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橘純一「クリスマスは田中さんと過ごしてみよう!」

元スレ:橘純一「クリスマスは田中さんと過ごしてみよう!」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1335271612/
1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 21:46:52.88 ID:QZ7R04fl0

橘「あのさ?田中さん?」

田中「うん?」

橘「田中さんってクリスマスに予定あるかな?」

田中「あはは、それ聞いちゃうの?」

棚町「も、もし何も予定がなかったら……僕とデートしてくれないか!?」

梅原「えぇぇぇ!?わ、私でいいの!?」

棚町「も、勿論だよ!僕は田中さんじゃなきゃダメなんだ!!」

梅原「う、嬉しい!橘君が誘ってくれるなんて嘘みたい!」

橘・田中「…………」

橘「……ないな」

田中「えぇ!?ないの!?」

橘「あ、ありだったの!?」



4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 21:53:11.04 ID:QZ7R04fl0

橘「……と、茶番は置いといてね」

田中「う、うん」

棚町「何よ?焦れったいから、あたしがあんたの気持ちを代弁してあげたんじゃない?」

梅原「ちなみに俺は田中さんの気持ちを代弁したぜ?」

橘「……話が進まないから、バカ二人は放っておこうか」

田中「そ、そうだね!」

棚町「ば、バカとは何よ!?」

梅原「そうだぜ!?名演技だったろ!?」

橘「あー、それでね?田中さん?」

橘「もしクリスマスに予定がなかったら、僕と創設祭を一緒に回って欲しいんだ」

田中「えぇぇぇぇ!?」

棚町「結局デートのお申し込みなんじゃないのよ!?」

梅原「お、おい!俺たちの見てる前でそんな大胆な!?」



7 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 22:00:12.82 ID:QZ7R04fl0

田中「わ、私でいいの?」

橘「うん。むしろ田中さんしか考えられないよ!」

田中「……橘君」

橘「……田中さん」

棚町「おーおー、見せつけてくれるじゃない?」

梅原「そんな……なんで大将ばっかり!」

橘「田中さん……返事を聞かせて貰えるかな?」

田中「も、もちろん!OKだよ!」

橘「よかった!……これで絢辻さんに怒られずにすみそうだよ!」

田中「えっ?」



9 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 22:08:50.26 ID:QZ7R04fl0

橘「……というわけで、創設祭の賑わいをまとめたレポートを作ることになってね」

橘「本当は僕と絢辻さんで各部活の出店とか展示物を取材する予定だったんだけど」

橘「当日のタイムスケジュールが思ったよりも混み入っちゃって、絢辻さんが手を離せなくなっちゃってさ」

橘「そこで、急遽白羽の矢がたったのが……」

田中「私ってわけなんだね?」

橘「うん」

棚町「なんだ、つまんないの!」

梅原「俺……一人置いていかれたかと思ったぜ?」

田中「あはは、何だ。びっくりしちゃったよ!」

棚町「そういえば、何で恵子なの?」

梅原「そう言われてみれば……なぁ?何でなんだ?」

橘「そ、それは……」



12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 22:19:38.55 ID:QZ7R04fl0

橘「僕一人で取材するのは信用ならないから絶対にダメだって言われてね」

棚町「そりゃそうよ」

梅原「おう、間違いないな」

橘「……うん。だから、薫とか梅原と回ればいいかって思ってたんだけど」

橘「僕一人より収集つかなくなるからダメって言われちゃってさ」

棚町「ちょっと!失礼ね!!」

梅原「おいおい!絢辻さん!?そりゃねーぜ!?」

橘「そこで……こうなったら田中さんしかないな、と絢辻さんが結論を出してさ」

田中「私って意外と絢辻さんに信頼されてたんだね!」

棚町「ぐぬぬぬ」

梅原「こういっちゃ悪いけどよ?そこで田中さんになる意味がわからないぜ?」

田中「えぇぇぇ!?わからないの!?」

棚町「悪いけど、あたしもわからないわ」

田中「か、薫!?」



15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 22:34:09.77 ID:QZ7R04fl0

橘「え、えーとね?それは……」

田中「うんうん!橘君?この二人に私の凄さを教えちゃってよ!」

橘「……絢辻さんがいうにはね、『田中さんは特に問題ないから』だってさ」

田中「えっ」

棚町「そうね……さすが絢辻さん。その通りだわ」

梅原「……普通の代名詞だもんな、田中さん」

田中「ちょ、ちょっと!?」

田中「た、橘君!?絢辻さんには言い返したんだよね!?私の魅力を伝えてくれたよね!?」

橘「も、もちろんだよ!僕は必死に田中さんの魅力を語ったさ!」

田中「で!?それで絢辻さんは何て!?」

橘「『そ、そんなに田中さんが好きなら、田中さんと行動するのに何も問題ないでしょ!?この馬鹿っ!!』って何故か怒り出しちゃってさ……困ったものだよね!」

棚町(うわぁ……)

梅原(さ、さすがだぜ……大将)

田中「そ、そっか!何かごめんね?」





23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 22:48:44.27 ID:QZ7R04fl0

田中「ち、ちなみに私の魅力って?」

橘「遠くにいるやたらセクシーな女の子より、近くで微笑んでくれる素朴な女の子!!」

田中「えっ」

橘「そう!田中さんの魅力は!僕が手が届きそうな気がする、絶妙なラインに立っている普通さ!」

橘「これは最近のアイドルには欠かせないものでね!」

(省略)

橘「……それでいて、占いの的中率がほぼ100%という無駄なキャラ立ち!このギャップ!これが可愛くないわけがない!!」

橘「以上が田中さんの魅力さ!!」

橘「ふぅ……熱弁したら汗をかいちゃったよ!」

田中「た、橘君の……っ!」

橘「うん?」

田中「橘君のバカ!変態!!」ダッタタタタ……

橘「た、田中さん!?」

棚町「いいから、謝ってきなさい!!このド変態ッ!!」

梅原「……今のはお前が悪いよ、うん」



25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 23:01:26.73 ID:QZ7R04fl0

~そんなこんなで創設祭当日~

コンコンコン

橘「田中さん?準備はいい?」

田中「う、うん……準備は出来たんだけど」

田中「ほ、本当にこの格好で取材するの?」

橘「腕章つけてるよりも分かりやすいし、客寄せにもなるだろうからいいだろうって絢辻さんの提案だったんだけど……」

橘「やっぱり恥ずかしい?その、ミニスカサンタって?」

田中「は、恥ずかしいよ!」

田中「うぅ……やっぱり制服でやらない?」

橘「ダ、ダメだ!そんなのダメ!!」

田中「えぇぇぇぇ!?」

橘「たとえ絢辻さんが許可しても、僕が許さないぞ!!」

田中「な、なんでそんなに必死なの……?」



26 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 23:03:44.79 ID:z67EWpTv0

アマガミ見てると
ヒロイン達にモテまくる状況より
ウメハラみたいな良いやつが親友ってのが見てて辛い 羨ましい



27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 23:04:32.84 ID:vZMNXFJl0

>>26
本当にそれは思う梅原いいやつすぎる



31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 23:10:58.03 ID:QZ7R04fl0

橘「何でだって!?そりゃ必死にもなるさ!」

橘「田中さんは自分の魅力に気付いてないにもほどがあるよ!」

田中「そ、そんなこといわれても」

橘「田中さんの魅力!その1!!田中さんは!!!」

田中「わ、わかった!ミ、ミニスカサンタで取材に行くから!!大きな声で私の魅力を説くのはやめて!?」

田中「……そっちの方が恥ずかしくて死にそうだから」

橘「田中さん……ありがとう」

田中「うぅ……すっかり橘君のペースだよ」



33 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 23:18:01.52 ID:QZ7R04fl0

ガララッ

田中「ど、どうかな?」

橘(こ、これは……!)

橘「田中さん……仕事とはいえ、創設祭を田中さんと回れることの喜びに僕の身体は打ち震えてるよ……」

田中「そ、そんな」

橘「今年のミスサンタは田中さんで決まりだ!!」

田中「橘君!?さすがに大袈裟だよ!?」

田中「でも……ありがとう」

橘「さ、田中さん!回るところは沢山あるから、ドンドン行こう!」

田中「う、うん!張り切っていこう!!」



36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 23:29:56.55 ID:QZ7R04fl0

~水泳部・おでん屋台~

橘「今、少しお時間よろしいですか?私達、創設祭実行委員の者で……」

七咲「あ、橘先輩」

橘「何だ、七咲か。屋台の方はどう?」

七咲「お陰様で今年も大入りですよ」

七咲「……そんなことより」

七咲「やっぱり、変態ですね。先輩は」

橘「な、何で僕いきなり変態呼ばわりされてるの?」

七咲「そんな女の子にコスプレさせて創設祭を連れ回すなんて……信じられません!」

橘「ち、違うんだよ!?これにはワケがあってね!?」

田中「た、確かに橘君は変態だけど!これは!」

七咲「……ふふっ、二人とも焦り過ぎですよ?」

七咲「で、創設祭実行委員のお仕事中なんですよね?」

橘「あ、そうそう!実は取材をしてて……」





37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 23:39:10.81 ID:QZ7R04fl0

七咲「……って感じですかね」

橘「ありがとう、七咲!これでいい記事を書けそうだよ!」

田中「あ、ありがとうございました!」

七咲「ふふっ、ちゃんと真面目で面白い記事を書いて下さいね?」

七咲「……そういえば。そちらのミニスカサンタの方のお名前をうかがってませんだしたよね?」

田中「ご、ごめんなさい!私は田中恵子!田中恵子です!!」

橘「田中さんは僕のクラスメイトで、今日は急遽取材を手伝ってもらってるんだ」

七咲「田中先輩……ですね」

七咲「あ、私は水泳部一年の七咲逢といいます」

田中「よ、よろしく!七咲さん」

七咲「田中先輩?もしこの変態に何かされそうになったら、すぐに助けを呼んで下さいね?駆け付けますから」

橘「な、七咲!?」

田中「あはは!実はもう何かされたあとだったりして」

七咲「!?」



39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 23:47:37.33 ID:QZ7R04fl0

七咲「へぇ?」

橘「ははは……田中さん?そういう冗談はよした方が」

田中「えっ?ものすっごく恥ずかしかったんだよ?なのに橘君が無理矢理……」

七咲「ど、どれだけ手が早いんですか!?この変態!!」

七咲「……まぁ、二人の仲についてとやかく言うつもりはありませんけど」

橘「ふ、二人の仲!?」

七咲「クリスマスに二人仲良く取材して回ってるってことは、そういうことなんじゃないんですか?」

田中「えぇぇぇ!?」

田中「わ、私と橘君は本当にただのクラスメイトで……」

橘「そ、そうだよ!僕と田中さんはそういう関係じゃないよ!?」

七咲「……なのに恥ずかしいことを強要したわけですね?」

田中「な、七咲さん!冗談!さっきの冗談だから!!」



41 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/24(火) 23:55:47.07 ID:WrK+WGjRi

七咲「とにかく、橘先輩にはお仕置きですね」

橘「そ、そんな……」

七咲「田中先輩、どうぞ」スッ

田中「えっ、これ……いいの?」

七咲「はい、配布用に多めに作ったおでんなので」

田中「あ、ありがとう!」

橘「七咲?僕のおでんは?」

七咲「ありませんよ?」

橘「な、何で!?」

七咲「ですから、お仕置きです」

橘「そ、そんな……」

七咲「そ、そんな顔してもダメなものはダメです!」

七咲「あ……また混み始めてきたんで、そろそろいいですか?」

橘「あ、うん。じゃあ、僕らはこの辺で失礼するよ」

田中「おでんありがとうね!七咲さん!」



43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 00:07:47.15 ID:zIwz3r/W0





橘「ふぅ、大分取材したね!」

田中「茶道部の甘酒で酔っ払った高橋先生に絡まれた時はどうしようかと思っちゃったよ」

橘「でも、お陰で面白いネタが色々と仕入れられたよね」

田中「えぇぇぇ!?高橋先生の恋愛観なんて記事にしたら、大変なことになっちゃうよ!?」

橘「ははっ、さすがに僕も怖くてそんなことは出来ないかな」

田中「うんうん!だよね~!」

アナウンス「只今よりミスサンタコンテストを……」

橘「あ、忘れてた!ミスサンタコンテストも取材しなきゃいけないんだったよ!」

田中「い、急がなきゃ!」

橘「うん!行こう!」



46 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 00:19:58.58 ID:zIwz3r/W0





司会「エントリーナンバー五番!やはり今年も優勝してしまうのか!?森島はるかさんです!」

森島「わぉ!私の出番ね!」

森島「みんな~!今年もよろしく~!」チュッ

会場「うぉぉぉぉぉぉ!!」

橘「さすがだなぁ、森島先輩」

田中「うんうん。これは今年も優勝間違いなしだね!」

田中「私なんかとは格が違うよ」

橘「え?」

田中「だから、森島先輩は私なんかとは格が違うって」

橘(こ、これは!チャンスだ!)

橘(そう!全校生徒に田中さんの魅力を伝えるチャンス!!)

橘(僕は田中さんの魅力をもっと沢山の人に知ってもらいたいんだ!)

橘(……こ、こうなったら!)



49 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 00:32:19.55 ID:zIwz3r/W0

司会「え~、全員のアピールタイムが終わりましたので、審査の方に……」

橘「ちょ、ちょっと待った!!」

橘「まだここに!ミスサンタ候補がいるじゃないか!!」

田中「え?どこどこ?」

橘「田中さんのことだよ!」

田中「わ、私!?私のことなの!?」

司会「で、ですが……時間の問題がありまして」

生徒A「別にいいんじゃねーの?」

生徒B「カタいこというなよ、実行委員!」

生徒C「そうだ!そうだ!」

司会(実行委員長?ど、どうしますか?)

絢辻(いいんじゃない?面白そうだし)

司会「で、では!ステージまでどうぞ!!」





51 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 00:40:29.22 ID:zIwz3r/W0

田中「た、橘君!?わ、私どうしたら!?」

橘「お、落ち着くんだ!田中さん!!」

橘「僕が熱弁した通り、田中さんは魅力に溢れている可愛い女の子だ!自信を持って!!」

田中「そ、そんなこと言われても!」

司会「あの~、そろそろよろしいですか?」

田中「あわわわわわっ……」

橘「こ、こうなったら!僕がステージ上で田中さんの魅力について演説を!」

田中「や、やめて!それだけはやめて!!」恥ずかしくて死んじゃう!!!」

田中「……あれ?」

田中「それに比べるとステージに立つなんてそんなに恥ずかしいことじゃない?」

田中「……私、行ける気がする!!」



55 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 00:48:19.73 ID:kTYE8G5L0

大将さすがやで・・・


56 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 00:54:25.49 ID:zIwz3r/W0

司会「では!急遽参戦決定のミニスカサンタ!田中恵子さん、よろしくお願いします!」

田中「は、はい!!」ツカツカツカ

田中「わ、私!二年生の田中恵子!田中恵子です!!」

田中「と、特技は占いで……そう!必ず当たると評判なんです!!」

田中「私……普段は地味なんで!こ、こんなステージに立つことなんてないと思ってましたが、とある変態さんのせいでこんなことになってしまいました!」

田中「で、でも……その変態さんには少し感謝してて……」

田中「あ、私は変態じゃないですから!」

田中「そ、その……こ、こんな私ですけど!よろしくお願いします!!」

田中「え、え~っと……」

田中「えいっ!」チュッ

田中「……い、以上です!」




57 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 01:00:07.59 ID:6C/oH0F2P

田中さんの投げキッスだああああああああああ


58 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 01:07:38.12 ID:zIwz3r/W0





森島「ちょっと!橘くん!?こんなにカワイイ子がいるなんて聞いてなかったわよ!?」

橘「も、森島先輩!」

田中「森島先輩!優勝おめでとうございます!」

森島「ねぇねぇ?この子お持ち帰りしてもいい?」

田中「えぇぇぇ!?」

橘「だ、ダメです!」

森島「えぇ~、優勝賞品的な?ダメかな?」

橘「ですから、ダメです!」

森島「むむむ!そこまでして渡したくないとは……二人はデキてるのね!?」

橘「ち、違います!田中さんと僕はまだ創設祭の仕事があるんです!!」

田中「あ、森島先輩!ミスサンタ優勝者に取材なんですけど……」



60 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 01:15:49.66 ID:zIwz3r/W0





田中「ふぅ、やっとお仕事終わったね」

橘「絢辻さんめ……取材だけって聞いてたのに、まさか撤収作業まで手伝わせるとは……」

田中「ヘトヘトだよ~」

橘「あ、田中さん」

田中「ん?」

橘「その……ミスサンタコンテストさ」

橘「準優勝おめでとう!」

田中「うん、ありがとう」

橘「もうちょっと票が伸びると思ったんだけどなぁ」

田中「ううん、森島先輩相手にあそこまで迫れただけで私は満足だよ」

田中「……ごめん、やっぱり悔しいかも。あははっ」

橘「来年!来年も出れば、きっと優勝だよ!」

田中「うん!私、来年こそは優勝するよ!」



62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 01:26:05.69 ID:zIwz3r/W0

田中「あのさ……橘君?」

田中「……ありがとう」

橘「え?何が?」

田中「強引だったけど、ミスサンタコンテストに出場させてくれて」

田中「私……今まで自信が持てなくて、やりたくても踏ん切りがつかないことが沢山あったんだけど」

田中「橘君のお陰……ううん、橘君のせいで、私吹っ切れちゃった!」

田中「だから、ありがとう!」

橘「う、うん」

田中「ねぇ?橘君?何であんなことしたの?」

橘「そ、それは……」

橘「ぼ、僕の好きな田中さんの魅力をより多くの人に知って貰いたくて……」



64 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 01:38:27.34 ID:zIwz3r/W0

田中「そっか!好きな人のいい所って皆に伝えたくなるもんね!」

田中「……って、えぇぇぇぇぇぇぇ!?」

田中「た、橘君?それって……?」

橘「僕は田中さんが好きだ!大好きだ!!」

田中「!?」

橘「……うん、僕もやっと吹っ切ることが出来た気がするよ」

田中「うぅ……橘君と一緒にいると恥ずかしいことばっかりで心臓がドキドキ言いっぱなしだよ」

田中「だけど、今ドキドキしてるのは恥ずかしいのだけじゃなくて……」

田中「橘君……私も橘君のことが……」ギュッ

橘「田中さん……」

梅原「うぉーい!大将!!ここにいたか!!……ってあれ?」

棚町「……おほほ!お邪魔だったかしらね!?」



68 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 01:45:20.01 ID:zIwz3r/W0

田中「えっ……あっ……あれ?」

田中「み、見られてた!?」

田中「~~~~~~~~ッ!!」

フラッ……

橘「た、田中さん!?」

梅原「お、おい……田中さん気絶してないか!?」

棚町「け、恵子!?……きゅ、救急車!117に電話!」

橘「落ち着け!薫!それは時報だ!!」

梅原「と、とりあえず!橘!運ぶぞ!!」

橘「う、うん!!」

棚町「ごめん、恵子……悪気はなかったのよ?」



70 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 01:58:12.52 ID:zIwz3r/W0

~後日~

田中「でねでね!橘君が!!」

梅原「もう無理!聞いてるこっちが恥ずかしい!!」

棚町「恵子……もうお腹一杯なんだけど?」

田中「えぇぇぇ?まだ半分もきてないよ?」

梅原「なぁ?田中さん?気付いてると思うけど、一番悶絶してるのは……」

橘「恥ずかしいよぉ……やめてよぉ……」プルプル

田中「まだまだ!ここからだよ!?」

田中「続きまして!橘純一の魅力!その16!!」

橘「も、もうやめて!僕の魅力は十分に伝わったはず!!」

田中「えぇぇぇ?ダメだよ?もっとみんなに橘君の魅力を知ってもらわなきゃ!!」




71 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 01:59:00.89 ID:f2hKp5cu0

お疲れ様


73 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 01:59:35.29 ID:YACQqOyR0

乙です。


74 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 02:01:30.30 ID:V1U81Bbf0

次は裡沙ちゃんも書いてね


79 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 02:36:12.68 ID:FDaW+QGbI



次は七咲で書かんかい


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