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P「さすが小鳥さん!Photoshopの達人ですね!!」

引用元: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1348933850/
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 00:50:50.03 ID:aZ+GOtHL0

小鳥「え、何の話しですか?」

P「何の話しって、Adobe製品の話しですよ」

小鳥「だ、だからなんで私がその達人、になってるんですか?」

P「え、だってこの小鳥さんの加工したのって……」

小鳥「」

P「うわ!小鳥さんがまるで、目に白塗り入れられたかのように白目むいてる!!」

真「ベルばらですね!」

P「真、どこから出てきた!?」

小鳥「……ハッ」

P「気が付きましたか、小鳥さん」

小鳥「私は一体……」

P「都合のいいように、記憶の削除まで……」

小鳥「プロデューサーさん、何もありませんでしたよね?」

P「は、はい」

小鳥「なら良いんですよ」


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 00:56:13.94 ID:aZ+GOtHL0

P(いやでもこれは、実際に見た時よりも小鳥さんの目は確実に大きいし、肌も綺麗だし、それに……苦労シワが無い!)

小鳥「~♪あ、やよいちゃんお菓子届いてたわよ~」

P(それに音無さんのパソコンに何故か使うはずのにPhotoshopCS6がインストールされていた……聞いた話しによると、春香の学生証を使ってAcademicの安いやつを購入した、と)

小鳥「ふふ、やよいちゃん大丈夫よ、私はさっき食べたから」

P(凄く気になる……これは、やるしかない、小鳥さんのパソコンを―――調べる)

小鳥「……?さっきからどうしたんですか?プロデューサーさん、考え事して」

P「ああ、いえ。今後の予定について考えてたんですよ」

小鳥「そうですか、午後から春香ちゃんのレッスンでしたよね」

P「はい、今日のレッスンは気合入れようかと。その後事務所帰ってきて少し夜まで仕事しようかと。ライブも近いので、スケジュールしっかりしたいと思って」

小鳥「そうなんですか……えっと、徹夜しますか?」

P「場合によっては……鍵貸してもらってもいいですか?」

小鳥「はい、無理しないでくださいね」

P「すみません……」

P(よし、これでOKだな)


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 00:59:01.27 ID:aZ+GOtHL0

P「……」もぐもぐ

春香「あ、プロデューサーさんお弁当自分で作ったんですか」

P「……」もぐもぐ

春香「プロデューサーさん?」

P「あ、ああ、春香か。すまんすまん」

春香「考え事ですか?」

P「ちょっとな……そうだ、春香にも聞いてみよう。これなんだけどな」

春香「? はい」

小鳥「お昼食べてきますね」

P「はーい、行ってらっしゃい。ちょうどいいな」

春香「いってらっしゃーい!ちょうどいい?って?」

P「ええっと、待ってな」カチッカチッ

春香「小鳥さんの画像?」

P「ああ、ちょっと見てみてくれ」

春香「可愛いですよね、この小鳥さん。写真写り良い感じで」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:03:31.19 ID:aZ+GOtHL0

P「なるほど、普通はそう思うのか」

春香「え?」

P「次にこの写真を見てくれ」

春香「これって……昨日の小鳥さんですよね」

P「よく分かるな」

春香「分かりますよ、クマ隠してるメイクが一目瞭然で」

P「なるほど、流石アイドルだな」

春香「えへへ、メイクさんとよくそういう話しもするんですよ」

P「ふむ……だとしたら、だ。さっきの画像は少しおかしくないか?」

春香「そういえば……確かに違和感があるといえば、ある、というか」

P「そうだろう?」

春香「はい、そうですね……よーく見比べると、ここらへんのシワとかが不自然な感じで。どうしてもメイクでも隠し切れないシワってあるんですよ。それに最近のカメラは凄い高解像度みたいで」

P「そうだな、地デジの写りと、アナログの写りが違うみたいな感じだよな」

春香「そうなんです……それで、プロデューサーさんはこれがどうしたんですか?」

P「……春香、Photoshopって知ってるか?」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:05:18.15 ID:gy0/cpHY0

小鳥さんにシワなんてねぇよ(震え声)


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:05:22.46 ID:eRl5j8qo0

それ以上いけないピヨ


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:09:24.46 ID:aZ+GOtHL0

春香「ふぉとしょっぷ?あ、でも聞いたことあります!以前モデルのお仕事で、ちょっとお話で聞きました」

P「そうだな、そういう場合では明るさを変えたり、コントラストを変えたりして、写真写りを良くするために使うんだよ」

春香「なるほど……」

P「で、この前春香の学生証使って、買ったんだよ。うちの事務所でも」

春香「ふむふむ」

P「ちょっと起動してみるな」

春香「はい」

P「春香、自分の写メあるか?」

春香「あ、この前お花見の時に撮ったのなら」

P「そうか、ちょっと見せてくれないか」

春香「はい、ちょっと待ってくださいね……」




P「暗いな」

春香「そうなんですよ……カメラがボロボロで……しかも表情も微妙で」」

P「ちょっと俺のメールアドレスに送ってもらっていいか」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:15:53.02 ID:aZ+GOtHL0

春香「は、はい!……送信!」ピッ

P「来た来た、これをダウンロードして……よし、この状態になる」



春香「わぁ、なんかそれっぽい……」

P「それっぽいっていうか、その仕事で使ったものと同じなんだけどな……ただ使い方が難しいんだよ、これ」

春香「そうですよね、なんだかごちゃごちゃしてる感じが」

P「小鳥さんはそれの達人なんだ」

春香「え、ええ!?小鳥さんが!?」

P「ああ……前にモデルでやったのは、えっと……」

春香「なんだか面白いですね、自分の写真が変化するのって」

P「ここで明るさ変えて、ここでコントラスト変える、自動でやってくれるんだな、これ」



春香「わ、凄い!全然違いますね!」

P「最後にトーンも自動変更したら、見違えるように違うだろ?」



20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:22:38.11 ID:aZ+GOtHL0

春香「私の携帯でも綺麗になるんですね……」

P「そこなんだよ、どんなものでも綺麗に見えるように出来てしまう魔法アイテムなんだ」

春香「じゃあ雑誌で凄い綺麗だな~って思った人も……」

P「中身はともかく、表紙は割りと加工されてるな。たまに加工しすぎて奇形になってたりする」

春香「ええー……なんだか夢が崩れますね」

P「あとは、例えばこの春香のリボン消せたりする」

春香「わ、私じゃなくなりますよ!?」

P「え、そうなのか」

春香「……と、トレードマークが無くなるのは……」

P「と言ってる間に、スポイト修正ブラシツールと、テキトウにシャープかけたり上からなぞったりして完成」



春香「誰ですか、このビショウジョは!?」

P「オマエだよ、春香」

春香「凄いですね……」

P「まぁ違和感はあるけどな、俺は初心者レベルだから」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:25:00.86 ID:aZ+GOtHL0

春香「……あ」

P「ん?どうした」

春香「もしかして、ここで見たのと、Webページで見たのって、違いますか?」

P「おお、よく知ってるな」

春香「いやちょっと今ピーンと来たんですよ。ここのPhotoshop上では違和感無いように見えても、アップロードしたら違和感が丸出しになっちゃうんじゃないかな、とか」

P「まさに今体験した通りだな、これをアップロードすると……こうなるんだな」



春香「やっぱりそうですよね!髪の毛の部分流石にバレちゃいます」

P「ああ……まぁ、小鳥さんはそれさえも凌駕するからな」

春香「なるほど……」

千早「話は聞かせてもらいました」

P「!?」

春香「!?」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:29:51.84 ID:aZ+GOtHL0

P「ち、千早、どうした。飯は食べたのか?」

千早「食べていたんですけど、お二人の話しを聞いてたら居ても立ってもいられなくて」

春香「ち、千早ちゃんとりあえずお箸置こうよ」

千早「あ、あ……///」

P「あはは……」

春香「千早ちゃんはどうしたいの?」

千早「……春香だから言うし、プロデューサーだから恥は覚悟で言います」

P(なんだ普段感じられないような、この千早から感じる重圧)

春香「ち、千早ちゃん……」

千早「この写真の胸を……少し大きくしてください」



春香「こ、これって……」

P「いつだったかの宣材写真じゃないか……しかも失敗した」

千早「はい、でも手元にはこれしかなくて……」

春香「宣材写真って加工するの有りなんですか?」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:34:12.25 ID:aZ+GOtHL0

P「うーん、あんまり良く無いな」

春香「それに、千早ちゃんプロフィールに3サイズ載ってるから……」

千早「良いんです、大丈夫です……これは私用ですから」

P「し、私用?」

春香「私用……」

P「なにに使うんだ……」

千早「そ、それは……い、言わせないでください!」

P「ああ、すまん、千早……でもな、千早。俺はまだ初心者なんだよ。この前こういう使い方が出来るって、カメラの人に聞いたんだ。それで、この事務所では小鳥さんが達人って話をしていた」

千早「!? それでは、音無さんに……」

P「まままま、待て!千早!早まるな、小鳥さんはまだお昼から帰ってきてないし、それに小鳥さんにはさっき聞いたんだよ」

千早「……答えの方は?」

P「……すっとぼけられてしまった。さっき春香に説明した通りに説明すると、カクカクシカジカで……」

千早「なるほど、凄いですね。でも私には無理そうです……メカ音痴?というものらしいので」

春香「でも、この前Walkmanの使い方教えたら出来たよ?千早ちゃん」

千早「あれはCD入れるだけだったから……」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:36:04.45 ID:Ne0SbuKZ0

春香さんを小鳥に変えることも出来るって?


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:36:29.10 ID:aZ+GOtHL0

P(今時CD入れるWalkman使うやつが居るのか)

千早「とにかく、どうすればいいですか?」

P「どうするもなにも……うーん、ちょっと俺がやってみるよ」

千早「本当ですか!?」

P「き、期待するなよ!?」

千早「は、はい」

春香(初めてみた……)

P(こんな笑顔の千早を……これを宣材にしたかったものだな……)



ちょっと待っててね


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:45:20.80 ID:aZ+GOtHL0

数分後

P「……こんな感じか?」



春香「お、おお……」

千早「これ、は……」

P「ちょっと粗があるけど、こんなもんだろ。ぼかしかけても良かったんだけど、あんまり加工すると顔とのバランスがおかしくなると思うしな」

千早「ありがとうございます、プロデューサー、尊敬してます」

P「お、おい……」

千早「印刷してもらっていいですか?帰りに写真立て買わないと……見て、春香中のシャツの影。ふふ……」

春香「千早ちゃん……」

P「俺が悪かった……」

小鳥「何してるんですか?」

P「!?」

春香「ッ!?」

千早「あ、今実は……」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:48:09.18 ID:aZ+GOtHL0

P「ち、ち、千早!!!あとで渡しておく!もうすぐフェス会場下見に行く時間だろ!?」

千早「え?そんな予定は……」

P「い、い、今たったんだ!!な?な?」

千早「は、はい……分かりました」

P「あとで車で送るから、待っててくれ、な?」

千早「ふふ、あ……ご飯食べてても良いですか?車で」

P「大丈夫だ!」

千早「分かりました、待ってますね」

P「……ふぅ」

小鳥「プロデューサーさん?そんな予定入ったんですか?」

P「は、入ったんですよ、なぁ、春香?」

春香「は、はい」

小鳥「そうなんですか、気をつけてくださいね天気も悪くなりそうですから」

P「あ、ありがとうございます……」

春香(危なかったですね、プロデューサーさん)ボソボソ


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:51:02.08 ID:aZ+GOtHL0

P(ああ……あわせてくれてありがとな、春香)

春香(えへへ、私も気になりますから)

小鳥「あれ?でも今日って春香ちゃんレッスンのはずじゃ……」

春香「あ、あわわ!きょ、今日はコーチの先生が風邪ひいちゃったみたいで!お休みになったんです!」

小鳥「あら……そうなのね。季節の変わり目に体調崩し人多いわねぇ~……」

春香「そ、そうですねー私も気をつけないと」

小鳥「ふふ、そうね。765プロのホープなんだから」

春香「えへへ……」

P(春香、グッジョブだ)

春香(きょ、今日レッスンいいんですか?)

P(ああ、こうなったからには仕方ない……春香も今日の夜残って、小鳥さんのパソコンを見るしかない)

春香(な、なんだかワクワクしますね!)

小鳥「?」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 01:58:29.47 ID:aZ+GOtHL0

P「とりあえず、千早送ってきますね」

小鳥「はーい、って春香ちゃんも?」

春香「はい、予定無くなってしまったので今日はあがりますね!」

小鳥「はーい、春香ちゃんもお疲れ様。やよいちゃん達は律子さんが送るんですか?」

P「そうなってます」

小鳥「了解です、私も、もう少ししたら今日の分終わるんで、今日は早く帰っちゃおうかな」

P「良いんじゃないですか?社長にも俺が言っておきますよ、今日は残るつもりなので」

小鳥「あ、そうでしたよね。プロデューサーさん残るなら、ゆっくりでも……」

P「いえ!たまには小鳥さん羽を伸ばしてください!」

小鳥「え、ええ!?」

P「お願いします!」

春香「お願いします!」

小鳥「は、春香ちゃんまでー!?」

P「小鳥さん……クマできてますから」

小鳥「ギクッ……」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:01:38.03 ID:aZ+GOtHL0

春香「さぁさぁ!」

小鳥「もー!分かりました!今日は早上がりします!二人共千早ちゃん待たせてるんですよ!?早く行ってください!」

P「は、はい!」

春香「行ってきます!」

小鳥「……変な二人だったなぁ」



千早「えへ……ふ、ふふ……」

春香(ずっと写真眺めてる……)

P(運転しながらだと気になってしょうがないんだが……)

千早「これが、私……」

春香「……」

ブーン


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:04:26.66 ID:aZ+GOtHL0

数分後

P「さて、千早も無事(?)家に届けたことだし、春香はどうする?別行動にして、後で事務所で合流するか?」

春香「いえ!今日はプロデューサーさんとデートします!」

P「」

春香「冗談です!でもさっきの画像加工が気になるかなって感じです」

P「ああ、そうか。えっと、それじゃあカフェ入ってパソコン眺めるか」

春香「あ、良いですね!この前マカロンの美味しいカフェがあって!あ、でも車止められるかな……た、確かタイムズが近くにあったと思うんで、そこ行きませんか?」

P「分かった分かった……」

春香「……っと」バタンッ

P「なんだ、助手席乗るのか」

春香「話しながらのほうが楽しいじゃないですか?」

P「まぁーそうだけどもな」


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:11:14.46 ID:aZ+GOtHL0

春香「一度ナビってしてみたかったんですよ」

P「春香ナビか、大丈夫だろうか」

春香「あずささんよりは正確です!」

P「比較対象がなぁ……」

春香「良いじゃないですかー!あ、そこ右です」

P「ほいほい」

春香「そしたら、しばらく直進。右手にマクドナルドが見えたら、また右折です。したら、左手にタイムズが見えてくると思います」

P「あれ、滅茶苦茶ナビ上手いじゃないか」

春香「そ、そうなんですか?ここに書いてあることを言っただけなんですけど」

P「便利だな携帯電話!ちょっと春香凄いと思ってしまったぞ、俺」

春香「こういう機能を使いこなせるんですから、凄いんですよ!えへへ」

P「まぁそういうことにしておくか……あ、あれだな」

春香「はい!」






58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:13:48.24 ID:aZ+GOtHL0

店員「いらっしゃいませー、何名様ですか?」

P「2名です」

店員「喫煙禁煙は」

P「禁煙で」

店員「……って、あれ?もしかして、アイドルの天海春香さんですか?」

春香「ふぇ?」

店員「ほ、本物ですか!?キャー!!」

春香「は、はい!で、でも今日はプライベートなので」

店員「そ、そうですよね、ごめんなさい。それじゃあお席ご案内しますね」

春香「でも嬉しいですよ、ありがとうございます!」

店員「い、いえいえ」



P「春香も人気になってきたな」

春香「えへへ……『今日はプライベートなので』なんて偉いこと言っちゃいましたよ」

P「でも事実だろ?」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:16:28.92 ID:aZ+GOtHL0

春香「そ、そうなんですけど……」

P「あ、店員さん。珈琲二つと、このマカロンセット?ってやつを一つ」

店員「かしこまりました、少々お待ち下さい」

P「よし、それじゃあ始めるか」

春香「はい!」

P「えーと、何からやろうか」

春香「そうですねー……例えば、画像とかにテロップつけたりとか出来るんですか?」

P「ああ、テレビ番組みたいにってことか」

春香「はい!スクープ!天海春香、見知らぬ男性とカフェでデート!とか」

P「それ洒落にならないぞ……それに俺はスーツだし、明らか仕事だって分かるだろ」

春香「むー……」

P「まぁそれはともかく、テロップとかスクープ記事みたいには出来るぞ。よーし、待ってろよ……」


待ってろYO


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:26:54.10 ID:aZ+GOtHL0

P「よし出来た」

春香「マカロン美味しいー……ってできたんですか?」

P「こんな感じでどうだ?」



春香「凄いんですけど、なんで私こんな微妙なコメントしてるんですか!?」

P「だって実際してなかったか?」

春香「してましたけど、テレビでは流石に言いませんよ!!」

P「うーん、そうか……春香なら、そのまま答えそうだと思ったんだけどな」

春香「もー……でも、本当テレビみたいですね」

P「そうだな、あと『天海春香:』よりも『春香:』のほうがよかったな」

春香「名前紹介が被ってますもんね……あと色使いでしょうか」

P「そうだなぁ、そこらへんのセンスは皆無だ」

春香「小鳥さんはそこらへんのセンスっていうのも…・・」

P「揃えている」

春香「流石達人ですね!」


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:33:11.88 ID:aZ+GOtHL0

P「次はどんなのだ?」

春香「じゃあ、これを壁紙みたいに仕立てて貰っていいですか?」



P「これ生っすかのやつか」

春香「はい!崇め奉りなさい!ってとこです」

P「なんでこんな写真持ってるんだ?」

春香「それは良いじゃないですか!それじゃあ私またマカロン食べてますね」

P「ほいほい……」

春香「……」パシャッ

P「」カタカタ……

春香「マカロンなう、っと……」



73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:49:53.72 ID:aZ+GOtHL0

春香「うとうと……」

P「よし……って春香?」

春香「ハッ!?ど、どうしました!?」

P「出来たぞ、ほら」



春香「おおお!これ友達に送っても良いですか!?」

P「ああ、そりゃ春香なんだし、大丈夫だぞ」

春香「凄い、なんかグッズ化されそうですね、こういうの」

P「そうだな。赤統一も良いんだけども、色変えてもよかったかもな。春香のリボンが黄色だから黄色にしてもよかったけども」

春香「ふむふむ……このソフトがどれだけ凄いかは分かりました!」

P「そうか、ってもうこんな時間か!?」

春香「うとうとしてたから、すっかり……もう小鳥さん帰ったんでしょうか」

P「んー早上がりって言ってたしな、そうかもな」

春香「それじゃあ行ってみます?」

P「よし、行くか!」


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:54:54.59 ID:aZ+GOtHL0

事務所

P「鍵はかかってるな……」ガチャンッ

春香(そういえばずっとプロデューサーさんと二人きり……)

P「よし、起動っと……」

春香「大丈夫なんですか?」

P「何がだ?」

春香「勝手に起動して。例えば小鳥さん以外だとどーんって爆発するとか」

P「デスノートじゃあるまいし……」

パスワード:[                ]

P「えーと、確か……piyopiyo99……あれ?入れない」

春香「え、分からないんですか?」

P「そ、そんなはずは……piyopiyo99……ど、どうしてだ!?」

春香「うーん……パスワード変えたとか」

P「まさか、今日の昼入力している所を見たのに」

春香「しっかりと、ですか?」


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 02:58:06.18 ID:aZ+GOtHL0

P「そう言われると自信が無いな……」

春香「……プロデューサーさんは、そういうとこ抜けてます!もー……よいしょ」

P「? どうした、机の下に何かあるのか?」

春香「引き出しの裏側……あった」

P「!?」

春香「これがパスワードです」

P「……kotori.99765か。なんで春香知ってたんだ?」

春香「実はロッカーに隠れてた時に」

P「入りだしからおかしい、なんでロッカーに隠れてたんだよ」

春香「えへ、狭い所って落ち着いて」

P「……深く聞かないことにしよう」

春香「したら、小鳥さんが『誰も居ないし、パスワード書いた紙を、って言ってやってる所を見たんです」

P「なるほどな……助かった、よし、いよいよ起動だ……」

春香「……」ゴクリ


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:00:16.20 ID:aZ+GOtHL0

P「マイピクチャ、だな……」

春香「……」

カチカチッ

P「こ、これは……ッ!?」

春香「そ、んな、ま……さか……」





ヒューーーーーッポ

P「ッ!?しまった!!!Skypeだ!!」

春香「!?」

ぷーぴぽー、ぷーぺぽー、ぷーぴぽー

P「つ、通話!?誰からだ……」

春香「piyo2……?」

P「……まずいな、完璧にバレたぞ、これは」

春香「……えー」


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:02:48.86 ID:aZ+GOtHL0

ぽひょっ

piyo2:プロデューサーさん、まさかマイピクチャのアイコンをクリックしたらSkype起動するなんて驚きましたね?

P「やられた……」

春香「初めからお見通しってことでしょうか」

piyo2:怒らないんで、通話取ってください

P「はい……」

小鳥『もしもし』

P「こ、小鳥さん……」

小鳥『……プロデューサーさん?なんで私のパソコンつけたんですか?」

P「これには海よりも深いわけが」

小鳥『もー……そこまで知りたいんですか?私のヒミツ」

P「端的に言えばそうですね」

春香「わ、私もです」

小鳥『はぁ、ちょっと待っててください、今事務所行きますね』

P「い、今からですか!?」


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:04:32.22 ID:NLg3iaIk0

巧妙なトラップだな


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:04:41.00 ID:9/6GUwdW0

デスノートばりのトラップを仕掛けてる小鳥さん…やはり天才か


88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:08:01.15 ID:aZ+GOtHL0

小鳥『明日バラされたくなかったら、じっとしててください』

P(こ、怖い……)

春香(怖い)

小鳥『返事は無いんですか?』

P「はい!」

小鳥『それじゃあ、お茶でも飲んでリラックスしててくださいね』

ヒュンポンッ

P「……出来ないよな」

春香「……一応淹れますね」



数分後。

ガチャッ

小鳥「……プロデューサーさんも、春香ちゃんも、そういうところはダメですよ?」

春香「ごめんなさい、好奇心が……」

P「右に同じく……」


92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:12:18.11 ID:aZ+GOtHL0

小鳥「まったく……で、例の画像ですね」

P「はい!」

春香「気になります!」

小鳥「はぁ……よりにもよってバラす人が春香ちゃんだなんて」

春香「え?」

小鳥「まず、ここに一枚の『春香ちゃん』の写真があります」

春香「こ、これっていつのやつだろ……」

小鳥「最初にリボンを取ります」

ササッ



P「い、一瞬で消えた……」

小鳥「次にちょっと明るさを調節します」

ササッ



春香「さっきより綺麗ですね……」


99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:29:13.35 ID:aZ+GOtHL0

小鳥「髪の毛を選択して、緑色で塗ります。私の髪の毛の色と同じくらいの色で」

春香「わ、私の髪の毛が緑色に……」

小鳥「この時緑色で塗ったレイヤーは別にして、レイヤーのモードを『色相』にします、するとこうなります」



春香「ま、まるで別人みたいです……」

小鳥「次は眼の色を変えます、私の写真から眼の色を抽出して、春香ちゃんの眼に塗ります」

ヌリヌリ



P「ここらへんまで来ると小鳥さんっぽいな……」

小鳥「衣装は変えなくても良いので、そのままで。足りないものなんだか分かります?」

P「あー……ほくろですか?」

小鳥「ぴんぽーん♪最後にほくろをつけて……カチューシャをつければ……」



P「こ、小鳥さんだ!!」

春香「私が小鳥さんになった!!!??」


102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:33:16.82 ID:aZ+GOtHL0

小鳥「今ペンタブが手元に無いので、カチューシャテキトウなんですけどね、うふふ、ヒミツが分かりました?」

P「なるほど、実物を知らなければ分かりませんよね……」

春香「私今物凄く感動してます……」

小鳥「うふふ、たまにこうやって自分にアイドルの衣装着せてるんです……なんて」

春香「それなら本人が着ましょうよ!!」

P「そうですよ!小鳥さんならまだまだいけますよ!」

小鳥「いけません!もー二人共見たことは、まだ許してないんです!」

P「う……」

春香「ごめんなさい……」

小鳥「まったく、とにかくこれですっきりしました?私の恥を晒しただけなんですけど……」

P「それはもう今は清々しい気分です。明日の仕事も頑張れそうだ!」

春香「はい!私も頑張れます!」

小鳥「それならよかったの、かな……うん、そうしておかないとダメよね……それじゃあ、今日はもう帰宅してください!」

Pと春香「「はーい」」


103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:34:59.36 ID:aZ+GOtHL0

P「ちなみに、この写真がWebサイトに載ってたわけじゃなくって、この写真はあくまで小鳥さんがデモンストレーションで見せてくれたもの。Webサイトに載ってるのはもっと凄い加工が施されてるぞ」

春香「プロデューサーさん誰に喋ってるんですか?」

P「ああ、いや、あっはっはっは」















小鳥「はぁ……それにしても、パソコンの中に入ってるXXXXXXXとかXXXXXXXXがバレなくてよかった……」

おしまい


108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:46:13.83 ID:aZ+GOtHL0

エピローグとかは無いです
Photoshop手元にあったので、途中から>>30をゴールに書いてました
多分雪歩も小鳥さんにしようと思えば出来ると思います。真は無理かな?

ということで、読んでくれたかたありがとうございました
まとめ画像置いていきますね
http://blog-imgs-55.2nt.com/s/s/h/ssh123/F9xOy.jpg


104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:36:48.08 ID:9/6GUwdW0

乙乙

小鳥さん恐ろしい(スキル的な意味で)


106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 03:40:05.97 ID:Bhzt4NPvO

乙ピヨ


112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/09/30(日) 04:43:36.26 ID:Vb78VLQ7O





この記事へのコメント

- 名無し - 2012年10月06日 00:17:03

小鳥さんと春香が姉妹である可能性が微レ存…?(親子に非ず)

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