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怜「催眠術?」竜華「せやでー」

引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1345898192/
2: >>1サンクス 2012/08/25(土) 21:39:04.58 ID:p7/6Mdym0

怜「なんや竜華、催眠術とか使えたん?」

竜華「練習しててなー、最近出来るようになったんよー」

怜「なんや初心者かいな……」

竜華「いや、そんなことないで!ぜひ怜に体験してもらいたくて……」

怜「でもなぁー。私催眠術とか掛からないと思うで」

竜華「え、今までそういう経験あるん?」

怜「途中で絶対寝る自信ある」

竜華「あぁ……」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 21:42:25.35 ID:p7/6Mdym0


怜「まぁ、竜華の膝枕でもええんなら、ええよ」

竜華「寝る気まんまんやな……まぁ、ええよ」

怜「では、お邪魔して」ポフッ

竜華「どうぞー」


竜華「それじゃ、始めるから、うちの言葉聞いてなー」

怜「あかん、もう寝そうや……」

竜華「はやっ!」

怜「いや、なんかうとうとしてまう…」

竜華「リラックス出来とるいい証拠やん。きっと怜は催眠術掛かりやすいで」

怜「そうかぁー?」

竜華「リラックスは掛かるために必要なことやしな。何より一番大事なのは、互いの信頼関係や」

怜「信頼関係か。それならまぁ、掛かるかも知れんな」

竜華「せやろー。それじゃ、改めまして。うちの言葉、よく聞いてな?」


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 21:45:41.08 ID:p7/6Mdym0

竜華「まずはゆーっくり、深呼吸して」

怜「はーい先生」

竜華「いちいち返事せんでええから。怜はリラックスして、うちの声だけ聞いとけばええんよ?」

怜「なんやつまらんなぁ」

竜華「ええからええから……はい、深呼吸」

怜「……」スー、ハー

竜華「うちの声に合わせて深呼吸してみよか。はい、吸ってー、吐いてー……」

怜「…スー……ハー……」

竜華「その調子やでー……吸ってー……吐いてー……」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 21:49:51.88 ID:p7/6Mdym0


怜「……あかん、寝てまう……」

竜華「目を瞑ってもええよー、うちの声に集中して、しっかり聞いといてなー」

怜「うん……」

竜華「目を瞑ったら、もっと、もーっと深ーい深呼吸しよかー」

竜華「はい、吸ってーー……吐いてーー……」

怜「スーッ……ハーッ……」

竜華「寝ながら深呼吸すると、気持ちいいやろ?ほら、もっと深呼吸して」

怜「スーッ……ハーッ……」

竜華「なんだかぽかぽかしてて気持ちええなー……お腹のあたりに意識を向けてみぃ?」

怜(ほんま、なんかぽかぽかするなぁ……)

竜華「お腹に意識を向けると、お腹がもっとぽかぽかするで。ほら、深呼吸」

怜(あ、ほんまや……なんかそんな気がする……にしても眠いなぁ……)スー、ハー


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 21:53:26.12 ID:p7/6Mdym0


竜華「うんうん、お腹ぽかぽかしてきたなぁ。それじゃあ今度は、右手に集中しよか」

竜華「右手に集中したら、今度は右手が、ぽかぽかしてくるでー」

怜(なんやこれ……どんどん眠くなるやん……ほんとに右手もぽかぽかしてきたし……)

竜華「はい、右手もぽかぽかしたな……じゃあ次は、左手」

怜(ぽっかぽかや……気持ちええなー)

竜華「右手も左手も、ぽっかぽかして気持ちええなー。今度は両足いっきに、いこか」

怜(足に意識を……おぉ、ほんまにぽかぽかするなぁ……)

竜華「うんうん、足もぽかぽかやね……それじゃもう、全身ぽっかぽかやな」

怜(全身、ぽっかぽか、やなぁ……)

竜華「全身ぽっかぽかやと、もう寝むぅて仕方ないな。この暖かさに浸って、少し気持ち良くなっとこかー……」

怜(うん、もう、めっちゃ寝そうわ……)


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 21:57:03.36 ID:p7/6Mdym0

竜華「ぽかぽか……ぽかぽか……」

怜(……スーッ……ハーッ……)

竜華「怜、すっかり催眠状態やなぁ……やっぱり掛かりやすいでー」

怜(ん……こんなんが催眠術なん……?ただのお昼寝みたいなもんやん……)

竜華「ところで、怜」

竜華「右手に力入らんくなってるの、気付いてるー?」

怜(ん……?)

竜華「ほら、怜はもう、右手に力が入らんよ」パチンッ

怜(んっ……なんや……ほんまに……?)

竜華「試そうとすればするほど、右手から力が抜けてくでー。ほら、すぅっ、て」パチンッ

怜(あ、力が……)ガクッ

竜華「ほーら、力入らんやろー。怜は催眠術に掛かってるから、もう、力入らへんでー」

怜(ほ、ほんまに……催眠術……?)


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:01:14.93 ID:p7/6Mdym0

竜華「はい、左手の力も抜くでー。いくでー。……すぅっ」パチンッ

怜(あっ……)ガクッ

竜華「怜は偉いなー。ちゃーんと催眠にかかっとる」

怜(力が……)

竜華「ほら、不安がらんでええよ。全身がぽかぽか。気持ちいいんやろ?」

怜(……ぽかぽかして力抜くと……気持ちええ……)

竜華「右足も……すぅっ。左足も……すぅっ」パチンッ、パチンッ

怜(あ、もう……)ガクッ

竜華「うんうん、それじゃあ、全身ぽかぽかしたまま、全身の力抜くでー……」

竜華「……はい、すぅっ」パチンッ

怜(んっ……)ダラン

竜華「力抜けたなー。気持ちええなー。眠いなー。もう何も考えたくないなー」

怜(ん、そんないっぱい喋らん…といて……)


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:05:53.03 ID:p7/6Mdym0

竜華「何も考えんでいいでー。ただ怜は、うちの言葉を聞いて、気持ちよくなっとけばええから……」

怜(何も考えんでええん……?)

竜華「全身ぽかぽかで、力入らなくて、何も考えない。すっごい気持ちいいなぁー」

怜(……気持ちいい……)

竜華「催眠状態、気持ちいいなぁ……。それじゃあ、もっと深い催眠、掛けてあげるな」

怜(さいみん……)

竜華「今から10から数え下ろすでー。数字が小さくなればなるほど、怜の催眠は、ふかーく、ふかーくなっていくからな」

怜(ふかく……ふかく……?)

竜華「0になった瞬間、怜は、完全に催眠状態になるで」

怜(ぜろ……さいみん……?)

竜華「ほな、いくでー」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:10:05.02 ID:p7/6Mdym0


竜華「じゅう、きゅう、はち……」

竜華「ほら、段々と、意識が薄れていくで」

怜(……じゅ、はち…ん…)

竜華「なな、ろく、ごぉ……」

竜華「もう半分まで来たで……全身ぽかぽか、気持ちいいな」

怜(ぽか…ぽか…)

竜華「よん、さん……」

竜華「全身ぽかぽか、力が入らない。催眠状態」

怜(ぜん…さいみ……?)

竜華「にぃ」

竜華「ほら、あと二つ数えたら、怜は完全に催眠状態になるよ。気持ちええなぁ」

怜(…ふた、つ……)


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:13:12.96 ID:p7/6Mdym0


竜華「いーち」

竜華「ほら、もう、意識が落ちる寸前。気持ちよくて、何も考えられへん。気持ちいだけ」

怜(きも…ち……)

竜華「あと、ひとつ、数えたら、完全に催眠状態に落ちるよ?怜」

怜(さいみ……おち…?)

竜華「……ふふっ」

竜華「ぜろ、『堕ちて?』」

怜(あっ────────…………)

竜華「…………ほーら、もっともっと、深くいこか」

怜(───………)

竜華「10,9,8,7,6,5,4,3,2,1」

竜華「ぜろ、『堕ちて?』」

怜(ッッ────………)


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:18:39.84 ID:p7/6Mdym0


怜「………」スー、ハーッ

竜華「……ふふっ、完全に催眠状態やなぁ。怜」

竜華「可愛いで……怜ぃ……」

竜華「ときぃ?催眠状態は気持ちええなぁ」

竜華「ずっとずっと、この感覚に浸りたいなぁ」

竜華「でも、いったん、目を覚ましてもらうで」

竜華「うちが1から10まで数えて、手を叩いたら、怜は目を覚ます」

竜華「ええ?うちが手を叩いたら、怜は目を覚ますよ」

竜華「ただし。うちが『堕ちて?』って言ったら、怜はすぐに、この催眠状態に帰ってこれるよ」

竜華「嬉しいなぁ。気持ちいい催眠状態に、すぐに帰ってこれるでー」

竜華「うちが手を叩いたら、怜は目を覚ます。うちが『堕ちて?』って言ったら、怜は催眠状態に堕ちる」

竜華「いくでー……」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:22:54.28 ID:p7/6Mdym0


竜華「1,2,3,4,5,6,7,8,9……」

竜華「じゅう!」パンッ

怜「んっ………」

竜華「怜ー、お疲れ様。目は覚めたかー?」

怜「ん、んんっ……ふぁーぁ……」

竜華「なんや怜、まだ寝ぼけとんのかー?」パンッ

怜「んっ!び、びっくりするなぁ……なんやねん」

竜華「いったんおはようやでー。どう?気持ちよかった?」

怜「あぁ、催眠術やったかいな……せやなー、あんまり覚えてないしなー」

竜華「えー、しっかり思い出してよー。ほら、全身がぽかぽかになって、力が抜けて…」

怜「え、あ、そ、そうやなぁ……なんか 竜華「『堕ちて?』」

怜「ッ────」ガクンッ


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:23:26.36 ID:Mi56PhjU0

このドラゴン、中々の鬼畜


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:29:04.51 ID:p7/6Mdym0

竜華「ふふっ、めっちゃ掛かっとるやん……」

竜華「怜ぃ。一瞬で催眠状態まで落ちると、すっごく気持ちええやろー?」

竜華「意識が一瞬で飛ぶ瞬間、なんとも言えんくらい気持ちええやろー?」

竜華「これを何回も繰り返すとなー……ふふっ」

竜華「怜はもう、催眠状態の虜になっちゃうんやでー?」クスクス

竜華「はい、1,2,3,4,5,6,7,8,9」

竜華「じゅう!」パンッ
怜「!」ビクッ

竜華「怜、起きてー。目ぇ覚ましー」

怜「ん……あ、りゅうk」

竜華「『堕ちて?』」

怜「ッ─────」ガクンッ

竜華「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10」パンッ

怜「ぁっ……」ビクッ

竜華「『堕ちて?』」

怜「ッ──────」ガクンッ


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:33:50.35 ID:p7/6Mdym0


竜華「はい、もう一回いくよ。1,2,3,4,5,6,7,8,9,10」パンッ

怜「ぁ……」ボーッ

竜華「もうどっちがどっちか分らんなぁ」クスクス

竜華「『堕ちて?』」

怜「─────」

竜華「もう、手ぇ叩くだけで起きてね。いくで」パンッ

怜「……」ボーッ

竜華「『堕ちて?』」

怜「────」ダラーン

竜華「それじゃ、最後は、どでかいのいこかー。はいっ」パンッ

怜「……」ボーッ

竜華「怜、10,9,8,7,6,5,4,3,2,1」

怜「りゅぅ……」ボーッ

竜華「0、『堕ちて?』」

竜華「ほら、もっと『堕ちて?』。もっと『堕ちて?』。まだまだ『堕ちて?』」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:37:21.92 ID:p7/6Mdym0

竜華「ずーんって、ほらほら、もっと、もっと」

竜華「何も分らない暗闇まで、ずーと落ちていこう?」

竜華「だから……ほらぁ、『堕ちて?』」

怜「──────」ビクッビクッ


竜華「あは、あはは…なんや怜、気持ち良すぎて少し痙攣しとるやないか」

竜華「まだまだ本番はこれからなのに……」クスクス

竜華「なぁ、怜?そんなに『堕ちて』大丈夫?」

怜「───」ビクッ

竜華「あぁ、ごめんなぁ。間違って『堕ちて』って言ってしまったわぁ」

怜「────」ビクッ、ビクッ

竜華「また『堕ちて』って言ってしまったわぁ。もう『堕ちて』って言わんようにしとこ」クスクス

怜「────ッッ」ビクンッ

竜華「ふふっ、そーんなに気持ちええんやぁ……」クスクス

竜華「これからもっと、もーっと気持ちよくしたげるからなぁ」クスクス


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:39:57.04 ID:p7/6Mdym0


竜華「怜は今、深い、ふかーい催眠状態」

竜華「もううちの声しか聞こえへん。うちの声だけ聞いとけばええから」

竜華「うちの声だけを聞いてれば、それだけで気持ちいい」

竜華「ほら、聞けば聞くほど、気持ちよくなっていくやろー…?」

竜華「だから、うちの言う事は、どんどん聞いていこうなー」

竜華「うちの声聞いて、言う事聞いて、どんどん気持ちよくなっていこ」

竜華「ほら、もう一回、深いとこいくよー…」

竜華「はい、『堕ちて?』……」


────
──…
─…




46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:48:56.33 ID:p7/6Mdym0



─…
──…
───


竜華「はいっ!」パンッ

怜「っ!」ビクッ

竜華「はいはい、起きてー」

怜「な、な、なんやなんや……」

竜華「いつまでうちの膝で寝てるつもりやねん。もう起きぃや」

怜「なんや竜華。今日はなんか冷たいなー」

竜華「冷たくなんかないよ?なぁ怜」

怜「んっっ!!」ビクッ

竜華「どーしたん?いきなり大きな声出して……」

怜「い、いや、なんでも…」

怜(な、なんや…いまいきなり電流みたいなのが…?)


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:52:39.29 ID:p7/6Mdym0


竜華「なんや、今日の怜なんか変やなぁ」

怜「んんっっ!!」ビクッ

竜華「……ほんまどうしたん?熱でもあるんか?」

怜「い、いや…なんもない…」

怜(あ、あかん…これなんや…めっちゃ変な気持ちになる…)

竜華「それはそうと、いつになったら膝からどいてくれるん?」

怜「あ、ああ。そうやな」ヨイショ

竜華「あ、そういえば怜」

怜「んはぁっ!」ガタッ

竜華「ど、どうしたん!?やっぱり体調悪いんか!?」

怜「はぁ……はぁ……だ、だいじょうぶ…」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:55:40.70 ID:p7/6Mdym0


竜華「怜、無理せんでええからな?うち、怜の事が心配やねん」

怜「ぁっ、ん……っっ!!」ビクッ、ビクッ

怜(か、身体がぁ……なんやねんこれぇ……)

竜華「な、なにエロい声出してんねん、怜」

怜「え、エロい声なんて…んっっ…」ビクッ

竜華「なぁ、怜」

怜「んはぁぅっ……」ビクッ

怜(竜華に……名前……)

竜華「ほんまに大丈夫か?と──」

怜「す、ストップ!」

竜華「ん?どないした?」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 22:59:59.10 ID:p7/6Mdym0


怜「うん、うん……よし、竜華。今日はうちの名前呼ぶの禁止な」

竜華「はい?」

怜「よし、よし……うん、もう大丈夫や!ほないこか!」

竜華「どうしたん?熱でもあるん?」ピトッ

怜「ッッ!!」ビクンッ

竜華「熱はないなぁ……まだ寝ぼけとるんかぁ?」ホッペプニー

怜「ぁっ、んんっ……」ビクッ、ビクッ

竜華「またエロい声出してぇ……発情でもしとるんか、怜?」

怜「ぁぁっ……!」ビクッ

怜(な、名前と……触られても……)

怜「りゅ、竜華ぁ…今日、うちに触るのもk──」フルフル

竜華「そんなに震えて……大丈夫、うちがおるで…」ギュウッ

怜「~~~~~~~~~~~~ッッッ」ビク、ビクンッ


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:02:43.80 ID:p7/6Mdym0


怜「んはぁっ…はぁっ……はぁぁ……」

怜(い、い、イってしまった……)

竜華「怜ぃ」ボソッ

怜「ひゃぁぁッ……!!」ビクッ

竜華「今、イったな…?うちに抱きつかれて、イった…?」

怜「ゃ、ちがっ…」

竜華「うちに抱きつかれてイっちゃうような、エッチな子やったん……?」

竜華「なぁ、怜ぃ」ボソッ

怜「~~~~~ッッ!!」ビク、ビクッ

竜華「今度は名前囁かれただけでイったなぁ……」

怜「りゅ、りゅうかぁ……」

竜華「なんやー?うちはただ、部活の仲間の事を心配して、抱きしめてあげてるだけやで?」

竜華「そうやろ?怜?」ギュウッ

怜「あ、ぁ、ぁぁぁッッッッ!!!」ビクンッ


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:07:11.28 ID:p7/6Mdym0


竜華「あぁ……抱きしめながら名前呼んでしまったわぁ…」

怜「りゅ、か……」

竜華「もう限界って顔しとるなぁ怜」

怜「んはぁぁっっ!」ビクッ

竜華「あかん……あかんて……」

竜華「うちももう、限界やわ……」

怜「りゅう…んんっっっ」

竜華「んっ…んっ…んぁ…はぁぅ……」

怜「ぁぁぁぅ……んぁぁ……んんんっ……」

竜華「キスでも感じてまう怜…かわいいなぁ……んっ」

怜「はぁ…ふぁっ……ぁぁぁっ……」


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:10:50.54 ID:p7/6Mdym0

竜華「怜ぃ、怜ぃ……」ぎゅうう

怜「ふぁぁぁ……ぁ、ぁ、ぁぁ……」ボーッ

竜華「もう目の焦点あってないやん…そんなに気持ちよかったん…?」クスッ

竜華「それとも、催眠が深く掛かりすぎたんかな…?」

竜華「まぁ、どっちにせよ、気持ちよすぎたんやな…ふふっ」ギュウッ

怜「ぁぁ、ぅぁ……」ボーッ

竜華「虚ろな怜めっちゃ可愛いけど……いったん、寝ようかぁ」

竜華「はい、怜。『堕ちて?』」

怜「ぁっ────………」

───
──…
─…



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:13:45.04 ID:p7/6Mdym0



─…
──…
───

竜華「はいっ」パンッ

怜「んっ……」

竜華「怜ー、お目覚めの時間やでー」

怜「ん、んん……」

竜華「ほら、そんな眠そうにせんと。早く起き!」

怜「う、うん……ちょ、ちょっと待って……」ドキドキ

竜華「んー?」

怜(あかんあかんあかん………あかん!)

怜(竜華に……めっちゃキスしたい!!!!)


69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:17:58.86 ID:p7/6Mdym0


怜(あかん、何考えてんねんうち…そんなん意味わからんやろ!)

怜(ええか、竜華はうちの事を心配してくれて、膝枕してくれてたんや)

怜(それをっ!うちはっ!いやらしい気持ちでっ!この馬鹿っ!)

怜(よ、よし。冷静を装って。いつもどーりに…)

怜「お、お待たせー。そろそろ起きるなー」

竜華「うん、うちはいつでも大丈夫やでー」ニコッ

怜「ああああああああああああああかんん!!!!」

竜華「んー?」

怜(可愛い、可愛い…っ!あかん、めっちゃキスしたい……)

怜「りゅ、りゅうか…?」

竜華「どーしたん、怜?」ニコッ


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:21:45.89 ID:p7/6Mdym0


怜「うち……うち……」ハァハァ

竜華「どーしたん?息荒いでー?」

怜「うち……もう……我慢……」ハァハァ

竜華「……ふふっ、我慢せんでもいいよ?」ニコッ

怜「!! りゅ、竜華ぁぁ!!!」ドサッ

竜華「んっ……んぁぁっ……」

怜「んはぁっ……んっっ……竜華、竜華ぁぁ……」

竜華「んんっ……はぁっ……」

竜華(私とキスしたくなるようにしただけなのに、怜ったら……)クスッ

怜「竜華ぁ、はぁっ、んっ、んんぁ……」

竜華「怜……」


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:25:17.62 ID:p7/6Mdym0


怜「りゅ、竜華ぁ、あのなぁ」

竜華「……?」

怜「う、うちな……竜華のことがな」

竜華「え、あ、ちょっと──」ズキンッ

怜「すk───」

竜華「ごめん!『堕ちて?』!!」

怜「ぁっ────………」ガクンッ

竜華「………はぁ………」

竜華「……まだ、心がなんか痛い……」ズキンッ

竜華「うち……」ハァ

竜華「……こんなんで、怜に好かれたかったんやない……」


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:29:48.97 ID:p7/6Mdym0


怜「スーッ……ハーッ……」

竜華「怜、今から怜に掛かってる、すべての催眠をとくで……」

竜華「それと…ごめんな。うちに帰ったら、ゆっくり寝てな…」

竜華「…今から10数えて手を叩くと、怜に掛かってる全ての催眠は解ける」

竜華「いくで…1、2、3…」

竜華「4,5,6……」グスッ

竜華「7,8,9,……」

竜華(これで良かったんや…明日からはまた、今までどおりのうちらで──)

竜華「じゅう!」パンッ



82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:35:51.87 ID:p7/6Mdym0


怜「んっ………」

竜華「おっはよー、怜。よく眠れたかー?」

怜「竜華……」

竜華「いやー、いつもに増して、熟睡してたなー怜!そんなにうちの膝枕気持ちよかったん?」ハハハ

怜「あー……そかぁ……あー…なるほどなぁ……」

竜華「どうしたん?怜?」

怜「どうりで……はぁ……悲しくなってきたわ」

竜華「え?え?ほんまにどうしたん?」

怜「竜華、うちの催眠、『すべて』解いたやろ?」

竜華「…………あ………」

竜華(催眠中の記憶──消してない──……)


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:38:03.99 ID:p7/6Mdym0


怜「どーりでなー……うんうん」

竜華(私の気持ちも──卑劣なやり方も──全部──)

竜華(怜『どうりで……はぁ……悲しくなってきたわ』……)

竜華(怜に……)

竜華(怜に………嫌われたぁ……)グスッ

怜「やっぱり、詰めが甘いなぁ。それに、駄目駄目やん」

怜「あと一歩で、一生後悔するとこやったで…ほんま」

怜「……うちのど阿呆」


85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:41:05.97 ID:p7/6Mdym0


怜「ごめんな、竜華。もう一回だけ、眠ってな」

竜華「え……?」

怜「『おやすみなさい』」パチンッ

竜華「ぁ───………」


怜「……竜華に催眠掛けて、催眠術叩きこんで」

怜「うちに催眠術掛けて、いやらしいことするように仕組んで」

怜「自分の記憶は忘れるように自分で催眠掛けて……」

怜「ただの卑怯なやり方で、何の意味もない愛情を作って」

怜「自分は何も知らないふりで……竜華を苦しめたなぁ……」


怜「竜華、今から竜華に掛かってるすべての催眠を解くで」

怜「……ほんま、堪忍な」

怜「1,2,3,4,5,6,7,8…」

怜「9…じゅう」パンッ


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:42:20.54 ID:fzEoEo/K0

なん...だと.......?


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:43:09.26 ID:Iz9AvGC20

怜さんは策士やなぁ


88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:43:53.43 ID:p7/6Mdym0

竜華「んっ……」

怜「竜華、おはよう。いつもと立場逆やな」ハハハ

竜華「……」

怜「頭混乱しとるやろ?ごめんな。さっきまでの竜華の気持ち、全部あれ、うちが…」グスッ

怜「うちがぁ…グスッ…づぐった…偽物…やがらな……」

怜「ほんまごめんな……ぎら、ぎらいになっでも……ええから……」

竜華「怜」ギュウッ

怜「!!……りゅぅ……かぁ……」

竜華「怜に掛かってる催眠は、うちが全部解いたんよな?」

怜「……?」コクッ

竜華「それで、うちに掛かってる催眠は、怜がさっき、解いたんよな?」

怜「……」コクッ

竜華「はぁー……それはしんどいわー……なんでやろなー……ほんま」

竜華「ほんま、なんでうち、こんなに怜のことが、好きで好きで仕方ないんやろかぁ…」


90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:44:45.90 ID:p7/6Mdym0

怜「りゅう……かぁ……?」

竜華「はぁ。大体、催眠なんかで人の気持ちが操れるわけがないよなぁ」

竜華「行動は操れても!人の、一番大事な、恋心!そう簡単に操れる訳ないんや」

怜「……竜華……」

竜華「だからな、怜」

怜「───待って、竜華……」

竜華「待てへん。言うで」

怜「なんや……せっかちやな……まぁ、うちもやけど」クスッ





    「「大好きやで」」




カン!


99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:48:49.47 ID:p7/6Mdym0

久しぶりにSS書いたけど、一応完走出来てよかったんだぜ!
ほんとは最初みたいに催眠の様子をずっと描きたかったけど、時間の都合とやる気の(ry

支援感想…すばらでしたよっ!


94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:45:59.71 ID:Mi56PhjU0

すばらでした!乙


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:47:13.55 ID:fzEoEo/K0

乙やでしかし


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 23:47:24.14 ID:5Mt1aY050


すばらでした


106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 00:07:44.07 ID:Ms9UGSe60

おつおつ
すばらですよ


107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/26(日) 00:09:51.66 ID:Zb/oMcnDO

乙乙


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