さまようミイラ「じゃあそういうワケっどへ!?」ゲフゥッ

ゾンマス「そこまでにしとけテメェ等……」ゴゴゴゴゴゴゴ

下級アンデ「ひぃ!?」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 14:29:17.63 ID:eBMQIY2a0

ゾンマス「散れ散れ野次馬共!!テメェ等みてぇな下級ゾンビと一緒に居たらいつまで経っても落ち着けねぇだろ!」

黒騎士「いやゾンマスちゃんも下級アンデットじゃないすか!」

ゾンマス「俺はいいンだよ俺は!!」ドゲシッ

黒騎士「ご褒美キマシタワっす!!」ドゴホォ

ゾンマス「つーか別に永住するワケじゃねぇんだよデスガイドは!!さぁ帰れ帰れ馬鹿共!」

ゴブゾン「ちぇー、折角可愛い女の子がアンデットワールドに来ると思ったのになぁ」

ゾンマス「来るのはペインペインターだ、せいぜい嘆けアホ」

ハーヤレヤレ
帰リニファミレス寄ロウゼ
暑イワー、プールトカ行キテェー

ゾンマス「はぁ…行ったか…」

デスガイド「…あ、嵐みたいな人達ですね…」

ゾンマス「そうかァ?あんなモンだろ」

デスガイド(アンデット族はやっぱり過激なんですね…)

ゾンマス「……でもオメェ、マジで可愛いよなぁ…」

デスガイド「え?」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 14:34:51.19 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「そ、そんな事ありませんよ!ゾンマスさんだって…」

デスガイド「可愛いと…思いますよ?」

ゾンマス「へっ、バーカバーカ」

デスガイド「んな、なんでですか!本当の事を言ったのに!!」

ゾンマス「俺はそういうんじゃねーんだよ」

デスガイド「じゃあどういうのなんですか!」

ゾンマス(…どういうのなんだろ…)

ゾンマス「とにかく、布団敷いたから夕飯にしようぜ、なぁ?」

デスガイド「むー…」

ゾンマス「そんなムクれんじゃねぇよボケ、色々話しようぜ?」

ゾンマス「なんせテメェはガイドらしいからなァ、さぞかし旅して回ってんだろォ?」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 14:39:49.21 ID:eBMQIY2a0

……………

………


レディ「というワケで、ゾンマスちゃんの家に行きましょぉ?」

ロード「…何が『というワケ』なのかね、レディ」

レディ「嫌だわぁ、天下のヴァンパイア・ロード様がそんな事もお分かりにならないの?」

ロード「その妻のヴァンパイア・レディが堂々と浮気をしようとしているのだが」

レディ「浮気じゃないわよぉ、私は決して浮ついた気持ちで女の子を手篭めにしたりしないもの」キリッ

ロード「キリッではないよ、キリッでは」

レディ「いいじゃなぁい、ケチな旦那様ねぇ」

ロード「普通だと思うがね」

銀ゾンビ「てか普通に屋敷の外に出ないでくだせぇ…」

ロード「おや…青眼の銀ゾンビ、居たのかね」

レディ「夫婦のいちゃこらを出歯亀はよくないわねぇ」クスクス

銀ゾンビ「それなら見えない所でやってくだせぇや!!」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 14:44:30.86 ID:eBMQIY2a0

レディ「だってデスガイドちゃんよ、デスガイドちゃん」

レディ「貴方だってご存知でしょう?」

ロード「海外では随分と暴れたという話は聞き及んでいるよ。だが我々アンデットとは無縁な力だ」

レディ「そんな事無いわよぉ、今は誰がどんな悪用方法を考えるか分からないんだから」

ロード「…その辺りの話はプレーヤーにお任せするとするよ」

銀ゾンビ「あっしらOCG組には関係のねぇ話ですからね…」

レディ「ねぇねぇ、会いに行きましょうよぉ」

ロード「明日にはバスの調子も良くなるだろう。その時の見送りで顔を合わせればいいのだよ」

レディ「もう!本当ケチね!」ムスゥ

ロード「そんな顔をしてもダメだ」スッ

レディ「あんっ…もう、顔が近いわよ…」

銀ゾンビ「あーもー部屋ん中でやってくだせぇよ…」

黒い貴族「盛んですなカース・オブ・ヴァンパイア殿」

カース「そうですなぁノーブル・ド・ノワール殿」

銀ゾンビ(ほら見られてるし)


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 14:51:07.94 ID:eBMQIY2a0

……………

………


ゾンマス「へぇ、暗黒界って場所があんのか」

デスガイド「はい、皆さん顔は怖いんですが凄くいい人達なんですよ」

デスガイド「ジェノサイド・キング・サーモンの卵を取りに行くのに全員が力を合わせて…」

ゾンマス「卵でかよwwww」

デスガイド「サーモンを討ち取れる暗黒界の方は極少数らしいのです…」

デスガイド「特に狩人のブラウさんって方と仲良くなりまして…えへへ!」

ゾンマス「んだよ、惚れてんのかァ?」ケケケケ

デスガイド「そ、そういうんじゃありません!!」

ゾンマス「あーそーでーすかー」

デスガイド「もう!ゾンマスさん!!」


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 14:58:20.41 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「ただ、最近暗黒界では戦も増えているようで…」

ゾンマス「へぇー」

デスガイド「魔轟神という方々らしいのですが…あまりにも紛争が絶えないので、近々停戦協定を結ぶとか」

ゾンマス「どこも大変だなァ、オイ」

デスガイド「アンデットの方々は争いは…?」

ゾンマス「別に何もねぇよ、俺達はただ生き返って馬鹿やっての繰り返しだからな」

ゾンマス「そりゃ戦う時もあるが…別に死んだりしねぇから真面目にやらねーしよ、ケケ」

デスガイド「ほへー…」

ゾンマス「昔はハ・デスのおっさんは敵勢力だったみてぇだけど…」

ゾンマス「裏切りにあって、アンデット側に着いたんだよ」

デスガイド「あれ?裏切ったのってもしかして深淵の冥王さんですか?」

ゾンマス「知ってるのか?」

デスガイド「えぇ、あの人とも割りと仲がいいので…」


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 15:05:37.95 ID:eBMQIY2a0

ゾンマス「それハ・デスのおっさんには言わない方がいいぜ?魂ブッ潰されるからよ」

デスガイド「え、えぇえ!?」

ゾンマス「『受けよ我が新たなる奥義!デストラクト・ポーション!』とかなんとか言ってやがったぜ」

デスガイド「い、嫌ですよ!そんなの喰らいたくありません!」

ゾンマス「じゃあ黙ってた方が無難だ。………」

ゾンマス「でも俺が言っちまうかもしれねぇなぁ、ひゃっひゃっひゃww」

デスガイド「ゾ、ゾンマスさーん!!」

ゾンマス「ひっひっひっひっひ…!オメェからかい甲斐あるよ、俺が保証してやんよ」

デスガイド「ひ、酷いですー!!」

ゾンマス「知ってるぜェ?ケケケケケケ!!」


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 15:11:29.43 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「もう!そんなだからアンデットの皆さんに女性扱いされないんですゾンマスさんは!」

ゾンマス「!…………」

デスガイド「…ゾ、ゾンマスさん?」

ゾンマス(女扱い…された時…アレは…)

ゾンマス「嫌だったなぁ…」

デスガイド「え?な、何がですか?」

ゾンマス「俺は別に女らしくなりたいとも思ってねぇし、女扱いがいいとも思ってねぇよ」

ゾンマス「ただ馬鹿共と一緒に馬鹿がやれりゃそれでいい、分かるか?」

デスガイド「…うーん……」

デスガイド「確かにそれは本心っぽいですけど…」

ゾンマス「本心に決まってんだろ、バーカバーカ!」

デスガイド「『服装も素っ気無ぇ、髪の毛は整えてねぇし…そもそもバリバリに硬いしなー、髪の毛…』」

デスガイド「と言って落ち込んでいたのも本心ですよね?」

ゾンマス「ブフッ!!!」

デスガイド「んぎゃぁ!お米飛ばさないでくださいお米!!」


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 15:16:25.09 ID:eBMQIY2a0

ゾンマス「テ、テメェいつ聞いてた!?いつ聞いてやがったコラァ!!」ガシッ

ゾンマス「つーか言ってねぇし!捏造すんじゃねぇクソッタレ!!」

デスガイド「ちょ、苦しいです苦しいです!あと『いつ聞いてた』と言った後に『言ってない』は無理があります!」

ゾンマス「あっ」

ゾンマス「と、とにかく俺は知らねぇよ!!」

デスガイド「具体的に言うとお布団を用意していt」

ゾンマス「あーあー!聞こえねぇー!なんも聞こえやしねー!!」

デスガイド「恥ずかしい事じゃないですよ?」

ゾンマス「俺にとっちゃあ裸を見られる以上に恥ずかしい事なんだよボケ悪魔!!」

デスガイド「そうなんですか?じゃあ、裸見せてくださいよ」ガシッ

ゾンマス「え?ちょ、…いやいや嘘嘘、冗談だからちょっと待ってマジでごめんマジで…!」

デスガイド(思った通り…)

デスガイド(ATK1800ですがDEFが0の為…)

デスガイド(ゾンマスさん、押しにめっちゃ弱いです…!)


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 15:21:22.90 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「ほら見せてくださいって!大丈夫です別に取って食べませんから!」

ゾンマス「オメェ馬鹿か!?食われてたまるか!つーか見ても楽しくねぇよ!胸そんなでかくねぇし!!」

デスガイド「胸、ですか…」

デスガイド「ふふ」ドヤァ

ゾンマス「てんめぇええ……!!」プルプル

デスガイド「でかくないって言うより、ほぼ無いですよね?」

ゾンマス「あるわボケェ!!A寄りのBだよ文句あるかクソッタレ!!」

デスガイド「うはぁ可愛らしい☆」

ゾンマス「ッ~~~~~!!テメェでてけ!寝床没収!もう知らねぇ!!」

デスガイド「嫌ですよーっと!」

ゾンマス「くォのッ…クソ女ァァア……!!」

  ~・~・~

ロード「楽しそうにやっているではないかね」

レディ「…………」カシャカシャカシャカシャカシャカシャ

ロード「もう写真を撮るのはやめたまえよ…」


69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 15:31:15.56 ID:eBMQIY2a0

ゾンマス「はぁ…夜も遅くなったし…寝るかー…」

デスガイド「ねぇゾンマスさん」

ゾンマス「ん?なんだ?」

デスガイド「本当に私の髪の毛がサラサラで羨ましかったんですかー?」

ゾンマス「うっせうっせ!バーカ!!」

ゾンマス「……そうだよ」

デスガイド「…ふっふっふっふ…」

ゾンマス「テメェ何がおかしいんだコラ…!」

デスガイド「そうやってふとした時に見せる女の子っぽい所で、きっと他のアンデットさんはメロメロですよ!」ガバチョ

ゾンマス「はぁ?馬鹿を言うな…って、くっつくな暑ィ!!まだまだ夜中も猛暑だよクソッタレー…!!」


……………

………


   よ く じ つ 。


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 15:39:13.61 ID:eBMQIY2a0

ゾンマス(暑くてロクに寝れなかった…)

デスガイド「スースー…スースー…」

ゾンマス「んん~…ッ!シャワーでも浴びて寝汗流すか……」

デスガイド「では私も」ススッ

ゾンマス「ギャァアッ!?テ、テメェ起きてたのかよ!!」

デスガイド「シャワー浴びるんですよね?私も寝汗かいちゃいました」

ゾンマス「一緒に入るワケねぇだろ!!このボケ悪魔!!」

デスガイド「あれあれ?いいんですか?そういう事言うとサラサラへの憧れを皆さんにバラしますよ?」

ゾンマス「テメェ…最初は俺等アンデットにビビってたくせになんだその態度の変わり様は…」

デスガイド「慣れというやつですね!」

ゾンマス「クソ迷惑だぜバッキャロウ…」ゲンナリ

デスガイド「同性同士で恥ずかしがる事なんてありませんよー?」

ゾンマス「ある!少なくとも俺ァあるんだよ!」

   ―ガラガラッ

龍骨鬼「オーッス、ガイドちゃんはおるかねー?」


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 15:42:43.71 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「ありゃ……。龍骨鬼さん!おはようございます!」

ゾンマス「助かったぜ龍骨鬼…後でフォーチュンレディの里行こうな…」

龍骨鬼「うわっほーいマジで!?とりあえずおはよう!!」

龍骨鬼「まぁそれはともかくとして!TOUR BUSが乗り上げた岩の撤去終わったらしいぞ!」

デスガイド「え、ホントですか!?」

龍骨鬼「うん、マジマジ。いつでも出発できるってよ」

デスガイド「うーん…」チラッ

デスガイド「もう一泊しちゃおっかなー」

ゾンマス「帰れ!」

デスガイド「酷いですゾンマスさん…昨日はあんなに抱き合って…」

龍骨鬼「え?」

ゾンマス「誤解を生む言い方すんじゃねぇ!」

ゾンマス「テメェも鼻の下伸ばしてんじゃねぇよコラァ!!」ドガスッ

龍骨鬼「痛くありませーんwwwww」

ゾンマス「あぁあああああ昨日ッからイライラが全然取れやしねぇえ…!!」


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 15:50:17.67 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「いやぁー、名残惜しいですねぇアンデットワールド」

ゾンマス「悪魔族だったテメェを呪うがいいぜ」

デスガイド「いや、別に呪いはしないですが…およ?」

龍骨鬼「おー、総出でお見送りか」



黒騎士「どうっすか!どうっすか真紅眼の不死竜さん!マジかわいくねっすか!?」

不死竜「だから俺は人型じゃ欲情しねーんだって。なぁバーサーク・デッド?」

バーサーク「俺に言うんじゃねぇよ」

ワイトメア「おやおや、あれは確かにお美しい方ですな」

レディ「デスガイドちゃーん!初めましてー!」ブンブン

ロード(此方は一方的に会いに行っているがね…)

デス・ラクーダ「ブルルゥン」

ネクロフェイス「バーブー!バブバブー!」

酒呑童子「おーよしよし…」


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 15:57:47.59 ID:eBMQIY2a0

TOUR BUS「おぉーい!デスガイドちゃん!」

デスガイド「1日振りです!いつでも発進できますか?」

TOUR BUS「大丈夫そうだね、全速前進ってやつさ!」

デスガイド「そうですか…では、気を取り直して行きましょう!」

デスガイド「ゾンマスさん…改めて本当に有り難う御座いました」

ゾンマス「んな…何を畏まってやがんだいきなり…」

デスガイド「…顔、赤くなってますよ?お礼言われなれてないんですか?」

ゾンマス「う、うるっせェ!!バカボケ!タコ!!」

ゾンマス「……………」

ゾンマス「……またな」

デスガイド「はい!精気を吸う骨の塔は観光名所ですから!ガイドコースですしまたきっと会えますよ!」

デスガイド「その時はまた泊めてくださいね!」

ゾンマス「嫌だよバーカ」

デスガイド「いつでもどうぞ、という意味で受け取っておきまっす!」

ゾンマス「ざっけんな!!」ギャーギャー


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 16:02:51.88 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「では、アンデットの皆様方も!大変お世話になりました!」

龍骨鬼「元気でなーデスガイドちゃーん!」

不乱健「俺、ずっと友達…!」

ゴブゾン「ゾンマスとどんな会話したか教えろー!!」

馬頭鬼「後でゾンマスの弱点とか教えてくれー!!」

ゾンマス「黙れー!!」

デスガイド「それでは皆さん!!」

デスガイド「またお会いするその時まで!!」


  ブロロロロロォォォー…


龍骨鬼「…行っちまったなー…」

ゾンマス「…………」

ゾンマス「…ありがと、楽しかったよ…」

……………

………


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 16:07:18.44 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「えー、此処からはアンデット達の住処、アンデットワールドの名所を案内して参ります!」

クリッター「アンデットって怖い場所ってイメージがあるんですけど」ハイハーイ

デスガイド「そんな事はありませんよ、暗黒界の方々も怖いと一般的に言われていますが、そうでないでしょう?」

ダーク・リゾネーター「それはそうだけど、頭悪そうじゃないかー?」

デスガイド「それも偏見です、皆さんホントにいい人達ばかりですし…」

デスガイド「私も沢山の友人がおります!!」

フレア・リゾネーター「え、そうなんですか?」

デスガイド「はい、それはもう!…あっと…、」

デスガイド「さぁ、右手を御覧くださーい!」

デスガイド「右手に見えますのは精気を吸う骨の塔…キャァッ!?」

   ドガンッ!!

クリッター「うわぁ!?な、なになに!?」


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 16:10:11.92 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「ちょ、ちょっとちょっと!TOUR BUSさん!?どうしたんですか!」

TOUR BUS「いやーゴメンゴメン…なんかまた乗り上げちゃったみたい…」

デスガイド「えぇー!?」

ダーク・リゾネーター「なんだなんだ?」ゾロゾロ

フレア・リゾネーター「どーしたんだぁ?」ゾロゾロ

……………

………


ゾンマス「…………」

デスガイド「お久し振りです」ニヒッ

ゾンマス「…………」バタン

デスガイド「あぁ!ちょっと!酷いですゾンマスさん!開けてくださーい!」

デスガイド「私だけわざわざ他の観光客とは別に「ゾンマスさんの家でお願いします」って言ったんですよー!」ガチャガチャ

ゾンマス「ざーけーんーなーよーもーう!!」


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 16:12:29.14 ID:eBMQIY2a0

デスガイド「また一泊だけですからー!!」

デスガイド「…クスン、さすがにアンデットワールドで野宿する勇気はありません…」さめざめ

デスガイド「お腹空いたよぅ…」

デスガイド「…………」チラッチラッ


    ―ガチャリッ


ゾンマス「…入れよクソッタレ……」バリバリ

デスガイド「!」

デスガイド「では!お邪魔しますゾンマスちゃん!」

ゾンマス「『ちゃん』付けするんじゃねェッ!!」


   -・-・-

デスガイド「右手に見えますのは精気を吸う骨の塔…キャァッ!?」

おしまい。


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 16:13:16.94 ID:U16YlUEM0

乙!
無限ループってこわくね


83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/09(日) 16:15:27.21 ID:ueZ7hYNIO

魔界発現世行き乙ガイド


この記事へのコメント

-   - 2012年09月11日 21:32:28

キモイ死ね

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