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魔法少女まどかフロンティア 1
1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:45:54.41 ID:g/fo166g0
????
まどか「ここは……?」
まどか「何もない……。なんだかふわふわしてて……」
サガフロンティアのシステムデータはどこですか?
ソウルジェムにある
ソウルジェムに新規作成する
システムデータなど必要ない!
まどか「え? システム? 何のこと?」
まどか「……」
まどか「っていうか、あなた、キュゥべえだよね」
!?
まどか「ここは……?」
まどか「何もない……。なんだかふわふわしてて……」
サガフロンティアのシステムデータはどこですか?
ソウルジェムにある
ソウルジェムに新規作成する
システムデータなど必要ない!
まどか「え? システム? 何のこと?」
まどか「……」
まどか「っていうか、あなた、キュゥべえだよね」
!?
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:46:56.91 ID:g/fo166g0
まどか「……今度は何を企んでるの」
シ、システムデータはどこですか?
まどか「答えて」
……ワルプルギスの夜を倒した君達は、まさに魔法少女としての可能性だ。
まどか「……」
……その可能性に、僕達も賭けることにしたんだ。
まどか「……答えになってないよ」
リージョン界の未来を、君達五人に託す……
まどか「リ、リージョン?」
……頼んだよ、鹿目まどか。
まどか「ま、待って!」
まどか「……」
シ、システムデータはどこですか?
まどか「答えて」
……ワルプルギスの夜を倒した君達は、まさに魔法少女としての可能性だ。
まどか「……」
……その可能性に、僕達も賭けることにしたんだ。
まどか「……答えになってないよ」
リージョン界の未来を、君達五人に託す……
まどか「リ、リージョン?」
……頼んだよ、鹿目まどか。
まどか「ま、待って!」
まどか「……」
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:48:03.61 ID:g/fo166g0
…………
スクラップ
鉄工業の発達したリージョン
至る所にガラクタが積み上げられている。
酒場
まどか「うう……」
まどか「一体何が……?」
まどか「ここは……」
「おい、ゲンさん、誰だいその子は?」
「ああ!?だれのことだよ?」
「ゲン様の後方に反応を確認」
まどか「あ、あの……」
スクラップ
鉄工業の発達したリージョン
至る所にガラクタが積み上げられている。
酒場
まどか「うう……」
まどか「一体何が……?」
まどか「ここは……」
「おい、ゲンさん、誰だいその子は?」
「ああ!?だれのことだよ?」
「ゲン様の後方に反応を確認」
まどか「あ、あの……」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:48:42.79 ID:g/fo166g0
「おお!? ……さては嬢ちゃん、只者じゃねえな!」
「ゲンさんが飲み過ぎなんだよ」
「ああん!?、俺がこんなもんでオウェ」
「ほら見ろ。なあロボ、俺ゲンさん連れてくから」
「了解しました、リュート様」
「待て、おい。俺はまだ……」
「ゲン様の排除を確認しました」
まどか「……」
「ゲンさんが飲み過ぎなんだよ」
「ああん!?、俺がこんなもんでオウェ」
「ほら見ろ。なあロボ、俺ゲンさん連れてくから」
「了解しました、リュート様」
「待て、おい。俺はまだ……」
「ゲン様の排除を確認しました」
まどか「……」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:49:34.19 ID:g/fo166g0
まどか(どうしよう、全然状況がわからないよ……)
まどか(とにかく、ここは見滝原じゃないよね、多分)
???「私はT260」
まどか(ロ、ロボットがしゃべってるんだしね……)
まどか「え、ええと、わ、私は鹿目まどかです……」
T260「了解しました。鹿目様」
まどか「……」
まどか(とにかく、ここは見滝原じゃないよね、多分)
???「私はT260」
まどか(ロ、ロボットがしゃべってるんだしね……)
まどか「え、ええと、わ、私は鹿目まどかです……」
T260「了解しました。鹿目様」
まどか「……」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:50:23.32 ID:g/fo166g0
まどか「あの、ここはどこですか?」
T260「こちらはリージョン『スクラップ』内の酒場……」
まどか「リージョン!?」
T260「リージョンについてお尋ねですか?」
まどか「あ、はい。教えてもらえるとうれしいです……」
T260「リージョンは空間内に点在する都市、または施設の名称です」
T260「リージョン間の移動はリージョンシップによって行います」
まどか「ええっと……」
T260「こちらはリージョン『スクラップ』内の酒場……」
まどか「リージョン!?」
T260「リージョンについてお尋ねですか?」
まどか「あ、はい。教えてもらえるとうれしいです……」
T260「リージョンは空間内に点在する都市、または施設の名称です」
T260「リージョン間の移動はリージョンシップによって行います」
まどか「ええっと……」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:51:16.58 ID:g/fo166g0
???「要するに、他所の街に行きたいなら、シップで空間を超えろって訳さ」
???「にしても、リージョンも知らないなんて、箱入り娘にもほどがあるぜ?」
まどか「で、ですよね」
まどか(キュゥべえが言ってたリージョンって、色んな街のこと?)
まどか(というか、私は別の世界に来ちゃったんだね……)
まどか(キュゥべえめ……)
???「ああ、そうだ。俺はリュート。よろしくな」
まどか「あ、鹿目まどかです……」
リュート「まどかちゃんね。それじゃあ、自己紹介がわりに一曲」
リュート「か~な~め~♪ それは謎の少女~」
まどか「」
???「にしても、リージョンも知らないなんて、箱入り娘にもほどがあるぜ?」
まどか「で、ですよね」
まどか(キュゥべえが言ってたリージョンって、色んな街のこと?)
まどか(というか、私は別の世界に来ちゃったんだね……)
まどか(キュゥべえめ……)
???「ああ、そうだ。俺はリュート。よろしくな」
まどか「あ、鹿目まどかです……」
リュート「まどかちゃんね。それじゃあ、自己紹介がわりに一曲」
リュート「か~な~め~♪ それは謎の少女~」
まどか「」
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:52:06.78 ID:g/fo166g0
…………
リュート「魔法少女? いや、知らないな。ロボ、お前は?」
T260「データを検索中……」
まどか「あ、あの、そんな無理しなくても……」
T260「二件の該当データがあります」
まどか「ほ、本当に!? 教えてください!」
T260「了解しました」
データ1 ヒューズ様による情報です
リージョン「シュライク」における盗掘事件に関する情報です。
チャイナ服の女性、モンスターの少年、魔法少女を称する少女が関与しているとのこと。
データ2 ヒューズ様による情報です
とある重要事案に関して、黒髪の魔法少女を探しているとのこと。
リュート「魔法少女? いや、知らないな。ロボ、お前は?」
T260「データを検索中……」
まどか「あ、あの、そんな無理しなくても……」
T260「二件の該当データがあります」
まどか「ほ、本当に!? 教えてください!」
T260「了解しました」
データ1 ヒューズ様による情報です
リージョン「シュライク」における盗掘事件に関する情報です。
チャイナ服の女性、モンスターの少年、魔法少女を称する少女が関与しているとのこと。
データ2 ヒューズ様による情報です
とある重要事案に関して、黒髪の魔法少女を探しているとのこと。
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:53:20.58 ID:g/fo166g0
まどか「!」
T260「私の所有する情報は以上です」
リュート「そのヒューズってのは、何ものだい?」
T260「ヒューズ様はIRPOに所属されています」
まどか「アイアール……?」
リュート「要は警察だよ」
まどか(黒髪の魔法少女って、きっとほむらちゃんだ!)
まどか(でもどうして警察の人が……?)
まどか(っていうか、みんな動くの早いよ!)
まどか(盗掘って何!?)
T260「ヒューズ様は泥酔しているご様子でした」
T260「音声データを再生します」
『もう何で俺なんだよ、知るかよ魔法少女なんかよ~。チクショウこの野郎お前……』
まどか「止めてください!」
T260「私の所有する情報は以上です」
リュート「そのヒューズってのは、何ものだい?」
T260「ヒューズ様はIRPOに所属されています」
まどか「アイアール……?」
リュート「要は警察だよ」
まどか(黒髪の魔法少女って、きっとほむらちゃんだ!)
まどか(でもどうして警察の人が……?)
まどか(っていうか、みんな動くの早いよ!)
まどか(盗掘って何!?)
T260「ヒューズ様は泥酔しているご様子でした」
T260「音声データを再生します」
『もう何で俺なんだよ、知るかよ魔法少女なんかよ~。チクショウこの野郎お前……』
まどか「止めてください!」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:54:05.01 ID:g/fo166g0
…………
まどか「私、そのIRPOってところに行ってみようと思います」
リュート「友達を探すのかい?」
まどか「はい。他に手がかりもないですし……」
リュート「俺も付き合ってやるよ、って言いたいとこだが、警察は苦手でね」
リュート「ロボ、お前一緒に行ってやれよ。任務のこととか分かるかもしれねえよ?」
まどか「任務?」
T260「私は自分の任務に関する、失われた情報を収集しています」
まどか「そ、そうなんだ。こんなレトロなのに……」
まどか「私、そのIRPOってところに行ってみようと思います」
リュート「友達を探すのかい?」
まどか「はい。他に手がかりもないですし……」
リュート「俺も付き合ってやるよ、って言いたいとこだが、警察は苦手でね」
リュート「ロボ、お前一緒に行ってやれよ。任務のこととか分かるかもしれねえよ?」
まどか「任務?」
T260「私は自分の任務に関する、失われた情報を収集しています」
まどか「そ、そうなんだ。こんなレトロなのに……」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:54:41.17 ID:g/fo166g0
T260「了解しました。IRPO本部での情報収集に同行いたします」
まどか「ありがとうございます……」
リュート「よっしがんばれよ、お二人さん」
リュート「謎の少女と~♪謎のロボが~♪」
まどか「い、行きましょうロボットさん!」
T260「鹿目様に著しいストレス反応が見られます」
まどか「ありがとうございます……」
リュート「よっしがんばれよ、お二人さん」
リュート「謎の少女と~♪謎のロボが~♪」
まどか「い、行きましょうロボットさん!」
T260「鹿目様に著しいストレス反応が見られます」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:55:54.00 ID:g/fo166g0
……………………
時間妖魔のリージョン
時術の使い手、時の君が住む特殊なリージョン
中央にある巨大な砂時計が時間を司る
ほむら「ええと、あの……」
時の君「これは珍しい客人だ」
時の君「静止した時間をものともしないとは……」
ほむら「あの、シップの操作とかよくわからなくて」
ほむら「砂時計を壊してしまって、本当にごめんなさい」
時の君「……亜空間から、一人乗りのシップで突っ込んで来たのには、さすがの私も驚いたぞ」
ほむら「秘密基地からの脱出で……」
時間妖魔のリージョン
時術の使い手、時の君が住む特殊なリージョン
中央にある巨大な砂時計が時間を司る
ほむら「ええと、あの……」
時の君「これは珍しい客人だ」
時の君「静止した時間をものともしないとは……」
ほむら「あの、シップの操作とかよくわからなくて」
ほむら「砂時計を壊してしまって、本当にごめんなさい」
時の君「……亜空間から、一人乗りのシップで突っ込んで来たのには、さすがの私も驚いたぞ」
ほむら「秘密基地からの脱出で……」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:56:46.73 ID:g/fo166g0
時の君「いや、それよりもだ」
時の君「君は時術の資質を有しているな?」
ほむら「時術?」
時の君「時間を操作する術だ」
ほむら「ええ、確かに以前は時間干渉が可能だったけれど……」
時の君「今は失われたか」
ほむら「……」
時の君「その盾に、時の砂を流し込むといい」
時の君「それで君の術は蘇るだろう」
ほむら「砂……」
時の君「君が壊したおかげで、容易に取り出すことができる」
ほむら「ホントごめんなさい」
時の君「君は時術の資質を有しているな?」
ほむら「時術?」
時の君「時間を操作する術だ」
ほむら「ええ、確かに以前は時間干渉が可能だったけれど……」
時の君「今は失われたか」
ほむら「……」
時の君「その盾に、時の砂を流し込むといい」
時の君「それで君の術は蘇るだろう」
ほむら「砂……」
時の君「君が壊したおかげで、容易に取り出すことができる」
ほむら「ホントごめんなさい」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:57:43.67 ID:g/fo166g0
ほむら「これで、私の魔法が……?」
時の君「君の術は時間停止と時間遡行、だな?」
ほむら「……分かるんですか」
時の君「私を誰だと思っている」
ほむら「……?」
時の君「人は私を時の君と呼ぶ」
ほむら「時の君……?」
時の君「そう。そして君が二代目時の君だ」
ほむら「二代目……」
ほむら「え?」
時の君「君の術は時間停止と時間遡行、だな?」
ほむら「……分かるんですか」
時の君「私を誰だと思っている」
ほむら「……?」
時の君「人は私を時の君と呼ぶ」
ほむら「時の君……?」
時の君「そう。そして君が二代目時の君だ」
ほむら「二代目……」
ほむら「え?」
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 02:58:59.16 ID:g/fo166g0
時の君「時術の資質を持ちながら、術の理に捉われない存在」
時の君「君もまた時の君と名乗るが良い」
ほむら「いや、待ってください」
時の君「では後のことは任せたぞ、二代目。私はしばし下界に降りる」
ほむら「ちょ、ちょっと……」
時の君「ああ、君の習得していない時術は私が提供しよう」
時の君「料金はそこに書いてあるから、好きに持って行ってくれたまえ」
ほむら「お、お金ですか」
時の君「では、さらばだ!」
ほむら「……」
ほむら「押し付けられた……」
ほむら「……時間の魔法があるのかしら」
ほむら「ええと時間触、タイムリープ……」
ほむら「代金は……武器で。モンドの武器で」
時の君「君もまた時の君と名乗るが良い」
ほむら「いや、待ってください」
時の君「では後のことは任せたぞ、二代目。私はしばし下界に降りる」
ほむら「ちょ、ちょっと……」
時の君「ああ、君の習得していない時術は私が提供しよう」
時の君「料金はそこに書いてあるから、好きに持って行ってくれたまえ」
ほむら「お、お金ですか」
時の君「では、さらばだ!」
ほむら「……」
ほむら「押し付けられた……」
ほむら「……時間の魔法があるのかしら」
ほむら「ええと時間触、タイムリープ……」
ほむら「代金は……武器で。モンドの武器で」
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:00:41.93 ID:g/fo166g0
……………
シュライク
平穏な市街地と古墳が隣り合うリージョン
生命科学研究所には強力なモンスターが潜む
済王の古墳
アッコちゃん「ウェーン……」
怪人「泣いてばかりで、話にならん。なんとかせんか!」
戦闘員A「キー」
戦闘員B「キー」
戦闘員C「キー」
戦闘員D「キー」
アッコちゃん「何言ってるのか分かんないよーウェーン」
怪人「ほれ、お菓子をあげるから」
レッド「小さな子供を寄ってたかっていじめやがって、許せん!! アルカイザー、変身!!」
???「あんなに小さな子を、許せないわ! 変身!!」
シュライク
平穏な市街地と古墳が隣り合うリージョン
生命科学研究所には強力なモンスターが潜む
済王の古墳
アッコちゃん「ウェーン……」
怪人「泣いてばかりで、話にならん。なんとかせんか!」
戦闘員A「キー」
戦闘員B「キー」
戦闘員C「キー」
戦闘員D「キー」
アッコちゃん「何言ってるのか分かんないよーウェーン」
怪人「ほれ、お菓子をあげるから」
レッド「小さな子供を寄ってたかっていじめやがって、許せん!! アルカイザー、変身!!」
???「あんなに小さな子を、許せないわ! 変身!!」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:01:23.22 ID:g/fo166g0
怪人「アルカイザー!!」
怪人「……と誰?」
アルカイザー「ええっと、ティロカイザーで……」
マミ「!?」
アルカイザー「そう!我が友ティロカイザーだ!」
マミ「違う!私は魔弾の……」
怪人「よかろう、ティロカイザーもろとも踏みつぶしてくれる!」
マミ「聞いてよぉ!」
怪人「……と誰?」
アルカイザー「ええっと、ティロカイザーで……」
マミ「!?」
アルカイザー「そう!我が友ティロカイザーだ!」
マミ「違う!私は魔弾の……」
怪人「よかろう、ティロカイザーもろとも踏みつぶしてくれる!」
マミ「聞いてよぉ!」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:02:20.39 ID:g/fo166g0
…………
ディスペア
凶悪犯罪者が収監される刑務所のリージョン
中心部には、解放のルーンが刻まれた巨石がある
牢屋
さやか「何だよこれ!」
さやか「目が覚めたら、いきなり牢屋の中なんて!」
さやか「うぅ……あんまりだぁ」
さやか「キュゥべえは、私たち五人って言ってた……」
さやか「みんなも、こんなふうに……?」
ジリリリリ……
さやか「ひっ!」
さやか「な、何?ベルの音……?」
ディスペア
凶悪犯罪者が収監される刑務所のリージョン
中心部には、解放のルーンが刻まれた巨石がある
牢屋
さやか「何だよこれ!」
さやか「目が覚めたら、いきなり牢屋の中なんて!」
さやか「うぅ……あんまりだぁ」
さやか「キュゥべえは、私たち五人って言ってた……」
さやか「みんなも、こんなふうに……?」
ジリリリリ……
さやか「ひっ!」
さやか「な、何?ベルの音……?」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:02:55.91 ID:g/fo166g0
???「ん、あれ?こんな子いたっけ?」
???「おかしいわね。ここは空いていたはずだけど」
???「……」
???「ねえ、ライザ。この子も連れていっちゃだめかな?」
ライザ「……アニー、本気で言ってるの?」
アニー「大丈夫だって!素人が一人増えるだけよ」
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:03:44.17 ID:g/fo166g0
アニー「ねえ、そこのあんた!」
さやか「!」
アニー「こっから出たい?」
さやか「だ、誰ですか?」
アニー「私はアニー。こっちはライザ。で、どうなの?出たいの、出たくないの?」
さやか「で、出たいです……」
アニー「決まりだね」
さやか「!」
アニー「こっから出たい?」
さやか「だ、誰ですか?」
アニー「私はアニー。こっちはライザ。で、どうなの?出たいの、出たくないの?」
さやか「で、出たいです……」
アニー「決まりだね」
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:04:11.90 ID:g/fo166g0
エミリア「時間だわ……」
アニー「待たせたね」
アニー「この人はライザ。こっちはさやか。一緒に脱走することになったの」
ライザ「話は聞いたわ。よろしくね、エミリア」
さやか「えーと、あの、よろしくお願いします……」
さやか(グラマラス!)
エミリア「は、はい(こんな子どもまで……)」
アニー「待たせたね」
アニー「この人はライザ。こっちはさやか。一緒に脱走することになったの」
ライザ「話は聞いたわ。よろしくね、エミリア」
さやか「えーと、あの、よろしくお願いします……」
さやか(グラマラス!)
エミリア「は、はい(こんな子どもまで……)」
24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:04:45.42 ID:g/fo166g0
ライザ「行きましょう」
エミリア「行きましょうって……」
ライザ「ここに抜け穴があるのよ」
さやか「本当だ……」
エミリア「で、でも私……」
アニー「パトロール殺しじゃ一生出られないわよ」
さやか「!」
アニー「ここでババアになるつもり?」
エミリア「行きましょうって……」
ライザ「ここに抜け穴があるのよ」
さやか「本当だ……」
エミリア「で、でも私……」
アニー「パトロール殺しじゃ一生出られないわよ」
さやか「!」
アニー「ここでババアになるつもり?」
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:05:27.23 ID:g/fo166g0
ディスペア ルーンの部屋の扉
さやか「脱走って、すごいですねー」
まどか「通風孔とか、ゴミ捨て場とか、すごいルート……」
エミリア「……」
さやか(パトロール殺しって)
さやか(……エミリアさん、そんな風には見えないけど)
さやか(……)
アニー「ライザ、まだ?なんかイヤな感じがするのよ」
ライザ「ずいぶんきつく締め直してあるわ。あと二つ」
さやか「脱走って、すごいですねー」
まどか「通風孔とか、ゴミ捨て場とか、すごいルート……」
エミリア「……」
さやか(パトロール殺しって)
さやか(……エミリアさん、そんな風には見えないけど)
さやか(……)
アニー「ライザ、まだ?なんかイヤな感じがするのよ」
ライザ「ずいぶんきつく締め直してあるわ。あと二つ」
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:06:14.11 ID:g/fo166g0
アニー「!」
アニー「何か来るわ!これ持って!」
エミリア「これピストルよ!撃ったことないわ」
アニー「操作は簡単、引き金を引くだけ。早くライザ!」
さやか「そうそう!意外と中学生でも使ってるやつもいるんで!」
エミリア「!?」
エミリア「何よ、あれ!」
アニー「こんなのいるって聞いてないぞ、ルーファスめ!」
アニー「何か来るわ!これ持って!」
エミリア「これピストルよ!撃ったことないわ」
アニー「操作は簡単、引き金を引くだけ。早くライザ!」
さやか「そうそう!意外と中学生でも使ってるやつもいるんで!」
エミリア「!?」
エミリア「何よ、あれ!」
アニー「こんなのいるって聞いてないぞ、ルーファスめ!」
27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:06:58.10 ID:g/fo166g0
VSニドヘッグ 巨大なムカデのようなモンスター
さやか「な、何!?こういう世界観なの!?」
アニー「やるしかないわ!みんな準備いい!」
アニー『切り返し』
ライザ『空気投げ』
エミリア『防御』
さやか『変身』
アニー「いくよ、ライザ!」
ライザ「ええ!」
連携名 『空気返し』
アニー「よし、この調子で……」
さやか「変身!」
ライザ「え……」
エミリア「嘘……」
アニー「あんた一体……」
さやか「な、何!?こういう世界観なの!?」
アニー「やるしかないわ!みんな準備いい!」
アニー『切り返し』
ライザ『空気投げ』
エミリア『防御』
さやか『変身』
アニー「いくよ、ライザ!」
ライザ「ええ!」
連携名 『空気返し』
アニー「よし、この調子で……」
さやか「変身!」
ライザ「え……」
エミリア「嘘……」
アニー「あんた一体……」
28: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:07:39.34 ID:g/fo166g0
…………
さやか『稲妻突き』
ニドヘッグ「ギャアア……」
アニー「突っ込んだよ、この子……」
ライザ「やるわね」
エミリア「あ、逃げていく……」
ライザ「驚いたわ。ただの子どもだと思ったら、そんな力を隠していたなんて」
さやか「いやー、照れるなあ」
アニー「いや、たいしたものよ。楽勝だったのはあんたのおかげ」
さやか(あんまり驚かれなかったな……)
さやか(どういう世界なんだろう)
さやか『稲妻突き』
ニドヘッグ「ギャアア……」
アニー「突っ込んだよ、この子……」
ライザ「やるわね」
エミリア「あ、逃げていく……」
ライザ「驚いたわ。ただの子どもだと思ったら、そんな力を隠していたなんて」
さやか「いやー、照れるなあ」
アニー「いや、たいしたものよ。楽勝だったのはあんたのおかげ」
さやか(あんまり驚かれなかったな……)
さやか(どういう世界なんだろう)
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:08:39.45 ID:g/fo166g0
解放のルーン
さやか「タッチダウン!」
所長「おめでとう。女性としては初の脱走者だ」
所長「準備の抜かり無さといい、先ほどの戦いぶりといい、私の予想を裏切って楽しませてくれたよ」
所長「では約束どおり、君達を解放しよう」
所長(何で子供が混じってるんだ……?)
さやか「タッチダウン!」
所長「おめでとう。女性としては初の脱走者だ」
所長「準備の抜かり無さといい、先ほどの戦いぶりといい、私の予想を裏切って楽しませてくれたよ」
所長「では約束どおり、君達を解放しよう」
所長(何で子供が混じってるんだ……?)
30: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:09:22.41 ID:g/fo166g0
クーロン シップ乗り場
さやか「脱走できたのはよかったけど」
さやか「アニーさんもライザさんもどこかに行っちゃうし」
さやか「エミリアさんは、恋人の家に……?」
???「そこの君」
さやか「はいっ!」
???「俺はルーファス」
ルーファス「アニー達から話は聞いている。どうだ、イタリア料理に興味はないか」
さやか「ナ、ナンパだ!これがナンパ!」
ルーファス「いや、そうではなく……」
さやか「でもお断りだ!私には恭介という恋人が……」
ルーファス「……アニー、ライザ、後は頼む」
さやか「?」
さやか「脱走できたのはよかったけど」
さやか「アニーさんもライザさんもどこかに行っちゃうし」
さやか「エミリアさんは、恋人の家に……?」
???「そこの君」
さやか「はいっ!」
???「俺はルーファス」
ルーファス「アニー達から話は聞いている。どうだ、イタリア料理に興味はないか」
さやか「ナ、ナンパだ!これがナンパ!」
ルーファス「いや、そうではなく……」
さやか「でもお断りだ!私には恭介という恋人が……」
ルーファス「……アニー、ライザ、後は頼む」
さやか「?」
31: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:10:11.64 ID:g/fo166g0
…………
ヨークランド
酒造が盛んな、のどかなリージョン
沼地には杯のカードがあるが……
杏子「こんなところに指輪があるかねえ」
メイレン「眠ったまま目を覚まさない女の子がいるんですって」
メイレン「そういう不思議なところに、指輪があるものよ」
クーン「そうだよ! それになんだか面白そうでしょ!」
杏子「へいへい、分かったよ」
ヨークランド
酒造が盛んな、のどかなリージョン
沼地には杯のカードがあるが……
杏子「こんなところに指輪があるかねえ」
メイレン「眠ったまま目を覚まさない女の子がいるんですって」
メイレン「そういう不思議なところに、指輪があるものよ」
クーン「そうだよ! それになんだか面白そうでしょ!」
杏子「へいへい、分かったよ」
32: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/06(木) 03:11:02.61 ID:g/fo166g0
済王「幾年ぶりの酒か!美酒であるぞお!」
杏子「骸骨が酒飲んでんじゃねーよ」
済王「ぬうん!そなた、我が姫に生き写しではないか!」
クーン「王様はもうダメだね」
杏子「ったく……」
杏子「あいつらはどうしてんのかねえ」
杏子「まあ、そのうち会えるか……」
クーン「キョーコ、行くよ!」
済王「行くぞお、杏子!」
杏子「うるせえよ」
40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:05:41.47 ID:imER12mS0
IRPO本部
リージョン相互警邏機構の本部
盾のカードを保有している
???「お願いします!私には盾のカードが必要なんです!」
ヒューズ「だから、今日は出直せって。俺今忙しいんだよ」
???「くっ! こんなことではあの男に先を越されてしまう……」
???「越されてしまうんだ!」
ヒューズ「ああ、もう分かったから、持ってけ。ほら、カードだ。あんた必死すぎて怖えよ」
???「おお、ありがとうございます!」
ヒューズ「じゃ、今日は閉店な」
リージョン相互警邏機構の本部
盾のカードを保有している
???「お願いします!私には盾のカードが必要なんです!」
ヒューズ「だから、今日は出直せって。俺今忙しいんだよ」
???「くっ! こんなことではあの男に先を越されてしまう……」
???「越されてしまうんだ!」
ヒューズ「ああ、もう分かったから、持ってけ。ほら、カードだ。あんた必死すぎて怖えよ」
???「おお、ありがとうございます!」
ヒューズ「じゃ、今日は閉店な」
41: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:06:21.94 ID:imER12mS0
まどか「……」
まどか「あの……」
ヒューズ「ほら、カードマニアは帰った帰った !」
???「この恩は忘れません……」
ヒューズ「ああ、頑張れよ。で、アンタは何の用だよ?見ての通り俺は今忙しいんでね」
T260「ヒューズ様からは労働反応が検出できません」
ヒューズ「……いつかのボロメカじゃねえか。何だ?今度は子守りか?」
まどか(子守り……)
T260「魔法少女に関する情報の提供を願います」
ヒューズ「!」
まどか「あの……」
ヒューズ「ほら、カードマニアは帰った帰った !」
???「この恩は忘れません……」
ヒューズ「ああ、頑張れよ。で、アンタは何の用だよ?見ての通り俺は今忙しいんでね」
T260「ヒューズ様からは労働反応が検出できません」
ヒューズ「……いつかのボロメカじゃねえか。何だ?今度は子守りか?」
まどか(子守り……)
T260「魔法少女に関する情報の提供を願います」
ヒューズ「!」
42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:07:08.84 ID:imER12mS0
まどか「えっと……」
ヒューズ「……お前連中の知り合いか?」
まどか「と、友達です!」
ヒューズ「あーそうかい。なるほどな」
ヒューズ「悪いがこっちに情報はないぜ。むしろ情報提供してほしいぐらいだ」
まどか「……どうしてほむらちゃんを探してるんですか?」
ヒューズ「ほむら?」
まどか「黒髪で、盾から武器を取り出す……」
ヒューズ「あいつ、ほむらってのか……」
ヒューズ「……お前連中の知り合いか?」
まどか「と、友達です!」
ヒューズ「あーそうかい。なるほどな」
ヒューズ「悪いがこっちに情報はないぜ。むしろ情報提供してほしいぐらいだ」
まどか「……どうしてほむらちゃんを探してるんですか?」
ヒューズ「ほむら?」
まどか「黒髪で、盾から武器を取り出す……」
ヒューズ「あいつ、ほむらってのか……」
43: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:07:54.28 ID:imER12mS0
まどか「教えてください!」
ヒューズ「……モンドのクーデター未遂は知ってるな?」
まどか「な、なんですか?」
ヒューズ「……」
T260「先日、第二情報部司令のモンドがクーデターを計画していたことが発覚し、逮捕されました」
まどか「……?」
T260「詳細は不明ですが、秘密基地を建設していた模様」
T260「以上は報道機関からの情報です」
ヒューズ「……モンドのクーデター未遂は知ってるな?」
まどか「な、なんですか?」
ヒューズ「……」
T260「先日、第二情報部司令のモンドがクーデターを計画していたことが発覚し、逮捕されました」
まどか「……?」
T260「詳細は不明ですが、秘密基地を建設していた模様」
T260「以上は報道機関からの情報です」
44: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:08:29.86 ID:imER12mS0
ヒューズ「……その秘密基地には大量の兵器があるはずだったんだが」
ヒューズ「根こそぎ何者かによって持ち去られていた」
まどか「あー……」
ヒューズ「モンドの野郎は切り札の大型メカを用意していたらしいが、それも持って行かれた」
ヒューズ「モンドのションボリ感ったらなかったね」
T260「ですが、それはクーデターの阻止に大きく寄与したのではありませんか?」
ヒューズ「兵器持ってどっか行かなかったらな!」
まどか「ど、どうしてほむらちゃんだと分かったんですか?」
ヒューズ「基地に映像が残っててな。喜々としてミサイルをしまう姿が記録されている」
ヒューズ「根こそぎ何者かによって持ち去られていた」
まどか「あー……」
ヒューズ「モンドの野郎は切り札の大型メカを用意していたらしいが、それも持って行かれた」
ヒューズ「モンドのションボリ感ったらなかったね」
T260「ですが、それはクーデターの阻止に大きく寄与したのではありませんか?」
ヒューズ「兵器持ってどっか行かなかったらな!」
まどか「ど、どうしてほむらちゃんだと分かったんですか?」
ヒューズ「基地に映像が残っててな。喜々としてミサイルをしまう姿が記録されている」
45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:09:06.68 ID:imER12mS0
ヒューズ「とにかくだ」
ヒューズ「そのほむらってのは、今クーデター級の武装を一人で保有していることになる」
ヒューズ「ウチの面子は丸つぶれだぜコンチクショー」
まどか「ほむらちゃんはクーデターなんて起こしません!」
ヒューズ「じゃあ兵器あげます、とはいかんだろうが!」
まどか「あの、ほむらちゃんには武器が必要なんです。魔法的に……」
ヒューズ「何が魔法だこの野郎」
ヒューズ「そのほむらってのは、今クーデター級の武装を一人で保有していることになる」
ヒューズ「ウチの面子は丸つぶれだぜコンチクショー」
まどか「ほむらちゃんはクーデターなんて起こしません!」
ヒューズ「じゃあ兵器あげます、とはいかんだろうが!」
まどか「あの、ほむらちゃんには武器が必要なんです。魔法的に……」
ヒューズ「何が魔法だこの野郎」
46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:09:37.34 ID:imER12mS0
ヒューズ「そういう訳で、アナタのほむらちゃんをIRPOは必死に探しているわけですよ」
まどか「それじゃあ、ほむらちゃんがどこにいるかは……」
ヒューズ「こっちがお教え願いたいね」
まどか「そうですか……」
まどか「あ、そうだ、盗掘の方は……」
ヒューズ「そっちは変身するガキが目撃されただけだ。情報はない」
まどか「それじゃあ、ほむらちゃんがどこにいるかは……」
ヒューズ「こっちがお教え願いたいね」
まどか「そうですか……」
まどか「あ、そうだ、盗掘の方は……」
ヒューズ「そっちは変身するガキが目撃されただけだ。情報はない」
47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:10:03.86 ID:imER12mS0
まどか「……」
T260「私は任務に関する失われた情報を探しています」
ヒューズ「いきなり何だお前」
T260「探しています」
ヒューズ「しらねーよ。クーロンの情報端末でも当たってみろ」
T260「情報の提供に感謝します」
T260「私は任務に関する失われた情報を探しています」
ヒューズ「いきなり何だお前」
T260「探しています」
ヒューズ「しらねーよ。クーロンの情報端末でも当たってみろ」
T260「情報の提供に感謝します」
48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:10:48.64 ID:imER12mS0
まどか「それじゃあ、失礼します……」
ヒューズ「ああ、さっさと帰れ」
まどか「ほむらちゃんの展開、ものすごく早いなあ……」
T260「ほむら様の格納能力は驚くべきものですね」
まどか「あ、それはね、魔法の盾の中に……」
T260「魔法?」
まどか「でも攻撃は全部銃とかミサイルとかだね」
T260「……ほむら様に関するデータを更新しました」
ヒューズ「ああ、さっさと帰れ」
まどか「ほむらちゃんの展開、ものすごく早いなあ……」
T260「ほむら様の格納能力は驚くべきものですね」
まどか「あ、それはね、魔法の盾の中に……」
T260「魔法?」
まどか「でも攻撃は全部銃とかミサイルとかだね」
T260「……ほむら様に関するデータを更新しました」
49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:11:37.19 ID:imER12mS0
クーロン
ネオン街である表通りと、危険な裏通りが隣接するリージョン
イタ飯屋
さやか「えーと、つまりアニーさんとライザさんはその……」
エミリア「グラディウス」
さやか「そう! それのメンバーでリーダーがルーファスさん、と」
ルーファス「そうだ。裏の組織だな」
エミリア「みんな犯罪者なのね……」
ネオン街である表通りと、危険な裏通りが隣接するリージョン
イタ飯屋
さやか「えーと、つまりアニーさんとライザさんはその……」
エミリア「グラディウス」
さやか「そう! それのメンバーでリーダーがルーファスさん、と」
ルーファス「そうだ。裏の組織だな」
エミリア「みんな犯罪者なのね……」
50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:12:14.25 ID:imER12mS0
ルーファス「パトロールにできないことをする組織が必要なのさ」
さやか「それ分かります! 街の平和を人知れず守る力!」
ルーファス「……まともな手段でジョーカーを追うことはできない」
ルーファス「俺たちなら奴を追える」
エミリア「私だってあの仮面の男は許せないわ。でもどうして私につきまとうの?」
エミリア「キューブとかいうもののため?」
さやか「それ分かります! 街の平和を人知れず守る力!」
ルーファス「……まともな手段でジョーカーを追うことはできない」
ルーファス「俺たちなら奴を追える」
エミリア「私だってあの仮面の男は許せないわ。でもどうして私につきまとうの?」
エミリア「キューブとかいうもののため?」
51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:12:49.83 ID:imER12mS0
さやか「何ですかキューブって?」
ルーファス「詳しい事は分からないが、大きなエネルギーを生むものらしい」
ルーファス「俺たちはそれがジョーカーの手に渡るのを阻止したい」
エミリア「それで私に接近したのね……」
ルーファス「俺たちと奴を追うか?」
エミリア「ちょっと考えさせて……」
ルーファス「詳しい事は分からないが、大きなエネルギーを生むものらしい」
ルーファス「俺たちはそれがジョーカーの手に渡るのを阻止したい」
エミリア「それで私に接近したのね……」
ルーファス「俺たちと奴を追うか?」
エミリア「ちょっと考えさせて……」
52: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:13:30.84 ID:imER12mS0
さやか「行っちゃった……」
ルーファス「さて、君のことだが」
さやか「私もジョーカーを追います! 人の恋人殺して、罪をなすり付けるなんて!」
ルーファス「いや、グラディウスとして君に頼みたいのは別のことだ」
さやか「へ? 何ですか?」
ルーファス「君と同じく、変身して戦う少女が各地で確認されている」
さやか「あ、やっぱりみんないるんだ!」
ルーファス「といっても、どこにいるのかは分からんが」
さやか「大丈夫ですよ! みんな目立つからすぐ会える……」
ルーファス「さて、君のことだが」
さやか「私もジョーカーを追います! 人の恋人殺して、罪をなすり付けるなんて!」
ルーファス「いや、グラディウスとして君に頼みたいのは別のことだ」
さやか「へ? 何ですか?」
ルーファス「君と同じく、変身して戦う少女が各地で確認されている」
さやか「あ、やっぱりみんないるんだ!」
ルーファス「といっても、どこにいるのかは分からんが」
さやか「大丈夫ですよ! みんな目立つからすぐ会える……」
53: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:14:06.74 ID:imER12mS0
ルーファス「君には、彼女たちと連絡を取り付けてほしい」
さやか「……そのつもりですけど、何でグラディウスが?」
ルーファス「ジョーカーは強敵だ。君達の力を借りたい」
さやか「なんか怪しいなあ……」
ルーファス「裏の組織だからな」
さやか「……」
さやか「まあ、いいですよ。私もみんなと会いたいし」
ルーファス「そうか。助かる」
さやか「……そのつもりですけど、何でグラディウスが?」
ルーファス「ジョーカーは強敵だ。君達の力を借りたい」
さやか「なんか怪しいなあ……」
ルーファス「裏の組織だからな」
さやか「……」
さやか「まあ、いいですよ。私もみんなと会いたいし」
ルーファス「そうか。助かる」
54: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:14:40.57 ID:imER12mS0
…………
アニー「何であんなこと頼んだのよ」
ルーファス「……モンドの基地から兵器を持ち出したのは、魔法少女だ」
ライザ「ああ、つまりその兵器を手に入れるために……」
ルーファス「そうだ。さやかなら、その魔法少女をこちらに引き入れることができる」
アニー「要するに、さやかを使ってグラディウスを強化したいってわけね」
ライザ「嫌な作戦ね」
ルーファス「何とでも言え」
…………
アニー「何であんなこと頼んだのよ」
ルーファス「……モンドの基地から兵器を持ち出したのは、魔法少女だ」
ライザ「ああ、つまりその兵器を手に入れるために……」
ルーファス「そうだ。さやかなら、その魔法少女をこちらに引き入れることができる」
アニー「要するに、さやかを使ってグラディウスを強化したいってわけね」
ライザ「嫌な作戦ね」
ルーファス「何とでも言え」
…………
55: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:15:14.90 ID:imER12mS0
クーロン シップ発着所
さやか「しかし引き受けたはいいけど、どこに行けばいいんだろうなあ」
さやか「手がかりも全然ないし」
さやか「ま、とりあえず行ってみますか!」
さやか「情報は足で稼ぐ! ってなんかのドラマで見たし」
さやか「ふむ。よし、決めたぞ!」
さやか「この『京』ってとこにしよう!」
さやか「なんか修学旅行って感じだしね」
56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:16:04.26 ID:imER12mS0
…………
時間妖魔のリージョン
ほむら「武器は十分、魔法も戻った」
ほむら「いきなり軍事基地だったのには驚いたけど」
ほむら「案外幸運だったのかもしれないわ」
ほむら「……」
モンド『すべてのリージョンは私の力にひれ伏す事になるのだ!』
ほむら「……多分悪人よね。武器はもらっても構わないでしょう……」
ほむら「……とにかくここを出ましょう」
時間妖魔のリージョン
ほむら「武器は十分、魔法も戻った」
ほむら「いきなり軍事基地だったのには驚いたけど」
ほむら「案外幸運だったのかもしれないわ」
ほむら「……」
モンド『すべてのリージョンは私の力にひれ伏す事になるのだ!』
ほむら「……多分悪人よね。武器はもらっても構わないでしょう……」
ほむら「……とにかくここを出ましょう」
57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:17:05.57 ID:imER12mS0
オウミ
水の都と称されるリージョン
シーフードが名物
ほむら「……」
ほむら「いきなり、街に飛ばされた……」
ほむら「何なのよ、あの空間は」
???「アセルス様、私なんだか胸騒ぎが……」
???「大丈夫だよ、白薔薇。どんな追っ手も私が……」
ほむら「全身を白い薔薇でコーディネート……」
ほむら「魔法少女から見ても、上級者なファッションね……」
水の都と称されるリージョン
シーフードが名物
ほむら「……」
ほむら「いきなり、街に飛ばされた……」
ほむら「何なのよ、あの空間は」
???「アセルス様、私なんだか胸騒ぎが……」
???「大丈夫だよ、白薔薇。どんな追っ手も私が……」
ほむら「全身を白い薔薇でコーディネート……」
ほむら「魔法少女から見ても、上級者なファッションね……」
58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:17:50.88 ID:imER12mS0
白薔薇姫「あの、そちらの方、私たちが何か……?」
ほむら(しまった、見つめすぎた……)
アセルス「まさか、追っ手……!」
ほむら「追っ手?」
白薔薇姫「いえ、この方は妖魔ではありません」
アセルス「だけど、なんだか妙な気配だ……。普通の人間とは違う」
ほむら(鋭い……)
ほむら(しまった、見つめすぎた……)
アセルス「まさか、追っ手……!」
ほむら「追っ手?」
白薔薇姫「いえ、この方は妖魔ではありません」
アセルス「だけど、なんだか妙な気配だ……。普通の人間とは違う」
ほむら(鋭い……)
59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:19:28.45 ID:imER12mS0
ほむら「ごめんなさい。あんまり薔薇だったもので、つい見つめてしまったわ」
白薔薇姫「あら、褒めてくださるのね」
ほむら「ええ、まあ……」
アセルス「こら、白薔薇を変な目でみるな!」
ほむら(何よこれ)
アセルス「!」
アセルス「何か来る!」
白薔薇姫「あら、褒めてくださるのね」
ほむら「ええ、まあ……」
アセルス「こら、白薔薇を変な目でみるな!」
ほむら(何よこれ)
アセルス「!」
アセルス「何か来る!」
60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:20:00.22 ID:imER12mS0
金獅子姫「アセルス殿!」
アセルス「誰だ!」
白薔薇姫「金獅子姫様ですね、白薔薇ともうします」
白薔薇姫「姉姫様のお噂は耳にしておりました。最も勇敢な寵姫であったと」
金獅子姫「白薔薇姫、あなたは最も優しい姫であったと評判ですよ」
金獅子姫「その優しさで、私の剣が止められますかしら」
ほむら「何が起こっているの……」
アセルス「誰だ!」
白薔薇姫「金獅子姫様ですね、白薔薇ともうします」
白薔薇姫「姉姫様のお噂は耳にしておりました。最も勇敢な寵姫であったと」
金獅子姫「白薔薇姫、あなたは最も優しい姫であったと評判ですよ」
金獅子姫「その優しさで、私の剣が止められますかしら」
ほむら「何が起こっているの……」
61: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:20:51.96 ID:imER12mS0
アセルス「戦うのは私だ!」
金獅子姫「ふっ、どちらでも。この剣に屈しなかったのはオルロワージュ様ただ一人」
金獅子姫「参る!!」
VS金獅子姫 最も武に秀でた寵姫
ほむら「え、私も数に入っているの?」
アセルス「気をつけて、白薔薇!」
白薔薇姫「アセルス様……」
ほむら「私関係ないのだけど……」
金獅子姫「何人たりとも逃がしはせぬ!」
ほむら「えー……」
金獅子姫「ふっ、どちらでも。この剣に屈しなかったのはオルロワージュ様ただ一人」
金獅子姫「参る!!」
VS金獅子姫 最も武に秀でた寵姫
ほむら「え、私も数に入っているの?」
アセルス「気をつけて、白薔薇!」
白薔薇姫「アセルス様……」
ほむら「私関係ないのだけど……」
金獅子姫「何人たりとも逃がしはせぬ!」
ほむら「えー……」
62: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:22:17.08 ID:imER12mS0
アセルス『幻魔』
白薔薇姫『幻夢の一撃』
ほむら(もう仕方ないわ……)
ほむら『破壊光線銃』
ほむら(使ってみよう……)
金獅子姫「行くぞ!」
白薔薇姫『幻夢の一撃』
ほむら(もう仕方ないわ……)
ほむら『破壊光線銃』
ほむら(使ってみよう……)
金獅子姫「行くぞ!」
63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:22:56.97 ID:imER12mS0
アセルス「くっ、強い……」
金獅子姫「こんなものですか、アセルス殿の力は!」
白薔薇姫「アセルス様っ!」
ほむら「……」ガチッ
『破壊光線』
金獅子姫「!」
金獅子姫「くっ、貴様邪魔立てするか!」
白薔薇姫「あなたは関わりないはず……」
アセルス「なのに、力を貸してくれるのか……?」
ほむら「いや巻き込まれたのよ?」
金獅子姫「こんなものですか、アセルス殿の力は!」
白薔薇姫「アセルス様っ!」
ほむら「……」ガチッ
『破壊光線』
金獅子姫「!」
金獅子姫「くっ、貴様邪魔立てするか!」
白薔薇姫「あなたは関わりないはず……」
アセルス「なのに、力を貸してくれるのか……?」
ほむら「いや巻き込まれたのよ?」
64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:23:40.75 ID:imER12mS0
アセルス「ありがとう! 恩に着る!」
白薔薇姫「どうか、お名前をお聞かせください……」
ほむら「暁美ほむらです……」
アセルス「ほむら、か……」
金獅子姫「よそ見をするなっ!」
アセルス「!?」
白薔薇姫「アセルス様!」
アセルス「くぅっ! でもまだだ!」
『幻魔相破』
金獅子姫「なんと!」
白薔薇姫「どうか、お名前をお聞かせください……」
ほむら「暁美ほむらです……」
アセルス「ほむら、か……」
金獅子姫「よそ見をするなっ!」
アセルス「!?」
白薔薇姫「アセルス様!」
アセルス「くぅっ! でもまだだ!」
『幻魔相破』
金獅子姫「なんと!」
65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:24:31.17 ID:imER12mS0
ほむら「…………」
ほむら『十字砲火(2丁拳銃)』
金獅子姫「!」
金獅子姫「この程度で……!」
アセルス「ほむら! 後は私がやる!」
ほむら「そう……。じゃあ私はこれで……」
白薔薇姫「お待ちください。私たちには見届ける義務があります」
白薔薇姫「美しき二人の戦いの行方を……」
ほむら「いや、私にはやることが……」
ほむら『十字砲火(2丁拳銃)』
金獅子姫「!」
金獅子姫「この程度で……!」
アセルス「ほむら! 後は私がやる!」
ほむら「そう……。じゃあ私はこれで……」
白薔薇姫「お待ちください。私たちには見届ける義務があります」
白薔薇姫「美しき二人の戦いの行方を……」
ほむら「いや、私にはやることが……」
66: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:25:19.26 ID:imER12mS0
…………
金獅子姫「白薔薇姫、あなたの気持ちはよくわかりました。私もかつて、その気持ちを胸に抱いていた日々がありました」
白薔薇姫「金獅子姉さま……」
金獅子姫「アセルス殿、妹姫を頼みますよ」
白薔薇姫「お待ちください。それでは、金獅子姉さまが罰を受けます」
ほむら「もう行っていいかしら」
金獅子姫「構いません。あの方に罰していただけるのなら喜んで罰を受けます」
金獅子姫「さらば!」
金獅子姫「白薔薇姫、あなたの気持ちはよくわかりました。私もかつて、その気持ちを胸に抱いていた日々がありました」
白薔薇姫「金獅子姉さま……」
金獅子姫「アセルス殿、妹姫を頼みますよ」
白薔薇姫「お待ちください。それでは、金獅子姉さまが罰を受けます」
ほむら「もう行っていいかしら」
金獅子姫「構いません。あの方に罰していただけるのなら喜んで罰を受けます」
金獅子姫「さらば!」
67: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/07(金) 03:26:44.34 ID:imER12mS0
アセルス「金獅子姫……、気持ちのいい人だったね」
白薔薇姫「ええ、アセルス様、ありがとうございます」
アセルス「え、何が? 白薔薇、どういうこと?」
ほむら「本当にどういうこと?」
こうして金獅子姫様は去りました
次は、思わぬ人物がアセルス様のもとを訪れたのでした。
ほむら「……」
白薔薇姫「ええ、アセルス様、ありがとうございます」
アセルス「え、何が? 白薔薇、どういうこと?」
ほむら「本当にどういうこと?」
こうして金獅子姫様は去りました
次は、思わぬ人物がアセルス様のもとを訪れたのでした。
ほむら「……」
72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:25:11.75 ID:vsiNvqD10
…………
アセルス「そうか、君は友達を探して旅をしているのか……」
白薔薇姫「染み付いた煙硝の匂い……、旅の過酷を見るようです……」
ほむら「いやそれは、……まあいいわ」
ほむら「それより、さっきのは何? あなたたちを追って来たみたいだけど」
アセルス「……そう、私たちは追われているんだ」
白薔薇姫「妖魔の君、オルロワージュ様に……」
アセルス「そうか、君は友達を探して旅をしているのか……」
白薔薇姫「染み付いた煙硝の匂い……、旅の過酷を見るようです……」
ほむら「いやそれは、……まあいいわ」
ほむら「それより、さっきのは何? あなたたちを追って来たみたいだけど」
アセルス「……そう、私たちは追われているんだ」
白薔薇姫「妖魔の君、オルロワージュ様に……」
73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:25:46.00 ID:vsiNvqD10
ほむら「妖魔の君?」
白薔薇姫「妖魔の頂点に立つお方です……」
ほむら「その頂点にあなたたちは何をしたのよ?」
アセルス「白薔薇を奪ったんだよ」
ほむら「ああ、そういう……」
白薔薇姫「妖魔の頂点に立つお方です……」
ほむら「その頂点にあなたたちは何をしたのよ?」
アセルス「白薔薇を奪ったんだよ」
ほむら「ああ、そういう……」
74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:26:19.95 ID:vsiNvqD10
白薔薇姫「その時から、私たちはオルロワージュ様の追っ手から逃れるため……」
アセルス「すまない、白薔薇。私のせいで……」
白薔薇姫「謝らないでください、アセルス様……」
白薔薇姫「私は……」
アセルス「ありがとう、白薔薇……」
白薔薇姫「アセルス様……」
ほむら「私を放っておくの、やめてくれる?」
アセルス「すまない、白薔薇。私のせいで……」
白薔薇姫「謝らないでください、アセルス様……」
白薔薇姫「私は……」
アセルス「ありがとう、白薔薇……」
白薔薇姫「アセルス様……」
ほむら「私を放っておくの、やめてくれる?」
75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:26:56.30 ID:vsiNvqD10
アセルス「それで、君はこれからどこに?」
ほむら「……とりあえず、色んなリージョンを巡ってみるつもりだけど」
白薔薇姫「あてどのない旅、私たちと同じですね……」
ほむら「同じなのかしら」
アセルス「どうだろう、あてのない同士、一緒に行かないか?」
白薔薇姫「ああ、それはよろしいかもしれません」
ほむら「……とりあえず、色んなリージョンを巡ってみるつもりだけど」
白薔薇姫「あてどのない旅、私たちと同じですね……」
ほむら「同じなのかしら」
アセルス「どうだろう、あてのない同士、一緒に行かないか?」
白薔薇姫「ああ、それはよろしいかもしれません」
76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:27:46.18 ID:vsiNvqD10
ほむら「あなたたちと?」
ほむら「まあ、案内してくれるのなら、ありがたいけれど……」
アセルス「そうだ白薔薇、ヨークランドに行こう。のどかな、良いところなんだって」
白薔薇姫「それに、お酒が有名なところでもありますね……」
アセルス「白薔薇を酔わせてみたいな……」
白薔薇姫「もう、アセルス様!」
ほむら「止めようかしら」
ほむら「まあ、案内してくれるのなら、ありがたいけれど……」
アセルス「そうだ白薔薇、ヨークランドに行こう。のどかな、良いところなんだって」
白薔薇姫「それに、お酒が有名なところでもありますね……」
アセルス「白薔薇を酔わせてみたいな……」
白薔薇姫「もう、アセルス様!」
ほむら「止めようかしら」
77: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:28:42.02 ID:vsiNvqD10
ヨークランド
富豪の家
杏子「で、こいつが目覚めない娘ってか」
富豪「あなた方も娘を助けに来てくださったのですか?」
クーン「うん!!」
富豪「もう、どんな方でも構いません。今も一人来ているのですが……」
男「オレの手には負えねえ!」
富豪「と、まあこんな具合で」
クーン「何が起きるんだろう? なんか楽しそうだな!!」
富豪の家
杏子「で、こいつが目覚めない娘ってか」
富豪「あなた方も娘を助けに来てくださったのですか?」
クーン「うん!!」
富豪「もう、どんな方でも構いません。今も一人来ているのですが……」
男「オレの手には負えねえ!」
富豪「と、まあこんな具合で」
クーン「何が起きるんだろう? なんか楽しそうだな!!」
78: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:29:33.89 ID:vsiNvqD10
クーン「眠ってる……」
クーン「! 指輪だ!!」
この人間の命は私のもの……
邪魔はさせぬぞ……
クーン「今のなんだろう?」
メイレン「何かに取り付かれているみたいね」
済王「指輪を頂くのではないのか?」
メイレン「待って! 指輪の力が、この子を生きながらえさせているのかもしれない」
クーン「マーグメルみたいに?」
メイレン「ええ」
クーン「! 指輪だ!!」
この人間の命は私のもの……
邪魔はさせぬぞ……
クーン「今のなんだろう?」
メイレン「何かに取り付かれているみたいね」
済王「指輪を頂くのではないのか?」
メイレン「待って! 指輪の力が、この子を生きながらえさせているのかもしれない」
クーン「マーグメルみたいに?」
メイレン「ええ」
79: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:30:23.37 ID:vsiNvqD10
クーン「ダメだよ、この子はしわくちゃのおばあちゃんになんなきゃ」
メイレン「そうね。でも、どうしたら……」
杏子「おい、骸骨の王様、なんか当てはねーのかよ」
済王「ない!!」
杏子「あー、そうかよ!」
杏子「しゃーねえよ。一旦出直そうぜ」
クーン「うん……」
メイレン「そうね。でも、どうしたら……」
杏子「おい、骸骨の王様、なんか当てはねーのかよ」
済王「ない!!」
杏子「あー、そうかよ!」
杏子「しゃーねえよ。一旦出直そうぜ」
クーン「うん……」
80: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:31:17.25 ID:vsiNvqD10
ヨークランド 酒蔵の街
杏子「しっかしなあ。憑き物落としなんてねえ……」
済王「急がねば、あの娘もう長くはないぞ」
杏子「ああ、わかってるよ……」
「ほむら、君は飲まないの?」
「いや、私未成年だし」
「アセルス様、私少し酔っぱらって……」
「ああ、白薔薇、こっちにおいで」
杏子「……ほむら?」
クーン「?」
81: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:32:02.16 ID:vsiNvqD10
杏子「お、おい! そこのほむら!」
ほむら「? 何よ、お酒は……」
ほむら「き、杏子!?」
杏子「おおお……、マジでほむらだ!」
クーン「知り合いかな?」
メイレン「ほら行ってたでしょ。仲間がいるって」
済王「うむ、美しい……。我が姫に生き写しじゃ……」
クーン「王様はもう……」
ほむら「? 何よ、お酒は……」
ほむら「き、杏子!?」
杏子「おおお……、マジでほむらだ!」
クーン「知り合いかな?」
メイレン「ほら行ってたでしょ。仲間がいるって」
済王「うむ、美しい……。我が姫に生き写しじゃ……」
クーン「王様はもう……」
82: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:32:42.51 ID:vsiNvqD10
…………
ほむら「……つまり、そっちのクーン君の故郷を守るために」
ほむら「指輪を集めて回っていると……」
杏子「ああ。なんか放っとけなくてな」
ほむら「相変わらず面倒見がいいのね」
杏子「うるせーよ」
杏子「で、お前はなにしてたんだ?」
ほむら「……つまり、そっちのクーン君の故郷を守るために」
ほむら「指輪を集めて回っていると……」
杏子「ああ。なんか放っとけなくてな」
ほむら「相変わらず面倒見がいいのね」
杏子「うるせーよ」
杏子「で、お前はなにしてたんだ?」
83: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:33:50.55 ID:vsiNvqD10
ほむら「そうね……」
ほむら「基地を一つ陥れて、時の君を襲名して」
ほむら「今はあの二人の逃避行に巻き込まれたわ」
「アセルス様……」
「白薔薇……」
杏子「な、何かしらんが、すげえなお前……」
ほむら「ええ……」
済王「白薔薇、しかしながら百合……」
クーン「王様は何を言ってるんだろう」
メイレン「知らなくて良いのよ」
ほむら「基地を一つ陥れて、時の君を襲名して」
ほむら「今はあの二人の逃避行に巻き込まれたわ」
「アセルス様……」
「白薔薇……」
杏子「な、何かしらんが、すげえなお前……」
ほむら「ええ……」
済王「白薔薇、しかしながら百合……」
クーン「王様は何を言ってるんだろう」
メイレン「知らなくて良いのよ」
84: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:34:42.62 ID:vsiNvqD10
杏子「しかし、お前なら真っ先にまどかのとこに行くかと思ってたが……」
ほむら「行きたいわよ!! 私だって!!」
ほむら「そうだ! あなたまどかがどこにいるか……」
杏子「悪いな。こっちで会った魔法少女はお前が最初だよ」
ほむら「そう……」
杏子「まあ落ち込むなよ。みんな上手くやってるさ」
ほむら「だといいけど……」
ほむら「行きたいわよ!! 私だって!!」
ほむら「そうだ! あなたまどかがどこにいるか……」
杏子「悪いな。こっちで会った魔法少女はお前が最初だよ」
ほむら「そう……」
杏子「まあ落ち込むなよ。みんな上手くやってるさ」
ほむら「だといいけど……」
85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:35:38.60 ID:vsiNvqD10
ほむら「……あなたがここに来たのも、その指輪を探して?」
杏子「ああ、そうだ。 ……お前憑き物落としに心当たりはないか?」
ほむら「何よ急に」
クーン「あのね、指輪を持ってる子が変なのに取り憑かれてるんだ!」
クーン「指輪のおかげで、今は大丈夫だけど……」
ほむら「なるほどね……」
杏子「ああ、そうだ。 ……お前憑き物落としに心当たりはないか?」
ほむら「何よ急に」
クーン「あのね、指輪を持ってる子が変なのに取り憑かれてるんだ!」
クーン「指輪のおかげで、今は大丈夫だけど……」
ほむら「なるほどね……」
86: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:36:13.64 ID:vsiNvqD10
白薔薇姫「ああ、聞いた事があります……」
杏子「うお! な、何だ?」
白薔薇姫「少女の命に執着する、妖魔の風上にも置けぬやつ……」
クーン「知ってるの?」
白薔薇姫「ええ。病魔モール……」
白薔薇姫「……下賎な輩です」
杏子「うお! な、何だ?」
白薔薇姫「少女の命に執着する、妖魔の風上にも置けぬやつ……」
クーン「知ってるの?」
白薔薇姫「ええ。病魔モール……」
白薔薇姫「……下賎な輩です」
87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:37:06.65 ID:vsiNvqD10
杏子「なんとかできないのか?」
白薔薇姫「……アセルス様なら、あるいは」
アセルス「? 私に?」
白薔薇姫「アセルス様の、妖魔の君の血……」
白薔薇姫「モール程度が逆らえるはずもありません……」
白薔薇姫「……アセルス様なら、あるいは」
アセルス「? 私に?」
白薔薇姫「アセルス様の、妖魔の君の血……」
白薔薇姫「モール程度が逆らえるはずもありません……」
88: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:38:06.89 ID:vsiNvqD10
富豪の家
ほむら「これがその……?」
杏子「ああ、眠ったままなんだ」
アセルス「ふん、なるほど……」
アセルス「不愉快な気配がする……」
クーン「!」
メイレン「出てくるわ……!」
邪魔はさせぬぞ、邪魔はさせぬぞ!
ほむら「これがその……?」
杏子「ああ、眠ったままなんだ」
アセルス「ふん、なるほど……」
アセルス「不愉快な気配がする……」
クーン「!」
メイレン「出てくるわ……!」
邪魔はさせぬぞ、邪魔はさせぬぞ!
89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:38:58.05 ID:vsiNvqD10
杏子「ああ!? こいつ逃げるぞ!」
ほむら「させないわ!」
『タイムリープ』
クーン「あれ、止まっちゃった」
杏子「ほむら、お前魔法が……」
ほむら「二代目時の君になったの」
杏子「あ? 何言ってんだ?」
ほむら「私にもわからないわ」
済王「今だ、ものども!」
ほむら「させないわ!」
『タイムリープ』
クーン「あれ、止まっちゃった」
杏子「ほむら、お前魔法が……」
ほむら「二代目時の君になったの」
杏子「あ? 何言ってんだ?」
ほむら「私にもわからないわ」
済王「今だ、ものども!」
90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:39:52.00 ID:vsiNvqD10
アセルス『幻魔』
メイレン『精密射撃』
杏子『活殺獣閃衝』
済王『草薙の剣』
富豪「い、家が……」
モール「ぐぅ……、邪魔はさせぬぞ……!」
杏子「しつこい奴だな……」
クーン「そこでサミング!!」
モール「ギャアァァ……」
メイレン『精密射撃』
杏子『活殺獣閃衝』
済王『草薙の剣』
富豪「い、家が……」
モール「ぐぅ……、邪魔はさせぬぞ……!」
杏子「しつこい奴だな……」
クーン「そこでサミング!!」
モール「ギャアァァ……」
91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:40:35.19 ID:vsiNvqD10
白薔薇姫「消え失せました……」
アセルス「ふん」
娘「ん……」
杏子「起きるぞ!」
クーン「やったー!!」
富豪「よかった、よかった……」
杏子(本当によかった……)
アセルス「ふん」
娘「ん……」
杏子「起きるぞ!」
クーン「やったー!!」
富豪「よかった、よかった……」
杏子(本当によかった……)
92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:41:36.97 ID:vsiNvqD10
…………
富豪「みなさん、本当にありがとうございました。できる限りのお礼を……」
杏子「食いもん」
富豪「はい、いくらでも……」
済王「酒」
富豪「どうぞ……」
ほむら「なんか、機械に詳しい人を」
富豪「シュライクに優秀な会社があるとか……」
メイレン「あんたたち、自重しなさい」
富豪「みなさん、本当にありがとうございました。できる限りのお礼を……」
杏子「食いもん」
富豪「はい、いくらでも……」
済王「酒」
富豪「どうぞ……」
ほむら「なんか、機械に詳しい人を」
富豪「シュライクに優秀な会社があるとか……」
メイレン「あんたたち、自重しなさい」
93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:42:15.33 ID:vsiNvqD10
娘「ハイ、これ」
富豪「その指輪は! それを渡してはお前が……」
白薔薇姫「いえ、もう大丈夫でしょう……」
娘「うん、もう大丈夫! それにこの指輪の兄弟を、クーンが持ってるのよね?」
ほむら「そうなの?」
クーン「ウン!」
娘「がんばってね!」
富豪「ありがとうございました」
富豪「その指輪は! それを渡してはお前が……」
白薔薇姫「いえ、もう大丈夫でしょう……」
娘「うん、もう大丈夫! それにこの指輪の兄弟を、クーンが持ってるのよね?」
ほむら「そうなの?」
クーン「ウン!」
娘「がんばってね!」
富豪「ありがとうございました」
94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:42:46.51 ID:vsiNvqD10
ヨークランド シップ発着所
杏子「さて、これで一件落着だな」
杏子「お前らのおかげで助かったよ」
ほむら「あなたたちは、これからどうするの?」
杏子「そうだな、乗りかかった船ってやつだ」
杏子「こいつらと指輪探しだな」
ほむら「そう、あなたらしいわ」
杏子「さて、これで一件落着だな」
杏子「お前らのおかげで助かったよ」
ほむら「あなたたちは、これからどうするの?」
杏子「そうだな、乗りかかった船ってやつだ」
杏子「こいつらと指輪探しだな」
ほむら「そう、あなたらしいわ」
95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:43:39.09 ID:vsiNvqD10
杏子「お前はどうする? 一緒に来るだろ?」
ほむら「そうしたいけど、その前にシュライクに行くつもり」
杏子「ああ、お前また兵器を……」
ほむら「すごいのがあるの」
クーン「アセルスたちは?」
アセルス「そうだな、私たちはどこに行っても同じだから」
アセルス「とりあえず、ほむらに付き合おうか」
白薔薇姫「機械ですか……。私の苦手分野ですね……」
ほむら「そうしたいけど、その前にシュライクに行くつもり」
杏子「ああ、お前また兵器を……」
ほむら「すごいのがあるの」
クーン「アセルスたちは?」
アセルス「そうだな、私たちはどこに行っても同じだから」
アセルス「とりあえず、ほむらに付き合おうか」
白薔薇姫「機械ですか……。私の苦手分野ですね……」
96: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:45:11.05 ID:vsiNvqD10
メイレン「それじゃあ、クーロンで落ち合いましょう」
メイレン「私たちは待ってるから」
クーン「強い人たちが三人も増えた! きっとすぐ指輪も見つかるね!」
杏子「そうだな」
済王「美しい娘がさらに三人……」
メイレン「私たちは待ってるから」
クーン「強い人たちが三人も増えた! きっとすぐ指輪も見つかるね!」
杏子「そうだな」
済王「美しい娘がさらに三人……」
97: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:45:53.90 ID:vsiNvqD10
…………
メイレン「別にあてもないんだし、私たちはここでちょっと飲んで行くわ」
杏子「ああ!? マジかよ……」
済王「おお!」
アセルス「私たちは先に行こう」
ほむら「それじゃあ、また後で……」
杏子「ああ、無茶すんなよ」
ほむら「しないわよ」
メイレン「別にあてもないんだし、私たちはここでちょっと飲んで行くわ」
杏子「ああ!? マジかよ……」
済王「おお!」
アセルス「私たちは先に行こう」
ほむら「それじゃあ、また後で……」
杏子「ああ、無茶すんなよ」
ほむら「しないわよ」
98: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:46:49.64 ID:vsiNvqD10
…………
ヨークランド 発着所
杏子「あーあ、遅くなっちまった」
クーン「クーロン行き、来たよ!」
シップ内
メイレン「あー、飲み過ぎたわ……」
済王「ふはは、まだまだ若いな!」
ガコンッ
杏子「な、なんだ!?」
クーン「うわあ!」
メイレン「う、嘘でしょ……」
メイレン「タンザー……」
ヨークランド 発着所
杏子「あーあ、遅くなっちまった」
クーン「クーロン行き、来たよ!」
シップ内
メイレン「あー、飲み過ぎたわ……」
済王「ふはは、まだまだ若いな!」
ガコンッ
杏子「な、なんだ!?」
クーン「うわあ!」
メイレン「う、嘘でしょ……」
メイレン「タンザー……」
99: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:47:53.74 ID:vsiNvqD10
シュライク
ほむら「富豪さんが言ってた会社っていうのは、ここかしら」
白薔薇姫「中島製作所……」
アセルス「こんなちっちゃいとこに?」
「ボディの換装が完了しました」
「次はどこに行くんです~」
「お役に立ちます」
「うん、これ以上の情報はトリニティの中枢に行かないとね」
「どうして、ロボットさんばっかりなんだろう……」
ほむら「!!!」
アセルス「ど、どうしたの、ほむら」
白薔薇姫「ほむらさん……?」
ほむら「富豪さんが言ってた会社っていうのは、ここかしら」
白薔薇姫「中島製作所……」
アセルス「こんなちっちゃいとこに?」
「ボディの換装が完了しました」
「次はどこに行くんです~」
「お役に立ちます」
「うん、これ以上の情報はトリニティの中枢に行かないとね」
「どうして、ロボットさんばっかりなんだろう……」
ほむら「!!!」
アセルス「ど、どうしたの、ほむら」
白薔薇姫「ほむらさん……?」
100: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:48:45.95 ID:vsiNvqD10
ほむら「まどか!!」
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「よかった、無事だったのね!」
まどか「ほ、本当にほむらちゃんだ……!」
まどか「会いたかったよぅ……」
白薔薇姫「これは……」
アセルス「ふふ、ほむらにも姫がいたみたいだね」
まどか「ほむらちゃん!?」
ほむら「よかった、無事だったのね!」
まどか「ほ、本当にほむらちゃんだ……!」
まどか「会いたかったよぅ……」
白薔薇姫「これは……」
アセルス「ふふ、ほむらにも姫がいたみたいだね」
101: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:49:54.89 ID:vsiNvqD10
まどか「……」
アセルス「おお、ほむらを抱きしめた」
ほむら「ま、まどか?」
まどか「ほむらちゃんだ……」
まどか「人肌あったかい……」
ほむら「!?」
まどか「よかったぁ……」
ほむら「……何かあった?」
まどか「……結構いろんなところにいったけど」
まどか「ロボットばっかり増えて行くの……」
ほむら「た、大変だったわね……」
アセルス「おお、ほむらを抱きしめた」
ほむら「ま、まどか?」
まどか「ほむらちゃんだ……」
まどか「人肌あったかい……」
ほむら「!?」
まどか「よかったぁ……」
ほむら「……何かあった?」
まどか「……結構いろんなところにいったけど」
まどか「ロボットばっかり増えて行くの……」
ほむら「た、大変だったわね……」
102: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) 2012/09/08(土) 02:54:10.07 ID:vsiNvqD10
こ、ここまでです
今更サガフロにはまった私。
エミリアにマミって名前つけると、すごい複雑な気持ち
今更サガフロにはまった私。
エミリアにマミって名前つけると、すごい複雑な気持ち
106: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/09/08(土) 17:36:51.01 ID:nBu0or3IO
乙
サクサク進んでいいわw
サクサク進んでいいわw
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