スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カズマ「最近かなみの様子がおかしいんだけどよ」 劉鳳「……」
URL:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1337853325/
劉鳳「なぜそれを俺に言う」
カズマ「まともそうなのがお前だけだったんだよ!」
劉鳳「お前の友人はどうした」
カズマ「君島かぁ?……なんかわかんねぇけど、めんどくさくなりそうなんだよ」
劉鳳「クーガーは……」
カズマ「なに言ってんのかわかんなくなると思う」
劉鳳「……それもそうだな」
カズマ「…で、どうすりゃいいと思う?」
劉鳳「俺にもよく分からん、そもそもかなみの様子がどうおかしいんだ」
カズマ「どう……ってなぁ」
カズマ「なんつーか…あんまり面と向かって話さなくなったな」
かなみ『カ、カズくん はい、お昼ごはん』
カズマ『ん、おお、ワリィな』
かなみ『だ、大丈夫だよ……』タッタッタッ
カズマ『お、おい、かなみ!』
劉鳳「ふむ……」
劉鳳「どこか体調がおかしいのかもしれんぞ」
カズマ「それも考えたんだが……本人に聞いてもなんでもないって言うんだ」
劉鳳「……」
カズマ「……」
劉鳳「分からんな」
カズマ「やっぱりか」
劉鳳「どういう意味だ」イラッ
カズマ「最初から期待してねぇってことだよ」ヘラッ
劉鳳「人を頼っておいてその言い草か……絶影!!」
カズマ「ハッ!やろうってのかよ、いいぜぇ!!」
―― ドンガラガッシャーン
社長「で、この有様ってわけですか」
劉鳳「すまん……」
クーガー「水くせぇなぁカズヤ!そんなことならもっと早く、最速に!俺に相談すればよかっただろう」
カズマ「カズマだぁ!……あんたに相談するとまともな答えが帰ってこねぇ気がするんだよ」
君島「でもよぉ、そのかなみちゃんのその反応って、答えがまんまでてるようなもんだろ?」
カズマ「いたのかよお前」
君島「ひっでぇ!」
劉鳳「……で、かなみの反応の正体とはなんだ?」
社長「それは…」
クーガー「おぉっと!野暮なマネはするなぁ! ここはひとつ、カズヤ自身に気づかせたほうが面白…文化的だろう!」
カズマ「おい、面白いってなんだぁ!」
君島「ま、たしかに昔っからお前はそんなんだからな、そろそろ改善したほうがいいぜ?」
劉鳳「ついでにバカなところもな」
カズマ「バカは余計だぁ!大体『そんな』ってどんなだよ!」
クーガー「『そんな』は『そんな』だ!このバカチンがぁ!」
カズマ「ぐっ!よりよってバカの『さいじょーきゅー』ってやつを…」
社長(たしかに、そろそろカズマとかなみちゃんの関係もなぁなぁで済ませていい物じゃなくなってきますし、丁度いいかもしれませんね)
シェリス「かなみちゃんの悩みの正体、それはね……」
ドゥルルルルルル……
かなみ「は、はい…」
ルルルルルル…
水守「どこから聞こえてくるの?この音楽……」
ルルルルルル……
シェリス「それは……」
ルルルルルr…
かなみ「それは……?」
ドゥドゥン!
シェリス「ズバリ!恋よ!!!」
かなみ「こ、こい?」カー…
シェリス「そう、恋!例えば私達としては劉鳳と一緒にいたいし、キスしたいし、押し倒してラブラブチュッチュしたい!そういう感情が恋よ!!」
水守「うん、後半はあなただけね」
かなみ「ら、らぶらぶちゅっちゅ?」
水守「かなみちゃんはしらなくていいのよ。あの娘、半分頭おかしくなってるから」
シェリス「し、失礼ね!私が頭おかしいっていうなら水守さん、あなたも相当よ!」
水守「なにがかしら……」
シェリス「そのペンダント!」
水守「…これがどうかしたのかしら?」
シェリス「――のウラに付いているチップの中身を私は知っている!」
水守「なっ?!」
シェリス「3GBにわたる劉鳳の(隠し撮り)写真の数々……HDDの中にいたっては「言わないでー!!」」
水守「うぅ…いつの間に……」
シェリス「敵情視察は常識よ!
かなみ(ついていけない……)
かなみ「あ、あのう」
水守「ハッ!ご、ゴメンね、かなみちゃん……コホン!ようするに、恋っていうのはその人のことをもっと知りたいとか、色んな表情を見たいっていう想いよ」
シェリス(水守さんが言うと生々しい)
水守「かなみちゃんは、カズマくんにそういう想いを持ってるかしら?」
シェリス(そして、うまくまとめた)
かなみ「もっと…はい、多分あります、私の中に」
かなみ「…あと、カズくんに喜んで欲しいとか、ずっと一緒にいたいとか……色んな想いが…」
シェリス「あはは……プラトニックね、水 守 さ ん と 違 っ て」
水守「そうかしら?個人的にはシェリスさんよりはマシだと思ってるわ、あなたのソレは既に腐れ爛れた肉欲よ」
シェリス「うふふ〜♪」
水守「ふふふ♪」
かなみ(なんだか怖い……今のうちに出たほうがいいかも、また来ます水守さん、シェリスさん)
クーガー「ん〜したといえば、したし してないといえば、してない」
カズマ「だぁ!さっきから一々もったいぶんなよ!『最速』がアンタの信条だろうが!」
クーガー「ああ、確かに俺は最速を求める、しかしなこれはお前の問題だ
己の心の想い、そして相手の想いを悟ろうとせずに生きれば
いつか必ず破滅がやってくる、そして何よりも文化文明とは
考えることからも始まるのだ!あらゆる実験思考証明過ちを繰り返し
人類はここまで進歩してきた!これは恋愛や人間関係にも同じことが言える
アイツは今何を考えているのか、何をして欲しいのか、そうしたことを
いち早く察し、それに応えてやる!それがあらゆる人間関係を円滑にし
何よりも自分の人生における速さを挙げてくれる秘訣なのだァ!」
君島「……なに言ってるか、分かったか?」
社長「はじまりだけ……」
カズマ「わ、わけわかんねぇこと速攻で言いやがって……」
劉鳳「いやまて、クーガー……いま貴様、「恋」と言ったか?」
クーガー「……さ、さぁ〜何のことやら」
社長(言っちゃいましたね)
君島(口滑らせたな)
カズマ「こい、だぁ?」
クーガー「……ああ、恋だ!そういったさ!」
君島「開き直った!」
クーガー「過ちを悔いても始まらない!俺は俺の道を最速で走り抜けるだけだ!」
社長「いや、カッコつけてもダメですよ」
カズマ「こい、こい……」
劉鳳「恋愛、というやつか…なるほど」
カズマ「な、なにテメェ一人で納得してやがる!」
劉鳳「ふん、どうせ貴様のことだ、「こい」という文字も「恋」とは分からんのだろう」
カズマ「こいこいうっせぇ!!」
劉鳳「恋…すなわち恋愛とはだ」
クーガー「おぉ〜っと劉鳳、お前の広辞苑的な知識じゃぁ、カズヤは理解できん」
劉鳳「……それもそうだな、実体験のあるやつから聞いたほうがいいだろう」
カズマ「さり気なくバカにしやがったな」
君島「事実だろーカズくん それじゃ、一番成功例を叩き出してるあすかくんからどうぞぉ!」
社長「ぼ、僕ですか?!」
カズマ「……難しい言葉じゃ言えねぇけど『題字』とか『耐雪』ってやつか?」
社長「カズマ、字が違います。「大事」に「大切」です」
君島「おほほうおほほう……中々なアンサーが帰って来ましたなぁ兄貴」ニヤニヤ
クーガー「全くだぁ、思ったより心配はしらんかもな」ニヤニヤ
劉鳳「何故ニヤついてるんだ」
カズマ「気味わりぃ……」
社長「とりあえず、カズマ あの二人のことは置いといて、対策を教えます」
カズマ「本当か?!やっぱアンタは頼りになんな!」
社長「ありがとうございます そうですね…まず、カズマは今までと同じ感じでかなみちゃんと接していいです」
カズマ「そうなのか……?」
劉鳳「コイツのいつもどおりはお前のいつもどおりと随分違う感じがするが」
カズマ「うっせぇな!人がマジメに聞いてんだから入って来んじゃねぇ!」
社長「そして……出来れば」
カズマ「あん?」
社長「さっきの言葉を、かなみちゃんにも言ってあげて下さい」
カズマ「さっきのって……「大切」とかか?」
社長「ええ、あなたの態度でも分かっているでしょうが、やっぱり一度くらいは言葉で言わないと……」
カズマ「そうか、分かった!あんがとな、橘!早速帰るわ!」
社長「ええ、お気をつけて」
クーガー「……俺たちは無視か」
君島「全く、恩知らずなやつだ!」
劉鳳「いや、当たり前だと思うが……さて、今度こそ俺も帰らせてもらうぞ」
クーガー「おぉーっと、待ったぁぁ!!お前さんの方にも関係があると言ったろ!」
君島「ねぇねぇ劉鳳くん劉鳳くん、結局君はあの二人のどっちを選ぶのん?」
劉鳳「何のことだ!いいから帰らせろ!」
クーガー「おいおい、今更知らんぷりはないだろう……?」
君島「うまくいかないとnice boat!クー!羨ましいねぇ!!」
社長「ご愁傷様です、劉鳳……」
ワイワイガヤガヤ
――
―
カズマ「戻ったぞぉ、かなみぃ」ガチャッ
かなみ「あ、カズくん!お、おかえりなさい…」
カズマ「……」
かなみ「……」ソワソワ
かなみ(カズくんだ…なにを話せばいいんだろう……)
かなみ(恋をしちゃったの……とかだめだよね!ダメダメ!!その前に言えないよ!」
カズマ「うぉ?!いきなりどうした、かなみ」
かなみ「あ、ううん なんでもないよ」
カズマ「そうか……」
かなみ「うん……」
カズマ「……」
かなみ「……」ソワソワ
かなみ(いきなり叫んで…吃驚しただろうな……嫌われたり、しないよね?)ウルッ
かなみ(だ、大丈夫だよ!カズくんだもん、本当は、だれよりも優しいんだもん……)グスッ
かなみ「だけど、だけどぉ…うぇぇっ!」
カズマ「か、かなみ?!お、落ち着け!何があった?あの黒蛇野郎にでもなんかされたか?!だ、だったら今すぐぶっ飛ば……」アタフタ
かなみ「違う、違うよカズくん…!どこも、どこにも行かないで!」
カズマ「……かなみ」
かなみ「最近、おかしいの カズくんがいないと寂しくて寂しくて、どうしようもなくて……」
かなみ「だけど、一緒にいたらいたで……なんだか胸が苦しくて……」
カズマ「かなみ」
ギュッ
かなみ「へ?」
カズマ「大丈夫だ、俺はどこにも行かねぇ 行ったとしても、速攻で戻ってきてやる」
ナデナデ
かなみ「ほんとう……?」
かなみ(カズくんに、抱きしめられて、なでられてる……安心する)
カズマ「ああ、本当だ」
カズマ「……ははっ情けねぇな、俺は」
かなみ「カズくん?」
カズマ「お前が泣くまで、行動もできねぇなんてよ なぁにがシェルブリットのカズマだ」
かなみ「どういう……?」
カズマ「かなみ、いいか?よく聞いとけ」
かなみ「う、うん」ドキドキ
かなみ(まさか……まさか…?!)
カズマ「俺はな、お前のことが……」
かなみ「うん、うん……!」ドキドキドキドキ
かなみ(だ、大丈夫だよね、年齢差なんて…!
カズマ「いっちばん守ってやりてぇ、そばに居てやりてぇ……笑っていてもらいてぇんだ」
社長『僕の場合、キャミーのことが大好きです、あの娘を泣かせるのなら、どんな者であろうとも倒すというくらいに』
カズマ(こういうことかよ、橘……「大好き」っつーのはよ)
かなみ「!!」
かなみ「ふぇ、ふぇぇえええ」
カズマ「か、かなみ?!どうしてまた……!やっぱどっか痛ぇのか?!」
かなみ「違う、違うよぉ、嬉しいの!とっても……とっても!嬉しいの!!」
かなみ「わたしも、私も大好きだよぉ!カズくん!!」ヒック
カズマ「ああ、ありがとな…俺も、大好きだ」
―――
――
―
夢を、夢を見ていたんです。
とても幸せで幸せな夢を
大好きな大好きなあの人のことを
私は、久しぶりに見ていました……。
かなみ「カズくん!早く起きないと君島さん来ちゃうよ!」
カズマ「んー…今何時だぁ…」
かなみ「もう8時!ほら、着替えて着替えて!」
カズマ「おー……」
だけど、今は夢を見なくても、あの人の側に居られます。
とっても幸福で、夢なんじゃないのかと想うほど幸福な毎日を、送ることができています。
夢のなかじゃないあの人は、ちょっぴりだらしないけど、いつまでも私との約束を守ってくれる
私の一番大好きな……いえ、世界で一番愛してる人です!
おわり
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 18:55:25.81 ID:oi4ie7A40
劉鳳「なぜそれを俺に言う」
カズマ「まともそうなのがお前だけだったんだよ!」
劉鳳「お前の友人はどうした」
カズマ「君島かぁ?……なんかわかんねぇけど、めんどくさくなりそうなんだよ」
劉鳳「クーガーは……」
カズマ「なに言ってんのかわかんなくなると思う」
劉鳳「……それもそうだな」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 18:59:24.87 ID:oi4ie7A40
カズマ「…で、どうすりゃいいと思う?」
劉鳳「俺にもよく分からん、そもそもかなみの様子がどうおかしいんだ」
カズマ「どう……ってなぁ」
カズマ「なんつーか…あんまり面と向かって話さなくなったな」
かなみ『カ、カズくん はい、お昼ごはん』
カズマ『ん、おお、ワリィな』
かなみ『だ、大丈夫だよ……』タッタッタッ
カズマ『お、おい、かなみ!』
劉鳳「ふむ……」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:05:11.21 ID:oi4ie7A40
劉鳳「どこか体調がおかしいのかもしれんぞ」
カズマ「それも考えたんだが……本人に聞いてもなんでもないって言うんだ」
劉鳳「……」
カズマ「……」
劉鳳「分からんな」
カズマ「やっぱりか」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:08:11.24 ID:oi4ie7A40
劉鳳「どういう意味だ」イラッ
カズマ「最初から期待してねぇってことだよ」ヘラッ
劉鳳「人を頼っておいてその言い草か……絶影!!」
カズマ「ハッ!やろうってのかよ、いいぜぇ!!」
―― ドンガラガッシャーン
社長「で、この有様ってわけですか」
劉鳳「すまん……」
クーガー「水くせぇなぁカズヤ!そんなことならもっと早く、最速に!俺に相談すればよかっただろう」
カズマ「カズマだぁ!……あんたに相談するとまともな答えが帰ってこねぇ気がするんだよ」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:12:56.18 ID:oi4ie7A40
君島「でもよぉ、そのかなみちゃんのその反応って、答えがまんまでてるようなもんだろ?」
カズマ「いたのかよお前」
君島「ひっでぇ!」
劉鳳「……で、かなみの反応の正体とはなんだ?」
社長「それは…」
クーガー「おぉっと!野暮なマネはするなぁ! ここはひとつ、カズヤ自身に気づかせたほうが面白…文化的だろう!」
カズマ「おい、面白いってなんだぁ!」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:15:20.14 ID:cTAAGJRK0
なにこのほのぼの
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:17:19.58 ID:oi4ie7A40
君島「ま、たしかに昔っからお前はそんなんだからな、そろそろ改善したほうがいいぜ?」
劉鳳「ついでにバカなところもな」
カズマ「バカは余計だぁ!大体『そんな』ってどんなだよ!」
クーガー「『そんな』は『そんな』だ!このバカチンがぁ!」
カズマ「ぐっ!よりよってバカの『さいじょーきゅー』ってやつを…」
社長(たしかに、そろそろカズマとかなみちゃんの関係もなぁなぁで済ませていい物じゃなくなってきますし、丁度いいかもしれませんね)
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:19:20.33 ID:SSuHZF8S0
いいよいいよー
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:21:54.13 ID:oi4ie7A40
――
水守「最近、カズマくんを見てると胸が苦しい?」
かなみ「はい、そうなんです…そのせいで、カズくんともあまり話せなくなって…」
シェリス「んっふっふー、乙女ねぇかなみちゃん!でも大丈夫、私達もその問題に何年も付き合ってきたわ!」
水守(付き合ってきただけで、解決はしてないんだけれど……)
かなみ「そ、そうなんですか?」
シェリス「ええ!だから、その悩みの正体をズバリ言うわよ!」
水守「シェリスさん、ちょっと古過ぎやしないかしら……」
水守「最近、カズマくんを見てると胸が苦しい?」
かなみ「はい、そうなんです…そのせいで、カズくんともあまり話せなくなって…」
シェリス「んっふっふー、乙女ねぇかなみちゃん!でも大丈夫、私達もその問題に何年も付き合ってきたわ!」
水守(付き合ってきただけで、解決はしてないんだけれど……)
かなみ「そ、そうなんですか?」
シェリス「ええ!だから、その悩みの正体をズバリ言うわよ!」
水守「シェリスさん、ちょっと古過ぎやしないかしら……」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:26:12.04 ID:oi4ie7A40
シェリス「かなみちゃんの悩みの正体、それはね……」
ドゥルルルルルル……
かなみ「は、はい…」
ルルルルルル…
水守「どこから聞こえてくるの?この音楽……」
ルルルルルル……
シェリス「それは……」
ルルルルルr…
かなみ「それは……?」
ドゥドゥン!
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:27:36.88 ID:mum0b0cm0
夢を・・・見ていました
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:30:52.20 ID:oi4ie7A40
シェリス「ズバリ!恋よ!!!」
かなみ「こ、こい?」カー…
シェリス「そう、恋!例えば私達としては劉鳳と一緒にいたいし、キスしたいし、押し倒してラブラブチュッチュしたい!そういう感情が恋よ!!」
水守「うん、後半はあなただけね」
かなみ「ら、らぶらぶちゅっちゅ?」
水守「かなみちゃんはしらなくていいのよ。あの娘、半分頭おかしくなってるから」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:36:25.73 ID:oi4ie7A40
シェリス「し、失礼ね!私が頭おかしいっていうなら水守さん、あなたも相当よ!」
水守「なにがかしら……」
シェリス「そのペンダント!」
水守「…これがどうかしたのかしら?」
シェリス「――のウラに付いているチップの中身を私は知っている!」
水守「なっ?!」
シェリス「3GBにわたる劉鳳の(隠し撮り)写真の数々……HDDの中にいたっては「言わないでー!!」」
水守「うぅ…いつの間に……」
シェリス「敵情視察は常識よ!
かなみ(ついていけない……)
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:40:32.91 ID:oi4ie7A40
かなみ「あ、あのう」
水守「ハッ!ご、ゴメンね、かなみちゃん……コホン!ようするに、恋っていうのはその人のことをもっと知りたいとか、色んな表情を見たいっていう想いよ」
シェリス(水守さんが言うと生々しい)
水守「かなみちゃんは、カズマくんにそういう想いを持ってるかしら?」
シェリス(そして、うまくまとめた)
かなみ「もっと…はい、多分あります、私の中に」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:45:13.00 ID:oi4ie7A40
かなみ「…あと、カズくんに喜んで欲しいとか、ずっと一緒にいたいとか……色んな想いが…」
シェリス「あはは……プラトニックね、水 守 さ ん と 違 っ て」
水守「そうかしら?個人的にはシェリスさんよりはマシだと思ってるわ、あなたのソレは既に腐れ爛れた肉欲よ」
シェリス「うふふ〜♪」
水守「ふふふ♪」
かなみ(なんだか怖い……今のうちに出たほうがいいかも、また来ます水守さん、シェリスさん)
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 19:52:07.11 ID:oi4ie7A40
――
劉鳳「というか、俺はもう帰りたいんだが」
クーガー「おーいおいおいおい、面白いところはこっからだぜぇ?劉鳳、それにこれはお前さんにも関係ある」
劉鳳「……なに?」
社長「ああー…大いにありますね」
君島「劉鳳くんに関係ありすぎて宇宙がヤバイ!だな」
劉鳳「ええい!俺にも関係あるのならさっさと教えろ!」
カズマ「全くだ!気づくって、俺が何かしたのかよ!」
劉鳳「というか、俺はもう帰りたいんだが」
クーガー「おーいおいおいおい、面白いところはこっからだぜぇ?劉鳳、それにこれはお前さんにも関係ある」
劉鳳「……なに?」
社長「ああー…大いにありますね」
君島「劉鳳くんに関係ありすぎて宇宙がヤバイ!だな」
劉鳳「ええい!俺にも関係あるのならさっさと教えろ!」
カズマ「全くだ!気づくって、俺が何かしたのかよ!」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:00:29.33 ID:oi4ie7A40
クーガー「ん〜したといえば、したし してないといえば、してない」
カズマ「だぁ!さっきから一々もったいぶんなよ!『最速』がアンタの信条だろうが!」
クーガー「ああ、確かに俺は最速を求める、しかしなこれはお前の問題だ
己の心の想い、そして相手の想いを悟ろうとせずに生きれば
いつか必ず破滅がやってくる、そして何よりも文化文明とは
考えることからも始まるのだ!あらゆる実験思考証明過ちを繰り返し
人類はここまで進歩してきた!これは恋愛や人間関係にも同じことが言える
アイツは今何を考えているのか、何をして欲しいのか、そうしたことを
いち早く察し、それに応えてやる!それがあらゆる人間関係を円滑にし
何よりも自分の人生における速さを挙げてくれる秘訣なのだァ!」
君島「……なに言ってるか、分かったか?」
社長「はじまりだけ……」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:03:15.52 ID:oi4ie7A40
カズマ「わ、わけわかんねぇこと速攻で言いやがって……」
劉鳳「いやまて、クーガー……いま貴様、「恋」と言ったか?」
クーガー「……さ、さぁ〜何のことやら」
社長(言っちゃいましたね)
君島(口滑らせたな)
カズマ「こい、だぁ?」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:10:04.22 ID:oi4ie7A40
クーガー「……ああ、恋だ!そういったさ!」
君島「開き直った!」
クーガー「過ちを悔いても始まらない!俺は俺の道を最速で走り抜けるだけだ!」
社長「いや、カッコつけてもダメですよ」
カズマ「こい、こい……」
劉鳳「恋愛、というやつか…なるほど」
カズマ「な、なにテメェ一人で納得してやがる!」
劉鳳「ふん、どうせ貴様のことだ、「こい」という文字も「恋」とは分からんのだろう」
カズマ「こいこいうっせぇ!!」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:13:06.81 ID:oi4ie7A40
劉鳳「恋…すなわち恋愛とはだ」
クーガー「おぉ〜っと劉鳳、お前の広辞苑的な知識じゃぁ、カズヤは理解できん」
劉鳳「……それもそうだな、実体験のあるやつから聞いたほうがいいだろう」
カズマ「さり気なくバカにしやがったな」
君島「事実だろーカズくん それじゃ、一番成功例を叩き出してるあすかくんからどうぞぉ!」
社長「ぼ、僕ですか?!」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:18:07.45 ID:oi4ie7A40
――
―
カズマ「よーするに、かなみのやつは俺と一緒にいると「ドキドキ」ってやつがすんのか」
劉鳳「そのせいで顔も見てられないというわけだな」
カズマ「イマイチわっかんねぇなぁ」
社長「まぁ、こればっかりは実際になってみないと……」
君島「っていうかよ、お前はかなみちゃんのことどう思ってるんだ?」
クーガー「ああ、それをいの一番に聞くべきだったな」
カズマ「俺がかなみのことをどう思ってるかぁ……?」
―
カズマ「よーするに、かなみのやつは俺と一緒にいると「ドキドキ」ってやつがすんのか」
劉鳳「そのせいで顔も見てられないというわけだな」
カズマ「イマイチわっかんねぇなぁ」
社長「まぁ、こればっかりは実際になってみないと……」
君島「っていうかよ、お前はかなみちゃんのことどう思ってるんだ?」
クーガー「ああ、それをいの一番に聞くべきだったな」
カズマ「俺がかなみのことをどう思ってるかぁ……?」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:22:19.51 ID:oi4ie7A40
カズマ「……難しい言葉じゃ言えねぇけど『題字』とか『耐雪』ってやつか?」
社長「カズマ、字が違います。「大事」に「大切」です」
君島「おほほうおほほう……中々なアンサーが帰って来ましたなぁ兄貴」ニヤニヤ
クーガー「全くだぁ、思ったより心配はしらんかもな」ニヤニヤ
劉鳳「何故ニヤついてるんだ」
カズマ「気味わりぃ……」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:26:23.76 ID:oi4ie7A40
社長「とりあえず、カズマ あの二人のことは置いといて、対策を教えます」
カズマ「本当か?!やっぱアンタは頼りになんな!」
社長「ありがとうございます そうですね…まず、カズマは今までと同じ感じでかなみちゃんと接していいです」
カズマ「そうなのか……?」
劉鳳「コイツのいつもどおりはお前のいつもどおりと随分違う感じがするが」
カズマ「うっせぇな!人がマジメに聞いてんだから入って来んじゃねぇ!」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:30:24.56 ID:oi4ie7A40
社長「そして……出来れば」
カズマ「あん?」
社長「さっきの言葉を、かなみちゃんにも言ってあげて下さい」
カズマ「さっきのって……「大切」とかか?」
社長「ええ、あなたの態度でも分かっているでしょうが、やっぱり一度くらいは言葉で言わないと……」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:33:37.27 ID:oi4ie7A40
カズマ「そうか、分かった!あんがとな、橘!早速帰るわ!」
社長「ええ、お気をつけて」
クーガー「……俺たちは無視か」
君島「全く、恩知らずなやつだ!」
劉鳳「いや、当たり前だと思うが……さて、今度こそ俺も帰らせてもらうぞ」
クーガー「おぉーっと、待ったぁぁ!!お前さんの方にも関係があると言ったろ!」
君島「ねぇねぇ劉鳳くん劉鳳くん、結局君はあの二人のどっちを選ぶのん?」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:35:47.37 ID:oi4ie7A40
劉鳳「何のことだ!いいから帰らせろ!」
クーガー「おいおい、今更知らんぷりはないだろう……?」
君島「うまくいかないとnice boat!クー!羨ましいねぇ!!」
社長「ご愁傷様です、劉鳳……」
ワイワイガヤガヤ
――
―
カズマ「戻ったぞぉ、かなみぃ」ガチャッ
かなみ「あ、カズくん!お、おかえりなさい…」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:38:49.16 ID:g9log4hL0
かなみって8歳なんだよな・・・アニメ見てたときは12歳ぐらいかと思ってた
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:39:25.28 ID:oi4ie7A40
カズマ「……」
かなみ「……」ソワソワ
かなみ(カズくんだ…なにを話せばいいんだろう……)
かなみ(恋をしちゃったの……とかだめだよね!ダメダメ!!その前に言えないよ!」
カズマ「うぉ?!いきなりどうした、かなみ」
かなみ「あ、ううん なんでもないよ」
カズマ「そうか……」
かなみ「うん……」
カズマ「……」
かなみ「……」ソワソワ
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:43:47.23 ID:oi4ie7A40
かなみ(いきなり叫んで…吃驚しただろうな……嫌われたり、しないよね?)ウルッ
かなみ(だ、大丈夫だよ!カズくんだもん、本当は、だれよりも優しいんだもん……)グスッ
かなみ「だけど、だけどぉ…うぇぇっ!」
カズマ「か、かなみ?!お、落ち着け!何があった?あの黒蛇野郎にでもなんかされたか?!だ、だったら今すぐぶっ飛ば……」アタフタ
かなみ「違う、違うよカズくん…!どこも、どこにも行かないで!」
カズマ「……かなみ」
かなみ「最近、おかしいの カズくんがいないと寂しくて寂しくて、どうしようもなくて……」
かなみ「だけど、一緒にいたらいたで……なんだか胸が苦しくて……」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:46:35.61 ID:PYt7IS6TO
スクライドのSS
もっと増えてほしいものだ
もっと増えてほしいものだ
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:46:37.30 ID:oi4ie7A40
カズマ「かなみ」
ギュッ
かなみ「へ?」
カズマ「大丈夫だ、俺はどこにも行かねぇ 行ったとしても、速攻で戻ってきてやる」
ナデナデ
かなみ「ほんとう……?」
かなみ(カズくんに、抱きしめられて、なでられてる……安心する)
カズマ「ああ、本当だ」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:48:58.89 ID:oi4ie7A40
カズマ「……ははっ情けねぇな、俺は」
かなみ「カズくん?」
カズマ「お前が泣くまで、行動もできねぇなんてよ なぁにがシェルブリットのカズマだ」
かなみ「どういう……?」
カズマ「かなみ、いいか?よく聞いとけ」
かなみ「う、うん」ドキドキ
かなみ(まさか……まさか…?!)
カズマ「俺はな、お前のことが……」
かなみ「うん、うん……!」ドキドキドキドキ
かなみ(だ、大丈夫だよね、年齢差なんて…!
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:53:55.62 ID:oi4ie7A40
カズマ「いっちばん守ってやりてぇ、そばに居てやりてぇ……笑っていてもらいてぇんだ」
社長『僕の場合、キャミーのことが大好きです、あの娘を泣かせるのなら、どんな者であろうとも倒すというくらいに』
カズマ(こういうことかよ、橘……「大好き」っつーのはよ)
かなみ「!!」
かなみ「ふぇ、ふぇぇえええ」
カズマ「か、かなみ?!どうしてまた……!やっぱどっか痛ぇのか?!」
かなみ「違う、違うよぉ、嬉しいの!とっても……とっても!嬉しいの!!」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:54:33.84 ID:tbKghBpc0
そう言えばカズマがかなみを女性として愛してるって公式の設定なんだっけ
カッコ良いのにロリコンなのか
カッコ良いのにロリコンなのか
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:57:29.92 ID:+6V36j9w0
>>78
やめてよね
ロリコンが認められない世界は嫌なんだ!
やめてよね
ロリコンが認められない世界は嫌なんだ!
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:56:18.38 ID:oi4ie7A40
かなみ「わたしも、私も大好きだよぉ!カズくん!!」ヒック
カズマ「ああ、ありがとな…俺も、大好きだ」
―――
――
―
夢を、夢を見ていたんです。
とても幸せで幸せな夢を
大好きな大好きなあの人のことを
私は、久しぶりに見ていました……。
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:59:57.15 ID:oi4ie7A40
かなみ「カズくん!早く起きないと君島さん来ちゃうよ!」
カズマ「んー…今何時だぁ…」
かなみ「もう8時!ほら、着替えて着替えて!」
カズマ「おー……」
だけど、今は夢を見なくても、あの人の側に居られます。
とっても幸福で、夢なんじゃないのかと想うほど幸福な毎日を、送ることができています。
夢のなかじゃないあの人は、ちょっぴりだらしないけど、いつまでも私との約束を守ってくれる
私の一番大好きな……いえ、世界で一番愛してる人です!
おわり
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 20:53:01.21 ID:N3sPW19T0
アニマックスで来月から再放送
http://www.animax.co.jp/program/NN10001207
http://www.animax.co.jp/program/NN10001207
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 21:01:12.00 ID:PYt7IS6TO
はげしく乙
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 21:04:17.74 ID:tbKghBpc0
乙!
上手い事纏まった終わり方だった
その後の展開期待していいのかな
上手い事纏まった終わり方だった
その後の展開期待していいのかな
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/24(木) 21:14:05.81 ID:lSJFSLAm0
やるじゃん
乙
乙
この記事へのコメント
トラックバック
URL :