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まどか「か、上条くん激しすぎ」アンッアンッ ほむら「」

元スレ:まどか「か、上条くん激しすぎ」アンッアンッ ほむら「」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1334748896/
10 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 20:59:14.43 ID:HCykoYx00

まどか「おはよう! …… きょ、恭介」

上条「…まどか、おはよう」

まどか「…恭介、昨夜はちゃんと宿題やったの?」

上条「うん、さやかが見てくれたんだよ」

まどか「そっか、入院してる間にもずいぶん進んじゃったから、わからないことあったら相談してね」

上条「それを言うならかな… まどかだって、今日あてられる日でしょ? 用意しとかないと」

まどか「そうだね。忘れてたよ」


まどか(う~ん……)

上条(んんんんん……)

まどか&上条(やりづらい……)



12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:08:33.76 ID:HCykoYx00

——昨日にさかのぼる——

さやか「どうだった? 復帰初日の学校は」

上条「授業についていけるか心配だけど、まぁ何とかなりそう…かな」

まどか「みんな上条くんが戻ってくるの、楽しみにしてたんだよ」

上条「それでいきなり退院したからビックリした人も多かったみたいね」

さやか「恭介、小学校の頃もケガして林間学校来られなかったよね」

上条「ああ、あったなあ…」

まどか「…そうだったっけ?」



13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:11:14.85 ID:HCykoYx00

さやか「そうだったって、あんたもいたでしょ? その後恭介にお土産持ってったじゃない」

まどか「……? いたも何も……」

上条「うん… そうだよね」

さやか「な、何よあんたたち…」

まどか「わたしと上条くんって、小学校同じだったの?」

上条「ぼくも知らなかったよ…」



14 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:14:34.20 ID:HCykoYx00

さやか「えっ……?」

まどか「だって、わたしはさやかちゃんの親友で、幼馴染みだよね?」

さやか「そうだね」

上条「ぼくだってさやかの幼馴染みだよね」

まどか「だから異性として見られなかったんだよね」

さやか「余計なこと言わないでいいの」

上条「さやか、おかしいと思わない? ぼくと鹿目さん、二人とも幼馴染み設定なのに」

まどか「原作で全然接点なかったなんて……」



15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:18:38.64 ID:ANxEPC060

友達の友達って意外とせってんないよな


18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:20:52.94 ID:GfZkoRyx0

まどっちがそもそも途中から見滝原きたんでしたっけ


19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:21:11.96 ID:HCykoYx00

まどか「そう考えると、わたしと上条くんはもうちょっと仲良くてもよかったと思うんだ!」

上条「少し幼馴染みらしくしてみようか」

さやか「ちょっと何言ってるわかんないです」

まどか「……幼馴染みって何するの?」

上条「下の名前で呼んだり、かなぁ」

まどか「……きょ… きょうすけぇ」

上条「…まどか……」プルプル

さやか「キツかったらやめればいいのに」



22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:26:15.34 ID:HCykoYx00

さやか「…昨日で終わったと思ったら、あんたらまだやってたの?」

上条「当然じゃないか。 …幼馴染みなんだから」

まどか「なんか… 急にそうなっても、突然パパがお兄ちゃん連れて来た、みたいな…」

さやか「いるの!?」

まどか「いないよ! たとえだよ、たとえね」

上条「確かにそうだなぁ。さやかとのことなら思い出せるのに」

まどか「わたしもだよ……」

上条「でも僕たちは幼馴染みなんだよね?」

まどか「そうだよ!  ……設定上はね」

さやか「正直に飽きたって言いなよ」



24 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:29:05.88 ID:HCykoYx00

まどか「大体、さやかちゃんがどっちつかずだからいけないんじゃない!」

上条「僕というものがありながら、よその子に手を出すなんて…」

さやか「人聞き悪いな!」

上条「まぁタッチの差でぼくの方が幼馴染みらしいとはいえ」

まどか「……え、なに? 聞こえないんだけど」



25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:30:29.71 ID:wLyAEcIj0

上条は幼稚園くらいでまどかは小5からだからかなり開きあるよな


29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:33:24.56 ID:HCykoYx00

上条「ぼくの方がさやかと仲いいよね」

まどか「…わ、わたしだっていいよ!」

上条「でも>>18と>>25には鹿目さんが後から来たって書いてあるじゃないか」

まどか「だけどその分付き合いが深いの!」

上条「だってさやかは、うっかりすると僕の家に来て『ただいま~!』とか言っちゃうんだよ」

まどか「それを言うなら、うちに来て晩ご飯作ってくこともあるよ!」

まどか「しかも気がついたらお風呂洗ってたりしてくれるよ」

上条「なん…… だと……」



31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:36:12.37 ID:HCykoYx00

まどか「そうだよ。たまに一緒に入っちゃったりするよ!」

まどか「ああ、でも上条くんはそこまでできないよね!」

上条「さやかと最後に一緒に入ったのは、たしか小学校の…」

上条「ねぇさやか、夏休みに二家族合同で旅行したのは五年生だっけ?」

男子生徒「!!」   ざわ……

さやか「マテコラ」

まどか「ごめんその話ちょっと変態っぽいからいいや」

上条「……うん」



34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:42:30.22 ID:HCykoYx00

上条「ともかく、昔から家族ぐるみで付き合いがあったおかげで、ぼくも美樹家に馴染んでるよ」

上条「あれ? 鹿目さん、さやかを探してた回であげてもらえなかったよね?」

さやか「あの時はお母さんもてんやわんやしてて…」

まどか「そうだよ! 普段はちゃんとあがらせてもらってるよ!」

まどか「ウチはこたつがないから、冬になるとさやかちゃんの家へコタツ入りに行ったりするしね」

上条「さやかと?」

まどか「うん」

上条 小声「…におわない?」

まどか 「……ちょろっと」



37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:51:31.31 ID:HCykoYx00

まどか「でもさやかちゃん、近頃ちょっとウチ来るのに慣れすぎちゃっててさぁ」

上条「長いとそうなっちゃうよね」

まどか「この間なんて、マミさんにプレゼントするケーキ一緒に作る約束だったのに」

まどか「私のこと放っといて、ずっとパパと昔のアニメの話しで盛り上がってたんだよ」

上条「ああ… たまにそういうことするよね、さやかは」

まどか「それだけ馴染んでる証拠だけどね」

上条「…ぐぬぬ」



39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:55:05.06 ID:HCykoYx00

上条「こっちに来た時は、目を離したスキに作りかけのガンプラ完成させたこととかあるよ!」

まどか「……ごめん中沢くん、ちょっと来て」

中沢「どしたの?」

まどか「上条くんがこう言ってるんだけど、それってショックなの?」

まどか「わたしそういうのよく知らないから、わからなくって」

中沢「何作ってたの?」

上条「PGの∀ガンダム… お年玉で買ったやつね」

中沢「美樹ちゃん酷いよ!」



43 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 21:58:43.43 ID:HCykoYx00

まどか「なんでさ!? ガンダムって自分で作らないといけないんでしょ?」

まどか「作っといてくれたなら、良かったじゃない!」

中沢「うん、だけどさ……」

上条「ああそうだよ! だってさやかは僕に優しいからね!」

まどか(…しまった……!)

さやか「もういい加減にしときなさい!」



中沢「あいつらケンカなの? 何を争ってんの?」

ほむら「私に聞かないでよ」



47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 22:07:09.57 ID:HCykoYx00

——放課後——

上条「昔はさやかも可愛かったのになぁ… オモチャのカンヅメがぼくとお揃いじゃないって泣いたり」

まどか「さやかちゃんは今でも純真だよ! …いい年して」

さやか「まだやってたのかよ」

ほむら「微妙に主旨がズレて来てるわね」



杏子「お~い、さやかぁ~!」ブンブン

さやか「お、杏子だ」

上条「誰あれ!?」

まどか「最近できたお友達の、あんこちゃんだよ」



54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 22:11:27.13 ID:HCykoYx00

杏子「さやか~! さっきいつものゲーセンに新しい景品入ってたよ」ペチペチ

さやか「よしよし、後でとってあげよう」

杏子「ぅわ~い    ん?」

杏子「うわ男だ」

さやか「あんた会うの初めてだったよね。幼馴染みの恭介だよ」

さやか「恭介、この子が杏子ね」

上条「どうも初めまして。僕がさやかの…」

杏子「うわ男だ」

上条「」ビキビキ



57 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 22:18:50.75 ID:HCykoYx00

上条「へぇ… ゲーセンなんて久しぶりだな」

まどか「上条くん、プリクラとか撮ったことないでしょ? 記念に撮ってこうよ」

上条「いいよ! 機種もいろいろあるんだ… どれがいいんだろ?」

まどか「ティヒヒヒ、わたしのお気に入りはねぇ」

上条「ん、ちょっと待った… むこう見て」

まどか「?」チラッ


杏子「うっわ惜しい! これもう一回やれば取れんじゃないの?」

さやか「ここでやめるのも後味悪いし、やっとくか…」


上条(落とせ落とせ落とせ……)フンンヌ

まどか(取れませんように、取れませんように……)



63 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 22:27:17.63 ID:HCykoYx00

さやか「お、今度は行けるか!?」

杏子「」ジーーッ

 ガコン

杏子「とれた! ありがとうさやか!」

さやか「フッ その分体で払ってもらうぞ~!」

  キャッキャウフフ  ヤメロヨー! コヤツメハハハ

上条「」ビキビキビキ

まどか「上条くん… わたしたち、けっこう気が合うよね」

上条「ああ…」

まどか「今きっと、同じ気持ちだよね!」

上条「殺るか!」

まどか「うん!」

上条「その前に、さやかのこと考えながらお風呂入って来る!」

まどか「じゃわたしも~」



69 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 23:00:24.65 ID:HCykoYx00

上条「ふう、いい湯だった!」

まどか「だけどさ、上条くん… 女の子の体洗うの手慣れてなかった?」

上条「……そ、そうかい」

まどか「さやかちゃんより上手かったよ」

ほむら「お風呂入ってたの? 私は!?」

まどか「だってほむらちゃん、お風呂でおしっこするんだもん……」

上条「汚いなぁ」



71 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 23:01:53.48 ID:O6VsyWyp0

えっ


73 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 23:03:57.63 ID:rhTWCOIt0

えっ


74 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 23:06:34.95 ID:HCykoYx00

ほむら「」

まどか「いやそんなことでスレタイ回収しなくていいから」

上条「暁美さんがどうとか以前に、あの不衛生な赤毛をどうやってさやかから引き離すかをだね

まどか「ごめん、引き離すのはちょっと無理っぽい」

上条「なんだと」

まどか「上条くんが入院してる間に、何度か試したんだよ」



76 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 23:13:26.88 ID:HCykoYx00

杏子「これ欲しかったんだ! いつもありがとな!」

さやか「あんた、お菓子はよくとれるのに、その他はからっきしだよね」

杏子「違うよ。ここのゲーセン、お菓子はやけに取りやすい設定なんだって。さやかもやってみなよ」

さやか「なんでだろうね?」


店員「…またあの子来てますよ」

店長「そんなこともあろうかと、お菓子の台は調整済みだよ」

店員「なんでいつもあの子に甘いんスか?」

店長「あの子、風見野にある教会の子なのね。とったお菓子を日曜学校で小さい子に配ってるんだ…」

店員「いい子じゃないスか……」



78 忍法帖【Lv=5,xxxP】 2012/04/18(水) 23:16:43.08 ID:2WVc8CoC0

イイハナシダナー


80 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 23:24:49.59 ID:HCykoYx00

——一方、学校では——

女子生徒「ごめんね、こんな時間まで付き合ってもらっちゃって」

マミ「いいのよ、委員会の用事だもの。仕方ないわ」

マミ「でも今度はもうちょっと早く終わらせようね!」

マミ(帰ったら一旦着替えて、そのまま魔女探しに行っちゃいますか)

 ドドドドドドドドドド

マミ(晩ご飯はどこか外で… あら?)

上条「金髪に縦ロール! それと適度に健康的な体格!」

上条「うおおおおお! マミさんですね! 巴マミさんですよね!!」ガッシ

マミ「え、ええ… そうだけど、あなたは?」

女子生徒(巴さん、変わったお友達がいるんだ…   やっぱり)

上条「いやぁ、戻って来たかいがありました! あなたなら佐倉杏子の弱点を知ってるっていうからつい」

マミ「…誰に聞いたのよ?」



83 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 23:33:47.37 ID:HCykoYx00

女子生徒「何か大事な用事みたいだから、私先に帰るね」

マミ「うん。また明日ね」バイバイ

女子生徒(二年生…? あの子も巴さんと一緒にマンガとか描いてるのかな…?)

女子生徒(今度さりげなく聞いてみよう)



88 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 23:38:49.69 ID:HCykoYx00

マミ「…やっと話が見えて来たわ」

まどか「すいません、上条くんったら興奮しちゃって」

上条「早速ヤツを制御下におくテクニックを伝授いただければと」

マミ「その前に、確認していいかしら」

上条「何なりと」

マミ「あなたたち、どうしてそんなに佐倉さんを邪魔者扱いするのかしら?」

上条「さやかについた悪い虫を払うのは僕の役目ですからね」

まどか「何言ってるんですか! このままじゃさやかちゃんとられちゃいますよ!」



90 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 23:41:41.32 ID:HCykoYx00

マミ「あなた、美樹さんがいつもお見舞いに行ってるって言ってた、上条くんね?」

上条「はい」

マミ「それと鹿目さんも、前から薄々そうじゃないかなって思ってたのだけど……」

まどか「なんですか?」

マミ「あなたたち、美樹さんのことが好きなのかしら…?」

まどか&上条「……」



92 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 23:47:50.34 ID:HCykoYx00

上条「何を言い出すかと思えば…」

まどか「マミさん、いつもわたしをそんな人だと思ってたんですか?」

マミ(違うの?)

上条「だってさやかですよ! きょうだいみたいなものなんです」

まどか「女の子同士でそうなっちゃうのなんて、ほむらちゃんの好きなマンガの中だけですよ」

上条「まったく、恋愛経験少ない人って、すぐそっちの方向に考えちゃうんだから」

まどか「体つきだけじゃなくて、頭までゆるくなっちゃったんですね」

まどか(…そこまでは言わない方がいいかな)

マミ「……聞こえてるけど」



95 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 23:53:15.21 ID:HCykoYx00

マミ「なら干渉する必要ないんじゃない? お友達は多いに越した事ないし」

マミ「何ならとられちゃっても」

上条「何を言い出すかと思えば…」

まどか「マミさん、さやかちゃんをその程度にしか思ってなかったんですか?」

マミ(またかい……)

上条「だってさやかですよ! ここでどこの馬の骨とも知れない不潔女にとられるくらいならいっそ」

まどか「上条くん、それもアリなの!?」

上条「……いや、冷静に考えたらないわ……」

マミ「どっちなのよ」



97 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/18(水) 23:56:57.78 ID:HCykoYx00

まどか「どっちでもいいんです! とにかく、あんこちゃんがこれ以上好き勝手できないようにしたんですよ」

QB「それが君の願いだね?」

上条「おわあぁ! ナニコレ!? ねこ?」

まどか「上条くん…」

マミ「QBが見えるの!?」

上条「見えるも何も、普通にいるじゃないすか……」



101 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:01:00.17 ID:pw7vgu5r0

マミ「彼にも素質があったなんて…」

まどか「男の子でも魔法少女になれるの?」

QB「なれるよ。魔法少女は、『魔法』を使う『少女』という意味ではないからね」

まどか「へぇ~、じゃあどういう」

QB「それより上条恭介、君の願いもどうやら杏子を止める事みたいだね」

上条「なんでぼくの名前知ってるのよ? まあ、そうだけど…」

QB「残念だけど、それは叶えてあげられないな」

上条(叶えてあげるだのあげないだの、ねこのくせに偉そうな…)イラッ



102 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:08:21.20 ID:CjIqHEhe0

まどか「QBにも叶えられない願いってあったんだね」

QB「正確に言うなら、叶える必要がない、ということになるかな」

QB「長年、地球人の持つ感情を研究してきたぼくの目はごまかせない」

上条(ナニ言ってんだこのねこ……?)

QB「君とさやかの関係はもう疑う余地がないよ」

QB「君はさやかと目が合えば逸らすのに、またすぐさやかを見ているね」

まどか「それって、もしかして」

マミ「もしかして…?」

QB「好きってことさ」



104 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:15:18.06 ID:CjIqHEhe0

上条「ぼくがさやかを……?」

マミ「やっぱり好きなんじゃないの?」

まどか「マミさんまで… そんな訳ないのに…… え、ないよね?」

マミ「余計な感情がない分、QBの分析は信頼性あると思うの」

上条「ん~…」

まどか「もしそうだったら、わたしも応援するよ!」

上条「正直いって、『彼女ができました!』って、さっきの赤毛みたいに」

上条「さやかと堂々とイチャイチャする自分が想像できない… っていうか、したくないんだけど」



105 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:20:29.54 ID:CjIqHEhe0

マミ「でも、あなたの話をする美樹さんはとても楽しそうだったわ」

まどか「毎日のように行ってたもんね…」

上条「確かに、頻繁に来すぎてイヤになったこととか、追い返した日もあるけど」

マミ(あら…? ホントに好きじゃないかも……?)

上条「それでも耐え… いや、持ちこたえてきたんだし」

上条「ぼくがさやかを好き、というのも、もしかしたらあるかもしれない……!」



107 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:23:48.19 ID:CjIqHEhe0

マミ「そうよ! ちょっと疑わしいけど、きっとそうよ! たぶん」

上条「だとしたら十数年越しの新発見だ……」

まどか「おめでとう、上条くん!」

上条「いや、まだ決まった訳じゃないよ!」

上条「…でも、帰ってゆっくり考えてみる事にするよ」

マミ「落ち着いたら、また新しい発見があるかもしれないものね」

上条「ええ、どうもありがとうございました! もう遅いのに、おかしな話しちゃって……」

マミ「その分、あとでゆっくり顛末を聞かせてもらおうかしら」



108 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:27:06.40 ID:hZH8W2Ff0

早くしないと杏子が既成事実作っちゃうぞ


109 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:27:46.09 ID:CjIqHEhe0

——帰り道——

上条「さやか、ねぇ……」

上条「さやかとデートとかするの……?」ウーン

上条「それであれかい? ディズニーランドとか行く? いや、行ったことあるけどさ」

上条「あのヴェネチアみたいなゴンドラ乗って、一緒に願い事したり」

上条「別れ際にキスとか……? いや、したことあるけど… 小学校の頃に」



111 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:31:18.03 ID:CjIqHEhe0

 ガチャッ
上条「ただいま~  あれ? さやかの靴かなこれ?」

さやか「おかえり! 今日はドコ行ってたのよ?」

上条「学校に戻ってたんだよ。さやかはあれからどうしたの?」

さやか「買い物して来たよ。今日おばさんたちいないから、晩ご飯作りに行くって言ってたじゃない」

上条「ごめん忘れてた」

 グツグツグツ
上条「カレーするの?」

さやか「うん、手洗って来てね」



113 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:35:07.38 ID:CjIqHEhe0

 グツグツグツ
さやか「お~し、いい感じになってきたかな。恭介、お皿出して!」

上条「は~い」

 カチャカチャ

上条「味見していい?」

さやか「どうぞ」

上条「では……」

さやか「どうかな?」



114 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:39:13.84 ID:CjIqHEhe0

上条「」コクコク

上条「うん、やっぱりカレーはさやかの作ってくれるのが一番だよ」

上条「これ食べられるんだから、退院して良かった」

さやか「やだもぅ、どうしたのよ急に?」

上条「プロポーズ」

さやか「…っ?」

上条「の、つもり」


 おしまい



121 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:45:02.48 ID:CjIqHEhe0

読んでくれてありがとう
まさか最後まで書けるとは思わなかった…



117 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:42:02.45 ID:hZH8W2Ff0

いい感じの距離だな
道半ばな感じがするが



120 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:44:47.58 ID:7kcMgx/xO


仮に付き合ったとしてもあんこちゃんさやかから離れなそうだがなww



125 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/19(木) 00:52:22.93 ID:Bm4bitOE0

やっぱりさやかと上条さんはこれくらいの距離感が一番正しいのかもわからんね
乙であった


この記事へのコメント

No Title - 名無しさん - 2012年04月22日 19:56:56

>>84から>>86までが面白かったのに載ってなくて残念

No Title -   - 2012年04月25日 20:43:00

「上条」じゃなくて「上條」のはず…

No Title - 名無しさん - 2012年04月29日 18:34:41

上条であってる

No Title - 名無しさん - 2012年05月06日 17:25:34

不衛生な赤毛で笑ったけど許せないぜ…

- 名無しさん - 2012年10月28日 19:52:57

恭介×まどかと思ったら王道だったの巻

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