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ソーニャ「武器商人と旅をした」

URL:http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1337604056/
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 21:40:56.20 ID:itx/Ul9/0

キルミーサイド



ほうかご


やすな「ソーニャちゃん一緒にかーえろ!」

ソーニャ「断る」

やすな「えぇ〜?ねぇ帰ろうよぉ〜」ギュッ

ソーニャ「今日は用事がある!離せバカ!」

やすな「用事・・・!」ピキーン

ソーニャ「じゃあな」

やすな「ちょ、ちょっと待ってソーニャちゃん!」

ソーニャ「その手には乗らない」

やすな「違うよ!行く前にその肩の虫はらった方が・・・」

ソーニャ「へぇっ!?」バッ

やすな「とぅえ!!」シュビ

ソーニャ「あぁ!バッグ!」


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 21:43:57.29 ID:itx/Ul9/0

やすな「ひゃはーーー!ひっかかってやんの!へっへーー!」



トトンッ


やすな「ひいいいいいい刺さる刺さる」ガクブル

ソーニャ「あんまり私をてこずらせないでくれ・・・」

やすな「ま、まだ諦めない!」

やすな「くらえ必殺!クマをも倒したやすなハイパーヘッドアタック!!」ビューン

ソーニャ「・・・」スッ

ガッシャンガラガラ

やすな「ひぎゃあああああ!避けるなんて卑怯な!」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 21:46:36.30 ID:itx/Ul9/0

ソーニャ「バカめ、私はもう行くぞ」

やすな「ま、待ってよソーニャちゃん!ダメだよ!もう殺し屋なんか辞めようよぉ!」

ソーニャ「今更辞められないっつってんだろ!物分かりの悪い!」

やすな「そこをなんとか!今日だけは!」

ソーニャ「だから・・・ハァ」



ソーニャ「だーーーーーもう!!」

ソーニャ「どっかにコイツに邪魔されずに仕事のできる世界はないのか!!」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 21:50:19.29 ID:itx/Ul9/0

時を同じくしてヨルムンサイド



ココ「さぁヨナ急ぐぞ!この先の港でみんなと合流だ!」

ヨナ「・・・」

キャーキャーワーワー

ヨナ(・・・公園か、気付かなかった)

ヨナ(僕と変わらなそうな歳の子が遊んでる)



ココ「・・・おぉっ!?ヨナがいない!」

ココ「なんだ、あんなとこで立ち止まってる」

ココ「フフーン・・・公園かぁ」

ココ「もうちょい余裕がある日ならなぁ・・・遊んで来い!とも言えたんだが」

ココ「生憎今はそんな余裕ないんだよなぁ」

ココ「ほらほらヨナ隊員!急ぎたまえよ!」

ヨナ「ん、あぁ」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 21:53:08.30 ID:itx/Ul9/0

ヨナ(普通の子供は遊ぶのが仕事だというのに)

ヨナ(僕はこれから仕事で、また武器を握る)

ヨナ「・・・はぁ」

ヨナ(もし、もし武器から遠く離れた場所へ行けたら、僕は・・・)





キン...



ココ「うん?なんだこの音」

ココ「ねぇヨナ!聞こえた?今の・・・」

ソーニャ「えっ」

ココ「・・・うん!?」


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 21:56:28.60 ID:itx/Ul9/0

キルミーサイド



やすな「なんか今すごい高い音が・・・ねぇソーニャちゃん」

やすな「あっ、あれ・・・?ソーニャちゃん・・・?」

ヨナ「・・・?・・・??」

やすな「ソ、ソ、ソ」

やすな「ソーニャちゃんが男の子に変身した!?」

ヨナ(夢・・・?スレトスの溜まり過ぎで幻覚でも見てるのか?)

やすな「何!?病気!?病気かな!?」

あぎり「ど〜したの〜?」スッ

やすな「あ、あぎりさん!」

やすな「大変なんですよ!ソーニャちゃんが男の子に変身する病気に!」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 21:57:58.64 ID:BQt+lwEa0

クロスオーバーか

しえ


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 21:59:09.30 ID:itx/Ul9/0

あぎり「面白い発想ですね〜」

あぎり「でも、ただの別人だと思いますよ〜?」

やすな「べ、別人!その手があったか!」

やすな「しかしちょっと目をはなしたスキに別人と入れ替わるなんて」

やすな「ソーニャちゃんも変わり身の術を習得していたんですね!」

あぎり「それはどうでしょうか〜・・・、う〜ん」

あぎり「案外異世界人と入れ替わったとかかもしれませんよ〜?」

やすな「いやいや!そんなバカな!」

ヨナ「異世界・・・」

ヨナ「・・・その人の言ってること、正しいかもしれない」

やすな「!?」

あぎり(あっれ〜?冗談のつもりだったんですけどね〜)

ヨナ「ここがどこだか全く分からない、気付いたらここにいたんだ」

やすな「じゃあまさかソーニャちゃんも今頃別世界!?」

あぎり「SFみたいになってきましたね〜」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:03:02.82 ID:itx/Ul9/0

ヨルムンサイド



ソーニャ「・・・確かに私はさっきまでやすなに絡まれてて」

ソーニャ「静かに仕事ができる世界はないものかと思った瞬間に目の前が真っ白になって」

ソーニャ「ここは一体どこなんだ・・・わけが分からない」

ココ「わけ分かんないのはこっちだよ!変な音がしたと思ったらヨナの代わりに君が・・・あれ?」



ココ「ちょっと待って、君もう一回喋ってくれる?」


ソーニャ「は?な、何言ってるんだ急に・・・」

ココ「やっぱり!フフー、これは面白い現象だ!」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:04:41.62 ID:itx/Ul9/0

ソーニャ「何一人で納得してるんだ!」

ココ「凄いな、完全一致だよこれは」

ソーニャ「だから何が!」

ココ「しかもこの子は仕事がしたい、そして平和に暮らしたいヨナ・・・」

ココ「かなり不思議な話ではあるが、辻褄は合うか」

ソーニャ「お、おい!」

ココ「あーごめんね!でもなんで君がここに来たのか、大体目星はついたよ」

ソーニャ「はぁ・・・?」

ココ「ついといで!まずは仲間と合流したい、詳しくはそこで話すよ」

ソーニャ「あぁ・・・」



ソーニャ(嵐のような奴・・・)


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:07:16.76 ID:itx/Ul9/0

キルミーサイド



やすな「色々考える前にまずは自己紹介!」

やすな「私は折部やすな!賢くて気品のあるパーフェクトお姉さんだよ!」ドヤッ

やすな「ひゅー!ツッコミがないっていいね!」

ヨナ(一人で漫才してるみたいだ、この人)


あぎり「呉織あぎりです〜、はいこれ名刺」

ヨナ「十字型の・・・刃物?」

あぎり「手裏剣って言うんですよ〜」

ヨナ「しゅりけん・・・、この世界ではこれを名刺にする文化があるのか」

やすな「普通しないよ!」

あぎり「忍者の間では常識ですよ〜?」

ヨナ「あぎりはニンジャなのか?」

あぎり「あれ、忍者をご存知ですか〜」


18: >>16原作は読みこんでるはずなんだがたまに間違うかもスマン 2012/05/21(月) 22:12:59.32 ID:itx/Ul9/0

ヨナ「トージョっていう仲間から聞いた、日本で一番強い奴らだって」

あぎり「照れちゃいますね〜」

やすな「ちょっと胡散臭いけどね・・・」ボソッ

やすな「それはさておき君の名前は?」

ヨナ「・・・ジョナサン・マル。ヨナでいいよ」

やすな「ヨナ君ね!よろしく!」ニコー

ヨナ「・・・よろしく」

やすな「なんか君とは初めて会った気がしないな、凄い親近感」

やすな「なんでだろ・・・外人さんだから?」

やすな「うーん、ヨナ君どっかで会った?」

ヨナ「いや、全然」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:16:29.51 ID:itx/Ul9/0

やすな「うーん、なんでかなー・・・こう、耳触りが懐かしいというか、いつも・・・あっ」

ヨナ「?」

やすな「そっか!分かった!」

ヨナ「何が」

やすな「気にしないで、こっちの話だから!」

ヨナ「・・・?」

あぎり「やっぱり気が付きました〜?」

やすな「凄いですね、そっくりです!」

ヨナ「・・・」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:19:18.69 ID:itx/Ul9/0

ヨルムンサイド



輸送船内


ココ小隊一同「えええええええ!?ヨナが消えた!?」

ココ「そう!一緒に歩いてたのにだ!」

ココ「そしてヨナの代わりに現れたのがこの子」

ソーニャ「どうも・・・」

一同(女の子だ!しかもなんか聞き覚えのある声だ!)

ココ「ありえない話だが、私はこの子が別世界から来たのではないかと考える」

レーム「なんだなんだ、ドッキリでも仕掛けようとしてんのかい?」

バルメ「私はどんなにありえなくても、ココの言うことなら何でも信じます!」

ココ「ありがとバルメ。続きを話すよ」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:23:36.22 ID:itx/Ul9/0

ココ「ヨナがいなくなったのは、公園のそばを通った時。きっと彼の子供らしい感情が一番出ている時だ」

ココ「そこで現れたこの子は、静かに仕事がしたいと願っている」

ココ「そこでこう、神の力みたいなものがバァーーーーッと働いて、別世界のこの子と入れ替わりに!」


一同「・・・」ポカーン



トージョ「・・・ダッハハ!ロマンティストだなココさんは!」

アール「そこまで真剣に言われたら信じるっきゃないじゃん?」

ルツ「で?ヨナ坊の抜けた穴はどうすんのさ」

ココ「何言ってるかルツ!私達はもともとヨナ無しで戦ってたじゃないか!それくらい気合いでなんとかせい!」

ソーニャ「ちょ、ちょっと待ってくれ」


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:26:35.21 ID:itx/Ul9/0

ソーニャ「これは一体なんの集まりなんだ?戦う?」

ココ「そうか、一番重要なことを言いそびれていたな!」

ココ「私は世界を飛び回る武器商人!そしてこの一見グダクダな彼らが実は・・・」



ココ「私を殺し屋なんかから護衛してくれる頼もしい奴らなんだ!」

ソーニャ「!?」



ソーニャ「そ、そうか、殺し屋から護衛、な・・・」

ココ「どーした?急に顔色が悪く・・・あぁ、怖がることはないよ!君の安全は必ず守ると約束しよう!」

ソーニャ「ならいいんだ、ありがとう」



ソーニャ(ヤバいな・・・もしかすると)

ソーニャ(バレたら殺される・・・!?)


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:29:36.19 ID:itx/Ul9/0

キルミーサイド



やすな「じゃあヨナ君!事情聴取を始めるよ!」

ヨナ「・・・この電気スタンドと食べ物は何?」

やすな「カツ丼です!この世界では人から何か聞き出す時はみんなこうするのです!」

ヨナ「面白い世界なんだな」

やすな「それじゃあヨナ君、正直に答えたまえよ」

ヨナ(嘘ついても仕方ないけど・・・)

やすな「まず君はここに来る前、何をしておったのかね」

ヨナ「・・・仕事に行く途中。ココと・・・上司と一緒だった」

やすな「仕事!?その歳で!?」

ヨナ「仕方ないんだ。僕にはそれしかないから」

やすな(可哀想に・・・きっと小さい頃に両親を亡くして自分で働いて食べていくしかないという設定が・・・)ジーン


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:32:22.80 ID:itx/Ul9/0

ヨナ「でも僕は・・・僕の仕事があまり好きじゃない」

やすな「そ、そうだよね!子供なんだから遊ばなきゃ!」

やすな「全く、ソーニャちゃんとは正反対だよ!ソーニャちゃんもこんな感じなら苦労しないのに!」



やすな「・・・ん?正反対?」



やすな「ああー!だから入れ替わったとか!?」

やすな「きた!謎は解けた!犯人はお前だ!」ビシッ

ヨナ「・・・急に何?」

やすな「一回やってみたかったの!」

ヨナ「・・・」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:32:29.49 ID:v26oHKSt0

声優同じだしな


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:36:06.60 ID:itx/Ul9/0

ヨルムンサイド



ココ「何にせよ、このままではダメだ!」バンッ

ココ「緊急会議!どうすれば再びこの子とヨナを入れ替えることができると思う!?」

トージョ「無難だけど、その子がまた元の世界に戻りたいと思えばいいんじゃないか?」

ココ「採用!じゃあちょっとやってみてくれ」

ソーニャ「分かった・・・」

ソーニャ「・・・」




やすな(脳内)「ソーニャちゃーん!あっそぼーうよー!」

やすな(脳内)「殺し屋なんかやめちゃいなよ!いけないよそういうのは!」

やすな(脳内)「ひゃっはー!騙されてやんのー!」

やすな(脳内)「何言っちゃってるの?もしかしてバカ?」


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:38:31.36 ID:itx/Ul9/0

ソーニャ「うおおおおおお!!!誰があんなトコ戻るかああああああ!!!」

ココ「うおっ!?・・・こりゃダメだ、しばらく戻りそうにないね」

ソーニャ「す、すまん・・・」

ココ「しゃーない!長い付き合いになるなら名前を聞いておこうか!」

ソーニャ「ソーニャだ、しばらく世話になる」

ココ「私はココ!よろしく!」

バルメ「バルメです!好きなものはトレーニングとココです!」

レーム「レームだ。変な奴ばっかだが、まぁいい奴揃いだから気楽にな」

ワイリ「ワイリだよ。このメンバーの中じゃ穏便派だ」

一同「ウソつけ!」

トージョ「俺はトージョ。主に情報収集担当。力くらべの方はまぁ・・・そこそこ!」

ルツ「ルツだぜ!小隊随一のスナイピング能力!俺の遠距離射撃が火を吹くぜ!」

アール「スナイピング以外はいいとこないがな!あ、俺はアール。女の子は大歓迎だぜ!」

マオ「マオです。子供の面倒を見るのは得意です・・・けど、もう面倒見てもらうって歳でもないかな?」

ウゴ「ウゴっす。主に操縦担当。車詳しくないお嬢の代わりやってます」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:40:53.69 ID:itx/Ul9/0

ココ「まぁこんなにいるし、急に全員覚えなくてもいいよ!付き合ってるうちにいやでも覚えるさ」

ココ「あとは・・・まあいいや、とりあえず解散!いつまでみんなして1人の女の子囲んでても意味ないし!」

ココ「各自武器の手入れでも何でもしてること!」

一同「ウェーイ」


ダラダラ...




ココ「・・・さてね、それじゃあ君の仕事を教えてもらおうか」

ソーニャ(来た!)


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:43:36.91 ID:itx/Ul9/0

キルミーサイド



やすな「さて、ヨナ君がここに来た理由も大体分かったので」

やすな「次は元に戻す方法を考えます!」

あぎり「お〜」パチパチ

ヨナ「・・・」パチパチ

やすな「2人が入れ替わった理由はズバリ、2人の考えが正反対だったこと!」

やすな「ということは、ソーニャちゃんが仕事に飽きてヨナ君が遊びに飽きれば戻るかも!!」

あぎり「ソーニャが仕事に飽きることはほぼ無いと思いますよ〜?」

やすな「ハッ!!しまった・・・」

やすな「で、でも!奇跡が起きるかもしれないし!そうなったらこっちもこっちで準備しとかなきゃ!」

あぎり「つまるところ、飽きるまで遊びたいわけですね〜」

やすな「そうで・・・いやいや!そんな聞き捨てのならない!私はただヨナ君を早く元の世界に戻してあげたいだけです!」

あぎり「そうですか〜♪」

やすな「そうと決まれば公園にGO!!」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:46:36.60 ID:itx/Ul9/0

こうえん


やすな「よっしゃあヨナ君!君はかくれんぼを知ってるかい!?」

ヨナ「・・・隠れるのは得意。隠れて授業をさぼるんだ」

やすな「何ぃ!?私も隠れる側だった!」

あぎり「私は忍者なので〜、当然隠れる方が得意ですね〜」



3人「・・・」



やすな「・・・かくれんぼはやめた!おにごっこしよう!」

ヨナ「いいけど・・・大丈夫?」

やすな「おにごっこの女王ことやすな様をなめるなよ!?」


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:48:27.24 ID:itx/Ul9/0

すうふんご


やすな「す、ストップ!ストオオーップ!」ゼェゼェ

ヨナ「もうやめるのか?」

やすな「君は一体・・・何でこんなに速いの・・・」ハァハァ

ヨナ「元山岳兵だから」

やすな「はぇ?」

ヨナ「元山岳兵だからだよ。足腰が強くなきゃやっていけない世界だったんだ」

やすな「あ、あぎりさん・・・サンガクヘーって何ですか?」コソコソ

あぎり「山の中で戦う兵隊さんのことですよ〜」

やすな「へ、兵隊!?」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:51:04.10 ID:itx/Ul9/0

ヨナ「元、だ。今は上司の護衛。銃撃戦に代わりはないけど」

やすな「えっ、えっ、じゃあ」

やすな「自分の仕事が好きじゃないって・・・そういうことだったの・・・?」

やすな「私、子供がやらされる仕事なんて新聞配達くらいだと思ってて・・・」

あぎり「残念な話ですが、少年兵なんてよくありますからね〜」

あぎり「特にヨナ君の見た目から察するに、そういうことがよくある地域の方なんじゃないかと〜」

やすな「・・・」



やすな「・・・よし!」

ヨナ「?」

やすな「ヨナ君に一つ言い忘れてたことがあるの!」

やすな「私にも仕事があってだね・・・それは!」

やすな「アブナイお仕事をしてる友達を辞めさせて、一緒に遊ぶことです!」

ヨナ「!」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:53:31.28 ID:itx/Ul9/0

ヨナ「・・・急に辞めるのは無理じゃないかな」

やすな「ブルータスお前もか!!」

ヨナ「?」

ヨナ「・・・でも、嬉しいよ。」ニコ

やすな「ほんとっ!?お世辞じゃない!?」

ヨナ「ほんとだって。今日会ったばかりなのに、やすなは友達になるのが早いな」

やすな「私は世界中、いや別世界までどんな人とでも友達になれることに定評があるのです!」エッヘン

やすな「ところでヨナ君今日初めて笑ったね!やった!」


ヨナ「・・・///」フイッ


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 22:57:59.45 ID:itx/Ul9/0

ヨルムンサイド



ココ「君の年齢からして、仕事と言ってもよくてバイトくらいだと思うけど」

ココ「何だっていいよ!出来るだけうちの隊で有効に働けるように考えるから!」

ソーニャ「・・・」

ココ「何々!?言えないような仕事!?君金髪で可愛いしなぁ、まさかソッチ系の仕事!?」

ソーニャ「・・・本当に」

ソーニャ「本当に何でもいいんだな?」

ココ「おう、任せなさい!」



ソーニャ「・・・アンタは武闘派には見えないし、言ってしまおう」

ソーニャ「私は殺し屋、組織の殺し屋だ」

ココ「!!」


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:01:27.27 ID:itx/Ul9/0

ソーニャ「ま、待て!私はアンタを殺すつもりはさらさらない!」

ソーニャ「分かってると思うが私は何故ここに来たのかも分からないんだ!」

ソーニャ「そもそもアンタがいなきゃ私は全く知らない世界で路頭に迷うことになるし・・・」



ココ「・・・プフ!フフー・・・ フ、フ!アッハッハッハッハ!!」

ソーニャ「!?」

ココ「面白い!面白いよ君!必死すぎ、殺し屋なのに!カワイイ!!」

ソーニャ「は・・・?///」ポカーン

ココ「私達は相手が殺し屋でした、はいズドン!なんて気の短い奴らじゃないよ!」

ココ「君に殺意が無いのは明らか!むしろ戦えるなら好都合じゃないか!」

ココ「でも殺し屋が好きじゃないのも確か。だから・・・」



ココ「ここにいる間は殺し屋忘れない?」

ソーニャ「!」


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:04:25.02 ID:itx/Ul9/0

ココ「組織の殺し屋ってことは元の世界じゃなかなか辞められないんだろう?」

ソーニャ「それでも辞めろ辞めろとうるさい奴もいたが・・・」

ソーニャ「ま、今は殺し屋である意味も無いしかまわないぞ」

ココ「おっ!交渉成立!」



ソーニャ(アイツ、私が殺し屋辞めてたって知ったらどんな反応するかな)

ソーニャ(もういつも通り殺し屋だよ、なんて言ったら悔しがるだろうなぁ)



ココ「フフフ・・・ウフッ、アーハハハハハ!!」バンバン

ソーニャ「またか!?今度はどうした!」

ココ「フハッ、だ、だって!殺し屋忘れるってなった瞬間に凄い良い表情するんだもん!」

ココ「実は内心辞めたくてしかたなかったのかもね!」


ガチャッ


ルツ「おいおい、解散した途端に随分楽しそうじゃねーか!ズルいぜお嬢!」


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:06:52.93 ID:itx/Ul9/0

ココ「ルツ!・・・ってか、全員集合!?」

アール「新顔ちゃんのことがメチャクチャ気になっててさ!ついみんなで立ち聞きしちまった!悪りぃ!」

ココ「もー!プライバシーのかけらも無い奴らだな!コラ!」


ガヤガヤ...




ソーニャ「・・・表情変わってたか?おかしいな・・・」


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:09:03.59 ID:itx/Ul9/0

キルミーサイド



ゆうがた


やすな「さーて!やっと打ち解けてきたことだし、今度は何して遊ぼうか!」

ヨナ「・・・もう遅いよ」

やすな「へ?」


カァー...カァー...


やすな「いつの間に!!」

あぎり「あ、私そろそろ用事が〜」

あぎり「最後にこれ、今日は特別サービス、無料お試し配布ですよ〜」

ヨナ「?」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:10:37.40 ID:itx/Ul9/0

やすな「秘伝の巻き物!いいなぁ!これ地味に高いのに!」

あぎり「それじゃあこれにて、どろん〜♪」ボフンッ

やすな「ひょえ!急に忍術使わないで下さい!・・・ってやっぱりもういないし!」

ヨナ「・・・!」キラキラ



やすな「しょうがないな、ヨナ君これからどう・・・」

ヨナ「すごい!ニンジャすごい!今のどうやって消えたんだ!?」

やすな「凄い食いついてる!!」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:12:21.02 ID:itx/Ul9/0

かえりみち


やすな「結局流れでヨナ君うちに泊めることになっちゃったなあ・・・」

やすな「お母さんになんて説明しよう・・・」

ヨナ「なぁやすな、これまだ開けちゃダメか?」ワクワク

やすな「開けてもいいけど後悔するよ、多分」

ヨナ「?」ガサガサ



「アリの巣観察キット!」テッテケテッテッテー


ヨナ「」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:14:53.54 ID:itx/Ul9/0

やすなのいえ


やすな「お母さんがヨナ君のこと海外旅行客だと思ってくれたから助かったけど」

やすな「ヨナ君めちゃくちゃガッカリしてるなぁ・・・」

やすな「まるで初めて忍法グッズ買わされた時の私を見てるようだ・・・」

やすな「あ!いいこと思い付いた!!」



トントン


やすな「ヨーナ君っ!」

ヨナ「?」

やすな「ピョン助4号だよ!ソーニャちゃんに次々と敗れ去って4号だよ!」

ヨナ「!」


ヨナ「・・・あは!」

やすな「あー!笑った!」

ヨナ「っ・・・///」


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:17:31.77 ID:itx/Ul9/0

ヨルムンサイド



ソーニャ「くそっ!」シュッ

バルメ「なかなか良い動きをするじゃないですか!」ザッ

ソーニャ(なんなんだコイツ、こんな重そうなもの2つもくっつけてなんでこんなに速く動ける!?)

バルメ(この子、どう見てもこんな力があるようには思えない!どこにこんな・・・)


ビッ


ソーニャ「うっ!」

ソーニャ「・・・私の負けだ、勉強になった」

バルメ「こちらこそ!もう少しでやられるところでした、危なかったです!」



一同「うおおおおおーっ!すげええええええ!!」

トージョ「アネゴに危なかったと思わせるとか、ハンパじゃねーよ!」


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:19:50.06 ID:itx/Ul9/0

ココ「ルツはまた自分より小さい子に負けてしまったな!しかも女の子に!」

ルツ「るせぇ!まだ分かんねえだろ!」

一同「決まったようなもんだ!」ワッハハハハ

ルツ「そこまで言うなら見てろよ!かかってこい新入り!」

ココ「いよっ!既に疲れてる相手に大人げないぞー!ルツファイトー!」



〜数十秒後〜



ルツ「おかしいって!なんでこんなちっこい女の子がこんなに強いんだよ!」

ソーニャ「スキだらけじゃないか・・・」ビュッ


ビリィ


ルツ「こええええええ!!ゴムナイフでズボン破かれた!!」

一同「またケツかよ!!」ギャハハハハハ


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:22:04.18 ID:itx/Ul9/0

ココ「ソーニャ!君の強さはしかと見させてもらった!歓迎するよ、小隊へようこそ!」

ソーニャ「・・・!」

ココ「さて!」スタッ

ココ「うちの隊では新入りに必ずやってもらう儀式があってね。君にももちろんやってもらう!ついて来い!」



食堂


ココ「君にはこれから卵料理を作ってもらおう!」

ソーニャ「それが儀式?」

ココ「そうだよ!腕によりをかけて作ってくれたまえ!」

ソーニャ「料理はあまりやらないんだが・・・パンばっか食ってたし・・・」ブツブツ


62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:24:41.03 ID:itx/Ul9/0

ココ「おっ、出来たじゃないか」

ソーニャ「まぁ・・・見た目はそこそこ・・・」

ソーニャ(そういや味見してないな・・・まあいいか)



ココ「ソーニャ、ヨナのいない間この隊の一員として働く者よ」

ココ「殺し屋であることを忘れ、護衛として一から出直した君は今、卵だ。」

ココ「それでは頂こう!」





一同「・・・マッズゥ!!」


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:25:07.35 ID:Lo6K6FKbP

死なないだけまだ


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:29:06.50 ID:K4L774hGO

ご褒美です


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:29:29.28 ID:itx/Ul9/0

キルミーサイド



よる


やすな「あり合わせの服でごめんね・・・お父さんのTシャツなんかワンピースみたい!」

ヨナ「問題ない。それより、仮眠じゃなくてちゃんと寝られるのは久しぶりだ」

やすな「兵隊さんって大変なんだなぁ・・・」

やすな「子供なんだからよく寝てよく遊ばなきゃダメだと思うんだよね!」

やすな「ということで、明日の土曜日は遊園地に行こうと思います!」

ヨナ「ほんとっ?」キラッ

やすな「まかせなさい!あぎりさんも誘ってまた忍法見せてもらおう!」

ヨナ「ニンジャも来るのか!」

やすな「おう!ヨナ君のためなら引きずってでもついてこさせちゃうっゼェーーーーイ!」ビシッ


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:32:24.18 ID:itx/Ul9/0

やすな「だから明日に備えてもう寝ること!いいかな!」

ヨナ「わかった」




ヨナ(・・・と言っても、昨日の今日で急に気を抜いて寝ようと思っても無理だな)

やすな「ZZZ...」

ヨナ(ココ、平気かな。みんながいるし心配ないと思うけど)

ヨナ(考えてもどうにも出来ないし、寝よう・・・)


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:33:57.21 ID:itx/Ul9/0

ヨルムンサイド



ココ「ソーニャ臨時隊員と親睦を深めるためにも今日は」

ココ「一緒にお風呂に入りたいと思います!!」

ソーニャ「はぁ!?///」

ココ「せっかくだからバルメも!福眼!福眼!」

バルメ「喜んで!!」オッホー

アール「おいおい!楽しそうじゃないか!」ハァハァ

ココ「あ、男性陣も一緒に入りたいなら入っていいよ。男だけで。」

アール「エンリョします・・・」ズーン


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:37:25.86 ID:itx/Ul9/0

カポーン...



ソーニャ(結局入らされた・・・)

ソーニャ(っていうか)

バルメ「ココー!お背中流しましょうかー!」キラキラ

ソーニャ(おかしいだろあれ・・・)

ココ「どうだ?デカいだろー、あれはもうスイカだよ!スイカ!」スイー

ソーニャ「あ?あ、あぁ」

ソーニャ「・・・」チャプン

ココ「・・・気にするなソーニャ隊員!あれだけ巨大だと困る事もある!」

ココ「その点私達はほどよい!ほどよいことはいいことだ!ってバルメが言ってた!」

ソーニャ「ほ、ほどよい・・・!」

ココ「バルメー!揉ませろ!揉ませろ!」スイー

バルメ「どうぞお好きに!!」


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:38:34.44 ID:PuwfYFE80

俺にも揉ませてください


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:39:38.07 ID:itx/Ul9/0

寝室


ココ「私のシャツ。ちょっと大きいけど大丈夫そうだね」

ソーニャ「ああ、悪いな」

ココ「私とバルメ、ソーニャはこの部屋。見回りは男共に任せるが、警戒は怠るな」

バルメ「了解です!ではおやすみなさい、ココ!」

ココ「おやすみ!」

ソーニャ「・・・おやすみ」




ココ「うーん・・・ヨナ、大丈夫?ヨナ・・・」ブツブツ

ソーニャ「? どうした?」

ソーニャ「・・・なんだ寝言か」


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:42:24.64 ID:itx/Ul9/0

ソーニャ(ヨナって言ってたな、例の私と入れ替わった奴か)

バルメ「ココ、あんなに明るく振舞ってましたけど、ヨナ君がいなくなったんで相当ショック受けてると思いますよ」

ソーニャ「え?」

バルメ「ヨナ君とは、隊の中でも特にベッタリでしたから。そりゃもう、嫉妬しちゃうくらい」

ソーニャ「そのヨナっての、どんな奴なんだ?」

バルメ「山岳部隊出身の少年兵。強くて無表情。でも子供っぽくて可愛いところもある、まぁ隊のマスコットみたいな子でしたよ」

バルメ「あと貴女と声が似てました」

ソーニャ「? そ、そうか」



バルメ「・・・これは勝手な想像ですけど、ココが武器商人なんて心の荒む仕事をしながらなお、あれだけ気丈に振る舞えるのは」

バルメ「ヨナ君という拠り所があるからだと思うんですよ」

ソーニャ「・・・」


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:44:16.83 ID:itx/Ul9/0

バルメ「あぁ!私がココの心の安らぎになってあげたい!できる事なら!」バタバタ

ソーニャ「少なくとも、アンタがいるおかげで助かってると思うぞ?ココは」

バルメ「ほんとですか!?ココ〜っ!私はいつでもあなたの味方ですよ〜っ!」ギュウウウウウウウ

ソーニャ「じゃ、じゃあ私は寝るぞ」



ソーニャ(心の安らぎ、か)

やすな(脳内)「ずっと友達だよ、ソーニャちゃん!」ニコー



ソーニャ(いやいや、それはない)


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:46:33.30 ID:itx/Ul9/0

キルミーサイド



よくじつのあさ


やすな「グーテンモルゲーン!」

ヨナ「・・・はよ」

やすな「今日は何の日っふっふううううう?」

やすな「ゆーーーーえーーーーんちいいいいいいい!!」

ヨナ(ウザい・・・)

やすな「さーてあぎりさんも呼んじゃおっかなー!?呼んじゃうかなー!?」



やすな「あっ・・・」



やすな「あぎりさんの電話番号知ってるのソーニャちゃんだった・・・」

ヨナ「・・・」

やすな「い、いや!まだ手はある!ついて来て!」


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:46:55.45 ID:RdT4CoAOi

よく考えると絵柄の濃さに差があり過ぎてそれだけで笑えるな


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:48:14.21 ID:itx/Ul9/0

げんかんさき


やすな「スゥーーーー・・・」

やすな「あぎりさぁーーーーーん!!」サァーン...サァーン...



しーん・・・



ヨナ「・・・いや、さすがにそれじゃ来な」

あぎり「お呼びですか〜?」

ヨナ「えっ」

やすな「ほんとに来るとは!!」

あぎり「忍者ですから〜!行くんでしょ〜?遊園地〜」ニコニコ

ヨナ「ニンジャすごい!」キラッ


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:50:01.55 ID:itx/Ul9/0

ゆうえんち


やすな「いやー来たなぁ!」

あぎり「来ましたねぇ〜」

ヨナ「来た。」

やすな「何したい!?何したい!?私メリーゴーランド!」

あぎり「マジックハウスがいいですね〜」

ヨナ「射的。」



やすな「わ、分かれたなぁ・・・」


85: 戦争に関しては詳しくないから適当すまんなミリオタ達 2012/05/21(月) 23:53:36.28 ID:itx/Ul9/0

ヨルムンサイド



ココ「起きろ、起きろソーニャ臨時隊員!」

ソーニャ「ん・・・暗っ、てまだ5時じゃないか」

ココ「みんな寝てるよ。バルメとトージョ以外」

バルメ「ココの声はこの世で一番の目覚ましです!」

トージョ「くそー、ねっみぃ!情報係はこれだからキツいぜ」

ココ「今から2時間車で移動。国軍のお偉いさんと××ホテルで7時半から商談。」

ソーニャ「なんでそんなに急ぐんだ?」

ココ「この国は、隣国との間柄がピリピリしっぱなし。一触即発。」

ココ「つい先日、隣国の方が大量に武器を輸入したと情報が入った。早く対抗したくて仕方ないはず。」

ココ「そしてこの国の国防の方針として、一回の紛争につき一社のみから武器を買い続けることが有名。」

ココ「一度この国に武器を売ってしまえば、しばらくはお客様には困らないってわけだ。」

ココ「結論を言ってしまえば、早い者勝ち!きっとたくさんのライバル武器商がこのチャンスを狙ってる!だから急いでいるのであーーーる!」


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:55:49.93 ID:itx/Ul9/0

ココ「説明終わり!時間無いから車に乗って!バルメ運転!」

バルメ「はい!」



トージョ「って、よく考えたら俺ハーレムじゃん!?俄然気合い入るぜ!」

ココ「あぁ、トージョは留守番だよ。この2人強いし、戦力は間に合ってるから」

ココ「そう簡単にハーレム体験できると思うなよ?」

トージョ「ぐあああああああああ」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/21(月) 23:59:03.91 ID:itx/Ul9/0

キルミーサイド



やすな「間を取ってジェットコースターにしてみました!」

あぎり「絶叫系は平気なんですか??」

やすな「もちろんですよ!あまりの余裕さに係員さんがガッカリするところが目に見える!」





やすな「ひゃーーーーーーーーーーーーー!!」

あぎり「速〜い♪」

ヨナ「・・・」




やすな「ま、まあまあでしたね!もう少し速くてもよかったですよ!」

ヨナ「本当にね。ウゴの本気の運転の方がよっぽど怖いよ」

やすな「ヨナ君終始無表情だったなぁ・・・」

やすな「次は絶対楽しませるよ!ついて来て!」


88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:01:42.81 ID:AZ7X/ygn0

ヨルムンサイド



ココ「女性しかいないのにこんなに頼もしいことってないな!」

バルメ(ほんとはココと2人がよかったですけど、トージョが来なかっただけマシです)

ソーニャ「聞きたいことがあるんだが」

ココ「なになに?何でも聞いて!」

ソーニャ「もし私がこのまま帰れなかったら、ココはどうする?」

ココ「唐突だねぇ!」

ソーニャ「アンタ、ヨナって奴のこと相当気に入ってたんだろ?」

ココ「まあね。でも、うーん・・・」

ココ「帰れなかった時のことは考えてないよ!帰れるって信じてなきゃ、帰れるものも帰れない!」

ココ「・・・まぁいざとなったら君を正式に雇うよ。ソーニャ、ヨナばりに可愛いしな!」

ソーニャ「そりゃどうも・・・」



バルメ(敵がいなくなったと思ったらまた増えた!)


89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:04:27.72 ID:ndnw6TCj0

ヴーーーーーッ ヴーーーーーッ



ココ「お、トージョから連絡」ピッ

ココ「はーい」

トージョ『やべーよココさん!最初にココさんが7時にアポ取ろうとした時、半にしてくれって言われたろ?』

ココ「そうだったね、んでそれがどうした?」

トージョ『それが・・・ココさんの前に既に一社、商談の予定が入ってるらしいんだ!』

ココ「なぬ〜〜〜っ!?」

ココ「ムーン・・・仕方ない、先回りして武力で帰らせよう!!」

トージョ『ダハハ、やめとけココさん。それにココさんとの商談を断らなかったってことは、まだ決めかねてるってことだろ?』

トージョ『ようは相手の商品よりこっちの商品が魅力的であればいいんだ。自信無いのかい?』

ココ「フフーフ!馬鹿言ってんじゃないよ。絶対うちのを買わせてみせるから!」

トージョ『言うね。期待してるぜボス!』

ココ「おうよ!」


90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:06:40.22 ID:ndnw6TCj0

ブツッ


ココ「ちょっとヤな予感すんだよね〜・・・」

バルメ「どういうことです?」

ココ「ここの軍人さん、陸軍・・・特に歩兵隊に力入れてるんだよ」

ココ「てことはつまり、欲しいのは小火器なんだよね。小火器と言えば・・・」

バルメ「あ。」

バルメ「い、いや、さすがにそれはないでしょう!」

ソーニャ「?」


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:08:38.07 ID:ndnw6TCj0

キルミーサイド



やすな「コーヒーカップ、フリーフォール、バイキング・・・色々行ったけど全く反応なし!慣れっこですけど何か?みたいな顔!」

やすな「彼の笑顔を再び見るためには・・・ムムム」



ヨナ「・・・」パンッ

係員「僕うまいねえ!ほら人形だよ」

ヨナ「ありがとう」

ヨナ「・・・♪」ニコニコ

やすな「あれだぁ!任せなさいヨナ君!やすなお姉様が人形を2つにしてあげよう!」

ヨナ(持ちきらないからいらないのになぁ)


93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:10:44.99 ID:ndnw6TCj0

やすな「私は天才スナイパー、私は天才スナイパー・・・」

やすな「どりゃあああああああああ」パンッ

やすな「はずしたあああああああああ」

やすな「よし!もう1回!」



やすな「くそう!またはずした!」



やすな「オゥ!まただよ!」



あぎり「破産するタイプですね〜」


94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:12:13.24 ID:ndnw6TCj0

ヨルムンサイド



××ホテル前


ココ「や、やっぱり貴様らかぁーーーーー!」

ミルド「ココちゃんまた会ったぁー!」

カリー「いやはや、こんなところで会えますとはな!お先に失礼しますよ!」

ココ「こんのタヌキやろ・・・おっと。言葉が悪いですね」

ココ「負ける気がしませんよ、カリー社長。ジャンケンと一緒です。後出しの方が強い。」

カリー「この商談をジャンケンと同じに考えてはいけませんよ?」

ルー「社長、そろそろ」

カリー「おっと、それでは時間なので」

ミルド「ファイト社長ぉーーーっ!」


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:14:53.63 ID:ndnw6TCj0

ソーニャ「こいつら誰だ?」

ココ「私達の商売敵!カリー社長率いるCCAT社の奴らだよ!」

バルメ「できれば会いたくなかったですけど。これぞ腐れ縁。」

ミルド「バルメェー!アンタと会えんの待ってたんだよ!」

バルメ「ウザいです。というか、貴女はついて行かないんですか?」

ミルド「社長がついてくんなってさ。それよりリベンジさせろー!」

バルメ「お断りします。こんな街中で何考えてるんですか」

ミルド「えぇー!いいじゃんいいじゃん・・・あれ?」

ミルド「あんな子いたっけ?また新入り?」

ココ「事情でヨナの代わりに入ってもらってる。ソーニャだよ」

ミルド「ヨナの・・・ってことは戦闘要員!?あの可愛い子が!?ブハッ」

ソーニャ「何だあの異様にムカつく奴は・・・いやああいうのには慣れてるが」

バルメ「ぶちのめしたくなるでしょう?」


96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:16:32.34 ID:ndnw6TCj0

ソーニャ「あぁ、今すぐにでもな・・・」

ミルド「おっ、やる気満々!?いいね!好きだよそのノリ!返り討ちにしてやる!」

バルメ「ハァ・・・仕方ない、片付けちゃって下さい。ほっといてもずっとうるさいですし。」

バルメ「ただし街中なんで、なるべく静かに」

ソーニャ「言うまでもない。静かに仕留めるのが私達の仕事だからな」シャキッ

ミルド「アンタもナイフ使い?なんか知んないけど、ソイツで私に挑もうなんて100年早いよお嬢ちゃん!」


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:18:18.22 ID:ndnw6TCj0

キルミーサイド



やすな「お金もう無い・・・」

ヨナ「結局1個も取れなかったね」

やすな「くそう!くそう!」

あぎり「じゃあ〜、お金のかからない観覧車にでも行きましょうか〜」

やすな「行きます!」


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:20:53.26 ID:ndnw6TCj0

かんらんしゃ


やすな「ひゅーーーーっ!高ーーーーい!」

あぎり(ソーニャだったら絶対言いますね、バカは高いところが・・・)

ヨナ「凄いな!海が見える!」

あぎり(おやおや〜、ヨナ君もですか〜)

やすな「今日はだいぶ遊んだね!ヨナ君楽しかった?」

ヨナ「何も気にしないでゆっくり遊べたのは久しぶりだ。」

ヨナ「もし元に戻れた時、自分が駄目になっちゃうんじゃないかってくらい・・・楽しかった」

やすな「そっかあ!よかったあーーー!」ニッコー

やすな「あんまり素直に喜ばれるとムズムズするね!特にその声だと!いつも完全にスルーだったから・・・こんな感じで」

やすな「ねぇソーニャちゃん!殺し屋なんか辞めて私と遊ぼうよ!」(高音)

やすな「ぞんなごどやっでられっがー!殺ずぞー!」(低音)

ヨナ「・・・!」

ヨナ「・・・ずっと言ってたソーニャって奴、殺し屋だったのか?」

やすな「へ?」


99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:23:13.73 ID:ndnw6TCj0

ヨルムンサイド



ミルド「ハァッ、ハッ、な、なんでこんなちっちゃい女の子がこんなに強いワケぇ!?」ビュンッ

ココ(面白っ!ルツと同じ事言ってるよ!)

ソーニャ「話にならないな、100年早いのはどっちだ」スッ


ガキィンッ


ミルド「あっ・・・」ヒュルヒュルヒュル...

ソーニャ「ちゃんと握ってろ、ナイフ」

ミルド「すげぇ悔しい!こんなお子様に負けるなんてー!!」

ソーニャ「子供だと思って余裕こいてたのが運の尽きだ」

カリー「何をやっとるか!ミルド!」

ミルド「社長!ルー!」

カリー「そんな子供相手に負けたのか!」

ミルド「だってぇー!この子超強いんですよぉー!聞いて下さい社長ぉーーーー!」


100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:25:47.80 ID:ndnw6TCj0

カリー「うるさい!さっさと次に行くぞ!」

ココ「あれっ、もう帰るんです?結果は?」

カリー「電話でのちのち。もう間違い無さそうですからな。」

カリー「分かり切った結果を待つよりは、時間を有効に使いますよ」バタムッ


ヴゥゥゥーーーーーン...


ココ「嘘付け!ほんとは私と鉢合わせした時点で諦めてたくせに!!・・・って、もう聞こえないか」

ココ「あいつら、私達が敵だと分かってしっぽ巻いて逃げたんだ!タヌキのくせにチキンとは!」

バルメ「自信満々ですね、ココ」

ココ「当たり前!あんなオッサンに負けてたまるかー!」


101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:28:14.88 ID:ndnw6TCj0

キルミーサイド



ヨナ「じゃあやすなは殺し屋と友達だっていうのか」

ヨナ「危ない仕事を辞めさせるっていうのもそういうこと・・・」

やすな「そーだよ!ヨナ君も同じようなものだし」

ヨナ「違う!!」

やすな「!?」ビクッ

ヨナ「僕らと殺し屋は敵同士なんだ!だからって僕らが正義で殺し屋が悪なんて言わないけど・・・」

ヨナ「ごめん、でも・・・やすなは殺し屋なんかと一緒にいるべきじゃない」

ヨナ「殺し屋と友達になるにはやすなはちょっと、綺麗すぎる・・・」

あぎり「・・・」



やすな「・・・それはやだよ!ソーニャちゃんと私は大親友だもん!」

ヨナ「!」


102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:29:48.83 ID:ndnw6TCj0

やすな「ヨナ君が今まで戦ってきた殺し屋がどれだけ悪い人達だったか知らないけど!」

やすな「殺し屋にもいい人はいる!ソーニャちゃんはすっごく優しいよ!」

やすな「文句ばっかり言うけど、結局私の遊びに付き合ってくれて!」

やすな「お化けが嫌いだったり、犬が嫌いだったり、女の子らしくて可愛い所もたくさんあるんだよ!」


やすな「だから」




パンッ



3人「!?」

ヨナ「伏せて!狙撃だ!」


104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:32:37.80 ID:ndnw6TCj0

ヨルムンサイド



ココ「それでは、我が社から武器を買っていただけるということですね!」

バルメ「やりましたねココ!」

ココ「おっしゃあーーー!ざまあ見やがれタヌキ親父ーーー!!」

ココ「・・・おっと。失礼しました、ではここにサインを・・・」



車内


バルメ「楽勝でしたねココ!流石です!」

ココ「余裕余裕!」

ソーニャ「この後は何するんだ?」

ココ「うーん・・・船に戻って、武器の準備が出来るまではちょっと暇になるかな。」

ソーニャ「そうか」

ココ「何?物足りない?もっとバンバン銃撃戦とかやりたい?」

ソーニャ「・・・いや、遠慮しておく」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:49:50.14 ID:ndnw6TCj0

キルミーサイド



キャーキャー...


あぎり「下の方、騒がしくなってきましたね〜」

ヨナ「なんで狙われた!?全く分からない!」



あぎり「おそらく、やすなさんでしょうね〜」



やすな「私!?」

あぎり「ソーニャと一緒にいすぎたんですよ〜。そう、敵に人質に使えると判断されるくらいに〜」

やすな「にしてもなんでこんな時に限って!・・・ごめんねヨナ君」

ヨナ「僕はいいんだ。でも、殺し屋と友達でいたいならこれくらい覚悟しなきゃならない」

ヨナ「やすなはそれは分かってるのか?」

やすな「もちろんだよ!ちょっとくらい怖くても大丈夫!」

ヨナ「・・・」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:52:50.94 ID:ndnw6TCj0

あぎり「そろそろ着きます、降りたら全力で逃げますよ〜」

やすな「了解!」

やすな「せーの!」ガチャ


グッ


やすな「っ!?」

ヨナ「やすな!!」

刺客「まんまと出てきたな・・・?」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:55:55.43 ID:ndnw6TCj0

ヨルムンサイド



船内


ソーニャ「・・・」

バルメ「元の世界のことでも考えてるんですか?」

ソーニャ「うおっ!?・・・いたのか」

バルメ「私に気付かないとは、相当考え込んでましたね」

ソーニャ「も、元の世界のことなんか考えてない!」

バルメ「嘘。私も時々昔の事を考えますけど、ココ曰く、どこか遠くを見ている目をしているらしいです」

バルメ「ちょうど今の貴女みたいに。」



ソーニャ「・・・駄目なんだ」

バルメ「えっ」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 00:59:03.90 ID:ndnw6TCj0

ソーニャ「こうやって暇になると、いつアイツが話し掛けてくるかと思って身構えてしまう」

ソーニャ「アイツから離れたくてついに別世界まで来てしまったというのに、結局気が付くとアイツの事を考えてる」



ソーニャ「・・・浸食されまくってるな、私」

バルメ「その子のこと、どう思ってるんです?ソーニャは。」

ソーニャ「ウザい!絡んで来んな!バカ!そんな簡単に殺し屋辞められるか!・・・って感じだ」

バルメ「アッハハ、素直じゃないんですねぇ!」

ソーニャ「・・・?」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 01:02:09.51 ID:ndnw6TCj0

キルミーサイド



ヨナ「くっ」チャキッ

あぎり「あ、駄目ですよ〜」

ヨナ「どうして!はやく殺らないとやすなが危ない!」



あぎり「・・・ソーニャはやすなさんの前で人を殺したことが無いんですよ」

ヨナ「!」

あぎり「何回か刺客の襲撃にも遭いましたけど、敵を殺さずやすなさんを救ってたんです」

あぎり「何故だか分かりますか〜?」

ヨナ「・・・なんでだ?」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 01:05:04.90 ID:ndnw6TCj0

あぎり「やすなさんも、なんやかんや言って一般人じゃないですか〜」

あぎり「目の前で人が死ぬのなんて見たら、普通おかしくなっちゃいますよ〜」

あぎり「ソーニャはやすなさんの綺麗な心を守りたいと思ってるんです」

あぎり「あの子は優しい子ですよ〜、殺し屋には似合わないくらいに・・・」

ヨナ「・・・」

やすな「助けてぇ!ソーニャちゃあーーんっ!」



ヨナ「・・・世の中、まだまだ知らない人間がたくさんいるんだな」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 01:07:28.78 ID:ndnw6TCj0

ヨルムンサイド



バルメ「それはつまり、愛です!!」

ソーニャ「は!?」

バルメ「羨ましいくらいに愛し合ってますね!気付いてないみたいですけど!」

ソーニャ「愛っ・・・て、そんなわけないだろ!!何考えてんだ!!///」

バルメ「正直愛は言い過ぎましたけど、仲が良いんですよ結局。うすうす勘付いてたんじゃないですか?」



ソーニャ「・・・まぁな」

ソーニャ「いればウザいがいないと寂しい、そんな奴だよ。アイツは」

ソーニャ「クソウ!何言ってんだよ私は!」

バルメ「・・・もう答えは出たみたいですね。帰ってあげたらいかがです?」

ソーニャ「はぁ・・・ったく、仕方ないな」

ソーニャ「帰ってやるか!アイツ今頃寂しくてピーピー泣いてるだろうからな!」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 01:11:30.21 ID:ndnw6TCj0

キルミーサイド



ヨナ「ごめん、やすな・・・僕じゃ君を守れない」

ヨナ「ココの言った通りだ、僕は銃を捨てられなかった」

ヨナ「僕と友達になるには、君は綺麗すぎる・・・」






キン...



ソーニャ「・・・やっぱり泣いてるじゃねーか」

やすな「ソーニャちゃん!!」

ソーニャ「のこのこ捕まりやがって・・・手間のかかる奴だ」ダッ


グキッ


刺客「ぐあっ・・・」


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 01:14:20.35 ID:ndnw6TCj0

ヨルムンサイド



ココ「ヨ、ヨナ?ヨナだよね!?」

ヨナ「ただいま、ココ」

ココ「ヨナ〜っ!会いたかったよぉ!」

バルメ「ココ!いたんですか!」

ココ「結構前からね!んもー、心配したよヨナぁー!」グリグリ

ヨナ「・・・ごめんココ、勝手にいなくなって」

ココ「フフーフ!いいっていいって!それより聞く?可愛い殺し屋さんの話!」

ヨナ「いい。もうたくさん聞いたから」

ココ「君にそっくりな声しててさ!金髪でちっちゃい女の子なの!」

ヨナ「・・・人の話聞いてる?」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 01:16:21.76 ID:ndnw6TCj0

キルミーサイド



やすな「ねー入ろうよお化け屋敷!」

ソーニャ「断わる!そもそもさっきまで怪奇現象に見舞われてたようなもんじゃねーか!」

やすな「えぇー?言い訳でしょそれ!言い訳していいわけ?」

ソーニャ「ウザい!」バキッ

やすな「ぎゃふなっ!!」






HAPPY END


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 01:17:20.84 ID:XMMfyLArO


久々に良いもの見れたよ


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 01:18:17.28 ID:GT96S5CB0


寝る前に良いもん見れた


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 01:19:01.47 ID:ndnw6TCj0

おまけ  ムンムンベイベー



ソーニャ「お前がヨナか」

ヨナ「じゃあ君がソーニャ?」

ソーニャ(声が似てるってこういうことか・・・自分と話してるみたいで気持ち悪い!)

ヨナ(聞いてた通りの金髪ツインテール・・・どう見ても強そうには見えないが)

ココ「ヨナ可愛かったろー!うちの自慢のマスコットだからな!」

やすな「ソーニャちゃんも可愛かったでしょう?うちの自慢のマスコッ・・・」

ソーニャ「マスコットじゃねーーー!!」ヒュンッ


トトトッ


やすな「ひえーーーーー!!」

ヨナ(ナイフだらけ・・・)


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 01:20:12.24 ID:ndnw6TCj0

バルメ「愛し合う乙女達が見られるのはここですかー!」バンッ

ソーニャ「愛し合ってねぇよ!!」ギリギリ

やすな「ぐええええ!!こ、この掛け技も愛の結晶ですよ!」

ソーニャ「てめぇ!その口2度と変な事言えないように縫い合わせてやろうか!!」

やすな「暴力はんたーい!!」

バルメ「ココ!私にも愛の掛け技を!」

ココ「ほんとにやっていいの!?じゃあお言葉に甘えて・・・それーーーっ!」モミモミモミモミ

バルメ「おっほー!テクニカル!テクニカルです!」




ヨナ(収集つかないな)




おわりんこ。


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 01:23:15.08 ID:XMMfyLArO

ヨナいい意味でかわいそうだし存在がマスコットだな


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/22(火) 02:11:10.19 ID:ZwjrzPLc0

乙!
面白かったわ

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