スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
紅莉栖「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 前編
引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1316160053/
~メイクイーンニャンニャン~
フェイリス「こちらアイスコーヒーですニャご主人様!」コトン
岡部「……まさかこんな展開になるとはな。助けてくれ紅莉栖…」グデー
紅莉栖「漆原さんのDメールの内容は分かってるからあとはポケベルの番号を調べるだけの簡単なお仕事だと思ったんだけど…」チューチュー
岡部「まさかルカ子とデートをすることになるとは思わなかった…」
紅莉栖「たったの数日間でしょ? 楽しませてあげなさいよ」チューチュー
岡部「とは言っても紅莉栖、俺にはそういう経験が全くないのだ。一体何をすればいいのか…」ウーン…
紅莉栖「自信付けたいなら今からおフロ屋さんに行って童貞卒業してきたら?」チューチュー ジュルルー…
岡部「そんな怖いことできるか!! コーヒーはブラックでも発想はヴァージンだな紅莉栖!!」
紅莉栖「ぶッ!? …何よ処女で悪い!? だからわざわざこんなデートマニュアル本まで買ってきたんでしょ!!」バサッ!
岡部「…なんだか悲しくなってきたな。醜い争いはやめよう紅莉栖…」ドヨーン…
紅莉栖「…ええ…」ドヨーン…
続きます
紅莉栖「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 後半
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:00:53.44 ID:gDajzqeE0
このSSは
岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
の続編です。
このSSに興味を持たれた中でまだ前作をご覧になられてない方は先にそちらからご覧になることをおすすめします。
大した時間も掛からずに読み終わられることかと思いますです。
岡部「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
の続編です。
このSSに興味を持たれた中でまだ前作をご覧になられてない方は先にそちらからご覧になることをおすすめします。
大した時間も掛からずに読み終わられることかと思いますです。
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:02:12.39 ID:gDajzqeE0
~ブラウン管工房前・ベンチ~
岡部〈18457回目〉「……」ズーン…
紅莉栖〈5050回目〉「……」ズーン…
鈴羽「店長、お疲れー」ガラッ ピシャッ
鈴羽「…ってあれ? 君たちこんなところで何してるのさ?」
岡部「……今日のパーティーの買い出しだ…」
鈴羽「買い出しって…もうそろそろパーティーが始まる時間じゃあ…」
紅莉栖「……ああ…もうそんな時間か…宅配のピザがあるからダイジョーブイ☆」ビシッ…
鈴羽「…二人ともホントに大丈夫? なんだか目がヘン…」ジー
岡部〈18457回目〉「……」ズーン…
紅莉栖〈5050回目〉「……」ズーン…
鈴羽「店長、お疲れー」ガラッ ピシャッ
鈴羽「…ってあれ? 君たちこんなところで何してるのさ?」
岡部「……今日のパーティーの買い出しだ…」
鈴羽「買い出しって…もうそろそろパーティーが始まる時間じゃあ…」
紅莉栖「……ああ…もうそんな時間か…宅配のピザがあるからダイジョーブイ☆」ビシッ…
鈴羽「…二人ともホントに大丈夫? なんだか目がヘン…」ジー
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:04:10.21 ID:gDajzqeE0
鈴羽「……ッ!? ……!!」
鈴羽「…………」
鈴羽「……そうか。そういうことか…」
岡部「……鈴羽? どうかしたのか?」
鈴羽「…いや、何でもないよ」ニコッ
岡部「…ならいいが」
鈴羽「ところで岡部倫太郎、ちょっと携帯を貸して貰えないかな? あたしの携帯さっき充電が切れちゃってさ」
鈴羽「…………」
鈴羽「……そうか。そういうことか…」
岡部「……鈴羽? どうかしたのか?」
鈴羽「…いや、何でもないよ」ニコッ
岡部「…ならいいが」
鈴羽「ところで岡部倫太郎、ちょっと携帯を貸して貰えないかな? あたしの携帯さっき充電が切れちゃってさ」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:06:09.41 ID:gDajzqeE0
岡部「ああ、ほら」スッ
鈴羽「ありがとう」パシ
岡部「構わん」
鈴羽「…ありがとう二人とも。ごめんね」ニッコリ
岡部・紅莉栖「?」
鈴羽「じゃ、あたしは一足先にラボに行くよ」タタタタタ カンカンカンカン…
紅莉栖「…なんで私まで礼を言われたんだろう」
岡部「…さぁ」
鈴羽「ありがとう」パシ
岡部「構わん」
鈴羽「…ありがとう二人とも。ごめんね」ニッコリ
岡部・紅莉栖「?」
鈴羽「じゃ、あたしは一足先にラボに行くよ」タタタタタ カンカンカンカン…
紅莉栖「…なんで私まで礼を言われたんだろう」
岡部「…さぁ」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:08:16.91 ID:gDajzqeE0
………
カンカンカンカン タタタタタ…
岡部「ん? ああ、まゆりか。一体どうし…」
まゆり「オカリーン!!! 紅莉栖ちゃーん!!! 喧嘩なんてしちゃダメなのです!!!」タタタタタ
ダル「ポカリ派とアクエリ派で喧嘩だなんて大人気ないおー」ドタドタ
岡部「はあ? 一体何の話だ?」キョトン
まゆり「え? だってスズさんがね、オカリンと紅莉栖ちゃんが殴り合いの喧嘩してるから止めるの手伝って、って…」
ダル「まぁ僕はダカラ派な訳だが?」
カンカンカンカン タタタタタ…
岡部「ん? ああ、まゆりか。一体どうし…」
まゆり「オカリーン!!! 紅莉栖ちゃーん!!! 喧嘩なんてしちゃダメなのです!!!」タタタタタ
ダル「ポカリ派とアクエリ派で喧嘩だなんて大人気ないおー」ドタドタ
岡部「はあ? 一体何の話だ?」キョトン
まゆり「え? だってスズさんがね、オカリンと紅莉栖ちゃんが殴り合いの喧嘩してるから止めるの手伝って、って…」
ダル「まぁ僕はダカラ派な訳だが?」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:10:18.00 ID:gDajzqeE0
紅莉栖「いや、別に私たち喧嘩なんてしてないわよ?」
まゆり「えー? そうなの?」
岡部「…なぁ、鈴羽はどこだ?」
ダル「どこって…あれ? 付いてきてたと思ったのに」キョロキョロ
紅莉栖「…まさか…」
岡部「…気付いたのか!!」ガタン!! タタタタタ…
紅莉栖「あ、待って!!」ガタン!! タタタタタ…
まゆり「えー? そうなの?」
岡部「…なぁ、鈴羽はどこだ?」
ダル「どこって…あれ? 付いてきてたと思ったのに」キョロキョロ
紅莉栖「…まさか…」
岡部「…気付いたのか!!」ガタン!! タタタタタ…
紅莉栖「あ、待って!!」ガタン!! タタタタタ…
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:12:10.35 ID:gDajzqeE0
~ラボ入口前~
岡部「おい鈴羽!! 開けろッ!!」ガチャガチャ
岡部「…駄目だ…!! 施錠されてる…!!」ガチャガチャ
紅莉栖「カギは無いの!?」
岡部「机の上だ…!!」
紅莉栖「…阿万音さん!! 開けて!!」ドンドンドンドン
岡部「開けろよ鈴羽ああああああああああああ!!!!!」ドンドンドンドン
岡部「おい鈴羽!! 開けろッ!!」ガチャガチャ
岡部「…駄目だ…!! 施錠されてる…!!」ガチャガチャ
紅莉栖「カギは無いの!?」
岡部「机の上だ…!!」
紅莉栖「…阿万音さん!! 開けて!!」ドンドンドンドン
岡部「開けろよ鈴羽ああああああああああああ!!!!!」ドンドンドンドン
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:14:11.47 ID:gDajzqeE0
紅莉栖「…どうして!? まさか全部気付いたっていうの!?」ドンドンドンドン
岡部「…それしか考えられん…! 俺の携帯を持って行ったのも多分それだ…!」ドンドンドンドン
紅莉栖「…岡部のDメールを打ち消すため…?」
岡部「正確にはあの日の俺の尾行を阻止するため、だ…! 俺にDメールを送ってタイムトラベルを成功させる気なんだよ…!」
岡部「…それしか考えられん…! 俺の携帯を持って行ったのも多分それだ…!」ドンドンドンドン
紅莉栖「…岡部のDメールを打ち消すため…?」
岡部「正確にはあの日の俺の尾行を阻止するため、だ…! 俺にDメールを送ってタイムトラベルを成功させる気なんだよ…!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:16:14.49 ID:gDajzqeE0
バチバチバチバチバチバチバチバチ
紅莉栖「!? 放電現象…!!」
岡部「…なぁ、開けてくれよ鈴羽…。他にも方法はあるはずなんだ…」
ピロリロリン♪ ピロリロリン♪
紅莉栖「メール!? こんなときに誰が…!!」パカッ
紅莉栖「…知らないアドレス…?」
岡部「!! 鈴羽のアドレスだ! 貸してくれ!」ピッ
[From:****** さよなら]
紅莉栖「……!!」
岡部「……止めろ…止めてくれよ…」
岡部「鈴羽ああああああああああああああああああああああ!!!!!」
グ二ョォォォオォォォォォオォォオォォォオォン
紅莉栖「!? 放電現象…!!」
岡部「…なぁ、開けてくれよ鈴羽…。他にも方法はあるはずなんだ…」
ピロリロリン♪ ピロリロリン♪
紅莉栖「メール!? こんなときに誰が…!!」パカッ
紅莉栖「…知らないアドレス…?」
岡部「!! 鈴羽のアドレスだ! 貸してくれ!」ピッ
[From:****** さよなら]
紅莉栖「……!!」
岡部「……止めろ…止めてくれよ…」
岡部「鈴羽ああああああああああああああああああああああ!!!!!」
グ二ョォォォオォォォォォオォォオォォォオォン
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:18:14.58 ID:gDajzqeE0
………
岡部「……ッ」フラッ…
紅莉栖「……ッ」フラッ…
岡部(…リーディングシュタイナーが発動した…。ということはつまり、鈴羽のタイムトラベルが成功して世界線が変わったんだ)
岡部(…世界線が変わったということは世界が再構成されたということ)
岡部(つまり、ここは鈴羽とラボメンのみんなの思い出も紅莉栖の何度ものタイムリープもすべて無かったことにされた世界線なんだ)
岡部(…鈴羽、紅莉栖。すまない。ありがとう。俺はお前たちの意志を継ぐ)
岡部(無かったことにされた全ての想いも、俺だけは決して忘れない…!)グスッ
岡部「……ッ」フラッ…
紅莉栖「……ッ」フラッ…
岡部(…リーディングシュタイナーが発動した…。ということはつまり、鈴羽のタイムトラベルが成功して世界線が変わったんだ)
岡部(…世界線が変わったということは世界が再構成されたということ)
岡部(つまり、ここは鈴羽とラボメンのみんなの思い出も紅莉栖の何度ものタイムリープもすべて無かったことにされた世界線なんだ)
岡部(…鈴羽、紅莉栖。すまない。ありがとう。俺はお前たちの意志を継ぐ)
岡部(無かったことにされた全ての想いも、俺だけは決して忘れない…!)グスッ
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:20:11.31 ID:gDajzqeE0
岡部「…っと紅莉栖、大丈夫か?」ゴシゴシ
紅莉栖「平気…とは言えないけど大丈夫よ。岡部は?」
岡部「俺も同じようなものだ。リーディングシュタイナーが発動したのは久し振…」
岡部「……んっ?」
岡部(…待て待て待て待て。 ついつい今までのタイムリープ時と同じように接してしまったが…)
紅莉栖「ん? どうしたの岡…」
紅莉栖「……あれっ? …マシンを使ってないのにタイムリープした…?」
岡部「……」
紅莉栖「…いや違う、時間は巻き戻ってない…ということは…えーと…えー…」コンラン
岡部「……まさか…リーディングシュタイナー?」
紅莉栖「…え?」
岡部・紅莉栖「……何イイイイイィィィィッッッッ!!!??」ガーン!!
紅莉栖「平気…とは言えないけど大丈夫よ。岡部は?」
岡部「俺も同じようなものだ。リーディングシュタイナーが発動したのは久し振…」
岡部「……んっ?」
岡部(…待て待て待て待て。 ついつい今までのタイムリープ時と同じように接してしまったが…)
紅莉栖「ん? どうしたの岡…」
紅莉栖「……あれっ? …マシンを使ってないのにタイムリープした…?」
岡部「……」
紅莉栖「…いや違う、時間は巻き戻ってない…ということは…えーと…えー…」コンラン
岡部「……まさか…リーディングシュタイナー?」
紅莉栖「…え?」
岡部・紅莉栖「……何イイイイイィィィィッッッッ!!!??」ガーン!!
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:22:10.69 ID:gDajzqeE0
岡部「な、なぜお前にもリーディングシュタイナーが発現しているのだ!?」
紅莉栖「それは分からないけど…少なくとも今まで繰り返してきたタイムリープが原因なのは間違いないと思う」
岡部「…それはそうだろうな。時間遡行やごく僅かな世界線移動を『主体的に』何度も経験したため、とでもいったところか?」
紅莉栖「そんな感じでしょうね…。タイムリープが私の体――恐らく脳でしょうけど、に何らかの変化…あるいは順応? をもたらしたとでも考えるのが妥当じゃないかしら」
岡部「リーディングシュタイナーに関わる何らかの部位に、か…。もしそうだとするとこの力は誰でも持ち得るということになるな」
紅莉栖「理論上はそうなんだと思う。リーディングシュタイナーが超能力の類ではない以上、何らかの物理的な観測は可能のはずよ」
紅莉栖「それは分からないけど…少なくとも今まで繰り返してきたタイムリープが原因なのは間違いないと思う」
岡部「…それはそうだろうな。時間遡行やごく僅かな世界線移動を『主体的に』何度も経験したため、とでもいったところか?」
紅莉栖「そんな感じでしょうね…。タイムリープが私の体――恐らく脳でしょうけど、に何らかの変化…あるいは順応? をもたらしたとでも考えるのが妥当じゃないかしら」
岡部「リーディングシュタイナーに関わる何らかの部位に、か…。もしそうだとするとこの力は誰でも持ち得るということになるな」
紅莉栖「理論上はそうなんだと思う。リーディングシュタイナーが超能力の類ではない以上、何らかの物理的な観測は可能のはずよ」
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:24:25.98 ID:gDajzqeE0
岡部「つまり…理論上はある特定の人物に故意にリーディングシュタイナーを持たせるようなこともできる、ということだな」
紅莉栖「そうなるわね。ただリーディングシュタイナーを持たせるのはとても難しい事だろうし、そうじゃなくても絶対にしない方がいいと思う」
岡部「分かっている。危険が伴うかも知れないし、そもそも記憶の引き継ぎがあると変化後の世界線で何かと不自由するからな。この場合は記憶の上書きと言うべきか」
紅莉栖「ええ。…それより、今考えるべきなのは…」ゴクリ
岡部「…この世界線でまゆりがどうなるか、だな…」ゴクリ
紅莉栖「そうなるわね。ただリーディングシュタイナーを持たせるのはとても難しい事だろうし、そうじゃなくても絶対にしない方がいいと思う」
岡部「分かっている。危険が伴うかも知れないし、そもそも記憶の引き継ぎがあると変化後の世界線で何かと不自由するからな。この場合は記憶の上書きと言うべきか」
紅莉栖「ええ。…それより、今考えるべきなのは…」ゴクリ
岡部「…この世界線でまゆりがどうなるか、だな…」ゴクリ
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:26:13.84 ID:gDajzqeE0
………
~ラボ~
チクタクチクタク…
岡部「……」
チクタクチクタク…
紅莉栖「……」
チクタクチクタク…カチッ
岡部「…午前0時…8月14日だ…」
~ラボ~
チクタクチクタク…
岡部「……」
チクタクチクタク…
紅莉栖「……」
チクタクチクタク…カチッ
岡部「…午前0時…8月14日だ…」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:28:32.23 ID:gDajzqeE0
まゆり「zzz…」
紅莉栖「…まゆりが…生きてる…」
岡部「…はぁー…」ズルズルー
紅莉栖「……」グスッ
岡部「…やっと、か…」
紅莉栖「……」グスグス
岡部「……」フゥー…
岡部「…永かったな…」
紅莉栖「…まゆりが…生きてる…」
岡部「…はぁー…」ズルズルー
紅莉栖「……」グスッ
岡部「…やっと、か…」
紅莉栖「……」グスグス
岡部「……」フゥー…
岡部「…永かったな…」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:30:19.41 ID:gDajzqeE0
~翌日~
ドンチャンドンチャン
岡部「ハッハッハ!! いやぁーハッハッハ!! 良かったな助手よ!! いやぁ良かった!!」ギャハハハ
紅莉栖「いやぁホントホント!! 何日振りの志村どうぶつ園かしらゲハハハハ!!」ブハハハ
まゆり「二人ともテンション高いねー♪ ケーキ買ってきて良かったのです♪」
ダル「テンション高すぎんだろ常考…ってこいつら酒飲んでんじゃねーか!!」
紅莉栖「何よー? いいじゃない酒くらい! ほら、そのロウソクふーってしていいから! ふーって!」グハハハ
ダル「いやだってこれスピリタス…」
岡部「ハッハー!! 細かいことを気にするなダル!! 何せ今日はめでた
ドンチャンドンチャン
岡部「ハッハッハ!! いやぁーハッハッハ!! 良かったな助手よ!! いやぁ良かった!!」ギャハハハ
紅莉栖「いやぁホントホント!! 何日振りの志村どうぶつ園かしらゲハハハハ!!」ブハハハ
まゆり「二人ともテンション高いねー♪ ケーキ買ってきて良かったのです♪」
ダル「テンション高すぎんだろ常考…ってこいつら酒飲んでんじゃねーか!!」
紅莉栖「何よー? いいじゃない酒くらい! ほら、そのロウソクふーってしていいから! ふーって!」グハハハ
ダル「いやだってこれスピリタス…」
岡部「ハッハー!! 細かいことを気にするなダル!! 何せ今日はめでた
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:32:11.97 ID:gDajzqeE0
ガチャン!
ラウンダーA「t
岡部「エルボー!!」ドゴッ!
ラウンダーA「ぐっ!?」ドサッ
岡部「袈裟蹴り!!」バキ!
ラウンダーB「ぶっ!?」ドサッ
岡部「アンクルホールドォォォ!!」ギリギリギリギリ
萌郁「いだだだだだだだだ!!!!」ジタバタ
ラウンダーA「t
岡部「エルボー!!」ドゴッ!
ラウンダーA「ぐっ!?」ドサッ
岡部「袈裟蹴り!!」バキ!
ラウンダーB「ぶっ!?」ドサッ
岡部「アンクルホールドォォォ!!」ギリギリギリギリ
萌郁「いだだだだだだだだ!!!!」ジタバタ
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:34:10.92 ID:gDajzqeE0
岡部「これ借りるぞ!! 使え紅莉栖ッ!!」ブンッ
紅莉栖「Five‐seveN!? いい銃じゃない!!」タタタタ パシッ
ダル「え? 何これ」
岡部「次来るぞッ!!」ギリギリギリギリ
紅莉栖「分かってるッ!!」チャキッ
紅莉栖「Five‐seveN!? いい銃じゃない!!」タタタタ パシッ
ダル「え? 何これ」
岡部「次来るぞッ!!」ギリギリギリギリ
紅莉栖「分かってるッ!!」チャキッ
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:36:11.08 ID:gDajzqeE0
ラウンダーC「両t
紅莉栖「右足!!」ダァン!!
ラウンダーC「ぐあっ!?」ドサッ
紅莉栖「右腕!!」ダァン!!
ラウンダーD「ぎあっ!?」ドサッ
紅莉栖「左腕ッッッ!!」ダァン!!
ラウンダーE「ごあっ!?」ドサッ
紅莉栖「右足!!」ダァン!!
ラウンダーC「ぐあっ!?」ドサッ
紅莉栖「右腕!!」ダァン!!
ラウンダーD「ぎあっ!?」ドサッ
紅莉栖「左腕ッッッ!!」ダァン!!
ラウンダーE「ごあっ!?」ドサッ
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:38:25.69 ID:gDajzqeE0
岡部(こいつら…ラウンダーか!! 装備やフォーメーションが変わっている!?)ギリギリギリギリ
萌郁「…ッ!! …ッ!!」ピクピク
紅莉栖「次が来る!! まゆり!! 橋田!! シャワールームに逃げなさい!!」
ダル「え? …あ、分かったお!!」タタタタ コンッ
ガシャーン!
ダル(あ、酒の瓶が…ってそんなの気にしてる場合じゃねぇ!!)タタタタ
まゆり「ケーキ持って行かなきゃ…」ヒョイッ
岡部「まゆり!! 早くしろッ!!」ギリギリギリギリ
まゆり「あ、うん! 分かっt」タタタタ
ズルッ ステーン
紅莉栖「あ、ロウソクの火が酒に…」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ
岡部・紅莉栖「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
萌郁「…ッ!! …ッ!!」ピクピク
紅莉栖「次が来る!! まゆり!! 橋田!! シャワールームに逃げなさい!!」
ダル「え? …あ、分かったお!!」タタタタ コンッ
ガシャーン!
ダル(あ、酒の瓶が…ってそんなの気にしてる場合じゃねぇ!!)タタタタ
まゆり「ケーキ持って行かなきゃ…」ヒョイッ
岡部「まゆり!! 早くしろッ!!」ギリギリギリギリ
まゆり「あ、うん! 分かっt」タタタタ
ズルッ ステーン
紅莉栖「あ、ロウソクの火が酒に…」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオ
岡部・紅莉栖「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:40:12.08 ID:gDajzqeE0
………
紅莉栖〈5928回目〉「岡部!! まゆりが階段から落ちた!!」
岡部〈19335回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
岡部〈20319回目〉「ああっ!? まゆりが酒を一気飲みした!!」
紅莉栖〈6912回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
紅莉栖〈7669回目〉「おぎゃああああ人工衛星が落ちてきたああああ!!!!」ドゴーン!!
岡部〈21076回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
紅莉栖〈5928回目〉「岡部!! まゆりが階段から落ちた!!」
岡部〈19335回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
岡部〈20319回目〉「ああっ!? まゆりが酒を一気飲みした!!」
紅莉栖〈6912回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
紅莉栖〈7669回目〉「おぎゃああああ人工衛星が落ちてきたああああ!!!!」ドゴーン!!
岡部〈21076回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:42:20.15 ID:gDajzqeE0
………
カエデ「ひいいいいいいい危ないいいいいいいい!!!!」キキイイイイイー ドガァン!!
紅莉栖〈8622回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わぁー!! 万里の長城ってこんなに長いんだねーえへh」ツルッ ヒュウウウウウン
岡部〈23809回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わぁー!! スフィンクスってこんなに迫力があr」ガラガラー プチッ
紅莉栖〈11253回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
カエデ「ひいいいいいいい危ないいいいいいいい!!!!」キキイイイイイー ドガァン!!
紅莉栖〈8622回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わぁー!! 万里の長城ってこんなに長いんだねーえへh」ツルッ ヒュウウウウウン
岡部〈23809回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わぁー!! スフィンクスってこんなに迫力があr」ガラガラー プチッ
紅莉栖〈11253回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:44:35.86 ID:gDajzqeE0
………
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
岡部〈25092回目〉「……ッ」ズキンズキン
紅莉栖〈11685回目〉「……ッ」ズキンズキン
岡部「…クソッ!! 駄目だ!! 何も変わっていない!!」バンッ!
紅莉栖「……」
岡部「もう駅でまゆりを倒すしか…!!」
紅莉栖「落ち着きなさい岡部!! 勇気と無謀を混同しないで!! まゆりの死が1日伸びただけでもかなりの収穫なのよ!?」
岡部「…だが結局まゆりは助からなかった!!」
紅莉栖「…待って! そうだ、よく考えて岡部! 確かに今まゆりが助かる可能性はゼロに近いかも知れない。だけど阿万音さんの言葉を思い出して」
岡部「…鈴羽の言葉?」
紅莉栖「そう。阿万音さんは『IBN5100が手に入る世界線へ行けばまゆりと未来の世界が助かる』と言ってたわよね?」
岡部「ああ…」
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
岡部〈25092回目〉「……ッ」ズキンズキン
紅莉栖〈11685回目〉「……ッ」ズキンズキン
岡部「…クソッ!! 駄目だ!! 何も変わっていない!!」バンッ!
紅莉栖「……」
岡部「もう駅でまゆりを倒すしか…!!」
紅莉栖「落ち着きなさい岡部!! 勇気と無謀を混同しないで!! まゆりの死が1日伸びただけでもかなりの収穫なのよ!?」
岡部「…だが結局まゆりは助からなかった!!」
紅莉栖「…待って! そうだ、よく考えて岡部! 確かに今まゆりが助かる可能性はゼロに近いかも知れない。だけど阿万音さんの言葉を思い出して」
岡部「…鈴羽の言葉?」
紅莉栖「そう。阿万音さんは『IBN5100が手に入る世界線へ行けばまゆりと未来の世界が助かる』と言ってたわよね?」
岡部「ああ…」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:46:44.74 ID:gDajzqeE0
紅莉栖「さらに、阿万音さんがDメールを取り消したことでまゆりの死は丸1日先送りになった。これがどういうことか分かる?」
岡部「…まさか…」
紅莉栖「ええ。これはあくまで今思い付いた仮説だけど…もしあのDメールの打ち消しが『まゆりが13日の午後8時に死ぬ可能性』まで打ち消していたのだとしたら」
紅莉栖「そして阿万音さんの言葉が、『IBN5100を手に入れる事』ではなく『IBN5100のある世界線へ近付く事』がカギなのだという意味だったのだとしたら」
岡部「…!! そうか!! だとしたらこれまでに送ったDメールを一つ一つ打ち消していけば…!!」
岡部「…まさか…」
紅莉栖「ええ。これはあくまで今思い付いた仮説だけど…もしあのDメールの打ち消しが『まゆりが13日の午後8時に死ぬ可能性』まで打ち消していたのだとしたら」
紅莉栖「そして阿万音さんの言葉が、『IBN5100を手に入れる事』ではなく『IBN5100のある世界線へ近付く事』がカギなのだという意味だったのだとしたら」
岡部「…!! そうか!! だとしたらこれまでに送ったDメールを一つ一つ打ち消していけば…!!」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:47:38.25 ID:uJY4vV9m0
気づくのが遅い罠
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:48:18.78 ID:KZiHF6Kw0
おせーよwwwwww
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:48:22.70 ID:gDajzqeE0
紅莉栖「そう。まゆりの死とディストピアの構築の可能性がより低い世界線へ近付いていくことになる…!」
岡部「なるほど、つまりIBN5100それ自体には意味は無いということか! さすがだな紅莉栖!!」
紅莉栖「この仮説が間違っていなければ、だけどね。それよりもしその線で行くならまずどのDメールを打ち消すべきか、それを考えないと」
岡部「確実なのは新しいDメールから順番に消していくパターンだな」
紅莉栖「まぁそれが無難ね。となると一番新しいDメールを送ったのは…」
岡部「…フェイリス! フェイリス・ニャンニャンだ!」
岡部「なるほど、つまりIBN5100それ自体には意味は無いということか! さすがだな紅莉栖!!」
紅莉栖「この仮説が間違っていなければ、だけどね。それよりもしその線で行くならまずどのDメールを打ち消すべきか、それを考えないと」
岡部「確実なのは新しいDメールから順番に消していくパターンだな」
紅莉栖「まぁそれが無難ね。となると一番新しいDメールを送ったのは…」
岡部「…フェイリス! フェイリス・ニャンニャンだ!」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:50:29.99 ID:gDajzqeE0
………
~UPX前~
紅莉栖『――そういうわけで私はラボで24時間待機してるから』
岡部「分かった。じゃあ切るぞ」ピッ
岡部(…ダルによれば、フェイリスは今日UPXで雷ネットの大会の決勝戦に出場するらしい)
岡部(またいつでも電話レンジの操作ができるように紅莉栖にはラボに待機してもらっている)
岡部(あとはフェイリスを見つけてDメールの内容を知り、それを打ち消すだけなのだが…)
岡部(…人が多過ぎてフェイリスがどこに居るのか分からんぞ。フェイリスの執事に聞いても要領を得なかったし…)ウーム
岡部(…誰かに聞こう。あの黒い二人組でいいか)スタスタ
岡部「すみません。お聞きしたいことがあるのですが」
4℃「あん?」
岡部「雷ネットチャンピオンのフェイリスさんが今どちらにいらっしゃるかご存知ですか?」
4℃「……」スック
岡部(ん?)
~UPX前~
紅莉栖『――そういうわけで私はラボで24時間待機してるから』
岡部「分かった。じゃあ切るぞ」ピッ
岡部(…ダルによれば、フェイリスは今日UPXで雷ネットの大会の決勝戦に出場するらしい)
岡部(またいつでも電話レンジの操作ができるように紅莉栖にはラボに待機してもらっている)
岡部(あとはフェイリスを見つけてDメールの内容を知り、それを打ち消すだけなのだが…)
岡部(…人が多過ぎてフェイリスがどこに居るのか分からんぞ。フェイリスの執事に聞いても要領を得なかったし…)ウーム
岡部(…誰かに聞こう。あの黒い二人組でいいか)スタスタ
岡部「すみません。お聞きしたいことがあるのですが」
4℃「あん?」
岡部「雷ネットチャンピオンのフェイリスさんが今どちらにいらっしゃるかご存知ですか?」
4℃「……」スック
岡部(ん?)
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:52:21.04 ID:xHw2gvw80
よんどしいいいいいいいいいいいい!!!!
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:52:25.09 ID:gDajzqeE0
4℃「ふんッ!!」ブンッ!
スカッ
4℃「…あれ? 外れた?」
岡部「やれやれ、随分なご挨拶だな」ザッ…
4℃「へ?」
手下「…はああああッ!!? 4℃さんの頭突きを避けやがったッ!?」
岡部「お前は要らん。少し寝てろ」ヒュオンッ!! メッギイイイイッ!!!
4℃「ごっあああああああああああああ!!!??」ドサッ
手下「4℃さああああああああああああん!!!??」(踵落とし!?)ガーン!!
岡部「やり過ぎたか? …まぁいいか。おいそこの貴様」
手下「ひいっ!?」ビクッ
岡部「俺は別に喧嘩をしに来た訳では無い。ただフェイリスの居場所が知りたいだけなのだ」
手下「は、はひぃ…」ガクガク
スカッ
4℃「…あれ? 外れた?」
岡部「やれやれ、随分なご挨拶だな」ザッ…
4℃「へ?」
手下「…はああああッ!!? 4℃さんの頭突きを避けやがったッ!?」
岡部「お前は要らん。少し寝てろ」ヒュオンッ!! メッギイイイイッ!!!
4℃「ごっあああああああああああああ!!!??」ドサッ
手下「4℃さああああああああああああん!!!??」(踵落とし!?)ガーン!!
岡部「やり過ぎたか? …まぁいいか。おいそこの貴様」
手下「ひいっ!?」ビクッ
岡部「俺は別に喧嘩をしに来た訳では無い。ただフェイリスの居場所が知りたいだけなのだ」
手下「は、はひぃ…」ガクガク
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:54:17.48 ID:gDajzqeE0
岡部「そういう訳でフェイリスの居場所を知っていたら教えて欲しいのだが」
手下「し、しりりりりりりり」ガクガクガクガク
フェイリス「あ、凶真ー!!」タタタタタ
岡部「フェイリス! 探したぞ!」
フェイリス「こんなところで何して…ってこいつらヴァイラルアタッカーズ!! 決勝戦でフェイリスに卑怯な手を使って勝ったとんでもない奴らなのニャ!!」ムスー
岡部「卑怯な手? そうなのか?」
手下「はひっ!? え、あの…はい…やりました…」シュン…
岡部「まったく情けない奴らだな…。今からでも遅くない、運営に謝罪しに行くぞ。俺も一緒に謝ってやるから」
手下「う…はい…ごめんなさい…」シューン…
4℃「」ピクピク
手下「し、しりりりりりりり」ガクガクガクガク
フェイリス「あ、凶真ー!!」タタタタタ
岡部「フェイリス! 探したぞ!」
フェイリス「こんなところで何して…ってこいつらヴァイラルアタッカーズ!! 決勝戦でフェイリスに卑怯な手を使って勝ったとんでもない奴らなのニャ!!」ムスー
岡部「卑怯な手? そうなのか?」
手下「はひっ!? え、あの…はい…やりました…」シュン…
岡部「まったく情けない奴らだな…。今からでも遅くない、運営に謝罪しに行くぞ。俺も一緒に謝ってやるから」
手下「う…はい…ごめんなさい…」シューン…
4℃「」ピクピク
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:56:11.03 ID:gDajzqeE0
………
フェイリス「――すごいニャ凶真!! フェイリスは繰り上げ優勝だしヴァイラルは改心したしでもう最高ニャーン!!」ダキッ!!
岡部「んなっ!? ままま待つのだフェイリス!! 一旦離れろ!!」グイッ
フェイリス「えー? 凶真のいじわるー」ブスー
岡部「そ、そうだ。そもそも今日はお前に訊きたいことがあってここに来たのだった」
フェイリス「聞きたいこと? 一体何なのニャ?」
岡部「…お前は自分が送ったDメールの内容を覚えているか?」
フェイリス「ニャニャ? Dメールって何かニャ?」
岡部(…やはり覚えていない、か)
岡部「詳しい説明は後でする。腹が減っただろう? とりあえず飯でも食いに行こう」
フェイリス「――すごいニャ凶真!! フェイリスは繰り上げ優勝だしヴァイラルは改心したしでもう最高ニャーン!!」ダキッ!!
岡部「んなっ!? ままま待つのだフェイリス!! 一旦離れろ!!」グイッ
フェイリス「えー? 凶真のいじわるー」ブスー
岡部「そ、そうだ。そもそも今日はお前に訊きたいことがあってここに来たのだった」
フェイリス「聞きたいこと? 一体何なのニャ?」
岡部「…お前は自分が送ったDメールの内容を覚えているか?」
フェイリス「ニャニャ? Dメールって何かニャ?」
岡部(…やはり覚えていない、か)
岡部「詳しい説明は後でする。腹が減っただろう? とりあえず飯でも食いに行こう」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 17:58:11.78 ID:gDajzqeE0
………
~ラーメン屋前~
フェイリス「凶真! 凶真! ここで食べたいニャ!」
岡部「ここか? …懐かしいな。昔はここにメイクイーンニャンニャンがあったのだが…」シミジミ
フェイリス「ニャニャ? 何で凶真がメイクイーンの事知ってるのニャ?」キョトン
岡部「な!? お前メイクイーンを知っているのか!?」
フェイリス「知ってるも何も、メイクイーンはフェイリスがここに作ろうとしてたメイドカフェの名前なのニャ。結局パパに反対されて…無かった…ことに…」フラッ…
岡部「!? 大丈夫かフェイリス!!」タタタタ
フェイリス「だ…大丈夫…」ガクンッ
フェイリス(あ…膝が…)
キュイイイイイイイイイイイイイイ
~ラーメン屋前~
フェイリス「凶真! 凶真! ここで食べたいニャ!」
岡部「ここか? …懐かしいな。昔はここにメイクイーンニャンニャンがあったのだが…」シミジミ
フェイリス「ニャニャ? 何で凶真がメイクイーンの事知ってるのニャ?」キョトン
岡部「な!? お前メイクイーンを知っているのか!?」
フェイリス「知ってるも何も、メイクイーンはフェイリスがここに作ろうとしてたメイドカフェの名前なのニャ。結局パパに反対されて…無かった…ことに…」フラッ…
岡部「!? 大丈夫かフェイリス!!」タタタタ
フェイリス「だ…大丈夫…」ガクンッ
フェイリス(あ…膝が…)
キュイイイイイイイイイイイイイイ
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:00:15.14 ID:gDajzqeE0
『――おかえりニャさいませご主人様!』
『フェリスちゃんトゥットルー♪』
『凶真、時間を川の流れに例えるのはおかしいのニャ』
『G・B・A・C・K!! G-BACK!!』
『みんなに幸せを届けるネコ耳メイドの使命ニャ!』
『過去にメールを送れるマシンを作ったお。主に僕が』
『凶真、できればDメールの中身は秘密にしときたいのニャ――』
イイイイイイイイイイイイイイ…
岡部「…フェイリス?」
フェイリス「…思い出した…。全部、全部思い出した…!」
『フェリスちゃんトゥットルー♪』
『凶真、時間を川の流れに例えるのはおかしいのニャ』
『G・B・A・C・K!! G-BACK!!』
『みんなに幸せを届けるネコ耳メイドの使命ニャ!』
『過去にメールを送れるマシンを作ったお。主に僕が』
『凶真、できればDメールの中身は秘密にしときたいのニャ――』
イイイイイイイイイイイイイイ…
岡部「…フェイリス?」
フェイリス「…思い出した…。全部、全部思い出した…!」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:02:15.02 ID:gDajzqeE0
………
~フェイリス宅~
紅莉栖『――準備完了。いつでも送れるわよ』バチバチバチバチ
岡部「…本当にいいんだな、留未穂」
フェイリス「…うん。マユシィだって大事な友達だもん、助けたいよ」
岡部「……」
フェイリス「ホントはね、パパが居ない世界なんて嫌だよ。だけど私ももう夢から醒めなきゃ。パパが生きてるこの世界は仮初めに過ぎないんだ」グスッ
岡部「フェイリス…」
フェイリス「…そのメールを送って。そしてマユシィを、世界を救って」ポロポロ
岡部「…ああ」ピッ
フェイリス「…ねぇ。世界線が変わっても、私は凶真のこと覚えていられるのかな」ポロポロ
岡部「…ああ。きっと覚えてるさ」ウルッ
フェイリス「…嘘付き。ありがとう、さよなら。私の王子様――」ニコッ
グ二ョォォォオォォォォォオォォオォォォオォン
~フェイリス宅~
紅莉栖『――準備完了。いつでも送れるわよ』バチバチバチバチ
岡部「…本当にいいんだな、留未穂」
フェイリス「…うん。マユシィだって大事な友達だもん、助けたいよ」
岡部「……」
フェイリス「ホントはね、パパが居ない世界なんて嫌だよ。だけど私ももう夢から醒めなきゃ。パパが生きてるこの世界は仮初めに過ぎないんだ」グスッ
岡部「フェイリス…」
フェイリス「…そのメールを送って。そしてマユシィを、世界を救って」ポロポロ
岡部「…ああ」ピッ
フェイリス「…ねぇ。世界線が変わっても、私は凶真のこと覚えていられるのかな」ポロポロ
岡部「…ああ。きっと覚えてるさ」ウルッ
フェイリス「…嘘付き。ありがとう、さよなら。私の王子様――」ニコッ
グ二ョォォォオォォォォォオォォオォォォオォン
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:04:32.53 ID:gDajzqeE0
………
~ラボ~
岡部「……ッ」フラッ
岡部(…リーディングシュタイナーが発動した…)
岡部「……」フゥー…
紅莉栖「岡部、お疲れ様」スタスタ
岡部「紅莉栖か。フェイリスは?」
紅莉栖「隣でまゆりと話してるわよ。さっき確認してみたけど…やっぱり前の世界線の記憶は無くなってるみたいね」
岡部「そうか…」
紅莉栖「…さて、気を取り直しましょう」
岡部「…ああ、だな。分かった」
~ラボ~
岡部「……ッ」フラッ
岡部(…リーディングシュタイナーが発動した…)
岡部「……」フゥー…
紅莉栖「岡部、お疲れ様」スタスタ
岡部「紅莉栖か。フェイリスは?」
紅莉栖「隣でまゆりと話してるわよ。さっき確認してみたけど…やっぱり前の世界線の記憶は無くなってるみたいね」
岡部「そうか…」
紅莉栖「…さて、気を取り直しましょう」
岡部「…ああ、だな。分かった」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:06:37.60 ID:gDajzqeE0
紅莉栖「さっきのDメールで確かに世界線が変わった。これでまゆりの生存率はさらに上がったはずよ」
岡部「とりあえずしばらくまゆりの様子を見てみるか?」
紅莉栖「確かにデッドラインの見極めはするべきだけど…その前に、さらに生存率を押し上げる方法も考えておきたい」
岡部「生存率を上げる方法、か。一度試して失敗したものはやはり駄目なんだろうな…」
紅莉栖「確かに信頼はできないわね。とはいえ他に方法はあるのかしら? たいていの場所には逃げてみたし…」ウーン…
岡部「この際誰かに相談でもするか? ダルなんか適任だろう」
紅莉栖「確かにあの妄想力は目を見張るものがあるけど…『二次元の世界に逃げれば万事解決だお!』とか言い出しそうね」フフ
岡部「とりあえずしばらくまゆりの様子を見てみるか?」
紅莉栖「確かにデッドラインの見極めはするべきだけど…その前に、さらに生存率を押し上げる方法も考えておきたい」
岡部「生存率を上げる方法、か。一度試して失敗したものはやはり駄目なんだろうな…」
紅莉栖「確かに信頼はできないわね。とはいえ他に方法はあるのかしら? たいていの場所には逃げてみたし…」ウーン…
岡部「この際誰かに相談でもするか? ダルなんか適任だろう」
紅莉栖「確かにあの妄想力は目を見張るものがあるけど…『二次元の世界に逃げれば万事解決だお!』とか言い出しそうね」フフ
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:08:20.21 ID:gDajzqeE0
岡部「…二次元? …そうか!! その手があったんだ!!」
紅莉栖「…岡部?」
岡部「…なぜ今まで考え付かなかったんだ…!!」
紅莉栖「…どうしたの岡部? まさか『絵の中に入るガジェットを作るのだーフゥーハハハー!!』とか言い出す気じゃないでしょうね?」ヤレヤレ
岡部「そうではない! いいか紅莉栖、よく考えてみろ。今まで俺たちが行った逃亡先はすべて東西南北右左に縛られた二次元方向にあるものだけだったんだ」
紅莉栖「…まさか…!!」
紅莉栖「…岡部?」
岡部「…なぜ今まで考え付かなかったんだ…!!」
紅莉栖「…どうしたの岡部? まさか『絵の中に入るガジェットを作るのだーフゥーハハハー!!』とか言い出す気じゃないでしょうね?」ヤレヤレ
岡部「そうではない! いいか紅莉栖、よく考えてみろ。今まで俺たちが行った逃亡先はすべて東西南北右左に縛られた二次元方向にあるものだけだったんだ」
紅莉栖「…まさか…!!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:10:16.19 ID:gDajzqeE0
岡部「…そうだ。二次元方向が駄目なら三次元方向へ、つまり横が駄目なら上へ逃げれば良いだけだ!!」
紅莉栖「…正気?」
岡部「正気だ!! さぁ、宇宙に逃げるぞ紅莉栖ッ!!」
紅莉栖「……ちょ、待ちなさいよ!! さすがにそれは突飛過ぎるというか…まずお金が足りない!!」
岡部「金は株でいくらでも作れる」
紅莉栖「…! でも、宇宙へ行く技術も知識も…」
岡部「タイムリープして勉強と研究を繰り返せばいい。現に俺はそうしてきた。…ま、お前の研究者魂が既に枯れ果ててしまったというのなら話は別だがな」
紅莉栖「」ピクッ
岡部「お前が反対なら仕方無い。考え直すとしよう」
紅莉栖「…は。はは。ははははははッ!!! 言ってくれるじゃない岡部ッ!!」ダンッ!!
岡部「おや? お前は地球外逃亡に反対なのだろう?」ニヤニヤ
紅莉栖「大賛成に決まってる!! 私は研究大好き女!! それは死んでも変わらないッ!!!」
岡部「うむ!! それでこそ紅莉栖だ!!」
紅莉栖「…正気?」
岡部「正気だ!! さぁ、宇宙に逃げるぞ紅莉栖ッ!!」
紅莉栖「……ちょ、待ちなさいよ!! さすがにそれは突飛過ぎるというか…まずお金が足りない!!」
岡部「金は株でいくらでも作れる」
紅莉栖「…! でも、宇宙へ行く技術も知識も…」
岡部「タイムリープして勉強と研究を繰り返せばいい。現に俺はそうしてきた。…ま、お前の研究者魂が既に枯れ果ててしまったというのなら話は別だがな」
紅莉栖「」ピクッ
岡部「お前が反対なら仕方無い。考え直すとしよう」
紅莉栖「…は。はは。ははははははッ!!! 言ってくれるじゃない岡部ッ!!」ダンッ!!
岡部「おや? お前は地球外逃亡に反対なのだろう?」ニヤニヤ
紅莉栖「大賛成に決まってる!! 私は研究大好き女!! それは死んでも変わらないッ!!!」
岡部「うむ!! それでこそ紅莉栖だ!!」
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:12:14.78 ID:gDajzqeE0
………
紅莉栖〈14028回目〉「これ見て岡部! 太陽電池が完成した! エネルギー変換効率が70%を超してる…って何それ?」
岡部〈27435回目〉「ラジコンヘリだ」
………
紅莉栖〈15714回目〉「ちょっと見て岡部! 新型エンジンが完成した! ガソリン1ℓで軽自動車が300km走る…って何それ?」
岡部〈29121回目〉「小型飛行機だ」
………
紅莉栖〈18357回目〉「ねぇ見て岡部! 熱防護システムが完成した! 耐熱温度は2500℃オーバー…って何それ?」
岡部〈31764回目〉「人工衛星だ」
紅莉栖〈14028回目〉「これ見て岡部! 太陽電池が完成した! エネルギー変換効率が70%を超してる…って何それ?」
岡部〈27435回目〉「ラジコンヘリだ」
………
紅莉栖〈15714回目〉「ちょっと見て岡部! 新型エンジンが完成した! ガソリン1ℓで軽自動車が300km走る…って何それ?」
岡部〈29121回目〉「小型飛行機だ」
………
紅莉栖〈18357回目〉「ねぇ見て岡部! 熱防護システムが完成した! 耐熱温度は2500℃オーバー…って何それ?」
岡部〈31764回目〉「人工衛星だ」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:13:34.67 ID:xHw2gvw80
オカリンハイテクすぎるwwwクリスティーナ涙目ww
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:14:10.10 ID:gDajzqeE0
………
紅莉栖〈19625回目〉「ほら見て岡部! 宇宙服が完成した! 重量を65kgに抑えることに成功…って何それ?」
岡部〈33032回目〉「宇宙船だ」
………
紅莉栖〈22003回目〉「あれ見て岡部! 地中船が完成した! 地上からメソスフェアまで自由に移動可能…って何それ?」
岡部〈35410回目〉「潜水艦だ」
………
紅莉栖〈24566回目〉「見て見て岡部! 転送装置(ワープマシン)が完成した! 玄関開けたら2分でSERN…って何それ?」
岡部〈37973回目〉「反物質だ」
紅莉栖〈19625回目〉「ほら見て岡部! 宇宙服が完成した! 重量を65kgに抑えることに成功…って何それ?」
岡部〈33032回目〉「宇宙船だ」
………
紅莉栖〈22003回目〉「あれ見て岡部! 地中船が完成した! 地上からメソスフェアまで自由に移動可能…って何それ?」
岡部〈35410回目〉「潜水艦だ」
………
紅莉栖〈24566回目〉「見て見て岡部! 転送装置(ワープマシン)が完成した! 玄関開けたら2分でSERN…って何それ?」
岡部〈37973回目〉「反物質だ」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:15:05.58 ID:r/3oYkWj0
人を越えてる…
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:16:30.24 ID:gDajzqeE0
………
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
岡部〈40407回目〉「……ッ」ズキンズキン
紅莉栖〈27000回目〉「……ッ」ズキンズキン
岡部「…ふは。ふはは。フゥーハハハ!! 今度こそ完璧だ!! ついに未来ガジェット1349号『ぐんぐんワープくん』の設計が完成したぞ!!!」フハハハ
紅莉栖「何かとトラブルに見舞われそうな名前だな。とにかくあとは材料を集めて組み立てをするだけね! 設計は図に書き起こしたほうがいいかしら?」
岡部「必要無い!! すべて頭に入っている!!」
紅莉栖「それなら大丈夫ね!! 宇宙空間だけでなく深海や地中への進行をも可能にした脅威の未来ガジェット!! 燃費も異様に良いし完成が楽しみだわ!!」フハハハ
岡部「その機能もさることながら、最も恐ろしいのは材料さえあれば2日足らずで完成してしまう所だな」ウンウン
紅莉栖「飛行機能がある上にワープ機能で移動時間の短縮もできるしね。まぁ今はまだ一度に4万km弱の距離しかワープできないけど」
岡部「二重扉なので安全面でも問題無し! 真空や高温、高水圧にも難無く耐えられる宇宙服も搭載! さぁ紅莉栖!! さっさとマシンを完成させてまゆりを乗せるぞ!!」
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
岡部〈40407回目〉「……ッ」ズキンズキン
紅莉栖〈27000回目〉「……ッ」ズキンズキン
岡部「…ふは。ふはは。フゥーハハハ!! 今度こそ完璧だ!! ついに未来ガジェット1349号『ぐんぐんワープくん』の設計が完成したぞ!!!」フハハハ
紅莉栖「何かとトラブルに見舞われそうな名前だな。とにかくあとは材料を集めて組み立てをするだけね! 設計は図に書き起こしたほうがいいかしら?」
岡部「必要無い!! すべて頭に入っている!!」
紅莉栖「それなら大丈夫ね!! 宇宙空間だけでなく深海や地中への進行をも可能にした脅威の未来ガジェット!! 燃費も異様に良いし完成が楽しみだわ!!」フハハハ
岡部「その機能もさることながら、最も恐ろしいのは材料さえあれば2日足らずで完成してしまう所だな」ウンウン
紅莉栖「飛行機能がある上にワープ機能で移動時間の短縮もできるしね。まぁ今はまだ一度に4万km弱の距離しかワープできないけど」
岡部「二重扉なので安全面でも問題無し! 真空や高温、高水圧にも難無く耐えられる宇宙服も搭載! さぁ紅莉栖!! さっさとマシンを完成させてまゆりを乗せるぞ!!」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:18:14.56 ID:gDajzqeE0
………
まゆり「あー! 三葉虫の化石だー! ちょっと拾ってくるねオカリン!」パカッ パカッ
ガシッ グイグイー ガラガラー プチッ
岡部〈43221回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「マリアナ海溝って深いんだねー♪ ちょっと水着でひと泳ぎしてくるよーえへへー♪」パカッ パカッ
クシャリ
紅莉栖〈32685回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わー見て見て! でっかいサメがいるよー! ちょっと触ってくr」パカッ パカッ
ガブリ
岡部〈49228回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
まゆり「あー! 三葉虫の化石だー! ちょっと拾ってくるねオカリン!」パカッ パカッ
ガシッ グイグイー ガラガラー プチッ
岡部〈43221回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「マリアナ海溝って深いんだねー♪ ちょっと水着でひと泳ぎしてくるよーえへへー♪」パカッ パカッ
クシャリ
紅莉栖〈32685回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わー見て見て! でっかいサメがいるよー! ちょっと触ってくr」パカッ パカッ
ガブリ
岡部〈49228回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:20:11.30 ID:gDajzqeE0
………
まゆり「宇宙遊泳って楽しいねー♪ あ! 見て紅莉栖ちゃん! おっきなデブリがこっちに飛んd」フヨフヨ
ドゴーン
紅莉栖〈39147回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わー! この宇宙服って小型ジェットが付いてるんだー♪ じゃあ太陽捕まえてくるねオカリン!」ゴオオオオオー…
ジュウウウウウウウウウウ
岡部〈55714回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わぁー!! 見て見て!! 宇宙ひもがあるよ紅莉栖ちゃん! ヘルメットが邪魔ではっきりと見えないy」ヌギヌギ
ウックルシッ
紅莉栖〈45319回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
まゆり「宇宙遊泳って楽しいねー♪ あ! 見て紅莉栖ちゃん! おっきなデブリがこっちに飛んd」フヨフヨ
ドゴーン
紅莉栖〈39147回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わー! この宇宙服って小型ジェットが付いてるんだー♪ じゃあ太陽捕まえてくるねオカリン!」ゴオオオオオー…
ジュウウウウウウウウウウ
岡部〈55714回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わぁー!! 見て見て!! 宇宙ひもがあるよ紅莉栖ちゃん! ヘルメットが邪魔ではっきりと見えないy」ヌギヌギ
ウックルシッ
紅莉栖〈45319回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:20:43.45 ID:mX5slsTg0
馬鹿すぐるwwwwwwwww
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:22:09.68 ID:gDajzqeE0
………
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
岡部〈61399回目〉「はぁッ…はぁッ…」
紅莉栖〈47992回目〉「はぁッ…はぁッ…」
岡部「くっそ!! 何故だ!! 何故助からない!!」
紅莉栖「『ぐんぐんワープくん』に欠陥は無いはず。…もう次のDメールを消すしかないみたいね」
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
岡部〈61399回目〉「はぁッ…はぁッ…」
紅莉栖〈47992回目〉「はぁッ…はぁッ…」
岡部「くっそ!! 何故だ!! 何故助からない!!」
紅莉栖「『ぐんぐんワープくん』に欠陥は無いはず。…もう次のDメールを消すしかないみたいね」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:24:27.73 ID:gDajzqeE0
~メイクイーンニャンニャン~
フェイリス「こちらアイスコーヒーですニャご主人様!」コトン
岡部「……まさかこんな展開になるとはな。助けてくれ紅莉栖…」グデー
紅莉栖「漆原さんのDメールの内容は分かってるからあとはポケベルの番号を調べるだけの簡単なお仕事だと思ったんだけど…」チューチュー
岡部「まさかルカ子とデートをすることになるとは思わなかった…」
紅莉栖「たったの数日間でしょ? 楽しませてあげなさいよ」チューチュー
岡部「とは言っても紅莉栖、俺にはそういう経験が全くないのだ。一体何をすればいいのか…」ウーン…
紅莉栖「自信付けたいなら今からおフロ屋さんに行って童貞卒業してきたら?」チューチュー ジュルルー…
岡部「そんな怖いことできるか!! コーヒーはブラックでも発想はヴァージンだな紅莉栖!!」
紅莉栖「ぶッ!? …何よ処女で悪い!? だからわざわざこんなデートマニュアル本まで買ってきたんでしょ!!」バサッ!
岡部「…なんだか悲しくなってきたな。醜い争いはやめよう紅莉栖…」ドヨーン…
紅莉栖「…ええ…」ドヨーン…
78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:26:17.38 ID:gDajzqeE0
岡部「…しかしそんなマニュアルが本当に役に立つのか? 装丁からして古臭さ全開なのだが」
紅莉栖「さぁ…とりあえず平積みしてあったのを買ってきたんだけど」ペラペラペラペラ
岡部・紅莉栖「……」ペラペラペラペラ ヨミヨミ
岡部・紅莉栖「…これは無いな…」パタン…
紅莉栖「もう行き当たりばったりでいいじゃない。今のあんたに怖いものなんて無いでしょ?」
岡部「注射は死ぬほど怖いぞ」
紅莉栖「そういうこと言ってるんじゃないっつーの! ったく、こうなったら私が遠くからずっと見ておきましょうか? 何かあったら随時サポートするから」
岡部「そうしてくれると助かるが…さすがにバレないか?」
紅莉栖「その点は心配しないで! この未来ガジェット1350号『ピーピング・シタイナー』を使えば3km離れた地点までなら手に取るように分かるのよ!」ババーン
岡部「いつの間にそんなガラクタ双眼鏡を作ったのだ? しかし俺もお前も『ぐんぐんワープくん』の経験のおかげでやたら製作速度が上がったな」
紅莉栖「ガラクタ言うな! ま、こんな物があってもまずは岡部が頑張らなきゃ意味無いんですけどねー」
岡部「…結局俺はどうすればいいんだ…」ハァー…
紅莉栖「さぁ…とりあえず平積みしてあったのを買ってきたんだけど」ペラペラペラペラ
岡部・紅莉栖「……」ペラペラペラペラ ヨミヨミ
岡部・紅莉栖「…これは無いな…」パタン…
紅莉栖「もう行き当たりばったりでいいじゃない。今のあんたに怖いものなんて無いでしょ?」
岡部「注射は死ぬほど怖いぞ」
紅莉栖「そういうこと言ってるんじゃないっつーの! ったく、こうなったら私が遠くからずっと見ておきましょうか? 何かあったら随時サポートするから」
岡部「そうしてくれると助かるが…さすがにバレないか?」
紅莉栖「その点は心配しないで! この未来ガジェット1350号『ピーピング・シタイナー』を使えば3km離れた地点までなら手に取るように分かるのよ!」ババーン
岡部「いつの間にそんなガラクタ双眼鏡を作ったのだ? しかし俺もお前も『ぐんぐんワープくん』の経験のおかげでやたら製作速度が上がったな」
紅莉栖「ガラクタ言うな! ま、こんな物があってもまずは岡部が頑張らなきゃ意味無いんですけどねー」
岡部「…結局俺はどうすればいいんだ…」ハァー…
79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:28:22.88 ID:gDajzqeE0
フェイリス「ニャニャ? 凶真デートするのかニャ?」ヒョコッ
岡部「え? ああ、一応な」
フェイリス「ニャーン!? 相手は誰なのニャ!? もしかしてマユシィ!? それともこの子だったりするのかニャ!?」ワクワク
紅莉栖「い、いや私じゃないわよ!? まゆりの友達!」
フェイリス「ほほう…女子高生に手を出すとはさすが凶真ニャ…!! それで何をそんなに悩んでるのかニャン?」
岡部「何をすれば楽しませてやれるのかが全く分からないのだ…」
フェイリス「そんなの簡単ニャ! 凶真はただ凶真らしくしていればいいのニャ!」
岡部「俺らしく、か?」
紅莉栖「…そうね。変に考えてもドツボに嵌まるだけかも知れない。あの子が惚れたのは普段の岡部なんだもの。デートでも普段の岡部のままでいればいいのよ」
フェイリス「その通り! とっとと未成年淫行でとっ捕まってくるのニャ凶真ー!」
岡部「なるほど! 普段の俺のままでいいのだな! 助言感謝するぞフェイリス!」
岡部「え? ああ、一応な」
フェイリス「ニャーン!? 相手は誰なのニャ!? もしかしてマユシィ!? それともこの子だったりするのかニャ!?」ワクワク
紅莉栖「い、いや私じゃないわよ!? まゆりの友達!」
フェイリス「ほほう…女子高生に手を出すとはさすが凶真ニャ…!! それで何をそんなに悩んでるのかニャン?」
岡部「何をすれば楽しませてやれるのかが全く分からないのだ…」
フェイリス「そんなの簡単ニャ! 凶真はただ凶真らしくしていればいいのニャ!」
岡部「俺らしく、か?」
紅莉栖「…そうね。変に考えてもドツボに嵌まるだけかも知れない。あの子が惚れたのは普段の岡部なんだもの。デートでも普段の岡部のままでいればいいのよ」
フェイリス「その通り! とっとと未成年淫行でとっ捕まってくるのニャ凶真ー!」
岡部「なるほど! 普段の俺のままでいいのだな! 助言感謝するぞフェイリス!」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:30:18.93 ID:gDajzqeE0
………
岡部「ふははは立ち去れチンピラ共めが!!」シュババババ
チンピラ共「ぐあああああああああああああ!!!!」ドサドサドサッ
ルカ子「すごいです岡部さん!」キラキラ
………
女「彼氏が車に轢かれた!! 誰か助けてください!!」ビエーン!!
岡部「不用意に動かすな! 俺が応急処置をするからお前は救急車を呼べ! ルカ子は今すぐハサミとライターを買ってくるんだ!」
ルカ子「すごいです岡部さん!!」キラキラ
岡部「ふははは立ち去れチンピラ共めが!!」シュババババ
チンピラ共「ぐあああああああああああああ!!!!」ドサドサドサッ
ルカ子「すごいです岡部さん!」キラキラ
………
女「彼氏が車に轢かれた!! 誰か助けてください!!」ビエーン!!
岡部「不用意に動かすな! 俺が応急処置をするからお前は救急車を呼べ! ルカ子は今すぐハサミとライターを買ってくるんだ!」
ルカ子「すごいです岡部さん!!」キラキラ
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:32:12.57 ID:gDajzqeE0
………
岡部「ふははは立ち去れヤー公共めが!!」シュババババ
ヤー公共「ぐああああああああああああ!!!!」ドサドサドサッ
ルカ子「すごいです岡部さん!!!」キラキラキラキラキラ
………
フランス人「Parce que j'ai faim, veuillez l'aider.」ペラペラ
岡部「Mangez une pizza; un adipeux.」ペラペラ
ルカ子「すごいです岡部さん!!!!」キラキラキラキラキラ
岡部「ふははは立ち去れヤー公共めが!!」シュババババ
ヤー公共「ぐああああああああああああ!!!!」ドサドサドサッ
ルカ子「すごいです岡部さん!!!」キラキラキラキラキラ
………
フランス人「Parce que j'ai faim, veuillez l'aider.」ペラペラ
岡部「Mangez une pizza; un adipeux.」ペラペラ
ルカ子「すごいです岡部さん!!!!」キラキラキラキラキラ
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:34:09.98 ID:gDajzqeE0
………
岡部「ふははは立ち去れポリ公共めが!!」シュババババ
ポリ公共「ぐあああああああああああああ!!!!」ドサドサドサッ
ルカ子「すごいです岡部さん!!!!!」キラキラキラキラキラキラ
………
岡部「――以上の証拠から奥さん、犯人はあなたしか考えられないんですよ!!」ビシィッ!
奥さん「……ふふ。やっぱり悪いことはできないわね…」ガクリ…
ルカ子「すごいです岡部さん!!!!!!」キラキラキラキラキラキラ
岡部「ふははは立ち去れポリ公共めが!!」シュババババ
ポリ公共「ぐあああああああああああああ!!!!」ドサドサドサッ
ルカ子「すごいです岡部さん!!!!!」キラキラキラキラキラキラ
………
岡部「――以上の証拠から奥さん、犯人はあなたしか考えられないんですよ!!」ビシィッ!
奥さん「……ふふ。やっぱり悪いことはできないわね…」ガクリ…
ルカ子「すごいです岡部さん!!!!!!」キラキラキラキラキラキラ
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:36:10.61 ID:gDajzqeE0
………
~柳林神社~
ルカ子「ボク…本当は男の子に戻りたくなんか無いです…男の子に戻ったら…この気持ちを封印しないといけなくなるから…」ポロポロ
岡部「……」
ルカ子「…ねぇ岡部さん。ボクが男の子になっても覚えていてくれますか?」ポロポロ
岡部「…ああ」
ルカ子「女の子だったボクのこと、覚えていてくれますか?」ポロポロ
岡部「…ああ」ウルッ
ルカ子「ありがとうございます。…さよなら、ボクの好きな人――」ピッ
グ二ョォォォオォォォォォオォォオォォォオォン
~柳林神社~
ルカ子「ボク…本当は男の子に戻りたくなんか無いです…男の子に戻ったら…この気持ちを封印しないといけなくなるから…」ポロポロ
岡部「……」
ルカ子「…ねぇ岡部さん。ボクが男の子になっても覚えていてくれますか?」ポロポロ
岡部「…ああ」
ルカ子「女の子だったボクのこと、覚えていてくれますか?」ポロポロ
岡部「…ああ」ウルッ
ルカ子「ありがとうございます。…さよなら、ボクの好きな人――」ピッ
グ二ョォォォオォォォォォオォォオォォォオォン
85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:38:14.47 ID:gDajzqeE0
………
~ラボ~
紅莉栖「――お疲れ様。結局私がサポートするまでも無かったわね」
岡部「…ああ、だな」
紅莉栖「今度こそまゆりが助かるといいんだけど…」
岡部「…念には念を入れよう。まだ生存率を上げる方法はあるはずだ」
紅莉栖「…2次元方向への逃亡は失敗で、3次元方向への逃亡もやはり失敗だった。となると残されたのは…」
岡部「4次元方向への逃亡」
紅莉栖「……『タイムリープマシン(改)』と『ぐんぐんワープくん』の技術を応用・改良すれば不可能ではなさそうね」
岡部「だな! 時間を移動するマシンを作るぞ紅莉栖!!」
~ラボ~
紅莉栖「――お疲れ様。結局私がサポートするまでも無かったわね」
岡部「…ああ、だな」
紅莉栖「今度こそまゆりが助かるといいんだけど…」
岡部「…念には念を入れよう。まだ生存率を上げる方法はあるはずだ」
紅莉栖「…2次元方向への逃亡は失敗で、3次元方向への逃亡もやはり失敗だった。となると残されたのは…」
岡部「4次元方向への逃亡」
紅莉栖「……『タイムリープマシン(改)』と『ぐんぐんワープくん』の技術を応用・改良すれば不可能ではなさそうね」
岡部「だな! 時間を移動するマシンを作るぞ紅莉栖!!」
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:40:26.71 ID:gDajzqeE0
………
………
岡部〈80647回目〉「…ふは。ふははははは。フゥーハハハハ!! 遂に完成したぞ!! 未来ガジェット1777号『轢き逃げ霊柩車(イビルデロリアン)』!!」
紅莉栖〈67240回目〉「もう少し名前は何とかならんかったのか? まぁとにかく完成ね!」
岡部「過去方向へはもちろん未来方向への跳躍も可能となった究極の未来ガジェット!! 」
紅莉栖「さらにワープくんの全機能を改良して付け加えたことで跳躍後の世界でも自由な移動が可能になっている!! …恐ろしい出来ね」
岡部「これにまゆりを乗せて逃げれば…ミッションコンプリートだ!!」
………
岡部〈80647回目〉「…ふは。ふははははは。フゥーハハハハ!! 遂に完成したぞ!! 未来ガジェット1777号『轢き逃げ霊柩車(イビルデロリアン)』!!」
紅莉栖〈67240回目〉「もう少し名前は何とかならんかったのか? まぁとにかく完成ね!」
岡部「過去方向へはもちろん未来方向への跳躍も可能となった究極の未来ガジェット!! 」
紅莉栖「さらにワープくんの全機能を改良して付け加えたことで跳躍後の世界でも自由な移動が可能になっている!! …恐ろしい出来ね」
岡部「これにまゆりを乗せて逃げれば…ミッションコンプリートだ!!」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:42:15.09 ID:gDajzqeE0
………
まゆり「わぁー! プテラノドンだよー♪ あ、こっちに来r」
ガシッ バッサバッサ アレー?
岡部〈84375回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「見て見て紅莉栖ちゃん! カルタゴ軍もローマ軍もかっこいいね! さっきからすごい数の矢だよーえへh」
ヒューン サクッ
紅莉栖〈74797回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「ねぇねぇオカリン! あそこで戦ってるおじさんって張飛さんじゃないかな? あ、こっちに来t」
ウオオオオオオ!! スパーン
岡部〈92921回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
まゆり「わぁー! プテラノドンだよー♪ あ、こっちに来r」
ガシッ バッサバッサ アレー?
岡部〈84375回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「見て見て紅莉栖ちゃん! カルタゴ軍もローマ軍もかっこいいね! さっきからすごい数の矢だよーえへh」
ヒューン サクッ
紅莉栖〈74797回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「ねぇねぇオカリン! あそこで戦ってるおじさんって張飛さんじゃないかな? あ、こっちに来t」
ウオオオオオオ!! スパーン
岡部〈92921回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:44:19.78 ID:gDajzqeE0
………
まゆり「あー見て見て! 十字軍がいっぱいいるよ! すごいねーえへh」
ドドドドドドド ブスリ
紅莉栖〈82928回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「ほら見てオカリン! 五稜郭で戦争してるよ! 土方さんどこにいるのかなー!?」キョロキョロ
パァン ドサッ
岡部〈100629回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わー見て紅莉栖ちゃん! ライト兄弟が飛行機を飛ばしてるよ! あ、こっちに来t」
ヒューン… ドガァァァン プチッ
紅莉栖〈91430回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
まゆり「あー見て見て! 十字軍がいっぱいいるよ! すごいねーえへh」
ドドドドドドド ブスリ
紅莉栖〈82928回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「ほら見てオカリン! 五稜郭で戦争してるよ! 土方さんどこにいるのかなー!?」キョロキョロ
パァン ドサッ
岡部〈100629回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わー見て紅莉栖ちゃん! ライト兄弟が飛行機を飛ばしてるよ! あ、こっちに来t」
ヒューン… ドガァァァン プチッ
紅莉栖〈91430回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
92: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 2011/09/16(金) 18:45:40.41 ID:pqm13Hjw0
100000超えキターーー(゜∀゜)ーー!!!!
94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:46:14.43 ID:gDajzqeE0
………
まゆり「レジスタンス? よく分からないけど秘密基地みたいでカッコいいね! それにしてもあのおじさんダルくんにちょっと似てr」
ラウンダーニココガバレタゾー!! ミサイルガクルゾニゲロー!! チュドオオオオオオオン!!
岡部〈108026回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「あーすごーい!! 青い宇宙人がテレビで歌ってるよ!! 車も空を飛んでてびっくりなのでs」
キキイイイイイイー!! ドガアアアアン!!
紅莉栖〈99078回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わぁー!! 地球が大爆発したよ!! 星にも寿命ってあるんだねー♪ 暑さでだんだん宇宙服が蒸れてきたよーえへh」ヌギヌギ
ウックルシッ
岡部〈116703回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
まゆり「レジスタンス? よく分からないけど秘密基地みたいでカッコいいね! それにしてもあのおじさんダルくんにちょっと似てr」
ラウンダーニココガバレタゾー!! ミサイルガクルゾニゲロー!! チュドオオオオオオオン!!
岡部〈108026回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「あーすごーい!! 青い宇宙人がテレビで歌ってるよ!! 車も空を飛んでてびっくりなのでs」
キキイイイイイイー!! ドガアアアアン!!
紅莉栖〈99078回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
………
まゆり「わぁー!! 地球が大爆発したよ!! 星にも寿命ってあるんだねー♪ 暑さでだんだん宇宙服が蒸れてきたよーえへh」ヌギヌギ
ウックルシッ
岡部〈116703回目〉「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:48:15.50 ID:gDajzqeE0
~ラボ~
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
岡部〈119999回目〉「はぁーッ…はぁーッ…」
紅莉栖〈106592回目〉「はぁーッ…はぁーッ…」
岡部「…クッソ!! 何でだよ!! 何で何度繰り返しても助からないんだ!!」ダンッ!!
紅莉栖「気持ちは分かるけど落ち着いて岡部。これからどうするかを考えないと」
岡部「…少なくとも時間を超えるのは無駄なようだな」
紅莉栖「そうね。たとえマシンでデッドラインの時間を越えても、結局しばらくするとまゆりは死んでしまった」
岡部「…何故だ? デッドラインの時刻さえ回避すればいいのではなかったのか…?」
紅莉栖「…それは『所属』の問題なんじゃないかしら」
岡部「『所属』?」
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
岡部〈119999回目〉「はぁーッ…はぁーッ…」
紅莉栖〈106592回目〉「はぁーッ…はぁーッ…」
岡部「…クッソ!! 何でだよ!! 何で何度繰り返しても助からないんだ!!」ダンッ!!
紅莉栖「気持ちは分かるけど落ち着いて岡部。これからどうするかを考えないと」
岡部「…少なくとも時間を超えるのは無駄なようだな」
紅莉栖「そうね。たとえマシンでデッドラインの時間を越えても、結局しばらくするとまゆりは死んでしまった」
岡部「…何故だ? デッドラインの時刻さえ回避すればいいのではなかったのか…?」
紅莉栖「…それは『所属』の問題なんじゃないかしら」
岡部「『所属』?」
98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:50:17.35 ID:gDajzqeE0
紅莉栖「まゆり――この場合は具体的な個物としてのまゆり、とでも言った方がいいのかも知れないけれど――は『今この時間を生きている人間』。それは分かるわね?」
岡部「ああ。当然だろう」
紅莉栖「これを『この世界線の時間に所属している状態』と捉えたとしたら。例えまゆりが過去や未来へ行っても、まゆりの中に『今この時間』が生き続けているとしたら」
岡部「…なるほど。『まゆりの中の時間』が一定の時刻に達した時、『その時居る時間』に関わらずまゆりは死んでしまうということか」
紅莉栖「そういうこと。イメージ的には体内時計…いや、いっそのこと時限爆弾のようなものをイメージした方が分かり易いかも知れない」
岡部「過去や未来への逃亡はまゆりの生存率を上げる上では何の意味も為さない、ということか。…生存率を上昇させるためには」
紅莉栖「最後のDメールを打ち消すしかない」
岡部「…桐生萌郁。かつて俺が閃光の指圧師(シャイニングフィンガー)と呼んだ女のDメール…!」
岡部「ああ。当然だろう」
紅莉栖「これを『この世界線の時間に所属している状態』と捉えたとしたら。例えまゆりが過去や未来へ行っても、まゆりの中に『今この時間』が生き続けているとしたら」
岡部「…なるほど。『まゆりの中の時間』が一定の時刻に達した時、『その時居る時間』に関わらずまゆりは死んでしまうということか」
紅莉栖「そういうこと。イメージ的には体内時計…いや、いっそのこと時限爆弾のようなものをイメージした方が分かり易いかも知れない」
岡部「過去や未来への逃亡はまゆりの生存率を上げる上では何の意味も為さない、ということか。…生存率を上昇させるためには」
紅莉栖「最後のDメールを打ち消すしかない」
岡部「…桐生萌郁。かつて俺が閃光の指圧師(シャイニングフィンガー)と呼んだ女のDメール…!」
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:52:34.59 ID:gDajzqeE0
………
~萌郁のアパート前~
岡部「――じ、自殺?」
警官「そう自殺。アパートの自室で首吊ってたんだ。ちなみに事件性は皆無だよ」
岡部「…そう、ですか」
警官「遺体は総合病院の方にあるから、良かったら会いに行ってあげてね」
岡部「……」
~萌郁のアパート前~
岡部「――じ、自殺?」
警官「そう自殺。アパートの自室で首吊ってたんだ。ちなみに事件性は皆無だよ」
岡部「…そう、ですか」
警官「遺体は総合病院の方にあるから、良かったら会いに行ってあげてね」
岡部「……」
100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:54:11.97 ID:gDajzqeE0
………
~ラボ~
岡部〈120000回目〉「――と言う訳だ」カタカタカタカタ
紅莉栖〈106593回目〉「帰ってくるなり『タイムリープするぞ!』なんて言い出すから何事かと思ったら…なるほどね。そういうことはタイムリープする前に言いなさいよ」
岡部「先にある程度前準備をしておこうと思ったのでな」カタカタカタカタ
紅莉栖「前準備? さっきからやってるネットサーフィンのこと?」
岡部「ネットサーフィンでは無い…っとやっと見つけたぞ。紅莉栖、お前これ扱えるか?」
紅莉栖「どれどれ……ってはぁあ!? 一体何するつもりなのよ岡部!? よく見たらここ思いっきり違法サイトじゃない!!」
岡部「ただの通販サイトだ。そんなことより俺はこれを扱えるかと聞いているのだ紅莉栖よ」
紅莉栖「まぁ扱えないことは無いけど…ホントに何する気なの?」
岡部「扱えるのなら問題無い!! では只今よりッ!! 『地這う世界蛇』作戦(オペレーション・ヨルムンガンド)の開始を宣言するッ!!」ババーン
紅莉栖「いやちょっ待っ…ちゃんと説明しろ!!」
~ラボ~
岡部〈120000回目〉「――と言う訳だ」カタカタカタカタ
紅莉栖〈106593回目〉「帰ってくるなり『タイムリープするぞ!』なんて言い出すから何事かと思ったら…なるほどね。そういうことはタイムリープする前に言いなさいよ」
岡部「先にある程度前準備をしておこうと思ったのでな」カタカタカタカタ
紅莉栖「前準備? さっきからやってるネットサーフィンのこと?」
岡部「ネットサーフィンでは無い…っとやっと見つけたぞ。紅莉栖、お前これ扱えるか?」
紅莉栖「どれどれ……ってはぁあ!? 一体何するつもりなのよ岡部!? よく見たらここ思いっきり違法サイトじゃない!!」
岡部「ただの通販サイトだ。そんなことより俺はこれを扱えるかと聞いているのだ紅莉栖よ」
紅莉栖「まぁ扱えないことは無いけど…ホントに何する気なの?」
岡部「扱えるのなら問題無い!! では只今よりッ!! 『地這う世界蛇』作戦(オペレーション・ヨルムンガンド)の開始を宣言するッ!!」ババーン
紅莉栖「いやちょっ待っ…ちゃんと説明しろ!!」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:56:09.29 ID:gDajzqeE0
………
紅莉栖「なるほどね。…別に岡部だけでもなんとかなるんじゃない?」
岡部「念には念を入れておきたいのでな。下衆な考えかも知れないが、最後の手段として脅迫という方法も用意しておくべきだ」
紅莉栖「…それで? 私はどうすればいいの?」
岡部「明日の朝3時過ぎ、渋谷のとある雑居ビルに行って売人からこれを受け取ってもらう。金は既に振り込んであるから大丈夫だ」
紅莉栖「でもこれを一人で運ぶのはちょっと…」
岡部「そう言うと思ってダルとフェイリスの協力を取り付けておいた」
紅莉栖「なっ…橋田とフェイリスさんまで巻き込むの!? 冗談でしょ!?」
紅莉栖「なるほどね。…別に岡部だけでもなんとかなるんじゃない?」
岡部「念には念を入れておきたいのでな。下衆な考えかも知れないが、最後の手段として脅迫という方法も用意しておくべきだ」
紅莉栖「…それで? 私はどうすればいいの?」
岡部「明日の朝3時過ぎ、渋谷のとある雑居ビルに行って売人からこれを受け取ってもらう。金は既に振り込んであるから大丈夫だ」
紅莉栖「でもこれを一人で運ぶのはちょっと…」
岡部「そう言うと思ってダルとフェイリスの協力を取り付けておいた」
紅莉栖「なっ…橋田とフェイリスさんまで巻き込むの!? 冗談でしょ!?」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 18:58:22.69 ID:gDajzqeE0
岡部「心配するな。確かに法に触れはする。が、決して逮捕されるようなことが無いように手は打ってある。それに二人ともノリノリだしな」
紅莉栖「……」
岡部「とにかくその後はただこれを持ってラボへ帰ってくればいい。そして、完全に日が落ちてから本格的な行動を開始する」
紅莉栖「日が落ちたらどこに行けばいいんだ?」
岡部「その辺りはお前に任せる」
紅莉栖「…随分とクレイジーな保険ね。構わないけど」
岡部「…出来ればお前がこれを使うことなく終わって欲しいんだがな」
紅莉栖「……」
岡部「とにかくその後はただこれを持ってラボへ帰ってくればいい。そして、完全に日が落ちてから本格的な行動を開始する」
紅莉栖「日が落ちたらどこに行けばいいんだ?」
岡部「その辺りはお前に任せる」
紅莉栖「…随分とクレイジーな保険ね。構わないけど」
岡部「…出来ればお前がこれを使うことなく終わって欲しいんだがな」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:00:13.13 ID:gDajzqeE0
………
~萌郁のアパート前~
岡部「――日が落ちたか。…ではこれより作戦行動を開始する!! 聞こえるかダル!!」
ダル『携帯だから聞こえて当然だお。んで、結局僕はここでエロゲしてればいいの?』
岡部「そうだ。ただし携帯は繋ぎっぱなしにしておいてくれ。俺が指示を出したらすぐにDメールを送る準備をするんだぞ」
ダル『え? そしたらエロゲのボイス聞けないじゃん。@ちゃんしながら待っとくお』
岡部「何でもいい。とにかく頼んだぞ」
~萌郁のアパート前~
岡部「――日が落ちたか。…ではこれより作戦行動を開始する!! 聞こえるかダル!!」
ダル『携帯だから聞こえて当然だお。んで、結局僕はここでエロゲしてればいいの?』
岡部「そうだ。ただし携帯は繋ぎっぱなしにしておいてくれ。俺が指示を出したらすぐにDメールを送る準備をするんだぞ」
ダル『え? そしたらエロゲのボイス聞けないじゃん。@ちゃんしながら待っとくお』
岡部「何でもいい。とにかく頼んだぞ」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:02:21.82 ID:gDajzqeE0
~萌郁の部屋~
萌郁「FB…FB…なんで返信してくれないの…?」
ガチャッ!!
岡部「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!」ダダダダダ…
萌郁「Fび
岡部「男女平等ドロップキック!!!!」ゴッギイイイイイィィィィ!!!
萌郁「めっごああああああああああああああああ!!!??」メギョッ ドサッ
岡部(…あった!! 萌郁の携帯!!)
岡部「ダル!! 今からDメールを送る!! 準備しろ!!」
ダル『早っ! まぁ了解』
岡部(携帯電話は買い替えるな…っと。文面はこんな感じでいいか)カチカチカチカチ
ダル『放電現象始まったおー』バチバチバチバチ
岡部「これで…終わりだ!!」ピッ
萌郁「FB…FB…なんで返信してくれないの…?」
ガチャッ!!
岡部「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッッ!!!!!」ダダダダダ…
萌郁「Fび
岡部「男女平等ドロップキック!!!!」ゴッギイイイイイィィィィ!!!
萌郁「めっごああああああああああああああああ!!!??」メギョッ ドサッ
岡部(…あった!! 萌郁の携帯!!)
岡部「ダル!! 今からDメールを送る!! 準備しろ!!」
ダル『早っ! まぁ了解』
岡部(携帯電話は買い替えるな…っと。文面はこんな感じでいいか)カチカチカチカチ
ダル『放電現象始まったおー』バチバチバチバチ
岡部「これで…終わりだ!!」ピッ
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:04:14.37 ID:gDajzqeE0
岡部「……」
萌郁「」ピクピク
岡部「……」
岡部「…あれ? なぁダル、本当にマシンを起動したのか?」
ダル『してたって。電話越しにバチバチ聞こえたっしょ?』
岡部「…何故だ!? 何故リーディングシュタイナーが発動しない!?」
ダル『リーディングシュタイナーってあれ? なんかオカリンだけ世界の変化が分かるみたいなやつだっけ?』
岡部「そうだ!! 萌郁の携帯の機種変を止めるメールを送ったから世界線が変わるはずなんだ!! それなのに…」ハッ
岡部「…いや待て違うッ!! そうか、この携帯は…!! こいつ機種変なんかしてないんだ!!」
ダル『え? どゆこと?』
岡部「ふざけやがって!! こいつ俺たちの目を盗んでメールの内容を変えてやがったんだ!!」
ダル『ちょ、なんか知らんけど落ち着けってオカリン。携帯見てホントのメールの内容を調べれば済む話っしょ?』
岡部「…そうだな。少し取り乱した」
萌郁「」ピクピク
岡部「……」
岡部「…あれ? なぁダル、本当にマシンを起動したのか?」
ダル『してたって。電話越しにバチバチ聞こえたっしょ?』
岡部「…何故だ!? 何故リーディングシュタイナーが発動しない!?」
ダル『リーディングシュタイナーってあれ? なんかオカリンだけ世界の変化が分かるみたいなやつだっけ?』
岡部「そうだ!! 萌郁の携帯の機種変を止めるメールを送ったから世界線が変わるはずなんだ!! それなのに…」ハッ
岡部「…いや待て違うッ!! そうか、この携帯は…!! こいつ機種変なんかしてないんだ!!」
ダル『え? どゆこと?』
岡部「ふざけやがって!! こいつ俺たちの目を盗んでメールの内容を変えてやがったんだ!!」
ダル『ちょ、なんか知らんけど落ち着けってオカリン。携帯見てホントのメールの内容を調べれば済む話っしょ?』
岡部「…そうだな。少し取り乱した」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:06:16.72 ID:gDajzqeE0
ダル『一応データはマイクロSDにコピーするなり移すなりしたほうがいいなのだぜー』
岡部「分かった。…それにしてもホントのDメール、か…。どこにあるんだ…」カチッ カチカチカチカチ
岡部「…あった!! これか!! …なるほどな。こいつDメールで先回りしてIBN5100を盗んでいたのか…」
岡部「…ダル!! マシンを起動しろ!!」
ダル『…オッケー。もう送れるぜオカリン』バチバチバチバチ
岡部「神社には行くな、それは罠だ…っと。送信!」ピッ
岡部「……」
ダル『……』
岡部「……」
ダル『…どう?』
岡部「…駄目だ」
岡部「分かった。…それにしてもホントのDメール、か…。どこにあるんだ…」カチッ カチカチカチカチ
岡部「…あった!! これか!! …なるほどな。こいつDメールで先回りしてIBN5100を盗んでいたのか…」
岡部「…ダル!! マシンを起動しろ!!」
ダル『…オッケー。もう送れるぜオカリン』バチバチバチバチ
岡部「神社には行くな、それは罠だ…っと。送信!」ピッ
岡部「……」
ダル『……』
岡部「……」
ダル『…どう?』
岡部「…駄目だ」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:08:13.78 ID:gDajzqeE0
岡部(…クソッ!! 一体どうなってるんだ!? こいつ未来から来たメールを信用しなかったと言うのか!?)
岡部(…いや違う。それなら初めのDメールを送っても過去は変わらなかったはずだ。…何かあるはずなんだ、何か…)
岡部(…携帯からこれ以上の情報を引き出すのは無理そうだな。どこを見ても『FB』とのどうでもいいメールしか…)ピッピッピッピッ…
岡部(…いや、待てよ…?)
萌郁「う…」
岡部「……起きたか萌郁。空気が悪いな、窓を開けるぞ」ガラッ
萌郁「…携帯!! 携帯返して!!」
岡部「ほら」ブンッ
萌郁「ッ!!」バッ パシッ
萌郁「…え? え…? …メールが…消えてる…!!」カチカチカチカチ
岡部「ああ。メールデータならこのマイクロSDの中だ」スッ
萌郁「!! 返してッ!!」
岡部「構わん。ただし条件がある」
萌郁「条件…?」
岡部(…いや違う。それなら初めのDメールを送っても過去は変わらなかったはずだ。…何かあるはずなんだ、何か…)
岡部(…携帯からこれ以上の情報を引き出すのは無理そうだな。どこを見ても『FB』とのどうでもいいメールしか…)ピッピッピッピッ…
岡部(…いや、待てよ…?)
萌郁「う…」
岡部「……起きたか萌郁。空気が悪いな、窓を開けるぞ」ガラッ
萌郁「…携帯!! 携帯返して!!」
岡部「ほら」ブンッ
萌郁「ッ!!」バッ パシッ
萌郁「…え? え…? …メールが…消えてる…!!」カチカチカチカチ
岡部「ああ。メールデータならこのマイクロSDの中だ」スッ
萌郁「!! 返してッ!!」
岡部「構わん。ただし条件がある」
萌郁「条件…?」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:10:24.50 ID:gDajzqeE0
岡部「お前が知っているFBに関する情報をすべて寄越せ」
萌郁「…!?」
岡部「言わなければこのデータは破壊する」
萌郁「!? 止めてッ!!」
岡部(…やはり、か。こいつが真に依存しているのは携帯電話ではなく、FB)
岡部(つまりFBの居場所を突き止めて携帯を奪い、その携帯からこいつにDメールを送れば…)
萌郁「…言、えない…!」
岡部「…ではカードはどうするのだ?」
萌郁「…返して貰う…!」
岡部「どうやって?」
萌郁「…!?」
岡部「言わなければこのデータは破壊する」
萌郁「!? 止めてッ!!」
岡部(…やはり、か。こいつが真に依存しているのは携帯電話ではなく、FB)
岡部(つまりFBの居場所を突き止めて携帯を奪い、その携帯からこいつにDメールを送れば…)
萌郁「…言、えない…!」
岡部「…ではカードはどうするのだ?」
萌郁「…返して貰う…!」
岡部「どうやって?」
111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:12:26.41 ID:gDajzqeE0
萌郁「…ッ!!」タタタッ バッ ジャキンッ
岡部(…ブローニングハイパワー。部屋に銃を隠していたか。まぁ想定済みだ)
萌郁「返してくれないなら、撃つ…!!」グッ…
岡部「萌郁、銃を構えるときは両腕を真っ直ぐ伸ばせ。反動で顔の骨が砕けるぞ」
萌郁「…返せッ…!!」
岡部「…やれやれだな。まるで聞いていない」
萌郁「おかべえええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」グッ
ガァァァン!!
岡部(…ブローニングハイパワー。部屋に銃を隠していたか。まぁ想定済みだ)
萌郁「返してくれないなら、撃つ…!!」グッ…
岡部「萌郁、銃を構えるときは両腕を真っ直ぐ伸ばせ。反動で顔の骨が砕けるぞ」
萌郁「…返せッ…!!」
岡部「…やれやれだな。まるで聞いていない」
萌郁「おかべえええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」グッ
ガァァァン!!
113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:14:13.14 ID:gDajzqeE0
岡部「…うむ」
萌郁「…づあッ!?」(な――!? 銃が砕け――)
萌郁(…!! 窓が開いて…まさか…!!)バッ
ガァァァン!!
萌郁「ッ゛!? …あ゛ッ…」ガクンッ…
岡部「ハートショット。相変わらず見事な腕前だな紅莉栖」
萌郁「…づあッ!?」(な――!? 銃が砕け――)
萌郁(…!! 窓が開いて…まさか…!!)バッ
ガァァァン!!
萌郁「ッ゛!? …あ゛ッ…」ガクンッ…
岡部「ハートショット。相変わらず見事な腕前だな紅莉栖」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:15:02.52 ID:/bA5nHZD0
人間じゃない・・・
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:15:31.10 ID:Quj3xDJg0
もういっそCERNに直接乗り込んでぶっ潰しちまえよwwww
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:16:11.75 ID:gDajzqeE0
~約2.6km南東/某ビル屋上~
フェイリス「ニャオーン! よく見える双眼鏡だニャ!」
紅莉栖「寝転がると砂が付いて嫌ね。フェイリスさんチェック」
フェイリス「ハートショット、ヒット。膝から崩れ落ち一時止まる」
紅莉栖「オーケー」
フェイリス「見事な狙撃テク…待って。左手に持っていた携帯が緩衝に。軽度の負傷、貫通せず」
紅莉栖「オーケー」チャキッ
フェイリス「ヘッドショット、エイム」
紅莉栖「ファイア」カキンッ
ダーン!!
キンッ コンッ コロロロー…
フェイリス「ニャオーン! よく見える双眼鏡だニャ!」
紅莉栖「寝転がると砂が付いて嫌ね。フェイリスさんチェック」
フェイリス「ハートショット、ヒット。膝から崩れ落ち一時止まる」
紅莉栖「オーケー」
フェイリス「見事な狙撃テク…待って。左手に持っていた携帯が緩衝に。軽度の負傷、貫通せず」
紅莉栖「オーケー」チャキッ
フェイリス「ヘッドショット、エイム」
紅莉栖「ファイア」カキンッ
ダーン!!
キンッ コンッ コロロロー…
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:18:22.77 ID:gDajzqeE0
~萌郁のアパート~
萌郁「……!!」ガクガク
ガギィン!! パリンッ
萌郁「ッ!! 眼鏡が…!!」ガクガクガクガク
岡部「今のは最終警告だ。情報を寄越さないなら次は当てる。…言え」
萌郁「…ッ…!!」ガクガクガクガク
岡部「言えッッ!!!」
萌郁「…わ、私にも、分からない…!」ガクガクガクガク
岡部「…どういうことだ。分かるように話せ。まずFBとは何者だ?」
萌郁「…え、FBは…私のお母さん…」ガクガクガクガク
萌郁「……!!」ガクガク
ガギィン!! パリンッ
萌郁「ッ!! 眼鏡が…!!」ガクガクガクガク
岡部「今のは最終警告だ。情報を寄越さないなら次は当てる。…言え」
萌郁「…ッ…!!」ガクガクガクガク
岡部「言えッッ!!!」
萌郁「…わ、私にも、分からない…!」ガクガクガクガク
岡部「…どういうことだ。分かるように話せ。まずFBとは何者だ?」
萌郁「…え、FBは…私のお母さん…」ガクガクガクガク
127: 申し訳無い。さるさん食らってました 2011/09/16(金) 19:42:41.53 ID:gDajzqeE0
………
岡部「――なるほどな。つまりお前はFBに会った事はおろか、電話で話した事すら無いという訳か」
萌郁「……」コクン
岡部「…なぜメール以外のコンタクトを取ろうとしないんだ?」
萌郁「…会ったら、幻滅されちゃう…」
岡部「……分かった。もういいぞ。これは返す」ポイッ
萌郁「!」バッ パシッ
岡部「――なるほどな。つまりお前はFBに会った事はおろか、電話で話した事すら無いという訳か」
萌郁「……」コクン
岡部「…なぜメール以外のコンタクトを取ろうとしないんだ?」
萌郁「…会ったら、幻滅されちゃう…」
岡部「……分かった。もういいぞ。これは返す」ポイッ
萌郁「!」バッ パシッ
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:45:12.02 ID:gDajzqeE0
岡部「携帯と眼鏡については悪かったな。これで買い直せ」ポスッ
萌郁「…こんなに、要らない」
岡部「いいから取っておけ。さっきも話したことだが…お前はあと数日も経たないうちに死ぬ。これは誰にも止められないこの世界線での決定事項だ」
萌郁「……」
岡部「その金で最後に好きなことをするといい」
萌郁「…岡部君は、これから何をするの…?」
岡部「FBを探す。時間はいくらでもあるからな。ゼロから手掛かりを見つけ出す」
萌郁「……」
萌郁「…こんなに、要らない」
岡部「いいから取っておけ。さっきも話したことだが…お前はあと数日も経たないうちに死ぬ。これは誰にも止められないこの世界線での決定事項だ」
萌郁「……」
岡部「その金で最後に好きなことをするといい」
萌郁「…岡部君は、これから何をするの…?」
岡部「FBを探す。時間はいくらでもあるからな。ゼロから手掛かりを見つけ出す」
萌郁「……」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:47:22.49 ID:gDajzqeE0
岡部「もしもし」
ダル『おうオカリン。次は何?』
岡部「これで『地這う世界蛇』作戦は終了だ。もう休んでいいぞ」
ダル『分かったお。…つーか結局あのフルメタルジャケット撃ったん?』
岡部「三発だけな。もちろん人死にや重傷者は出してない」
ダル『出してたらドン引きじゃ済まないだろ常考!!』
岡部「そうだ、紅莉栖たちにも作戦終了を伝えておいてくれ微笑みダル」
ダル『あ? とにかくオーキードーキー』
岡部「今日はお前のおかげで助かった。では切るぞ」プツッ
ダル『おうオカリン。次は何?』
岡部「これで『地這う世界蛇』作戦は終了だ。もう休んでいいぞ」
ダル『分かったお。…つーか結局あのフルメタルジャケット撃ったん?』
岡部「三発だけな。もちろん人死にや重傷者は出してない」
ダル『出してたらドン引きじゃ済まないだろ常考!!』
岡部「そうだ、紅莉栖たちにも作戦終了を伝えておいてくれ微笑みダル」
ダル『あ? とにかくオーキードーキー』
岡部「今日はお前のおかげで助かった。では切るぞ」プツッ
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:49:25.25 ID:gDajzqeE0
………
~ラボ~
岡部「――という訳だ」
紅莉栖「なるほどね。それで見張りはいつ始めるの?」
岡部「もちろん今からだ」
紅莉栖「…『シタイナー』使う?」
岡部「いや、必要無い。ロッカーのすぐそばで張り込みをする」
紅莉栖「オーケー。私は何をすればいい?」
岡部「とりあえずはラボに待機だ。もしFBの携帯を手に入れたらDメールの送信を、携帯の入手に失敗したらタイムリープをするからそのつもりでいてくれ」
~ラボ~
岡部「――という訳だ」
紅莉栖「なるほどね。それで見張りはいつ始めるの?」
岡部「もちろん今からだ」
紅莉栖「…『シタイナー』使う?」
岡部「いや、必要無い。ロッカーのすぐそばで張り込みをする」
紅莉栖「オーケー。私は何をすればいい?」
岡部「とりあえずはラボに待機だ。もしFBの携帯を手に入れたらDメールの送信を、携帯の入手に失敗したらタイムリープをするからそのつもりでいてくれ」
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:51:28.69 ID:gDajzqeE0
~大ビル前・コインロッカー付近~
岡部(…もう朝か)
岡部(昨日の夜からずっと張り込みをしていたが一向に現れる気配が無い)
岡部(ロッカーにIBN5100が入っているのは確かなようなのだが…)
ガサッ
岡部「ッ!!」バッ
萌郁「!?」ビクッ
岡部「…なんだ萌郁か。何をしている?」
岡部(…もう朝か)
岡部(昨日の夜からずっと張り込みをしていたが一向に現れる気配が無い)
岡部(ロッカーにIBN5100が入っているのは確かなようなのだが…)
ガサッ
岡部「ッ!!」バッ
萌郁「!?」ビクッ
岡部「…なんだ萌郁か。何をしている?」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:53:10.48 ID:gDajzqeE0
萌郁「…これ」スッ
岡部「ん? …牛乳とあんパンか。差し入れか?」
萌郁「……」コクン
岡部「…そうか。有り難く貰っておこう」ガサッ
萌郁「…あの、岡部君」
岡部「何だ」
萌郁「…私も、手伝う。最期にFBに会いたい」
岡部「…邪魔だけはするなよ」
岡部「ん? …牛乳とあんパンか。差し入れか?」
萌郁「……」コクン
岡部「…そうか。有り難く貰っておこう」ガサッ
萌郁「…あの、岡部君」
岡部「何だ」
萌郁「…私も、手伝う。最期にFBに会いたい」
岡部「…邪魔だけはするなよ」
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:55:14.39 ID:gDajzqeE0
………
岡部「……来ないな」
萌郁「……」コクン
岡部「なぁ萌郁、もう取りに来ないなんてことは…」
ガラガラガラガラー
岡部(!! 誰か来た!!)
ガチャガチャ ガタン ガラガラー
岡部(IBNを持って行った…! あれがFBか!? …いや、萌郁はFBは女だと言っていたな)
萌郁「岡部君…!」
岡部「ああ! とにかくあの男を尾行するぞ!」ダッ
岡部「……来ないな」
萌郁「……」コクン
岡部「なぁ萌郁、もう取りに来ないなんてことは…」
ガラガラガラガラー
岡部(!! 誰か来た!!)
ガチャガチャ ガタン ガラガラー
岡部(IBNを持って行った…! あれがFBか!? …いや、萌郁はFBは女だと言っていたな)
萌郁「岡部君…!」
岡部「ああ! とにかくあの男を尾行するぞ!」ダッ
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:57:22.76 ID:gDajzqeE0
………
~電車の中~
岡部(あいつ、電車に乗ってどこまで行く気だ?)
ガコー
萌郁「…あ、降りる」
岡部「ああ、俺たちも降り…」
岡部(…いや待て。歩き方が微妙に変わった? まるで体が軽くなったような…)
岡部「…! …降りるな萌郁。IBNはまた電車の中だ」
萌郁「え?」
岡部「恐らく尾行を警戒して誰かに受け渡しを…」
萌郁「…あ、あの人」
岡部「…あった。次の運び手はあの女だな…!」
~電車の中~
岡部(あいつ、電車に乗ってどこまで行く気だ?)
ガコー
萌郁「…あ、降りる」
岡部「ああ、俺たちも降り…」
岡部(…いや待て。歩き方が微妙に変わった? まるで体が軽くなったような…)
岡部「…! …降りるな萌郁。IBNはまた電車の中だ」
萌郁「え?」
岡部「恐らく尾行を警戒して誰かに受け渡しを…」
萌郁「…あ、あの人」
岡部「…あった。次の運び手はあの女だな…!」
141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 19:59:30.04 ID:gDajzqeE0
………
~秋葉原駅前~
岡部(…どういうことだ? 結局この駅に戻ってきたぞ…)
萌郁「…見て。あの人、白い車に近付いてる」
岡部(…ん? あの車どこかで…)
萌郁「…誰か車から出てくる」
ガチャッ
岡部「な――」
萌郁「?」
岡部(ミスターブラウン!? どういうことだ!? まさかSERNと繋がっているとでも言うのか!?)
~秋葉原駅前~
岡部(…どういうことだ? 結局この駅に戻ってきたぞ…)
萌郁「…見て。あの人、白い車に近付いてる」
岡部(…ん? あの車どこかで…)
萌郁「…誰か車から出てくる」
ガチャッ
岡部「な――」
萌郁「?」
岡部(ミスターブラウン!? どういうことだ!? まさかSERNと繋がっているとでも言うのか!?)
142: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:02:21.79 ID:gDajzqeE0
岡部(…いや落ち着け。今はIBN5100の追跡の方が先だ!!)ピッピッピッ…
プルルルルル… ガチャッ
紅莉栖『はろー』
岡部「紅莉栖!! 『轢き逃げ霊柩車』で今すぐ駅前に来てくれ!!」
紅莉栖『猶予は?』
岡部「30秒!」
紅莉栖『待ってなさい』
プルルルルル… ガチャッ
紅莉栖『はろー』
岡部「紅莉栖!! 『轢き逃げ霊柩車』で今すぐ駅前に来てくれ!!」
紅莉栖『猶予は?』
岡部「30秒!」
紅莉栖『待ってなさい』
144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:04:12.28 ID:gDajzqeE0
………
キキイイイィィィィー バタン
紅莉栖「お待たせ」
岡部「乗るぞ萌郁」
萌郁「……」ギッ
岡部「あの白い車を少し距離を開けて追ってくれ」ギッ バタン
紅莉栖「了解。ところで岡部、あれ店長の車でしょ? 一体何が起きてるのか説明してくれる?」
岡部「ああ…」
ブロロロロー…
キキイイイィィィィー バタン
紅莉栖「お待たせ」
岡部「乗るぞ萌郁」
萌郁「……」ギッ
岡部「あの白い車を少し距離を開けて追ってくれ」ギッ バタン
紅莉栖「了解。ところで岡部、あれ店長の車でしょ? 一体何が起きてるのか説明してくれる?」
岡部「ああ…」
ブロロロロー…
145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:06:57.76 ID:gDajzqeE0
………
~天王寺家前~
岡部「――結局IBN5100はこの家の前でラウンダーに引き渡され、そのまま飛行機でフランスに送られた」
紅莉栖「…そしてFBの正体は分からず仕舞い、か。困ったわね」
萌郁「……」
紅莉栖「IBNが着くころに『轢き逃げ霊柩車』でフランスに跳ぶ?」
岡部「…それは後からだ。とりあえずミスターブラウンの所へ行こう。少しでもいい、情報を引き出すんだ」
~天王寺家前~
岡部「――結局IBN5100はこの家の前でラウンダーに引き渡され、そのまま飛行機でフランスに送られた」
紅莉栖「…そしてFBの正体は分からず仕舞い、か。困ったわね」
萌郁「……」
紅莉栖「IBNが着くころに『轢き逃げ霊柩車』でフランスに跳ぶ?」
岡部「…それは後からだ。とりあえずミスターブラウンの所へ行こう。少しでもいい、情報を引き出すんだ」
146: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:08:20.75 ID:gDajzqeE0
~天王寺家~
岡部「――今日俺たちがここへ来たのはお聞きしたいことがあったからです」
天王寺「なんだ? 聞きたいことって」
岡部「…先刻あなたはこの家の前で、ラウンダーの連中にIBN5100の引き渡しをしましたよね?」
天王寺「!! ……」
岡部「…まぁいい、単刀直入に聞きましょう。あなたは、FBという人物について何かご存知ですか?」
天王寺「……」
萌郁「……」
紅莉栖「……」
天王寺「……」フゥー…
岡部「――今日俺たちがここへ来たのはお聞きしたいことがあったからです」
天王寺「なんだ? 聞きたいことって」
岡部「…先刻あなたはこの家の前で、ラウンダーの連中にIBN5100の引き渡しをしましたよね?」
天王寺「!! ……」
岡部「…まぁいい、単刀直入に聞きましょう。あなたは、FBという人物について何かご存知ですか?」
天王寺「……」
萌郁「……」
紅莉栖「……」
天王寺「……」フゥー…
150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:11:11.29 ID:gDajzqeE0
天王寺「…おめえは裏切ったのかM4?」
岡部「…!!」
萌郁「…な…んで…!? そのコードネームは、私とFBしか…」
天王寺「…フェルディナントブラウン、って知ってるか?」
岡部「…カール・フェルディナント・ブラウン。ブラウン管の発明者。…そういうことか…!」
岡部「…!!」
萌郁「…な…んで…!? そのコードネームは、私とFBしか…」
天王寺「…フェルディナントブラウン、って知ってるか?」
岡部「…カール・フェルディナント・ブラウン。ブラウン管の発明者。…そういうことか…!」
153: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:13:12.53 ID:gDajzqeE0
天王寺「ああ」ジャキンッ
萌郁(銃!?)
紅莉栖「蹴って!!」
岡部「らあッ!!」バシィン!! ゴトンッ
天王寺「!? ってえな…」ザッ
紅莉栖「っの…!」ダッ
岡部「バカ待て――!!」
天王寺「遅ぇよ!」ガッ!
紅莉栖「く――」(襟首を掴まれ――)
萌郁(銃!?)
紅莉栖「蹴って!!」
岡部「らあッ!!」バシィン!! ゴトンッ
天王寺「!? ってえな…」ザッ
紅莉栖「っの…!」ダッ
岡部「バカ待て――!!」
天王寺「遅ぇよ!」ガッ!
紅莉栖「く――」(襟首を掴まれ――)
154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:15:07.17 ID:gDajzqeE0
ズダァン!!!
紅莉栖「ッぶ!?」(叩き付け…!! 鼻が…ッ!!)メギッ…
岡部(襟首を下に引っ張って顔を床に叩き付ける、か。初めて見たぞ!)タタタタッ
天王寺「寝とけ」ヒュッ…
岡部(踏み付け!!)「させるかッ!!!」ビュオンッ!!
天王寺「うお!?」バッ
ズパァァァン!!
紅莉栖「ッぶ!?」(叩き付け…!! 鼻が…ッ!!)メギッ…
岡部(襟首を下に引っ張って顔を床に叩き付ける、か。初めて見たぞ!)タタタタッ
天王寺「寝とけ」ヒュッ…
岡部(踏み付け!!)「させるかッ!!!」ビュオンッ!!
天王寺「うお!?」バッ
ズパァァァン!!
157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:17:10.61 ID:gDajzqeE0
ザッ…
天王寺「……!!」ビリビリ…
岡部「……」(…良し。紅莉栖から離れさせた)
天王寺「…細いくせに意外といい蹴り持ってんじゃねぇか。力の乗せ方が異様に上手ぇ。基盤はコマンドサンボか?」
岡部「ほとんど原型は残っていませんがね。あなたは?」
天王寺「よく言えば自己流だな。よく言って自己流か?」
岡部「要は勘ですね。喧嘩慣れしているのか」
天王寺「まぁそうだ。馬鹿正直に突っ込んでくる軽い奴はただ襟首を引っ張って叩き付ければいいだろ、だとかそういうのが何となく浮かんでくる」
岡部「なるほど。野生型というやつですね」
天王寺「……!!」ビリビリ…
岡部「……」(…良し。紅莉栖から離れさせた)
天王寺「…細いくせに意外といい蹴り持ってんじゃねぇか。力の乗せ方が異様に上手ぇ。基盤はコマンドサンボか?」
岡部「ほとんど原型は残っていませんがね。あなたは?」
天王寺「よく言えば自己流だな。よく言って自己流か?」
岡部「要は勘ですね。喧嘩慣れしているのか」
天王寺「まぁそうだ。馬鹿正直に突っ込んでくる軽い奴はただ襟首を引っ張って叩き付ければいいだろ、だとかそういうのが何となく浮かんでくる」
岡部「なるほど。野生型というやつですね」
159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:19:16.08 ID:gDajzqeE0
紅莉栖「…ッ…!!」ドクドク…
岡部「下がって血を止めてろ。もうじき終わる」
紅莉栖「…任せたわよ…」タタッ…
萌郁「…あの、ハンカチ」スッ
紅莉栖「…ありがとう…」ピトッ
天王寺「…もうじき終わる、か。随分余裕だな?」スッ
岡部「はい。なにせあなたは既に攻略済みですからね」スッ
天王寺「既に? 何を…」
岡部「……」ヒュッ!
天王寺(避ける…までもない遠い前蹴り。このタイミングで牽制か?)
岡部「下がって血を止めてろ。もうじき終わる」
紅莉栖「…任せたわよ…」タタッ…
萌郁「…あの、ハンカチ」スッ
紅莉栖「…ありがとう…」ピトッ
天王寺「…もうじき終わる、か。随分余裕だな?」スッ
岡部「はい。なにせあなたは既に攻略済みですからね」スッ
天王寺「既に? 何を…」
岡部「……」ヒュッ!
天王寺(避ける…までもない遠い前蹴り。このタイミングで牽制か?)
160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:21:28.31 ID:gDajzqeE0
岡部「……」
天王寺(来ないならこっちから…)
岡部「……」ストン…
天王寺(…あ? 岡部が沈ん――)
岡部「ふッ!!」ダッ!!
バシィン!!
天王寺「なあッ!?」(この距離から足を捕りに!?)グラッ…
ズダァン!!
天王寺「ぐッ…!!」(…そうか! さっきの前蹴りは距離を測って…)
天王寺(来ないならこっちから…)
岡部「……」ストン…
天王寺(…あ? 岡部が沈ん――)
岡部「ふッ!!」ダッ!!
バシィン!!
天王寺「なあッ!?」(この距離から足を捕りに!?)グラッ…
ズダァン!!
天王寺「ぐッ…!!」(…そうか! さっきの前蹴りは距離を測って…)
167: すいません…投下スピード下げます… 2011/09/16(金) 20:37:24.74 ID:gDajzqeE0
岡部「これで…!!」ヒュバッ!
天王寺(マウント!? 速――)
岡部「終わりだッ!!」ゴギィン!!
天王寺「がッ……ッ!!!」(掌底で…顎を…!!)
岡部「ははははははははははははッッッッッ!!!!!」ゴギンゴギンゴギンゴギンゴギィィィン!!
天王寺(マウント!? 速――)
岡部「終わりだッ!!」ゴギィン!!
天王寺「がッ……ッ!!!」(掌底で…顎を…!!)
岡部「ははははははははははははッッッッッ!!!!!」ゴギンゴギンゴギンゴギンゴギィィィン!!
168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:40:07.18 ID:gDajzqeE0
………
天王寺(……ん…)
天王寺「…ッづ!!」ズギン
岡部「気が付きましたか」
天王寺(…縛られてる。そりゃそうか)ギシギシ
天王寺「…岡部、俺は何分寝てた?」
岡部「2分ほどです」
天王寺「そうか。…しかしまさかお前にここまで一方的にやられるとは情けねぇ。師は誰だ?」
岡部「…橋田鈴さんです」
天王寺(……ん…)
天王寺「…ッづ!!」ズギン
岡部「気が付きましたか」
天王寺(…縛られてる。そりゃそうか)ギシギシ
天王寺「…岡部、俺は何分寝てた?」
岡部「2分ほどです」
天王寺「そうか。…しかしまさかお前にここまで一方的にやられるとは情けねぇ。師は誰だ?」
岡部「…橋田鈴さんです」
170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:42:07.99 ID:gDajzqeE0
天王寺「…何だよ。お前鈴さんと知り合いだったのかよ」
岡部「はい。俺は『バイト戦士』というあだ名で呼んでいました」
天王寺「…バイト戦士って…まさか――!! …岡部…お前…デタラメ…言ってんじゃ…」
岡部「…鈴羽の、MTB」
天王寺「……ああ、ああ。そうか、なるほどな…。全く、何で今まで気付かなかったんだか…」
岡部「……」
天王寺「…なぁ岡部。俺は鈴さんの恩を仇で返したのか?」
岡部「…それはこれから決まる事です」
天王寺「……」
岡部「ただ俺たちがこうしてここに来たのは鈴羽の意志もあってのことです。だから、もしあなたが俺たちに協力してくださるならとても嬉しい」
岡部「はい。俺は『バイト戦士』というあだ名で呼んでいました」
天王寺「…バイト戦士って…まさか――!! …岡部…お前…デタラメ…言ってんじゃ…」
岡部「…鈴羽の、MTB」
天王寺「……ああ、ああ。そうか、なるほどな…。全く、何で今まで気付かなかったんだか…」
岡部「……」
天王寺「…なぁ岡部。俺は鈴さんの恩を仇で返したのか?」
岡部「…それはこれから決まる事です」
天王寺「……」
岡部「ただ俺たちがこうしてここに来たのは鈴羽の意志もあってのことです。だから、もしあなたが俺たちに協力してくださるならとても嬉しい」
172: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:44:16.02 ID:gDajzqeE0
天王寺「…分かった。何をすればいい?」
岡部「俺と紅莉栖の望みはあなたの携帯を借りる事だけです」
天王寺「携帯なら右ポケットに入ってる。好きに使え」
岡部「ありがとうございます」ゴソゴソ
天王寺「それだけか?」
岡部「…あとは、萌郁に本当のことを話してやってください」
萌郁「……!」
天王寺「分かったよ。…おいM4」
萌郁「……」
天王寺「…今まで悪かったな。俺がFBだ」
岡部「俺と紅莉栖の望みはあなたの携帯を借りる事だけです」
天王寺「携帯なら右ポケットに入ってる。好きに使え」
岡部「ありがとうございます」ゴソゴソ
天王寺「それだけか?」
岡部「…あとは、萌郁に本当のことを話してやってください」
萌郁「……!」
天王寺「分かったよ。…おいM4」
萌郁「……」
天王寺「…今まで悪かったな。俺がFBだ」
174: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:47:09.37 ID:gDajzqeE0
………
岡部「――萌郁、もういいのか?」
萌郁「…うん。…ごめんなさい」
岡部「何がだ?」
萌郁「私は、別の世界線で、あなたの大切な仲間を殺したんでしょ? それなのに、ここまでしてもらって…」
岡部「…気にするな。もう赦すさ」
萌郁「…岡部君と、天王寺さんに会えて、よかった」
天王寺「…そうか」
岡部「――萌郁、もういいのか?」
萌郁「…うん。…ごめんなさい」
岡部「何がだ?」
萌郁「私は、別の世界線で、あなたの大切な仲間を殺したんでしょ? それなのに、ここまでしてもらって…」
岡部「…気にするな。もう赦すさ」
萌郁「…岡部君と、天王寺さんに会えて、よかった」
天王寺「…そうか」
177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:49:28.84 ID:gDajzqeE0
紅莉栖「岡部、放電現象始まったそうよ」
岡部「分かった。…ところでミスターブラウン、娘さんは今どこに?」
天王寺「綯か? あいつは今お仕置きで納屋に閉じ込めてある。昨日部屋でナイフ遊びしてやがったのを見つけてな」
岡部「…てっきりあなたは娘を溺愛しているのかと思っていましたが」
天王寺「だからこそだよ。知ってるか岡部? 可愛いからってガキ甘やかす奴はな、本当はそいつのことを喋るペット程度にしか思って無ぇんだよ」
岡部「…なるほど。勉強になります――」ピッ
グ二ョォォォオォォォォォオォォオォォォオォン
岡部「分かった。…ところでミスターブラウン、娘さんは今どこに?」
天王寺「綯か? あいつは今お仕置きで納屋に閉じ込めてある。昨日部屋でナイフ遊びしてやがったのを見つけてな」
岡部「…てっきりあなたは娘を溺愛しているのかと思っていましたが」
天王寺「だからこそだよ。知ってるか岡部? 可愛いからってガキ甘やかす奴はな、本当はそいつのことを喋るペット程度にしか思って無ぇんだよ」
岡部「…なるほど。勉強になります――」ピッ
グ二ョォォォオォォォォォオォォオォォォオォン
181: >>179修正 2011/09/16(金) 20:54:08.32 ID:gDajzqeE0
………
岡部「……ッ」ズキンズキン
紅莉栖「……ッ」ズキンズキン
岡部「…ふは。ふはは。フゥーハハハ!! ついに、ついにすべてのDメールを打ち消した!!」フハハハ
紅莉栖「私の仮説が正しければこれでまゆりは助かるはず…!!」フハハハ
岡部「これで…これで本当に終わりなのだな…」ニコッ
紅莉栖「ええ。きっとね」ニコッ
岡部「……ッ」ズキンズキン
紅莉栖「……ッ」ズキンズキン
岡部「…ふは。ふはは。フゥーハハハ!! ついに、ついにすべてのDメールを打ち消した!!」フハハハ
紅莉栖「私の仮説が正しければこれでまゆりは助かるはず…!!」フハハハ
岡部「これで…これで本当に終わりなのだな…」ニコッ
紅莉栖「ええ。きっとね」ニコッ
183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:56:12.83 ID:gDajzqeE0
………
~ラボ~
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
岡部〈〉「はぁーッ…!! はぁーッ…!!」ズキンズキン
紅莉栖〈〉「はぁーッ…!! はぁーッ…!!」ズキンズキン
岡部「…何でだ!? 何でだよ!! ここはIBN5100がある世界線のはずだろッ!?」
紅莉栖「…きっとまだ何かあるのよ。考えてみるしかない…!」
岡部「…そうか、そうだよな…! いい加減取り乱すのはやめよう…! まだ何かある、か…!」
紅莉栖「初めから考え直してみましょう。まず阿万音さんは何と言っていたかしら…」
岡部「えーと…確か『IBN5100が手に入る世界線へ行けばまゆりと未来の世界が助かる』だったか…?」
~ラボ~
ドゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン
岡部〈〉「はぁーッ…!! はぁーッ…!!」ズキンズキン
紅莉栖〈〉「はぁーッ…!! はぁーッ…!!」ズキンズキン
岡部「…何でだ!? 何でだよ!! ここはIBN5100がある世界線のはずだろッ!?」
紅莉栖「…きっとまだ何かあるのよ。考えてみるしかない…!」
岡部「…そうか、そうだよな…! いい加減取り乱すのはやめよう…! まだ何かある、か…!」
紅莉栖「初めから考え直してみましょう。まず阿万音さんは何と言っていたかしら…」
岡部「えーと…確か『IBN5100が手に入る世界線へ行けばまゆりと未来の世界が助かる』だったか…?」
184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:58:06.64 ID:gDajzqeE0
紅莉栖「…ッ!? 待って!! もしかして…!!」
岡部「…何か分かったのか!?」
紅莉栖「……私たちはこれまで『IBN5100が手に入る世界線へ近付くこと』を目的としてきた訳だけど…もしそれが間違いだったとしたら?」
岡部「…つまり、もしお前の仮説が間違っていたとしたら、か?」
紅莉栖「ええ。もし阿万音さんの言葉が『IBN5100に近付くこと』ではなく…」
紅莉栖「…『IBN5100を使うこと』によって目的が達成されるのだ、ということを意味していたのだとしたら…」
岡部「そうか…! …いや待て、だとしてもIBN5100を使う場面なんて存在するのか? …というかそもそも俺は何のためにIBN5100を手に入れたんだったっけ?」
紅莉栖「…えーと、それは確か…」
岡部「……あ」
紅莉栖「……そうか」
岡部・紅莉栖「…SERNのデータベース内の解読不能エリア!!」
岡部「…何か分かったのか!?」
紅莉栖「……私たちはこれまで『IBN5100が手に入る世界線へ近付くこと』を目的としてきた訳だけど…もしそれが間違いだったとしたら?」
岡部「…つまり、もしお前の仮説が間違っていたとしたら、か?」
紅莉栖「ええ。もし阿万音さんの言葉が『IBN5100に近付くこと』ではなく…」
紅莉栖「…『IBN5100を使うこと』によって目的が達成されるのだ、ということを意味していたのだとしたら…」
岡部「そうか…! …いや待て、だとしてもIBN5100を使う場面なんて存在するのか? …というかそもそも俺は何のためにIBN5100を手に入れたんだったっけ?」
紅莉栖「…えーと、それは確か…」
岡部「……あ」
紅莉栖「……そうか」
岡部・紅莉栖「…SERNのデータベース内の解読不能エリア!!」
186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 21:01:11.27 ID:gDajzqeE0
岡部「…ダル!! 紅莉栖!!」
ダル「ん? なんぞ?」
岡部「今からSERNのデータベースにハッキングしたらどれくらい時間がかかる?」
ダル「それなら3時間もあれb」
紅莉栖「1時間あれば十分よ」
岡部「30分でやってくれ!」
紅莉栖「任せて」カタカタカタカタ
ダル「(´・ω・`)……」
ダル「ん? なんぞ?」
岡部「今からSERNのデータベースにハッキングしたらどれくらい時間がかかる?」
ダル「それなら3時間もあれb」
紅莉栖「1時間あれば十分よ」
岡部「30分でやってくれ!」
紅莉栖「任せて」カタカタカタカタ
ダル「(´・ω・`)……」
188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 21:03:05.54 ID:gDajzqeE0
………
紅莉栖(これが以前見ることのできなかったデータか…)カチッ
ダル(た、たった25分で…)ズーン…
紅莉栖(えーと…中身は…)
紅莉栖「…あ!? …おかっ、岡部ッ!! これ見て!!」
岡部「…これは…!!」
紅莉栖「これって…あんたが偶然送ったっていうDメールよね?」
岡部「ああ、間違いない。…しかし何故ここに?」
紅莉栖「…恐らく俗に言うエシュロンかそれに近いものがあるんじゃないかしら」
岡部「そしてエシュロンに傍受されたこのメールをSERNの関係者が見て、この送信時刻と受信時刻のおかしさに気付いた、か。なるほどな」
紅莉栖「さらにそこからDメール、さらにはDメールを送る何らかの装置がラボに存在することに気付かれ、ここは襲撃されることになる…とでもいったところでしょうね」
紅莉栖(これが以前見ることのできなかったデータか…)カチッ
ダル(た、たった25分で…)ズーン…
紅莉栖(えーと…中身は…)
紅莉栖「…あ!? …おかっ、岡部ッ!! これ見て!!」
岡部「…これは…!!」
紅莉栖「これって…あんたが偶然送ったっていうDメールよね?」
岡部「ああ、間違いない。…しかし何故ここに?」
紅莉栖「…恐らく俗に言うエシュロンかそれに近いものがあるんじゃないかしら」
岡部「そしてエシュロンに傍受されたこのメールをSERNの関係者が見て、この送信時刻と受信時刻のおかしさに気付いた、か。なるほどな」
紅莉栖「さらにそこからDメール、さらにはDメールを送る何らかの装置がラボに存在することに気付かれ、ここは襲撃されることになる…とでもいったところでしょうね」
190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 21:04:20.46 ID:/9fEPVTV0
ダルの存在意義が無くなってきたな
191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 21:05:08.97 ID:gDajzqeE0
岡部「…いや待ってくれ。それでは鈴羽がIBN5100を手に入れようとしていた理由はどうなるんだ? まさかこのデータを見るためだけではないだろう?」
紅莉栖「それはもちろん、このデータを消すためよ。それしか考えられない」
岡部「いや、今更消しても何の意味も…」ハッ
紅莉栖「気付いた?」
岡部「…そういうことか…! SERNの連中がこのメールに気が付くのはもっと先のことなのだな!」
紅莉栖「恐らくそうなんでしょうね。未来のSERNが、最初に電話レンジを手に入れた世界線から過去へDメールを送りラウンダーにここを襲撃させた」
岡部「そこまでして電話レンジ(仮)を手に入れようとしたということは、つまりあれこそがSERNのタイムマシン完成の鍵だったということか」
紅莉栖「ええ。つまり逆を返せば、このメールデータさえ消せばSERNがDメールの存在に気付くことは無くなり、結果タイムマシン研究は頓挫することになる」
岡部「そうすると結果ラボへの襲撃は行われず、よって電話レンジは奪われずディストピアが構築されることも無くなり…」
紅莉栖「…まゆりが死ぬことも、無くなる…!!」
ダル「(´;ω;`)オイテケボリダオ」
紅莉栖「それはもちろん、このデータを消すためよ。それしか考えられない」
岡部「いや、今更消しても何の意味も…」ハッ
紅莉栖「気付いた?」
岡部「…そういうことか…! SERNの連中がこのメールに気が付くのはもっと先のことなのだな!」
紅莉栖「恐らくそうなんでしょうね。未来のSERNが、最初に電話レンジを手に入れた世界線から過去へDメールを送りラウンダーにここを襲撃させた」
岡部「そこまでして電話レンジ(仮)を手に入れようとしたということは、つまりあれこそがSERNのタイムマシン完成の鍵だったということか」
紅莉栖「ええ。つまり逆を返せば、このメールデータさえ消せばSERNがDメールの存在に気付くことは無くなり、結果タイムマシン研究は頓挫することになる」
岡部「そうすると結果ラボへの襲撃は行われず、よって電話レンジは奪われずディストピアが構築されることも無くなり…」
紅莉栖「…まゆりが死ぬことも、無くなる…!!」
ダル「(´;ω;`)オイテケボリダオ」
192: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 21:08:12.35 ID:gDajzqeE0
岡部「……」フゥー…
紅莉栖「…やっと、ここまで来たのね…」
岡部「…さぁ、とっととメールデータを消そう。その時こそが俺たちの真の勝利の瞬間だ!!」
紅莉栖「ディストピアの構築されない世界かぁ。どんな世界線なのかしら? 何か大幅に変わってたりするのかな」
岡部「ははは! お前はアホの子だな紅莉栖! このメールを消しても一番初めの世界線に戻るだけだぞ!」
紅莉栖「一番初めっていうとあれよね? 確かあんたが偶然このメール…を…送って…」
岡部「ああ。その通り…」
紅莉栖「…やっと、ここまで来たのね…」
岡部「…さぁ、とっととメールデータを消そう。その時こそが俺たちの真の勝利の瞬間だ!!」
紅莉栖「ディストピアの構築されない世界かぁ。どんな世界線なのかしら? 何か大幅に変わってたりするのかな」
岡部「ははは! お前はアホの子だな紅莉栖! このメールを消しても一番初めの世界線に戻るだけだぞ!」
紅莉栖「一番初めっていうとあれよね? 確かあんたが偶然このメール…を…送って…」
岡部「ああ。その通り…」
193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 21:10:07.18 ID:gDajzqeE0
岡部「……」
岡部「…あれ?」
岡部(…待て。ちょっと待て――!! 最初の世界線というのはつまり俺が偶然このメールをDメールとして送った世界線で…)
岡部(…それで、俺がこのメールを送った理由は…ラジ館で…)
岡部「…紅、莉栖」
紅莉栖「…な、何? 早くメールを削除しないと…」
岡部「…いや…ハッキングは一旦中止にしよう…」
紅莉栖「…そ、そうね。それもいいかも」プツンッ
岡部「…すまん。少し出掛けてくる」
ダル「(´;ω;`)カエッテネヨウ」
岡部「…あれ?」
岡部(…待て。ちょっと待て――!! 最初の世界線というのはつまり俺が偶然このメールをDメールとして送った世界線で…)
岡部(…それで、俺がこのメールを送った理由は…ラジ館で…)
岡部「…紅、莉栖」
紅莉栖「…な、何? 早くメールを削除しないと…」
岡部「…いや…ハッキングは一旦中止にしよう…」
紅莉栖「…そ、そうね。それもいいかも」プツンッ
岡部「…すまん。少し出掛けてくる」
ダル「(´;ω;`)カエッテネヨウ」
続きます
紅莉栖「まゆりいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」 後半
この記事へのコメント
トラックバック
URL :
- 名無しさん - 2012年09月21日 11:19:41