スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
咲「SOSウイルス?」
引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1342271243/
ゆみ「くそっ!!お前達が邪魔しなければ蒲原を助けられたかもしれないのに!」
久「無理よ」
ゆみ「何故!何故行かせてくれなかったんだ!」
久「…」
ゆみ「くそっ…くそぉ…うっ…ううっ…」ガクリ
ゆみ「かんばらぁ…」ポロポロ
久「蒲原さんを治す方法があるわ」
ゆみ「!!」バッ
久「一緒にくる?」
久「ここがM製薬…」
「咲さん!」
咲「!和ちゃん」
和「ご心配…お掛けしました…」
咲「無事だったんだね…」ガシッ
咲「!!」
セーラ「あかん、アイツ感染してるで」
咲「?そ、そんな…」
優希「で、でものどちゃん普通に話せてるじぇ」
浩子「…ウイルスが第二段階に移行してますね」
久「第二段階!?」
泉「はい、ウイルスが感染者の体内で一定時間過ごしたら第二段階になるんです」
竜華「脳内の性欲を刺激する部分だけを侵食していたそれはやがて脳全体へ…」
セーラ「すなわち記憶の乗っ取りや」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:07:23.17 ID:dc7Dpr/R0
ついに…ついに出来た…SOSウィルス…」
「これを…これを撒けば私達は…」
「…」カチッ シュワァァァァ
清澄宿舎
目覚まし時計「起きろや」
京太郎「…もう朝か…今日は全国決勝かぁ」
京太郎「?」
京太郎「やけに静かだ…」
チーン ウィーン
京太郎「フロントにも誰も居ない…」
京太郎「…外は」ガチャッ
京太郎「!!」
「これを…これを撒けば私達は…」
「…」カチッ シュワァァァァ
清澄宿舎
目覚まし時計「起きろや」
京太郎「…もう朝か…今日は全国決勝かぁ」
京太郎「?」
京太郎「やけに静かだ…」
チーン ウィーン
京太郎「フロントにも誰も居ない…」
京太郎「…外は」ガチャッ
京太郎「!!」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:08:20.47 ID:dc7Dpr/R0
女「こ、来ないで…あうっ」タッタッタッドテッ
女B「…」ユラァ
女C「…」ユラァ
女「ひぃぃぃ、た…助けて!」ガクガク
京太郎「襲われてる…?助けないと!」ピリリリリリッ
京太郎「!!電話…部長からだ」ピッ
久『須賀君!?今すぐ部室に来て!』
京太郎「ま、待ってください…今目の前で人が…」
久『諦めなさい!<奴ら>は普通の人間の力じゃ引き剥がせないわ!』
京太郎「そ…そんな」
久『早く!一人で居るより一度集まるのよ!』
京太郎「は…はい…」プツッ
女「お願い…」
京太郎「…す、すみません」ダッ
女「そんな!いやぁぁぁぁぁぁぁ」ガシッ ガシッ ガシッ
女B「…」ユラァ
女C「…」ユラァ
女「ひぃぃぃ、た…助けて!」ガクガク
京太郎「襲われてる…?助けないと!」ピリリリリリッ
京太郎「!!電話…部長からだ」ピッ
久『須賀君!?今すぐ部室に来て!』
京太郎「ま、待ってください…今目の前で人が…」
久『諦めなさい!<奴ら>は普通の人間の力じゃ引き剥がせないわ!』
京太郎「そ…そんな」
久『早く!一人で居るより一度集まるのよ!』
京太郎「は…はい…」プツッ
女「お願い…」
京太郎「…す、すみません」ダッ
女「そんな!いやぁぁぁぁぁぁぁ」ガシッ ガシッ ガシッ
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:10:07.58 ID:dc7Dpr/R0
京太郎「部長!」バターン
咲「あ…京ちゃん…」
優希「京太郎…」
久「ようやく来たようね…」
京太郎「…和は?」
まこ「…朝方洗濯物を回しに行ったきり電話も繋がらん」
京太郎「!!」
京太郎「あれは一体何なんです!?」
久「落ち着きなさい須賀君」
京太郎「ですがっ…すみません…」
久「<奴ら>が何かなんてまだわからないわ」
久「でも皆がこの部屋に集まるまでに得た情報を合わせると共通点がいくつかあるわ」
咲「あ…京ちゃん…」
優希「京太郎…」
久「ようやく来たようね…」
京太郎「…和は?」
まこ「…朝方洗濯物を回しに行ったきり電話も繋がらん」
京太郎「!!」
京太郎「あれは一体何なんです!?」
久「落ち着きなさい須賀君」
京太郎「ですがっ…すみません…」
久「<奴ら>が何かなんてまだわからないわ」
久「でも皆がこの部屋に集まるまでに得た情報を合わせると共通点がいくつかあるわ」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:10:59.03 ID:dc7Dpr/R0
久「1.走れない 2.頭はよくない 3.全員若い女性 4.同じく若い女性を襲う 5.おそらく体液による粘液感染」
久「そして…」
京太郎「…そして?」
久「…」
京太郎「…部長?」
久「6.襲われた者は<奴ら>になる…ということよ」
京太郎「!!」
京太郎「そ…そんな…それじゃあ映画や小説に出てくるゾンビが実際に現れたって言うんですか!?」
久「ええそうよ、これは現実に起こってる事なの」
京太郎「くそっ!さっき襲われていた女の人も食べられてしまったって言うのか…俺が見捨てたばかりに…」ガンッ
咲「ひっ」ビクッ
優希「きょ、京太郎…」
まこ「物に当たるのはよさんか京太郎、それに食べられたわけじゃない…」
京太郎「…?だ、だってあいつらは人を襲うって」
久「そして…」
京太郎「…そして?」
久「…」
京太郎「…部長?」
久「6.襲われた者は<奴ら>になる…ということよ」
京太郎「!!」
京太郎「そ…そんな…それじゃあ映画や小説に出てくるゾンビが実際に現れたって言うんですか!?」
久「ええそうよ、これは現実に起こってる事なの」
京太郎「くそっ!さっき襲われていた女の人も食べられてしまったって言うのか…俺が見捨てたばかりに…」ガンッ
咲「ひっ」ビクッ
優希「きょ、京太郎…」
まこ「物に当たるのはよさんか京太郎、それに食べられたわけじゃない…」
京太郎「…?だ、だってあいつらは人を襲うって」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:13:44.64 ID:dc7Dpr/R0
まこ「ちがうんじゃ…」
久「襲うとは言っても食べたりするわけじゃないの」
久「<奴ら>は女性を性的に襲うのよ」
京太郎「!?」
京太郎「ど、どういうことですか…」
久「さっきこの部屋の窓から見たのよ」
久「追い詰められた女の人が<奴ら>に服を脱がされ何度も絶頂させられている所をね…」
久「そして絶頂に次ぐ絶頂で快感が限界を超え、一度気を失ったら最後」
まこ「次に目覚めた時はめでたく<奴ら>の仲間入りじゃ」
京太郎「…何か手はあるんですか?」
久「それなんだけど…須賀君」
咲「…」
優希「…」
京太郎「…?」
久「あ な た は 何 故 こ こ に 居 る の ?」
久「襲うとは言っても食べたりするわけじゃないの」
久「<奴ら>は女性を性的に襲うのよ」
京太郎「!?」
京太郎「ど、どういうことですか…」
久「さっきこの部屋の窓から見たのよ」
久「追い詰められた女の人が<奴ら>に服を脱がされ何度も絶頂させられている所をね…」
久「そして絶頂に次ぐ絶頂で快感が限界を超え、一度気を失ったら最後」
まこ「次に目覚めた時はめでたく<奴ら>の仲間入りじゃ」
京太郎「…何か手はあるんですか?」
久「それなんだけど…須賀君」
咲「…」
優希「…」
京太郎「…?」
久「あ な た は 何 故 こ こ に 居 る の ?」
8: おるやんけ おっちゃん感激 2012/07/14(土) 22:16:23.75 ID:dc7Dpr/R0
京太郎「…え?」
まこ「ここに来るまで見んかったんか」
まこ「 男 がどうなってるのかを」
京太郎「…!」
京太郎「い、言われてみれば…皆…」
まこ「そうじゃ、ホテルマンも清掃員も倒れていたはずじゃ…一人残らずな」
京太郎「ぐ、偶然です…何かの偶然です!」
久「そ、じゃあこの窓から下を見てみるといいわ」
京太郎「…!!」
京太郎「…サラリーマンも…学生も…」
久「男は皆倒れているわね」
京太郎「そんな!!じゃあ俺は一体!?」
久「貴方何かしたわね?」
まこ「ここに来るまで見んかったんか」
まこ「 男 がどうなってるのかを」
京太郎「…!」
京太郎「い、言われてみれば…皆…」
まこ「そうじゃ、ホテルマンも清掃員も倒れていたはずじゃ…一人残らずな」
京太郎「ぐ、偶然です…何かの偶然です!」
久「そ、じゃあこの窓から下を見てみるといいわ」
京太郎「…!!」
京太郎「…サラリーマンも…学生も…」
久「男は皆倒れているわね」
京太郎「そんな!!じゃあ俺は一体!?」
久「貴方何かしたわね?」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:18:31.42 ID:dc7Dpr/R0
京太郎「ち、違います!俺は何も…染谷先輩!」
まこ「信じてやりたいのは山々じゃが…これだけの条件が揃った以上どうしようもない」
京太郎「っ…咲!優希!」
咲「…」ビクッ
優希「…」ササッ
京太郎「…くっ!」
久「…<奴ら>になった人を治す唯一の方法があるわ」
京太郎「…!」
久「これよ」スッ
京太郎「…!栄養ドリンク?」
久「さっき見たの…廊下で白い防護服を着た人が一度<奴ら>になった優希にこれを飲ませているのを」
久「声をかけたら慌てて逃げて行ったわ…その時にコレを一本落としたのよ」
久「優希が目を覚ました時、<奴ら>になっていた時の記憶は消えていたんだけど」
久「心当たりあるんでしょう?」
京太郎「っ!俺は本当に何も知りません!」
まこ「信じてやりたいのは山々じゃが…これだけの条件が揃った以上どうしようもない」
京太郎「っ…咲!優希!」
咲「…」ビクッ
優希「…」ササッ
京太郎「…くっ!」
久「…<奴ら>になった人を治す唯一の方法があるわ」
京太郎「…!」
久「これよ」スッ
京太郎「…!栄養ドリンク?」
久「さっき見たの…廊下で白い防護服を着た人が一度<奴ら>になった優希にこれを飲ませているのを」
久「声をかけたら慌てて逃げて行ったわ…その時にコレを一本落としたのよ」
久「優希が目を覚ました時、<奴ら>になっていた時の記憶は消えていたんだけど」
久「心当たりあるんでしょう?」
京太郎「っ!俺は本当に何も知りません!」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:19:07.26 ID:dc7Dpr/R0
久「まあいいわ…貴方も来て貰うわよ」
京太郎「…?」
久「を見てみなさい」
京太郎「…M製薬…TV-001」
久「わかった?聞いたことのない会社だけど、そこに書かれている住所が本物ならここから歩いて2日よ」
京太郎「…」
久「嫌とは言わせないわ、ついてきてもらうわ」
まこ「…ほれ立たんか」ガシッ
京太郎「…はい」
京太郎「…?」
久「を見てみなさい」
京太郎「…M製薬…TV-001」
久「わかった?聞いたことのない会社だけど、そこに書かれている住所が本物ならここから歩いて2日よ」
京太郎「…」
久「嫌とは言わせないわ、ついてきてもらうわ」
まこ「…ほれ立たんか」ガシッ
京太郎「…はい」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:20:27.92 ID:dc7Dpr/R0
一階 宿舎前
イヤァァァァ キャァァァァ
久「まるで地獄ね」
まこ「じゃの、…でM製薬ってのはどっちじゃ?」
久「さっき携帯で調べたんだけどこっちよ」テクテク
京太郎「…」テクテク
咲「和ちゃん…大丈夫かなぁ…」
優希「きっと大丈夫だじぇ…」
久「<奴ら>はトロいから距離をとって歩けば平気よ、ついてきて」
咲優「は、はい(だじぇ)」
???「―――・・・」コソッ
イヤァァァァ キャァァァァ
久「まるで地獄ね」
まこ「じゃの、…でM製薬ってのはどっちじゃ?」
久「さっき携帯で調べたんだけどこっちよ」テクテク
京太郎「…」テクテク
咲「和ちゃん…大丈夫かなぁ…」
優希「きっと大丈夫だじぇ…」
久「<奴ら>はトロいから距離をとって歩けば平気よ、ついてきて」
咲優「は、はい(だじぇ)」
???「―――・・・」コソッ
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:23:46.60 ID:dc7Dpr/R0
一階 宿舎前
イヤァァァァ キャァァァァ
久「まるで地獄ね」
まこ「じゃの、…でM製薬ってのはどっちじゃ?」
久「さっき携帯で調べたんだけどこっちよ」テクテク
京太郎「…」テクテク
咲「和ちゃん…大丈夫かなぁ…」
優希「きっと大丈夫だじぇ…」
久「<奴ら>はトロいから距離をとって歩けば平気よ、ついてきて」
咲優「は、はい(だじぇ)」
???「―――・・・」コソッ
イヤァァァァ キャァァァァ
久「まるで地獄ね」
まこ「じゃの、…でM製薬ってのはどっちじゃ?」
久「さっき携帯で調べたんだけどこっちよ」テクテク
京太郎「…」テクテク
咲「和ちゃん…大丈夫かなぁ…」
優希「きっと大丈夫だじぇ…」
久「<奴ら>はトロいから距離をとって歩けば平気よ、ついてきて」
咲優「は、はい(だじぇ)」
???「―――・・・」コソッ
16: すまん、おっちゃん年やからミスった 2012/07/14(土) 22:24:20.39 ID:dc7Dpr/R0
女「…」ユラッユラッ
女B「…」ユラッユラッ
咲「ひっ…」ガクガク
久「…こっちを抜けるのは流石にきついわね、この建物に入ってやり過ごしましょう」ガチャッ
咲「は、はい」タタタッ
まこ「ありがたいことに鍵が付いてるのう」スッ
「待ってくれ!」
久「!!」
久「ゆみ!!」
女B「…」ユラッユラッ
咲「ひっ…」ガクガク
久「…こっちを抜けるのは流石にきついわね、この建物に入ってやり過ごしましょう」ガチャッ
咲「は、はい」タタタッ
まこ「ありがたいことに鍵が付いてるのう」スッ
「待ってくれ!」
久「!!」
久「ゆみ!!」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:26:24.03 ID:dc7Dpr/R0
ゆみ「私達も入れてくれ!」
久「え、ええ構わないわ」チャッ
久「はやく!蒲原!」
智美「ま、まってくれーゆみちん…うわっ」ドテッ
久「蒲原!」
智美「う…足が…」ズキズキ
佳織「…」ユラァ
智美「か、佳織…落ち着こう、な?」
佳織「…」ガシッ
智美「あわわ…ゆみちん!」ズリッズリッ
ゆみ「蒲原!…くっ」ダッ
久「待ちなさい」ガシッ
ゆみ「は、離せっ蒲原が!」
久「無理よ…この距離じゃ間に合わない」
ゆみ「それでもだ!蒲原を見捨てることは出来ない!」グググ
久「え、ええ構わないわ」チャッ
久「はやく!蒲原!」
智美「ま、まってくれーゆみちん…うわっ」ドテッ
久「蒲原!」
智美「う…足が…」ズキズキ
佳織「…」ユラァ
智美「か、佳織…落ち着こう、な?」
佳織「…」ガシッ
智美「あわわ…ゆみちん!」ズリッズリッ
ゆみ「蒲原!…くっ」ダッ
久「待ちなさい」ガシッ
ゆみ「は、離せっ蒲原が!」
久「無理よ…この距離じゃ間に合わない」
ゆみ「それでもだ!蒲原を見捨てることは出来ない!」グググ
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:27:44.70 ID:dc7Dpr/R0
久「まこ!優希!」
まこ「悪いことは言わん…ありゃむりじゃ」ガシッ
優希「あ、あきらめるじぇ…」ガシッ
ゆみ「離してくれ!頼む、蒲原、蒲原あああ!」グググバタン ガチャッ
智美「…ワハハ…行っちゃったかぁ」
佳織「…」ビリィィィッ
智美「ワハ…はぁっ!?」クチュッ
佳織「…」クチュクチュクチュ
智美「やめっ…佳織っ…そんな乱暴な…ひあっ」ビクッ
佳織「…」スッ
智美「うぁっ…!?」チュッ
佳織「…」レロクチュチュパ
智美「―――!――――!!」ビクンビクン
智美(うあああっ頭がおかしく…)
智美(ワハ…ハ…)
まこ「悪いことは言わん…ありゃむりじゃ」ガシッ
優希「あ、あきらめるじぇ…」ガシッ
ゆみ「離してくれ!頼む、蒲原、蒲原あああ!」グググバタン ガチャッ
智美「…ワハハ…行っちゃったかぁ」
佳織「…」ビリィィィッ
智美「ワハ…はぁっ!?」クチュッ
佳織「…」クチュクチュクチュ
智美「やめっ…佳織っ…そんな乱暴な…ひあっ」ビクッ
佳織「…」スッ
智美「うぁっ…!?」チュッ
佳織「…」レロクチュチュパ
智美「―――!――――!!」ビクンビクン
智美(うあああっ頭がおかしく…)
智美(ワハ…ハ…)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:28:33.63 ID:dc7Dpr/R0
ゆみ「くそっ!!お前達が邪魔しなければ蒲原を助けられたかもしれないのに!」
久「無理よ」
ゆみ「何故!何故行かせてくれなかったんだ!」
久「…」
ゆみ「くそっ…くそぉ…うっ…ううっ…」ガクリ
ゆみ「かんばらぁ…」ポロポロ
久「蒲原さんを治す方法があるわ」
ゆみ「!!」バッ
久「一緒にくる?」
久「無理よ」
ゆみ「何故!何故行かせてくれなかったんだ!」
久「…」
ゆみ「くそっ…くそぉ…うっ…ううっ…」ガクリ
ゆみ「かんばらぁ…」ポロポロ
久「蒲原さんを治す方法があるわ」
ゆみ「!!」バッ
久「一緒にくる?」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:30:34.67 ID:dc7Dpr/R0
ゆみ「くそっ!!お前達が邪魔しなければ蒲原を助けられたかもしれないのに!」
久「無理よ」
ゆみ「何故!何故行かせてくれなかったんだ!」
久「…」
ゆみ「くそっ…くそぉ…うっ…ううっ…」ガクリ
ゆみ「かんばらぁ…」ポロポロ
久「蒲原さんを治す方法があるわ」
ゆみ「!!」バッ
久「一緒にくる?」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:33:38.41 ID:dc7Dpr/R0
そのころ
姫子「部長ぉーなんで新道寺中堅(略して新中:ずっとジュース飲んでた奴)の介抱を花田に任せたとですか?」
哩「…」
姫子「部長?」
哩「新中は…あいつはもう感染している」
姫子「!?」
哩「花田は…私らが逃げるまでの時間稼ぎたい…」
姫子「そ、そいぎーなんでうちの部の足速い子じゃなかとですか…部屋ん中逃げ回って時間稼ぐ手も」
哩「あいつは(意識が)トバん」
姫子「!?」
哩「この間の準決勝の後、先生の指示で一番点数を失った花田をバイブ椅子に拘束して放置したな」
姫子「は…はい…」
哩「あの時見張ってた美子が寝てしまって花田は一晩放置される事になった」
哩「だが花田は朝ば来てもよがってたらしいわ、聞けば一回も意識ば飛んだことはないらしい」
哩「あいつはトバん、永久的にヤツらを引き付けておける…故のおとり」
姫子「そ、そやけんあいつを介抱に…花田が聞くとマジショックやろうなぁ」
姫子「部長ぉーなんで新道寺中堅(略して新中:ずっとジュース飲んでた奴)の介抱を花田に任せたとですか?」
哩「…」
姫子「部長?」
哩「新中は…あいつはもう感染している」
姫子「!?」
哩「花田は…私らが逃げるまでの時間稼ぎたい…」
姫子「そ、そいぎーなんでうちの部の足速い子じゃなかとですか…部屋ん中逃げ回って時間稼ぐ手も」
哩「あいつは(意識が)トバん」
姫子「!?」
哩「この間の準決勝の後、先生の指示で一番点数を失った花田をバイブ椅子に拘束して放置したな」
姫子「は…はい…」
哩「あの時見張ってた美子が寝てしまって花田は一晩放置される事になった」
哩「だが花田は朝ば来てもよがってたらしいわ、聞けば一回も意識ば飛んだことはないらしい」
哩「あいつはトバん、永久的にヤツらを引き付けておける…故のおとり」
姫子「そ、そやけんあいつを介抱に…花田が聞くとマジショックやろうなぁ」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:34:37.80 ID:dc7Dpr/R0
哩「本当なら部長の私が部員を守りたい、せやけん私が行ったら残った部員をだれが纏める言うて先生が…」
哩「悔しかよ…花田ぁ…すまん…」ポロポロ
姫子「ぶ、ぶちょぉ」グスッ
煌「聞いてしまった…うわぁショックぅ…」
煌「…なぁんてことはないですね」スバラッ
煌(私には誰かに必要とされる力がある…それは生き残れる力じゃなくても)
煌「私一人の犠牲で部の皆が無事逃げられる、そんなすばらなことはありませんね」
新中「…」ムクッ
煌「…しかし私はここで死ぬまでいかされ続けるのですね」
新中「…」ユラッ
煌「…気を失うことも出来ず…どーすんでしょコレ」ガシッ
新中「…」ビリィィィ
哩「悔しかよ…花田ぁ…すまん…」ポロポロ
姫子「ぶ、ぶちょぉ」グスッ
煌「聞いてしまった…うわぁショックぅ…」
煌「…なぁんてことはないですね」スバラッ
煌(私には誰かに必要とされる力がある…それは生き残れる力じゃなくても)
煌「私一人の犠牲で部の皆が無事逃げられる、そんなすばらなことはありませんね」
新中「…」ムクッ
煌「…しかし私はここで死ぬまでいかされ続けるのですね」
新中「…」ユラッ
煌「…気を失うことも出来ず…どーすんでしょコレ」ガシッ
新中「…」ビリィィィ
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:36:33.65 ID:dc7Dpr/R0
<スバラァァァァ
哩「…すまん、花田」ポロポロ
(煌「いいってことですよ…すばらです」)
哩「!」
哩「花田ぁぁぁぁ…グスッ」ガクッ
姫子「…」ポロポロ
哩「…すまん、花田」ポロポロ
(煌「いいってことですよ…すばらです」)
哩「!」
哩「花田ぁぁぁぁ…グスッ」ガクッ
姫子「…」ポロポロ
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:57:10.88 ID:dc7Dpr/R0
久「…なんとかやり過ごしたようね」
まこ「そうじゃのう…いま何時じゃ」
久「んーと」パカッ
久「…あぁダメね、電池切れちゃってる」
京太郎「…夜の9時です」
久「…信用していいのね?」
京太郎「時計をつけてましたから…」
久「そ、暗いところを通るのはリスクがあるし、今夜はここで…」バァン
久「!?」
ゆみ「…?何の音だ」バァン
咲「ひぃっ」ガクガク
優希「あ…あ…」ガクガク
まこ「ど、どうしたんじゃお前ら…!」ビクッ
まこ「そうじゃのう…いま何時じゃ」
久「んーと」パカッ
久「…あぁダメね、電池切れちゃってる」
京太郎「…夜の9時です」
久「…信用していいのね?」
京太郎「時計をつけてましたから…」
久「そ、暗いところを通るのはリスクがあるし、今夜はここで…」バァン
久「!?」
ゆみ「…?何の音だ」バァン
咲「ひぃっ」ガクガク
優希「あ…あ…」ガクガク
まこ「ど、どうしたんじゃお前ら…!」ビクッ
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 22:58:50.65 ID:dc7Dpr/R0
久「まこ!そっちから何か見えるの!?」
まこ「うああ…ああ…」
久「っ!まこ!」ダッ
ゆみ「…」ダッ
京太郎「…」
久「一体なにが…!!」
女達「…」バァン バァン バァン
バァンバァンバァンバァンバァンバァンバァン ピシッ
ゆみ「!…窓が割れるっ」
久「逃げるわよ!」ダッ
京太郎「こっちも…だめです…」ガクガク
久「なんですって!?」
ドア ガァンガァンガァンガァン
まこ「ど、どういうことじゃ、さっきまで<奴ら>こんなに元気じゃなかったろうに!」ガクガク
まこ「うああ…ああ…」
久「っ!まこ!」ダッ
ゆみ「…」ダッ
京太郎「…」
久「一体なにが…!!」
女達「…」バァン バァン バァン
バァンバァンバァンバァンバァンバァンバァン ピシッ
ゆみ「!…窓が割れるっ」
久「逃げるわよ!」ダッ
京太郎「こっちも…だめです…」ガクガク
久「なんですって!?」
ドア ガァンガァンガァンガァン
まこ「ど、どういうことじゃ、さっきまで<奴ら>こんなに元気じゃなかったろうに!」ガクガク
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:02:16.64 ID:dc7Dpr/R0
ゆみ「だめだ!裏口も<奴ら>で溢れている!」
久「そんな…」
まこ「さっきまでこっちには目もくれず外をほっついとったじゃろうに」
優希「咲ちゃん…怖いじぇ」ギュッ
咲「…」ガクガク
パリィィィン
ぞるっ
咲「ひぃぃっ入ってきました…」ブルブル
優希「咲ちゃん!」
久「そんな…」
まこ「さっきまでこっちには目もくれず外をほっついとったじゃろうに」
優希「咲ちゃん…怖いじぇ」ギュッ
咲「…」ガクガク
パリィィィン
ぞるっ
咲「ひぃぃっ入ってきました…」ブルブル
優希「咲ちゃん!」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:03:59.00 ID:dc7Dpr/R0
久「何してるの咲!上に逃げるわよ!」
咲「あ、足が…」ガクガク
久「咲!」
まこ「ま、間に合わん!」
ヒュッ ドゴォッ
女「…!」ピューン
「若くして人生の岐路に立たされたなぁ」スクッ
咲「あ、貴方達は…」
「あいつら夜になったら動きが活発になるみたいやで」スッ
ゆみ「Aブロックシード校…」
「ついてきてください、この建物のマップは調べてますから」ポチポチ
まこ「何人ものプロを輩出した関西No1の高校」
「もー先輩らほんま人良すぎですわ」ハァ
久「――― 千里山高校!」
「安心しぃ、あいつらの動きはウチが<予測>したる」ゴァッ
咲「あ、足が…」ガクガク
久「咲!」
まこ「ま、間に合わん!」
ヒュッ ドゴォッ
女「…!」ピューン
「若くして人生の岐路に立たされたなぁ」スクッ
咲「あ、貴方達は…」
「あいつら夜になったら動きが活発になるみたいやで」スッ
ゆみ「Aブロックシード校…」
「ついてきてください、この建物のマップは調べてますから」ポチポチ
まこ「何人ものプロを輩出した関西No1の高校」
「もー先輩らほんま人良すぎですわ」ハァ
久「――― 千里山高校!」
「安心しぃ、あいつらの動きはウチが<予測>したる」ゴァッ
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:06:06.60 ID:dc7Dpr/R0
そのころ
穏乃「あ…あわわわ…」ガクガク
ンゴ「っ!うあぁぁっ!」ビクビク
憧「…」レロレロ
灼「…」ピチャピチャ
ンゴ「ふっ…うぅぅぅっ、にげっ…逃げるっ…のよ!」ビクビク
穏乃「あわわ…」ガクガク
憧「…」チュパッ
灼「…」ジュルル
ンゴ「何やってるの!早く!」ガクガクン
穏乃「く、玄さん達も連れてかなきゃ!」ダダダッ
ンゴ「…それでいいのよ…んああああっ」ビクン
穏乃「あ…あわわわ…」ガクガク
ンゴ「っ!うあぁぁっ!」ビクビク
憧「…」レロレロ
灼「…」ピチャピチャ
ンゴ「ふっ…うぅぅぅっ、にげっ…逃げるっ…のよ!」ビクビク
穏乃「あわわ…」ガクガク
憧「…」チュパッ
灼「…」ジュルル
ンゴ「何やってるの!早く!」ガクガクン
穏乃「く、玄さん達も連れてかなきゃ!」ダダダッ
ンゴ「…それでいいのよ…んああああっ」ビクン
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:08:32.39 ID:dc7Dpr/R0
バターン
穏乃「玄さん!!」
玄「…どうしたの?」
穏乃「憧と灼さんが…」
玄「そっかー…残念だねぇー…」
穏乃「え?…それだけですか?」
玄「うん、だって私達も」ジリッ
穏乃「…」ダッ
ダキッ ギュゥッ
宥「…あったかーい」ギュッ
穏乃「!宥さん…は、離して」
玄「感染しちゃった」ガシッ
穏乃「じゃ…じゃあなんで…言葉を…」
玄「わからないよー、眼が覚めたらここにいて」ビリビリビリッ
穏乃「!!」
穏乃「玄さん!!」
玄「…どうしたの?」
穏乃「憧と灼さんが…」
玄「そっかー…残念だねぇー…」
穏乃「え?…それだけですか?」
玄「うん、だって私達も」ジリッ
穏乃「…」ダッ
ダキッ ギュゥッ
宥「…あったかーい」ギュッ
穏乃「!宥さん…は、離して」
玄「感染しちゃった」ガシッ
穏乃「じゃ…じゃあなんで…言葉を…」
玄「わからないよー、眼が覚めたらここにいて」ビリビリビリッ
穏乃「!!」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:09:47.37 ID:dc7Dpr/R0
穏乃「!!」
穏乃(もしかして…新型…?)
玄「ふぅーむなるほどなるほどなるほどぉ」クチュクチュ
穏乃(玄さんの記憶を所持した…新型だ、誰かに知らせないと…)
穏乃「あああああああっ」ビクッビクッ
宥「暖かいの…いっぱーい」ギュゥゥゥ
穏乃「ああっ…はぁっ…はぁ…」ビクッ ビクッ
宥「…」クチュッ
穏乃「!!宥さんっ、今イったばっかりで…」ビクン
玄「…」ムギュゥ
穏乃「!!…ムー…ムー」ビクンビクン
穏乃(おっぱいで…息が…)ビクビクビク
宥「暖かいの…もっときてぇ…」クチュクチュ
ガチャッ
穏乃(もしかして…新型…?)
玄「ふぅーむなるほどなるほどなるほどぉ」クチュクチュ
穏乃(玄さんの記憶を所持した…新型だ、誰かに知らせないと…)
穏乃「あああああああっ」ビクッビクッ
宥「暖かいの…いっぱーい」ギュゥゥゥ
穏乃「ああっ…はぁっ…はぁ…」ビクッ ビクッ
宥「…」クチュッ
穏乃「!!宥さんっ、今イったばっかりで…」ビクン
玄「…」ムギュゥ
穏乃「!!…ムー…ムー」ビクンビクン
穏乃(おっぱいで…息が…)ビクビクビク
宥「暖かいの…もっときてぇ…」クチュクチュ
ガチャッ
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:10:43.33 ID:dc7Dpr/R0
穏乃(ど、ドアの音…もしかして助けが…)ムニュゥ
穏乃(み、見えない!)ムニィ
穏乃「ぶはっ」チラッ
ンゴ「…」ユラァ
憧「…」ユラァ
灼「…」ユラァ
穏乃「…」
穏乃(…ヤバイ、ヤバイヤバイヤバイ)
穏乃(み、見えない!)ムニィ
穏乃「ぶはっ」チラッ
ンゴ「…」ユラァ
憧「…」ユラァ
灼「…」ユラァ
穏乃「…」
穏乃(…ヤバイ、ヤバイヤバイヤバイ)
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:12:08.03 ID:dc7Dpr/R0
セーラ「おらぁっ」ドゴッ
セーラ「どりゃぁ」バッキィ
竜華「容赦ないなー」タッタッ
久「ところで貴方達なんであんなところに?」タッタッタッ
泉「うちらが船久保先輩の逃走経路に則って逃げてる時にあいつらが窓叩いてんのが見えたんです」タッタッタッ
怜「ほんで<視て>みたら割れた窓の中に白糸台の先鋒がおったわけや」タッタッタッ
竜華「まあ実際は人違いやったけどな」タッタッタッ
咲「た、助かりました…ありがとうございます」タタッ
浩子「ところでさっきから気になってたんですけど、その腰にかけてるのTVちゃいます?」タッタッタッ
優希「!!知ってるのか?」トテテテ
泉「こんな大規模なパンデミックを起こそうと思ったらそれなりの施設が必要ですからね」
浩子「ウチがあらゆる製薬会社のサーバーに片っ端からハッキングしたんです」キラーン
セーラ「どりゃぁ」バッキィ
竜華「容赦ないなー」タッタッ
久「ところで貴方達なんであんなところに?」タッタッタッ
泉「うちらが船久保先輩の逃走経路に則って逃げてる時にあいつらが窓叩いてんのが見えたんです」タッタッタッ
怜「ほんで<視て>みたら割れた窓の中に白糸台の先鋒がおったわけや」タッタッタッ
竜華「まあ実際は人違いやったけどな」タッタッタッ
咲「た、助かりました…ありがとうございます」タタッ
浩子「ところでさっきから気になってたんですけど、その腰にかけてるのTVちゃいます?」タッタッタッ
優希「!!知ってるのか?」トテテテ
泉「こんな大規模なパンデミックを起こそうと思ったらそれなりの施設が必要ですからね」
浩子「ウチがあらゆる製薬会社のサーバーに片っ端からハッキングしたんです」キラーン
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:13:04.92 ID:dc7Dpr/R0
怜「!!…まっすぐ行ったらあいつらがおる…ここを右や」クッ
ゆみ「ほ、本当にそんなことが可能なのか?」
浩子「そして一つの情報を得たんです…M製薬のSOSウィルス」
まこ「SOS?」
竜華「このウイルスは女が女にアレする病気を拡大させとる…これはウチらの予想なんやけど」
セーラ「ふっ」ズガァ
セーラ「正式名称は『Symbol Of Saki』略してSOS」
怜「この咲世界におけるシンボル…それは」
ゆみ「…百合か」
怜「…」コクッ
浩子「そのTVって言う解毒剤についてもサーバーから情報を持ってきてます」
浩子「その薬の正式名称はThe Vanguard」
優希「う゛ぁんがーど?」
ゆみ「ほ、本当にそんなことが可能なのか?」
浩子「そして一つの情報を得たんです…M製薬のSOSウィルス」
まこ「SOS?」
竜華「このウイルスは女が女にアレする病気を拡大させとる…これはウチらの予想なんやけど」
セーラ「ふっ」ズガァ
セーラ「正式名称は『Symbol Of Saki』略してSOS」
怜「この咲世界におけるシンボル…それは」
ゆみ「…百合か」
怜「…」コクッ
浩子「そのTVって言う解毒剤についてもサーバーから情報を持ってきてます」
浩子「その薬の正式名称はThe Vanguard」
優希「う゛ぁんがーど?」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:14:45.69 ID:dc7Dpr/R0
久「…先陣」
ゆみ「…先駆者」
まこ「…前衛」
咲「…」
咲「…先鋒」
皆「!!」
竜華「…そや…そしてM製薬」
泉「船久保先輩の調べた情報の中で先鋒に誇りを持っていて、かつ百合の属性を広めたがるような人物Mは一人だけでした」
セーラ「お前らが戦った相手や…」
優希「まみむめも…ま…ま?ぜんぜんわからないじぇ…」
咲「み…み…」
久「…!!」ハッ
まこ「…みほ…こ」
泉「そうです」
浩子「風越女子高校…福路美穂子です」
ゆみ「…先駆者」
まこ「…前衛」
咲「…」
咲「…先鋒」
皆「!!」
竜華「…そや…そしてM製薬」
泉「船久保先輩の調べた情報の中で先鋒に誇りを持っていて、かつ百合の属性を広めたがるような人物Mは一人だけでした」
セーラ「お前らが戦った相手や…」
優希「まみむめも…ま…ま?ぜんぜんわからないじぇ…」
咲「み…み…」
久「…!!」ハッ
まこ「…みほ…こ」
泉「そうです」
浩子「風越女子高校…福路美穂子です」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:15:46.47 ID:dc7Dpr/R0
純「…どけっ!」ゲシッ
一「だめだよ純君、歩が感染間際に入手した情報によると一応元に戻るらしいんだから」
純「元に戻ったら感染してるときの記憶もなくなるんだろ?」
純「だったら同じだ」バシッ
純「それにハギヨシがいない今お前らを守れるのはオレだけだっつーの」ベシッ
一「で、でもやっぱり怪我させると…」オロオロ
透華「せっかくわたくし達が直々に清澄の応援に来たというのに、ついてないですわねまったく」プンプン
智紀「…来たいと言い出したのは透華」ボソッ
透華「わ、わたくしのせいですのっ!?」
一「まあまあまあまあ」
一「だめだよ純君、歩が感染間際に入手した情報によると一応元に戻るらしいんだから」
純「元に戻ったら感染してるときの記憶もなくなるんだろ?」
純「だったら同じだ」バシッ
純「それにハギヨシがいない今お前らを守れるのはオレだけだっつーの」ベシッ
一「で、でもやっぱり怪我させると…」オロオロ
透華「せっかくわたくし達が直々に清澄の応援に来たというのに、ついてないですわねまったく」プンプン
智紀「…来たいと言い出したのは透華」ボソッ
透華「わ、わたくしのせいですのっ!?」
一「まあまあまあまあ」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:17:53.12 ID:dc7Dpr/R0
ズズズズズッ
純智一「!!」
純「な、なんだこの感じは…」
一「ま…まるで海の中に引きずり込まれるような…」
智紀「この感じ…」
透華「お逃げなさい!」ドンッ
純「うわっ、何するんだ」ガチャッ
一「透華!?透華!!」ドンドン
智紀「…鍵がかかっている」
透華「この龍門渕透華、龍門渕家の名誉にかけてメイド達に手は出させませんわ」
透華「…おはよう、衣」
純智一「!!」
純「な、なんだこの感じは…」
一「ま…まるで海の中に引きずり込まれるような…」
智紀「この感じ…」
透華「お逃げなさい!」ドンッ
純「うわっ、何するんだ」ガチャッ
一「透華!?透華!!」ドンドン
智紀「…鍵がかかっている」
透華「この龍門渕透華、龍門渕家の名誉にかけてメイド達に手は出させませんわ」
透華「…おはよう、衣」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:20:32.38 ID:dc7Dpr/R0
透華「っ!ふあああああああ!」ビクンッビクンッ
透華(そんな…こんなに早く…っ)
純「お、おい!開けろ!」ガンガン
智紀「開かな…い…」グッグッ
透華「…っ…っ…ぁ…」ピクピク
透華(…もう声も出ませんわ)
衣「透華が逃げろと言っているのに…お前達はそこを開けようとする…」
衣「度し難い有象無象め…その閉塞された空間の中で」
衣「主の欣喜の絶叫を聞くがいい」グチュグチュグチュ
透華「――――――――っああああああああああああ!」
衣「満身創痍かと思っていたが本当に声が出るとは…まだまだ衣と遊んでくれるのか?」グチュグチュ
透華「――――――――――――」ビクンビクン
透華(そんな…こんなに早く…っ)
純「お、おい!開けろ!」ガンガン
智紀「開かな…い…」グッグッ
透華「…っ…っ…ぁ…」ピクピク
透華(…もう声も出ませんわ)
衣「透華が逃げろと言っているのに…お前達はそこを開けようとする…」
衣「度し難い有象無象め…その閉塞された空間の中で」
衣「主の欣喜の絶叫を聞くがいい」グチュグチュグチュ
透華「――――――――っああああああああああああ!」
衣「満身創痍かと思っていたが本当に声が出るとは…まだまだ衣と遊んでくれるのか?」グチュグチュ
透華「――――――――――――」ビクンビクン
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:19:45.98 ID:dc7Dpr/R0
衣「…」ズズズ
透華「まったく、いつ感染しましたの?」
衣「…昏鐘鳴の音が聞こえるか?」ズズズズ
透華「…」
透華(一歩も動けませんわ…なんてプレッシャーですの)
衣「…」ジリッ
一「透華!大丈夫なの!?透華!!」ドンドン
透華「…まだ衣はおこちゃまでしてよ、わたくしを絶頂に導くことなど不可能ですわ!」
衣「ころもはこどもじゃない」ビリッ
衣「…透華もまだ衣ではないか、つるつるだぞ」グチュッ
透華「まったく、いつ感染しましたの?」
衣「…昏鐘鳴の音が聞こえるか?」ズズズズ
透華「…」
透華(一歩も動けませんわ…なんてプレッシャーですの)
衣「…」ジリッ
一「透華!大丈夫なの!?透華!!」ドンドン
透華「…まだ衣はおこちゃまでしてよ、わたくしを絶頂に導くことなど不可能ですわ!」
衣「ころもはこどもじゃない」ビリッ
衣「…透華もまだ衣ではないか、つるつるだぞ」グチュッ
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:21:34.91 ID:dc7Dpr/R0
久「ここがM製薬…」
「咲さん!」
咲「!和ちゃん」
和「ご心配…お掛けしました…」
咲「無事だったんだね…」ガシッ
咲「!!」
セーラ「あかん、アイツ感染してるで」
咲「?そ、そんな…」
優希「で、でものどちゃん普通に話せてるじぇ」
浩子「…ウイルスが第二段階に移行してますね」
久「第二段階!?」
泉「はい、ウイルスが感染者の体内で一定時間過ごしたら第二段階になるんです」
竜華「脳内の性欲を刺激する部分だけを侵食していたそれはやがて脳全体へ…」
セーラ「すなわち記憶の乗っ取りや」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:22:48.18 ID:dc7Dpr/R0
ゆみ「そんな…ことが…」
和「…」ダッ
セーラ「あかん!下がっとき!」バッ
怜「!!セーラ右や」
セーラ「!?」ガシッ
セーラ(なんやコイツ素早い…っ)クチュ
セーラ「んあっ…」ビクン
セーラ「だ、誰やお前…」フルフル
池田ァ!「そろそろ混ぜろよ」
久「!!」
優希「あれは風越の池田ァだじぇ!」
ゆみ「感染している!」
まこ「ここに池田ァがおるってことは高確率で…」バッ
美穂子「…」ズォォォォォ
和「…」ダッ
セーラ「あかん!下がっとき!」バッ
怜「!!セーラ右や」
セーラ「!?」ガシッ
セーラ(なんやコイツ素早い…っ)クチュ
セーラ「んあっ…」ビクン
セーラ「だ、誰やお前…」フルフル
池田ァ!「そろそろ混ぜろよ」
久「!!」
優希「あれは風越の池田ァだじぇ!」
ゆみ「感染している!」
まこ「ここに池田ァがおるってことは高確率で…」バッ
美穂子「…」ズォォォォォ
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:25:51.01 ID:dc7Dpr/R0
久「福路さん…」
美穂子「上埜さん…ずっと…探していました…」ズォォォォォ
美穂子「…」スッ
まこ「…なんてプレッシャーじゃ」
和「…咲さん」ジリッ
咲「ひっ」
浩子「どいといてください、ここは私が」スッ
竜華「船Q…」
浩子「順当に行ってれば副将戦で当たってた相手…ウチにも関西最強のプライドってもんがあるんです」
浩子「一年に負けとうないですしね!」ダッ
和「…」ダッ
和浩「…」シーン
まこ「…動かんの」
泉「お、恐らく脳内で数十手先まで分析し合ってるんです…」
美穂子「上埜さん…ずっと…探していました…」ズォォォォォ
美穂子「…」スッ
まこ「…なんてプレッシャーじゃ」
和「…咲さん」ジリッ
咲「ひっ」
浩子「どいといてください、ここは私が」スッ
竜華「船Q…」
浩子「順当に行ってれば副将戦で当たってた相手…ウチにも関西最強のプライドってもんがあるんです」
浩子「一年に負けとうないですしね!」ダッ
和「…」ダッ
和浩「…」シーン
まこ「…動かんの」
泉「お、恐らく脳内で数十手先まで分析し合ってるんです…」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:28:00.80 ID:dc7Dpr/R0
竜華「な、なんやけったいな事になってきたな…」
まこ「そうじゃのう…」
フゥッ
竜華「!!」
竜華「な、なんや今の感覚…」
まこ「…こ、この不思議な感覚」
ゆみ「…」
ゆみ「誰もいないはずの場所に誰かがいるような気がする…か?」
まこ「…!」
咲「…?」
モモ「…さすが先輩っス」スゥゥゥ
ゆみ「モモ…お前も感染してしまったのか」
モモ「してしまったではないッス」
モモ「私は自ら望んで感染したッス」
まこ「そうじゃのう…」
フゥッ
竜華「!!」
竜華「な、なんや今の感覚…」
まこ「…こ、この不思議な感覚」
ゆみ「…」
ゆみ「誰もいないはずの場所に誰かがいるような気がする…か?」
まこ「…!」
咲「…?」
モモ「…さすが先輩っス」スゥゥゥ
ゆみ「モモ…お前も感染してしまったのか」
モモ「してしまったではないッス」
モモ「私は自ら望んで感染したッス」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:29:15.97 ID:pG5+3nJ50
まぁモモはこっち側だろうなw
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:31:35.74 ID:dc7Dpr/R0
池田ァ「はやくイけよぉ」クチュクチュ
セーラ「…っ」
セーラ(反撃やっ)クチュッ
池田ァ「に゛ゃっ!」
セーラ「…ふっ、脳内全部を乗っ取ったさかい、こっちから刺激を与えたら感じるようやな」
池田ァ「ふーっ」シャシャシャシャ
セーラ「俺はじわじわ責めるより」ダッ
セーラ「一気にイかせるほうが好きなんや!」ゴォッ
池田ァ「にゃああああああ」ゴァッ
まこ「なんじゃ!?急に消えおった!」
優希「見えない速度で戦ってるんだじぇ…!」
セーラ「…っ」
セーラ(反撃やっ)クチュッ
池田ァ「に゛ゃっ!」
セーラ「…ふっ、脳内全部を乗っ取ったさかい、こっちから刺激を与えたら感じるようやな」
池田ァ「ふーっ」シャシャシャシャ
セーラ「俺はじわじわ責めるより」ダッ
セーラ「一気にイかせるほうが好きなんや!」ゴォッ
池田ァ「にゃああああああ」ゴァッ
まこ「なんじゃ!?急に消えおった!」
優希「見えない速度で戦ってるんだじぇ…!」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:32:23.36 ID:bEENHzOY0
京太郎の霊圧が……消えた……?
いつも通りだな
いつも通りだな
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:34:01.15 ID:dc7Dpr/R0
美穂子「上埜さん…私と一緒に行きましょう…」スタスタ
久「福路さん…」
怜「させへん」バッ
美穂子「!!」
美穂子「私と上埜さんの邪魔をする…イケナイ人です」ビカッ
怜「!!」
怜「なんや…あの目…しかもウチの弱いところが全て見透かされてるようや…」
美穂子「あなたから先に葬ってあげるわ」ゴォォォ
怜「くっ…一巡先を読むだけじゃ足りへん」ズォォォ
怜(恐らくアイツはウチの癖や仕草から1手先、2手先を読んどる…)
怜「二巡…いや…三巡先や!」ズオッ
竜華「あかん怜!!」
竜華「!?」ゴァァァァァ
泉「なんやこの風は…」ゴァアァァァ
久「福路さん…」
怜「させへん」バッ
美穂子「!!」
美穂子「私と上埜さんの邪魔をする…イケナイ人です」ビカッ
怜「!!」
怜「なんや…あの目…しかもウチの弱いところが全て見透かされてるようや…」
美穂子「あなたから先に葬ってあげるわ」ゴォォォ
怜「くっ…一巡先を読むだけじゃ足りへん」ズォォォ
怜(恐らくアイツはウチの癖や仕草から1手先、2手先を読んどる…)
怜「二巡…いや…三巡先や!」ズオッ
竜華「あかん怜!!」
竜華「!?」ゴァァァァァ
泉「なんやこの風は…」ゴァアァァァ
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:35:52.91 ID:dc7Dpr/R0
久「あれは!?」
咲「あ…あ…」
照「…」ゴォォォォォォォ
竜華「!このっ、準決勝ではよくも怜を…っ!」
泉「だめです先輩、まっすぐつっこんだら…」
照「ツモ」トルネード
竜華「っ…あああああああああああああああ」プシャアア
泉「先輩!!」
竜華「ぁ…ぁ…」ガクガク
照「まだ一本場だ」トルネード
照「ロン」ゴァァァァァ
竜華「ああああああああああ…っ…」ビクンビクン
照「この程度か…」
照「咲…次はお前の番だよ…」ニコッ
咲「…!!」ゾクゾクッ
咲「あ…あ…」
照「…」ゴォォォォォォォ
竜華「!このっ、準決勝ではよくも怜を…っ!」
泉「だめです先輩、まっすぐつっこんだら…」
照「ツモ」トルネード
竜華「っ…あああああああああああああああ」プシャアア
泉「先輩!!」
竜華「ぁ…ぁ…」ガクガク
照「まだ一本場だ」トルネード
照「ロン」ゴァァァァァ
竜華「ああああああああああ…っ…」ビクンビクン
照「この程度か…」
照「咲…次はお前の番だよ…」ニコッ
咲「…!!」ゾクゾクッ
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:36:36.77 ID:HJQlcTmO0
謎の絶望感
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:37:49.98 ID:dc7Dpr/R0
モモ「…ずっと先輩の事を想ってきたッス」
モモ「でも先輩は…部長や…清澄の部長さんとばかり仲良くして」
モモ「…私には勇気がないから」
モモ「こうするしかなかったっス…」
ゆみ「モモ…」ギュッ
モモ「!!だめッス」
モモ「今の私はSOSウイルスに支配されてるッス」
モモ「やっぱり…大好きな加治木先輩を感染させたくないっす、離れてください!」
ゆみ「っ…はぁっ…」ピク
ゆみ「モモ…お前が今まで感じてきた不安や焦燥に比べれば…」
モモ「!!」
ゆみ「この程度の…んぅっ…どうってことっ…ない…」ビクビク
モモ「…先輩」
ゆみ「…すまないなモモ」
ゆみ「私は、やっぱり君が欲しい…」ビクッビクッ
モモ「でも先輩は…部長や…清澄の部長さんとばかり仲良くして」
モモ「…私には勇気がないから」
モモ「こうするしかなかったっス…」
ゆみ「モモ…」ギュッ
モモ「!!だめッス」
モモ「今の私はSOSウイルスに支配されてるッス」
モモ「やっぱり…大好きな加治木先輩を感染させたくないっす、離れてください!」
ゆみ「っ…はぁっ…」ピク
ゆみ「モモ…お前が今まで感じてきた不安や焦燥に比べれば…」
モモ「!!」
ゆみ「この程度の…んぅっ…どうってことっ…ない…」ビクビク
モモ「…先輩」
ゆみ「…すまないなモモ」
ゆみ「私は、やっぱり君が欲しい…」ビクッビクッ
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:39:51.43 ID:dc7Dpr/R0
照「…」
照「驚いたな…まだ立てるとは…」
竜華「…」ガクガク
照「すこし見くびっていたようだ」
照「ではこちらも」ズアッ
竜華「!」
竜華(なんや…見られたらあかんとこまで見られてる気分や…)
竜華「…せやけどな」
照「…?」
竜華「こちとら怜に毎晩10回以上イかされとるんじゃい!!」カッ
照「…」
竜華「千里山の部長を…なめんなや!清澄が解毒剤を取りに行く時間だけでも稼いだるわ!」ダダダダダッ
照「…来い」ギュルルルルルルルル
照「驚いたな…まだ立てるとは…」
竜華「…」ガクガク
照「すこし見くびっていたようだ」
照「ではこちらも」ズアッ
竜華「!」
竜華(なんや…見られたらあかんとこまで見られてる気分や…)
竜華「…せやけどな」
照「…?」
竜華「こちとら怜に毎晩10回以上イかされとるんじゃい!!」カッ
照「…」
竜華「千里山の部長を…なめんなや!清澄が解毒剤を取りに行く時間だけでも稼いだるわ!」ダダダダダッ
照「…来い」ギュルルルルルルルル
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:42:44.36 ID:dc7Dpr/R0
泉「清澄!」
久ま優咲「!!」
泉「行って下さい!ここは私ら千里山にまかせて!」
泉「解毒剤をとってきてください…」
泉「それぐらいの時間は稼いで見せます!!」
久「で…でも…」
泉「早く!」
久「わかったわ、でもコレだけは言わせて」
泉「…なんですか?」
久「貴方何もしてないじゃない!!」
泉「余ったんです!!」
久ま優咲「!!」
泉「行って下さい!ここは私ら千里山にまかせて!」
泉「解毒剤をとってきてください…」
泉「それぐらいの時間は稼いで見せます!!」
久「で…でも…」
泉「早く!」
久「わかったわ、でもコレだけは言わせて」
泉「…なんですか?」
久「貴方何もしてないじゃない!!」
泉「余ったんです!!」
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:44:09.14 ID:dc7Dpr/R0
研究室
久「…あったわ…これがTV」
まこ「じゃがこれはペットボトル一本にも満たないぞ、これを東京中…下手すると日本中の人間に摂取させるとなると…」
優希「これを見るじぇ!」
咲「どうやらこの機械に刺すと日本中に霧散させられるみたいです」
久「!…じゃあ早速」
「その必要はない…」カツ
久「…あったわ…これがTV」
まこ「じゃがこれはペットボトル一本にも満たないぞ、これを東京中…下手すると日本中の人間に摂取させるとなると…」
優希「これを見るじぇ!」
咲「どうやらこの機械に刺すと日本中に霧散させられるみたいです」
久「!…じゃあ早速」
「その必要はない…」カツ
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:46:13.95 ID:dc7Dpr/R0
久「!!」
まこ「!!」
優希「!!」
咲「!!」
久「あなた…あなたが…黒幕なのね…」
「…」
久「貴方がSOSウイルスを撒き」
久「そして皆を…」
「貴方達はひとつ大きな勘違いをしている」
まこ「なんじゃと!?」
「あの薬は…SOSウイルスは『Symbol Of Saki』等と言う名前ではない」
まこ「!!」
優希「!!」
咲「!!」
久「あなた…あなたが…黒幕なのね…」
「…」
久「貴方がSOSウイルスを撒き」
久「そして皆を…」
「貴方達はひとつ大きな勘違いをしている」
まこ「なんじゃと!?」
「あの薬は…SOSウイルスは『Symbol Of Saki』等と言う名前ではない」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:51:48.63 ID:dc7Dpr/R0
優希「そ、そんな…じゃあなんだって言うんだじぇ!」
「あの薬は…あの薬は本来はもっと違った用途で生み出されたものなのだ」
「皆がそれぞれに対して…もっと関心を持ってくれる…皆の他人に対する関心…必要とする心…それを増長するための薬」
「私はもっと目立ちたかった…もっと…自身のキャラクター性を確立したかった」
咲「そ…それじゃあ…」
「あの薬の本当の名前は『Stand Out Status』目立つ地位…」
「だが…行き過ぎた関心は愛欲に…いずれそれは性欲になる」
「今では麻雀部の皆もあの様だ…意図せずしておこった拡大感染、私は罪悪感に苛まれた」
まこ「だ、だからせめて自分の周囲の人間だけは救おうと解毒剤を…」
久「で、でも何故優希にその解毒剤を…」
「…共に戦った仲だから」
久「…止めて欲しかったのね」
「そうかも知れない…でも他の感染者を見て想った…やはりこの研究は間違ってはいない、あらゆる犠牲の上にこの研究を成就させるのだ」
久「そう…あえて福路さんに解毒剤を飲ませなかったのは、私ひいては清澄への挑戦と取っていいのかしら?」
「…うむ」
「あの薬は…あの薬は本来はもっと違った用途で生み出されたものなのだ」
「皆がそれぞれに対して…もっと関心を持ってくれる…皆の他人に対する関心…必要とする心…それを増長するための薬」
「私はもっと目立ちたかった…もっと…自身のキャラクター性を確立したかった」
咲「そ…それじゃあ…」
「あの薬の本当の名前は『Stand Out Status』目立つ地位…」
「だが…行き過ぎた関心は愛欲に…いずれそれは性欲になる」
「今では麻雀部の皆もあの様だ…意図せずしておこった拡大感染、私は罪悪感に苛まれた」
まこ「だ、だからせめて自分の周囲の人間だけは救おうと解毒剤を…」
久「で、でも何故優希にその解毒剤を…」
「…共に戦った仲だから」
久「…止めて欲しかったのね」
「そうかも知れない…でも他の感染者を見て想った…やはりこの研究は間違ってはいない、あらゆる犠牲の上にこの研究を成就させるのだ」
久「そう…あえて福路さんに解毒剤を飲ませなかったのは、私ひいては清澄への挑戦と取っていいのかしら?」
「…うむ」
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:52:52.28 ID:1cbTc1jO0
ウイルスの名前がちょっとかっこいいぞ
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:52:52.41 ID:lE6v6oir0
いつもむっきーはこんな役回りだよ!
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/14(土) 23:56:19.07 ID:dc7Dpr/R0
久「…」ギリッ
睦月「仕事やスポーツ系の部活等、人間関係の表に出る事の多い男性は周囲への関心も周囲からの関心も私達よりも多い」
睦月「それゆえに愛欲、性欲を超えて脳のキャパシティを超えてしまった」
睦月「…だが須賀京太郎、お前だけは違った」
京太郎「…」
睦月「こうしてずっと一緒にいても知らぬ間に消え、皆から忘れ去られる…本編でも単行本一冊につき数コマだ…」
睦月「だからここまで気を保ったままこれた」
睦月「君なら分かってくれるだろう、この薬を完成させよう…君をこの事件の犯人だと決めつけ…ここまでスルーし続けてきた者達など捨てて…そして目立つんだ」
久「須賀君!」
まこ「京太郎!」
咲「京ちゃん…」
優希「きょ、京太郎…」
京太郎「…けんな」
睦月「?」
京太郎「ふざけんな!!」
睦月「!!」
睦月「仕事やスポーツ系の部活等、人間関係の表に出る事の多い男性は周囲への関心も周囲からの関心も私達よりも多い」
睦月「それゆえに愛欲、性欲を超えて脳のキャパシティを超えてしまった」
睦月「…だが須賀京太郎、お前だけは違った」
京太郎「…」
睦月「こうしてずっと一緒にいても知らぬ間に消え、皆から忘れ去られる…本編でも単行本一冊につき数コマだ…」
睦月「だからここまで気を保ったままこれた」
睦月「君なら分かってくれるだろう、この薬を完成させよう…君をこの事件の犯人だと決めつけ…ここまでスルーし続けてきた者達など捨てて…そして目立つんだ」
久「須賀君!」
まこ「京太郎!」
咲「京ちゃん…」
優希「きょ、京太郎…」
京太郎「…けんな」
睦月「?」
京太郎「ふざけんな!!」
睦月「!!」
91: >>88Symbol Of SakiのSOSをStand Out Statusのブラフにしなきゃならなかったの 2012/07/14(土) 23:58:22.42 ID:dc7Dpr/R0
京太郎「俺は…麻雀部の部員です」
京太郎「例え麻雀を打たせてもらえなくても」
京太郎「例え買出しばっか行かされても」
京太郎「例え置いてけぼりで皆合宿へ行ってしまっても」
京太郎「例えタコス買出し要員と言われようと」
京太郎「犬と言われようが」
京太郎「空気だろうが」
京太郎「フラグを無視しようが」
京太郎「…麻雀部の部員なんです!!」
睦月「!!」
京太郎「例え麻雀を打たせてもらえなくても」
京太郎「例え買出しばっか行かされても」
京太郎「例え置いてけぼりで皆合宿へ行ってしまっても」
京太郎「例えタコス買出し要員と言われようと」
京太郎「犬と言われようが」
京太郎「空気だろうが」
京太郎「フラグを無視しようが」
京太郎「…麻雀部の部員なんです!!」
睦月「!!」
92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:00:26.54 ID:xWy2Iwr+0
睦月「!!」
京太郎「貴方だってそうでしょう」
京太郎「貴方がいなければ鶴賀は県予選にすら出られない」
京太郎「貴方がいなければ小鍛冶プロのカードを手に入れられなかった人だっている」
京太郎「貴方がいなければ面白いコラだって作られない」
京太郎「十分…目立ってるじゃないですか…」
睦月「…」ポロポロ
京太郎「津山さん…一緒に、世界を元に戻しましょう」
京太郎「幸い感染時の記憶は残りません」
京太郎「この解毒剤を撒いて…津山さんが世界を救った救世主になりましょう!」
睦月「…う…ううううう」ポロポロ
京太郎「津山さん…」ポンッ
睦月「うあああああああああ」
京太郎「…」
京太郎「貴方だってそうでしょう」
京太郎「貴方がいなければ鶴賀は県予選にすら出られない」
京太郎「貴方がいなければ小鍛冶プロのカードを手に入れられなかった人だっている」
京太郎「貴方がいなければ面白いコラだって作られない」
京太郎「十分…目立ってるじゃないですか…」
睦月「…」ポロポロ
京太郎「津山さん…一緒に、世界を元に戻しましょう」
京太郎「幸い感染時の記憶は残りません」
京太郎「この解毒剤を撒いて…津山さんが世界を救った救世主になりましょう!」
睦月「…う…ううううう」ポロポロ
京太郎「津山さん…」ポンッ
睦月「うあああああああああ」
京太郎「…」
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:05:03.46 ID:AhZDE0go0
むっきー...
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:05:49.67 ID:xWy2Iwr+0
睦月「須賀君…実は君にも感染はしているのだ」
京太郎「え!?」
睦月「女は一定の人数に感染した後は粘液感染するようになっている」
睦月「だが男の場合意識を失った後ウイルスが外に出て次の男を捜す」
睦月「関心の量が少なかったから気を失わなかっただけで、この解毒剤を散布すると君はここ数時間の記憶を失うだろう」
京太郎「…そんな」
睦月「だが…君の思いは皆に届いたはずだ」
久「…」コクッ
まこ「またバシバシ雑用してもらおうかの」
優希「麻雀部へ帰るじぇ!」
咲「京ちゃん…ごめんね…」
京太郎「…」
睦月「…」カチッ シュウウウウウウ
京太郎「睦月さん…記憶は消えても…貴方のことは忘れませんよ」
睦月「…うむ」
京太郎「え!?」
睦月「女は一定の人数に感染した後は粘液感染するようになっている」
睦月「だが男の場合意識を失った後ウイルスが外に出て次の男を捜す」
睦月「関心の量が少なかったから気を失わなかっただけで、この解毒剤を散布すると君はここ数時間の記憶を失うだろう」
京太郎「…そんな」
睦月「だが…君の思いは皆に届いたはずだ」
久「…」コクッ
まこ「またバシバシ雑用してもらおうかの」
優希「麻雀部へ帰るじぇ!」
咲「京ちゃん…ごめんね…」
京太郎「…」
睦月「…」カチッ シュウウウウウウ
京太郎「睦月さん…記憶は消えても…貴方のことは忘れませんよ」
睦月「…うむ」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:08:17.05 ID:xWy2Iwr+0
久「いやーしっかし大変だったわねー」
まこ「すまんな京太郎、疑うたりして」
咲「ご、ごめんね京ちゃん」
優希「ごめんだじぇ…」
京太郎「いえ、いいんですよ。あの状況じゃ仕方ありませんし」
京太郎「何故か睦月さんのことも覚えてますしね」
睦月「…なぜだ」
まこ「ウイルスにすらスルーされおったか」
京太郎「ただ一つ気になるんですが…」
睦月「…?」
美穂子「上埜さん!!」ハァハァ
モモ「せぇんぱぁい!」ハァハァ
和「咲さん!!」ハァハァ
京太郎「本当にこれ解毒剤ですか?聞いてるように見えないんですけど」
睦月「う、うむ…」タブン
おわり
まこ「すまんな京太郎、疑うたりして」
咲「ご、ごめんね京ちゃん」
優希「ごめんだじぇ…」
京太郎「いえ、いいんですよ。あの状況じゃ仕方ありませんし」
京太郎「何故か睦月さんのことも覚えてますしね」
睦月「…なぜだ」
まこ「ウイルスにすらスルーされおったか」
京太郎「ただ一つ気になるんですが…」
睦月「…?」
美穂子「上埜さん!!」ハァハァ
モモ「せぇんぱぁい!」ハァハァ
和「咲さん!!」ハァハァ
京太郎「本当にこれ解毒剤ですか?聞いてるように見えないんですけど」
睦月「う、うむ…」タブン
おわり
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:09:26.21 ID:xWy2Iwr+0
全宇宙の高鴨穏乃ファンの皆様すまんかった
おっちゃんはもう寝ます
飽きたら落として下さい
おっちゃんはもう寝ます
飽きたら落として下さい
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:10:06.07 ID:AhZDE0go0
おもろかったで
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:11:03.16 ID:UIipDYA4O
すばら!モモかじゅはなんかイイ話になってたw乙
97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 00:09:10.21 ID:4u8c8eq20
面白かった乙
この記事へのコメント
コラさえ作られない京太郎って一体...
トラックバック
URL :
- 名無しさん - 2012年08月06日 05:40:27
イイハナシダッタノカー