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モバP「李衣菜は可愛い」多田李衣菜「私はロックなんです!」
引用元: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1349957677/
多田李衣菜(17) にわかわいい
ちひろ「プロデューサーさん。先週撮影した雑誌、サンプルが届きましたよ」
P「お、ホントですか。どれどれ……」パラパラ
ちひろ「確か、李衣菜ちゃんのグラビアでしたよね? それも可愛い系の」
P「ええ。あいつ、ひらひらはロックじゃないーとか文句垂れてましたが……あったあった」
ちひろ「あら。ふふ、可愛らしいですね」
P「でしょう? 李衣菜にも言ったんですけどねー」
ちひろ「『ロックがいいんですー!』ですか? ふふっ」
P「はは、仰る通りです。でも、最初は渋々だったんですけど、終わってみれば『可愛いのも意外と……』なんて言ってましたし」
P「これからも可愛い路線で攻めていきます!」
ちひろ「プロデューサーさんったら、李衣菜ちゃんに嫌われちゃっても知りませんよ?」クスクス
P「嫌われない程度に、カッコいい衣装も着せてあげますよ!」
ちひろ「あんまりやりすぎちゃダメですからね? いくらロックを目指してるって言っても、女の子なんですから」
P「分かってますよぉ」ヘラヘラ
ちひろ「本当ですか……?」
ガチャ
李衣菜「おはようございますっ! 多田李衣菜、今日もロックに頑張りまーす!」ビシッ
P「お! おはよう李衣菜!」
李衣菜「おはようございますプロデューサー! 私、ロックですから時間は守りますよっ」
P「ロックって便利だなぁ」
ちひろ「おはよう、李衣菜ちゃん」
李衣菜「ちひろさんもおはようございます!」
ちひろ「うふふ、元気ね。さ、私はお茶を淹れてきますね」スタスタ
李衣菜「へへ、あったかいのお願いしまーす♪」
P「そうだ、李衣菜見てみろ! この前撮ったグラビアだ、可愛く写ってるぞ」
李衣菜「え、ホントですか? えへ、ひらひらの……って」
李衣菜「違います違いますっ! 私はクールでカッコいい衣装がよかったんです!」
P「えー可愛いじゃーん可愛いは正義なんだぞー」ブーブー
李衣菜「私が目指してるのはロックなアイドルなんです! こんな淑やかなワンピースは似合いませんっ」
P「そうかなぁ。この笑顔なんか、とびっきり可愛いのに」
李衣菜「うう、それはカメラさんに言われたからで……そんな可愛い可愛い言わないでくださいっ」プイッ
P「照れてる李衣菜可愛い」
李衣菜「違いますー! 照れてませんよっ!」
P「ほれ、ポーズ決めっ」パンッ
李衣菜「えへっ♪」キャピ
李衣菜「はっ!? レッスンのくせで体が勝手に!」
P「李衣菜は可愛いなぁ!」
李衣菜「だーかーらー、私はロックなんですってばぁ!」
李衣菜「える!」バン
李衣菜「おー!」バン
李衣菜「しー!」バン
李衣菜「けー!」バン
李衣菜「ロックなんですっ!!」バンッ
P「机を叩くな机を……ん?」
李衣菜「もー、いつになったら分かってくれるんですか……」ブツブツ
P「まあいいか……さあ李衣菜! 今日も仕事だぞ!」
李衣菜「やっぱりプロデューサーとは音楽性の違いが……え、なんですか、プロデューサー?」
P「撮影だよ撮影! 一人で行ってもらうけど、大丈夫だよな?」
李衣菜「どうせまた可愛い系の撮影でしょ……つーん」
P「いちいち可愛いなおい……じゃなくて、今日は期待してもいいぞ李衣菜!」
李衣菜「期待していいって……まさか!?」
P「ふふふ……そのまさかだよ。李衣菜ならやってくれると信じてる」
李衣菜「プロデューサー……! わ、私、頑張ってきます!!」
P「よし、その意気だ! 場所はこの紙に書いてある。時間は……」
李衣菜「ありがとうございますプロデューサー! 行ってきますっ」ドタバタ
P「あ、待てまだ早い……」
ガチャ バタンッ
ウヒョー!!
P「行ってしまった」
ちひろ「お茶お持ちしましたよーって、あら? 李衣菜ちゃん、もうお仕事へ?」
P「はぁ、そそっかしいというかなんというか」
ちひろ「随分嬉しそうにしてましたね。李衣菜ちゃんの希望に沿うお仕事なんですか?」
P「いやぁ、ははは! あいつは可愛いですからね!」テヘペロ
ちひろ「……私知りませんよ? ホントに嫌われちゃうかも」
P「あいつを見てると、なんかいじりたくなっちゃうんですよねー」
ちひろ「プロデューサーさんの性癖を疑いたくなる発言、いただきましたー」ススス
P「ああっどうして後ずさりするんですかっ」
ちひろ「さあ、どうしてでしょーねー」
P「俺は李衣菜一筋ですからね!?」
ちひろ「それはそれでまずいかと……」ジトー
P「あれれー? どんどん肩身が狭くなってる気がするぞー?」
――――――
――――
―――
数時間後
P「……よし、一区切り付いたぞっと」ノビー
ちひろ「はい、お茶のおかわりどうぞ」コトン
P「ありがとうございます……ずずー……あぁ美味い」
ちひろ「そろそろ李衣菜ちゃん、帰って来る頃ですね」
P「そうですね。李衣菜のことですから、そつなくこなしてくれてますよ」
ちひろ「プロデューサーさんが意地悪しなければもっと良いんですけどねー」
P「意地悪じゃないですよ! 愛ですよ、愛!」
ちひろ「はいはい……」
ガチャリ
李衣菜「ただいま戻りました……」
ちひろ「あら、おかえりなさい李衣菜ちゃん……元気ないわね?」
李衣菜「いえ……なんでもないです、ちひろさん」
P「おかえりーなー! なんちゃってなーははは」
李衣菜「……」プイ タタタッ
P「あ、あれー?」
ちひろ「あーあ……これはもう、完全に嫌われてますね」
P「ばばばばばんなそかな!!」
ちひろ「当たり前ですよ……プロデューサーさん、悪ふざけの度が過ぎましたね」
ちひろ「言ったでしょう、李衣菜ちゃんも女の子だって」
P「うう……李衣菜ぁ……」
ちひろ「どうすればいいか分かりますよね?」キッ
P「い、行って来ますっ」ダッ
ちひろ「……まったくもう」
休憩室
P「り、李衣菜ー?」ヒョイッ
李衣菜「……」
P(ソファーの上で体育座りして頬を膨らませている……やっぱり可愛い)
P(って違う! こんなときまでバカか俺は!)
P「なぁ、隣……座っていいか?」
李衣菜「……ふんっ」
P「す、座るぞ……よいしょ」ポスン
李衣菜「……」
P「……」
李衣菜「……」
P(やばいこれは気まずい……普段どんな会話してたっけ)
李衣菜「……あの」
P「おっおう! なんだ李衣菜っ!」
李衣菜「……プロデューサーは、やっぱり私がロックなんて無理だって思ってますか?」
P「え……」
李衣菜「……可愛い衣装を着て笑顔でいると、私、アイドルやってるなって思うんですけど」
李衣菜「やっぱりロックじゃないなーなんて思ったりもして」
李衣菜「ダメですよね、こんな中途半端な気持ちでやってるなんて……」
李衣菜「せっかくプロデューサーがお仕事とってきてくれてるのに」ウルッ
P「李衣菜……。中途半端なんて、そんなこと……大体俺が」
李衣菜「私、このままでいいのかなって……」ウルウル
李衣菜「ぐすっ。ううん、ごめんなさい。気にしないでプロデューサー」グシグシ
P「……李衣菜っ」ギュッ
李衣菜「ひゃっ!? ぷ、ぷろでゅーさー?」
P「ごめんな李衣菜。俺が悪かった」
李衣菜「なんでプロデューサーが謝るんですか……」
P「李衣菜はそのままでいいんだよ。ひた向きな所が李衣菜の美徳なんだから」
P「俺が身勝手なばかりに、李衣菜のやりたいことを無視して……不安にさせてしまった」
李衣菜「そんな……別に、私は可愛いの好きですし。そういうのばっかりだとちょっと困りますけど」
李衣菜「プロデューサーについていけば大丈夫って思ってますからね。えへへっ」
P「そこまで信用されてるのに、ばかだよなぁ俺……。本当にすまなかった」
李衣菜「そんなに謝らないでください。プロデューサーには、感謝してもしきれないんです」
李衣菜「街をふらついてた私を拾ってくれて、キラキラのアイドルにしてくれたんですから」
李衣菜「あなたは私の自慢のプロデューサーなんです。もっと胸張ってください!」
P「……うん。ありがとう、李衣菜」
李衣菜「 へへ、なんだかむず痒いですね。こちらこそありがとうございますっ」
P「はは、そうだな。その……これからもよろしく、ってことでいいのか?」
李衣菜「はいっ、もちろんです! ……あんまり嘘つくのは嫌ですよ?」
P「ああ、分かったよ……これからは正直に可愛い仕事を持ってくるぞ!」
李衣菜「だから、もっとクールな……! うー、もういいですよっ」プクッ
P「膨れてる李衣菜も可愛いなぁ」プニッ
李衣菜「んにゅ、なにゅすうんですくぁ」ムニー
P「うはは、ほっぺた柔らかいなぁ」
李衣菜「うゅー! やみぇてくらはいー」ムニムニ
P「おお伸びる伸びるー」
李衣菜「にへぇ♪」
ちひろ「……いつまでいちゃついてるんです?」
P「うおっ!? ちひろさん!」
李衣菜「にゅ、いちゅのまにっ」ムニュー
ちひろ「プロデューサーさんが李衣菜ちゃんの隣に座った時から、ですかね?」
P「最初からじゃないですか……」
ちひろ「というか、アイドルとプロデューサーが抱き合わないでくださいね」
P「!? うおおおお李衣菜すまん!」バッ
李衣菜「いいいいえ! こちらこそっ!」ババッ
ちひろ「仲直りはしました?」
P「は、はぁ」ドキドキ
李衣菜「うぅ……」ドキドキ
ちひろ「なんて、聞くまでもありませんでしたね♪ そろそろ事務所閉めますから、ぱぱっと出ちゃってくださいねー」スタスタ
P「あ、はい……」
李衣菜「も、もうそんな時間なんですね……わ、外暗いですよプ ロデューサー」
P「暗くなるの早くなったよな……そうだ李衣菜、飯でも食ってこうか?」
李衣菜「お、もちろんプロデューサーの奢りですよねー?」
P「あぁいいぞ、今日のお詫びに。それと、未来のロックアイドルに先行投資だ」ナデ
李衣菜「! へへ、頑張ります私っ! シェケナベイベー!!」ハイターッチ
P「Yeah!!」ハイターッチ
パンッ!
――――――
――――
―――
事務所前
ちひろ「忘れ物はありませんねー?」
P・李衣菜「はーい」
ちひろ「じゃあ閉めちゃいますね。……はいガチャリンコっと」
ちひろ「それでは、私はこっちですから。お疲れ様でしたー♪」フリフリ
李衣菜「また明日ですー」フリフリ
P「お疲れ様でしたー……さて、李衣菜は何食う?」
李衣菜「んー、ガッツリと行きますよ! 私、ロックですからっ」
P「俺、李衣菜といるとロックって何か分かんなくなりそう」
李衣菜「ロックはロックです。ロックとは、心で感じるものなんですよ……」ドヤァ
P「ふーん(棒)」
李衣菜「ふーんってなんですかぁ!」
P「いやだって分かんないしぃ?」
李衣菜「分かってくださいよー! 私のプロデューサーでしょー?」ギュ
P「分かるのは李衣菜が可愛いってことかなぁ」ギュッ
李衣菜「私はロックなんですってば!」
P「あーはいはい」
李衣菜「もー!」
P・李衣菜「ギャーギャー」
ちひろ「」コソッ
ちひろ「……仲良く手なんか繋いじゃって……ふふっ」
おわり
P「李衣菜、李衣菜」
李衣菜「はいっ、なんですかプロデューサー」ヒョコ
P「ロックのスペルってなんだっけ?」
李衣菜「え? える、おー、しー、けー。ですよ?」
P「ふむ……ほい、これ」
李衣菜「英和辞書……あ」
ロック【lock】
鍵(かぎ)をかけること。錠(じょう)を下ろすこと。また、錠。「ドアを内側から―する」
李衣菜「……」プルプル
P「あれーロックってこういう意味だったんだなー知らなかったー」プークスクス
P「鍵をかけるアイドルってなんだろーなー知りたいなー」ニヤニヤ
李衣菜「……うわああああんプロデューサーのばかああああああ!!!! 」
P「李衣菜は可愛いなぁ!!」
おしり
こんな顔
3: 立ったー 2012/10/11(木) 21:18:36.16 ID:pjLeoyPOO
多田李衣菜(17) にわかわいい
ちひろ「プロデューサーさん。先週撮影した雑誌、サンプルが届きましたよ」
P「お、ホントですか。どれどれ……」パラパラ
ちひろ「確か、李衣菜ちゃんのグラビアでしたよね? それも可愛い系の」
P「ええ。あいつ、ひらひらはロックじゃないーとか文句垂れてましたが……あったあった」
ちひろ「あら。ふふ、可愛らしいですね」
P「でしょう? 李衣菜にも言ったんですけどねー」
ちひろ「『ロックがいいんですー!』ですか? ふふっ」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 21:23:18.19 ID:pjLeoyPOO
P「はは、仰る通りです。でも、最初は渋々だったんですけど、終わってみれば『可愛いのも意外と……』なんて言ってましたし」
P「これからも可愛い路線で攻めていきます!」
ちひろ「プロデューサーさんったら、李衣菜ちゃんに嫌われちゃっても知りませんよ?」クスクス
P「嫌われない程度に、カッコいい衣装も着せてあげますよ!」
ちひろ「あんまりやりすぎちゃダメですからね? いくらロックを目指してるって言っても、女の子なんですから」
P「分かってますよぉ」ヘラヘラ
ちひろ「本当ですか……?」
10: >>6画像サンクス 2012/10/11(木) 21:29:23.49 ID:pjLeoyPOO
ガチャ
李衣菜「おはようございますっ! 多田李衣菜、今日もロックに頑張りまーす!」ビシッ
P「お! おはよう李衣菜!」
李衣菜「おはようございますプロデューサー! 私、ロックですから時間は守りますよっ」
P「ロックって便利だなぁ」
ちひろ「おはよう、李衣菜ちゃん」
李衣菜「ちひろさんもおはようございます!」
ちひろ「うふふ、元気ね。さ、私はお茶を淹れてきますね」スタスタ
李衣菜「へへ、あったかいのお願いしまーす♪」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 21:36:27.40 ID:pjLeoyPOO
P「そうだ、李衣菜見てみろ! この前撮ったグラビアだ、可愛く写ってるぞ」
李衣菜「え、ホントですか? えへ、ひらひらの……って」
李衣菜「違います違いますっ! 私はクールでカッコいい衣装がよかったんです!」
P「えー可愛いじゃーん可愛いは正義なんだぞー」ブーブー
李衣菜「私が目指してるのはロックなアイドルなんです! こんな淑やかなワンピースは似合いませんっ」
P「そうかなぁ。この笑顔なんか、とびっきり可愛いのに」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 21:41:40.20 ID:pjLeoyPOO
李衣菜「うう、それはカメラさんに言われたからで……そんな可愛い可愛い言わないでくださいっ」プイッ
P「照れてる李衣菜可愛い」
李衣菜「違いますー! 照れてませんよっ!」
P「ほれ、ポーズ決めっ」パンッ
李衣菜「えへっ♪」キャピ
李衣菜「はっ!? レッスンのくせで体が勝手に!」
P「李衣菜は可愛いなぁ!」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 21:46:44.67 ID:pjLeoyPOO
李衣菜「だーかーらー、私はロックなんですってばぁ!」
李衣菜「える!」バン
李衣菜「おー!」バン
李衣菜「しー!」バン
李衣菜「けー!」バン
李衣菜「ロックなんですっ!!」バンッ
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 21:51:15.21 ID:K/BwE3RP0
あーるじゃないところがにわかわいい
21: >>20シーッ 2012/10/11(木) 21:52:14.95 ID:pjLeoyPOO
P「机を叩くな机を……ん?」
李衣菜「もー、いつになったら分かってくれるんですか……」ブツブツ
P「まあいいか……さあ李衣菜! 今日も仕事だぞ!」
李衣菜「やっぱりプロデューサーとは音楽性の違いが……え、なんですか、プロデューサー?」
P「撮影だよ撮影! 一人で行ってもらうけど、大丈夫だよな?」
李衣菜「どうせまた可愛い系の撮影でしょ……つーん」
P「いちいち可愛いなおい……じゃなくて、今日は期待してもいいぞ李衣菜!」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 21:57:43.30 ID:pjLeoyPOO
李衣菜「期待していいって……まさか!?」
P「ふふふ……そのまさかだよ。李衣菜ならやってくれると信じてる」
李衣菜「プロデューサー……! わ、私、頑張ってきます!!」
P「よし、その意気だ! 場所はこの紙に書いてある。時間は……」
李衣菜「ありがとうございますプロデューサー! 行ってきますっ」ドタバタ
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 22:04:47.08 ID:pjLeoyPOO
P「あ、待てまだ早い……」
ガチャ バタンッ
ウヒョー!!
P「行ってしまった」
ちひろ「お茶お持ちしましたよーって、あら? 李衣菜ちゃん、もうお仕事へ?」
P「はぁ、そそっかしいというかなんというか」
ちひろ「随分嬉しそうにしてましたね。李衣菜ちゃんの希望に沿うお仕事なんですか?」
P「いやぁ、ははは! あいつは可愛いですからね!」テヘペロ
ちひろ「……私知りませんよ? ホントに嫌われちゃうかも」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 22:10:22.03 ID:pjLeoyPOO
P「あいつを見てると、なんかいじりたくなっちゃうんですよねー」
ちひろ「プロデューサーさんの性癖を疑いたくなる発言、いただきましたー」ススス
P「ああっどうして後ずさりするんですかっ」
ちひろ「さあ、どうしてでしょーねー」
P「俺は李衣菜一筋ですからね!?」
ちひろ「それはそれでまずいかと……」ジトー
P「あれれー? どんどん肩身が狭くなってる気がするぞー?」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 22:15:54.33 ID:pjLeoyPOO
――――――
――――
―――
数時間後
P「……よし、一区切り付いたぞっと」ノビー
ちひろ「はい、お茶のおかわりどうぞ」コトン
P「ありがとうございます……ずずー……あぁ美味い」
ちひろ「そろそろ李衣菜ちゃん、帰って来る頃ですね」
P「そうですね。李衣菜のことですから、そつなくこなしてくれてますよ」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 22:20:45.20 ID:pjLeoyPOO
ちひろ「プロデューサーさんが意地悪しなければもっと良いんですけどねー」
P「意地悪じゃないですよ! 愛ですよ、愛!」
ちひろ「はいはい……」
ガチャリ
李衣菜「ただいま戻りました……」
ちひろ「あら、おかえりなさい李衣菜ちゃん……元気ないわね?」
李衣菜「いえ……なんでもないです、ちひろさん」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 22:25:38.83 ID:pjLeoyPOO
P「おかえりーなー! なんちゃってなーははは」
李衣菜「……」プイ タタタッ
P「あ、あれー?」
ちひろ「あーあ……これはもう、完全に嫌われてますね」
P「ばばばばばんなそかな!!」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 22:32:04.40 ID:pjLeoyPOO
ちひろ「当たり前ですよ……プロデューサーさん、悪ふざけの度が過ぎましたね」
ちひろ「言ったでしょう、李衣菜ちゃんも女の子だって」
P「うう……李衣菜ぁ……」
ちひろ「どうすればいいか分かりますよね?」キッ
P「い、行って来ますっ」ダッ
ちひろ「……まったくもう」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 22:37:42.11 ID:pjLeoyPOO
休憩室
P「り、李衣菜ー?」ヒョイッ
李衣菜「……」
P(ソファーの上で体育座りして頬を膨らませている……やっぱり可愛い)
P(って違う! こんなときまでバカか俺は!)
P「なぁ、隣……座っていいか?」
李衣菜「……ふんっ」
P「す、座るぞ……よいしょ」ポスン
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 22:42:54.85 ID:pjLeoyPOO
李衣菜「……」
P「……」
李衣菜「……」
P(やばいこれは気まずい……普段どんな会話してたっけ)
李衣菜「……あの」
P「おっおう! なんだ李衣菜っ!」
李衣菜「……プロデューサーは、やっぱり私がロックなんて無理だって思ってますか?」
P「え……」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 22:49:52.97 ID:pjLeoyPOO
李衣菜「……可愛い衣装を着て笑顔でいると、私、アイドルやってるなって思うんですけど」
李衣菜「やっぱりロックじゃないなーなんて思ったりもして」
李衣菜「ダメですよね、こんな中途半端な気持ちでやってるなんて……」
李衣菜「せっかくプロデューサーがお仕事とってきてくれてるのに」ウルッ
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 22:54:11.56 ID:pjLeoyPOO
P「李衣菜……。中途半端なんて、そんなこと……大体俺が」
李衣菜「私、このままでいいのかなって……」ウルウル
李衣菜「ぐすっ。ううん、ごめんなさい。気にしないでプロデューサー」グシグシ
P「……李衣菜っ」ギュッ
李衣菜「ひゃっ!? ぷ、ぷろでゅーさー?」
P「ごめんな李衣菜。俺が悪かった」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 22:58:12.76 ID:pjLeoyPOO
李衣菜「なんでプロデューサーが謝るんですか……」
P「李衣菜はそのままでいいんだよ。ひた向きな所が李衣菜の美徳なんだから」
P「俺が身勝手なばかりに、李衣菜のやりたいことを無視して……不安にさせてしまった」
李衣菜「そんな……別に、私は可愛いの好きですし。そういうのばっかりだとちょっと困りますけど」
李衣菜「プロデューサーについていけば大丈夫って思ってますからね。えへへっ」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 23:04:48.59 ID:pjLeoyPOO
P「そこまで信用されてるのに、ばかだよなぁ俺……。本当にすまなかった」
李衣菜「そんなに謝らないでください。プロデューサーには、感謝してもしきれないんです」
李衣菜「街をふらついてた私を拾ってくれて、キラキラのアイドルにしてくれたんですから」
李衣菜「あなたは私の自慢のプロデューサーなんです。もっと胸張ってください!」
P「……うん。ありがとう、李衣菜」
李衣菜「 へへ、なんだかむず痒いですね。こちらこそありがとうございますっ」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 23:08:55.00 ID:pjLeoyPOO
P「はは、そうだな。その……これからもよろしく、ってことでいいのか?」
李衣菜「はいっ、もちろんです! ……あんまり嘘つくのは嫌ですよ?」
P「ああ、分かったよ……これからは正直に可愛い仕事を持ってくるぞ!」
李衣菜「だから、もっとクールな……! うー、もういいですよっ」プクッ
P「膨れてる李衣菜も可愛いなぁ」プニッ
李衣菜「んにゅ、なにゅすうんですくぁ」ムニー
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 23:13:56.24 ID:pjLeoyPOO
P「うはは、ほっぺた柔らかいなぁ」
李衣菜「うゅー! やみぇてくらはいー」ムニムニ
P「おお伸びる伸びるー」
李衣菜「にへぇ♪」
ちひろ「……いつまでいちゃついてるんです?」
P「うおっ!? ちひろさん!」
李衣菜「にゅ、いちゅのまにっ」ムニュー
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 23:19:03.87 ID:pjLeoyPOO
ちひろ「プロデューサーさんが李衣菜ちゃんの隣に座った時から、ですかね?」
P「最初からじゃないですか……」
ちひろ「というか、アイドルとプロデューサーが抱き合わないでくださいね」
P「!? うおおおお李衣菜すまん!」バッ
李衣菜「いいいいえ! こちらこそっ!」ババッ
ちひろ「仲直りはしました?」
P「は、はぁ」ドキドキ
李衣菜「うぅ……」ドキドキ
ちひろ「なんて、聞くまでもありませんでしたね♪ そろそろ事務所閉めますから、ぱぱっと出ちゃってくださいねー」スタスタ
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 23:24:15.24 ID:pjLeoyPOO
P「あ、はい……」
李衣菜「も、もうそんな時間なんですね……わ、外暗いですよプ ロデューサー」
P「暗くなるの早くなったよな……そうだ李衣菜、飯でも食ってこうか?」
李衣菜「お、もちろんプロデューサーの奢りですよねー?」
P「あぁいいぞ、今日のお詫びに。それと、未来のロックアイドルに先行投資だ」ナデ
李衣菜「! へへ、頑張ります私っ! シェケナベイベー!!」ハイターッチ
P「Yeah!!」ハイターッチ
パンッ!
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 23:29:17.31 ID:pjLeoyPOO
――――――
――――
―――
事務所前
ちひろ「忘れ物はありませんねー?」
P・李衣菜「はーい」
ちひろ「じゃあ閉めちゃいますね。……はいガチャリンコっと」
ちひろ「それでは、私はこっちですから。お疲れ様でしたー♪」フリフリ
李衣菜「また明日ですー」フリフリ
P「お疲れ様でしたー……さて、李衣菜は何食う?」
李衣菜「んー、ガッツリと行きますよ! 私、ロックですからっ」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 23:34:34.11 ID:pjLeoyPOO
P「俺、李衣菜といるとロックって何か分かんなくなりそう」
李衣菜「ロックはロックです。ロックとは、心で感じるものなんですよ……」ドヤァ
P「ふーん(棒)」
李衣菜「ふーんってなんですかぁ!」
P「いやだって分かんないしぃ?」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 23:39:43.84 ID:pjLeoyPOO
李衣菜「分かってくださいよー! 私のプロデューサーでしょー?」ギュ
P「分かるのは李衣菜が可愛いってことかなぁ」ギュッ
李衣菜「私はロックなんですってば!」
P「あーはいはい」
李衣菜「もー!」
P・李衣菜「ギャーギャー」
ちひろ「」コソッ
ちひろ「……仲良く手なんか繋いじゃって……ふふっ」
おわり
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 23:42:30.68 ID:pjLeoyPOO
ごめんね短くてごめんね
李衣菜が可愛いからいけないんだごめんね
こんなのだりーなじゃない?だりーなはお前らのロックが決めるんだ
李衣菜が可愛いからいけないんだごめんね
こんなのだりーなじゃない?だりーなはお前らのロックが決めるんだ
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 23:46:43.80 ID:pjLeoyPOO
P「李衣菜、李衣菜」
李衣菜「はいっ、なんですかプロデューサー」ヒョコ
P「ロックのスペルってなんだっけ?」
李衣菜「え? える、おー、しー、けー。ですよ?」
P「ふむ……ほい、これ」
李衣菜「英和辞書……あ」
ロック【lock】
鍵(かぎ)をかけること。錠(じょう)を下ろすこと。また、錠。「ドアを内側から―する」
李衣菜「……」プルプル
P「あれーロックってこういう意味だったんだなー知らなかったー」プークスクス
P「鍵をかけるアイドルってなんだろーなー知りたいなー」ニヤニヤ
李衣菜「……うわああああんプロデューサーのばかああああああ!!!! 」
P「李衣菜は可愛いなぁ!!」
おしり
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 23:55:26.83 ID:mc52Eu1S0
いいオチもついた
乙
乙
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/12(金) 00:00:58.83 ID:ELYIQltX0
だりーな可愛いよだりーな
乙
乙
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 21:27:26.48 ID:7Dv5kBMI0
モバマス知らないけどちひろさんってどんな顔してんの?
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/11(木) 21:28:32.49 ID:/X3CtCTW0
こんな顔
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- 名無しさん - 2012年10月31日 03:35:22