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凌牙「スマイルプリキュア?」Ⅳ「イェイイェイイェイですねえ」

引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1339577042/
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 17:44:02.66 ID:/fFu5guNO


凌牙「またふざけたことを言いやがって! お前の発言すべてがイラッとくるんだよ!!」

Ⅳ「まあまあ。あ、ジャイアントキラーの効果発動しますね。あとダイレクトアタック」

凌牙「チッ、エアロシャークが!」

Ⅳ「フハハハ! お前はすでにウルトラハッピーの糸に操られたデク人形だ!!」

凌牙「え?」

Ⅳ「え?」




3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 17:50:48.43 ID:/fFu5guNO


Ⅳ「何かおかしなことを言いました?」

凌牙「いや……ウルトラハッピーの糸ってなんだよ」

Ⅳ「ウルトラハッピーの糸でしょうねえ」

凌牙「……。俺のターン、ハンマーシャークの効果でキラーラブカを特殊召喚。シャークサッカーの効果発動」

Ⅳ「教えてあげようか凌牙。気になるんだろう?」

凌牙「うるせえ! お前に教わることなどない! 沈め!!」

凌牙「魔法カード・浮上を発動! ビッグジョーズを復活させる!」

凌牙「ブラックレイランサー! アニメ版エアロシャークをエクシーズ召喚!!」

Ⅳ「ふはは、手加減ないねえ凌牙。そうでこないとなあ! ぶっ倒しがいがないってもんだぜ!!」

凌牙「ほざいてな! 俺はエアロシャークの効果を発動する!」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 17:55:03.03 ID:/fFu5guNO


エアロシャーク「クケエエエエッ」ドドドッ

Ⅳ「ぐおおおっ!?」【LP4000→3200】

凌牙「どうだ! そのおかしな頭も、少しはスッキリしただろ!」

Ⅳ「くく、言うようになったもんだな凌牙。この程度のダメージ、なんてことはない!」

凌牙「ふっ。ならバトルだ! 俺はアクアジェットでエアロシャークの攻撃力をあげ、ジャイアントキラーに攻撃する!!」

エアロシャーク「クケエエエエッ」【ATK2900】

ジャイアントキラー「……」【ATK1500】

ドオオオオッ

Ⅳ「うおおおおっ!!」【LP3200→1800】



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 17:59:31.65 ID:/fFu5guNO


凌牙「思い知ったか、Ⅳ!! これが俺の復讐の力!! 怒りが、憎しみが、俺の糧となる!!」

Ⅳ「フフハハハ!! 煮えたぎってきたぜえっ!! シャァアアーク!!!」

凌牙「……!」

Ⅳ「悪いが、ジャイアントキラーが戦闘に敗れたことで手札からモンスターを召喚させてもらう」

凌牙「モンスターだと?」

Ⅳ「このモンスターは、自分のモンスターが戦闘に敗れた時にそのモンスターをリリースすることで、手札から特殊召喚できる!!」

Ⅳ「現れろ! キュアピース!!」

キュアピース「ぴかぴかピカリン じゃんけんポン♪」チョキ!

キュアピース「キュアピース!!」

シャーク「きゅ……なんだって?」



7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:05:00.90 ID:/fFu5guNO


凌牙「なんだそのモンスターは! 見たことないぞ!」

Ⅳ「当たり前だ。このカードはトロンが俺のために作ってくれたカードだからな」

Ⅳ「このカードで凌牙! 貴様を倒す!!」ドン☆

凌牙「くっ……卑怯な奴だぜ」

Ⅳ「なんとでも言え! トロン……いや、あの人のためなら!! 俺はこの手をいくら汚しても、かまわない!! 俺のターン!!」

Ⅳ「メインフェイズ時、キュアピースの効果を発動する!!」

凌牙「!」ゴクリ

凌牙(トロンが奴のために作ったカード……一体どんな強力な効果なんだ……!?)

Ⅳ「俺はお前とジャンケンをする!!」

凌牙「……は?」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:08:11.28 ID:/fFu5guNO


凌牙「おい、どういうことだ!」

Ⅳ「そういう効果だ。キュアピースの」

凌牙「誰がお前なんかとジャンケンをするかよ!」

Ⅳ「効果だから仕方ないだろ。さあ、ジャンケンだ」

凌牙「チッ、しょうがねえ。だが絶対に勝つ! 最初は……」

Ⅳ「ぴかぴかピカリン!」

凌牙「!?」

Ⅳ「じゃんっ、けんっ、ぽおんっ☆」パー

凌牙「なっ、え? うっ」グー

Ⅳ「フハハハ!! 俺の勝ちだな!」

凌牙「ジャッジー!!」



9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:13:45.66 ID:/fFu5guNO


Ⅳ「今度はなんだ」

凌牙「今の掛け声はなんだ! 意味がわからねえし、痛すぎるぞ!」

Ⅳ「俺の家ではああやってやるんだよ」

凌牙「どんな家だ!」

Ⅳ「うるせえな。Vなんてノリノリだぞ」

Ⅳ「とにかく俺の勝ちということで、効果を発動させてもらう」

凌牙「チッ、しょうがねえ。だが次は勝つぜ」

Ⅳ「ピカリンじゃんけんに勝利したプレイヤーは、デッキからカードを三枚ドローできる! ドロー!!」

Ⅳ「さらに、ドローした中に『キュア』と名の付いたモンスターがある場合、そのモンスターを特殊召喚する!」

シュワン

キュアサニー「キュアサニー!」

キュアマーチ「キュアマーチ!」

凌牙「一気に二体のモンスターを……」

Ⅳ「まあ残りは墓地に送られるがな」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:17:15.89 ID:/fFu5guNO


Ⅳ「キュアサニーの効果を発動! このカードは、このカード以外のフィールドに存在する『キュア』と名の付いたモンスターの攻撃力の合計、攻撃力があがる!」

キュアサニー「ハアアアッ」【ATK1300→3000】

凌牙「攻撃力3000だと!?」

Ⅳ「いけえ、キュアサニー! エアロシャークを攻撃!! サニー・ファイヤー!!」

キュアサニー「ファイヤアアッ」

凌牙「くうっ!!」【LP2500→2400】

Ⅳ「さらにキュアマーチでブラックレイランサーを攻撃! このカードは戦闘時、攻撃力が倍になる!」

キュアマーチ「ウオオオッ」【ATK1200→2400】

Ⅳ「プリキュア・マーチ・シュート!!」

キュアマーチ「シュウトオオッ」

凌牙「ぐああああっ!?」【LP2400→2100】


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:25:26.17 ID:/fFu5guNO


Ⅳ「まだだ! キュアピースの攻撃が残っているぞ、凌牙!!」

凌牙「く、このままじゃあ……」

凌牙(俺は、負けるのか? 復讐のために、これまでどんな手を使ってでもハートピースを集め、本選にも出場したのに……)

凌牙(俺は、負けちまうのか!?)

凌牙(嫌だ嫌だ! 負けるなんて、あいつに負けるなんて! あいつは、Ⅳだけは俺が倒さなくちゃならねえんだ!!)

凌牙(俺は! 俺は!!)

リョウガ……

凌牙(! この声は……シャークドレイク!?)

シャークドレイク「俺を受け入れろ、凌牙。そうすればお前はこのデュエル、勝利を得ることができる」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:28:40.24 ID:/fFu5guNO


凌牙(嫌だ! 俺はナンバーズを、お前を使うわけにはいかねえ!!)

ドレイク(何故だ。俺を使えば、お前は絶大な力を手に入れられるというのに。俺と一つになれ!)

ドレイク(お前には力が必要なのだろう? ならば、俺を使え! 俺を使って、奴を倒すのだ!!)

凌牙(黙れ!! 俺はもう、ナンバーズに飲み込まれない!!)ドン☆

ドレイク(チィッ……)スウウ

凌牙(消えたか……)

???「ならよお、バッドエンドはどうだ?」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:30:46.78 ID:/fFu5guNO


凌牙「お前は!?」

ウルフルン「ウルッフフ、俺はウルフルン! 世界をバッドエンドにするために働いてる!」

凌牙「バッドエンドだと……?」

ウルフルン「お前、いいバッドエナジーを出してるじゃねえか。見込みがある」

凌牙「何を言ってやがる!」

ウルフルン「お前に力をくれてやる、って言ってんだよ!!」バッ

ウルフルン「世界よ! 最悪の結末、バッドエンドに染まれええ!!」

ウルフルン「白紙の未来を、黒く塗り潰すのだあああっ!!」

凌牙「シャー子、すまねえ。お前を守れなかった……」

ウルフルン「ウルッフフ!! 鮫の発したバッドエナジーが! 悪の皇帝ピエーロ様をっ! 蘇らせていくのだあああああっ!!!」



17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:36:11.41 ID:/fFu5guNO


Ⅳ「おい、凌牙!」

凌牙「……」

Ⅳ「くくっ、恐怖のあまり声も出なくなっちまったか? まあいい」

Ⅳ「キュアピース! プレイヤーにダイレクトアタックだ!! ピース・サンダー!!」

キュアピース「ヒャアッ フオオオオッ」【ATK500】

凌牙「……伏せカード、オープン」

Ⅳ「なにいっ!!」

凌牙「永続罠、『バッドエンドへのカウントダウン』!!」

凌牙「このカードは相手の攻撃を無効にする! その後、プレイヤーの装備カードとなる!!」

Ⅳ「プレイヤーの装備カードになる罠だと!?」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:39:12.56 ID:/fFu5guNO


凌牙「うおおおっ!! 俺の白紙の心が、黒く塗り潰されていくぜええええっ!!」ゴアアアッ

凌牙「このカードを装備したプレイヤーは、ハッピーエンドを受け付けない!!」

Ⅳ「……!!」

Ⅳ(どういう……ことだ……)

凌牙「俺のターン! 強欲なアカンベェを発動!! デッキからカードを二枚ドローする!!」

凌牙「そして手札から、ウルフルンを召喚するぜ!!」

ウルフルン「ウルッフフ」【ATK2000】

Ⅳ「ウルフルンまじウルフルン!!」

凌牙「ウルフルンの効果発動! 攻撃力を200下げて、デッキからアカンベェを特殊召喚する!!」

アカンベェ「あかんべえ~!」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:43:25.63 ID:/fFu5guNO


凌牙「ウルフルンはアカンベェをリリースすることにより、攻撃力が700ダウンする! 俺はアカンベェをリリース!!」

Ⅳ(馬鹿かこいつ!)

Ⅳ「俺にダメージを与えられないコンボに何の意味がある!!」

凌牙「意味ならあるぜ! ウルフルンの効果でもう一度アカンベェを召喚!!」

アカンベェ「あかんべえ~!」

凌牙「そしてアカンベェをリリースする!!」

ウルフルン「ウルッフフ」【ATK1100→200】

凌牙「そしてまたアカンベェをデッキから特殊召喚」

アカンベェ「あかんべえ~!」

Ⅳ「これでウルフルンの攻撃力が0に……。何がしたい、凌牙!?」

凌牙「分からないのか?」

Ⅳ「なに……?」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:48:27.07 ID:/fFu5guNO


凌牙「ウルフルンには隠された効果があるんだ!」

Ⅳ「隠された、効果……だと……?」

凌牙「ウルフルンの攻撃力が0になった時! ウルフルンの真の力が目覚める!!」

凌牙「ウルフルンは攻撃力が0の時、ぶっ壊れる!!」

ウルフルン「ウルファアア……」ドバッ

凌牙「そしてウルフルンがこの効果で破壊された場合、デッキからこのモンスターを特殊召喚する」

凌牙「現れろ、ウルフルン―oresama saikyo u―!!」

ウルフルン―oresama saikyo u―「I'm your o-kami」



21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:52:22.93 ID:/fFu5guNO


凌牙「ウルフルン―oresama saikyo u―が特殊召喚に成功した時、フィールド上の『キュア』と名の付いたモンスターを全て破壊する!」

Ⅳ「なんだと!?」

凌牙「ウルフーズブレス!!」

ウルフルン―oresama saikyo u―「ウルファアアアッ」

キュアピース「イヤアアッ」

キュアサニー「ヌアアッ」

キュアマーチ「ウアアッ」

Ⅳ「馬鹿な! 俺の、プリキュアが!! ぜん、めつめつめつめつ……」

凌牙「ウルフルン―oresama saikyo u―でプレイヤーにダイレクトアタック!!」

ウルフルン―oresama saikyo u―「ウルファアアアッ」

Ⅳ「チッ、罠カード! ギミックボックス!!」

ギミックボックス「ヒヒヒヒヒヒヒヒ」ATK2400



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:55:21.83 ID:/fFu5guNO


凌牙「俺はカードを伏せてターンエンドだ」

Ⅳ「く……俺のタ」

トロン「命拾いしたね、Ⅳ」

Ⅳ「トロン!?」

トロン「見ていたよ、君のデュエル。僕のあげたカードを使ってくれているみたいで何よりだ」

Ⅳ「ああ。あんたの言うとおり、プリキュアのカードで凌牙を……」

トロン「倒せないよ、凌牙は。君ではね」

Ⅳ「どういう意味だ! トロン!!」

トロン「君の知っているとおり凌牙の使っているカードは、僕が今一番はまっているアニメ『スマイルプリキュア!』の悪役であるウルフルンだ」

Ⅳ「見ればわかる、それがなん……まさか!?」

トロン「うん。察しの通り、僕が凌牙のデッキにあのカードを入れたのさ」

Ⅳ「……ッ!!」



23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 18:59:18.61 ID:/fFu5guNO


Ⅳ「……なんでだよ」

トロン「君より凌牙の方が、プリキュアが似合うからね」

Ⅳ「トロォオオオン!!! どうしてだああああ!!!!」

Ⅳ「俺はわざわざチャンピオンの仕事も休んで、プリキュアのショーを見に行って動画を撮った!! なのにあんたはⅢが録画したアニメの方に夢中だった!!」

Ⅳ「年甲斐もなく、毎日コンビニに通いプリキュアの商品を買いあさった! だがVがボックス買いをしてて、あんたは俺に目もくれなかった!!」

Ⅳ「ゲーセンにも行った! チャンピオンがUFOキャッチャーに十万も注ぎ込むってなんなんだよ!!」



24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 19:03:02.48 ID:/fFu5guNO


トロン「僕がいつそんなことを頼んだんだい? 君はただ、僕がプリキュアにはまっているのを見て勝手にやっただけだろう」

トロン「そういうのを独りよがりと言うんだ。君は少々やりすぎるところがあるよ、反省した方がいい」

Ⅳ「くっ……、だがトロン! わかってくれ!! 俺がやったのはあんたのためだ!! あんたのために、グッズをかき集めたんだ!!」

Ⅳ「そして、俺もいつの間にかプリキュアにはまっていた!」

Ⅳ「キュアハッピーかわいい! キュアサニーかっこいい! キュアピースあざとい! キュアマーチイケメン! ビューティさんまじビューティ!!」

Ⅳ「俺はプリキュアが好きなんだよぉおおおお!!!」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 19:08:40.49 ID:/fFu5guNO


Ⅳ「トロン! 凌牙より、あんな奴なんかより、俺の方がプリキュアを愛してる!! プリキュアが似合うのは俺だ!!」

Ⅳ「トロォオオオオオオオオオオオン!!!」

トロン「……気持ち悪い」

Ⅳ「っ!!?」

トロン「君、何も分かってないよ。僕はプリキュアが好きなんじゃない」

トロン「僕は女子中学生が悶え苦しみ、絶望に堕ちるバッドエンドが見たいだけだよ? キャラが好きだなんて、誰も言っていないじゃないか」

トロン「だから君が買ってきたフィギュアも食玩もキュアデコルも、全部捨てたよ。おしゃれキャンディなんか、今はアストラル世界で愉し~く暮らしているんじゃないかな?」

Ⅳ「ト、ロン……嘘……だろ?」

トロン「本当だよ! 西村ちなみに僕は凌辱モノ、だぁ~いすきっ!!」

Ⅳ「テメエエエエエエエエエエエエ!!!」



27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 19:11:49.51 ID:/fFu5guNO


Ⅳ「ふざけるなあっ! ふざけるなよおおおっ!!」

Ⅳ「みゆきちが! あかねが! やよやよが! なおちゃんが! れいかさんが!! バッドエナジーを放出してるところが見たいっていうのか!! トロォオオオオオン!!!!」

トロン「見たいよおっ! 最高じゃないか! それこそウルトラハッピーだろう!?」

Ⅳ「ふざけるなあああああああっ!! ウルトラハッピーなんて軽々しく口にするんじゃねええええ!!!」

トロン「いいじゃないか、誰がどう使おうと。……恐い恐い、君みたいなプリオタを怒らせるとこれだ」

Ⅳ「黙れええええええ!! あんたにっ! プリキュアをどうこう言う権利はない!!」



28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 19:14:57.89 ID:/fFu5guNO


Ⅳ「今まで、俺はあんたの言うとおりに動いてきた! おかしいと思うことも、どんなに非道なことも、なにもかもだ!!」

Ⅳ「だがなあ、気付いたんだよ!! あんたの命令通りに働くのは間違っているって!!」

Ⅳ「何故だと思う!? それは、プリキュアを観たからだ!!」

Ⅳ「プリキュアを観ていると、心が癒される! まばゆい光に照らされる! この闇の精神が浄化されいくんだ!!」

Ⅳ「プリキュアのおかげで、俺は間違いに気付いた! だからあんたにもプリキュアの力で間違いに気付いてほしかった!! でも、駄目だったみたいだ!!」

Ⅳ「プリキュアの浄化の力でも、あんたを昔の優しい父さんに戻せない!! なら、こうするしかないだろ!?」

トロン「ふふ、どうするんだい? この僕を亡きものにしてしまうとか?」

Ⅳ「違う!! プリキュアの力が駄目なら……!!」ピカアアッ

トロン「この光は……!?」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 19:20:33.28 ID:/fFu5guNO


Ⅳ「俺が希望を与え、人々の一番美しい顔を守る存在に……父さんの優しさを取り戻せる存在に……」

Ⅳ「俺がプリキュアになればいいんだぁあああああああああああ!!!」カッ!!

レディー!

Ⅳ「プリキュア、スマイルチャージ!!」

ゴー!

Ⅳ「お前たちの変身は素晴らしかった! 決め台詞もかわいさも!」

Ⅳ「だが! しかし! まるで全然!! この俺のあざとさには程遠いんだよねえ!!!」


サービス「ギラギラさんざめく銀河美少年! キュアサービス!!」


Ⅲ「……!」ピクッ

Ⅲ(Ⅳ兄様、ついになったんですね……プリキュアに!)

V「ありえない」



30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 19:24:45.81 ID:/fFu5guNO


トロン「Ⅳ……いや、キュアサービス……。君は……」

サービス「見ていてくれ、トロン。凌牙は俺がこの手で倒す!」ドン☆

サービス「待たせたな、凌牙! デュエルの続きだ!!」

凌牙「来い! フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

サービス「俺の名前はⅣじゃない! 本当の名前は、キュアサービスだぁああああ!!!」

サービス「俺の、ターン! サービシング・ドロー!!」

キャンディ『キュア決闘者のデュエルはすべて必然! ドローカードさえも、決闘者が創造するクルぅー!!』

サービス「勝利もまた、俺の手の中に!!」



32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 19:32:17.68 ID:/fFu5guNO


サービス「俺は手札から魔法カードを発動! 『五つの光が導く未来』!!」

サービス「このカードの効果により、ギミックボックスをリリースしてデッキから攻撃力0の光属性モンスターを五体特殊召喚する!!」

みゆき「ウルトラハッピー」

あかね「オチナイヤーン」

やよい「ズバットサンジョウ」

なお「ムシイヤー」

れいか「ヒトノイッショウハ」

凌牙「そんな雑魚モンスターで何ができる?」

サービス「雑魚モンスターなんかじゃない! 女の子は誰だって、プリキュアになれるんだよおおっ!!」

サービス「手札から速攻魔法! 『目覚める力! プリキュア、スマイルチャージ!』を発動!!」

サービス「フィールドのそれぞれのモンスターをリリースすることにより、手札デッキ墓地からプリキュアたちを特殊召喚する!! プリキュア、スマイルチャージ!!」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 19:40:44.93 ID:/fFu5guNO


キュアハッピー「ハッピー!」

キュアサニー「サニー!」

キュアピース「ピース!」

キュアマーチ「マーチ!」

キュアビューティ「ビューティ!」

凌牙「五人のプリキュアが、揃った……!!」

ウルフルン―oresama saikyo u―「イギャアアアッ」

凌牙「! どうした、ウルフルン!?」

サービス「プリキュアが五人揃った時、闇属性モンスターの攻撃力は半分になる!」

ウルフルン―oresama saikyo u―「イギャアアアッ」【ATK2400→1200】

サービス「そしてプリキュアは攻撃するときに一体となる!! ゴプリキュア、ウルフルン―oresama saikyo u―に攻撃だああっ!!」

ゴプリキュア「レインボーヒーリング!!」【ATK3200】

ウルフルン―oresama saikyo u―「イギャアアアッ」

凌牙「うがあああっ!!?」【LP2100→100】


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 19:48:51.89 ID:/fFu5guNO


凌牙「ぐ、があっ……」ビクビク

サービス「立て、凌牙。お前のターンだ!」

凌牙「ぐっ……もう、俺に勝ち目は……」

サービス「っ、……ふざけるな! 立て! まだ可能性はあるだろ!?」

凌牙「笑わせるな、キュアサービス。もう沸騰して、蒸発しちまったぜ……俺の戦意は……」

サービス「なんだ、その弱気は! どうした凌牙! 俺が憎いんじゃないのか!? お前の妹を傷つけた俺を倒すんじゃないのかあっ!!?」

サービス「お前の心は、いつもいつでも煮えたぎってるだろうがああああああっ!!」

サービス「いい加減立ち上がれよ、立ち上がれええっ!! 今こそ浮上の時だろおお!?」



36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 19:54:23.18 ID:/fFu5guNO


凌牙「キュアサービス……てめえ……」

サービス「お前のターンだ、凌牙」

凌牙「俺の、ターン……ドロー!!」

サービス(それでいい)

サービス「この瞬間、キュアハッピーの効果を発動する! バッドエンドと名の付いたカードをすべて破壊するッ!!」

サービス「破壊するカードは……『バッドエンドへのカウントダウン』!!」

凌牙「……っ!」パリイイン

サービス「凌牙、ハッピーエンドは目の前にある!!」

凌牙「う、おおおっ!! 俺は手札からエネミーコントローラーを発動! アカンベェをリリースして、キュアビューティのコントロールを得る!!」

キュアビューティ「コレモマタヒトツノミチ」

凌牙「キュアビューティの効果、発動おおっ!! 手札が五枚になるようにデッキからカードをドローする! そして手札を全て捨てて、墓地のモンスターを全て除外する!!」

凌牙「除外したモンスターのうち、一体のモンスターエクシーズを特殊召喚する! キュアビューティはそのモンスターのオーバーレイユニットとなる!!」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:04:47.82 ID:/fFu5guNO


凌牙「俺が復活させるモンスターは……」

トロン「ふふっ、ここはブラックレイランサーあたりが妥当なんじゃないかなあ?」

凌牙「トロン……!」

トロン「アニメ版エアロシャークでも構わないよ。ただし、あのモンスターだけはやめた方がいい」

凌牙「……黙れ。あいつは今まで俺とともに戦い、何度も俺のピンチを救ってきた。俺がここまで勝ち残ってこれたのは、あいつのおかげだ!」

凌牙「俺はこのモンスターを! 復活させる!!」

凌牙「浮上せよ! 潜航母艦エアロ・シャーク!!」

エアロシャーク「クケエエエエッ」

トロン「馬鹿な……! モンスターエクシーズの中でも飛び抜けて弱い産廃の糞モンスターを、わざわざ復活させるなんて!!」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:11:35.97 ID:/fFu5guNO


サービス「嬉しいぜ、凌牙。本気で戦ってくれて」

凌牙「ああ、お前は俺が倒す! そしてトロン!!」

トロン「!」

凌牙「エアロシャークを糞モンスターと言ったな! 俺のモンスターを侮辱することは、絶対に許さねえ!!」

エアロシャーク「リョウガ……」ウルッ

凌牙「エアロシャークは俺の、エースモンスターなんだ!!」パアアアッ

レディー!

凌牙「プリキュア、スマイルチャァアアアアージッッ!!」

ゴー!

凌牙「俺は誰にも負けねえ。誰にも操られねえ」

凌牙「俺は俺だあああああああっ!!」


シャーク「イライラと煮えたぎる憎き心! キュアシャーク!!」




42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:23:13.45 ID:/fFu5guNO


トロン「凌牙、君もまた……」

サービス「プリキュアだったようだなあ! 凌牙あああっ!!」

V「メラメラ働く 地獄の労働者、キュアイケメンの私も!」

Ⅲ「おやめください、キュアニート!」

シャーク「力が漲ってくる……! 今なら誰にも負ける気はしねえ!!」

サービス「俺もだ! かかってこい、凌牙! いやキュアシャーク!! 愉しいデュエルをしようぜ!!」

シャーク「ふっ、望むところだ! 俺はこの日のために!! すべてを捧げてきた!! 行くぞ、エアロシャーク!!!」

エアロシャーク「ああ、相棒よ!!」

シャーク「俺は、俺自身とエアロシャークでオーバーレイ! 二人の光が導く未来でオーバーレイネットワークを構築!!」

シャーク「カオス・エクシーズ・チェンジ!!」

エアロシャーク「クケエエエエエエエッ」

シャーク「シャークビングだ! 俺ええええっ!!」

ビュワアアアアッ!!



43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:24:00.11 ID:nL7Lk3Er0

出た! シャークさんの変身バンクだ!


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:33:23.97 ID:/fFu5guNO


シャーク「すべてを深き海に包み込め! その双頭でなにもかも食い尽くすがいい!!」

シャーク「爆誕せよ! キュアカオスNo.00! 潜航母艦エアロシャーク・オメガ!!」

エアロオメガ「ピギエエエエエエエエエエッ」

サービス「……こい、キュアシャーク!!」

シャーク「ああ! エアロシャーク・オメガのモンスター効果発動!! オーバーレイユニットを一つ使い、ゲームから除外されているモンスターの数×100ポイントのダメージを相手に与える!!」

シャーク「さらに! それに加えて、このカードの攻撃力分のダメージを相手に与える!!」

エアロオメガ「ピギエエエエエエエッ」【ATK1900】

シャーク「プリキュア・エアロ・ブリザァアアアアドッッ!!!」

ドドオオッ!!

サービス「ぐう、ああああああああああああっ!!?」【LP0】ビー


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:48:10.76 ID:/fFu5guNO


サービス「ぐはっ……」バタリ

シャーク「ほら、立てよ」

サービス「……キュアシャーク、俺は……」

シャーク「もういいんだ、キュアサービス。俺は気付いた……」

シャーク「真に倒すべきは、お前にあんな命令をしたトロン! あいつってことに!! お前の、プリキュアの浄化の力で気付けたんだ!!」

サービス「シャーク……すまなかった」

シャーク「だがサービス、罪は償ってもらう。全身火傷の妹だ、貰ってくれる奴はそういないだろ?」

サービス「ああ、すまない……ふつつか者だが!」

シャーク「ふっ、お前はビューティのグッズを献上すればそれでいい」

サービス「……ビューティ派か」

シャーク「あなたの一番のファンの顔を忘れたか! キュアビューティ!!」

サービス「俺はキュアピースが好きだ」

V「私はあかなおを推そう」

Ⅲ「みゆれいが至高です、V兄様!」

トロン「高貴なウルみゆを忘れてはいけないよ」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 20:56:30.26 ID:/fFu5guNO


サービス「……もう、俺は深い眠りにつくだろう。シャーク、お願いだ」

シャーク「分かっている。俺が救う! お前もお前の家族も! トロンも!!」

シャーク「すべてが終わったら、一緒にプリキュアでも見ようぜ! フォオオオオ!!」

サービス「ああ、凌牙……」バタリ

シャーク「……俺は救う。すべてを! この命に代えても!」

キャンディ「クルぅ~!」ドンッ

シャーク「ぐおっ!?」



52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:00:37.94 ID:/fFu5guNO


シャーク「なんだ、テメエは!」

キャンディ「キャンディはキャンディクル! そりより、チミが七人目のプリキュアだったクルぅー!」

シャーク「そうか、お前がキャンディ……」

キャンディ「キュアシャーク、キャンディと一緒にメルヘンランドを救ってほしいクルぅ!」

シャーク「分かったぜ。すべて救うと決めたばかりだ! 世界だって救ってやる!!」

キャンディ「頼もしいクルぅ~! じゃあまず他の五人に合流するクルぅー!!」

キャンディ「今戦ってるところクルぅ!!」タタッ

シャーク「ああっ!」タタッ



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:06:30.10 ID:/fFu5guNO


ウルフルン「ウルッフフ、お前たちは今日で終わりだ! プリキュア!!」

アカンベェ「あかんべえー!」

サニー「くうっ……」

マーチ「今日のアカンベェは、強すぎる……」

ピース「五人が力を合わせても、勝てないなんて……」

ビューティ「必殺技も使い果たしてしまいました……」

ハッピー「大丈夫だよ、みんな! 今キャンディが新しいプリキュアを迎えに行ってくれてる! 六人いれば、絶対に勝てる!!」

ウルフルン「六人いようが、百人いようが! 俺様がお前らなんかに負けるかよ!!」

アカンベェ「あかんべえ~!」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:10:32.12 ID:/fFu5guNO


キャンディ「ハッピー! みんな~!!」

ビューティ「キャンディ!」

サニー「戻ってきたんか!」

ハッピー「あっ、その人が新しいプリキュア?」

シャーク「キュアシャークだ」

ハッピー「よろしくね! 仲間が増えて、ウルトラハッピー!!」

ウルフルン「テメエは……」

シャーク(ここから俺の物語が始まる……。Ⅳ、お前ならこんな時こう言うだろう)


『俺たちのファンサービスは、まだ始まったばかりだ……!!』


シャーク「煮えたぎってきたぜ! デュエル!!」


<更なるファンサービスへ!!>


おわり



56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:11:58.27 ID:/fFu5guNO

おわりクルぅ~
あの世界にプリキュアがいれば、先週はこうなってたはずクルぅ!
ありがとござましたクルぅ


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:13:38.18 ID:nL7Lk3Er0

乙!
デュエリストは誰でもプリキュアになれるんだな


58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/13(水) 21:18:29.81 ID:6s+bTGGv0

乙乙
案の定のキュアシャークェ…


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