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P「アイドル候補生の採用面接、ですか?」
引用元: ・http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1339215587/
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:19:47.29 ID:g6F29xNo0
高木「そうだ。そろそろ君にも、この仕事を任せられるかなと思ってね」
P「今までの候補生は社長がスカウトされてましたからね……いやぁ、光栄ですね」
高木「それで、だ。この会議室を面接に使おうと思うのだが……」
高木「すまないが、今回は君一人で応対してもらいたい」
P「お、俺だけでですか?」
高木「その日、どうしても外せない用事が出来てしまってね」
高木「君に押しつけてしまう形になってしまって、本当に申し訳ないのだが……」
P「……分かりました。俺に全部任せてください」ドン
P「今までの候補生は社長がスカウトされてましたからね……いやぁ、光栄ですね」
高木「それで、だ。この会議室を面接に使おうと思うのだが……」
高木「すまないが、今回は君一人で応対してもらいたい」
P「お、俺だけでですか?」
高木「その日、どうしても外せない用事が出来てしまってね」
高木「君に押しつけてしまう形になってしまって、本当に申し訳ないのだが……」
P「……分かりました。俺に全部任せてください」ドン
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:22:03.24 ID:g6F29xNo0
高木「悪いね。これが今回面接に来る、アイドルのタマゴ達の履歴書だ」パサッ
高木「会議室までの案内は既に音無君に任せてある。君はここで待機しておいてくれ」
P「内容はどうしましょう?」
高木「一人ずつ入室しての個人面接になるが、その内容は君に一任する」
P「……俺の自由にしちゃっていいんですか?」
高木「まぁ、私はその場にいないからな。君のやる事にとやかくは言えんよ」
高木「だが、君に任せる仕事の本当の目的は……彼女達の、本質を見抜く事だ」
高木「それだけは、くれぐれも忘れないでくれたまえ」ニヤッ
P「はい!」
高木「会議室までの案内は既に音無君に任せてある。君はここで待機しておいてくれ」
P「内容はどうしましょう?」
高木「一人ずつ入室しての個人面接になるが、その内容は君に一任する」
P「……俺の自由にしちゃっていいんですか?」
高木「まぁ、私はその場にいないからな。君のやる事にとやかくは言えんよ」
高木「だが、君に任せる仕事の本当の目的は……彼女達の、本質を見抜く事だ」
高木「それだけは、くれぐれも忘れないでくれたまえ」ニヤッ
P「はい!」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:24:18.69 ID:g6F29xNo0
~当日~
P「(765プロのプロデューサーになって、はや数ヶ月……)」
P「(社長にこういう仕事を任されるってのは、それだけ信頼されてるって事だよな)」
P「(個人面接か……そういや、入社以来だったな。今回は立場が逆だが)」
P「(……俺に上手く出来るだろうか……)」ソワソワ
P「(良く考えたら、その人の人生を左右する訳だからな……)」
P「(……考えるのはよそう。もう一度、履歴書を確認しておくか)」ペラッ
P「(765プロのプロデューサーになって、はや数ヶ月……)」
P「(社長にこういう仕事を任されるってのは、それだけ信頼されてるって事だよな)」
P「(個人面接か……そういや、入社以来だったな。今回は立場が逆だが)」
P「(……俺に上手く出来るだろうか……)」ソワソワ
P「(良く考えたら、その人の人生を左右する訳だからな……)」
P「(……考えるのはよそう。もう一度、履歴書を確認しておくか)」ペラッ
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:27:23.22 ID:g6F29xNo0
コンコン
P「どうぞー」
ガチャッ
「失礼します」
P「はい」
「高森藍子、16歳です。今日はよろしくお願いします」ペコリ
P「はい、よろしくね。俺はこの765プロのプロデューサーです。どうぞ、座って」
藍子「失礼します」ストン
P「どうぞー」
ガチャッ
「失礼します」
P「はい」
「高森藍子、16歳です。今日はよろしくお願いします」ペコリ
P「はい、よろしくね。俺はこの765プロのプロデューサーです。どうぞ、座って」
藍子「失礼します」ストン
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:30:23.97 ID:g6F29xNo0
P「ま、そう堅くならずに。今日はどうやって来たのかな?」
藍子「電車を何度か乗り換えて、徒歩でこちらに来ました」
P「ふーん……見つけるの大変だったでしょ、ここ」
藍子「はい、少し迷ってしまいましたけど……二階の文字を見て、ここかなって」
P「お、良く分かったね。あれに気づかない人、意外と多いんだよね」
藍子「そうなんですか」
P「……君、落ち着いてるね。緊張はしてない?」
藍子「あ、私普段からこんな感じなんです。周りからも良く言われます」
P「(結構大人びてるんだな……うちの16歳共にも見習ってほしいよ)」カキカキ
藍子「電車を何度か乗り換えて、徒歩でこちらに来ました」
P「ふーん……見つけるの大変だったでしょ、ここ」
藍子「はい、少し迷ってしまいましたけど……二階の文字を見て、ここかなって」
P「お、良く分かったね。あれに気づかない人、意外と多いんだよね」
藍子「そうなんですか」
P「……君、落ち着いてるね。緊張はしてない?」
藍子「あ、私普段からこんな感じなんです。周りからも良く言われます」
P「(結構大人びてるんだな……うちの16歳共にも見習ってほしいよ)」カキカキ
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:32:55.15 ID:g6F29xNo0
P「――で、アイドルになりたいと思ったきっかけとか、理由はないかな?」
藍子「私、夢があるんです」
P「へぇ。どんな夢だい?」
藍子「皆が優しい気持ちになれるような、微笑んでくれるようなアイドルになる事です」
P「なるほどねぇ。その夢は立派だけど……うちの業界って、正直厳しいよ?」
藍子「………」
P「君と同じ夢を持ってる子は、たくさんいる。それに……」
P「一人だけが座れる席を巡って、その子達が互いに争う弱肉強食の世界なんだよ。簡単に言っちゃうとね」
P「そんな中で挫折しちゃう子も、珍しくないんだ……俺は、できれば君にそうなって欲しくは」
藍子「望むところですよ」
P「(ふむ……自信も十分。今のところ、文句のつけようはないな)」カキカキ
藍子「私、夢があるんです」
P「へぇ。どんな夢だい?」
藍子「皆が優しい気持ちになれるような、微笑んでくれるようなアイドルになる事です」
P「なるほどねぇ。その夢は立派だけど……うちの業界って、正直厳しいよ?」
藍子「………」
P「君と同じ夢を持ってる子は、たくさんいる。それに……」
P「一人だけが座れる席を巡って、その子達が互いに争う弱肉強食の世界なんだよ。簡単に言っちゃうとね」
P「そんな中で挫折しちゃう子も、珍しくないんだ……俺は、できれば君にそうなって欲しくは」
藍子「望むところですよ」
P「(ふむ……自信も十分。今のところ、文句のつけようはないな)」カキカキ
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:36:30.83 ID:g6F29xNo0
P「――うん、ここまでで良いかな。今日はどうもお疲れ様でした」
藍子「ありがとうございました」ペコリ
P「気をつけて帰ってね」
藍子「では、失礼します」
P「(……最近の16歳って、皆ああなのかな。礼儀から何まで完璧だったが)」
P「(一人目がこれだと、ハードル上げちまうかもしれんなー……いかんいかん)」キュポッ
ゴクゴク
P「麦茶うめぇー」プハー
藍子「ありがとうございました」ペコリ
P「気をつけて帰ってね」
藍子「では、失礼します」
P「(……最近の16歳って、皆ああなのかな。礼儀から何まで完璧だったが)」
P「(一人目がこれだと、ハードル上げちまうかもしれんなー……いかんいかん)」キュポッ
ゴクゴク
P「麦茶うめぇー」プハー
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:39:47.82 ID:g6F29xNo0
コンコン
P「はいどうぞー」
ガチャッ
「あら……そちらにおわすのは、お兄様でしょうか?」
P「……はい?」
P「はいどうぞー」
ガチャッ
「あら……そちらにおわすのは、お兄様でしょうか?」
P「……はい?」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:42:48.54 ID:g6F29xNo0
P「……まず、そちらの自己紹介からお願いしたいんですが」
「わたくし、榊原里美と申します」ペコリ
P「榊原さん、ね……(この子の履歴書は……あるな)」ペラッ
P「俺はこの765プロのプロデューサーです。今日はよろしくね」
里美「……それでは、お兄様ではない、と?」
P「いや、君とは初対面、のはずなんだけど」
里美「そうでしたか……わたくしは、なぜここに?」
P「えっ……いや、ここ、アイドル候補生の採用面接会場なんだけど」
里美「?……それではわたくし、あいどるになるのですか?」
P「(……何なんだこの子は……いや、うちじゃ珍しくないけども)」
「わたくし、榊原里美と申します」ペコリ
P「榊原さん、ね……(この子の履歴書は……あるな)」ペラッ
P「俺はこの765プロのプロデューサーです。今日はよろしくね」
里美「……それでは、お兄様ではない、と?」
P「いや、君とは初対面、のはずなんだけど」
里美「そうでしたか……わたくしは、なぜここに?」
P「えっ……いや、ここ、アイドル候補生の採用面接会場なんだけど」
里美「?……それではわたくし、あいどるになるのですか?」
P「(……何なんだこの子は……いや、うちじゃ珍しくないけども)」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:45:02.34 ID:g6F29xNo0
P「……しかし君、良く似てるなぁ」
里美「どなたに似ていらっしゃるのでしょうか」
P「いや、うちに四条貴音ってアイドルがいるんだけどね。その子にそっくりでさ」
里美「……他人の空似ではないでしょうか」
P「(……喋りとかそっくりなんだがな……)」
P「えーっと……それじゃ、好きな食べ物とか、教えてくれないかな」
里美「らぁめん」
P「えっ」
里美「ではなく、甘い紅茶や菓子などを嗜んでおります」
P「そ、そうか……」
里美「どなたに似ていらっしゃるのでしょうか」
P「いや、うちに四条貴音ってアイドルがいるんだけどね。その子にそっくりでさ」
里美「……他人の空似ではないでしょうか」
P「(……喋りとかそっくりなんだがな……)」
P「えーっと……それじゃ、好きな食べ物とか、教えてくれないかな」
里美「らぁめん」
P「えっ」
里美「ではなく、甘い紅茶や菓子などを嗜んでおります」
P「そ、そうか……」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:48:04.05 ID:g6F29xNo0
P「――と、こんなところかな。今日はお疲れ様でした」
里美「わたくし、あいどるになれるのでしょうか」
P「それは後日、こちらから通達させていただくので……」
里美「分かりました」スタスタ
クルッ
里美「ほぇぇ……」
ガチャッ バタン
P「……えっ」
P「何?ほぇぇって何?……帰りの挨拶なの?」
里美「わたくし、あいどるになれるのでしょうか」
P「それは後日、こちらから通達させていただくので……」
里美「分かりました」スタスタ
クルッ
里美「ほぇぇ……」
ガチャッ バタン
P「……えっ」
P「何?ほぇぇって何?……帰りの挨拶なの?」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:51:04.88 ID:g6F29xNo0
P「(個性的っちゃあ個性的だが……うーん)」
P「(やっぱ実際に会ってみないと、分からない事ばかりだな。面接って大事だ)」ウンウン
コンコン
P「どうぞー」
ガチャッ
「こ、こんにちはー!」
P「はい、こんにちは」
「は、はじめまして!小日向美穂、永遠の十七歳でぇーっす☆」キャピッ
P「(やっぱ実際に会ってみないと、分からない事ばかりだな。面接って大事だ)」ウンウン
コンコン
P「どうぞー」
ガチャッ
「こ、こんにちはー!」
P「はい、こんにちは」
「は、はじめまして!小日向美穂、永遠の十七歳でぇーっす☆」キャピッ
21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:54:15.25 ID:g6F29xNo0
P「……小日向美穂、ちゃんね」チラッ
美穂「身長155cm、体重42kg!趣味はひなたぼっこ!」
美穂「誕生日は12月16日で星座はいて座、血液型はO型で出身は熊本です!」ドヤァ
P「あ、あぁ、うん……そう、履歴書に書いてあるね」
美穂「はっ!?……す、すみませんプロデューサーさん、ちょっと緊張しちゃって!」テヘッ
P「?……確かに、俺はこの765プロのプロデューサーだけど。良く知ってたね」
美穂「身長155cm、体重42kg!趣味はひなたぼっこ!」
美穂「誕生日は12月16日で星座はいて座、血液型はO型で出身は熊本です!」ドヤァ
P「あ、あぁ、うん……そう、履歴書に書いてあるね」
美穂「はっ!?……す、すみませんプロデューサーさん、ちょっと緊張しちゃって!」テヘッ
P「?……確かに、俺はこの765プロのプロデューサーだけど。良く知ってたね」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:56:16.37 ID:g6F29xNo0
美穂「あっ……あ、案内してくれた事務員の人に聞いたんですよ!」
P「ホントかい?仕事はしてくれないのに余計な事はするんだな、あの人……」
美穂「……悪かったですね」ボソッ
P「?……何か言ったかい?」
美穂「な、何でもないですよ?」アセッ
P「ホントかい?仕事はしてくれないのに余計な事はするんだな、あの人……」
美穂「……悪かったですね」ボソッ
P「?……何か言ったかい?」
美穂「な、何でもないですよ?」アセッ
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 13:59:17.15 ID:g6F29xNo0
P「じゃあ早速質問、良いかな」
美穂「はい!」
P「アイドルになりたいと思ったきっかk」
美穂「モテカワスリムな恋愛体質の愛されガールになりたかったからです!」
P「………」
美穂「……どうかしました?」
P「す、すまない、もう一度お願いできるかな。良く聞こえなかったもんだから」
美穂「モテカワスリムな恋愛体質の愛されガールになりたいんですっ!!」クワッ
P「わ、わわ分かった!ち、ちゃんと聞こえました、はい!」
P「(……すごい気迫だ……)」
美穂「はい!」
P「アイドルになりたいと思ったきっかk」
美穂「モテカワスリムな恋愛体質の愛されガールになりたかったからです!」
P「………」
美穂「……どうかしました?」
P「す、すまない、もう一度お願いできるかな。良く聞こえなかったもんだから」
美穂「モテカワスリムな恋愛体質の愛されガールになりたいんですっ!!」クワッ
P「わ、わわ分かった!ち、ちゃんと聞こえました、はい!」
P「(……すごい気迫だ……)」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:02:39.00 ID:g6F29xNo0
P「――聞きたいことはこれくらい、かな。それじゃ、お疲れ様でした」
美穂「プロデューサーさんとお仕事できる日を、楽しみにしてますね☆」キャルルンッ
P「は、はぁ……気をつけて帰ってね」
ガチャッ バタン
P「………本当に17歳か、あの子?」
P「……いや、アイドルに憧れ過ぎたアイドルマニアなのかもしれんな……うーん」
美穂「プロデューサーさんとお仕事できる日を、楽しみにしてますね☆」キャルルンッ
P「は、はぁ……気をつけて帰ってね」
ガチャッ バタン
P「………本当に17歳か、あの子?」
P「……いや、アイドルに憧れ過ぎたアイドルマニアなのかもしれんな……うーん」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:05:13.56 ID:g6F29xNo0
コンコン
P「どうぞー」
ガチャッ
「にゃっほーい!きらりだよー☆」
P「!?」
P「どうぞー」
ガチャッ
「にゃっほーい!きらりだよー☆」
P「!?」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:08:35.61 ID:g6F29xNo0
P「えっと、君が、諸星きらり……ちゃん?」
きらり「そうだよー☆」
P「お、俺は、この765プロのプロデューサーだ。今日は、よろしく……」
きらり「おっすおっす、ばっちし!」グッ
P「早速だけど……君、何歳?」
きらり「えっとぉ……17歳だよー☆」
P「(顔写真は、ウェーブのかかったセミロング?だっけ……本人、だと思うが……)」
P「……ちょっと聞いていいかな」
きらり「にゃは☆いいよー?」
P「履歴書には182cmって書いてあるんだけど……」
P「どう見ても君、150cm以下だよね」
きらり「そうだよー☆」
P「お、俺は、この765プロのプロデューサーだ。今日は、よろしく……」
きらり「おっすおっす、ばっちし!」グッ
P「早速だけど……君、何歳?」
きらり「えっとぉ……17歳だよー☆」
P「(顔写真は、ウェーブのかかったセミロング?だっけ……本人、だと思うが……)」
P「……ちょっと聞いていいかな」
きらり「にゃは☆いいよー?」
P「履歴書には182cmって書いてあるんだけど……」
P「どう見ても君、150cm以下だよね」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:11:09.34 ID:dwqhYzlC0
!?
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:11:56.63 ID:g6F29xNo0
きらり「………にょわーっ☆ま、間違えちゃったー、ごめんなさいー」ペコリ
P「いやいやいやダメでしょ、履歴書間違えちゃ」
P「つーかスリーサイズもこれ全部デタラメでしょ?何で君こういう事を……」
きらり「……きらりん☆」
P「いや、きらりんじゃなくてね……」
きらり「きらりん☆」ウルウル
P「………」
P「いやいやいやダメでしょ、履歴書間違えちゃ」
P「つーかスリーサイズもこれ全部デタラメでしょ?何で君こういう事を……」
きらり「……きらりん☆」
P「いや、きらりんじゃなくてね……」
きらり「きらりん☆」ウルウル
P「………」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:14:02.48 ID:g6F29xNo0
P「……えっと、じゃあ何か特技はありますか」
きらり「ありますよー☆」
きらり「きらりんのきゅんきゅんぱわーで、心も体もスッキリさせちゃいます!」
P「きゅんきゅんぱわーっすか……」
きらり「せーのっ、きらりん☆」ギュッ
P「………」
きらり「どうですかー?」ギュッ
P「……いいね」ホッコリ
きらり「ありますよー☆」
きらり「きらりんのきゅんきゅんぱわーで、心も体もスッキリさせちゃいます!」
P「きゅんきゅんぱわーっすか……」
きらり「せーのっ、きらりん☆」ギュッ
P「………」
きらり「どうですかー?」ギュッ
P「……いいね」ホッコリ
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:16:04.12 ID:g6F29xNo0
P「――とまぁ、こんな感じかな……今日は、お疲れ様」
きらり「ありがとうございましたー!」ペコリ
ガチャッ バタン
P「…………おかしい。何故かデジャヴを感じる」
P「……俺は、アイドル候補生の採用面接をやってる、はずだよな……」
きらり「ありがとうございましたー!」ペコリ
ガチャッ バタン
P「…………おかしい。何故かデジャヴを感じる」
P「……俺は、アイドル候補生の採用面接をやってる、はずだよな……」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:19:26.21 ID:g6F29xNo0
P「残りは……あと二人か」ペラッ
P「大分こなした感じだが……社長も大変だったんだなー」
コンコン
P「どうぞー」キュポッ
P「(お茶飲んで仕切り直すか……)」ゴクゴク
ガチャッ
「ふぁぁ……おはようございます~」
P「ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
P「大分こなした感じだが……社長も大変だったんだなー」
コンコン
P「どうぞー」キュポッ
P「(お茶飲んで仕切り直すか……)」ゴクゴク
ガチャッ
「ふぁぁ……おはようございます~」
P「ブーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:22:47.40 ID:g6F29xNo0
P「ゲホッ、ゲホッ……」ポタポタ
「やなせみゆき、14才です~」ニコッ
P「」
P「………あずささん?何やってんです?」
美由紀?「……やなせみゆき、14才です~」
P「………」ジー
美由紀?「と、都会は、まだよくわからなくて~……」
「やなせみゆき、14才です~」ニコッ
P「」
P「………あずささん?何やってんです?」
美由紀?「……やなせみゆき、14才です~」
P「………」ジー
美由紀?「と、都会は、まだよくわからなくて~……」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:24:14.58 ID:gL5WUqOY0
あずささん、無茶しやがって…
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:25:04.20 ID:g6F29xNo0
P「(申し訳程度に結んだサイドテール……身の丈に合わないクマさん……)」
美由紀?「あたし、道覚えるの、にがてなんですよ~」
P「(言い表すならば、子供服を着たあずささん……!)」
P「(つーか合ってるのが顔写真しかねぇ……何これ?どういうことなの?)」
P「(……俺の目がおかしいの?俺がおかしくなっただけなのか?)」ゴシゴシ
美由紀?「……あの~」
P「……何でしょう」
美由紀?「……お兄ちゃんって、呼んでも……いいですか?」
P「」
美由紀?「あたし、道覚えるの、にがてなんですよ~」
P「(言い表すならば、子供服を着たあずささん……!)」
P「(つーか合ってるのが顔写真しかねぇ……何これ?どういうことなの?)」
P「(……俺の目がおかしいの?俺がおかしくなっただけなのか?)」ゴシゴシ
美由紀?「……あの~」
P「……何でしょう」
美由紀?「……お兄ちゃんって、呼んでも……いいですか?」
P「」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:28:25.02 ID:g6F29xNo0
P「(……耳までおかしくなったのか、俺は)」
P「(“お兄ちゃん”?え?……えっ?何で?)」
P「(……これは、試されているのか……?)」
P「え、えっと……柳瀬美由紀、ちゃん?」
P「今さっき会ったばかりの人に“お兄ちゃん”はちょっと……」
美由紀?「……だめ、ですか?」
P「だめじゃないよ」キリッ
美由紀?「やったぁ~!」ギュッ
P「」ティン
P「(“お兄ちゃん”?え?……えっ?何で?)」
P「(……これは、試されているのか……?)」
P「え、えっと……柳瀬美由紀、ちゃん?」
P「今さっき会ったばかりの人に“お兄ちゃん”はちょっと……」
美由紀?「……だめ、ですか?」
P「だめじゃないよ」キリッ
美由紀?「やったぁ~!」ギュッ
P「」ティン
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:29:46.64 ID:ImkBmGx/0
なにがティンとしたんですかねぇ?
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:32:15.96 ID:g6F29xNo0
美由紀?「またみゆきと遊んでくださいね~、お兄ちゃん」
P「我が765プロは、いつでも君を待っているぞ」キリッ
ガチャッ バタン
P「………」ニヘラ
P「我が765プロは、いつでも君を待っているぞ」キリッ
ガチャッ バタン
P「………」ニヘラ
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:36:21.02 ID:g6F29xNo0
P「さ、次でラスト……」
P「つってもな。履歴書はもう信じられ………ん?」ピラッ
P「スリーサイズ……105-64-92だと!?」ガタッ
P「………」
P「……も、もう一度だけ、信じてみるか……」ゴクリ
コンコン
P「どうぞー」
ガチャッ
「失礼します」
「及川雫、16歳です……よろしくお願いします」ユッサユッサ
P「………」
P「つってもな。履歴書はもう信じられ………ん?」ピラッ
P「スリーサイズ……105-64-92だと!?」ガタッ
P「………」
P「……も、もう一度だけ、信じてみるか……」ゴクリ
コンコン
P「どうぞー」
ガチャッ
「失礼します」
「及川雫、16歳です……よろしくお願いします」ユッサユッサ
P「………」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:38:24.01 ID:g6F29xNo0
P「………おい」
雫?「何でしょう」ユッサユッサ
P「少しは似せる努力をしろ」
雫?「……な、何のことです?」ギクッ
P「……人前で腕組みはやめてくれないか?礼儀だろ?」
雫?「………」
ボトッ ボトッ
テイン テイン テイン ……コロコロコロ
雫?「何でしょう」ユッサユッサ
P「少しは似せる努力をしろ」
雫?「……な、何のことです?」ギクッ
P「……人前で腕組みはやめてくれないか?礼儀だろ?」
雫?「………」
ボトッ ボトッ
テイン テイン テイン ……コロコロコロ
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:41:50.09 ID:g6F29xNo0
雫?「………」タラリ
P「………」
雫?「……う、うわー大変だー。む、胸がもげてしまったー」
P「………千早」
雫?「………」グスッ
P「……キャスティング考えたのは誰だ」
雫?「……音無さんです」
ガチャッ
美穂「だ、駄目よ千早ちゃん!それは言わない約束……」
P「………」
P「………」
雫?「……う、うわー大変だー。む、胸がもげてしまったー」
P「………千早」
雫?「………」グスッ
P「……キャスティング考えたのは誰だ」
雫?「……音無さんです」
ガチャッ
美穂「だ、駄目よ千早ちゃん!それは言わない約束……」
P「………」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:41:52.43 ID:ImkBmGx/0
ちーちゃん……
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:43:03.41 ID:xf40yd7K0
ピヨ助ェ…
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:43:46.69 ID:dwqhYzlC0
自虐にしても度が過ぎてますよ…
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:45:10.88 ID:g6F29xNo0
ガチャッ
高木「ドッキリ大☆成☆功!はっはっは」
高木「アイドル候補生に扮した、現役アイドル達の採用面接はどうだったかね?」
P「………」
小鳥「………」
千早「………」
高木「いやぁ、最後まで気づかず面接をやり抜くとは、思いもよらなかったよ」
高木「君はまさにプロデューサーの鑑だ!素晴らしい!!」パチパチパチ
P「なぁーんだドッキリだったんですかー、うわー、騙されちゃったなー」ポリポリ
高木「ドッキリ大☆成☆功!はっはっは」
高木「アイドル候補生に扮した、現役アイドル達の採用面接はどうだったかね?」
P「………」
小鳥「………」
千早「………」
高木「いやぁ、最後まで気づかず面接をやり抜くとは、思いもよらなかったよ」
高木「君はまさにプロデューサーの鑑だ!素晴らしい!!」パチパチパチ
P「なぁーんだドッキリだったんですかー、うわー、騙されちゃったなー」ポリポリ
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:48:33.96 ID:g6F29xNo0
小鳥「あ、あはは……そ、それじゃ私はこれで」ソロリ
P「……あ、そうだ。“小日向美穂”さん」
小鳥「…」ビクッ
P「“小日向美穂”さん」
小鳥「……も、もうやだなぁ~プロデューサーさん、あれはドッキr」
P「“小日向美穂”さん」
小鳥「………は、はひ」
P「明日からレッスン、一緒に頑張りましょう」ニコッ
小鳥「え゙っ」
P「……あ、そうだ。“小日向美穂”さん」
小鳥「…」ビクッ
P「“小日向美穂”さん」
小鳥「……も、もうやだなぁ~プロデューサーさん、あれはドッキr」
P「“小日向美穂”さん」
小鳥「………は、はひ」
P「明日からレッスン、一緒に頑張りましょう」ニコッ
小鳥「え゙っ」
65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:52:25.24 ID:g6F29xNo0
~翌日~
小鳥「……15……16……も、もうらめぇ……」ヘナヘナ
P「永遠の17歳がこの程度の腹筋でへこたれてどうするんですか」
P「体力作りは基礎中の基礎ですよ、“小日向美穂”さん」
小鳥「わ、私が悪かったです……だ、だから、もぉ………」
P「俺と一緒に仕事できる日を楽しみにしてたんでしょう?」
P「俺より“若い”んだからもっとシャキッとしないと、シャキッと」
小鳥「……ひぎぎぎ……」
響「ぴよ子も大変だなー」
真「自業自得だと思うけど」
春香「ドッキリやるなら最後まで手を抜かないのは鉄則ですよ、鉄則!」
小鳥「……15……16……も、もうらめぇ……」ヘナヘナ
P「永遠の17歳がこの程度の腹筋でへこたれてどうするんですか」
P「体力作りは基礎中の基礎ですよ、“小日向美穂”さん」
小鳥「わ、私が悪かったです……だ、だから、もぉ………」
P「俺と一緒に仕事できる日を楽しみにしてたんでしょう?」
P「俺より“若い”んだからもっとシャキッとしないと、シャキッと」
小鳥「……ひぎぎぎ……」
響「ぴよ子も大変だなー」
真「自業自得だと思うけど」
春香「ドッキリやるなら最後まで手を抜かないのは鉄則ですよ、鉄則!」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:55:53.73 ID:g6F29xNo0
P「しかし、この履歴書……全部ドッキリの為に用意したってのか」ペラッ
P「途中まで完っ全に騙されてたなぁ。最初の子とか、採用する気満々だったんだけど……」
P「……そういや誰だったんだ、この子……?」
律子「どうしました?プロデューサー殿。浮かない顔しちゃって」
P「ん?あぁ、いや……何でもないよ」
P「……最初っから理想のアイドルなんて、いないもんだなぁ」
律子「ふふっ……そうですね」
おわり
P「途中まで完っ全に騙されてたなぁ。最初の子とか、採用する気満々だったんだけど……」
P「……そういや誰だったんだ、この子……?」
律子「どうしました?プロデューサー殿。浮かない顔しちゃって」
P「ん?あぁ、いや……何でもないよ」
P「……最初っから理想のアイドルなんて、いないもんだなぁ」
律子「ふふっ……そうですね」
おわり
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 15:01:24.28 ID:g6F29xNo0
画像は用意できなくてすまんかった
68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:58:33.39 ID:2t7qjVIs0
巧妙に隠された律子スレ
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/09(土) 14:59:22.13 ID:I9ZVZvEL0
チッ、参考画像ぐらい用意しろよクソッ!
探すの面倒だったじゃねえか…次はねえからな
高森藍子(秋月律子)
榊原里美(四条貴音)
小日向美穂(音無小鳥)
やなせみゆき(三浦あずさ)
<
諸星きらり(高槻やよい)
及川雫(如月千早)
探すの面倒だったじゃねえか…次はねえからな
高森藍子(秋月律子)
榊原里美(四条貴音)
小日向美穂(音無小鳥)
やなせみゆき(三浦あずさ)
<
諸星きらり(高槻やよい)
及川雫(如月千早)
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