スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

千歳「ウチのな…ウチの本当の気持ちは……」

元スレ:千歳「ウチのな…ウチの本当の気持ちは……」
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1326352869/
1 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 16:21:09.59 ID:N/M3S2+v0

生徒会室

綾乃「としのーきょーこに告白するわっ!」バッキン

千歳「な、なんやてぇ!?ずいぶん唐突やけど…綾乃ちゃん本気なん?」

綾乃「大マジジブラルタル海峡よ!私もいつまでもくすぶっていてはいけないって思ったの」

綾乃「そりゃあふられるのは怖いけど…だけど、もう決めたことなのよっ」

千歳「そっか~これは応援せなな…ウチもついていこっか?」

綾乃「ううん、一人で行くわ。ありがとね、千歳」

千歳「りょーかいや、したらここで上手く行くのを祈ってるわぁ」

千歳「それにしても二人がついに正式に恋人に…ああ~ええなぁ~」ダクダク

綾乃「ちょ、ちょっと千歳…あーっもう!いってくるわね!」ガラガラ


2 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 16:24:14.05 ID:N/M3S2+v0

茶道部室

綾乃(ううっ…いつになく緊張するわ…よ、よぉーし!!)

綾乃「とっ、としのーきょーこぉー!」ガラッ

京子「おーう、綾乃のアイドル京子ちゃんだよー♪」

綾乃「ちょっ…!?つまんない軽口叩いてんじゃないわよ!///」

京子「えへーごめんごめん。それで今日はどしたのー?」

結衣「どうせ提出物でも忘れてんだろー?」

ちなつ「そうそう、京子先輩ったらだらしないんだから。ねー結衣先輩っ」

京子「なんだよぉー二人してぇ~」ブー

綾乃「そ、そうじゃなくって!」


4 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 16:27:31.40 ID:N/M3S2+v0

綾乃「えっとね、ちょっとその…せ、生徒会の手伝いをね…お願いしたいと思って…」

京子「えぇー手伝いぃ?しょうがないなー…あかり、ちょっと代わりに行ってこいよ」

あかり「ふぇ!?なんであかりにこういう役ばっかr」

綾乃「ちがうの!!!!」

4人「!!?」ビクッ

綾乃「あ…だ、だからね?ととっとしのー…きょーこにお願いしたいっていうか…だからその……うぅ…」

京子「…わかったよ。そんなにこの私を必要とするならついて行ってやろうではないかーっ」

綾乃「あ…う、うんっ、ありがと…」

京子「いーっていーって!」ニッ

綾乃(うああぁあぁあ……///)


6 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 16:29:48.74 ID:N/M3S2+v0

京子「おい綾乃ぉ?校舎裏の大きな教材を運ぶって言ってたけど…」キョロキョロ

京子「それらしいのは見当たらないよ?」

綾乃「うん…あ、あのね…」

京子「?」

綾乃「その…手伝いっていうのは…嘘で…」

京子「なにぃー!?この歳納京子をだまくらかすたぁ一体どういう」

綾乃「きいてっ!!!」

京子「おぁ」


8 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 16:32:20.40 ID:N/M3S2+v0

綾乃「えっと…嘘をついちゃったのはごめんなさい…」

綾乃「でも、こんな所まで来てもらったのは、大事な話があって…」

京子「話……?」

綾乃「変に飾ると上手く言えなくなっちゃうかもしれないから、単刀直入に言うわね!!」

京子「う、うん…」

綾乃「わ、私ね!私…としのーきょーこが…ううん」



綾乃「京子が…あなたが…好きなのっ…」


9 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 16:34:50.37 ID:N/M3S2+v0

京子「……!」

綾乃「いつも屈託のない笑顔を見せてくれる…そんなあなたが好き……なの…」

京子「綾乃……そっか」

京子「綾乃の気持ち、すっげー嬉しいよ」

綾乃「……きょう」

京子「でも…その……ごめんな」

綾乃「っ……」

京子「私……さ。付き合ってる人がいるっていうか…」

結衣「おーい、京子ー綾乃ー」

京子「およ?結衣だ」

綾乃「船見さん…」


11 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 16:37:30.50 ID:N/M3S2+v0

結衣「やれやれ…二人ともあんまり遅いから心配したんだぞ?」

京子「ちょうどいいや、紹介しておこう」グイッ

結衣「わ!おい何す…」

京子「これが私の恋人の船見結衣ちゃんだ」

綾乃「な……」

綾乃「なんですってえええ~~~~っ!!?」

結衣「ああ、綾乃には言ってなかったっけ?といってもつい最近なんだけどさ」

綾乃「そ…そんな……仲がいいとは思っていたけどまさかそんなっ……」


12 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 16:41:16.34 ID:N/M3S2+v0

京子「……フフン」

結衣「…な、なんだよ」

京子「ああ、夕日に照らされた横顔がかっこかわいいぜユッピー…んーっ♪」チュッ

結衣「んむっ…!?」

綾乃「んなぁっ!?」

結衣「ぷぁ…ば、ばか、綾乃が見てるだろ…キョッピー///」

綾乃「な、なななななな……」

綾乃(なんなのコレはぁ~っ!?いきなりキスしてるしなんか恥ずかしいあだ名で呼び合ってるし~!!)

結衣「ふん…きょーうこぉ~」ガシッ

京子「うわぁっ!?」

結衣「そらっ」モゾ

京子「ひゃぁっ///」ピクン

綾乃「ちょぉおぉ!?///」


13 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 16:45:04.94 ID:N/M3S2+v0

結衣「お前のここ、もうこんなになってるじゃないか…」

京子「だ、だって…あんっ、ダメだよゆいぃ……///」

綾乃「あ、ああぁ…ちょ…ふ、ふふふな、ふなふなふなっ…」


結衣の指が京子の濡れそぼった(以下アッカリーン)

しかし京子も負けじと結衣の(以下アッカリーン)

(\アッカリーン/\アッカリーン/\アッカリーン/\アッカリーン/)


綾乃(あ、あああ…ああぁああああぁぁ…なんなのよコレはぁ…)ヘタリ


15 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 16:49:21.88 ID:N/M3S2+v0

綾乃(理解できない…目の前で起こっていることが理解できないわ……)

綾乃(そう…ゆ…夢よ…こんなの……悪い夢…)

綾乃「う…ううう……っ」

二人「…?」

綾乃「うわああああああん!!こんなのいやああああぁああぁぁぁ~~……」ピュゥゥゥ

結衣「あ、綾乃……」

京子「足がひと昔前の漫画のように…」


16 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 16:53:22.49 ID:N/M3S2+v0

綾乃(なんなのっ!?もうわけがわからないわよおぉ~~~っっ!!)

綾乃(がんばって…ぐすっ…告白したのに…ふられただけじゃなく…このっ…この仕打ちはなんなのよぉ……!)

綾乃(ぐす…くっ…涙が…止まらない…ひっく…止まらないないナイアガラよお……)

ドンッ!

綾乃「きゃっ!ご、ごめんなさ……え、な、何これ?大きな……足?」

???「うにー?」

綾乃「…って、ええぇえぇえええっ!!?」

綾乃「な、ななななな……」パクパク

???「うにー」

綾乃「なんなのこの東京タワーほどの大きさの子供はあああ!?」バァァァァン


18 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 16:56:16.27 ID:N/M3S2+v0

大きな子供「うにー」ゴゴゴゴゴ

綾乃「あ…あああ…あ…」ガクガク

大きな子供「もみあげー」ガシッ

綾乃「きゃああああああぁぁあああぁああ!?」

大きな子供「もみあげーもみあげー」ブンブン

綾乃「ひぃええええ!!はーなーしーてええぇぇぇ~~っ!!誰かっ、誰かたすけてええええぇぇ~~~!

!」

綾乃「いやあああああああぁぁぁ……


19 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 16:59:59.51 ID:N/M3S2+v0

--------
----
--

綾乃「あああぁぁぁ……はっ!!?」ガバッ

綾乃「はあっはあっ…はっ…はっ……ゆ、夢……」

綾乃(ああ……恐ろしい…恐ろしい夢だったわ……)

綾乃(途中からなんだかわけがわからなかったけど…)ゲッソリ

綾乃(夢とはいえ好きな人にふられるのは……やっぱり、辛いわね……)グスン

???「う~ん…綾乃ちゃん…?」モゾモゾ

綾乃「ぅわぁ!?ちっ、千歳!?」ドキッ

綾乃(ってそうだ、千歳が勉強会で泊まりに来てて…)

綾乃「う、ううん…なんでもないの、起こしちゃってごめんね千歳」

千歳「綾乃ちゃん…」

千歳「…もしかして、泣いてるん?」


20 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 17:03:22.03 ID:N/M3S2+v0

綾乃「え……」

綾乃「な、何言ってんのよ…ぐす…な、泣いてなんか……」

千歳「綾乃ちゃん…」

千歳「ウチなんかで良ければ、話してみてくれへんかなぁ?」

綾乃「千歳……ぐすっ」

綾乃「うぅ……ふわぁぁんちとせぇ~~~…」

千歳「あららら…よしよし」ナデナデ


21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 17:07:08.10 ID:N/M3S2+v0

千歳「そっか…歳納さんに…」

綾乃「うん…おかしいわよね、私ったら夢だっていうのにこんな悲しんじゃって…」

綾乃「ほんっと、バカみたい……あはは…」

千歳「……よっしゃ」

綾乃「…?」

千歳「綾乃ちゃん、ちょっとじっとしててな?」ギュッ

綾乃「わ…///ちょ、ちょっと千歳…?」


22 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 17:10:55.06 ID:N/M3S2+v0

千歳「綾乃ちゃんを抱きしめてからのお~っ」ググッ

綾乃「え?え?」

千歳「なんちゃらほーるどや~っ!」グワッ

綾乃「きゃっ…!」

……ぽふんっ

綾乃「……びっくりした…きゅ、急になんなのよ千歳…」

千歳「えへへ、綾乃ちゃん、今日はこうやって二人できゅってしながら寝よ!なっ?」


23 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 17:15:30.17 ID:N/M3S2+v0

綾乃「千歳……」

綾乃「う、うん…ありが」

千歳「おっと、勘違いしたらあかんねんで」

綾乃「ふぇっ?」

千歳「ウチがあったかくなりたいからってだけであって、別に綾乃ちゃんを元気づけたろってわけやないねんからなっ」プイッ

綾乃「…………」ポカーン

千歳「…………」

綾乃「…ぷっ、ふふふっ…なんなのよソレ……」

千歳「ん~?綾乃ちゃんのものまねやけどぉ~?」

綾乃「ふふ…わたしっそんなんじゃ……あはははっ…」

千歳「えへへへ…」


25 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 17:20:37.04 ID:N/M3S2+v0

綾乃「すぅ…すぅ…」

千歳「綾乃ちゃん…寝てもうたかな」

千歳「綾乃ちゃんの寝顔、子供みたいでかわええわぁ」ナデ

綾乃「…んん……」

千歳「ごめんな綾乃ちゃん、ちょっとだけ離れるな…んしょっ」

千歳(……)

千歳「歳納さん、うらやましい限りやなあ…」

千歳「夢に出てくるくらい綾乃ちゃんに想われとるなんて…」


27 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 17:27:22.88 ID:N/M3S2+v0

千歳「綾乃ちゃんの夢に、ウチは出てきたんやろか…」

千歳「…出てきてへんねやろな……」

千歳「…」ソッ

綾乃「……んっ…」ピクッ

千歳「ふふ…綾乃ちゃんのほっぺ、あったかいわぁ……」

千歳「…綾乃ちゃんのさっきの、夢で歳納さんに告白したって話を聞いてな、ウチも改めて気づかされたんや」

千歳「ただ綾乃ちゃんのそばに居れたらええって思ってたけど、やっぱりそうやない…」


29 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 17:33:18.32 ID:N/M3S2+v0

千歳「綾乃ちゃん…ウチのな……」



     ウチの…本当の気持ちは……



千歳「……ふふ…」

千歳(……綾乃ちゃんに、迷惑かけるわけにはいかへんもんね…)

千歳「ん~あかんあかん、ウチももう寝てしまおっ」

綾乃「すぅ……」

千歳(綾乃ちゃん、今度はどんな夢を見てるんやろか…)

千歳「……綾乃ちゃん、ホントの告白は上手くいったらええなっ」


ちゅっ



  おしまい


32 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 17:37:14.41 ID:N/M3S2+v0

千歳にはシアワセになっていただきたい
おそまつさまでやんした


31 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 17:35:43.79 ID:Vc3Aix8h0

せつねえ

乙うううう



34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 17:40:46.09 ID:SPyAXG4x0

あやちとだばー
乙乙



35 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 17:43:43.59 ID:P6zZWRZE0

あやちといいね
おつ



36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/12(木) 17:53:15.62 ID:cxEWYQcA0

なんか切ないけどいいね乙

この記事へのコメント

トラックバック

URL :

最新記事
スポンサードリンク
カテゴリ
月別アーカイブ
おすすめサイト様新着記事