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美希「秋月律子、死す!なの」律子「ナニィ!?」
引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341721607/
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 13:26:47.94 ID:5RMIwiW00
「――!」
律子「(……?)」
「――さん!」
律子「(誰かが何か叫んでる……良くは聞こえない)」
「大――か!お―、――っ!」
「―子、しっか―――!」
律子「(……あれ、何だか……気が、遠のい、て……)」
律子「(……?)」
「――さん!」
律子「(誰かが何か叫んでる……良くは聞こえない)」
「大――か!お―、――っ!」
「―子、しっか―――!」
律子「(……あれ、何だか……気が、遠のい、て……)」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 13:29:49.39 ID:5RMIwiW00
パチ
律子「……ん……」
ムクリ
律子「………」
律子「ベッドの上……?」
律子「……ん……」
ムクリ
律子「………」
律子「ベッドの上……?」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 13:32:39.92 ID:5RMIwiW00
律子「えっと……確か、資料を整理してたのよね、私」
律子「整理中に棚の上に積んであった段ボールがなだれ落ちて……下敷きになって」
律子「……そこから先の記憶がないわね。気絶した……?」
律子「手足は……大丈夫。大したケガはしてないみたい」
律子「周りには、誰か……」キョロキョロ
P「…」
律子「あ……プロデューサー!」
律子「整理中に棚の上に積んであった段ボールがなだれ落ちて……下敷きになって」
律子「……そこから先の記憶がないわね。気絶した……?」
律子「手足は……大丈夫。大したケガはしてないみたい」
律子「周りには、誰か……」キョロキョロ
P「…」
律子「あ……プロデューサー!」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 13:34:44.72 ID:5RMIwiW00
P「…」
律子「あの……そ、そんな真剣な目で見つめられると、ちょっと恥ずかしいんですけど!」
P「…」
律子「ちょっと、聞いてます?」
P「…」
律子「……プロデューサー?」スッ
スカッ
律子「あれ?」
律子「あの……そ、そんな真剣な目で見つめられると、ちょっと恥ずかしいんですけど!」
P「…」
律子「ちょっと、聞いてます?」
P「…」
律子「……プロデューサー?」スッ
スカッ
律子「あれ?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 13:37:55.03 ID:5RMIwiW00
律子「……いやいやいや、それはない。すり抜けるとかちょっと」チラッ
律子「……頭に包帯巻いた私が寝てる……」
P「…」
律子「えっ?……ちょ、ちょっと待って?どういう事?」
P「……うーん、なかなか起きないな」
P「あのヤブ医者、すぐに目覚めるでしょう、とか適当な事言いやがって」
律子「リッチャンハ、オキテマスヨー?プロデューサー?」
P「……おっと、悪いな律子、もう時間だ。また、後でな」ガタッ
律子「あっ、ちょ!どこに行くんですか!」
律子「……頭に包帯巻いた私が寝てる……」
P「…」
律子「えっ?……ちょ、ちょっと待って?どういう事?」
P「……うーん、なかなか起きないな」
P「あのヤブ医者、すぐに目覚めるでしょう、とか適当な事言いやがって」
律子「リッチャンハ、オキテマスヨー?プロデューサー?」
P「……おっと、悪いな律子、もう時間だ。また、後でな」ガタッ
律子「あっ、ちょ!どこに行くんですか!」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 13:40:55.22 ID:5RMIwiW00
ガチャッ
P「ただ今戻りました」
小鳥「プロデューサーさん、律子さんは……?」
P「医者が言うには、頭に小さなタンコブができてる以外に大きなケガはないそうです」
小鳥「よ、よかったぁ」ホッ
P「ただ、まだ意識が戻らなくて。今日はちょっと、現場復帰は厳しいんじゃないですかね」
律子「だーかーらー、私はここにいますってば!」プンスカ
P「ただ今戻りました」
小鳥「プロデューサーさん、律子さんは……?」
P「医者が言うには、頭に小さなタンコブができてる以外に大きなケガはないそうです」
小鳥「よ、よかったぁ」ホッ
P「ただ、まだ意識が戻らなくて。今日はちょっと、現場復帰は厳しいんじゃないですかね」
律子「だーかーらー、私はここにいますってば!」プンスカ
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 13:44:15.93 ID:5RMIwiW00
律子「思わずプロデューサーにくっついて、事務所まで来てしまったけど……」
律子「参ったわねー。もしかして、これが俗に言う幽体離脱?臨死体験?」
律子「……いやいやいや、まだ私死んでないっての。と言うか死んでも死にきれません」
律子「死因が段ボール箱の下敷きって……ないない。流石に」
P「………」ブルッ
小鳥「どうしました、プロデューサーさん」
P「いやぁ、なんかさっきから肩が重くて……寒気もちょっと」
小鳥「夏風邪ですか?」
律子「参ったわねー。もしかして、これが俗に言う幽体離脱?臨死体験?」
律子「……いやいやいや、まだ私死んでないっての。と言うか死んでも死にきれません」
律子「死因が段ボール箱の下敷きって……ないない。流石に」
P「………」ブルッ
小鳥「どうしました、プロデューサーさん」
P「いやぁ、なんかさっきから肩が重くて……寒気もちょっと」
小鳥「夏風邪ですか?」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 13:47:40.51 ID:5RMIwiW00
律子「それにしても、体が軽いわねー」フワフワ
律子「何か空も飛べる気がする……結構自由な感じよね」フヨフヨ
P「……しかし、どうしたものか。律子達のスケジュールが今日どうなってるか、分かります?」
小鳥「そう言えばホワイトボードの予定表、先週のままでしたね……」
亜美「なになに?律っちゃんがどうかしたの、兄ちゃん」
P「お、もう来てたのか」
あずさ「こんにちは~、プロデューサーさん」
伊織「午後に仕事入ってるからって昨日言ってたのに、本人がいないってどういう事?」
律子「あっ……し、しまった!」
律子「何か空も飛べる気がする……結構自由な感じよね」フヨフヨ
P「……しかし、どうしたものか。律子達のスケジュールが今日どうなってるか、分かります?」
小鳥「そう言えばホワイトボードの予定表、先週のままでしたね……」
亜美「なになに?律っちゃんがどうかしたの、兄ちゃん」
P「お、もう来てたのか」
あずさ「こんにちは~、プロデューサーさん」
伊織「午後に仕事入ってるからって昨日言ってたのに、本人がいないってどういう事?」
律子「あっ……し、しまった!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 13:50:52.21 ID:5RMIwiW00
P「えっと……律子はな、今日はちょっと体調不良で」
亜美「ということは、休み!?」パァァ
P「いや、まだそうと決まった訳じゃ……」
P「そうだ、今日のスケジュール、お前達は聞いてないか?」
伊織「まだ何にも。今日来た時に言うつもりだったんじゃない?」
あずさ「あの~、律子さんに連絡は……?」
P「うーん、それもちょっと難しいんですよね」
亜美「じゃあお休みで良いよね、もう!」
律子「は?……ちょ、ちょっと、何馬鹿言ってるの!?」
亜美「ということは、休み!?」パァァ
P「いや、まだそうと決まった訳じゃ……」
P「そうだ、今日のスケジュール、お前達は聞いてないか?」
伊織「まだ何にも。今日来た時に言うつもりだったんじゃない?」
あずさ「あの~、律子さんに連絡は……?」
P「うーん、それもちょっと難しいんですよね」
亜美「じゃあお休みで良いよね、もう!」
律子「は?……ちょ、ちょっと、何馬鹿言ってるの!?」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 13:54:14.55 ID:5RMIwiW00
P「参ったなぁ、何か予定のわかるようなものがあればいいんだが……」
小鳥「律子さん、スケジュール帳をいつも持ち歩いていませんでしたっけ?」
律子「そ、そうそれ!小鳥さん冴えてる!」
亜美「!」ササッ
P「あー、あれですか。じゃあ律子のバッグの中にでも入ってるかな」
P「んん?……無いなぁ」ゴソゴソ
亜美「…」のヮの
律子「……亜ァ~美ィ~?」
小鳥「律子さん、スケジュール帳をいつも持ち歩いていませんでしたっけ?」
律子「そ、そうそれ!小鳥さん冴えてる!」
亜美「!」ササッ
P「あー、あれですか。じゃあ律子のバッグの中にでも入ってるかな」
P「んん?……無いなぁ」ゴソゴソ
亜美「…」のヮの
律子「……亜ァ~美ィ~?」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 13:57:25.91 ID:5RMIwiW00
亜美「兄ちゃん、何にもないんなら帰ってもいいよね~」ニヤニヤ
P「いや、流石に律子に無断でお前達を帰らせるわけには」
律子「そうです、そうですよ!」
伊織「じゃあこのまま事務所で待機してろってわけ?あたしはイヤよ」
P「うーん……」
あずさ「あっ……」
P「どうしました?」
あずさ「そういえば、駅前に新しい洋菓子屋さんが出来たんですよね~」
律子「な、何がそういえばなんですか、あずささん!?」
P「いや、流石に律子に無断でお前達を帰らせるわけには」
律子「そうです、そうですよ!」
伊織「じゃあこのまま事務所で待機してろってわけ?あたしはイヤよ」
P「うーん……」
あずさ「あっ……」
P「どうしました?」
あずさ「そういえば、駅前に新しい洋菓子屋さんが出来たんですよね~」
律子「な、何がそういえばなんですか、あずささん!?」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:00:54.80 ID:5RMIwiW00
小鳥「私、そこ知ってます!中々美味しいって評判なんですよね」
伊織「ふーん……そこまで言われると気になるわね」
律子「だあぁもう、このスイーツ脳共めが……!」
亜美「ハイハーイ!亜美から提案!」
亜美「事務所で待ってる位なら、みんなでそこに行っちゃおうYO!」ビシッ
律子「亜ァァ美ィィ!?」
律子「じょ、冗談じゃないわよ!んなとこ行ってたら予定のオーディションに間に合わなくなるじゃない!」
P「おい、亜美!」
律子「プロデューサー!早くこいつらを何とかして……」
P「俺にはシュークリームを頼む」グゥ
律子「ちょっとォォォォォッ!?」
伊織「ふーん……そこまで言われると気になるわね」
律子「だあぁもう、このスイーツ脳共めが……!」
亜美「ハイハーイ!亜美から提案!」
亜美「事務所で待ってる位なら、みんなでそこに行っちゃおうYO!」ビシッ
律子「亜ァァ美ィィ!?」
律子「じょ、冗談じゃないわよ!んなとこ行ってたら予定のオーディションに間に合わなくなるじゃない!」
P「おい、亜美!」
律子「プロデューサー!早くこいつらを何とかして……」
P「俺にはシュークリームを頼む」グゥ
律子「ちょっとォォォォォッ!?」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:04:34.79 ID:5RMIwiW00
律子「だ、ダメだわ……声も届かないんじゃ、止めようがない」
律子「でもこのまま、亜美の思い通りになるのはっ……!」
律子「……何か、何か手があるはず」
律子「逆に考えるのよ、律子……この状態だから何もできないんじゃない」
律子「この状態だからこそ、出来る事が……!」
美希「Zzzz」
律子「……あった」
律子「でもこのまま、亜美の思い通りになるのはっ……!」
律子「……何か、何か手があるはず」
律子「逆に考えるのよ、律子……この状態だから何もできないんじゃない」
律子「この状態だからこそ、出来る事が……!」
美希「Zzzz」
律子「……あった」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:07:56.02 ID:5RMIwiW00
亜美「何で兄ちゃんはシュークリーム?」
P「シュークリームでその店の味が分かるんだよ」
伊織「何言ってんだか。コンビニで買ってるまともなスイーツがシュークリーム位だからでしょ」
P「おい、コンビニスイーツをバカにするんじゃない。あれ結構イケるんだぞ」
小鳥「あ、じゃあ私もシュークリームで」
あずさ「はい~、それじゃ、買ってきますね~」
亜美「あっ、ちょっと待ってよ!あずさお姉ちゃ……」
美希「待たんかコルァァァァッ!!」ガバッ
「「「「「!?」」」」」
P「シュークリームでその店の味が分かるんだよ」
伊織「何言ってんだか。コンビニで買ってるまともなスイーツがシュークリーム位だからでしょ」
P「おい、コンビニスイーツをバカにするんじゃない。あれ結構イケるんだぞ」
小鳥「あ、じゃあ私もシュークリームで」
あずさ「はい~、それじゃ、買ってきますね~」
亜美「あっ、ちょっと待ってよ!あずさお姉ちゃ……」
美希「待たんかコルァァァァッ!!」ガバッ
「「「「「!?」」」」」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:10:53.98 ID:KjkkJqnO0
乗り移ったんかwwwww
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:10:57.86 ID:5RMIwiW00
美希「………」ツカツカツカ
P「み、美希……?」
美希「……亜美?」ニコォ
亜美「な、何?ミキミキ」
美希「スケジュール帳、はみ出てるよ?」
亜美「えっ!ウソ!?」バッ
美希「……そこね」ヒョイ
亜美「あっ」
美希「プロデューサー、はい、これ」スッ
P「あ、あぁ。ありがとう……亜美が持ってたのか」
P「み、美希……?」
美希「……亜美?」ニコォ
亜美「な、何?ミキミキ」
美希「スケジュール帳、はみ出てるよ?」
亜美「えっ!ウソ!?」バッ
美希「……そこね」ヒョイ
亜美「あっ」
美希「プロデューサー、はい、これ」スッ
P「あ、あぁ。ありがとう……亜美が持ってたのか」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:13:58.82 ID:5RMIwiW00
P「ありゃ。近い時間にオーディション入ってるじゃないか、お前達」ペラッ
亜美「えぇー?ホントにー?」
P「スイーツなんか買いに行ってる場合じゃないぞ。すぐ会場に行かないと」
伊織「ちょっと待ちなさい。一体誰がそこまで送ってくれるのよ」
P「あっ……」
あずさ「……あ、あの~、私、最近免許をですね」
P「ダメです」
あずさ「…」シュン
亜美「えぇー?ホントにー?」
P「スイーツなんか買いに行ってる場合じゃないぞ。すぐ会場に行かないと」
伊織「ちょっと待ちなさい。一体誰がそこまで送ってくれるのよ」
P「あっ……」
あずさ「……あ、あの~、私、最近免許をですね」
P「ダメです」
あずさ「…」シュン
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:17:20.65 ID:5RMIwiW00
美希「それじゃあ、プロデューサーが行けばいいと思うな」
P「それがだな……俺も丁度、この時間にトレーニングが入ってて」
美希「誰の?」
P「春香と千早と真美の三人だ」
美希「向かいにあるレッスン場なら、歩けばすぐだよ?」
P「今日はダンスのトレーニングだからな。不得意な分野だと、あいつらすぐ手抜きするんだよ」
美希「それならミキが見てあげますから」
P「そうかー、美希が見てくれるなら安心……」
P「はい?」
P「それがだな……俺も丁度、この時間にトレーニングが入ってて」
美希「誰の?」
P「春香と千早と真美の三人だ」
美希「向かいにあるレッスン場なら、歩けばすぐだよ?」
P「今日はダンスのトレーニングだからな。不得意な分野だと、あいつらすぐ手抜きするんだよ」
美希「それならミキが見てあげますから」
P「そうかー、美希が見てくれるなら安心……」
P「はい?」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:20:56.94 ID:5RMIwiW00
美希「ダメ?」
P「い、いや、ダメって事もないが……美希に任せるというのは、ちょっと」
美希「プロデューサーは、ミキの事信じてくれないの?」ウルウル
P「……わ、分かった。信じる、信じよう」
小鳥「えっ……」
伊織「よりによって美希に任せるとか、人選間違ってない?」ヒソヒソ
亜美「流石に、ねぇ」ヒソヒソ
美希「あ、そうそう。律子さんから、伊織達に伝言」
伊織「……何?」
美希「あんた達、もしオーディション合格しなかったら、明日から地獄の特訓だからね?」
P「い、いや、ダメって事もないが……美希に任せるというのは、ちょっと」
美希「プロデューサーは、ミキの事信じてくれないの?」ウルウル
P「……わ、分かった。信じる、信じよう」
小鳥「えっ……」
伊織「よりによって美希に任せるとか、人選間違ってない?」ヒソヒソ
亜美「流石に、ねぇ」ヒソヒソ
美希「あ、そうそう。律子さんから、伊織達に伝言」
伊織「……何?」
美希「あんた達、もしオーディション合格しなかったら、明日から地獄の特訓だからね?」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:24:17.17 ID:5RMIwiW00
美希「……だって。あはっ☆」ニコッ
亜美「」
伊織「」
あずさ「あら~……」
伊織「ぷ、プロデューサー!さっさと会場に連れてきなさい!」
亜美「……合格しなきゃ、合格しなきゃ、合格しなきゃ……」ガタガタ
P「そ、それじゃ、行ってきますね!小鳥さん」
小鳥「は、はい!」
美希「行ってらっしゃいなの~」
亜美「」
伊織「」
あずさ「あら~……」
伊織「ぷ、プロデューサー!さっさと会場に連れてきなさい!」
亜美「……合格しなきゃ、合格しなきゃ、合格しなきゃ……」ガタガタ
P「そ、それじゃ、行ってきますね!小鳥さん」
小鳥「は、はい!」
美希「行ってらっしゃいなの~」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:26:04.66 ID:5RMIwiW00
バタン
小鳥「………」
美希「……さて」ゴソゴソ
小鳥「……み、美希ちゃん?何してるの?」
美希「小鳥さーん、髪留めあります?」ゴソゴソ
小鳥「髪留め?……ゴムならありますけど」スッ
美希「あ、それでいいです。髪がバッサバサだと鬱陶しくて……」シュルシュル
小鳥「(……美希ちゃんが私に敬語を使ってる、だと……!?)」
美希「……これでよしっと」
美希「あとはジャージに……私の眼鏡、は使えないから……伊達眼鏡でいいかな~」ゴソゴソ
小鳥「(……あ、三つ編みも中々……)」
小鳥「………」
美希「……さて」ゴソゴソ
小鳥「……み、美希ちゃん?何してるの?」
美希「小鳥さーん、髪留めあります?」ゴソゴソ
小鳥「髪留め?……ゴムならありますけど」スッ
美希「あ、それでいいです。髪がバッサバサだと鬱陶しくて……」シュルシュル
小鳥「(……美希ちゃんが私に敬語を使ってる、だと……!?)」
美希「……これでよしっと」
美希「あとはジャージに……私の眼鏡、は使えないから……伊達眼鏡でいいかな~」ゴソゴソ
小鳥「(……あ、三つ編みも中々……)」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:29:44.70 ID:5RMIwiW00
~レッスン場~
ガチャッ
春香「こんにちは、プロデューサーさ……あれ?」
美希「流石に春香は時間通りね」
春香「美希なの?……ど、どうしたの、その格好」
美希「今日はプロデューサーの代わりに、ミキが春香達を見ることになったの」
春香「な、なんだってー!」
美希「……他の二人は?」
春香「うーん、もうすぐ来るはずだけど……」
ガチャッ
千早「……み、美希……?」
美希「こんにちは、千早さん」
ガチャッ
春香「こんにちは、プロデューサーさ……あれ?」
美希「流石に春香は時間通りね」
春香「美希なの?……ど、どうしたの、その格好」
美希「今日はプロデューサーの代わりに、ミキが春香達を見ることになったの」
春香「な、なんだってー!」
美希「……他の二人は?」
春香「うーん、もうすぐ来るはずだけど……」
ガチャッ
千早「……み、美希……?」
美希「こんにちは、千早さん」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:32:56.05 ID:5RMIwiW00
千早「……それじゃ、今日は美希が代わりにトレーニングを指導すると言うの?」
美希「プロデューサーから今日やる事、全部教えてもらったから大丈夫なの」
千早「………」
美希「不安?」
千早「不安にならない方がおかしいでしょ」
春香「拍子抜けだよね~……」
美希「そう。じゃ、さっさと始めよっか。時間も押してるし」
千早「えっ?」
美希「口を動かす暇があったらさっさとやる!」
春香「は、はい!」ビクッ
美希「プロデューサーから今日やる事、全部教えてもらったから大丈夫なの」
千早「………」
美希「不安?」
千早「不安にならない方がおかしいでしょ」
春香「拍子抜けだよね~……」
美希「そう。じゃ、さっさと始めよっか。時間も押してるし」
千早「えっ?」
美希「口を動かす暇があったらさっさとやる!」
春香「は、はい!」ビクッ
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:35:56.05 ID:5RMIwiW00
美希「1、2!1、2!」
春香「何だか変な感じ……」キュッキュッ
千早「……ヒョーシに合わせて、チョーシが狂う……プッ」キュッキュッ
春香「ちょっ、変な事言わないでよ千早ちゃわっ……あ、っとと、うわわっ!?」ステーン
春香「あいたたた……」
美希「大丈夫?」スッ
春香「あ、ありがと」
美希「……千早さん。ミキしか見てないからって、手抜きしちゃダメだよ?」
千早「べ、別に手を抜いてなんか」
美希「トレーニング中にダジャレを考えるより、ちゃんとダンスに集中してね」
千早「うっ……」
春香「何だか変な感じ……」キュッキュッ
千早「……ヒョーシに合わせて、チョーシが狂う……プッ」キュッキュッ
春香「ちょっ、変な事言わないでよ千早ちゃわっ……あ、っとと、うわわっ!?」ステーン
春香「あいたたた……」
美希「大丈夫?」スッ
春香「あ、ありがと」
美希「……千早さん。ミキしか見てないからって、手抜きしちゃダメだよ?」
千早「べ、別に手を抜いてなんか」
美希「トレーニング中にダジャレを考えるより、ちゃんとダンスに集中してね」
千早「うっ……」
46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:39:02.10 ID:5RMIwiW00
美希「はい、そこまで!」
春香「はぁ……はぁ……も、もう、動けない……」ペターン
千早「……け、結構、ハードに、やったわね……」ゼェゼェ
美希「運動で肺活量を鍛えるって、大事なことだよ?」
美希「千早さんも歌手を目指すなら、歌以外やらなくていい、なんて言ってられないと思うな」
春香「(……何だか、今日の美希ってすごくインテリジェンス……)」
千早「(……正論、なんだけれど……よりによって、美希に言われてるのよね……)」
ガチャッ
真美「やぁやぁ兄ちゃん、遅れてごんめー!」
春香「はぁ……はぁ……も、もう、動けない……」ペターン
千早「……け、結構、ハードに、やったわね……」ゼェゼェ
美希「運動で肺活量を鍛えるって、大事なことだよ?」
美希「千早さんも歌手を目指すなら、歌以外やらなくていい、なんて言ってられないと思うな」
春香「(……何だか、今日の美希ってすごくインテリジェンス……)」
千早「(……正論、なんだけれど……よりによって、美希に言われてるのよね……)」
ガチャッ
真美「やぁやぁ兄ちゃん、遅れてごんめー!」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:42:16.90 ID:5RMIwiW00
真美「……あれ?兄ちゃんは?」
春香「今日は美希がプロデューサーさんの代わりなの」
千早「と言うか真美、あなた随分と遅刻したわね……」
真美「丁度駅前のお菓子屋さんで、レディースデーやってたかんねー。ほらこれ、お持ち帰り~」ガサガサ
真美「あ、ミキミキも食べ……」
美希「………」
真美「ププ~ッ、何その格好?律っちゃんのマネでもしてんの~?」
美希「自分がこの中で一番ダンスが上手いから、遅れても文句言われないっしょー、位の気持ちだった?」
真美「えっ……?」
美希「真美は特別にみっちり鍛えてあげるから。覚悟なさいね」ゴゴゴゴゴ
真美「こ、このオーラは……律っちゃん軍曹、だと……!?」ガタガタ
春香「今日は美希がプロデューサーさんの代わりなの」
千早「と言うか真美、あなた随分と遅刻したわね……」
真美「丁度駅前のお菓子屋さんで、レディースデーやってたかんねー。ほらこれ、お持ち帰り~」ガサガサ
真美「あ、ミキミキも食べ……」
美希「………」
真美「ププ~ッ、何その格好?律っちゃんのマネでもしてんの~?」
美希「自分がこの中で一番ダンスが上手いから、遅れても文句言われないっしょー、位の気持ちだった?」
真美「えっ……?」
美希「真美は特別にみっちり鍛えてあげるから。覚悟なさいね」ゴゴゴゴゴ
真美「こ、このオーラは……律っちゃん軍曹、だと……!?」ガタガタ
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:44:55.43 ID:6HN9sFOx0
真美鋭いなw
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:45:30.62 ID:5RMIwiW00
春香「た、ただ今戻りましたぁ~」
千早「……ちょっと真美、事務所に着いたわよ。起きなさい」
真美「」グッタリ
小鳥「あ、おかえりなさーい」
P「お、帰ってきたか、美……」
美希「ただいまなの~……ふぅ」
P「!?」ドキッ
千早「……ちょっと真美、事務所に着いたわよ。起きなさい」
真美「」グッタリ
小鳥「あ、おかえりなさーい」
P「お、帰ってきたか、美……」
美希「ただいまなの~……ふぅ」
P「!?」ドキッ
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:49:01.32 ID:5RMIwiW00
P「お、お前、その格好……」
美希「三人に舐められないように、律子さんの真似、してみたんだけど……どう?」
P「う、うん……ギャップ萌えというか、何というか。様になってて、なかなかいいんじゃないか?」
美希「ふふっ……それで、オーディションは?どうだったの?」
P「オーディションな。あれはちゃんと合格したぞ」
美希「そうなの……お疲れ様でした。プロデューサー」ギュッ
P「!?……お、おう」ドキドキ
美希「三人に舐められないように、律子さんの真似、してみたんだけど……どう?」
P「う、うん……ギャップ萌えというか、何というか。様になってて、なかなかいいんじゃないか?」
美希「ふふっ……それで、オーディションは?どうだったの?」
P「オーディションな。あれはちゃんと合格したぞ」
美希「そうなの……お疲れ様でした。プロデューサー」ギュッ
P「!?……お、おう」ドキドキ
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:50:42.84 ID:fdsxgmW80
冷静で真面目でしかも知的な美希とか最強じゃないですかー!
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:52:37.66 ID:5RMIwiW00
P「きょ、今日の美希は何だか、雰囲気が違うな?ハ、ハハハ」
美希「あっ……そ、そう?」
P「美希にプロデューサー、なんて呼ばれるのは実に久しぶりというか、何というか……」
美希「やっぱり……ハニーって……呼んだ方がいい?」
P「改めてそう言われるとなぁ。うーん」
美希「……は、ハニー……」ボソッ
P「ん?」
美希「だ、ダメッ!やっぱりダメッ!!」ジタバタ
美希「あっ……そ、そう?」
P「美希にプロデューサー、なんて呼ばれるのは実に久しぶりというか、何というか……」
美希「やっぱり……ハニーって……呼んだ方がいい?」
P「改めてそう言われるとなぁ。うーん」
美希「……は、ハニー……」ボソッ
P「ん?」
美希「だ、ダメッ!やっぱりダメッ!!」ジタバタ
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:55:58.97 ID:5RMIwiW00
P「……なぁ美希。お前、今日はホントにおかしくないか?」
美希「あ、あはは……えぇっと……」
P「熱でも出たか?」ピト
美希「ふぇっ!?」ドキッ
P「ん?何かだんだん熱く……」
美希「あうあう……」ドキドキ
P「……手を当てただけじゃ良く分からんな。よし、額を貸せ」
美希「そ、それはちょっと……!」ドキドキ
P「いいからいいから」グイッ
美希「ひゃあっ!?」
美希「あ、あはは……えぇっと……」
P「熱でも出たか?」ピト
美希「ふぇっ!?」ドキッ
P「ん?何かだんだん熱く……」
美希「あうあう……」ドキドキ
P「……手を当てただけじゃ良く分からんな。よし、額を貸せ」
美希「そ、それはちょっと……!」ドキドキ
P「いいからいいから」グイッ
美希「ひゃあっ!?」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 14:59:37.70 ID:5RMIwiW00
P「うーん……熱いな。割とマジでヤバくないか?」
美希「……?」
P「美希?」
美希「!?……きゃあああああああっ!」
バチーン
P「へっぷばっ!」ガターン
美希「……な、なんでハニーが、目の前に……!?」
律子「はい、無理でーす。私には無理!」プルプル
美希「……?」
P「美希?」
美希「!?……きゃあああああああっ!」
バチーン
P「へっぷばっ!」ガターン
美希「……な、なんでハニーが、目の前に……!?」
律子「はい、無理でーす。私には無理!」プルプル
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:03:23.94 ID:5RMIwiW00
律子「……で、でもまぁ、美希のフリするのも、そ、そろそろ限界だったし?」
律子「プロデューサーのおかげでオーディションも成功した訳だし……とりあえず」
「これでもう思い残す事はありませんよね」スチャッ
律子「そうね、これで安心して成仏……いやいやいや、まだ死んで……ん?」
ブォオン
ズシャアアアア
律子「プロデューサーのおかげでオーディションも成功した訳だし……とりあえず」
「これでもう思い残す事はありませんよね」スチャッ
律子「そうね、これで安心して成仏……いやいやいや、まだ死んで……ん?」
ブォオン
ズシャアアアア
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:06:27.98 ID:5RMIwiW00
律子「ひっ……!」
「避けないでくださいよぉ。この大カマ、振り回すの結構大変なんですから」
律子「り、涼?……あ、あんた、私が見えるの!?」
涼「はい、見えてます。ですが、私は貴女の知っている秋月涼、という人間ではありません」
律子「は……?」
涼「えっと、一般的には死神、と呼ばれてるらしいですね~」
「避けないでくださいよぉ。この大カマ、振り回すの結構大変なんですから」
律子「り、涼?……あ、あんた、私が見えるの!?」
涼「はい、見えてます。ですが、私は貴女の知っている秋月涼、という人間ではありません」
律子「は……?」
涼「えっと、一般的には死神、と呼ばれてるらしいですね~」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:10:29.26 ID:5RMIwiW00
律子「死神……!?」
涼「はい。死後も現世に留まる魂を刈り取り、あの世に送ってさしあげるのが私の役目です」
律子「そ、それが何で涼の姿を……」
涼「普通、私はその人間の人生において最愛の人間に扮し、死者の魂には心地よくあの世に行ってもらう訳ですが」
涼「現世に留まり災いをなす悪霊には、その人生において最も見たくないトラウマが映る仕組みになってます」
律子「災い!?わ、私何も……」
涼「貴女の場合は霊障を起こしたり、星井美希さんの体乗っ取ったりしてましたね、ハイ」
律子「って言うか私にとって、涼がトラウマって……?」
涼「りゅんりゅん♪」
律子「」
涼「はい。死後も現世に留まる魂を刈り取り、あの世に送ってさしあげるのが私の役目です」
律子「そ、それが何で涼の姿を……」
涼「普通、私はその人間の人生において最愛の人間に扮し、死者の魂には心地よくあの世に行ってもらう訳ですが」
涼「現世に留まり災いをなす悪霊には、その人生において最も見たくないトラウマが映る仕組みになってます」
律子「災い!?わ、私何も……」
涼「貴女の場合は霊障を起こしたり、星井美希さんの体乗っ取ったりしてましたね、ハイ」
律子「って言うか私にとって、涼がトラウマって……?」
涼「りゅんりゅん♪」
律子「」
67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:14:11.76 ID:5RMIwiW00
涼「まぁ、そういう訳ですので。大人しく刈り取られちゃってくださいね」
律子「ちょっと待ちなさい!私まだ死んでないから!生きてるからっ!!」
涼「ウソはいけませんよぉ。貴女の名前はちゃんと、このデスノートに……」ペラッ
涼「あれ?ホントだ、名前がありませんね。おかしいなぁ」
律子「わ、私だって、好きでこんな状態になった訳じゃないのよ」
涼「なるほど……そういう事でしたら、貴女が自分の体に戻るまでの猶予を与えましょう」
律子「ちょっと待ちなさい!私まだ死んでないから!生きてるからっ!!」
涼「ウソはいけませんよぉ。貴女の名前はちゃんと、このデスノートに……」ペラッ
涼「あれ?ホントだ、名前がありませんね。おかしいなぁ」
律子「わ、私だって、好きでこんな状態になった訳じゃないのよ」
涼「なるほど……そういう事でしたら、貴女が自分の体に戻るまでの猶予を与えましょう」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:17:36.21 ID:5RMIwiW00
律子「猶予……?」
涼「私がAlice or Guiltyを1コーラス歌い終わるまでに戻れば、何も咎めません」
律子「……は?」
涼「それまでに戻れなければ、私と一緒にあの世に来てもらいます」
律子「ちょ、ちょっと、何勝手にそんな事決めて」
涼「うぅーそぉーのぉーこぉーとぉーばぁーがぁー」
律子「っ!」ダッ
涼「あふぅれっ♪」ニタァ
涼「私がAlice or Guiltyを1コーラス歌い終わるまでに戻れば、何も咎めません」
律子「……は?」
涼「それまでに戻れなければ、私と一緒にあの世に来てもらいます」
律子「ちょ、ちょっと、何勝手にそんな事決めて」
涼「うぅーそぉーのぉーこぉーとぉーばぁーがぁー」
律子「っ!」ダッ
涼「あふぅれっ♪」ニタァ
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:20:37.71 ID:5RMIwiW00
律子「はぁっはぁっ……じょ、冗談じゃないわよ!まだ私死ねないんだからっ!」
律子「私のいる病院は、そう遠くないはず……!」
涼「うぅーそぉーのぉーとぉーきぃーをぉー」
ブォオン
ズシャアアアアア
涼「きぃざぁむぅ♪」
律子「ぎゃあああああああああっ!?」
涼「ちぇー、また外しちゃった。結構しぶといですね」
律子「あ、あぶ……危なっ、危ないじゃないっ!いきなり何すんのよ!!」
涼「猶予を与えるとは言いましたけど、手は出さないとは言ってませんからね」ニコッ
律子「私のいる病院は、そう遠くないはず……!」
涼「うぅーそぉーのぉーとぉーきぃーをぉー」
ブォオン
ズシャアアアアア
涼「きぃざぁむぅ♪」
律子「ぎゃあああああああああっ!?」
涼「ちぇー、また外しちゃった。結構しぶといですね」
律子「あ、あぶ……危なっ、危ないじゃないっ!いきなり何すんのよ!!」
涼「猶予を与えるとは言いましたけど、手は出さないとは言ってませんからね」ニコッ
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:24:05.70 ID:5RMIwiW00
涼「まぁーちぃーはぁーゆぅーがぁーんーだぁーらぁう゛ぃりんっ♪」ブォオン
律子「よりによって、あんな涼に追いかけられるだなんて……もう、最悪……!」タッタッタッタッ
律子「あった!確かこの病院!」
涼「君を見失う……Guilty」
律子「!ちょ、ちょっと!何歌詞端折ってんのよ!そこはAliceでしょ!?」クルッ
涼「あ、良く分かりましたね」ブォオン
律子「ひぃっ!?」ワタワタ
涼「あはははは、病室は三階の×××号室ですよぉ、りゅんりゅん♪」
律子「よりによって、あんな涼に追いかけられるだなんて……もう、最悪……!」タッタッタッタッ
律子「あった!確かこの病院!」
涼「君を見失う……Guilty」
律子「!ちょ、ちょっと!何歌詞端折ってんのよ!そこはAliceでしょ!?」クルッ
涼「あ、良く分かりましたね」ブォオン
律子「ひぃっ!?」ワタワタ
涼「あはははは、病室は三階の×××号室ですよぉ、りゅんりゅん♪」
75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:27:31.92 ID:5RMIwiW00
律子「……ぜぇっ……ぜぇっ……」
涼「こぉっえぇーのぉー♪届かない迷路をこぉーえぇーてぇー」
律子「(余裕しゃくしゃくで階段上がって来てる……)」
涼「やっぱり、階段駆けあがるのは霊体でもキツいですか?」ニコニコ
律子「あ、あんた……人が死にそうなのに、楽しんでるでしょ……!?」
涼「…」
涼「暇を持て余した」
涼「死神の」
涼「遊び」キリッ
律子「うるせぇぇぇぇぇぇぇっ!!」ダッ
涼「手ぇをぉ伸ぉばぁせぇたぁーらぁー♪」
涼「こぉっえぇーのぉー♪届かない迷路をこぉーえぇーてぇー」
律子「(余裕しゃくしゃくで階段上がって来てる……)」
涼「やっぱり、階段駆けあがるのは霊体でもキツいですか?」ニコニコ
律子「あ、あんた……人が死にそうなのに、楽しんでるでしょ……!?」
涼「…」
涼「暇を持て余した」
涼「死神の」
涼「遊び」キリッ
律子「うるせぇぇぇぇぇぇぇっ!!」ダッ
涼「手ぇをぉ伸ぉばぁせぇたぁーらぁー♪」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:31:10.19 ID:5RMIwiW00
律子「あった、×××号室……私の、部屋……!」ハァハァ
涼「つっみっとぉー♪罰を全て受け入れぇーてぇー」ブォオン
律子「絶対にイヤよっ!」
ガチャッ
涼「今っ♪君のっ♪」
律子「間に合えぇぇぇぇぇっ!」
涼「裁ぁーーーきぃーーー……」
律子「ダァァァァァァァイビィィィィィィィンッ!!」
涼「DEATH☆」ブォオン
ズシャアアアアア
涼「つっみっとぉー♪罰を全て受け入れぇーてぇー」ブォオン
律子「絶対にイヤよっ!」
ガチャッ
涼「今っ♪君のっ♪」
律子「間に合えぇぇぇぇぇっ!」
涼「裁ぁーーーきぃーーー……」
律子「ダァァァァァァァイビィィィィィィィンッ!!」
涼「DEATH☆」ブォオン
ズシャアアアアア
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:34:03.09 ID:5RMIwiW00
律子「……わあああああああっ!!」ガバッ
涼「あっ……め、目が覚めたんだね!律子姉ちゃ」
律子「ぎゃあああああああああああああああっ!!?」ドゴォ
涼「」
律子「はぁ……はぁ……わ、私……生きてる……?」
涼「ゲホッゲホッ……い、いきなり何するんだよっ!」
律子「涼?……あなた、本物の涼?」
涼「もう、何言ってるんだよ……ったく」
涼「律子姉ちゃんが倒れたーって聞いて、折角お見舞いに来たってのに……」ブツブツ
涼「あっ……め、目が覚めたんだね!律子姉ちゃ」
律子「ぎゃあああああああああああああああっ!!?」ドゴォ
涼「」
律子「はぁ……はぁ……わ、私……生きてる……?」
涼「ゲホッゲホッ……い、いきなり何するんだよっ!」
律子「涼?……あなた、本物の涼?」
涼「もう、何言ってるんだよ……ったく」
涼「律子姉ちゃんが倒れたーって聞いて、折角お見舞いに来たってのに……」ブツブツ
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:37:23.79 ID:5RMIwiW00
律子「ごめんなさい、ちょっと確かめさせて……涼、あなたの夢は何?」
涼「僕の夢?そりゃあ、男らしいイケメンになる事だよ」
律子「ほ、ホントに?」
涼「う、うん……それが何?」
律子「………」ポロッ
涼「えっ」
律子「グスッ……良かった……ホンットに、良かったっ……」ポロポロ
涼「え?ちょっ……な、何で泣くの?」
律子「あぁ、生きて……ホンット、生きてて良かったっ……!」ポロポロ
涼「り、律子姉ちゃん……?」オロオロ
涼「僕の夢?そりゃあ、男らしいイケメンになる事だよ」
律子「ほ、ホントに?」
涼「う、うん……それが何?」
律子「………」ポロッ
涼「えっ」
律子「グスッ……良かった……ホンットに、良かったっ……」ポロポロ
涼「え?ちょっ……な、何で泣くの?」
律子「あぁ、生きて……ホンット、生きてて良かったっ……!」ポロポロ
涼「り、律子姉ちゃん……?」オロオロ
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:40:49.53 ID:5RMIwiW00
~翌日~
律子「おはようございます」
P「お、律子。もう大丈夫なのか?」
律子「えぇ、何とか」
P「いやぁ、良かった良かった。やっぱ律子がいないと回らないよ、この事務所」
律子「私がいない間に、何かありました?」
P「あったと言えば、あったんだが……大体は美希のおかげで何とかなったよ」
律子「へぇ……その美希は?」
P「あっちでまた昼寝でもしてるんじゃないか?」
律子「おはようございます」
P「お、律子。もう大丈夫なのか?」
律子「えぇ、何とか」
P「いやぁ、良かった良かった。やっぱ律子がいないと回らないよ、この事務所」
律子「私がいない間に、何かありました?」
P「あったと言えば、あったんだが……大体は美希のおかげで何とかなったよ」
律子「へぇ……その美希は?」
P「あっちでまた昼寝でもしてるんじゃないか?」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:43:52.55 ID:5RMIwiW00
美希「……あふぅ」
律子「美希~?」
美希「あっ、律子、さん」
律子「聞いたわよ。あなた昨日、大活躍だったそうじゃない」
美希「みんなそれ言ってるんだけど……ミキ、全然分かんないの」
律子「ふふっ……そう。はい、これ」スッ
美希「?……おにぎり?」
律子「ローソンで美希が好きそうなおにぎり、選んで買ってきたの。そろそろお昼時でしょ?」
美希「も、もらっていいの!?」
律子「いいのいいの。これは私の感謝とお詫びの気持ち」
美希「良く分かんないけど……ありがと、律子さん!」ギュッ
律子「美希~?」
美希「あっ、律子、さん」
律子「聞いたわよ。あなた昨日、大活躍だったそうじゃない」
美希「みんなそれ言ってるんだけど……ミキ、全然分かんないの」
律子「ふふっ……そう。はい、これ」スッ
美希「?……おにぎり?」
律子「ローソンで美希が好きそうなおにぎり、選んで買ってきたの。そろそろお昼時でしょ?」
美希「も、もらっていいの!?」
律子「いいのいいの。これは私の感謝とお詫びの気持ち」
美希「良く分かんないけど……ありがと、律子さん!」ギュッ
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:47:03.95 ID:5RMIwiW00
亜美「あーっ!ミキミキが律っちゃんに餌付けされてる!」
律子「あら、いたの亜美」
亜美「律っちゃん!亜美もね、昨日のオーディションすっごく頑張ったんだよ?」
律子「そう。それはよかったわね」
亜美「だから亜美もね、律っちゃんからごほうびがほしい訳よ、ウン」
律子「ふーん……そういえば亜美、私のスケジュール帳知らない?」
亜美「えっ?……ち、違うよ!もう亜美は隠したりなんかしてないかんね!」
律子「っと、ちゃんと持ってたわね、これはうっかり……ん?隠す?スケジュール帳を?」
亜美「あっ……や、やっぱり、ご褒美は要らないかな~、ウン」
律子「あら、いたの亜美」
亜美「律っちゃん!亜美もね、昨日のオーディションすっごく頑張ったんだよ?」
律子「そう。それはよかったわね」
亜美「だから亜美もね、律っちゃんからごほうびがほしい訳よ、ウン」
律子「ふーん……そういえば亜美、私のスケジュール帳知らない?」
亜美「えっ?……ち、違うよ!もう亜美は隠したりなんかしてないかんね!」
律子「っと、ちゃんと持ってたわね、これはうっかり……ん?隠す?スケジュール帳を?」
亜美「あっ……や、やっぱり、ご褒美は要らないかな~、ウン」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:51:02.04 ID:5RMIwiW00
律子「それじゃ私達はライブ、行ってきますね」
P「おう、いってらっしゃい。亜美も伊織もあずささんも、頑張って」
あずさ「は~い、いってきますね」
伊織「言われなくったって頑張るわよ」
亜美「亜美達はようやく登り始めたばかりだからな、この果てしなく遠いアイドル坂をよ……!」
律子「バカな事言ってないで、さっさといくっ」
律子「(私の夢の為にも、この子達の為にも……志半ばで死ぬわけにゃあいきませんよ)」
律子「(……あぁ、生きてるって、素晴らしい!)」
おわり
P「おう、いってらっしゃい。亜美も伊織もあずささんも、頑張って」
あずさ「は~い、いってきますね」
伊織「言われなくったって頑張るわよ」
亜美「亜美達はようやく登り始めたばかりだからな、この果てしなく遠いアイドル坂をよ……!」
律子「バカな事言ってないで、さっさといくっ」
律子「(私の夢の為にも、この子達の為にも……志半ばで死ぬわけにゃあいきませんよ)」
律子「(……あぁ、生きてるって、素晴らしい!)」
おわり
88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:51:47.86 ID:6h9oeNZP0
乙
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:53:13.43 ID:P65V1t5g0
乙
面白かった
面白かった
95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/08(日) 15:57:31.73 ID:uO8yVxmM0
乙
律っちゃんはかわいいなぁ
律っちゃんはかわいいなぁ
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