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やよい「今日は皆で遊園地にきました!」
引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1344952813/
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:00:13.31 ID:G1/2kc2n0
やよい「伊織ちゃん、今日は本当にありがとう!」
美希「流石はデコちゃんなの!」
亜美「うんうん、いおりんの太っ腹ぶりときたら」
真美「天井知らずですなぁ~」
伊織「い、いいのよ別に、そんなの。単にこの遊園地がうちの系列ってだけのことじゃない」
美希「流石はデコちゃんなの!」
亜美「うんうん、いおりんの太っ腹ぶりときたら」
真美「天井知らずですなぁ~」
伊織「い、いいのよ別に、そんなの。単にこの遊園地がうちの系列ってだけのことじゃない」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:04:22.50 ID:G1/2kc2n0
やよい「それでもただで招待してくれるなんてすごいですー!」
美希「うんうん。ミキは懐の深い友達を持って幸せなの」
伊織「も、もう……わかったからそのへんにしときなさい。恥ずかしいじゃないの」
亜美「あれあれ、いおりんったら照れちゃって」
真美「かわゆいですなあ~」
伊織「も、もう! 年上をからかうんじゃないわよ! 亜美! 真美!」
響「…………」
美希「うんうん。ミキは懐の深い友達を持って幸せなの」
伊織「も、もう……わかったからそのへんにしときなさい。恥ずかしいじゃないの」
亜美「あれあれ、いおりんったら照れちゃって」
真美「かわゆいですなあ~」
伊織「も、もう! 年上をからかうんじゃないわよ! 亜美! 真美!」
響「…………」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:08:18.61 ID:G1/2kc2n0
やよい「あれ、どうしたんですか? 響さん」
美希「なんか浮かない顔してるの」
響「あ、いや……その……」
伊織「? 何なのよ? 響。もしかして、お腹でも痛いの?」
響「ち、ちがうぞ! えっと、その……伊織には、今日誘ってくれたこと、自分もすっごく感謝してるんだけどさ……」
伊織「?」
響「その……このメンバーって、どういう基準で選んだんだ?」
伊織「えっ?」
美希「なんか浮かない顔してるの」
響「あ、いや……その……」
伊織「? 何なのよ? 響。もしかして、お腹でも痛いの?」
響「ち、ちがうぞ! えっと、その……伊織には、今日誘ってくれたこと、自分もすっごく感謝してるんだけどさ……」
伊織「?」
響「その……このメンバーって、どういう基準で選んだんだ?」
伊織「えっ?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:11:21.45 ID:G1/2kc2n0
伊織「そんなの、見ればわかるじゃないの」
響「……と、いうと?」
伊織「遊園地に行って、喜んで遊びそうなメンバーよ!」
響「うぐっ……。や、やっぱりそうなのか……」
やよい「? 響さん? どうしたんですか?」
美希「響が何故かダメージを受けているの」
亜美「ふむ……これはどういうことですかな?」
真美「もしかして~。ひびきん、乗り物弱いとか?」
響「そ、そうじゃなくて……」
伊織「? 何なのよ?」
響「……と、いうと?」
伊織「遊園地に行って、喜んで遊びそうなメンバーよ!」
響「うぐっ……。や、やっぱりそうなのか……」
やよい「? 響さん? どうしたんですか?」
美希「響が何故かダメージを受けているの」
亜美「ふむ……これはどういうことですかな?」
真美「もしかして~。ひびきん、乗り物弱いとか?」
響「そ、そうじゃなくて……」
伊織「? 何なのよ?」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:16:47.66 ID:G1/2kc2n0
響「……皆、ちょっと自分の学年を言ってみてくれ」
やよい「へ?」
美希「なんでなの?」
響「いいから!」
亜美「? よくわかんないけど、亜美達は中一だよ→」
やよい「私は中二ですー」
美希「ミキは中三なの」
伊織「私も中三よ。それがどうかしたの? 響」
響「うぅ……ほらぁ……」
伊織「?」
響「伊織ぃ……自分は、高二なんだぞ……」
伊織「? 知ってるわよ、そんなこと」
響「だからあ……」
伊織「?」
やよい「へ?」
美希「なんでなの?」
響「いいから!」
亜美「? よくわかんないけど、亜美達は中一だよ→」
やよい「私は中二ですー」
美希「ミキは中三なの」
伊織「私も中三よ。それがどうかしたの? 響」
響「うぅ……ほらぁ……」
伊織「?」
響「伊織ぃ……自分は、高二なんだぞ……」
伊織「? 知ってるわよ、そんなこと」
響「だからあ……」
伊織「?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:18:21.28 ID:G1/2kc2n0
響「この中で、自分だけ、高校生なんだぞ!」
伊織「!?」
やよい「なっ……!」
美希「っ!?」
亜美「な……」
真美「なん……だと……」
伊織「!?」
やよい「なっ……!」
美希「っ!?」
亜美「な……」
真美「なん……だと……」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:23:08.94 ID:G1/2kc2n0
響「ほらー! やっぱり皆気付いてなかったー! うわあああん!!」
伊織「あ、ああ、そ、そういう……こと……」
やよい「そう言われてみればそうでしたね……」
美希「ぜんっぜん気付いてなかったの……」
亜美「何の違和感も無かったよね」
真美「違和感仕事しろ→」
響「うぅ……皆ひどいぞ……自分、皆より、お姉さんなのに……」
伊織「ま、まあいいじゃない……響、遊園地好きでしょ?」
響「ぐすっ……お、沖縄には遊園地ってなかったからわかんないけど、楽しそうだなとは思うぞ……」
伊織「ほ、ほら! ならいいじゃない!」
響「で、でもでもぉ……なんかこう、自分、高校生なのに、中学生の皆と同じ扱いなのかなって思ったらなんか……」
亜美「あー、ひびきんが拗ね拗ねモードに入っちゃったねぇ」
真美「可愛いから許す」
伊織「あ、ああ、そ、そういう……こと……」
やよい「そう言われてみればそうでしたね……」
美希「ぜんっぜん気付いてなかったの……」
亜美「何の違和感も無かったよね」
真美「違和感仕事しろ→」
響「うぅ……皆ひどいぞ……自分、皆より、お姉さんなのに……」
伊織「ま、まあいいじゃない……響、遊園地好きでしょ?」
響「ぐすっ……お、沖縄には遊園地ってなかったからわかんないけど、楽しそうだなとは思うぞ……」
伊織「ほ、ほら! ならいいじゃない!」
響「で、でもでもぉ……なんかこう、自分、高校生なのに、中学生の皆と同じ扱いなのかなって思ったらなんか……」
亜美「あー、ひびきんが拗ね拗ねモードに入っちゃったねぇ」
真美「可愛いから許す」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:25:50.45 ID:rA8mPIa90
765プロで二番目に小さい響ちゃん
中学生組に交じっても小さい響ちゃん
中学生組に交じっても小さい響ちゃん
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:32:35.47 ID:G1/2kc2n0
伊織「い、いや、そういうことじゃないわよ? ただなんていうか、響って年の割に子どもっぽいっていうか……あっ」
響「あー! 今……今子どもっぽいって言ったー! うわあああん!!」
美希「あーあ。デコちゃんったらいーけないの。いけないの」
亜美「いーやーや」
真美「こーやーや」
伊織「ちょ、ちょっと! 黙りなさいよあんた達! え、えっとね響、今のは、その、言葉のあやっていうか……」
響「うぅ……も、もういいんだぞ……」
伊織「響?」
響「じ、自分……本当は皆よりお姉さんだけど……でも、あんまりそういう風には思われてないって、なんとなく気付いてたし……ぐすっ」
伊織「い、いや、だからね響。えっと、その……」
響「あー! 今……今子どもっぽいって言ったー! うわあああん!!」
美希「あーあ。デコちゃんったらいーけないの。いけないの」
亜美「いーやーや」
真美「こーやーや」
伊織「ちょ、ちょっと! 黙りなさいよあんた達! え、えっとね響、今のは、その、言葉のあやっていうか……」
響「うぅ……も、もういいんだぞ……」
伊織「響?」
響「じ、自分……本当は皆よりお姉さんだけど……でも、あんまりそういう風には思われてないって、なんとなく気付いてたし……ぐすっ」
伊織「い、いや、だからね響。えっと、その……」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:32:50.28 ID:RjKFNorj0
亜美真美って実は律子より大きいんだよな
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:05:26.92 ID:xWxuawPq0
>>19
というより律子が意外と小さいと言うべきか
というより律子が意外と小さいと言うべきか
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:34:50.64 ID:G1/2kc2n0
やよい「そんなことないです!」
響「!? やよい……?」
やよい「響さんはちゃんとお姉さんです!」
響「い、今更そんなこと言ったって……」
やよい「だって響さん、私より背、高いですもん!」
響「!?」
やよい「だから響さんは、立派なお姉さんです!」
響「や、やよい……!」
やよい「ね? 響さん?」
響「う、ううっ……や、やよい~~!!」
やよい「きゃっ、ひ、響さん……」
響「うぅ~、ありがとお~、やよい~!!」
やよい「ふふっ。いいんですよ、響さん。だからもう、泣かないでください」
響「うんっ……! ありがどお、やよいぃ……ぐずっ……」
やよい「ふふ。よしよし」
響「!? やよい……?」
やよい「響さんはちゃんとお姉さんです!」
響「い、今更そんなこと言ったって……」
やよい「だって響さん、私より背、高いですもん!」
響「!?」
やよい「だから響さんは、立派なお姉さんです!」
響「や、やよい……!」
やよい「ね? 響さん?」
響「う、ううっ……や、やよい~~!!」
やよい「きゃっ、ひ、響さん……」
響「うぅ~、ありがとお~、やよい~!!」
やよい「ふふっ。いいんですよ、響さん。だからもう、泣かないでください」
響「うんっ……! ありがどお、やよいぃ……ぐずっ……」
やよい「ふふ。よしよし」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:38:36.40 ID:m7XmRyln0
我那覇君ちょろろ
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:39:23.44 ID:bOdbTLZB0
おっぱい詐称の過去を背負う響ちゃん
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:41:32.67 ID:rA8mPIa90
スタッフは152cmでB86は危険すぎると判断したんだ きっと
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:44:34.11 ID:G1/2kc2n0
響「……うぅっ、ぐすっ、ありがとね、やよい」
やよい「いえいえ。あ、響さん。お鼻が出てますよ。はい、ちーん」
響「ちーん」
亜美「…………」
真美「…………」
伊織「……えっ、と」
美希「……ミキ的には、もうそろそろ出発したいなーって思うな」
亜美「ミキに同じ!」
真美「それを言うなら右に同じ、でしょ→」
亜美「あ、間違えちゃったよ~てへぺろ!」
真美「あはははは」
亜美「あはははは」
響「? 亜美に真美、何笑ってるんだ? なんかバカっぽいぞ」
亜美「…………」
真美「…………」
やよい「いえいえ。あ、響さん。お鼻が出てますよ。はい、ちーん」
響「ちーん」
亜美「…………」
真美「…………」
伊織「……えっ、と」
美希「……ミキ的には、もうそろそろ出発したいなーって思うな」
亜美「ミキに同じ!」
真美「それを言うなら右に同じ、でしょ→」
亜美「あ、間違えちゃったよ~てへぺろ!」
真美「あはははは」
亜美「あはははは」
響「? 亜美に真美、何笑ってるんだ? なんかバカっぽいぞ」
亜美「…………」
真美「…………」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:46:21.39 ID:MHOwvyBT0
おっとここで空気が読めなーい
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:57:47.11 ID:G1/2kc2n0
伊織「……じゃ、じゃあ、そろそろ出発しましょうか。皆、何から乗りたい?」
美希「ミキ的には、やっぱりジェットコースターかな~」
亜美「うんうん、やっぱ最初からガンガンいかないとね☆」
真美「基本っしょ→」
響「……ねぇやよい、ジェットコースターって、あの、ゴーッていくやつだよね?」
やよい「はい、そうですよー! あっ! 響さん! あれじゃないですか?」
響「えっ」
ゴーッ キャー キャー シヌー フォカヌポォー
響「…………」
美希「ミキ的には、やっぱりジェットコースターかな~」
亜美「うんうん、やっぱ最初からガンガンいかないとね☆」
真美「基本っしょ→」
響「……ねぇやよい、ジェットコースターって、あの、ゴーッていくやつだよね?」
やよい「はい、そうですよー! あっ! 響さん! あれじゃないですか?」
響「えっ」
ゴーッ キャー キャー シヌー フォカヌポォー
響「…………」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/14(火) 23:59:44.95 ID:G1/2kc2n0
伊織「じゃあ最初はそうしましょうか」
美希「よーっし! じゃあ速く走って並ぶのー!」
亜美「あー! ミキミキ待ってよ→」
真美「フライングはずるいよミキミキ→」
伊織「こらこら。急がなくたって、並ばずに乗れるわよ」
亜美「あ、そっか!」
真美「流石は水瀬家の力ですなあ」
伊織「う、うるさいわね……もう」
美希「でもでも、せっかくだから競争なの! ビリの人は後でジュースおごりなの!」
亜美「うぇっ!?」
真美「ちょ、おま」
美希「じゃ、そーゆーことで! よーい……スタートなの!」
亜美「あーっ!」
真美「待ってよミキミキー!」
伊織「もー! いきなりそういうこと言うのはやめなさいっての! こらー! 待ちなさーいっ!」
美希「よーっし! じゃあ速く走って並ぶのー!」
亜美「あー! ミキミキ待ってよ→」
真美「フライングはずるいよミキミキ→」
伊織「こらこら。急がなくたって、並ばずに乗れるわよ」
亜美「あ、そっか!」
真美「流石は水瀬家の力ですなあ」
伊織「う、うるさいわね……もう」
美希「でもでも、せっかくだから競争なの! ビリの人は後でジュースおごりなの!」
亜美「うぇっ!?」
真美「ちょ、おま」
美希「じゃ、そーゆーことで! よーい……スタートなの!」
亜美「あーっ!」
真美「待ってよミキミキー!」
伊織「もー! いきなりそういうこと言うのはやめなさいっての! こらー! 待ちなさーいっ!」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:05:10.66 ID:R7wQG8gz0
やよい「あー! 皆走って行っちゃいましたー! 響さん、私たちも早く……って、あれ?」
響「…………」
やよい「響さん?」
響「え? あ、ああ……ど、どうしたんだ? やよい」
やよい「どうしたんだって……皆、とっくに走って行っちゃいましたよ?」
響「え? あ、ああ……」
やよい「美希さんが、ビリの人はジュースおごりだーって。だから響さん、早く私達も行きましょー!」
響「い、行くって……あ、あの、ジェットコースターのとこに……か?」
やよい「? そうですよー? ほら、早くしないと、ビリに……」
響「ぐ……ぐわあああっっっ!!!」
やよい「!? ひ、響さん!?」
響「…………」
やよい「響さん?」
響「え? あ、ああ……ど、どうしたんだ? やよい」
やよい「どうしたんだって……皆、とっくに走って行っちゃいましたよ?」
響「え? あ、ああ……」
やよい「美希さんが、ビリの人はジュースおごりだーって。だから響さん、早く私達も行きましょー!」
響「い、行くって……あ、あの、ジェットコースターのとこに……か?」
やよい「? そうですよー? ほら、早くしないと、ビリに……」
響「ぐ……ぐわあああっっっ!!!」
やよい「!? ひ、響さん!?」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:12:23.14 ID:R7wQG8gz0
響「ぐ、ぐぅっ……や、やよい……どうやら自分は、ここまでのようだぞ……」
やよい「う゛ぅえ゛っ!? ど、どーしたんですかあ!?」
響「え、ええっと、その、自分、あ、足が……」
やよい「あ、足? 足が痛いんですか?」
響「そ、そうなんだ……だからやよい、ここは自分に任せて、先に……」
やよい「そんなことできません! 響さん、怪我なら救護室に行かなきゃ!」
響「えっ! い、いやいいんだやよい、そういうのは……」
やよい「めっですよ、響さん! 怪我はちゃんと治療しなきゃ、悪化しちゃいます!」
響「い、いや、えっと、自分のこれはその、古傷的なアレで……」
やよい「?」
響「だ、だからやよい、その、自分の事はいいから、先に……」
伊織「ちょっとあんた達。何やってんのよ」
響「あっ」
やよい「伊織ちゃん。どうしたの?」
伊織「どうしたのじゃないわよ。いつまで経っても来ないから、様子見に来たのよ。ほら、美希達が待ってるから早く……」
やよい「う゛ぅえ゛っ!? ど、どーしたんですかあ!?」
響「え、ええっと、その、自分、あ、足が……」
やよい「あ、足? 足が痛いんですか?」
響「そ、そうなんだ……だからやよい、ここは自分に任せて、先に……」
やよい「そんなことできません! 響さん、怪我なら救護室に行かなきゃ!」
響「えっ! い、いやいいんだやよい、そういうのは……」
やよい「めっですよ、響さん! 怪我はちゃんと治療しなきゃ、悪化しちゃいます!」
響「い、いや、えっと、自分のこれはその、古傷的なアレで……」
やよい「?」
響「だ、だからやよい、その、自分の事はいいから、先に……」
伊織「ちょっとあんた達。何やってんのよ」
響「あっ」
やよい「伊織ちゃん。どうしたの?」
伊織「どうしたのじゃないわよ。いつまで経っても来ないから、様子見に来たのよ。ほら、美希達が待ってるから早く……」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:18:13.66 ID:R7wQG8gz0
やよい「でも伊織ちゃん。響さんが足痛いって」
伊織「? 足?」
響「う……」
伊織「…………」
響「…………」
伊織「……なるほど、ね」
やよい「?」
伊織「ちょっと待ってなさい」
ポパピプペ
伊織「もしもし美希? うん、悪いんだけど先に乗ってて。うん。ええ、後で合流するから。うん。また連絡するわ。じゃあね」
ピッ
響「伊織……」
伊織「まったく、もう、手間掛けさせんじゃないわよ」
響「あ、ありがとう……伊織……」
やよい「?」
伊織「? 足?」
響「う……」
伊織「…………」
響「…………」
伊織「……なるほど、ね」
やよい「?」
伊織「ちょっと待ってなさい」
ポパピプペ
伊織「もしもし美希? うん、悪いんだけど先に乗ってて。うん。ええ、後で合流するから。うん。また連絡するわ。じゃあね」
ピッ
響「伊織……」
伊織「まったく、もう、手間掛けさせんじゃないわよ」
響「あ、ありがとう……伊織……」
やよい「?」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:22:26.00 ID:R7wQG8gz0
伊織「さて、じゃあ私達もなんか乗る?」
響「そ、そうだな」
やよい「でも響さんが足痛いから、あんまり激しくないのがいいんじゃないかなあ」
響「そ、そうだったな」
伊織「そうねぇ……じゃああれなんかどうかしら」
やよい「メリーゴーランド……」
伊織「あれなら、響“の足”も、大丈夫なんじゃない?」
響「お、おう! そうだな!」
やよい「うっうー! じゃああれに乗りましょー!」
響「そ、そうだな」
やよい「でも響さんが足痛いから、あんまり激しくないのがいいんじゃないかなあ」
響「そ、そうだったな」
伊織「そうねぇ……じゃああれなんかどうかしら」
やよい「メリーゴーランド……」
伊織「あれなら、響“の足”も、大丈夫なんじゃない?」
響「お、おう! そうだな!」
やよい「うっうー! じゃああれに乗りましょー!」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:30:20.99 ID:R7wQG8gz0
~メリーゴーランド~
響「あっははは! 楽しいなあ!! あっははは!!」
やよい「うっうー! 私も、すーっごく楽しいですー!」
伊織「もう、二人とも子どもみたいなんだから……ふふっ」
響「ふ~、楽しかったあ」
やよい「私もです! 初めて乗ったけど、こんなに楽しいなんて知りませんでしたー!」
響「えっ。やよいも初めてなのか? メリーゴーランド」
やよい「はい。私の家貧乏だから、今まで遊園地なんて来たことなくって……」
響「……そっか」
やよい「……はい」
伊織「ちょっとほら、何しんみりしてんのよ。次行くわよ、次!」
やよい「……ふふっ。伊織ちゃんも、なんだか楽しそうですー」
響「……だな」
響「あっははは! 楽しいなあ!! あっははは!!」
やよい「うっうー! 私も、すーっごく楽しいですー!」
伊織「もう、二人とも子どもみたいなんだから……ふふっ」
響「ふ~、楽しかったあ」
やよい「私もです! 初めて乗ったけど、こんなに楽しいなんて知りませんでしたー!」
響「えっ。やよいも初めてなのか? メリーゴーランド」
やよい「はい。私の家貧乏だから、今まで遊園地なんて来たことなくって……」
響「……そっか」
やよい「……はい」
伊織「ちょっとほら、何しんみりしてんのよ。次行くわよ、次!」
やよい「……ふふっ。伊織ちゃんも、なんだか楽しそうですー」
響「……だな」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:38:57.63 ID:R7wQG8gz0
伊織「? なんか言った?」
やよい「ふふっ。なんでもないですー。ね、響さん」
響「うん、なんでもないぞー」
伊織「? 何なのよ、もう……ほら、着いたわよ」
響「お、次はなんだーって……え?」
やよい「あーっ! お化け屋敷ですー!」
響「…………」
伊織「ふっふっふ。このお化け屋敷はね、この遊園地で一番のウリなんだって。めっちゃくっちゃ怖いらしいわよ」
やよい「うえー!? そうなのー!?」
伊織「ま、パパから聞いた話だけどね。私も入るのは今日が初めてよ」
やよい「そーなんだー。大丈夫かなあ……」
響「…………」
伊織「まあそうは言っても、所詮は子供だましの作り物……って、響?」
響「……え? ど、どうしたんだ? 伊織?」
やよい「ふふっ。なんでもないですー。ね、響さん」
響「うん、なんでもないぞー」
伊織「? 何なのよ、もう……ほら、着いたわよ」
響「お、次はなんだーって……え?」
やよい「あーっ! お化け屋敷ですー!」
響「…………」
伊織「ふっふっふ。このお化け屋敷はね、この遊園地で一番のウリなんだって。めっちゃくっちゃ怖いらしいわよ」
やよい「うえー!? そうなのー!?」
伊織「ま、パパから聞いた話だけどね。私も入るのは今日が初めてよ」
やよい「そーなんだー。大丈夫かなあ……」
響「…………」
伊織「まあそうは言っても、所詮は子供だましの作り物……って、響?」
響「……え? ど、どうしたんだ? 伊織?」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:48:35.62 ID:R7wQG8gz0
伊織「いや、どうしたんだって……あんた、すっごく汗かいてるけど……まさか」
響「う……」
伊織「……これ“も”ダメなわけ……?」
響「う、うぐっ……」
やよい「……も?」
伊織「あっ」
やよい「も、って、どういう……」
響「なっ、ななななんでもないぞ、やよい! さー! 早く入ろうか!」
やよい「わっ! ひ、響さん、引っ張らないでくださいー!」
伊織「あ、ちょ、こらっ。待ちなさ……」
響「う……」
伊織「……これ“も”ダメなわけ……?」
響「う、うぐっ……」
やよい「……も?」
伊織「あっ」
やよい「も、って、どういう……」
響「なっ、ななななんでもないぞ、やよい! さー! 早く入ろうか!」
やよい「わっ! ひ、響さん、引っ張らないでくださいー!」
伊織「あ、ちょ、こらっ。待ちなさ……」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:51:04.37 ID:R7wQG8gz0
美希「あー! デコちゃんなのー!」
伊織「デコちゃん言うな! って、あら、あんた達も来たの?」
亜美「絶叫系三つ続けて乗ってきたとこだよ→」
真美「そろそろいおりん達と合流しようと思ったら、ちょうどいおりんが見えたってわけ」
美希「デコちゃんのおでこはよく光るから見つけやすかったの」
伊織「だからデコちゃん言うな! しかも何がよく光るよ! 失礼ね!」
亜美「……って、ひびきんとやよいっちは? いおりん」
伊織「えっ? 二人なら……あれ?」
真美「いないよ→?」
伊織(あ、あのまま入っちゃったのね……)
美希「もしかしてデコちゃん、迷子なの?」
伊織「違うわよ! 二人はここに入ったの! そこにあんた達が来たから……」
伊織「デコちゃん言うな! って、あら、あんた達も来たの?」
亜美「絶叫系三つ続けて乗ってきたとこだよ→」
真美「そろそろいおりん達と合流しようと思ったら、ちょうどいおりんが見えたってわけ」
美希「デコちゃんのおでこはよく光るから見つけやすかったの」
伊織「だからデコちゃん言うな! しかも何がよく光るよ! 失礼ね!」
亜美「……って、ひびきんとやよいっちは? いおりん」
伊織「えっ? 二人なら……あれ?」
真美「いないよ→?」
伊織(あ、あのまま入っちゃったのね……)
美希「もしかしてデコちゃん、迷子なの?」
伊織「違うわよ! 二人はここに入ったの! そこにあんた達が来たから……」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 00:56:16.30 ID:R7wQG8gz0
亜美「そ→なんだ! じゃー亜美達も入ろー!」
真美「うんうん! お化け屋敷とか、チョー久しぶりだし楽しそ→」
美希「ミキも早く入って涼みたいの」
伊織「えっ、あっ……(でも今入って、もし追いついたりしたら……)」
亜美「? どしたの? いおりん?」
真美「あれあれ~もしかしてぇ、いおりんてば怖くなっちゃったのかな? かな?」
伊織「ち、違うわよ! 何で私が!」
美希「じゃあ早く入ろうなの……ミキは暑くて溶けそうなの……」
伊織「い、言われなくても入るわよ、ほら」
亜美「わ→い」
真美「おー! すずしー」
伊織(まあ……大丈夫よね……。 やよいも一緒なんだし……うん……)
真美「うんうん! お化け屋敷とか、チョー久しぶりだし楽しそ→」
美希「ミキも早く入って涼みたいの」
伊織「えっ、あっ……(でも今入って、もし追いついたりしたら……)」
亜美「? どしたの? いおりん?」
真美「あれあれ~もしかしてぇ、いおりんてば怖くなっちゃったのかな? かな?」
伊織「ち、違うわよ! 何で私が!」
美希「じゃあ早く入ろうなの……ミキは暑くて溶けそうなの……」
伊織「い、言われなくても入るわよ、ほら」
亜美「わ→い」
真美「おー! すずしー」
伊織(まあ……大丈夫よね……。 やよいも一緒なんだし……うん……)
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:03:28.24 ID:R7wQG8gz0
~一方その頃~
ベロベロバー
響「ぎゃああああああああ!!!!」
やよい「わあっ! ……なんだ、ちょうちんかあ。びっくりしたあ」
響「うぅぅぅ……やよいぃ、怖いよぉ……」
やよい「大丈夫ですよ、響さん。ほら、これただのちょうちんです」
響「うぅっ……もう帰りたいよぉ……」
やよい「響さん……」
響「ぐすっ、ご、ごめんねやよい……さっきから、こんなんばっかで……」
やよい「いえいえ。全然大丈夫ですよー」
響「じ、自分、お姉さんなのに、こんな……ぐずっ」
やよい「あ……(そういえばそうだった……)」
ベロベロバー
響「ぎゃああああああああ!!!!」
やよい「わあっ! ……なんだ、ちょうちんかあ。びっくりしたあ」
響「うぅぅぅ……やよいぃ、怖いよぉ……」
やよい「大丈夫ですよ、響さん。ほら、これただのちょうちんです」
響「うぅっ……もう帰りたいよぉ……」
やよい「響さん……」
響「ぐすっ、ご、ごめんねやよい……さっきから、こんなんばっかで……」
やよい「いえいえ。全然大丈夫ですよー」
響「じ、自分、お姉さんなのに、こんな……ぐずっ」
やよい「あ……(そういえばそうだった……)」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:11:27.06 ID:R7wQG8gz0
響「ぐすっ、今日、ここに来てすぐのときも、やよいに慰めてもらったし……本当、ごめんね……」
やよい「響さん……そんな、気にしないでください。誰だって苦手なもののひとつくらい、ありますから」
響「…………」フルフル
やよい「? 響さん?」
響「ひ、ひとつじゃないんだ……」
やよい「え?」
響「さ、さっき、ジェットコースター乗る前に、足痛いって言ったけど……あ、あれ、ウソなんだ……」
やよい「……えっ」
響「ホントはさ……怖かったんだ、ジェットコースター……」
やよい「……それならそうと言ってくれれば、別に……」
響「…………」フルフル
やよい「響さん……」
響「……自分、やよいよりお姉さんだから、その、そういうカッコ悪いとこ、やよいに見せたくなくて……」
やよい「…………」
やよい「響さん……そんな、気にしないでください。誰だって苦手なもののひとつくらい、ありますから」
響「…………」フルフル
やよい「? 響さん?」
響「ひ、ひとつじゃないんだ……」
やよい「え?」
響「さ、さっき、ジェットコースター乗る前に、足痛いって言ったけど……あ、あれ、ウソなんだ……」
やよい「……えっ」
響「ホントはさ……怖かったんだ、ジェットコースター……」
やよい「……それならそうと言ってくれれば、別に……」
響「…………」フルフル
やよい「響さん……」
響「……自分、やよいよりお姉さんだから、その、そういうカッコ悪いとこ、やよいに見せたくなくて……」
やよい「…………」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:18:06.24 ID:R7wQG8gz0
響「で、でも……だめだよね。結局、こうやって、ボロが出て……余計、カッコ悪いとこ……」
やよい「……響さん」
ギュッ
響「! や、やよい……」
やよい「大丈夫ですよ」
響「やよい……」
やよい「心配しなくても……響さんは、元々カッコ悪いところもありましたから」
響「うんうん……って、ええっ!?」
やよい「……ふふっ。やっぱり、気付いてなかったんですね」
響「う、うん……。自分では、完ペキなつもりだったんだけど……」
やよい「……響さん」
ギュッ
響「! や、やよい……」
やよい「大丈夫ですよ」
響「やよい……」
やよい「心配しなくても……響さんは、元々カッコ悪いところもありましたから」
響「うんうん……って、ええっ!?」
やよい「……ふふっ。やっぱり、気付いてなかったんですね」
響「う、うん……。自分では、完ペキなつもりだったんだけど……」
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:20:52.85 ID:R7wQG8gz0
やよい「本当に完璧な人なら、さっきみたいに、年下の私に慰められたりしないと思います」
響「うぐっ……」
やよい「それに、鼻ちーんしてもらったりとかも」
響「うぅ……」
やよい「でも」
響「?」
やよい「私は、そういう響さんの方が好きです」
響「うぐっ……」
やよい「それに、鼻ちーんしてもらったりとかも」
響「うぅ……」
やよい「でも」
響「?」
やよい「私は、そういう響さんの方が好きです」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:34:00.38 ID:R7wQG8gz0
響「やよい……」
やよい「完璧じゃなくても。カッコ悪くても」
響「…………」
やよい「もう高校二年生なのに、妙に子どもっぽくても。それで実際に子ども扱いされて、拗ねちゃったりしても」
響「う…………」
やよい「拗ねちゃった挙句、泣いちゃったりしても。さらに泣いちゃった挙句、年下の私に鼻ちーんしてもらったりしても」
響「う、うぐ……」
やよい「ジェットコースターが怖くても。しかもそれを隠すために、また子どもみたいなウソをついたりしても」
響「あ、あうぅ……」
やよい「さらにお化け屋敷も怖くて、そのうえまたそれを隠そうとして、無理やりそこに入ったりしても」
響「や、やよい……もうそのへんで……」
やよい「でもいざ入ってみたらやっぱり怖くて、私に泣きついたりしても」
響「や、やよい~……」
やよい「完璧じゃなくても。カッコ悪くても」
響「…………」
やよい「もう高校二年生なのに、妙に子どもっぽくても。それで実際に子ども扱いされて、拗ねちゃったりしても」
響「う…………」
やよい「拗ねちゃった挙句、泣いちゃったりしても。さらに泣いちゃった挙句、年下の私に鼻ちーんしてもらったりしても」
響「う、うぐ……」
やよい「ジェットコースターが怖くても。しかもそれを隠すために、また子どもみたいなウソをついたりしても」
響「あ、あうぅ……」
やよい「さらにお化け屋敷も怖くて、そのうえまたそれを隠そうとして、無理やりそこに入ったりしても」
響「や、やよい……もうそのへんで……」
やよい「でもいざ入ってみたらやっぱり怖くて、私に泣きついたりしても」
響「や、やよい~……」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:42:51.06 ID:R7wQG8gz0
やよい「……ふふっ」
響「?」
やよい「……それでも最後は、そういう自分の弱いところを……カッコ悪いところを全部、私に見せてくれる。……さらけ出してくれる」
響「……やよい……」
やよい「だから私は、そういう響さんが好きなんです」
響「……………」
やよい「私は、何もかも完璧にこなしちゃう響さんよりも……自分のカッコ悪いところ、全部認めて、さらけ出して……こうやって泣いてる響さんの方が……ずっとずーっと、カッコイイって思います!」
響「ほ、本当……? やよい……」
やよい「はい!」
響「そ、そっか……ぐすっ」
やよい「だから響さん。もう無理に、お姉さんぶらなくてもいいんですよ」
響「……でもそこはお姉さんでいたい」
やよい「そ……そうですか」
響「?」
やよい「……それでも最後は、そういう自分の弱いところを……カッコ悪いところを全部、私に見せてくれる。……さらけ出してくれる」
響「……やよい……」
やよい「だから私は、そういう響さんが好きなんです」
響「……………」
やよい「私は、何もかも完璧にこなしちゃう響さんよりも……自分のカッコ悪いところ、全部認めて、さらけ出して……こうやって泣いてる響さんの方が……ずっとずーっと、カッコイイって思います!」
響「ほ、本当……? やよい……」
やよい「はい!」
響「そ、そっか……ぐすっ」
やよい「だから響さん。もう無理に、お姉さんぶらなくてもいいんですよ」
響「……でもそこはお姉さんでいたい」
やよい「そ……そうですか」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 01:49:45.63 ID:R7wQG8gz0
響「……だって自分、高校二年生だし……やよいより、三歳も年上だし……」
やよい「……じゃあ化け屋敷の残りの順路、私の前に立って進んでくれますか?」
響「…………」フルフル
やよい「もう、困ったお姉さんですね」
響「……ごめんね、やよい……」
やよい「ふふっ。大丈夫です。今私、すっごく嬉しいですから!」
響「? そうなの?」
やよい「はい! ほら響さん、早く行きましょう! 伊織ちゃんが来ちゃいますよ」
響「あ、ああ、そうだな! 行こう! やよい!」
やよい「……って言いながら、しっかり私の背中に隠れるんですね……」
響「……だって怖いんだもん」
やよい「くすっ。はいはい。じゃ、行きましょー!」
響「あ、ま、待ってやよい。もうちょっとゆっくり……」
やよい「……じゃあ化け屋敷の残りの順路、私の前に立って進んでくれますか?」
響「…………」フルフル
やよい「もう、困ったお姉さんですね」
響「……ごめんね、やよい……」
やよい「ふふっ。大丈夫です。今私、すっごく嬉しいですから!」
響「? そうなの?」
やよい「はい! ほら響さん、早く行きましょう! 伊織ちゃんが来ちゃいますよ」
響「あ、ああ、そうだな! 行こう! やよい!」
やよい「……って言いながら、しっかり私の背中に隠れるんですね……」
響「……だって怖いんだもん」
やよい「くすっ。はいはい。じゃ、行きましょー!」
響「あ、ま、待ってやよい。もうちょっとゆっくり……」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 02:02:47.75 ID:R7wQG8gz0
~一方亜美達~
亜美「あ→! 出口だよ→」
真美「うお、まぶしっ」
美希「結構長かったの……もうお腹ペコペコなの」
伊織「パパが言うだけあって、なかなか迫力あったわね~(響は大丈夫だったのかしら……。結局追いつきはしなかったけど……)」
美希「あ、響とやよいなの!」
伊織「えっ」
響「あれー? 美希達も入ってたのかー?」
美希「うん。さっき、ここの入り口でデコちゃんと合流したの」
伊織「だからデコちゃん言うなっての!」
やよい「そーだったんだあ」
亜美「あ→! 出口だよ→」
真美「うお、まぶしっ」
美希「結構長かったの……もうお腹ペコペコなの」
伊織「パパが言うだけあって、なかなか迫力あったわね~(響は大丈夫だったのかしら……。結局追いつきはしなかったけど……)」
美希「あ、響とやよいなの!」
伊織「えっ」
響「あれー? 美希達も入ってたのかー?」
美希「うん。さっき、ここの入り口でデコちゃんと合流したの」
伊織「だからデコちゃん言うなっての!」
やよい「そーだったんだあ」
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 02:06:33.03 ID:R7wQG8gz0
亜美「んん~? なんか、意外とケロっとしてるねえ」
真美「ホントだ~。てっきり、泣き疲れてグロッキー状態だと思ったのに~」
響「だ、誰が泣くんだぞ! 失礼な!」
真美「んっふっふ~? 別に真美は、ひびきんが泣いてたなんて言ってないよ→?」
響「う、うぐっ……。そ、それならいいけど……」
伊織「はいはい、いつまでやってんの。もうそろそろお昼にするわよ」
やよい「わーい! お昼ごはん楽しみですー!」
美希「ミキはおにぎりが食べたいの!」
伊織「じゃあ皆、園内のレストランに移動するわよ」
亜美「ほ→い」
真美「もうお腹ぺこちゃんだよ→」
真美「ホントだ~。てっきり、泣き疲れてグロッキー状態だと思ったのに~」
響「だ、誰が泣くんだぞ! 失礼な!」
真美「んっふっふ~? 別に真美は、ひびきんが泣いてたなんて言ってないよ→?」
響「う、うぐっ……。そ、それならいいけど……」
伊織「はいはい、いつまでやってんの。もうそろそろお昼にするわよ」
やよい「わーい! お昼ごはん楽しみですー!」
美希「ミキはおにぎりが食べたいの!」
伊織「じゃあ皆、園内のレストランに移動するわよ」
亜美「ほ→い」
真美「もうお腹ぺこちゃんだよ→」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 02:12:40.94 ID:R7wQG8gz0
やよい「何があるのかなあー。もやし炒めとかあるかなあー。ねえ、響さんは何にします?」
響「そうだな~。自分はやっぱり、ゴーヤチャンプルーとかかなあ」
やよい「あはは、響さんらしいですね!」
響「うん、自分、やっぱり好きなものが好きだからな!」
やよい「? どういうことですかあ?」
響「いや、なんていうか、好きなものは好き、苦手なものは苦手、って、なんか……それでいいのかなって」
やよい「響さん」
響「やよいのおかげで、なんか気付けたんだ。好きなものも苦手なものも、全部、思ったままに受け入れたらいいんじゃないかなって。それでどうするかは、それから考えたらいいんだって」
やよい「はい! 私も、そう思います!」
響「そうだな~。自分はやっぱり、ゴーヤチャンプルーとかかなあ」
やよい「あはは、響さんらしいですね!」
響「うん、自分、やっぱり好きなものが好きだからな!」
やよい「? どういうことですかあ?」
響「いや、なんていうか、好きなものは好き、苦手なものは苦手、って、なんか……それでいいのかなって」
やよい「響さん」
響「やよいのおかげで、なんか気付けたんだ。好きなものも苦手なものも、全部、思ったままに受け入れたらいいんじゃないかなって。それでどうするかは、それから考えたらいいんだって」
やよい「はい! 私も、そう思います!」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 02:30:04.08 ID:R7wQG8gz0
響「えへへ……ありがとうね、やよい」
やよい「いえいえ、そんな、私なんて何もしてないです」
伊織「ちょっと響、やよいー? 何二人で話し込んでるのよ! 置いてっちゃうわよー?」
やよい「あ、待って-伊織ちゃん! ほら、響さんも早く!」
響「よーし! じゃあやよい、レストランまで競争だぞ! よーい、どん!」
やよい「あー! そんないきなりずるいですー! 待ってくださいー!」
響「待ったら競争にならないだろー!」
やよい「うっうー! そういうこと言うなら、さっきのこと皆に話しちゃいますよー?」
響「わーっ! そ、それはだめーっ! じ、自分のお姉さんとしての威厳があっ!」
やよい「じゃあそこで止まってくださーい! はいすとーっぷ!」
響「うぅ……やよいは結構強引だぞ……」
やよい「何か言いました?」
響「な、なんでもない……」
やよい「いえいえ、そんな、私なんて何もしてないです」
伊織「ちょっと響、やよいー? 何二人で話し込んでるのよ! 置いてっちゃうわよー?」
やよい「あ、待って-伊織ちゃん! ほら、響さんも早く!」
響「よーし! じゃあやよい、レストランまで競争だぞ! よーい、どん!」
やよい「あー! そんないきなりずるいですー! 待ってくださいー!」
響「待ったら競争にならないだろー!」
やよい「うっうー! そういうこと言うなら、さっきのこと皆に話しちゃいますよー?」
響「わーっ! そ、それはだめーっ! じ、自分のお姉さんとしての威厳があっ!」
やよい「じゃあそこで止まってくださーい! はいすとーっぷ!」
響「うぅ……やよいは結構強引だぞ……」
やよい「何か言いました?」
響「な、なんでもない……」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 02:45:40.09 ID:R7wQG8gz0
伊織「もー! 二人して、何ちんたらやってんのよ!」
響「だってやよいが……」
伊織「やよいがどうしたの?」
やよい「…………」ジー
響「……なんでもないぞ」
やよい「くすくす」
伊織「?(……何があったか分からないけど、ま、取り越し苦労だったみたいね)」
亜美「も→、三人とも遅いよ→!」
真美「早く早く→!」
美希「ふふっ。早くしないと、ビリの人はジュースおごりなの。よーい、ドン!」
伊織「うえっ! また!?」
亜美「も→、相変わらず唐突すぎだよミキミキ→」
真美「汚いなさすが星井きたない」
響「だってやよいが……」
伊織「やよいがどうしたの?」
やよい「…………」ジー
響「……なんでもないぞ」
やよい「くすくす」
伊織「?(……何があったか分からないけど、ま、取り越し苦労だったみたいね)」
亜美「も→、三人とも遅いよ→!」
真美「早く早く→!」
美希「ふふっ。早くしないと、ビリの人はジュースおごりなの。よーい、ドン!」
伊織「うえっ! また!?」
亜美「も→、相変わらず唐突すぎだよミキミキ→」
真美「汚いなさすが星井きたない」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 02:46:37.79 ID:R7wQG8gz0
やよい「た、大変ですー! 早く行かないとー!」
響「よーし! 任せろやよい!」ギュッ
やよい「えっ?」
響「自分、足の速さには自信あるからなっ! それそれそれーっ!」
やよい「わー!? ひ、響さん、ちょ、まっ……」
亜美「うにゃーっ! ひびきんが凄まじい勢いで迫ってくるーっ!」
真美「しかもやよいっちを引っ張りながら……だと……」
美希「ふふふっ。流石は響。相手にとって不足はないの!」
伊織「……ったく、もう。皆子どもなんだからっ。こら、待ちなさーいっ!」
響「よーし! 任せろやよい!」ギュッ
やよい「えっ?」
響「自分、足の速さには自信あるからなっ! それそれそれーっ!」
やよい「わー!? ひ、響さん、ちょ、まっ……」
亜美「うにゃーっ! ひびきんが凄まじい勢いで迫ってくるーっ!」
真美「しかもやよいっちを引っ張りながら……だと……」
美希「ふふふっ。流石は響。相手にとって不足はないの!」
伊織「……ったく、もう。皆子どもなんだからっ。こら、待ちなさーいっ!」
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 02:47:26.31 ID:R7wQG8gz0
やよい「ひ、響さん、は、速すぎっ……」
響「……自分、お姉さんだからなっ」
やよい「……え?」
響「……だから、その、やよいは……安心して、自分についてくればいいさー!」
やよい「…………」
響「……やよい?」
やよい「……はいっ!」
響「よーし! じゃあ一気にごぼう抜きだーっ! それそれそれーっ!」
了
響「……自分、お姉さんだからなっ」
やよい「……え?」
響「……だから、その、やよいは……安心して、自分についてくればいいさー!」
やよい「…………」
響「……やよい?」
やよい「……はいっ!」
響「よーし! じゃあ一気にごぼう抜きだーっ! それそれそれーっ!」
了
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 02:48:31.60 ID:3X7azJ+i0
やよいSSかと思ったらやよひびだった
乙!
乙!
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 02:49:35.87 ID:d+NQksXC0
やよひびか……
いいね! 乙!
いいね! 乙!
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 02:53:48.47 ID:A0zUEvVj0
乙。
えがった
えがった
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