スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

岡部「リア充になるぞ」 ダル「は?」

引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1340519784/
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 15:36:24.30 ID:U+C78jir0

ダル「いきなり何言ってるん?」

岡部「言葉通りの意味だ」

ダル「今日のお前にだけは言われたくないスレ立ててもよろし?」

岡部「貴様は後悔しないのか? 俺達はもう大学生……」

岡部「人生の夏休みとも言われる時期に研究やエロゲに精を出す……なんとも寂しい青春ではないか」

 ドン!

岡部「お、おい……」

ダル「わりオカリン、ついカっとなって殴っちまったよ……壁」

ダル「つかおまいはすでに爆ぜてもいい状況にある件について」

岡部「俺が? 冗談を言うな」

ダル「それこそ冗談じゃねーよマジで」


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 15:39:33.27 ID:lBzNX8g40

ダルも人のこと言えません


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 15:40:44.29 ID:U+C78jir0

岡部「い、一旦落ち着けダル、リア充になるにはどうすればいいのか考えようではないか」

ダル「おにゃのことチュッチュ」

岡部「お前はそれしか頭にないのかっ」

ダル「おにゃのことらんこ──」

岡部「却下だこのHENTAI!!」

ダル「じゃあどうしろってばよ」

岡部「ふむ……そうだな……リア充といえば……」

ダル「いえば?」

岡部「まずは身だしなみだな」

ダル「オカリン、やっとそこに気づいたか」

岡部「白衣こそが完璧な機能美であることには違いないのだがな」

ダル「あるあ……ねーよ」

岡部「という訳で服を買いに行く」

ダル「へいへい」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 15:46:17.17 ID:U+C78jir0

フェイリス「ニャフフ、コーディネイトならフェイリスに任せるニャン」

鈴羽「あたしも力になるよ!」

岡部「うむ、よろしく頼むぞ」

ダル「フェイリスたんに選んでもらうとか羨ましすぎだろ常考!!」

フェイリス「ちなみに予算はどれほどニャン?」

岡部「秘密兵器である諭吉を連れてきた!!」 ペラッ

鈴羽「おぉー!」

フェイリス「……い、一枚だけニャ?」



~しま○ら~



フェイリス「凶真は長身だから何を着てもそれなりに様になるのニャー」

岡部「そ、そうか?」

鈴羽「ほら橋田至。これなんか似合うんじゃない?」

ダル「ちょ、ゴテゴテしすぎじゃね? ポケットいくつ付いてんのこれ……」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 15:53:44.49 ID:U+C78jir0

鈴羽「あはは……そのサイズは無いみたいだね……」

ダル「僕に合うサイズの服がほとんどない件……」

 シャー

岡部「ふん、デブにはまわしがよく似合う、とはよく言ったものだ」

ダル「ちょ、オカリンさすがにそれはひどくね──」

ダル「って驚いた、別人みたいだお」

鈴羽「おぉー、中々イカしてるじゃん岡部倫太郎!」

フェイリス「ニャッフフー、フェイリスのセンスを甘く見ないで欲しいのニャ」

岡部「シンプルなものでも組み合わせ次第では十分に見れるというわけか……礼を言うぞフェイリス」

フェイリス「お安い御用なのニャ」

ダル「……なんかガイアがもっと輝けと囁きそうな服装だお……」

岡部「気分がイイのでそのまま着て帰るぞフゥーハハハァ!!」 バサッ

フェイリス「ニャニャ!?」

ダル「だから白衣は着るなっつに」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:00:45.75 ID:U+C78jir0

岡部「さて次の計画だが」

ダル「なんよ」

岡部「車でワイワイ旅行計画だ!」

ダル「ちょ、マジ?」

岡部「燦然と輝く青い海、吹き抜ける風、仲間と歌い合う車の中、まさにリア充だ」

ダル「当然お泊りですよねわかります」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


~メイクイーン~

ダル「で? なんでこうなってるのか説明がほしい件」 ワシャワシャ

岡部「車、免許、金必要」

フェイリス「ほらほら、ダルニャンはキッチン、凶真はホール、キッチリ働くのニャ!」

ダル「なんで僕まで……」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:04:36.64 ID:U+C78jir0

岡部「お、お待たせいたしました……」

客A「ちょ、なんで男?」

客B「フェイリスたんだせオラー!」

岡部「ぐぬぬっ……!!」



岡部「オムライスです、おまたせいたしました」 カタッ

客A「あら男の子?」

客B「ちょっとー、マユシィちゃんはー? 私マユシィちゃんに会いに来たのよー!?」

まゆり「オカリン、ごめんね~、後はまゆしぃたちがやるから……」

岡部「ぐぬぬぅぅう!!」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:08:54.66 ID:U+C78jir0

ダル「バイト3日でやめるとかリア充ってよりDQNな件」

岡部「だぁっ! やってられるかあんなん! フェイリスの口車に乗せられた俺がバカだったわ!」

ダル「じゃあ旅行どうするん?」

岡部「金がかかる、却下だ」

ダル「えー、オカリンひでーよ!」

岡部「案ずるな、俺に考えがある」

岡部「たった3日間のバイトとはいえそれなりに時給が良かったのもあり金は溜まった」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:15:07.20 ID:U+C78jir0

岡部「次の計画はバーベキューだ!!」

ダル「バーベキュー……だと?」

岡部「開放的な川辺、鼻孔をくすぐる焼けた肉、笑い合う仲間たち、まさにリア充だ」

ダル「肉……悪くない、悪くないよオカリン」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


~どっかの川辺~

 ザー

まゆり「わわー、見て見てオカリン! すっごく綺麗だよー、えっへへー」

萌郁「……綺麗」

ダル「おー、中々雰囲気出てんじゃん」


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:22:29.83 ID:U+C78jir0

岡部「フハハ、フゥーハハハァ! きけい貴様らァ!!」

岡部「喜ぶがいい! この狂気のマッド・サイエンティストが野菜を提供してやるぞ!」

岡部「思えば今この瞬間のために俺は八百屋の息子として──」

ダル「よーし、パパ肉焼いちゃうぞー」

まゆり「おぉー、ダルくんかっこいいー」

萌郁「橋田君……さすが……」

岡部「生まれ……え?」

ダル「せっかくのバーベキューで肉食べないとかありえないだろ常考!」 ジュージュー

岡部「おい、お前ら……キャベツ……かぼちゃ……」

まゆり「……もぐもぐ」

萌郁「……もぐもぐ」

岡部「お、おのれこの肉食系女子どもめっ」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:30:32.13 ID:U+C78jir0

岡部「バーベキューは失敗だな」

ダル「そう? 僕は楽しかったけど」

ダル「つかまゆ氏どんだけ食べても太らないとかすごすぎっしょマジで」

岡部「くっ……おのれ肉を焼いただけで調子に乗りおって……」

岡部「ええい! 次の作戦だ!」

ダル「へいへい」

岡部「次は紳士の社交場、バーに行く!」

ダル「いやいや、僕ら未成年っしょ」

岡部「心配するな、酒を頼むつもりはない、あくまで雰囲気を掴むだけ……」

岡部「流れるジャズ、薄暗い店内、まさにリア充だ!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

岡部「なーぜ貴様までついてくる助手ぅ」

紅莉栖「あんたら未成年でバーなんて入っていいと思ってんの!?」

岡部「つべこべ言うなお子様セレセブ、酒を頼むつもりは無いと言っているだろう」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:41:06.19 ID:U+C78jir0

 カランコロン

ダル「おぉ……暗いし……なんかそれっぽい雰囲気……」

紅莉栖「ちょ……ホントに入るの?」

岡部「ここまで来て後に引けるかっ、後裾を引っ張るな!」

岡部「これがバーというやつか……ん? あのモリモリは……」

天王寺「げっ、おめーら!」

岡部「なぜあなたがここにいるのだミスターブラウン!」

天王寺「そりゃこっちのセリフだ! つーかお前ここは……!」

バーのママ「あーらいらっしゃぁいお客さん、ゆうちゃんのお知り合い?」

ダル「ちょ!」

岡部「いいっ!?」

紅莉栖「ニュ、ニューハーフ……?」

バーのママ「あら、ここは”そういう店”よ、かわいい子たちねぇ……食べちゃおうかしら☆」

岡部「お……お……お断りしまーっす!」

紅莉栖「わわわわわ!」 ダル「ま、待ってよオカリーン!!」 


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:41:52.73 ID:9KRkxrfN0

店長…


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:42:42.89 ID:zU4TKQ080

店長ェ……


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 16:49:36.12 ID:U+C78jir0

岡部「おのれミスターブラウン、あんな趣味があったとはな!」

ダル「ま、オカマバーはそっちの人だけが行くってワケじゃないし一概にも言えない希ガス」

岡部「……次の作戦だな」

ダル「もうバーは勘弁してくれお……」

岡部「次は飲み会をやるぞ!」

ダル「だから僕らは未成年だと小一時間」

岡部「こちらも雰囲気を試すだけだ、ノンアルコールのカクテルやビールを用意する!」

岡部「テーブルに乗り切らない程の料理、未知のドリンク、騒ぎ合う仲間たち、まさにリア充だ!」

ダル「ウェーイ! あ、ピザも頼んでおk?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~ラボ~

岡部「ではこれより、第159回円卓会議を始める!」

鈴羽「おぉー、豪華な料理!」

ダル「正直お酒なんかよりこっちがメインだろ常考」

萌郁「……私が買ってきた」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 17:02:01.06 ID:U+C78jir0

岡部「それでは禁断の酒を……」

ダル「だからノンアルコールだろ常考!」

 カンパーイ

岡部「いざ……オペレーションバッカス開始せりっ!」 グイッ

鈴羽「うぇー、まっずぅ……」

ダル「おぉ……桐生氏いい飲みっぷり」

萌郁「私は……いつも飲んでるから」 グイッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

岡部「なんか体が熱くなってきたぞフゥーハハハァ!」

ダル「ふひ、ふひひ……」

鈴羽「ちょっと、二人とも大丈夫ぅ?」

萌郁「……」 グイッ


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 17:17:12.34 ID:U+C78jir0

岡部「フゥーハハハァ、なんだこれ、視界が歪む、歪んでるぞ!」

ダル「オカリンなんで分裂しれるんすかマジうけるんれすけど!」

鈴羽「あはははは、これノンアルコールじゃ無いじゃん桐生萌郁!」

萌郁「……間違えた」 グイッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


岡部「萌郁、水くれ水! ってぶはぁっ! なんらよこれ!」

ダル「うへへ、オカリンそれ桐生氏が飲んでた焼酎じゃね!」

鈴羽「それあたしにもちょうだい!」

萌郁「……だめ……これは私の」 グイッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


岡部「うげぇぇぇっ……き゛も゛ち゛わ゛る゛い゛……」

ダル「んがっ……ぐごご……んががっ……」

鈴羽「あはははは、父さんってばだらしないお腹! あははははは!」 ポンポン

萌郁「……酔っちゃった///」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 17:28:17.26 ID:U+C78jir0

岡部「おのれ……萌郁の奴ぅう!! ノンアルコールを買ってこいとあれほど……うぷっ」

ダル「まだ二日酔いなん?」

岡部「……お前はなんともないのか」

ダル「いや? 全然?」

岡部「くっ……次の作戦は夏祭りだ!」

ダル「当然おにゃのこは来るんだよな」

岡部「抜かりはない!」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



 ワッショイワッショイ

まゆり「ねーねーオカリーン、金魚すくいやろーよー」

岡部「フゥーハハハァ! 金魚ごときっ! この俺鳳凰院凶真がすくい尽くしてやるわっ」

るか「凶真さん……かっこいい……」

ダル「……すくい尽くしてどうするんだってばよ」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 17:35:34.10 ID:U+C78jir0

 パシュ 

岡部「ぐぬぬっ!」

 パシュ

岡部「おのれっ……魚類の分際でちょこまかとっ!」

ダル「オカリン無茶しやがって……」

岡部「……」

岡部「お前らも手を貸せ」

るか「は、はい……」

マイドー*3

まゆり「よーし、取るぞー」

岡部「まてーい!」

るか「えっ?」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 17:44:46.54 ID:U+C78jir0

岡部「お前らポイを貸せ」

ダル「おいおいオカリンまさか」

岡部「フゥーハハハ! 1つより2つ、2つより3つだ!」

岡部「そらそらーっ!!」

 ヒョイヒョイッ

まゆり「わわー、金魚さんがどんどんお椀にー」

るか「重ねるのって、ルール的に大丈夫……なんでしょうか?」

ダル「汚いなさすがオカリンきたない」

岡部「ハハフゥー!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


まゆり「あ、見て見てー、ミス夏祭りだってー」

ダル「おぉ、可愛いおにゃの子の匂いがするお!」

るか「わー……皆綺麗……」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 17:53:49.60 ID:U+C78jir0

まゆり「飛び入り参加オッケーだってー、ねーねー、るかくん出てみようよー」

るか「えっ……ボクはそんな……」

ダル「るか氏なら十分グランプリ狙えるんじゃね」

岡部(だが男だ)

るか「で、でも……」

まゆり「ほらほらー、まゆしぃも一緒に出てあげるからー」 グイグイ

るか「あっ……ちょ、ちょっとまゆりちゃん……」

ダル「すごく…………百合です」

岡部(だが男だ)


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 18:08:30.79 ID:U+C78jir0

──「厳正なる審査の結果ぁ! ミス夏祭りはぁー!!」

──「漆原るかさんの手にぃぃぃ!!」

 ワァァァァァァ

ダル「ちょ、オカリンオカリン、まじでるか氏優勝だって!」

岡部(だが……男だ)

 ヒュー

 ドォン

ダル「あ……花火」

岡部「そうだな」

ダル「……綺麗だなオカリン」

岡部「あぁ」

ダル「……」

岡部「……」

ダル「はぁ……これで隣にいるのがオカリンじゃなきゃな」

岡部「うむ……全力で同意してやるぞダルよ」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 18:27:43.75 ID:U+C78jir0

岡部「……男二人で花火を見るハメになるとは」

ダル「アッー」

岡部「くっ……次はカラオケにいくぞ!!」

ダル「カラオケとな? オフ会の締めはアニソンカラオケ三昧の僕をなめるなよ?」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

フェイリス「とまーらーないー未来をーめざっしてー」

ダル「フェイリスたんの美声はぁはぁ……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

紅莉栖「あおいーとりー もし幸せー」

岡部「助手風情が中々やるではないか……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

フェイリス「ニャフフ、皆中々やるのニャ」

フェイリス「ここらでゲームなんか……どうかニャ?」

岡部「ほぉう?」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 18:35:34.61 ID:U+C78jir0

フェイリス「採点してトップが最下位に命令……なんてどうかニャ?」

紅莉栖「ふむん……」

ダル「おほー! なんでもありですかフェイリスたん!」

岡部・紅莉栖「「HENTAIは禁止だからな」」

ダル「えぇ……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

フェイリス「傷つくことは怖くないー!」 95点

紅莉栖「うわ……いきなり高得点……やるわね」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

岡部「広がるぅー闇の中ァかぁわしあぁた革命の契りぃぃ!」 85点

フェイリス「ニャフフ、浸りすぎで音程がバラバラニャ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

紅莉栖「消える飛行機雲~」 89点

岡部「ぐっ……助手め……」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 18:44:22.35 ID:U+C78jir0

ダル「はぁ……オカリンに命令とか正直どうでもいい」

岡部「な、なんだと!」

フェイリス「ニャフフ、それじゃあフェイリスは凶真になんて命令しようかニャ」

ダル「……全力で阻止するしかない。キリッ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ダル「ざーんこーくな天使のテーゼ! まーどべーからやがて飛び立つ!」



 ドゥルルルルルルウルル

 デン

 97点

フェイリス「ニャニャ!?」

紅莉栖「や、やるわねあんた」

岡部「くっ……」

ダル「ふひひ、ざっとこんなもんよ」

フェイリス「じゃあダルニャンは凶真になんて命令するのかニャ?」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 18:49:14.31 ID:U+C78jir0

ダル「んー……」

ダル「そうだなぁ……」

ダル「じゃあ牧瀬氏のことを今日一日名前で呼ぶでいいんじゃね」

岡部「な、なにぃ!?」

フェイリス「ニャニャ、そんなのでいいのかニャ」

紅莉栖「橋田、GJ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

紅莉栖「ねえ岡部、私の名前を言ってみて」

岡部「な、なんだその露骨な問は!」

紅莉栖「命令だろ? 早くしなさいよ」

岡部「だぁっ! 貴様に命令される筋合いはないわこのっ……」

フェイリス「凶真ー?」

岡部「く……紅莉栖めがっ」

紅莉栖「……ま、まぁよしとするわ///」

ダル「なにこれ」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 18:57:43.35 ID:U+C78jir0

岡部「おのれダルめ……裏切りおって」

岡部「まぁいい、次の作戦だ」

ダル「はいはい、つーかもうオカリンは十分リア充だっつーの」

岡部「次はジムに行って体を鍛えるぞ!」

ダル「だが断る!!」

岡部「ええい! そろそろお前もメタボリック症候群を解消しようと思わんのか!」

ダル「これが僕の完全体なんだお!!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ダル「はぁっ……ひぃっ……け、結局……付き合わされてる件に……ついて!」

岡部「うるさいっ、貴様はもっと運動したほうがいいのだ」

岡部「ふんっ……! くそ! 10kgのダンベルですら持ち上らん……」

ダル「オカリン貧弱すぎっしょ」

ダル「にしても……」



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:01:51.08 ID:U+C78jir0

まゆり「んー?」

 グッグッ

ダル「まゆ氏……ベンチプレス60kgって……おにゃのこが持ち上げる重さじゃないお……」

岡部「全くだ……あの細身の体のどこにあのような力が……」

まゆり「トゥッ……トゥルー……!」

まゆり「まゆしぃは……オカリンの……重荷には……なりたく……ないので!!」 ググッ

ダル「まゆ氏すげえ……」

まゆり「えっへへー」 ググッ


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:02:23.97 ID:mn3rYJiC0

マッチョしい本気出してねえだろ


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:12:20.52 ID:U+C78jir0

岡部「結局筋肉痛で三日坊主か……我ながら情けない」

ダル「オカリン諦めろって、僕たちは肉体労働には向いてないお」

岡部「うぐぐ、筋トレを趣味にしてるリア充恐るべし……」

岡部「だが俺はリア充の夢を諦めない!」

ダル「だからオカリンはすでにリア──」

岡部「もうすぐ俺の誕生日だからな! 誕生パーティやるぞ!」

ダル「」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

岡部「フゥーハハハ! 今日は御足労頂き感謝するぞラボメンたちよ!」

るか「おか……凶真さんのためなら……ボク……」

まゆり「誕生日おめでと~、オカリーン」

ダル「つか自分で自分の誕生パーティ主催するってなんよこれ……」

岡部「細かいことはいいのだダァルよ!」

岡部「フハハ、またつまらぬ物を重ねてしまった!」


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:19:20.95 ID:U+C78jir0

岡部「さあ! 貴様ら俺にプレゼントをよこすがいいっ!」

ダル「オカリン、正直その物言いは渡すのをやめるレベルだお……」

まゆり「そうだよー、皆オカリンのために一生懸命選んできたのにー」

岡部「ぐ……わ、悪かった、皆感謝しているぞ」

るか「凶真さん……どうぞ」

ダル「ほらよ」

まゆり「はい、どうぞー」

岡部「フゥーハハハ……ハ?」



白衣*3



ダル「ちょ、皆かぶるとかマジアリエンティ」

るか「その……白衣が汚れていたので……そろそろ必要かと思って……ごめんなさい……」

まゆり「皆オカリンが欲しい物はわかってるってことなんだね~」


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:27:01.39 ID:U+C78jir0

岡部「ぐぬぬ……まさか誕生会において白衣……しかも一緒だとは思わなかったぞ!」

ダル「白衣はオカリンのトレードマークみたいなもんだしな」

岡部「くそっ、知性と恍惚のファッションが裏目に出たというわけか……」

ダル「白衣はファッションとはいわねーだろ常考」

岡部「まあいい、次はクリスマスパーティだ!」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

岡部「メリークリスマスラボメン諸君!」

ダル「うほっ、ケンタッキーまじうます!」

まゆり「クリスちゃーん、久しぶりー、元気だった?」

紅莉栖「ええ、もちろんよ。まゆりはどうだった?」

まゆり「まゆしぃもいつも通りだったのでーす」

岡部「フゥーハハハァ! さてプレゼント交換やるぞお前ら!」

紅莉栖「ったく、久々にラボに来たけどほんっと騒がしいわね」

ダル「まっ、通常運転ってことで」


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:37:18.30 ID:U+C78jir0

岡部「フッ、うーぱクッションか……」

まゆり「おぉー、マフラーだー、あったかそー」

ダル「お、ニット帽ktkr」

紅莉栖「穴あき手袋……いらねー……」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

~ブラウン管工房ベンチ前~



岡部「フゥ、今日も冷えるな……」

紅莉栖「ね、ねえ……」

岡部「ん? 助手か」

紅莉栖「その……」

岡部「なんだ?」

紅莉栖「な、なんでもない」

岡部「……」


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:42:51.79 ID:U+C78jir0

岡部「フゥーハハハ! よくぞこのラボに帰ってきたクリスティーナ!」

岡部「うむ! よっぽどアメリカ暮らしは寂しかったと見える!」

紅莉栖「べっ、別に寂しくなんか──」

岡部「いつでも帰ってくるがいい、このラボこそ貴様の居場所なのだからなっ」

紅莉栖「あ……」

紅莉栖「ま、全く、ほんっとに衰えてないなこの厨二病!」

岡部「貴様のツンデレっぷりも同様だ」

紅莉栖「うっさい!///」 パッ

岡部「……これは?」

紅莉栖「……プレゼントよ」


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:49:27.45 ID:U+C78jir0

岡部「交換なら先ほどしたではないか」

紅莉栖「そ、それはそのっ……クリスマスじゃなくて……あんたのバースディっていうか……その……」

岡部「開けてもいいか?」

紅莉栖「す、好きにしなさいよ……」

 ガサガサ

岡部「セーター……」

紅莉栖「感謝しなさいよ! この私が一生懸命編んでやったんだからなっ……!///」

岡部「フッ……ありがとう、紅莉栖」

紅莉栖「っ……! い、いきなり名前で呼ぶなんて……反則だぞこのバカ岡部……!///」

岡部「雪……か」

紅莉栖「あ、ホントだ……。予報では降らないはずだったのにね」






ダル「あ、まゆ氏まゆ氏、壁殴り代行お願いしても?」

まゆり「ダルくんダルくん、茶化しちゃだめだよー」


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 19:55:57.88 ID:U+C78jir0

岡部「リア充といえば……」

岡部「コミケだ!」

ダル「は? コミケ? リア充には程遠くね? つか言われなくても行くっつの」

ダル「つかもうオカリンは十分にリア充な件、クリスマスの夜牧瀬氏と──」

岡部「う、うるさい! いいから行くぞ!」



~コミケ会場~



紅莉栖「私はちょっと見て回りたい所があるから……」

岡部「フフゥッ! 早速BL物を買いに行くのだな? クリ腐ティーナよ」

紅莉栖「なっ──そ、そんなんじゃないわよ!」

まゆり「トゥットゥルー、オカリンもクリスちゃんもコスプレ会場いこーよー」 グイグイ

岡部「あ、おい、引っ張るなまゆり!」

紅莉栖「ちょ、ちょっと!」

まゆり「二人ともコス着てねー? まゆしぃはこの日のために準備してきたのです」 ズリズリ


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:00:03.37 ID:U+C78jir0

ダル「……」 ポツーン

ダル「さ、僕は僕できっちり仕事を果たさなきゃいかんね……待ってろよー、僕の嫁たち」

ダル「……むなしい」





ダル「あ……あれって阿万音氏? なんでこんなところに……」

ダル「おーーい、阿万音氏ー」

ダル「なんでこんなところに……ってあり?」

由季「えーっと……あなたは? なんで私の名前……」

ダル(よ、よく見ればすっげー似てるけど別人な件……やっべ、どうしよう)

由季「もしかしてさっきコスプレ会場にいた方ですか?」

ダル(あわわわ……どどどどうしたら……オカリン助けてー……!!)


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:01:26.53 ID:Xin02U3d0

ダル良かったな…ほんとに良かったな…


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:01:54.25 ID:zU4TKQ080

ダル……幸せにな……!


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:05:57.65 ID:U+C78jir0

岡部「おのれダルの奴……どこにいったんだ」

岡部「ってあそこにいるのは……ダル! とあれは……」

岡部「固まってるな……くそ」

鈴羽「待って、大丈夫だから」

岡部「鈴羽!」



由季「私のコスを見てくれたのかな? どうだったかな……初めてだったんだけど」

ダル「き、き……」

由季「き?」

ダル「き……君に一生萌え萌えキュン!! 結婚してくれーっ!」

由季「え? あ、はい」

由季「って、ええええ!?」


83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:10:39.73 ID:U+C78jir0

岡部「ええええ!?」

鈴羽「あはは、父さんってば真っ赤になっちゃって」

岡部「全く……聞いてるこっちが恥ずかしくなる」

鈴羽「……ありがと、オカリンおじさん」

岡部「これでよかったのか?」

鈴羽「うん、父さんの願いは叶ったみたいだし」

岡部「”リア充を経験してみたかった”か……」

岡部「全く……こんな父親思いの娘と綺麗な嫁がいるのに、贅沢な悩みだ」

鈴羽「あはは、それって君が言えた口じゃないよー」

岡部「な、なんだと?」

鈴羽「それじゃあたしはそろそろ帰らないと」


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:13:45.72 ID:U+C78jir0

岡部「もう行くのか? もう少しゆっくりしていっても……」

鈴羽「父さんの一番の財産は君みたいな友達がいたってことかもね」

岡部「奴は俺の大切な右腕だからな」

鈴羽「じゃあオカリンおじさん、また未来で会おうね!」

岡部「……ああ、またな」



ダル「そんで男二人で花火とか見ちゃって、ふひ、ふひひ」

由季「あはは、君って面白いね」


88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:17:48.88 ID:U+C78jir0

岡部「フッ」

岡部「これもシュタインズゲートの選択か、エル・プサイ・コング──」

紅莉栖「何カッコつけてんのよ!」 ガシッ

岡部「ぬわぁ!」

まゆり「トゥットゥルー、やっと見つけたよオカリーン」 ガシッ

岡部「お、おい!」

紅莉栖「あんたもコスプレしなさいっ!」

まゆり「ちゃんと用意してるんだからねー?」

岡部「よせ、何故この俺がコスプレなどっ──」

まゆり「オーカリン、これも」

紅莉栖「シュタインズゲートの選択」

まゆり・紅莉栖「なのです
          なのだぜ」



おわれ


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:18:53.00 ID:U+C78jir0

見てくれた人に感謝
オレもオカリンみたいな友達がほしいお


94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:24:21.10 ID:zWqWodqp0

おっつー!


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 20:25:22.49 ID:Bnf4ImRe0



109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/24(日) 21:15:57.98 ID:F7zJ5f5e0



この記事へのコメント

トラックバック

URL :

最新記事
スポンサードリンク
カテゴリ
月別アーカイブ
おすすめサイト様新着記事