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～某日、事務所～


貴音「おはようございます」

P「ああ、おはよう…？」

小鳥「おはよう、貴音ちゃん…？」



P「貴音や」

貴音「はい？」

P「どうした、その格好」

貴音「この服装…変でしょうか」

小鳥「あの、服装じゃなくてね…」

P「ネコミミをつけてる理由が気になるんだ」

貴音「ねこみみ？ はて…」

小鳥「？？」

P「え、気付いてないの？」

小鳥「はい、鏡」


貴音「ふむ……！！」

ぴこぴこ


貴音「なななな……面妖なぁ！！」

P「動いたぞ…」

小鳥「まるで生えてるみたい…」


貴音「あなた様！ 私に猫の耳が！」


P「ネコミミ！」

小鳥「たかねこ！ たかにゃん！」

P「これは可愛い」

小鳥「ええ！」

貴音「可愛い…でしょうか？」

P「貴音…」

貴音「はい」



P「語尾に『にゃん』をつけてくれ」

小鳥「……！！」ﾃｨﾝ

貴音「はい？」

P「必要なことなんだ」

貴音「あなた様がそう言うのなら…」


貴音「わかりましたにゃん」

P「」

小鳥「」

貴音「やはり、変でしょうかにゃん？」

P「破壊力が半端じゃない」

小鳥「ええ、可愛いすぎてもう…！」

貴音「なにやら照れますにゃん…」


P「うりうり」


ごろごろ


貴音「ふゅ…あなた様？」

P「いや、あごをごろごろしたくなった」

貴音「悪い気はしませんね…にゃん」


小鳥「無理に語尾につけなくてもいいわよ？」

貴音「はい」

P「うりうり～」


ごろごろ


貴音「～♪」


貴音「……？？」

P「どうした？」

貴音「いえ、お尻がむずむずして…」

小鳥「お尻！」

P「むずむず！」

にょきにょき


貴音「おお、尻尾まで」

P「尻尾だよ！」

小鳥「うひゃあ！！」


貴音「まるで、こすぷれをしている気分ですにゃん」

P「ぐふっ」ﾊﾟﾀﾀｯ

小鳥「こふっ」ﾊﾟﾀﾀｯ


貴音「ああ、鼻血が！」

しかし銀髪の毛並みを持った猫とか高級過ぎだろ

貴音「大丈夫ですか…？」


すぼっ


P「すまん」

貴音「……」ｼﾞｰ

P「どうした？」


てしてし


P「いたっ」

小鳥(ねこぱんち！)

貴音「はっ……すいません」

P「とにかく、カップ麺でも食べて原因と対策を話さないと」


ぴこぴこ


貴音「らぁめん…！」

貴音「食しましょう」

小鳥「ねこにマタタビ、たかにゃんにラーメン……」

P「まあ、そういう事でしょう」

貴音「小鳥嬢、お早く！」




貴音「にゃん」
完！

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