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黒井「えー、お騒がせいたしております」キーン

引用元: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1349060019/
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 11:53:39.56 ID:8Gfc2XtUO

響「うぎゃー! お前は961プロの黒井社長!! 765プロに、いったいなんの用だ!!!」

P「ライバルプロダクションに、アポ無しで拡声器を持って乗り込んでくるとは……穏やかではありませんね」

美希「ある晴れた昼下がりの、絶好の昼寝日和になんの用なの?」

雪歩「ま、真ちゃん……」ブルブル

真「雪歩、ボクの後ろに隠れて」

伊織「ふうん。単身で乗り込んでくるとは、いい度胸じゃない」

貴音「英語で言えば『ぐっどどきょう』ですね」

亜美「! お姫ちんが、え→ごを!」

あずさ「最近、勉強を始めたらしいのよ~」


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 11:57:04.42 ID:8Gfc2XtUO

黒井「えー、お騒がせいたしております」キーン

春香「だから、いったい何の用なんですか!?」

千早「春香、気をつけて!」

真美「かえれかえれ!!」

やよい「あ。今、お茶を出しますねー」

美希「やよい、そんなの出すことないの」

黒井「毎度お馴染み、不要品回収業者でございます」キーン

響「え?」

P「は?」

黒井「ご不要になられました、日用品、雑貨、古新聞、古雑誌にダンーボール……アイドルなどございましたら……」キーン

アイドル一同「!」

P「!」

黒井「高級化粧紙、トイレットペーパーと交換させていただきます」キーン

伊織「ば、ばっかじゃないの! ここには不要になったアイドルなんて……」

春香「そ、そうだよ。私たちは、みんな家族みたいな……」


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 11:59:12.88 ID:8Gfc2XtUO

黒井「今なら、ティッシュペーパーもお付けいたします!」キーン

P「……ほう」

雪歩「え?」

真美「に、兄ちゃん?」

やよい「ぅっぅー……プロデューサー、まさか……」

P「黒井社長、ひとつ伺いたい」

黒井「なんなりと」キーン
P「そのトイレットペーパーだが……」

黒井「無論、シングルロールなどではない。ダブル! ダブルロールだよ、君ぃ!」キーン

P「ほほう……」

亜美「兄ちゃん? 兄ちゃん……」

響「まさか、まさか……」

あずさ「嘘、ですよね~?」

黒井「そしてティッシュは、セレブな私にふさわしく鼻セレブだ!」キーン

P「ほほう!」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 12:02:40.55 ID:8Gfc2XtUO

やよい「あれってなめると、甘いんですよねー!」

美希「やよい、舐めたことあるの?」

貴音「面妖な!」

黒井「いかがかな?」キーン

春香「ぷ、プロデューサーさん? こんな話、まともに相手をしたりしませんよね?」

伊織「私たちを、交換に出したりしないわよね? ね!?」

貴音「あなた様?」

P「なかなか魅力的な提案、だと思います」

亜美「兄ちゃん!?」

雪歩「いやあああぁぁぁーーーっっっ!!!」

真「嘘ですよね? 嘘って言ってくださいよ!」

黒井「ありがとうございます!!!」キーン

P「とはいえ、765プロにはそんな……不要なアイドルなんて……」

響「そ、そうだぞ!」

真「みんな、がんばってるもんね!」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 12:10:08.73 ID:8Gfc2XtUO

伊織「ね、ねえ! この中に、要らないアイドルなんて……」

亜美「あ、亜美、もうお菓子とかがまんして、買って買ってとかいわないから……」

真美「まっ、真美ももう兄ちゃんに宿題やらせたりしないから!」

美希「ミキ、これからはもうサボらずにレッスンするの!」

千早「グラビアでもバラエティでも、好き嫌いせずになんでも出演します!」

貴音「らぁめんを1日3食までにいたします!」

春香「こ、個性を身につけます!!」

あずさ「痩せます!!!」

P「……あっ!」

アイドル一同「「えっ!?」」

P「穴……」

雪歩「!」ビクッ

P「最近、給湯室の床に穴が……」

真「ぷ、プロデューサー!」

春香「あ、穴は塞ぎます! 雪歩にもよく言ってきかせますから!」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 12:16:05.26 ID:8Gfc2XtUO

雪歩「お願いです! お願いしますぅ!! わ、私を交換に出さないでください……」ポロポロ

P「……シャベル」

響「え?」

美希「な、なんなのハニー?」

P「シャベルが無ければ……シャベルさえ無ければ、もう穴について心配しなくてもいいんだよな……雪歩はいいんだけど、シャベルがなあ……」

真美「しゃ、シャベル! 亜美、シャベル持ってきて!!」

亜美「はい、兄ちゃん! シャベルだよ!!」

雪歩「わ、私のシャベル! ゾーリンゲン製の最高級円匙……」

貴音「雪歩、ここは耐えるのです。たとえシャベルを失っても、わたくし達は雪歩を失いたくはありません」

春香「そうだよ、雪歩!」

雪歩「貴音さん、春香ちゃん……うう、わかりました」

P「黒井社長、これを交換して欲しいんですが」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 12:22:12.18 ID:8Gfc2XtUO

黒井「うむ。では、ロール10巻とティッシュ5箱で」キーン

伊織「さあ、これでもう気が済んだでしょ。帰りなさいよ!」

黒井「ありがとうございましたー!」キーン


あずさ「昨日は大変だったわね~」

亜美「大変なんてモンじゃないよ!」

伊織「まったく! 思い出すだけでも腹立たしいわね!」

律子「? どうしたの?」

亜美「そっか、りっちゃんはいなかったんだっけ。あのね→……」

黒井「えー、お騒がせいたしております」キーン

亜美「うわ! でた→!!」

伊織「性懲りもなく、また出たわね」

あずさ「……」(お腹空いたわね~)

律子「黒井社長? どうも、おはようございます」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 12:28:33.29 ID:8Gfc2XtUO

伊織「ちょっと律子、こんなやつに挨拶なんてすることないわよ」

律子「流石に、そうもいかないでしょ。それで? わざわざ楽屋に何のご用ですか?」

黒井「毎度お馴染み、不要品回収業者でございます」キーン

律子「え?」

黒井「ご不要になられました、日用品、雑貨、古新聞、古雑誌にLBX……ユニットメンバーなどございましたら……」キーン

律子「!?」

黒井「高級化粧紙、トイレットペーパーと交換させていただきます」キーン

伊織「耳を貸しちゃダメよ、律子」

亜美「りっちゃ→ん」

あずさ「竜宮小町に、不要なメンバーなんて~」

律子「……へえ」

あずさ「ええ!?」

亜美「り、りっちゃん?」

黒井「今なら、ティッシュペーパーもお付けいたします」キーン

律子「へえ!」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 12:34:48.92 ID:8Gfc2XtUO

伊織「ちょ、ちょっと律子?」

あずさ「じょ、冗談……ですよね?」

黒井「携帯にも便利な、ポケットティツシュもサービスいたします」キーン

律子「へええ!!」

亜美「もうやだよ、亜美。毎日こんなの→」ウルウル

律子「なかなか魅力的なお話ですけど……生憎、竜宮小町に要らないメンバーなんて……」

伊織「そ、そうよ!」

亜美「亜美、いい子になったんだもん」

あずさ「私、一日で100グラムもダイエットに成功したのよ~」

律子「……あ」

伊織「え?」ビクッ

律子「そういえば……」

亜美「り、りっちゃん?」

律子「うーん……」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 12:40:41.80 ID:8Gfc2XtUO

伊織「わ、私……素直になるから!」

亜美「もう勝手にりっちゃんの化粧道具、使ってみたりしないから!」

あずさ「もっと痩せます!」

律子「……ゲーム」

伊織「え?」

律子「待ち時間にゲームばっかりして、挨拶回りとか行かないメンバーが……」

あずさ「伊織ちゃん、ゲーム機よ!」

伊織「はい、律子!」

亜美「あ、亜美のゲーム機……」

律子「亜美はいいのよね。亜美は。このゲーム機さえなければ、亜美はいいんだけど……」

伊織「亜美、ここは我慢よ」

あずさ「いいわよね?」

亜美「……うう。サヨナラ、亜美のミッシングム→ン……」ポロッ

律子「いいのね? じゃあ黒井社長、このゲーム機を交換お願いします」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 12:46:04.94 ID:8Gfc2XtUO

黒井「ありがとうございます。ではトイレットペーパー10巻に、ティッシュを2箱。ポケットティッシュを10個と交換いたします」キーン

伊織「さあ、これでもう気が済んだでしょ。帰りなさいよ!」

黒井「ありがとうございましたー!」キーン


伊織「……て、いう事があったのよ!」

亜美「も→最悪だよ、黒井社長!」

雪歩「私のシャベルも……」

千早「困ったものね。もう、来ないといいんだけど……」

黒井「毎度、お騒がせいたしております!」キーン

春香「で、でたー!」

真「そんなに毎日来たって、交換に出すものなんてないぞ!」

黒井「毎度お馴染み、不要品回収業者でございます」キーン

真美「だから→!」

響「765プロに、要らないアイドルなんていないぞー!」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 12:50:52.68 ID:8Gfc2XtUO

黒井「ご不要になられました、日用品、雑貨、古新聞、古雑誌にガンプラ……事務員などございましたら……」キーン

小鳥「ピヨッ!?」

黒井「高級化粧紙、トイレットペーパーと交換させていただきます」キーン

千早「……駄目よ」

真「そ、そうだ。そうだ!」

春香「こ、小鳥さんも、大事な765プロの仲間。家族なんだから!」

小鳥「みんな……」(ちょっと間があったみたいだけど、気のせいよね)

黒井「今なら……」キーン

伊織「はいはい。これ、交換ね」

小鳥「ピヨッ!! 私の秘蔵の薄い本!!!」

あずさ「小鳥さん、これも小鳥さんを交換に出さないためですよ~」

真美「そ→そ→。真美たちもホントはこんなこと、したくないんだよ」

雪歩「私たち、小鳥さんを守るために心を鬼にして……」

亜美「ね→」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 12:53:30.99 ID:8Gfc2XtUO

小鳥「みんな……わかったわ」(……私のため、よね?)

伊織「いいのね? じゃあ、これ」

黒井「では、トイレットペーパー1巻と交換で」キーン

小鳥「ピヨピヨッ!! や、安すぎませんか!?」

黒井「ありがとうございましたー!」キーン

小鳥「うう……」

春香「良かったですね。小鳥さんが連れて行かれなくて」

やよい「うっうー!」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 12:55:20.80 ID:8Gfc2XtUO



小鳥「……うん」(……なんか、体よく本を処分された気も……)




21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 12:58:11.28 ID:8Gfc2XtUO

小鳥「というわけで、昨日も来たんですよ。黒井社長」

P「へえ。そうなんですか」

春香「とか言っていると、また来るかもしれないですよ」

美希「さすがにそんなに毎日は来ないと、ミキ思うな」

黒井「毎度、お騒がせいたしております!」キーン

春香「って、本当に来た!?」

亜美「しつこいよ→」

黒井「毎度お馴染み、不要品回収業者でございます」キーン

伊織「アンタね、いいかげんにしないと……」

響「……ちょっと待つんだぞ。今までの流れでいくと……」

真「え?」

響「アイドル、ユニットメンバー、事務員……次に黒井社長が、交換として狙っているのは……」

雪歩「ええと……」

千早「たぶん……」

あずさ「きっとプロデューサーさんね~……えっ!?」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 13:00:13.48 ID:8Gfc2XtUO

春香「だっ、ダメだよ! ぷ、プロデューサーさんだけは絶対に交換に出せないよ!!」

真美「兄ちゃん! いっちゃだめだYO!!」

やよい「プロデューサー。私、プロデューサーがいなくなっちゃったら……さびしいかなーって」ポロポロ

美希「ハニーは絶対に渡さないの!!!」

貴音「黒井殿、あの方だけは渡せません」

黒井「ご不要になられました、日用品、雑貨、古新聞、古雑誌にサンポール……」キーン

真「みんな! プロデューサーを、守るんだ」

黒井「プロダンション社長など、ございましたら……」キーン

あずさ「みんなでプロデューサーさんを死守……え?」

春香「社長、さん?」

黒井「高級化粧紙、トイレットペーパーと交換させていただきます」キーン


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 13:06:02.22 ID:8Gfc2XtUO

黒井「高級化粧紙、トイレットペーパーと交換させていただきます」キーン

真美「……」

亜美「……」

やよい「……」

美希「……」

響「……」

千早「……」

真「……」

雪歩「……」

貴音「……」

あずさ「……」

律子「……」

小鳥「……」

春香「あ、じゃ、じゃあ……」

伊織「これ、お願いね」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 13:12:17.85 ID:8Gfc2XtUO

数日後


春香「黒井社長、あれから来なくなりましたね」

千早「そうね」

律子「もともと高木元社長が、目的だったのかもね」

小鳥「今は高木社……さんも、961プロで黒井社長さんと仲良くやってるみたいですよ」

伊織「まったく、ツンデレとか傍迷惑よね。素直になればいいのに」

真美「!」

やよい「えへへー。そうだね、伊織ちゃん」

あずさ「でもああいうアタックの仕方もあるのね~」

貴音「参考になります」

亜美「どうゆ→こと?」

響「まだ亜美には早いさー」

真「押しても駄目なら、もっと押せ! だね」

雪歩「違うと思うよ? 真ちゃん」


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 13:13:56.82 ID:e4ISAbdq0

社長いなくなったら大変だろwwwww
あいつそれなりに有能なんだろ?


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 13:15:07.66 ID:Px2NtEEn0

直感でPスカウトするくらいだからな


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 13:17:18.64 ID:8Gfc2XtUO

P「さあさあ、今日も仕事! 頼むぞ、みんな!!」

一同「「はーい! P新社長!!!」」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 13:20:54.09 ID:8Gfc2XtUO

テレビ『では国会中継です……
 黒井「毎度、お騒がせいたしております!
 毎度お馴染み、不要品回収業者でございます。
 ご不要になられました、日用品、雑貨、古新聞、古雑誌にザーボンさん……国会議員などございましたら、高級化粧紙、トイレットペーパーと交換させていただきます」キーン』


終わり


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 13:23:54.59 ID:8Gfc2XtUO

以上で終わりです。
ありがとうございました。


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/01(月) 13:21:55.61 ID:xKgVV3Uh0

ザーボンさんワロタ

最後までテンション変わらなかったな乙


この記事へのコメント

- 名無しさん - 2012年10月02日 13:51:37

国会議員を交換に出したら、トイレットペーパーとティッシュが議事堂に溢れかえるな……。
まぁ無駄に空いた席に飾っておけばいいか。

- 名無しさん - 2012年10月02日 18:54:20

とりあえず二世議員と有害政治屋を交換しよう
明日からティッシュが机で元議員がハロワに並ぶのかwww

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