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怜「え？どうしたん、いきなり」

怜(せっかく膝枕気持よくて眠れそうやったのに…)

竜華「怜はええやん、膝の上で寝るだけやもん。あたしは暇や」

怜「いや、寝るだけやもんって…」

竜華「とにかく暇やの！しりとり！…な？」

怜「え‥まぁ、ええけど…」

怜(なんでそんな必死なんやろ…)

竜華「でも普通にしりとりしてもしゃーないから『麻雀』に関係ある単語縛りな」ｳｷｳｷ

怜「んー、山手線ゲームとしりとり足した感じやな」

怜(なんやろ、普段よっぽど寂しかったんかな。哀れなほど喜んでる…)

竜華「じゃあうちからやで！」ｳｷｳｷ

麻雀縛りのしりとりってまともに続けられるのだろうか

竜華「んー、えーっと、そうやな、麻雀に関係した単語か…」

怜「…」

竜華「んー、………あ、『牌』！怜、次『い』やでー」ｳｷｳｷ

怜「…」

怜(うわぁ…寝てたかった…)

怜(え、ちょっと待って。麻雀縛りって地味に辛ない？)

怜(い、一向聴…は『ん』で終わるし…)

怜(一筒…も『ん』で終わる…)

怜「…」

怜(あかん、これ楽しない…)

怜「い、一索」ﾎﾞｿｯ

竜華「この場合うちは『そ』からなん？『う』からなん？」

怜「え、いや、そうやな、『う』からなんちゃう？」

怜(正直どうでもええわ…)ｸﾞﾃｰ

竜華「『う』かー。せやなー、せやなー」

怜(竜華って普段何して遊んでんねんやろ…)

怜(中学の時から麻雀ばっかやったからなぁ)

怜(うちとも部や麻雀のことばっか喋ってたし…)

怜(やから言うて麻雀しりとり誘うんはどうかと思うけど)

竜華「五索！」

怜「なぁ、竜華」

竜華「どないしたん、怜。次『う』からやで！」ｳｷｳｷ

怜「いや、遊ぶんはええねんけど、別のことせーへん？」

怜(正直びっくりするほど麻雀としりとりが合わへん)

筒子と萬子は見事に全滅だな…

竜華「え…、んーそうやな。じゃあ麻雀で山手線ゲームしよか」

怜「それしりとり以上に不毛や。牌の種類言い合うゲームになってまう」

怜(と言うか、麻雀縛りは絶対なんやな…。ま、竜華らしいけども)ｸｽｯ

竜華「せやなー、ほんまは麻雀！って言いたいところやけど、今うちらしかおらんからなー」

怜「竜華はほんま麻雀一筋やなー」

竜華「えー、でも怜と打ててるから楽しいんやでー？」ﾆｺｯ

怜(…なんや顔熱なってきた)

怜「」ｸﾙｯ

竜華「ちょ、なに人の膝の上で寝返りうってんのー」

怜(ん…ほんまに眠くなってきた。竜華には悪いけど、一眠りさせてもらお)

竜華(あーあ、怜寝るきやな、これ)

怜(にしても、まさかようわからん麻雀しりとり持ち出すほど暇やったとはな…)

竜華(んー、やっぱり麻雀しりとりはあかんかったかな。セーラはええ言うてくれたのに)

竜華(しゃーない、次は寝れへんくらい面白いゲーム用意したろ)

怜(ん、膝枕させてもろてるわけやし、次はうちから竜華誘って遊ぼかな)

怜・竜華(んー、何やったら喜ぶかな。あの子、いまいち掴みどころあらへんし)

怜・竜華(……おやすみ)



おわり

乙
脳内でしりとりやってみたけど見事な「う」地獄だった

乙乙

乙